# 株式会社 瞬読 > 右脳の潜在脳力を使った全く新しい速読法 ### 英会話の練習で迷ったらこれ!初心者でも続けやすい練習法6選 英語を話せるようになりたいけれど、「どうやって練習すればいいのかわからない」と悩んでいませんか? 本記事では、初心者でも無理なく続けられる英会話練習法を6つ厳選してご紹介します。自宅でひとりでできる方法から、AIやオンライン英会話を活用した実践的なトレーニングまで、すぐに始められる内容ばかりです。 まずは気軽に試せるものからスタートして、「話せる英語」を少しずつ身につけていきましょう。 英会話練習を始める前に押さえておきたいポイント 憧れだけでなんとなく英会話の勉強を始めようと思っても、多くの人は途中でやめてしまいます。そうならないためにも、英会話に取り組む前に、「なぜ英会話の練習が必要なのか」「どうすれば続けていけるのか」といった基本的なポイントを理解しておくことが大切です。 ここでは、英会話の練習を効果的に進めるために知っておきたい、土台となる考え方をご紹介します。 話せるようになるには「アウトプット」がカギ 英語を話せるようになるには、インプットだけでなくアウトプットが不可欠です。単語や文法を理解していても、それを実際の会話で使えなければ意味がありません。 読む・聞くといった受け身の学習ばかりやっている人は、いざ話そうとすると言葉が出てこないことが多いです。インプットばかりで「使う練習」が足りていないのですから、当然の結果といえます。 頭のなかにある知識を、実際に口に出して使ってみて、はじめて英語は自分のものになります。もちろん、最初はなかなかうまくできないでしょう。しかし、アウトプットを繰り返すうちに、少しずつ言いたいことがスムーズに口から出るようになってくるはずです。 毎日少しずつでも英会話の時間を作り、英語を「実際に使える力」に育てていきましょう。 英語に対する恥ずかしさや不安を手放そう 英会話の練習で最初にぶつかる壁のひとつが、「恥ずかしさ」や「間違えたらどうしよう」という不安です。文法が合っているか、発音が変ではないか、相手に通じなかったらどうしよう……と考えすぎて、話せなくなってしまう人が少なくありません。 でも、英語は単なるコミュニケーションの手段です。完璧である必要はなく、とりあえず意図が伝わればOKと割り切る図太さが必要です。 相手も、あなたが第二言語として英語を話しているのを承知しています。多少発音が悪くても、文法が間違っていても、私たちが思っている以上に理解してくれるものです。 外国から来た人がカタコトの日本語を話しても、笑ったりせず、言いたいことを汲み取ろうとしますよね。それと同じだと思ってください。 前述の通り、英語は実際に話さないと上達しません。独り言でもオンライン英会話でも、経験を重ねていくうちに、不安は自然と小さくなっていきます。余計な心配や不安を頭から追い出して、どんどん英会話の機会を増やしていきましょう。 練習は「量」より「頻度」が大切 英会話の上達には、練習量も大切ですが、それ以上に練習の頻度がポイントになります。たとえば、週に1回だけ2時間勉強するよりも、毎日10分ずつでも英語に触れる方が、記憶に残りやすく、英語を話す感覚も身につきやすいです。 言葉は「使わないと忘れる」もの。だからこそ、日常生活に英語を話す時間を少しでも組み込むことが、重要になってきます。 朝の準備をしながら英語で独り言を言ってみる、通勤中に簡単なフレーズをつぶやいてみる。そういった小さな習慣が、着実に英会話力を構築してくれるのです。 また、量より頻度を重視すれば、「たくさん英語を話さなきゃ」というプレッシャーから開放されます。英会話初心者は、まず短時間でも毎日英会話の時間を設けて、英会話の習慣を構築するのが先決です。 オススメの英会話練習法6選 初心者が英会話の練習をする際には、自分のレベルやライフスタイルに合った方法に取り組むのが成功のポイントです。ここでは、初心者でも取り組みやすく、かつ効果が実感しやすい英会話練習法を6つに絞ってご紹介します。 どれも自宅で気軽に始められる方法ばかりなので、まずは「できそう」と思えるものから試してみてください。 独り言で英語をつぶやく「セルフトーク」 英会話の練習にオススメなのが、ひとりでできる「セルフトーク」です。やることは、日常のできごとや思いついたことを、自由に英語でつぶやくだけ。 たとえば「I’m making coffee.(コーヒーを入れている)」や「It’s cold today.(今日は寒いな)」など、ごく簡単な表現でいいから、とにかく頭に浮かんだことを口に出します。 セルフトークは、相手がいなくても気軽にできるのが魅力です。いつでもどこでもできるので、パッと思いついたことを英語にするよいトレーニングになります。 最初は、なんて言ってよいのかわからず、イライラするかもしれません。でも、わからない点を調べたり、何回も言い直したりしているうちに、自然と表現の幅が広がっていきます。 ポイントは、完璧を目指さず、とにかく口に出してみること。声に出すことで記憶にも定着しやすくなり、「英語を話すこと」に対する不安感や抵抗感が徐々に薄れていきます。 ◆独り言(セルフトーク)のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話に対する苦手意識が激減!初心者が知っておくべき英会話のコツとは? 音読で英語の発音ルールに慣れる 英単語や文法、リスニングといった英会話の基礎力が不足している人には、音読をオススメします。音読とは、文字通り文章を声に出して読む学習法です。声に出すことで視覚と聴覚両方からインプットがおこなわれ、より強く記憶に定着しやすくなります。 また、音読によって、英語独特の発音ルールが頭に刻み込まれるのもメリットのひとつです。日本人が英会話を苦手とする原因のひとつとして、日本語とかけ離れた発音ルールが挙げられます。 「RとL」「BとV」の違い、リンキング(連結)やリダクション(音の脱落)といったルールは、基本的に日本語にはありません。こういった知識を身につけるには、ルールに沿って自分で話してみるのが一番の近道です。 スピーキングやリスニングの土台作りとして、ぜひ音読を習慣化していきましょう。 ◆音読のやり方については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 基本例文を暗記すれば英語は必ず話せる シャドーイングでリスニングとスピーキングを同時に強化 音読に慣れてきて、英会話力に少し自信がついてきたら、今度はシャドーイングに挑戦してみましょう。シャドーイングは、聞こえてきた英語の音声を少し遅れてそのまま真似して話す練習法です。 ネイティブの話し方をそっくり真似するので、発音やリズム、イントネーションも自然と身につきます。聞く力(リスニング)と話す力(スピーキング)を同時に鍛えられるため、効率のよい英会話学習が可能です。 最初はスピードが速くてむずかしく感じるかもしれませんが、シャドーイングは慣れがすべてです。何回も取り組み、耳と口が慣れてくれば、必ず英会話力はアップします。 ただし、シャドーイングの前に、題材のスクリプトはしっかりと精査しておいてください。意味のわからない単語があり、文法事項でつまずきがあると、音読の効果は半減します。事前に単語の意味や発音を調べ、文法の不明点も参考書でチェックしておきましょう。 そのうえでコツコツとシャドーイングを続けていけば、英語の「音」と「流れ」に耳と口が慣れてきて、実際の会話でも聞き返しや言いよどみが減っていくはずです。 ◆シャドーイングのやり方については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英語が話せるようになりたい人必見!効果的な学習法と実践のコツ 瞬間英作文で言いたいことを瞬時に口に出す力を養う 英会話になると急に言葉が出てこない……そういった悩みを抱えている人には、「瞬間英作文」をオススメします。瞬間英作文は、簡単な日本語の文を見て、それを瞬時に英語に訳して声に出すトレーニングです。 たとえば「私は毎朝コーヒーを飲みます」という文章があったら、できるだけ速く「I drink coffee every morning.」と声に出していきます。ポイントは、正確さよりもスピードと反射力です。 話出すまでに何十秒もかかっていたら、実際の会話ならとっくに流れてしまっています。文字通り、瞬間的に英語が口から出てくるまで、何回も繰り返し取り組んでください。 なかなか負荷の高いトレーニングですが、最初は中学レベルの英文法を表現できれば十分です。題材の選択が面倒な人には、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニングアプリ」のような市販の教材をオススメします。 ◆瞬間英作文については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話ができるようになるには?初心者向けの効率的な学習法を徹底解説 英語日記で自然な表現と文法を身につける 思ったことを英文にするトレーニングとして、英語日記も非常にオススメです。独り言の場合は、頭のなかだけで考えなくてはならず、初心者はうまく言葉にできないケースも少なくありません。 その点、英語日記なら、時間をかけてじっくりと言語化ができます。書いた文章を見ながら考えられるので、不足している情報や間違った点を発見しやすいのもオススメの理由のひとつです。 書く内容は、「Today was a busy day.」や「I ate ramen for lunch.」のような簡単な文から始めればOKです。初心者のうちは、とにかく自分のことを英語で表現する習慣が身につけばよいと割り切ってください。 また、覚えた単語や文法を使って新しい文章を作るように意識すると、英語日記の効果は何倍にもアップします。 ただし、自分の書いた英文が間違っていたら、間違った英文を覚えることになります。自信のない文章があるときは、書いた日記をオンライン英会話の講師やAI添削ツールにチェックしてもらうのがよいでしょう。 オンライン英会話とAIアプリで実践練習 英会話力を実践的に伸ばしたいなら、オンライン英会話やAIアプリは、もはやマストアイテムといえます。オンライン英会話は、ネイティブ(もしくはネイティブクラス)と自由に会話できるチャンスです。 最初は緊張するかもしれませんが、相手はノンネイティブに英語を教えるプロなので、初心者にもわかりやすく丁寧に対応してくれます。間違った箇所を修正してもらうように依頼しておけば、自分の英語に不足しているポイントが明確になり、スピーキング力は大きく伸びるでしょう。 また、最近ではAIによる英会話アプリも充実しています。話した感覚は人間の講師とほとんど変わらないし、言い直しや発音チェックにもしっかりと対応してもらえます。 AI英会話アプリは、なんといっても、時間や場所を選ばず気軽に練習できるのが魅力です。オンライン英会話と並行して、どんどん活用していきましょう。 ◆初心者向けのオンライン英会話については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 初心者にオススメのオンライン英会話5選!挫折しないためのコツも紹介 ◆英会話初心者向け英語学習サイト・アプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 大人の初心者向け英会話学習法を徹底解説 英会話の練習を習慣化するコツ 前述の英会話練習法にせっかく取り組んでも、途中でやめてしまったら英会話力は伸びません。そこで最後に、英会話の練習を習慣化するコツを3つお伝えします。 1日10分からでOK!無理なく始める 英会話のトレーニングは、長ければ数年にも渡る長丁場です。英会話の練習を習慣化するためには、「まずは1日10分だけやってみる」といった、気軽な取り組み方がオススメです。 いきなり毎日1時間以上勉強するなどと決めてしまえば、達成できない日があると自己嫌悪に陥り、モチベーションが大きく下がってしまいます。 年単位で英会話に取り組むとなれば、仕事や家庭の事情で、長時間勉強できない日が必ず出てきます。そういう日は、とりあえずオンライン英会話をワンレッスン受けてみるだけで十分と割り切りましょう。 たとえ短い時間でも、毎日英語に触れてさえいれば、英語を話すことへの抵抗感は少しずつなくなっていきます。 また、まとまった時間が取れなくても、ちょっとしたスキマ時間を英会話の練習に当てれば、1日1時間程度の練習時間は確保できるものです。無理をせず、まずは英会話を続けることに注力しましょう。 録音して自分のクセをチェックする 英会話の練習に慣れてきたら、自分の声を録音してみるのもオススメです。あとで音声を聞いてみると、「思ったより声が小さいな」「同じ表現ばかり使っている」など、話しているときは気づかなかった自分のクセがよく見えてきます。 録音して最初に気づくのは、おそらく発音やリズムの悪さです。自分では正確に話しているつもりでも、間違った発音やイントネーションは、録音を聞けば一発でわかってしまいます。 発音関係は、独学での修正がかなり大変です。どうしてもうまく話せない箇所については、講師やAIに確認してもらうようにしましょう。 いずれにせよ、スマホがあれば、簡単に録音ができます。古い音源もできるだけ保存しておく方がよいです。昔の録音を保存しておくと、あとから成長具合が確認できて、モチベーションアップに役立ちますので。 講師やパートナーからフィードバックをもらう 英会話を上達させるうえで、第三者からのフィードバックはとても重要なポイントになってきます。録音の話でも触れましたが、自分ではなかなか自分のクセに気づけないものです。 その点、第三者はあなたの英語を客観的に見ています。とくに、英会話講師は、第二言語として英語を学ぶ人を数多く見ているプロです。 「その言い回しはちょっと不自然かも」「もっとこう言うと伝わりやすいよ」といった的確なアドバイスは、あなたの英会話力を劇的に改善してくれます。 オンライン英会話を受講しているなら、間違った箇所や不自然な表現を修正してもらえるようにお願いしておきましょう。英会話サークルなどに参加する際にも、どんどん修正してほしいと言っておけば、遠慮なくフィードバックがもらえるはずです。 フィードバックは、今後なにを重点的に学べばよいのか、あなたに指針を与えてくれます。間違えることを怖がらずに、どんどん話し、どんどんフィードバックをもらいましょう。 まとめ 英会話の練習は、無理なく続けられる方法を見つけてコツコツ取り組むことが大切です。今回紹介した6つの練習法を参考にして、自分に合った練習法を選び、英会話の練習を習慣化していきましょう。 ### 英会話は独学で話せるようになる?初心者でも成果が出る勉強法とは 英会話を習得したいと思っても、スクールに通う時間や費用を考えると一歩踏み出せない。そういった人にオススメしたいのが、「独学」です。正しい方法を知ってコツコツ継続すれば、初心者でも独学で英会話力を身につけることは十分できます。 この記事では、独学を始める前に知っておきたい基礎知識から、成果を出しやすい勉強法、つまずきやすいNGパターンまで、わかりやすく解説していきます。 英会話を独学で始める前に押さえておきたい4つのポイント 独学でおこなう英会話の学習法を紹介する前に、まずは独学に関するポイントを4つお伝えします。 独学のメリットとは? 英会話を独学で学ぶ最大のメリットは、なんといってもその「自由さ」でしょう。時間や場所に縛られず、自分の生活リズムに合わせて学習を進められるため、忙しい人でもムリなく続けられます。 また、英会話スクールやオンラインレッスンと比べて、費用をぐっと抑えられるのも魅力のひとつです。無料のアプリやYouTube動画、書籍などを活用すれば、ほとんどお金をかけずに学ぶこともできます。 さらに、自分のペースで「わからないところを何度でも復習できる」点も、独学ならではの魅力です。レッスンの枠に縛られることなく、納得できるまでじっくり取り組めるのは、英語をしっかりと学びたい人とって大きなメリットといえます。 英会話ができるようになるまでの目安期間とは? 英会話ができるようになるまでの期間は、現時点の英語力と目指すレベルによって大きく異なります。中学英語をなんとなく理解している初級者層を想定した場合、目標レベル別の大まかな目安は、以下の通りです。 旅行会話レベル : 3~6か月(150時間程度) – 必要表現を限定すれば短期間で習得可能 日常会話レベル : 1~2年(500~1,000時間)– 語彙3,000語規模、できれば高校英語レベルまで底上げが必要 ビジネス会話レベル : 3年前後(1,500時間以上) – 専門的な内容や高速の会話に対応するため更なる学習が必要 上記は、あくまで中学英語をある程度身につけた人が、独学中心で取り組んだ場合の目安です。実際には個人の習熟度や学習効率によってブレがあるし、学習の質(インプットとアウトプットのバランス)によっても期間は変動します。 また、独学を基本としていても、随所でオンライン英会話や留学など他の手段を組み合わせれば、大幅な短縮も可能です ◆英語習得に必要な学習時間の目安については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英語の習得に必要な勉強時間は?1,000時間説の真相と学習効率アップ術 教材・アプリにかかる費用はどのくらい? 英会話を独学で学ぶ際の費用は、選ぶ教材やアプリによって大きく変わります。市販の英会話本やフレーズ集は1冊1,500円前後で購入でき、ネットの情報や図書館を活用すればほぼ無料で学ぶことも可能です。 また、「Duolingo」や「mikan」など、有名なアプリは無料プランでも十分使えるものが多く、まずは無料でお試しをしてみるのがよいでしょう。より本格的な機能を求める場合は、有料プランで月1,000〜3,000円程度が相場になります。 リスニング強化用の音声教材や動画講座なども含めても、教材にかかる費用は月あたり数千円以内に収まることがほとんどです。オンライン英会話を併用しても、1万円程度見ておけば大丈夫でしょう。 このように必要なものを厳選すれば、1万円以下の初期投資でも十分に学習を始められるのが、独学の魅力です。 初心者向けの教材はどう選べばいい? 英会話の教材を選ぶ際には、「続けやすさ」と「レベル感の合致」がポイントです。いきなりハイレベルな英単語帳や総合文法書を選ぶと、かなりの確率で挫折します。 まずは中学英語の習得を目標に、中学生向けの基礎単語帳と文法書を1冊ずつやり込んでください。とくに英文法書は、イラストが豊富で講義形式のわかりやすいものをオススメします。初心者が、文字のびっちりと書かれた参考書を見ても、嫌になってしまうだけですから。 また、書籍ではなくアプリを中心に勉強したいと考える人もいらっしゃるかもしれません。ただ、自由に書き込みができる、記憶の定着度が高いという点を考えると、やはりメインは紙の参考書をオススメします。 もちろんアプリによる学習は非常に効率的なので、メイン教材のサブとして位置づけ、スキマ時間などにどんどん活用しましょう。 ◆英会話初心者にオススメの参考書については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英会話(英語)初心者はなにから始めればいい?最短で話せるための学習法とおすすめ教材 初心者でも続けやすいオススメ独学法 初心者が独学をする場合、自分のレベルに合った学習法を選ぶことが非常に重要です。ここでは、オススメの独学法を4つご紹介します。気になる独学法があれば、まずは試してみてください。 セルフトークで思いついたときすぐに英語を話す 英会話力を伸ばすには、まず「英語を口に出すこと」に慣れる必要があります。そこでオススメしたいのが、日常生活で思いついたことをその場で英語にしてつぶやく「セルフトーク」です。 たとえば「今日は天気がいいな」と感じたら、 “It’s a nice day.” と言ってみる。「そろそろお昼にしようかな」と思ったら “I’ll have lunch soon.” と、どんどん口に出してみます。 セルフトークなら相手がいなくてもアウトプットの練習が可能です。セルフトークであっても、会話力は向上するし、英語を英語のまま考える感覚も少しずつ身についてきます。 完璧な文法で話そうとする必要はありません。セルフトークは、とにかく「話す習慣」をつけることが一番の目的です。 その際には、鏡の前で表情やジェスチャーをつけて話すのも効果的です。思いついたことをパッと言葉に出せるように、自分の憧れる英語話者になりきって、どんどんつぶやいていきましょう。 ◆セルフトーク(独り言)のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 毎日英語を続けるコツとは?習慣化しやすい勉強法を紹介 ルックアップ&音読で耳と口から刷り込む 英会話の基礎力をつけたい初心者にオススメなのが、「ルックアップ&音読」という学習法です。まずは英文を目で見て意味を理解し、次に音声を聞いて真似しながら声に出して練習します。 そして慣れてきたら、テキストを見ずに音声を思い出しながら口に出してみましょう。目・耳・口をフルに使うので、英語の音やリズムが自然と頭に入ってきます。 たとえば単語を暗記する際、私たちはどうしても単語単体の意味にばかりとらわれがちです。でもルックアップ&音読文法なら、例文やフレーズを丸ごと体に刷り込むイメージになります。 実際に英会話をするときには、単語は文章のなかで使われるわけです。それなら最初から文章のなかでどのように単語を使うのか、その使い方を学ぶ方が効率的です。ルックアップ&音読は、文章単位で英語を学ぶのに最適な方法といえます。 ◆ルックアップ&音読の具体的なやり方については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 基本例文を暗記すれば英語は必ず話せる AIアプリや音声教材でスキマ時間を活用 忙しい毎日のなかで英会話学習を続けるコツは、ズバリ「スキマ時間の活用」にあります。通勤中や家事の合間など、ちょっとした時間にパッと勉強できるのが、AIアプリや音声教材最大のメリットです。 たとえば、AI英会話アプリを使えば、相手の反応を気にせず自由に話す練習ができ、発音や表現のフィードバックももらえます。 また、音声教材なら耳だけで学べるので、移動中や手が離せないときにもぴったりです。何度も同じ音声を繰り返し聞き込めば、自然と英語のリズムや表現が身につきます。 1回わずか5分でも積み重ねれば、1か月で何時間もの学習時間になります。机に向かうだけが勉強ではありません。日々の生活でスキマ時間をいかに英語の勉強に当てられるか、そこが独学の成功を決める大きなポイントです。 ◆英会話初心者向け英語学習サイト・アプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 大人の初心者向け英会話学習法を徹底解説 英語日記でアウトプット力を育てる 英語を「使える力」に変えていくには、インプットだけでなくアウトプットも欠かせません。その練習法としてオススメなのが、英語日記になります。日記といってもむずかしく考える必要はなく、「今日は雨だった」「カレーを作った」など、1〜2文のシンプルな内容で十分です。 いきなり英文日記は厳しいというなら、最初は日本語で書いてから英訳する方法でもOKです。慣れてくれば、少しずつ日本語を介さなくても英語で表現できるようになります。 自分の言葉で英語を書こうとすると、あなたの脳は、あやふやな単語や表現を頭のなかの記憶庫から引っ張り出そうとします。この知識を思い出すという作業が、英語力を大きく磨いてくれるのです。 また、英語日記をあとから見返すと、「言いたかったのに書けなかった表現」や「不自然な表現」などが見つかり、自分の弱点を把握するヒントを与えてくれます。毎日1ページで構わないので、ぜひ英語日記を習慣化していきましょう。 ◆英語日記のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 最短で効果を実感!効率よく英会話を上達させる方法とは 初心者がやりがちな英会話学習のNG行為 せっかく自分に合う独学法に取り組んでも、ポイントを外してしまうと思うような効果が得られません。ここでは、初心者が注意すべき英会話学習のNG行為を3つお伝えします。 完璧な文法を気にしすぎて話せなくなる 英会話の初心者には、「文法を間違えたら恥ずかしい」と思い、話すこと自体にブレーキをかけてしまう人が非常に多いです。でも実際のコミュニケーションでは、多少文法が間違っていても、意味が伝わればまったく問題ありません。 むしろ、問題は言葉に詰まって黙ってしまう点にあります。ネイティブの子どもだって、最初は不完全な文で話しながら、少しずつ覚えていきますよね。私たちノンネイティブも、同じです。会話のなかで間違えながら、少しずつ正しい英会話を学んでいけばいいのです。 そのためには、「間違ってもいいからとにかく話す」という強い気持ちが欠かせません。文法を意識するのは悪いことではありませんが、それが原因で口が動かなくなるなら本末転倒です。 まずは簡単な単語やフレーズを組み合わせて、間違いを気にせずに話す練習を積み重ねていきましょう。 ◆文法学習の流れについては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英会話に対する苦手意識が激減!初心者が知っておくべき英会話のコツとは? 日本語で考えてから英語に訳そうとする 英会話初心者の多くは、まず日本語で文章を考えてから、それを英語に訳そうとします。一見自然な流れに思えますが、日本語→英語の翻訳にタイムロスが発生し、会話のテンポについていけないケースが非常に多いです。 また、日本語と英語はまったく別の言語なため、日本語をそのまま英語に変換するのはむずかしい場合があります。これは英語から日本語訳を考える場合も同様で、英語をそのまま日本語に置き換えようとすると、かなり不自然な表現になるケースが多いです。 もちろん、英語に慣れていない時期に、日本語を軸に考えてしまうのは当然のことといえます。大切なのは、慣れてきたら少しずつ「英語の語順」や「英語らしい言い回し」を意識することです。 英語を英語のまま理解し話す。そういう状態を目指して、できるだけ早く翻訳グセから脱却できるように頑張ってください。 ◆英語脳の身につけ方については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 右脳を活用すれば英語力は大幅にアップする 複数の教材に手を出して迷子になる 英語を独学で学ぶとき、「もっと効率のいい方法があるかも」と思って、ついさまざまな教材やアプリに手を出してしまうことがあります。でも実際は、あれこれ試すうちにどれも中途半端になってしまい、結局どれも身につかないという状態に陥りがちです。 教材によってアプローチや表現の仕方が違うため、内容が重なったりバラバラだったりして、初心者はなにを軸にしたらいいのかわからなくなってしまいます。 正直なところ、ある程度名前の通った教材なら、どれを選んでも必要な情報はしっかりと記載されています。あとは、イラストが多くてわかりやすいとか、説明がわかりやすいといった、自分との相性で選べばOKです。 1冊これだという教材を選んだら、それを信じて繰り返し使い込んでください。1冊を何周も繰り返して、見なくても内容を説明できるようになれば、英会話の基礎はもうバッチリです。ほかの教材に手を出すのは、それからでも遅くありません。 脇見をせず、まずは1冊を完璧にする。この黄金ルールを徹底していきましょう。 ◆オススメの英単語帳については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 高校・大学別「受験に必要なオススメ英単語帳」3選 まとめ 英会話は、正しい方法と継続する意志があれば、独学でも十分に習得可能です。この記事では、独学の始め方から効果的な学習法、初心者が陥りがちなNG行動までをわかりやすく紹介しました。 大切なのは、自分に合った方法を見つけてコツコツ続けること。最初の一歩を踏み出せば、少しずつ「英語が話せる自分」に近づいていけます。 ### 英会話初心者はなにから始めるべき?迷わずスタートできる学習ステップを紹介 英会話の勉強を始めようと思っても、いざ始めるとなると「どこから手をつければいいのかわからない」と感じる方は少なくありません。単語や文法の暗記に取り組む前に、まずは自分に合った学び方を見つけることが大切です。 本記事では、英会話初心者が無理なくスタートし、継続していくためのステップやコツをわかりやすく紹介していきます。 英会話を始める前に知っておきたいこと 焦って英会話に取り組む前に、まずは英会話学習のポイントをしっかりと押さえてしまいましょう。 なぜ英会話を学びたいのか目的をはっきりさせよう 英会話の学習を始めるとき、最初にやっておきたいのが「自分はなぜ英語を話せるようになりたいのか」という英会話学習の目的を明確にすることです。海外旅行を楽しみたい、仕事で必要になった、洋画を字幕なしで観たいなど、英会話を始める理由は人それぞれです。 目的がなんであれ、目的がはっきりしていると学習の方向性がぶれにくくなります。たとえば旅行が目的なら、レストランやホテルで使うフレーズから始めると実践的ですし、仕事での活用が目的ならビジネス英語に特化した学び方が効果的です。 もちろん、「なんとなく英語が話せたらカッコいい」でも構いません。大切なのは、学び続けるモチベーションを保つために、「自分なりの理由」をもつことにあります。オンライン英会話へ申し込む前に、ノートに自分の目的を書き出してみましょう。 英会話は「単語力」よりも「慣れ」が大事 英会話というと、まずは単語をたくさん覚えなきゃと、誰もが考えてしまいます。もちろん、最低限の単語力は必要ですが、じつはそれ以上に大切なのが「慣れ」です。いくら単語を知っていても、会話のなかでスムーズに使えなければ意味がありません。 単語帳で英単語をいくつか覚えたら、すぐに使ってみましょう。ぶつぶつ独り言をつぶやいてもいいし、オンライン英会話で講師相手に使ってみるのもよい方法です。 最初はうまく話せなくてもOK。聞こえた英語をマネしてみる、簡単なフレーズを繰り返す、間違えてもいいから声に出す。こうした小さな積み重ねが、少しずつあなたの英会話力を高めてくれます。 インプットとアウトプットは必ずセットでおこなうと、英会話学習をスタートする前に、しっかり頭に入れておいてください。 ◆インプットとアウトプットのバランスについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 社会人のための英語学び直しガイド|効果的な勉強法と継続のコツ 初心者がよくつまずくポイントとは? 英会話を始めたばかりの初心者がつまずくポイントといえば、「完璧を目指しすぎること」と「すぐに成果を求めてしまうこと」の2点でしょう。文法をしっかり理解してから話そうとしたり、間違いを恐れて口に出せなかったりすると、学ぶペースが極端に遅くなってしまいます。 いきなり流暢に話せる人など、まずいません。英会話は、何回も繰り返し英文を読んで、話して、少しずつできるようになってくるものなのです。だから、完璧を求めすぎると、できない自分に落ち込んで、英会話に取り組むモチベーションが大幅にダウンしてしまいます。 また、別記事でも解説していますが、平均的な学力から英会話をある程度こなせるようになるまで、最低でも1,000時間は必要だといわれています。1,000時間といえば、毎日休まず3時間勉強しても、ほぼ1年かかる勉強量です。 そう考えると、すぐに成果を求めることの愚かさがわかります。高すぎる理想は捨てて、まずは自分に合ったペースで「少しずつ慣れていく」ことを意識しましょう。 ◆英語学習時間の目安については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英語の習得に必要な勉強時間は?1,000時間説の真相と学習効率アップ術 初心者がまず取り組むべき学習ステップ 学校の授業やTOEIC試験の勉強のイメージをもったまま英会話に取り組むと、思うような効果は得られません。ここでは、初心者に向けた英会話学習の基本的な流れを解説していきます。 まずは中学英語をざっくりと復習する 英会話の学習を始めるなら、まずはざっくりとした中学英語の復習をオススメします。なぜなら、日常会話で使われる英語の多くは、中学レベルの文法と単語で十分やり取りが可能だからです。 とはいえ、中学英語といって舐めてかかると、間違いなくあとから痛い目にあいます。「I go to work at 9.」や「Do you like coffee?」といったシンプルな文なら、多少復習しただけで対応できるかもしれません。 しかし、中学3年生ともなれば、現在完了形や間接疑問文、関係代名詞といった高度な文法事項も習います。こういった文法事項は、実際の会話にもバンバン出てきますから、しっかりと学び直す必要があります。 「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」のような、解説がわかりやすくイラストを多用したテキストをぜひ1冊やり込んでみてください。 ◆英文法の復習については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 初心者向け英語学習法を徹底解説!楽しく続けるためのコツ あいさつ・日常フレーズを丸ごと覚える 英単語と文法の復習がある程度進んだら、並行してあいさつや日常の定番フレーズをそのまま丸ごと覚えてしまいましょう。 たとえば、「How’s it going?(調子はどう?)ー Not bad, thanks.(まあまあかな)」といったカジュアルなやり取りは、会話のきっかけとしてよく使われます。こうした決まり文句をストックしておけば、相手の言葉にすぐ反応できて、会話が途切れることも減ってくるはずです。 また、同じ内容でも、丁寧さによって表現が変わってきます。 手助けを依頼する表現例 カジュアル:Can you help me?(手伝ってくれる?) 丁寧:Could you please help me?(手伝っていただけますか?) 遠回し:Would it be possible for you to help me?(手伝っていただくことは可能でしょうか?) 友人同士ならカジュアルでOKですが、格上の取引先にはより丁寧な表現が必要です。こういった暗黙のルールを覚えておかないと、実際の会話で恥をかきます。 こういった定番フレーズは、文法がどうこうではなく、こういうものだと割り切って、パターンを丸ごと覚えるのがポイントです 発音とリスニングは同時に練習するのがコツ 発音とリスニングは、別々に練習するのではなく、セットで取り組むことをオススメします。なぜなら、自分が正しく発音できる音は、聞き取りできる確率が大幅にアップするからです。 厳密にいえば、同時ではなく、リスニングの前に発音ルールをひと通り覚えてしまってください。たとえば、英語特有の「th」や「r」の出し方がわかっていないと、リスニングをしても聞き取れません。 ほかにも、リンキング(結合)やリダクション(脱落)といったルールもあり、知らないと本当になにを言っているか理解できないでしょう。たとえば、「fall in(落ちる)」というフレーズは、「フォール イン」ではなく「フォーリン」と読みます。 「Let me try.(私がやってみよう)」なら、「レット ミー トライ」ではなく「レミー トライ」のように聞こえるはずです。 こういった発音ルールを身につけるには、発音記号を覚えるほかに、音声を真似して声に出す「シャドーイング」や「オーバーラッピング」といった練習法がオススメです。 発音とリスニングは相互に影響し合うスキルなので、どちらか一方に偏らず、セットで少しずつ練習していきましょう。 ◆シャドーイングやオーバーラッピングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話のリスニング力を効率よくアップする勉強法 声に出して「英語の語順」に慣れる練習を 英語を話すときに、日本人のつまずきやすいポイントが、「語順の違い」です。たとえば、日本語では「私は昨日、本を買いました」となるところを、英語の場合、必ず「I bought a book yesterday.(私は/買いました/本を/昨日)」という語順になります。 比較的語順が自由な日本語と違い、英語は基本的に五文型のルールに沿って構成されています。たとえば「I am a student.(SVC)」や「She likes music.(SVO)」のように、文型を知っていれば、その文型に当てはめるだけで文章の組み立てができてしまうのです。 そういった語順のルールを知らずに、日本語をそのまま英語に訳そうとすると、決してうまくいきません。 もちろん多少の例外はありますが、語順のルールの理解は英語の基礎というべき重要なポイントです。シンプルな例文を音読して、少しずつ語順の感覚を身につけていきましょう。 ◆英語の語順については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 速読で英語長文がスラスラ読める?英語速読4つのポイントとは 無理なく英会話学習を続けるためのコツ 初心者向けの学習ステップがわかったところで、最後に無理なく英会話学習を続けるためのコツを紹介します。 自分のレベルに合った教材を選ぶ 英会話の勉強を続けるうえで、今の自分に合った教材の選択は非常に重要です。背伸びしてむずかしい参考書や上級者向けの動画を選んでしまうと、内容が理解できずにおそらく挫折してしまいます。 逆に、あまりに簡単すぎると、途中で飽きてしまってモチベーションが続きません。自分が「ちょっと頑張ればわかる」くらいのレベルが、ちょうどいい目安だと考えてください。 これから本格的に英語をやり直す社会人の場合、最初は簡単すぎるレベルの教材をオススメします。なぜなら、英語の授業からかなりブランクがあるので、しっかりと基本からやり直したいからです。 簡単だと思った教材も、その内容をなにも見ずに話そうとすると、スムーズに話せない自分に気づくでしょう。もし選択に迷ったら、いくつか試してみて、しっくりくるものを選べば大きな問題にはならないはずです。 ◆教材の選び方については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話は本当に必要?その理由と効率的な英会話の学び方を解説 オンライン英会話でプロの講師のサポートを受ける 英会話の練習をひとりで続けるのは、思っている以上に大変です。そんなときに頼りになるのが、オンライン英会話です。自宅にいながらプロの講師とマンツーマンで話せるので、実際に「英語を使う」機会をしっかり確保できます。 とくに初心者にとってありがたいのは、間違いをその場でやさしく指摘してもらえる点でしょう。発音や文法などあらゆる項目に対して、独学では得られない気づきがたくさん得られます。 また、学習の進め方やオススメの勉強法などもアドバイスしてくれる講師が多く、迷わず継続できるのも魅力です。最近は初心者向けのやさしい教材が充実していて、日本語サポートがあるスクールも増えています。 「英語を話すのが不安」という方こそ、まずは体験レッスンを気軽に試してみてはいかがでしょうか。 ◆オンライン英会話の選び方については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 オンライン英会話の効果はある?上達のコツと受講のポイントを解説 ◆ネイティブ講師のレッスンが充実しているオススメのオンライン英会話については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 【ネイティブから生きた英会話を学びたい人へ】ナチュラルな英語の学び方とオススメのオンライン英会話を紹介 生活リズムに組み込んで「無理のない習慣化」を目指す 英会話を上達させるには、毎日少しずつでも英語に触れる習慣をつくることが大切です。とはいえ、忙しい日々のなかで、新たに学習時間を確保するのは簡単ではありません。そこでオススメなのが、スキマ時間を半強制的に英語学習タイムへスケジューリングする方法です。 たとえば、朝の通勤中に英語のポッドキャストを聞いたり、昼休みにアプリで単語クイズをしたりと、スキマ時間をうまく使えば、無理なく勉強時間を捻出できます。 ちなみに、電車通勤時間の全国平均は、1時間17分です(平成28年度社会生活基本調査より)。この時間をリスニング学習に当てられたら、軽く1時間は勉強時間を確保できます。 かりに10分しか勉強できなくても、通勤中に英語を勉強することが習慣化できれば、まずは十分です。毎日決まった時間に英語に触れていれば、気づけばそれが当たり前の行動になります。 英語学習を「特別なこと」と思わず、日常生活の一部として自然に取り入れていくことが、長続きのポイントです。 ◆英語学習のルーティン化については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 短期集中で英会話をマスターするには?効率よく学ぶためのポイントを徹底解説 まとめ 英会話は「知識」よりも「慣れ」が大切です。完璧を目指すのではなく、自分のペースで少しずつ取り組めば、着実に上達していきます。本記事で紹介した学習ステップやコツを参考に、自分に合った方法で無理なく英会話学習を続けていきましょう。 ### 英語の聞き流しは効果ある?ない?聞き流しを効果的におこなうポイントを紹介 英会話を学ぶ方法は数多くありますが、そのなかでも「聞き流し」は手軽に始められる学習法として人気があります。通勤中や家事の合間に音声を流すだけで英語力が上がるなら、忙しい人にとっては理想的な勉強法ですよね。 しかし、その反面で、「ただ聞いているだけで効果があるのか」という疑問を抱く方も少なくありません。この記事では、聞き流し学習のメリット・注意点に加え、効果的に取り入れるためのポイントをわかりやすく解説します。 聞き流し学習に関する疑問・不安に答えます 冒頭でもお話ししたように、聞き流しに疑問や不安を感じている人は少なくありません。そこでまずは、聞き流しが英会話学習に有効なのか、本当のところを紐解いていきます。 「聞くだけで話せる」は本当なのか 「英語を聞くだけで話せるようになる」といった広告を目にすることがありますが、残念ながらそれはビジネス戦略として発信されているかなり誇張された表現と言わざるを得ません。 たしかに、繰り返し英語を聞けば、多少耳が慣れてきます。しかしそれは、たまたま知っている単語がいくつか入っていたから、聞き取れた気になっているだけでしょう。 知らない言葉をいくら聞いても、決して理解はできないのです。ましてや、聞くだけでペラペラ話せるようになることなど、絶対にありえないと断言できます。 英語を話すには、頭のなかにある知識を組み立ててアウトプットする練習が必要です。聞く能力は、英会話力を伸ばすひとつの要素にすぎません。そう考えると、やはり聞き流し学習は、あくまでもリスニングの補助的な学習方法として位置づけておくべきです。 聞き流しが効果を発揮する条件とは 聞き流しで英会話ができるようになるわけではありませんが、特定の条件が揃えばリスニング能力に対して一定の効果は期待できます。聞き流しをリスニング学習に取り入れるには、以下3つの条件が必要です。 一定の基礎知識 内容を知っている題材 集中して聞く時間 まず、英語の基礎をある程度身につけていることが前提です。中学英語の文法や基本単語がわかっていないと、音声を聞いても意味が取れず、ただの雑音になってしまいます。 また、「まったく初めての内容」を聞き流すのは、よほど上級者になってからです。まずは過去に勉強した単語帳の例文などを題材にして、耳慣らしをしていきましょう。 さらに、5分でもいいから、聞き流しの間に集中して聞き取る時間を作ってください。やはり聞き流しだけだと、効果が薄すぎます。この3つの条件が揃わないなら、聞き流しに時間をかけるのはあまり得策とはいえません。 どのような人に向いている学習法なのか 聞き流し学習は、忙しくてまとまった学習時間が取りにくい人や、英語への苦手意識が強い人に向いている学習法です。たとえば、通勤中や家事の合間にスマホで音声を流しておけば、わざわざ机に向かわなくても英語に触れられます。 また、英会話に自信がなくても、内容のわかる音源を繰り返し聞けば、必ずリスニング力は向上します。とりあえず聞き流しで英語の習慣をつけるというのは、英語に苦手意識がある人にとって、悪くない選択肢ではないでしょうか。 一方で、短期間で話せるようになりたい人や、アウトプットの練習を重視している人にすれば、聞き流しは物足りなさを感じるかもしれません。そういう人は、きちんと時間を確保して、英会話のトレーニングに集中するべきです。 聞き流し学習の前に身につけておくべき基礎知識 前述の通り、聞き流し学習をするなら、まずしっかりと基礎固めをおこなっておく必要があります。ここでは、4つの側面から、身につけておくべき基礎について解説します。 単語 聞き流し学習を効果的におこなうには、ある程度の単語力が必要です。たとえば、「I had a productive weekend and finished my assignments early.(充実した週末だったし、課題を早めに終わらせた)」という文を聞いたとき、「productive(生産的な)」「assignments(課題)」の意味がわからないと、いくら聞いても理解できないままです。 逆に、こうした頻出単語の意味をあらかじめ知っておけば、聞き取れる情報がぐっと増え、理解度も高まります。 単語力に自信のない人は、まず「increase(増やす)」「recommend(勧める)」「responsible(責任がある)」といった英検3級〜準2級レベルの語彙を意識的に学習してください。 英検3級〜準2級レベルの単語帳を8割がた覚えたら、2級レベルの英単語を覚えていきます。政治や時事的な会話までカバーしたい人は、準1級〜1級に進んでください。日常会話が目的なら、ひとまず2級レベルの単語力があれば十分です。 ◆単語の効率的な覚え方については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 短時間でもしっかり暗記・効率のいい英単語の覚え方をレベル別に紹介 文法 文法は、単語を正しくつなげて意味ある文にするためのルールです。とくに「時制(過去・現在・未来)」「疑問文・否定文の形」など、日常会話で頻繁に使われる文法項目を理解しておくと、聞き取った内容のニュアンスがぐっとつかみやすくなります。 ほかにも、間違いやすい「不定詞と動名詞の違い」や「can, will, must といった助動詞の使い分け」なども、必ず覚えておきたいところです。多くの人が苦手とする「完了形」や「関係代名詞」も、実際の会話によく出てきます。しっかりと押さえておきましょう。 また、英語と日本語の語順の違いに対する理解も必要です。日本語と違い、英語は主語と述語がセットで文頭にきます。実際には修飾語が複雑に組み合わさってくるので、語順のルールを知らないと、簡単に主語と述語を見失ってしまいます。 「S+V」「S+V+C」といった、いわゆる五文型についてもきちんとチェックしておいてください。 ◆英文法学習のやり方については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 大人の初心者向け英会話学習法を徹底解説 リスニング 前述の通り、聞き流しはあくまでも補助的な学習です。なので、聞き流しの前に、リスニング力の土台をある程度構築しておく必要があります。 まずは短めの音声教材や英語アプリを使って、「集中して聞く」練習から始めてみましょう。たとえば、NHKの「基礎英語」やYouTubeの初心者向け英会話チャンネルなどは、聞き取りやすいスピードで構成されており、初心者にもオススメです。 なお、初心者のうちは、リスニングの前にスクリプトをしっかり読み込んでおくことをオススメします。わからない単語や文法、発音があれば、すべて調べてください。内容を完璧に理解しており、あとは音に慣れるだけという状態でリスニングに取り組むと、効果は劇的にアップします。 こうしたリスニング学習を繰り返し、ある程度聞き取れるようになってから、はじめて聞き流し学習が効果を発揮してくれるのです。それまでは、聞き流しをせずに、しっかりと集中してリスニングに取り組んでください。 ◆効率よくリスニング力をアップする勉強法については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英会話のリスニング力を効率よくアップする勉強法 発音 ネイティブの速い英語に対応できないのは、発音のルールを知らないことも大きな原因のひとつです。英語には、「RとL」の使い分けのように、日本語にはない発音があります。 さらに、リエゾンやリダクションのような特殊ルールもあるので、発音の知識がないとほとんど聞き取れません。たとえば、「What are you doing?」が「ワット・アー・ユー・ドゥーイング」とはっきり発音されることは少ないです。 リエゾンやリダクションのルールが適応されて、実際の会話では「ワダユドゥーイン」のように発音されます。でも、こうしたルールさえ知っていれば、戸惑うことなく、聞き取りが可能です。 具体的な学習法としては、ELSA SpeakのようなAI英会話アプリの活用をオススメします。文字単位で発音の間違いを教えてくれるので、自宅に居ながら正しい発音が身につきます。 ◆効率のよい発音の学習法については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英語が話せるようになりたい人必見!効果的な学習法と実践のコツ ◆発音が学べるオススメのアプリについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話初心者でもビジネスシーンで自信をもって話せるようになる方法 聞き流し学習を効果的におこなうポイント せっかく聞き流しをおこなうなら、できるだけ効果が出るようにしたいもの。そこで最後に聞き流し学習を効果的におこなうポイントを3点お伝えします。 まずは手持ちの教材付属音声から始める 聞き流し学習を始めようと思ったとき、いきなりYouTubeや海外ドラマに手を出すのはオススメできません。興味のある題材かもしれませんが、あまりにもハードルが高く、挫折の原因になってしまうからです。 最初から高望みをせず、まずはすでに持っている英語教材に付属している音声からスタートしましょう。 単語帳や参考書に付属のCDやアプリ音声は、学習者向けに語彙やスピードが調整されています。内容も何度か目を通しているので、海外ドラマに比べて格段に聞き取りやすいはずです。 「あ、これ知ってる」と思える音声を繰り返し聞くと、脳内に聞き取れる音声がストックされていき、どんどんリスニングが楽になります。新しいものに手を出すのは、手持ちの教材を完璧にしてからでも間に合います。無駄なお金をかけず、あるものを徹底的に利用しましょう。 もしどうしても新しい教材にチャレンジしたいなら、NHKのラジオ講座をオススメします。これなら、1回あたりの分量が適量だし、スクリプトが充実しているので、余計なリサーチの時間を短縮できます。 レベル別に講座が用意されているので、興味のある人は公式サイトでチェックしてみてください。 シャドーイングなど、ほかの学習法と組み合わせる 聞き流し学習は、英語に触れる時間を増やすという意味ではとても有効です。ですが、それだけで英会話力が劇的に伸びるわけではありません。より高い効果を求めるなら、シャドーイングのようなほかの学習法と組み合わせて使うのがオススメです。 シャドーイングとは、聞こえてきた英文をほぼ同時に真似して口に出すトレーニングです。発音のみならず、音の変化やリズムまで完璧に真似するので、リスニング力とスピーキング力を同時に鍛えられます。 たとえば、通勤中は聞き流して、帰宅後に同じ音声を使ってシャドーイングというように使い分けると、単なる聞き流しにも意味が出てきます。受け身である聞き流しに、シャドーイングというアクティブな学習法を取り入れて、相乗効果を狙っていきましょう。 ◆シャドーイングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 基本例文を暗記すれば英語は必ず話せる あくまでも耳慣らしと割り切っておこなう 聞き流し学習は、英語を「聞き取れる耳」を育てるための補助的手段として活用するのが大原則です。「聞くだけで話せるようになる」などと期待しすぎると、思ったように成果が出ないときにモチベーションが急降下してしまいます。 大切なのは、聞き流しは、あくまでも「耳慣らし」と割り切っておこなうことです。集中して学習できない時間をなんとか活用するために、やむを得ずおこなう補助的学習だとしっかりと認識しておいてください。 とはいえ、事前に基礎知識を学び、内容を把握している題材を選び、途中で集中してリスニングする時間を確保できれば、やる価値は十分にあります。いろいろと試行錯誤しながら、上手に聞き流しを取り入れていきましょう。 まとめ 英語の聞き流し学習は、リスニング力の向上を目的とした補助的な学習法です。聞き流しの効果を最大限引き出すには、単語や文法などの基礎を身につけ、知っている英語を繰り返し聞く必要があります。 また、シャドーイングのような能動的な学習と組み合わせれば、さらに聞き流しの効果はアップします。そのほかにも、聞き流しを活用する方法がないか、いろいろと試してみてください。 ### 「シャボン玉友の会だより」に朝活メンバーの工場見学の様子が掲載されました このたび、弊社代表の山中恵美子が主催する朝活コミュニティの有志メンバーが シャボン玉石けん株式会社 若松本社工場を見学させていただいた際の様子が、 同社が発行する会員誌『シャボン玉友の会だより(2025年5月1日号)』に掲載されました。 「シャボン玉友の会」は、 シャボン玉石けんの理念や活動に共感する皆さまのための、 有料会員制コミュニティです。 毎号の会報誌では、環境・健康・暮らしにまつわる学びや、 シャボン玉石けんならではの製品づくりの裏側、社員の思いなどが紹介されており、 今回、朝活メンバーによる工場見学と、 代表取締役社長・森田隼人氏と弊社代表・山中恵美子の対談も特集として掲載されました。 当日は、製品の製造工程を間近に見学させていただきながら、 自然と共生する企業姿勢、子どもたちの未来に残すべき社会づくりについて、 真剣かつ温かい対話が交わされる貴重な時間となりました。 なお、『シャボン玉友の会だより』は、 有料会員様限定で冊子のほか、会員専用Webサイトからも閲覧可能です。 ● シャボン玉石けん 公式サイト:https://www.shabon.com/ ● 友の会会員サイト 対談記事:https://www.shabon.com/shop/post/msyamanaka_1 今回のご縁に、心より感謝申し上げます。 ### 短期集中で英会話をマスターするには?効率よく学ぶためのポイントを徹底解説 仕事で急に英語が必要になった、留学や海外旅行の予定があるなど、今すぐにでも話せるようになりたいという人は少なくありません。でも、どうやって短期間に英会話をマスターできるのか、ほとんどの人は頭を悩ませてしまうのではないでしょうか。 この記事では、短期集中で効率よく英会話力を高めるためのポイントや、短期集中コースで英会話を学べるオススメのスクールなどを紹介していきます。限られた時間で成果を出したい方は、ぜひ参考にしてください。 短期集中で英会話を学ぶ人が増えている理由 グローバル化に伴い、英会話を必要とされる状況が増えたというのが、短期集中で英会話を学ぶ人が増えている最大の理由です。しかし本来語学の習得には、それなりの時間がかかります。 焦って失敗しないように、まずは短期集中のメリット・デメリット、そして向き不向きを考えてみましょう。 短期集中のメリット 短期間で英会話学習に取り組む最大の魅力は、「時間を限定することで集中力が高まる」ところにあります。 短期集中の主なメリット ゴールが明確なのでモチベーションを保ちやすい 短期決戦でダラダラ学習を避けられる 英語に触れる時間が増えるので記憶の定着がよくなる 優先順位の明確化により効率的な学習ができる 成果が見えやすく、自信につながりやすい 短期集中の学習は、期間が限られているため集中しようという意識が生まれ、学習密度が自然と高まります。「いつか話せるようになりたい」ではなく、「1か月後に話せるようになる」という明確な目標があるから、一生懸命英会話に集中できるのです。 仕事や家事が忙しいと、どうしても学習時間が短くなります。その結果、何年も英語に時間を取られてしまい、ほかのやるべきことにいつまで経っても時間を避けません。忙しい人ほど、短期集中で一気に目標を達成する方が、結果的に楽なのです。 ◆集中力をもって英語学習を継続するコツについては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 毎日英語を続けるコツとは?習慣化しやすい勉強法を紹介 短期集中のデメリット  短期集中型の英会話学習には多くのメリットがありますが、注意すべき点も少なくありません。以下、主なデメリットをまとめてみます。 短期集中のデメリット 学習時間を確保するのがむずかしい 詰め込みすぎると疲れやストレスがたまりやすい 短期間でインプットした情報は記憶に定着しにくい 勉強が中途半端になりがち 学習が終わると燃え尽きてしまう 短期集中で一気に学ぶスタイルは、時間と気力をしっかり確保できる人には効果的です。ですが、あまり無理をすると途中で挫折しやすいし、詰め込んだ内容はどうしても忘れやすくなります。 急がば回れの格言どおり、場合によっては、じっくりと取り組む方がよい結果を生むことも少なくありません。費やした時間をムダにしないように、短期集中を選ぶ場合は、絶対にやり切るという覚悟が必要です。 また、短期集中による知識の抜けをフォローする意味でも、目標達成後の継続的な学習をオススメします。 短期集中に向いている人・向かない人 短期集中型の英会話学習は、誰にでも合うとは限りません。向き・不向きを見極めることが、成果を出すための第一歩といえます。 短期集中に向いている人 明確な目的や期限がある(出張・留学など) 短い期間ならまとまった勉強時間を確保できる 自主的に学習を進められる プレッシャーに強く、やり抜く力がある 短期集中に向いていない人 ゆっくりじっくりと学習したい 英会話に割く十分な時間を確保できない 詰め込み型の学習にストレスを感じやすい 体力や気力を維持できない 短期集中は「一気に成果を出したい人」に適したスタイルです。逆に、じっくり着実に進めたい人には不向きといえるでしょう。物理的にどうしても1日1時間すら時間を取れない人もいるだろうし、体力的に長時間の学習が厳しい人もいるはずです。 自分の性格や体調、ライフスタイルに合わせて、無理なく続けられる学習スタイルを選ぶのが、結果を出すポイントといえます。 短期集中で英会話力を上げるためのポイント 人間の集中力には限界がありますから、短期集中を選択するなら、やはりポイントを押さえた効率的な取り組みが必要です。ここでは、短期集中で英会話力を上げるためのポイントを4つ紹介します。 目標と期間を明確に設定する 短期集中で英会話を上達させたいなら、「いつまでに、なにができるようになりたいか」を明確にすることからスタートしてください。 もちろん、目標は人それぞれ違います。ある程度具体化されていれば、「1か月で挨拶と自己紹介ができるようになる」「3か月後の出張の際に英語でプレゼンをおこなう」といった具合に、どういった目標でも構いません。 一番よくないのは、「英語が話せたらいいなあ」と、ただ漠然と考えている状態です。目標が曖昧だと、どうしても英会話への取り組みも中途半端になります。 まずは最終的なゴールを設定したら、ゴールから逆算して1か月→1週間→毎日のやることを決めてください。可能なら、中間目標はこまかければこまかいほど、達成しやすくなり、モチベーションを維持しやすくなります。 ◆結果を出しやすいストレッチ目標については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 仕事や勉強の成果が大きく変わる!潜在能力を引き出す9つの方法 毎日のルーティンを決めて学習習慣を作る 短期集中型の英会話学習では、「学習のリズムを整えること」が、なにより大切です。 「朝起きたら英語のニュースを聞く」 「昼休みに10分間スピーキング練習をする」 「夜は30分の復習タイムを取る」 上記のように、1日のなかで英語に触れる時間帯と内容をあらかじめ決めておくと、迷うことなく勉強に集中できます。そうやって毎日同じ流れで学習を続ければ、勉強が“やるべきこと”から、“当たり前のこと”に変わってくるはずです。 ただし、そのルーティンが目標とリンクしていないと意味がありません。短期集中なら、やはり1日にやるべき学習量は多くなります。昼休みに少しだけ英会話をして満足することのないように、目標と毎日のルーティンの整合性には注意してください。 シャドーイングや音読で「話す力」を鍛える 英会話力を短期間で伸ばすには、「実際に声に出して話す練習」が欠かせません。そのなかでもとくに効果的なのが、シャドーイングと音読です。 シャドーイングは、音声を聞きながら少し遅れて真似して話すトレーニングです。ネイティブの真似を繰り返すと、正しい発音や英語のリズム、イントネーションなどが少しずつ体に染み込んできます。 一方で音読は、教材やスクリプトを自分のペースで声に出して読む練習です。じっくりと自分のペースで取り組めるので、単語やフレーズのインプットと口ならしに役立ちます。 当然ですが、難易度は圧倒的にシャドーイングの方が高いです。どちらを選ぶかは、あなたの目標と、あとは現時点の英語力で変わってきます。これまでシャドーイングをやったことがない人は、まず音読で口を慣らしてから、少しずつシャドーイングを取り入れていくのがよいでしょう。 いずれにせよ、時々自分のスピーキングを録音して、聞き返してみてください。自分の改善点がよくわかるので、英会話力を効率よくアップできます。 ◆効果的な音読のやり方については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 基本例文を暗記すれば英語は必ず話せる ◆シャドーイングのやり方については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英語が話せるようになりたい人必見!効果的な学習法と実践のコツ ネイティブとの会話練習を日常に取り入れる 音読やシャドーイングと並行して、「実際に会話する機会」も必ず確保してください。とくにネイティブとの会話は、教科書には出てこないリアルな表現や自然なスピードに慣れる絶好のチャンスです。 もちろん、最初はうまく話せなくてもまったく問題ありません。大切なのは、伝えようとする姿勢と、気にせず会話を継続できる強靭なメンタリティです。そもそも世界中の英語話者の約8割はノンネイティブですから、多少間違っても気にせず積極的に話しかけましょう。 最近では、オンライン英会話サービスやAI英会話アプリが充実しているので、自宅にいながらでもネイティブとの会話が可能です。 オンライン英会話の際には、間違ったらフィードバックをもらうようにお願いしておくといいですね。ネイティブの自然な表現がどんどん頭のなかにストックされていくので、一気に会話力がアップしますよ。 短期集中講座のあるオススメの英会話スクールを紹介 英会話を短期集中でレベルアップするには、やはり専門家の力を借りるのが効率的です。最後に、短期集中講座のあるオススメの英会話スクールを紹介します。詳細については、各公式サイトでご確認ください。 ベルリッツ英会話短期集中コース(1週間〜) 画像引用:英会話 短期集中コース | ベルリッツ ベルリッツの短期集中コース(1週間〜)は、限られた時間で英会話力を効率的に高めたい方に最適なプログラムです。​このコースは、英語のみを使ったマンツーマン形式でおこなわれます。 実際のビジネスシーンや海外旅行、留学など、具体的なシチュエーションを想定したレッスンが受けられるので、即実践で使えるのが嬉しいポイントです。 経験豊富な日本人カウンセラーが受講者の目標やスケジュールに合わせた学習プランを提案してくれるので、計画作成で悩むこともありません。さらに、進捗状況に応じて定期的にフィードバックをもらえるので、安心して学習に取り組めます。 ​また、教室とオンラインの両方に対応しており、レッスンごとに受講場所を自由に選択することも可能です。 ​1週間という短期レッスンはあまりほかには見られないシステムなので、短期間でレベルアップをしたい人は、いちど無料体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか。 ベルリッツの無料カウンセリングはこちら ストレイル90日間高密度英語コーチング(3か月〜) 画像引用:STRAIL ストレイルは、第二言語習得研究に基づいた学習コンサルティングを提供する英語コーチングサービスです。3か月の短期集中プログラムで、ビジネス英語、TOEIC® L&R TEST対策、初級者向けの3つのコースが用意されています。​ 各コースとも、専属の日本人コンサルタントが受講者の課題を分析し、個別に最適化された学習プランを提案。​週1回のコンサルティングセッションを通じて、効率的な自習方法や進捗管理をサポートします。​​ 料金は、3か月で336,600円(税込)+入会金55,000円(税込)となっており、他の英語コーチングサービスと比較してコストパフォーマンスに優れています。​分割払いにも対応しており、まとまった支払いが厳しい人でも問題なく利用が可能です。​ 短期間で英語力を向上させたい方や、自分に合った学習方法を見つけたい方にとって、ストレイルは効果的な選択肢となるでしょう。 ストレイルの無料カウンセリングはこちら トライズ短期集中の特化コース(1か月〜) 画像引用:【公式】トライズ コース一覧|コーチング英会話スクール トライズは、英語学習を本気で取り組みたい人のためのコーチング型スクールです。基本の「英語スピーキング本科」では6か月〜1年が推奨学習期間ですが、特定スキルに特化した短期集中講座も用意されています。 たとえば、TOEIC対策なら2か月、英語プレゼン講座は3か月、英会話レッスンに特化したコースなら1か月から受講が可能です。 短期コースでも専属コンサルタントとネイティブコーチのWサポート体制は変わらず(コースによって異なる)、学習計画の立案から進捗管理、日々の学習相談まで手厚いフォローが受けられます。 限られた時間で成果を出したい方には、トライズの短期集中プログラムは非常に心強い選択肢といえるでしょう。 トライズの無料カウンセリングはこちら 瞬読英会話 | 英語を英語のまま理解できるようになる 瞬読英会話は、「英語を日本語に訳さず、そのまま理解して話す力」を鍛える新しいスタイルの英会話プログラムです。 日本人の多くは、中学・高校で900時間弱、ここに小学校や自習の時間を入れれば、軽く1,500時間以上も英語を勉強しています。それなのに、自信をもって英語を話し、聞ける人はそれほど多くありません。 さまざまな原因が考えられるなか、もっとも大きい理由は、英語を日本語に訳す学習方法にあります。日本語と英語はまったく異なる言語です。英語を自由に操れるようになるには、英語を英語のまま理解し、話す必要があります。 もし日本語に訳さずに、英語のまま理解できたら…… 英語が自然と口から出てくるようになったら…… 想像するだけでワクワクしますよね。瞬読英会話のメソッドは、あなたの翻訳グセを一気に解消してくれるはずです。 短期間で英会話力を劇的にアップさせたいなら、瞬読英会話は非常に大きな助けになってくれるでしょう。詳細については、無料Zoom体験会で確認できます。無理な勧誘はありませんので、興味のある方はぜひ参加してみてください。 まとめ 短期集中で英会話を習得するには、目的を明確にし、日々の学習を習慣化する必要があります。今回紹介したシャドーイングやネイティブとの会話練習など、実践的なトレーニングをぜひどしどし取り入れてください。 また短期集中で英会話力を手に入れたいなら、英会話スクールやコンサルティングの利用も視野に入れるべきです。今回紹介したスクールを参考にして、いろいろとリサーチしてみていただければと思います。 ### 本気で英語力を伸ばす!ビジネスパーソン向け英会話コーチング9選 ビジネスシーンで求められる英語力は、単語や文法を知っているだけでなく、「相手にきちんと伝わるかどうか」が問われます。  そこで注目されているのが、短期間で実践的な英語力が身につく「英会話コーチングサービス」です。 英会話コーチングサービスでは、学習者の個別目標・レベル・ライフスタイルなどを考慮して、最適な学習計画の作成や進捗管理を専任のコーチがサポートしてくれます。もちろん、その分だけ料金は高額になるし、コーチとの相性も重要です。 今回は、ビジネスパーソンにオススメの英会話コーチング9社を厳選してご紹介していきます。自分に合いそうなサービスがあるかどうか、しっかりとチェックしてみてください。 人気の英会話コーチングを徹底比較! 今回紹介する英会話コーチングサービスは、どこも実績のある有名なものばかりです。とはいえ、それぞれ料金も特徴も異なります。今回の情報を参考に、納得いくまでいろいろとリサーチしてみてください。 PROGRIT(プログリット)|ビジネス英語特化&短期集中 画像引用:プログリット プログリットは、ビジネス英語に特化した短期集中型の英語コーチングサービスです。専属コンサルタントが学習者一人ひとりの課題を徹底分析し、最適な学習プランを作成してくれます。 専属コンサルタントの主なサポート内容 目標設定 課題発見と弱点分析 学習カリキュラムの作成 スケジュール作成と実績管理 シャドーイング添削 進捗テストによる面談(週1回) 上記以外に疑問点や悩みなどがあれば、いつでもLINEで相談に乗ってもらえるのも嬉しいポイントです。 学習は、1日3時間・月90時間を基本とし、シャドーイングやリーディングトレーニングを中心に、実践的な英語運用力を鍛えます。ビジネス英会話や資格コースのほかに、初級者コースも用意されているので、英語を始めたばかりの人でも安心です。 料金は、標準的な3か月コースで、月額632,500円となっています。「今すぐ割」や「ともだち割」といった割引制度を使えば、最大2万円オフに。一般教育訓練給付制度の利用も可能なので、申込みの際には確認をオススメします。 PROGRITの無料カウンセリングはこちら 項目 内容 レッスン・面談時間 面談は週1回60分(学習は自己学習中心) 受講可能時間 自己学習は24時間管理 料金プラン例 2か月:457,600円(税込) 3か月:632,500円(税込) 6か月:1,190,200円(税込) 初心者向けコースの有無 あり(初級者向けカリキュラム対応) 無料カウンセリング あり1回60分 運営会社 株式会社プログリット TORAIZ(トライズ)|1年で本気の英語力を育てる 画像引用:トライズ トライズは、1年間で本気の英語力を育てることをコンセプトにした英語コーチングサービスです。年間1,000時間の学習を目標に掲げ、専属コンサルタントとネイティブ講師が二人三脚で受講者をサポートします。 リスニングやスピーキング、文法学習など、受講者の学習は自習が基本ですが、週3回のネイティブ講師とのマンツーマン英会話レッスンに加え、グループレッスンも利用が可能です。 コンサルティングは、学習計画作成のほかに、毎日の学習管理、成果測定、隔週1回のコンサルティング面談がおこなわれます。 料金は年間プログラムで約100万円と高額ですが、専属サポートと徹底した学習管理を考えると、コストパフォーマンスは非常に高いといえます。短期間に本気で英語をものにしたい人なら、トライズはオススメです。 TORAIZの無料カウンセリングはこちら 項目 内容 レッスン・面談時間 週3回の英会話レッスン(各25分)+隔週1回のコンサルティング(60分) 受講可能時間 定期受講(予約不要) 料金プラン例 スピーキング本科:12か月一括986,100円(税込) 初心者向けコースの有無 あり 無料カウンセリング あり1回90分 運営会社 トライズ株式会社 RIZAP ENGLISH(ライザップイングリッシュ)|結果にコミットする英会話 画像引用:RIZAP English ライザップイングリッシュは、パーソナルジムで有名なライザップが運営する英会話コーチングサービスです。「結果にコミットする」という理念のもと、専属トレーナーが受講者に合わせたオーダーメイドの学習プランを作成し、徹底的にサポートしてくれます。(週2回のマンツーマンセッションあり) 特徴的なのは、英語を英語のまま理解する「英語脳」を鍛えるトレーニングに力を入れている点です。基礎力アップと同時に、瞬発力を高めるクイックレスポンス練習や、実践的なスピーキングトレーニングをおこない、英語脳を構築していきます。 料金は16回プランで437,800円(税込)〜、別途入会金55,000円(税込)が必要ですが、30日間の全額返金保証もあり安心です。本気で短期間に成果を出したいビジネスパーソンに、ライザップイングリッシュは非常に心強い選択肢となってくれるでしょう。 RIZAP ENGLISHの無料カウンセリングはこちら 項目 内容 レッスン・面談時間 週2回のマンツーマンセッション(各50分)+自己学習サポート 受講可能時間 自己学習は24時間、セッションは営業時間内(7:00〜23:00) 料金プラン例 16回プラン:437,800円(税込) 24回プラン:580,800円(税込) 32回プラン:723,800円(税込) 初心者向けコースの有無 あり 無料カウンセリング あり1回90分 運営会社 RIZAP ENGLISH株式会社 ENGLEAD(イングリード)|サブスクプランで負担少なくスタートできる 画像引用:イングリード ENGLEADは、忙しいビジネスパーソンでも続けやすい、完全オンライン型の英語コーチングサービスです。専属の日本人コーチが受講者一人ひとりに合わせた学習プランを作成し、LINEや専用アプリを使って日々の学習管理とフィードバックをおこないます。 特徴は、43万通り以上の教材データベースから、目標に最適なトレーニングメニューを提案してくれること。無理なく続けられるスケジュール設計も魅力です。 料金は月額制のサブスクプランが中心で、継続受講すると割引が適用されるプランも用意されています。また、条件を満たせば教育訓練給付金の対象となり、受講料の一部が支給される場合も。   完全オンライン完結型なので、地方在住の方や出張が多い方にもオススメです。無料カウンセリングも実施しているので、まずは自分に合うか試してみるとよいでしょう。 ENGLEADの無料カウンセリングはこちら 項目 内容 レッスン・面談時間 週1回のオンライン面談(各60〜90分)+日々の学習サポート 受講可能時間 自己学習は24時間対応、面談は予約制 料金プラン例 サブスクプラン:月額137,500円(税込) 長期割引プラン:月額119,625円(税込) 初心者向けコースの有無 あり 無料カウンセリング あり1回60分 運営会社 株式会社Morrow World コーチバディ|スピーキング特化型だから負担が少なく継続しやすい 画像引用:コーチバディ コーチバディは、有名なAI英会話アプリ「スピークバディ」から誕生した、スピーキング特化型の英会話コーチングサービスです。スピークバディでのトレーニングを主軸にしながら、毎週1回おこなわれるコーチとのセッションで、実践的な英会話力を身につけていきます。 生徒一人ひとりに専属コーチがつき、受講者の目標やレベルに合わせたカスタマイズプランを作成してくれるため、無理なく着実に英語力を伸ばせます。毎日フィードバックがもらえるので、サボらず頑張ろうというモチベーションが生まれるのも見逃せないポイントです。 想定学習時間は、1日1.5時間を推奨しており、3か月で目標まで仕上げていきます。一般的なコーチングでは、1日3時間の学習を設定しているケースが多く、忙しい社会人にとってかなりハードルが高いです。 その点コーチバディでは、スピーキングに特化している分だけ、日々の学習の負担が少なくて済みます。無理なく英語力を高めたいなら、コーチバディはオススメですよ。 コーチバディの無料カウンセリングはこちら 項目 内容 レッスン・面談時間 週1回のオンライン面談(各30分)+日々のチャットサポート 受講可能時間 チャットは24時間送信可能(返信は営業時間内) 料金プラン例 ベーシックコース:283,800円(税込) スピーキングマスターコース:415,800円(税込) マスタープラスコース:787,600円(税込) 初心者向けコースの有無 あり 無料カウンセリング あり1回60分 運営会社 株式会社スピークバディ GSET(ジーセット)|発音&音読に特化した独自メソッド 画像引用:GSET GSETは、発音と音読トレーニングに特化した英会話コーチングサービスです。日本人が英語を話せない最大の原因とされる「音声認識能力の不足」に着目し、独自のトレーニングメソッドで英語脳を鍛えるのが特徴。 GSETのトレーニングで、発音・発声法・リズム、そして英語を英語のまま理解できる英語脳が手に入ります。プログラムは、毎週1回のマンツーマンセッション(新宿スタジオで対面カウンセリングも可能)に加え、週6日おこなわれるオンライン宿題トレーニングで構成されています。 料金プランは、月額57,200円(税込)の一種類のみ。シンプルな料金設定で迷うことなく、いつでも自分のタイミングでスタートできます。 発音を磨いて英語を堂々と話せる力を身につけたい方に、GSETは最適な選択肢といえるのではないでしょうか。 GSETの無料体験レッスンはこちら 項目 内容 レッスン・面談時間 週1回のマンツーマンレッスン(各50分)+毎日のオンライン宿題トレーニング 受講可能時間 自己学習は24時間、レッスンは営業時間内(要予約) 料金プラン例 月額57,200円(税込) 初心者向けコースの有無 あり 無料カウンセリング あり1回50分 運営会社 株式会社GSET フラミンゴ・オンラインコーチング|英語初心者にもやさしいサポート体制 画像引用:フラミンゴオンラインコーチング フラミンゴ・オンラインコーチングは、英語初心者でも安心して取り組めるサポート体制が魅力の英語コーチングサービスです。 受講者一人ひとりに専属コーチがつき、学習の進め方から日々のモチベーション管理までこまやかに支えてくれるため、英語に自信がない方でも無理なく続けられます。 学習プランは個別カスタマイズ制で、目標に応じてスピーキング・リスニング・ライティング・リーディングをバランスよく強化。LINEを使った毎日の学習サポートに加え、週1回50分のマンツーマン面談で、不安もバッチリ解消できます。   料金は通常プランと、あんしん保証つきプランの2種類を用意。基本コース・初心者脱出コース・ビジネス英語コース・試験対策コースのどれを選んでも料金は変わりません。 「頑張りたいけど独りでは自信がない……」という人は、いちど無料カウンセリングを受けてみるとよいかもしれませんね。 フラミンゴ・オンラインコーチングの無料カウンセリングはこちら 項目 内容 レッスン・面談時間 週1回のオンライン面談(各50分)+日々のチャットサポート 受講可能時間 チャットサポートは24時間送信可能(返信は営業時間内) 料金プラン例 通常プラン4か月:317,900円(税込) 8か月:613,800円(税込) 12か月:920,700円(税込) 初心者向けコースの有無 あり 無料カウンセリング あり1回60分 運営会社 株式会社フラミンゴ ENGLISH COMPANY(イングリッシュカンパニー)|第二言語習得論に基づいた科学的トレーニング 画像引用:イングリッシュカンパニー ENGLISH COMPANYは、第二言語習得論に基づいた科学的なアプローチで、英語力を効率的に高める英語コーチングサービスです。 ENGLISH COMPANYのトレーニングをひと言で説明すると「超効率型」でしょうか。単なる反復練習ではなく、言語習得のプロセスに沿ったトレーニングで、無駄を省きながら最短距離で成果を出すことを目指します。 専属トレーナーが学習者一人ひとりの課題をこまかく分析し、最適なトレーニングプランを提案。超効率型メソッドのおかげで、一般的な自主学習時間「1日3時間」を大幅に下回る、「1日1.5時間」で目標達成が可能です。 料金は、パーソナルトレーニングコース(3か月)で561,000円(税込)から。高額ではありますが、短期間で確実に伸ばしたい人には、非常にコストパフォーマンスが高いと評判です。  英語学習の遠回りを避けたい方、独学で伸び悩んでいる方に、とくにオススメできるサービスです。 ENGLISH COMPANYの無料体験レッスンはこちら 項目 内容 レッスン・面談時間 週2回のマンツーマントレーニング(各45分)+自己学習サポート 受講可能時間 トレーニングは営業時間内(要予約)、自己学習は24時間可能 料金プラン例 パーソナルトレーニングコース(3か月):561,000円〜(税込) パーソナルトレーニングコース(6か月):679,800円(税込) 初級セミパーソナルコース:264,000円(税込) 初心者向けコースの有無 あり 無料カウンセリング あり1回90分 運営会社 株式会社スタディーハッカー Bizmates Coaching(ビズメイツ・コーチング)|格安で英会話コーチングが受けられる 画像引用:Bizmates Coaching | ビジネス特化のオンライン英語コーチング Bizmates Coachingは、ビジネス英語に特化したオンライン英語コーチングサービスです。通常の英会話レッスンに加え、専属コーチにオリジナルの学習プランを設計してもらえるので、目標達成までしっかり完走できる安心感があります。 コーチは、英語指導だけでなくビジネス経験も豊富なプロフェッショナルばかり。実際のビジネスシーンを想定した英語力を効率的に磨けるのが大きな魅力です。 Bizmates Coaching最大の特徴は、料金の安さにあります。毎日の英会話と英語コーチングがセットになって、月額34,650円からという非常に安い価格設定となっています。これは、一般的な相場と比較して、およそ6分の1という安さです。 その分コーチングの時間は15分と短いのですが、最低期間の縛りもなく1か月からでも利用ができます。予算の少ない人、とにかくいちど英会話コーチングを試してみたい人にとって、非常に心強い選択肢になってくれるでしょう。 Bizmates Coachingの無料カウンセリングはこちら 項目 内容 レッスン・面談時間 週1回のコーチングセッション(各15分)+通常のオンライン英会話レッスン 受講可能時間 レッスン・セッションともに5:00〜25:00(要予約) 料金プラン例 月額34,650円(税込) 初心者向けコースの有無 あり 無料カウンセリング あり1回25分 運営会社 ビズメイツ株式会社 失敗しない英会話コーチングの選び方 英会話コーチングを提供する会社は数多くあり、どのサービスを見てもよさそうに見えてしまうものです。そこで最後に、失敗しない英会話コーチングの選び方のコツを3つご紹介します。 目的に合わせたプログラムを選ぶ 英会話コーチングを選ぶうえで、まず大切なのは「自分の目的に合ったプログラムを選ぶこと」です。ただなんとなく英語を学びたいという漠然とした理由では、おそらく途中でモチベーションが続かなくなってしまうでしょう。 たとえば、ビジネス英語を強化したい人と、TOEICのスコアアップが目的な人では、選ぶべきトレーニング内容やサポート体制も大きく異なります。 スクールによっては、ビジネス英会話やTOEIC対策のほかにも、プレゼン対策や海外赴任向けカリキュラムのように、さらにこまかくコースが分かれている場合もあります。自分が達成したい目標や、学びたいスキルに合わせて、できるだけ具体的なゴール設定ができるコーチングを選びましょう。 無料体験やカウンセリングを活用する 英会話コーチングを選ぶ際は、無料カウンセリングの受講を強くオススメします。無料カウンセリングは公式サイトの情報だけではわからない、実際のサポート体制やコーチとの相性を確かめる貴重なチャンスです。 カウンセリングでは現時点での英語力や、目標達成までに必要な学習量・期間なども具体的にアドバイスしてもらえるため、自分の立ち位置が明確になります。 気になるサービスがあれば、できれば3社くらいは無料カウンセリングを受けておきたいところです。1社しか受けていないと比較する対象がなく、自分に合わないサービスを選んでしまう可能性が高くなります。 いくつか比較して、納得してスタートできれば、迷うことなく英語力アップに注力できます。どんなに忙しくても、最低2社は受けるようにしましょう。 コーチとの相性を重視する コーチとの相性は、英会話コーチング選びにおいて、もっとも重要なファクターかもしれません。どんなにカリキュラムが優れていても、担当コーチと信頼関係を築けなければ、途中で意欲が低下してしまうでしょう。 英語コーチングは、半年から1年かけて進めていくのが一般的です。その間モチベーションを維持するには、「相談しやすい」「信頼できる」と感じられる相手かどうかが、重要なポイントになります。 無料カウンセリングでは、単にサービス内容を確認するだけでなく、可能であればコーチの指導スタイルやコミュニケーションの取り方もチェックしてみましょう。コーチングは、要するに、人と人とのやり取りです。だからこそ、相性を軽視しないことが、成功への近道なのです。   まとめ 英会話コーチングは、「短期間で実践的な英語力を伸ばしたい」というビジネスパーソンにとって、非常に心強いサービスです。しかし、効果を最大限に引き出すためには、自分の目的や学習スタイルに合ったサービスを選ぶことが大切です。 今回ご紹介した9社のコーチングサービスは、それぞれ特徴やサポート体制が異なります。無料体験やカウンセリングを活用しながら、実際に試してみて、納得できるスクールを見つけましょう。  ### 【ネイティブから生きた英会話を学びたい人へ】ナチュラルな英語の学び方とオススメのオンライン英会話を紹介 ネイティブのように自然な英語を話せるようになりたい……もしあなたがそう考えているなら、やはりネイティブ講師からレッスンを受けるのがもっとも近道です。 本記事では、ナチュラルな英語を身につけるための学習法から、ネイティブ講師と効果的にレッスンを進めるコツ、さらにネイティブ講師のレッスンが充実しているオンライン英会話スクールまで、わかりやすくまとめました。 英語を英語のまま理解する力を鍛える方法も紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください! ネイティブのナチュラルな英語を身につける学習法 冒頭でもお伝えしたように、ネイティブ講師とのレッスンはネイティブのナチュラルな英語を学ぶうえで不可欠です。ただし、レッスンだけ受けても、普段なにもしなければ、思うような上達は望めません。 まずは、ネイティブのナチュラルな英語を身につけるための基本的な学習法を、しっかりと理解しておきましょう。 よく使われるフレーズを丸ごと覚える 英語をネイティブらしく話したいなら、会話によく出てくるフレーズを「丸ごと」覚えるのが効果的です。たとえば、「I'm tied up at the moment.(今ちょっと手が離せない)」や「That’s a no-brainer.(考えるまでもなくわかることだ)」のような表現は、ネイティブ同士の会話でよく登場します。 こういった慣用句を、学校ではほとんど習いません。受験を経験している人は、難解な単語の暗記を優先し、どうしても日常的な表現を後回しにする傾向が強いです。 しかし、ネイティブがよく使うフレーズをそのまま覚えると、ここぞというタイミングで言葉がスラスラ口から出てくるようになります。 もちろん単語を覚えるのも大切ですが、単語帳に頼りすぎず、ドラマやYouTube、オンラインレッスンで聞いた表現をどんどんストックしていきましょう。 ◆効率よくフレーズを覚える方法については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 基本例文を暗記すれば英語は必ず話せる シャドーイングで発音とリズムを体に染み込ませる ネイティブのような自然な英語を身につけたいなら、「シャドーイング」をオススメします。シャドーイングとは、英語音声を聞きながら、1〜2語遅れでそっくりそのまま真似して発声する練習方法です。 シャドーイングをおこなう際には、音のリズムや強弱、イントネーションをそっくり真似するのがポイントです。もしかしたら、例文が自分の好みではない話し方かもしれません。それでも、一言一句同じように真似しましょう。 勝手なアレンジをせず、とにかくネイティブの話し方を忠実に真似してなぞっていくのです。最初はうまくいかなくても、続けるうちに自然とネイティブの発音やリズム、抑揚が身についてきます。ネイティブの真似をしているのですから、当然といえば当然ですよね。 いきなり映画やドラマはハードルが高いので、まずは単語帳や文法書の例文から、シャドーイングに取り組んでみてはいかがでしょうか。 ◆シャドーイングのやり方については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英語が話せるようになりたい人必見!効果的な学習法と実践のコツ 英語音声の映画やドラマを繰り返し見る 教材を使ったシャドーイングで英語のリズムや発音に慣れてきたら、英語音声の映画やドラマに挑戦してみるのもよい方法です。 こういった媒体を題材にすると、教科書の英語とは違うリアルなスピードや言い回し、感情のこもったイントネーションを自然に吸収できます。 もちろん、最初から完璧に理解しようとする必要はありません。まずは字幕つきで何度も繰り返し観て、理解できない箇所を探し出してください。発音がわからないのか、意味がわからないのか、スピードが速すぎるのか、理解できない(聞き取れない)原因がわかれば、やるべきことが明確になります。 そのうちネイティブの会話のテンポに慣れてきて、字幕なしでも理解できる箇所がどんどん増えてくるでしょう。そうなればしめたものです。毎日10分程度でよいので、ぜひトライしてみてください。 ◆ドラマのような題材を使う学習法のコツについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 毎日英語を続けるコツとは?習慣化しやすい勉強法を紹介 ネイティブのSNSをチェックしてみる 英語のネイティブが発信しているSNSも、リアルな英語表現の学習にオススメです。XやInstagram、TikTokなどを見ると、教科書にはなかなか出てこない、今どきのカジュアルな表現や略語が飛び交っています。 たとえば、「BRB(Be right back)」や「FYI(For your information)」のような略語は、学校では決して習いません。でも、ネイティブはこういった表現をガンガン使います。SNSをチェックすると、こういった略語や若者言葉、スラングなどもキャッチできます。 ただし、SNSの英語は、文法が崩れていることも多いので注意が必要です。日本人が多用すると悪印象を与えかねないので、あくまで「こんな言い回しがあるんだ」と、楽しみながらチェックする程度にしておくのが無難です。 ネイティブとの英会話レッスンを効率よく進めるコツ ネイティブ講師のレッスンが充実しているオンライン英会話を紹介する前に、ネイティブとの英会話レッスンを効率よく進めるコツを4つご紹介します。せっかくのオンライン英会話レッスンがムダにならないよう、ぜひ頭に入れておいてください。 事前に話したいトピックを用意しておく ネイティブとの英会話レッスンを効率よく進めるためには、あらかじめ「今日話したいトピック」を決めておくのがポイントです。なにも準備せずにレッスンに臨むと、なにを話していいかわからず、どうしても会話が途切れがちになります。 「最近見た映画について話す」「週末の予定を説明する」「仕事の一日を英語で紹介する」など、身近なテーマをひとつ決めておきましょう。さらに、そのテーマに関する英単語やフレーズを少しだけ事前に調べておくと、より安心して会話に臨めます。 もちろん、カリキュラムでやることが決まっている場合は、こういう作業は必要ありません。ただ、カリキュラムが事前にわかっているなら、やはりある程度単語やフレーズを予習しておくほうが会話はスムーズに進みます。 間違っても、ネイティブ講師が自然な言い回しを教えてくれるので、気後れすることなく予習した内容をどんどん会話で使っていきましょう。 ◆予習の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 オンライン英会話の効果はある?上達のコツと受講のポイントを解説 わからなかった表現はその場で確認する レッスン中に聞き取れなかった単語や、意味のわからない表現があったときは、その場ですぐに質問するのが上達への近道です。わからないままスルーしてしまうと、せっかくの学びのチャンスを逃してしまいます。 ネイティブ講師は質問に慣れているので、遠慮せずにどんどん聞いて大丈夫です。ただ、質問の言い方がわからなければ、質問自体がむずかしいですよね。 いざというときに困らないよう、「Could you say that again, please?(もう一度言ってもらえますか?)」や「What does that mean?(それはどういう意味ですか?)」といったフレーズを事前に勉強しておいてください。 また、聞き取れなかった表現はレッスン後にメモして復習すると、記憶にしっかりと定着します。わからないことはその場で確認、確認したことは必ず復習する。このルールをしっかりと守っていきましょう。 目標をひとつだけ決めて毎回レッスンを受講する 英会話レッスンを受けるときは、「今日のレッスンでこれだけは達成する」という小さな目標をひとつだけ決めておくと、学びの質がぐっと高まります。 目標は、「現在完了形を使って過去の経験を話す」や「レッスン中に“by the way”を3回使ってみる」といった具体的なものなら、どういう目標でも構いません。 目標に挑戦して、その結果失敗しても全然OKです。目標を完璧にこなす必要はなく、「やってみる」ことに意味があります。目標があると、積極的な発言や新しい表現への挑戦意欲が生まれやすくなる。そこが重要なのです。 多少失敗しても、小さな達成を積み重ねていけば、英会話に対する自信が少しずつ大きくなっていきます。失敗を気にせず、目標達成に向かってどんどんトライしていきましょう。 レッスンで学んだ内容をそのままにしない レッスン中に新しく覚えた単語や表現を、そのまま放置してしまうのはとてももったいないことです。人は、いちど学んだだけではすぐに忘れてしまうもの。だからこそ、レッスン後に軽く振り返る習慣をつけることが大切になってきます。 たとえば、レッスン中に講師が使った気になるフレーズをメモしておき、あとで何回も声に出して使ってみる。あるいは、学んだ表現を使って短い日記を書いてみる。こうした小さなアウトプットの積み重ねで、少しずつ知識が自分のものとして定着していきます。 レッスンは「受けたら終わり」ではなく、「受けたあとが本当のスタート」と考えて、少しだけ復習に時間を使ってみましょう。 ◆効果的な勉強法(復習法)については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 40代になっても勉強内容をしっかり頭に入れる方法とは? ネイティブ講師のレッスンが充実しているオンライン英会話4選 数あるオンライン英会話サービスのなかでも、とくにネイティブ講師のレッスンが充実しているサービスを4つ紹介します。興味のあるサービスがあれば、ぜひ無料レッスンで具体的な内容をチェックしてみてください。 Cambly(キャンブリー)|ネイティブ講師多数・24時間いつでもレッスンOK 画像引用:Cambly Camblyは、ネイティブ講師との英会話に特化したオンライン英会話サービスです。講師は全員ネイティブスピーカーで、アメリカ、カナダ、イギリスの一流大学で大学院の学位を取得した者も数多く在籍しています。 事前に講師のプロフィールや自己紹介動画を確認できるので、自分に合った話しやすい講師を選びやすいのも大きな魅力です。24時間365日、好きなタイミングでレッスンを予約できるだけでなく、空いていれば即レッスンを受けられます。 また、日常英会話はもちろん、ビジネス英語やIELTSなどの試験対策にも対応しています。アプリ・PC両方から簡単に受講でき、レッスン録画機能で復習もバッチリ。完全英語環境でしっかり実践したい人にオススメです。 ただし、Camblyの料金プランは複雑で、公式サイトでも明示されていません。解説サイトなどを利用して、事前にしっかりと確認しておくことをオススメします。 Camblyの無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 1日15〜60分 受講可能時間 24時間(予約不要で今すぐレッスン可能) 料金プラン例 少人数グループ:月額3,600円〜(税込) プライベート:月額7,490円〜(税込) キッズ:月額11,000円〜 予約 2時間前まで(予約不要のレッスンもあり) 講師の主な国籍 アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア 初心者向けコースの有無 あり 無料体験 無料体験あり(1回15分) 運営会社 Cambly Inc. DMM英会話|ネイティブ+多国籍講師・教材の種類が豊富 画像引用:ネイティブ講師と毎日英会話レッスン『プラスネイティブプラン』 - オンライン英会話ならDMM英会話 DMM英会話は、ネイティブ講師を含む世界130か国以上の多国籍講師とレッスンができるオンライン英会話サービスです。「プラスネイティブプラン」に加入すれば、アメリカ、イギリス、カナダなどのネイティブ講師から毎日レッスンを受けられます。 教材が非常に豊富(15,405教材)で、日常英会話、ビジネス英会話、旅行英会話、ニュース英語など、レベルや目的に応じた学習が可能です。AIロールプレイが使い放題なので、レッスンで学んだ内容を自宅でしっかりと復習できます。 レッスン予約は15分前までOKで、レッスン履歴や教材の進捗管理機能も充実。英会話初心者から上級者まで、幅広いニーズに対応できるバランスのよさが魅力です。リーズナブルな料金でネイティブに指導を受けたいなら、DMM英会話はオススメですよ。 DMM英会話の無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 1回25分 受講可能時間 24時間 料金プラン例 毎月8レッスン:月額12,980円(税込) 毎日1レッスン:月額22,880円(税込) 毎日2レッスン:月額44,980円(税込) 予約 必要(15分前まで予約可能) 講師の主な国籍 ネイティブ+120か国以上の多国籍講師 初心者向けコースの有無 あり 無料体験 1回 運営会社 株式会社DMM.com ネイティブキャンプ|レッスン受け放題&ネイティブも選べる 画像引用:ネイティブスピーカーとの英会話レッスンにチャレンジ! ネイティブキャンプは、月額料金だけでレッスンが無制限に受けられる珍しいオンライン英会話サービスです。 通常プランではフィリピン人講師を中心とした多国籍講師と話せますが、オプションで「ネイティブ受け放題オプション」を追加すれば、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなどのネイティブ講師とのレッスンも自由に受けられます。 予約なしで受講可能なので、思い立ったときにすぐ練習できるのも大きな魅力です。数百種類にわたる発音教材が用意されていますし、AIを用いたスピーキングテストが無料・回数無制限で受講できます。 ネイティブの指導で発音を劇的に向上させたい人は、ネイティブ受け放題オプションを検討してみてはいかがでしょうか。 ネイティブキャンプの無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 1回25分 受講可能時間 24時間365日 料金プラン例 月額7,480円(プレミアムプラン)+ネイティブ受け放題オプション月額9,800円 予約 5分前まで予約可能 講師の主な国籍 ネイティブ講師(ネイティブ受け放題の場合) 初心者向けコースの有無 あり 無料体験 7日間無料(ネイティブ受け放題の加入が必要) 運営会社 株式会社ネイティブキャンプ EF English Live|Efekta講師による高品質なレッスンが魅力 画像引用:オンライン英会話 | ネイティブと英語を学ぶ – EF English Live EF English Liveは、世界最大級の語学教育機関EF(Education First)が運営するオンライン英会話サービスです。すべての講師がネイティブスピーカー(もしくはバイリンガル)で、さらにEfektaメソッドを習得しています。 Efekta講師になるには、厳しいトレーニングを受講するほかに、英語を専門的に教えるための資格TEFLの取得が必須です。そのため、EF English Liveでは、非常に質の高いレッスンが受講できます。 また、マンツーマンレッスンだけでなく、グループレッスンを組み合わせれば、24時間いつでも受講が可能です。なかなかスケジュールが調整できない人も、EF English Liveなら無理せずオンライン英会話を継続できます。 EF English Liveの無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 1回20分(プライベート)・45分(グループ) 受講可能時間 24時間(グループレッスンは時間帯あり) 料金プラン例 マンスリープラン:月額10,900円(税込) 3か月プラン:3か月29,900円(税込) 6か月プラン:6か月52,900円(税込) 予約 プライベート4時間前まで、グループ不要 講師の主な国籍 ネイティブ講師 初心者向けコースの有無 あり 無料体験 7日間無料体験あり 運営会社 EF Education First 瞬読英会話 | 英語を英語のまま理解できるようになる 瞬読英会話は、英語を日本語に訳さず「英語のまま理解する力」を養うための新しい学習法です。日本人の多くが苦手とする、英語を聞いた瞬間に意味を理解する感覚を、専用トレーニングで効率よく身につけられます。 たとえば、「Thank you」という英語を、わざわざ日本語の「ありがとう」に訳して理解する人はいませんよね。英語を知らない人でも、聴いた瞬間に意味を理解できるはずです。 英語を英語で理解するというのは、ようするにThank youと同じレベルで理解できる表現を数多く脳内にストックした状態といえます。瞬読英会話のメソッドを身につければ、あなたも英語を英語で理解できるようになるのです。 ネイティブとスムーズなやり取りをしたい、ネイティブのように話せるようになりたい、そういう気持ちがある人は、ぜひいちど瞬読英会話を体験してみてください。 まとめ ネイティブの自然な英語を身につけるには、正しい学習法と、実際にネイティブと会話する機会の両方が大切です。今回ご紹介したオンライン英会話スクールなら、あなたのレベルや目的に合ったレッスンを受けられます。 最初は緊張するかもしれませんが、ネイティブ講師はフレンドリーなかたが多く、初心者にも丁寧に対応してくれるので心配の必要はありません。まずは無料体験レッスンから、気軽に試してみてはいかがでしょうか。 ### 【2025年版】ビジネス英語に強いオンライン英会話オススメ9選|初心者でも安心の選び方も紹介 会社の仕事で英語が必要になったから、英語を勉強したいがなにをやればいいのかわからない。もしあなたが、ビジネスで使う英語の勉強法で悩んでいるなら、熟練した講師がしっかりとサポートしてくれるオンライン英会話のビジネスコースが、解決策になってくれるでしょう。 当記事では、ビジネス英語に強いオススメのオンライン英会話を9つピックアップして特徴をご紹介します。あわせて、自分に合ったスクールの選び方も解説するので、ぜひ最後までお読みください。 ビジネス英語にオススメのオンライン英会話9選 同じビジネス向けコースでも、スクールごとにそれぞれ特色が異なるものです。今回は、数あるオンライン英会話スクールのなかから、オススメのスクールを9つ紹介していきます。自分に合いそうなスクールがあったら、まずは無料体験で内容を確認してみてください。 Bizmates(ビズメイツ)|ビジネス英語特化の圧倒的定番 画像引用:Bizmates Bizmatesは、ビジネス英語に特化したオンライン英会話です。ビジネス英語に特化したオンライン英会話といえば、Bizmatesは外せません。 すべてのレッスンがビジネスシーンに直結しており、単なる英語学習にとどまらず、異文化理解やマネジメント、交渉力まで幅広く鍛えられるカリキュラムが組まれています。 カリキュラムはレベル別にこまかく(30段階)設定されているので、英語の初心者でも問題なく取り組めます。 また、講師はほぼ全員がフィリピン人です。ネイティブのレッスンを受けたい人には不向きかもしれませんが、海外でのビジネス経験が豊富なトレーナーだけを採用。 第二言語としての英語学習者に寄り添った指導と、かつグローバルで通用する実践的なフィードバックをもらえるのも大きな魅力です。 Bizmatesの無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 1回25分 受講可能時間 5:00〜25:00 料金プラン例 毎日1レッスン:月額14,850円(税込) 毎日2レッスン:月額21,450円(税込) 予約 5分前まで予約可 講師の主な国籍 フィリピン中心 初心者向けカリキュラムの有無 あり 無料体験 1回無料体験あり 運営会社 ビズメイツ株式会社 レアジョブ英会話ビジネスコース|初心者にもやさしい大手の安心感 画像引用:ビジネス英会話コース | オンライン英会話ならレアジョブ英会話 レアジョブ英会話のビジネスコースは、仕事で使える英語力を効率よく身につけたい人に最適なプログラムです。実践ビジネス教材・ビジネスシチュエーションクエスチョン教材・ビジネスディスカッション教材が用意されており、実際のビジネスシーンを想定したレッスンが受けられます。 なかでも、言語習得に効果的とされる「PCPPモデル」に基づき作成された実践ビジネス教材は、オススメです。①Presentation(提示) ②Comprehension(理解) ③Practice(練習) ④Production(産出)という4つの流れに沿ったレッスンにより、効率的にビジネス英語を習得できます。 さらに、ビジネス英会話コースでは、英語力・教授法・人物・勤怠・通信環境など、厳しい評価基準をクリアしたトップクラスの講師のみが指導を担当。もちろん、無料カウンセリングも用意されているので、学習の方向性に迷ったときも心強いサポートが受けられます。 レアジョブ英会話の無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 1回25分 受講可能時間 6:00〜25:00 料金プラン例 毎日25分プラン:月額12,980円(税込) 毎日25分プラン+ネイティブパス:月額20,980円(税込) 予約 5分前まで予約可 講師の主な国籍 フィリピン中心、日本人、ネイティブ 初心者向けカリキュラムの有無 あり 無料体験 2回無料体験あり 運営会社 株式会社レアジョブ 産経オンライン英会話Plus|インバウンド向け職業別英会話も学べる実践型 画像引用:ビジネス英会話を学ぶ – オンライン英会話なら産経オンライン英会話Plus | 初月70%OFF 産経オンライン英会話Plusは、一般的なビジネス英語に加えて、製造現場での英会話のような実践的な英会話も学べるのが大きな特徴です。ビジネス英会話コースでは、「電話対応」「会議」「プレゼンテーション」などが学べる、約400種類ものレッスン教材を用意しています。 また、インバウンド対策のための職業別英会話レッスンがあるのも、当講座の大きな特徴です。ホテル・タクシー・コンビニ・医療現場など、インバウンドと関連する職種の方にとって、非常に大きな助けになってくれるでしょう。 講師は、フィリピン人、日本人、ネイティブ講師と幅広く在籍しており、目的やレベルに応じて選択可能。1か月10回までのライトな料金プランも用意されているので、とりあえずビジネス英会話コースを試してみたいという人にもオススメです。 産経オンライン英会話Plusの無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 1回25分 受講可能時間 5:00〜24:30 料金プラン例 1か月10回レッスン:月額4,620円(税込) 1日1回レッスン:月額6,380円(税込) 1日2回レッスン:月額12,100円 予約 5分前まで予約可 講師の主な国籍 フィリピン、日本、ネイティブ 初心者向けカリキュラムの有無 あり 無料体験 5回無料体験あり 運営会社 産経ヒューマンラーニング株式会社 ネイティブキャンプ|定額で回数無制限のコスパ重視派に 画像引用:ビジネス特化のオンライン英会話なら【ネイティブキャンプ】- 英会話レッスン回数無制限 なんといっても、ネイティブキャンプ最大の魅力は、24時間365日いつでも回数無制限で受講が可能というところでしょう。待機中の講師がいれば、予約不要で受講できる「今すぐレッスン」も、スキマ時間を活用したいビジネスパーソンには嬉しいポイントです。 最新ニュース記事を用いた教材、営業や社内会議など、実際のビジネスシーンに合わせた教材が用意されているので、すぐに使える実践的な英会話が学べます。 講師陣は130か国以上の多国籍メンバーで構成されており、医者やコンサルタント、薬剤師といったさまざまなビジネスの経験をもつ講師が、実践に即した英語をレッスンしてくれます。また、職歴で講師を選べるのも、専門用語や業界独自の慣習を学びたい人には嬉しいポイントです。 ネイティブキャンプの無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 1回25分(5分からの今すぐレッスン受講可) 受講可能時間 24時間365日 料金プラン例 ライトプラン:月額5,450円(税込) プレミアムプラン:月額6,480円(税込) 予約 不要(今すぐレッスン可) 講師の主な国籍 120か国以上 初心者向けカリキュラムの有無 あり 無料体験 7日間無料体験あり 運営会社 株式会社ネイティブキャンプ DMM英会話|豊富な教材と講師陣で幅広く対応 画像引用:DMM英会話 DMM英会話は、世界130か国以上から集まった多彩な講師陣と、15,000以上の教材がそろう充実度が魅力です。ビジネス英会話専用教材では、求職、謝罪、会議、交渉、プレゼン、ビジネスメール作成まで、実践に直結する英語表現を段階的に学習できます。 学習した内容をAIロールプレイでガンガン練習すれば、英会話で使える表現がどんどん身についていきます。 レッスンは24時間365日受講できるため、仕事が不規則なビジネスパーソンでも安心です。予約不要で受講できる「今から8分レッスン」もあるので、スキマ時間を有効に活用できます。 また、日本人講師も在籍しているので、必要に応じて日本語サポートを受けながら学べるのも嬉しいポイントです。 DMM英会話の無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 1回25分(8分レッスンも受講可) 受講可能時間 24時間365日 料金プラン例 毎月8レッスン:月額4,880円(税込) 毎日1レッスン:月額6,980円(税込) 毎日2レッスン:月額11,980円(税込) 予約 15分前まで予約可 講師の主な国籍 130か国以上 初心者向けカリキュラムの有無 あり 無料体験 登録後72時間受け放題 運営会社 合同会社DMM.com EF English Live|外資系企業に強い本格派ネイティブレッスン 画像引用:オンラインビジネス英語コース | EF English Live (EFイングリッシュライブ) EF English Liveは、世界中で語学教育を手がけるEF Education Firstが運営するオンライン英会話スクールです。すべてのレッスンを、Efektaメソッドの訓練を受けた英語ネイティブ講師が担当しており、実際のビジネス現場で通用する自然な表現や発音を習得できます。 交渉、会議、プレゼンなどリアルなビジネスシーンを想定したレッスンが充実しており、外資系企業への転職や海外勤務を目指す人に人気の講座です。 また、マンツーマンとグループレッスンを自由に組み合わせられるため、自分のペースに合わせた柔軟な学習ができます。専用オンライン教材も豊富にそろっており、24時間いつでもレッスンにアクセスできる利便性も大きな魅力です。 EF English Liveの無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 プライベート:1回20分、グループ:1回45分 受講可能時間 24時間365日 料金プラン例 マンスリープラン:月額10,900円(税込) 3か月プラン:3か月29,900円(税込) 6か月プラン:6か月52,900円(税込) 予約 プライベート8時間前まで、グループ不要 講師の主な国籍 英語ネイティブ講師 初心者向けカリキュラムの有無 あり 無料体験 7日間無料体験あり 運営会社 EF Education First Ltd. QQ English|講師全員がTESOL保持で質の高いレッスン 画像引用:ビジネスシーンで使える英語力を身につける Business English | QQ English オンライン QQ Englishは、フィリピン・セブ島に拠点をもつオンライン英会話スクールで、すべての講師が英語指導資格TESOLを取得しているのが大きな特徴です。ビジネス英会話コースでは、電話対応、商談、会議、プレゼンなど、仕事で必要な英語力を実践的に磨くことができます。 母国語を一切使用せずに学ぶ「カランメソッド」も導入しており、通常の4倍で英語を反射的に話せるトレーニングができる点も魅力。レッスンは24時間受講可能で、月額2,980円〜とリーズナブルな料金設定も続けやすさのポイントです。 校舎をもつ語学学校の運営会社が提供しているため、講師の質やカリキュラムの信頼性も高く、将来フィリピンへの語学留学も視野に入れている人はぜひ検討してみてください。 QQ Englishの無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 1回25分or50分 受講可能時間 24時間(一部祝日が休校) 料金プラン例 月4回コース:月額2,980円(税込) 月8回コース:月額5,480円(税込) 月16回コース:月額8,480円(税込) 予約 開始5分前まで可能 講師の主な国籍 フィリピン中心 初心者向けコースの有無 あり 無料体験 2回無料体験 運営会社 株式会社QQ English Berlitz(ベルリッツ)|老舗の信頼と高品質なビジネス英語指導 画像引用:ビジネス英会話に強いスクールで実践的に学ぶ | ベルリッツ Berlitzは、140年以上の歴史を誇る老舗語学スクールで、世界70か国以上でスクールを展開しています。オンライン英会話も積極的に展開しており、ミーティング、交渉、プレゼンテーションなど、国際ビジネスに不可欠なスキルの徹底的なトレーニングが可能です。 指導を担当するのは、ビジネス経験豊富な英語ネイティブ講師が中心。英語を英語で考える「ベルリッツ・メソッド」により、自然な会話力と瞬発力を効率よく伸ばせるのも大きな特徴です。 ほかにも、ベルリッツ・メソッドには、会話中の知らない単語や表現を簡単な言葉で生徒に言い換えてもらう「レベルダウンテクニック」などがあり、わかったつもりの回避に非常に有効です。無料体験も可能なので、まずはベルリッツ・メソッドを試してみてはいかがでしょうか。 Berlitzの無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 1回40分(オンライン) 受講可能時間 平日7:00〜21:10、土日8:30〜18:10 料金プラン例 マンツーマン(完全オンライン):1レッスン7,623円(税込) 少人数グループレッスン:1レッスン4,160円(税込) AI×教師と学ぶプログラム:実質月額19,800円(1レッスン660円)(税込) 予約 受講予定日前日の15時まで 講師の主な国籍 英語ネイティブ中心 初心者向けカリキュラムの有無 あり 無料体験 1回90分 運営会社 ベルリッツ・ジャパン株式会社 Best Teacher(ベストティーチャー)|ライティングから始める実践型学習 画像引用:オンライン英会話のベストティーチャー Best Teacherは、「書いて、話す」をベースにした独自メソッドで、実践力を高めるオンライン英会話サービスです。まず自分で英文を作成し、それを添削・指導してもらったうえで会話レッスンをおこないます。 一般的なオンライン英会話では、ライティングはほとんど関係ないので、最初は不安に感じるかもしれません。たしかに、通常よりも時間は必要ですが、その分1回ごとのレッスンがしっかりと身につきます。 会議、商談、プレゼン、ビジネスメール作成といった実務に即したテーマを作文して、正しい英語に添削してもらう。この流れが、たしかな英語力を鍛えてくれます。 なお、レッスン回数は無制限で、24時間好きなタイミングで英作文&レッスンの申し込みが可能です。自信をもって話せない、自分の話す英語が正しいか不安、会社で英文での書類作成をする機会が多いという方は、ぜひいちど検討してみることをオススメします。 Best Teacherの無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 1回25分 受講可能時間 24時間(講師シフトにより異なる) 料金プラン例 月額12,000円(通常プラン) 予約 開始20分前まで可能 講師の主な国籍 世界60か国以上 初心者向けカリキュラムの有無 あり 無料体験 Writingレッスン3回、添削 〜 Speakingレッスン1回 運営会社 株式会社ベストティーチャー オンライン英会話を選ぶ5つのポイント オンライン英会話サービスは数多くあり、どのオンライン英会話を選べばいいのか迷ってしまう人も多いです。そこで最後に、オンライン英会話を選ぶポイントを5つ紹介します。 自分のレベルに合った教材・カリキュラムがあるか オンライン英会話を選ぶうえでまず重要なのは、「自分の英語レベルに合った教材やカリキュラムがあるか」しっかりと確認することです。初心者のうちは、いきなり高度なビジネス英語に挑戦しても挫折してしまう可能性があります。 反対に、ある程度英語に慣れている人が初級者向け教材を使うと、きっと物足りなさを感じてしまうでしょう。自分の現在地に合わせて、段階的にレベルアップできるカリキュラムが整っているかどうかを事前にチェックしましょう。 もちろん、有名なスクールであれば、ほぼ100%レベルに応じたカリキュラムが用意されています。カリキュラムの有無というよりは、自分との相性が問題になるので、無料体験中にその点をしっかりとチェックしておいてください。 講師がビジネス経験者やネイティブかどうか ビジネス英語を本格的に学びたいなら、講師の質にもこだわりたいところです。講師自身がビジネス経験をもっていると、ビジネス現場で使われる表現やマナーをリアルに学べるため、机上の英語学習とはひと味違う実践的な力が身につきます。 また、英語圏ネイティブの講師から学べば、より自然な言い回しや発音を身につけることも可能です。ただし、初心者の場合は、やはり日本語でサポートしてもらえる講師がいると安心でしょう。 フィリピン人講師も、第二言語として完璧に英語をマスターしているので、第二言語の学習者に寄り添ったサポートが期待できます。 レッスン時間や受講スタイルがライフスタイルに合っているか オンライン英会話を無理なく続けるには、自分のライフスタイルに合ったレッスン時間帯・受講スタイルを選ぶことがとても重要です。たとえば、早朝や深夜にレッスンを受けられるスクールであれば、出勤前や仕事終わりの時間を有効に活用できます。(24時間受講できるスクールも数多くあります) また、予約が必要なレッスンと並行して、「今すぐレッスン」型のサービスがあると便利です。今すぐレッスンは、予約なしで5分程度からレッスンができるので、ぽっかり空いたスキマ時間をムダにせずに済みます。 継続できる価格設定かどうか 英語力を身につけるには、ある程度長期的な学習が不可欠です。そのため、レッスン料金が自分の予算内で無理なく支払えるかどうかも、大切な判断基準になります。 最初はキャンペーン価格で安くなっていても、いずれは標準プランでの支払いに戻ってしまいます。長期的な目線で、負担の度合いをしっかり見積もっておくことが大事です。 また、回数無制限プランがあれば、レッスン回数が多ければ多いほど、割安になります。最初はお試しで最低限のプランからスタートしてみて、これなら継続できそうだと思ったら、回数無制限プランに切り替えるのもひとつの方法です。 もちろん、多少料金が高くても、講座のクオリティがよければかえって割安な場合もあります。単純な料金だけでなく、価格とサービス内容のバランスをしっかり見極めましょう。 無料体験やサポート体制が充実しているか どのスクールでも、入会する前に無料体験レッスンの受講が可能です。ただし、無料体験の日数や受講回数は、スクールごとに大きく異なります。レッスン内容や教材、講師の質などをじっくりと見極めたいなら、できるだけ受講回数は多い方が安心です。 また、日本語によるサポート体制のチェックも必ずやっておくべきです。どのスクールでも日本語のサポートは用意されていますが、具体的にどのようにサポートしてもらえるのか、無料体験中にできるだけ詳しく確認しておきましょう。 瞬読英会話 | 英語を英語のまま理解できるようになる 瞬読英会話は、「英語を日本語に訳さず、そのまま理解して話す力」を鍛える新しいスタイルの英会話プログラムです。JAL勤務時代にTOEIC満点を達成した松本晃秀氏が開発した独自メソッドにより、英語を直感的に捉えられるようトレーニングしていきます。 特徴は、英語を聞き取った瞬間に意味を理解し、スムーズに反応できるようになる点。短時間のレッスンでも効果を実感しやすく、とくにリスニング力とスピーキング力の向上に直結します。 無料のZoom体験会も開催されているので、英語を英語のまま理解したい人は、実際に体感してみることをオススメします。 まとめ 今回ご紹介したように、ビジネス英語に強いオンライン英会話には、それぞれ異なる特徴や強みがあります。自分のレベルや目的、ライフスタイルに合わせて最適なスクールを選ぶことで、学習の効果はぐんと高まります。 また、オンライン英会話ではありませんが、英語を直感的に理解する力を養う「瞬読英会話」も非常にオススメです。どのサービスを利用するにしても、まず無料体験レッスンを利用して、自分に合うかどうかを確かめてみるのがおすすめです。 ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりのオンライン英会話を見つけて、ビジネスの現場で堂々と英語を使いこなせるようになりましょう! ### 初心者にオススメのオンライン英会話5選!挫折しないためのコツも紹介 「英語がほとんど話せないけど大丈夫かな」「続けられるか不安……」そのような悩みをもつ人に向けて、当記事では初心者にオススメのオンライン英会話サービスを5つ厳選して紹介します。 さらに、オンライン英会話を選ぶポイントや挫折しないためのコツについても、わかりやすく解説しています。これからオンライン英会話を始めたいあなたに、役立つ情報が満載です。ぜひ最後までお読みください。 初心者でも安心!オンライン英会話を選ぶポイント さまざまなオンライン英会話サービスが業務を展開しており、初心者の人はどのオンライン英会話を選べばいいのか、迷ってしまうはずです。オンライン英会話サービスを紹介する前に、まずはオンライン英会話を選ぶポイントについて、一緒にチェックしていきましょう。 初心者向けカリキュラムの充実度をチェックする 初心者がオンライン英会話を選ぶときに、まずチェックしたいのが「初心者向けカリキュラム」の充実度です。ただ会話をするだけでなく、あいさつや自己紹介、簡単な受け答えなど、基礎から丁寧に教えてくれるカリキュラムがあると安心です。 また英会話初心者は、文法や発音などにも苦手意識があるもの。会話だけでなく文法や発音用教材も用意されていると、安心して勉強に取り組めます。 さらには、資格試験に対応した教材などがあると、のちのち学習の幅が広がります。レベルに応じたステップアップコースが用意されているかも、併せて確認しておきましょう。 まずは月額費用の安いプランで雰囲気を掴む方が無難 どのオンライン英会話でも、料金プランは、大きく「回数制限プラン」と「受け放題プラン」の2種類に分類されます。当然ですが、受け放題の方が1回あたりの料金は安いです。 とはいえ、初めてオンライン英会話を利用するなら、最初から受け放題プランに申し込む必要はありません。まずは月額費用の安いプランで、レッスンの雰囲気や自分との相性を確かめてみる方が無難です。 いきなりフルオプションのコースを選んでしまうと、「たくさんレッスンを受けなきゃ……」と、余計なプレッシャーが生じてしまいます。まずは気軽に試してみて、続けられそうだと感じたら、あらためて自分に合ったサービスやプランを検討すればOKです。 在籍する講師の国籍はどうなっているか オンライン英会話では、講師の国籍もしっかりチェックしておきたいポイントです。講師の国籍については、ネイティブ・日本人・フィリピン・その他の国から講師を選べるパターンと、フィリピン人講師だけという2つのパターンがあります。 時々フィリピン人講師に不安を感じるという話を耳にしますが、フィリピンでは英語が第二公用語です。小学校中学年から、算数や社会といった通常の授業も英語でおこなわれます。 なので、講師になるレベルの人は、第二言語としてほぼ完璧に英語をマスターしていると考えてもらって大丈夫です。 基本的に、国籍を問わず、どの講師も一定の教育スキルをもっています。ネイティブの表現を習いたい、日本人に日本語でサポートしてほしいという特別な希望がなければ、国籍よりも自分の目標やレベルに合った講師を選ぶのが、楽しく続けるコツです。 予約の取りやすさも確認しておく オンライン英会話を選ぶときは、「予約の取りやすさ」も事前にチェックしておきたいポイントです。人気講師に予約が集中して予約が取りにくかったり、自分の空いている時間にレッスンができなかったりすると、だんだん続けるのが面倒になってしまいます。 オンライン英会話を受講するのはやはり社会人が多いので、日中よりも夜間や週末に予約が集中する傾向が強いです。仕事の都合で受講できる日時が限定される人は、検討しているオンライン英会話の予約状況を事前にリサーチしておく方がよいでしょう。 併せて、レッスンの直前予約が可能か、キャンセル規定が厳しすぎないかなども確認しておくと安心です。 初心者にオススメのオンライン英会話サービス5選 オンライン英会話サービスがありすぎて、どれを選んでいいのか迷ってしまうというのが、多くの英会話初心者の本音ではないでしょうか。今回は、選んで間違いのない「初心者に優しい」オンライン英会話サービスを5つ紹介します。 レアジョブ英会話|初心者向けサポートが手厚い定番サービス 画像引用:レアジョブ英会話 レアジョブ英会話は、オンライン英会話の定番サービスとして多くの初心者から支持されています。初心者専用カリキュラムが用意されているほか、日本人カウンセラーによる学習サポートも充実しており、英語学習が初めての人も安心です。 日本人に対するサポートは非常に充実していて、教材は日本語表示も可能ですし、レッスン中の不明点は日本語によるチャットですぐに解決できます。 レッスンは1回25分、フィリピン人と日本人講師が多数在籍しており、第二言語としての英語学習者に寄り添ったレッスンが期待できます。 また、5,000以上の教材が用意されているので、自分のレベルに合った適切な教材を自由に利用できるのも嬉しいポイントです。 レアジョブ英会話の無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 1回25分 受講可能時間 朝6:00〜深夜1:00 料金プラン例 日常会話(毎日25分):月額7,980円(税込) 日常会話(毎日50分):月額12,980円(税込) 回数制(月8回):月額4,980円(税込) 予約 開始5分前まで可能 講師の主な国籍 フィリピン人・日本人・ネイティブ 初心者向けコースの有無 あり 無料体験 2回無料体験 運営会社 株式会社レアジョブ ネイティブキャンプ|回数無制限&予約なしで気軽に練習できる 画像引用:オンライン英会話のネイティブキャンプ ネイティブキャンプは、月額料金だけで何回でもレッスンが受けられる「受け放題」スタイルが最大の特徴です。しかも予約不要で、空いた時間にすぐレッスンができるため、毎日少しずつ英語に触れたい初心者にぴったり。 講師の国籍も豊かで、フィリピン人講師を中心に、ネイティブやその他の国の講師とも会話が楽しめます。(日本人によるカウンセリングもOK) また、ネイティブキャンプは、オンラインでカランメソッドを扱う日本初の提携校です。母国語を一切使わず英語のみを用いて学習するカランメソッドは、通常の4倍のスピードで英語の習得が可能といわれています。 その分、初心者には少々ハードなレッスンになると予想されますが、短期間で結果を出したい人ならいちど検討してみる価値はあります。まずは7日間の無料体験(回数無制限)でレッスン内容を確認してみてはいかがでしょうか。 ネイティブキャンプの無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 1回25分(回数無制限) 受講可能時間 24時間365日 料金プラン例 チョコっとキャンプ:月額2,980円(税込) プレミアムプラン:月額6,480円(税込) ファミリープラン:月額1,980円(税込) 予約 開始5分前まで可能 講師の主な国籍 フィリピン、アメリカ他140か国 初心者向けコースの有無 あり 無料体験 7日間無料体験(回数無制限) 運営会社 株式会社ネイティブキャンプ DMM英会話|教材が豊富&世界中の講師と話せる 画像引用:DMM英会話 DMM英会話は、世界130カ国以上から集まった講師とレッスンができる、多国籍な環境が魅力のサービスです。初心者向けのオリジナル教材も充実(15,389種類)しており、どのようなレベルの人でも、満足のいくレッスンが受けられます。 また、24時間365日いつでも受講が可能なので、自分のライフスタイルに合わせて無理なく継続できるのも嬉しいポイントです。「今から8分レッスン」という事前予約なしで受講できるミニレッスンも用意されているので、忙しいビジネスパーソンでもスキマ時間を英語学習に有効活用できます。 もちろん日本人講師も多数在籍しているので、日本語での受講も選べて、初心者でも安心です。 DMM英会話の無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 1回25分 受講可能時間 24時間365日 料金プラン例 毎月8レッスン:月額4,880円(税込) 毎日1レッスン:月額6,980円(税込) 毎日2レッスン:月額11,980円(税込) 予約 開始15分前まで可能 講師の主な国籍 ネイティブ講師を含む130か国以上 初心者向けコースの有無 あり 無料体験 72時間受け放題 運営会社 合同会社DMM.com QQ English|TESOL取得者によるカランメソッドが受講可能 画像引用:QQEnglish QQ Englishは、日本初のカランメソッド認定校です。カランメソッドとは、母国語を介さず英語のみで学習を進める手法で、通常の4倍速で英語が習得できるとされています。 講師は基本的にフィリピン人オンリーですが、講師全員がTESOL(第二言語として英語を学ぶ人向けの教授法)という英語指導の国際資格を取得しており、初心者でも安心してレッスンが受けられます。 日本人スタッフによるサポートにも力を入れていて、疑問や不安があれば、日本語で相談が可能です。高水準のカランメソッドを習ってみたいなら、まずはいちど無料体験レッスンでカランメソッドを体験してみてください。 QQ Englishの無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 1回25分or50分 受講可能時間 24時間(一部祝日が休校) 料金プラン例 月4回コース:月額2,980円(税込) 月8回コース:月額5,480円(税込) 月16回コース:月額8,480円(税込) 予約 開始5分前まで可能 講師の主な国籍 フィリピン中心 初心者向けコースの有無 あり 無料体験 2回無料体験 運営会社 株式会社QQ English Kimini英会話|学研が運営する初心者向け学習プログラム 画像引用:Kimini英会話 Kimini英会話は、教育大手の学研が運営するオンライン英会話サービスです。初心者向けにレベル別のカリキュラムがしっかり組まれていて、「今日はこれをやればいい」という学習プランが自動で提案されるのが大きな魅力。 AIスピーキングテストも用意されており、オンライン英会話学習で不足しがちな全体のふりかえりが簡単にできます。その結果を基に、現在の実力に最適なコースを選べるので、むずかしくてレッスンについていけないというミスマッチがほとんど発生しません。 また、スキマ時間にいつでも勉強できるよう、1ユニット10分というスキル別トレーニングメニューも用意されています。忙しい社会人は、なかなかまとまった学習時間を確保するのが大変です。 でも、10分トレーニングなら、ちょっとした空き時間をムダにせず、気軽に英語に触れられます。月額料金もリーズナブルで、無理なく長く続けたい人に当講座はぴったりです。 Kimini英会話の無料体験はこちら 項目 内容 レッスン時間 1回25分 受講可能時間 朝6:00〜深夜0:00 料金プラン例 ウィークデイプラン:月額4,840円(税込) ウィークデイPlusプラン:月額5,940円(税込) スタンダードPlusプラン:月額7,480円(税込) 予約 開始15分前まで可能 講師の主な国籍 フィリピン中心 初心者向けコースの有無 あり 無料体験 10日間無料体験 運営会社 株式会社Glats オンライン英会話の初心者が挫折しないためのコツ せっかくオンライン英会話を始めたのに、途中で挫折したらもったいないですよね。これから紹介する初心者が挫折しないためのコツを身につけて、楽しくオンライン英会話を続けていきましょう。 完璧を目指さず「話すこと」を楽しもう オンライン英会話を始めたばかりのころは、どうしても文法や発音のミスを気にしてしまいがちです。でも、最初から完璧を目指す必要はありません。大切なのは、少しでも多く英語を「口に出す」ことです。 間違えないようにするのではなく、逆にどんどん間違えてください。間違えた方が、記憶に残り、次回同じ間違いをしなくなります。 ただし、間違いをそのままにしておくのはNGです。どこを間違えたのか、どう言えばよかったのか、講師からしっかりとフィードバックをもらうようにしましょう。 自分に合ったコースを選ぶ オンライン英会話とひと言で言っても、さまざまなカリキュラムが用意されています。 【オンライン英会話で受講できる主なカリキュラム例】 日常英会話 ビジネス英会話 旅行英会話 TOEIC対策 英検対策 IELTS対策 カランメソッド キッズ英語 英文法 英単語 発音 上記のカリキュラムは、どのオンライン英会話サービスでもほぼ受講が可能です。どこを選んでも、カリキュラムがなくて受講できないということは、まずないでしょう。しかし、初心者にとって、カリキュラムの選択は非常に重要です。 ビジネスで英語を使いたいのに、日常英会話コースを選べば、思うような成果は得られません。ヨーロッパ圏に留学や就職を考えているなら、TOEIC対策ではなくIELTS対策を中心に考えるべきです。 このように、あなたの英語学習の目的によって、取るべきカリキュラムは変わってきます。自分が取るべきコースがわからない場合は、日本人カウンセラーに相談してみるのがオススメです。 できるだけ早くお気に入りの講師を見つける オンライン英会話を続ける上で大きな支えになるのが、「お気に入り講師」の存在です。相性のよい講師と出会えると、緊張せずにレッスンを楽しめるようになり、自然と英語を話す機会も増えます。 もちろん、どの講師も、一定のレベルでレッスンをしてくれるでしょう。気を使う人は、頻繁に講師のチェンジをおこなうことに、軽い罪悪感をおぼえるかもしれません。 でも、これは単純に相性の問題です。「この人なら続けられそう」と思える講師に出会えるまで、気軽にいろいろな講師のレッスンを試してみましょう。 できるだけ予習をしておく 初心者のうちは、どうしても「英語で会話が続くかどうか」不安に感じてしまうものです。日本語でも面識のない人と25分間会話するのは大変ですから、こういった心配は当然といえます。 こういった不安を克服したいなら、レッスン前の予習がオススメです。たとえば、今日使いたいフレーズや単語をいくつかメモしておくだけでも、レッスン中の焦りをグッと減らせます。 レッスンの内容を予習しておけば、講師の質問にも落ち着いて答えやすくなるでしょう。予習してイマイチ理解できなかった点があれば、ぜひレッスン中に質問してください。熟練の講師が、あなたの疑問点を即座に解消してくれます。 もちろん、予習は5〜10分で十分です。短時間でいいから、できるだけ毎回の予習を習慣にしていきましょう。 瞬読英会話 | 英語を英語のまま理解できるようになる オンライン英会話ではありませんが、今人気の学習法「瞬読英会話」を最後に紹介します。瞬読英会話は、英語を日本語に訳さず、そのまま理解する力を鍛える新しい学習法です。 英文をいちいち日本語に置き換えないため、会話のスピードが自然と上がり、会話する相手とのコミュニケーションもスムーズになります。 日本語に訳さないで、脳に英語のままで入ってきて、そのまま理解できるようになる 英単語ではなく、英語の塊として、理解できるようになる 英語が自然と口から出てくるようになる 単語を入れ替えることで、英会話で使えるバリエーションが一気に増える 上記のような状態を手に入れたいなら、瞬読英会話は非常にオススメです。瞬読英会話をきっかけに、英語を英語のまま理解する「英語脳」を構築していきましょう。 まとめ オンライン英会話は、初心者でも気軽に英語を始められるとても心強いツールです。今回紹介した選び方やオススメサービスを参考に、自分に合った環境でまずは一歩を踏み出してみてください。 最初はうまく話せなくて当たり前。大事なのは、楽しみながら続けることです。無理のないペースで続けていけば、少しずつ英語で会話できる喜びを実感できるようになるでしょう。 ### ゴールデンウィーク休業のお知らせ(2025年)   平素は格別のご愛顧くださり心より御礼申し上げます。 下記のとおりゴールデンウィークの期間は休業させていただきます。     ▼ゴールデンウィーク休業期間 2025年5月3日(土)~5月6日(火)     お問い合わせは受け付けておりますが、 休業中にいただいたお問い合わせにつきましては、 翌営業日より順次ご回答させていただきます。   皆様にはご不便をお掛けしますが、 何卒よろしくお願いいたします。   ### 社会人のための英語学び直しガイド|効果的な勉強法と継続のコツ 中学・高校と、学生時代に6年間も勉強したはずの英語。ところが、いざ仕事で必要になっても、正直まったく英語を使えない自分に気づきます。でも、安心してください。やる気さえあれば、社会人になってからでも、英語のやり直しは十分可能です。 本記事では、英語の学び直しを始めたい社会人に向けて、つまずきやすいNG行為、効果的な勉強法、そして挫折しないためのコツをわかりやすく解説します。忙しい毎日でも無理なく続けられる方法を、一緒に見つけていきましょう。 英語の学び直しでやりがちなNG行為 せっかく英語を学び直す意欲があるのに、うまくいかない方法に手を出してしまう人をよく見かけます。今回紹介する4つのNG行為に自分が当てはまっていないか、しっかりとチェックしてください。 いろいろな教材に手を出してしまう 英語を学び直そうと思ったとき、多くの人が、複数の教材に手を出してしまいます。たしかに、参考書、アプリ、YouTube、オンライン講座など、今は便利なツールがたくさんありますから、迷う気持ちはよくわかります。 しかし、英語の基礎からやり直す段階の人は、まずひとつの教材に絞るべきです。あれこれ手を出し過ぎると、どれも中途半端になってしまいます。同じように見えても、教材ごとに内容やアプローチは、結構な違いがあるものです。 たとえば、現在完了形の説明ひとつとっても、監修者によって少しずつ説明のポイントが違います。ひとつの事柄について、複数の情報が入ってしまうと、脳はどの情報を信頼していいのか判断できません。まずは単語帳と文法書を1冊ずつ決めて、その2冊を徹底的にやり込みましょう。 インプット学習に偏り過ぎている 英語の学び直しを始めると、単語の暗記や文法の確認、リスニングと、インプットに多くの時間をかけてしまう人が多いです。でも、いくら頭に知識を詰め込んでも、それを使わなければ実際に英語を使えるようにはなりません。 英語はスポーツと同様に、実際に体を動かして練習して、はじめて身につくスキルなのです。 もちろん、やり直しの段階であれば、単語や文法といった知識も不足しているでしょう。当然インプット作業もしっかりとおこなう必要があります。問題は、インプットとアウトプットのバランスの悪さです。 インプットをしたら、その知識をすぐに使ってみましょう。学んだ表現を使って短い日記を書いてみたり、音読して口を動かす練習をしたりと、アウトプットをする時間の確保が非常に重要です。 日本語を介して英語を話そうとする 英語を話す際に、まず日本語で言いたいことを考えてから、それを英語に訳そうとしていませんか。こういった翻訳グセをそのままにしていると、いつまで経ってもスムーズな会話はできません。 なぜならば、脳内で翻訳をする間にタイムラグが生じ、その間に会話は進んでしまうからです。翻訳による会話に慣れている人は無理に変えなくてもよいかもしれませんが、これからやり直すなら、最初から英語を英語のまま理解できるようにした方が効率的です。 日本語と英語は語順や発想がまったく違うため、毎回頭の中で翻訳していると効率は確実に落ちます。しかも、翻訳すると、少し不自然な英語になってしまうことも多いです。洋書の翻訳本がなんとなく読みにくいのも、英語を無理やり日本語に訳しているから。 そういう点を考慮しても、やはり日本語を介さずに反応できる回路を少しずつ作っていくべきです。最初はむずかしくても、慣れてくれば自然と英語で考えられるようになりますので。 ◆翻訳グセの修正方法については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 最短で効果を実感!効率よく英会話を上達させる方法とは 発音を軽視したまま音読やシャドーイングを繰り返す 英語の音読やシャドーイングは、リスニング力やスピーキング力の向上にとても効果的な学習法です。ですが、発音を意識せずに繰り返しても、思ったような成果は得られません。 間違った発音のまま練習を続けてしまうと、聞き取れない音はいつまでも聞き取れないままです。しかも、話せば話すほど、間違った発音を脳に刷り込んでしまいます。 とくに、日本語にはない英語独特の発音(thやr⇔lなど)には、注意が必要です。たとえば、「r」と「l」を間違えただけで、「rice(お米)」と「lice(シラミ)」のように、意味がまったく変わってしまいます。 ほかにも、英語には単語と単語がつながる「リンキング」や、単語が並ぶと音が消える「リダクション」といった、発音ルールが存在します。 ネイティブのように発音できる必要はありませんが、音読のようなトレーニングをスタートする前に、最低限相手に伝わる程度の発音は身につけておきたいものです。 ◆発音学習の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話ができるようになるには?初心者向けの効率的な学習法を徹底解説 社会人の英語学び直しに最適な勉強法 社会人の学び直しは、効率と定着がポイントです。できるだけ効率よく、かつしっかりと知識が定着するように、これから紹介する勉強法に取り組んでみてください。 単語はイメージで覚える 英単語を覚えるとき、ほとんどの人が、日本語訳を頼りにします。たしかに学生時代はそのやり方で通用していたかもしれませんが、学び直し世代の社会人にはあまりオススメできません。 というのも、機械的に日本語で意味を覚えてしまうと、実際の会話や文章の中でスッと意味が浮かばないことが多いからです。それよりも、単語はぜひイメージで捉えるように意識してください。 たとえば「run」という単語には、「走る」のほかに、「経営する」という意味もあります。「runはなにかが動くイメージ」と捉えていれば、「My father runs a company.」という文章を見て、「あっ、このrunは、おそらく経営する(会社を動かす)という意味だな」と推測できるはずです。 こういうイメージ力を鍛えるには、画像検索が非常に有効です。とくに「relationship」や「abstract」のような抽象的な単語は、画像で検索すると、大まかなイメージを掴みやすくなります。なんとなくピンとこない単語があったら、ぜひ画像検索を試してみてください。 ◆英単語のイメージ化については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 右脳を活用すれば英語力は大幅にアップする 中学英文法書を1冊読み込む 英語を学び直すうえで、最初にやっておきたいのが「中学英文法の総復習」です。「いまさら中学レベル?」と思うかもしれませんが、じつは英語の基礎は中学英語にほぼ集約されています。 たとえば、時制や助動詞、疑問文の作り方など、英会話でもライティングでも必要なルールの多くは中学レベルでほぼ対応可能です。もちろん、高校レベル以上の文法を知っておくに越したことはありません。 ただ、むずかしい文法書にいきなり手を出すよりも、まずはシンプルでわかりやすい中学英文法書を1冊やり込む方が効率的という話です。 中学の文法書を読み込むうちに、「あー、なんか昔教わったことあるかも!」という感覚が蘇ってきて、記憶にしっかりと定着します。文法はいちどしっかりと覚えてしまえば、一生ものの知識です。中学文法を軽視せず、じっくりとやり直してみましょう。 ◆中学英文法のやり直しについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 大人の初心者向け英会話学習法を徹底解説 思いついた英文をAIで添削してもらう 英語を学び直していると、「この表現で合っているかな?」と不安になることってありますよね。そんなときは、AIを使って気軽に添削してもらうのがオススメです。 たとえば、自分で考えた英文をChatGPTなどのツールに入力すれば、文法ミスの修正や自然な言い回しを提示してくれるので、非常に参考になります。 独学だと、どうしても「間違いに気づけないまま覚えてしまう」リスクを拭い去れません。しかし、AIの力を借りれば、その不安もほぼ100%解消できます。 幸い、英文添削とAIは、非常に相性がいいです。間違った情報を提供されることはほぼありませんが、もし不安がある場合は、オンライン英会話の添削と併用するのがよいでしょう。 音読でリスニングとスピーキングを効率よく鍛える 英語の音読は、一見地味に思えるかもしれませんが、じつはリスニングとスピーキングの両方を効率よく鍛えられる非常に優秀なトレーニング方法です。 まず、声に出すことで、口の動きやイントネーション、英語独特のリズムが身につきます。また、自分の声を聞けば、リスニング力も向上します。 音読の素材として、慣れるまでは、英単語帳の短い例文くらいの長さがちょうどいいのではないでしょうか。最初から、「Core1900」のようなボリュームのある素材を選ぶと、音読の継続がしんどくなります。 もちろん、音読の素材は、必ず音声付きのものを選んでください。音声のない素材で音読をしても、英語の正しいリズムが身につきにくいです。少し音読に慣れてきたら、音声を追いかけるシャドーイングに挑戦するのもよいでしょう。 いずれにせよ、できれば毎日最低でも30分程度は、頑張って取り組んでみてください。 ◆音読のやり方については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 基本例文を暗記すれば英語は必ず話せる ◆シャドーイングのやり方については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 ビジネス英語の勉強法|初心者が最短で上達する5つのステップ 語彙制限本で英語に慣れる リーディング力を鍛えようと思ったら、とにかく英文を読みまくるのが基本です。でも、テキストの英文は、大人にとって決しておもしろいものではないですよね。大人のやり直し英語には、学生のような強制力がないので、つまらなければどうしても効率は下がってしまいます。 そういう場合は、語彙制限本をオススメします。語彙制限本は、語彙や文法がレベルごとに制限されていて、英語学習者でも無理なく読めるように作られた読み物です。 内容は、子ども向けの童話から、ミステリー、自叙伝、名作小説の簡易版など、非常にバラエティ豊か。きっと飽きることなく、何冊も読めてしまうでしょう。 もちろん、大人ですから、いずれは語彙制限本に物足りなさを感じるはずです。そうなったら、語彙制限本を卒業する時期が来たと考えてください。そのあとは、比較的簡単な児童書を読むのもよし、多読に関するサイトを参考に、一般的な洋書に挑戦してみるのもよいでしょう。 いずれにせよ、英文を読むトレーニングは、英語を英語のまま理解する最高のトレーニングです。できる限り、ずっと継続してください。 ◆語彙制限本については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 初心者向け英語学習法を徹底解説!楽しく続けるためのコツ 英語学び直しを挫折しないための継続のコツ 最後に、英語学び直しを挫折しないための継続のコツを3つ紹介します。 学び直しの目的の明確化 英語を学び直すと決めたとき、最初にやっておきたいのが「目的の明確化」です。ただ漠然と「英語ができるようになりたい」と思っているだけでは、モチベーションが続かず、途中離脱の可能性が高くなってしまいます。 もちろん、人によって目標は変わってくるでしょう。「海外のニュースを字幕なしで理解したい」「将来のキャリアアップのためにTOEICで◯点を目指す」など、自分だけの目標をできるだけ具体的に設定してください。 目的がはっきりしていれば、どのような教材を使うか、どのスキルに重点を置くかといった学習の方向性も自然と定まり、学び直しがグッと効率的になります。小さくてもいいので、自分だけの「英語をやり直す意味」を、しっかり言葉にしておきましょう。 英語学習アプリの活用 英語学習アプリは、英語の学び直しに大いに役立ってくれるアイテムです。昔と違って、今はスマホひとつあれば、いつでもどこでも英語の勉強が簡単にできてしまいます。 スマホがない時代は、重い参考書や問題集を持ち歩いていたのですから、本当に便利な時代になったものです。忙しい社会人が、こういった便利アイテムを活用しないのは、もったいなさ過ぎます。 通勤中に単語アプリで語彙を増やしたり、夜のリラックスタイムにネイティブの音声を聞いたりと、英語学習アプリの活用法はまさに無限大。AI機能が搭載されたサービスなら、発音や英文の添削もその場でフィードバックを受けられるため、ひとり学習の質が格段に上がります。 「忙しくて時間がないから効率よく学びたい」という社会人にとって、英語学習アプリは強い味方になってくれるでしょう。 ◆ビジネスパーソン向け英語学習アプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英会話初心者でもビジネスシーンで自信をもって話せるようになる方法 スキマ時間の活用 忙しい社会人にとって、「まとまった勉強時間を確保する」のは、なかなかむずかしいものです。そのため、英語の学び直しでは、スキマ時間の活用が成功の鍵を握っています たとえば、通勤中にリスニング教材を聞く、待ち時間に単語アプリで復習する、昼休みにちょっとした英語コラムを読む。こういった短時間の積み重ねが、最終的に大きな成果をもたらしてくれます。 スキマ時間を最大限活用するには、事前の準備が必須です。少し時間が空いて、それから準備をしたのでは遅過ぎます。通勤時間やアポイントの待ち時間など、いつどのくらいスキマ時間が確保できるか、事前にある程度予測できるはずです。 いつどのタイミングでどの教材をやるか、しっかりと決めておきましょう。 ◆スキマ時間の活用については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 これだけやれば大丈夫!学習速度が大幅にアップするオススメの学習法4選 まとめ ほぼ無制限に時間の取れる学生と違い、社会人の学び直しでは、いかに効率よく学習できるかがポイントになってきます。そして、学習法の相性は人によって大きく異なります。今回紹介する学習法を参考に、ぜひいろいろと試してみてください。 ### 毎日英語を続けるコツとは?習慣化しやすい勉強法を紹介 毎日少しでも英語に触れられれば、着実に英語力はアップしていきます。「時間がない」「忙しい」と感じている人も、やり方次第で無理のない習慣化は可能です。 当記事では、英語を毎日続けるためのコツや、継続しやすい学習法、三日坊主にならないための工夫をわかりやすく紹介します。 なぜ毎日英語に触れることが大切なのか? 毎日英語に触れる重要性について、英語学習者なら一度は耳にしたことがあるはずです。しかし、なぜ毎日の学習が重要なのか、その理由をしっかりと理解している人はそれほど多くありません。学習法の前に、まずはその理由を確認しておきましょう。 英語は「習うより慣れろ」が基本 英語を上達させるうえで大切なのは、文法を完璧に覚えることでも、単語をたくさん覚えることでもありません。もちろん、そういったことも大切ですが、それよりも「英語への慣れ」が英語学習の鍵を握っています。 たとえば、赤ちゃんが言葉を覚える状況を考えてみてください。最初は意味がわからなくても、毎日回りの大人が話しかける言葉を聞き続けて、いつの間にか言葉を覚えていきますよね。 英語学習も、赤ちゃんが言葉を覚える仕組みと非常に共通点が多いです。最初はなにを言っているのかわからないけど、毎日話したり聴いたりしているうちに、少しずつ英語が使える(理解)ようになっていきます。 もちろん、大人が第二言語を学ぶ場合、母国語の介入もあるし、そもそもベースにある知識量が違います。しかし、慣れによって言語が身につく仕組みは、年齢関係なく共通です。忙しくて時間が取れないときでも、10分でいいから英語に触れてください。 毎日の学習でリスニング力が向上 先ほど、継続学習の重要性をお伝えしました。英語学習のなかでも、とくに継続の影響を受けるのが、リスニングです。リスニング力は、一朝一夕で身につくものではありません。でも、毎日少しずつ英語を聞く習慣を続けるだけで、耳は確実に英語に慣れてきます。 おそらく、最初は速すぎて、ほとんど聞き取れないと感じるでしょう。でも、まったく聞き取れなかったとしても、焦らなくて大丈夫です。焦る気持ちを抑えつつ、英語を聞き続けると、ある日ふと意味のわかる瞬間がやってきます。 脳内に聞き慣れたフレーズや単語がストックされてきて、音声とそのデータがピタッと一致するケースが増えてくるからです。英語がスーッと聞き取れる瞬間は、本当に驚くほど、突然やってきます。いわゆる「ブレイクスルー」ですね。 もちろん、ブレイクスルーが来ても、一言一句聞き取れるわけではありません。根気よくリスニングを継続しているうちに、小さなブレイクスルーが何回も発生して、そのたび少しずつリスニング力がレベルアップする感じです。 だからこそ、ブレイクスルーが来たからといってやめてしまうのではなく、毎日コツコツ英語に触れ続ける必要があるのです。 英語を英語で理解する「英語脳」が作りやすい 英語を話せるようになりたいなら、「英語を英語で理解する感覚」、いわゆる「英語脳」の構築が必須です。日本語に訳して理解しようとすると、どうしてもワンテンポ遅れてしまい、スムーズな会話ができません。 毎日英語に触れていると、よく使われる表現や言い回しが頭にストックされて、いちいち日本語に訳さなくても感覚で理解できるようになってきます。 たとえば「How are you?」と聞かれたときに、「How are you?は、元気ですかという意味だから、うーんなんて答えようか……」などと考える人はいませんよね。反射的に「I’m ok!」とか「Good thanks」と答えているはずです。 こういった英語脳の感覚をどんどん広げていくには、やはり毎日地道に英語に触れて、英語で考える時間を増やすしかありません。 毎日続けやすい英語学習の方法 毎日の継続が大切といっても、英単語帳をひたすら暗記するような無機質な勉強は、途中で嫌になってしまう可能性が高いです。どうせ英語を勉強するなら、楽しく自分に合った方法でおこないたいもの。ここでは、毎日続けやすい英語学習法を5つ紹介します。(もちろん、最低限の単語や文法学習は必要ですので念の為) ドラマやマンガなど好きなジャンルをお手本にする 英語の勉強がなかなか続かない人にオススメなのが、自分の好きなドラマやマンガを使った英語学習です。もともと題材が好きなこともあり、ストレスを感じず、趣味の延長という感覚で取り組めます。 もし、海外ドラマが好きなら、気になるフレーズをピックアップして、そっくりに真似してみましょう。 単語帳の例文だと、このフレーズは実際どういうときに使えばいいのだろうと、考えてしまうことがあります。その点、ドラマや映画なら、「なるほど、このフレーズはこういうときに使えるんだな」と、一発で理解できます。 同様に、マンガもイラストがあるので、使う場面がはっきりと理解できるのは嬉しいポイントです。吹き出しに収めるという制約があるため、セリフも比較的短めだし、真似もしやすいですよね。 アニメやマンガを観まくって日本語を覚えた外国人ファンのように、海外ドラマやマンガ好きなら、飽きるほどのめり込んでみるのもいいかもしれません。そのくらいハマれば、単語帳や文法書にこだわらなくても、不自由なく英語が使えるようになるのではないでしょうか。 英語のニュースやポッドキャストを聞く 海外ニュースやポッドキャストを、毎日の習慣にするのもオススメです。ニュースは発音がクリアで聞き取りやすく、語彙や表現も幅広いので、リスニング力だけでなく語彙力アップにもつながります。 ポッドキャストは内容もジャンルも多彩で、自分の興味に合わせて選べるのが魅力です。たとえば、英語学習者向けのゆっくり話してくれる番組もあれば、ネイティブ同士が自然に会話するものもあります。 ビジネスや経済、自己啓発、エンタメ、ダイエット、それこそありとあらゆるジャンルの情報が、英語でチェックできます。 もちろん、ニュースもポッドキャストも、基本的にネイティブが対象なので、トークスピードはかなり速いです。だから、最初は全部理解できなくてもまったく問題ありません。それでも、聞き慣れてくれば、耳がどんどん英語に順応していきます。 耳慣らしのつもりで、通勤中や家事の合間など、ちょっとした時間に無理なく続けていきましょう。 ◆ポッドキャストを使ったリスニングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話のリスニング力を効率よくアップする勉強法 思いつくことをすべて英語にしてみる 英語を自然に使えるようになるには、普段の思考を少しずつ英語に切り替えていくのが効果的です。たとえば、「今日はいい天気だな」と思ったら、心のなかで「It’s a nice day today.」 と英語にしてみます。 買い物中に「このパン安いな」と思えば、「This bread is cheap.」 という具合に、思いついたことをその場で英語に置き換えてみるのです。 もちろん、辞書を使いながらでもOKです。辞書が面倒くさければ、AIサービスを使って、英文を作ってもらいましょう。「あー、なるほど、こう言えばいいんだ」と、思考の言語化の大きな助けになってくれるはずです。 自分の言いたいことが英語で言えるようになってくると、英語で考えるのが楽しくなってきます。1年間英語での言語化を続けたら、なにもしない人に比べて、あなたの英語力は何十倍にもなっているはずです。 ◆英語の独り言のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 初心者向け英語学習法を徹底解説!楽しく続けるためのコツ 英語日記を書く 英語日記は、毎日英語に触れる習慣を作るうえでとても効果的な方法です。考え方としては、先ほど紹介した、英語による独り言と同じといえます。 ただ、独り言の場合、頭のなかで文章を考えるため、難易度は結構高いです。その点、日記なら、独り言よりじっくり時間をかけて、英語での言語化ができます。 やることは、独り言と基本的に一緒です。「今日はなにをしたか」「どんな気分だったか」思いついたことを英語で書き留めるだけ。無理に長い文章を書く必要はありません。 「I had coffee with a friend.」 のような簡単な文でも、英語による言語化トレーニングの役割は十分果たしてくれます。 また、その場で流れてしまう独り言と違い、日記に書いた文章は残ります。あとから成長度合いを確認したい人は、独り言より日記の方がよいかもしれません。 ◆英語による日記のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 最短で効果を実感!効率よく英会話を上達させる方法とは オンライン英会話で実践力を磨く オンライン英会話は、英語の実践力が身につく非常に効果的な学習法です。どれだけ単語や文法を覚えても、自分の口で英語を話す経験がなければ、本当の意味で使いこなせるようにはなりません。 前述の「思いつくことをすべて英語にしてみる(独り言)」のもよい訓練になりますが、基本的に一方通行のアウトプットです。会話には相手がいて、刻一刻とトピックが変わっていきます。だから、これだけで臨機応変な会話力を身につけるのは、正直むずかしいです。 その点オンライン英会話なら、自宅にいながら実際に英語で会話ができます。英会話に不安のある人でも、まったく心配はいりません。オンライン英会話講師は、第二言語として英語を学ぶ人との会話に慣れています。 根気よく聴いてくれるし、わからない箇所があれば丁寧に説明してくれるので、初心者でも安心して参加できます。オンライン英会話は、インプットした内容を実際に試してみる絶好のチャンスです。失敗を恐れず、インプットした内容を積極的に使ってみましょう。 ◆オンライン英会話の効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 オンライン英会話の効果はある?上達のコツと受講のポイントを解説 効果的に続けるための英語学習プランの立て方 英語学習を無理なく続けるためには、最初にしっかりとしたプランを立てることが大切です。ここでは、目標をしっかりと達成するために必要な学習プラン作成のポイントをお伝えします。 まずは目標設定を明確にする 英語学習を続けるうえで、最初にやっておきたいのが「目標の明確化」です。英語学習は、1〜2週間で完結する短期的なものではなく、少なくとも年単位でおこなう長期戦になります。 毎日の勉強に飽きてしまうこともあるだろうし、仕事やプライベートが忙しければ英語に対するモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。ただ漠然と「英語が話せるようになりたい」と思っているだけでは、やる気の波に大きく影響を受けてしまいます。 そういった状況を回避するためにも、初期段階での目標設定は欠かせません。「海外旅行先のレストランでオーダーをする」「仕事で英語のメールがスムーズに書けるようになる」「半年後にTOEICで700点を取る」など、できるだけ具体的に英語学習のゴールを設定してください。 目標がはっきりしていれば、どのような学習をすべきかも自然と見えてきますし、毎日の学習の重要性をしっかりと理解できるはずです。 ◆目標設定に最適なメモの取り方については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 紙1枚で人生がうまくいくメモ術「神メモ」とは 自分の英語レベルを把握する 英語学習を効率よく進めるには、学習を始める前に、現時点の英語力を客観的に把握しておかなければなりません。単語や文法はある程度わかるけれどリスニングが苦手なのか、知っている単語数が少なすぎて話せないのか、弱点がわかれば学習の優先順位が自然と決まってきます。 とはいえ、英語の初学者がいきなり自分の英語力を正確に分析するのは困難です。幸い無料で利用できるオンラインの診断テストがいくつもあるので、まずは1,2個受けてみてください。 無料で利用できる主な英語力診断テスト EF SET(EF Standard English Test) ケンブリッジ英語検定 レベルチェックテスト Preply 英語レベルテスト Weblio語彙力診断テスト もちろん、上記のような診断テストは、あくまでも簡易的なテストです。あなたの英語力を完璧に分析してくれるものではありませんが、少なくとも「聞く・話す・読む・書く」のどこに強みや課題があるのかはわかります。 また、余裕があるなら、TOEICのような資格試験を受けてみるのもひとつの方法です。受験生が多く実績のある試験なら、自分の英語力がかなり正確に反映されます ◆TOEICの学習法については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 【TOEIC初心者のための勉強法】オススメ目標スコアをクリアする秘訣を大公開 短期と長期のゴールを分けて考える 前述の通り、英語学習は長期戦です。途中で挫折しないためには、「長期」と「短期」のゴールを分けて考えることが大切です。 たとえば、長期目標として「1年後に海外旅行で困らず英会話ができるようになる」と決めたなら、「1か月で基本フレーズを100個覚える」「週に2回はオンライン英会話レッスンを受講する」といった短期目標をいくつか設定します。 ただ多くの人が、TOEIC900点といった高い目標をいきなり設定しがちです。たしかにTOEIC600点より、TOEIC900点の方が目標としては正直かっこいいでしょう。 でも、ゴールが高すぎると、短期目標も必然的に高くならざるを得ません。そうなると、毎日やるべきことと現在の実力がかけ離れすぎていて、間違いなく途中で嫌になってしまいます。 なりたい自分に近づく気持ちは大切ですが、日々の学習が苦行にならないように、現実的なゴール設定は大切です。長期目標は「なりたい自分」、短期目標は「今やるべきこと」と分けて捉え、無理のない範囲で段階的に目標を重ねていきましょう。 1日・1週間単位でのスケジュールを組む 先ほど、長期と短期目標を分けて考えるようにお話ししました。しかし、実際には、この2段階の分け方では不十分です。英語学習を確実に前進させるには、最終的なゴールから逆算して、やるべきことを段階的にこまかく設定していく必要があります。 たとえば「3か月後に英語で自己紹介ができるようになる」という目標を立てたとしましょう。3か月後の目標は明確なものの、これでは「なにをいつまでにやれば3か月後の目標を達成できるのか」がわかりません。 英語の自己紹介動画を観て、内容と表現をチェックする 自己紹介で使う基本的なフレーズを覚える(名前・職業・趣味・住んでいる場所など) 独り言で口からスラスラ出てくるまで繰り返す オンライン英会話で自己紹介のフィードバックをもらう 少なくとも上記の項目は、3か月の間にやり込む必要があります。そのためには、2か月後、1か月後にどうなっていなければならないのかを考えてください。そして、さらにこまかく1週間、1日ごとのスケジュールに落とし込んでいくのです。 定期的に振り返りプランを調整 忙しい現代人にとって、スケジュール通りに学習を継続するのは、正直かなり大変なことです。急に残業が入ったり、子どもが体調を崩したりすれば、どうしても予定は狂ってしまいます。 でも、未達のスケジュールを放置しておくと、英語の目標はいつまで経ってもクリアできません。スケジュールが予定通りに進まなかった場合、できるだけ早くプランを再調整してください。 毎日進捗状況をチェックできれば理想ですが、無理をする必要はありません。週末や月末など、一定のタイミングで自分の学習状況を見直し、「どこまで進んだか」「どこにつまずいたか」を確認しましょう。 どうしても予定通り学習するのがむずかしいなら、思い切って目標を変更するのもひとつの考え方です。無理して挫折するより、多少遅れても確実に継続できる方が絶対にいいですから。 プランはいちど決めたら終わりではなく、現状に合わせて育てていくものと考え、臨機応変に対応していきましょう。 英語学習を習慣化するための工夫 大人が英語学習を習慣化するのは、正直なかなか大変です。最後にこの章では、英語学習を習慣化するための5つの工夫を紹介します。 ストレッチ目標を目指す 英語学習を習慣にするには、少しだけ背伸びした「ストレッチ目標」の設定がオススメです。英語学習をスタートしたばかりなのに、半年でTOEIC900点を取るといった、高すぎる目標を設定してしまったら、おそらく途中で挫折します。 かといって、あまりにも低すぎる目標では、やる気が出ません。その点、「3か月後に海外のYouTube動画を字幕なしで理解する」や「半年後に英語でプレゼンをする」といった目標なら、なんとかなりそうですよね。 このように、今の自分には少しむずかしいけれど、努力すれば届きそうな目標を設定すると、モチベーションがぐっと上がります。できるかもと思えば、行動量が増えます。途中で挫折しないためにも、ちょっとだけハードルの高い目標設定を意識してみてください。 ◆効果的な目標設定については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 仕事や勉強の成果が大きく変わる!潜在能力を引き出す9つの方法 学習記録をつける 英語学習を毎日続けるためにも、ぜひ学習記録をつけてください。なにをどれだけ勉強したのかをメモしておけば、自分の頑張りが「見える化」されて、やる気の維持につながります。 たとえば、「今日はポッドキャストを15分聞いた」「英単語を20個覚えた」のように、ごく小さなことでもOKです。一つひとつは小さくても、毎日頑張ったという証があれば、これからも頑張ろうという気持ちになります。 手書きでもよいのですが、今は学習記録が簡単にできるアプリが多数リリースされています。累積時間やジャンル別の学習量も一目で確認できるし、ほかの学習者と学習量を競うゲーム的機能も搭載されているので、アプリの方が断然オススメです。 いずれにせよ、記録が増えていくたびに、「ここまで続けてきたのだから今日も頑張ろう」という意識をもたらしてくれます。モチベーションが下がったときにも、自分の軌跡を見返すことで、また一歩踏み出すよいきっかけになってくれますよ。 スキマ時間を活用する どれだけ忙しい人でも、よく見てみると意外とスキマ時間はあるものです。通勤中や待ち時間、ちょっとした移動の合間など、1回の学習時間はごくわずかかもしれませんが、積み重なれば1〜2時間くらいは簡単に捻出できます。 ポイントは、スキマ時間にマッチした教材を用意しておくこと。英単語アプリやポッドキャスト、スマホの英語ニュースなどは、スキマ時間との相性が抜群です。反対に、問題集や分厚いテキストを使った学習は、スキマ時間にはあまり向いていません。 ほんの5分間の待ち時間でも、短いニュースなら余裕で1記事丸々読めます。スキマ時間にサッと取り出せるように、普段からスキマ時間用の素材を準備しておきましょう。 仕事や家事でまとまった時間が取れない人は、スキマ時間の活用を真剣に考えてください。そうすれば、イメージしている以上に、しっかりと学習時間は確保できますので。 ◆スキマ時間の活用法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 40代になっても勉強内容をしっかり頭に入れる方法とは? 学習環境を整える 毎日英語を続けるためには、学習内容だけでなく「学習環境」を整えることも大切です。たとえば、机の上をすっきりさせて教材だけを置いておく、スマホの通知をオフにする、静かな音楽を流すなど、自分が集中しやすい空間を構築できれば、学習の質がぐっと上がります。 また、集中して学習するには、温度や明かりも重要です。暑すぎたり寒すぎたりすると、体温調節に意識を奪われてしまい、極端に集中力が下がります。同様に、明るすぎる照明や暗すぎる照明も、集中力の大敵です。 そのほかにも、椅子のクオリティや周囲の騒音など、集中力を阻害する要因はたくさんあります。集中力をできるだけ維持するためにも、学習環境をしっかりと整えるように意識してください。 ◆集中力を高める環境作りについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力が続かない人のために!集中力を高める8つの対策 SNSを英語に設定する 英語に日常的に触れる機会を増やすなら、SNSを英語表示に設定するのもオススメです。たとえば、InstagramやX(旧Twitter)を英語に切り替えれば、表示されるフィードも英語の情報ばかりになります。 SNSをあまりやらない人でも、英語の勉強と割り切って、Xだけでもぜひ英語設定にしてみてください。さまざまな著名人がXで情報発信しているので、現代のトレンドに関する情報を素早く入手できます。 しかも、Xは基本的に140文字制限があるので、簡潔な英語表現を身につける絶好のトレーニングになります。 最初は英語だらけの情報に、疲れてしまうかもしれません。でも、毎日英語のポストを見ていれば、すぐに慣れてきます。英語が特別なものではなく、生活の一部になってくれば、しめたものです。 机に向かってする勉強だけが勉強ではありません。こうした小さな工夫の積み重ねが、あなたの英語力を確実にレベルアップしてくれます まとめ 英語学習を毎日続けるのは、本当に大変です。しかし、いったん習慣化してしまえば、それほど苦もなく、英語学習を続けられます。 今回紹介した英語を毎日続けるためのコツや、継続しやすい学習法を参考にして、ぜひ毎日の英語学習を習慣化していきましょう。 ### 英語が話せるようになりたい人必見!効果的な学習法と実践のコツ 英語をスラスラと話すためには、単語や文法といった基礎知識と、その知識を実際に使うアウトプット力の両方が必要になります。しかし、単語や文法を知っていても、実際に話せないという人が非常に多いです。 この記事では、「なぜ英語が話せないのか」その理由を明確にし、英語が話せるようになるための学習法やコツを紹介します。 なぜ英語が話せるようにならないのか? 英語を勉強しているのに、なかなか話せるようにならない……その背景には、以下のような要因があります。 会話機会の少なさ 完璧主義 翻訳グセ 英語を話す必要がない環境 日本の英語教育は長年、読み書き重視で進められてきました。受験では文法や長文読解が中心で、スピーキングやリスニングの訓練はどうしても後回しになりがちです。結果として、英語を使った会話経験が圧倒的に不足しています。 また、間違いを恐れるあまり「完璧に話さなきゃ」と意識しすぎて、口が動かなくなる人も多いです。さらに、日本語から英語へ直訳しようとする「翻訳グセ」があると、言いたいことがスムーズに出てきません。 加えて、日本では英語を話さなくても困らないという状況も、大きく関係していると考えられます。話す必要性が薄いので、せっかく英語を学んでも、使う場がなくなかなか定着しにくいのです。 このように、英語が話せない原因はひとつではなく、いくつもの要素が絡み合っています。英語を話せるようになりたいなら、まずそれぞれの課題に気づき、ひとつずつ乗り越えていく必要があります。 英語を話せるようになるための学習法 英語を話せるようになるためには、基本的に英会話の量を増やすしかありません。もちろん、その前段階として英単語や文法の勉強が必要だし、リスニング力も磨く必要があります。ここでは、英語が話せるようになるための学習法を紹介していきます。 まずは最低限の単語力と文法力を身につける 英会話において最低限の単語力と文法力は、土台ともいうべき重要なスキルです。単語と文法を知らなければ、英語は決して話せません。 まず単語ですが、受験や英検で覚えるようなむずかしい単語は、とりあえず後回しでOKです。日常会話では、およそ3,000~4,000語を覚えれば、問題なく会話できるといわれています。 文法については、中学校で習う項目をしっかり理解するのが目標です。なかでも、5文型については、文章を見て瞬時に判断できるくらい意識してみてください。文型は必要ないという意見もありますが、文型を理解しておくと、日本語と英語の語順の違いに迷わされることがなくなります。 いずれにせよ、単語も文法も知っているだけでは、話せるようになりません。まずは使用頻度の高い、シンプルな単語と文法を「使えるレベル」にしていくことが大切です。 ◆英単語と英文法学習のコツについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話ができるようになるには?初心者向けの効率的な学習法を徹底解説 ◆英単語の効率的な覚え方については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英単語が覚えられないなら、英単語のイメージ化がオススメ! 思いついたことを独り言で話してみる 英語を話す練習として意外と効果的なのが、「独り言」です。たとえば「I’m making coffee.(コーヒーを入れている)」「It looks like it’s going to rain.(雨が降りそう)」のように、目の前のことや感じたことを英語でつぶやいてみましょう。 独り言なら間違えても恥ずかしくないし、自分のペースで練習できるのが大きなメリットです。慣れてきたら、「I’m making coffee for my friend who’s coming over today.(今日遊びにくる友人のためにコーヒーを入れている)」のように、少しずつ文章を長くしていきます。 いくらオンライン英会話をやっていても、1回あたりのレッスンは25分です。そのうち講師が話す時間を考えれば、自分で話す時間は実質10〜15分程度でしょう。英会話のトレーニングとしては、正直まったく足りていません。 独り言は、スピーキングのトレーニング不足を補う重要な役割を果たしてくれます。英会話の自主トレだと思って、思いつくことをどんどん英語で話してみてください。 ◆独り言のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 初心者向け英語学習法を徹底解説!楽しく続けるためのコツ 自分の話した文章をAIにチェックしてもらう 先ほど、英会話の自主トレとして、独り言をオススメしました。たしかに独り言は有効なトレーニング法ですが、間違った文章を覚えるリスクもあります。せっかくスラスラ話せるように練習したのに、その文章が間違っていたら逆効果ですよね。 そういうリスクを回避するためにも、怪しい文章は必ずAIのチェック機能で確認してください。たとえば、ChatGPTのようなツールに「上記の英語はナチュラルな英語ですか?また文法的的に正しいですか?」と聞けば、丁寧に修正やアドバイスをしてくれます。 間違った情報を提供することもあるAIですが、こと英文のチェックに関しては、かなりの精度でおこなってくれます。間違えても大丈夫という安心感のなかで練習できるのが、AIを活用する大きな魅力です。自分専用の英会話コーチとして、どんどん利用していきましょう。 シャドーイングでネイティブの話し方を真似する 英語の発音やリズム、自然な話し方を身につけたいなら、シャドーイングをオススメします。シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、ほんの少し遅れてそのままマネして声に出すトレーニングです。 シャドーイングの基本的な流れは、以下の通りになります。 全文をまず2〜3回聴いて、大筋を理解しておく(テキストは見ない) シャドーイングをスタート 録音した自分の音声を聴いて、お手本と比較 テキストを見て、不明瞭な点をチェック うまくいかなかった箇所を意識しながら再度シャドーイング テキストを見ず、耳だけを頼りに真似していくのは、かなりの難易度です。でも、シャドーイングができるようになると、スピーキング力とリスニング力が大きく向上します。 どうしてもうまくいかない場合は、無理をせずリピーティングに切り替えましょう。リピーティングは、最後まで聞き終えた後に、真似をする方法です。音声に惑わされることがない分だけ、シャドーイングより多少難易度は下がります。 リピーティングでも厳しいなら、テキストを見ながら声に出す音読がオススメです。音読に慣れたら、少しずつシャドーイングに再挑戦してみてください。 ◆ルックアップ&音読のやり方については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 教材の音声を完璧に聞き取れるようにする 英語を話せるようになるためには、自分の思考をスラスラと口に出せるだけでは足りません。同時に、相手の話を聞き取れる耳を育てないと会話は成立しないのです。 その第一歩として、まずは使っている教材の音声を、完璧に聴き取れるようになるまで繰り返し聴き込むことをオススメします。 同じ聞き取れないという状態でも、単語を知らないのか、スピードが速すぎるのか、リンキングのような発音の変化に対応できていないのか、理由はさまざまです。まずは、聞き取れない理由を明確にしてください。 単語を知らないのは少しずつ覚えるしかないとしても、スピードや発音に関しては、完全に慣れの問題です。同じ音声を何度も聴いていると、不思議とだんだん言葉の輪郭がはっきりしてきます。 その状態でテキストを確認すれば、今度はもうその言葉以外に聴こえなくなるから不思議です。最初からテキストを見るやり方もありますが、できれば聴き込んだあとにテキストを確認する方法をオススメします。 ◆リスニングの効果的なやり方については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話のリスニング力を効率よくアップする勉強法 英会話に必要な基礎知識の具体的な学び方 先ほど、英会話に必要な学習について概要を説明しました。ここでは、英単語・英文法・リスニング・発音という、会話に必要な4技能の具体的な学び方を紹介します。 英単語力の覚え方 前述の通り、日常会話で使用される単語はせいぜい3,000~4,000語です。英検1級レベルの英単語を覚えるよりも、まずは、getやhaveといった基本動詞や、ネイティブが日常的に使う句動詞を知っているかどうかがカギになります。 語彙力を効率よく増やすには、やはり単語帳の活用が欠かせません。とはいえ、日本語訳をただ覚えるだけでは不十分です。必ず例文とセットで覚えて、その単語が実際どのように使われているのかを学びましょう。 ただ、単語帳の例文は、以下のように実生活でほぼ使わないような仰々しいものが多いです。 The union has to compromise to a certain extent. (組合はある程度妥協しなければならない) 主語をIに置き換えるなどして、自分事として理解しやすいようにアレンジしてください。 また、語彙力が極端に低い初心者は、例文にまで手を出すと頭がパニックになる可能性もあります。そういう場合は、いったん例文には触れず、単語の意味の確認を何回も繰り返した方がいいでしょう。 同様の理由で、単語の別の意味や同義語・反意語の暗記は、コアとなる意味を確実に覚えたあとでも十分間に合います。まずは、単語を見てパッと意味が浮かぶようになるまで、繰り返し音読するのがいちばんの近道です。 中学英文法を効率よく学ぶ方法 英会話の基礎を固めるうえで欠かせないのが、中学レベルの英文法です。なかでも、語順(文型)については、初期段階でしっかりと理解しておくことをオススメします。 たとえば、英語でもっともポピュラーな語順は、「I ate an apple.(私はリンゴを食べた)」のような第3文型(主語+動詞+目的語)です。 この語順のルールを知らずに日本語のまま英語にしようとすると、「I an apple ate.」というヘンテコな英文になってしまいます。 こういった重要な英語のルールを知るためには、やはり英文法書を1冊繰り返し学習するのがいちばんです。ただし、英会話が目的なら、Evergreenのような総合文法書はとりあえず必要ありません。 中学生向けを謳っている薄い文法書を選び、重要な文法事項の例文が瞬時に口から出てくるまで、音読を繰り返しおこなってください。もちろん、単語帳と同様に、例文をそのまま覚えるのは非効率です。 たとえば、現在完了形なら、「I have lived in Tokyo for five years.」のように、自分を主語とした例文にアレンジしましょう。 リスニング力を磨くには リスニング力を伸ばすには、まず「聞き流し」ではなく「集中して聴く」姿勢が大切です。英語の初心者が漠然と英語を聞いても、決して聴き取れるようにはなりません 使用する題材は、前述の通り、現在使っている単語帳や文法書をオススメします。学習者向けにゆっくり話してくれているし、スクリプトも揃っているからです。 初心者のうちは、ポッドキャストやYouTubeはオススメしません。話すスピードがバカみたいに速いですし、スクリプトのないものが多いです。しかも、最低でも5〜10分くらいは続くので、初心者には長すぎます。 ある程度リスニングができるようになるまでは、英単語帳の例文のようなごく短い文章を、それこそ何十回も聴き込む方が効果的です。もちろん、YouTubeを観る方が断然楽しいでしょう。でも、目的はあくまでもリスニング力の向上です。 いつか好きなYouTubeを字幕なしで観るためにも、まずは教材の音声を繰り返し聴きまくり、英語へ耳を慣らすことに集中しましょう。 発音を身につける方法 発音を身につけるには、前述の通り、シャドーイングでネイティブの話し方をコピーするのがもっともオススメです。とはいえ、発音の知識がないままシャドーイングをしても、効果は半減します。 発音記号がわからない人は、発音記号とその発音の仕方をしっかりとマスターすることから始めてください。発音記号がどうしても苦手だというなら、発音を文字との関連性で学ぶフォニックスがオススメです。 どちらにしても、昔は書籍で学ぶしかありませんでした。ですが、現在ではネイティブが丁寧に発音を解説している動画が数多くアップされています。以下、オススメのサイトを紹介しておきます。 発音が学べるオススメの動画 Master The Sounds of American English - YouTube サマー先生と英会話! - YouTube 佐久間まゆみ - YouTube 『あいうえおフォニックス』英語発音 - YouTube また近年では、AIによる発音矯正アプリの充実度も素晴らしいです。あなたの発音の正確さをパーセントで評価してくれるし、間違っている箇所も的確に表示されます。YouTubeで基本的な発音を学んだら、アプリでどんどん実践練習していきましょう。 ◆発音が学べるオススメアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英会話初心者でもビジネスシーンで自信をもって話せるようになる方法 英語を話せるようになるためのコツ いくら効率的な学習方法で英語を学んでも、ちょっとしたコツを見逃していると効果は半減します。そこで最後に、英語を話せるようになるためのコツを4つ紹介します。 明確な目標を設定してモチベーションを維持する 残念ながら、数日間勉強しただけで、英語が話せるようにはなりません。英語をスラスラ話せるようになるまでには、最低でも年単位の学習が必要です。しかし、なにかと忙しい現代人が、毎日まとまった学習時間を確保するのは簡単なことではないでしょう。 ちょっとしたことでやめてしまう危険性を常にはらんでいます。そういう状況のなかで英語学習を続けていくには、モチベーションの維持が非常に大切です。そのためには、「明確な目標」が欠かせません。 もちろん、目標は人それぞれ異なります。たとえば「海外旅行中、自分で食事のオーダーをしたい」「仕事で英語のプレゼンができるようになりたい」「外国人の友人がほしい」など、目標はなんでもOKです。目標が定まっていれば、途中で多少気持ちが下がっても、すぐに復活します。 また、最終的なゴール設定のほかに、小さな目標設定も非常に重要です。ゴールから逆算して、「今月中にこの教材を終わらせる」「毎朝10分英語を話す」などと計画を立てれば、確実にゴールに向かって進んでいけます。 ◆目標設定に欠かせないメモの取り方については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 紙1枚で人生がうまくいくメモ術「神メモ」とは 小さな成功体験を積み重ねよう 英語を話せるようになりたいと思っている人の多くは、ペラペラと話す理想の自分像ばかりイメージしている傾向が強いです。たしかに成功した自分をイメージするのは大切ですが、その前にやるべきことが山のように待っています。 その現実を理解していないと、少し大変なことが起こると、すぐにモチベーションが低下してしまいます。そういった状況に陥らないためにも、いきなり完璧を目指すのではなく、小さな成功体験を積み重ねていくことが大切です。 たとえば、「自己紹介がスムーズに言えた」「注文を英語で伝えられた」といったごくささやかな体験でも、「できた」という感覚は大きな自信に繋がります。英語学習の大敵は、「自分には無理だ」という自己否定です。 しかし、学習を続けていれば、必ず英語力はアップしています。それを感じられるかどうかが、継続と挫折を分ける大きな分岐点となります。できない自分ではなく、できる自分にフォーカスするように意識してみましょう。 「比べるべきは過去の自分」他人と比較しない 英語学習を続けていると、つい他人と比べてしまいがちです。「あの人は流暢に話せるのに、自分はまだ……」と、どっぷり落ち込んでしまったことが、誰でも一度や二度はあるでしょう。 しかし、英語は他人との競争ではなく、自分との戦いです。比べるべきは、今の自分と過去の自分のはず。1か月前の自分より成長しているか、1年前にわからなかった英語が理解できているか、自分の成長にフォーカスしてください。 人それぞれ学ぶペースも背景も違います。いくら他人を羨んでも、あなたの英語力の向上にはまったく関係ありません。他人の成果は「モチベーションアップ」程度にとどめておき、自分のペースで一歩ずつ進んでいきましょう。 英語は、やればやっただけ確実に力がついていきます。焦らず、あきらめずに続ける。それが英語上達のいちばんの近道です。 翻訳グセをできるだけ早く治す 英語を話そうとするとき、まず頭のなかで日本語を考えてから英語に訳していませんか。 この翻訳グセがあると、会話がワンテンポ遅れてしまい、スムーズなコミュニケーションがむずかしくなります。 そもそも日本語と英語は、語順も考え方もまったく異なる言語です。たとえば、以下のような例文を考えてみましょう。 日本語:私は毎朝コーヒーを飲みます。 英語:I drink coffee every morning. 日本語は「主語(私)+目的語(コーヒー)+動詞(飲みます)」の語順ですが、英語は「主語(I)+動詞(drink)+目的語(coffee)」になります。日本語を英訳しようとすると、いったん最後まで考えてから英文にしなければなりません。 ところが、英語のまま考えられる人は、「私は・飲む・コーヒーを毎日」という英語の語順通りに話せるので、タイムラグが発生しないのです。 慣れてくれば、脳内で翻訳する時間はほとんど気にならないのですが、翻訳せずにそのまま英語の感覚で話せるようになると、本当に会話力がアップします。ぜひ、翻訳なしの英語脳の構築を目指してください。 ◆英語脳構築のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話は本当に必要?その理由と効率的な英会話の学び方を解説 間違いを恐れずとにかく会話の機会を増やす 英語を話せるようになりたいなら、「とにかく話す」ことが一番の近道です。でも、多くの人が「間違えたら恥ずかしい」「笑われるかも」と不安になって、なかなか声を出せずにいます。 けれど実際は、誰も完璧な英語なんて求めていません。伝えたい気持ちがあれば、たとえ文法が少し間違っていても、ちゃんと通じるものです。そもそも、英語が母国語なのは、アメリカやイギリスといったわずか数か国であり、残り95%は英語を第二言語として話す人たちです。 そういった人たちは、それぞれのお国訛で堂々と英語を話しています。私たちも、ネイティブと違って当たり前と割り切り、堂々と自信をもって話せばよいのです。 オンライン英会話や英会話カフェ、SNSを使った海外の人との交流など、話す意欲さえあれば会話のチャンスはいくらでもあります。大切なのは、「完璧じゃなくても話してみる」という勇気です。気負わず、どんどん英語を話すようにしましょう! 英会話アプリを活用する 忙しくて英会話スクールに通う時間がない、でも英語は話せるようになりたい……そういった人にぴったりなのが英会話アプリです。最近のアプリはとても進化していて、AIがあなたのスピーキング力を詳細にチェックしてくれます。 フレーズの間違いを修正してくれたり、適切な表現方法をフィードバックしてくれたり、発音を矯正してくれたりと、本当に至れり尽くせりといった感じです。 AI相手だから、間違えても恥ずかしくないし、AI相手なら緊張もしません。オンライン英会話のように、事前予約も必要ないし、自分のレベルに応じた対応をしてもらえます。しかも、講師を雇用する費用がない分、格安で利用可能です。 もちろん、オンライン英会話のような臨機応変さは期待できません。スケジュールや進捗度合いに応じて、実際の英会話とアプリを上手に使い分けていきましょう。 ◆独り言のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 大人の初心者向け英会話学習法を徹底解説 まとめ 冒頭でもお話ししたように、英会話には単語や文法といった基礎知識と、その知識を実際に使うアウトプット力の両方が必要です。ところが、多くの人が基礎知識のインプット学習に偏っています。 今回紹介した学習法を参考にして、英会話に直結する方法に切り替えていきましょう。そうすれば、あなたの英会話力は間違いなくレベルアップするはずです。 ### オンライン英会話の効果はある?上達のコツと受講のポイントを解説 「英会話を上達させたいけど、オンライン英会話って本当に効果があるの?」 オンライン英会話をやったことのない人は、多かれ少なかれ、オンライン英会話に不安を感じているものです。とくに、英語の勉強自体が久しぶりな人からすれば、「自分でもついていけるのかな…」と不安になるのは当然といえます。 当記事では、オンライン英会話の効果や上達のコツ、失敗しないスクール選びのポイントまでをやさしく解説しています。これからオンライン英会話を検討している人は、申し込む前に、ぜひ最後までお読みください。 オンライン英会話の効果は本当にあるのか? オンライン英会話の受講を検討している人が知りたいのは、結局「オンライン英会話の効果は本当にあるのか?」という点でしょう。オンライン英会話は効果があるのか、初心者でもついていけるのか、オンライン英会話に対するさまざま疑問点をわかりやすく解説します。 オンライン英会話で身につく英語スキルとは オンライン英会話で身につくスキルは、大きく以下の4点が挙げられます。 オンライン英会話で身につく4つのスキル 英会話の定番フレーズ 相づちやイディオムといった活きた表現 正しい文章作成力 リスニング力 受験や資格の勉強ばかりしてきた人のなかには、じつは挨拶もおぼつかない人が少なくありません。そういった人でも、ネイティブ(もしくは同等のレベル)の講師が相手なので、座学だけでは身につかない「使える英語」が自然と身につきます。 事前にお願いしておけば、間違った箇所を正しい文章に修正してもらえるのも、嬉しいポイントです。自分の話した文章のどこが間違っているのか、より自然で通じやすくするにはどうすればいいのか、的確なアドバイスがもらえます。 また、外国人のリアルな発音を聞き続ければ、自然とリスニング力もアップします。最初は緊張して聞き取れなかった英語も、徐々に耳が慣れてきて、スーッと意味を理解できる瞬間が増えていくはずです。 どのくらい受講すれば効果を実感できる? 「どのくらいレッスンを受ければ英語が話せるようになるの?」という疑問は、多くの人が感じているところでしょう。当然ですが、その人の知識量やバックボーンによって、効果を実感するタイミングには個人差が出てきます。 目安として、週に2〜3回のレッスンを3か月ほど続けると、「聞き取れる内容が増えた」「言いたいことが少しずつ言えるようになった」と感じる人が多いようです。 もちろん、毎日のように取り組めば、その分だけ上達スピードも速くなります。ただし大切なのは、回数よりも「継続」です。無理してレッスンを詰め込んでも、フィードバックを消化しきれません。 無理のないペースでコツコツ続けることが、効果を感じる近道です。焦らず、自分のペースでじっくり取り組みましょう。(できれば年単位で計画するのがオススメ) 初心者でもついていける?オンライン英会話に対する不安を解消 「英語がほとんど話せないけど、レッスンについていけるのかな…」と不安に感じる初心者の方は本当に多いです。ですが、あまり心配しすぎる必要はありません。 ほとんどのオンライン英会話サービスでは、初心者向けのカリキュラムや日本語で対応できるスタッフのサポートが用意されています。あなたのレベルや要望に応じて、講師は臨機応変に対応してくれるはずです。 間違っても、いきなり政治や経済について討論をするなどということはないので、安心してください。講師は、「英語が苦手な人に教えるプロ」です。相手に応じて、ゆっくり話してくれたり、表現を言い換えてくれたりと、丁寧に対応してくれます。 もちろん、最初の一歩を踏み出すまでは、不安で仕方ないでしょう。しかし、数回レッスンを受ければ、外国人との会話にも少しずつ慣れてきます。完璧を目指さず、「間違えても大丈夫」という気持ちで、気楽にチャレンジしてみてください。 オンライン英会話が向いている人・向いていない人 オンライン英会話はとても便利な学習法ですが、すべての人に向いているわけではありません。自分に合っているかどうかを知ることが、オンライン英会話を長く続けるコツです。以下、オンライン英会話に向いている人と向いていない人の特徴を挙げてみます。 オンライン英会話が向いている人 自宅で気軽に英会話を始めたい人 自分のペースで学びたい人 毎日短時間でも継続できる人 積極的に話す練習がしたい人 オンライン英会話が向いていない人 対面のやり取りでないと緊張してしまう人 ひとりで学習を続けるのが苦手な人 ネット環境が安定していない人 最低限の基礎知識(リスニング力も含む)が不足している人 向いていないとはいっても、慣れや工夫でカバーできる部分も多いです。まずは無料体験レッスンを利用して、自分に合うかどうかを気軽に試してみてはいかがでしょうか。 オンライン英会話で効果を最大化するコツ 同じ英会話を習うにしても、対面式のレッスンとオンラインのレッスンでは、状況が大きく異なります。せっかく自宅で英会話のレッスンを受講するのであれば、できるだけ効率よく結果を出していきたいですよね。 ここでは、オンライン英会話で効果を最大化するコツを4点お伝えします。 目標を明確にして学習プランを立てる オンライン英会話を始めるときは、最初に「自分がどうなりたいのか」という目標をはっきりさせておくことが大切です。 「旅行に行き、英語で注文できるようになりたい」「仕事で英語の会議に参加できるようになりたい」など、具体的なゴールがあると学習のモチベーションが保ちやすくなります。 目標が明確なら、講師にその旨を伝えれば、その目標に合わせたカリキュラム作成が可能です。そうすれば、ビジネス英語の習得が目的なのに、日常会話でレッスンが終わってしまうような状況を回避できます。 漠然と英語が話したいと言われても、どこから進めていいのか講師も困ってしまいますよね。大雑把でもよいので、「自分は◯◯のために英会話を習いたい」とはっきり意思表示をしましょう。 ◆目標設定の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 大人の初心者向け英会話学習法を徹底解説 継続が鍵!モチベーションを保つ方法 オンライン英会話は、ある程度の期間継続することで、少しずつ効果が表れてきます。でも、忙しい現代人にとって、その継続がもっともむずかしいのです。 仕事が立て込んでくると、英会話どころではないという気持ちになり、どうしてもモチベーションが下がってしまいますよね。そういうときは、最初に立てた「目標」を思い出してください。 大きな目標を思い出せば、「そうだ、英会話をマスターして海外に赴任するんだ!」とモチベーションが復活します。 ただし、モチベーションだよりの学習は、正直続きません。モチベーションは必ず上下動するので、学習の原動力にしてはいけないのです。 それよりも、毎日少しずつでもいいから、英会話を習慣化してください。歯磨きをするように、お風呂に入るように、オンライン英会話を受講するのです。レッスンが習慣になれば、モチベーションに関係なく継続できます。 予習・復習をしっかりおこなう オンライン英会話を効果的に活用するには、レッスン前後の予習・復習が欠かせません。まず予習ですが、当日のトピックに関する単語や質問事項を事前に確認しておけば、レッスン中に焦らずスムーズに話せます。 たとえば、自己紹介や趣味の説明がテーマなら、頻出するフレーズをいくつかメモしておきましょう。そのフレーズをレッスン中に試すと決めておけば、おそらく二度とそのフレーズを忘れることはないはずです。 復習については、レッスン中にうまく話せなかった部分や、講師が使っていた自然な表現を口に出してみます。録音機能を使って、自分の発音や話し方を聞き直してみるのも効果的です。(もちろん、事前の確認は必要です) 習ったことをそのままにせず、自分の言葉として繰り返し練習すれば、あなたの英会話力は着実にレベルアップします。 ◆記憶への定着度を高める方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶に残る覚え方8つのアイデアとは 講師との相性を見極める オンライン英会話を続けていくうえで、講師との相性は非常に大切なポイントです。いくら教え方の上手な講師でも、話し方やテンポが合わなかったり、こちらのレベルや目的をうまく汲み取ってくれなかったりすると、レッスンが楽しく感じられなくなってしまいます。 逆に、自分のペースを考慮して、優しく励ましてくれる講師だと、頑張って続けようという気になりますよね。もちろん、レッスンを受けてみるまでは、どういう講師かわかりません。 幸い、ほとんどのオンライン英会話スクールでは、7日間程度の無料体験期間を設けています。無料トライアル中に、何人か講師をチェンジしてみて、相性のよい講師を探しましょう。 もし、そこでよい講師に巡り会えれば、毎回のレッスンが楽しみになり、自然と継続につながっていきます。ダメなら、ほかのスクールの無料トライアルを試してみればいいだけの話です。相性のよい講師に出会えるまで、割り切ってどんどん試してみてください。 オンライン英会話を選ぶ際のポイント ひと言でオンライン英会話といっても、サービスを提供している会社は多数存在します。初めて利用する人にとって、どのスクールを選べばいいのか迷ってしまうのは当然です。そこで最後に、4つの面から、オンライン英会話スクール選びのポイントを解説します。 料金プランの比較 オンライン英会話を始めるとき、もっとも気になるのが「料金プラン」でしょう。各スクールごとに料金プランが異なっており、単純に比較はできません。料金プランは、大きく「月額制」と「回数チケット制」に分類されます。 月額制の特徴 定額で上限回数まで受講が可能 モチベーション維持のための強制力を求める人に最適 1レッスンあたりの単価が比較的安い チケット制の特徴 期間内であれば好きなときに受講が可能 自分のスケジュールに合わせて柔軟に受講できる 月額制に比べると1レッスンあたりの単価は高め どちらの料金形態にしても、スクールによって受講可能な時間帯や回数が変わってきます。料金プランも、たとえば「月に8回まで」のプランと「毎日受講OK」のプランを比較したら、当然1回あたりのコストは無制限の方が高いです。 自分がどのくらいの頻度で受講できるか、現実的に考えたうえで、無理のないプランを選ぶことが大切です。 講師のクオリティとレッスンスタイル オンライン英会話を選ぶうえで、講師のクオリティやレッスンスタイルは非常に重要なポイントです。講師の英語力はもちろん、教え方や人柄、レッスン中の雰囲気づくりなども、学習のしやすさに大きく影響します。 たとえば、間違いを丁寧に指摘してくれる講師や、会話をうまく広げてくれる講師だと、自然と学ぶ意欲も高まりますよね。大人になると、誰だってあまり厳しい指摘を受けたくないもの。そういった心情を理解してくれる優しい講師は、やはり人気が高いです。 講師の国籍については、多くのスクールでフィリピン人講師が多数在籍しています。アメリカやイギリス人講師を好む人もいますが、フィリピンでは英語が公用語になっており、ネイティブと遜色のないレベルのレッスンが受けられます。 また、日本語ができる講師も人気です。とくに初心者のうちは、困ったときに日本語でサポートを受けられると安心できます。 いずれにせよ、講師の質や自分との相性、レッスンの進め方については、体験レッスンを通じてじっくりと確認することをオススメします。 カリキュラムの充実度 オンライン英会話を選ぶときは、カリキュラムの内容もしっかりチェックしておきたいポイントです。 初心者向けの日常英会話を受講したい人、ビジネス英語が必要な人、発音矯正、試験対策(TOEICや英検)など、人によって必要なカリキュラムは異なります。 たとえば、ビジネス英語なら「Bizmates」や「レアジョブ英会話」「ベルリッツ」などが有名です。TOEIC対策なら、「ネイティブキャンプ」「DMM英会話」「QQ English」をはじめ、数多くのスクールで講座を用意しています。 もちろん、有名なスクールなら、ビジネスもTOEIC対策も、さまざまなニーズに対応が可能です。ただ、そのなかでも、とくに売りにしている分野があるので、そのスクールがどういったカリキュラムを提供しているか、事前にしっかりと確認しておきましょう。 サポート体制の有無 オンライン英会話を選ぶ際には、「サポート体制の充実度」も見逃せないポイントです。レッスンの予約やキャンセルがスムーズにできるか、困ったときにすぐ相談できる窓口があるかなど、レッスン以外の部分の充実度でストレスの度合いが大きく変わってきます。 とくに初心者のうちは、「どの講師を選べばいいの?」「どの教材が自分に合っているの?」と、なにかしら不安を感じているもの。そんなときに、日本語で対応してくれるカスタマーサポートがあると安心ですよね。 また、学習の進捗や目標に応じて相談できる学習アドバイザーの存在も、モチベーションの維持に役立ちます。たとえば、ネイティブキャンプでは、毎日9〜21時の間、日本人カウンセラーによる相談が可能です。 希望のスタイルにマッチする講師の紹介、英語力診断などのほかに、オンライン英会話に対する不安についても、じっくりと対応してくれます。 英語学習は、ひとりで問題を抱え込むと、どうしても挫折しやすいものです。だからこそ、しっかりしたサポート体制のあるスクールは、英会話初心者の大きな味方になってくれます。 まとめ オンライン英会話は、上手に活用すれば、英会話力アップに大きく役立ってくれます。ただ、多くの英会話初心者にとって、オンライン英会話は少々ハードルが高いのもまた事実です。 今回紹介した通り、有名なオンライン英会話スクールならどこでも、初心者が無理なく続けられるような体制が整っています。相性を確認するために、無料のトライアルも用意されていますから、まずは実際に体験してみて、オンライン英会話の効果を確認してみてください。 ### 英会話に対する苦手意識が激減!初心者が知っておくべき英会話のコツとは? グローバル化が進み、仕事で急に英会話力を要求されるケースが増えています。しかし、日本人の多くは、これまでインプット中心の授業でしか英語を習ってきませんでした。そのため、単語や文法はある程度知っていても、英会話を苦手としている人が非常に多いのです。 「聞き取れない」「言葉が出てこない」「英会話をどうやって勉強すればいいかがわからない」そんな英会話初心者のあなたに向けて、この記事では英語が話せるようになるコツをわかりやすく紹介します。 なぜ英会話が苦手なのか?その理由を知ろう 英会話に苦手意識をもっている人には、必ずなんらかの理由があります。その原因を解消しなければ、いつまで経っても英会話が苦手なままです。英会話学習の進め方の前に、まずはその原因をしっかりと押さえておきましょう。 単純に英語を話す機会が少ない 英会話が苦手だと感じる大きな理由として、そもそも英語を話す機会が圧倒的に少ないことが挙げられます。日本の英語教育では、どうしても読み書きが中心になりがちで、「話す」練習をしっかりおこなう場面はほとんどありません。 それなのに、社会に出てからいきなり英語での会話を求められても、うまく話せないのは当然のことです。スポーツや楽器と同じで、英会話も実践の場を通してたくさん話す経験を積み、少しずつ上達していきます。 受験やTOEICを目的にすると、どうしても会話は後回しになります。受験期間は仕方ないとしても、英会話が目的なら、できるだけ早く会話中心の学習スタイルに切り替えていくべきです。 オンライン英会話や英会話教室、英会話サークルなど、日本にいても英語を話す機会はいくらでも作れます。英語での会話を習慣にすれば、自然と苦手意識も薄れていくでしょう。 間違いが怖い 英語を話すとき、「文法が間違っていたらどうしよう」「発音が変だったら恥ずかしい」といった不安から、口が重くなってしまう人は非常に多いです。こういった完璧主義は、間違いや失敗を点数から差し引く、減点方式の学校教育の影響が大きいと推測できます。 ですが、英会話に減点方式の思考は必要ありません。完璧に話すことが目的ではなく、伝えたいことが相手に伝われば、それで十分なのです。 実際、ネイティブの人たちですら、会話の中で言い間違えることはよくあります。私たちだって、常に正しい日本語を話しているわけではないですよね。軽微な間違いや表現の不自然さがあっても、文脈から相手はきちんと意味を理解してくれます。 非ネイティブにとって、間違いは「自分はどこが苦手なのか」「どう言えばもっと伝わるのか」を振り返るチャンスです。間違えを恐れず、一歩踏み出す勇気が、英会話上達の大きな鍵を握っています。 単語や文法の知識が圧倒的に不足している 英語を話そうと思っても、「あれ、これは英語でなんて言うんだっけ?」「文の組み立て方がわからない…」と立ち止まってしまうこと、ありますよね。それは、単語や文法の知識が、まだ十分に身についていないからかもしれません。 単語と文法は、いわば料理の材料と調理法のような役割を担っています。材料が不足していて、さらに調理法もわからなければ、料理が作れなくて当然です。英会話も同様で、材料(単語)がなく、調理する技術(文法)もなければ、思うように話せる方が不思議でしょう。 とはいえ、めったに使わないむずかしい単語や、複雑な文法を無理に詰め込む必要はありません。中学レベルの基本単語と文法を使いこなせれば、日常的な会話はほぼカバーできます。 自分の英会話力に不安がある人は、まず中学レベルの単語帳と文法書の徹底的なやり込みをオススメします。 インプットに偏り過ぎている 英会話がうまくならない理由のひとつに、「インプットばかりでアウトプットが足りていない」というケースが見受けられます。単語を覚える、文法を勉強する、リスニング教材を聞く、どれももちろん大切です。でも、それだけでは決して話せるようにはなりません。 たとえば、自転車の乗り方を本で学んでも、実際に乗ってみないと身につかないのと同じです。英語も、覚えた知識を使って話す練習をしなければ、会話力は伸びません。 まじめで恥ずかしがり屋の多い日本人は、知識の習得を頑張り過ぎてしまう傾向があります。誤解のないようにいうと、インプット学習は本当に大切です。だからこそ、学んだことをどんどん口に出して、使える英語を身につけてほしいのです。 書く・誰かに話す、そんな小さなアウトプットの積み重ねが、確実にあなたの英会話力を育ててくれます。 英会話を上達させるための実践的なコツ せっかく英会話に挑戦するのであれば、闇雲に会話をするのは少々もったいないです。ここでは、英会話を上達させるための実践的なコツを3つご紹介します。3つのコツを上手に活用して、効率よく英会話をレベルアップしていきましょう。 ◆英語学習のNG行為については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 【8つの英語NG勉強法】英語勉強の基本ステップと状況別オススメ勉強法とは 覚えた内容をすぐ声に出して練習する 英会話を上達させたいなら、「覚えた内容をすぐ声に出して練習する」のが非常に効果的です。単語や定番フレーズをいくら覚えても、普段から声に出す練習をしていないと、いざというときにうまく口から出てきません。 たとえば、「a piece of cake(簡単だ)」というイディオムを覚えたとしましょう。せっかく覚えても、文章としての使い方を知らないと、いざ使おうと思ったときに、間違いなく口ごもってしまいます。 A: How was the TOEIC test the other day?(この間のTOEICテストどうだった?) B: It was a piece of cake!(楽勝だったよ!) 実際の使い方を学ぶには、上記のようなシチュエーションを想定して、実際に話してみるのが一番です。もちろん、その前段階として、独り言を何回も繰り返して、口慣らしをしておく必要はあります。 独り言なら、通勤の車中や入浴中など、ちょっとしたスキマ時間にいくらでも練習できるはずです。英語を勉強したら、すぐに口に出す。このルールを守るだけで、あなたの英会話力は確実に変わっていくでしょう。 日本語から英語に訳すクセをやめる 英会話を始めたばかりの人は、どうしても日本語で言いたいことを考えてから、それを英語に訳そうとします。和訳・英訳が一概に悪いわけではありません。ただ、英会話を考えた場合、この翻訳グセのせいで、会話のテンポについていけないケースが多発しています。 ドラマや映画を観てわかる通り、ネイティブ同士の会話は驚くほど速いです。脳内翻訳の時間はほんのわずかかもしれませんが、そのわずかな時間に会話はどんどん流れてしまいます。 あなたが口を挟む余地はなく、気づけば「ただネイティブの会話を聞いているだけ」という悲しい状態になりかねません。 英語を話すときは、できるだけ「英語で考えて、英語で話す」感覚を身につけるのが理想です。お腹がすいた程度の英語なら、とくに考えることなく「I’m hungry.」って口から出てきますよね。 こういったフレーズをどんどん増やしていけば、やがて日本語を介する方が面倒になってきます。その第一段階として、まずは「日本語から英語に訳すクセ」をやめるように意識してみてください。 ◆日本語を介さないメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 最短で効果を実感!効率よく英会話を上達させる方法とは できるだけシンプルな文章を話す 英語を話すとき、「正しい文法で話さなきゃ」「むずかしい単語を使わなきゃ」と、つい身構えてしまうことはありませんか?でも、英会話で本当に大切なのは「伝わるかどうか」です。 初心者のうちは、できるだけシンプルな文章を意識しましょう。たとえば「I went to the supermarket.」「I bought some fruit.」のように、主語+動詞(+目的語)の基本形だけでも十分に会話は成り立ちます。 関係詞のような複雑な文法も大切ですが、無理に使うより、文を分けた方が自然でわかりやすいこともあります。 例:This is the house where I was born. → This is the house. I was born there. もちろん、関係詞が必要な場面もあるでしょう。でも、会話ではシンプルな表現の方が相手に伝わりやすいもの。英会話に慣れるまでは、「簡単で伝わる英語」を意識してみてくださいね。 初心者がやるべき英会話学習の流れ 英会話は話すのが中心とはいえ、スムーズな会話のためには、最低限の知識が必要です。最後にこの章では、初心者がやるべき英会話学習の基本的な流れを紹介します。 まずは1冊の単語帳を仕上げる 英会話を始めるにあたって、多くの人が「自分の思ったことを英文にできない」という壁にぶつかります。これは、前述の通り、基本的な単語力と文法力不足が大きな原因です。単語力が足りないと感じているなら、まずは1冊の単語帳を最後までしっかりやり切ってみましょう。 基本的な英単語も怪しいレベルなら、「ターゲット 中学英単語1800」や「中学英単語をひとつひとつわかりやすく。」のような中学生向けの英単語帳がオススメです。 ある程度語彙力がある人は「DUO 3.0」、ビジネスパーソンなら「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」をオススメします。 学習の進め方は、基本的な意味を確認後、例文の音読が基本です。ただ、単語帳の例文は現実味の薄いものが多いので、自分で例文を作って音読すると効果は倍増します。なお、暗記の方法については、別記事で詳しく解説しています。ぜひ、ご参照ください。 ◆英語の暗記法については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 短時間でもしっかり暗記・効率のいい英単語の覚え方をレベル別に紹介 ◆オススメの英単語帳については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 高校・大学別「受験に必要なオススメ英単語帳」3選 中学で習う英文法のおさらいをする 英会話をスムーズにおこなうには、やはり基本的な文法の理解が欠かせません。とくに中学で習う英文法は、実際の会話でも頻繁に使われる大切なルールばかりです。 「中学レベル」と聞くと簡単そうに感じますが、じつは現在完了形や関係代名詞など、意外と複雑な内容も含まれています。 怖いのは、文法書を読んで、理解したつもりになってしまうことです。試しに、今読んだ文法項目を、なにも見ずに説明してみてください。おそらく、あやふやな点がいくつも出てきたはずです。 テキストを見ずに、ポイントを説明できるようになるまで、文法書をやり込みましょう。ただし、注意点が3点ほどあります。 薄くて簡単な文法書を選ぶ 例文を音読する 単元ごとに小テストをおこなう 英会話が目的なら、「総合英語 Evergreen」のような分厚い文法書は必要ありません。それよりも、「中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本」のように200ページ前後の薄い文法書を完璧にする方が効果的です。 また、「理解したつもり」を回避するためにも、例文の音読と単元ごとの小テストは必ずおこなってください。 ◆英文法学習については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話(英語)初心者はなにから始めればいい?最短で話せるための学習法とおすすめ教材 教材の音声を繰り返しリスニングする スピーキングとリスニングどちらの能力が不足しても、スムーズな英会話は不可能です。初心者がリスニング力を上げるためには、教材の音声を繰り返し聴きまくるのが一番確実です。 学習者向けにゆっくりとクリーンに話してくれているので、ニュースやドラマに比べて、難易度が格段に下がります。それでも、最初は聞き取れない単語が、数多く出てくるかもしれません。 でも大丈夫です。むしろ、「聞き取れない箇所」を意識することが、上達の第一歩です。同じ音声を繰り返し聞いているうちに、少しずつ耳が英語に慣れ、単語のつながりやイントネーションのパターンがつかめてきます。 なお、初心者のうちは、スクリプトを見ながらのリスニングがオススメです。文字を見て、意味を理解したあと、スクリプトを見ずにもう一度聞いてみてください。きっと、「あ、聞き取れるようになってる!」という感覚が得られるはずです。 通勤中やスキマ時間を活用して、ガンガン英語を聴きまくりましょう。回数を重ねるほど、英語の音が自然と頭に入るようになりますよ。 ◆効果的なリスニング学習法については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話のリスニング力を効率よくアップする勉強法 実際に会話をする ある程度、基礎知識が身についたら、とにかく実際に会話する機会を増やしていきましょう。覚えた知識を使って話す練習をしなければ、会話力は伸びません。 具体的には、まず独り言が基本になります。単語帳や文法書、あるいはドラマやYouTubeで見つけた気になるフレーズがあれば、真似をしてみるのです。あとは、思いついたことがあれば、片っ端から口に出してみます。 ただし、独り言はあくまでも自主トレーニングです。英会話スクールや英語カフェのような、実践も織り交ぜていきます。若い世代なら、ランゲージエクスチェンジで、お互いの母国語を教え合うのもいいかもしれません。 もっとも現実的で効率的なのは、やはりオンライン英会話でしょう。オンライン英会話なら、自宅にいながら、ネイティブとの会話が可能です。しかも、講師に間違いを修正してもらえば、正しい表現が身につきます。 講師は、あなたが間違っても笑ったりしないし、丁寧に指導してくれます。間違いを恐れずに会話する度胸を育むには、最高の方法ではないでしょうか。 ◆独り言のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話ができるようになるには?初心者向けの効率的な学習法を徹底解説 まとめ 英会話が苦手なのには、必ず原因があります。原因を理解して、その原因を潰していけば、英会話は間違いなく上達します。今回紹介した英会話上達のコツや、英会話学習の流れを参考に、いろいろと試行錯誤してみてください。 ### 月刊「パンプキン」2025年3月号(潮出版社)にて、 瞬読を特集いただきました! 月刊「パンプキン」2025年3月号(潮出版社)にて、瞬読を特集いただきました! 【巻頭特集】 脳トレでリフレッシュ ・脳トレ問題に、楽しく挑戦! ・脳が元気なら人生をもっと楽しめる!! ぜひ、お手に取ってみてください^^ ### 簡単な英語ですぐに話せる!日常会話で役立つ英会話フレーズ集 よほど専門的な話でもない限り、英会話において、むずかしい単語や文法はほとんど必要ありません。シンプルなフレーズだけで、しっかり会話は成立します。 当記事では、日常のさまざまなシーンで役立つ「簡単で使いやすい英会話フレーズ」を厳選してご紹介します。今日からすぐに実践できる表現ばかりなので、英語が苦手な方や初心者の方でも安心です。 まずはよく使うフレーズを覚えて、英会話に対する苦手意識を払拭してしまいましょう。 ◆基本例文の暗記法については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 基本例文を暗記すれば英語は必ず話せる ◆プレゼンに使える定番フレーズについては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英語のプレゼンを成功させるためのコツと覚えておきたいフレーズ ◆大人の初心者向け英会話学習法については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 大人の初心者向け英会話学習法を徹底解説 挨拶の定番フレーズ 英会話の第一歩は、相手との距離を縮める「挨拶」からはじまります。挨拶の内容よりも、明るく元気なあなたの態度が重要です。ここでは、日常生活でよく使われる挨拶フレーズを厳選してご紹介します。 基本の挨拶  Hi! How are you? 「やあ!元気?」 Good morning.(afternoon/evening) 「おはよう(こんにちは/こんばんは)」 Hey! Long time no see. 「やあ!久しぶりだね」 What’s up? 「元気?」(親しい間柄で使えるフレーズ) How’s it going? 「調子どう?」 How are you doing? 「最近、調子はどう?」 フォーマルな挨拶 It’s a pleasure to meet you.(nice to meet you) 「お会いできて光栄です」(初対面の相手に) How do you do? 「はじめまして」(ビジネスシーンで使われることが多い) 挨拶は会話の入り口となる大切な部分です。基本的にどの挨拶でも構いませんが、カジュアルとフォーマルな場面での使い分けだけには、注意してください。ビジネスや社交の場で、カジュアルすぎる挨拶をすれば、人間関係が崩れてしまうこともあり得ますので。 自己紹介で使えるシンプルフレーズ 自己紹介は、初対面の相手に自分のことを知ってもらえる最初のチャンスです。「なんかこの人ともっと話してみたいな」と思われるように、笑顔で自分をアピールしましょう。 Hi, I’m [名前]. Nice to meet you. 「こんにちは、[名前]です。お会いできて嬉しいです」 My name is [名前], but you can call me [ニックネーム]. 「私の名前は[名前]ですが、[ニックネーム]と呼んでください」 I’m from [国/都市]. 「[国/都市]出身です」 I was born and raised in [場所]. 「私は生まれも育ちも[場所]です」 I’ve been living in [場所] for [年数] years. 「[場所]に[年数]年間住んでいます」 I work as a [職業]. 「[職業]として働いています」 In my free time, I enjoy [趣味]. 「自由な時間には、[趣味]を楽しんでいます」 I love traveling and have been to [訪れた国の数] countries so far. 「旅行が大好きで、これまでに[訪れた国の数]か国に行ったことがあります」 I started learning English because [理由]. 「[理由]で英語の勉強を始めました」 自己紹介は、長く話すよりも、シンプルなフレーズでわかりやすく伝えるのがポイント。初対面の会話に緊張しがちな人も、定番フレーズを押さえておけば安心です。 相手の情報を引き出すフレーズ 会話を広げるためには、とにかく相手に質問を投げかけることが大切です。シンプルな質問でも、質問をされれば、相手も悪い気はしません。相手の情報をどんどん引き出して、関係性を良好なものにしていきましょう。 基本的な質問フレーズ Where are you from? 「どこ出身ですか?」 What do you do? 「お仕事は何をされていますか?」 How long have you been living here? 「ここに住んでどのくらいになりますか?」 Do you have any hobbies? 「趣味はありますか?」 What kind of music do you like? 「どんな音楽が好きですか?」 もう少し会話を広げる質問 Have you traveled anywhere recently? 「最近どこか旅行に行きましたか?」 What do you usually do on weekends? 「週末は普段何をしていますか?」 Do you like sports? If so, what’s your favorite? 「スポーツは好きですか?好きなスポーツは何ですか?」 Is there anything you’ve been really into lately? 「最近ハマっていることはありますか?」 質問の内容について、あなたは相手のことを知らないわけですから、失礼にならない範囲でいろいろと質問してみてください。打算的な態度は嫌われますが、興味をもって質問を投げかければ、「自分に関心をもってくれているんだな」と、相手はあなたに好意を感じてくれるはずです。 スムーズな会話のためのあいづちフレーズ 一生懸命話しをしても、相手が無反応だったら、会話は盛り上がりません。反対に、相手の話をしっかり聞き、適切なタイミングであいづちを打てば、相手はもっといろいろな話をしてくれるはずです。 基本のあいづち Yeah, I see. 「うん、なるほどね」 That makes sense. 「なるほど納得です」 Really? That’s interesting! 「本当?それはおもしろいね!」 Oh, I didn’t know that! 「へえ、知らなかった!」 Exactly! 「そうそう!」(相手の意見に完全に同意するとき) 感情を込めたリアクション Wow, that’s amazing! 「わあ、それすごいね!」 Oh no! That sounds tough. 「えー、それは大変だったね」 No way! Are you serious? 「ウソでしょ!?本当に?」 That’s awesome! Good for you! 「それは最高だね!よかったじゃん!」 あいづちは、会話の潤滑油です。会話の合間にあいづちしてもらえると、会話が弾みます。関係性の薄い人と話すときほど、あいづちを意識してみてください。それだけで、相手との関係がグンと近づくはずです。 お願いごとをするときのフレーズ 英語で何かをお願いするとき、ただ「◯◯して!」と言うよりも、丁寧なフレーズを使う方が断然相手に好印象を与えます。ちょっとした依頼から、しっかりお願いしたいときまで、場面に応じた表現を覚えておくと便利です。 今回は、シンプルで使いやすいお願いフレーズをいくつかご紹介します。 シンプルなお願い Can you help me with this? 「これ、手伝ってくれる?」 Could you do me a favor? 「お願いがあるんだけど」 Would you mind opening the window? 「窓を開けてもらってもいいですか?」 Can I borrow your pen for a second? 「ちょっとペン借りてもいい?」 少し丁寧なお願い Would it be possible to reschedule the meeting? 「ミーティングの予定を変更することは可能でしょうか?」 I’d really appreciate it if you could send me the details. 「詳細を送っていただけると、非常に助かります」 If you don’t mind, could you explain that again? 「もしよろしければ、もう一度説明してもらえますか?」 I was wondering if you could give me some advice. 「ちょっとアドバイスをもらえたら嬉しいんだけど」 お願いごとをするときは、フレーズだけでなく、表情やボディランゲージにも気を配ってください。言葉が丁寧でも、腕や足を組んでいたら、丁寧さがまったく伝わりません。あくまでもお願いする立場であることは、決して忘れないようにしましょう。 感謝/謝罪のときに使うフレーズ 感謝の気持ちを伝えることは、良好な人間関係を築くために、非常に重要な要素です。謝罪も同様で、申し訳ないという気持ちを真摯に伝えられれば、かえって人間関係が好転することだってあるのです。 繊細なトピックだからこそ、定番フレーズを活用して、相手に誤解を与えないように注意しましょう 感謝のフレーズ Thank you so much! 「本当にありがとう!」 I really appreciate it. 「とても感謝しています」 Thanks a lot for your help! 「手伝ってくれて本当にありがとう!」 I can’t thank you enough. 「感謝してもしきれません」 That was really kind of you. Thanks! 「親切にしてくれてありがとう!」 Thanks for everything. 「いろいろとありがとう」 謝罪のフレーズ I’m sorry about that. 「それについてはごめんなさい」 I didn’t mean to. I’m really sorry. 「そんなつもりじゃなかったんだ。本当にごめん」 My apologies for the mistake. 「ミスをしてしまい申し訳ありません」 I’m really sorry for being late. 「遅れてしまって本当にごめんなさい」 I should have been more careful. I’m sorry. 「もっと気をつけるべきでした。ごめんなさい」 感謝や謝罪のフレーズは、とにかく気持ちを込めて伝えることが大切です。むずかしい表現は必要ないので、相手の表情や状況に合わせて、簡潔に気持ちを伝えましょう。 聞き返す/言葉が出てこない際のフレーズ 英会話の最中に、「もう一度言ってほしい」「どう表現すればいいかわからない」と感じることはよくあります。そんなときに、スムーズに会話を続けるための便利なフレーズを覚えておくと安心です。 聞き返すときのフレーズ Sorry, could you say that again? 「ごめん、もう一度言ってもらえる?」 Could you speak a little slower, please? 「もう少しゆっくり話してもらえますか?」 Did you mean [内容]? 「[内容]という意味ですか?」 I didn’t catch that. What did you say? 「聞き取れなかったんだけど、何て言ったの?」 言葉が出てこないときのフレーズ How do you say this in English? 「これって英語で何て言うんだっけ?」 I’m not sure how to say it, but…… 「どう言えばいいかわからないけど……」 I forgot the word, but it’s like…… 「単語を忘れちゃったけど、こんな感じの……」 It’s on the tip of my tongue! 「喉まで出かかっているんだけど!(でも思い出せない)」 ノンネイティブにとって、会話の途中で聞き返したり、言葉につまったりするのは当たり前のことです。相手も、あなたの英語が完璧ではないことを承知しています。だから恥ずかしがらずに、こうしたフレーズを駆使して、焦らずに会話を続けてください。 会話を広げる定番質問フレーズ 会話を続けるコツは、相手に興味をもち、とにかく質問をすることです。ただし、単に「Yes / No」で終わる質問だと、すぐに会話が終了してしまいます。できるだけ、相手が話を広げやすいオープンな質問をすると、より自然に会話が弾みます。 Have you seen any good movies recently? 「最近、何かおもしろい映画を観た?」 Do you have any favorite restaurants around here? 「この辺りでお気に入りのレストランはある?」 If you could travel anywhere in the world, where would you go? 「もしどこでも旅行できるとしたら、どこに行きたい?」 What’s something you’ve always wanted to try but haven’t yet? 「ずっとやってみたかったけど、まだやれていないことってある?」 Who inspires you the most? 「あなたが一番影響を受けた人は誰?」 もし、自分が上記のような質問をされたら、どうでしょうか?きっと楽しくなり、会話も弾むはずです。前述のあいづちもうまく組み込んで、どんどん相手の話を引き出してあげてください。 日常生活でよく使う超頻出フレーズ 英会話に自信がなくても、日常生活でよく使う定番フレーズを覚えておけば、それなりにコミュニケーションは取れるものです。今回紹介するのは、どれも日常会話によく出てくるものばかり。全部覚えてしっかりと活用していきましょう。 What’s going on? 「何があったの?」(状況を尋ねるとき) I’ll be right back. 「すぐ戻るね」 That sounds good! 「いいね!」(相手の提案に賛成するとき) I have no idea. 「全然わからない」 No worries. 「気にしないで」(もともとはオーストラリアの方言) Let me think about it. 「ちょっと考えさせて」 It’s up to you. 「あなたに任せるよ」 I’m on my way. 「今向かっているよ」 It’s not a big deal. 「大したことないよ」 もしかすると、すでに友人との会話で聞いたことのあるフレーズばかりだったかもしれません。それくらい、日常会話に頻出のフレーズなのです。パッと口から出るように、ぜひ何回も練習してみてください。 まとめ 今回は、日常会話で役立つ英会話フレーズ集を、シチュエーション別にご紹介しました。どれも簡単な英文ばかりなので、英会話初心者でも、すぐに使えるはずです。もちろん、今回紹介したもの以外にも、数多くの定番フレーズが存在します。 自分がよく使いそうなフレーズに出会ったら、メモをしておいて、積極的に使ってみましょう。定番フレーズが増えれば増えるほど、英会話がどんどん楽になっていきますよ。 ### 英会話ができるようになるには?初心者向けの効率的な学習法を徹底解説 単語や文法を覚えても、実際の会話で言葉が出てこない……そんな経験をしたことがある人も多いでしょう。英会話を習得するには、知識をアウトプットするトレーニングが不可欠です。 本記事では、初心者でもスムーズに英語が話せるようになるための心構えや、具体的な勉強法をわかりやすく解説します。最短で英会話を身につけるためのポイントを押さえ、今日から実践していきましょう! 英会話習得に必要な3つの心構え 英会話は下手なテクニックよりも、心構えの方が重要です。心構えさえしっかりしていれば、必ず英会話ができるようになります。 外国人と話すことを恐れない 単一民族国家に住む多くの日本人は、外国人に対して憧れというか特別な感情をもっているものです。なかでも経済大国アメリカの影響は大きく、英語を話す人に対して劣等感をもつ人も少なくありません。 ほとんどの日本人は英語が話せないので、英語で話しかけられると、無条件で恐怖心に近い感情を抱いてしまうのです。 英会話ができるようになるには、まずこういった感情をきれいさっぱり捨て去る必要があります。「英語ができないから、英語を話す人がなんだか怖い」というのは、完全に勝手な思い込みです。 相手は、日本語ができないから、世界共通語である英語を話しているだけで、それ以上でもそれ以下でもありません。だから、私たちも単純に英語をマスターして、普通に会話すればいいだけなのです。 英語(外国語)を話す人に対して、不必要に恐怖感をもつのは、今日限りやめましょう。それが、英会話が上手になる第一歩です。 間違って当然と割り切る 英会話を学ぶうえで、「間違えたら恥ずかしい」「正しく話さないといけない」と思い込んでしまう人は多いです。しかし、言語は使いながら覚えていくもの。間違えずに話そうとするあまり、言葉が出てこなくなってしまっては本末転倒です。 今ペラペラと英語を話せる人も、最初から完璧だったわけではありません。ネイティブの子どもたちも、小さい頃はたくさん間違えながら言葉を覚えていきます。 大切なのは、「間違えたら、そのぶんだけ学べる」と考えられるポジティブさです。実際、間違えた箇所は普通よりも記憶に残りやすく、貴重なデータベースになってくれます。 また、ネイティブスピーカーも「ノンネイティブが間違えるのは当たり前」と理解しているので、文法が多少間違っていても気にする必要はありません。伝わればOKと割り切り、臆せずに話しかけていきましょう。 素直にフィードバックを受け入れる フィードバックを素直に受け入れられるかどうかで、英会話の上達具合は大きく変わってきます。フィードバックを受けたポイントをきちんと修正すれば、次回から同じ間違いを犯すことはなくなるからです。 それなのに、フィードバックを極端に嫌がる人がいます。こういう人は、フィードバックによって、「ダメなヤツだ」とバカにされているように感じてしまうのでしょう。 でも、フィードバックは、成長のチャンスです。むしろ、誰も指摘してくれなかったら、自分の弱点に気づくことすらできません。 とくに、ネイティブからのフィードバックは、実践的で役立つことが多いです。発音や表現のクセを直せば、より伝わりやすい英語になります。「指摘を受けるのが恥ずかしい」と思わず、「なるほど、そう言えばいいのか」とポジティブに受け取ることが、上達の近道です。 できるだけ早く英会話ができるようになるコツ 闇雲に勉強をしても、それが英会話に直結していなければ、遠回りになってしまいます。そこで今回は、英会話に役立つ勉強のコツを4つ紹介します。できるだけ早く英会話ができるように、効率よく勉強をしていきましょう。 「インプット」と「アウトプット」のバランスが重要 インプット(聞く・読む)とアウトプット(話す・書く)のバランスをうまく取らないと、英会話力はなかなか伸びません。日本人は真面目な人が多いからか、正しい単語を使い、正確な文法でないと、話せないと考えてしまいがちです。 だから、いつまで経っても、単語や文法の勉強ばかりしています。でも、世界中の英語話者の80%近くは、ノンネイティブです。はっきり言って、こうしたノンネイティブより、日本人の高校生の方が、全然英語の知識は豊富です。 それなのに、まだ知識が足りないと思い込み、話すのをためらっている。非常にもったいない話です。 水泳の本をいくら読んでも、実際に水に入って泳がないと泳げるようになりませんよね。英会話も、学んだ知識を実際に使ってみて、はじめて自分の言葉として定着します。私たちも、海外のノンネイティブを見習って、もっともっとアウトプットをするべきです。 ◆インプットとアウトプットのバランスについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話は本当に必要?その理由と効率的な英会話の学び方を解説 日本語を介さずに英語が理解できる状態を目指す 英語をスラスラ話せるようになるためには、「英語を聞いて、日本語に訳してから理解する」というプロセスをできるだけ減らすことが大切です。頭のなかでいちいち日本語に置き換えていると、どうしても反応が遅くなり、スムーズに会話ができません。 英会話の極意は、英語を英語のまま理解する「英語脳」の構築にあります。そのためには、日本語訳ではなく、イメージで言葉を捉える訓練が必要です。 たとえば、多くの日本人は「apple」という単語を聞いたときに、「りんご」という日本語に訳して理解します。appleは短い単語だからまだよいのですが、これが長い文章になったら、翻訳にかかる時間はどんどん長くなってしまいます。 そうではなく、appleという単語が出たら、頭のなかに赤い果物のイメージを作り出してください。その際に、りんごという日本語は一切頭のなかに出てきません。このように、単語のイメージ化ができるようになれば、かなり英語脳が出来上がってきた証拠です。 これからは、日本語に訳すのではなく、映像として単語の意味が頭に浮かぶように、意識してみてください。そのためには、辞書ではなく、ネットの画像検索を利用するのがオススメです。 大量に英語を聴いて英語耳を鍛える 私たちが日本語を自然に理解できるのは、これまで毎日大量の日本語を聞いて育ったからにほかなりません。英語を聞いても「なにを言っているのかさっぱりわからない……」と感じるのは、単純に英語を耳にする時間が圧倒的に足りていないから。 ということは、英語を聴く時間を増やせば、日本語のように自然と理解できる言葉が増えていくわけです。英会話初心者の場合、まずは単語帳の例文を題材にするのがよいでしょう。スピードも遅めだし、わかりやすくクリアに話してくれていますので。 少しリスニングに慣れてきたら、海外の子ども向けアニメをオススメします。 【なぜ子ども向けアニメがオススメなのか?】 単語や文法が比較的簡単 スラングがほとんど出てこない ストーリーがわかりやすい 映像が理解を助けてくれる 使用頻度の高い日常会話が学べる 上記のように、子ども向けアニメにはメリットが満載です。まずは、「おさるのジョージ」や「スポンジボブ」のような、有名アニメから試してみてはいかがでしょうか。 ◆大量にリスニングをするメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話(英語)初心者はなにから始めればいい?最短で話せるための学習法とおすすめ教材 学習初期に発音をしっかり身につける 英会話と発音には、密接な関係性があります。発音があいまいだと、自分の言葉が相手になかなか伝わりません。rice(ご飯)のつもりで、lice(シラミ)と言ってしまったら、相手は驚いてしまうでしょう。 また、拙い発音は、リスニングにも悪い影響を与えます。なぜなら、私たちは「自分が発音できる音しか聞き取れない」からです。会話の半分は聞く時間ですから、そういう意味でも発音はできるだけ早くしっかりと学んでおくべきです。 発音の学習方法として、通常は発音記号をオススメしています。発音記号を見れば単語の読み方が一発でわかるからです。ただ、ネイティブの子どもの多くは、発音記号ではなく、フォニックスというルールを基に発音を学びます。 フォニックスがわかれば、発音記号がなくても、つづりから読み方がわかります。一般的な本や記事に発音記号は書かれていないので、フォニックスを知っていると、非常に便利です。 もちろん、どちらを学んでも間違いではありません。第二外国語として英語を学ぶ場合は、最初に発音記号を学び、そのあとで補足的にフォニックスを学ぶのがオススメです。 ◆発音の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 初心者向け英語学習法を徹底解説!楽しく続けるためのコツ 初心者にオススメの英会話勉強法 英会話学習の心構えができたところで、最後に、初心者向けの英会話勉強法を紹介します。 中学校で習う英単語と文法をやり直す 英会話の勉強をはじめると、「もっとむずかしい単語や表現を覚えなきゃ」と考えがちです。ですが、日常英会話の大部分は、中学レベルの単語と基本的な文法しか使われていません。高度な知識を学ぶ前に、まずは中学校で習う英単語と文法をしっかりおさらいしておきましょう。 たとえば、「I go to the gym.(私はジムに行きます)」といったシンプルな文が作れれば、あとは「yesterday(昨日)」「every day(毎日)」といった単語を付け足すだけで、情報量を増やせます。 また、以下のような関係詞を使うと、伝えられる情報量が一気に広がります。 This is the gym where I work out every day.(ここは私が毎日運動するジムです) The book which I bought yesterday is very interesting.(昨日買った本はとてもおもしろい) 上記はあくまでも一例であり、不定詞や動名詞、受動態など、ほかにも知っておくべき重要事項は数多くあります。焦らず、まずは中学英語の単語帳と文法書を、1冊ずつしっかりとやり込みましょう。 ◆中学で習う基礎知識の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 【英語初心者向け】社会人にオススメの英語勉強法と挫折しないコツとは 音読とリピーティングで英語のリズムに慣れる 日本語と英語では、リズムとイントネーションがまったく異なります。英会話をスムーズにおこなうには、英語独特の「リズム」と「イントネーション」に慣れることが大切です。 そういった感覚を磨くための方法として、音読とリピーティングをオススメします。音読は、英語の文章を声に出して読む練習法です。最初はゆっくりで構いませんが、慣れてきたら教材の音声に近いスピードで読むことを意識しましょう。 一方、リピーティングは、音声を聞いたあとに、同じ内容をそのまま繰り返す練習法です。最終的にテキストを見ずに発声しなければならないので、音読よりも難易度はかなり高くなります。ですが、そのぶん効果は高く、継続すれば英語特有の抑揚やリズムが確実に身につきます。 英会話は、ある意味スポーツと一緒です。繰り返し話す訓練をするほど、スピーキングはスムーズになっていきます。5分でもいいから、できるだけ毎日英語を声に出すように努力してみてください。 ◆ルックアップ&音読のやり方については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 基本例文を暗記すれば英語は必ず話せる 瞬間英作文で言いたいことを瞬時に口から出せるようにする あなたは、瞬間英作文という学習法をご存知ですか? 瞬間英作文とは、中学で習う文法事項ごとに、日本語を英語に訳していく学習法です。森沢洋介さんの著書「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」がベストセラーとなり、英語学習業界に一躍その名を広めました。 英会話でよくある悩みが、「言いたいことは頭に浮かぶのに、言葉がスムーズに出てこない」というものです。こういった悩みは、瞬間英作文で解決できます。 練習する題材は、「私は昨日映画を見た→I watched a movie yesterday.」程度の、ごく短く簡単な例文ばかりです。とはいえ、中学3年レベルになれば、間接疑問文や形式主語のit、関係代名詞など、難易度は結構高くなります。 瞬間英作文という名前の通り、1文あたりにかける時間はせいぜい5〜10秒です。それ以上になると、日本語を英語に訳することになるので、思いついたことを瞬間的に英語にするという目的が果たせなくなってしまいます。 あくまでも日本語の文はトリガーであり、日本文を訳して英文を作るのではありません。その点だけ注意すれば、瞬間英作文は非常に効果の高い学習法といえるでしょう。 英会話アプリで総合的な英語力を磨く 英会話を効率よく習得するには、「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランスよく鍛えるのがポイントです。とはいえ、忙しい日常のなかで、まとまった勉強時間を確保するのはなかなかむずかしいもの。 そういったときに役立つのが、英会話アプリです。スマホひとつで、いつでもどこでも学習できるため、スキマ時間を活用して効率よく英語力を伸ばせます。 アプリにはさまざまな種類があり、リスニング強化向け、AIとの会話練習ができるもの、発音チェック機能がついているものなど、それぞれに特徴があります。もちろん、4技能がまとまったアプリも数多くリリースされているので、面倒くさい人はそういったアプリを選べばよいでしょう。 大切なのは、自分のレベルや目的に合ったアプリを選び、毎日コツコツ続けることです。たとえ短時間でも、継続できれば、確実に英会話力はアップします。便利な英会話アプリを最大限活用して、効率よく英会話のスキルを磨いていきましょう。 ◆オススメの英会話アプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 大人の初心者向け英会話学習法を徹底解説 まとめ 単語や文法を覚えても、実際の会話で言葉が出てこない……あなたの恥ずかしい気持ちはよくわかります。でも、今回紹介した心構えをもち、オススメの英会話勉強法に取り組めば、英会話力は間違いなくアップします。 外国人とペラペラ話をしている自分をイメージしながら、少しずつでもいいから、毎日英会話の勉強を継続してください。 ### 英会話のリスニング力を効率よくアップする勉強法 英語を聞き取れない原因は、単語力の不足だけではありません。英語独特のリズムや発音ルールに慣れていないことも、英会話のリスニングをむずかしくしている大きな要因です。 当記事では、リスニングが苦手な理由を明らかにし、効率よくリスニング力を高めるための具体的な勉強法を紹介します。毎日の学習に取り入れれば、英語の音がクリアに聞こえるようになり、英会話への自信もつくはずです。 英会話のリスニング力が伸びない原因とは? 英会話のリスニング力が伸びない原因は大きく3つあり、それぞれ対処法が異なります。自分にどれが当てはまるか、チェックしてみてください。 単語やフレーズのストックが圧倒的に不足している 英会話のリスニングが苦手な人の多くは、「知っている単語やフレーズが少ない」という壁にぶつかっているはずです。リスニング力を鍛えようとしても、そもそも聞こえた単語の意味がわからなければ、会話の内容を理解できません。 「ambulance=救急車」という意味を知らなければ、アンビュランスという音を聴き取れたとしても、永遠に意味はわからないままです。 また、シチュエーションによって同じ意味の単語を使いわけるケースがあることも、考慮する必要があります。たとえば、同じ購入するという意味の単語でも、日常会話で「buy」が使われるのに対して、ビジネスではよりフォーマルな「purchase」を使うのが一般的です。 ほかにも、「riseとraise(自動詞・他動詞)」「hearとlisten(ニュアンスの違い)」のように、どちらが正しいのか判断に悩む言葉が数多くあります。そういう知識がないと、悩んでいるうちに、ネイティブの速い英語は耳元をサーッと通り過ぎてしまうでしょう。 ネイティブの会話スピードについていけない ネイティブの会話が速すぎて聞き取れないと感じるのは、英語を英語のまま理解する「英語脳」ができていないのが大きな原因のひとつです。 多くの学習者は、英語を聞いた瞬間に頭のなかで日本語へ訳そうとします。しかし、英語から日本語へ訳すには、わずかながら時間が必要です。 たとえば、「I’ll grab a bite before work.」という発言を聞き、「grab=つかむ、bite=かむ……あ、食事のことか!」 と考えている間に、会話はとっくに別のトピックに移っています。 ネイティブの速い英語をスムーズに聞き取るには、日本語を介さない理解力が不可欠です。英語脳ができていないと感じているなら、単語をイメージ(画像)で理解するトレーニングをオススメします。 辞書で日本語の意味を調べるのではなく、画像検索するクセをつけると、少しずつイメージで単語の意味を捉えられるようになってきます。ぜひ試してみてください。 英語の発音ルールを理解していない 英語の音が聞き取れない原因のひとつに、「発音ルールを知らない」という問題があります。日本語は一音一音はっきり発音されますが、英語は単語同士がつながったり、省略されたりするパターンが非常に多いのです。 たとえば、「good time」は 「グッド タイム」ではなく、「グッタイム」のように聞こえます。これは、破裂音と破裂音が合わさると、前の破裂音が省略される「リダクション」というルールによるものです。 また、「Can I help you?」のように、「キャン アイ〜」から 「キャナイ〜」に変化するパターンもあります。単語同士をつなげて読むルールを「リンキング(リエゾン)」といいます。 こういった発音ルールを知らないと、リスニング中に「知らない音」として認識されてしまい、聞き取れないと感じるわけです。英語の発音は単語単体ではなく、文章やフレーズのなかでどのように発音されるか、その点を意識して学ぶことが重要です。 効率よくリスニング力をアップする勉強法 英会話のリスニング力が伸びない原因がわかったところで、今度は効率よくリスニング力をアップする勉強法について見ていきましょう。 ルックアップ&音読で基礎知識を叩き込む 英会話のリスニング力を上げるには、まず基本的な単語やフレーズを瞬時に理解できるようにする必要があります。そのために効果的なのが、「ルックアップ&音読」です。 ルックアップ&音読は、英文を見て意味を確認したあと、テキストを見ずに音読するという学習法になります。 たとえば、「I’ll have the same.(私も同じものをください)」 というフレーズを読んだら、すぐに本や画面を閉じ、なにも見ない状態で口に出してみます。間違っていたら、どこでつまずいたのかを確認し、スラスラ話せるまで繰り返してください。 多くの人は、英文を見て、わかったつもりになっています。しかし、実際にやってみるとわかりますが、ほんの数秒前に見た文章なのに、ビックリするほど口から出てきません。それくらい、人間の記憶はあやふやなのです。 ルックアップ&音読で、お手本がなくても話せるフレーズを頭のなかにストックしていけば、聴き取れる言葉が劇的に増えます。ぜひ試してみてください。 ◆ルックアップ&音読については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 リピーティングとシャドーイングで耳と口を同時に鍛える リスニング力を効果的に鍛えるには、耳と口を同時に使うトレーニングが欠かせません。その代表的な方法が、リピーティングとシャドーイング です。 リピーティング は、英語の音声を一文ずつ聞き、そのあと音声を止めて同じ内容を繰り返す練習法です。聞き取れなかった部分を意識しながら真似すれば、リスニングとスピーキングの両方を強化できます。 一方、シャドーイングは、音声を聞きながら少し遅れて真似する方法です。音声に被せて真似をしていくので、ルックアップ&音読やリピーティングと比べて、難易度は格段にアップします。 効果は絶大ですが、少なくともTOEIC700点くらいのレベルになるまでは控えておくほうが無難です。 それまでは、ルックアップ&音読とリピーティングを主軸にして、英会話に慣れてきたら少しずつシャドーイングに取り組むようにしてください。 ◆シャドーイングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 ビジネス英語の勉強法|初心者が最短で上達する5つのステップ ディクテーションでこまかい音までしっかり聞き取る力を養う ディクテーションは、英語の音声を聞き取り、そのまま書き起こす練習法です。このトレーニングで、前述のリダクションやリンキングを正確に認識する力が身につきます。 リスニングに自信がない人ほど、音を「なんとなく」聞き流してしまいがちです。でも、ディクテーションをするとなると、すべての音を書き出さなければなりません。より集中してリスニングするようになるため、キャッチできる言葉がどんどん増えていきます。 ディクテーションで聴き取れない言葉があっても、すぐにスクリプトを見てはいけません。何回も繰り返して、もうこれ以上聴き取れないというところまできて、はじめてスクリプトを確認します。ここまで耳を追い込むと、飛躍的な速度でリスニング力が研ぎ澄まされていくのを自覚できるはずです。 ただし、ディクテーションは時間がかかるため、やりすぎると逆に学習効率が下がることも考えられます。毎日取り組む必要はなく、週に1〜2回、短めの音声で集中的に練習するのがポイントです。 ポッドキャストやYouTubeで英語を聴きまくる リスニングの勉強をする際、最初のうちは、単語帳や文法書の例文を題材にリスニングするようになるでしょう。音声の速度も遅いし、発音も明瞭なので、初心者のリスニング題材にはピッタリです。 しかし、リスニング力が上がってくると、だんだん教材の英語では物足りなくなってきます。そうなってきたら、そろそろポッドキャストやYouTubeに移行してもよい頃合いかもしれません。 ポッドキャストやYouTubeは、語学学習者向けに作られているわけではないので、ネイティブの自然な英語が学べます。内容もおもしろいものが多く、飽きずに続けられます。 よく映画やドラマを題材に選ぶ人がいますが、リスニングの難易度は最上級クラスです。会話形式なので、とにかくスピードが速いし、スラングもばんばん出てきます。 その点、ポッドキャストやYouTubeは情報をリスナーに伝えることが目的なので、説明も丁寧だしスラングも少なめです。(もちろん配信者によります) いずれにせよ、ただ聞き流していても効果は期待できません。わからない箇所はスクリプトで確認しながら、集中して聴き込んでください。 リスニング力を効果的に伸ばすためのコツ せっかくリスニングのトレーニングをするなら、できるだけ効率的におこないたいものですよね。そこで最後に、リスニング力を効果的に伸ばすためのコツを3つご紹介します。 自分に合ったレベルの教材を選ぶ 英語のリスニング力を伸ばすには、「自分に合ったレベルの教材を選ぶこと」が非常に重要になってきます。むずかしすぎる音声を聞いても、内容がほとんど理解できず、おそらく挫折してしまうでしょう。 だからといって、あまりにも簡単すぎる題材を選んでしまうと、成長につながらず、リスニング学習の効果が半減してしまいます。 理想的なのは、「聞いてみて6〜7割は理解できる」レベルの教材です。これくらいの難易度であれば、わからない部分に意識を向けつつも、ストレスなく学習を続けられます。 初心者なら、やはり学習者向けの教材を使うのが無難です。ただ、教材ばかり聴いてもすぐ飽きてしまいます。 そういう場合は、子ども向けの海外アニメやスクリプト付きのポッドキャストなんかがオススメです。 中〜上級者なら、頑張ってYouTubeチャンネルや海外ドラマ、ニュースなどに挑戦してみるのもいいかもしれません。 ただ、前述の通り、無理は禁物です。継続してリスニング学習ができるように、適切な題材選びを心がけてください。 スクリプトで答え合わせができるようにしておく どういった題材を選ぶにしろ、スクリプト(台本)は必須です。スクリプトがなければ、正しく聞き取れたかどうかが判断できません。そういう意味では、やはり単語帳や文法書の音声は便利です。テキストを読めば、内容がすぐに確認できるし、解説までついていますので。 とはいえ、ポッドキャストやニュースは、スクリプトがあるものも多いし、ドラマや映画もネットで検索すればたいていスクリプトが見つかります。YouTubeも字幕が出る動画は多いので、スクリプトについてはそれほど気にする必要はないでしょう。 リスニング学習をするときは、まず スクリプトなしで音声を聞き、どのくらい理解できたか確認してください。そのあと、スクリプトを見ながらもう一度音声を聞き、聞き取れなかった部分をチェックします。 「聞こえた音」と「実際の単語」が一致しているかどうかを確認する。ここが、リスニング学習のポイントです。くれぐれも、あやふやな音をそのまま放置しないでください。せっかくリスニングをしても、効果が半減してしまいます。 独り言でアウトプットの時間を増やす 闇雲にリスニングをしても、聞き取る能力は向上しません。中学レベルの単語と文法を学んだら、覚えた内容を独り言でどんどんアウトプットしていきましょう。独り言でアウトプット量を増やせば、脳内にフレーズのストックが蓄積され、リスニングが楽になります。 たとえば、朝起きたときに 「I’m going to make some coffee.(コーヒーを淹れよう)」と言ってみたり、外出時に 「It’s a little chilly today.(今日はちょっと肌寒いな)」とつぶやいてみたりするだけでもOKです。 日常会話の大半は、こういった他愛もないフレーズで構成されています。だからこそ、自分の日常生活に関する独り言が、リスニング力を大いにサポートしてくれるのです。 独り言の効果を最大限活かすために、できれば録音して聞き返してみることをオススメします。自分の発音や表現のクセがわかるし、あとからAIに矯正してもらうことも可能です。 間違った表現を覚えてしまったら、逆効果ですからね。気になるフレーズがあれば、できるだけAIのチェックを受けるようにしましょう。 ◆独り言によるアウトプットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 大人の初心者向け英会話学習法を徹底解説 まとめ 英会話のリスニング力を効率よくアップする方法は、非常にシンプルです。英会話のリスニング力が伸びない原因を押さえて、対策を実行するだけで、リスニング力は必ず改善します。 ルックアップ&音読やリピーティングなど、具体的な対策は、本文中でいくつも紹介しました。すべての方法に取り組む必要はないので、どれか気になるものからひとつずつ試してみてください。 ### 英会話初心者でもビジネスシーンで自信をもって話せるようになる方法 「ビジネス英会話ができれば、仕事のチャンスが広がるから英語を学びたい」と考える社会人が本当にたくさんいます。しかし、才能がないから・忙しいからと言い訳をして、なかなか一歩を踏み出せない人も多いのが現実です。 じつは、専門的な打ち合わせの多いビジネス英会話は、範囲の広い日常会話よりも、身につけやすいスキルです。 本記事では、 ビジネス英会話学習法を中心に、ビジネス英会話を最短で習得するためのポイントをわかりやすく解説していきます。 初心者向けオススメのビジネス英会話学習法 外国人クライアントとペラペラ会話できるようになるためには、やはり基礎となる英語の知識をしっかりと身につけていく必要があります。今回は、初心者向けにビジネス英会話学習の例をご紹介します。 中学レベルの単語と文法を身につける ビジネス英会話をはじめるうえで、まず大切なのは、中学レベルの単語と文法をしっかり押さえることです。もちろん専門用語を覚える必要はありますが、むずかしい単語や複雑な文法を知らなくても、シンプルな英語で十分に伝わります。 まずは、「高校入試 出る順ターゲット 中学英語」のような中学生向け単語帳で、中学までに習う英単語を覚えましょう。ターゲットでは1,800単語が出る順ごとに学べるので、使用頻度の低い単語に、必要以上の時間をかけてしまうロスを回避できます。 英文法については、基本的に好きな参考書を選んでもらって構いません。なにを選ぶかよりも、選んだ参考書を1冊やり切ることの方が重要です。質問されたら、パッと答えられるくらいまで、ぜひ1冊を徹底的に勉強してみてください。そうすれば、ビジネス英会話で、文法に悩むことはほとんどなくなるはずです。 ◆英単語の覚え方については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 短時間でもしっかり暗記・効率のいい英単語の覚え方をレベル別に紹介 ビジネスの定番フレーズを覚える ビジネス英会話には、 よく使われる定番フレーズが数多くあります。そういったフレーズを覚えておけば、会話中のストレスが激減します。 なぜなら、会話の流れのなかで瞬時に適切な言葉を選ぶのは、初心者にとってかなりハードルの高い行為だからです。定番フレーズをそのまま覚えておけば、少なくともその定番フレーズが使える場面では、迷わず自然に返答できるようになります。 たとえば、提案事項をみんなで検討したい場合、「Let’s consider ~」という表現を知っていれば、なんて言えばいいのか悩む必要がありません。 会議や商談のあとに、「Thank you for your consideration.(ご配慮ありがとうございます)」とひと言添えれば、相手もぐっと心を開いてくれるはずです。 これらはあくまでも一例であり、定番フレーズはそれこそ星の数ほどあります。ビジネス英会話の初心者だからこそ、精神的負担を減らすために、こういった定番フレーズのストックをどんどん増やしていきましょう。 ◆プレゼンで使える定番フレーズについては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英語のプレゼンを成功させるためのコツと覚えておきたいフレーズ リピーティングで発音や英語のリズムに慣れる 英語には、日本語にない独特の発音やリズムがあります。そういったルールを知らないと、相手に伝わらないし、そもそもなにを言っているのかも理解できないでしょう。 そういったルールに慣れるために、ぜひオススメしたいのが、リピーティングという練習法です。リピーティングとは、 お手本の英語を聞いたあとに、そのまま同じように発音するトレーニングです。 リピーティングをする際には、聴こえた文章を一語一句、声に出して真似してください。自分好みの話し方ではなかったとしても、とにかくいったん真似してみるのです。そうすると、自分の話す英語のクセが取れてきて、少しずつネイティブに近づいていきます。 できればTED Talksのような生の英語が聴ける題材を使いたいところですが、初心者には厳しいでしょう。まずは、単語帳の例文などを使って、ゆっくりでもいいから正しい英語を真似するようにしてみてください。 「自分の英語がカタコトっぽく聞こえる」と感じている人ほど、リピーティングの効果が劇的に現れ、スムーズに話せるようになるはずです。 覚えた内容を実際にアウトプットしまくる 中学レベルの単語と文法を完璧に覚えていても、いざというときに言葉が出てこない人は、数え切れないほどいます。「知っている」と「使える」は、まったく次元の違う話なのです。 知識を会話で使えるようにするには、覚えた内容をとにかくアウトプットしまくる必要があります。アウトプットと聞いて、おそらくほとんどの人が英会話スクールをイメージしたはずです。 たしかに、英会話スクールでアウトプットは可能ですが、初心者にはあまりオススメできません。マンツーマンならともかく、グループレッスンで話せる時間はほんのわずかです。かといってオンライン英会話も、初心者にはハードルが高過ぎます。 初心者のうちは、独り言がオススメです。たとえば、「明日の会議について話すなら?」と考えながら 「Tomorrow, I have a meeting with my boss.」 とつぶやいてみるだけでも、英語のスピーキング回路が鍛えられます。 かりに、自分の話す文章が間違っていても大丈夫です。AIツールを使えば、文法ミスや単語の不適切な選択をしっかりと修正してくれます。間違いを恐れず、まずは独り言でどんどんアウトプットをしていきましょう。 忙しいビジネスパーソンのための英会話学習アプリ 忙しいビジネスパーソンは、なかなかまとまった学習時間を確保できないもの。そういう場合は、便利で効率よく学習できる英会話学習アプリがオススメです。なかには有料のアプリもありますが、月額数千円で利用できるので、それほど大きな負担にはならないでしょう。 ◆オススメの英会話アプリについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 大人の初心者向け英会話学習法を徹底解説 スキマ時間で英会話「スタディサプリENGLISH ビジネス英語コース」 出典元:「ビジネス英語 - スタディサプリENGLISH」をApp Storeで 「英会話を勉強したいけど、忙しくて時間が取れない…」そんなビジネスパーソンにピッタリなのが、「スタディサプリENGLISH ビジネス英語コース」 です。このアプリは、1回3分から学習できるので、通勤時間や休憩時間などのスキマ時間を活用して無理なく続けられます。 とくに魅力的なのが、ドラマ仕立てのストーリーを通じて実践的な英会話を学べるドラマ式レッスンです。リアルなビジネスシーンを想定した内容なので、仕事でそのまま使える表現が身につきます。また、AIによる発音チェック機能 もあり、自分の発音を客観的に確認しながら改善できるのも大きなメリットです。 ほかにも、シャドーイング・ディクテーション・リード&ルックアップ・瞬間発話プラクティスなど、多彩なプログラムが利用できます。 「仕事で英語が必要だけど、なにからはじめればいいかわからない…」という初心者に、スタディサプリはオススメです。 AI講師で会話練習ができる「Speak(スピーク)」 出典元:「AI英会話スピーク - スピーキング練習で発音や英語を勉強」をApp Storeで 話すことが大事と言われても、「いきなりネイティブと話すのはハードルが高い」と感じる人も多いはず。そんな人にオススメなのが、AI講師とリアルな会話練習ができる「Speak(スピーク)」 です。 このアプリの最大の魅力は、まるで本物の講師と話しているような感覚で、自然な英会話の練習ができること。AIがユーザーの発音や流暢さをチェックし、リアルタイムでフィードバックをくれるので、ひとりでも実践的なスピーキング練習が可能です。 さらに、24時間いつでも練習できるのも、忙しいビジネスパーソンには嬉しいポイントですよね。オンライン英会話と違って予約不要で気軽に話せるので、「英語を話す機会を増やしたいけど、対面のレッスンは気が引ける」という人にもオススメです。 ネイティブの発音を身につける「ELSA Speak」 出典元:「ELSA Speak: AIで英会話・英語の学習・発音を改善」をApp Storeで 「英語を話しても通じにくい…」そんな悩みがあるなら、発音矯正に特化したアプリ「ELSA Speak」 を試してみるのはどうでしょうか。 「ELSA Speak」では、録音した音声をネイティブスピーカーの発音と比較し、どれくらい正しいか、パーセンテージで教えてくれます。間違っている箇所を音節単位で表示してくれるので、苦手な箇所が一発でわかるのもありがたいポイントです。 ただし、アメリカ英語に特化しているため、イギリスやオーストラリア英語を目指している人には、はっきり言って不向きです。また、どうしてもクリアできない箇所があると、なかなか進めずにイライラしてしまうことも考えられます。 難易度も含めて、まずは7日間の無料トライアルで、向き不向きを試してみるのがよいかもしれません。 ビジネスシーンで自信をもって話すためのコツ ビジネスシーンで自信をもって話すには、知識だけでは足りません。でも、ちょっとしたコツを知っておくと、英語を話すのがとても楽になります。今回は、初心者でも自信をもってビジネス英会話ができるように、3つのコツを紹介します。 シンプルな言葉で伝える 英会話に限らず、シンプルな言葉で話すのが相手に伝わる最大のコツです。ビジネスの場では、回りくどい表現よりも、短くてわかりやすい言い方が断然好まれます。 たとえば、「この件についてご説明いただけますか?」 というフレーズを英語で言いたいとしましょう。丁寧な英語にしようと、「Could you kindly provide an explanation regarding this matter?」と言えば、相手に「くどいなあ……」と思われてしまいます。 こういう場合は、以下のようにもっとシンプルな英文でまったく問題ありません。 "Could you explain this?"(シンプルかつ丁寧) "Could you clarify this?"(明確にしてほしい場合) "Could you provide more details?"(もう少し詳しく知りたい場合) また、海外では、「結論→理由→詳細」の順番で話すのが基本です。文章だけでなく話全体についても、できるだけシンプルかつ論理的な組み立てを意識しましょう。そうすれば、あなたの英語は、格段に伝わりやすくなります。 相槌やリアクションを活用する 英会話が苦手な人ほど、「きちんとした文章を話さなきゃ」と考えがちです。ですが、 相槌やリアクションをうまく使えば、英会話が苦手でも、会話の流れはぐっとスムーズになります。 たとえば、相手の話を聞きながら「I see.(なるほど)」や「That makes sense.(納得です)」といった相槌を入れるだけで、しっかり話を聞いている印象を与えられます。 また、驚いたときは、「Really?(本当に?)」 や「No way!(まさか!)」 とリアクションを入れると、会話が自然に弾みます。(相手との関係性にもよりますが……) 相手にもっと話してほしいときは、「Can you tell me more?(もう少し詳しく聞かせて) 」と言えば、相手は喜んで続きを話してくれるでしょう。 英語が流暢でなくても、適切な相槌やリアクションを入れるだけで、積極的に会話に参加している印象を与えられるもの。まずは、シンプルなフレーズを覚えて、相手の話にしっかりリアクションを取ることからはじめてみてください。 わからないときの切り抜けフレーズを準備する 英会話の最中に、相手の話が聞き取れなかったり、適切な言葉が思い浮かばなかったりすることは誰にでもあります。 そんなときに焦って黙り込んでしまうと、会話が途切れてしまい、相手に不安を与えてしまいかねません。 こういった状況をスムーズに収めるためにも、切り抜けフレーズを事前に準備しておくことが大切です。 たとえば、相手の言ったことが聞き取れなかったときは、以下のように伝えれば、問題なく言い直してくれます。 "Could you say that again?"(もう一度言っていただけますか?)  "Sorry, I didn’t catch that."(すみません、聞き取れませんでした) また、意味のわからない単語が出てきた場合は、「What does that mean?(それはどういう意味ですか?)」 や「Can you explain it in a different way?(別の言い方で説明してもらえますか?)」と尋ねてみましょう。 よほどタイミングが悪くない限り、簡単な言葉でわかりやすく説明してくれるはずです。 このように、適切な切り抜けフレーズを知っていれば、英会話が苦手でも自信をもって会話ができます。日頃から切り抜けフレーズをストックしておき、困ったときすぐ使えるように準備しておきましょう。 まとめ 英会話初心者が、ビジネスで英会話をする際に、プレッシャーを感じる気持ちはよくわかります。同僚ならともかく、取引先が相手の場合、会話のミスで最悪取引を失ってしまう可能性がゼロではないからです。 でも、安心してください。ビジネスは専門的な話をする場なので、専門知識さえしっかりもっていれば簡単な英語で十分対応できます。不必要に恐れず、相手に役立つことを一番に考え、真摯に対応してください。そうすれば、多少英語がつたなくても、まったく問題ありません。 今回の内容を参考に、どんどんビジネス英会話にチャレンジしていただければと思います。 ### 最短で効果を実感!効率よく英会話を上達させる方法とは 「英会話を始めたいけど、どうやって勉強すればいいのかわからない…」「せっかく学ぶなら、できるだけ効率よく上達したい!」そんなふうに思っていませんか? 英会話の上達には、覚えた単語や文法を実際に「使う」ことが大切です。本記事では、初心者でも取り組みやすい効果的な英会話上達法を紹介します。 英会話上達のためにまず意識すべきこと 具体的な学習の流れを説明する前に、まずは英会話上達のために意識してほしいポイントを3つお伝えします。 「話せるようになる」ことを最優先に考える 英会話を上達させるためには、「話せるようになる」ことを最優先に考えることが大切です。ひと言で英語学習といっても、英会話と受験では、やるべきことがまったく違います。 英会話が目的なら、とにかく「話す」「聴く」にフォーカスするべきです。もちろん、会話に必要な英単語や文法の勉強はしなければなりません。しかし、多くの人はこういったインプットに時間をかけすぎなのです。 おそらく、単語と文法をある程度完璧にしておかないと、うまく話せず恥ずかしいという思いがあるのでしょう。まずは、この英会話に対する間違ったメンタルブロックを外すことが必要です。 英語は「使ってこそ身につく」もの。完璧を目指すのではなく、まずは伝えることを最優先とし、どんどん口に出していくことが最短で英会話を上達させるカギになります。 インプットとアウトプットのバランスを意識する 英会話を上達させたいなら、「インプット」と「アウトプット」のバランスを意識してください。インプットでは、英語を「聞く」「読む」ことで知識を増やすのが目的です。「話す」「書く」といったアウトプットは、覚えた知識を実際に使っていく行為を指します。 前述の通り、あまりにも多くの人が、インプットばかりに力を入れがちです。ですが、知識を増やすだけでは、いつまで経っても話せるようにはなりません。 一般的に、インプットとアウトプットの比率は、3:7がベストであると考えられています。もちろん、学習の初期段階ではインプットの比率が増えますが、それでもインプットとアウトプットの比率は、5:5程度です。 それなのに、日本人の英語学習者の場合、インプット8、アウトプット2くらいの人が多いのではないでしょうか。 英語は「知っている」だけでなく「使える」ようになることが重要です。インプットしたら、すぐにアウトプットする。この意識をもつだけで、英会話の上達スピードは格段に上がります。 日本語を介さない状態を目指す いつまで経ってもなかなか英会話がスムーズにできないという人は、英語から日本語に訳すクセを修正しきれていないケースが非常に多いです。 英語をいちど日本語に訳してから理解し、日本語の文章を英語に直して話すと、どうしてもワンテンポ遅れます。それでも、マンツーマンなら、相手も多少ゆっくりと会話をしてくれるでしょう。 しかし、ネイティブが複数いるシチュエーションになれば、もうお手上げです。ネイティブ同士の会話は驚くほど速く、気づいたらただ黙って聴いているだけという悲しい状況になってしまいます。 日本語を介さずに英語を使うには、「英語を英語のまま理解する」トレーニングが効果的です。たとえば、歩いていてコンビニを見つけた際に、「Oh, a convenience store! I'll buy some water there.」などと、思いついたことを英語で言ってみるだけでも効果があります。 英語を英語のまま理解できるようになるのが、英会話上達のポイントです。ぜひ、覚えておいてくださいね。 英会話が効率よく上達する学習ステップ いくら英語脳が大切といっても、ゼロからいきなり英語で理解できるようにはなりません。英会話がスラスラできるようになるためには、単語や文法、発音といった基礎知識が必要です。この章では、英会話が効率よく上達する、オススメの学習ステップを紹介します。 最低限の英単語と文法を学ぶ 英会話に限らず、英語力をつけたいなら、まず中学レベルの英単語2,200〜2,500語と文法を学ぶのが最優先です。もちろん、高校レベル以上の知識があるに越したことはありません。ですが、日常会話なら、正直中学レベルまでの知識でほとんどカバーできます。 海外の大学にいく、外資系企業で働く、英語で専門職に就くというのでもなければ、中学レベルの知識をスラスラ使えるようにする方が得策です。 とはいえ、英会話の場合は、中学で習うルールをすべて覚える必要はありません。前述の通り、英語は使うからこそ身につくスキルです。会話でよく使われるルールだけをまずは効率よく学び、どんどん実践で使っていきましょう。 そのなかでも、ぜひ英会話初心者に知っておいてほしいのは、日本語と英語の文構造の違いです。たとえば、「私はコーヒーが好きです」という文章を英語にすると、「I like coffee.」となり、動詞と目的語の位置が逆になります。 英文の基本型「主語+動詞+目的語(SVO)」の形を理解すると、会話がぐっとスムーズになります。ぜひ覚えておいてください。 ◆オススメの英単語帳については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 高校・大学別「受験に必要なオススメ英単語帳」3選 相手に伝わる発音を身につける 英会話では、話す内容が相手に伝わるかどうかが、とても重要です。第二外国語として英会話を学ぶなら、「完璧ではないけど十分伝わる発音」を目指すのが現実的といえます。 まず、意識したいのは「単語の強弱」と「リズム」です。英語は日本語と違い、強く発音する部分(アクセント)と弱く発音する部分がはっきりしています。 たとえば、「important(重要な)」を「イ・ン・ポ・ー・タ・ン・ト」とノーアクセントで均等に発音したら、おそらくネイティブは理解してくれません。 ですが、最初の音節「im」を弱く、次の音節「por」を強く、最後の音節「tant」を再び弱く発音すれば、カタカナ英語であっても、ちゃんと理解してもらえます。こういう英語独特の発音ルールを身につけておけば、相手から聞き返されることも少なくなるでしょう。 発音学習アプリを使えば、自宅で気軽に発音の練習ができます。変なクセがつかないうちに、できるだけ早く発音学習に取り組んでください。 ◆オススメの発音矯正アプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 大人の初心者向け英会話学習法を徹底解説 英語を聴きまくる 英会話と聞くと、多くの人が話すことにばかり意識を向けてしまいます。しかし、会話の半分、あるいはそれ以上が、聴く時間です。いくら流暢に話せても、相手の話している内容が理解できなかったら会話は成立しません。 リスニング力を鍛えるには、とにかく英語をたくさん聴くことです。最初は「何を言っているのかわからない」と感じるかもしれませんが、繰り返し聴いているうちに、少しずつ耳が英語に慣れてきます。 本来なら、YouTubeや映画などを観て、生の英語をリスニングするのが理想です。しかし、こういったリアルな媒体のリスニングは、英語の上級者にとっても相当ハードルが高いもの。ましてや英語初心者なら、あまりのむずかしさにおそらく途中で嫌になってしまうでしょう。 あくまでも私見ですが、TOEIC700点、英検2級程度の実力がつくまでは、単語帳のような教材の音声をメインにリスニングする方が無難です。映画や音楽、ニュースなどは、趣味の一環として軽くトライする程度にしておきましょう。 ◆リスニング学習については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 初心者向け英語学習法を徹底解説!楽しく続けるためのコツ オススメの英会話上達法4選 基本的な英語学習の流れがわかったところで、最後にオススメの英会話上達法を4つ紹介します。もちろん、すべての方法に取り組む必要はありません。なにか気になる方法があれば、まずはいちど試してみてください。 英語日記を書いて表現力を鍛える 英語日記と英会話には、なんの関連性もないように感じるかもしれません。ところが、英語日記の習慣は、ライティングだけでなく会話力も同時に磨いてくれます。英会話では、自分の考えや気持ちを言葉にする力が求められますが、日記を書くことで、その練習ができるからです。 日記といっても、「Today was a busy day.(今日は忙しい一日だった)」や「I ate sushi for lunch.(お昼に寿司を食べた)」のように、シンプルな文でOKです。 最初の段階では、まず頭のなかにある思考を素早く文章化することに集中してください。最初はごく短い文章からスタートして、慣れてきたら少しずつ文章量を増やしていくと、無理なく続けられるでしょう。 また、日記には、自分のクセや間違いをチェックできるというメリットもあります。話す内容は頭のなかからすぐに消えてしまいますが、日記ならあとからいつでも読み返せます。気になる点があれば、オンライン英会話の先生にチェックしてもらうのもいいし、AIサービスを使って添削も可能です。 シャドーイングで英語のリズムを身につける 英語のリズムやイントネーションを身につけるなら、シャドーイングをオススメします。シャドーイングとは、お手本となる音声を聴きながら、少し遅れて真似をする学習法です。 音声を追いかけながら真似をすることで、リスニングとスピーキングを同時に鍛えられます。 ただし、シャドーイングは効果が高い反面、難易度が高く、挫折の可能性も高いです。そのため、初心者にはオススメできません。まずは音読やリピーティング(音声を聞き終わったあとに真似をする)に慣れてから、少しずつ取り組むようにしてください。 いずれにせよ、シャドーイングでは題材選びがポイントになります。まだシャドーイングに慣れていない初期段階では、単語帳や文法書の例文を手本にするのが無難でしょう。 英語学習者向けにスピードを遅くして明瞭に話してくれている音声が多く、スクリプトや解説も確認できるため、無理なく練習ができます。 シャドーイングを続ければ、発音だけでなく、リスニングもスピーキングも飛躍的に向上します。毎日数分でもいいので、ぜひ継続してトライしてみてください。 ◆シャドーイングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 ビジネス英語の勉強法|初心者が最短で上達する5つのステップ 好きな映画やドラマのフレーズを真似てみる ある程度、英会話の実力がついてきたら、好きな映画やドラマを題材に練習するのもオススメです。ネイティブの自然な表現を学べるだけでなく、イントネーションや話し方のニュアンスも身につきます。また、楽しみながら学べるので、勉強が苦になりにくいのも大きなメリットです。 やり方については、その人の英語レベルによって大きく変わってきます。まだ英語に慣れていないレベルなら、まずは日本語字幕でひと通り最後まで観てしまうのがよいでしょう。あらすじがわかっていれば、そのあと字幕なしでセリフを聴いても、なんとなく理解できてくるものです。 自信がある人は、日本語字幕ではなく、英語字幕で観るのもいいですね。字幕が英語なら、文字のサポートがあっても、英語→日本語という翻訳グセを回避できます。 洋画や海外ドラマには、思わず使いたくなるフレーズがたくさん登場します。映画ターミネーターの有名フレーズ「I'll be back.」などは、一時期みんなが真似していましたよね。こういったフレーズのストックをどんどん増やせるのが、洋画や海外ドラマで勉強する醍醐味です。 AI英会話アプリならいつでも英会話ができる 英会話を上達させるには、とにかくたくさん話すことが大切です。しかし、英語を話す機会を作るのは簡単ではありません。そのようなときに役立つのが、AI英会話アプリです。 AI相手なら、時間や場所を選ばず、好きなときに英会話の練習ができます。忙しくて英会話スクールに通えない人や、いきなりネイティブと話すのはハードルが高いと感じる人にぴったりです。 AI英会話アプリの魅力は、なんといっても話すことに対する抵抗感が減るところでしょう。人間相手だとどうしても間違いを気にしてしまいますが、AIなら気兼ねなく何度でもトライが可能です。 また、発音チェックやフィードバック機能がついているアプリも多く、正しい発音や表現を身につけるのにも役立ちます。 さらに、アプリには日常会話やビジネス英語など、シチュエーション別の会話練習ができるものもあります。自分の望むシチュエーションに沿った練習ができるので、実用的なフレーズを効率よく身につけるにはうってつけです。 AI英会話アプリは数多くリリースされていますので、自分に合うアプリをいろいろと試してみてください。 まとめ 冒頭でもお伝えしたように、覚えた単語や文法を実際に使わないと、英会話力はいつまで経っても伸びません。今回紹介した英語学習の流れをベースにして、身につけた知識をどんどん実践の場で使うように心がけてください。 インプットとアウトプットがバランスよくおこなわれていれば、あなたの英会話力は必ず向上します。ぜひ、頑張ってください。 ### 大人の初心者向け英会話学習法を徹底解説 「英会話をはじめてみたいけど、なにから手をつければいいのかわからない…」そんな悩みを抱える大人の初心者向けに、効率的かつ無理なく続けられる英会話学習法を徹底解説します。 英語学習は「基礎を固める(英単語・英文法)」「耳を慣らす」「実際に使う」という4つのステップを意識すると、短期間でも高い効果が規定できます。大人ならではの学び方を身につけて、楽しく英会話力を磨いていきましょう。 英会話初心者にオススメの学習ステップ 冒頭でもお伝えしたように、英会話は4つのステップを順番に進めていけば、効率よく学べます。具体的にどのように学べばよいのか、ステップごとに解説していきます。 ステップ1:最低限の基礎単語を覚える 英会話を始めるにあたって、まず取り組みたいのが「基礎単語」の習得です。文法を学ぶにしても、ある程度の語彙力がなければ、文法書に出てくる英文を読めません。 日本の小中学校で学ぶ英単語は、およそ2,200〜2,500語といわれています。英語学習の基礎として、この2,500語は、ほぼ完璧に覚えたいところです。とはいえ、このなかには「apple」「run」「want」といった、ほぼ誰でも知っているような単語も含まれています。 だから、あまり不安に感じなくても大丈夫です。学生時代に、ある程度まじめに授業を受けていた人なら、新しく覚え直す単語数は、おそらく1,000〜1,500単語程度に収まるのではないでしょうか。 いずれにせよ、中学英単語のやり直しでは、「have」「get」「make」のような基本動詞を意識してみてください。基本動詞とほかの単語を組み合わせる「句動詞」や「慣用句」が使えるようになると、表現の幅が一気に広がります。 have・get・makeの代表的な句動詞/慣用句の例 【get】 get up(起きる)、get to(到着する)、get over(乗り越える)、get it(理解する) 【have】 have on(着ている)、have over(家に招く)、have confidence in(〜に自信がある) 【make】 make up one’s mind(決心する)、make sense(なるほど)、make up with(仲直りする) ステップ2:中学で習う英文法を完璧にする 英会話をスムーズに進めるためには、中学文法の理解が欠かせません。はじめからむずかしいルールを覚える必要はありませんが、基本的な語順や、過去形・現在完了・疑問文・否定文など、中学で習う基本的な文法はしっかり理解しておきたいところです。 「I like dogs.(私は犬が好きです)」のようなシンプルな文でも、「主語+動詞+目的語」という英語の文型がわからないと正しく表現できません。日本語と英語は完全に語順が異なるため、日本人の英語学習において、文型(語順)の理解は必須です。 さらに一歩進んで、「because(なぜなら)」「but(しかし)」などの接続詞や、「who」「which」といった関係詞を使えるようになると、表現できる内容が一気に広がります。 たとえば、「I met a woman who speaks English.(英語を話す女性に会いました)」のように、whoという関係代名詞を使って、会ったのはただの女性ではなく「英語を話す女性」であると詳細に説明できます。 中学生向けの文法書は数多くリリースされていますので、どれか1冊を手にとって、やり込んでみてください。そうすれば、あなたの英語力は飛躍的にレベルアップするはずです。 ◆中学レベルの英文法学習については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話(英語)初心者はなにから始めればいい?最短で話せるための学習法とおすすめ教材 ステップ3:リスニングを強化するために生の英語を聴く 英会話の上達には、リスニング力アップが欠かせません。普段日本語ばかり聴いている私たちの耳は、思っている以上に英語を聴き取ってくれないものです。そういう状態のなか、普通に会話ができるようになるためには、とにかく英語を聴く機会を増やすしかありません。 英語を聴きまくり、英語独特の発音やリズム、イントネーションに慣れてくると、少しずつ理解できる言葉が増えてきます。 ですが、学習初期にいきなりネイティブが話す速い英語に挑戦するのは、少々ハードルが高すぎます。初心者の方は、まずリスニング教材を使って、英語のリスニングに慣れるところからスタートするべきです。 TOEICや英検教材の音声とか、後述するNHKゴガクアプリなどは、学習者向けにスピードを落として話してくれるので初心者でも使いやすいでしょう。 しばらくそういった教材でリスニングに慣れてきたら、YouTubeやポッドキャストなど、ネイティブが普通のスピードで話す題材も取り入れていきたいですね。ただし、その際には、必ずスクリプト(日本語訳)のある題材を選んでください。 ◆リスニング学習法については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話のリスニング力を効率よくアップする勉強法 ステップ4: 覚えた英語をアウトプットして実践する 英語は、単語や文法を覚えるだけでは、使えるようになりません。覚えた単語やフレーズを積極的にアウトプットして、使い方を覚えて、はじめて実践の場で使えるようになるのです。 とはいえ、いきなりネイティブと会話をするのは怖いという人も多いでしょう。アウトプットのファーストステップとしてオススメなのは、「英語で独り言」です。 「Um…I’m thirsty.(うーん、喉が渇いたなあ)」 「I need to go shopping tomorrow.(明日買い物にいかなくちゃ)」 「Oh no, I forgot to call her.(しまった!彼女に電話するのを忘れていた)」 とりあえず、目についたもの、思いついたことをすべて、英語で表現してみましょう。 もちろん、ある程度アウトプットに慣れてきたら、独り言と並行して英会話にもチャレンジします。現在は、オンライン英会話やランゲージエクスチェンジが、簡単に利用できる時代です。完璧に話そうと思わず、どんどん間違って、英語で話す感覚を磨いてください。 ◆インプットとアウトプットのバランスについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話ができるようになるには?初心者向けの効率的な学習法を徹底解説 英会話初心者向け英語学習サイト・アプリ 英語の勉強に慣れていない初心者の場合、独力で英語の勉強を継続するのは、なかなか大変です。なかでも仕事や家事に忙しい大人になると、ドロップアウトする確率は大幅に跳ね上がります。 そこで、役立つのが、英語学習アプリです。ともすれば挫折しがちな初心者の英語学習を、しっかりとサポートしてくれます。今回はオススメのアプリを4つ紹介します。気になるものがあれば、ぜひ試してみてください。 ◆英単語アプリの有用性については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英単語が覚えられないなら、英単語のイメージ化がオススメ! ゲーム感覚で英語学習に取り組める「Duolingo」 出典元:「Duolingo-英語/韓国語などのリスニングや英単語の練習」をApp Storeで 「Duolingo」は、ゲーム感覚で楽しく英語を学べる人気の無料アプリです。初心者から中級者まで幅広いレベルに対応しており、単語やフレーズを覚えながら、リスニング、リーディング、スピーキングをバランスよく鍛えられるのが特徴です。 このアプリの魅力は、勉強している感覚を忘れさせる「ゲーム性」にあります。クイズ形式のレッスンは非常に楽しく、1レッスンあたり5〜20分程度で完了するので、忙しい大人でもスキマ時間に取り組みやすいのがうれしいポイントです。 また、Duolingoにはリーグ制というシステムがあります。ようするに、学習時間ランキングなのですが、世界中の学習者と学習時間を競うので、否応なくモチベーションが上がります。 初心者にとって英語学習を「楽しく続ける」ことが、なによりも重要です。「Duolingo」を活用すれば、遊び感覚で無理なく英語に触れられるので、大人のやり直し英語の第一歩としてぜひ試してみてはいかがでしょうか。 発音練習に最適な「ELSA Speak」 出典元:「ELSA Speak: AIで英会話・英語の学習・発音を改善」をApp Storeで 「ELSA Speak」は、ユーザー数3,400万人を超え、195か国以上で利用されている大人気アプリです。発音に特化した英語学習アプリで、ネイティブに近い発音を目指したい方に最適です。 初心者はどうしても発音を後回しにしがちですが、きれいな発音を身につけると、リスニング力が爆上がりします。発音は矯正が大変なので、変なクセがつく前に、しっかりとした発音を学んでおきたいところです。 ELSA Speakは、AIを活用してあなたの発音を細かく分析し、どの部分を改善すればよいか具体的なフィードバックをくれます。英語の発音は自己流で練習してもどこが間違っているのか気づきにくいものです。ですが、「ELSA Speak」を使えば、自分の弱点が一発でわかります。 正直なところ、ELSA Speakの発音矯正はかなりレベルが高く、完璧を目指すと大変かもしれません。でも、7,100以上もある実践的なレッスンを継続すれば、必ずあなたの発音は上達します。少しずつレベルアップする気持ちで、焦らず続けてみてください。 初心者にもやさしい「NHK語学講座」 出典元:「NHKゴガク 語学講座」をApp Storeで NHKゴガクが提供している無料語学学習アプリです。対応している主な機能は以下の3点になります。 ラジオ番組ストリーミング ニュースで学ぶ「現代英語」 単語マスター なかでも、オススメなのはやはり長い歴史をもつ「NHKラジオ講座」でしょう。どの講座も、文法や会話表現を丁寧に解説してくれるので、基礎からしっかり学びたい方にぴったりです。 講座の種類も豊富で、自分のレベルや目的に合ったものを選べるのが特長です。たとえば、初心者向けの「基礎英語」シリーズでは、シンプルで実用的なフレーズや文法を少しずつ学べます。 ストーリー仕立ての内容が多く、スクリプトつきのテキストも販売されているので、リスニングのよい練習にもなります。 中級者以上の方には、「ラジオ英会話」や「ラジオビジネス英語」もオススメです。ニュースで学ぶ「現代英語」なら、時事ネタを英語で勉強できます。 どの講座を選ぶにしても、1回の講座は15分と非常にコンパクトです。通勤時間や家事の合間など、日々のスキマ時間を使って、ぜひ挑戦してみてください。 英語を英語のまま理解する「瞬読英会話」とは   「瞬読英会話」は、英語を日本語に翻訳せず、そのまま理解し、話せるようになることを目指した独自のメソッドです。多くの日本人学習者が、英語をいちど日本語に訳してから理解しようとします。 そのため、リスニングやスピーキングの際に、翻訳のタイムラグが発生し、会話についていけなくなってしまうのです。 また、英語と日本語は語順もリズムもまったく違います。しかも、日本語にはないリンキングやリダクションといった、発音のルールもあるのです。 「瞬読英会話」では、日本語に訳さず、英語を英語のまま理解するトレーニングをおこないます。だから、簡単な英語なら、わずか30分で聞き取れるようになる人が続出しているのです。 前述のアプリである程度英語に慣れてきたら、瞬読英会話アプリで「英語脳」の構築を目指してください。 大人の初心者が陥りやすい英語学習の落とし穴 半強制的に勉強する学生と違い、大人が英語学習をやるかどうかは、本人の自由です。自由であるがゆえに、効率の悪い学習法を選択してしまい、途中でドロップアウトする人も少なくありません。 そういった状況を回避するためにも、ここでは、大人の初心者が陥りやすい英語学習の落とし穴を3つ紹介しておきます。 教材選びに時間をかけすぎてしまう 英語学習をスタートする際、多くの人が教材選びに迷ってしまうものです。今は参考書・アプリ・動画・オンライン講座など選択肢が多すぎて、迷ってしまう気持ちは非常によくわかります。 しかし、英語学習を効率よく進めていくには、教材を絞ってその教材を徹底的にやり込む意識が重要です。初心者は常に「これでいいのかな……」と不安を感じているので、「もっといい教材があるのではないか」と、つい目移りしてしまいます。 でも、じつはどのような教材を使うかよりも、「いかに継続できるか」の方がずっと大事です。完璧な教材を探してあちこち手を出すのではなく、自分にとってわかりやすく取り組みやすいものをひとつ決めて、毎日少しずつ続けることが上達への近道になります。 どうしても迷ってしまう人は、YouTubeで紹介されている教材を参考にするのもひとつの方法です。「TOEIC対策」「英会話初心者」「大学受験英語」など、ジャンル別にさまざまな教材が紹介されています。 自分に合っているかどうかは、やってみないとわからないもの。こういった動画を参考に、まずは一歩踏み出してみましょう。 ネイティブの発音にこだわりすぎる 英語を勉強しだすと、誰もがネイティブのような発音を目指したくなるものです。でも、大人から英語学習を始めて、ネイティブのような発音を身につけるのは、ほぼ無理だと考えておくべきでしょう。 もちろん、努力次第できれいな発音は身につきます。ですが正直なところ、発音学習に過度の時間をかけるより、その分単語や文法を覚える方が効率的です。 発音にばかり気を取られてしまうと、「うまく発音できないから話したくない」と、会話の機会を逃してしまいます。まずは、「相手に通じればよし!」とある程度割り切って、とにかく話す機会を増やすのが先決です。 とはいえ、発音練習がまったく不要というわけではありません。たとえば「light」と「right」や、「sheet」と「seat」など、意味がまったく変わってしまう単語は、最低限の発音の違いを知っておくと安心です。 相手も、日本人であるあなたに、完璧な発音を求めていません。世界中でノンネイティブが英語を話しているのですから、あなたも自信をもって、どんどん英語を話してください。 いちどに大量の情報を覚えようとする 英語を早く身につけたい気持ちから、単語も文法もフレーズも一気に覚えようと頑張ってしまう人は少なくありません。でも、いちどに大量の情報を詰め込もうとすると、かえって記憶に残りづらく、すぐに忘れてしまう原因にもなります。 英語学習は、いうなればマラソンのようなもの。短期間で結果を出そうとせず、少しずつ積み重ねていく意識が大切です。たとえば単語を覚える場合、仕事や家事に忙しい大人が、毎日100個も覚えるのは、あまり現実的とはいえません。 受験やTOEICのようにゴールが決まっている場合は別ですが、通常は1日10〜20語ほどを目安にするのが現実的でしょう。英語のインプット学習は、量よりも「いかに定着させるか」が重要です。 実際に声に出してみる、簡単な文を作ってみるなどして、自分のなかにしっかり落とし込むことを意識してください。 大人だからこそ意識したい、初心者が無理なく英会話学習を続けるコツ 半強制的に英語を勉強する学生と違い、大人の英語学習には決まりがありません。自分の意思でいつでもやめられるため、意図的に継続のための仕掛けを設定しないと、簡単に挫折してしまうのです。 そこで最後に、大人の初心者が無理なく英会話学習を続けるコツを、4つ紹介します。 「なんのために英会話をやるのか」明確な目標設定が成功のカギ 英会話をはじめる際にまず大切なのは、「なんのために英語を学ぶのか」という目標を明確にすることです。ただ漠然と「英語が話せるようになりたい」と思うだけだと、おそらく途中で挫折してしまうでしょう。 しかし、目標がはっきりしているとモチベーションを保ちやすく、挫折のリスクは大幅に減少します。 目標は、「海外旅行で簡単な会話ができるようになりたい」「仕事で英語のメールを読めるようになりたい」「好きな海外ドラマを字幕なしで楽しみたい」など、なんでもOKです。 自分のやりたいことが決まっていれば、ドラマを字幕なしで見たいのに、いきなりTOEICの勉強をはじめるようなミスマッチは起こりません。 学習中にやめてしまいたいと思ったときは、最初に立てた目標を思い出してください。そうすれば、「頑張ろう!」というモチベーションが再び生まれ、英語学習の継続をサポートしてくれます。 短時間でもできるだけ毎日英語に触れる 英語を身につけるためには、「できるだけ毎日英語に触れる」ことがとても大切です。忙しいからといって、まったく英語の勉強をしない日を作ってしまうと、段々勉強するのが億劫になってきます。 ところが、どれだけ忙しい日でも、ほんの20〜30分だけ英語に触れる時間を作れば、勉強の意欲は衰えません。それだけ、習慣の力は強力ということです。 もちろん、どうしてもまとまった勉強時間が取れないときもあるでしょう。そういう場合でも、通勤中や入浴中といったスキマ時間は空いていますよね? 通勤中に英語のポッドキャストを聴いたり、寝る前に1本だけ英語のYouTube動画を観たりするだけでも、モチベーションの低下は防げます。短時間でも毎日英語学習を続ければ、英語が特別なものから、日常のなかの当たり前に変化していくのを感じられるはずです。 英語の学習は、なんといっても「継続」がカギ。あまり気負わずに、とにかく毎日コツコツ継続することに集中していきましょう。 ハマる題材を見つける 英会話を長く続けるためには、自分が「楽しい」と思える題材を見つけることがとても重要です。退屈で興味をもてない教材を選んでしまうと、どうしても学習が苦痛になり、挫折しやすくなってしまいます。 逆に、自分の好きなものや興味のあることを題材にすると、自然と「もっと知りたい」という意識が芽生え、学習効率がアップします。 たとえば、映画やドラマが好きな人なら、英語字幕でお気に入りのセリフを確認しながら勉強したらどうでしょう。無機質な参考書をただ読むより、よほど頭に入ってくるはずです。 あなたが音楽好きなら、お気に入りの洋楽を歌ってみましょう。リスニングやスピーキング、ボキャビルのよいトレーニングになります。 もちろん、最低限の基礎がない状態で、いきなりリアルな英語を題材にするのは危険な側面もあります。やってみたはいいが、チンプンカンプンで、英語自体が嫌いになってしまう可能性が高いです。 そういう場合は、まず中学レベルの単語と文法を学び、それからゆっくりと好きな題材に取り組んでも、遅くはありません。「自分が夢中になれる題材を通じて英語を学ぶ」という理想的な状態を目指して、まずは基礎づくりに励んでください。 スキマ時間を上手に活用する 忙しい毎日のなかで、大人が英語学習の時間を確保するのは、簡単ではありません。でも、スキマ時間を活用できれば、少しずつでも確実に英語力を伸ばせます。 どれだけ忙しい人でも、通勤中や待ち時間、家事の合間など、こま切れな自由時間は案外あるものです。まとまった学習時間が取れないなら、そういったスキマ時間をうまく活用していくしかありません。 たとえば、電車で毎日往復1時間通勤しているとしましょう。スマホをなんとなく見るのはやめて、その時間に英語のリスニング教材を聴くのです。片道30分の学習でも、1か月で考えれば、20時間も英語の勉強ができます。 また、今回紹介したアプリは、15分以内でワンレッスンが完了するものが多いです。待ち合わせのちょっとした空き時間や食事のあとの休憩時間を使って、効率よく勉強を進めていきましょう。 ◆スキマ時間の活用については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英語の習得に必要な勉強時間は?1,000時間説の真相と学習効率アップ術 まとめ しばらく英語から遠ざかっている大人の初心者でも、自分に合った学習方法やツールを見つければ、英語学習を楽しく続けられます。 とにかく、初心者の英語学習において、無理は絶対に禁物です。今回紹介した基本ステップを軸に、アプリの力も借りて、ぜひ楽しく英語の勉強を続けていってください。 ### 英語のプレゼンを成功させるためのコツと覚えておきたいフレーズ 「日本語のプレゼンテーション(以降プレゼン)でも大変なのに、英語でのプレゼンなんて、どうしたらいいのかわからない……」 英語のプレゼンに慣れていない人は、きっと頭のなかがパニックになっているはずです。でも、大丈夫です。事前にしっかりと準備しておけば、それほど怖がる必要はありません。 今回の記事では、英語のプレゼン前に準備しておくことや、よく使われる基本的なフレーズについて、じっくりと解説していきます。英語のプレゼンに不安を抱えている人は、ぜひ最後までお読みください。 英語プレゼンの前に準備しておくこと 英語・日本語にかかわらず、プレゼンは事前の準備が、成功の90%を占めていると考えてください。今回は英語プレゼンの前に準備しておくことを、4つピックアップして解説します。 プレゼンの目的とゴールを明確にする 英語プレゼンを成功させるためにもっとも重要なのは、プレゼンの「目的」と「ゴール」を明確にすることです。目的とゴールがはっきりしていないと、思うような成果を得られずに、プレゼンが終了してしまう可能性があります。 まずは、「プレゼンをする理由はなんなのか」「相手になにを伝えたいのか」をしっかりと考えましょう。たとえば、「新しいプロジェクトの提案を承認してもらう」や「商品の魅力を伝えて購入を促す」といった具体的な目的があれば、自ずとプレゼンの方向性が決まってきます。 ゴール設定は、一見目的と似ているように感じるかもしれません。しかし、「新しいプロジェクトについて、今日中に部長から稟議のサインをもらう」「新規顧客2社から契約してもらう」のように、目的よりもさらに具体的な着地点を設定します。 もちろん、必ずゴールに到達できるとは限りませんが、明確な目的とゴール設定は、プレゼンの方向性のブレをなくしてくれます。その結果、ゴール達成できる確率が大きくアップしてくれるわけです。 下調べを徹底的におこなう 英語プレゼンを成功させるためには、徹底的な下調べが欠かせません。プレゼンの内容に関連するデータや事例を事前にリサーチし、説得力のある根拠を用意しておくことで、自信をもってプレゼンができます。 また、相手のバックグラウンドや興味をもちそうなポイントについて、イメージしておくことも大切です。 相手が専門家なのか、基礎知識がない人なのかで、言葉選びや説明の仕方が大きく変わってきます。とくに海外のクライアントに対しては、日本との文化的な違いを考慮しておくことも必要になってくるでしょう。 また、興味をもちそうなポイントを事前に予測しておけば、質問があっても落ち着いて対応できるはずです。商品の長所や弱点、価格設定、同業他社の動向など、相手が確認してきそうな点については、事前にしっかりと準備しておきましょう。 「しっかりとしたプレゼンだから、この人は信頼できそうだ」と感じてもらえたら、プレゼンはほぼ成功したようなものです。 本番のつもりで練習をしておく 下調べが終わったら、今度は本番のつもりで何回も練習しておくことをオススメします。野球でも音楽でも、練習をせずにいきなり本番に挑む人はいません。おそらく何回も練習を重ねて、本番に備えているはずです。 ところが、プレゼンになると、プレゼン資料作成で終わらせてしまう人が少なくありません。プレゼン慣れしている人であっても、話す内容は毎回違うはずです。新しく資料を作成したら、必ず練習をするようにしましょう。 練習をする際には、本番のつもりで真剣におこなってください。実際に立ち、声に出してプレゼンをしてみると、話すスピードや声の大きさ、プレゼンの流れを確認できます。また、タイマーで時間を測りながらおこなえば、制限時間内に収める感覚もつかめます。 同僚にクライアント役をお願いして、フィードバックをもらうのもいいですね。それが無理なら、録画しておいて、自分の表情やボディランゲージを確認してみてください。 いずれにせよ、本番を意識した練習は、安心感と説得力を高める一番の近道です。努力は裏切りませんので、面倒がらず積極的に取り組んでいきましょう。 想定される質問の答えを事前に準備しておく プレゼンで質疑応答の時間が設けられている場合、事前に想定される質問の答えを必ず準備しておいてください。 質疑応答は、相手の疑問点や不安なポイントを解消する非常に重要な役割を担っています。相手の質問に慌ててしまい、満足に答えられなければ、プレゼンは失敗です。かといって、その場限りに適当な対応をすれば、ますます信頼を失ってしまいます。 しかし前述の通り、どのような質問を受けるかは、事前にある程度予測できるはずです。想定される質問を徹底的にピックアップして、すべての質問にスラスラ回答できるように準備しておけば、こういった問題は解決できます。 また、どうしてもその場で答えられない場合を想定して、あとからあらためて回答する旨を英語で話せるようにしておきましょう。質疑応答に関する英文フレーズ例は、のちほど紹介します。 英語のプレゼンで押さえておきたい基本のフレーズ プレゼンには、挨拶〜主旨説明〜商品説明〜質疑応答といったように、ある程度決まった流れがあります。それぞれのシーンで頻出するフレーズを知っておけば、途中で言葉が出ずに慌てることもありません。 すべてのフレーズは無理ですが、シーンごとによく使われるフレーズを厳選してご紹介します。 プレゼンのオープニングフレーズ プレゼンの第一印象を左右するのが「オープニングフレーズ」です。最初の数秒で聴衆の心をつかめれば、その後のプレゼンがスムーズに進みます。以下に具体的な例文をいくつか紹介します。 自己紹介を含むオープニング例 Good morning(afternoon) everyone.  「おはようございます(こんにちは)」 Let me introduce myself first. 「まずはじめに自己紹介をさせていただきます」 I’m Ken Yamamoto, and I am responsible for product development. 「私は製品開発を担当している山本健といいます」 It’s a pleasure to be here today to talk about ◯◯. 「本日は◯◯についてお話しできることを大変うれしく思います」 そのほか感謝を述べるフレーズ例 I’m excited to share with you some details about our new product launch today. 「本日は、新製品の発売に関する詳細を皆さんと共有できることを楽しみにしています」 Thank you all for taking the time to join this presentation. 「このプレゼンテーションに参加していただきありがとうございます」 プレゼンの時間配分や構成の説明に使うフレーズ これからどれくらいプレゼンが続くのか、どういう内容なのか、情報が少ないと相手は不安を感じるものです。そこで、プレゼンの冒頭に全体の構成や時間配分を説明しておくと、相手が安心して話を聞いてくれます。 プレゼン構成を説明するフレーズ Our presentation will be divided into three main parts: [part 1], [part 2], and [part 3]. 「このプレゼンは、[パート1][パート2][パート3]の3つの主要なパートに分かれています」 Let me start by giving you a brief overview of today’s presentation. 「まずは本日のプレゼンの概要を簡単にご説明します」 時間配分を説明するフレーズ This presentation will take about 20 minutes, with 5 minutes for Q&A at the end. 「このプレゼンは約20分間で、最後の5分間を質疑応答に充てます」 We’ll spend the first 10 minutes on topic A, and the remaining time on topic B. 「最初の10分間でトピックAについてお話しし、残りの時間でトピックBについて説明します」 I’ll try to finish our presentation by 4pm. 「午後4時までにプレゼンを終わらせるように努力します」 スムーズに進行するためのつなぎフレーズ プレゼンを円滑に進めるためには、話題を切り替える際や次のポイントに進むときの「つなぎフレーズ」が非常に重要です。適切なつなぎフレーズがあれば、クライアントも話の流れを理解しやすくなります。 Let’s move on to the next point. 「次のポイントに進みましょう」 Now, I’d like to talk about topic A. 「それでは、トピックAについてお話しします」 This leads us to our next discussion point. 「ここから次の議題に移ります」 Here’s an example to illustrate this point. 「このポイントの事例をご紹介します」 To give you a better idea, let me explain this in more detail. 「もう少し詳しくご説明します」    本題でよく使うフレーズ 当たり前ですが、プレゼンの本題部分は、もっとも重要なポイントをしっかり伝えるタイミングです。本題では、相手が話の流れを追いやすくなるよう、構造を明確にするフレーズや、強調したいポイントを伝えるフレーズを活用すると効果的です。 Here’s the core idea I’d like to discuss. 「ここからお話しするのは、今回のプレゼンの中心となるアイデアです」 Now, let’s look at the first key point. 「では、最初の重要なポイントを見ていきましょう」 What I’d like you to remember is this point. 「ぜひ覚えておいていただきたいのは、こちらの点です」 This is a critical factor for achieving a specific goal. 「これは、具体的な目標を達成するための重要な要素です」 In conclusion, I’d like to mention〜 「結論として、私は次のことを申し上げたいと思います データやグラフを説明する際のフレーズ プレゼンの中でデータやグラフを使う場合、視覚的にわかりやすくするだけでなく、それをどう説明するかが重要です。ただデータを見せるだけでは聴衆に十分伝わりません。 データが示している内容や、それがプレゼンの目的とどう結びつくのかを具体的に説明する必要があります。また、専門用語はできるだけ避け、簡単な表現でポイントを伝えることを心がけましょう。 As you can see in this chart, 「このチャートをご覧いただくとわかるように、」 If you could take a look at the red portion, 「赤い部分を見ていただくと、」 According to recent studies,  「最近の研究によれば、」 This graph shows(illustrates) the trend over the past five years. 「このグラフは、過去5年間の傾向を示しています」 Let me draw your attention to the figures in the second column. 「第2列の数字に注目してください」 This data clearly supports our argument that conclusion. 「このデータは、その結論を明確に裏付けるものです」 質問や意見に対するフレーズ プレゼン中の質疑応答や意見交換は、クライアントの疑問を解消し、内容を補足する大切な時間です。質問を受けたら、まずは相手に感謝を伝え、質問内容に的確に回答していきましょう。 質問に対するフレーズ Do you have any questions? 「なにかご質問はありますか?」 If you have any questions, please don’t hesitate to ask. 「ご質問がありましたら、遠慮なくお聞きください」 Thank you for your question. That’s an excellent point. 「ご質問ありがとうございます。非常によいポイントですね」 考える時間が必要なときのフレーズ I need a moment to reflect on that. Thank you for bringing it up. 「少し考える時間が必要です。ご指摘いただきありがとうございます」 I’m sorry, but I’m unable to provide an answer right now. I’ll look into it and follow up with you shortly 「残念ながら今お答えすることができません。確認してすぐにご報告します」 Let me get back to you on that after the presentation. 「その件については、プレゼン後にあらためてお返事いたします」 プレゼンの締めくくりで使えるフレーズ プレゼンの締めくくり次第で、あなたのメッセージが心に響くかどうかが決まるといっても過言ではありません。感謝を述べつつ、次の行動に移ってもらえるようなクロージングを心がけましょう。 要点をまとめるフレーズ In conclusion, let me summarize the key points we’ve discussed today. 「最後に、本日お話しした要点をまとめさせていただきます」 I hope this presentation has provided you with valuable insights . 「このプレゼンが、有益な情報を提供できたなら幸いです」 感謝を伝えるフレーズ Thank you all for your time and attention today. 「本日はお時間をいただき、ありがとうございました」 That brings me to the end of the presentation. Thank you for your attention. 「これでプレゼンは終了です。ご清聴ありがとうございました」 It’s been an honor to speak with you today. Thank you for being here. 「本日お話しさせていただけたことを光栄に思います。ありがとうございました」 Thank you for your attention. If you have any questions, I’d be happy to answer them now." 「ご清聴ありがとうございました。ご質問があれば、喜んでお答えします」 I look forward to collaborating with you in the future. 「今後ともどうぞよろしくお願いいたします」 クロージング(契約)で使えるフレーズ プレゼンのゴールは、商品の購入やサービスの導入を相手に決断してもらうことです。とはいえ、焦ってその場でイエスを迫れば、相手は警戒してしまうでしょう。プレゼンのクロージングでは、相手が前向きに決断しやすくなるようなアプローチが必要です。 相手の意向を確認するフレーズ I’d love to hear your thoughts on this. 「あなたのご意見をぜひ聞かせてください」 How do you feel about this proposal? 「この提案についてどう思われますか?」 Do you have any concerns before we move forward? 「次に進む前に、ご懸念はありますか?」 契約や決断を促すフレーズ Would you be open to discussing the next steps? 「次のステップについて話し合いませんか?」 Shall we set a date for our next meeting to finalize the details? 「詳細を煮詰めるために、次回の打ち合わせの日程を決めましょうか?」 Let’s discuss how we can move forward from here. 「ここからどのように進めるか話し合いましょう」 I believe we can accommodate your request. Let’s finalize the details. 「ご要望に対応できると思います。詳細を詰めましょう」 If there are no issues, shall we proceed with the formal agreement? 「問題がなければ具体的な契約に移ってもよろしいでしょうか?」 クロージングでは、相手にプレッシャーを与えすぎず、自然な流れで決断を促す意識が大切です。相手の反応に応じて柔軟に対応できるよう、事前にしっかりと準備しておきましょう。 英語でのプレゼンを成功させるための実践テクニック 日本語のプレゼンであっても、思うような流れにもっていくのは、なかなかむずかしいものです。ましてや母国語でない英語でプレゼンするなら、通常よりも気をつけるべきポイントが数多くあります。 ここでは、英語でのプレゼンを成功させるための実践テクニックを5つ紹介します。 シンプルな英語表現を使う 英語のプレゼンでは、シンプルでわかりやすい表現が成功の鍵を握っています。英語がよほど堪能でない限り、おそらくほとんどの人がいったん日本語でシナリオを作成するでしょう。日本語のシナリオを英文に訳そうとすると、どうしても不自然で複雑な文章になりがちです。 また、丁寧に伝えようとするあまり、回りくどい表現になっている英文をよく見かけます。たとえば、「私たちは、最適な戦略を見極めるために、データの徹底的な分析をおこないます」と伝えたいとき、2番目の短い文で十分意味は通じるし、話す側にとっても負担が少ないです。 「We will conduct a thorough analysis of the data to ascertain the most optimal strategy.」 「We will analyze the data to find the best strategy.」 シンプルな表現は、聞き手の負担を減らしてくれるので、発信者側のメッセージが相手に伝わりやすくなります。そういう意味では、専門用語の多用にも注意が必要です。相手が専門家でない場合、一般的な言葉に置き換えて説明する配慮が求められます。 ◆シンプルな英語を話すメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話初心者でもビジネスシーンで自信をもって話せるようになる方法 自信をもって堂々と話す 英語に限らず、プレゼンでは、話す内容と同じくらい「話し方」も大切です。自信をもって堂々と話せば、聞き手は安心感を覚えてくれるし、説得力も格段にアップします。 とはいえ、ただ自信をもって話そうといっても、それは無理な話です。自信をもって話すには、事前の入念な準備が欠かせません。準備をしっかりとおこない、話す内容をしっかりと把握していれば、自然と落ち着いて話せるようになります。 「なにを聞かれても完璧に対応できる」と断言できるくらいまで、徹底的に準備をしてください。 また、プレゼンで堂々と話したいなら、自信のあるふりをする胆力も必要です。プレゼンに不慣れな人でも、適度な間を取り、話すスピードを少しゆっくりにすれば、余裕のある印象を与えられます。 なお、視線やジェスチャーも、相手によい印象を与える重要なファクターです。その点については、のちほど詳しく解説します。 聞き取りやすいスピードと発音を心がける プレゼンでは、話す内容がどれだけ優れていても、聞き取りづらければなかなか相手に伝わりません。多くの日本人は、やはりネイティブのように話せないもの。それなのに、焦って早口で説明しても、相手にリスニングの負担を与えるだけです。 前述の通り、話すスピードを少しだけ落とせば、それだけでも相手に与える印象がグッと落ち着いたものになります。発音にしても、ネイティブのように話す必要はまったくありません。 世界中の英語話者の約80%は、ノンネイティブといわれています。世界中で多くのビジネスパーソンが、自国訛りの英語を話しているのですから、あなたも臆せず日本語訛りの英語を話せばいいのです。 もちろん、最低限の発音は身につけておく必要があるでしょう。でも、重要な語句さえしっかり発音できていれば、流暢でなくてもちゃんと伝わります。ハッキリとした発音と抑え気味なスピードを心がけて、ぜひプレゼンを成功させてください。 ◆発音の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 初心者向け英語学習法を徹底解説!楽しく続けるためのコツ ジェスチャーや視線をうまく使って相手の興味を引く 言葉だけでなく、ジェスチャーや視線の使い方も、プレゼンの成否を決める重要な要素のひとつです。一般的に、日本人の多くは、大げさなジェスチャーを苦手としています。しかし、ジェスチャーを上手に取り入れると、話に抑揚がつき、聞き手の興味をグンと引きつけやすいものです。 重要なポイントを話しているのに、もしあなたが腕を組んでいたら、相手はどのような印象を受けるでしょうか? 一概には言えませんが、一般的に腕組みは、拒絶や警戒心を表していると考えられています。となれば、おそらく相手もあなたに対して、同じような印象を感じているはずです。 反対に、腕を大きく広げ、笑顔で堂々とメリットを提案したら、相手はポジティブな印象を感じてくれると思いませんか? また、視線の使い方も大切なポイントです。ずっとスライドや原稿を見て話していると、どうしてもやる気がないように受け取られてしまいます。 ですが、適度なタイミングで聞き手と目を合わせるようにすれば、プレゼンに説得力が出てくるものです。ジェスチャーや視線をうまく活用し、聞き手をプレゼン内容にグッと引き込むよう意識しましょう。 スライドのデザインにも工夫する プレゼンにおいて、スライドの質と話し方は、両軸ともいえる重要なポイントです。相手はスライドを見ながら、あなたの話を聞きます。いくら話し方がうまくても、肝心のスライドの出来が悪ければ、成功の確率は大幅に下がってしまうでしょう。 人によってプレゼン作成のやり方は違いますが、最低限以下のポイントは押さえておく必要があります。 プレゼンスライド作成のポイント レイアウトはシンプルに 1枚に情報を詰め込みすぎない 見やすいように文字は大きく(最低20pt以上) 重要なポイントは目立つフォントを使う 使う色は3色までにしておく 画像の位置や大きさに統一性をもたせる なかでも重要なのは、1枚あたりの情報量です。相手に伝えたいという想いが強すぎて、ぎっしりと文字情報が詰め込まれたスライドをよく見かけます。そうなると、文字が小さくて読みにくいし、多すぎる情報は聞き手にストレスを与えてしまいます。 1枚あたりの情報は重要なポイントだけに抑え、詳細は口頭で補足してください。「シンプルなほどわかりやすい」というプレゼンの原則を、忘れないようにしましょう。 まとめ 英語のプレゼンといっても、やるべきことは日本語のプレゼンと変わりません。しっかりと下準備をして望めば、なにも怖いことはないのです。 そして今回は、プレゼンで使用頻度の高い英文フレーズを数多く紹介しました。本当によく使われるものばかり厳選して紹介したので、ぜひ参考にしてください。 あとは、ご自身で、自分なりの頻出フレーズをストックしていけば、もう英語のプレゼンを恐れる必要はありません。頑張ってプレゼンを成功させてください! ### 英会話は本当に必要?その理由と効率的な英会話の学び方を解説 グローバル社会という言葉が普及してからずっと、これからはますます英会話力が必要になるといわれてきました。しかし、基本的に単一民族国家である日本に住んでいる限り、英語ができなくても生活できると考えている人が多いのも事実です。 今回の記事では、英語の必要性や英会話力を高めるポイントについて、わかりやすく解説していきます。英語を学ぼうか迷っている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。 なぜ今、英会話が必要とされているのか? 結論から言うと、日本にいても、いや日本にいるからこそ英語力(とくに英会話)はますます重要になってきます。なぜ、英会話力が必要なのか、その理由を5つご紹介します。 グローバル社会で活躍するには英会話力が必須 グローバル化が進む現代では、英語が「世界共通語」としてますます重要視されています。とくにビジネスでは、英語でのコミュニケーションができるかどうかで、活躍の場が大きく変わってくるでしょう。 日本の人口※は2024年時点で約1.2億人ですが、少子高齢化により2056年には1億人を切ると予測されています。この急激な人口減少により、国内市場の大幅な縮小は確実です。その結果、多くの企業が海外市場に活路を見いだそうとしています。 そうなれば、当然英語でのやり取りが基本となりますので、英会話力がなければまったく話になりません。 また、最新技術やビジネス情報は、英語で発信されているケースがほとんどです。こういった情報をいち早くキャッチアップし、活用できるかどうかが、成功の大きな鍵を握っています。 英語力はもはや「特別なスキル」ではなく、グローバル社会で活躍するための必須条件なのです。 ※参考: 「日本の将来推計人口」(令和 5年推計) インバウンド需要により国内でも英会話の要求される仕事が激増する 日本を訪問する外国人観光客は年々増加しており、2024年には年間約3,687万人※と、過去最高を記録しました。 こうしたインバウンド需要の高まりに伴い、英会話スキルを必要とされる職種が急増しています。 ホテルやレストランはもちろんのこと、タクシードライバーや商業施設のスタッフなど、英語が求められる職種は予想以上に多いのが現状です。 また、観光業界以外でも、国際的なイベントや海外企業との取引において、英語を使うケースが増えています。こうした仕事に携わる人にとって、英語での基本的な会話力があるだけで、職場での評価が一気に高まるでしょう。なぜなら、多くの日本人がビジネスレベルの英語を話せないからです。 日本国内にいながら英語力を活かして働けるチャンスは、今後さらに増えると考えられます。英語を学ぶことは、こうした変化に対応し、将来のキャリアの選択肢を広げる鍵になってくれるはずです。 ※参考: 訪日外国人旅行者数・出国日本人数 | 観光統計・白書 昇進や転職に有利になる 英語力(とくに英会話力)は、昇進や転職において大きなアドバンテージです。グローバル企業や外資系企業だけでなく、国内企業でも国際展開を進める動きが増えており、英語を使える人材への需要が高まっています。 とはいえ、日本ではまだまだ英語力の高い人材は少ないです。そこで現場で即通用する英語力を身につけておけば、昇進や転職でライバルに差をつける大きなチャンスとなります。 日本の企業では、TOEICのスコアを昇進や転職の判断基準に設定しているケースが多いです。たとえば、丸紅の情報企画部のキャリア採用では、TOEIC730点以上が求められます。 TOEICでは本当の英語力を測れないという批判も多いのですが、採用担当者の英語力が必ずしも高いとは限りません。そういう担当者に英語力をアピールするには、わかりやすくTOEICで高得点を取っておくのが早道です。 もし、あなたが海外での活躍を希望しているなら、少なくともTOEIC800点後半以上のスコアを取得して、採用担当者にアピールできるように準備しておきましょう。 ◆英語力と年収の関係については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英語ができると年収がアップするって本当? 情報の質と量が劇的に変わる 英語を理解できるようになると、情報の質と量が劇的に変わります。調査サービスW3Techs※によると、世界中のウェブサイトのうち、英語のコンテンツが49.3%を占めているそうです。一方、日本語のサイトはわずか5.1%しかありません。 単純に考えて、英語が理解できると、入手できる情報量は9倍以上になります。しかも、最新の技術やトレンドに関する記事は、まず英語で公開されることがほとんどです。 こういった情報が日本語に翻訳されるまでは早くて数日、場合によっては、数年先になることも珍しくありません。その点、英語がわかれば、日本語に翻訳されるまで待つ必要がなく、リアルタイムで新しい知識が得られます。 そのタイムラグの間に、素早く行動に移せば、ライバルを先んじて一歩も二歩もリードできるでしょう。英語で情報収集できるというのは、非常に強力なアドバンテージであることを、私たちはしっかりと理解しておくべきです。 ※参考: Usage Statistics and Market Share of Content Languages for Websites, January 2025 自動翻訳に頼っている人と差別化ができる 自動翻訳ツールは年々進化しており、簡単な文章を理解するには非常に有益なツールといえます。しかし、完全に自動翻訳に頼ってしまうのは少々危険でしょう。なぜなら、自動翻訳ツールの回答が、必ず正しいとは限らないからです。 とくに、専門的な内容や微妙なニュアンスを正確に伝えたいときは、気をつけなければなりません。自動翻訳ツールは、あくまでも通常レベルのやり取りを想定してつくられています。だから、あまりにも特殊なトピックについては、うまく対応できない可能性があるのです。 明らかな間違いがあれば、すぐに発見できるのでまだましです。しかし、微細な間違いやニュアンスの違いがあっても、英語がわからないと気づくことすらできません。最悪の場合、相手との関係が壊れてしまうことも考えられます。 自動翻訳ツールはたしかに便利ですが、あくまでも補助ツールとして考えておくべきです。自動翻訳ツールに依存せず、自分でも問題なく英語でコミュニケーションを取れるように日頃から英語力を磨いておきましょう。 英会話力を効率よくアップさせる6つのポイント 英語の必要性がわかったところで、今度は英会話力を向上させるポイントを6つ解説します。 目標設定を明確にして学習を計画する 英語学習を成功させるためには、最初に目標を明確に設定することが重要です。英会話がスラスラできるレベルになるまでには、地道で継続的な学習が欠かせません。 それなのに、「なんとなく英語ができたらかっこいい」くらいの気持ちでいたら、おそらく途中で嫌になってしまうでしょう。 仕事で英語のメールをスムーズに書けるようになる 海外旅行中、問題なく英語で対応できるようになりたい 海外YouTuberの動画を字幕なしで見たい 上記のように、具体的な目標を立てておけば、学習の方向性がはっきりします。方向性が決まれば、これから学ぶべきスキルがわかり、目的に合っていない教材や学習方法を選ぶこともなくなるはずです。 また、目標を立てる際には、大きな目標と詳細な目標の両方を計画してください。「TOEIC900を目指す」だけでは、ゴールが遠すぎて具体的なアクションプランが見えてきません。 「毎日単語帳を10ページずつ進めていく」「毎日英語ニュースを30分聞く」というように、目標達成までにやるべきことを、1日単位に落とし込んでいくのが成功のポイントです。 仕事で使う英語に特化する あなたがビジネスパーソンなら、自分の仕事で実際に使う場面を想定し、その分野に特化した英語を学ぶのが効率的です。たとえば、海外とメールのやり取りが多いなら、ビジネス英語でよく使われるフレーズや定型表現の勉強を優先すべきでしょう。 プレゼンをしなければいけない人は、自分の意見を簡潔に伝える練習のほかに、感情表現や英語独特のトーンなども学ばなければなりません。 よく「専門的な話じゃなくて、日常会話ができればいい」という人がいます。しかし、日常会話の範囲は広すぎて、普段ほとんど話さないジャンルの勉強をするのは非効率すぎます。それよりも、仕事でよく使う英語に絞った方が、学習効率は格段に高いです。 覚えた単語やフレーズを、すぐに仕事で使ってみる。この作業を繰り返すうちに、あなたの英語はメキメキと上達してくるはずです。普段使わない日常会話については、仕事の英語をマスターしてからでも、十分間に合います。 ◆ビジネス英語の勉強法については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 ビジネス英語の勉強法|初心者が最短で上達する5つのステップ 楽しい教材や好きなテーマで学ぶ 英語学習の目的がビジネスではない場合、自分が興味をもてる教材や好きなテーマについて学ぶのが一番です。たとえば、映画やドラマが好きなら、英語字幕で映画を見るのが一番楽しいでしょう。無理やりTOEICの勉強をしても、途中で嫌になり、英語学習の意欲を失ってしまいます。 なにか趣味がある人は、趣味に関する情報を英語で調べてみるのもオススメです。旅行好きなら、英語で書かれた観光地の情報を調べてみてください。料理が好きなら、外国人のレシピ動画を片っ端から見てみればいいのです。 すでに基本的な知識があるので、「なるほど、お玉は英語でladleというんだな……」と英語の意味を直感的に理解できます。 日本語がペラペラな外国人のインタビューを見ると、アニメや伝統工芸が好きで、調べているうちに自然と覚えたという人が非常に多いです。私たちも、これと同じことをすれば、楽しく自然と英語が身につきます。 「好きな題材で楽しく学ぶ」これが、英語学習を継続する最大のポイントです。 まずは最低限の英単語と英文法を身につける もし、中学校で習った英語も怪しいというレベルなら、ビジネス英語も趣味に関する英語も、いったん忘れてください。それよりも、まずは最低限の英単語と英文法を身につけるのが先決です。 当たり前ですが、単語を知らなければ文章を理解できず、文法を知らなければ自分の言いたいことを正確に伝えることはできません。 英単語に関しては、中学までに習う基本的な約2,500単語をとにかく覚えてしまいましょう。なかでも、haveやgetといった超頻出単語は、熟語や類義語なども含めてしっかりと押さえておきたいところです。 また、英文法についても、中学英文法が基本になります。文の構造・文型・時制・態・助動詞・準動詞・比較級といった重要項目については、人に説明できるレベルにまで仕上げておくのが理想です。 なお、英単語と英文法学習を学習する際には、黙読ではなく必ず音読をしてください。自分の口で話す作業を取り入れると、記憶の定着度が格段にアップするからです。 ◆英単語の覚え方については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英単語が覚えられないなら、英単語のイメージ化がオススメ! インプットとアウトプットをバランスよくおこなう 英語力を効率よく伸ばすには、インプット(読む・聞く)とアウトプット(話す・書く)をバランスよくおこなうことが重要です。ところが、多くの人は単語の暗記やリスニングのような、インプットに重点を置きがちです。 たしかに初期段階では、インプットがメインになるのは当然でしょう。しかし、インプットばかりやっていたら、いつまでも「使える英語」は身につきません。 たとえば、英単語や英文法を覚える際に、必ず例文を音読してみましょう。できれば、例文を自分ごとに置き換えて、オリジナルの例文に変更すると効果は倍増します。 リスニングで聞き取った内容を使って、英文をつくってみるのもいいですね。ある程度基礎を学んだら、日記を書いてみるのもいいでしょう。 一番怖いのは、わかったつもり、覚えたつもりという状態です。テキストを読んでわかったつもりになっても、いざ話そうと思うとビックリするほど口から出てこないもの。インプットをしたら必ずアウトプットをして、知識を使える英語に昇華させていきましょう。 日本語訳から早めに卒業する 英語を学ぶ際、多くの人は英語を日本語に訳して覚えようとします。最初は仕方がないのですが、できるだけ早く「翻訳して学ぶやり方」から卒業することを強くオススメします。翻訳のクセがついてしまうと、英語を英語のまま理解する力がなかなか育ちません。 英語をいちいち翻訳していると、ネイティブ同士の会話についていけずに、スムーズなコミュニケーションが困難です。しかし、英語を英語で考えられるようになれば、訳することなく瞬時に英語で対応できるようになります。 最低限の知識を学んだら、勉強のやり方を少しチェンジしましょう。たとえば、英語の絵本や語彙制限本を辞書なしで読んでみます。もちろん、最初はわからない箇所がたくさん出てくるでしょう。 でも、大丈夫です。わからない単語や文法はその都度調べればいいし、慣れてくれば文脈で意味を推測できるようになってきます。焦らずじっくりと、英語で考える「英語脳」をつくり上げていってください。 ◆英語のNG勉強法については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 【8つの英語NG勉強法】英語勉強の基本ステップと状況別オススメ勉強法とは まとめ 日本では少子高齢化による人口減少が進み、国内市場の縮小が避けられない状況です。そのため、多くの企業が海外市場に活路を求めており、英語力、とくに英会話力の重要性が急速に高まっています。 また、英語はグローバル社会で活躍するための必須スキルであり、キャリアアップや転職においても大きな武器となります。 自動翻訳に頼るだけでは埋められない差別化を図るためにも、英語力のブラッシュアップは今後さらに必要不可欠となるでしょう。今回の記事が、英語を学ぶきっかけになれば幸いです。 ### 英会話(英語)初心者はなにから始めればいい?最短で話せるための学習法とおすすめ教材 単語や文法を覚えるだけでは、なかなか話せるようにはなりません。英会話初心者がスムーズに話せるようになるには、効率的な学習のステップを着実に登っていくことが重要です。 本記事では、英会話をゼロから学ぶ人のために、具体的な学習ステップやオススメの参考書・アプリを紹介します。最短ルートで英会話を習得するコツを、一緒にチェックしていきましょう! 英会話初心者が最初に整えるべきマインドセットとは 英会話の学習をはじめる前に、ぜひ知っておいてほしいことが3つあります。マインドセットを整えて、英語学習をうまく軌道に乗せていきましょう。 英会話を学ぶ目的を明確にする 英会話を学びはじめる前に、「なぜ英語を話せるようになりたいのか?」英語学習の目的を明確にしておきましょう。今まで、ほかの記事でも、このことは繰り返しお伝えしてきました。それだけ、英語学習の目的の明確化は重要ということです。 目的があいまいなまま勉強をはじめると、なにかつまずいたとき、簡単に挫折してしまいます。 目標に関しては、それこそ学習者によって大きく変わってくるでしょう。仕事でバリバリ英語を使いたい人もいれば、海外に友人をつくりたいという人もいます。へたにカッコつけず、自分が英語で本当にやりたいことを決めてください。 目的がきちんと定まっていれば、自ずとやるべきことが決まってきます。仕事で使いたい人は、ビジネス英会話がメインになり、TOEICのような資格試験とも相性はピッタリです。海外の友人との会話を楽しむなら、TOEICよりもオンライン英会話などの方が合っています。 これは、あくまでも一例ですが、自分はなぜ英会話ができるようになりたいのか、いちどじっくりと考えてみてください。 ◆ビジネス英語の習得については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英単語が覚えられないなら、英単語のイメージ化がオススメ! 完璧を目指さない 英語学習をスタートしたばかりの頃は、「間違えたら恥ずかしい」「完璧に話せるようになってから話したい」と、どうしても考えてしまうものです。 でも、少し考えてみてください。英会話初心者なのに、最初から正しい文法や発音で話せる方が不思議ではないでしょうか。英会話は、実際に会話をするなかで、たくさん間違えながら少しずつ覚えていくものです。 だから、完璧を目指すのはやめましょう。大切なのは、「伝わればOK!」という割り切りです。そもそもネイティブでも、日常会話のなかで文法を間違えることがよくあります。多少発音や文法が間違っていても、話の流れから相手は意外と理解してくれるものです。 また、ミスをした際に感じた恥ずかしい思いは、同じミスを繰り返さないための抑止力になってくれます。そう考えれば、間違いは学びのチャンスです。完璧を求めるのではなく、「間違いながら成長する」ことを意識して、積極的に英語を使ってみましょう。 学習環境を整える 英会話の上達には、集中して学習できる環境づくりが不可欠です。せっかくやる気があっても、周りに気が散るものが多いと、なかなか勉強に集中できません。まずは、机の上を整理し、必要な教材やノート、スマホ・PCなどをすぐに使える状態にしておきましょう。 また、英語学習専用のスペースをつくるのも効果的です。なかなか勉強できないという人でも、いったんはじめてしまえば、案外スムーズに勉強できるものです。ここに座ったら、必ず英語の勉強をはじめると決めておくと、勉強時間をしっかり確保できます。 また、環境だけでなく、時間の確保も重要です。勉強の時間がなかなか取れないというなら、学習スペースと同様に、勉強する時間を決めてしまいましょう。毎日決まった時間に学習するよう強引にでも決めてしまえば、いやでも勉強を継続できます。 つい、ゲームやSNSを見てしまうという人は、スマホは見えないところにしまってください。電源を切っても、視界に入るだけで、集中力はプッツリと途切れてしまいます。 ◆集中力を高める対策法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 集中力が続かない人のために!集中力を高める8つの対策 英会話初心者にオススメの学習ステップ やる気があっても、英会話初心者はなにから勉強していいのかが、わからないものです。いろいろな学習方法があるなか、今回は初心者にオススメの学習方法をステップに分けて紹介します。 1.小中学校で習う約2,200語の英単語を覚える 英会話をスムーズに進めるためには、まず基礎となる単語をしっかり身につけることが大切です。現在、小学校で600〜700語、中学校で1,600〜1,800語、合計で2,200〜2,500語を学びます。 英会話が目的ならむずかしい単語を覚える必要はなく、まずは小中学校で習う約2,200語をしっかり定着させるだけで、日常会話のほとんどに対応できます。 「mischievous(いたずら好きな)」のようにめったに使わない単語へ時間をかけるより、「eat(食べる)」「go(いく)」「happy(幸せな)」といった基本単語を使いこなせるようにした方が、よほど効率的です。 単語を覚える場合は、やはり単語帳を使う方がオススメです。多読や多聴で自然にボキャビルをする方法もありますが、初心者には難易度が高すぎるでしょう。 単語帳で意味を確認し、類義語や反意語をチェック。例文で単語がどのように使われているかを確認して、音読してみる。これが、初心者が単語帳を使う基本的な流れになります。 ◆オススメの単語帳については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 高校・大学別「受験に必要なオススメ英単語帳」3選 2.中学レベルの英文法を学ぶ 単語の勉強と並行して、英文法の勉強も進めていきます。英文法とは、いわば英語のルールです。ルールがわからなければ、英語は話せません。 とはいえ、会話が目的なら、単語同様に中学レベルで十分です。ただ、中学レベルといっても、3年生にもなれば、現在完了形のような複雑なルールも勉強します。じつは、通常の英会話において、完了形(現在、過去問わず)はよく使われるルールです。 I have read the book three times.(その本を3回も読んじゃったよ) I have lived in Tokyo for two years.(2年前から東京に住んでいるんだ) She has known him since 2015.(彼女は2015年から彼のことを知っているよ) どれも、日常的に使うフレーズばかりですよね。高校生以上の文法を知らなくても、日常会話なら本当に中学英文法で90%以上対応できます。 もちろん、現在完了形以外にも、重要なルールは数多くあります。文型や時制などからはじめて、主要な項目はテキストを見なくても説明できるくらいまで、しっかり覚えてください。そうすれば、一生文法で困ることはないでしょう。 3.早い段階で発音をしっかりと学んでおく 英会話の学習をはじめたばかりの頃は、どうしても単語や文法を優先しがちです。もちろん、ボキャビルと文法学習は大切なのですが、並行して発音も学ぶべきであると考えます。なぜなら、間違った発音を身につけてしまうと、相手になかなか伝わらないからです。 英語には、日本語にない発音がたくさんあります。日本人が苦手とする「LとR」「VとB」「SとTH」の違いを意識して練習するだけでも、英語らしい発音にぐっと近づくものです。 また、単語同士が連結する「リンキング」や、特定の音が脱落する「リダクション」といった音の変化に関するルールもあります。こういったルールを知らないと、相手に伝わらないだけでなく、相手の話も聴き取れません。 いったん間違った発音を覚えてしまうと、あとから修正するのは大変です。まだ発音が固まらないうちに、発音矯正アプリなどを利用して、正しい発音を身につけてしまいましょう。 4.とにかく英語を聴きまくる 前述の通り、英語には日本語と違うルールが数多く存在します。単語単体の発音と、文章としてほかの単語と並んだときの発音は、かなり違うのが現実です。 そういった実践的な発音に慣れるためにも、とにかく英語を聴きまくってください。何回も英語を聴いていると、次第に英語の発音やリズムに慣れてきます。 たとえば、映画アナと雪の女王の主題歌「Let It Go」を英語で発音すると「レリゴー」(これもおかしな感じですが……)になります。 これを、カタカナ英語的に、「レット イット コ゚ー」と認識していたら、決して聴き取れないでしょう。でもいったんレリゴーと認識したら、もうLet It Goを聞き逃すことはありません。 とにかく、リスニングは慣れがすべてです。まずは、今使っている単語帳に付属の音声を何回もリスニングしてみてはどうでしょうか。こうした教材は学習者向けにつくられているので、初心者のリスニング教材としては非常にオススメです。 好きな洋画やYouTubeでのリスニングは、ある程度リスニングができるようになってからでも、遅くはありません。まずは、簡単な教材で英語耳を鍛えてください。 5.簡単なフレーズを繰り返し音読する いくら単語や文法を勉強しても、実際に口から出すトレーニングをしない限り、会話は決して上達しません。思いついたことを自由に話したいなら、スラスラ話せるフレーズのストックを増やしていくしかないのです。 その準備段階として、単語帳や文法書に載っているごく簡単な例文を繰り返し音読してみてください。 最初は読むだけかもしれませんが、少しずつ口が英語の形を覚えていきます。なにも見なくてもスラスラ口から出てくるようになったら、しめたもの。あとは、そういうフレーズをどんどん増やしていくだけです。 ポイントは、3つあります。 簡単な英文で練習する 自分の言葉に置き換える 実際に会話しているように話す 最初は「いくらなんでも簡単すぎるだろう」というくらいで、ちょうどいいです。まずは、簡単な文をスラスラ言えるまで、何回も練習してください。あと、単語帳の例文は、自分の状況とマッチしないものが多いので、やりやすいようにアレンジしてしまいましょう。 スマホの録音機能を使って、自分の発音をチェックするのもオススメです。実際に会話しているつもりで、話してみましょう。自分のスピーキングのどこが悪いのか、録音すると一発でわかります。 6.覚えた英語を実践でガンガン使ってみる ある程度、音読が仕上がってきたら、いよいよ実際に英会話に挑戦していきます。今は、わざわざ英会話学校にいかなくても、自宅でオンライン英会話が可能です。 間違いを極度に恐れる必要はありません。間違った箇所があれば訂正してほしいとお願いしておけば、よい勉強になります。また、英会話となっていますが、無理に会話しなくても大丈夫。勉強したところを話して、講師にアドバイスをもらうのも全然アリです。 こちらが要望を言えば、臨機応変に対応してもらえますから、気負わずに英語でのコミュニケーションを楽しみましょう。 どうしてもオンラインは苦手という方は、英会話サークルに参加してみるのをオススメします。実際に会って話すとまた感覚が違いますし、ホストがいて参加者をしっかりサポートしてくれるので、初心者でも安心して参加できます。 英会話 【レベル別】英語力が劇的に向上する勉強法を紹介 英会話初心者にオススメの参考書 ドラマやYouTubeを中心に英会話を学ぶ人もいますが、基礎のない初心者はやはり参考書を活用した方が効率的に学べます。ここでは、英単語・英文法・発音と、それぞれオススメの参考書を2冊ずつ紹介します。 100語で伝わる 魔法の英単語ランキング 参考:100語で伝わる 魔法の英単語ランキング|西東社 海外ドラマ160万語分のセリフを分析し、会話に本当に必要な英単語を厳選して紹介した一冊です。動詞・前置詞・助動詞・形容詞・副詞といった品詞ごとの構成で、自分の苦手なパートから効率よく学べます。 特徴的なのは、どの単語も実際によく一緒に使われる語句(コロケーション)が紹介されていること。 たとえば「little」には「little bit(ちょっと)」「little more(もうちょっと)」といった頻出コロケーションが紹介されているので、「この単語、どういう場面で使うの?」という初心者の疑問にも自然に応えてくれます。 受験や資格試験のためではなく、実際の会話でどんどん単語を使いたい人に、非常にオススメです。 イラストだから覚えられる 会話で必ず使う英単語1100 参考:『イラストだから覚えられる 会話で必ず使う英単語1100』 – CrossMedia Language Inc. 受験や資格試験向けの単語帳は、比較的難易度の高い単語が数多く掲載されています。その一方で、「gargle(うがいをする)」「flicker(電球などがチカチカする)」といった、日常的なできごとを表現する単語はあまり重要視されていません。 当単語帳では、英会話で頻出なのに学校では習わない単語(フレーズ)を、1,100個(関連語を含めると1,500個)紹介しています。すべての言葉にプロの漫画家によるイラストが描かれているので、言葉の意味がスーッと頭に入ってくるのも嬉しいポイントです。 英語で言えそうで言えない「身近なもの」や、「日常の動作」に関する単語を学びたい人にオススメの一冊です。 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。 参考:中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版 「英文法が苦手…」という人にこそ手に取ってほしい、やさしさ重視の文法書です。各単元は見開き2ページ構成で、左ページには図やイラストで直感的に理解できる丁寧でわかりやすい解説、右ページには書き込み式の練習問題がついています。 解説を読んだらすぐに練習問題で理解度のチェックができるので、文法学習でありがちな「わかったつもり」を回避できるのが大きなポイントです。 また、スマホで使える音声データも付属しており、リスニングや発音練習にも活用可能です。中学生はもちろん、大人の学び直しにも最適な一冊として、長年多くの学習者に支持されています。 基礎的な文法知識をイチからおさらいしたいなら、この文法書を選んでおけば、まず間違いありません。 話せる英文法 ネイティブの生きたフレーズで31のエッセンスが脳に染み込む 参考:話せる英文法 ネイティブの生きたフレーズで31のエッセンスが脳に染み込む | SBクリエイティブ ​著者のニック・ウィリアムソン氏は、登録者数49万人超の外国人英語講師YouTuberです。日本に長く在住しており、自身の日本語学習の経験から、日本人学習者のつまずきやすいポイントを熟知しています。​ 本書では、ネイティブが日常的に使う自然なフレーズを通じて、文法のニュアンスを直感的に理解できるよう工夫されています。 たとえば、本書で紹介されている「It happens.(そういうこともあるさ)」や「I was moved to tears.(感動して泣いた)」といった表現は、文法の丸暗記ではなかなか口から出てこない表現です。 この本を読めば、学校で習うむずかしい文法ではなく、こういったネイティブがよく使う英会話に効果的な文法だけを効率よく学べます。 英語を「知っている」から「使える」へステップアップしたい方に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。 英語耳 参考:「改訂3版 英語耳 発音ができるとリスニングができる」松澤喜好 [語学書] - KADOKAWA 『英語耳』は、英語の発音本として知らないものがいないほどの有名な参考書です。​本書では、子音・母音・音声変化などを体系的に学べる「発音バイエル」や、実際の英語を使った学習法「Parrot's Law」など、実践的な内容が豊富に盛り込まれています。 「発音できない音は聞き取れない」というコンセプト通り、本書のメソッドを繰り返せば、英語の発音とリスニング力を同時に鍛えられます。 また、付属の音声データはmp3形式で提供されており、スマートフォンやパソコンで手軽に再生可能です。​英語の発音に自信がない方や、リスニング力を伸ばしたい方にとって、英語耳は効果的な学習ツールになってくれるでしょう。​ 世界一わかりやすい英語の発音の授業 参考:「カラー改訂版 音声ダウンロード 世界一わかりやすい英語の発音の授業」関正生 [語学書] - KADOKAWA 『世界一わかりやすい英語の発音の授業』は、英語の発音に自信がない方やリスニング力を向上させたい方にオススメの一冊です。著者の関正生氏は、英語講師としてトップクラスの知名度を誇っており、現在では後述するスタディサプリの人気講師としても非常に有名です。 本書では、英語が聞き取れない原因を「発音のルールを知らないから」と断言しており、ネイティブの発音を聞き取れるようになるための発音ルールをひとつずつ丁寧に解説しています。 口語体によるフランクな解説によって、実際に講義を受けているような感じで読み進められるので、英語に苦手意識をもつ人でも気後れすることなく取り組めるでしょう。 また、フルカラーの紙面で視覚的にも理解しやすく構成されているので、そういった点でも英語の初心者にオススメです。 英語初心者が挫折しないためのポイント 英語の勉強をはじめたばかりの頃は、どうしても自分の学習法に自信をもてないものです。少しでもつまずいてしまうと、ほかの学習法に目移りしてしまい、なかなか結果が出ません。 そういった状況が長引くと、英語学習そのものが嫌になってしまい、途中でリタイアしてしまう可能性が高くなります。そこで、英語初心者が挫折しないためのポイントを4点提案します。英語学習をはじめる前に、ぜひ目を通しておいてください。 自分のレベルに合った教材を選ぶ 英会話の勉強を継続していくためには、自分に合った教材選びが非常に大切です。むずかしすぎる教材を選ぶと、理解できずに途中で投げ出してしまう可能性が出てきます。それよりも、簡単なテキストを何回も繰り返して、スラスラ口から出てくる状態に仕上げる方が効率的です。 とはいえ、簡単すぎる教材にも問題はあります。あまりにも簡単すぎる教材ばかり使っていると、成長が感じられず、学習のモチベーションが下がりやすいのです。 アウトプット(会話力)を鍛えるために、簡単な教材を繰り返す インプット(知識)の質を高めるために、今の自分より少し難易度の高い教材で学ぶ 上記のように、用途別に教材を使い分ければ、教材のミスチョイスにより挫折するリスクはほぼ回避できるはずです。 いずれにせよ、基礎ができていない初心者のうちは、できるだけ薄くわかりやすい入門書を中心に学習するようになります。評判がいいからと、分厚く難易度の高いテキストに手を出すのはやめておきましょう。 一見遠回りのようですが、簡単なものから少しずつステップアップしていくのが、英会話上達の近道です。 TOEICや英検を目標にするのもモチベーションアップには有効 英語学習を続けるうえで、「なかなか成果が実感できない」と感じることはありませんか?そんなとき、TOEICや英検などの試験を目標に設定するのは、モチベーションを維持するうえでとても有効です。 どれだけ集中力の高い人でも、向かうべきゴールが明確でなければ、途中でだれてしまいます。その点、試験には、「◯月までに◯点取る」「次の級に合格する」といった明確なゴールがあります。そのため、「よし絶対にクリアしてやろう」というモチベーションを維持しやすいのです。 さらに、試験を目標にすると、今の自分に足りないスキルが明確になります。リスニングの点数が悪ければリスニングを、文法ミスが多ければ再度文法の基礎を学び直せばよいので、今後の学習計画で迷うことがありません。 そうやって努力を重ね、試験に合格(あるいは高得点取得)できれば、就職や転職、昇進にもなにかしらよい影響が生まれてくるでしょう。 英語に憧れがあるけどとくに英語を勉強する明確な理由がないという人は、英語学習を軌道に乗せるひとつのアイデアとして、ぜひ資格試験を検討してみてください。 ◆TOEICの学習法ついては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 【TOEIC初心者のための勉強法】オススメ目標スコアをクリアする秘訣を大公開 好きなことを英語で楽しむ(音楽・映画・マンガなど) 英語の勉強を「やらなきゃいけないもの」と考えると、どうしても続けるのがつらくなってしまいます。そこでオススメしたいのが、自分の好きなことを通じた英語の勉強です。 たとえば、好きな洋楽の歌詞を調べて歌ってみる、映画やドラマを英語音声+字幕で観てみるといった形で英語を学べれば、挫折する確率は大幅に軽減できます。マンガや小説を英語版で読むのも面白そうですよね。 とはいえ、英語の初心者がいきなり映画やマンガに挑戦するのは、危険な側面もあります。映画やマンガ、音楽は、基本的にネイティブ以外の人を想定してつくられていません。むずかしい単語やフレーズがバンバン出てくるし、スラングも多いです。 こういった題材で楽しみながら英語を学ぶのは大事ですが、単語や文法といった基礎学習も忘れずに続けてください。わかることが増えるにつれて、ドラマやマンガでの勉強にも少しずつ対応できるようになっていくはずです。 ひとりで勉強しない 英語学習では、ひとりでじっくり勉強する時間が非常に重要です。単語や文法といった基礎をしっかりと学び、覚えたことを実際に使ってみることで、英会話力はグンと伸びていきます。 ただし、英会話を目標にしている場合、独学だけではどうしてもモチベーションが続きにくいものです。インプットばかりで実践の機会がなければ、途中でなんのために英語を勉強しているのか迷ってしまうでしょう。 そういう場合は、誰かと一緒に学ぶ機会を増やすのが効果的です。たとえば、英会話スクールやオンラインレッスンに参加すれば、講師やほかの学習者とコミュニケーションを取る機会が増えます。 また、英会話サークルやランゲージエクスチェンジなら、外国語を学びたいという仲間と励まし合いながら学べます。独学では気づきにくい発音や表現の間違いを気軽にチェックしてもらえるのも、こういったイベントの大きなメリットです。 独学と実践をバランスよく組み合わせて、ぜひ英語学習を長く続けていきましょう。 英語初心者にオススメの便利な英語学習アプリ5選 英語学習をはじめたばかりの頃は、自分の勉強が正しく進んでいるのか、不安に感じるものです。勉強法に迷ってしまい、さまざまな教材に手を出す人も、少なくありません。 そういった悩める初心者の大きな助けになってくれるのが、英語の学習アプリです。そこで最後に、初心者にオススメの学習アプリを5つご紹介します。 続けやすい仕掛けが満載「Duolingo」 出典元:「Duolingo-英語/韓国語などのリスニングや英単語の練習」をApp Storeで 英語学習を続けるうえで大切なのは、やはり「いかに楽しみながら習慣化できるか」でしょう。そういう意味で、初心者でも無理なく続けられる仕掛けが満載の「Duolingo」は、もっともオススメできる英語学習アプリのひとつです。 Duolingo最大の特徴は、スピーキング・リーディング・リスニング・ライティングを、バランスよくゲーム感覚で学べるところにあります。1回あたりのレッスン量が3分〜というのも、忙しい人にとっては嬉しいポイントです。 また、Duolingoにはリーグというしくみがあり、これが私たちのモチベーションを思い切り高めてくれます。リーグとは、ほかのユーザーと学習量を競い合う機能です。それこそ全世界のユーザーと学習量を競い合えるので、負けたくないという気持ちが働き、自然と学習量が増えます。 基本的なレッスンは無料で受けられるので、まずは自分に合うかどうか試してみてはいかがでしょうか。 単語力アップに「mikan」 出典元:「英語勉強アプリmikan-TOEIC/英検®/英会話/英単語」をApp Storeで 英単語学習アプリ「mikan」は、累計900万ダウンロードを突破した人気の英語学習ツールです。 このアプリは、ユーザーが効率的かつ楽しく英語を習得できるよう、さまざまな機能と特徴を備えています。 mikanが対応している教材は、英単語教材(150冊以上)、リスニング教材(約150冊)、リーディング教材(約130冊)すべて利用可能です。総合的に英語を学びたい人には、mikanはオススメです。 以下に、主な教材(英単語帳)を挙げておきます。 mikanが対応している主な英単語帳 大学受験向け英単語帳:英単語ターゲットシリーズ、速読英単語、英単語Stock3000など 英検向け英単語帳:出る順パス単シリーズ、世界一わかりやすい 英検2級の英単語など TOEIC向け英単語帳:出る単特急 金のフレーズ、英単語スピードマスターなど なお、mikanは基本的に無料で使用できます。ただし、月額1,000円のプレミアムプランが単語教材を206冊選べるのに対して、無料プランでは37冊しか利用できません。無料プランでは、日本語→英語形式のリスニングも利用できなくなっています。 mikanを利用する際には、自分がmikanでどこまで勉強するのかを決めてから、プランを選ぶように注意してください。 ビジネスパーソン向け「スタディサプリENGLISH ビジネス英語コース」 参考:【公式】続けられるビジネス英語なら|スタディサプリENGLISH 「スタディサプリENGLISH ビジネス英語コース」は、忙しいビジネスパーソンのために設計された、実践的な英語学習アプリです。 ベースとなるトレーニングとして、「会話理解クイズ」「単語イディオムチェック」「シャドーイング」など、8つのトレーニングが自由に利用できます。 また、オンライン英会話との連携により、学んだ内容を実践形式でアウトプットできるのも嬉しいポイントです。さらに、​ドラマ仕立てのレッスンも用意されており、会議やプレゼン、電話対応など、リアルなビジネスシーンに対応した会話力を磨けます。 オンライン英会話のセットコースの料金は、1か月あたり6,578円と、人によっては結構な金額と感じるかもしれません。 しかし、​スマートフォンひとつで、いつでもどこでも学習できるこのコースは、英語力を高めたいビジネスパーソンにとって非常に心強い味方になってくれるはずです。​継続的な学習に不安があるなら、まずは7日間の無料体験で試してみてはいかがでしょうか。 AI英会話のベストセラー「Speak(スピーク)」 参考:AI英会話スピーク | Speak | スピーキング特化アプリ AI英会話アプリのベストセラー「Speak(スピーク)」は、ChatGPTで知られるOpenAIと提携して開発された、シリコンバレー発の最先端AI英会話アプリです。まるで人と話しているかのような自然な会話が特徴で、英会話の練習をスムーズかつ効果的に進められます。 学習開始後わずか7日間で1,100文も話す設計となっており、従来の英会話サービスの約10倍という圧倒的なスピーキング量を実現。AIが相手なので、失敗を恐れずに何度でも話せるのも、初心者にとって大きな魅力です。 レッスン後にはAIチューターから具体的なフィードバックが届き、単語の選び方や文法、発音まで、自分の英語を徹底的に改善できます。Speakは初級者から上級者まで、実践的な会話力を効率よく身につけたい人にぴったりのアプリです。 英語脳をつくる「瞬読英会話」 英語を学んでいると、「単語の意味はわかるのに、会話になるとパッと英語が出てこない……」と感じることはありませんか?そういった悩みを解決するためにオススメなのが、「瞬読英会話」です。 瞬読英会話アプリは、英語を日本語に訳すことなく、そのまま理解する「英語脳」の構築を目的としています。瞬読英会話で英語脳が構築されれば、自分でもびっくりするような上達ぶりを実感できるでしょう。 日本語に訳さないで、脳に英語のまま入ってきて、そのまま理解できるようになる 英単語ではなく、英語の塊として、理解できるようになる 英語が自然と口から出てくるようになる 単語を入れ替えることで、英会話で使えるバリエーションが一気に増える 随時Zoomによる無料体験会を開催しているので、英語脳の構築に興味のある方は、参加をオススメします。 まとめ 英会話学習に、絶対的な正解はありません。人によって向き不向きがあるし、目的によってもやるべきことは変わってきます。 今回紹介した学習ステップも、あくまでも一例でしかありません。もちろん、やるべきポイントは網羅しているつもりですが、ほかに試してみたい方法があればどんどんやってみてください。今回の学習ステップが、少しでも参考になれば嬉しいです。 ### 初心者向け英語学習法を徹底解説!楽しく続けるためのコツ 英語に興味があるのに、なにから学習すればいいのかわからず、二の足を踏んでいる人は非常に多いです。 授業で何年も英語を学んだはずなのに、まったく英語がわからないという事実が、英語に苦手意識をもたらしてしまっているのでしょう。 大人のやり直し英語学習で大切なのは、初心者でも無理なく続けられる英語学習法を選ぶことです。 当記事では、初心者でも取り組みやすい英語学習の基本や、オススメの学習ツール、さらに楽しく続けるためのアイデアを紹介していきます。 初心者が知っておくべき英語学習の基本 世の中には、じつにさまざまな英語の学習法が存在します。継続できれば、どういった方法を選んでも、きちんと結果は出ます。しかし、これから英語をやり直す人は、まず基礎的な英語力を身につけるのが先決です。 今回は、初心者が英語の基礎を身につけるためのポイントについて、わかりやすく解説していきます。 基礎単語と中学文法を最速で身につける 英語学習をはじめるなら、まずは基礎単語と中学文法をしっかり身につけましょう。最低限の単語力と文法力がないと、これから使うテキストや教材が使えません。 まず単語ですが、目指すべきは中学校までに学ぶ2,200語です。2,200語覚えておけば、市販の教材は普通に読めるし、簡単な会話なら困ることはありません。 なかでも、「have(もっている)」や「get(得る)」といった頻出動詞は、できるだけ早く覚えてしまう方がいいです。「get up(起きる)」「get away(逃げる)」「get over(乗り越える)」など、ひとつの単語を軸にして、芋づる式に新しい単語(熟語)が学べます。 文法については、中学英文法のマスターを目指してください。文型や時制、品詞、準動詞といった、中学で習う文法が理解できれば、通常の会話ならほとんど対応できるはずです。 英単語・英文法ともに、とにかく繰り返すことが、習得の鍵を握っています。意味や文法を意識しながら、単語や例文を繰り返し読み込んでください。 その際には、音読やリピーティングなど、必ず口から英語を出すのがポイントです。黙読するよりも、記憶への定着度が大きくアップしますので。 ◆英単語の覚え方については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英単語が覚えられないなら、英単語のイメージ化がオススメ! 最初から発音をしっかり学ぶ 英語学習をスタートする際、できるだけ早い段階での発音の習得を強くオススメします。といっても、英単語や文法の学習を優先する人が多く、どうしても発音は軽視されがちです。 しかし、発音がしっかりしていないと、私たちが想像している以上に、相手に伝わりません。日本語の感覚でコーヒーと発音しても、ネイティブはなにを言われているのか理解できないのです。 英語には、日本語にはない音が含まれています。SeaもSheも、カタカナで書くとシーです。ですが、英語では[síː]と[ʃíː]となり、両者の発音はまったく違います。こういった発音の違いを知らずに、カタカナ英語で話していると、本当に理解してもらえません。 英語の発音をいちど我流で身につけてしまうと、矯正には大変な労力がかかります。それなら、発音のルールを理解してから、単語を覚える方が明らかに効率的です。 インプットとアウトプットのバランスが鍵 英語を学ぶ上で、「インプット(聞く・読む)」と「アウトプット(話す・書く)」のバランスは非常に重要です。多くの初心者は「まずは単語を覚えなきゃ」「リスニングを強化しよう」と、どうしてもインプットに偏ってしまいます。 しかし、インプットに偏ってしまうと、使える英語力はなかなか身につきません。覚えた単語やフレーズを実際に使うからこそ、記憶が強固に定着し、口からスーッと英語が出てくるのです。 たとえば、文法書で現在完了形を勉強したら、例文を使って実際に話してみます。主語がSheやTheyなら、Iに置き換えてすぐに使ってみてください。ただ、単語帳や文法書を黙読するより、圧倒的に力がつきます。(実際の会話だけでなく、独り言でもOK) 一方で、必要なインプットをすっ飛ばして、いきなりアウトプットばかりするのも問題です。いくらアウトプットをしても、アウトプットできる材料が自分のなかになければ、英語を使えるようにはなりません。 インプットをしっかりおこない、その上で英語を使う機会を増やす。これが確実に英語力をアップさせるポイントなのです。 ◆英語のNG学習法については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 【8つの英語NG勉強法】英語勉強の基本ステップと状況別オススメ勉強法とは 教材の音声を聴きまくる 単語や文法学習と同じくらい重要なのが、リスニングです。いくら単語の意味を知っていても、相手がなにを話しているのか聴き取れなければ会話になりません。 たくさん英語を聴き込むうちに、リンキング(連結)やリダクション(脱落)といった日本語にはない発音のルールも、少しずつ判別できるようになってきます。 とはいえ、英語の初心者がいきなりYouTubeや映画を観るのは、正直無謀です。スピードも速く、省略やスラングなども多いので、かなりの確率で挫折してしまうでしょう。なので、ある程度実力がつくまでは、教材の音声でのリスニングをオススメします。 まずは、テキストを見ずに、音声を聴いてみてください。おそらく聴き取れない言葉が、いくつかあったはずです。そこですぐにテキストを見ずに、何回か聴いてみます。そうすると、わからない箇所のうち、何箇所かはおぼろげに聴き取れるようになってくるはずです。 そうやって、もうこれ以上は聴き取れないという状態になったら、はじめてテキストで内容を確認します。このやり方でリスニングを繰り返せば、脳内に聴き取れる語句のストックが増え、どんどんリスニング力がアップします。 無理をせず、まずは簡単な素材を使って、繰り返しリスニングに挑戦してみてください。 返り読みをしない 英語を読むとき、日本語のように「返り読み」をしてしまうと、いつまでたっても英語が上達しません。返り読みとは、英文をいったん日本語の語順に並び替えて意味を取ろうとする読み方のことをいいます。 たとえば、以下の英文を見てみましょう。 I bought a book about science yesterday. 日本語に訳すと、「私は昨日、科学に関する本を買いました」となります。しかし、日本語の通りに英語を読もうとすると、いったん最後まで読んでからでないと意味が取れません。 英語の上級者は、「私は/買った/本を/科学に関する/昨日」のように、英語の語順のまま英文を理解していきます。 返り読みをしてしまうと、毎回文章を2回読むことになり、非常に時間がかかります。読書はひとりでするものなので、それほど実害はないかもしれません。しかし、返り読みの意識のまま会話をしたら、ネイティブの速いスピードにまったくついていけないはずです。 最初は大変かもしれませんが、文の頭から意味を取る意識が身につけば、返り読みは必ずやめられます。ごく短い文章から、じっくりと英語のまま読む練習をしてみてください。 技能別にみる具体的な学習のやり方 先ほど、英語学習全体の基本的な流れを紹介しました。ここでは、単語学習や文法学習など、技能別に学習のポイントをお伝えします。 英単語学習 英語学習を始めるうえで、避けて通れないのが「英単語の習得」です。単語がわからなければ言いたいことを話せないし、相手がなにを言っているのかも理解できません。しかし、初心者がいきなり万単位の英単語を覚えようとするのは、かなり無理があります。 英語学習者向けに作成されたThe New General Service List(NGSL)※によると、約2,800語の基本的語句を押さえておけば、英語のテキストの90%以上をカバーできるそうです。これから英語学習をスタートする人は、まずこの2,800語レベルの単語をマスターするのが現実的ではないでしょうか。 ただし、NGSLはただのリストなので、学習素材には不向きです。実際の学習では、例文や音声が付属する、中学生向けの基本英単語帳をオススメします。掲載されている単語自体は、どの単語帳でも大差ないので、自分の好みで選んでいただいて大丈夫です。 なお、イメージ化や例文作成など、記憶に残りやすい単語の覚え方については、別記事で詳しく紹介しています。ぜひそちらも確認してみてください。 ※参考: New General Service List Project ◆オススメの英単語帳については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 高校・大学別「受験に必要なオススメ英単語帳」3選 英文法学習 英文法と聞くだけで、「むずかしそう」「覚えることが多くて大変」と、拒否反応を示す人も少なくありません。しかし、英文法は英語の基本的ルールを体系立ててまとめたものです。完璧に覚える必要はありませんが、やはり最低限のルールを知らなければ、英語ができるようにはなりません。 人によって必要な英文法は異なりますが、まずは中学英文法が最低限のルールだと考えてください。英語の語順やbe動詞と一般動詞の違い、過去形・疑問文の作り方といった基本的なルールを覚えるだけでも、使える英語の幅はグッと広がります。 ただし、ただ読み進めていくだけだと、どうしても「わかったつもり」に陥りやすいです。各事項を理解できているか、ドリルで理解度を確認しながら確実に進めていきましょう。 なお、「Evergreen」や「一億人の英文法」のような総合英文法書では、基本的に中学・高校の区別がありません。英語からしばらく離れている人や文法に自信がない人には、「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」といった、中学生向けの文法書をオススメします。 ◆中学英文法の学習については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 大人の初心者向け英会話学習法を徹底解説 リスニング学習 「なにを言っているのか速すぎて聞き取れない……」多くの英語学習者が、こういった悩みを抱えています。でも、安心してください。話す・聴く・読む・書くという4技能のうち、もっとも早く大きく伸びる技能が、リスニングです。 リスニングを繰り返すうちに、耳が慣れてきて、聴こえる言葉がどんどん増えていきます。もちろん、聴き取れても意味がわからない単語は、理解できません。 しかし、英単語学習を並行して進めていけば、聴き取れて意味もわかる単語が、リスニングのたびに増えていくのを実感できるはずです。 リスニングの際は、ただ聞き流すのではなく、集中して聴くのがポイントです。最初はテキストを見ず、ひたすらリスニングを繰り返します。何回も聴き直して、もうこれ以上は無理という段階になって、はじめてテキストを確認してください。 そうすると、そもそも単語を知らないから聴き取れないのか、発音の変化に対応できていないから聴き取れなかったのか、聴き取れない原因が明確になります。簡単な題材でよいので、毎日コツコツ繰り返して、リスニング力を改善していきましょう。 ◆リスニングをアップさせる方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話のリスニング力を効率よくアップする勉強法 リーディング学習 英語の文章を読む力をつけるには、自分のレベルに合った題材選びが大切です。いくら興味がある内容であっても、むずかしい表現や単語が多く使われていれば、間違いなく途中で挫折します。 レベルに合った題材という意味で、語彙制限本による学習はとても効果的です。(語彙制限本についてはのちほど詳しく紹介します) ほかにもおすすめなのが、「News in Levels※」という英語ニュースサイトです。このサイトでは、同じ内容のニュースを3つの難易度(レベル1〜3)で読めるようになっており、やさしい表現から徐々にレベルアップできる構成になっています。 むずかしい表現を易しく言い換える訓練にもなるので、語彙や言い回しの幅を広げたい人にもぴったりです。こうした教材を活用しながら、英語の語順で前から読むクセをつければ、読解力は着実に伸びていきます。 ※参考: News in Levels ◆スラッシュリーディング(返り読み防止)については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 速読と多読を使い分けて英語力を爆アゲする方法とは ライティング学習 単語暗記や文法学習と比べて、ライティング学習はどうしても後回しにされがちです。単語や文法を知らなければ英文を書けないので、そういった傾向は当然のことだと思います。しかし、あまりにもライティングを軽視するのは、非常にもったいないです。 ライティングとは、いうなれば「自分の思考を文章に落とし込む作業」です。覚えた単語や文法を使って文章を作れば、それらが自分オリジナルのフレーズ集になってくれます。中学レベルの単語と文法をある程度学んだら、ぜひライティングにも取り組んでいきましょう。 最初は、「I ate a slice of toast for breakfast.(朝食にトーストを1枚たべました)」程度のごく簡単な文章で十分です。ミスを恐れず、とにかく思考をどんどん文章に落とし込んでみてください。思考の文章化に慣れてくると、その能力はスピーキングにも活きてきます。 もちろん、間違った表現を覚えてしまっては逆効果です。AIの英文添削ツールや、オンライン英会話などを利用して、自分の作った文章をしっかりとチェックしてもらうようにしてください。 ◆英語で日記を書くメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英会話(英語)初心者はなにから始めればいい?最短で話せるための学習法とおすすめ教材 発音学習 世界中の英語話者の80%が非ネイティブであり、お国訛の発音で堂々と話している人が数多く存在します。そういった状況を考えると、過度に発音を気にする必要はないといえます。とはいえ、あまりにも発音が違っていれば、やはり相手に理解してもらいにくいのは事実です。 円滑なコミュニケーションをおこなうためにも、できるだけ早い段階で発音ルールを学んでおくことをオススメします。いったん変なクセをつけてしまうと、発音の修正には大変な手間と時間が必要だからです。 具体的な方法としては、発音記号を学び、単語帳の例文を音読してみるのがもっとも現実的でしょう。まずは音声を聴き、ネイティブの話し方を徹底的に真似してみてください。 今は、間違っている箇所をピンポイントで指摘してくれる、AI発音アプリも数多くリリースされています。オンライン英会話をやっているなら、講師に発音をチェックしてもらうのもよい方法です。 そうやって、自分の発音とネイティブとの違いをしっかりと認識できるようになれば、あなたの発音はどんどんレベルアップしていくでしょう。 ◆発音学習のやり方については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話初心者でもビジネスシーンで自信をもって話せるようになる方法 無理なく継続できるオススメの英語学習法 英語学習の基本的なポイントがわかったところで、今度は無理なく継続できるオススメの英語学習法をご紹介します。 思ったことを英語で口に出してみる 英語を話せるようになりたいなら、「思ったことを英語で口に出してみる」ことが大切です。中学レベルの英単語と文法をあらかた押さえたら、どんどん英語を話してみましょう。 頭のなかでいくら英文を考えても、実際にはなかなか口から出てきません。知っていると使えるは、まったく別物なのです。だから、頭のなかにある文章が口からスラスラ出てくるように、実践トレーニングが必要になってきます。 といっても、あまりむずかしく考える必要はなく、「I’m hungry.(お腹がすいた)」「It’s sunny today.(今日は天気がいいな)」くらいの、ごく簡単な文章からはじめればOKです。 慣れてきたら、少しずつ文章を長くしていきます。文章を長くするには、接続詞や不定詞、関係代名詞といった知識が必要です。だから、スピーキングによって、自然と文法力も磨かれていきます。 幸い、今はAIが誰でも利用可能です。自分の英語をチェックしてもらえば、かなり詳しく正確なフィードバックがもらえます。間違った英語を覚えてしまう心配もほとんどないので、尻込みせず、どんどん英語を話してみましょう。 オンライン英会話で添削してもらう 英語を話せるようになりたいなら、オンライン英会話の活用は欠かせません。昔は、外国人と英語で会話しようと思ったら、英会話スクールやサークルなどに参加するしか方法はありませんでした。 しかしオンライン英会話を利用すれば、自宅にいながら好きなだけ英会話が実践できます。せっかく気軽に講師と話せるのですから、ぜひ自分の英語を添削してもらいましょう。「会話中に気になる点があれば教えてほしい」と伝えておけば、的確にフィードバックをしてくれます。 日本人は、こんなことを言ったら嫌がられるかなと、つい気を使ってしまう人が多いです。でも、「もっと自然な言い方は?」「発音は合っている?」と積極的に質問しても、別に相手は嫌な顔をしません。相手も仕事なので、こちらの要望は最大限汲み取ってくれます。 独学では気づきにくい文法のミスや発音のクセを指摘してもらえば、独学では達成できないようなスピードで、あなたの英語力はレベルアップしていくはずです。 ◆オンライン英会話のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 【英語初心者向け】社会人にオススメの英語勉強法と挫折しないコツとは 語彙制限本で読む力を育てる 会話よりもまずは英語の本が読めるようになりたいというなら、「語彙制限本(Graded Readers)」がオススメです。語彙制限本とは、使用されている単語や文法がレベルごとに制限されている本で、初心者でも無理なく読み進められるように設計されています。 よく初心者向けに、絵本や児童文学を勧める記事を見かけます。たしかに、単語自体は優しめのものが多いものの、使われている文法は案外ハイレベルです。子ども向けといっても、現在完了形や関係代名詞などがバシバシ出てきます。 その点、語彙制限本なら、単語も文法も設定されたレベルに応じたものしか使われていません。ほかにも、以下のようなメリットがあります。 語彙制限本の主なメリット 英語でベストセラーが読める 通常よりページ数が少ないので挫折しにくい 英語のまま理解する力がつく むずかしい表現をわかりやすく置き換えるトレーニングになる オススメの語彙制限本シリーズや具体的なレベル分けについては、のちほど紹介します。 英語で日記を書く 英語力を伸ばしたいなら、「英語で日記を書く」のは非常にオススメです。日記がいいと聞けば、「私は英語を書くのではなく、話したいんだ!」という反応が、必ずといっていいほど返ってきます。 しかし、日記によって鍛えられるのは、ライティングだけではありません。スピーキングにも大いに役立ってくれます。英語を話す際に、頭のなかで話す内容を英文で考えますよね。英語で書く日記は、言いたいことを文章化する最高の訓練なのです。 多くの人は、頭のなかだけで文章を組み立てようとします。これは、英語に慣れていない初心者にとって、じつはかなりハードルの高い行為です。その点、思っていることをとりあえず書き出せば、内容を覚えておく必要がない分、文法や単語の確認に時間をかけられます。 もちろん、知識が少ないうちは、英文を考え出すのに一苦労するでしょう。でも、大丈夫です。ChatGPTのようなAIサービスや、DeepLのような翻訳サービスを使えば、あなたの言いたいことを、正しく自然な英語に直してくれます。 とはいえ、最初からそういったサービスを使うと、自分で英文を考える力がつきません。あくまでも、サポートツールとして使用するように注意してください。 ◆英語で日記を書くメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 ビジネス英語の勉強法|初心者が最短で上達する5つのステップ 添削や会話など、AIを徹底的に活用する 英語学習を効率よく進めたいなら、AIを徹底的に活用するのがオススメです。先ほど、「英語で日記を書く」のところでも紹介したように、AIを使って英文の添削をしてもらったり、チャット形式で英会話の練習をしたりと、AI学習の幅が大きく広がっています。 これまで、自分の考えた英文が正しいかどうか確認するには、英会話の講師にお願いするか、有料の添削サービスを利用するしかありませんでした。ところが、今やAIが、あっという間に文法ミスや単語のチョイスミスを修正してくれます。 「今日の出来事を英語で話す」→「AIに添削してもらう」→「修正した文章をもう一度話してみる」という流れを繰り返せば、自然な英語がどんどん身についていくでしょう。しかも、24時間いつでも使えて、原則無料で利用できます。 さらに高度な添削や発音矯正をしたい場合は、一般的なAIツールよりも、専用のアプリを利用した方がいいかもしれません。どういったサービスを選択するかは、自分のやりたい学習内容に合わせて臨機応変に選んでください。 英語学習に役立つオススメの学習ツール 現在の日本には、参考書以外にも私たちの英語学習をサポートしてくれるツールが、数多くリリースされています。学習サイトやアプリ、書籍など、オススメのツールをいくつか紹介していきます。気になるものがあれば、いろいろと試してみてください。 ポッドキャストでスキマ時間を活用「Hapa英会話」 出典元:Hapa英会話 Podcast | 英語学習サイト:Hapa 英会話 忙しい現代人が英語学習を続ける上で、スキマ時間の活用は非常に重要です。スキマ時間にぜひ活用してもらいたいのが、「Hapa英会話」というポッドキャストです。日本人が間違えやすい表現や、ネイティブが日常でよく使うフレーズをテーマに、楽しく英語を学べる番組になっています。 アメリカ出身のバイリンガル講師、ジュン先生がわかりやすく丁寧に解説してくれるので、初心者でも安心です。 「Hapa英会話」の魅力は、リスニングだけでなく、日本語での解説もついているところにあります。また、エピソードごとに異なる日常会話のテーマが取り上げられるので、飽きずに続けられるのもポイントです。 「ながら学習」で効率よく英語を吸収したいなら、「Hapa英会話」をぜひ活用してみてください。 ゲーム感覚で気軽に学習「Duolingo」 出典元:「Duolingo-英語/韓国語などのリスニングや英単語の練習」をApp Storeで とにかく楽しく英語学習を続けたいなら、「Duolingo」をオススメします。Duolingoは、言語学習の専門家によって設計され、世界中で数億人に利用されている信頼度の高い学習ツールです。初心者にも優しく設計されており、短時間で気軽に学べるレッスンが特徴です。 「Duolingo」では、単語やフレーズを学ぶクイズ形式のレッスンが豊富に用意されており、たった1回5〜10分程度の学習でもしっかりと成果を実感できます。 ゲーム感覚でスコアやバッジを獲得できるため、楽しみながらモチベーションを維持できるのが大きな魅力。また、リスニングや発音の練習も含まれており、総合的な英語力を伸ばすことが可能です。 なお、Duolingoは、無料でも基本的な機能は利用できます。ただ、一部利用できない機能もあるので、広告非表示や無制限レッスン受講といったサービスを受けたい人は、有料プランを検討してみてもいいかもしれません。 レベル別に英語を学習「NHKゴガク」 出典元:NHKゴガク アプリ 自分のレベルに合った教材で、効率よく学びたい人にオススメなのが「NHKゴガク」です。NHKゴガクでは、初心者から上級者まで、さまざまなレベルに対応した英語講座を提供しており、自分のペースで学習を進められるのが魅力です。 たとえば「基礎英語」シリーズでは、学年ごとに以下のような講座を用意してくれています。 基礎英語シリーズラインナップ 小学生向け「小学生の基礎英語」 中学1年生向け「中学生の基礎英語レベル1」 中学2〜3年向け「中学生の基礎英語レベル2」 中高生向け「中高生の基礎英語 in English」 そのほかにも、高校生から社会人までを対象とした「ラジオ英会話」や、ビジネス英語に特化した「ラジオビジネス英語」、英語ニュースを通じて生きた英語を学ぶ「ニュースで学ぶ現代英語」など、さまざまなレベルに対応した講座が用意されています。 これらの講座は、「NHKゴガク」の公式アプリで受講するのが便利です。ラジオ講座のストリーミング受講以外にも、継続のモチベーションとなるトロフィー機能や、クイズ形式の英単語学習機能も利用できます。 毎月テキストを購入する必要はありますが、1冊あたり600〜800円程度なので、それほど大きな負担にはならないはずです。 語彙制限本で英語の本を読む「ラダーシリーズ」 出典元:ラダーシリーズについて 「会話よりもまずは英語の本が読めるようになりたい」という人には、「語彙制限本」がオススメです。今回は、語彙制限本のなかでもとくに有名な「ラダーシリーズ」を見ていきましょう。 ラダーシリーズは、「はしご (ladder)」という名前の通り、自分の能力に合わせて、レベルをひとつずつステップアップできるように設定されています。 ラダーシリーズのレベル別使用単語数 レベル1: 中学校で学習する単語 約1,000語 レベル2: レベル1の単語+使用頻度の高い単語 約300語 レベル3: レベル1の単語+使用頻度の高い単語 約600語 レベル4: レベル1の単語+使用頻度の高い単語 約1,000語 レベル5: 語彙制限なし 「シャーロック・ホームズシリーズ」「アインシュタイン・ストーリー」など、児童小説から伝記、ノンフィクションまで、さまざまなジャンルの本が、100タイトル以上リリースされています。 ラダーシリーズが推奨する多読学習のポイントは、以下の3点です。 速く 訳さず英語のまま なるべく辞書を使わずに 多読の目的は、日本語を介さず英語を英語のまま理解する「英語脳」の構築です。わからない単語があっても、サッと読み飛ばして、文脈から推測する力を磨いていきましょう。 英語を英語として学ぶ「瞬読英会話」 英語を効率よく学びたい方にオススメなのが、「瞬読英会話」です。瞬読英会話では、日本語を介さずに、英語をそのまま理解する力を鍛えていきます。 従来の学習法では、英語を日本語に訳してから理解する「返り読み」をしてしまいがちです。しかし、翻訳グセを根本から改善しない限り、本当に使える英語力は身につきません。頭のなかで翻訳している間に、会話はどんどん進んでしまいます。 まったくの英語初心者でも、Helloという単語を、いちいち「うん、Helloはこんにちはという意味だな」などと翻訳しないでしょう。なにも考えずに、口からHelloという言葉が出てくるはずです。 英語を英語のまま理解できる言葉がどんどん増えていく。それが、瞬読英会話メソッドなのです。日本語に訳さず、英語が自然と口から出てくるようになりたい人は、ぜひ瞬読英会話を体験してみてください。 英語学習で挫折しないためのポイント 英語学習は、1日2日で完了するものではありません。少なくとも年単位で続けていかないと、思うような効果は得られないでしょう。そこでこの章では、英語学習で挫折しないためのポイントを3つ紹介します。 英語を学ぶ目的を明確にしよう 英語を学ぶときにまず大切なのが、自分の「目的」を明確にすることです。「なんとなく英語を勉強したい」という意識だと、ちょっとしたことでモチベーションが下がり、途中でリタイアしてしまう可能性が高くなります。 目標は、それこそなんでもOKです。「海外旅行で困らないようになりたい」「映画やドラマを字幕なしで楽しみたい」「海外のクライアントと取引がしたい」など、人によって目的はまったく違ってくるでしょう。 大事なのは、自分が本当に望むことを叶えるために、英語を学ぶということです。ビジネスで英語を使いたいのに、トラベル英会話を習っても仕方がありません。目的さえはっきりしていれば、学ぶべきスキルや教材が明確になります。 間違っても、必要ないのに、なんとなくTOEIC試験を受けるようなことはやめてください。興味のないことを無理やりおこなっても、途中で英語学習自体が嫌になってしまいます。 英語学習をスタートする前に、まずは自分自身に「英語を使ってなにをしたいのか」を、じっくりと問いかけてみてください。 興味のあるテーマで英語を学ぼう 英語学習を継続するには、自分の興味があるテーマを取り入れるのが一番の近道です。好きなことや関心のある分野なら、勉強という感覚を忘れて自然と英語学習に集中できます。 たとえば、映画やドラマが好きな人は、好きな作品を英語音声・英語字幕で視聴してみましょう。好きなキャラクターのセリフを真似たり、気になる表現をノートに書き留めたりすれば、無理なくリスニングやスピーキング力を鍛えられます。 また、趣味や関心のある分野の英語記事や動画を探すのも効果的です。スポーツが好きなら、試合のハイライトやインタビュー動画を見る。料理が趣味なら、レシピ動画を英語で視聴する。こういった方法なら、実際に使えるフレーズがどんどん頭に入ってきます。 英語を学ぶとき、「これをやらなきゃ」ではなく、「これを知りたい!」という気持ちを大切にしてください。興味があるテーマだと、学習が楽しくなり、続けることが苦になりません。もちろん、最低限の単語暗記と文法学習も忘れずにおこなってくださいね。 英語学習の環境を徹底的に構築する 日常生活に自然と英語が入り込む「学習環境」を構築できれば、英語学習の効率は大きく向上します。わざわざ勉強しようと意気込まなくても、自然と英語に触れる環境が構築されているからです。 まずは、スマホやパソコンの設定を英語に変更してみましょう。メニューや通知を英語で見るだけでも、英語に触れる時間が激増します。 また、SNS・YouTubeで英語のチャンネルやアカウントをフォローし、タイムラインを英語の情報で埋めるのもオススメです。多少英語がわからなくても、好きなテーマであれば、それほど苦労せず英語に向き合えるでしょう。 英会話教室や英会話サークルに入ってみるのも、英語漬けになるひとつの方法です。周りに英語を話す人がいれば、当然英語を使う機会が増えます。そういう場所へ出向くことに抵抗があるなら、オンライン英会話やランゲージエクスチェンジという方法もあります。 早く英語力をアップさせたいなら、必ず英語に触れなければいけない環境をどんどんつくっていくことです。自分にはどういう環境が必要なのか、いろいろと考えてみてくださいね。 英会話 【レベル別】英語力が劇的に向上する勉強法を紹介 まとめ 「基礎単語と中学文法をしっかり学ぶ」「インプットとアウトプットをバランスよくおこなう」といった英語学習の基本を守れば、英語力は必ずアップします。 今回紹介したアプリや講座なども活用しつつ、無理なく楽しく英語学習に取り組んでいきましょう。 ### 潜在能力とは?眠った力を引き出して人生を変える方法 人生を大きく変える鍵は、自分のなかに眠っている「潜在能力」を引き出すことにあります。誰にでも、生まれながらにして備わった無限の可能性がある一方、それを活かしきれていない人も多いのではないでしょうか? 本記事では、潜在能力の重要性、そして具体的な引き出し方についてわかりやすく解説します。 なぜ潜在能力を意識することが重要なのか? もし、現在の自分になんらかの不満や問題を感じているなら、潜在能力について真剣に考えるタイミングが来たのかもしれません。潜在能力を意識すると、人生にどういったことが起こるのか、3つの未来について見ていきましょう。 結果を出して人生が大きく好転する 潜在能力をうまく引き出せれば、間違いなく人生が好転します。もし今の状態にもどかしさを感じているなら、潜在能力を深堀りして、自分の新しい可能性を積極的に探していくべきです。 たとえば、建築技術者として働いている人が、ある動画を見たことがきっかけで、フルコミッション営業の世界に飛び込んだとしましょう。努力の結果、前職の3倍の収入を稼げるようになったとしたら、あなたの人生はまったく別物に生まれ変わります。 もちろん、すべての人が新しい挑戦で結果を出せるわけではありません。でも、うまく自分の隠れた能力を見いだせれば、人生が好転する可能性はどんどんアップしていきます。 潜在能力を活用して行動し続けることで、今の自分からは想像もつかないような未来を手に入れられるかもしれない。そう考えると、なんだかワクワクしてきませんか? 「なにが起きても大丈夫」という揺るぎない自信が手に入る 「なにが起きても大丈夫」という揺るぎない自信は、潜在能力を引き出すことで自然と身についてきます。自信のない人は、自分がもつ本当のポテンシャルに気づいていません。「自分には無理だよ」と言い聞かせることで、努力しない自分を正当化しているだけなのです。 でも、「自分にはもっとできることがある」「やってみたらできるかもしれない」と考える人は、とにかく積極的にチャレンジします。その結果、できることが増え、少しずつ自分に自信がついてくるのです。 こういった経験を重ねると、小さな自信はやがて揺るぎない自信に変わり、どんどん結果を出せるようになります。もちろん、揺るぎない自信は、一夜にして手に入るものではありません。でも、自分の可能性を信じてひとつずつ困難をクリアしていけば、必ず人生は好転していきます。 人間関係がよくなる 潜在能力を引き出すことは、人間関係の改善にもつながります。潜在能力を信じず、今の自分に甘んじている人は、どうしても相手を否定しがちです。そういうマイナスなオーラを振りまく人は、周りから敬遠されてしまいます。 一方、人間には無限の可能性があると信じている人は、無下に他人を否定しません。相手の意見や価値観を素直に受け入れられるので、相手との信頼関係が深まっていきます。 また、自分を信じ、努力を続ける姿勢は、出会う人に好印象を与えます。あなたが自分の潜在能力を信じ、常に前向きで行動していれば、あなたと似た考えをもつポジティブな人が周りに集まってくるでしょう。 潜在能力を引き出す7つのアイデア 潜在能力を信じて行動した先にある、嬉しい未来についてはわかった。でも、実際に潜在能力を引き出すにはなにをすればいいのでしょうか。今回は、潜在能力を引き出すためのアイデアを7つご提案します。気になるものがあれば、ぜひ試してみてください。 ◆潜在意識の使い方については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう 好きなこと・得意なことの外に可能性がある 好きなことや得意なことに取り組むのは、もちろん大切です。しかし、潜在能力を引き出す鍵は、好きなことや得意なことの外にあります。 人はどうしても、自分が快適に感じる範囲で活動しがちです。誰だって、苦手なことや不得手なことに取り組もうと思えば、大きなストレスを感じますから、その気持ちはよくわかります。でも、それでは新しい可能性や成長のチャンスを逃してしまいます。 もし、よりよい人生を手にしたいと思っているなら、ぜひ自分の枠の外へ一歩踏み出してください。もちろん、いきなり苦手なことに、フルスピードで方向転換するのも危険です。 まずは、これまで「自分には無理」と思って避けていた分野や、まったく興味のなかった分野について、いろいろリサーチするところからはじめてみてはどうでしょうか。 そうすると、「あれっ、なんだか面白そうかも」と感じることが、なにかしら見つかるはずです。あとは実際に試してみて、面白かったら継続すればいいし、合わなければまた新しいことを探せばいいだけです。 そういった経験を繰り返すうちに、いつかきっとあなたの新しい才能が見つかるでしょう。 徹底的に自己分析をおこなう 潜在能力を引き出すためには、まず徹底的な自己分析が欠かせません。自分の強みや弱み、得意なこと、苦手なことがわからないと、必要な改善点や可能性が見えてこないからです。 でも、多くの人は、こういった自己分析をしません。自分を振り返るのは、場合によっては大きな痛みを伴います。手間もかかるし、自分のダメな部分と正面切って向き合うのは、誰だって苦しいものです。 でも、冷静に今の自分を把握できれば、やるべきことが明確になってきます。いちど、子どもの頃までさかのぼって、以下のような項目を深堀りしてみてください。 自己分析の主な項目 現在の状況 自分の性格や価値観 興味のあること 目標や夢 スキルや知識 好きなこと/嫌いなこと 強み/弱み 成功体験/失敗体験 過去〜現在の自分とじっくり向き合ううちに、きっと自分でも気づかなかった新しい可能性に出会えるはずです。 「できない」「無理だ」からの脱却 「できない」「無理だ」という言葉は、自分の可能性を狭める悪魔の言葉です。私たちは、自分の知らないことに対して、どうしても過剰に恐怖心を抱いてしまいます。失敗が怖いから、できないことを言い訳にして、最初から向き合おうとしません。 潜在能力を引き出すには、こういった固定観念を取り払う意識が必要です。まずは、自分の「できない」と思っている理由を冷静に分析してみましょう。そうすると、「時間がない」「経験がない」など、じつは十分に対応可能な問題が多いことに気づくはずです。 できない理由がはっきりしたら、とにかくチャレンジしてみてください。「あれっ、やってみたら意外にできるもんだな……」という小さな成功体験を積み重ねていけば、自然と自信が生まれてきます。 あなたの可能性は、あなたが思っているより広く大きいのです。どうか自信をもってください! ジャーナリングで思考を明確化する 潜在能力のパワーを引き出したい人には、ジャーナリングを強力にオススメします。ジャーナリングとは、頭のなかにある思考を書き出す作業のことです。とくに書き方などは決まっておらず、頭に浮かんだことを自由に書き出してもらって構いません。 私たちは、普段頭のなかだけで考えています。脳はいちどに複数のことを考えられないので、あちこちに意識が飛んでしまい、考えを把握するだけでもひと苦労です。 その点、ジャーナリングなら、頭のなかにある情報をすべて可視化できます。覚えておく作業が必要なくなるので、書き出した情報を基に、検討に集中できるわけです。さらに、定期的にジャーナリングを読み返せば、また違った気づきが生まれます。 ジャーナリングは、紙とペンさえあればどこでもできるのが、大きな魅力です。思考を整理し、潜在能力を引き出すために、まずはペンと紙を手に取るところから始めてみませんか? ◆ジャーナリングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を覚醒させる11の方法とは フィードバックから新しい気づきを得る フィードバックは、自分では気づけない視点や可能性を教えてくれる貴重な機会です。第三者の客観的な意見を受けると、新しいアイデアや改善点が見つかりやすく、自己成長を大きく手助けしてくれます。 もちろん、ときには厳しい意見を受けて、落ち込むこともあるでしょう。でも、厳しい意見ほど、自分の可能性を引き出してくれますので、どうぞしっかりと受け止めてください。 フィードバックを最大限活用するには、「謙虚に受け止める姿勢」と「指摘を行動に活かす意識」が必要です。厳しいフィードバックを受けて不貞腐れていたら、誰からも本当のフィードバックをもらえなくなってしまいます。 そして、せっかくフィードバックをもらったのに、そのまま放置していたら、現実はなにも変わりません。フィードバックで納得のいく指摘を受けたら、必ず今後の改善策を考え、実行してください。 そうすれば、フィードバックはあなたの潜在能力を引き出す、大きな力になってくれるでしょう。 実績をもつ人の真似をする 前述の通り、可能性は好きなことや得意なことの外にあります。今の自分のままでは、おそらくいつまでたっても、潜在能力は発見できないでしょう。ならば、ぜひ実績をもつ人の真似から取り組んでみてください。 誰かが築いた実績の裏側には、うまくいくための経験やノウハウが詰まっています。そういった経験やノウハウを上手に学ぶことができれば、独力でゼロから試行錯誤する手間と時間を大幅に短縮できるはずです。 いくら考えても、自分のなかにないものが、頭に浮かんでくることはありません。だから、うまくいっている人から新しい気づきをもらい、自分の可能性を広げていく必要があるのです。 ただし、大切なのは、真似するだけで終わらないこと。実績をもつ人の方法を参考にしながら、自分の個性や目的に合う形にアレンジしていくことで、オリジナルの成果が生まれます。成功した人の背中を追いながら、自分だけの潜在能力を探していきましょう。 大量の本を読む 先ほど、実績をもつ人の真似をするという話をしました。でも、そう都合よく周りに実績をもつ人がいるとも限りません。(すべての人から学ぶことはありますが) そういう場合は、読書をオススメします。本を出版できるような人は、なんらかの実績がある人ばかりです。そういう人たちの考え方や知識、経験してきたことが、わずか2000円弱の本に詰まっています。 最近は、動画で情報を得ようとする人が激増しているそうです。ただ動画を流しておけばいいので、たしかに動画による情報収集は楽かもしれません。しかし、かなり集中していないと、情報はすぐに流れ去ってしまいます。その点、本なら、自分のペースでじっくりと情報収集が可能です。 最近は電子書籍も簡単に入手できますから、忙しい人でも、読書のハードルは以前よりも下がっているはずです。スマートフォンやタブレットに、気になる書籍をダウンロードして、スキマ時間にガンガン読書をしてください。 あなたの読む1冊1冊が、きっと潜在能力を高めてくれるでしょう。 ◆読書のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 読書で脳はキレキレになる!読書のメリットと効果的な読書法 まとめ 今回の記事では、潜在能力の重要性と、潜在能力を引き出すための具体的なアイデアをご紹介しました。すべての方法に取り組むのは大変なので、まずはひとつ選んでじっくりと挑戦してみてください。 ### 人の記憶力を高める方法とは?記憶のしくみとポイントを解説 人間の記憶力は、勉強や仕事のみならず、日常生活全般の根底をなす大切な能力です。しかし、記憶力には個人差があり、「覚えたはずのことをすぐに忘れてしまう」と悩む人も多いのではないでしょうか? 記憶力を高めるためには、まず記憶のしくみを理解し、その特性を活かしながら少しずつトレーニングしていくのがもっとも近道です。 当記事では、人の記憶力のしくみ・記憶を定着させるためのポイント、さらに日常生活で役立つ記憶力向上のテクニックについてわかりやすく解説していきます。 人の記憶力のしくみを知ろう ひと言で記憶といっても、じつはいくつかの種類に分類され、それぞれ役割が異なります。記憶力改善の方法の前に、まずは人の記憶力のしくみをしっかり理解しておきましょう。 記憶力3つのプロセス「記銘・保持・想起」 記憶力を高めるためには、「記銘」「保持」「想起」という記憶のステップを理解しておくことが大切です。 記銘:インプットした情報を覚える 保持:情報を覚えたまま維持する 想起:記憶した情報を引き出す 記銘は、情報を脳に取り込む最初のステップです。たとえば、はじめて会った人の名前を聞いたら、覚えようとしますよね。これが記銘という状態です。その後、脳は、取り込んだ情報を維持する「保持」の段階に進みます。 しかし、時間の経過とともに情報は脳裏から消え去り、記憶の引き出しに格納された状態へ移行します。もちろん、引き出しにしまわれたからといって、二度と思い出せないわけではありません。普段は忘れていても、なにかきっかけがあれば再び記憶は蘇ります。 ただし、この3つのプロセスのバランスが極端に狂ってしまうと、正常な記憶は困難です。とくに、記銘ができない状態になると、一般的に認知症と診断されます。 高齢になっても記憶力を正常に維持したいなら、これらのステップが正常に働いているうちに、意図的に脳をトレーニングしていく必要があります。 短期記憶と長期記憶の違いとは? 人間の記憶は、大きく「短期記憶」と「長期記憶」に分類されます。短期記憶は、一時的に情報を保持するメモ帳のような存在です。たとえば、買い物中に、「えーっと、あと買うのは牛乳とパンと卵と……」と、買い物リストを思い出している状況をイメージしてください。 せっかく覚えた買い物リストですが、買い物が終わればすぐに忘れてしまいます。短期記憶領域に保持できる情報量は非常に少ないので、脳が重要度の低い情報を整理して、記憶の負担を減らそうとしているからです。 一方、長期記憶は、必要な情報を長期間保存するための保管庫のようなものです。脳が「これは重要だからしっかりと記憶しておこう」と判断した情報だけを、長期記憶として保存します。 長期記憶として記憶するためには、「反復」や「感情との紐づけ」などが有効です。具体的な方法については、のちほど詳しく紹介します。 ◆短期記憶と長期記憶の違いについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 長期記憶のシステムを理解して勉強や仕事に活かす方法 長期記憶「エピソード記憶と意味記憶」 一般的に長期記憶と認識されているのは、「陳述的記憶」とよばれる記憶です。陳述的記憶は、さらに「エピソード記憶」と「意味記憶」に分類されます。 エピソード記憶は、個人的な経験に基づく記憶です。たとえば、はじめて旅行した場所や、大切な人との思い出などは、何年経っても鮮明に覚えていますよね。エピソード記憶には、時間や場所、匂い、感情などを伴うことが多く、忘れにくいのが特徴です。 一方、意味記憶とは、学習によって身につけた、いわゆる「知識」を指します。たとえば、私たちが「地球は丸い」という事実を知っているのは、本やテレビなどからその知識をインプットしたからです。 エピソード記憶は「覚えている情報」、意味記憶は「知っている情報」と考えておけば、イメージしやすいかもしれません。受験勉強のように、ある意味強制的に詰め込んだ記憶は、実際に経験したエピソード記憶と比べて、どうしても忘れやすい傾向にあります。 しかし、日常生活のなかで得る知識は、圧倒的に意味記憶が多いです。だから、人の記憶力を高めるには、いかに意味記憶をエピソード記憶に近づけられるかがポイントになってきます。 ◆陳述的記憶については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶の種類と記憶力を改善する方法について 記憶を定着させるためのポイント 高齢になったから、病気になったからといって、必ずしも記憶力が低下するわけではありません。記憶力が正常に機能しているうちに、しっかりと準備しておけば、死ぬまで記憶力を維持することも十分可能です。この章では、記憶力改善に役立つアイデアを4つご紹介します。 適切な間隔で記憶を反復する 記憶の定着には、適切なタイミングの反復が非常に有効です。せっかく覚えても、そのまま放置してしまうと、脳は「使わない情報」と判断して忘れてしまいます。忘れるタイミングには諸説ありますが、一説ではなにもせずに1日経過すると、70%以上を忘れてしまうそうです。 こうした記憶の忘却を防ぐには、復習の回数を増やすのがもっとも有効です。記憶は、よくペンキ塗りに例えられます。最初は塗りムラのある塗装面も、薄く何回も塗り直すうちに、やがてピカピカの塗装面に仕上がります。記憶も、まったく一緒です。 記憶に定着するまで、何回も反復すれば、必ず記憶は定着します。ただし、「短期間に反復を繰り返すより、忘れた頃に反復するほうが効果は高い」というのが、現在の定説です。 学習初期は、知識の定着度が浅いので、当日→数時間後→翌日と比較的短期間で復習をします。そのあとは、1週間→2週間→1か月というように、少しずつ間隔を広げてください。 ◆間隔学習(スペースド・リピティション)については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 短期記憶を鍛える9つの方法とは? 記憶と感情を紐づける 感情が強く動いたとき、記憶はより鮮明に残ります。たとえば、大切なイベントで感じた喜びや、衝撃的なニュースで感じた重たい気分は、いつまでも記憶に残っているでしょう。 その理由には、感情の影響を受けやすい扁桃体と記憶を管理する海馬の密接な関係があります。感情が高まると扁桃体が活性化し、それに伴い海馬も刺激を受けて記憶が強化されるのです。 こういった脳のしくみをうまく活用できれば、特別なテクニックなどなくても、記憶力の向上が期待できます。 たとえば、よく友達と一緒に勉強している学生を見かけますよね。ひとりで黙々と勉強するより、友達と楽しく勉強したほうが頭に入りやすいと、無意識のうちに理解しているのでしょう。 もちろん、いつも誰かと勉強する必要はありません。勉強中にお気に入りのBGMを流す、香りのよいアロマを使うなどといった工夫で、独力でも気分を高めることは可能です。どういった方法が自分の気持ちを高めてくれるか、ぜひいろいろと試してみてください。 五感をフル活用して記憶を強化する 視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚といった、五感をうまく活用できると、記憶の定着度は大きくアップします。五感によって、ただ情報をインプットするより、脳がより多くの刺激を受けるからです。 たとえば、文字だけびっしり書かれた本より、イラストやグラフ、表などをふんだんに盛り込んだ本のほうが断然理解しやすいでしょう。これは、視覚的な情報が、脳の理解度をサポートしてくれているからです。 同様に、聴覚を活用するのも非常に有効です。ただテキストを読むより、声に出して読むほうが、より理解度が進みます。普段文字情報によるインプットが多い人は、移動の時間や作業中に、動画の音声やオーディオブックを聞き流すだけでも、記憶によい影響を与えてくれるはずです。 また、聴覚によるインプットは苦手だけど、書いて覚えるのは得意という人も一定数います。料理本を100回読むより、実際に食材を切ったり焼いたりするほうが、圧倒的に効果的です。頭ではなく、実際の感触から得られる知識は、簡単には忘れません。 視覚と聴覚、聴覚と触覚など、状況に応じて五感をうまく組み合わせていきましょう。 ◆五感の活用については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 暗記力を飛躍的に高める7つの方法とは どんなに忙しくても睡眠時間は削らない 記憶力を維持・向上させるためには、睡眠が絶対に欠かせません。睡眠中、私たちの脳は「記憶の整理」をおこなっています。 その際に脳は、不必要な情報を脳から放出し、必要な情報だけを記憶に定着させているのです。睡眠時間が極端に短くなると、「記憶の整理・定着」が十分におこなわれず、記憶力の低下を招きます。 もちろん、ひと晩中記憶の整理をおこなっているわけではありません。記憶の整理がおこなわれるのは、レム睡眠とよばれる、眠りの浅い時間帯だけです。レム睡眠は、ひと晩に4〜5回しか発生せず、睡眠の後半になるほど長くなるという特徴があります。 だから、睡眠時間が短くなると、もっとも長い明け方のレム睡眠を逃してしまうわけです。睡眠中の記憶の整理を十分におこなうためには、最低でも7時間から8時間の睡眠が必要であるといわれています。 睡眠を記憶力を高めるための「投資」と考え、どんなに忙しくても極力睡眠時間を削ることのないよう心がけましょう。 ◆睡眠の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 実生活で役立つ記憶力向上のテクニック 前述の「記憶力改善に役立つアイデア」に取り組めば、記憶力は大幅に改善されるはずです。ですが、もっと記憶力改善の方法を知りたいという人のために、この章では実生活で役立つ記憶力向上のテクニックを3つほどご紹介します。 こまめにメモを取る メモをこまめに取る習慣は、記憶力向上に大きく役立ってくれます。人間の脳は、いちどに大量の情報を覚えるようにできていません。短期記憶として一時的に保持できる記憶量は、4〜9桁程度だといわれています。しかも保持できる時間は、30秒から長くても数分です。 それなのに、頭のなかだけで記憶しておこうとするのは、根本的に無理があります。そこで役立ってくれるのが、「メモ」です。 必要な情報をとりあえずメモしておけば、あとからいくらでも確認できます。また、無理に覚えておく必要がないので、その分の脳のリソースを情報の理解に向けられます。 とはいえ、情報を漏れなく書き留めるのは、時間的にも労力的にも非効率です。あくまでも記憶のサポートと割り切り、要点だけをサッとメモするようにしてください。全文メモできなくても、重要なポイントだけ記録できれば、記憶のトリガーとして十分役立ってくれますので。 ◆効率のよい1枚メモの書き方については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 紙1枚で人生がうまくいくメモ術「神メモ」とは マインドマップで情報の関係性を明確にする マインドマップは、情報を視覚的に整理し、その関係性を明確にするための効果的なツールです。中心にテーマを書き、その周囲に関連する情報を枝のように広げていく書式なので、情報同士の関係性が一目で理解できます。 頭のなかにある情報は、情報があちこちに散らばっていて、なにが重要でどういう関連性があるのかもわからない状態です。それなのに、頭のなかだけで考えていたら、論理的で建設的な答えを見つけられるわけがありません。 もちろん、先ほど紹介したメモも、思考の可視化に役立ってくれます。ただ、ランダムにメモした内容を見ても、情報同士の関連性がわかりにくいことも多いです。そういう場合は、このマインドマップで、情報の全体像を視覚化していきましょう。 また、マインドマップは単なる整理ツールではなく、新しいアイデアを発想するためのクリエイティブな手段としても有効です。 「なるほど、◯と△を組み合わせればうまくいきそうだな……」と、頭のなかだけで考えていたら決して思いつかないアイデアが、どんどん生まれてくるかもしれませんね。 ◆マインドマップの有益性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 頭の中が整理できないのはなぜ?散らかった思考を整理するための4つのアイデア 記憶法を取り入れる 世の中には、数多くの記憶法が存在します。記憶力を高めたいのであれば、記憶法を活用しない手はありません。 もっとも有名な記憶法は、「語呂合わせ」でしょう。「白紙(894年)に戻そう遣唐使」のように、語呂合わせを使って暗記した経験は誰でもいちどはあるはずです。しかし、語呂合わせは、いわゆるダジャレであり、すべてのシチュエーションで使えるわけではありません。 そこでおすすめしたいのが「場所法」です。場所法は、その名前の通り、覚えたい内容をよく知っている場所に紐づけて覚えていく方法です。基本的なやり方は、以下のようになります。 覚えたい言葉と同じ数の場所を選ぶ(玄関、トイレ、会社、コンビニなど) 場所ごとに言葉を当てはめる(ひとつの場所に対してひとつの言葉) 場所と言葉を組み込んだ文章を作成する たとえば、「タバコ・酒・卵・猫」という言葉を覚える場合、寝室と「タバコ」を結びつけて、「寝室に入ったら、タバコの火でベッドが燃えていた」といったあり得ない情景を想像します。このようなユニークで非日常的なストーリーは記憶に残りやすく、忘れにくいのです。 なお、今回紹介した場所法以外にも、効果的な記憶法はたくさんあります。別記事で詳しく紹介しているので、ぜひいろいろと調べてみてください。 ◆場所法については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 ◆そのほかの記憶法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ いちどみたら忘れない「瞬間記憶を鍛える7つのトレーニング方法 まとめ 記憶のしくみをしっかりと理解して、今回紹介した記憶力向上のための方法を取り入れれば、必ず記憶力はアップするでしょう。もちろん今回紹介しきれなかった方法も、数多く存在します。ですが、まずは、今回紹介した方法から試してみて、少しずつ自分に合う記憶力の改善法を見つけていただければと思います。 ### もう困らない!議事録メモを効率よく取るための基本ルールとポイントとは ある程度オフィシャルな会議なら、必ず会議の内容を記録した「議事録」を作成するはずです。議事録は今後の指針となる、非常に重要な役割を担っています。しかし、その重要な議事録の書き方をきちんと教えてもらったことのある人は、そう多くないはずです。 そこで今回は、議事録を書く際の基本的なルールやポイントなどについて、詳しく解説します。議事録の書き方に不安を感じている方は、ぜひ最後までお読みください。 議事録と一般的なメモの違い 情報を文字として残す行為自体は、議事録も一般的なメモも変わりません。しかし、メモを取る目的が大きく異なります。 一般的なメモは、タスクやアイデアを、忘れないように残しておくためのものです。あくまでも利用するのは書いた本人だけというのが基本なので、内容や書式は自由に選択できます。 一方、議事録は会議で話し合われた内容を関係者全体で共有し、情報の統一や意思決定をサポートするための公式な記録です。そのため、議事録には正確さと客観性が求められます。 また、議事録はいわゆる「文字起こし」とは異なり、すべての発言を記録する必要はありません。発言をそのまま書き起こすと読みにくくなってしまいます。要点だけを簡潔に整理し、第三者が読んでも内容を理解できるように記録するのがポイントです。 両者の違いをひと言でいえば、メモは「自分のための記録」、議事録は「みんなのための記録」といった感じでしょうか。この根本的な違いを理解しておかないと、非常に読みにくい議事録を書いてしまう可能性があります。 議事録に書くべき5つの項目 会社ごとにこまかい違いはあるにせよ、議事録として残すべき内容はおおよそ決まっています。今回は、議事録に書くべき項目を5つにわけて紹介します。 1.会議の基本情報(会議名・開催日時など) まずは、以下に挙げた会議の基本情報をきちんと記入します。 会議の主な基本情報 会議名 開催日時 開催場所 参加者 会議の形式(対面・オンライン) テンプレート化された議事録を使用しているなら、当然上記の項目がすでに用意されているはずです。もし、決まった書式がないのであれば、必ず上記の項目を記入してください。会議の内容と直接関係ありませんが、基本情報の記入漏れがあると、後日検索するのが困難です。 なかでも、参加者の記入は重要です。誰がどのような立場で参加したのか、参加責任を明確にするためにも、忘れずに記入しておきましょう。 また、オンライン会議の場合は、会議ツールのURLや会議ID、パスコードなども記録しておくと便利です。 2.会議の目的や議題(進捗確認・新商品の企画など) 打ち合わせの詳細を記入する前に、会議の目的と議題を箇条書きにまとめておきます。アジェンダ(会議の進行予定表)が事前に用意されているなら、その内容を記入すればOKです。(事前に記入しておくと、議事録の作成が楽です) アジェンダがない場合は、冒頭に、「◯月発売予定の新商品の販売方針を決定して全支社に通達する」といった、会議の目的を書いてください。目的が提示されることで、その会議の役割が明確になります。 そのあとに、その日打ち合わせした議題を列記しておきます。 マーケティング戦略の決定 キャンペーン期間 支店別販売目標価格 上記のように、箇条書きおよびナンバリングをしておくと、情報の整理がスムーズです。 3.各議題の詳細(議題名・発言内容など) 言うまでもなく、この各議題の詳細のパートが、議事録の中核部分になります。まず議題名を書き、話し合いの内容を整理して記録しましょう。 発言内容や決定事項のみを記載しがちですが、できるだけ発言者の名前も記入しておきたいところです。 中部支社の売上目標金額◯◯円(斎藤部長) 営業ツール◯◯から△△に変更(高橋) といった具合に名前が書いてあると、会議に参加していない人があとから詳細を打ち合わせする際に役立ちます。 また、全員が合意した決定事項だけでなく、次回に持ち越された課題なども、議題ごとに明確に書き出しておくとよいでしょう。 もちろん、発言内容を逐一記録する必要はありません。第三者が読んでも理解できるよう、いかにわかりやすくまとめられるかが、議事録作成者の腕の見せどころです。 4.決定事項と具体的なアクションプランの記録 各議題の詳細パートに記載された決定事項を、あらためてこのセクションにまとめておきます。詳細パートにはさまざまな議論内容が混在しているため、決定事項だけを別途まとめておくと、わかりやすい議事録になります。 「〇〇プロジェクトの予算を△△円に確定」といった形で、会議で合意された内容を簡潔かつ正確に記載しておきましょう。 また、決定事項とは別に、実際のアクションプランについても記入しておきます。たとえば、「予算案の配布用資料を来週金曜までに作成(担当:鈴木)」のように、担当者と期限をセットで記載するのがポイントです。 さらに、未解決の課題や次回会議へ持ち越す議論もあわせて記載しておくと、次回会議の準備が楽になります。ただし、あまり項目が多くなると読みにくくなるため、それぞれ別の項目にわけて書くほうがよいかもしれません。そのへんは、状況に応じて自由にアレンジしてください。 5.補足事項・質疑応答、次回の会議予定など 議事録の最後に、補足事項や質疑応答、次回の会議予定などを記入します。補足事項として、注意点や会議中に共有された資料情報、参考URLなどを残しておくと、詳細を確認する際にとても便利です。 また、会議中に質問が多かった点については、質疑応答として簡単にまとめておくとよいでしょう。疑問点とその回答を記載しておけば、会議に参加していない人もスムーズに議事録を読み進められます。 さらに、次回の会議予定が決まっていれば、忘れずに記載しておいてください。「次回会議:2024年12月28日(木)15:00〜16:00、オンライン、議題:進捗確認と営業方針の見直し」のように、次回の議題まで書いておけば、次の会議の参加者にスムーズな橋渡しができます。 知っておくべき議事録の基本ルール 議事録に記載する項目がわかったところで、今度は議事録作成の基本的なルールを4つご紹介します。 テンプレートに沿って記入する もし議事録のテンプレートが用意されているなら、必ずテンプレートに沿って議事録を作成してください。個人の書き方に任せてしまうと、人によって議事録のクオリティにばらつきが発生します。 その点テンプレートが決まっていれば、「会議の基本情報」「議題」「決定事項」「アクションプラン」「次回会議情報」といった項目に沿って記入すればいいので、そういった個人差が生まれにくいです。当然、情報の抜け落ちも最小限に抑えられるでしょう。 また、フォーマットが統一されていると、読む側の負担が少なくて済みます。書かれている内容と場所が明確なので、あちこち読み散らかす必要がないからです。 なお、議事録作成は、デジタルツールとの相性が抜群です。テンプレートのカスタマイズや社内での共有性を考えると、手書きよりもデジタルツールによる議事録作成をおすすめします。(会議中の下書き自体は、手書きのほうが楽かもしれません) ポイントだけを簡潔に記載 議事録を作成する際は、ポイントだけを簡潔に記載する意識が重要です。会議中のすべての発言を詳細に記録しようとすると、内容が膨大になり、見返したときに必要な情報が埋もれてしまいます。同時に、手に意識が向いてしまい、肝心の内容を見失ってしまう可能性も高いです。 そういった状況を回避するためにも、発言や議論をうまく要約して、ポイントだけを簡潔に記録してください。簡潔にという意味では、箇条書きの活用も必至です。文章として残そうとすると、どうしても文字量が多くなります。 ズラズラと長文が並んだ議事録は、会議レポートのようになってしまい、かなり読みにくいです。議事録は「簡潔さ」と「わかりやすさ」が命です。誰が読んでも必要な情報を素早く把握できるよう、過不足のない記録を心がけましょう。 ◆ポイントを絞ってメモするメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます メモ術 仕事がスムーズに進むメモの取り方とは 事実のみを記録する 議事録には、事実のみを記録するのが大原則です。個人的な意見や主観的な解釈を盛り込んでしまうと、読んだ人に誤解を与えてしまう可能性があります。納得のいかない結論が出た場合など、どうしても自分の意見を反映させたくなるものです。その気持ちはよくわかります。 しかし、議事録は会議の記録が目的です。間違った方向へミスリードを起こしかねない表現は、避けなければなりません。誤解を避けるためにも、「誰がなにを発言して」「どのように決定されたか」スペースに余裕があれば、そういった過程もしっかりと残しておきたいところです。 いずれにせよ、議事録は、会議のレポートではありません。会議で議論された必要事項を淡々と記録しておけば、議事録の役割はそれで十分です。議事録は会社全体で共有する資料なので、とにかく客観的な視点を心がけてください。 略語やマークなど使用ルールを統一しておく こまかい話かもしれませんが、議事録をわかりやすく、かつ効率的に作成するためには、略語やマークなどの使用ルールを統一しておくことが大切です。 頻繁に出てくる言葉を毎回書いていたら、読みにくいし、書くのも面倒です。たとえば、売上目標という言葉が頻出するなら、◯で囲んだ売という文字に略してしまえば、わずか1文字だけの記入で済みます。 また、事前に社内で「承認は✔」「未解決事項は△」「重要事項は★」といったマークの使い方を決めておくと非常に便利です。「チェックがついているから、これは承認済み事項である」と、会議に参加していない人でも一発で理解できます。 もちろん、新入社員や中途採用者のように、はじめて議事録を見る人もいるはずです。略語やマークの使用ルールを、凡例として議事録の冒頭や別ページに記載しておくと、はじめて議事録を読む人も混乱することなくスムーズに理解できるでしょう。 ◆色分けやイラストの活用については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 仕事のできる人が実践しているメモの取り方とは 効率よく議事録メモを取るためのポイント 通常のメモとは違い、議事録には公的な記録としての役割が求められます。最後に、効率よく客観性のある議事録メモを取るためのポイントを3点紹介します。 他人が読むことを前提に 議事録を作成するときは、常に「他人が読むこと」を意識してください。議事録は、自分だけでなく、ほかの参加者や会議に参加していない人も閲覧するものです。そのため、誰にでもわかるように、簡潔な表現を用いる必要があります。 前述の通り、議事録に個人の意見は必要ありません。事実だけを簡潔(箇条書きや記号も有効)に記しておけば、読み手も余計なことを考えずに、会議内容の理解に集中できます。 また、専門用語や一般的ではない情報を記録する場合は、注釈を添えておくと読み手に親切です。「これはどういう意味だろう」という疑問点が多いと、いちいち調べなくてはならず、議事録を読むのが苦痛になってしまいます。 議事録は、情報を共有する重要なツールです。「他人が読んで必要な情報をすぐに理解できるか」といった点を意識しながら作成すれば、きっと読みやすい議事録が作成できるでしょう。 体裁よりもスピードを重視 ここまで、議事録の書き方について、さまざまなポイントを紹介してきました。しかし、議事録を作成する際は、体裁にこだわるよりもスピードを重視する意識も必要です。 会議中は話の流れが速く、すべてを完璧に書き留めようとすると重要なポイントを聞き逃してしまうことがあります。いくらあなたが聞き逃しても、その間会議は待ってはくれないのです。 そのため、会議中はあくまでも話の内容を簡潔に書き取ることに集中しましょう。正式な書式としての記録は、あとからじっくりおこなえばよいのです。キーワードだけを素早く書き、略せる言葉は略語や記号でどんどん簡素化していきます。 下書きの段階では、自分だけが理解できればいいので、メモの体裁よりも情報のキャッチアップに全集中してください。 場合によって録音機器を併用 先ほどお話ししたように、会議の流れは速く、会議中にすべての情報を正確に記録するのはなかなか大変です。記録者といえども参加者の一員ですから、記録に時間を取られてしまい、肝心の会議に集中できないのも困ってしまいます。 そのようなときは、録音機器を併用するのがおすすめです。ボイスレコーダーなどを用意しておけば、書ききれない内容もあとからじっくりと確認できます。バックアップがある安心感により、記録をしながら会議の内容に集中できるのも、録音機器使用の大きなメリットです。 とくに、話の速いせっかちなリーダーが主催する会議や、複数人が同時に発言するスタイルの会議では、録音機器が大いに役立ってくれます。 ただし、録音はあくまで補助的な役割に過ぎません。録音データの聞き返しには、当然会議と同じだけの時間がかかるため、できるだけ書面として記録しておく方があとあと楽です。 また、録音をする場合は、必ず参加者全員から事前に許可を得る必要があります。録音するというのは、証拠として残るという意味ですから、黙って録音をすると非常に嫌がられるのが普通です。参加者とトラブルを起こさないためにも、事前の確認は決して忘れないでください。 まとめ 会社員であれば、必ず議事録の作成に携わることがあるはずです。しかし、冒頭でも触れたように、議事録の書き方を習ったことのある人はそれほど多くありません。今回紹介した議事録の書き方を参考に、ぜひ自分なりのやり方を見つけていただければと思います。 ### メモの整理が劇的に楽になる【1枚メモのススメ!】 メモを取る意義は、記録した情報をあとから確認できるところにあります。しかし、せっかくメモをしたのに、どこになにを書いたかわからなくなって困ったことはないでしょうか? ほとんどの人は、メモの書き方を習ったことなどありませんから、メモの書き方に悩むのはある意味当然です。だから、きちんと整理されたわかりやすいメモの取り方を身につければ、仕事や生活の効率がぐんと上がります。 本記事では、メモがごちゃごちゃしてしまう原因を分析しつつ、誰でも簡単に実践できる【1枚メモ】を基本としたメモの整理術をご紹介します。これを読めば、メモ探しの時間を減らし、必要な情報をすぐに活用できるようになるでしょう。 メモがごちゃごちゃしてしまう4つの理由 読みにくいメモを取る人は、たいてい今回紹介する4つのパターンのどれかに当てはまっています。「なんか、自分のメモは読みにくいんだよな……」と感じている人は、自分がどのパターンに当てはまっているか、チェックしてみてください。 ◆メモ下手な人のやりがちなNG行為については、コチラの記事でもお読みいただけます メモ術 仕事のできる人が実践しているメモの取り方とは 情報を盛り込みすぎる メモがごちゃごちゃしてしまう最大の原因は、必要以上に情報を詰め込みすぎる意識にあります。「これも大事」「あれも忘れたくない」と、あらゆる情報を書き留めた結果、肝心のポイントが埋もれてしまうのです。 たしかに、「メモをしないと内容を忘れてしまうのではないか」という不安はよく理解できます。実際、肝心のポイントをメモし忘れてしまったということもあり得るでしょう。 しかし、メモに意識が向きすぎると、情報の収集自体がおろそかになってしまう可能性があります。とくに、会議や商談のように、リアルタイムで話をするケースは要注意です。最悪の場合、「この人ちゃんと話を聞いているのかな……」と不信感を与えてしまいかねません。 メモを取る場所がバラバラ メモを取る場所がバラバラなのも、メモがごちゃごちゃしてしまう大きな原因のひとつです。たとえば、仕事のタスクは専用のメモノート、アイデアは手帳、さらに会議メモはスマートフォン(以下スマホ)のメモアプリといったように記録が分散していると、必要な情報を探し出すのが大変です。 また、情報確認の時間的ロスだけでなく、大切な情報を見逃すリスクも高まります。毎回いろいろなメモを確認するのは手間なので、メモ媒体が多ければ多いほど、確認しきれずに情報を見逃しやすくなるわけです。 そういったリスクを回避する最適な方法「1枚メモ」については、のちほど詳しく解説します。 メモの見返しを意識していない 整理されていない読みにくいメモは、「メモの見返しを意識していない」ことが要因となっているケースが多いです。メモを取るのは、あとから情報を確認するためですよね。それなのに、メモの見返しを想定してメモを取っている人は、それほど多くありません。 とりあえず、書いておけばいいという意識なので、汚い字で乱雑に書きなぐってしまいます。だから、「あれっ、◯◯はどこに書いたっけ」と、探す手間が倍増してしまうのです。 一方で、「あとからメモを確認するからわかりやすく書こう」という意識のある人は、メモの取り方がキレイです。項目ごとにきちんとまとめられており、日付やタイトルの記入も忘れずにおこないます。 また、見返し時に必要な情報をサッと探し出すために、後述する1枚メモや・キーワードのみの記入といったルールをしっかりと取り入れています。 単純に字が汚い メモの内容が読めないほど字が汚いと、どんなに重要な情報を書き留めても意味がなくなってしまいます。もしかすると、「いくらなんでも、自分の書いた字なら読めるよ」と、あなたは思われるかもしれません。 しかし、その場では読めるつもりでいても、時間が経つと読めなくて焦ってしまうケースは決して少なくないのです。せっかく書いたメモが読めないと、場合によっては仕事に影響が出ることも考えられます。 同僚に教えてもらえる内容ならよいのですが、取引先への確認が必要になれば、大なり小なり信用を失ってしまうでしょう。そういった事態に陥らないためにも、せめて自分で読める程度には、キレイに書くよう心がける必要があります。 ルールを決めておけばメモの整理は簡単 読みやすいメモの整理は、事前にルールを決めておけば、それほどむずかしいものではありません。今回は、ぜひ取り入れてもらいたいメモ整理のルールを7つご紹介します。 メモは1枚にまとめるのがオススメ 前述の通り、読みにくいメモを書く人の多くは、複数の場所にメモを取る傾向が強いです。ぜひ、「メモを1枚にまとめる」とルールを決めてみてください。そうすると、情報の管理が驚くほどスムーズになります。 メモ帳の複数のページに情報が書き込まれていると、探す手間が1枚メモの数倍はかかります。 「1回に書く情報は1ページに収めているから大丈夫」という方もいるかもしれません。でも、ページが複数あると、どうしても、「ほかのページにも情報が書いてあるのでは」と気になってしまうものです。 また、携帯性の違いも見逃せません。小さいサイズのメモ帳でも、毎回持ち歩くのは、思っている以上に面倒なもの。その点、1枚メモなら、いつでもどこでもサッと取り出して書き込めます。(もちろん、確認もすぐにできます) ただしいくら1枚メモでも、情報が多い場合は、項目ごとにスペースをわけるといった読みにくさを軽減させる工夫は必要です。1枚メモの具体的な書き方については、別記事をご参照ください。 ◆1枚メモの書き方については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 紙1枚で人生がうまくいくメモ術「神メモ」とは カテゴリー別にメモを取る メモをカテゴリー別に整理するだけで、情報の見返しやすさが大幅に向上します。たとえば、別記事でも紹介している1枚メモ「神メモ」の場合、以下のようにカテゴリーをわけて情報を記入するのが基本です。 神メモのカテゴリー分類例 ロマン=夢・目標・ビジョン・やりたいこと ソロバン=お金に関すること チャージ=気力・体力・人間関係 上記3つのカテゴリーについて、必要な情報をすべて書き出したあと、具体的なタスクとして、期間ごと(例:本日〜1週間・1か月〜3か月・6か月以内)にわけた欄に書き込んでいきます。 このようにカテゴリー欄がわかれていると、あとからの見返しが非常に楽です。どこになにが書かれているのかが明確なので、メモ用紙のあちこちを見回す必要がないからです。 もちろん、上記はあくまでもひとつの例になります。必要に応じて、カテゴリーの項目は適宜変更してください。仕事なら「タスクリスト」「アイデアメモ」、プライベートでは「買い物リスト」「読書メモ」など、ひとつの内容に絞って1枚にまとめるのもよいアイデアです。 メモをするのはキーワードのみ メモを整理して読みやすくするには、必要な情報を「キーワード」に絞って記録するのがオススメです。 たとえば、会議の内容をメモする場合、話し手の言葉をそのまますべて書き留めると、時間も労力もかかります。そのうえ、書くことに意識がもっていかれてしまい、内容の理解がおろそかになってしまう可能性も高いです。 これは、アイデアの書き出しやタスクリスト作成といった、時間的制限がないケースでも同様です。アイデア出しをする場合、よく思いついたことをとにかく書き出すのが有効といわれています。 たしかにその通りなのですが、メモはあとからアイデアを思い出すためのきっかけになればよいので、実際にメモするのは重要なキーワードだけで十分です。 タスクにしても、「営業報告書提出 ◯月△日15時まで」「新商品プレゼン資料作成  ◯月✕日」といったごく短いキーワードを記録しておけば、タスクリストとしての役割は十分果たしてくれます。 もちろん、文章形式でないと情報量が足りない場合もあるでしょう。そのへんは、必要な情報量に応じて、臨機応変に対応してください。 ◆キーワードだけをメモする効果については、コチラの記事でもお読みいただけます メモ術 あなたは大丈夫?メモを取らない人を待ち受ける4つのデメリット 情報量が多い場合は5W1Hを意識する ごく簡単なメモならともかく、情報量が多い場面では、なにをメモすべきか迷うことがあるかもしれません。そのようなときに役立つのが「5W1H」のフレームワークです。 「Who(誰が)」「What(なにを)」「When(いつ)」「Where(どこで)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」を意識してメモを取れば、必要な情報を効率的に整理できます。 たとえば、上司から仕事の指示を受けたケースを考えてみましょう。多くの人は、誰が/なにを/いつまでにおこなうかについては、しっかりとメモをします。ところが、業務の目的や具体的な取り組み方に関しては、案外意識していないものです。 しかし、指示された業務の目的を知らないと、仕事の方向性がズレてしまう可能性が出てきます。さらに、「もっとよいアプローチ方法があったのではないか」と、報告の際に上司から指摘を受けるかもしれません。 情報量が多い場合は、闇雲にメモを取るのではなく、ぜひ5W1Hのフレームを活用してください。コンパクトなメモながら、必要事項をしっかりと網羅できるはずです。 ◆5W1Hでメモを取るメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます メモ術 仕事メモのまとめ方は1枚メモがオススメ! 日付やタイトルで素早く検索できるようにしておく 当たり前ですが、メモはあとから見返すことを前提に書きます。だから、メモを書く際には、必ず日付とタイトルを記入しておくべきです。せっかくメモを書いても、探すのに手間がかかるようでは、メモの価値が半減してしまうでしょう。 でも、日付とタイトルをつけておくだけで、検索の手間は大幅に解消されます。たとえば、クライアントに提案するアイデアをまとめたメモなら、「2024年12月20日クライアント提出用アイデアまとめ」といったタイトルをつけておきます。 あくまでも、パッと見て日時と内容がわかればよいので、あまり凝ったタイトルは必要ありません。 ただ、よく「2024年12月20日営業会議」というようなタイトルのメモを見かけます。いくら凝ったタイトルが必要ないといっても、これでは営業会議の内容がわからず、日付しか検索の役割を果たしていません。 最低限、メモの内容がイメージできる程度の情報は、必ずタイトルに盛り込むようにしてください。 ◆日付やタイトルをつける利便性については、コチラの記事でもお読みいただけます メモ術 仕事を効率的に覚えるためのメモの取り方とは? 重要なポイントには色分けやイラストを活用する メモの整理を考えるなら、色分けやイラストの活用はオススメです。単色で書かれたメモだと、どこが重要なのかわかりにくく、情報収集に時間がかかります。 一方で、強調したい部分を赤や青で色分けしたり、イラストを添えたりすれば、重要な箇所の選別が一発で可能です。 色分けの例としては、以下のようなパターンが考えられます。もちろん、どこに何色を使うのかは、自由に決めてもらって構いません。 色分けの例 赤=最重要箇所 青=注意点、引用先 緑=疑問点、あとから確認したい箇所 黒=通常の箇所 イラストは、個人の技量によって頻度が変わってきそうです。絵を描くのが得意でパッと描けるなら、どんどん使えばよいでしょう。イラストが苦手でも、矢印や星マーク、あるいはごく簡単なアイコン的イラストを添えるだけで、検索性は大幅にアップします。 とくに、自分だけが見るパーソナルなメモであれば、あまりこまかいことを気にせずに、どんどん活用していきましょう。 デジタルと紙の使いわけを考える スマホアプリが豊富にリリースされている現在、デジタルと紙のメモ、どちらを使うか迷った経験が誰でもいちどはあるのではないでしょうか。結論をいうと、メモは紙、さらにA4サイズ1枚にまとめるのがオススメです。 A4サイズ1枚に情報を集約しておくと、確認が本当に楽です。これが、何ページもあるメモ帳だと、面倒くさくて持ち歩かなくなる可能性が出てきます。 一方、デジタルメモはどうでしょうか。どこにいくにもスマホを持ち歩く人がほとんどなので、携帯性という面ではデジタルメモでも問題なさそうです。しかし、メモアプリを起動するひと手間が面倒だという人は案外多く、やはり紙の1枚メモに軍配が上がります。 もちろん、どちらも一長一短があり、状況に応じて使いわけるのがベストでしょう。たとえば、普段は記憶に残りやすく確認の楽な手書き1枚メモをメインに使い、大量の情報を扱う場合やプロジェクトチームでメモを共有する場合には、デジタルメモを選ぶといった使いわけが考えられます。 また、過去の1枚メモをデジタル化して保存しておくと、検索機能により、情報を探し出すのがさらに簡単になります。ぜひ、いろいろな組み合わせを考えてみてください。 ◆デジタルメモが向いている人の特徴については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 仕事がスムーズに進むメモの取り方とは まとめ 普段、メモの整理方法など、考えたことがない人も多いでしょう。しかし、メモをきちんと整理して書けるようになると、仕事のクオリティが格段にアップします。今回紹介した7つのアイデアを基に、自分なりの整理方法を考えてみてください。 ### 仕事に役立つメモの取り方とテクニックを徹底解説 社会人になれば、仕事でメモを取らなければならない状況が必ずあります。しかし、「せっかく書いたのにあとから見返しても意味がわからない」「情報が散らばっていてうまく整理できない」といった悩みを抱える方も多いはずです。 本記事では、メモがわかりにくい原因やメモを効率的に取るテクニックについて、わかりやすく解説します。メモの取り方に自信のない人は、一緒に学んでいきましょう! だからあなたのメモはわかりにくい 冒頭でも触れたように、せっかくメモを取っても、あとから活用できていない人が非常に多いです。なぜあなたのメモはわかりにくいのか、その主な原因を3つ紹介します。 ◆メモを取るのが下手な人の特徴については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 仕事のできる人が実践しているメモの取り方とは 情報を詰め込みすぎる メモを取る際に「できるだけ多くの情報を残さなければ」と思い、なんでもかんでも書き留めてしまうことはありませんか? たしかに、こまかい情報まで記録しておけば、情報の漏れがなく安心かもしれません。しかし情報が多すぎると、あとから見返したときに重要なポイントが埋もれてしまい、結局なにを伝えたかったのかわからなくなることが多いのです。 電話の内容をメモするときは、誰でも要点だけをメモするでしょう。本来メモは、そのくらい簡潔な内容でも十分役割を果たしてくれます。ところが、電話のように時間制限がないと、どうしてもビッチリとメモを取ろうとしてしまうのですね。 とくに、打ち合わせや会議の内容をメモする場合は、注意が必要です。メモする量が多ければ、どうしても書くことに意識が向いてしまい、話を聞き逃してしまう危険性があります。 一つひとつの文章が長い 前述の通り、情報量が多いメモは見返しが大変です。同様に、一つひとつの文章が長いメモも、オススメできません。いくら情報を厳選しても、情報ひとつあたりの文章が長ければ、意味がないからです。 なぜメモする文章が長くなってしまうかというと、これはシンプルに「情報の漏れが怖いから」でしょう。「メモしていない箇所を忘れてしまうのでは」と不安になる気持ちは、非常によくわかります。 とはいえ、情報をすべてメモするのは、やはり無理があります。ごく短い情報ならともかく、議事録のようにリアルタイムで進行する内容を、残らず記録するのはやめておくほうが無難です。 短くても過不足ないメモを取るには、キーワード選択や5W1Hといったポイントを押さえておく必要があります。効率的なメモの取り方に関するテクニックは、のちほど詳しく紹介します。 字が汚くて自分でも読めない せっかくメモを取ったのに、後で見返したら字が読めなくて何を書いたのかわからない…。誰でも一度は、こういった経験をしているのではないでしょうか。急いでメモを取ると、どうしても字が乱れてしまいがちです。ですが、これではせっかくのメモが、無駄になってしまいます。 メモの字が汚い人は、とにかく焦らないことが大切です。商談など相手がいる場合は、「申し訳ありませんが、大事なポイントをメモさせてください」とひと言伝えれば、メモするスピードに合わせて対応してくれるでしょう。 また、そもそもメモの取り方が悪くて、読みにくくなっているケースも少なくありません。たとえば、ページのあちこちに情報が散乱していたり、行間が詰まっていたりすると、キレイな字で書いても読みにくいものです。 ポイントは完璧な字を目指すのではなく、あとから自分が読み返して理解できる「実用的な文字」を書くこと。「メモを揃えて書く」「行間をしっかり空ける」「文字の大きさをできるだけ揃える」といったことを意識するだけでも、だいぶ読みやすくなります。 効率的なメモの取り方基本テクニック 見やすくあとから確認しやすいメモを書くには、最低限のルールを決めておくのが有効です。まずは、効率よくメモを取る基本的なテクニックを4つ紹介します。 検索するために日付とタイトルは忘れずに メモは、あとから内容を確認するために取るものです。従って、メモには必ず日付とタイトルをつけておく必要があります。もちろん、メモが1枚だけなら、日付とタイトルがなくてもとくに問題はないでしょう。 しかし、メモが何十枚も溜まってくれば、欲しい情報を探すだけでも大変な手間です。その点、日付とタイトルがしっかりと記載されていれば、検索の手間を大幅に軽減できます。 とはいえ、その日なにをメモしたのか、日付を見ただけではわかりません。「2024年12月ミーティング議事録(企画コンペについて)」といったように、具体的な内容も書いておくと、検索のしやすさが格段にアップします。 なお、検索の効率性を考慮した場合、デジタルのメモを使用するのもよい方法です。紙とデジタルの使い分けについては、またのちほど解説します。 ◆日付とタイトルの重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます メモ術 仕事を効率的に覚えるためのメモの取り方とは? キーワードや箇条書きで情報を整理する 「メモがわかりにくい理由」でも述べたように、情報をすべて書き写したり、ひとつの情報に対する文字量が多すぎたりすると、結局なにが書いてあるのかがわかりにくいメモになってしまいます。 重要なポイントが文字に埋もれないようにするためには、キーワード選定や箇条書きが有効です。当たり前の話ですが、文章でメモをしようとすると、どうしても文字量が多くなります。たとえば、企画会議のメモなら、以下のようなポイントだけメモしてみてください。 企画会議のメモ例 商品名:◯◯△△ 新商品の発売日:2024.12.1 販売予定価格:5,000円/個 販売ターゲット:20〜30代の女性ワーカー 重要なキーワードだけしっかり記録しておけば、備忘録としてのメモの役割は十分に果たしてくれるはずです。 また、メモしたキーワードを箇条書きで整理すると、情報がコンパクトにまとまります。必要な情報を素早く確認できるし、内容を簡潔にまとめるよいトレーニングにもなってくれるでしょう。メモを取る際には、ぜひキーワードと箇条書きを意識してください。 ◆キーワードや箇条書きについては、コチラの記事でもお読みいただけます メモ術 あなたは大丈夫?メモを取らない人を待ち受ける4つのデメリット 情報の種類ごとに色分けをする メモを見返したとき、どの情報が重要なのかが、一目でわかると便利ですよね。そのために役立つのが、「色分け」です。情報を種類ごと、あるいは重要度などに応じて色分けしておくと、格段に理解しやすくなります。 たとえば、情報を種類ごとに色分けするなら、以下のようになるでしょう。 赤:タスク関連 青:アイデア・提案 緑:参考情報 また、重要度を尺度にすれば、以下のような色分けが考えられます。 黒:一般的なパート 赤:緊急性があり、かつ重要なタスク 青:緊急性は高いが重要度が低いタスク 緑:緊急性は低いが重要なタスク 上記は、あくまでも一例なので、自分が理解しやすいように、自由にアレンジしていただいて構いません。ただし、あまり色が多すぎると、かえって混乱を招きます。使う色は、3〜4色程度に抑えておくのが無難です。 さらにこまかく分類したい場合は、色分けと並行して、イラストや記号の使用をオススメします。 あとから書き込めるスペースを空けておく ページ全体にびっちりとメモを書いてしまうと、あとから追加の情報を記入したいときや、自分の意見を補足しておきたいときに、書き込むスペースがありません。話の途中で関連情報や気になるポイントが出てきて、書き足したくなるケースはよくあるものです。 そういった事態を想定して、メモを取る前に、必ずスペースを確保しておきましょう。スペースの取り方としては、いくつかの方法が考えられます。 箇条書きの行間を広めに取る ブロックごとに2行分程度の余白を設ける ページの下部に「補足メモ用」のスペースを確保しておく スペースの取り方はどれかひとつだけでもいいし、上記の方法を併用しても構いません。議事録的なメモの場合、下部にメモ欄を設けておくと、補足情報が多くても対応できます。 逆に、ちょっとしたメモなら、箇条書きの行間を広めに設定する程度で十分です。 補足用のスペースについては、メモの用途に応じて、臨機応変に設定していただければと思います。 仕事に役立つメモの取り方応用テクニック ここで紹介するメモの応用テクニックを知っておくと、仕事でメモを取る際の効率が大きく向上します。先ほどの基本ルールと合わせて、ぜひ頭に入れておいてください。 メモはできるだけ1枚にまとめる メモを取る際に、ノートのようないわゆる「メモ帳」を使う人が多いです。しかし、こういったメモ帳は、正直あまりオススメできません。とくに、仕事関連のメモを取る場合は、絶対に1枚メモをオススメします。 なぜならば、メモが複数のページに散らばっていると、必要な情報を探すのに時間がかかるからです。ページが何枚もあると、どうしても「聞いたことをそのまま、その順番に」書き留めようとするものです。いくらでも書くスペースがありますからね。 でも、1枚にまとめようと意識すると、メモは自然とシンプルに短くなっていきます。つまり、1枚メモにするだけで、メモの整理と整頓が両方できてしまうわけです。 しかも、必要最小限の情報だけを厳選してまとめた1枚メモなら、いつでもどこでもサッと取り出して確認ができます。スピードが求められるビジネスの現場において、この利便性は非常に大きなメリットです。 ◆1枚メモの具体的な書き方については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 紙1枚で人生がうまくいくメモ術「神メモ」とは 5W1Hを意識して情報の抜け落ちを防ぐ せっかくメモを取ったのに、重要な情報を書き忘れていたことはありませんか?あとでメモを確認した際に、大事な情報が書かれていないことに気づいたときの焦燥感は、想像しただけで汗をかいてしまいそうですよね。 でも、仮にメモの忘れがあっても、同僚や上司にすぐ確認できるなら、大きな問題にはならないでしょう。しかし、取引先との打ち合わせや重要な会議の内容が抜け落ちていると、あとから確認するのはなかなか大変です。下手すると、あなたの信用を失ってしまう可能性すらあります。 そういう事態を回避するためには、「5W1H」に沿ったメモがオススメです。「Who(誰が)」「What(なにを)」「When(いつ)」「Where(どこで)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」を意識することで、必要事項の抜け落ちを最小限に抑えられます。 もちろん、ちょっとしたメモなら、いちいち5W1Hを考える必要はありません。でも、あとから確認が困難な内容のメモは、しっかりと5W1Hに沿ったメモを意識すると、情報の漏れがなくなります。そのあたりは、メモの内容によってうまく使い分けてください。 ToDoリストでタスク管理をスムーズに ToDoリストとは、やるべきタスクをリスト形式にまとめたものの総称です。タスクについてメモをする場合は、必要に応じてToDoリスト化をオススメします。 ToDoリストの主なメリットは以下の通り。 ToDoリスト3つのメリット タスクの視覚化:リスト形式にまとめたことでタスクの抜け落ちがなくなる 優先順位の設定:重要度や締切に基づいて、取りかかる順番が明確になる 進捗確認:完了したタスクにチェックを入れれば、進捗状況が一目で確認できる 仕事をしていると、どんどんやるべきタスクが溜まっていきます。タスクのなかには、期限が厳格に決まっているものもあれば、とくに期限設定のないものも混在しているはずです。 そういったタスクをひとまとめに扱ってしまうと、のちのち納期トラブルなどを引き起こす可能性があります。ToDoリストを作成するときは、必ず期限と優先順位を設定してください。 そうすれば、納期間際のタスクを放置して、優先度の低いタスクに時間を取られることもなくなります。 さらに、タスクが完了したら必ずチェックを入れる習慣をつけましょう。チェックの有無により進捗具合が一目で確認できるため、計画の振り返りや修正に非常に役立ちます。 ◆ToDoリストとメモの組み合わせについては、コチラの記事でもお読みいただけます メモ術 仕事がスムーズに進むメモの取り方とは デジタルとアナログのメモを使い分ける 近年、紙のメモだけでなく、デジタルのメモを利用する人が増えてきました。当サイトでは、A4用紙での1枚メモを基本としています。ですが、デジタル・アナログそれぞれに利点があるので、状況によって上手に使い分けていけばよいでしょう。 デジタルメモは、検索機能や編集のしやすさが大きな魅力です。メモアプリを使えば、タイトル・日付・画像・キーワードで、簡単に検索できます。また、紙媒体のような物理的な制限がないので、文字通り無限にメモが可能です。 一方、アナログメモは、手を動かして書くので、記憶に残りやすいという特徴があります。レイアウトも自由だし、図やイラストを活用してアイデアを膨らませやすいというのも、アナログならではの魅力です。 たとえば、会議では素早くメモが取れるアナログを、データ管理やタスク管理にはデジタルを活用するといった使い分けもできます。紙のメモと併用して、ぜひデジタル媒体を上手に活用していきましょう。 ◆デジタルメモの活用法については、コチラの記事でもお読みいただけます メモ術 仕事メモのまとめ方は1枚メモがオススメ! まとめ せっかくメモを取るなら、わかりやすく使いやすいメモにしたいと誰もが思うものです。しかし、現実には、なぐり書きのようなメモになってしまい、イマイチ活用できないケースも少なくありません。 今回、メモの取り方のテクニックを、基本編、応用編に分けてご紹介しました。気になるものがあれば、まずはどれかひとつ試してみてください。それだけでも、メモの効率は大幅に改善されるはずです。 ### 「瞬読」年末年始休業のお知らせ(2025年)   誠に勝手ながら、下記の期間を年末年始の休業とさせていただきます。 【休業期間】 2024年12月28日(土) ~ 2025年1月5日(日) 【業務再開】 2025年1月6日(月)より通常営業いたします。 休業期間中はお電話がつながりませんので、ご了承ください。 また、休業期間中にいただいたお問い合わせや学習報告につきましては、 1月6日以降、順次対応させていただきます。 皆様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ### 【お年玉企画】2025年三が日は、1分間瞬読ドリルで脳を活性! 2025年お年玉企画として、1/1〜1/3の3日間は1分間瞬読ドリル大会を開催します。 1分間瞬読ドリルをお持ちの方は、無料でご参加いただけます! 2025年1月1日(水)〜1月3日(金) 全日程 午前7:00〜7:20 Zoomのご参加はこちらからhttps://us02web.zoom.us/j/85601089163?pwd=0Jtvo9P8jWFNpI6zzknaEpOakij5Br.1 ミーティング ID:856 0108 9163 パスコード:237450 ▼ 1分間瞬読ドリルのご購入はこちらから 「見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル」 https://www.amazon.co.jp/dp/4478114870 ### 40代になっても勉強内容をしっかり頭に入れる方法とは? 「40代になってから、資格や新しい仕事の知識を勉強しても、なかなか頭に入らない」といった悩み(ボヤキ)をよく耳にします。 たしかに、40代は仕事も家庭も忙しく、勉強時間が十分に確保できないかもしれません。加齢による記憶力の衰えを理由に挙げる人も多いでしょう。 しかし、最難関といわれる司法試験でも、毎年60代の人が合格しています。こういった人とあなたはいったいなにが違うのでしょうか。 今回は、勉強がイマイチ頭に入らないとお悩み中の40代に向けて、40代以降が取り入れるべき勉強法についてわかりやすく解説していきます。勉強の効率を上げていきたい方は、ぜひ最後までお読みください。 40代が勉強で「頭に入らない」と感じる理由 忙しい40代が勉強しようと思うと、どうしてもいろいろな障害が発生するものです。勉強法の説明の前に、まずは40代が勉強で「頭に入らない」と感じる理由をきちんと確認しておきましょう。 加齢により新しい情報の処理に時間がかかる 40代の勉強が頭に入らない理由として、もっとも多いのは間違いなく「加齢による記憶力の低下」でしょう。まるで決まり文句のように、「いやー、年だから記憶力が悪くて……」というフレーズが使われています。 たしかに年齢を重ねると、脳の神経細胞の働きや、情報をつなげるシナプスの活動は少しずつ低下する傾向が強いです。その結果、新しい情報を理解して記憶するスピードが遅くなることは、十分にあり得ます。 しかし、中高年には、これまでの経験や知識の蓄積があります。そのため、過去の知識をベースとして、ゼロから学ぶよりも効率よく勉強できる側面だってあるのです。もちろん、そういった過去の知識があるために、考え過ぎてしまい、勉強がはかどらなくなることはあるかもしれません。 いずれにせよ、こういった問題は、40代に適した学習法を学ぶことで、ほとんど解決できます。具体的な方法については、のちほど紹介します。 ◆加齢による記憶力の低下については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶力アップのカギ!脳の仕組みと記憶力を守るための習慣とは? 仕事や家庭の忙しさで勉強に集中できない 40代になると仕事や家庭の責任が増え、自由に使える時間が限られるため、勉強に集中するのがむずかしくなるのはごく自然なことです。 40代の管理職ともなれば、突発的なトラブルのフォローや、部下の管理もしなければなりません。家庭では家事や育児以外に、親の介護がはじまる人もいらっしゃるでしょう。 こういった現状に追われていると、心も体も疲れてしまい、気づけば勉強する時間は後回しになりがちです。難関資格の勉強ともなれば、毎日少なくとも2〜3時間は確保しなければなりません。そう考えると、思わず弱音を吐きたくなる気持ちも、本当によくわかります。 しかし、限られた時間でも、集中して勉強する方法はあります。アウトプット型学習やスキマ時間の活用など、忙しい人向けのアイデアも、のちほど紹介しますので安心してください。 若い頃と同じ勉強法が通用しない 40代でも問題なく勉強できるとは言ったものの、学生時代のような勉強方法のまま勉強に臨むと、思ったような成果は出せない可能性が高いです。年齢を重ねて記憶力や体力が落ちているのは事実ですから、40代なりの勉強法にシフトしていく必要があります。 学生時代には、長時間一気に知識を詰め込んでも、割と平気でした。しかし、40代で同じことをしても、集中力が続かずに、かえって学習効率を落とすだけです。ましてや、一夜漬けで無理やり覚えようとするなど、無茶にもほどがあります。 オススメは、「ポモドーロテクニック」という時間管理法です。学習時間25分間と5分間の休憩をワンセットで進めていくので、脳が疲れる前に勉強が終わります。 休憩でリフレッシュしたら、また25分間だけ勉強に集中するというのをひたすら繰り返すと、大きな負担なく、結果的に長時間勉強に集中できるわけです。 ◆集中力アップの方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 集中力が続かない人のために!集中力を高める8つの対策 40代が取り入れるべき効果的な勉強法 ここまで何回かお伝えしたように、40代には40代に適した勉強のやり方があります。今回は、オススメの勉強法を4つご紹介します。 ◆学習タイプ別暗記法については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 インプットよりアウトプット重視 インプットよりもアウトプットを重視した方が、圧倒的に学習効率はアップします。多くの人は、勉強というと「テキストを読む」「講義を聴く」といったインプット作業に集中しがちです。 しかし、ただ知識を詰め込むだけだと、短期記憶から長期記憶への移行がスムーズにいかず、すぐに忘れてしまいます。せっかく覚えたのに、これではあまりにももったいないですよね。 もちろん、勉強の初期段階では、インプット中心になるのは当然でしょう。でも、インプットをしたら、できるだけ早くアウトプットもおこなうべきです。 アウトプットとは、学んだ知識を自分の言葉で説明したり、問題を解いたりして実践的に使う行為を指します。資格の勉強なら、単元ごとに過去問の勉強を挟み込んでください。 よく、「過去問はインプットを完璧にしてから」という人がいます。しかし、はっきり言ってこの考え方は間違いです。早い段階で過去問を解いて、覚えた知識が実際にどのような形式で使われるのか、実践的な知識として落とし込む必要があります。 40代になったら、「インプット→アウトプット」をワンセットにした勉強法が基本ですよ! 自己テストであやふやなポイントを払拭 先ほどは、アウトプットとして過去問の説明をしました。ここでは、もうひとつオススメのアウトプット法である「自己テスト」を紹介します。 自己テストとは、学んだ内容を自分で問題として出題し、それに答える作業のこと。多くの人は「理解したつもり」で勉強を終えてしまいがちです。でも、実際にテスト形式で問いかけてみると、あやふやな部分が浮き彫りになります。 やってみるとわかりますが、数十秒前に読んだ内容が、ビックリするほど口から出てきません。おそらく、「あれっ!さっき覚えたばかりなのに……」とショックを受けるでしょう。それくらい、単なるインプットで得た情報は脆いものなのです。 ところが、問題に答える方式で復習をすると、記憶の引き出しから答えを導き出そうと脳が一生懸命働き出します。「あー、そうそう、それは◯◯だ!」という発見(思い出す行為)が、記憶の定着を高めてくれるわけです。 あとは、間違えた箇所や答えるまでに時間がかかった箇所をノートにまとめておけばOK。こういったまとめノートは、試験間近の追い込みの時期に、非常に役立ってくれます。 自己テストを取り入れて、あやふやな知識、苦手な知識を徹底的に克服していきましょう。 違う分野の学習を適度にはさみ飽きを防止 勉強を続けていると、同じ分野に集中し過ぎて飽きてしまうことが、よくあります。40代は10代と比べて疲れやストレスが溜まりやすいため、一つのテーマに長時間取り組むとどうしても効率が落ちてしまいがちです。 そんなときは、違う分野の学習を適度に挟み込んで、飽きや集中力の低下を防ぎましょう。 たとえば、仕事に関連する資格の勉強をしているなら、リフレッシュを兼ねて趣味に関する本を読むなど、まったく異なる分野の学習を取り入れてみるのです。違う種類の情報を取り込むと脳がリセットされ、元の勉強に戻ったときに、また新鮮な気持ちで勉強に取り組めます。 とはいえ、せっかく勉強しているのに、趣味の本は嫌だなと感じる人もいるかもしれません。その場合は、それまでとは違う科目の勉強に手をつけるのがオススメです。 たとえば、社会保険労務士の資格勉強をしている場合、労働基準法を1時間やったら、次に健康保険法を1時間やるといった具合に、科目を変えるだけで気分は大きくリセットされます。 前述のポモドーロテクニックと組み合わせながら、しっかりと集中力を高めていきましょう。 ◆挟み込み学習(インターリービング)については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ きっと人生が変わる「思考停止改善6つの方法」 耳を使った学習でスキマ時間を活用 忙しい40代にとって、まとまった勉強時間を確保するのは本当に大変です。そんなときは、ぜひ「耳を使った学習」を活用しましょう。 通勤中や家事をしながらでも、耳は空いていますよね。問題集は無理でも、講義や音声テキストの視聴は可能なはずです。学習用アプリがあれば簡単に音声学習ができるし、Audibleのようなオーディオブックにも、数多くのテキストがラインナップされています。 総務省の統計によれば、通勤時間の全国平均は、1時間19分だそうです。電車通勤の場合、空いていればテキストによる勉強も可能でしょう。しかし、通勤ラッシュ時にテキストは使えないので、耳を使った学習が大いに役立ってくれます。 自動車通勤なら、そもそも視覚による学習は不可能です。その点、音声学習なら、運転しながらでも問題なくできてしまいます。また、料理やお風呂の最中にも、音声学習なら勉強できます。 音声学習を上手に取り入れて、スキマ時間をフル活用してください。そうすれば、机の前で勉強する時間を減らして、その分ゆっくりと体力を回復させるための時間を確保できます。 40代の勉強効率を高める生活習慣 40代の勉強が大変なのは、脳の衰えではなく、体力と気力の衰えによるものが大きいと考えられます。もちろん個人差はありますが、生活習慣の改善は、万人に共通する非常に重要なポイントです。 今回は、睡眠・ストレス・運動と食生活という3つの観点から、生活習慣改善のポイントを紹介します。 良質な睡眠で記憶力を高める よく、睡眠時間を削って勉強時間に当てる人がいます。残業が多く、休日もなかなか勉強時間が取れないとなれば、そうせざるを得ないのは十分に理解できます。 しかし、ほかの時間を削っても、睡眠時間は決して削るべきではありません。たしかに勉強時間は確保できますが、引き換えに本来脳のもつポテンシャルが下がってしまうからです。 睡眠中、脳は1日に得た情報を整理し、必要な記憶を定着させる「メンテナンス作業」をおこなっています。睡眠時間が短いと、記憶の定着が十分におこなわれず、かえって非効率です。 どんなに忙しくても、最低7時間、できれば8時間の睡眠は確保してください。また、寝る前のスマートフォンは厳禁です。スマートフォンのブルーライトを浴びた脳は、昼間と勘違いし、興奮してしまいます。 就寝1〜2時間前になったら、スマートフォンやパソコンの使用は控え、読書や瞑想で脳をゆったりモードに切り替えましょう。それだけでも、睡眠の質が改善され、記憶力もよくなります。 ◆睡眠の改善方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の健康を守る7つの生活習慣とは ストレス管理で集中力を保つ ストレスは、集中力を奪う大きな原因といわれています。とくに40代は、仕事や家庭の責任が増え、ストレスが蓄積しやすい時期です。この状態が続くと脳に負荷がかかり、勉強や仕事に集中できなくなることもあります。 ストレスの適切な管理は、集中力を保つだけでなく、全体的なパフォーマンスを向上させるためにも非常に重要です。 まず、自分にとってなにがストレスなのか、その原因を明確にしましょう。早期解決がむずかしい場合は、軽減策を取り入れていきます。深呼吸や運動、趣味、瞑想など、方法はいくつもありますが、なかでも自然のなかで過ごす時間は本当にオススメです。 森林浴は副交感神経を活性化し、心を落ち着けてくれます。ストレスを感じたら、勉強の合間に、ぜひ自然のなかへ足を運んでください。勉強の効率がアップすること、請け合いですよ。 ◆オススメのストレス対策「呼吸法」については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶の司令塔「海馬とは」海馬の働きと改善方法について ◆オススメのストレス対策「マインドフルネス」については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 適度な運動と食生活の見直しで基礎体力をアップ 基礎体力の底上げは、勉強の効率を上げるうえで欠かせない要素です。そのためには、適度な運動とバランスの取れた食生活が重要になってきます。 運動は体力を向上させるだけでなく、脳の血流を改善し、集中力や記憶力を高めてくれます。まずは、毎日の朝散歩からスタートしてみてください。筋力アップと同時に、日光浴によるセロトニンの分泌で、体内時計のリセットがおこなわれます。 一方、食生活の見直しも欠かせません。脳が必要とする栄養素をしっかりと摂れば、勉強に取り組む集中力が生まれてきます。 留意すべき食生活のポイント 3大栄養素をバランスよく摂取する ビタミン/ミネラルを適量摂る 糖質を過度に制限しない ジャンクフードは極力控える 近年、糖質を嫌い、ご飯や麺類を避ける人が増えています。もちろん、食べ過ぎはNGですが、糖質は脳の大事な栄養源です。素人が勝手な判断で極端に糖質を減らすのは、あまりオススメできません。国の指針に基づき、各栄養素をバランスよく食べるようにしましょう。 ※参考: 「食事バランスガイド」について| 農林水産省  ◆食事や運動の改善については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える まとめ 40代を過ぎると、勉強が頭に入らないというのは、ある程度仕方がありません。しかし、40代に適した勉強のコツを身につければ、勉強の効率は大幅にアップします。今回紹介した勉強法と生活習慣の改善法を参考に、ぜひ勉強の効率を高めていきましょう。 ### 脳をだまして理想の自分になる!自分を上手に変える効果的なトレーニング方法とは 「脳をだます」と聞くと少し過激に感じるかもしれませんが、決して悪い意味でだますという表現を使っているわけではありません。 脳は想像と現実の区別が苦手なので、ネガティブな言葉を使えばマイナスの方向に、ポジティブな言葉を使えばプラス方向へ、私たちを導こうとします。 本記事では、その特性をうまく利用した、理想の自分に近づくための具体的なトレーニングについてわかりやすく解説していきます。 脳をだますとはどういう意味なのか? 具体的なトレーニングについて見ていく前に、まずは「脳をだます」仕組みについて、少し深堀りしておきましょう。 脳の「錯覚」を利用してよい状況を引き寄せる 冒頭でもお伝えしたように、脳は現実と想像を明確に区別するのが苦手です。たとえば、怖い映画を見たときに、心拍数が上がってドキドキしますよね。 私たちは大人ですから、これはあくまでも映画の話で、実際に怖いことは起こらないとわかっているはずです。それでも、ドキドキするのは、脳が想像の話を現実のように捉えてしまうから。 こういった錯覚の仕組みをうまく利用すると、現実の世界にもよい影響を与えることが可能です。 人生をよりよくしたいなら、ポジティブなイメージで自分を満たしてください。マイナスな言葉や態度を排除して、自分のなりたい姿を現実として考えるのです。そうすれば、なりたい理想像の実現のために必要な要素が、あなたの周りにどんどん集まってきます。 脳は否定的な言葉に引っ張られやすい 脳は「否定形」の言葉を理解するのが苦手です。たとえば、「失敗しないように」と考えると、脳は「失敗」という言葉に注目してしまい、かえってミスを誘発する可能性が高くなります。 こういった脳の性質を「皮肉過程理論」といい、脳は考えないようにしようとすればするほど、そのことを考えてしまいます。 だから、ネガティブな言葉はできるだけ使うべきではないのです。その代わりに、「成功するために◯◯する」といったポジティブな言葉に言い換えれば、脳は成功している自分を実現しようと動きだします。 「無理」→「できる」 「だめ」→「大丈夫」 「自信がない」→「なんとかなる」 「むずかしい」→「簡単」 「時間がない」→「充実している」 「疲れた」→「頑張った」 いつも「無理だよできっこない」といった言葉を自分にぶつけていたら、できなくて当然です。一方、「大丈夫!簡単にできるでしょ!」と笑顔で言いきったら、そういった未来がグッと引き寄せられます こういった言葉のマジックを利用する具体的な方法については、のちほど詳しく紹介します。 普段発している言葉通りの人生が訪れる 古来より日本では、言葉に魂が宿っており、発した通りの結果を生み出す力があると考えられてきました。スピリチュアルな側面を含む話なので、そのような話はなんの根拠もないと否定する人もいるかもしれません。 たしかに、プラスの話をしたから必ずしもよい結果になるとは限らないし、言葉なんて関係ないと考える人がいても不思議ではないでしょう。 しかし、人間の脳が、強く意識している方向に引っ張られやすいのは間違いありません。だとしたら、やはりネガティブな言葉は極力排除すべきです。 コップに入った半分の水という有名な話がありますよね。コップに半分残っている水を見て、「もう半分しかない」と考えるのか、それとも「まだ半分も残っている」と考えるのかという話です。 もう半分しかないと考えれば、思考や行動が消極的になります。反対に、まだ半分も残っていると考えれば、よし今のうちにやれることをやろう!と前向きになるでしょう。 このように、普段よい言葉を使っていれば、行動が変わり、その結果よい結果の訪れる確率が高くなります。ぜひ、普段使う言葉を前向きなものに変えていきましょう。 言葉の力で脳をだますトレーニングのポイント ここまでの話で、「脳をだます」という言葉の真意が、ご理解いただけたはずです。そこで今度は、脳をだましてよい結果を生み出すための具体的なトレーニング法について、解説していきます。 アファメーションで潜在意識に理想の姿を刷り込む アファメーションとは、自分に対してポジティブな言葉を繰り返し語りかけて、潜在意識に理想の姿を刷り込む方法です。アファメーションに馴染みのない人も、自己暗示と考えればわかりやすいかもしれません。 「私は自信をもって行動できる」「目標に向かって確実に進んでいる」といったポジティブな言葉を日々意識的に使うことで、脳はその言葉を「真実」として受け入れ、行動や思考を変化させていきます。 ポイントは、現在形や肯定的な言葉を使うことです。かりに現時点で成功していなくても、「私は成功する(している)」と断言すれば、潜在意識はそれを現実として認識しますからね。 長くなるので、今回はアファメーションの詳しいやり方は、ご紹介できません。いろいろなやり方がありますが、ひとつのアイデアとして、アメリカのオールド・ドミニオン大学のサイトを紹介しておきます。 アファメーションに適した場所や時間、例文などが記載(日本語で)されているので、ぜひ読んでみてください。 ※参考: The Power of Positive Affirmations | Old Dominion University ◆アファメーションの効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう 脳内のイメージを視覚化する アファメーションは目標達成に非常に有効な方法ですが、やり方によって効果は大きく変わってきます。せっかくアファメーションをするなら、ただ言葉を投げかけるだけでなく、脳内にある「なりたい理想像」をしっかりと視覚化しましょう。 「将来◯◯になる」という未来形も決して悪くありませんが、できれば今すでに◯◯を達成しているかのように、イメージできれば最高です。来月のプレゼンを成功させたいなら、社内一のプレゼンマスターと呼ばれている自分をイメージしてください。 独立して成功したいなら、顧客からの依頼を捌ききれずにお断りしている自分を、イメージするのです。視覚化が鮮明であればあるほど、脳はその願望を現実として認識します。 さらに効果を高めたい場合は、イメージした映像に感情移入するのがオススメです。自分の欲しいクルマを購入してニコニコしている自分を想像しながら、「あー、楽しい!」と声に出してみましょう。その嬉しい気持ちが、理想の姿をより強く、脳へ焼きつけてくれます。 ネガティブな思考は紙に書いて放出するのが一番 ポジティブな言葉に切り替えるのがいいとはわかっていても、気分が沈み、ついネガティブな言葉を発してしまうことは誰だってあります。 では、ネガティブな思考に囚われてしまったとき、私たちはどのように対処すればいいのでしょうか。 もしマイナスな感情を抱えてしまったら、紙に書いて頭の外に追い出してしまうのが一番です。逆に、そういった感情を無理に押し殺そうとするのは、あまりオススメしません。 マイナスな感情を押し殺そうとすれば、マイナスな感情がどんどん蓄積されて、メンタルがやられてしまう可能性もあるからです。 紙に書く際には、思っていることをそのまま書き出してください。モヤモヤしている漠然とした不安や嫌悪感が、書き出すことで明確になります。 「こんなことを書いていいのか?」と、頭を悩ませる必要はありません。他人に見せるものではないので、正直な気持ちをそのまま書き出しましょう。書き終えたあとは、すっきりとした気持ちになり、頭が整理されるのを感じるはずです。 ◆思考の吐き出し「モーニングページ」については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 仕事や勉強の成果が大きく変わる!潜在能力を引き出す9つの方法 気分が沈んでいるときこそ元気なフリをする もし、今あなたの気分が沈んでいるなら、無理にでも元気なフリをしてみてください。最初はイヤイヤかもしれませんが、すぐに気持ちが高まってくるのを感じるはずです。 「悲しいから泣くんじゃない。泣くから悲しいんだ」という言葉があるように、人間の脳は表情や行動と強く連動しています。だから、笑顔で明るく振る舞っていれば、自然と楽しい気持ちになってくるのです。 そういうあなたの態度に、周囲の人もポジティブな反応を返してくれるので、ますます気分がアップしていきます。 もちろん、無理をしすぎて疲れてしまっては本末転倒です。しかし、「ちょっと試してみる」程度の軽い気持ちでいれば、それほど負担にはならないと思われます。 元気なフリは、落ち込んだときに自分を立て直す、非常に効果的な方法のひとつです。まずは鏡の前で笑顔をつくるところから、軽い気持ちで試してみてください。 他人の言葉から受ける影響力の恐ろしさを理解しておく 私たちは日々、他人の言葉から想像以上に大きな影響を受けているものです。その影響力を知っておかないと、頑張っても思うような成果を出せなくなってしまうでしょう。 私たちは、ポジティブな言葉をかけられると気分が高まり、自信が湧いてきます。少しくらいむずかしい課題があっても、「よし!やってやるぞ」と、気分はノリノリです。 しかしその一方で、否定的な言葉や批判を受けると、一気に気分が落ち込みます。そういった状況が何度も繰り返されれば、潜在意識に劣等感や不安が刷り込まれてしまい、本当になにもできなくなってしまうのです。 もし、周りにあなたを過度に否定する人がいたら、意図的に距離を置くべきです。ポジティブな影響を与えてくれる人と積極的に関わって、よい言葉を吸収し、前向きな心を保つように心がけてください。それだけ、他人の悪意から受ける影響は大きいのです。 自分とは異なる価値観に触れる機会を増やす 私たちは無意識のうちに、自分と似た価値観をもつ人に好感を抱くものです。そういう人たちとのコミュニティは居心地がよく、自然と一緒に過ごす時間が増えていきます。 でも、いつも同じ価値観ばかりに触れていると、新しい視点やアイデアを取り入れる機会が減り、成長の可能性を狭めてしまいかねません。さらに、自分たちの価値観以外のものを間違ったものと誤信してしまい、排他的な意識をもってしまう危険性もあります。 そういった状況に陥らないためにも、自分とは異なる価値観に触れる機会を、もっと増やしていくべきです。 たとえば、異なる職業や世代の人々との交流により、視野が広がり、柔軟な思考を育むことができます。あるいは、異なる文化圏の人々と話すことで、自分の信じている常識がまったく通用しないことに驚かされるかもしれません。 また、SNSやオンラインコミュニティを活用して、多様な価値観をもつ人々の意見に耳を傾けてみるのもよいでしょう。このように、自分とは異なる価値観に触れることで、新たな可能性を生み出す土台が強固になっていきます。 月に1〜2冊の本を読む 新しい価値観に触れるという意味で、読書は非常に有効です。なかなか人と会う時間が取れない多忙な人でも、自分のペースでできる読書なら、なんとか時間を確保できるのではないでしょうか。 読む本は多ければ多いほどいいのですが、無理をせず、まずは月に1〜2冊を目標にするのが無難です。月に1〜2冊なら、通勤時間や就寝前の自由時間を当てれば、それほど無理なく達成できるでしょう。 ジャンルは、基本的になんでもOKです。たとえば、人生やビジネスのヒントが知りたいなら、自己啓発書やビジネス書が適しています。想像力や感情表現を身に着けたいなら、小説やエッセイがオススメです。歴史書で、先人の知恵を学ぶのもいいですよね。 読む本を絞れない人は、とりあえずベストセラーを片っ端から読んでみるのがオススメです。なぜ、この本が売れているのか、そういったことを考えるだけでも、脳は大きく成長してくれます。継続的な読書習慣で、自分の世界を少しずつ広げていきましょう。 ◆読書のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 読書で脳はキレキレになる!読書のメリットと効果的な読書法 意識を行動に落とし込むためのマインドセット どんなに素晴らしいアイデアや知識があっても、それを行動に移さなければ現実は変わりません。意識を行動に落とし込むためには、「小さな一歩」を大切にするマインドセットが必要です。 人は大きな目標を前にすると、どうしても気後れしてしまいがちですが、具体的で小さな行動からはじめれば、自然と動き出せるようになります。 たとえば、「健康になりたい」という目標があれば、「週に3回ジムに通う」よりも「今日は10分だけ歩く」といった小さな行動を設定してみましょう。現状にそぐわない大きな目標は、得てして挫折をもたらしがちです。 一方で、小さい達成感を積み重ねていけば、脳は「行動することは楽しい」と感じ、次の行動へのハードルがどんどん下がっていきます。 また、「完璧を目指さない」ことも重要です。失敗を恐れず、「とりあえずやってみる」精神で、どんどんチャレンジしていきましょう。 まとめ 「脳をだます」というのは、脳の錯覚を利用して、脳を活性化するという意味です。今回の記事では、よい意味で脳をだますトレーニングのアイデアを数多く紹介しました。 気になるものがあれば、まずはひとつ選んで試してみてください。そうすれば、なにかしらよい影響が、あなたの生活に現れるはずです。 ### 仕事を効率的に覚えるためのメモの取り方とは? 仕事をはじめたばかり、あるいは新しい業務に取り組む際には、誰もが「仕事の進め方を早く覚えたい」「同じミスを繰り返したくない」とナーバスになっているものです。 仕事をできるだけ速く覚えるには、メモの活用は欠かせません。メモは、情報を整理し、忘れがちなポイントをしっかり記録するための強力なツールです。 今回の記事では、仕事を覚えるための効果的なメモの取り方や、メモの活用法をわかりやすく解説します。メモの取り方をマスターして、仕事の効率を劇的にアップさせましょう! なぜメモが仕事を覚えるのに効果的なのか? メモ書きのメリットを知らずにメモの取り方を学んでも、おそらく途中で面倒になってやめてしまうでしょう。メモの取り方を知る前に、まずはしっかりとメモの取り方を覚えるべき理由を理解しておきたいところです。 ◆仕事でメモを取る主な目的については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 仕事のできる人が実践しているメモの取り方とは 必要な情報がすべて可視化できる 頭のなかに散乱している情報や思考の断片を書き出せば、必要な情報すべてが一目で確認できます。多くの人は、頭のなかだけでものごとを考えようとしますが、これはオススメできません。 頭のなかで考えていると、必ず情報の抜けが生じます。どれほど優秀な人でも、同時にすべてのタスクを考えることは不可能です。 ひとつのことを考えている間に、ほかのことは忘れてしまう。人間の短期記憶(ワーキングメモリ)は、複数のものごとを長時間覚えておけるようにつくられていないのです。 仕事をしていると、必ず複数のタスクを同時進行していくようになるでしょう。それなのに、頭のなかで複数のタスクを動かそうとすると、必ず優先順位がごちゃごちゃになってきます。 仕事上で考えるべきことは、できるだけメモに書き出してください。そうすれば、仕事の全体像をイメージしながら、じっくりと優先順位を決められます。さらに、優先順位の決定にともなって、事前に確認すべきことや準備することも明確になります。 うっかり忘れが劇的に減る うっかり忘れは誰にでもあるものですが、こと仕事に関しては小さな忘れがのちのち大きなトラブルにつながる可能性があります。そこで活用したいのがメモです。その場で内容をきちんと記録しておけば、あとで「あれ、なんて指示されたんだっけ?」と困ることが劇的に減ります。 その場合、必ずメモしたタスクの優先順位を決めてください。優先順位が明確でないと、どうしても上司や取引先からの依頼を優先しがちです。言われるがまま、慌ててそういったタスクに取り組む間に、本来早めに着手すべきだったタスクを失念してしまうことは少なくありません。 でも、メモに記録して定期的に優先順位をチェックすれば、うっかり忘れはほぼ確実に管理できます。忙しい業務のなかで、次々と新しいタスクが追加されたとしても、メモを習慣化していれば、なにも怖いことはありません。 話を聞いている姿勢が好印象を与える メモを取る行動は、ただ情報を記録するだけでなく、相手に「話をしっかり聞いている」という印象を与える効果もあります。 もし誰かがあなたの話しを真剣にメモしていたら、絶対によい印象を抱くと思いませんか。絶対は言い過ぎかもしれませんが、少なくとも嫌な感じは受けないはずです。 また、メモを取ったあとに疑問点や確認しておきたい点を質問すれば、誤解によるトラブルを回避できます。「この人はしっかりと業務に取り組んでくれそうだ」と相手に感じてもらえれば、もうこっちのもの。 もちろん、好印象を与えるというのは、あくまでもメモの二次的なメリットです。しかし、こういった点もしっかり理解しておくと、人間関係がスムーズになり、仕事によい影響を与えてくれます。 仕事を覚えるための効果的なメモの取り方  メモを取るメリットがわかったところで、今度は仕事を覚えるための効果的なメモの取り方をご紹介します。 メモするのはキーワードのみ せっかくメモを取るなら、できるだけ詳細に情報を残しておきたいと、誰もが考えるものです。しかし、すべての話をそのまま書き留めようとすると、手が追いつかず、肝心な部分を聞き逃してしまうことがよくあります。 そこでオススメなのが、メモする内容をキーワード(キーフレーズ)だけに絞る方法です。どのような話でも、一言一句すべてが均等に重要なわけではありません。必ずキーとなる言葉があるはずなので、その言葉だけをメモしておきます。 たとえば、販売会議の内容をメモしていく場合、おそらく「納期」「販売価格」といった単語が頻発するはずです。 「◯◯商事の部品納品は11月15日まで」 「セールス時期のみ、定価の30%オフで担当者に告知」 上記のように、ごく短いフレーズをメモするようにすれば、メモに気を取られて会議の内容がおろそかになることもないでしょう。 また、メモが短かければ短いほど、見返しが楽になります。メモ用紙にびっしり書かれていたら、読むだけでも大変です。重要なのは、大事なポイントを的確にメモに残すこと。そうすれば、メモ取りの負担を減らしつつ、必要な情報をしっかり押さえられるようになります。 5W1Hを意識する   5W1Hを意識してメモを取ると、メモのクオリティが格段にアップします。5W1Hとは、フレームワークの一種で、以下のポイントを意識することにより、情報の漏れを回避できます。 Who(誰が) What(なにを) When(いつ) Where(どこで) Why(なぜ) How(どのように) なかでも、ビジネスにおいて「Why(理由)」の確認は重要です。なぜなら、理由の確認はそのタスクのゴールを確認するのとイコールだからです。 ゴールがわからないと、タスクの方向性がぶれます。「そうじゃないんだよ!」とタスク完了後に言われることのないように、事前にしっかりと確認しておきましょう。 いずれにせよ、業界や職種を問わず、5W1Hを踏まえてメモすれば、あとから見返したときに情報不足で困ることはありません。慣れないうちは、メモ帳に上記リストを書き込んでおき、それを見ながらひとつずつ丁寧に確認するのをオススメします。 疑問点は必ず確認 仕事中に受けた指示や入手した新しい情報について、少しでも疑問に感じたことはその場で必ず確認してください。疑問点を残したままメモをすると、あとから見返した際に、次になにをすればいいのか迷ってしまいます。 それでも、メモの見返しがすぐにできれば、まだマシです。ほかの仕事に忙殺されて、しばらくメモを放置してしまうと、ますます内容がわからなくなってしまうでしょう。 気のおけない同僚や先輩ならまだしも、時間が経ってから上司や取引先に確認したら、怒られてしまうかもしれません。厳しい取引先なら、最悪の場合、取引停止にまで発展することも考えられます。 疑問点は、即確認が基本です。どんなに遅くても、翌日までの確認をオススメします。翌日なら、「昨日じっくりと検討してみたのですが、いくつか疑問点があるので確認させていただけますか?」と言えば、とくに問題なく対応してもらえるはずです。 メモは1枚にまとめるのがオススメ メモを効率的に活用するには、情報を1枚(A4が最適)にまとめる方法がオススメです。すでに、メモ最大のメリットとして、「必要な情報がすべて可視化できる」点をお伝えしました。 複数のページやデジタルツールに情報が分散すると、このメリットを活かせません。情報を確認しようとしても、いろいろな媒体を探さなければならず、重要な内容を見逃すリスクも高まります。 その点、1枚のメモにまとめておけば、必要な情報の確認が1回で可能です。検討すべき情報は、できるだけすべて書き出しましょう。ただし、私たちが1日に入手する情報量は、非常に膨大です。 「仕事をスムーズに進めるためにどういった情報が必要か?」という自分なりのフィルターを設けておかないと、膨大なタスクに溺れてしまい、適切な行動計画が立てられません。 だから、1枚メモは、毎日更新するのが基本になります。書く時間は自由ですが、その日のできごとを整理しやすい夜、とくに就寝前がオススメです。寝る前に情報の取捨選択をおこない、翌日からすぐに行動できるように準備をしておきましょう。 ◆究極の1枚メモ「神メモ」の書き方については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 紙1枚で人生がうまくいくメモ術「神メモ」とは メモを仕事で活用し、生産性をアップさせるコツ   せっかく仕事でメモを取るなら、できるだけ効率よく生産性を高めていきたいもの。最後に、メモを仕事に活用していくアイデアを4点紹介します。 ◆仕事をスムーズに進めるためのメモ活用術については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 仕事がスムーズに進むメモの取り方とは スケジュール帳との併用で締切を明確に すでにお伝えしたように、メモはA4用紙1枚が基本です。キーワードを軸とした簡潔なフレーズで、1枚の紙にタスクをメモしていきます。タスクをこなしていくには、なんといっても締切の設定がポイントです。 だから、タスクをメモする際には、必ずスケジュール帳でスケジュールを確認しながら書く必要があります。スケジュールを確認せず、締切を設定しないタスクは、どうしても後回しにされがちです。 たとえば、「顧客リストを整理する」というタスクがあるとしましょう。締切を設定していないと、納品や商談など期日がすでに決まっているタスクに忙殺されてしまい、いつまでも着手できません。 そして、未達成のタスクは毎回繰り延べされるので、「自分はやるべきこともできないのか……」と自分を責めてしまうのです。しかし、タスクが残ってしまうのは、単純に締切を設定していないから。メモとスケジュール管理を同時におこなえば、この問題は簡単に解決できます。 日付やタイトルで情報を管理  メモを取る際には、日付やタイトルが必須です。日付やタイトルの記載がないと、あとから見直すときに膨大な時間がかかってしまいます。しかし、日付を記入しておけば、あとから「このタスクはいつ決めてものだろう?」と迷うことがなくなります。 また、タイトルがきちんと明記されていれば、そのメモがなにに関するものかを一目で把握でき、必要な情報へ素早いアクセスが可能です。 忙しいビジネスパーソンは、通常複数のプロジェクトを同時進行しています。異なるタスクをメモで一元管理するわけですから、キーとなる日付やタイトルがなければ、タスクの確認は困難です。 会議のメモなら「◯月◯日 新商品販売会議議事録」、タスクの指示なら「◯◯会社納期確認案件」といった具合にタイトルをつけるだけで、検索性が格段に向上します。ちょっとした工夫ですが、やるとやらないではメモの見返しの効率が大違いです。 情報管理を効率化するために、日付とタイトルの記載を忘れずに実践しましょう。 カラーリングやイラストでわかりやすく いくらメモが仕事に有効だといっても、なかなかメモを更新し続けるのはむずかしいものです。そのため、メモを継続するには、楽しんで続けられる工夫が必要になってきます。 1枚メモを継続している人の多くは、いろいろな色を使ってメモしたり、余白にイラストを書いたりして、楽しみながらメモを続けているようですね。 キーワードをメモする際、横に簡単なイラストを添えてあげると、より鮮明にタスクが頭に入ってきます。メールの予定なら手紙のイラスト、重要な会議なら星マークといった具合です。 また、ミッション系はブルー、お金系はゴールドというように、タスクの種類によってペンの色を変えるのもいいですね。ほかにも、締切が近いタスクを赤、注意が必要な事項を黄色、完了済みのものを緑といった具合に色分けするのもわかりやすいでしょう。 デジタルツールの活用 デジタルツールを活用すれば、メモの効率を大幅に向上できます。デジタルツールを使ったメモ最大のメリットは、検索性の高さです。 たとえば、メモアプリに紙のメモを取り込んでおけば、「営業マニュアルの改定」といったキーワードを入力するだけで、関連するメモをすぐに見つけられます。紙のメモだと手動で探す必要があり、過去の情報を確認するのに、どうしても時間がかかります。 また、クラウド機能を使えば、スマートフォンやパソコン、タブレットで情報を共有できるため、どこでも簡単にアクセスが可能です。プロジェクトメンバーや上司とメモを共有したい場合は、メモのデジタル化を検討してもいいかもしれません。 ただし、ツールが増えすぎると、どうしても管理が複雑になりやすいです。デジタル化は検索や共有が多いケースに限定し、あくまでもメインは紙によるメモをオススメします。 まとめ 冒頭でもお伝えしたように、仕事をできるだけ速く覚えるには、メモの活用は欠かせません。わからない点があれば、必ずメモをしておきましょう。メモさえしておけば、あとから調べるなり、先輩に確認するなりして、対策法が明確になります。 今回の記事で紹介した効果的なメモの取り方を参考に、どんどんメモをして、仕事に役立てていただければ幸いです。 ### 仕事メモのまとめ方は1枚メモがオススメ! 仕事中、メモを取る人も多いでしょう。しかし、せっかく取ったメモが見返されず埋もれてしまったり、肝心なときに必要な情報が見つからなかったりと、メモを活用できていない人も少なくないのではないでしょうか。 本記事では、仕事メモのまとめ方としてとくにオススメの「1枚メモ」の活用法を中心に、メモのまとめ方をわかりやすく解説していきます。 なぜ1枚メモが仕事に役立つのか 冒頭でもお伝えしたように、仕事でメモをするなら、断然1枚メモがオススメです。まずは、なぜ1枚メモが仕事に役立つのか、その理由を3つお伝えします。 ◆究極の1枚メモ「神メモ」の書き方については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 紙1枚で人生がうまくいくメモ術「神メモ」とは 必要事項をすべて可視化できる 1枚メモの最大の魅力は、なんといっても、必要な情報をひと目で見渡せるところにあります。頭のなかには、仕事のことだけでなく、家庭のこと、友人関係、趣味、悩みごとなど、じつにさまざまな情報が混在しているものです。 膨大な情報のなかから、毎回仕事に関する情報を頭のなかだけで考えていれば、抜け落ちが発生するのは当然でしょう。さらに、複数のメモ帳やデジタルツールまで使用していたら、ひとつの情報がどこに書かれているのかを探すだけでも大変です。 もし、仕事の情報について検討したいのであれば、まず1枚にすべての情報を書き出してください。そのうえで、そこから仕事の情報だけをピックアップすれば、情報の抜け落ちはほぼ100%回避できます。 いつでも見返しができる 「いつでも見返しできる」のが、1枚メモのもうひとつの大きな魅力です。仕事では、過去のメモを急に確認したくなる場面が多々あります。 たとえば、会議中に「前回の会議ではなにを話したっけ?」と上司から聞かれたとき、1枚にまとめておいたメモがあれば即座に確認が可能です。 また、1枚メモがあると、タスクとタスクの合間にぽっかりと空いたつなぎの時間をうまく活用できます。当たり前ですが、つなぎの時間は、5分や10分と非常に短いです。その短い時間を活用するには、準備にかかる時間を最大限カットするのがポイントになります。 メモ帳を引っ張り出して、ペラペラとページをめくり、タスクをリサーチしていたら、つなぎ時間はすぐに終わってしまうでしょう。 その点、1枚メモならサッと取り出して、短時間でできるタスクを素早く探し出せます。わずか数秒でタスクを確認できるので、つなぎ時間をタスクの処理に目一杯使えるわけです。 これまでムダにしていたつなぎ時間を仕事に当てられれば、仕事の効率は大幅に向上します。このように、やることをすぐに確認できるというのは、私たちが考えている以上に、大きなメリットなんですよ。 新しいアイデアが生まれやすい 1枚メモでメモを取ると、新しいアイデアが自然と浮かびやすくなります。情報を一元化したことで、全体像をひと目で把握できるため、これまで気づかなかったつながりや関連性が見えてくるからです。 私が提唱する1枚メモ「神メモ」では、以下のような4つの要素を1枚の紙に書き出します。 1枚メモに書く主な内容 夢ややりたいこと 本業に関すること 成長につながること やるべきタスク 単なるタスクの羅列ではなく、将来的な展望や人生全般を向上させる内容が記載されていると、情報の相乗効果によりアイデアが広がっていきやすいのです。 また、情報を書き出せば、頭のなかで情報を覚えておく必要がありません。今まで記憶の保持に使っていた脳のリソースを、アイデアの創造に使えます。 新しいアイデアを引き出すために、イラストやカラーリングをメモに取り入れてみるのもオススメです。わかりやすいイラストや色分けされた情報は、私たちのインスピレーションを刺激してくれます。 単なる記録ツールではなく、アイデアを生むための「思考のキャンバス」として、ぜひ1枚メモを仕事に活用していきましょう。 これだけは押さえておきたい仕事メモまとめ方の基本 仕事でメモを活用するなら、押さえておくべきポイントがいくつかあります。今回は、必ず知っておきたいポイントを4つピックアップして、解説していきます。 ◆効果的な仕事のメモの取り方 については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 仕事がスムーズに進むメモの取り方とは 優先順位の明確化を意識 仕事の効率を上げるには、メモに記載されたタスクの優先順位の明確化が欠かせません。複数の仕事を同時に進める忙しいビジネスパーソンは、上司や取引先から期限の指示があった仕事を優先しがちです。そうなると、「緊急度は低いが重要なタスク」は、どうしても後回しになります。 しかし、営業戦略の見直し・顧客対応のブラッシュアップ・資格やスキルの取得といった、今後のビジネスを大きく左右する要素の方が、大局的に見てより重要なはずです。もちろん、トラブル対応や納期の迫った案件があれば、そちらが優先されて当然でしょう。 「重要度と緊急度のどちらも高いタスク」と「重要度と緊急度のどちらも低いタスク」は、わかりやすいので、通常ほとんど問題になりません。ところが、「緊急度は低いが重要なタスク」と「重要度は低いが緊急性の高いタスク」の優先順位を間違ってしまう人が非常に多いです。 最悪なのは、上司に依頼されたからといって、「重要度は低いが緊急性の高いタスク」にばかり時間を取られてしまうことです。今自分がなにから手をつけるべきか、メモを見ながら、ぜひじっくりと考えてみてください。 箇条書きやキーワードで簡潔に記録 仕事のメモは、簡潔さが命です。箇条書きやキーワードを活用することで、情報を短くまとめつつ、見返したときにも一目で内容を把握できるようになります。 たとえば、会議の内容をメモする場合、発言をそのまま書き起こすのは、あまりにも非効率です。メモに気を取られてしまい、聞き逃してしまう可能性も出てきます。その点、要点だけを簡潔にメモすれば、話を聞く余裕も生まれてくるでしょう。 また、情報量にもよりますが、キーワードを箇条書きにするのもオススメです。必要な情報がコンパクトにまとまっているので、情報の比較検討がより楽にできます。 見返しもやりやすいし、ぜひキーワードと箇条書きを意識してメモをしてみてください。メモの効率が一気に向上するはずです。 5W1Hを意識してメモを取る 仕事のメモをわかりやすく、かつ役立つものにするためには、「5W1H」を意識したメモ取りが重要になってきます。 5W1Hとは、「Who(誰が)」「What(なにを)」「When(いつ)」「Where(どこで)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」という6つの要素からなるフレームワークです。 たとえば、「社内のペーパーレス化の推進」を命じられたとしましょう。ただ、「社内ペーパーレス化の担当」とメモしてもあまり意味がありません。 決済権のある責任者名や施行期限、ペーパーレス化の具体的な方法、どこまで自分に権限が与えられているのかなど、こまかいポイントがまったく不明だからです。なぜペーパーレス化を進めることになったのか、その理由(ゴール)を明確にしておくことも大切です。 もちろん、毎回その場で確認できるとは限りません。その場合は話が終わったあとに、タイミングを見計らい、5W1Hに沿って不明点をクリアにしてください。そうすれば、認識違いによるロスを最小限に抑えられるでしょう。 日付とタイトルを必ず記入 メモを取る際に見落としがちなのが「日付」と「タイトル」です。話の途中でサッとメモを取る場合、どうしてもタスクの記入に意識が向きがちになります。 しかし日付とタイトルがないと、あとから見返したときに、「これ、いつの話だっけ?」「なにについてのメモだろう?」と混乱してしまうでしょう。 その点、日付を記入しておけば、時系列で情報を整理しやすく、進捗状況も追跡しやすいです。また、タイトルをつけることで、そのメモがなにについて書かれているのか、一目でわかります。 もちろん、自分だけがわかればいいので、凝ったタイトルづけは不要です。プロジェクト関連のメモなら「案件A:進捗状況まとめ(24.1.15)」のようなシンプルなタイトルで十分役割を果たしてくれます。 このように、日付とタイトルの記入は、メモの利便性を高めるために欠かせない基本ルールです。ぜひ、忘れずに実践していきましょう。 仕事の効率が爆上がりするメモのまとめ方とは 最後に、仕事の効率が爆上がりするメモのまとめ方を、4点ご紹介していきます。メモを仕事に活用していくためにも、ぜひしっかりと頭に入れておいてください。 ◆仕事の効率がよくなるメモの取り方については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 仕事のできる人が実践しているメモの取り方とは メモを定期的に見返して改善点を洗い出す メモは書いて終わりではなく、定期的に見返すことでその効果を最大限に発揮します。仕事がスムーズに進まない原因が、実はメモの内容にあることも少なくありません。 たとえば、情報が不足していて優先順位も曖昧な場合、正しい順番でタスクに取りかかれず、効率は大幅に低下します。「必要な情報がきちんと記録されているか」「優先順位の変動はないか」と、定期的な確認が必要です。 見返しの回数に決まりはないものの、基本的に「1日1回」はメモの見直しをオススメします。見返しに最適な時間帯は夜間、できれば就寝前のゆっくりとした時間がオススメです。朝にやる人もいますが、夜にタスクを決定して、翌日すぐ行動に移す方が効率的でしょう。 デジタルツールを上手に活用する 現代の仕事事情を考えると、デジタルツールを活用したメモ管理が必要とされるケースも少なくありません。たとえば、大きなプロジェクトを複数のメンバーで運営している場合、個別に情報を回覧するのは非効率です。 クラウド型のメモアプリを利用して、メモを共有すれば、いちいち個別に送信する手間がかかりません。しかも、メモに補足事項を書き入れることもできます。 こういったサービスがなかった時代は、コピーしたメモに手書きで書き入れて、送付しなければならなかったのですから、本当に便利な時代になったものです。 また通知機能を使えば、重要事項の締め切りを見落とすリスクは、ほぼ100%防止できます。ただし、デジタルツールに頼りすぎると情報が分散します。 情報のリサーチに時間がかかりすぎないように、デジタルツールを使う場合は、整理整頓のルールを決めて活用するのがポイントです。 スケジュール帳との併用はマスト 仕事関連のメモは、スケジュール帳との併用がマストになります。情報やアイデアをただ記録するだけでは、そのメモは絵に描いた餅に過ぎません。期日を落とし込んで、はじめて記録したメモは、活きた情報になるのです。 メモした内容は、備忘録と同時に、今後の行動指針の役割を担っています。期日が決まっていないタスクは、優先順位が決められず、その結果放置される可能性が高いです。 できれば当日、遅くても翌日の朝イチには、スケジュールを設定してください。このペースを守れば、タスクのやり残しはほとんど発生しないはずです。 「メモ」でアイデアやタスクを可視化し、「スケジュール帳」で行動計画に変える。このメモ書きの大原則を、ぜひしっかりと頭に入れておいてください。 マインドマップで情報の漏れを防ぐ メモをより効果的にまとめたいときにオススメなのが、マインドマップです。マインドマップとは、中心に主題を置き、そこから枝を広げるように関連情報をつなげていく手法です。 マインドマップを使うと、アイデアや情報を視覚的に整理できるので、情報の抜け漏れが極端に少なくなります。たとえば、会議での議題をマインドマップにすると、トピックごとに関連事項を一目で把握でき、話の流れを見失う心配がありません。 また、自由に枝を追加したり編集したりできるため、新しいアイデアや気づきをその場で反映しやすいのも特徴です。ただし、自分で紙に書くとなると、結構な手間がかかります。修正も簡単ではないので、マインドマップはアプリ版が断然便利です。 もちろん、マインドマップに時間をかけすぎるのは、本末転倒でしょう。あくまでも、重要な事案や幅広いアイデアがほしい場合に限定しておくのが無難です。 まとめ 本文でもお伝えしたように、仕事のメモはシンプルが一番です。普通のメモ帳を使うのもいいですが、情報が埋もれてしまいやすいのが大きなデメリットです。ぜひ紙1枚にまとめるメモのまとめ方をマスターして、メモを仕事に活用してください。 ### あなたは大丈夫?メモを取らない人を待ち受ける4つのデメリット あなたは普段、どれだけメモを活用しているでしょうか。 「メモしなくても覚えているから大丈夫」「面倒だからメモはいいや」と思っていませんか? じつは、メモを取らないことで知らず知らずのうちに仕事の効率が下がり、大きなミスや評価低下につながるケースが案外多いのです。 本記事では、メモを取らない理由からメモを取らないことで生じる仕事上のデメリット、そして簡単に実践できるメモのコツについて詳しく解説します。今からでも遅くありません。記事を読んだら、ぜひメモを仕事に取り入れていきましょう。 なぜ多くの人はメモを取らないのか おそらく、ほとんどの人が、メモの有効性を知っているはずです。しかし現実を見ると、必ずしもメモを取る人ばかりではありません。どうして、このような状況になってしまうのでしょうか。 ◆メモ術を身につける重要性については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 紙1枚で人生がうまくいくメモ術「神メモ」とは 単純に面倒くさい メモを取るのは、面倒だからしたくない。これが、多くの人が無意識に抱えている正直な気持ちでしょう。とくに繁忙期になると、体と心が疲れていて、余計な作業を増やしたくないと誰もが思うものです。 また、メモを取るスピードは会話より遅いので、メモの間相手を待たせることになります。そういった相手に気を使うシチュエーションに対して、煩わしさを感じる人も少なくありません。 しかし、その「面倒くさい」が積み重なると、のちのちさらに大きな面倒を生む可能性があります。たとえば、記録がないために情報を忘れてしまい、再度上司に確認することになれば、あなたの評価は間違いなく下がってしまうでしょう。 メモを面倒くさいと考える人は、こういったマイナスポイントに気づいていません。だから、その場の楽さ加減を優先してしまうのです。 自分の記憶力を過信している 「大丈夫、覚えているから」こう思って、メモを取らずに仕事を進める人も多いです。たしかに、聞いたばかりの情報を、その場ですぐに忘れることは少ないでしょう。 でも、人間の短期記憶力には限界があります。とくに、数字や日付のようなランダムな情報を覚えておくのは、かなり大変です。用事があって調べた電話番号は、電話をする間は覚えておけます。しかし、電話が終われば、おそらく1分も経たないうちに、忘れているはずです。 一説によれば、人間の短期記憶は、5〜9文字程度の文字を長くても数分間覚えておくのが限界といわれています。それなのに、仕事の情報をメモしないのは、自分の記憶力を過大評価しすぎと言わざるを得ません。 このタイプの人は、まず短期記憶の容量の少なさをきちんと理解することが必要です。 メモのメリットを理解していない メモを取る行為にはさまざまなメリットがあるのに、それをしっかり理解していない人も多いです。もしかすると、「メモなんて、ただ必要事項を書くだけじゃないか」と思うかもしれません。しかし実際には、メモは単なる記録以上の役割を果たしてくれます。 メモの主なメリット 情報の整理整頓ができる 手軽にタスク管理ができる タスクの抜け落ちが減少する 漠然とした不安がなくなる 新たなアイデアが生まれやすい 相手に信頼してもらえる 数あるメリットのなかでも、情報の整理整頓がすべての基本です。多くの人は、頭のなかだけで考えようとします。ところが、頭のなかはいろいろな情報が交錯しており、ひとつのことを考えれば、ほかの事案には頭が回りません。 だから、いったん頭のなかの情報をすべて書き出す必要があるのです。情報が目で確認できれば、あとは一つひとつの情報を、じっくりと比較していくだけ。情報が揃っているので、うっかり忘れもなく、優先順位も比較的スムーズに決まります。 メモを取らない人が陥りがちな仕事上のデメリット メモを取らないデメリットといっても、プライベートならそれほど深刻なダメージは受けないかもしれません。しかし、これが仕事上のデメリットとなれば、話は変わってきます。仕事上のデメリットは、今後のビジネスキャリアに大きく影響する可能性があるからです。 そこでここでは、メモを取らずに受ける仕事上のデメリットを4つ紹介します。自分がこういったデメリットに陥っていないか、ぜひチェックしてみてください。 ◆メモの取り方が下手な人のやりがちなNG行為については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 仕事のできる人が実践しているメモの取り方とは 情報の見逃しや忘れによるミスが増える 仕事で起きるミスは、じつは「情報の見逃し」や「忘れ」が原因であることも多いのです。たとえば、会議で共有された重要な連絡事項をメモしなかったために、内容を忘れてしまい、間違った認識で作業を進めてしまうといった事例が考えられます。 それでも、早めに確認さえしておけば、大きな問題にはならないはずです。でも、相手から怒られるのが嫌で、確認を怠ってしまう人がいます。そうなると、最終的にもっと大きなトラブルに発展しかねません。 前述の通り、人間が短期的に記憶できる容量は、ごくわずかです。ところが、メモさえ取っておけば、あとからいくらでも確認ができます。わずかなメモの手間を惜しまなければ、情報の見逃しや忘れによるミスはほぼ回避できるのですから、あまりにももったいない話です。 「覚えているから大丈夫」と過信せず、メモを取る習慣を身につけて、仕事のクオリティを高めていきましょう。 優先順位が曖昧で結果を残せない 仕事の効率がよくない人は、たいてい仕事の優先順位が曖昧です。仕事は、大きく以下の4つに分類できます。 緊急度/重要度ともに高い仕事 緊急度/重要度ともに低い仕事 緊急度が高く重要度が低い仕事 緊急度が低く重要度が高い仕事 言うまでもなく、緊急度/重要度ともに高い仕事が最優先です。期限が決まっている仕事やトラブル対応は誰でもすぐに着手します。ところが、多くの人が、突然の来訪者の対応やミーティングといった、緊急性は高いが重要度は比較的低い仕事に時間を取られがちです。 そして、ビジネスキャリアを高める準備のような、緊急度が低く重要度が高い仕事を後回しにします。だから、いつも作業に追われ、望むような結果を残せないのです。そうなると、仕事のモチベーションが上がらず、当然、思い描くようなキャリアアップも望めません。 もちろん、いつも自分の思い通りに仕事が進められるわけではないでしょう。でも、事前に優先順位を書き留めておけば、イレギュラーな仕事が急に入っても、あとからきちんと修正できます。 タスク管理が甘くなりがち ほとんどのビジネスパーソンは、複数の仕事をかけもちで担当しています。だから、タスク管理は非常に重要です。 ところが、ある程度仕事に慣れてくると、楽をしたくて、頭のなかでタスクを整理しようとする人が増えてくるものです。いちいちタスクをメモに書き出すのは、手間がかかりますからね。 でも、タスク管理が十分にできていないと、どうしてもタスクの抜けや優先順位の誤設定が生じやすくなります。締め切りのある仕事や急ぎの対応が必要な案件を忘れてしまったら、対外的な責任問題にも発展しかねません。 その点メモを活用すれば、タスクを書き出して見える化できるため、必要な作業を順序立てて進めやすくなります。 上司や同僚からの評価が下がる メモを取らないだけで、職場での評価に影響が出ることもあります。たとえば、上司から指示を受けたときにメモをしなかったらどうでしょうか。 ごく短い指示なら問題ないかもしれませんが、おそらく「メモしなくて本当に内容を覚えているのかな……」と不安感を与えてしまうでしょう。 そして、「話した内容を覚えていない」「あとから確認をしにくる」といった行動が何回も続くと、間違いなくあなたの評価は下がってしまいます。 本来、確認事項は、その場で確認すべきです。それなのに、しばらく経ってから再度質問されたら、ビジネスの基本である確認作業ができないと判断されてしまい、重要な仕事から外されてしまうかもしれません。 相手の話をきちんとメモして、不明な点はできるだけ早く確認する。こういった当たり前のことを確実にできるように、日頃からメモの習慣化を強くオススメします。 デキるビジネスパーソンが意識しているメモのコツとは メモを取らない人のデメリットが明確になったところで、最後にデキるビジネスパーソンが意識しているメモのコツを3つ厳選してご紹介します。 ◆効果的な仕事のメモの取り方 については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 仕事がスムーズに進むメモの取り方とは メモはA41枚が基本 メモを効率よく取るためには、A4サイズ用紙1枚にまとめるのがオススメです。A4は大きすぎず小さすぎないちょうどよいサイズで、書きやすさと持ち運びの便利さを兼ね備えています。 また、メモを1枚にまとめると、メモの見返しが格段に楽です。メモ帳だとページごとに情報が分散してしまい、必要な内容を探すだけで時間がかかってしまいます。でも、A4用紙1枚に整理しておけば、全体像を一目で把握でき、作業スピードも速いです。(もちろん更新は必須です) さらに、1枚という制約があることで、重要なポイントだけを絞り込んで書く習慣が身につきます。多くの人は、メモに情報を書きすぎです。情報量は多い方があとから楽な気がしますが、実際には読むだけで疲れてしまいます。 メモをデジタル化する場合も、A4サイズのテンプレートを利用するなどして、この「1枚まとめ」のルールを守ってください。限られたスペースに必要な情報を効率よく整理することが、仕事の質を高める第一歩です。 メモするのはキーワードだけ メモを取る際には、すべてを書き写そうとせず、要点となるキーワードだけを記録しましょう。話の内容を詳細に書こうとすると、手が話に追いつかず、重要な部分を聞き逃してしまうことがあります。 でも、メモするのはキーワードだけと決めておけば、焦らずじっくりと相手の話に耳を傾けられます。 たとえば、新商品の販売についてメモをする場合、以下のようにメモすればOKです。 商品名:◯◯△ 予定販売価格:◯◯円/1個(100ロット以上5%割引) 販売開始時期:5月1日から大手コンビニにて全国一斉販売 キャッチフレーズ:安いのに美味い! 上記はあくまでも一例ですが、必要最小限のキーワードのみで構成されているのがおわかりでしょう。さらに、箇条書きにまとめられているので、非常に見やすいです。 このように、要点を押さえたシンプルな1枚メモは、効率的な仕事を進めるための大きな武器になります。ぜひ、キーワードに集中してメモを取る習慣を取り入れてみてください。 必要に応じて自分の考えも記入 メモを単なる情報の記録媒体と捉えると、非常にもったいないです。自分の考えやアイデアをメモに反映させれば、メモは無限の可能性をもった最高のツールになってくれます。 仕事の指示や会議の内容をメモする場合でも、単に言われたことを書き写すだけでなく、「なぜこの指示が出たのか」「どのように進めるべきか」といった自分なりの視点や感じたことを簡単に追記してみましょう。 たとえば、上司から就労時間の短縮を指示されたとします。そういった指示が出る背景には、経費を削減して利益を増やしたいという会社の思惑が考えられます。 しかし、もしかすると離職率の高さが根本にあり、本当の目的は社員のワークライフバランスを高めて、離職率を減らすことかもしれません。そうなると、ほかにも「託児設備を用意する」「相談窓口を設置する」「在宅ワークの導入」といったアイデアが浮かんできます。 こういったアイデアも、メモに記入しておくのです。もちろん、こういった考察が正しいとは限りません。あとから、しっかりと確認しておく必要はあるでしょう。 でも、従来のメモに、ちょっとしたひと言を加えるだけでも、あなたのビジネス能力は飛躍的に向上するはずです。ぜひ、試してみてください。 まとめ 本文で解説したように、メモの習慣がないと、さまざまなデメリットが発生します。とくに、ビジネスの世界でメモを取らない人は、相手に大きな不安感を与えてしまいかねません。 その点メモを取っておけば、あとからいつでも確認ができ、ミスが激減します。ミスがなく、しっかりと対応してもらえれば、あなたの評価は自然とアップするでしょう。くれぐれも、「あの人はメモを取らない人だ」とマイナスの評価を受けないようにしたいものです。 ### 丸善ジュンク堂書店で、大展開スタート! 『1分間瞬読ドリル』発売から、もうすぐ3年が経ちます。 この度、なんと!! 丸善ジュンク堂書店さんで、 11月1日からレジ前などで 大展開いただくことになりました。 北海道から沖縄まで幅広く展開されるようです。 お見かけしたときは、#1分間瞬読ドリルMJ で、 SNSなどでお知らせいただけると嬉しいです。 ### 記憶力が悪い人の特徴とは?記憶力改善のアイデアを紹介します 「最近、どうにも記憶力が悪い」と感じることはありませんか?仕事や勉強で成果を出したいのに、覚えたつもりの情報がすぐに頭から抜けてしまうのはもどかしいものです。 この記事では、記憶力が悪い人の特徴やその原因を掘り下げ、記憶力を改善するための具体的なアイデアをご紹介します。とくにむずかしいテクニックが必要ないものばかり紹介しているので、ぜひ今日から取り組んでいきましょう。 記憶力が悪い人の特徴とは? 記憶力が悪い人もいれば、世の中にはいちど覚えたらなかなか忘れないという人もいます。記憶力を改善したいなら、記憶力が悪い人の特徴を反面教師として、改善に取り組むのが一番です。ここでは、記憶力が悪い人の主な特徴を4つ紹介します。 なにに対しても関心が薄い 記憶力が悪い人の最大の特徴として、「関心が薄い」という点が挙げられます。どのような境遇の人でも、好きなことや興味のある情報ほど、脳に定着しやすいものです。 たとえば、趣味や好きな分野の情報は、とくに意識しなくてもスイスイ頭に入ってきます。しかし、嫌いな、もしくは関心の薄い分野の情報は、ほとんど頭に残りません。 これは、「関心がないからこの情報は重要ではない」と脳が判断して、長期記憶への保存候補から外してしまうから起こる現象です。となれば、すべてのことに興味をもてれば記憶力はアップするわけですが、もちろんそのようなことは不可能でしょう。 関心の薄さを原因とする記憶力の低下を改善するなら、その情報がもたらすメリットを意識するのが一番です。 「今まで興味がなかったけど、◯◯を覚えておけば、書類作成が圧倒的に速くなるな……」という気づきがあれば、興味の薄い分野の情報に関しても、記憶の定着度は大幅に向上するでしょう。 情報の取り方が下手 記憶力が悪いと感じている人の多くは、情報の取り方がうまくいっていない傾向にあります。「自分はなにを調べたいのか」「なにが重要なのか」といった点が明確でないまま情報を取ろうとするので、結果的にポイントのズレた情報しか手に入りません。 一方、記憶力が優れた人は、知りたい内容が明確なので、必要な情報をしっかりと収集してきます。本当に必要な情報だからこそ、「この情報は覚えておかなくちゃ!」と脳が判断して、しっかりと記憶に定着してくれるのです。 また、せっかくの情報をただ漫然と聞き流してしまうのも、記憶力が悪い人の典型的な特徴といえます。どれだけ記憶力がよくても、情報をその場ですべて理解するのは困難です。 本なら重要そうなポイントに付箋をしておく、インターネットならメモアプリにコピペしておく、会話なら録音やメモをするといったように、情報をいったんストックしておく工夫が必要になってきます。 こういった労力を惜しみ、ただ漠然と情報を受け取るから、記憶に残らないということをぜひ知っておいてください。 効率のよい記憶方法を知らない  記憶力が悪いと感じている人は、効率的な記憶方法を知らないことが原因かもしれません。じつは、どれだけ記憶力がよくても、1回で覚えられる人などほとんどいないのです。 もちろん内容や難易度にもよりますが、何回か繰り返しインプットして、少しずつ記憶できる量を増やしていくのが当たり前です。ところが、記憶力が悪い人ほど、復習をしません。1回で覚えられないのは頭が悪いからだと思い込んでおり、最初から諦めているのです。 反対に、記憶力のよい人は、覚えるまで何回か繰り返しインプットするのが当たり前だと思っています。しかも、スペースド・リピティション(間隔反復)のように、効率的な復習方法も知っているので、記憶力が悪い人とますます差が広がっていくわけです。 ◆効率的な記憶方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 集中力が不足している 記憶力が悪い人に共通しているのは、集中力の欠如です。集中力がよく途切れる人は、どうしても情報を受け取る力が弱まってしまい、せっかくインプットしても情報が記憶へ定着しにくくなってしまいます。 たとえば、勉強や仕事中に、ふとSNSの通知が鳴ったとしましょう。SNSは本来急いで見る必要などありません。でも、いったんSNSに意識が向いてしまえば、確認しないで作業を継続するのはもはや不可能です。記憶力が悪い人は、こういった誘惑を非常に軽く考えています。 その点、記憶力に優れた人は、集中力を阻害する要因に対して非常にシビアです。もちろん、24時間いつでも気を張っておく必要はありません。本当に集中したい数時間だけでも、効果は十分期待できます。記憶力に自信のない人は、ぜひこういった姿勢を真似してみてください。 ◆集中力不足の改善方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 集中力が続かない人のために!集中力を高める8つの対策 記憶力が悪い原因はなにか?  先ほど、記憶力が悪い人の特徴を紹介しました。関心の薄さや情報の取り方など、これらの特徴はすべて、記憶力が悪い大きな原因となっています。 ただ、記憶力が悪いのは、それだけが原因ではありません。この章では、生活習慣や病気という観点から、記憶力が悪い原因を4つ解説します。 睡眠不足で脳機能が低下 睡眠不足は、脳機能の低下に直結する非常に大きな要因です。私たちの脳は、日中に得た情報を睡眠中に整理し、必要な情報を記憶に定着させています。しかし睡眠時間が短いと、情報の整理が十分おこなわれず、記憶の定着も不安定です。 睡眠中、私たちの脳は、ノンレム睡眠とレム睡眠を交互に繰り返しています。ノンレム睡眠はいわゆる深い眠りであり、体と脳の両方とも休息を取るのがこの時間帯です。一方、レム睡眠中をみると、体は休んでいますが、脳は活発に活動しています。 レム睡眠は90分周期でひと晩におよそ4〜5回発生します。回数を重ねるごとに1回あたりの時間が増えていき、明け方のレム睡眠は最初と比べて3倍程度長いそうです。 つまり、睡眠不足で後半のレム睡眠を逃してしまうと、記憶力に悪影響をおよぼしてしまうわけです。記憶力を高めるためには、毎晩一定の時間の就寝を心がけ、質のよい睡眠を確保していきましょう。 ◆良質な睡眠を取る方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の健康を守る7つの生活習慣とは 乱れた食生活による脳の栄養不足 乱れた食生活は、栄養不足による脳機能の低下を引き起こします。脳は、エネルギーを非常に多く消費する器官で、全摂取カロリーの約20%を脳単体が消費しているのです。 体重の2〜5%しかない脳が、全体の20%も栄養を摂取しているのですから、どれだけ脳が重要な器官なのかがわかります。 最近は、糖質制限がすっかり市民権を得ており、ご飯や麺類といった炭水化物を食べない人も増えてきました。しかし、脳の主な栄養源はブドウ糖です。炭水化物を極端に制限すれば、十分に栄養を摂れない可能性も出てきます。 また、脳がスムーズに機能するためには、ビタミンやミネラルといった微量栄養素も不可欠です。オメガ3脂肪酸のような良質な脂肪酸も、週に2回は摂りたいところですね。 記憶力が悪いと感じているなら、ジャンクフードやお菓子類を控え、必要な栄養素をしっかりと摂取していかなければなりません。 ◆脳に必要な栄養については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 加齢による認知機能全般の衰え 年齢を重ねると、誰でも少しずつ認知機能が衰えていくものです。脳内の神経細胞の結びつきが弱くなり、情報処理スピードが遅くなるため、記憶力・判断力・注意力が少しずつ低下していきます。 しかし、加齢による衰えは、ある程度予防が可能です。前述の睡眠や食事の改善と合わせて、中強度の運動を週に2〜3回おこなえば、認知機能を維持したまま、いつまでも健康的な生活を送れます。 さらに、頭を使う作業を続けていれば、脳が刺激を受けて、いくつになっても成長しようとします。そのためにも、本を読んで新しい知識を身につけたり、ボランティアのような社会活動に参加したりと、積極的なチャレンジが非常に大切です。 ◆加齢による影響を予防する運動の効能については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛える!脳の健康を高めるオススメの運動とは ストレスや病気による影響 ストレスや病気も、脳の働きや記憶力に大きな影響を与える要因です。過度なストレスが続くと、コルチゾールというストレスホルモンが過剰に分泌され、記憶の中枢「海馬」にダメージを与えてしまいます。 コルチゾール自体は、決して悪い物質ではなく、緊張する場面を乗り切るためには必須のホルモンです。しかし、長期間ストレスが続くと、以下のような負のスパイラルに陥ってしまいます。 過剰分泌されたコルチゾールにより記憶力に悪影響をおよぼす コルチゾールの過剰分泌が長期間続くと海馬が縮小をはじめる 海馬の縮小により認知症のリスクが跳ね上がる もちろん、ストレスによる記憶力への影響には、個人差があります。ストレス耐性のある人なら、いくらストレスを受けても、認知症にまでは至らないかもしれません。 それでも、ストレスが重篤な病気を引き起こし、記憶力を著しく下げてしまう可能性は非常に高いといえます。深刻な状況になる前に、しっかりとストレス対策をおこなっていきましょう。 ◆オススメのストレス対策については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶の司令塔「海馬とは」海馬の働きと改善方法について 記憶力を改善するための実践的な方法 記憶力低下の原因がわかったところで、記憶力を改善するための実践的な方法を4つ紹介します。 効率的な記憶法を身につける 記憶力を改善するためには、効率的な記憶法を身につけるのが非常にオススメです。多くの人が、復習が記憶の定着を助けてくれると知っています。しかし、ただ闇雲に復習をするのはもったいなさすぎます。 たとえば、「スペースド・リピティション(間隔反復)」という方法はどうでしょうか。これは一定の時間間隔を空けて復習する方法で、忘れかけた頃に再び情報を刷り込むことで、記憶の定着度が大幅にアップします。 図や表を多用する「視覚化」も、記憶に役立つ手法です。文章だけではイメージしにくい内容も、視覚情報を活用すれば、スーッと理解できるようになります。 ほかにも、インプットした内容をテキストを見ないで説明してみる「自己解説」もオススメです。今回紹介した方法以外にも、記憶力をサポートしてくれる記憶法は数多くあります。別記事で詳しく紹介しているので、そちらの記事も確認してみてください。 ◆オススメの記憶法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶に残る覚え方8つのアイデアとは 脳トレーニングを取り入れる 記憶力を高めるためには、日常的に脳を使ってあげることが大切です。脳は筋肉と同じように、使えば使うほど鍛えられるため、脳トレーニングを取り入れて積極的に記憶力や判断力を鍛えていきましょう。 とはいえ、ひと言で脳トレーニングといっても、それこそ星の数ほど存在します。はじめて脳トレーニングに取り組むなら、まずはクロスワードパズルやナンプレ、間違い探しといった定番ゲームがオススメです。 また、衰えやすい計算力や言語機能を改善する脳トレーニングもオススメします。こういったトレーニングを続けていけば、「あれっ、あの人の名前なんだっけ?」「どこまで計算したかな……」といったことが、少しずつ減っていくはずです。 いずれにせよ、脳トレーニングのポイントは、「継続」しかありません。どれだけトレーニングしても、3日でやめてしまえば、効果はほとんど期待できないでしょう。10分でもよいので、週に3日程度を目標に、少なくとも年単位で取り組んでみてください。 ◆記憶力改善にオススメの脳トレーニングについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶力に不安を感じたら……脳トレで記憶力アップ こまめにメモを取って確認する  記憶力に自信がないなら、とにかくこまめにメモを取りましょう。人間の記憶力は非常に脆弱で、思っている以上にすぐ忘れてしまうものです。でも、メモを取っていれば、必要な内容をあとからいくらでも確認できます。 もしメモがなければ、確認する材料がなく、どんどん記憶から薄れていってしまうでしょう。仕事や勉強中に残したメモを見返せば、リピート効果が生まれ、長期記憶として蓄積されやすくなります。 また、メモには、情報を整理しやすいという大きなメリットもあります。重要なポイントがまとめて可視化されているので、情報の重要度や関係性が一目で確認できるのです。 さらに、メモに自分の気づきや簡単な補足を追加しておくと、あとから見直した際に理解度を大幅にアップしてくれます。きれいにメモを取る必要はありません。自分しか読めない字でもいいのです。とにかく、メモを習慣化して、記憶の定着のサポートをしてあげてください。 ◆仕事がスムーズに進むメモの取り方については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 仕事がスムーズに進むメモの取り方とは インプットとアウトプットをセットで考える 記憶力を高めるためには、インプット(情報を取り入れること)とアウトプット(取り入れた情報を使うこと)を、セットで考える必要があります。 単に知識を詰め込むだけでは、時間が経つにつれ、どうしても忘れてしまいがちです。ところが、学んだ内容をすぐにアウトプットすると、理解度が深まり、なかなか忘れなくなります。 覚えたことを、ぜひ友達や同僚に説明してみてください。人に説明しようとすると、まず自分が内容をしっかり理解しておく必要があり、理解度が飛躍的に向上します。 また、テキストを伏せて、覚えたページの概要を自分の言葉で要約してみるのもいいですね。講義を受けてすぐに問題集を解くのも、非常によい方法です。 よく、テキストを最後まで読んでからでないと、アウトプットはできないという人がいます。これは、記憶のしくみから考えると、あまりよい方法とはいえません。 インプットとアウトプットは、ワンセットが基本です。きりのよいところでアウトプットもおこない、こまめに記憶の定着を図っていきましょう。 まとめ 記憶力が悪い人が記憶力を改善するなら、記憶力が悪い人の反対の行動をすればいいのです。今回紹介した記憶力の改善法を基に、記憶力によいと思われることがあれば、ぜひいろいろと試してみてください。そうすれば、必ずよい結果が生まれるはずです。 ### 仕事で結果を出し続けていくには脳の使い方を変えよう 仕事で継続的に結果を出し続けるためには、ただ努力するだけでなく、脳の使い方を見直すことが重要です。 当記事では、仕事で結果を出す脳の使い方について6つほどアイデアをご紹介していきます。合わせて、日常生活ですぐにできる脳の整え方についても紹介していくので、仕事で結果を出していきたい方はぜひ参考にしてください。 仕事で結果を出す脳の使い方のコツ 仕事で結果を出すには、論理的思考やタイムマネジメントといった、脳の使い方をレベルアップしていく必要があります。今回は、仕事脳をつくり上げるために効果的なアイデアを6つ紹介します。 ジャーナリングで思考の整理整頓をする 仕事で結果を出すためのもっとも必要な要素のひとつに、「集中」が挙げられます。集中するには、なにに対して集中するのかを、まず決めなければなりません。そこで役立つのが、ジャーナリングです。 ジャーナリングとは、日々の考えや感じたことを紙に書き出す習慣を指します。よく日記と混同されがちですが、日記が日々の出来事や感情の記録を目的とするのに対し、ジャーナリングは思考の整理整頓やアイデアの明確化が主な目的です。 私たちの脳内にはさまざまな情報が混在しており、そのときの状況や感情に応じて、どうしても思考が分散します。ところが、ジャーナリングで思考を書き出せば、やるべきことが可視化され、優先順位の設定が容易です。 優先順位が決まれば、やるべきことにしっかりとエネルギーを注げます。仕事で結果を出したい人は、毎日10分でもよいので、ジャーナリングを習慣化して、思考を整理する時間を確保しましょう。 クリティカルシンキングを取り入れる クリティカルシンキング(批判的思考)とは、物事を批判的視点から捉え、誤った視点から物事が進められていないかを確認していく思考法です。批判といっても、闇雲に反対するのが目的ではありません。 与えられた情報を鵜呑みにせず、その情報の背景や根拠を見極めて、矛盾点や別な可能性の有無などを探っていきます。 たとえば、「競合店対策として毎月格安セールを開催する」という計画が検討されているとしましょう。売上減に対してたしかに競合店の影響はあるでしょうが、「原材料の高騰」「作業効率の低下」「顧客ニーズの変化」など、競合店以外に原因があるかもしれません。 品揃えが劣っている、あるいは接客サービスの低下が、顧客の流失を招いている可能性もあります。もし接客サービスが悪いのであれば、格安セールをするよりも、サービス向上の研修をおこなう方が効果的です。 これはあくまでも一例にすぎませんが、このように物事の前提を疑い、ほかの可能性を探っていくと、結論が一変することも少なくありません。ロジカルシンキング(論理的思考)とセットで、ぜひクリティカルシンキングを身につけておくことをオススメします。 ◆クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違いについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 頭をフル回転!日常で取り入れたい頭を使う7つの習慣 ルーティンワークから飛び出す 毎日同じルーティンで仕事をこなしていると、どうしても視野が狭くなり、柔軟な発想が生まれにくくなります。ときにはルーティンワークから一歩飛び出して、なにか新しくチャレンジしてみることが必要です。 たとえば、いつも文章による提案が多い人は、画像を多用したプレゼン資料で提案してみるのはどうでしょうか。画像があると感覚的に情報をイメージできるので、いつもよりすんなり提案が通るかもしれません。 さらに画像ではなく、ショート動画やVRによる提案なら、もっと契約率がアップすることも考えられます。 いつもと違うことをするのは、とくに仕事上においては、非常に怖いものです。失敗する確率も高くなりますから。しかし、新しいチャレンジはスキルアップにつながり、自身の市場価値を大きく高めてくれるはずです。 効率化のためにルーティン化は不可欠ですが、労力の何パーセントかは、常に新しい取り組みへ向けておくように意識してみてください。 マルチタスクからシングルタスクへ 資料作成の合間にメールをチェックするとか、複数の画面を表示して違うプロジェクトを同時に進行するといった行為は、一見効率的に見えるかもしれません。 しかし実際には、複数のタスク間で集中力が分散してしまい、どちらも中途半端になる可能性が高いです。それよりも、ひとつの作業をしっかりと終わらせてから、次の作業に取りかかる方が、圧倒的に効率はよくなります。 もちろん、シングルタスクで作業を進める場合、優先順位の選定が非常に重要です。「緊急性があり重要なタスク」を最優先で処理するのは当然として、突然きた電話対応のような「緊急性はあるが重要ではないタスク」を過度に優先してしまうと、いつまでも「緊急性はないが重要なタスク」に取りかかれません。 人脈構築・仕事の計画・スキルアップといったタスクに緊急性はありませんが、どれも将来のキャリアを決定づける重要なものばかりです。こういったタスクをおろそかにしないよう、前述のジャーナリングを活用して、しっかりと優先順位を決めていきましょう。 脳のゴールデンタイムに重要な仕事をおこなう 人間の脳は、起床後3時間までの時間が、もっとも効率よく働いてくれるといわれています。効率よく仕事をこなしていくなら、このゴールデンタイムを利用しない手はありません。 とはいえ、朝の準備や通勤時間を考えると、始業時間前にほとんどゴールデンタイムが終わってしまうという人も多いでしょう。もし可能であれば、通常より早く出社して、前倒しで仕事を進めてしまうのがオススメです。 早朝なら顧客からの連絡も来ないし、誰にも邪魔されずに仕事に打ち込めます。早くその日のタスクを終わらせてしまい、残りの時間で仕事の計画作成やキャリアアップの準備などをおこなえば、緊急性はないが重要なタスクを放置することもなくなります。 もちろん、起床3時間以降、いきなり効率性が落ちるわけではありません。一般的に午前中はまだまだ脳の働きが活発です。深い考察を必要とする作業は、できるだけ午前中に予定するようにしましょう。 そして、午後は外回りにいくなどして、脳をリフレッシュさせるのがポイントです。そうすれば、夕方になっても脳の疲れを最小限に抑えて、効率よく仕事ができます。 タイムマネジメントを意識する 前述の通り、仕事で結果を出すには、なによりも集中が重要です。でも、いろいろなことが気になってしまい、なかなか仕事だけに集中するのはむずかしいという人も多いのではないでしょうか。 集中が苦手な人は、ぜひタイムマネジメントのテクニックを学んでください。オススメは「ポモドーロテクニック」です。ポモドーロテクニックでは、25分間の作業と5分間の休憩を繰り返しおこないます。 何時間もぶっ続けで作業した方が、進み具合がよいように感じるかもしれません。しかし、人間は機械ではないのです。同じような作業を続けていると、飽きてしまい、効率は著しく低下します。 その点25分間で作業を区切ると、合間の休憩で気持ちがリセットされ、集中力を維持しやすいです。疲れてきても、「たった25分だけ頑張れば休憩できる」と思えば、なんとか乗り切れるもの。 忙しく仕事が詰まっている人ほど、ポモドーロテクニックのような時間術を取り入れて、上手に作業時間を管理していきたいですね。 ◆ポモドーロテクニックについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 日常生活ですぐにできる仕事に役立つ脳の整え方 仕事で役立つ脳の働きといっても、別に仕事に関することでしか磨かれないわけではありません。日常生活でできるちょっとした脳の使い方のコツを知っておくと、さらに脳のパフォーマンスがアップします。 まずは生活習慣を整える 仕事でベストなパフォーマンスを発揮するには、まず生活習慣を整えることが、なによりも大切です。十分な睡眠、栄養バランスの取れた食事、そして適度な運動を日々の生活に取り入れることで、脳が本来の力を発揮してくれます。 睡眠は、記憶の定着や脳の疲労回復に欠かせないため、最低でも7時間以上は確保しましょう。 また、食事については、朝食が大きなポイントになります。朝は食べない人も多いですが、脳のエネルギー源となる炭水化物や、集中力をサポートするたんぱく質は、やはりある程度摂取しておきたいところです。 午前中のパフォーマンスが大きく変わってきますから、バナナ1本でもいいので、できるだけ朝食を食べるようにしてください。 もうひとつ重要な生活習慣が、運動です。起床後1時間以内に20〜30分程度の散歩をすると、セロトニンが分泌されるため、気分がスッキリして脳の働きが活性化します。 2〜3日ですぐに効果が出るわけではありませんが、長期間継続すれば間違いなくよい結果が生まれるはずです。毎日少しずつでよいので、生活習慣を整えていきましょう。 ◆生活習慣の改善方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える リラクゼーションで脳をリセットする 東邦大学のサイト※を見ると、ストレスがかかるとノルアドレナリンやドーパミンが放出され、前頭前野の働きが弱まると書かれていました。 前頭前野は、記憶や感情の制御、意思決定といった高度な精神活動をコントロールしている脳の中枢器官です。仕事でベストなパフォーマンスを発揮したいなら、リラクゼーションを取り入れ、前頭前野をはじめとする脳の重要な器官をストレスから守ってあげる必要があります。 さまざまなリラクゼーション法があるなか、今回は手軽にできて効果の高い、「ボックスブリージング」という呼吸法をオススメします。やることは非常にシンプルです。4秒かけて吸い、4秒止め、4秒で吐き、また4秒止めるというリズムで呼吸を繰り返すだけ。 戦場でも使えるリラクゼーションとして海外の軍隊でも採用されている方法ですから、その効果は折り紙つきです。大事な商談やプレゼン前に、試してみてください。心が落ち着いて、きっとよい結果が出せるでしょう。 ※参考: ストレスと脳 | 生物学科 | 東邦大学 ◆呼吸法以外のリラクゼーションについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ うまく頭が働かないのはどうして?脳の働きを阻害する原因と簡単な対策大公開! 夢中になれる趣味をもつ ストレス対策として、リラクゼーションとは別に、夢中になれる趣味をオススメしたいです。絵を描く、楽器を弾く、ガーデニングをするなど、楽しいと感じる趣味なら種類はなんでも構いません。 趣味に没頭する時間は、日々のストレスを和らげ、リラックスした気持ちを取り戻してくれます。仕事が死ぬほど忙しくても、帰宅後楽しい時間が待っていると思えば、案外乗り切れるものです。 また、趣味がもたらす楽しさや充実感は、仕事へのエネルギーやモチベーションも高めてくれます。新しい趣味が見つかれば、脳が普段とは異なる刺激を受け、斬新なアイデアや今までとは違う価値観が生まれるかもしれません。 もちろん、仕事に役立つかどうかで、趣味を選ぶのは無意味でしょう。あくまでも純粋な楽しみのために趣味に取り組み、その結果たまたまモチベーションや集中力が生まれて、仕事にもよい影響をもたらすというのが理想です。 読書を習慣化する 本を大量に読むと、自然と語彙力や表現力が身につきます。ビジネスでは、相手に対して、いかにわかりやすくビジネスの内容を伝えられるかが勝負です。 ただ「これは軽くていい商品なんです」と伝えるのではなく、「使い心地がソフトで身につけているのを忘れてしまうくらいなんですよ」と表現した方が、より相手に興味をもってもらえるでしょう。こういったこまかいニュアンスを的確に表現できるのも、読書で培った語彙力と表現力のおかげです。 また読書は、新しい知識や視点を私たちに教えてくれます。どんな人も、自分なりの価値観があり、価値観から外れるものを敬遠する傾向にあります。家族や友人など、親しい人から言われるほど、反発したくなるものです。 しかし、普段接点のない著名人の言葉だからこそ、「なるほど。そういう考え方もあるのか……」と、素直に新しい気づきを受け入れやすいんですね。 アフター5にお酒を飲んでテレビをダラダラ見ている人と、毎日2時間読書を継続する人では、本当に大きな差がついてしまいます。まずは、1か月2冊を目標に、読書に取り組んでみてください。 ◆社会人が読書をするメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 社会人が読書をするメリットと読書を続けるコツを教えます デジタルツールを使わない時間をもつ 現代のビジネスにおいて、スマートフォンやパソコンといったデジタルツールなしには、なにもできないといっても過言ではないでしょう。しかし、デジタルツールの使用時間が長すぎて、多くの人の脳が慢性的に疲労しているのもまた事実です。 脳の疲労を抑えて、仕事のパフォーマンスを上げていくには、こういったデジタルツールへの依存をできるだけ減らしていかなければなりません。とはいえ、意図的にデジタルデバイスを手放すようにしないと、デジタルツールへの依存はまず解決できないでしょう。 まず、脳のゴールデンタイムである午前中は、スマートフォンをカバンのなかにしまってください。職種にもよりますが、電話やメールに即時対応しなくても仕事は十分に回ります。よほど緊急な連絡は別として、一般的な業務連絡は、午後にまとめておこなえばよいのです。 仕事の途中にメールをしたり、SNSや動画を見たりしてしまったら、再び仕事に集中できるまで最低でも20分程度必要です。スマートフォンが手元にないだけでどれだけ仕事が捗るか、はじめてスマホ断ちをしたあなたは、おそらくびっくりするでしょう。 1日2〜3時間からでも構いません。ぜひ、仕事中にデジタルツールを使わない時間を設けるようにしてください。 まとめ 今回は、仕事で結果を出す脳の使い方、そして日常生活ですぐにできる仕事に役立つ脳の整え方について解説しました。すべての方法にいっぺんに取り組む必要はありません。気になるものをまずはひとつピックアップして、とにかく実践してみてください。半年、1年と継続すれば、必ずよい方向に仕事が進んでいくはずです。 ### 仕事のできる人が実践しているメモの取り方とは 仕事の効率を上げるためには、正しいメモの取り方を知っておく必要があります。しかし、ただメモを取ればよいというわけではありません。仕事のできる人たちは、メモを効果的に使い、情報の整理やトラブルの回避、そして信頼関係の構築に役立てています。 本記事では、メモを取る目的や避けるべきNG行為、さらにメモの効率を最大化するための具体的なポイントについて紹介します。メモの取り方を見直して、あなたも仕事のスムーズさを実感してみませんか? 仕事でメモを取る目的 メモの効率的な取り方について説明する前に、まずは仕事でメモを取る目的をしっかりと押さえておきましょう。 情報を忘れないようにするため メモを取る一番の目的は、やはり情報を忘れないためでしょう。仕事中には、会議での重要な決定事項や上司からの指示、取引先とのやり取りなど、じつにさまざまな種類の情報を処理しなければなりません。 これらを頭のなかだけで覚えておこうとすると、どうしても漏れや誤解が生じやすくなります。すぐに対応できるならともかく、数日後に対応するタスクともなれば、おそらく情報の詳細をほとんど忘れてしまっているはずです。 しかし、重要なポイントをきちんとメモしておけば、ある程度時間が経過してから取りかかっても、問題なく対応できます。 人間の脳は、わずか1日経過しただけで、インプットした情報の約70%も忘れてしまうそうです。ましてや、複数のタスクをこなさなければならない場合、忘却率はさらに大きくなるでしょう。 自分の記憶力を過信せず、必要な情報は必ずメモを取るように心がけてください。 疑問点を明らかにするため  メモを取るもうひとつの大きな目的は、仕事中に浮かんだ疑問点を明確にすることにあります。会議や商談をしているなかで、多くの情報が一度に共有されますが、そのすべてを瞬時に理解するのはなかなか大変です。 その場で確認できればベストですが、相手との関係性や時間の問題などもあり、いつもその場で疑問点がクリアになるとは限りません。 そういったとき、メモに疑問点を書き留めておくと、あとから調べられるし、あらためて相手に質問することも可能です。(もちろん、その場で確認すべきこともあります) 不明な点があるのに、なにが不明なのかを忘れてしまうのは、最悪のパターンといえます。理解が曖昧なまま仕事を進めてしまえば、あとから大きなトラブルを引き起こしかねませんので。 その点、メモさえしておけば、とんちんかんな質問をして相手を怒らせることもありません。「先ほどは時間がなくて確認できませんでしたが、◯◯はこういう意味で間違いないでしょうか?」と真摯に確認すれば、相手も丁寧に答えてくれるはずです。 あとからトラブルにならないようにするため あとからトラブルにならないようにするためにも、重要な指示や必要な情報は必ずメモするべきです。前述の通り、人の記憶は非常に曖昧で、時間の経過とともに、情報の大半を忘れてしまいます。 また、記憶に頼って仕事を進めると、どうしてもそこに自分の固定観念や解釈が介入してしまうものです。そうなると、相手の希望する内容とズレた仕事内容になってしまい、トラブルに発展する可能性が高くなります。 お互いに譲らず、「言った・言わない」の状態になったら、関係の修復は困難です。でも、メモに打ち合わせの内容を記録しておけば、それを証拠として堂々と対応ができます。きちんとメモを取っている姿を見せることで、相手の態度が軟化することも考えられます。 そう考えると、メモは単なる記録ではなく、リスク対策としての側面をもっているといえるでしょう。とくに上司や取引先との打ち合わせの内容は、できるだけ詳しくメモをしておくことをオススメします。 相手に安心感を与えるため メモには、相手に安心感を与えるという大きな効果があります。とくに、上司や取引先との会話中に、しっかりとメモを取る姿勢を見せられれば、相手に誠実な印象をもってもらえる可能性が高まります。 誰だって自分の話をメモしながら聞いてもらえたら、嬉しいですよね。少なくとも、その人のことを悪くは思わないはずです。 また、メモに話しの内容を書き留めているわけですから、なにかトラブルが起きた場合、ある程度責任の所在がはっきりします。言った言わないの水掛け論を回避でき、人間関係を壊滅的に壊す事態にまでは至らずに済むでしょう。 このように、メモは単なる記録ではなく、相手と信頼関係を築くための重要な手段でもあります。しっかりとメモを取る習慣をつけて、コミュニケーションの質を向上させ、円滑な仕事の進行につなげていきましょう。 メモの取り方が下手な人のやりがちなNG行為 せっかくメモを取っても、ポイントを外すと思うような効果は期待できません。メモ下手がやりがちなNG行為を反面教師とし、きちんと効果の出るメモの取り方を身につけていきましょう。 情報をすべてメモしようとする メモを取る際に、すべての情報を漏らさず記録しようとする人がいます。しかし、これは逆効果になることが多いです。 なぜなら、すべての情報を詳細にメモしようとすると、話を聞くための集中力がメモの方に分散されてしまい、肝心なポイントを聞き逃してしまうリスクが高まるからです。 また、こまかすぎるメモはあとで見返す際に、なにが重要だったのかがわかりづらく、情報の整理整頓に余計な時間がかかります。 ところが、真面目で仕事熱心な人ほど、こういった状況に陥りがちです。相手の言葉をしっかりと覚えておこうとして、メモに注力しすぎてしまうのですね。メモを書く際には、できるだけポイントを絞り、重要なキーワードだけ書くのがポイントになります。 メモの書き方のコツについては、のちほど詳しくお伝えします。 メモの文章が長すぎる メモを取るときに、詳しく書こうとして、メモの文章が長くなってしまう人も多いです。しかし、メモは、あとから詳細を検討するためのきっかけにすぎません。 とりあえず、重要なポイントだけメモしておいて、そこから詳しい内容を引き出せれば、それでメモの役割は十分果たしています。 ところが、メモの段階ですべてを書き留めようとすると、書くことに一生懸命になってしまい、肝心の内容が頭に入ってきません。メモするのに時間はかかるし、そのくせ理解度は中途半端というのでは、わざわざメモをする意味がなくなってしまいます。 また、メモの文章が長すぎると、あとから見返すときに、どこが重要なポイントなのかを見分ける時間が余計にかかります。メモを取る際には、文章を短くまとめ、必要な情報を一目で把握できるようなメモの取り方が必要です。 字が汚すぎてメモの判読に時間がかかる 急いでメモしようとするあまり、ついつい字が乱れてしまい、あとで見返したときに「これ、なんて書いてあるんだろう……」と困ることがあります。せっかくメモしたのに、自分の字が読めないときは、本当に焦るものです。 わかりやすくメモしたはずなのに、判読に時間がかかるようでは、あまりにももったいなさすぎます。それでも解読できればまだマシで、最悪の場合、読み取れない可能性もゼロではありません。 こういった事態を防ぐには、丁寧に書くのはもちろん、メモの取り方も重要です。箇条書きで書く、記号を多用するなど、時短の工夫はいくらでもできます。 また、相手の許可を取れれば、会話を録音して、あとからじっくりと確認するという手もあります。これなら、焦って読めないメモを書くこともなくなるでしょう。 仕事の効率が爆上がりするメモの取り方のポイント せっかくメモを取るなら、メモによって仕事の効率を大幅に向上させたいもの。この章では、メモの取り方に関するコツを10個ご紹介していきます。 会話中に確認しながらメモを取る メモの効率化を目指すなら、相手との会話中に随時内容を確認しながらメモしていくのが有効です。相手の話している内容が自分の理解と合っているかを、その場で確認しながらメモを取れれば、勘違いやミスが大幅に少なくなります。 とくに、複雑な指示や数字・日程のような正確さが求められる内容の場合、できるだけその場で「◯◯でよろしいですか?」と確認を入れたいところです。 確認を怠ってしまうと、あとで「話が違う」と大きなトラブルに発展するリスクが高まります。しかも、確認をしながらのメモは、自分の話をきちんと聞いてもらっているという信頼感を相手に与えます。 ただし、あまりにも確認の回数が多いと、打ち合わせがスムーズに進みません。人によっては、鬱陶しいと感じる人もいるでしょう。もし相手が話の途中で質問されるのを嫌がるようなら、あとからまとめて質問するなど、臨機応変に対応してください。 1枚メモなら見返しが素早くできる メモを取る際には、1枚の紙にすべてをまとめる「1枚メモ」がオススメです。複数のページにまたがって情報を記録してしまうと、あとから見返すときに、必要な情報を探す時間が余計にかかってしまいます。 メモは、簡潔に書くのが鉄則です。A4用紙1枚を目安にして、必要な情報はすべてそこに集約するようにしましょう。1枚に情報がまとまっていれば、あとから情報を探すのも簡単です。 ところが、よく「A4用紙1枚じゃ書ききれないよ」という声を耳にします。しかし、議事録ではないのですから、1枚に書ききれない情報は、基本的にメモ書きのキャパを完全にオーバーしていると思ってください。 1枚に書ききれないほどの情報量なら、録音をしてあとから書き起こすなど、別途工夫が必要になるでしょう。(どんなに情報量が多くても、せいぜい裏面に書き足すくらいが限界です) ◆1枚メモのメリットと書き方については、コチラの記事でもお読みいただけます メモ術 紙1枚で人生がうまくいくメモ術「神メモ」とは キーワードと箇条書きでスピードアップ 先ほど、1枚目メモのメリットをお伝えしました。ただ、1枚メモに情報を収めるには、書き方に少々工夫が必要です。 1枚メモに書く場合は、キーワードと箇条書きが基本になります。せっかくメモをするなら、できるだけたくさんの情報を残しておきたいと思うものです。しかし、すべての情報を書き出すのは時間がかかるし、手も疲れてしまいます。 情報の整理もむずかしくなるので、重要なキーワードだけを抜き出して、できるだけ簡潔にメモをしてください。通常の文章ではなく、「見積もり金額の再計算」というように、ごく短文を書きなぐっていくのが、素早くメモするポイントになります。 メモの主な役割は、情報の整理整頓です。情報の優先順位や関連性がわかればよいので、詳細については、別途手帳やノートに書き出して対応していけばよいでしょう。 ◆キーワードのメモの取り方については、コチラの記事でもお読みいただけます メモ術 あなたは大丈夫?メモを取らない人を待ち受ける4つのデメリット 要点を簡潔にまとめる メモを取る際には、できるだけ要点を簡潔にまとめましょう。仕事中には多くの情報が飛び交いますが、そのすべてを書き留めるのは、あまりにも非効率です。 メモの目的は「必要な情報を素早く確認できるようにすること」でしょう。それなのに、情報が多すぎると、あとから確認するのが大変になります。 そういう事態に陥らないためには、話のなかから具体的な数値や決定事項といった、重要な点だけを選んで書き留めるのがポイントです。 とはいえ、いきなり必要な情報だけを書き取るのは大変かもしれません。そういう場合は、とにかく単語やフレーズだけを記入するようにしてみてください。メモの短縮化に慣れてきたら、箇条書きを活用するのもよい方法です。 文章のままメモをするとどうしても冗長になるし、手に意識が集中してしまい、肝心の内容を見失ってしまう可能性が出てきます。シンプルさこそが、メモの質を高める最大の秘訣です。 あとから書き込むスペースを残しておく 「あとから書き込むスペースを残しておく」というのも、メモ書きの重要なポイントです。会議や打ち合わせのメモの場合、あとから補足情報を付け足したくなるケースがよくあります。メモした内容について、後日上司から受けた指示を残しておく必要も出てくるでしょう。 その際、メモに余白がないと新しい情報を書き足せません。その結果、別のページに記録せざるを得ず、見直しの際に重要な内容を見落とす原因になります。その点、十分なスペースを残しておけば、見直して気づいたことや疑問点を簡単に書き加えられます。 具体的には、箇条書きの下やページの端に余白を設けておくと使いやすいです。ただメモを取るのではなく、「あとから書き足すこと」を前提にメモを取る習慣をつけることで、さらに実用的で使いやすいメモが完成します。 日付やタイトルを必ず記入する メモに日付やタイトルを記入することは基本中の基本なのに、意外と忘れがちです。しかし、これを習慣化するだけで、あとからメモを見返す際の利便性が格段に向上します。 打ち合わせのメモをあとで確認する際、日付やタイトルがないと、メモを探すだけでもひと苦労です。メモの枚数が少ないうちはよくても、10枚20枚と過去のメモが増えていけばいくほど、比例して検索の手間も増えてしまいます。 日付は「いつの情報か」を明確にし、タイトルは「どのような内容か」をひと目で把握するために役立ちます。凝ったタイトルは必要ありませんが、「◯月☓日のプロジェクト会議」といったタイトルでは、不十分です。 「◯月☓日のプロジェクト会議(広告費用について)」というように、短くても構わないので、プロジェクト会議の内容がわかるようなワードも加えておきましょう。 ◆日付とタイトルの重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます メモ術 仕事がスムーズに進むメモの取り方とは 見返す前提でメモを取る「PREP法の活用」 メモを取るときは、「あとから見返す前提」で整理しておくことが大切です。そのために役立つのが「PREP法(プレップ法)」というフレームワークです。 PREP法とは、「Point(要点)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(再度結論)」の順で情報を整理する手法になります。 たとえば、会議で新しい提案が出た場合、まず「要点」として提案内容を簡潔に記録。次に、なぜその提案が採用されたのか、その理由や背景を記入しておきます。 さらに「具体例」として事例や数値データをメモし、最後に「結論」として採択された内容や次のアクションを記入しておけば、誤解による伝達ミスが激減するでしょう。 このように、PREP法は情報が論理的な構成に基づき記入されるので、ただのなぐり書きではなく、実用的な資料として機能します。情報量が多く、第三者と共有するタイプのメモなら、PREP法の導入は非常に有効です。 マーカーやイラストを活用する メモをわかりやすく、見返しやすいものにするためには、マーカーやイラストの活用をオススメします。重要なキーワードや決定事項にマーカーを引いておくと、大事なポイントだけがパッと目に入り、必要な情報が見つけやすいです。 なかでも色分けは効果的で、たとえば「緊急のタスクは赤」「次回確認事項は青」といったルールを決めておくと、情報を探す手間が大幅に軽減できます。 また、イラストを使うのも有効です。シンプルな矢印やアイコンを描くだけでも、情報の流れや関係性が一目でわかるようになります。こういった視覚的要素をメモに取り入れると、アイデアの創出や記憶のトリガーとしても役立ってくれます。 なにより、カラーバリエーションが豊富で、イラストのあるメモは、見返すのが楽しいです。楽しいという気持ちは、メモを継続する大きなモチベーションになってくれます。絵心がないという人でも、気にせずどんどん取り入れていきましょう。 紙とデジタルの使い分けを意識する メモを取る場合、あなたは紙派ですか、それともアプリメモ派でしょうか。さまざまな意見はありますが、基本的には紙のメモ(A4サイズ)をオススメしています。もちろん、デジタルにも長所が数多くあるので、状況に応じて使い分ければ、メモの効率と利便性が大幅に向上するでしょう。 紙のメモは、手を動かしながら書くため、記憶に残りやすいのが大きな魅力です。スケジュールなどを書き取る際に、スマートフォンのような電子デバイスよりも、紙媒体の方が想起(記憶の蘇り)に関する脳の活動が活性するという研究データ※も発表されています。 一方で、デジタルメモは情報の保存や検索が簡単で、チームとの共有に向いています。たとえば、Google KeepやNotionのようなツールを使えば、メモをいつでも誰でも確認でき、リンクや画像の添付なども可能です。 そう考えると、とりあえず紙に情報やアイデアを記録し、必要に応じてデジタルでメモを保存・共有するといった使い方もできます。どちらかだけ偏重するのではなく、両者の賢い使い分けが、メモの効果を最大限に引き出してくれるでしょう。 ※参考: 紙の手帳の脳科学的効用について |  東京大学 ◆紙とデジタルの使い分けについては、コチラの記事でもお読みいただけます メモ術 仕事を効率的に覚えるためのメモの取り方とは? スケジュール帳は必需品 スケジュール帳は、仕事をスムーズに進めるうえで欠かせないツールです。タスクや予定が頭のなかだけにしかない状態だと、優先順位をつけたり全体像を把握したりするのがむずかしくなります。その結果として、タスクの漏れや遅れが生じてしまうわけです。 しかし、メモを取る際にスケジュールをしっかり書き込んでおくと、基本的にメモさえあれば必要事項の概要はすべて確認できます。もちろん、朝や夕方に、スケジュール帳でしっかりと予定を確認する作業も必要でしょう。 でも、メモにスケジュールを反映させておけば、わざわざメモ帳を取り出して確認する手間がかかりません。わずかな違いかもしれませんが、こういうちょっとした工夫が、ビジネスの効率を大きく向上してくれます。 仕事の効率を上げたいなら、節目節目はスケジュール帳で、日中の活動中はメモでサッと確認するのがオススメですよ。 ◆メモとスケジュール帳の併用については、コチラの記事でもお読みいただけます メモ術 仕事メモのまとめ方は1枚メモがオススメ! まとめ 今回は、メモを取る目的や避けるべきNG行為、さらに効率的なメモの取り方について解説をしてきました。ミスを減らし、効率的に仕事を進めるために、メモを取る習慣は非常に重要です。今回紹介したメモに関する情報を基に、ぜひメモの取り方をブラッシュアップしていただければと思います。 ### 仕事がスムーズに進むメモの取り方とは もし今「仕事でミスが多い」「なにから手をつけていいのかわからない」と悩んでいるなら、メモの活用をオススメします。 仕事をスムーズに進めるためには、効率的なメモの取り方が不可欠です。メモをうまく仕事に活用できれば、ミスも大幅に減るし、仕事の優先順位も明確になります。 本記事では、仕事における効率的なメモの取り方や活用術について具体的に紹介していきます。仕事の効率アップを目指す方は、ぜひ最後までお読みください。 なぜメモが仕事の効率アップにつながるのか? メモにはさまざまなメリットが存在します。今回は、仕事の効率アップにメモが有効な理由を4つピックアップして解説していきます。 脳内の整理整頓 頭のなかが混乱していると、考えがまとまらず、なかなか行動に移せないものです。そういうときに役立つのが、メモを書くことなのです。 考えていることをメモしようと思えば、まず頭のなかにある考えや情報をひとつずつ言語化しなければなりません。その過程で、自然と頭のなかが整理されてきます。 たとえば、会議中に重要な内容や課題が次々と出てきて、頭が追いつかない状態を想像してみてください。話を聞きながら頭のなかで整理しようとしても、考えるそばから前に聞いた情報がどんどん頭から抜けて落ちてしまうはずです。 ところが、重要なポイントをメモしておけば、目の前に必要な情報が揃っているので、抜けや漏れを最小限に抑えられます。また、余計な情報を記憶しておく労力がなくなるので、脳の負担が減り、その分自分の思考をまとめるゆとりが生まれます。 整理整頓された脳内環境をつくるために、ぜひメモの力を活用してみてください。 情報の見える化 メモを取る最大のメリットは、情報の見える化です。前述の通り、頭のなかにある情報を基に考えようとしても、考えるそばから情報が抜け落ちてしまいます。 今聞いた電話番号を覚えておこうとしたら、記憶しておくことに精一杯で、ほかのことは考えられませんよね。でも、電話番号をメモしておけば、覚えておく必要がなくなり、そのほかのことを考えられるようになります。 仕事のこと、プライベートのこと、将来のこと、悩みなど、頭のなかにある情報や思考をすべてメモに書き出してみてください。そうすると、自分がなにをすべきか、なにを考えなくてはならないのか、具体的な行動と優先順位が明確になります。 仕事に関する内容であれば、同僚や上司と情報を共有するケースもあるでしょう。そういった場合も、きちんと見える化できていれば、抜けのないしっかりとしたコミュニケーションが取れます。 うっかり忘れの激減 仕事中に「しまった!納期の調整連絡を忘れていた……」などと、大事なタスクをうっかり忘れてしまった経験は誰しもありますよね。そういったミスの防止に役立つのが、メモの習慣です。 メモを取るというのは、頭のなかの情報を外部に記憶させる行為といえます。人間の短期記憶の容量には限りがあるため、インプットされた情報をすべて覚えておくのは、土台無理な話です。 とくに会議や商談のように、気軽に内容の確認ができない場であれば、なおさらでしょう。でも、メモさえしっかり取っておけば、情報の漏れは最小限で済みます。 また、時間が足りずにその場で即決できないようなことでも、あとからメモを見返しながら、じっくりと検討が可能です。メモがなかったら、あとから考えるといっても、すでに情報の多くは忘れてしまっているでしょう。 うっかり忘れを防ぎ、確実に仕事を進めるために、メモを取る習慣は非常に有効です。忙しくて考えることが多い人は、ぜひもっとメモを活用していきましょう。 聞く姿勢のアピール メモを取ることは、単に情報の記録だけでなく、相手に「話をしっかり聞いていますよ」という姿勢を示す手段にもなります。正直なところ、友達とか家族なら、こういうことはとくに気にする必要はないでしょう。 しかし、上司や取引先となれば、話は別です。立場上、こちらの真剣さや敬意が伝われば、今後の関係にも少なからずよい影響が生まれます。 自分に置き換えてみれば、すぐにわかりますよね。もし自分の話を相手がメモしてくれていたら、好意を感じるし、また話をしてみたいと思うはずです。 さらに、メモ書きを基にじっくりと検討できれば、仕事上でもよいパフォーマンスが残せます。そうなれば、ますます相手の信頼を得られ、どんどん仕事がやりやすくなっていくでしょう。 少々いやらしく感じるかもしれませんが、円滑に仕事を進めていくためには、こういった副次的なメリットについてもしっかりと理解しておくべきです。 効果的な仕事のメモの取り方  仕事中にメモを取る場合、いかに効率よく、かつわかりやすくメモできるかが大切です。この章では、効果的な仕事のメモの取り方について解説していきます。 記入する内容はキーワードだけ 仕事のメモを取るときに大切なのは、すべてを詳細に書き残そうとせず、要点だけを簡潔に記すことです。話の内容をすべて書き写そうとすると、ペンを動かす意識と話を聞こうという意識がぶつかってしまい、肝心な話の内容を逃してしまうことがよくあります。 そこでオススメしたいのが、「キーワードだけ」をメモする方法です。話のなかでとくに大事なポイントや、自分があとで確認したい情報をキーワードとして抜き出し、短い言葉でまとめて書き留めます。 こうすることで、話の流れを止めずに要点を押さえ、あとで見返したときに簡単に思い出せるのです。 キーワードは、文章ではなく、単語、もしくはごく短文を選びます。たとえば、会議中なら、「予算案提出の期限」「担当者へ提出するプレゼン資料の内容について」といった、重要なキーワードだけをサッと書き留めておけばそれで十分です。 メモした内容を相手に確認する メモを取ったら、できる限り、相手に確認をしましょう。話を聞きながらメモを取ると、自分の解釈が混ざったり、おぼろげな記憶で書き込んでしまったりすることがあるため、メモの内容が相手の意図とズレてしまう可能性があるからです。 話のあとに「この部分はこういう意味でよろしいですか?」「納期は◯月△日で間違いないですよね?」といった具合に、メモ内容を相手に確認してください。 面倒かもしれませんが、こういった確認をしっかりとおこなえば、情報の取り違いや思い込みによるミスが減り、仕事の精度が大幅に高まります。 また、相手に確認をすることで、誠実さや真剣さを伝えられるため、信頼関係の構築にもつながります。「あの人に任せておけば安心だ」といわれるように、まずは正確なメモを取ることからはじめていきましょう。 日付とタイトルを記入する メモを取る際には、必ず「日付」と「タイトル」を記入します。日付とタイトルは、あとからメモを見返す際の重要な目印になるからです。当たり前の話ですが、もしメモに日付とタイトルがなかったら、いつ、なにについて書いたメモなのかがわかりません。 その点、日付があれば、時系列に沿って振り返ることができ、情報の管理が格段に楽になります。また、タイトルをつけておくと、そのメモがなにに関するものなのか一目でわかるため、メモを見返したときに迷うことがありません。 とくに、複数のプロジェクトや業務を並行して進めている人は、必ず日付とタイトルを記入してください。もちろん凝ったタイトルは必要なく、「◯月◯日の打ち合わせ」や「△△プロジェクトの進捗確認について(◯年△月☓日)」といった、シンプルな表記で十分です。 業務日誌などと違って、メモに日付やタイトルを入れる人は案外少ないもの。日付とタイトルの記入はシンプルな作業ですが、後々の確認作業の効率を大きく左右するため、ぜひ習慣化していきましょう。 5W1Hを意識してメモする せっかくメモを取っても、あとから「あれ?これどういう意味だっけ?」と、メモの意味がよくわからなくなることがあります。そのメモを基に計画を立てる際や、上司に報告する際に、内容が不明瞭では困ってしまうでしょう。 でも、実際にメモを取る時間は限られていることが多いので、詳しくメモをしている時間はありません。そういった場合に大きく役立ってくれるのが、「5W1H」です。 5W1Hとは「Who(誰が)」「What(なにを)」「When(いつ)」「Where(どこで)」「Why(なぜ)」「How(どうやって)」の頭文字を取ったフレームワークの一種です。 書くべき内容が決まっているので、メモを取る際になにを書けばいいのかと迷うことがなくなります。書式が決まっていれば、見返しも楽ですしね。非常にシンプルなフレームワークですが、5W1Hを活用したメモは、効率的に仕事を進める上で強力なツールになってくれるでしょう。 仕事をスムーズに進めるためのメモ活用術 効果的にメモを取るコツがわかったところで、最後に仕事をスムーズに進めるためのメモ活用術を3つご紹介します。 ToDoリストとの組み合わせで効率アップ 指示内容、改善点、やるべき業務など、仕事でメモする内容はじつにさまざまです。メモのなかに、期限を決めて取り組むべきタスクがあれば、ToDoリストに組み入れるのもひとつの方法です。 あとから紙1枚にまとめるメモのメリットをお伝えしますが、メモはできるだけコンパクトにまとめるのが原則になります。自分の現状が一目でわかるので、1枚のメモだけで完結するのが理想です。 ただし、メモにはいろいろな内容のものが混在しています。期限が厳密に決まっているタスクは、メモとは別にやはりToDoリストで管理する方が効率的でしょう。完了したタスクにチェックを入れていけば、自分の進捗状況を視覚的に確認でき、モチベーションアップにもつながります。 メモとToDoリストを組み合わせた管理術は、シンプルながらも効果的な手法ですので、ぜひ取り入れてみてください。 デジタルツールを使ったメモの活用 メモ書きの基本は、手書きです。紙をサッと取り出し、いつでもすぐに書けるのが手書きメモ最大の魅力といえるでしょう。 しかし状況に応じて、デジタルツールを使ったメモを活用すれば、メモを取るのがもっと楽になります。以下の条件に当てはまる人は、デジタルツールを使ったメモを積極的に取り入れてみるとよいかもしれません。 デジタルツールを使ったメモが向いている人 普段からデジタルツールを使い慣れている チームメンバーとメモを共有する必要がある 音声入力を活用したい 電車内や車中でメモする機会が多い とくに、メモの共有が多い人は、デジタルツールによるメモは非常に便利です。PDF化すれば、書き込みでこまかいやりとりも可能ですし、あとから言った言わないといったトラブルも回避できます。 また、メモすると話の内容がおろそかになってしまう、あるいはあとからじっくりと内容を確認したいというなら、デジタルツールで録音しておく方法も考えられます。これなら、聞き逃しがないし、こまかいニュアンスの取りこぼしもありません。 興味のある人は、時間や場所に縛られず、どこでも素早くアクセスできるデジタルメモを、ぜひ日常業務に取り入れてみてください。 1枚メモで効率よくPDCAを回す メモを取るなら、メモ帳や手帳ではなく、1枚の紙にまとめるスタイルがオススメです。メモ帳や手帳にはスペースがありすぎて、どうしてもメモする内容が長くなりがちです。 ところが、紙1枚に収めると決めておくと、自然とメモする内容がコンパクトになります。コンパクトだからあとからの確認作業も楽だし、見落としやうっかり忘れも激減します。また、なんといっても、全体の流れが一目でわかるのが、紙1枚メモの魅力です。 1枚のメモにタスクをまとめたら、PDCAを活用して、タスクの進捗具合を確認していきましょう。計画を立て、実際に行動してみて、その結果をチェックして、改善策をまた試してみる。このサイクルを繰り返せば、事態は必ずよい方向へ向かっていきます。 でも、PDC Aをサクサクと回していくには、基となるタスクがわかりやすくまとまっていることが大前提です。手帳のなかにバラバラとタスクが書かれている状態では、いちいち手帳を何ページも開いて、タスクを探さなければなりません。 メモはできるだけシンプルに、A4用紙1枚に収まるように、項目と要点だけをコンパクトにまとめるようにしましょう。 まとめ 冒頭でお伝えしたように、仕事をスムーズに進めるためには、効率的なメモの取り方が不可欠です。今回紹介した効果的な仕事のメモの取り方を身につければ、必ず仕事の効率はアップします。もし今、仕事で行き詰まりを感じているなら、ぜひメモの習慣を取り入れてみてください。 ### 紙1枚で人生がうまくいくメモ術「神メモ」とは 毎日の仕事や勉強でやるべきタスクが多すぎて、なにを優先すべきかわからなくなってしまうことはありませんか?そんなときに役立つのが、1枚の紙にすべてを書き出す「神メモ」術です。 「えっ?たった1枚で本当に役に立つの?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。でも、1枚に情報をまとめるシンプルなメモ術は、あなたの仕事や勉強、いや人生を大きく変えてくれるポテンシャルをもっています。 いったい神メモとはどういったメモ術なのか、さっそく神メモ術について見ていきましょう! メモ術を身につける重要性 神メモを説明する前に、なぜ効率的なメモの取り方が重要なのか、その理由を解説します。メモの必要性を理解できているかどうかで、メモ術への取り組み方が変わってきます。まずは、メモ術の重要性をしっかりと理解していきましょう。 手軽にタスク管理が可能に メモを使えば、手軽にタスク管理ができます。忙しい現代人にとって、適切なタスク管理は欠かせないスキルです。 ビジネスでも日常生活でも、タスクは次から次へと増えていきます。今日中に完成させたいプレゼン資料があるのに、電話がひっきりなしにかかってきて、その対応に追われてしまう。あるいは、上司から急ぎの仕事を頼まれて、結局プレゼン資料はそのまま。 取りかかっているタスクが終わらないうちに、どんどん新しいタスクが増えてしまう経験は誰でもあるでしょう。残念なことに、多くの人は、そこでタスクを古い順から処理しようとします。 しかし、こうした順番の決め方をしていると、重要なタスクがおろそかになり、トラブルを引き起こす可能性が高くなります。一生懸命タスクをこなしているのに、思うような結果を出せなかったら、とても悲しいですよね。 こういった状況を防いでくれるのが、メモ書きの習慣です。やるべきタスクをすべてメモに書き出せば、なにから取り組むべきか、優先順位が決めやすくなります。 ビジネスパーソンであれば、退社前に翌日のタスクをすべてメモして、取り組む順番を決めておきましょう。そうすれば、急な仕事が入っても、優先順位を冷静に判断して適切な対応ができるはずです。 思考の整理ができる メモを上手に活用できると、頭のなかがスッキリと整理され、考えがまとまりやすくなります。 現代は、ネットやAIの発達により、情報が簡単に、かつ大量に手に入ります。非常に便利ですが、反面あまりにも情報が多すぎて、正しい判断ができにくくなっているのも事実です。こうした大量の情報を頭のなかだけで考えていると、どうしても取りこぼしが増え、思考も浅くなります。 その点メモを取れば、自分が考えていることや必要な情報、解決すべき点などを可視化できます。目の前に必要な情報がすべて書き出されているので、優先順位や必要事項をひとつずつじっくりと検討できるわけです。 また、情報が可視化されると、情報を組み合わせて、新しいひらめきが生まれやすくなるメリットもあります。その新しいアイデアもメモしておけば、そこからさらに新しいアイデアが発展していくかもしれません。 このようにメモ書きによって思考がクリアになれば、迷いが減り、行動に移すまでの時間が大幅にスピードアップします。 思考の言語化がうまくなる メモを取るというのは、頭のなかに漠然と漂っているアイデアや感情を言葉として具体化する行為です。だから、メモを繰り返すと、自分の思考を整理し、他人に伝えやすい形に言語化する能力が自然と鍛えられます。 たとえば、仕事で感じたモヤモヤが、頭のなかにうず巻いている状態を想像してみてください。怒りや不安、悲しみなど、さまざまな感情が入り混じっているはずです。こういった感情や考えていることを1枚の紙に書き出そうとしても、おそらく最初はうまく言葉が出てこないでしょう。 でも、それでも毎回メモを取っていれば、徐々に的確な表現ができるようになってきます。言語化する過程で、意識していなかった問題点や課題、隠れていた感情に気づけることも増えてくるはずです。 そうやって目の前に適切な情報が揃っていれば、解決策を見つけやすくなり、今後どのように行動すればいいのかが明確になります。 不安や恐怖を払拭できる 悩みや不安を抱えたとき、メモに書き出すことで本当の問題に気づきやすくなります。頭のなかで悩みがぐるぐると巡っている状態だと、なにに対して不満や不安を感じているのか、よくわからないままです。 たとえば、「家族で旅行にいきたいのにお金がない」という悩みを抱えているとします。給料がなかなか上がらない・残業が多い・副業禁止など、メモを書き出すうちに、おそらく現在の仕事に対するさまざまな不満が芋づる式に湧き上がってくるでしょう。 こうして書き出すことで、じつは「旅費がない」ことではなく、今の会社に対する不満が根本的な問題だと気づけるわけです。悩みや問題が明確になれば、あとはその解決策を考え、実践していくだけ。 それは資格取得によるキャリアアップかもしれないし、今の会社に魅力を感じられないのであれば、転職や独立なのかもしれません。 いずれにせよ、メモ書きで本当の問題点が明確になれば、不安や恐怖に冷静に対処できます。ぼんやりとしたモヤモヤを抱えている人は、ぜひメモに思いを書き出してみてください。 メモは「紙1枚」に書くのがオススメ! 先ほど、お伝えした通り、メモにはメリットが数多くあります。しかし、普通のメモ帳にただメモするだけでは、メモの素晴らしさを半分も引き出せていません。 メモ書きは、紙1枚にまとめるのが断然オススメです。この章では、紙1枚に書くメモの素晴らしさについて、わかりやすく解説していきます。 ◆効果的な仕事のメモの取り方 については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 仕事がスムーズに進むメモの取り方とは 1枚のメモがあなたの人生を変える 「1枚のメモがあなたの人生を変える」というと、大げさに聞こえるかもしれませんが、実際に効果は絶大です。 多くの人が、やりたいことがあるのにできない、頑張っているのにうまくいかないといったジレンマに苦しんでいます。そして、目の前のやらなければならないことを乗り越えようと、さらに頑張ろうとしてしまうのです。 でも、どれだけ能力のある人間でも限界があります。限界を無理やり超えようとすれば、おそらく体や心を壊してしまうでしょう。なぜうまくいかないのか、その理由をしっかりと考える必要があります。 でも、理由は簡単です。やるべきこと、やりたいことの全体像が描けていないから、重要でないことに時間を取られてしまい、いつまで経っても本当に大切なことに取り組めないのです。 ぜひ、紙1枚のメモにやるべきことを書き出してみてください。ものごとの優先順位が明確になり、大事なことに労力を集中できるので、驚くほど人生がスムーズに動き出します。 整理と整頓の両方を同時におこなえる 手帳やメモアプリを使っている人も多いのですが、私はいつもコピー用紙を利用しています。なぜ、シンプルな紙1枚がオススメなのでしょうか? それは、紙1枚のメモによって、整理と整頓の両方を同時におこなえるからです。整理と整頓は似ているようで、意味合いが大きく異なります。 整理:必要なものと不必要なものを分け、不要なものを処分すること 整頓:必要なものを使いやすく配置すること 手帳やメモアプリでも、整理は十分可能です。ところが、手帳やメモアプリは整頓にはあまり向いていません。スペースに余裕があるため、メモする量が多くなり、あとから必要な情報にたどり着くのが大変だからです。 その点、紙1枚にまとめようとすれば、重要な情報だけをコンパクトに書き出すしかないので、自然と情報を整理整頓できます。紙1枚のメモなら、どこになにが書いてあるのか、すぐにわかりますよね。 メモに書かれている内容を探す時間など、微々たるものと思われるかもしれません。でも、こういったわずかな時間と手間の積み重ねが、私たちの貴重な時間を奪っていきます。ぜひ、1枚のメモに必要な情報を集約して、「即座に行動できる」状態をつくってください。 メモは忘れるために取る 一般的に、メモを取る目的は、「情報を記録しておくため」と考えられています。もちろん間違いではありませんが、「メモは忘れるために取る」といった方がより正確な表現といえるでしょう。 というのも、記録は保存という意味合いが強く、そこには見返すというニュアンスがあまり感じられません。 しかし、メモは単なる記録媒体ではなく、次の行動の羅針盤とでもいうべき重要な役割を担っています。だから、必要に応じて何度も見直し、行動計画の修正をする必要があります。 あなたがもっている情報のすべてが、今必要なわけではないですよね。なので、メモを取ったら、気にせずどんどん内容を忘れてしまって大丈夫です。あなたの思考は、すでにメモのなかに残されています。 不要な情報をいつまでも頭のなかに溜め込んでいると、目の前のやるべきことに100%集中できません。メモをして、余計な情報を頭から追い出し、じっくり考えるスペースを脳につくってあげましょう。 すぐに取り出せる1枚メモが、忘れた情報を確認する際に、大いに役立ってくれます。 必要事項の確認が簡単にできる メモを活用すると、必要事項の確認が非常にスムーズになります。ひと言でメモといっても、仕事のタスク・打ち合わせの記録・将来の計画・家族との問題など、メモする内容はじつにさまざまです。 人によっては、メモする内容ごとに、手帳やアプリを使い分けている人も多いでしょう。しかし、メモツールが多すぎると、情報を探し出すのが大変です。どうしても抜けや漏れも多くなるし、そのうち面倒になってメモ自体をやめてしまう可能性があります。 その点、「1枚のメモに情報を集約する」と決めておけば、その1枚を見ればすべての情報がわかるので非常に楽です。 メモ1枚と聞くと、とても情報を書ききれないと思われるかもしれませんが、まったく問題ありません。1枚のメモに書くのは、項目とごく簡単な概要だけ。そうすれば、書ききれないという事態は起こらないのです。 逆に、A4用紙1枚に書ききれない情報は、ムダな情報だと考えてください。あくまでもメモするのは、項目と簡単な概要だけ。私の場合、詳細は、別途ChatworkやFacebook - Messengerなどに残し、必要に応じて詳細を確認しています。 定期的に優先順位を見直す 目まぐるしく変動する日々のなかで、タスクや目標の優先順位が変わることは珍しくありません。状況が変わったら、メモを確認しながら、できるだけ早い優先順位の見直しが必要です。 もちろん、目立った変化がなくても、定期的に見直しをおこなってください。なぜなら、忙しさにまぎれて、優先順位が変わっていることに、気づいていないケースがよくあるからです。 ただし、複数のページにメモが散らばっていると、優先順位の確認が煩雑になってしまいます。でも、1枚メモに必要事項をまとめておけば、すぐに比較検討ができます。 情報が揃っているので、あとから「あっ、◯◯を忘れていた……」と、何回も確認をやり直すこともありません。 メモのアップデートが重要 ここまで、メモを紙1枚に集約するメリットをお伝えしてきました。しかし、メモを1枚にまとめるだけでは、じつはまだまだ不十分です。メモを最大限に活用するためには、「毎日最新の情報に書き換える作業」が非常に重要になってきます。 先ほど定期的な優先順位の見直しの話をしましたが、いくら見直しをしても、前提となる情報が古くなっていたら、正しい判断はできません。 私たちは、毎日驚くほど大量の情報に接しています。でも、そういった大量の情報のうち、いったいどれくらいの情報を覚えているでしょうか。 あまり関心のない情報は、おそらく90%以上忘れてしまっているはずです。いくら有益な情報があっても、関心をもってアンテナを張っていないと、気づかずに通り過ぎてしまいます。 ところが、メモを常に更新し続ければ、メモの内容に関係のある有益な情報がどんどん集まってきます。メモがアンテナとなり、アンテナに引っかかった情報が、また新たな情報や人脈を引き寄せてくれるのです。 究極の1枚メモ「神メモ」 自著「神メモ 紙1枚で人生がうまくいくメモの技術」のなかで、私は「神メモが人生の地図となり、目的地に連れていってくれる」とお伝えしています。 少々大げさな表現かもしれませんが、神メモを上手に活用できれば、マクロとミクロ両方の視点から、目的地に向かう道のりをしっかりと見つけ出すことができるでしょう。 それでは、具体的にどうやって神メモを書いていくのか、これからわかりやすくご紹介していきます。 神メモの基本構造 神メモには、基本となる型があります。慣れてくれば、白紙に自由に書いていただいて構わないのですが、慣れるまではできるだけ型に合わせてメモを書いていきましょう。そうすれば、情報の抜けがなくなり、メモの効果を最大限享受できます。 上図が、神メモの基本形です。3つの柱から構成されており、両側がタスク、センターが神メモのメインとなる「神センター」となっています。 神メモでもっとも重要なのが、神センターです。神センターは、上から「ロマン」「ソロバン」「チャージ」で構成されています。書く内容は以下の通り。 ロマン=夢・目標・ビジョン・やりたいこと ソロバン=お金に関すること チャージ=気力・体力・人間関係 叶えたい夢ややりたいことを実現するためには、お金や健康、良好な人間関係が不可欠です。これらをバランスよく大切にする意識をもつために、神メモではこの三本柱をメインパートに据えています。 両側のタスクは、期間に応じて項目が分かれています。長期的な展望(3年)から今日やることまで、幅広い視点でやるべきタスクをしっかりと書き出してください。 神メモ記入ステップ1「すべてのタスクを1枚の紙に見える化する」 ステップ1では、実際にメモを書き出す前に、神メモのルールをしっかりと確認していきます。神メモは、すべてのタスクを1枚の紙に書き出し、必要な情報を見える化するのが大きな目的です。 プライベート・仕事・将来に関することなど、現在抱えているすべてのタスクを書き出してください。タスクを書き出す際のポイントは、神センターの内容をしっかりと意識して書くことです。 たとえば、ロマンに「素敵な人とお付き合いしたい」という目標を記入したとします。そしたら、自分にとってどういう人が素敵なのか、その人と出会うためにはなにをすればいいのかを考えるでしょう。 そうすると、自分を磨くために、メイクを練習したり、なにか習い事をしたり、あるいは出会いの場に参加してみたりと、具体的な行動目標がどんどん見えてくるはずです。 このように、神センターを意識すると、より具体的で現実的なタスクが浮かび上がってきます。それらをすべて書き出すことで、「神メモさえあればすべてを把握できる」状態にもっていくのが、神メモを書く狙いのひとつなのです。 神メモ記入ステップ2「長期目標や人生のミッションを書き出す」 ここから、いよいよ実際に神メモを書いていきます。まずは、中央の神センターから書いていきましょう。どこから書いてもOKですが、ロマンから順番に説明します。 ロマンには、あなたが描いている長期的な目標やビジョンを書いていきます。仕事のことでもいいし、個人的なミッション、将来の夢、やりたいことなど、思いつくまま書いてみてください。 よく、「目標が高すぎて実現できっこない……」と、本当にやりたいことを書き出すのをためらう人がいます。でも、大丈夫です。人間は実現不可能なことは思いつきさえしませんから、余計なことは考えずに、とにかくすべて書き出してみましょう。 ここで書き出した長期的なビジョンが、期間ごとのタスクを書き出す土台になります。あとから変更しても構わないので、とにかくいったん目的地を設定してしまいましょう。仮でもいいからとにかく今の目的地を明確にする。これが、人生を変える大事な一歩になります。 神メモ記入ステップ3「収入源に関するすべての情報を書き出す」 ソロバンは、生活を支える要素について書き出すエリアです。前述の通り、目標を叶えるには、経済的な安定が欠かせません。勤務している会社・取引先・取扱商品、そのほか収入源に関するものをどんどん書いていきます。 仕事が本業ではない学生であれば、勉強していることがこれからどう社会につながっていくのかを、しっかりと掘り下げてみてください。副業やアルバイトをしているのであれば、そういった内容についても忘れずに書いていきます。 主婦(主夫)の方なら、日々の家事や地域で知り合った人の名前などを記しておくとよいでしょう。すでにリタイアしている方は、今後どういう人生を送りたいか、どのように社会貢献していくかなどを書いていけばよいと思います。 神メモ記入ステップ4「人生の土台となるものを思いつくだけ書き出す」 チャージには、ロマンに書いた目標やミッションを達成するためにこれから学ぼうとしていること、健康に関すること、家族や友人との関係性などを書いていきます。ロマンやソロバンの内容と多少被っても問題ありません。人生の土台となるものは、なんでも書き出してみてください。 たとえば、今あなたはなにを学びたいですか?経済的に自立して夢を叶えるために、身につけたいスキルがあれば、ぜひそれも書き出してみましょう。 また、プライベートでやりたいことはありますか?家族で旅行にいきたい、ピアノを弾けるようになりたい、なんでも構いません。自分の幸せにつながる要素を、楽しみながら、思いつくまま書き出してみてくださいね。 ここまで記入できれば、神メモはほとんど完成したようなもの。あとは、ロマン・ソロバン・チャージの内容を実現するための具体的な要素を、期間別にタスク欄に落とし込んでいくだけです。 神メモでは、最短で今日のタスク、最長で3年を目処に、全部で6つの期間に区切ってメモしていきます。いろいろな考え方はありますが、まず3年後のゴールを想定して、そこから逆算して必要なタスクを2年、1年、6か月という具合に、落とし込んでいくのがオススメです。 1枚メモ術を継続するための工夫とコツ どれだけ1枚メモが素晴らしくても、やはり継続するのは簡単ではありません。そこで最後に、1枚メモ術を継続するためのアイデアを4つご紹介します。 ◆効率のよいメモのポイントについては、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 仕事のできる人が実践しているメモの取り方とは メモ更新の時間を決めておく メモを効果的に活用するためには、メモを見直して更新する時間を、あらかじめ決めておきたいところです。更新のタイミングを固定すれば、とりあえずその時間になったらメモを見ようという意識が生まれます。 もし、更新するタイミングを決めていないと、おそらく面倒くさいというマイナスな感情に負けてしまう日がどんどん増えていくでしょうね。時間の固定は、「あとでやろう」という先延ばしグセを防いでくれます。 具体的な更新の時間には、とくに決まりはありません。一般的に起床後3時間が脳のゴールデンタイムといわれていますが、別に朝にこだわらなくても大丈夫です。むしろ、夜にメモを更新して、翌朝からすぐ行動できるようにする方が効率的といえます。 いずれにせよ、メモの更新は長くても30分〜1時間程度です。大きな変動がなければ、10分程で完了するでしょう。忙しいとは思いますが、わずかな時間をメモの更新に使えば、大きなリターンが生まれます。ぜひ、メモの更新を定期的におこなってください。 自分の使いやすいフォーマットを選ぶ メモを効果的に活用するためには、自分にとって使いやすいフォーマットを選ぶことが大切です。先ほど、私が提唱する1枚メモ「神メモ」の基本フォーマットを紹介しましたが、必ずしもそのフォーマットに固執する必要はありません。 どんなに優れた方法でも、人によって「もっとこうしたい」という箇所は出てくるもの。非常に使いやすいフォーマットになっていますが、どんどん自分なりにアレンジしていただいてまったく問題ありません。 たとえば、箇条書き形式が頭の中を整理しやすいという人もいれば、マインドマップのような視覚的にタスクを確認できる形式がしっくりくる人もいます。また、楽しくメモを続けていくために、数字やイラストを多用したい人もいるでしょう。 フォーマット選びでは、自分の好みや目的に合わせるのがポイントです。もちろん、最初から完璧を目指す必要はなく、試行錯誤を繰り返しながら、自分に合ったスタイルを見つけていってください。 デジタルツールとの併用を検討する 1枚メモは、A4用紙の使用が基本です。しかし、状況に応じてデジタルツールを併用すると、メモを活用できるシチュエーションが格段に広がります。 たとえば、スマホやタブレットのメモアプリを使えば、移動中でも手軽にメモできるし、情報の整理も楽ちんです。また、ほとんどの人が必ずスマホを持ち歩いているので、メモ帳が手元になくても問題なくメモできます。 さらに、検索機能を使えば、過去に書いたメモの検索が本当に簡単です。紙のメモはアイデアを素早く書き出すのに向いていますが、デジタルツールは保存性や整理性に優れています。クラウド機能で、プロジェクトメンバーとの共有も簡単ですしね。 どちらにも一長一短がありますから、それぞれの長所を活かして併用するのが理想的といえます。 情報は必要以上に書きすぎない メモを取る際、多くの人は情報を書き込み過ぎです。情報が多ければ多いほど、気持ち的に安心するのでしょう。しかし、情報を詰め込みすぎると、どこが本当に重要なのかが不明瞭になってしまいます。 あとから見直したときに、多すぎる情報は混乱を招きますし、確認にやたらと時間がかかってしまいます。そうなると、確認が面倒くさくなり、結局見直しをしなくなるのがオチです。 メモの目的は、必要な情報を素早く把握し、次の行動につなげること。書き出す内容は「キーワード」や「要点」に絞ってください。 整理と整頓の項目でもお話ししたように、紙1枚にまとめようとすれば重要な情報だけに絞るしかないので、自然と簡潔なキーワード主体のメモになっていくはずです。 そういうメモの取り方を続けていけば、自然と内容を整理する力も養われます。余白を思い切り残すくらいの感覚でメモを取るのが、シンプルで効果的な情報管理のポイントです。 まとめ やるべきことが多すぎて優先順位がわからなくなっている人は、ぜひメモを習慣化してください。なかでも、今回紹介した紙1枚にまとめる神メモには、まさに究極のメモ術といっても過言ではないポテンシャルがあります。 メモですべてのタスクを見える化して、人生の優先順位を明確にしていきましょう。そうすれば、人生は間違いなく好転していきます。 ### 記憶に残る覚え方8つのアイデアとは 「せっかく覚えたのに、すぐに忘れてしまう……」そんな悩みを抱えていませんか? 記憶力を高めるためには、ただ暗記するだけでなく、効率的な覚え方を身につけることが大切です。今回は、記憶に残る覚え方のコツを8つ紹介します。 オススメの記憶に残る覚え方を紹介 インプットした情報をできるだけ長く定着させるには、それなりの工夫が必要です。記憶に残りやすい覚え方として今回は8つのアイデアをご紹介します。 ◆オススメの暗記法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ きっと人生が変わる「思考停止改善6つの方法」 1. 適度な間隔で復習「スペースド・リピティション」 スペースド・リピティションとは、復習の間隔にルールを定めた復習法です。一般的に、復習は忘れる前におこなうのが正解と考えられています。しかし現在では、ある程度忘れてから思い出す方が、効果は高いというのが定説です。 ベネッセ教育総合研究所のサイト※には、その日に復習したグループより数日後に復習したグループの方が、テストの結果が高かったという実験データが掲載されています。 カナダのウォータールー大学の研究では、まず当日に復習して、そのあと7日後、30日後に復習するパターンを推奨しています。 復習の間隔に多少の個人差はあるとしても、復習の回数を重ねるごとに少しずつ間隔を伸ばしていくのが、スペースド・リピティションのセオリーです。復習のたびに記憶の定着度は上がっていくので、それにともなって復習間隔は自然と長めになっていきます。 間隔について厳密な決まりはないので、自分で最適な間隔をいろいろと試してみてください。 ※参考: その日に復習をするのは非効率だった!? 「実験心理学」による効率的学習法【前編】 ◆ウォータールー大学の復習間隔については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは 2. 視覚と聴覚の両方を活用「デュアルコーディング」 デュアルコーディングは、言語情報×視覚情報のように、異なる形式の情報を組み合わせてより強固に記憶に定着させる方法です。なにか新しい知識を勉強する場合、テキストに文字がびっしり書かれていたら、学習意欲は萎えてしまいますよね。 でも、イラストや図表がふんだんに使われているテキストなら、内容がスムーズに入ってくるでしょう。これは文字のわかりにくさを、イラストのわかりやすさが補ってくれているわけです。 英単語を覚える場合、辞書を引いても今ひとつ意味を掴めないときがあります。たとえば、「slump」という単語には、崩れるように座るという意味があります。しかし、言葉の意味はわかるものの、具体的な状態がピンときません。 ところが、インターネットで画像検索すると、腰をずらしてドッカリと椅子に座り込む画像が山ほど見つかり、一発で意味が理解できました。これも、文字と画像の組み合わせによるデュアルコーディングの効果です。 もちろん、デュアルコーディングは、言語情報と視覚情報に限ったものではありません。視覚と聴覚を用いた、動画によるオンライン学習などは、まさに典型的なデュアルコーディングですよね。ひとつの情報にこだわらず、複数の感覚を上手に組み合わせて、学習効率を高めていきましょう。 3. 積極的に情報を思い出す「アクティブリコール」 アクティブリコールとは、ただ情報を読み返すだけでなく、自分の記憶から積極的に思い出そうとする学習法です。 テキストを読むのは、どちらかというと受動的な学習法です。しかし、テキストを読んだあと、テキストを閉じて内容を思い出してみるのは、能動的学習(アクティブリコール)になります。どちらが、より強固に記憶に残るか、考えるまでもなく後者ですよね。 ほかにも、以下のような方法が代表的なアクティブリコールになります。 代表的なアクティブリコール インプットした内容を要約して書き出す 要約した内容を第三者に教える ミニテストで理解度をチェックする クイズ形式で覚えた内容を確認する フラッシュカードで復習をする どれも効果が期待できるものばかりですが、なかでも「他人に教える行為」は記憶の定着を大幅にアップしてくれます。誰かに教えるためには、しっかりと内容を理解しておく必要があるので、通常よりも深く鮮明に記憶に刻まれるからです。 なにか情報を覚える際には、ぜひアクティブリコールを取り入れてください。効果のほどは保証します。 4. 情報を空間や場所に関連づけて覚える「メモリーパレス法(場所法)」 メモリーパレス法は、数千年前の古代ギリシャで発祥したといわれる、非常に歴史のある記憶法です。覚えたい情報を特定の空間や場所に結びつけて、記憶を鮮明に忘れにくくしていきます。 基本的なやり方は、以下の通りです。 覚えたい情報の数だけ場所を設定する(台所、玄関など) ひとつの部屋にひとつの言葉を当てはめる 部屋名と言葉を組み込んだ文章を作成する まず、自分のよく知っている場所(自宅の部屋など)を決めて、その場所に覚えたい情報を置いていきます。 たとえば、買い物リストを覚えたい場合、家の玄関にバナナ、お風呂場に牛乳というように、物と場所を関連づけるのです。 そして「玄関に入ったらバナナの皮で滑って頭を打った」「風呂場にいったら、牛乳風呂がグラグラと煮えたぎっていた」などと、部屋名と覚えたい言葉を使って文章をつくります。 このとき、文章の内容が現実的かどうかは、問題ではありません。逆に、ありえない状況の方が、より鮮明に記憶に残ります。 これはあくまでも一例ですが、メモリーパレス法は、勉強や仕事、日常生活のあらゆる場面で活用できる実践的な記憶術です。ぜひ一度試してみてください。 ◆メモリーパレス法(場所法)については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ いちどみたら忘れない「瞬間記憶を鍛える7つのトレーニング方法 5. 覚えたい情報を物語やシナリオに組み込む「ストーリー法(物語法)」 ストーリー法は、覚えたい情報を物語やシナリオに組み込み、記憶に残りやすくする記憶法です。人間は昔から物語を通じて情報を共有してきたため、脳は単なる情報の羅列よりも、物語形式になっている情報をより自然に記憶に残そうとする性質があります。 物語をつくると聞けば、なにやらむずかしそうに感じるかもしれません。でもじつは、日常生活のなかで、ストーリー法は誰もが自然とやっているものなんです。 たとえば、小説を読んでいるとしましょう。小説に書かれている情報は基本的に文字情報だけであり、情報量にも限界があります。すべての描写を、ひと言ひと言詳細に説明するわけにはいきませんからね。 つまり、私たちは限られた情報を基に、各人が頭のなかでイメージを補足しながら読み進めていくわけです。 「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」という文章を読んでも、トンネルの長さや雪の量、あるいはトンネルの場所など、人それぞれイメージしているものは違っているはずです。 こうしたイメージの力を使って、覚えたい内容をストーリー仕立てにできれば、より深く記憶に残ります。数学の計算式を覚えたいなら、複雑な計算式をそのまま暗記するより、文章題にして解いてみる方が、断然記憶に残るはずです。 ストーリー法を活用することで、単調な暗記作業がクリエイティブな体験に変わり、学習の効率が格段に向上します。想像力を駆使して、覚えたい内容を自分なりのストーリーに落とし込んでみてください。 6. トピックを変えて飽きを防止「インターリービング」 記憶の定着を邪魔する最大の原因は、「飽き」です。いくら記憶力がよくても、飽きてしまえば、インプットに身が入らず、どうしても記憶効率は悪くなります。 その飽きを回避するオススメの方法が、今回紹介するインターリービングです。インターリービングでは、同じトピックを続けて学習するのではなく、複数のトピックを交互に学んでいきます。 異なるトピックを間に挟み込んで、気持ちをフレッシュに切り替えようというわけです。 たとえば数学の勉強をしている場合、苦手だからといって方程式ばかりずっと勉強し続けるのは、あまりオススメできません。ただでさえ、苦手意識があるのに、何時間も同じことをしていたら、勉強自体が嫌になってしまうでしょう。 同じ数学を勉強するにしても、方程式を1時間やったら、次は確率問題、その次は図形問題というように、こまめにトピックを切り替えた方が効率はよくなります。 数学→英語→歴史というように、ジャンルをまったく変えてしまうのも、飽き防止という意味では非常に有効です。 7. 音楽やリズムを使って覚える 音楽やリズムは、記憶の定着を助ける強力なツールです。私たちはメロディやリズムに対して強く反応しやすく、とくに幼い頃に学んだ歌やリズムは、長年経っても覚えていることが多いです。(盆踊りのリズムはいつまで経っても忘れないですよね) こういった性質をうまくインプットに取り入れると、むずかしい内容でも比較的簡単に覚えられるようになります。 たとえば、英単語を覚える場合、リズムをつけて口ずさんだり、歌にしてみたりすると、記憶しやすいです。 有名な英単語帳「キクタンシリーズ」は、音楽に乗せた発音(チャンツとよぶ)に合わせて、単語や熟語を覚えていきます。これなどは、音楽やリズムの力を、うまく記憶の定着に活用しているよい例といえるでしょう。 また、間接的ではありますが、学習中に心地よい音楽や自然の音を流すのも、記憶の定着に効果が期待できます。繰り返す波の音がリラックス効果を与え、記憶に必要な集中力をもたらしてくれるはずです。 8. インプットとアウトプットの黄金比 効果的な学習や記憶の定着には、インプットとアウトプットのバランスが重要です。インプットばかりに偏ってしまうと、知識は増えても実際に使いこなす力が身につきにくく、逆にアウトプットばかりでは新しい情報が不足し、成長が止まってしまいます。 諸説ありますが、インプットとアウトプットの理想的なバランスは、3:7といわれています。テキストを隠して内容を話してみる・過去問を解いてみるといったアウトプットを繰り返さない限り、いくらインプットしても使える情報にはなりません。 もちろん、学習初期は、当然インプットの割合が高くなるでしょう。なにもない状態でアウトプットはできませんので、インプットが7〜8に増えるはずです。 とはいえ、それでもインプットしたらすぐ過去問を解く(内容を話すでもOK)ようにしないと、インプットした情報が実際どのように使われるのかがわからないですよね。 アウトプットを通じて自分の理解度を確認し、さらにインプットで新しい知識を補完していく、この流れをいかに効率よくおこなえるかが記憶定着の大きなポイントになります。 より記憶に残る環境づくり オススメの記憶に残る覚え方がわかったところで、最後に記憶定着を促す環境づくりについてポイントをお伝えしていきます。 ポモドーロテクニックで集中力を維持する 前述の通り、効率のよい記憶を阻害する最大の要因は、飽きでしたよね。ポモドーロテクニックは、いち単位あたりの作業時間を短くして、集中力を持続させる時間術です。 基本となる作業時間は、25分間でそのあと5分間の休憩を取ります。作業25分間+休憩5分間をワンセットとして、ひたすら繰り返していくのが基本的な流れです。(途中で大休憩15分間が入る) 集中できる時間に個人差はありますが、成人の場合、最大でも45分程度が限界といわれています。しかし、45分間連続して集中するのは実際なかなかむずかしく、人間が本当に集中できるのは15分間が限界だそうです。 とはいえ、15分ごとに作業を中断していたら、それはそれで効率が悪すぎます。ポモドーロテクニックの25分間という単位は、短すぎず長すぎず、脳に負担をかけることなく集中できる理想的な時間配分といえるでしょう。 普段、すぐに集中力が切れてしまう人は、ぜひポモドーロテクニックを試してみてください。もしかすると、今まで考えられなかったような、集中力が手に入るかもしれませんよ。 ◆ポモドーロテクニックのアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう 音や温度など快適な空間づくりを意識する 勉強や仕事で集中力を高め、記憶の効率を高めていくには、環境づくりがとても重要です。なかでも、騒音対策や温度調整は、集中力に大きな影響を与えます。 多くの人は、周囲がうるさいと注意が散漫になりやすいものです。逆に静かすぎても気が散るという人もいるので、自分にとって居心地のよい騒音レベルをきちんと知っておく必要があります。 学習は自室でおこなうのが基本ですが、自室だと人目がなくSNSやゲームの誘惑に負けてしまうという人もいるでしょう。そういう人は、学習者の多い図書館や静かなカフェでインプットするのがよいかもしれません。 図書館はともかく、カフェはうるさくて集中できないというなら、ノイズキャンセリング機能つきのイヤホンを活用しましょう。 また、室温や湿度も快適さを左右する重要なポイントです。暑すぎても寒すぎても、集中は困難です。図書館やカフェで学習する場合、勝手に温度調節はできません。洋服で対応できるように、薄手のジャンパー類を一着持っておくと安心です。 ◆集中力を高める環境づくりについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力が続かない人のために!集中力を高める8つの対策 睡眠・食事・運動に気を配る 記憶力や集中力を維持するためには、学習や仕事の方法だけでなく、日常生活の基本となる「睡眠」「食事」「運動」にもしっかりと気を配らなければなりません。 まず睡眠ですが、人間の脳は深い眠りの時間帯に、情報を整理して記憶していきます。睡眠時間が短くなると、記憶を整理する時間が減ってしまうので、最低でも7〜8時間の良質な睡眠を心がけましょう。 また、脳は、主に炭水化物に含まれるブドウ糖を栄養源にしています。近年糖質制限をする人も多いですが、過度の糖質制限は脳にあまりよい影響を与えません。炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル類をバランスよく摂るようにしてください。 最後に運動ですが、適度な運動は脳への血流を促進し、記憶力や集中力を向上させてくれます。下半身(とくにふくらはぎ)を鍛えると、ポンプ機能がうまく働くようになり、上半身にしっかりと血液を戻してくれるんですね。 朝30分程度の散歩を軸に、ストレッチや筋トレで、全身の筋肉量をアップしていきましょう。 ◆生活習慣の改善方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える まとめ 今回は、記憶に残る覚え方のコツを8つご紹介しました。どれも効果が期待できるものばかりです。全部をいっぺんに取り組む必要はないので、気になる方法があれば、まずはひとつだけ試してみてください。 ### 倍速再生が脳に与える影響は?倍速再生のメリットとデメリットも紹介 現代の忙しい日常生活のなかで、効率的に情報をインプットしたいと考えている人は多いでしょう。そういった状況のなか、短時間で大量の情報を吸収できると、動画や音声の倍速再生が話題です。 しかし、倍速再生にはメリットだけでなく、脳に与える影響やデメリットも存在します。この記事では、倍速再生が脳にどのような影響を与えるのか、そして学習効率を高めるためにどのように活用すべきかを、メリット・デメリットと共に詳しく解説します。 倍速再生とは? 「倍速再生」とは、動画や音声コンテンツを、通常より速いスピードで再生する行為を指します。倍速となっていますが、再生速度には個人差があり、1.5倍から2倍の範囲で任意に速度を設定する人が多いようです。 現在、10〜20代のZ世代を中心に、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する人が増えています。ムダな時間を減らして、大量の情報をインプットするために、動画を倍のスピードで再生するわけです。 YouTubeをはじめ、主要なプラットフォームでは、再生速度を自由に変更できるようになっています。いちど好みの速度に設定すれば、コンテンツを変更しても設定は維持されるので、倍速でしか動画や映画を見たことがないという人も少なくありません。 さすがに音楽はノーマルスピードで聴くようですが、イントロや楽器のソロパートを早送りするなど、あくまでもタイパ思考がベースになっています。 倍速再生を活用したインプットのポイント タイパを考えれば、たしかに倍速再生には大きなメリットがあるでしょう。しかし、ただ闇雲に倍速再生をしていると、内容の理解度に悪影響をおよぼす可能性があります。倍速再生の恩恵をしっかりと受けられるように、倍速再生を活用したインプットのポイントを3つ紹介します。 倍速は速すぎる「1.5倍再生のススメ」 倍速再生を使う際に、多くの人が「速ければ速いほどよい」という考えに陥りがちです。2倍速やそれ以上のスピードでコンテンツを再生すれば、たしかに時間の節約にはなるでしょう。 しかし、話が速く進みすぎて、肝心の内容の理解が追いつかない場合も少なくありません。専門的な内容やこまかい説明が必要な学習用の動画では、速すぎて理解度が低くなってしまえば、動画を視聴する意味がなくなってしまいます。 そこでオススメなのが「1.5倍再生」です。1.5倍速は、通常よりも速いスピードでありながら、理解しやすさをギリギリ保っている絶妙なバランスのスピードです。個人差はありますが、1.5倍を超えると理解度が極端にスポイルされる印象があります。 娯楽の動画ならそれでも問題ありませんが、なにかを学ぶために視聴する場合は、1.5倍をマックススピードに設定しておくのが無難です。もちろん、慣れている人は2倍速でも構いませんが、最初からムリに倍速にこだわる必要はまったくありません。 学習内容によって再生速度を調節する 倍速再生を効果的に活用するためには、学習内容に応じてこまめな再生速度の調整をオススメします。 単純な事実や基礎的な知識をインプットする場合は、1.5倍速以上の速いスピードで視聴してもとくに問題ありません。繰り返し視聴している内容や、すでにある程度理解している内容の復習が目的なら、倍速でも十分に対応できるでしょう。 しかし、複雑な理論や、新しい概念を学ぶ際には、まず通常の1倍速での視聴をオススメします。あまりにも速いスピードで視聴すると、こまかなニュアンスや重要なポイントを見逃す可能性があるため、理解度がどうしても浅くなってしまうからです。 ノーマルスピードでじっくり内容を確認し、疑問点やあとから確認したいことをメモしておけば、スムーズに学習が進行するでしょう。そして、後日その内容を復習する際には、ある程度内容が頭に入っていますから、倍速再生でも脳はバグることなく対応できるはずです。 このように学習の目的や内容に応じて、再生速度を柔軟に使いわければ、効果的かつ効率的な学習が可能になります。 脳の負担を減らすために適度な休憩を入れる 倍速再生を使って学習を進めると、短時間で大量の情報をインプットできます。ですが、その分、脳に負担がかかり、どうしても記憶の効率が落ちてしまいがちです。とくに、発表や試験といった期限間際に根を詰めすぎると、脳は完全にオーバーロード状態に陥ってしまいます。 そういった状況を防ぐには、適度な休憩が非常に重要です。集中できる時間に個人差はありますが、1時間ぶっ通しで集中できる人はそう多くありません。1時間だけならまだしも、1時間単位を何回も繰り返せば、途中で飽きてしまう人も多いでしょう。 その点、25分ごとに5分休憩を挟む「ポモドーロテクニック」なら、集中力を維持するのが比較的簡単です。勉強に疲れて集中力が切れそうになっても、たった25分間だと思えば、なんとか乗り切れます。 ポイントは、5分間の休憩の過ごし方です。休憩時間になると、SNSや動画を見る人も多いですが、これでは脳がまったく休まりません。目を閉じて瞑想する・コーヒーを飲む・立ち上がって軽くストレッチをするなど、できるだけ脳を休めてあげてください。 ◆ポモドーロテクニックの詳細については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 集中力は15分しか保てないって本当?速読で集中力を高める4つのポイント 倍速再生のメリット 倍速再生には、メリットとデメリットの両面が存在します。倍速再生をはじめる前に、まずはなぜ倍速再生がよいのか、そのメリットをしっかりと理解しておきましょう。 短時間でより多くの情報をインプットできる 倍速再生最大のメリットは、なんといっても、短時間で多くの情報をインプットできる点にあります。当たり前の話ですが、倍速で再生すれば、同じ時間で2倍の情報収集が可能です。 オンライン講座のようにカリキュラムが厳密に決まっているコンテンツの場合はともかく、YouTubeのような動画やポッドキャストには、雑談のようなパートも結構多く含まれています。倍速なら、そういったあまり重要ではない箇所をサラッと流せるので、より学習効率は高くなります。 前述の通り、ある程度理解度が必要な内容の場合、2倍速ではなく1.5倍速がオススメです。倍速ほどではないにしても、1時間の講義を1.5倍速で再生すれば、約40分で視聴が終わります。 浮いた20分を使えばその分別の勉強ができるし、復習の時間も確保でき、全体的な学習効率は大きく向上するでしょう。 このように、コスパを重視する現代の学習者にとって、倍速再生は非常に強力なツールとなってくれます。 復習回数が増えて記憶の定着度がアップする 倍速再生を活用すると、短時間で多くのコンテンツを視聴できるため、復習の回数を大幅に増やせます。先ほどお伝えしたように、通常の速度で1時間かかる内容を1.5倍速で視聴すれば、40分で学習が完了するわけです。20分自由な時間が増えますので、その浮いた時間を使って復習ができます。 人間の脳は、いちどインプットした情報をそのままにしていると、1時間後に約50%を忘れてしまうそうです。1か月放置すれば、ほぼ80%の内容を忘れてしまうというのですから、復習がいかに重要かがわかります。 その代わり、適度に復習(1か月に3回がデフォルト)をおこない、記憶を少しずつ塗り替えていけば、ほぼ100%記憶を保持できます。とはいえ、1か月に3回も同じ内容を繰り返し確認するのは、かなり面倒です。 だから、短時間で大量の情報を確認できる、倍速再生が有効になってくるわけです。復習の段階になれば、すでに下地ができているので、2倍速でも問題なく復習できます。復習にこそ、ぜひ倍速再生を活用していきましょう。 ◆オススメの復習頻度については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは 習慣化することで脳の処理スピードが上がる 倍速再生を習慣化することで、脳の情報処理スピードは少しずつアップします。最初は速い再生速度に戸惑うかもしれませんが、定期的に倍速再生で学習を続ければ、脳が徐々にそのペースに慣れていきます。 自分でも気づかないうちに集中力や注意力が鍛えられ、気づいたら通常の再生が遅すぎて違和感をおぼえるレベルにまで、処理速度が向上するでしょう。 そうなったら、しめたものです。プロボクサーが素人のゆっくりとしたパンチを、ヒラヒラと余裕でかわすイメージでしょうか。仕事の重要な会議でも、相手の発言をゆっくりと受け止める余裕が生まれ、より高度な対応が可能になります。 ただし、あまり調子に乗って再生速度を上げすぎると、脳が疲労して理解度は一気に低下する可能性が高いです。前述の通り、慣れないうちは1倍速で、まずは理解を深めることに集中してください。 倍速再生のデメリット 倍速再生で失敗しないためにも、倍速再生のデメリットもきちんと押さえておきましょう。 理解度がどうしても浅くなる傾向が強い 倍速再生は、インプット量を増やせる反面、どうしても理解度が浅くなってしまう傾向にあります。動画や音声を速いスピードで視聴すると、情報を短時間に詰め込むようになるため、脳が処理しきれずに内容を十分に消化できないのです。 なかでも、新しい概念を学ぶ場合、理解度の面で倍速再生だとかなり厳しいでしょう。専門分野の講義動画最大のメリットは、テキストを読んだだけでは理解しにくいポイントを、わかりやすく説明してくれる点にあります。 それなのに、肝心の説明をサーッと倍速で流してしまったら、理解度が低下して当然です。さらに、高速での学習には、忘れやすいというデメリットもあります。 倍速再生は基礎的な内容の習得と復習に限定し、重要な内容や新しい知識を学ぶときには、通常の速度でじっくりと取り組むのがオススメです。 感情的な要素やこまかいニュアンスを見逃す可能性がある もうひとつの倍速再生のデメリットは、感情的な要素やこまかいニュアンスを見逃してしまいがちになる点にあります。映画やドラマのように、登場人物の会話が重要な伏線になっているようなコンテンツの場合、倍速視聴はコンテンツの魅力を半分以上捨てているようなものです。 知識の習得が目的ならともかく、エンターテイメントとして純粋に楽しむなら、やはり通常の再生が望ましいでしょう。感情を込めた話し方や声のトーンの変化などは、通常のスピードでこそ、その意図がしっかりと伝わるものです。 しかし、1.5倍速や2倍速で再生すると、どうしても重要なメッセージの一部が軽く感じられたり、理解が浅くなったりします。 こういった状況は、対話形式の学習コンテンツでも同様です。相手の意図やこまやかなニュアンスが速すぎる再生によって捉えにくくなるため、内容の深さが今ひとつ伝わらない場合が多いです。 視聴の目的に応じて、適時再生速度を調整するように、注意してください。 脳に負担がかかり疲れやすくなる 倍速再生を長時間続けると、脳に過度の負担がかかりやすく、結果として疲れを感じやすくなります。通常より速いスピードでの情報処理は、脳にとって一種のトレーニングともいえますが、その分エネルギーの消耗も激しくなります。 とくに、2倍速以上の視聴は、注意が必要です。内容の理解より、聞き取りに意識が集中してしまい、短時間でギブアップしかねません。そうなると、せっかく視聴した内容の理解度が浅くなり、視聴した意味がなくなってしまいます。 倍速再生を活用するには、前述の通り、適度な休憩が不可欠です。切りのよい1時間を学習時間に設定する人も多いですが、倍速再生での学習の場合、1時間をひと区切りにするのは長すぎます。 ポモドーロテクニックのように、1回の作業時間は30分以内に収め、集中力を維持していかなければ脳がもちません。倍速再生はその効率性と引き換えに、非常に疲れやすい学習法であることをしっかりと頭に入れておきましょう。 まとめ 倍速再生は、うまく使えば学習効率を大幅に向上できます。しかし、脳への負担や理解度低下といったデメリットもあるため、適切なスピード設定が不可欠です。今回紹介したメリットとデメリットをしっかりと頭に入れて、ぜひ倍速再生を上手に活用してください。 ### 脳のタイプを知って生活を豊かにしよう 自分の脳のタイプを知ることで、日常生活や仕事、人間関係が驚くほどスムーズになるかもしれません。右脳派と左脳派、それぞれの特徴や強みを理解しておけば、無用なトラブルを回避できるし、成果も出しやすいです。 当記事では、脳のタイプ別の特徴や、特徴を活かした生活の工夫、さらにタイプ別のオススメ脳トレーニング法まで詳しくご紹介します。それでは、さっそくあなたの脳のタイプをチェックしていきましょう! 脳のタイプとは?自分の特徴を理解しよう 多くの人は、右脳と左脳どちらかの特徴が色濃く反映しているものです。あなたの脳の特徴をチェックする前に、まずは脳のタイプに関する基本的な知識について見ていきましょう。 右脳と左脳どちらの要素が強い? 人間の脳は右脳と左脳にわかれており、それぞれが異なる役割を担っています。左脳は論理的思考や言語、分析力に優れており、計算や計画立てなどの場面で活躍します。一方、右脳は直感的で、感覚的な情報処理や創造性、芸術的な表現が得意です。 たとえば、数学の問題を解くのが得意な人は左脳が強く働いていて、絵を描いたり音楽をつくったりするのが得意な人は、右脳の力が強い傾向にあります。 どちらの脳が強いかは人によって異なりますが、どちらか一方だけを使うことは通常ほとんどありません。あくまでも、作業内容に応じてどちらかの特徴が強く出ているだけで、左右の脳は常に連携しながら、うまくバランスを取っているのです。 そういった脳のしくみを踏まえた上で、自分の脳が普段どちらの特徴を強く反映しているか、考えてみるとおもしろいかもしれません。 自分の利き脳をチェックしてみよう 自分の「利き脳」がどちらか知っていますか?利き手があるように、脳にも利き脳が存在します。簡単なチェック方法で、自分の脳が右脳寄りか左脳寄りかを確認することが可能です。 まず、腕を組んでみてください。どちらの腕が下になりましたか?次に、指を組んでみましょう。このとき、どちらの親指が下にくるでしょうか? この腕と指の位置関係で、脳タイプを4つに分類できます。 うさ脳(右脳でインプットし、左脳でアウトプット):左腕が下、右親指が下 うう脳(右脳でインプットし、右脳でアウトプット):右腕が下、右親指が下 さう脳(左脳でインプットし、右脳でアウトプット):右腕が下、左親指が下 ささ脳(左脳でインプットし、左脳でアウトプット):左腕が下、左親指が下 このチェックを通じて、日常生活や仕事での自分の特性や強みを発見する手がかりが得られるかもしれません。簡単にできるので、ぜひ試してみてください。 なお、今回の記事ではこの4つのタイプではなく、右脳派と左脳派という分類で、特徴を見ていきます。4タイプの分類についての詳細は、以下の記事でご確認ください。 ◆利き脳診断の詳細については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ うさ脳タイプってなに?利き脳診断でわかる特性と活用法 脳タイプ別に見る強みと弱み 脳のタイプによって、得意なことや苦手なことは異なります。たとえば、左脳が優位な人は論理的思考や分析力に優れ、数字や計画を立てるのが得意です。論理的に破綻のないわかりやすい文章を書くのも、左脳タイプの特徴といえます。 ただし、細かい作業やデータを扱う仕事に向いていますが、創造性や柔軟な発想が苦手な人も多いです。 一方、右脳が強い人は、直感的で感覚的なものごとの捉え方が得意です。創造的なアイデアや芸術的な表現力が必要とされる場面で、非常に優れたパフォーマンスを発揮します。 しかし、論理的な判断や詳細な計画を立てるのが苦手な人も多く、思いつきで行動してしまい、失敗を招くことも少なくありません。 とはいえ、これはあくまでも大まかな特徴を述べただけであり、個人差も非常に大きいです。大切なのは、自分の強みを理解し、それを実生活で活かすこと。また、弱みを補う工夫をして、大きなミスを犯さないようにするのがなにより重要です。 脳のタイプを活かした生活の工夫 先ほど、脳タイプ別に見る強みと弱みについて、大まかな傾向をお伝えしました。今度は、仕事と人間関係、日常生活にわけて、それぞれ脳のタイプをどうやって活かしていくか、もう少し深堀りしていきます。 脳タイプ別アプローチ「仕事編」 仕事において、自分の脳のタイプを理解することは、効率的な働き方を見つけるために非常に役立ちます。前述の通り、左脳が優位な人は、論理的な思考や計画的なアプローチが得意です。 そのため、データ分析やプロジェクトマネジメントなど、緻密な作業やスケジュール管理が必要な業務でとくに力を発揮します。数字の計算や管理も得意なので、経理関係、あるいは提案営業などもオススメです。 一方、右脳が強い人は、クリエイティブな仕事や独創的なアイデアを求められる場面でその力を発揮します。広告やデザイン、企画など、新しい発想が求められる職種とは、非常に相性がよいといえるでしょう。 また、直感力に優れ柔軟な発想が得意なため、予期せぬトラブルへの柔軟な対応も右脳派の強みです。 もちろん、職業との相性には個人差があります。あくまでもひとつの目安として、左脳派はエンジニアや士業のような堅めの仕事、右脳派は発想力が重視される仕事が向いているとお考えください。 脳タイプ別アプローチ「人間関係編」 脳のタイプは、人間関係にも大きな影響を与えます。左脳が優位な人は、論理的で現実的なコミュニケーションを好みます。話す内容が具体的で、明確な意見や指示を伝えるのが得意です。 そのため、プロジェクトチームをまとめて、目標に向かって計画的に行動するようなシチュエーションで大きな力を発揮します。しかし、相手の気持ちに寄り添うことがあまり得意ではないため、つい理詰めの対応をしてしまい、人間関係を壊してしまうことも少なくありません。 一方、右脳が優位な人は、直感的で感情的なつながりを重視します。人の気持ちを読み取る能力に優れ、共感を示すのが得意です。ただし、論理的な説明や思い切った決断を避ける傾向にあり、重要な局面で信頼を失ってしまうことがあります。 少々極端な例を上げましたが、左右の特徴をバランスよく、適切に使いわけるのが理想です。自分のタイプを理解しつつ、必要に応じてうまく左右の特徴を使いわけられるように、意識してみてください。 脳タイプ別アプローチ「日常生活編」 脳のタイプの理解は、日常生活をよりスムーズに送るためにも役立ちます。左脳が優位な人は、一般的にある程度計画的な生活を好む傾向が強いです。時間をムダにすることのないように、毎日のルーチンをきちんと決め、できるだけ予定通りこなすように心がけてください。 反面、イレギュラーな出来事が起こると、イラッとしてしまい、対応が雑になることがあります。右脳派特有の「なるようになるでしょう!」という自由な感覚をもう少し取り入れると、ストレスを感じる頻度が減り、気持ちがグッと楽になるはずです。 右脳が優位な人は、日常生活においても自由で感覚的なアプローチを好みます。気分や直感に従って行動することが多く、固定したルーチンにはとらわれません。 しかし、自由を重要視するタイプの人は、やるべきことを先延ばしにしてしまうことも多いので、適度に計画性を取り入れるとバランスの取れた生活が送れます。 いずれにせよ、自分の脳タイプに合ったスタイルをできるだけ崩さないで生活できれば、ストレスの少ないより豊かな毎日を過ごせるでしょう。 タイプ別脳トレーニング法 最後に、右脳と左脳、タイプ別にオススメの脳トレを紹介します。自分の適性をさらに伸ばすために、今回紹介するトレーニングをぜひ活用していただければと思います。 右脳派にオススメの脳トレ 右脳派の人は直感や創造性を活かした活動が得意ですが、その能力をさらに高めるためには、以下のようなトレーニングがオススメです。 右脳派にオススメの脳トレ スケッチを描く 楽器を演奏する ジグソーパズルを完成させる 料理をする スケッチをする際には、目で見た風景や物体を、自分の頭のなかで2次元に置き換えなければなりません。もちろん、イメージ通りの色を選ぶ作業も必要ですし、こういった変換作業は右脳の空間把握能力や直感力を鍛えてくれます。 楽器演奏やジグソーパズル、料理も、頭のなかでまず完成形をイメージするのがスタートです。そのイメージした完成形へいかに近づけていけるかを試行錯誤する過程で、右脳の全体把握能力・創造力・インスピレーションが磨かれます。 私の指導する右脳速読法「瞬読」も、右脳と左脳をバランスよくレベルアップできる、オススメの脳トレのひとつです。まずは、どれか気になるものをピックアップして、気軽にチャレンジしてみてください。 ◆右脳を鍛えるオススメの脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳を鍛えるなら断然脳トレがオススメ 左脳派にオススメの脳トレ 左脳派の人は、論理的思考や分析力に優れており、これらのスキルをさらに高めるためのトレーニングが効果的です。左脳派の人は、以下のような脳トレをオススメします。 左脳派にオススメの脳トレ ナンプレ クロスワードパズル 計算ゲーム 読書の要約 推理ゲーム 将棋/チェス まず、左脳派にオススメなのが、ナンプレや計算クイズのような、数字やパターン性に基づいたトレーニングです。認知機能の衰えは言語力、記憶力、計算力からはじまるケースが多いので、数字に関するトレーニングにはぜひ取り組んでおきましょう。 分析力や論理的思考を鍛えるなら、読書の要約は非常にオススメです。重要なポイントを抜き出し、論理的破綻のないよう、コンパクトにまとめる作業は、左脳を思い切り鍛えてくれます。 推理クイズや将棋・チェスといった戦略系ゲームは、論理的思考とともに分析力や判断力など、さまざまな能力アップに役立ちます。 以下、別記事でも左脳向けの脳トレを紹介しているので、ぜひ挑戦してみてくださいね。 ◆左脳を鍛えるオススメの脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 効率よく左脳を鍛える5つのアイデア 継続的に脳を鍛えるためのポイント せっかく脳トレに取り組んでも、2〜3回でやめてしまったら、ほとんど効果は期待できません。左右の脳をバランスよく鍛えるためには、一度きりのトレーニングではなく、継続的な取り組みが不可欠です。 とはいえ、忙しい現代人が脳トレを継続するのは、あなたが考えている以上に大変だと思ってください。ゲームや動画など、誘惑はたくさんありますからね。そのため、飽きがこないように、複数の脳トレを交互におこなう、誰かと点数や上達を競うといった工夫が必要です。 また、脳トレの効果を最大限発揮するには、生活習慣の改善も必要になってきます。寝不足で頭がぼんやりしていたら、脳トレに集中できるわけがありません。毎日ジャンクフードばかり食べていたら、脳の活動に必要な栄養素が足りず、これまた効果は半減します。 ストレス管理も重要ですね。人間関係や健康に関するストレスを抱え込んでいたら、とても脳トレどころではないでしょう。脳トレと並行して、生活習慣の整備もぜひおこなってください。 ◆生活習慣の整え方については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える ◆オススメのストレス対策については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 海馬は記憶の司令塔「海馬と記憶の関係性について」 まとめ 自分の脳のタイプを知っておくと、プライベートや仕事、あらゆる場面でスムーズにものごとが運ぶようになります。自分の得意なことはどんどん伸ばし、苦手なことはできるだけ問題にならないようにやりすごす。こういった意識をもてば、あなたの生活レベルは間違いなく向上するでしょう。 ### 老人脳にはなりたくない!いつまでも若々しくあるために 「最近、物忘れが多くなった」「感情が不安定になりやすい」と感じることはありませんか? もしかすると、それは、脳の老化が関係しているかもしれません。しかし、脳の老化はある程度予防できるといわれており、80歳になっても90歳になっても、いつまでも若々しい脳を保つことが十分可能です。 本記事では、脳の老化の原因とその影響を解説し、日々の生活で実践できる予防策を紹介します。今日から対策を取り入れて、老人脳にならない生活を目指しましょう。 脳の老化とは?その原因と影響を理解しよう 老人脳にならないようにしたいなら、まずは脳が老化する原因やしくみをきちんと理解しておく必要があります。 なぜ脳は老化するのか? 年齢を重ねると脳細胞の数が徐々に減少し、神経細胞同士のネットワークも弱くなるため、記憶や学習能力が低下しやすくなります。こういった脳の老化は、加齢に伴う自然な変化であり、ある程度は許容するしかありません。 また、脳の老化の原因として、生活習慣や環境の影響も無視できません。運動不足やバランスの悪い食事、睡眠不足が続くと、酸素や栄養の供給が十分におこなわれなくなります。 人間関係や金銭、あるいは健康トラブルによるストレスも、脳に大きなダメージを与える原因のひとつです。過度なストレスによって、ストレスホルモン「コルチゾール」などの分泌量が増えると、海馬や前頭前野がダメージを受けます。 海馬は記憶を、前頭前野は思考力や感情コントロールを主に担っているので、そういった機能が少しずつ低下していきます。 脳が老化するとなにが起こるのか? 老化により、脳細胞の数が減り、脳の容積も縮小します。健康長寿ネット※によると、通常30歳頃から脳の萎縮がはじまり、65歳くらいになると肉眼で確認できるほど、萎縮が進行するそうです。 一般的に年齢を重ねると、人の名前が思い出せなかったり、新しい情報を覚えられなくなったりする人が増えます。高齢になって、判断力や注意力といった認知機能全般の低下を感じている人も少なくないでしょう。 しかし、脳の縮小が必ずしも認知機能の低下をもたらすとは限りません。海馬のような重要な器官周辺の神経細胞は、高齢になっても再生がしっかりとおこなわれていると、さまざまな研究で明らかになっています。 素早い対応が要求される暗算や暗記といった能力は、老化の影響を受けやすいのは確かです。でも、これまで培った経験や知識で補える能力もたくさんあります。早い段階で認知機能低下の予防に取り組めば、いくつになっても健康で文化的な生活は送れるということをぜひ覚えておいてください。 ※参考: 脳の形態の変化 | 健康長寿ネット ◆脳の衰えにより受けるデメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の衰えを予防する6つの習慣とは? 脳の老化が感情に与える影響 脳が老化すると、感情面にも大きな影響が現れます。些細なことでイライラしたり、怒りっぽくなったりと、感情をコントロールする力が弱まってしまうのです。 また、以前は気にならなかったことに不安を感じやすくなったり、ストレスへの耐性が低下したりする人も多いですね。脳の前頭葉や扁桃体といった感情を司る部位の機能が衰えていくにつれ、どうしても感情のバランスは崩れやすくなります。 脳の老化による感情への主な影響は、以下の通りです。 脳の老化による感情への主な影響 イライラすることが増える 気持ちが沈むとなかなか元に戻らない 涙もろくなる やる気が起きない 新しいことに取り組むのが億劫 今まで楽しかったことが急につまらなくなる 不安になって眠れなくなる こうした症状を軽減するには、脳トレーニングで脳に刺激を与える、あるいはリラクゼーションをうまく取り入れて、ストレスの悪影響をできるだけ抑える意識が重要です。 脳トレーニングやストレス対策などについては、このあとの章で詳しく解説します。 脳の老化を予防するためにできること 前述の通り、脳の老化は取り組み方次第で、ある程度予防が可能です。今回は、脳の老化を予防するためのアイデアを4つご紹介していきます。 脳トレーニングで記憶力を保とう 記憶力を鍛える方法として、脳トレーニングは非常にオススメです。脳の老化でもっとも影響を受けるのが、記憶力になります。記憶力低下が認知症レベルにまで進行すると、独力での生活はほぼ不可能です。そういった状態になる前に、日頃から記憶力を鍛えておきましょう。 記憶力改善にオススメの脳トレーニングには、以下のようなものがあります。 記憶力改善にオススメの脳トレーニング クロスワードパズル 間違い探し 記憶力ゲーム(神経衰弱など) 推理クイズ 日記 上記はあくまでも一例です。一般的に脳トレーニングといわれるものであれば、なにかしら記憶力によい影響を与えてくれます。だから、脳トレーニングの種類に関しては、それほど神経質になる必要はありません。好きな脳トレーニングを自由に楽しんでください。 それよりも大事なのは、脳トレーニングの継続です。どんなにおもしろい脳トレーニングでも、いつも同じことばかりしていたら飽きてしまいます。違う脳トレーニングを交互におこなうなど、飽きがこないように自分なりに工夫してみてください。 ◆認知機能改善にオススメの脳トレーニングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者の認知症予防にオススメの脳トレ12選! ストレス管理で感情を安定させる 日常生活でストレスが溜まると、イライラや不安感が増し、感情のコントロールがむずかしくなります。こうした感情の揺れは、脳の健康にも悪影響をおよぼすため、適切なストレス管理は非常に重要です。 はじめてストレス対策に取り組む場合、その場ですぐにできる呼吸法をオススメします。呼吸法の基本は、深呼吸です。ゆったりとした呼吸を意識しただけで効果はありますが、呼吸の時間を意識すると効果はさらに高くなります。 たとえば、アメリカ海軍で採用されているボックスブリージングは、4秒間息を吸う→4秒間息を止める→4秒間息を吐く→4秒間息を止めるというサイクルを繰り返す呼吸法です。 戦場という究極の場所でストレスを短時間で解消するための呼吸法なので、その効果は折り紙付き。できるだけ早くストレスの苦しみを軽減したい人は、ぜひ試してみてください。 ◆呼吸法以外のリラクゼーション方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ うまく頭が働かないのはどうして?脳の働きを阻害する原因と簡単な対策大公開! 新しい取り組みで脳に刺激を与える 先ほど、脳トレーニングのところでもお話ししましたが、いつも同じようなことをしていると脳が飽きてしまい、老人脳化が加速してしまいます。常に脳がフレッシュな状態でいられるように、定期的に新しい取り組みをして、脳に刺激を与えてあげましょう。 たとえば、新しい趣味をはじめるのもいいですし、仕事に役立つ新しい資格の勉強をするのもオススメです。ゴルフに挑戦してみる、英語スクールに通う、旅行にいく、やることはなんでも構いません。 興味をもてて、楽しくフレッシュな気持ちで取り組めるなら、自分の好きなことを自由に選べばいいのです。でも、なかには、忙しくて趣味や資格の勉強をする時間がないという人もいるかもしれません。 そういう場合は、本当に小さな変化でOKです。いつもと通勤ルートを変えてみたり、食べたことのない海外の料理をつくってみたりとか、これならできそうということを見つけて、チャレンジしてみてください。 ◆新しいことにチャレンジするポイントについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 頭の働きを改善したい人に!頭が冴えるオススメの習慣 デジタルツールを使いこなす 老人脳になりたくない人は、デジタルツールを積極的に活用していきましょう。「スマホはよくわからない……」とか「クラウド保存ってなに?」といった発言が出るようなら、要注意です。 とはいえ、実際になんでもバリバリ使いこなせる必要はありません。重要なのは、デジタルツールに興味をもつ、若々しい意識です。 「わからないから嫌だ」ではなく、「よく知らないけど、便利そうだからちょっとやってみよう」という知的好奇心が大切なのです。そういった知的好奇心が、脳に刺激を与え、認知機能の衰えを予防してくれます。 スマホの操作に困らないレベルになれば、前述のクロスワードパズルや間違い探しといった脳トレーニングアプリが使えます。さらに、スケジュール管理アプリやメモアプリを使えると、ミスや忘れを大幅に減らせるでしょう。 思いついたアイデアをメモアプリに残しておけば、あとからじっくりと計画を立てられるし、知らないことがあれば、ほとんどのことはスマホでチェックできます。 こういった便利機能を使いこなそうという意識が、老人脳を防いでくれるのです。 脳を若々しく保つ生活習慣 脳が正常に稼働していないと、認知機能が少しずつ衰え出し、やがて老人脳になってしまうかもしれません。いつまでも若々しい脳でいるためには、まず生活習慣をきちんと整える必要があります。 脳に栄養をたっぷりと与える 脳を若々しく保つためには、適切な栄養をしっかりと摂ることが重要です。脳の重さは体重の2%ほどしかないのに、1日のエネルギー消費のうち約20%を消費します。脳の主要な栄養源はブドウ糖ですから、炭水化物の極端な制限はオススメできません。 栄養素の理想的な摂取バランスには諸説ありますが、やはり国の指針を基に考えるのが無難でしょう。年齢によって微差はあるものの、炭水化物50〜65%、たんぱく質13〜20%、脂質20〜30%と考えておけばOKです。 もちろん、三大栄養素だけでは栄養が不足します。ビタミン・ミネラルといった微量栄養素もしっかりと摂取してください。 ほかにも、抗酸化効果の高いオメガ3脂肪酸やポリフェノールなども、ぜひ摂ってもらいたいオススメの栄養素です。 脳によい栄養素(食材)「ブレインフード」については、別記事で詳しく紹介しています。そちらの記事もご確認ください。 ◆ブレインフードについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 下半身を鍛えて血流を改善する 下半身の筋肉を使う運動は、全身の血流を改善し、脳への酸素や栄養の供給を促進する効果があります。ウォーキングやスクワットなどの簡単な運動を定期的におこなうだけで、血液循環が活発になり、脳の活性化につながります。 下半身は体の中でもっとも大きな筋肉群が集中している部分なので、そこを中心に鍛えると、効率的に全身の血流を改善できるのです。 なかでも、ふくらはぎは「第二の心臓」とよばれるくらい、ポンプ機能が発達しています。ふくらはぎを鍛えて、滞りがちな足先の血液を、勢いよく上半身に送り返してあげましょう。 また、下半身を鍛える運動は、全身のバランスや筋力も向上させるため、転倒やケガの予防にもつながります。朝30〜60分のウォーキングを中心に、スクワットなどをおこない、しっかりと下半身を鍛えていきましょう。 ◆高齢者でもできる下半身中心の運動については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 高齢者にオススメ!自宅で簡単にできる脳トレ運動10選 温度と湿度管理に注意する 脳の健康を保つためには、温度と湿度の管理も大切なポイントです。脳にとって快適温度は、23℃前後といわれています。だから、室内環境の温度が極端に高すぎたり低すぎたりすると、体だけでなく脳にも負担がかかります。 とはいえ、日中であれば、こまめに温度設定を変えられるので、それほど問題にならないでしょう。ポイントは、夏場と冬場におけるエアコンの設定温度です。23℃というのは、あくまでも脳の適温であり、体の適温は25〜26℃といわれています。 そのため、室温を23℃に設定すると、体に負担がかかってしまうのです。たとえば、夏場にエアコンを低めに設定するなら、長袖の服を着て薄手の毛布をかけるといった調整が必要になります。 また、湿度の管理も重要です。湿度が低いと空気が乾燥し、喉や目に違和感をおぼえるようになるし、ウイルスの活動が活発になります。反対に、湿度が高すぎるとジメジメして、集中力が低下します。 部屋の湿度は、40〜60%の範囲に収まるように、必要に応じて加湿器や除湿機を活用しましょう。 まとめ 冒頭でもお伝えしたように、老人の原因である脳の老化は、ある程度予防が可能です。今回紹介した、脳の老化を予防するための4つのアイデアを参考に、いろいろと試してみてください。 ### なぜ道を覚えられないの?方向音痴を改善する6つのアイデア はじめて来た場所でもスイスイ歩いていく人もいれば、「なぜここで間違う?」というレベルで道を覚えられない人もいます。同じ脳をもつ人間なのに、なぜこんなにも方向に関する感覚が違ってしまうのでしょうか。 当記事では、道を覚えられない原因や道を覚えるためのアイデアをわかりやすく紹介していきます。方向音痴で悩んでいる人は必見ですよ! 道を覚えられない原因は?脳と方向音痴の不思議な関係 ちょっと道を間違うくらいなら、誰にでも起こり得ることなのでとくに問題はないでしょう。しかし、毎回道を覚えられないというのは、やはりなんらかの原因があるはずです。今回は、道を覚えられない原因を3つピックアップして、解説していきます。 記憶力と空間認識能力不足が原因か 道を覚えられない原因のひとつに、記憶力や空間認識能力の不足が考えられます。記憶力が弱いと、新しい場所やルートの情報を脳にうまく保存できず、次回同じ道を通ったときに同じような場所でまた間違ってしまうのです。 また空間認識能力が低いと、自分の現在地と目的地、そしてその間にある目印やランドマークの位置関係を正確に把握するのがむずかしく、方向を見失うことが多いです。 記憶力や空間認識能力は、海馬を中心とした部位が大きく関係しているといわれています。認知症患者の海馬が著しく縮小することからも、海馬周辺の器官の衰えが方向音痴のひとつの原因になっているのは容易にイメージできますよね。 ただし、ロンドンのタクシードライバーを対象におこなわれた研究※では、ナビゲーション経験が豊富なタクシードライバーと一般ドライバーのMRI検査を比較したところ、タクシードライバーの海馬の方が大きかったという結果が発表されています。 つまり、道を覚えるトレーニング回数を増やせば、記憶力や空間認識能力が向上して、方向音痴は改善する可能性があるということです。 後述する「道を覚える力を鍛えるアイデア」の実践前に、ぜひこのことは頭に入れておいてください。 ※参考: Navigation-related structural change in the hippocampi of taxi drivers | PNAS 方向音痴な人は外部情報のインプットが下手 方向音痴の人は、外部からの情報をうまくインプットできません。道を覚えるのが得意な人は、周囲の建物や看板といった目立つものを目印にして、現在地と目的地までのルートを確認しながら進みます。 ところが、方向音痴の人は、そういった目印を探すのが下手です。かりに目印を見つけても、目的地との位置関係や距離感に無頓着なので、結局迷ってしまいます。前述の通り、短期的な記憶力や空間認識能力が低いので、地図と実際の風景をうまく結びつけるのが苦手なのです。 地図と実際の風景のすり合わせが苦手な人は、地図を3D表示にしてみてください。地図と現実の世界が同じような形で表示されるので、目印や目的地の確認が非常に楽です。 そうすれば、要所要所で地図を確認しながら、「角のガソリンスタンドを右折すれば、左手にすぐ◯◯ビルが見える」というように、目印となるランドマークをうまく利用できるようになるでしょう。 加齢や生活習慣が原因になることも 加齢や生活習慣も、道を覚えられない大きな原因のひとつです。年齢を重ねると、脳の働きが少しずつ低下し、記憶力や空間認識能力が衰えてきます。 また、睡眠や食事といった生活習慣の乱れが、脳の働きに悪影響をおよぼしている可能性もあります。睡眠不足が続くと、日中頭がぼーっとしますよね。これは、脳が十分な休養を取れておらず、正常に稼働していないからです。 いつも味の濃いお惣菜や丼ものばかり食べていると、栄養が十分に脳へ行き渡らず、やはり脳のパフォーマンスを下げてしまいます。 月並みかもしれませんが、毎日7〜8時間睡眠を確保し、バランスのよい食事をして、適度に運動をおこなえば、脳の働きは必ずアップします。そうすれば、加齢による衰えも最小限に抑えられますし、方向音痴にもよい影響が生まれるでしょう。 ◆生活習慣を整える方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 道を覚える力を鍛えるアイデア 慣れによってある程度、方向音痴は改善できる可能性があると、先ほどお伝えしました。次は、実際に道を覚えるためのアイデアを6つ紹介していきます。 1.単独行動を増やす 道を覚える力を鍛えるためには、できるだけ単独行動を増やしてください。誰かと一緒に行動していると、無意識にその人を頼ってしまい、自分で道を覚えようという意識が薄れてしまいます。 本当は同行者のおかげでスムーズに歩けているのに、自分の力で迷わずに歩けていると勘違いしてしまうと、いつまでたっても方向音痴が改善されません。 もしそうなら、ひとりで行動し、自分で地図を確認しましょう。目印となる建物や公園などを自分で決めて、わからなければ自分で誰かに尋ねてみるのです。 そうやって自分がやらざるを得ない状況をつくり出せば、普段より注意深く周囲に目を向けるようになります。 また、ひとりなら、自分のペースで進めるので、目的地までの距離感や方向感覚を掴みやすいというメリットもあります。方向音痴の改善は、まず単独行動がスタートであると、しっかりと頭に入れておいてください。 2.ながら移動を止める 道を覚える力を高めるためには、「ながら移動」は厳禁です。スマホを見ながらの歩行、音楽を聴きながらの移動が習慣化していると、周囲の情報に対する注意が散漫になります。 SNSを見ながら歩いていたら、重要なランドマーク・道標・建物の特徴といった、道を覚えるための手がかりを見逃してしまうことがどうしても多くなります。意識の大半がスマホに向いているわけですから、当然移動した方向や移動距離もあまり把握していないでしょう。 移動中は、スマホや音楽をやめて、目の前の景色に集中してください。SNSに意識を向ける代わりに、「ここにコンビニがある」「あの建物は大きくて目立つ」など、周囲の情報収集をおこなうのです。 自分は方向音痴であると自覚をして、目的地へきちんと到着するために、とにかく意識を集中する必要があります。そうやって周囲の情報のインプットがしっかりできるようになれば、次回同じ場所を訪れた際に迷う確率が大幅に少なくなるはずです。 3.できるだけ簡単なルートを選ぶ 道を覚える自信がない人は、できるだけ簡単なルートを選びましょう。複雑な道や曲がり角が多いルートは、方向感覚を失いやすく、迷ってしまうリスクが高まります。 ナビシステムを使って目的地までのルートを決める場合、ナビはルート案を複数提示してくるはずです。ナビは最短距離もしくは最短時間のルートを推奨してきますが、最短距離・最短時間のルートが必ずしも最適なルートとは限りません。 道を覚えられない人は、できるだけ大通りを選ぶのが基本です。ただし、主要国道のように道幅が広すぎると、右折左折に時間がかかるし、渋滞の可能性も高くなります。 車か徒歩かでも変わってきますが、一本裏手の道を通る方がスムーズなケースも少なくありません。そのあたりはストリートビューなどを利用しながら、じっくりとルートを選ぶ必要があるでしょう。 いずれにせよ、できるだけ簡単なルートを選ぶのが、道を覚えられない人の基本戦略になります。 4.コンビニや学校などいくつか目印を決めておく 道を覚えるためには、コンビニや学校といった、目立つ建物やランドマークを目印に設定していく必要があります。そのためには、前述の通り、できるだけ大通りをメインルートに設定してください。当たり前の話ですが、裏通りを選ぶと、どうしても目立つ建物が少なくなりますので。 道を覚えられない人は、あまり周囲を見ていないケースが多いです。ほかのことに気を取られ、ただ漠然と歩いていたら、迷って当然といえます。 「コンビニの先の交差点を右折する」「右手に学校がある」のように、事前に決めておいたポイントをきちんと自分がクリアしているかどうか確認しながら歩けば、道に迷うことも少しずつ減ってくるはずです。 よく利用される目印としては、以下のようなものが考えられます。 よく利用される目印 交差点 信号の数 コンビニ ガソリンスタンド 学校 病院 銀行 郵便局 公園 川 バス停/駅 目立つ看板 ただ、コンビニやガソリンスタンドは閉店や移転の可能性もあるので、できるだけ新しい情報を基にルート設定するようにしてくださいね。 5.自分の歩く速度と距離感を身につける 道を覚えられないという自覚のある人は、自分の歩く速度と距離感を把握するように意識してみてください。多くの人が、目的地までの距離を曖昧に捉えているため、どのくらい進んだか、目的地までどのくらい残っているかがわからず迷いやすくなってしまうのです。 また、人間の歩くスピードには、個人差があります。不動産の表示では分速80mが基準に設定されていますが、当然それより速い人もいれば、ゆっくりとしか歩けない人もいるでしょう。 分速50mの人が分速80mで計算されている表示を目安にしたら、ズレが生じてしまいます。大事なのは、自分の歩行速度をおおまかに知っておくことです。「目的地まで1キロということは、だいたい13分くらいかかるな」とわかっていれば、歩いた時間でおおよその位置がわかります。 あと2〜3分でコンビニがあるはず……と知っていれば、2〜3分後にコンビニが見つからなければ、道が間違っていると気づけるでしょう。このように、自分の歩く速度と距離感の把握は、道を覚える能力の底上げに大いに役立ってくれます。 6.まずは散歩で道を覚える練習をする 周囲を観察し、目印となる目立つ建物を発見する力を鍛えるための、最もシンプルで効果的な方法は間違いなく散歩でしょう。散歩には、時間制限がありません。だから、焦ることなく、ゆっくりと周囲を観察できます。 通常はご近所を散歩するケースが多いので、同じルートを歩くうちに、無理なく目印を覚えるトレーニングが可能です。とはいえ、いつも同じ道ばかり歩いていたら、トレーニングの効果は薄れてしまいます。 散歩に慣れてきたら、時間の制約のない休日に、普段あまりいく機会のないエリアをぶらりと散歩してみてください。 のんびり歩きながら、「次のコンビニでコーヒーを買いたい」「次の交差点にある大きな公園で少し休憩しよう」などと考えるだけで、目印を発見する最高のトレーニングになるはずです。 スマホの地図アプリをフル活用して道を覚えよう 道を覚えられない人の強い味方が、スマホの地図アプリです。紙の地図帳をもち歩くのは現実的ではないし、アプリならではの機能が方向音痴をサポートしてくれます。最後にこの章では、地図アプリ活用のポイントを3点お伝えしていきます。 GPS機能で現在地をこまめに確認する 道に迷いやすい人にとって、スマホのGPS機能は非常に便利なツールです。迷ったときでも、GPSを使って自分の現在地をこまめに確認すれば、すぐに位置関係を把握でき、正しいルートに戻れます。 慣れない場所や複雑なルートを通る場合、紙の地図を見ただけでは、自分の位置を見失ってしまうケースも多いものです。しかし、地図アプリさえあれば、GPSが現在地を正確に示してくれるので安心感があります。 正しいルートをすぐに見失ってしまう人は、できるだけこまめに現在地の確認をしてください。こまめに現在地を確認するクセをつければ、早い段階で間違いに気づけるので、最小限のロスでルートを修正できます。 ただし、慣れないうちは、歩きながらの現在地チェックはオススメしません。いったん立ち止まって、じっくりと現在地とルートの整合性を確認するようにしましょう。 目的地までのルートを事前にシミュレーションする 目的地に迷わずたどり着くためには、事前にルートのシミュレーションをオススメします。とくにはじめて訪れる場所や、複雑な道順が予想される場合は、事前に地図アプリを使って、目的地までのルートを頭のなかでイメージしておくと安心です。 いちどでもシミュレーションをしておけば、多少なりとも頭に情報が残っているので、移動中に「次はどこで曲がればいいんだろう?」と悩むことが少なくなります。 具体的には、地図アプリで現在地から目的地までのルートを確認しながら、通るべき道や目印となるランドマークをチェックします。必要な時間やおおよその距離についても、しっかり確認しておきましょう。 事前のシミュレーション最大のポイント「ストリートビューのチェック」については、次項で解説します。 目立つランドマークをストリートビューで確認しておく はじめて訪れる場所や、道に迷いやすい場所にいく場合は、目立つランドマークをストリートビューで事前に確認しておきましょう。ストリートビューとは、実際に道を歩いているかのように地図を体験できるGoogleマップの機能です。 ストリートビューを使えば、2次元の地図ではわかりにくいポイントが一発で理解できます。絵で書かれた建物ではなく、画像で確認できるので、実際歩いたときに戸惑うことがほとんどありません。 しかも、360°自由に移動できるし、歩くように一歩ずつ画像を進められるので、目印となる建物や物体の確認が本当に簡単です。 とくに、こまかい路地や建物が入り組んだエリアにいく際には、ストリートビューは大きな助けになってくれるでしょう。操作自体は非常に簡単ですので、まずはいろいろと試してみてください。 まとめ 道が覚えられないのは、記憶力や空間認識能力がうまく機能していないのが大きな原因と考えられます。しかし、そういった認知機能は、道を覚えるトレーニングを繰り返せば、改善が可能です。 今回紹介した「単独行動を増やす」「ながら移動を止める」といった方法のなかから、できそうなものをとりあえず試してみてください。 ### 脳の健康を守る7つの生活習慣とは 私たちの脳は、毎日休まず忙しく働いています。仕事や勉強、生活の中で常に働き続ける脳を健康に保つためには、正しい生活習慣が欠かせません。 この記事では、脳の働きを阻害する要因を明らかにし、脳の健康を守るための基本的な生活習慣をご提案していきます。合わせて、脳の健康を高めるための積極的なアプローチについても紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。 脳の健康を阻害する要因とは?   脳の老化や病気の原因は、人によって大きく異なります。原因がひとつとは限らないし、いくつもの原因が複雑に絡み合っているケースも少なくありません。 正確な診断は医師にお任せするしかありませんが、まずはどういった原因が考えられるのか、最低限の知識は身につけておくべきです。 乱れた食生活 毎日の食事は、体をつくる基となり、活動のエネルギーをもたらしてくれます。しかし、ファーストフードやお菓子を食べすぎたり、夜遅く脂っこい食事を摂りすぎたりすれば、体に悪影響をおよぼします。 ファーストフードはあまり食べないという人も、加工食品やお惣菜を食べる人は多いでしょう。時間のないときなど非常に便利ですが、食品添加物や塩分、糖分が大量に含まれていることが多く、動脈硬化の大きな原因となります。 動脈硬化が進行すれば、脳梗塞や脳出血を引き起こす可能性が高くなります。そうなれば、最悪命を落としますし、脳血管性認知症を発症するリスクも考えておく必要があるでしょう。脳血管性認知症は、認知症全体の約20%を占めており、とくに男性に多いといわれています。 もちろん、食生活が乱れても、今すぐ病気を発症するわけではありません。だから、悪いとわかっていても、ついジャンクなものを食べてしまいます。でも、いざ病気になってから慌てても手遅れです。症状のない今のうちから、少しずつ食生活を改善していきましょう。 短時間睡眠 睡眠時間が不足すると、脳にさまざまな悪影響を与える可能性があります。睡眠は、脳が情報を整理し、疲れを回復させる重要な時間です。しかし、短い睡眠ではこういった機能が十分に働かず、記憶力や集中力が低下しやすくなります。 さらに、疲れて正常な機能を発揮できない状態では、判断力の低下や感情をうまくコントロールできないことも考えられます。とくに、成人前の成長期に十分な睡眠が取れないと、身体機能の低下や精神面への悪影響も出てくるでしょう。 年齢別の推奨睡眠時間※は、以下の通りです。 年齢別の推奨睡眠時間 新生児(0~3か月):14~17時間 乳児(4~11か月):12~15時間 幼児(1~2歳):11~14時間 未就学児(3~5歳):10~13時間 学童(6~13歳):9~11時間 ティーンエイジャー(14~17歳):8~10時間 成人(18~64歳):7~9時間 高齢者(65歳以上):7~8時間 ひと言で適正な睡眠時間といっても、年齢によって大きく異なります。さらに、活動状況やメンタル面によっても、少しずつ適正な睡眠時間は変わってくるものです。これらの推奨時間はあくまでも参考に留め、自分にとって最適な睡眠時間を探してみてください。 ※参考: How Much Sleep Do You Really Need? - National Sleep Foundation ◆睡眠と脳機能の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ いつまでも若くいたいなら、脳が若い人11の特徴を上手にマネしよう 運動不足  運動不足は、体だけでなく脳に対しても、百害あって一利なしです。体を動かすと全身の血流がよくなるので、より多くの酸素や栄養が脳に運ばれます。 しかし、運動不足により血流が滞ると、当然脳に送られる血液も減ってしまいます。その結果、脳は新鮮な酸素や栄養を十分に受けられないわけです。そうなれば、集中力の低下や気分の落ち込みといった悪い症状が起きやすくなります。 とくに、座りっぱなしの生活は非常に危険です。カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究※によれば、認知症ではない45歳から75歳の成人35人のうち、1日のうち座っている時間が長い人ほど、側頭葉の内部が薄くなっていたそうです。 同研究チームは、研究結果を基に、「座る時間を25%減らせば、100万人以上のアルツハイマー病患者を予防できる可能性がある」と述べています。 脳へのダメージを最小限に抑えるためには、やはり適度な運動が欠かせないようです。こういったデータを見ると、運動不足の怖さが実感できますよね。 ※参考: Sitting harms brain health, regardless of exercise ストレスや不安 ストレスや不安も、脳の健康を崩す大きな要因のひとつです。強いストレスを感じると、脳は「戦うか逃げるか」という緊張状態に入ります。その際に、分泌されるストレスホルモン「コルチゾール」が、脳にダメージを与えると考えられているのです。 ストレスホルモン自体は、ストレスから守るために分泌される物質です。心拍数や血圧を上昇させて、突発的な問題にすぐ対応できるように、体を戦闘態勢モードに切り替えてくれます。 しかし、こういった防御態勢はあくまでも一時的だからよいのであって、長期間続くと体に深刻なダメージを与えます。なかでも、記憶の司令塔とよばれる海馬は、非常にストレスに弱い器官です。ストレスが長期間続くと、海馬がダメージを受けて縮小するという研究データ※も数多くあります。 また、強いストレスが慢性化すれば、食事・運動・睡眠といった生活習慣の質が劇的に低下します。誰だって、不安でいっぱいになれば、食欲もなくなるでしょう。運動をする気力も出てこないし、睡眠にも悪影響が出て当然です。 脳の健康を守るには、ストレス対策をしっかりおこなう必要があると、ぜひ覚えておいてください。 ※参考: Stress effects on the hippocampus: a critical review - PMC 病気   脳の健康を害する原因といえば、やはり病気でしょう。たとえば、高血圧が長く続くと、血管が硬くなり、進行が進めば脳卒中を引き起こすリスクが高まります。 脳卒中は、脳血管の異常を原因とする病気の総称です。血管のつまりによる病気を「脳梗塞」、血管の破れによるものを「脳内出血」や「くも膜下出血」とよんでいます。 なかでも、もっとも症例の多いのが脳梗塞で、脳卒中の約70%を占めています。症状が悪化する前に治療を受ける人が多いため、死亡率は10%程度と決して高くはありません。しかし、言語麻痺や手足のしびれなど、後遺症が残るケースも多く、とにかく早期発見が重要です。 脳卒中の主な症状 頭痛の回数が増えた 激しい頭痛がする まっすぐ歩けない ろれつが回らない 顔の片方だけが下がっている 手を上げてもすぐに下がってしまう 上記のような症状が現れたら、脳卒中の可能性が高いです。できるだけ早く病院を受診してください。 ◆脳関連の病気については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 認知症になりやすい人がもつ9つの特徴とは 生活習慣を整えて脳の健康を守ろう!    脳の健康を守りたいなら、乱れた生活習慣を整えるのが、もっとも効果的です。今回は、生活習慣改善のアイデアを7つ紹介します。気になる改善策があれば、ぜひ取り組んでみてください。 抗酸化物質で余計な活性酸素を除去する  私たちの体は、日々の生活の中で「活性酸素」という物質をつくり出しています。活性酸素は細胞を攻撃し、老化や病気を引き起こすため、できるだけ除去するのが望ましいと一般的には考えられているのです。 しかし近年の研究では、活性酸素が記憶の形成・免疫反応・感染防御において、重要な役割を担っていることが判明しています。なので、むやみに活性酸素を除去するのではなく、あくまでも過剰な分を適量に戻すという意識が重要です。 とはいえ、普通の生活をしていると、どうしても活性酸素が増えすぎてしまいます。しかも、体内で生成される抗酸化物質は、加齢とともに減少します。代表的な抗酸化物質を以下にまとめておくので、普段の食事にうまく取り入れていきましょう。 【ビタミンC】 緑黄色野菜(ブロッコリー、パプリカ)、フルーツ(いちご、キウイフルーツ) 【ミネラル類】 納豆、海藻類(わかめ、昆布)、ナッツ類(アーモンド、くるみ)、魚介類(サケ、アジ) 【ポリフェノール】 コーヒー、赤ワイン、緑茶、紅茶、ごま 【カロテノイド】 トマト、とうがらし、サケ、ほうれん草 ◆抗酸化物質を豊富に含む食品については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶力を高める5つの生活習慣と知っておきたいポイントとは 良質な睡眠の鍵は、明かりのコントロールにあり 質のよい深い睡眠を取るためには、明かりのコントロールがとても重要です。私たちの体には「体内時計」というものがあり、明るさや暗さによって生活の時間帯が調整されています。夜になると自然に眠くなり、朝になると眼が覚めるのも、体内時計が正常に機能しているからです。 しかし、寝る前にスマホやパソコンの青白い光(ブルーライト)を浴びると、睡眠を誘発するホルモン「メラトニン」の分泌が抑制されてしまいます。せっかくおやすみモードに入りかけた脳が、ブルーライトによって活性化してしまうのです。 そもそもブルーライトは、太陽光に含まれる成分ですから、夜寝る前に浴びたら体内時計が狂ってしまうのは当然といえます。 少なくとも、就寝2時間前になったら、スマホやパソコンの使用は控えた方が無難です。暖色のライトに切り替えて、読書や瞑想などをしてゆっくりと心を落ち着けましょう。 また、夏になると早朝の太陽光が室内に差し込み、睡眠を妨害されることがあります。このような場合は、ベッドの位置を窓から少し離す、遮光カーテンを使って太陽光を遮断するといった工夫が効果的です。 ◆日本人の睡眠時間については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 健康な脳はまず朝の散歩から 朝の散歩は、脳の健康にとってとてもよい影響を与えることが知られています。朝歩けば自然と太陽の光を浴びる時間が増え、セロトニンの分泌が増えます。セロトニンは、精神の安定に大きく関係する、脳内の神経伝達物質です。 あまり長い散歩はかえってセロトニンの分泌が低下するので、15〜30分を目安にするとよいでしょう。それよりも大事なのは、散歩を開始する時間です。 セロトニンには、体内時計をリセットしてくれる働きがあります。そのため、遅くても朝10時までに散歩を終わらせてください。それよりも遅い時間になると、体内時計のリセット効果が働かず、その夜の睡眠時間が狂ってしまう可能性が高いです。 また朝の散歩には、体内時計のリセット効果以外に、血流改善というメリットもあります。下半身を動かせば、ふくらはぎのポンプ効果が向上して、上半身(脳を含む)に血液がしっかりと循環していきます。 さらに、足が地面に着地する衝撃によって、下半身の筋肉や骨も鍛えられるメリットも。毎日でなくても効果は十分なので、まずは週に1〜2回を目標にして、朝散歩の継続を頑張ってみてください。 ◆運動量の目安については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 水分補給で老廃物の除去をサポート 脳の健康を考えるなら、毎日適量の水分補給が欠かせません。私たちの脳は約80%が水分でできており、栄養補給や老廃物の排出といった重要な作業は、水分の働きによっておこなわれています。 そのため、水分が極端に不足すると脳内の老廃物を除去しきれずに、脳のパフォーマンスは著しく低下する可能性があります。また、アルツハイマー病に代表される認知症は、脳内に蓄積された異常なタンパク質が大きな原因のひとつです。 脳内における水分の働きにはまだ未解明な点もあるものの、適度な水分補給により老廃物をしっかりと排出するのが重要なのは間違いありません。 では、1日にどのくらい水を飲めばいいのでしょうか。個人差はありますが、飲料水として約1リットル、食事からの水分が約1.1リットル、体内から生成される水分が約0.3リットル、合計で約2.4リットルをひとつの目安にしてください。(2.5リットルを推奨する説もあります) もちろん、季節や体格、運動量などによって、必要な水分量は変わってきます。ご自身のライフスタイルに合わせて、水分量をうまく調整するようにしましょう。 ◆脳の衰えにより受けるデメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「脳にいい習慣」10の効果的な習慣で脳力アップを目指そう ツボを刺激して体調を整える ツボへの刺激は、古くから体調を整える手法として知られており、WHO(世界保健機関)では、現在361個のツボを認定しています。脳への効果が期待できるツボも数多くあり、その効能を利用しない手はありません。 たとえば、頭のてっぺんのほぼ中央部に、「百会(ひゃくえ)」というツボがあります。百会をマッサージすると全身の血のめぐりが改善され、高血圧・頭痛・肩こり・不眠など、さまざまな症状に効果があるといわれています。 また、親指と人差指の付け根にある「合谷(ごうこく)」は、万能ツボとして有名です。頭痛や肩こりだけでなく、自律神経の不調・眼精疲労・ストレス・便秘や下痢といったあらゆる症状によい影響をもたらしてくれます。 集中力改善にも効果があるので、仕事や勉強の合間に合谷をグリグリと押してみてください。脳の疲れが少しずつ癒やされていくのを感じるはずです。 体を動かす体操と違って、ツボ押しはいつでも手軽におこなえます。呼吸法などと組み合わせて、全身の体調管理に役立てていきましょう。 瞑想や呼吸法でストレス管理をおこなう 日々のストレスを和らげる方法として、瞑想や呼吸法は本当にオススメです。なかでも「マインドフルネス瞑想」は、Googleが研修に取り入れたことで一躍有名になりました。 ごく簡単に説明すると、「今この瞬間に意識を集中させ、過去や未来への不安を手放した状態」が、マインドフルネスです。 心が落ち着き、余計な雑念が消えれば、目の前のタスクに集中できるので、パフォーマンスが向上します。また、自分軸がしっかりすると、モチベーションの低下も防ぎやすくなるでしょう。 呼吸法については、瞑想よりも短時間で同様の効果が期待できます。極限の状況下に置かれる軍隊で、平常心を保つために呼吸法が採用されていることでも、その有効性と即効性は容易に想像がつくはずです。 ◆マインドフルネス瞑想のやり方については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ ◆ボックスブリージングのやり方については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶の司令塔「海馬とは」海馬の働きと改善方法について 定期的な健康診断で早期発見を 健康を守るために、できるだけ定期的に健康診断を受診してください。どんなに優れた能力があっても、病気(とくに脳の病気)になってしまえば、本来のパフォーマンスは発揮できません。 なかでも、脳梗塞や脳出血といった脳疾患が発症すれば、命を落とす可能性もあります。命は助かったとしても、言語麻痺や半身麻痺になる可能性は高く、ひとりでは生活ができなくなるケースも少なくないのです。 健康診断では、血液検査や血圧測定をはじめ、心機能・胃腸・肺機能など、さまざまな側面からご自身の健康状態をチェックできます。健康診断を受けておけば、普段は気づきにくい体の異常や病気のサインを早期発見することも可能です。 ただし、一般的な健康診断の場合、脳を直接検査する項目は含まれていません。費用の面もあるので毎年とはいいませんが、できれば数年に1回は脳ドックも受診しておきたいところです。 いずれにせよ、病気が進行してから治療するよりも、ごく軽い段階で処置を済ませる方が、肉体的にも金銭的にも負担が少なくて済みます。健康診断を定期的に受ける習慣をつけて、健康な体と脳を長く保っていきましょう。 積極的に脳の健康を守る5つのアプローチ 先ほど紹介したように、生活習慣を少し改めるだけでも、脳の健康を大きく改善してくれます。ただ、生活習慣の改善で得られるのは、主に身体的な機能の向上です。脳の働きを総合的にレベルアップしていくには、もう少し積極的なアプローチが必要になってきます。 この章では、日常生活ですぐにできる脳の健康を総合的に高めていくためのアイデアを5つ紹介します。 新しいことにチャレンジし続ける 新しいことへのチャレンジは、脳を活性化させるために非常に有効です。脳は同じことばかり繰り返していると、その行為に慣れてしまいます。あまり考えなくてもこなせてしまうので、脳がじっくりと考えることをやめてしまうのです。 脳の成長という点でいえば、こういったルーチンワークの連続は、あまりよい状況とはいえないでしょう。しかし、新しいスキルを学び、未知の体験への挑戦を定期的におこなえば、脳の神経回路が刺激され、柔軟性や記憶力の向上が期待できます。 とはいえ、新しい挑戦が、いつも転職のように人生が激変するチャレンジである必要はありません。新しい趣味をはじめる、資格の勉強をする、あるいは、いつも食べない国の料理を食べてみるだけでも効果は期待できます。 大きな変化を一生のうちに1回だけするよりも、小さな変化を何回も繰り返す方が、脳の成長には効果的です。少しでもおもしろそうだなと感じることがあれば、ぜひ積極的にチャレンジしてみましょう。 ◆新しい価値観に触れる重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 思考停止とは?思考停止を引き起こす原因と4つの対策法 本を最低月に1冊読む 読書には、知識の習得だけでなく、思考力や集中力を高め、脳の神経回路を活発に保つ役割があります。読書量には諸説ありますが、まずは最低月に1冊の本を読むところからはじめてみましょう。 これまで読書の習慣がなかった人にすれば、わずか1冊といえどもなかなか大変かもしれません。でも、安心してください。読書に慣れてくれば、自然と読むペースは速くなってきます。 かりに月に2冊のペースで読めるようになったら、情報量は単純に2倍になり、仕事や勉強でその知識は大いに役立ってくれるはずです。実際、成功者とよばれる人の多くは、異常ともいえるペースで本を読んでいます。 たとえば、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツは、超多忙な現役時代でも、年間50冊以上(月4冊ペース)も本を読んでいたそうです。投資の神様とよばれるウォーレン・バフェットも読書家として非常に有名であり、1日に5〜6時間は読書をしています。 ここまで読書に時間を割くのは現実的にむずかしいとしても、月に1〜2冊なら誰でも達成できるはずです。ぜひ、読書量を増やして、脳の知的好奇心を満たしてあげましょう。 ◆読書のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 社会人が読書をするメリットと読書を続けるコツを教えます 友達や家族との会話を楽しむ 脳の健康には、ストレスが大敵です。ひとりでいる時間が過剰に長過ぎると、どうしてもマイナスの方向に思考が向かってしまいます。毎日とはいいませんが、定期的に、気のおけない家族や友達と触れ合う機会をぜひ設けてください。 楽しい会話には、脳が癒やされるというメリットがあります。しかし、会話のメリットはそれだけではありません。これまで知らなかった情報や自分以外の考え方に触れて、「自分のなかに新しい視点ができる」のが、もうひとつの大きなメリットです。 人間は誰でも、自分は正しいと思っているもの。でも、それは自分の価値観のなかだけの話であり、ほかの人はまた別の判断基準や正義を心のなかにもっています。そういった別の視点と、自分のなかの価値観を比較する行為が、脳を思い切り刺激してくれるのです。 もちろん、なかには納得できないものも数多くあるでしょう。でも、いいのです。そういった点も含めて、新しい情報や考え方はあなたの脳を活性化してくれるのですから。 自然のなかで過ごす時間を増やす 自然のなかで過ごす時間は、脳と身体に多くのメリットをもたらします。もし、ストレスの多い毎日を過ごしているという自覚があるなら、定期的な自然への訪問は本当にオススメです。 国立公園の健康効果に関する特設サイトを見ると、自然が人間の健康に与えるさまざまな影響に関するデータ※が列挙されています。今回は、森林浴の主な効果をざっと以下に挙げておきます。 NK細胞(免疫細胞)が都市部より2%活性化 NK細胞が1日27%、2日で53%上昇 副交感神経活動が5倍増加 ストレスホルモンが13%減少 ※参考: データで見る国立公園の健康効果とは? | 国立公園に、行ってみよう! | 環境省 自然の癒し効果は理解できても、なかなか時間が取れないという人もいるかもしれません。しかし、同サイトには、わずか20〜30分の滞在でストレスホルモンを効果的に減少できると書かれています。 毎日とはいいませんが、週に1〜2回は、郊外の公園や川べりなどにいき、脳をリフレッシュしてあげてください。それでもどうしても時間が取れないときは、自然の画像や動画を見るだけでも効果があります。 ◆自然と触れ合うメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 直感とは?直感を引き出す11の方法 デジタルデトックスを意識する デジタルデトックスとは、スマートフォンやパソコン、SNSなどから一時的に距離を置くことで、心と体をリセットする方法です。現代社会では、デジタル機器に長時間触れるのが日常的になり、知らず知らずのうちに脳に負担をかけています。 なかでも、就寝間際のスマートフォンの使用は、百害あって一利なしです。明るいスクリーンにより、脳が昼間と錯覚して、交感神経が活性化してしまいます。そうなると、脳が完全に活動モードに入ってしまい、睡眠時間は短くなり、睡眠の質は著しく低下してしまうのです。 こういった脳へのダメージを最小限に減らすには、デジタル機器と距離を置く時間を設けるしかありません。もちろん、仕事でパソコンを使う人も多いし、1日中スマートフォンを使わないわけにはいかないでしょう。 であれば、まずは1日のうち数時間、デジタル機器を使わない時間を設けてください。仕事でデジタル機器が手放せない人でも、プライベートの時間なら可能なはずです。休日のうちどちらかは、スマートフォンを家に置いて出かけてみるのもいいかもしれませんね。 ◆デジタルデトックスのメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 頭の中が整理できないのはなぜ?散らかった思考を整理するための4つのアイデア まとめ 脳の健康を守るには、まず脳の健康を損なう原因をしっかりと見極めることが重要です。原因さえわかれば、その原因に応じた対応をしていけば重篤な状態にはならずに済みます。 どういった原因にせよ、やるべきことは生活習慣や脳環境の改善です。今回紹介した改善策を参考に、ぜひいろいろと試してみてください。 ### 記憶力アップのカギ!脳の仕組みと記憶力を守るための習慣とは? 私たちは日々、数え切れないほどの情報に接し、どんどん頭のなかに記憶しています。そうやって必要な情報をストックできるから、膨大な過去の情報を基に、正しい判断を下せるわけです。 しかし、年齢を重ねるごとに、記憶力の衰えを感じている人も少なくありません。記憶力の低下は誰にでも起こり得る現象ですが、きちんと対策を施せば、記憶力の衰えを最小限に抑えることは十分可能です。 本記事では、記憶力と脳の関係性を探りながら、記憶力を低下させる要因とその対処法について詳しく解説します。 記憶力と脳の関係性について 記憶力を維持したいなら、記憶力と脳の関係性をきちんと理解しておかなければなりません。よく耳にする短期記憶と長期記憶の違いや、記憶の中枢機関「海馬」の働きなどについて、わかりやすく解説していきます。 記憶はどこでつくられるのか? 私たちが日常生活で得た知識や経験は、まず海馬に保存されます。保存された記憶をさまざまな条件から判断して、海馬は必要な情報を大脳皮質に保管します。つまり、新しい記憶は「海馬」、古い記憶は「大脳皮質」に保存されているわけです。 ただ、ひと言で記憶といっても、大きく「陳述的記憶」「非陳述的記憶(手続き記憶)」に分類されていて、それぞれ保管される場所が異なります。 陳述的記憶は、さらに実際に経験した「エピソード記憶」と学習によって得た知識「意味記憶」に分類され、どちらも大脳皮質に保管されます。 一方、自転車の乗り方や泳ぎ方など、体で覚えた知識「手続き記憶」が保存されるのは、「大脳基底核(だいのうきていかく)」と「小脳」です。いちど覚えた自転車の乗り方を忘れないのは、体を動かす役目をもつ大脳基底核と小脳に、記憶が保管されるためです。 一般的な記憶は海馬が管理していますが、体で覚える手続き記憶だけは、大脳基底核と小脳が関係しています。記憶を考える上で、両者の違いは、しっかりと区別しておく必要があります。 ◆海馬の仕組みについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 海馬は記憶の司令塔「海馬と記憶の関係性について」 短期記憶と長期記憶の違い 先ほどの陳述的記憶と非陳述的記憶という分類のほかに、短期記憶と長期記憶という分類の仕方もあります。(陳述的記憶と非陳述的記憶は、長期記憶に分類される) 短期記憶と長期記憶の違いは、文字通り、覚えておける時間の長さの違いです。電話番号のようにかけてしまえば必要のない情報は、すぐに忘れてしまいますよね。 記憶できる時間と情報量には個人差があるものの、7桁程度の文字数を長くても数分間記憶しておくのが、短期記憶の限界です。 一方で長期記憶は、大切な経験や重要な知識を、半永久的に記憶できるポテンシャルがあります。大事な家族の名前や誕生日、あるいは一生懸命勉強して身につけた知識は、なかなか忘れません。 簡単にいえば、短期記憶は「一時的なメモ」で、長期記憶は「保存されたファイル」のようなものです。短期記憶から長期記憶へ移行するには、復習や印象に残るインプット法を用いて、脳に「その情報は重要だ」と判断してもらう必要があります。 ◆短期記憶と長期記憶の仕組みについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶の種類と記憶力を改善する方法について 感情をともなう記憶はなかなか忘れない 感情をともなう記憶は、普通の記憶よりも強く脳に残りやすいといわれています。楽しかった旅行や大切な友達との思い出、逆に怖い思いや悲しかった体験など、感情が大きく動いたときの記憶は、何年経ってもはっきり覚えているでしょう。 これは、扁桃体と隣接する海馬の働きが、同じタイミングで働くことにより起こる現象です。扁桃体は、感情の処理を担っており、とくに怒り・不安・恐怖といったマイナスの感情と大きく関係しています。 もしあなたが誰かに刃物で脅されたら、そのときの記憶は決して忘れないはずです。扁桃体が「この記憶は決して忘れないようにして、今後同じようなことが起きたらすぐ対応できるようにしよう」と判断して、海馬に記憶の増幅を促すからです。 覚えておきたい知識を勉強する際には、こうした脳の仕組みを上手に活用してください。友達と楽しみながら問題を出し合うなど、感情のともなう覚え方を意識すると、記憶の定着率は大幅にアップします。 記憶力が衰える4つの要因 ある程度年齢を重ねると、どうしても物忘れが多くなるものです。しかし、記憶力の衰えは、加齢だけが原因ではありません。今回は、記憶力が衰える大きな原因を4つ紹介します。 ◆記憶力が衰える要因については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう 病気 認知症は、記憶力に大きな影響を与える代表的な病気です。高齢者数がピークとなる2040年には、高齢者の15%、およそ7人にひとりが認知症になると予測されています。 認知症になると、以下のような初期症状(中核症状)が見られます。 認知症の主な初期症状 記憶障害 理解力や判断力の低下 言語障害 実行機能障害 先行、失認(日常的な動作が困難になる) 見当識障害(時間、季節、場所など、現状把握ができなくなる) 中核症状に加え、抑うつや妄想などの「周辺症状」が発生することもありますが、周辺症状は環境や性格などの条件により、個人差が非常に大きいです。 また、認知症だけでなく、高血圧も脳の健康に深く関わっています。高血圧により動脈硬化が進行すると、脳梗塞や脳出血のリスクが高まります。とくに、くも膜下出血は致死率が高く(約50%)、命を取り留めても言語障害や半身麻痺が残るケースが非常に多いです。 こうした病気のリスクを減らすためには、生活習慣の見直しや定期的な診断が重要です。脳の健康を守るために、早めの対策を心がけましょう。 加齢 年齢を重ねると、神経細胞が減少し、脳は萎縮します。通常30代から萎縮がはじまり、60歳を超えると肉眼で萎縮が確認できるほど、明確に脳は小さくなります。だから、加齢によって記憶力が衰えるのは、ごく自然なことだと考えてください。 しかし、知識の蓄積による理解力は、年齢を重ねるごとに上昇するというデータ※もあります。多少脳の処理能力が衰えても、過去の知識や経験でカバーできることも多いということです。 また、年齢による記憶力の低下は、すべての人に起こるわけではありません。日頃から脳をしっかり使い、正しい生活習慣を心がけていれば、記憶力の低下は最低限に抑えられます。 もちろん、加齢による記憶力の低下を完全に防ぐことはできません。でも、工夫次第でその影響を和らげられるというのは、誰にとっても嬉しい話ですよね。 ※参考: 加齢にともなって成熟していく、知的な能力とは? | 老化疫学研究部 ストレスや不安 ストレスや不安は、記憶力低下の大きな原因のひとつです。強いストレスや長期間の不安が続くと、脳は「闘争・逃走反応」とよばれる緊張状態に入ります。 このとき、脳はアドレナリンやコルチゾールなどのストレスホルモンを大量に放出し、心拍数や血圧を上げて体を「戦闘モード」に切り替えます。 ごく短期間であれば、ストレスホルモンの影響はまったく問題になりません。事態が収束すれば、自然と穏やかな副交感神経主体のモードに戻るからです。 しかし、ストレスが解消されないと、いつまでも緊張状態が続き、脳、とくに記憶を司る海馬に大きな負担をかけてしまいます。そうなると、記憶力や集中力の低下といったメンタル面だけでなく、頭痛・動悸・肩こりといった肉体的な症状に悩まされることも増えてくるでしょう。 ストレスや不安による影響を防ぐためには、適度にリラックスする時間をもち、ストレスの上手な管理が大切です。 変化が極端に少ない生活 変化が極端に少ない生活は、記憶力にあまりよい影響を与えません。同じことを毎日繰り返すだけの生活からは、新鮮な刺激がほとんど得られないため、脳が「サボりがち」になってしまうのです。 脳は新しい情報や経験に触れることで活性化され、記憶力も鍛えられます。しかし、変化がない生活にどっぷり浸かっていると、新しい経験をする機会が極端に減ってしまいます。 たとえば、毎日同じルートで会社に通い、いつも同じような作業ばかり繰り返していたら、どうでしょうか。 深く考えなくてもタスクをこなせてしまうので、覚えようという意識が生まれてきません。新しい知識や経験をするから、脳の記憶回路は、記憶の貯蔵庫に新鮮な情報をしっかりとストックしておこうと動き出すのです。 こういった状況を改善するには、マンネリ生活をあらためて、新しい経験を増やしていくのがいちばんです。いつもと違うルートで帰宅する・楽器を習ってみるなど、まずは自分にできそうなことから取り組んでみてください。 記憶力を守るための習慣 記憶力低下の主な原因がわかったところで、記憶力を守るための習慣を4つ紹介します。すべてに取り組むのは大変ですので、まずは気になる習慣をひとつ選んで、取り組んでみてください。 生活習慣を改める 記憶力の衰えを予防したいなら、まずやるべきなのは生活習慣の見直しです。たとえば、睡眠不足を考えてみましょう。脳は、睡眠中に記憶の整理と定着をおこないます。ただ、その作業がおこなわれるのは、ひと晩4〜5回だけ発生するレム睡眠中だけです。 そのため、睡眠時間が短くなると、レム睡眠が減ってしまうことになり、記憶の整理と定着が十分におこなわれません。もちろん、単純に脳の休息時間が減り、脳の疲れが取れずにパフォーマンスが落ちるという側面もあります。 また、食事も大切な要素です。脳はブドウ糖を主な栄養源としているので、極端な糖質制限は避けるべきです。ほかにも、タンパク質・ミネラルといった栄養素もしっかりと摂ってください。これらの栄養素が不足すると、ドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質の生成がうまくできなくなってしまいます。 いうまでもなく、定期的な運動も脳の健康に不可欠です。運動により脳への血流がよくなり、酸素や栄養が十分に供給されます。適切な運動量については、別記事を参照してください。 ◆運動・食事・睡眠の改善法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 脳トレで脳へ刺激を与える 前述の通り、生活習慣の改善が、すべてのベースとなります。ただ、生活習慣はあくまでも基盤を整えるだけ。もっとアクティブに脳を鍛えたいなら、やはり脳トレがオススメです。 脳は、体の筋肉と同じように使わないと衰えてしまいます。パズル・ナンプレ・間違い探しといった頭を使う活動を積極的におこなえば、脳は少しずつ活性化してくれます。 また、一般的にパズルのような頭を使うゲームだけが脳トレと思われがちです。でも、料理やウォーキングのような体を動かす作業も、脳によい刺激を与えてくれるという意味では、立派な脳トレです。ぜひ、頭と体をバランスよく鍛えてください。 脳トレは、継続が最大のポイントです。どんなに有効な脳トレに取り組んでも、1〜2回でやめてしまえば、決して効果はでません。脳トレが脳によい影響を与えるという研究データは数多く存在します。脳トレの効果を信じて、楽しく長くゆっくりと取り組んでいきましょう。 ◆記憶力アップにオススメの脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶力に不安を感じたら……脳トレで記憶力アップ 効率のよいインプット法を学ぶ 効率のよいインプット法を身につければ、記憶効率は大幅に向上します。今回は「アクティブリコール」と「インターリービング」を紹介します。 アクティブリコールは、「自分の頭を使って情報を積極的に思い出す」インプット法です。単に参考書を読むだけでなく、読んだ内容をテキストを閉じて説明したり、自分なりに要約してみたりします。非常に効果が高い方法なので、ぜひ試してみてください。 一方、インターリービングは、異なる単元やジャンルを交互に学ぶ方法です。多くの人は、ひとつの単元を完璧にしてから次に進もうとしますが、あまり効率的とはいえません。まず全体をざっと把握し、ポイントポイントで前の単元に戻る方が、ずっと記憶に残りやすくなります。 また、英語の勉強を例に挙げると、英単語を3時間続けるのではなく、英単語1時間、英文法1時間、リスニング1時間と分ける方が効果的です。同じことを長時間続けると飽きてしまい、記憶効率が下がってしまうので、単元やジャンルを適度に分散して学ぶことをオススメします。 ◆効率のよいインプット法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ きっと人生が変わる「思考停止改善6つの方法」 ストレスマネージメントを身につける 記憶力をよくしたいなら、必ずストレスマネージメントを身につけましょう。「記憶力が衰える4つの要因」でもお伝えしたように、過度のストレスは脳(とくに海馬)にダメージを与え、記憶力に悪い影響をもたらします。 ストレスを根本的に解決できればベストですが、そう簡単に解決できないことも多いでしょう。であれば、疲れた心をリラックスさせる方法を見つける必要があります。 たとえば、深呼吸・瞑想・ヨガのような軽い運動には、気持ちを落ち着かせ、ストレスを和らげる効果があります。 また、自分の感情や思考を整理するために、日記を書くのも有効です。日記を書くのが大変なら、信頼できる友人や家族に話を聞いてもらうのはどうでしょうか。心に溜め込んだマイナスな気持ちを少し吐き出すだけでも、スーッと心が軽くなるはずです。 好きな音楽を聴くのが最高の癒しという人もいれば、美味しいものを食べるのがストレス解消にいちばんという人もいます。人それぞれ最適な方法は違うので、自分にとってのベストなストレスマネージメントを探してみてください。 ◆潜在意識から見るストレスマネージメントについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう まとめ 今回は、記憶力と脳の関係について、わかりやすく解説しました。多くの人が、年齢によって記憶力が衰えてしまうと諦めています。しかし、記憶力を守るための習慣を継続できれば、記憶力の衰えを最小限に抑えることも可能です。 脳の処理スピードが多少下がっても、経験や知識で十分カバーできます。ぜひ、今回紹介した習慣を参考に、いろいろと脳によいと思われることを試してみてください。 ### 一時記憶を鍛える!脳のしくみを理解して記憶力をアップする方法 私たちは日常生活のなかで、膨大な情報を覚えたり、短期的に処理したりする必要があります。もしあなたが、「最近記憶力が落ちて来たような気がする」と感じているなら、記憶の入口である一時記憶の能力が少し衰えてきているのかもしれません。 でも、大丈夫です。当記事では、一時記憶のしくみをわかりやすく解説し、記憶力を効果的に鍛えるための方法を紹介します。勉強や仕事のパフォーマンスをアップさせるヒントが満載ですので、ぜひ最後までお読みください。 一時記憶ってなに?脳のしくみを知ろう   短期記憶を強化する方法について解説する前に、まずは一時記憶のしくみについてしっかりと確認していきましょう。 一時記憶とワーキングメモリの違い  一時記憶とワーキングメモリは、どちらも「短期間の記憶」という意味です。一時記憶は、単純に短い期間だけ覚えている記憶という意味であり、それ以上の深い意味はありません。(短期記憶ともよばれる) 一方、ワーキングメモリは、認知心理学の分野から生まれた概念で、別名「作業記憶」ともよばれています。単なる短い記憶ではなく、なにか作業をするために必要な情報を頭のなかで処理する能力が、ワーキングメモリです。 たとえば、電話番号をかける間だけ電話番号を覚えている、買い物リストを頭のなかに思い浮かべながらショッピングをするといった状況が、まさにワーキングメモリが機能している状態になります。 つまり、一時記憶は「ただ覚える」、ワーキングメモリは「覚えたことを使って考える」といった違いがあるわけです。どちらも短期間の記憶ですが、ワーキングメモリは作業のための記憶なので、作業が終わればすぐに忘れてしまいます。 記憶できる量や時間は個人差があるものの、一時記憶は数分から長くても数日、ワーキングメモリは7桁程度の情報量を数秒〜数分が限界といわれています。 ただし一般的には、一時記憶とワーキングメモリは同じ意味で使われることも多く、あまり厳密に区別されていません。両者の違いはあくまでも概念的なものと考え、「脳には短期間だけ覚えておける機能があるんだな」程度に思っておけば十分です。 ◆ワーキングメモリのしくみについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ ワーキングメモリを鍛える4つの方法とは 一時記憶(短期記憶)と長期記憶の違いは?   一時記憶と長期記憶は、名前の通り、情報をどれくらいの期間覚えておけるかで、記憶を分類しています。先ほど説明したように、一時記憶は、数秒から長くても数日間だけ情報を保持できる記憶です。 一方で長期記憶は、月、年単位で記憶が可能です。たとえば、自分の名前や家族の名前は、半永久的に忘れませんよね。一生懸命覚えた数学の公式なども、おそらく一生忘れることはないでしょう。 もちろん、すべての情報が長期記憶として保存されるわけではありません。まず一時記憶としてインプットされた情報のなかから、記憶の司令塔「海馬」が重要だと判断した情報だけ、長期記憶にストックされていきます。 要するに、短期記憶は一時的なメモ、長期記憶はずっと保管するファイルのようなもの。これらふたつの異なる記憶がうまく連動することで、私たちはスムーズに生活を送れるのです。 ◆一時記憶と長期記憶の違いについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 短期記憶を鍛える9つの方法とは? 一時的な記憶力が衰える原因は?  一時的な記憶力が衰える原因はいくつかありますが、大きく以下の3点が考えられます。 加齢 ストレス 睡眠不足 まず、年齢を重ねると、脳の働きが少しずつ遅くなり、記憶力が低下するといわれています。65歳くらいから脳は目視で判断できるほど縮小しますから、こういった現象はごく自然なことで、誰にでも起こりうることです。 また、ストレスも大きな原因のひとつです。ストレスが溜まると、ストレスホルモン「コルチゾール」が大量に分泌され、脳が緊張状態に入ります。 すぐに収まればいいのですが、長期間ストレスに晒されると、緊張状態が固定されてしまい、海馬や前頭前野といった記憶に関する器官がダメージを受けます。その結果、記憶力が低下してしまうのです。 睡眠不足も記憶力に悪影響を与えます。睡眠時間が7時間を下回ると、脳がしっかり情報を整理できず、記憶が十分に定着できません。 疲れも取れないので、本来ゴールデンタイムである午前中に、眠気や疲れを引きずったまま仕事や勉強をすることになります。そうなれば、一時記憶のパフォーマンスも当然低下します。 これらの要因が積み重なると、一時的な記憶力が衰え、「あれ、なんか頭がうまく働かないな……」という日が増えてしまうのです。 一時記憶を強化する方法   年齢をはじめとするさまざまな要因から、一時記憶が衰えていく可能性は誰にでもあります。でも、適切なケアをすれば、一時記憶の衰えを最小限に抑えることは十分に可能です。今回は、一時記憶を強化する4つのアイデアを紹介します。 毎日の簡単な脳トレーニング   一時記憶の衰えを予防するには、脳に適切な負荷をかけて、記憶力を活性化してあげるのが非常に効果的です。 たとえば、普段使わない手で歯を磨いたりするのもいいですし、歩きながら周りの風景を観察してなにか新しい発見をしたりするだけでも、脳が刺激を受けて活性化します。 また、クロスワードパズルや間違い探しなどの、典型的な脳トレーニング(以下脳トレ)も非常にオススメです。問題を解く過程で、記憶力や集中力、判断力といったさまざまな認知機能が同時に鍛えられます。 刺激を受けるという意味では、新しい言語の学習や楽器演奏などもいいですね。とくに楽器演奏は、頭と体の動きをシンクロさせなければいけないので、脳全体をバランスよくブラッシュアップできます。 どういった脳トレを選ぶにせよ、大切なのは楽しみながら続けること。どれだけ効率的な脳トレに取り組んでも、数日でやめてしまえば効果はほとんど期待できません。毎日少しずつで構わないので、少なくとも年単位でじっくりと脳トレに取り組んでみてください。 ◆記憶力を鍛えるオススメの脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 ブレインフードで脳をサポート  脳を元気に保つためには、食べ物も大切な役割を果たします。なかでも「ブレインフード」とよばれる食品は、脳機能活性化のために、ぜひ摂取してもらいたいものばかりです。 代表的なブレインフード 青魚類 ナッツ類 ベリー類 チョコレート 青魚に含まれる「オメガ3脂肪酸」は、脳の神経細胞を健康に保ち、記憶力や集中力を高めてくれます。マグロやサバ、サケ、シシャモといった魚はオメガ3脂肪酸の含有量が多いので、ぜひ週に2回はこういった魚を食べるようにしましょう。 また、クルミやアーモンドなどのナッツ類も、脳によい食品の代表格です。これらには抗酸化作用があるビタミンEが含まれていて、脳を酸化ストレスから守り、老化や免疫機能低下を防いでくれます。 ベリー類やダークチョコレートは、ポリフェノールが豊富で、脳の血流を改善してくれるので、集中力が高まります。ただし、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは、体内に貯蔵できません。効果を発揮するには、毎日少しずつ(1〜2片程度)食べるのがオススメです。 今回紹介した食品以外にも、脳によい食品は数多く存在します。別記事でもブレインフードを紹介しているので、ぜひそちらの記事にも目を通してみてください。 ◆オススメのブレインフードについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 睡眠と記憶のディープな関係    睡眠は、記憶にとってとても大切な役割を果たしています。寝ている間に脳は一日中集めた情報を整理し、必要なものを長期記憶に保存します。 極度に睡眠時間が短くなってしまうと、記憶の定着がうまくいかず、覚えたことをすぐに忘れてしまうことが頻発するかもしれません。 寝ている間といっても、記憶の整理と定着がおこなわれるのは、浅い眠り(レム睡眠)の間だけです。レム睡眠は1回10〜30分程度であり、ひと晩に4〜5回しか出現しません。 また、寝入りばなより明け方の方がレム睡眠の時間は長いので、睡眠時間が短いと、この大事な最後のレム睡眠が発生しないまま起きることになってしまいます。 記憶力を維持したいのであれば、とにかく質のよい睡眠を最低7時間以上確保するように意識してください。夜ふかしや寝る直前のスマホは厳禁です。アルコールやカフェインも、少なくとも就寝2時間前になったら、控えるようにしましょう。 ◆年齢別の必要睡眠時間については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ いくつになっても脳は成長する?脳の成長を促す10のアイデア ストレスは記憶力の大敵  ストレスは記憶力の大敵です。ストレスに悩まされている自覚がある人は、早急にストレス対策をおこなってください。 ストレスがかかると、人間はストレスに対処するために、アドレナリンやコルチゾールといったストレスホルモンを大量に分泌します。ストレスホルモンの働きにより、血圧や心拍数を上げて、ストレスに対抗できる状態に体を調整しているのです。 一時的なストレスなら、ストレスホルモンの影響も大きな問題にはなりません。ところが、ストレスが慢性化すると、常に体が緊張した状態を強いられます。当然そういった緊張状態は、記憶を司る海馬や前頭前野にも影響を与えます。 その結果、ストレスに弱い海馬のような器官がダメージを受けてしまい、記憶力の低下につながるわけです。 こういった状況を回避するには、適度にストレスを解放できるストレスマネージメントを身につけておくしかありません。さいわい、瞑想・呼吸法・ヨガ・アロマテラピーなど、ストレスマネージメントは数多く存在します。 自分の気に入った方法を見つけ出して、しっかりとストレスをケアしてあげましょう。 ◆オススメのストレスマネージメント「呼吸法」については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶の司令塔「海馬とは」海馬の働きと改善方法について 仕事や勉強のパフォーマンスをアップ!記憶のコツ    最後に、仕事や勉強のパフォーマンスを向上してくれる記憶力アップのコツを4つ紹介します。 最適な反復頻度で記憶の定着度を大幅にアップ    重要な知識や経験は、一時記憶ではなく長期記憶としてしっかりと保存しておきたいですよね。一時記憶から長期記憶へスムーズに移行するには、反復したインプット(復習)が重要になります。 記憶の司令塔である海馬は、繰り返しインプットされた情報を重要と判断して、長期記憶に保存しようとするからです。でも、ただ繰り返すだけだと、復習の効果が薄れてしまう可能性があります。大切なのは、適切な復習頻度です。 以前はできるだけ早く復習をするのがよいと考えられていました。しかし近年の研究では、忘れかけたころに記憶を上書きするのがもっとも復習効果が高いとされています。 もちろん、具体的な復習頻度には、個人差があるでしょう。一応の目安として、カナダウォータールー大学が発表している復習頻度※が参考になるかと思います。 最適な復習頻度と復習時間の目安 第1回目:24時間以内に10分間 第2回目:7日後に5分間 第3回目:30日後に2〜4分間 ※参考: Curve of Forgetting | Campus Wellness | University of Waterloo 復習頻度については、厳密に上記のデータを守る必要はありません。あくまでも参考として、自分なりにアレンジしてください。 ◆適切な復習頻度については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは マインドマップで全体像を把握する   マインドマップは、頭のなかにある考えやアイデアを整理するのに、とても便利な方法です。記憶力に自信のない人の多くは、まず覚えるべき内容が整理されていません。 頭のなかだけでごちゃごちゃ考えているから、なにが重要でなにがいらない情報なのかが整理できていないのです。 まずは情報の全体像を把握して、情報の取捨選択をおこなう。こういった作業ができているかどうかで、記憶の効率は大きく変わってしまいます。その全体像の把握と情報の取捨選択に最適な手法が、マインドマップなのです。 マインドマップは、上記画像のように中心にメインテーマを書いて、そこから枝のように関連するアイデアや情報を広げていく方法です。情報の関連性がひと目でわかるので、情報の抜け落ちや、論理的な破綻が大幅に減ります。 また、単にリストをつくるよりも、イメージや色をうまく使えば、より鮮明に頭に内容が入ってきます。マインドマップが気軽にできる無料アプリも数多くリリースされているので、まずはいちどマインドマップを実際につくってみてください。その有益性に、きっとビックリするはずです。 ◆マインドマップのメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 頭の中が整理できないのはなぜ?散らかった思考を整理するための4つのアイデア 自分の言葉で要約してみる 記憶力をより強固にしたいなら、ぜひ自分の言葉で要約してみることをオススメします。要約というのは、学んだことや読んだ内容を自分なりに理解し直して、簡潔にまとめる行為です。 この方法のよいところは、ただ記憶するだけでなく、内容を深く理解できる点にあります。自分の言葉にまとめるには、内容をしっかりと理解しなければなりません。 もしうまく説明できなかったり、つまずいたりする部分があれば、そこが理解の浅いポイントです。再度読み直して、知識の漏れを徹底的に潰してしまいましょう。 要約がうまくできるようになったら、一歩進めて、要約した内容をほかの人に説明してみてください。人に理解してもらえるために、わかりやすくまとめようという意識が働くので、より記憶に残りやすくなります。 集中力を高める学習テクニック「インターリービング」 「インターリービング」とは、違う内容を交互に混ぜて学ぶテクニックのことです。たとえば、数学の問題を解くときに、分数の計算だけでなく、割合の問題や図形問題を間に挟み込みます。 インターリービングのメリットは、同じ内容を繰り返すよりも、集中力が長続きする点にあります。いろいろな課題に取り組むことで、脳がフレッシュな状態を維持できるため、スムーズに記憶できるのです。 また、異なる問題に挑戦することで、問題解決能力も鍛えられ、応用力が身につきます。 もしかすると、インターリービングに取り組むと、最初は少しむずかしく感じるかもしれません。でも、慣れてくると学習効率が高まり、勉強や仕事の成果がレベルアップするのが実感できるはずです。あまりむずかしく考えず、飽きがくる前に、パッパッと頭を切り替えていきましょう。 ◆インターリービングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ きっと人生が変わる「思考停止改善6つの方法」 まとめ 今回は、一時記憶のしくみや一時記憶を鍛える方法をご紹介しました。ただ、一時記憶はあくまでも一時的なもの。重要な記憶を一時記憶から長期記憶へスムーズに移行させるために、ぜひ今回紹介した情報を参考にしていただければと思います。 ### うさ脳タイプってなに?利き脳診断でわかる特性と活用法 あなたは「うさ脳」や「さう脳」といった言葉を聞いたことがありますか? これらは、利き脳診断に出てくる脳のタイプを表す言葉です。 人間誰しも、右脳と左脳を状況に応じて使い分けています。ただ、人によっては、右脳と左脳どちらかの性質が強く出ているケースも少なくありません。 当記事では、利き脳の診断方法やタイプ別の特徴について、オススメの職業などを絡めながら紹介していきます。 もちろん、医学的なエビデンスのある診断法ではありません。当てはまる点があれば活用するというスタンスで、楽しみながら読んでいただければ幸いです。 自分の利き脳をチェックしよう 自分の「利き脳」がどちらか知っていますか?利き手があるように、脳にもタイプがあります。個人差はあるものの、左右の脳どちらの性質が色濃く出ているか、人によってそれぞれ違います。 まずは、簡単に利き脳診断の流れをチェックしてみましょう。 左右の腕を組む 左右の指を組む 腕と指の位置関係の組み合わせを確認する まず、腕を自然に組んでみてください。どちらの腕が下になりましたか?次に、指を組んでみましょう。このとき、どちらの親指が下に来るでしょうか? 腕と指の位置関係によって、大きく4つのタイプに分類されます。 うさ脳(右左脳):左腕が下で、右親指が下 うう脳(右右脳):右腕が下で、右親指が下 さう脳(左右脳):右腕が下で、左親指が下 ささ脳(左左脳):左腕が下で、左親指が下 いろいろな説はありますが、腕がアウトプット、指がインプットのタイプを表しています。この簡単なチェックで、自分が「右脳派」か「左脳派」かが判明します。利き脳を知ることで、日常生活や仕事での特性や強みを発見できるかもしれませんよ。ぜひ試してみてくださいね! 4つの脳タイプの特徴 ご自分の脳タイプはわかりましたか。タイプ別にそれぞれの特徴や注意すべき点、向いている職業などについて、解説します。 うさ脳(右左脳) うさ脳(右左脳)タイプの主な特徴は、以下の通りです。 うさ脳(右左脳)タイプの主な特徴 直感力が強い 直感をベースに論理的思考も重視する 判断は慎重に下す 自分の価値観にこだわる うさ脳タイプは、ものごとを直感的に捉える傾向が強いです。よいと思ったら、すぐに取り組んでみます。直感を大事にする反面、しっかりと裏付けを取る慎重さも兼ね備えています。いくら直感でよいと思っても、安易に決断を下さないので、ミスが少ないのも大きな特徴です。 論理的裏付けに基づいたインスピレーションがあるタイプなので、Webデザインやプログラム、あるいはゲーム開発のようなクリエイター職が向いているといえます。 ただ、自分の価値観にこだわるタイプなので、周囲との調整がうまくいかないこともときにはあるでしょう。状況によって妥協をする柔軟性があれば、さらに成長が期待できます。 うう脳(右右脳) うう脳(右右脳)タイプの主な特徴は、以下の通りです。 うう脳(右右脳)タイプの主な特徴 感受性が豊かで感情に敏感 直感を大事にする アイデアや発想力に優れている 人との共感力が高い うう脳タイプは、すべての面において右脳が優勢です。こむずかしい理屈より、感じたことを優先するタイプなのは、間違いありません。いつもオープンマインドで、新しい情報にも敏感です。 前例がないことでも、自分がピンときたら、とにかく突き進みます。いわゆるアーティストタイプなので、仕事もクリエイティブな側面のある仕事に就くと、実力を思い切り発揮できそうですね。 育った環境や指向にもよりますが、デザインやアート、広告、商品企画といった独自の発想力を求められる職業がオススメです。 ただし、感情に引きずられやすく、ものごとを冷静に判断するのが苦手な面もあります。感情に流されず、冷静な視点をもつことが重要です。また、苦手とする論理的な思考や細かい計画立案力を補うために、チームワークを活かすと、より成功する確率がアップするでしょう。 さう脳(左右脳) さう脳(左右脳)タイプの主な特徴は、以下の通りです。 さう脳(左右脳)タイプの主な特徴 バランス感覚が優れている 状況に応じた柔軟な対応が得意 客観的な視点をもっている 問題解決能力が高い さう脳タイプは、論理的に考える力と直感によるアイデアの両方をうまく活かせるので、問題解決やマネジメントに向いています。また、ものごとを客観的に見る視点もあり、人間関係でもバランスを保ちやすいのが特徴です。 論理的にじっくりと考えた上で、行動は素早いので、営業職を中心としたビジネスの世界で力を発揮できるタイプになります。論理的な裏付けを重視する点を考えると、コンサルタントのような職種も向いているかもしれません。 ただし、考えすぎてしまい、せっかくの行動力が活かせないと、さう脳タイプのよさが消えてしまいます。考えるときは徹底的に考えて、あとは一気に行動する。そういったスタイルを忘れなければ、基本的になにをやってもバランスよくこなせるでしょう。 ささ脳(左左脳) ささ脳(左左脳)タイプの主な特徴は、以下の通りです。 ささ脳(左左脳)タイプの主な特徴 論理的で分析力が高い 計画的にものごとを進める 事実やデータに基づいた判断をする きっちりした性格でミスが少ない ささ脳タイプは、思考も行動も左脳を中心におこなうのが大きな特徴です。数字やデータを扱うのが得意で、細かい分析や計画の立案に力を発揮します。論理的で冷静な判断力をもつささ脳タイプは、とにかくミスが少なく、正確さを求められる場面でとくに力を出せるでしょう。 職種でいえば、経理や金融、あるいは弁護士や司法書士といった、いわゆるお堅い職業が向いています。また、エンジニアや研究者など、正確な計算や分析が必要な職業もオススメです。 一方で、柔軟な発想や即興での対応を苦手とする側面があります。ときには、結果を考えず、直感や勢いに任せて思い切り行動してみましょう。真逆のうう脳タイプと協力体制を組むのも、よいアイデアだと思います。 利き脳を活かして生活をもっと豊かにしよう 利き脳診断をして、「あー、おもしろかった」で終わらせてしまうと少々もったいない気がします。せっかく利き脳をチェックしたのですから、ぜひ実生活に役立てていきましょう。 日常生活で利き脳を活用するヒント もし、今の生活が今ひとつうまく回っていないと感じているなら、自分の利き脳を知ることで、日常生活が少し楽になるかもしれません。少なくとも、自分が論理的な左脳タイプなのか、直感を大事にする右脳タイプなのかを知っておくだけでも、大きな失敗は減るはずです。 たとえば、自分がささ脳・さう脳タイプなのに、よく調べもしないで勢いだけで決断をすれば、間違いなくあとから後悔をします。逆にうう脳・うさ脳タイプが、無理して詳細なリサーチを試みてもおそらくうまくいかないでしょう。 苦手なことを克服する気持ちも大切ですが、それで得意分野を潰してしまっては意味がありません。苦手なことは、得意な人に任せるか、チームを組んで協力しあう方が効率的です。 そういった対策を決めるにしても、まずは自分のタイプと得意分野を知らなければ話になりませんよね。ひとつの可能性として、ぜひ利き脳診断を上手に活用してください。 仕事で利き脳の強みを発揮するためのコツ 各タイプの説明でも少し触れましたが、自分の利き脳をうまく活かせば、仕事でもより効率よく成果を出せます。 たとえば、うさ脳タイプは直感を重視しつつ、慎重な判断ができるので、クリエイティブな分野で力を発揮できます。自分の直感を信じつつ、必要な裏付けを揃えることで、よりよい結果が得られるでしょう。 うう脳タイプは発想力と豊かな感受性を活かして、デザインや広告など新しいアイデアを求められる仕事が適しています。感情に流されないように冷静さを保てれば、さらにパフォーマンスが向上するはずです。 さう脳タイプは、バランスのよさを活かして、コンサルタントやマネジメント関連がオススメです。もちろん前述の通り、営業力もあるので、フルコミッションの営業を狙ってみるのもよいかもしれません。 ささ脳タイプは、データ分析や計画立案に優れているので、経理やエンジニア、あるいは士業でその強みを活かせます。さらに、直感的な柔軟性を取り入れられれば、さらなる成長が期待できるでしょう。 どのタイプにせよ、自分の特性に合った仕事の進め方を意識し、無理なく成果を出していくことが重要です。 利き脳診断で見つけた弱点をどう克服するか 利き脳診断をすると、自分の強みだけでなく、苦手な部分も見えてきます。でも、それは改善のチャンスです。たとえば、うさ脳タイプは直感が強い反面、計画的にものごとを進めるのが苦手かもしれません。 そのようなときは、簡単なTo Doリストの作成から取り組んでみるといいでしょう。小さなタスクを書き出して可視化できれば、自然と計画性は身についてきます。 ささ脳タイプの人は、逆に柔軟性が欠けていることもあるでしょう。こうした場合は、ときには直感を信じて、あえて少し計画を崩してみるのも効果的です。リスクを取る練習をしてみることで、きっと新しい視点が生まれてくるでしょう。(もちろん、最初はミスしても大丈夫なタスクで試すようにしてくださいね) 重要なのは、弱点を克服しようと行動することです。得意なことに注力しつつ、自分の苦手分野にも少しずつ挑戦してみると、今よりもっとバランスの取れた自分になれるでしょう。 【注意】利き脳診断はあくまでも参考程度に留めておくこと 利き脳診断は、自分の特性を知るための便利なツールですが、あくまでもひとつの参考として考えてください。診断結果が「あなたはこのタイプ」と示しても、実際には人の性格や行動はもっと複雑です。かりに直感が強いタイプと診断されたとしても、その度合は人によってまったく異なります。 自分の利き脳に縛られてしまうと、本来得られるはずの別な可能性や能力を見逃してしまうかもしれません。あまり深刻に捉えず、「あー、たしかに自分はそういうところがあるかも……」くらいに留め、気軽にエンターテイメントの一環として利用するくらいがちょうどよいのではないでしょうか。 医学的に検証された診断ではないので、その点は十分に注意しながら、活用してください。 まとめ あなたは、どの利き脳タイプでしたか?どのタイプにも、それぞれ長所と短所があります。本文中でもお伝えしたように、利き脳診断はあくまでもひとつのツールです。あまり結果にこだわらず、よいところ、納得したポイントだけを上手に活用していきましょう。 ### いわれてみるとたしかに不思議かも……脳の不思議な力9選 私たちは常に自分の意思で、思考や行動をコントロールしていると思い込んでいます。しかし、冷静に考えてみると、「あれ、なんでこんな風になっているんだろう……」と思うような行動をしていることはありませんか? たしかに自分で考えたはずなのに、無意識に、脳の不思議なしくみに従って動いてしまっていることが少なからずあります。今回は、そういった脳の不思議な力にフォーカスしてわかりやすく解説していきます。 サヴァン症候群:驚異的な記憶力の謎  サヴァン症候群とは、特定の分野において驚くべき才能をもつ人たちのことを指します。ダスティン・ホフマンが、映画レインマンでサヴァン症候群をもつ主人公の兄を演じて、サヴァン症候群は一躍有名になりました。 この映画のモデルとなったキム・ピークは、電話帳を丸々一冊覚えているほどの暗記力の持ち主で、生涯で読んだ約9,000冊の本の内容もすべて暗記していたそうです。 そのほかにも、聴いた曲の曲名・作曲者、作曲者の生誕地や誕生日まですべて覚えていたとのこと。ちょっと、私たち常人には、想像もつかないレベルの記憶力ですね。 もちろん、サヴァン症候群の能力は、文字の暗記だけではありません。たったいちど聴いただけの曲を演奏してしまう音楽の天才、驚くようなスピードで計算をこなす数学の天才、一瞬見ただけの動物を寸分たがわず描き移す絵画の天才など、さまざまなジャンルにおいてサヴァン症候群の能力は発揮されています。 こういった能力の代償として、日常生活能力を著しく欠いているのが、サヴァン症候群の特徴です。大脳左半球に欠損があり、異常に発達した右半球の影響で、こういった驚異的な能力が生まれているという説が、現代では有力となっています。 無意識の力:自動運転のように働く脳 私たちの脳は、無意識のうちにすごい力を発揮していることがあります。たとえば、「車の運転中、考えごとに夢中になって、運転中の記憶がまったくない」といった経験は、誰でもいちどはしているはずです。 こういった状態を「漫然運転」といいます。普通に考えて、漫然運転をしていたら、いつ事故が起きてもおかしくありません。でも事故を起こさず無事に運転ができるのは、脳が「自動運転モード※」に入って、無意識下で運転を補正してくれているからなのです。 とはいえ、運転中にずっと漫然運転をしていたら、さすがに脳も補正しきれません。信号の見落としやふらつきを起こし、歩行者を巻き込んだ事故にまで発展する危険性があります。 脳の自動運転モードを過信せず、しっかりと周囲に注意を向けた安全運転を心がけましょう。 ※参考: Your autopilot mode is real - now we know how the brain does it 空間認識能力と音痴の不思議な関係性 音痴って、単に歌が下手なだけと思われがちですが、音痴になる原因を考えたことはありますか? ニュージーランド・オタゴ大学ビルキー教授の論文※によると、音痴の人の聴覚や発声にはまったく問題がなく、じつは空間認識能力が低いという結果が判明したそうです。 耳も正常に機能しており、脳の聴覚野にも問題はない。会話時における発声をみても問題はなく、言語機能の異常でもありません。ところが、立体図形を用いた空間認識能力のテストをすると、音痴の人の正答率は通常の半分以下なのです。 つまり、音痴は単に音の感覚が鈍いのではなく、脳の中の空間的な処理がうまくいっていない可能性が高いと考えられます。もちろん、空間認識能力が低いと必ず音痴になるわけではないでしょう。 でも、こういった研究データを見る限り、右脳を鍛えて空間認識能力を向上させれば、もしかすると音痴が直るかもしれませんね。 ※参考: Amusia is associated with deficits in spatial processing | Nature Neuroscience 悲しいから泣く?それとも泣くから悲しくなる?  「悲しいから泣くのか、それとも泣くから悲しくなるのか」という話は、誰でもいちどは耳にしたことがあるでしょう。 大多数の人は、悲しいから気持ちが高ぶって涙が出ると考えているはずです。嫌なことや悲しいことがないのに、いきなり泣き出すことは通常ありませんから、感情が先にくると考えるのが普通です。 しかし、1890年に発表されたジェームズ = ランゲ説では、悲しくなるような外部刺激を受けたとき、まず体が反応して、その変化を認知した脳が悲しいという感情を覚えると訴えています。これが、「泣くから悲しい」という話につながるわけです。 一方、キャノン = バード説では、まったく異なる見解を提唱しています。外部刺激は情動を担う部位と肉体的な動きを担う部位の両方に伝わり、同時に反応をはじめるが、情動よりも肉体的動きの方が遅いので、結果的に「悲しいから泣く」という状態になるというわけです。 現在でも、両者の説に対して、明確な結論は出ていません。ジェームズ = ランゲ説の方が優勢ではありますが、同じ体の反応なのに異なる感情が生まれる点(悲しくても怒っても嬉しくても涙が出るなど)の説明ができないなど、未解明な点も数多く存在します。 どちらの説が正しいかはさておき、あなたは「悲しいから泣く?それとも泣くから悲しくなる?」どちらだと思いますか? 右脳は左半身、左脳は右半身をコントロール 人間の脳って、理由がわからないけど不思議なしくみになっているものが、意外とたくさんあります。その代表的な例が「右脳は左半身、左脳は右半身をコントロールする」ということではないでしょうか。 普通に考えると、右脳が右側を、左脳が左側を動かしていそうですが、じつは逆(この状態を交叉支配とよぶ)なんですね。だから、脳の病気で右脳に損傷が起こると左半身に、左脳にダメージを受けると右半身に障害が起こるわけです。 交差支配については、非常に興味深い実験があります。右脳と左脳を分断した状態の患者の左視野に画像を置くと、なんの絵なのか答えられなかったそうです。左視野の画像は右脳にのみ届き、言語機能を担う左脳に届かないので、言葉にできなかったのです。 反対に右視野に画像を置くと、左脳に情報が入るので、なにが描かれているか答えられます。でも、左手でその絵を手に取るようにいっても、どうしても掴めません。なぜなら、左手は右脳がコントロールしているからです。 なぜ、交差支配になっているのかはわかりませんが、とにかく人間の体は不思議だなと思わされるお話ですよね。 魚の絵を描くと顔が左にくる「シュードネグレクト効果」  「魚の絵を描いてください」というと、ほとんどの人が頭を左にして描きます。魚だからではなく、動物でも車でも一緒です。なぜ、このようなことが起こるのでしょうか? 人間は左視野に入るものを重視し、右半分を軽視しがちという認知バイアスをもっています。こういった認知傾向を、「シュードネグレクト効果」といいます。 前述の通り、人間の脳は左右逆の側面を支配しており、映像的な判断を下す右脳が左視野に強い反応を示すため、こういったシュードネグレクト反応が起こると考えられているのです。 シュードネグレクト反応は、マーケティングの世界でも活用されています。売れているお店のチラシを見ると、目玉商品は左上に配置されているケースが多いです。こういったしくみを知っている人は、プレゼンの際に大事な内容を左側に配置します。 横書き文章の場合、文章を左から右に書くというのも関係していますが、とにかく私たちの脳は左半分を重視するしくみになっているのは間違いありません。 ただし、左利きの人は、まったく逆の反応を示す場合があります。シュードネグレクト反応を試す前に、利き腕を確認した方がいいかもしれませんね。 思い込みで効果を発揮「プラシーボ効果」  プラシーボ効果とは、有効成分のない薬を飲んで症状が改善する状況のことです。効果の高いシロップ剤だと思い、飲んだら元気になったけど、じつはただの砂糖水だったなんてことがあります。 効くはずだと思い込むことで、脳が暗示にかかり、実際によい影響を体にもたらしてくれたわけです。 プラシーボ効果は、薬に限定されるものではありません。たとえば、あなたが野球選手だとしましょう。信頼できるコーチに教えてもらったバッティングフォームで打撃練習したら、いきなり打てるようになりました。 教えてもらった理論自体は、入門書にも載っているくらい当たり前の内容です。でも、「あのコーチのアドバイスなら絶対に信頼できる」というプラシーボ効果によって、実際にガンガン打てるようになったのです。 このように人間の脳は、思い込みによって体の状態を変えてしまえるくらいの大きな力をもっています。そう考えると、人間の脳は本当に不思議ですね。 鼻が詰まると味を感じなくなるのはなぜ?  鼻が詰まると、食べ物の味がほとんどわからなくなります。それは、味覚と嗅覚が密接に関係しているからです。脳は舌の味蕾で感じた味覚や匂いなどを統合して、ひとつの風味として最終的な味を判断します。 試しに鼻を摘んでジュースを飲んでみてください。ジュースであることはわかっても、ジュースの種類までは当てられないはずです。それくらい、嗅覚が味覚に与える影響は大きいのです。 匂いが味を決める例として、以下のような実験結果が報告されています。 バニラの匂いを嗅ぎながら人工甘味料を摂ると、甘みをより強く感じる レモンの匂いを嗅ぐと、酸味を強く感じる 海の匂いによって、塩味が濃く感じる 私はチョコレートが好きなのですが、コーヒーと一緒に食べると香りの相乗効果で何倍も美味しく感じます。味覚と嗅覚は、味わう上でどちらもなくてはならない大事な感覚なんですね。 コーヒーの香りで困っている人を助ける人の割合が激増 コーヒーの香りを嗅ぐと、なんだか気分がよくなり、元気が出る気がしませんか。コーヒー好きは、味もそうですが、あのなんともいえないフレーバーがたまらないんですよね。 じつは、コーヒーの香りに関する驚くような実験データがあります。 レンセラー工科大学のバロン教授がショッピングモールでおこなった実験※によると、クッキーを焼く匂いやコーヒーを焙煎した香りが漂っていると、匂いがしないときと比べて、同性の通行人を助けてあげる確率が高くなりました。 具体的には、落としたペンを拾ってあげる・1ドル札を両替してあげるといった面倒くさい行為を、見知らぬ人に快くしてくれる人が増えたそうです。 コーヒーのようなよい香りを嗅ぐと、このように自然と人にやさしくしようという感情が生まれるんですね。普段怒りっぽい自覚のある人は、コーヒーをゆっくり楽しむ時間をもつのもいいかもしれませんね。 ※参考: The Sweet Smell of... Helping: Effects of Pleasant Ambient Fragrance on Prosocial Behavior in Shopping Malls まとめ 今回は、脳の不思議な力にまつわるお話をご紹介しました。脳科学的にどうこうとあまりむずかしく考えるより、脳のもつ大きなポテンシャルに気づいていただきたくて、ご紹介しています。 これから仕事や学業で結果を出していきたい人は、自分の脳がもつポテンシャルを信じて、さまざまなチャレンジをしていただければと思います。 ### 地頭がいいってどういう状態?地頭をよくする10の方法とは もしあなたが今、「自分は地頭が悪いからなにをやってもうまくいかない…」と感じているなら、もしかするとただの言い訳になってしまっているかもしれません。 たしかに地頭のよさは、生まれつき備わっている資質と大きく関係するでしょう。しかし、それと同時に、適切なトレーニングで伸びる余地のある能力でもあるのです。 今回は、地頭についての基本的な考え方や地頭がよい人の特徴、そして地頭を鍛えるための具体的な方法について紹介します。それでは、地頭を鍛えるための第一歩を、一緒に踏み出しましょう! 地頭ってなに? 私たちは、普段何気なく「地頭」という言葉を使っています。しかし、地頭についてきちんと説明できる人は案外少ないものです。地頭を鍛える方法をお伝えする前に、しっかりと地頭について理解していきましょう。 地頭がよいとはどういう状態を指すのか 「地頭がよい」とは、どういう状態を指すのでしょうか。辞書で調べてみると、以下のように定義されていました。 大学などの教育で与えられたのではない、その人本来の頭のよさ。一般に知識の多寡ではなく、論理的思考力やコミュニケーション能力などをいう。 (デジタル大辞泉より引用) たとえば、新しいことを見たり聞いたりしたら、すぐに理解してしまう人っていますよね。また、解決がむずかしそうな問題に直面しても、冷静に対処し、最適な解決策を見つけ出すのはこういった地頭のいい人です。定義にもあるように、地頭はもって生まれた才能の一種といえます。 一方、知識の有無は「学力」であり、努力次第でかなりのところまで身につくスキルです。両者の違いをしっかりと理解しておかないと、なぜ自分にはできないのかと、苦しむことにもなりかねません。 とはいえ、一生地頭が成長しないわけではなく、トレーニング次第で伸びる余地は十分にあります。のちほど地頭を鍛えるための方法を紹介していきますが、まずは努力次第で地頭は成長できると、しっかり頭に入れておいてください。 なぜ自分は地頭が悪いと感じてしまうのか 「自分は地頭が悪いかも…」と感じたことが、誰でも一度や二度くらいありますよね。なぜそう感じてしまうのか、その理由は大きく以下の2点にあると考えられます。 人と比べてしまう 自分に自信がない 地頭が悪いと感じるには、なにか基準が必要です。ほとんどの人は、周りの友人や同僚と比べて、「自分より理解力があり、対応も速い」などと感じたから落ち込んでしまうのです。 まずは、「人には得手不得手があり、すべてのことに精通している人は存在しない」ということを知ってください。昔から「隣の芝生は青い」ということわざがあるくらいです。人を羨むのではなく、自分の得意分野を伸ばす方向へシフトチェンジしましょう。 また、何回も失敗すると、誰でも自信をなくしてしまうものです。でも、「失敗を繰り返すと忘れにくい」というメリットがあることを忘れないでください。そして、おそらくあなたは地頭が悪いのではなく、正しい勉強法を知らないだけです。 地頭が悪いと落ち込むのは仕方がないとしても、改善方法はたくさんあります。一歩ずつ前向きに取り組んでいきましょう。 「学歴が高い人=地頭がいい人」ではない理由 「学歴が高い人=地頭がいい人」と思われがちですが、じつはこのふたつは必ずしも一致しません。学歴は、主に暗記力や努力の積み重ねによって得られるもの。一方、地頭のよさは、未知の状況でも柔軟に考え、論理的に答えを導き出す力や、物事の本質を見抜く力を指します。 つまり、受験には強くても、応用力や柔軟性に欠ける場合もあるということです。逆に、学歴は高くなくても、日頃から周囲の状況を冷静に分析し、自分なりの視点をもって行動している人は地頭がいいといえるでしょう。 よく、決して高学歴ではないけれども、周囲から一目置かれている顔役みたいな人がいますよね。こういう人が、まさに地頭のよい人の代表です。大切なのは、肩書きではありません。それよりも、「どのような考え方をしているか」が重要なのです。 論理的思考と地頭のよさは別物 論理的思考ができる人は、一般的に地頭がいいと考えられています。たしかに、地頭のいい人は、論理的思考にも優れているケースが多いでしょう。しかし、論理的思考と地頭のよさは、完全にイコールではありません。 論理的思考は、筋道立てて物事を分析し、的確に説明できる“技術”のようなものです。技術なので、体系立てて学べば後天的に身につけられます。 一方で地頭のよさは、「本質を見抜く視点」そして「柔軟な発想力」など、より根本的な“思考の土台”を指します。 たとえば、論理的な説明はうまいけれど、そもそもの前提がズレている人もいますよね。逆に、話し方は流暢でなくても、本質を突くような鋭い発言をする人もいます。つまり、論理的であることは地頭の一部ではあるけれど、決して「論理的思考=地頭のよさ」ではないのです。 なお、地頭のよさの重要な要素である論理的思考については、のちほど地頭がよい人の特徴のところで詳しく解説します。 地頭をよくすることで得られるメリット 地頭がよい人は、そうでない人に比べてやはり有利な面が多いです。地頭のよさで得られる主なメリットとして、以下の4つが挙げられます。 地頭のよさで得られる主なメリット 仕事や勉強の効率が格段にアップする 新しい情報を素早く理解・整理できる 周囲からの評価が高くなる 人間関係が劇的に向上する それでは、ひとつずつ解説します。 仕事や勉強の効率が格段にアップする 地頭がよくなると、仕事や勉強の効率は驚くほどアップします。ただ目の前の作業をこなすのではなく、「なぜそれをやるのか」「もっと効率のいいやり方はないか」と考えながら取り組むため、ムダやロスが大幅に減少するからです。 社会に出ると、イチから丁寧に指導してもらえるケースはそれほど多くありません。最低限の基本を身につけたら、あとは自分で考えて効率よく結果をだしていかなくてはならないのです。 そういった状況で、誰かの指示がないと動けないようでは、当然仕事の効率は落ちてしまいます。勉強も同じです。ただ暗記をしても、人間の脳はすぐに忘れてしまうもの。しかし、理由づけを考えて、知識のつながりを意識できれば、記憶の定着力もアップします 冷静な分析と深い考察力により、やみくもにがんばるより、少ない時間でしっかり成果が出せる。それが、地頭のよさがもたらす大きなメリットのひとつです。 新しい情報を素早く理解・整理できる 地頭がいい人は、新しい情報に対する対応力が違います。これまで知らなかった内容でも、本質的なポイントを素早く見抜き、自分なりに整理するのが得意です。 対して地頭力に欠ける人の多くは、情報を鵜呑みにするか、あるいは疑ってスルーしてしまいます。インターネット上に溢れる巷の情報は、真偽のほどが明確でないものも多いです。そのため、鵜呑みにしてしまうと手痛い失敗をする可能性があります。 かといって、ただスルーしてしまうと、大きなチャンスを逃してしまいかねません。その点、地頭のよい人は、新しい複雑な話を聞いても「要するにこういうことか」と本質を見極めて、頭のなかでうまく消化していけるんですね。 こういったことができるのも、情報をそのままではなく、冷静に分析しながら取り込んでいるからです。地頭が鍛えられていると、情報過多のなかでも必要な情報をしっかりと選択できます。その結果、人よりも有利な状況で物事に取り組めるわけです。 周囲からの評価が高くなる 地頭がよくなると、自然と周囲からの評価も高くなります。前述の通り、地頭がよくなれば、勉強や仕事がスムーズに進みます。新しい知識やスキルを覚える場合でも、以前よりも時間がかからず、その分インプットとアウトプット量を増やせるでしょう。 そうなれば、志望校の合格・契約成立など、結果がどんどん出てきます。また、なにか問題が発生しても、対応できるだけの知識や知恵があるので、大きなトラブルに至ることなくうまく乗り越えられるはずです。 このように自分のやることがうまく回りはじめると、「あの人に任せておけば大丈夫」と周囲から評価されるようになります。そうなれば、間違いなく収入や待遇がよくなっていくでしょう。そう考えると、なんだか地頭を鍛えようというモチベーションが湧き上がってきませんか。 人間関係が劇的に向上する 地頭がよくなると、人間関係もうまく回りはじめます。なぜならば、相手の立場や状況を考えながら行動できるようになるからです。 「この人は今なにを求めているんだろう?」「どのような言い方なら伝わりやすいかな?」と相手の立場に立った考え方ができれば、自然とコミュニケーションがスムーズになります。 また、感情に振り回されず、冷静に状況を整理できる力があるので、ちょっとしたトラブルが起きても慌てず対応できます。こういった冷静沈着な姿勢は、信頼や安心感を生み出し、結果として良好な人間関係を築く大きな助けになってくれるはずです。 人間関係を改善したい人は、ぜひ地頭の改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。 地頭がよい人の特徴 地頭をよくしたいなら、地頭がよい人の真似をするのが近道です。今の自分に何個当てはまるか、チェックしてみてください。 好奇心が旺盛 地頭のいい人は、概して好奇心が旺盛です。普通の人がスルーするような、あるいは面倒くさいと敬遠するようなことに対しても、興味を示します。自分ではとくに自覚をしていませんが、知識やスキルが広がっていくことに喜びを感じる人が非常に多いです。 たとえば、友達にAIについて教えてもらったとしましょう。ほとんどの人は、「あー、AIね、今流行っているよね」で終わってしまいます。しかし、好奇心が旺盛な人は、自分で書籍を読んだり、インターネットで調べたりして、どんどん新しい情報を吸収しようとします。 さらに、AIを使って調べ物をしたり、AIに画像を作成してもらったりと、AIを活用している間に、最初に教えてくれた人より遥かにAIに詳しくなっているわけです。 万事がこの調子ですから、地頭を鍛えるメリットでお伝えしたように、勉強や仕事がスムーズに進みます。その結果、周囲から一目置かれるようになり、ますます新しく責任のある仕事を任されるようになるわけです。 私たちも、こういったプラスのループに入れるように、常にアンテナを張っておきたいですね。 新しい価値観を否定しない 人生において、新しい価値観を否定しないというのは、とても大切なことです。地頭のいい人は、世の中にはさまざまな価値観があると知っています。 そして、自分のもっている知識など、本当に微々たるものだと理解しているので、新しい価値観をむげに否定することはありません。 ところが、私も含め多くの人は、どうしても自分の価値観を通してものごとを考えてしまいます。もちろん、自分の考えや価値観をもっていることは重要です。 でも、ときにこういった自分の価値観がバイアス(先入観)となり、ものの価値を正しく受け取れないことがあることは、頭に入れておく必要があります。 また、他人の価値観を受け入れるキャパのある人は、他人とのコミュニケーションも良好です。否定されずに自分の考えをきちんと受け止めてくれる人は、そりゃ嫌われないですよね。人間関係で悩みを抱えている人は、こういった点を真似すると状況が好転するかもしれません。 論理的にものごとを考えられる 地頭の定義でも触れたように、地頭のいい人は論理的思考力を身につけています。では、論理的思考力とは具体的にどういった能力なのでしょうか。 ごく簡単にいえば、論理的思考力とは「ものごとを順序立てて整理し、筋道を立てて考える能力」です。考える際に、まず判断材料となる情報をできる限り収集します。必要な情報が不足していれば、間違った結論を導き出してしまいますので。 そして、集めた情報を基に、仮説を立てていきます。「この考えはどうだろう」「◯◯を△△にしたらもっとよくなるのではないか」といった具合に、考えうる限りのケースを想定して、答えを判断するのです。 多くの人は、この「材料収集→仮説→検証」という過程を面倒くさがってやりません。だから、なにかトラブルが発生し、少しでもうまくいかないと、すぐ別の答えを探そうとします。これでは、時間ばかりがかかってしまい、失敗の可能性が高くなってしまうでしょう。 論理的な思考力を身につけたい人は、まず「なぜそうなるのか?」と自分に問いかけ、ものごとの原因や結果を考える習慣をつけるのがオススメです。 ◆論理的思考(ロジカルシンキング)については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 頭をフル回転!日常で取り入れたい頭を使う7つの習慣 矛盾点を見抜く洞察力に優れている 論理的思考力とある意味対になっているのが、批判的思考(クリティカルシンキング)です。クリティカルシンキングは批判的思考とよばれていますが、決して批判をするのが目的ではありません。 正しい結論を導くために、本当にその情報が正しいのか、ほかに方法はないのか、反対の側面から情報や思考の精度を高めていくのがクリティカルシンキングなのです。 今は、インターネットで検索すれば、たいていの情報が手に入ります。しかし、そういった情報が、きちんとしたエビデンスに基づいた正しい情報であるという保証はまったくありません。だから、クリティカルシンキングで、情報の真偽をしっかりと確認しなければならないのです。 インターネットやテレビ、あるいは友達からの情報を鵜呑みにする傾向のある人は、ぜひ批判的に情報を調べるクセをつけてください。それだけでも、情報の精度が高まり、地頭はぐんと向上します。 ◆批判的思考(クリティカルシンキング)については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 直感とは?直感を引き出す11の方法 地頭を鍛えるための方法 最後に、地頭を鍛えるための方法を、10個ご紹介します。あくまでもひとつのアイデアなので、そのほかに試してみたい方法があれば、いろいろと試行錯誤してみてください。 本からさまざまな価値観を学ぶ 新しい価値観を否定しない姿勢を身につけるには、読書が最適です。世の中にはそれこそ数え切れないほどの書籍が販売されており、すべての本は著者の考え方を基に書かれています。(ジャンルにもよりますが) つまり、どの本を読んでも、あなたとは違う価値観や考え方に出会えるということです。しかも、一般的な書籍なら1冊1,000〜3,000円程度で購入できます。そう考えると、読書ほどコスパに優れたインプット法はないと思いませんか。 新しい価値観に触れたいなら、ぜひ普段あまり読まないジャンルの本を読んでみてください。ライトノベルが好きなら、仕事関連の実用書を読んでみるのもいいでしょう。 逆に仕事関連の本ばかり読んでいる人は、趣味の本を読んでみればいいのです。哲学書や歴史書なども、新しい価値観に触れるには、よいジャンルだと思います。 まずは、月に1冊を目標に、ぜひいろいろなジャンルの本に挑戦してみてください。そうすれば、いつかきっと、価値観が180度変わってしまうような本に出会えるはずです。 ◆読書のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 読書で脳はキレキレになる!読書のメリットと効果的な読書法 いろいろなコミュニティに参加する 地頭をよくしたいなら、新しいことに挑戦して、とにかく経験値を上げていくことです。頭でいくら考えても、ピンとこないことはいくらでもあります。だから、実際に人と会って、生の情報を仕入れてくるんです。 多くの人は、普段同じような仕事をして、同じような人とばかり会っています。もちろん、それはそれで効率的といえるかもしれません。しかし、同じことの繰り返しは、得てして自分の先入観を強めてしまいがちです。 趣味のクラブ、資格スクール、ボランティアサークルなど、参加する場所は正直どこでも構わないでしょう。まずは、普段と違う出会いを求めて、行動することが重要です。 忙しくてそのような暇はないというなら、仕事や専門分野に関連するコミュニティに参加してみてはどうでしょうか。業界のセミナーや資格の勉強会なら、実務にも活かせるので、一石二鳥です。 また、より密度の濃い情報が欲しい場合は、有料のオンラインサロンやサブスクリプションに参加するのもオススメです。 効果的な学習法を身につける 効果的な学習法を身につけることで、勉強の効率が格段に向上します。地頭を鍛えるには、やはりインプットが欠かせないので、ぜひ効率的な学習法を身につけてください。 数ある学習法のなかでも、今回はとくにオススメの「インターリービング」と「アクティブリコール」を紹介します。 まず、インターリービングですが、これは違うジャンルの勉強を交互に挟み込む学習法です。多くの人は、ひとつの教科を単元ごとに進めていきます。しかし、単元で区切って勉強をしなければならないという決まりはありません。 じつは、1時間英語をやったら、次の1時間は数学というように、異なる教科を織り交ぜた方が効率は上がるといわれています。なぜならば、適度に教科を切り替えることで、飽きが来るのを防止してくれるからです。このテクニックは、覚えておいて損はありません。 次に、アクティブリコールという学習法も非常に効果的です。アクティブリコールは、学んだことを自分の記憶から引き出して復習する方法です。 ただテキストを読むのではなく、勉強した内容をまとめて書き出してみるとか、あるいはテキストを閉じて、内容を説明してみるのもよいですね。 なお、そのほかの学習法についても、別記事で詳しく紹介しています。興味のある方は、そちらの記事も確認してみてください。 ◆オススメの学習法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ きっと人生が変わる「思考停止改善6つの方法」 抽象化と具体化の両面からものごとを考える 「抽象化」と「具体化」は、ものごとを理解するための非常に重要なプロセスです。私たちはどうしても、ひとつの側面からものごとを判断しがちです。さらに、具体的にこまかく計画していくことが、一般的に正しくよいことだと考えられています。 しかし、「木を見て森を見ず」ということわざがあるように、こまかいことばかりに気を取られていると、本質を見失ってしまうことも少なくありません。もちろん、枝葉も大切ですが、ものごとの全体像(森)を捉える視点は必ずもっておく必要があります。 抽象化と具体化を定義するなら、以下のようになるでしょうか。 抽象化:共通する普遍的な要素を抜き出してまとめる作業 具体化:条件を設定してこまかく分類する作業 まず、抽象化でものごとの本質を捉え、そのあと具体化で抽象的概念に明確な形を与えてあげます。そうすれば、的はずれな作業で、時間や労力をロスするリスクを回避できるはずです。 マインドマップで全体像を把握する なにか新しいことを考える際には、まず大まかな全体像を把握するのが非常に大切です。全体の流れがわからないまま考え出すと、ものごとの本質からどんどんずれてしまう可能性があります。 全体像把握にオススメなのが、今回紹介するマインドマップです。マインドマップは、頭のなかに漠然と存在するアイデアを、視覚的に整理するためのツールです。 中心にテーマを置き、そこから関連するアイデアや要素を放射状につなげていくことで、全体像がひと目で確認できます。 また、思考をすべて書き出すため、余計な情報を覚えておく必要がありません。考えたことを頭のなかだけで覚えておこうとすると、どうしても抜け落ちが出てきます。さらに、記憶に脳のリソースを奪われてしまい、非常に効率が悪いです。 その点マインドマップなら、思考をすべて書き出しているので、純粋にアイデアの創出に集中できます。 マインドマップは、紙とペンさえあればいつでもはじめられます。今は無料でよいアプリもあるので、スマホでサッと確認したいならアプリの利用もオススメです。 考えを整理したいとき、新しいアイデアを生み出したいときに、ぜひマインドマップを活用してみてください。 ◆マインドマップについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 頭の中が整理できないのはなぜ?散らかった思考を整理するための4つのアイデア フレームワークを使った思考整理 フレームワークを使った思考整理は、複雑な問題をシンプルにし、効果的な解決を導くために役立ちます。フレームワークとは、問題解決や意思決定の際に、必要な要素を整理するための「型」です。 代表的なフレームワークのひとつに、「5W1H」があります。これは「Who(誰が)、What(なにを)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(なぜ)、How(どうやって)」という6つの質問を使って、ものごとを体系的に整理する方法です。 また、ビジネスに役立つフレームワークとして、「3C分析」や「SWOT分析」なども有名です。フレームワークとひと言でいっても、その種類は数多く、状況に適したフレームワークを選ぶ必要があります。 いずれにせよ、どのフレームワークを用いても、思考の道筋が整理され、問題解決がスムーズに進みます。そのため、結果的に必要事項のモレが少なくて済むわけです。複雑な課題に直面したときは、フレームワークを活用して、効率よく結論を導き出しましょう。 MECEでモレやダブリを防ぐ フレームワークのなかでも、抜け落ち防止に役立つ「MECE(ミーシー)」を、個別に紹介しておきます。 MECEとは、Mutually・Exclusive・Collectively・Exhaustiveの略で、「モレなくダブリもない」という意味のフレームワークです。 複雑な要素を順番に分析検討していくと、最終的に似たような内容を繰り返し検討していたり、途中でモレが生まれやすくなったりと、どうしてもムダが多くなります。 MECEで、モレとダブリをチェックすると、大きく以下4つのパターンが出現します。 モレなし・ダブリなし モレなし・ダブリあり モレあり・ダブリなし モレあり・ダブリあり いうまでもなく、最終的に目指すのは「モレなし・ダブリなし」の状態です。「モレあり・ダブリあり」は、ダメな点が目立つので案外気づきやすいもの。 問題は2と3のパターンです。おおむね問題なく分析検討ができているだけに、小さなモレやダブリがあっても、つい見落としてしまいます。 そういった状況を回避するには、前述の5W1H・3C分析・SWOT分析といったフレームワークを、適切に組み合わせて検討していくのがポイントです。 仮説 → 検証を繰り返す 地頭をよくしたいなら、「仮説 → 検証」の繰り返しを強力にオススメします。ただやみくもに行動しても、チェックするポイントが不明瞭なため、得られる情報は少ないです。 一方、仮説を立てて検証するというシステムが確立していれば、問題点や矛盾点、さらにその原因も発見しやすくなります。 ここで役立つのが、「PDCAサイクル」です。PDCAサイクルは「Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)」という4つのステップで、仮説と検証を繰り返すフレームワークです。 たとえば、新しく資格の勉強をはじめる場合、まずは「アクティブラーニングは効果が高いはずだ」と仮説を立て、その学習法を実際に試してみます。 結果を評価し、もし期待通りの成果が出なかったら、その原因を分析して方法を少し変更して再度試す。この流れを丁寧に繰り返せば、自分に最適な学習方法を効率よく見つけられるはずです。 失敗を次の成功に活かしていくためにも、仮説 → 検証を繰り返す意識を忘れないようにしましょう。 直感に頼らずファクトベースで判断する 直感による判断には、大きなリスクがあります。直感には個人の先入観が反映されやすく、間違った決断を下す可能性が高まるからです。 「直感に頼らずファクトベースで判断する」というのは、なにかを決めるときに感覚や思いつきではなく、事実やデータに基づいて判断することを意味します。 とくにビジネスの世界では、ファクト(事実)に基づく判断が必須です。売上アップのために直感だけで企画を立てても、説得力に欠け、承認はまず得られないでしょう。客観的に誰もが納得できるような、過去のデータや市場調査をもとにした論理的な根拠が求められます。 日常生活でも、コーポレートサイトやレビューサイトを確認してから買い物をするのが、今や当たり前になりました。もちろん、情報の真偽を見抜く力は非常に重要です。匿名の口コミには、個人の思想や悪意が含まれていることも多く、信頼できる情報源を見極める必要があります。 信頼できる情報源があれば、ミスリードを回避し、より正確な決断が可能です。ファクトベースで判断するには、正しい情報の取捨選択が重要だということを、ぜひ覚えておいてください。 クリティカル・シンキング(批判的思考)で前提を疑う クリティカル・シンキングとは、ものごとを批判的に考え、前提や常識を疑うことで、より深い理解や正確な結論を導くための思考法です。 批判的に考えるといっても、否定が目的ではありません。検討の前提が間違っていないか、ほかにも方法はないのかと、表面には出てこない本質的な課題や論点を見つけ出すために、クリティカル・シンキングを活用します。 クリティカル・シンキングの主なメリットは以下の通りです。 クリティカル・シンキングの主なメリット 表面化していない矛盾点や問題点が浮き彫りになる 検討すべき課題の抜けやモレが起こりにくい 優先順位が明確になる 新しいアイデアが生まれやすい こまかい解説はしませんが、クリティカル・シンキングは、ここまで紹介したマインドマップやMECEのようなメソッドとの相性が抜群です。ファクトベース思考も必要だし、抽象化・具体化の意識も欠かせません。 そういった手法を軸に、まずは「前提条件は本当に正しいのか」「自分に都合のよい考え方に陥っていないか」と自分に問いかけてみてください。そうすれば、眼の前の情報に流されることなく、正しい判断を下せるようになってくるはずです。 ◆クリティカル・シンキングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 暗記力を飛躍的に高める7つの方法とは まとめ 残念ながら、地頭という言葉を、言い訳に使う人が非常に多いです。地頭が悪いからダメでも仕方がないと最初から諦めています。これでは、なにをやってもうまくいきません。 今回お伝えしたように、地頭は決して固定化された能力ではないのです。地頭を鍛えたいという意識をもって、適切なトレーニングをおこなえば、あなたの地頭は間違いなく向上します。 今回紹介した方法を参考に、ぜひいろいろと試してみてください。まずは、あなたの周りにいる地頭のいい人に、いろいろ質問してみることからスタートしてみてはいかがでしょうか。 ### 脳を覚醒させる11の方法とは 最近、仕事や勉強に集中できず、頭がぼんやりしていると感じることはありませんか? 現代社会を生きる多くの人々は、いつもなにかに追われていて、本来の能力を発揮できていないように見えます。しかし、適切な方法で脳をしっかりと覚醒できれば、パフォーマンスを劇的に向上させることも可能です。 本記事では、生活習慣の改善や誰でもすぐに実践できる脳の覚醒方法をご紹介します。 脳の覚醒には生活習慣の改善が最優先 脳の覚醒には、生活習慣の改善が最優先です。どんなに有効なテクニックを試しても、睡眠や食生活といった生活習慣が乱れていたら、思うような効果は期待できません。それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 最低7時間以上の睡眠を取る 脳の働きにもっとも大きな影響を与えるのが、睡眠です。脳を覚醒させるには、毎日最低でも7時間以上の睡眠を確保してください。7時間というのは、成人、あるいは高齢者に必要な最低限の睡眠時間です。 年代にもよりますが、ティーンエイジャーで8〜10時間、6〜13歳の児童なら9〜11時間と、年齢が若くなるほど必要な睡眠時間は長くなっていきます。 なぜ、最低7〜8時間の睡眠が必要かというと、睡眠時間が短くなると、レム睡眠の回数が減ってしまうからです。レム睡眠は、ひと晩4〜5回しか発生しません。 そして、私たちの脳は、レム睡眠中に記憶の整理をします。なので、睡眠時間が減ると、十分に記憶の整理がされないまま朝を迎えることになってしまいます。 もちろん、睡眠中に脳は休息を取っていますから、寝不足だと脳機能も回復が不十分です。実際、寝不足の翌日は、頭がぼんやりして集中力も続きません。 ぜひ今日から、いつもより早めにベッドに入って、7時間以上の睡眠を目指しましょう。きっと翌朝の調子のよさにびっくりするはずです。 ◆良質な睡眠のポイントについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の健康を守る7つの生活習慣とは 健康的な食事を心がける 脳を覚醒させるためには、健康的な食事が不可欠です。バランスのよい食事は、脳の働きをサポートし、集中力や記憶力を向上させます。 いろいろなポイントがありますが、まずは、三大栄養素のバランスに気をつけるところからスタートしましょう。厚生労働省が提示している、三大栄養素の目標値※1は以下の通りです。 厚生労働省 三大栄養素の目標値 炭水化物:総エネルギー摂取量の50〜65% 脂質:総エネルギー摂取量の20〜30% たんぱく質:総エネルギー摂取量の13〜20% 最近は、糖質(炭水化物)制限をしている人も多いですが、脳の働きからいえば、あまりオススメできません。なぜなら、脳が主に栄養源としているのは、血液中に含まれるブドウ糖(炭水化物と同じものと考えてください)だからです。 毎食丼ものや麺類ばかり食べていたら、たしかに糖質過多でしょう。たしかに日本人は、炭水化物を過剰摂取しすぎる傾向にあります。だからといって、あまりにも糖質を制限したら、脳が栄養不足になってしまいます。 また脳の覚醒には、三大栄養素以外にも、ビタミンやミネラルといった微量栄養素が必要です。必要な摂取量については、参考サイト※2を参照してください。 ※1:ちょうどよいバランスの食生活 | 農林⽔産省 ※2:微量元素の働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット ◆脳の覚醒をサポートする食生活については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 座りっぱなしの生活から脱却する 長時間座りっぱなしの生活は、脳の働きに悪影響をおよぼします。ずっと座っていると血液の循環が悪くなり、脳に十分な酸素や栄養が届きにくくなるからです。そういった状態が慢性化すれば、集中力は低下するし、なんとなく気分の落ち込むことが増えていきます。 そこで大切なのは、とにかく立って体を動かすことです。仕事中や授業中に、表立って運動はできないかもしれません。でも、勉強や仕事の合間に少し立ち上がってストレッチをするくらいなら、誰でもできるでしょう。 忙しくて、そういった時間も惜しいというなら、日常生活のなかでうまく体を動かしていくしかありません。エレベーターを使わずに階段で上り下りする・いつもよりひとつ前の駅で降りて歩くなど、いつもの生活を少し変えるだけで、十分な運動になります。 また、可能であれば、立って作業するスタンディングデスクを試してみるのも、ひとつの方法です。ぜひ、座りっぱなしの生活から脱却し、元気な脳を手に入れましょう。 ◆運動のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ いつまでも若くいたいなら、脳が若い人11の特徴を上手にマネしよう ストレスとの付き合い方を学ぶ どんなに順風満帆に見える人でも、必ずなにかしらのストレスを抱えているものです。すぐにストレスの原因を解決できればよいのですが、人間関係や金銭問題など、解決までに時間が必要なケースも少なくありません。 であれば、ストレスをなくすのではなく、ストレスといかにうまく付き合っていくかが非常に大切になってきます。 うつ病によりストレスホルモン「コルチゾール」が大量に分泌されると、海馬が縮小したという実験データ※もあります。 海馬は記憶の司令塔とでもいうべき、非常に重要な器官です。脳に正常に機能してもらうためにも、しっかりと自分なりのストレス対処法を身につけておきましょう。 運動や趣味などもよいのですが、もう少し直接的な効果が期待できる呼吸法や瞑想を、まずはオススメします。呼吸法と瞑想のやり方については、別記事で詳しく紹介しているので、そちらをご参照ください。 ※参考: The Relationship between Cortisol and the Hippocampal Volume in Depressed Patients – A MRI Pilot Study - ScienceDirect ◆オススメの呼吸法「ボックスブリージング」については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶の司令塔「海馬とは」海馬の働きと改善方法について ◆マインドフルネス瞑想のやり方については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 脳が覚醒するオススメの朝の過ごし方 脳の覚醒に必要な生活習慣の改善の次は、オススメな朝の過ごし方を11個ご紹介します。 起床後すぐにコップ1杯の水を飲む 朝、目が覚めたら最初にするべきことは、コップ1杯の水を飲むことです。寝ている間に私たちの体は、約500mlもの水分を失っています。夏場になれば排出量は増え、多い人で1Lくらい汗をかいているそうです。 そうなれば、どうしても血液は濃くドロドロしてしまいます。血流が悪くなれば、十分な栄養と酸素が脳に届きません。だから、起き抜けにしっかりと水分を補給して、血液の状態をできるだけ早く通常に戻してあげることが重要になってくるわけです。 さらに、冷たい水から刺激を受けて、腸などの消化器官も目覚めてくれます。あとから朝食の話もしますが、コップ1杯の水を飲むだけで、朝食を受け入れる準備が整います。 なお、周りを見ると、水ではなくコーヒーを飲む人が多い印象です。さまざまな見解がありますが、個人的には「覚醒を促すコルチゾールの分泌が落ち着くまで、カフェインの摂取は避けたほうが無難」という意見に賛同します。 コーヒーが欠かせない人も、まずは水を飲み、コーヒーを飲むのは少なくとも起床後45分以上経過してからにしましょう。 ◆水分補給の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「脳にいい習慣」10の効果的な習慣で脳力アップを目指そう できるだけ朝食を抜かない 成人男性の約30%が、朝食を食べないというデータがあります。夜ふかしして朝食欲がない・朝食を準備する時間がない・プチ断食効果を期待しているなど、さまざまな理由があるでしょう。 しかし、脳の覚醒を意識している人には、できるだけ朝食を食べるようにオススメします。なぜならば、睡眠中に失ったエネルギーを補給することで、午前中のパフォーマンスが大幅に向上するからです。 時間がないときでも、トーストに目玉焼き、シリアルと牛乳くらいなら、用意できる時間はあるはずです。 また、朝食を抜くと、どうしても昼と夜の食事量が増えてしまいます。とくにお昼ご飯前は空腹のピークなので、早食い、さらにドカ食いになりがちです。 胃腸を休ませるメリットはあるものの、脳が飢餓状態と判断して、食べたエネルギーを脂肪として蓄積してしまう危険性もあります。極端な血糖値の上下動をおこさないためにも、できるだけ朝食は抜かないようにしてください。 起床後すぐに太陽の光を浴びる 朝起きたら、カーテンを開けて、10分くらいの日光浴をオススメします。もちろん、その際にコップ1杯の水を飲むのを忘れずにおこないましょう。 朝、太陽の光を浴びると、脳の視床下部が刺激を受けて、体が活動モードに切り替わっていきます。そのおかげで、気分を高揚させるセロトニンがしっかりと分泌され、よい状態で1日を迎えられるのです。 また、前述のコルチゾールも起床後分泌され、その後時間の経過とともに、減少していきます。ストレスホルモンとして悪者扱いされがちですが、日中の活動にはコルチゾールの働きが欠かせません。 こういったホルモンバランスを整えるためにも、毎日しっかりと日光浴をおこなってください。できれば、窓から浴びるのではなく、外に出かけて軽く散歩しながら太陽光を浴びるのがベストです。(一説によると、外出時の日光浴効果は、室内の50倍の効果があるとのこと) シャワーで自律神経を切り替える 朝が苦手な人は、シャワーがオススメです。熱めのお湯で体温を上昇させれば、それがスイッチとなって、副交感神経から交感神経に切り替わってくれます。さらに、寝グセ直しの時間も短縮できるし、睡眠中に排出された汗や老廃物をキレイにできるのも、嬉しいポイントです。 ただし、温水ではなく冷水シャワーがよいという意見もあります。冷水で体に軽いショックを与えると、体が対抗して、セロトニンやドーパミンといったさまざまなホルモンの分泌を活性化してくれるそうです。 よくスポーツ選手が、アイスパックで体のケアをしていますよね。冷水シャワーも、これと似た効果が期待できます。まず冷やすことで体の炎症を抑えてくれますし、収縮した血管が冷水シャワー後に拡張して、血流がよくなるんです。 どちらを選ぶかは、好みの問題になってくるでしょう。いずれにせよ、極端に熱い、もしくは冷たいシャワーは、ヒートショックを引き起こす原因になりかねません。ぬるめのお湯で体を慣らしてから、温度を上げる(下げる)など、冬場はとくに注意が必要です。 朝のストレッチで血流を促進する 朝のストレッチと、後述する朝散歩は、脳を覚醒させる最高の方法といえます。 朝ストレッチの主なメリット 血流をよくして脳を活性化 筋肉をほぐし、体を柔らかくする 集中力とやる気を引き出す リラックス効果でストレス軽減 長時間同じような姿勢で横たわっていた体は、どうしても血流が滞りやすくなっているものです。朝起きて軽くストレッチをすれば、体中の血流が促進され、脳にもしっかり酸素が届きます。 さらに、筋肉をゆっくりと伸ばす運動を取り入れると、徐々に体が柔らかくなり、怪我の予防にもつながります。 とはいえ、朝一番に激しい運動は逆効果です。窓の近くで太陽光を浴びながら、ごく軽く体を曲げ伸ばしする程度が、ちょうどよいでしょう。 また、朝のストレッチは、心をリラックスさせてくれます。体と心の両方が整えば、自然と集中力ややる気が湧き上がってくるはずです。 軽いストレッチと朝散歩をひとつのセットと考え、少なくとも週に1〜2回はおこなうように意識してみてください。 朝散歩は最強の脳覚醒法 朝散歩は、脳を覚醒させるための最強の方法です。新鮮な空気と太陽の光を浴びながらキビキビと歩けば、体内時計がリセットされ、自然に目が覚めてきます。先ほどお話ししたセロトニンの分泌以外にも、朝散歩には数多くのメリットがあります。 朝散歩の主なメリット 太陽光を浴びてセロトニンの分泌が活性化する 生活リズムが整う 足腰が鍛えられる 全身の血流がよくなる ひとりでじっくりと考える時間ができる 夜ぐっすりと眠れる 普段デスクワークが主体の人は、ぜひ散歩を習慣にしましょう。足を上げて地面に着地する際に受ける衝撃が、筋肉だけでなく骨や関節も鍛えてくれます。もちろん、しっかりと腕を振れば、上半身にも効果はおよびます。 もし余裕があれば、週に1〜2回は自然のなかでの散歩を楽しみたいですね。太陽光と運動の効果にプラスして、自然の癒し効果がプラスされれば、肉体とメンタル両方がしっかりと整います。 いずれにせよ、朝の散歩は、長くても20〜30分で十分です。ぜひ、明日から取り組んでみてください。 朝の瞑想で心と体を整える 朝の瞑想は、心と体をリセットし、1日を落ち着いてスタートさせるためにとても効果的です。瞑想というとなにかむずかしく感じるかもしれませんが、ただ静かに座り、目を閉じて呼吸に集中するだけでも十分に効果が期待できます。 日常生活のなかで、多くの人がさまざまな問題や不安を抱えているものです。瞑想は、そういった雑念を心から追い出し、心にかかるストレスを軽減してくれます。そうやって心の負担を少しでも取り除ければ、なにか新しいアイデアや対応策を考える余裕が生まれてきます。 とくに、朝は頭のなかがクリアな状態なので、瞑想をすると、より深い集中状態に入りやすいです。瞑想法については、自分の好みで選んでもらってまったく問題ありません。 ただ、仏教をベースにした瞑想では、座禅が基本となります。体力のない高齢者や体が極端に硬い人には、負担が大きすぎる可能性があるので、決して無理はしないようにしてください。 はじめて瞑想に取り組むなら、負担が少なく実践者の多いマインドフルネス瞑想をオススメします。 ◆マインドフルネス瞑想については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 朝のジャーナリングで思考をクリアにする 物理的な意味での覚醒なら、起き抜けの水分補給や朝散歩が効果的でしょう。でも、頭をクリアにするという意味なら、ジャーナリングは最高の方法のひとつです。 ジャーナリングとは、自分の考えや気持ちを自由に書き出す作業で、「書く瞑想」ともいわれています。頭のなかに散らばっている思考や感情を書き出せば、思考が整理され、自分の本当の気持ちが理解しやすくなります。 よく日記との違いを質問されますが、日記はその日の出来事や感想を記録しておくのが主な目的です。一方ジャーナリングにはそういった制約がなく、感情や思考を自由に書き出します。 また、以前紹介したジュリア・キャメロンのモーニングページも、ジャーナリングと非常に性質が似ています。どちらも思考や感情を書き出す点は共通していますが、モーニングページは創造性への回帰が目的であり、ジャーナリングよりルールが厳格です。 「起床後すぐにA3ノート3ページに思考を書く」というルールがあるので、朝の散歩や瞑想との併用は結構大変かもしれません。 なので、朝忙しい人には、より自由なジャーナリングがオススメです。短い時間でも思ったことを書き出せば、頭がクリアになり、新しいことに向き合うキャパシティが生まれます。ぜひ、試してみてください。 ◆モーニングページについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 若者も高齢者も必見!記憶力をアップさせる方法とは 読書でクリアな脳に情報をインプットする 睡眠中に記憶の整理をおこない、たっぷりと休息を取った朝は、情報のインプットに最適です。ジャーナリングで頭のなかをクリアにしたら、今度は新しい情報をどんどんインプットしていきましょう。 最近では、動画の手軽さがもてはやされる傾向にあり、読書をまったくしない人も少なくありません。しかし、読書は知らない知識や新しい価値観に出会う最高のチャンスです。 動画は雑談的な時間も多く、また必要な動画を探すのにも時間がかかります。その点、本は目次を見ながら、必要な箇所をサクッと気軽に確認できます。 朝読書の主なメリット 集中して読書ができる 知識を効率よく吸収できる リラックス効果が得られる 新しい発想が生まれやすい SNSや仕事関係の連絡がこない朝は、集中してものごとに取り組めるゴールデンタイムです。ほかのモーニングルーティンとの兼ね合いがあり毎日はむずかしいかもしれませんが、まずは週に1〜2回を目標に朝読書に取り組んでみてください。 また、普段私たちはどうしてもスマートフォンに時間を取られてしまいます。朝の読書は、スマートフォンから距離を置き、自分をブラッシュアップする絶好の機会です。そういった意味でも、定期的な朝読書をオススメします。 ◆読書のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 読書で脳はキレキレになる!読書のメリットと効果的な読書法 好きな香りで脳に刺激を与える 脳を素早く覚醒させたいなら、アロマテラピーによる香りのパワーを利用しない手はありません。というのも、聴覚や視覚といった人間の感覚のなかでも、嗅覚は脳と直接連結しているからです。 鼻のなかの粘膜には嗅細胞があり、その細胞から大脳底部の嗅細胞を通じて、嗅覚野に匂いが伝わります。そこからさらに、記憶を司る海馬や感情と深い関係のある扁桃体にも、匂いの電気信号が送られるのです。 よい香りにはこういった器官を刺激して、集中力の改善や鎮静効果をもたらす働きがあります。公益財団法人長寿科学振興財団のサイト※によれば、アロマテラピーには、NK細胞活性値の上昇・エストロゲン濃度の増加・月経痛の改善など、数多くの効能が報告されているそうです。 ただし、アロマオイルの種類により、期待できる効能は異なります。自分の改善したい症状に応じたアロマオイルを選ばないと、思ったような効果は期待できません。以下に効能別に主なアロマオイルをまとめておくので、アロマオイル選びの参考にしてください。 作用別オススメのアロマオイル 鎮静作用:ラベンダー、カモミール、ホーウッド 不眠の改善:ラベンダー、カモミール、ベルガモット、オレンジ 強壮作用:ローズマリー、グレープフルーツ、レモングラス 集中力アップ:ペパーミント、レモン、ユーカリ 気分の改善:カルダモン、グレープフルーツ、イランイラン ※参考: アロマテラピーの健康効果とは | 公益財団法人長寿科学振興財団 ◆アロマオイルの効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ いくつになっても脳は成長する?脳の成長を促す10のアイデア 朝におこなわれる勉強会に参加する 前述の通り、朝は脳がリフレッシュされていて、一番集中しやすい時間帯です。そういった時間帯に開催されている勉強会に参加すると、知識を効率よく吸収できるだけでなく、頭がシャッキリとします。 これまで紹介した方法は、基本的にひとりでおこなうものばかりです。でも、勉強会に参加して人に会うと適度な緊張感が生まれ、ひとりでは得られない違ったメリットが期待できます。 仲間と一緒に新しいことを学ぶことで、前向きな気持ちで1日をスタートできますし、同じ目標を持つ仲間との交流がモチベーションアップにもつながります。なにより、朝の時間を活用している自分に自信がつき、よりよいパフォーマンスが期待できるでしょう。 ある程度人口の多い中核都市なら、朝の勉強会がどこかで開催されているはずです。ぜひチャレンジしてみてください。 覚醒した脳を維持するコツ せっかく朝に脳を覚醒させても、すぐに脳機能が低下してしまっては意味がありません。時間の経過とともに少しずつ低下するのはやむを得ないとしても、仕事や勉強中にはできるだけ覚醒した状態を維持しておきたいものです。 そこで、覚醒した脳をできるだけよい状態のまま維持できるように、6つのコツを紹介していきます。 あまり予定を詰め込みすぎない 脳が覚醒しているときほど多くのタスクをこなそうと意気込みがちですが、過密なスケジュールは脳を疲弊させ、集中力や思考力の低下を招きます。せっかく脳が活性化しているのに、これではあまりにももったいないです。 また、スケジュールにある程度の余白がないと、十分な準備や検証をする時間も取れないので、一つひとつのタスクのクオリティが下がってしまいます。いくら脳の調子がよくても、対応できる時間が足りなければ、仕事のクオリティが下がって当然です。 1日の予定には余裕をもたせて、短時間でもよいので、必ずじっくりと考える時間を確保してください。そうすれば、予期せぬトラブルが発生しても冷静に対処でき、結果的に高いパフォーマンスが発揮できます。脳の覚醒状態を維持するためにも、無理のないスケジューリングを意識していきましょう。 昼間の短い仮眠で脳をリセットする  午前中の活性状態から、時間の経過とともに少しずつ脳のパフォーマンスは低下していきます。とくにお昼ご飯を食べてしまうと、飢餓状態から解放された脳が、休憩モードに入ってしまいます。 職種や忙しさによっても変わってきますが、できれば午後に軽い仮眠を取りたいところです。13〜16時くらいの間に15〜30分程度の短い仮眠を取ると、低下した脳のパフォーマンスがある程度復活します。 1995年にNASAがおこなった昼寝に関する実験※では、26分間昼寝をしたパイロットは、昼寝をしなかったパイロットに比べ、覚醒度が54%、仕事のパフォーマンスが34%向上したそうです。 また、仮眠前に少量のカフェインを摂ると、目覚める頃にカフェインの効果が出て、スッキリとした状態で仕事に臨めます。 ただし、いくらカフェインを摂取しても、30分以上の睡眠になると寝起きに頭がぼんやりするといわれています。仮眠は、長くても30分以内に収めるように注意してください。 ※参考: NASA Nap: How to Power Nap Like an Astronaut | Sleep Foundation ◆仮眠の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力が続かない人のために!集中力を高める8つの対策 午前と午後で作業内容を変える 脳の働きにはリズムがあり、午前と午後で最適な作業が異なるとされています。前述の通り、午前中は多くの人にとって、集中力が高まり、記憶力も冴えている時間帯です。そのため、創造的な作業や深い考察を必要とするタスクに適しています。 たとえば、アイデアを練る企画や、頭を使う分析的な作業を午前中に割り当てると、脳がフルに働いて質の高いパフォーマンスを生み出しやすくなります。だから、朝イチでメールチェックのようなルーチンワーク的仕事をするのは、非常にもったいないです。 メール返信や資料整理、あるいは体を動かす作業は、できるだけ午後に予定しましょう。気分転換という意味も含めて、外回りのアポイントを午後にまとめて入れるのも、賢いスケジューリングです。 また、16時頃を境に、私たちの集中力はある程度回復します。ルーチンワークや外回りを終えて、16時頃からこまかいタスクに取りかかると、ロスの少ない効率的な仕事が可能です。もちろん、個人差はあるので、自分の体調と相談しながら、効率的なスケジューリングをしていきましょう。 新しいチャレンジを定期的におこなう 脳を覚醒した状態のまま維持したいのなら、なにか新しいチャレンジをおこなうのも非常に効果的です。同じ作業や環境に慣れてしまうと、脳が「安定モード」に入り、どうしても作業効率は下がってしまいます。 しかし、新しい挑戦には脳を活性化させる力があり、新たなスキルの習得や未知の状況での活動は、脳にとって絶好のトレーニングです。 たとえば、普段の仕事で使わないスキルを学ぶのもいいでしょう。これまで挑戦したことのないスポーツやクリエイティブな活動に取り組むことで、脳がリフレッシュされ、パフォーマンスも向上する可能性があります。 いつも同じ友達と会い、同じ顔ぶれで仕事をしているなら、普段いかない場所に足を向けてみるのもオススメです。資格スクール、ボランティア活動、趣味のサークルなど、探せば新しい活動の場はいくらでもあります。 小さなことでもよいので、ぜひ定期的に新しいことにチャレンジしてみてください。それだけで、脳のパフォーマンスは大幅にアップするはずです。 スマホに触れる時間を意図的に減らす スマホは便利なツールですが、使い方によっては、脳の覚醒を阻害する大きな要因にもなりかねません。SNSやゲーム、動画と、スマホはあらゆる楽しみを与えてくれます。 だから、スマホが手元にあるだけで、私たちはスマホが気になって仕方がありません。仕事や勉強をしているよりも、スマホをいじっている方が楽しいわけですから、そうなっても当然です。このように、スマホは私たちの集中力を根こそぎ奪う、ある意味悪魔のような存在なのです。 脳の覚醒状態を維持して、仕事や勉強に集中するには、まずスマホの通知を切りましょう。SNSの通知が届くたびに、私たちの集中力は途切れてしまいます。いったん途切れた集中力をまた戻すまでに、少なくとも20分程度は必要です。 また、情報が次々と流れてくる環境下では、情報選択に脳のリソースを取られてしまい、肝心のタスクに注力できません。もちろん、1日中スマホを手放すのは、現実的にむずかしいでしょう。 それでも、脳のゴールデンタイムである午前中には、スマホを見えないところにしまい、重要な作業に集中することをオススメします。 ◆デジタルデトックスのメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 頭の中が整理できないのはなぜ?散らかった思考を整理するための4つのアイデア 1日の終わりにリラックスする時間をもつ 脳の覚醒を意識したいなら、まず脳の休息をしっかり取るべきです。寝不足で、さらに頭のなかが整理されていない状態なのに、よいパフォーマンスを出せるわけがありません。 睡眠の重要性については、すでにお伝えしました。でも睡眠をしっかりと取るだけでは、メンタル的な意味でまだ不十分です。仕事や勉強後、すぐに寝るのではなく、意識的にリラックスする時間をつくりましょう。 30分でも1時間でも、リラックスできる自分だけの時間があると、脳は自然と活動モードから休息モードへと切り替わってくれます。ただ、いくら楽しいからといって、スマホや動画といった刺激性の強いアクティビティはオススメしません。 楽しさと引き換えに、脳が興奮してしまい、十分な休息が取れないからです。少なくとも就寝1〜2時間前には、スマホを置いてください。代わりに、以下のような心を落ち着けてくれることに時間を使ってほしいです。 就寝前にオススメの作業 温かいお風呂に入る 好きな音楽を聴く 軽いストレッチをする 読書をする アロママッサージをする 上記はあくまでも一例なので、ほかにもなにかリラックスできる方法があれば、ぜひ取り組んでみてください。(デジタル系は基本的にNG) まとめ 今回は、脳を覚醒させるための方法をお伝えしました。どれもが効果の期待できるものばかりですが、いきなりすべてに取り組むのは無理があるでしょう。まずは、ひとつかふたつ、気になるものを選び、焦らずじっくりと取り組んでみてください。 ### 頭の働きを改善したい人に!頭が冴えるオススメの習慣 仕事や家事に忙しく、最近どうも頭がうまく働いていないと感じている人も多いのではないでしょうか。 そういうときは、ぜひ生活習慣を見直してみましょう。食生活や睡眠、運動など、生活習慣を少し変えるだけで、驚くほど頭が冴える自分に気づくはずです。 当記事では、まず食生活にスポット当てて、改善のポイントを解説します。そのあとで、生活習慣全般における改善ポイントをわかりやすく紹介するので、ぜひ最後までお読みください。 頭が冴える食生活とは オススメの食材や水分補給といった、頭が冴える食生活に関するポイントを5つご紹介します。 脳によいオススメの食材 脳によいといわれるブレインフードは、数多くあります。今回は、ナショナル大学が紹介している勉強に最適なブレインフード※のなかから、3点ピックアップしてご紹介します。 ベリー類 ダークチョコレート(カカオ70%以上) 卵 まず、ベリー類についてです。ブルーベリーやストロベリーなどのベリー類には、抗酸化物質が豊富に含まれています。これらの抗酸化物質は、脳細胞を酸化ストレスから守り、記憶力や学習能力を向上させてくれます。 次に、ダークチョコレートです。ダークチョコレートにはフラボノイドという抗酸化物質が含まれており、脳の血流や炎症を抑えてくれます。また、カフェインも少量含まれているので、適量を食べれば集中力を高めてくれるでしょう。 卵も脳によい食材のひとつです。卵にはビタミンB類やコリンという栄養素がたっぷりと含まれています。なかでもコリンは、脳内の情報伝達と関係の深いアセチルコリンの原料​​としての役割があり、感情や記憶の調整をおこなってくれます。 上記はあくまでも参考例なので、そのほか気になるブレインフードがあれば、いろいろと試してみてください。 ※参考: Best Brain Foods for Studying | National University ◆ブレインフードについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 水分補給の重要性 私たちの体の約60%は、水分でできています。体内に取り込んだ水分は、血液に代表される体液となって、身体中に運ばれます。体液には、必要な栄養と酸素を供給し、逆に不必要な老廃物を体外に排出する重要な働きがあるのです。 だから、水分量が極端に減ってしまうと、体の機能が正常に働かなくなってしまいます。水分を20%失えば命を失うほど、水分は体にとって必須成分なのです。厚生労働省によると、1日に必要な水分量※は、約2.5Lとなっています。 もちろん、2.5Lの水をゴクゴクと飲むのは、かなり大変でしょう。でも、大丈夫です。2.5Lのなかには、食事からの水分も含まれているので、飲水としては1.2L程度で賄えます。もちろん、30℃を超える真夏には、もっと多く水分を補給する必要があります。 労働環境や運動量などによっても、必要な水分量は変わってくるので、その点は臨機応変に対応してください。いずれにせよ、喉が渇いたと感じてからでは、水分補給が遅すぎます。喉が渇いていなくても、定期的な水分補給を心がけましょう。 ※参考: 「健康のため水を飲もう」推進委員会 後援 : 厚生労働省 ◆水分補給の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の健康を守る7つの生活習慣とは 朝食の効果 しっかりと頭が冴えた状態で1日を迎えるためにも、朝食はしっかりと食べることをオススメします。胃腸を休ませるという意味で朝食を食べない人もいますが、朝になにも食べないのは、やはりエネルギー不足によるパフォーマンスの低下を招きやすいです。 もちろん個人差はあるし、お腹が空いていないのに無理に食べる必要はありません。ただ、シリアルや卵、バナナ1本でもいいから、なにかしらお腹に入れておく方が、午前中のパフォーマンスは間違いなくアップします。 令和元年国民健康・栄養調査報告※によると、20〜49歳の世代が28%前後と、突出して朝食の欠食率が高いです。仕事や家事にバリバリ活動している世代の朝食欠食率が高いのは、大きな懸念材料といえます。 また、15〜19歳になると、7〜14歳世代の5.2%からいきなり19.2%に上昇します。これは、義務教育が終わり、ある程度子どもの自主性が尊重されるようになったことと、大きく関係しているでしょう。 しかし、15〜19歳といえば、まだまだ体も心も成長を続けている年代です。学業や運動でしっかりと結果を出していくためにも、朝食をしっかり食べるようにしたいですね。 ※参考: 令和元年国民健康・栄養調査報告 第1部 栄養素等摂取状況調査の結果 ◆朝食の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 仕事を覚えられない人へ|仕事を覚えるコツと具体的な対処法 サプリメントで効率的に栄養補給 サプリメントは、食事だけでは補えない栄養素を、効率的に摂取するのに役立ちます。忙しくて丼ものやお惣菜が続けば、どうしても栄養が偏ってしまうもの。 本来はきちんとバランスのよい食事を心がけるべきですが、サプリメントで気軽に栄養補給できれば、食生活の乱れは最低限に抑えられるでしょう。 ドラックストアにいけば、ビタミンやミネラル、オメガ3脂肪酸といった栄養素を含んだサプリメントが大量に販売されています。魅力的な宣伝文を見ると、サプリメントを飲めばメキメキと健康になるのではないかと錯覚してしまいそうです。 しかし、いくら便利だからといって、闇雲にサプリメントを摂取するのはオススメできません。とくにさまざまなビタミンが配合されているマルチビタミンは、特定のビタミンの過剰摂取を引き起こす危険性があります。 あくまでもサプリメントは、不規則な食事の補助的役割であることを、忘れないようにしてください。 カフェインと集中力の関係 カフェインは、コーヒーやお茶、エナジードリンクなどに含まれる成分で、脳を活性化させる効果が有名です。しかし過剰摂取により、心拍数の増加・イライラ・不安・下痢・吐き気といった健康被害をもたらす危険性があります。 普段眠りの浅い人なら、少しカフェインを摂っただけで、夜眠れなくなってしまうことも少なくありません。とはいえ、カフェインに脳の覚醒効果があるのは事実です。朝の勉強や仕事の前にコーヒーを飲んで頭をスッキリさせるのは、理にかなった戦略といえます。 個人差はありますが、適度なカフェインの摂取量は、1日にコーヒー2〜3杯程度が目安です。カフェインで体調を崩さないように、カフェインが含まれる飲料を飲む際は、カフェインを摂る時間帯と適量をきちんと把握しておくようにしましょう。 頭が冴えるオススメの習慣とは 頭が冴える食生活の次は、頭が冴えるオススメの習慣を5つ紹介します。一気にすべて改善するのは大変なので、優先順位をつけて、ひとつずつじっくりと取り組んでいきましょう。 質の良い睡眠で脳をリセット 睡眠不足になると、集中力や判断力が著しく低下します。夜ふかしした翌日は、日中眠くなったり、タスクに集中できなくなったりしませんか。こういった弊害が起こるのも、簡単にいえば、脳が十分に休めていないからです。 また、人間の脳は、寝ている間に記憶の整理と定着をおこないます。しかし、整理と定着は、ひと晩に4〜5回だけ発生するレム睡眠中にしかおこなわれません。 そのため、睡眠時間が短くなると、レム睡眠の回数も減り、整理と定着が十分におこなわれないまま朝を迎えることになります。 個人差はありますが、最低7時間、できれば8時間前後の睡眠は取りたいところです。まれに、3〜4時間の睡眠で足りるショートスリーパーの人もいますが、間違っても真似はしないでください。 国立精神・神経医療研究センターの研究※では、1日に4時間半の睡眠不足が5日続くと、不安・抑うつ傾向が高まる可能性があるという結果が明らかになっています。健康的な生活を送るために、しっかりとした睡眠を心がけましょう。 ※参考: 睡眠不足で不安・抑うつが強まる神経基盤を解明 ◆睡眠と脳の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 週2回の運動で血流を改善 適度な運動は、体と心の健康にとてもよい影響を与えます。頭が冴える状態をできるだけ維持したい人は、少なくとも週に2回の運動を継続できるように頑張ってみてください。 運動は、筋肉を肥大させ、心肺機能も強化してくれます。1,000ccの車と3,000ccの車を比較したら、圧倒的に3,000ccの方が走りに余裕がありますよね。1,000ccの車が3,000ccと同じスピードで走ろうと思ったら、エンジンを高速回転させなければなりません。 そうなれば、当然エンジンや車体に負担がかかり、車の寿命が著しく低下してしまいます。人間の体も、同様です。同じ活動をするにしても、大きくて丈夫な体なら、それだけ体に負担がかからずに済みます。 疲れにくい体になれば、なにをしても楽なので、じっくりと頭を働かせるゆとりが生まれるというわけです。 また、運動は睡眠の質を高める効果もあります。体を適度に動かせば、夜にぐっすりと眠れるようになり、スッキリとした状態で1日をスタートできるでしょう。適切な運動の強度と回数については、別記事で詳しく解説しています。そちらの記事も参考にしてください。 ◆運動の強度と回数については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛える!脳の健康を高めるオススメの運動とは 朝散歩でセロトニンを活性化 朝に散歩をすると、脳内のセロトニンが活性化し、集中力や意欲が向上します。なぜ朝におこなう散歩がよいのかというと、太陽の光がセロトニンの分泌を促進してくれるからです。 セロトニンには体内時計を正常にリセットする働きがあり、5分程度の日光浴で効果が出始めます。ただ、散歩によってビタミン類生成が始まるまでに、約15分必要です。せっかく朝散歩をするなら、最低15分、できれば30分程度続けましょう。 セロトニンが低下すると、イライラしたり、気分が落ち込んだり、うつ病に似た症状を引き起こします。「なんとなく調子が出ないな…」という日は、朝散歩をするのが億劫になることもあるでしょう。 そういうときは、5分でもいいからとにかく歩き出してください。いったん歩き出してしまえば、案外簡単に15分くらいは歩けてしまうものです。無理をせず、短い時間でもできるだけ毎日続けるのが、朝散歩のコツです。 ◆朝散歩のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を覚醒させる11の方法とは 新しいことを学び脳に刺激を与える いつも同じようなことばかり繰り返していると、深く考えなくてもこなせてしまいます。そのため、脳が省エネモードに入ってしまい、いざというときに本来のパフォーマンスを発揮できません。 もし、今の生活がマンネリ気味だと思うなら、ぜひなにか新しいことに挑戦してみてください。新しい挑戦をすると、覚えること・やらなければいけないことがたくさん出てくるので、半分眠っていた脳が再び活性化してくるでしょう。 また、新しいことを学ぶときは、わかる・できるようになるまで、何回も繰り返し練習(復習)するはずです。そうすると新しい情報に対応しようとして、神経細胞を増やそうとか、信号の伝達をスムーズにしようと脳が働きだします。 さらに、新しいことに挑戦する際には、自然と新しい人々との出会いや経験が増えます。そうやって新しい価値観や考え方に触れるようになると、脳が刺激を受けて、ますます頭が冴えた状態になるわけです。 資格の勉強でもスポーツでも、なんでもよいので、まずはなにかひとつ新しいことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 デジタルデトックスで脳の疲れをとる 長時間スマートフォンやパソコンを使っていると、目が疲れるし、肩や首も凝ってきます。目がしょぼしょぼして肩がガチガチな状態で、よいパフォーマンスを出すのはむずかしいでしょう。 仕事で使っているとしても、定期的にそういったデバイスと距離を置く意識は本当に重要です。たとえば、1時間パソコンを使ったら5分休むというだけでも、気持ちはものすごくリフレッシュします。 また本来なら、作業中にスマートフォンはNGです。よく机の上に置いている人がいますけども、チラッとスマートフォンが視界に入るだけでも集中力は途切れてしまいます。 米テキサス大学が2017年におこなったスマートフォンが認知機能に与える実験※では、以下3つのグループを比較しました。 机の上に置きっぱなしにしたグループ ポケットやカバンにしまったグループ 別の部屋に置いたグループ 結果は、別の部屋に置いた人たちの圧勝で、次にカバンにしまった人、最低だったのは机の上に置いていた人たちだったのです。 集中して作業をする際には、必ずスマートフォンを見えないところにしまってください。その時間は連絡がつかないものと割り切って、電源を切ってしまうのもよい方法です。 ※参考: The Mere Presence of Your Smartphone Reduces Brain Power, Study Shows - UT News 今すぐ頭をスッキリさせたいときの対処法 忙しく仕事が詰まっているのに頭がぼんやりして集中できないときは、今すぐ頭をスッキリさせたいと思いますよね。この章では、すぐに試せて効果を感じやすい「頭を冴えさせる対処法」をまとめました。気分を素早くリセットしたいときに、ぜひ活用してみてください。 適度に短い休憩をはさむ どんなに集中力のある人でも、長時間同じことをしていると、脳が疲れてきて集中力が落ちます。頭が冴えた状態をキープしたいなら、適度に短い休憩を挟んでください。 オススメは、ポモドーロテクニックです。ポモドーロテクニックとは、25分間の作業と5分間の休憩をワンセットにした時間術です。何時間も作業が続くと思えば途中で嫌になってしまいそうですが、わずか25分間と考えれば、多少疲れていても乗り切れます。 ポイントは、休憩の使い方にあります。休憩になると、多くの人はスマートフォンを触りだすでしょう。しかし、スマートフォンを使っている限り、脳は休まらずにかえって疲れてしまいます。 休憩時には、コーヒーを淹れる・トイレにいく・軽くストレッチをするなど、とにかく立ち上がって席から離れることをオススメします。パソコン作業で目が疲れるので、目を閉じる、あるいは遠くを見るなどして、目を休ませるのもよい休憩の取り方です。 それでも今ひとつ頭が働かないと思ったら、フルーツやナッツ、チョコレートなどをつまんで、脳に栄養を与えてあげてください。 そうすれば、あなたの集中力は大きく崩れることなく、効率よくタスクに取り組めるでしょう。 ◆ポモドーロテクニックのメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 集中力は15分しか保てないって本当?速読で集中力を高める4つのポイント ストレッチ+軽いウォーキングで酸素を取り入れる 仕事や勉強で集中力が切れてきたときは、軽いストレッチやウォーキングがオススメです。体を動かすと脳に酸素が行き渡り、頭が一気に冴えてきます。長時間座りっぱなしで作業を続けている主なデメリットは以下の通りです。 座りっぱなしの主なデメリット 血流が滞りやすくなり、むくみや冷え性の原因になる 肩こりや腰痛を引き起こしやすくなる 筋力の低下や姿勢の悪化につながる 代謝が落ちて太りやすくなる 糖尿病・高血圧・心疾患のリスクを高める 気分が沈みやすくなる(うつ傾向) やる気や作業意欲の低下を引き起こす 脳への血流が減少し、思考力や判断力が鈍くなる 呼吸が浅くなり、酸素不足で注意力が散漫になる もちろん、座る時間が長いからといって、上記の症状が必ず発生するわけではありません。しかし、座りっぱなしが体や脳にマイナスな影響を与える可能性があるなら、面倒くさがらずしっかりと対策をおこなうべきです。 とはいっても、何時間も歩いたりハードな筋トレをしたりする必要はないので安心してください。肩を回したり、腰をひねったりする簡単なストレッチや、オフィスや自宅内を2〜3分歩くだけで十分です。 短時間の仮眠で脳を休める 午後の眠気や集中力の低下を感じたら、20〜30分ほどの仮眠が非常に有効です。これは感覚的に頭が冴えるというレベルではなく、さまざまな検証により仮眠の有益性が実証されています。 たとえば、全米睡眠財団(National Sleep Foundation)の記事※1に掲載されたNASAの研究では、26分間昼寝をしたパイロットは、昼寝をしなかったパイロットに比べ、覚醒度が最大54%上昇し、仕事のパフォーマンスが34%向上したそうです。 さらに、仮眠をとらなかったパイロットが2倍の眠気を示したのに対し、昼寝をした人たちはフライトの終盤に眠気を感じることがほとんどありませんでした。 このデータが示すように、短時間の仮眠は、忙しい日中でも脳の疲労を効率的に回復させる「最強のリセット法」といえます。 ただし、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド 2023※2」のなかに、「30分以上の昼寝を習慣としている人は、昼寝習慣がない人と比べ、将来の死亡リスクが1.27倍に増加する」というデータが記載されています。 寝すぎ防止のため、タイマーなどを使い、30分以内というルールをできるだけ守るように注意しましょう。 ※1:NASA Nap: How to Power Nap Like an Astronaut | Sleep Foundation ※2:健康づくりのための睡眠ガイド 2023 ◆昼寝の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶の種類と記憶力を改善する方法について ペパーミントやレモンなど香りの力を活用する 気分がぼんやりしているときは、ペパーミントやレモンの香りを嗅ぐと脳が刺激され、頭がスッキリ冴えてきます。香りは嗅覚を通じて大脳辺縁系にダイレクトに働きかけるため、感情や集中力にすばやく効果を発揮してくれるのです。 ペパーミントには覚醒作用やリフレッシュ、レモンには鎮静や気分を高める効果があるとされ、アロマテラピーの分野でも非常に高い人気を誇っています。 オフィスでディフューザーを使うのはむずかしいと思いますので、アロマスプレーやハンドクリームなどを活用するのがオススメです。ティッシュにワンプッシュして匂いを感じれば、気分が切り替わり「もうひと頑張りしよう」という前向きなスイッチが入りやすくなります。 香りの力は手軽に取り入れられるうえに即効性もあり、脳をリフレッシュさせたいときの頼れる味方になってくれるでしょう。 ◆香りの効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ いくつになっても脳は成長する?脳の成長を促す10のアイデア 「478呼吸法」でリラックス&集中力アップ まず結論から言うと、「478呼吸法」を上手に取り入れると、リラックスしながらも集中力を高める一石二鳥の効果が得られます。なぜなら、呼吸を整えることで副交感神経と交感神経のバランスが整い、脳が最適な状態に導かれるからです。 具体的には、次のような呼吸サイクルを繰り返します。 4秒間かけて鼻から息を吸う 7秒間息を止める 8秒間かけて口からゆっくり吐く 一定のリズムで呼吸をしていると、少しずつ心拍数が整い、気分が落ち着いてきます。焦りやストレスを感じていると、どうしても呼吸が浅くなりがちです。深くゆったりとした呼吸で、リラックスした気持ちを取り戻しましょう。 もちろん、常時478呼吸法をおこなう必要はありません。疲れて集中力が途切れたときに、上記のサイクルを3〜4回おこなえば十分です。わずか1分程度の呼吸法で、リラックスできるなら、やらない手はありませんよね。 別記事で「448呼吸法」や「ボックスブリージング」も紹介しています。ぜひそちらの記事も確認しておいてください。 ◆448呼吸法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 集中力が続かない人のために!集中力を高める8つの対策 ◆ボックスブリージングについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶の司令塔「海馬とは」海馬の働きと改善方法について まとめ 本文中で説明したように、頭が冴える状態を維持したいなら、食生活をはじめとする生活習慣を整えるのが出発点になります。そうやって頭がしっかりと働く状態をつくったうえで、今回紹介したオススメの習慣に取り組んでみてください。そうすれば、必ず脳の働きは改善されるはずです。 ### 記憶力アップには、記憶力がいい人の特徴を真似するのがいちばん! あなたの職場や学校に、驚くほど記憶力のよい人がいませんか? そういう人を見ると、「自分はすぐに忘れてしまうのに、なぜあの人ばかり記憶力がいいのだろう……」と、つい比較して気持ちが落ち込んでしまいますよね。 でも、大丈夫です。記憶力に自信がないなら、記憶力がよい人の真似をすればいいのです。今回の記事では、記憶力がいい人の特徴と記憶力を高める方法をご紹介します。記憶力を改善したい人は、ぜひ参考にしてください。 記憶力がいい人の共通点とは? 記憶力がいい人には、数多くの共通点が見受けられます。今回は4つの特徴を解説していくので、どういった点を真似すればよいのか、しっかりと確認しておきましょう。 規則正しい生活習慣を心がけている 記憶力がいい人は、規則正しい生活習慣を非常に大切にしているものです。睡眠不足は、記憶力を著しく低下させるので、できるだけ毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きるように心がけています。 食事についても、栄養バランスに気を使い、お昼にカツ丼とラーメンをかっこむなどということはほとんどありません。糖質を過剰摂取すると、集中力や判断力・記憶力といった重要な認知機能が低下することを知っているからです。 さらに、週に2〜3回はジムにいき、体を鍛えている人が多いです。適度な運動を習慣化すると血流がよくなり、脳に新鮮な酸素と栄養が運ばれやすくなります。 もちろん、脳に対する効果だけを期待して運動をしているわけではないでしょう。でも、結果的に運動が記憶力によい影響を及ぼしているのは間違いありません。 記憶力を改善したいなら、まずは生活習慣の乱れを修正するのが最優先です。ぜひ、こういったよい生活習慣を真似していきましょう。 ◆生活習慣改善のポイントについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 新しいことに対して抵抗感がない 記憶力がいい人は、新しいことへの挑戦を怖がりません。だから面白そうだと思えば、やったことのないことでも、ためらいなく挑戦します。勉強や仕事に有益な方法を耳にすれば、まずは試してみてから判断する柔軟性があるんですね。 いつも同じような人と会い、同じようなことばかりしていると、脳は働きを抑制します。むずかしいことを考えなくてもこなせてしまうので、脳が省エネモードに入ってしまうわけです。 しかし、新しい挑戦や知的な活動が、記憶力と認知力を引き上げるという研究データ※も数多くあります。私たちは、失敗への恐怖や怠惰な心を跳ね除けて、もっともっと新しいチャレンジをおこなうべきです。 とはいっても、なにから取り組めばわからないという人は、なにか新しい趣味への取り組みをオススメします。ゴルフ・ギター・英語学習など、自分の好きなことを今すぐはじめてみましょう。きっと、ワクワクするような刺激を受けて、脳の働きが活性化するはずです。 ※参考: When it comes to keeping our brains young, we need to rise to new challenges ◆脳が活性化するオススメの趣味については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 楽しく頭を使うオススメの趣味をジャンル別に紹介 覚えられないという意識がそもそもない 記憶力がいい人は、そもそも覚えられないという意識がありません。彼らは「自分は必ず覚えられる」と信じているので、自信をもって淡々と学習に取り組みます。こういったポジティブな考え方は、よい記憶力を手に入れるうえで非常に大切です。 たとえば、テスト勉強をするときに「どうせ覚えられない」と思っていたら、本当に覚えられなくなってしまうでしょう。しかし「これなら覚えられる」と思い込めば、不思議と内容が頭に入ってきます。 また、記憶力がいい人は、失敗しても気にしません。一度で覚えられないのは当たり前。ペンキ塗りのように、「何度も繰り返し知識を上塗りすると記憶が定着しやすい」という記憶のしくみを、きちんと理解しています。 記憶力に不安のある人は、「何回も繰り返せば必ず覚えられる」というポジティブな意識をぜひ見習うようにしたいですね。 情報の選別が上手い 記憶力がいい人は、必要な情報とそうでない情報を上手に選別する力をもっています。この力がないと、情報を探すだけで時間を消費し、覚えるための時間が不足します。情報が溢れる現代社会では、このスキルは非常に重要です。 たとえば、「効率的な勉強法」をネットで検索すると、何十万件もヒットします。すべての情報に目を通すのは不可能なので、多くの人は上位の記事をいくつかチェックするでしょう。 しかし、上位表示されているからといって、その情報が必ずしも正しいとは限りません。専門家が書いたものであっても、別な専門家がまったく逆の意見を述べているケースもよくあります。記憶力がいい人は、こうした現実を理解し、情報選別に自分なりの判断基準をもっています。 信頼できる情報発信者を決めておく、必ずエビデンスをチェックするなど、自分なりの基準をもって情報を選別しましょう。そうすることで、インプットした情報を記憶するための時間と労力を効率的に使えます。 記憶力を高めるオススメの方法 記憶力がいい人は、自然と効率のよいインプット方法を身につけているものです。あくまでも一例になりますが、ぜひ取り入れたいオススメの方法を6つ紹介します。 復習の回数を増やす 記憶力を高めるには、とにかく復習の回数を増やすのが基本です。情報量にもよりますが、どれだけポテンシャルの高い人でも、1回ですべての内容を覚えるのはほぼ不可能です。 カナダのウォータールー大学の研究※では、人は1か月経つと覚えた内容をほぼすべて忘れてしまうと述べられています。 「えっ、それならやっても意味がないじゃないか……」と思ったかもしれません。でも、安心してください。同研究では、以下のタイミングで復習をおこなえば、最初にインプットした内容をほぼ100%維持できるとも述べています。 記憶を維持するために必要な復習時期と時間 第1回目:24時間後に10分間 第2回目:7日後に5分間 第3回目:30日後に2〜4分間 1回で覚えようとせず、繰り返し少しずつ記憶に残る量を増やしていく。そういったイメージで復習に取り組めば、脳に記憶が定着しやすくなります。復習の回数については、ご自身の理解度に合わせて臨機応変に対応してください。 ※参考: Curve of Forgetting | Campus Wellness | University of Waterloo ◆最適な復習の頻度(スペースド・リピティション)については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 海馬は記憶の司令塔「海馬と記憶の関係性について」 アクティブリコールを取り入れる 記憶力をアップさせたいなら、アクティブリコールをオススメします。アクティブリコールとは、覚えたことを積極的に思い出すトレーニングです。 なにかを学ぶ際に、まずはテキストを読む人が多いと思います。しかし、ただテキストを読んでも、記憶の定着度はそれほど高くありません。ところが、以下のように自分で積極的にインプットした内容と再接触する機会をつくると、記憶の定着度は大きく向上します。 テキストを読んだあとに、教材を閉じて説明してみる 内容を要約して書き出す 定期的に理解度テストをおこなう 人間は誰しも、読んだ内容を100%理解できたと思いがちです。ところが、テキストを見ないで説明しようとすると、ほとんど言葉が出てこないことに気づきます。この「わかったつもり」を解消してくれる最適な方法が、アクティブリコールなのです。 ◆アクティブリコールについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ きっと人生が変わる「思考停止改善6つの方法」 情報を感情と結びつけて覚える 情報を感情と結びつけて覚えられれば、記憶力は一気に高まります。感情が絡むと、脳はその情報を重要だと判断し、より深く記憶に刻み込もうとするからです。 たとえば、歴史の授業で戦国時代について勉強したら、ただ単に覚えるだけではなく、自分がその時代に生きていたらどう感じるかを想像してみてください。 「もし戦国時代に生きていたら、毎日がとても緊張して怖かっただろうな」と思うだけで、恐怖や不安と関係の深い扁桃体が活発に働き出し、その情報が記憶に残りやすくなります。 もちろん、恐怖や不安はストレスを生み出しますから、そういったネガティブな感情を頻繁に利用するのはオススメできません。それよりは、嬉しい・楽しいといったプラスの感情をうまく活用していくのが基本になります。 そういう意味では、友達と一緒にクイズ形式で勉強内容を確認しあうといった方法も非常にオススメです。 こまめにメモを取る 忘れっぽい人は、ぜひメモを活用しましょう。メモには大きく以下のようなメリットがあります。 メモ書きの主なメリット 思考が明確になる あとから確認が容易 ほかのことに集中できる 同じことを何回も考えなくて済む ただテキストを読んだり、説明を聞いたりしても、残念ながらすぐに忘れてしまいがちです。重要なポイントやわからない点をメモしておけば、あとから復習したり、誰かに質問したりといった対応が簡単にできます。 メモを取らないと、頭のなかで覚えておかなければならず、ほかのことに集中できません。その点メモに残しておけば、いったん忘れてしまって構わないので、ワーキングメモリにスペースが確保できます。 もちろん、メモの取りっぱなしは意味がありません。メモの内容を確認する時間は、必ず確保してください。記憶の定着は就寝中におこなわれるため、メモの内容を寝る前にサッと確認するのも非常にオススメです。 自分の言葉に置き換えてみる 前述のアクティブリコールで、内容を要約して書き出すという例を紹介しました。要約というのは、テキストの内容をただ短縮しただけでは、ほとんど意味がありません。ぜひ、自分の言葉で置き換えるように意識してみてください。 テキストはその性質上、硬い表現が多いため、どうしても覚えにくいものです。だから、自分の言葉でわかりやすく翻訳してあげると、記憶の定着度は大きくアップします。 また、自分の言葉に置き換えるには、テキストの内容をしっかりと理解しておかなければなりません。自分なりに要約することで、理解度が向上するのも置き換えの大きなメリットです。 もちろん、自分の置き換えが間違っていないか、常に検証する意識は必要になります。勝手に違う意味に要約したら、間違って記憶してしまうことになるので、その点だけは注意が必要です。 記憶法を活用する 円周率を何万桁も記憶している記憶の達人は、必ずといっていいほど、なんらかの記憶法を取り入れています。記憶法とは、覚えたい情報を効果的に記憶するためのテクニックです。いろいろな種類の記憶法がありますが、今回はストーリー法と場所法を簡単にご紹介します。 まず、ストーリー法ですが、これは覚えたい情報をひとつの物語にする記憶法です。たとえば、買い物リストを覚えたいとき、「リンゴを食べていたら、ゴリラがバナナをくれたので、一緒にヨーグルトの泉に出かけた」というように、アイテムをつなげて物語にします。 そんなことはあり得ないと思うかもしれませんが、ストーリーの内容は現実離れしているほうが、記憶に残りやすいのです。あまりこまかいことは気にせず、自由にストーリーを考えてください。 場所法は、覚えたい情報を自分のよく知っている場所に配置して、覚えやすくする方法です。たとえば、自分の部屋を思い浮かべて、「机の上に織田信長」「ベッドの上に石田三成」「本棚には豊臣秀吉」といった具合に歴史上の武将を配置します。 あとは、机で戦略を考える織田信長・ベッドでぐったりする石田三成など、インパクトのあるイメージ像をつくり上げるだけでOKです。イメージする場所と内容が決まり、頭のなかで部屋を巡回すれば、自然と武将の名前が浮かんでくるようになります。 ほかにも記憶法は数多くあるので、別記事を参照して、自分に合う方法を取り入れてみてください。 ◆記憶法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ いちどみたら忘れない「瞬間記憶を鍛える7つのトレーニング方法 まとめ 記憶力を高めるには、記憶力がいい人の真似をすること、そして適切な方法を取り入れるのが1番です。周りに記憶力に優れた人がいれば、じっくりと観察して、よいところを真似してみてください。 また、真似をするだけでなく、今回紹介したアクティブリコールや記憶法などをぜひ積極的に取り入れていきましょう。そうすれば、あなたの記憶力は間違いなくレベルアップするはずです。 ### 短期記憶を鍛える9つの方法とは? 「やることをすぐに忘れてしまう」といったことが頻繁に起こるようになったら、短期記憶がうまく働いていない可能性が高いです。一時的に記憶をストックしておく機能が衰えると、記憶や会話、読み書きといった基本的な活動に大きく影響を及ぼします。 当記事では、短期記憶の基本的な仕組みや短期記憶を改善する方法などについて、わかりやすく解説していきます。少しでも記憶力に不安を感じている人は、ぜひ参考にしてください。 短期記憶ってなんだろう? 記憶力を改善したいなら、まずは記憶力についてきちんと理解しておく必要があります。とくに、短期記憶と長期記憶の違いを知っておくことは非常に重要です。それでは、ひとつずつ確認していきましょう。 短期記憶と長期記憶の違い 記憶は、記憶を保持できる時間によって、大きく短期記憶と長期記憶の2種類に分けられます。まず短期記憶ですが、記憶を保持できる時間は数分から、長くても数時間程度しか覚えておけません。記憶量的にも、5〜6個が限界といわれており、時間の経過とともにほとんどを忘れてしまいます。 一方、長期記憶は、年単位での記憶が可能です。今聞いた電話番号はすぐに忘れてしまいますが、自分の電話番号は何年経っても忘れませんよね。これは、使用頻度が多いため、脳が重要な情報と判断して、長期記憶として保存するように指令を出しているからです。 ようするに、短期記憶は「今すぐに使う情報」を覚えるためのもの、長期記憶は「ずっと覚えておきたい情報」を保存するためのものになります。 なお、短期記憶と深い関連のある「ワーキングメモリ」についても、しっかりと理解しておく必要があります。ワーキングメモリについては、次項で詳しく見ていきましょう。 一時的な作業をコントロールするワーキングメモリ 作業中だけ覚えておけばいい情報を保存して、処理する機能を「ワーキングメモリ」といいます。パソコンのキャッシュメモリと同様の役割を果たしていると考えれば、イメージしやすいかもしれません。 作業のための記憶装置なので、記憶できる量も時間も非常に短いです。諸説ありますが、7桁±2程度の量を数分間記憶しておくのが限界といわれています。 このように、非常に小さい容量の記憶ですが、役割は非常に重要です。もし、ワーキングメモリの機能が狂ってしまえば、会話もできないし、計算もむずかしいでしょう。会話をする際に、聞いた内容をすぐに忘れてしまえば、会話が成立しません。 買い物にいき、計算の途中でそれまで購入した金額を忘れてしまえば、「100円のキノコが2袋で200円、ニンジンが1袋200円だから、あれキノコはいくらだっけ?」といつまでも計算が終わらないでしょう。 またワーキングメモリには、一時保存された外界からの情報や過去の情報を取捨選択し、次の行動を決定していくという重要な役割があります。だから、ワーキングメモリを中心とした短期記憶力を磨いていくと、より適切な行動ができ、生活の質が向上します。 ◆ワーキングメモリの働きについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ ワーキングメモリを鍛える4つの方法とは 短期記憶を改善するメリット 短期記憶の改善には、大きく以下のようなメリットが考えられます。 スムーズな日常生活 学力の向上 ネガティブな感情からの開放 人間はなにをするにしても、最低限の情報を蓄え、その情報を基に適切な処理をおこなっています。すぐに内容を忘れてしまうようなら、数ページ進むごとにいちいち読み返さないと、読書もできないのが現実です。 短期記憶力が改善されれば、会話も読書も計算も、ほとんどの日常生活はスムーズに進みます。同様に、短期記憶が正常に稼働していれば、必要のない情報の取捨選択がスムーズになり、本当に覚えておきたい内容を効率よく長期記憶化できるのです。 また、忘却のしくみがきちんと作用しないと、メンタルの病を引き起こす可能性が高くなります。嫌なことや辛い感情をいつまでも鮮明に覚えていたら、心に大きな負担がかかってしまうからです。 短期記憶力がきちんと稼働するようになれば、メンタル疾患の不安を大きく軽減できます。短期記憶を鍛える具体的な方法については、最後の章で詳しくご紹介します。 記憶障害に気づいたら「早期発見と治療の重要性」 いくら短期記憶を向上させようと頑張っていても、病気を原因とした記憶障害に陥ってしまえば、もはやそれどころではありません。記憶障害かもしれないと少しでも感じるようなら、できるだけ早く専門医の受診をオススメします。 誰でもある程度年齢を重ねれば、「あれ、あの名前はなんだっけ?」とか「今日歯医者の予約があったのにすっかり忘れていた」といった物忘れが増えてくるものです。一時的な物忘れならとくに大きな問題にはなりませんが、物忘れが頻発する場合は、病気の可能性があります。 認知症最大の怖さは、その進行性です。もっとも多いアルツハイマー型認知症は、完全な治癒は不可能といわれています。しかし、軽度認知障害(MCI)の段階で適切な治療ができれば、生活に支障のないレベルを長期間維持できる人も多いのです。 自分のこともそうですが、もしご家族に何度も同じ質問をする、日常の予定を忘れてしまうなどの兆候が現れた場合は、躊躇せずに医師に相談し、早期の対応を心がけましょう。 生活習慣の見直しが短期記憶改善の第一歩 脳は精密なゆえに、非常にデリケートな器官です。そのため、生活習慣の影響を受けやすく、生活習慣が乱れると短期記憶力は低下してしまう可能性があります。 脳によい食生活に切り替える 脳の主なエネルギー源は、血液中に含まれるブドウ糖です。最近、ごはんや麺類といった糖質を制限している人も多いですが、過度の糖質制限はオススメできません。タンパク質・炭水化物・脂質を中心に、ビタミンやミネラルをバランスよく摂取しましょう。 また、脳によいといわれる栄養素も、積極的に摂るようにしたいですね。たとえば、オメガ3脂肪酸が多く含まれる魚(サーモンやサバなど)や、ビタミンEが豊富なナッツ類(アーモンドやクルミなど)は、脳の働きを助けてくれます。 また、ブルーベリーやほうれん草のように、抗酸化物質が多量に含まれる食品もオススメです。なかでも、ほうれん草に含まれるグルタチオンは、アルツハイマー病の原因となるアミロイドβを分解する働きがあるといわれています。 今回紹介した栄養素は、ほんの一例であり、脳によい食材はほかにも数多く存在します。いろいろと試してみながら、今日からぜひ、脳によい食材を意識して食事を楽しんでみてください。 ◆脳によい食材(ブレインフード)については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 運動を習慣化して脳を活性化する 運動を習慣化できれば、脳の血流が活性化され、短期記憶が改善される可能性がアップします。とはいえ、普段あまり運動していない人がいきなり激しい運動をすれば、体がダメージを受けてしまうでしょう。 そうなると、やはり軽いウォーキングやストレッチからはじめるのが無難です。軽いとはいっても、ウォーキングやストレッチは全身をしっかりと使います。 ストレッチはともかく、歩くときに使うのは下半身だけとつい考えがちです。でも、姿勢のキープに腹筋を使うし、腕を振れば上半身も一緒に鍛えられます。まずは、毎日20分程度でよいので、近所の散歩からはじめてみてください。 慣れてきたら、少しずつ筋トレにも取り組んでいきましょう。筋トレ自体の消費カロリーは微々たるものですが、筋肉が肥大することで、基礎代謝がアップします。スクワットのような運動で下半身を鍛えれば、ふくらはぎのポンプ機能により、全身の血流もよくなるでしょう。 当然、脳に供給される血液量も増えるため、栄養と酸素をたっぷりと受け取った脳の働きはどんどん活性化していきます。 ◆運動の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 良質な睡眠を最低7時間以上確保する 睡眠中に脳は1日の情報を整理し、必要な情報を長期記憶として保存します。睡眠中といっても記憶の整理と定着がおこなわれるのは、レム睡眠中だけです。レム睡眠は、ひと晩に4〜5回しか発生しません。しかも、回数を重ねるごとに1回の時間が長くなっていきます。 そのため、夜ふかしをして睡眠時間が短くなるとレム睡眠の回数が減り、さらに明け方の長いレム睡眠を逃してしまうわけです。そうなると、記憶の整理と定着が十分におこなわれないまま、翌日を迎えることになってしまいます。 記憶の定着をしっかりおこなうためにも、最低7時間以上の睡眠は確保してください。もちろん、年齢によって必要な睡眠時間は異なります。年齢を重ねるごとに睡眠時間は短くなっていくものですが、もっとも短い高齢者(65歳以上)でも7〜8時間は必要とされているのです。7時間は、本当に最低限の睡眠時間だと考えてくださいね。 なお、睡眠時間と同様に、睡眠の質も非常に重要です。以下に良質な睡眠のポイントをまとめておきますので参考にしていただければと思います。 良質な睡眠のポイント 入眠と起床時間をできるだけ一定にする 寝る直前のスマートフォンを控える 寝る2時間前にはアルコールの摂取をやめる 枕の高さや布団の質を吟味する 部屋の温度と室温を適切な状態にコントロールする 遮光カーテンなどで明け方の太陽光をしっかりと遮断する ◆運動の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 メンタルケアで脳へのダメージを最小限に抑える ストレスは、脳の正常な活動に大きなダメージを与える可能性が高いです。たとえば、カリフォルニア大学のサイト※には、「慢性的なストレスは、海馬の神経細胞を縮小させ、記憶力や学習能力を低下させる可能性がある」といった研究データが掲載されています。 本来なら、ストレスの原因を明確にして、迅速に対応できればベストでしょう。しかし、人間関係・お金・健康といったさまざまなストレスは根深いものが多く、すぐに解決できるものばかりではありません。 そのため、ストレスから受けるダメージを軽減するためのマネジメント法を、しっかりと身につけておく必要があります。 オススメは、呼吸法と瞑想です。呼吸法は即効性があるので、心がイライラしてどうしようもないときは、まず呼吸法を試してみるのをオススメします。瞑想なら、知名度と取り組みやすさから、座禅やマインドフルネス瞑想がオススメです。 また、ストレス解消には、夢中になれる趣味も非常に役立ってくれます。今、なにも趣味がないという人は、楽器演奏でもスポーツでもなんでも構いません。嫌なことを忘れて没頭できる趣味が見つかるまで、いろいろと試してみましょう。 ※参考: Chronic stress primes brain for mental illness | University of California ◆呼吸法ボックスブリージングの効能については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶の司令塔「海馬とは」海馬の働きと改善方法について ◆瞑想の効能については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 仕事や勉強の成果が大きく変わる!潜在能力を引き出す9つの方法 集中できる環境づくりを意識する 短期記憶を改善するなら、集中力が必須条件になります。ところが、私たちの周りを見渡してみると、びっくりするほど誘惑だらけです。なので、まずは集中しやすい環境をいかに整えられるかが、短期記憶改善のポイントになってきます。 最初に手をつけるべきは、机周りです。仕事や勉強をする机周りが散らかっていると、集中力は大きく低下します。気にしないようにしていても、散らかった文房具や本が視界に入ると、「あー、片づけしなきゃ」と意識をもっていかれてしまうのです。 机の上に置くのは、パソコンとライトだけというくらい、徹底的に視界に入るノイズを減らしてしまいましょう。 また、集中力という意味では、音や照明、椅子の調整も非常に重要です。周りの音が気になって作業に集中できないなら、場所を変えるか、ノイズキャンセリングイヤホンの使用も検討すべきでしょう。 明るすぎる(暗すぎる)部屋は、目の疲労を促進し、集中力を奪います。椅子も同様です。薄くて硬い椅子は、腰や背中の痛みを招きやすく、集中力が続きません。 ◆集中力を高める環境づくりについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力が続かない人のために!集中力を高める8つの対策 短期記憶を鍛える具体的な方法 短期記憶を鍛えるには、とにかく脳によい刺激を与えることが重要です。最後に、短期記憶を鍛える方法を9つ紹介します。 1.脳トレーニング 脳トレーニング(以下脳トレ)の効能については、肯定と否定両方の意見が混在しているのが実情です。ですが、世界中で脳トレが脳によい効果をもたらしたという研究データが発表されていますから、記憶力に不安のある方は取り組んで損はないでしょう。 ひと言で脳トレといっても、大きくパズルや計算問題といった頭を使うトレーニングと、ウォーキングやヨガのように体を動かすタイプのトレーニングがあります。 それぞれ、作用する機能が異なるので、できれば両方のタイプをバランスよく取り入れるのが理想です。 また、なかなか脳トレの時間が取れないという人には、脳トレアプリをオススメします。スマホやタブレットがあれば、通勤時間やちょっとした空き時間に、気軽に取り組めるのが脳トレアプリの大きなメリットです。 短期記憶改善にオススメのアプリについては、別記事で詳しく解説しています。なお、短期記憶改善にオススメの脳トレについては、記事の最後に6つほど紹介しているので、そちらの記事もぜひ参考にしてください。 ◆短期記憶改善にオススメのアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 驚くほど頭が良くなる!短期記憶を鍛えるための完全ガイド 2.ゲーム感覚で楽しむ「デジタルツール」を活用 短期記憶を鍛えるには、定期的な脳のトレーニングが欠かせません。ただ、脳トレを長期間継続するのは、私たちが考えているよりも大変です。そこで役立つのが、アプリなどのデジタルツールです。 たとえば、間違い探しは非常にポピュラーなゲームですが、紙媒体だと入手に手間がかかるケースもあります。しかし、デジタル版ならわざわざ買いに出かけることなく、すぐに利用が可能です。 また、多くのツールには進捗を記録する機能があり、自分の成長を確認しながらトレーニングできます。ランキング機能や個別に苦手を補う出題で、モチベーションを維持できるのもデジタルならではの魅力です。 料理や運動のような実践型トレーニングと組み合わせつつ、デジタルツールを活用して効率よく脳を鍛えましょう。 ◆オススメの脳トレアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 3.新しいことに挑戦 短期記憶の衰えを予防したい人は、ぜひなにか新しいことに挑戦してみてください。ジャンルは、楽器を習う・外国語を学ぶ・絵を描くなど、なんでも構いません。新しいことに挑戦すると、脳は常に新しい情報を処理しなければならないため、記憶力や集中力が向上します。 でも、さらに重要なのは、新しいことを覚えるために練習を反復する点にあるのです。 神経細胞のつなぎ目にあるシナプスでは、新しい情報に関する信号が伝わりやすいように、新しい受容体をたくさん生産します。この受容体は時間とともに消滅してしまいますが、何回も繰り返し信号をインプットすれば、増えた受容体が固定化してくるのです。 つまり、復習をすれば、神経細胞が強化されて記憶力が向上するわけです。新しく覚えたことを1回でできる人はまずいませんから、必然的に何回も繰り返すようになります。だから、記憶力を改善したい人は、どんどん新しいことに取り組むべきなのです。 最初はなかなかうまくできなくて、イライラすることもあるでしょう。しかし、繰り返し学ぶ過程で、記憶力は必ず向上しています。ぜひ、焦らずいろいろなことに挑戦してみてください。 4.音楽やアートの活用 音楽やアートは、記憶力の向上に非常に効果的な取り組みです。たとえば、楽器を演奏する場合、譜面を覚えたりリズムを感じ取ったり、アレンジを考えたりといった作業が不可欠です。 1曲だけでなく、何曲もこういった作業をおこなわなければならないので、自然と短期記憶やワーキングメモリが鍛えられます。 また、アート活動も記憶力を鍛えるのに役立ちます。絵を描く際には、自分のイメージや構図を、頭のなかに長時間思い描き続けておかなければなりません。頭のなかに明確なイメージが記憶できているからこそ、満足のいく作品をつくり上げることができるのです。 また、音楽やアート活動は、私たちの創造力や集中力、直感力といった、じつにさまざまな認知機能を高めてくれます。自分の思うように取り組めるこういった創作活動は、認知機能改善だけでなく、ストレス解消にも最適です。 記憶力改善だけでなく、生活を豊かにする方法として、ぜひ音楽やアートを活用してみてください。 ◆楽器演奏とアートの脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 楽しく頭を使うオススメの趣味をジャンル別に紹介 5.社会活動への参加 社会活動への参加は、短期記憶を鍛える効果的な方法のひとつです。ボランティア活動や地域のイベントに参加すれば、新しい人と交流する機会が増えます。当然、参加者の顔や名前を記憶しないと失礼に当たるし、会話の内容を忘れてしまえば円滑なコミュニケーションが図れません。 多少の失礼は許される家族や友達と違い、関係性の浅い人との交流には、よい意味での緊張感が生まれます。 さらに、団体でおこなう活動では、業務の割り当てや進行状況を把握するための記憶力も必要になるでしょう。こうした活動を通じて、記憶(とくに短期的な記憶)を使う機会が増えるため、脳が活性化され、記憶力が向上するわけです。 また、短期記憶の司令塔「海馬」は扁桃体と隣接しており、ストレスに非常に弱い器官です。社会活動への参加は、充実感を生み出し、反対にストレスを軽減してくれる効果が期待できます。 仕事や勉強に忙しい人も、ぜひ定期的にこういった社会活動に参加してみることをオススメします。 6.自然との触れ合い 前述の通り、ストレスは短期記憶の大敵です。過剰なストレスを受けると、海馬の細胞の一部が死んでしまうという研究データもあります。短期記憶を強化したいなら、ストレス対策は必須です。 とはいえ、呼吸法・瞑想・趣味など、ストレス対策にはさまざまな種類があります。好みの差はありますが、万人に効果が期待できるという意味で、自然との触れ合いは非常にオススメです。 たとえば、緑豊かな郊外の公園をのんびり散歩すると、気持ちがスーッと落ち着きますよね。これは、フィトンチッドとよばれる森林の揮発性物質が私たちの心に作用するのが、大きな理由です。 実際に、環境省のサイトを見ると、自然の癒し効果の事例が数多く掲載されています。 国立公園における自然の癒し効果の主な事例 森林浴によってNK細胞(ウイルスやガン細胞を攻撃する細胞)が1日27%上昇 副交感神経活動が5倍増加 森林の香りが副交感神経活動を8%アップ コルチゾール(ストレスホルモン)が13%減少 土に触れるとストレス耐性や免疫調整が向上する ※参考: データで見る国立公園の健康効果とは? | 国立公園に、行ってみよう! | 環境省 上記はあくまでも一例です。個人差もありますし、森林よりも海や川が好きな人も多いでしょう。極端な話、癒しの気持ちを感じて脳のストレスを解消できるなら、自宅の庭でも構いません。週に2回を目標に、ぜひ自然と触れ合う時間を確保していきましょう。 ◆自然が脳に与える影響については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳を発達させる9つの方法 7.復習を効率化「スペースド・リピティション」  短期記憶のなかでとくに重要だと脳が判断した情報は、最終的に長期記憶として保存されます。この記憶の移行に問題が生じると、物忘れなどが頻繁に発生しやすくなってくるんですね。 短期記憶から長期記憶へのスムーズな移行には、復習がもっとも重要なポイントになります。なかでも、スペースド・リピティション(間隔学習)は、記憶の効率的な定着に対して、非常に効果が期待できる復習方法です。 間隔学習という名前の通り、復習の間隔の取り方が、この復習法の大きなポイントになります。1回目の復習のあと、同じ間隔で復習を繰り返すのではなく、徐々に復習の間隔を長く設定してください。 1回目:最初の学習後24時間以内 2回目:前回の復習から1週間後 3回目:前回の復習から3週間後 上記はあくまでも一例ですが、とにかく「忘れた頃に記憶を上書きする」のが、スペースド・リピティションをうまく回すコツです。 そういう意味では、フラッシュカードを使ったインプットは、スペースド・リピティションと非常に相性がよいといえます。覚えにくい内容はこまめに復習をして、記憶に残らない内容だけを何回も繰り返す方法に、フラッシュカードは最適です。 ◆オススメも復習間隔については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 長期記憶のシステムを理解して勉強や仕事に活かす方法 8.記憶の引き出しが増える「アクティブリコール」  アクティブリコールは、頭のなかから積極的に記憶を呼び戻す(リコール)ことで、記憶を強化する学習法です。 ただテキストを読むだけだと、インプットした情報は、時間の経過とともにほとんど忘れてしまいます。ところが、テキストを読んだ後にテキストを伏せて、頭のなかだけでその内容を思い出そうとしてみてください。 テキストを読むだけと比べて、記憶の定着度が格段にアップするのに気づくでしょう。これは、うろ覚えのなか、一生懸命記憶を遡ろうとして、脳が強い刺激を受けているから起きる現象です。 読んだだけではすぐに忘れてしまうところを、思い出す作業を繰り返すことで、脳は短期記憶から長期記憶への移行をはじめます。 ほかにも、アクティブリコールには、以下のような作業が挙げられます。 主なアクティブリコール テキストを読み、すぐに問題集を解く 重要なポイントをピックアップしてまとめノートを作成する 覚えた内容を他人に説明する 目次を見て内容を思い出す 短期記憶から長期記憶への移行をスムーズにおこなうためにも、ぜひアクティブリコールを上手に活用してください。 ◆アクティブリコールについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 海馬は記憶の司令塔「海馬と記憶の関係性について」 9.視覚情報を活用したインプット 短期記憶から長期記憶へ移行するには、脳に強いインパクトを与えるのが非常に効果的といわれています。印象の薄いものより、決して忘れない強力な印象を残したものの方が、記憶に深く定着するのは当然ですよね。 視覚情報を活用したインプットを使えば、こういった仕組みを簡単に利用できます。たとえばボルダリングを説明する場合、「壁に突起物があって、そこを掴みながら登っていく競技で……」と言葉で説明すると非常に複雑になってしまいます。 ところが、ボルダリングという名前を知らない人でも、壁を登っている画像や動画を見せれば、一発で理解してもらえるはずです。 人間の脳は視覚的な情報を処理する能力が高く、文章と画像や図表を同時に使用すると、より強く印象に残ります。 とくにあまり馴染みがなく、難易度の高いジャンルの知識を覚えたい場合、グラフやイラストなどが多用されたわかりやすいテキストは非常に有効です。理解に時間をかけなくて済むので、記憶することに脳がリソースを割けます。 もし、ビジュアルのない文字だけの情報を覚えるなら、インプットした内容をマインドマップにまとめるのもオススメです。マインドマップにすると、情報の全体像が簡単に理解できます。関連事項ごとにまとめるので、情報の抜け落ちも防げます。 ◆視覚を活用したインプット法については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 記憶力アップのために知っておきたいコツ 先ほど記憶力を鍛える方法について説明をしました。どれも効果が期待できるものばかりですが、ただ漫然と取り組んでいては効果が半減してしまいます。ここでは、より効率的に記憶力をアップさせるためのコツを6つ紹介していきます。 アウトプットを増やして記憶を定着させる 短期記憶を長期的にしっかりと定着させるためには、アウトプットを意識的に増やすことが大切です。受け取った情報をそのままにしておくだけでは、短期記憶の性質上、すぐに忘れてしまいます。 しかし、インプットした情報を復唱したり、書き出したり、実際に行動に移したりしてみてください。そうすれば、脳が重要な情報と判断して、長期的に保存しようと働き出します。 なかでも、新しく学んだことを人に教える行為は、非常に効果的なアウトプット方法です。「誰かに伝えるつもりで学ぶ」と、自然と要点を整理するようになり、記憶が整理されます。理解していないことは、教えられませんからね。 そのほかにも、以下のような方法でアウトプットが可能です。 要点ノートを作成する ブログやSNSで発信する ディスカッションをする テキストを見ず記憶を頼りに説明する 勉強の際に過去問題集を解くのも、記憶を確認するという意味で、非常に効果的なアウトプットの方法といえます。 「インプットしたら、できるだけ早くアウトプットをする」このルールを徹底できれば、記憶の定着度は飛躍的にアップするでしょう。 ◆インプットの重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶力が悪い人の特徴とは?記憶力改善のアイデアを紹介します 記憶のゴールデンタイムに重要な作業をおこなう 人の記憶力は、いつでも一定なわけではありません。どのような人でも、1日のうちに記憶力の波があるものなのです。だから、記憶力がよく働くタイミングでインプット作業をおこなうと、記憶の定着度は大きく向上します。 オススメは、「記憶のゴールデンタイム」とよばれる時間帯です。記憶のゴールデンタイムは、1日に大きく2回存在します。ひとつは起床後2〜3時間、そして就寝前の1〜2時間です。なかでも、朝のインプットは、記憶の定着に最高の方法になります。 LSBF(ロンドンの有名私立大学)のサイト※を調べてみると、脳は午前10時〜午後2時にもっとも注意力が高まるという記述がありました。さらにより深い学習をおこないたいなら、午前4時から午前7時の時間帯がベストタイムであるとも書かれています。 ひと晩ぐっすり眠り、きちんと朝食を摂った脳は、リフレッシュして元気な状態です。時間と共に脳は少しずつ疲労していくので、元気いっぱいな状態のうちに新しい理論や複雑な概念を学ぶようにすれば、効率よく記憶できます。 ※参考: What is the best time for studying—day or night? | LSBF in Singapore. ◆就寝前のゴールデンタイムについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 長期記憶を意識すれば、勉強の効率は大きくアップする 情報をグループ化して整理する 短期記憶の容量には限りがあり、いちどに覚えられる情報はごくわずかです。しかし、情報を「グループ化」して整理すると、効率よく記憶に残せるようになります。 買い物リストを例に考えてみると、わかりやすいかもしれません。キャベツ・味噌・ラップ・牛乳・鶏むね肉・玉ねぎ・チーズのように、バラバラに書かれていたら覚えるのが大変だし、売り場の移動が増えて非効率です。 これを「野菜」「調味料」「台所用品」「乳製品」のようにカテゴリごとに整理すると、バラバラに覚えるよりもスムーズに記憶できます。さらに、野菜の買い物が終われば野菜に関する情報を覚えておく必要がないので、次のグループの記憶に脳のリソースを回せます。 とはいえ、実際には、このように単純にグループ化できるものばかりとは限りません。私たちを取り巻く状況はもっと複雑に絡み合っていて、グループ化がむずかしいケースも多いものです。 なので、グループ化に慣れていないうちは、必要に応じて図解やマインドマップなどの利用をオススメします。情報を可視化すると、関連性がわかりやすく、グループ化が楽にできるようになるはずです。 ◆マインドマップのメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 頭の中が整理できないのはなぜ?散らかった思考を整理するための4つのアイデア イメージと関連づけて記憶する 人の脳は、 無機質な文字や数字よりも、イメージ(映像)を記憶しやすいという特徴があります。たとえば、「リンゴ」という言葉を見たとき、「リンゴとはバラ科リンゴ属の落葉高木の果実で、上下に窪みがあり、赤い果皮に包まれているものが多い……」などと考えませんよね。 それよりも、頭のなかに赤くて丸い果物を思い浮かべて、その映像をリンゴとしてフワッと理解するでしょう。百聞は一見にしかずということわざ通りのことが、記憶のメカニズムにも当てはまるのです。 この仕組みを活用すると、記憶力を大きく向上できます。たとえば、名前を覚えるのが苦手な人は、名前とその人の特徴やイメージを結びつけると効果的です。 「山田さんは山登りが好きな人」「ブルーの服をよく着る川村さん」など、視覚的な要素と組み合わせることで記憶が定着しやすくなります。(実際の情報と違っていてもOK) また、 ストーリー仕立てにして覚えるのもオススメです。一見無関係な情報をうまくつなげてひとつの物語にすると、ただ記憶するより、忘れにくくなります。 ◆イメージ化が記憶に与える影響については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶力を高める5つの生活習慣と知っておきたいポイントとは メモを活用して空き容量を増やす 短期記憶の容量には限りがあり、いちどにたくさんの情報を覚えようとしても、仕組み的に無理があります。そこで役立つのが「メモ」です。必要な情報をメモしておけば、脳に負担をかけずに情報を管理できるようになります。 たとえば、仕事で受けた指示やアドバイスを頭のなかで保持しようとすれば、覚えておくことに脳のリソースの大半を取られてしまうでしょう。しかし、メモさえしておけば、極端な話、内容を覚えておく必要がありません。確認したければ、メモを見返せばいいだけですので。 私たちが考える以上に、記憶保持の負担は大きいものです。メモは 「第二の脳」のようなものだと考えてください。 すぐに確認できる場所に情報をまとめておけば、「覚えておかなきゃ」というプレッシャーから解放され、脳に余裕が生まれます。結果として、新しい情報をスムーズに吸収でき、短期記憶の効率を大幅に高められるのです。 ◆メモの効能については、コチラの記事でもお読みいただけます メモ術 紙1枚で人生がうまくいくメモ術「神メモ」とは 短時間の昼寝が記憶定着を助ける 午後になると疲れてきて、頭がボーッとするという人には、短時間の昼寝が効果的です。昼寝をすると、脳がリフレッシュされ、記憶力も蘇ります。 昼寝のポイントは、「深く寝すぎないこと」です。30分以上寝てしまうと、脳が深い眠りに入ってしまい、目覚めたあとにぼんやりする「睡眠慣性」が発生しやすくなります。昼寝をする際には、以下のポイントに注意して、逆効果にならないように気をつけてください。 昼寝のベストタイムは13〜15時 15時以降の昼寝を避ける 昼寝の時間は長くても30分以内 ベッドを使わず椅子に座って仮眠を取る 「あれっ、今寝てた?」くらいのごく短い睡眠でも、脳は想像以上にスッキリするものです。時間が取れない場合は、机に突っ伏して5分ほど目を閉じるだけでも効果があります。 ◆昼寝の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を覚醒させる11の方法とは 短期記憶の改善に役立つオススメ脳トレ 前述の通り、脳トレは短期記憶の改善にとって非常に有効なアプローチです。今回は、オススメの脳トレを6つ紹介します。気になる脳トレがあれば、まずはどれかひとつ、チャレンジしてみてください。 ◆そのほかオススメの脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 効果的に脳の体操を取り入れて認知症を予防しよう 間違い探し 2枚の似た画像から違いを見つけるこのシンプルな遊びは、楽しみながら記憶力や集中力を向上させてくれます。かりに7つ間違いがあれば、おそらく4〜5個は比較的簡単に発見できるでしょう。 ところが、多くの間違い探しでは、残りの2〜3個をとても巧妙にカモフラージュしてくるので、全問正解はかなり大変です。目を凝らして比較しても、なかなか違いが見つからないと、段々とイライラしてきます。 でも、正解したら、一気に気分がスッキリしますよね。このこれまで理解できなかったことが理解できた瞬間を、「アハ体験」といいます。著名な脳科学者である茂木健一郎氏が提唱したことで、日本でもアハ体験という概念が一気に広まりました。 アハ体験によって、脳の神経細胞の伝達機能が活発になるといわれています。間違い探しは、アハ体験が気軽にできるオススメの脳トレです。なにをやっていいかわからない人は、まず間違い探しにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 ◆間違い探しについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 楽しく注意力を高める5つの脳トレとアプリを紹介 5秒間記憶チャレンジ 「5秒間記憶チャレンジ」は、短期記憶を鍛えるのに手軽で効果的なトレーニング方法です。具体的には、5秒間だけ表示された画像・文字・数字を記憶し、それを思い出すというシンプルなトレーニングになります。 5秒間記憶チャレンジというゲームが販売されているわけではないので、自分で好きな問題を考えてください。 たとえば、むずかしい英単語を見せて、紙に書き出してもらう。あるいは、絵を見せて特徴を答えてもらう。仲間外れを選ばせるクイズなどもいいかもしれません。 いずれにせよ、5秒間記憶チャレンジを繰り返すと、短時間に重要な点を拾い上げて記憶するプロセスが鍛えられます。 もちろん、本人の熟練度や問題の難易度によって、時間は調整してもらって構いません。ただ、30秒や1分という長い時間になると短期記憶のトレーニングにならないので、長くても10秒までに抑えておきましょう。 バラバラ文字並べ替え 短期記憶を鍛えるなら、「バラバラ文字並べ替え」も非常にオススメです。文字がランダムに配置された単語を正しい順序に並べ替えるトレーニングで、集中力や瞬間的な記憶力の向上に役立ちます。 これも先ほどの5秒間記憶チャレンジと同様、個別のクイズ本が出版されているわけではありません。自分で紙に書いて、家族や友人同士で出題しあえば、ワイワイと楽しめること受け合いです。 ただ、毎回自分で書き出していたら、少々面倒ですよね。その場合は、「瞬読式脳トレアプリ」をオススメします。【判断力アップトレーニング】いう、まさにバラバラ文字並べ替えそのもののゲームが用意されているので、毎回自分で問題を考える手間がかかりません。 1問1秒ペースで、止まらずにポンポンと一定のテンポで進めていくうちに、とにかく思考のスピードがアップしていきます。 なお、瞬読式脳トレアプリには、全部で6つのトレーニングが用意されています。 判断力アップトレーニング 思考力アップトレーニング 発想力アップトレーニング 読解力アップトレーニング 集中力アップトレーニング 記憶力アップトレーニング 記憶力トレーニングは、前述の5秒間記憶チャレンジと同じ形式のクイズなので、このアプリを使えば、効率よく短期記憶のトレーニングが可能です。 自己テスト 記憶力を向上させたい学生や、資格勉強中の社会人にとって、「自己テスト」は本当に役立ってくれます。 やり方は、以下の3つを順番におこなうだけです。 テキストを読んだら閉じる 覚えたい内容について質問する テキストを見ないで答える たとえば宅建で用途地域の勉強をしているなら、「用途地域は全部で何種類あるか?」「各用途地域の違いを説明せよ」といった具合に、自分で問題を出してください。 なにも見ずに答えるためには、頭のなかにしっかりと重要なポイントを刻み込まなければいけません。もちろん、最初は、「うーん、あれなんだっけ……」と頭を悩ませるでしょう。ほんの数十秒前に読んだ内容を思い出せずに、愕然とするかもしれません。 でも、大丈夫です。たとえうろ覚えであっても、覚えた情報を思い出す練習を繰り返すと、記憶の定着度が飛躍的にアップします。 また、自己テストでは、自分の覚えている点と曖昧な点が明確になります。不明な点を重点的に復習すれば、記憶の抜け落ちが減るし、復習の時間が大幅に短縮可能です。時間的に余裕があって、より確実に覚えたい場合は、口頭ではなく、紙に書き出すのも有効です。 いずれにせよ、仕事や勉強で覚えたい知識があるなら、自己テストの活用を強力にオススメします。 新しいレシピを使った料理 ここまで、頭を使った脳トレを中心に紹介してきました。しかし、料理や運動のように、体を使うタイプの脳トレでも、ちょっとした工夫で短期記憶力が大きく向上します。 たとえば、料理なら、ぜひ新しいレシピに挑戦してみてください。いつもつくっている定番料理は、もはやなにも考えずに調理できてしまうでしょう。それでは脳に十分な刺激が与えられず、脳トレの効果は半減してしまいます。 でも、馴染のないレシピに挑戦するとなれば、脳に対する刺激量が一気にアップします。レシピをいちいち確認して、材料や手順を一時的に記憶しながら料理するので、脳のワーキングメモリがフル稼働するんですね。 さらに、新しいレシピでは、普段使わないスパイスや調理法を取り入れることが多く、よい意味で脳が緊張状態を強いられます。「あれ、オレガノは何グラム入れればいいんだっけ?」と短期記憶をしょっちゅう振り返るので、自然と短期記憶が鍛えられるのです。 「今日南インドのスパイスカレーつくるからおいでよ!」と親しい仲を誘えば、より楽しく料理で短期記憶を強化できます。ぜひいろいろな新しいレシピを試してみてください。 ◆料理の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい認知機能ごとにオススメ脳トレーニングを紹介 ジャーナリング 日々の出来事や考えていること、または感じたことをそのままノートに書き出す行為を「ジャーナリング」といいます。書く内容によっては、日記とほぼ変わらないともいえますが、内容に一切制限がないのがジャーナリングの大きな特徴です。 頭のなかにある思考や気持ちを書き出すには、まず頭のなかの情報をきちんと整理しなければなりません。この、ボンヤリとした思考や感情を言葉に落とし込むプロセスが、脳を思い切り刺激してくれるのです。 さらに、なにを書こうか考えるうちに、思考はどんどん広がっていきます。「あー、そういえば、昔こういうこともあったな……」「あのときはどう思っていたんだっけ?」と、過去に溜め込んだ記憶の扉をどんどん開いていく。 このようにジャーナリングには、普段思い出しもしないような、遠い昔の記憶まで引っ張り出してくれる効果があるんですね。 また、心のなかにあるモヤモヤとした思考を明文化するジャーナリングは、ストレスを軽減し、心を落ち着かせてくれます。ストレスは、記憶力や集中力といった脳の認知機能に悪影響を及ぼします。 頭のなかをいつもクリアに保っておくためにも、ぜひジャーナリングを試してみてはいかがでしょうか。 ◆ジャーナリングの効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 潜在能力とは?眠った力を引き出して人生を変える方法 記憶力アップのために磨いておきたい能力について 記憶力を向上させるには、さまざまな能力を総合的に底上げしていく必要があります。具体的にどのような能力をレベルアップしていくべきなのか、今回は6つの能力について説明していきます。 集中力 集中力は、短期記憶を鍛える上で欠かせない、筆頭の能力といえます。短期間で多くの情報を記憶するためには、いかにほかのことに気を取られず、一点に意識を向けられるかがポイントです。 しかし、SNSやゲームといったスマートフォンを介した誘惑を断ち切るのは、相当大変です。仕事や勉強の際には、必ず視界に入らない場所へスマートフォンをしまってください。 スマートフォンをしまったら、やるべきタスクをこまかく決めます。やることと締め切りが明確でないと、気持ちがだれてしまい、集中力は生まれません。 また、作業の時間帯についても、きちんと割り振りを考えておくべきです。人間の脳は、午前中に集中力のピークを迎えます。だから、朝一番にメールチェックのような雑事をするのは、非常にもったいないです。 重要なタスクや勉強は、できるだけ午前中に終わらせましょう。とくに、起床後3時間は、脳のゴールデンタイムです。記憶力が必要とされる資格や受験の勉強は、このゴールデンタイムに集中しておこなうよう強くオススメします。 ◆集中力を鍛えるトレーニング方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 想像力 一見、短期記憶と想像力には、関係性がないように見えます。ところが、想像力は、短期記憶を鍛えるために、かなり重要な役割を果たしています。想像力を膨らませて、覚えた情報を頭のなかでイメージ化できると、より鮮明に記憶に残るからです。 たとえば、英単語を覚える際に、その単語を使った場面を具体的に思い浮かべてみてください。ただ機械的に意味を覚えるより、すんなり頭に入ってくるでしょう。 こういったしくみを活用した記憶法が、ストーリー法(物語法)です。ストーリー法では、覚えたい言葉をそれぞれイメージ化して、そのイメージをつなぎ合わせてひとつのストーリーをつくっていきます。 ひとつのストーリーとして記憶するので、直接関連性のない言葉同士であっても、スムーズに記憶されていくんですね。 もちろん、こういったテクニックを活用するには、普段から想像力を磨いておく必要があります。本を読んだり、知らない人と会話をしたり、想像力が要求されることにぜひ積極的に取り組んでみてください。 ◆想像力を鍛える方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 想像力を鍛える方法オススメ6選!想像力が豊かだと人生は楽になる ◆ストーリー法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ いちどみたら忘れない「瞬間記憶を鍛える7つのトレーニング方法 忍耐力 忍耐力は、短期記憶から長期記憶の移行に欠かせない能力です。短期記憶としてインプットされた情報はすぐに忘れてしまうため、繰り返し反復して、ようやく長期記憶として記憶が定着します。 インプットする情報量や難易度にもよりますが、場合によっては何十回も復習が必要になるかもしれません。もし忍耐力が不足していたら、おそらく途中で嫌になってしまうでしょう。 集中力といっしょに、ぜひ忍耐力の向上にも取り組んでください。忍耐力を養うには、難易度が低めの目標を設定し、小さな達成感を積み重ねるのが効果的です。大きい目標を一気に達成しようとすると、ハードルが高すぎて、途中で挫折してしまいます。 もちろん、目標を下げると、ゴールまでの時間は長くなるでしょう。でも、少しずつ成果を積み重ねていくことで、忍耐力が身につきます。忍耐力は単なる我慢ではなく、自分を成長させる原動力です。頑張って忍耐力を磨いていきましょう。 時間管理能力 時間管理能力は、短期記憶を効率よく鍛えるために欠かせないスキルです。限られた時間のなかで、どれだけ集中して情報を覚えられるかは、時間の使い方次第で大きく変わります。 効率的な時間管理ができれば、学習や作業の質が向上し、無駄なエネルギーを使うことなく記憶に集中できるのです。 まずは、学習や作業のスケジュールを立てて、優先順位を明確にしましょう。前述の通り、記憶力が必要とされる重要な仕事や勉強は、午前中におこなうのがベストです。 重要なことから順番に取り組むクセをつければ、かりに最後まで予定が完了できなくても、ダメージが少なくて済みます。 また、ポモドーロテクニックのような、時間管理法の導入もオススメです。ポモドーロテクニックは、25分間集中して5分休むというサイクルを繰り返す時間管理法です。驚くほど集中力が継続できますので、いちど試してみてはいかがでしょうか。 ◆ポモドーロテクニックについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力が高い人の特徴と集中力を高める方法について 言語能力 言語能力は、短期記憶を向上させる上で、非常に重要な役割を果たしてくれます。私たちは、情報を理解し記憶する際に、言葉を使って整理しています。言語能力が豊かであればあるほど、情報を効率的に整理できるので、自然と記憶の定着率が向上するのです。 たとえば、新しい知識を学ぶとき、知らない用語が数多く出てきますよね。知らない用語を覚えるのは、たしかに大変です。でも、いったん意味さえわかれば、理解するのにそれほど苦労はないはずです。 ところが、基本的な語彙力や表現力がないと、そもそも説明文を正確に理解できません。近年、SNS上での短文のやり取りや、読書量の低下などにより、読解力不足の人が激増しています。インプットした文章を正確に理解できなければ、いくら覚えようとしても、記憶に残るわけがないのです。 言語能力の改善には、ジャーナリングや読書をオススメします。言語能力に不安があるなら、できるだけ早く改善に取り組んでください。 ◆ジャーナリングのメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を覚醒させる11の方法とは ◆読書のメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるなら読書がオススメ!読書の効果と効果的な読書法 論理的思考力 論理的思考も、記憶力向上のために、ぜひ身につけたいスキルです。インプットした情報の因果関係や構造をしっかり理解できると、記憶の定着が格段にスムーズになります。 逆に「イマイチ意味がわかりにくいな」と感じてしまえば、その情報の重要性がわからず、素直に受け入れられません。 現代は、情報が氾濫している時代です。明確なエビデンスのない情報が、あちこちに飛び回っています。論理的思考力が不足していると、こういった不正確な情報に騙されてしまいかねません。 論理的思考が身につけば、感情や偏った価値観にとらわれずに、物事を判断できるようになります。そうやって、きちんと情報の質を判断できるから、脳も安心して記憶に保存しようと働き出すのです。 論理的思考を鍛えたい人は、ぜひ演繹法や帰納法といった論理的思考の手法を学んでみてはいかがでしょうか。 まとめ 本文中でもお伝えしたように、短期記憶は日常生活に必要な基礎となるべき能力です。短期記憶が衰えると、会話や読み書きにも支障が出てしまいます。 いつまでも記憶力を維持していくためにも、今回紹介した日常生活の改善や短期記憶の改善方法にぜひ取り組んでみてください。 ### シリーズ10冊目 10秒間こども瞬読ドリル 発売決定! シリーズ10冊目の記念すべき書籍が、ダイヤモンド社より発売になります。 『見るだけで脳がよくなる 10秒間こども瞬読ドリル』 amazonでご購入いただくと、特典をプレゼント! ※Amazon限定 購入特典!※ ダウンロード特典:1問1秒でできるかな?「言葉さがし/超言葉さがしEX」全20問 書籍購入者限定イベントも開催いたします。 イベントお申込はこちら https://trainer.syundoku.jp/book-kodomosyundoku/#event 『見るだけで脳がよくなる 10秒間こども瞬読ドリル』 ベストセラー『1分間瞬読ドリル』― 圧倒的なスピードで本を読むことができ、読んだ内容が深く記憶に定着する「瞬読」を用いた脳トレドリルの「こども版」です。 1問1秒で答えていき、10秒でゴール!! ゆっくり考えれば答えられるレベルの問題を、瞬時に対応するので脳がすばやく反応。 「記憶力」「集中力」「発想力」が、短時間でめきめきアップします! こどもにも「脳がよくなる」要素が満載! 自分の子どもはもちろん自分の親御様との団欒にもお役に立てます。 このドリルが笑顔溢れる場を作る一助となりますと幸いです。 ### 夏季休業のご案内   平素は格別のご愛顧くださり心より御礼申し上げます。 誠に恐縮ながら、弊社では下記の期間を夏季休業とさせていただきます。 夏季休業について 【休業期間】 2024年8月12日(月)~8月15日(木):休業 【業務再開】 2024年8月16日(金) より通常通り営業いたします。 夏季休業中のお問い合わせにつきましては、メールにてご連絡ください。 2営業日以内にご返信させていただきます。 皆様にはご不便をおかけいたしますが 何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.118】東京都 川中絵理子さん(50代)ダンス講師   どんなお仕事や活動をされていますか? ダンス講師として、フラダンスを教えています。   瞬読を始めようと思ったきっかけは? SNSで山中恵美子さんのお話しを聞き、 「本を速く読めたら時間短縮ができて、もっとたくさんの本を読むことができそう!」 そして、「脳の瞬発力が良くなりそう!」と思ったからです。   「30日間集中レッスン」瞬読を始めて変わったことは? 【1】本を読むスピードで変わったこと 2023年の夏、約1ヶ月間コーチが伴走し、集中して瞬読トレーニングを行う「30日間集中レッスン」を受講しました。 瞬読習得、さらなるレベルアップを目指すために、コーチの方が一人一人に合わせた、きめ細やかなレッスンをしていただきました。 1ヶ月、という期限が決まっているので、集中してトレーニングができました。 また、コーチのサポートによる継続したトレーニングの結果、自分でも読むのが速くなったことが実感できて、自信がつきました。 レッスン前は、約1200文字/分(1冊約1時間程度)でしたが、レッスン終了後は約9400文字/分(1冊約8分程度)と大幅に速くなりました。 また、仕事で書類に目を通す時に、読むスピードが速くなった実感を得ています。 【2】プライベート、趣味などで変わったこと: ビジネス書などの本は、瞬読を始める以前よりも速く読めるようになりました。 瞬読を始める前まで完璧主義だったので、完璧じゃなくていいんだ、というマインドセットにもつながりました。   瞬読はどんな方におすすめですか? 未来ある子どもたち。 私には、高校生の子どもがいます。 親の言うことはもう聞かない年頃なので、小学生のうちに瞬読を知っていたら、と…(苦笑) 学校の授業などで、思春期の子どもたち向けに、何か瞬読を取り組めるきっかけがあればいいのになと思います。 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.117】カナダバンクーバー在外邦人 岩下ジャクリンさん(50代)   どんなお仕事や活動をされていますか? 経理会計税務フリーランサー 日英英日翻訳通訳フリーランサー ヨガセラピスト (30代半ばでヨガを始め、40代半ばで指導者資格を取りました。)   瞬読を始めようと思ったきっかけは? 「瞬読」の広告を見て「パラパラ読みが出来るようになりたい!」と思ったのがきっかけです。   瞬読を始めて変わったことは? 本を読むスピードが、2か月で8倍に! トレーニング開始当時の読書スピードは、1分間で1000文字程度(300ページの本で約2時間30分程度)でした。 その後2ヶ月目で、1分間8000文字、6ヶ月には18,900文字(300ページの本で約8分程度)と、格段に読書スピードが上がっていきました。 また、速く本を読めるだけでなく、読んだ本の内容が覚えられているので、本で得る知識が圧倒的に増えました。 会計の仕事柄、いろんな桁数の数字を扱います。 瞬読を始める前と比較すると、桁数の多い数字を一瞬で見て、覚えられるようになりました。嬉しい副産物です(笑)   瞬読はどんな方におすすめですか? まだ脳が柔らかい子どもたちにおすすめです! 瞬読が義務教育の一環になればいいな、と思います。 ある程度年齢を重ねた人でも、瞬読で成長し、前進することができます。 瞬読のトレーニングシステムは、24時間どこでもトレーニングができます。 私のようにカナダ在住でも、好きな時間に好きなタイミングでトレーニングできることが魅力です。 瞬読に少しでも興味があるなら、早く始めたほうが、早く成長できます。 また、2024年4月13日に、私の初めての書籍が発行されました。 日常の「ながら」を通じて、自分で守る健康な身体づくりがテーマです! 『今だからこそ知ってほしい!50歳を過ぎても始められる転ばぬ先のながらヨガ Kindle版』 ### 集中力が高い人の特徴と集中力を高める方法について 集中力が高い人は、効率よく仕事や勉強を進められるので、他人よりも高い成果を上げています。しかし、多くの人は集中力の持続がむずかしく、思うようなパフォーマンスを出せずに悩んでいるものです。 当記事では、集中力が高い人の特徴を明らかにし、多くの人の集中力がなぜ続かないのか、その原因を探ります。そして、集中力を高めるための実践的なアドバイスもご紹介していきます。 最後まで当記事を読んでいただければ、きっとあなたの集中力は大きくレベルアップするはずです。 集中力が高い人3つの特徴とは 集中力をアップするなら、集中力が高い人の真似をするのが一番です。今回は、集中力が高い人の特徴を3つピックアップして解説します。 目標から逆算して計画を作成している 集中力の高い人がもつ特徴のひとつに、優れた計画立案能力が挙げられます。資格や受験勉強に取り組むことになれば、必要な勉強量をこまかく分割して、日々の計画にきちんと落とし込みます。 時間管理のうまい人は目標から逆算して、1年→半年→1か月→1週間→1日と、こまかくスケジュールを立てていくんですね。いわゆる「逆算思考」です。 反対に計画立案能力が不足している人は、思考が積み上げになっています。少しずつ勉強すればいつか目標に届くだろうという考えだから、どうしても目標到達の時期が予定よりずれ込みがちです。 だって、計画を立てている時点で、いつまでにどのくらい勉強が進めば、期日までに目標達成できるかが曖昧なのですから。積み上げ思考を一概に悪いとは言いませんが、計画修正のむずかしさが、大きなマイナスポイントといえます。 作業環境をしっかりと整備している 集中力が高い人のもうひとつの特徴は、作業環境をしっかり整備していることです。たとえば、勉強するときに机の上が散らかっていると、それだけで気が散ってしまいますよね。 ある人の本を読んだ際に、作業環境が成果に大きな影響を与えるという興味深い考察が、書かれていました。 「机周りが汚くても成果を出している人は数多くいる。でも、そういう人は、気づけば第一線から消えていることが多い。おそらく、毎回モノを探すといった本来不要な作業に意識と時間を取られてしまい、年齢を重ねるごとにパフォーマンスが落ちてしまうのだろう」 個人的に、これは非常に共感できる意見です。たかがモノと思うかもしれませんが、乱雑に置かれたモノが視界に入るたびに「あー、片づけなきゃ……」と、集中力が分断されてしまいます。 また、集中力の高い人は、整理整頓だけでなく、照明・温度・騒音などについても、快適に作業ができるように配慮しているものです。座っての作業が多い人なら、椅子のチョイスも重要になってくるでしょう。 もし今あなたが集中力に問題を抱えているなら、まずは作業環境の見直しからはじめてみてください。 メンタルマネジメントがうまい 集中力が高い人は、総じてメンタルマネジメントに長けています。ビジネスパーソンなら、大規模なプレゼンを控えて緊張のあまり頭が真っ白になってしまったといった経験を、一度や二度したことがあるでしょう。 どれだけプレゼン慣れした人でも、大なり小なり緊張するものです。でも、緊張を和らげてすぐに集中できるテクニックを、こういう人はきちんと身につけています。だから、ここ一番というチャンスを逃さず、しっかりと成果を手にできるのです。 メンタルマネジメントに自信のない人には、マインドフルネス瞑想をオススメします。マインドフルネス瞑想とは、今この瞬間にフォーカスする瞑想法のひとつです。 過去の失敗や未来への不安ではなく、今できることに集中することで、あなたのパフォーマンスは大きく向上するでしょう。 ◆マインドフルネス瞑想については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 頭の中が整理できないのはなぜ?散らかった思考を整理するための4つのアイデア 集中力が続かない原因 集中力を改善するには、まず集中力が続かない原因をきちんと理解しておかなければなりません。この章では、集中力が続かない主な原因を4つ解説していきます。 睡眠不足や乱れた食生活による体調不良 集中力が続かない原因のひとつに、睡眠不足や乱れた食生活による体調不良が考えられます。いくら年齢が若くても、徹夜の翌日は眠くてボーッとする時間が必ずあるはずです。 徹夜までいかなくても、睡眠時間が日常的に7時間を切る状況が続けば、脳のパフォーマンスは大きく低下します。まずはこういった状況を、できるだけ減らしていきましょう。 また、食生活も集中力に大きな影響を与えます。朝ごはんを抜いたり、ジャンクフードばかり食べたりしていると、脳は本来の集中力を発揮できません。とくに、成長過程にある未成年者は、できるだけ朝ごはんをしっかりと食べていただきたいところです。 最近は、糖質制限が流行っていますが、これも極端すぎると脳に悪影響をおよぼす可能性があります。なんといっても、脳の主な栄養源は、ブドウ糖です。 三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)をバランスよく食べ、脳の円滑な働きに不可欠な微量栄養素(鉄分や亜鉛など)も積極的に摂るように心がけましょう。 ◆生活習慣と脳の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 基本的な筋力や体力の不足 基本的な筋力や体力の不足も、集中力が続かない大きな原因のひとつです。体が疲れやすいと、どうしても集中力が持続しにくくなります。たとえば、長時間会社のデスクに座っていると腰が痛くなったり、少し歩いただけで疲れてしまったりすることはありませんか? こういった症状が頻繁に発生する場合、基本的な筋力や体力が不足している可能性が高いです。 もし現在、ほとんど運動していないなら、今こそ運動に取り組むべき時期だと思ってください。もちろん、いきなりジョギングや激しい筋トレはNGです。すぐに嫌になってしまうだろうし、なによりも筋肉や関節を痛めてしまいます。 まずは、軽いストレッチや散歩からスタートしましょう。最終的に筋トレに取り組むべきですが、それは体を動かすことに慣れてからで十分です。 そうやって体力と筋力がついてくれば、自然と集中力もアップします。大切なのは、適度な運動を長期間継続すること。ぜひ、無理のない範囲で、運動にチャレンジしてみてください。 ◆運動を無理なく継続するポイントについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 高齢者にオススメ!自宅で簡単にできる脳トレ運動10選 日常生活で抱えるストレスや不安 集中力が続かない原因のひとつに、日常生活で抱えるストレスや不安があります。たとえば、営業成績へのプレッシャー・人間関係の悩み・将来への不安など、年齢を問わず、どんな人にも少なからずこういった感情があるはずです。 考えればすぐわかることですが、こういったマイナスの感情を抱えていたら、仕事や勉強に集中できるわけがありません。根本的な解決はすぐにできないとしても、最低限心が病んでしまわないためのケアは、こまめに施す必要があります。 すぐにでも確保していただきたいのが、トラブルの種からできるだけ距離を置き、リラックスできる時間です。たとえ職場の人間関係で嫌なことがあっても、趣味に没頭したり、好きな音楽を聴いたり、気の合う友達と食事をしたりできれば、なんとか心のバランスを保てるでしょう。 思い切って自然のなかに出かけてみるのもオススメです。環境省のサイト※を見ると、「自然のなかで20〜30分過ごすのが、ストレスホルモンであるコルチゾールの減少にもっとも効果的」というミシガン大学の研究データが掲載されています。 そのほか、専門のカウンセラーに相談する方法もあるので、ストレスに耐えきれなくなる前に、必ずなんらかの対策をおこなってください。 ※参考: データで見る国立公園の健康効果とは? | 国立公園に、行ってみよう! | 環境省 周辺環境の影響 集中力が続かない原因として、周辺環境の影響も無視できません。たとえば、勉強しているときに家族の話し声やテレビの音がガンガン聞こえてきたら、どうしても気が散ってしまいますよね。 集中力を高めたいなら、まずは集中できる環境を整えることです。勉強するからテレビのボリュームを下げてもらう。それが無理なら、耳栓をするとか、静かな図書館で勉強すればいいのです。 また、乱雑な部屋も集中力を大きく妨害します。「あれ?ペンはどこに置いたっけ?」とモノを探すたびに、集中力が途切れてしまいます。散らかった部屋を見ると、人間は無意識で「片づけなきゃ……」と考えるものです。 さらに、スマートフォンが机に措いてあったら、チラッと入るたびSNSやゲームが気になり、集中力は限りなくゼロに近い状態になってしまうでしょう。 集中力を高めるための具体的な方法 集中力の高い人は、自分なりのルールを決めて厳しく守っています。ルールがないと、ズルズルと集中力を失ってしまうのが、自分でもよくわかっているからです。最後にこの章では、集中力の高い人がおこなっている「集中力を高めるための具体的な方法」を4つご紹介します。 集中力がダウンする前に短い休憩をはさむ 何時間も同じ作業を続けていたら、誰だって集中力がなくなってきます。集中力を維持するためには、こまめに短い休憩をはさみましょう。 とはいえ、ある程度休憩に入るタイミングを決めておかないと、結局ダラダラと作業を続けてしまいます。そういった事態を防ぐには、ポモドーロテクニックがオススメです。 ポモドーロテクニックでは、25分間作業をして5分間休憩というのがワンセットです。このセットをひたすら繰り返していくのですが、1回の作業時間がわずか25分間なので、飽きる前に休憩が来ます。だから、集中力が途切れずに、集中したまま作業に取り組めるのです。 ただし、休憩時間がきたら、必ず作業をストップしてください。このルールを破ってしまうと、短時間だから頑張ろうという意識が薄くなり、ポモドーロテクニックをおこなう意味がなくなってしまいます。 もちろん、25分で作業を中断するのが非効率と感じる人もいるでしょう。そういった元々集中力のある人は、45分や1時間など、自分に最適な作業時間にアレンジしてもらって構いません。 ◆ポモドーロテクニックのオススメアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう タスクごとのゴールを明確にしておく 目標が明確でないと、どうしても集中力が続きません。どこまでやったら終わりなのか、先が見えないからです。逆を言えば、やるべきタスクのゴールが決まっていれば、集中しやすいことになります。 たとえば、「英語の勉強をする」という漠然とした目標よりも、「英単語帳を10ページ覚える」という具体的な目標の方が、やるべきことは明確ですよね。10ページ進めば終わりとわかっていれば、頑張って早く終わらせようと集中する気持ちが出てきます。 ただ問題なのは、現代人は非常に忙しく、やるべきことがたくさんありすぎるということです。勉強を例に取っても、数学だけ勉強すればよいわけではなく、英語や国語、歴史と学ぶべき教科が何種類もあります。 やるべきことをすべて期限内に完了するためには、やるべきタスクをリスト化して、目標から逆算した学習計画を長期的にバランスよく落とし込む必要があるのです。 そうやって、日々やるべきことが明確になっていれば、余計なことを考えずに、その計画をクリアすることだけに集中できます。 もちろん、いきなり独力で計画を立てるのは大変です。より精度の高い計画を作成できるように、まずは先生やすでに結果を出している先輩に相談してみるのをオススメします。 マルチタスクをしない マルチタスクとは、文字通り、複数のタスクの同時進行を指します。集中力を高めるためには、できるだけマルチタスクを避けてください。とはいえ、説明を聞きながらメモを取るといったように、社会人であればマルチタスクをせざるを得ないケースも少なくないでしょう。 そういった場合でも、やはりマルチタスクは最小限に抑えるべきです。なぜならば、ほかのタスクが気になって、もう片方のタスクがおろそかになってしまうからです。 それよりも「◯時までは資料作り、そのあと1時間でアポイントを2件取る」といった具合に、しっかりとスケジューリングをして、ひとつのタスクに集中した方がよい結果を生みやすいと思います。 まずは、自分の裁量で決められる範囲で構いません。ひとつのタスクに集中して、とにかく仕事のクオリティを高める意識をもちましょう。 作業前にデジタルデトックスを徹底する 正直言って、集中力を高めるには、このデジタルデトックスがもっとも効果が高いと思います。現代社会において、もはやスマートフォンやパソコンは必需品です。こういったデジタルデバイスの発展のおかげで、私たちはどこにいても効率的に仕事ができるようになりました。 ただし、デジタルデバイス(とくにスマートフォン)は、便利であるがゆえに、誘惑も多い両刃の剣です。ふと手にしたスマートフォンでSNSを見ていたら、いつの間にか1時間がすぎていたなんて経験は誰でもしたことがあるでしょう。 仕事や勉強に集中したいときは、スマートフォンをオフにすることを強くオススメします。そして、机の上ではなく、カバンのなかなどにしまい、視界に入らないようにしてください。 大げさなようですが、それくらいスマートフォンの誘惑には中毒性があるのです。もちろん、会社員が仕事中にデジタルデバイスの電源を切るわけにはいかないでしょう。その場合でも、仕事に関係のない通知は完全にオフにするなどして、集中力が途切れないように頑張ってみてください。 ◆スマートフォンとの付き合い方については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ うまく頭が働かないのはどうして?脳の働きを阻害する原因と簡単な対策大公開! まとめ 集中力を高めたいなら、集中力の高い人と同じことをするのが一番早いし、かつ確実です。今回の記事では、集中力が高い人の特徴や集中力が続かない原因を、しっかりとお伝えしました。 集中力が続かない原因を解消する努力をしつつ、最後に紹介した集中力を高めるための具体的な方法に取り組んでみてください。そうすれば、必ず今よりも集中力はアップします。 ### 集中力が続かない人のために!集中力を高める8つの対策 仕事や勉強に集中しようと思っても、すぐに気が散ってしまう経験はありませんか?集中力が続かない原因は、生活習慣や環境、心理的な要因などさまざまです。 この記事では、集中力が続かない原因を詳しく解説し、具体的な対策法を8つ紹介します。これらの対策をうまく取り入れられれば、集中力が続かないという悩みを大幅に改善できるはずです。ぜひ参考にしていただいて、毎日のパフォーマンスを爆アゲしていきましょう! 集中力が続かない原因とは? 集中力を改善するには、まず集中力が続かない原因をしっかりと押さえておく必要があります。ここでは、集中力が続かない主な原因を4つ解説します。 睡眠不足など生活習慣の乱れ 睡眠不足に代表される生活習慣の乱れは、集中力を削ぐ大きな原因のひとつです。たとえば、動画が面白くて夜更かししてしまったら、翌日頭がぼんやりしてしまいませんか。 これは、睡眠不足により脳が十分な休息を取れていないため、引き起こされる現象です。寝不足でボーッとしていたら、集中力が出るわけありませんよね。 また、栄養バランスの取れた食事も大切です。朝ごはんを抜いて学校や職場にいくと、お腹が空いて集中できないという人も多いと思います。 食事の回数には諸説ありますが、少なくとも体と脳の成長過程にある未成年者は、朝ごはんを食べて、脳に必要な栄養をしっかりと供給してあげるべきです。 同様に、運動不足も集中力を欠く大きな要因となり得ます。机に座って勉強するにしても、一定時間座位を維持できる体幹の筋力が必要です。こうした筋力が衰えると、じっと座っていられず、すぐに寝っ転がってしまいます。 このように、集中力のベースには正しい生活習慣が必要です。後述する改善法で、しっかりと健康管理をおこなっていきましょう。 乱雑な部屋に代表される環境的要因 乱雑な部屋で仕事や勉強をすると、集中力が続きません。散らかったものが視界に入り、意識があちこちにもっていかれてしまいます。なかでもスマートフォンは要注意です。スマートフォンは、SNS、動画視聴など、楽しいことがなんでもできる魔法の機械です。 だから、たとえ電源が切ってあっても、机の上のスマートフォンが視界に入っただけで、集中力はリセットされてしまいます。集中したいときには、スマートフォンを必ず目に見えない場所へしまってください。 また、作業をする場所がうるさいと、雑音に気を取られてしまいます。自宅や仕事場で集中できる環境がつくれないなら、静かなカフェや図書館を活用するのもひとつの方法です。 さらに、部屋の明るさや温度も、集中力と大きな関係があります。暗すぎず明るすぎず、室温20〜25℃、湿度50%前後を目安にして、作業効率をアップさせましょう。(室温や湿度については、季節や場所によって異なります) ストレスやプレッシャーといった心理的要因 ストレスやプレッシャーが溜まると、どうしても集中力を保つのはむずかしくなります。たとえば、テスト前に「いい点を取らなきゃ」と強く思いすぎると、ガチガチになって勉強に集中できなくなることってありませんか? また、友達や家族との関係に問題があると、その問題が心に重くのしかかって、とても集中などできないですよね。このように、マイナスの心理的要因は、集中力を著しく阻害します。 そのようなときは、とにかく心を落ち着けるのが大切です。問題の根本的な解決には、通常時間がかかります。深呼吸や瞑想、好きな音楽を聴くなど、上手な気分転換の方法を見つけましょう。 また、誰かに悩みを話すだけでも、気持ちが軽くなるものです。親や友達、信頼できる先生や上司に思い切って相談してみるのもよいかもしれません。 作業のやりすぎや難易度設定のミス 勉強や作業をやりすぎると、集中力が続かなくなります。いくら気分が乗っていても、休憩を取らずに何時間も勉強し続ければ、いつか集中力は切れてしまうでしょう。そして無理をしていったん切れた集中力を取り戻すのは、非常に困難です。 1日だけならともかく、毎日作業を継続するなら、無理は禁物です。少なくとも1時間に1回は短い休憩を挟み、集中力をうまくコントロールしてください。 また、勉強の難易度が高すぎると、まったく歯が立たず、モチベーションが萎えてしまいます。難易度設定のミスが原因で集中力が途切れてしまった場合は、難易度設定をやり直すしかありません。 もう少し簡単なレベルからリスタートすれば、達成感を得やすいので、挫折が減ります。ただし、あまりにも簡単すぎると、退屈になってきて集中力を失いやすいです。この点は、実際に難易度を調整しながら、集中力を保てる最適なペースを見つけていくしかありません。 集中力が続かないとこんなデメリットが…… 「集中力が続かないと悪い影響がある」というのは、ほとんどの人が知っています。しかし、具体的にどのような不都合が生じるかまでは、把握していない人が多いのではないでしょうか。集中力改善に取り組む前に、集中力が続かないことによるデメリットをしっかりと押さえておきましょう。 作業効率が著しく低下する 個人差はありますが、集中力が続かないと、通常作業効率は大きく低下するものです。集中できればあっという間に終わる作業なのに、ダラダラやっているため、倍近くの時間がかかってしまうこともザラにあります。 そして集中力が切れると、漫画を読んだり、SNSを確認したりして、やるべき作業からつい現実逃避をしてしまいがちです。でも多くの人は、作業を中断しても、すぐ作業に戻れば問題ないと軽く考えています。 ところが実際には、いったん作業を離れてしまうと、また作業へ戻るまでに数十分単位の時間が必要です。カリフォルニア大学Gloria Mark教授のインタビュー※では、途中で中断された作業の82%が、作業再開までに約23分かかっているという研究データについて言及していました。 仕事に関するデータなので23分で済んでいますが、自宅でSNSや漫画を読みだしたら、おそらく軽く1時間近く作業が中断してしまうのではないでしょうか。 ※参考: Worker, Interrupted: The Cost of Task Switching - Fast Company こまかいミスが増える 集中力が続かないと、どうしてもこまかいミスが増えることは避けられません。とくに、仕事や勉強で同じ作業を繰り返していると、途中で飽きてしまい、誤字や計算ミスといった些細なミスを見逃しやすくなります。 こうしたミスは、一つひとつが小さいので、あまり気にせず放置している人も多いです。しかし、小さいミスも積み重なると、影響はそれなりに大きくなります。 たとえば、仕事の見積書の数字が間違っていたり、顧客へのメールに重要な情報を書き忘れたりしたら、大きなトラブルに発展する可能性もあります。こういったことが続けば、周囲から段々信頼されなくなってしまうでしょう。 そこまで大事にならないとしても、ミスが増えれば、修正も増えます。当然仕事の効率は悪くなり、「大事な仕事は任せられないな……」と会社から判断されてしまうかもしれません。 焦りやストレスを感じることが増える 集中力が続かないと、作業が思うように進まず、焦りやストレスを感じることが増えます。期限が迫っているにもかかわらず、集中力不足でタスクが進まないので、プレッシャーで余計に集中力が低下します。 そして、焦りやストレスからミスが増え、ますます時間が足りなくなる。こうなると冷静な判断などできなくなっているので、よい解決策も思いつきません。いったんこの悪循環に入ってしまうと、もう抜け出すのは大変です。 こういった状況を打破するには、適度な休憩や適切なストレス対策が必要です。のちほど休憩法やストレス対策を紹介していくので、ぜひ参考にしてください。 また場合によっては、第三者に相談することも考えなければなりません。このままでは厳しいなと思ったら、傷が浅いうちに同僚や上司に相談して、適切なサポートを受けるようにしてください。 自信喪失により対人関係にも影響が出る 集中力が続かず、仕事や勉強でうまく結果を出せないことが続くと、どんどん自信を失っていきます。自信がなくなると、どうしても他者とのコミュニケーションに悪い影響が出てくるものです。 たとえば、集中力の低下によってミスが増え、同僚から何度も指摘されたとしましょう。ミスが続いていることは自分でもよくわかっているので、自己評価が大きく下がります。 自己評価が下がると、どうしても卑屈な気持ちになってしまい、段々他人とうまく付き合えなくなってくるんですね。ときには、他者の意見や評価に対して必要以上に自己防衛的な態度を取ってしまい、周囲から距離を置かれてしまうこともあるでしょう。 こういった状況へ陥らないようにするには、小さな成功体験を積み重ね、少しずつ集中力を取り戻すのが一番です。そうやって自信を取り戻していけば、必ず対人関係にもよい影響が生まれます。 周囲からの評価が下がってしまう 集中力が続かずに作業の質や効率が下がれば、よい結果を出せず、周囲からの評価も下がってしまう可能性が高いです。 たとえば、ぼーっとして会議中に話を聞き逃したり、重要な仕事でのミスが重なったりすれば、上司から「アイツにはしばらく重要な仕事は任せられない」と判断されてしまうでしょう。 上司も人間ですから、たとえ多少結果の伴わない時期があっても、一生懸命動いていれば、ある程度目をつぶってくれるはずです。しかし、明らかに集中力を欠いて、努力していないように見られてしまえば、かばってもらえません。 こういった状況が続けば、昇進やプロジェクト参加のチャンスが減ってしまい、今後のキャリアに悪影響をおよぼします。自身の評価を下げないためには、集中力をもって仕事に取り組み、やはり結果を出していくしかないのです。 そのためにも、集中力の改善方法を知り、しっかりと実践していくことが非常に重要になってきます。 集中力アップに有効な対策法を8つ紹介 集中力の続かない原因がわかったところで、今度は集中力アップに有効な対策法を8つ紹介していきます。もちろん、8つの方法すべてに取り組む必要はありません。まずはどれかひとつ選んで、効果のほどをご自身で試してみてください。 目標を設定する 集中力を維持するためには、具体的な目標の設定がマストです。目標が決まっていないと、なにから手をつけるべきか迷い、結果として集中力が途切れやすくなります。 目標は大きすぎると途中で挫折しやすいので、短期的かつ達成可能な小さな目標を設定するのがポイントです。(小さな目標は、計画といった方が正確かもしれません) たとえば、公認会計士を目指して勉強をスタートする状況を考えてみましょう。公認会計士試験の合格という目標しかないと、目標が大きすぎて行動に移せません。 試験の合格から逆算して、それまでになにをどのくらい勉強すればいいのか、月・週・日単位にどんどん細分化していきます。 最終的には、「◯月◯日の20〜22時までに財務会計論第1章を終わらせる」というレベルにまで目標を落とし込めれば理想です。 もちろん、こういった小さい目標は必ずズレが生じます。ズレが生じた際には、最低でも1週間単位でこまかく修正をしてください。そうすれば、目標未達成への焦りによる集中力の低下はほとんど起こらないはずです。 タスク管理でやるべきことを明確にする 集中力を高めて作業の効率化を図りたいなら、タスク管理は不可欠になります。タスク管理とは、期限・優先順位などを考慮して、ピックアップしたやるべき作業(タスク)を整理するスケジュール管理法です。 タスク管理には、大きく以下のメリットがあります。 タスク管理の主なメリット 作業の全体像を把握しやすい やるべき作業が明確になる 作業の抜けがなくなる 作業の遅れがなくなる ほかの作業との調整がやりやすい タスク管理をおこなうと、やるべきことが可視化されます。頭のなかだけでやることを考えていると、内容を覚えておくことに脳のリソースが取られてしまい、肝心の作業に集中できません。 また、いくら頭で考えても、必ず漏れが出てしまいます。その点、タスクを書き出してあらかじめ優先順位を決めておけば、あとはただひたすら順番通りに作業を進めていくだけでOKです。 もし今までタスク管理をやっていないのであれば、タスク管理アプリの活用をオススメします。手書きとは違い、タスクの追加や削除、変更が非常に簡単です。カレンダーにも自動で反映され、事前にアラームでタスクを告知してくれるので、余計なことを考えずひたすら作業に集中できます。 ポモドーロテクニックに沿って作業を進める 集中力を高める方法として、個人的にポモドーロテクニックを非常にオススメしています。ポモドーロテクニックとは、25分間の作業時間と5分間の休憩をワンセットとした時間管理術です。(25分を1ポモドーロと呼び、4ポモドーロごとに15分の大休憩を取る) この方法のよいところは、1回あたりの作業時間が短いので、やる気を維持しやすくなるところにあります。少し気持ちがダレてきても、「あと25分だけ頑張ろう」と思うと、気持ちが楽になりませんか? 25分間だけ乗り切れば、短い休憩があるので、リフレッシュして次の25分に集中しやすくなります。 また、ポモドーロテクニックは、作業の進捗が実感しやすいのも大きなメリットです。アプリを使えば、その日に何ポモドーロ作業をおこなったかが、ひと目で確認できます。 ポモドーロテクニックは、タイマー(もしくはアプリ)さえあれば、誰でも簡単にはじめられるテクニックです。うまく活用できれば、効率よく集中力を持続させるための強力なツールになってくれるでしょう。 ◆ポモドーロテクニックのメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 集中力は15分しか保てないって本当?速読で集中力を高める4つのポイント スペースド・リピティションで気分をリフレッシュ スペースド・リピティション(分散学習)は、一定の間隔を空けて復習する方法で、集中力の維持と向上に非常に効果的です。 同じ内容を一気にまとめて学習する方が、一般的には有効だと思われています。しかし、集中学習はどうしても詰め込みになりやすく、時間の経過とともに、せっかく覚えた知識がボロボロと頭からこぼれ落ちていきます。 一方、少しずつ時間をかけて繰り返し復習した情報は、通常より長期記憶に定着しやすいです。しかも1回あたりにかかる学習の負担が少ないので、疲労感や飽きを感じにくいというメリットもあります。 これまでスペースド・リピティションを知らなかった人は、壁のペンキ塗りをイメージするとわかりやすいかもしれません。1回塗っただけではムラがあっても、2回3回とこまめに塗れば、最終的にキレイなムラのない壁に仕上がります。 知識のインプットも、これとまったく同じです。1回では覚えきれない内容を、繰り返しインプットして、抜けをつぶしていきます。いったん知識のインプットが完成すれば、今度はなかなか忘れません。 どうせ復習をするなら、スペースド・リピティションを上手に取り入れて、効率よく学習していきましょう。 ◆スペースド・リピティションについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ きっと人生が変わる「思考停止改善6つの方法」 集中力改善のための脳トレに取り組む 集中力を改善するためには、脳を鍛えるトレーニングに取り組むのもよい考えです。脳トレが脳に与える影響については、正直まだ未知数な側面があります。でも、脳トレによって脳機能が活発になったという研究結果は数多く存在しますので、取り組んでも決して損はありません。 集中力改善が目的なので、まずは集中力アップが期待できる脳トレから取り組むのがオススメです。集中力改善の代表的な脳トレとして、間違い探しゲーム・迷路ゲーム・引っかけ問題などがあります。 たとえば、間違い探しは、非常によく似た2枚の絵(写真)を見比べて、違いを探すゲームです。すぐに見つかるような簡単な間違いと一緒に、むずかしい間違いが混在しています。 じっくり見てもわからないように、うまくカモフラージュされているので、間違いをすべて見つけるのはなかなか大変です。最後の1〜2個が見つからないと、イライラするかもしれませんね。 でも、2枚の絵を入念に見比べる作業を通して、あなたの集中力は少しずつレベルアップしていきます。ぜひ、試してみてください。 ◆注意力(集中力)アップにオススメの脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 楽しく注意力を高める5つの脳トレとアプリを紹介 午後に短い仮眠を取る お昼ごはんを食べたあと、どうしても眠くなってしまうことってありますよね。そんなとき、15〜20分の短い仮眠を取ると、頭がすっきりして午後の勉強や活動に集中しやすくなります。 仮眠の効果は科学的にも証明されていて、2021年に発表された研究データ※によると、昼間に短時間の仮眠を取ると、少なくとも仮眠後2時間は注意力といった認知機能が向上するそうです。 実際、カリフォルニア大学やグーグルといった有名団体では、いつでも仮眠できるように仮眠スポットが用意されています。 とはいえ、寝すぎは逆効果です。30分以上の仮眠になると深い眠りに入ってしまうため、起床後にかえって頭がボーッとしてしまいます。同様に、ベッドやソファに横になるのもNGです。あくまでも脳を休めるのが目的なので、熟睡しないように気をつけてください。 ※参考: How Naps Improve Memory Performance | Discover Magazine 必要に応じて糖分を補給する 集中力が低下してきたと感じたら、糖分の補給は非常に効果的です。脳はブドウ糖を主なエネルギー源にしているため、脳内のブドウ糖が低下すると、集中力や思考力の低下を招きやすくなります。 ブドウ糖の補給方法として、もっとも手軽でオススメなのは、チョコレートです。昔、テレビで同時通訳者をフューチャーしたバラエティ番組を見たことがあります。わずか数十分の通訳中に脳のエネルギーを使い切ってしまうため、休憩のたびにチョコレートを食べていました。 通常の生活でここまで脳を追い込むことは少ないでしょうが、集中力が切れてきたら、適度な糖分補給はオススメです。チョコレートに含まれるテオブロミン※が、セロトニンの分泌を増やし、集中力を蘇らせてくれます。 また、カカオポリフェノールには、脳内の血流をよくしてくれる働きがあります。とはいえ、糖分の摂りすぎには注意が必要です。大量の糖分で急激に血糖値が上昇すると、インスリンが分泌され、その反動で血糖値は急降下します。 チョコレートを食べるなら、作業30分くらい前、1〜2かけ程度に抑えておきましょう。そうすれば、急激な血糖値の低下による、だるさや眠気といった症状を防げます。 ※参考: 集中力を効果的に上げる方法 – 早稲田ウィークリー 呼吸法でメンタルを安定させる  勉強や仕事を長時間続けていると、疲れてしまいなんだか気持ちが落ち着かなくなることってありますよね? そういう場合は、前述の通り、仮眠を取るのもよい方法です。とはいえ、いつも仮眠できるとは限りません。とくに、仕事中であれば、サボっていると思われてしまいます。 であれば、ぜひ呼吸法を活用してください。呼吸法を身につければ、短時間で気持ちを落ち着かせることが可能です。さまざまな呼吸法がありますが、今回は「4・4・8呼吸法」を紹介します。といっても、やることは非常に簡単です。 楽な姿勢で椅子に座り、お腹の上に手を置き、4秒かけて鼻から息を吸う 4秒間息を止める 8秒かけてゆっくりと鼻から息を吐く あとは、この一連の作業を何回か繰り返すだけ。それだけですが、効果は絶大です。この深呼吸を数回繰り返すだけで、心拍数が安定し、リラックス効果が得られます。緊張がほぐれ、集中力が高まるので、試験前や重要な作業の前にもオススメです。 ◆アメリカ海軍で採用されている呼吸法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶の司令塔「海馬とは」海馬の働きと改善方法について 集中力を高める環境づくり 集中力が続かないと悩んでいる人は、まず集中力を高める環境づくりを心がけてください。極端な話、対策法がなくても、環境さえ整っていれば、集中力は必ずアップします。それくらい、集中力の維持にとって作業環境は重要なのです。 今回は、集中力アップをもたらす環境づくりのポイントを7つご紹介します。 落ち着いて考えられる場所を用意する 集中して物事を考えるためには、落ち着いて取り組める場所が必要です。たとえば、資格の勉強をする際に、テレビや家族の話し声が聞こえる場所では、どうしても気が散ってしまいますよね。 それなら自分の部屋で作業をすればいいように思いますが、自室は人の目がない分、ゲームやSNSといった誘惑に負けてしまう危険性が高くなります。人の目をうまく利用するという意味では、図書館やカフェなどを利用するのもひとつの方法です。 この辺は個人差も大きいですが、飽きる前にうまく場所移動すると、集中力を維持しやすくなります。 いずれにせよ、集中力を維持したいなら、とにかく集中できる環境をいかにつくれるかがポイントです。照明の選び方や整理整頓など、具体的な方法については、これからひとつずつ解説していきます。 自然の癒し効果を活用する 自然のなかで過ごす時間は、集中力改善の大きな助けになってくれます。自然環境には、以下のような癒し効果があるといわれており、ストレスや疲れによって低下したさまざまな認知機能が、一気にリフレッシュします。 自然環境の主な癒し効果 副交感神経の活性化 NK細胞の増加 ストレスホルモン「コルチゾール」分泌量の低下 心拍数や血圧の安定 現代人は忙しすぎて、常になにかから追い立てられていると感じている人が多いです。自分のペースで進めていこうと思っていても、SNSで誰かの成功談を見ると、焦ってしまう。頑張らなきゃと思えば思うほど、空回りして集中力はどんどん失われていくでしょう。 そんな疲れた心を、自然のパワーは癒してくれます。毎日とはいいませんが、できれば週に1〜2回は、山や公園など自然のなかへ出かけていきたいですね。どうしても時間が取れない人は、自宅から近所の木や花を見るだけでも、十分効果はあります。 疲れて集中力が途切れたら、自然に触れてみる。それだけで、見違えるように集中力が蘇ってくるはずです。 目の疲れない照明を選ぶ 勉強や作業をする際、照明、とくにデスクライトの選び方はとても重要です。目に合わない照明を使うと、目が疲れやすくなり、集中力も続かなくなります。 照明の選び方のポイントは以下の通りです。 目の疲れない照明選びのポイント 青白い昼白色、もしくは昼光色のLEDを選ぶ 調光機能のついた照明を選ぶ オススメの光量は300〜400lm(ルーメン) アームの調整範囲が広めだと調整しやすい 上記以外にも、デスクライトの位置や、シーリングライトとの兼ね合いも非常に重要です。手元を照らすためにデスクライトの位置を低くしすぎると、視線を動かすたびにライト本体が視界に入り、集中力が途切れてしまいます。 また、集中できるからという理由で、デスクライトだけで作業をする人がいます。たしかに、デスクライト周りに集中できそうですが、これはオススメできません。明るいデスク周りから暗い部屋に視線が移るたびに、瞳孔が極端な調整を強いられるため、目に大きな負担がかかるからです。 ライトによる目の疲れを最小限に抑えるためにも、できるだけ店舗で試してみてから購入することをオススメします。 整理整頓で注意力の散漫を防ぐ 集中力を維持するには、作業する空間の整理整頓が欠かせません。机の上や作業する場所が散らかっていると、無意識のうちに気が散ってしまい、集中が途切れる原因になります。 汚い部屋を見て、「あー、片づけなきゃ……」と思ったことのある人は少なくないでしょう。時間にすれば、わずか数秒ですが、集中力を分断するには十分な時間です。 忙しくて片づけができないという人も、まずは机の上の整理から取り組んでみましょう。作業に使うもの以外は、基本的に机の上に置かないのが、整理整頓の大原則です。机の上にあってよいのは、パソコンのモニター・マウス・デスクライトだけと考えてください。 人によっては、メモや付箋を貼るボードなどを置く場合もありますが、多くてもそのくらいまでに抑えましょう。文房具は使うときに引き出しから出すようにして、テキストや本は机とは別の場所にしまっておくようにします。 「使うものは必要なときだけ取り出す」ように心がければ、ものによって集中力が切れることを最小限に抑えられますよ。 不快なノイズを徹底的に除去する 外から聞こえる車の音やご近所さんの話し声、家族の生活音は、いったん気になりだすと耳から離れなくなってしまうものです。集中して勉強や作業をするためには、こういった集中力を妨げるノイズを徹底的に取り除く必要があります。 まず室内ですが、家族と一緒に生活している以上、なんらかの生活音が発生するのは仕方がありません。家族の話し声やテレビの音などが気になるなら、自室で作業するのが基本です。 とはいえ、自室にひとりでいても、外部からの音が気になることもあるでしょう。その場合は、耳栓やノイズキャンセリングイヤホンを使って、強制的にノイズを遮断するのがベストです。 ノイズキャンセリングイヤホンは、イヤホンで騒音を拾い、その音波と反対の性質をもつ音波をつくり出して、外部の騒音を打ち消す仕組みになっています。密閉性が高く、耳栓としての効果もあるため、騒音を二重にブロックしてくれます。 もし、耳にイヤホンをするのが苦にならなければ、賑わっているカフェでの勉強にも大いに役立ってくれるでしょう。騒音が気になる方は、ぜひこういった機器の活用を検討してみてください。 快適な椅子の選び方 近年、健康のために、スタンディングデスクを使う人も増えてきました。しかし、学校や仕事場では、座って作業することがほとんどでしょう。そうなると、いかに快適で体に負担のかからない椅子を選ぶかが非常に重要になってきます。 椅子を選ぶ際には、最低限以下のポイントを必ずチェックしてください。 快適な椅子を選ぶ主なチェックポイント 座面の高さ 座面のサイズ クッションの材質と硬さ 背もたれの高さ リクライニング機能の有無 各パーツの調整範囲 アームレストの有無 どんなに評判のいい椅子でも、体格とマッチしなければ使いづらいと感じてしまうもの。そういう意味では、ネットの情報だけを見て、いきなり通販で購入するのはオススメできません。 いくらサイズや機能が表示されていても、実際に座ってみないとやはり本当の感触はわからないからです。住んでいる場所にもよりますが、可能な限り実店舗に出かけて、いろいろな椅子を試してみましょう。 スマートフォンの使い方を見直す 集中力を阻害する最大の要因は、スマートフォン(以下スマホ)です。スマホといかにうまく付き合えるかどうかで、あなたのパフォーマンスは大きく変わってきます。 スマホが集中力を低下させる大きな原因として挙げられるのは、以下の2点です。 情報量の多さにより脳の処理能力をオーバーしている マルチタスクを誘発するきっかけになっている スマホの普及率がほぼ100%になった現在では、手元のスマホでほぼなんでも調べられます。便利な反面、私たちの脳は常に大量の情報を処理しなければならず、脳疲労が慢性化しているのです。 そして、スマホがあれば、ゲーム・動画・SNSといった娯楽にすぐにアクセスできます。そのため、勉強や仕事中にSNSを読んでしまったり、ついゲームをはじめてしまったりする人が非常に多いです。 人間の脳は、基本的にマルチタスクに向いていません。作業中いちどスマホに意識をもっていかれれば、再び集中するまでに25分以上かかるという研究データ※もあります。 集中力が続かないと悩んでいるなら、作業中はスマホの電源を切るか、最低でも目に入らないところにしまってください。それだけでも、あなたの集中力は飛躍的にアップするでしょう。 ※参考: The Impact of Interruptions | University of California, Berkeley 生活習慣を整えて集中力アップを目指そう 集中力を長時間維持するには、まず体と心両面の集中力を維持できる状態に、整えて置く必要があります。そのためには、やはり生活習慣の見直しが欠かせません。この章では、集中力維持のために整えておくべき5つのポイントについて解説します。 良質な睡眠でしっかりと脳を休める 集中力を高めるためには、脳を十分に休ませないといけません。休養の方法はさまざまですが、なかでも睡眠は脳が日中の情報を整理し、記憶を定着させる大切な時間です。睡眠時間が短いと、記憶の整理と定着が十分におこなわれないまま翌日を迎えることになります。 また睡眠には、単純に脳の肉体的な疲労を回復させる役割もあります。脳を休ませる時間が短ければ、集中力や判断力が低下し、ミスを増やす原因にもなりかねません。 良質な睡眠を得るためには、就寝・起床するリズムを決めておくのが効果的です。少なくとも就寝1〜2時間前には、スマートフォンの使用を控えてください。スマートフォンのブルーライトが脳を活性化させ、活動的な交感神経に切り替わってしまいます。 暖色のライトで読書などをして、少しずつ体をお休みモードに切り替えていきましょう。朝日で明け方の睡眠を妨害されないように、できれば遮光カーテンの取りつけをオススメします。 このように睡眠環境を整えてやれば、体内時計が正常に働き、途中で起きることなく7〜8時間ぐっすりと眠れるはずです。 ◆良質な睡眠を取るポイントについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の健康を守る7つの生活習慣とは 脳に必要な栄養をバランスよく摂取する 脳の機能を維持するためには、三大栄養素(エネルギー産生栄養素ともよばれる)である炭水化物・タンパク質・脂質を、バランスよく摂取する意識が重要です。 厳密にいうと適切な摂取量は、年齢や身体活動レベルによって変わってきます。ただ、変動幅はそれほど大きくないので、炭水化物50〜65%、脂質20〜30%、タンパク質13〜20%を目安にしておけば間違いないでしょう。 三大栄養素以外にも、脳によいといわれる栄養素は積極的に摂取してください。今回は、代表的なブレインフードを紹介しておきます。 ・魚類(オメガ3脂肪酸) サーモンやマグロなどにはオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、神経細胞の働きをサポートし、記憶力や集中力を向上させます。 ・全粒穀物(ビタミンB群) ビタミンB群が豊富な全粒穀物は、脳のエネルギー代謝を助け、精神的な疲労を軽減します。 ・抗酸化物質を含む野菜・果物 ブルーベリーやほうれん草には抗酸化作用があり、フリーラジカルから脳を守り、老化を遅らせる効果があります。 ・ナッツ類(ビタミンE) ビタミンEを多く含むアーモンドなどのナッツ類は、脳の老化を予防し、認知機能を維持する役割を果たします。 ほかにも、脳によいとされる食材は数多くあります。別記事を参照に、いろいろと試してみてください。 ※参考:日本人の食事摂取基準(2020 年版) | 厚生労働省 ◆良質な睡眠を取るポイントについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 週に2〜3日を目標に運動をおこなう 適度な運動は、体だけでなく脳の健康にも大きな影響を与えます。厚生労働省のガイド※によると、以下の身体活動強度(成人の場合)が推奨されています。 歩行または同等以上の身体活動(3メッツ)を1日60分以上(1日約8000歩以上) 息が弾み汗をかく程度以上の運動(4メッツ)を週60分以上(筋力トレーニング週2〜3回) 基本は、毎日歩くこと。デスクワーク主体の人にとって、1日8000歩はなかなか厳しい目標かもしれません。まずは、朝の散歩を習慣化して、通勤時にひと駅手前で降りてみるなど、歩く距離を少しずつ伸ばしていってください。 また、毎日の歩きに加えて、週に2〜3回、中強度の運動が必要です。有酸素運動は徒歩でおこなっているので、中強度の筋力トレーニングを取り入れるのがベストでしょう。 なお、厚生労働省では、運動強度をメッツという単位で表記しています。筋トレについては、ごく軽いもので3メッツ、中強度の筋トレが4メッツ、激しい筋トレになると6メッツ以上が基準です。 アスリートでなければ、基本的に3〜4メッツの運動を中心におこなうのが、無理なく継続できる妥当な運動強度と考えてください。 ※参考: 《健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023 推奨事項一覧》 ◆脳の健康を高めるオススメの運動については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛える!脳の健康を高めるオススメの運動とは ストレス対策で脳の負担を減らす ストレスは集中力を低下させ、脳に大きな負担をかけます。ストレスで参っているときでも結果を出していくために、私たちは効果的なストレス対策を身につけておく必要があります。 そのひとつが、先ほど紹介した 4・4・8呼吸法です。ただ、ストレスに悩まされている人は、どうしても呼吸が浅くなっています。そういう状態でいきなり8秒間息を吐くのは、少し大変かもしれません。 そこで、もう少し難易度の低い、かつ効果が絶大な呼吸法をもうひとつ紹介します。それが、アメリカ海軍でも採用されている「ボックスブリージング」です。 軍隊で採用されていると聞けば、むずかしそうに聞こえるかもしれませんが、やること自体は 4・4・8呼吸法とほとんど変わりません。8秒息を吐く代わりに、4秒吐いて4秒息を止めるだけ。 やってみるとわかりますが、8秒間息を吐き続けるより、4秒吐いて4秒止める方が楽です。ちょっとした違いですが、どちらが自分に合うか、試してみてください。 また、日常的に取り組む対策法としては、「マインドフルネス瞑想」もオススメです。過去と未来ではなく、現在にフォーカスすることで、不安や恐怖といったマイナスな感情から解放される感覚が身につきます。 マインドフルネス瞑想については過去記事で何度も紹介しているので、ぜひ過去記事を読んでみてください。 ◆マインドフルネス瞑想については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 喫煙や過度の飲酒といった悪い習慣を断ち切る 喫煙や過度の飲酒が集中力に大きな悪影響を与えると、数多くの研究で明らかになっています。ニコチンは一時的に覚醒効果をもたらすため、短期的には集中力が上がったように感じる人も多いでしょう。 しかし喫煙が習慣化した場合、ニコチンが切れると、イライラして作業に集中できなくなります。そのため、1日何十本もタバコを吸わないと、集中してものごとに取り組めなくなってしまうのです。 日本医師会のサイト※1によれば、ニコチンの依存度合いはコカインやヘロインといった麻薬と同等だそうです。そう考えると、喫煙の怖さがよくわかります。 また、過度のアルコールも集中力の大敵です。アルコールを大量に摂取すると、血中アルコール濃度の急激な上昇により中枢神経が麻痺し、集中力や判断力、運動機能が著しく低下します。 もちろん、飲酒していないときはある程度正常な状態に戻りますが、ニコチン同様アルコールも依存性の高い物質※2です。依存度合いが進行すれば、飲酒に対する欲求が抑えられなくなり、当然日常生活に対する集中力は低下します。 現在喫煙と飲酒の習慣がある人は、少しずつ摂取量を減らすように意識してみてください。もし、自分の意思だけではコントロールできないなら、できるだけ早く専門医の受診をオススメします。 ※1:禁煙の医学 | 禁煙は愛 | 禁煙推進Webサイト ※2:アルコール依存症 - 神奈川県ホームページ まとめ 集中力が続かない人には、必ずなんらかの原因があります。まずは、自分がどの原因に当てはまるか明確にしてください。そして、今回紹介した8つの方法をうまく取り入れて、集中力アップを目指していきましょう。 ### 脳梁を鍛えることで左右の脳が活性化する 脳梁(のうりょう)は、右脳と左脳をつなぐ重要なパイプラインであり、情報の伝達を円滑にする役割を担っています。左右の脳がしっかりと連携できていれば、脳のパフォーマンスが上がり、仕事や勉強でより大きな成果を残せるでしょう。 この記事では、脳梁の役割と重要性について詳しく解説し、右脳と左脳をバランスよく活性化させる具体的な方法を紹介します。 脳梁とはなにか?その役割と重要性について 右脳とか左脳は聞いたことがあっても、脳梁という部位は知らなかったという人がほとんどではないでしょうか。まずは、そのマイナーでありながら、非常に重要な役割を担っている脳梁について説明していきます。 脳梁は右脳と左脳をつなぐパイプライン 冒頭でもお伝えしたように、脳梁は右脳と左脳をつなぐパイプラインの役割をしています。脳の約80%を占めているのが、知覚や運動機能などを司る「大脳」です。大脳は大脳縦裂と呼ばれる深い溝によって、右脳と左脳にわけられています。 大脳縦裂の最下部では、約2億本の神経線維から構成される「脳梁」が左右の脳をつないでいて、脳梁を通して情報交換をおこなっているのです。 脳梁がしっかり働いていると、右脳と左脳の情報がスムーズに交換され、思考や感情といった脳の重要な役割が正常に機能してくれます。 もちろん、現実的にピンポイントで脳梁を鍛えるのはむずかしいでしょう。だから、まずは右脳と左脳の働きをしっかりと理解して、バランスよく左右の脳を使っていく意識が大切になってきます。 右脳の主な働き 右脳は、私たちが日常生活で使う直感や創造力を司っています。また右脳にはものごとを全体的に捉える力があり、こまかい部分よりも全体像を把握するのが得意です。 こういった右脳の働きがあるからこそ、はじめて訪れた景色を一瞬で「美しい」と感じたり、パズルの全体像をイメージしたりできるのです。 もちろん、右脳の働きはそれだけではありません。右脳は感情の表現や理解にも、重要な役割を果たしています。 友達が悲しそうな顔をしていたら、「なにかトラブルでもあったのかな?」と思い、心配になりますよね。これは、右脳の直感力やイメージ力が、相手の表情や仕草の違いを鋭く見抜いたからこそ起こる感情です。 そのほかにも右脳は、創造力や想像力といったクリエイティブな能力も担っています。だから、絵を描く・楽器を演奏・デザインをするなど、一般的にクリエイティブとされる分野を学ぶと右脳はメキメキと成長してくれます。 ◆右脳の主な働きについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳と左脳の違いとは?左右両方の脳をバランスよく鍛えるコツ 左脳の主な働き 私たちが日常生活でおこなう論理的な思考や分析、判断といった機能は、主に左脳が司っています。もちろん計算や言語に関しても左脳が担っており、数学の問題が解けるのも、文章を読んで正しく意味を理解できるのも、左脳がしっかりと機能してくれるおかげです。 では、左脳だけ機能していれば問題ないかというと、決してそのようなことはありません。左脳と右脳はそれぞれ単独で稼働しているわけではなく、こまめに連携を取りながらさまざまなシチュエーションに対応しているのです。 たとえば、大きなプロジェクトの計画やスケジュールを立てる場合、主に左脳を使ってこまかく論理的に計画を立てていきます。しかし、そのプロジェクトの大まかな流れやリスクを検討する際には、右脳のもつ全体像把握力やひらめきが欠かせません。 右脳がしっかり機能しているからこそ、「うん?これなにかおかしくないか?」と問題点に気づけるのです。 もちろん、これはあくまでも一例にすぎません。左脳・右脳と区別することなく、両方バランスよく使っていくのが重要なポイントであると、しっかり頭に入れておいてください。 ◆左脳の主な働きについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 左脳の働きが強い人4つの特徴とは 右脳・左脳・脳梁を鍛える具体的な方法 右脳・左脳・脳梁の主な働きがわかったところで、今度は脳を鍛える具体的な方法を紹介します。それぞれ3つずつ紹介しますので、気になるものから取り組んでみてください。 右脳を活性化するオススメの方法 右脳のもつ創造性や空間把握能力、イメージ力をレベルアップしてくれるオススメのアイデアを3つ紹介します。 【アートや創造的な活動】 アートや創造的な活動は、右脳を活性化させる素晴らしい方法です。絵を描いたり、洋服のデザインを考えたり、楽器を演奏したり、活動の内容はなんでも構いません。 活動内容が違っていても、創造力・ひらめき・全体把握力・空間認識力といった右脳の機能を活用するという点は共通しているからです。 ただし、1〜2か月程度取り組んだだけでは、思うような結果は期待できません。これから紹介するすべてのアイデアに共通していますが、脳の成長を実感できるようになるには、少なくとも年単位の取り組みが必要です。 だから、もしなにかクリエイティブな活動をしたいなら、ご自分の好きなものを選んでください。写真に興味があるのに、カッコいいからとピアノを習っても、おそらく途中で嫌になってしまいます。 ◆創造的な活動の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレにはどのような効果があるのか?状況別オススメの脳トレも紹介 【音楽やリズムを使ったエクササイズ】 右脳を鍛える方法として、楽器演奏は非常にオススメです。なぜなら、楽器演奏の際には、視覚・聴覚・触覚・運動機能といったさまざまな機能がまんべんなく使われるからです。 楽譜を見て現在地点を常に確認しながら演奏する ほかのパートとリズムや符割りを合わせる 場の雰囲気によって音量や強弱を調整する 自分だけでなく全体のアンサンブルにも意識を向ける 感情に応じた演奏テクニックを瞬時に選択する 自分の出したい音を深く追求する創造性が必要 よい演奏をするには、少なくとも上記のような項目を水準以上のレベルでクリアできている必要があります。もちろん、はじめたばかりのビギナーに、こういったハイレベルの基準をクリアできるわけがありません。 でも、それでいいのです。「どうやったら自分のイメージする音が出せるんだろう」「イメージ通りに指が動かない……」と、自分なりに考えながら試行錯誤する過程で、あなたの右脳はしっかりと成長していきます。 なにかやってみたい楽器があれば、あまりむずかしく考えず、とりあえず楽器店の無料レッスンを受けてみてはいかがでしょうか。 ◆楽器演奏の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 楽しく頭を使うオススメの趣味をジャンル別に紹介 【イメージ力を引き出す読書】 読書といえば、言語能力を司る左脳を使うイメージが強いです。もちろん、言葉の意味や使い方を知らなければ内容を理解できないので、当然左脳も使います。でも、それ以上に必要なのが、右脳の得意とするイメージ力なのです。 視覚や聴覚からふんだんな情報が入ってくるイラストや動画と違い、本は基本的に文字しか情報を得る手段がありません。そのため、文章を読み、そこから情景を自分でイメージしてあげる必要があります。 この「文章を読んでイメージする」という作業が、あなたのイメージ力や想像力を大きくレベルアップさせてくれるのです。 右脳のイメージ力アップが目的なら、実用書より小説の方がよいでしょう。登場人物、もしくは著者の考え方や行動を通して、自分にはない新しい価値観と出会えます。もし普段あまり本を読む習慣がないなら、短くて読みやすいエッセイがオススメです ◆読書の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 読書で脳はキレキレになる!読書のメリットと効果的な読書法 左脳を活性化するオススメの方法 右脳の次は、左脳を鍛えるオススメの方法を3つご紹介します。 【論理的思考を鍛えるパズル】 論理的思考を鍛えるなら、パズルは非常に効率のよい方法といえます。数あるパズルのなかでも、脳トレとしてもっとも有名なのは、数独(ナンプレ)でしょう。 数独には、以下のような絶対的ルールが決まっています。 すべてのタテ列に1〜9の数字がひとつずつ入る すべてのヨコ列に1〜9の数字がひとつずつ入る すべての3×3ブロックに1〜9の数字がひとつずつ入る つまり、タテ列・ヨコ列・太線で囲まれた3×3ブロックのすべてのマス目に入る数字が、重複してはならないわけです。実際にやってみるとわかりますが、この3つのルールに沿って数字を配置するのは、かなり大変です。 でも大変だからこそ、論理的な思考や分析力といった左脳の働きのみならず、ひらめき・全体把握能力といった右脳の機能も鍛えられます。 ほかにも、クロスワードパズルやジグソーパズルも、脳トレとして非常にオススメです。両者については別記事で詳しく紹介しているので、そちらをご参照ください。 ◆クロスワードパズルの脳トレ効果については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 高齢者にピッタリな楽しい脳トレ9選 ◆ジグソーパズルの脳トレ効果については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 高齢者の認知症予防にオススメの脳トレ12選! 【他言語学習】 他言語学習は、左脳を活性化する素晴らしい方法のひとつです。左脳は主に言語を処理する役割をもっており、新しい言語学習は言語機能を司る脳の部位を大きく鍛えてくれます。 また、多言語学習の素晴らしさは、言語機能向上だけではありません。調べてみると、多言語学習によって、記憶力といったほかの認知機能も一緒にレベルアップするというスイスの実験データ※がありました。 この研究では、認知機能の向上だけでなく、後期高齢者の認知機能低下の予防と遅延をもたらす可能性があるとも述べています。 右脳左脳を問わず、脳を鍛えるには、新しい刺激がもっとも効果的です。海外の人と自由に話をしたり、英語の本をスラスラ読めたりしたらと考えるとワクワクしますよね。新しい刺激という意味でいうと、多言語学習は脳トレとして本当にオススメです。 ※参考: Associations of multilingualism and language proficiency with cognitive functioning: epidemiological evidence from the SwissDEM study in community dwelling older adults and long-term care residents | BMC Geriatrics. ◆多言語学習の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 左脳を活性化させる9つの方法 【算数の文章問題】 左脳の重要な認知機能に、計算力があります。計算は生活の基本ですから、計算力をいかに維持できるかで老後の生活が大きく変わってしまいます。 基本的な計算力を鍛えるなら、算数の文章問題がオススメです。文章問題では、問題文を読んで情報を整理し、必要な計算方法を選択して答えを導き出すという一連の流れが求められます。 最初から計算式が与えられているのではなく、問題文から必要な計算方法を自分で選ぶから、計算力のみならず論理的思考力や分析力も同時に養われるんですね。 最近では、電子マネーや自動精算機の普及により、頭を使って計算をする機会が激減しました。自分で計算する場合も、スマートフォンの計算機アプリを使うので、まったく頭を使いません。 しばらく計算らしい計算をしていないという人は、まずは小学生向けの簡単な文章題から取り組んでみてはいかがでしょうか。子どもの頃と違って、新鮮な気持ちで余裕をもって計算問題に取り組めるはずです。 ◆計算力アップにオススメの脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい認知機能ごとにオススメ脳トレーニングを紹介 3つの部位をバランスよく鍛えるオススメの方法 脳梁を鍛えるには、左右の脳をバランスよく鍛えるのが一番です。最後に右脳・左脳・脳梁をバランスよく鍛えるオススメの方法を3つ紹介します。 【ピアノのような両手を使ったアクティビティ】 ピアノのような両手を使ったアクティビティは、脳全体をバランスよく鍛えるのにとても効果的です。ピアノを弾くとき、左手と右手で異なる動きを同時におこなう必要があります。 たとえば、右手でメロディーを弾きながら、左手でバッキングを弾くといった具合です。言葉にすると簡単に思えますが、この複雑な動きをこなすには、右脳と左脳がうまく連携して機能しなければ成立しません。 また、クラッシクのピアノ演奏者は、一般的に楽譜を確認しながら演奏する人が多いです。そのため、楽譜に示されている指揮者の解釈を記したメモと自分の演奏が一致しているかどうか、常に確認しながら演奏しています。 これも、言葉にすると簡単ですが、視覚と聴覚と指の動きをシンクロさせなければならず、かなり高度な作業です。このように、ピアノは視覚と聴覚、そして両手を同時に動かす最高の脳トレといえます。 もちろん、ドラムやギターといったほかの楽器でも、同様の効果を得ることは可能です。音楽やリズムを使ったエクササイズでもお伝えしたように、まずは好きな楽器にチャレンジしてみてください。 ◆楽器演奏の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者向け簡単な脳トレを分野別に紹介 【左右の役割を入れ替えるエクササイズ】 左右の脳をバランスよく鍛えるなら、左右の役割を入れ替えてみるのもよいアイデアです。普段、私たちは利き手を使ってほとんどの作業をおこないます。それをあえて反対の手を使ってみるのです。 右利きなら、左手でスマホを操作する、左手で机を掃除する、左手で歯を磨くといった具合に、とにかく利き腕と反対の腕で作業をしてみてください。 こうしたエクササイズは、最初こそむずかしく感じるかもしれませんが、繰り返すうちに少しずつ慣れてきます。脳には、新しい挑戦や変化に対して柔軟に適応する能力があるため、反対の手を使うことで新しい神経回路が形成されるからです。 もしスポーツをやっているなら、ときどき左右チェンジしてみるのもいいですね。たとえば、サッカーならシュートは必ず左足でおこなうと決めて練習すると、なかなかうまくいかずにイライラするでしょう。 でもそのイライラは、脳が新しい動きに対応しようと、一生懸命動いている証拠です。どんどん挑戦してみてください。 ◆手足の非対称運動の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 効果的に脳の体操を取り入れて認知症を予防しよう 【多面的なマルチモーダル学習】 多面的なマルチモーダル学習とは、異なる方法を組み合わせて、脳全体をバランスよく鍛える学習法です。たとえば、単に教科書を読むだけでなく、音声を聞いたり、ノートに要約してみたりと、複数の感覚を使ってより強く内容をインプットしていきます。 もし日本史を勉強しているなら、実際にお城や名所を訪ねてみるのもよいですね。科学なら、実際に手を動かして実験をしてみると、その実験結果は二度と忘れないでしょう。 英語を学ぶ際に、映画を見たり、英語の歌を歌ったりというプロセスを組み込めば、ただ文法の参考書を読むよりも実践的な英語が身につきます。 今回は学業を例に説明しましたが、なにかを学ぶ際には、内容を問わず応用できる非常に有用な学習法です。資格や仕事のスキルを学ぶ必要のある社会人にも、ぜひ活用していただければと思います。 ◆視覚と聴覚のサンドイッチ学習については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 まとめ 冒頭でもお伝えしたように、脳梁は、右脳と左脳をつなぐ重要な役割を担っています。しかし、現実的に大脳縦裂の奥底にある脳梁をピンポイントで鍛えるのは不可能です。 具体的な鍛え方としては、左右の脳をバランスよく使うことで、ブリッジとなる脳梁を鍛えていくようになります。今回、左右の脳を鍛えるアイデアを紹介しましたので、気になる方法があればまずはひとつでよいので、取り組んでみてください。 ### 子どもの脳の発達はいつがピークなの?オススメの取り組み時期は? 幼少期からティーンエイジャーまでの期間は、知識やスキル、思考力といった社会性の基盤を築く重要な時期です。いくつになっても学びに遅いということはありませんが、最適な学びの時期というのはやはり存在します。 本記事では、子どもの脳の発達がいつピークを迎えるのか、そしてその時期にどのような取り組みをすればよいのか、わかりやすく解説していきます。 脳の発達から見た子どもとの取り組み方を分野別に紹介 冒頭でもお話ししたように、年齢に関係なく知識やスキルは学べます。とはいえ、できるだけこの時期までに取り組んでおきたいという大まかな目安を知っておくと、親としては安心でしょう。 そこでこの章では、主な分野別に、最適な学びの時期や学びのポイントについて解説していきます。 母国語の基本的な語彙 子どもの脳が劇的に成長する0〜2歳までの時期は、母国語の基本的な語彙を習得する絶好のチャンスです。 2020年にPANS誌に掲載された論文※には、親が積極的に話しかけをしている乳幼児は、そうでない乳幼児に比べて、よりたくさんの言葉を覚えていると記載されています。 さらに、専門家が親の話し方に適切なコーチングをした家庭では、乳幼児の言語能力が通常よりも発達していたそうです。 普通に考えれば、言葉が理解できない赤ちゃんに話しかけても無駄に思えてしまいます。しかし、前述のデータからもわかるように、言葉がまだ理解できない段階でも、子どもは親が優しく語りかける言葉や表情・仕草をしっかりと感じているのです。 親にとっても忙しく大変な時期ではありますが、愛情をもって、どうかできるだけ積極的に話しかけてあげてください。 ※参考: Parent coaching increases conversational turns and advances infant language development | PNAS 走る・投げるといった運動能力 走る・投げるといった運動能力を向上させたいなら、3〜5歳くらいの時期に運動をスタートさせるのがオススメです。なぜならば、ちょうど3〜5歳頃に、運動野(身体の動きを司る部位)の位置する頭頂葉が著しく発達するからです。 特定のスポーツに取り組むのもよいですが、まずは外で思い切り遊ぶ機会をつくってあげましょう。公園で走り回ったり、友達と一緒にボール遊びをしたりする機会が多ければ多いほど、体力がつきバランス感覚も鍛えられます。 とはいえ、このくらいの年齢だと、子どもだけで出かけるのは少々危険です。平日はむずかしいとしても、そのぶんぜひ週末に子どもを自然のなかへ連れていってあげてください。 普段は家のなかでゲームを好む子どもたちも、きっと大はしゃぎして、スポーツやキャンプを楽しんでくれるはずです。 感情コントロール 他人と一緒に生活するうえで、感情コントロールは本当に大切です。1〜2歳児ならともかく、保育園や幼稚園へ通うまでに、ある程度自分の感情をコントロールできるようになっていないと友達に嫌われてしまいます。 2〜3歳頃になると、子どもは「なぜ?」という質問をたくさんしてきます。いわゆる「なぜなぜ期」ですが、このなぜなぜ期は、子どもに感情コントロールを教える絶好の機会です。 たとえば、遊んでいたおもちゃを兄弟に取られたら、悲しくて泣いてしまうでしょう。そのときに、嫌なことをされたらなぜ悲しくなるのか、身をもって学びます。 こういった経験を数多くすることで、他人にも自分と同じような感情があり、一方的に自分の感情を押しつけてはいけないと理解していくわけです。 音楽のようなクリエイティブな習い事 よく、「ピアノのような楽器を習わせるなら、できるだけ小さい頃からはじめた方がいい」という話を耳にします。もし、あなたが、子どもをプロの演奏者にしたいと真剣に考えているなら、答えは完全にイエスです。 楽器演奏は反復練習によって身につくスキルであり、プロですら1日練習をしないと感覚が鈍ってしまうといわれています。そう考えれば、当然小さい頃から練習を継続する方が有利です。 とはいえ、楽器を習わせる親御さんのすべてが、子どもをプロ奏者にしたいと考えているわけではないでしょう。ひとつの教養として、人前で演奏しても恥ずかしくない程度に上達すればよいと考えている人の方が大多数だと思います。 であれば、子どもがやりたいと言い出してからでも、音楽をはじめるのは決して遅くありません。無理強いをして、子どもが音楽自体を嫌いになることのないように注意してください。 勉強全般 脳の発達という面でいえば、勉強をはじめる時期にとくにピークはありません。80歳を超えても、超難関資格に合格する人もいますから、いくつになっても遅すぎることはないのです。 とはいえ、やはり子どもの頃にしっかりと基礎学力を身につけておくと、大人になってから幅広い分野の知識の習得が楽になります。 では、実際にいつ頃から勉強をスタートするのがよいのでしょうか。一般的には、幼稚園の年中・年長クラスを学習開始のひとつの目安にしているケースが多いです。 小学校から本格的に勉強がはじまるので、その1〜2年前頃から、読み書きや簡単な計算に慣れておこうというわけです。 もちろん、この段階で勉強の結果にこだわる必要はないでしょう。あくまでも、机に座っての勉強に慣れるのが目的です。親自身あまり勉強が得意ではないなら、公文のように就学準備向けカリキュラムのある学習塾のお世話になるのもよいかもしれません。 第二言語の習得 一般的に、10〜12歳頃までに学習をスタートしないと、母国語でない言語をネイティブ並みに身につけるのはむずかしいと考えられています。 このスタート時期のリミットとなる時期を「臨界期」と呼びますが、臨界期については諸説入り乱れており、そもそも臨界期など存在しないという説も根強いのです。 とはいえ、言語の要素によっては、やはり学習をはじめる年齢によって習得度が大きく変わってきます。 スペインでおこなわれた第二言語学習に関する研究※では、8歳から英語をはじめた子どもと11歳からはじめた子どもの英語力を比較しています。その結果、両者の文法能力に差はまったくなかったのです。 差が見られたのは、リスニングと発音でした。つまり、ネイティブレベルで英語を聴き話したいなら、やはりできるだけ早く学習をはじめる方が有利なわけです。文部省の資料を見ると、具体的に5〜8歳という数字が提示されています。 もちろん習得度は、第二言語習得に対する子どもの学習意欲によるものが大きいです。親のエゴにならないよう、まずはしっかりと子どもの意思を確認してあげてください。 ※参考: EFL環境において臨界期はあるか | 文部科学省 脳の発達を促すために知っておくべきポイント ここまで、分野別に子どもの脳の成長についてお話ししてきました。この章では、子どもの脳の発達を促すために知っておくべきポイントを、5つご紹介します。 日常生活の習慣を改善する 勉強をしたり第二言語を学んだりする前に、まずは日常生活をしっかりと整えてあげるのが最優先事項となります。なかでも、「睡眠」と「食生活」は、子どもの脳の成長にとってもっとも重要です。 幼稚園から小学生くらいになると、子どもは少しずつ夜ふかしになってきます。今はゲームや映画など、さまざまな娯楽がいつでも気軽に楽しめるので、どうしても睡眠時間が不規則になりがちです。 人間は睡眠中に、その日のできごとや覚えた内容を整理します。その記憶の整理がおこなわれるのは、ひと晩に4〜5回のみ発生するレム睡眠中だけです。だから、睡眠時間が減ると、記憶の整理と定着が十分におこなわれません。 また、ものすごいスピードで成長する子どもの脳をしっかり形成していくには、脳にしっかりと栄養を入れてあげる必要があります。最近は、糖質制限が流行っており、白米・麺類・イモ類といった糖質を極端に制限する人も多いです。 人間の脳は、基本的に血液中に含まれるブドウ糖を主な栄養源としています。食べすぎはよくないとしても、子どもへの極端な糖質制限は避けてください。 ◆脳によい生活習慣については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 遊びと学びをバランスよくおこなう 脳の成長を促すには、遊びと学びをバランスよくおこなう意識が重要です。ところが多くの親は、遊びよりもしっかりと勉強して、よい学校に進学してほしいと願っています。 偏差値の高い学校へ入れれば、将来の選択肢が増えますので、こういった願いを抱くのは親として当然でしょう。 しかし、遊びを知らずに育った子どもは、創造性や協調性といった大切な能力が劣っているケースも多いです。子どもは、遊びを通じて新しいことを生み出す力や集中して取り組むことの重要性を学びます。 さらに、友達と一緒に遊ぶなかで、他人と協力すること、そして集団のルールを守る必要性を自然と身につけていくのです。 今は、ゲームを実況するだけでも仕事になる時代です。親世代の価値観で、子どもの可能性をつぶさないよう、遊びと学びのバランスをうまく導いてあげてください。 親子で取り組むことの重要性 勉強を子どもに習慣づけたいなら、できる範囲でよいですから、ぜひ一緒に取り組む意識をもってください。前述の通り、適切な時期に学習を開始するのは、学習効率を考えるうえで非常に重要なポイントになってきます。しかし、いくら重要でも、無理強いは禁物です。 幼児期から小学校低学年頃までなら、多少厳しく指導しても、親の言うことを聞いてくれるかもしれません。でも、中学生や高校生になれば、「自分は子どもの頃そんなに勉強したのかよ……」と、親に反発するケースも増えてくるでしょう。 ところが、親が一緒になって勉強に取り組む姿勢を見せれば、子どもだって頑張ろうという気持ちになるものです。もちろん、子どもと同じ量の勉強をしてくださいという意味ではありません。 ごくたまに、問題を出してあげたり、一緒に問題を解いてみたりするだけで十分です。「子どもの成長を本当に願っている」という気持ちさえ伝われば、子どもは自主的に一生懸命勉強をしてくれますから。 自然のなかで体を動かす時間をつくる 脳の健全な成長を望むなら、ぜひ子どもを定期的に自然のなかへ連れていってあげてください。子どもは、義務教育中に、学校というごく狭いコミュニティで10年間近くも過ごさなければなりません。 もしそのなかで、人間関係や学業につまずけば、居場所を失いメンタルに大きなダメージを受けてしまう可能性が高いです。 自然のなかで過ごす時間には、そういったストレスを軽減してくれる働きがあります。林野庁がおこなった実験※1によれば、森林のなかに座って木々を眺めているだけで、リラックス状態を示す副交感神経活動が都市部の1.5倍にアップしたそうです。 さらに、ストレスホルモン「コルチゾール」の濃度が、都市部で計測した場合と比較して13%も低下しました。 今なら、流行りのキャンプなどもよいですね。キャンプや川遊びといった自然体験を多く経験する子どもは、自尊感情が通常の21.2%高くなるというデータ※2もあります。 自尊感情が高い子どもは、他人との関係性をつくるのが上手です。サッカーのようなチームスポーツ、あるいは学校での人間関係において、自尊感情の高さは非常によい影響をもたらしてくれるはずです。 ※参考1: 保健・レクリエーション機能:林野庁 ※参考2: データで見る国立公園の健康効果とは? | 国立公園に、行ってみよう! | 環境省 ◆自然が脳に与える影響については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 テクノロジーを活用して学習効率を高める 脳を効率よく成長させるには、テクノロジーの活用は欠かせません。現代の子どもたちは、デジタルネイティブとして育ち、テクノロジーを使いこなす力を自然に身につけています。この能力を学習に活かせば、楽しみながら効率的に学べる環境が整うはずです。 たとえば、計算力や語彙力をアップしたいなら、ゲーム感覚で学べる教育アプリが数多くリリースされています。 また、オンライン動画でのレッスンを活用すれば、視覚と聴覚の両面からアプローチできるので、記憶の定着度が大幅に向上するでしょう。わからないところをいつでも巻き戻して確認できるのも、大きいですよね。 なお、最近の学生は、動画を2倍速で視聴します。私もやってみましたが、たしかに2倍速でも十分に理解できました。話すのが速い講師の場合でも、1.5倍ならまったく問題ありません。単純に考えて、講義を受ける時間が半分で済むわけで、その分の時間を復習に回せます。 ただし、子どもが小さいうちは、親が多少関与して、勉強に直接関係ない不適切なコンテンツを取り除く配慮は必要になってくるでしょう。 まとめ 今回は、運動や勉強といった分野別に、最適な学びの時期や学びのポイントについてご紹介しました。脳の成長に合った適切な関わり方を知れば、子どもに大きなストレスをかけることなく、効率的にサポートができます。 ぜひ、今回紹介した内容を参考にしていただければ幸いです。 ### いくつになっても脳は成長する?脳の成長を促す10のアイデア よく「もう歳だからなかなか新しいことが覚えられない」といった話を耳にします。たしかに、高齢になるにつれて、忘れっぽくなる人が多いのは事実でしょう。 しかし、それは年齢が原因ではありません。人間の脳は、適切な刺激を与えてあげれば、70歳80歳になってもしっかりと機能してくれます。つまり、脳の機能が衰えていくのは、単純に脳を使う機会が減っているからという理由が大きいのです。 そこで今回は、年齢に関係なく脳を成長させる具体的なアイデアを、10個ご紹介していきます。 脳を成長させたいなら、まずは生活習慣を整えよう 脳を成長させたいなら、まずは脳がきちんと機能するための下地づくりをするのが先決です。食事・水分補給・睡眠・運動という4つの側面から、良好な生活習慣がどれだけ脳によい影響を与えるのか、わかりやすく解説していきます。 ◆生活習慣と脳の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 脳によい食材「ブレインフード」を積極的に食べる 世の中には、脳の働きをサポートしてくれる、いわゆる「ブレインフード」と呼ばれる食材が多数存在します。脳の成長を促したいなら、ぜひこのブレインフードを積極的に食べたいところです。 ブレインフードといえば、もっとも有名なのが「オメガ3脂肪酸」でしょう。 2022年、米国神経学会の医学雑誌「Neurology」に掲載された研究データ※には、「中年期にオメガ3脂肪酸を多量に摂取している人は、ほとんど食べない人に比べて、思考能力が高く、脳の構造も優れている傾向が強い」と書かれています。 オメガ3脂肪酸は、サケ・サバ・カキといった脂肪の多い魚に多く含まれています。また、ムール貝やカキといった貝類も含有量は多いです。魚介類が苦手でなければ、最低でも週に2回は魚介類を食べるようにしましょう。 緑黄色野菜やベリー類といった、そのほかのブレインフードについては、この章の冒頭で紹介した別記事にて詳しく紹介しています。ぜひそちらの記事をご参照ください。 ※参考: Can Eating Omega-3 Fatty Acids in Midlife Help Your Brain? 水分補給と脳機能の関係性 脳の約80%は水でできているため、適切な水分補給は脳の機能をサポートするうえでとても重要です。 2012年にThe Journal of Nutrition誌に掲載されたレポート※によると、運動後の脱水時(軽度)に受けた認知テストでは、多くの参加者(とくに女性)が軽い頭痛・疲労・集中力の低下を引き起こし、認知テストの結果に影響が出たそうです。 では、具体的に軽度というのは、どの程度の脱水状態を指すのでしょうか。先ほどの研究データには、体内の水分量がわずか1.5%減少するだけで影響が出ると書かれています。 一般的に、2%ほど水分を失うと、のどが渇いたと感じるそうです。つまり、のどが渇いてから水分補給をするのでは、遅すぎることになります。 厚生労働省が推奨する基準を見ると、成人が1日に必要とする水分摂取量は約2.5Lです。もちろん、水を毎日2.5L飲む必要はありません。 食事から摂る水分も含まれているので、口から飲む量は、1.2LほどでOKです。これなら、普段あまり水を飲まない人でも、なんとかなりそうですよね。 ※参考: Even Mild Dehydration Can Alter Mood - UConn Today ◆水分補給が脳に与える影響については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ なんだか頭がボンヤリするなと感じたら「脳を起こす方法9選」 なぜ7時間以上の睡眠が不可欠なのか 脳が正常に機能するためには、最低7時間以上の睡眠が必要というのが、一般的な認識です。 人間の脳は、レム睡眠中に記憶の整理と定着をおこないます。レム睡眠はひと晩に4〜5回しか発生しないため、睡眠時間が短くなると、この大切なレム睡眠が削られてしまいます。 だから、どんなに忙しくても、いや忙しいからこそ、しっかり7時間以上の睡眠を確保して、脳のパフォーマンスを引き出すべきなのです。 もちろん、年齢によって必要な睡眠時間は変わってきます。年齢ごとに推奨される睡眠時間※は、以下の通りです。 年齢ごとに推奨される睡眠時間 新生児(0〜3か月):14〜17時間 乳児(4〜11か月):12〜15時間 幼児(1〜2歳):11〜14時間 未就学児(3〜5歳):10〜13時間 児童(6〜13歳):9〜11時間 ティーンエイジャー(14〜17歳):8〜10時間 成人(18〜64歳):7〜9時間 高齢者(65歳以上):7〜8時間より少し短い程度 国民健康・栄養調査結果(令和元年)によれば、1日7時間未満の人は、男女とも30%を超えています。まずは、7時間以上の睡眠を目指して、脳をしっかりと働かせられるように心がけましょう。 ※参考: How Much Sleep Do You Really Need? - National Sleep Foundation ◆睡眠と脳機能の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ いつまでも若くいたいなら、脳が若い人11の特徴を上手にマネしよう 運動習慣が脳に与える影響 運動は身体によいと知ってはいても、脳に対してもよい影響を与えると知っている人はそれほど多くありません。 定期的に適度な運動をおこなえば、全身の血流がよくなり、脳に対する血液の供給量も増えます。主に脳が栄養源としているのは、ブドウ糖です。血液中にはブドウ糖と酸素が含まれているので、血流の改善によって、脳へ栄養がたっぷりと運ばれます。 さらに、運動にはストレスを軽減し、気分を向上させる効果も期待できます。これは運動中(とくに有酸素運動)に、エンドルフィンという「幸せホルモン」が、通常の3〜5倍も分泌されるためです。 ひとりでおこなうウォーキングや筋トレもよいですが、運動に慣れてきたら、ぜひフットサルやヨガ、ダンスといったスポーツにチャレンジしてみてください。 こういったスポーツに取り組むと、自然と他人との交流が増えます。普段、家庭・学校・職場でいつも同じ人と接している人には、非常に刺激の多い、かつ楽しい時間を過ごせるのではないでしょうか。 ◆高齢者にオススメの脳トレ運動については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 高齢者にオススメ!自宅で簡単にできる脳トレ運動10選 脳の成長にストレスは大敵 いくら生活習慣を整えても、いくら脳の成長によい取り組みをしても、過剰なストレスに苛まれている状態なら、脳は思うように機能してくれません。 この章では、ストレスと脳の関係、そしてストレス緩和に有効なオススメのリラクゼーション法について解説していきます。 ストレスが脳の成長を妨げるメカニズム ストレスが脳に与える影響は、私たちが思っている以上に深刻です。長期間にわたる慢性的なストレスにより、ストレスホルモン「コルチゾール」の過剰分泌が続くと、脳の神経細胞がダメージを受けて新しい神経回路の形成が妨げられます。 さらに、大量のコルチゾールに晒され続ければ、記憶を司る海馬が縮小してしまいます。認知症患者の脳は海馬が縮小しているという事実を見ても、いかにストレスの影響が恐ろしいかがわかるでしょう。 また、強いストレスは、前頭前野の働きにも悪影響をおよぼします。前頭前野は、喜怒哀楽といった感情をコントロールする非常に重要な部位です。 だから、前頭前野の働きが狂ってしまうと、急にキレたり、気力を失ってしまったりして、対人関係にも支障をきたしてしまいます。 集中力や判断力も失われていきますから、仕事や勉強、家事など、あらゆる場面でミスが起こりやすくなるでしょう。 オススメのリラクゼーション 前述の通り、長期的なストレスは、脳の成長に悪影響をもたらします。しかし、残念ながら、ストレスの原因をすぐに解決できるケースは少なく、ストレスの長期化は避けられないというのが現実です。 そこで、重要になってくるのが、ストレス緩和のアプローチです。今回は、ストレス緩和に有効なオススメのリラクゼーション法を3つご紹介します。 【マインドフルネス瞑想】 マインドフルネス瞑想は、グーグルやアップルといった名だたる企業が研修として取り入れたことでも有名です。 私たちは、驚くほどの不安や悩みを抱えながら生きています。それは、過去や未来に目を向けすぎているのが、大きな原因です。過去を振り返れば後悔が生まれ、未来を考えれば希望より不安の方が大きく感じてしまいます。 だから、まずは現在の状況に目を向け、できること・やるべきことにフォーカスするマインドフルネス瞑想が有効になってくるのです。 もちろん、最初はいろいろなことを考えてしまうでしょう。でも、そういった雑念も含めて今の自分を受け止めるのが、マインドフルネスの第一歩です。 最初は、無理をせず5分程度からスタートして、慣れたら10分・20分と少しずつ瞑想の時間を伸ばしていきましょう。 ◆マインドフルネス瞑想のやり方については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 【呼吸法】 呼吸法は、簡単でありながら驚くほど効果的なリラクゼーション法のひとつです。たかが呼吸と思うかもしれませんが、適切な呼吸法による鎮静効果には驚くべきものがあります。 プレゼンや面接など、緊張で心拍数が上がり、普段できることができなくなってしまう状況は誰にでも起こり得るものです。 そういったときに、多くの人が深呼吸をして心を落ち着けようとしますよね。これは、ゆっくりと深い呼吸が緊張を和らげてくれると、経験から知っているからです。 ただの深呼吸でも効果はありますが、呼吸法を1〜2個身につけておくと、より速く確実にストレスによる症状を緩和できます。 オススメは、アメリカ海軍でも採用されている「ボックスブリージング」です。戦場という過酷な状況でもすぐに効果が出るよう考えられた呼吸法なので、非常に即効性があります。 ボックスブリージングの概要については、別記事で解説しています。ぜひ、そちらの記事も読んでみてください。 ◆ボックスブリージングのやり方については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶の司令塔「海馬とは」海馬の働きと改善方法について 【アロマテラピー】 アロマテラピーは、香りを使って心身をリラックスさせる自然療法です。エッセンシャルオイルと呼ばれる植物から抽出された香り成分を使い、ストレスの軽減や気分の改善をおこなっていきます。以下に、代表的なエッセンシャルオイルとその効能を紹介します。 代表的なエッセンシャルオイルとその効能 ラベンダー:鎮静、不眠症の改善、緊張の緩和、抗炎症 カモミール:鎮痛、抗炎症、解熱、保湿、抗アレルギー ペパーミント:抗炎症、消化促進、鎮痛、集中力アップ ユーカリ:抗菌、殺菌、利尿、抗炎症、解熱、鎮痛 ローズマリー:強壮、抗ウイルス、発汗、血行促進、集中力アップ 上記はあくまでも一例です。記載されている以外の効能も、数多くあります。本格的に治療的な役割として使用を考えている場合は、必ず専門家と相談してください。 とはいえ、そこまでアロマテラピーをむずかしく考える必要はありません。気に入った香りを垂らしたハンカチを鼻に近づけるだけでも、心がスーッと落ち着きます。お風呂に数滴垂らしてもいいし、ディフューザーを使って部屋中に香りを拡散させるのもよい方法です。 毎日の生活に少しだけアロマの力を取り入れて、ストレスを和らげ、心地よい時間を過ごしましょう。 脳の成長を支える日常の小さな習慣 脳の成長には、なにか新しいことへの挑戦が非常にオススメです。最後に、10個新しい挑戦のアイデアをご紹介します。 1. クロスワードパズルのような脳トレーニングに取り組む 脳の成長のためには、クロスワードパズルのような、いわゆる脳トレに取り組むのがもっとも効率的です。難易度にもよりますが、さまざまな可能性を探りながら正解を探し出す過程で、分析力・論理的思考・問題解決力・集中力などが思い切り鍛えられます。 クロスワードパズルの場合、縦マスと横マスそれぞれの文字数、さらに交差する箇所の文字が一致しないといけないというルールがあります。 ヒントを基に答えを考えるのですが、そもそも答えとなる言葉を知らなければ答えられません。当然、過去の記憶から答えを導き出そうと頭を捻りますので、自然と記憶力も向上します。 クロスワードパズルをはじめるのは簡単です。書店にいけば驚くほど豊富な種類の専門誌が販売されていますし、アプリも数多くリリースされています。アプリの方が手頃で便利ですが、雑誌には懸賞に応募できるという楽しみが用意されています。 脳トレを継続するには、なんといっても楽しいのが一番です。書店に出向き、まずはお好みの1冊を手に入れるところからはじめてみてはいかがでしょうか。 ◆クロスワードパズルの脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者にピッタリな楽しい脳トレ9選 2. 参加できるコミュニティを複数確保しておく 脳の成長には、定期的に受ける新しい刺激が重要です。とはいえ、毎日同じ会社にいき、同じような仕事をしているので、変化がなくてつまらないと感じている人も少なくないでしょう。 会社を例に挙げましたが、これは学校でも友人との集まりでも、基本的に状況は同じです。人間は、基本的に変化を恐れる傾向にあり、新しい刺激を受けるには、意図的に新しい活動の場へ参加する意識が必要になってきます。 今、日常生活がルーチン化していると感じている人は、ぜひ参加できるコミュニティを複数確保してください。趣味のサークルや資格の講座、地域の集まり、ボランティア活動など、参加するコミュニティの内容はそれほど重要ではありません。 異なる取り組みにより、新鮮な気持ちを維持できるなら、なにをやってもOKです。ただ、せっかく違うコミュニティに参加するなら、できるだけ幅広い年齢層の人と触れ合えた方がより強い刺激を受けられます。参加の際には、ぜひそういった点も頭に入れておいてください。 3. アートや楽器演奏などクリエイティブな活動の時間をもつ 忙しい現代社会に生きる私たちは、とにかく結果を求められがちです。受験生は友達と楽しく遊ぶより志望校合格が最優先になるし、社会人なら利益を生み出さないと評価してもらえません。 そのため、普段私たちの脳は、どうしても分析力や判断力、計算力といった左脳の働きが中心になっています。こういった左脳偏重の状況を改善してくれるのが、クリエイティブな活動なのです。 というのも、絵を描いたり、音楽を演奏したりする際には、創造性・イメージ力・全体把握力・ひらめきといった右脳の働きが活発になります。 絵に色を塗る作業ひとつ取っても、どの色をどのくらいの濃さで塗ればよいのか、さらにほかの色とのバランスなどを頭のなかでイメージして全体像を決定していかなければなりません。 また、絵画にしろ楽器演奏にしろ、頭のなかでイメージしたものを実際に体を動かして表現していきます。だから、アート活動をすると、少しずつ左右の脳の連携がスムーズになってくるんですね。バランスよく脳を成長させたいなら、アートのようなクリエイティブ活動はオススメです! ◆楽器演奏の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 楽しく頭を使うオススメの趣味をジャンル別に紹介 4.見識を広げるために月に1〜2冊の読書を目指す 読書は、脳を成長させるためのマストアイテムともいうべき、非常に重要な役割を担っています。わずか2000円程度の投資で、さまざまな知識が身につくわけですから、私たちはもっと積極的に本を読むべきです。 もし、本に書かれている知識をダイレクトに仕入れようと思えば、少なくとも万円単位のお金が必要になるでしょう。講演会などが開催されていなければ、そもそも話を聞く機会すらありません。 その点、読書なら、いつでもどこでも気軽に新しい知識や価値観に触れることができます。しかも、語彙力・読解力・集中力、さらに小説なら想像力や感性といった能力も同時に鍛えられるので、これほどコスパのよい成長法はないといっても過言ではありません。 忙しくて読書の時間がなかなか取れないという人でも、できれば月に1〜2冊の読書を目指していきましょう。 ◆読書の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 読書で脳はキレキレになる!読書のメリットと効果的な読書法 5.定期的に新しいチャレンジへ取り組む いつも同じようなことばかりを繰り返していると、脳はその活動に慣れてしまい、成長の機会を失います。新しい取り組みをする際には、当然ですができないことやわからないことばかりです。 ルーチンワークが多い人からすれば、面倒くさくて、イラッとすることが多いかもしれません。しかし、その「できないことをできるようにする」「知らないことを学ぶ」過程が、あなたの脳を思い切りレベルアップしてくれるのです。 ぜひ、そのうまくいかないイライラを楽しんでください。やることは、なんでもOKです。たとえば、新しい趣味を始めるのもいいし、普段いかない場所に足を運んでみるのもいいでしょう。仕事で身につけたい新しいスキルの習得にチャレンジするのも、オススメです。 大きな挑戦でなくても構いません。まずは毎月ひとつ、自分の「できそうな範囲」で新しいことを試してみましょう。その積み重ねが、脳の成長を促し、より柔軟で豊かな思考力を育ててくれます。 6.第二言語を学ぶ とくにチャレンジしたいことが決まっていないなら、第二言語を学んでみるのはどうでしょうか。言語を学ぶ際には、単語や文法をある程度覚えなければならないので、必然的に記憶力が鍛えられます。 もちろん、単語や文法をただ覚えても、実際に使えなければ意味がありません。ネイティブではない私たちがネイティブの速い会話を理解するには、聴き取れる単語を基に、内容を推測する能力が必要です。 自分の知っている単語やフレーズで適切な意思表示をするために、集中力や判断力、問題解決能力なども必要になってくるでしょう。語学学習を継続していけば、こういった能力が自然とレベルアップします。 また、新しい文化や日本人とは異なる価値観に触れる機会が増えるのも、第二言語学習の大きな魅力です。 とくに今はYouTubeのような動画サイトで、海外の投稿が簡単に視聴できます。英語以外の言語についても、海外のインフルエンサーから直接情報の入手が可能です。気になる言語があれば、まずその言語で発信されている動画をいろいろとチェックしてみてください。 ◆初心者向け英語の学習法については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 【英語初心者向け】社会人にオススメの英語勉強法と挫折しないコツとは 7.ストレッチ目標を立てて行動する 脳の成長には、ストレッチ目標の設定をオススメします。ストレッチ目標とは、少しだけ背伸びすれば実現できそうなことをゴールに設定する、目標設定のテクニックです。 適切な目標設定は、じつは案外むずかしいもの。高すぎる目標は挫折を生み、低すぎる目標は成長や達成感が得られません。だから、少し頑張ればなんとか手の届く「ストレッチ目標」の設定が重要になってくるわけです。 適切なストレッチ目標を設定できれば、スキルや知識を最短距離で取得できます。たとえば、ランニングで結果を出したいなら、自己ベストを目標にしては駄目です。 自己ベストより少しだけ速いタイムを設定し、どうやったらそのタイムを更新できるか、試行錯誤してください。その試行錯誤する過程が、あなたの能力を一気に高みへ引き上げてくれるでしょう。 8.覚えたことを人に説明してみる 覚えたことを誰かに説明する行為は、学んだ内容の深い理解と記憶の定着に対して、非常に効果的です。 説明をしようと思えば、知識を整理して相手にわかりやすく伝える必要があるため、自分のなかで情報が再構築されます。その過程で、曖昧な部分や理解不足な点が明確になり、しっかりと修正ができるわけです。 たとえば、仕事で新しい知識やスキルを学んだら、ぜひ同僚に「こういうことを学んだよ」と話してみてください。同じ仕事に携わる者同士、きっと興味をもって耳を傾けてくれるはずです。 話し終わったら、今度はできる限りフィードバックをもらいましょう。よいフィードバックは自信を与えてくれるし、マイナスなフィードバックは今後の課題を教えてくれます。 なお、よい説明のためには、下準備が重要です。インプットした情報をわかりやすく要約する方法については、別記事で紹介しています。ぜひそちらの記事もご参照ください。 ◆要約のポイントについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 読解力を鍛える7つの方法とは 9.自然の癒しパワーを賢く利用する 脳の成長と聞けば、どうしても「学習やトレーニングで脳を鍛える」というイメージをもってしまいます。たしかに学習やトレーニングは、脳の成長に不可欠です。 ですが、それと同じくらい、脳のリラックスを意識する必要があります。ストレスにさらされ、疲れ切った状態なのに、よいパフォーマンスを発揮できるわけがないからです。 さまざまなストレス対策法があるなか、今回は自然とのふれあいを紹介します。自然のなかで木々に囲まれていると、なんだか心が落ち着きませんか? これは、樹木が発散する香り成分「フィトンチッド」が、大きく関係しています。フィトンチッドは、細菌や害虫から守るために、動けない樹木が放出する揮発性物質です。フィトンチッドには、大きく以下のような効果があるといわれています。 フィトンチッドの主な効果 殺菌 消臭 防虫 免疫力アップ 抗酸化作用 ストレス軽減 環境省のサイト※を見ると、「同じようなストレスを受けていても、自然のなかで過ごすと、都会にいるより13%もストレスホルモンが減少した」という、ストレス軽減に関するデータが掲載されていました。 もし、自然のなかに出かける時間がなくても大丈夫です。街路樹の多い通勤路を歩いたり、ベランダに鉢植えを置いたり、それも無理なら、自然の写真を見るだけでもストレスは軽減できます。 ※参考: データで見る国立公園の健康効果とは? | 国立公園に、行ってみよう! | 環境省 ◆自然がメンタルに与える影響については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 10.デジタルデトックスで脳の負担を減らす 私たちは、普段スマホやパソコンに囲まれた生活を送っています。たしかに、スマホやパソコンは便利です。もはや、こういったデジタルデバイスなしでは生活ができないでしょう。 しかし、デジタルデバイスを長時間使用していると、脳が過剰な情報にさらされ、疲労やストレスを感じやすくなります。また、絶え間なく鳴るSNSの通知やゲームの誘惑により、私たちの集中力は簡単に奪われてしまいます。 そこでオススメしたいのが、デジタルデトックスです。1日のうち30分〜1時間スマホを手放すだけでも、脳はゆっくりと休めます。できれば、脳のゴールデンタイムである午前中くらいは、スマホを見えない場所にしまいたいところです。 机の上にスマホを放置するのは、絶対にオススメしません。たとえ電源が入っていなくても、スマホが視界に入るだけで、意識がスマホに移ってしまうからです。 できるだけスマホに触れる時間を減らし、その間にやるべきことに集中しましょう。そうすれば、脳がダメージを受けることなく、作業効率は劇的に向上します。 ◆過剰なデジタルデバイス使用の弊害については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 当てはまったら要注意!知らない間に「頭が悪くなる」3つの日常習慣 まとめ 今回は、脳の成長に関連するさまざまな情報をお届けしました。脳を成長させたいなら、まず脳の成長を阻害する要因の排除が先決です。脳機能を低下させる悪い生活習慣を改め、ストレスとうまく付き合うリラクゼーション法を身につけましょう。 あとは、ここまで紹介した生活習慣の改善やリラクゼーションと合わせて、10個のアイデアのなかから、まずはどれかひとつ選んで取り組んでみてください。 ### 電話回線工事に伴う電話一時停止のお知らせ 平素より弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。 この度、電話回線工事の為、下記期間の電話を一時停止させていただきます。 皆様にはご不便をおかけいたしますが、 何卒ご理解・ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。 ■ 一時停止期間 2024 年 06 月 28 日(金)12:00 ~ 17:00 ■ 対象番号 03-6809-3030 ■ お問い合わせについて 上記期間につきましては、誠に恐れ入りますが、 メールにてご連絡いただきますようお願いいたします。 メールアドレス:support@syundoku.com ### 【瞬読】6/5・6/10限定!1分間瞬読ドリルをお得にゲット! 2年半前に発売された「見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル」 ●子どもは勉強脳が磨かれ、学習効果が向上 ●大人は脳機能が強化、日常生活や仕事のパフォーマンスが向上 ●シニアは認知症予防に効いてくる! 今でも、増刷が続いており、大変話題になっております。 この1分間瞬読ドリルが、6月5日・10日 限定で、楽天ブックスキャンペーンに選ばれました! 楽天ブックスよりご購入いただきますと、楽天ポイントがポイントUP! お得に、手に入れていただけます。 父の日のプレゼントにも、ピッタリです! 自分用に、家族やご友人へのプレゼントに、是非お買い求めください。 ▼楽天ブックスでのご購入はこちらから▼ https://books.rakuten.co.jp/rb/16948005/ 「1分間瞬読ドリル」は、「脳がよくなる」要素がすべて詰まっています。 ▲△「土曜はナニする! ?」(関テレ/フジ系)、 △▲「朝生ワイドす・またん! 」(読売)、 ▲△ テレビ出演で売上大爆発! ★シニア層は認知症予防に、子どもは勉強脳に! ☆ドリルなのにくり返し使えて間違っても効果アリ ★問題を見るだけで脳がみるみる変わっていく ☆10歳から100歳まで、誰でもできる! ご家族みんなで楽しめる、1分間瞬読ドリル。 遠方のご家族のプレゼントにも最適^^ 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集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 好奇心が旺盛 記憶力の優れた人は、たいてい好奇心が旺盛です。新しいことに興味をもち、常に学び続ける姿勢が、脳を活性化させるからでしょう。 好奇心が旺盛な人は、「なぜ◯◯なんだろう?」「へえ〜、だから△△なんだね」といった具合に、日々の生活のなかで新たな発見を楽しんでいます。そして、この新しい情報によって満たされた知的好奇心が、記憶の定着をサポートしてくれるんですね。 たとえば、読書ひとつ取っても、好奇心旺盛な人とそうでない人では、取り組み方が大きく異なります。いろいろとアンテナを張っている人は、普段あまり馴染みのないジャンルであっても、興味を惹くタイトルの本があったらとりあえず内容を確認してみます。 その結果、普通に生活していてもなかなか得られない知識が、どんどん増えていくわけです。 一方で好奇心が薄く、いつもおなじような本ばかり読んでいる人には、新しい情報が入ってきません。だから、脳が惰性化してしまい、記憶する力が少しずつ低下していきます。 情報の整理と分析が的確 情報を整理し分析する能力も、記憶力を高める重要な要素です。現代社会は、明らかに情報過多であり、多すぎる情報は私たちの脳に混乱を与えます。 しかし、必要な情報だけをピックアップして的確に分析できる人は、覚える内容が明確なので、短期記憶から長期記憶への移行がスムーズです。 もちろん、整理や分析が上手い人と苦手な人に、大きな能力差があるわけではありません。極端な話、両者の決定的な違いは、「必要な情報を正しくピックアップできるかどうか」だけです。 整理や分析が苦手な人の頭のなかは、情報でごちゃごちゃしています。なにが重要で、どういった情報が必要なのかが、自分でもわかっていない状態です。 一方、整理や分析が上手い人は、思考をすべて書き出してみるなどして、必ず思考を可視化しています。だから、整理や分析が楽にできるし、抜けやミスも少ないのです。 記憶力を高めるオススメの生活習慣 自分の記憶力に不安を感じているなら、ぜひ今回紹介する内容を習慣化してください。すべてクリアできれば、間違いなくあなたの記憶力は向上するはずです。 抗酸化物質が多いベリー類など健康的な食事を取る 記憶力を高めたいなら、ぜひ食事にも注意を払っていきましょう。栄養価の高い食品をバランスよく食べれば、脳の働きがよくなり、記憶力にもよい影響が生まれます。 脳によいとされる食品は数多くありますが、なかでも、抗酸化物質を豊富に含むベリー類は非常にオススメです。 活性酸素は生活習慣病の原因といわれており、抗酸化物質の摂取による活性酸素の除去は体によい影響を与えてくれます。ただ、近年の研究では、良性の活性酸素が記憶を促進してくれるという研究データもあるので、抗酸化物質の過剰摂取には注意したいところです。 また、オメガ3脂肪酸が豊富な魚類や、ビタミンEが多いナッツ類も記憶力サポートには欠かせません。健康的な食事は、脳のパフォーマンスを最適化するための基本です。 ◆脳によい食事については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の衰えを予防する6つの習慣とは? 週に2回以上の運動を習慣化する 適度な運動が、脳によい影響を与えることはご存知でしょうか。記憶力を改善したいなら、ぜひ週に2回以上の運動を習慣化していきましょう。 運動が肉体的な強化をもたらしてくれることは、多くの人が知っています。ところが、運動が脳に与える影響については、それほど知られていません。 適度な運動をすると、全身の血流がよくなり、脳の血流が増加します。脳は血液中の酸素とブドウ糖を栄養源にしているため、血流が増えれば、栄養をしっかりと受け取れるわけです。 また、運動で鍛えられた筋肉からは、「マイオカイン」とよばれるホルモンが分泌されています。マイオカインの一種であるBDNF(脳由来神経栄養因子)には、海馬(記憶の司令塔とよばれる器官)の成長を促進する働きがあるので、運動によって記憶力がよくなるんですね。 こういった運動と脳の関係については、福島県立医科大学の高橋仁美教授のコラム※が非常に参考になります。運動で記憶力を改善したい人は、一読をオススメします。 ※参考: 筋肉と脳の深い関係を知ろう | いごころvol.30 ◆運動と脳の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 頭をフル回転!日常で取り入れたい頭を使う7つの習慣 7〜8時間の良質な睡眠を心がける 睡眠は、体だけでなく脳にとっても重要なリフレッシュの時間です。記憶力を高めたい場合、7〜8時間の良質な睡眠を心がけてください。 徹夜をして、翌日頭がまったく働かなかったという経験をした人も多いでしょう。通常、私たちの脳で発生した老廃物「アミロイドβ」は、血液を通して睡眠中に排出されます。 ところが、睡眠時間が短いと、アミロイドβを排出しきれません。そうやって蓄積したアミロイドβが、アルツハイマー病を引き起こす大きな原因のひとつであるといわれています。 また、脳は睡眠中に記憶の整理と定着をおこないます。そのため、睡眠時間が不足すると、記憶が整理されないまま翌日を迎えるわけです。これでは、記憶がよくなるわけがありませんよね。 もちろん、ただ長時間眠ればよいわけではなく、良質で深い眠りが必要です。良質な睡眠のポイントについては別記事で紹介しているので、そちらの記事もぜひ読んでみてください。 ◆良質な睡眠を取るポイントについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える マインドフルネス瞑想を実践する 不安や悩みを抱えていると、どうしても脳の働きは悪くなるものです。ストレスを抱えて脳のパフォーマンスが落ちている自覚のある人には、マインドフルネス瞑想をオススメします。 マインドフルネス瞑想は、瞑想で今この瞬間に集中して、余計な雑念を頭から追い出す練習と考えると理解しやすいかもしれません。 過去や未来に目を向けすぎると、後悔・不安・恐怖といったマイナスの感情を抱きやすいです。しかし、今目の前にある「できること」だけに集中すれば、マイナスな感情を抱く理由がなくなります。 マイナスな感情が減少すれば、集中力をもってやるべきことに取り組めますよね。そうなれば、当然記憶力にもよい影響が生まれるでしょう。 マインドフルネス瞑想はむずかしいと感じるかもしれませんが、まずは5分間静かに座って、呼吸を整えるだけでも十分効果があります。あまり気負わずに、気軽に取り組んでみてください。 ◆瞑想の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 仕事や勉強の成果が大きく変わる!潜在能力を引き出す9つの方法 記憶力に有効な認知トレーニングをおこなう 記憶力を高めるには、記憶力改善効果の期待できる認知トレーニングがオススメです。認知トレーニングの種類は星の数ほどありますが、記憶力に関するものとしては以下のようなトレーニングが挙げられます。 記憶力改善効果の期待できる認知トレーニング例 神経衰弱のような記憶力が要されるゲーム ジャーナリング(日記) 間違い探し 推理ゲーム パズル 速読 伏せたカードの種類と場所を覚える必要のある神経衰弱は、記憶力強化の代表的なトレーニングです。高齢になり、記憶力の低下が気になる人は、日記を書くのもいいですね。日記を書くには、その日にあった出来事をひと通り振り返る必要があるので、自然と記憶力がよくなります。 記憶力をさらにアップしたいなら、速読もオススメです。読書スピードを上げるには、過去の知識を素早く参照する能力も求められます。「あっ、ここはこういうことだな……」と記憶の扉を瞬間的に確認する機会を増やすと、記憶力はどんどん改善されていきます。 ◆記憶力を向上させる方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 若者も高齢者も必見!記憶力をアップさせる方法とは ◆右脳速読法の効能については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 記憶力を高めるために知っておきたい3つのポイント ちょっとしたポイントを知っているだけで、記憶力は大きく向上します。今回は、必ず知っておいてほしいポイントを3つ厳選してご紹介します。 メモを取る 情報の記憶力を上げるシンプルで効果的な方法のひとつが、メモを取ることです。聞いたり読んだりした内容を書き留めておけば、あとから読み返せるので、情報の理解が深まります。 あやふやな情報と比べて、しっかりと理解した情報の方が、記憶に残りやすくなるのは当然でしょう。 また、メモを取る行為自体が、脳に情報を「重要だ」と認識させる手助けになっています。別記事でもお伝えしたように、長期記憶へ移行するには、「繰り返し」と「強烈なインパクト」が効果的です。 メモした内容を繰り返し読むと、脳が「わざわざメモした内容を繰り返しインプットしているから、この情報は重要なのだろう」と判断します。 会議や講義中だけでなく、日常生活で気づいたことがあれば、積極的にメモするとよいでしょう。その際には、できれば手書きでメモをすると、より記憶の定着がおこなわれやすくなります。 ◆長期記憶3つの原則については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 長期記憶のシステムを理解して勉強や仕事に活かす方法 適切な間隔で復習をおこなう ものごとを長期間記憶しておくには復習が大事だと、多くの人は理解しているはずです。ところが、復習の適切な間隔について理解している人はそれほど多くありません。 ある意味勉強のスペシャリストといえる受験生も、なんとなく復習するタイミングを決めている人がほとんどです。もし記憶力を高めたいなら、復習の間隔にもっと注意を向けてください。 とはいえ、厳密に何日後という決まりはありません。覚えておいてほしいのは、復習の回数を重ねるごとに、復習の間隔を長くするというルールです。 復習の間隔や回数には諸説ありますが、かりに学んだ翌日に最初の復習をするとしましょう。そしたら、次の復習は1週間後、3回目は1か月後という具合に、復習を設定します。 記憶が薄れてきたころに、また知識をインプットすると、記憶がしっかりとアップデートするんですね。こういった復習方法を「スペースド・リピティション」といいます。長期記憶への移行を促進するためにも、ぜひスペースド・リピティションを取り入れてみてください。 ◆オススメの復習回数については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは 言葉ではなくイメージ力を活用する 記憶力を高めるためには、情報を言葉だけでなく、視覚的なイメージとして捉えるのがオススメです。脳は、映像を言葉よりも速く認識します。「今日の夕飯、回転寿司とラーメンどっちがいい?」と聞かれたら、お寿司とラーメンの映像がパッと頭に浮かぶはずです。 ところが、少し長い文章になると、多くの人が一文字ずつじっくりと理解しようとします。これでは、理解に時間がかかるし、記憶にも残りにくいです。 でも、安心してください。言葉のイメージ化は、慣れによって少しずつできるようになってきます。 「カレー」のような短い単語だけでなく、「エプロンをした母親が、エビやイカのたっぷり入った海鮮カレーをつくってくれた」といった長めの文章も、慣れればパッと映像として理解できるようになるでしょう。 言葉で考えるより、イメージの方が断然処理速度は速く、より鮮烈に記憶に残るという仕組みをぜひ上手に活用していただければと思います。 ◆記憶におけるイメージ化のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 長期記憶を意識すれば、勉強の効率は大きくアップする まとめ 冒頭でもお話ししたように、認知症のような病気でなければ、習慣の改善によって記憶力は向上します。記憶力に不安を感じている人は、ぜひ今回紹介した方法を試してみてください。 できれば、すべての方法に取り組められればベストですが、どれかひとつでも習慣化できれば、まずは十分です。自分の気になる方法をとりあえずひとつ選び、半年から1年程度は継続してみてください。そうすれば、記憶力は間違いなく改善するでしょう。 ### 脳を鍛える!脳の健康を高めるオススメの運動とは あなたは、脳を活性化し、記憶力を向上させたいですか?もしそう思っているなら、まずは運動からスタートするのがオススメです。運動と脳は一見関係ないように見えますが、じつは非常に密接な関係があります。 この記事では、認知機能の向上やストレスの軽減をもたらしてくれる、「脳にいい運動」を紹介していきます。さらに、そういった脳にいい運動を継続するためのコツも紹介していくので、ぜひ最後まで読んでいただければ嬉しいです。 なぜ運動が脳によいのか? 運動が体によいのは知っていても、脳によい影響をおよぼすという事実を知らない人は少なくありません。脳にいい運動を紹介する前に、まずはなぜ運動が脳によいのか、しっかりと確認していきましょう。 運動が記憶力におよぼす効果 多くの人は、運動が脳の働きにもよい影響を与えていることを知りません。しかし、記憶力をよくしたいなら、適度な運動は不可欠です。 その事実を証明するかのように、CDC(アメリカ疾病管理予防センター)のサイト※では、「身体活動が思考・学び・感情のバランス・記憶力の向上などをサポートしてくれる」と、運動のメリットを明言しています。 まず、適度な運動をすると、脳内でBDNF(脳由来神経栄養因子)という物質が増えます。BDNFはとくに海馬の成長と関係していて、海馬の神経細胞の成長や維持、修復を促進してくれるんです。 海馬は、短期記憶から長期記憶への移行を判断する重要な器官です。だから、運動によって海馬の機能がよくなれば、当然記憶力も大きく向上します。具体的にどういう運動をすればよいのかについては、のちほど詳しく解説します。 ※参考: Physical Activity Boosts Brain Health ストレス解消と脳の健康の関係 ストレスが溜まると、何だか頭が重く感じたり、集中力が落ちたりしませんか? でも、まだ集中力が少し落ちる程度ならマシです。かりにストレスがマックスまで膨れ上がれば、パフォーマンスが落ちるどころか、うつ病やアルコール中毒のような精神疾患になってしまうかもしれません。 でも、安心してください。ストレスの影響が酷くなる前にうまく運動習慣を取り入れれば、脳をストレスから遠ざけることも可能です。 まず運動をすると、脳内でエンドルフィンやセロトニンといった「幸せホルモン」が分泌されます。幸せホルモンは、私たちの気分を高めてくれるので、ストレスによるダメージを大いに和らげてくれるのです。 また、運動を続けて肉体的に強くなると、少々のハードワークやストレスなど、軽くいなせるようになるでしょう。 忙しくて運動する時間がないという人も、ちょっとした隙間時間に軽いストレッチやウォーキングを取り入れるだけで、ストレス耐性は大きく変わってきます。運動を習慣にして、ストレスフリーな毎日を手に入れましょう! ◆ストレスが海馬へ与えるダメージについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 海馬は記憶の司令塔「海馬と記憶の関係性について」 運動が認知機能に与えるポジティブな影響 認知機能とは、記憶力や注意力、言語能力といった私たちの思考や学習に関わる能力のこと。一般的に、高齢者とよばれる年齢に差しかかると、こういった認知機能の衰えを感じる人が増えてきます。 そこで重要になってくるのが、運動です。前述の通り、運動は脳の認知機能にもポジティブな影響を与えてくれます。 先ほど紹介したCDCのサイトによると、「身体活動を定期的におこなっている人は、そうでない人と比べて、認知症リスクが約1/2まで下がる」という研究結果もあるそうです。 重度の認知症になれば、記憶も曖昧になり、自分が今日なにをしたのかも思い出せなくなってしまいます。言語機能に障害が出れば、思っていることをうまく話せなくなってしまう可能性が高いです。 こうなってしまえば、もはやひとりで日常生活を送るのはむずかしいでしょう。でも、認知症になる前から運動を習慣化できれば、認知症を予防できる可能性は高いのです。そう考えると、運動をやらない理由はありませんよね。 ◆運動のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 脳にいい効果が期待できる運動 基本的に、どのような運動でも適度な負荷と頻度でおこなえば、脳によい影響を与えてくれると考えて大丈夫です。とはいえ、散歩と筋トレでは効果も異なるし、忙しくて本格的な運動に時間を割けない人もいらっしゃるでしょう。 この章では、運動の選び方に関するポイントをわかりやすく解説していきます。ぜひ、運動選びの参考にしていただければと思います。 有酸素運動とその効果 有酸素運動は、心拍数を上げて持続的におこなう運動の総称で、健康全般に素晴らしい効果があります。ウォーキング・ジョギング・サイクリング・水泳など、器具なしでできる運動が多いので、取り組みやすいのが大きな魅力ですね。 有酸素運動によって脂肪が燃焼する効果は、知っている人も多いでしょう。しかし、有酸素運動で得られるメリットは、脂肪燃焼だけではありません。 長時間運動を続けるには、大量の酸素が必要です。酸素は血管を通して全身に供給されるのですが、心拍数の上限はある程度決まっています。大量の酸素をしっかりと全身に送り出すとなれば、1回あたりの心拍出量を増やさなければなりません。 有酸素運動で心臓周りの筋肉や、第2の心臓とよばれる「ふくらはぎ」を使うと、ポンプ機能が強まり、血流量が増えます。 サイクリングや水泳がむずかしいなら、簡単な体操やストレッチでも構いません。とにかくまずは、なにか有酸素運動をはじめてみましょう。 瞑想のパワー 前述の通り、脳はストレスにとても弱いです。だから、体を動かして、ストレスに負けない体をつくるのも非常に大切です。 でも、あまりにもストレスの負荷が大きすぎると、メンタル面からのケアが必要になってきます。大きすぎるストレス対策として、非常にオススメしたいのが、瞑想です。 瞑想法によってやり方は異なるものの、静かに座って心を落ちつけるスタイルは、ほぼどの瞑想でも変わりません。 瞑想中に深呼吸をおこなうと、副交感神経が刺激され、心身がリラックス状態に導かれます。静かに自分の内面と向き合ううちに、自然と余計なことを考えなくなるのです。 不安や恐怖といったストレスに目を向けてしまうと、どうしても気持ちが沈みます。だから、瞑想中は余計な雑念を頭から追い出し、心を休ませてあげるんですね。不思議なもので、瞑想を習慣化すると、ストレスを解消しようという意欲や知恵が湧いてきます。 瞑想はむずかしいと思うかもしれませんが、やってみると意外と簡単なことに驚くでしょう。毎日5分でも構いません。まずは、むずかしいことを考えず、静かな場所に座り、ゆっくりと呼吸に集中するだけで十分です。 ◆メンタルケアの重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を元気にする究極の方法「健康な脳への9ステップ」 日常生活で簡単にできる脳トレ運動 いくら運動が脳によい効果をもたらしてくれるといっても、忙しい毎日のなか、定期的に運動をするのは正直大変です。でも、日常生活にうまく運動を組み込めば、気負わずに運動を習慣化できます。 今回は、忙しくても特別な道具がなくても、気軽にできるアイデアをいくつかご紹介します。 まず、もっともオススメなのが、ウォーキングです。通勤や買い物のついでに、少し遠回りをして歩くだけでも、十分な運動効果が期待できます。 普段と違うルートを歩けば、「あれなんだろう?」とか「こんなところに可愛いショップがあるなんて」と、新しい気づきが必ずあるはず。注意力や観察力が自然と鍛えられるし、なにより気持ち的にリフレッシュします。 どうせ歩くなら、エレベーターやエスカレーターを極力使わず、階段を使いましょう。自力で階段を登れば、心拍数が上がり、脳に新鮮な血液が送られます。 また、家事も立派な脳トレ運動です。掃除や洗濯、料理などの際に、意識的に体を動かしてください。一つひとつの運動量は少なくとも、積み重なれば立派な有酸素運動になります。 有酸素運動と筋トレを上手に組み合わせる ここまで有酸素運動をメインにお伝えしてきましたが、実際には有酸素運動と無酸素運動(筋トレ)をバランスよく組み合わせる意識が重要です。 それぞれ役割が違うので、どちらか一方しかやらないと、せっかくの運動効果が半減してしまいます。 前述の通り、有酸素運動は心肺機能を高め、全身の血流を促進してくれます。その結果、血液に含まれる酸素と栄養がたっぷりと脳に供給されるわけです。 一方、筋トレは筋肉を強化し、代謝をアップさせます。新潟大学脳研究所のサイト※には、高負荷の運動を間欠的におこなうトレーニングが、BDNFを増やしてくれるという報告が増えていると書かれています。 そういった点を考慮すると、毎日同じ運動を続けるのではなく、週に数回、有酸素運動と筋トレを交互におこなうのがオススメです。なお、運動の時間については、「週に中強度の運動を150分、もしくは強めの運動を75分」というCDCの指針に沿っておこなえば間違いないでしょう。 ※参考: 運動が支える脳の健康 | 脳研コラム | 新潟大学脳研究所(脳研) 脳にいい運動を継続するコツ いくら脳にいい運動でも、継続できなければほとんど意味がありません。最後に、脳にいい運動を継続するコツを3つご紹介します。 モチベーション維持が継続のポイント 運動を続ける上で、モチベーションの維持は非常に大切です。でも、忙しい日々のなかでやる気を維持するのは、簡単ではありませんよね。そこで、モチベーション維持のコツをふたつご紹介します。 目標を設定する 成功に対して報酬を与える まず、運動を継続するなら、必ず目標を設定してください。とはいえ、今5キロ走るので精一杯な人が、いきなりフルマラソンを目標にしても、おそらく途中で挫折するはずです。 まずは、10キロを目指す、あるいはタイムを1分縮めるといった、小さい目標を目指しましょう。そうすれば、自身の成長を感じられて、もっと頑張ろうという意欲が生まれます。 そして、小さな目標を達成したら、なにか報酬を設定してあげると、モチベーションは大きくアップします。もちろん、報酬は小さなもので構いません。 「◯◯を達成したらおやつを食べる」「タイムを◯秒縮めたら、新しいウェアを買う」といったご褒美があると、モチベーションが爆上がりします。 なお、疲れているときは、無理をせず休むことも大切です。無理をすれば、必ずどこかで気持ちが途切れます。「運動は楽しく」これが、運動を続ける大原則です。 適切な運動の選び方 運動をすると決めても、「では、どんな運動が自分に合っているんだろう?」と迷うことも多いですよね。楽しく運動を継続するには、適切な運動選びが不可欠です。ここでは、自分に合った運動の選び方をご紹介します。 まずは、自分が運動をする目的を明確にしましょう。ダイエット目的なら有酸素運動が効果的ですし、筋力をつけたいなら筋トレが最適です。脳の活性化が目的の場合は、有酸素運動と無酸素運動の組み合わせをオススメします。 また、現在の体力や健康状態も、考慮しておく必要があるでしょう。いくらエアロビクスがやりたくても、太りすぎている人や体力の落ちている人が無理をすれば、運動の途中でダウンしてしまうかもしれません。 普段あまり運動をしていない人は、ウォーキングや軽いストレッチのような負担が少ない運動からスタートし、徐々に強度を上げていくのが無難です。 個人的には、森のなかでおこなう軽めのトレッキングをオススメします。適度な負荷の運動をしながら、同時に自然の癒やし効果も受けられるからです。体力に自信のある人は、とくに制限はないので、好きな運動を自由に選べばよいでしょう。 ◆自然が脳に与える効能については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 右脳を発達させる9つの方法 運動初心者がやりがちな失敗とは 運動をはじめようと思った気持ちは、本当に素晴らしいです。でも、多くの初心者が、同じような失敗をして、途中でやめてしまいます。ありがちな失敗を知り、ぜひ目標を達成できるように頑張りましょう。 代表的な失敗例を、以下に挙げてみます。 運動初心者がやりがちな失敗例 最初からハードな運動をやりすぎる 目標が高すぎる 運動の基本を勉強せず我流で取り組む 運動をはじめたばかりの頃は、意気込みが強くて、ついつい無理をしがちです。しかし、急に激しい運動をすると、筋肉痛やケガを引き起こし、結果として続けるのがむずかしくなります。最初は軽い運動からはじめて、徐々に強度を上げていくようにしてください。 次に、高すぎる目標も挫折の原因になります。「1か月10キロ痩せる」といった無理な目標を立てると、達成できなかったときにモチベーションがダダ下がりです。前述の通り、小さな目標をクリアして少しずつ自信をつける方が、間違いなく長続きします。 また、正しいやり方やフォームを知らずに我流で運動するのは、失敗のもとです。ただうまくいかないだけならまだしも、無理をしてケガをしたらそれこそ運動が嫌になってしまうでしょう。 運動を継続する気持ちがあるなら、動画や書籍での勉強、あるいはトレーナーの指導を受けるなどして、正しいやり方を学びましょう。 脳を鍛えたいなら、オススメの運動4選 「脳にいい効果が期待できる運動」で、運動の選び方に関するポイントを解説しました。そのなかで解説した有酸素運動のなから、自宅でもできるオススメの運動を3つ、そして運動に慣れてきたら必ず取り組んでほしい筋力トレーニングについて、詳しく紹介していきます。 フィットネスバイク フィットネスバイクは、自宅でも気軽にできる運動として非常にオススメです。有酸素運動の紹介で、ウォーキングやサイクリングを例として挙げましたが、こういった運動は必ず外に出かけなければなりません。 その点フィットネスバイクなら、まるで自転車を漕いでいるような感覚で、自宅にいながら有酸素運動ができます。しかも、フィットネスバイクは、膝にかかる負担が少ないのも大きなポイントです。 普段運動しない人がいきなり頑張って歩くと、まず膝を痛めます。サイクリングなら膝への負担は少ないのですが、雨・風・夏の暑さ・冬の寒さといった天気の影響を受けやすく、継続の困難さが大きなマイナスポイントです。 まずは、毎日20分間のフィットネスバイクを目標にしましょう。米国スポーツ医学会(ACSM)では、中強度の有酸素運動を30分(週5日)、もしくは活発な運動を20分(週3日)を、成人の適切な運動量として推奨※しています。 最終的には、30分以上を目指してほしいのですが、無理は禁物です。10分でも20分でもいいので、まずは運動の習慣化を最優先に進めてください。 ※参考: Is 20 Minutes of Exercise Enough | UW Health ストレッチ 家で手軽にできる運動といえば、なんといってもストレッチでしょう。ストレッチには、体を柔らかくするだけでなく、脳の活性化という効果も期待できます。 たとえば、起き抜けや仕事の合間に体を伸ばすと、とても気持ちがリフレッシュするはずです。これは、ストレッチによって血流がよくなり、脳へ新鮮な酸素と栄養がたっぷりと供給されることと、大きく関係しています。 勉強にしろ仕事にしろ、普段私たちは、どうしても同じ姿勢を取りがちです。とくに、日本人は、世界でもっとも座っている時間が長いという事実が、オーストラリアシドニー大学の研究※(2011年)により明らかになっています。 脳をリフレッシュしたいのであれば、定期的に立ち上がってストレッチをおこなってください。ほんの数回、肩を回したり、屈伸をしたりするだけでも、体と脳はグッと楽になるはずです。 なお、勢いをつけない「静的ストレッチ」のポイント※を、以下に挙げておきます。これらを意識しているかどうかで、ストレッチの効果は大きく変わってきますので、ぜひしっかりと目を通しておいてください。 静的ストレッチ5つのポイント 20秒以上かけて伸ばす 伸ばす部位を意識する 伸ばす力はほどよく気持ちのいい程度までにしておく 呼吸を止めない ストレッチできる時間に応じて部位を適切に選ぶ ※1: 座位行動「座りすぎのリスクとは」| 厚生労働省  ※2:ストレッチングの実際 | e-ヘルスネット(厚生労働省) ヨガ・ピラティス ストレッチでは物足りないという人には、ヨガやピラティスがオススメです。ヨガやピラティスは、どちらも運動と呼吸法を組み合わせたエクササイズですが、成り立ちや効果が異なります。 ヨガは、古代インドを発祥とする非常に長い歴史をもつエクササイズです。「ポージング+呼吸法+瞑想」が基本となっていて、筋力や柔軟性を改善すると同時に心も整えていきます。 一方ピラティスは、ドイツの看護師ジョセフ・ピラティス氏が、自分の体調不良を改善するために発案したエクササイズです。体幹の強化や姿勢改善により、肩こりや腰痛といった体の不調に大きな効果を発揮してくれます。 もしあなたが、筋力や姿勢を改善したいのであれば、ピラティスがより目的にマッチしているでしょう。一方で、体と同時にメンタルも整えたい人は、ヨガの方が効率的かもしれません。 もちろん、ヨガでも体幹は鍛えられるし、ピラティスによってメンタルも大きく鍛えられます。あくまでも、「特徴の違いをあえて比較したら」という話なので、興味のある方を気軽に選んでいただいてOKです。 ◆ヨガの脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 筋力トレーニング 多くの人は、筋力トレーニングは「筋肉を鍛えるトレーニング」というイメージをもっています。たしかに筋力トレーニングによって筋繊維は太くなりますが、脳も非常によい影響を受けることは案外知られていません。 たとえば、2011年におこなわれた研究※では、週2回の筋力トレーニングを1年間続けた人の遂行能力が大幅に向上したそうです。筋力トレーニングにより血行がよくなること、そして神経細胞のつながりが強固になることなどが、遂行能力改善の大きな理由と考えられます。 ただし同研究では、週に1回しか筋力トレーニングをしなかった場合、とくに大きな改善は見られなかったそうです。この結果は、アメリカ疾病予防管理センターが提唱する運動の頻度とピッタリ一致します。 週に中強度の運動を150分、もしくは強めの運動を75分 週2日以上の筋力トレーニング 片足立ちのようなバランス運動を週に3日(65歳以上) もちろん、初心者がいきなり高負荷のトレーニングを週に何度もおこなえば、筋肉を痛めてしまいかねません。まずは、週1の自重トレーニングからスタートして、決して無理はしないでください。 ※参考: Resistance training and functional plasticity of the aging brain: a 12-month randomized controlled trial 運動が厳しい人にオススメ!瞬読式脳トレとは ここまで、主に脳にいいといわれている運動について、解説してきました。しかし、体調的あるいはメンタル的な問題から、体を動かす運動が厳しい人もいるでしょう。そういった場合に、まず取り組んでいただきたいのが、私が指導する右脳式速読法のメソッドを応用した「瞬読式脳トレ」です。 アプリ形式なので、いつでも気軽に取り組めます。体力に自信のない人は、ぜひ試してみてください。 瞬読式脳トレ6つのトレーニング 先ほどお伝えしたように、瞬読式脳トレは、右脳式速読法のメソッドを応用した脳トレです。多くの人は、勉強や仕事に必要な計算・分析・論理的思考といった左脳の機能ばかり使う生活に慣れています。 そのため、ひらめきや創造力、全体的にものごとを捉える能力を司る右脳の働きが衰えているのです。その右脳の働きを意図的に鍛えていこうというのが、瞬読式脳トレの目的です。 具体的には、以下6つのトレーニングに取り組んでいきます。 瞬読式6つのトレーニング 判断力アップトレーニング「バラバラ文字」 思考力アップトレーニング「問いの並べ替え」 発想力アップトレーニング「反対語と肯定表現」 読解力アップトレーニング「ストーリー並べ替え」 集中力アップトレーニング「共通点探し」 記憶力アップトレーニング「イメージ記憶」 たとえば、判断力アップトレーニング「バラバラ文字」は、ひとつずつバラバラに配置された文字を見て、瞬時に正しい単語に変換していくゲームです。じっくりと1文字ずつ読めば誰でも答えられるでしょう。 しかし、1問1秒というタイム設定があるため、それこそ瞬間的に変換していかなければすぐにタイムアップになってしまいます。こういうトレーニングを繰り返すうちに、少しずつあなたの判断力はレベルアップしていくのです。 そのほかのトレーニング内容については、別記事でわかりやすく紹介しています。ぜひ、そちらの記事をご参照ください。 ◆瞬読式脳トレ6つのトレーニング内容については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳トレは認知症に効果アリ?症状別にオススメの脳トレを紹介 瞬読式脳トレの効果的な取り組み方 いくら瞬読式脳トレが優れた脳トレアプリだとしても、守るべきポイントを外してしまうと、思うような効果は期待できません。今回は、脳トレに取り組む際に押さえておきたいポイントを3つご紹介します。 できるだけ毎日継続する リラックスして取り組む 6つのトレーニングをバランスよくおこなう 最初のうちは、モチベーションが高くやる気満々です。しかし、1週間・1か月と時間の経過とともに、どうしても飽きてしまうんですね。でも、いちどにたくさんやって継続できないより、毎日少しずつでも継続する方が圧倒的に効果は出やすくなります。 次に、取り組む姿勢も重要です。早く結果を出したいと意気込みすぎると、脳トレ自体が辛くなってしまいます。前述の通り、継続がもっとも重要ですから、気軽にリラックスして楽しみながら取り組みましょう。 また、気に入ったトレーニングがあると、そればかりやる人が多いです。集中はよいことですが、トレーニングごとに鍛える機能が少しずつ異なります。毎日全種類をひと回しするといった具合に、できるだけバランスよく取り組んでください。 実際に使ってみたユーザーの感想を紹介 最後に、瞬読式脳トレを実際に使ってみたユーザーの感想をいくつかご紹介します。 まず、10代女性のM・S様からは「ゲーム感覚で、小学生でも楽しめます」との声をいただいております。知らない言葉を学べるし、計算が早くなり、瞬発力も鍛えられたそうです。 60代男性のS・K様は「脳の老化防止に役立ちます」と話してくれました。答えが間違っていても楽しいので、これなら孫にも教えられそうだと感じていただけたようです。また、脳の老化防止だけでなく、瞬時に情報を理解する力も身についたという感想をいただいています。 次に、「脳のストレッチができるアプリです」との感想をいただいたのは、40代男性のY・Y様です。 「瞬読式脳トレをやると、いつもと違う頭の使い方をしている感じがします。たとえるなら、脳のストレッチみたいな感じでしょうか。おかげさまで、情報の把握と理解のスピードが各段に上がりました。」という嬉しい報告をいただいています。 もちろん、これらはあくまでも一例であり、感想には個人差があるでしょう。でも、どの利用者様からも、「なんらかのよい効果が出た」という嬉しい声が届いています。 1日わずか33円でお使いいただけますし、3日間の無料お試し期間もあります。体を思うように動かせない人の脳の運動として、ぜひ気軽に試してみてください。 まとめ 脳を鍛えるなら、ぜひ運動に取り組んでください。ナンプレや間違い探しのような脳トレもよいですが、運動は脳の働きそのものを活性化してくれます。 当記事では、脳にいい効果が期待できる運動のほかに、運動の選び方もあわせてお伝えしました。無理さえしなければ、自分の好きな運動をするのが一番です。どういった運動でもよいので、まずは1年間を目標に取り組んでみましょう。 ### 楽しく頭を使うオススメの趣味をジャンル別に紹介 ほとんどの人は、「趣味は楽しむためにやるもの」と思っています。しかし、もし楽しみと同時に頭も鍛えてくれる趣味があったら、まさに一石二鳥ですよね。 この記事では、知的好奇心を満たし、頭の回転を速くする趣味を16個紹介します。「男性向け」「インドアでできる」というように、ジャンル別に紹介していくので、興味のある趣味を見つけやすいはずです。なにか気に入った趣味があれば、ぜひチャレンジしてみてください。 男性向けのオススメ趣味 まずは、男性にオススメの趣味を3つ紹介します。もちろん、男性向けの趣味を女性がやっても、まったく問題ありません。これは、このあと紹介する女性向けの趣味についても同様です。あくまでも、わかりやすいように便宜上分類しているだけなので、その点はご理解ください。 趣味と実益を兼ねて「DIY」 DIYは、「Do It Yourself(自分でやる)」という言葉通り、プロではない人が自分でものを修理・制作する行為を指します。よく、自宅の棚を直したり、オリジナルの椅子をつくったりしている人がいますよね。まさに、そういった作業が、典型的なDIYです。 既製品を購入するのと違い、DIYでは設計から材料の購入、さらに制作まで、すべて自分で考え行動しなければなりません。そのため、さまざまな認知機能が同時に鍛えられます。 たとえば、庭にバルコニーをつくる場合、最初に簡単な設計図を描くなどして、しっかりと完成形をイメージします。歪みやズレが最小限で済むように、こまかい寸法もきちんと計算するでしょう。 こういった入念な下準備を繰り返すうちに、自然と創造力や空間把握能力が磨かれていくのです。 また、なんといっても、自分でものをつくる喜びと完成したときの達成感は最高です。基本的に自宅で完結するし、単純にお金の節約にもなります。DIYを通じて、自分の手でつくる楽しさをぜひ味わってみてください。 将来のキャリアにつながる「プログラミング」 頭を使う趣味として、プログラミングが思い浮かぶ人も多いでしょう。プログラミングとは、「コンピューターを思った通りに動かすための指示書を書く作業」です。 たとえば、なんらかのアプリをつくろうと思ったら、コンピューターにアプリ作成のための指示を与える必要があります。 ただし、コンピューターは人間の言葉をそのままでは理解できません。そのため、PythonやJavaScriptといったプログラム言語を使って、指示を書き出していきます。 未経験者がプログラミング言語を覚えるのは、正直なかなか大変です。でも、数学的かつ論理的な思考力が身につくので、絶対に覚えて損はありません。 しかもAI時代の今だからこそ、わかりやすく効率的なプログラミングができる人材は、非常に重宝されます。どうせやるならビジネスにも役立てたいという人に、プログラミングはピッタリの趣味といえるでしょう。 経済の動きに敏感になる「株式投資」 株式投資は、頭を使いながら資産を増やせる魅力的な趣味です。今までまったく興味のなかった企業の決算報告などもチェックするようになるし、投資をはじめると、自然と経済や金融といった世の中の動きに敏感になります。 そうやって市場の動きを読み、企業の価値を見極める作業は、まるで頭脳ゲームのようで本当におもしろいです。 とはいえ、株式投資は、ギャンブルではありません。この点を混同してしまうと、ダメな銘柄に大金を突っ込んでしまい、せっかくの資金をすべて失ってしまう危険性があります。 これから投資をはじめるなら、まずはしっかりと基本を学びましょう。幸い初心者向けの書籍やYouTubeの解説動画など、多くのリソースが利用できます。ただし、なかには初心者の高額講座への誘導を目的とした情報発信者もいるので、騙されないように注意が必要です。 株式投資を楽しむコツは、失っても生活に支障をきたさない余裕資金でおこなうことに尽きます。最初は小さな額から始め、リスクを管理しながら徐々に投資額を増やしていくのが賢明です。 女性向けのオススメ趣味 一般的に、女性は男性よりも、心が癒される優しい趣味を好む傾向にあります。今回は、そういった優しい趣味を3つご紹介します。 ものづくりは楽しい「手芸」 手芸は、集中力や創造力を鍛え、ストレス発散にも大きく貢献してくれるオススメの趣味です。つくるものは何であっても、常に完成形を頭に描きながら作業を進めるので、イメージ力や創造力が思い切り鍛えられます。 しかも、手芸といえば、一般的にこまかい作業が多いですよね。そのため、自然と作業に没頭する時間が増え、集中力も高くなります。 また、そういった脳の活性化というメリットを抜きにしても、手芸には自分の手で自分だけの作品をつくる楽しみがあります。なんといっても、つくった作品はこの世にひとつしかないわけですから、非常に大きな達成感と満足感が得られるでしょう。 裁縫・編み物・パッチワーク・レザークラフトなど、ひと言で手芸といっても、その種類はさまざま。脳に対するよい影響はどれを選んでも得られるので、まずは興味のあるものから挑戦してみてください。 心と体が整う「ヨガ」 ヨガは、心と体を整えるための素晴らしい方法です。ヨガのポーズには、体を伸ばしたり、バランスを取ったりといった、普段あまりやらない動きがたくさんあります。深呼吸とともに、こうした動きを繰り返すうちに、自然と心が落ち着き、集中力が高まっていくのです。 2019年に脳の専門誌「Brain Plasticity」に掲載された論文※には、ヨガのトレーニングには前頭前野や海馬の働きによい影響を与える可能性があると書かれています。 前頭前野は、感情や論理的な判断をコントロールする、非常に重要な器官です。海馬は、記憶形成、とくに短期的な記憶を司っています。 こういった重要な器官がヨガによって活性化するわけですから、思考力や記憶力といった認知機能を鍛えたい人なら、やらない手はありませんよね。 もちろん、脳だけでなく、体のバランスもしっかりと整います。ヨガはゆっくりとした動きでおこなうので、普段あまり運動をしない人でも、十分取り組めるはずです。慢性的な肩こりや腰痛などにお悩みの方は、ぜひお近くの教室で体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか。 ※参考: Yoga Effects on Brain Health: A Systematic Review of the Current Literature - IOS Press ◆ヨガの脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ いろいろな字体が楽しい「カリグラフィー」 カリグラフィーは、主に西洋で発達した、美しい文字を書く技術です。描き方自体は最初にきちんと学べば、必ず身につきます。それよりもむずかしいのは、やはりデザインでしょう。 どういった書体をどの色でどのようにアレンジするのか、用紙の選び方によってもできあがりの印象は驚くほど変わってくるものです。カリグラフィーは、そういったセンスが問われる非常にクリエイティブな趣味といえます。 技術の習得はもちろん、センスを磨くのも簡単ではありません。でも、その過程で、創造力や全体把握能力といった、あなたのアート的センスがどんどん磨かれていくはずです。また、基本的に失敗の許されない一発勝負なので、集中力も鍛えられます。 ある程度カリグラフィーに慣れてきたら、ぜひ家族やお友達に自作のグリーティングカードを贈ってみましょう。「えっ、これ◯◯さんが描いたの……ありがとう!」と、喜んでもらえること請け合いです。 今は、ペンホルダーやペンといったスタートキットが、通販サイトで簡単に手に入ります。書籍や動画で描き方も学べますので、まずはそういった媒体でカリグラフィーの概要についてチェックしてみることをオススメします。 インドアでもできるオススメの趣味 外に出るのがあまり得意でない人やじっくりと時間をかけて趣味に没頭したい人なら、やはり自宅で気軽にできる趣味がオススメです。今回は、インドアでもできるオススメの趣味を4つご紹介します。 手軽に新しい価値観に出会える「読書」 読書は、手軽にはじめられて、楽しく頭を使う趣味の代表格です。お気に入りの本を開けば、現実から離れて、すぐに別の世界へと旅立てます。 本の内容を伝えてくれる手段は、基本的に「文字」だけです。イラストやグラフなどがたくさん挿入されている本もありますが、あくまでも文字のサポート役でしかありません。 そのため、文章の裏側にある情景を、自分の想像で補う必要があります。その結果、読書に慣れている人の多くは、想像力豊かで、語彙力や表現力にも長けているのです。 これから、読書をするなら、まずは自分が興味をもつジャンルからはじめてみましょう。ミステリー小説で観察力や分析力を鍛えるのもよいですし、自己啓発書で新しい視点を学ぶのも素敵です。多くの成功者が勧めるように、歴史書で人生の教訓を学ぶのもいいかもしれません。 ひとりでじっくりと読書を楽しむもよし。でも慣れてきたら、SNSへの書評の投稿や、読書会への参加なども検討してみると、より読書ライフが充実するでしょう。 ◆読書のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 読書で脳はキレキレになる!読書のメリットと効果的な読書法 じっくりと考える楽しさ「ナンプレ/クロスワードパズル」 ナンプレやクロスワードパズルは、楽しみながら頭を使う素晴らしい趣味です。これらのパズルは、論理的思考力や問題解決能力を鍛え、集中力を高めてくれます。 ナンプレは、数独とも呼ばれる数字を使ったパズルで、縦横のラインとブロック内に1から9までの数字を1回ずつ入れるというルールです。この1回ずつというのがポイントで、ほかの数字との兼ね合いを考えながら数字を被らず配置するのは、正直かなり頭を使います。 クロスワードパズルは、ヒントを基に当てはまる言葉を探すパズルです。マス目の数が決まっていること、そして縦横のマス目がクロスする箇所には同じ文字が入るというルールが、クロスワードパズルの難易度を一気に押し上げています。 「答えがわかって喜んでいたら、クロスするマス目の文字が縦横で一致しなかった」などということは、しょっちゅうです。 でも、ナンプレとクロスワードパズルには、こういったむずかしさがあるからこそ、答えがひらめいたときの爽快感が大きいんです。こういった爽快感を「アハ体験」といいますが、アハ体験によって脳の情報伝達回路が大きく活性化します。 もし、今までやったことがないのであれば、ぜひチャレンジしてみてください。 ◆クロスワードパズルの脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレでひらめきを活性化!5つの具体的なテクニックと習慣化のコツ 次のレシピを考えるのが楽しい「料理」 料理は、日常生活に取り入れやすく、頭を使う趣味として非常にオススメです。新しいレシピに挑戦すれば、創造力や計画力が養われるし、栄養学や食材の知識も深まります。 普段料理をしない人なら、とりあえず自分が食べたい料理をつくってみるのがよいでしょう。 幸い、インターネットで検索すれば、レシピは簡単に見つかります。お気に入りのYouTubeの料理チャンネルがあれば、そのなかのレシピをそっくり真似してみるのもいいですね。 料理を楽しむコツは、無理せず楽しむことに尽きます。最初はごく簡単な料理でも、失敗するかもしれません。それでも、いろいろな料理をつくってみれば、少しずつレベルアップするはずです。 ある程度腕が上がったら、ぜひ家族や友人に振る舞ってあげてください。自分のつくった料理を家族や友人が「美味しい!」といってくれる。料理をやっていてよかったと思える瞬間です。 ◆料理の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい認知機能ごとにオススメ脳トレーニングを紹介 反応スピードがアップ「対戦ゲーム」 頭を使うということなら、対戦ゲームは非常にオススメです。ジャンルによって多少の違いはあるものの、戦略を考え、瞬時に判断し、相手の動きを読んで行動するのは共通しています。 だから、対戦ゲームに長けている人は、論理的思考力や反応速度が鋭くなっていくんですね。さらに、ゲーム仲間とチームを組んでプレイする機会も多いので、自然とコミュニケーション能力も身につきます。 ただ、ひと言で対戦ゲームといってもその種類は多く、初心者はどれを選べばいいのか迷ってしまうかもしれません。頭を使って脳の働きを鍛えるなら、ストラテジーゲーム(戦略ゲーム)をオススメします。 反射スピードがないと対応できないゲームが多いなか、ストラテジーゲームに必要なのは、分析力・計画力・判断力といった「戦略性」です。そのため、じっくりと先の展開を見据えながら、大局的な視点をもってものごとを考える思考力が鍛えられます。 とはいえ、あまりシビアに取り組みすぎるのも問題です。ゲームの目的は、脳トレ以前にやはり楽しむこと。勝ち負けにこだわりすぎず、まずはゲームそのものを楽しみましょう。 ◆対戦ゲームの脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 アウトドアでできるオススメの趣味 室内にいる時間の長い人は、アウトドアで楽しめる趣味をなにかひとつもっておくと、生活にメリハリがつきます。アウトドアの趣味はそれこそ星の数ほどあるので、今回紹介する3つの趣味を参考にして、ほかにもいろいろとリサーチしてみてください。 自然のなかで手軽に運動ができる「トレッキング」 トレッキングは、自然のなかで運動ができるとあって、中高年を中心に非常に人気があります。トレッキングの楽しさは、何といっても「自然との触れ合い」でしょう。 季節ごとに変わる風景や、野生動物との出会いは、都会の生活では味わえない特別な体験になってくれるはずです。 また、トレッキングは健康増進にも最適です。登山と違い、勾配のそれほどきつくないルートが多いので、無理なく体力アップを目指せます。 さらに、トレッキングでは、事前の入念なルート作成や現地でのシビアな状況判断が必須です。判断を間違うと、最悪の場合は遭難やケガを引き起こす可能性があるので、自然と分析力や判断力が磨かれていきます。 いずれにせよ、自然のなかでおこなうトレッキングでは、とにかく無理は禁物です。初心者ならば、比較的平坦な短いトレイルで経験を積んでから、ハードなルートに挑戦するようにしてください。 脅かすつもりはありませんが、万が一のことがあってはすべてが台無しです。家族や気のおけない友人とのトレッキングは楽しいというのもあり、できれば、単独行動は控えて、複数人での行動をオススメします。 ◆自然が脳に与える効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 長距離移動で達成感を「サイクリング」 サイクリングは、体と脳機能のレベルを同時に向上させてくれる素晴らしい趣味です。当たり前ですが、サイクリングをしようと思えば、自分で考えて動かないとどこにもいけません。 通常サイクリングでは、しっかりと計画を立てて臨みます。数十キロあるいは100キロ以上離れた場所を目的地に設定するケースが多いので、ルート・所要時間・天候対策などをしっかりと計画しないと目的地に到達できません。 そのため、分析力や論理的な思考力、計画立案能力などが鍛えられます。無理をすれば事故やケガを引き起こしかねないため、冷静な判断力も求められるでしょう。また、サイクリングは強度が高めの有酸素運動なので、脳への血流が増え、思考がクリーンになります。 もちろん、最初から無理をする必要はありませんし、近所の公園をゆっくり走るだけでも気持ちがいいものです。でも慣れてきたら、ぜひ遠出して、自然豊かな場所を目的地にしてください。サイクリングと自然の相乗効果で、脳がよりリラックスして活性化します。 自然と触れ合いながらリラックス「釣り」 自然の中でのんびり過ごしたいなら、釣りは最高の趣味です。釣り糸を垂らして、魚がかかるのを待っていると、日常のストレスが洗い流されていくのを感じるでしょう。 もちろん、釣りはストレス解消だけでなく、さまざまな認知機能も向上させてくれます。魚のかかる瞬間をじっと待つ時間が長いので、集中力や忍耐力が自然と身につきます。また、魚の動きや釣り場の状況を観察しながら釣り方を工夫するので、観察力も必要です。 さらに、釣りによって、計画力や問題解決力もアップします。釣り場の選び方、適した道具の選定、時間帯の決定など、考えることはたくさんありますから。こういったことを計画し実行していく過程が、頭を使うよいトレーニングになってくれるわけです。 幸い、入門用のセットは、価格もそれほど高くありません。ビギナーでも、金銭的負担を気にすることなく、気軽にはじめられるのは嬉しいですよね。 とはいえ、必要な道具や釣り方など、ビギナーにはわからないことがたくさんあります。もし周りにベテランの釣り師がいれば、ぜひ道具の揃え方や釣り方などを教えてもらいましょう。 高齢者にオススメの趣味 今回は、頭を使うという観点から、高齢者向けの趣味を3つピックアップしました。高齢者は、どうしても新しいことに対して及び腰になりがちです。今回紹介する趣味をきっかけに、ぜひ新しい世界へ飛び込んでみてください。 頭と手足がリンクする「楽器演奏」 素晴らしい演奏をするミュージシャンのライブや動画を見て、「あー、自分も楽器が弾けたらなあ……」と思ったことのある人も多いでしょう。 それなら、思い切って自分の気になる楽器演奏にチャレンジしてみませんか。今までまったく演奏できなかった楽器が、少しずつできるようになる。この喜びは、実際にやってみないと想像できないかもしれません。 頭を使うという面でいうと、楽器演奏は以下のような能力をまんべんなく磨いてくれます。 楽器演奏で使う主な能力 集中力 分析力 全体把握能力 創造性 協調性 上記は、こまかく説明しなくても、すぐにイメージできますよね。ただ、協調性については、もしかするとピンとこない人もいるかもしれません。 楽器は、ほかの楽器と一緒にプレイする機会が非常に多いです。その際に、自分勝手に演奏していたら、ほかのプレーヤーの歌や演奏をぶち壊してしまいます。相手のプレイに込められた意図や感情を感じ取り、自分の演奏をそこに寄り添わせる。 こういった意識があって、はじめて各パートのアンサンブルが成立します。だから、楽器を演奏すると、自然と相手を尊重しようという協調性が磨かれるのです。 少しむずかしいことをお話ししましたが、楽器演奏はとにかく楽しいです。忙しい日常からエスケープできる大事なストレス解消の手段にもなるので、ぜひ音楽の世界に一歩踏み出してみてください。 イメージ力が爆上がり「絵画」 アートに興味があるなら、絵を描いてみるのはどうでしょうか。絵画は創造力を発揮しながら、集中力や観察力、空間把握能力なども磨かれる素晴らしい趣味です。 高価な道具や技術がなくても、スケッチブックと鉛筆さえあればはじめられるのも、大きな魅力ですよね。本格的な道具やデジタルツールの活用は、慣れてきてからでも十分間に合います。まずは道具にこだわらず、自分の描きたいものを自由に描いてください。 幸い、今はオンラインレッスンが充実しており、自宅で気軽に絵の勉強が可能です。人に見せるのが恥ずかしいと感じる人でも、ストレスを感じずに取り組める環境が整っています。 とにかく、自分の思いや感じたことを色や形で表現する楽しさは格別です。アートに興味がある人は、ぜひ一歩踏み出し、自分のペースで楽しく絵を描いてみてください。絵画を通じて、きっと新しい視点や発見が得られるはずです。 ◆絵画の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレにはどのような効果があるのか?状況別オススメの脳トレも紹介 世界が一気に広がる「語学学習」 語学学習は、頭を使う趣味のなかでも、とくにオススメです。普段使わない単語や文法に触れることで、よい意味で脳に負荷がかかります。 語学学習といえば、英語がもっともポピュラーですが、自分の好きな言語ならなんでも構いません。世界には、中国語・スペイン語・アラビア語など、英語以外にも話者の多い言語が数多くあります。 ただし、お住まいの地域によっては、希望する言語を教えてくれるスクールが周辺にないケースも多いでしょう。でも、まったく問題ありません。 かりにそういったスクールがなくても、SNSなどを通して、日本に住みながら海外の人と触れ合うチャンスはいくらでもあります。 また、「Duolingo」のように、無料で世界中の言語を学べるアプリもあります。映画やYouTubeを日本語で解説してくれるアプリなどもあるので、工夫しだいでいくらでも言語は学べるはずです。 いつの日か、現地の人とその土地の言語でコミュニケーションを取っている自分を想像しながら、楽しんでトライしてみてはいかがでしょうか。 ◆オススメの英語学習法については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 【レベル別】英語力が劇的に向上する勉強法を紹介 まとめ 今回は、頭を使う趣味として、16個ほどご紹介しました。語学学習のようにストレートに頭を使う趣味だけでなく、料理やスポーツといった、一見頭とは関係なさそうな趣味もバランスよく紹介できたのではないかと思います。 もちろん、今回紹介した趣味は、あくまでも一例にすぎません。どれかひとつでも気になる趣味があって、自分の趣味を見つけるヒントになってくれれば嬉しいです。 ### 「記憶力が悪すぎる」と不安な方に教える7つの改善方法 「最近、何をしても覚えられない…」 「仕事や勉強に支障が出て困っている」 このように、記憶力の低下に悩んでいる方も多いのではないでしょうか? 今回の記事では、記憶力が低下する原因を探りつつ、日常生活のなかで簡単に取り入れられる7つの記憶力改善方法をご紹介します。記憶力をアップさせ、日々のパフォーマンスを向上させるためのヒントを見つけましょう! なぜ記憶力が低下するのか? 記憶力の低下を改善するなら、まずは記憶力低下のメカニズムを理解しておかなければなりません。なぜ記憶力が低下するのか、記憶力が低下するとどういった影響があるのか、しっかりと確認しておきましょう。 記憶力低下の主な原因 記憶力が低下する原因は、大きく4つあります。 認知症のような病気 加齢による衰え 生活習慣の乱れ ストレスの影響 まず、もっとも深刻度の高いのは、認知症などの病気によるものです。ごく軽度の認知症なら認知トレーニングで回復する可能性があります。しかし、ある程度症状が進行すると、元の状態に戻すのは、ほぼ不可能です。 一方、加齢による衰えは、脳トレや生活習慣の見直しで、かなり予防できます。「最近なんだか物忘れが多いな」と感じたら、ぜひ脳トレに挑戦してみてください。 また、睡眠や食生活の乱れによって、脳の働きが低下しているケースも少なくありません。なかでも、睡眠不足が脳に与えるダメージは甚大です。寝不足の翌日は、頭に霞がかかったような状態になりますよね。それくらい、睡眠は脳の働きと密接な関係があるのです。 ストレスも、記憶力の低下と大きく関係しています。記憶の司令塔「海馬」は非常にストレスに弱いので、あまり長期間ストレスが続くようなら、なにかしらのストレス対策が必要です。 ◆記憶力低下の原因については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう 記憶力低下がおよぼす日常生活への影響 記憶力が低下すると、日常生活のあらゆる場面で困ることが増えてきます。たとえば、重要な打ち合わせの内容を忘れてしまったり、勉強したことが頭に入らず、試験で思うような成果が出せなかったりといった具合です。 また、友人や家族との約束をうっかり忘れてしまうことも多く、人間関係に悪影響をおよぼすケースもよくあります。 さらに、せっかく買い物にいったのに必要なものを買い忘れたり、家の鍵をかけずに外出したりということが続けば、自己評価がどんどん下がっていくでしょう。 そうなると、もう負のループから抜け出すのはむずかしいです。また失敗するのではと不安になり、行動するのが怖くなってしまいます。こうなってしまえば、もう健康で文化的な生活を送るのはむずかしいと言わざるを得ません。 だからこそ、記憶力を向上させる方法を実践することが大切になってくるんです。記憶力改善の方法については、次のセクションで紹介しますので、ぜひいろいろと試してみてください。 病気による記憶力低下には注意が必要 加齢や生活習慣によるものと違い、病気による記憶低下の場合、できるだけ早く病院にいってください。 とくに注意が必要なのは、認知症です。単なる物忘れと異なり、認知症は進行性なので、時間とともに症状が悪化していきます。もし、最近の出来事や人の名前を頻繁に忘れてしまうことが増えたら、すぐに専門医の診察を受けることをオススメします。 また、うつ病や不安障害も、記憶力に影響を与えるケースが多いです。精神的な落ち込みが脳の集中力や注意力を奪い、結果として記憶力が低下しやすくなるのです。 さらにいうと、脳出血や脳梗塞といった緊急性の高い病気によって、記憶力低下を招くケースもあります。こういった病気になると、記憶力どころか命にまで関係してくるので、おかしいなと思ったらとにかく素早い受診を心がけましょう。 記憶力を改善する具体的な方法 記憶力を改善するオススメの方法として、今回は7つ紹介します。すべてできれば文句なしですが、まずはどれかひとつ選んで、しばらく続けてみてください。慣れてきたらまた別の方法を追加していけば、少しずつですが、どんどんよい方向へ向かっていくはずです。 生活習慣を整えて脳の働きをよくする          記憶力を向上させるには、まず生活習慣を整えることが大切です。健康的な生活は脳の働きを最適化し、記憶力強化の手助けをしてくれます。 まず食事ですが、タンパク質・炭水化物・脂質のバランスが取れた食事を心がけましょう。脳の働きをスムーズにする栄養素の摂取も欠かせません。 とくに、オメガ3脂肪酸が豊富な魚や、ビタミンEが大量に含まれるナッツ類、カロチンやビタミンKの豊富な緑黄色野菜は意識して食べてください。 また、規則正しい睡眠も欠かせません。睡眠中に脳は1日の情報を整理し、記憶を定着させていきます。そのためには、最低でも毎晩7時間以上の良質な睡眠が必要です。寝る前には、電子機器の使用を控え、ゆっくりと眠れる環境をつくってあげてください。 もちろん、適度な運動も重要です。ウォーキングやヨガなど、軽い運動を日常に取り入れると脳の血流がよくなり、脳機能が活性化します。なお、食事・睡眠・運動については、別記事で詳しく解説しています。詳細は、そちらの記事をご確認ください。 ◆食事・睡眠・運動の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 効果的な復習方法を学ぶ 記憶を効率よく定着させるためには、復習が非常に重要です。ただし、復習のやり方によって、記憶の定着率は大きく変わってきます。 せっかく復習をするなら、まず分散学習の原則(スペースド・リピティション)を、活用しましょう。一度に大量の情報を詰め込むのではなく、適度な間隔を空けて復習をすると、忘れかけた記憶がフレッシュに塗り替えられます。 スペースド・リピティションに慣れてきたら、次に、アクティブリコールを試してみてください。アクティブリコールとは、能動的に情報を思い出す学習法です。 たとえば、勉強した内容を自分の言葉で説明したり、問題を作成して解いたりすることで、記憶が深まりやすくなります。こういった勉強は、自分で深く記憶を呼び起こすことになるので、単にテキストを黙読するよりも非常に効果が高いです。 ◆効果的な記憶法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ きっと人生が変わる「思考停止改善6つの方法」 覚えたい内容に優先順位をつける ただ闇雲に情報を記憶しようとしても、はっきりいってかなり非効率です。記憶力が悪すぎる自覚のある人は、覚えたい内容に優先順位をつける意識をもちましょう。 そのためには、まず頭のなかにある情報を、できるだけ多く書き出す必要があります。なかには、「書き出すのはめんどうくさい」と思う方もいるでしょう。しかし、頭のなかで優先順位づけをするのは、絶対にオススメしません。 ひとつのことを考えている間に、ほかのことを忘れてしまい、結局優先順位をつける意味がなくなってしまうからです。 いったん、覚えるべき事項をすべて書き出したら、いよいよ優先順位をつけていきます。まず選ぶべきなのは、当たり前ですが重要度や緊急性の高いものです。同じ重要なことでも、緊急性が低ければ後回しになります。 重要度や緊急性でランクづけできたら、次は苦手な分野に取り組むのがオススメです。どうせ苦手なことも覚えなくてはならないのなら、できるだけ早く終わらせてしまう方が精神的プレッシャーは少なくて済みます。 もちろん、自分に最適な優先順位は、結局自分にしかわかりません。今までの説明は、あくまでも無理なく学習を進めるためのヒントとして、参考にしていただければと思います。 メモ書きを習慣化する 覚えたいことは、とにかくメモに書く。これを習慣化するだけで、記憶力は劇的に向上します。なぜならば、メモ書きを何回も確認することで、脳がその情報を重要だと認識するからです。 人間の脳は、私たちが思っているよりも、いろいろなことを常に考え続けています。だから、ちょっと別のことを考えるだけで、覚えようとしたことをすっかり忘れてしまうのです。 でも、メモに書いておけば、また読み返した際にその事柄へ意識が向きます。メモ書きするアイテムは、紙のメモ帳でもスマートフォンのメモアプリでもなんでもOKです。 大事なポイントは、すぐに書けることと、すぐに読み返せること。手書きの方が記憶に残りやすいという研究データもありますが、それさえできれば特別手書きにこだわる必要はありません。 メモは記憶の前段階である、情報整理に最適の習慣です。あまりむずかしく考えずに、とにかく気づいたことや覚えたいことを、サッとメモするように意識してみてください。 目と耳両方を使って覚える 多くの人が、テキストや資料を読んで、内容を覚えようとします。たしかに、読んで理解するのは、勉強の基本です。 しかし、ただ黙々と読むよりも、耳から入る情報を活用した方が、記憶の効率は圧倒的によくなります。視覚と聴覚の両方を活用することで、より強く脳に情報を印象づけられるからです。 なにやらむずかしそうな感じですが、やることはまったくむずかしくありません。 目と耳を両方使った具体的な学習例 テキストを読む際に音読をする 同じ内容を文章と音声の両方からインプットする 誰かに覚えた内容を伝えてみる 上記のような方法を適宜取り入れると、間違いなく記憶に残りやすくなります。音読ならひとりでもできるし、音声学習は通勤や家事といった時間でもインプットに利用できます。 もし余裕があれば、ぜひ覚えた内容を人に話してみてください。人に伝えようとすると、内容をしっかり覚えておく必要があるので、記憶力によい影響が生まれます。 ◆耳を使ったインプットのメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは 答えではなくプロセスを理解する 記憶力を向上させるためには、単に答えを覚えるのではなく、そのプロセスを理解することが重要です。プロセスを理解するというのは、いうなれば原理原則をきちんと理解するということ。 答えだけ覚えても、少し応用された内容になったら、対応できなくなってしまいます。その点、プロセスを理解していれば、深いレベルでものごとを理解できるため、容易には忘れません。 プロセスを理解する方法としては、学んだことを自分の言葉で説明してみるのがオススメです。結論を導き出す過程まで説明できれば、その内容の本質をしっかりと理解していると判断してよいでしょう。 また、頭のなかだけで考えるより、話してみる・書き出してみるといった、体を使った作業を挟むと記憶の定着度は大きくアップします。 今までの自分の学び方を見直し、プロセス重視のアプローチを取り入れてみてください。情報の本質を理解することで、より効果的な学習が可能になります。 デジタルツールを活用する デジタルツールを上手に活用できれば、記憶力は劇的に向上します。情報をわかりやすく整理できるし、記録することで確認がしやすくなるからです。 さまざまなデジタルツールがあるなか、まずオススメなのが、メモアプリです。多くのメモアプリでは、テキスト・画像・音声などを一元管理できるため、重要な情報を簡単に記録し、整理できます。 思いついたことをサッとメモする習慣ができてくれば、せっかくのアイデアを忘れてしまうこともなくなるでしょう。(音声入力でのメモも簡単にできます) また、記憶力のサポートという意味では、学習アプリを利用するのもオススメです。QuizletやAnkiなどのフラッシュカードアプリを使えば、短時間に復習ができるので、記憶への定着が大幅にアップします。 このように、デジタルツールを活用することで、日常の情報管理が楽になり、記憶力の向上にもつながります。ぜひ、自分に合ったツールを見つけて、効果的に活用してみてください。 まとめ 病気なら治療を受けるしかありませんが、加齢や生活習慣が原因による記憶力の低下なら、日々の取り組み方次第で十分改善が可能です。今回は7つの改善方法を紹介しましたが、どれか気になるものがあればぜひ取り組んでみてください。 ### いつまでも若くいたいなら、脳が若い人11の特徴を上手にマネしよう あなたの周りに、年齢を重ねても、いつまでも若々しい人はいませんか? そういった人たちは、肉体的に健康を維持しているだけでなく、脳の若さ(柔軟性)もしっかりと保っているように見えます。 今回は、いつまでも脳が若い人の特徴を11個紹介します。できることから真似をして、私たちも元気で若々しいままでいられるように、頑張っていきましょう! 高い認知機能を持っている 脳が若いというのは、すなわち高い認知機能を維持できていることにほかなりません。さまざまな認知機能がありますが、長寿科学振興財団では、以下のような能力を「認知機能」と説明しています。 物事や自分の置かれている状況を認識する 言葉を自由に操る 計算する、学習する 何かを記憶する 問題解決のために深く考える ※引用: 認知機能の老化 | 健康長寿ネット 高い認知機能を維持している人は、問題解決や意思決定のスピードが速く、複雑な状況でも的確な判断ができます。 そういった複雑な問題に対応できるのも、言語機能や計算力、あるいは記憶力が正常に機能しているからです。若いうちは、言葉が話せて当たり前、間違えずに計算できて当たり前と安易に考えてしまいます。 しかし、年齢を重ねるごとに、スムーズに言葉が出てこなかったり、計算を間違えたり、人の名前を思い出せなかったりということが増えてくるものです。 とはいえ、認知症のような病気ならともかく、加齢による認知機能の衰えは、日頃の取り組み方次第で最小限に抑えられます。もし、脳が若い人と比べて自分の認知機能の衰えを感じるなら、できるだけ早く脳トレに取り組んでみることをオススメします。 ◆認知機能別オススメの脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 記憶力が優れている 前述の認知機能のなかでも、とくに重要なのがこの「記憶力」です。かりに言葉がうまく出てこなくても、計算を少し間違っても、なんとか生活はできます。ところが、記憶力に障害が起こると、日常生活を独力で送るのはほぼ不可能です。 ガスコンロでお湯を沸かしているのを忘れてテレビを見ていたら…… 考えただけで、恐ろしいですよね。 もちろん、ここまで記憶力が低下するのは、認知症や精神疾患といった病気によるものがほとんどでしょう。単なる加齢なら、うっかりすることはありますが、少なくとも火を扱っていたこと自体は覚えています。 いずれにせよ、脳が若く、自力で生活している人には、こういった深刻な記憶力の低下はまず見られません。自分がなにをして、これからなにをすべきか、しっかりと理解して行動しています。 記憶力を鍛える方法としては、日記づけがオススメです。日記を書くには、その日におきた出来事をしっかりと思い出す必要があるため、自然と記憶力が磨かれます。 また、日記は思考の整理にも役立ちます。1日1ページでもよいので、ぜひ習慣化してみてください。 ◆思考を整理するモーニングページについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 若者も高齢者も必見!記憶力をアップさせる方法とは 思考が柔軟 思考が柔軟な人は、どのような状況でも焦ることなく、最適な対応策を考え出します。あなたの職場にもいませんか?仕事で予期せぬトラブルが発生したときでも、パニックになることなく冷静に対応し、いつの間にか問題を解決してしまうような人が。 一方で頭の固い人は、自分の考えに固執してしまい、イレギュラーな状態になるとうまく対応できません。つまり、頭の固い人は、自分が勝手に決めた固定観念にガチガチに縛られているわけです。 思考を柔軟に保つためには、思考が柔軟な人の真似をするのが手っ取り早いです。まずは、普段からさまざまな視点を取り入れるように意識してみてください。 たとえば、普段読まないジャンルの本を読むのもいいし、これまで参加したことのない集まりにいってみるのもいいでしょう。 美術館にアートを見にいく、英語を習ってみるなど。なにをするにしても、「普段やらないことを率先してやってみる」これが、思考を柔軟にする第一歩です。 情緒にムラがない 脳が若くて魅力的な人は、本当に情緒にムラがないですね。自分に自信があるし、人生を楽しんでいるので、イライラしたり落ち込んだりすることがとても少ないのでしょう。 反対に、脳機能が衰えていると、どうしても思考がネガティブになります。ちょっとしたことでもすぐ頭にくるし、心のなかはいつも悩みや不安でいっぱいです。 感情の起伏が激しい人は、どうしても周囲から敬遠されがちです。相手の機嫌を伺いながら応対するのは誰でもしんどいですから、人が離れてしまうのは当然といえます。 もし、自分は情緒にムラがある方だと思うなら、まずはできるだけマイナスな感情を表に出さない訓練をしましょう。本当にマイナスを感じないようにするのではありません。イライラしたり悲しかったりしても、できるだけ平気な顔をしてみるのです。 最初は脳が若い人の真似かもしれませんが、続けるうちに少しずつ嫌な感情が少なくなっていくでしょう。また、それと同時に、自己管理も意識してください。規則正しい生活リズムやバランスの取れた食事を心がけることで、体と心のバランスも整いやすくなります。 食生活や睡眠、運動習慣の改善などについては、のちほど詳しく解説します。 愚痴や不満をほとんど言わない 愚痴や不満をほとんど言わない人は、前向きな姿勢と楽観的な考え方を持っています。そうやってよい思考を維持できるのは、こういった人たちの脳が正常に機能しているからです。 彼らには、困難な状況でもポジティブな面を見つけ出し、明るく乗り越える方法を実行に移すパワーがあります。だから、周囲の人から信頼されるし、周りに人が集まってくるのです。 愚痴や不満を減らすには、まず感謝の気持ちを感じる意識が大切です。「自分は本当に恵まれている。ありがたいなあ」と素直に感謝できれば、自然と不満を感じることが減ってくるでしょう。 また、ストレス発散の方法を知っておくと愚痴や不満は激減します。オススメは、マインドフルネス瞑想です。過去や未来ではなく、今の自分にフォーカスすることで、後悔や不安が頭から追いやられていきます。どうしても、心が落ち着かない人は、ぜひ試してみてください。 ◆マインドフルネス瞑想の効能については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ うまく頭が働かないのはどうして?脳の働きを阻害する原因と簡単な対策大公開! 社会的なつながりを大切にしている 脳の働きがよく、若々しいと思われている人は、ほぼ全員社会的なつながりを大切にしています。人間は、多かれ少なかれ他人と関係を持たないと生きていけない生き物です。だから、長期的な孤独は、人間の精神に著しくダメージを与えます。 ペンシルベニア州立大学ヘルスエイジングセンターの研究※によると、孤独は60歳以上の成人19%から43%に悪影響をおよぼし、50歳以上の成人の多くは長引く孤独から健康を損なう危険性があるそうです。 社会的なつながりを保つには、まず友人や家族と定期的に連絡を取るのがスタートです。人間関係は、なんだかんだいって、接触頻度と大きく関係しています。 つまり、会う機会が少なければ仲良くなりにくいし、定期的に食事や会話をする人とは、その時間と比例して親密度が増していくわけです。 もし今親しい人がいなくても、心配しないでください。いないなら、新しい人間関係をつくればいいだけです。趣味のイベントや語学スクール、あるいはボランティアなど、いろいろな活動の場に、積極的に参加してみましょう。 ※参考: How the loneliness of social isolation can affect older adults’ brains | PBS NewsHour 体によい食生活を心がけている 脳が若く、エネルギッシュに活動している人のなかで、体に悪い食べ物を好んで食べている人はほとんどいません。もちろん、意識の高い人も人間ですから、ときにはファーストフードやお菓子なども食べたくなるでしょう。 でも、普段は身体と脳が正常に機能するように、栄養バランスの取れた食生活を心がけています。 真似するべきは、以下の4点です。 超加工食品は食べない 三大栄養素(タンパク質・炭水化物・脂質)をバランスよく食べる 糖質を摂りすぎない 脳によいとされる栄養素を積極的に摂取する なかでも、ぜひ参考にしたいのは、「超加工食品を食べない習慣」です。カップ麺や菓子パンといった超加工食品には、大量の砂糖や油、食品添加物が使われています。野菜や良質な肉や魚をメインに食べている人に比べて、脳に悪影響をおよぼすのは容易に想像できますよね。 実際、「1日の摂取カロリーの20%以上を超加工食品から摂取している人は、10年間経過後に認知機能の低下するリスクが高かった」という論文※も発表されています。 では、具体的にどのような食生活を心がけるべきか、その点については別記事で詳しく解説しているので、そちらの記事をご参照ください。 ※参考: Eating ultra-processed foods like hot dogs and cereal bars may increase your risk of dementia, study finds ◆正しい食生活が脳へ与える影響については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 良質な睡眠を最低でも7時間以上確保している 脳のパフォーマンスは、睡眠時間と連動しているといっても過言ではありません。世の中には、ごく稀に3時間程度の睡眠でOKなショートスリーパーとよばれる人がいます。しかし、ほとんどの人は、毎日最低でも7時間程度の睡眠がないと、脳の働きは低下してしまうはずです。 人間の脳は、レム睡眠中に、記憶の整理と定着をおこないます。レム睡眠はひと晩に4〜5回しか発生しないため、睡眠時間が足りないと、記憶の整理が十分におこなわれません。そういった理屈を知ってか知らずか、脳が若い人の多くは、7〜8時間の良質な睡眠を心がけています。 たっぷりと休息を取ったフレッシュな脳で、朝からバリバリ活動する。だから、「あの人はエネルギッシュだよねー」と周囲から高い評価を受けるわけです。 睡眠が十分に取れていない人は、まず寝る前の準備をしっかりとおこなってください。スマートフォンのブルーライトは、自律神経を狂わす元凶です。できれば、就寝2時間前くらいからスマートフォンを止めて、読書やストレッチで心を就寝モードに切り替えましょう。 ◆正しい睡眠については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 ジムなどに通って定期的に運動をしている 脳が若い人は、肉体的にも若さを維持しているものです。普段から少しくらいの距離なら歩くし、5階程度ならエレベーターを使わずに階段で上り下りします。それだけでは物足りず、ジムに通って身体を鍛えている人も少なくありません。 現代人のライフスタイルでは、どうしても座っている時間が長くなります。カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究※では、「1日11時間以上座っている参加者は、1日9時間半以下の参加者に比べて、研究期間中に死亡するリスクが57%高かった」そうです。 デスクワーク中心の人は、どうしても座り放しになってしまいますよね。だから、それ以外の時間に、意図的に運動をする意識が必要なのです。とはいえ、普段歩かない人が、いきなりたくさん歩こうとしても、おそらくすぐ嫌になってしまうでしょう。 その点ジムにいけば、筋トレマシン・有酸素運動用の機器・プール・スタジオでのクラスなど、自分の目的に合わせて自由にトレーニングが選べます。さらに、トレーナーや周囲の目もあるので、サボらずに運動しようという意識が働きます。 好奇心旺盛で新しいことにチャレンジするのが好き 好奇心旺盛で新しいことにチャレンジするのが好きな人は、常に前向きでエネルギッシュです。新しいスキルや知識は脳に刺激を与え、脳の働きを活性化してくれます。 それに、新しいチャレンジは、今までの自分にはない価値観や思考を教えてくれます。自分と違う価値観や考え方を受け入れられるかどうかが、脳が若い人と頭が固い人の分かれ目です。 また、「あの人、いつまでも若いよね」といわれる人は、新しい趣味をいきなりはじめてみたり、外国語を学んでみたりと、おもしろいと感じたらすぐに飛びつきます。一方、頭の固い人は、新しいチャレンジに対して異様に腰が重いですよね。 おそらく失敗が怖いのでしょうが、正直他人の失敗など、誰も気にしていません。自分の気持ちに素直になって、少しでもおもしろそうだなと思ったら、とりあえずやってみるのをオススメします。 ITやガジェット類を使いこなしている 脳が若い人の特徴として、ITやガジェット類を使いこなしているというのが挙げられます。スマートフォンが普及しだしてからまだ12〜13年しか経過していないため、50代以上になると、若い頃にスマートフォンやタブレットを使ってこなかった人がほとんどです。 そのため、似たような世代でも、ガジェット類を使いこなしている人と、敬遠している人が両極端存在しています。 メンタル的な意味から、あえて情報の洪水から距離を置くというなら、それもひとつの人生戦略でしょう。しかし、ただ苦手だからという理由で敬遠しているなら、すぐにでも使い方をマスターするべきです。 なぜなら、必要な情報の多くは、インターネットを使って手に入るからです。疑問点を提示されて、「持ち帰って検討します」という人と、すぐに調べてその場で対応できる人では、ビジネスの世界で大きな差がつくのは明らかでしょう。 また、スケジューリングや健康管理など、ガジェットによってビジネスやプライベードが非常に効率的になります。今からでも遅くないので、ぜひスマートフォンに代表されるガジェット関係に興味を持って取り組んでみてください。 まとめ 今回は、脳が若いといわれる人の特徴を11個ピックアップして紹介しました。もし、今こういった特徴に自分が当てはまらないなら、気になる特徴からひとつずつ真似していきましょう。 最初は大変かもしれませんが、慣れてくる頃には、あなたも周囲の人から「脳が若くていきいきしている」と評価してもらえるようになっているでしょう。 ### 前頭葉を鍛えるための生活習慣と脳トレを解説 前頭葉は、思考や感情といった、人間が人間らしく生活するために必要な機能をコントロールする非常に重要な部位です。 前頭葉の機能を高められれば、日常生活の質を向上させることはもちろん、認知症の予防効果も期待できます。 この記事では、前頭葉の役割をご紹介したあと、生活習慣の改善と効果的な脳トレーニング方法を紹介します。脳の働きをもっともっとよくしたい人は、ぜひ最後までお読みください。 前頭葉の基本的な知識 脳にはいろいろな部位があるとは知っていても、前頭葉がどういう働きをしているかをきちんと理解している人は案外少ないものです。前頭葉を鍛える方法についてお話しする前に、まずは前頭葉の基本的な知識を押さえてしまいましょう。 前頭葉とは何か?その主な機能 前頭葉は、脳のもっとも前部に位置する領域で、私たちの行動や思考をコントロールする重要な役割を担っています。もう少し具体的にいうと、意思決定・問題解決・感情の制御・記憶の編集といった高度な認知機能に深く関与しています。 非常にデリケートな部位ということもあり、ストレスや睡眠不足といった外的要因の影響を非常に受けやすいのが前頭葉の大きな特徴です。前頭葉の働きが低下すると、もっとも影響を受けるのが、感情のコントロールでしょう。 ちょっとしたことでイライラしたり、不安に押しつぶされそうになったり、感情の起伏が激しくなります。そうなると、周囲の人からも少しずつ距離を置かれてしまい、孤立感から余計に感情コントロールがうまくいきません。 こういった悪循環に陥らないためにも、生活習慣を整え、日頃からトレーニングで前頭葉を鍛えておくことが重要です。 前頭葉が健康におよぼす影響 先ほどお伝えしたように、前頭葉は、私たちの精神的な健康と密接に関連しています。そのため、ストレスなどによって前頭葉の働きが鈍ると、感情の調節や社会的コミュニケーションに問題が起きやすくなってしまうのです。 感情の調節がうまくできない状態が長期間続くと、いずれうつ病や不安障害、さらには多くの精神疾患を引き起こしてしまうかもしれません。 また感情のコントロールが乱れ、論理的思考や分析力も衰えれば、正常な判断ができずに生活習慣が乱れます。そうなると、高血圧や糖尿病といった、いわゆる「生活習慣病」のリスクも跳ね上がってしまうでしょう。 なお、前頭葉の機能低下による病気のリスクとしては、やはり認知症をもっとも警戒すべきです。前頭葉と認知症の関係については、次項で説明します。 認知症と前頭葉の深い関係 前頭葉や側頭葉の萎縮によって発症する認知症を、「前頭側頭型認知症」といいます。アルツハイマー型認知症と血管性認知症に次ぐ3番目に多い認知症ですが、日本での患者数は12,000人と割合としてはそれほど多くありません。 ただし、若年期(40歳〜64歳)に発症するケースが多いため、周囲が認知症の事実に気づくのがどうしても遅れてしまうという大きなデメリットがあります。 前頭側頭型認知を疑うべき症状として、大阪市の資料には以下のようなものが挙げられています。 同じことを繰り返す:同じ行動や同じ言葉を繰り返す 時刻表的な生活:毎日同じ時間に同様の行動をとり、制止すると怒る 食べ物へのこだわり:同じ食べ物、特に甘いものばかり際限なく食べる 立ち去り行動:周囲の状況に関わらず、突然立ち去ってしまう 状況に合わない行動:無遠慮で身勝手にも思える行動をとる 無関心:周囲の出来事や自己(衛生、容姿など)へも無関心である 逸脱行為:万引きのような反社会的行動、性的な行動などを繰り返す 意欲減退:ぼんやりと何もしない、引きこもりが続く 言語障害:言葉の意味がわからない、言葉が出にくい 記憶障害が軽い:はじめの頃は比較的記憶障害が目立たない ※引用:「前頭側頭型認知症& 意味性認知症」|大阪市 残念ながら、前頭側頭型認知症は指定難病に認定されており、現在でも根本的な治療法は見つかっていません。だからこそ、認知症を予防する意識が重要になってくるのです。 前頭葉を鍛えるとどのようなメリットがあるのか? 冒頭でもお伝えしたように、前頭葉は私たちの感情や判断、記憶に大きく関与している重要な部位です。この重要な役割をもつ前頭葉を鍛えることで、多くのメリットを得ることができます。ここでは、前頭葉の強化で得られる3つのメリットについて詳しく見ていきましょう。 うつ病のような精神疾患のリスクを抑制できる 前頭葉を鍛えると、うつ病のような精神疾患発症リスクの軽減が期待できます。前頭葉は感情のコントロールを司る重要な部分であり、ここがうまく働くとストレスや不安に対する耐性が大きく高まるからです。 たとえば、適度な負荷の有酸素運動をおこなうと、エンドルフィンと呼ばれる「幸せホルモン」が安静時の3〜5倍も分泌されます。エンドルフィンには、抗ストレス作用や鎮静作用があるので、分泌量が増えれば脳を安定した状態に維持しやすくなるわけです。 また感情を安定させるという面でいうと、瞑想なども非常にオススメです。静かに自分の内側と向き合う過程で、過去への後悔や未来に対する不安から解放されます。 さらに、現在進行形で発生している問題や不安点についても、じっくりと向き合ううちに、きっとよいアイデアが生まれてくるでしょう。 そうやってネガティブな感情が少なくなれば、当然うつ病になるリスクは軽減します。瞑想については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ読んでみてください。 ◆マインドフルネス瞑想については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 判断力や記憶力といった認知機能が向上する 前頭葉を鍛える大きなメリットのひとつとして、判断力や記憶力の向上が挙げられます。ここまで繰り返しお伝えしている通り、前頭葉は私たちの思考を司る最重要パーツです。そのため、前頭葉の働きがよくなれば、認知機能が向上するのも当然といえます。 ただし、ストレスや体調不良といったマイナスの負担が前頭葉にかかると、やはり認知機能は低下します。 残念ながら、人と関わりながら生きていく限り、こういったマイナス要因を完全に避けるのはむずかしいでしょう。だから私たちは、普段から前頭葉を鍛えるトレーニングに取り組んでおく必要があるのです。 日頃からものごとを客観的に分析判断する訓練を積んでおけば、多少前頭葉にストレスがかかっても、大きな判断ミスは回避できます。長期記憶として覚える効率的な学習法を知っていれば、加齢による記憶力の低下も最低限に抑えられるはずです。 後述するオススメのトレーニングを参考にして、まずはどれかひとつ、気になる脳トレーニングに取り組んでみてください。 人間関係がよくなる 前頭葉を鍛えて、前頭葉の司る認知機能がきちんと働いてくれれば、あなたの人間関係は劇的によくなります。前頭葉は感情・性格・理性といった面と密接に関係があるため、前頭葉の働きを強化すると、感情コントロールが上手になるからです。 なにか嫌なことがあり、そのイライラを毎回友達にぶつけていたら、どんなに仲がよくてもやがて嫌われてしまいますよね。 もちろん、本人からすればちょっと愚痴を言っただけという認識であり、自分ではうまく感情を抑えているつもりでしょう。でも、イライラや不安、悲しみといったネガティブな感情は、あなたが考えている以上に相手へ伝わっているものです。 前頭葉を鍛えると怒りや悲しみといった感情を適切に管理できるようになるので、周囲の人とのコミュニケーションが円滑になり、誤解や対立が減ります。誰だって、人間関係が改善され、日常生活がより充実したものになれば嬉しいですよね。 そう考えると、やはり前頭葉を鍛えるトレーニングに取り組む価値は大きいと言えそうです。 生活習慣を整えて前頭葉を活性化しよう 前述の認知症リスクを軽減するには、まず生活習慣を整えて、脳の働きを正常に維持する意識が必要です。今回は、食事・睡眠・運動の3つの側面から、生活習慣改善のポイントをお伝えします。 なお、別記事でも生活習慣について紹介しています。詳細は以下のリンクからご確認ください。 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える バランスのよい食事と必要な栄養素 健康な前頭葉を維持するためには、バランスの取れた食事が欠かせません。近年日本では糖質制限が流行っていますが、脳の健康という意味でいうと、あまりオススメしたくないのが正直なところです。 脳が栄養として吸収するのは、基本的にブドウ糖がメインになります。だから、過度の糖質制限を長期間続けると、脳に十分な栄養が供給されなくなってしまう恐れがあるのです。(もちろん、適度な糖質制限は現代人にとって必須です) とはいえ、ブドウ糖だけを摂取していればよいわけではありません。神経細胞の生成やホルモンの分泌には、ビタミンやミネラルといった微量栄養素が必要です。 以下に、脳によいとされる代表的な栄養素と含有量の多い食品を挙げておきます。 脳によい代表的な栄養素 オメガ3脂肪酸:サバやサーモン、亜麻仁油など ビタミンB群:赤身肉、バナナ、さつまいもなど ポリフェノールのような抗酸化物質:ブルーベリー、大豆、お茶など 葉酸:緑黄色野菜、穀物類、きのこ、海藻など 鉄分:レバー、カツオ、納豆、ほうれん草など 普段あまり摂らない栄養があったら、ぜひ意識的に摂取量を増やしてみてください。きっと、脳の働きが改善されるはずです。 7〜8時間の良質な睡眠 良質な睡眠は、前頭葉だけでなく、脳全体の健康にとって不可欠です。忙しい現代人にとって、毎日7〜8時間の睡眠を確保するのは、正直大変かもしれません。 しかし、睡眠は脳の疲れを癒やし、記憶の整理と定着をおこなう大事な時間です。寝不足の翌日は、なんだか頭がぼんやりしてうまく働かないという経験を、誰もが一度はしているでしょう。そう、寝不足は、本当に脳の働きを鈍らせます。 また、記憶の整理と定着は、レム睡眠中だけにおこなわれる作業です。レム睡眠は90分感覚で一晩に4〜5回しか発生しないため、睡眠時間が短いと記憶の整理が十分にできないまま朝を迎えてしまいます。 また、睡眠の質も重要です。いくら長時間寝ても、明るく寝苦しい状態だと、睡眠が浅くなってしまいます。 寝る前のスマートフォンをやめる・朝日に邪魔されないように遮光カーテンを設置する・よい寝具を選ぶなど、できるだけ快適に睡眠が取れるように、心がけましょう。 定期的な運動で血流を改善 定期的な運動は血流を改善し、脳に対する酸素と栄養素の供給量を増やしてくれます。デスクワーク主体の生活で、歩行数が極端に少ない(5,000歩未満)人は、要注意です。 日常生活で歩数を稼げない人は、意図的に運動の時間を確保するしかありません。まずは、ひと駅前で降りて歩く・3階までは階段を利用する・自転車通勤にするといった感じで、日常生活の運動量を少しずつ増やしてみましょう。 慣れてきたら、ウォーキングや水泳、筋トレなど、好きな運動に取り組み、運動量を徐々に増やしていきます。 運動量については、個人差はありますが、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の基準を目安にするのが無難でしょう。 週に中強度の運動を150分、もしくは強めの運動を75分 週2日以上の筋力トレーニング 片足立ちのようなバランス運動を週に3日(65歳以上) いきなり上記の運動量を確保できなければ、まずは、時間を決めずに「週に2回の運動」を目指してみてください。 前頭葉を鍛えるオススメトレーニング 最後に、前頭葉を鍛えるオススメのトレーニングを6つ紹介します。これらはあくまでも一例ですが、前頭葉を鍛えるきっかけとして活用していただければ嬉しいです。 料理 料理が優秀な脳トレであるといっても、ほとんどの人がピンとこないかもしれません。しかし、冷静に料理のプロセスを分析すると、料理はさまざまなマルチタスクが連続する高度な作業であると気づくはずです。 レシピの選定・材料の買い出し・調理・配膳・片付け・次の食事の下準備といった作業を、手際よくこなせるのは、前頭葉がしっかりと活動してくれているから。 もし、今「もっと上手に料理ができればいいのに……」と感じていても、全然大丈夫です。繰り返し料理をするうちに、計画立てや遂行力、論理的思考が磨かれ、必ず手際はよくなります。 慣れてきたら、ぜひオリジナルレシピにチャレンジしてみてください。もちろん、最初はレシピサイトで気に入った料理を、自分好みにアレンジするだけで十分です。それだけでも、分析力や創造力は、メキメキとレベルアップします。 ◆料理の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレで中高年の脳は蘇る! 日記(モーニング・ページ) 日記を書く習慣は、前頭葉の機能を強化する効果的な方法のひとつです。日記にその日の出来事や感情を記録する課程で、自然と自己反省と感情の整理が促されます。 日記を書くなら、断然朝の静かな時間をオススメします。以前別記事でも紹介しましたが、アメリカの著名な作家ジュリア・キャメロンさんの著書で提唱している「モーニング・ページ」の効果は本当に絶大です。 モーニング・ページとは、朝起きたらA3ページ3枚分、頭のなかの思考を書き出すという思考整理法になります。常に頭のなかでモヤモヤとしている思いを頭から追い出して、新しい考えを生み出すスペースを脳内につくってあげるのが、モーニング・ページの目的です。 別な表現をすれば、「思考の言語化をする」のがモーニング・ページの役割になります。思考が明確になれば、頭のなかがスッキリして、別の創造的な思考に脳のリソースを割けますよね。 なんか頭がスッキリしないと感じている人は、ぜひモーニング・ページを試してみてはいかがでしょうか。 ◆モーニングページの詳細については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 仕事や勉強の成果が大きく変わる!潜在能力を引き出す9つの方法 暗算クイズ 暗算クイズは、生活の基盤ともいえる計算の能力を鍛えてくれるオススメの脳トレです。多くの人は、年齢を重ねるごとに、少しずつ計算能力が衰えていきます。近年では、電子マネーや自動精算機が普及しているので、余計に暗算をする機会が減ってしまいました。 もちろん、微分積分や方程式といった難易度の高い計算は、正直必要ありません。足す・引くといった四則計算ができれば、脳トレとしては十分だと思います。(分数や小数点の四則計算はなかなか難敵ですけどね……) 具体的な方法として、小学校の計算ドリルを小学1年生から順番に解いてみるのがオススメです。算数は途中でわからない点があると、そのあと習う内容にうまく対応できないという性質があります。 だから、へたに高学年からスタートするよりも、最初から理解度を確認する方が、最終的に効率よく脳を鍛えられるはずです。 ◆暗算クイズについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 効果的に脳の体操を取り入れて認知症を予防しよう 対戦ゲーム 対戦ゲームは、前頭葉の認知機能を楽しく鍛えられるのが、大きなポイントになります。ゲームの種類はなんでも構いません。自宅でRPGをしてもいいし、将棋や麻雀のように実際に向かい合って戦うのもおもしろいでしょう。 どのゲームを選ぶにせよ、誰かと競い合うなかで、プレーヤーは素早い意思決定や戦略的思考、および問題解決スキルを学びます。ちょっとしたことでイライラしたら、相手にやられてしまいますから、優秀なプレーヤーは自然と感情のコントロール方法も身につけていきます。 ほかのプレーヤーとチームを組んで戦うタイプのゲームなら、協調性やコミュニケーションスキルなども少しずつ養われていくでしょう。 ゲームと聞くとただの遊びと思われがちですが、脳トレ効果は非常に高いです。やりすぎない程度に、ぜひいろいろな対戦ゲームを試してみてください。 第二言語の学習 前頭葉を鍛えるなら、第二言語の学習もオススメです。新しい言語を学ぶとき、脳は多くの新しい情報を処理しなければならず、言語機能と関係性の強い前頭葉が活発に働きます。 後述する読書も前頭葉のトレーニングに適していますが、過去の知識の蓄積がない状態での学習は、より強い刺激が脳にかかります。 普段当たり前のように使っているものの名前ですら、多言語だとわからないことが多いです。当然、「うーん、なんて言うんだっけ……」とイライラすることもしばしば起こります。でも、このイライラが、前頭葉を思い切り使っている証拠なのです。 実際の学習では、さらに文法・長文読解・リスニング・スピーキング・ライティングと、多方面から取り組んでいかなくてはなりません。目・耳・口・体を使って、なんとか新しい言葉に慣れていく。この過程が、最高の脳トレーニングとなってくれるはずです。 また、外国語の学習は、同時に異文化を学ぶことでもあります。海外の人とのコミュニケーションでは、明確な意思表示が求められます。 相手の気持ちを読み、時には曖昧な態度で場の空気を壊さないようにする日本式コミュニケーションとの違いは、前頭葉に大きな刺激を与えてくれるでしょう。(もちろん、日本式のコミュニケーションにもよい面は数多くあります) ◆効率的な英語の学習法については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 【英語初心者向け】社会人にオススメの英語勉強法と挫折しないコツとは 読書 前頭葉のトレーニングとして、ぜひ取り入れてほしいのが「読書」です。1冊あたりわずか1,000〜2,000円程度の出費で、効率的に脳トレーニングができると考えれば、これほどコストパフォーマンスに優れた方法は他にありません。 本の内容は、基本的に文章で構成されています。イラストや表が含まれている本もありますが、それらはあくまでも文章の補助的役割です。(写真やイラストがメインのものは、本ではなく雑誌です) 文章は情報伝達に適していますが、すべてを細かく描写するのは困難です。そのため、読者自身が文章から必要な情報を読み取り、頭の中で映像化する能力が求められます。小説はその典型で、登場人物の感情や行動、状況を文章から映像へ自分の頭で変換する作業が必要です。 この「自分の頭で文章を映像としてイメージする」作業によって、読解力や想像力が養われます。また、おもしろい本や役立つ本を読むと、自然に夢中になってしまい、集中力が鍛えられます。 さらに、読書を通じて得た新しい知識は、分析力や判断力の基礎として役立ってくれるでしょう。まずは、1か月に1冊を目標に、ぜひ読書に取り組んでみてください。 ◆読書のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 読書で脳はキレキレになる!読書のメリットと効果的な読書法 まとめ 冒頭でも触れたように、前頭葉は思考や感情といった日常生活の基本となる機能を司っています。したがって、前頭葉の働きが低下すると、日常生活のクオリティが一気に下がってしまいます。 年齢を重ねても元気で明瞭な思考を保てるように、今回紹介する前頭葉のトレーニングにぜひチャレンジしてみてください。 ### 前頭葉に効果的な脳トレを作業系と頭脳系に分けて紹介 脳の前側には、前頭葉(ぜんとうよう)と呼ばれる非常に重要な部位があります。もし今、判断力や集中力が低下していると感じているなら、前頭葉を鍛えることで脳の働きを改善できるかもしれません。 今回の記事では、前頭葉に対する脳トレを「作業系」と「頭脳系」に分けて、それぞれ4つずつ紹介します。どの脳トレも、日常生活で簡単に取り組めるものばかりです。気になる脳トレがあれば、ぜひチャレンジしてみてください。 まずは前頭葉の働きを知っておこう 前頭葉が重要だといわれても、正直ピンときていない人がほとんどでしょう。そこでまずは、前頭葉の役割や前頭葉を鍛えるメリットといった基本的な内容をわかりやすく解説していきます。 前頭葉の主な役割 私たちの脳は、大きく大脳・小脳・脳幹に分類されます。そのなかでも脳全体の重量に対して、約80%を占めているのが、大脳です。さらにその大脳のなかでも、とりわけ重要な働きを担っているのが、今回の主役「前頭葉」になります。 具体的な役割としては、記憶力・計画立案・意思決定・問題解決といった高度な認知機能を司っています。 また、感情の制御を担っているのも前頭葉です。程度にもよりますが、前頭葉が正常に機能しないと、怒りや不安、悲しみといったネガティブな感情をうまくコントロールできなくなってしまうでしょう。 集中力もなくなり適切な判断がむずかしくなれば、仕事や学業のみならず、友人知人とのコミュニケーションもうまくいかなくなってしまうかもしれません。 前頭葉を鍛えるメリット 前頭葉を鍛えれば、記憶力や判断力といったさまざまな機能が向上する可能性があります。あらためて、前頭葉を鍛える主なメリットは以下の通りです。 前頭葉を鍛える主なメリット 記憶力の向上 集中力の強化 意思決定能力の向上 自己制御の強化 ストレス耐性の向上 人間関係の改善 上記のような機能を前頭葉が上手にコントロールしてくれるから、私たちは普通に生活ができるのです。前頭葉の衰えが進行すると、今まで論理的で冷静だった人が、すぐキレる人になってしまうことも考えられます。 あるいは、几帳面で整理整頓をきちんとしていたのに、いつの間にかゴチャゴチャした机で探しものをしているかもしれません。物忘れが増えたり、すぐに飽きてしまったりと、前頭葉の衰えにより生活の質は大きく低下してしまいます。 年齢を重ねても、いつまでも元気で若々しく生活できるように、できるだけ早い時期から前頭葉を鍛える意識が非常に重要です。 前頭葉の健康を保つ生活習慣 前頭葉が正常に機能するためには、食事・運動・睡眠といった日々の生活習慣が重要な役割を果たします。 脳の約65%は油でできているため、抗酸化作用の強い緑黄色野菜やアーモンド、納豆といった食品の摂取が推奨されます。脳の血流を改善してくれるオメガ3脂肪酸(サバやサーモンなどに多く含まれる)も、ぜひ摂取してもらいたい栄養素です。 また定期的な運動によって、心肺機能と下半身のポンプ機能が向上すれば、栄養を含んだ血液が大量に脳へ供給されます。 なお忘れてはならないのが、良質な睡眠です。人間の脳は、一晩に4〜5回出現する「レム睡眠」の間に、記憶の整理と定着をおこないます。しかも、寝てすぐよりも明け方の方が、レム睡眠の時間が長いんですね。 つまり、1日7〜8時間、明け方までぐっすりと眠れば、脳は最高にリフレッシュした状態で朝を迎えられるわけです。 生活習慣の改善については、別記事で詳しく紹介しています。ぜひ、そちらも読んでみてください。 ◆生活習慣の改善については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 前頭葉を鍛える作業系脳トレ 前頭葉の基本的な知識を知っていただいたところで、今度は前頭葉を鍛える作業系の脳トレを4つ紹介していきます。 マインドフルネス瞑想 マインドフルネス瞑想は、現在の瞬間に集中し、過去と未来のしがらみを手放すところに大きな特徴があります。個人差はありますが、過去を振り返ると、大抵やらなかったことや失敗したことに対する後悔に苛まれるものです。 一方、未来を考えた場合、これまた今後の働き方・金銭面・健康面などに対して不安を感じる人が多いのではないでしょうか。 その点、今に集中をすると、ただ現状を受け入れることしかできません。修正できない過去やまだ起こっていない未来の不安を考えるのではなく、今なにができるかをじっくりと考察できるのが、マインドフルネス瞑想の素晴らしい点だと私は考えます。 また、静かに座って自分と向き合う過程で、集中力や判断力も磨かれます。瞑想中に雑念が生まれても、自分を客観的に観察し、少しずつ感情をうまくコントロールできるようになっていくでしょう。 どんなに忙しい人でも、5〜10分程度の瞑想タイムは確保できるはずです。朝や夜の静かな時間に、ぜひマインドフルネス瞑想を習慣にしてみてください。 ◆瞑想については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 ウォーキング 定期的なウォーキングは、下半身(とくにふくらはぎ)のポンプ機能を高めてくれるので、脳の血流がよくなります。脳の血流がよくなれば、血液中に含まれる酸素とブドウ糖がしっかりと脳へ供給され、脳の働きがよくなるというわけです。 下半身に流れた血液を上半身に戻すには、基本的にふくらはぎにあるヒラメ筋の収縮を利用するしかありません。だから、ウォーキングでふくらはぎ周りの筋肉を鍛えるのが有効なのです。 とはいえ、デスクワーク中心の人は、なかなかまとまったウォーキングタイムの確保はむずかしいかもしれません。でも、安心してください。座ったまま、膝から下を動かすだけでもヒラメ筋を鍛えることは可能です。 つま先を上下に動かしたり、足を床と平行に持ち上げたりしてみるなど、仕事中のちょっとしたブレイク中にどんどん下半身を動かしていきましょう。 絵画 絵画は、前頭葉を鍛えるのに最適な脳トレのひとつです。目の前の対象物、あるいは頭のなかにあるイメージを絵にする場合、立体を平面に落とし込む必要があります。 言葉にすると簡単ですが、立体→平面の変換作業は、思っているよりも難易度の高い作業です。どこに影をつけるか、どのくらいの濃さがいいのか、向きは合っているか、考えるべき点は数え切れないほどあります。 こうした変換作業をスムーズにおこなうには、分析力や論理的思考、注意力が必要です。 また、アナログ絵画の場合は、最終的な線入れと色塗りをすれば、修正は基本的に困難です。だから、決断力や集中力、あるいは感情のコントロールも求められるでしょう。 絵画を描き続けることで、少しずつこういった認知機能がレベルアップしていきます。絵に自信のない人も、枚数をこなせば必ず上達するので、気軽にチャレンジしていただければと思います。 ◆絵画のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレで中高年の脳は蘇る! 麻雀 当たり前の話ですが、麻雀では、自分以外の3人に競り勝つ必要があります。牌を引いて不要な牌を捨てる。これを繰り返しながら、役をつくっていくのが麻雀のルールです。 ただ、麻雀には相手の捨てた牌を自分のものにできる「ポン・チー・カン」といったルールがあります。これはすなわち、相手も自分の捨てた牌を利用できるということです。 自分の捨てた牌で相手の役が完成すれば、あなたのひとり負けとなり、全額責任払いとなってしまいます。(これをロンという) つまり、麻雀は相手の動きを逐一考えながらおこなう、非常にシビアな心理ゲームなのです。だから、論理的思考・分析力・注意力・判断力といった前頭葉の司る認知機能が思い切り鍛えられます。 アプリも豊富なのでひとりでも遊べますが、もしメンバーが揃うようなら、リアル麻雀がオススメです。 前頭葉を鍛える頭脳系脳トレ 一般的に脳トレといえば、間違い探しのような頭脳系脳トレをイメージする人が多いのではないでしょうか。頭(脳)を直接使うので、頭脳系の方がやった気分になれるかもしれませんね。 間違い探し 間違い探しは、気軽に楽しみながら脳を鍛えられるオススメの脳トレゲームです。難易度によって異なりますが、どの間違い探しでも、大抵最初の2〜3個は比較的簡単に見つかります。 ところが、1〜2個くらい非常にむずかしい間違いが設定されていて、それを見つけるのが本当に大変なんです。でも、何回も間違い探しに挑戦していると、少しずつ間違い探しのコツが掴めてきます。 分析力や注意力、集中力が、回数を重ねるごとに鍛えられるからでしょうね。幸い、間違い探しのアプリは数多くリリースされているので、まずはどれか気に入ったアプリをダウンロードしてみてはいかがでしょうか。 ◆間違い探しについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の衰えを予防するオススメの脳活トレーニング8選 推理クイズ 推理クイズは、論理的思考と洞察力を鍛えるのに最適なアクティビティです。文章形式のいわゆる「なぞなぞ」から、殺人事件を解決するミステリーゲームまで、ひと言で推理クイズといってもそのバリエーションはさまざま。 でも種類は違えど、「参加者に情報の断片を与え、それを組み合わせて謎を解く」というクイズの本質はどれもほぼ同じです。 推理クイズで与えられる判断材料は必ずしも正しいとは限らないため、挑戦者の論理的かつ批判的思考(クリティカルシンキング)が非常に重要になってきます。 また、見つけ出した手がかりや情報をしっかりと覚えておかないと解決できない問題も多いので、自然と記憶力が磨かれます。 まあ、そういう理屈云々よりも、こういった推理クイズは単純におもしろいです。「あー、なるほど!」というスッキリ感を味わえる推理クイズは、感情を支配する前頭葉によい影響を与えてくれるでしょう。 パズル 前頭葉を鍛えるなら、パズルもオススメです。ジグソーパズル・クロスワードパズル・ナンプレ、立体パズルなど、さまざまな種類が存在し、どのパズルも論理的思考や問題解決能力を養ってくれます。 パズルは、左脳と右脳をバランスよく使用するという点において、ほかの脳トレよりも非常に優れた脳トレです。左脳領分である論理的思考や問題解決能力と同時に、右脳が司る直感や空間認識能力、創造性も磨かれます。 もちろん、集中力や注意力、感情コントロールといった能力も、思い切り鍛えられるでしょう。 そういった高い脳トレ効果からか、書店にいけばクロスワードパズルやナンプレの雑誌が何冊も販売されています。ジグソーパズルもいまだにホビー売り場の人気商品ですし、老若男女を問わず、楽しみながら脳の健康を維持する方法として、パズルは非常にオススメです。 右脳速読 最後に、私が指導する右脳速読法「瞬読」をご紹介します。一般的な速読は、目を速く動かして読書スピードをアップする方法がほとんどです。 一方で瞬読の場合、複数の文章を映像としてイメージし、そのイメージをひらめきや全体把握能力に優れた右脳を使って記憶していきます。 前述のパズル同様、右脳速読は、左脳と右脳をバランスよく鍛えてくれる脳トレです。普段、読書をするときは、左脳を使って文字をひとつずつ追いかけていきます。だから、当然左脳しか使いません。 対して右脳速読は、イメージ化を右脳が、論理的分析や判断を左脳が担っているので、左右の脳のバランスが自然と整ってくるんですね。 また、脳トレ効果のほかにも、ビジネスや勉強の効率を劇的に改善してくれるというメリットもあります。なんといっても、分速1〜2万文字が当たり前の世界ですから。(一般的な読書スピードは分速400〜500文字) ◆右脳速読とほかの速読法との比較については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 まとめ 前頭葉は、私たちの感情や思考をコントロールする非常に重要な部位です。そのため、普段から前頭葉を鍛えておけば、自分の感情や思考をうまくコントロールできるようになります。 今回は、作業系と頭脳系に分けて、全部で8つの脳トレを紹介しました。気に入った脳トレがあれば、ぜひ挑戦してみてください。 なお、忙しい人のために、別記事でアプリを活用した脳トレを紹介しています。よかったら、そちらの記事も参考にしていただければ幸いです。 ◆オススメの脳トレアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 ### トレーニングで認知症の予防は可能か?オススメの予防トレーニング10選 高齢化が驚異的なスピードで進行する日本に住んでいると、やはり気になるのは、認知症です。認知症が進めば、自分ひとりで日常生活を営むのはむずかしくなってきます。 今回の記事では、認知症リスクを下げる働きのある予防トレーニング例を「身体編」と「頭脳編」に分けて、ご紹介します。認知症のリスクをなるべく抑えるためにも、気になるトレーニングがあればぜひ取り組んでみてください。 認知症予防にトレーニングが必要な理由とは 認知症の原因は、病気や生活習慣の乱れ、刺激のない生活など、さまざまな要因が絡み合っているのが一般的です。認知予防トレーニングを紹介する前に、まずは認知症を予防するに当たって押さえておくべき基本的な知識を解説します。 そもそも認知症の予防は可能か? 認知症の発症を完全にストップするという意味でいえば、正直なところ、予防はむずかしいでしょう。しかし、身体と脳を適切に鍛えていけば、認知症の発症時期や進行度合いを遅らせることは十分に可能です。 具体的な改善ポイントについては、次項「WHOのガイドラインを参考にする」でお伝えしますが、基本的に「生活習慣をあらためて、身体と頭の両方をバランスよく鍛える」と考えておけば間違いありません。 今回は、生活習慣の改善について詳しく解説はしないので、別記事をご参照いただければと思います。 ◆生活習慣の改善については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 今すぐ改善したい「8つの脳に悪いこと」 WHOのガイドラインを参考にする じつは認知症予防に対して、WHO(世界保健機関)が、「認知機能低下および認知症 のリスク低減」というガイドライン※を発行しています。このガイドラインでは、12の予防アプローチが提唱されており、認知症予防を考える人にとって非常に参考になるはずです。 具体的な予防アプローチは、以下の12点となります。 身体活動 禁煙 栄養バランスの取れた食事 アルコールの制限 認知トレーニング 社会活動 体重管理 高血圧の管理 糖尿病の管理 脂質異常症の管理 うつ病対策 難聴の管理 該当する項目がある人は、ぜひ積極的に該当項目の改善に取り組みましょう。ただし、アルコール依存や高血圧、うつ病といった医療の知識が必要な分野については、必ず専門的知識のある人と相談しながら慎重に進めてください。 当記事では、身体活動と認知トレーニングについて、具体的なオススメの方法を紹介していきます。 ※参考:WHOガイドライン「認知機能低下および認知症のリスク低減」 身体と頭の両方をバランスよく鍛える 認知症予防には、頭(脳)だけでなく、身体のトレーニングも重要です。よく「運動は認知症と関係ないのでは?」と思っている人がいます。しかし、運動をすれば心肺機能が鍛えられ、全身の血流がよくなりますよね。 そうなると、当然脳の血流もよくなり、脳へ大量の酸素と栄養が届けられます。頭脳系のトレーニングで脳機能の働きを鍛えるのも重要ですが、まずは脳そのものを元気にしてあげることが大切なのです。 のちほど、身体トレーニングとしてウォーキングや水泳などを紹介しますが、運動の種類よりも強度がポイントになります。心拍機能と血流改善が主な目的なので、軽く息が弾むくらいの軽めの強度がよいでしょう。 クロスワードパズルや間違い探しといった頭脳系トレーニングは、少し頑張らないと答えがわからないというレベルがもっとも効果を発揮します。 トレーニングの適切な強度に関しては、別記事でも解説しているので、よかったらそちらも読んでみてください。 ◆脳トレの適切な難易度については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者向け簡単な脳トレを分野別に紹介 効果的な認知症予防トレーニング【身体編】 定期的な身体トレーニングは、高血圧や糖尿病といった認知症を引き起こす恐れのある病気を遠ざけてくれます。今回は、5つのトレーニングを紹介しますが、もしほかに興味のある運動があればそちらに取り組んでいただいてもまったく問題ありません。 軽めのウォーキング 軽めのウォーキングは、認知症予防におけるもっとも手軽で効果的な方法のひとつです。日々の軽いウォーキングは心血管系の働きを向上させてくれるし、なにより適度な筋肉がつき、少しくらい激しい作業をしても疲れにくくなります。 ER of Texas(テキサス救急外来病院)のサイト※では、30分軽めのウォーキングをおこなった際のメリットを8つ紹介しています。 認知機能の向上 認知機能低下リスクの軽減 創造性の向上 メンタルの向上 集中力の強化 ストレス解消 良質な睡眠 脳細胞の結合性の強化 このリストを見れば、ウォーキングが単なる運動ではなく、認知機能やメンタルも同時に鍛えてくれる非常に効率のよいトレーニングであることが一目瞭然です。 ヨガや水泳より取り組むまでのハードルが低いので、はじめてトレーニングをする人にはまずウォーキングをオススメします。 ※参考:8 Ways Walking Can Boost Your Brain Health. ヨガ 普段私は、メンタルケアの方法として、よくマインドフルネス瞑想を勧めています。自分の心とじっくり向き合える点と合わせて、座ってできるので取り組むハードルが低いと感じるからです。 一方ヨガは、体の固さを理由に、敬遠する人も少なくありません。たしかに雑誌や動画で見る柔らかい身体の動きを見たら、怖気づいてしまうのも当然でしょう。でも安心してください。身体の動きは、あくまでもヨガの一面でしかありません。 それよりも、身体の動きと呼吸や瞑想を通して、安らかな精神状態を作り出すのがヨガ本来の目的になります。だから、教科書通りのポーズができなくても、まったく問題ありません。 慣れれば、心の安定と同時に柔軟性や体力も鍛えられるヨガは、非常に効率的です。幸い、日本におけるヨガの知名度は高く、地方でも講座がたくさん開催されています。近場でヨガのレッスンが受けられるかどうか、いちど調べてみてはいかがでしょうか。 ◆ヨガのメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう 水泳 水泳は、認知症予防においても大きな効果が期待できる運動のひとつです。泳ぎ方によって鍛えられる部位は少しずつ異なりますが、基本的に全身運動なので、どの泳ぎ方を選んでも心肺機能が格段に向上します。 全身の血流も改善するため、肩こりや腰痛なども軽減するし、ストレス軽減・睡眠の質の向上・ダイエット効果も期待できます。 また、水泳はバランス感覚を養い、認知症を招く「転倒→寝たきり→認知機能低下」という負のスパイラルの予防にも効果的です。 さらに、水中での活動は、関節への負担が少ないのも嬉しいポイントです。体重が重くてウォーキングでは膝に負担がかかってしまう人でも、水泳なら無理なく運動ができます。 ガーデニング ガーデニングと聞くと、女性の愛好者が多いお手軽な趣味というイメージがあるかもしれません。でも欧米では、認知症患者に対するひとつの治療法として、ガーデニングを取り入れている専門家が数多く存在します。 たとえば、オーストラリアやイギリスの医師によって運営されている認知症のコンサルティングサイト「Forward with Dementia※」では、以下のようなガーデニングの効果を紹介しています。 ガーデニングの主な効果 焦燥感の軽減 注意力、記憶力、認知力の向上 新しいスキルの獲得や失われたスキルの回復 自然やアウトドアに対する刺激や興味の増加 責任感や達成感の向上 自尊心や幸福感の向上 そのほかにも、ガーデニングは高齢者にとってよい運動になるとも書かれています。たしかに、ガーデニングでは、歩く・手を伸ばす・曲げる・引っ張る・掘る・切るといったさまざまな動きが必要です。 さらに太陽光を浴びる時間が増えるため、セロトニンの分泌が促進されて、体内時計が正しいサイクルにリセットされるというメリットもあります。 なにより、自分の手で育てた植物が元気に育つ姿を見るのは、とても嬉しいものです。もし、ご自宅にガーデニングのできるスペースがあれば、ぜひ取り組んでみてください。 ※参考: Gardening and people living with dementia コグニサイズ コグニサイズ※は、「コグニション(認知機能)」と「エクササイズ(運動)」を組み合わせた、新しいタイプのトレーニングです。 考案したのは国立長寿医療研究センターという国の機関であり、認知機能低下の予防を目的につくられているトレーニングなので、信頼性は非常に高いといえるでしょう。 具体的には、踏み台昇降やステップなどをしながら、しりとりや計算問題などを解いていきます。運動の種類や認知トレーニングの内容は、好みのものを選んでいただいて構いません。 ただし、以下3つのポイントはできるだけ守るように意識してください。 毎日おこなう 10分以上続けられる適切な強度でおこなう 複数のトレーニングを組み合わせる もしかすると、最初から10分続けるのはむずかしいかもしれません。でも、10分間を目安にしておけば、慣れとともに必ずできるようになります。もちろん、運動をともなうトレーニングなので、無理は絶対に禁物です。 コグニサイズ継続のポイントに関しては、以下の資料にわかりやすくまとめられているので、ぜひ参考にしてください。 ※参考:今日からはじめよう! 認知症予防はカラダづくりから 効果的な認知症予防トレーニング【頭脳編】 今度は身体ではなく、主に頭脳を鍛えるタイプのトレーニングを5つ紹介します。同じ頭脳を鍛えるトレーニングでも、負荷のかかる認知機能は少しずつ異なります。今回紹介するトレーニング以外にも脳トレは数多くあるので、興味のある方は以下のサイトでご確認ください。 ◆認知機能別オススメ脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳トレは認知症に効果アリ?症状別にオススメの脳トレを紹介 クロスワードパズル 脳トレと聞けば、クロスワードパズルをイメージする人も多いのではないでしょうか。クロスワードパズルとは、該当するヒントから答えを導き出して、タテ・ヨコのマス目を埋めていくクイズです。 ヒントから答えを導き出すには、過去の記憶を遡って記憶の扉を開けまくる必要があります。いくら考えても、知らない言葉は出てきませんからね。「うーん、あれなんだっけ……」と頭を使う過程で、長期記憶力が思い切り鍛えられます。 もし答えがわからなくても、まったく問題ありません。「うわー、全然わからなかった。くやしいなあ……」という気持ちがある分、新しく覚えた言葉は鮮明に記憶へ残ります。 この流れが、記憶力のみならず、集中力や言語能力といった認知機能をしっかりと鍛えてくれるのです。 ◆クロスワードパズルについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレの種類を使い分けて脳の劣化を効果的に食い止めよう 間違い探し 間違い探しゲームは、視覚的知覚・記憶力・注意力などが鍛えられる、認知症の予防に最適なトレーニングのひとつです。ご存知のように、間違い探しゲームは、ふたつのよく似た画像の中から、微妙な違いを見つけ出さなければなりません。 通常3〜10個ほどの間違いがちりばめられていて、そのうちの2〜3個はじっくりと見てもすぐには気づかない高難易度の間違いが織り込まれています。 こういった難易度の高い間違い探しゲームを何回もやっていると、徐々に直感力が高まってきます。画像を見比べて、なんとなく違和感をおぼえる。このひらめきが、あなたのリスク回避能力を磨き、実生活においても大いに役立ってくれるはずです。 また、目を皿のようにして違いを見つけようとすれば、自然と集中力が高まってきます。違いを見つけるには、片方の画像を基準として覚えておかなければならないので、記憶力も向上するでしょう。 このように、間違い探しには、認知機能改善のメリットが盛り沢山です。間違い探しのアプリは数多くリリースされているので、題材探しにも事欠きません。なにより、やっていて楽しいので、まずはどれかお好みのアプリをダウンロードしてみてはいかがでしょうか。 ◆間違い探しについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 楽しく注意力を高める5つの脳トレとアプリを紹介 将棋 将棋は、戦略的思考と記憶力が要求される日本の伝統的なボードゲームであり、認知症予防に有効な方法として注目されています。 当たり前ですが、将棋には対戦相手が必要です。プレイヤーは常に相手の動きを考えながら、何手も先まで予測して打つ手を考えなければなりません。相手の打ち方は何通りもあるので、どの方法がきても対応できるように、対応策を縦横無尽に張り巡らせます。 こういった思考の広がりが、脳の前頭葉を刺激し、問題解決能力や計画能力を向上させてくれるんですね。 さらに、将棋がうまくなりたかったら、うまい人の手筋(過去の研究からまとめられた有効な指し方)をある程度覚えておく必要があります。手筋を知っているほど勝率がアップするので、一生懸命手筋のストックを増やすうちに、自然と記憶力も向上するでしょう。 最近では、必ずしも実際に対局する必要はなく、アプリを使えば自宅でひとりで気軽に楽しめるのも嬉しいポイントです。 ◆将棋については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 料理 料理は、認知症予防にとても効果的です。もし私がなにか認知症予防のトレーニングを選ぶとしたら、料理を選ぶでしょう。 なんといっても、料理はマルチタスクの連続です。レシピの選定から食材の準備、調理法の実行に至るまで、「計画立案」「問題解決」「手順の記憶」といった多岐にわたる認知スキルが求められます。 また、料理は五感をフル活用します。普段の生活で、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚を同時に使う機会があるでしょうか。私の知る限り、五感を同時にフル稼働させる作業は、料理しかありません。 それに、なんといっても、美味しいものを食べるのは楽しいですよね。さらに大好きな家族や友人と一緒に食事を囲む機会があれば、セロトニンやオキシトシンといった幸せホルモンが分泌され、脳が活性化します。 ◆料理については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい認知機能ごとにオススメ脳トレーニングを紹介 新しい言語の学習 認知症予防のトレーニングとして、新しい言語の学習は非常にオススメできます。第二言語を学ぼうと思えば、まずは最低限度の単語や文法を覚えなければなりません。 普段使わない言葉を覚えるわけですから、ある程度知識が身につくまでは、正直なかなか大変だと思います。でも、その負荷があるからこそ、刺激を受けた脳の柔軟性が養われていくのです。 また、言語を学ぶ過程で新しい文化に触れる機会が増えるのも、言語を学ぶ大きな魅力となっています。日本在住の外国人はたくさんいますが、普通に生活していたらなかなか触れ合うチャンスは少ないものです。 言葉がまったく理解できなければ、語学スクールや交流イベントといった交流の場に出向こうとは思えないでしょう。しかしながら、語学を学んでいれば、こういったイベントに参加しようという意識が働きます。 もちろん、今はインターネットを通して世界中が繋がっているので、外国の映画を観たり、オンライン講座を受けたりと、自宅にいながら異文化の体験が可能です。 あまりむずかしく考えず、新しい言語の学習を日常の一部に取り入れて、楽しみながら認知症予防に取り組んでみてください。 ◆社会人が英語を学ぶメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 【英語初心者向け】社会人にオススメの英語勉強法と挫折しないコツとは 認知症予防トレーニングを継続していくためのポイント 今回「身体編」と「頭脳編」を合わせて、10個のトレーニングを紹介しました。どれも非常に効果的なトレーニングばかりですが、問題はそのトレーニングを継続できるかどうかです。最低でも半年から1年間トレーニングを継続するために、継続のポイントを4つ解説します。 無理のない範囲でおこなう 認知症予防のトレーニングは、「無理のない範囲で続ければよし」という意識が大切です。最初からハードルを高く設定すると、途中で辛くなってしまい、挫折の可能性が高くなります。 たとえば、ウォーキングをはじめるなら、いきなり毎日1時間を目標に設定するのは、正直無謀です。これまで歩く習慣がない人は、まず10分程度の軽い散歩からスタートしてください。ウォーキングに慣れてくれば、20分、30分と歩く時間は自然と伸びていきますので。 これは、身体系だけでなく、頭脳系のトレーニングでも変わりません。楽しみながらトレーニングしているうちに、気づいたらなんとなく頭の回転がよくなった気がするという感じがベストです。 なお、飽きによる挫折を防ぐためにも、身体を動かすトレーニングと頭を使うパズルやゲームをバランスよく取り入れてください。今日はウォーキング、明日はクロスワード、といった具合に、身体系と頭脳系を交互におこなうのも効果的です。 仲間と一緒に取り組む 仲間と一緒に取り組むと、トレーニング継続の確率は大幅にアップします。ひとりの場合、仕事で疲れたり、友達から遊びに誘われたりすると、どうしてもトレーニングが後回しになってしまいがちです。 その点、誰かと一緒なら、「あの人もいるし私も頑張らないと……」と挫折の抑止力が働きます。ひとりで黙々とこなすより、友人や知人とおしゃべりしながら楽しく取り組む方が、モチベーションを維持できて当然でしょう。 多くの多忙な社会人は、なかなか誰かと一緒に活動する機会がありません。だから、こういったトレーニングは、普段会えない人とコミュニケーションをもてる絶好のチャンスなのです。 友人や家族といっしょに、散歩をするのもいいでしょう。将棋やバトルゲームで一戦交えるのも、楽しそうですね。 また、地域の将棋クラブなどに参加して、新しい仲間と交流を深めるのも、脳によい刺激を与えてくれます。高齢者であれば、孤独感の解消にも繋がりますので、ぜひこういったトレーニングの場を上手に活用してください。 進捗を記録する なにか認知症予防のトレーニングをはじめたら、できるだけ記録に残しておくことをオススメします。なぜならば、進捗状況を確認できるようにしておくと、途中で自分の成長を確認できるからです。 自分がうまくできているのか・どのくらい実力がついたのかわからないと、どうしてもやる気を失ってしまうもの。しかし、記録をつけておけば、自分の伸び具合が一発で確認できます。 たとえば、ウォーキングなら、毎回歩く時間と距離を記録しておきましょう。「そんなの面倒くさくてできないよ」という方も大丈夫です。今は、そういった記録を自動で記録してくれるアプリが、数多くリリースされています。 もしこういったアプリのないトレーニングをする場合は、メモ帳にサッと走り書きしておけばよいでしょう。日付さえ入っていれば、乱雑な手書きメモでも、モチベーション維持の役割を十分に果たしてくれます。 「寿司打(すしだ)」というタイピングトレーニングのように、ランキングが表示されるゲームもいいですね。自分の現在地が明確なので、頑張って上にいこうという気持ちが生まれ、トレーニングの効率が劇的にアップします。 専門家のアドバイスを受ける 「物忘れが増えた」「計算をよく間違える」といった具体的な症状が気になるときは、まず医療関係者に状態を診断してもらうべきです。診断の結果、認知症予防が必要となれば、より専門的なプログラムを提示してもらえます。 医学的に問題がないからといって、専門家のアドバイスが必要ないわけではありません。なにか新しいトレーニングに取り組む際には、できるだけ指導者のレクチャーを受ける方が効率よくスキルを学べます。 たとえば、楽器演奏や語学を学ぼうと思ったら、スクールに通うのも悪くない方法です。もちろん、自分で考えながら取り組む姿勢も大切でしょう。 しかし、専門家を上手に活用すれば、自己流のトレーニングでは気づかないポイントや改善点をしっかりと指導してもらえます。指導により早く自分のレベルが上がれば、トレーニングが楽しくなり、その結果長くトレーニングを続けられるわけです。 同好の仲間が見つかるというメリットもあるし、自分に合う学びの場がないか、ぜひいちど調べてみてください。 認知症予防に役立つ毎日の習慣 いくらトレーニングをしても、生活習慣が乱れていたら、思ったような効果は期待できません。そこで最後に、認知症予防に役立つ毎日の習慣を6つ紹介していきます。 バランスの取れた食事を心がける 認知症の予防には、バランスの取れた食事が欠かせません。今回はさまざまな媒体で、最高の食事法としてランクインしている「地中海食」をご紹介します。 地中海食とは、文字通りイタリアやスペインなど、地中海に面した国でよく食される料理スタイルの総称です。主な特徴としては、以下のような点が挙げられます。 地中海食の主な特徴 野菜・果物・全粒粉の穀物・オリーブオイル・ナッツ類を毎日食べる 魚介類は最低週に2回は食べる 肉類は鶏肉をメインとし、赤身肉は月数回に抑える 食事と一緒に適度な赤ワインはOK なかでも注目すべきは、やはりオリーブオイルでしょう。アメリカのテンプル大学では、「エクストラバージンオリーブオイルの接種により、アルツハイマー病の原因とされるアミロイドβ斑と神経細胞のもつれが減少した」というデータ※を発表しています。 ヘルシーの代名詞とでもいうべき日本食は、じつは案外塩分や糖質が多く、摂取量に気をつけないと体調を崩す要因になりかねません。とはいえ、いきなりすべての食事を地中海食に切り替えるのは現実的ではないでしょう。 まずは、「サラダ油をオリーブオイルに変えてみる」「肉よりも魚を多くする」といったように、日本食にうまく地中海食のエッセンスを取り入れてみるのをオススメします。 ※参考: Extra-Virgin Olive Oil Preserves Memory and Protects Brain Against Alzheimer's Disease, New Research at Temple Shows ◆脳によいブレインフードについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 十分な睡眠を確保する 睡眠不足が続くと、脳の働きが悪くなり、記憶力や集中力が低下してしまいます。さらに、長期間の睡眠不足は、認知症のリスクを高めることもわかっています。 ゲームや動画など、つい夜ふかししてしまいがちですが、少なくても7時間以上、できれば8時間程度の睡眠を確保したいところです。 ところが、日本人は世界でも睡眠時間が短いことで知られています。たとえば、OECDの調査※(2021年)では、日本人の平均睡眠時間は7時間22分と、加盟33カ国のなかで最も短かったという結果が発表されました。 良質な睡眠を習慣化するには、まず、規則正しい生活リズムをつくるのがポイントです。毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きれば、体内時計が整い、7〜8時間で自然と目が覚めるようになってきます。 また、寝る直前のスマートフォンは、できるだけ避けてください。スマートフォンの強いブルーライトにより、「今は昼だから起きていなくちゃ」と脳が誤った判断を下してしまいます。 睡眠2時間前くらいになったら、照明を少し落として、スマートフォンの代わりに好きな本をゆっくりと読みましょう。それだけでも、あなたの睡眠の質はグンとアップします。 ※参考: コラム1 (図5)睡眠時間の国際比較 | 男女共同参画局 ◆食事・運動・睡眠の脳への効果については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える ストレスをうまく管理する ストレスの適切な管理は、認知症予防を考えるうえで非常に重要なポイントです。長期的にストレスを受けると、ストレスホルモン「コルチゾール」が大量に分泌されます。 記憶の中枢「海馬」は非常にストレスに弱い器官なので、コルチゾールによってダメージを受けると、認知症になるリスクが著しく増大します。 ストレス対策としてまず試してもらいたいのが、アメリカ海軍でも採用されている呼吸法「ボックスブリージング」です。やることは非常にシンプルで、4秒間ずつ吸って止めて吐くのを繰り返すだけ。実戦の場で使われているだけあって、その効果は驚くほど即効性があります。 時間のある人は、瞑想に取り組むのもよい方法です。静かに自分と向き合う時間があると、普段思いつかないような考えが生まれることも少なくありません。 オススメのマインドフルネス瞑想については、別記事で詳しく紹介しています。ぜひ、そちらの記事にも目を通してみてください。 ◆マインドフルネス瞑想の効能については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶力を高める5つの生活習慣と知っておきたいポイントとは 趣味や興味を持ち続ける 新しいことに興味を持ち続ける意識は、認知症予防においてとても大切です。私たちの生活は、思っている以上に同じようなことを繰り返しています。 仕事や勉強、家事などにおいて、作業のルーチン化は効率性を高めてくれるでしょう。とくにビジネスの世界では、効率化が徹底的に要求されます。 しかし、楽にこなせるというのは、「頭を使わない」と同義語です。考えなくてもできてしまうことしかやらなければ、脳はどんどん退化してしまいます。だから、常に新しい刺激を脳に与えてあげなければいけないのです。 とはいえ、いきなりビジネスで新しい取り組みをしようと思うと、失敗した場合のダメージも大きくなってしまいます。まずは、趣味の世界で新しいことをはじめてみるのが、現実的でしょう。 英語・楽器・絵画・スポーツ、ジャンルはなんでも構いません。新しい取り組みによって、脳に刺激を与えるのが目的ですので。少しでも興味があるなら、思い切っていろいろとチャレンジしてみてください。 余計なものを部屋に置かない 注意力や集中力といった重要な認知機能の低下を予防したいなら、身の回りの整理整頓を心がけてください。もしかすると、「乱雑な部屋とそういった認知機能に、なにか関係があるの?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。 じつは、私たちが考えている以上に、身の回りの環境が思考に与える影響は大きいのです。たとえば、机の周りに読んでいない本が積み上げられているとしましょう。そういった本が視界に入るたび、私たちは「あー、早く本読まなきゃ……」と考えてしまいます。 1回1回はほんの数秒でも、1日に何十回・何百回と思い浮かべたら、その思考は脳にとって大きな負担です。もし、本が置かれていなければ、余計な思考に集中力を邪魔されることもありません。 今、徹底的に余計なものを排除するミニマリストが流行っているのも、多すぎるものによる思考の妨げの弊害を理解している人が増えてきたからです。(もちろん、ほかにも理由はありますが) 脳本来のパフォーマンスをきっちりと発揮できるように、思考を邪魔する余計な障害はできるだけ取り除いておきたいところです。まずは、整理整頓と、必要ないものの断捨離からはじめてみてはいかがでしょうか。 自然のなかで過ごす時間を増やす ストレスは、認知症の大きな要因のひとつです。先ほどストレス管理の方法として、呼吸法と瞑想を紹介しましたが、ぜひもうひとつ習慣化していただきたいオススメの方法があります。それは、自然のなかで過ごす時間を増やすという方法です。 自然には、私たちのメンタルを癒してくれる働きがあります。木がたくさん生えている大きな公園にいくと、なんだか心が落ち着きませんか。これは、樹木が放出するフィトンチッド(揮発性物質)が、関係しています。 フィトンチッドには、静止安定効果や抗酸化効果があるので、ただ森のなかで座っているだけでも、脳の働きが安定します。毎日は無理だとしても、できれば週に1〜2回、1回30分程度は自然のなかに出かけていきたいですね。 パソコンやスマートフォンの待ち受けを山や海の画像にするだけでも、癒し効果があるといわれています。忙しい人は、まず待ち受け画面をそういった画像に変更するところからはじめてみてください。 ◆自然の癒し効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ なんだか頭がボンヤリするなと感じたら「脳を起こす方法9選」 まとめ 今回の記事では、認知症リスクを下げる働きのある予防トレーニングを「身体編」と「頭脳編」に分けて、ご紹介しました。 もちろん、10個のトレーニングすべてに取り組む必要はありません。どのトレーニングを選んでも構いませんが、できれば身体編と頭脳編からひとつずつ取り組むと、予防効果は高まります。 ### 認知症になりやすい人がもつ9つの特徴とは 認知症については、まだまだ明らかになっていない面が数多くあります。とはいえ、認知症になりやすい人には、ある程度共通した特徴があるのも事実です。 当記事では、認知症になりやすい人に見られる9つの特徴と、それを回避するための実践的な方法を分野別に解説します。自分自身、そして大切な人の認知症リスクを減らしていくための第一歩として、今回紹介する情報が少しでも役立てば幸いです。 【分野別】認知症になりやすい人の特徴 認知症になりやすい人の特徴を、「病気や遺伝」「生活習慣の影響」「性格による影響」という3つの側面から解説していきます。 病気や遺伝 今回紹介する病気によって、必ず認知症になるわけではありません。しかし、健康で元気な人と比べて、脳がダメージを受ける確率が高まるのは間違いのない事実です。できるだけ病気にならないよう、普段から健康には気をつけましょう。 糖尿病 糖尿病になり、高血糖な状態が長期間続くと、認知症になりやすいといわれています。さらに、認知症になれば認知機能が衰えてしまい、血糖コントロールがうまくできません。そうして、ますます認知症が進行していくわけです。 国立国際医療研究センターのサイト※を見ると、糖尿病患者が認知症になる確率は、アルツハイマー型で約1.5倍、脳血管性認知症の場合は約2.5倍も高くなると書かれています。 残念ながら、いったん糖尿病になると、完治はなかなかむずかしいというのが現実です。もちろん、体質や改善方法への取り組み方などによって、回復の度合いは変わってきます。でも、認知症になりたくないなら、とにかく糖尿病にならない生活習慣を心がけるしかありません。 ※参考:認知症 | 糖尿病情報センター 脳血管系の病気 先ほど紹介した脳血管性認知症は、脳内の血管障害が引き起こすタイプの認知症です。脳内の血管障害には、大きく「脳梗塞」と「脳出血」があります。 脳梗塞は、血管の一部が詰まり血液の流れなくなった脳細胞が、適切な酸素や栄養を受け取れなくなり損傷を受ける症状です。一方で脳出血は、血管の破れによって溢れ出た血液により、周辺の脳細胞が壊死する病気になります。 どちらのタイプとも、通常の認知症と同様に、記憶障害や言語障害といった認知機能の低下は免れません。ただし、脳血管障害の場合、認知機能低下と正常な状態が交互に現れる、いわゆる「まだら認知」と呼ばれる状態になるケースが多いです。 いずれにせよ、いったん発症すると完全な回復はむずかしいため、予防が非常に重要になってきます。脳梗塞・脳出血どちらも、高血圧の影響を受けやすいので、日頃から自分の血圧をしっかりと管理しておくよう心がけてください。 ストレスによるメンタルへのダメージ 長期間にわたるストレスは、メンタルへ重篤なダメージを与え、認知症のリスクを高めることが知られています。 狩猟生活をしていた時代、人間は常に動物に襲われる危険性と隣合わせでした。そのため危険を察知すると大量分泌されるコルチゾールやアドレナリンといったストレスホルモンが、血圧や心拍数の上昇を促し、危険に対処できるよう進化していったのです。 こうしたストレスホルモンは、短期的な分泌であればまったく問題ありません。むしろ、緊張や不安を乗り切るために、不可欠とさえいえるでしょう。 ただし、大量のストレスホルモン分泌が慢性化すると、脳細胞がダメージを受けやすいです。なかでも、記憶の司令塔「海馬」が受けるダメージは深刻で、海馬が縮小し記憶障害を引き起こすという研究データが多数存在します。 もちろん、現代では外敵による危険はほぼありません。でもその代わりに、人間関係や金銭問題といった新たなストレスに悩まされている人が多いです。こういった問題は簡単には解決しないことが多く、長期的にメンタルや認知機能がダメージを受けてしまいます。 ◆コルチゾールが海馬に与える影響については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 海馬は記憶の司令塔「海馬と記憶の関係性について」 生活習慣の影響 先ほど、病気による認知症への影響について説明しました。病気の怖さは十分ご承知のこととは思いますが、そういった病気を引き起こす大きな原因となっているのが、食生活や睡眠といった生活習慣の乱れです。 今回は、食生活と睡眠、そしてスマートフォン問題について紹介します。運動については、以下の記事でご確認ください。 ◆生活習慣が脳に与える影響については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 乱れた食生活 健康的でバランスの取れた食生活は、脳の健康を維持するために不可欠です。乱れた食生活、とくに高脂肪・高カロリーの食事は、認知症のリスクを増加させることが科学的に証明されています。 たとえば、血液中の脂質(悪玉コレストロールや中性脂肪)が異常に増加した状態になると、動脈硬化が起きやすくなります。 動脈硬化により血流が悪くなれば、脳へ十分な酸素と栄養を供給できません。その結果、脳細胞がダメージを受けやすくなり、認知症の引き金になってしまうわけです。 高脂肪による認知症リスクを軽減したいなら、当たり前ですが悪玉コレストロールの少ない食事を心がけるしかありません。過度な肉食を控え、緑黄色野菜や海藻、青魚などを積極的に食べるようにしましょう。 ◆青魚に含まれるオメガ-3脂肪酸については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を元気にする究極の方法「健康な脳への9ステップ」 短時間睡眠が常態化 睡眠は、脳が日中の情報を整理し、記憶を固定するための重要な時間です。短時間睡眠が習慣化すると、脳の回復と整理のプロセスが十分におこなわれず、認知機能低下のリスクが高まります。 じつは、睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があり、記憶の整理はレム睡眠中だけおこなわれます。 レム睡眠は寝入りばなは短く、明け方に近づくほど長くなるので、短時間睡眠になると明け方の長いレム睡眠を逃してしまう可能性が高いです。 こういった理屈を抜きにしても、単純に寝不足の翌日は頭がぼーっとしていますよね。それが毎日続くと考えれば、認知機能が低下して当然です。 部屋を暗くして快適な温度を保ち、寝る前のスマートフォンをやめれば、今よりも確実に睡眠の質と時間が向上します。できれば、毎日7〜8時間の良質な睡眠を取るように意識してください。 ◆睡眠の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「脳年齢若返りに効果的な5つの方法」科学的根拠も紹介 スマートフォンへの依存 スマートフォンへの過度な依存は、睡眠障害や注意力散漫を引き起こし、それが認知症のリスクを高める要因となります。 とくに、就寝前のスクリーンタイムは、非常に要注意です。スマートフォンの画面は、強力なブルーライトを発しています。寝る前にこのブルーライトを浴びると、メラトニンの分泌が減少して体内時計が狂ってしまうのです。 部屋を暗くして寝る準備をしている脳が、急に明るい光を浴びせられたら、睡眠のリズムと質がおかしくなるのは当然でしょう。 また、スマートフォンの過剰使用は社会的な交流を減少させ、孤独感や抑うつ状態を増加させる可能性があります。友達と一緒にご飯を食べにいっても、お互いスマートフォンをいじっている姿は、どう考えても異常です。 スマートフォンを手放せとはいいませんが、節度ある使用法が求められているのは間違いありません。スマートフォン対策については、のちほど詳しくお伝えします。 性格による影響 認知症になりやすいかどうかは、その人の性格が大きく関係していると考えられています。今回は、認知症になりやすい性格の特徴を3つご紹介します。 なんでも自分で抱え込んでしまう なんでも自分で抱え込むというのは、言い換えると「自分で積極的に行動する」という意味であり、本来は認知症になりにくいはずです。しかし人に頼れないがゆえに、明らかなキャパオーバーの場面でも無理をするので、知らないうちにストレスが溜まっていきます。 前述の通り、慢性的なストレスは記憶力の低下や判断力の減退を引き起こし、認知症への道を早める可能性が高いです。 さらに、自分だけで完結しようとする人は、どうしても他人とコミュニケーションを取る機会が減ってしまいます。こうした状況が続くと、ひいては社会的孤立を招き、さらにストレスが大きくなってしまうでしょう。 なんでも抱え込む自覚のある人は、自分が壊れてしまう前に、少しずつ人に頼ることを学ぶほうがいいかもしれません。 こまかいことが気になる こまかいことにこだわる人は、ちょっとしたミスが許せません。ほかの人が「しかたがない」と割り切ってしまうところが、いつまでも気になってしまうのです。 思うようにいかないことが人よりも格段に多いわけですから、なにかあるたびにストレスが溜まります。長期にわたるストレスによって、記憶の司令塔である海馬や前頭前野が縮小するという研究結果もありますから、こだわりもほどほどにしておくほうが無難です。 また、あまりにもこまかいと、いつか周りから人が離れてしまいます。指摘されるのが怖いし、かりに指摘されなくても、あなたの機嫌に振り回されるのが面倒だからです。 そうなれば、孤立感によってさらにストレスが大きくなります。この点は、先ほどの「なんでも自分で抱え込んでしまう」と同じですね。 イライラしやすい イライラしやすい性格は、ささいなことで感情が大きく揺れ動くので、まず自分が疲れてしまいます。もちろん、本人からすれば自覚はないでしょう。しかし、ストレスに弱い海馬や扁桃体といった器官は、間違いなくダメージを受けています。 さらに、いつもイライラしている人の周りには、人が寄ってきません。いつイライラをぶつけられるか、相手が恐怖心や面倒な気持ちを感じてしまうからです。 こうなると、孤独感から余計イライラするようになり、本当に負のスパイラルから抜け出せなくなってしまいます。 認知症を回避する方法 ここまで、認知症になりやすい人の特徴をお伝えしてきました。自分に当てはまる項目は、いくつありましたか? もし、複数個当てはまるようなら、これから紹介する方法を参考にしながら、少しずつ原因を取り除いていくように取り組んでみてください。 定期的に医師の診断を受ける 定期的な医師の診断は、認知症の早期発見と予防に不可欠です。認知症はある程度進行してしまうと、完全に元へ戻すのは非常にむずかしいとされています。一方、ごく軽度な認知症であれば、適切な治療とトレーニングによって、限りなく元の状態に近づけることも可能です。 また、今回お伝えしたように、糖尿病や脳梗塞といった生活習慣病は、認知症を引き起こす大きな原因になっています。こういった症状は、自分ではなかなか気づけません。 毎年きちんと健康診断を受けて、もし少しでも異常が見られるようなら、できるだけ早く医師の診断を受けたほうがいいです。食生活や睡眠、運動といった、病気の予防(改善)方法についても、専門的な見地からしっかりと指導してもらえます。 ブレインフードを積極的に摂取する 世の中には、脳によいとされる、いわゆる「ブレインフード」が数多く存在します。認知症を予防するなら、ぜひこういったブレインフードを積極的に食べるようにしましょう。 たとえば、ブルーベリーには、アントシアニンという強力な抗酸化物質が含まれており、脳の過剰な活性酸素を除去してくれます。 青魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸も、認知力回復の効果が期待できる重要な栄養素です。実際、「魚を週に1回以上摂取した人は、魚をほとんど食べない参加者と比較してアルツハイマー型認知症のリスクが60%低かった」という研究データ※1もあります。 オメガ3脂肪酸には、血栓や動脈硬化を予防する働きもあるので、できれば週に2〜3回は魚を食べたいところです。 以下、ハーバード・ヘルス・パブリッシングに掲載されているオススメのブレインフード※2を紹介しておきますので、興味のある方は美味しい食べ方などを研究してみてください。 オススメのブレインフードTOP5 緑の野菜 脂の乗った魚 ベリー類 お茶/コーヒー クルミ ※1:Consumption of fish and n-3 fatty acids and risk of incident Alzheimer disease ※2:Foods linked to better brainpower - Harvard Health ◆ブレインフードについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 まずはウォーキングとストレッチから 認知症予防には、日常的な運動が欠かせません。以前、別記事で、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)が提唱する以下の運動強度※を紹介しました。 速歩きのような中強度の運動を週に最低でも150分 週2日以上の筋力トレーニング 片足立ちのようなバランス運動を週に3日(65歳以上) 健康で普段からある程度体を動かしている人なら、週に150分の速歩きは十分可能でしょう。週に2日の筋力トレーニングも問題なくこなせるはずです。 しかし、普段運動の習慣がない人にとって、運動を続けるのは正直かなり大変ではないでしょうか。無理をして上記の運動強度を目指しても、おそらく途中で挫折してしまいます。 まずは運動の習慣化を最優先とし、ごく軽めの有酸素運動(ウォーキング・ストレッチなど)からスタートするのがオススメです。具体的な運動強度は、おしゃべりしながら続けられる、いわゆる「にこにこペース」くらいがちょうどよいでしょう。 ※参考: What You Can Do to Meet Physical Activity Recommendations ◆高齢者でもできる脳トレ運動については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 高齢者にオススメ!自宅で簡単にできる脳トレ運動10選 最低7時間以上ぐっすりと眠る 寝不足の翌日は、ボーッとして頭がうまく働かないですよね。これは、睡眠が脳の疲れを回復させる大切な休養時間であることを示しています。 さらに脳は、睡眠中に記憶の整理と定着をおこないます。だから、4〜5時間といった極端に短い睡眠時間しか取れない場合、記憶の整理と定着が十分におこなわれません。 また、睡眠時間が5時間未満の人は、6〜8時間の人に比べて認知症になる可能性が2倍高く、死亡する可能性も2倍高いという研究データ※もあります。 さらに、70歳まで睡眠時間が6時間しか取れていない人は、7時間睡眠を習慣にしている人に比べて、認知症リスクが30%増加するという研究データがヨーロッパで発表されています。 脳機能の低下だけでなく、認知症リスクも大幅にアップすると考えると、どんなに忙しくても7時間以上の睡眠を確保したいところです。 ぐっすりと眠るためのポイントについては、以下の記事で紹介しているので、よかったら参考にしてください。 ※参考: Sleep well — and reduce your risk of dementia and death - Harvard Health ◆睡眠が脳へ与える影響については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 若者も高齢者も必見!記憶力をアップさせる方法とは メンタルケアの方法を学ぶ 今回紹介した認知症の原因の説明で、もっとも頻出したのが、ストレスによる脳へのダメージではないでしょうか。それくらい、ストレスが私たちの脳に与える影響は大きいのです。 こういったストレスを減らすには、まずストレスの原因を解決する必要があります。とはいえ、仕事や人間関係、あるいは金銭に関する問題は根深いことが多く、1日2日で簡単に解決できるケースは少ないでしょう。 であれば、ストレスから脳を守るためにも、ぜひメンタルケアを学んでください。オススメは、マインドフルネス瞑想です。マインドフルネス瞑想では、過去や未来ではなく今の自分に集中して、後悔や不安といったマイナスの感情を少しずつ手放していきます。 あのグーグルでも、社内研修としてマインドフルネス瞑想を取り入れた実績があるそうです。幸いマインドフルネス瞑想に関する書籍も数多く出版されています。ぜひいちどじっくりと調べてみてはいかがでしょうか。 ◆メンタルケアについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 瞬発力で人生をアップグレード!脳と体を鍛える新トレーニング法 コミュニティを複数確保しておく 認知症の予防という点でいうと、参加できるコミュニティをいくつかもっておくのがオススメです。いつも同じ場所で同じ人と同じことばかりしていると、あまり考えなくても生活が成立してしまうため、脳の機能が少しずつ鈍化していきます。 漫画などを読むと、よく「連れ合いを亡くしてぼんやりしているうちにボケがはじまってしまうシーン」が出てきますよね。それだけ、外部環境から受ける刺激が脳の働きに与える影響は大きいのです。 普段、家族や特定の友達とばかり会っている人は、ぜひ違うコミュニティに参加してみましょう。趣味のサークル・語学スクール・ボランティア活動など、コミュニティの種類はなんでも構いません。 複数の居場所があると、それぞれ異なる視点や経験を得るチャンスが増え、認知機能を維持する大きな助けになってくれるでしょう。 とはいえ、同じ世代とばかり接していると、コミュニティを複数もつ意味が薄れてしまいます。できれば、ひとつくらいは、さまざまな年代の集まるコミュニティにも参加したいところです。 新しいことに取り組む 「コミュニティを複数確保しておく」でもお伝えしたように、認知機能の活性化には外部の刺激が非常に有効です。同じことばかりしていると、その作業に慣れてきて、考えなくても問題なくこなせてしまいます。 ある意味、考えなくてもこなせてしまうルーチンワークは、効率という面で最適解でしょう。しかし、ルーチンワークは、人間の脳から「ものごとを深く分析・判断する」機会を奪ってしまいます。 仕事上での定型化はある程度仕方ありませんが、プライベートでは、ぜひ積極的に新しいことにチャレンジしてみてください。 たとえば、スポーツが趣味の人なら、新しい言語を学んだり、楽器を習ったり、絵を描いてみたりと、これまで縁のなかった分野に取り組んでみるのもおもしろいですよね。 反対に、普段座って作業をすることが多いなら、ゴルフやテニス、あるいは釣りやキャンプといった屋外のアクティビティがオススメです。他人と一緒に活動するものを選べば、新しい視点を学ぶ機会も増えるし、なによりコミュニケーション能力が磨かれます。 まずは、気になるものをなにかひとつ選んで、気軽にチャレンジしてみましょう。 アルコールと喫煙には要注意 認知症を少しでも遠ざけたいなら、アルコールと喫煙には注意が必要です。厚生労働省のe-ヘルスネット※1には、アルコール依存症、もしくは大量飲酒者に認知症患者が多いと明記されています。 同サイトに掲載されている研究結果によると、「過去に5年間以上大量に飲酒をした高齢男性は、そうでない人と比べて、認知症の危険性が4.6倍、うつ病の危険性が3.7倍もあった」そうです。 一方、喫煙についても、やはり認知症のリスクを大幅に引き上げるといわれています。たとえば、日本健診財団のコラム記事※2には、喫煙者は非喫煙者の約2〜3倍も認知症の発症率が高いという研究結果が掲載されていました。 さらに、喫煙が原因の高血圧により血管が収縮すると、血管性認知症のリスクが約10倍も高いというデータも紹介されています。 幸い、脳の萎縮が顕著になる前に禁酒・禁煙すれば、認知症リスクを下げることは可能です。いきなりスッパリとやめるのはむずかしいかもしれませんが、無理のない範囲で少しずつ改善を目指してみてください。(依存症に近いレベルの人は、できるだけ早めの専門医の受診をオススメします) ※参考1: アルコールと認知症 | e-ヘルスネット(厚生労働省) ※参考2: 喫煙者 認知症 なりやすい | 日本検診財団 スマートフォン対策を真剣に考える スマートフォンの過剰使用は、睡眠障害、注意散漫、社会的孤立など、認知症リスクを増加させる多くの問題を引き起こします。まず、ベッドに入ったら、決してスマートフォンを見ないと決めましょう。 スマートフォンをどうしても見てしまう人は、スマートフォンをベッドに持ち込むのをやめてください。目覚ましとして使っている人は、専用の目覚まし時計を用意しましょう。 日中の使用については、いくつか決めておくことがあります。 SNSを見る時間は1日1時間まで 誰かと一緒にいるときは原則スマートフォンを見ない 集中してやるべきことがある際には、スマートフォンをしまっておく 一例として1日1時間としましたが、極端に多くなければ自分で決めてもらって問題ありません。それより重要なのは、勉強や仕事中にスマートフォンを見て、集中力や判断力を奪われてしまうことです。 なにかやっているときに、ほんの一瞬スマートフォンをチラッと見るだけでも、集中力は奪われてしまいます。 また元の作業に集中するまで、少なくとも15分はかかるというデータもあるので、意思の弱い人は電源を切って目に見えないところに隠すくらいでちょうどいいかもしれませんね。 ◆スマートフォン対策については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 これだけやれば大丈夫!学習速度が大幅にアップするオススメの学習法4選 認知症予防にオススメの脳トレ6選 認知症を予防したいなら、脳トレで積極的に脳を刺激するのもひとつの方法です。今回は、認知機能別にオススメの脳トレをひとつずつご紹介していきます。 記憶力改善「日記」 記憶力改善の方法はいくつもありますが、そのなかでも日記は非常にオススメです。毎日の日記を習慣化することで、自分が経験したことや感じたことを覚えておこうという意識が働き、自然と記憶力が向上します。 その日の経験をできるだけ抜けなく記憶しておくには、発生したできごとを簡潔にまとめる「要約力」が必要です。 すべてのできごとを覚えておくのは不可能ですから、1日のなかでもとくに印象深かった内容を凝縮して、自分の言葉で簡潔に説明できるようにしておかなければなりません。 こうした一連の作業がスムーズにできるようになると、覚える負担が減り、記憶力が俄然アップします。 また、日記には、思考を整理する効果もあります。自分の気持ちや考えを日記に書き出せば、頭のなかで覚えておく必要がなくなり、新しい情報をインプットするスペースが生まれるからです。 考えることが多くて、いつも頭がごちゃごちゃしているという人は、ぜひ日記の習慣化に取り組んでみてください。 ◆オススメの記憶力改善方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう 言語能力改善「読書」 言語能力に優れている人の多くは、非常にたくさんの本を読んでいる印象が強いです。実際、読書量と言語能力の関係性に関するデータは多数存在します。 たとえば、2016年に株式会社ベネッセコーポレーションが実施した「第1回現代人の語彙に関する調査※」では、「年代を問わず、読書量が多い人、幅広いジャンルを読書する人の方が語彙力は高かった」という結果が発表されています。 言語能力は、生活の基盤ともいえる非常に重要な認知機能です。言葉の意味がわからなくなったり、思うように言葉が出てこなかったりすれば、日常生活に支障が出てきます。そういった状況を回避するには、やはり日頃から言語能力をしっかりと鍛えておくのが重要です。 言語能力を総合的に底上げしたい人は、まず小説から読みはじめるのをオススメします。小説を読むと、バリエーションに富んだ語彙や表現に出会えます。 自分のなかに少しずつそういった表現方法がストックされていくと、自分の思いを言語化するのがどんどん楽になっていくでしょう。 ※参考: 「第1回 現代人の語彙 ご い に関する調査」 結果速報 ◆読書の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるなら読書がオススメ!読書の効果と効果的な読書法 計算力改善「計算文章問題」 計算力を鍛えるためには、やはり地道に計算問題を解くのがもっとも近道でしょう。とはいえ、「大人なのに小学生向けの計算ドリルなんて……」と、抵抗感を抱く人もいるかもしれません。 そういった人には、算数の文章問題をオススメします。文章問題とは、「自転車が定価の45%オフで売られているが、販売価格が39,800円なら定価はいくらか?」といったように、文章形式で出題される計算問題です。 文章を読み解き、計算方法を導くところから考えなければならないので、単純な計算問題よりも難易度は数段アップします。でも、文章問題を繰り返し解いていると、数学がただの数式の羅列ではなく、実際の生活と結びついていることを実感できるはずです。 そうすれば、実生活でも自然と頭のなかでパッと計算できるようになり、ますます計算力が磨かれます。さらに、文章問題を繰り返し解いていると、計算力だけでなく読解力や論理的思考力も向上します。 もちろん、ある程度基礎的な計算力が備わっている人は、中学や高校の数学問題に取り組んでいただいて構いません。自分のレベルに合わせて、自由に計算を楽しみましょう。 注意力改善「間違い探し」 迷路クイズやひっかけ問題など、注意力改善に効果的な脳トレは数多く存在します。なかでも、楽しく注意力を鍛えるなら、間違い探しは非常にオススメです。 間違い探しとは、2つの似た絵や写真を見比べて、微妙に違う部分を見つけ出すゲームです。簡単な間違いと、巧妙にカモフラージュされている間違いが混在しているパターンが多く、すべての間違いを見つけ出すのはなかなか大変でしょう。 たとえば、上記間違い探しクイズの難易度はそれほどむずかしくありませんが、それでも鳥の羽根の向きやヒゲの長さなど、うっかりすると見逃す間違いがたくさん紛れています。 こういった間違いを見つけ出すには、2枚の絵を端から端までじっくりと比較していかなければなりません。そのため、自然と細かい部分に注意を払う力や集中力も鍛えられます。 また、むずかしい間違いを見つけたときには、「あー、ようやく見つけた!」という、なんともいえないスッキリした気持ちが得られます。スキマ時間の暇つぶしにも最適なので、ぜひ気軽に取り組んでみてください。 ◆注意力を鍛えるオススメの脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 楽しく注意力を高める5つの脳トレとアプリを紹介 集中力改善「ひっかけクイズ」 数ある集中力改善の脳トレのなかから、今回はひっかけクイズをご紹介します。一般的にひっかけクイズといえば、わざと間違いやすいポイントを織り交ぜて、解答者を混乱させる仕掛けがしてある問題を指します。 たとえば、「道路の真ん中にあるのはなに?」という問題が出されたら、あなたはなんと答えますか? おそらく、センターラインと答えた人が多いのではないでしょうか。答えは、「う」です。「ど・う・ろ」の真ん中だから、「う」が正解になります。 では、もう1問。 春・夏・秋・冬・1年のなかで1番長いのはいつ? 答えは、1年です。つい、春・夏・秋・冬のなかから答えを選ぼうと思ってしまいますが、そこがひっかけです。1年も選択肢のひとつと考えれば、1番長いのは1年になりますよね。 答えを見れば、バカバカしいと思うかもしれませんが、なにも見ないで答えを当てるには、ひらめきと集中力が必要です。 少し探せば、書籍やネットで、さまざまな難易度のひっかけクイズが入手できます。自分に合った難易度のクイズで、どしどし集中力を鍛えてください。 遂行力改善「料理」 遂行力とは、あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、日常生活において、非常に重要な役割を担っています。遂行力とは、ようするに、計画を立てて実行する力のことです。 認知症になり遂行力が衰えると、順序立ててものごとを考えたり、複数のタスクを適切に振り分けたりといったことができなくなってしまいます。 遂行力を鍛えたいなら、料理は最適な方法のひとつです。料理をするときは、選択したレシピを基に、買い出し・下ごしらえ・調理・配膳・片づけを適時おこなっていきます。鍋にお湯を沸かしながら、同時に野菜をカットするというように、同時作業も非常に多いです。 同時並行で作業をどんどん進めていかないと、調理時間が何時間もかかってしまいますからね。日頃から、料理の段取りを頭のなかでサッとおこなう訓練をしておくと、遂行力の低下を最小限に抑えられます。 また、料理にはタイミングや順序を考える力も必要です。野菜が煮える時間や肉の焼き加減を見極めるためには、集中力や観察力も要求されます。 脳トレ効果を最大限引き出したい人は、ぜひ普段あまり馴染みのないレシピに挑戦してみてください。脳が刺激を受けて、脳トレ効果は大きくアップしますので。 ◆料理の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者向け簡単な脳トレを分野別に紹介 まとめ 認知症リスクを高める要因として、病気やストレス、生活習慣、性格特性などが考えられます。そして、病気やストレスのように、自分ではなかなか気づけない要素も数多くあります。 健康的な食事・適切な睡眠・ストレスの管理、そして定期的な医師の診断などが、認知症予防には欠かせません。こうした日々の小さな努力が、将来の健康を守る鍵となります。面倒くさがらず、ぜひひとつずつ取り組んでみてください。 ### 認知症になりやすい人の口癖とオススメの予防法 もしあなたが、「自分には無理だよ」とか「なんでもいい」といったマイナスな言葉をよく使っているとしたら…… 認知症になりやすい傾向が、一般的な人より強いかもしれません。逆をいえば、前向きな言葉を普段からたくさん発している人は、認知症になりにくいということです。 当記事では、認知症になりやすい人の口癖と性格の傾向を探り、日常生活でできる簡単な予防策をご紹介します。認知症は、遠い他人の問題だけではありません。今から意識を変え、予防の一歩を踏み出しましょう。 認知症になりやすい人の口癖とは? 冒頭でもお伝えしたように、認知症になりやすい人は、無意識のうちにマイナスな言葉を多く使っています。しかしほとんどの人は、自分でそういったマイナスな言葉を多用している自覚がありません。 典型的なマイナスの口癖を6つ紹介しますので、ご自身に当てはまるかどうかチェックしてみてください。 「どうせ自分なんて……」 「どうせ自分なんて……」という口癖は、自己肯定感の低下を表しており、行動を阻害する大きな要因になっています。個人差はあるものの、こういった言葉が癖になっている人は、過去になんらかの大きな失敗体験をしているものです。 一生懸命勉強したのに、希望する学校に合格できなかった 足が遅くて友達からバカにされた 好きな人に振られてばかりだった 出来のいい兄弟ばかりが可愛がられていた など、手痛い失敗や経験が心のトゲとなり、自分に対して否定的な見方しかできなくなっています。だから、「どうせ自分なんて」とバリアを張り、また辛い思いをしないように自分を守っているわけです。 たしかに、自分を卑下して積極的に行動しなければ、傷つくことは減るでしょう。しかし、チャレンジのない人生は、自己成長を促す刺激が圧倒的に不足しています。 ほかの口癖とも共通する話ですが、できるだけ早く「自分の口癖が自分の成長を阻害している」と気づくことが、非常に重要です。 「そんなことをしてもムダだよ」 「そんなことをしてもムダだよ」という口癖も、前述の「どうせ自分なんて……」とバックグラウンドが非常に似ています。 おそらく過去にいくつもの大きな失敗をしていて、自分のなかに「なにをやってもうまくいかない」という思考回路ができあがってしまっているのでしょう。 いったん自分の心に、無力感や敗北感が刻まれてしまうと、どうしても積極的な取り組みや新しい試みを避ける傾向が強くなるものです。 何十年もこうした思考パターンで過ごしていると、必然的に思考が内向きになり、認知症の可能性がアップします。 認知症の予防には、新しい挑戦や学び続ける姿勢が重要です。もしまた「ムダだ」と感じる瞬間が訪れたときは、それをチャンスと捉え、ぜひなにか新しいことにチャレンジしてみてください。 「なんでもいい」 「なんでもいい」という口癖は、一見、興味や関心の薄い投げやりな態度に見えます。しかし「なんでもいい」が口癖になっている人は、じつは優しくて相手を思いやる気持ちをもっているケースが多いものです。 相手に判断を委ねることでうまく関係を保てるよう、無意識のうちにこの言葉を発している人が多いのではないでしょうか。こういった気持ちがベースにある場合、認知症の心配をする必要はありません。 とはいえ、いわれた相手からすれば、他人任せと感じてしまうことも正直多いです。誤解を生まないためにも、少しずつこの口癖を減らす努力は必要かもしれませんね。 一方、優しさではなく、ただ面倒だから適当に返事しているパターンもあります。このパターンに当てはまるひとは、要注意です。自分で考えることを放棄するのが当たり前になってくると、重要な決断を自分で下せなくなります。 そうやっていつも誰かに依存するようになれば、年齢とともに脳の働きが少しずつ衰えてしまい、認知症リスクは高くなる可能性があります。 「昔は◯◯だった……」 「昔は◯◯だった……」という口癖は、過去に対する強い郷愁や現在の変化への不満を示していることが多いです。このような過去志向の考え方は、新しい環境や変化に対する適応力を著しく鈍らせ、認知機能にも影響を与える可能性があります。 高齢になれば、体力的な衰えもあり、どうしても過去の思い出に目が向きがちです。もちろん、過去のよい思い出は人生の宝物でしょう。しかし、過度な過去への執着は、成長の妨げになる場合があります。 認知症の予防には、現在と将来にフォーカスを当て、新しい経験や学びに積極的に取り組む気持ちが大切です。今を生きる楽しさ、新しい知識や技術を習得する喜びをぜひ忘れないでください。 「かったるい」 「かったるい」という言葉を頻繁に使う場合、無気力や意欲の低下を示している可能性が高いです。仕事や家事が忙しくて一時的に出るなら、とくに問題はありません。状況が落ち着き疲れが取れれば、「かったるい」というマイナスな言葉も口に出てこないでしょう。 しかし、日常的に「かったるい」が口癖になっているようなら、少々注意が必要です。やる気の衰えにより、社会的活動や新しい経験への参加が減少し、少しずつ認知機能の衰えにつながる可能性があります。 もし、自分がこの言葉を多用していると気づいたなら、とにかく行動してみることです。かったるくても、義務だと思って人と会い、なにかをはじめてみましょう。 たとえば、毎日散歩をすると決めたら、とにかく外に出てください。歩きだして疲れてきたら、すぐに戻っても大丈夫。極端な話、庭を1周するだけでもいいんです。そうやって小さな成功体験を積み重ねていけば、少しずつ距離は伸びていきます。 かったるいと思ったら、とりあえず動いてみる。これが、怠惰な気持ちを解決する一番の方法だと思います。 認知症になりやすい人の性格 口癖と性格には、強い相関関係があります。ネガティブな性格であれば、当然発する言葉はマイナスな内容になるはずです。マイナスな言葉ばかり使っていれば、さらに性格はネガティブになっていきます。 認知症を予防するには、こういったマイナスの口癖をできるだけ減らさなければなりません。そのためにも、自分が認知症になりやすい人の性格に当てはまるかどうか、しっかりと把握しておきましょう。 人と接するのが苦手 「人と接するのが苦手」と感じている人は、案外多いもの。人と接するのが苦手な人は、当然人と会う機会が極端に少ないです。そうなると、外部からの刺激がほとんどない状態が当たり前になり、いつも自分の頭のなかだけで思考が繰り返されます。 人間の脳は、適度な刺激がないと、少しずつ衰えていきます。いつも同じ思考をループしていると、脳を使う必要がないからでしょうね。 国立長寿医療研究センターのMCIハンドブック※には、「人との会話が多いほど、認知症になる可能性が低くなる」と明記されています。 また、同居人以外との交流が週に1回未満の人は、それ以上の人に比べて、認知症発症や早期死亡リスクが高くなるという研究結果もあります。 もちろん、無理やり週に何回も社会活動に参加する必要はありません。対面ではなく、電話やメールといった非対面交流でも、認知症リスクは低下するそうです。 どういった形でもよいので、まずは週1回以上を目標に、友人知人とのコミュニケーションを意識してみてください。 ※参考:国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター MCIハンドブック 批判的 批判的な性格が認知症リスクを高めるという研究結果※が、2014年東フィンランド大学の研究チームによって発表されました。 事前の試験で皮肉屋的傾向が高く出た622人を、8年後に追跡調査した結果、46人が認知症になっていたそうです。もちろん、これはあくまでもひとつの例に過ぎず、すべての皮肉っぽい思考をもつ人に当てはまるとは限りません。 なにより、フェイク情報の多い現代において、ある程度批判的思考を身につけていないと、騙されてしまうリスクがあります。 しかし疑い深くいつも批判している人より、オープンで楽観的な人のほうが、認知症リスクは低いと考えておくほうが無難でしょう。基本的に楽観的でありながら、情報をただ鵜呑みにはしない。そういったバランス感覚が、これからは重要になってくるのかもしれません。 ※参考:Late-life cynical distrust, risk of incident dementia, and mortality in a population-based cohort | Neurology ◆批判的思考(クリティカルシンキング)については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 暗記力を飛躍的に高める7つの方法とは イライラしやすい イライラしやすい性格も、認知症を引き起こす大きな原因となる可能性があります。イライラしている人は、他人に対して攻撃的な態度を取ることが多く、他人から敬遠されてしまいがちです。 その結果、社会的活動が減ってしまい、その刺激の少なさから認知症になりやすいという負のスパイラルに入ってしまいます。 前述の通り、他人との繋がりは適度な刺激を脳に与えて、脳の働きを活性してくれます。認知症予防という観点からいえば、やはり他人から嫌われるようなイライラしやすい性格は、できるだけ抑えていく意識が必要です。 イライラは性格的なものだけでなく、不安やトラブルに晒されていることで引き起こされているケースが多いです。早急な問題解決と並行して、深呼吸や瞑想といったリラクゼーションで、ぜひ自分の心を労ってあげてください。 ◆オススメの呼吸法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 緊張で言葉が出てこないときの対処法 心配性 心配性な性格の人は、「◯◯したらどうしよう……」「今回も失敗するのではないか……」と常に不安を抱えているものです。そのため、抱え込んだ不安によって生まれるストレスで、認知症リスクが高くなる傾向にあります。 当たり前の話ですが、認知症のリスクを低減するためには、心配事を効果的に管理し、積極的に対処することが重要です。 日々の生活で実践できる方法として、私はジャーナリングをオススメします。ジャーナリングとは、頭に浮かんだことをノートに書き出す整理法です。頭のなかの混乱した思考も、書き出すことで、なにがどのくらい重要(あるいは不安)なのかが明確になります。 こういった効果から、ジャーナリングは「書く瞑想」と呼ばれているくらいです。前述のリラクゼーションと併用して、心配で押しつぶされそうな心の負担を、少しずつ解放してあげましょう。 ◆ジャーナリングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 直感とは?直感を引き出す11の方法 認知症予防のためにできること もし、今のあなたが認知症になりやすい人の口癖を多用していても、認知症になりやすい人の性格に当てはまるとしても、大丈夫です。この章では、認知症予防のためにできることを8つご提案します。どれかできそうなものから、ひとつずつ取り組んでみてください。 睡眠の質にこだわる 睡眠は脳の休息時間であり、睡眠の質が悪いと脳のパフォーマンスが著しく低下します。認知症を予防するためには、良質な睡眠が不可欠です。とはいえ、忙しさやストレスでなかなか眠れない方も多いでしょう。そこで、ぐっすり眠るためのアイデアを3つご紹介します。 まずは、眠りのルーティンを決めてください。 就寝4時間前にカフェインを摂らない ぬるめ(38〜40℃)のお風呂にゆっくり浸かる 就寝時間を一定にする 上記のような「自分なりの入眠ルール」があると、「ルールを守ったら寝る時間だ」という意識が働き、自然と眠りのスイッチが入ります。 次に、寝具の選択も重要です。柔らかすぎるマットレスや高い枕は、眠っている間に体に負担をかける可能性があります。枕の高さやマットレスの硬さは、専門家に相談するなりして、慎重に選びましょう。 さらに、室内環境を整えることも大切です。温度・音・光のコントロールが適切でないと、どうしても眠りは浅くなります。なかでも、外の話し声や車の音、明け方の光は、睡眠の大敵です。耳栓の使用や遮光カーテンに替えるなどして、静かで暗い環境をつくりましょう。 ◆良質な睡眠を得る方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「脳にいい習慣」10の効果的な習慣で脳力アップを目指そう 栄養の質に気を配る 人間の脳も、体の一部であり、毎日の食事によりつくられています。当たり前の話ですが、私たちはついこの事実を忘れてしまいがちです。まずは、「毎日の食事が脳の健康を支えている」と意識することからスタートしましょう。 食事は、三大栄養素(タンパク質・炭水化物・脂質)をバランスよく食べるのが基本です。とくに脳は、血液中に含まれるブドウ糖(炭水化物)を主な栄養源としています。そのため、過度な糖質制限や糖質の摂りすぎは、脳にも負担をかけてしまいます。 積極的に食べてほしい食材としては、やはり昔からいわれているように、野菜が一番のオススメです。なかでもニンジンやほうれん草、かぼちゃといった緑黄色野菜には、抗酸化作用のあるβ-カロテンが大量に含まれています。 β-カロテンだけでなく、葉酸・カリウム・ビタミンCといった栄養素が豊富に含まれている野菜も多いので、ぜひ積極的に緑黄色野菜を食べてください。 また、サバやサンマといった青魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸は、脳細胞の柔軟性を高めて、神経伝達物質の働きを促進してくれます。どうしても手軽な肉類を選びがちですが、週に2〜3回は魚を食べるように心がけましょう。 ◆食べ物と脳の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を元気にする究極の方法「健康な脳への9ステップ」 軽い運動を習慣化する 定期的な運動は、認知症予防に非常に効果的です。とはいえ、「わかってはいるけど、毎日運動するのはキツイよね……」そんな風に身構えてしまった人も少なくないでしょう。たしかに、毎日筋トレを何時間もやるとなれば、ほとんどの人は途中で挫折してしまうはずです。 でも、安心してください。いきなり高強度の運動をする必要はなく、時間をかけて徐々に強度を上げていけばOKです。 運動の強度については諸説ありますが、今回は「WHO身体活動・座位行動ガイドライン※」の目安をご紹介します。成人(18〜64歳)の場合、以下のいずれかの運動が推奨されています。 1週間に300分以上の中強度の有酸素運動 1週間に150分以上の高強度の有酸素運動 もちろん、両方の運動を組み合わせられれば、それがベストです。でも、同時にWHOでは「少しの身体活動でも、なにもしないよりはよい」と述べています。座りすぎは、認知症予防以前に、がんや糖尿病など重篤な病気を引き起こす大きな原因です。 「運動が苦手」という方でも、エレベーターの代わりに階段を使ったり、家の中で軽いストレッチをしたりと、無理のない範囲でまずは運動の習慣化を目指しましょう。 ※参考: WHO身体活動・座位行動 ガイドライン (日本語版) ◆運動が脳に与える効能については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える ストレスを上手にコントロールする 「イライラしやすい」では、ストレス管理の方法として、呼吸法に関する記事へのリンクをご紹介しました。ここでは、瞑想のなかでもとくにオススメなマインドフルネス瞑想について、簡単に紹介します。 マインドフルネス瞑想は、心と体の状態を整え、ストレスを効果的に管理する瞑想法のひとつです。この瞑想法では、今この瞬間に集中し、内なる自分の感情や感覚と静かに向き合っていきます。 今の自分をただ受け入れられるようになると、過去や未来の後悔や不安から距離を置くことが可能です。過去の後悔は変えられないし、まだ起きていない未来を過度に憂いても意味がありませんからね。 そういったメリットに気づいたグーグルやP&Gといった有名企業が、従業員の精神的なウェルネスと生産性向上のために、マインドフルネス瞑想の研修を導入しています。 向き不向きはあるかもしれませんが、少しでも興味のあるかたは、ぜひいちど試してみてください。きっと、心が楽になるはずです。 ◆マインドフルネス瞑想については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 脳トレで思考力を鍛える 積極的に認知症の予防をしていきたいなら、脳トレが非常にオススメです。まず、生活習慣を整えて、脳の働きを正常化していきましょう。 同時にストレスをしっかりと管理しつつ、脳トレで適切な刺激を脳に与えれば、脳の働きは間違いなく活性化します。 脳トレは、大きく頭を使う「頭脳系」と体を動かす「作業系」に分類されます。頭脳系脳トレとしては、パズル・ナンプレ・間違い探し・計算ゲームなどが有名でしょうか。 作業系としては、将棋・料理・絵画のように、体と頭の両方を使う脳トレがいいですね。 なお、ウォーキングやヨガ、水泳といった運動も、立派な脳トレです。適度な運動は、脳の血流を改善し、酸素や栄養をたっぷりと脳に届けてくれる働きがあります。 また頭脳系・作業系という分類とは別に、記憶力低下や言語障害といった、改善したい認知機能別に脳トレを選ぶのも全然アリです。認知機能別のオススメ脳トレについては、以下のリンクからご確認ください。 ◆認知機能別のオススメ脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい認知機能ごとにオススメ脳トレーニングを紹介 生活習慣病をしっかりと治療しておく 認知症と生活習慣病には、非常に密接な関係があります。 主な認知症の種類 アルツハイマー型認知症 血管性認知症 レビー小体型認知症 前頭側頭葉変性症 上記のうち、アルツハイマー型が全体の約70%を占めています。アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβというタンパク質が大量に蓄積して、正常な脳細胞が萎縮してしまう病気です。  高血圧や高血糖といった生活習慣病は、アルツハイマー型認知症を引き起こすきっかけになりやすいといわれています。なかでも、糖尿病は要注意です。 糖尿病になると、脳に供給されるインスリンの量が減少します。インスリンは血糖値を下げる効果が有名ですが、じつは脳に運ばれたインスリンには、アミロイドβの分解や発生の抑制といった働きがあるのです。 そのため、糖尿病によって脳のインスリン量が減少すると、アルツハイマー型認知症のリスクは大きくアップします。 残念ながら、生活習慣病の治療は一朝一夕にはいきません。しかし、少しずつ生活習慣を改めれば、必ず状態は改善します。認知症予防のためにも、今から健康管理をしっかりと習慣化していきましょう。 ◆すぐにでも改善すべき生活習慣については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 今すぐ改善したい「8つの脳に悪いこと」 交流の場へ積極的に参加する 認知症を予防したい人は、交流の場へ積極的に参加しましょう。地域のイベントやサークル活動に参加すれば、新しい友人ができ、会話量が格段に増えるはずです。人と接することで、脳は活発に働き、認知機能の維持に役立ちます。 たとえば、趣味のサークルや地元のボランティア活動に参加するのはいかがでしょうか?おそらく、最初は緊張するし、誰と話していいかわからなくて落ち着かないかもしれません。 でも、定期的に顔を合わせるうちに、自然と参加者とのコミュニケーションが増え、いつの間にか参加するのが苦痛ではなくなってくるはずです。 こういったコミュニティへの参加は、他人との会話だけでなく、地域社会とのつながりによる充実感が得られるのも嬉しいポイントですよね。 また、話をするのが苦手な人でも、趣味やボランティアという目的があるので、あまり負担に感じずに参加できます。ぜひ、日常の中に新しい出会いや交流を取り入れてみてください。 マイナス思考を捨てる マイナス思考は、認知症予防の大敵です。もし「どうせ◯◯だから……」とか「絶対に無理だよ……」といったマイナスイメージの強い言葉をよく使っているなら、今すぐやめてください。 こういったマイナスの言葉は、自分の心に負担をかけます。マイナスなことを考えて、楽しくウキウキする人はいませんよね。 不安や恐怖といった感情に支配された脳が、正常なパフォーマンスを発揮できるわけがないんです。そうなると、脳の認知機能は徐々に低下していきます。 反対に、いつも楽しく前向きな考えでいられたら、心が軽くなり、毎日の生活がもっと楽しくなるはずです。そうすれば、脳に対する負担が大幅に少なくなるので、脳が本来のパフォーマンスをしっかりと発揮してくれます。 まずは、小さなことからはじめましょう。美味しい食事を楽しんだり、友人や家族と楽しい時間を過ごしたりする時間が増えると、自然と脳はポジティブになっていきます。笑顔や前向きなエネルギーは伝染するもの。ぜひ、身の回りを楽しいことや人で満たしていきましょう。 まとめ 今回ご紹介したように、認知症になりやすい人の口癖には、マイナス思考が根底にあるという共通点が見受けられます。認知症を予防するなら、まずはこういったマイナスの口癖をストップするのが先決です。 そのうえで、8つの予防法のうち、ひとつでもふたつでも取り組みをはじめれば、認知症に対する不安に悩まされることもだいぶ少なくなるのではないかと思います。 ### 当てはまったら要注意!知らない間に「頭が悪くなる」3つの日常習慣 「最近どうも頭がうまく働かない……」 そんなふうに感じることが増えてきたら、自分の生活習慣を見直してみるタイミングなのかもしれません。 今回は「頭が悪くなる習慣」について、3つの側面から解説していきます。自分が当てはまるかどうかチェックしながら、今後の習慣を整えるきっかけにしていただければ幸いです。 新しいものを避ける生活 頭の働きが鈍っている人の多くは、新しいものを避ける傾向が強いといわれています。あまり考えなくても対応できる「ぬるま湯のような状態」から少しだけ飛び出してみると、きっと頭の働きは回復するはずです。 新しい情報に対する感性が鈍い 前述のとおり、頭が悪くなる習慣の筆頭が、「新しい情報に対する感性の鈍さ」です。新しい情報を知ると、今の自分に不安を感じます。「このままではまずい……」という不安から目を背けるためには、新しい情報に触れなければいい。これが、頭が悪い人の発想です。 たしかに、むやみに情報を取りまくるのも問題でしょう。多すぎる情報は混乱を招きますので。しかし現代社会では、技術の進歩や社会の変化が驚くようなスピードで加速しています。そのため、新しい情報からの学びは、個人の成長や競争力を維持する上で不可欠です。 たとえば、今世界中を席巻しているAIにしても、よくわからないと拒絶してしまうか、うまく利用しようと考えるかで、今後の結果は大きく変わってくるでしょう。これは一例にすぎませんが、激動の時代を生き残るためにも、新しい情報に対するアンテナは常に広げておくべきです。 生活習慣や人間関係がパターン化されている 自分の生活習慣や人間関係を振り返ってみて、もしパターン化していると思ったら、危険信号です。マンネリ化した生活は脳への刺激が不足するため、さまざまな認知機能、とくに記憶力がどんどん低下していきます。 たしかに、いつも同じようなことをして、気の合う人とだけ会っていれば楽でしょう。ミスも少ないだろうし、トラブルに巻き込まれることもほとんどありません。 でも、その楽さの代償として、私たちは新鮮な気持ちや挑戦の機会を失っています。当然、新しいものを生み出す創造性や、新しい状況への適応能力も鈍っていく一方です。 人間は新しい経験を通じて学習し、成長します。ほんの少しの変化でいいので、まずは生活や人間関係を見直してみませんか。 趣味のサークルに参加するのもいいし、思い切って転職してみるのも人生が大きく変わるかもしれません。そこまで劇的な変化でなくても、通勤路を少し変えてみる・普段読まないジャンルの本を読むなど、できることはいくらでもあります。 違う価値観を認めない 個人的に、頭が悪くなる最大の要因は、違う価値観を認めない狭い視野にあると感じています。誰でも、心のどこかで「自分は正しい」と思っているものです。しかし、ほかの人も、皆「自分は正しい」と思っていることを忘れてはいけません。 世の中には、自分の想像もつかないような価値観が、それこそ人間の数だけ存在します。そういった価値観に同意するかどうかは、また別問題です。でも、違う価値観の存在を認められるかどうかで、あなたの心の成長度合いは大きく変わってきます。 もし、自分の主張にこだわりすぎていると感じているなら、まずは他者の価値観に触れる機会を増やしましょう。なにかの勉強会に参加する・海外の人と交流する・本を読むなど、やれることはいろいろあります。 違う価値観を認められるようになると、自己成長だけでなく、他者とのコミュニケーションも劇的に改善するはずです。 デジタルデバイスの過剰な使用 スマートフォンやタブレットといったデジタルデバイスの普及により、私たちの生活は考えられないほど便利になりました。しかし、デジタルデバイスの過剰な使用により、脳機能が衰えているのもまた現実なのです。 ここでは、デジタルデバイス関連の「頭が悪くなる習慣」について、4点ほど紹介していきます。 SNSのチェックが頻繁すぎる SNSの頻繁なチェックは、現代社会の多くの人々が直面している問題です。注意力の散漫や時間管理の問題を引き起こすだけでなく、精神的な健康にも悪影響をおよぼす可能性が高まります。 SNSが怖いのは、ドーパミンによる快楽から逃れられなくなるからです。ドーパミンとは、楽しいことや嬉しいことがあると分泌される神経伝達物質のこと。運動や性行為など、体と心が興奮すると、ドーパミンは大量に分泌されます。 また、イベントのような他人との楽しい交流によっても、ドーパミンは分泌されます。だから、SNSの投稿でいいねがたくさんつくと嬉しくてドーパミンが大量に放出されるため、また大量のいいねが欲しくてSNSに張りついてしまうわけです。 それでも、ただSNSを楽しんでいるうちは大きな問題にはなりません。問題なのは、過剰なSNSチェックにより、生活に支障が出てきた場合です。 いいねが少なくてイライラする・フォロワーとの対人関係が悪くなった・SNSのやりすぎで睡眠時間が減ったなど、SNSによって生活が乱れてきたら、SNSとの付き合い方を本気で見直す必要があります。 ◆スマホとの付き合い方については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは ゲームや動画を長時間見続けている ゲームや動画って楽しいですよね。ハマってしまい、気づいたら夜中だったという経験をした人もたくさんいらっしゃるでしょう。 ゲームはたしかに楽しいのですが、長期的に見ると、睡眠不足・集中力の低下・社会的スキルの欠如といったさまざまな問題を引き起こす可能性があります。ずーっと座って(寝っ転がって)画面を見ているので、当然運動不足になり、健康にも悪影響を与えます。 こういった状態が長期化すると、下半身と背筋も弱り、しっかりと立つのもむずかしくなってくるでしょう。立って動くのがつらい、だからすぐに座る、もしくはベッドで横になってしまうわけです。 また、過度なゲームの時間は、現実世界での経験や人間関係の構築に必要な時間を奪い、心の成長を妨げる要因になります。 バランスの取れた生活を送るためには、ゲームや動画視聴の時間を意識的に制限し、趣味や対人関係、身体活動に、もっと時間を割く意識が大切です。 毎晩寝る前にスマートフォンを見ている 寝る前のスマートフォンは、百害あって一利なしのことわざ、そのものです。今日から、絶対にやめるべきであると強く主張します。なぜなら、寝スマホは睡眠の質を著しく阻害するからです。 スマートフォンの画面から発せられるブルーライトは、私たちの体内時計に影響を与え、メラトニンの分泌を抑制します。メラトニンは睡眠を誘うホルモンであり、その分泌が妨げられると、入眠困難や睡眠の質の低下を招くわけです。 また、SNS・ニュースサイト・動画などのコンテンツは精神的な興奮を引き起こし、脳がバッチリと目覚めてしまいます。睡眠の質と量が下がれば、脳の疲れが取れず、翌日になってもぼーっとしたままです。 就寝前はスマートフォンの利用を避け、代わりに読書や軽いストレッチなど、心を落ち着ける活動を取り入れるようにしてください。そうすれば、脳のパフォーマンスは少しずつ戻っていくでしょう。 ◆睡眠の重要性については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を元気にする究極の方法「健康な脳への9ステップ」 まったく手書きをしない デジタルデバイスの普及により、ほとんど手書きをしないという人が増えています。メモを取るにしても、若い世代を中心に、スマホやタブレットに直接打ち込む人が多い印象です。 デジタルなら変更や消去も簡単だし、わざわざノートや筆記用具を持ち歩く必要がありません。漢字も自動で変換してくれるし、便利この上ないと言わざるを得ない状況です。 しかし、便利な分だけ、脳への刺激が少なく、創造性や記憶力の発達にブレーキを掛けている可能性があります。「最近、漢字が出てこないなあ」というのも、自分の記憶力をスマホに預けてしまっているからです。 ノルウェー科学技術大学の研究※では、タイピングはほとんど脳を活性させず、反対に手書きは脳全体を活性化させるという結果が出ています。手書きは視覚と運動能力のリンクを活発にしてくれるので、より記憶に残りやすいのです。 頭の働きをよくしたいなら、あえて手書きの機会を増やしてみてください。 ※参考:Writing by hand may increase brain connectivity more than typing ◆手書きのメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 不健康な生活習慣 いくら脳を活性化しようと思っても、栄養や休息の足りない疲れた状態では、決してうまくいきません。なにをおいても、生活習慣を整えることが重要です。 睡眠時間が不規則 不規則な睡眠時間は、体内時計の乱れを引き起こし、脳機能に悪影響を与える可能性が高いです。脳は寝ている間に、記憶の整理と定着をおこないます。 ただし、記憶の整理をおこなうのは、レム睡眠中だけです。レム睡眠は、1回90分周期でひと晩に約4〜5回しか発生しません。しかも、寝入りばなのレム睡眠は短く、終盤に近づくほど長くなります。 つまり、睡眠時間が短くなると睡眠終盤の長いレム睡眠が削られてしまい、十分な記憶の整理がおこなわれないのです。単純に脳の疲れも取れませんしね。だから、寝不足の翌日は、1日中頭がぼーっとしてしまいます。これでは、脳を活性化するどころではありません。 良質な睡眠のためのポイント 7〜8時間の睡眠を確保する できるだけ同じ時間に寝起きする 寝る前のスマートフォンをやめる 朝日に明け方の睡眠を邪魔されないように部屋を暗くする 上記を心がけて、ぜひ脳をリフレッシュさせてあげましょう。 食事の栄養バランスが取れていない 当たり前の話ですが、脳も体の一部である以上、口にするものからつくられています。だから、栄養バランスの悪いジャンクフードばかり食べていたら、脳機能は著しく低下してしまいます。 食生活において注意すべき点は数多くありますが、まずは以下の3点を改善していきましょう。 食事のバランス 脳によい食品(ブレインフード)の摂取 食事の回数 まず食事のバランスですが、正直いろいろな説があるため、絶対的な正解を出すのはむずかしいのが現実です。しかし、農林水産省による「食事バランスガイド※」に沿った食事を心がければ、大きく健康を崩すことはないでしょう。 また、脳を活性化するなら、脳によい栄養素を多量に含む食品がオススメです。脳によいブレインフードについては別記事で詳しく紹介しているので、そちらをご参照ください。 食事の回数についても、1日3食派と1日1食派がそれぞれメリットを主張している状態です。最近では朝食を食べない人も多いようですが、寝起きの脳は、脳の栄養素ブドウ糖が不足しています。 個人的には、朝食はしっかりと食べて、脳に活力を与えるほうが有益だと考えています。朝食を食べない人も、バナナ1本でよいので、脳へ栄養を補給してあげてほしいところです。 ※参考:食事バランスガイド拡大図:農林水産省 ◆ブレインフードについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 ◆食事の回数については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ なんだか頭がボンヤリするなと感じたら「脳を起こす方法9選」 運動をする時間が圧倒的に少ない 運動をする時間が圧倒的に少ない生活は、身体的な健康だけでなく、脳の機能にも悪影響をおよぼします。定期的な運動は、ストレスを減少させ、気分を向上させるだけでなく、記憶力や集中力を高める効果があると科学的に証明されています。 アメリカ疾病対策予防センターのサイト※によると、定期的な運動は、認知症などの認知機能低下のリスクも減らすことができるそうです。運動不足の成人では、活動的な成人に比べて認知機能の低下がほぼ2倍見られるというのですから、やはり定期的な運動は欠かせません。 では、定期的な運動とは、どのくらいの量なのでしょうか。これについても、同サイトでは、以下の運動量を推奨しています。 週に中強度の運動を150分、もしくは強めの運動を75分 週2日以上の筋力トレーニング 週3日程度のバランス運動(65歳以上) 頭の働きが悪くなるのを抑えるためにも、定期的な運動を心がけましょう。 ※参考:Physical Activity Boosts Brain Health | DNPAO | CDC ◆運動の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える まとめ かりに、一つひとつの習慣が小さくても、油断は禁物です。何個も積み重なれば、長期的に脳へ深刻なダメージを与える可能性があります。なかでもスマートフォンの影響は非常に大きく、ベストセラー「スマホ脳」でも「スマホは私たちの最新のドラッグである」と明言しています。 今回紹介した「頭が悪くなる習慣」に自分が当てはまると思ったかたは、できるだけ早く生活習慣を改善してください。 ### 記憶の司令塔「海馬とは」海馬の働きと改善方法について 人間の脳には、言語機能や計算機能といったさまざまな認知機能が備わっています。なかでも、とくに重要なのは、やはり記憶力でしょう。 記憶力が正常に働かなければ、過去に経験したことを忘れてしまい、最悪の場合普通の生活ができなくなってしまいます。認知症は、まさにこういった状態です。 今回は、記憶を司る「海馬」の働きを解説したあと、記憶力が低下する原因や記憶力を改善する方法についてお話ししていきます。 記憶力に不安を感じているかたは、ぜひ最後までお読みください。 海馬とはなにか 海馬という名前を聞いたことがあっても、具体的な役割を知っている人はそれほど多くありません。まずは、海馬と記憶がどのように関係しているのか、しっかりと理解してしまいましょう。 海馬の基本的な役割 脳の内側には、主に本能的な活動を司る「大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)」があります。大脳辺縁系はいくつかの器官から構成されており、そのなかに今回の主役「海馬」も含まれています。 冒頭でも触れたように、海馬の主な働きは、記憶の固定化です。まず脳が記憶するには、記憶の基になる材料が必要ですよね。そういった情報は視覚や聴覚、嗅覚といった感覚器から、脳へ送られます。 そして、それぞれの感覚野を経て、情報は海馬に集められます。その時点までは、情報は感覚器ごとに、バラバラな状態です。 しかしバラバラな情報は、海馬によってひとつの記憶としてまとめられ、一定期間記憶されます。この記憶の再構成中に、海馬は記憶の固定化をするべきか判断しているわけです。 海馬と記憶の関係 海馬の主な役割は、大きく以下のふたつがあると考えてください。 記憶の固定化(選定) ワーキングメモリ(短期記憶)の調整 海馬は、記憶の司令塔とでもいうべき役割を担っています。前述のように、各感覚器から集められた情報を構成している間に、その記憶を長期的に覚えておくべきか、それとも消去していいものかを判断しているのです。 もし長期間記憶に留めておきたいなら、何回も繰り返して「この情報は重要だからね」と脳にアピールするのが、非常に有効的であるといえます。だから、受験生は、暗記したい内容を何回も復習して、脳に記憶を刷り込んでいるのです。 また、ワーキングメモリと呼ばれる短期記憶領域の調整も、前頭前野と海馬が連動しておこなっています。このワーキングメモリの機能によって、人は会話ができるのです。 質問されて的確に答えられるのも、レシピ本を読んですぐその通りに料理ができるのも、情報を短期間記憶できるからにほかなりません。聞いたそばから忘れてしまったら、なにもできないですから。 ◆海馬と記憶の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 海馬は記憶の司令塔「海馬と記憶の関係性について」 海馬がうまく機能しないとどうなるか 海馬がうまく機能しないとどうなるか、個人差はありますが、なんらかの記憶障害を発生する可能性が非常に高いです。 海馬は、原始的な感情を生み出す扁桃体との関係性が非常に深いため、感情の影響を大きく受けます。だから、そのときどういう感情をもったかによって、記憶の深さは変わってくるんですね。 たとえば、2日前に食べた上司との堅苦しい高級寿司と仲間と楽しく食べた1年前のラーメンでは、ラーメンのほうが鮮明に記憶に残っているということも起こり得るわけです。 海馬の機能が狂ってきて健忘症を引き起こすと、「2日前に上司とラーメンを食べたけど楽しくなかった……」といったように、記憶が少しずつ改ざんされるケースも見られます。 これはあくまでもひとつの事例ですが、海馬が正常に機能しないと、大なり小なり記憶に問題が生じるのは間違いのないところです。 どうして記憶力は低下してしまうのか 記憶力が低下する原因は、人それぞれ違います。今回は代表的な原因を3つ紹介していきますので、自分がどういう状況に影響を受けやすいのか、チェックしてみてください。 ◆記憶力が衰える原因については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶力に不安を感じたら……脳トレで記憶力アップ 加齢による影響 人間誰でもある程度年齢を重ねれば、多少なりとも物忘れをしやすくなるものです。ただ、人の名前がなかなか出てこなかったり、隣の部屋にいったらなにをするのか忘れてしまったりすると、「自分は認知症になりかけているのでは……」と不安になりますよね。 認知症の初期段階は、物忘れの度合いが比較的軽いので、年齢によるものと混同しがちです。しかし、時間の経過とともに、どちらが原因か次第に明確になってきます。 加齢による物忘れでは、人の名前を忘れてもあとから思い出すことも多いです。一方、認知症が進行すると、人の名前を思い出そうとした行為自体を忘れてしまいます。 生活習慣の乱れ 不健康な生活習慣は、脳の健康、とくに海馬の機能に深刻なダメージを与える可能性があります。もし、以下のような生活を送っている自覚があるなら、できるだけ早期の改善が不可欠です。 このあとの項目で解説しますが、海馬はとにかく繊細な器官です。悪い環境にさらされると、すぐにダメージを受けてしまいます。過度なアルコールや喫煙は正直問題外として、まずは睡眠と食事、そして運動不足への改善に取り組んでいきましょう。 具体的な方法については、別記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。 ◆食事・運動・睡眠の改善策については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 強いストレス 情動や感情の中枢ともいえる扁桃体は、主に不安・怒り・恐怖・緊張といったマイナスの感情と大きな関わりがあります。海馬は扁桃体に隣接しているため、非常にダメージを受けやすい状況下にあるわけです。 強いストレスは、海馬の機能に悪影響を及ぼし、記憶力や学習能力の低下を招くことが知られています。ストレスは体内でコルチゾールというホルモンの過剰な分泌を引き起こし、海馬を痛めつけます。こうした状況が続けば、不安障害やうつ病を引き起こしかねません。 もちろん、ストレスの原因を素早く解決できればベストです。しかし現実的には、そう簡単にいかないことも多いでしょう。だから、ぜひストレス対策として、ストレスマネジメントを学んでください。具体的な方法については、のちほど詳しく紹介します。 海馬を鍛えて記憶力を改善する方法 前述のとおり、海馬は非常に繊細で弱い器官です。でも、取り組み方によっては、海馬の機能を向上させることも不可能ではありません。最後に、海馬を鍛える5つのアイデアを紹介します。 海馬の活動に必要な栄養素を摂取する 食生活の面から海馬の活動をサポートするなら、脳によいとされる栄養素を多量に含む食品を適切に摂取することが重要です。 脳によい栄養素といえば、多くの人がオメガ3脂肪酸を思い出すのではないでしょうか。オメガ3脂肪酸には、酸化を防止する働きがあり、脳細胞の老化を抑制してくれます。さらに、細胞膜を柔らかくしてくれるので、情報伝達がスムーズに進むというメリットもあるそうです。 オメガ3脂肪酸は、サンマやサーモンといった魚介類に多量に含まれているので、週に2回は魚を食べるようにオススメします。 なお、今回は参考食品として、ノースウェスタン大学ファインバーグ医学部付属の非営利医療システム「ノースウェスタン・メディスン」のサイト※に掲載されている、脳によい食品を紹介しておきます。 脳によい食品7選 サーモン 卵 ブルーベリー 葉野菜類 ナッツ コーヒー ダークチョコレート ※参考:Best Foods for a Healthy Brain | Northwestern Medicine 適度な運動を継続する 基本的に、脳が栄養としているのは、血液中に含まれるブドウ糖だけです。そのため、運動で血流をよくすると、脳へ供給される血液量が増え、脳はブドウ糖と酸素をしっかりと消費できます。 オススメの運動は、軽めのウォーキングとスクワットです。人間の下半身、とくにふくらはぎにはポンプ機能があり、下半身の血液を筋肉の動きで上半身に押し戻してくれます。 しかし、重力の関係で、どうしても血液は足先に滞りがちです。しかもデスクワークで1日中座り通しの人は、このポンプ機能が低下してしまい、脳に十分な血液が届きません。 こまめに(できれば1時間に1回)立ち上がって、屈伸や足踏みを軽くおこなうだけでも、血流はだいぶ改善されるはずです。ほかにも、エレベーター2〜3階分なら階段を使うとか、帰宅時にひと駅手前で降りて少し歩いてみるのも、血流の改善が期待できます。 ◆高齢者でも気軽にできる運動については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 高齢者にオススメ!自宅で簡単にできる脳トレ運動10選 良質な睡眠を心がける 良質な睡眠は、記憶の整理と定着に不可欠です。人間の脳は、睡眠中(レム睡眠)に、記憶の整理と定着をおこないます。レム睡眠は1回の睡眠で4〜5回しか発生しないため、睡眠時間が短い(もしくは浅すぎる)と、記憶の整理が十分にできません。 できれば、7時間から8時間の睡眠を毎日確保したいですね。ところが、日本人は世界でも睡眠時間の短さが際立っています。 厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023※」では、睡眠6時間未満の人が50%近くもいるという別調査の結果が紹介されています。 また同調査によると、睡眠時間が1日6時間未満の人は、7〜8時間の人と比べて、心筋梗塞や狭心症といった心血管疾患の発症リスクが4.95倍にアップするそうです。こういったデータを見るたびに、睡眠は本当に大切だとしみじみ感じます。 ※参考:健康づくりのための睡眠ガイド 2023 ◆安眠のポイントについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を元気にする究極の方法「健康な脳への9ステップ」 ストレスマネジメントを身につける ここまで何回もお伝えしたように、海馬は非常にストレスに弱い器官です。本来なら、ストレスの原因を突き止めて、問題の解決を最優先でおこなうべきでしょう。 しかし、そういった問題は第三者が関係していることも多く、簡単には解決できないことが多いものです。そうなると、やはりストレスコントロールの方法を身につけないと、いつまでもストレスに苦しむことになってしまいます。 日本で比較的簡単にできるストレスマネジメントといえば、やはり深呼吸・瞑想・ヨガといったリラクゼーション法が候補に入ってくるでしょうね。これまでリラクゼーションの経験がまったくない人なら、まず呼吸法から試してみるのがオススメです。 呼吸法にもさまざまなバージョンがありますが、今回はアメリカ海軍でおこなわれている「ボックスブリージング」を紹介します。といっても、やることは非常にシンプルで、4秒スパンで呼吸をおこなうだけです。 4秒間かけて息を吸い込む 肺のなかに空気を溜めたまま息を止め4秒間キープ 4秒間かけて息を吐き出す 肺を空にして息を止め4秒間キープ 実際に軍隊が採用しているだけあって、効果は抜群。しかもその場ですぐにできますから、職場や学校でもすぐに活用できそうです。ぜひ、試してみてください。 ◆リラクゼーション法については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう 新しい取り組みを増やす マンネリ化した生活は、脳から刺激を奪い、人間の創造性を狭めてしまいます。ぜひ、定期的に新しい試みに取り組んでください。新しい経験によって刺激を受けた海馬は、脳に新しい神経回路の形成を促すと同時に、既存の神経経路の強化も促します。 このプロセスは「神経可塑性(しんけいかそせい)」と呼ばれ、情報伝達の効率アップするために不可欠なしくみです。 新しい言語を学ぶ・楽器を演奏する・海外の料理をつくるなど、挑戦的で楽しい活動は脳を活性化させ、神経回路の数を増やし、情報の伝達効率を改善してくれます。やることは、なんでも構いません。なにか興味のあることがあれば、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。 まとめ 何度もお伝えしたように、海馬は記憶を司る非常に重要な器官です。また、海馬はとてもデリケートでストレスに弱いため、海馬をいかに守っていくかが、記憶力を維持する大きなポイントになってきます。 今回紹介した5つの方法を参考にしながら、海馬を鍛えて、ストレスから守ってあげてください。 ### 読書で脳はキレキレになる!読書のメリットと効果的な読書法 近年、文字離れが加速化しており、理解しやすい動画を見る人が激増しているそうです。たしかに、視覚と聴覚両方から情報をインプットできる動画は、見ている人の負担を減らしてくれるでしょう。 しかし、その便利さの代償として、自分の頭で情報をじっくりと理解する能力がどんどん失われてしまいます。今回の記事では、読書で脳をキレキレに磨き上げる方法について、わかりやすく解説していきます。 動画もいいですが、読書にもいい面がたくさんあるんですよ。そういった読書のメリット(魅力)についてもお伝えしていくので、ぜひ最後までお付き合いください。 読書による脳活性化のメリット 冒頭でもお話ししたように、読書には脳機能を高めてくれるさまざまなメリットがあります。今回は、とくに重要な6つのメリットをご紹介します。 語彙力と表現力が向上する 読書は、語彙力と表現力を豊かにする、もっとも効果的な方法のひとつです。どれだけ本が好きな人でも、知らない言葉はあるし、表現方法もひとそれぞれ違います。 読書をすると、こうした未知の言葉や表現に出会う機会が劇的に増えるため、自然と語彙力と表現力が向上するわけです。 語彙力と表現力に絞って考えると、やはり小説がオススメです。小説はビジュアルによるサポートがない分、言葉を使って心情や状況を伝えるしかありません。だから、わかりやすい表現が多いし、反対にあえてむずかしい表現で印象づけるテクニックなども学べます。 一方、マンガやYouTubeのような動画は、パッと見て理解できるわかりやすさはあるものの、言語化能力はほとんど鍛えられません。優劣はともかくとして、こういった媒体ごとの特性はきちんと知っておくほうがよいでしょう。 短期記憶が鍛えられる 読書は、短期記憶の強化にも大いに役立ってくれます。たとえば小説なら、舞台設定・あらすじ・登場人物の名前や相互関係といったこまかい情報を、少しずつ記憶しながら読み進めていかなければ途中で内容を見失ってしまうでしょう。 とくに、ミステリーのように謎が多く、伏線が隠されているような場合、よりこまかく覚えようという意識が働きやすいです。「あれっ、◯◯はどうなっていたっけ?」と記憶を確認しながら読む行為が、短期記憶をしっかりと鍛えてくれます。 もちろん、読んだ内容をすべて記憶しておくことは不可能です。実用書や専門書なら、おそらく翌日には、読んだ内容の7〜8割を忘れてしまっているのではないでしょうか。 でも、大丈夫です。メモやアウトプットといった方法で、こういった問題は対策が十分可能です。これらの対策法については、のちほど詳しく紹介します。 ◆短期記憶のしくみについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 忘れない読書術に欠かせない6つのポイントとは 自然と集中力が身につく 集中力を鍛えたいなら、読書は非常によいエクササイズになってくれるはずです。読書をしていると、内容がおもしろくて気づいたら何時間も読み続けていた、ということも少なくありません。 とにかく文章しか情報を伝える手段がないので、自然とじっくりと文章を読み取ろうという意識が働きます。ここが、サラッと流してしまえる動画と違うところです。 もちろん、おもしろくない、あるいは必要な情報が得られない本の場合、途中で飽きてしまう可能性はあります。文章を読むのが苦手な人からすれば、書籍はかえって集中力を阻害する媒体なのかもしれません。 でも、読書は慣れによるところが非常に大きく、おもしろいと思える本なら少しずつ読める量が増えていくはずです。読書が苦手だけど集中力をアップさせたいという人は、とにかく興味のもてる薄い本から取り組んでみるとよいでしょう。 ◆読書と集中力の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 集中力は15分しか保てないって本当?速読で集中力を高める4つのポイント 豊かな想像力が身につく 豊かな想像力が身につくのも、読書の醍醐味のひとつです。脳に入力される情報量は、「文字<音声<映像」の順に増えていきます。これはつまり、「映像<音声<文字」という逆の順番に、想像力で補うべき量が増えていくわけです。 東京大学総合文化研究科の酒井邦嘉教授は、コラム記事のなかで、「読書は脳の想像力を高める」と名言しています。 たしかに、映像と比べたら、文章で表現できる内容には限界があります。でも、だからこそ、読む人の想像力を刺激し、鍛えてくれるのです。 たとえば、川端康成の「雪国」の冒頭に書かれている有名な文章「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」を読んだ人は、その人が知っている雪国の風景を想像するはずです。 人によっては、樹氷が連なる山間の風景かもしれないし、雪のちらつく海岸線をイメージする人もいるでしょう。実際には、越後の湯沢温泉がモデルだったようですが、場所がどこかはあまり関係ありません。 「あー、これは◯◯なんだろうな」と想像しながら読む過程で、あなたの想像力はどんどん磨かれていきます。 共感力が磨かれる 大なり小なり、本には著者の主張が書かれています。小説には直接著者の意見は出てきませんが、登場人物を通して著者の考え方がうかがい知れることも多いものです。 いずれにせよ、本を読めば、必ずなにかしらの感情が生まれます。「おお!たしかにその通りだ。勉強になるなあ」と思うこともあれば、「えっ、それは違うんじゃないの……」と批判的な気持ちになることもあるでしょう。 小説にしても同じです。登場人物の考え方や行動に共感すると同時に、「なんでそんなことするの?」と反発することも多々あるはずです。 こういった経験を繰り返すうちに、あなたの共感力は少しずつ向上していきます。最初は納得できなくても、「そういう考え方もあるんだな」と他人の価値観を受け入れられるキャパが、徐々に増えていくんですよね。 さらに、他人の価値観を受け入れられるようになると、実社会でのコミュニケーションもうまくいくようになってきます。 好きな本を読むとストレスが軽減される 本を読み終わったあとに、なんだかスッキリした経験のある人も多いでしょう。好きな本を読む行為には、ストレスを解消する働きがあります。 イギリスのサセックス大学マインドラボ・インターナショナルが2009年に実施した研究※によると、たった6分間の読書でストレスレベルは68%も低下したそうです。ちなみに、そのほかの方法によって得られたマイナスレベルは、以下のようになっています。 音楽を聴く:61% お酒を一杯飲む:54% 散歩する:42% ビデオゲームをする:21% 個人差はあると思いますが、個人的に散歩よりも読書のリラックス効果が高いというのは、嬉しい驚きでした。 もちろん、苦手なジャンルの本を読んでも、こういった結果にはならないでしょう。小説・エッセイ・実用書など、自分のお気に入りの本を見つけて、ぜひ読書してみてください。きっとストレスがスッキリと解消できるはずです。 ※参考:Reading Reduces Stress. Fact. | Medicine in Literature 脳をキレキレにしてくれる効果的な読書方法 読書のメリットがわかったところで、今度は脳をキレキレにしてくれる効果的な読書方法を、5つ紹介していきます。 ◆読解力を向上させる読書法については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でも今日からできる読解力アップの方法とは 本を読む目的を明確にする 読書をするなら、できるだけ読書の目的を明確にしてから取りかかることをオススメします。なぜならば、目的が明確だと適切な本を選びやすくなり、読み終えたあとの満足感や達成感が高まるからです。 たとえばひと言で建築の本といっても、建て方について知りたいのか、道具について知りたいのかによって、適切な本は変わってきますよね。道具について深掘りしたいのに、建築工法がメインの本を読んでも、いまいち満足感を得られないでしょう。 でも、最初から道具について知りたいと目的がはっきりしていれば、道具についての説明が多い本を選べます。 これは一例に過ぎませんが、読書の目的がはっきりしていれば、読書を通じてより多くの成果が得られるのは間違いありません。 知りたい分野の本を5冊は読んでみる 特定の分野について深く理解を深めたい場合、その分野の本を少なくとも5冊は読むことをオススメします。 同じジャンルの本をまとめて読むと、重複している内容が必ずあるので、毎回復習をしながら読んでいることになります。そうすると、忘れやすい知識も自然と頭に入ってくるので、効率よく知識を身につけられるのです。 また、5冊くらいまとめ読みをすれば、著者の偏った主張を鵜呑みにするリスクが激減します。本には著者の意見が強く反映していることも多く、その主張がかならずしも正しいとは限りません。 なかにはかなり極論を主張している書籍もあって、そのまま信じてしまうと、トラブルの原因になってしまう可能性があります。 その点、複数の本を読めば、ある程度そのジャンルのスタンダードがわかってきます。重要なポイントは、だいたいどの本にも共通して書かれていますので。 効率的な知識の取得とリスク回避というふたつの意味で、知識の少ない人ほど、関連書籍のまとめ読みをオススメします。 重要なポイントはメモをする せっかく読書をするなら、なにかしら学びを得たいですよね。でも残念ながら、普通に読書をしても、翌日には8割以上忘れてしまいます。 だから、多くの人は本を読んでも、覚えているのはほんのひと握りだけ。「あー、なんかいいこと書いてあったな……でも、なんだっけ」と、ほとんどの内容を忘れてしまっているのが現実なのです。 小説やエッセイならそれでも構いませんが、実用書や専門書から学びを得たいなら、ぜひメモを活用しましょう。できれば、手書きのメモがオススメです。手書きのほうが、スマホにメモするより記憶に残りやすいという研究データもあります。 また、重要なポイントをメモしておけば、あとからそこだけ見直せばOKです。本を読み返すのもいいですが、必要な箇所を探すのに手間がかかるし、面倒くさくなって放置してしまう可能性が高くなります。 ◆要約ノートのメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 読解力を鍛える7つの方法とは アウトプットを前提に本を読む メモするだけでも効果は十分ですが、一歩進めて「アウトプットを前提に本を読む」のも、脳をキレキレにする非常にオススメの方法です。 読んだ内容をアウトプットしようとすれば、自然と「重要なポイントをしっかりと理解しよう」という意識が働きます。どんなに有益な本でも、本当に重要なポイントは全体の20%程度だと思います。 読みやすくするための導入部や事例などは、正直覚えておく必要はありません。でも、読書慣れしていない人は、重要な箇所を見つけ出すのが苦手です。だから、じっくりと読み解く意識が重要になってくるわけです。 とはいえ、最近の本は、重要なポイントが太字になっていたり、マーカーが引かれていたりと、読みやすく工夫されています。ぜひ、そういった点を活用しながら、大事なポイントを中心に読む習慣を身につけてください。 ◆アウトプットと読書の関係性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるなら読書がオススメ!読書の効果と効果的な読書法 速読を学ぶ 脳をキレキレにするなら、速読は非常にオススメです。速読の方法は指導者によって少しずつ異なりますが、どの速読法でも情報処理能力は必ず向上します。 手前味噌になりますが、私の指導する右脳速読「瞬読」の場合、一般的な目を速く動かす速読法に比べて、文章の処理能力が桁違いです。一般的な速読では、1分間に2,000文字前後が、読める限界のスピードになります。 一方で瞬読は、分速1〜2万文字という驚きの速さで読書できる人が、ゴロゴロしているのです。 この違いは、「右脳を活用しているかどうか」によって生まれています。通常の読書はほぼ左脳しか使っていませんが、瞬読では右脳と左脳を両方活用しています。 右脳速読と通常の速読の違いについては、別記事で詳しく紹介しているので、ぜひ読んでみてください。 ◆右脳速読のしくみとメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 まとめ 今回の記事では、読書による脳活性化のメリットと、脳をキレキレにしてくれる効果的な読書方法をご紹介しました。読書に苦手意識がある人も、読書をしてみようかと思っていただけたのではないかと思います。 もちろん、紹介した方法すべてに取り組む必要はありません。まずは気になる方法をひとつ選んで、脳がどれくらいキレキレになるか試してみてください。 ### 思考停止とは?思考停止を引き起こす原因と4つの対策法 「別に問題ないんじゃない」「なんでもいいよ」といったフレーズが頻繁に口から出るようになったら、それはあなたの脳が思考停止に陥っているサインかもしれません。 そのまま放置しておけば、あなたの思考は今後成長することもなく、いつか世の中の激しい変化についていけなくなってしまうでしょう。 当記事では、思考停止を改善するために、思考停止に陥る原因やその打開策についてわかりやすく解説していきます。 思考停止のサインを見逃すな!思考停止4つのサインとは 思考停止に陥っている人には、明確な特徴があります。自分がそういった特徴に当てはまっていないか、まずは冷静に確認してみましょう。 いつも同じような思考をループしている いつも同じような思考をループしている状態は、思考停止の典型的なサインです。なにかアクションを起こすべき状況にあっても、新しい方向性を見いだせず、頭のなかで同じ考えが何度も繰り返されています。 今の自分では新しい考えが浮かばないのだから、本来「誰かに相談する」「書籍を読む」「YouTubeで関連動画をチェックしてみる」といったアクションを起こさなければならないはずです。 しかし、そういった解決策を探す行為がストレスになってしまい、最終的には考えることから逃げてしまいます。この状態が、いわゆる「思考停止」です。 このような状況を打破するためには、まず自分が思考停止に陥っていることを自覚することがスタートになります。自覚さえあれば、少なくとも思考から逃げ出す自分を、まずいと感じるはずです。 あとは、新しい趣味や異なる環境での作業など、なにかしら小さな変化を取り入れながら、少しずつ同じ思考のループを断ち切っていくしかありません。 ものごとの裏を取らない 思考停止している人の多くは、ものごとの裏を取らない傾向が強いです。本や動画、あるいはSNSで得た情報を、疑うことなく信用してしまいます。 もちろん、厳密には疑問を感じるし、疑うこともあるでしょう。しかし、「面倒くさい」が勝ってしまい、そういった情報の信憑性の確認を放棄してしまうのですね。 盲目的に信用することでなにかトラブルが起きても、「だって、◯◯に書いてあったから」「△△がSNSでつぶやいていたし」と、つい人のせいにしてしまいます。 これでは、信用を失ってしまうし、最悪人間関係が修復不能なほど壊れてしまいかねません。こういった状況を回避するには、賢い情報選択の方法を身につけるのが一番です。具体的な内容については、のちほど詳しく解説します。 「なんでもいい」は思考停止の危険信号 「なんでもいい」という言葉が頻繁に口から出る人は、思考が停止していると考えて間違いありません。もちろん、晩御飯の内容を聞かれたくらいなら、なんでもいいという答えでも問題ないでしょう。 しかし、人生を決定づけるような重大な岐路においても、「なんでもいい」と考える人は、思考停止の末期的状況といえます。 たしかに、決断には、大きな精神的負担をともなうケースが少なくありません。その点、「なんでもいい」と興味のないポーズを取っておけば、悩んだり苦しんだりする必要がなくなります。 また、「なんでもいい」といっけん真逆のように見える「頑張ります」というフレーズも、思考停止の要注意信号です。具体的な方向性がまったくなく、これを言っておけば大丈夫だろうという意識が、透けて見えてきます。 人と同じことをして安心する 人と同じことをして安心する人は、自己判断を避け、集団の意見に従うことで自分を守っているわけです。こういった思考をしていれば、たしかに傷つくことは減るでしょう。 でも、他人の行動を無批判に模倣する行為が常習化すれば、自分の判断や独自性をどんどん失ってしまいます。 日本経済が元気で、集団で動いていればそれなりの見返りがあった時代は、これでもよかったかもしれません。しかし、現在の日本にそういったパワーはもはや残っていませんし、これからますます個人のアイデンティティが重視される社会になっていくはずです。 人と違うことを恐れない、そして人が自分と違うことを尊重する。今、人と同じことに安心している人は、できるだけ早く価値観をチェンジしていきましょう。そのためには、「新しい価値観に触れる機会を増やす」のが一番です。 思考停止に陥る原因 思考停止の原因は、人それぞれ。しかし、今回紹介する3つの原因によって、思考停止に陥っている人が数多くいます。思考停止を打破したいなら、まず思考停止の原因をきちんと理解しておくことが重要です。 ストレスの多い生活をしている ストレスは、思考停止を引き起こす大きな原因のひとつです。頭のなかがストレスでいっぱいなのに、冷静で正確な判断を下せるわけがありません。もし今ストレスに苦しんでいる自覚があるなら、できるだけ早いストレス要因の解決をオススメします。 とはいえ、ストレスの渦中にいると、どうしても視野が狭くなってしまいがちです。そのため、問題解決に必要な情報を見過ごしてしまい、いつまで経ってもストレスから解放されません。 こうした負のスパイラルから抜け出すには、ストレス管理が鍵となります。直接問題を解決する前に、定期的な休息・趣味や運動によるリラックス・適切な睡眠と栄養摂取などを心がければ、少しずつストレス解決に向き合う気力が湧いてくるはずです。 ◆生活習慣の見直しについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 情報が多すぎて選択できない 現代社会では、インターネットやSNSを通じて、膨大な量の情報へ簡単にアクセスできるようになりました。しかし、多すぎる情報は私たちの脳に混乱をもたらします。 いろいろな媒体(人)がそれぞれ違う意見を発信していて、しかもどの情報でもそれなりに論理的な説明がされているので、どの情報を信じていいのかわからなくなっているのが実情です。 そうやって選択肢が増えると、「間違いたくない・失敗したくない」という気持ちが強くなり、どうしても意思決定を後回しにする傾向が強くなります。 この問題に対処するには、情報を選択し、フィルタリングする能力を養うことが重要です。クリティカルシンキングで客観的に情報を分析する能力も必要になってくるでしょう。この2点については、のちほど「思考停止を打破するための実践的な方法」で詳しくお伝えします。 ルーチンワークが多い ルーチンワークの多さは、思考停止を引き起こす大きな原因となります。ルーチンワークは、いうなれば「決まった手順を用いて、ほとんど同じ内容を繰り返すだけで対応できる仕事」です。 いったん仕事の流れを覚えてしまえば、ほぼなにも考えずにこなせてしまいます。マニュアルに沿っておこなうような流れ作業は、典型的なルーチンワークといえるでしょう。 企業側からすれば、ルーチンワークの割合を増やしたほうが、業務効率は格段にアップします。さらに、言い方は悪いかもしれませんが、誰でもできるように仕事を整備すれば、従事する人の報酬を低めに抑えられるというメリットもあります。 労働者側から見ると、ルーチンワークは精神的に楽です。イレギュラーなトラブルも少ないし、頭をさほど使わずに対応できますので。 でも、こういったぬるま湯的な状況に慣れてしまうと、創造性が失われ、本来発揮できるはずのパフォーマンスを出せなくなってしまう危険性があります。 思考停止を打破するための実践的な方法 思考停止で一番怖いのは、「自分が思考停止に陥っていること」に気づけないことです。思考停止の自覚さえあれば、あとは思考停止を打破するためにいろいろな方法を試してみれば、必ず状況を改善できます。 1.まずはゆっくりと脳を休ませる ストレスや情報過多が原因で思考停止を引き起こしているなら、なにをおいても、まずはゆっくりと脳を休ませましょう。デジタルデトックス・好きなことをする・十分な睡眠の確保・瞑想や深呼吸など、脳を積極的に休ませる方法はいくらでもあります。 今、あなたの脳は疲れ切っていて、おそらく前向きな思考ができない状態になっているはずです。むずかしいことは、脳をゆっくりと休ませて、正常な判断を下せるようになってからでも十分間に合います。 一番怖いのは、自分で抱え込んでしまい、うつ病のようにメンタルが病気レベルにまでダメージを受けてしまうことです。ここまで拗らせてしまうと回復までに時間がかかるし、「またなってしまうのでは」という不安から、正しい判断ができなくなってしまいます。 2.情報選択の基準を明確にする 情報が多すぎてものごとをなかなか決められない人は、「情報選択の基準を明確にする」ことを心がけてみてください。自分なりの選択基準が決まっていれば、膨大な情報に触れても、それほど負担にならないはずです。 ポイントは、なにを選ぶかではなく、「なにを無視するか」です。 なにか知りたいことをインターネットで検索すれば(今はAIが流行りでしょうか)、何十万件という結果が表示されます。 しかし、こういった情報のなかには、正しい情報もあれば意図的に歪められたフェイク情報も混在しているのが実情です。そして、その真偽を見極めるのは、なかなか大変な手間がかかります。 だから、自分が信頼する人(サイト)を決めて、それ以外の情報は基本的に見ないというくらいでちょうどいいのだと思うのです。正しい情報源のセレクトに多少時間がかかるかもしれませんが、時間をかけるだけの価値はあります。 3.クリティカルシンキングのような思考法を学ぶ クリティカルシンキングとは、情報の信頼性を問いかけて、本質を見極めるための思考法です。思考停止の傾向があると感じているなら、ぜひクリティカルシンキングを身につけましょう。 ここでは、むずかしい理論の説明はしません。ただひとつ、「前提を疑う」ことから始めてみてください。 たとえば、「離職率を下げるために休みを増やす」という提案があったとしましょう。いっけん正しい主張のように見えますが、疑うべきポイントは数多くあります。 「離職率が高いのは本当か?本当ならどのくらい離職率が増えているのか?」 「そもそも離職率が高い理由をどうやって調べたのか?」 「離職率が高い理由はほかにもないのか?」 「休みをどのくらい増やせば離職率が下がるのか?」 これらはあくまでも一例であり、深く掘り下げれば、疑うべきポイントはもっともっと出てくるでしょう。このように、ものごとを多方面から見る訓練を習慣化できれば、いつの間にか思考停止から脱出できているはずです。 ◆クリティカルシンキングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 暗記力を飛躍的に高める7つの方法とは 4.新しい価値観に触れる機会を増やす 前述のとおり、ルーチンワークは思考停止を引き起こす大きな要因です。いつも同じようなことばかりしていたら、思考力が失われていくのも当然といえます。 思考停止を打破するためにも、新しい価値観に触れる機会をどんどん増やしていきましょう。趣味のサークル・資格の勉強会・ボランティア・町内の集まりなど、参加する場所はなんでも構いません。いつもの違う出会いが、きっとあなたに新しい価値観をもたらしてくれるはずです。 また、わざわざ出かけなくても、本を読んだり新しい語学を学んだりすれば、新しい視点は身につきます。とくに、読書はオススメです。わずか1,000〜2,000円ほどの出費で、自分では想像もできないような知恵や考え方を知ることができます。 なお、新しい価値観に触れることが大切といっても、普段の人間関係を疎かにしてよいという意味ではありません。その点だけは誤解のないようにお願いします。 まとめ 思考停止は、人間のクリエイティブ性や向上心を奪っていきます。まずは脳を休ませて、正しい判断を下せるように、体調やメンタルを整えてください。 そのあとは、今回紹介したように少しずつ新しい価値観に触れる機会を増やし、クリティカルシンキングでものごとの本質を考えるクセをつけていきましょう。そうすれば、もう思考停止に悩むことはなくなるはずです。 ### 【ランキング 3冠達成】認知症になりやすい人のヤバい生活習慣 「あの人の名前、なんだったけ?」 「あれ、どこにメガネ置いたっけ?」 「何を取りに来たんだっけ?」 そんな経験がある方は、要注意!「認知症」と聞くと、 まだまだ先と思われるかもしれません。 ですが、認知症には、65歳以上が発症する認知症と、 65歳未満が発症する若年性認知症があります。 若年性認知症は、平均発症年齢が51.3歳。 つまり、私たち現役世代にとっても、 身近な病気なのです。 認知症予備軍に共通するワースト習慣をお伝えします。 続きはこちらから https://diamond.jp/articles/-/340550 このダイヤモンドオンラインの記事が、 読んでいただいた記事3ランキングで、 1位を取得させていただきました。 たくさんの方に読んでいただき、 ありがとうございます。 無料で読んでいただけますので、 是非お読みくださいね。 ### 左脳を活性化させる9つの方法 多くの人々が仕事や勉強において、よりよいパフォーマンスを目指し、日々努力しています。その鍵となるのが、今回のメインテーマである「左脳の活性化」です。 左脳は、論理的思考、言語、数学的能力などを統括しているといわれています。そのため、左脳を活性化できれば、仕事や勉強でさらに結果を出せるはずです。 ところが、ほとんどの人が、左脳を活性化させる方法を知りません。今回の記事では、左脳の基本的な役割を説明したあと、左脳を活性化させる方法を紹介していきます。 左脳とは? 左脳を活性化させる方法を紹介する前に、左脳の役割や右脳との関係性などについて解説していきます。 左脳の役割と特徴 左脳は、数多くある脳の機能のなかでも、「論理的思考」や「言語」、「数学的能力」を担当する部分です。一方、右脳は、「直感」や「創造性」、「全体像把握」などの能力を担っています。 どちらも大切な役割を担っていますが、勉強やビジネスに限定した場合、やはり中心になってくるのは左脳の働きでしょう。 勉強やビジネスにおける左脳の主な働き 情報を順序立てて処理する 言葉の意味を的確に理解する 論理的思考で数学問題を解く 情報を選別して適切な判断を下す 上記はほんの一例ですが、すべて左脳主導でおこなわれています。さらに、左脳は計画を立てたり、時間管理をしたりといったことも得意です。 このように、左脳の活性化は、勉強やビジネスのパフォーマンスを高めるために欠かせません。 ◆左脳の働きについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳と左脳の違いとは?左右両方の脳をバランスよく鍛えるコツ 左脳が活性化するとどうなる? 前述の通り、左脳が活性化すると、論理的思考・言語能力・数学的解析力が強化され、学習や仕事の効率が大きく向上します。新しい情報を迅速に処理し、複雑な問題もスムーズに解決できてしまうのが、左脳が活性化している人の特徴です。 また、言語能力の向上は、コミュニケーションにもよい影響を与えてくれます。相手の気持ちを汲み取り、適切な表現で相手に寄り添った対応ができるからです。 数学的能力の向上は、ビジネスの予算管理やデータ分析のクオリティを高めてくれます。なんといっても、ビジネスの世界では結果がすべてです。そのため、会社に利益をもたらしてくれる、数字感覚をもつビジネスパーソンは、企業で高く評価されます。 左脳と右脳のバランスが重要 今回は左脳を中心に話を進めていますが、実際は、左脳と右脳が単独で機能することはありません。たしかに、左脳は論理的思考や言語処理、右脳は創造性や直感と、担当する機能はそれぞれ異なります。 しかし、左脳と右脳がバランスよく機能しているからこそ、私たちの生活におけるすべての行動がスムーズにおこなわれているのです。 たとえば、新規事業のアイデアを出さなければならないとしましょう。左脳は、既存のアイデアの分析や収支計算などは得意ですが、新しいアイデアを考えるのは苦手です。一方、右脳は、創造的で斬新なアイデアをポンポン思いついてくれます。 でも、右脳が創造的なアイデアを出せるのは、左脳がアイデアのベースとなるさまざまな情報をしっかりと分析してくれたからです。これはあくまでも一例ですが、このように左脳と右脳は互いに役割を補完しあいながら、より高いパフォーマンスを実現しているのです。 ◆左脳と右脳のバランスについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 効率よく左脳を鍛える5つのアイデア 左脳を活性化する科学的に証明された方法 左脳の役割がわかったところで、いよいよ左脳を活性化する具体的な方法を紹介していきます。すべてに取り組む必要はないので、2〜3個ピックアップして、自分に合うかどうかとりあえず試してみてください。 なお、便宜上左脳に特化して説明していますが、右脳にまったく効果が期待できないという意味ではありません。その点は、誤解のないようにお願いします。 1.クロスワードパズル クロスワードパズルは、左脳の活性化に最適な趣味のひとつです。ご存知のかたも多いと思いますが、マス目ごとに設定された手がかりから、文字数にぴったりな正しい単語を探し当てていきます。 正解だと思っていた単語が、タテとヨコのマス目が交差している箇所に不適合だったときは、本当にイラッとするものです。でも、このイラッとする気持ちが、最終的に答えがわかったときには、爽快感に変わります。 この「あー、そうだよね。スッキリした!」という爽快感を「アハ体験」といい、やる気を引き起こす神経伝達物質「ドーパミン」の分泌を促進してくれるのです。 また、クロスワードパズルは、言語能力と記憶力を強力に鍛えてくれます。言葉を知らなければ当然答えられないし、過去の記憶から言葉を思い出そうとする過程で、記憶力も鍛えられます。 さまざまな専門誌やアプリが数多くリリースされているので、興味のあるかたはぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 ◆クロスワードパズルについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者にピッタリな楽しい脳トレ9選 2.新しい言語の習得 なんといっても、左脳のメインの働きといえば、言語能力です。その言語能力を鍛えるのに、新しい言語の学習ほど最適な方法はないといっても過言ではありません。 言語学習には、文法の理解・語彙の記憶・発声練習が必須です。英語・スペイン語・韓国語など、取り組む言語はなんでも構いません。どの言語にしろ、慣れ親しんだ日本語にはない新しい知識が、左脳の言語能力に適度な負荷をかけてくれるでしょう。 また、新しい言語の学習は、異文化への理解を深めることにも繋がり、世界観を広げてくれます。 私たちの住む日本は、島国という立地もあり、海外文化との接点が少ない傾向にありました。国際化の進んだ現代でも、日本だけで完結してしまうほど、日本の文化は成熟しています。 しかし、世界を見渡せば、日本とは文化も価値観も違う国ばかり。語学学習は、そういった新しい価値観を自分のなかに取り込む絶好の機会です。 ◆新しい言語を学ぶメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 誰でも簡単にできる脳活トレーニングでいきいきライフを手に入れよう! 3.数字の応用問題 数学的能力も、左脳の重要な働きのひとつです。脳トレという意味でいうと、単純な四則計算を問う計算アプリがもっとも効果的だと思います。ただし、大人になると、いくらゲーム形式になっていても、単純な計算ゲームを繰り返すのは少々退屈かもしれません。 そこでオススメなのが、財務や会計といった分野の学習です。いくら専門知識があっても、今や財務や会計の知識がないと、ビジネスパーソンとして評価されない時代になりつつあります。 かりに、財務3表をまったく読めなければ、倒産寸前の会社と取引をしてしまい、大損をするかもしれません。損益計算書や貸借対照表が理解できていれば、こうした最悪の事態は防げたはずなのです。 そういう意味では、投資の勉強をしてみるのもいいでしょう。購入を検討している企業の、財務3表を調べるうちに、自然と財務や会計の知識が身につきます。 ◆財務・会計の有用性については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 賢い大人の勉強戦略「今学ぶべきオススメのジャンル8選」 4.論理ゲーム 左脳の論理性を鍛えるなら、ナンプレのような論理性を試されるゲームをオススメします。 ナンプレは一見ただの数字遊びのように思われがちですが、論理性を問われる奥の深いゲームです。ルールに従って9×9のマスに1から9までの数字を並べ、マスをすべて埋めていかなければなりません。 ナンプレには以下のような絶対的ルールがあり、このルールに沿った論理的な数字の配置が求められます。 タテ列に同じ数字は入れられない ヨコ列にも同じ数字は入れられない 各3×3のブロックにも同じ数字は入れられない 言葉にすると簡単なルールに感じるかもしれませんが、実際にやってみるとすべての条件に合った数字の配置を見つけ出すのは、かなり大変です。 もちろん、数字の苦手な人は、無理にナンプレをやる必要はありません。推理ゲームやロジッククイズなど、論理性を問われるゲームならなんでもOKです。 ◆論理ゲームについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレでひらめきを活性化!5つの具体的なテクニックと習慣化のコツ 5.日記をつける 日記をつける習慣が身につくと、自然と短期記憶が鍛えられていきます。日記を書くためには、まずその日にあった出来事をしっかりと覚えておかなければなりません。 やったこと・食べたもの・嬉しかったこと・頭にきたこと・うまくいったこと・失敗したことなど、すべて頭に留めておかないと、日記を書く材料がなくなってしまいます。 また、あとから自分で読み返すことを考えると、ある程度整理された読みやすい文章を書く必要があります。頭のなかにある断片的な内容を、読みやすい文章に落とし込む作業は、私たちの論理的思考力を養う絶好の機会です。 さらに、日記は自己反省の重要なチャンスでもあり、自己理解を深め、感情をコントロールする能力にもよい影響を与えてくれます。 6.楽器演奏を習う 左脳の活性化には、楽器演奏が非常にオススメです。音楽を演奏する際には、譜面を読み解き、リズムを割り振りして、複雑な手の動きをコントロールする必要があります。 これらのプロセスは、いうまでもなく、左脳の分析的能力・論理的思考・身体コントロール能力と密接に連動しています。 また、曲を覚えるためには記憶力も必要だし、ミスのない演奏には鋭いまでの集中力が必要です。さらに、楽器演奏を通じた感情表現は、感情をコントロールする「前頭前野」にもよい影響を与えてくれます。 もちろん、創造性や全体を把握する能力といった右脳についても、大きな効果が期待できます。幸い、今はオンラインレッスンが充実しているので、居住地を問わず、どの楽器でも簡単に習える時代です。やりたい楽器が決まっている人は、まずは体験レッスンを受けてみてください。 7.将棋・チェス  将棋やチェスのような戦略ボードゲームは、左脳の活性化に非常に効果的です。ゲームに勝つためには、高度な論理的思考や戦略的視点、さらに的確な状況判断が求められます。 どちらも、相手の攻め方を何手、場合によっては数十手先まで読みながら、進めていかなければならないタフなゲームです。「◯◯したら△△か……いや、過去の対戦では▢▢で攻めてきたこともあったな」というように、過去の対局内容まで記憶しておかないと勝てないんですよね。 とはいえ、これはプロの世界の話であり、我々アマチュアはもっと気楽に楽しく取り組めばいいでしょう。 いずれにせよ、将棋やチェスといったゲームは、左脳の機能を思い切り活性化してくれます。将棋・チェス・囲碁・オセロ・バックギャモンなど、自分の好きなゲームを自由に選んでください。 8.料理 料理をただの家事と思ったら、それは大きな勘違いです。さまざまな作業を効率よくこなしていくには、的確に作業内容を分析し行動に落とし込む「マルチタスク能力」が不可欠になります。 パッと思いつくだけでも、料理にはこれだけの作業が必要です。 献立を決める 材料を買いにいく 食材の下処理をする 煮る、焼くといった調理をおこなう できあがった料理を盛りつける 家族や友人に配膳する 美味しく食べる 食器を下げる 洗い物をする 明日の献立を考える まったく料理をしない人からすれば、料理をつくるのはこれほど大変なのかと、びっくりしてしまうのではないでしょうか。 たしかにそうですよね。煮物ひとつ取っても、焦げつかないように常に火加減には注意しなければならないし、味を染み込ませるためにいったん冷ましてから、再度加熱するといった手間もかかります。 新しいレシピに挑戦するときは、計画力や注意力が必要だし、調味料の比率を緻密に考えなければなりません。 このように、料理は毎日の生活のなかで無理なく左脳を鍛えてくれる、素晴らしいトレーニングなのです。 ◆料理の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレは認知症に効果アリ?症状別にオススメの脳トレを紹介 9.利き腕と反対の腕を使う 気軽にできるトレーニングとしては、利き腕と反対の腕を使って生活する方法もいいですね。 普段私たちは、自分が思っている以上に、利き腕に頼った生活をしています。利き腕を骨折したら、おそらく食事をするのも簡単ではないはずです。これは、利き腕を主体とした、脳と身体機能の回路が完全にできあがっているということにほかなりません。 だから、あえて利き腕と反対の腕を使って、脳に新しい刺激を与えるわけです。文字を書く・歯を磨く・スマホを操作する、なんでも構わないので、とにかく左手を使う時間を設けてください。 そうすると、普段とは逆の右脳(右利きの場合)が刺激を受けて、左右のバランスが少しずつ整ってきます。ぎこちないながらも、左手でなんとか作業できるようになることを目指して、ぜひ根気よく挑戦してみてください。 まとめ 今回は、左脳の活性化が期待できる9つの方法を紹介しました。もちろん、今回紹介した方法以外にも、左脳を鍛える方法はたくさんあります。 正直、どのトレーニングをやるかは、それほど問題ではありません。どのトレーニングでもいいから、とにかく年単位で継続することが、非常に重要です。まずは1年間を目標に、どれかひとつ、取り組んでみてください。 ### 頭の中が整理できないのはなぜ?散らかった思考を整理するための4つのアイデア いつも頭の中がごちゃごちゃしていて、考えがまとまらない やることがたくさんあって、なにから手をつけていいのかがわからない 途中でほかのことが気になって中途半端になってしまう こういった悩みをおもちのかたは、じつにたくさんいらっしゃいます。その一方で、迷いなくものごとを次々と片づけていく人もいます。一体、この差はどこから生まれてくるのでしょうか。 答えは、「頭の中の整理法を知っているかどうか」だけです。溢れる情報の中から必要な情報だけをピックアップし、やることに優先順位をきちんとつけていく。頭の中の整理法がわかれば、じつはそれほどむずかしいことではありません。 今回の記事では、誰もが陥りがちな「頭の中が整理できない状態」から脱出する考え方と方法をご紹介していきます。 なぜ頭の中が整理できないのか? 頭の中を整理して、ものごとをうまく進めていきたいなら、まず頭の中が整理できない理由をきちんと理解しておかなければなりません。その理由の中でも、とくに顕著なものを3つピックアップして、解説していきます。 情報が多すぎる現代社会 スマートフォン・インターネット・ソーシャルメディアの普及により、よくも悪くも私たちの頭の中に、一日中絶え間なく情報が流れ込んできます。わからないことがあれば、インターネット(今はAIでしょうか)で調べれば、ほとんどの答えが返ってくる時代です。 ものすごく便利な反面、得られる情報が多すぎて、いつも頭の中が情報でいっぱいになっています。そのため、なにかものごとを判断する際に、どの情報が必要なのか正しい判断ができなくなっているのです。 だから、考えるより情報を探す労力に脳のエネルギーが取られてしまい、常に脳が疲れています。そうすると、余計に頭の中が整理できないという、悪循環に多くの人が飲み込まれてしまっているのが実情です。 睡眠不足と不健康な生活習慣 頭の中が整理できない一番の理由は、睡眠不足と不健康な生活習慣です。人間の脳は、睡眠中に日中の出来事や学習したことを整理し、記憶に蓄積します。 そのため、睡眠時間が短いと、十分に記憶の整理がされません。だから、睡眠不足の人の頭の中は、いつも余計な情報が散らかっている状態なわけです。 一方、不規則な食生活や運動不足は、脳の認知機能を低下させ、集中力や記憶力に悪影響をおよぼします。 脳の活動は、血液中の酸素とブドウ糖を主なエネルギーとして成り立っています。運動不足、とくに下半身の運動量が足りないと、血流が悪くなり、十分な酸素とブドウ糖が脳に供給されません。 生活習慣の改善については、最後の章で詳しく解説します。 感情のコントロールのむずかしさ 集中力のない人は、どうしても意識がいろいろな方向に向かってしまいがちです。「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ……」といった状態では、眼の前の大事なことに集中できなくて当然でしょう。 しかし、感情をうまくコントロールするのは、誰にとってもむずかしい問題です。喜怒哀楽の中でも、とくにネガティブな感情が自分を支配しているときは、非常に厄介です。 嫌なことが続き、気持ちが沈んでいれば、頭の中を整理する気力が湧いてきません。なにかに怒っていれば、ものごとを冷静に処理することなどとてもできないはずです。 喜びや楽しさを感じているときは一見問題なさそうですが、楽しいことに夢中になってしまい、かえって頭の整理に心が向かない可能性があります。 このように、感情のコントロールのむずかしさは、頭の中が整理できない大きな要因のひとつになっているのです。 頭の中を整理するための具体的な方法 頭の中を整理するには、「思考を可視化する」「思考に優先順位をつける」のが基本です。その2点を踏まえて、頭の整理法を詳しく深堀りしていきます。 メモやリストを使って思考を可視化する 頭の中にある情報を、頭の中だけで整理しようとすると、まずうまくいきません。一つひとつの項目を覚えておくだけで脳が手一杯になり、なにか考えている間にほかのことを忘れてしまうのです。 まずは、頭の中にある思考を、すべて書き出してください。書き出しておけば、これまで「覚えておくこと」に割いていた脳のリソースを、考えることに回せます。 ひと言で「書き出す」といいましたが、書き出すには大きく2種類の方法が考えられます。 頭の中の思考を無作為に書き出す 優先順位をつける素材としてリスト化する 無作為に書き出す目的は、頭の中のデトックス(浄化)です。頭の中の乱雑な思考を吐き出して、思考のスペースをつくるのが目的なので、思いつくまま書き殴って構いません。 一方でリスト化のほうは、後述する優先順位づけの素材となるため、ごく短文でパッと見てすぐ理解できる内容が望ましいです。 いずれにせよ、頭の中の整理には、思考の可視化(書き出し)が基本になります。 デジタルツールを使った整理術 先ほどの書き出しは、効果を考えると、紙のノートに書き出すのがベストだと思います。しかし、紙のノートはあとから分類したり見直したりするのが、少々大変です。 今は優れたノートアプリが数多くリリースされているので、紙のノートにこだわる必要はありません。 また、リスト化した項目をタスク管理していくつもりなら、やはりタスク管理アプリが便利です。日付と時刻を入力すれば、指定の時間にお知らせしてくれるリマインダー機能があるので、やり忘れが激減します。 なんといっても、アプリやクラウドベースのサービスなら、スマートフォンひとつあれば、いつでも確認が可能です。これが紙のメモだと、うっかり忘れてしまったら、帰宅するまでまったく使えなくなってしまいます。 思いついたことをサッとメモして、いつでもすぐに確認できるという点を考えると、今後頭の中の整理には、どんどんデジタルツールを活用していくべきでしょうね。 マインドマップで思考をグループ化する 参考:「SimpleMind - Mind Mapping」をApp Storeで 頭の中が整理できないと自覚している人には、「マインドマップ」を強力にオススメします。マインドマップは、散らかった思考を整理し、アイデアを効率的にグループ化するのに最適なツールです。 まず、思考の核となるメインキーワードを設定します。かりに「頭の中が整理できない」をメインキーワードだとしましょう。 「頭の中が整理できない」→「思考を可視化」→「無作為に書き出し」→「紙のノートorノートアプリ」といったように、関連するサブキーワードをどんどん繋げていきます。 説明上、思考の流れは一方向ですが、実際には上の画像のように、枝分かれして放射状に思考が広がっていきます。マインドマップを使うと、関連する思考がどんどん広がっていくのを感じるはずです。 さらに、各項目の関連性が一目瞭然なのも、思考の整理に役立ちます。マインドマップを使っていると、「あれ、◯◯と△△で悩んでいたけど、こうして見ると、まったく別々の問題だな」といった気づきは、しょっちゅうです。 ビジネスにも非常に役立つツールなので、ぜひいちど試してみることをオススメします。 優先順位をつける 頭の中を書き出して可視化できたら、今度はその思考にひとつずつ優先順位をつけていきます。優先順位づけは、限られた時間とエネルギーの中で、最も重要なタスクに集中するために欠かせないプロセスです。 このプロセスでは、リストアップしたすべての項目を、それぞれの緊急性や重要性に基づいて順位づけしていきます。おそらく、リストアップした項目の何割かは、重要でないことに気づき、リストから外れるはずです。 優先順位が明確になれば、焦って眼の前のことに取り組んで、重要なことを後回しにするミスが激減するでしょう。 もちろん、時間の経過とともに、リストや優先順位は変わってきます。週に1回あるいは毎日でも、頻度は自由ですが、定期的な見直しは必ずおこなってください。 思考を正常に働かせるための基盤づくり いくら個別に努力しても、脳の働きが低下していたら、頭の中の整理はうまくいきません。そこで最後に、脳を正常に働かせるために気をつけておくべきポイントを3点紹介します。 メディテーションで今本当に必要なものを見つめ直す 人間の頭の中は、よくも悪くも雑念でいっぱいです。雑念が多ければ、頭の中が整理できないのも当然の話です。しかも、雑念の多くは後悔や悔しさといったマイナスの感情をともなっているため、完全にマイナス面にメンタルが引っ張られてしまいます。 そこで、オススメなのが、メディテーション(瞑想)です。なかでも、マインドフルネス瞑想は、雑念を追い払う効果が抜群に高いと個人的に感じています。 マインドフルネス瞑想では、過去と未来ではなく、今この瞬間に意識を集中します。過去を思えば後悔が、未来を考えれば不安が追いかけてくることがほとんどです。前述の通り、後悔や不安は、脳をマイナス方向へもっていってしまいます。 メディテーションをしながら、まずは自分自身と正面から向き合いましょう。雑念を追い出し、自分の内側の声に耳を傾けてください。そうすれば、今やりたいこと、好きなこと、楽しいこと、いわゆる自分の本当の価値観が、自然と頭の中に浮かび上がってくるはずです。 ◆メディテーションについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 睡眠や食事など生活習慣を改善する 生活習慣の乱れは、頭の中の整理を邪魔する大きな要因になっています。改善すべき生活習慣は、大きく以下の3つです。 睡眠 食事 運動 まず、毎日最低でも7時間、できれば8時間以上の睡眠を心がけてください。睡眠時間だけでなく、睡眠の質も重要です。ベッドでのスマホは、せっかく就寝モードに入った脳を、活性化させてしまいます。今日からでも、寝ながらのスマホはやめましょう。 食事については、三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)のバランスを核に、微量栄養素の摂取も必要です。なかでも、脳によい栄養素として有名な「オメガ3脂肪酸(不飽和脂肪酸)」を大量に含む魚介類は、最低でも週に2回は食べて欲しいところです。 なお、前述の通り、運動は全身の血流を改善してくれます。年齢にもよりますが、まず「は中強度の運動を週に150分」をひとつの目安にしていきましょう。 なお、生活習慣の改善については、別記事で詳しく紹介しています。ぜひ、そちらの記事にも目を通しておいてください。 ◆生活習慣の改善については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える デジタルデトックスで情報の選別を図る 頭の中がごちゃごちゃしているなら、余計な情報をシャットアウトするのが先決です。いくら頭の中を整理しても、あとからどんどん新しい情報が入ってくれば、整理がうまくいかなくなるのは当然でしょう。 現代人は、とにかく情報をインプットしすぎです。最近はテレビを見ない人も増えたそうですが、その分インターネットやYouTube、SNSなどに割く時間が激増しています。なかでもYouTubeに代表される動画は、気軽に情報を手に入れるのに最適なツールです。 頭の整理をおこなうためにも、スマートフォンやコンピューターの使用を控える時間を設けてください。できれば、まったく見ないのがベストですが、さすがにそれは無理があります。 まずは、1日1時間でいいので、デジタルツールから完全に離れましょう。ただ、「1時間もスマートフォンなしではいられないよ」という人も多いかもしれませんね。 そこは、本を読んだり仮眠を取ったり散歩をしたりと、ほかの用事を入れて、なんとかクリアしていただきたいところです。 まとめ 情報過多の現代、多くの人が頭の中が整理できないと悩んでいます。でも、「頭の中を書き出して可視化する」「書き出した項目に優先順位をつける」ができるようになれば、問題は徐々に解決していくでしょう。 今回紹介した「頭の中を整理する方法」を参考に、いろいろと自分に合う方法を探してみてください。 ### 緊張で言葉が出てこないときの対処法 「緊張したときに言葉が思うように出てこない」 それは誰にでも起こり得る、非常によくある現象です。しかし、頻繁に言葉が出てこない状況が続くようなら、いちどその理由をしっかりと確認する必要があります。 その結果、病気であれば病院で治療を受けるしかありません。でも、もし自分の心のもちようが原因だとしたら、今回の記事は非常に参考になるはずです。 言葉がうまく出てこない状況への実践的な対処法を詳しくご紹介していきます。 症状を理解する: 「言葉が出てこない」状況の背後 病気なら仕方ありませんが、言葉が出てこない原因が病気以外にあるとしたら、その原因を解消できれば言葉が出てこない状況から脱出できるはずです。まずは、なぜ言葉が出てこないのか、その原因をしっかりと押さえてしまいましょう。 緊張がもたらす影響 適度な緊張は、心拍数を上昇させ、人間のパフォーマンスを高めてくれます。しかし過度に緊張してしまうと、コルチゾールのようなストレスホルモンが慢性的に分泌され、うつ病や不眠症といったストレス関連疾患を引き起こしてしまうのです。 言葉が出てこないのも、こうした過度な緊張が大きな原因になっていると考えられます。緊張のあまり、脳が一時的にオーバーロード状態に陥り、思っていることをうまく言葉にまとめられないのです。 しかし、この緊張感は、必ずしも悪いことばかり引き起こすわけではありません。適切な方法で緊張を管理できれば、高いパフォーマンスを引き出すエネルギーになってくれます。緊張との上手な付き合い方については、のちほど詳しく解説します。 なぜ言葉が出てこないのか 言葉が出てこない主な原因は、前述の緊張から生じる「不安」によるものです。人間の脳は、強い不安を感じると「戦うか逃げるか」という極端な反応を示します。 「どうしよう、どうしよう……」という強い不安が、呼吸を浅くし、動悸を引き起こすわけです。そうなると、呼吸や動悸に気持ちが向いてしまい、うまく言葉が出てこないことがあります。 つまり、緊張すると脳は身体を守るために過剰反応を見せ、その反動として言語表現能力が犠牲になるわけです。 しかし、この反応は身体を守るための自然なものであり、適切な準備と練習によって克服可能です。後述するリラクゼーションなどを身につければ、緊張してもうまく対応して、普通に言葉が出てくるようになるでしょう。 心配無用!誰でも言葉がうまく出てこないときはある ここまでお伝えしたように、言葉が出てこない瞬間は、誰にでも起こり得る自然な現象です。重要なプレゼンテーションの最中や、大勢の前で話すとき、あるいは単に新しい人と会話する際にも、緊張からくるこの「ブロック」に直面することがあります。 でも、だからダメなのではなく、むしろ人間らしさの一部であると、まずは「言葉が出てこない現状」を受け入れてしまいましょう。この事実を受け入れてしまえば、自己批判が減少し、よりリラックスして本来の自分を出せるようになります。 言葉がすぐに出てこなくても、恐れる必要はありません。前述の通り、準備と練習で必ず対応できます。自信をもって前に進みましょう。 「言葉がうまく出てこない」を克服する6つのアイデア 言葉がうまく出てこない原因がわかったところで、今度はその状態を克服するアイデアを6つ紹介していきます。 事前の準備が大切 言葉がうまく出てこないのは、そもそも話したい対象について、知識が不足していたり、準備が不十分だったりするケースが多いからです。事前の準備は、緊張時に言葉がスムーズに出てくるようになる、最大の防御法といえます。 プレゼンテーションや会議、あるいは日常の会話においても、話題に関する予備知識を深め、キーポイントを事前にまとめておくことが重要です。事前に準備ができていれば、自信をもって話せる心のゆとりが生まれます。 とくに、プレゼンテーションのように、事前に話す内容がある程度決まっている場合は、スピーチの練習を何回もやっておきましょう。そうすれば、言葉の選び方や表現方法に気を配る余裕が生まれ、緊張したときにも落ち着いて対応できるようになります。 もちろん、すべての会話に対して、いつも準備ができるわけではありません。でも、大丈夫です。わからない内容のときは、素直にわからないと認め、相手の話をじっくりと聞けばいいのです。 アウトプットを習慣づける 言葉がうまく出ないと悩んでいるなら、準備と並行して、ぜひアウトプットの習慣づけを意識してみてください。言葉がうまく出てこないなら、言葉を発する練習をすればいいのでは、という至極シンプルな話です。 日記を書く・ブログを更新する・ソーシャルメディアに投稿する・YouTubeに動画を投稿するなど、アウトプットの方法はなんでも構いません。話す能力を鍛えるなら、動画配信や音声に特化したポッドキャストなどもオススメです。 ただし、 LINEなどにおける友人とのやり取りは、アウトプットの練習にはオススメしません。「どうした?」「了解」というように、ひとつの文章が短すぎて、アウトプットの練習にならないからです。 アウトプットの目的は、思考の言語化に慣れること。そのためには、やはりある程度の発信量が必要でしょう。できれば、書く・話すどちらにもバランスよく取り組みたいところですね。 ◆アウトプットの効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 音読を習慣化する 先ほどは、言葉が出てこない対策として、日記やブログといったアウトプットを紹介しました。もうひとつ別なアウトプットとして、私は「音読」をオススメします。 音読とは、文字通り、声に出して文章を読む読書法です。音読には大きく3つのメリットがあります。 語彙や表現のデータベースが構築できる 適切な言葉かどうか判断しやすい 会話に対する恐怖心が減る 音読は視覚と聴覚の両面からインプットする方法なので、黙読よりも記憶に残りやすいです。そのため、言葉や表現方法のデータベースが、自分のなかにどんどん構築されていきます。 そうやってストックされた言葉を実際に使っていくと、自分の選んだ言葉づかいが適切かどうかが、肌感覚としてわかってくるものです。 音読は、野球でたとえれば、素振りです。スラスラと口から言葉が出る状態に慣れてくれば、自然と人前で話してみようと意欲が生まれてきます。言葉が出てこない人の多くは場馴れしていないのが原因ですから、どんどん音読してみてください。 ◆音読のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 音読は脳トレになりうるのか?音読のメリットとコツ 対面で話す機会を増やす 繰り返しになりますが、言葉が出てこない状態を改善するなら、準備や練習が大切になってきます。ただ、先ほどお話ししたアウトプットや音読は、いうなれば自主練習です。 毎回自主練習ばかりしていてもイレギュラーな事態に対応できないので、時々試合をして実力を客観視する必要があります。 最近あまり人と会っていないと感じたら、ぜひ人と会い、対面で話す機会を増やしましょう。ひとりで話すのとは違い、実際に人と対話することで、言葉が出てこない状況への対処能力が自然に鍛えられます。 とはいえ、いきなり知らない人の多い場所でディスカッションをしたら、緊張でますます言葉が出なくなってしまう可能性は高いです。 まずは、趣味のサークルで特定の話題について語り合ってみるくらいが、ちょうどいいかもしれませんね。もちろん、気のおけない友人や家族とのカジュアルな会話も、練習にはピッタリです。 本を読んで言葉のバリエーションを増やす 言葉がうまく出てこないのは、単に緊張しているからではなく、使える語彙が限られているのも一因です。「どうもピッタリとした言葉が出てこないな……」と感じているなら、読書をオススメします。 本は、言葉や表現方法の宝庫です。普段、友達とSNSでやり取りしていても決して使われることのない言葉や表現が、山のように出てきます。たとえば、「すごい」という意味の言葉ひとつ見ても、以下のようにさまざまなバリエーションがあるのです。 ものすごい 驚異的 見事な 目覚ましい 素晴らしい べらぼうな どえらい 猛烈な 「すごい」に「もの」がつくだけで、凄さが何ランクもアップする感じがしますよね。「どえらい」や「猛烈な」は、どちらかといえばマイナスな意味ですごいというイメージが強調されているのがわかるでしょう。 このように、似た意味をもつ言葉でも、少しずつ含まれるニュアンスが異なります。こういった繊細な表現の違いにたくさん出会えるのが読書です。まずは、月に1冊を目標にして、ぜひ読書にチャレンジしてみてください。 ◆読書のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 読書で脳はキレキレになる!読書のメリットと効果的な読書法 動じない心をつくる「オススメのリラクゼーション技法」 緊張を和らげ、動じない心を築くために、リラクゼーション技法の習得をオススメします。深呼吸・ヨガ・瞑想・禅・アーユルヴェーダなど、世の中には驚くほどたくさんのリラクゼーション技法が存在します。 基本的に、どの技法に取り組んでもよいのですが、まずは簡単にできる「深呼吸」はどうでしょうか。深くゆっくりとした呼吸を学べば、心拍数が落ち着き、緊張感が減少します。 なかでも、アメリカ海軍でも採用されているという「ボックス・ブリージング」はオススメです。軍人は戦場という極限の場において、ごく短時間でパニックを抑えなければなりません。 のんびりストレッチなんかできませんから、軍隊ではその場でできる呼吸法が非常に発達しているそうです。 といっても、ボックス・ブリージングのやり方は、とても簡単です。 4秒間かけて息を吸う 4秒間、息を止める 4秒間かけて息を吐く 4秒間、息を吐いた状態をキープする このパターンを繰り返すだけ。これなら、大事なプレゼンテーションがあっても、ちょっとした合間に、パッとできますよね。呼吸法については、このほかにもいろいろバリエーションがあるので、興味のある方はぜひ調べてみてください。 ◆リラクゼーションについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう とっさに言葉が出てこないときの対処法 先ほどは、日常生活でおこなえる対策をお伝えしました。しかし、どんなに練習をしても、いざ人と話すと、どうしても言葉が出てこないこともあるでしょう。この章では、そういった現場での対処法を4つ紹介します。 オウム返しで間をつなぐ どうしても言葉が出てこないときは、オウム返しをうまく使って時間を稼ぎましょう。オウム返しとは、相手の言葉をそのまま繰り返すテクニックです。 「先週、ついに引っ越したんだよね」 「えっ、先週引っ越したんですか?」 「そう、窓から◯◯タワーが見えるんだよ」 「窓から◯◯タワーが見えるんだ。いいなあ」 このような感じで、相手の話した内容をそのまま返してあげるだけ。同じ言葉を繰り返すことで、まず話の内容を考える時間が稼げます。窓から◯◯タワーが見えるという話をしている間に、次の内容を考え、「何階に引っ越したんですか?」と会話を広げていくわけです。 また、適度なオウム返しは聞き手の関心と理解を示すことにもなり、相手からよい感情をもってもらいやすいというメリットがあります。 引っ越したと言われて、「あー、そうなんですか」と返されるより、「引っ越したの?いつ、どこに?」と返されたほうが、聞いてもらっている感じがしますよね。 とはいえ、あまりやりすぎると、相手はバカにされている気持ちになるかもしれません。オウム返しは、ある意味劇薬なので、あくまでも適度に使っていきましょう。 メモを取る メモ書きは、とっさに言葉が出てこないときの対処法として非常に有効です。会話やミーティング中に重要なポイントや思いついたアイデアを書き留めれば、話の流れを追いやすくなり、話すべき内容を整理する手助けになってくれます。 言葉が出てこなくて、頭のなかがパニックになっても、メモに書かれた情報が安心材料となり、緊張を和らげてくれるはずです。言葉が出てこなければ、「少し確認させてください」と言って、堂々とメモを読みましょう。 とはいえ、日常会話で毎回メモを見ていたら、正直少し違和感があります。でも、会議やプレゼンテーションといったビジネスの場であれば、とくに違和感はないし、かえって誠実な人という印象をもってもらえるかもしれません。 いずれにせよ、メモを取る習慣は、あなたに自信と安心感をもたらしてくれるはずです。違和感をもたれない程度に、うまくメモ書きを活用していきましょう。 質問をする 話に詰まりそうになったら、相手に質問をしてみるのもよい方法です。相手に質問を投げかけることで、話の主導権を一時的に相手に移し、考えをまとめる時間を確保できます。 さらに、相手から新しい情報を引き出せるのも、質問の大きな役割です。質問によって、相手の意見や情報が深く掘り下げられるので、どんどん話が広がっていきます。 また、質問には、もっと話したいという相手の承認欲求を満たす役割もあります。誰だって、自分の話に興味をもってもらい、質問をされれば嬉しいものです。 うまく質問できれば、もしかすると、自分がほとんど話すことなく、相手が気持ちよくどんどん会話を膨らませてくれるかもしれません。 このように、効果的な質問はコミュニケーションの質を向上させ、同時に言葉に詰まる瞬間をうまくカバーする手段になってくれる可能性があります。 準備してきた話題を振ってみる いくらオウム返しや質問が有効だといっても、やりすぎは逆効果です。相手に委ねすぎると、相手があなたとの会話を負担に感じてしまいます。 そういう場合は、あらかじめ準備してきた話題を振ってみてください。当然、今までの話の流れとは違う内容になってしまうはずです。でも、まったく問題ありません。「そういえば……」という枕詞を入れてあげれば、自然な感じで新しい話題に入れるはずです。 正直、話す内容はなんでも構いません。事前にリサーチした興味深いニュースや共通の趣味、最近の出来事など、相手が関心をもちそうなテーマを用意しておくとよいでしょう。 自分から投げかけられる話題をもっていると、「なにか話さなくちゃ」という緊張や不安感が減り、言葉がスムーズに出てくるようになります。ぜひ、試してみてください。 もしかして……こんなときは専門機関の受診を ここまで、言葉がうまく出てこない場合の対策をいろいろと紹介してきました。しかし、冒頭でもお伝えしたように、もし言葉が出てこない原因が病気なら、ドクターの診察が必要です。最後に、言葉が出にくいという症状をともなう主な病気を4つ紹介しておきます。 もし、少しでも疑わしいと思う点がある場合、できるだけ早く病院での診察をオススメします。 記憶が少しあやふや「認知症」 人間誰しも、年齢を重ねると、少しずつ記憶や言語機能が衰えていくものです。しかし、「言葉が出てこない」「名前を思い出せない」といった状況が激増してきたら、もしかするとそれは認知症の初期症状かもしれません。 認知症になり脳細胞の破壊が著しく進行すると、中核症状と呼ばれる以下の症状が現れてきます。 認知症の主な中核症状 記憶障害 見当識障害 理解力・判断力の障害 実行機能障害 言語障害(失語) 失行/失認 一般的な「言葉が出てこない」というのは、あくまでも適切な言葉が瞬時に出てこないという意味です。一方、認知症では、まず言葉の理解がおぼろげになり、なにを話していいのかいつまで経っても思いつきません。 とはいえ、認知症は進行性の病気なため、ごく初期段階では「単なる不慣れな状態」と「認知症」の区別はなかなか困難です。それでも、早期に対応できれば、症状の悪化を極限まで遅らせることも不可能ではありません。 もし家族のなかに、気になる変化が見受けられる場合は、専門の医療機関での診察をオススメします。 気分が落ち込む「うつ病」 うつ病は、単なる気分の落ち込みでは済まされない、深刻な精神疾患です。 1日中気分が落ち込む なにをしても楽しくない なかなか眠れない 食欲が出ない 話すのが億劫 人と会うのが苦痛 上記のような症状が現れたら、うつ病を疑いましょう。不眠や栄養不足が続けば、頭がうまく回らなくなり、言葉が出てきにくくなります。また気分が落ち込み、そもそも人と会話をしたくないので、余計に言葉がうまく出てきません。 うつ病の原因には、ストレスや大切な人との別れといった「環境要因」が大きく関わっています。また、責任感の強さや完璧主義など、元々もっている性格によっても、うつ病の度合いは変わってきます。 いずれにせよ、独力で頑張ろうとするのは、多くの場合逆効果です。必ず病院でカウンセリングを受け、認知行動療法や薬物療法といった適切な治療を受けるようにしてください。 めまいや頭痛をともなう「脳卒中」 めまいや頭痛、あるいはろれつが回らないといった症状が見られる場合は、脳卒中の疑いがあります。脳卒中は、脳の血管が詰まる、または破れることで生じる病気の総称です。大きく脳の血管が詰まる「脳梗塞」と、脳の血管が破れる「脳出血」(脳内出血・くも膜下出血)のふたつに分類されます。 なかでも、脳卒中の過半数を占めるのが、脳梗塞です。脳梗塞になると血管が詰まり、酸素と栄養が不足して、脳の一部が壊死してしまいます。もし壊死の箇所が左脳にある場合、言語中枢に影響が出て、なんらかの言語障害が発症する可能性は高いです。 脳梗塞にしろ、脳出血にしろ、ごく初期段階で発見できれば、薬や手術で十分治療は可能です。今回紹介するほかの病気と同様、いやそれ以上に早期発見が成否をわける重要なポイントになってきます。 めまいや頭痛のほかに、よくものを落とす、なにかにぶつかるという症状が頻出したら、すぐに病院へいき診察を受けたほうがよいでしょう。 どうしても人と話すのが怖い「社交不安症(対人恐怖症)」 社交不安症は、人前で話すことに対して極度の不安を感じる精神障害です。社交不安症になる人の多くは、「失敗して笑われたらどうしよう」と思ってしまい、人前で話したり運動したりすることに恐怖を感じています。 その結果、赤面・手足の震え・多汗・腹痛・体温や血圧の上昇といった症状を引き起こしてしまうわけです。どもりや言葉がうまく出てこないのも、社交不安症の典型的な症状です。 社交不安症は、ひと昔前まで、対人恐怖症と呼ばれていました。もって生まれた性質であり、改善はむずかしいと考えられていたのです。 しかし現在では、認知行動療法や薬物治療で、90%の人が症状を改善できるそうです。もちろん、恐怖を感じる要因は人それぞれ。その人が感じている不安の根源を突き止め、不安に対する考え方を少しずつポジティブなものに捉えられるようにできれば、症状はきっと回復するでしょう。 いうまでもありませんが、うつ病と同様に、社交不安症もひとりで悩むのは悪手です。とにかく専門家にきちんとカウンセリングをしてもらい、適切な治療を受けてください。 まとめ 思うように言葉が出てこないと、誰でも焦ってしまうものです。言葉が出てこない大きな原因は、緊張による不安です。でも、大丈夫。準備と練習をしっかりおこなえば、言葉が出てこない状況は、必ず改善できます。今回紹介した6つの方法を軸に、いろいろと試してみてください。 ### 人の名前がなかなか覚えられない「必ずできる名前を記憶する方法とは」 人の名前を覚えることは、日常生活やビジネスシーンにおいて極めて重要です。しかし、多くの人が、このシンプルなようでむずかしい課題に直面しています。なぜ私たちは、せっかく名前を聞いたのに、少し経つとすっかり忘れてしまうのでしょうか? この記事では、人の名前が覚えられない理由を明確にし、名前を覚えるための効果的な方法について解説していきます。人の名前が覚えられず不安を感じている人は、ぜひ最後までお読みください。 どうして人の名前が覚えられないのか 人の名前が覚えられないのは、必ずなんらかの理由があります。まずは、自分がどの理由に当てはまるか、しっかりと確認してください。 初対面の緊張 人付き合いに苦手意識のある人は、人と会うだけで少なからず緊張してしまうものです。とくに、初対面の緊張は激しく、せっかく名前を聞いても最後には頭のなかからすっ飛んでしまいます。 緊張ぐせのある人は、なによりも「なにを話そうか」「面白くないと思われていないだろうか」と、その場をうまく切り抜けることで頭がいっぱいです。だから、とりあえずファーストコンタクトが終了し、ホッとひと息つくころには、すっかり名前を忘れています。 こういった緊張グセを自覚している人は、とりあえずコソッと名前をメモしておくといいでしょう。あとからメモで名前を確認できるとわかれば、会話に集中できます。メモの効能については、のちほど詳しく解説します。 あまり相手に興味がない 人の名前を覚えられない理由のひとつとして、「あまり相手に興味がない」という心理的な側面があります。人間は、自分が関心をもっている人やことがらに対して、より深く知りたいと思うものです。 反対に、それほど関心のない人が相手だと、翌日には名前を忘れてしまいます。少し嫌な言い方かもしれませんが、「今後会ってじっくりと話すほどの関係性ではない」と、自分のなかで判断してしまっているわけです。 そう考えると、名前を忘れてしまう行為がどれだけ失礼なことか、あらためてわかりますよね。じっくり付き合ってみないと、相手の人となりはわかりません。「せっかく知り合ったのだから仲良くできたらいいな」と思えたら、その人の名前を忘れたくても忘れられなくなるはずです。 忘れたらどうしようという不安 「あれ、この間会ったあの人、名前なんだっけ?」「あー、すごい笑顔で話しかけてくる。名前が出てこない……ヤバい!」こういった経験は、誰でもいちどや二度はあるでしょう。 名前で呼びかけた方がいいのはわかっていても、肝心の名前が出てこない。たしかに、こういった状況になれば、誰だって気持ちが焦って当然です。 しかし自分が思っているより、名前の忘れに対して、案外人は寛容なものです。なぜなら、相手も自分と同じような経験をしているから。 大切なのは、名前を忘れていることを素直に謝罪して、できるだけ早く名前を尋ねる勇気です。このような誠実な態度は、相手に好印象を与え、かえって関係を深めるよいきっかけになってくれるかもしれません。 名前を覚えるための効果的な方法 会った人の名前を忘れてしまうと、非常に焦るものですよね。でも、今回紹介する方法を継続的に試していけば、名前が覚えられないという悩みをかなり改善できるはずです。まずは、どれかひとつの方法を選び、しばらく試してみてください。 繰り返しと関連づけの威力 「繰り返しと関連づけ」は、名前を効果的に記憶する強力な手法です。名前に限らず、人間の脳は、繰り返しインプットされた情報を長期間覚えようとする仕組みになっています。だから、受験生は、同じ参考書や問題集の大事なポイントを何回も復習するわけです。 もちろん、名前をただ何回も繰り返しても、つまらないしあまりよい結果にはならないでしょう。ところが、顔のわかる画像を見ながら、パーソナルな情報(職業や年齢、趣味など)と名前を紐づけられれば、一気に名前を覚えやすくなります。 ただの◯◯◯さんではなく、ゴルフ好きで大柄な◯◯◯さんと覚えれば、ゴルフや大柄な体型のイメージが名前を思い出す際の強力なサポートになってくれるはずです。 記憶に残りやすいストーリーの作り方 ものごとを覚える際には、記憶したい内容をストーリー仕立てにすると、驚くほどスムーズに覚えやすくなります。学習によって覚えた知識は、時間の経過とともにどうしても忘れてしまいがちです。無理やり頭に詰め込んだ情報ですからね。 一方で人間の脳は、ストーリーになっている情報をより強く記憶し、理解する傾向があります。だから、出会った人の名前を使って、なにか短いストーリーをつくれば、グンと覚えやすくなるわけです。 たとえば、「山田太郎」という名前を覚える場合、登山の好きな山田さんが山で迷ってしまい、命からがら帰ってきたというストーリーをイメージしてみましょう。この際、実際に山で迷ったかどうかは、重要ではありません。 登山と山田を紐づけることにより、山田という名前をイメージづけているところが、このストーリー法のポイントです。これは少々極端な例ですが、相手の外見・趣味・職業などをうまくストーリーに組み込めれば、会った途端に名前が頭のなかに蘇ってくるようになるでしょう。 ◆記憶術「ストーリー法」については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ いちどみたら忘れない「瞬間記憶を鍛える7つのトレーニング方法 名前と画像をセットで覚える 名前を覚えるときは、顔写真や見た目の特徴とセットで記憶するように意識してみてください。というのも、「文字情報」よりも「視覚情報」の方が圧倒的に記憶に残りやすいからです。 もし可能であれば、相手の顔写真を撮らせてもらいましょう。「どうしても人の顔と名前を覚えるのが苦手なので、お願いできないでしょうか?」と真摯に依頼すれば、案外快くOKをもらえるものです。 あとは、写真と名刺などの文字情報を紐づけて保管しておけば、いざというときに顔と名前を再度確認できます。 写真をお願いするのは気が引けるというなら、こっそりとイラストを描いて名刺や手帳に特徴を書き込んでおくのもひとつの方法です。見た目の印象と名前を一緒に頭に入れられれば、記憶を呼び戻すフック(きっかけ)が増え、思い出すときグッとラクになります。 「五感」を使って記憶を定着させる 人の名前を覚えるときは、上手に「五感」を活用できると記憶に残りやすくなります。なぜなら、視覚や聴覚など複数の感覚が同時に刺激されると、より強く記憶に刻まれるからです。 たとえば「佐藤さん」という人が、少し鼻にかかった声で話していたとします。その声の印象と一緒に名前を覚えれば、次に会ったときに「あの声の佐藤さんだ」と自然に思い出せるはずです。 また、名刺の紙質や香水のにおい、握手の強さなども記憶のヒントになります。ひとつの感覚に頼るのではなく、会話中に感じた五感すべてを意識しておくと、思い出しやすさが段違いになります。 毎回五感を活用できるとは限りませんが、情報量は多いに越したことはありません。さまざまな角度から、相手を観察してみましょう。きっと、人の名前を覚えるのが楽になりますよ。 ◆五感の活用については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 人の記憶力を高める方法とは?記憶のしくみとポイントを解説 メモの活用 「初対面の緊張」でも少しお話ししましたが、名前を覚えるのが苦手な人は、「とにかくすぐにメモをする」のがオススメです。 名前をなかなか覚えられない人は、大抵人と接するのを苦手にしています。頭のなかは「なにを話そう」という意識で占められていて、名前を覚える精神的余裕がまったくない状態です。 そういった緊張状態でも、とりあえず名前をメモしておけば、あとからいつでも確認できます。もちろん、名前だけ書いてあっても、しばらくしたら顔と名前が一致しなくなってしまうでしょう。 そこでポイントになるのが、前述のストーリーです。ストーリーをつくるには、素になる材料が必要ですよね。 だから、名前と一緒に、相手から聞いた内容をできるだけたくさん書き留めておいてください。体重でもよく食べる料理でも、好きなこと、嫌いなこと、なんでも構いません。 もちろん、目の前でメモはしにくいですから、話がひと段落ついたら、さり気なくスマホのメモアプリにメモするのがスマートかと思います。 ◆仕事に活かすメモの取り方については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 仕事のできる人が実践しているメモの取り方とは 話しかける前の小さなリハーサル 話しかける前におこなう小さなリハーサルは、名前を覚え、自信をもってコミュニケーションを取るための有効な方法です。 まず、人間誰しも「名前を呼んでもらえると嬉しい」ということを知っておいてください。ただ「こんにちは」と挨拶するより、「山田さん、こんにちは!」と声かけしてもらう方が絶対に好意をもってもらいやすくなります。 人と話すのが苦手な人も、大丈夫です。声をかける前に、心のなかで「山田さーん、こんにちは!」と練習してみましょう。いきなり本番に望めば、失敗をして当然です。でも、リハーサルを何回もやっておけば、本番もスムーズに進められるでしょう。 ニコニコしながら、山田さんと会話ができれば、おそらくもう二度と名前を忘れることはないはずです。ちょっとしたことかもしれませんが、緊張グセのある人には、効果抜群です。騙されたと思って、ぜひ試してみてください。 会話のなかで相手の名前を呼びかける 相手の名前を早く覚えたいなら、会話のなかで意識的に相手の名前を呼びかけるのが効果的です。名前を何回も口に出すと、脳がその情報を「重要なもの」と認識し、しっかり覚えておこうとするからです。 「田中さん、ありがとうございます」「そうですよね、田中さん」といった具合に、会話の自然な流れに沿って、名前をさりげなく入れていきましょう。相手にとっても、自分の名前を呼ばれると嬉しいし、良好な関係づくりにもつながります。 とはいえ、あまりに頻繁に繰り返すとかえって逆効果になりかねません。「なんだか馴れ馴れしいな……」と思われないよう、あくまでもさりげなく自然に使うのがポイントです。 先ほど紹介した「話しかける前の小さなリハーサル」の内容と合わせて、ぜひ実行してみてください。 相手の“名前の由来”や“漢字”を聞いてみる 相手の“名前の由来”や“漢字”を聞いてみるのも、名前を覚えられない人にオススメの方法です。名前の意味や由来について一言でもやり取りすれば、それだけ強く記憶に残ります。 たとえば剣二という名前の人と話しているとして、「父が剣道好きなもので、次男の私に、剣二という名前をつけたんですよ」といった話を引き出せたら、しめたものです。「相手から名前の由来を教えてもらった」という経験が、名前を思い出すトリガーになってくれます。 また、名前の由来や漢字を尋ねると、相手は自分に関心をもってくれていると感じるものです。そうなれば当然話が弾むし、相手との関係性もよくなり、自然と名前を覚えてしまっているでしょう。 ただし、聞き方には注意が必要です。あまりにしつこいと不躾に受け取られる場合もあるので、自然な会話のなかでさらっと尋ねるように意識してください。 複数の人と会うときは、グループとして覚える いちどに複数の人と会うときは、個別に名前を覚えようとするよりも、グループや関係性ごとにまとめて覚えるのが効率的です。ひとりずつバラバラに覚えるよりも、まとまりのある情報の方が記憶に残りやすいからです。 たとえば「営業チームの3人」「企画会議にいたメンバー」「ダブルのスーツを着ていた2人組」といったように、場面や特徴を軸にグループ化して記憶すれば、あとから名前を思い出すときの手がかりになります。 さらに「◯◯さんはあの場面で思い切り笑っていた人」「△△さんは会食のとき新製品の話をした人」など、その場の状況や会話内容などを絡めると、記憶の精度がアップします。 またビジネスシーンでは、交流会やイベントのように、面識のない人と大量に出会う機会も少なくありません。そういった人たちの名前を完璧に覚えるのは、そもそも無理な話といえます。 まずは、グループとしてざっくりと関係性を捉えて、あとから必要に応じて個別に名前を確認していけば十分です。 自分との共通点を見つけて話を広げる 人の名前を覚えるのが苦手な人は、もしかすると他人への関心が少しだけ薄いのかもしれません。相手の人となりがわかってくると、自然と相手に興味が湧いてくるものです。相手のことをよく知るためにも、自分との共通点を見つけて話を広げるように意識してみてください。 たとえば「同じ地元出身なんですね」とか、「私もその映画が好きです」といった共通項が会話に出てくれば、それだけで一気に距離が縮まります。相手との距離が縮まると、名前と一緒にその人の印象が強く記憶に残ります。 「◯◯さん=サウナ仲間」「△△さん=犬好き」といったように、ラベルのような形で名前を覚えれば、おそらく二度と忘れないでしょう。 また、こうしたやりとりは、相手との関係構築にも役立ちます。共通点を探して会話を広げることは、記憶と信頼の両方を築く近道なのです。 人の名前を覚える「実践編」 さきほど紹介した名前を覚える方法で、だいぶ人の名前を覚えられるようになってきたのではないでしょうか。しかし、時々使ってみる程度では、思うような効果を得るのはなかなか大変です。 そこで最後に、先ほどの方法をさらに活用していくためのポイントをご紹介していきます。 人と会う機会を増やす いくらメモをしても、いくらストーリーをつくっても、人と会う機会が少なければあまり意味がありません。緊張しながらも人と会話をして、メモをしっかりと取るからこそ、効果があるのです。 幸い、コロナによる自粛もある程度緩和され、対面で人と触れ合う機会は一時期よりもだいぶ増えています。仕事はもとより、ビジネス交流会・資格の勉強会・趣味のサークル・町内会の集まりなど、ぜひ積極的に参加しましょう。 懇親会やイベントがあれば、幹事を引き受けるのもいいですね。イベントなどは、名札をつけることが多いので、嫌でも名前が目に入ってきます。また人と接する時間が大幅に増えるので、無理をしなくても自然と名前を覚えられるはずです。 ソーシャルメディアの活用 人の名前が覚えられない人は、ぜひソーシャルメディアを活用していきましょう。Facebook・LinkedIn・Instagramといったプラットフォームでは、顔と名前、さらにその人の興味や活動の関連づけが簡単にできます。 名前はニックネームが使われていることも多いですが、それは大きな問題ではないでしょう。相手のプロフィールや投稿内容から、次に会った時の会話のきっかけを見つけるのが目的です。 ソーシャルメディアから入手した情報を「Facebookを見させてもらいましたけど、そういえば◯◯したんですね」と会話に盛り込めば、相手は自分へ興味をもってくれたことに対して好印象を抱いてくれるでしょう。 そうやってコミュニケーション量が増えれば、どんなに名前を覚えられない人でも、自然と名前を覚えているはずです。 ただし、あまりソーシャルメディアで相手のプライベートに深入りすると、かえって敬遠されてしまう可能性があります。ソーシャルメディアは、あくまでも会話のきっかけづくりと割り切り、馴れ馴れしくならないように注意してください。 挨拶メールを送って関係性を深める いちど会っただけの人に関する情報は、時間とともに薄れてしまいます。相手との関係性を維持もしくは発展させるためには、挨拶メールをうまく活用したいところです。 名刺交換したその日のうちに「本日はありがとうございました。◯◯についてのお話、とても参考になりました。またお会いする機会があれば、よろしくお願いします」といったメールを送れば、相手に好印象を与えられます。 同時に、“名前を書く”というアウトプットを通して、名前がしっかりと頭にインプットされます。相手から返信があれば、メールをやり取りした◯◯さんというラベル付けができるので、さらに名前を忘れにくくなるでしょう。 ビジネスシーンでは、丁寧な挨拶がそのまま信頼につながることも多いです。名前を覚えるだけでなく人間関係を深める意味でも、挨拶メールは有効な方法といえます。 習慣づけの重要性 ここまで、いろいろな対策法をお伝えしてきました。しかし、結局は、繰り返し続けていかないと、どれもあまり効果は期待できません。 メモもストーリーづくりも小さなリハーサルも、ずっと続けているから効果が出てくるのです。毎日少しずつでも、人の名前を覚える練習を継続する努力が、長期的な記憶力の向上につながります。 その日に新しく出会った人がいれば、必ず名前をメモに書き留める。帰宅したらその名前を使って短いストーリーをつくり、何回か口に出してみる。こういった地道な作業を習慣化できれば、「人の名前が覚えられない」というコンプレックスから、必ず脱却できます。 もちろん、慣れてきたら、必ずしも毎回やる必要はありません。メモした名前を確認し、その日のできごとをサッと思い出すだけで、名前を覚えていられるようになればシメたもの。ぜひそういった状態を目指して、頑張ってみてください。 まとめ 人の名前を覚えられないのは、実社会、とりわけビジネスシーンにおいては、大きなマイナスポイントです。まずは、名前を覚えられない原因をしっかりと理解し、今回紹介した方法を試してみてください。 最初は思うような結果が出ないかもしれませんが、いずれ必ず名前をスッと覚えられるようになります。 ### ダイヤモンド社から発売されている瞬読シリーズ:3冊同時重版決定! ダイヤモンド社から、発売されている瞬読シリーズ ・見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル ・たった1分見るだけで頭がよくなる 瞬読式勉強法 ・見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編 3冊同時に重版されることが決定いたしました。 いつも応援してくださる皆さま、本当にありがとうございます。 特に、1分間瞬読ドリルは、お子様やシニアの方へのプレゼントなどにも、選んでいていただいております。 ぜひ、お買い求めいただけますと幸いです。 Amazon詳細ページはこちら ・見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル ・たった1分見るだけで頭がよくなる 瞬読式勉強法 ・見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編 ダイヤモンドオンラインでも、毎週書き下ろし記事を掲載いただいています。 ぜひ、読んでみてくださいね。 https://diamond.jp/ud/authors/603ded1b7765619a0c020000 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.116】神奈川県 坂田純さん、淳子さん(元看護師)ご夫婦 瞬読は、1契約で家族アカウントが作成できるので、家族で取り組むことができます。 夫婦で「瞬読」という新しい読書法に取り組むことで、お互いにトレーニングの進め方や、今どれくらいできているかなど、的確なアドバイスを出し合えるようになりました。 結果として瞬読を始める前より、会話も増え、一段とお互いをリスペクトし合える夫婦に。 周囲の方々から、夫婦仲良しの秘訣を聞かれることが増え、 2024年に『夫婦仲良しの秘訣』について、とあるコミュニティで、お話しさせて頂くこととなりました。 どんなお仕事や活動をされていますか? 〈淳子さん〉 世の中の人に「本物の健康と幸せな心を持ってほしい」との思いで、 2023年6月に「Happy Harmony」を起業。 現在、慶應義塾大学環境情報学部で、研究員として活動中。 元・看護師、社会福祉士、主任介護支援専門員のキャリアを生かして、 企業様や大学、中学校、個人の方へ、講演家としてお伝えしています。 瞬読を始めて変わったことは? 〈純さん〉 大量の情報が氾濫している時代に、少しでも多くの情報をより早く手にしたいと考えました。 そのために、本を早く読めるようになりたいと思ったから。 〈淳子さん〉 多くの学びのために、専門分野以外でも、本をたくさん読む必要がありました。 そこで、早く読めるようになりたいと思い、瞬読を選びました。 瞬読を始めて変わったことは? 【1】本を、読むスピードで変わったこと 〈純さん〉〈淳子さん〉 ・1冊の本を、1-2時間で読破できるようになった。 【2】仕事面で変わったこと 〈純さん〉 ・情報整理、判断、意思決定が速くなった。 〈淳子さん〉 ・新たな仕事で出会う方々の名前を、即座に記憶できるようになった。 ・情報収集能力が高くなった。 ・瞬読で、思考整理ができるようになった。 ・的確に物事を伝えられるようになったことで、大企業からもオファーをいただくことができた。 【3】プライベート 〈純さん〉 ・苦手なことにもチャレンジしようと思うようになり、ゴルフを始めた。 ・以前より、前向きに考えられるようになった。 ・夫婦仲が、より一層良くなった。 〈淳子さん〉 ・自分の体験から、中学生に「右脳活性について」の授業をする機会をいただいた。 ・元々ポジティブ思考だが、更にポジティブに考えるようになった。  ・新たに出会った方々から瞬読について聞かれるようになった。 ・夫婦仲が一層良くなり、たくさんの方から、夫婦仲良しの秘訣を聞かれることが増えた。 瞬読はどんな方におすすめですか? 〈純さん〉〈淳子さん〉 子どもから大人まで全世代の方々。 夫婦、家族や大切な方々と、コミニュニティ等で取り組むことをおすすめいたします。 Happy Harmony について 2023年6月、「一人でも多くの方に心も体もしあわせで健康になってほしい」 「幸せで笑顔に満ちあふれている人を増やしたい」 との思いで、「Happy Harmony」を起業。 企業の健康経営サポート、個別で美腸コーチングや、健康相談も対応しています。 HP https://happy-wellbeing.com/ fb https://www.facebook.com/sakata.junko.1 Instagram https://www.instagram.com/Sakata.junko.1 ### 月刊「パンプキン」2024年3月号(潮出版社)にて、 瞬読トレーニングを特集いただきました! 月刊「パンプキン」2024年3月号(潮出版社)にて、 瞬読トレーニングを特集いただきました! 「脳を元気に」というテーマで、4ページも特集いただいています! ぜひ、お手に取ってみてください^^ ### 海馬は記憶の司令塔「海馬と記憶の関係性について」 海馬は記憶の司令塔と呼ばれる、非常に重要な器官です。しかし、それだけ重要な機能を担う海馬なのに、その実情について知っている人はどれだけいるでしょうか? この記事では、記憶力改善に興味のある人に対して、海馬の役割や海馬を鍛える方法を解説していきます。 記憶の司令塔「海馬」の役割 記憶は海馬を通じて、最終的に大脳皮質へ送られます。記憶力に対して海馬がどのような役割を果たしているのか、詳しく見ていきましょう。 海馬が短期記憶と長期記憶を選別する 短期記憶と長期記憶の選別が、海馬の大きな役割です。私たちが日々経験する情報はまず短期記憶として海馬に送られ、重要度に応じて選別されます。重要な情報は長期記憶として大脳皮質へ移行し、そうでない情報は長くても数分で忘れてしまいます。 もちろん、すぐに忘れてしまうからといって、短期記憶がどうでもよいわけではありません。私たちが対面でスムーズに会話できるのも、相手の話した内容を短期記憶に保存できるから。 もし、短期記憶がうまく機能しなければ、聞いた瞬間に会話の内容を忘れてしまい、まったく会話にならないでしょう。つまり、それだけ海馬の役割は重要だということです。 記憶の種類と海馬の関係性 記憶は大きく、頭で覚える「陳述的記憶」と、身体で覚える「非陳述的記憶」に分類されます。陳述的記憶は、さらに「エピソード記憶」と「意味記憶」に分かれ、海馬と深い関係があります。 エピソード記憶とは、過去の経験から得た情報のこと。対して意味記憶は、勉強して学んだ、いわゆる「知識」です。どちらも海馬がコントロールしていますが、意味記憶は非常に忘れやすい記憶といわれています。だからなにか暗記をする際は、何度も復習をして、脳にその情報の重要度を刷り込んでいく必要があるのです。 一方、手続き記憶に代表される非陳述的記憶は、海馬と直接関わっていません。手続き記憶とは、自転車の乗り方やピッチングのように、身体で覚える記憶のこと。 手続き記憶は、身体のコントロールを主体とする「大脳基底核」と「小脳」に記憶されます。だから、意味記憶と違い、いったん覚えたらほとんど忘れずに済むわけです。 ◆記憶の種類については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 長期記憶を意識すれば、勉強の効率は大きくアップする 五感とともに記憶はつくられる 私たちの記憶は、五感を通じて形成されます。見る・聞く・触る・嗅ぐ・味わうといった行為で感じた情報は、まずそれぞれの感覚野で処理されます。そのあと、五感それぞれの情報が海馬に送られ、海馬がバラバラな情報を整理しながらひとつの情報に組み立てていくわけです。 たとえば、熱いと手が感じても、そのままではただ「手が熱かった」という情報だけしかありません。 そこに視覚で得た「沸騰したやかん」や、嗅覚による「手の皮膚が焼ける匂い」といった情報が統合されて、はじめて「沸騰したやかんに触れてしまい手が火傷した」というストーリーが生まれます。このように、五感のまとめ役をしている重要な器官が、海馬なのです。 海馬はストレスに弱い 海馬はストレスに対して、とくに敏感です。長期間のストレスはストレスホルモン「コルチゾール」の分泌を慢性化させ、海馬に大きなダメージを与えます。 雑誌に掲載されている記事※で、国立精神・神経医療研究センター神経研究所の功刀浩部長(記事掲載当時)は以下のように述べています。 ストレスにさらされると、体内ではそれに対抗しようとコルチゾールというホルモンが増える。この状態が長期間続くと、過剰なコルチゾールが脳を傷害し、海馬などの萎縮を招く。 ※引用元:うつを作る「じわじわストレス」 脳内物質に異変 - 日本経済新聞 記憶力の低下を防ぐには、海馬の働きを正常に保ってあげなければなりません。そのための方法としては、バランスのよい食事・適度な運動・リラクゼーションなどが非常に有効です。(詳細は後述) 海馬と感情の関係 海馬と感情には、非常に密接な関係があります。ただし、この関係性にはプラスとマイナスの両面があり、少々注意が必要です。 まずプラス面から説明していきましょう。私たちの脳は、ただ情報を覚えようとすると、割と簡単に忘れてしまうものです。ところが、強い感情をともなう記憶は、深く記憶に刻まれ、なかなか忘れません。 会議中のつまらない話題はすぐに忘れても、友達と沖縄にいったときの楽しい思い出はずっと覚えていますよね。だから、覚えておきたいことがあれば、できるだけ感情を絡めて覚えるようにすれば、記憶の定着度をアップできます。 今度は、マイナス面の話に移りましょう。前述の通り、海馬は非常にストレスに弱い器官です。そして、不安を司る扁桃体はこの海馬と隣接しており、感情面(喜怒哀楽)を海馬へ伝える役割を果たしています。 ところが、両者の関係性が深いゆえに、扁桃体はストレスを受けた海馬の影響をダイレクトに受けてしまうのです。こういった状態が長期間続くと、不安障害やうつ病を引き起こす原因になりかねません。そういった意味でも、やはりストレス対策は入念におこないたいですね。 睡眠中に海馬は記憶を整理する 海馬は、睡眠中にその日に起きた出来事を整理します。といっても、一晩中整理をしているわけではなく、整理は浅い眠り「レム睡眠」の間だけしかおこなわれません。 よく、8時間以上睡眠時間を確保しましょうという話を聞きますよね。これは、脳と身体の休息という意味以外に、記憶を整理する時間を確保するという意味が含まれているのです。 レム睡眠は90分間隔で、一晩に約4〜5回発生します。おもしろいことに、レム睡眠の時間は毎回一定ではありません。寝入りばなは短く、明け方になるほど長くなっていくのが特徴です。そして、睡眠後半の長いレム睡眠時に、記憶の整理はもっとも活発におこなわれます。 つまり、睡眠時間が短い人は、後半の活発なレム睡眠を失っているわけです。そのため、記憶の整理が十分におこなわれず、いつも頭のなかがごちゃごちゃしている状態で生活することになってしまいます。 ◆睡眠の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「脳年齢若返りに効果的な5つの方法」科学的根拠も紹介 海馬を鍛えて記憶力を改善する15の方法 海馬の役割が分かったところで、今度は海馬を鍛えて記憶力を改善する方法について、解説していきます。 脳トレで海馬を刺激する 海馬を鍛えるなら、やはり脳トレは外せません。多くの脳トレにはゲーム性があるので、飽きることも少なく、楽しく脳のトレーニングが継続できます。 どのような脳トレでも、必ず記憶力の改善に役立ってくれますが、やはり記憶力と直接関係している脳トレのほうが効率はよいでしょう。 記憶力改善にオススメの脳トレ クロスワードパズル 間違い探し 伝言ゲーム 記憶力ゲーム(神経衰弱など) 日記 長期的な記憶のレベルアップが目的なら、クロスワードパズルはオススメです。文字数とヒントから、過去の記憶をさかのぼってピッタリの単語を探す行為が、海馬や大脳皮質を刺激してくれます。 短期記憶なら、間違い探しや伝言ゲームなどもいいですね。とくに伝言ゲームで、短期記憶の限界容量といわれる7文字よりも多い文章を題材にすると、海馬が思い切り鍛えられます。 ◆記憶力アップにオススメの脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶力に不安を感じたら……脳トレで記憶力アップ 食生活で海馬をサポートする 脳も身体の一部ですから、当然食べ物の影響は大きいです。脳の働きをよくするには、まず食生活を改善しましょう。ポイントは、「三大栄養素のバランス」と「ブレインフードの摂取」です。 日本では、糖質制限がとても流行しています。しかし、脳の健康からいうと、過剰な糖質制限は絶対に避けたいところ。脳の主な栄養素は、血液中に含まれるブドウ糖(糖質)です。糖質が不足すると、脳の栄養が不足して、パフォーマンスが落ちてしまいます。(とはいえ、日本人は少々糖質を摂りすぎですけど……) また、脳によい食材「ブレインフード」も、非常にオススメです。じつは、脳は約65%が脂肪でできています。セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質の分泌量を正常に保つためにも、ぜひオメガ3脂肪酸を積極的に摂取しましょう。 オメガ3脂肪酸は、サバやサーモン、マグロといった魚類に多く含まれています。肉類が好きな人も、ぜひ週に2回は魚に切り替えてください。 適切な水分補給を心がける 先ほど食生活についてお話ししましたが、水分補給も非常に重要です。脳の約80%は水で構成されていて、水分量が減少するとさまざまな弊害が発生します。 たとえば、脳内における水分の大切な働きのひとつに、老廃物の排出があります。脳の水分量が少なくなれば、老廃物の排出が十分におこなわれません。また水分が不足して血液がドロドロになると、食事から摂取した栄養素を効率よく脳細胞まで届けるのがむずかしくなります。 リフレッシュした活発な脳の状態を維持するには、とにかく適量の水分補給を意識してください。 では、1日にどれくらい水分を摂ればいいのでしょうか。食生活や活動量によって異なりますが、一般的に約2.5Lが基準とされています。食事に含まれる水分や体内で生成される水分もあるので、飲料水としてはおよそ1.2〜1.5Lと考えておけば間違いないでしょう。 もちろん、汗をたくさんかく真夏になれば、さらに必要な水分量は増えます。喉の渇きは、脱水症状のサインです。熱中症予防という意味でも、こまめに水分を補給してください。 ◆水分補給の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 頭の働きを改善したい人に!頭が冴えるオススメの習慣 運動が記憶力に与える好影響とは 記憶力を含む脳機能という観点で見ると、運動による血流の増加は非常によい影響があると考えられます。 もちろん、あくまでも脳機能の向上が目的なので、息切れするような激しい運動は必要ありません。運動強度については諸説あるのですが、以下の強度がひとつの目安になるかと思います。 週に中強度の運動を150分、もしくは強めの運動を75分 週2日以上の筋力トレーニング また、脳に送られる血流を改善したいなら、下半身を中心とした運動がオススメです。下半身の運動でふくらはぎのポンプ機能が向上すると、下半身に溜まりがちな血液が素早く上半身に戻っていきます。その結果、脳に届く血液量も大幅に増え、脳は栄誉をたっぷりと補給できるわけです。 なお、運動強度に関する情報は、別記事で詳しく紹介しています。ぜひそちらの記事にも目を通しておいてください。 ◆食事や運動が脳に与える影響については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える リラクゼーションで海馬をリラックス 前述の通り、海馬はストレスによるダメージを非常に受けやすい器官です。慢性的なストレスは海馬を痛めつけ、最悪の場合は、心身症やうつ病を引き起こしてしまいます。 原因の特定と対策は必要ですが、毎回すぐに解決できる問題ばかりとは限りません。ストレスを受けながらも、ストレスを軽減できるように、なにかリラクゼーションに取り組んでみてはどうでしょうか。 オススメは、マインドフルネス瞑想です。マインドフルネス瞑想では、目を閉じ静かに座りながら、今この瞬間に集中していきます。過去と未来ばかり見ていると、どうしても後悔や不安といったネガティブな感情を呼び起こしてしまいがちです。 いつもなにかしら不安を感じているという人は、ぜひマインドフルネス瞑想にチャレンジしてみてください。 もちろん、そこまで大げさなものは……というなら、簡単なストレッチや深呼吸をするだけでも、心が落ち着きます。ヨガもいいし、ハワイの「ホ・オポノポノ」やインドの「アーユルヴェーダ」などもリラックス効果が期待できそうですね。 いろいろ調べてみて、ご自身に合うものが見つかったら、とりあえず体験してみればよいと思います。 ◆オススメのリラクゼーション技法については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう 日常生活に変化を与える 毎日同じようなことばかりしていると、少しずつ脳の働きは低下していきます。考えなくても、無難にこなせてしまうので、脳の動きが少なくなってしまうからです。 もし、最近同じようなことばかりしているという自覚があるなら、意識的に新しい取り組みを増やしてください。新しい取り組みは、心に変化を生み出し、脳(とくに海馬)に適度な刺激を与えてくれます。 もちろん、いきなり大きな変化を起こす必要はありません。転職や移住、結婚など、大きすぎる変化は、過剰なストレスを招いてしまいます。 なにか新しい趣味をはじめてみる・仕事関連の新しいスキルを学ぶ・異なるルートで通勤する・いつもと違う料理を食べてみるなど、ごく小さな変化からスタートするのがオススメです。 アートで創造力を刺激する 一見関係のなさそうな創造性と記憶ですが、両者には密接な関係があります。創造性を発揮するには、過去の記憶が必要です。ゼロからはなにも生まれません。過去の記憶が複雑に組み合わさって、新しいものが生まれるのです。 記憶の司令塔「海馬」の働きを活性化したいなら、創造力が必要なアートに取り組み、記憶をどんどん刺激しましょう。 たとえば、海の絵を描こうと思ったら、いろいろな海の写真を参考にするはずです。でも、それと同時に、過去の記憶を遡って、海の色や波の具合などを思い出そうとするでしょう。 そうやって、眼の前にある写真と自分の記憶にある海がうまくミックスすることで、その人独自の海が描かれていくのです。 そうして生まれた新しいアートは、また新しい経験として、記憶に組み込まれていきます。取り組むのは、絵画でも彫刻でもなんでも構いません。記憶力を鍛えるという意味では、アートの種類よりも創造の機会の多さが大切です。 あまりむずかしいことは考えず、とにかくいろいろな作品をつくる機会を増やすことに意識を向けてください。 ◆アートが脳に与える影響については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳を発達させる9つの方法 新しい言語を学ぶことで脳を鍛える 新しい言語を学ぶことは、脳にとってとてもよいトレーニングになります。英語や中国語を学ぼうとすれば、まずは最低限の単語を勉強しますよね。日本語ならすぐにわかる単語でも、第二言語の場合、そうはいきません。 いつもと違う言葉やルールを覚えようとして、脳はフル回転します。この「新しいことを覚えよう」とする意識が、脳を思い切り鍛えてくれるのです。 学習で得た知識は、最終的に長期記憶として記憶されます。もちろん、馴染のない情報は、すぐに忘れてしまうでしょう。でも、繰り返し学習するうちに、脳が「この情報は大切だから覚えておいた方がいいみたいだ」と判断して、少しずつ記憶に定着する量が増えていきます。 そういった判断を下す役割を担っているのが、海馬なのです。だから、新しい情報をどんどんインプットしてください。もちろん、記憶の定着を促すための復習も忘れずにおこないましょう。 ◆適切な復習の方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶力アップには、記憶力がいい人の特徴を真似するのがいちばん! 社会的活動を増やす 社会的な活動を増やすことは、海馬を活性化し記憶力を高める素晴らしい方法のひとつです。人と会って会話を交わすのは、単純に楽しいですよね。しかし、人との交わりは、ただ楽しいだけでなく、私たちの記憶にも大きな恩恵をもたらしてくれます。 誰かと会話をすると、なにかしら新しい情報が頭のなかに入ってきます。会話の流れによっては、古い記憶から必要な情報を引っ張り出す必要もあるでしょう。 そうやって情報の出入りが増えれば、短期記憶をコントロールする海馬の活動量が増えます。もちろん、新しい情報を長期記憶として残しておくべきかという判断も、海馬の仕事です。 先ほど「日常生活に変化を与える」でもお伝えしたように、同じことの繰り返しは脳機能を低下させます。積極的に社会活動へ参加して、たくさん刺激を受けてください。 知っている人が少ない、緊張するような場であっても大丈夫です。その適度な緊張感が、また脳機能に刺激を与えてくれますので。 最低でも月に2〜3冊の本を読む 海馬を鍛えるなら、私は月に2〜3冊の読書をオススメします。読書は、新しい情報を学び、異なる視点に触れる絶好の機会です。もし読書をまったくしなければ、多くの人がおそらく自分の考えや価値観に凝り固まってしまうでしょう。 なにしろ、ほかの価値観に触れる機会が極端に少ないわけですから、どうしても自分の考えが常に正しいと思ってしまいがちです。こうした「固定観念」は、海馬の働きを弱らせ、思考や判断といった認知機能を少しずつ弱らせていきます。 また、通常読書をする際には、内容を過去の経験や知識と照らし合わせながら読み進めていくものです。「あっ、たしかにそういうことが昔あったな……」「自分はどうしていたっけ……」と記憶を掘り起こしていく課程で、記憶力が磨かれていきます。 さらに、読書によって、おもしろい・つまらない・すごい・怖いといった感情が揺り動かされると、より強く記憶に残ります。わずか1,000〜2,000円程度の出費で、海馬が鍛えられるのですから、読書は本当にコスパのよい素晴らしい習慣といえるでしょう。 ◆読書のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 読書で脳はキレキレになる!読書のメリットと効果的な読書法 定期的に自然と触れ合う 森林浴や公園での散歩は、単なるリラクゼーション以上の効果があります。自然のなかで過ごす時間は、ストレスを軽減し、心を落ち着かせてくれます。 2016年にダービー大学がおこなったメタ分析※では、自然との触れ合いによって副交感神経が活性化するという結果が算出されました。副交感神経は、興奮モードにある血圧を下げ、心拍数を減らしてくれる、いうなれば「お休みモード」を促す自律神経です。 つまり、自然が脳と身体をお休みモードで癒やしてくれるおかげで、脳の働きがよくなるわけです。もちろん、ストレスに弱い海馬も、自然の癒やし効果の恩恵を大いに受けます。 とはいえ、都心部で忙しく暮らす人にとって、自然のある場所にでかけるのはなかなか大変でしょう。でも、安心してください。毎日目にするPCやスマートフォンの壁紙を、海や山の画像にするだけでも、自律神経を整えてくれる働きがあるそうです。 机や窓際に植物を置くのもいいですね。できれば、週に1回30分は自然のなかで過ごす。それが無理なら、自然の画像を定期的に見る。それだけで、海馬の働きは、グンっとアップしてくれるはずです。 ※参考: Joy and Calm: How an Evolutionary Functional Model of Affect Regulation Informs Positive Emotions in Nature ◆自然の癒やし効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 音楽による脳の活性化 音楽を聴くほとんどの人は、ただ楽しむために聴いているのではないでしょうか。しかし、音楽は、ただ楽しみだけをもたらしてくれるものではありません。もし、海馬を鍛えて記憶力を向上させたいなら、音楽を活用してみるのもよいアイデアです。 数多くの研究データにより、集中力を高める・心を落ち着かせる・創造性を豊かにするといった音楽の効果が明らかになっています。 たとえば、カナダのマギル大学が2011年におこなった研究※では、好きな音楽を聴いた被験者のドーパミン分泌量が最大で9%高くなったそうです。ドーパミンは「幸せホルモン」と呼ばれており、適量分泌されるとやる気・幸福感・記憶力などを高めてくれます。 また、音楽を聴くだけでなく、なにか楽器を演奏してみるのもよいですね。演奏する際には、音符やリズム、曲の構成などを覚えなければならないので、記憶力が鍛えられます。 ※参考: Music 'releases mood-enhancing chemical in the brain' - BBC News ◆楽器演奏の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ これなら途中で挫折しない「子どもにオススメな脳トレ7選」 笑いやユーモアで脳をリフレッシュする 笑いやユーモアは、脳にとって素晴らしいリフレッシュ方法です。笑うとき、脳内で「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンやエンドルフィンが分泌されます。こういった幸せホルモンには、私たちの気分を明るくし、ストレスを軽減する効果があります。 記憶をつかさどる海馬は、非常にストレスに弱い器官です。人間関係・金銭・健康問題などによって、頭を悩ませている状態が続くと、海馬の機能は著しく低下します。そういうときは、思い切り笑って、嫌な気持を吹き飛ばしてしまいましょう。 もちろん、悩みを根本的に解決する必要はあります。しかし、ストレスの原因であるトラブルを根本的に解決するには、どうしても時間が必要です。その間なにもせずにいたら、海馬の機能はどんどん弱ってしまいます。 気のおけない友達との会話や、おもしろい動画を見るなど、笑いやユーモアで脳をリフレッシュする方法はいくらでもあります。ぜひ、笑いを活用して、自分の心を守ってあげてくださいね。 デジタルデトックスで脳を休ませる デジタルデトックスという言葉を聞いたことがありますか。デトックスには「〜を取り除く」といった意味があり、スマホやパソコンから距離を置き、心と体の健康を取り戻す方法です。 現代人の多くは、SNSやゲーム、動画などに長時間費やすのがもはや当たり前になっています。こういったデジタルによる娯楽は、正直非常に楽しいです。しかし楽しい反面、脳に大きな負担をかけているといわれ、各方面で警鐘が鳴らされています。 仕事中や勉強中、ついスマホを手にしてしまうという人は、スマホに触れない時間を設けるように心がけてください。使う時間を適切にコントロールできれば、以下に挙げるデジタル過多によるデメリットが大幅に軽減できるはずです。 デジタル過多が引き起こす主なデメリット 睡眠の質の低下 集中力の低下 肩こりや頭痛といった体の不調 メンタルの不調 リアルタイムでのコミュニケーション不足 デジタルデトックスに取り組む際には、まず「自分がどのくらいデジタルデバイスを使っているか」を明確にしましょう。仕事で使う場合は別として、できるだけ1日2時間以内の使用を強くオススメします。 適切な休憩の取り方を身につける 適切な休憩は、海馬を休ませ、記憶力を維持するのにとても重要な要素です。どんなに集中力の高い人でも、何時間もぶっ続けで勉強や仕事を続けていれば、集中力が下がり効率も悪くなってしまいます。 オススメの休憩法は、「ポモドーロテクニック」です。ポモドーロテクニックとは、25分間の作業と5分間の休憩をワンセットとした時間管理法になります。作業25分間+休憩5分のセットを4回繰り返したら、長め(15分程度)の休憩を挟むのが一般的です。 この時間管理法のよいところは、やはり「作業時間の短さによる集中力維持のやりやすさ」でしょう。あと2時間もあると思えば嫌になってしまいますが、作業に疲れたときでも、たった25分間だと思えば頑張れるものです。 ただし、いくら効率のよい時間術だとしても、休憩中のスマホはNGです。せっかくの休憩中に、SNSをチェックしたら、脳はまったく休まりません。 休憩中には、ストレッチをしたり、軽く歩いたりするのをオススメします。適切な休憩の取り方を身につけて、効率よく脳を使っていきましょう。 ◆ポモドーロテクニックについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 集中力は15分しか保てないって本当?速読で集中力を高める4つのポイント 記憶力アップをサポートするインプット法 記憶力アップを狙うなら、やみくもに覚えようとするよりも、さまざまな手法を上手に取り入れていくのが効率的です。最後に、記憶力アップに大きな効果が期待できる8つのアイデアを紹介します。 ゲーム化された脳トレアプリなら継続しやすい 記憶力の向上には、記憶力アップを目的とした脳トレがオススメです。なかでも、ゲーム化された脳トレアプリは、楽しみながら記憶力をレベルアップさせてくれます。 どんなによくできた脳トレでも、飽きてしまえばそこで終わりです。SNSや動画など、ほかにも楽しいことはたくさんありますから、いかに脳トレに興味を持ち続けられるかがポイントになってきます。 そこで、ゲーム要素の強い脳トレアプリが役立ってくれるわけです。多くの脳トレアプリには、ポイント獲得・レベルアップ・対戦モードなど、モチベーションを維持するための仕掛けが用意されています。 将棋やチェスに記憶力増強の働きがあるのはよく知られていますが、ひとりでコンピューターと対戦していても、やがて飽きてしまうでしょう。でも、オンラインで世界中の人と対戦できれば、少なくともひとりでやるよりはずっと興味が継続するはずです。 と、いろいろと理屈を説明しましたが、脳トレアプリは単純にやっていて楽しいです。結果を出すためにも、自分の好みの脳トレを探して、できれば年単位で取り組んでいきましょう。 ◆オススメの脳トレアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 スペースド・リピティションなら復習効果がアップ スペースド・リピティション(間隔反復法)は、記憶の定着を助ける効率的な学習法のひとつです。反復法という通り、復習の一種なのですが、スペースド・リピティションは復習の間隔にポイントがあります。 テキストを復習する際に、多くの人は復習の間隔を意識していません。でも、効果的に復習をしたいなら、復習の間隔を徐々に長くしてください。1回目の復習を翌日にしたら、2回目は1週間後、3回目は1か月後といった感じです。 復習を重ねるごとに、覚えている量が少しずつ増えていきます。ペンキ塗りのように、何回も重ね塗りすることで、ムラなくキレイに塗装するイメージです。 でも、ペンキが乾かないうちに重ね塗りしたら、表面がぐちゃぐちゃになってしまいますよね。記憶も一緒です。ある程度下地が乾いてから重ね塗りをする方が、より効率よく記憶できます。 インターリービングで飽きを防止 インターリービング法は、異なる種類の課題やトピックを混在させて学習する方法です。英単語の暗記を1時間やったら、次はリスニングを30分ほどはさみ、今度は文法の問題集を解くといった感じでしょうか。 受験生のようにインプットする科目が多い場合、数学・英語・世界史を1時間ごとにチェンジするのも、気分が変わっていいかもしれません。 インターリービング最大のメリットは、「飽きの防止」です。どれだけ英語が好きだとしても、3〜4時間ぶっ続けで勉強したら、必ず効率は下がります。その点、内容をガラリと変えれば、脳は常に新鮮な刺激を受け、よりアクティブな学習状態を維持することが可能です。 さらに、インターリービングに、スペースド・リピティションや後述するデュアルコーディングなどをうまく組み合わせれば、記憶の効率はもっとよくなるでしょう。集中力を高める「ポモドーロテクニック」という時間管理法も、インターリービングとの相性は抜群です。 アクティブリコールで脳に刺激を与える 脳に刺激を与えるという意味では、アクティブリコールは必須といえます。アクティブリコールとは、学習した情報を積極的に思い出すことで、記憶の定着を促す学習法です。 とはいえ、「テキストを閉じて、今読んだ内容を説明してみる」「インプットした内容を基にノートへ要約を書き出す」など、やることは特別むずかしくありません。 なにか新しいことを学ぶ際に、私たちはどうしてもインプットに時間をかけてしまいがちです。日本の英語学習などは、まさに典型的なインプット偏重教育ですよね。 単語を覚えたり長文を読んだりといった勉強しかしていないため、何年間も勉強しているのに、ほとんどの人が流暢に英語を話せません。 その点、アクティブリコールをうまく取り入れられれば、実践で使える知識としてしっかりと記憶に定着できます。インプットした分、しっかりアウトプットをする。これからの勉強では、ぜひアクティブリコールを意識していただければと思います。 デュアルコーディングで重要な情報と認識させる 視覚的な情報と言葉を組み合わせる学習法「デュアルコーディング」は、記憶の定着に非常に効果的です。 同じテキストを読むにしても、文字がびっしり書かれたむずかしい専門書より、イラストやグラフがふんだんに使われた入門書の方が断然理解しやすいでしょう。 記憶の定着には、大きくふたつの要素が関係しています。 反復 強い刺激 脳は、繰り返しインプットされる情報を重要と判断して、長期的に記憶します。また、強い刺激を伴う情報も、記憶に留まりやすいです。 視覚的な情報で文字情報を補助するデュアルコーディングでは、脳の受ける刺激量が多いので、記憶の定着が促進されます。 視覚的な情報のサポートは、とくに言語機能が完成していない幼児期〜小学生の時期には、非常に効果的です。消防車を言葉で説明するよりも、ハシゴやホースのついた赤い車を見せた方が、圧倒的に理解してもらえますよね。 大人も、新しい情報を学習する際には、ぜひデュアルコーディングを活用してください。まず図解の多い入門書で概要をしっかり理解してから専門書に取り組めば、スムーズに学習が進むはずです。 ◆デュアルコーディングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ きっと人生が変わる「思考停止改善6つの方法」 音読は最強の記憶術 音読は、記憶力の強化に、非常に効果的な方法です。声に出して読むことで、情報が視覚と聴覚の両方から脳に入力されるので、記憶の定着がより深くなります。 前述の通り、記憶の定着には、「反復」と「強い刺激」が効果的です。音読は、ただ黙読するよりも、脳へより強い刺激を与えてくれます。 また音読には、読書スピードの向上や語彙力の強化という効果も期待できます。速く読めればその分重要な箇所を何回も確認できるので、長期記憶への移行が楽になるんですね。 さらに、語彙力が増えるとスラスラと音読ができるので、記憶の定着によい影響が生まれます。もちろん、小説や雑誌を音読する必要はありません。でも、実用書や参考書など、知識を得るために読む本の場合は、ぜひ音読を試してみてください。 きっと、記憶の定着度の違いに、驚くはずです。 ◆音読のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 音読は脳トレになりうるのか?音読のメリットとコツ 記憶法を取り入れる 記憶力を改善したいなら、記憶法を取り入れてみるのもよい方法です。場所法のような記憶法を使えば、ただ闇雲に覚えるより、はるかに効率よく記憶できます。 たとえば場所法なら、覚える内容をよく知っている場所と紐づけて、思い出しやすくしていきます。「牛乳→お風呂」「洗剤→廊下」といった感じです。牛乳で溢れそうな浴槽や、洗剤でツルツルしている廊下といった具合に、短いストーリーをつくっていきます。 「えっ、牛乳の風呂はないでしょう……」と思った方、たしかにその通りです。実際には、そのようなことはまず起こりません。でも、記憶法として考えると、内容はどうでもいいのです。逆に、バカバカしいストーリーの方が長期記憶に残りやすいので、好都合といえます。 なお、今回は場所法の説明をしましたが、ほかにも記憶法は数多くあります。 主な記憶法 連想結合法 基礎結合法 ペグ法 ストーリー法 語呂合わせ 上記の記憶法については、別記事で概要を紹介しているので、ぜひそちらの記事もご確認ください。 ◆記憶法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ いちどみたら忘れない「瞬間記憶を鍛える7つのトレーニング方法 マインドマップで思考の流れを明確にする 思考を整理し、記憶の向上をサポートするという意味で、マインドマップは最強のツールといっても過言ではありません。マインドマップは、メインとなるテーマから、関連するサブテーマやキーワードを枝分かれさせていく思考法です。 頭のなかに点在する思考や知識を、キーワードを足がかりにして、すべて書き出していきます。頭のなかにあるときは、思考はただバラバラに存在するだけです。 ところが、マインドマップに起こすと、思考の流れが一目瞭然。重要度や類似性、必要なアクションが本当にクリアになります。しかも、色や簡単なイラストなども組み込めば、より鮮明に記憶へ残りやすくなります。 複雑な情報やアイデアを視覚的に整理し、思考の流れを明確にできるのがマインドマップのメリットです。ぜひ、日々の生活や仕事にマインドマップを取り入れていきましょう。 ◆マインドマップについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 頭の中が整理できないのはなぜ?散らかった思考を整理するための4つのアイデア まとめ 海馬は、記憶にとって非常に重要な役割を担っています。記憶力を改善するなら、記憶の司令塔「海馬」を鍛えるのが一番確実です。 今回は、脳トレや食生活の改善といった15個の改善法を紹介しました。まずはどれかひとつだけでいいので、試してみてください。半年、1年と続けるうちに、必ずなんらかの結果が見えてくるはずです。 ### 記憶の種類と記憶力を改善する方法について ある程度の年齢になり、物忘れが増えてくると、自分の記憶力に不安を感じることが多くなってきます。でも、安心してください。記憶力低下の原因を知り、記憶力改善に取り組めば、記憶力の低下を予防することも十分に可能です。 今回は、記憶の種類や記憶力改善の具体的な方法などについて、わかりやすく解説していきます。記憶力に不安のあるかたには、きっと役立つ内容になっているはずです。 それでは、まず記憶にはどのような種類があるのか、記憶について深掘りしていきましょう。 記憶の種類1「感覚記憶」 「感覚記憶」とは、私たちの五感を通じて短い時間(数秒程度)保持される記憶のことです。たとえば、一瞬ちらりと見た光景や、突然耳に入る救急車の音などが該当します。 数秒で忘れてしまうなら、感覚記憶は必要ないのではと、思われるかもしれません。しかし、一瞬だけ感じた視覚・聴覚・触覚・嗅覚といった情報をすべて記憶していたら、情報が多すぎて脳の処理機能に過大な負担がかかってしまいます。 だから、重要でないと感じた情報をすぐに忘れてしまうしくみになっているのです。ようするに感覚記憶は、記憶容量を保持するためのゲートの役割をしていると考えてください。 記憶の種類2「短期記憶」 感覚記憶を突破した情報は、いったん海馬へ送られて、ごく短時間「短期記憶」として保持されます。短期記憶の容量は、およそ7プラスマイナス2文字程度(マジカルナンバー7)といわれています。短期記憶は、なにか重要な情報でもない限り、長くても数分で忘れてしまうのが普通です。 短期記憶の例として、私はよく電話番号の話をします。ネットで調べた電話番号に電話をする場合、メモした番号を何回か暗唱すれば、問題なく電話できるはずです。ところが、かけ終わった後1〜2分も経過すれば、もう電話番号はすっかり忘れてしまっているでしょう。 こちらも感覚記憶と同様に、せっかく覚えたなら忘れるのはもったいないと思うかもしれません。でも、どれだけ重要度の低い情報でも、長期記憶として保存するための処理が必要です。小さな負担でも、回数が多ければ脳へ大きな負担がかかります。 だから、必要でないと判断された記憶は、長期記憶へ移行することなく忘れてしまうしくみになっているのです。 記憶の種類3「長期記憶」 海馬は、とりあえずキープしている情報が今後必要かどうかを判断します。そこで「よしこれは大事だからしばらく覚えておこう」というジャッジが下されれば、記憶は超記憶として数か月〜数年間保持されるわけです。 なお、ひと言で長期記憶といっても、大きく4種類に分類されます。それぞれどのような役割があるのか、ひとつずつ見ていきましょう。 ◆長期記憶の種類については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 長期記憶のシステムを理解して勉強や仕事に活かす方法 陳述的記憶「エピソード記憶」 自分の経験に基づく記憶を、「エピソード記憶」といいます。エピソード記憶と後述する意味記憶を合わせて陳述的記憶とよび、記憶といえば陳述的記憶を指すのが一般的です。 「◯◯したのを覚えていますか?」という質問に答えられるものは、エピソード記憶と考えてよいでしょう。たとえば、最初のデートの日に彼女と話した内容などは、エピソード記憶です。 そのほか、友人との会話、昨夜食べた食事の内容など、個人的な経験に基づいた記憶はすべてエピソード記憶に該当します。 エピソード記憶最大の特徴は、記憶と感情や感覚がセットになっているところです。デートの記憶なら、恋人に対する優しい気持ちや嬉しさも一緒に覚えているはず。夕食に食べた焼肉の味や匂いも、おそらく鮮明に残っているでしょう。 アルツハイマーに代表される記憶障害になると、多くの人はこうしたパーソナルなエピソード記憶を失ってしまいます。後述する記憶力改善の方法に取り組んで、ぜひエピソード記憶を守っていきましょう。 陳述的記憶「意味記憶」 「意味記憶」とは、個人の経験から切り離された、一般的な知識や事実に関する記憶です。勉強で得る知識はすべて意味記憶であり、意図的に学ぼうとしない限り、手に入らないのが意味記憶といえます。 たとえば、「東京が日本の首都であること」「猫が哺乳類であること」あるいは数学の基本的な公式など、個人的な経験と関連しない知識はすべて意味記憶です。 ただし、実際に東京へいってみる・猫の図鑑を読む・数学の公式を使って問題を解くといった経験をすれば、今度は意味記憶からエピソード記憶に変換されます。 なお、意味記憶の定着度は、使用頻度によって大きく変動します。自分ごとではない知識を長期的に記憶するには、何回も繰り返し確認(復習)するのが一番です。 ◆復習の効能については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 暗記力を飛躍的に高める7つの方法とは 非陳述的記憶「手続き記憶」 手続き記憶と後述するプライミング記憶を合わせて、非陳述的記憶といいます。陳述的記憶が言葉で説明できるのに対し、非陳述的記憶が意識上に浮かんでくることはありません。 そのなかでも手続き記憶は、いわゆる「体で覚えるタイプの記憶」です。自転車の乗り方・泳ぎ方・楽器の演奏方法など、繰り返す演習を通して身につけた記憶はすべて手続き記憶に分類されます。 手続き記憶は、いちど身につけると長期間維持されるのが大きな特徴です。いちど自転車の乗り方を覚えたら、何十年乗らなくても乗り方を忘れることはまずありません。もちろん、最初はヨレヨレかもしれませんが、少し乗っているうちに体が乗り方を思いだしてくるはずです。 なお、陳述的記憶と非陳述的記憶は、記憶の保管場所が異なります。陳述的記憶と海馬の関係が深いのに対して、非陳述的記憶が保存されるのは大脳基底核と小脳です。同じ記憶でも、両者の性質の違いが、管轄する場所の違いからもよくわかります。 非陳述的記憶「プライミング記憶」 「プライミング記憶」は非陳述的記憶の一種で、過去の記憶が現在の行動や思考に無意識の影響を与える現象を指します。たとえば、かぼちゃ・とうもろこし・たくあんといった黄色い食べ物のあとに、果物の話になれば、無意識のうちにバナナをイメージするでしょう。 「ピザって10回言ってみて」 「ピザ・ピザ・ピザ……」 ひじを指して「ここはなに?」「ピザ!あっ……」 有名な10回クイズですが、これもプライミング記憶を利用した遊びになります。 また、文中に何度もアルツハイマーという言葉が出てきたら、途中に「アルツハマー」という誤表記が混ざっていても、気づかずにアルツハイマーと読んでしまうはずです。同じ言葉が続いているので、似た言葉があれば意識することなく正しい言葉に認識してしまう。 こういったプライミング記憶があるから、私たちはとくに意識することなくスムーズにものごとに対応できるのです。 記憶力が低下する原因 記憶力を改善したいなら、まず記憶力低下の原因をしっかりと理解しておく必要があります。今回は、記憶力低下に大きく関係している3つの原因について見ていきましょう。 ◆記憶力低下の原因については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう 加齢 冒頭でもお話ししたように、高齢になれば、大なり小なり誰でも記憶力の低下を感じているもの。実際、人間の脳は30代から徐々に縮小がはじまり、65歳ころになるとその縮小は肉眼でも確認できるほど大きくなっているそうです。 このように物理的に脳が衰えているわけですから、記憶力に影響が出るのも当然の話といえるでしょう。とはいえ、加齢によってすべての記憶力が劣化するわけではありません。 国立長寿医療研究センターのサイト※を見ると、たしかに情報処理のスピードは50代半ばを境にして急激に低下しています。 しかし、記憶を蓄える力は70歳を超えるまでグングン成長しているのです。しかも、90代になってもなお、40代より能力が高いという研究データもあります。 そう考えると、加齢はあくまでも記憶力低下を引き起こす要素のひとつであり、加齢が必ず記憶力低下を招くとは限らないといえるでしょう。 ※参考:国立長寿医療研究センター「加齢にともなって成熟していく、知的な能力とは?」 ストレス ストレスも、記憶低下を引き起こす大きな原因のひとつです。誤解のないようにお伝えしておきますが、ストレス自体は集中力を高め、ものごとの達成に貢献してくれる重要な要素です。ただし、過度なストレスは身体中、とくに記憶を司る海馬に大きなダメージを与えます。 ストレスを感じると、副腎皮質からコルチゾールが分泌されます。適度なコルチゾールは身体をストレスから守ってくれますが、コルチゾールの分泌が慢性化すると、身体のあちこちが悪い影響を受けてしまうのです。 なかでも、前述の海馬はコルチゾールの受容体がとくに多い部位といわれています。つまり、記憶力はコルチゾールの悪影響を非常に受けやすいわけです。 こういったストレスの悪影響を抑えるには、まずストレスの原因を取り除かなければなりません。同時に、身体がストレスに対抗できるように、定期的な運動・十分な睡眠・リラクゼーション技法への取り組みなどを心がける必要があります。 刺激のない生活パターン 刺激のない生活パターンと記憶力には、密接な関連があります。人間の脳は新しい刺激や挑戦によって成長し、活性化されます。それなのに毎日同じような生活をしていたら、脳への刺激が不足して、脳機能は徐々に低下してしまうでしょう。 実際、自分の生活を振り返ってみると、びっくりするほどルーチンワークが多いことに気づきます。毎朝同じ時間に起きて、似たような朝食を食べる。通勤ルートも通勤時間も毎日同じだし、働く環境も同僚もほぼ変化がありません。 アフター5もきっと同じような感じでしょう。たまに友人と食事をしたり遊びにいったりしますが、遊ぶメンツや遊ぶ内容はいつもだいたい同じです。 もし、ルーチンワークの多さに自覚があるなら、新しいことに挑戦する時間を増やしましょう。なにか新しい資格の勉強をしてもいいし、楽器を習うのも楽しそうですね。時間の取れない人は、通勤ルートを少し変えてみるだけでも、きっとなにかしらの刺激を受けるはずです。 記憶力を改善する12のアイデア 記憶力低下の主な原因がわかったところで、次は記憶力改善のアイデアを12個紹介します。 生活習慣を見直す 記憶力を改善したいなら、まず脳機能を正常に働かせるのが大前提になります。たとえば、寝不足で頭のぼんやりしている状態が続けば、記憶力にも悪い影響が出て当然です。 具体的には、以下3つの項目を改善していきます。 食事 運動 睡眠 健康的な食生活は、脳に必要な栄養を提供し、記憶力をサポートします。脳によいとされるオメガ3脂肪酸・ビタミンE・ビタミンB群などが豊富な食品を、積極的に摂取してください。 適度な運動もまた、記憶力向上に欠かせない大切な要素です。定期的な運動は脳の血流を改善し、神経細胞の成長を促進します。 また、規則正しい睡眠パターンの確率も、非常に重要です。人間は浅い眠りであるレム睡眠中に、記憶の整理と定着をおこないます。 睡眠時間が短いと、その分レム睡眠の時間帯が削られてしまうので、記憶の整理が十分にできません。できれば8時間以上の良質な睡眠を目指しましょう。 なお、上記3点と合わせて、ストレス対策も非常に重要です。別記事で詳しく解説しているので、ぜひそちらの記事もお読みください。 ◆生活習慣の改善については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える ◆ストレス対策については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ うまく頭が働かないのはどうして?脳の働きを阻害する原因と簡単な対策大公開! 意図的にやりにくいことをする 「意図的にやりにくいことをする」というアプローチは、脳の活性化と記憶力の向上に大変有効です。人間の脳は新しい挑戦や困難なタスクに直面すると、なんとか結果を出せるように、より活発に活動しようと動き出します。 「刺激のない生活パターン」でもお話ししましたが、同じことの繰り返しは脳の働きを著しく低下させます。とくに考えなくても、無難にこなせてしまうからです。 反対に、不慣れなことに挑戦すれば、脳は刺激を受けて活性化します。新しい言語を学ぶ・1,000ピースの複雑なパズルに挑戦するなど、内容はなんでも構いません。 以前別記事で紹介した、利き手と逆の手を使った作業もオススメです。なんてことのないただの拭き掃除も、左手主体(右利きの場合)でおこなえば、立派な脳トレです。その他、オススメの脳トレについては、次の項目で紹介します。 ◆記憶力アップに効果的な脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶力に不安を感じたら……脳トレで記憶力アップ 定期的に脳トレをおこなう 定期的な脳トレは、記憶力の向上に大いに役立ちます。脳トレとは、特定の認知機能を刺激し、強化するための活動やエクササイズの総称です。 クロスワードパズル・ナンプレ・間違い探しといった典型的な脳トレだけでなく、ウォーキングのような軽度な運動や、料理や塗り絵といった作業も立派な脳トレになります。 どういった脳トレを選んでも、必ずなんらかの効果が期待できます。でも、より効果的に脳トレを進めていくなら、不安のある機能を補ってくれる脳トレを選ぶべきでしょう。 記憶力に不安がある場合は、神経衰弱のようなメモリーゲーム・言葉を記憶から呼び起こすクロスワードパズル・その日の出来事を思い返す日記などがとくにオススメです。 ◆症状別オススメの脳トレアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 復習回数を増やす 復習は、記憶を定着させる上で不可欠なプロセスです。新しい情報を学んだ後、短期間内に何度も復習することで、その情報は長期記憶に移行しやすくなります。 カナダのウォータールー大学の研究※によると、1か月以内に3回(24時間以内・7日後・30日後)復習すれば、情報をほぼ100%記憶できるそうです。 ポイントは、復習の間隔にあります。最初の復習は24時間以内なのに対して、次回は7日後、その次は30日後と、徐々に復習の間隔が長くなっていますよね。 前回覚えた内容を忘れかけたころに、また同じ情報を頭に入れてあげると、「あー、そうだった」という気づきが生まれ、より深く記憶に刻まれていくわけなのです。 このように、理解度に伴って復習の間隔を伸ばしていく復習法を「スペースド・リピティション」といいます。復習の間隔に厳密な決まりはないので、いろいろと試してみて、自分に合った感覚を見つけてください。 トピックを切り替えて飽きを防止する 同じ分野の勉強を続けていると、どうしても途中で飽きてしまい、集中力の低下が多発します。こういった現象を防ぐには、学習内容やトピックを定期的に切り替えるといった工夫が効果的です。 たとえば数学の勉強をする場合、1時間「比例・反比例」の勉強をしたら、そのあと1時間方程式の問題を解いてみるといった感じになります。この例のように、数学のなかで単元を変えていくのもOKです。 ただ、いくら単元を変えても、同じ教科ばかり勉強していると、おそらくどこかで飽きがきます。そういう場合は、数学をやめて別の教科に移行するのもオススメです。教科が変われば、新鮮味が戻ってくるので、飽きによる記憶力の低下を最小限に抑えられるでしょう。 これは、学校の勉強だけでなく、仕事や家庭すべてのことに当てはまります。仕事も家庭もやるべきことは多岐に渡るはずです。上手にタスクを切り替えて、しっかりと脳のパフォーマンスを発揮していきましょう。 ◆トピックの切り替え「インターリービング」については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶に残る覚え方8つのアイデアとは 能動的学習「アクティブリコール」を取り入れる アクティブリコールは、単にテキストを読むだけではなく、自分で記憶した内容を積極的に思い出す学習方法です。たとえば、テキストを読み終えたあとに、本を閉じて内容を自分の言葉で説明してみるといった方法は、典型的なアクティブリコールといえます。 内容の説明ではなく、クイズ形式にするのも非常にオススメです。単元ごとに自分で問題を出して、それに回答していきます。 人間誰しも、読んだものをすべて記憶していると錯覚しがちです。しかし、「復習をする」「感情と共にインプットする」という条件が整わないと、残念ながらほとんど忘れてしまいます。 試しに、今日読んだ内容を出題してみてください。おそらく、数分前に読んだ箇所を説明できずに、愕然とするでしょう。それくらい、人間の記憶力は不明瞭なものなのです。 一方、自分の言葉でしっかりと説明できるようになると、明確な情報として脳がしっかりと長期間保存しようとします。前述の説明や出題以外にも、問題集を解く、まとめノートを作成するなど、アクティブリコールの方法は数多くあります。 記憶への定着度を促進するためにも、ぜひアクティブリコールを取り入れてみてください。 マインドマップで全体像を可視化する 前述の通り、不明瞭な情報は長期記憶として定着しにくいです。逆にいえば、明確な情報は記憶に残りやすいということ。頭のなかで情報がパンクしそうな人は、マインドマップを取り入れてみたらどうでしょうか。 マインドマップは、情報やアイデアを可視化するための効果的なツールです。中心にメインテーマを書き、そこから関連するトピックやキーワードを枝分かれさせて、どんどん広げていきます。 マインドマップ最大のメリットは、やはり全体像を一目で把握できるところでしょう。複雑な内容もマインドマップで可視化すれば、個々の情報の関係性が明確になり、分析がしやすくなります。 「なるほど、◯◯をすれば、△△にも影響してくるな」 「あっ、それなら☓☓もしないと問題が起こるかもしれない」 このような気づきによって、より深く考察ができ、その結果記憶の定着度がアップするわけです。さらに、頭のなかに散らばった情報を整理できれば、情報の組み合わせによって新しいアイデアも生まれやすくなります。 ◆マインドマップについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 頭の中が整理できないのはなぜ?散らかった思考を整理するための4つのアイデア ポモドーロテクニックで集中力を保つ 記憶力を高めるには、ある程度の集中力が欠かせません。集中力に自信のない人は、ぜひポモドーロテクニックを試してみてください。ポモドーロテクニックは、短い集中作業と休憩を組み合わせて、効率的に作業を進める時間管理法です。 具体的には、25分間の集中作業と5分間の休憩がワンセットになっていて、このセットを4回繰り返します。4回繰り返したあとは、15分間の大休憩をはさみ、気持ちをリフレッシュさせます。大量の作業も、1回25分だけと思えば、不思議と乗り切れるものです。 ただし、なかには25分で作業を中断するのが嫌という人もいるでしょう。気持ちが乗っていて、作業を続けたいなら、小休憩をスキップしても問題はありません。 とはいえ、疲れや飽きによる離脱を回避するために考えられたのが、ポモドーロテクニックです。できるだけ、基本のセットに従って細く長く作業するのが、集中力を切らさないコツといえます。 ◆ポモドーロテクニックについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 集中力は15分しか保てないって本当?速読で集中力を高める4つのポイント デジタルデトックスで余計な情報をシャットアウト スマートフォンやパソコンは非常に便利で、もはやこういったデジタル機器なしでは生活が成り立たないほどです。しかし近年、その便利さの一方で、情報過多による脳への悪影響が問題視されています。 脳が疲れてしまえば、記憶力が低下するのも当然です。片時もスマートフォンを手放せない人は、真剣にデジタルデトックスを検討する必要があるかもしれません。 デジタルデトックスとは、一時的にデジタル機器(とくにスマートフォン)から離れて、脳の休息時間を確保する行為を指します。どうしても必要なとき以外は、スマートフォンをまったく触らないのが理想です。 とはいえ、仕事で使う人も多いし、まったく使わないのも現実的ではないでしょう。まずは、以下のように小さなことからトライしてみてください。 デジタルデトックスの小さなアイデア 寝る前1時間はスマートフォンを見ない 週末は通知をオフにして過ごす 人と会っているときはスマートフォンを触らない スマートフォンをもたずに外出してみる 午前中だけでもスマートフォンを見えない場所にしまう 最初は不安で落ち着かないかもしれません。でも、とりあえず週一でもよいので、デジタルデトックスを意識してみましょう。それだけでも、あなたの集中力や記憶力は間違いなく回復します。 瞑想で雑念を取り除く 記憶力を阻害する最大の要因は、集中力の欠如です。そして、集中力を乱すのは、不安や恐怖といったマイナスの感情によるものが非常に大きいと考えられています。 たとえば、会社の人間関係が悪かったら、気分が落ち込んでしまい、じっくりとものごとを考える気分にはならないでしょう。 瞑想は、こういった雑念を取り除くサポートをしてくれます。目を閉じて深呼吸をしながら、自分の呼吸や「今この瞬間」に意識を集中してみてください。瞑想を繰り返すうちに、少しずつ恐怖や不安が薄れ、やるべきことにフォーカスできるようになってくるはずです。 ハーバード大学のサイトには、瞑想が記憶力によい影響を与えたという実験データ※に関する記事が掲載されていました。その研究によると、27分間のマインドフルネス瞑想を8週間続けた人は、学習と記憶に重要な役割を果たしている海馬のタンパク質密度が増加したそうです。 このほかにも、瞑想が記憶力に好影響を与えるという研究データは数多く存在します。感情が不安定な人は、ぜひ瞑想に取り組んでみてはいかがでしょうか。 ※参考: Eight weeks to a better brain — Harvard Gazette ◆瞑想のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 20分の昼寝で脳をリフレッシュ 昼寝には、短時間で脳をリフレッシュし、集中力や記憶力を高める効果があります。昼寝の時間は、20〜30分が目安です。それ以上になると深い睡眠に入ってしまい、起きたときに余計疲れやだるさを感じる可能性があります。 もちろん、どうしても眠いときは、もう少し長時間寝ても大丈夫です。仮眠を取れる場所があるなら、睡眠時間に関しては、臨機応変に対応していただければと思います。 裏技として、昼寝の前にコーヒーやお茶を少量飲むのもオススメです。目覚めた頃にちょうどカフェインが効きはじめ、短時間でもスッキリとした気分で再スタートできます。 なお、昼寝をする際には、あえて椅子や机に伏せて寝るのをオススメします。横になってしまうと、ぐっすりと寝入ってしまい、20分で起きるのが辛くなってしまうからです。 いずれにせよ、昼寝は、疲れてきた脳を回復させる効果的なリフレッシュ法です。昼寝で集中力や記憶力を取り戻し、午後からしっかりと活動していきましょう。 ◆昼寝の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力が続かない人のために!集中力を高める8つの対策 資格取得を目指してインプット量を増やす 資格取得への挑戦は、脳に多くの情報をインプットする絶好の機会です。ただし、効率よく情報を記憶していくには、計画的な学習が欠かせません。 まずは、自分が学ぶべき範囲を明確にし、全体像を把握してください。よく、参考書や問題集を購入して、いきなり勉強を始める人がいます。しかし、全体像がわからないのに、いきなり勉強をスタートしても、それは地図をもたずに旅にでるようなもの。 大まかな勉強量がわかっているからこそ、1か月→1週間→1日→1時間と、具体的な学習計画を設定できるのです。そうすれば、覚える量が多すぎて記憶できないという状況を、回避できます。 また、資格の勉強をするなら、前述の「トピックの切り替え」や「インターリービング」なども、ぜひ併用しましょう。相乗効果により、記憶の定着度が大幅に向上するはずです。 記憶法で記憶力をアップしよう なかなか覚えられないという人でも、記憶法をうまく取り入れると、劇的に記憶力を改善できる可能性があります。今回は、場所法をはじめとする4つの記憶法を紹介します。 ◆さまざまな記憶法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ いちどみたら忘れない「瞬間記憶を鍛える7つのトレーニング方法 場所法 場所法は、情報を特定の場所と結びつけて、忘れにくくする記憶術です。その起源は、古代ギリシャ時代にまで遡るといわれており、世界中で幅広く利用されている記憶術といえます。 もちろん、効果についても折り紙つきです。オランダのラドバウド大学の主任研究員マルティン・ドレスラー氏の研究※では、場所法のトレーニングを受けた人の記憶力が劇的に向上したという結果が発表されています。 72個ある単語のうち、トレーニング前に記憶できた単語数は、平均26〜30個でした。ところが、トレーニング後のテストでは、なんと60個以上も記憶できたそうです。 1回30分のトレーニングをわずか6週間続けただけで、これだけの結果が出ているわけで、場所法は非常に効率のよい記憶法といっても過言ではないでしょう。 具体的なやり方については、別記事で紹介しています。ぜひそちらの記事もお読みください。 ※参考:How to super-size your memory, according to science - BBC News ◆場所法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 驚くほど頭が良くなる!短期記憶を鍛えるための完全ガイド 連想結合法 前述の場所法は、特定の場所と覚えたい言葉を関連づけて記憶していく手法でした。一方、連想結合法は、特定の場所を設けません。覚えたい言葉同士を組み合わせて、その場面をイメージ化してインプットしていきます。 たとえば、「岩」「ナイフ」「オートバイ」「牛」という言葉を覚えるとしましょう。連想結合法では、以下のように言葉同士を数珠つなぎにして、ひとつの場面を文章化していきます。 大きな岩に大きなナイフが刺さっていた ナイフを抜いたら、今度はオートバイのタンクに刺さってしまった 慌てて走り出したら牛にぶつかってしまった もちろん、実際には、このような状況はありえないでしょう。でも、それでいいのです。逆に、つくった文章が変であるほど、より強く記憶に刻まれます。 ただ文章として覚えるので、覚えたい情報が多い場合は、場所法や後述する基礎結合法の方が使いやすいかもしれません。 基礎結合法 もし、覚える言葉の量が多いなら、基礎結合法がオススメです。基礎結合法とは、あらかじめ決めておいた基準に、覚えたい言葉を絡めて覚えていく記憶法になります。具体的な基準としては、「干支」や「指」「体の部位」「時計の文字盤」などがよく用いられます たとえば体の部位を基準にして「羊」と「スパゲティ」を覚えるとしたら、「頭の上で羊が鳴いている」「鼻の穴からスパゲティが飛び出てきた」という感じです。 基礎結合法も、連想結合法と同様に、イメージする内容は現実離れしているほど覚えやすいといえます。いったん「鼻からスパゲティ」と覚えてしまえば、おそらく二度と忘れませんよね。 なお、勘のいい方ならお気づきかもしれませんが、前述の場所法も基礎結合法の一種です。場所法では、キッチンやお風呂といった部屋を基準にして、覚えたい言葉を絡めていくんでしたよね。 自分が覚えやすいものなら、なにを基準にしても構いません。場所や体の部位などを手始めにして、いろいろと試してみてください。 ペグ法 ペグ法は、数字やアイテムを覚える際に有用な記憶術で、基礎結合法の一種です。基準となるペグ(引っ掛ける器具)に数字を設定して、各数字に特定の言葉やイメージ(ペグ)を割り当てます。 もっともオーソドックスなやり方としては、数字に言葉を当てはめて文章をつくる方法が挙げられます。たとえば12という数字を覚えたい場合、「1=太陽」「2=牛乳」と決めておき「太陽を浴びて腐った牛乳」という感じでイメージしていくわけです。 また、以下のように語呂合わせにするやり方もあります。 0=冷蔵庫 1=単一電池 2=荷馬車 3=叔父さん かりに203という数字を覚えるなら、「荷馬車に冷蔵庫を乗せて運んでいる叔父さん」といった文章をつくっていきます。もちろん、これらはあくまでも一例であり、基準となるペグ表は自分で自由にアレンジして構いません。 まとめ 数ある記憶の種類のなかで、記憶力低下と大きく関係するのは「エピソード記憶」と「意味記憶」です。幸いなことに、認知症が発症する前であれば、適切なトレーニングで記憶力の低下をある程度予防できます。 今回紹介した12個の改善法をベースに、ぜひ自分に合った方法を探してみてください。 ### 左脳を鍛えて記憶力を高めよう 誰でもいちどや二度は、もっと記憶力がよくなればいいのにと感じたことがあるでしょう。しかし、具体的にどうやって記憶力を鍛えればいいのかわからないという人が、ほとんどだと思います。 そこで当記事では、記憶力と密接な関係のある左脳に焦点を当てて、記憶力を強化するための具体的な方法や実践的なアドバイスをお伝えしていきます。 左脳の基本的なしくみと記憶との関係性 まずは左脳の基本的なしくみと、記憶との関係性を見ていきましょう。 左脳と右脳の違い 私たちの脳は大きく分けて、左脳と右脳の二つの半球に分かれています。左脳は言語・計算能力・論理的思考・分析処理に優れているとされ、記憶力にも大きな役割を果たします。だから、左脳は別名「論理脳」と呼ばれることが多いです。 対照的に、右脳は直観・感情・創造性・空間認識などを担っています。右脳は「感覚脳」と呼ばれる所以ですね。 しかし、左右の役割が違うからといって、左右の脳が完全に独立して活動しているわけではありません。左右の脳は相互に連携し、複雑な思考や活動をおこなう際には共同で機能します。 左脳と右脳の関係性については、別記事で詳しく紹介していますので、よかったらそちらも確認しておいてください。 ◆左脳と右脳の関係性については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 右脳と左脳の違いとは?左右両方の脳をバランスよく鍛えるコツ 左脳と記憶力の関係 左脳は、とくに言語や数学的な情報の処理に関連していますが、記憶力においても重要な役割を担っています。左脳がインプットした情報を分析し、わかりやすく整理してくれるおかげで、長期的に記憶しやすくなるのです。 また、記憶の司令塔の役割を果たす「海馬」は、左右に一対ずつあります。左右の大きさや形はほぼ一緒だし、役割も大きな違いは見受けられません。 しかし、てんかんの手術でやむを得ず片方の海馬を切除すると、右よりも左の海馬を切除したときのほうが、重い記憶障害が発生しやすいそうです。こういった事例を見ても、左脳は右脳よりも、より密接に記憶と関係していると推測できます。 記憶力を強化する具体的な方法 左脳と記憶の関係性が深いというのがわかったところで、次は記憶力の強化方法を4つほど紹介していきます。 左脳を刺激する脳トレーニングテクニック 左脳を刺激し活性化させるには、左脳の働き「言語・計算能力・論理的思考・分析処理」といった分野に関連する脳トレをおこなうのが、もっとも効果的だと考えられます。 脳トレはそれこそ星の数ほど存在しますが、オススメは、クロスワードパズルと料理です。クロスワードパズルとは、縦横に配置されたマス目に、ヒントから導いた単語を当てはめていくゲームです。 文字数が指定されているうえに、交差しているマス目には同じ文字を入れなければならないので、ただ単語を探すよりも格段に難易度が高くなります。過去の記憶を振り返る行為を通じて、記憶力改善にも効果が期待できるのは非常に嬉しいポイントでしょう。 また、左脳の強化には料理も非常にオススメです。レシピを考えるといった頭脳系と実際に調理や片づけをする作業系をバランスよくおこなう料理は、分析力・計算力・判断力といったさまざまな能力を鍛えてくれます。 ◆料理の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者向け簡単な脳トレを分野別に紹介 記憶力をサポートする栄養素 記憶力の衰えを防止するには、脳に適切な栄養を与え、脳機能を正常に維持しておかなければなりません。そのためには、ぜひブレインフードを積極的に摂取してください。ブレインフードとは、脳機能の維持に必要な栄養素をたっぷり含んだ食品の総称です。 今回はオススメのブレインフードを3つ紹介します。 魚介類 ナッツ類 ベリー類 サバやマグロといった魚介類には、オメガ3系脂肪酸が大量に含まれています。脳は約65%が脂肪でできているので、良質な脂は脳の活性化に大きく役立ってくれるでしょう。 ビタミン類を豊富に含むナッツ類も、脳の活性化には欠かせません。たとえば、代表的なナッツであるアーモンドには、ビタミンEや食物繊維が含まれています。そのままでは食べづらいというなら、最近流行りのアーモンドミルクもオススメです。 また、ブルーベリーやイチゴのようなベリー類全般に、抗酸化物質がたっぷりと含まれています。適量を食べれば、脳の疲れを取ってくれるし、記憶力や集中力にもよい効果をもたらしてくれるでしょう。 ◆ブレインフードについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 海馬を鍛えて記憶力をアップ!海馬を鍛える方法6選 記憶法で記憶量を増やす 記憶力をレベルアップさせるには、記憶システムを強化する方法のほかに、記憶法を活用するのも非常に有効です。記憶法については、以前別記事で詳しく紹介しています。今回は、前回紹介しきれなかった「チャンキング」について見ていきましょう。 大きすぎる情報をいくつかのグループに分けて、覚えやすくする方法をチャンキングといいます。たとえば、携帯電話番号を最初から最後まで通して覚えようと思ったら、なかなか大変ですよね。 ところが、「080−1234−5678」のように途中にハイフンが入るだけで、格段に覚えやすくなるはずです。これはあくまでも説明のための簡単な例ですが、英文暗記などにも活用できます。 文を丸々、あるいは単語ごと覚えるのではなく、最小限の塊に分割して、ひと塊ずつ覚えていけば難易度は大きく下がります。英文のチャンキングについては、ネット上にたくさん情報が紹介されているので、気になるかたはぜひチェックしてみてください。 ◆記憶法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ いちどみたら忘れない「瞬間記憶を鍛える7つのトレーニング方法 睡眠・運動・ストレス対策の重要性 良質な睡眠・適度な運動・そしてストレス管理は、どれも記憶力を高めるうえで欠かせない要素です。 まず睡眠ですが、一晩に4〜5回発生する浅い眠り(レム睡眠)中に、人間は記憶の整理と定着をおこないます。睡眠時間が短いと記憶整理の時間が不足してしまうため、最低でも7時間、できれば8時間以上の睡眠を心がけてください。 また、定期的な運動は脳の健康を促進し、記憶力と認知機能を高めてくれます。とくにウォーキングやバイクのように、下半身を使う運動はオススメです。ふくらはぎのポンプ機能が強化され、脳の血流改善が期待できます。 同時に、ストレス解消にもぜひ力を入れてください。心身が強いストレスを受けると、コルチゾールというホルモンが分泌されます。コルチゾール自体は、ストレスに対抗するために必要なホルモンです。 しかし、ストレスが慢性化し、コルチゾールの分泌が過剰になると、不眠症やうつ病のようなメンタル疾患を引き起こしやすくなります。脳機能を正常に維持するためにも、マインドフルネス瞑想やヨガなど、自分に合ったリラクゼーション技法でメンタルケアを心がけましょう。 ◆睡眠や運動の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える ◆オススメのリラクゼーション技法については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう 記憶力向上の実践的アドバイス 最後に、記憶力向上に有効なアドバイスを3つお伝えしていきます。左脳を鍛えて記憶力を改善したい人は、ぜひ取り入れてもらえれば幸いです。 記憶力強化を習慣化 記憶力は、1日だけなにかしたからといって、急に改善されるものではありません。毎日左脳に刺激を与えて、少しずつレベルアップをしていくのが、記憶力強化の基本です。忙しい現代社会において、さすがに毎日とは言いませんが、できれば週に2〜3回は脳トレをおこないましょう。 内容は、正直なんでも構いません。もちろん、今回紹介したクロスワードパズルと料理はオススメです。でも、ナンプレ・間違い探し・新しい言語の勉強、脳に刺激を与えてくれるものなら、必ずなんらかの効果は見られます。 とにかく、途中で飽きてやめてしまうのだけは、なんとしても避けたいところです。飽きを避けるという意味では、複数の脳トレを並行しておこなうのもよい方法だと思います。 ◆オススメの脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう 目標設定と自己モニタリング 前述の通り、記憶力の強化には、脳トレの習慣化が欠かせません。そのためにも、目標設定と自己モニタリングは、必ずおこなってください。 ただ漠然と脳トレをしても、目標がないとすぐに飽きてしまうでしょう。クロスワードパズルをするなら、たとえば毎号発行される雑誌の最難関レベルをスラスラ解けるようにすると決めます。 正直、最難関レベルの問題をスラスラ解くのは、かなり大変です。でも、そういった高い目標があれば、達成するまで頑張ろうという意欲が生まれてきます。 なお、目標設定と同時に、必ず自己モニタリングもおこないましょう。脳トレの結果を記録しておけば、進捗度合いが目でわかるので、途中離脱の危険性を軽減できます。また、記録の振り返りによって、自分の得意なパターン、苦手なパターンが見えてくるでしょう。 そうすれば、より効果的な戦略が立てられます。記録が面倒くさいという人は、自動的に記録される脳トレアプリがいいかもしれません。 ◆オススメの脳トレアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 新しい学習スタイルの探求 ある程度の年齢以上になると、脳トレと聞いたら、紙媒体の脳トレをイメージするのではないでしょうか。もちろん、アナログな脳トレでも十分効果はあります。 しかし、これほどデジタルツールが発達した今、デジタルツールを脳トレに活用しないのはかなりもったいないと言わざるを得ません。 たとえば、脳トレとして英語を学ぶケースを考えてみましょう。昔は、英語学習といえば紙の単語帳と辞書を使ってひたすら勉強したものでした。ところが、今やアプリをはじめ、YouTubeや専門的なオンラインコースまで、すべてオンラインで解決できるようになっています。 日本人の苦手な発音にしても、ひたすらネイティブスピーカーのマネをしていた時代から、今や自分の発音を録音してどこがどのように間違っているか、すぐにわかる時代になりました。 これはあくまでも一例に過ぎませんが、より便利なツールがあるなら、いちどは試してみるべきです。それによって脳トレ効果がアップするなら、やらない手はないでしょう。最近は無料で利用できるデジタルツールも多いので、ぜひいろいろとチェックしてみてください。 まとめ 今回は左脳を中心とした記憶力アップについて、さまざまな情報をお伝えしました。脳を鍛えて記憶力を強化するには、なにをやるかよりも、継続することが大切です。今回紹介した方法を参考に、自分に合った方法をいろいろと試してみてください。 ### 左脳の働きが強い人4つの特徴とは 「あの人は左脳型だから数字に強くて論理的なんだよね」 このように計算力や分析力に優れ、論理的な思考をする人は、デキる人と認識されることが多いです。 左脳型だから優れているという明確なデータはないものの、たしかに左脳の働きが活発になれば、日常生活や仕事によい影響を与えてくれそうなイメージはありますよね。 この記事では、左脳が活発な人がもつ4つの特徴を探り、その能力を高めるための効果的な方法を紹介します。生活のレベルアップを希望する人は、ぜひ試してみてください。 左脳の働きについて 人間の脳は、左右に分かれていて、それぞれ役割が違います。右脳との違いも見比べながら、左脳の働きを深掘りしていきましょう。 左脳と右脳の違い 人間の脳は左右の半球から成り立っており、上から見て左半球を左脳、右半球を右脳と呼びます。おもしろいことに、脳と身体は左右が逆転しています。脳の神経は延髄で交差していて、左脳は右半身に、右脳は左半身に司令を下しているのです。 こういった仕組みを「交叉支配」といいます。脳梗塞のような病気で脳にダメージを受けると、ダメージを受けた脳と反対の身体に影響が出ますよね。これは、この交叉支配が原因です。 さらに左脳と右脳にはそれぞれ得意分野があり、左脳は言語能力や計算・分析力などを担っています。一方で右脳は、直感的な処理や全体像を大まかに把握するのが得意です。そのため、左脳は「言語脳」、右脳は「感覚脳」とも呼ばれています。 ◆左脳と右脳の違いについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳の能力を最大限に引き出す方法とは 左脳が担当する主な機能 左脳が担当する主な機能としては、以下のようなものが挙げられます。 左脳が担当する主な機能 言語能力 数学的能力 分析処理 時間感覚 感覚的な右脳と違い、たしかに日常生活や仕事をするうえで基礎となる能力が多いです。とくに重要なのは、やはり言語能力でしょう。数学的能力も分析処理もすべては、言語処理がベースにあって成り立っていますので。 病気で左右の脳を切り離した患者さんになにか絵を見せると、右側に置かれた絵はわかるけど、左側の絵は判別できないそうです。前述の通り、交差支配により脳と身体は左右逆転しています。つまり、右視野を担う左脳だけが言語と関係しているわけです。 もちろん、左脳だけを意図的に働かせることは不可能です。しかし左脳の働きに特化したトレーニングで、結果的に左脳の能力を活性化させることはできます。具体的な左脳を鍛える方法については、最後の項目で詳しく紹介します。 左脳と右脳の連携が重要 先ほど言語の例で紹介したように、左右の脳はそれぞれ違う役割を担っています。しかし、だからといって、左右の脳が完全に独立しているわけではありません。左右の脳がうまく連携しているからこそ、脳はものごとに対して適切に対応できるのです。 左脳と右脳は大脳縦裂という溝で分割されていますが、約2億本もの神経細胞で繋がっています。左右異なる役割を与えられていても、実際には左右が相互補完しながら働いているわけです。 たとえばなにか複雑な問題に直面したとき、左脳は必要な情報を収集し、論理的な思考をもって分析をおこないます。同時に右脳は、左脳が分析した結果をもとに、新しい可能性やより創造的な解決策を考えてくれるのです。 このように、左右の脳をバランスよく使えれば、私たちはより柔軟で確実なアプローチができます。その結果、日常生活や職業活動において、よりよいパフォーマンスを発揮できるでしょう。 ◆左脳と右脳の連携については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳と左脳の違いとは?左右両方の脳をバランスよく鍛えるコツ 左脳が活発な人の特徴とは 左脳が活発な人は、仕事や勉強ができて、地頭がよいというイメージがあります。実際、左脳が活発な人はどういう特徴があるのか、具体的に見ていきましょう。 ものごとを論理的に考える 論理的な思考は、左脳の重要な特徴のひとつです。論理的思考に優れた人は、直感に頼りません。ものごとに矛盾がないかを常に確認しながら、体系的に結論を導き出していきます。 そのためには、まず必要な情報をしっかりと収集します。論理的判断を下す材料が不足していれば、そもそも論理的な判断ができないからです。十分な情報が集まったら、今度は仮説を立てて、その仮説が正しいかどうかを検証していきます。 必要な要素がすべて揃っているか 数字に間違いはないか 辻褄は合っているか 固定観念で間違った判断をしていないか 別な可能性はないか 論理的思考をする人は、上記のようにさまざまな角度からものごとを考えているものです。「まあ、大丈夫でしょう!」という曖昧さを排除し、論理的にものごとを詰めていく。だから、周囲の人からも「あの人は冷静でしっかりとした人だ」という高い評価を受けています。 ◆論理的思考(ロジカルシンキング)については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 頭をフル回転!日常で取り入れたい頭を使う7つの習慣 客観的な視点で分析をおこなう 左脳が優れている人は、客観的な視点による分析に長けています。感情や個人的な偏見を排除し、事実とデータに基づいて冷静に評価していくので、ミスリードが極端に少ないのが特徴です。 こういった正確な分析能力は、ビジネスにおいて、とくに大きな力を発揮してくれます。ビジネスの世界では、上司や顧客に提案を採用してもらわなければなりません。そのためには、聞いた相手が誰しも納得できるような、客観性のある論理的な提案をする必要があります。 きちんとしたデータや数字に基づく偏りのない論理的な提案書の作成は、ビジネスパーソンなら誰でも身につけておくべき必須の能力です。 しかし、こういった分析がきちんとできていない人も、現実にはたくさんいます。だからこそ、客観的な視点で分析ができる人は、ビジネス市場で高く評価されます。 交渉やプレゼンテーションが得意 左脳が活発な人は、交渉やプレゼンテーションにおいて優れた能力を発揮します。交渉の得意な人は、ものごとを分割して考えるのが得意です。精査した一つひとつのパーツを最適な形に組み立てて、相手にわかりやすく説明します。 相手に納得してもらうには、確固たる事実と数字に基づいたデータをしっかりと相手に提示するのがポイントです。いくらよさそうな話でも、根拠の薄い提案なら、夢物語と一蹴されてしまうでしょう。 また、徹底的に調べてきた自分とはじめて提案を聞く先方の間には、ギャップがあることも知っておく必要があります。自分にとっては当たり前の話でも、相手にとっては馴染みのないむずかしい話です。 だから、はじめて聞く人でもすぐに理解できるように、図解や表などを駆使してわかりやすく提案する能力が求められます。左脳の能力が活性化している人は、論理的な提案づくりやわかりやすいプレゼンテーションが得意です。 数字に強い 左脳がうまく機能している人は、往々にして数字に強いです。とはいえ、社会人になれば、学生時代のように微分積分や三角関数といった高度な数式は必要ありません。 見積もりを作成したり、統計データをまとめたりと、シンプルな四則計算をビジネスに適した形で使えれば十分です。むずかしい計算能力よりも、適切な予算作成や財務分析といった、利益に直結する思考が重要になってきます。 数字に強い人は、「昨期50億の売上が今期56億になったということは、12%も売上が伸びたわけですね!」と、パッと計算ができてしまいます。デキるビジネスパーソンを目指すなら、やはり数字的感覚は鍛えておきたいですね。 左脳の機能を鍛える4つのアイデア 最後に左脳を鍛える4つのアイデアを紹介します。 言語能力を鍛える「多読」 「多読」は、言語能力を向上させる効果的な方法のひとつです。多読では、さまざまな種類のテキストを大量に読み、語彙の拡大・文法構造の理解・読解力の向上を図ります。 もちろん、じっくり文章を読み込む「精読」も、言語能力や分析力のレベルアップにはとても有効です。ただし、精読は一つひとつの言葉を丁寧に読み解いていくため、時間が非常にかかります。 一方で、大量の本をざっと読み進める多読なら、精読を1冊する間に10冊読めてしまいます。多読最大の魅力は、異なる著者のさまざまな視点や表現方法に出会えるところです。 そういう意味では、多読するジャンルや著者はバラけているほうがいいでしょう。同じ著者の本ばかり読むと、価値観が固定化してしまうからです。もしあなたが小説好きなら、普段あまり読まない歴史書やビジネス書を手にとってみましょう。 きっと、新しい知識が身につくはずです。 記憶力を鍛える「日記」 日記は、記憶力を鍛える有効な方法のひとつです。日々の出来事・感じたこと・学んだことの記録を通じて、情報の整理と記憶の定着が促進されます。なんといっても、日記を書こうと思ったら、まずその日にあったことをしっかりと振り返らなければなりません。 「お昼に食べたハンバーグ定食、美味しかったなあ」「あれ、今日の15時ころはなにしていたっけ?」と、自分の行動をこまかく振り返る行為が、記憶の定着にとてもよい影響を与えてくれます。 記憶の定着には、「復習」と「印象づけ」が必要です。英単語の暗記をする際、何回も復習をして少しずつ覚えていきますよね。その日の出来事を何回も思いだして日記を書く行為は、まさにこの復習そのものです。 また、日記に過去を書き留めることで、余計な情報を忘れてしまってもよい状態がつくれます。余計な情報を頭から追い出せば、その分スペースができて、新しい記憶の定着がスムーズに進みます。 ◆日記の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレの種類を使い分けて脳の劣化を効果的に食い止めよう 論理的思考を鍛える「ロジカルシンキング」 論理的思考を意図的に鍛えるなら、やはりロジカルシンキングがオススメです。 子どものころは多少ピントのズレた発言をしても、愛嬌として許されるでしょう。しかし、社会人になったら、論理的思考のできない人はそのまま「仕事のできない人」と認識されてしまいます。 ビジネス社会では、「結局なにが言いたいのかよくわからない」と相手に思われないように、筋道の通った論理展開を最低限できるようにしておかなければなりません。 ロジカルシンキングを身につけるには、以下に挙げた点に注意が必要です。 ロジカルシンキングの注意点 仮説→検証を繰り返す 事実や事例、数字をベースに考える 手法に当てはめて考える 固定観念を極力排除する ただ論理的に考えようと思っても、慣れないうちはおそらくなかなかうまくいかないでしょう。最初のうちは、「帰納法」や「演繹法」といったロジカルシンキングの手法に、そのまま当てはめて考えてみるのがオススメです。 そのうち、ロジカルシンキングに慣れてきたら、わざわざこういった手法を意識しなくても、自然と論理的にものごとを考えられるようになってきます。 時間感覚を鍛える「ToDoリスト」 時間感覚を鍛えるなら、ToDoリストの活用をオススメします。ToDoリストとは、やるべきことを箇条書きでまとめた、いわゆる「やることリスト」です。 その際に、ただやることを羅列しただけでは、わざわざToDoリストをつくる意味がありません。ToDoリストは、ジャンルごとに分類して、それぞれ優先順位をつけていくところに大きな意味があるのです。 どれだけ仕事のできる人でも、時間には限りがあります。ToDoリストがあると、優先度の高いものから取り組むようになるため、仕事が効率的に進みます。 また、ToDoリストに慣れてきたら、タスクの優先度を4つにわけてみましょう。 タスクの優先度 緊急度と重要度が両方とも高い 緊急度は高いが重要度は低い 緊急度は低くいが重要度は高い 緊急度と重要度ともに低い 当然、最優先で取り組むべきは、「緊急度と重要度が両方とも高いもの」になります。「緊急度は高いが重要度は低い」いわゆる雑事に忙殺されることのないよう、しっかりと優先順位を設定してください。 まとめ ここまでお話ししたように、左脳と右脳の働きは異なります。しかし、左右どちらが優れているというわけではなく、左右両方の脳をバランスよく使えるのがベストな状態といえます。 とはいえ、仕事や勉強で結果を出したいなら、まずは左脳を中心に鍛えていくのが効率的です。今回紹介した4つの方法を参考にして、いろいろと試してみてください。 ### 2月9日発売予定 PHPスペシャル 2024年3月号(PHP研究所) 「直感力の鍛え方」というテーマで、弊社代表 山中恵美子が取材いいただきました。 2月9日発売予定 PHPスペシャル 2024年3月号(PHP研究所) 「直感力の鍛え方」というテーマで、弊社代表 山中恵美子が取材いいただきました。 もう迷わない!直感力の鍛え方 -すぐ決められる人!やる人に- というテーマで、お話させていただいております。 直感力を鍛えるための実践的な方法はもちろん、 タイプ別のおすすめなども、まとまっております。 今まで、あまりお話したことのない内容になっておりますので、ぜひお手に取ってみてください。 amazon購入ページはこちら https://amzn.asia/d/ewcMAv5 ### 【本日限定】ワンコインで、瞬読式時間術をゲットしよう! 昨年発売され、各書店で大人気! 人生が劇的に変わる「瞬読式」時間術が AmazonのKindle日替わりセールの対象となっております。 本日、1月30日(火)23:59までに限り、499円とワンコインにてご購入いただけます。 購入はこちらから https://www.amazon.co.jp/dp/B0CL4KBRKH/ ぜひ、お得にご購入いただけますと幸いです^^ 人生が劇的に変わる「瞬読式」時間術 目次を一部ご紹介 ゼロ秒で答えを出す!「瞬読思考」 目指すのは、「その日の終わりに満足して眠りにつける」時間の使い方 「時間泥棒」の罠にはまるな! 「返事は早ければ早いほどいい」は脳科学的にも証明されている 1日たった15分の使い方を変えるだけで、人生も変わる ムダを捨て、本当にやりたいことに集中する 本は、読めば読むほど、個人の能力を爆上げする最強ツール あなたの大切な「自分の時間」を見直すワーク 私たちは、時間がないのではなく、必要のないことに時間をとられているだけ ### 和田裕美さん・山中恵美子 ゲリラサイン会@熊本 和田裕美さん・山中恵美子 ゲリラサイン会@熊本 日時:2024年2月1日(木)11:30~12:30 場所:メトロ書店 熊本本店 メトロ書店 熊本本店で、 ベストセラー作家の和田裕美さんと、山中恵美子のゲリラサイン会を開催させていただきます! ご参加方法・詳細はこちら 平日の昼間のお時間ですが、 会いに行けるよ!!という方、是非お越しいただけますと幸いです。 山中が、熊本で書店イベントさせていただくことは初めて。 今回は、和田裕美さんとの、コラボ回ということで、とっても貴重な回ですので、お見逃しなく! ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.115】新潟県 中林功一さん(60代)会社役員   どんなお仕事や活動をされていますか? 現在は、主に3つの活動を行っております。 (1)自社の研究開発に絞った業務。 (2)歩行寿命を伸ばし、健康寿命を伸ばすことで医療介護費を減らす活動。 (3)里山再生プロジェクト活動。   瞬読を始めようと思ったきっかけは? (1)情報の収集と蓄積のスキルを効率的に高めたかったため。 (2)新しく携わっている、今まで接点のなかった土木・環境保護などの知識を、効率よく学ぶため。   瞬読を始めて変わったことは? 【1】効率よく読書ができている これまで20時間位かかっていた5〜600頁の本を、3時間程で読み切れるようになりました。 瞬読で大まかな内容を把握し、重要な部分だけを詳しく読む方法です。 このことだけでも、瞬読を受講して、十分目標を達成していると思っています。 また、新聞を塊で見て理解できるようになり、読む時間が短縮されました。 雑誌、研究論文等を読む速度は、瞬読を始める前より、1.5倍以上速くなっています。 【2】デジタル情報処理能力アップ! メール処理の速度が上がり、情報の整理や優先順位付け、効率的なデジタルコミュニケーション能力も向上しました。 【3】積読が気にならなくなった! 読書が趣味の私は、これまで積読状態を負担に感じていました。 しかし、瞬読の受講後、その気持ちがなくなりました。 「いつでも短時間で読める!」という安心感や、最初から1行ずつ読まなければいけないという負担が減ったからだと思います。これは嬉しい効能です。   瞬読はどんな方におすすめですか? 受験生、ビジネスマン、自己成長の意欲が高い人、にお勧めします。 受験生:脳の特性を活かした勉強法ができると思います。 ビジネスマン:業務の優先順位付けが簡単にできるようになります。 自己成長の意欲が高い人:積極的にアンケートを活用したり、トレーニング会といったイベントに参加することにより、できている部分を自分で認めていく力がつきます。 瞬読を体得することで、文章を読む必要な箇所が感じられるようになり、あまり読まなくてもよいところが分かっていきます。 仕事を的確に効率的に進めるには、優先順位を素早くつけて行動することが大切だと思います。 瞬読コミュニティはどんな場所でしょうか? 習慣化には、ピッタリの場所です。 90日間プログラムの間は、習慣化のために朝活に参加しておりました。 現在も習慣化に向けて取り組んでいます。 ### 長期記憶のシステムを理解して勉強や仕事に活かす方法 この記事をお読みの方は、「頭に入れた内容を長期記憶に残して、勉強や仕事で成果を出したい」とお考えの人ばかりだと思います。 たしかに、インプットした情報を長期記憶に留めておければ、勉強でも仕事でもよい成果は出しやすくなるでしょう。そこで今回は、長期記憶の基本的なシステムをしっかりと解説したあとに、長期記憶を実現するためのテクニックを10個紹介していきます。 長期記憶のシステム 長期的に情報を記憶しておきたいなら、まず長期記憶のシステムをきちんと理解しておくべきです。この章では、長期記憶の種類や短期記憶との関係などをわかりやすく解説していきます。 長期記憶の種類 ひと言で長期記憶といっても、大きく3種類に分類されます。それぞれどのような役割があるのか、ひとつずつ見ていきましょう。 ⚫︎エピソード記憶 私たちが経験した具体的な出来事から発生する記憶を、エピソード記憶といいます。「昔、◯◯したことがある」といった、いわゆる思い出はすべてエピソード記憶です。 実際の体験がベースになるので、エピソード記憶は、そのときの日時・時間・場所・一緒にいた人といった、こまかい情報をワンセットとして記憶しています。 よくも悪くも強烈な印象のある記憶については、言葉だけでなく映像や音・匂いといった感覚を一緒に覚えているケースも少なくありません。 たとえば、田舎で親戚と川釣りにいった記憶は、おそらく川の流れる音やキラキラ反射する水面の映像がセットになっているはずです。このように、体験に基づくエピソード記憶は長期間記憶に残りやすいという、大きな特徴があります。 ⚫︎意味記憶 意味記憶とは、学習によって得た記憶です。いわゆる、知識はすべて意味記憶であり、「◯◯を知っていますか?」という質問の答えになる記憶は、意味記憶だと思ってください。 たとえば、「アメリカ合衆国の首都はワシントンD.Cである」というのは、学習によって学んだ意味記憶です。ただし、実際にワシントンD.Cを訪問したことのある人にとっては、ワシントンD.Cは、意味記憶ではなくエピソード記憶になるでしょう。 言うまでもなく、単なる知識として記憶するよりも、体験したことの方が強烈に記憶されます。とはいえ、すべての事柄を体験するのは不可能です。したがって、ある程度年齢を重ねると、意味記憶の割合がどんどん増えていきます。 ⚫︎手続き記憶 エピソード記憶や意味記憶と違い、自転車の乗り方のような言葉にできない記憶を、手続き記憶といいます。 こういった「体で覚える記憶」は、習得にかなり時間が必要です。しかし、何度も繰り返すうちに突然できるようになり、一度マスターしたらしばらくやらなくてもあとはずっと忘れません。 スポーツや音楽のように体で覚える分野については、いかに意味記憶から手続き記憶にもっていけるかが、上達の大きなポイントです。 なお、意味記憶と手続き記憶は、記憶される場所が異なります。意味記憶が海馬を中心に記憶されるのに対して、手続き記憶が記憶されるのは「大脳基底核と小脳」です。 短期記憶と長期記憶の関係 記憶には、大きく短期記憶と長期記憶の2種類があります。インプットした情報はまず短期記憶としてあつかわれ、そのなかで脳が重要だと判断した内容だけ、長期記憶へ移行するのが基本的な流れです。 頭に入れた銀行のワンタイムパスワードを、入力後すぐに忘れてしまうのは、そのときだけ覚えておけばいいと脳が判断したからです。でも、同じパスワードでも、毎回同じものを繰り返し打ち込むタイプのものは、おそらく完璧に覚えているでしょう。 これは、何回も繰り返し使っているので、長期記憶としてしっかりと残しておく必要があると、脳が判断した結果です。 もちろん、すぐに忘れてしまうからといって、短期記憶を軽視するのは間違いです。もし短期記憶が正常に機能しなければ、会話しているそばから話の内容を忘れてしまい、まったく会話になりません。 短期記憶と長期記憶は、正常な生活を送るうえでどちらも重要であると、しっかり理解しておいてください。 ◆短期記憶と長期記憶の違いについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 【右脳速読法】「瞬読」で記憶力が大幅にアップする理由とは 記憶力低下の主な原因 記憶力が低下する原因は、大きく以下の3点です。 記憶力低下3つの原因 加齢 ストレス 変化のない退屈な生活 記憶力の低下は、なにかひとつだけに限定されるものではなく、いくつもの要因が複雑に絡み合って起こると考えられます。 よく記憶力低下の原因として、年齢を挙げる人がいます。たしかに年齢による衰えはあるかもしれませんが、じつは知識を吸収する能力は、90歳になっても40歳の頃より高いという研究データ※1もあるのです。 それよりも、ストレスや変化のない生活の方が、よほど記憶力に悪い影響を与えています。変化の少ない生活は、同じようなことを無意識でこなしているので、頭をそれほど使う必要がありません。そのため、記憶力もどんどん劣化していきます。 ストレスについては、コルチゾール値が高い人ほど物忘れが多いという、テキサス大学の研究データ※2もあります。コルチゾールは、ストレス時に分泌される、いわゆるストレスホルモンです。 このように、記憶力を改善するには、さまざまな側面から総合的にケアをしていく必要があります。 ※1:国立長寿医療研究センター「加齢にともなって成熟していく、知的な能力とは?」 ※2:Stress might lead to memory loss and brain shrinkage, study says ◆記憶力低下の原因については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう 加齢による記憶力低下と認知症の違い 加齢にともなう記憶力の低下と認知症は、しばしば混同されがちです。しかし、両者はまったく違う状況であり、対策も大きく異なります。 両者の大きな違いは、「忘れたことを覚えているかどうか」です。年を取れば程度の差こそあれど、誰だって名前や日付を忘れることはあるでしょう。 加齢の場合は、あとから「あー、そういえば……」と自分で思い出すことも多いし、日常生活には特別支障ありません。 一方、認知症になると、自分が忘れてしまった事実そのものを忘れてしまいます。よくテレビなんかで、ご飯が済んだあとに「まだ昼ごはんを食べさせてもらっていない」と老人が泣き叫ぶシーンがありますよね。まさに、そういった状態になってしまうわけです。 また認知症の場合は、記憶力低下だけでなく、考え方や言語能力、計算力といったさまざまな認知機能に問題が発生します。いったん発症すれば、回復はむずかしく、医療機関での治療が必要です。 長期記憶3つの大原則 長期記憶として情報を残しておきたいなら、以下3つの大原則を実行してください。絶対に忘れない方法はないにしても、実践できれば記憶力は確実にアップします。 感情をともなう記憶は忘れない 感情をともなう記憶は、なかなか忘れないといわれています。つまらない授業の内容はすぐに忘れてしまいますが、パートナーとはじめてデートしたときの楽しい記憶はいつまでも記憶に残っているはずです。 記憶をできるだけ長く留めておきたいなら、こういう感情のパワーを利用しない手はありません。 以前別記事で、恐怖による記憶について紹介しました。恐怖は、いわば危険を回避するためのシグナルです。簡単に恐怖を忘れてしまえば、再び同じような状況に陥る可能性が高くなります。だから、怖かった記憶は忘れたくても忘れられないのです。 とはいえ、ものごとを記憶するたびに、毎回恐怖を感じていたら身がもたないでしょう。どうせ感情を利用するなら、楽しいとか嬉しいといったポジティブな感情を利用しましょう。 脳は繰り返しインプットされた情報を重要と判断する 脳は、繰り返し提供される情報を重要なものとして認識します。もし、なにかひとつだけしか方法を選べないとしたら、私は繰り返しおこなうインプット、すなわち「復習」を選ぶでしょう。 何回も同じ内容を脳へ刷り込めば、嫌でも記憶に残ります。もっともよくないのは、1回で覚えようとすることです。1回で完璧にしようと思っても、翌日には80%近くの情報を忘れてしまいます。 それよりも、壁のペンキ塗りのように、薄くてもいいからまずは全体を塗りつぶしてしまいましょう。当然、塗りムラはできますが、乾いてからまた塗れば、塗りムラは少なくなります。時間をおいてもう一度塗れば、塗るたびに塗装面はキレイになっていくはずです。 記憶についても、記憶のムラが気にならなくなるまで、何回も復習してください。適切な復習の間隔については、のちほどスペースド・リピティションの項目で詳しくお伝えします。 強烈な印象を与えれば忘れにくい 記憶に残るかどうかは、その情報がどれだけ強烈な印象を私たちに与えるかによって、大きく変わってきます。先ほど説明した「感情とともに記憶する」というのも、強烈な印象を与える方法のひとつです。 そのほかの方法としては、以下の2点が考えられます。 映像や図解の力を利用する 記憶法を利用する なにか勉強をしているとき、もし文字だらけの参考書しかなかったら、正直嫌になりませんか? 文字ばかりということは、当然情報量は多いでしょう。しかし、ただでさえ、知らない知識を覚えなくてはならないのに、文字ばかり見ていたらゲンナリするはずです。 ところが、イラストや表でわかりやすく説明してくれる参考書があったら、絶対にその方が頭に入ってきますよね。これは、イラストや表が、私たちの脳に「わかりやすい!」というインパクトを与えてくれたからです。 同様に、語呂合わせや場所法のような記憶術も、私たちの脳に強烈なインパクトを与えてくれます。記憶術については別記事で詳しく紹介しているので、気に入った方法があれば、ぜひいちど試してみてください。 ◆記憶術については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ いちどみたら忘れない「瞬間記憶を鍛える7つのトレーニング方法 長期記憶のためのテクニック10選 今回の記事では、長期記憶のためのテクニックを10個紹介します。ムリにすべて取り組む必要はありません。まずは、どれかひとつ気になる方法を見つけて、試してみてください。 スペースド・リピティションで復習を効率化する スペースド・リピティションは、情報を一定の間隔で繰り返し学習して、記憶を強化する手法です。ようするに復習なのですが、復習間隔の設定が大きく異なります。スペースド・リピティションでは、復習を重ねるごとに、復習の間隔を伸ばしていきます。 最初の復習は、まだ内容が記憶に定着していないので、できるだけ早い方がいいでしょう。カナダウォータールー大学の研究データによると、以下のように適切な間隔で復習を3回おこなえば、インプットした内容をほとんど忘れずに済むそうです。 復習の頻度と時間 1回目:24時間以内に10分間の復習 2回目:1週間以内に5分間の復習 3回目:1か月以内に2〜4分間の復習 個人的に、少々復習時間が短いような気もしますが、ポイントは復習の長さではありません。回数を重ねるごとに、復習の間隔が長くなっていますよね。じつは、スペースド・リピティションも、復習の間隔をどんどん伸ばしていくのがルールです。 忘れた頃に復習をすると、記憶の定着度がぐんとアップします。ぜひ試してみてください。 ◆適切な復習の間隔については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは アクティブリコールで能動的な学習を アクティブリコールは、情報をただ読んだり聞いたりするのではなく、積極的に思い出すことで記憶に定着させる学習法です。長期的に記憶するには、大きく以下のふたつの方法があります。 繰り返しインプットする 強く印象づけて覚える アクティブリコールは、2「強く印象づける」に対して非常に有効です。多くの人は、テキストを読むと、なんとなくわかったつもりになります。しかし、試しに、テキストを閉じて、今覚えたことを振り返ってみてください。 おそらく、全体の20〜30%くらいしか思い出せずに、愕然とするはずです。でも、「覚えた内容を書き出す」「インプット後すぐにテキストを閉じて内容を説明する」「小テストで理解度をチェックする」といった能動的な学習を繰り返すと、記憶の定着度は飛躍的に向上します。 最初はなかなか効果を実感できないかもしれませんが、長期的視点で焦らずに繰り返してください。 ◆アクティブリコールについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ きっと人生が変わる「思考停止改善6つの方法」 五感を組み合わせたインプット 視覚情報だけに頼ったインプットは、さまざまなプラットフォームのある現代において、少々効率が悪いです。今なら、動画やオーディオブックのように、単純な文字情報以外の題材がたくさんあります。 向き不向きもありますが、もし文字以外のインプット方法が楽なら、よりスムーズに頭に入ってくる方法も並行して試してみてください。 実際、文字だけの情報よりも、映像と音声の両方からインプットできる動画を好む人が、近年激増しています。YouTubeの普及具合を見れば、動画の人気度がわかるでしょう。 忙しい人なら、オーディオブックを使って、耳から学習するのもオススメです。通勤や家事の時間にオーディオブックでインプットして、あとから時間のあるときにテキストで復習すれば、情報がスルスルと頭に入ってきそうですよね。 また、音読をしながら復習というのも、記憶の定着という意味では、非常に高い効果が期待できます。 ◆視覚と聴覚のサンドイッチ学習については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 関連事項はまとめて覚える なにか新しい情報を長期的に記憶しようと思ったら、できるだけ関連した情報をまとめて覚えてしまいましょう。脈絡なくバラバラにインプットするより、関連した内容を一気にインプットする方が、スムーズに頭へ入ってくるはずです。 たとえば、 diabetes(糖尿病)という英単語を覚えたい場合、「stroke(脳梗塞)」「hypertension(高血圧)」「cancer(がん)」といったよく聞く病名も一緒に覚えてしまいます。 こういった病名の動詞にはhaveが使えるので、「I have diabetes」「I have a stroke」といった具合に、関連情報をどんどん仕入れていくのです。 もちろんこういったテクニックは、英語に限らず、どのようなジャンルでも使えます。ぜひ、試してみてください。 マインドマップを作成する 長期記憶の強化には、情報を整理し視覚的に表現する「マインドマップ」が非常に有効です。このテクニックでは、中心に主題を置き、そこから関連するキーワードやアイデアを枝分かれさせていきます。 たとえば、今回の長期記憶がメインテーマなら、そのあとに「エピソード記憶」「意味記憶」「手続き記憶」といったサブテーマを配置し、それぞれに具体的な例やヒントを加えていくわけです。 マインドマップなんていらないと思う人もいるかもしれませんが、マインドマップをいったん思考の整理に取り入れると、正直もうやめられません。 頭のなかに散らばったバラバラの思考が、それぞれどういう関係にあるのか、重要度や不足している情報などについても、ひと目で確認できます。また色彩をうまく取り入れ、適所にイラストを加えれば、理解度が上がりさらに長期記憶へ移行しやすくなります。 マインドマップは、学業、ビジネスのプレゼンテーション、日常生活でのアイデア整理など、多岐にわたる場面での利用が可能です。幸い無料で利用できる良質なマインドマップアプリが、数多くリリースされています。考えることが多くて頭がパンクしそうな人には、とくにオススメですよ。 ◆マインドマップについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 頭の中が整理できないのはなぜ?散らかった思考を整理するための4つのアイデア 記憶法を活用する よほど興味のあることでもない限り、私たちは昨日やったこともすぐに忘れてしまいます。ましてや、勉強に出てくる年号や数字、あるいは単純な買い物リストにしても、それほど興味のないものを長期的に覚えておくのはなかなか大変です。 そういった無味乾燥な情報に対して、非常に効果を発揮してくれるのが、「場所法」や「ペグ法」といったいわゆる記憶法です。 もっとも有名な記憶法のひとつ「場所法」は、覚えるべき情報を特定のイメージや場所に結びつけて記憶していきます。 たとえば、買い物リストにあるキャットフードを記憶したい場合、居間のこたつとキャットフードを結びつけます。「こたつ布団をめくったら、なかでミケがキャットフードをパクパク食べていた」といった具合に、リストと場所を使ってストーリーをつくってください。 ほかの買い物リストも、別な場所とリンクさせて短いストーリーをつくっていきます。この結びつけによって、買うものがパッと頭に浮かぶようになるんですね。 もちろん、最初はスムーズにできないでしょう。でも、慣れてくれば、場所をイメージするだけで、紐づけた記憶がパッと蘇ってくるようになるはずです。まずは、2〜3個の短いリストから試してみてください。 教えることで学ぶ 教える行為は、単に知識を伝えること以上の効果を持っています。誰かに学んだ知識を教えようと思ったら、内容を深く正しく理解しておかなければなりません。理解度が浅ければうまく説明できないし、あやふやな情報を教えるわけにはいきませんので。 つまり、第三者に教える行為を通じて、私たちは自ら学び直しをしているわけです。 たとえば、新しいプロジェクトのプレゼンテーションを準備する際、内容を同僚に聞いてもらってみてください。自分ひとりでブツブツ練習するより、より深くプレゼンの内容を理解できている自分に気づくはずです。 また、同僚から質問を受けることで、自分では思いつかなかったポイントに気づけるというメリットもあります。 なお、実際に教えるチャンスがなければ、教える気持ちで情報をまとめて独り言をつぶやいてみましょう。それだけでも、効果はまったく変わってきます。 自己質問方式で曖昧な知識をつぶしていく 「覚えるべき内容をきちんと理解できているか」自己質問による確認は、長期記憶への定着に大きく役立ってくれます。 受験や資格試験の勉強をする際に、参考書や問題集の答えを見たあと、急に内容をすべて理解した気分になることがありませんか? 本来、覚えたい項目を見てパッと内容が出てこなければ、理解しているとはいえないはずです。それなのに、多くの人が、自分が後出しジャンケンのような行為をしていると気づいていません。 自己質問方式による内容の確認は、この勘違いをきっちりと修正してくれます。やることは、非常にシンプルです。 「〇〇ってどういう意味?」 「なぜそうなるのか?」 「なぜ△△になるのかというと……▢▢だから」 上記のように自問自答することで、理解の浅い部分や曖昧な部分が明確になります。そして、その曖昧な部分を自分なりに調べたり、再度レクチャーを受けたりするから、長期記憶として知識がしっかりと定着するのです。 感情を絡めて覚える 前述の通り、人間の脳には、感情をともなう記憶は忘れにくいという特徴があります。つまらない授業の内容はすぐに忘れてしまいますが、楽しかった旅行の思い出はいつまでも覚えていますよね。 うっかりよそ見をして事故に遭いそうになれば、二度と同じ目に遭わないように、「よそ見運転は危ない」と恐怖とともに記憶へ刻み込まれるはずです。こういった性質を上手に利用すれば、長期記憶への定着率は大きくアップします。 たとえば、歴史のできごとを覚えたい場合、ただ参考書を読んでもなかなか頭に入ってきません。似たようなできごとが、数多く載っていますからね。 でも、そのできごとを舞台にしたおもしろい漫画があったら、おそらく登場人物の名前や相関関係、年号などがスーッと頭に入ってくるでしょう。それは歴史とおもしろいという感情が結びついて、記憶に刻まれるからです。 漫画ではなく、イラストが多用されている入門書を活用するのもオススメです。「あっ、これならわかりやすい!」という小さな喜びが、記憶力によい影響を与えてくれます。 自分にとって、どういう形でインプットすると感情が動くのか、ぜひいろいろと試してみてください。 暗記アプリを活用する 長期記憶への定着率を改善するには、暗記アプリの活用も非常にオススメです。先ほど紹介したスペースド・リピティションは、自分で適切な復習頻度を決めるのが、初心者には少々むずかしいかもしれません。 しかし、有名な「mikan(みかん)」のように、スペースド・リピティション機能が搭載された暗記アプリを使えば、アプリが最適な復習のタイミングを自動で知らせてくれます。 また、フラッシュカード式のアプリは、アクティブリコール学習に最適です。フラッシュカードアプリでは、カードの表面に質問やキーワードを、裏面には答えや説明を入力します。 アプリがこれらのカードをランダムに表示し、ユーザーは答えを思い出していくわけです。通常は自分でミニテストをやらなければならないところ、アプリが自動でおこなってくれます。 しかも正誤を記録して、苦手な問題を重点的に出題してくれるので、記憶漏れが極端に少なくなります。効率よく長期記憶へ定着させるには、こういったアプリを活用しない手はありません。 アプリなら、いつでもどこでも、ちょっとした空き時間に取り組めます。復習の回数を増やすためにも、どんどん活用していきましょう。 大量の情報を長期記憶化するには記憶法を活用しよう 世の中には、数百桁の円周率を記憶できる、いわゆる記憶の達人が数多く存在します。こういった記憶の達人がこぞって利用している記憶法を取り入れて、少しでも効率よく記憶できるようになったらいいと思いませんか? 前章で記憶法について簡単に説明しましたが、この章ではさらに詳しく、主要な記憶法を5つ紹介していきます。興味が湧いた人は、ぜひご自分で詳細を確認してみてください。 基礎結合法 最初に紹介する基礎結合法は、記憶法の基本ともいうべきテクニックです。基礎結合法では、基礎表(干支や体の部位などがよく使われる)と呼ばれるリストをつくり、そこに新しい情報を紐づけていきます。今回は、干支を基礎表にして、食材と結びつける例を見ていきましょう。 干支と使った基礎結合法の例 子(ネズミ):「チーズ」ベストセラー「チーズはどこに消えた」からイメージ 丑(ウシ)「牛肉」丑年なのでそのままウシを当てはめる 寅(トラ)「バター」有名な絵本に出てくるトラとバターのシーンからイメージ 卯(ウサギ)「ニンジン」ウサギの好物といえばニンジン 辰(タツ)「タコ」同じ海の生物としてタコを紐づけ 巳(ヘビ)「長ネギ」ヘビのように細長い形をしているところからイメージ 午(ウマ) 「リンゴ」甘い果物が好きなウマとリンゴを紐づけ 未(ヒツジ)「ほうれん草」緑の野菜を好んで食べるイメージから紐づけ 申(サル)「バナナ」サルの好物といえばバナナ 酉(トリ)「鶏肉」そのままトリ=鶏肉をイメージ 戌(イヌ)「タケノコ」イヌが「ここ掘れワンワン」でタケノコを掘り出している 亥(イノシシ)「豚肉」イノシシとよく似た見た目をしているから 上記を見て、こじつけのように感じた方もいるはずです。たしかに、なかにはあまり関連性のない結合例も含まれています。 しかし、そういった点は、記憶法としてまったく問題になりません。ようは、なにかと結合させることで、強く記憶に残ればよいのです。そう考えると、ただ機械的に覚えるより、干支のような基礎表を活用した方が断然楽しく覚えられるのではないでしょうか。 場所法 記憶法として非常に有名な「場所法」は、先ほど説明した基礎結合法のアレンジバージョンになります。基礎表が場所に限定されているだけで、記憶したい内容と基礎表を紐づけるやり方はほかの基礎結合法となにも変わりません。 ただ、古代ギリシャ(約2,500年前)から使われている歴史と実績のある方法であり、利用者も多いので、個別に場所法として扱われているわけです。 場所法の基礎表として利用するなら、やはり自宅が一番でしょう。オフィスや町並みなども利用できますが、利用頻度の高い自宅がもっともイメージしやすいはずです。 たとえば、コーヒー・バナナ・白菜といった食材を覚えるなら、以下のように基礎表と結合します。 「コーヒー+お風呂」→ 浴槽がコーヒーで溢れそうになっている 「バナナ+廊下」→ 廊下に落ちているバナナで滑って転んだ 「白菜+寝室」→ 布団をめくったら白菜が寝ていた もちろん、実際にこのような状況はあり得ないでしょう。でも、あり得ないくらい突飛な設定の方が、より長期記憶に刻み込まれます。これは場所法に限ったことではありませんが、できるだけインパクトの強い設定が、基礎結合法を成功させるポイントです。 ペグ法 ペグ法も、場所法と同様に、先ほど説明した基礎結合法の一種です。「ペグ(引っかけ釘)」という名前の通り、設定した基礎表に新しい情報を引っかけるようにして記憶していきます。 一般的に、ペグ法は数字を覚えるのに向いている記憶法といわれているので、14203という暗証番号を例にやり方を見ていきましょう。 ペグ法では、事前に数字へ対応する基礎表を作成しておく必要があります。 0 → お化け 1 → 家 2 → ニラ 3 → サンバ 4 → 四股 14203であれば、「家の外で四股を踏んでいるときに、ニラの匂いがしたので振り返ったら、お化けがサンバを踊っていた!」といった感じのストーリーができあがりますよね。 今回は、覚えやすいように数字と基礎表の読み方をリンクさせました。でも、基礎表に決まりはないので、読み方にこだわらずに好きな言葉を設定してもらって構いません ただし、長い数字を暗記する場合、1桁の基礎表だとストーリーが異常に長くなってしまうでしょう。下準備は大変ですが、記憶する量を減らすためにも、2桁や3桁の基礎表の作成をオススメします。 連想結合法 前述の基礎結合法と並んで、記憶法の基礎的なテクニックといわれているのが、この連想結合法です。 ひとつの情報を次に設定した情報と組み合わせてストーリーをつくっていくのが、連想結合法の基本的な流れになっています。 たとえば、「卵・牛乳・小麦・そば・エビ・イカ」といったアレルギーの原因となる食品を覚えたい場合、以下のようにストーリーを繋げていきます。 ケーキをつくりたくて、卵と牛乳を混ぜた 小麦がなかったので、そば粉で代用した ケーキの素を混ぜていたら、なかからエビが顔を出してきた エビの後ろからイカが出てきて、ケンカがはじまった 上記はあくまでも一例に過ぎませんが、イメージした内容が数珠つなぎになっているのがおわかりでしょう。このように、暗記したい内容を数珠つなぎにひとつのストーリーとして覚えるので、普通に覚えるよりも断然忘れにくいのが大きなメリットです。 しかも、「エビとイカがケンカした」というように、インパクトの強い内容を設定すれば、より記憶の定着度は高まります。 このように連想結合法は、楽しくてクリエイティブな記憶術です。遊び感覚で効率よく記憶できますから、ぜひいちど試してみてください。 語呂合わせ 語呂合わせは、覚えたい情報を同じ音の言葉に置き換えて記憶するテクニックです。昔から、受験勉強などでよく使われており、下記のような平方根の語呂合わせを見たことがある人も多いのではないでしょうか。 ルート2 ≒ 1.41421356……「 一夜一夜に人見ごろ」 ルート3 ≒ 1.7320508……「人並みにおごれや」 そのほか、「鳴くよ(794年)ウグイス平安京」といった歴史関連の語呂合わせも、非常にポピュラーですよね。 語呂合わせは、半分ダジャレのようなものであり、毎回必ずうまい語呂合わせが見つかるとは限りません。ただ、「3096(ミラクル)」「029(お肉)」のように、直感的に理解できる語呂合わせがうまく当てはまるなら、どんどん利用していくべきです。 前述の基礎結合法や連想結合法と、語呂合わせを上手に組み合わせられれば、より効率的に記憶できるでしょう。 記憶と生活習慣の深い関係とは 長期記憶の効率と生活習慣には、深い関係があります。今回は、睡眠・運動・食事という3つの側面から、長期記憶との関係性を紐解いていきます。 記憶の整理と定着は睡眠中におこなわれる 睡眠は、私たちの健康だけでなく、記憶の整理と定着にも欠かせない役割を担っています。レム睡眠とよばれる浅い眠りの時間帯に、人間の脳は不必要な情報をスクリーニングし、重要な情報を長期記憶に移していくのです。 ただし、このレム睡眠は一晩中続くわけではありません。深い眠りノンレム睡眠と交互に切り替わりながら、1回の睡眠で約4〜5回ほど出現するといわれています。しかも、入眠直後より起床近くの方が、1回あたりの時間はかなり長くなります。 レム睡眠の平均時間は、それぞれ10〜30分程度ですが、最後の1番長いサイクル時には、1時間以上続くこともあるそうです。 そのため、睡眠時間が5〜6時間と短めの人は、このもっとも長いレム睡眠を逃してしまうことになります。記憶の整理が十分におこなわれない状態が毎日続けば、記憶力に悪影響が出てしまうのは当然です。 質のよい睡眠を毎日7〜8時間確保する。記憶力に不安のある人は、まずそこからスタートしてみましょう。 ◆睡眠の質を上げる方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を元気にする究極の方法「健康な脳への9ステップ」 定期的な運動が記憶に与える影響 運動は肉体的な改善だけでなく、私たちの脳にも驚くべき利益をもたらします。とくに、記憶力の向上に対しては、定期的な運動が非常に有効です。 運動によって血流が改善されると、脳に対する血流が増加します。すると、これまでよりも多量の酸素と栄養が供給されます。脳は、基本的に血液中に含まれる栄養素で栄養を補給しているので、血流増加は脳機能の向上にダイレクトに関わってくるわけです。 また、運動はストレスホルモンのレベルを下げ、マイナスな気分を改善してくれることでも知られています。リラックスした状態を維持できれば、新しい情報の選別がより効率的におこなわれ、長期記憶への移行もスムーズに機能してくれるでしょう。 さらに、適度な運動は睡眠の質を高めてくれます。前述の通り、睡眠は記憶の選別と定着をおこなう非常に重要な時間です。深く良質な睡眠は、レム睡眠とノンレム睡眠の交換サイクルをスムーズにしてくれる効果が期待できます。 運動の種類や強度、頻度については、別記事で詳しく紹介しています。ぜひ、そちらの記事も読んでみてください。 ◆運動と脳の働きの関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 脳の働きを円滑にする必須栄養素 脳の健康を維持し、記憶力を高めるためには、バランスの取れた栄養が必要です。摂取すべき栄養は数多くありますが、なかでもオメガ3脂肪酸、ビタミンB群、抗酸化物質は率先して摂取すべき必須栄養素です。 オメガ3脂肪酸は、細胞膜の柔軟性を高め、神経細胞ネットワークの信号伝達効率を改善してくれます。オメガ3脂肪酸を含む主な食品としては、イワシやサンマといった魚類や亜麻仁油、チアシードがオススメです。 ビタミンB群、とくにビタミンB6・葉酸・ナイアシン(B3)は、セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質の分泌に大きく関わっています。不足すると、睡眠障害やうつ病を引き起こす原因になるため、しっかりと摂るように心がけましょう。 また、血液中の抗酸化物質が多い人は、低い人と比べて、数十年後の認知症リスクを押さえられる可能性が高いという研究データ※があります。抗酸化物質が多い食品とされる緑黄色野菜・海藻類・リンゴ・コーヒーなど、上手に食卓に取り入れてください。 ※参考: Higher Antioxidant Levels Linked to Lower Dementia Risk ◆脳によい食生活については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 長期記憶とストレスの関係性 ストレスは、私たちの記憶力に大きな影響を与えます。インプットした情報をしっかりと長期的に覚えておくためには、ストレスとの正しい向き合い方を知っておかなければなりません。 ストレスが記憶に与えるネガティブな影響 人間関係や金銭的なトラブルは、スムーズな記憶を阻害する大きな要因です。ストレスが続くと、体内でコルチゾールというホルモンが過剰に分泌されます。短期的に見ると、体を臨戦態勢にしてくれるコルチゾールの働きは、決して悪いものではありません。 しかし、コルチゾールの過剰分泌が続くと、記憶の司令塔「海馬」がダメージを受けます。海馬は、ストレスに弱い扁桃体と隣接しており、ストレスの影響をモロに受けてしまうのです。 そうなれば、当然気持ちが落ち込み、学習意欲は著しく低下します。もし、大量の知識をインプットしなければならない受験生やビジネスパーソンが、こういった状況に陥ってしまったら、おそらく望むような結果を残せないでしょう。 きちんと結果を出すためにも、できるだけ早くストレス対策を身につけて、記憶に与えるネガティブな影響を最小限に抑える必要があります。 ◆脳のストレスとコルチゾールの関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の健康を守る7つの生活習慣とは 日常生活でできるストレス軽減テクニック 日常生活で実践できるストレス軽減テクニックとして、呼吸法をオススメします。ほとんどの人は、普段呼吸に意識を向けることなどないでしょう。だからこそ、呼吸のやり方をほんの少し変えるだけで、驚くような効果を体験できるはずです。 呼吸には、大きく腹式呼吸と胸式呼吸の2種類があります。ストレス緩和には深呼吸が効果的なので、深呼吸のしやすい腹式呼吸がオススメです。 やり方は、背筋を伸ばして鼻からゆっくり息を吸い込み、口からゆっくり息を吐き出すだけ。吸う時間の倍くらいの時間をかけて、お腹から静かに息を吐き出しましょう。 ストレスを感じたら、5回から10回を目安に、ゆっくりと深呼吸をしてみてください。きっと、心がスーッと落ち着くのを感じるはずです。 なお、別記事で、アメリカ海軍で採用されている「ボックスブリージング」という呼吸法を紹介しています。呼吸法を試してみたい方は、ぜひそちらの記事にも目を通してみてください。 ◆ボックスブリージングについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶の司令塔「海馬とは」海馬の働きと改善方法について 良好な人間関係が記憶に与える効果 前述の通り、人間関係のトラブルは、私たちのメンタルに強い影響をもたらします。会社の上司と反りが合わず、毎日嫌味をいわれていたら、集中して情報を覚えようという気持ちになれないでしょう。 一方、家族や友人、同僚とよい関係が築けていれば、多少嫌なことがあっても問題なく乗り越えていけます。信頼できる人たちとの支え合いや励まし合いは、心の安定をもたらし、記憶力の維持や向上に役立ってくれるのです。 さらに、会社・学校・家庭以外にも社会的なつながりがあると、刺激を受けてより脳は活性化します。ボランティアサークルや資格スクールのような場所における人間関係は、家族や友人と違い、多少緊張感をともなうものです。 自分とは違う価値観に触れる機会も増えるし、新鮮な気持ちで人と触れ合うことで、よい意味で脳が適度に緊張してくれるんですね。普段忙しい人も、ぜひいつもと違う環境に身を置く時間を設けるように意識してみてください。 まとめ 今回の記事では、長期記憶の仕組みと長期記憶を鍛える方法について、わかりやすく説明してきました。すべての方法に取り組めればベストですが、最低でも 以下3つの大原則を守れば、それだけでも長期記憶力が向上するはずです。 感情をともなう記憶は忘れない 脳は繰り返しインプットされた情報を重要と判断する 強烈な印象を与えれば忘れにくい ### あなたは左脳派?それとも右脳派? ときどき、「あなたは左脳派?それとも右脳派?」といった記事を見かけることがあります。右脳速読の指導者からすると、「左脳と右脳の働きが違うのは事実だけど、左右どちらか一方が極端に突出しているわけではないのでは……」と考えてしまいます。 しかし、こういった記事をよく読んでみると、あくまでも「性格判断」なんですよね。エンターテイメントと考えれば、なるほどなかなかおもしろい着眼点だと思いました。 そこで今回は、圧倒的に多いと思われる「左脳派」に焦点を当てて、左脳の特性を仕事に活かす方法についてお話ししていこうと思います。 左脳派の特性とは? 普段の行動に左脳の特性が強く出ている人を、こういった性格判断では「左脳派」とよんでいます。まずは、左脳派の特性や右脳派との違いについて、見ていきましょう。 左脳と右脳は役割が違う 瞬読の受講生なら、脳が左右にわかれていて、それぞれ役割が異なることをよく理解しています。しかし、そういった知識のない人からすれば、左脳と右脳の違いといわれても、いまいちピンとこないかもしれません。 左脳と右脳の主な違い 左脳:言語処理・計算処理・論理的思考・時間的感覚 右脳:直感・創造性・全体像把握・空間認識 こうして左右の違いをまとめてみると、たしかに左右で傾向が大きく異なっています。実際、左脳は「言語脳」とか「論理脳」、右脳は「感覚脳」などとよばれることが多いです。 私たちの周りを見ても、左脳の特性が強く出ている人もいれば、右脳的な人もいるように感じます。そう考えると、左脳派・右脳派といった性格判断は、あながち間違っていないのかもしれませんね。 ただし、脳科学的にいえば、左右どちらか一方だけが独立して稼働している事実はありません。 「脳梁という神経線維の束で左右の脳は繋がっており、必要に応じて相互に役割を分担している」という脳の仕組みは、きちんと理解しておく必要があります。 ◆左脳と右脳の役割の違いについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳と左脳の違いとは?左右両方の脳をバランスよく鍛えるコツ 右脳派の傾向 一般的に右脳派とよばれる人には、以下のような特徴があります。 右脳派の主な傾向 理屈よりも感覚が大切だと思っている ひらめきを大事にしている 言葉よりもイメージでものごとを捉える傾向が強い 立体的な感覚をもつ 人の感情を読み取る能力が優れている 創造性が豊か ひと言で右脳派の特徴を挙げれば、「なによりも感覚を大事にする性格」といったところでしょうか。アート・音楽・文学といった創造性が重視される世界で活躍する人が、しばしば右脳派といわれるのも、右脳にこうした感性や創造性豊かな側面があるからです。 私が指導する右脳速読では、右脳のイメージ力を最大限活用して速読をおこないます。だから、上記のような右脳の特性については、非常によく理解できます。 左脳派の傾向 左脳派の特徴を挙げてみます。 左脳派の主な傾向 論理的な思考を好む 感覚よりも数字やデータを重視 時間をきっちり守る 計画を立てるのが得意 細部にこだわる傾向が強い 左脳派にとって、とにかく論理的な思考がなによりも大切です。ものごとを決める際には、きちんとデータを調べて、さまざまな視点から具体的な数字をもって判断します。 左脳派の人からすれば、データ分析よりも感覚を重視する右脳派が信じられないかもしれないですね。 臨機応変にひらめきを信じてとにかく行動する右脳派と違い、左脳派は非常に慎重です。分析した結果を基に、こまかく計画を立てないと怖くて動けないという人も少なくないのでは。 もちろん、どちらか一方の性質が強く出ているように見えても、左脳派が右脳の特性をまったく使っていないわけではありません。逆もまたしかり。人間の脳は、場面に応じて左右をうまく切り替えているのです。 そういった事実を踏まえたうえで、自分が左脳と右脳どちら寄りか考えてみると、なかなかおもしろいと思いますよ。 左脳派の特性を仕事で活かす方法 左脳派の特性が強く出ていると自分で感じるなら、その特性をぜひ仕事に活かしたいものです。そこでこの章では、左脳派の特性を仕事で活かす方法について、8つほど解説していきます。 デキるビジネスパーソンは効率的な計画立てが得意 なにかに新しく取り組む場合、さまざまなケースを想定して、計画を立てる必要があります。成功するビジネスパーソンに共通する特徴のひとつが、緻密な計画立案能力です。そういう意味で見ると、分析や計画立案の得意な左脳派は非常に成功しやすいといえます。 とはいえ、実際に使える計画を立てるには、大きな労力と時間が必要です。直感を大事にする右脳派なら、おそらく「どうせ途中で変更するようになるんだから、そこまでこまかく考えたって仕方がない」と感じるでしょう。 たしかに、計画に時間をかけすぎて、行動が遅れてしまうのは問題です。でも、目標を明確にして、その目標までのステップをこまかく設定できれば、適当に取り組むよりどう考えても失敗する確率は大幅に少なくなるでしょう。 左脳派の人は、ぜひ計画立案スキルを磨いてください。時間の管理・資源の配分・リスク対策・優先順位の設定など、こまかく準備をすればするだけ、成功に近づくのですから。 データ分析でライバルに差をつける データ分析は、左脳派の論理的思考や分析力を最大限に活かせる非常に重要なスキルです。ビジネスの現場では、膨大なデータが日々生まれていますが、それをただ集めるだけではまったく意味がありません。 収集したデータの傾向を分析して、データの背後にあるニーズやチャンスを掴んで、はじめてデータ分析の意味が出てきます。 左脳派の人は、数字や事実を正確に理解するのが得意です。さらに、データを基に仮説を立て、次の行動を計画する能力にも長けています。データを深く分析し、リスク対策もしっかりと練り込んでいるので、失敗をしてもリカバリーが可能です。 こういった優秀なデータ分析能力をもつビジネスパーソンを、企業は放っておきません。データ分析の精度を高め、その卓越した能力を、どんどん周囲にアピールしていってください。 BIツールを活用してデータを視覚化する データ分析をより強固にするために、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールの使用を検討してみてください。BIツールとは、複雑なデータをわかりやすく整理し、視覚化するための強力なツールです。 ビックデータとよばれる企業がもつデータは、あまりにも膨大過ぎて、Excelのようなツールで個人が分析するのはかなり大変です。その点BIツールがあれば、膨大なデータのなかから必要な情報を的確に取り出して、分析してくれます。 グラフやチャートを作成して、ダッシュボード上にまとめて表示してくれるので、分析状況が一目で確認できるのも、BIツールの大きな魅力です。 ただし、こういったツールを使いこなすには、左脳派の特性である「論理的に物事を考える力」が欠かせません。規模の小さい会社では、こういったツールを導入したくても、使いこなせる人材がいないというのが現実です。 いち早くBIツールを使いこなせるようにしておけば、間違いなくあなたに対する評価は爆上がりします。TableauやPower BIなど、操作が比較的簡単なツールは数多くあるので、ぜひ早いうちにこういったスキルを磨いておきましょう。 仮説と検証を繰り返して精度を上げる ビジネスで成功するためには、データを分析して得られた結果を基に仮説を立て、その仮説を実際に検証するプロセスが欠かせません。先ほどデータ分析の項目でもお話しをしましたが、データを分析するだけではほとんど意味がないのです。 仮説と検証を繰り返し、どうやればうまくいくのかを絞り込んでいくからこそ、ビジネス戦略の精度が向上していきます。ところが、右脳派の人は感覚的な要素が強く、こういった地道な作業をすっ飛ばしてしまう傾向が強いです。 たまたま仮説が正しければ飛び抜けた結果を出せますが、反面ミスをした際の損失も大きくなってしまいます。その点、左脳派は、こまかい検証が得意です。仮説をテストする場合も、小規模なテストから着実に進めていくため、失敗した際のダメージもそれほど受けません。 新規事業のスタートアップには、こういった地道な作業を、鋭い分析と論理的な思考で進めていける人材が不可欠です。もちろん、こういった能力は自分のビジネスをスタートする際にも非常に役立ちます。 フレームワークを活用して思考の抜けを減らす フレームワークは、複雑な問題を整理し、抜けや漏れのない思考をサポートしてくれる強力なツールです。左脳派の人は自分の論理的思考に自信があるため、ときに十分な検証をおこなわずに仕事を進めてしまうことがあります。 フレームワークとよばれる型を利用すれば、そういったうっかりミスや思考の漏れを最小限に防ぐことが可能です。 ビジネスでもっとも使われるフレームワークに、「SWOT分析」があります。SWOT分析とは、組織の内部的な要因と外部要因を、「強み(Strengths)」「弱み(Weaknesses)」「機会(Opportunities)」「脅威(Threats)」という4つの側面から分析する手法です。 自社だけでなく、他社や業界との比較をしっかりおこなうので、改善点や問題点を踏まえた方向性を見つけやすいという大きなメリットがあります。 当記事はビジネススキルの記事ではないので詳細な説明は控えますが、フレームワークに興味のある人は専門書などでいろいろと調べてみてください。 論理的思考を強みにしよう 次から次へと予想だにしないトラブルや課題が発生するビジネスの世界において、論理的思考は非常に大きな武器になってくれます。 なにかトラブルが起きたときに、ただあたふたするようでは、ビジネスパーソン失格です。トラブルの背景や原因を素早く特定し、解決策を論理的に導き出せれば、トラブルは逆に相手の信頼を得る大きなチャンスに変わるでしょう。 また、商談の場では、相手を納得させられるだけの材料と理由を提示できなければ、自分たちの商品やサービスを選んでもらえません。商談相手に商品を買ってもらうには、「うん、これなら契約してもOKだ」と思ってもらえるような論理的根拠が必要なのです。 幸い、左脳派の人は、論理的な思考を得意としています。常日頃から、論理的に間違っていないか、自分の思考をセルフチェックする習慣をもってください。 左脳と右脳をうまく使ってプレゼンテーション力をアップ 先ほどの論理的思考とも関係してくる話ですが、第三者に納得してもらえる提案をするには、論理的な思考をわかりやすい形にするプレゼンテーション能力が不可欠です。 どれだけ筋の通った話でも、相手にうまく伝わらなければ、かえって敬遠される可能性があります。 プレゼンテーションの得意な人は、すべての情報を伝えようとしません。どうしても、あれもこれもよい点をアピールしたくなりますが。多すぎる情報は相手に面倒くさいという気持ちを抱かせてしまいます。 本当に重要な情報だけをピックアップし、わかりやすいプレゼンテーションで、本質だけを伝える。これができれば、ビジネスで間違いなく大きな結果を出せるはずです。 そのためにも、プレゼンテーションの練習を何回も繰り返してください。必要なデータの選択・誰もが納得する分析・伝わる表現・見やすいビジュアルの作成など、やるべきことはたくさんあります。 タスクのリスト化で優先順位を明確に 左脳派の傾向が強い人は、タスクのリスト化を徹底して、仕事の優先順位を明確にしていきましょう。「そんなの誰でもやっているよ……」と、もしかするとあなたは思ったかもしれません。 しかし、上下関係が明確な会社組織で働いていると、自分の思惑とは違う指示や依頼を優先しなければならないことがよくあります。そうなると、つい緊急性のあるものを優先してしまい、緊急度はあまりないが重要性の高いタスクを後回しにしてしまいがちです。 だから、年末とか期末になりあらためて仕事の状況を振り返ったときに、肝心の作業をなおざりにしてまったく状況が好転していない現状を後悔するんですね。もちろん、クレーム対応や締切間際の案件のように、緊急性があり、かつ重要な案件が最優先なのは当然でしょう。 でも、長期的に見ると、本来時間をもっともかけるべきは「緊急性は低いが重要度の高いタスク」です。自分のレベルアップのための勉強や長期的な計画作成、あるいは転職活動や独立に向けた準備などもこの領域に含まれます。 左脳派の論理的思考力や卓越した計画力を活かして、自分の成長に直結するタスクのリスト化を目指していきましょう。 左脳派の特性をさらに伸ばすために 左脳派の特性を仕事で活かす方法がわかったところで、今度は左脳派の特性をさらに伸ばすためのアイデアを7つほど紹介します。 生活習慣から左脳の働きを改善 日々の生活習慣をよいものに変えれば、自然と左脳の働きもよくなっていきます。たとえば、読書です。読書をすると、自分の知らない知識や新しい考え方に触れられます。 私たちはどうしても、自分の意見が正しいと考えがちです。しかし、読書によって、自分の考えが常に正しいとは限らないという「客観性」が芽生えてきます。この客観性が、より正確な分析と論理性を生み出してくれるのです。 また、健康的な生活習慣も、左脳の機能を改善してくれます。分析力や論理的思考力といった左脳の特性がうまく機能しているのは、脳が正常に働いてくれているからこそです。 毎日ジャンクフードを食べて、3〜4時間しか寝ていなかったら、左脳の特性を活かすどころではありません。ぜひ、8時間以上の睡眠・バランスの取れた食事・定期的な運動を心がけてください。 ◆生活習慣の改善については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 左脳と右脳のバランスを取る 左脳と右脳のバランスが取れていれば、論理的思考と感性が融合して、より総合的で革新的なアプローチが可能になります。 左右のバランスを取るには、シンプルに左脳と右脳をバランスよく使えばいいんです。普段仕事で左脳をたくさん使っているなら、絵を描いたり楽器を弾いてみたりと、なんらかのクリエイティブな作業を意図的に取り入れてみてください。 反対に、普段右脳をよく使っているなら、左脳の得意とする緻密な作業を増やしてみましょう。機械のように左右の使い分けはできないにしても、こういった意識があるだけで左右のバランスは自然と整ってきます。 メモを習慣化する メモの習慣化は、情報の整理や記憶力の向上に大きな効果が期待できます。左脳派の人は、論理的に物事を把握し、整理するのが得意です。しかし、そういった能力に頼りすぎてしまうと、判断材料となる情報のインプットがおろそかになる可能性が出てきます。 気になるポイントやふと思いついたアイデアは、頭のなかに覚えておこうとしても、はっきりいって無理です。すごくよいアイデアだったのに、メモの手間を惜しんだばかりに忘れてしまったら、悔やんでも悔やみきれませんよね。 その点、入手した情報や、気になるポイントをきちんとメモしておくと、うっかり忘れがほぼ完全になくなります。覚えておく労力がいらないので、クリアな状態の脳で、思考や分析に労力を向けられるんですね。 また、メモを取る際には必ず手を動かすので、脳が通常よりも強い刺激を受けて、記憶の定着度が大きくアップします。手書きがベストですが、スマートフォンの入力でも指を動かすので、それでも効果は十分です。 なお、メモ取りは相手の話をきちんと聞いているアピールにもなるので、上司や取引先の信頼を得ることにもつながります。人と会う際には、必ずメモ帳を持参するように心がけてください。 ◆メモを取るポイントについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶力アップには、記憶力がいい人の特徴を真似するのがいちばん! マインドマップを活用して思考を整理する マインドマップは、思考を視覚的に整理するためのツールです。中央にテーマを書き、そこから関連するアイデアやキーワードを枝状に広げていきます。 頭のなかで考えていると、どうしても思考があちこちに分散してしまうものです。しかし、マインドマップツールで情報をすべて書き出せば、頭のなかの情報がすべて可視化できます。 また、新しいアイデアが生まれやすいのも、マインドマップの大きな魅力です。情報同士の関係性が一目でわかるので、「◯◯と▢を同時に展開すれば、△は解決できるのでは?」というように、新しいアイデアがどんどん生まれてきます。 まだマインドマップを使ったことがない人は、マインドマップアプリを試してみるとよいでしょう。変更や追加、色分けなどが簡単にできるので、紙に書くよりやりやすいはずです。 MindmeisterやXMindといった有名アプリも、お試しならとりあえず無料版で十分です。もちろん、ほかにも数多くのアプリがリリースされているので、興味のある方はいろいろと試してみてください。 ◆マインドマップについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 頭の中が整理できないのはなぜ?散らかった思考を整理するための4つのアイデア ポモドーロ・テクニックで集中力を切らさない ポモドーロ・テクニックは、集中力を高めつつ効率的に作業を進める方法として、多くの人に支持されています。ポモドーロ・テクニックでは、25分間の作業と5分間の休憩がワンセットです。1セットの作業時間が25分間と短いため、飽きる前に作業が終了します。 しかも、4セットごとに、15〜30分の長めの休憩が入ります。集中力に自信がない人でも、25分間だけ作業をすればすぐに休憩だと思えば、なんとかクリアできるのではないでしょうか。 左脳派の人は、計画的に物事を進めるのが得意です。しかし、長時間作業をすれば脳が疲労し、作業効率はがくんと下がります。 ポモドーロ・テクニックを取り入れる際には、スマホアプリがオススメです。時間になればアラームで通知してくれるし、作業時間や休憩時間も自由にアレンジできます。 左脳派の特性を活かして、「あと何回のポモドーロでこのタスクを終わらせられるか?」と適時計画を修正していけば、効率よく作業を進められるでしょう。 ◆ポモドーロ・テクニックについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 新しい価値観に触れる機会を増やす ここまで何度もお話ししたように、左脳派の人の大半は、論理的で規則正しい思考が得意です。しかし、論理的なゆえに、自分の分析力や判断力を過信してしまい、柔軟な発想ができなくなるケースも考えられます。 そういった思考の偏りを減らすためには、定期的に新しい価値観に触れて、視野を広げようとする意識が大切です。自分とは違う新しい価値観に出会う機会が多ければ多いほど、自分の固定観念が吹っ飛び、思考は柔らかくなっていくでしょう。 たとえば、異なる業界の人との交流や、普段読まない分野の読書、異文化に触れる旅行などは、新しいアイデアや視点を得る本当によいチャンスです。知らない人と話し、新しい経験をして、自分のなかに新しい価値観をたくさんストックしてください。 左脳派の強みである論理的思考と、新しい価値観から得た柔軟な視点が組み合わされば、今までよりもっとバランスの取れた的確な判断ができるようになるはずです。 左脳派のための学習戦略 左脳派の人は、数字やデータを重視し、論理的な思考を好みます。計画を立てるのも得意なので、左脳のレベルアップを目標になにか学習をするなら、左脳の特性をしっかりと反映させた学習戦略が必要です。 ⚫︎計画立て 左脳派の人は、ものごとを感覚で進めることに恐怖を感じます。それよりも、目標までの道のりをこまかいステップにわけてあげると、やるべきことが明確になり、学習効率は大幅にアップします。 ⚫︎リスト化の活用 細分化した学習内容をリスト化すると、左脳派の人は勉強が捗ります。眼の前にやるべきことが提示されているので、余計なことに気を取られずに済むからです。 ひとつのステップが終わるたびにチェックをつければ、モチベーションも爆上がり!残りの行程もひと目で確認できるので、左脳派の人は、とにかくリスト化がマストです。 ⚫︎反復学習と自己評価の重要性 左脳派は、復習の得意な人が多いです。1回で覚えるよりも、何回も繰り返す方が、効率よく内容を覚えられると知っているからです。 また、一定の期間学習をしたら、ぜひ小テストをおこなってください。左脳派は、自分の理解度や学習の進捗具合を確認しながら、こまかい修正をかけていくのが得意なのです。 左脳派の特性を考慮した上記のような学習戦略は、知識の吸収と理解を大いに助けてくれるでしょう。 左脳派が陥りがちな課題と克服のポイント 冒頭でもお伝えしたように、左脳と右脳どちらか一方だけ発達しているというエビデンスは、現時点では発見されていません。とはいえ、明らかに左脳や右脳の特徴が強く出ている人がいるのも、また事実です。 ここでは、左脳派が陥りがちな課題と克服のポイントを紹介します。気になる課題があれば、ぜひ改善に取り組んでみてください。 論理的思考が強く柔軟性に欠ける 左脳派の最たる特徴として、物事を筋道立てて考える「論理的思考力」の強さが挙げられるでしょう。論理的思考力は、問題解決や計画立案において、非常に大きな武器です。しかし、その論理性ゆえに、「柔軟性に欠ける」と他人から評価されてしまうことがあります。 柔軟性を養うためには、視点を変える練習が有効です。たとえば、複数人でアイデアを出し合う「ブレインストーミング」などは、非常にオススメです。ブレインストーミングには、以下のようなルールが決められています。 他人のアイデアを否定しない 質より量を重視する 自由で変わったアイデアを歓迎する ほかのアイデアを基にさらにアイデアを練る 論理的思考に優れた人は、自分の考えに自信があるので、どうしても自分の考えを主張しがちです。しかし、ほかの人もあなたと同じように、自分の意見をきちんともっていることを忘れてはいけません。 ブレインストーミングのようなトレーニングは、頑固になりがちな左脳派のあなたに、新しい価値観を受け入れるよい機会を提供してくれるはずです。 完璧主義が作業スピードを遅らせる 左脳派の人は、論理的で慎重な性格から、物事を完璧に仕上げたいという傾向が強いです。完璧主義は高品質な成果物を生む強みになる一方で、作業スピードが遅くなり、締め切りに間に合わなくなる可能性を常に孕んでいます。 この問題を克服するには、「完璧でなくてもよい」という考え方を身につけることが、非常に大切です。最初の段階では「60%の完成度」で十分と割り切り、まずは全体を通して仕上げることを優先しましょう。 おぼろげでも全体像が見えてくるからこそ、わかる点もたくさんあります。だから、こまかい部分の仕上げは、いったん完成させてからじっくりと取り組めばいいのです。 また、他者のフィードバックも、完璧主義を手放すよいきっかけになってくれます。自分だけで完璧を追求するよりも、早い段階で周囲と共有した方が、断然楽です。強みである計画性と論理性を活かしつつ、適度な妥協を取り入れて、バランスを取っていきましょう。 データに頼りすぎて直感を軽視している 左脳派の人は、論理的な思考と分析力に優れています。しかし、データに頼りすぎるあまり、直感を軽視してしまうことも少なくありません。 学校の勉強と違い、数値上では正しい選択肢が、実際には状況にそぐわないケースも多いものです。直感を軽視しすぎると、変化の激しい環境や予測不可能な状況に、対応できなくなってしまいます。 直感とは、決して当てずっぽうではなく、過去の経験や潜在意識から導き出される「経験則」です。データを重視するのも大切ですが、データだけでは補えない部分を、直感で補う意識は大切です。 直感を磨きたいなら、試しにまず結論を決めてしまいましょう。そして、その結論が正しいかどうか、あとから検証してみるのです。 左脳派にとって、普段と真逆ともいえるプロセスは、正直苦痛かもしれません。でも、直感ファーストで物事に取り組むうちに、どんどん直感が磨かれていくのを感じるはずです。 効率重視によりコミュニケーションが不足しがち 左脳派の人は、計画性や効率を重視するあまり、必要なコミュニケーションを後回しにしてしまうことが多いです。たとえば、「無駄な会話は省いて作業に集中したい」と考え、周囲との意思疎通が不足すれば、誤解や行き違いが発生しやすくなります。 効率とコミュニケーションは、本来相反するものではありません。たとえ短時間でも、相手を尊重する気持ちさえあれば、相手に不信感を与えることはないはずです。 コミュニケーションを増やす最初のステップとして、まずは情報共有の頻度を増やしましょう。時間は短くても構わないので、こまめに現状を報告し合うのです。 心理学では、親近感は接触頻度と比例するといわれています。1年に1回長時間会話するより、1分でもいいから毎日会話する方が、親しみを感じるのが人間の性質です。 一見無駄に見える雑談だって、それで関係がよくなり業務がスムーズに進行するなら、かえって効率性はよいといえます。ぜひ、コミュニケーションの頻度を増やせるように、少しずつ頑張ってみてください。 クリエイティブな発想が生まれにくい 左脳派の人は、論理的に物事を考えるのが得意です。ですが、その分、自由な発想やひらめきが生まれにくいというデメリットもあります。計画を立て、ルールや枠組みに沿った行動を好むため、未知のアイデアを生み出す場面では「正解がわからない」と手が止まってしまうことも。 きっと、「もっとデータを集めてから」「論理的に説明できるようになってから」と、考えすぎて動けなくなってしまうのでしょうね。また、「なぜそうするのか?」という理由を重視するため、直感的な発想に対してはどうしても慎重になりがちです。 この壁を乗り越えたいなら、右脳を意識的に刺激してみてください。絵を描く、音楽を聴く、普段読まないジャンルの本を読むなど、感覚的な情報に触れる機会をどんどん増やしていくのです。 いきなり右脳派に切り替わることはありませんが、こういった作業を続けることで、ゴリゴリに固まった左脳派の思考が少しずつ柔軟になっていくでしょう。 あなたはどれ?利き脳診断で脳の特性を活かす 前述の通り、人間は右脳と左脳を状況によってバランスよく切り替えながら、対応しています。しかし、明らかに右脳と左脳、どちらかの特性を強く反映している人がいるのも事実です。 そこで最後に、自分の脳が、右脳と左脳どちらの影響を強く受けているか、利き脳診断について紹介していきます。科学的根拠云々ではなく、ひとつの考え方として気楽に診断してみると、いろいろな発見があるかもしれませんよ。 ◆利き脳診断については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ うさ脳タイプってなに?利き脳診断でわかる特性と活用法 利き脳診断のやり方 自分が左脳派・右脳派のどちらに属しているのか、「利き脳診断」で確認してみましょう。診断方法として有名なのが、「腕組み」と「指組み」です。まず、自然に腕を組んでみます。次に、両手の指を組んでみてください。 このとき、腕と指の上下関係に注目します。 左腕が下 × 右親指が下 → 右左脳(うさ脳) 右腕が下 × 右親指が下 → 右右脳(うう脳) 右腕が下 × 左親指が下 → 左右脳(さう脳) 左腕が下 × 左親指が下 → 左左脳(ささ脳) 腕組みは情報のアウトプットを示し、指組みはインプットを示しているそうです。それぞれの組み合わせごとに、右脳と左脳の特徴の出方が少しずつ異なります。 このあと4つの組み合わせごとに、特徴や気をつける点、向いている職業などについて、解説していきます。この診断をひとつのアイデアとして、自分の脳がもつ特性の活かし方をいろいろと考えてみてください。 右左脳(うさ脳)の特徴 右左脳(うさ脳)の人は、感覚的に情報をインプットし、論理的にアウトプットするという特性をもっています。情報を受け取るときは直感的になんとなく捉えることが多いのですが、実際に情報を使う際には、筋道を立てて論理的に整理しながら伝えるタイプです。 流行の変化や市場の雰囲気を直感的に察知し、さらに論理的な分析や言葉に落とし込めるため、マーケティングや企画職のような分野で強みを発揮します。また、右脳のひらめきと左脳の論理性を併せ持つ右左脳タイプは、Web関係の仕事にも適性があります。 しかし、インプットが感覚的なため、情報の正確性にばらつきが出やすいのが課題です。いくら論理的で分析力があっても、ベースとなる情報の信憑性が低ければ、よい結果は出せません。 直感を活かしつつ、質の高い情報をいかに収集できるかが、右左脳タイプが成功する大きな鍵を握っています。情報収集の際には、必ず裏を取るように注意してみてください。 右右脳(うう脳)の特徴 右右脳(うう脳)の人は、情報のインプット・アウトプットどちらも、感覚的におこなうタイプです。論理的な思考よりも直感を優先し、物事をデータや理屈で理解するのではなく、雰囲気やフィーリングで捉えます。 当然、アウトプットも感覚的です。数値や具体例を使うことはあまりなく、あくまでもイメージを訴えていきます。 こういった特性を活かすのであれば、クリエイティブな要素のあるアート・デザイン・ライティング・広告といった分野がオススメです。また、感性豊かな右右脳タイプは、接客業やコンサルティングなど、相手に寄り添う気持ちが重視される仕事でも能力を発揮します。 ただ、論理的な説明が苦手なので、周囲の理解を得られないことも多いかもしれません。計画を立てるのが苦手なので、気分や直感で行動してしまい、手痛いミスを犯す可能性もあります。 右脳の特性が悪い方向に向かっていると感じたら、左脳タイプの人にサポートをお願いしてみましょう。そうすれば、右脳と左脳の特性がバランスよく回り出し、より力を発揮できるはずです。 左右脳(さう脳)の特徴 左右脳(さう脳)の人は、論理的に情報をインプットし、感覚的にアウトプットします。論理的な思考ができる上に、行動が速いので、他に先んじて成果を生み出すパワーがあります。そのため、営業職やセールスといったビジネス関連で、力を発揮しやすいです。 論理的な裏づけのある情報を感覚的にわかりやすく伝えられるので、人に教える仕事や良好なコミュニケーションが求められる場面で、大きな力を発揮するでしょう。 一方で、曖昧な表現や伝え方にムラが多く、相手に誤解を与えることも少なくありません。また、理屈で考えすぎるあまり、判断に時間がかかることも多いです。 左右脳の人は、感覚的なアウトプットに少しだけ論理的な補足を加えられれば、より一貫性のある表現ができるようになります。持ち前の分析力と直感力をバランスよく活かし、より効果的なコミュニケーションを目指しましょう。 左左脳(ささ脳)の特徴 左左脳(ささ脳)の人は、インプットもアウトプットも、左脳を中心におこないます。そのため、データや事実が非常に重要なファクターであり、論理的かつ客観的な判断にそぐわないことには決して手を出しません。 創造性や行動力が多少不足しているものの、その分ミスが少なく、確実に結果が求められる状況下で非常に力を発揮します。計画的で分析力が高く、論理的に問題を解決する能力も高いので、研究職・エンジニア・法律・会計・金融の仕事などは、非常にオススメです。 しかし、柔軟性に欠ける面があり、想定外の事態に対応するのがあまり得意ではない人もいます。 また、あまりにも論理的すぎると、感情を重視する相手とのコミュニケーションにおいて、ドライな人と敬遠されてしまうかもしれません。 さらに、完璧を求めるあまり、決断が遅れたり、行動に慎重になりすぎたりすることもあります。自分の特性が空回りしていると感じたら、もう少し柔軟性のある対応を意識してみてください。そうすれば、左脳のかっちりした特性が薄まって、より円滑なコミュニケーションが可能になるはずです。 まとめ 脳科学的にいえば、左脳と右脳の役割が違っても、どちらか一方の特性だけが強く出ることはありません。しかし、性格判断と考えれば、たしかに左脳派と右脳派と表現してもおかしくないような人がたくさんいます。 今回は、左脳派に焦点を絞って、左脳派の特徴や左脳の能力をビジネスに活用する方法を紹介しました。ご自身が左脳派だと感じる方は、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。 ### 効率よく左脳を鍛える5つのアイデア 「左脳を鍛えて、勉強や仕事で結果を出したい」と考えている前向きなあなたのために、今回の記事では、左脳を鍛える方法や左脳の働きを最大限引き出すための生活習慣について、解説します。 まずは左脳の働きを知ろう 左脳を鍛えるなら、まずは左脳の働きについて、きちんと理解をしておきたいところです。そこで、最初に以下の3点を解説していきます。 左脳の働きについて 左脳と右脳の違い 左脳を鍛えるメリット 左脳と右脳のバランス それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 左脳と右脳はなにが違うの? 人間の脳は、中央に大脳縦裂という深い溝があり、その溝を境にして左脳と右脳にわかれています。左脳と右脳はそれぞれ役割が異なり、左脳は「言語脳」、右脳は「感覚脳」などと、よばれることも多いです。 左脳と右脳の主な役割 左脳:言語処理・計算・論理的思考・時間的感覚 右脳:直感・創造性・空間認識・全体像把握 上記を見れば、左脳が言語脳や論理脳、右脳が感覚脳とよばれる理由は、一目瞭然でしょう。 とはいえ、左右の脳が、常に独立した動きを見せているわけではありません。左脳と右脳は、状況に応じて切り替わったり同時に処理したりと、密接に関わり合っているのです。 ◆左脳と右脳の違いについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳と左脳の違いとは?左右両方の脳をバランスよく鍛えるコツ 左脳を鍛えるメリット 左脳を鍛えれば先ほど説明した左脳の働きがよくなり、仕事や勉強、そのほか生活のあらゆる場面で、より適切な対応ができるようになります。 言語能力・論理的思考・分析力が強化されれば、会議や取引先との商談で的確な提案ができ、ビジネスパーソンとしての評価がアップするでしょう。計算力や分析力が向上すれば、受験や資格勉強の結果に大きく貢献してくれるはずです。 さらに、計画立案や時間管理といったスキルも強化され、日々のタスクをスムーズにこなせるようになります。 もちろん、これらはあくまでも一例にすぎません。左脳を鍛えれば、仕事や勉強面だけでなく、コミュニケーションやそのほかあらゆる日常生活がレベルアップします。 左脳と右脳はバランスよく使うのが理想 理屈で言えば、左脳と右脳をバランスよく使うのがベストです。しかし、脳の働きを私たちが意図的にコントロールするのは、現実的に不可能です。 たとえばなにか計算をする際に、意図して左脳を使おうなどとは考えていないでしょう。必要な状況に応じて、左右の脳がそれぞれの役割を自然と果たしてくれます。 だから、「左脳を使おう」とか「今度は右脳を意識しよう」などと、特別意識する必要はありません。左脳と右脳は、脳梁という神経繊維の束で連結されており、密接に連携を取りながらうまくバランスを取ってくれているのです。 とはいえ、なにかと結果を求められる現代人の多くが、左脳側の能力に偏りすぎているという側面はあると思います。そういう意味では、音楽や絵画のようなアート活動に取り組むのもバランスを取るためには有効です。 もちろんアートだけでなく、プレゼン資料のデザインを凝ってみるとか、普段の生活のなかで右脳を使う方法はいくらでもあります。ぜひ、いろいろと試してみてください。 左脳を鍛えるオススメの方法 前述の通り、意識して左脳を働かせるのは不可能です。でも、左脳の役割を強化するトレーニングを継続すれば、自然と左脳の働きは向上します。 そこで今回は、言語・論理性・計算・短期記憶といった、左脳の能力のレベルアップに効果的なオススメのトレーニング法を5つ紹介していきます。 クロスワードパズルで言語能力を鍛える クロスワードパズルは、短いヒントをもとに、マス目にぴったり当てはまる単語を考えるゲームです。マス目は縦横に設置されていて、交差しているマス目には縦横とも同じ文字が入ります。 この交差しているマス目が、クロスワードパズルのポイントです。文字数の制限もあるので、縦のヒントと横のヒントから、重複部分と文字数がぴったりの言葉を探さなければなりません。 これだと思ったのに、交わるマス目の文字が合わないと、なかなかイライラします。でも、このイライラが「あっ、わかった!」に変わる瞬間、神経伝達物質「ドーパミン」が大量に分泌され、脳の働きは活性化するのです。 こういった脳が活性化している状態で覚えた言葉は、忘れたくても忘れられないくらい、記憶に残ってくれます。 ◆クロスワードパズルについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレでひらめきを活性化!5つの具体的なテクニックと習慣化のコツ ロジッククイズで論理性を鍛える 当たり前ですが、論理性を鍛えるなら、論理的な考察をする機会を増やせばいいのです。とはいえ、なにも題材がないのに論理的に考えるといっても、正直困ってしまうでしょう。本当に論理的に考えられたか、そのプロセスを検証する方法もありません。 そこでオススメするのが、ロジッククイズ(論理クイズ)です。ロジッククイズとは、問題文を論理的に読み解いて答えを出すクイズのこと。なぞなぞのように、凝ったひっかけはないので、じっくりと考えれば必ず答えは導き出せます。 たとえば、以下のような問題ですね。 ロジッククイズ例 仲良し5人組でおやつを食べた。 AはDより遅く食べ終わり、Eよりは早く食べ終わった BはCより早く食べたが、Eよりも遅かった 早く食べ終えた順番を答えてください。 答え:DAEBC これは少々簡単すぎるかもしれませんが、ネットや書籍を探せば、さまざまな難易度のロジッククイズが見つかるはずです。ヒントや解説が付属しているクイズなら、自分の論理的思考が正しかったかどうかも、しっかりと確認できます。 計算クイズで計算力を鍛える ロジッククイズでもお話ししたように、鍛えたい能力と直結したトレーニングがもっとも効果を期待できます。計算力を鍛えたい場合は、やはり計算問題を解くのが一番です。 ただし、大人になってから小学生向けの計算ドリルをやろうと思っても、正直やる気が出ないでしょう。難易度云々の前に、単純につまらないからです。 忙しい大人が計算問題によるトレーニングを習慣化するには、面白さが必要になってきます。そういう意味でいうと、やはり計算クイズの搭載された脳トレアプリがオススメです。 オススメの計算アプリはたくさんありますが、以前別記事でも紹介した「脳トレHAMARU」はどうでしょうか。下段に並んでいる数字と、落下する数字を瞬間的に計算をする、いわゆる暗算ゲームです。 計算の難易度は小学生のドリルとなんら変わりませんが、ゲーム性があるぶん、楽しく遊び感覚でトレーニングができます。 もちろん、ほかにも計算系の脳トレアプリは数多くリリースされているので、気に入ったアプリがあればぜひチャレンジしてみてください。 間違い探しで短期記憶力を鍛える 間違い探しゲームは、短期記憶のレベルアップにとても役立ってくれます。間違い探しとは、2枚の似ている画像(動画もあり)を比較して、こまかな違いを見つけるゲームです。 難易度にもよりますが、1枚の画像にだいたい3〜10個の間違いが設定されています。そのうち1〜2個はいくら見ても全然わからないハイレベルな間違いになっていて、見つけるにはとにかく集中力と注意力が問われます。 プレイヤーは片方の画像から別の画像へと目を移動させながら、題材の色・形・配置といった複数の要素を、同時に脳内で処理しなければなりません。違いを見つけるには、どちらか一方の画像を覚えておく必要があるため、自然と短期記憶力が鍛えられます。 ◆間違い探しについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者の認知症予防にオススメの脳トレ12選! 利き手と反対の手を使う 誰でもすぐにできるアプローチとしては、利き手と反対の手(多くの場合は左手)を使って生活してみる方法がオススメです。 脳の神経は延髄で交差していて、左脳の司令は右半身へ、右脳の司令は左半身へ伝えられます。したがって本来なら、左脳を鍛えるためには右手を使えばよいはずです。 ところが、私たちの日常生活は、すでに利き手である右手に頼りすぎています。だから、あえて利き手と反対の手を意図的に動かして、左右の脳のバランスを取っていくわけです。 もちろん、いきなり右手と同じレベルの動きを求める必要はまったくありません。利き手のようにキレイな字を書いたり、箸を使ったりできるようになるには、それこそ年単位の時間がかかります。 利き手と反対の手を使う目的は、あくまでも脳のトレーニングです。スマホを左手で操作する・左手で歯を磨く・左手で机を拭くといったごく簡単な動作でも、新しい神経回路がスムーズに機能してくれるようになります。 ◆非対称動作については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 効果的に脳の体操を取り入れて認知症を予防しよう デジタルツールを活用した左脳トレーニング 現代は、アプリをはじめとするデジタルツールが非常に発達している時代です。せっかく脳トレに取り組むのであれば、こういったデジタルツールを活用しない手はありません。この章では、デジタルツールを活用した左脳トレーニングのアイデアを5つ紹介していきます。 プログラミング学習で論理的思考力を鍛える 左脳を鍛える最適な方法のひとつとして、私はプログラミングをオススメします。プログラミングとは、プログラミング言語を用いて、コンピューターに出す指示を作成する作業のこと。 当たり前ですが、指示がなければ、コンピューターは思うように動いてくれません。自分の希望する動作をしてもらうためには、コンピューターに対して正確な指示を作成する必要があるわけです。だから、プログラミングを学ぶと、自然と論理的な思考が身につきます。 またプログラミングの初期段階には、システムの大小にかかわらず、バグ(エラー)がつきものです。当然バグは修正しなければならないので、その過程において、集中力・分析力・判断力といった左脳の働きが養われます。 最近では、コードを書く必要のないプログラミング「ノーコード」や、AIによる自動プログラミングなども一般化しつつあります。習得のハードルは以前よりだいぶ下がっているので、ぜひ気軽に取り組んでみてください。 オンラインチェスや将棋で戦略的思考力を向上 チェスや将棋といったボードゲームは、対戦相手の数手先まで予測して、さまざまな対策を立てなければ勝てない、非常に頭を使うゲームです。そのため、戦略的思考力や分析力のレベルアップに、最適なツールといわれています。 しかし、対戦形式のゲームゆえに、必ず対戦相手が必要です。近所にそういった仲間がいればよいのですが、毎回相手を探すのは意外に手間がかかります。 その点オンラインゲームであれば、友達と約束したり、わざわざサークルに出向いたりする必要がありません。自宅にいながら、世界中に対戦相手が見つかるのですから、本当に便利な時代になったものです。 さすがに相手の表情を読み取ることはできませんが、利便性を考えればやむを得ないところでしょう。 いずれにせよ、チェスや将棋は、左脳のトレーニングに最適です。こういった対戦ゲームが好きなら、まずはひとりでできるアプリから、スタートしてみてはいかがでしょうか。 ◆チェス・将棋の効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 左脳を活性化させる9つの方法 謎解きアプリで問題解決能力を高める 謎解きアプリは、推理力や分析力といった「問題解決能力」を楽しみながら鍛えられる、非常に優れた脳トレツールです。 2018年に日本謎解き能力検定協会では、古賀良彦現杏林大学名誉教授の協力のもと、謎解き中の脳内血流を調べる実験※をおこないました。この実験でとくに顕著な結果が現れたのは、推理力と分析力です。 不正解者の脳内血流が左右に分布しているのに対し、正解者の血流は左脳が活発でした。推理力や分析力をコントロールしているのは、主に左脳の役割といわれています。 つまり正解者の脳は、謎解きに必要な能力だけを無駄なく使用していると、この血流実験が証明しているわけです。 謎解きアプリは、一見すると単純なゲームに見えるかもしれません。しかし実際には、プレイヤーの思考力を刺激し、左脳の働きを活性化させる非常に有益な脳トレツールです。左脳を鍛えたいなら、謎解きアプリはオススメですよ! ※参考:累計1万人以上が受検した謎検が日本初!“謎解き”を脳科学の視点で解明!「謎解きは、問題解決の際に脳が適切に働く機能を高める」 タイピングゲームで反射神経と処理速度を向上 タイピングゲームとは、ゲーム形式になっているブラインドタッチの練習用ソフトです。時間制限内に、提示された単語や文章を正確に打ち込まなければならないので、反射神経と脳内の処理速度が鍛えられます。 慣れている人からすれば、ブラインドタッチは目を瞑ってもできる、簡単な作業でしょう。しかし、タイピングに不慣れな人にとって、思考と指先の動きをうまくマッチさせるのは、至難の業に思えてしまうもの。 それでも、繰り返しタイピングの練習をすれば、やがて処理速度と指先の動きがスムーズに連動してきます。最終レベルの高速モードをクリアできる頃には、反射神経と処理能力が以前と比べものにならないくらいレベルアップしているはずです。 もし、タイピングのスピードに自信がないなら、できるだけ早く取り組んでみてください。素早いブラインドタッチを身につければ、脳トレだけでなく、ビジネスにおいても大きなアドバンテージになります。 脳トレアプリで脳機能を総合的に鍛える 今回は「左脳を鍛える」のをメインに説明していますが、できれば左右の脳をまんべんなく鍛えられるのが理想ですよね。とくに、なにかと忙しい社会人や主婦のかたにすれば、できるだけ効率よく脳を鍛えたいというのが本音でしょう。 そこでオススメなのが、脳トレアプリです。ひとつのアプリで、注意力や判断力といった複数の認知機能を鍛えられるので、わざわざいろいろなアプリをダウンロードする必要がありません。 具体的な脳トレアプリとしては、Lumosity(ルモシティ)やPEAK(ピーク)といった、世界的に有名なアプリを選んでおけば、まず間違いないでしょう。Lumosityは30種類、PEAKにいたっては45種類もゲームが用意されているので、飽きずに続けられます。 どちらも制作に、有名大学の研究者が多数関わっているので、その信頼性も折り紙つきです。ゲームの詳細については、別記事で紹介しているので、よかったらそちらの記事も読んでみてください。 ◆総合脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 左脳を鍛える前に見直すべき生活習慣 左脳を鍛えようと思っても、生活習慣が乱れていると、思うような効果は期待できません。脳がしっかりと活動してくれるように、左脳のトレーニングと並行して、生活習慣の改善にも取り組んでいきましょう。 脳に必要な栄養をしっかり摂る 脳の健康と機能を維持するためには、適切な栄養の摂取が不可欠です。栄養豊富な食事は、脳のパフォーマンスを高め、記憶力や集中力を高めてくれます。 食事の基本は、三大栄養素(タンパク質・炭水化物・脂質)のバランスです。でも、この点については、多くの方がご存知だと思いますので、今回は脳によいといわれているオススメの食材(栄養素)を紹介します。 脳にオススメの食材 脳の活性化にオススメの食材 緑の野菜(ほうれん草・ブロッコリーなど) 良質な脂を豊富に含む魚(サバ・サンマ・サーモンなど) ベリー類(イチゴ・ブルーベリーなど) カフェイン(紅茶・コーヒーなど) ナッツ類(くるみ・アーモンドなど) 上記は、ハーバード大学医学大学院のサイト※に掲載されていた「脳を活性化する食材」です。 日本人は、丼ものやラーメンなど、とにかく炭水化物を摂りすぎる傾向にあります。そこでとくにオススメなのが、緑の野菜です。 緑の葉物野菜には、ビタミンK・ルテイン・葉酸・ベータカロチンといった、脳によいといわれる栄養素がたっぷり含まれています。同サイトによれば、こういった葉物野菜に含まれる栄養素は、認知機能低下を遅らせる働きがあるそうです。 ※参考:Foods linked to better brainpower - Harvard Health ◆バランスのよい食事については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 頭をフル回転!日常で取り入れたい頭を使う7つの習慣 8時間の睡眠で脳をリフレッシュ 脳にしっかりと働いてもらいたいなら、最低でも7時間、できれば8時間以上の睡眠を確保しましょう。適度な睡眠は脳の休息に不可欠ですし、記憶の整理にも大きく関わってくるからです。 人間の脳は、睡眠中にその日の記憶を整理し、不必要な情報を捨ててしまいます。だから、ゆっくり眠れた翌日は、頭のなかがスッキリしているのです。 とはいえ、記憶の再構成がおこなわれるのは、レム睡眠中だけ。レム睡眠中の脳波を測定すると、体は寝ているのに、記憶を担う海馬周辺からθ波(シータ波)という記憶処理の脳波が出ているそうです。 また、レム睡眠は一晩におよそ4〜5回しか発生せず、睡眠の後半に近づくほど1回の時間は長くなります。そのため、4〜5時間の短時間睡眠では、明け方に発生する長いレム催眠の前に起床の時間がきてしまいます。 そうなると、当然記憶の整理をする時間が不足し、散らかったままの脳で1日を過ごさなければなりません。ぜひ、毎日8時間以上の睡眠を習慣化していきましょう。 ◆良質な睡眠の取り方については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 運動で脳の血流を改善 適度な強度の運動は、全身の血流を改善してくれます。脳への血流という点から考えると、とくに有効なのがスクワットのような下半身を中心とした運動です。 下半身(とくにふくらはぎ)は、第二の心臓とよばれるくらい、血流と大きく関係しています。下半身の血液は循環してまた上半身へ戻っていくわけですが、戻りの血流は下から上へ進むため、どうしても流れは悪くなりがちです。 そこでふくらはぎのヒラメ筋を動かすと、筋肉がポンプの役割をして、血液を勢いよく上半身に戻してくれます。 そうなれば、脳の活動に必要な栄養と酸素を含んだ血液が、脳にもしっかりと供給されるわけです。さらに、血流の改善と同時に食事の改善をすれば、より良質な栄養を大量に脳へ届けられるようになります。 ◆運動と脳の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者にオススメ!自宅で簡単にできる脳トレ運動10選 ストレスは脳の大敵 今回紹介した生活習慣の改善のなかで、もしかするとストレス対策が、もっとも脳の働きに影響をおよぼすかもしれません。 コルチゾールは神経伝達物質のひとつで、ストレス時に分泌されるため、俗にストレスホルモンなどとよばれています。脈拍や血圧を上昇させるなどして、ストレスに対抗してくれますが、ストレスが慢性化すると肝心なときに分泌されなくなる危険性があります。 こういった状況を回避するには、まずここまで説明したバランスのよい食事・8時間以上の睡眠・下半身を中心とした運動を心がけてください。この3つを整えれば、ちょっとしたストレスには負けないようになるはずです。 同時に、心のケアとして、瞑想のようなリラクゼーションを取り入れるのもよい方法だと思います。リラクゼーションについては、別記事で詳しく紹介しているので、ぜひそちらの記事にも目を通してみてください。 ◆リラクゼーションについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ うまく頭が働かないのはどうして?脳の働きを阻害する原因と簡単な対策大公開! まとめ 左脳を鍛えて勉強や仕事で結果を出したいという人のために、今回は左脳を鍛える方法を紹介しました。もちろん、今回紹介した方法はあくまでも一例であり、基本的に脳トレとよばれるものであれば、なにをやっても左脳によい影響をおよぼしてくれるはずです。 気になる脳トレがあれば、ぜひいろいろと試してみてください。 ### 左脳と右脳はなにが違うの?左脳のレベルアップ法も紹介 「人間の脳は左脳と右脳にわかれている」という話を聞いたことがある人は、少なくないはずです。しかし、左脳と右脳がそれぞれどういう役割をしているのか、正確に理解している人はそれほど多くありません。 当記事では、主に左脳の働きにスポットを当てて、左脳と右脳の関係性や左脳を鍛える方法などについて、わかりやすく解説していきます。 左脳と右脳の関係性 人間の脳は、前頭部から後頭部にかけて大脳縦裂という溝が通っていて、その溝を境に左脳と右脳がわかれています。脳梁とよばれる神経線維で左脳と右脳は連携していますが、役割はそれぞれ大きく異なります。 左脳と右脳の大きな違いとは 左脳と右脳の違いをひと言で表すと、「左脳は論理的、右脳は感覚的」でしょうか。具体的には、左右で以下のような違いがあります。 左脳と右脳の主な役割 左脳:言語処理・論理的思考・分析・数学的能力・感情コントロール 右脳:創造性・直感的思考・イメージ力、空間認識能力 上記のとおり、「言葉を話す」「計算をする」「論理的に考える」といった日常生活のベースとなる働きの多くは、左脳が担っています。 もし、左脳になんらかのトラブルが起きたら、話の内容もきちんと理解できないし、思っていることをうまく話せなくなってしまうでしょう。 一方で右脳は、創造的なアイデアを考えるとか、直感的にものごとを捉えるのが非常に得意です。よく芸術家は右脳派などといいますが、たしかに絵画や音楽といったアート活動をしているときに、右脳が活性化しているのは事実でしょう。 このように、左右の脳が必要に応じてうまく役割分担をしてくれているから、私たちは問題なく日常生活を送れるのです。 左脳が損傷するとなにが起きる? 前述のとおり、左脳は言語処理、論理的思考、数学的能力などを担っているため、左脳の損傷はこれらの能力に直接的な影響をおよぼします。 左脳の損傷が引き起こす症状 言葉を思い出せない/うまく話せない 計算ミスが多発する 論理的思考ができない 感情をうまく制御できない 言葉の理解を司る「ウェルニケ野」と、話す・書くといった筋肉運動と密接な関係のある「ブローカ野」は、どちらも左脳に位置しています。だから、ウェルニケ野とブローカ野が損傷すれば、程度の差こそあれど、言葉が不自由になるでしょう。 計算も同様です。損傷がひどい場合は、簡単な四則計算もできなくなってしまいます。当然論理的な組み立てもできず、論理的に破綻している話を繰り返すようになってしまうかもしれません。 さらに、感情制御にも問題が起こっているため、思うようにできない自分に苛立ち、ちょっとしたことで怒ったり泣いたりする可能性が高いです。そうなれば、どうしても人間関係に悪影響を与えます。 左脳と右脳の連携が重要 左脳は論理的思考・言語能力・分析的な処理を担い、右脳は創造性・直感などを司ると、先ほど説明しました。左右それぞれ役割が違うのは事実ですが、だからといって左右が完全に独立して動いているわけではありません。 前述のとおり、脳梁とよばれる神経線維で左脳と右脳は連結していて、ひっきりなしに情報交換をしています。 たとえば、仕事ではじめて会う人と話をする際、ただ業務の説明をしているわけではないですよね。おそらく相手の表情や反応を見ながら、相手が今なにを考えているのか、無意識のうちにチェックしているでしょう。 こういったことができるのも、左脳が相手の話を理解し、右脳で表情や雰囲気を感じ取ってくれるから。つまり、必要に応じて役割が入れ替わるだけであって、左右どちらか一方が優れているという事実はないということです。 ◆左脳と右脳の関係性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳と左脳の違いとは?左右両方の脳をバランスよく鍛えるコツ 左脳が受け持つ主な役割 左脳と右脳の関係性がわかったところで、今度は左脳の役割をもう少し詳しく見ていきましょう。 言語能力 左脳の重要な役割のひとつが、言語能力です。前述の通り、左脳にあるウェルニケ野とブローカ野が正常に機能しているから、私たちは言葉を理解し、話せるのです。 だから、もし書き言葉や話し言葉の理解を司るウェルニケ野に障害が起きれば、言葉の意味が理解できなくなります。話す能力に支障はありませんが、「とけい→とかい」のように間違った発音や、「でんしゃ→くるま」のように意味の取り違えが頻発します。 一方、ブローカ野がダメージを受けると、思っていることを口に出せません。話したい内容はわかっているのに、言葉が出てこないんです。 これらはあくまでも一例ですが、左脳が言語能力といかに関係しているかが、こういった事実からもよくわかります。 論理的思考と分析能力 左脳は、論理的思考や分析能力とも大きく関係しています。言語能力や計算力をベースに、インプットした情報を整理して合理的な結論を導けるのは、前頭葉の主に左面が正常に機能しているおかげです。 もちろん、ものごとを分析して論理的に考える際には、左脳だけでなく右脳も同時に活動しています。同じ「昨日焼肉を食べたんです」という言葉であっても、話し手の表情で意味合いは大きく変わってくるはずです。 嬉しそうに話していれば美味しかったのがわかるし、しかめっ面なら、「あー、美味しくなかったんだな」と容易に想像がつくでしょう。このように、右脳の直感的な能力で得た情報を参考にしながら、左脳が論理的に考察を組み立てていきます。 数学的・計算的能力 生活の基盤となる計算能力は、言語能力同様、左脳中心におこなわれます。だから、左脳を「計算脳」とよぶ人も多いのです。 しかし、図形問題のように空間認識能力が問われるジャンルでは、右脳が中心となって計算をしています。さらに、暗算のようなイメージ力が必要な問題は、右脳の割合がさらに大きくなるそうです。 このようにひと言で計算力といっても、左脳(とくに前頭葉)を中心としながら、脳全体がそれぞれ連携しておこなわれています。 私の指導する右脳速読の受講者から、数学の成績が上がったという声をよく聞くのですが、それにはこういった左右の連携性が関係しているわけなのです。 感情のコントロール 脳内科医「加藤俊徳先生」によると、感情を司る部位は左右両方にあり、それぞれ役割が異なるそうです。 右脳は、場の空気や相手の動作・表情などから、自分以外の感情を読み取ります。一方で左脳は、言葉や数字といった論理的情報をもとに、「私は◯◯だから△が好き(嫌い)」と自分の感情をつくり出すのです。 近年、SNSやメールといった文字によるコミュニケーションが増え、代わりに対面コミュニケーションが減りつつあります。文字だけのやり取り(絵文字などもありますが)では、どうしても誤解や思い込みによるトラブルが起きやすいです。 そのため、これからますます左脳による、「文章における感情表現」が重要になってくるでしょう。 左脳のレベルアップにオススメのトレーニング 左脳がコントロールしているといわれている4つの分野について、誰でも取り組めるトレーニング法を紹介します。 言語能力を高めるアプローチ 言語能力は、コミュニケーションの根幹をなす重要なスキルです。この能力を高めるためには、もちろんインプットが重要になります。基礎となる語彙や表現方法を数多く知っていれば、それだけ幅広い対応が可能になるからです。 しかし、言語能力を鍛えるなら、インプットだけでなくアウトプットをどんどんおこなうべきです。以下、効果的にアウトプットができる方法をいくつか挙げておきます。 言語能力アップに効果的な3つの方法 ■多読 多様なジャンルの本を大量に読めば、自然と語彙力が増え、文法構造も頭に入ってきます。多読は、新しい表現やアイデアに触れ、言語理解を深めるのに最適です。   ■書く練習 日記や短いエッセイを習慣化すると、頭のなかに散らばったアイデアを整理し、思考を言葉で的確に表現できるようになります。   ■クロスワードパズル クロスワードパズルは、短いヒントから適切な言葉を考える脳トレです。言葉の意味を、最小限の表現で表すよいトレーニングになります。 ◆クロスワードパズルについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者にピッタリな楽しい脳トレ9選 論理的思考と分析能力の磨き方 論理的思考と分析能力を鍛えるには、やはり実際にさまざまな材料を分析して、論理的に考える機会を増やすのが一番です。 まずは、日常生活における問題点をいくつかピックアップしてみてください。そして、問題点の解決に必要な要素をできるだけ多く書き出して、具体的な解決策を考えます。 最初は、なかなかうまくいかないかもしれませんが、慣れてくれば「問題の特定→関係事項のピックアップ→解決策の模索」という流れが、スムーズにできるようになってくるはずです。 あとは、クリティカルシンキングの視点から、読書をするのも非常によいトレーニングになります。どんなに素晴らしい本でも、どこかしら自分とは異なるポイントがあるはずです。 「なぜそうなるの?」「そもそも前提が間違っているのでは?」「ほかに方法はないの?」といった批判的視点をもつことで、より論理的な結論を導きやすくなります。 ロジカルシンキング(論理的思考)とセットにして、ものごとをじっくり考える癖をつければ、論理的思考と分析力は飛躍的にレベルアップするでしょう。 ◆クリティカルシンキングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 洞察力を鍛える12の方法 数学的・計算的能力に有効なエクササイズ 数学的・計算的能力は、言語能力同様、日常生活の基盤となる非常に重要な能力です。計算能力を高めるなら、やはり実際に計算する機会を増やすのが、もっとも効果的でしょう。 とはいえ、大人になってから、小学生のようにただ計算ドリルをこなすのは、正直かなりムリがあります。クイズやパズルなどを組み合わせて、楽しくトレーニングできるようにする工夫が、継続の大きなポイントです。 楽しく頭を使うという意味では、ナンプレはどうでしょうか。ナンプレとは、3×3のブロックを縦横に3つずつ並べた計81マスに、1から9までの数字をうまく配置するゲームです。 「同じ列に同じ数字は入れられない」「3×3のブロック内にも同じ数字は入れられない」というルールがあるうえに、すでにいくつかの数字が配置されているので、すべての数字を配置するには非常に頭を使います。 ナンプレは、アプリ版も数多くリリースされていますから、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。 ◆ナンプレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 感情のコントロール法 感情をコントロールする方法は数多くありますが、今回は誰でもすぐに取り組めて、しかも効果の高い方法をふたつ紹介します。 マインドフルネス ジャーナリング マインドフルネスは、いわゆる瞑想の一種だと思ってください。人間は今その瞬間を生きているにもかかわらず、多くの時間を過去の後悔や未来への不安に割いています。 過去や未来ではなく、今の自分に向き合おうというのが、マインドフルネスの基本的な考え方です。 やってみるとわかりますが、今の自分に集中すると、心が驚くほど落ち着きます。書籍や動画などもたくさんありますので、ぜひいちどマインドフルネスについてじっくりと調べてみてはいかがでしょうか。 また、以前別記事でも紹介した「ジャーナリング」も、感情コントロールにオススメできます。ジャーナリングは、頭に浮かんだ内容を書き出す作業のことです。 好きなこと・嫌なこと・楽しかったこと・辛かったこと、思いついたあらゆることを、とにかく書き出してみてください。頭のなかでバラバラに点在していた思考が一箇所に書き出されると、思考とそれにともなう感情もスッキリと整理されます。 ◆ジャーナリングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 直感とは?直感を引き出す11の方法 まとめ 今回は、左脳の働きや左脳を鍛える方法を紹介しました。しかし、左脳は単独で活動しているわけではありません。左脳が中心といわれる言語や計算も、左脳と右脳が密接に連携できて、はじめてスムーズにおこなわれるのです。 左脳と一緒に右脳も鍛えて、バランスよく脳を使うように意識してください。そうすれば、脳のポテンシャルは、さらにレベルアップするはずです。 ### 「瞬読」年末年始休業のお知らせ(2024年)   初冬の候、ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。 また、平素は格別なるご高配を賜り厚く御礼申しあげます。 誠に勝手ながら、年末年始の業務を下記のとおりとさせていただきます。 大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。   2023年12月29日(金)~2024年1月3日(水)まで お休みとさせて頂きます。 ※ 休暇中のお問い合せ等につきましては、1月4日(木)以降に順次対応させていただきます。 E-mail:support@syundoku.com ### マレーシア オマーン大使館にて、意見交換を行いました 代表の山中がマレーシアのオマーン大使館に招致され大使と意見交換を行いました。 その様子がオマーン公使のX(旧Twitter)に掲載されています。 是非、チェックしてみてください! オマーン公使 X https://twitter.com/omanembassykl/status/1738098997095792938 山中恵美子X https://x.com/emiko_yama/status/1738308584734339419 ### 1分間瞬読ドリルが、ベストセラーにランクイン! 八重洲ブックセンターさま 全店舗のベストセラーに、 「見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル(ダイヤモンド社)」がランクインしました! 毎日1分取り組むだけで、 子どもは勉強脳が磨かれ、大人は脳機能が強化。 シニアは認知症予防に効く内容となっております。 3世代で楽しめる内容となっておりますので、 年末年始の帰省や旅行のお供に、おすすめです! 見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル ### 890回以上続くラジオ「WADA CAFÉ」に山中恵美子がゲスト出演させていただきます 和田裕美さんがパーソナリティをされているラジオ「WADA CAFÉ」 第893回に、山中恵美子がゲスト出演させていただきます。 日時:2023年12月8日(金)24:30〜25:00 番組には、二度目の出演となります。 今回は、「人生を充実させる時間の使い方」について、お話しさせていただきました。 金曜夜、ハッピーエンドな1週間の締めくくりに、是非お聞きください。 「WADA CAFÉ」 FM FUJI JOCV-FM 78.6KHz  radikoで、どなたでも無料でお聞きいただけます! https://radiko.jp/#!/live/FM-FUJI WADA CAFÉ サイト https://www.fmfuji.jp/wada/ ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.114】東京都 菊地保公さん(50代)会社員   どんなお仕事や活動をされていますか? 技術職。サーバにインストールして使用する、医療用ソフトウェアの技術サポート。   瞬読を始めようと思ったきっかけは? 読みたい本を短時間で読めるようになりたかったからです。 また、仕事で必要な分野や、趣味や興味がある分野の書籍を、出来るだけたくさん読みたいと思っていました。   瞬読を始めて変わったことは? 【1】30分で1冊、読破! 読書のスピードが飛躍的に早くなりました。30分もあれば電車内でビジネス書が1冊読めるようになっています。さらに、記憶にも定着出来るようになり、作業効率も上がった気がします。 【2】理解力と判断力が大幅に向上! 物事に対する理解と判断が速くなったと思います。 他の方の何倍も速いと感じています。 周囲から、仕事のペースが速すぎると言われ、ストップをかけられることが度々有ります。 私と同じパフォーマンスを他のメンバーに求められるようになってしまうと、皆さん疲弊してしまうという理由からです。 【3】「聞く」能力もアップ!時間を有効活用! YouTubeなどで動画視聴するときは、倍速で再生することが基本になりました。 読むだけでなく、聞く能力も向上した気がします。 また初対面の方とも、緊張することなく話ができるようになってきたので、 積極的に人に会うようになりました。 瞬読はどんな方におすすめですか? どんな方にでも勧めたいです。 特に、学生の方、時間が足りないと感じている方、本を読むことに関して何かお悩みがある方などです。 瞬読コミュニティはどんな場所でしょうか? 温かく、安心できて、くつろげる場所です。 Facebookで毎日投稿しています。 別のコミュニティで、ChatGPT講師もしています。 ご関心がある方は、お声がけいただければ幸いです。 Amazon Kindleで絵本を出版しました。 はじめての出版で、Amazonランキング2部門で1位を獲得しました。 パルテノの旅: 虹の橋を渡る物語 https://amzn.asia/d/bF5ZT5X ### 12月5日 読売新聞に広告掲載いただきました 12月5日 読売新聞に広告掲載いただきました。 人生が劇的に変わる「瞬読式」時間術は、発売後すぐに重版が決定ました。 皆さまが忙しさから解放され、本当にやりたいことに集中いただける内容となっております。 ぜひ、お手に取っていただけますと幸いです。 ▼ 人生が劇的に変わる「瞬読式」時間術 -忙しさから解放され、本当にやりたいことに集中する- ### ワーキングメモリを鍛える4つの方法とは 「最近仕事の効率が落ちてきた」 「うっかりミスが増えた」 「よく忘れ物をする」 こういった状況がしばらく続いているようなら、脳の重要な機能「ワーキングメモリ」の働きが低下している可能性が高いです。 当記事では、ワーキングメモリの働きや、ワーキングメモリの働きを高める方法について、解説していきます。記憶力を改善したい人は、ぜひ最後までお読みください。 ワーキングメモリの役割 ワーキングメモリは、ワーキング(作業)メモリ(記憶)という名前の通り、なにか作業をするための情報を一時的に保持し処理する脳の機能です。 たとえば、友人と会話ができるのも、相手の話を一時的にワーキングメモリにストックできるからに他なりません。もし、聞いているそばから内容を忘れてしまったら、まったく会話にならないですよね。 同様に、「カーナビの案内通りに運転する」「レシピ本を見て料理をする」「アドレス帳で確認した電話番号に電話をかける」といった作業ができるのも、すべてワーキングメモリが情報を一時保存してくれるおかげなのです。 冒頭のうっかりミスや物忘れが増えるのは、このワーキングメモリ機能の低下が、大きな原因と考えられます。 ワーキングメモリの容量はどのくらい? ワーキングメモリは、作業のための一時的な記憶を保存する場所なので、容量は小さめです。東京女子医科大学名誉教授「岩田誠先生」の書籍を読むと、「ワーキングメモリの容量は、7±2桁の情報を30秒〜数分記憶できる程度」と書かれています。 しかし、7±2桁というのは、あくまでも一般的な平均値です。少しむずかしい単語や馴染みの薄い言葉なら、4±1桁が限界でしょう。 情報のチャンク化(関連情報をまとめて覚える)のような記憶テクニックを日頃から実践している人は、7±2桁よりも記憶量が多いはずです。 このように、ワーキングメモリの容量には個人差があり、年齢・健康状態・トレーニングの有無などによって大きく変動します。 ワーキングメモリが低下するとどうなる ワーキングメモリの機能が低下すると、以下のようなトラブルが考えられます。 ワーキングメモリの機能低下が引き起こすトラブル 物忘れが多い ケアレスミスが増える 同時進行の作業が苦手 突発的な変更に対応できない ものごとをうまく整理できない 「物置に来たけどなにを取りにきたか忘れてしまった」といった経験は、誰でもいちどや二度はあるでしょう。これが、自宅でたまに起こる程度なら、まだそれほど問題はないかもしれません。 しかし、職場でケアレスミスを連発したり、何回も同じことを確認したりすれば、あなたの信用は著しく低下してしまいます。 もちろん、上記の症状の原因が、すべてワーキングメモリにあるとは限りません。本当に症状が悪化した場合は、認知症のような病気の可能性も疑う必要があるでしょう。まずは、軽い物忘れや作業ミスを起こす原因をきちんと突き止めることが重要です。 ワーキングメモリ低下の主な原因 ワーキングメモリ低下の主な原因 加齢 ストレス 睡眠不足 乱れた食生活 運動不足 障害や病気(認知症、ADHDなど) ワーキングメモリ機能の低下は、上記のような要素が少しずつ絡み合って発生していると考えられます。先天性の病気かもしれないし、単なる疲労が原因の場合もあるでしょう。 病気が関係している場合は病院での治療が必要ですが、睡眠不足や食生活といった生活習慣は個人の努力である程度改善できます。 やっかいなのは、やはりストレスです。人間関係や仕事関係のトラブルなど、日常生活がストレスにさらされていると、ワーキングメモリはいつも不安要素に占有されている状態です。であれば、ワーキングメモリの機能が低下するのも当然の話でしょう。 ワーキングメモリーのスペースを解放する 先ほどお話ししたように、ワーキングメモリが余計な情報で埋まっていたら、機能が低下して当然です。ワーキングメモリの働きを正常化させるには、まずワーキングメモリのスペースを解放してあげる必要があります。 ここでは、スペース解放のアイデアを3つ紹介します。 メモをワーキングメモリ代わりに活用する ワーキングメモリの負担を減らすオススメの方法は、メモの活用です。現代は、情報が簡単に入手できる時代であり、わからないことを検索すれば、すぐに答えがみつかります。便利になった反面、頭のなかはいつもなにかしらの情報で一杯です。 だから、とりあえず残しておきたい情報があったら外部に記録して、ワーキングメモリのスペースを空けてあげましょう。そうすれば、新しい情報の処理や、複雑な思考をおこなう際の脳の負担が大幅に軽減されます。 メモはスマホのメモ機能でも、昔通り紙に書いても、どちらでも構いません。大切なのは、情報を整理して簡潔に記述することです。あとから見返したときに、なにが書いてあるのか考えてしまうようでは、ワーキングメモリを解放した意味がなくなってしまいます。 なお、以前別記事で、自分の思考を書き出す方法としてジュリア・キャメロンさんの本について紹介しています。ぜひ、そちらの記事にも目を通しておいてください。 ◆自分の思考を書き出す方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 仕事や勉強の成果が大きく変わる!潜在能力を引き出す9つの方法 良質な睡眠を7〜8時間確保する ワーキングメモリをクリアするには、良質な睡眠を7〜8時間確保しましょう。かりに7時間眠るとすれば、就寝から起床までに「ノンレム睡眠・レム睡眠」のセットが4〜5回繰り返されるのが、正常な睡眠です。 脳と睡眠の関係については、まだ解明されていないことも多いのですが、人間の脳はレム睡眠中に記憶をリセットする働きがあるといわれています。 しかし、レム睡眠は「最初は短く朝方に近づくほど長くなる」ので、短時間睡眠が習慣化すると、もっとも長いレム睡眠の時間帯を迎えないまま起きることになります。その結果、「要らない記憶の消去」と「必要な記憶の定着」は、十分におこなわれない可能性が高いです。 ◆睡眠については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 海馬を鍛えて記憶力をアップ!海馬を鍛える方法6選 ストレスを上手にコントロールする ワーキングメモリを管轄している前頭前野と海馬は、ストレスに非常に弱い器官です。強いストレスを受けると、脳内のコルチゾール(ストレスホルモンの一種)の分泌が増加します。 人前でのプレゼンといった一時的な状況に対応して、コルチゾールが増加するのは、ごく自然な反応です。しかし、ストレスが慢性化してコルチゾールの分泌も慢性化すると、前頭前野と海馬は大きなダメージを受けます。 こういったストレスフルな状態が長期間続けば、最終的にはうつ病へまっしぐらです。「趣味の時間をもつ」「瞑想をおこなう」「マッサージを受ける」など、方法はなんでもよいので、定期的にストレス対策をおこなってください。 ◆ストレス対策については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 頭をフル回転!日常で取り入れたい頭を使う7つの習慣 ワーキングメモリーを鍛える方法 正直なところ、「いくらトレーニングしてもワーキングメモリの容量は増やせない」という意見もあります。しかし、トレーニングによって、ワーキングメモリが効率的に活動できるようになる可能性は十分にあります。 最後に、ワーキングメモリーを鍛える方法を4つ紹介しますので、気になるものからひとつずつ取り組んでみてください。 イメージ化で記憶の負担を減らす 情報のイメージ化は、ワーキングメモリの負担を軽減してくれます。テキストや数字などの抽象的な情報よりも、画像や図形といった視覚的な情報の方が脳にとって理解しやすく、記憶しやすいためです。 たとえば、これから新しい分野の勉強をする場合、むずかしい専門書ではなく入門書の方が格段に理解しやすいでしょう。これは、理解をサポートしてくれる画像や図解、グラフなどがふんだんに使われているからです。 私が指導する「瞬読」も、右脳が得意とするイメージ化を活用した速読法です。文章を文章のまま理解しようとすると、内容の理解と記憶まで、時間がかかります。 その点、文章を瞬時に映像でイメージすると、記憶に強く残り、なかなか忘れません。そのおかげで、ワーキングメモリの負担が減り、正常に稼働してくれるようになります。 ◆右脳速読法については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 同時作業は脳を活性化させる 同時に複数の作業をおこなう「デュアルタスク」も、ワーキングメモリの改善に効果が期待できます。デュアルタスクとは、ふたつの作業を同時におこなう、いわゆる「ながら作業」のことです。 「テレビを見ながら足踏みする」「歌を歌いながら家事をする」といった「ながら作業」は、普段誰でも何気なくやっているはずです。 ただし、ワーキングメモリの強化を目的にするならば、ある程度継続しないといけません。さすがに、歌を歌いながら家事を30分も続けられないでしょう。 そこでオススメしたいのが、「コグニサイズ」です。コグニサイズとは、国立長寿医療研究センターが開発した、認知症予防法のこと。適度な運動と計算やしりとりといった認知活動を、同時におこないます。 全身を動かしながら、ある程度難易度の高い課題を同時にこなしていくので、非常に効率よく脳が鍛えられます。国立長寿医療研究センターのパンフレットを参考にすれば、自宅での取り組みも可能です。 しかし、継続性を考えれば、グループで取り組める教室への参加をオススメします。最寄りの自治体で教室を開催していないか、自治体のサイトを確認してみてください。 ◆コグニサイズについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の衰えを予防するオススメの脳活トレーニング8選 脳トレで前頭前野を刺激 ワーキングメモリを鍛える方法としては、脳トレが本命といっても過言ではないでしょう。脳トレは、記憶と思考の司令塔である前頭前野と海馬を、効率よく鍛えてくれます。 記憶力改善の脳トレは数多くありますが、とくに以下の脳トレはオススメです。 記憶改善にオススメの脳トレ 神経衰弱のような記憶力ゲーム 漢字系クイズ クロスワードパズル 間違い探し 場所法に代表される暗記術 脳トレアプリ 記憶力といえば、おそらくもっとも有名なゲームは、神経衰弱でしょう。実際、記憶力アップには非常に効果が期待できます。しかし、ひとりでやるには、少々面白味に欠けるのが欠点です。 ひとりで取り組むなら、個人的にクロスワードパズルをオススメします。ヒントを見ながら、マス数に合う答えを記憶の引き出しから引っ張り出してこなければ、クロスワードパズルは解けません。 「うーん、◯◯ってなんだっけ?」と思い出そうとする行為が、海馬を思いっきり刺激してくれます。 しかも、マス目が交差する複数のヒントを同時に探さなければならないので、デュアルタスク的な要素も含んでいます。アプリもたくさんリリースされているので、手始めに挑戦してみてはいかがでしょうか。 ◆オススメの脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 効果的に脳の体操を取り入れて認知症を予防しよう バランスのよい食事で土台を整える バランスの取れた食事は、ワーキングメモリのみならず、脳全体の機能を正常に稼働させるための重要な要素です。栄養素が豊富な食事は、脳細胞の健康を維持し、認知機能をサポートしてくれます。 脳は、約60%が脂質でできています。脂にはあまりよいイメージをもっていない人も多いかもしれませんが、脂質の摂り方で脳のパフォーマンスは大きく変わってくるものです。 ぜひ、植物油や魚に多量に含まれる不飽和脂肪酸を、しっかりと摂取してください。なかでも、オメガ3脂肪酸は、神経伝達物質の動きをスムーズにしてくれる働きがあり、記憶力にもよい影響を与えてくれます。 普段、肉ばかり食べている人は、青魚やナッツに切り替えましょう。ハーバード大学の研究チームでは、週に2回以上魚を食べるように推奨しています。 ◆脳によい食生活については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える まとめ ワーキングメモリは、私たちの生活のベースとなる重要な機能です。ワーキングメモリの機能が低下して、仕事や日常生活に支障が出れば、生活の質は一気に悪化してしまうでしょう。今回紹介した改善策を参考に、ぜひ脳によいといわれることに、積極的に取り組んでみてください。 ### 速読はウソ?本当にちゃんと読めているのか? 速読ができればとても便利だと思う人がいる一方で、「速読で本当にちゃんと読めているのか、どうも信じられない」と感じている人も少なくないはずです。 速読なんてありえないといった否定的な情報を目にすれば、誰だって不安を感じて当然でしょう。しかし実際に、通常では想像もできないスピードで読書をしている人が、数多く存在するのもまた事実です。 そこで今回は、速読の基本的なしくみや速読の効果、さらに速読の上手な活用法について、じっくりと解説していきます。 まずは速読の基本的な知識を理解しよう 速読に否定的な人は、じつは実際に速読を習ったことがないケースがほとんどです。客観的に速読を見極めるためにも、まずは速読の概要をしっかりと確認していきましょう。 速読とは 速読とは、文字通り、通常の読書速度より速く文章を読むテクニックです。速読法ごとに読書スピードは異なるものの、きちんとトレーニングをおこなえば、平均的な読書スピードよりは、確実に速く読めます。(具体的なスピードについては後述) ただし、その効果については、「正しい理論のもとおこなわれた場合」というただし書きがつきます。じつはひと言で速読といっても、メソッドはそれこそいくつもあり、なかには習得が困難なものもあるのです。 そういった一部の速読法を取り上げて、速読は効果がないという話が出回っている側面は否めません。 「きちんとした速読法を選べば、必ず効果は出る」まずこのことをしっかりと覚えておいてください。なお、速読法ごとの違いについては、のちほど解説します。 どのくらい速く読めるものなのか? 平均的な読書スピードは、1分間に400〜800文字といわれています。日本で長い間主流だった目を速く動かすタイプの速読法の場合、2,000文字前後がひとつの目安になっているようです。 つまり、一般的な速読は、通常の2〜5倍の速さで本が読めるわけです。今より本当に倍の速さで読書ができたら、素直に嬉しくないですか? しかし、私が指導する右脳速読法「瞬読」の場合、分速2万文字で読める人がゴロゴロしています(もちろん、個人差はあります)。平均スピードを500文字とすれば、なんと40倍です。 正直、40倍といわれても、あまりに数字が大きすぎて、ピンとこないかもしれません。分速2万文字は、一般的な実用書を約3分で読了できる速さです。速読のことをよく知らない人からすれば、ちょっと信じられない数字だと思います。 なぜこれほど速く文章を読めるのか、その原理については、後述します。 ◆速読の読書スピードについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 速読法によって1分間に読める文字数が変わるって本当? 速読の習得時間はどれくらい? 多くの速読法では、およそ20〜40時間のトレーニングで、ひと通り速読法をマスターできるようにカリキュラムを組んでいるようです。右脳速読法「瞬読」では、10時間程度をひとつの目安にしています。 もっとも瞬読の場合、わずか2時間のオンライン体験会で、受講生のほぼ100%が読書スピード2倍以上を実現しています。 「わずか1時間半のトレーニングで分速2万文字」 「3時間のトレーニングで分速数千文字」 「9〜10時間のトレーニングで分速1万文字」 個人差はありますが、上記のように、短期間で驚くような読書スピードを実現できるのは、速読の原理が通常の速読法と大きく異なるからです。 速読法ごとの違い 速読は、大きく2つの種類に分類されます。 目を速く動かすタイプ 右脳を使ってイメージ化するタイプ 世の中に出回っている速読法の多くは、目を速く動かして読書スピードを稼ぐタイプです。「速く読むには目を速く動かせばいい」という考え自体は非常にシンプルですが、実践にはかなりの労力を伴います。 2倍の速さで読もうとしたら、目を2倍速く動かすわけです。まだ2倍ならできそうな気もしますが、3倍4倍とスピードが上がれば、正直まったくできるイメージが湧いてきません。数秒ならともかく、激しい眼球運動が5分も10分も続くとしたら、おそらく目が疲れてダウンしてしまうでしょう。 一方で右脳速読は、イメージ化の得意な右脳の働きを活用して、読書スピードをアップします。「今晩は特製カレーです」という文章を見れば、瞬時に美味しそうなカレーの映像が頭に浮かんだはずです。 文字を1文字ずつじっくり理解しようとすると、どうしても時間がかかります。右脳速読は、文字を読むのではなく、文章を丸ごとサッと見て、瞬間的にイメージするという感じでしょうか。 なお、他の速読法との具体的な比較は、別記事で詳しく解説しています。ぜひ、そちらの記事にも目を通しておいてください。 ◆主な速読法との比較については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 速読を上手に活用していくために せっかく速読に取り組むのであれば、できるだけ効率よく身につけたいものです。そこで速読の効果を最大限発揮するためのポイントを6つ紹介します。 最初に目次へ目を通しておく 予備知識なしにいきなり読み出すよりも、最初にある程度全体の流れを知っておくほうが、圧倒的に読むスピードは速くなります。読書の前には、できるだけ目次に目を通すようにしましょう。 目次には、見出しとそれぞれの見出しの位置関係がまとめられています。目次は、いうなれば航海における海図のような存在です。とくに分厚い本を読む際には、目次の確認は不可欠です。 また、いくら1冊数分で読めてしまうといっても、目的によっては必ずしもすべてのページを読む必要はありません。知りたい内容がピンポイントで決まっているなら、目次を素早く確認して、関連するページだけ読めば目的は達成できます。 もちろん、時間があれば最後まできちんと読んでも構いませんし、状況に応じて臨機応変に読み方をアレンジしてください。 脳内音読をやめる 速読の際、絶対にやめるべきなのは、音読です。文章を声に出してしまうと、読書スピードはいきなり遅くなってしまいます。個人差はありますが、一般的な話す速度は300〜400文字くらいといわれているので、音読をしている限り速読はできません。 もちろん、実際に文章を声にして読んでいる人はいないでしょう。しかし、頭のなかで文字を追いかける読み方は、発声していないだけで、実質音読しているのと同じです。 でも、安心してください。右脳速読に取り組めば自然と脳内音読はなくなります。要するに文字を1文字ずつ追いかけるから、音読したくなるのです。 右脳速読のように、文全体を一度にイメージ化して脳へインプットしていく読み方なら、音読している時間的余裕はありません。 もちろん、最初はうまくできないでしょう。でも、トレーニングをおこなえば、必ずできるようになります。 ◆脳内音読と黙読の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 速読をマスターしたいなら音読は今すぐ止めよう!黙読のススメ  読書スピードにメリハリをつける 速読ができれば、1冊を読み切るのにそれほど時間はかかりません。とはいえ、全ページを同じテンションで速読するのは、正直非効率です。なぜならば、本当に重要なポイントは、本全体のごく一部にしか書かれていないからです。 導入のための余談や事例などは、理解度アップには役立つかもしれません。でも、別段記憶する必要のないパートです。また重要な箇所は少しずつ表現を変えて何度も登場してきますが、これもすべてをきちんと読む必要はないですよね。 重要なセクションや深い理解が必要な部分では速度を落とし、既知の情報やあまり重要でない部分になったらサクッと読み進めます。そうすれば、重要な情報はしっかりと理解しつつも、本全体の素早い把握が可能です。 とはいえ、いわゆる飛ばし読みをするわけではありません。読書スピードが速いので、一応全体に目を通しながらも、内容に応じて緩急をつけましょうという話です。 事前知識のあるジャンルからスタート これから速読の練習をするなら、自分がよく知っているジャンルやトピックに関する本からスタートしてください。そのジャンル特有の概念や用語をすでに知っているため、内容の理解が容易です。 読んですぐ理解できる状態なら、内容理解に向ける労力がかからず、その分「速く読むこと」に集中できます。 あくまでも、この時点では速読の習得が目的なので、できれば同じジャンルの本を4〜5冊読んでみましょう。題材が同じなので、どの本にも共通する内容が書かれているはずです。当然、読書スピードは速くなるし、そのジャンルへの理解度も深まります。 そうやって速読に慣れてきたら、あとは少しずつ違うジャンル、違うスタイル(ビジネス書・小説・エッセイなど)の本に移行しても大丈夫です。 ◆同じジャンルの本を読むメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 どうして読書習慣が身につかないの?読書を習慣にする5つのワザを大公開 復習回数を増やす もししっかりと内容を記憶しておきたい本があるなら、復習の回数を増やしてください。適切なタイミング・適切な頻度で復習をおこなうと、理解度と記憶の定着が格段にアップします。 記憶とは、壁にペンキを塗っているようなものです。1回塗っただけでは薄く、ムラも数多くあります。だから、2回・3回と重ね塗りをして、キレイな塗装面に仕上げていくわけです。もちろん、ある程度乾く前に重ね塗りをしたら、うまく塗装できません。 同様に、記憶にも適切な復習のタイミングと回数があるのです。いろいろな考え方はあると思いますが、オススメは以下のパターンになります。 1回目:24時間以内、10分間 2回目:1週間以内、5分間 3回目:1か月以内、2〜4分間 上記は、カナダのウォータールー大学の研究で明らかになった、最適な復習のやり方です。覚えた内容を1日なにもしないで放置しておくと、記憶の50〜80%は失われてしまいます。 1週間後には記憶はますます薄くなっていき、1か月経過する頃には、わずか2〜3%しか覚えていないそうです。これでは、いくら速く本を読んでも意味がありませんよね。 1か月間にたった3回、合計30分ほどの復習で記憶の大半を維持できるなら、やらない手はないでしょう。 ◆復習の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶術トレーニングなら右脳を活用するのがベスト! 速読は万能じゃない!速読のデメリットも頭に入れておこう 速読は私たちに数多くのメリットを与えてくれますが、決して万能な技術ではありません。速読によって引き起こされるデメリットとしては、以下の2点が挙げられます。 詳細部分まで正確に理解するのはむずかしい ジャンルによっては読書の楽しさが半減する 読書スピードと理解度は、基本的にトレードオフの関係にあります。速く読めば理解度は下がり、ゆっくり読めば理解度も深くなるというのが、一般的な考え方です。 イメージ化で効率よく文章を記憶していく右脳速読法にしても、完全にこのトレードオフの関係から逃れられるわけではありません。あくまでも重要なポイントを中心に記憶していくので、本質に関係のないこまかい箇所は切り捨てています。 また、小説やエッセイといったエンターテイメントが目的の本には、速読はマッチしません。小説は、やはり世界観にどっぷりと浸かりながら、じっくり読み進めていきたいですよね。 もし、必ず速読で小説を読まなければいけないとしたら、間違いなく読書の楽しさは半減するでしょう。これは、デメリットではないかもしれませんが、必ずしも速読で本を読む必要はないということは、ぜひ頭に入れておいてください。 まとめ 「速読は本当に速く読めているのか?」という質問をされれば、「個人差はあるにせよ、きちんとした指導法の元、トレーニングをすれば、読書スピードは必ずアップする」とお答えします。 今回お話ししたように、目に負担のかかる古いタイプの速読は、習得と継続が困難です。手前味噌になってしまうかもしれませんが、目に負担のかからない誰でも習得できる右脳速読法は、本当に素晴らしい速読法だと思います。 もちろん、まだまだ不安や疑問があるでしょう。まずは、体験会で右脳速読の凄さを体感してみてください。 ### 洞察力を鍛える12の方法 日本人は、なかなか本音を表に出さない民族であるといわれています。その真偽のほどは別にして、日々さまざまな人と接する機会の多いビジネスパーソンにとって、洞察力の重要性に異論を唱える人はいないでしょう。 しかし、洞察力とは実際どのような能力なのか、どうやって洞察力を鍛えればよいのか、そこまで理解している人はそれほど多くありません。そこで今回は、洞察力を身につけるために必要な知識をしっかりと解説していきます。 洞察力とは何か? 洞察力とは何か、なぜ洞察力が重要なのか、まずは洞察力の概要についてしっかりと理解していきましょう。 洞察力の基本的な定義 洞察力をひと言でいうと、「ものごとの裏側に隠された本質的な部分を見抜く能力」と定義できます。よく混同される言葉に「観察力」がありますが、両者はまったく異なる能力です。 観察力は、「周囲の人やものごとの状態をそのまま把握する力」であり、見るものはあくまでも表面的な情報だけになります。たとえば、部下がむずかしい顔でPCの前に座っている状況を見て、部下が仕事で行き詰まっていることに気づく、それが観察力です。 洞察力のある人は、さらに「なぜ部下が行き詰まっているのか」を考えます。そして、「理解できていないところがあるようだから、いちど前任者からレクチャーを受けたほうがよいのではないか」と仮説を立てるわけです。 もちろん、その仮説が正しいかどうか、その時点ではわかりません。しかし、部下にレクチャーの必要性をさりげなく打診することで、必ず状況は動き出します。このように、表面的な状況の裏側まで深く考察する力が、洞察力なのです。 なぜ洞察力が重要なのか 洞察力が重要な理由として、大きく以下の3点が挙げられます。 洞察力が重要な3つの理由 意思決定の質が高まる 問題解決能力がアップ 良好な人間関係が手に入る 洞察力が高ければ、表面上だけでなく、ものごとの裏側に隠れた本質的な原因に気づけます。だから、情報に惑わされることなく、高い確率で最適な答えを導き出せるのです。 それに、ビジネスをしていれば、必ずなんらかのトラブルに遭遇します。そういったときでも、冷静に状況を観察して、トラブルの本質を探し出せるのは、優れた洞察力があってこそ。 また、洞察力が高い人は、総じてコミュニケーションが上手です。人間誰しも、とくにビジネスシーンにおいては、なかなか本心を明かしてはくれません。しかし、相手の意図を汲み取り行動してあげれば、相手はあなたに対して好意を抱いてくれます。 このように、高い洞察力は間違いなくあなたのビジネスキャリアを好転させてくれるでしょう。 洞察力と他の認知スキルとの関連性 洞察力はたしかに重要なスキルですが、他のスキルとの関連性を見落としてしまうと、思うような効果は期待できません。 洞察力が効果的に機能するには、鋭い観察力をもっていることが大前提となります。ものごとの本質を見極めるために、まずは観察力によって判断材料を数多く集める必要があるからです。 表面的な変化に気づけないようでは、そもそも洞察力どころではありませんので。 また、コミュニケーションスキルも洞察力には欠かせない能力です。先ほど、「優れた洞察力で良好な人間関係が手に入る」と説明しました。しかし、これは、「良好な人間関係を築ける能力が高いから、洞察力を発揮できる」とも言い換えられます。 相手に不安を与えず、さりげなく本音を引き出すコミュニケーション力がなければ、洞察力はうまく機能しません。 ほかには、クリティカルシンキング(批判的思考)も、高い洞察力には必須といえるでしょう。「本当にそうなのか?」「ほかに解決策があるのではないか?」と目に見える情報をいったん疑ってみる思考が、深い洞察力のスタート地点です。 鋭い洞察力を身につけるメリット 「なぜ洞察力が重要なのか」でもお伝えしたように、鋭い洞察力が身につくと、生活、とくにビジネスにおいて多大なメリットがあります。今回は、前述の3点を深堀りしながら、あらたにもうひとつメリットを解説していきます。 意思決定のクオリティがアップする 洞察力の向上は、意思決定のクオリティを大きく向上させます。洞察力がある人は、情報を深く分析し、その情報の背後に隠れた意味やパターンを読み取れるので、判断ミスが極端に少ないのです。 反対に、思慮の浅い人は、表面上の情報だけを見て、安易に判断を下します。そのため、しばらく経ってようやく、「あれっ……こんなはずじゃなかったのに」と、判断ミスに気づくわけです。 言い換えると、洞察力の高い人は、想像力に優れているともいえます。ものごとには、たいてい複数の選択肢があるものです。それぞれの選択におけるリスクとメリットを正確に予測できる(しようとする)ので、大きなトラブルに巻き込まれることもありません。 もちろん、世の中に絶対はないでしょう。しかし、ものごとの本質を捉え未来を正確に予測しようとする人と、安易に判断を下す人では、前者の結果がよくなるのは当然です。 問題解決スキルが向上する 洞察力を鍛えると、問題解決スキルが格段に向上します。これは、洞察力によって問題の核心を見抜けるようになり、効果的な解決策を導き出せる確率が高くなるからです。 なにかトラブルが起きた場合、もっとも目につく問題が必ずしも重要とは限りません。たとえば、販売する商品の納期が遅れてしまったトラブルがあったとします。直接的な原因は担当者の発注ミスですが、発注者に注意しただけだと、この問題はまた起こる可能性があります。 ここで深い洞察力があれば、発注の裁量を個人に任せていることに、根本的な原因があると気づくでしょう。そうなると、問題の解決策も「発注者への注意」から「発注を共有して納期間際にリマインドしてくれるシステムの構築」に変化します。 このように、深い洞察力を身につけると、本当の意味での問題解決スキルが向上します。もちろん、間違った洞察にならないよう、問題の核心が正しいかどうかの検証は徹底的におこなってください。 人間関係がよくなる 洞察力が人間関係によい影響を与えてくれるのは、他人の感情や意図を深く理解し、適切な反応ができるようになるからです。 誰だって、自分を理解してくれて、親身になって寄り添ってくれたら、その人のことが好きになりますよね。でも、とってつけたような言葉をかけても、「この人はなにか下心があるのではないか」と勘ぐられてしまい逆効果です。 その点、洞察力の優れた人の「相手を理解しようとする態度」は、相手にそういった不信感を与えません。だから、好意をもってもらえるし、信用してもらえるのです。 もちろん、いくら洞察力があっても、他人の心の奥底まではわからないでしょう。でも、それでいいのです。深い部分まで汲み取って、最善の対応をしようという姿勢が、人間関係をよくしてくれるのですから。 斬新なアイデアが生まれやすい 深い洞察力をもつ人は、斬新なアイデアを生み出す能力にも長けているものです。ものごとの裏側に隠れた本質部分まで考察するので、ほかの人が気づかないこまかいポイントにも気づきます。 つまり、表面しか見えていない人と比べて、洞察力の優れた人はアイデアの素材をたくさんもっているわけです。ひとつの材料しかない人と、アイデアの素をいくつももっている人では、生まれてくる発想の斬新さや深さが違って当然でしょう。 また、深い洞察力をもつ人は、表面的な関連性にとどまらず、深いレベルでのつながりや発展性を常に考えています。「◯◯と△△を組み合わせたら✕✕になるのではないか」といったように、どんどん新しいアイデアが生まれてくるのも洞察力が鋭いからこそ。 こういった創造性は、とくにビジネスの世界で非常に高く評価されます。仕事で結果を出したい人は、ぜひ洞察力に磨きをかけていきましょう。 洞察力が高い人の特徴 洞察力を高めたいなら、すでに洞察力が高い人のマネをするのが一番の近道です。数多い特徴のなかから、今回は4つピックアップして解説します。 優れた観察力がある 前述のとおり、洞察力と観察力はセットで考えるべき能力です。深い洞察力をもつ人は、とにかく周りをよく見ています。そして、普通の人なら気にしないような変化にも敏感です。 たとえば、部下の顔色が少し悪ければ、いち早く気づいて声をかけるでしょう。部下が「ちょっと忙しく疲れているだけです」と答えるのを聞き、共有スケジュールや進捗情報を確認します。それと同時に、同じプロジェクトで動いているメンバーの様子を伺うのも忘れません。 こうやってこまかく周りを観察しているからこそ、十分な判断材料が集まり、「時間のある社員をサポートにつける」「スケジュール調整をおこなう」「新しい機材の導入」といった対応策を導けるのです。 深い共感力で相手の立場を踏まえた対応ができる 洞察力が高い人には、「深い共感力で相手の立場を踏まえた対応ができる」という特徴があります。 人にはそれぞれ違った考え方があり、誰もが自分の意思に基づいて行動しているものです。なので、もしかすると他人の考えや行動が、自分の考えとは相容れないと感じることもあるでしょう。でも、その人にとってはそれが正しい考えであり、行動なのです。 洞察力の高い人は、深い共感力でいったん相手を受け入れます。反論する際でも、「なるほど。たしかに◯◯という考え方もできるよね。それもいい案だけど、自分は△△だと思うんだけど、どうだろうか?」と、決して相手を否定しません。 だから、相手も心を開いて、次々と思っていることを話してくれます。こういった、優れた洞察力を備えた人の「相手の立場を尊重する姿勢」は、ぜひマネしたいところです。 多角的な視点でものごとを考える 観察力で集めた材料を基に導いた仮説の精度が高ければ、「あの人は優れた洞察力をもっている」と評価されます。しかし、神様でもない限り、仮説が100%的中することなど、まずあり得ません。 洞察力に優れた人は、多角的視点から判断材料を見て、必ず複数の仮説を立てます。いったん考えられる仮説をいくつか考えて、そこから再度状況を判断して、仮説を絞り込んでいくわけです。 一方、洞察力が不足している人は、思い込みが激しく、ひとつの視点からしかものごとを見ていません。だから導き出す仮説もひとつしかなく、仮説が外れることもよくあります。 よく、コップに半分入っている水に対して、「半分しか入っていない」「半分も入っている」という視点の話になりますよね。 納期がタイトで部下が疲れているように見えても、「まだ半分しか進んでいない」なのか、それとも「半分も終わったぞ」と考えているかで、対応の仕方は変わってくるはずです。多角的視点があると、仮説の数が増えて、より適切な判断を下せます。 幅広い知識と経験をもつ ものごとの本質的な部分を見抜くには、観察で得た判断材料を過去の知識や経験を結びつけて、より精度の高い仮説を立てる必要があります。いくら材料が揃っていても、自分のなかに判断する基準がなければ、仮説は立てられません。 洞察力の優れた人は、専門分野の知識だけでなく、幅広い知識と経験を備えています。自分の仕事に関する勉強もしますが、関係のない分野のインプットも欠かしません。 趣味・旅行・ボランティア・資格取得など、いろいろな場所に顔を出し、多角的な視点に触れる時間をしっかりと確保しています。 対して、洞察力の浅い人は、とにかく勉強不足です。仕事が終われば毎晩ビールを飲んでゲームばかりしている人と、地道に勉強と実践を重ねている人を比べれば、洞察力に大きな差がついても当然といえるでしょう。 洞察力を阻害する要因 洞察力を高めるためには、阻害する要因を排除するのが一番確実です。私たちの洞察力を鈍らせる、代表的な5つの要因について解説します。 洞察力を鈍らせる最大の要因「固定観念」 洞察力を鈍らせる最大の要因は、間違いなく「固定観念」でしょう。固定観念を辞書で調べてみると、「いつも頭から離れないで、その人の思考を拘束するような考え」と定義づけされていました。※引用元:デジタル大辞泉 つまり、固定観念とは、先入観や偏見と非常に似た思考パターンといえます。偏った考え方をしている人は、ものごとを一方的な視点からしか見ていません。 しかし、世の中には、本当にさまざまな考え方や価値観が存在しています。100人いれば、文字通り100通りの価値観があるわけです。それなのに、常に偏った視点でものごとを見ていたら、本質的な部分を見落としてしまうのは当然といえるでしょう。 でも、安心してください。後述する洞察力を鍛える方法に取り組めば、自然と固定観念は薄れていきますので。 情報過多は迷いを生む デジタル時代の到来により、私たちはかつてないほど大量の情報にアクセスできるようになりました。しかし、多すぎる情報は、選択の困難さや決断の遅延を引き起こします。情報が多すぎて、なにが本当に重要なのかを確認する時間が必要になるからです。 一方で情報が少ないと、とにかく思考がシンプルです。選択の幅が絞られる分だけ、迷いが減り、洞察力が正確に機能してくれます。2択と10択なら、2択のほうが迷う量が圧倒的に少ないのは当然の話でしょう。 情報過多の自覚がある人は、情報のフィルタリングを意識してみるのもよい方法です。自分が信頼できる情報源だけに絞り込み、ほかの情報は意図的に除外します。もちろん、情報に偏りが出ないように、バランスを意識するのも重要なポイントです。 正直なところ、公的といわれるテレビのニュースも、発信するテレビ局の思想がかなり反映されています。では識者のSNSなら大丈夫かといえば、こちらも発信者のポジショントークが多く、安易に信用するのは危険です。 ストレスは思考をマイナス方向に引っ張る 過度なストレスは、私たちの洞察力を大きく低下させます。ストレス状態が続く脳は、いわば「戦うか逃げるか」という生存本能に集中している状態です。そのため、ものごとをじっくりと観察し、複雑な思考をおこなうことが困難になります。 ストレスがMAXのときは、誰だって前向きで楽しい気持ちにはなれませんよね。そうなれば、当然ものごとをマイナスな視点で見てしまうでしょう。しかしやっかいなことに、デキる人ほどそういう自分のマイナスなメンタルになかなか気づきません。明らかに冷静な思考を失っているのに、自分では普段と変わらずに鋭い洞察力を発揮していると思い込んでいます。 ストレスによる洞察力の低下を防ぐためには、ストレス管理能力が必要です。リラクゼーション技法・適度な運動・十分な睡眠・バランスの取れた食生活など、どれか気になるものから順番に取り組んでみてください。ひとつ改善されるだけでも、マイナス思考は大幅に改善されるはずです。 ◆リラクゼーション(瞑想)については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 仕事や勉強の成果が大きく変わる!潜在能力を引き出す9つの方法 短時間睡眠は洞察力を根こそぎ奪い取る 脳と体の大切な休息時間である睡眠は、私たちのパフォーマンスと大きく関係しています。短時間睡眠は、洞察力のみならず、すべての能力を低下させる大きな原因です。それなのに、日本人の平均睡眠時間は、世界でもトップクラスの短さとなっています。 スマートウェアラブル業界の大手Zepp Health Corporationが発表した「2021年世界睡眠ホワイトペーパー※」によると、日本の平均睡眠時間は6時間44分で、世界ワースト2位でした。1位のベルギーは7時間30分なので、日本はベルギーよりも45分以上睡眠時間が短いわけです。 6時間ならまだよいほうで、なかには毎日4〜5時間しか寝ていない人もいます。10〜20代なら、少しくらい睡眠時間が短くても、体力でカバーできるでしょう。 しかし、ある程度の年齢になると、睡眠不足は、脳のパフォーマンスを著しく低下させます。直射日光の入らない静かな部屋で、できれば8時間以上の睡眠を心がけてください。 ※参考:2021年世界睡眠ホワイトペーパー【完全版】 | PR TODAY | つながるオウンドメディア構築サービス ◆睡眠が脳へ与える影響については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 体力不足により周囲への関心が薄くなる 体力不足も、洞察力が低下する大きな要因のひとつです。忙しい現代人は、圧倒的に運動量が不足しています。移動も電車や車に乗っている時間がほとんどだし、デスクワーク中心の人なら、1日の大半を座って過ごしているはずです。 そういった状態が続くと、体の機能がどんどん低下してしまい、「肩が凝って頭が痛い」「お腹の調子が悪い」「足がパンパンでつらい」といった症状が表面化してきます。 たとえ具体的な症状が出ていないとしても、確実に体は弱っているので、じっくりと状況を観察しようとはとても思えないでしょう。 だから、鋭い洞察力を維持するためには、体力をしっかりと保つことが大切になってきます。そのためには、良質な睡眠を最低でも7時間は取りたいし、バランスのいい食事や適度な運動も不可欠です。生活習慣が整えば、体力がつき、自然と洞察力も向上します。 具体的な生活習慣の改善法については、別記事で詳しく解説しています。ぜひそちらの記事も読んでみてください。 洞察力を鍛える方法 洞察力は、決してもって生まれた才能ではありません。意識してトレーニングすれば、少しずつ洞察力が鍛えられていきます。この章では、洞察力を鍛えるオススメの方法を、12個紹介します。 いろいろなことを観察して仮説を立ててみる ここまで何回もお伝えしたように、優れた洞察力を手に入れるには、幅広く周囲を観察する能力が必要です。観察をして、得られた情報を基に仮説を立ててみる。洞察力は、こういった作業の繰り返しで、少しずつレベルアップします。 したがって、最初に鍛えるべきはやはり観察力です。といっても、やることは非常にシンプルです。とにかく、周囲の人やものをじっくりと見てください。 同じ部署で働いている人でも、それぞれ表情や話し方、仕草は異なります。嬉しさを表現するときでも、声を出して大笑いする人もいれば、控えめにニコッとする人もいるはずです。 そういった個人の特性がわかってくれば、より正確な仮説を立てられるようになってくるでしょう。 とはいえ、あまり露骨に観察していると、相手もあまりよい気持ちはしません。せっかく努力しているのに、嫌われてしまえばまったくの逆効果です。あくまでもさりげなく、失礼のないように心がけましょう。 質問力を上げる 先ほど、「仮説検証をするにはまず観察力が重要」という話をしました。しかし、ものごとをただ観察するだけでは、入手できる情報量に限界があります。 そこで重要になってくるのが、「質問力」です。わからないことやむずかしいことがあれば、知っていそうな人に聞くのが一番簡単で、かつ確実です。洞察力をアップしたいなら、ぜひ質問力を高めていきましょう。 質問には、大きく以下の2種類があります。 クローズドクエスチョン:「Yes」「No」の二択で答えられる質問 オープンクエスチョン:範囲を限定せず自由に回答してもらえる質問 情報を仕入れるという意味でいえば、より重要なのはオープンクエスチョンです。「業績アップに社員教育は必要でしょうか?」というクローズドクエスチョンは、基本的に「Yes」「No」しか得られる情報がありません。 でも、そのあとに、「具体的にどういった社員教育をおこなったらよいのでしょうか?」と質問できれば、大量の情報が手に入ります。 とはいえ、両者に優劣はありません。知りたい内容に応じて、クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンを適切に使い分けるセンスが重要なのです。 あらゆるできごとを「5W1H分析法」で分析してみる 洞察力を鍛えるには、日常の出来事を深く考える習慣が大切になってきます。そのために役立つのが、「5W1H分析法」です。おそらくあなたもどこかで、5W1Hという言葉を聞いたことがあるでしょう。  5W1H分析法とは、Who(誰が)、What(なにを)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(なぜ)、How(どのように) という視点から、ものごとを整理する分析法です。 たとえば、仕事でトラブルが発生したとします。ただ「トラブルが起こったから対処しよう」というだけでは、また同じトラブルが発生するかもしれません。 誰が関わっていたのか なにが原因だったのか 発生時期や場所による影響はあったのか なぜこの問題が発生したのか 今度どのようにしたら再発を防止できるか 上記のように、深く分析することで、根本的な課題が見えてきます。こういったプロセスを習慣化できれば、本質を見抜く洞察力が養われ、より的確な判断ができるようになるでしょう。 ◆洞察力に役立つオススメの分析法(フレームワーク)については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 地頭がいいってどういう状態?地頭をよくする10の方法とは 「要点抽出トレーニング」で素早く本質を捉える 洞察力の高い人は、膨大な情報の中から重要なポイントを瞬時に見抜く力をもっています。その力を鍛えるのに役立つのが、「要点抽出トレーニング」です。要点抽出トレーニングは、文字通り、文章や会話の中から、もっとも大切な部分だけを抜き出すトレーニング法になります。 やり方は、いたってシンプルです。たとえば、新聞記事やビジネス書を読むときに、「この内容を短くまとめると?」と自分に問いかけてみましょう。新聞記事にしてもビジネス書にしても、本当に重要な箇所は、せいぜい全体の10〜20%程度です。 興味を引くための導入部分や事例、何度も繰り返される箇所は、ボリュームを確保するために存在しているだけで、読み飛ばしても構いません。ただ洞察力が低い人は、重要な箇所と読み飛ばしても差し支えない箇所を区別する能力も、総じて低いものです。 だから、常に「著者が伝えたい重要なパートはどこなのか」と意識しながら情報をチェックすることが重要になってきます。最初は大変かもしれませんが、意識さえしておけば、すこしずつ重要なポイントを見抜く時間が速くなってくるはずです。 メリットとデメリットの両面から考える すべてのものごとには、メリットとデメリットがあります。どれだけよいものに見えても、一方的にメリットだけが存在することはなく、必ずマイナス面もあるものです。このことがわかっていないと、つい自分の思い込みで偏った判断をしてしまいます。 洞察力とは「ものごとの裏側に隠された本質的な部分を見抜く能力」なわけですから、メリット・デメリット両面から捉える客観的な視点が求められます。 私たちは、どうしても「うまくいくこと」ばかりイメージしがちです。しかし、現実には、予期せぬトラブルがびっくりするほど発生しますよね。メリットしか見ていない人は、デメリットに対する準備ができていないので、大きなダメージを受けやすいです。 一方、メリットとデメリットをバランスよく見据えている人は、デメリットに対する備えができています。「ものごとには必ずメリットとデメリットの両面がある」ことを、ぜひ忘れないようにしてください。 エンパシーマップを使ってユーザー目線を手に入れる 鋭い洞察力には、他人の気持ちの理解が欠かせません。洞察力のある人は、相手の発言や仕草、行動などから、相手の本意や隠れた感情までを見抜きます。それは、相手の視点に立ち、深い部分までじっくりと考察しているからこそできることです。 もし自分の洞察力に不安を感じているなら、相手の立場になって考えることを深く掘り下げてみるといいかもしれません。そのためにも、ぜひ今回紹介するエンパシーマップを活用してください。 エンパシーマップは別名「共感マップ」とよばれているように、相手の立場に立って、感情や思考を理解していくフレームワークです。 決まった項目はありませんが、以下のようなポイントから相手を分析してみるとよいでしょう。 相手が見ているもの 相手が聞いていること 相手が考えていること 相手が感じていること 相手がしていること 相手がやりたいこと/やりたくないこと エンパシーマップの目的は、「他人を深く理解すること」にあります。もちろん、相手に確認しない限り、間違っていることもあるでしょう。でも、それでいいのです。相手のことを観察し、深く考える過程が、あなたの洞察力を大きく向上させてくれるのですから。 なお、エンパシーマップのテンプレートは、ネットで検索すれば簡単に見つかります。興味のある方は、いろいろとチェックしてみてください。 インプット量を増やす 洞察力を高めたいなら、インプット量を増やす意識をもってください。観察した内容を基に精度の高い仮説を立てるためには、ベースとなる知識や経験が必須です。 いくら観察をしても、その観察を組み立てる知識が不足していれば、間違った仮説を導いてしまう可能性が高くなります。 ビジネスシーンであれば、まずは自社に関する知識と業界の専門知識を学ぶのが先決でしょう。関連書籍を読み、必要があればセミナーやワークショップに参加してみるのもオススメです。 もちろん、多様化の現代社会では、仕事の知識だけあっても対応はむずかしいと思われます。すべてに対応することは不可能だとしても、新しい知識のインプットはできるだけ心がけるべきです。 さまざまなジャンルの本を読むのもいいし、映画を観るのもいいでしょう。語学や資格のスクールに通ってみるのも、新しい視点を手に入れるよいきっかけになってくれそうです。 クリティカルシンキングを取り入れる クリティカルシンキング(批判的思考)は、洞察力を高める上で非常に有効です。クリティカルシンキングとは、ものごとを批判的に捉え、正当性を確認する思考法のこと。 なぜそうなるのか? 本当に正しいのか? ほかに方法はないのか? 批判的といっても、決してものごとを否定するのが目的ではありません。上記のように疑問を投げかけ、思い込みを外して前提条件を疑い、より正しい結論を導き出すのが目的です。 クリティカルシンキングが素晴らしいのは、なんといっても自然と多角的な視点が身につくところでしょう。 私たちが考えている以上に、先入観は洞察力の妨げになっているものです。こうあるべきという思い込みがあると、無意識のうちにその思い込み通りの結論を出そうと考えてしまいます。 もちろん、ほとんどの人は、自分が先入観をもっているとは想像もしていません。常に、自分は公平に判断していると思い込んでいるものなのです。しかし、クリティカルシンキングを学ぶと、いかに自分が思い込みでものごとを見ているかがわかります。 幸い、クリティカルシンキングに関する書籍や動画はたくさんあるので、まずはそういった媒体に目を通してみてはいかがでしょうか。 ロジカルシンキングでクリティカルシンキングを補完する 先ほど、クリティカルシンキング(批判的思考)について解説をしました。深い洞察力には、「なぜそうなるのか?」「ほかにやり方はないのか?」といった、クリティカルシンキングが欠かせません。 ただし、クリティカルシンキングだけでは、半分の側面しか見ていないことになります。クリティカルシンキングでものごとの前提条件が正しいかどうかを確認できたら、今度はロジカルシンキング(論理的思考)を意識してみましょう。 クリティカルシンキング:ものごとを批判的に捉え、正当性を確認する思考法 ロジカルシンキング:ものごとを筋道立てて矛盾のないように結論を導く思考法 いくら批判的思考で正しい材料を揃えても、判断材料をうまく結びつけられなければ、意味がありません。反対に、ふたつの思考を上手に組み合わせれば、間違った固定観念や情報に惑わされなくなります。 異文化交流など多角的視点に触れる機会をもつ 多角的視点を学ぶという意味では、異文化との交流もオススメです。世の中には、いろいろな国があり、それぞれ日本とはまったく異なる文化があります。 普段、島国である日本に住む私たちは、どうしても日本の文化を中心にものごとを考えてしまいがちです。しかし、「日本の常識は世界の非常識」という言葉があるくらい、日本の文化や考え方は非常に独特です。そして、多くの日本人はそのことに気づいていません。 コロナ禍が落ち着きを見せている今なら、海外旅行もいいでしょう。旅行が大変なら、国際的な交流会や語学学校もオススメです。海外の動画や書籍にチャレンジしてみるのもおもしろいかもしれませんね。 いずれにせよ、異文化との交流は、自分の考え方を柔軟にし、新たなアイデアや解決策を考え出すのに役立ってくれます。ぜひ、チャレンジしてみてください。 読書を通じて著者の思考を深掘りする 多くの人は、ビジネス書や実用書を読む場合、なにかしらの知識を得たいと考えているはずです。しかし、本の役割は、知識の取得だけではありません。著書の思考プロセスを深堀りしながら、洞察力を鍛えるのに読書は最適です。 「著者はなぜこのような主張をしているのか?」「この考えの背景にはどういった経験や価値観が存在しているのか?」と掘り下げながら読んでみてください。ただ知識を得るためだけに読むのと違って、さらに深いレベルで著者の価値観が見えてくるはずです。 こういった手法は、小説のようなフィクションでも同じように使えます。登場人物の行動や心理状態を分析しながら読むと、他者の視点を理解する力が自然と養われます。 できれば、普段読まないようなジャンルの本にも挑戦しておきたいですね。幅広いジャンルで読書をすると、多角的な視点が身につき、ものごとの本質を見抜く力が高まります。間違っていても構わないので、自分なりに深く読み解く訓練をしてみてください。 ◆読書のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 読書で脳はキレキレになる!読書のメリットと効果的な読書法 思考法を専門家から習う 先ほど紹介したロジカルシンキングやクリティカルシンキングなど、具体的な思考法を専門家から学ぶと、洞察力は飛躍的に向上します。 もちろん、こういった思考法は独学でも習得が可能です。しかし、指導者からきちんと段階を追って指導を受けると、むずかしい思考法でも体系的に最短距離で身につきます。 自分で試行錯誤するのも、「印象深いできごとはより深く記憶に残る」という脳の働きを考えれば、決してムダではありません。でも、洞察力の向上が目的なら、専門家から思考法を教えてもらうほうが、やはり効率的でしょう。 また、専門家の指導には、素人がやりがちな間違いや思い込みを修正してもらえるというメリットもあります。多少お金はかかるかもしれませんが、結果を考えれば専門家に習う価値は大いにあるのではないでしょうか。 洞察力を鍛える際に注意すべきポイント 洞察力を鍛えるためにさまざまな方法に取り組んでも、ポイントを外すと思うような効果は得られません。そこで最後に、洞察力を鍛える際に注意すべきポイントを7つ解説します。 過度の自己批判に陥らないようにする 深い洞察力を身につけるには、過度の自己批判に陥らないように、注意しなければなりません。誰でもミスはするし、間違った判断で相手を怒らせてしまうことだってあるでしょう。でも、それはあなただけに起こっていることではなく、すべての人が経験していることなのです。 あなたの洞察が間違っていてなにかトラブルが起きたとしても、そのたびに「自分はダメだ」と自己批判を繰り返していたら、どんどん自信を失ってしまいます。 もちろん、適度な自己批判は、自分を成長させてくれます。ミスをしても、まったく気にせずに、何回もミスを繰り返すよりはずっと有益です。でも、決して自分を責めすぎないでください。 大切なのは、ミスをしたときに、そのミスを学びの機会と捉えることです。落ち込むのではなく、「次はこうしよう」と考えられるようになれば、あなたの洞察力は確実にレベルアップするでしょう。 自分の洞察力を過信しすぎない 洞察力が高まると、ものごとの本質を見抜く力がつき、的確な判断ができるようになります。しかし、その力を過信しすぎると、非常に危険です。 新たな視点を受け入れられなくなり、正しい判断ができなくなってしまう可能性が出てきます。「自分はすでに真実を見抜いている」と思っているから、自分の考えの外にある、ほかの可能性を排除してしまうのです。 たとえば、「これは絶対に成功する」と確信しているビジネスアイデアがあるとします。しかし、いくら自分から見てパーフェクトなアイデアでも、それは自分の視点からチェックしたに過ぎません。もしかすると、他人から見れば、いろいろと改善点があるかもしれないのです。 大切なのは、 「自分の洞察はあくまでも仮説であり、常に修正の余地がある」 という姿勢をもち続けることです。そうすれば、他者の意見に耳を傾け、よりよい結果を生み出せる確率が大幅にアップします。 自分の洞察力を信じることも大事ですが、自分の洞察力を疑う姿勢も決して忘れないようにしましょう。 他人の意見に踊らされない もし他人の意見に流されることが多いと自覚しているなら、自分の意見についていちど考え直すタイミングかもしれません。他人の意見に頼りすぎると、自分の判断力が鈍ります。他人の考えに従って失敗しても、その人は責任を取ってくれないですよね。 だから、鋭い洞察力をもって最良の決断を下すには、やはり自分の確固たる判断基準が必要になってきます。 もちろん、自分がよいと思った第三者の意見は、大いに参考にすべきでしょう。自分の考え方に固執しすぎると、客観的な判断が下せませんので。ただ、自分がよいと思っても、その意見や情報が正しいとは限りません。 他人の意見はバイアス(固定観念)がかかっていることも多く、客観性に欠ける可能性があるというのは常に意識をしておくべきです。そのためには、必ず情報の信憑性を確かめるクセをつけてください。情報の裏を取る重要性については、次項で解説します。 情報の裏を必ず取る 前述の通り、人の意見やネット上の情報を鵜呑みにするのは、非常に危険です。たしかに親しい友人からよい情報を聞けば、信じてしまうのが人情でしょう。検索して、知りたい情報がヒットすれば、じっくりと読み込んでしまうはずです。 しかし残念ながら、そういった情報が正しいという保証はどこにもありません。情報の裏を取らず無条件に信じてしまえば、間違った判断を下す大きな要因となってしまいます。 洞察力のベースとなる情報がそもそも間違っていたら、正しい判断を下せるわけがありませんよね。そういった状況を回避するには、必ず情報の信憑性を確認することです。 たとえば、ニュースの情報も、他の媒体ではどのように報道されているか、複数の信頼できるソースで比較してみてください。とくに海外の情報は、要注意です。日本のメディアと海外のメディアで、大きく論点が異なっているケースも少なくありません。 「大なり小なり、情報には発信者の思惑が組み込まれている」という事実に、私たちはしっかりと向き合う必要があります。 ◆裏を取る方法「クリティカルシンキング」については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 暗記力を飛躍的に高める7つの方法とは 感情に流されていないか冷静に見極める 人は感情の影響を受けやすい生き物です。怒りや不安、焦りといった感情が強くなると、冷静な判断ができなくなり、洞察力も鈍ってしまいます。 とくに、なにかを決断するときや重要な情報を分析するときには、自分の感情がどの程度影響しているのか、冷静に見極めることが大切です。 たとえば、仕事でミスを指摘されたときに、「自分は悪くない」と感情的になれば、相手の意図を正しく理解できず、成長の機会を逃してしまうかもしれません。逆に、過度に落ち込んでしまうと、これまた本来の問題点を冷静に分析できなくなります。 これは、嬉しいや楽しいといったポジティブな感情にも当てはまります。ポジティブでもネガティブでも、強い感情は冷静な洞察力を邪魔する要因になりかねません。 感情に流されないためにも、決断を下す前に、「今の自分は冷静か?」と自問するクセをつけてください。感情をいったん抑えて、冷静に状況を整理できれば、感情による大きな失敗は回避できるはずです。 直感との正しい付き合い方を身につける どんなに洞察力の鋭い人でも、100%正確に状況を分析するのは不可能です。しかし、鋭い洞察力をもつ人は、致命的な判断ミスをほとんどしません。 情報収集能力の高さや正確な分析能力と同時に、直感との付き合い方が非常にうまいのも大きな理由のひとつです。 直感とは、頭で考える前に感じる「なんとなく◯◯そうだ」という感覚のこと。知り合いや友人から新しい人を紹介されたときに、この人はなんとなく信頼できないと感じたことがあるでしょう。 出会ったばかりで、その人となりがよくわからないのに、ネガティブな印象を受けてしまう。これは、まさにあなたの直感によるものです。 多くの人は、根拠がないという理由で直感を軽視しがちです。ですが、直感を軽視してはいけません。なぜならこうしたネガティブな直感は、これまでの経験から判断して、脳が「危険だから注意せよ!」と警告を出している状態だからです。(よい意味での直感もあります) もちろん、直感を過信するのも危険です。直感を信じると同時に、先ほどお伝えした通り、必ずその裏付けを取るように心がけてください。 ◆直感を引き出す方法については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 直感とは?直感を引き出す11の方法 洞察力をコミュニケーションに活かす せっかく深く鋭い洞察力があっても、それを実生活に活かせなければ、あまり意味がありません。洞察力を身につけたらどのような場面で活用していくか、その点をイメージしておくことは非常に重要です。 洞察力がもっとも役立つのは、やはり対人関係でしょう。ものごとの本質や相手の感情を的確に見抜けるようになれば、他人とのコミュニケーションがスムーズになります。 たとえば、大きなプレゼンを控えた同僚が資料作成中に深刻そうな顔をしていたら、「あっ、おそらく資料づくりがうまくいっていないのだな」と推測できます。「資料づくりは順調?」と声をかけてあげれば、「じつは……」と相談されるかもしれません。 そこで、さりげなくアドバイスができると、相手から感謝されるし、あなたの信頼度が大きくアップします。 これはあくまでも一例ですが、ぜひ周囲にいる人の表情や態度にもっと注意を払ってみてください。言葉だけでなく、表情や態度から、じつにたくさんの情報が得られることに気づくはずです。 自分に関心を向けてサポートしてくれる人がいたら、相手は好意をもってくれます。あなたになにかあれば、今度はきっとあなたを助けてくれるでしょう。 まとめ ここまでお話ししたように、ビジネス、いや日常生活においても、ものごとの本質を見極める洞察力は欠かせない重要な能力です。 もし、今の自分に洞察力が足りていないと感じているなら、今回紹介した洞察力を鍛える方法に取り組んでみてください。そうすれば、必ず結果はついてくるはずです。 ### 適応力とは?変化の速い現代に必須の能力 現代社会は、明らかに変化のスピードが速くなっており、いつまで同じ仕事ができるのか誰にも予測できない状況です。転職や独立とまではいかなくても、仕事で求められる知識やスキルが、大きく様変わりしていく可能性は非常に高いと考えられます。 当記事では、そういった変化に必須である「適応力」について、わかりやすく解説していきます。 適応力とは 適応力をひと言で説明すると、「急な変化や困難な状況に素早く対応できる能力」といえるでしょう。私たちのビジネス環境は、日々変化しています。ある程度大規模な会社なら、数年で働く部署も変わり、おそらく役職も変わっているはずです。 一緒に働くメンツも数年で入れ替わり、新しい技術が毎年のように導入されます。これらはあくまでも一例であり、実際には何十倍もの変化に対応していかなければならないはずです。 こうした変化は、当然私たちに大きなストレスを与えます。今もっている知識やノウハウが使えなくなる恐怖心は、誰でも容易に想像できるでしょう。 しかし、これからの時代、確実に変化が激化するとしたら、いかに適応力が重要なのかがおわかりいただけると思います。 適応力が高い人の特徴 適応力が高い人の特徴を知れば、適応力アップの大きなヒントになってくれるはずです。今回は、とくに顕著な3つの特徴を紹介します。 多方面から考えられる 適応力が高い人は、問題を多方面から分析して、最適解と思われる答えを導き出します。「◯◯しかない」という思い込みが強いと、自分の考え以外はすべて間違いに見えてしまうものです。しかし、試験問題とは違い、ビジネスに絶対的な正解はありません。 ほかの可能性を考慮して、さまざまな視点からものごとを捉えようと意識するだけでも、新しい可能性に出会える確率が大幅にアップします。だから、世の中にはいろいろな考え方があると知っている人は、新しい出会いに積極的です。 それは、趣味の集まりかもしれないし、ビジネス交流会かもしれません。新しい視点に格安で出会えるということで、適応力のある人はよく本も読みます。 分析能力が高い 適応力が高い人のもうひとつの大きな特徴は、優れた分析能力です。情報を速く正確に処理し、複雑な状況を冷静に分析できるから、焦らず現状に立ち向かえます。 たとえば、新しいプロジェクトでなにか問題が起きても、適応力が高い人はいたって冷静です。迅速に必要な情報を収集して、原因の特定に向かって動き出します。原因がわかったら、解決策を考え、淡々と対応していきます。 反対に、分析能力が低い人は、問題解決よりも自分の感情にフォーカスしてしまう傾向が強いです。「面倒くさい」「わからない」「嫌だ」こういった感情に負けてしまい、「分析→原因の解明→解決策の実施」という動きができません。 周囲の評価が高いのは、当然前者です。どういった状況にも冷静に対応できる人は、会社から高く評価され、責任のあるポジションでどんどん結果を残していきます。 コミュニケーション力に優れている 適応力が高い人は、たいていコミュニケーション力にも優れています。異なる環境に素早く適応するには、他人との協力が不可欠です。 だからというわけではありませんが、人間関係の大切さをしっかりと理解しているので、異なるバックグラウンドをもつ人たちとも、分け隔てなく効果的にコミュニケーションを取っていきます。 コミュニケーション力があるといっても、特別話がうまいわけではありません。もちろん、必要なことはしっかりと相手に伝えますが、それよりもとにかく話を聞くのが上手です。誰だって自分の話をきちんと聞いてくれる人には、好意を感じます。 もし、好意のある人が困っていれば、ほとんどの人は積極的に助けようとするでしょう。だからなにかトラブルが起きても、周囲の手厚いサポートによって、大きなダメージを受けることなく解決してしまいます。 適応力を身につけるメリット 適応力のある人が得をするのは、なんとなくイメージできます。しかし、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。 世の中の急激な変化に対応できる 適応力を身につけると、世の中の急激な変化に対して、柔軟に対応できます。たとえば、近年AIをはじめとする新しいテクノロジーが、世の中を大きく変えつつありますよね。 適応力のある人は、こういった変化に敏感です。新しいテクノロジーがこれから普及すると確信したら、あとはいかに活用するかを考えて、誰よりも早く行動に移します。 一方、適応力のない人は、「自分にはよくわからないから」と、現実に向き合おうとしません。ギリギリまで腰を上げないので、いざ取り組む頃には、適応力のある人と大きな差をつけられてしまっています。 「変化をチャンスと捉えてすぐに行動できるかどうか」そこが、適応力のある人とない人の、もっとも大きな違いです。 キャリアアップに有利 適応力の高さは、キャリアアップにとって本当に大きなアドバンテージです。前述のとおり、変化が激しい現代のビジネスシーンにおいては、新しい技術や業務方法を素早く習得し、柔軟に対応できる人が重宝されます。 さらに適応力が高い人には、一緒に働く人たちの異なる考えを受け止めて、うまくまとめ上げる力量があります。こういったリーダーの素養のある人は、会社からの評価も高く、通常より早く昇進できる可能性が高いです。 また、適応力があると認められれば、外資系企業などグローバルな職場で活躍できるかもしれません。日本とまったく違う環境で結果を出すには、さまざまな状況に素早く適応できる人材が最適だからです。 人間関係が劇的によくなる 高い適応力がある人は、多くの人と良好な人間関係を築いています。他人の多様性を受け入れる度量があり、相手を否定しないので、基本的に誰からも嫌われません。 もちろん、すべての人に好かれる必要はないでしょう。でも、ビジネスを円滑に進めていくうえで、人から嫌われないというのは、本当に大切なポイントです。誰だって嫌いな人のために、進んで協力しようとは思いませんからね。 とくにプロジェクト単位で、一緒に働くメンバーが短期間に入れ替わる場合は、毎回ゼロから関係を構築しなければなりません。そうなると、ますます適応力の重要性が大きくなってきます。 適応力を高めていくための具体的な方法 ここまでの話で適応力の重要性は十分にわかった。でも、どうやって適応力を身につければいいのか、まったくイメージできない。おそらく、そう感じた人も少なくないはずです。 そこで、適応力を高めていくための具体的な方法を、5つ紹介します。気になる方法があれば、ぜひ取り組んでみてください。 新しい経験を増やす 適応力がないと自覚している人は、ぜひ意図的に新しい仕事の割合を増やしてください。とくに、いつも同じようなルーチンワークが多い人は、無理やりにでも普段やらない仕事に取り組むべきです。 ルーチンワークはたしかに楽なのですが、変化に対処する機会が極端に少ないため、いつまでたっても適応力は身につきません。もちろん、慣れない仕事をすれば、しばらくは精神的に負担がかかるでしょう。もしかしたら、上司から怒られることもあるかもしれないですね。 でも、そういった経験を積み重ねるうちに幅広いスキルが身につき、どれほどイレギュラーな事態になっても、なんとなく適応できるようになってきます。 余裕のある人は、仕事だけでなく、プライベートでもどんどん新しいことにチャレンジしてみてください。やればやっただけ、新しい経験はあなたの適応力を鍛えてくれるでしょう。 苦手なことにチャレンジしてみる 適応力を高める効果的な方法のひとつに、苦手なことへのチャレンジがあります。自分が楽に過ごせる領域(コンフォートゾーンという)にいると、気持ちは楽ですが、その代わり成長もありません。 適応力は、「急な変化や困難な状況に素早く対応できる能力」ですから、変化や困難な状況に出会う機会がなければ、永遠に適応力は身につかないのです。 もし、人前で話すのが苦手なら、積極的にプレゼンテーションの練習をしてみましょう。外国人の上司とうまく話せないなら、第二言語を学び、異文化交流の場に出かけてみればいいのです。 はじめはむずかしく感じるかもしれませんが、繰り返しチャレンジするうちに、未知の状況に対処する能力が自然と身についてきます。そうやって自分に自信がつけば、新しいチャレンジが怖くなくなり、さらに適応力が磨かれていくでしょう。 自分の考えに固執せず、多様性を受け入れる ここまで何度もお伝えしたように、適応力を発揮するには、自分の考えに固執してはいけません。多様性を受け入れて、いろいろな角度からものごとを考えられるようになると、最適な答えを見つけやすくなります。 そのためには、とにかく他人の考えに触れる機会を増やすのが一番です。以下、オススメの方法を3つ挙げておきます。 他人の考えに触れるオススメの方法 上司や同僚からフィードバックをもらう(後述) 異業種で働く人と積極的に交流する 読書量を増やす いつも会社の人間とばかり行動していると、知らぬ間に同じ価値観が刷り込まれてしまうものです。あなたの会社の常識は世間の非常識くらいに考えて、ぜひ違う業界・職種の人と交流の機会をつくってください。 もしかすると、自分の会社と違うことばかりで、カルチャーショックを受けるかもしれませんね。 また、読書は新しい視点に出会える最高の手段です。わざわざ人に会うことなく、わずか数千円の出費で、さまざまな価値観に出会えます。まずは、月に1冊を目標に、読書を習慣化していきましょう。 ◆読書のメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 社会人が読書をするメリットと読書を続けるコツを教えます 第三者から定期的にフィードバックをもらう どんなに適応力のある人でも、いつもスムーズに適応できるとは限りません。そういうときは、第三者のフィードバックが有効です。 迷いのあるときは、意地になって独力でやろうとせず、上司や同僚に聞いてみましょう。第三者の視点による意見は、自分では気づかない問題点や改善点をあぶり出してくれます。 フィードバックを受ける際のポイントは、とにかくフィードバックの内容を黙って受け入れることです。耳の痛い意見をぶつけられると、つい言い訳や反論をしたくなります。 でも、相手の意見に反論するような姿勢を見せれば、以後素直なフィードバックはもらえないと考えておくべきです。誰だって、嫌な思いをしてまで、わざわざアドバイスなんてしたくありませんので。 この点については、本当に気をつけてください。改善しようという意欲があるのに、こんなことで周囲の評価を落としてしまったら、あまりにももったいなさすぎます。 ストレスマネジメントを学ぶ 私たちの日常生活は、ストレスに満ち溢れており、適応力にも悪い影響を与えています。もちろん、適度なストレスは、やる気や気持ちのハリを生み出してくれる大事な要素です。しかし、過度なストレスは私たちの平常心を奪い、適応力を著しく低下させます。 ストレスによる適応力への悪影響を軽減するには、やはりストレスマネジメントを学ぶのが一番です。ストレスの原因を解決する行動と並行して、以下に挙げるようなリラクゼーション技法を学んでください。 代表亭なリラクゼーション技法 深呼吸 ストレッチ 軽い有酸素運動(ウォーキング・バイクなど) 瞑想 ヨガ 上記はあくまでも一例であり、世の中にはそれこそ何百種類ものリラクゼーション技法があります。どの手法が優れているということはないので、自分に合いそうなものを選んで、とにかくなんでも試してみましょう。 ◆リラクゼーション技法については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう 適応力と他のスキルとの関係性 ひと言で適応力といっても、適応力が単体で働いているわけではありません。適応力に限らず、人間の能力は他の能力と密接に関係しながら作用しているものです。この章では、適応力と他のスキルとの関係性について、わかりやすく解説していきます。 適応力と問題解決能力 適応力と問題解決能力には、非常に密接な関係性があります。問題を解決するには、さまざまな可能性を考慮して、ひとつずつ検証していくのがセオリーです。適応力がないと、まず問題の原因の特定に時間がかかります。自分の思い込みだけで、解決しようとするからです。 その点適応力のある人は、自分の考えに固執しないので、いいと思ったことは柔軟に取り入れていきます。だから、問題が発生しても、大事にならないうちに素早く解決できるのです。 そうやって問題解決の実績が増えていくうちに、適応力が磨かれて、ますます問題解決の精度が向上していきます。 もしなにか問題が起きたときにうまく対応できないと感じているなら、さまざまな可能性へ柔軟に適応できるように心がけてみてください。それだけでも、あなたの問題解決能力は劇的にレベルアップするはずです。 適応力と分析力 適応力の高い人は、変化に迅速に対応し、最適な答えを導き出します。しかし、変化をただ漠然と感じている人と「どのように変化したのか」的確に分析できる人では、適応の度合いが大きく変わってきます。 分析力に優れた人は、情報を詳細に検討し、関連するパターンや傾向を抽出するのが得意です。もちろん、人間ですから、どんなに努力しても100%うまくいくわけではありません。 しかし、分析した結果をもとにしっかりと準備できれば、成功の確率は限りなく100%に近づいていくでしょう。状況を客観的に分析できるから迷いなく適応できる。そのことをぜひ頭に入れておいてください。 適応力とコミュニケーション能力 家庭・学校・友達・会社など、どのようなコミュニティにおいても、私たちの生活は他人との関わり合いが不可欠です。他人との関係性から逃れられない以上、最低限のコミュニケーション能力がないと、非常に生きづらいと感じてしまうでしょう。 コミュニケーション能力は、思考や感情をうまく相手に伝え、良好な人間関係を構築・維持できる能力のこと。コミュニケーション能力が高い人は、相手のニーズや期待に敏感で、対話を通じて共感や理解を深めるのが得意です。 しかし、どれほどコミュニケーション能力があっても、あまり相手のことを知らないアウェイな状況下では、なかなかその能力を発揮できないものです。なにを話していいかわからないし、相手にどう思われるかが気になって、つい臆病になってしまいますので。 ところが適応力の高い人は、異なる文化や環境においても、積極的にコミュニケーションを取っていきます。適応力というよりは、もしかすると、「度胸がある」というほうが正しくその能力を表しているかもしれません。 いずれにせよ、コミュニケーション能力と適応力がうまく組み合わさると、新しい環境でも人間関係を円滑に構築できます。ぜひ、このふたつの強力な能力の組み合わせを意識してみてください。 適応力とチームワーク 適応力とチームワークは、現代のビジネス環境において極めて重要な能力です。適応力とは、環境の変化や新しい課題に柔軟に対処できる力のこと。チームワークは、異なる人たちが協力して目標を達成する力を指します。 適応力がある人は、チーム内での役割や状況が変わっても、すぐに対応が可能です。たとえば、新しいプロジェクトで急にリーダーになったり、知らない分野のプロジェクトに抜擢されたりしても、チームをうまく導いていきます。 また、チームワークは適応力のレベルアップに大きく貢献してくれます。さまざまなバックグラウンドをもつチームメイトと協力しあうことで、新しい視点やアイデアに触れる機会が激増するからです。 新しい考え方が自分のなかに蓄積されていけば、これまで思いつきもしなかった斬新なアイデアが生まれ、より柔軟な対応ができるようになります。こうした適応力に優れたチームメイトが集まれば、ひとりで取り組むより、ビジネスで圧倒的な結果を出せるはずです。 適応力と創造性 何度もお伝えしているように、適応力とは、新しい状況や変化に柔軟に対応できる能力を指します。一方、創造性は、新しいアイデアや解決策を思いつく力です。 ここまでお話ししただけで、両者の共通性がすごくよくわかりますよね。適応力のある人は、予期しない変化にも素早く対応できます。 たとえば、仕事で急に方針が変わったときや、新しいプロジェクトがスタートしたときでも、なんとなくうまく対応ができてしまうんですね。 この柔軟性が、新しいアイデアを考える際にも非常に役立ちます。さまざまな角度からものごとを見ていくので、普通では思いつかない創造的な解決策がどんどん浮かび上がってくるのです。 また、創造性が適応力に与える影響もかなり大きいです。創造性に優れた人は常識に囚われず、新しい方法の試みに抵抗がありません。だから、状況が大きく変化しても、上手に適応できてしまうわけです。 なお、創造力の鍛え方については、別記事で詳しく解説しています。興味のあるかたは、ぜひチェックしてみてください。 ◆創造力の鍛え方については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 自己成長のヒントが満載!創造力を鍛える4つの方法 まとめ 誰だって変化は怖いし、できれば今のままが楽でいいと思っているものです。しかし、時代はものすごい勢いで変化し続けています。適応力がなければ、これからのビジネス社会で生き残っていくのは、正直むずかしいでしょう。 でも、適応力は技術です。多様性を受け入れ、柔軟に対応できれば、きっと状況に適応できます。今回の適応力を高める方法を参考にして、ぜひ適応力の向上に取り組んでみてください。 ### プレジデントオンラインに、弊社代表 山中恵美子の新刊「瞬読式時間術」が掲載されました! プレジデントオンラインに、弊社代表 山中恵美子の新刊「瞬読式時間術」が掲載されました! ぜひ、ご覧ください^^ 5分で出した結論は5日考えたものと変わらない… 「悩む時間」を劇的に短縮できる"脳科学的アプローチ" https://president.jp/articles/-/75918 「1年があっという間に過ぎる」という人ほど試してほしい… 限りある時間を3倍にする“驚きの思考法” https://president.jp/articles/-/75919 ### 10/26発売『人生が劇的に変わる「瞬読式」時間術』の重版が決定 10/26に三笠書房から発売された『人生が劇的に変わる「瞬読式」時間術』の重版が決定しました! 読者の皆様をはじめ、たくさんの皆様のご支援、ご協力に心より御礼申し上げます。 引き続きご愛顧をいただければ幸甚でございます。 『人生が劇的に変わる「瞬読式」時間術』の紹介 1冊3分で読める「瞬読」を時間の使い方に応用する本。 オンライン化・デジタル化が著しい今、自分の抱えているタスクに対して「時間が足りない」と感じる人がますます多くなっている。あふれる情報を生かす個人のノウハウが追いついていない印象もある。瞬読は、ただ早く読むだけでなく大量の情報をインプットしてそこから瞬時に要点をまとめるまでができるようになるメソッドである。これを時間術に生かすことで、勉強や仕事、家事などにかかる時間が減り、時間に追われる人生から、時間を生み出す人生に変えることができる。また、左脳に作用する速読とは違い、右脳に作用する瞬読はイメージする力、潜在能力などもどんどん開花させることができる。 また、本書は単なるタイムマネジメントの方法ではなく、時間の無駄・タスクの無駄を省き、自分が本当にやりたいことに集中して時間を使う思考・行動術が身につく一冊となっている。 『人生が劇的に変わる「瞬読式」時間術』の概要 名  称:人生が劇的に変わる「瞬読式」時間術 著  者:山中恵美子 販売料金:単行本 1,540円/Kindle版(電子書籍)1,509円 Amazon販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4837929664 ### 誰でも今日からできる読解力アップの方法とは 近年、SNSやチャットといったツールが一般的になり、文字によるコミュニケーションが激増しました。そこで俄然注目されるようになったのが、「読解力」です。 文字を主体にしたコミュニケーションの場合、読解力がないと変な誤解が生まれやすく、人間関係が壊れてしまう危険性もあります。そこで今回は、読解力に関する基本的な知識と、読解力が向上する方法について、解説していきます。 読解力の基礎知識 読解力といっても、具体的にどういう能力を指すのか、いまいちハッキリしないという人も少なくないはずです。読解力向上の方法を紹介する前に、まずは読解力についてしっかりと学んでおきましょう。 読解力とは具体的にどういう能力なのか 読解力とは、文字通り、「読んだ内容を正確に理解する能力」です。とはいえ、この説明だけでは、イマイチ内容がわかりにくいと思います。 そこで、OECD加盟国を中心に定期的に実施される、国際的な学習テスト「PISA」を調べてみたところ、読解力は以下のように定義されていました。 自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会に参加するために、書かれたテキストを理解し、利用し、熟考する能力。 ※引用:1 PISA調査における読解力の定義,特徴等:文部科学省 PISA読解力テストで測定する能力を見ると、さらに読解力に必要な要素が明確になります。 情報を探し出す 理解する 評価し、熟考する つまり、ただ読んだ文章を理解するだけでは足らず、「その内容の真偽をきちんと評価して、しっかりと自分で考えられる」ところまでできて、はじめて読解力があるといえるわけです。 日本人の読解能力は低下しているの? 日本人の読解力は低下していると、よく言われます。実際のところ、15歳児を対象におこなわれる「OECD生徒の学習到達度調査(PISA)」では、回を重ねるごとに読解力の順位は低下し続けていました。 ところが最新の調査PISA2022※では、PISA2018の11位から、一気に2位まで上昇しています。つまり、日本人の子どもの読解力は、世界のレベルと比べて決して低くはないということです。 もちろん、この結果はあくまでも試験上のことだけであり、実際はさまざまな問題を抱えています。しかし少なくとも、日本人はある程度しっかりとした読解力の基礎を身につけていると判断しても構わないでしょう。 なお、成人については、2022〜2023年にかけておこなわれた国際成人力調査の結果が、おそらく2〜3年後に発表されるはずです。10年前の第1回調査で1位だった読解力が、どのような結果になっているのか、発表が待たれるところです。 ※参考:文部科学省・国立教育政策研究所「PISA2022のポイント」 自分の読解力を評価する 読解力の重要性を理解しても、自分の読解力レベルがわからないと、改善の必要性を判断できないですよね。では、どうやって自分の読解力を確認すればよいのでしょうか。 基礎的な読解力については、「リーディングスキルテスト」の受験をオススメします。小学生から大人まで、全国で20万人以上が受験しているテストなので、信頼性が非常に高いです。 主語・述語・修飾語といった文構造だけでなく、同義文の判定や推論の組み立てについても、分析してもらえます。 もう少し気軽に確認できる方法としては、家族・友人・同僚から、自分の読解力についてフィードバックをもらう方法もオススメです。 もちろん、テストのようなこまかい分析は期待できません。しかし、「読解力があるからお願いした資料もきっちりつくってもらえる」「時々変なことを言うときがある」など、普段の状況を知っている人からの評価は非常に参考になります。 読解力が重要な理由 読解力を身につけると、仕事や日常生活において、さまざまなメリットをもたらしてくれます。この章では、読解力が重要な理由を4つ紹介します。 情報収集のスピードが速くなる 読解力を高めると、情報収集のスピードが劇的に向上します。多くの人は、なにか知りたいことがあると、インターネットで検索するでしょう。(今はAIも台頭してきましたが) 検索上位の記事を中心に、いろいろなテキスト媒体を読み込むはずです。もちろん、ネット上の記事だけでなく、書籍を調べる人も多いでしょう。いずれにせよ、膨大な文章を読み、必要な情報をピックアップするには、かなりの時間がかかります。 しかし、読解力のある人は、文章をサッと読んで必要かどうかを判断できるので、情報収集にムダがありません。こうしたメリットは、とくにビジネスの場において威力を発揮します。情報を素早く集めて、顧客や上司に提案できれば、ライバルより一歩も二歩もリードできるはずです。 重要なポイントを的確に理解できる 先ほど、情報収集のスピードについてお話ししました。情報収集が素早くできるのは、優れた読解力により、重要なポイントを的確に理解できるからです。 現代社会は情報が簡単に手に入る時代であり、少し検索すればほぼなんでも答えが見つかります。しかし、目にする情報すべてが、等しく重要なわけではありません。 本にしても、本当に重要な箇所は数%という話をよく聞きます。たしかに、多くの本では、理解しやすくするための前フリや例・繰り返しが多用されていて、じつはなくても成立するパートが多いです。 読解力の乏しい人は、こういったオマケ的な部分も含めて、全部じっくりと読もうとします。すべて読めば取りこぼしは減るかもしれませんが、とにかく時間がかかり過ぎです。 一方で読解力があれば、文脈を素早く把握し、重要なキーワードや概念を効率よくピックアップできます。そういう意味で言うと、全文をザッと読みながら重要な箇所をイメージとして記憶していく右脳速読法は、非常にオススメです。 ◆右脳速読法については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 情報の真偽を見抜く力がつく 読解力が高まると、目にした情報の真偽を見抜く能力も同時に養われます。この能力は、現代社会において、非常に重要です。なぜなら、インターネット上には正確な情報以上に、大量の誤情報や偏見に満ちた内容が氾濫しているからです。 いくら読解力があっても、間違った情報を信用してしまえば、かえって情報収集能力のスピードの速さが仇になってしまいかねません。でも、安心してください。高い読解力をもつ人々は、テキストを深く分析し、その情報源の信頼性や論理的な一貫性を客観的に評価できます。 なお、情報の真偽を見抜くという意味では、後述する「批判的視点で文章を読む」思考法(クリティカルシンキングという)は非常に有効です。 「本当に内容が正しいのか?」 「そもそも前提が違っているのではないか?」 「ほかにも選択肢はないのか?」 上記のように、批判的視点で文章を読めるようになれば、間違った情報に踊らされるリスクを大幅に軽減できます。 コミュニケーション力がアップする 読解力の向上は、コミュニケーション能力の向上に対して、ダイレクトに好影響を与えます。文章を読む過程で身につく洞察力や理解力は、言葉によるコミュニケーションの基礎をつくってくれるからです。 高い読解力をもつ人は、書かれている言葉の背後にある意図や感情を正確に捉えます。もちろん、会話によるコミュニケーションにおいても同様の能力を発揮できるので、相手の気持ちに寄り添った対応ができるのです。 ときには自分の主張をハッキリと伝えることも重要でしょう。しかし、多くの人は「自分を理解してもらいたい」と切望しているものです。だから、ほんの少し聞き役に回るだけで、相手から好意を抱いてもらえます。 もし、読解力を鍛えてコミュニケーションに活かしたいと思っているなら、小説がオススメです。文章で登場人物の心理描写や発言を表現する小説では、どうしても情報量に限界があります。しかし、小説を大量に読み込むうちに、不足する情報を自分で補って考えるクセがつきます。 そうなると、言葉の裏側に隠れた相手の気持ちや考え方を、少しずつ予測できるようになってくるはずです。こうした経験は、実際の会話の場においても、必ず役に立ちます。 読解力を向上させる9つの方法 もし、自分の読解力に不安を感じているなら、今回紹介する9つの方法を試してみてください。どれか1〜2個習慣化するだけでも、読解力はぐんとアップするはずです。 ◆読解力を向上させる方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読解力を鍛える7つの方法とは 異なるジャンルの本を読み、語彙と表現力を増やす 好きな本を読むのは楽しいですが、読解力を向上させたいなら、さまざまなジャンルの本を読んでみてください。あまり馴染のない分野の本を読むと、以下のようなメリットがあります。 さまざまなジャンルの本を読むメリット 新しい知識が手に入る 幅広い語彙が身につく 創造力の向上 まず、多ジャンルにまたがる読書は、新しい知識を私たちに与えてくれます。「普段あまり読まないジャンルの本を読む」と決めないと、こういった新しい知識に触れる機会は、なかなかありません。 また、どのようなジャンルにも、それぞれ独自の専門用語や表現方法があるものです。多ジャンルの読書によって、知識だけでなく、幅広い語彙力が身につきます。 さらに、こうやって身につけた知識や新しい視点の影響を受け、今まで考えもつかないアイデアが生まれやすくなります。興味のないジャンルの本を無理に読む必要はありませんが、少しでも面白そうと思ったら、ぜひ積極的にトライしてみてください。 辞書を活用する 読解力の基本は、やはり語彙力です。どんなに頭の切れる人でも、言葉の意味を知らなければ、内容を正確に理解するのはむずかしいでしょう。一方で、言葉のストックの豊富な人は、知らない言葉に引っかかることもなく、スムーズに読書が進みます。 もし、意味のわからない言葉で読書が止まってしまうことが多いなら、ぜひ辞書を活用してください。辞書には言葉の意味だけでなく、用法、類語との違いなどがしっかりと書かれています。 なお、新聞や公文書のように堅い表現が多い媒体を読む場合は、「記者ハンドブック」がオススメです。公的な文章(とくに新聞)独自の表記方法を詳しく解説している本なので、理解しにくい表現があったら、その都度チェックしてみるとよいでしょう。 文章作成のルールを知っておく 文章作成のルールを知っておくと、読解力を高めるうえで非常に役立ちます。たとえば、重要なルールのひとつである「主語と述語の距離」を考えてみましょう。 「彼は、私の営業方針が間違っていると、激しく批判した。」という文章の意味は理解できます。しかし、主語の間に別の主語が入っているので、少々わかりにくいですよね。 この文章を「私の営業方針が間違っていると、彼は激しく批判した。」とすれば、批判した人が誰なのか間違える余地はありません。 これは、あくまでも一例であり、ほかにも押さえておくべき文章のルールは数多くあります。 文章作成の主なルール 逆接・順接の接続詞(しかし、だからなど)をしっかりと見極める できるだけ文章は短くする 一文一義が基本 主語と述語のねじれに注意する 修飾語と被修飾語はできるだけ近くに置く 代名詞の代わりに名詞(固有名詞)を使う むずかしい専門用語を多用しない 二重否定(〜なわけではないなど)は使わない 漢字とかなの適正な配分を意識する 曖昧な表現ではなく数字や根拠を提示する 文章は能動態が基本(できるだけ受動態は使わない) 上記のような文章作成のルールを知っていると、実際に読書をした際に、文章の意図や構造をしっかり捉えられるようになります。ぜひ試してみてください。 ◆基本的な文章構成ルールについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 小学生の読解力アップに最適な方法11選 わからない点があれば繰り返し読み返す 文章を読んでいて「ここ、どういう意味だろう?」と感じたら、その部分を繰り返し読み返すことが大切です。本の内容はこれまでに読んだ部分の理解を前提に進むので、わからない箇所を放置すると、後半部分の理解が浅くなってしまう可能性があります。 もし複雑な説明につまずいたなら、「◯◯とは わかりやすく」などと入力して、簡単に説明しているサイトで確認するのもひとつの方法です。AIに噛み砕いて説明してもらうのもいいかもしれません。言葉の意味がわからないときは、できるだけ辞書を引きましょう。 そのうえで、何回か読み返せば、必ず内容を理解できるはずです。何度も読み返すのは面倒に感じるかもしれませんが、わからない箇所はわかるまで確認するのが基本です。 もちろん、詳細箇所にこだわりすぎるのもよくありません。まずは最後まで読んでから、あらためて読み返してみたら、スッと理解できたというケースも少なくないからです。このあたりのバランスについては、読書量を重ねて、少しずつ慣れていくしかないでしょう。 アクティブリーディングを意識する アクティブリーディングを意識すると、読解力は一気に向上します。アクティブリーディングとは、文字通り、積極的に理解しようと意識しながら読む読書法です。 読解力の低い人は、なにも考えずに、とりあえず頭から読みはじめます。一方、読解力の高い人は、「自分がこの本で知りたい内容」を明確にしてから読書に取りかかるのです。 そのためには、まず目次を必ず読みます。目次は、書いてある内容の位置関係を示した、地図のようなものです。見出しがしっかりしていれば、目次を見るだけでも、おおよその内容は理解できてしまうでしょう。 読み方にしても、本当に正しいことが書かれているか、チェックを怠りません。読後の要約を前提に読書を進めていくため、重要な箇所にマーキングするのもよい方法です。当然わからない箇所があれば、辞書を活用して、正確な意味の理解を心がけます。 こういった意識のある人と、ただ頭から読んでいる人を比較すれば、理解度が天と地ほど違ってくるのは当然の結果です。なお、前述のマーキングや要約については、このあと詳しく解説します。 批判的視点で文章を読む 批判的視点(クリティカルシンキング)で文章を読むと聞けば、なにかアラ探しのようなマイナスイメージを感じる人もいるはずです。 しかし、クリティカルシンキングは、批判をして相手を打ち負かすのが目的ではありません。情報を盲目的に信用せず、あくまでも情報の真偽をきちんと確認しようというのが、クリティカルシンキングの目的になります。 書籍の内容はすべて正しいと思いがちですが、じつは著者の個人的思想がかなり介入しているケースも少なくないのです。データで正当性を謳っている場合でも、頭から信用してはいけません。データの扱い方次第では、真逆の方向に論理を導くことも可能だからです。 たとえば、同じ50%という統計結果でも、「50%だから危険」と「50%もあるから問題ない」という表現では、読み手の受ける印象がまるで違います。 こういった書き手のバイアスを排除して、正しく読み解くためにも、ぜひクリティカルシンキングを意識してみてください。 ◆クリティカルシンキングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 暗記力を飛躍的に高める7つの方法とは 論理的思考でほころびを探す クリティカルシンキングで情報の前提を確認したら、同時に論理的思考でほころびを探しましょう。匿名のネット上の情報はともかく、書籍のような出版社がバックについている媒体は、おおむね論理性に大きな破綻はないものです。パッと見てすぐにわかるほど論理が破綻していたら、いわゆるトンデモ本に認定されてしまいますからね。 とはいえ、公的な資料でもない限り、文章には必ず著者のバイアスがかかっています。たとえば、投資を勧める立場の人が書く本は、基本的に投資のよい面が大きくクローズアップされているでしょう。 論理的に考えれば、株の成功率は50:50であり、負けるリスクも非常に大きいのが投資の本質なはずです。でも、株のリスクを前面に押し出してしまえば、株は怖いものという認識が広まり、本が売れなくなってしまいます。 これは少々極端な例ですが、発信者がどういう立場で情報を発信しているかを考えると、論理的なほころびにつまずくことは少なくなるはずです。 重要なポイントに注釈とマーキングをする 重要なポイントに注釈とマーキングをするのも、読解力の改善にとても有効な方法だと思います。マーキングは意味がないという人もいますが、重要な箇所をチェックしておけば、あとから読み直す際のトリガーになってくれるでしょう。 目印がなければ、またひと通り読み返すことになるため(1回目よりは頭に入っていると思いますが)、時間を大きくロスする可能性が高いです。 注釈にしても、理解の補助として、大いに意味があると考えます。わかりにくい表現を自分の言葉に置き換えたり、関連情報を補足したりすれば、あとから繰り返し読む際に、大きな助けになってくれるはずです。 ただし、あまりにもマーキングが多すぎると、結局どこが重要なのか、わからなくなってしまいます。時間もかかりますので、マーキングは最低限度に抑えておくほうが無難です。 読んだ本を自分なりに要約してみる 要約ノートの作成も、読解力アップに大きく役立ってくれます。要約するには、重要なポイントを自分なりの言葉でうまくまとめる必要があるため、注意深く内容を理解しようという意識が働くからです。 慣れないうちは、前述の注釈やマーキングを上手に活用して、重要な箇所を目視できるようにするとよいでしょう。 もちろん、マーキングした箇所を丸ごと写しても意味がありません。大意を汲み取ったら、自分なりの言葉でうまくコンパクトにまとめていきます。 最初はうまくいかないかもしれませんが、慣れてくると読んでいる最中に、「つまり◯◯ということだな」と要約できるようになってくるはずです。 また、せっかく要約ノートをつくるのならば、その内容をSNSや読書感想サイトなどで、発表してみるのもいいかもしれません。他人に説明するとなれば、より注意深く読む習慣が身につきますので。 ◆具体的な要約のポイントについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 本を速く読むには、要約力と速読力がポイントに 読解力と他のスキルの関係 読解力は決して単独で存在するスキルではなく、創造性やコミュニケーション力といった、ほかの能力と密接に関係しています。具体的に、読解力がどのようにほかのスキルと関係しているのか、今回は4つの能力を例に説明していきます。 創造性を高める読解力の役割 読解力は、創造性を高めるうえで大切な役割を果たします。創造性といっても、なにもないところからまったく新しいアイデアを生み出すのは不可能です。そもそも、情報社会の現代では、ひと通りの情報が誰でも簡単に手に入ります。 ゼロからつくり出すというよりも、既存のアイデアをいかにうまく組み合わせて、新しいものを創出するかが重要なのです。そういう意味で、情報の仕入れ方が非常に重要なポイントになってきます。 ネットですぐに確認できる動画がもてはやされる昨今ですが、情報収集に読書は欠かせません。主な理由は5つあります。 情報週に読書が欠かせいない5つの理由 周辺情報も含めて網羅的に収集できる 新しい視点に出会える 復習がしやすい ビジュアルから受ける余計な先入観の影響が少ない ある程度の信頼性や権威性が担保されている 動画情報は、歴史が浅い分、情報の信頼性に疑問符がつく場合も多いです。その点、長年読み続けられている名著なら、情報の信頼性はまず問題ないと考えてよいでしょう。 また書籍は読み返しが容易なので、重要な部分だけを繰り返し読み、使える情報に落とし込みやすいです。優れた読解力で文章の奥深い部分まで理解できると、そこから得た知識やアイデアを発展させて、より豊かな発想を育てることができます。 コミュニケーション力との相互作用 読解力とコミュニケーション力は、互いに深く関係しています。読解力を高めることで、コミュニケーション力も向上し、高いコミュニケーション力によってさらに読解力が深まるのです。以下、その相互作用について簡単に説明します。 相手の意図を正確に理解できる 読解力があると、相手の言葉や文章の意図を深く理解できます。相手がなにを伝えたいのか、どのような気持ちで話しているのかを正確に把握できるため、誤解が生じにくくなり、スムーズなコミュニケーションが可能です。 自分の意見を的確に伝えられる 読解力が高いと、文章の構成や適切な表現方法を自然に学べます。その結果、自分の考えや意見を整理して伝える力も身につくのです。言いたいことを的確に伝えられれば、より効果的なコミュニケーションが取れるようになります。 意思の疎通を図る機会が増える 読解力が高い人は、相手の考えや感情に基づいた質の高いコミュニケーションが得意です。そのため、相手から好意をもってもらいやすく、意思の疎通を図る機会が増えるので、ますます関係がよくなります。 このように、読解力によって対人関係がよくなると、言葉の裏側にある気持ちや意図に敏感になります。そういう状態で読書をすると、さらに深いレベルで文章を読み解けるようになってくるのです。 問題解決能力への影響 読解力は、問題解決能力にも大きな影響を与えます。読解力とは、ようするに情報を正しく読み解く力です。問題解決をするには、まず問題点を正確に把握しなければなりません。読書で身につけた知識や論理的思考が、問題点の把握に非常に役立ってくれます。 読書の習慣がない人は、どうしても自分の先入観でものごとを判断する傾向が強いです。なぜなら、ほかの考え方を知らないからです。 その点、日頃から大量の本を読んでいる人は、さまざまな考え方や知識を身につけています。読書から得た高い読解力があれば、広い視点からより多くの解決策を見つけられるでしょう。 これから問題解決能力を高めたい人は、とくに論理的思考を意識した読書をオススメします。 ◆問題解決に有効な論理的思考については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 左脳の働きが強い人4つの特徴とは 記憶力と読解力の相乗効果 記憶力と読解力は、お互いに影響を与え合う関係にあります。まず、読解力が高いと、内容の理解が容易になり、その結果として記憶に残りやすくなります。一方で、むずかしい本を読んだとき、理解が曖昧なまま放置しておくと、すぐに忘れてしまうでしょう。 また、記憶力がよいと、過去に読んだ記憶を思い出しながら新しい文章を読めるので、より深い理解が可能です。 記憶力と読解力の相乗効果を活かすには、まず復習が重要になってきます。人間誰しも1回ですべてを記憶するのは不可能です。しっかりとした記憶として定着させるためにも、理解できるまで繰り返し読み返してください。 覚える際には、自分の言葉でまとめた内容を覚えた方が、より鮮明に記憶に残ります。鮮明な記憶は、記憶から引き出す際も、スムーズです。読解力を高める効率のよい記憶法については、別記事で詳しく解説しています。ぜひ、そちらの記事もご参照ください。 ◆効率的な記憶法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶力アップには、記憶力がいい人の特徴を真似するのがいちばん! 読解力向上に役立つオススメの書籍 最後に、読解力向上に役立つオススメの書籍を3冊紹介します。 「読書する人だけがたどり着ける場所」齋藤孝 最初に紹介するのは、メディア露出も多い明治大学文学部教授「齋藤孝」さんによる、「読書する人だけがたどり着ける場所」です。 これまでにも、「読書力」や「読書の全技術」といった読書に関する書籍を出版していますが、当書も20万部を超えるベストセラーとなっています。 この本は、読書を通じて個人が教養を身につけ、より深みのある人間になる方法を提案しています。 「今の時代、ネットで情報が入るから読書は必要ない」という風潮も強いですが、ネットの情報は表面だけの情報が多く、非常に浅い知識になりがちです。 その点、読書は物事の本質を身につけられます。じっくりと文章に向き合うことで本の内容を疑似体験し、人生観や人間観を深め、人格の成長が期待できるからです。 読書において、このじっくりと本に向き合う姿勢(本書では構えと表現)は、非常に重要です。本からより深い情報を引き出す方法が知りたい人は、ぜひこの本を手にとってみてください。 「社会に出るあなたに伝えたい なぜ、読解力が必要なのか?」池上彰 「場にそぐわない発言や行動をしてしまう」「相手とのコミュニケーションがうまくいかない」といった人は、読解力が不足しているケースが多いです。この本は、社会に出る新しい世代に向けて、読解力の重要性や読書力の伸ばし方を丁寧に解説してくれています。 本書では読解力について、「論理的読解力」と「情緒的読解力」は異なる能力であり、両方身につけることが重要であると述べています。 今の時代は、どうしても論理的に文章を読み解く力が重視されがちです。しかし、文章の裏にある相手の意図や感情を読み取る「情緒的読解力」ができて、はじめて本当の読解力といえます。 SNSやネットで頻繁に起こる炎上騒ぎも、こうした情緒的読解力不足が大きな原因です。こうした不要なトラブルを起こさないためにも、著者は「読書量を増やして、他人の経験を自分も追体験してみる」ように勧めてくれています。 「全教科対応! 読める・わかる・解ける 超読解力」善方 威 「全教科対応! 読める・わかる・解ける 超読解力」は、善方 威氏によって書かれた読解力に関する本です。 本書は、受験を控えた学生がターゲットの本ですが、論理的な文章を読み書きする必要のあるすべての人に役立つ内容になっています。 著者は法律の文章に携わってきた経験が長く、難解な法律文書を図式や道具に当てはめてわかりやすく読み解く方法を編み出しました。そのノウハウをまとめたのが、本書なのです。 すべての文章:「〇×△」 論説文:「二元論スペシャル」「言語の構造」 物語文:「成長の物語」「ラブラブスペシャル」 など、図式を活用した著者オリジナルの読解法が満載の1冊となっています。非常にわかりやすい説明となっており、小学生や中学生でも十分理解できるオススメ本です。 まとめ 読解力が不足すると、いい加減な情報に騙されたり、コミュニケーションがうまくいかなかったりします。今回紹介した「読解力を向上させる9つの方法」を参考に、しっかりと読解力をアップしていきましょう。 ### 頭をフル回転!日常で取り入れたい頭を使う7つの習慣 ビジネス社会において、「あの人は頭があまりよくない感じがする」と思われてしまえば、思うような成果は出せません。仕事をスムーズに進めていくためには、「この人は仕事ができるな」と周囲から評価されることが重要です。 今回は、頭の回転を速くしていくために意識しておくべきこと、さらに頭の回転を速くする7つの方法について、わかりやすく解説していきます。 頭の回転を速くするために意識しておきたいこと 頭の回転をよくするには、まず脳のパフォーマンスと密接に関係のある、生活習慣を整えなければなりません。どれほど努力をしても、生活習慣が乱れて疲れ切った状態では、頭の回転を速くするなど到底無理な話だからです。 今回は、以下4つの側面から解説していきます。 頭の回転をよくするための生活習慣 食生活 睡眠 運動 ストレス対策 それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 脳の活動をサポートする食生活 頭の回転を速くしたいなら、とにかく脳のコンディションを、いつもよい状態にキープしておくのが大前提となります。そのために、気をつけるべきは、なにを置いてもまずは食生活です。脳の機能維持に必要な栄養を、しっかりと摂るように心がけてください。 食生活の基本は、三大栄養素(タンパク質・炭水化物・脂質)のバランスです。年齢や性別で変わってきますが、タンパク質15%・炭水化物60%・脂質25%を平均値と考えておけば、大きなズレはないでしょう。 近年日本では糖質制限が流行っていますが、脳の栄養源はブドウ糖であり、ブドウ糖の原料となる糖質(炭水化物)を極端に制限するのはオススメできません。(摂りすぎもよくありませんが) また、私たちの脳は、約60%が脂質で構成されています。一般的に敬遠されがちな油ですが、オメガ3脂肪酸に代表される良質な油は、脳の機能維持に欠かせない成分です。オメガ3が豊富なイワシや鮭を、できれば週に2回は食べるようにしてください。 ◆脳によい食生活については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ うまく頭が働かないのはどうして?脳の働きを阻害する原因と簡単な対策大公開! 睡眠の質と脳のパフォーマンス 睡眠の時間と質は、脳の働き、とくに記憶の定着に大きな関わりがあります。人間は、寝ている間に前日の記憶を整理し、覚えておくべき記憶と忘れてしまう記憶を分別しています。 といっても、睡眠中ずっと記憶の分別をおこなっているわけではありません。記憶の定着は、もっぱら浅い眠り(レム睡眠)の時間帯におこなわれます。 人間は、深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠りを繰り返しており、朝方になるにしたがってレム睡眠の時間が長くなるそうです。そのため、睡眠時間が短い人はレム睡眠の時間が短くなり、記憶の整理が十分におこなわれない可能性があります。 1日最低でも7時間、できれば8時間以上の良質な睡眠を取るには、以下のような環境づくりが効果的です。 良質な睡眠のための環境づくり できるだけ同じ時間に寝る(起きる) 質のいい寝具を用意する 部屋を可能な限り暗くする カフェインやアルコールを就寝4時間前以降は摂らない また、睡眠不足は記憶の定着だけでなく、単純に脳の働きを著しく低下させます。どんなに忙しくても、睡眠を削ることはせず、しっかりと脳を休ませてあげましょう。 ◆睡眠と脳の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 運動が脳におよぼす影響 運動が体にいいのは、誰でも知っているでしょう。しかし、運動はただ体の動きをよくしてくれるだけでなく、脳機能にも多大な影響を与えるのは案外知られていません。 適度な運動、とくに下半身の運動によって全身の血流が改善すると、脳にも大量の血液が届けられます。全身の筋肉の約2/3は下半身に集まっていて、筋肉の動きとともに、静脈の圧迫と開放が繰り返されます。これが、俗にいう下半身のポンプ機能です。 脳は、血液中に含まれるブドウ糖を主な栄養源にしています。だから、運動によって脳に運ばれる血液量が増えると、脳は栄養満点な生き生きとした状態を維持できるわけです。 とはいえ、いきなり激しい筋トレは逆効果です。無理なく継続できるように、ウォーキングやスイミング、体操をごく軽めの強度でスタートしてください。筋肉と心臓に負荷をかけるのは、もう少し慣れてからで十分です。 なお、目安となる運動強度については、以下のサイトで確認できます。 ※参考:心拍数と運動強度 | 健康長寿ネット ◆運動の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「脳活 習慣」 誰でもできる10の方法で脳を活性化しよう ストレスは頭の回転を著しく阻害する 強いストレスを受けると、「ファイト・オア・フライト(闘争・逃避反応)」状態に備えて、コルチゾールというストレスホルモンが放出されます。 一過性のものならとくに問題はありませんが、ストレスが慢性化すると、コルチゾール分泌も慢性化します。こうなると、脳は常に臨戦態勢にさらされていることになり、記憶力の低下やうつ病、不眠症を引き起こしやすくなってしまうわけです。 ストレスの原因を解消できればベストですが、そう簡単に解決できないことも多いでしょう。その場合は、以下のようなリラクセーションの力を借りて、定期的にストレスを解放する必要があります。 ストレス解放にオススメのリラクセーション 呼吸法 ストレッチ マッサージ ヨガ アロマテラピー 瞑想 個人的なオススメは、誰でも取り組みやすい呼吸法です。「鼻で吸う倍の時間をかけて口から吐き出す」この呼吸を2〜3分続けるだけでも、心を落ち着かせる効果があります。 また、「マインドフルネス瞑想」「ホ・オポノポノ」「アーユルヴェーダ」といった海外の手法も、近年非常に人気が高まっています。興味のあるかたは、いちど体験してみるといいかもしれませんね。 ◆ストレス対策にオススメの手法については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう 頭の回転を速くする7つの方法 今回は、頭の回転を速くする方法を7つ紹介します。すべてに取り組むのは大変なので、どれか気になるものから、チャレンジしてみてください。 疑問点があれば必ず調べる どんなに知識が豊富な人でも、あらゆる分野に精通している人はいません。日常生活を送るうえで、必ずなにかしらわからないことが出てくるはずです。 そういう時は、疑問点を放置せず、できる限り調べるクセをつけてください。面倒くさいと感じる人もいるかもしれませんが、疑問点は新しい知識や考え方を知る絶好の機会です。調べるたびに幅広い知識が蓄積されて、判断力の精度が劇的に向上します。 具体的な調べ方としては、まずインターネットで検索してみるのがいいでしょう。よほど専門的な内容でない限り、ひと通りの情報は手に入るはずです。 ただし、インターネットの情報は、表層的なものが多いといわれています。なかには、エビデンスの怪しい情報もあるので、国や専門機関の情報を中心にリサーチするようにしましょう。 また、より専門的で詳しい情報が欲しい場合は、やはり専門家の執筆した専門書がオススメです。うまく媒体を使い分けて、効率よく疑問点を解消していきましょう。 即断即決を心がける 頭の回転が遅い自覚のある人は、即断即決を心がけてください。人生は、選択の連続です。なにを食べるかという簡単なものから、就職・結婚・転居といった、比較的大きなものまで、常に選択をしながら私たちは生きています。 頭の回転が速い人は、「えっ、そんなに速く決めて大丈夫?」と心配になるくらい、決断も速いです。選択肢の先にどのような未来があるか、瞬時に比較して、結論を導き出します。 一方、頭の回転の遅い人は、とにかく悩みます。選択肢それぞれのメリットとデメリットについて悩んでしまい、いつまでたっても答えが出ません。現代はスピードの時代なので、決断が遅れれば遅れるほど、チャンスを逃してしまう確率が高くなります。 もちろん、こういうタイプの人に、いきなり即断即決といってもなかなかむずかしいでしょう。でも、間違ってもダメージの少ないこと(晩御飯のメニューなど)から、即断即決の練習をしてみてください。 そういった即断即決の経験を積めば、少しずつ頭の回転が速くなっていくはずです。 情報の整理を意識する 現代社会では、インターネットやSNS経由で、驚くほど簡単に情報が手に入ります。ところが、情報があまりにも多すぎて、うまく扱いきれない人も少なくないはずです。 そういった環境のなかで、頭をうまく使っていくには、情報の整理が不可欠になります。情報が多すぎると、情報の選別だけで、脳のリソースを大きく奪われてしまうからです。 情報整理の具体的な方法としては、以下のような流れがオススメです。 タスクリスト作成 情報のカテゴリー分類 優先順位の設定 関連する情報のみインプット 人によってやり方は異なりますが、基本的にまずやるべきタスクをすべて書き出し、仕事やプライベートといったカテゴリー分けをしていきます。 そしたら、タスクに優先順位をつけて、できるだけ期限も設定しましょう。優先順位が低く、かつ期限内に着手しなかったタスクは、期限切れとともに捨ててしまって構いません。 本当にやるべきタスクが明確になれば、今度はそのタスクに必要な情報だけ、インプットしていきます。そうすれば、ムダな情報に脳のリソースを奪われることもなくなります。 「頭の回転を速くするには、情報を厳選して脳に余計な負担をかけない」ぜひこのことを覚えておいてください。 定期的に新しいことにチャレンジ なんとなく頭が働かないと感じている人は、ぜひ定期的に新しいことへチャレンジしてください。自分の生活を振り返ると、かなりの時間を定型業務(ルーチンワーク)が占めていることに気づくはずです。 毎日同じ電車に乗り、同じような仕事をして、休日はいつものメンバーで遊ぶ。こういう生活はたしかに楽です。しかし、深く考える必要がないので、どうしても頭の回転は錆びついていきます。 もちろん、いきなり劇的に生活を変える必要はありません。いつもと違うメニューを頼む・自転車で通勤してみる・仕事の手順を変えてみるといった、すぐにできることから、少しずつ変化の量を増やしていけばいいのです。 それでも変化はむずかしいというなら、思い切って新しい環境に飛び込んでみることをオススメします。趣味のサークル・資格スクール・近所の会合、参加する場所はどこでもOKです。新しい環境は、きっと脳に適度な緊張感と刺激を与えてくれるでしょう。 ◆新しいチャレンジについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 暗記力を飛躍的に高める7つの方法とは インプットとアウトプットをセットで考える インプットとアウトプットのバランスは、情報の活用という面で非常に重要な意味をもっています。というのも、多くの人はインプットとアウトプットのどちらかに偏っているため、脳のポテンシャルをまったく活かしきれていないのです。 日本人の場合は、どちらかというと、インプットを偏重している人が多いように感じます。これは、長い間知識の詰め込みを重視してきた、学校教育の影響もあるのかもしれません。 英語学習がよい例でしょう。学校では英語力判定のために、問題の答えの正答数が問われます。単語暗記や文法の間違い探しばかりしているので、実際の会話になるとほとんど話せない人が大勢いるわけです。 本来なら、インプットした英文法を会話のなかでどんどん使っていくのが、自然なやり方でしょう。これは英語に限った話ではなく、仕入れた知識は実際に活用しないと、いわゆる宝の持ち腐れになってしまいます。ぜひ、インプットしたら、その分だけ必ずアウトプットしてください。 数字でものごとを具体化する 数字は、抽象的なコンセプトやアイデアを具体化し、明確にする強力なツールです。たとえば、新商品を広く普及させたいというコンセプトがあったとしましょう。数字のない状態だと、これは単なる願望です。 ところが、「今年度中に業界シェア10%を達成する」という数値が入ると、これは具体的な目標に変わってきます。具体的なゴールが明確になれば、自然と達成するためのさまざまなアイデアが生まれてくるでしょう。進捗度合いも容易に把握できるので、もし進行に遅れがあっても、すぐに修正が可能です。 もちろんビジネス以外にも、ダイエット・勉強・読書・スポーツなど、すべてのジャンルにおいて数値化は重要なポイントになります。ぜひ、数字で具体的にものごとを考えるクセをつけていきましょう。 ロジカルシンキングとクリティカルシンキングの両面から考える ロジカルシンキングは、事実やデータに基づき論理的に考える力です。論理的に考えられると、「AがBを引き起こし、BがCを引き起こすなら、AはCを引き起こす」といった結論も、容易に導き出せます。 一方でクリティカルシンキングは、情報の真偽を見極め、異なる視点を検討し、よりよい判断を下す力です。 「BがCを引き起こす確率はどれくらい?」 「Cを事前に予防はできないのか?」 「AとB以外にCを引き起こす原因はないのか?」 上記のように前提条件を疑うことで、より正確な判断をくだせるようになります。もちろん、両者は相反するものではなく、同時に組み合わせて使うことも可能です。 なにか決断をする際には、できるだけロジカルシンキングとクリティカルシンキングの両面から考えるように、心がけましょう。 ◆ロジカルシンキングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読解力を鍛える7つの方法とは まとめ 今回紹介した7つの方法は、あなたの頭の回転を速くする、大きな助けになってくれるはずです。どれか気に入った方法があれば、その前に紹介した生活習慣の改善とともに、ぜひ取り組んでみてください。 ### 若者も高齢者も必見!記憶力をアップさせる方法とは 記憶力は、仕事・勉強・こまかい日常生活といった、私たちの人生のクオリティを大きく左右します。しかし、多くの人が年齢とともに記憶力の低下を感じており、認知症への不安を抱いているのが現実です。 そこで今回は、記憶力をアップさせる実践的方法を探っていきます。若者から高齢者まで、すべての年齢層に共通する普遍的な話をしていくので、ぜひ最後まで読んでみてください。 記憶力をアップするのは可能?記憶力のしくみを解説 記憶力アップの方法を実践する前に、まずは記憶のしくみについて、しっかりと理解しておく必要があります。 短期記憶と長期記憶 通常、私たちが記憶力と呼んでいるのは、人の名前や過去の出来事を長期間覚えておく「長期記憶」です。しかし、記憶には、もうひとつ「短期記憶」もあり、両方がきちんと機能しないと生活が破綻してしまいます。 短期記憶は別名「ワーキングメモリ」とも呼ばれ、数秒から数分間のごく短い時間だけ、情報を保持できる機能です。もしかすると、そんなに短時間だけ記憶できても意味がないと感じるかもしれません。 でも、これまでにかけた電話番号をすべて覚えても、無駄に脳のスペースを使うだけで、まったく意味がありませんよね。使うときに番号を調べて、電話番号をかける間だけ覚えていられれば、それで十分なはずです。 また、他人と会話ができるのも、短期記憶のおかげといえます。聞いたそばから内容を忘れてしまえば、会話が成立しませんので。 もちろん重要な情報は、長期記憶として数か月・数年単位で覚えておけるように、人間の脳はつくられています。記憶力の向上とは、ようするに「短期記憶から長期記憶へどれくらいスムーズに移行できるか」ということです。 具体的なレベルアップの方法は、のちほど詳しく紹介します。 ◆短期記憶と長期記憶の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 驚くほど頭が良くなる!短期記憶を鍛えるための完全ガイド 長期記憶の種類1「陳述的記憶」 通常、私たちが記憶について話をする場合、ほとんどが長期記憶を指しています。ただし、長期記憶とひと言でいっても、大きく「陳述的記憶」と「非陳述的記憶」にわかれており、その役割は大きく異なります。 陳述記憶とは、思い出や知識といった、文字通り言葉や形で表現できる記憶です。こちらも、大きく「エピソード記憶」と「意味記憶」の2種類に分類されます。 エピソード記憶は、自分のこれまで経験した内容のことで、いわゆる「思い出」だと考えればわかりやすいでしょう。 思い出は、「小さい頃、田舎の川で魚取りをした」と、記憶を文字で表現できます。あるいは、「キラキラした水面」「バシャバシャ跳ねる魚の動き」「ワイワイと騒ぐ従兄弟の声」といった印象深い場面を切り取って、映像として記憶しているケースも多いです。 一方、意味記憶は、勉強で頭にインプットした情報を指します。実際に行ったことがなくても、多くの人はイタリアの首都はローマだと知っていますよね。このように、書籍やインターネット、テレビといったさまざまな媒体から、私たちは膨大な知識を吸収できるわけです。 ◆陳述的記憶と非陳述的記憶については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶の種類と記憶力を改善する方法について 長期記憶の種類2「非陳述的記憶」 非陳述的記憶は、意識的な努力を伴わない記憶プロセスであり、いわゆる「体で覚える」タイプの記憶の総称です。 一度泳げるようになれば、そのあと何十年泳がなくても、なんとか泳げますよね。もちろん最初はぎごちないだろうし、長距離を泳ぐことになれば、途中で苦しくなって立ってしまうかもしれません。 でも、泳ぎ方そのものを忘れることは、まずないでしょう。無意識のうちにできるよう、体が覚えているからです。 自転車の乗り方・ボールの投げ方・絵の描き方・料理の仕方など、体を使う技術的な記憶は「手続き記憶」と呼ばれています。 また、非陳述的記憶には、「プライミング記憶」も含まれます。プライミング記憶とは、過去の情報が、あとから受ける刺激に影響を与える現象のこと。 たとえば、好感度抜群のヒロイン役を演じた女優が、好感度ランキングで上位にランクインするのも、嫌われ役を演じた俳優に抗議のメールが殺到するのも、過去の情報の影響を強く受けてしまうからです。 無意識下でおこなわれるゆえ、非陳述的記憶を意識する機会は通常ほとんどありません。でも非陳述的記憶が、私たちの生活を支えてくれる非常に重要な記憶であるというのは、ぜひ知っておいていただきたいと思います。 年齢によって記憶力に差はあるのか ※参考:高齢期における知能の加齢変化 | 健康長寿ネット 結論から言うと、記憶力は50〜60歳ころまで高く維持されていて、明確に低下を示すのは80歳以降というのが現在の定説となっています。 もちろん60歳ともなれば、10代・20代より多少記憶力が衰えるのは、仕方がありません。しかし、多くの高齢者は年齢に関係なく、過去の記憶を鮮明に保持しています。 これは、記憶力が、「流動性知能」と「結晶性知能」の中間に位置する能力で、加齢の影響を受けにくいことと関係があります。 流動性知能とは、直感力や図形処理能力といった「新しい情報を処理する能力」です。瞬発力が問われる流動性知能は、20代前半にピークを迎え、あとは少しずつ低下していきます。 一方、言語能力・理解力・洞察力といった「結晶性知能」は、長年の経験や学習で身につける能力です。そのため、60歳ごろまでは衰えがほとんど見られません。 前述のとおり、記憶力はちょうど中間に位置する能力なので、加齢による多少の衰えがあっても問題なく機能するわけです。記憶力に限らず、こうした年齢による能力の衰えについて知っておくと、無駄にストレスを抱える必要がなくなります。 記憶力が衰える主な原因 記憶力の衰えが進行すれば、最悪日常生活が送れなくなってしまうかもしれません。のちほど、記憶力改善の方法を紹介しますが、その前になぜ記憶力が低下するのか、その原因をしっかりと押さえておきましょう。 加齢による物忘れと認知症の違い 年齢を重ねるにつれ、名前や日付を思い出せなかったり、どこに鍵を置いたかを忘れたりといったことが増えるかもしれません。そうなると、誰もが「このまま認知症になるのでは」と不安になるものです。 しかし、加齢による物忘れと認知症では、忘れ方がまるで違います。 加齢による物忘れと認知症の違い 食事のメニューを覚えていない ↔ 食べたことを忘れる 約束をついうっかり忘れる ↔ 約束したことを忘れる 買い忘れてしまう ↔ 買い物にいったことを忘れる 約束した場所を間違う ↔ 今いる場所がわからなくなる 単なる物忘れの場合、うっかり内容を忘れてしまっても、その行為事態は覚えています。だから、その行為について尋ねれば、「あっ、忘れてた。ごめんなさい」という返事がくるはずです。この程度の物忘れであれば、日常生活にはほとんど支障はないでしょう。 ところが、認知症になると、行為や約束そのものを忘れてしまいます。こうなってしまうと、少しずつ日常生活にも支障が出てくるはずです。しかも、日がたつにつれて、悪化する可能性が高くなります。 もし、周囲に認知症の疑いのある反応をする人がいたら、できるだけ早く専門家に相談してください。ごく初期段階であれば、治療やリハビリで症状が改善する可能性もありますので。 精神的ストレス 精神的ストレスは、記憶力に大きな影響をおよぼす原因のひとつです。強いストレスに長期間さらされると、脳はストレスに対抗するため、「コルチゾール」というホルモンを大量に分泌します。 このコルチゾールが、記憶の司令塔と呼ばれる「海馬」に大きな負担をかけ、記憶力が低下するわけです。 さらに、海馬は、感情の中枢「扁桃体」と隣接しています。扁桃体は、怒りや不安といったマイナスの感情ととくに関わりが深く、海馬もそういった影響をモロに受けてしまいます。 真面目で実直な人ほど、こうしたストレスと正面から向かい合ってしまい、脳の認知機能にダメージを負ってしまいがちです。 人間関係のトラブルをはじめ、健康の衰え・経済面の不安・環境の大きな変化など、私たちはさまざまなストレスに囲まれて生きています。だから私たちは、なんとかしてストレスと上手にお付き合いしていかなければなりません。 生活習慣の乱れ 「生活習慣の乱れは、記憶力の衰えに直結している」と聞いて、否定する人はまずいないでしょう。ジャンク・フードばかり食べて運動もしなければ、今どれだけ健康な人でも、やがて脳の働きは衰えてしまいます。 睡眠不足でいつも頭がぼーっとしていたら、記憶力に悪影響が出て当然です。こういった生活習慣の乱れが続くと、いくら脳トレや記憶法に取り組んでも、あまり効果は期待できません。 記憶力の衰えに悩む人の多くは、以下のどれかひとつ、もしくはすべてに当てはまっています。 記憶力低下を招く3つの生活習慣 不規則な睡眠 不健康な食事 運動不足 記憶力の低下を最低限に抑えるには、生活習慣を整えて、脳が正常に機能する下地をつくってあげなければなりません。具体的な改善ポイントについては、のちほど詳しく解説します。 認知症のような病気 さまざまな病気によっても、記憶力は衰えていきます。なかでも、アルツハイマー型に代表される認知症の、記憶力低下に対する影響は非常に顕著です。 アルツハイマー型認知症になると、脳が少しずつ萎縮してしまい、物忘れが激しくなります。症状の度合いは人によって大きく異なりますが、いちど発症すれば完治はむずかしく、最終的には自分の行動そのものを忘れてしまいます。 自分が食事をしたことも、ひどい場合は名前すら忘れてしまいますから、こうなればもはや独力での生活は困難です。 認知症患者数は年々増えており、2025年には約700万人にまで達すると予測されています。これは、65歳以上の高齢者の、1/5に相当する人数です。さらに、2050年には認知症患者が1,000万人を超えると予測されています。 ※参考:3 高齢者の健康・福祉|平成29年版高齢社会白書(概要版) - 内閣府 とはいえ、症状が軽いうちに専門家の適切な処置を受ければ、記憶力低下の進行を極限まで遅らせることは可能です。軽度認知障害を放置しておけば、4年後には約50%が認知症を発症するというデータもあるので、できるだけ早い受診を強くオススメします。 記憶力が悪い人の特徴  記憶力を改善したいなら、記憶力が悪い人を反面教師として、その人の真似をしないのが一番です。記憶力が悪い人の特徴を4つ紹介しますので、まずは自分が当てはまっていないか、チェックしてみてください。 復習の回数が少ない 記憶力に自信のない人は、圧倒的に復習回数が不足しているものです。たとえば、専門書を読み仕事に関する知識を手に入れたい場合、多くの人が1回読んだだけで「わかったつもり」になってしまいます。 しかし、わかったつもりになった本の内容は、翌日になれば80%近く忘れてしまうのが現実です。一方、記憶力の優れた人は、1回では覚えられないことを知っています。だから、何回か本を読み返して、大事なポイントを頭に刷り込んでいきます。 もちろん、復習は回数だけでなく、タイミングが非常に重要です。カナダのウォータールー大学によっておこなわれた研究によると、以下のようなタイミングで復習をおこなうと、覚えた内容をほぼ100%維持できるそうです。 24時間以内に10分間 7日後に5分間 30日後に2〜4分間 こうしたデータを見ると、復習の重要性がよくわかりますね。記憶力が悪い自覚のある人は、まず覚えたい内容を数回復習することからはじめてみてください。 ◆最適な復習のタイミングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは 完璧に覚えようとする 記憶力向上を目指す際に陥りがちな罠のひとつが、「情報を完璧に覚えようとする」ことでしょう。完璧主義はストレスや挫折感を引き起こしやすく、結果的に学習効率を低下させる原因になってしまうケースが非常に多いです。 重要なのは、すべてを完璧に記憶しようとするのではなく、キーポイントやエッセンスを中心に、大枠をきちんと把握すること。こまかい点は、大意をしっかり理解してから、じっくりと詰めていけばいいのです。 前述の通り、そもそも1回で覚えるのは、記憶のシステム上、非常に無理があります。それなのに、記憶力に難のある人は1回で覚えようとするわけです。これでは、すぐに忘れてしまうのも当然でしょう。 完璧を目指すのではなく、学習過程を楽しみながら自分なりのペースで知識を蓄積していくことが、記憶力向上の大きな鍵となります。 記憶力が悪いことを免罪符にしている 「自分は記憶力が悪いから覚えられなくても仕方がない」と、最初から諦めてしまっている人がたくさんいます。しかし、厳しいことをいえば、これは単なる言い訳です。 たしかに、脳機能の一部は、先天的な要素が関係してくることもあるでしょう。脳疾患で、どうしても記憶が欠損してしまう人もいます。でも、脳がごく一般的なレベルで活動していれば、努力しだいで記憶力は大きく改善が可能です。 東洋大学生命科学部「児島 伸彦教授」のインタビュー※を読むと、「遺伝的に決まっている処理能力もあるが、生まれたあとの環境的な要因が大きく影響し、変化するのが脳の特徴である」と書かれていました。 つまり、後天的な経験や努力次第で、誰でもその後の記憶力や学習力をアップできるというわけです。記憶力の悪い人はまず言い訳していることを認めて、今回紹介する記憶力を向上させる方法に、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。 ※参考:医学博士に聞く、記憶力・学習力アップに影響する脳機能「シナプス可塑性」とは?|LINK@TOYO 記憶に有効な方法を知らない 記憶力に問題のある人は、機能的に問題があるのではなく、単純に記憶に有効な覚え方を知らないだけというケースが非常に多いです。記憶に残りやすい方法があるのに、それを知らなければ、内容を覚えられなくてある意味当然といえます。 たとえば、前述の復習を考えてみましょう。もし、テキストを5回復習するとしたら、多くの人はその5回という回数しか気にしません。 ところが同じ5回復習する場合でも、当日→3日後→1週間後→1か月後というように、徐々に復習の間隔を開けると、記憶への定着が強固になることがわかっています。 こういった学習法を「スペースド・リピティション」といいますが、受験生であってもこういった学習法を知っている人は、残念ながらそれほど多くありません。このあと、そういった「効率的な記憶法」を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。 ◆暗記の効率を最大化する学習法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ きっと人生が変わる「思考停止改善6つの方法」 記憶力を向上させる方法 今回は、記憶力を向上させる方法を9つ紹介します。まずは、どれかひとつを選んで、一定期間試してみてください。 目・耳・口・手を使って脳に対する刺激を増やす 記憶力を向上させるには、脳に多様な刺激を与える方法が非常に有効です。具体的には、以下の方法が考えられます。 【脳に多様な刺激を与える方法の例】 目(視覚):テキストを読む 耳(聴覚):動画を見る、音声テキストを聴く、音読をする 口:音読をする、要約した内容をアウトプット 手:ノートにまとめる、何度も書いて覚える なんといっても、視覚を通したインプットが、もっともポピュラーでしょう。文章を読んだり、動画を見たりと、ほとんどの人が目から情報を取り入れているはずです。 近年では、YouTubeに代表される動画が、情報発信の中心になっていますね。視覚と音声の両面から情報が入ってくるため、内容が理解しやすく、気軽に見られるのが人気の理由でしょう。 また、インプットした情報を長期記憶として保存したい場合は、音読がオススメです。情報を声に出しながら読むと、「何度も復唱するほど、この情報は重要なんだな」と脳が判断して、しっかりと記憶に保存されます。 同様の理由で、「手で書く」のも非常によい方法です。ただし、書き写しはとにかく時間がかかります。本当に重要なところだけをノートにまとめるなど、音読とうまく使い分けてください。 ◆視覚と聴覚のサンドイッチ学習については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 インプットの回数を増やす もっとも効果の高い記憶力アップの方法は、間違いなく「復習」です。インプットの回数を増やせば、そのぶん記憶の定着が深くなっていきます。 復習はペンキ塗りのようなものと考えると、イメージしやすいかもしれません。1回塗っただけでは、厚みにムラがあり、塗れていない箇所もたくさんあります。ところが、2回・3回と重ね塗りをしていくうちに、塗り漏れがなくなり、きれいな塗装面が完成するわけです。 記憶も、1回読んだだけでは、どうしても抜け落ちる箇所が出てきます。だから、何度もインプットをして、記憶の漏れを少なくしていくんです。 また、せっかく復習をするなら、徐々に復習の間隔を伸ばす「スペースド・リピティション」を取り入れてください。1週間→2週間→1か月というように復習の間隔を伸ばしていくと、忘れかけたポイントが再度しっかりと補填されて、記憶が強固に定着します。 ◆スペースド・リピティションについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 暗記力を飛躍的に高める7つの方法とは インプットした内容をアウトプットする インプットの回数を増やし、十分な量をインプットできたと感じたら、今度は少しずつアウトプットにも取り組んでみましょう。アウトプットを前提としてインプットすると、きちんと説明できるように、内容をより深く理解しようという意識が自然と働きます。 より深く理解しようとする情報に対して、脳は「この情報は重要だ」と判断するため、結果として長期間記憶に定着してくれるのです。 アウトプットの方法は、どういったものでも構いません。読んだ内容を友人に教えてみるのもいいし、書評ブログなどもオススメです。書評ブログは少々大げさだというなら、XのようなSNSで感想をつぶやくのがいいかもしれません。 文字数に制限があるので、インプットした内容を短くまとめるよい訓練になるでしょう。 ◆アウトプットの効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 記憶したい内容を要約してみる 人に教えるにせよ、あるいはSNSでアウトプットするにせよ、読んだ内容の要約は必須です。要約をすると、重要なポイントを素早く見極める能力が身につきます。 記憶力が悪い人は、往々にして書かれている内容をまんべんなく覚えようとします。数百ページもある本を丸ごと覚えようとしても、それは無理というものです。一方、記憶力のいい人は、本当に重要なポイントだけに絞り、順序立てて理解していきます。 慣れていない人にとって、要約は正直面倒くさい作業です。自分で考えながら、大事なポイントを抜き出していかなければなりませんので。 もし、どうしても要約がうまくいかない人は、重要な箇所にマーキングされている本から読んでみるとよいでしょう。太字や赤字で大事なポイントを目立たせている本は、要約が簡単です。 いずれにせよ、要約を習慣化できれば、記憶力にも必ずよい影響が生まれます。ぜひ、インプットして内容の要約に取り組んでみてください。 ◆要約のポイントについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 本を速く読むには、要約力と速読力がポイントに 脳トレで海馬を刺激する ストレスに負けないように、普段から脳トレで海馬を鍛えておきましょう。もちろん、海馬以外にも重要な部位は数多くありますが、海馬は記憶と密接な関係があるため、脳トレの効果が表れやすいのです。 新しく仕入れた情報は、いちど海馬によって整理され、その後必要な情報だけが長期記憶として大脳皮質にファイルされていきます。そのため、海馬をよいコンディションにキープできれば、記憶力は確実にレベルアップします。 ただ残念なことに、海馬はストレスにとても弱い器官です。人間はストレスを感じると、副腎へコルチゾール(神経伝達物質)の分泌を要求します。コルチゾールの大量分泌で心拍数を上げて、ストレスへ対応できるように体を変化させるためです。 この反応自体は、人間の正常なアラートシステムであり、まったく問題ありません。しかし長期間続くと、海馬の細胞は痛めつけられ、最後には萎縮してしまいます。記憶力向上の期待できる脳トレで、ぜひ海馬を守ってあげてください。 なお、記憶力に関するオススメの脳トレを、以下に挙げておきます。 記憶力に関するオススメの脳トレ クロスワードパズル 間違い探し 記憶ゲーム(神経衰弱など) 新しい言語の学習 楽器演奏 ◆記憶力アップにオススメのアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 集中力を高め、記憶力を向上させる環境を整える 誘惑が多いと、ほかに気を取られてしまい、記憶力の低下を引き起こす可能性があります。記憶力を向上させるには、自然と集中力が高まるような環境づくりが大切です。 集中力が高まる環境の主な要素 静かで落ち着く場所選び 適度な明るさの照明 快適なイス 整理整頓 スマートフォンとの付き合い方 定期的な休憩 上記の要素がすべて揃った環境を用意できれば最高ですが、現実的にはほぼ不可能です。そのため、「これだけはなんとかしたい」というポイントに絞って、対策をする必要があります。 個人差はありますが、もっとも熟考すべきは、間違いなく「スマートフォンの扱い」でしょう。動画視聴・SNS・ネットサーフィン・ゲーム・各種アプリと、スマホには私たちの集中力を奪う仕掛けが満載です。 かりに電源を切っておいても、視界にチラッとでも入れば、その瞬間に意識はスマホに奪われてしまいます。集中したい時間には、電源を切って、カバンにしまってください。 ◆スマホやSNSとの付き合い方については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ うまく頭が働かないのはどうして?脳の働きを阻害する原因と簡単な対策大公開! ペグ法のような記憶テクニックを利用 世の中には、記憶法と呼ばれるテクニックが数多くあります。こまかい点はそれぞれ異なるものの、「なにかに関連づけて覚えやすくする」という基本的な考え方は、どの記憶法も同じです。 今回は、ペグ法という人気記憶テクニックを紹介します。ペグ法は、数字の暗記に最適な記憶法です。電話番号や暗証番号、歴史で習った年号などを覚えたいときは、ぜひペグ法を利用してみましょう。 やり方は非常にシンプルで、ペグテーブルと覚えたい数字を関連づけていくだけです。ペグテーブルとは、覚える内容をペグ(フック)としてひっかけるための場所を指し、事前に決めておく必要があります。(下記のように語呂合わせにするのがコツ) 0→冷蔵庫 1→市場 2→ニワトリ 3→サンバ 4→塩  5→ゴボウ 3251という暗証番号を覚えたい場合、「サンバを踊っているニワトリがゴボウを買いに市場に向かった」というように、数字を基にした文章をつくっていきます。この言葉を繋げて覚えていく方法を「連想結合法」といい、ペグ法とセットでの使用がオススメです。 連想結合法やそのほかの記憶法については、別記事で詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひそちらの記事も読んでみてください。 脳トレ いちどみたら忘れない「瞬間記憶を鍛える7つのトレーニング方法 マインドマップで思考を整理する 記憶力の向上には、マインドマップが非常に有効です。マインドマップとは、頭のなかにある思考すべてを、1枚のシートにまとめる(実際に紙に書くという意味ではない)思考整理法になります。 さまざまな情報が入り乱れたカオスのような状態と、思考の全体像が明確にまとまっている状態なら、後者の方が記憶しやすいのは明らかでしょう。 マインドマップの素晴らしさは、思考の流れがひと目でわかるところにあります。まず思考の出発点となるキーワードがあって、そのキーワードから派生する思考を数珠つなぎに広げていくのがマインドマップの基本形です。 たとえば、「記憶力を向上させる方法」がメインキーワードだとしたら、そこから「目・耳・口・手を使って脳に対する刺激を増やす」「インプットの回数を増やす」「ペグ法のような記憶テクニックを利用」といった方法が浮かび上がってくるでしょう。 あとは、それぞれの記憶法に関して、メリット・デメリット、具体的なやり方、失敗しないコツといったように、どんどん思考を広げていきます。 今回は、マインドマップの詳細を説明しませんが、興味のある方は書籍などで調べてみてください。 ◆マインドマップについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 頭の中が整理できないのはなぜ?散らかった思考を整理するための4つのアイデア モーニングページで新しい記憶のスペースをつくり出す モーニングページは、ジュリア・キャメロンのベストセラー『ずっとやりたかったことを、やりなさい』で紹介された、朝一番におこなう思考整理法です。 やることはいたってシンプルで、朝起きた直後に、心に浮かぶことを制限なくA3ノート3ページにわたって書き留めるだけ。 私たちは、いつも頭のなかでなにかを考えています。頭のなかで考える内容は、新しい考えが浮かぶとすぐに忘れてしまい、またなにかの拍子に思い出すというパターンの繰り返しになりがちです。これでは、いつまでたっても、大事なことに向き合えず、記憶にも残りません。 モーニングページが習慣化できると、新しい記憶のスペースが脳内に生まれます。余計な思考を、すべてモーニングページに書き写してしまうからです。 モーニングページは、紙と鉛筆があれば、誰でもすぐに取り組めます。「いつも頭のなかがごちゃごちゃしている」という自覚のある人は、ぜひ明日からモーニングページに挑戦してみてください。 ◆モーニングページについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 仕事や勉強の成果が大きく変わる!潜在能力を引き出す9つの方法 デジタルツールを活用して記憶力を向上させる方法 仮想現実(VR)のように、10年前には想像もできなかったような新しい技術が、現在では比較的容易に誰でも手にできる時代になりました。記憶力を改善したいなら、こういったデジタルツールを活用しない手はありません。 今回は、記憶力向上に役立つデジタルツールの活用法を、5つご紹介していきます。 記憶を助けるアプリケーションとその使い方 記憶の向上に対してアプリを活用したいと考えているなら、記憶サポートに特化したアプリを利用するのが一番効率的です。 たとえば、「Anki(アンキ)」のようなフラッシュカードアプリは、自分の好みにカスタマイズしたフラッシュカードを繰り返しインプットしていくことで、長期記憶への定着を大いにサポートしてくれます。 Anki最大のメリットは、なんといっても「分散学習(スペースド・リピティション)」を自動で設定してくれる点でしょう。 記憶に復習は欠かせませんが、復習の頻度とタイミングを自分で決めるのは、正直かなり面倒です。その点Ankiなら、「覚えにくいカードは頻繁に、簡単なカードは復習回数を少なく」といった具合に、ベストな復習タイミングを自動で提示してくれます。 学習者はアプリに提示された通りに復習をすればよいので、学習計画に頭を悩ませる必要がありません。 ◆フラッシュカード「Anki」については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう オンライン脳トレゲームの効果的な活用法 脳トレのなかでも、オンライン脳トレゲームは、楽しみながら記憶力や集中力を鍛えるのに最適です。脳トレの問題点として、飽きによる継続率の低さが考えられます。 どんなにおもしろい脳トレでも、自宅で黙々とやっていると、飽きが早いです。その点、オンライン脳トレなら、いつでもどこでも自由に脳トレができるので、空き時間のよい暇つぶしになってくれます。 「脳トレをやらなくては」と身構えると心理的に負担になりやすいですが、スキマ時間にちょっとやるだけと考えれば、継続はぐんとしやすくなるはずです。 なお、私ども瞬読でも、「瞬読式脳トレアプリ」をご用意しています。記憶力・思考力・判断力・読解力・集中力・発想力といったさまざまな認知機能を鍛えられる、非常に効率のよい脳トレアプリです。 興味のある方は、以下のリンクから詳細をご確認ください。 ※10歳から100歳まで見るだけで脳がよくなる 瞬読式 脳トレアプリ 仮想現実(VR)を利用した記憶トレーニング 仮想現実(VR)は、記憶トレーニングの世界に革命をもたらしています。VRでは、実世界ではむずかしいシチュエーションを再現し、実際その場にいるかのように体験が可能です。 たとえば、VRを使って歴史的な出来事を再現したり、異なる文化の国を旅したりできれば、体験した記憶はより深く鮮明に記憶へ残ります。 また、VRは言語学習との相性も非常に抜群です。セミナー講義のVRなら、まるでリアルタイムでレクチャーを受けているかのように勉強ができます。システムによっては、実際に海外のカフェで注文する、ホテルでチェックインするといった疑似体験も可能です。 VRは現在過渡期なので、いつでも気軽にというわけにはいきませんが、機会があればぜひ挑戦してみていただければと思います。 なお、現在NHKのYouTubeサイトで、歴史に関するVRの番組(歴史探偵)が紹介されています。VRのイメージが湧きやすいと思いますので、興味のある方は確認してみてください。 音声アシスタントを使用した記憶改善テクニック 音声アシスタントを使った記憶改善テクニックは、日常生活へ簡単に組み込める非常に便利なアイデアです。 たとえば、Amazon EchoやGoogle Homeのようなデバイスで、リマインダーやアラームを設定したとしましょう。そうすると、記憶したい重要な情報の復習タイミングを教えてくれるので、復習の忘れを防げます。 また、音声アシスタントは、学習したい内容を問いかけ形式で練習するやり方にも最適です。Amazon Echo(Alexaマルチリンガルモード)を使えば、Alexaと英語で会話ができます。もちろん、英会話だけでなく、和英(英和)の翻訳も可能です。 こういった音声アシスタントは、目や手を使う作業から解放されるので、家事をしながらでも利用できるのが嬉しいですよね。 スマートウォッチで生活習慣を管理 スマートウォッチによる生活習慣の管理は、記憶力向上に大きく役立ってくれます。睡眠パターン・心拍数・日々の活動量の計測など、スマートウォッチを使えば自分の生活習慣や体調をリアルタイムで確認が可能です。 スマートウォッチを手に入れたら、記憶と密接な関係のある睡眠の質を改善するために、まずは睡眠追跡機能を使ってみましょう。多くのスマートウォッチには、心拍数から眠りの深さや時間帯などを正確に分析する機能が備えられています。 脳はレム睡眠中に記憶の整理と定着をおこなうため、レム睡眠の状態を管理できる機能は、今後の生活習慣を考える上で本当に役立ちます。 ハイグレード機種なら、さらに血中酸素レベルや血圧なども計測できるため、より精度の高い体調管理が可能です。 価格も1〜2万円と比較的リーズナブルなので、記憶力と体調を同時に改善したい方に、全力でオススメします。 生活習慣を整えて記憶力アップ 記憶力を向上させるには、脳が問題なく活動している必要があります。そのためには、睡眠・食事・運動といった、生活習慣の見直しが不可欠です。 レム睡眠の時間をしっかり確保する 生活習慣のなかで、もっとも記憶力向上と密接な要素はどれかと聞かれれば、間違いなく睡眠を挙げます。なぜならば、人間の脳は、レム睡眠中に記憶の整理と消去をおこなうからです。 レム睡眠は90〜120分周期で発生し、朝方になるほど1回の時間が長くなります。つまり、睡眠時間が1〜2時間短くなれば、レム睡眠の回数が減り、記憶の整理が十分にできない可能性が出てくるわけです。 日本人の睡眠時間は、世界でもトップクラスに短いといわれています。最低でも7時間、できれば8時間程度の睡眠を確保するように心がけましょう。 なお、時間だけでなく、睡眠の質も重要です。レム睡眠と交互に発生するノンレム睡眠は、体と脳の疲れを回復するための重要な時間になります。 できるだけ部屋を暗くする・快適な温度を維持する・就寝4時間前になったらカフェインとアルコールは摂取しないなど、ぐっすり眠るためにいろいろと試してみてください。 ◆睡眠の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「脳にいい習慣」10の効果的な習慣で脳力アップを目指そう 脳が喜ぶ食材を大量に食べる 脳も体の一部である以上、食事の影響を大きく受けます。食事の基本は、三大栄養素のバランスにあり、タンパク質・脂質・炭水化物(糖質)を極端に減らすのは、絶対にオススメしません。 そういう意味でいうと、近年流行っている「糖質制限」には、細心の注意が必要です。あくまでも食べ過ぎを抑えるのが糖質制限の目的であって、必要以上に制限すれば、脳がダメージを受けてしまいかねません。なんといっても、脳の主な栄養源は糖質ですからね。 また三大栄養素とは別に、脳によいといわれる食材(いわゆるブレインフード)を、ぜひ積極的に食べるようにしましょう。以下、オススメのブレインフードをまとめておきます。 オススメのブレインフード サーモン、サバ、ナッツ類:オメガ3脂肪酸 貝類:亜鉛 ベリー類:アントシアニン トマト:リコピン コーヒー、緑茶:カフェイン ターメリック:クルクミン ◆脳にいいオススメの食材については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 軽めの運動で脳の血流をよくする 運動には、肉体的な健康を保つだけでなく、脳の機能を向上させる効果も期待できます。定期的に体を動かすと、全身の血流がよくなり、脳に運ばれる酸素と栄養(ブドウ糖)の量が増加します。 とくに、大きな筋肉が集まっている下半身の運動効果は絶大です。太ももやふくらはぎのポンプ機能が強化されると、下半身に滞りがちな血液が大量に脳へ供給されます。 もちろん、スポーツ選手のような激しい運動は必要ありません。少し息が弾む程度のウォーキングやストレッチ、筋トレを、週に2回以上合計150分程度おこなえば十分です。 大事なのは、継続すること。無理をしてケガでもすれば、運動が嫌になってしまいます。体を本格的に鍛えたい場合でも、最初は決して欲張らずに、少しずつ強度を上げるようにしましょう。 ◆高齢者でもできる運動については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 高齢者にオススメ!自宅で簡単にできる脳トレ運動10選 リラクゼーションでストレスをケアする 記憶力が衰える原因でもお伝えしたように、精神的ストレスが記憶に与える影響は、非常に大きいです。いくらよい食生活をして定期的に運動をしても、常に過大なストレスがかかっている状態なら、記憶力にも悪い影響を与えてしまいます。 こういったストレス対策には、リラクゼーションがオススメです。深呼吸・瞑想・ヨガといったメジャーなものから、アーユルヴェーダ(インド)やホ・オポノポノ(ハワイ)といった伝統色の強いものまで、手法はそれこそ星の数ほど存在します。 厳密にいえば、向き不向きなどはあるかもしれません。しかし、自分のメンタルをよい状態に保つのが目的なら、正直どれを選んでも問題ないです。今までこういったメンタル的な手法に取り組んだことのない人は、呼吸法からはじめてみてはいかがでしょうか。 呼吸法なら、ヨガのように柔軟性も必要ないですし、いつでもやろうと思った瞬間に取り組めます。オススメの呼吸法については、以下の記事で紹介していますので、よかったら確認してみてください。 ◆呼吸法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 緊張で言葉が出てこないときの対処法 まとめ 記憶力は、勉強や仕事をはじめ、あらゆる場面で重要な役割を果たします。認知症になり、ものごとを簡単に忘れてしまうようになれば、もはや日常生活を送るのも困難です。そういった事態になる前に、今回紹介した9つの方法で、記憶力を鍛えていきましょう。 ### 脳科学的に見た速読の可能性を探る 速読は、情報が溢れる現代社会において、知識を効率的に吸収する重要な技術です。しかし、速読は効果がないと主張する意見もあり、速読に対して不安を感じてしまう人も少なくないと思います。 当記事では、速読のメカニズムをわかりやすく解説して、そういった不安を解消していきます。速読のメリットや私の指導する右脳速読法の実践マスター法も紹介するので、ぜひ最後までお読みください。 速読のメカニズム:脳はどのように情報を処理するのか どういうしくみで本を速く読めるのか、速読にはどのような種類があるのかなど、速読の基本的な概念をできるだけわかりやすくお伝えしていきます。 一般的な読書との違い じつは、速読にはいくつか種類があって、速く読む原理や読書スピードがまったく異なります。速読の種類についてはのちほど解説しますので、まずは日本で古くから教えられているタイプの速読と通常の読書との違いを明確にしておきましょう。 通常の読書は、文字を1文字ずつ読んでいきます。それに対して、速読では複数の単語、あるいは複数の文章をまとめて読むのが基本です。こういったまとめ読みの技術を、「視読(しどく)」といいます。 速読の種類を問わず、速く読むには視読のマスターが必須です。日本で長い間教えられてきた古いタイプの速読は、目を速く動かして視読をおこないます。 通常の読書の場合、読むスピードは速い人で1分間に800文字程度であり、分速500文字くらいが平均的な速さです。目を速く動かすタイプの速読では、分速2,000文字が上級者ラインに設定されているので、普通の約2.5〜4倍の速さで読めるわけです。 とはいえ、「本当にそんなに速く読めるの?」と疑問に感じる人もいるでしょう。その点については、このあと解説します。 速読の種類 速読は、大きく以下の2種類に分類されます。 目を速く動かすタイプ 右脳でイメージ化するタイプ 日本で速読と広くイメージされているのは、目を速く動かすタイプの速読です。前述のとおり、一般的な読書の2倍以上の速さで読書ができます。ただし、普段動かさない眼筋を使うので、目にかかる負担はかなり大きいです。 5〜10分程度ならともかく、数時間も眼筋を動かし続けたら、間違いなく疲れてしまうでしょう。そのため途中でやめてしまう人が多く、速読が批判される大きな原因となっています。 一方で、右脳の特性を利用して文章を映像としてインプットするのが、右脳速読法です。私が指導している「瞬読」も、右脳のイメージ力を活用した速読法になります。右脳速読では、文章全体を瞬間的に映像としてイメージしていくので、とにかく読書スピードが速いです。 メソッドによっても異なりますが、瞬読の場合は、分速1〜2万文字のペースで読む人がゴロゴロいます。分速1万文字といえば、一般的な実用書を1冊10分もかからずに読める速さです。1冊10分で読めるようになると、入手できる情報量が桁違いにアップします。 仕事や勉強で結果を出したい人は、ぜひ右脳速読について、いちど真剣にリサーチしてみてください。 ◆主な速読法の違いについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 効果的な速読のための条件 いくら習得が容易な右脳速読法でも、当然ある程度のトレーニングは必要です。また、速読の効果を発揮するための条件が整っていないと、思うような効果を発揮できない可能性もあります。 速読を効果的に進めるための主な条件 音読をしない 無理に目を動かさない 写真やイラストが多すぎる本を避ける 基礎知識のある分野の本を選ぶ まず、速読をするなら、音読は絶対にNGです。音読は黙読よりも圧倒的に遅い(分速400文字以下)ので、音読のクセを修正しない限り、永遠に速読はできません。 もちろん、実際に声に出している人はまずいないでしょうが、頭のなかで文字を追いかけていたら、結局音読をしているのと一緒です。「音読はせず、文章を見た瞬間に映像へ変換する」のが、右脳速読法最大のポイントになります。 そのほかの条件については、別記事で解説しているので、よかったらそちらの記事にも目を通しておいてください。 ◆音読の弊害については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 速読をマスターしたいなら音読は今すぐ止めよう!黙読のススメ  ◆そのほか速読の条件については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 速読で得られる4つのメリット 速読をマスターすると、大げさでなく人生が変わる可能性も高いです。今回は、とくに重要な4つのメリットを紹介していきます。 時間を節約できる 速読のもっとも明確なメリットのひとつは、時間の節約です。通常の読書であれば、1冊の本を読むのに、少なくとも4〜5時間はかかります。 一方、ごく一般的な速読でも1時間ほどあれば、おおよそ1冊は読めてしまう計算です。さらに、右脳速読なら、前述のとおり10分もかからずに1冊読破できます。 これだけ時間を短縮できれば、限られた時間内に大量の情報収集が必要な学生やビジネスパーソンにとって、大きなメリットになるでしょう。 人生において、時間は有限です。どんなにお金持ちでも、時間は買えません。だから、タクシーを使う・家事代行サービスを利用する・社員を雇うというように、お金持ちは他人の力を購入して、時間を確保しようとするわけです。 ところが、速読ならお金とは関係なく、時間を節約できます。その浮いた時間で、自分の本当にやりたいことへ、時間を割けるのです。簡単に書いていますが、これは本当に大きなメリットだと思います。 学習効率の改善 圧倒的スピードで読書ができれば、学習効率は大幅に改善されます。文字を1文字ずつ追いかけていると単純に時間がかかるため、途中で集中力が途切れてしまい、スマホの誘惑に負けてしまうことも多いです。 その点、速読を使うと区切りのいい所までサッと読めてしまうので、学習がスムーズに進行します。 また、速読のおかげで、復習へのハードルが下がるのも嬉しいポイントです。情報の定着には、複数回の復習が欠かせません。最低でも3回は復習したいところですが、普通の読書スピードだと、同じテキストを3回も読むのは正直かなり苦痛です。 でも、速読ができる人は、注意深くじっくり読んだとしても、1冊1時間もあれば読めてしまいます。読書スピードが速すぎて、ストレスを感じる間もないんです。こういう状態になれば、勉強はおもしろいようにサクサク進みます。 情報処理能力がアップ 速読のなかでも、右脳速読を身につけると、情報処理能力が一気にレベルアップします。まず、視読(まとめ読み)をするので、インプットできるデータ量が格段に増えます。ただし、これだけだと、ただ情報量が増えただけです。 右脳速読の凄さは、激増したデータを効率よく処理できる点にあります。なぜ、右脳速読が情報処理によい影響を与えるかというと、右脳と左脳がバランスよく機能してくれるからです。 通常の生活において、多くの人は、言語や計算、論理性といった左脳の能力ばかり使っています。ところが、右脳速読で右脳を使う割合が増えると、脳の左右のバランスが整ってきます。 つまり、右脳が得意とする「直感」「全体像把握」と、左脳が担う「計算」「記憶」「分析」「論理性」が、うまく連携しだすわけです。 そうすると、インプットした情報をパッと分類して、その内容を正確に分析できるようになります。こういった能力は、とくにビジネスの分野で、非常に役立ってくれるでしょう。仕事で結果を出したい人は、ぜひ右脳をしっかりと鍛えてください。 ◆情報処理能力をアップする方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 情報処理能力の高い人が具体的にやっていること 大量の知識が手に入る 当たり前の話ですが、読書スピードが上がれば、その分短時間で大量の知識を吸収できます。情報を大量に仕入れる必要のある学生やビジネスパーソンにとって、この情報量の多さは大きな武器になるはずです。 近年は、動画による情報収集が流行っていますが、動画はどうしても情報取得のスピードが遅くなります。1.5倍速にして見たとしても、やはり速読のほうが圧倒的に速いです。 また速読は、スキマ時間の有効活用にも役立ちます。普通の読書スピードだと、通勤時間や待ち時間では大した量を読めないので、ついゲームやSNSに手を伸ばしがちです。ところが、速読ができると、わずか10分の待ち時間で本が1冊読めてしまいます。 こういった状況が毎日続けば、1年後には驚くような知識量が脳内にインプットされるでしょう。そしてその膨大な知識は、あなたの仕事や勉強のクオリティを劇的に押し上げてくれるはずです。 右脳速読マスター実践ガイド 「速読ができればたしかにメリットは大きいけど、そんな簡単には身につかないでしょう……」このように感じた人も、正直少なくないと思います。しかし、無理な眼筋トレーニングがないので、右脳速読は本当に誰でもできる方法です。 実際、瞬読の書籍を基に、独学でマスターする人もたくさんいます。大まかなトレーニングの流れを紹介しますので、興味のある方は書籍で紹介しているトレーニングに、ぜひ挑戦してみてください。 ◆右脳速読法「瞬読」のトレーニング法については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 速読の効果的なトレーニングで分速1万文字を目指そう! 変換力トレーニング 右脳速読の最終目標は、読んだ文章を瞬時に映像へイメージ変換することです。そのために、まずは変換力トレーニングで、瞬間的に正しい言葉を選択する力を鍛えていきます。 具体的には、バラバラに配置された文字を並べ替えて、既知の言葉に変換していく作業を繰り返します。 キーステ → ステーキ わりひま → ひまわり 学応反化 → 化学反応  ドバイ傾るアスに耳をけ → アドバイスに耳を傾ける どうでしたか?こんなの簡単だよと思った方は、どんどん文字数を増やして、短文の変換にも挑戦してみてください。 この変換トレーニングのポイントは、時間です。1分もかけてじっくり考えたら、誰でも簡単に変換できるかもしれませんが、それでは速読のトレーニングになりません。1問あたり1秒を目安に、パッパッと答えていきましょう。 イメージ力トレーニング 単語の変換がスムーズにできるようになったら、今度は内容をイメージして、映像化していきます。変換力トレーニングでは、もっぱら単語がメインでしたが、今度は文章を中心にしたトレーニングです。 たとえば、「毎晩19時にテレビでニュースを見る」という文章があったら、以下のような映像が頭に浮かべば合格です。 年齢や性別・テレビの大きさなどは、自由に想像してもらって構いません。「毎晩」「19時」「テレビを見る」というコアワードがイメージできていればOKです。 ここでも、1秒ルールは守ってください。もし解答できなくても、構わずに1秒間隔でどんどん進めていきます。慣れてきたらタイマーでさらに時間を短く設定し、反射的に映像化できるくらいまで、練習を続けていきましょう。 最初は大変かもしれませんが、やっているうちに、必ずできるようになります。どうか安心してください。 実践本読みトレーニング 変換力トレーニングとイメージ力トレーニングがある程度できるようになったら、いよいよ実際に書籍で視読と映像化を試していきます。 最初は、おそらく1行をまとめ読みするので精一杯でしょう。慣れるまでは、指で読む場所を指してあげると、読みやすいかもしれません。 もちろん、慣れれば指のガイドラインなしでも、まとめ読みできる範囲が広がっていきます。1行から2行、3行と増やしていくうちに、最終的には、見開き(2ページ)すべての行をまとめて読めるようになるでしょう。 また、読む本の選択も重要です。トレーニング中は、図解やイラストが極端に多い本を、避けてください。最初から映像があると、文章から映像をイメージするトレーニングになりませんので。 アウトプットトレーニング 瞬読のトレーニングでは、必ず読んだ内容の書き出しをおこないます。右脳を主体として読んだ内容を、左脳の言語能力と分析能力を使ってアウトプットすれば、脳の左右バランスが少しずつ整ってきます。 もちろん、誰に見せるわけではないので、殴り書きで十分です。大事なのは、情報を過不足なくアウトプットできていること。 でも、せっかくアウトプットするなら、手書きがオススメです。PCやスマホでも構わないのですが、「手を動かしながらアウトプットすると、より強く記憶に定着しやすい」という研究データもあります。 アウトプットはトレーニング中だけおこなえばよいので、面倒くさがらずに取り組んでみてください。 アプリで右脳を活性化 瞬読のトレーニングは、実際にトレーナーから指導を受けるのが、一番の近道です。ただし、コロナ禍の問題もあり、以前のように気軽に対面式のトレーニングを受けられないという人もいらっしゃるでしょう。 その場合は、ぜひ「瞬読式脳トレアプリ」を活用してください。脳トレが目的のアプリとはなっていますが、バラバラ文字の変換とイメージ記憶変換が主体なので、もちろん速読のトレーニングとしても最適です。 瞬読式脳トレアプリの解説は、別記事で紹介しているので、そちらの記事を参考にしていただければと思います。 脳トレ 脳トレは認知症に効果アリ?症状別にオススメの脳トレを紹介 まとめ 速読は、情報処理能力を向上させ、時間を節約し、大量の知識を獲得する効果的な手法です。 もちろん、「速読には脳科学的なエビデンスがない」という声があるのも、承知しています。しかし、実際に右脳速読を学んで驚くような読書スピードを手にしている人が多数いることを考えれば、学ぶ価値は大いにあるといえるでしょう。 右脳速読をマスターして、ぜひ豊かな人生を手に入れていただければと思います。 ### 介護施設のレクリエーションで瞬読! 全国600施設以上の介護施設に 導入されているレクリエーション 「おとなの学校」のオリジナル教科書に、 瞬読を掲載いただいております。 オリジナル教科書「おとなの教科書」は、 全国1万2千人以上の方が愛用されています。 ぜひ、瞬読トレーニングも楽しんでいただけますと幸いです。 おとなの学校: https://otona-gakkou.com/ ### 本田健の人生相談 〜Dear Ken〜 にて『「何もない」こそ、最高の武器になる』を紹介していただきました 本田健の人生相談 〜Dear Ken〜 にて、『「何もない」こそ、最高の武器になる』を紹介していただきました。 第688回「ネガティブな気持ちをうまく表現するには?」 19分20秒あたりより、ご紹介いただいております。 下記より、お聞きいただけます。 本田健の人生相談 〜Dear Ken〜 ### 仕事を覚えられない人へ|仕事を覚えるコツと具体的な対処法 仕事の内容がなかなか覚えられないと、感じたことはありませんか?おそらくほとんどの人は、仕事を覚えられなくて落ち込んだ経験がいちどくらいはあるはずです。 覚えられない原因は、仕事量が多い、体調やストレスなど、人それぞれ異なります。でも心配しないでください。この記事では、仕事を効率よく覚えるための具体的な対処法とコツをわかりやすく紹介しています。一緒に仕事をサクサク覚える方法について、学んでいきましょう! なぜ仕事を覚えられないのか 仕事を覚えられないときは、役に立っていない自分が情けなくて、とても悲しい気分になるものです。仕事がおぼえられないときの対処法を学ぶ前に、まずは仕事が覚えられない理由を明確にしておきましょう。 仕事量が多すぎる 仕事が覚えられないと、誰だって自分の能力不足を責めたくなります。しかし、仕事が覚えられないのは、じつは単純に仕事量が多すぎるケースも少なくないのです。 とくに人員の少ない部署に配属されると、どうしても自分のキャパシティを超えている量の仕事が回されてきます。ベテランであれば、仕事量が多すぎるとすぐにわかりますが、まだ仕事に慣れていない新人は、仕事量が多すぎることにも気づきません。 こういった状況が続けばどんどん自分に自信がなくなり、最悪な場合、精神的な病気にまで進行する可能性があります。そうなる前に、とにかく先輩や上司に、いちど相談してみることです。 上司に相談しづらい場合は、同僚でも構いません。とにかく現状を正直に伝えて、客観的な意見を聞いてみてください。 もしかすると、上司も忙しくて、あなたの仕事量を把握していないのかもしれません。単純にあなたのスキルが不足していることも考えられます。でも、とにかく相談をしておけば、必ずなにかしらのリアクションがあるはずです。 仕事が合っていない 覚えられないというよりも、「覚える気力が湧かない」という感じが強い場合は、もしかするとその仕事が自分に合っていない可能性があります。もちろん、ひと言で合わないといっても、いろいろなパターンが考えられるでしょう。 仕事が合わないと感じる5つのケース 仕事内容がつまらない 労働環境が悪い 報酬が低い 人間関係に問題がある 自分の価値観と社風にギャップを感じる たしかに、上記のような状況であれば、仕事に身が入らない気持ちもよくわかります。しかし、自分の考え方次第で、こういった不満点は割りと解消できてしまうのもまた事実です。 たとえば、今仕事内容がつまらないのは、仕事がよくわかっていないからであって、仕事ができるようになれば仕事が楽しくなるかもしれません。報酬の低さも、スキルを上げて転職を狙えるくらいになれば、自然とアップするものです。 まずは黙って仕事を覚えて、自分の市場価値を上げることに集中するというのも、ひとつの考え方だと思います。それでも合わなければ、そのときは転職なり独立なり、自由に動き出せばいいのです。その頃には、他所でも通用する実力がついているはずですから。 職場環境に問題がある 劣悪な職場環境は、社員のパフォーマンスを著しく低下させます。この場合の職場環境というのは物理的なものではなく、長時間労働やパワハラといった、主に人間関係によるものです。 たとえば、まだあまり仕事に慣れていない新人時代から毎日長時間の残業が続けば、仕事を覚えようという気力が湧きません。総務省の労働力調査(2021年)によると、月末の忙しい1週間に60時間以上の労働を強いられている人の割合は、5%となっています。 ※画像引用:労働時間制度の現状等について 週60時間といえば、1日あたりおよそ4時間の残業です。12%を超えていた2004年よりはかなり減ったとはいえ、もし新人が1日12時間も働けば気力が続かず、仕事を覚えられなくても仕方がないでしょう。 また、2022年に総合労働相談コーナーへ寄せられた「いじめや嫌がらせに関する相談件数※」は69,932件で、11年連続で相談件数最多を記録しています。(いじめや嫌がらせに対する指導の申し出も10年連続最多) もし、長時間労働や職場の人間関係で苦しんでいるなら、その職場を離れる選択肢も検討する必要があるかもしれません。 ※参考:令和 4年度個別労働紛争解決制度の施行状況 体調不良やストレス 体調不良やストレスは、忙しい現代社会において、避けられない問題のひとつです。長時間労働・多すぎる仕事量・結果に対するプレッシャーなど、私たちの体調やメンタルに負担をかける要因は本当に数多くあります。 なかでも、人間関係によるストレスは、仕事のパフォーマンスに直接影響を与える大きな問題です。福島県立医科大学の医学部疫学講座では、ストレスと体調不良の関係を以下のように説明しています。 心理社会的なストレス(ストレッサー)が持続すると、生活習慣の変化(過食、多量飲酒、喫煙等)や身体的な反応(血圧上昇、血小板機能亢進、糖・脂質代謝異常)を介して、脳卒中や虚血性心疾患などの重篤な疾患が起こりやすくなります。 ※引用元:「ストレス」って何?|福島県立医科大学医学部疫学講座 高血圧や胃腸炎といった肉体的なものから、拒食症・めまい・うつ病といった精神面の影響が大きい症状まで。体調とメンタルに不調があれば、もはや仕事を覚えるどころではありません。 もし、ご自身の不調を感じているなら、早めに医療機関へ相談することを強くオススメします。 ◆ストレス管理のやり方については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 40代になっても勉強内容をしっかり頭に入れる方法とは? 仕事を覚えられない人の特徴 業界や職種は違えど、仕事が覚えられない人には、共通する特徴があります。今回は、代表的な特徴を6つ紹介するので、もしひとつでも自分に当てはまる項目があれば、早急に改善に乗り出しましょう。 失敗したことをそのままにしている どんなに経験豊富なビジネスパーソンでも、必ずミスはします。問題は、「そのミスを今後に活かせるかどうか」です。しかし仕事ができない人は、失敗した内容を検証せず、失敗をそのまま放置してしまいます。 一方で、仕事のできる人は、犯したミスの振り返りを怠りません。たしかに、自分の失敗に直面するのは、誰だって怖いものです。ミスが大きければ、しばらく嫌な気持ちが続くことも多いですしね。 でも、ミスの検証をしなければ、また同じミスを繰り返してしまいます。失敗をそのままにすれば、嫌な気持ちからは逃れられるかもしれませんが、その分職場での信用をどんどん失っていくでしょう。 「失敗は成功のもと」という有名な格言があるように、失敗から学ぶ姿勢を忘れないようにしたいですね。 妙なプライドがあり人に教えを請うことができない 仕事でわからないことがあれば、本来同僚や上司にすぐ確認するべきです。しかし、わからないことを恥ずかしがって、周囲に助けを求められない人が想像以上にたくさんいます。 こういう人は、質問をしているところを誰かから見られたら、「仕事ができないと思われる」「バカにされる」と思い込んでいるのでしょう。 でも、誰だってわからないことはあります。とくに経験の浅い20代なら、わからないことがあって当然です。わからない仕事を独断で進めれば、取り返しのつかない損失を招くことも考えられます。 だから、わからないことがあれば、できるだけ早く、経験のある先輩や上司に確認をしなければいけません。それなのに、質問や確認ができない人は、いつまでたっても仕事を覚えられないままです。 仕事のゴールがわからないまま仕事をしている 仕事を効率的に覚えるためには、携わっている仕事のゴールを明確にすることが本当に重要です。ゴールが不明瞭なまま仕事をしていると、指示された作業をこなすだけになってしまい、なかなか仕事が覚えられません。 こういったルーチン作業は、正直つまらないものです。必要なものだとわかっていても、自分の担当する仕事の意味がわかっていないと、積極的に仕事を覚えようというモチベーションはどうしても薄くなってしまいます。 一方で仕事の覚えが速い人は、作業の前に仕事の全体像を把握するよう、心がけているものです。ジグソーパズルは、最初に完成図がわかっているから成立します。仕事もまったく同じです。 仕事のゴールが明確になれば、自分の役割も明確になり、仕事を覚えて貢献したいという意欲が湧いてきます。 仕事の段取りがわかっていない 仕事がなかなか覚えられない人は、たいてい仕事の流れや段取りを理解していないものです。仕事の段取りがわからなければ、業務の優先順位がつけられず、効率的な仕事の進め方がいつまでたっても見えてきません。 そうなると、どうしても作業が非効率になり、重要なタスクの見落としや締め切りの遅れを引き起こしやすくなります。 ある程度の規模をもつ会社なら、効率的な仕事の段取りをまとめたマニュアルが用意されているはずです。しかし、仕事を覚えられない人は、マニュアルをきちんと自分のものにしておらず、自分勝手に作業を進めてしまいます。 その一方で、マニュアルをしっかりと読み込み、わからない点をきちんと確認している人は、仕事がスムーズです。 こういった仕事のできる人が上司に褒められると、仕事を覚えていない人は余計質問がしづらくなり、ますます仕事が覚えられない悪循環にはまり込んでしまいます。 基本的な知識とスキルが不足している 前述の「仕事の段取りがわかっていない」とも共通する話ですが、基本的な知識とスキルが不足していれば、仕事をなかなか覚えられなくて当然です。 先輩から指導を受けても、指導を受け止めるだけの知識がないので、結局よく理解できないまま仕事を進めることになります。 そうなると、しばらくたってから、先輩からまた指摘を受けることになり、今度は質問することすら怖くなってしまいます。完全に負のスパイラルですよね。 こういったことが続けば、当然職場での信頼を失い、昇進を含めた今後のキャリアにも大きく影響してくるでしょう。 このような状況を改善するには、とにかく地道に勉強するしかありません。疑問点があれば必ず確認し、覚えたことはメモをする。さらにメモしたことを、マニュアルや書籍で再確認する。 この流れから外れなければ、時間の経過とともに、知識・スキル不足は必ず解消できます。 仕事に対する熱意がない 仕事に対する熱意が不足していると、仕事への取り組みがどうしても消極的になり、なかなか仕事を覚えられません。もちろん、仕事に対する価値観は人それぞれです。すべての人が、仕事に情熱をたぎらせている必要はないと思います。 しかし、業務に差し支えのない程度の、興味と熱意はやはり必要です。熱意のないまま適当に仕事をこなしている状態が続けば、周囲の評価も下がり、余計にやる気がなくなってしまいます。 まずは、なにかひとつ、仕事のなかで興味のあるポイントを探してみましょう。競合リサーチ・プレゼン作成・セールス・予算作成など、少しでも興味のある仕事があれば、書籍や動画などでいろいろと調べてみてください。 そうやって仕事に対する理解が深まり、少しずつ結果を出せるようになると、自然と「仕事をもっと覚えたい」という気持ちになるはずです。 仕事をサクサク覚えるための具体的な対処法 仕事を覚えられない原因がわかれば、あとはなんらかの対応をすれば、必ず問題は解決します。今回紹介する6つの対処法のなかから、まずは1〜2個ピックアップして、早急に取り組んでみてください。 わからないことはとにかくすぐに確認する 仕事でなにかわからないことがあるなら、とにかく先輩や上司に確認しましょう。でも、わからないことが多いと教えてもらう回数も多くなり、なかなか質問しづらいものです。 その気持は非常によくわかりますが、わからないまま勝手に仕事を進めて、あとからミスを叱責されるほうがよほど精神的に負担がかかります。 上司としても、たしかに過剰な質問は面倒ですが、失敗されるよりは質問されたほうがありがたいわけです。 また、説明を受けた内容がいまいち理解できないこともありますよね。その場合、わかったフリをするのは最悪です。そのまま仕事を進めてミスが起これば、あなたの評価は大きく下がってしまうでしょう。 わからないことは必ず確認する 説明がわからなければわかるまで質問する まずはこの2点を徹底してください。そうすれば、いつの間にか仕事を覚えて、周囲に迷惑をかけることもなくなるはずです。 メモ魔になろう 先ほど、質問の効能をお伝えしました。しかし、ただ質問をしても、おそらく教えてもらったことの80%くらいはすぐに忘れてしまいます。教えてもらった内容や自分で気づいたことがあれば、必ずメモを取りましょう。 質問はたしかに重要ですが、あまりにも質問ばかりしていると、「そのくらい自分で調べろよ……」と嫌がられてしまうかもしれません。その点、メモがあればあとから見直せるし、メモを基に自分でリサーチもできます。 以下に、メモのポイントをいくつか挙げておきます。 メモを取る際のポイント 要点だけを短く書く 期限を明確にしておく すぐに取り出せるように小さいメモを携帯 メモをした日付や相手の名前を記入する 紙のメモが望ましい こまかい話かもしれませんが、メモは紙が望ましいです。アプリよりも手軽にメモができるし、相手によってはスマホでの操作に抵抗感をもつ人もいますので。 メモを保存しておきたい、あとからスマホで何回も見直したいというのであれば、時間のあるときにメモアプリに移行すればよいでしょう。 ◆仕事がスムーズに進むメモの取り方については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 仕事がスムーズに進むメモの取り方とは 仕事の目的を明確にする 「仕事のゴールがわからないまま仕事をしている」でもお話ししたように、仕事の目的を明確にしておくと、仕事はスムーズに進みやすくなります。 新人のうちは、指示されたタスクを単純にこなしていくことしかできません。仕事のごく一部分にしか携わっていないため、その仕事が全体のなかでどういった役割を果たしているかが、まったく見えていないはずです。 そうなると、どうしてもムダな作業や方向性のズレが起こりやすくなります。途中で指導社員が気づいてくれればいいのですが、もし作業が終了するまで確認してもらえなければ、それまでの作業がムダになってしまいかねません。 まず仕事のゴールを確認したら、あとはタイミングをみて、自分の仕事にフィードバックをもらいましょう。そうやってミスなく仕事をこなしていけば、少しずつ責任ある仕事を回してもらえるようになるはずです。 優先順位・期日を確認してから取りかかる 仕事を効率的に進めるためには、優先順位と期日の確認が欠かせません。仕事に不慣れな新人時代は、与えられた仕事をひたすらこなす毎日です。そして、少し慣れてくると、何人かの先輩から複数の仕事を任されるようになります。 おそらくあなたは、頼まれた順番どおりに仕事に取りかかろうとするはずです。しかし、仕事には優先度があります。月末に発行する社内報の記事作成と、週末に迫った大きな契約の下調べでは、どう考えても後者のほうが優先度は高いでしょう。 それなのに、「最初に頼まれたから」と記事作成を優先したら、間違いなく先輩から怒られてしまいます。 もちろん、優先順位をはっきりと伝えない先輩にも、大いに非はあるでしょう。しかし、そこで「社内報の仕事も依頼されているのですが、このリサーチはいつまでにおこなえばいいですか?」と確認できれば、「この人に頼めば安心だ」と信頼してもらえます。 優先順位と期日の確認は、仕事の基本です。どうぞ、しっかりと頭に叩き込んでおいてください。 仕事に関する勉強を定期的におこなう 仕事が覚えられない人の多くは、そもそもビジネスに関する基本的な知識が不足しています。そのため、仕事の資料を読んでも上司から説明を受けても、あまり理解ができないのです。 もちろん新人の頃は、知識・スキル不足があって当然でしょう。だからこそ、仕事が終わってから自主的に必要な勉強をおこなうと、大きく成長できるのです。 マニュアルがあれば、まずは徹底的に読み込んでください。上司へ質問する際に、マニュアルが頭に入っていれば、適切な質問ができます。「おっ、一生懸命勉強しているみたいだな」と思ってもらえれば、より丁寧に指導してもらえるかもしれません。 自社や業界の勉強と並行して、「ポータブルスキル※」の勉強もぜひやっておきたいですね。ポータブルスキルというのは、問題解決・計画立案・プレゼン・交渉・コミュニケーションといった、どのような仕事にも必要とされる能力のことです。 ポータブルスキルを身につければ、仕事の質は一気にレベルアップします。仕事が覚えられない人は、いちどポータブルスキルについて調べてみてください。 ※参考:ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)|厚生労働省 ◆大人が学ぶべきオススメのジャンルについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 賢い大人の勉強戦略「今学ぶべきオススメのジャンル8選」 長期的なキャリアプランを明確にする 直接仕事を覚えることとは関係ないように感じるかもしれませんが、長期的なキャリアプランは仕事に対する強力なモチベーションを生み出してくれます。 仕事をなかなか覚えられない人は、目の前の仕事を作業としてこなしているだけです。しかし、長期的なキャリアを見据えている人は、長期的な成長の一環として仕事を捉えています。 だから、一つひとつの仕事に対して真剣に向き合い、できるだけ早く仕事を覚えるように努力を怠りません。なんといっても、早い段階から転職や独立を視野に入れているので、仕事を覚えようというモチベーションが普通の人とは桁違いです。 実際に転職や独立をするかどうかは別として、理想とする将来の自分を思い描いておくと、仕事に対する取り組み方は確実に変化するでしょう。 ◆年収アップに直結するスキル習得については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 年収を上げるために最優先で身につけるべき6つのスキルとは 脳科学から見る「覚えられないからの脱却に必要なポイント」 仕事を覚えられないのは、努力不足や性格的なものだけではなく、脳の仕組みに原因があるケースも考えられます。ここでは、覚えられない状態からの脱局に必要な、記憶の仕組みについてわかりやすくお伝えします。 インプットだけでは記憶に残らない 知識をしっかり記憶に定着させるには、インプットだけで終わらせてはいけません。 人の記憶は、「ただ聞いただけ・読んだだけ」ではすぐに忘れてしまうからです。  たとえば、仕事で新しい業務手順を教わったとき、その場で聞いて納得しても、翌日にはこまかい手順を忘れてしまっているという経験はないでしょうか。これは、インプット後に「確認」や「復習」などのアウトプットがなかったため、記憶が脳に定着しなかったのが大きな原因です。 情報は自分の言葉で説明したり、誰かに話したり、実際に手を動かしてみたりして、はじめて「使える知識」として身につきます。 つまり、しっかりと覚えておきたい内容は、必ずインプットとアウトプットをセットでおこなう必要があるのです。 ◆インプットとアウトプットの最適な比率については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶に残る覚え方8つのアイデアとは 「エピソード記憶」と「意味記憶」の違いを意識する 仕事を効率よく覚えるためには、「エピソード記憶」と「意味記憶」の違いを理解して、意味記憶をできるだけエピソード記憶に近づける工夫が効果的です。  人は出来事として体験したこと(エピソード記憶)と、知識として整理された情報(意味記憶)を、異なる形で記憶しています。  たとえば、初めて商談に同行した日の流れや会話の内容は、「体験」として強く印象に残っているはずです。おそらく一生忘れることはないでしょう。一方で、仕事のノウハウのような知識は、時間の経過とともにどうしても忘れてしまいやすいものです。  そのため、「上司にアドバイスをもらう」「何回も繰り返し確認する」など、知識のインプット作業を実際の経験に変換していく必要があります。 覚えた内容を実践してみるというのも、非常によいアイデアです。たとえむずかしい内容でも、知識と経験をうまく結びつけられれば、記憶の定着度はぐんと高まります。 ◆エピソード記憶と意味記憶の違いについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 人の記憶力を高める方法とは?記憶のしくみとポイントを解説 記憶のゴールデンタイムを上手に活用する 記憶の定着を高めたいなら、「ゴールデンタイム」の活用をオススメします。 というのも、人の脳には記憶に残りやすい時間帯があるからです。せっかく覚えるために時間を使うなら、こういった時間帯を活用しない手はありません。 オススメは「睡眠前の1〜2時間」と「起床後3時間以内」です。人間の脳は睡眠中に記憶の整理と定着をおこなうため、睡眠直前に覚えた記憶はより鮮明に記憶へ残るといわれています。 たとえば、翌日の業務に備えて覚えたい情報がある場合、寝る前にメモを見返し、翌朝やるべき作業を簡単にシミュレーションしてみてください。それだけで、翌日の記憶の抜け落ちはかなり防げるはずです。 また、睡眠によってリフレッシュした起床後3時間以内の脳も、覚えるのに適した時間帯です。仕事を覚えるのが苦手と感じている人こそ、インプットする時間帯を意識してみてください。そうすれば、覚えられないという苦しい状況が、大きく改善されるはずです。 ◆起床後3時間の活用法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 仕事で結果を出し続けていくには脳の使い方を変えよう 仕事が覚えられないと感じるときは生活習慣を見直そう 記憶力や集中力は、日々の生活習慣に大きく左右されます。覚えられないと感じているなら、まずは土台となる体と心の状態を整えることが大切です。 睡眠不足は記憶力低下のもと 仕事をスムーズに覚えるためには、なにを置いてもしっかり睡眠時間を確保してください。前述の通り、睡眠は脳が記憶を整理・定着させるための大切な時間です。 もちろん疲れた脳をゆっくりと休ませて、翌日リフレッシュした状態で生活をスタートできるのも、十分な睡眠があってこそです。 それなのに寝不足の状態で仕事に臨めば、うまく頭が働かず、せっかく覚えた内容もすっかりと忘れてしまっています。その日にやるべき業務の効率も、おそらくいつもより格段に下がっているでしょう。 厚生労働省の発行するリーフレットでは、働く世代に必要な睡眠時間は、最低でも6時間以上と提言しています。ただ6時間は最低限の基準なので、できれば7〜8時間の睡眠を取るように意識するとよいでしょう。 必要な知識を覚えられなくて困っている人は、とにかく睡眠時間をおろそかにしないことが大切です。 ※参考: 知っているようで知らない睡眠のこと ◆睡眠の質については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の健康を守る7つの生活習慣とは 朝食を抜くと集中力が続かない 仕事を覚えるうえで集中力は欠かせません。しかし、朝食を抜くとその集中力が維持しにくくなります。 実際、農林水産省も朝食の重要性について言及しており、「脳や身体に必要なエネルギーを補う役割がある」と明確に発信しています。  たとえば朝食を抜いた日は、午前中に頭がボーッとしたり、話がなかなか頭に入ってこなかったりといった経験がある方も多いのではないでしょうか。こういった症状は単に気分の問題ではなく、脳に必要なエネルギーが不足しているサインです。  栄養不足で集中力が途切れると、仕事の理解も記憶の定着も妨げられます。まずはごはんや果物など手軽なものでいいので、朝になにか口にする習慣を取り入れてみましょう。朝食は、脳を目覚めさせる大切なスイッチです。そのことをしっかりと頭に入れておいてくださいね。 ※参考: 朝ごはんを食べないと?:農林水産省 適度な運動が脳を活性化する 記憶力を高めたいなら、ぜひ日常的に軽い運動を取り入れていきましょう。なぜなら、運動によって脳の血流が促進され、神経細胞の働きが活発になるからです。 なかでもウォーキングやストレッチのような軽い運動は、脳にとってちょうどよい刺激となり、記憶の定着を助けてくれます。  デスクワークが続いて頭が働かなくなったとき、少し歩いただけでスッキリした経験はないでしょうか?これは血流が改善され、脳が再び活性化された証拠です。 もちろん、体を動かしたことによる気分転換も大きく関係しています。 いくら忙しくても、1日中机の前に座っているのはオススメできません。10分でもいいので、仕事の合間にこまめに体を動かす時間を意識して取り入れてみましょう。 ◆運動と脳機能の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える スマホ依存による注意力の低下に注意 仕事がなかなか覚えられないと感じる人は、スマホとの付き合い方にも注意が必要です。とくにSNSや短い動画を頻繁にチェックする習慣は、仕事に対する集中力を著しく奪います。なにか覚えたいことがあるなら、スマホをカバンにしまって、覚えることに集中するべきです。 米テキサス大学エイドリアン・ウォード氏がおこなった実験では、別室にスマホを置いてきた人がテストで最高得点を上げる一方で、机の上にスマホを置いた人の点数は最低でした。ポケットにしまった人にも点数の低下が見られたそうです。 もちろん、机に置いた人もポケットに入れていた人も、スマホの電源は切っています。つまり、スマホが近くにあるだけで、人間の意識はどうしてもスマホに向いてしまうわけです。 仕事中に別室へスマホを隠すわけにはいかないので、せめて重要な仕事中だけでも電源を切ってカバンにしまうようオススメします。そうすれば、集中できずになかなか覚えられないという状況が、かなり改善されるはずです。 ※参考: Having Your Smartphone Nearby Takes a Toll on Your Thinking ◆スマホ対策については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 今すぐ改善したい「8つの脳に悪いこと」 まとめ 仕事量の多さや仕事とのミスマッチなど、仕事を覚えられない理由はじつにさまざまです。自分がなぜ仕事を覚えられないのか、まずはしっかりと分析をしましょう。 原因がわかれば、あとは今回紹介した対処法を試してみるだけです。気になる方法をみつけて、ひとつずつじっくりと取り組んでみてください。 ### 海馬を鍛えて記憶力をアップ!海馬を鍛える方法6選 名前が思い出せない・最近忘れ物が増えた……こういったことが重なると、誰だって不安になるものです。でも、安心してください。単純な加齢による物忘れなら、脳の海馬を鍛えれば記憶力は大幅に向上します。 当記事では、最初に海馬に関する基本的な情報を紹介したあと、海馬を鍛える方法について解説していきます。 海馬を鍛えると記憶力は向上するのか 海馬は記憶のコントロールを司る、非常に重要な器官です。海馬の機能が活性化すれば、間違いなく記憶力によい影響が生まれます。まずは、海馬の基本的な働きについて、しっかりと理解しておきましょう。 海馬は記憶の司令塔「短期記憶から長期記憶への変換」 前述のとおり、海馬は「記憶の司令塔」としての役割を担う、非常に重要な器官です。視覚や聴覚といったさまざまな感覚器官からインプットされた情報は、いったん海馬に集められます。 それから海馬は断片的に集まった情報を整理して、そのまま消去してしまうか、長期記憶として覚えておくべきかを選別していくわけです。まさに、記憶の司令塔ですよね。 メモをした電話番号は、通話が終わればすぐに忘れてしまいます。これは、海馬が「重要ではなさそうだからすぐに忘れてもOK」と判断した結果です。 反対に、何回も繰り返される情報があれば、「これは覚えておかないとまずいな」と判断し、長期記憶として大脳皮質へ送り込みます。 ただし、海馬は非常にデリケートな器官なので、ストレスや体調の影響を強く受けてしまいます。短期記憶から長期記憶への移行をスムーズにおこなうには、メンタルと体調管理が大きなポイントです。メンタルや体調のケアについては、またのちほど紹介します。 ◆長期記憶のしくみについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 長期記憶を意識すれば、勉強の効率は大きくアップする 年を取っても海馬は成長する 多くの人は、「年を取ると記憶力が低下する」と思い込んでいます。しかし、年齢を重ねても、海馬の機能を一定水準に維持することは、十分に可能です。 たしかに、「知見のない新しい分野に対応する能力」や「脳内の全体的な処理能力」は、加齢とともに少しずつ衰えていきます。 でも考えてみてください。脳は、約140億個もの神経細胞によって形成されているのです。加齢によって多少脳細胞が失われても、生活に支障が出るほど記憶が低下することはありません。 それよりも問題なのは、「高齢になると記憶力が低下する」という先入観です。 実際に、加齢に伴う記憶力の低下についてのテストと告げられたグループの高齢者は、ただの言語処理研究のテストと教えられていた高齢者より、パフォーマンスが悪かったという実験結果※が発表されています。 つまり、加齢による記憶力の低下は、物理的な脳の衰えではなく、私たちの思い込みが引き起こしている側面が強いわけです。あとから紹介する方法に取り組み、どんどん海馬を鍛えていきましょう。 ※参考:Reducing the burden of stereotype threat eliminates age differences in memory distortion. 海馬と他部位との関係性 いくら海馬が重要だといっても、海馬だけ独立して活動しているわけではなく、他の部位と密接に連動しているから脳は正常に機能しているのです。 そもそも海馬が情報を選別するためには、視覚野・聴覚野・嗅覚野といった感覚器が、正常に機能していなければなりません。つまり、記憶力を改善したいなら、目や耳も大事にする必要があるということです。 もし、暗いところで何時間もスマホをみたり、イヤホンで大音量の音楽を聴いたりしているなら、今すぐにやめましょう。 また、海馬で選別された情報は大脳皮質に送信され、長期間保存されます。感情をともなう記憶は前頭前野と深く関連しており、匂いや音を聞いて過去の出来事や感情が蘇るのは、海馬・大脳皮質・前頭前野が問題なく連携しているからです。 今回は便宜上、海馬にスポットを当てて解説していますが、「脳を活性化するには、体全体の改善に取り組む必要がある」ということはぜひ頭に入れておいてください。 海馬を鍛える具体的な方法 今回紹介する海馬を鍛える方法は、全部で6つになります。ほかにもさまざまなアプローチはありますが、まずは今回紹介する方法から1〜2個選んで、半年から1年程度続けてみてください。必ず、なんらかの影響(もちろんよい影響)を実感できるはずです。 ブレインフードで海馬に栄養を 私たちの脳、とくに記憶と関連する部位である「海馬」は、食事から摂取する栄養素に大きく影響を受けています。もし日頃からファーストフードや加工食品をよく食べているなら、これを機会に食生活を見直してみましょう。 オススメは、ブレインフードです。ブレインフードとは、ようするに脳機能の維持に欠かせない栄養素を豊富に含んだ食材のこと。以下に代表的なブレインフードを挙げておきます。 代表的なブレインフード 脂の乗った魚(サバ・いわし・サーモンなど) 卵 貝類 全粒穀物 大豆 ナッツ類 ベリー類 カカオ アマニ油 緑黄色野菜全般 なかでも、オススメは良質な油を含む魚類です。サバやサーモン、マグロといった魚には、オメガ3系脂肪酸である「EPA」と「DHA」が大量に含まれています。 じつは、脳の約65%は脂肪です。なので、いかに良質な脂質を摂取できるかで、脳のパフォーマンスは大きく変わってきます。 食べる量に関しては、ズバリ「最低週2回」です。魚好きの人なら、肉の代わりに毎日魚を食べてもいいかもしれません。 アメリカの食生活ガイドライン※でも、最低週に2回は魚を食べるように推奨しているので、まずは週2回のラインを守ることからはじめてみるのがいいでしょう。 ※参考:Dietary Guidelines for Americans, 2020-2025 ◆ブレインフードについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 良質な睡眠が記憶の整理を助けてくれる 人間の脳には、睡眠中に、消去する記憶と長期記憶として残す記憶を整理する働きがあります。といっても、寝ている間ずっと整理をするわけではありません。 整理は一晩に4〜5回発生するレム睡眠中だけおこなわれるため、睡眠時間が短くレム睡眠の回数が減ると、記憶の整理は十分にされない可能性があります。 記憶の司令塔「海馬」のパフォーマンスを高めるなら、とにかく十分な睡眠を取ってください。ところが、日本人の睡眠時間は、世界の平均と比べて圧倒的に短いです。 ※参考:良い目覚めは良い眠りから 知っているようで知らない睡眠のこと | 厚生労働省 OECD(経済協力開発機構)の調査では、日本人の平均睡眠時間は7時間22分で、OECD加盟国33カ国の中で最短となっています。全体の平均は8 時間 28分ですから、日本人は毎日ほぼ1時間睡眠時間が不足しているわけです。 もちろん、年齢によっても変わってきますし、寝過ぎも体調を崩す原因になります。そういった点を加味すると、多くの日本人にとって、およそ8時間が最適な睡眠時間といえそうです。 ◆睡眠の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ うまく頭が働かないのはどうして?脳の働きを阻害する原因と簡単な対策大公開! 運動で記憶力がよくなる!? 近年、さまざまな研究により、運動が記憶力向上と密接な関係があるとわかってきました。 筑波大学体育系の征矢英昭教授の研究チームでは、ヨガや太極拳のような非常にゆっくりしたペースの運動を10分間行うだけで、海馬周辺が活性化して記憶力が向上すると発表※1しています。 また、スイスジュネーブ大学の研究チームは、「エンドカンナビノイド」とよばれる科学物質が運動によって活性化し、海馬の神経ネットワークに影響を与えるしくみを解明※2しました。 あわせて、強い強度の運動後に学習効果が大幅にアップすることも解明しています。そうなると勉強だからと1日中机の前に座っているより、適度に運動の時間を取り入れるほうが、勉強の効率は向上するかもしれません。 このあたりについては、運動の種類や時間との関係など、さらなる研究の結果を待ちたいところです。 ※1:Rapid stimulation of human dentate gyrus function with acute mild exercise | PNAS ※2:Effect of acute physical exercise on motor sequence memory | Scientific Reports ◆運動と脳の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 脳トレで海馬に刺激を与える ここまで紹介した食事や睡眠は、脳機能を正常に稼働させるための下地づくりという意味合いが強いです。しかし、前述の運動や今回紹介する脳トレは、ダイレクトに脳機能へ影響を与えてくれます。 とはいえ、ナンプレ・間違い探し・計算クイズなど、いわゆる脳トレの種類が多すぎて、どの脳トレに取り組めばいいのか迷ってしまうかもしれません。 正直、脳トレの内容自体は、どれでも構わないです。自分の好みで、おもしろいとおもったものにどんどんチャレンジしてみればいいと思います。 「脳を鍛える大人のDSトレーニング」で一躍有名になった、東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授は、脳トレはある程度強い負荷をかけることが重要であると述べています。 つまり、脳トレの種類よりも、「ちょっとむずかしいなあ……」と感じるくらいの適切な難易度を選ぶほうがよほど重要なのです。 下記に、使う部位や年齢ごとにオススメの脳トレを紹介している過去記事を、リンクしておきます。ぜひ、参考にしてください。 ◆オススメの脳の体操については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 効果的に脳の体操を取り入れて認知症を予防しよう 瞑想で海馬が成長 海馬は、脳のさまざまな部位のなかでも、とくにストレスに弱い器官です。海馬が長期間ストレスにさらされると、海馬が萎縮して、最悪の場合うつ病になる可能性があります。 手遅れにならないうちに、ぜひ瞑想を生活に取り入れて、上手なストレスコントロールを身につけてください。 ストレスを根本的に解決するには、その原因を取り除かなければなりません。とはいえ、解決できるまでは、通常それなりに時間がかかります。その間ただ我慢をしていたら、海馬のダメージは大きくなるばかりです。 瞑想をやる際には、心を落ち着けて、今の自分に集中します。過去の苦い思い出や現在身の回りに起きているトラブルなどは、いったん意識の外に追いやってください。 完全にストレスから離れることはできないとしても、心の負担を減らしてあげれば、結果としてストレスに立ち向かおうという前向きな気持が生まれてきます。 瞑想の種類は、どういったものでも構いません。取り組みやすさと実績からいうと、マインドフルネスがオススメです。別記事でも紹介しているので、確認してみてください。 ◆瞑想(マインドフルネス)については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 新しい体験をたくさんする 新しい体験は、私たちの脳へ大きな刺激を与えてくれます。なかでも、まだ成長途中の脳をもつ子どもにとって、たくさんのエピソード記憶につながる新しい経験は、本当に重要です。 エピソード記憶とは、ようするに「体験を通じて覚えた記憶」です。 小さい頃、オーストラリアで南十字星を見た子どもは、南十字星のことをおそらく一生忘れないでしょう。何十回も歴史の教科書を読むより、1回だけお城を見にいくほうが、鮮明に記憶に残るはずです。 このように数多くの体験を重ねた人は、大人になってなにか問題に直面しても、過去の経験から適切な知識を引っ張り出せます。反対に新しい体験をあまりしてこなかった子どもは、判断材料が乏しいため、どうしていいかがわかりません。 今回は子どもの例を中心に説明しましたが、これは大人も同様です。いくつになっても、好奇心をもって新しいことにチャレンジすれば、海馬がフル回転してくれます。 スポーツ・資格の勉強・楽器演奏、なんでもいいので、ぜひなにか新しいことにチャレンジしてみてください。 まとめ ほとんどの脳の部位が年齢とともに縮小するなか、海馬は歳を重ねても成長が可能です。もちろん、刺激を与えてしっかりと海馬を鍛えてあげる必要はあります。今回紹介した内容を参考に、ぜひ海馬の活性化に取り組んでください。 ### 暗記力を飛躍的に高める7つの方法とは 受験や資格試験の本番を控え、「読んだ内容をすべて覚えていられればいいのに……」と、考えたことのある人も多いのではないでしょうか。 なにかしら学ぼうとする人にとって、永遠の課題ともいえるのが、この「暗記」です。今回の記事では、暗記力に関する基本的な情報をお伝えしたあと、具体的な暗記力を高める方法について解説していきます。 暗記力を向上させる基本的なテクニック 具体的な暗記法の前に、暗記力を向上させる基本的なテクニックについて、5点ほど確認していきましょう。 反復練習は暗記の基本 暗記の基本は、なんといっても、「反復練習(復習)」です。残念ながら、私たちの脳は1回読んだり聞いたりしただけでは、長期間覚えていられません。 最初に脳へインプットされた情報は、短期記憶としてワーキングメモリとよばれるシステムが処理をします。そこで「この情報は重要だ」と判断されなければ、おそらくわずか数十秒で内容を忘れてしまうでしょう。 反復練習は、同じ情報を何度も繰り返し学習することによって、脳に情報をしっかりと刻み込むテクニックです。 反復の重要性は比較的広く知れ渡っているので、たとえば新しい英単語を学ぶとき、多くの人は何度もその単語を繰り返し読んだり、話してみたりしますよね。それでも、なかなか覚えられないという場合は、おそらく以下の2点が原因です。 復習の回数が少なすぎる 復習の時期が適切でない 上記の対策については、後半にお話しする実践編で詳しく解説します。 ◆短期記憶を鍛える方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 驚くほど頭が良くなる!短期記憶を鍛えるための完全ガイド 関連づけの重要性 インプットした情報を記憶する際、関連のある内容をまとめてインプットすると、暗記の効率は大きく向上します。 たとえば、「好き」という意味の英単語を覚えたいとしましょう。日本語の場合はひと言で「好き」になってしまいますが、英語なら「like」「love」「adore」「fond」といったように、好きという意味をもつ言葉が数多くあります。 もちろん、「like(一般的な好き)」と「adore(大好き・敬愛する)」のように、含まれるニュアンスはかなり違います。しかし、まったく関連性のない単語を機械的に覚えるよりも、記憶の定着度は間違いなくアップするでしょう。 同様に、反対の意味をもつ対義語も同時に覚えれば、ひとつの英単語の周辺語彙を根こそぎカバーできます。 今回は英単語を例に挙げましたが、歴史や科学、あるいは仕事の勉強に至るまで、あらゆるジャンルに関連づけは応用できるはずです。 ◆英単語の暗記法については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英単語が覚えられないなら、英単語のイメージ化がオススメ! 暗記がはかどる環境づくり 学習効率を少しでも高めたいなら、適切な学習環境の整備が欠かせません。とくに集中力を必要とする暗記の効率は、学習環境によってまったく変わってしまいます。 まず、集中力を邪魔する、他人の話し声や外部の騒音をできる限り遮断しましょう。本来なら、誰もいない静かな部屋で勉強できればベストですが、スマホやゲームの誘惑に襲われる危険性があります。 もし、図書館やカフェで勉強をするなら、耳栓や今流行のノイズキャンセリングイヤホンを活用しましょう。そうすれば適度な緊張感のなか、集中力を切らさないまま、暗記学習に取り組めます。 なお、集中力を阻害する最大の原因は、スマホです。どこで勉強するにしろ、暗記をする間はスマホが視界に入らないようにしてください。(電源を切ってカバンにしまうのがベスト) ◆スマホの対処法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ うまく頭が働かないのはどうして?脳の働きを阻害する原因と簡単な対策大公開! 睡眠と暗記力の関係とは 暗記力を高める方法として、反復練習や関連づけを意識するのは非常に有効です。しかし、十分な睡眠時間を確保できていなければ、そういった勉強法の効果は半減します。 いっけん暗記力とは無関係にみえる睡眠ですが、なぜそれほどまで暗記に影響を与えるのでしょうか。それは、人間の脳が睡眠中に記憶の整理をおこなうからです。 もう少し詳しく説明すると、まず睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2種類があります。レム睡眠中の体は弛緩してリラックス状態にあるものの、脳の海馬は記憶処理をおこなっているのです。 レム睡眠とノンレム睡眠は交互に繰り返され、レム睡眠は1回約30分、ひと晩に約5回発生します。記憶の定着は、睡眠後半の比較的浅いレム睡眠中に活性化するので、短時間睡眠では肝心の浅いレム睡眠が減り、記憶定着の効率が下がってしまうのです。 暗記の効率を上げるなら、少なくとも7時間半から8時間は睡眠を確保するように心がけてください。 情報の断捨離も必要 現代は、とにかく情報過多の時代です。SNSやニュース、友人との会話などから絶えず情報が流れ込み、私たちの脳はパンク寸前ともいえる状態にさらされ続けています。 なにか情報を暗記しようと思ったら、十分な空き容量が必要です。それなのに、脳内がすでに情報でいっぱいだったら…… 暗記の効率が著しくダウンするのは、当然の話ですよね。なので、暗記力を高めるには、この情報の断捨離が非常に重要となってきます。 情報の断捨離というのは、なるべく必要な情報だけを取り込むということです。たとえば、試験勉強中に無関係なニュースやエンタメに目を向ければ、集中力が散漫になり、効率的な暗記学習はむずかしいでしょう。 このような状況を避けるためにも、目の前のタスクと関係のない情報は、徹底的に遮断する意識を強くもつようにしましょう。(前述のスマホ対策が有効です) 【実践編】暗記の効率を最大化する学習法 暗記力を向上させる基本的なテクニックがわかったところで、今度は暗記の効率を最大化する学習法を具体的にみていきます。 ◆その他オススメの暗記方法については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 短時間集中学習法 ズバリ、暗記には、短時間集中学習法がオススメです。長時間の連続的な学習は脳への過度なストレスを引き起こし、疲労感を増大させる可能性があります。 実際に東京大学の池谷裕二教授がおこなった実験※では、「長時間学習よりも短時間で集中しておこなう積み上げ型学習のほうが、学習の定着・集中力に対して効果がある」と判明しています。 短時間学習の具体的な方法としては、ポモドーロテクニックが非常に便利です。ポモドーロテクニックとは、25分間の学習と5分間の休憩をワンセットにして、そのセットを繰り返す勉強法です。 1回の学習時間が25分しかないので、集中力が切れそうになっても、「このくらいなら頑張ろう」という気持ちが湧き上がってきます。ポイントは5分間の休憩です。1回の学習時間を25分に設定しても、連続しておこなえば区切った意味がありません。 この休憩時間中は完全に勉強を止め、立ち上がってストレッチをする、コーヒーを飲むなどして、気持ちをリフレッシュするように心がけてください。 ※参考:<勉強時間と学習の定着・集中力に関する実証実験> 株式会社ベネッセホールディングス ◆ポモドーロテクニックについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ アクティブリコール 効果の高い学習法として、「アクティブリコール」も非常にオススメできます。アクティブリコールとは、「自分の頭を使って情報を積極的に思い出す」勉強の総称です。 テキストを読むだけの受動的な学習とは異なり、アクティブリコールは自らの脳を強制的に働かせて、深い理解と情報の定着を促進します。 具体的な方法としては、以下のようなものが挙げられます。 アクティブリコールの具体例 新しい情報を学んだあと、教材を閉じて説明してみる 勉強した内容を要約して、ノートに書き出す テキストの章ごとに理解度テストをおこなう 上記のように、自ら積極的に情報をインプットすれば、脳は「この情報は重要なのでしっかりと記憶しておこう」と判断してくれます。この覚えようという意識が、効率のよい暗記には不可欠なのです。 スペースド・リピティション スペースド・リピティションとは、一定の間隔を空けて何回も復習をおこなう学習法です。「復習ならやっているよ」という人もいると思いますが、スペースド・リピティションは、復習の間隔が大きなポイントになります。 最初は理解度が低いので、当然復習の間隔は短めに設定します。個人差もありますが、学習直後に復習をして、翌日に再度復習するのが基本的なペースになってくるでしょう。 そのあとの復習は、少しずつ間隔を空けていきます。間隔に決まりはありませんが、3日後・1週間後・1か月後というように、とにかく復習期間を伸ばしていくのがポイントです。 このように覚えた内容を忘れかけたころに復習すると、記憶が上塗りされて、徐々に記憶の定着度が強くなっていきます。適当に復習をするのではなく、ぜひ適切な間隔を自分なりに探し出してみてください。 五感をフル活用した学習法 私たちの五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)は、日常生活のなかで絶えず情報を脳に伝え続けています。効率よく暗記をするなら、こうした五感を活用しない手はないでしょう。 たとえば、視覚です。文字ばかりのテキストを読んでも、目が上滑りしてしまい、イマイチ内容が頭に入ってきません。ところが、カラフルなイラストやグラフが多用されているテキストなら、むずかしい内容でも一発で理解できてしまいます。 聴覚を活用した勉強法も、いいですね。耳から情報をインプットする学習は、場所を問わないので、通勤通学や家事の時間も有効に活用できます。 また音楽やリズムと組み合わせて、アウトプットする方法も効果が高いです。英単語帳で有名なアルクのキクタンは、音楽に合わせて英単語を口ずさむ「チャンツ」とよばれる学習法で有名ですよね。 もちろん、視覚と聴覚を組み合わせた「動画学習」も、高い効果が期待できます。そのほかにも、匂いや手触りと情報を関連づける方法なども、上手に取り入れれば効果がありそうです。 まずは、視覚と聴覚を中心に、自分に合う方法をいろいろと研究してみてください。 ◆音読の効果については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 音読は脳トレになりうるのか?音読のメリットとコツ デュアルコーディング 「デュアルコーディング」は、視覚的な情報(画像や図)と言葉(テキストや音声)を、組み合わせておこなう学習法です。先ほど紹介した、五感をフル活用した学習法の一種と考えればわかりやすいでしょう。 文字だけの情報とイラストや画像による補足説明のある情報を比較すれば、圧倒的に後者が理解しやすいです。歴史上のできごとを時系列で覚えるなら年表が便利だし、植物の名前を暗記するなら画像は必須です。 このように、視覚情報をうまく文字と組み合わせれば、暗記のスピードは上がり、しかも忘れにくくなります。 時間的余裕がある場合は、ぜひイラストや画像をみながら、内容を自分で説明してみてください。反対に、文字を読みながら、イラストをイメージしてみるのもいいでしょう。少々面倒かもしれませんが、記憶の定着という意味では非常に効果が期待できます。 インターリービング インターリービングは、異なるトピックを交互に挟み込む学習法です。多くの人は、参考書を単元ごとに順番通り進める、いわゆる「ブロック学習」を好みます。一つひとつの単元を丁寧に勉強するので、しっかり理解できる気がするからでしょう。 しかし実際には、違う内容を切り替えながら勉強するほうが圧倒的に効率的であると、さまざまな研究※で明らかになっています。 理由は、大きくふたつ。 飽きを回避できる 復習の効率がよい 同じことを長時間続ければ、誰だって飽きてきます。飽きれば当然集中力はなくなり、暗記のモチベーションが続きません。だから、適度に違うトピックへ移行して、新鮮な気持ちをできるだけ失わないようにします。 たとえば英語なら、文法だけを勉強するのではなく、単語暗記・リスニング・長文読解などを交互に進めていくわけです。 また、復習は一定期間インターバルを空けておこなうのが、もっとも効率がよいといわれています。前述のスペースド・リピティションですね。インターリービングで勉強を進めれば、意識しなくても適度な間隔を空けて復習ができます。 ※参考:University of Florida College of Medicine Medical Education - Academic Matters 小テストで確認 暗記力を高めたいなら、単元の終わりに、小テストで必ず理解度の確認をしましょう。多くの人は読んだだけで覚えた気になってしまいますが、それは大きな間違いです。 教科はどれでもよいので、試しに小テストをやってみてください。数分前に読んで理解したはずの内容が、じつはあやふやだったということに気づくはずです。このように、小テストを利用すれば、自分の理解度を自己評価できます。 自分の理解度がわかれば、あとは小テストで間違った箇所を重点的に復習していくだけです。小テストで正解した内容は、基本的に後回しでOK。不正解を復習したあとに再度確認テストをして、そこでも正解すればもう復習の必要はありません。 科目別オススメ暗記戦略 最後に、とくに需要の高い受験勉強の暗記戦略を、科目ごとに紹介していきます。なお、社会や理科のように選択できる科目は、生物と世界史を例に説明していきます。 国語 国語は基本的に暗記が少ない教科です。漢字の暗記は多少あるかもしれませんが、主に古文で使われる難解な単語の暗記がメインになります。「いざよふ(ためらう)」「あらまほし(申し分ない)」など、文字から意味を推測不可能な文字は、当然暗記も困難です。 こういった文字の暗記には、ぜひイラストを活用してください。いざよふを覚えるなら、ためらっている人の絵を単語の脇に描いて、単語をイメージとして覚えると暗記が格段に楽になります。 もちろん絵を描く手間は必要ですが、暗記の効率がアップすれば、復習にかける時間は逆に短縮できるはずです。 数学 数学は、ほかの教科に比べて、暗記量は少なめです。もちろん、公式や解き方を覚える必要はありますが、公式を丸暗記してもあまり意味がありません。なぜならば、実際の試験では応用問題が多く、ただ公式を知っていても解答できないからです。 最低限の公式を覚えたら、とにかく問題を解きまくりましょう。問題をこなすうちに、自然と公式や解き方を応用するコツがわかってきます。 英語 英語の暗記といえば、なんといっても英単語です。大学入試を例に挙げれば、少なくとも以下のような単語数を暗記する必要があります。 大学入学共通テスト:5,000〜6,000語 難関大学:6,000〜7,000語 個人差はありますが、「easy↔簡単」といったように、単語と日本語を対にして覚えていく暗記のやりかたはオススメしません。単語単体の意味だけ覚えても、実際の使い方がわからないと、使い物にならないからです。 たとえば、dealという単語を、分配するという意味で覚えたとしましょう。しかし、dealのあとにwithがくっついたら、「処理する」といった意味に変わってしまいます。英単語を暗記する際は、単語の使われ方を例文や長文で確認しながら覚えるようにしてください。 ◆受験の英単語学習については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 高校・大学別「受験に必要なオススメ英単語帳」3選 理科(生物) 理科系のなかでも、「生物」はとくに暗記量が多いといわれています。そのため、出てくる内容を漏れなく覚えようとしても、正直不可能です。単元ごと完璧にするのではなく、まずは、テキストに太字で書かれている部分だけ、徹底的に覚えてしまいましょう。 こまかい枝葉の部分は、全体の流れを理解してから少しずつ補填していく流れで覚えていきます。便宜上こまかく分類されていますが、生命に関するものがベースになっているので、大枠をまとめて理解できれば、効率よく暗記が可能です。 また、生物のテキストには、画像や図解が多用されています。前述のデュアルコーディングの実践に最適な科目ですので、ビジュアルを最大限活用して、効率のよい暗記にチャレンジしてみてください。 社会(世界史) 歴史のなかでも、世界史に苦手意識をもつ人は非常に多いです。とにかく学習範囲が広いし、馴染みのないカタカナの地名や人名の暗記は、たしかに負担が大きいでしょう。そのため、参考書の順番どおりに暗記をするのは、あまりよい方法とはいえません。 世界史は、タテ軸とヨコ軸の両方から、項目を関連づけて暗記する方法がオススメです。たとえば、タテ軸を「1800年代(年号)」、ヨコ軸を「独立(キーワード)」にしたらどうでしょうか。 年代を軸にすれば、同じ1800年代ということで、以下のような内容を関連づけて覚えられます。 1800年代の独立がキーワードの場合 1861年「アメリカ南北戦争開始」 1861年「イタリア王国成立」 1871年「ドイツ帝国の成立」 一方でキーワードを軸にした場合は、1830年「ベルギー王国独立」、1912年「中華民国成立」など、王国や帝国の成立をまとめて暗記が可能です。 上記はあくまでも一例なので、年号や項目は自由に設定してください。とくに、世界史でよく出題される項目は決まっています。「戦争」「国名・王朝名」「同盟国」「川・山脈」など、キーワードを軸にして、関連事項を一気に覚えてしまいましょう。 まとめ ひと言で暗記力を高める方法といっても、じつにさまざまな方法が存在します。暗記のベースとなる「反復練習(復習)」を中心に、あとは今回紹介した方法を参考に、自分にあうものをいろいろと試行錯誤してみてください。 継続して取り組み、定期的に振り返り修正を繰り返すうちに、いつの間にか暗記がスムーズにおこなえるようになっているはずです。 ### きっと人生が変わる「思考停止改善6つの方法」 日々の忙しさや情報過多、外部からのプレッシャーなど、さまざまな要因によって、私たちの思考はすぐに停止してしまいます。面倒くさいことを考えるよりも、普段のまま同じことを繰り返すほうが、圧倒的に楽だからです。 しかし、長期間思考停止状態を放置しておけば、自分の光り輝く可能性を自ら潰してしまうことにもなりかねません。 そこで本記事では、思考停止の主な原因と、その改善方法を具体的に紹介していきます。今回紹介する方法をいくつか試すうちに、きっとあなたの人生はポジティブな方向に大きく動いていくはずです。 思考停止の原因 思考停止を改善するには、まず思考停止の原因を理解することがスタートです。これから紹介する原因にひとつでも当てはまるようなら、ぜひあとから紹介する方法に取り組んでみてください。 決めつけが多い 私たちは多かれ少なかれ、どうしてもものごとを決めつけてしまいがちです。たとえば、「あの会社はいつも◯◯円の契約をしてくれるから来月も大丈夫だろう」とか、「私は数学が苦手だから、どうせこの問題は解けない」といった感じに、思考を停止してしまいます。 なぜ、多くの人が簡単に決めつけをしてしまうのでしょうか。答えは簡単。決めつければ深く考える必要がなくて、自分が楽だからです。しかし、過去の経験や偏見から思考停止ばかりしていたら、新しい価値観や時代の変化に対応できなくなってしまいます。 思考停止を止めて、さまざま工夫や努力をすれば、来月はさらに大きな契約が取れるかもしれません。つまずいた箇所をもういちど勉強すれば、スラスラと問題が解ける可能性もあるでしょう。 思考停止を克服するためには、このような決めつけを意識的に見直し、事実や現状に基づいた客観的な判断を心がけることが大切です。 情報が多すぎて正確な判断ができない スマートフォンの普及にともない、場所や時間を問わず、いつでも必要な情報が手に入るようになりました。この利便性をいちど味わってしまえば、もはやスマートフォンやインターネットのない時代には戻れません。 しかしあまりにも情報が多すぎて、何が本当に必要なのか、どの情報が正しいのか、多くの人が判断できなくなりつつあります。 情報過多になると、脳はそのすべての情報を処理しようとするため、どうしても疲労やストレスが生じやすくなるものです。同時に、重要な情報とそうではない情報の区別がうまくできず、意思決定に迷いが生じやすくなるという欠点もみえてきます。 さらに、誤った情報に基づいて判断を下すリスクもあるので、そうなれば当然「いつもどおりでいこう」という守りの思考が強くなってくるでしょう。 情報過多をうまく乗り切るには、クリティカルシンキングが非常に有効です。クリティカルシンキングについては、のちほど詳しく解説します。 疲労やストレスが蓄積している 疲労やストレスも、思考停止の大きな原因となり得ます。単純に考えれば、疲れてストレスでイライラしている人に、クリエイティブな発想はむずかしいでしょう。 実際に、どのくらいの人がストレスに悩んでいるか、厚生労働省のデータを調べてみました。令和4年度健康実態調査結果の報告※によると、男女平均75%(男性978人、女性535人)もの人から、「日常生活に悩みやストレスがある」と回答があったそうです。 ※画像引用:令和4年度 健康実態調査結果の報告 ストレスの原因には、精神的・肉体的なものがあり、人によって大きく異なります。前述の濃密な人間関係のように、なかなか改善がむずかしいケースも少なくないでしょう。しかし、ほとんどの疲労は、適切な休息でおおむね回復できます。 問題はストレスですね。ストレスはよく眠れば回復するといった単純な話ではなく、ストレスの原因を特定し、なんらかの方法で対処する必要があります。 もちろん、瞑想や深呼吸・適度な運動など、ストレスを和らげる方法も数多く存在します。慢性的にストレスを感じているなら、まずはこういったリラクセーション効果のある方法に取り組んでみるのも、非常によい考えです。 ◆オススメのリラクセーションについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 周囲に影響されすぎている 私たちは、よくも悪くも、他者との関わりの中で生きています。そのため、友人・家族・同僚の考え方や態度は、私たちの考えや行動に大きな影響を与えることが多いです。 人から影響を受けること自体は決して悪いことではないのですが、あまりにも周囲の意見や雰囲気に振り回されてしまうと、自分の本当の意思を見失ってしまいかねません。いわゆる、同調圧力ですね。 こうした状況を回避するには、とにかくほかの人と適度な距離感を保つことに尽きます。他者の意見を尊重する一方で、自分の価値観や意見をしっかりと守る意識が必要になってくるでしょう。 あまりにも干渉してくる人がいれば、場合によっては距離を置く冷静な判断も必要になってくるかもしれません。それくらい、「◯◯しなければいけない」「こうするべきだ」という周囲の影響は大きいのです。 変化が怖い 人は生まれながらにして、安定を求める生き物です。日常のルーチンや馴染みのある環境は、私たちに安心感をもたらしてくれます。 しかし、ルーチンワークの多さは、思考停止の証明です。あまりにも繰り返しの多い生活は、楽な反面、私たちに「変化に対する恐怖心」をもたらします。 「よくわからないけど、なんか怖そうだな」「失敗したらどうなるんだろうか」このように感じてしまえば、当然ながら変化を乗り切ろうという気概は生まれにくく、変化から逃げ出そうとする人が増えます。 だから、思考停止して、現状にしがみつこうとするわけです。こうなってしまうと、まさに負のループですよね。私たちは、なんとかしてこの負のループを抜け出さなければなりません。 これはオススメ!思考停止の改善方法 思考停止の原因が明確になったところで、いよいよ思考停止の改善方法を紹介していきます。もちろん、全部いっぺんにやる必要はないので、まずはどれかひとつに絞って取り組んでみてください。 「自分だったら……」と考えるクセをつける 日常的に出会うさまざまな状況に対して、「もし自分だったらどうすればいいだろうか?」と考えるクセをつけてみてください。もちろん、最初はうまくいかないかもしれませんが、自動的に自分ごととして考えられるようになれば、もう思考停止からの脱出は目前です。 なんでも自分ごととして考えてみる訓練を続けるうちに、自然と当事者の心情や背景にある事情に対して、想像・共感ができるようになっていくでしょう。そうすると、他者とのコミュニケーションも円滑になり、対人関係のトラブルも起こりにくくなります。 前述のとおり、ストレスは思考停止の大きな原因のひとつです。対人関係のトラブルが減れば、ストレスも減り、じっくりと考える精神的ゆとりが生まれます。ぜひ、今日から自分ごととして考えるトレーニングに取り組んでみてください。 長期的な視点で計画を立てる 目標がない無気力な生活が続くと、どうしても思考停止が起こりやすくなります。もし、「最近なんだかつまらないな……」と感じることが増えたなら、なにか大きめの目標を立て、目標の実現に向けた長期的な計画を考えてみましょう。 「◯◯大学に合格する」「海外生活に向けて英語をマスターする」「売上を2倍にする」目標は、どのようなものでも構いません。ポイントは、何を達成したいのか、そのためにはどんなステップが必要なのかを明確にすること。 短期視点しかないと、どうしても対応がその場限りのものになってしまいます。一方、長期的な計画を立てておけば、日々の現状に対していつもと違う視点から、適切な対応ができるようになってくるはずです。 クリティカルシンキングを身につける クリティカルシンキング、つまり批判的思考は、情報を受け入れる前にその信頼性を問いかける能力です。現代社会は過剰なほど情報が溢れており、その中から正確で信頼性の高い情報を選び出す能力は、本当に重要になってきます。 クリティカルシンキングを習慣化できれば、感情や先入観に左右されず、客観的かつ論理的にものごとを判断できるようになるでしょう。 具体的には、とにかく「前提を疑うこと」からはじめていきます。 「なぜそうなるの?」 「本当にそれは必要?」 「少し変更すればもっとよくなるんじゃない」 「別な考え方もあるかもしれない」 こういう疑いの視点をもつと、別な方向性が見えてくることも案外多いものです。 誤解のないようにお伝えしておきますが、クリティカルシンキングは、決して批判が目的ではありません。疑問点を通して、誰もが見落としがちな「別な視点」をあぶり出す作業が、クリティカルシンキングなのです。 ◆クリティカルシンキングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 思考力を鍛える8つの方法 定期的に書き出して頭のなかを整理する 私たちの頭の中は、日常のできごとや新しい情報、はたまた嬉しい・嫌だといった感情まで、非常にたくさんの情報で常に満杯です。なにかひとつのことを判断するにも、頭のなかが乱雑だと情報が交錯してしまい、適切な判断が下せません。 そんなときは、いったん頭のなかをすべて書き出してみましょう。仕事の情報・プライベート情報・感情・目標など、頭のなかの情報を紙の上にすべて吐き出してしまうのです。そうすると、脳にスペースが空き、新しいことを考える余裕が生まれます。 もちろん、手帳やノートではなく、デジタルデバイスを利用しても構いません。とにかく、古い情報を整理して脳に新たなスペースをつくるのが重要です。 ある程度頭の中身を書き出したら、今度は、「今日学んだ5つのこと」「されて嬉しかったのは?」というように、なにかしらテーマを決めて書くのもいいと思います。 この自分の思考の書き出しについては、以前別記事でジュリア・キャメロンさんの書籍を紹介しています。よかったら、そちらの記事にも目を通してみてください。 ◆思考の書き出しについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 仕事や勉強の成果が大きく変わる!潜在能力を引き出す9つの方法 問題を分解して段階的にアプローチする 大きな問題や複雑な課題に直面したとき、私たちの頭は混乱し、思考が停止してしまうことがしばしばあります。ぱっとみて、自分の能力では解決がむずかしいと感じると、どうしていいかわからずに思考停止してしまうのでしょうね。 こういった思考停止状態を打破するには、問題を一つの大きな塊として捉えるのではなく、こまかく分類してひとつずつ順番にアプローチするのがオススメです。 複雑そうにみえる問題も、こまかく分解してみれば、案外シンプルなもの。原因とやるべき課題の分析も、おそらくそれほど苦労せずにできるはずです。 こういった手法は、日常生活だけでなく、仕事のマネジメントやタスク管理にも応用できます。「困ったら、状況をこまかくわけて考える」このルールを、ぜひ覚えておいてください。 定期的に違う環境に身を置いてみる 「変化が怖い」でもお話したように、ルーチンワークは思考の柔軟性を少しずつ奪っていきます。毎日会社に通勤して、いつも同じメンバーで仕事をする。休日は家族と過ごし、たまに友達と食事をするくらい。働く仲間や家族・友人との付き合いは、もちろんとても大切です。 しかし、いつも同じ人と同じことばかりしていると、考え方や行動が固定化されてしまいます。私たちの脳は、新しい経験や刺激によって活性化され、創造性や問題解決能力が磨かれていくのです。 ぜひ、いつもと違う環境で過ごす時間をつくってください。趣味のサークル・資格の勉強会・スポーツジム・ボランティアなど、参加する場はなんでも構いません。思考停止の改善が目的なので、とにかく違う価値観に触れる機会を増やすのが重要です。 そういう意味でいうと、ずっと会っていない古い友人に連絡を取ってみるのもいいでしょう。昔と変化した今の友人の考え方や行動をみて、大きな刺激がもらえるかもしれません。 まとめ 思考停止の原因は、決めつけや情報過多など、本当に人それぞれ違います。もちろん、原因はひとつだけではなく、さまざまな要因が複雑に絡み合って、思考停止に至るわけです。 原因がなんであれ、今回紹介した改善方法に取り組めば、必ずなんらかの変化が自分のなかに現われます。まずは、どれか気になる方法から試してみてください。 ### あなたの“ヒラメキ!”を応援する「ミライのアイデア」に 代表 山中恵美子の自己啓発本が紹介されました! あなたの“ヒラメキ!”を応援する「ミライのアイデア」に 弊社 代表 山中恵美子の、初の自己啓発本 『「何もない」こそ最高の武器になる 何も持っていなかったフツーの主婦だった私が、たくさんの夢を叶えたちょっとした方法』を取り上げていただきました。 自分の失敗を本にした理由や、「なんで自分だけ……」を変えた、1冊の本との出会い、 1歩を踏み出せない人へのアドバイスについて、お話しています。 ● ミライのアイデア 「人生は運が10割だから行動しろ」ベストセラー作家が教える、 “何もない”人が人生を好転させるコツ https://www.mirai-idea.jp/post/yamanakaemiko ● ご購入はこちら https://www.amazon.co.jp/dp/405406910X ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.113】栃木県 川口桂子さん(60代)   どんなお仕事や活動をされていますか? 農業大学校や看護栄養専門学校など、複数の学校で講師をしています。(情報処理、ワープロ検定、表計算検定、論理学、レクリエーション論) また、高齢者の方へ認知症改善にむけた地域活動で、指先を使うアートを行っています。 楽しく手を動かし、おしゃべりすることで、脳の活性化を促す場を提供しています。 瞬読を始めようと思ったきっかけは? 仕事柄、読みたい資料は山のようにあるのに、読む時間は限られている。 少しでも速く読めるようになったら素敵だな、と思ったからです。 瞬読を始めて変わったことは? 【1】本を読むスピードが速くなり、本の読み方も自由自在になった 瞬読を始める前から、私は本をよく読んでいました。 トレーニングを始めて、毎日開催されるアサカツに参加するようになりました。 多くの本を読み、いろいろな活動をしている方々と出会い、ますます瞬読のスキルで多くの本を読み、自分の世界を広げたいと感じました。 瞬読のスキルを使い、集中して速く読んで情報を収集する時と、ゆっくり楽しんで読む時のメリハリを自分でつけられるようになりました。 【2】採点中、すぐに間違いをみつけられるようになった 仕事で、練習問題の採点をしている時、学生さんの答案の間違いをすぐに見つけられるようになりました。 「なんか違う」と思う答案箇所をじっと見ると、「やっぱり違っている!」という具合です。 学生さんに「どうしてミスを見つけるのがそんなに速いんですか?」と不思議がられます。 【3】「夢は言い続けると叶う」を体感! 代表山中のイベントやコミュニティに参加し、「夢は言い続けると叶う」ことを学びました。 シンガポールに滞在中、日本とシンガポールで実現したい夢を見つけました。 実現したい夢を声に出し続けた結果、アイディアを出してくれる人が集まり、応援してくださる方も現れて、まもなく実現することになりました。 また、最初から最後まで、一番応援してくれたのは、同じ瞬読メンバーの夫でした。 瞬読はどんな方におすすめですか? 本を速く読みたい人だけでなく、人生のステージを上げたいと考えているすべての人におすすめします。 瞬読コミュニティはどんな場所でしょうか? とにかく、元気になる、笑顔になる、良い気がたくさんあふれている、頑張る人を自然に応援したくなるコミュニティです。 瞬読に、仕事に、ボランティアに…と、いろんなことを楽しんでいる川口桂子さん。 詳しい活動内容は、こちらです。 ● 川口桂子さんのFacebook ● パステルシャインアートについて https://jpsaa.net/ ● 2023年9月11日~16日 シンガポールでイベント開催     2015年〜3年間滞在したシンガポールで、パステルシャインアートというヒーリングアートのボランティア活動をしていました。 その際、「いつかシンガポールのインストラクターと日本のインストラクターの、作品合同展示会とワークショップの会をやりたい! シンガポールの日本大使館が、日本文化を発信するJapan Creative Centerという、場所でやりたい!」という夢を持ちました。 2022年12月にシンガポールへ夫婦で行った時、Japan Creative Centerの企画部長が展示会開催の夢を聞いてくださり、企画書を出すことが実現し、日本のメンバーが企画書を作成。 合同展示会の開催が決まりました。 展示会開催の為に、日本のメンバーで「Pastel Smile Happy」というグループを今年5月に立ち上げ活動を開始。 「Pastel Smile Happy」とは、パステルシャインアートをしていると、ニコニコして、幸せな気分になる。このニコニコになるヒーリングアートを、世界中の人に体験して欲しいという願いを込めています。 自己負担で、交通費と滞在費を払い、シンガポールで展示イベントと体験会をするという企画にもかかわらず、メンバーが12人も参加してくださることに感激しています。 ### 右脳と左脳の違いとは?左右両方の脳をバランスよく鍛えるコツ 私たちの脳は、大きく「右脳」と「左脳」にわかれており、それぞれ異なる役割と特徴があります。独創的なアイディアに溢れるアーティストと、論理的に物事を進めるビジネスパーソンの違いは、右脳と左脳の働きに隠されているのかもしれません。 この記事では、「右脳と左脳の違い」「右脳と左脳の力を発揮するためのコツ」などについて、わかりやすく紐解いていきます。 右脳と左脳の違いとは? 冒頭でもお話ししたとおり、大脳は大脳縦裂とよばれる深い溝によって、右脳と左脳にわかれます。それぞれ得意とする分野は異なり、そのときに必要な能力をうまく使いわけて、私たちはものごとに対処しているのです。 左右両方の脳をバランスよく鍛えていく前に、まずは右脳と左脳の働きをしっかりと理解しておきましょう。 ◆右脳と左脳の違いについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 眠っている右脳を鍛える最強の方法とは 「論理的思考」に代表される左脳の主な働き 私たちが、論理的にものごとを考えられるのは、論理的思考を得意とする左脳のおかげです。以下に、左脳の主な働きをいくつか挙げておきます。 左脳の主な働き 言語の理解 計算力 論理的思考 分析力 時間感覚 上記のなかでも、とくに重要なのが言語に関する能力でしょう。子どもが問題文を読んで解答できるのも、社会人が文献を調べてビジネスレポートを作成できるのも、物事を論理的に考えそれを文章にまとめる左脳の機能が正常に働いているからです。 言葉を理解する「ウェルニッケ野」と、話す・書くを司る「ブローカ野」は、どちらも左脳(2%の人は右脳にある)にあります。そのため、ウェルニッケ野やブローカ野に障害が起これば、なんらかの形で言語に障害が発生します。 今回は言語を中心に紹介しましたが、ほかにも「計算力」や「時間感覚」「分析力」など、左脳がなければ普通の日常生活は送れません。 直感の源となる右脳の役割 論理的な思考や言語・計算などを司る左脳に対して、主に感性に関係する能力をコントロールしているのが右脳です。そのため、左脳は「言語脳・論理脳」、右脳は「感覚脳」ともよばれています。 右脳の主な働きは、以下のとおりです。 右脳の主な働き 直感的思考(ひらめき) イメージ変換 創造性 想像力 全体把握能力 左脳と違って、たしかに感覚的な能力が多いですよね。そのため、音楽やアートに取り組む際には、左脳よりも右脳が中心になって活動しています。 また、言葉ではうまく表現できない「雰囲気」や「ムード」を感じ取る能力も、右脳と密接に関係しています。もちろん、過去に蓄積された経験や知識(左脳)があるからこそ、今どういう状況なのか「直感」が働いてくれるわけです。 このように、左脳と右脳はそれぞれ別の働きをもっていながらも、相互補完しながら、バランスを保っています。左脳と右脳の連携については、このあと詳しく解説します。 左脳と右脳の関係性について 前述のとおり、ほとんどの人は、ものを書いたり話したりするときに左脳を使います。一方で音楽を聴いたりクリエイティブな活動をしている間は、右脳が大活躍しているのです。 しかし、これは便宜上わかりやすく説明しているだけで、実際には必要に応じて左右の脳が適時切り替わりながら稼働しています。 左右の脳は完全に独立しているわけではなく、約2億本もの神経細胞の束「脳梁」で、繋がっているのです。そして、この脳梁を通じて、左右の脳は頻繁に情報交換をおこなっています。 たとえば、絵を描いている間中、右脳だけが働いているわけではありません。対象物を観察する・過去の記憶から必要な情報を取り出す・絵のバランスを確認するといった作業をしている間は、左脳が主に働いています。 小説を読んでいるとき、左脳は言葉の意味や文法を処理し、右脳は物語の全体像や背景の雰囲気を感じ取ります このように左脳と右脳はそれぞれ異なる強みを持っており、脳梁を介して互いに情報を共有し、最適な反応を生み出してくれるのです。 年齢とともに変化する右脳・左脳の働き 脳は年齢とともに成長し、役割のバランスも変化していきます。杓子定規に左右のバランスを考えるのではなく、年齢や特性に応じた対応が必要です。ここでは、幼児期からシニア時期まで、左脳と右脳の役割の変化についてわかりやすく解説していきます。 幼児期に右脳が活発に働く理由 幼児期(0〜6歳)は、とくに右脳が活発に働く時期とされています。この時期の子どもは、論理的にものごとを考えるよりも、直感的に情報を処理する傾向の強さが特徴です。 前述の通り、右脳はイメージや直感、創造性などを司っています。まだ言葉を知らない幼児は、視覚や聴覚を使ってものごとを捉えるしかありません。そのため、絵本の色鮮やかなイラストや音楽、リズム遊びなどに強く反応します。 視覚・聴覚的情報と親や兄弟の話す言葉が少しずつ結びつき、幼児は言葉を覚えていくわけです。そうやって言葉のストックが増えてくると、今度は言語を司る左脳の役割が増えてきます。 こうした過程は誰もが通る正常な過程ですが、この時期に無理して勉強をさせようとすると、右脳のクリエイティブさがスポイルされてしまいます。創造力や表現力豊かな子どもに成長できるよう、遊びやスポーツを制限せず、まずは右脳の能力をしっかりと伸ばすことが大切です。 学習と経験で成長する左脳 左脳は、言語や論理的思考、計算力を司る領域です。前述の通り、幼児期には右脳の働きが優勢ですが、成長とともに左脳を使う割合が増えてきます。とくに、基本的な語彙を覚えた幼児期後半から小学生までの間は、より高度な学力や人間性などを身につける非常に大切な時期です。 学校へ通うようになると、体系立てられたカリキュラムにより、読解力、分析力、論理的思考、計算力といった左脳の領域を使う機会がさらに増えます。こうした能力が身につくと、感覚や感情だけでなく、しっかりと自分の考えをもってものごとを判断できるようになります。 ただし、左脳ばかり使っていると、どうしても創造性や直感力は弱くなってしまうものです。映像をイメージしながら言葉を覚える、文章形式の計算問題で応用力をつけるなど、右脳と左脳の働きをうまく組み合わせながら、バランスよく成長させていきましょう。 思春期における右脳・左脳のバランスの変化 思春期(おおよそ12〜18歳)は、脳の発達が急速に進む時期です。この時期になると、小学生の頃に比べて、左脳がより活発に働くようになります。学校での勉強や試験など、論理的な思考の求められる場面が増え、言語や計算能力、問題解決力を司る左脳が発達するからです。 一方で、右脳の働きもまったく衰えてしまうわけではありません。感受性が豊かになり、創造性豊かな発想ができるのも、また思春期ならではの特徴といえます。 ただ、思春期の子どもはホルモンの影響で感情が不安定になりやすく、ストレスや不安を感じやすいもの。右脳と左脳のバランスが崩れやすいので、うまくバランスを整えてあげる意識が必要です。 どうしてもこの時期は勉強中心になりがちなので、音楽やスポーツ、アートなどを通じて右脳を刺激する機会もしっかりと作ってください。(もちろん、人によって取り組む内容は変わってきます) 働き盛りの世代が意識すべき脳のケア 20〜50代の働き盛りの世代は、仕事や家庭の責任が重なり、脳に大きな負担がかかる時期です。長時間の仕事やストレス、睡眠不足などが続くと、集中力や記憶力の低下を引き起こしやすくなります。だからこそ、意図的な脳のケアが重要になってくるのです。 まず、質の高い睡眠の確保を一番に考えてください。人間の脳は、睡眠中に記憶の整理と定着をおこなうので、睡眠不足は脳の働きをダイレクトに阻害します。しかし、多少無理をしても、深い睡眠が取れれば、翌日には脳の疲労はあらかた回復しているはずです。 また、適度な運動も脳の活性化に効果的です。ウォーキングや軽い筋トレを習慣にすれば、血流が促進され、脳の働きが向上します。 食事も、見直したい重要なポイントです。社会人はどうしても外食が多くなり、丼ものや麺類といった糖質過多の食事に偏ってしまいます。 そういう場合は、サラダや小鉢のついた定食を選ぶ、栄養バランスのよい弁当を自分で作る、肉類からDHAの豊富な青魚中心に切り替えるといった工夫が必要です。 ◆脳の健康を守る方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の健康を守る7つの生活習慣とは 大人になっても右脳の力は伸ばせるのか? 創造性や直感力を司る右脳が成長するのは子どものうちだけと、一般的には思われがちです。しかし、実際には大人になっても、右脳の能力を鍛えることは可能です。新しい経験をどんどんして、普段使わない感覚を刺激してあげれば、年齢関係なく右脳は活性化します。 「どうも最近理屈っぽく、クリエイティブさがなくなってきた」と感じているなら、なにか右脳的な活動に挑戦してみてはいかがでしょうか。 たとえば、絵を描く、音楽を聴く、楽器を演奏するといったアーティスティックな活動は、右脳をダイレクトに刺激します。また、新しい言語を学んだり、イメージを膨らませるトレーニング(速読やマインドマップの活用など)に挑戦したりするのもオススメです。 覚えておいてほしいのは、「大人になったから右脳が衰える」のではなく、「使わないから機能が衰える」という点です。だから、意識的に右脳を刺激する習慣を取り入れれば、大人になっても、決して遅くありません。どんどん積極的に右脳を鍛えていきましょう。 ◆右脳を活性化するアイデアについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳が活発な人の特徴とその効果的な活用法 加齢による脳の変化 年齢を重ねると、「記憶力が衰えた」「思考のスピードが遅くなった」と感じることが多くなります。これは、脳の神経細胞が加齢とともに減少し、脳全体が萎縮することと大きく関係しています。 実際、情報処理スピードや短期記憶力は、50歳頃から低下しはじめる人が圧倒的に多いです。しかし、すべての知的能力が加齢により衰えるわけではありません。 たとえば、知識を蓄える知識力は、40歳から70歳代にかけてぐんぐん向上するという研究データ※1があります。しかも、90歳になっても、知識力は40歳の頃より高い能力を保ったままです。 さらに、​近年の研究※2では、脳の神経細胞は再生する能力をもつことが明らかになっています。 ​軽めのジョギングのような有酸素運動によって、脳の萎縮は軽減され、神経細胞は生まれ変わるそうです。 また、魚や卵、肉などに含まれる多価不飽和脂肪酸(DHAやARA)は、脳の主要な構成成分であり、これらを日常的に摂取すれば、脳の健康維持に役立つ可能性があります。 ​ ​加齢による脳の変化を完全に避けるのは無理だとしても、適切な生活習慣を取り入れれば、脳の健康を維持し、豊かな人生を送ることは十分に可能なのです。 ※1:加齢にともなって成熟していく、知的な能力とは? ※2:動くことは脳を鍛えること【認知症予防】 ◆バランスのよい食生活については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の衰えを予防する6つの習慣とは? シニア世代の脳を活性化する習慣とは 前述の通り、年齢を重ねると記憶力や判断力の衰えを感じることが増えます。ですが、脳は刺激を与え続けることで活性化しますから、シニアになっても健康な脳の状態を維持することは十分に可能です。 シニア世代にとって大切なのは、「日常の中で楽しく脳を使う習慣づくり」です。歳だからと諦めるのではなく、とにかく脳を使う機会を増やしてください。 たとえば、他人との会話は、脳を活性化させるもっとも効果的な方法のひとつです。相手の話をじっくりと聞き、自分の考えを整理して伝えようとする行為が、記憶力や思考力を思い切り鍛えてくれます。 また、なにか新しいことに挑戦するのもオススメです。知らない知識や技術を覚えようとして、右脳と左脳が共にフル稼働します。楽器演奏、語学学習、パズルなど、内容はなんでも構いません。今までやったことがないものに、ぜひチャレンジしてみましょう。 ◆楽しく頭を使うオススメの趣味については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 楽しく頭を使うオススメの趣味をジャンル別に紹介 右脳派・左脳派の真相 ネットで「右脳・左脳」と検索すると、よく「右脳派・左脳派、あなたはどっち?」といった内容の情報がヒットします。非常に誤解を生みやすいトピックなので、右脳速読の指導者として、この点を少し深掘りしておきたいと思います。 人間は右脳派と左脳派にわかれるというのは本当なのか? 「私は右脳派だからクリエイティブな仕事が得意」とか、「左脳派だから論理的な思考が得意」といった表現を耳にすることがありますよね。たしかに、右脳は直感・感情・芸術的才能と関わりが深く、左脳が論理的思考や言語能力をコントロールしているのは事実です。 しかし実際のところ、人間の脳を単純に「右脳派」と「左脳派」に分類するのは、かなり無理があります。先ほどもお伝えしたように、左右の脳は脳梁で繋がっていて、互いに連携を取りながら活動しているわけです。 誰かと話しているときに、左脳が主に働き、話す内容を理解します。しかしそれと同時に、相手の表情や声のトーンから、右脳が感情の動きを感じ取っているのです。 ユタ大学のジェフ・アンダーソン博士は、研究の結果※、「左右どちらか一方にしかない機能があるのは事実だが、左脳と右脳のどちらが強いという傾向はない」と述べています。 私たちの脳は、その状況に応じて左右それぞれがうまく機能するようにできているわけで、右脳派・左脳派というラベリングは意味のない行為であるといえるでしょう。 ※参考:Think You're "Right-Brained" or "Left-Brained?" Think Again. | University of Utah Health 性格や仕事を右脳派か左脳派で分類することの問題点 「クリエイティブな人は右脳が活発」や「論理的な仕事は左脳派の人にお任せ」といった分類方法を信じている人は、意外に多いものです。もちろん、左右の使用頻度が偏っている人もいますが、人間の脳は左右の機能がバランスよく働く状態が正常です。 前述のユタ大学の研究データからもわかるように、左右どちらか一方が強いというエビデンスはありません。こういった大前提を踏まえて考えると、右脳派・左脳派という区分けで自分の適性を決めつける行為は、あまりよくない状況といえます。 もしあなたが「私は本を読むのが苦手」と思っているなら、それは右脳派だからではなく、単純に本を読む行為に慣れていないだけです。また、楽器演奏が得意だからといって、左脳の能力が劣っているとも限りません。 人々を単純な「右脳派」「左脳派」のラベルで分類してしまうと、その人の能力や可能性を著しく狭めてしまいます。 もちろん、大まかな傾向の把握として、右脳派・左脳派という考え方が役立つケースもあるでしょう。ですが、こういった分類方法を絶対的な基準とするのは、やはりやめておくほうが無難です。 右脳と左脳のバランスが重要 私たちの脳は、右脳と左脳で、それぞれ特性が異なります。人によっては、左右どちらか一方の能力に、使用頻度が偏っている場合もあるでしょう。 だからといって、使用頻度の少ない方(と自分では思っている)の能力を軽視するのは、大きな機会損失に繋がります。自分でコントロールできるものではありませんが、それでもできるだけ左右バランスよく使う意識をもってください。 ここまで何度もお話しているように、右脳と左脳がバランスよく連携している状態こそ、脳の理想形です。 たとえば、ビジネスの新しいアイデアを生み出すときには、まず右脳が「ん?これはいいかも……」とひらめきます。しかし、そのままではただのアイデアの種です。今度はその種を左脳が論理的に分析して、数字に落とし込み、実現性を煮詰めていきます。 このように、左右のバランスを心がければ、脳のパフォーマンスはどんどんよくなっていくでしょう。 右脳・左脳の発達と教育の関係について 幼児期における子どもの脳は、右脳左脳とも未成熟な状態です。そこから、親や周りの大人たちとの関わり合いのなかで、少しずついろいろなことを覚えていきます。この章では、脳の発達に大変重要な、幼児期の教育について深堀りしていきます。 幼児期の脳の発達 生まれたばかりの赤ちゃんの脳は、いうなればまだなにも刻まれていないノートのようなもの。限りなくゼロに近い状態から、目にするものや耳にするものを通して、さまざまな知識を身につけていきます。 出生時における子どもの脳の重さは約400gしかありませんが、生後半年までにおよそ2倍にまで成長するそうです。その後も子どもの脳はグングンと成長して、6歳くらいまでの間に、成人の脳重量の約90%まで達します。 つまり人間の脳は、出生から6歳ごろまでに、もっとも急激な成長を遂げるわけです。したがって、この重要な時期に両親や周りの人間がどのような接し方をするかによって、子どもの人格や能力に大きな違いが生まれてきます。 具体的にどのように子どもと接していくべきかについては、年齢帯ごとの特徴を踏まえて次項で解説します。 教育が脳に与える影響 幼児期における脳の発達度合いと時期は、大きく以下のようにまとめられます。 幼児期における脳の発達度合いと時期 出生〜生後半年ごろ:見る、聞く、触れるといった基本的な感覚が育つ時期 生後半年〜2歳ごろ:話せる言葉がどんどん増えていく時期 2〜4歳ごろ:なんにでも興味をもつ「なぜなぜ期」 3〜6歳ごろ:走る、ジャンプするなど体の動きに関する運動野が成長する時期 上記のように、子どもの脳は、年齢とともに少しずつ成長する分野が変化していきます。したがって、年齢に適したサポートをしっかりおこなえば、子どもの脳はより効率的に成長してくれるでしょう。 たとえば、生後半年〜2歳ごろに親からたくさん読み聞かせをしてもらった子どもは、なにもしてもらっていない子どもと比べて、やはり言語能力が優れています。 目白大学人間学部の荒牧美佐子准教授のコラム※によれば、読み聞かせ時の感想を言い合うといった双方向のコミュニケーションが、児童期(小学生以降)の論理性や言語スキルに大きな影響を与えるそうです。 2歳を過ぎるころからは、キャンプや山遊びなど、ぜひ子どもと一緒にたくさん遊んであげてください。一緒に出かけて興味をもったものを、帰宅後に図鑑などで調べてみると子どもの知的好奇心がどんどん膨らんでいきます。 また、運動能力が驚くほど伸びるのもこの時期です。追いかけっこ・キャッチボール・サイクリング、子どもが興味をもつ運動があれば、どんどんやらせてあげたいですね。 ※参考: 読み聞かせの実態と 言葉の発達 | ベネッセ教育総合研究所 創造性と論理性を育む方法とは 子どもの脳をバランスよく育むためには、創造性と論理性を同時に伸ばしてあげる意識が大切です。 まず、創造性を育むには、自由に発想できる環境をつくってあげるのが最重要ポイントになってきます。子どもの発言や行動に対して、親がコントロールし始めたら、せっかくの自由な発想が打ち消されてしまいますので。 絵を描く・工作をする・音楽を楽しむ子どもに対して、基本的にアドバイスは不要です。無理に結果を求めず、まずは子どもに自由に発想する楽しさを味あわせてあげてください。 一方で論理性を育むには、パズル・ブロック遊び・簡単な算数問題といった、考える力を養う遊びが効果的です。創造性と違い、論理性に関する遊びに関しては、大人のサポートが大きな役割を担っています。 「どうしてそう思うの?」「もし◯◯だったらどうだろう?」といった具合に、まだ未熟な子どもの思考の手助けをしてあげると、子どもは今までと違った視点からものごとを考え出します。 そういう意味では、親子で一緒に本を読み、物語の展開について話し合うのも非常にオススメですね。物語のなかで起こる問題や登場人物の心理状態などを深堀りしていく課程で、論理的な思考力が鍛えられます。 右脳・左脳の違いと職業の関係について 「右脳派・左脳派の真相」で、右脳派と左脳派に分類して仕事を選ぶのは意味がないという話をしました。しかし、右脳と左脳の働きが異なるのは事実であり、自分の適性にどちらがより強く反映しているかを考慮すること自体は、決して悪いことではありません。 そこでこの章では、右脳と左脳の違いと職業の関係について考察していきます。 右脳と左脳の違いが職業選択におよぼす影響 前述の通り、左右の脳に優劣をつけるのはナンセンスです。しかし、右脳と左脳の働きの違いは、私たちの職業選択に大きな影響を与えることがあります。 一般的に、直感や創造性が必要とされるアートやデザイン、音楽などのクリエイティブな分野で活躍するには、やはり右脳の働きが優れている方が有利です。 一方で、マーケッターや会計士のような細かい計算やデータ分析が必要な職業では、左脳の力が大いに発揮されます。 もちろん、どちらか片方の脳だけを使うことはほとんどなく、多くの職業では右脳と左脳のバランスが求められるでしょう。 ミュージシャンは、よい楽曲をつくる才能と同時に、マーケティングや自己プロデュースといった左脳寄りの能力も必要です。バリバリのビジネスパーソンなら、市場や価格の分析だけでなく、斬新なアイデアを生み出す右脳のひらめきも兼ね備えています。 それでも、自分の得意な脳の働きを理解し、それを活かせる職業を選べば、仕事に対する満足感は大きく向上するはずです。 右脳を使う代表的な職業とその特徴 右脳は創造性や直感など、感覚的な認識を司っています。そのため、右脳を主に使う職業は、クリエイティブな分野が多いです。たとえば、アーティストやデザイナーは、右脳を活かして活躍している典型的なケースといえます。 職業柄、彼らは新しいアイデアを生み出し、それを視覚的・聴覚的に表現していかなければなりません。そのためには、色彩・形・大きさといった対象物のバランスを感じ取るセンスが必要です。 また、作家や詩人も、右脳を駆使する代表的な職業です。物語を創造し、言葉の美しさやリズムを読者に感じさせながら感動や喜びを与えるには、豊かな想像力と感受性が不可欠でしょう。 しかし、一般的に左脳寄りのイメージのある、ビジネスパーソンやマーケティングの専門家も右脳を使います。新しい商品やサービスを魅力的に見せるためのアイデアを出し、ターゲットの心を動かす方法を考えるには、創造的な発想力が必要です。 このように、どのような職業でも多かれ少なかれ、右脳のひらめきや全体把握能力、あるいは感性豊かな表現力が求められます。 左脳を使う代表的な職業とその特徴 もし、自分が論理的思考や情報分析、あるいは計算などが得意だと思うなら、左脳の働きが通常よりも優れているのでしょう。そうであれば、プログラマーのように、論理的思考や鋭いデータ分析を求められる職業を選ぶのもよい考えです。 プログラマーは途中で問題が起これば、システムを入念にチェックしながら、ステップバイステップでひとつずつ問題を解決していかなければなりません。正確なコードを書き、システムを設計・改善するためには、なによりも論理的な思考が必要なのです。 また、会計士や税理士も左脳を多く使う職業のひとつに挙げられます。いうまでもありませんが、彼らは毎日のように大量の数字を扱い、正確に計算・分析します。 ちょっとした数字のミスが、クライアントの経営に大きな影響をおよぼしかねないため、緻密で繊細な対応が不可欠です。 そのほかにも、弁護士・ドクター・ビジネスパーソンなど、右脳のひらめきや感覚より左脳の論理的思考の方が重要視される職業は、数え切れないほど存在します。 左脳と右脳の働きに優劣はないとはいえ、明らかに左脳の働きが強い人は、左脳の特性を活かせる仕事を選ぶと、よい結果が生まれやすいでしょう。 右脳と左脳の力を最大限に引き出すコツ 右脳と左脳の切り替えは、無意識におこなうものであり、自分でコントロールするのは基本的に不可能です。ただし、両方の能力をバランスよく利用する意識があれば、自然と左右のバランスは整ってきます。 脳トレーニングで意図的に脳を刺激 脳を鍛えるなら、やはり脳トレがもっともオススメです。鍛えたい機能に対応した脳トレを選べば、遠回りせずに効率よく脳をレベルアップできます。 一般的に脳トレといえば、数字や漢字のクイズ、あるいはナンプレのようなゲームをイメージする人が多いでしょう。しかし、ウォーキングや体操のように、体を動かす作業も脳によい影響を与えてくれます。 具体的な脳トレの選び方としては、右脳と左脳という観点ではなく、鍛えたい能力に対応した脳トレを選ぶのが基本です。とくに高齢者のかたは、衰えの気になる認知機能を改善してくれる脳トレを選ぶと、認知症の予防にも繋がります。 たとえば、記憶力の衰えが気になるなら、神経衰弱のようなメモリー系ゲームがオススメです。言語能力を改善したい人は、四字熟語クイズや読書などもいいですね。 なお、脳トレの定番「間違い探し」「パズル」「迷路」など、ほとんどの脳トレはアプリでも利用できます。毎日のちょっとしたスキマ時間を利用して、脳の健康を維持していきましょう。 ◆認知機能別オススメの脳トレアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 創造性を刺激する活動で右脳と左脳を活性化 右脳と左脳を効率よく活性化するなら、創造性を刺激する活動がオススメです。よくアーティストは右脳を使って、ビジネスパーソンは左脳を使うという話を耳にします。たしかに、脳の役割を考えれば、そういった傾向があるのは事実でしょう。 とはいえ、常に片方だけを使っているわけではなく、アーティストも必要に応じて右脳と左脳をうまく使い分けています。(ビジネスパーソンにしても、左脳を使う割合が多いだけで、右脳をまったく使わないわけではありません) たとえば、私たちが絵を描くとき、色彩や形、そして感覚を表現する右脳が主に活動します。それと同時に、描きたい要素をどのように配置するか、大きさや色のバランスはどうするか、論理的な思考を左脳が支援しているのです。 もちろん、絵を描くとき・楽器を演奏するとき・料理をするとき、右脳と左脳のバランスを意識している人はいません。こうしたクリエイティブな作業をすると、自然に右脳と左脳がバランスよく使われます。そこが、創造性を刺激する活動の、大きなメリットなのです。 仕事や勉強に左右両方の能力を活かす 仕事や勉強を効果的に進めるためには、左右両方の能力をバランスよく使用する感覚が求められます。 たとえば、さまざまなビジネスシーンを考えてみましょう。ビジネスプランの立案や問題解決時には、「論理的思考」を代表とする左脳の力が大きく求められます。 一方、新しいアイディアを出す際や漠然とした情報を具体化していく場面になると、創造力や全体像把握の得意な右脳の出番です。さらに、顧客との交渉やチーム内の調整のように、コミュニケーションが必要とされる場面では、右脳の共感力や感受性がとても役立ちます。 しかし多くの現代人は、どうしても結果を早急に求められるため、左脳に偏っている人が非常に多いです。そういうときは、意識して右脳(普段右脳を使っている人は左脳)を使うようにしてください。 普段数字を使って分析をしている人は、アイデア出しを100本やってみるのです。逆にいつも右脳を使っているなら、数字を用いて徹底的に分析してみましょう。そうやっていくうちに、自然と左右バランスよく脳を活用できるようになっていくはずです。 健康にも効果アリ!脳のバランスを整える方法 右脳と左脳がバランスよく稼働しているという状況は、すなわち体全体が健康であるという証明でもあります。おそらくストレスもあまり感じることのない、非常に穏やかな日常を過ごせているはずです。 ただしこういったバランスは、ちょっとしたことがきっかけで、すぐに崩れてしまいます。バランスの狂いが大きくなり、さらに長期化すれば、メンタル的にトラブルが起きる可能性も高いです。 健康を維持するためにも、定期的に以下のような方法に取り組み、脳のバランスを整えていきましょう。 脳のバランスを整える方法 バランスのよい食事 7〜8時間の睡眠 1回30分週に2〜3回程度の有酸素運動 趣味やクリエイティブな活動 他人とのコミュニケーション 自然との触れ合い 上記はどれも重要なものばかりです。のちほど上記の内容を、もう少し深掘りしていきます。 日常生活と右脳・左脳の関係について 脳の働きは、日常生活の影響を大きく受けます。ここでは、日常生活を改善して、右脳と左脳にしっかりと働いてもらうためのヒントを紹介していきます。 右脳・左脳の働きと食生活 成人の脳は平均1.2〜1.5キロといわれており、体全体のわずか2%の重さしかありません。ところが、安静時のエネルギー消費量は、体全体の20〜25%を占めています。脳は、それだけ活動にエネルギーを必要とする、非常に重要な臓器なのです。 そう考えると、食生活が脳の活動に与える影響の大きさは、容易に想像がつくでしょう。近年は、糖質(炭水化物)の摂取を敬遠する傾向にありますが、脳の主な栄養源はブドウ糖です。体内に摂取された炭水化物は、ブドウ糖に分解され、脳へ供給されます。 炭水化物の過剰摂取は控えるべきですが、制限しすぎると脳の栄養が不足して、判断力や注意力に悪影響が出る可能性が高いです。食事のバランスについては諸説ありますが、農林水産省の「食事バランスガイド※」を参考にしておけば、まず間違いないでしょう。 なお、脳によい食材「ブレインフード」については、別記事で紹介しています。ぜひ、そちらの記事にも目を通しておいてください。 ※参考:「食事バランスガイド」について:農林水産省 ◆脳によい食材ブレインフードについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 右脳・左脳の働きと睡眠 睡眠中に、脳は蓄積された情報を整理して、情報の定着と余分な情報の消去をおこないます。情報の整理がおこなわれるのは、レム睡眠とよばれる、浅い睡眠の時間帯です。レム睡眠は1回あたり10〜30分、一晩に約4〜5回発生するといわれています。 そのため、十分な睡眠時間が取れないとレム睡眠の回数も減ってしまい、不必要な情報が脳内に残ったままです。最低でも7時間以上、できれば8時間は睡眠時間を確保しましょう。 また、慣れない環境で寝ると脳が警戒態勢に入り、半分の脳しかオフにならないという研究結果※があります。左脳が寝ている間は、右脳が半分覚醒した状態でスタンバイしているそうです。(右脳がオフのときは、左脳が半覚醒) 旅行や友達の家に泊まった際になかなか眠れない人が多いのは、こうした本能というべき脳のアラートシステムが関係しています。自宅でも枕を変えたり、寝る前にスマートフォンを長時間見続けたりすると、脳の半覚醒状態が起動する可能性は高いです。 そうならないように普段から寝る際のルーティンを決めておけば、両方の脳がしっかりと休息モードに入り、脳のパフォーマンスを落とすこともなくなります。 ※参考:Night Watch in One Brain Hemisphere during Sleep Associated with the First-Night Effect in Humans: Current Biology ◆睡眠の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「脳年齢若返りに効果的な5つの方法」科学的根拠も紹介 右脳・左脳の働きと運動 適度な運動には、心拍数を上げ、全身の血流を促進する働きがあります。脳は血液中に含まれるブドウ糖を主な栄養源にしているので、血流がよくなれば、必然的に栄養をしっかりと摂取できるわけです。 また、運動のなかでもいわゆるスポーツは、右脳と左脳をバランスよく鍛えてくれます。たとえばダンサーは、自分の動きが観客の位置からどのように見えるか、常に考えながら踊らなければなりません。 一緒に踊る人がいれば、距離感やポジショニングにも気を配ります。そのため、右脳が司る空間認識能力や全体把握能力が、非常に発達します。もちろん、刺激を受けるのは右脳だけではありません。 観客が飽きないようにバリエーション豊かな振り付けを考える行程は、分析力や論理的な思考を担う左脳を思い切り使います。複雑なリズムのダンスを覚えるには、数字感覚がないとうまく対応できません。(数的な処理も左脳が得意とする分野です) 今回はダンスを例に説明しましたが、基本的にどのような運動でも、効果は同じです。気になるスポーツがあれば、ぜひ定期的に取り組んでみてください。 ◆運動の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 右脳・左脳の働きと趣味 いつも仕事や家庭のことばかり考えていると、どうしてもストレスを感じやすくなるものです。過剰なストレスは、記憶を司る「海馬」や感情の源「扁桃体」の働きを鈍らせ、記憶力ややる気の低下を招きます。 そこで、趣味に没頭する時間が必要になってくるわけです。夢中になって趣味に取り組めば、自然と楽しくなり、ドーパミンの分泌が促進されます。ドーパミンは、幸せホルモンとよばれる神経伝達物質のひとつです。 「嬉しい!」「楽しい!」「やった!」という喜びの感情を感じたときに、ドーパミンが分泌され、その分泌によってさらによい気持ちになっていきます。 また、ドーパミンを増やすには、新しい刺激や達成感が有効です。ギター演奏・ゴルフ・手芸など、どのような趣味も、結局「新しい知識や技術の習得」を積み重ねていく行為といえます。 「この間までできなかったことが今はできる。やった!」こういった達成感と喜びが、右脳と左脳をバランスよく活性化してくれます。ぜひ、定期的に自分の好きな趣味に没頭する時間を確保してください。 右脳・左脳の働きと社交活動 社交活動は人とのつながりを深め、心地よい時間を過ごす絶好のチャンスです。とはいえ、ボランティアや町内会の集まりといった活動は、友人と過ごす時間とは違い、適度な緊張感を伴います。 もしかすると、仲良く話のできる関係になるまでには、数か月から年単位の時間が必要かもしれません。でも、その緊張感がいいのです。適度な緊張感は、あなたの右脳と左脳に、大きな刺激を与えてくれます。 たとえば、活動に必要な話し合いにしても、おそらく普段あなたの周りにいる人とは違った視点からの意見が出てくることも多いでしょう。こういった状況は、情報を整理して論理的に最善の対応を導き出す、非常によい訓練になります。 反対の意見を述べる場合でも、今後の人間関係が壊れないように、自然と相手の気持ちを汲み取るようになるはずです。 右脳・左脳の働きとストレス管理 右脳と左脳がきちんと働くためには、ストレス管理が不可欠です。脳のなかでも「海馬」と「前頭前野」はとくにストレスに弱く、長時間ストレスに晒されると、機能が著しく低下します。 海馬は記憶を、前頭前野は感情のコントロールを主に担っている部位です。そのためストレスで機能が低下すると、重要な約束を忘れてしまったり、感情をコントロールできなくなったりします。 具体的なストレス対策としては、前述の「脳によい食事」「8時間程度の睡眠」「適度な運動」が有効です。もちろん、大好きな趣味に取り組むのも、楽しく人と話をするのも非常に効果が期待できます。 定期的に自然と触れ合うのもいいですね。環境省のデータによれば、森林浴をした人は、都市部にいるときより、ストレスホルモンが13%減少するそうです。できれば、週に1回30分程度は、自然のなかに出かけて、脳にかかるストレスを緩和してあげましょう。 ◆自然の癒やし効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレでひらめきを活性化!5つの具体的なテクニックと習慣化のコツ 右脳・左脳の働きと悪習慣 日常の悪習慣が、右脳や左脳の働きに悪影響を与えることも少なくありません。たとえば、長時間に渡るスマホの使用は、右脳の直感的なイメージ力を疲弊させ、左脳がおこなう情報整理の能力も低下させます。 また、偏った活動ばかりを続けるのも問題です。分析や計算といった論理的な作業ばかりに集中しすぎると創造力が衰えます。逆に、感覚的な活動ばかりでは、計画性や判断力といった左脳の働きが鈍ってしまうでしょう。 さらに、飲酒や喫煙の習慣も要注意です。まず飲酒ですが、大量飲酒者に脳萎縮が多く見られることや、認知症発症の確率の上昇が、厚生労働省のサイトに明記されています。 なお、喫煙についても同サイトには、「喫煙が動脈硬化や血栓の形成を進行させ、その結果、血管の収縮による血流量の低下、酸素や栄養の供給低下を招く」と書かれていました。 ご存知のように、脳は血液から栄養や酸素を取り入れて活動しています。血流が低下すれば、脳に十分な栄養と酸素が行き届かずに、脳機能が低下するのは当然です。最悪の場合、脳卒中で死亡するケースもありますから、脳の働きを考えれば、できるだけ早い禁煙をオススメします。 ※参考1: アルコールと認知症 | e-ヘルスネット(厚生労働省) ※参考2: 喫煙と循環器疾患 | e-ヘルスネット(厚生労働省) バランスよく右脳と左脳をレベルアップするオススメの方法 「右脳と左脳の力を最大限に引き出すコツ」について、すでに概要はお伝えしましたが、最後にもう少し深堀りして具体的な方法を紹介していきます。興味を引かれるものがあれば、ぜひ試してみてください。 小説を読む 読書をするなら、右脳と左脳をバランスよく磨いてくれるという意味で、小説をオススメします。専門書や実用書の場合、知識の吸収が読書の主な目的です。書いてある内容をそのままストレートに理解すれば、目的は達成できます。 一方、小説を読むのは、作者が創り出した物語の世界に飛び込んでいく作業です。映画やドラマは、すでにビジュアル面が完成しているので、そこに私たちの想像が入り込むスペースは、ほとんどありません。 その点、小説は文字情報が頼りです。だから、同じ文章を読んでも、人それぞれイメージする映像は異なります。その許容範囲の広さが、右脳の直感力や創造性を鍛えてくれるわけです。 もちろん、文章の文脈を考えながら、物語の展開を論理的に理解するには左脳の働きが必要になります。左右の脳をバランスよくレベルアップさせたいなら、小説はオススメですよ。 ◆読書のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 読書で脳はキレキレになる!読書のメリットと効果的な読書法 ジャーナリングを書く 自分の思考や感情を素直に書き出す作業を、ジャーナリングといいます。日記のように、その日に起きた出来事を記録しても構いませんが、それだとジャーナリングをする意味合いが薄れてしまいます。 ジャーナリング最大の目的は、思考の明確化です。頭のなかに散らばった思考を可視化することで、今なにをすべきか、なにを優先的に考えるべきかが明確になります。 ジャーナリングの習慣がない人は、いつも頭のなかが情報で1杯です。情報の保持や、情報を思い出すことに、脳のリソースが奪われてしまいます。でも、頭のなかにある情報を書き出しておけば、ほかのことに脳のリソースを使えるわけです。 必要な情報が出揃っているので、「あっ、あれもやらなきゃいけなかったんだ……」という、忘れによるトラブルも回避できます。左右の脳のパフォーマンスを最大限発揮するためにも、まずは気軽に数分間、ペンを走らせることから始めてみてください。 ◆ジャーナリングのメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を覚醒させる11の方法とは チェス・将棋で遊ぶ チェスや将棋は、右脳と左脳のバランスを鍛えるのに最適なゲームです。左脳は、駒の役割やルールを覚え、戦略を組み立てる際に活躍します。相手と戦うゲームなので、相手の次の一手を予測しながら計画を練る過程が、左脳の論理的思考力を思い切り鍛えてくれるはずです。 一方で右脳は、直感的な判断や盤上の全体像を把握する際に活発に働きます。とくに、お互いのレベルが均衡していて、状況が複雑に進行するほど、右脳のインスピレーションが勝敗の鍵を握ってきます。 また、こういった対戦ゲームで相手を出し抜くには、相手のクセや思考パターンを見抜く集中力や判断力も必要です。過去の打ち筋を瞬間的に思い出して活用する能力も、必要になってくるでしょう。感情を抑え、冷静に状況を分析する能力も、勝利には欠かせません。 これらのスキルは、ゲーム以外の日常生活や仕事にも大いに役立つものです。対戦相手がいない場合でも、アプリを使えばすぐに始められます。ぜひ、チャレンジしてみてください。 ◆将棋の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者の認知症予防にオススメの脳トレ12選! 第二言語を学ぶ 右脳と左脳をそれぞれしっかりレベルアップしたいなら、第二言語の学習もオススメです。新しい言語を学ぶ場合、まず基本的な単語や文法を学びます。 近年、受験勉強的な詰め込み学習を敬遠する風潮も高まっていますが、最低限のルールを知らなければリスニングや会話はできません。とはいえ、単語ひとつ取っても、無理やり覚えようとした情報はすぐに忘れてしまうものです。 だから、レベル別に単語を覚える・似た意味の言葉をまとめて覚える・反対語を一緒に覚えるといった工夫が必要になってきます。こういった論理的かつ効率的な思考は左脳の役割です。 一方、いくら知識を取り込んでも、実際に使ってみないと語学は身につきません。ネイティブがどのように話しているのか、発音や適切な表現のチョイスを直感的に判断していくのは、右脳の役割になります。 また、語学学習は、「新しい価値観を知る」という意味でも非常に有効です。語学を通じて、異文化を学び、脳にどんどん刺激を与えていきましょう。 ◆右脳と英語の関係性については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 右脳を活用すれば英語力は大幅にアップする 左右バラバラ運動で右脳と左脳の連携を図る すぐにできて、効果も高いのが、「左右バラバラ運動」です。普段私たちは、とくに意識することなく体を動かしています。もちろん、「右手を左右に動かす」と意識すれば、問題なく左右に動かせるはずです。 でも、「片手で円を描きながら、もう片方の手で三角形を描く」という動きはどうでしょうか。右手を単体で動かすのと比べて、難易度がアップしたと感じた人も多いのでは。 さらに、「1・3拍で右足を前後にステップし、2・4拍で左手を横に動かす」といった複雑な動きになれば、うまくできない人も出てくるはずです。それでも、何回か繰り返すうちに、少しずつ動きがスムーズになってくるでしょう。 人間は、どうしても利き手(右手が多い)ばかりを使ってしまい、左手はあくまでも補助の役割しか果たしていません。このように、あえて左右バラバラに体を動かすと、右脳と左脳の連携が強化されます。 ◆利き手と逆の手を使う効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 効果的に脳の体操を取り入れて認知症を予防しよう ゴルフで心と体の両方を鍛える ゴルフは、右脳と左脳のバランスを整えながら心と体を鍛えるのに、最適なスポーツです。ゴルフ場は起伏が激しく、左右に入り組んでいます。だから、風や地形を直感的に判断する右脳の能力が自然と鍛えられます。 合わせて、ゴルフは戦略性が求められるスポーツです。次の一打をどの方向に打つべきか、どのクラブを選べばいいのか、そういった戦略的なポイントを考える過程で、左脳が論理的に働きます。 また、ゴルフは全身運動です。カートに頼らずできるだけ歩きながらコースを回れば、筋力と心肺機能向上が期待できるでしょう。このように、ゴルフは精神面だけでなく、肉体的な鍛錬にも役立つスポーツです。 年齢や体力に関係なく楽しめるため、初心者でも気軽に始められます。なにか体を動かしながら右脳と左脳を鍛えたないなら、ぜひゴルフに挑戦してみてはいかがでしょうか。 まとめ 右脳は直感や感覚、左脳は論理的思考と、右脳と左脳にはそれぞれ違う役割があります。だからといって、人間を単純に「右脳派」「左脳派」とラベルづけするのは、あまり意味がありません。 もちろん、明らかに計算が得意だったり、斬新な発想が得意だったりするなら、左脳や右脳それぞれの力をより発揮できる職種を選べばよいでしょう。 でも、大切なのは左右の脳をバランスよく使用し、日常生活や仕事に活かすことです。今回の内容を参考に、ぜひ左右のバランス調整に取り組んでみてください。 ### 映像記憶は本当にできる?記憶力が劇的に伸びる10のアイデア いちど見た内容をいつまでも映像のように鮮明に思い出せる能力を、映像記憶といいます。本当に映像記憶が可能なら、勉強や仕事に大活躍しそうですよね。 ただ残念ながら、上記の意味での映像記憶は、発達障害などのあるごく一部の人だけができる特殊な方法になります。しかし一般の人でも、記憶を映像化することで、記憶の定着度をアップすることは十分に可能です。 今回の記事では、映像記憶の正体やそのメリット・デメリット、そしてその能力を高める方法を深掘りしていきます。記憶力アップを目指している人は、ぜひ参考にしてください。 映像記憶とはなにか? 映像記憶とは、目で見た情報や風景をそのまま映像として記憶できる能力です。映像記憶の能力をもつ人は、一度見た情報を細部まで正確に再現できるといわれています。 こういった特別な記憶力をもつのは、サヴァン症候群※と診断されている人が非常に多いです。サヴァン症候群は、自閉症のような発達障害をもつ人が、特定の分野で突出した才能を発揮するケースのこと。 映像記憶のほかにも、以下のようにさまざまな分野で、サヴァン症候群の能力が発揮されています。 過去に読んだ本の内容を何千冊分も覚えている いちど聴いただけの音楽を間違わずに再現できる 一瞬見ただけの写真を正確に描き起こせる 難解な計算問題もスラスラ解ける もちろん、サヴァン症候群以外でも、映像記憶能力をもつ人はいます。ただし、映像記憶は幼年期のごく限られた時期に現れるケースが多く、成長とともにその能力を失っていくのが一般的です。 したがって、私たちがこれから本来の意味でいう「映像記憶」を身につけるのは、基本的に不可能だと考えておくべきでしょう。 そこで以降は、「ものごとを映像のまま記憶して記憶の効率を高める方法」を、映像記憶と定義して話を進めていきます。これならば、特別な能力のない普通の人でも、映像記憶の恩恵を享受できますので。 ※参考:サヴァン症候群 | e-ヘルスネット(厚生労働省) 映像記憶ができる人のメリット 映像記憶には、じつにさまざまなメリットがあります。今回はとくに重要な3つのメリットを紹介します。 暗記が必要な学習で効果を発揮 勉強の基本は、読んだ内容を長期間覚えておく「暗記」です。そう考えると、見たものを映像として覚える「映像記憶」に優れている人は、非常に有利といえます。 たとえば、歴史のテキストに書かれている人物名や年号を覚えたい場合、映像記憶能力者はいちど見たページを映像として思い出せるので、効率的に情報を取り込めます。 もちろん、1回ですべてを暗記するのは不可能です。いくら映像記憶力が優れていても、何回か復習は必要でしょう。しかし、映像で記憶していると、必要な内容がまとめて蘇ってくるので、復習の過程を大幅に短縮できる可能性が高いです。 こういった能力は、とくに語学学習や試験対策など、大量のインプットが求められる場面で大きなアドバンテージとなってくれるでしょう。 職業におけるパフォーマンスの向上 映像記憶の能力は、学習だけでなく、仕事上においても非常に有益です。なかでも膨大な情報を迅速に処理しなければならない職種や、細かいディテールが求められる仕事において、この能力は大きなアドバンテージといえるでしょう。 たとえば、デザイナーや建築家は、過去に見たことのあるデザインと瞬時に閃いたアイデアをうまくかけ合わせて、新しいデザインを創り出します。 創造力は、異なるアイデア同士の組み合わせで生まれてくるもの。そのため、頭のなかに正確な記憶がたくさんストックされていれば、そのぶん斬新なアイデアが生まれやすくなるはずです。 また、一般的なビジネスにおいても、映像記憶は非常に役立ってくれます。プレゼンテーションやミーティング中のデータを正確にキャッチできれば、よりよい戦略策定や意思決定が可能です。このように映像記憶をうまく活用できれば、仕事におけるあなたの評価は、自然と高くなっていくでしょう。 日常生活が便利に 映像記憶のメリットは、勉強や仕事に関するものばかりではありません。優れた映像記憶能力があると、日常生活でもなにかと便利です。 たとえば、あなたが毎日のように食材を買い物にいくとしましょう。買い物の前に必要なものを調べて、毎回ショッピングリストをつくるのは、正直なかなか面倒です。でも、冷蔵庫の食材をパッと記憶できれば、いちいちリストをつくる必要がありません。 また外出中に行き先を確認するときでも、地図や案内板を一度確認するだけで、あとは迷うことなく目的地への移動が可能です。 そのほかにも、以下のような場面で映像記憶は活躍してくれます。 料理:レシピを確認する手間が省ける 買い物:価格の比較ができるので、家計の管理が楽 人間関係:過去の会話を覚えているので、気配りができる 趣味:大量にストックした知識でレベルアップが容易 このように一つひとつは些細なことでも、小さな利便性が積み重なれば、私たちの生活はぐっと楽になります。 映像記憶のデメリット 映像記憶の能力が高ければ高いほど、デメリットも大きくなります。場合によっては、メンタルの悪化を引き起こす可能性があるので、慎重に対応してください。 情報過多による脳の混乱 映像記憶は非常に強力な能力ですが、その恩恵の一方で、多すぎる情報が脳のストレスや混乱を引き起こすことがあります。 通常私たちの脳は、インプットされた情報の大部分を忘れてしまい、必要な情報のみを長期記憶として保存します。しかし、映像記憶能力の高い人は、本来不必要な情報までこまかく記憶してしまうのです。 インターネットやSNSからすぐに情報が入るのはたしかに便利ですが、そのぶんデマやフェイク・どうでもいい情報も増えました。 言い方は悪いですが、そういったゴミのような情報まで記憶してしまうので、今度は「どの情報が本当に大切なのか」という判断がむずかしくなってきます。 また、忘れてしまいたい嫌なできごとも映像として鮮明に覚えているため、ふとした瞬間に精神が傷つけられることもしばしばです。いわゆるトラウマですね。 こういった状況に対処していくためにも、映像記憶能力を持つ人は、情報の取捨選択やリラクゼーションの方法を学んでいく必要があります。 ときにはプライバシーの侵害などを起こす場合も 映像記憶の能力は、日常生活や仕事に多くのメリットをもたらしてくれる一方で、プライバシーの問題を引き起こす可能性も高いです。 たとえば、友人や知人との会話の中で聞いたプライベートな情報や秘密、さらには他人の身体的な特徴や日常の行動パターンまで、必要以上に記憶してしまいます。映像記憶の能力をもつ人は、普通ならすぐに忘れてしまうような情報を、いつまでも忘れられません。 そのため、うっかり他人の秘密を第三者に伝えてしまったり、まるで監視しているかのように思われてしまったりと、意図せずに他者のプライバシーを侵害する可能性がでてきます。 こういったことが続けば、いくら本人に周囲の人を傷つける意図がなくても、人間関係はおかしくなってしまうでしょう。 悲しい話ですが、映像記憶ができる人はこのようなリスクを意識し、情報の管理や他者とのコミュニケーションの際に細心の注意が必要です。 周囲からの過度な期待によるストレス なにも知らない普通の人からすれば、見たまま長期間記憶を保持できる能力は、羨ましいと感じるものです。そのため、周囲の人々からの過度な期待やプレッシャーにさらされる原因にもなり得ます。 じつは、凄いと思われる代償に、周囲の期待を勝手に押しつけられるケースが少なくありません。 たとえば、ごく小さい時期に映像記憶の能力を発揮すれば、大人はおそらくあなたを天才児扱いするでしょう。しかし前述のとおり、成長すればその能力の大部分を失ってしまう人が大半です。 となれば、普通の人になったあなたに対して、大人はガッカリします。もちろん、面と向かってその気持を伝える人は少ないと思いますが、子どもはそういう雰囲気に敏感です。最悪の場合、勉強を嫌いになり成績がガタ落ちするかもしれません。 これはあくまでも一例に過ぎませんが、記憶力のよい人は、大人になっても似たような状況に遭遇する可能性が高いです。記憶力がよい=仕事ができる人と認識されているがゆえに、高いレベルのパフォーマンスを要求され、常にプレッシャーを受け続けています。 映像記憶能力を鍛える10のアイデア 前述のとおり、大人になっても本来の意味での映像記憶能力をもつ人は、ほとんどいません。しかし、映像として記憶の質を高めることは、大人であっても十分に可能です。 最後にこの章では、映像記憶能力を鍛えるアイデアを10個紹介します。直接映像記憶とは関係ない方法もありますが、記憶の定着に役立つアイデアばかりです。気になるものから、いろいろと試してみてください。 場所法 場所法は、特定の情報を具体的な場所やオブジェクトに関連づけて、その情報を鮮明に記憶する手法です。古代ギリシャ時代にはすでに実践されていたとされ、その効果の高さから現代でも多くの人々に活用されています。 場所法の基本形は、以下のとおりです。 特定の場所とルートを決めて、その上に情報を配置する 配置した情報を順番に再生しながら、情報を思い出す たとえば、歴史上の人物名を暗記したい場合、「ガスコンロ→織田信長」「冷蔵庫→徳川家康」というように、自宅の各場所に人物名を当てはめます。 さらに、「織田信長がガスコンロで燃えている」とか、「徳川家康が冷蔵庫のなかにある天ぷらをつまみ食いしている」というように、勝手に文章をつくっていくわけです。このときの文章は、論理的にあり得ない文章のほうが、より強く記憶に残ります。 今回の例は自宅でしたが、職場でも学校でも、馴染みのある場所ならどこでも構いません。覚えたい内容と相性のよさそうな場所を、自由に選んでください。 ◆場所法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 驚くほど頭が良くなる!短期記憶を鍛えるための完全ガイド 連想結合法 連想結合法は、別名「リンク法」ともよばれるとおり、ふたつの異なる情報をリンクさせ、ひとつのストーリーとして覚える記憶法です。この方法を用いると、まったく別の情報が繋がりをもつことになり、記憶の定着が向上します。 たとえば、「卵・牛乳・バナナ・牛肉・スイカ」という買い物リストを覚えたいとしましょう。連想結合法では、「卵を割ったら牛乳が流れ出て川になり、その川でバナナボートに乗った牛が、スイカを追いかけている」のような、文章をつくります。 今回は単語を例に出しましたが、連想結合法なら文章にも対応が可能です。実際に暗記をする場面では、単語よりも文章のほうが圧倒的に多いでしょう。長いぶんだけ多少難易度は上がりますが、異なる言葉をひとつにまとめる作業は単語と一緒です。 連想結合法の例は、別記事でも解説しています。興味のあるかたは、ぜひそちらにも目を通しておいてください。 ◆連想結合法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ いちどみたら忘れない「瞬間記憶を鍛える7つのトレーニング方法 基礎結合法 先ほどの連想結合法は、記憶したい言葉同士を結びつけて、効率よく覚える記憶法でした。一方で基礎結合法は、記憶したい言葉を任意の場所とリンクさせて記憶していきます。勘のいいかたはお気づきだと思いますが、最初に紹介した場所法は、基礎結合法の一種です。 場所はどこでも構いませんが、「曜日」のような誰でもすぐにわかる普遍的なルール(場所)が適しています。以下に、ベースとなる場所の例をいくつか挙げておきます。 基礎結合法のルール例 身体:頭・目・耳・鼻… 曜日:月・火・水・木… 干支:子・丑・寅・卯… 五十音順:あ・い・う・え… 誕生石:ガーネット・アメシスト・アクアマリン… 具体的な方法は、場所法とまったく一緒です。卵という言葉を覚えたければ、身体法なら「頭に卵が落ちてきてパカッと割れた」、干支なら「ねずみが卵を盗み食いしている」といった具合でしょうか。 基礎結合法は、「覚えたい言葉をなにかと紐づけてイメージしやすくする」という、記憶法の基本ともいえる方法です。これから記憶法を学ぶのであれば、まず基礎結合法から取り組んでみるのをオススメします。 右脳速読法 ここまで紹介した3つの方法は、どれも記憶法に分類される方法になります。しかし映像記憶を後天的に鍛えるのであれば、右脳を活用した右脳速読法も非常にオススメです 伝統的な速読法の多くは、主に左脳を活用し、目を速く動かすことで読書スピードをアップします。対して右脳速読法は、右脳の特性を活かして、読んだ文章を映像として記憶していくのです。 左脳と右脳には、以下のような働きの違いがあり、右脳はイメージ化を得意としています。 左脳と右脳の働きの違い 左脳:言語・計算・分析・論理的思考 右脳:イメージ・ひらめき・創造・全体像把握 もしあなたが、「晩ごはん、焼肉とお寿司どっちがいい?」と聞かれたら、一瞬のうちに焼肉と寿司の映像が頭に浮かんだはずです。こういう作業を繰り返すうちに、やがて映像記憶が当たり前にできるようになってきます。 とはいえ右脳速読の場合は、細部まで鮮明に覚えておくわけではありません。重要なポイントを瞬時にピックアップして、あくまでも重要な箇所を中心に記憶しています。 そういう意味では、いくら右脳速読をトレーニングしても、本来の意味での映像記憶は決して身につきません。前述のとおり、本来の映像記憶は、発達障害と引き換えに得た特別なスキルです。そこだけは、誤解のないようにお願いします。 ◆右脳速読法の詳細については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 ストーリー法 ストーリー法は、覚えたい情報をひとつの物語に仕立てて記憶する方法です。なにか言葉を記憶する場合、単なる言葉の羅列よりも、ストーリーの流れのなかで目にした言葉のほうが印象に残りやすいもの。 たとえば、「リンゴ・鍵・カメラ」というワードを覚えたいなら、「公園でリンゴを食べていたら、鍵を拾った。その鍵を使って金庫を開けたら古いカメラが入っていた」といった具合に、関係のない言葉同士をストーリーでつなげていきます。 前述の連想結合法や基礎結合法も、同じようにイメージや言葉を文章化して覚えやすくする記憶法です。ただ、キーワード同士のつながりを重視する連想結合法などと違い、ストーリー法では、“物語全体の流れ”を重視しています。 キーワードと無理やり関連付ける必要がないので、より自然な形でインプットできるのが、ストーリー法の大きなメリットです。文章の長さも調整が自由なので、受験や資格試験で必要な長文暗記とも相性は抜群です。 ペグ法 ペグ法とは、あらかじめ決まった「ペグ(杭)」となる情報に、覚えたい内容を引っかけて記憶する方法になります。よく使われるのが、1=いちご、2=にぼし、3=サル……といったような「数字と語呂合わせ」を組み合わせたパターンです。 たとえば、「3571」という暗証番号を覚える場合、「1=イチゴ」「3=サル」「5=ゴリラ」「7=七面鳥」というペグを使って、「サルとゴリラと七面鳥が好物のイチゴを取り合っていた」という文章を作ります。(あらかじめペグリストを作成しておく必要あり) こうすることで、関連性のない無機質な数字の羅列が意味をもつストーリーに変わり、記憶に留まりやすくなるのです。 ペグ法は、連想結合法や基礎結合法の派生型とでもいうべき記憶法であり、やることはほぼ共通しています。数字との相性が非常によい記憶法なので、歴史の年号や暗証番号などの暗記にぴったりです。スピーチやリストなどにも応用できるので、いろいろ試してみてください。 五感の活用 映像記憶を強化するなら、視覚だけに頼らず五感をフルに活用するべきです。視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚をうまく組み合わせられれば、記憶はより鮮明でリアルになります。 たとえば、painful(痛い)という形容詞を覚えようと思ったら、まず包丁で指を切ってしまった場面を想像してみてください。スパッと切れた傷口から真っ赤な鮮血がしたたり落ちる画像が、記憶を強化してくれます。 さらに、血の鉄っぽい匂いやドロっとした手触りなどもイメージすれば、より鮮明に記憶へ刻まれるでしょう。 その単語が使われる場面を映像で思い浮かべ、音や匂い、肌ざわりまで想像すると、たとえ現実には経験していなくても、脳は「リアルなイメージ」として処理しようとします。できるだけ多方面から、記憶にアプローチする。このお役立ちルールをぜひ覚えておいてください。 ◆五感を活用した記憶のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 人の記憶力を高める方法とは?記憶のしくみとポイントを解説 映像記憶ノート 目にした情報を基に、頭のなかのイメージを実際に書き出す作業は、瞬間的な記憶力の強化にとても役立ちます。具体的な方法としては、イラストや図、マインドマップなどを使って、覚えたい内容を「映像記憶ノート」としてまとめていくのがオススメです。 たとえば、歴史の教科書で人物の顔を見たら、時系列ごとにマインドマップでまとめていくのはどうでしょうか。英単語なら、単語の意味を画像検索して、その画像を思い出しながら余白に簡単なイラストを描くのもよいアイデアです。 その際、きれいに書こうとする必要はありません。字や絵がうまいかどうかはまったく関係なく、手書きで自分なりのイメージを視覚化することに意味があります。 手書きの有益性に関する研究データは多数発表されており、たとえばノルウェー科学技術大学の研究データ※では、「デジタルタイピングが脳への刺激がほぼゼロなのに対して、手書きは脳全体を活性化させることが判明した」と発表しています。 瞬間的な記憶の定着を促進するためにも、手書きによるサポートを積極的におこなっていきましょう。 ※参考: Writing by hand may increase brain connectivity more than typing ◆マインドマップについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 頭の中が整理できないのはなぜ?散らかった思考を整理するための4つのアイデア アクティブ・リコール アクティブ・リコールとは、覚えた情報を積極的に思い出すことで、記憶を強化する方法です。たとえば、ノートを閉じて自分の言葉で説明してみる、問題を解く前に内容を頭のなかで再生してみるといった方法は、典型的なアクティブ・リコールといえます。 一方、授業を受ける、テキストを読むという作業は、受け身の勉強です。もちろん、こういった受動的な勉強も必要ですが、そのあと内容を能動的に思い出す作業を組み合わせると、記憶力は飛躍的に向上します。 「うーん、これはなんだったっけ……」と記憶を深堀りしていくことで、より鮮明に記憶へ刻まれるからです。 映像記憶のトレーニングとしてアクティブ・リコールを取り入れるなら、「目にした映像を頭のなかで再生する」「受け取ったイメージをそのまま紙に描き出す」といった方法が考えられます。 その際、時間をあけて繰り返すと効果はより高くなります。適切な反復間隔については、別記事を参照ください。 ◆アクティブ・リコールのやり方については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶に残る覚え方8つのアイデアとは ◆適切な反復学習「スペースド・リピティション」については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 暗記力を飛躍的に高める7つの方法とは 観察力を高めて記憶の解像度を上げる 映像記憶を鍛えるうえで、「どれだけこまかく対象物を見ているか」という観察力は非常に重要です。たとえば、初めて訪問した部屋の様子をあとで思い出そうとしたときに、色や形、配置などをどれだけ観察しているかで、記憶の精度は大きく変わります。 映像記憶の能力をブラッシュアップしたいなら、普段から周囲を意識的に観察するクセをつけましょう。 通勤中やカフェで周囲の景色をじっくり観察し、記憶を頼りにスケッチしてみるのもよい方法です。名探偵になった気持ちで、道行く人を観察しながら、特徴を頭に思い描いてみるのもいいかもしれません。 もちろん、最初はなかなかうまく再現できないでしょう。でも、続けていくうちに、記憶の解像度がどんどん上がっていくのを実感できるはずです。先天的な映像記憶の取得は無理でも、観察力を磨けば、少しずつ完璧な映像記憶に近づけます。 まとめ 見たものをそのまま記憶しておける「映像記憶」。残念ながら発達障害の代償としてのスキルであり、一般的な人の場合は、成長とともに失ってしまうケースがほとんどです。 とはいえ、映像として記憶すること自体は誰でも可能であり、それだけでも記憶の定着度は大きく向上します。今回紹介した10個の方法を参考に、ぜひ映像記憶の習得にトライしてみてはいかがでしょうか。 》》速読オンライン体験会。速読を越えた「瞬読」をオンラインで ### 賢い大人の勉強戦略「今学ぶべきオススメのジャンル8選」 「先行きも見えてこないし、今からなにか勉強して将来に備えたい」 このように、勉強をして自身のキャリアアップを目指す大人は数多くいます。しかし、何を勉強すればいいのか、どうやって勉強すればいいのか、迷っている人が多いのもまた事実です。 今回は、これから勉強を計画している大人にオススメのジャンルと、大人の効率的な勉強法を紹介していきます。 これから大人が勉強するならオススメのジャンルは? ひと言で勉強といっても、なにを勉強するかで、あなたの将来は大きく変わってきます。もちろん、必要な知識やスキルは人それぞれです。今回は、将来に役立つという観点から、8つのジャンルを紹介していきます。ひとつの例として、参考にしていただければ幸いです。 時代に取り残されないために「最新テクノロジーとIT関連」 近年、IT関連の技術革新は凄まじいスピードで進み、もはや私たちの生活になくてはならないものとなりました。たとえばAI(人工知能)は、自動運転や業務用ロボット、医療診断など、多岐にわたる分野で利用が進められています 私たち個人レベルでも、すでにAIは普及しており、検索エンジンの代わりにAIを使っている人も相当数いるはずです。文章を書く際にも、もはやゼロから自分で書く人は少なく、構成やおおまかな文章はAIに作成してもらっているという人も少なくないでしょう。 これから社会人として生き残っていくには、多かれ少なかれ「最新テクノロジーとIT関連」の知識を学ぶ必要があります。おそらくこれからは、AIやVRといった技術をある程度使いこなせないと、キャリアの選択肢が著しく限定されていくはずです。 とはいえ、理系の素養がまったくない人や、現在40代・50代の人が、これからこういった新しい技術を身につけるのは正直無理があります。 まずは、ユーザーレベルで使いこなせるように、入門書を読み、いろいろと試してみてください。それだけでも、同年代のライバルから一歩リードできるはずです。 お金の不安を解消する「ビジネスや資産運用」 会社が私たちの雇用を守ってくれる時代は、終焉を迎えつつあります。どれほどよい会社でも50代になれば、役職定年や減給という形で、活躍の場はどんどん奪われていくのが現実です。 会社からの待遇は低下し、年金も当てにならない。となると、なんとかして、65歳以降も安定した収入源を確保しなければなりません。そのためには、以下の分野の勉強に、できるだけ早く取り組む必要があります。 ビジネスのスタートアップ 資産運用 まずは、ビジネスを起ち上げて(好条件での転職でもOK)、収入源を増やすのが理想です。そうなると、経営戦略・会計・マーケティングなど、さまざまな分野の勉強が必要になります。 またビジネスと並行して、資産運用の知識も重要です。労働には物理的な限界がありますから、お金がお金を生む投資という考え方は、できるだけ身につけておいたほうがいいでしょう。 元本割れを過剰に心配する人も多いですが、適切な知識と戦略に基づく投資は、将来的な経済的安定やリタイアメントのための原資になってくれます。 それでもリスクが怖いという人は、ある程度知識が身につくまで、まず月額数万円程度のインデックス投資からスタートするのが無難かもしれません。 情報発信の基本「ライティングスキル」 仕事を持つ大人に最優先で学んでもらいたいのが、「ライティングスキル」です。メール・報告書・企画書・プレゼンテーションなど、ビジネスの世界では文章でやり取りをする機会が数多くあります。 とくに最近では、Webチャットでのコミュニケーションが増えたため、わかりやすく誤解のない文章を書ける能力が不可欠です。 ところが、残念なことに、学校ではこうした実践的な文章の書き方を教えてくれません。小学校のときに書かされた読書感想文にしても、「読んで感じたことを素直に表現しましょう」としか指導されなかったはずです。 ビジネスで求められるのは、「あなたが書きたいこと」ではなく、必要な情報をわかりやすく、かつ論理的にまとめた文章です。こういったビジネスライティングの技術が身につけば、相手の知りたい情報を的確に伝えられるため、自然と成果も出やすくなるでしょう。 以下に、ライティングスキルを習得する主なメリットを挙げておきます。 ライティングスキルを習得する主なメリット 取引先と円滑なコミュニケーションが図れる 提案力がアップし、商談がスムーズに進行する 誤解や曲解が生まれにくく、トラブルにまで発展しない 社内での連携がスムーズになる 論理的に考える力がつく  お金の動きを知る「財務・会計」 ひと昔前までは、財務や会計の知識は、経理の仕事をしている人の専売特許という考えが主流でした。ところが今では、すべてのビジネスパーソンが財務会計を理解できなければ、仕事にならない時代です。 週刊ダイヤモンド編集部がおこなったアンケート調査※によれば、「一般の社員であっても財務3表(損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書)は理解しておいてほしい」と考える企業が29%あったそうです。 これが課長クラスになると、ROE(自己資本利益率)やROA(総資産利益率)といったワンランク上の指標も理解しておくべきという回答が、49%にも上っています。つまり、キャリアアップを目指すなら、財務会計の知識が欠かせないということです。 また、財務会計の知識があれば取引先の経営状況を判断できるし、当然自社の強みや弱みも的確に把握できるでしょう。数字に基づいた論理的な提案ができるようになるため、営業成績もアップするはずです。 さらに、財務会計を学ぶと、将来的に税理士や公認会計士へのステップアップも視野に入ってきます。こういった専門性の高い資格は、社会的評価も高く、将来独立を検討している人にとって魅力的な選択肢になるでしょう。 ※参考:データが裏付け!課長&部長になりたきゃ決算書の理解は必須! | 週刊ダイヤモンドの見どころ これがわからないと商品が売れない「マーケティング」 マーケティングとは、商品やサービスを広く普及させるためにおこなう活動の総称です。成熟した市場の日本では、すでにほとんどの商品が出尽くしていますから、普通に売り出してもお客さまの元にはなかなか届きません。 とくに今はインターネットで簡単に情報発信ができるので、ライバル社との明確な差別化が非常に重要になってきます。 ところが、学校教育ではこれほど重要なマーケティングを学ぶ機会が、まったくないのです。幸い、今は書籍やYouTubeで、簡単にマーケティングが学べます。さらに網羅的に学びたいのであれば、オンラインスクールの動画講習なども多数選べる状況です。 もちろん、市場調査から集客、効果の測定など、覚えることはたくさんあります。でも、時間をかけただけ、得られるリターンは非常に大きいです。セールス畑の人は、できるだけ早いうちに、マーケティングスキルを身につけてしまいましょう。 人生100年時代を元気に過ごす「健康とウェルネス」 人生100年時代といわれる昨今、どれだけ健康的な老後を送れるかで、人生のクオリティは大きく変わってきます。どんなジャンルの勉強よりも、まずは健康とウェルネスに携わる時間を最優先するべきです。 健康とウェルネスには、大きく3つの要素があります。ひとつずつみていきましょう。 食生活 運動 メンタルヘルス なんといっても食生活は、健康の土台です。必要な栄養素を適切に摂取できてはじめて、体が正常に機能し、病気のリスクが低減します。三大栄養素の割合や微量栄養素など、これからどのような食事をしていけばいいのか、まずは栄養の基本をしっかりと学びましょう。 定期的な運動は、筋力の維持や心肺機能の強化・血流改善など、さまざまな効果を私たちにもたらしてくれます。定期的な運動を習慣にすれば、体の痛みも改善されるし、成人病にもなりにくくなるでしょう。 また、身体と同じように、心のケアも大切です。とくに今はSNSなどを通じて、ストレスを受ける機会が昔より格段に増えました。瞑想やヨガ、あるいは自然との触れ合いでも構いません。自分に合ったリラクセーションの方法を定期的に実践してください。 世界とつながる「英語学習」 大人の勉強といえば、英語学習をイメージする人も多いはず。それくらい英語を学ぶ人は、本当にたくさんいます。「グローバル社会が広がる今、英語ができないとマズイ」と自主的に学ぶ人もいれば、会社の意向で仕方なく学ぶ人もいるでしょう。 理由はともかく、英語を勉強して絶対に損はありません。なぜなら、英語を身につけると、以下のようなメリットが手に入るからです。 英語を身につける主なメリット 昇進や転職の確率がアップする 収入が増える 仕事の幅が広がる 海外で働く選択肢も 外資系企業に転職できる可能性が高くなる 手に入る情報量が何十倍にも増える 幅広い人脈を構築できる 海外文化を気軽に楽しめる 今どき、英語くらいできて当然という人もいますが、きっちりとビジネスレベルで英語を使いこなせる人はまだまだ少ないのが現実です。そのため、「話す・聞く・書く・読む」という四技能を高いレベルで身につければ、年収は大幅にアップする可能性があります。 人材派遣会社大手エンワールド・ジャパン株式会社のアンケートによると、英語レベル上級者の約60%が、年収1,000万円以上と回答したそうです。対して、英語レベル初級者で1,000万円以上の年収の人は、約10%に留まっています。 ※出典:年収1,000万円以上が約60% 英語レベルと年収の高さに相関関係|エンワールド・ジャパンのプレスリリース 昇進や転職の条件にTOEICの高得点を設定している企業も多く、ビジネスパーソンにとって英語学習をする価値は十分にあるといえるでしょう。 自分の感性を磨く「アートやクリエイティブなプロジェクト」 人生の質は、お金や仕事だけで決まるものではありません。自分の感性を表現する楽しさは、人生を豊かにしてくれます。アートやクリエイティブな分野に興味のある人は、ぜひチャレンジしてみてください。 なにを選ぶかは、完全に個人の好みになります。ただ、今まで特別アートに関わったことのない人のために、大人向けのオススメジャンルをいくつか挙げておきます。 ハンドクラフト:レザークラフト、手芸など 写真撮影 / 映像制作:風景写真、PV撮影など 楽器演奏:ピアノ、ギターなど ダンス:モダンバレエ、ジャズダンスなど 演劇:現代劇、伝統芸能など デザイン:グラフィックデザイン、インテリアデザインなど 美術:絵画、陶芸など 文学:小説、短歌など なにを選んでも、アートやクリエイティブなプロジェクトは、自分のなかの創造性を刺激してくれます。アートな視点は、私たちの日常生活に、新しい視点や刺激をもたらしてくれるでしょう。 大人の勉強に役立つ健全なマインドを身につけよう メンタルのトラブルが急増している近年、マインド系の学びは非常に有益であるといえます。また、忙しい大人が勉強を継続するには、自分のマインドをしっかりと整える意識が欠かせません。 この章では、そういったふたつの意味を込めて、大人の勉強に役立つ健全なマインドを身につける方法を紹介していきます。 ストレスを軽減する「マインドフルネスと瞑想」 現代社会は非常に速いスピードで動いており、多くの人々は日々の生活の中でストレスを感じています。こうしたストレスを溜め込んだ状態でいくら勉強をしようと思っても、勉強に集中できず、思うような効果は上げられないでしょう。 また、長期間継続するストレスは体調不良や心の不安を引き起こす原因となり得るため、適切なメンテナンスが欠かせません。 そこでオススメなのが、「マインドフルネス」や「瞑想」の実践です。どちらも目をつぶり静かに座っているため同じものとして扱われがちですが、両者には明確な違いがあります。          マインドフルネスは、現在の瞬間に意識を集中させ、ありのままの自分を受け入れるトレーニングです。一方瞑想は、心の無を目指して、ストレスや悩みで疲れ果てた脳(心)を休ませるのが目的になります。 もっとも、得られる効果は、どちらも大きな差はありません。マインドフルネスと瞑想の実践は、以下のようなメリットをもたらしてくれます。 マインドフルネスと瞑想のメリット ストレスの軽減 感情の制御 集中力アップ 記憶力アップ 良質な睡眠 もし、自分の心が疲れていると感じているなら、勉強と並行してぜひマインドを整える取り組みをしてみてください。 ◆メディテーション(瞑想)については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ ポジティブな心の持ち方を育む「ポジティブシンキング」 ポジティブシンキングをひと言でいえば、「ものごとを前向きに捉える考え方」です。どんなことにも、よい面と悪い面の両方が存在します。ここで、マイナス面に意識をフォーカスしてしまうと、恐怖心や不安が生まれ、おそらく途中で諦めてしまうでしょう。 ところが、よい面を引っ張り出すのが上手な人は、「うん、これならなんとかなるでしょう!」と、挑戦を恐れません。なかなか勉強が進まないときでも、明日もっと頑張ればいいかと、気持ちの切り替えが非常に上手です。 大人の勉強は、基本的に長期戦になります。なかには1か月程度で終了するものもありますが、短くても半年、長ければ数年をかけて新しい知識を学んでいくのです。そうなると、気持ちのアップダウンを少なくしていかないと、とても勉強は続けられません。 もちろん、「そんな簡単にポジティブに考えられない」と、否定したくなる人もいるでしょう。でも、まずはウソでもいいから、「うん、なんとかなる」「大丈夫でしょう」と自分に言い聞かせてみてください。繰り返しポジティブな言葉を発しているうちに、自然と「自分ならできると思う」という自信が生まれてきますので。 固定観念を打ち破れ「クリティカルシンキング」 日本語訳として「批判的思考」という表現が使われるため、クリティカルシンキングに対して間違い探しのようなイメージを持つ人も少なくありません。しかし、クリティカルシンキングの目的は、「それは本当に正しいのか?」という視点で、ものごとの本質を見極めることにあります。 たとえば、「毎日10個ずつ英単語を暗記すれば、10日で100個、1か月で300個は覚えられる」という学習計画を立てたとしましょう。数字的に間違いはないし、期間的にもムリはなさそうなので、論理的にはとくに問題なさそうです。 ところが、クリティカルシンキングの場合、以下のように計画の前提をまず疑ってみます。 「覚えた単語を忘れないでいられるのか」 「1日10個の単語暗記は現実的に可能なのか」 「そもそもいつまでに何個覚える必要があるのか」 そうなると、「1日おきに前日の復習を挟み込む」「半年後のTOEIC試験までに単語帳1冊を終わらせたいので、1回の単語量を倍に増やす必要がある」というように、新しい方向性が見えてくるわけです。 これはあくまでも一例にすぎませんが、大人の勉強を効率的に進めるためにも、ぜひ前提を疑う意識を持ってください。 ◆クリティカルシンキングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 大人でもまだ間に合う「頭がよくなる9つの方法」とは 大人はこう勉強しよう「大人の勉強法」 勉強の重要性はわかっていても、実際に勉強を継続できるのは、ほんのひと握りの人だけ。残念ながら、それが現実です。そこで、「継続」を可能にする大人の勉強法のコツを、5つの観点からお伝えしていきます。勉強をスタートする前に、ぜひチェックしてみてください。 適切な目標設定でモチベーションを維持 忙しい社会人は、モチベーションに勉強の進捗が影響されがちです。やる気がある日は3時間ぶっ続けて勉強できるのに、モチベーションが下がると何日も勉強をしません。これでは、せっかく勉強しても、思うような結果は出せないでしょう。 忙しい社会人だからこそ、継続学習のために、しっかりと目標設定をおこなってください。もちろん、目標自体は人それぞれ。「収入を◯◯円にしたい」「海外支店に異動する」など、自由に設定してOKです。 ただし、その目標は必ず実現可能なものでなければなりません。目標の立て方はいろいろありますが、今回は「SMART」というフレームワークを紹介しておきます。 SMARTフレームワーク S(Specific):具体的な目標になっているか? M(Measurable):その目標は測定が可能か? A(Achievable):現実的に達成は可能か? R(Related):目標と成果に整合性はあるか? T(Time-bound):いつまでに達成するのか? 上記のなかでも、R(整合性)には、とくに注意が必要です。海外勤務がしたくて英語を勉強するのにTOEIC600点を目標にしていたら、いくら目標を達成しても海外勤務はできないでしょう。 こういった目標と成果のミスマッチは、案外多いものです。勉強をムダにしないためにも、しっかりと目標を精査していきましょう。 ◆目標設定のコツについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 結果を出す社会人の勉強法とは?勉強を継続する4つのコツ 自分に合った学習スタイルの重要性 いろいろな学習スタイルがあるなか、自分に合った学習法をみつけられるかどうかは、極めて重要なポイントになります。なぜならば、自分に合わない学習をいくら続けても、思うような効果が期待できないからです。 学習スタイルを大まかに分類すると、以下の3つにまとめられます。 視覚型 聴覚型 体感型 視覚型の人は、文字を読むのは当然として、図やグラフなど視覚的な情報の取り入れが得意です。聴覚型の人は、リアルな講義やオンライン動画を使って、目と耳の両方から音声をインプットすると効果的に学習が進みます。 また、重要な内容を書き出す・実際に試してみるといった、体感型学習を好む人も少なくありません。手や体を動かすと、より強力に記憶に定着するからです。ただし、体感型学習は、とにかく時間がかかり過ぎます。 聴覚型にしても文字学習より時間がかかるし、反対に文字学習はサクサク読めるぶん、忘れやすいという欠点があります。なので、ひとつの学習スタイルに固執することなく、3つの学習スタイルをうまくミックスして、勉強の効率を上げていきましょう。 ◆学習スタイルについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 スキマ時間の活用 現代社会を生きる大人は、みんな忙しさに追われていて、まとまった学習時間を確保するのはなかなか大変です。そういう場合は、ぜひ、日常生活の中に散らばる「スキマ時間」をうまく活用していきましょう。 ここでいうスキマ時間とは、通勤時間・移動時間・休憩時間・待ち時間といった、5〜30分ほどの空き時間を指します。こういった時間の一つひとつはごく短いものの、積み重ねれば軽く1〜2時間は確保できるはずです。 お昼休みに30分でランチを済ませれば、20分程度は勉強に使えます。また通勤時間は、スキマ時間学習のゴールデンタイムです。電子書籍のテキストや講座を視聴しながら、片道30分〜1時間みっちりと勉強できます。 ただし、1回の学習時間が短いので、時間のかかる勉強はあまり効率がよくありません。ひとつの単元が短い素材を選ぶなど、短時間の学習をいかに集中できるかがポイントです。 ◆スキマ時間の活用については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 どうして読書習慣が身につかないの?読書を習慣にする5つのワザを大公開 一定の間隔を空けておこなう分散学習が効率的 勉強に大量の時間を投入できる学生と違い、大人は効率的に学習を進めていかないと、期待するような成果を出せません。しかも、仕事やプライベートに忙殺される大人の場合、時間のある人に比べて記憶の定着はどうしても悪くなります。 そこでオススメなのが、「分散学習」です。分散学習には、大きく2つの側面があります。 違うジャンルの勉強を挟み、集中力を維持する 1度勉強した内容を忘れた頃に再度取り組む 同じジャンルの勉強を続けていると、必ず飽きがきて、勉強の効率は下がります。しかし「英語→簿記→仕事の勉強→英語→簿記」というように、違うジャンルの勉強をうまくスケジューリングすると、集中力の低下を最低限に抑えられるのです。 また、学びたい内容を一気に詰め込むより、一定の間隔を空けながら何度も繰り返し学習するほうが、記憶に定着しやすいといわれています。適切な復習の間隔については、1か月間に3回以上というカナダの大学のデータを参考にするのがいいでしょう。 復習回数については、別記事で詳しく解説しているので、ぜひそちらの記事にも目を通しておいてください。 ◆復習の回数については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは 学びのコミュニティを上手に活用 「勉強して自分のスキルアップをしたい」そう思っても、いざ取りかかると、モチベーションが続かなくて悩んでいる人は少なくありません。もしあなたが、モチベーションの維持に不安を感じているなら、学びのコミュニティを検討してみてはどうでしょうか。 大人の勉強を継続するむずかしさを感じているのは、あなただけではありません。スキルアップを志す仲間と一緒に勉強を頑張りたいと考えている人は、世の中に数多くいます。そういう人達と一緒に勉強をすると、以下のようなメリットがあります。 仲間に引っ張られてモチベーションが下がらない 半強制的に勉強をする環境が手に入る わからない点や勉強法などを教えてもらえる お得な情報が手に入りやすい 時節柄、今はほとんどの学習コミュニティが、オンラインでおこなわれているはずです。直接会えないぶん、日本全国の仲間とコミュニケーションが取れるというメリットがあります。 ネットで検索すると、学習コミュニティで何件もヒットするので、ぜひ自分に合った場所を探してみてください。 まとめ これからの時代、大人の勉強は、時代の変化に適応していくために不可欠な要素となっていきます。新しい技術やビジネススキル、さらには健康やアートなど、自分に必要なジャンルの勉強にできるだけ早く取り組んでください。 そうすれば10年後、いや5年後には、大きく成長した自分に会えるはずです。 ### 直感とは?直感を引き出す11の方法 よく「直感を信じて動いてみたらうまくいった」という内容の話を耳にします。考えてみると、この直感というのは、非常に不思議な能力です。 普段私たちは、論理的に考えて失敗しないように行動しています。それなのに、その一方で頭にひらめいた直感を信じるケースも意外に多いです。 私たちは、なにを基準にものごとを判断するのが正しいのでしょうか。果たして無条件に直感を信じても大丈夫なのでしょうか。 今回は、あらためて直感を定義づけて、直感を引き出す方法や直感がうまく働かない原因について、わかりやすく解説していきます。 直感とはどういう能力のこと? 知っているようでじつはよくわかっていないのが、私たちの直感です。直感を引き出す方法をお伝えする前に、まずは直感についてもう少し深掘りしていきたいと思います。 直感の定義 : なぜ人間は直感をひらめくのか ひと言でわかりやすく説明すると、「直感とは、論理的な理由なしに頭に浮かんだ判断」を指します。普通は直感が生まれたプロセスを特別意識していないので、直感はいきなり出現したものと思い込みがちです。 しかしそういった直感は、決していきなり生まれたものではありません。状況を見て、過去の記憶や経験を瞬時に振り返った結果、導き出された最適解なのです。いわゆる、「経験則」に近いものだと考えれば、わかりやすいでしょう。 情報が極端に少なかった大昔には、この直感的な判断が非常に重要でした。理屈ではなく、「マズイ!」と感じたら、即座に行動しないと命を落としかねなかったのです。直感は、私たちが元々備えている生存本能と、大きく関係していると考えられます。 もちろん、複雑な事情の絡み合った現代社会において、直感を盲目的に信じる行為は非常にリスキーです。直感を大事にしつつも、しっかりと裏づけを取る慎重さは、常に意識しておくべきでしょう。 直感は日常生活でどのように使われているか 大人になれば、誰もが「自分は論理的思考でものごとを判断している」と思っているものです。ところがよく考えてみると、直感というか、第一印象でものごとを判断している状況が結構あることに気づきます。 たとえば、ショッピングにいき、無数にディスプレイされている商品のなかから、思わず手に取ってしまう商品ってありますよね。 この瞬間、深く論理的に必要性を考えている人など、ほとんどいません。これまでの自分の好みを瞬間的に振り返り、「これはいいかも……」と判断したから、手を伸ばしてしまったわけです。 初対面の人と会うときも、同様なプロセスが発生します。人は見た目ではないといいますが、顔つき・髪型・服装・体型などから受ける第一印象で、その人の好感度は大きく左右されるはずです。 もっとも、こういった印象は、実際に話してみると180度ひっくり返ることがよくあります。そう考えると、第一印象による決めつけは極力避けたほうが無難です。 直感と他の能力との関係性 直感は、いっけん論理的思考や分析力と対照的な能力のように見えます。しかし実際には、これらの能力と直感は密接に関連しており、相互補完的な役割を果たしているのです。 まず、論理的思考は情報を整理し、因果関係を明確にする重要な役割を担っています。この論理的な背景があるからこそ、直感的に「これは正しい」と判断ができるわけです。 逆に、直感は未知の領域や情報不足下での判断をサポートしますが、その後の具体的な行動に関しては、論理的思考と分析力が欠かせません。 さらに、感受性や共感力も直感と深く結びついています。他者の感情や状況を感じ取る能力があると、ちょっとした表情の変化や行動からより正しい直感的な判断が下せます。 このように、直感は決して独立した能力ではなく、他の多様な能力と連携することで成立しているのです。 直感がアップする方法 前述のとおり、直感はさまざまな能力との連携により成り立っています。もし、直感力をアップさせたいのなら、そういった周辺の能力を鍛えるのがもっとも近道です。ここでは、直感がアップする方法を11個紹介します。 とにかく判断のベースとなる経験値を増やす 新しい状況や問題に直面したとき、私たちは過去の類似経験を振り返り、無意識のうちに解決策や方向性を探し出そうとします。こういったプロセスに関しては、時間をかけてじっくりと検討する場合でも、直感でパッと判断する場合でもまったく同じです。 直感の精度を向上させたいのであれば、とにかく判断のベースとなる経験値を増やすことが重要になってきます。では、どのようにして経験値を増やせばいいのでしょうか。答えは非常にシンプルで、以下のようなことを心がけるだけです。 新しいことに挑戦する 異なる視点や文化に触れる 判断が正しかったかどうか検証する あれこれ悩む前に、とにかくなんでもやってみること。とくに新しいことへの挑戦は、あなたの経験値を大きくジャンプアップさせてくれます。他人の意見に耳を傾けるのもいいし、海外にいくなど、異なる文化に触れてみるのも有効です。 また、自分の判断をあとから検証すると、大きな気づきが生まれます。こういったことを繰り返すうちに、自然と直感力は磨かれていくでしょう。 過去の実績に囚われない ここまで何度もお伝えしているように、過去の成功や失敗は、直感のベースとなる重要な指針です。しかし、過去の経験に囚われすぎると、新しい発想の芽を摘んでしまう可能性があります。 たとえば、過去に何件も連続で契約が取れたという、成功体験があったとしましょう。時間が過ぎ、違うアプローチが必要になっても、なまじ大きな成功体験があると、その成功体験にしがみつく人も多いです。 また、過去に手痛い失敗を経験すると、似たような状況に再び対峙した際には、どうしても同様の判断を避けてしまいます。「もう、同じミスは犯したくない」と思うのでしょうね。しかし本当は、失敗した際の判断を少しだけ修正すれば、十分対応できたかもしれません。 このように成功・失敗を問わず、過去に強烈な体験をしていればいるほど、似たような状況下で適切な判断を下すのは困難です。直感の力を借りるには、過去の実績に縛られず、開かれた心と視点をもちつづける姿勢が重要になってくるでしょう。 論理的思考を意識する 前述のとおり論理的思考は、直感のベースとなる判断材料を揃えてくれる、非常に重要な能力です。また論理的思考は、直感の正当性を確認する、大きな助けになってくれます。 いくら論理的思考が直感のベースになるといっても、私たちは普段その関係性を特別意識しているわけではありません。そのため、時として根拠の薄い、思いつきに近い間違った判断をしてしまうことがあります。 こういった事態を防ぐには、普段から論理的思考を意識しておくのが一番です。そうすればかりに直感が間違った判断をしても、「あれ……なにかがおかしいぞ」と、論理的思考が警鐘を鳴らしてくれます。 論理的思考による裏づけがあると、第三者に説明するときも、理解を得られやすいですしね。なお、直感の裏づけという意味でいえば、批判的な視点「クリティカルシンキング」を身につけておくのもオススメです。 クリティカルシンキングについては、以下の記事で概要を解説しています。ぜひ、確認しておいてください。 脳トレ 大人でもまだ間に合う「頭がよくなる9つの方法」とは 即断即決を心がける 直感力を鍛えるには、「即断即決」が有効だといわれています。なぜなら、即断即決を繰り返すうちに、蓄積された経験や知識と直感の連携性がレベルアップするからです。 人は日常的に多くの判断を求められます。その際、情報収集や考慮に時間をかけて、慎重に判断するほうが賢明とされるケースも多いです。しかし、「考え過ぎ」という言葉があるように、慎重な思考が直感より優れているとは限りません。 科学的な調査やマーケティングリサーチが必要な分野はともかく、通常はまず決断を下すことを優先してみてください。 あとから検証して、その直感が間違っていれば修正を施し、その経験をまた次回に活かすというのが、直感を鍛える最短ルートだと思います。 また、「いったん決断を下したら、その決断が正解になるように行動をする」という考え方も大切です。そのときはその直感が間違っていたとしても、行動で結果を変えてしまうのです。そうすれば、直感が正しいかどうか、過度に悩む必要がなくなります。 新しいことに取り組んでみる 「経験値を増やす」でも触れたように、直感力を高めるには、未知の体験や新しい知識の取得が非常に有効です。新しい経験は、私たちの心と体の両方を刺激し、斬新な視点や思考パターンを生み出してくれます。 新しいチャレンジは、スポーツ・趣味・仕事、なんでも構いません。外国人と別言語で会話してみるのもおもしろそうだし、取りかかりとして、普段読まないジャンルの本を読むだけでも十分効果が期待できます。 また、新しいことにチャレンジすると、多少なりとも不安や恐れを感じるものです。そういったマイナスな気持ちを乗り越えると、自分に自信がつき、直感の精度もアップします。 なによりも、新しいチャレンジから得られる知識や経験は、何事にも代えがたい宝物です。やってみたいことがあれば、ぜひチャレンジしてみてください。 人にどう思われるかを一切考慮しない 直感を高めるためには、「他人の目」を気にせず、自分の内なる声に耳を傾けることが重要になってきます。それなのに、私たちはどうしても社会的な期待や評価を気にしてしまいがちです。 しかし、直感は自分自身の判断基準から生まれるものであり、他人の意見に左右されるものではありません。 とにかく、自分がなにを感じ、なにを考えているのか、そこだけに集中しましょう。そうすれば、必ずなんらかの反応が自分のなかから返ってきます。たとえそれが一般的な考え方に反するものであっても、その感覚があなたにとっての正解なのです。 もちろん、誰かと関わって生きている以上、第三者の意見や評価を完全に無視するのはむずかしいと思います。他人の反応は、私たちの直感にプラスの効果を与えてくれる場合もあるし、逆に直感を邪魔してくる可能性も高いです。 なので、そういった意見は参考程度にとどめ、あくまでも自分の直感に従って決断を下す機会を増やしてください。そうすれば、直感は徐々に研ぎ澄まされていくでしょう。 ものごとを反対方向から考えてみる 固定観念は、直感力の大敵です。自分のなかにある「◯◯はこうあるべき」という考え方が多ければ多いほど、間違った判断を引き起こしやすくなります。 固定観念を減らすには、ものごとを反対方向から考えるアプローチが非常に有効です。「◯◯でなければいけない」「◯◯で当然だろう」という考えをいったんストップして、代わりに自分の固定観念とは反対の方向から考えてみてください。 逆の視点の例 長い→短い 重い→軽い 多い→少ない 高い→安い 厚い→薄い 苦しい→楽 むずかしい→簡単 世の中には、自分がむずかしいと思っていることを、サクサクと進めていく人がいます。「これは高い」と躊躇している間に、「効果を考えたら安いものだ」と、しっかり投資金額以上のリターンを手にしている人もいるのです。 もちろん、自分の考えに自信をもつのも大切です。でも、世の中にはあなたと別な視点でものごとを捉えている人が、数多くいることを忘れてはいけません。自分の視点が、常に正しいとは限らないのです。 逆転思考をうまく取り入れて、ぜひ柔軟な発想を身につけていきましょう。 クリエイティブな活動に取り組む 直感力を高めたい人は、なにかしらクリエイティブな活動に取り組んでみるのも、よいアイデアだと思います。 絵を描く・音楽を演奏する・詩やエッセイを書くなど、自己表現は自分の心の動きと向き合う、非常によいきっかけになってくれるはずです。 クリエイティブな活動は、また、新しいアイデアや発想を生み出してくれます。創造力は右脳が得意とする能力であり、直感もまた右脳が管轄する能力です。 そのほかにも、クリエイティブな作業をしている間、私たちは右脳のもつ「イメージ化」や「全体を把握する力」「感受性」をフル稼働しています。 つまり、クリエイティブな活動によって右脳がフル活用され、その結果、右脳が得意とする「直感」も鍛えられていくわけです。 ギターを習ってもいいし、プラモデルをつくってみるのもいいでしょう。内容はなんでも構わないので、自分の気に入ったアート活動にぜひ取り組んでみてください。 ◆アートと右脳の関係については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 右脳を発達させる9つの方法 自然と触れ合う時間をもつ 私たちが暮らすこの日常生活には、対人関係・激務・睡眠不足など、ストレスを招く要素が数多く存在します。直感力を発揮するには、ストレスで弱った心をまず落ち着かせて、直感がうまく働くような下地をつくってあげなければなりません。 その下地づくりの方法として、「自然との触れ合い」は、非常にオススメです。森の散策・静かな湖畔でお弁当を食べる、あるいは単に公園でのんびりと過ごすだけでも、心がリセットされて直感がより鋭敏になっていくでしょう。 フィンランド森林研究所の研究※1では、公園と森林で15分間座ってのんびりするだけで、メンタルが回復したそうです。さらに、自然のなかにいた被験者は、都会にいた人たちより20%気分がよく、創造性がアップしたと報告されています。 国立公園のサイト※2にも、森林を眺めると「副交感神経活動(リラックスしている状態)が1.5倍、ストレスホルモン13%減少」すると書かれていました。 脳がリラックスしてストレスが軽減すれば、直感が働きやすくなるのも当然です。最低でも週に1回は、自然のなかで過ごすように意識してみてください。 ※参考1:How Just 15 Minutes of Nature Can Make You Happier | Time ※参考2:データで見る国立公園の健康効果とは? | 国立公園に、行ってみよう! | 環境省 ◆自然のリラックス効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 瞑想やリラクゼーションで内なる自分と向き合う 直感力を高める効果的な手段として、瞑想やリラクゼーションもオススメです。ただ、瞑想やリラクセーションには、それこそ何百という種類があるので、今回は一般的な瞑想を例に話をしていきます。 たとえば、あなたに転職のオファーがきたとしましょう。ずっと興味のあった分野の仕事で、話を聞いた瞬間にあなたはやってみたいと思いました。 しかし、時間が経つにつれ、「でも、慣れない分野でうまくいくとも限らないし……」「給料も最初は下がってしまうしなあ……」と、現状にとどまろうという思考が頭中に湧き上がってくるはずです。 残念ながら、瞑想をしてもこういった雑念はなくなりません。だから、なくそうとするのではなく、沸き起こったさまざまな思考をいったん思考の外に追いやってしまうのです。 そうすると、徐々に自分の内側にある素直な想い(直感)と、外的な思考の違いがわかってきます。 もちろん、リスク対策は必要ですが、直感の精度を上げるという意味では、瞑想は非常に有効な手段です。別記事でも、瞑想について紹介しているので、よかったら目を通してみてください。 ◆瞑想と直感力の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳速読指導者が教える「直感力を鍛える8つの方法」 書く瞑想「ジャーナリング」を定期的におこなう いつもいろいろな意見が頭を飛び交っていて、自分の本当の気持ちがわからないという人には、ジャーナリングをオススメします。ジャーナリングとは、自分の頭に浮かんだことを書き出す行為のことです。 不安や疑問点を頭のなかで考えようとすると思考が散らかってしまい、思考の内容を覚えておくだけでも、脳に大きな負担がかかります。 ところが、ジャーナリングで思考をどんどん書き出せば、覚えておく労力がいらず、そのぶん余裕をもって思考の整理や対策が可能です。さらに、眼の前に情報がすべて揃っているので、客観的に自分の考えを分析できます。 また、思いついたことを書き出す行為は、今の自分に集中する「マインドフルネス(瞑想の一種)」とも共通しています。瞑想のバリエーションとして、気軽に取り組んでみてはいかがでしょうか。 やり方については、とくにむずかしい決まりはありません。紙とペンを用意して、思いつくまま書きなぐってください。 とはいえ、慣れていないうちから、フリースタイルで書くのはむずかしいと思われます。「悩んでいること」「キャリアの方向性」「対人関係」など、なんらかのテーマを決めておくほうがいいでしょう。 直感力を邪魔する要因とは いくら直感力を鍛えても、一方で直感力を邪魔する要因がそのままになっていれば、思うような効果は期待できません。最後にこの章では、直感力を邪魔する5つの要因について、解説していきます。 直感は信用できないと心のどこかで思っている 多くの人々は、直感をどこか不確かなものとして捉えています。そのため、直感という抽象的な感覚を信じきれず、行動に移せないケースが非常に多いのです。 これは、論理的な思考やデータに基づく判断を重視する学校や社会のしくみが、大きく関係していると考えられます。しかし、直感は過去の経験や知識から、無意識のうちに導き出した経験則です。 直感は論理的な思考では捉えきれない、本能から生まれるシグナルであると、まずはきちんと理解しておかなければなりません。 もちろん、ミスのないようにあとから論理的な検証はするべきでしょう。でも、無意識ではあっても、その人の経験と知識でフィルタリングされた結果が直感です。 無下に否定するのではなく、「論理と直感」両方のバランスを取りながら、よりよい判断を下すように心がけてください。 慢性的な疲労とストレスで精神的な余裕がない 人々の直感力は、心と体の状態に大きく影響されます。直感がよく外れる人は、たいてい慢性的な疲労やストレスを抱えているものです。 疲れていると、脳は最低限の働きをこなすので精一杯となり、新しい状況に対応する余裕がありません。こういう精神状況下では、直感を生み出すシステムにバグが生じるのは、当然の結果といえます。 さらに、強いストレスに長期間さらされていると、私たちの脳は「戦うか逃げるか」「0%か100%」といった極端な思考に陥りがちです。こういったモード下では、こまやかで多角的な視点をもつことがむずかしく、結果として直感力も低下してしまいます。 対応策としては、とにかくストレスを遠ざけ、心身ともによい状態に近づけていくしかありません。 マインドフルネス瞑想などを使って、じっくりと自分の現状と向き合ってみるのもいいでしょう。直感力と大きく関係しているセロトニンの分泌を促すために、日光浴や軽い運動、食生活・睡眠を改善するのも非常に効果的です。 ◆マインドフルネスについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ ◆ストレスとセロトニンの関係については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう 直感力を阻害する思考パターンが身についてしまっている 私たちの直感は、多くの場面で、よい結果へ導く有効なガイドラインになってくれます。しかし、あまりにも特定の思考パターン(前述の固定観念)が強く働いてしまうと、安易に直感力を信じるのは危険です。 必ず正解はあるはずだ 普通は◯◯だろう ◯◯など起こるはずがない 〜すべきだ ◯◯は好きじゃない ◯◯が好きだ 上記はあくまでも一例ですが、こういった思考が頭に浮かぶようなら、直感は最適解からズレてしまっている可能性が高いです。決めつけや好みは、偏った判断を生み出し、最適解を遠ざけます。 問題は、「こういった思考の歪みに本人はまったく気づいていない」ところにあります。気づいていないどころか、自分は正しいと思っているので、独力で改善するのは相当大変です。 もし自分の直感に自信がないなら、いちど自分の思考パターンを疑ってみましょう。そして、第三者に自分の思考について尋ねてみてください。もしかすると、あなただけが気づいていなかった悪い思考のクセに気づけるかもしれません。 情報が多すぎて頭がいつも混乱している 現代社会は、間違いなく情報過多の時代です。毎日私たちは、勉強や仕事に関するデータ・ニュース・ソーシャルメディアといった大量の情報にさらされています。 こういった情報が、仕事や生活に役立つ側面があるのは事実です。今さらインターネットのない時代に戻れと言われても、みんな困ってしまうでしょう。 しかし、直感という面にフォーカスすれば、多すぎる情報で頭が常に混乱している状態になり、本能的な感覚が鈍くなっているのは間違いありません。 選択肢が多いのは、一見よいことのように思えます。ところが、多すぎる選択肢は迷いを生み出すものです。2択くらいならともかく、情報が多すぎると、重要な情報と必要ない情報を選択するだけで脳が疲れてしまいます。 情報の選別に脳の働きの大部分を奪われてしまい、本当に重要なものを見抜く直感力が曇ってしまっているのが、現代の大きな問題のひとつです。 こういった状況を回避するためにも、定期的なデジタルデトックスをオススメします。情報から距離を置く時間を設けると、直感力が徐々に回復していくのに気づくはずです。 ルーチンワークが多すぎる 多すぎるルーチンワークも、直感力を鈍らせる大きな一因になります。作業効率を考えれば、なにも考えずにサクサクと作業が進むルーチンワークは非常に効率的といえるでしょう。 しかし、やることに慣れてしまうと、新しいアイデアや異なるアプローチを探求する余地が少なくなり、結果として直感力が低下します。直感力は、新鮮な刺激や未知の状況に反応して活性化されるものです。 もし、海外旅行で不慣れな場所に迷い込んでしまったら、全身の感覚を総動員して周囲の状況を確認しますよね。危ない場所ではないか・襲われるのではないか・次になにをすればいいか、防衛本能が直感を極限まで研ぎ澄ませている状態です。 これは少々極端な例ですが、普段と違う状況は、私たちの直感を思い切り刺激してくれます。もちろん、ここまで極端な経験をいつも味わう必要はありません。 「いつもと異なるルートで通勤する」「新しい趣味やスキルを学ぶ」または「仕事で新しい方法を試してみる」など、ほんの少しの変化であなたの直感力は大きく活性化するでしょう。 ◆新しいことにチャレンジするメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 頭をフル回転!日常で取り入れたい頭を使う7つの習慣 直感を鈍らせる最大の要因「固定観念」を捨てるコツ 直感力を鈍らせる最大の要因は、ズバリ固定観念です。最後に固定観念を捨て直感力を磨くコツを、4つ紹介します。 苦手なこと・嫌いなことにあえて取り組んでみる 直感力を鍛えるためには、自分のコンフォートゾーン(快適な領域)を超えて、苦手なことや嫌いなことにあえて挑戦してみてください。 コンフォートゾーンにいるのは、正直楽です。自分のできることや得意なことばかりやっていれば、失敗することもなく、いつも穏やかな気持ちでいられるでしょう。 しかし、コンフォートゾーンでの楽ちんな生活は、先ほどお話ししたルーチンワークとまったく同じ状態です。直感を鍛えたいなら、時々コンフォートゾーンから出て、苦手なことや嫌いなことに挑戦する時間が必要になります。 たとえば、普段絶対に読まないジャンルの本を読んだり、苦手意識のある交流会に参加してみたりと、普段やらないことならなんでも構いません。こういった普段体験しない状況は、私たちに適度な緊張感をもたらし、直感を研ぎ澄ませてくれます。 クリティカルシンキングを身につける クリティカルシンキングも、直感力を高める重要なステップのひとつです。クリティカルシンキングとは、ものごとを批判的視点から捉えて、正当性を判断する思考法です。 クリティカルシンキングでは、疑問をもつことが基本になります。 なぜなのか? 本当に正しいのか? ほかに選択肢はないのか? 私たちは、誰でも大なり小なり固定観念をもっているものです。自分の知識や経験は正しいと思い込んでしまうと、直感で導きだした判断に偏りが生じます。そして残念なことに、自分ではその偏りになかなか気づけません。 クリティカルシンキングというのは、いうなれば客観的かつ多角的な視点から、ものごとを捉える技術です。客観的にものごとを考える癖がつけば、自然と直感の精度はレベルアップしてきます。 なお、クリティカルシンキングとロジカルシンキングは、相互に補完しあう関係にあります。クリティカルシンキングで正しい判断材料を選択し、ロジカルシンキングで適切な判断を導き出す。 ぜひ、クリティカルシンキングと一緒に、ロジカルシンキングについても勉強してみてください。 さまざまな価値観に触れる 直感力を高めるには、多様な文化や価値観に触れ、自分の視野を広げる意識が非常に重要です。私たちの直感は、過去の経験や学んだ知識に大きく影響されます。そのため、気づかないうちに、思い込みでさまざまな可能性を否定してしまいがちです。 でも、世の中、自分の知らないことの方が多いと思いませんか? 自分の見ている世界がすべて正しいと思ってしまえば、直感が間違っていても気づかないままです。 ぜひ、いろいろな価値観に触れて、自分の視野を広げてください。たとえば、海外へ旅行に行ってみるのもいいでしょう。日本の常識は世界の非常識というくらい、まったく違う価値観が世界には溢れています。 もちろん、私たちの価値観が間違っているわけではありません。その辺はどうか誤解しないでください。大事なのは、自分と違う価値観や視点が世の中にたくさんあるという事実を、しっかりと理解することです。 ◆「さまざまな価値観に触れる」については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 洞察力を鍛える12の方法 読書をする 先ほど、さまざまな価値観に触れる重要性をお伝えしました。しかし、実際そう頻繁に旅行へ行けるわけでもないし、イベントに参加するといっても回数にはどうしても限界があります。 そこで、オススメなのが、読書です。読書は、私たちに新しい情報・異なる価値観・多様な経験を教えてくれます。わざわざ出かける必要もないし、時間のあるとき、いつでも気軽に取り組めるのが嬉しいですよね。 しかも、一冊1,000〜2,000円ほどの出費しかかからないわけですから、これほどコスパのいい方法はないと断言できます。 自分の好きな分野を深掘りしてもいいし、あえて知らないジャンルに挑戦してみるのも、価値観を増やすという意味では非常にオススメです。 もし、本を読むのが苦手なら、ぜひ速読に挑戦してみてください。速読ができるようになれば、本を読むのが苦痛ではなくなります。速読については以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひ読んでみてください。 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 まとめ 日常生活やビジネスシーンでの判断に影響を与える直感力を最大限に活かすためには、経験値の積み重ねや論理的思考の養成が不可欠です。 マインドフルネスや思考パターンの改善などを取り入れて、直感を阻害する原因を減らし、今回紹介した「直感を鍛える方法」にしっかりと取り組んでいきましょう。 ### 『もの忘れ・認知症を防ぐ! 脳活ドリル たっぷり楽しい! 新作670問 (TJMOOK)』 に、瞬読式脳トレが掲載されました! 宝島社より発売されました、 シリーズ累計120万部の『もの忘れ・認知症を防ぐ! 脳活ドリル たっぷり楽しい! 新作670問 (TJMOOK)』に、瞬読式脳トレが掲載されています。 代表 山中恵美子のインタビュー記事や、瞬読式脳トレの問題が掲載! ぜひ、お手に取ってみてくださいね^^ ▶『もの忘れ・認知症を防ぐ! 脳活ドリル たっぷり楽しい! 新作670問 (TJMOOK)』 ### 1分間瞬読ドリル 10刷 5万部越え! 見るだけで脳がよくなる1分間瞬読ドリル(ダイヤモンド社) 10刷、5万部を超えました。 お買い求めいただいた皆さま、本当にありがとうございます。 こちらの書籍は、10〜100歳まで使える脳トレというコンセプトで、 ご家族でお使いいただいたり、3世代でお使いいただくというお声をたくさんいただいております。 また、プレゼントなどにもオススメです。 ご購入はこちらから▽ https://www.amazon.co.jp/dp/4478114870 また、ダイヤモンドオンラインにも、引き続き、書き下ろし記事を掲載いただいています。 脳活に関する情報などもまとめていますので、是非お読みください。 https://diamond.jp/category/s-ShundokuDrill 今回の増刷で、シリーズ累計28万部越えになりました。 いつも本当にありがとうございます。 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.112】東京都 田口麻里子さん(フリーランスサポーター、50代)   どんなお仕事や活動をされていますか? 通信インフラ事業を中心に、講演会・イベントのバックアップ、個人事業主や企業のバックオフィス的な仕事をしております。 瞬読を始めようと思ったきっかけは? メンターから瞬読の体験会を紹介されました。 参加してみたところ、とっても楽しかったからです。 瞬読を始めて変わったことは? 【1】知識量が大幅アップ 本を速く読めるようになったことで、たくさんの情報をインプットできるようになりました。自分の持っている知識に幅ができました。 【2】情報処理能力がアップ サラリーマン時代は、文章理解が速くなったことで大量のメールの処理が速くなり、仕事の効率が上がりました。 【3】生き方が変わった 今までは電子書籍で購入していましたが、紙の本を購入し、瞬読をするようになりました。 せっかく本を買ったので、著者の方々に会いに行きたい!と思ったのがきっかけで、本にサインをいただくために東奔西走する趣味ができました。 この趣味のおかげで、山中恵美子さんとお会いできました。 お話を伺うたびに、共感する部分が多く、大ファンになりました。 全国各地のイベントに参加させていただいているうちに、「恵美子さんを応援したい!」という気持ちがムクムクと湧き出てきました。 その結果、『恵美子さんのセミナーを主催したい』と思いつき、あれよあれよと2023年6月末に実現出来ました! 瞬読を始めた頃に、自分がセミナーを主催するなんて、考えてもいなかった行動です。 これも瞬読で「直感」に関係する右脳を鍛えてもらい、直感に沿って行動した賜物です。 瞬読コミュニティはどんな場所でしょうか? 周りの方々を全力で応援しようとする、とても貴重なコミュニティです。 フリーランスになってからは、瞬読仲間の皆さんと繋がり、自身の活動などを応援して戴けるようになりました。 瞬読をされている皆さんは、前向きで、自ら考えて行動できる方々ばかりです。 チャレンジ精神も旺盛で積極的にたくさんのイベントに参加されるので、ご一緒するとスゴく楽しいです。 瞬読はどんな方におすすめですか? ・これから何かを頑張ろうとしている方 ・今よりステップアップしたいと考えている方 「瞬読」の魅力はココ! 毎日365日6:00〜30分間開催される「アサカツ」や、 山中恵美子さんが継続されている、様々なチャレンジからの刺激を受けること 瞬読もコツコツと継続がすることが重要だと、トレーニングを重ねて実感しました。 継続していくために、沢山の工夫を用意してくださっている瞬読は、素晴らしいと思います。 「継続したその先に見えてくる何かが見つかる」ことを実感したので、私も毎日メルマガを発信しています。 「1000日は続ける」ことを目指しています! 田口麻里子さんの無料メルマガ 毎日の朝のひとクスっを目指してます❤️ https://bit.ly/38xkxJD 田口麻里子さんは、2023年6月26日に、山中恵美子の単独セミナーを主催していただきました。 本当にありがとうございます!! ### 驚くほど頭が良くなる!短期記憶を鍛えるための完全ガイド 「驚くほど頭が良くなる!短期記憶を鍛えるための完全ガイド」では、短期記憶の働きや、短期記憶を鍛える方法について、わかりやすくお伝えしていきます。 「人の名前をすぐに忘れてしまう」「数字が覚えられない」といった、短期記憶の衰えに不安を感じている人は、ぜひ最後までお読みください。そうすれば、記憶の衰えで不安を感じることは、どんどん少なくなっていくはずです。 短期記憶の働きを理解しよう 短期記憶を鍛える前に、まずは短期記憶の働きをしっかりと理解しておきましょう。ここでは、短期記憶と長期記憶の違いや、短期記憶の基本的なしくみについて、わかりやすく解説します。 短期記憶と長期記憶の違い 人間の記憶は大きく「短期記憶」と「長期記憶」のふたつに分けられます。人の名前を例に、ふたつの違いを考えてみましょう。 あなたがパーティーに出席したときに、知り合いから出席者を紹介されたとします。はじめて聞いたその人の名前を一時的に覚えておけるのは、短期記憶が正常に働いているからです。 ただし、短期記憶の容量は非常に小さく、7つくらいの事柄を30秒から数分間覚えておくのが限界といわれています。もしそれ以上なにか新しい情報を覚えようと思ったら、とりあえず既存の情報に上書きするか、長期記憶に移行して短期記憶の容量スペースを空けるしかありません。 紹介された人と長時間話をする、あるいは何回も話す機会があれば、その人の名前は長期記憶に保存されます。長期記憶の容量は非常に大きく(詳細は後述)、時間の経過による忘却もほとんどありません。かりに表面上忘れてしまったとしても、記憶の引き出しにしっかり収納されているので、またすぐに思い出せます。 短期記憶は「作業に必要な情報を一時的に保持する」ための記憶、長期記憶は「永続的に情報を保存する」ための記憶であると、まずは覚えておいてください。 ◆長期記憶に移行する方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 長期記憶を意識すれば、勉強の効率は大きくアップする 短期記憶が果たす重要な役割 短期記憶の重要な役割を理解するために、スーパーマーケットでの買い物をしている自分を想像してみてください。あなたがスーパーマーケットに行き、買い物リストを見ると、「牛乳・卵・リンゴ・食パン」という4つの商品が書かれています。 そのリストをみて商品を探し始めるとき、あなたは一時的に4つの名前を覚えようとするでしょう。これらの商品名を覚えておけるのも、短期記憶が正常に機能しているおかげといえます。ここで重要なのは、短期記憶が「現在進行形」の情報を処理し、私たちが日常生活を円滑に運営するサポートをしてくれているところです。 買い物リストについては、忘れてもまた見ればいいだけなので、商品名を忘れてもとくに問題はないでしょう。しかし、もし会話の内容をすぐに忘れてしまえば、誰とも正常なコミュニケーションが取れません。友人と会話が成立しているのは、一時的に会話の内容を記憶して、その情報をもとに話す内容を考えられるからです。 また、長期記憶に移行するかどうか判断するのも、短期記憶を司る海馬や前頭前野の重要な仕事です。このように、短期記憶は、人間の営みを正常におこなうために、欠かせない存在となっています。 ◆記憶の種類とその働きについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう 短期記憶の記憶量と記憶時間は? まず長期記憶の容量ですが、もちろん人間の記憶量には上限があります。とはいえ、その上限は1ペタバイト※もあるそうです。1ペタバイトをもう少し馴染みのある単位でいうと、およそ100万ギガバイトになります。 通常の使い方なら完全にオーバースペックと考えられる1TBのスマホで換算すると、なんと976台分です。上限があるといっても、ほぼ無限の記憶容量があると考えて差し支えないでしょう。 一方、短期記憶の容量は非常に小さく、7文字プラスマイナス2文字程度が限界値といわれています。先ほど、短期記憶の保持時間は、30秒から数分間といいました。しかし、なにも意識していない状態だと、保持できるのは30秒ほどです。 でも、安心してください。短期記憶を意識したり、反復したりすれば、記憶時間を伸ばすことは可能です。短期記憶の能力をアップする方法については、このあと詳しく解説します。 ※参考:What Is the Memory Capacity of a Human Brain? 短期記憶を鍛えるオススメの方法 前述のとおり、短期記憶は私たちの生活を円滑に遂行してくれる重要な役割を担っています。ここでは、短期記憶の能力を鍛えるための方法(考え方)を6つ紹介していきます。 なお、以前別記事で、「瞬間的な記憶を鍛える方法」を特集しました。今回紹介した方法と異なる方法を数多く紹介しているので、ぜひそちらの記事にも目を通してみてください。 脳トレ いちどみたら忘れない「瞬間記憶を鍛える7つのトレーニング方法 「チャンキング法」で情報を整理する チャンキング法は、大量の情報を管理しやすいサイズや単位に分割して、覚えやすくする記憶法です。10桁以上の数字列を覚えるといった、短期記憶の容量以上に情報処理をおこなう場合など、チャンキング法は非常に効果を発揮してくれます。 たとえば、「514109320627」という数字列を覚えておきたいなら、「5141-0932-0627」と4桁のチャンクに分割してみるわけです。12文字を一気に覚えるより、分割したほうが格段にリズムよく覚えられます。 今回のように、「5141(恋しい)」「0932(奥さんに)」といった語呂合わせが使えると、より覚えやすくなるはずです。(これは偶然によるものが大きいですけれども) また分割のルールをいろいろとアレンジすると、ビジネスや言語学習・音楽など、さまざまな分野で応用ができます。たとえば、会議中ランダムに提案された新規事業に関する項目を、「リスク管理関連」「資金計画関連」「競合対策」などキーワードごとにまとめてしまえば、情報は一気に理解しやすくなるでしょう。 このように、チャンキング法の応用によって、理解度は大きくアップします。ぜひ、試してみてください。 「マーキング」など視覚効果を使って印象づける 蛍光ペンやカラーボールペンで、覚えたい箇所にマーキングをする方法は、昔から多くの人が取り入れています。しかし最近では、「マーキングは無意味である」という批判をよく耳にするようになりました。 たしかに、重要な箇所だけにマーキングをすると、その周辺の情報がこぼれやすくなるのは事実でしょう。かといって、マーキングの範囲を広げれば、結局テキスト全部にマーキングが必要になってしまいます。 でも、だからといってマーキングが無意味なわけではありません。ようは、使いようです。重要な箇所にマーキングをして、そのマーキングを記憶のトリガー(引き金)にしましょう。 言葉そのものを覚えるのではなく、その言葉を「あー、こういう内容だったな」と思い出すきっかけにするのです。そう考えれば、トリガーとなる箇所に色づけして目立たせるのは、非常に理にかなっています。 「場所法」で記憶を強力に植えつける 場所法は、特定の情報を具体的な場所に関連付け、その場所を頭の中で巡回しながら情報を思い出す方法です。 たとえば、あなたが大切なプレゼンテーションのために、たくさんの項目を覚えなければならないとします。その場合は、以下の3ステップで、場所法を進めていきます。 覚えたい項目を場所ごとに割り振る 項目と場所を紐付ける 家を1周しながら、項目を確認していく まずは、自宅のように自分と馴染みのある場所を選び、各部屋にそれらの項目を割り当てていきましょう。「市場動向をリビングルーム」「競合対策をキッチン」といったように、ひとつずつ決めてください。 そのあとは、「市場動向のグラフがリビングルームの壁一面に貼られているシーン」や、「ライバル企業をガスコンロで燃やしてしまうシーン」といったように、覚えたい項目と場所を関連づけていきます。(実際は、もう少しこまかい設定が必要です) 現実ではライバル企業を燃やすことなどあり得ませんが、そのくらいインパクトのある内容の方が、記憶が蘇りやすいです。 紐づけが終わったら、最後に頭のなかで、家のなかをグルグルと周回しましょう。何回か繰り返すうちに、いつの間にか「キッチン……そう競合対策だ!」と即答できるようになっていきます。 バカバカしいと感じるかもしれませんが、さまざまな大学で推奨されている有名な記憶法※です。興味のある方は、ぜひ詳しく調べてみてください。 ※参考:Chunking and the Memory Palace - Teaching Tips - CETL - Oakland University ◆場所法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶力に不安を感じたら……脳トレで記憶力アップ 「分散学習」で効率アップ 「分散学習」は、情報を一度に詰め込むのではなく、一定の間隔を空けておこなう学習法です。一度に大量の情報を詰め込む「集中学習」よりも、時間を置いて少しずつ学習する「分散学習」の方が、長期記憶の定着に効果的であるといわれています。 たとえば、英語の単語を1,000個暗記するケースについて考えてみましょう。もしいちどに1,000個を詰め込もうとすれば、短期記憶の容量を軽く超えてしまい、ボロボロと取りこぼしてしまうはずです。 それよりも、100個覚えたら、いったんほかの勉強に切り替えてください。そうして、ある程度勉強が進んだら、また英単語の暗記に戻ります。そうすると、脳は飽きることなく、情報を効率的に記憶できるわけです。(もちろん、適度な復習も重要です) サンディエゴ大学のサイトに掲載されている分散学習のページ※には、以下のような内容が書かれています。 「詰め込み学習による記憶は、数日で大部分を失ってしまう。12時間連続で勉強するのではなく、1日おきに2〜3時間の勉強を繰り返すほうが、長期的に記憶を保持できる」 ※参考:Spaced Practice - UCSD Psychology. 本当にその通りだと思います。短期記憶に過剰な負担をかけず、スムーズに長期記憶へ移行させるには、分散学習の概念が欠かせません。 「スペースド・リピティション」で復習を効率化する スペースド・リピティションとは、記憶の定着を高めるために、一定の間隔を空けながらおこなう復習法です。記憶力を向上させたい人は、ぜひスペースド・リピティションを取り入れてください。 多くの人は、いちどインプットした情報は、そう簡単に忘れないと思い込んでいます。しかし、人間の脳は、驚くほど簡単に覚えた情報を忘れてしまうものです。個人差はあるものの、なにも復習せずに1日経過すると、約70%の情報は忘れてしまいます。 そこで重要になってくるのが、復習です。せっかく復習をするなら、復習のタイミングにも気を配りたいところです。 ひと昔前までは、できるだけ早く復習を繰り返すのがよいといわれていました。ところが、近年の研究では、忘れかけた頃に復習をするのがベストなタイミングであるとされています。 復習の回数を重ねるごとに記憶の定着度は高まっていくので、1日後に復習したら次は1週間後、その次の復習は1か月後というように、徐々に復習の間隔を広げていくのがセオリーです。 なお、適正な復習間隔には個人差があるので、いろいろと自分に合ったタイミングを試してみてください。 ◆スペースド・リピティションについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ きっと人生が変わる「思考停止改善6つの方法」 「自己解説」であいまいな内容をあぶり出す 復習をする際に、ただテキストを繰り返し読んでも、いまいち頭に入ってこないという人も多いのではないでしょうか。そういう人には、自己解説方式の復習をオススメします。 自己解説とは、文字通り、学んだ内容を自分自身に説明してみる方法です。ポイントは、2点あります。 質問に答える形式がベスト できるだけテキストは見ない 普通に内容を説明しようとすると、どうしても冗長になりがちです。その点、質問形式にすると、「それは◯◯である」と簡潔に説明しやすくなるので、重要なポイントだけを効率よく確認できます。 また、できるだけテキストを見ずに答えるのも、重要なポイントです。テキストをじっくり見てしまうと、ただ見た内容を口に出すだけになり、理解度のチェックになりません。 見る範囲は質問部分に限定して、あとは頭のなかでじっくりと内容を思い出してみてください。最初はなかなかうまく説明できずに、イライラするでしょう。でも、だからこそ、自分の理解不足な点が明確に浮かび上がってくるのです。 そうやって記憶の扉から情報を引き出す作業を繰り返すうちに、少しずつ説明できる量とクオリティが上がっていきますので、焦らずに取り組んでみてくださいね。 短期記憶が改善する日常生活の過ごし方 先ほどは、どちらかというと、記憶力アップのテクニック的な方法を紹介しました。しかし、短期記憶の改善には、生活のベースとなる習慣の改善が不可欠です。ぜひ改善に取り組んでいただきたい4つのポイントについて、わかりやすく解説していきます。 記憶の定着を促進する良質な睡眠の取り方 良質な睡眠は、短期記憶を長期記憶に定着させるために欠かせません。人間の脳は睡眠中に情報を整理し、記憶への定着作業をおこないます。とはいえ、その作業がおこなわれるのは、浅い眠りの時間帯「レム睡眠」中だけです。 交互に発生する浅い眠りと深い眠りのリズムを崩さないためには、いわゆるぐっすりと眠れる状態が必要になります。 良質な睡眠を維持するには、まず、一定の時間に就寝することが大切です。毎日同じ時間に寝れば、体内時計が整い、自然と眠りの質はよくなります。 また、寝る前のスマートフォンやパソコンの使用はできるだけ控えてください。とくに、ベッドに入ってからの、寝スマホは厳禁です。明るい画面を見た脳が、昼間と勘違いして、どんどん活性化してしまいます。 同様に、明け方の朝日対策も必要です。レム睡眠は明け方に近くなるほど長くなるのですが、その重要な時間が朝日で妨害されてしまいます。 朝日を浴びるのが有効なのは、完全に目を覚ましてからです。遮光カーテンを使うなどして、起床まで暗い部屋を維持できるように心がけてください。 ◆良質な睡眠を取るポイントについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 短期記憶を鍛える9つの方法とは? 食生活を改善して脳の働きを活性化 食生活は、脳の働きを大きく左右します。ジャンクフードや脂っこい食事ばかり食べていると、脳に十分な栄養が届かずに、記憶力にも悪い影響を与えてしまいます。 近年糖質を極端に制限する人も増えていますが、これも記憶力を鍛えるという点でいえば、まったくオススメできません。脳の主な栄養源はブドウ糖です。過度の糖質(炭水化物)摂取はよくありませんが、やはり最低限の炭水化物は食べるべきでしょう。 まずは炭水化物とたんばく質、脂質のバランスに気をつけながら、あとは脳によいといわれる食材をしっかりと摂取してください。 脳によい栄養の代表格は、なんといってもオメガ3脂肪酸でしょう。適量のオメガ3脂肪酸は、脳細胞を柔らかくして、情報伝達の効率をスムーズにしてくれます。集中力アップにも効果が期待できるので、受験生にはとくに摂取してもらいたい栄養です。 オメガ3脂肪酸は、サンマやサバといった魚介類や海藻に大量に含まれています。最低でも週に2回は、魚介類をメインにした献立を考えてみてください。 ◆脳によいブレインフードについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 朝散歩でホルモンの分泌をコントロール 朝散歩は、脳の働きを活性化し、ホルモンの分泌を整えるための効果的な習慣です。朝、なかなか起きられない人は、たいてい体内時計が狂っています。夜ふかしして、寝る直前までスマートフォンを見ているから、眠りが浅くなり、朝になっても疲れが取れないのです。 朝に散歩をすると、必然的に太陽光を浴びる時間が増えるため、体内時計が強制的にリセットされます。 また、セロトニンという幸せホルモンの分泌は、朝日とリズミカルな運動(散歩は一定のリズムで進行する典型的なリズム運動)によって促進されることがわかっています。 セロトニンは、鬱々とした気分を払拭して安定した意欲をもたらしてくれるため、朝散歩のあとは集中力をもって午前中の作業に取り組めるでしょう。 もちろん、連続して地面を蹴る動作により下半身の筋力がアップし、その結果血流も改善されます。数日でやめてしまえば効果はほぼゼロですから、最低でも15〜30分程度の散歩を週に1〜2回は継続していきたいところです。 デジタルデトックスへの取り組み 現代社会では、スマートフォンやパソコンの長時間使用が、もはや当たり前です。たしかに、自分自身を振り返ってみても、こういったデジタルデバイスなしでは、仕事もプライベートもまったく成立しないことに気づきます。 とはいえ、デジタルデバイス(とくにスマートフォン)の長時間使用が、脳に深刻なダメージを与えているのは厳然たる事実です。短期記憶を鍛えたいなら、やはりデジタルデトックスを避けては通れないでしょう。 デジタルデトックスとは、こうしたデジタルデバイスの使用を一時的に控え、脳をリフレッシュさせるための取り組みです。まずは、1日数時間のデジタルデトックスから、はじめてみてください。 たった数時間と思うかもしれませんが、情報がまったく入ってこないフリーな時間は、想像以上に脳を休ませてくれます。 考えてみれば、ほとんどの人が常にスマートフォンを握りしめ、SNSの通知や興味深い動画の誘惑に晒されているわけです。そういう状態のなかで、集中力をもって別な作業に取り組むのがいかに困難か、容易に想像できるでしょう。 最初は大変だと思いますが、デジタルデトックスの時間に集中して仕事をする、本を読む、家族や友人とゆっくりと話をする、自然のなかでボーッと過ごすといった、普段できていないことに取り組んでみてはいかがでしょうか。 短期記憶を鍛えるアプリ・ツール特集 短期記憶を鍛える方法がわかったところで、最後にアプリやツール、あるいは日常生活で気軽に取り組める具体的なアイデアを3点紹介していきます。 楽しみながら鍛える!記憶力向上ゲーム 短期記憶を鍛えるなら、やはり記憶力向上を目的としたゲームが効率的です。記憶力をよくしたいのに、漢字クイズをやっても効果はそれほど望めません。神経衰弱や間違い探しのように、内容を瞬時に覚えておく必要のあるゲームを選びましょう。 以下に、すぐに取り組めるオススメの記憶力向上ゲームを挙げておきます。 シンボルマッチングゲーム 迷路ゲーム 順番を覚えておくメモリーゲーム リズムゲーム 上記はどれも、図柄や道順・色といった過去のデータを覚えておかないとクリアできないゲームばかりです。こういったゲームを繰り返すうちに、自然と短期記憶は鍛えられていきます。 また、「まったく楽器演奏の経験のない人にデジタル音楽リズムトレーニングを8週間おこなったら、短期記憶の改善がみられた」という、カリフォルニア大学の研究論文※もあります。 気になるゲームがあれば、ぜひどれかひとつチャレンジしてみてください。そうすれば、あなたの短期記憶は、間違いなくレベルアップしてくれるはずです。 ※参考:How musical rhythm training improves short-term memory for faces | PNAS 効果的な記憶力トレーニングアプリ 記憶力トレーニングアプリは、科学的に設計されたエクササイズを通じて、短期記憶を含む認知機能強化をしっかりとサポートしてくれます。 アプリは、スマートフォンやタブレットでいつでもどこでも利用できるため、スキマ時間をトレーニングに使えるのが嬉しいですよね。これ、本当に大事です。多くの人は日々の生活が忙しすぎて、脳トレにまとまった時間を使う心の余裕がありません。 その点アプリなら、通勤時間や待ち合わせの合間を使って、気軽に短期記憶を鍛錬できます。 なお、記憶力を鍛えてくれるアプリは、現在数多く発売されています。基本的には、自分の気に入ったものを選べばOKです。 個人的には、これまで1億人もの人に選ばれてきた「Lumosity」をオススメしています。収録されている記憶力を鍛えるミニゲームは、全部で5つ。そのほかにも注意力や計算力などバリエーション豊富なミニゲームが30個も用意されており、認知機能の改善に最適です。 ​​》》右脳を鍛える瞬読式脳トレアプリはこちらから確認できます ◆オススメの脳トレアプリについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 いつでもすぐにできる日常生活トレーニング 先ほど、アプリの有用性をお伝えしました。ただ、ついスマホでSNSをみてしまったり、高齢の方ならそもそも使い方がわからなかったりと、アプリ以外の方法が適している人もいらっしゃるでしょう。 そういう場合は、ぜひ日常生活の中で短期記憶を鍛えるように意識してみてください。幸いなことに、日常生活で短期記憶を鍛える方法はいくらでもみつかります。 たとえば、新しい料理をつくる際に、いちど見たレシピの記憶を頼りに再現してみるのはどうでしょうか。「あれ、調味料の分量はどのくらいだっけ……」と記憶を振り返る作業が、短期記憶の働きを思い切り鍛えてくれるはずです。 また同じ料理絡みでも、買い物リストを作成して、リストを見ずに買い物するものオススメです。買い忘れがあったとしても、問題ありません。その悔しさが強い記憶として残り、次回覚えようという意識がアップします。 ようは、情報を自分の頭で思い出す作業をすればよいので、料理以外でもさまざまな場面でトレーニングは可能です。「参考書を置いて暗唱してみる」「今日のできごとを思い出しながら日記を書く」など、自分で工夫しながらいろいろと試してみてください。 まとめ 今回のガイドを通じて、短期記憶の基本的な働きやその能力を鍛えるための方法を、すでに身につけられたと思います。あとは、実際に今回の方法を試してみるだけです。いくら知識があっても、実践しなければ何も変わりません。ぜひ、今日から取り組んでみてください。 ### なんだか頭がボンヤリするなと感じたら「脳を起こす方法9選」 脳を鮮やかに目覚めさせ、1日を活力溢れるものにするための方法は数多くあります。バランスのよい朝食・リフレッシュ効果のある香り・ASMRなど、今回紹介する方法を上手に組み合わせることで、私たちの脳はしっかりと本来のパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。 今回の記事では、「脳を起こす方法」として、9つのアイデアを紹介していきます。最近なんだか頭が働かないと感じている人は、ぜひ試してみてください。 モーニングルーティンは朝の散歩から あなたが朝なにをするかで、その日全体の調子が変わってきます。仕事や勉強の場でベストなパフォーマンスを発揮するためにも、ぜひ朝の散歩をモーニングルーティンに組み込んでください。 まだ人通りの少ない道を歩きながら、木々や花々が朝日に照らされてキラキラと輝いている景色を目にする。ときおり聴こえる鳥のさえずりとともに、新鮮な空気を思い切り吸い込む。こういった習慣を続けていけば、脳が活性化しないわけがありません。 もちろん、朝の散歩には、心地よい運動としての効果もあります。適度なスピードでおこなう散歩は、心拍数を上げ、全身の血流をよくしてくれます。当然、脳に血液中の栄養や酸素がたっぷり供給されますから、脳が活動する下地はすでにバッチリです。 「脳を鍛えるには運動しかない! 」ジョン・J・レイティ医学博士は、寄稿記事※のなかで「 創造的なアウトプットがウォーキング中に60%増加し、その効果はウォーキングをやめたあとも10分間続いた」という実験結果について言及しています。 起床後1時間を目安に、ぜひ週に3回程度の散歩に挑戦してみましょう。 ※参考:John Ratey on Building a Better Brain with Exercise バランスのよい朝食をしっかり食べる 寝起きの脳は、活動の栄養源となるブドウ糖が不足している状態です。朝食でしっかりとブドウ糖(炭水化物)を摂取して、脳を起こしてあげましょう。 朝食を抜いてしまうと、栄養が不足した脳を、次の食事の時間まで無理やり働かせることになります。これでは、仕事や勉強のパフォーマンスが落ちてしまうのは当然です。 さらに、最近では糖質制限を信じている人が多く、炭水化物を悪者のように考える人が増えています。しかし、これは非常に危険な考え方です。炭水化物を含む、三大栄養素はやはりきちんとバランスよく摂らないと、体を正常に維持できません。 また、朝食を食べないと、どうしても昼食までの間に間食をしがちです。バナナのような栄養豊富な食品ならともかく、ついお菓子や菓子パンなどを食べてしまいますよね。 なお、令和元年国民健康・栄養調査報告※によると、30〜39歳の朝食欠食率がもっとも高く、24.6%もの人が朝食を食べません。今朝食を食べていない人は、もういちど自分の食生活をじっくりと見直してみてください。 ※参考:令和元年国民健康・栄養調査報告 第 1 部 栄養素等摂取状況調査の結果 ◆バランスのよい食生活については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 水分補給で脳の働きを最適化 先ほど食事の重要性をお伝えしましたが、食事よりも優先して考えるべきは、適切な水分補給です。朝起きたら、まずは一杯のフレッシュな水を飲んでください。たった1杯の水が、睡眠中に失った水分を補ってくれるでしょう。 血液の半分を占める血漿は、酸素や栄養を臓器に、老廃物を腎臓などへ運搬する役目を担っています。ところが、水分が不足すると血液の粘度が高まり、運搬の力が著しく低下してしまうのです。いわゆる「ドロドロ血液」ですね。 こういった状態が長期間続けば、脳をはじめさまざまな臓器に影響を及ぼし、重大な病気を引き起こす可能性が高くなります。 公益財団法人長寿科学振興財団によれば、日本人の場合、飲料としての水分補給は1日1〜1.5リットル程度必要だそうです。(日本人向けの研究データは不足しているのであくまでも参考値) 脳に栄養をしっかり送り届けるためにも、こまめな水分補給を心がけましょう。 ◆水分補給の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「脳にいい習慣」10の効果的な習慣で脳力アップを目指そう リフレッシュ効果のある香りで脳を刺激 あなたが起きたとき、最初に感じる香りは何でしょうか? それはコーヒーの香りかもしれないし、散歩中に通りかかった花壇の香りかもしれません。 香りは、嗅覚を通じて直接脳に影響を与えます。しかも香りには、集中力や記憶力などを高めてくれる効能があるのです。たとえば、ペパーミントアロマを使用した参加者の記憶力や脳の覚醒度が、高い数値を記録したという研究データ※もあります。 反対に、なにかが腐った匂いやカビくさい匂いは、脳に不快感を与えパフォーマンスを阻害します。そういう状況を回避するためにも、朝のうちに意識して、なにかよい香りを嗅ぐようにしましょう。 自分で香りをコントロールできるという意味で、アロマはオススメです。朝起きたらアロマディフューザーに、レモンやミントのエッセンシャルオイルを数滴落としてみてください。よい香りが部屋中に広がり、脳を活性化させ、ポジティブな1日を演出してくれるはずです。 ※参考:Modulation of cognitive performance and mood by aromas of peppermint and ylang-ylang 話題のASMRで気分をリフトアップ 先ほどは嗅覚の話でしたが、今度は聴覚からのアプローチを紹介します。うるさいと感じればイライラするのと同様に、心地よい音を聴けば、人間の脳は自然とリラックスするものです。今日1日を気持ちよくスタートするために、ぜひASMRを活用してみませんか。 ASMRとは、視覚や聴覚から受ける心地よい感覚を指す言葉です。最近YouTubeをみると、よくASMRと表記された動画をみかけます。 それは、小川のせせらぎだったり、静かな雨音だったり、また絵を描くペンの音に癒やしを感じる人も多いです。包丁がまな板に当たる「トントン」という音が好きな人もいるし、リンゴをかじる咀嚼音なども人気のようです。 個人的には、波の音や川の音といった自然音のASMRをオススメします。後述する自然の癒やしを、自宅に居ながら受けられるからです。 自然の癒やし効果は画像や音を聴くだけでも効果がありますので、こうしたASMRを聴きながら瞑想やストレッチをすれば、脳はバッチリと目覚めてくれるでしょう。 深呼吸やストレッチは身体と脳の緊張を解放してくれる 朝起きたら、多くの人が背伸びをしますよね。これは、何時間も横になって固まった体をほぐすためにおこうなう、無意識の行動です。このままガチガチの体を放置しておくと、血流が悪いまま、活動を開始しなければなりません。 起床後すぐに水をコップ1杯飲み干したら、ぜひ深呼吸やストレッチをおこないましょう。 まずは、窓際に立ち朝日を浴びながら、ゆっくりと深呼吸です。深呼吸は、鼻から息を吸い、口から吐きます。吸う時間の倍の長さでゆっくりと吐き出せば、自然と深い呼吸になります。(回数は5回ほど繰り返せば十分です) 次に、全身のストレッチに取りかかりましょう。ストレッチの内容は、ラジオ体操のように反動をつけたものでなければ、どのような動きでも構いません。ストレッチの具体的なポイントについては、厚生労働省のサイト※が参考になります。ぜひ、目を通しておいてください。 ※参考:ストレッチングの実際 | e-ヘルスネット(厚生労働省) ◆ストレッチのような軽めの運動の重要性については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 「脳活 習慣」 誰でもできる10の方法で脳を活性化しよう 定期的に自然の中で過ごす ASMRの項目でも触れたように、人間の脳は、自然の風景や音に対して敏感です。自然の中で過ごす時間は、私たちに癒やし効果を与え、脳のリフレッシュに非常に役立ちます。 できれば週に2〜3回は、公園・森林・海岸のような自然豊かな場所に出かけましょう。釣りをするのもよし、スケッチや写真撮影もいいですね。もちろん、ただなにもせず、静かに座っていてもOKです。それだけでも、フィトンチッドによる森林浴効果は十分期待できます。 もし忙しくてどうしても自然にいく余裕がないというなら、近所をゆっくり散歩するだけでも大丈夫です。道筋にあるちょっとした林やご近所さんの庭に咲く花をみるだけでも、脳はリラックスしてくれます。 なお、フィトンチッドの効能については、山梨県が推進する森林セラピーのサイトにわかりやすい資料が掲載されていました。興味のあるかたは、ぜひ読んでみてください。 ※参考:山梨県/森林セラピーの推進 ◆自然のなかで過ごすメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 好きな脳トレで脳の目覚めを促す 起床後1時間は、新たな1日を迎えるための準備時間として、上手に活用していきたいところです。ここまで紹介した食事や水分補給・深呼吸といった行為は、ある意味通常の生活そのものといえます。 もう少し脳に直接働きかける方法として、脳トレはとてもオススメです。コーヒーをゆっくりと飲みながら、クロスワードパズルを解いてみる。投資が趣味の人は、投資情報をチェックするのも効果がありそうですね。 料理や散歩も立派な脳トレですが、脳を起こす方法という意味では、クロスワードパズルのように頭を使う割合の大きいものが適しています。「朝からパズルやクイズはちょっと……」というなら、読書はどうでしょうか。 読書には非常に高い脳トレ効果が期待できますので、朝の目覚めを促す方法としては非常にオススメです。どういった脳トレに取り組むにせよ、とにかく楽しくないと、嫌な気持ちで1日がはじまってしまいます。 自分の好きな脳トレに取り組むのが、脳をシャッキリと起こすポイントですよ。 ◆オススメの脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 アートや創造的な活動で脳を刺激する アートや創造的な活動は、脳を刺激し、自分のなかに新しい視点を生み出してくれます。具体的な手法は、絵画でも音楽でも手芸でも、あるいは料理でもなんでも構いません。大切なのは、アートの種類ではなく、アートを通して自身の創造性を高めることです。 では、実際アートにはどのような効果があるのでしょうか。これについては、慶応大学川畑秀明教授の資料※が、非常に参考になりました。この資料には、アートの主な効能が5つ書かれています。 幸福感・精神的健康を増進 社会性・コミュニケーションを促進 認知機能を増強 不安やうつ症状を軽減 ストレスを低減 ※参考:⼼と脳の働きから 「アートの効⽤」 のエビデンスを捉える アートで生まれる上記のような効能のメカニズムは、解明されていない部分が多いそうです。ただ私たち素人は、アート活動が脳によい影響を与えるという事実だけを理解して、日々の生活に取り入れればそれで十分です。 絵が好きなら、スケッチブックに思いついたものをスケッチしてみてください。「なにを描こうかな」と考える時間が、脳によい刺激を与えてくれます。 料理が好きな人は、朝ごはんに新メニューを投入してみるのはどうでしょうか。今までつくったことのないレシピに挑戦すれば、これまた脳がビンビン刺激を受けます。 これらはあくまでも一例にすぎませんが、アートに興味のある人はぜひいろいろと挑戦してみてください。 まとめ 冒頭でもお話ししたように、脳をしっかりと目覚めさせる方法は、ひとつではありません。かといって、今回紹介した方法をすべて試さなくても大丈夫です。自分の気に入った、あるいはできそうな方法を2〜3個ピックアップして、とにかく3か月ほど続けてみてください。 そうすれば、あなたの脳は必ず今よりも活性します。今回の記事が、最適なルーティンをみつけるきっかけになれば幸いです。 ### うまく頭が働かないのはどうして?脳の働きを阻害する原因と簡単な対策大公開! 「ああ、今日は頭がまったく働かない...…」このような経験をしたことはありませんか? 仕事が手につかない、勉強が頭に入らない、それは脳が働きにくい状況になっているのが原因かもしれません。当記事では、なぜ脳がうまく働かないのか、その原因と改善策をご紹介します。最近脳の働きが悪いと感じている人は、ぜひ最後までお読みください。  頭が働かないって具体的にどのような状態を指すのか? 「しっかり寝たはずなのに、なぜか眠くて仕方がない」「大事な会議中なのに、内容がまったく頭に入ってこない」など、誰しもいちどはこういった「頭が働かなくて困る」と感じた瞬間があるはずです。 ほかにも、以下のような状態になったことのある人は多いでしょう。 なぜか内容がうまく理解できない 思い出すのに時間がかかる(まったく思い出せないことも) 簡単な計算なのに間違ってしまう 頭が真っ白になって反応できない とっさに言葉が出てこない もちろん、ほとんどは一時的なものであり、時間とともに症状は出なくなります。ただ、根本的な原因が解決しない限り、またいつこういう状況になるかわかりません。年齢にもよりますが、あまりにもひどい場合は、そのまま認知症に進行してしまう可能性もあります。 十分な休息を取っているのに、頭が働かない状態に陥ってしまうと、どうしていいか困ってしまいますよね。でも、頭が働かないのは必ずなんらかの原因があるし、原因がわかれば対応は可能です。原因と改善の方法については、あとから詳しくお伝えするので、どうか安心して読み進めてください。 頭がうまく働かない5つの原因 頭がうまく働かないのは、いくつかの原因が複雑に絡み合って起こるケースが多いです。少なくとも、今回紹介する5つの原因はすべて解消できるように、まずはしっかりとポイントを押さえてしまいましょう。 慢性的な寝不足 仕事や勉強の忙しさ、あるいはさまざまなプライベート問題を解決するため、夜更かしや早起きをして睡眠時間を削る。きっと、あなたも、このような経験を何回もしたことがあるでしょう。 しかし、睡眠は脳にとって極めて重要なリカバリータイムです。睡眠中、脳はその日の出来事を整理し、記憶の定着作業をおこなっています。十分な睡眠を取らないと、この作業が中断され、記憶力や学習能力の低下を招いてしまうのです。 さらに、睡眠不足は注意力や集中力を散漫にし、日中のパフォーマンスを低下させます。たとえば、大切な会議の前日に夜遅くまで準備をしてしまい、3時間しか眠れなかったとしましょう。準備はバッチリでも、肝心の脳がうまく働かず、おそらく会議当日には大変な思いをしているはずです。 日本人は、世界でもトップ3に入るほど、睡眠時間が短いといわれています。脳本来のパフォーマンスを発揮するには、やはり8時間前後の睡眠は必要です。 ◆日本人の睡眠時間については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 乱れた食生活 仕事が忙しいときや自炊が面倒なとき、ついつい手っ取り早いファーストフードやインスタント食品に頼りがちですよね。また、食事を抜いてダイエットをしたり、一方でストレス食いをしたりと、乱れた食生活は思わぬ形で脳の機能に影響をおよぼします。 脳は全身の器官の中でもとくにエネルギー消費が激しく、そのエネルギー源となるのがブドウ糖です。最近はブドウ糖(糖質)を含む食品は敬遠される傾向にありますが、厚生労働省では1日最低でもおよそ100gの摂取が必要と定義しています。 もちろん、糖分を含む炭水化物の過剰摂取もよくありません。高血糖を引き起こしやすくなるし、インスリン(血糖値を下げる働きがある)の分泌サイクルが狂い、糖尿病を引き起こす原因になるからです。 前述のファーストフードやインスタント食品には、たいてい大量の糖質が含まれています。本当に、止められるなら今日からでも食べるのをできるだけ控えたほうがよいです。 また、ビタミンやミネラルといった微量栄養素が不足すると、脳内の神経伝達物質が正常に分泌されない可能性が高まります。このように、健康な心と体を維持するには、やはりバランスのよい食事が不可欠です。 運動不足 1日中椅子に座ってPC作業をしていると、肩が凝り、首もガチガチです。慢性的に腰も痛いし、下半身もむくんで体はいつも悲鳴を上げています。 デスクワーク主体の人や、リモートワークが増えた人にとって、運動不足は避けられない問題かもしれません。しかし、座り通しの生活は、脳の働きを著しく阻害します。血液は下半身に停滞し、どうしても脳への血流が不足するからです。 脳は血液中から栄養源であるブドウ糖や酸素を取り入れるので、血流不足は脳機能の低下をダイレクトに引き起こします。 ベストセラー書「脳を鍛えるには運動しかない」のなかで、著者ジョンJ.レイティ博士は、「運動で爽快な気分になるのは、心臓から血液がさかんに送り出され、脳がベストの状態になるからなのだ」と断言しています。 脳をしっかりと稼働させたいなら、やはり運動は不可欠と考えて間違いないようです。 過度なストレス 私たちの生活は、日々さまざまなストレスで一杯です。締め切りに追われる仕事・子育ての悩み・人間関係トラブル、そして病気の恐怖など、こういったストレスは脳に大きな負担を与えます。 とはいえ適度なストレスは、問題解決のためのよい刺激剤として、なくてはならない存在です。 しかし、そのストレスがあまりに大きく長期間続けば、アドレナリンやコルチゾールといった神経伝達物質が過剰に分泌されます。あるいは、適切な分泌のタイミングがわからなくなり、本当に必要なときに分泌されなくなる危険性があるのです。 大量のコルチゾールが慢性的に分泌されると、体重の増加・血糖や血圧の上昇・筋力低下といった症状を引き起こしやすくなります。 脳に関しても、刺激を受け続けて脳が疲労してしまい、本来のパフォーマンスを発揮できません。症状が重くなれば、いずれはうつ病に進行する可能性も高いです。 ◆コルチゾールの影響については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶力に不安を感じたら……脳トレで記憶力アップ スマホ依存 スマホの普及により、毎日私たちは驚くほどの情報量に晒されています。こうした洪水のような情報量を処理しようと、脳は常にオーバーワーク状態です。そのため、慢性的に疲れた脳は、集中力や判断力が低下し、こまかいミスを引き起こしやすくなってしまいます。 現実問題として、今日からスマホがまったく使えなかったら、おそらくほとんどの人が大きな不満と不安を感じるでしょう。仕事の連絡やデータ収集はもとより、SNSの更新チェック・動画視聴・ゲームなど、スマホがなければなにをしていいのかわからないという人も多いのでは。 しかし、1日何時間もスマホを見続けている「スマホ依存状態」をなんとかしない限り、脳本来のパフォーマンスは望めません。友達と一緒でも全員がスマホをみている、スマホがないとトイレにもいけない状態を当たり前と思ってはいけないのです。 今日からできる「脳の働きを改善する方法」 ここまで脳が働かない原因を解説してきました。いくつかの項目に当てはまってしまった人は、少々暗い気持ちでこの記事を読んでいるかもしれません。しかし、安心してください。これから紹介する方法に取り組めば、必ず脳の働きは改善します。それでは、ひとつずつみていきましょう。 7〜8時間の良質な睡眠を確保する 脳の働きをよくしたいなら、とにかく睡眠時間をたっぷりと取るのが最優先事項になります。個人差はありますが、どれだけ忙しくても7時間、できれば8時間以上の睡眠が確保できれば、いつもスッキリとした状態でいられるはずです。 私たちの脳は、レム睡眠とよばれる時間帯に日中のできごとを整理して、長期間覚えておく必要があるかどうかを判断しています。レム睡眠の長さは、1回あたりおよそ10〜30分。90分間隔ごと、ひと晩におよそ4〜5回発生するといわれています。 つまり、睡眠時間が1時間減れば、そのぶんレム睡眠も減ってしまうわけです。そうなると、記憶の整理が十分におこなわれず、頭のなかが乱雑なまま翌日を迎えることになります。 そうはいわれてもつい夜更かししてしまうという人は、帰宅後にリラクゼーションタイムを設け、終了1時間後に就寝すると決めてしまいましょう。ダラッと好きなことをする時間にタイムリミットを設ければ、夜更かしは最小限で済みます。(時間は自由に決めてください) また朝方になると、太陽の光や新聞配達の音など、睡眠を妨げる要素が数多く発生します。遮光カーテンで明かりを遮断する、耳栓で静かな状態をキープするなど、睡眠環境をしっかり整えてください。 ◆良質な睡眠の取り方については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 栄養豊富でバランスのよい食生活を心がける 脳を含め、人間の体は食べるものでつくられています。もし、栄養素の少ないオイリーなジャンクフードばかり食べていたら、脳が正常に働かないのも当たり前の話でしょう。 しかし逆に考えれば、栄養豊富でバランスのよい食生活を心がければ、脳の働きは改善するわけです。ぜひ、今日からでもバランスのよい食事を意識してみてください。 具体的には、たんぱく質・脂質・炭水化物という三大栄養素を中心に、ミネラルとビタミンをしっかり摂取するのが基本になります。 なかでも、脳内の神経伝達物質のもとになる鉄分やビタミンB群は、必要量自体が少ないため、どうしても軽視されがちです。マグロやレバーなど赤身の肉をたっぷり食べて、しっかりと脳に潤いを与えていきましょう。 また、脳の働きを改善するといえば、オメガ3脂肪酸も欠かせません。オメガ3脂肪酸が低下すると、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質量も減少します。 オメガ3脂肪酸を多量に含むサンマやイワシのような青魚を、少なくとも週に2回は食べるように意識してください。 ◆脳によい食事については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 週に2〜3回は軽めの運動をおこなう 運動をすると、全身の血流がよくなるのは、皆さんもご存知のとおりです。とくにふくらはぎや太ももを鍛えると、ポンプ効果が強化され、下半身に滞りがちな血液がスムーズに上半身へ循環していきます。 また、運動には以下のような効能も期待できます。 神経細胞を増やす シナプスを増やす 神経伝達物質の分泌を促進 運動によって、脳の大事な栄養であるBDNFが増え、神経細胞や連結部シナプスの成長を促してくれるわけです。また、BDNFは記憶の司令塔「海馬」に多く含まれるため、記憶力の向上も期待できます。 米ピッツバーグ大学の研究※によると、週に8.5km以上歩く人は、脳の縮小や記憶力の低下を防げる可能性が大幅にアップするそうです。もっとも速く歩いていた人は、記憶障害のリスクが半分程度にまで減少していたという結果に。 いきなり8.5kmは厳しいかもしれませんが、まずは20分程度の軽いウォーキングを週2〜3回くらいできれば、十分だと思います。 ※参考:Walk Much? University of Pittsburgh Study Shows It May Protect Your Memory Down the Road ◆運動と認知トレーニングを同時におこなうコグニサイズについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の衰えを予防するオススメの脳活トレーニング8選 リラクセーションで自分の心にゆっくりと向き合う ストレスが原因だと感じている場合は、とにかくストレスを安全なレベルまで解消するのがいちばんです。 比較的軽いストレスなら、好きな音楽を聴いたり好きな本を読んだりといった、リラックスの時間を確保してください。自分の好きな世界と触れ合う時間は、脳をリセットし、新たなエネルギーのチャージに役立ってくれます。 もう少し本格的にストレス対策をするなら、瞑想やヨガなどは非常にオススメです。調べてみたら、もっとも有名な瞑想法「マインドフルネス」は、不安障害に対して効果があるという実証データ※をみつけました。 過去のしがらみを解き放ち、今の自分と素直に向き合うマインドフルネス瞑想は、ストレスに苦しむ人にとってよき選択肢になってくれそうですね。 そこまで本格的な瞑想は厳しいという人は、たとえば一日の終わりに、15分だけでもいいから部屋の灯りを落とし、ゆっくりと深呼吸の時間をつくってください。静かに自分の心を見つめ直せるなら、ただの深呼吸であっても、心のリセットは十分可能です。 ※参考:マインドフルネス | 慶應義塾大学ストレス研究センター スマホやSNSとは適度な距離をおく 前述のとおり、一日中スマホをみていたらなにごとにも集中できないし、脳がオーバーワークで疲れてしまいます。大変だとは思いますが、なんとかしてスマホと適度な距離をおくようにしないと、脳が働かない状態は改善できません。 具体的な改善策として、私は以下のような方法をオススメします。 スマホの影響を最小限に抑える方法 スマホの使用時間を制限する 寝る前の1時間はスマホをみない SNSの通知をオフにする 不必要なアプリはすべて削除する もちろん、上記のような方法が簡単でないことは、よくわかっています。使用時間を制限しても、実際に守るのは至難の技です。SNSにしても、すぐに返信しないと仲間はずれにされてしまうという恐怖感があるようで、現実的にかなり厳しいでしょう。(とくに10代のうちは) でも、どこかで思いきらない限り、脳をしっかりと働かせるのは不可能です。まずは、スマホの電源を切って、カバンのなかにしまってください。電源をオフにしても、スマホが視界に入るだけで、集中力はスッパリと途切れてしまうそうです。 最後の手段として、集中したい時間だけ、時限式ボックスに格納してしまう手もあります。これなら、時間にならないと決して開かないので、強制的にスマホから逃れられます。 そのくらい、スマホの中毒性は恐ろしいのです。ほかの方法の前に、最優先でスマホとの付き合い方を考えていただきたいと思います。 ◆スマホの誘惑に打ち勝つ方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは まとめ 頭が働かない状況は、過度なストレス・睡眠不足・スマホ依存など、本当にさまざまな要素が絡み合って起こります。急な解決を求めれば精神的に大きな負担がかかるし、新たなストレスを生み出しかねません。今回紹介した改善方法を参考にしながら、ひとつずつじっくりと対処してください。 ### 右脳が活発な人の特徴とその効果的な活用法 右脳が活発な人は、ひらめきや想像力、全体像の把握などに優れています。そういった特性を自覚して、うまく仕事や人間関係に取り込んでいければ、人生のクオリティは大きくレベルアップするでしょう。 今回の記事では、右脳の働きが活発な人の特徴や、右脳をより活性化するための方法について、わかりやすく解説します。 右脳と左脳の働きの違い 右脳の働きを考える前に、まずは右脳と左脳がお互いにどういった役割を担っているのかを、きちんと理解しておく必要があります。 右脳と左脳の主な役割 右脳:イメージ・芸術性・創造性・想像力・ひらめき・全体像把握 左脳:言語・計算・記憶・分析・論理性 上記のとおり、右脳はクリエイティブな思考と直感を担当しています。一方で左脳は、言語や計算、論理的な思考が主な役割です。こうした役割の違いから、右脳は「感覚脳」、左脳は「言語脳」とよばれています。 なにか決断を下す際には、最終的に左脳でさまざまな分析をおこなって決めるのが一般的です。しかし、そういった分析には、どうしても過去の経験や自分の好き嫌いといった「バイアス(偏見)」が介在します。 そこで役立つのが、右脳による直感や全体把握力です。むずかしい理屈ではなく、全体から受ける感覚をもとに、それが「OKか?危険か?」という大まかな方向性を私たちに示してくれます。 もちろん、右脳と左脳、どちらか一方が優れているわけではありません。どちらも重要な役割を担っていますので、できるだけ左右をバランスよく使うのがベストです。 ◆右脳と左脳の働きについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 眠っている右脳を鍛える最強の方法とは 右脳が活発な人の特徴 なにごとにも結果を求められる忙しい現代人の多くは、どうしても左脳ばかり使わざるを得ません。しかし、なかには右脳を上手に活用している人も少なからずいます。ここでは、右脳が活発な人にみられる3つの特徴を解説します。 クリエイティブな発想に秀でている 右脳が活発な人は自分なりの視点をもっており、斬新なアイデアの創出が得意です。そのため、アートや音楽、文学といったクリエイティブな分野で活躍している人が数多くいます。 作品をつくるときも、既存のパターンやルールに縛られず、あくまで自分の感じたものを大事にしています。そういうオリジナルな作風が、多くの人に感銘を与えるのでしょう。 簡単に書いていますが、アートに限らず、世間一般のルールから外れるのはとにかく勇気のいるものです。その点、自分のインスピレーションを大事にする人は、そういったルールから外れたアプローチの試みを恐れません。 だから、なにかトラブルがあっても、素早く対応ができます。ほかの人が思いつかないようなアプローチを、どんどん試してみるからです。「新しい試みを恐れない」私たちも、ぜひこういうクリエイティブな姿勢を見習いたいですね。 直感力に優れている 右脳活発型の人は、ほぼ例外なく優れた直感(ひらめき)をもっています。論理的な証拠がなくても、「なんとなくこれが正しい」と、ナチュラルに感じてしまうのです。こういった直感力は、円滑な人間関係の構築にも非常に役立ちます。 たとえ「いいですね」と同意していても、相手が本当にそう思っているとは限りません。とくに日本人は、言葉と本音が一致しないとよくいわれますよね。直感力に優れている人は、相手の目線や手の動き、言葉のチョイスなどをみて、相手の本音を見抜くのが得意です。 強すぎる思い込みや偏った思考は直感力を鈍らせると知っているので、できるだけ自然体でものごとを観察しようとする人が多いのも、直感力に優れている人の大きな特徴だと思います。 もちろん、直感が常に正しいわけではないので、論理的な裏付けを取る意識も忘れてはいけません。最近流行りのクリティカルシンキングなどを取り入れて、偏ったバイアス(先入観)は徹底的に排除しておきたいですね。 ◆クリティカルシンキングについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 自己成長のヒントが満載!創造力を鍛える4つの方法 全体像を見据えて行動ができる 右脳活発型の人は、とにかく「全体像を掴む」のが得意です。こまかいポイントは、まず全体をみて、相対的な位置やさまざまな要素の関係性を見極めていきます。 たとえば新規の大きなプロジェクトがはじまると、大量のタスクに埋もれてしまい、目の前のタスクに追われる人が非常に多いです。ところが右脳活発型の人は、全体の目標やビジョンを見失うことなく、最適な行動を選びます。(もちろん失敗するときもありますが) この「大きな全体図を描きながら考える能力」は、仕事や人間関係など、人生全体に幅広く役立つスキルです。当然ですが、細部への注意も必要なので、このへんはうまくバランスを取っていく必要があるでしょう。 もしこまかいポイントを考えるのが苦手だと感じているなら、右脳の働きはそのまま、今度はもう少し論理的思考や分析力を身につけたほうがいいかもしれません。 右脳が活発になると生活が変わる! 右脳が活発になると、生活にどのような影響が生まれるのか、「仕事・人間関係・メンタル」3つの観点からお伝えします。 仕事や学習への影響 仕事でも勉強でも、情報社会の現代、ネットを探せばいくらでも方法論がみつかります。しかしそういった方法論は、あくまでも情報発信者の成功例であり、必ずしもあなたに当てはまるとは限りません。 その点、右脳の発達している人は、そういった事例を参考にして、独自の解決策をみつけるのが得意です。世の中に溢れる情報のよいところだけをうまく取り入れながらも、自分なりのアレンジで、さらに効率化を可能にする。これが、右脳活発型の大きなメリットのひとつです。 また前述のとおり、全体像の把握が得意な右脳活発型の人は、プロジェクトを管理するリーダーに適しています。こまかい作業はそれぞれ適した能力をもつメンバーに任せて、全体の目標達成のために、大きな視点でプロジェクトの舵取りをしていきます。 一般的にリーダー(管理職)のほうが、待遇面でも恵まれているのが一般的です。そうやって実績を積み上げていけば、よりよい条件での転職話が舞い込んでくるかもしれません。 人間関係への影響 前述のとおり直感力に優れた人は、非言語的な情報(表情・身振り・声のトーンなど)を読み取る力が強いため、友人やパートナーとのコミュニケーショントラブルが極端に少ないです。 また、全体からものごとを捉えようとする視点は、他人の行動や言葉を広いコンテクスト(文脈や前後関係)で理解するのに役立ちます。言葉そのものを鵜呑みにせず、裏にある本音を考慮して対応できるので、とにかくトラブルが起きにくいのです。 自分を理解してくれていると思えば、相手はあなたに好意を抱いてくれます。理屈(左脳)だけでなく感情(右脳)をより大切にする意識があると、こういったプラスのスパイラルがどんどん増えていくはずです。 しかし、直感に頼りすぎると、ミスリードを引き起こす可能性が高まります。論理的思考による直感の裏づけも、忘れずにおこなってください。 メンタルへの影響 右脳の働きが活発な人は、ミラーニューロンの反応が通常よりも高いという説があります。ミラーニューロンは、ミラー(鏡)・ニューロン(神経細胞)の名前のとおり、他人の行為を自分ごとのように受け取る働きのある神経細胞です。 泣いている友達をみて、ついもらい泣きをしてしまうことってありますよね。これも、ミラーニューロンが、相手の気持ちを自分ごとのように受け止めているから起こる現象といえます つまり右脳活発型の人は、よくも悪くも周りにいる人から、メンタル的な影響を受けやすいのです。だから、人の悪口や愚痴ばかりを口にする人とは、できるだけ距離をおきましょう。ネガティブな思考に触れていると、いつの間にか自分もネガティブな人間になってしまいます。 いつも楽しく、人に感謝することを忘れない、そういった人たちと積極的に交流をして、ぜひ自分のメンタルを守ってください。 右脳の活発な働きをより高めてくれるアイデア3選 最後に、右脳の働きが活発な人になるために、3つのアイデアをご紹介します。もちろん、ほかにもさまざまな方法はありますが、ひとつのきっかけとして参考にしてみてください。 創作活動 ジャンルを問わず、創作活動は右脳の働きが活発な人にとって、最適なフィールドです。音楽・文学・絵画など、どのような作品でも、完成をイメージしながら行程や具体的な方法を考える作業は共通しています。 ゼロから作り上げていくわけですから、とにかく全体像をイメージする力が不可欠です。はじめての作業なので、もちろん正解などありません。 そのため、途中で「あっ、このほうがいいかも」「これはダメだな」と、臨機応変に対応できる柔軟性とひらめきがとても重要になってきます。 もちろん、よい作品をつくるには、感性だけでは足りません。ひらめきやイメージした内容を、きちんと成果として表すには、左脳の分析力や計算力なども必要です。 右脳と左脳をバランスよくフル稼働させる必要のある創作活動。脳機能の衰えを感じはじめる高齢者にも、ぜひ気軽にチャレンジしていただきたいですね。 ◆アートと右脳の関係については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 右脳を発達させる9つの方法 瞑想やヨガ 右脳を活発にする別の手段として、瞑想やヨガも非常にオススメです。先ほどの創作活動は、好みの問題もあるし、一定のレベルに到達するまでにある程度時間がかかります。 その点、瞑想やヨガなら資金はほとんど必要なく、誰でも取り組めるのが大きな魅力です。(もちろん、こちらも奥が非常に深いのですけれども) じつは、ひとことで瞑想といっても、世界中に軽く500を超える種類があるといわれています。今、世界でもっとも有名なのは、アメリカ発祥の「マインドフルネス瞑想」でしょう。日本人なら、「禅」をイメージする人が多いかもしれません。 厳密にいえば、それぞれゴールも手段も違いますが、右脳の活性化という目的からいえば、どの瞑想を選んでも大丈夫です。静かに座って目を閉じながら、自分の心と向き合ううちに、想像力や集中力、それに大きくものごとを捉える力もレベルアップしていきます。 じっくりと瞑想だけに取り組む時間がないという人は、身体と心を同時に鍛える「ヨガ」をオススメします。ヨガについては、以下の別記事で解説しているので、よかったら目を通してみてください。 ◆瞑想やヨガについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう 自然との触れ合い 感覚脳とよばれるほど、右脳は感情や直感に大きく関係している部位です。そのため、強いストレスや悩みがあると、その働きは著しく鈍化します。 ストレスや悩みの解消法としては、前述の瞑想やヨガも非常にオススメです。ただ、ひとつしか選べないとしたら、私は自然との触れ合いに真っ先に取り組むでしょう。それくらい、自然の癒し効果は大きいのです。 もう少し具体的にいうと、自然と触れ合うことにより、副交感神経が活性化します。副交感神経には、身体と心を休息モードにしてくれる働きがあり、蓄積した疲労を回復してくれるのです。 以前別記事でも紹介しましたが、国立公園のサイトには、国立公園で過ごすメリットとして、「副交感神経活動が都市部の1.5倍」「ストレスホルモンが13%減少」と書かれています。 もちろん特別なことをする必要はなく、強いていえば、やることはゆっくりと散歩をするくらいでしょう。インドのリージ・トーマス医学博士は、自身の論文※のなかで、自然の中を1時間散歩するように推奨しています。 ここまでお話しすれば、私が自然との触れ合いをオススメする理由が、おわかりいただけると思います。 ※参考:How does a walk in nature impact the brain?. ◆自然との触れ合うメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレでひらめきを活性化!5つの具体的なテクニックと習慣化のコツ まとめ いつも論理的な思考や分析をもとに行動をしている人は、今回紹介したように、右脳の働きをもっと利用したほうがいいかもしれません。そうすれば、脳のバランスがよくなり、さらによい結果が生まれやすくなります。 とはいえ、いきなり右脳を鍛えるといっても、なかなかハードルが高いでしょう。まずは、右脳の働きが活発な人をみつけて、考え方や行動を真似してみてください。最初は違和感があるとしても、少しずつ右脳が活性化していく自分に気づくはずです。 今回の記事が、右脳活性化のきっかけになれば嬉しいです。 ### 脳を元気にする究極の方法「健康な脳への9ステップ」 思考・意志決定・感情・記憶といった、生活のベースとなる要素は、すべて脳によってコントロールされています。しかし、脳は生活習慣やストレスの影響を受けやすく、パフォーマンスを維持するのはなかなか大変です。 今回の記事では、脳がしっかりと機能してくれるように、脳を元気にする方法を9個紹介していきます。すべてを改善するのはさすがに大変だと思いますので、できそうなものから2つ3つと、少しずつトライしてみてください。 半年、1年と経つうちに、きっと脳のパフォーマンスがレベルアップしているはずです。 脳が元気になるとどのようなメリットがあるのか まず、高齢者にとってのメリットをお話しします。年齢を重ねても、元気な状態のまま維持できれば、認知機能の衰えを最低限に抑えられます。認知機能というのは、記憶力や言語能力といった、生活の基盤となる能力の総称です。 高齢になると、よく物忘れが激しくなるといいますよね。これは、老化による脳の萎縮が大きく関係しています。公益財団法人長寿科学振興財団のサイトをみると、一般的に30代から萎縮がはじまり、65歳以上になると目視でわかるほど萎縮が進行するそうです。 しかし、生活習慣を整えて適度な刺激を与え続ければ、正常な状態を維持したまま、老後も不自由なく生活することは十分に可能です。 また高齢者に限らず、すべての年代において、脳が元気になると生活のクオリティが大きくレベルアップします。脳が元気で集中力や記憶力が鋭くなれば、知識やスキルを身につけやすくなり、仕事や学業でよい結果を残せるでしょう。 これはあくまでも一例であり、元気な脳は、私たちの生活のあらゆる側面においてポジティブな影響を与えてくれます。ストレスへの耐性も強くなるし、脳を元気に保てば、本当によいことばかりです。 ◆脳を鍛えるメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 1.脳に必要な栄養をたっぷり含んだ食生活を心がける 健康な脳を維持するためには、脳に必要な栄養素をバランスよく摂取する必要があります。ほかの記事で何回もお話ししているように、3大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)+微量栄養素(ビタミン・ミネラル)を、バランスよく食べるのが、食事の基本です。 今回は、そのなかでもとくに脳によい影響を与えてくれる、3つの栄養素を紹介します。 オメガ-3脂肪酸 ビタミンE 鉄 オメガ-3脂肪酸は、血流を改善し、神経細胞のつながりを円滑にする重要な栄養素です。体内では合成できないため、EPAやDHA(オメガ-3脂肪酸の一種)を多く含む、サンマ・サバ・サーモンといった青魚・白身魚をたくさん食べてください。 ビタミンEも、脳にとって非常に重要です。ビタミンEが不足すると血行が悪くなり、冷え性や頭痛を起こしやすくなります。また、動脈硬化の大きな原因ともいわれているので、アーモンドやくるみといったナッツ類を定期的に食べるようにしましょう。 鉄は全身に血液を運ぶ役割を担っているため、不足すると脳内の酸素も不足し、疲労を感じやすくなったり、立ちくらみなどの症状が現れたりします。貧血気味の人は、レバー・牡蠣・ほうれん草など、鉄分を大量に含む食品を多めに食べるようにしてください。 なお、上記栄養素の摂取量については、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」で確認できます。 ※参考:日本人の食事摂取基準(2020 年版) ◆バランスのよい食生活については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の衰えを予防する6つの習慣とは? 2.最低でも7〜8時間の睡眠を確保する 睡眠は、日中フル稼働した脳の疲れを癒やし、新たな1日に備えるための準備期間です。また脳は、その日に経験した情報を睡眠中に整理します。重要な情報は長期記憶として保存しながら、不要な情報はスッパリと消去してしまうのです。 ただし、この情報整理はひと晩中おこなわれるわけではなく、ノンレム睡眠の間だけおこなわれます。ノンレム睡眠は7〜8時間の平均的な睡眠中、4〜5回しか発生しません。だから、睡眠時間を大幅に削ってしまうと、情報整理が完了しないケースも出てくるわけです。 寝不足の日は、1日中眠くて、仕事にならないという人も多いと思います。これは脳の疲労が回復しきれていないのと、頭のなかがクリアされず、働きが鈍っているからというのが大きな理由です。 また睡眠不足は、感情を不安定にします。なにかちょっとした悩みでも、睡眠不足が重なると、非常に大きなストレスがかかります。 こういった状況を回避するには、とにかく8時間程度の睡眠を確保するのがいちばんです。眠りの浅い人は、「部屋を暗くする」「カフェインやアルコールの制限」「就寝前にスマホをみない」など、落ち着いて眠れる環境づくりに取り組んでください。 ◆睡眠と脳の関係については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 「脳年齢若返りに効果的な5つの方法」科学的根拠も紹介 3.適度な運動で脳をリフレッシュ いっけん運動と脳には、なんの関係性もないように思えます。もちろん、運動をすれば、筋肉がつき、肉体的な意味で健康になるのは間違いありません。しかし運動は、脳の健康にとっても、非常に有効な方法なのです。 適度な運動は血流を改善し、その結果、十分な量の酸素と栄養素(ブドウ糖)が脳に届けられます。たっぷりと栄養の行き届いた脳は動きが活発になり、集中力や記憶力といった認知機能が向上するわけです。 また、運動はストレスホルモンのレベルを下げ、幸せホルモンとよばれる「エンドルフィン」の分泌を促進します。エンドルフィンは、幸福感を与え、痛みや苦しみを軽減してくれる働きをもつ神経伝達物質です。 一説によると、ウォーキング程度の軽い運動でも、15〜20分ほど歩けばエンドルフィンが分泌されるそうです。これなら、激しい運動ができない高齢者でも、幸せホルモンの恩恵が受けられますよね。 脳を元気にするという意味では、激しい運動は必要ありません。まずは「ひと駅余計に歩く」「エレベーターではなく階段を使う」といった、日常生活に軽めの運動を組み込むところから、スタートしてみてください。 ◆運動と脳の関係については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 「脳活 習慣」 誰でもできる10の方法で脳を活性化しよう 4.ストレスを遠ざけてメンタルヘルスを守る 強いストレスは、本当に私たちの心にダメージを与えます。よく、ストレスで胃潰瘍になるという話を聞きますよね。これって、よく考えたらすごい破壊力です。 それだけダメージの大きいストレスですから、私たちはできるだけ上手にストレスをコントロールして、自分のメンタルを守らなければなりません。 メンタルを守る基本的な考え方として、まずはゆっくりと休む時間をつくってください。どんなに忙しくても、ほっと一息つける時間があれば、それだけでもだいぶストレスが軽減できるはずです。 もう少し積極的にメンタルマネジメントをするなら、瞑想やヨガ、マッサージといったリラクセーションを取り入れましょう。意図的に、心を落ちつけて自分の気持ちと向き合う時間をもつと、外部要因に影響を受けにくいメンタルが育っていきます。 それでも対応できない強いストレスに悩んでいる場合は、迷わずドクターやカウンセラーのサポートを受けてください。そこまで大げさにしたくないなら、まずは家族や友達でも構いません。 とにかく、ストレスに負けそうなときは、自分ひとりで戦わず誰かに助けてもらいながら、ストレスをうまくかわしていきましょう。 5.常に新しいことを学び続ける 脳は筋肉と同じように、使わなければ衰えてしまいます。いつも同じことばかりして、考えなくても作業をこなせる状態が続けば、脳の機能はどんどん低下してしまうのです。だから、いつもなにかしら、新しい知識やスキルを学ぶ意欲が大事になってきます。 新しい情報がインプットされると、神経がその情報に対応しようとして、大きく以下の動きをします。 神経細胞の数を増やす シナプス(神経細胞同士の結合部)の数を増やす シナプスの情報伝達効率を改善する つまり、新しいことを学び続けると、脳が成長しようとするわけです。具体的な方法としては、「新しい言語を学ぶ」「楽器の練習をする」「読書をする」など、どういった方法でも構いません。パズルや間違い探しのような、いわゆる脳トレも効率よく脳を活性化してくれます。 ◆新しいことを学ぶメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 6.社会的活動の場を絶やさない 脳を元気に、とくに高齢者の脳を元気でいきいきとした状態に維持していくには、とにかく社会的活動の場を絶やさないことが重要です。人間は社会的な生き物であり、他人との交流がなければ孤独を感じてしまい、心が少しずつ弱っていきます。 もちろん個人差はありますが、大きな男性だから平気で小柄な女性だから弱いというわけではないのが、非常にデリケートなところです。もしかすると、会社の看板を背負ってのお付き合いが多い男性のほうが、定年後に居場所がなくて困っている人の割合は多いかもしれません。 なお、脳の働きと社会的生活の関係性を調べていたところ、「社会との結びつきが強い人は、ひとりの時間が多い人よりも認知機能が低下しにくい。約12,000人が参加した大規模な研究では、孤独になると認知症のリスクが40%も上昇するという結果になった」というデータ※をみつけました。 だからといって、今日からいきなり社会とのつながりを増やせるわけではありません。日頃からボランティアや趣味の活動などを通じて、できるだけ社会との接点を増やしておきたいですね。 ※参考:3 ways to build brain-boosting social connections - Harvard Health 7.没頭できる趣味をもつ 趣味は楽しい。このことに異論を挟む人はいないでしょう。自分の好きなことに没頭する時間は本当に楽しくて、ストレスも吹っ飛んでいきます。好きなことなので自然と知識やスキルが身につき、自身の成長を感じられる。そういう点も、趣味をする喜びのひとつです。 気になる趣味は、人それぞれ違います。絵を描くのが好きな人もいれば、料理が好きな人もいるでしょう。楽器演奏も根強い人気があるし、今ならキャンプも大人気です。 脳を元気にするという面でいえば、どのような趣味を選んでも構いません。強いていえば、あまり時間的・金銭的に負担のかからない趣味のほうが、長続きしやすいというところがポイントでしょうか。 なお、趣味は社会的なつながりのきっかけになってくれる可能性があります。趣味のサークルに参加すれば同好の仲間ができるし、共通の趣味をもつ人とオフ会を開催することもよくある話です。 大人になると、なかなか新しい人間関係を結ぶ機会は少ないもの。こういう機会を利用して、ぜひ仲間と楽しく趣味を楽しんでください。 8.脳トレで意識的に脳を鍛える 脳を元気にする方法として、個人的に脳トレを強力にオススメします。脳が元気になるというのは、いうなれば「脳が活発に働いて自分の思ったように考え行動できる」ということです。 しかし、仕事や家事に追われ、多くの人はいつも疲れています。子どもでさえ、小さい頃から塾に通い、いつも脳をフル稼働している状態です。 もちろん休息も大事ですが、やはり脳を鍛えて脳機能をレベルアップするのが、いちばんだと思います。その有効な手段になり得るのが、脳トレなのです。 脳トレの主な目的は、記憶力や注意力・計算能力といった認知機能の強化になります。クロスワードパズル・漢字クイズ・計算問題のような頭脳系の脳トレ、あるいは絵画やウォーキングに代表される作業系の脳トレなど、脳トレの種類はじつにさまざまです。 どの脳トレを選ぶかは本人の自由ですが、できれば強化したい認知機能に合った脳トレのほうが、効率はよいと思います。(記憶力→メモリーゲーム、計算能力→計算問題といった具合) また、脳トレの効果を最大限に引き出すためには、定期的かつ長期的な訓練が必要です。以下の記事などを参考に、長期間続けられそうな脳トレを探してみてください。 ◆症状別オススメの脳トレアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 また、私が指導する右脳速読をベースにした脳トレも、非常にオススメです。普段眠らせがちな右脳を活用したい人は、ぜひ試してみてください。 》》0歳から100歳まで見るだけで脳が良くなる 瞬読式 脳トレアプリ 9.マイナスな感情を定期的に吐き出す どれほど幸せそうにみえる人でも、程度の差はあれ、なんらかのストレスや否定的な感情に苦しんでいるものです。短期間で解決できればよいのですが、そういった状態が長期間続くと、不安症やうつ病といったメンタルヘルスの問題を引き起こす可能性が高くなります。 デトックス(否定的な感情を定期的に吐き出す作業)は、健全なメンタルを維持し、脳を健康に保つための重要なステップです。具体的には、以下のような流れで進めていくのが基本になります。 まずは、誰かとマイナスな感情をシェアすること。信頼できる友人に相談をすると、それだけで気持ちがスッと楽になるはずです。ただ、毎回マイナスな話をするとさすがに嫌がられるので、長引く場合はカウンセラーに相談するほうがいいかもしれません。 感情を書き出してみるのも、とてもよい方法だと思います。マイナスな感情の吐き出しで、気持ちが楽になるし、なによりも「自分がなにに苦しんでいるのか」が明確になります。また、音楽やアートなどを通じて、間接的にマイナス感情を外に押し出す方法もオススメです。 どういった方法を選ぶにせよ、とにかくマイナス感情を自分の外に吐き出すのが重要です。そうすれば、自然と脳は元気になっていきます。 まとめ 私たちの脳は、感情に大きく左右されます。マイナスな感情を抱いていれば脳はダメージを受けるし、楽しく生活できていれば高いパフォーマンスを発揮してくれるものです。 今回は、脳を元気にする方法として、9つのアイデアを紹介しました。いきなりすべてに取り組むのは大変なので、まずはどれかできそうなものから取り組んでみてください。ひとつでも改善できれば、必ず脳は元気になってくれるはずです。 ### 大人でもまだ間に合う「頭がよくなる9つの方法」とは いま、あなたが頭をよくする方法を探しているなら、あなたはすでに頭のよい人への第一歩を踏み出しています。世の中の大半は、頭がよくなりたいと思っていても、実際に行動できないからです。 頭がよくなるのに、年齢は関係ありません。頭がよくなりたいと願い、実際に行動をはじめた人は、必ず今よりもよい状態に変化していきます。 今回の記事では、大人の頭をよくする9つの方法をご紹介します。気になる方法があれば、とにかく一歩を踏み出しましょう。 「頭がよい」とはどういう状態を指すのか 「頭がよい」という表現は、非常にあいまいです。一般的に、「頭がよい=勉強ができる」という認識が強いように思います。しかし、勉強ができるからといって、頭がよいとはいいきれません。 いくら知識が豊富でも、その活かし方を知らなければ、とても頭がよいとはいえないでしょう。知識以外にも、「論理的な思考」や「情報の迅速かつ的確な処理能力」「新しいアイデアを生み出す力」「問題を見つけ出す観察力」など、じつにさまざまな能力があります。 こういった能力をバランスよく備えた人こそが、本当に頭のよい人であると、いえるのではないでしょうか。 また、前述の能力以外にも、「努力を継続できる自己管理力」「重要なポイントをサッと理解できる理解力」など、頭のよさに関する能力は数多くあります。そういった能力を鍛える方法として、このあと9つのアイデアを紹介していきます。 大人向け「頭がよくなる方法9選」 今回紹介する9つの方法は、どれも効果の高いものばかりです。ただ、すべての方法を一気に試すのは、あまり効果的とはいえません。まずは気になる方法を1〜2個選び、その方法に半年〜1年間くらい、集中して取り組んでみてください。 大量の読書で知識を増やす 先ほど、頭のよさは知識量だけではないといいました。しかし、頭のよさの基本は、やはり知識量だと思います。ものごとを判断するにも、新しい発想をするにも、基準となる知識が不足していれば成立しません。 幸い、人間の知識は読書によって飛躍的に増えます。以前別記事で紹介しましたが、高年収者は年収の低い人よりも、約2倍近く読書をしているそうです。これは、読書から大量の知識を得て、その知識をビジネスに活用しているからだと考えられます。 また読書をすれば、知識だけでなく、語彙力もつきます。語彙数が増えれば表現の幅が広がり、相手にわかりやすく説明できますし、相手の気持ちに沿った適切な表現ができるようになるでしょう。 第三者の視点やアイデアに触れることで、自分のなかに新しい価値観が生まれるのも、読書の大きなメリットです。なんといっても、読書ならわずか1,000円〜2,000円ほどの投資で、異なる文化や専門家のノウハウを身につけられます。まずは、月に1冊以上を目標に、読書に取り組んでみてください。 ◆読書量と年収の関係については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 読書量と年収は比例する?1日30分・月に4冊が年収アップの目安に クリティカルシンキングを学ぶ クリティカルシンキング(批判的思考)は、情報を批判するのが目的ではありません。情報の信ぴょう性を安易に受け入れず、正当性を証拠に基づいて判断するための手法が、クリティカルシンキングなのです。 人は、どうしてもこれまでの経験をもとに、情報を判断してしまいます。しかし、世の中には、自分の経験していないことが数多くあるものです。 クリティカルシンキングを学ぶと、いかに自分の思考がバイアス(先入観)を通して組み立てられているかが、よくわかります。このバイアスを外してくれるのが、クリティカルシンキングの大きな役割です。 クリティカルシンキングのポイントは、とにかく論理の前提条件を疑うことにあります。とくに、曖昧な表現には注意が必要です。「高い/低い」「よい/悪い」「多い/少ない」こういった表現には、個人の感覚が大きく関与しています。 「高いというのは、具体的にどのくらいの高さなのか」「その数値を低いと考える人もいるのではないか」このように批判的思考でものごとを考えていけば、バイアスに騙されることはどんどん少なくなっていくでしょう。 ◆クリティカルシンキングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 思考力を鍛える8つの方法 読んだ本を要約してみる 読んだ本を要約する行為は、記憶力を向上させ、理解を深めてくれます。読書をすると、「ここはいい内容だ」と思うポイントが何箇所も出てくるはずです。しかし、そのまま読書を終了すると、「あー、いい本だった」で終わってしまいます。 読書はあくまでも情報の入手であり、その情報を整理して自分ごとに昇華させるには、要約が必要なのです。覚えておきたい重要なポイントは、ぜひ要約して、自分の言葉で書き出しておくことをオススメします。 とにかく、読書をしても、翌日になれば8割は忘れていると思ったほうがいいです。でも、またいちから読み返すのは面倒だし、時間的にも大きなロスが発生します。その点、要約ノートがあれば、あとから重要なポイントだけ復習が可能です。 正直、最初は面倒くさいと思います。でも、要約を繰り返すうちに、「大事な点を素早く見抜く力」が身につきます。こういった能力は、仕事でも大いに役立つので、ぜひ騙されたと思ってやってみてください。 ◆要約のやり方については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読解力を鍛える7つの方法とは 脳トレで海馬と前頭前野を刺激する 海馬と前頭前野は、私たちの脳の中で非常に重要な役割を果たしています。海馬は新しい情報を記憶し、それを長期記憶として保存する役割を担っていて、よく「脳の司令塔」などとよばれます。 一方で前頭前野の役割は、意思決定・将来の予測・計画立案など、高度な精神的機能のコントロールです。海馬と前頭前野に刺激を与え、その機能を活性化したいなら、脳トレを試してみてください。 脳トレは、大きく頭を使う「頭脳系」と、体を動かす「作業系」に分類できます。おそらく多くの人がイメージする脳トレは、クロスワードパズルや間違い探しのような頭脳系の脳トレでしょう。運動が脳トレになるとは、想像もしていない人がほとんどです。 しかし、手足には第二の脳とよばれるくらい、神経が集まっています。そのため、手足をこまめに動かせば、末梢神経を通して、脳も鍛えてくれるのです。また、体を動かすと全身の血流がよくなり、脳にも血液中の栄養がたっぷりと供給されます。 どういう脳トレがあるかは、過去記事で何回も紹介しているので、よかったら目を通しておいてください。 ◆オススメの脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 また、私が指導する右脳速読をベースにした脳トレも、非常にオススメです。効率よく脳を鍛えたい人に、オススメします。 》》0歳から100歳まで見るだけで脳が良くなる 瞬読式 脳トレアプリ 右脳速読やアートを通して右脳を鍛える 人間の脳は左右ふたつにわかれており、それぞれ役割が違います。左脳は主に「論理的思考」「言語」「計算」を担当し、右脳は「直感」「創造性」「イメージ処理」などを司っています。つまり、右脳を鍛えると、直感力や創造性がレベルアップするわけです。 右脳を鍛える方法は数多くありますが、今回は右脳速読とアート活動を紹介します。 右脳速読は、その名のとおり、右脳を活用して読書をおこなうテクニックです。文字を一つひとつ読むのではなく、右脳が得意とする全体把握能力やイメージ処理能力を使って、複数の文章を映像として読んでいきます。文章をまとめて瞬間的に理解していくので、通常の40〜50倍もの速さで読書が可能です。 また、アート活動も右脳を鍛える方法としては、非常にオススメです。絵を描いたり、楽器を演奏したりするなかで、創造性や観察力などが刺激を受けます。 もちろん、絵を描かずにアートをみるだけでも右脳のもつ能力は磨かれますので、お休みの日はぜひ美術館などに足を運んでみてください。 ◆右脳速読の詳細については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 ◆アートの脳トレ効果については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 右脳を発達させる9つの方法 食事と睡眠を改善して脳の活性化を促す  健康的な食事と深い睡眠は、脳の機能を最大限に活用するためのベースとなる要素です。当たり前ですが、私たちの体は食べたものによってつくられています。これは、脳であっても同じです。ジャンクフードや添加物の多い食事ばかりしていたら、脳の働きは低下します。 反対に、オメガ3脂肪酸(サバやサケなど)・ビタミンB群(全粒穀物や肉類など)・鉄分(レバー・納豆など)といった微量栄養素をしっかり摂れば、脳は円滑に働いてくれます。(もちろん、タンパク質・脂質・炭水化物をバランスよく摂取しているのが大前提です) 睡眠は、脳のリカバリーと記憶の定着をおこなう重要な時間です。睡眠中に私たちの脳は1日の情報を整理し、新しいことを学ぶ準備をします。そのため、睡眠不足は記憶力・注意力・学習能力を大きく低下させてしまうのです。 頭をフル回転してよい結果を出していきたいなら、とにかく食事と睡眠には気を使ってください。オススメの食事方法や必要な睡眠時間については、以下の記事で確認できます。 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 適度な運動を習慣化する 運動をすると心拍数が上がり、血流がよくなるため、血液中の酸素と栄養素が大量に脳へ供給されます。栄養をたっぷり受け取った脳は働きがよくなり、その結果、思考力や記憶力・注意力といった認知機能が向上するわけです。 運動が脳の働きを改善してくれる研究例も、紹介しておきましょう。 サウス・ウェールズ大学のダミアン・ベイリー教授の研究※1によると、「適切な運動が脳への血流と酸素供給を改善し、脳卒中や認知症のリスクを軽減する」ことが明らかになったそうです。やはり、運動をして、損はないということですね。 なお、ダミアン教授は具体的な運動として、スクワットや水中でのエアロビクス、トレッドミルをしながら読書をするなど「ながら運動」も勧めています。 運動強度については諸説ありますが、今回は農林水産省が国民栄養調査内※で、運動習慣者に定義している「週2回以上、1回30分以上」を紹介しておきます。 アメリカのCDC(アメリカ疾病予防管理センター)が提唱する運動基準はもう少し厳しくて、運動時間は週に150分(日本の2倍以上)となっているようです。この辺については、別記事でも解説しているので、よかったら読んでみてください。 ※1:World Alzheimer's Month: The best exercises to boost blood flow to your brain ※2:身体活動・運動|厚生労働省 ◆アメリカの運動基準については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える ◆脳を鍛えるオススメの運動については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の衰えを予防するオススメの脳活トレーニング8選 新しいことに挑戦する 頭をよくしたいなら、どんどん新しいことに挑戦していきましょう。あなたの知らない世界は、脳に楽しさと刺激を同時に与えてくれます。 新しい知識や情報が頭に入ってくると、脳はシナプス(神経細胞の結合部分)の数を増やしたり、情報信号の伝達効率を改善したりして、対応しようとします。つまり、新しい情報によって、私たちの脳(神経細胞)は成長・変化していくわけです。 学ぶ内容は、なんでも構いません。楽器をはじめるのもいいし、新しい料理に挑戦するのも楽しそうですね。社会人なら、仕事に直結するという意味でも、なにか関連する資格の勉強をしてみてはいかがでしょうか。 もし、特別学びたいことが決まっていないのなら、語学の勉強をオススメします。英語や中国語など、未知の言語を理解できるようになると、手に入る情報量が数十倍になります。日本には入ってこない貴重な情報も多いし、もしかしたらビジネスチャンスも手に入るかもしれません。 また、新しい知識やスキルの習得は、私たちに大きな自信をもたらしてくれます。新しいことを学ぶのに、年齢は関係ありません。ぜひ今日から、なにか新しいことに取り組んでみてください。 いろいろな人の価値観に触れる 固定観念は、脳の成長を妨げる大きな要因です。ぜひいろいろな人の価値観に触れて、頭を柔らかくしてください。 どんなに頑固な人も、じつはこれまでに経験した事柄や、周囲の人の考え方に大きく影響を受けているものです。まずは、世の中にはさまざまな考え方があることを、きちんと認めましょう。 安易に他人の意見に流されるのはよくないとしても、自分と違う背景や視点をもつ人から学ぼうとする姿勢は、自分を大きく成長させてくれます。 違う視点を学ぶと前述のクリティカルシンキングにも、非常に役立ちます。クリティカルシンキングは、いかに自分のバイアスを外せるかが、ポイントでしたよね。異なる視点を知ることで、いろいろな角度から物事を考えられるようになります。 そういう意味では、やはり他言語(とくに英語)の勉強は有益ですね。外国語がわかれば、異なる文化圏の価値観に触れる機会が増えます。 日本では当たり前のことが、海外では通じないなんてことも、本当によくある話です。グローバル社会が当たり前の現代だからこそ、ぜひ積極的に海外の価値観に触れてみましょう。 頭がよくなる方法を上手に習慣化するコツ ここまで、頭がよくなる方法を9つ紹介してきました。しかし、いくら方法がわかっても、実際に年単位でじっくり取り組まないと効果は期待できません。そこで最後に、頭がよくなる方法を習慣化するコツについて、2点お話ししていきます。 習慣化に、ムリは禁物です。いきなりフルパワーで取り組んでも、三日坊主で終わってしまうのが関の山です。本当に習慣化していくなら、まず「小さな習慣」からはじめましょう。 大きな目標は達成がむずかしいけど、小さな目標なら比較的簡単にクリアできるはず。たとえば、1か月に5冊の本を読むとしたら、かなりのプレシャーだと思います。でも、「1日5ページだけ必ず読む」くらいの目標なら、余裕で達成できそうですよね。 もちろん、1日5ページでは、月に5冊は読めません。しかしそれでいいのです。いったん習慣にできれば、あとは慣れの問題であり、1日10ページ、20ページと読む量はどんどん増えていきます。 次にやるべきは、ルーティン化です。「朝起きたらすぐにやる」「毎週火曜と金曜は勉強の日」というように決めてしまえば、頑張ろうというモチベーションが生まれやすくなります。 できれば、進捗状況を記録しておくと、さらにモチベーションにつながりやすいです。 Twitterなどで、取り組みの状況を報告するのも、習慣化には有効だと思います。そのほかにも、自分で習慣化に役立つと思ったら、いろいろと試してみてください。 まとめ 頭がよくなりたいと誰もが思っているはずです。しかし大人になると、どうしても諦めの思考が強くなり、実際に行動する人はあまり多くありません。 今回紹介した9つの頭がよくなる方法は、大人になってから取り組んでも十分効果が期待できるものばかりです。まずはどれかひとつ選んで、長期的に取り組んでみてください。数年後には、大きく成長した自分に、きっと驚くはずです。 ### 今すぐ改善したい「8つの脳に悪いこと」 人生は、選択と決断の連続です。いかに適切な判断ができるかによって、生活の質は大きく変わってしまいます。私たちが正しい判断を下せるのも、すべては脳が健康で正常な状態で稼働してくれているからです。 しかし、日々の生活で生じるストレスやライフスタイルの乱れは、知らず知らずのうちに脳の健康を害する可能性があります。この記事では、「8つの脳に悪いこと」に焦点を当て、それぞれが脳にどのような影響を及ぼし、それをどのように改善できるかについて解説します。 健康的な生活習慣を築き、脳を健康のまま維持するために、今回の記事を参考にしていただければ幸いです。 1.過度なストレス ストレスは、人間にとって悪いものという認識が一般的です。しかし、適度なストレスは、モチベーションとして、私たちの行動を促進してくれる力にもなり得えます。 このようにストレスは、諸刃の剣ともいうべき非常に繊細な性質をもっているため、付き合い方には十分な注意が必要です。 長期に渡る厳しいストレスは、記憶力の低下・集中力の喪失・不安やうつ病などの心的ストレスを引き起こす可能性があります。モチベーションにつながる範囲内でストレスをコントロールできればよいのですが、実際にはメンタルに影響が出るくらいダメージを受けることが多いです。 ストレスをなくすのはほぼムリなので、いかにストレスを軽減できるか、その付き合い方を考えていくほうが現実的といえるでしょう。 なお、ストレスに対処するには、まずストレスの原因を特定してその原因を解決するか、ストレスを軽減する方法を模索するしかありません。ストレス軽減の方法としては、ヨガや瞑想といったリラクセーションが有効です。 また、適度な運動や健康的な飲食、あるいはたっぷりの睡眠も、ストレスと戦う強い心をサポートしてくれます。このへんは、のちほど詳しく解説していきます。 ◆ヨガや瞑想といったリラクセーションについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう 2.人間関係の悩み 人間関係でトラブルが発生すると、家でくつろいでいても信頼できる友人と遊んでいても、心はいつも悩みで一杯です。正直、これはキツイですよね。 こういった逃げ場のない状態が続けば、記憶力や集中力の欠けた状態が日常となり、いずれは抑うつ状態に進行してしまう可能性が大幅にアップします。 人間関係の悩みを解決するには、まず自分の本音をきちんと把握するのが重要です。本当の気持ちを隠して相手に迎合しても、表面上はトラブルが解決するかもしれませんが、そのぶん心にストレスが溜まってしまいます。 相手の立場をきちんと考えて発言をすれば、多少厳しい話をしても、大きなトラブルにまで発展することは案外少ないものです。最悪の場合、どうしても合わない相手とは距離をおけばいいので、あまり自分を追い込まないようにしてください。 とはいえ、家族や上司、友人など、簡単には関係を壊せないケースも多いでしょう。そういう場合は、とにかく「相手を尊重する姿勢」を崩さないのがポイントです。相手を否定さえしなければ、やがてお互いの妥協点が必ずみつかります。 3.極度なネガティブ思考 常に前向きな人がいる一方で、どのような事柄に対しても、必ずネガティブな考え方をしてしまう人は決して少なくありません。こういった状態が長期間続けば、やがて心の健康を害する可能性も出てきます。 実際、否定的な考え方が認知機能の低下と関係しているという、ロンドン大学教授による研究データ※も発表されています。 ネガティブ思考を克服したいなら、まず「自分の考え方を認識する」のがスタートです。自分がどのような状況でネガティブな思考に陥るかがわかっていないと、その思考パターンを変えるための具体的な方法を決められません。 ネガティブになるパターンがわかったら、ネガティブをいったん押し殺して、ポジティブ思考に意識を切り替えてみてください。物事の悪い面ではなく、まずよい面を探すようにするのです。 もちろん、否定的な視点が、必ずしも悪いわけではありません。大きなプロジェクトのように、リスク対策が重視される局面では、逆にネガティブ思考が不可欠です。このへんは、うまく切り替えていくしかないので、プラスとマイナスのバランスを上手に取っていきたいですね。 ※参考:Analysis: Negative thinking linked with more rapid cognitive decline, study indicates | UCL News 4.慢性的な睡眠不足 睡眠は、脳が前日までにインプットしたさまざまな情報を整理し、新たな情報を学び取るための重要な準備時間です。睡眠不足が続くと、情報の整理が間に合わず、頭のなかが混乱したまま翌日の生活がはじまってしまいます。 また睡眠は、脳の大事な休息の時間でもあります。睡眠不足の翌日に頭がぼんやりするのは、脳が十分な休息を取れていないからです。 こういった睡眠不足が長期間続けば、集中力の低下や記憶力の衰え、思考力の低下などが頻発します。さらに睡眠不足が慢性化すると、最終的にうつ病やアルツハイマー病発症の危険性も考慮しておかなければなりません。 睡眠の質を向上させるには、まず規則正しい睡眠のリズムを確立してください。毎日同じ時間に就寝と起床ができれば、やがて体内時計がそのサイクルにセットされます。そうなれば、時間になれば眠くなるし、目覚ましを掛けなくても自然と目が覚めるはずです。 それでも、なかなか眠れないというのであれば、睡眠環境の整備や瞑想のようなリラクセーションテクニックが必要かもしれません。 ◆睡眠の質を上げる方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 「脳にいい習慣」10の効果的な習慣で脳力アップを目指そう 5.栄養の偏った食事 脳は、人間の活動に必要なすべての機能をコントロールする、もっとも重要な器官です。だから、栄養の豊富な食材をバランスよく食べて、脳を常に健康な状態に保っておかなければなりません。 ところが、生産性や経済効果を重視するあまり、市場には大量の砂糖や添加物の使用された加工食品が蔓延しています。こういった食品は、どう考えても体によいものではありませんよね。 しかし忙しい現代社会において、こうした便利さを完全に排除するのは、正直現実的ではありません。そこで今回は、これだけはできるだけ避けたほうがよいという食品の例を、7つほど紹介しておきます。 以下は、オーストラリアの公認栄養士Elise Mandl氏の記事※から、抜粋したものです。 できるだけ避けるべき7つの食品 砂糖入り飲料(ジュース、スポーツドリンクなど) 精製した炭水化物(白砂糖、上白小麦など) トランス脂肪酸を多量に含んだ食品(マーガリン、スナック菓子など) 加工度の高い食品(お菓子類、インスタントヌードルなど) 人工甘味料(アスパルテーム) アルコールの過剰摂取 水銀を多量に含む魚介類 上記は、どれをみても、体によいとはとてもいえないものばかりですよね。悪い食べ物を避けるきっかけとして、まずはどれかひとつでも食べるのをやめてみませんか。 ※参考:The 7 Worst Foods for Your Brain ◆バランスのよい食事については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 6.アルコールとタバコの摂取 アルコールとタバコは、脳に深刻な影響を及ぼすことが知られています。アルコールに関しては、適量であればそれほど問題はありません。 仕事の関係でどうしてもお酒を飲む機会もあるでしょうし、ポリフェノールを含む少量の赤ワインなら、かえって体によいという説もあります。(血流をよくして体を温める効果が見込める) ただし、過度のアルコール摂取は記憶力や判断力を低下させ、慢性的な過剰摂取は認知機能の永続的な損傷を引き起こす可能性があります。厚生労働省のサイトには、大量の飲酒と認知症の関係について、以下のようなデータが掲載されています。 施設に入所している認知症の高齢者の29%は大量飲酒が原因の認知症と考えられたという調査結果があります[1]。また別の調査では、過去に5年間以上のアルコール乱用または大量飲酒の経験のある高齢男性では、そのような経験のない男性と比べて認知症の危険性が4.6倍、うつ病の危険性が3.7倍と報告されています[1]。このように大量の飲酒は、認知症の危険性を高めることが示されています。 引用元:アルコールと認知症 | e-ヘルスネット(厚生労働省) タバコについては、いうまでもありませんよね。厚生労働省のサイト※によれば、喫煙が原因で命を落とした人の数は、年間約19万人もいるそうです。(2019年) 認知症に関しても、喫煙者の認知症リスクは非喫煙者の2〜3倍にも上ります。今は、カウンセリングや外来治療を受けられる医療機関が増えているので、依存症の自覚のある人は、できるだけ早く専門機関に相談してみることを強くオススメします。 ※参考:「喫煙と健康」 禁煙して心身の健康を取り戻そう 7.運動不足 運動といえば、筋肉をつけたりダイエットしたりと、肉体改造を目的にしている人がほとんどでしょう。しかし、運動は脳の健康を維持するためにも必要であると、多くの研究データが示しているのです。 ベストセラー「脳を鍛えるには運動しかない! 」の著者ジョン J. レイティ(ハーバード大学准教授)氏は、寄稿記事※のなかで、「運動が私たちのアラームシステムをオンにし、前頭葉を活性化してくれる。また運動によって1000億個の脳細胞の成長が促進し、新しい脳細胞を作る能力も加速するのだ」と述べています。 たしかに、運動をすれば血流も改善され、脳に栄養や酸素が大量に供給されます。必要な栄養が潤沢な状態なら、脳の働きが活性化するのも当然の話です。 逆に、運動不足になるとこういったメリットを得られません。そのため長期的にみると、認知能力の低下・メンタルの問題、最終的には認知症のリスク増加を招く可能性があります。脳の健康を促進するための運動については、以下の記事で解説しています。ぜひ、ご一読ください。 ※参考:John Ratey on Building a Better Brain with Exercise 脳トレ 高齢者にオススメ!自宅で簡単にできる脳トレ運動10選 8.スマートフォンへの依存 もはや、私たちの生活になくてはならないスマートフォン(以下スマホ)。自宅に忘れてしまえば、その日1日なにもできない、そのくらいスマホに依存している人も多いのでは。 たしかに、スマホは便利だし、楽しいことがたくさんできる、ある意味魔法の箱のようなものです。しかし、スマホに依存しすぎると、脳に悪影響をおよぼす可能性が高まります。 スマホの怖さは、その強度の依存性にあります。仕事や勉強をしていても、すぐにスマホが気になり、集中できない。SNSを通じて友達とつながっているため、スマホがないと疎外感をおぼえてしまう。 このような小さなデバイスひとつに私たちの脳は操られている、それが現実なのです。スマホへの依存を改善するには、自身のスマホ使用時間を把握し、制限時間を自ら設けるしかありません。まずは、アプリの使用制限や、スクリーンフリータイムの設定を試してみましょう。 ただ、これらの方法はいつでも設定変更が可能で、抑止力としては非常に弱いです。その場合は、時限式の収納ボックスにスマホをしまい、強制的に引き離してしまう方法を試してみてください。 脳に悪いことをやめる方法 ここまで、脳に悪いことを8個紹介してきました。個別に対処法もお伝えしましたが、最後に「脳に悪いことをやめる方法」についての基本的な考え方を、まとめておきます。 「脳に悪いこと」を改善するには、なんといっても自己認識と自己管理が重要です。自分のやっていることが脳に悪いと自覚しない限り、決してやめられません。 もちろん、いくら自覚しても、実際に行動するのは想像以上に大変だと思います。ジャンクフードやアルコール・スマホなど、脳に悪いことは依存性の高いものが多いからです。 もし自分ひとりでは解決できないなら、思い切って専門家のカウンセリングを受けるのもひとつの方法です。また、ストレス・人間関係の悩み・ネガティブ思考など、精神的な問題についても、専門家によるカウンセリングやリラクセーション施術は大きな助けになってくれるでしょう。 運動不足解消も、最終的には自己管理ができるかどうかに、かかっています。でも、今まで自己管理ができていないから運動不足に陥っているわけで、自己管理に頼った改善には、かなりの精神力が必要です。 自分ひとりで抱え込まず、アルコールやメンタル問題と同様に、ジムのパーソナルトレーナーのような専門家に相談してみてください。 まとめ 当たり前の話ですが、脳に悪いことを続けていると、脳の働きはどんどん低下していきます。今回紹介した8つの項目は、どれも依存症が強く、改善にはかなりの精神力が必要です。専門家への相談も視野に入れて、できるだけ早いうちに、脳に悪いことを生活から排除していきましょう。 ### 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 私たちの脳は毎日24時間、休むことなく働いています。記憶や感情のコントロール、そして身体の動きまで、すべての行動はこの脳がコントロールしているのです。そのため、脳をいかによい状態に維持できるかで、生活のクオリティが大きく変わってきます。 この記事では、「食事・運動・睡眠」という3つの観点から、脳にいいことについて掘り下げていきます。この3点を改善できれば、あなたの脳の働きがよくなり、生活レベルがよりよく変化していくのは間違いありません。 脳にいいことその1:食事が脳に与える影響 なんといっても、食事はすべての基本です。食べたもので私たちの体はつくられていますから、「なにをどのように食べるか」が非常に大きな意味をもっています。もちろん、脳も体の一部なので、口にする食べものや飲みものの影響を非常に受けます。 脳によい食材や正しい食事法について、しっかりと頭に入れておきましょう。 脳にいいオススメの食材 誤解のないようにお断りしておきますが、これだけ食べておけばいいという万能スーパー食材は存在しません。三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)を中心に、ミネラルやビタミンをバランスよく摂取するのが、食事の基本です。 体によい食材はそれこそ数多くあるし、好みの問題もあるでしょう。今回はひとつの参考例として、ハーバード大学医学大学院管轄ハーバード・ヘルス・パブリッシングのサイトに掲載されている「脳にいいオススメの食材※」を紹介します。 脳にいいオススメの食材 緑の葉物野菜(ケール・ほうれん草・ブロッコリーなど) 脂肪分の多い魚(サケ・タラ・ツナ缶など) ベリー類(イチゴ・ラズベリーなど) カフェイン(紅茶・コーヒーなど) ナッツ類(くるみなど) ケールやブロッコリーといった緑黄色野菜には、ビタミンKや葉酸、ベータカロチンなどが豊富に含まれており、「認知機能の低下を遅らせる効果がある」という研究データもあるそうです。 魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸(不飽和脂肪酸)は、脳によい栄養素として有名ですよね。少なくとも週に2回は魚を食べるように、ハーバード・ヘルス・パブリッシングのサイトでは提言しています。 カフェインは短期的な集中力を高めてくれるので、午前中に飲むのがとくにオススメです。ナッツ類には大量のオメガ3脂肪酸が含まれているので、魚類が苦手な人はこちらを積極的に食べてください。 ※参考:Foods linked to better brainpower - Harvard Health ◆脳によい食材については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 脳が老化しやすい人の典型的な食事とは 先ほど脳にいい食材を紹介しましたが、もちろん脳にあまりよい影響を与えない食材も数多く存在します。ハーバード大学栄養精神科医ウマ・ナイドゥ博士は、米大手放送局CNBCのメディアに、脳のために避けるべき5つの食品を寄稿※しています。 脳のために避けるべき5つの食品 加工オイル 精製した糖分 加工食品 人工甘味料 揚げ物 ※参考:A Harvard nutritionist and brain expert says avoid these 5 foods to keep your 'memory and focus sharp' スーパーでよく売られている大豆油やキャノーラ油を摂りすぎると、オメガ6脂肪酸の過剰摂取を引き起こします。調理に使う油は、できるだけオリーブオイルやココナッツオイルなどを選ぶほうが無難です。 過剰な糖分は、記憶障害を引き起こす可能性が高まります。お菓子やジュースだけでなく、白米や麺類、パンにも大量の糖分が含まれているので、こうした隠れた糖分には注意してください。 また、お菓子のような加工食品を多量に摂取すると、ほとんど食べない人に比べて、軽度のうつになる確率がアップするという研究が2022年に発表されています。 さらに人工甘味料は不安を増幅し、揚げ物は記憶力や認知力低下の要因になるという研究結果もあるそうです。英語で書かれていますが、脳の衰えに不安のあるかたは、上記記事を一読してみることをオススメします。 バランスがよいとは具体的にどういう食生活を指すのか 前述のとおり、たんぱく質・脂質・炭水化物を中心に、ミネラルやビタミンをバランスよく摂取するのが、バランスのよい食事の基本的な考え方です。具体的な割合については、その人が支持する食事法や志向などにより、少しずつ変わってきます。 今回は、農林水産省が2020年に発表した、バランスのよい食事に関するパンフレット※の内容を軸に紹介します。 パンフレットを読むと、たんぱく質「13〜20%」、脂質「20〜30%」、炭水化物「50〜65%」という割合を推奨していました。(ミネラルやビタミンのバランスについては、残念ながら表記はありませんでした) また、食事の回数についても、できるだけ朝・昼・晩の1日3食が望ましいと書かれています。ただ、誰もがゆとりをもって、バランスの取れた食事を3食食べられるわけではありませんよね。忙しく料理する余裕のない人もいるし、金銭的負担も考える必要があります。 そういった問題点を解消するコツについても、このパンフレットには書かれているので、ぜひ参考にしていただければと思います。 ※参考:考える やってみる みんなで広げる ちょうどよいバランスの食生活 ◆バランスのよい食事については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の衰えを予防する6つの習慣とは? 脳にいいことその2:運動が脳に与える影響 食事と双璧をなす重要ポイントといえば、やはり運動でしょう。運動をまったくしない人と、運動を習慣化している人では、脳の働きが大きく変わってくる可能性もあります。 適切な運動方法とその頻度 適切な運動は、心身の健康を維持し、脳の機能を高めてくれます。基本的に、運動の内容はどれでも構いません。継続という意味でも、好きな運動を自由に選んでください。ただし、運動の強度と頻度については、最低ラインを守らないと、あまり効果は期待できません。 諸説ありますが、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の提唱する以下の内容※が、ひとつの基準になるかと思います。 週に中強度の運動を150分、もしくは強めの運動を75分 週2日以上の筋力トレーニング 片足立ちのようなバランス運動を週に3日(65歳以上) なおCDCでは、「体を捻ったり回したりする」「テレビをみながら片足立ちをする」「エレベーターではなく階段を使う」など、運動にカウントできる日常的な動作例を紹介しています。 しっかりと運動の時間を確保できればベストですが、どうしても時間を取れない場合は、まずこういった日常生活のなかでできる活動を増やしていきましょう。 ※参考:Physical Activity Boosts Brain Health | DNPAO | CDC. 運動と脳の血流の関係 UTサウスウェスタン大学が、1年間有酸素運動を継続した19名を追跡調査※したところ、首周りの血管が柔らかくなり、脳の血流の増加が見受けられたそうです。もちろん、個人差もあるし、血流の増加が脳機能を必ず改善してくれるとは言い切れません。 しかし、ストレッチだけをおこなった人には血流の増加はみられなかったことを考えると、少なくとも「運動が血流改善に効果的であるのは間違いない」と考えて差し支えないでしょう。 血流が増加すれば、脳に送られる血液中の酸素や栄養量も増えますので、運動をして悪いことはひとつもありません。ぜひ、積極的に運動を習慣化していきたいところです。 では、どのくらい運動をすれば、血流改善に効果的なのでしょうか。血流改善にもっとも効果的な運動強度は、最大心拍数の約70%といわれています。ただ漠然と運動するのではなく、こまめに心拍数を測り、できるだけ70%をキープできるように意識してみてください。 もちろん、運動習慣の有無や体調にも大きく関わってきます。70%が厳しいと感じる場合は決して無理をせず、まずは50%の運動ができるように頑張ってみましょう。 ※参考:Exercise boosts blood flow to the brain, study finds: Newsroom - UT Southwestern, Dallas, Texas 運動で脳がクリアになる理由 ウォーキングやダンスをすると、妙に頭がスッキリしますよね。悩みを抱えている人が、散歩中にふと解決策を思いついたなどという話もよく耳にします。 このように運動で脳がクリアになる経験をしている人は数多くいますが、その理由については案外知られていません。運動で脳がクリアになる主な理由としては、以下の3点が考えられます。 エンドルフィン分泌量の増加 BDNF(脳由来神経因子)の増加 血流の改善 運動はストレスホルモンのレベルを下げ、反対に「幸せホルモン」とよばれるエンドルフィンの分泌を促進します。エンドルフィンには、高揚感や幸福感をもたらす作用があるので、分泌量が増えれば気分も明るくなり、リラックス感をもたらしてくれるわけです。 BDNF(脳由来神経因子)は、神経細胞の成長や維持に大きく関わるタンパク物質です。記憶をコントロールする「海馬」に数多く存在しており、BDNFが増加すれば学習効率が大きく向上します。 「血流改善によって、脳に供給される酸素と栄養素が増え、脳が活性化する」というのは、先ほど「運動と脳の血流の関係」でもお伝えしたとおりです。 ◆高齢者でもできる運動については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 高齢者にオススメ!自宅で簡単にできる脳トレ運動10選 脳にいいことその3:睡眠が脳に与える影響 これまで、ほかの記事でも、たびたび睡眠の重要性をお話ししてきました。睡眠が不足すると、脳の働きは著しく低下します。睡眠不足を自覚している人は、ぜひ睡眠について認識をあらためていきましょう。 良質な睡眠が脳を整理してくれる 人間の脳は、睡眠中に記憶を整理しています。といっても、寝ている間中、ずっと整理をしているわけではなく、記憶の整理がおこなわれるのはレム催眠の間だけです。ノンレム催眠中は、脳がほぼ完全に眠っている状態なので、頭に浮かんだ内容(夢)は記憶に残りません。 一方レム睡眠になると、体はリラックスしているものの、記憶を担う海馬などは普通通り活動を続けています。 ただし、レム睡眠が発生するのは、90分周期でひと晩に約4〜5回のみ。つまり、睡眠時間が少ないとレム睡眠の回数が減ってしまい、記憶を整理しきれない可能性が出てきます。レム睡眠の発生はコントロールできないとしても、やはり8時間以上の睡眠は確保したいところです。 ◆睡眠と脳の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 睡眠不足が脳に深刻なダメージを与える 睡眠には、大きく「記憶の整理」と「疲労回復」の役割があります。睡眠が不足すると、記憶の整理が十分にできないというのは、先ほど説明したとおりです。 ここでは、症状がダイレクトに表れる「疲労回復」について、みていきましょう。まず、睡眠不足により十分な疲労回復ができないと、以下のような悪影響が考えられます。 認知機能低下 感情の乱れ さまざまな病気を引き起こす 極端な寝不足の日は、なんだか頭がぼーっとしますよね。目もしょぼしょぼするし、集中力も明らかに低下しており、勉強や仕事のパフォーマンスは著しく低下します。 さらに睡眠不足が続くと、怒りを抑えられなかったり急に悲しくなったりと、感情のコントロールがうまくできなくなる人も多いです。ストレスにも耐性が低くなり、こういった状況が続けば、うつになる可能性は大幅に高くなります。 また、睡眠不足は生活習慣病の原因になっているともいわれています。厚生労働省の睡眠不足に関するサイト※をみると、睡眠不足が睡眠障害レベルへ進行すると、糖尿病の発症リスクが1.5〜2倍にアップすると書かれていました。 このような悪影響を受けないためにも、最優先事項として、十分な睡眠時間を確保していきたいものです。 ※参考:睡眠と生活習慣病との深い関係 | e-ヘルスネット(厚生労働省) 睡眠の質を高める方法 睡眠不足が、さまざまな悪影響を引き起こすことがわかりました。これからはできるだけ8時間は寝るようにしようと、思ったかたもたくさんいらっしゃると思います。 しかしいくら長時間寝ても、睡眠が浅く、途中で何回も目が覚めるようでは、脳はきちんと休めません。以下の項目に注意して、できるだけ深い睡眠が取れるように、生活習慣を整えてください。 寝る時間をできるだけ一定にする 適切な睡眠環境を整える 就寝直前のアルコール・タバコ・食事を避ける 就寝前はデジタルデバイスの使用を控える ゆっくりと湯船に浸かる 適度な運動を習慣にする 朝起きたら日光を浴びて神経を切り替える 上記は、どれも大切な習慣ばかりです。できれば全項目をクリアしてもらいたいところですが、あまり気負いすぎるとプレッシャーになり、かえって睡眠の妨げになりかねません。 「寝具をよいものに変える」「外部の光をできるだけ遮断する」「横になったらスマホはみない」など、まずは睡眠環境を整えることからはじめてみましょう。 ◆睡眠の質を上げる方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「脳にいい習慣」10の効果的な習慣で脳力アップを目指そう まとめ 今回は、「食事・運動・睡眠」という、生活のベースとなる観点から、睡眠について解説しました。脳は、人間の思考や動作を司る、非常に重要な臓器です。脳の働き具合によって、私たちの生活は大きく変化します。脳にいいことを習慣化して、ぜひ生活のクオリティを高めていきましょう。 ### 渋谷愛ビジョンにて、瞬読のプロモーション動画が放映されました! 東京・渋谷・宮益坂交差点にある大型ビジョン、 渋谷愛ビジョンにて、瞬読のプロモーション動画が放映されました! 10時10分〜10時15分の間に流れています! 渋谷にいらっしゃる方は、ぜひご覧になってくださいね^^ YouTubeで現地のLIVEもございますので、渋谷に行かない方も、是非ご覧になってみてください。 https://www.youtube.com/live/5olIw7K5xno?feature=share ### 6月11日(日)21:00〜 山中恵美子 FM放送局ラジオ出演 山中恵美子が、コミュニティFM放送局にて、ラジオ出演させていただきます。 瞬読、通信制高校EMI高のことはもちろん、経営の中で意識していることや、好きな曲まで、お話させていただいております。 スマホとネット環境がございましたら、どこでもお聞きいただけます。 ぜひ、お聞きくださいませ^^ 下記より、アーカイブをご視聴いただけます!どうぞお楽しみください。 https://audee.jp/voice/show/62716 放送日:2023年6月11日(日)21:00〜21:55 ラジオはこちらからお聞きください: https://presidentstation.com/listenradio/?fbclid=IwAR2iD35CIcXjIPQz6YlS90GbFmrKLrCyvdgav5nTp4pv9xfHMxxPQkBTlYk ①スマホ・PC・タブレットからお聴きの方 に記載されているどのURLからでも、お聞きいただけます。 エリアの記載はございますが、そのエリアにいなくても、問題ございません。 ラジオから聞かれる場合は、 ②ラジオからお聴きの方 に記載されている、エリアごとの周波数をご確認ください。 出演番組: Sound of Oasis~GOOD PERSON https://musicbird.jp/cfm/news/guest/27234/ ### 効果的に脳の体操を取り入れて認知症を予防しよう ある程度年齢を重ねると、物忘れや注意力不足の自覚が出てくる人も多いでしょう。そうなるとやはり気になるのが、認知症です。自分で自覚できているうちはまだよいのですが、本人だけが気づいていない、そういった状態になってしまえば、もはや自力での回復は望めません。 当記事では、脳の老化予防が期待できる脳の体操を、タイプ別に紹介していきます。気になるものがあれば、ぜひ取り組んでみてください。 言葉や数字を使った脳の体操 脳の体操といっても、言葉を主に使うタイプのものや、身体を使った脳の体操もあります。もちろん、頭と身体の両方から取り組むほうが効率は圧倒的にいいです。時間的に余裕がある人は、ぜひタイプごとに1種類ずつ取り組んでみてください。 (なお本記事では、脳の体操と同じ意味で、脳トレという表現も織り交ぜて進めていきます) まずは言葉や数字を使った、いわゆる「脳トレ」的なゲームを3つ紹介します。特別なスキルや知識がなくてもすぐにできるので、はじめて脳の体操に取り組む人にはオススメのジャンルです。 しりとり ご存知のように、しりとりは、言葉の最後の文字ではじまる別な言葉をリレーしていく単純なゲームです。もしかすると、「しりとりなんて誰でもできるよ」と、思ったかたも多いかもしれません。 たしかに、言語能力が成熟した成人からすれば、難易度自体はそれほど高くはないでしょう。しかし、自分の順番がくるたびに新しい単語を考える行為は、最後に「ん」がつく言葉は使えない・同じ言葉はダメという制限があるので、想像以上に脳を使います。 「しりとり」は、いっけん簡単なようにみえて、そのじつ語彙力を増やし、思考力を鍛える優れた脳の体操なのです。なによりも、むずかしい知識や道具がなくても、すぐにできるのが魅力的ですよね。 小さい子どもがいるご家庭なら、ぜひ子どもと一緒にしりとりを楽しんでください。子どもの言語能力の成長に、大きく役立ってくれるはずです。 計算ドリル 脳の老化が進行すると、もっとも衰えやすいのが、記憶力・言語能力そして計算力だそうです。計算ドリルは、計算力の低下を抑える働きがあります。 内容的には、桁数の多い複雑な計算や、微分積分のような高度な計算は必要ありません。「15-9はなに?」といった、ごく簡単な「足し算・引き算・かけ算・割り算」で十分です。簡単な問題でも、脳内で計算をするには、短期記憶力や集中力がないと意外に手こずります。 ポイントは、時間制限を設けることでしょうか。時間制限がないと脳への刺激が極端に少ないので、20問を5分で解くといったように、必ず時間制限を設けましょう。 計算ドリルに必要なのは、ドリル帳とペンだけです。それだけあれば、いつでもどこでもできるので、コスト的にも負担が少なくて済みます。「最近どうも計算が苦手で……」という人は、ぜひ気軽にトライしてください。 数字当てゲーム 数字当てゲームは、推理力や論理的思考を鍛えるには最高のゲームだと思います。ゲームによってこまかいルールは異なりますが、わずかな手がかりや質問の答えから、相手の数字を当てるのが基本的なルールです。 もっとも有名な数字当てゲームは、「ヒットアンドブロー」でしょう。任意に設定した3桁(4桁の場合もある)の数字を、質問をしながら推測していくゲームです。 お互い質問しあい、数字と桁の両方が当たっていれば「ワンヒット」、数字が当たっているのに桁が違う場合は「ワンブロー」としてカウント。そうやって質問を繰り返して、正しい3桁の数字を当てていくわけです。 質問者がどのような質問をするか、そしてその答えから何を導き出すか問われるため、ゲームに勝つには、推理力や論理的思考が必要です。質問の結果を把握しないと答えられないため、自然と短期記憶力も向上するでしょう。 連想ゲーム 連想ゲームは、一見単純ながら、脳の柔軟性アップに非常に効果的な体操です。このゲームのルールはとてもシンプルで、与えられたお題から連想した言葉を回答するだけ。 たとえば「夏」というキーワードが出たら、「海」「サングラス」「夕涼み」といった、関連する言葉を連想します。とはいえ、ひとりで連想ゲームをしても、正直あまり面白くありませんよね。 そういう場合は、友人や家族と問題を出し合って全員が同じ答えを目指す方法が、オススメです。4人中3人が同じ答えなのにひとりだけ違う答えの人がいると、「なんでそうなるんだよ。普通は◯◯でしょう!」と、非常に盛り上がります。 この楽しいという気持ちが、非常によい刺激を脳に与えてくれるのです。飲み会やちょっとした集まりのときに、ぜひ連想ゲームで遊んでみてください。題材を考えるのが面倒なら、複数人が同時にプレイできる、オンライン連想ゲームが便利です。 視覚や聴覚を鍛える脳の体操 視覚は人間が受ける情報の約80%を占めているといわれており、ついで割合の大きい聴覚と両方を鍛えると、非常に効率よく機能アップが目指せます。 絵本や絵画の鑑賞 絵本や絵画の鑑賞は、色彩感覚や想像力を刺激してくれる、非常にオススメの「脳の体操」です。自分では考えもつかない形の絵や色使いをみると、創造性やひらめき力にも磨きがかかります。 なかでも絵本は、まだ脳の発展途上にある子どもに、ぜひとも読んでもらいたいですね。絵本は絵が主体であり、文字による情報量が圧倒的に少ないです。だからこそ、目に見える情景やキャラクターの表情・動きなどをみて、じっくりと背景にある深い考察を考えるクセがつきます。 今回は絵本と絵画としましたが、版画でも木工品でも、作者が心を込めて作り出した作品なら、裏にある制作意図や想いを考察するプロセスは基本的に同じです。 さいわい、ある程度大きい都市なら、図書館や美術館にいくのは比較的簡単です。絵本や絵画にこだわらず、さまざまなアートに触れてみてはいかがでしょうか。 ◆アートに触れるメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 右脳を発達させる9つの方法 歌やリズムを使ったトレーニング ジャンルにもよりますが、音楽には、リズム・メロディ・歌・楽器演奏・歌詞など、本当に多くの要素が含まれています。そういった要素が複雑に絡み合ってできている音楽を理解するには、脳のさまざまな領域を稼働させなければなりません。 簡単に取り組みやすいので、まずは好きな歌を歌ってみるのがオススメです。歌詞を覚えて、曲のリズムやコードを感じながら歌えば、すこしずつ「周りの音に合わせる感覚」が身につきます。この周りの音を聴くというのが、脳の体操という意味では、非常に重要なのです。 自分以外の音をじっくりと聴くには、集中力や注意力が欠かせません。もし楽譜が読めるなら、ぜひ音符を追いかけながら歌ってみてください。 視覚と聴覚の感覚を一致させるために、「前頭前野(総合指令的な部位)」「ブローカ野(言葉を話す部位)」「ウェルニケ野(言葉を理解する部位)」「視覚連合野(視覚情報を分析記憶する部位)」といった、じつにさまざまな部位が総合的に働きだします。 楽器演奏については別記事で触れているので、よかったらそちらの記事も読んでみてください。 ◆楽器演奏の脳トレ効果については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 高齢者向け簡単な脳トレを分野別に紹介 視覚記憶ゲーム 脳の体操としては、視覚記憶系のゲームもいいですね。視覚記憶ゲームとは、文字通り視覚情報を活用して記憶力を鍛える方法です。代表的な視覚記憶ゲームといえば、おそらく誰もが「神経衰弱」を思い浮かべるでしょう。 ペアにならないカードは、いったんめくったあとに、再び裏返しに置きます。このとき、どの裏返した場所のカードの数字と図柄を覚えようと、一生懸命頭をフル回転させます。 この一連の流れが、短期記憶をコントロールしている「前頭前野」や「海馬」を鍛えてくれるのです。また、相手の動きをじっくりと観察するうちに、集中力や注意力も身につきます。 視覚記憶と聞けば映像をイメージすると思いますが、視覚から入る情報には当然文字も含まれており、参考書を読んで暗記する行為も視覚記憶です。文字を覚えるのは、映像と違ったメリットがあります。 たとえば、文章を繰り返し音読すると、視覚と聴覚のサンドイッチ効果が生まれます。目でみるだけより、強力に短期記憶が働きだすので、記憶力に不安をおもちのかたに非常にオススメです。 ◆視覚と聴覚のサンドイッチ効果については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 映像クイズゲーム 最近、ゆっくりと変化していく画像の変わった場所を当てるクイズが、よくテレビで放映されています。風景の画像なら、空の色が群青から薄い青になったり、小川がいつの間にかなくなっていたりと、冷静に考えるとかなり大きな変化です。 おそらく、最初と最後の画像を並べれば、すぐに答えがわかってしまうでしょう。ところが、ゆっくりと変化していくと、なぜか違いに気づかないのです。 こういったクイズは、まず私たちの短期記憶を非常に鍛えてくれます。違いを見つけるには、最初の絵を覚えておく必要があるからです。 また、1箇所だけを見ていたら、ほかの場所で変化が起きても、まったく気づきません。そのため、全体をざっくりと見渡す「空間把握能力」も試されます。もちろん、刻一刻と変化する画面を見続ける集中力も自然と身につくでしょう。 「映像クイズ 変化」といったキーワードで検索すると、こういったクイズ動画がたくさんヒットします。興味のあるかたは、いくつか試してみてはいかがでしょうか。 身体を使った脳の体操 身体を鍛えると全身の血流が改善され、脳が活性化します。もちろん、ハードな運動は必要ありません。逆に、運動負荷は抑え気味にして、継続を目標にしていきましょう。 ヨガやストレッチ 身体を動かす脳の体操といえば、なんといってもヨガやストレッチがオススメです。ヨガといえば多くの人は、深呼吸しながら独特のポーズを一定時間維持している姿をイメージするでしょう。 私もヨガに憧れがあって、「あんなにきれいにポーズを取れたらいいなあ」といつも思います。しかし、ヨガは、「姿勢」「呼吸」「瞑想」を組み合わせて、自分の心と向き合い、心と身体の安定を目指す健康法のひとつです。 なので、多少ポーズが崩れていても、まったく問題ありません。形よりも、ヨガの動きを通して、心(脳)を安定した状態に保とうと意識することが重要なのです。 もし、さすがにヨガはハードルが高いというなら、まずはストレッチに取り組んでみてはどうでしょうか。ストレッチには、瞑想という概念はありませんが、そのぶん身体の動きに集中できます。 筋肉の緊張を解放し、血流も改善されれば、リラクセーション効果が期待できます。大量の血液により運ばれた、たっぷりの栄養と酸素が、脳の働きも活性化してくれるでしょう。 ストレッチやヨガは、いったんやり方さえ理解すれば、自宅でいつでも好きなときに取り組めるのも大きな魅力です。とくにやりたいことが決まっていなければ、ぜひ最初にチャレンジしてみてください。 ◆ヨガのメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう ダンスやスポーツ ヨガやストレッチより、もう少し身体をアクティブに動かしたい人には、ダンスやスポーツをオススメします。こういった激しく身体を動かす行為は、身体と脳を両方同時に鍛えられるので、非常に効率がよいです。 ダンスは、振り付けをみて覚える必要があるため、記憶力や動体視力が発達します。また、自分のポジショニングや手足の位置関係が大事なので、自然と空間認識能力も向上します。 とくにペアで踊るタイプのダンスは、相手の動きをよくみて、動きや呼吸を合わせなくてはなりません。他人とのコミュニケーションが苦にならないなら、社交ダンスやチームで踊るダンスなどは、かなりオススメです。 スポーツもまた、身体と脳の活動をバランスよく鍛えてくれます。スポーツの内容は、正直なんでも構いません。脳の体操という面では、できるだけ長期間継続することが大切なので、純粋に好きなスポーツを選んでください。 ◆ダンスのメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 立体パズルから瞑想まで!空間認識能力を鍛える9つのトレーニング方法 手足の非対称動作 手足の非対称動作は、普段あまり身体を動かさない人でも、非常に取り組みやすいと思います。人間には利き手利き足があり、人それぞれ動かしやすい手と足は決まっているのが普通です。 右利きなら、右手と同じことを左手でやろうと思っても、なかなかできないでしょう。これは、これまでに身体の右側を主体に使ってきているので、スムーズに機能するように、すでに神経回路ができあがっているわけです。 一方で、左手でなにかをするという経験が圧倒的に少ないため、神経回路は思うように反応してくれません。 そこで、あえて左手(左利きの人は右手)で作業をして、脳へ刺激を与えるのがこの体操の目的になります。利き腕と反対の手足を使うなら、なにをしてもOKです。 箸を使うのはさすがに厳しいかもしれませんが、スマホを触る・机を拭く・ものを取るなど、左手でできることはいくらでもあります。 いつでもどこでも気軽に取り組めるし、もちろんお金は一切かかりませんので、コスパ的にも非常にオススメです。 ◆非対称動作については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶力に不安を感じたら……脳トレで記憶力アップ バランスボールを使用したエクササイズ 大きなバランスボールを使用したエクササイズは、肉体だけでなく脳にも非常によい影響を与えてくれます。 慣れないうちは、安定性が悪く軟らかいバランスボールに座るだけでも、おそらくひと苦労でしょう。気を抜くと前後左右に体を取られてしまい、簡単に滑り落ちてしまうはずです。 それでも何度か挑戦するうちに、グラグラする体のバランスを取ろうとして、体の平衡感覚保持に関係する「小脳」が活性化してきます。 小脳には「大脳の命令どおりに体が動いているか」をチェックする働きもあるので、小脳が活性化すれば体の調子も改善されるでしょう。 また、バランスボールエクササイズは、集中力や認知機能の向上にも一役買っています。不安定なボールの上で体のバランスを取るためには集中力が必要だし、次の動作を予測する遂行機能が求められるからです。 幸い自宅でも簡単にできますので、ぜひバランスボール運動に挑戦してみてください。 日常生活でできる簡単な脳の体操 脳トレは、1回やったからといって、すぐに劇的な効果が現れるわけではありません。数か月あるいは数年単位で取り組むうちに、気づいたらなんとなく調子がいいというのが、理想的な結果といえます。 そのためには、なんといっても「継続」が重要です。そこでこの章では、日常生活でも気軽にできる脳の体操を3つご紹介します。 レシピを見ずに新しい料理に挑戦 新しい料理への挑戦は、脳を活性化させる絶好の機会です。レシピを見ずに料理をつくるという行為は、創造力はもちろんのこと、記憶力や柔軟性を鍛えてくれます。 もちろん、いきなり難易度の高い超高級料理に挑戦するのは、さすがに無謀です。慣れないうちは、卵焼きや味噌汁といったごく日常的な料理からはじめて、徐々に材料や調理法をアレンジするようにしましょう。 アレンジという意味でいえば、パスタ料理などは非常にオススメです。和洋中どのジャンルのソースとも相性がよく、「まずくて食べられない……」といった大失敗にいたることはほとんどないはずです。 王道のソースだけ見ても、バジルソースやミートソース、トマトソース、クリームソースなどバリエーションが豊富で、アレンジの余地が大いにあります。過去に学んだ知識を引き出しながら、自分なりの新しい組み合わせをいろいろと考えてみてください。 ◆料理の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレで中高年の脳は蘇る! マインドフルネス瞑想 マインドフルネス瞑想は、今この瞬間に意識を集中させることで、心と体の調和を促してくれます。日々のストレスから解放され、集中力や記憶力の向上が期待できるという意味でいえば、マインドフルネス瞑想は立派な脳トレといってもよいでしょう。 瞑想をおこなう際には、まず余計な騒音の入らない静かな場所を探してください。周りの状況が気にならず、自分の意識に集中できる環境であれば、自宅でも公園でも好きな場所で構いません。 楽な姿勢で座り、まずは呼吸に意識を向けていきます。瞑想といえば、深呼吸をイメージする人も多いですが、深呼吸にこだわらなくても大丈夫です。 呼吸が気になって雑念が生まれやすいと感じる人は、呼吸に伴うお腹や胸の動きに意識を向けると、徐々に呼吸から意識が離れていくでしょう。 マインドフルネス瞑想は、脳の体操としてだけでなく、メンタル面のケアにも有効です。興味のあるかたは、最寄りのカルチャースクールなどに問い合わせてみてください。 ◆マインドフルネス瞑想については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 新しい言語の学習 新しい言語の学習は、脳にとって極めて有益な活動です。普段使わない言語を習得する過程で、脳の異なる領域が刺激され、新しい神経のネットワークが形成されます。また、異文化に触れる機会が増えるので、自然と異なる価値観への理解力と共感力も身につきます。 とはいえ、新しい言語の学習は日常的ではないと、感じた人も多いのではないでしょうか。たしかに、料理や瞑想と比べて、日常生活に組み込むハードルは少しばかり高いかもしれません。 しかし語学学習は、スキマ時間との相性が非常によいというメリットがあります。通勤時間や車での移動中など、これまでやっていた漫画・ゲーム・音楽を、語学学習に切り替えてみてください。 外国語の本を読むのもいいし、リスニングの勉強をしてもいいでしょう。運転中や家事中なら、聞いた音声をブツブツとアウトプットするのも、非常に効果の高い学習法になり得ます。 新しい言語のなかでもとくに英語をマスターすれば、どれだけ低く見積もっても、手にする情報量がいきなり10倍以上に増えます。脳の体操だけでなく、これからグローバルな世界を生きていくためにも、語学を学んで損はありません。 デジタル時代の脳の体操 現代はデジタル全盛時代であり、脳トレもデジタルツールを活用したほうが、圧倒的に効率的で便利です。今回は、とくに効果の高い3つの方法をご紹介していきます。 総合脳トレアプリを使った脳トレーニング 記憶力・注意力・計算力など、認知機能を効率よく鍛えるなら、総合脳トレアプリがオススメです。たとえば、世界中で1億人以上のユーザーに利用されている「Lumosity(ルモシティ)」の場合、以下6つのジャンルに対応するゲームが、30種類以上も用意されています。 スピード 記憶力 注意力 柔軟性 問題解決能力 数学 どんなによくできた脳トレでも、似たようなゲームばかりでは、すぐに飽きてしまうでしょう。その点、バリエーションが豊富な総合脳トレアプリなら、飽きたら別なジャンルに切り替えれば気持ちもリフレッシュします。 また、ケンブリッジ大学の研究者が開発に関わっている「PEAK(ピーク)」もオススメです。記憶力や問題解決能力といった脳トレゲームが、全部で45種類以上も利用できます。 もちろん、気に入った脳トレアプリがあれば、このふたつにこだわる必要はありません。飽きのこないように、自分の好きな脳トレをいろいろと試してみてください。 ◆総合脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 プログラミング学習 きちんと作動するコードを書くには、必要な指示内容を明確にして、さらにミスのないように慎重に作業を進めていかなければなりません。そのためプログラミングを勉強すると、論理的思考や問題解決スキルが大幅に向上します。 大なり小なり、プログラミングにはバグがつきものです。不具合の原因がすぐに見つかればよいのですが、さまざまな要因が絡み合っていて、簡単に修正できないケースもよくあります。 もちろん、そのままバグを放置しておくわけにはいかないので、なんとかして対応しなければなりません。こういったハードなデバッグ(バグの修正作業)を通じて、私たちの忍耐力や集中力も養われます またプログラミングは言語学習に似た側面があり、新しい構文やコマンドを覚えることで記憶力も向上します。 デジタル時代の現代社会において、プログラミングスキルは非常に価値が高く、キャリアアップにも必ず役立つはずです。幸いオンラインコースや無料の教材が豊富にありますので、興味のあるかたはとりあえず基礎だけでも学んでみてはいかがでしょうか。 VRによる体験型学習 VRによる体験型学習は、脳の体操という側面を抜きにしても、これから主流になっていくのは間違いないでしょう。 今までなにかを学ぶには、テキストを読んだり、音声を聞いたりといった方法が主流でした。その後、コロナの影響もあり、オンライン学習が加速度的に普及したように思います。動画による学習は、視覚と聴覚両面からインプットできるため、非常に効率のよい学習法です。 しかし、VR(仮想空間)による体験型学習は、これまでオンラインで学ぶのが困難とされてきた技術的な分野の遠隔学習を可能にしてくれます。たとえば医学を学ぶ人であれば、実際の手術のやり方を、まるで本当に手術をしているかのように学ぶことが可能です。 英会話の学習も、まるで実際に外国人と会話しているかのように学べるし、アートやスポーツのような実技を伴う学習もその場で指導を受けている感覚で学べます。 そのほか、VRによる旅行体験により、高齢者の認識能力や道具類の操作が向上したという実験結果も報告されています。完全な普及まではもう少し時間がかかるかもしれませんが、機会があればぜひ積極的に試してみてください。 認知機能を改善する脳の体操 冒頭でも触れたように、年齢とともに脳の衰え、さらにいえば認知症に対する不安が大きくなってくるものです。そこでこの章では、認知機能の改善が期待できる脳の体操を、4つ紹介していきます。 記憶力「クロスワードパズル」 クロスワードパズルは、ヒントを基に縦と横の空欄マスに単語を埋めていく遊びで、全世界で親しまれているゲームです。このゲームの魅力は、単に楽しいだけでなく、「記憶力アップが期待できる点」にあります。 ヒントを読み、記憶のなかから答えを引っ張り出そうとする行為が、脳を思い切り刺激してくれるんですね。とくに、ヒントがむずかしくてなかなか答えがわからないときは、チャンスです。 答えがわかったときのスカッとする感覚(アハ体験という)により、快感物質「ドーパミン」が大量に分泌され、やる気をもたらしてくれます。 また、クロスワードパズルには、理解力の向上やボキャブラリーを増やす効果もあります。さまざまなテーマのクロスワードパズルがあるので、自分とあまり馴染みのない分野に挑戦してみると、新しい知識が効率的に身につくかもしれません。 ◆クロスワードパズルについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者にピッタリな楽しい脳トレ9選 判断力「間違い探し」 「間違い探し」は、子どもから大人まで楽しめる脳トレの定番ゲームです。2枚の酷似した絵を比較し、一方にだけ存在する違いを見つけ出すこのゲームは、脳の判断力を鍛えてくれます。 前述の映像クイズゲームと違いを見つける点は一緒ですが、比較できる分だけ難易度は下がります。もちろん難易度は自由に選べるし、高難易度の間違い探しは、じっと見つめてもわからないくらいカモフラージュが巧妙です。 間違い探しは、まず全体をざっくりと視界に入れて、違和感を探し出していきます。何枚も見比べていくうちに、右脳が司る「ひらめき」「全体像把握」「空間認識能力」が、メキメキとレベルアップするのを感じるはずです。 また、パッと見てわからない微妙な間違いについては、集中して部分ごとに見比べていく必要があります。そのため、間違い探しを繰り返せば、自然と集中力や分析力も身につくのです。 さらに、判断力や集中力を鍛えたい場合は、時間制限を設けると効果はより高くなります。 ◆間違い探しについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレの種類を使い分けて脳の劣化を効果的に食い止めよう 理解力「読書と要約」 理解力を鍛えるなら、シンプルに「読書」をオススメします。読書は、新しい情報や考え方に触れる絶好の機会です。理解できない内容は読み続けられないので、しっかり理解しようとする意識が自然と芽生えてきます。 ただし、面白くない本は読むのが苦痛です。せっかく読書をするなら、継続できるように、興味のもてるジャンルの本を選びましょう。できれば、小説よりも伝記やドキュメンタリーのような「ノンフィクション」とか、エッセイ・専門書がいいですね。 小説はエンターテイメント性が強く、理解力はそれほど必要ありませんので。(その分、共感力が身につきますけれども) また、余裕があれば、ぜひ読んだ内容を要約してみてください。要約するためには、読んだ内容を再度しっかりと整理して、本質的なポイントを把握しなくてはなりません。 こういったプロセスを繰り返すと、情報の整理能力や分析力、理解力が飛躍的にレベルアップします。 もちろん、ほんの数行、ノートにまとめるだけで効果は十分です。最初は面倒に感じるかもしれませんが、それだけの価値はあります。 ◆読書と要約のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読解力を鍛える7つの方法とは 集中力「聞き取りゲーム」 「聞き取りゲーム」は、一度だけ伝えられる情報やストーリーを正確に聞き取るゲームです。アプリを使ってひとりでもできるので、あえて聞き取りゲームと表現しましたが、伝言ゲームといったほうがわかりやすいかもしれません。 聞いた内容をそのまま伝えるだけなので、本来は誰でもできる簡単なミッションのはずです。ところが、自分でもビックリするくらい、違った内容が伝わってしまいます。それだけ、集中して人の話を理解するのは、むずかしいのです。 正しく情報を伝えるには、周りの雑音やほかの誘惑を排除し、話の内容に集中しなければなりません。こういった作業は、多すぎる情報のなかから、必要な情報を効率的にキャッチする能力を養ってくれます。 時節がら大人数での伝言ゲームはむずかしいかもしれませんが、機会があればぜひやってみてください。 年齢層別オススメ脳の体操 先ほどは、種類別に脳の体操を紹介しました。今度は少し視点を変えて、年齢層別に脳の体操を紹介していきます。年齢による制限はほとんどありませんが、選んだものによっては、効率が落ちてしまうケースがあるのも事実です。 今回の情報を参考に、ぜひご自分に合う脳トレを探していきましょう。 高齢者向け脳の体操 高齢者が脳トレに取り組む場合、とにかくムリをしないのが大原則です。たとえば、60歳からギターを習いはじめた人が、3歳からスタートした人と同レベルになろうとするのは、少々無謀といえます。自分なりのペースで上達できて、脳が刺激を受ければ、脳の体操という意味では十分です。 高齢者が脳トレをする主な目的は、認知機能の改善や維持だと思います。記憶力を鍛えたいなら、数字を覚えておくメモリーゲームがピッタリです。集中力や視覚的な能力アップには、パズルなどを選ぶとよいでしょう。 このように、気になる症状に応じて、適した脳トレは異なります。症状別のオススメ脳トレについては別記事で紹介しているので、参考にしてください。 また、年齢を重ねると、どうしても人と会う機会が減ってきます。他人とのコミュニケーションは脳によい刺激を与えてくれますので、コーラスグループやゴルフサークルといった、集団でおこなうイベントに参加するのもひとつの方法です。 あわせて、軽い散歩やストレッチなど、体からのアプローチも忘れずにおこなってくださいね。 ◆認知機能の衰え防止にオススメの脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい認知機能ごとにオススメ脳トレーニングを紹介 壮年・中高年向け脳の体操 30代から50代といえば、働き盛りでまさに脂の乗った年代です。個人差はありますが、忙しいこの世代は、脳を痛めつけているストレス解消が最優先課題になります。そのため、心と体、両面からのアプローチが不可欠です。 ストレス解消には、個人的に瞑想をオススメしたいですね。瞑想には集中力を高め、情緒を安定させる効果があります。1日のパフォーマンスを高めるためにも、ぜひ瞑想を朝のルーティーンに組み込んでみてください。 また、現役バリバリのこの世代は非常に忙しく、ゆっくりと脳の体操に時間を割く余裕がありません。であれば、自分のレベルアップにつながる脳トレを選び、脳トレ効果と実益を両方手にしていくほうが効率的だと思います。 そういう意味でいうと、新しい言語の習得や資格勉強は非常にオススメです。脳への刺激も大きいし、身につけた知識やスキルを仕事にも活かせます。 もちろん、頭だけでなく体の体操も忘れてはいけません。まずは、「エレベーターの代わりに階段を使う」「ひと駅手前で降りて歩く」「近場は徒歩や自転車で移動」のように、日常生活の運動強度を少しずつ上げていきましょう。 余裕のある人は、もちろんジムやスポーツクラブに参加するのもよい選択です。もったいないから頑張ろうという意識が生まれやすく、さらに新しい人達との出会いも期待できます。ぜひ積極的に検討してみてください。 ◆運動が脳に与える影響については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 青少年向け脳の体操 青少年は、学校や趣味の活動などを通じて、日々新しい情報を吸収しています。学ぶために必要な基本的な知識をすでに身につけているこの世代は、とにかく吸収が速いです。脳の許容量が大きいこの時期にこそ、勉強以外にもさまざまな脳の体操を取り入れていきましょう。 一番に取り組んでいただきたいのが、読書です。精神的なベースをつくる10代のうちに本をたくさん読むと、以下のような能力が大きくレベルアップします。 相手のことを尊重する「共感力」 目にみえないことにも気を配る「想像力」 情報を正確に読み取る「理解力」 言葉の裏に隠れた意図を感じ取る「批判的思考力」 学校では学べない多様な知識 語彙力や表現力 読書は、「自分以外の多様な考え方や視点」に触れる絶好の機会です。1か月に1冊も本を読まない学生が50 %近くもいる状況だからこそ、ぜひ月に3〜4冊は読んでください。きっと将来、読書していてよかったと感じる日がくるはずです。 また、ゲームを通じた学習も青少年には効果的だと思います。とくに数学やプログラミングのような論理的なスキルを伸ばすゲームは、脳の問題解決能力や抽象的思考力を高めてくれます。 子ども向け脳の体操 これから脳が成長していく子どもにこそ、脳の体操は必要だと考えています。とはいえ、子どもは飽き性です。親の思ったとおりに、大人しく脳トレに取り組んではくれないものと考えておくべきでしょう。 あまりむずかしく考えずに、遊び感覚をもって、とにかく自主的にやりたくなる仕掛けづくりが重要です。間違い探しや言葉遊び、パズルなども、子どもは喜びます。 ごく小さいうちには、本の読み聞かせもオススメです。親の言葉を聞いて、子どもは言葉や表現方法を身につけていきます。動画と違い、自分で想像する力も鍛えられるので、ぜひ一緒に本を読んであげてください。 また、多くの子どもは、絵や工作も大好きです。こういったアート的な作業は、手先と脳の連携を高めてくれるし、創造力も鍛えられます。 体と頭の連携という意味では、スポーツもいいですね。自分の意志で体を自由に動かす感覚が、本能レベルで身につきますので。もちろん、判断力や他人との協調性なども、自然と身につきます。 そのほか、楽器演奏なども、できるだけ早くスタートしたほうが、やはり有利です。子どもにオススメの「脳の体操」については、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ、参考にしてください。 脳トレ これなら途中で挫折しない「子どもにオススメな脳トレ7選」 高齢者にピッタリな頭の体操6選 どの世代でも、きちんと脳を鍛えてあげれば、必ずなんらかのよい影響が表れます。とはいえ、あらゆる年代のなかでもとくに頭の体操を必要としているのは、やはり高齢者でしょう。 誰だって、年齢を重ねれば重ねるほど、より切実に脳の衰えを予防したいという気持ちが強くなってくるものです。そこでこの章では、高齢者にターゲットを絞って、オススメの頭の体操を6つご紹介します。 地元の歴史や文化を学ぶ もし、歴史に興味があるなら、地元の歴史や文化施設に足を運んでみてはいかがでしょうか。たとえ、全国的な知名度がなくても、地元には必ず長い歴史をもつ場所があるものです。 そういう場所を実際に訪問して、どのようなドラマが繰り広げられたのかを想像するのが、非常によい頭の体操になります。当たり前ですが、過去におきたできごとをリアルタイムで経験するのは不可能です。 でも、建物や書物など、わずかに残された手がかりから歴史を紐解いていくのが、また楽しいんですね。もう二度と体験できないことに思いを馳せる、このプロセスが、ひらめきや想像力といった右脳の働きを刺激してくれます。 また、歴史や文化は、お城や史跡だけではありません。地元に昔から伝わる伝統食も、立派な食文化です。家族や友達と、歴史上の名所を訪ねがてら名物料理を食べれば、知的好奇心だけでなくお腹も満たされます。 図書館にいけば、地元関連の発行物が自由に閲覧可能です。気になる場所や文化を探して、さまざまな面から楽しんでいただければと思います。 将棋のサークルに参加する 将棋は、男性を中心に根強い人気を誇る国民的ゲームです。将棋のサークルにいくと、下は小学生から上は80代の高齢者まで、年齢を問わず対戦を楽しんでいます。 将棋のような対戦ゲームは、ナンプレのようにひとりでおこなう脳トレと違い、相手がいるのが大きな特徴です。(ひとりでできるアプリもありますが) そのため、相手の思考や戦術を読み取る「分析力」が、非常に重要になってきます。場の流れを読み取る「ひらめき」も必要になるでしょう。 もちろん、ただ将棋をしていても、いきなり分析力やひらめきは向上しません。でも、そういったことを考えながらトレーニングを繰り返しているうちに、少しずつ能力は磨かれていきます。 「そうは言っても、ほとんど将棋なんてやったことがない」と不安に思う方もいるでしょうが、安心してください。 ほとんどのサークルでは、初心者歓迎であり、初心者にも丁寧に指導してくれます。まずは、最寄りの公民館やカルチャースクールなどに問い合わせてみてください。(とはいえ、駒の役割くらいは事前に調べておいた方がよいです) ◆将棋の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 ピアノやギターを習う 脳を鍛えるなら、ピアノやギター演奏は非常にオススメです。楽器の種類を問わず、楽器の演奏には、脳と手足のスムーズな連携が必須になります。頭でいくら音階やリズムを理解しても、実際に体へ落とし込めなければ、よい演奏はできません。 おそらく、楽器をはじめてしばらくは、思うように体が動かないでしょう。しかし、3か月・半年・1年と練習を続けていけば、次第に自分のイメージした通りに手足が動くようになってきます。 ある程度、手足が動くようになると、やれるフレーズやテクニックが劇的に増えて、ますます演奏が楽しくなってくるはずです。 とはいえ、多くの人は楽器演奏に憧れがあっても、なかなか一歩を踏み出せません。せっかく楽器演奏に興味があるのですから、挫折しないためにも、できるだけ早い段階からレッスンの受講をオススメしたいです。 効率的なトレーニング法を教えてもらえるし、同じ楽器を習う仲間との交流も脳を活性化してくれます。ある程度大きい市なら、ひとつくらいは音楽教室がありますし、今はオンラインレッスンも普及しています。まずは、気軽に体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか。 ◆楽器演奏の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳梁を鍛えることで左右の脳が活性化する 陶芸や絵画などのアート活動 前述の通り、絵本や絵画の鑑賞も非常によいのですが、実際に陶芸や絵画などのアート活動をしてみるのもオススメです。アートの鑑賞で磨かれた感性や創造力を、今度は実際に自分の指先で表現してみましょう。 まず、陶芸では自分の手で形を作る楽しさを味わえます。目分量でバランスよく形成していかなくてはならないので、粘土をこねて形を整える作業は、集中力を思い切り高めてくれるはずです。 絵画も素晴らしいアート活動のひとつです。物理的にスケッチブックやキャンバスに収めなくてはなりませんが、それ以外は基本的になんのルールもありません。使う画材や色選びなど、自分の感情やイメージを自由に形にできるのです。 慣れてきたら、友達と一緒に作品をつくったり、アート教室に参加したりするのもオススメです。自分だけでは思いつかなかった視点に気づけることも多いし、他人との交流の機会も増えます。アート活動を通じて、ぜひ楽しく脳を鍛えてあげてください。 ◆アート活動のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 子どもの空間認識能力を鍛える!効果的な練習法と日常習慣 庭でガーデニング 頭と体の両方をバランスよく使うガーデニングは、非常によい頭の体操になってくれるでしょう。庭をキレイな状態に保つには、パッと思いつくだけでも以下のような知識をしっかりと押さえておく必要があります。 ガーデニングに身につけておくべき主な基礎知識 植物の種類と季節 土壌の状態 適切な水分量 肥料の種類と量 除草のやり方 剪定のやり方 冬越しのやり方 植え替え 植物や農業のみならず、化学の分野についても多少知っておかないと、キレイな花を咲かせるのはなかなか大変です。きっと想像以上に考えることが多くて、はじめてガーデニングにトライする人はビックリするかもしれません。 でも、そうやって知識を身につけ、一生懸命世話をするだけの価値が、ガーデニングにはあります。 多くの人は、ガーデニングでもやらない限り、普段土いじりをする機会はほとんどないと思います。自宅にいながら、気軽に自然に触れ、リラックスできるのがガーデニング最大の魅力です。土を掘ったり、肥料を運んだりするので、体も鍛えられるのも嬉しいところですよね。 社交ダンスを楽しむ 「ダンスやスポーツ」でも軽く紹介しましたが、最後に社交ダンスをもう少し詳しく紹介します。社交ダンスは、楽しく体を動かしながら脳の活性化が期待できる、とても素敵な趣味です。音楽に合わせてステップを踏むので、リズム感やバランス感覚が自然と鍛えられます。 社交ダンスの場合、通常のダンスと違い、パートナーの協力が必要です。相手の視線や動きを確認しながら、お互いにどうやって動いていくのがベストなのか、瞬時に頭のなかでイメージしていきます。 もちろん、最初はお互いの息が合わずに、うまく動きを合わせられないかもしれません。でも、一緒に踊る時間を重ねるうちに、少しずつ相手の動きがわかるようになってきます。地道な練習によって、観察力や空間把握能力、イメージ力といった認知機能が磨かれたおかげです。 また、ダンス教室では、新しい友達と出会う機会もたくさんあります。同じ趣味をもつ仲間と一緒に練習できれば、頭の体操としての働きだけでなく、コミュニケーション能力にもよい影響が表れるでしょう。 幸い、社交ダンスを教えてくれる教室は、全国に数多くあります。興味がある人は、1回体験レッスンを受けてみてください。 脳の体操を効果的に取り入れるためのアドバイス ここまで、タイプ別にオススメの「脳の体操」を紹介してきました。どれも効果の見込めるものばかりですが、ポイントを外してしまうと、せっかくの効果が半減してしまう可能性もあります。そこで最後に、脳の体操を効果的に取り入れるためのポイントを、3点お伝えしていきます。 脳の体操の効果についてきちんと理解してからはじめる 脳の体操をはじめる前に、その目的と効果をしっかりと理解しておきましょう。脳の体操の種類によって、効果の期待できる内容が変わってきます。 記憶力を強化したいなら、手足の非対称動作をやってもほとんど意味がありません。それよりも、数字当てゲームや視覚記憶ゲームのほうが、断然効果は高いです。 ストレス耐性をつけたいならヨガがオススメだし、集中力向上なら楽器演奏やダンスがピッタリです。 また、逆のパターンもあります。どの体操も、得られる効果はひとつではありません。たとえばしりとりなら、語彙力や思考力だけでなく、記憶力も鍛えられます。 適切な答えを導き出すために、過去の記憶をザッと振り返るうちに、記憶の引き出しから必要な記憶を探し出す時間がどんどん速くなっていくんですね。 これはあくまでも一例ですが、自分が取り組む脳の体操によって、どういう効果が得られるのか、きちんと理解しておくことが非常に大切です。 場所や時間など集中できる環境を整える 脳の体操は、不安のある認知機能を向上させるのが、いちばんの目的です。その効果を最大限に引き出すには、適切な環境設定が欠かせません。適切な場所や時間の選択は、集中力を高め、脳の体操の効果を最大化してくれます。 たとえば、言葉や数字を使った脳の体操は、うるさくて集中できない場所でおこなうのは非効率です。せっかく取り組んでも、周りの音にイライラしているようでは、本来の効果はとても望めません。 どの体操もそうですが、静かな場所でじっくりと取り組むのが、脳の体操に取り組む際の基本です。できれば、メールやSNSの誘惑の少ない早朝にできれば、完璧でしょう。仕事が終わってホッとできる時間に取り組むのも、リラックスできていいと思います。 またヨガやストレッチのように、ある程度広いスペースが必要なものもあります。そういう場合は広いリビングや、あるいは公園などが適しているかもしれません。 いずれにせよ、自分の集中できる場所と時間帯を見極めるのが重要です。他人の意見に惑わされずに、あくまでも自分が集中できるかどうかに、フォーカスしてくださいね。 ◆集中力を維持する方法については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 集中力は15分しか保てないって本当?速読で集中力を高める4つのポイント 脳が活性化するための下地づくり これまでほかの記事でも何度もお伝えしているように、脳の体操に取り組む際に重要なのは、その効果を最大限に引き出すための下地づくりです。具体的には、「良質な睡眠」「栄養バランスの整った食事」「ストレス管理」の3点を中心に考えていきます。 まず、良質な睡眠は、脳の活性化にもっとも重要な要素のひとつです。脳は、睡眠中に経験した情報を整理し、重要な情報と忘れてもいい情報を選別します。 そのため、睡眠時間が減ると、記憶を整理する時間が不足してしまい、頭のなかが常に乱雑な状態なままです。少なくとも7時間、できれば8時間以上の睡眠は確保してください。 次に、栄養バランスの整った食事も重要です。三大栄養素以外にも、オメガ-3脂肪酸・ビタミンB群、鉄分といった微量栄養素は、ぜひ意識して摂取するようにしましょう。なかでも微量栄養素が不足すると、頭の回転や身体の成長に必要な神経伝達物質が、うまく分泌されません。 最後に、ストレスの管理も大切です。慢性的なストレスは、脳の働きを著しく阻害します。決して無理をせず、適度な休息やリラクセーションを意識するなどして、上手にストレスをコントロールしていきましょう。 ◆脳の働きを活性化する習慣については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 まとめ 今回は、認知症を予防するための「脳の体操」を、タイプ別に紹介しました。どの体操も、効果が期待できるものばかりです。ただし、本文中でもお伝えしたように、もっとも期待できる効果は、体操ごとにそれぞれ異なります。 せっかく取り組むのであれば、できるだけ効果を出していきたいですよね。それぞれの特性を見極めて、適切な脳の体操に取り組んでいただければと思います。 ### 瞬発力で人生をアップグレード!脳と体を鍛える新トレーニング法 素早く動ける体を目指して、多くの人が瞬発力を鍛えるトレーニングに励んでいます。しかし、瞬発力が必要なのは、肉体だけではありません。仕事や勉強で結果を出すには、脳の瞬発力が非常に大切です。 今回は普段見逃されがちな「脳の瞬発力」に注目して、頭と体の両方から瞬発力を鍛えるトレーニングについて、有益な情報をお伝えしていきます。 瞬発力が必要なのは身体だけじゃない!脳と身体の結びつきを考える 冒頭でも触れたように、身体の瞬発力だけでなく、脳の瞬発力も重要です。具体的なトレーニングを紹介する前に、まずは瞬発力に関する基本的な考え方を紹介していきます。 瞬発力が重要な理由を頭と肉体両面から解説 瞬発力とは、文字通り「一瞬で大きな力を発揮する能力」を指します。瞬発力と聞けば、アスリートの躍動する肉体をイメージするかもしれませんが、じつは日常生活でも意外と頻繁に必要とされるスキルです。 たとえば、「階段から転びそうになったときにすばやくバランスをとる」「物を落としそうになったとき反射的にキャッチする」など、瞬発力がないと対応できない事態は案外多いですよね。なによりも、瞬間的に対応できる力が優れている人は、ケガや事故の確率を大幅に減らせます。 また、瞬発力は肉体だけでなく「脳」においても重要な役割を果たします。情報社会の現代において、大量の情報を素早く、かつ的確に処理する能力は非常に重要です。 脳の瞬発力の度合いによって、仕事や学業だけでなく、日々のライフスタイルのクオリティは大きく変わってきます。 脳の瞬発力とは「情報処理スピードをアップすること」 脳の瞬発力というのは、言い換えると「頭の回転の速さ」ともいえます。言葉なり映像なり入ってきた情報を、いかに迅速に処理できるかがポイントです。 こういった瞬発力は、もちろん元々の性質もありますが、日頃の訓練でレベルアップできます。いつも同じようなルーティンワークをしている人と、日頃からスポーツやゲームで瞬発力を必要とされている人では、いざというときの反応速度がまったく違ってくるものです。 もちろん、脳の瞬発力は、スポーツやゲームだけのものではありません。勉強や仕事の場面でも、瞬発力は非常に重要です。なかでも仕事に対する脳の瞬発力は、あなたの評価をダイレクトに左右します。 たとえば、部下から提案されたアイデアに対して、その場で素早く的確にフィードバッグを返せれば、「やはり◯◯さんに相談してよかった」と部下からの信頼が得られるでしょう。 新たな技術を学び、それをすぐに実務に活かしている姿をみて、きっと社内での評価は大きくアップするはずです。このように、脳の瞬発力が優れている人は、他人から判断力と行動力のあるデキる人と評価されます。 ◆情報処理能力が高い人の思考パターンについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 情報処理能力の高い人が具体的にやっていること 肉体の瞬発力と脳の瞬発力は同時に鍛えるのがベスト 肉体と脳の瞬発力は、それぞれ別々に鍛えることも可能です。ですがじつは、同時に鍛えると相乗効果が働き、より高い効果が期待できます。 たとえば、スポーツを考えてみましょう。いっけんスポーツに必要な瞬発力は、身体的ものだけと考えてしまいがちです。しかし実際には、相手の動きや自分のポジションなどを瞬間的に判断する、脳の瞬発力も思い切り使っています。 このように、肉体と脳の瞬発力は同時に使うことが多いので、できるだけ両方偏りなく鍛えるべきなのです。かりに、あなたに暴走車が突っ込んできたとします。 その際危険を回避できるかどうかは、「あ、危ない!右に飛べばなんとか逃げられるな。よし飛ぼう!」こういった一連の思考を素早く処理できるかどうかにかかっています。 もちろん、素早く動ける身体を日頃からつくっていなければ、いくら脳が司令を出しても身体が対応してくれません。上記は少々極端な例ですが、日常生活のどのような行為も、身体と脳が連動して成立しているものばかりです。ぜひ、両方をバランスよく鍛えていきましょう。 瞬発力のメリットをシチュエーション別に紹介 頭と体の両面から瞬発力を身につけると、人生のクオリティが大きく向上します。今回は、瞬発力を身につけるメリットを、4つのシチュエーション別に紹介していきます。 日常生活が少しずつレベルアップ 前述のとおり、瞬発力の向上はスポーツや仕事だけでなく、日常生活にも多くのメリットをもたらします。 正直なところ、10代や20代の頃には、瞬発力の重要性に無頓着な人がほとんどです。つまずいて転びそうになっても、とくに意識することなく体勢を立て直せます。ところが、加齢とともに、筋肉の量と働きが低下すると、ちょっとした段差でも簡単に転んでしまうのです。 ジャンプやダッシュなど、瞬発力を担う筋肉を「速筋(白筋)」といいます。ある研究によれば、青年期に60万本あった筋繊維は、80歳になると35万本程度まで減少してしまうそうです。 こうなると、「階段をスタスタと下りられない」「バランスを崩してそのまま転倒」「小走りをするとすぐに足がもつれる」といった現象が頻繁に発生し、日常生活に支障が出てきます。 これらは、肉体的な例ですが、これは脳の瞬発力についても同様です。短期記憶をコントロールする海馬や前頭前野が衰えると、「お釣りをパッと計算できない」「人の名前が出てこない」「メモした電話番号をダイヤル中に忘れてしまう」現象に悩まされることになります。 しかし、脳と体をバランスよく鍛えて瞬発力の衰えを最低限に抑えられれば、こういった現象は減り、日常生活はぐっと楽になります。 瞬発力はスポーツのパフォーマンスを大きく変える スポーツにおける瞬発力は、競技内容を問わず、非常に重要な要素といえます。走る・ジャンプする・投げる・蹴る、すべての動作には瞬発力が必要です。 瞬発力がなければ、サッカーのドリブル中にフェイントをしても、すぐにボールを奪われてしまいます。バスケのリバウンドを制するには、相手よりも一瞬速くジャンプしなければなりません。 これは、テニスでも野球でも陸上競技でも一緒です。相手のいる競技では、相手よりも素早く動けなければ、決して勝てないでしょう。そのために、アスリートは毎日地道な努力を重ねて、筋肉の瞬発力を鍛えているのです。 もちろん、脳の瞬発力もないと、体に的確な指令を下せません。普段から厳しい瞬発力トレーニングをおこない、筋肉の反応速度と神経の連携をハイレベルで実現しているからこそ、スポーツ選手は素晴らしいパフォーマンスを発揮できるのです。 ◆右脳速読とスポーツの関係については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 右脳速読ができるとスポーツがうまくなる3つの理由とは アートやエンターテイメント分野で才能が開花 アートやエンターテイメントは、繊細な感情の表現を求められる分野です。何度もやり直しができる場合はともかくとして、一発勝負の場になれば瞬発力の有無が成否を決めるといっても過言ではありません。 「舞台上の俳優が素早く感情を切り替える」 「音楽家が一瞬のインスピレーションで美しいメロディを生み出す」 「画家が直感で考えられないような色彩を組み合わせる」 一流のアーティストがこういったパフォーマンスを高い次元でおこなえるのは、驚くような瞬発力を身につけているからです。もちろんそのベースには、気が遠くなるほど繰り返してきた、地道な基礎練習があります。 しかし、いくら練習をしても、本番でその能力を発揮できなければ意味がありません。普段築き上げた力を一瞬のうちに開放する、その凄まじい集中力と瞬発力に、観客は魅了されるのです。 できるビジネスパーソンは判断が速い ビジネスの世界では、素早く正確な判断を求められる場面が数多くあります。とくにセールスにおける交渉やプロジェクトのマネジメントには、迅速な思考と決断力が必須です。 たとえば、担当するプロジェクトで重大な問題が発生した場合、リーダーには解決のための迅速な判断が求められます。損害を最小限に食い止め、プロジェクトを正常に稼働させるため、瞬発力をもって素早く指示を出さなければなりません。 また営業交渉においても、お客様のニーズに素早く反応して適切な提案ができれば、しっかりと結果が出せるでしょう。もちろん、ビジネス上の瞬発力は、日頃の勉強とトレーニングがあってこそ。 じっくりと考えてコツコツと努力を積み重ねる持久力があるから、いざというときの瞬発力が身につくのです。「瞬発力と持久力の両方を鍛える」この重要なポイントは、決して忘れないようにしてください。 ◆判断力を鍛える脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 判断力が落ちたと感じたら……脳トレで判断力アップ 勉強の効率が大幅に向上する 勉強で結果を出すには、瞬発力が必要です。勉強に必要な瞬発力には、大きく2種類あり、両方に長けていると、勉強がとてもスムーズに進行します。 短時間集中できる瞬発力 勉強モードに切り替える際の瞬発力 学校の授業が45分に設定されているのは、子どもの集中力がそれ以上もたないと考えられているからです。さらに、本当に集中できるのは、15〜25分程度といわれています。 私が推奨しているポモドーロテクニックは、25分作業したら5分休憩を繰り返す時間術です。1時間ダラダラと勉強するよりも、25分間集中するほうが圧倒的に効率はアップします。この25分間(時間設定は自由)に集中できる瞬発力があると、本当に勉強がサクサク進みますよ。 また、ほかのことをやっている状態から、サッと勉強モードに切り替える瞬発力も非常に大切です。多くの人は、ゲームや動画、SNSのほうが楽しくて、なかなか勉強に取りかかれません。 モードの切り替えが苦手な人は、ぜひ瞬発力を高めるトレーニングに取り組んでください。そうすれば、勉強が楽になり、大幅な成績アップも期待できるでしょう。 右脳速読で脳の瞬発力を鍛える 私はスポーツではなく、右脳速読の専門家です。なので残念ながら、身体的な瞬発力トレーニングについては、専門的な情報をお伝えできません。 さいわい、そういった情報はネットや書籍で数多くみつけられますので、ぜひそういった情報を参考にしていただければと思います。 今回は、私にしかできない、右脳速読を使って脳の瞬発力を鍛える方法とコツをお伝えしていきます。「脳の瞬発力を鍛える」ことについての情報は非常に少ないので、ぜひひとつの情報として参考にしてください。 右脳速読の基本的な原理 脳は左脳と右脳にわかれており、それぞれ役割がまったく異なります。左脳は「言語」「計算」「論理的な思考」などを担当し、情報を順序立てて処理するのが得意です。一方で右脳は、「空間認識」「全体像の把握」「イメージ化」のように、直感的な思考を担当します。 私が指導する右脳速読「瞬読」は、この右脳の能力を最大限に活用して、文章を映像で記憶していく読書法です。文字を1文字ずつ読むのと違い、映像化は瞬間的にできるので、通常の40〜50倍で読める人が続出しています。 たとえば新聞記事を読む場合、見出しから1文字ずつ順番に読んでいくのが、一般的な左脳型の読み方です。 右脳速読では、数行、あるいはページ全体をまとめて読みます。左脳型の速読も、まとめ読みをするのは一緒です。しかし、左脳型速読は、目を素早く動かす必要があるので、人によってはかなりの疲労感を伴います。 その点、右脳速読は、全体をパッとみて要点を映像化していく読み方なので、目も疲れません。もちろん、文章をまとめて読む訓練は必要ですが、正しいトレーニングをすれば、誰でもまとめ読みは可能です。 右脳速読のトレーニングについては、のちほど紹介します。 ◆右脳速読の概略については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 右脳を鍛えるとなぜ瞬発力アップに効果的なのか 右脳を鍛えるとなぜ瞬発力アップに効果的かというと、右脳の機能と瞬発力の性質に密接な関係があるからです。前述のとおり、右脳は全体像の理解やひらめき、空間認識などを担当しており、情報を直感的に処理する能力に優れています。 瞬発力は「一瞬で大きな力を発揮する能力」であり、情報を一瞬で処理して適切な行動を取るには、右脳の直感的な判断力が不可欠です。 たとえば、テニスのプレイ中にボールが飛んできたとき、その軌道を計算してから反応していたのでは到底間に合いません。相手の視線やグリップ、ポジショニングなどを瞬間的に判断して素早く対処する。その一連のプレイは、右脳の直感的な判断力の役割が大きいです。 これはあくまでも一例ですが、世の中には理屈で考えていたら間に合わない状況が数多くあります。運転中に子どもが飛び出してきたら、急ブレーキを踏みますよね。これも右脳の直感力が、「危ない!」と反射的に命令を出している結果です。(もちろん、左脳も同時に働いています) このように、右脳を鍛えて行動までの時間を短くすると、瞬発力はメキメキと向上していきます。 速読トレーニングステップ1・2で瞬発力アップ では、右脳速読では、実際にどのようにして右脳の能力を鍛えているのでしょうか。瞬読の場合、基本的なトレーニングは4つのステップにわかれています。 ステップ1:変換力トレーニング ステップ2:イメージ力トレーニング ステップ3:本読みトレーニング ステップ4:アウトプットトレーニング 最初におこなうのは、バラバラに配置された単語を正しい言葉に変換するトレーニングです。「ゴし消ム→消しゴム」のように変換するのですが、大事なのは変換の時間です。 変換に30秒もかけていたら、それは単に読んでいるだけ。右脳速読では、1秒を基準に、パッパッと変換をしていきます。単語から短文、長文と進み、最終的には1ページ丸ごと1〜2秒で変換できれば合格です。(むずかしそうですが、慣れれば誰でもできます) ステップ2は、読んだ文章を瞬間的に映像へ変換するトレーニングです。ステップ1同様、最初は単語からはじめ、徐々に映像化する文章量を増やしていきます。 正直、最初は少々苦戦するかもしれませんね。でも慣れてくると、1〜2秒間隔でパラパラとページをめくりながら読めるようになります。ステップ3と4は、ステップ1・2の実践トレーニングなので、今回説明は割愛します。 右脳速読のトレーニングを言葉で説明すると、むずかしそうに見えてしまいますが、実際やってみると想像以上に簡単です。以下の記事で、さらに詳しくトレーニング内容を紹介しているので、ぜひ読んでみてください。 ◆右脳速読のトレーニングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 速読の効果的なトレーニングで分速1万文字を目指そう! 子どもから大人まで!年代別瞬発力トレーニング 子どもから大人まで、脳と身体両方の瞬発力を鍛えると、勉強や仕事のパフォーマンスはやはり出やすくなります。しかし、年代によって、瞬発力を鍛える方法や取り組み方には、大きな違いがあるものです。 そこで、瞬発力トレーニングをおこなう際に、押さえておくべきポイントを年代別に紹介していきます。 子ども向けの楽しい瞬発力トレーニングゲーム 子どもの瞬発力トレーニングでもっとも大切なのは、「いかに飽きずに続けられるか」という点でしょう。子どもの集中力は短く、飽きてくるとすぐほかの対象に興味が移ってしまいます。 飽きさせないという点でいうと、なにかしらの制限を設けたトレーニングゲームがオススメです。たとえば、画面に現れたさまざまなオブジェクトを見て、特定の色や形を見つけるゲームをやると、子どもは大喜びで参加してくれます。 さらに、こういったゲームにはたいてい時間制限が設けられているので、時間内になんとかして探そうという緊張感や集中力が生まれます。 今回は特定の色や形を見つけるゲームを例に出しましたが、制限のあるトレーニングなら、どういったものでも構いません。題材の多さという点では「間違い探し」もオススメですし、時間制限のあるクイズなども気軽に取り組めます。 青少年のためのスポーツベーストレーニング 肉体が成長し、ある程度激しい動きにも対応できる青少年には、やはりスポーツを通した瞬発力トレーニングがオススメです。もちろん、興味の対象が音楽やゲームにあり、運動に興味がない人もいるでしょう。 でも、成長期に身体へ適度な負荷をかけると、必要な筋肉がつき、思ったように身体をコントロールできるようになります。一方で身体をあまり動かさず、ダラダラした生活が習慣化している人は、なにをするのも億劫です。 勉強でも仕事でも、満足いく結果を出すには、考えたことをすぐ行動に移す瞬発力が鍵を握っています。 幸い、10代20代のころは、負荷の高い運動も若さでなんとかこなせてしまうものです。50代になっていきなりサッカーやバスケットボールをはじめたら、おそらく1時間ももたずにへばってしまうでしょう。 ボールを追いかけるためにダッシュする・次のポジショニングを瞬時に判断するなど、スポーツは瞬発力を鍛える最高のトレーニングです。ぜひ、若いうちに、運動を習慣化してください。 大人向けの日常的な瞬発力トレーニング なにかと忙しい大人の場合は、忙しい日常の中でも簡単に取り組める活動を通じて、身体と脳の両方を活性化させるのがベストです。 たとえば外出した際には、気になる道があれば急にルートを変えてみる・階段を少し早足で登るといった工夫をすると、意識しなくても自然と瞬発力が鍛えられます。 これはあくまでも一例であり、少しスピードに意識を向けるだけで、あらゆる日常生活が瞬発力のトレーニングになり得ます。 日常生活を瞬発力トレーニングに変換する例 食事にいったレストランで、10秒以内にメニューを決める 信号が青になったら小走りで歩き出す 時間を決めて制限時間内に料理を終わらせる など、いくらでもアイデアは思いつくはずです。しかも、わざわざ改まってトレーニングの時間を確保する必要がないので、途中で挫折する危険性も大幅に減少します。ぜひ、自分に合った日常生活トレーニングを考えてみてください。 高齢者向けの安全な瞬発力トレーニング 高齢者向けの瞬発力トレーニングは、加齢に伴う身体的、認知的な変化に配慮しながらおこなうのが大前提です。とくに、身体を主に使うトレーニングで無理をすれば、転倒による骨折など、日常生活にも大きな支障が生じる可能性があります。 なので、あくまでも負荷は軽めで十分です。たとえば、一定の時間ごとに、イスから素早く立ち上がるのもいいでしょう。グーチョキパーをパッパッと繰り返すのも、非常によい瞬発力トレーニングになります。 また、脳トレーニングとして簡単なパズルや記憶ゲームを取り入れると、頭の回転の維持・向上にも効果が期待できます。高齢者にオススメの脳トレは別記事でいろいろと紹介しているので、ぜひ参考にしてください。 ◆高齢者にオススメの脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 高齢者向け簡単な脳トレを分野別に紹介 職場でできる簡単な瞬発力トレーニング 年代別ではありませんが、よく質問を受ける「職場でできる簡単な瞬発力トレーニング」についてもポイントをお伝えしておきます。 前述のとおり、忙しい社会人は、トレーニングの時間を確保するのが、なかなか大変です。そこで、職場でもパッとできるトレーニングを知っておくと、短い休憩や移動時間を有効に活用できます。 まず、肉体的なトレーニングとして、3階分くらいならぜひ階段で上り下りをしてみてください。オフィスワークは、どうしても座りっぱなしになりがちです。少なくとも1時間に1回は立ち上がって、前述のグーチョキパー運動や肩のグルグル運動などをおこないましょう。 また、脳の瞬発力については、さすがに仕事中におこなうのはマズイので、休憩時間をうまく活用したいところです。今は秒単位で完結するクイズや脳トレアプリが数多くリリースされているので、コーヒーを飲みながらまずは1問、脳トレに挑戦してみてはいかがでしょうか。 身体と脳を同時に鍛えるトレーニング 巷にあふれる情報は、身体だけ・脳だけと、どちらか一方に特化したトレーニング情報ばかりです。ここまで読んでいただいたかたは、身体と脳どちらも均等に鍛えていくのが重要だと、もうご存知ですよね。 この章では、身体と脳を同時に鍛えるトレーニングについて、お話しをしていきます。参考にしていただければ幸いです。 身体的瞬発力と脳の連携について 身体的な瞬発力と脳の連携は、生活のさまざまな場面で重要な役割を果たします。つまり、身体だけを鍛えてもダメだし、脳ばかり鍛えても意味がないのです。身体と脳、どちらも鍛えて、うまく連動させていくからこそ、即座に反応できるんですね。 それなのに、肉体を鍛えることにフォーカスする人があまりにも多すぎます。もちろん瞬発力を発揮するには、素早く動くしなやかな筋肉が大前提です。しかし、その筋肉に司令を出すのは脳(主に運動野)なので、結局脳を鍛えておかないと瞬発力は意味をなしません。 つまずいて転びそうになったとき、踏みとどまるか、それともバランスを崩して転んでしまうかは、脳の反応速度と肉体的な反応速度がうまくリンクできるかどうかで決まります。日常生活でこの連動がうまく働かないと、危険にさらされる可能性が高まります。 具体的なトレーニング方法「速読と体力トレーニングの組み合わせ」 ここまで何回もお話ししたとおり、瞬発力を鍛えるためには、脳と身体の両方を同時にトレーニングするのが効果的です。もちろん、同時といっても、同じ時間にふたつのトレーニングをやるという意味ではありません。 ようは、速読(脳)と体力トレーニング(身体)を、交互にバランスよくおこないましょうというだけの話です。 まず速読トレーニングですが、前述の4つのトレーニングを終えた人は、実際に本を速読していきます。最終的には、一般的な実用書を1冊3〜5分で読めるようにするのが目標です。 ただ、最初は、読了まで30分以上かかってしまうかもしれません。でも大丈夫です。多少時間はかかっても、脳の瞬発力は確実にレベルアップしています。 速読が終わったら、次は体力トレーニングです。内容はなんでも構わないのですが、まずは自宅で気軽にできる、スクワットやプッシュアップなどからはじめるのがいいでしょう。 こうした運動も長々と続ける必要はなく、比較的軽めの負荷を素早くこなしていくのがポイントです。1分間に何回できるかというチャレンジも、おもしろいかもしれないですね。 どちらのトレーニングも、毎日できればベストですが、週に2〜3回でも十分効果はあります。無理をせずに、継続を心がけていきましょう。 ◆速読以外の右脳を鍛える脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 右脳を鍛えるなら断然脳トレがオススメ 瞬発力トレーニングが日常生活にもたらすメリット これまでお伝えしてきた内容と被る点もありますが、最後に瞬発力トレーニングが日常生活へもたらすメリットについて、あらためてお話ししておきます。 まず、肉体的な瞬発力が向上すると日常の動作がスムーズになり、突発的な状況にも素早い対応が可能です。 階段を駆け上がる・重い荷物を躊躇なく持ち上げる・急に出てきた障害物をサッと避けるといった動作が、とくに意識することなくできるようになります。 また、脳の瞬発力が高まると、情報処理能力が向上します。仕事や勉強において、情報を速やかに理解し、その場で適切な判断や対応をする能力は極めて重要です。会議やテスト、日常のコミュニケーションにおいても、この思考の速さは大いに役立つでしょう。 さらに、身体と脳の瞬発力を同時に鍛えれば、身体と脳の連携が強化されます。これにより、思考と行動が高い精度で一致するようになり、自分が意図した通りの行動を取りやすくなるんです。 このように、瞬発力トレーニングは、私たちの生活レベルをワンランク上の世界に引き上げてくれるきっかけになりえます。ぜひ、じっくりと取り組んでいきたいですね。 瞬発力を磨くオススメの脳トレ5選 「身体的瞬発力と脳の連携について」でお伝えしたように、肉体的な瞬発力の指令を下すのは脳です。筋肉や神経の反応をよくするトレーニングと並行して、脳のトレーニングもおこなうようにしましょう。この章では、瞬発力アップに有効なオススメの脳トレを5つご紹介します。 反射神経を鍛える速答クイズ これから紹介する脳トレ全般にいえることですが、瞬発力を鍛えるなら、やはりスピードが要求されるタイプの脳トレが向いています。必要なときにパッと反応できるよう、反射レベルで解答できるまで何回も取り組んでみてください。 反射神経を鍛える脳トレとして、時間制限のある速答クイズは非常にオススメです。問題形式は、計算問題でも一般常識クイズでも、なんでも構いません。反射スピードを鍛えるには、問題内容よりも解答までの時間が重要です。 書籍やネット上にある問題を使う場合は、タイマーを使って時間制限を設けてください。いちいち時間を測るのが面倒くさいなら、タイムアタック機能のついた脳トレアプリが便利です。 オンラインでほかのプレイヤーとタイムを競えるアプリも多いので、飽きることなく長期間脳トレに取り組めます。 速答タイプのクイズに慣れてくると、日常生活においても思考のスピードが上がり、判断までの時間を大きく短縮できます。あれこれ考えてしまう傾向が強い人には、とくに効果が高いはずです。悩みグセの解消にも、時間制限のある速答クイズはオススメですよ。 記憶と瞬発力を同時に鍛える麻雀 麻雀は、記憶力と瞬発力を同時に鍛えることができるゲームです。自分の手元の牌(パイ)だけでなく、相手が捨てた牌や残りの牌の流れを覚えておく必要があるので、自然と記憶力が向上します。 さらに、どの牌を捨てるか、どういった役を狙うか、自分の配牌と場の流れから瞬時に判断しなければならないため、反応の速さも鍛えられます。記憶力・瞬発力・集中力・判断力など、さまざまな能力を鍛えられるのが、脳トレとしての麻雀の大きな魅力といえるでしょう。 麻雀をギャンブルと思い敬遠する人もいますが、現在では「賭けない・飲まない・吸わない」いわゆる健康麻雀が主流です。頭の健康維持や仲間とのコミュニケーションを楽しむために、麻雀を楽しんでいる人が全国に数多くいます。 また、麻雀アプリが多数リリースされていますので、メンバーを集めるのがむずかしい場合でも、ひとりで気軽に麻雀で脳トレができます。 ◆麻雀のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者にピッタリな楽しい脳トレ9選 瞬間記憶を鍛える図形認識トレーニング 図形認識トレーニングは、脳の瞬発力や論理的思考力の訓練に、非常に適したトレーニングです。答えを出すためには、図形を変形させたり、移動させたりしなければならず、右脳の空間認識能力も向上します。 オススメは、好学出版の「算数ラボ図形 空間認識力のトレーニング」です。空間と形に特化した問題集となっており、図形の移動や回転、変形などを駆使して、空間認識能力を鍛えていきます。 難易度ごとに、10級〜6級までわかれていて、対象は小学1〜6年生です。でも、小学生だからと侮ると、かなり苦戦するような問題も数多く含まれています。たとえば、以下の立体展開図の問題を見て、あなたはパッと答えられますか? ※参考: 算数ラボ図形 空間認識力のトレーニング6級サンプル | 好学出版 じっくりと考えればわかるかもしれませんが、30秒で答えてくださいといわれたら、正直焦ってしまうのではないでしょうか。算数ラボ図形の問題は、とくに時間制限が設けられていません。瞬発力アップが目的なので、自分で制限時間を決めて、トライしてみてください。 簡単な数式を使った瞬発力トレーニング 先ほどは、図形によるトレーニングをご紹介しました。でも、時間制限を設けさえすれば、図形問題にこだわる必要はありません。同じ算数のジャンルなら、大量の問題が容易に手に入る計算問題もオススメです。 瞬発力を磨くためのトレーニングなので、微分積分のようなむずかしい問題は選ばない方が無難です。「13×7」や「56÷8」といったごく簡単な計算からスタートして、少しずつ難易度を上げていきましょう。 単純な四則計算でも、「13×17」のような二桁同士の掛け算になると、頭のなかだけで計算するのはかなり大変です。紙に書いても構わないので、とにかく解答までのスピードアップを意識してください。 ただ、同じような計算ばかりしていると、どうしても飽きてしまいます。文章問題や前述の図形問題を織り交ぜるなど、飽きのこない工夫が必要でしょう。バリエーションが多く、タイムアタック機能がついた計算アプリを活用するのも、飽き防止には非常に有効です。 脳トレアプリ「Lumosity(ルモシティ)」で瞬発力を高める ※参考: スピードゲーム | Lumosity Lumosity(ルモシティ)は、瞬発力を鍛えるのに最適な脳トレアプリです。世界40以上の大学の研究者が関わっていますし、これまでに延べ1億人ものメンバーに利用されてきた実績などから、当アプリの信頼性の高さが伺えます。 Lumosityには、大きく6つの分野に関するゲームが用意されています。 スピード 記憶力 注意力 柔軟性 問題解決能力 数学 スピードを鍛えるゲームは、全部で7種類。障害物を避けながら運転するドライブゲームや、スーツケースにうまくグッズを詰め込むスピードパッキングゲームなど、どれも瞬発力を効率よく鍛えてくれるゲームばかりです。 ゲームを続ければデータが蓄積され、苦手な能力や得意な能力をアプリが的確に分析してくれます。サブスクリプション登録をすると、トレーニングのカスタマイズやより詳細な分析も可能です。無料で試してみて効果が実感できるようなら、有料版を使ってみるのもよいかもしれません。 ◆総合脳トレアプリLumosityについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 脳の潜在能力を引き出す「瞬読式脳トレアプリ」のススメ 「瞬読式脳トレアプリ」は、脳の潜在能力を引き出すために設計されたトレーニングアプリです。トレーニングを通じて、判断力や思考力といった6つの認知能力をバランスよく強化できます。 ドクター330名に対しておこなった調査で、92%のドクターが脳力向上が期待できると解答していることからも、その効果のほどが伺いしれます。 具体的なトレーニングをごく簡単に見ていきましょう。 【判断力アップトレーニング】 バラバラに並んだ文字を見て、正しい言葉を答えていきます。じっくりと考えればとても簡単な問題ばかりですが、1問あたり1秒で画面が切り替わるため、瞬間的にものごとを判断する力がレベルアップしていきます。 【思考力アップトレーニング】 判断力アップトレーニングと同様に、バラバラな文字が表示されますが、今回表示されるのは問題文です。バラバラな文字を正しく組み立てて、さらに答えを考えていくので、思考力と瞬発力が同時に鍛えられます。 【発想力アップトレーニング】 出題された文字を見て、反対の意味をもつ言葉を答えるトレーニングです。たとえば、消極的と出題されたら、積極的が答えになります。ネガティブな言葉をポジティブな言葉に変換していくので、メンタル的にもよい影響が期待できます。もちろん、1問1秒ペースで進んでいくので、思考のスピードアップにも効果的です。 【読解力アップトレーニング】 ランダムに並べられた5つの文を、正しい順番に並べ替えるトレーニングになります。一つひとつは簡単な文ばかりですが、制限時間があるとつい焦ってしまい、つい間違った順番を選んでしまいがちです。1問3秒という制限があるので、読解力だけでなく瞬発力や短期記憶も強化されます。 【集中力アップトレーニング】 集中力アップトレーニングでは、文字ではなくイラストを使います。5つある絵のなかで、ひとつだけ違う種類の絵が混ざっており、2秒間でパッと間違いを見つけなければなりません。目を凝らして違いを探す作業を通じて、集中力が鍛えられます。 【記憶力アップトレーニング】 10秒間表示された絵を見て、そのあと絵を見ずに5つの質問に答えていきます。ひとつの質問につき、与えられた回答時間はわずか1秒。考えていたら間に合わないので、絵の内容を全体的にふわっと覚えておく「イメージ記憶力」が磨かれます。 6つのトレーニングをごく簡単に紹介しましたが、どのトレーニングもゲーム感覚で楽しく取り組めるものばかりです。こういった脳トレは、いかに飽きずに長期間継続できるかがポイントになります。 忙しい日常のなかでも手軽に脳を鍛えられるので、瞬読式脳トレアプリを使って脳の潜在能力を最大限に引き出し、日々のパフォーマンスをどんどんレベルアップしていきましょう。  身体と脳両方の瞬発力を最大限に引き出す食生活と栄養について ここまで、さまざまな側面から瞬発力に関するトレーニングを解説してきました。しかし、いくらトレーニングを重ねても、体をつくる食生活が乱れていたら、思うような効果は期待できません。そこで、瞬発力を引き出す食生活と栄養のポイントをご紹介していきます。 瞬発力の源「筋肉」をつくるタンパク質の重要性 瞬発力の向上には、筋肉の強化が不可欠です。その筋肉をつくるもとになる栄養素がタンパク質であり、必要量をきちんと食事から摂取するのが望ましいとされています。 厚生労働省では以下のように1日の摂取量を推奨しているので、この数値を基準に、ご自身の活動量などを加味しながら調整してください。 年齢 男性(g/日) 女性(g/日) 10〜11歳 45 50 12〜14歳 60 55 15〜17歳 65 55 18〜29歳 65 50 30〜49歳 65 50 50〜64歳 65 50 65〜74歳 60 50 75歳以上 60 50 ※日本人の食事摂取基準(2020年版)より抜粋して作成 とはいえ、上記量のタンパク質を1回の食事で摂るのは、かなり大変です。たとえば、朝食の定番ハムエッグなら、65gを接種するのに6枚も食べなければなりません。(卵1個、ハム1枚) 朝にハムエッグを食べたら、昼と夜に焼き肉やおさしみをメインに加えるなどして、1日を通してバランスよく摂取するように心がけましょう。そうすれば、無理なく、必要なタンパク質が食べられます。 身体と脳をスムーズに動かすビタミンとミネラルの働き ビタミンとミネラルは、炭水化物やタンパク質のように直接エネルギーになるわけではなく、必要な量もごくわずかです。しかし、体内で生成できないため、必要量を食事から摂取できないと、さまざまな支障を引き起こします。 たとえば、いくらタンパク質を摂っても、ビタミンB6が不足すると、筋肉や骨への変換がスムーズにおこなわれません。また、マグネシウムは、筋肉のスムーズな収縮や心肺機能の維持に不可欠なミネラルです。マグネシウムが不足すると、骨粗鬆症や高血圧を引き起こす可能性があります。 ところが、大多数の日本人は、ビタミンやミネラルの摂取量が圧倒的に不足しているのです。 栄養素 摂取推奨量 実際の摂取量 摂取率 ビタミンA(μgRAE/日) 900 534 59.3% ビタミンB1(mg/日) 1.4 0.95 67.9% ビタミンB2(mg/日) 1.6 1.18 73.8% ビタミンB6(mg/日) 1.4 1.18 84.3% ビタミンC(mg/日) 100 94 94.0% ビタミンD(μg/日) 8.5 6.9 81.2% 亜鉛(mg/日) 11 8.4 76.4% マグネシウム(mg/日) 370 247 66.8% カルシウム(mg/日) 750 505 67.3% ※実際の摂取量:全年代の平均値 ※摂取推奨量:30~49歳の値(男性) ※日本人の食事摂取基準(2020 年版)と第 1 部 栄養素等摂取状況調査の結果を参考に作成 これはあくまでも一例ですが、切れのある動きをするには、筋肉・骨・血管・脳といったさまざまな部位が正常に稼働していなければなりません。そういった働きをサポートしてくれるのが、ビタミンやミネラルといった「微量栄養素」なのです。 ◆微量栄養素については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を元気にする究極の方法「健康な脳への9ステップ」 適切な食事のタイミングについて せっかく栄養を摂っても、食べるタイミングが適切でないと、効果は半減します。 食事のタイミングについては、朝・昼・晩にわけて、偏りなく栄養を摂るのが理想です。朝はパンとコーヒーだけ、お昼は丼ものを食べて、夜だけ野菜や肉をしっかり食べるという食生活は、あまりオススメできません。 また、三食のうちいずれかの食事を抜くというのは、正直最悪な選択です。アメリカ国民健康栄養調査の参加者18万5,398人を追跡調査※したところ、食事を抜くと死亡率がアップするという衝撃的な結果が明らかになっています。 欠食・食事間隔と死亡率の関係 1日1食:心血管系死亡率が83%アップ 朝食抜き:心血管系死亡率が40%アップ 昼食抜き:全死亡率が12%アップ 夕食抜き:全死亡率が16%アップ 食事間隔が4.5時間以下:4.6~5.5時間の参加者と比較して全死亡率が17%アップ 上記の結果をみると、忙しいからと食事をおろそかにするのが怖くなりますね。どれだけ忙しくても、栄養バランスのよい食事を毎日3食、適切な間隔を空けて食べるように心がけましょう。 ※参考:Meal Skipping and Shorter Meal Intervals Are Associated with Increased Risk of All-Cause and Cardiovascular Disease Mortality among US Adults - Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics 栄養の過剰摂取や偏った食生活が瞬発力に与える悪影響 エネルギー源としてとくに重要な炭水化物が不足すると、人間の体は体内のタンパク質を分解して、エネルギーをつくり出すように変化します。前述のとおり、タンパク質は本来筋肉や骨の材料として使われる栄養です。 それなのに、エネルギーの生成に使われてしまえば、そのぶん筋肉量が落ちてしまいます。これでは、瞬発力どころの話ではありません。 また、動物性タンパク質の過剰摂取は、内蔵疲労やカルシウムの排出を引き起こします。そういった状況が長期間続けば、やがて骨が弱くなり、俊敏な動きに耐えられなくなってしまうでしょう。 このような食生活の乱れによる体調不良を防ぐには、とにかくバランスのよい食事がいちばんです。具体的な食事のとり方については、厚生労働省と農林水産省が連携して作成した「食事バランスガイド※」が非常に参考になるかと思います。 ぜひ、今日からバランスのよい食事を意識してみてくださいね。 ※参考:「食事バランスガイド」について|厚生労働省 瞬発力向上のためのメンタルケア 肉体的にも精神的にも瞬発力を向上させたいなら、メンタルの強化が不可欠です。最後に、瞬発力向上のためのメンタルケアについて、4つの側面から解説します。 集中力を高めるマインドセット 瞬発力をレベルアップするには、とにかく目の前のやるべきことに集中するのが大事です。ほかのことに気を取られている状態で、いきなりよいパフォーマンスなど、できるわけがありません。 ところが、現代社会は情報も多く、さまざまな誘惑も多いです。そのため、気持ちの切り替えがうまくできず、やるべきタスクに集中できないのです。 才能のあるミュージシャンが、女性問題や薬物問題で輝きを失ってしまうのも、さまざまな誘惑に勝てず、音楽に集中しきれないからでしょう。 これは少々極端な例かもしれませんが、試験勉強をしなければならないのに、ついSNSを何時間も見てしまったという人もきっとたくさんいるはずです。 こういった誘惑を振り切り、やるべきことに集中するには、とにかくタスクに取り組む目的を明確にしてください。「試験勉強でよい点数を取れば希望大学の合格へ近づく」と本当に理解していれば、SNSは5分で終了して、すぐに勉強へ集中できます。 また、集中力を保つために、時間管理法を取り入れるのも非常に効果的です。前述の、25分集中して休憩を挟むポモドーロテクニックは、無理なく集中力を鍛えてくれます。別記事でも詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 瞬発力を阻害するストレスへの対処法 ここまで何度もお伝えしたように、高いパフォーマンスに瞬発力は欠かせません。しかし、私たちの身体や脳にストレスがかかると、瞬発力は大きく影響を受けてしまいます。 ストレスが筋肉の緊張を引き起こし、脳の反応速度も遅らせるため、出せるパフォーマンスのレベルが著しく低下してしまうのです。では、ストレスを軽減し、瞬発力を高めるにはどうすればいいのでしょうか。 ストレスの原因を解決できればベストですが、いつも簡単に解決できるとは限りません。問題の解決と並行して、日常生活になんらかのリラックス法を取り入れましょう。すぐに取り組めるリラックス法としては、以下のようなものがあります。 今すぐ取り組める主なリラックス法 深呼吸 半身浴 アロマテラピー ヨガ 瞑想 軽めの有酸素運動 個人的には、まず深呼吸をオススメします。ポテンシャルをうまく発揮できていない人は、往々にして呼吸が浅くなっているものです。深くゆっくりとした呼吸を意識するだけで、心が落ち着き、少しずつ集中できるようになってきます。 ◆心を整えてくれるリラックス法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 自己イメージが瞬発力を引き出してくれる 私たちの瞬発力は、身体の能力だけでなく、心の在り方にも大きく影響されます。とくに自己イメージは、私たちのパフォーマンスの質を決定づける、非常に重要な要素です。 強い自己イメージをもつ人は、自分の中に眠る潜在的な力を引き出せる可能性が、格段にアップします。 たとえば、自分を「速く走れる」と信じている人は、限界まで足を速く動かすのが当たり前です。逆に自分に自信がないと、無意識のうちに体の動きにブレーキをかけてしまい、タイムは伸びません。 でも、自己イメージを上げるのは、比較的簡単です。まずは、過去の成功体験を思い出してみてください。できれば、今取り組んでいることに関係したものならベストですが、どんな小さなことでも構いません。 その成功体験を基に、毎日「自分はできる」「私は才能がある」「いつも努力を惜しまない人間だ」と、ポジティブな言葉を自分に投げかけます。 最初は、気恥ずかしくても、慣れれば本当に自分はそういう人間だと感じるようになってくるはずです。こういった方法を、アファメーションといいます。 アファメーションは、お金もかからずいつでも誰でもできる、非常にオススメの方法です。ぜひ、いちど試してみてくださいね。 ◆アファメーションのやり方については、コチラの記事もお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう 目標設定と瞬発力の関連性とは 人は目標を設定すると、それに向かって努力をするエネルギーが湧いてくるものです。ただし、あまりにも大きな目標しか決めていない場合、道のりが遠すぎて、かえってパワーダウンしてしまう可能性があります。 目標を設定する際には、最終ゴールまでに必要なプロセスをこまかく分割してください。たとえば、あなたの会社が「新製品を発売してNo.1シェアを獲得する」という目標を立てたとします。 その場合、以下のように、小さな目標がいくつもリストアップされるでしょう。 市場調査:1か月以内に競合商品の分析を完了する 商品開発:3か月以内にプロトタイプを完成させる マーケティング戦略の立案:商品開発後、2週間で戦略立案をする 販売チャネル構築:戦略立案後1か月以内に、主要な取引先との契約を締結する もちろん、上記はあくまでも一例です。実際にはさらにこまかく目標設定の必要があるはずです。いずれにせよ、やるべき内容を具体的に期限まで設定すれば、必ず期限内に達成しようという意識が働き、自然と瞬発力が発揮されるようになります。 まとめ 身体的な瞬発力だけでなく脳の瞬発力も同時に鍛えることがどれだけ重要か、今回の記事を読んでいただいたかたには、しっかりとご理解いただけたと思います。 これまで右脳を中心に、脳を鍛える方法については、いろいろな記事でお伝えしてきました。本格的に脳の瞬発力を鍛えたいかたは、ぜひ過去記事にも目を通してみてください。 ### 脳力(能力)開発の重要性と具体的な方法 長らく続いた年功序列・終身雇用制度が、実質崩壊した現在の日本。実力を正当に評価されやすくなった反面、能力のない人は働く場所すらなくなってしまう可能性が高まってきました。 そういった激動の時代に必要なのは、自分の能力を高める「能力開発」です。しかし多くの人は、どのように能力開発をおこなえばいいのかが、わかりません。 そこで今回は、具体的な能力開発の方法や効率的に能力開発をおこなうポイントについて、わかりやすく解説していきます。 脳力開発とは? 能力開発の具体的な方法を紹介する前に、まずは能力開発の定義やメリットについて、しっかりと再確認しておきましょう。なお、脳のもつポテンシャルをアップさせるという点に焦点を当てて、当記事では一般的な「能力」という表現ではなく「脳力」という言葉で進めていきます。 脳力開発の定義と目的 能力開発を辞書で調べると、「各自のもっている能力を発見し、その能力を一層高めること」と書かれています。(ブリタニカ国際大百科事典より) この定義だけみると、いわゆる自己啓発となにが違うのかよくわかりません。じつは、両者とも脳力のアップを目的としているのは、共通しています。しかし、脳力アップに対するアプローチが、まったく異なります。 まず脳力開発ですが、脳力開発の主導は、主に企業です。従業員の脳力を高めて、会社の生産性を向上させるのが、企業が主導する脳力開発の主な目的です。 一方で自己啓発は、主体が自分になります。自分で伸ばしたい分野を決めて、自分で訓練をしていくのが自己啓発です。 こういう説明をすると、「それなら会社に任せておけばいいのではないか」と考える人もいらっしゃいます。しかし時代は、大きく変わりました。よほどの大企業でもない限り、多くの企業には、社員へ手厚く教育を施す経済的余裕がもはや残されていません。 これからの厳しい時代を生き残っていくには、自分で脳力開発をおこなっていく積極性が不可欠になります。 脳力開発で私たちの生活はどう変わるか 脳力開発によって私たち個人が得られるメリットは、大きく以下の3点です。 能力開発で得られる3つのメリット できる仕事の幅が広がる 仕事のクオリティが向上する 自分に自信がつき成果が生まれやすくなる 脳力開発をおこなうと、さまざまな脳力が身につきます。OJTやOFF-JT(後述)を中心に専門的な知識やスキルを学べば、仕事のクオリティが高まり、やがてあなたの仕事ぶりは高く評価されるようになるでしょう。 しかし、独力でこういった脳力を身につけるのは、正直かなり大変だと思います。だからこそ、企業によるさまざまな脳力開発プログラムを、私たちはしっかりと活用する必要があるのです。 積極的に脳力開発へ取り組み、自分の脳力が大きく向上すれば、昇進や昇給の可能性がアップします。将来的には、好条件での転職や独立もみえてくるでしょう。脳力開発は、あなたの社会人人生を大きく左右する重要なポイントだと、ぜひ頭に入れておいてください。 脳力開発が心と身体に与える影響 脳力開発は、精神的な健康と身体的な健康両方に、プラスの影響を与えてくれる可能性が高いです。たとえば、脳力開発によって記憶力や集中力が強化されると、仕事のパフォーマンスが向上します。 仕事がうまく回れば、自分に自信がつき、常に前向きな精神状態を維持できるでしょう。同僚や上司・取引先からも信頼されるので、人間関係のトラブルもなく、健やかな気持ちで人と向きあえます。 このように精神的に安定してくると、心だけでなく身体にもよい影響が表れてくるものです。 ストレスは交感神経を優位にし、心臓の動きを速め、全身の血管を収縮させます。そうなると血圧が急上昇して、心臓に大きな負担をかけてしまうのです。脳力開発で得た自信と自己肯定感はストレスを減らし、その結果心臓に過度な負担がかかることもなくなります。 ◆能力開発とストレスの関係については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 誰でも簡単にできる脳活トレーニングでいきいきライフを手に入れよう! 脳力開発の具体的な方法 脳力開発の基本的な情報がわかったところで、具体的な脳力開発の方法を5つほど紹介します。会社で強制的に受けるものと、自分で選べるもの両方のタイプがあるので、どちらを主に活用するかイメージしながら読んでみてください。 企業主導の脳力開発1:OJT 「OJT(On-the-Job Training)」は、職場で実際に働きながらスキルや知識を身につける形式のトレーニングです。実際の業務をこなしながら学ぶので、OJTが終わったら即戦力としてすぐに貢献できるのが大きなメリットといえます。 具体的な指導法としては、マニュアルをもとに、先輩社員や上司から指導を受けるのが一般的です。先輩社員はすでに、必要な知識や業務のやり方を知っています。実際に仕事のできる人に教えてもらうのが仕事を覚える近道なので、非常に理にかなった方法だと思います。 しかし、OJTの効果を最大化するためには、適切なフィードバックと指導が不可欠です。先輩社員は、仕事ができても指導方法までは学んでいません。そのため、担当者の指導力によっては、OJTの効果が半減してしまう可能性もあります。 このへんは自分でコントロールできないので、もし指導員との相性がよくなければ、疑問点を質問するなど自ら積極的にアプローチしてください。 企業主導の脳力開発2:OFF-JT 前述のとおり、仕事に直接関係する脳力開発は、これまで企業によるOJTが主役でした。そして、仕事をしながら仕事に必要な脳力を鍛えていくOJTの役割は、今後も変わらないでしょう。 しかしOJTで身につくのは、基本的に社内だけで通用する専門的な知識やスキルです。仕事には、課題を発見して解決する力や人とのコミュニケーション能力・マネージメントスキルなど、専門知識以外の脳力も求められます。 いわゆるポータブルスキルと呼ばれる脳力は、外部で研修を受ける「OFF-JT(Off-the-Job Training)」で身につけるようになるでしょう。よく外部講師を招いて、リーダーシップ研修やマネジメント研修が開催されますが、あれもOFF-JTの一種です。 OFF-JTの大きなメリットは、日常業務から離れて新しい視点でものごとを考えられるようになる点にあります。また、異なる部署や職種の人々との交流が生まれやすいので、多角的な視点も身につきます。 ただし、OFF-JTで得た知識やスキルを実務に活用できるかどうかは、個人差が大きいです。もしうまく活用できていないと感じるなら、先輩や上司にフィードバックをもらってください。 企業主導の脳力開発3:eラーニング eラーニングは、インターネットを利用して行われる教育・訓練の総称であり、企業の脳力開発において非常に重要な役割を果たします。多岐に渡る研修内容をすべてOJTとOFF-JTでおこなうのは、企業側の負担を考えると現実的とはいえません。 その点eラーニングなら、受講者は時間や場所に縛られず、自分のペースに合わせた学習が可能です。企業側としても、研修の企画運営にかかるコストと手間が省けて、まさに一石二鳥の方法といえます。 実際多くの企業では、新入社員向けのオリエンテーション・製品知識の研修・コンプライアンス教育など、多様なコンテンツをeラーニングで提供しています。 また、社員のレベルアップを目的に、語学研修・ITスキル研修といったスキルアップの自習教材として、eラーニングを活用しているケースも多いです。 ただし自分で学ぶ学習スタイルは、自己管理ができないと、結果につながらない可能性もあります。eラーニングを導入する際には、「学習計画の立案」「定期的な進捗チェック」など、企業側でもある程度学習状況を管理する必要があるかもしれません。 企業主導の脳力開発4:コーチング コーチングは、個々の社員の脳力開発を目指したマンツーマンの指導方法です。担当者との対話を通じて社員のポテンシャルを最大限に引き出し、問題解決能力や自己理解・リーダーシップスキルなどを高めていきます。 コーチングのポイントは、「自分で考えを導き出す」ところにあります。ただし、コーチングでは「上司と部下」「講師と部下」といったように、立場的に上の人が聞き手になるケースがほとんどです。 そうなると、つい聞き役ではなく、指導になってしまうことが少なくありません。「◯◯だよね」ではなく、「◯◯という意見が多いけど、あなたはどう思う?」と問いかけて、受講者の自発的な発想を引き出す意識が非常に重要です。 コーチングのむずかしさは、コーチングをする側のスキルが、圧倒的に足りていないところにあります。プロならともかく、これまでコーチングの勉強をしていない社員に、完璧なコーチングを求めるのは酷というものです。 社員同士でコーチングをおこなう場合は、受ける側だけでなくコーチングをする側にも、定期的な研修が求められるでしょう。 自発的な脳力開発:自己啓発 前述のとおり、脳力開発は、基本的に企業主導の研修を指すのが一般的です。OJTやコーチングも重要ですが、会社で教えてもらえる内容には偏りがあるし、量的に限界があります。 そこで必要になってくるのが、自ら学ぶ「自己啓発」です。自分に不足していること・これから身につけておくべきことなど、自分で学ぶ内容を判断して、学習計画を立てていきます。 学ぶ方法としては、関連書籍の読書・eラーニング・研修会への参加などが考えられます。どの方法を選んでも構いませんが、目標設定や時間管理をしっかりとおこなわなければ、おそらく途中で挫折してしまうでしょう。 自己啓発は強制的におこなうものではないため、自分を律する意志力が不可欠です。もし、自己管理がむずかしいと思うなら、リアルで受ける講座を活用してみてください。高額な授業料を払い、出席率の縛りもあるので、勉強を続けようという意識が生まれやすいです。 いずれにせよ、技術やトレンドの移り変わりが異常に早い現代社会において、会社では学びきれない知識やスキルは、自分で勉強していく意識が必要になります。 社会人の自己啓発にかける時間は、平均で1日わずか13分※。そういう状況で、毎日1〜2時間でも自己啓発に時間を割ければ、大きく成長できるのは間違いありません。 ※参考:令和3年社会生活基本調査 脳力開発の効果的な取り組み方 どういった方法を選ぶにせよ、脳力開発を効果的に進めていくためには、ぜひ知っておいておきたいポイントがあります。最後に、とくに重要な3点についてお伝えしていきます。 どの脳力開発プログラムを選べばいいのか OJTのように会社主導の脳力開発は、自分で選択の余地はほとんどありません。しかし、もしある程度自分で内容を選べるとしたら、一体どの脳力開発を選べばよいのでしょうか。 脳力開発プログラムを選ぶポイントは、そのプログラムが個々のニーズ・目標・そして時間の制約に合っているかどうかです。一人ひとりがもつ「強み・弱み・興味・目標」は、それぞれ異なるため、万人に合う絶対的なプログラムは存在しません。 たとえば、若手エンジニアが新たなプログラミング言語を習得したいと考えている場合、その人にとって最適な脳力開発プログラムは、具体的なスキルの習得に重点を置いたeラーニングかもしれません。 一方、中堅のマネージャがリーダーシップ力を高めたいと考えているなら、リーダーシップ開発プログラムのようなOFF-JTやコーチングが適しているでしょう。 また、多忙な社会人にとって、時間の制約も重要な要素です。毎回決まった時間におこなわれるリアルの講座より、自分のペースで学べるeラーニングや自己啓発を選ぶほうが、挫折の確率は少なくなります。 いずれせよ、脳力開発プログラムを選ぶ際は、自身の目標と現状を正確に把握し、それに基づいたプログラムの選択が必要です。 脳力開発の前にまずは生活習慣を整える 脳力を最大限に引き出すためには、良好な生活習慣の確立が不可欠です。いくら脳力開発をしても、寝不足で頭がぼんやりしている状態では、思うような効果が見込めません。 まずは、以下の3点に留意しながら、生活の質をレベルアップしていきましょう。 8時間以上の良質な睡眠 栄養バランスの取れた食事 適度な運動 人間の脳は眠っている間に、新しい記憶や知識を脳へ定着させています。そのため、睡眠時間が不足していたり、眠りが浅かったりすると、記憶の整理ができません。個人差はありますが、成人は最低でも1日7時間、できれば8時間以上の睡眠を目指すべきです。 また食生活が乱れると、脳へ必要な栄養が供給されず、集中力や記憶力が低下します。まずは、三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)を、バランスよく食べるように意識しましょう。 もちろんほかにも必要な栄養素は数多くあり、なかでもオメガ3脂肪酸は重要です。オメガ3脂肪酸を多く含む、マグロやサバといった魚介類やナッツ類を積極的に食べてください。 なお、適度な運動は心身の健康を維持し、ストレスを軽減してくれます。睡眠の質を向上させるためにも重要なので、ぜひ週に2〜3回は運動をしたいところです。 もちろん、アスリートのようなハードな運動は必要ありません。近場を30分歩く、軽く筋トレをする、最初はこの程度で十分です。 ◆生活習慣の改善については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 よくある脳力開発に対する誤解 脳力開発に関しては、じつに多くの誤解が存在します。代表的なものが、「人間は普段脳の10%しか使っていない」というものでしょう。長い間、伝わってきたこの説も、現在ではまったくの誤りであることがわかっています。 また、特定の食べ物やサプリメントが脳力を驚くほど向上させるという主張も、しばしば見受けられます。 たしかに先ほど紹介したオメガ3脂肪酸のように、摂取したほうがよい食品が存在するのは事実です。しかし、それはあくまでも脳の活性化に有効な栄養素というだけで、即座に脳の働きをよくしてくれるものではありません。 「加齢とともに脳は必ず衰える」という説も、よく耳にしますね。年齢とともに脳細胞が減少し、働きが衰えるのは事実です。ところが、適切に脳力開発をおこない、健康的なライフスタイルを続ければ、年齢よりも若い状態を維持することもできます。 こういった俗説に惑わされることなく、しっかりと脳力開発に取り組んでいきましょう。 ◆脳の衰えについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の衰えを予防する6つの習慣とは? まとめ 変化の速い現代を生き残っていくには、なんらかの脳力開発が必須です。今回紹介した脳力開発のなかには、どうしても受けられないものもあるでしょう。しかし今は、あらゆる情報がオープンな時代です。企業に用意してもらえない場合は、自ら積極的に脳力開発へ取り組んでください。 ### 「脳にいい習慣」10の効果的な習慣で脳力アップを目指そう 「最近、なんか物忘れが多いなあ」「どうもうまく頭が働かない」そんな風に感じることが多くなったら、生活を見直すサインです。 今回紹介する10個の「脳にいい習慣」のなかから、まず2〜3個ピックアップして、すぐに取り組んでみてください。継続していくうちに、脳がどんどん活性化していくのに気づくはずです。 それでは、ひとつずつみていきましょう。 週に2〜3回は体を動かす 脳の活性化と体全体の健康維持を兼ねて、週に2〜3回程度はぜひ体を動かすようにしましょう。適度な運動は心臓を強化し、血液の流れを改善してくれます。そうなると、脳へ血液中に含まれる酸素と栄養素がしっかりと届くので、脳がスムーズに働き出します。 運動の種類は、とくに制限はありません。ウォーキング・ヨガ・水泳・サイクリングなど、無理なく続けられるものなら、好きな運動を自由に選んでください。 個人的なオススメは、自然のなかを歩くハイキング(ウォーキング)です。普通に歩くのもいいですけど、山や郊外の公園を歩くと、木々から放出される「フィトンチッド」が癒やし効果を与えてくれます。 なお、対戦するタイプのスポーツが嫌いでなければ、野球やバレーのようなチームスポーツも非常にオススメです。勝つための戦略づくりや他人の動きを考慮しながら動くといった、よい意味での負担がより強く脳に刺激を与えてくれます。 ◆自然のなかで過ごすメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 8時間以上の良質な睡眠を目指す なにかひとつだけ脳によいことをするとしたら、私は間違いなく8時間以上の睡眠を選びます。そのくらい、睡眠が生活のクオリティに与える影響は大きいのです。 脳は、レム睡眠とよばれる時間帯に、記憶の整理をおこないます。レム睡眠は、ひと晩に約4〜5回しか発生しません。睡眠時間が極端に短いと、レム睡眠の回数も減ってしまいます。 すると、本来するはずだった記憶の整理が十分にできないまま、起きることになるわけです。これでは、常に頭のなかがぼんやりしたまま。脳のもつ本来のポテンシャルを、活かしきれません。非常にもったいない話ですよね。 もちろん、睡眠は時間だけでなく質も重要です。食事やアルコールの摂取は、どんなに遅くとも就寝2〜3時間前までには済ませ、ぐっすりと眠る準備をしましょう。 そのほかにも、「寝室を暗く静かに保つ」「快適な寝具を用意する」「ベッドでスマホはみない」など、良質な睡眠を確保するための環境作りは本当に重要です。 睡眠のリズムも大事なので、できるだけ毎日同じ時間にベッドへ入るように、習慣づけてみてください。それだけでも眠りの質は、大きく向上すると思います。 ◆睡眠の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「脳年齢若返りに効果的な5つの方法」科学的根拠も紹介 バランスのよい食事を心がける 脳の機能を維持し、パフォーマンスを最大限に引き出すには、バランスのよい食事が不可欠です。必要な栄養が不足すれば、頭はうまく働かない。誰もが知っていることなのに、多くの人の食事は非常に偏っています。 脳の主な栄養源は、血液中に含まれるブドウ糖です。そのため、ごはんやパンといった糖質を多量に摂取すればいいと思うかもしれません。しかし現代人は、明らかに糖質を摂り過ぎています。(糖質の摂り過ぎは病気を引き起こします) あくまでも「三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)」を中心に、バランスよく栄誉を摂ることが重要なのです。また、ビタミンやミネラルなどが不足すると、「ドーパミン」「セロトニン」といった神経伝達物質をうまく作り出せません。 こういった神経伝達物質がきちんと分泌されなければ、精神面に大きな影響が出ます。そういう意味でも、ビタミンやミネラル・鉄・亜鉛といった、いわゆる「微量栄養素」もしっかりと摂るようにしてください。 なお、砂糖や加工食品の過剰な摂取は避けるべきです。これらの食品は、炎症を引き起こし、記憶力や認知機能を低下させる可能性があります。脳の活性化にオススメなブレインフードについては、以下の記事で紹介しています。 ◆ブレインフードについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 水分補給で脳は活性する 私たちの脳は約80%が水分でできており、脳の機能を維持するためには適切な水分補給が不可欠です。水分不足になると、集中力の低下・記憶力の衰え・頭痛などの症状が出やすくなります。 また少し古い調査ですが、脳の反応テスト前に水分補給をした人の反応速度がアップしたという、イーストロンドン大学による研究データ※1もあります。しっかりと水分補給をしていきましょう。 人間が必要とする水分量は、1日約2.5L※2といわれています。とはいえ、いくら必要だといっても、2.5Lの水を飲むのはかなり厳しいですよね。でも、安心してください。食事に含まれる水分などを考慮すると、実際に飲料として飲む量は、およそ1.2Lになります。 もちろん体格・季節・運動量などによって必要な量は変わってきますが、1〜1.5Lくらいなら、なんとかなりそうな感じがしませんか。(一気に飲む必要はなく、こまめな水分補給がポイント) なお、水分補給には、できるだけカフェインや砂糖が少ない飲み物を選んでください。水がベストですが、飲みやすさを考えると、ハーブティー・緑茶・コーヒー(ブラックに限る)などもよい選択だと思います。 ※1:Subjective thirst moderates changes in speed of responding associated with water consumption ※2:「健康のため水を飲もう」推進運動 | 厚生労働省 脳トレで脳に刺激を与える 睡眠・食事・運動で脳のベースを整えると同時に、ぜひ脳トレにも取り組んでいきましょう。「パズルを解く」「軽い運動をする」といった脳へ刺激を与える取り組みは、脳機能の維持に対して、非常に効果を発揮してくれます。 脳トレをすると、脳が刺激を受けますよね。その新しい刺激に対応するために、脳は神経伝達回路を強化しようと動きだすんです。そうなると、脳の血流もよくなり、栄養素や酸素がしっかりと脳へ届きます。 いつも同じことばかり繰り返していると、考えなくても対応できるため、脳の活動は低下します。そういった状況を改善する最高の刺激が、脳トレなわけです。 以下に、主な脳トレの効果をまとめておきます。 主な脳トレの効果 認知症の予防や改善が期待できる 記憶力がよくなる ストレスや不安が解消される コミュニケーションが増える 取り組む脳トレについては、「計算クイズに挑戦」「絵を描く」「散歩をする」など、基本的に自分の好きなもので構いません。ただし、特定の認知機能に不安があるなら、その認知機能に、より効果の期待できる脳トレを選ぶほうが効率は断然アップします。 認知機能ごとのオススメ脳トレについては、別記事でくわしく紹介しているので、よかったら参考にしてください。脳トレのメリットに関する別記事も、以下に紹介しておきます。 脳トレ 高齢者の認知症予防にオススメの脳トレ12選! 脳トレ 脳トレは認知症に効果アリ?症状別にオススメの脳トレを紹介 コミュニケーションで脳を活性化 他人とのコミュニケーションは、脳に強い刺激を与えてくれます。たかが会話と思うかもしれませんが、会話は「理解力」「判断力」「語彙力」などが求められる高度な作業です。ときには相手の反応をみながら、相手を思いやる気配りも必要になるでしょう。 こうした複雑な作業の積み重ねで成立しているコミュニケーションの機会が増えれば、自然と脳は活性化していきます。 少々むずかしい話をしましたが、もちろん人とのコミュニケーションは基本的に楽しいものです。家族や気のおけない友人と過ごす時間は、ストレス解消にも大いに役立ってくれます。誰でもよいので、できれば毎日人と直接話す機会を設けてください。 また脳への刺激という意味では、知らない場所で新たな人たちと交流するのも、非常にオススメです。友達と違い、適度な緊張感があるので、より深く考えて行動しようという意識が働きます。 もし機会があれば、趣味のサークルや資格の勉強会などに参加してみてください。地域の集まりや子どもの学校に関する活動、ボランティア、その気になれば新しい出会いの場はいくらでもみつかります。 リラクセーションとストレス軽減 脳の健全な活動には、リラクセーションによるストレス対策が欠かせません。 長期間にわたるストレスは、脳の司令塔とでもいうべき「前頭前野」の働きを著しく低下させます。ストレスが過剰にかかると、脳はノルアドレナリンやドーパミンといった、脳を興奮させる神経伝達物質を分泌して、対応しようとするのです。 人前でのスピーチのようなイベント時には、こういう神経伝達物質は役立ちます。しかし、あくまでもそれは、一時的な場合です。慢性的にこういった神経伝達物質が放出されると、前頭前野の働きが徐々に弱っていきます。 前頭前野は感情や衝動的な欲望の抑制をコントロールしているので、前頭前野の働きが弱まると、自分の感情や欲望を押さえられなくなります。 こういう状況に陥らないためにも、日頃からストレス対策には、真剣に向き合っておかなければなりません。 具体的な対策法として、瞑想は非常にオススメです。静かに座り自分の心とじっくりと向き合ううちに、余計な雑念がスーッと消えていきます。 また、趣味の時間を増やすのもいいですね。好きな音楽を聴く・読書をする・ガーデニングをするなど、楽しい時間はストレスを吹き飛ばしてくれます。 ◆瞑想(メディテーション)の効果については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 音楽を楽しむ 前述のリラクセーションのなかでも、個人的にとくにオススメな音楽についてお話しします。むずかしい理屈はともかく、音楽には人の心を動かすパワーがあると思うのです。厚生労働省の「若者を支えるメンタルヘルスサイト」にも、同様の内容が書かれていました。 「音楽」は、ごく自然に、人のこころと体を癒してくれます。 アップテンポの音楽は、エネルギーや活力を与え、優しくスローな曲は不安や緊張をやわらげます。思い出の詰まった曲を聞くと、思わず泣いてしまうことがあるように、言葉にできない感情を表現するきっかけを、音楽がつくってくれることもあります。 引用元サイト:音楽を聞いたり、歌を歌う - こころと体のセルフケア | 厚生労働省 人によって音楽に対する興味や感受性は異なりますが、もしあなたが音楽好きなら、ぜひ音楽をじっくりと聴く時間をつくってください。できれば、読書や運転中のながら聴きではなく、音楽に集中しましょう。 そうすれば、今まで気づかなかった美しいメロディや歌詞が、あなたの脳に大きな刺激と楽しさを与えてくれるはずです。 また、音楽を聴くだけでなく、自分で音楽を演奏するのも非常にオススメです。ピアノやギターのような楽器演奏は、運動能力・記憶力・感情表現など、脳のさまざまな領域を活性化してくれます。 もちろん、好きな曲を自分で歌ってみるのも、いいですね。楽器と同様の効果が得られ、なおかつ呼吸法も学べます。深く長い呼吸は、脳のリラクセーションにもよい影響を与えてくれるでしょう。 定期的なブレイクタイム 仕事・勉強・家事、それに今回紹介した脳トレ。なにをするにも、あまり長時間やりすぎると、効率が著しく低下します。ぜひ、適度なブレイクタイム(休憩)を取ってください。 適切な休憩の長さに決まりはありませんが、あまり長すぎるのも逆効果になります。私がオススメするのは、25分作業して5分休む「ポモドーロテクニック」です。 人間の集中力は、45分くらいが限界といわれています。本当に集中が必要な作業なら、15分しか保たないのが人間の集中力なのです。ポモドーロテクニックは、25分作業して5分休むというサイクルを4回繰り返したら、15分から30分程度の長めの休憩を取ります。 自分で作業時間をコントロールするなら、たしかに25分くらいだと、ちょうどいい感じがしますね。疲れて集中力が切れてきても、たった25分と思うと、意外と乗り切れるものです。 なお、休憩中はスマホもできるだけ触らずに、席を立ってストレッチをしたり、コーヒーを飲んだりしてしっかり脳を休めてください。そうでないと、脳のリセット機能がうまく働かず、こまめに休憩をする意味が薄れてしまいますので。 ◆ポモドーロテクニックの効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 集中力は15分しか保てないって本当?速読で集中力を高める4つのポイント 健康的な環境の整備 ここまで、脳にいい習慣をいくつか紹介してきましたが、健康的な環境の整備ができていないと思うような効果は期待できません。ここでいう環境とは、物理的な環境だけでなく、精神的な環境も含みます。 まず物理的な環境ですが、人間は物理的な環境に大きく影響を受ける生物です。明るい場所に居ると気持ちは前向きになるし、暗い場所にこもっていたら、どうしてもネガティブな思考になりやすいもの。 温度も大いに関係しますね。暖かいとなんとなくウキウキするけど、寒くて震えているような状態だとなにもする気が起きない、なんて人も多いのではないでしょうか。 明るさや温度だけでなく、音の問題や座りやすい椅子、整理整頓なども、重要な要素です。とくに整理整頓は、脳の働きに大きな影響を与えます。 誰だって部屋が散らかっていたら、集中力が奪われるものです。脳にきちんと働いてもらうためにも、できるだけ整理整頓を心がけてください。 さらに、精神的な環境を整えることも重要です。いつもマイナスな言葉を使っていれば、思考も後ろ向きになります。自分を否定することなく、感謝の気持ちをもって、自然体で過ごせるようにしたいですね。 まとめ 「脳にいい習慣」を身につけると、私たちの思考力や記憶力といった、脳の働きがどんどんよくなっていきます。「週に2〜3回の運動」「良質な睡眠」「バランスのよい食事」など、今回紹介した「脳にいい習慣」はどれも重要なものばかりです。 いちどにすべてをやる必要はないので、気になる項目からぜひ取り組んでみてください。数か月、1年と経つうちに、今よりも間違いなく脳が活性しているはずです。 ### マイナビニュースに取り上げられました   弊社 代表 山中恵美子が、 マイナビニュース「私の独立・開業ストーリー」に取り上げていただきました。 学習塾開業のきっかけ、今春開校した、通信制高校 EMI校 を 開校したきっかけについても、お話しさせていただいております。 ▼ 掲載記事はこちら https://news.mynavi.jp/article/independence-28/ ### 「1分間瞬読ドリル」重版で「9刷」が決定!   2022/1/11にダイヤモンド社から発売された「1分間瞬読ドリル」ですが、この度、重版9刷が決定しました!   読者の皆様をはじめ、たくさんの皆様のご支援、ご協力に心より御礼申し上げます。 引き続きご愛顧をいただければ幸甚でございます。   また、ダイヤモンド 書籍オンラインでも書籍に関する記事が連載されています。 ご興味のある方は是非ご覧ください。 https://diamond.jp/category/s-ShundokuDrill   ■『1分間瞬読ドリル』の紹介 ● 著書累計15万部超の著者による第四弾は「脳トレ」 ● ドリルなのにくり返し使えて、答えられなくてもOK ●  問題を見るだけで脳がみるみる変わっていく ●  10歳から100歳まで、誰でもできる! ●  シニア層は認知症予防に、子どもは学習脳に!   ■『1分間瞬読ドリル』の概要 名  称: 見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル 著  者:山中恵美子 販売料金:単行本 1,430円/Kindle版(電子書籍)1,158円 Amazon販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4478114870 ### 子どもの空間認識能力を鍛える!効果的な練習法と日常習慣 子どもの成長に欠かせない空間認識能力。こういった感性に近い能力は、やはりできるだけ小さいうちから鍛えておくほうが有利です。 優れた空間認識能力をもつ子どもは、スポーツを中心に、将来の選択肢が大きく広がります。今回の記事では、空間認識能力を鍛える方法をご紹介していきます。気になる方法があれば、ぜひお子さまと一緒に取り組んでみてください。 空間認識能力が向上することで得られるメリットとは 空間認識能力を鍛える前に、空間認識能力が向上するとどういったメリットがあるのか、きちんと確認しておきたいと思います。 空間認識能力とは、物の位置関係や立体的な形を理解する力のことです。空間認知力などとよばれることもありますね。 子どもが空間認識能力を身につけると、まず日常生活が少しずつレベルアップします。道具をうまく使える。ものの構造を理解できる。道に迷いにくい。整理整頓が得意になるなど、どんなことにもそれなりに対応できる器用さが身につきます。 個人差はあるものの、スポーツ系の能力がアップする人も多いです。ボールの位置関係を正確に掴めるので、多少外れたボールでも難なくキャッチできます。ダンスを習っている子どもが、先生の振り付けをすぐに覚えられるようになったという話も、よく聞きます。 また、アートやデザインの分野で才能を発揮する人も少なくありません。もし、こういった特性があるようなら、積極的に支援してあげてください。将来的に建築家やデザイナーとして、才能を発揮してくれるかもしれません。 これらはあくまでも、優れた空間認識能力で得られるメリットの一例です。子どもたちの役に立つメリットは、ほかにもまだまだあります。後述する練習法を取り入れて、子どもたちの空間認識能力をどんどん伸ばしてあげましょう。 子どもの空間認識能力を鍛えるオススメの方法 いくら空間認識能力にメリットが多いといっても、厳しくてつらいトレーニングなら、子どもはすぐ嫌になってしまうはずです。そこで今回は、子どもが飽きずに楽しく取り組めるオススメの方法を4点紹介します。 ゲームを利用したトレーニング 種類を問わず、子どもはゲームが大好きです。かた苦しく机に座ってトレーニングするのと違い、ゲームなら遊び感覚で空間認識能力が身につきます。 「どこでも気軽にできる」という面では、アプリゲームがオススメです。なかでもアクションゲームやアドベンチャーゲームには、空間認識能力を鍛える要素が揃っています。 非日常な空間・突出したキャラクター・画面の隅々に隠されたアイテムなど、ワクワクする設定が盛りだくさん。そういった立体的な空間を縦横無尽に動き回るうちに、自然と空間認識能力が鍛えられていくのです。 また、レーシングゲームやフライトシミュレーターのように、スピードの操作が加わると、さらに高いレベルで空間認識能力を鍛えられます。 ただし、あまりにも難易度の高いゲームだと、いくらおもしろくても続きません。最初だけでも子どもと一緒に参加して、難易度を見極めてあげてください。 ◆オススメのアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 立体的な玩具で遊ぶ 空間認識能力を鍛えるなら、ブロック玩具のような立体的な玩具は非常にオススメです。立体型の模型やパズルに触れていると、少しずつ立体の成り立ちを直感的に理解できるようになってきます。 例にあげたブロック玩具は、こまかいブロックを組み合わせて、立体的な建物や乗り物などを形にしていく玩具です。写真やイラストをみながら、同じような形になるように、うまく組み合わせを考えながら組み立てていきます。この作業が、空間認識能力を思い切りレベルアップしてくれるんです。 ただ、ブロック玩具は若干対象年齢が低めなので、高学年になったらプラモデルや立体パズルのほうがいいかもしれません。これなら、大人になっても楽しめるので、長期スパンで空間認識能力を鍛えられます。 手軽に遊べるという意味では、有名な六面体を揃える立体パズルなども効果が期待できそうですね。 いずれにしても、こういった玩具によるトレーニングは、親のサポートが不可欠です。少なくとも、子どもがひとりで遊べるようになるまでは一緒に取り組み、うまくやり方をサポートしてあげてください。 片づけや散歩など日常生活をじょうずに活用 日常生活の中にも、子どもたちの空間認識能力を鍛えるチャンスがたくさんあります。例えば、部屋の片づけは、物の位置関係を理解し、効率的に収納する力を鍛えるのに役立ちます。 もちろん、最初は親のサポートが必要でしょう。なんといっても、片づけよりも遊びたい年頃ですから。お手伝いや片付けのあとに小さなご褒美をあげるなど、いろいろと工夫をしながらうまくお子さんをリードしてあげてください。 また、散歩や外遊びも空間認識能力を鍛える絶好の機会です。 近所を一緒に散歩しながら、道路や建物の位置関係を覚えさせるのもいいし、地図を使って道案内をお願いするのもよい方法だと思います。子どもは教えたがりなので、こういった行為を通してメキメキ空間認識能力を身につけていくでしょう。 さらに、料理の準備も非常に効果的です。買い物をして食材をストックする。調理器具を出し、終わったら片づける。こういった調理の手順をひと通り体験させれば、自然と空間認識能力がアップします。 こうした日常生活を使ったトレーニングは、なによりも家族に対する感謝の気持ちを掘り起こしてくれます。トレーニングだからとあまり気負わずに、まずは子どもとの時間を楽しみましょう。 スポーツやダンスで動的感覚を身につける スポーツやダンスは、楽しみながら空間認識能力を向上させる、最強の方法だと思います。スポーツの種類はなんでもOKです。どういったスポーツにも、必ず空間認識能力が必要なので、あくまでも興味のあるなしで選んでもらって構いません。 たとえば、サッカーやバスケットボールなどのチームスポーツでは、相手や味方の位置を把握し、適切なタイミングでのパスやシュートが求められます。 個人の力量が大きいダンスやバレエも、空間認識能力を向上させる効果が高いです。音楽に合わせて動くので、リズム感や身体のバランスもよくなるし、ほかのダンサーとの位置関係や距離感もうまく取れるようになってきます。 前述のとおり、空間認識能力を鍛えるのは、どのスポーツでも可能です。子どもの意見を尊重して、好きな競技を自由にのびのびと楽しませてあげましょう。 ◆速読とスポーツの関係については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 能力開発をするなら、断然「右脳速読」がオススメ! 日常習慣を変えて安価に子どもの空間認識能力をアップ 先ほど、さまざまな種類のトレーニング方法を紹介しました。片付けはともかく、スポーツや玩具を利用したトレーニングは、それなりにお金がかかります。(負担にならないように費用を抑えることも十分可能ですけどね) そこで最後に、費用もほとんどかからず、もっと気軽に取り組める方法を3点ご紹介しておこうと思います。 適度な運動と健康的な食生活を取り入れる 子どもたちの空間認識能力を向上させるためには、適度な運動と健康的な食生活が重要です。激しいスポーツの前に軽めの運動と食生活の改善に取り組み、まずは脳の働きを高めてあげるほうが、より高い効果を期待できます。 たとえば、週に3〜4回、30分のウォーキングを1年続けたとしましょう。サッカーのような激しいスポーツに比べれば運動量は微々たるものです。 しかしこの程度の運動でも、心拍機能はしっかりと強化されます。心拍機能が強くなれば、脳に供給される血液量が増え、脳は血液中のブドウ糖と酸素をたっぷりと使えるわけです。 このように脳の状態がよくなれば、当然脳機能のパフォーマンスもアップします。そうなれば空間認識能力をコントロールしている右脳も、バシバシと働いてくれるでしょう。 もちろん、いくら血流が改善されても、肝心の栄養が不足していればあまり意味がありませんよね。三大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)のバランスを整え、オメガ3脂肪酸が豊富な青魚や、ビタミンB群が豊富な緑黄色野菜をしっかりと摂るようにしてください。 スポーツや知的器具を活用するのは、こうやって脳の働きを改善してからでも十分です。 ◆脳にいい食生活については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 瞑想やリラクセーション法で自分と向き合う時間をつくる 瞑想のようなリラクセーション法も、空間認識能力の改善に非常に役立ちます。瞑想を本当にざっくり説明すると、瞑想は心を静かに落ち着けて内なる自分と向き合う鍛錬法のひとつです。 瞑想のやり方はそれこそ何百種類もありますが、静かに座り目を閉じて心を落ち着ける行為は、どの瞑想法でも共通しています。 空間認識能力を鍛えるなら、体の細部に意識を向ける「ボディスキャン瞑想」はオススメです。普段意識しない指先にまで意識を張り巡らせるので、人間は立体的な生き物だとあらためて実感できます。 また、もう少し動的な動きがあるほうが好みなら、ヨガはどうでしょうか。心を落ち着けるのは瞑想と共通していますが、体の動きが加わるので、肉体的にもよい影響が期待できます。 空間認識能力と瞑想の関係については、以下の記事でも詳しくお話ししています。よかったら、そちらの記事にも目を通してみてください。 脳トレ 立体パズルから瞑想まで!空間認識能力を鍛える9つのトレーニング方法 ◆瞑想やヨガなど各種リラクセーション法については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう アートや工作など子どもの知的好奇心を刺激する 子どもの空間認識能力を鍛えるには、アートや工作なども効果的です。これらの活動は、子どもの知的好奇心を刺激し、創造力や空間認識能力をレベルアップしてくれます。 アート活動といっても、いきなり油絵やデジタル絵に挑戦する必要はありません。画材やタブレットなど、こういった本格的なアート活動には、それなりの資金がかかりますからね。 まずは、鉛筆を使った落書きで十分です。これまでに絵画を習った経験がないのなら、線はまっすぐに引けないし、バランスもめちゃくちゃでしょう。でも、それが現時点での、子どもがもっている空間認識能力なのです。落書きといえども、数多く絵を描くうち、次第にバランスの取れたよい絵になってきます。 工作もまったく一緒です。最初は不格好でも、つくり慣れてくると本物そっくりにつくることだってできるようになります。しかも、安いコピー用紙やダンボールを使って立体的な作品をつくれば、費用もかからずに空間認識能力を鍛えられます。 もし本格的にアートに興味が出てきたら、それから教室やレッスンを考えればいいのです。まずは、自宅で気軽にできることからはじめましょう。 ◆アートと右脳の関係については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 右脳を発達させる9つの方法 まとめ 今回は、子どもが空間認識能力を鍛えるために必要な情報を、余すことなくお伝えしました。スポーツのように本格的に取り組むと、遠征費など多額の費用が必要な方法もあります。 その前段階として、費用がほとんどかからないお手軽な方法も紹介させてもらいました。子どもの能力アップは、なにをするにしても、継続が重要です。ムリのない範囲で、しっかりと子どもの成長をサポートしてあげてください。 ### 脳を鍛えるなら読書がオススメ!読書の効果と効果的な読書法 読書は脳を鍛える効果的な方法のひとつですが、その効果を最大限に引き出すためには、どういった読書法がよいのでしょうか? 当記事では、読書による脳の働きを高める効果や、効率的な読書法についてわかりやすくご紹介していきます。 読書で脳を鍛えるとどういった効果が期待できるのか 読書で脳を鍛えるとどういうメリットがあるのか、今回は主なメリットを5点解説していきます。 読書で脳を鍛える5つのメリット 記憶力の向上 集中力アップ 言語能力の発達 想像力と創造力の向上 情報処理能力の強化 ひとつずつみていきましょう。 記憶力の向上 読書は、私たちの記憶力を鍛えてくれる最高の手段のひとつです。本に書いてある内容を読みながら、脳は重要そうなキーワードや文章をいったん記憶しようとします。それが新しい知識なら、理解するためにじっくりと分析する必要があるでしょう。 すでに知っている情報の場合は、記憶の倉庫を探り、過去の知識と今読んでいる内容を照らし合わせていきます。こういった過程を繰り返すうちに、自然と記憶力が鍛えられるわけです。 そう考えると、読書はある意味筋トレに似ていますね。スクワットを何回も繰り返して「もっと強い筋肉が必要だ」と脳へ命令を出すように、「読んだ内容を覚えて分析、理解」このセットを繰り返しおこない、知識を深めていくわけですから。 いずれにせよ、読書を習慣化できれば、記憶力向上を実感する機会が増えてくるはずです。知りたい内容があって本を読めば、以前よりも簡単に覚えられるでしょう。 ◆記憶に残りやすい読書術については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 本の内容がしっかり記憶に残る読書術とは「右脳速読法」のススメ 集中力アップ 読書には、記憶力だけでなく、集中力をアップさせる効果もあります。おもしろい本を読むとき、私たちは無意識に目の前のページに集中し、書かれている内容に没頭しているでしょう。 小説にどハマりして気づいたら徹夜で読んでいた、といった経験をした人もきっとたくさんいらっしゃるはずです。まさに、集中力を鍛えるトレーニングそのものですよね。 しかも、楽しみながら夢中でおこなっているわけで、これほど効率のよい集中力トレーニングは、ちょっとほかにはないと思います。 読書は基本的にひとりで完結する行為なので、外部のノイズや邪魔が入りにくいという特性があります。だから、集中力を持続させやすいんですね。 さらに、読書スピードや読書量についても自分で自由に調整できるため、自分に合ったペースでじっくりと集中力のトレーニングができます。 集中力を鍛えるという意味では、通勤電車内での読書も効果的です。ほかにやることがないし、時間も限られているため、かえって集中できるという意見をよく聞きます。スマホを本に持ち替えて、ぜひ気軽に読書を楽しんでください。 ◆集中力を鍛える方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 言語能力の発達 読書量が増えると、言語能力も大きく伸びます。読書中に、新しい単語や表現、文章構造に触れる機会が増えるからです。今まで知らなかった言葉の意味や使い方を知れば、読解力に代表される言語能力が向上するのは当然といえます。 言葉の意味や表現方法を学ぶという意味では、実用書よりも小説やエッセイがオススメです。似た内容でも著者によって言い回しが異なるため、表現方法のストックがどんどん増えていきます。とくに感情面の表現方法については、読書に勝る学習法はないと断言できます。 だから、これから言葉を覚える小さなお子さまには、ぜひとも本をたくさん読んでほしいです。SNSでの短文を使ったやり取りでは決して学べない、豊かな表現方法がきちんと学べます。 ◆読書と語彙力アップの関係性については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 読書が脳にもたらす10個のメリットとは?脳によい影響を与える読書のコツを紹介 想像力と創造力の向上 読書は、想像力と創造力の向上をもたらしてくれます。本を読むとき、私たちは著者が描いた世界観を、自分の頭の中で想像しなければなりません。ここが、ドラマや映画と大きく異なるところです。 ドラマや映画、マンガといったビジュアルメインの媒体は、すでに用意された視覚情報が大きなウェイトを占めます。一方で小説やエッセイの場合、頼りになるのはあくまでも文字情報のみ。 物語の舞台や登場人物の顔にいたるまで、ほとんどの情報を自分の想像で補う必要があります。これが、私たちの想像力を思い切り鍛えてくれるんですね。 また、読書を通じてさまざまな知識や考え方に触れるうちに、自然と自分自身の視野が広がります。そういった経験を積み重ねていくと、いつのまにかこれまで思いつかなかったまったく新しいアイデアが生まれることも多いです。 こうした磨かれた能力は、日常生活や仕事、趣味などさまざまな場面で効果を発揮してくれると思います。 情報処理能力の強化 読書には、意外にも情報処理能力を強化する効果があります。本を読む際には、文章の中に含まれる多くの情報を分析し、それらを適切に頭の中で整理しなければなりません。 普段とくに意識はしていなくても、こういった複雑な処理作業を繰り返すうちに、脳は効率的な情報処理能力を少しずつ身につけていくわけです。 また前述のとおり、読書中は新しい知識と自分の知識や経験を結びつけて考えることが求められます。素早い情報処理には、新しい知識とすでに知っている知識を円滑に結びつける能力が不可欠です。読書は、こういった処理能力を効率よく鍛えてくれます。 こうして身につけた情報処理能力は、とくにビジネスの世界で役立ってくれるでしょう。なにかトラブルがあっても、必要な知識を探し出して素早く問題解決できます。会議やプレゼン中に予想外の質問を受けても、焦ることなく対応できるはずです。 ◆情報処理能力と読書の関係性については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 情報処理能力の高い人が具体的にやっていること 脳を鍛えるオススメの読書法 読書で脳を鍛えるメリットをお伝えしたところで、今度は脳を鍛えるオススメの読書法を紹介します。 SQ3R読書法 情報を効率よく理解するためのフレームワーク「SQ3R法」を、そのまま読書に当てはめたのが、SQ3R読書法になります。SQ3R読書法では質問を考えるなど、読書の前にひと手間かけるので、なかには面倒だと感じる人もいるかもしれません。 しかし、その手間をかけたぶんだけ、理解度は確実にアップします。じっくりと内容を確認したい人には、非常にオススメできる読書法です。 SQ3Rとは、以下の単語の頭文字をまとめた造語です。 Survey(サーベイ) Question(クエスチョン) Read(リード) Recite(リサイト) Review(レビュー) まずSurvey(サーベイ)では、本の概要や目次をざっと見て、全体像を把握します。次に全体像で感じた疑問点や知りたいポイントをまとめるのが、Question(クエスチョン)です。 面倒なステップかもしれませんが、こうやって質問を考えておけば、読書中に何に注目すべきかが明確になります。 Read(リード)は、文字通り、実際に本を読むステップです。先ほど立てた質問を意識しながら読むので、いきなり読むよりも格段に理解が深まります。 Recite(リサイト)は、読んだ内容を反復しながら、理解度を確認するのが主な目的です。最後にReview(レビュー)で、読書全体を振り返り、重要なポイントや学んだことを再確認します。これにより、読書を通じて得た知識が記憶に深く残りやすくなります。 手間はかかりますが、とくにむずかしいテクニックは必要ありません。しっかりと内容を確認したい本があったら、ぜひ試してみてください。 スキミング・スキャニング スキミングとスキャニングは、受験勉強でよく使われるテクニックです。これらの方法をうまく活用できれば、素早く必要な情報が手に入ります。 スキミングは、本をざっと眺めて大まかな内容を把握する方法です。いわゆる、飛ばし読みや斜め読みという読み方ですね。一方、スキャニングは、特定の情報を探すために文章を素早く読む方法になります。 全体をざっと読むのは共通していますが、スキャニングは知りたい情報が決まっていて、その情報を探すのが目的です。 スキミングでは必須でない「目次やまえがきのチェック」も、スキャニングでは必須になります。目次をチェックしておかないと、お目当ての情報がどのへんに書かれているかがわからないですからね。 いずれにせよ、どちらもサクッと情報を探したい場合には、非常に有効な読書法です。ただし、集中力が不足していると、ついうっかりと重要な情報を読み落としてしまう危険性があります。このへんは、後述する速読をうまく組み合わせて対応していけば、大丈夫でしょう。 精読 精読は、丁寧に内容を理解するための読書法です。この方法では、一文一文をじっくりと読み、深いレベルでの理解を目指しながら、さらにその背後にある著者の思想や主張もしっかりと拾っていきます。 じっくりと読み込む読書法なので、内容によっては、読了までに結構な時間がかかるでしょう。しかしそのぶんだけ、より深い知識や洞察が得られます。 精読を進めていくと、疑問点や重要なポイントなどが、どんどん出てくるはずです。そういった内容は、メモをしておいてください。付箋ですぐにわかるようにしておくのも、よいアイデアだと思います。 また精読では、不明な点をすべてクリアにするのが基本です。もしわからない単語や表現があれば、必ず辞書やインターネットで調べましょう。 ここまでの説明でわかるように、精読はとにかく時間がかかります。すべての本で試す方法ではないので、精読する本はぜひ厳選するようにしてください。でないと、いくら時間があっても足りません。 速読 速読とは、文字通り、短時間で多くの情報を効率的に読むための技術です。そう考えると、前述の精読とは、対極にある読書法といえるかもしれません。 もちろん、ただ速く読んでも、きちんと内容を理解できなければ意味がないですよね。スピードと理解度をきちんと両立させているところに、速読の素晴らしさがあります。 速読法としてもっともポピュラーなのが、目を速く動かすタイプの速読法でしょう。メソッドによって異なりますが、平均しておよそ分速2,000文字という高速での読書が可能です。 最近では、右脳を活用した右脳速読法が、非常に注目を浴びています。目を速く動かす代わりに、イメージ化が得意な右脳を使って、文章を映像として素早く記憶していくのが右脳速読法です。 右脳速読はとにかく読書スピードが速く、私が指導する瞬読では、分速1〜2万文字で読める人が続出しています。分速2万文字といえば、一般的な実用書をわずか3分程度で読めてしまう速さです。 どの速読法を選ぶにしても、速読をしない人の何倍ものスピードで読書が可能になります。短時間に大量の知識が手に入り、その知識を勉強や仕事に活かせれば、あなたのパフォーマンスは間違いなく高く評価されるでしょう。 もちろん、場合によっては、速読よりも精読が適切なケースもあります。今回紹介した読書法をうまく使い分けて、読書効率を高めていきましょう。 ◆速読法による違いを知りたいかたは、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 脳にいい読書のポイント 読書法を問わず、脳を効率よく鍛えるために、共通して知っておくべきポイントがあります。最後に、とくに重要な3つのポイントについて、わかりやすくお伝えしていきます。 バラエティ豊かなジャンルの本を読む 脳を鍛えるのが目的だとしても、やはり楽しくなければ読書は続きません。そのためには、できるだけバラエティ豊かなジャンルの本を読むのがオススメです。 もちろん基本的には、読みたい本を読めばいいと思います。ただ好きなジャンルの本しか読まないと、知識の広がりがないし、なによりも飽きやすいのがマイナスポイントです。 その点、いろいろなジャンルの本に触れていけば、新しい知識や視点が手に入ります。また、異なる分野の知識をうまく組み合わせられれば、これまで考えつかなかった斬新なアイデアが生まれるかもしれません。 ひと言で本といっても、ジャンルによって、得られるものが大きく異なります。ビジネス書を読めばビジネスの知識がダイレクトに得られるし、哲学の本なら、新しい考え方を知るきっかけになるでしょう。歴史書からは、先人の知恵が学べます。 どのようなジャンルが自分に必要なのかは、実際に読んでみないとわかりません。ぜひさまざまなジャンルの本を読み、ご自身の視野を広げていただきたいと思います。 読書時間や場所など読書がはかどる環境づくり 読書を習慣化するには、快適な読書環境を整えることが大切です。読書時間や場所など、自分に合った読書環境を用意できれば、楽に読書ができ、習慣化もしやすくなります。 まずは、読書の時間を決めてしまいましょう。集中できる時間帯は、人それぞれです。通勤時の電車内が落ち着く人もいれば、寝る前でないと集中できない人もいます。自分が集中できるなら、いつでも構いません。 重要なのは、読書時間をできるだけ同じ時間に固定することです。同じ時間に読書をすると決めると、その時間になれば読書をしようというスイッチが入ります。 あとは、読書の場所も読書の効率に大きく関係してきます。自宅の場合、家族が集まるリビングだとどうしても会話がはじまってしまい、読書に集中できません。静かな環境がいいなら、やはり自分の部屋が一番です。 また、自室よりカフェや図書館のほうが集中できるという人もたくさんいます。多少音が煩くても、わざわざ読書をしに外出したという意識が働いて、読書に集中できるんでしょうね。 いずれにせよ、環境づくりがしっかりとできれば、読書習慣が続けやすくなります。自分に合った読書環境を整え、楽しく知識を吸収していきましょう。 ◆読書環境づくりのポイントについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 社会人が読書をするメリットと読書を続けるコツを教えます アウトプットを想定して本を読む 本を読む際に、アウトプットを意識すると、知識の定着や深いレベルでの理解度が期待できます。ただ読書をするのではなく、実際にその知識をアウトプットするから、知識が自分のものになるのです。 もちろん、ひと言でアウトプットといっても、いろいろなやり方があります。たとえば、読んだ本の内容を友人や家族に話してみるのも、立派なアウトプットです。内容をきちんと理解していないと人には伝えられないので、自然と理解度が深まります。 読書ノートをまとめている人も多いですね。本から学んだポイントや気づきをまとめて、定期的に読み返せば、より深く知識が定着します。 オススメは、SNSや書評ブログでのシェアです。こういったオンラインの媒体を使うと、まったく関係性のない人に見られるという緊張感が生まれます。回数を重ねるごとに、読書からなんらかの反応が返ってくることもあるでしょう。 そうなると、余計にしっかりと読み込もうという意識が生まれ、それが学びの質を押し上げてくれます。 機会があれば、読書会に参加するのもいいですね。読書好きな人が集まる場所でアウトプットすれば、さらに的確なフィードバッグがもらえます。 ◆アウトプットの具体的なやり方については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? まとめ 今回は、脳を鍛える読書法について、くわしくお伝えしました。読書には、本当に数多くのメリットがあります。今回紹介した読書法を参考にして、読書量をどんどん増やしていきましょう。 ### 「脳年齢若返りに効果的な5つの方法」科学的根拠も紹介 若々しい脳を保ちたい!」ある程度年齢を重ねると、誰もがそのように願うものです。完全な脳年齢の若返りはムリだとしても、実年齢より脳年齢を若く維持することは、十分に可能です。 今回の記事では、脳年齢若返りについての基礎知識・具体的な方法・関連する研究データなどを紹介していきます。脳を若く保ちたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。 脳年齢若返りについて知っておきたい基礎知識 脳年齢若返りの方法を紹介する前に、まずは脳年齢についての基本的な知識をおさらいしておこうと思います。脳年齢の影響や脳年齢の若返りで得られるメリットなど、しっかりと確認しておいてください。 そもそも脳年齢とはなにか 脳年齢を調べる際には、計算力や記憶力のテストがおこなわれます。そういったテストの結果が、年齢別平均値のどのスコア帯に当てはまるかをみて、脳年齢が判定されるわけです。 したがって、実年齢が50歳でも、テストの結果によっては、脳の年齢が70代と診断されることもあり得ます。もちろん反対に、80代でも実年齢より何十年も若い状態を維持している人だっているでしょう。 一般的に、脳は加齢とともに衰えるといわれています。たしかに加齢により脳細胞が減少するのは事実ですが、だからといって脳の機能が必ずしも低下するとは限りません。 ストレスや不規則な生活、栄養不足といった悪い生活習慣を回避できていれば、高齢になっても脳機能の衰えを感じさせない生活は十分に可能です。脳年齢の若返りに有効な方法については、のちほど詳しく紹介します。 脳の加齢による影響について 前述のとおり、歳を重ねるごとに、脳が老化するのは紛れもない事実です。一般的に20代が脳の成長のピークといわれており、30代くらいから脳の萎縮がはじまります。さらに60代になると、肉眼で識別できるほど萎縮が進行するそうです。 40代を過ぎると、「人の名前が出てこない」「忘れ物が増えた」など、加齢による脳機能の衰えを実際に体感している人も多いでしょう。 しかし、脳には非常に強力な代替作用があります。脳細胞が減少しても、正常な部位がそのぶんの機能を補おうと動き出してくれるんです。だから、必要以上に不安がる必要はありません。私たちがやるべきは、生活習慣を整え、脳へ適切な負荷をかけてあげることです。 具体的な方法を試すまえに、「適切なケアさえ怠らなければ、脳年齢の若返りは十分に可能」だと、ぜひ頭に入れておきましょう。 ◆脳年齢と脳トレの関係については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳トレにはどのような効果があるのか?状況別オススメの脳トレも紹介 脳年齢の若返りがもたらす嬉しい効果 脳の衰えを最小限に食い止められれば、たくさんの素晴らしい効果が得られます。脳の衰えと聞いて気になるのは、やはり記憶力の低下に代表される「認知症のリスク」でしょう。 足が悪くても、視力が極端に落ちても、なんとか生活は可能です。ところが、認知症のように記憶力や思考力に問題がある状態だと、普通の生活ができなくなってしまいます。 脳の若返りにより記憶力が改善されれば、人の名前や大事な情報を忘れることなく、いくつになっても普通に生活ができます。また思考力や判断力が正常に機能していれば、やるべき日常的なタスクもこなせるし、そうなれば仕事を継続することも可能です。 人生100年時代といわれる現代社会において、元気で仕事ができる状態かどうかは、非常に重要なポイントです。実際に働かないとしても、いつでも働ける状態を維持できれば、人生の選択肢が大きく広がります。 脳年齢若返りに効果的な方法はこれだ! 残念ながら、これさえやっておけば脳年齢が若返るという方法はありません。今回紹介する方法を、地道に改善していくしかないんです。ただし、今回紹介するのは、誰でもすぐに取り組めるものばかりです。焦らずに、ひとつずつクリアしていきましょう。 1.バランスのよい食生活 脳年齢を若返らせるためにまず見直すべきは、食生活です。脳は私たちの体をコントロールする司令塔の役割を果たしており、栄養が不足するとてきめんに機能が落ちてきます。 脳の主な栄養素はブドウ糖ですが、ブドウ糖以外にも、神経伝達物質の分泌に欠かせない「ビタミンB」や「葉酸」「ミネラル」、シナプスをつくる「ビタミンD」も大事な栄養素です。 必要な栄養を摂取するには、とにかく野菜や果物・魚や肉・豆類・乳製品といった食材を、バランスよく食べるようにしてください。とくに、オメガ3脂肪酸の豊富な青魚は、脳年齢の若返りには必須の食材になります。 反対に、砂糖や塩分の摂取はできるだけ控えましょう。脂質についても、三大栄養素のひとつではあるものの、摂り過ぎは肥満や心筋梗塞の大きな原因になります。 三大栄養素(たんばく質・脂質・炭水化物)を中心に、必要な栄養素が含まれる食材をよく噛んで食べる。これが脳年齢の若返りの第一歩です。 ◆バランスのよい食事については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 2.運動で脳のストレスを軽減 もし私が脳年齢の若返りのために、なにかひとつだけ取り組むとしたら、まずは運動からはじめるでしょう。それだけ、運動が脳へ与える影響は大きいのです。 WHOが発表した「身体活動に関する世界行動計画 2018­-2030※1」を読むと、運動には心疾患や脳卒中といった病気の予防や、メンタルヘルスの改善効果があると書かれています。 運動の種類に関しては、ウォーキング・サイクリング・水泳・ヨガなど、自分の好きな運動を選んでもらって大丈夫です。脳年齢の若返りが目的なら、運動の種類よりも、運動の強度のほうが重要になります。 認知症予防が目的の場合、週に合計150分以上の中強度の有酸素運動もしくは、週に合計75分以上の強度の高い活発な運動をひとつの基準にしてください。もちろん年齢や個人の健康状態で変わってくるため、詳細は以下のサイト※2で確認いただければと思います。 ※参考1:身体活動に関する世界行動計画 2018­-2030概要版 ※参考2:認知機能低下および認知症 のリスク低減 WHOガイドライン ◆運動と脳の関係については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 3.認知トレーニングで脳を使う 脳機能の衰えは、加齢やストレス、生活習慣の乱れなど、さまざまな要素が絡み合って起こると考えられています。いつも同じことばかり繰り返す、いわゆるルーティンワークが多い人も、脳が衰えやすいです。 原因は数あれど、認知トレーニング(脳トレ)で脳に適度な刺激を与えれば、脳の劣化は最小限に食い止められます。 具体的な認知トレーニングの方法としては、ナンプレやクロスワードパズル、計算クイズなど、頭を使うゲームをイメージする人が多いでしょう。しかし、認知トレーニングは、そういったゲームだけではありません。 「外国語を学ぶ」「楽器を演奏する」「絵を描く」といった作業も、立派な認知トレーニングです。さらに、ウォーキングやヨガなど、体を動かすタイプの認知トレーニングもあります。 掃除や洗濯のような家事だって、やりようによっては認知トレーニングの役割を果たしてくれます。ようは、脳に刺激を与えてくれるものなら、どのような行動も認知トレーニングになり得るんです。 大事なのは、認知トレーニングの内容よりも、継続してできるかどうかです。これまでに、認知トレーニングの継続性については、何度もお伝えしています。ぜひ、そういった記事にも、目を通しておいてください。 脳トレ 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 脳トレ 高齢者の認知症予防にオススメの脳トレ12選! 4.十分な睡眠と休息で脳は若返る ※参考: 平成26年版厚生労働白書 図表2-3-22 睡眠時間の国際比較 脳年齢の若返りには、十分な睡眠と休息が大切です。じつは、私たちが寝ている間も脳は一生懸命働いていて、その日の出来事を整理し、記憶を定着させています。だから、良質な睡眠が取れないと、頭のなかが整理しきれず、脳の働きが低下してしまうのです。 一般的に、成人に必要な睡眠は、8時間以上が推奨されています。ところが、日本人の平均睡眠時間は世界でもワースト3に入るほど、短いです。上図は睡眠時間の国際比較一覧ですが、1位のフランスと比較して、日本人は1時間以上も睡眠時間が短いのがわかります。(女性の場合) 睡眠は、健康の基本です。ぜひ、1時間早くベッドに入り、ゆっくりと休息を取るように心がけてください。 また、心を休める休息時間も、脳の若返りには必要です。趣味を楽しんだり、友人と過ごしたりと、心を緩める時間を定期的に確保してください。自然のなかでゆっくりと過ごすのも、脳のリフレッシュにつながります。郊外の公園、海や山での散歩など、最低でも週に1回は自然のなかで過ごすように意識してみてください。 ◆自然のなかで過ごすメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 右脳を発達させる9つの方法 5.社会的繋がりを維持する いつまでも若々しく元気に過ごすには、なんらかの社会的繋がりが不可欠です。嬉しいことがあればシェアをして、苦しいときにはお互いに助け合う。そういう家族や友人がいれば、それだけで人生は本当に豊かだと心から思います。 内閣府がおこなった「人々のつながりに関する基礎調査」を調べてみると、いつも孤独を感じている人の傾向がよくわかります。 まったく外出しない人、直接他人と話す機会の少ない人、趣味や地域の集まりといった社会活動に参加していない人は、やはり常に孤独感を抱いている人が多いです。 逆にみれば、適度に外出して友人や家族とコミュニケーションを取れる人は、いつも楽しく生活ができるわけですよね。コロナの影響もだいぶ落ち着いてきた感じがありますから、ムリのない範囲で人と会う機会を増やしてみてはいかがでしょうか。 なかでも、趣味のサークルや地域活動のように、新しい出会いが多い場所への参加は非常にオススメです。新しい出会いがあると、適度な緊張感が生まれ、脳が刺激を受けます。 また、ボランティア活動も非常にいいですね。他人のために働く行為を通して、達成感や自己肯定感が高まり、脳の健康が向上します。 脳年齢若返りの研究データをしっかりと確認しておこう 最後に、脳年齢若返りに関する研究データをいくつか紹介しておきます。まだ解明されていないことも多い分野ではありますが、こういったデータをみると脳年齢の若返りに取り組むモチベーションが高まります。 食事と栄養が脳に与える影響 食事と脳に関するデータは数多くありますが、今回は、脳の発達と非常に密接な関係のあるオメガ3脂肪酸の研究データをみていきましょう。 当論文では、「認知機能低下や軽度認知障害は、オメガ3脂肪酸の低下レベルと相関性があり、オメガ3脂肪酸の摂取により認知機能の向上が確認された」と述べられています。 オメガ3脂肪酸を構成するEPAやDHAは、サケやマグロのように脂肪が多い魚、カニや牡蠣といった甲殻類に多く含まれています。くるみのような豆類も、オメガ3脂肪酸は豊富です。 なお、オメガ3脂肪酸はサプリメントからでも摂取できます。ただし現時点で、サプリメントの効果に関する明確なエビデンスは発表されていません。できるだけ、上記のような食材から摂取するほうが、無難だと思います。 ※参考:Omega-3 DHA and EPA for cognition, behavior, and mood: clinical findings and structural-functional synergies with cell membrane phospholipids ◆脳に優しいブレインフードについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 認知トレーニングで脳年齢が若返り 認知トレーニングと脳の関係については、まだ未解明な面が数多くあるのが現実です。しかし、認知トレーニングで脳がよい影響を受けるのは間違いなく、積極的に取り入れる価値は十分にあると考えられます。 ここでは、サウジアラビアのキングサウド大学でおこなわれた認知トレーニングの例を紹介しておきます。使用したトレーニングは、これまで何度も紹介している脳トレアプリ「Lumosity」です。 1日約15分×週7日をワンセットとして、Lumosityを3週間続けたところ、記憶力・注意力・情報処理能力といった認知機能が改善をみせたそうです。もちろんすべての認知機能に効果があるかどうかは、もう少し幅広い対象に向けた研究が必要でしょう。 でも、簡単に手に入るアプリで有効な結果が出たという事実は、私たちに大きな希望を与えてくれます。 ※参考:Brain Training Games Enhance Cognitive Function in Healthy Subjects ◆Lumosityについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう 社会的繋がりが脳に与える影響とは 最後に、脳の健康にとってどれだけ社会的繋がりが重要であるかという、研究データを紹介しておきます。過去数十年間の研究により、社会的なつながりが強い大人は、孤立している同世代の人よりも健康で長生きであるという傾向がはっきりと現れているそうです。 社会的な繋がりがなくても一見問題なさそうですが、人間は社会的繋がりを失うと、心と身体の健康どちらにも悪い影響を受けます。しかもその影響は長期間続くため、できるだけ早い段階での対処が必要です。 人間関係の核となるのは、なんといっても、家族と仲のよい友人でしょう。SNSに代表されるオンラインでの繋がりは便利ですが、身近な人とのコミュニケーションを増やすのが最優先です。 身近な人を大切にすれば、その人の人間関係を通して、自然と社会との接点は増えていきます。ぜひ今日から、もういちど身近な人との関係を見直してみてください。それだけでも、あなたの社会的繋がりは、飛躍的に広がっていくはずです。 ※参考:Social Relationships and Health: A Flashpoint for Health Policy - PMC まとめ 誰でも、加齢による脳の衰えは避けられません。ただし冒頭でもお話ししたように、実年齢より若い脳年齢を維持することは、十分に可能です。 今回は、脳年齢の若返りを実現するための具体的な方法を紹介しました。すべて一度におこなうのがむずかしい場合は、ひとつずつじっくりと取り組んでみてください。どれかひとつでも習慣化できれば、必ずよい結果が現れてくるはずです。 ### 「脳活 習慣」 誰でもできる10の方法で脳を活性化しよう ある程度年齢を重ねてくると、集中力の低下や記憶力の衰えなど、さまざまな機能の衰えに大きなストレスと不安を感じてくるものです。 この記事では、そういった脳機能の衰えを最小限に抑えるべく、誰でも簡単に取り組める脳活習慣を紹介しています。脳活をうまく生活に取り入れられれば、心身両方の健康が向上し、生活のクオリティは大きく向上します。 ぜひ脳活を習慣化して、快適な毎日を手に入れましょう! 脳活性化のメリットとその重要性について 脳活をする前に、まずは脳活性化のメリットを押さえておきましょう。 脳活性化3つのメリット 健康面の変化 記憶力など機能が向上 ストレス軽減 今回は数あるメリットのなかから、上記3点をピックアップして解説していきます。 脳活性化がもたらす健康面の変化 脳活といえば、認知症の予防というイメージをもつ人がほとんどです。しかし、脳活は私たちの健康面に対しても、大きな変化をもたらしてくれます。 まず、脳活をおこなうと、脳が刺激を受けて活動的になります。新しい刺激に対応できるように、神経細胞がネットワークを強化しようと働き出すからです。 また脳活を習慣化すると、血流が改善され、脳の栄養源であるブドウ糖や酸素がスムーズに供給されるようになります。脳は思考や肉体の動きを司る重要な器官なので、脳の働きが活性化すれば、必然的に体全体の機能が改善されるわけです。 また数ある脳活のなかでも、ウォーキングやリズム体操のような有酸素運動は、心肺機能を向上させ、全身の血流を改善してくれます。クイズのような頭を使うものだけでなく、ぜひ体を動かすタイプの脳活も習慣化したいですね。 ◆ウォーキングなど脳と運動の関係については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の衰えを予防するオススメの脳活トレーニング8選 脳活性化で記憶力と集中力がアップ 脳活が習慣になれば、記憶力や集中力のレベルアップが期待できます。前述のとおり、脳活によって脳内の神経ネットワークが強化されるので、情報を効率的に処理できるようになるからです。 また脳活によって、記憶の司令塔とよばれる「前頭前野」や「海馬」も、同時に鍛えられます。そうなれば、知識量が増えて、そのぶん仕事や勉強で成果を出しやすくなります。とくに受験を控えた学生にとって、脳活は大きな助けになってくれるでしょう。 もちろん、心情的に「脳活よりも勉強をしたい」と考える人がほとんどだと思います。しかし週に数回、1回15分くらいなら、とくに勉強の妨げにはならないはずです。 なお前頭前野は、感情(集中力も含む)をコントロールする重要な役割も担っています。脳活により感情が安定すれば、ビジネスでもプライベートでも、安定したパフォーマンスを発揮しやすくなるのは間違いありません。 結果を求められる忙しい人ほど、脳活によって得られる恩恵は、大きなものになると思いますよ。 ◆記憶力を改善する方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう 脳活性化によるストレス軽減とリラックス効果 脳活のメリットといえば、ストレス軽減とリラックス効果も見逃せません。たとえば、瞑想やヨガといったリラックス効果の高い脳活習慣は、心身の緊張を解放し、ストレスを軽減してくれます。 ウォーキングや軽めの筋トレも、ストレス解消にはもってこいです。前述のとおり、体を適度に動かすタイプの脳活トレーニングは、全身の血流をよくしてくれます。 しかも、ストレスホルモン「コルチゾール」の分泌を抑える効果もあるので、ストレスに苦しんでいる人は試してみる価値が十分あるでしょう。 また、楽器の演奏や絵画などのクリエイティブな脳活習慣も、ストレス解消の有効な手段になり得ます。自分のなかにある思いや創造性を自由に表現するのは、本当に気持ちのいいものです。その表現方法は人それぞれですが、こういったアート系の脳活も、ぜひ取り入れてみていただきたいですね。 ◆絵画の脳活効果については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 立体パズルから瞑想まで!空間認識能力を鍛える9つのトレーニング方法 習慣化しやすいオススメの脳活方法 脳活を習慣化するメリットがわかったところで、今度は脳活を習慣化するための具体的な方法を10個紹介します。どの方法にも優劣はないので、自分のやれそうなことから、取り組んでみてください。 体にいい食生活で脳の働きを改善 脳活の目的は、脳の働きを活性化することです。そのためには、まず脳が正常に働く下地をしっかりとつくる必要があります。となると、まず考えるべきは、食事です。脳も体の一部である以上、食べるものの影響を強く受けています。 脳の主な栄養源は、ブドウ糖です。しかし、ブドウ糖だけを摂取していればよいわけではありません。セロトニンのような神経伝達物質を適量分泌するには、タンパク質やビタミン・ミネラルといった栄養素が必要になります。 ところが、忙しい現代人は、どうしても炭水化物中心の食事になりがちです。もちろん、炭水化物は重要な栄養素のひとつですが、過剰に摂りすぎると脳の働きを鈍らせます。 「たんぱく質13〜20%」「脂質20〜30%」「炭水化物50〜65%」(年齢と性別で異なる)を目安に、バランスのよい食事を心がけましょう。 なお、オメガ3脂肪酸が豊富な青魚やナッツ類、ビタミンB群や鉄分が含まれる緑黄色野菜や豆類は、脳のエネルギー代謝を促進して脳の働きを向上させてくれます。ぜひ積極的に、食べるようにしてください。 ◆脳によい食材については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 ウォーキングやストレッチなど軽めの運動で脳を活性化 ここまで何回もお伝えしているように、ウォーキングやストレッチといった軽めの運動は、脳を活性化させる効果があります。 こういった運動を続ければ、体中の血行がよくなり、必要な栄養と酸素が脳へたっぷりと供給されます。脳の状態が改善されれば、そのぶんパフォーマンスを発揮しやすくなり、その結果として記憶力や集中力が向上するわけです。 脳の活性化という意味でいえば、アスリートのような高強度の運動は必要ありません。あまり負荷の高い運動を続けると、脳も体も疲労してしまい、脳活としてはまったくの逆効果です。 2019年にWHOが発表した「認知症と認知機能予防に関するガイドライン※」では、以下の運動量を推奨しています。(65歳以上の場合) 週に合計150分以上の中強度の有酸素運動 週に合計75分以上の強度の高い活発な運動 65歳以上の成人は、少なくとも上記のどちらか、もしくは組み合わせて運動を習慣化する必要があるそうです。同ガイドラインには、ほかにも「有酸素運動は10分以上続けておこなう」「筋トレは週に2回以上」といった提言が述べられています。 決してムリする必要はありませんが、ひとつの目安としていちど確認してみることをオススメします。 ※参考:Risk reduction of cognitive decline and dementia: WHO guidelines 良質な睡眠で脳のリカバリー機能を促進 人間の脳は、睡眠中に記憶の整理をおこないます。重要だと判断した情報だけを記憶して、必要のない情報をリセットするのです。よく眠れた朝は、頭がスッキリとしていませんか。これはリカバリー機能がうまく働いて、脳がしっかりとリフレッシュした状態に戻った証拠です。 こういったリカバリー機能が正常に稼働するには、良質な睡眠が欠かせません。記憶の整理は、主にレム睡眠時におこなわれます。レム睡眠は90分間隔で一晩に4〜5回しか発生しないため、睡眠時間が短いと記憶の整理をする時間が不足する可能性も出てきます。 良質な睡眠を得るには、就寝時間と起床時間をできるだけ固定してください。いつも同じ時間睡眠を確保できれば、体内時計が狂うことなく、ぐっすりと眠れます。 また、深い眠りには、寝室の環境も重要です。いくら時間を確保しても、寒すぎたり暑すぎたりすれば、眠りは浅くなってしまいます。ほかにも、湿度や音、光も、睡眠の質を左右する重要な要素です。 とくに、朝方の日光量管理には、細心の注意が必要です。日光浴はよい習慣ですが、それはあくまでも起床後の話になります。目を覚ますまでは極力外部の光を入れないように、遮光カーテンを設置するのもオススメです。 ◆睡眠の重要性については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 瞑想でメンタルを強化 個人的に瞑想は、脳に対して非常によい影響を与えてくれると感じています。静かに座り自分の心とじっくりと向き合う過程で、心が本当に落ち着くんです。 日本の座禅やアメリカで大流行したマインドフルネスなど、瞑想に分類される手法は、世界中で500種類以上もあるといわれています。脳活目的なら、正直どの瞑想法を選んでも構いません。こまかい違いはありますが、やるべき内容は基本的に共通していますので。 もし瞑想をする時間が取れないほど忙しい場合は、深呼吸がオススメです。やることは、単純に、ゆっくりと息を吸い込み、ゆっくりと吐き出すだけ。言葉にするとたったそれだけですが、ほんの数回深呼吸を繰り返すだけで、驚くほど気持ちがリラックスしている自分に気づくでしょう。 とはいえ、瞑想の時間を取れないほど気持ちに余裕がない状態は、脳にとって決してよい環境とはいえません。夜寝る前の10分でもいいので、静かに自分と向き合う時間を取るように心がけてください。 ◆瞑想の種類については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう 香り(アロマ)を生活に取り入れる 手軽に脳を活性化させたいなら、ぜひ香りを生活に取り入れてみてください。香りは私たちの心と体に深く作用し、なかでも記憶や感情といった人間の重要な機能によい影響を与えてくれます。 香りを感じた嗅細胞は情報をまず嗅覚野に送り、そこから嗅覚の電気信号が大脳辺縁系や視床下部に伝わります。大脳辺縁系の海馬や扁桃体は記憶や感情を、視床下部は自律神経を司っている非常に重要な器官です。 香りは、そういった重要な器官の働きを整えてくれます。なかでも、アロマが副交感神経を落ち着かせてくれる働きには特筆すべきものがあり、ストレスに悩む人はすぐにでもアロマを試してみてください。 なお、アロマのなかでなにかひとつだけオススメするとしたら、ラベンダーがオススメです。ラベンダーには抗うつ・抗不安作用※があり、軽い不眠や頭痛、胃腸系のトラブルに効果が期待できます。 ※参考:アロマと嗅覚、そしてストレス | 生物学科 | 東邦大学 会話を楽しむ 誰かと会話をするという行為は、脳を活性化し、さまざまな社会的スキルをレベルアップしてくれます。 会話というのは、じつは言葉だけで成り立っているわけではありません。有名な心理学上の法則「メラビアンの法則」では、コミュニケーションにおける影響度の割合を、以下のように提唱しています。 メラビアンの法則 言語情報7% 聴覚情報38% 視覚情報55% 会話の際には、話の内容が重要に思われていますが、じつは言葉による影響は7%しかないそうです。それよりも、口調や表情といった「非言語コミュニケーション」が93%も占めています。 普段意識はしていませんが、私たちが会話をするときには、相手の表情や話し方から言葉の裏にある意図を読み取ろうとして脳がフル回転しているのです。 もちろん、新しい情報を知る高揚感や孤独感の減少といった点も、脳の働きによい影響を与えてくれます。普段人と話す機会の少ない人は、会合やイベントなどに出席して、話す機会をどんどん増やしていきましょう。 料理を振る舞う 料理と聞けば、単純に「食べるものをつくる作業」というイメージがあるかもしれません。もちろん、食材を切る・炒める・煮る・洗うなど、作業もたっぷりおこないます。しかし、料理を完成させるまでには、考えなければならないことが山のようにあるのです。 献立の決定 材料選び 買い出しの準備 下ごしらえの段取り こまやかな火加減の調整 味つけの調整 キレイに見える盛りつけ 明日のレシピの選定 よく料理をする人が、「うーん、今日の晩ごはんは、なににしよう……」って悩んでいますよね。頭のなかを、何十個ものレシピがぐるぐると駆け巡っている状態は、まさに脳活そのものです。 鍋でお湯を沸かす間に材料を切り、別な食材をレンジで下ごしらえする。いとも簡単にやっているように見えますが、上記の行程をスムーズに進めるために、料理中の脳はフル回転しています。 もし、今までほとんど料理をしたことがないなら、週に2〜3回でいいので、ぜひ料理にチャレンジしてみてください。 ◆料理の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい認知機能ごとにオススメ脳トレーニングを紹介 楽器を習う もし、少しでも楽器演奏に興味があるなら、脳活として楽器演奏に取り組んでみてはいかがでしょうか。ピアノ・ギター、楽器の種類を問わず、楽器演奏は脳のさまざまな部位を同時に鍛えてくれます。 楽器演奏に関わりの深い脳の部位 楽譜を読む→後頭葉「視覚野」、側頭葉「ウェルニッケ野」 楽譜を覚える→前頭葉「前頭前野」 鍵盤やフレットの位置関係を確認→頭頂葉「頭頂連合野」 楽器を弾く→前頭葉「運動野」 上記はあくまでも一例ですが、鍵盤やフレットを押さえるだけでも、これだけの部位が連動して、はじめて成立するわけです。もちろん、いきなり独学で楽器を演奏するのは、少々ハードルが高いと思われます。なにもかもひとりで覚えようとすると、おそらくうまくいかなくて、すぐに挫折してしまう可能性が高いです。 幸い、今は楽器演奏を教えてくれるスクールが数多くあるので、まずはしっかりと基本を教えてもらいましょう。 ◆楽器の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 誰でも簡単にできる脳活トレーニングでいきいきライフを手に入れよう! 語学を学ぶ 語学は、私たちの言語機能・記憶力・集中力・感情コントロールなど、さまざまな認知機能を鍛えてくれます。ただ、外国語は小さい頃に学ばないと、流暢に話せるようにならないと思っている人が非常に多いです。 たしかに、ネイティブレベルを目指すなら、幼少期から多言語に触れたほうが圧倒的に有利でしょう。しかし、脳活が目的なら年齢はまったく関係ないし、何歳からはじめてもコミュニケーションに不自由しないレベルには問題なく到達できます。 語学学習の効能については、近年さまざまな研究により、ポジティブな結果が明らかにされています。たとえば、ケンブリッジ大学出版のサイト※には、語学学習が脳や神経系統のつながり強化に役立つと書かれていました。 こうした働きは、幼少期に外国語を学んだいわゆる「バイリンガル」だけに現れるわけではありません。高齢になってから学習をはじめた人にも、同じように脳神経ネットワークの発達が見られるそうです。 英語、中国語、スペイン語、言語はどれでも構いません。脳活を兼ねて、興味のある言語の勉強に取り組んでみてはいかがでしょうか。 ※参考:How learning a new language changes your brain | Cambridge English. あえて計算機を使わない 「最近、計算力が衰えてきたな」と感じたら、計算機を使わずに暗算に挑戦してみるのもオススメです。計算機は決して間違わず計算も速いのですが、その代償として、自分の計算力をまったく使わなくなってしまいます。 たとえば、15×12といったふた桁同士の掛け算式を、筆算を使わずに計算してみてください。「えっ、9×9までの掛け算なら暗算できるけど、ふた桁になるとちょっと……」と思った人も多いのではないでしょうか。 この計算は、以下のように1の位を0に振り分けると、比較的簡単に計算できます。 15 × 12 =(10+5)× 12         = 10 × 12 + 5 × 12         = 120 + 60         = 180 こういった自分の脳を使った計算は、たしかに面倒です。しかし、定期的に暗算する機会をもてば、計算力の衰えは最小限に食い止められます。 認知症の診断テストには、計算力も診断項目に含まれています。これは逆をいえば、計算力が落ちなければ認知症になりにくいということ。小学生向けのドリルで構わないので、自分で計算する機会をぜひ定期的につくってください。 脳活習慣を継続させる4つのコツ 正直なところ、脳活にはなんの強制力もありません。忙しくなり、内容にも飽きてくれば、多くの人はおそらくすぐにやめてしまうでしょう。それくらい、脳活の継続はむずかしいのです。 そこで最後に、脳活習慣を継続させるコツを4点紹介しておきます。せっかくはじめた脳活を継続していくためにも、ぜひ参考にしてください。 1.継続しやすい環境を整える 焦って脳活トレーニングへ飛びつく前に、脳活を快適におこなうための環境を整えてください。快適に楽しく過ごせる環境があれば、途中で挫折するリスクを最小限に減らせます。 まずは、脳活をおこなう場所を決めてしまいましょう。静かで集中できる場所が理想的ですが、自分がリラックスできる空間であれば、どのような場所でも構いません。自室でもカフェでも、自分にとってその場所が快適なら、それでいいのです。 次に、脳活をおこなう時間も決めておきたいですね。人によっては、朝の散歩がやりやすいだろうし、夜静かな時間帯に自室でじっくりと取り組みたい人もいるでしょう。時間帯も場所と同様に、本人が快適ならいつでも構いません。 ただし、毎回できるだけ同じ時間帯に設定したほうが、「そろそろ時間だから脳活の準備をしよう……」と、脳活をルーティン化しやすいです。 なお将棋や麻雀、ゴルフのようにメンバーを集める必要のある脳活は、継続という面でやや難があります。パズルや料理のようにひとりでできる脳活にも取り組むか、アプリを活用してひとりでも楽しめるように、いろいろと工夫をしてみてください。 2.好きなことや興味を持てることから取り組む 脳活を習慣にするためには、自分が好きなことや興味をもてることから取り組むと、うまくいきやすいです。 そういう意味でいうと、前述のとおり、趣味やゲームを脳活の入り口にするのは非常にいいアイデアだと思います。誰だって、興味のあることのほうが楽しんで取り組めますからね。 もちろん、内容はなんでもOKです。クイズやパズルゲーム、音楽やアートなど、本当に興味をもてるものにどんどんチャレンジしてください。 とはいえ、いくつか押さえておくべきポイントもあります。 頭脳系と作業系をバランスよく選ぶ 複数の脳活を並行しておこなう ときどき新しいことに取り組む 上記はすべて、脳活に飽きないための工夫です。いくら楽しくても、同じことばかりやっていたら、脳活の効果が薄れてしまいます。効果が感じられなければ、やはりすぐに飽きてしまうでしょう。 頭と体をバランスよく使い、いろいろな脳活で飽きを防止。さらに定期的に新しい刺激を与えれば、脳活を継続できる確率は大きくアップするはずです。 3.成果を見える化してモチベーションを維持 脳活習慣を続けるうえで、成果を見える化し、モチベーションを維持するのは非常に重要です。脳の活性化が目的なので、なにかしらの成果が感じられなければ、途中で嫌になってしまうでしょう。その点、少しでも自分の進歩が見えてくれば、継続する意欲が高まります。 まずは、脳活の成果を記録するのがスタートです。とはいえ、エクセルなど、手入力で記録するのは案外面倒なもの。もしやりたい脳活トレーニングのアプリがあるなら、ぜひアプリを活用してください。 ほとんどの脳活アプリには、成績や進捗を自動で記録してくれる機能が搭載されています。得意な面・苦手な面をグラフでわかりやすく表示してくれるので、次にやるべき内容がすぐにわかるのも嬉しいポイントです。 もちろん、いくら成果を目で確認できても、事前に脳活の目的を決めておかないと、あまり意味はありません。ゴールが決まっているから、これからなにをすればいいかがわかるんです。脳活における目標設定については、以下の記事でも解説しています。ぜひ読んでみてください。 脳トレ 誰でも簡単にできる脳活トレーニングでいきいきライフを手に入れよう! 4.他人へのライバル心をうまく利用する 前述のモチベーションと大きく関係する話ですが、他人へのライバル心をうまく利用できると脳活習慣は維持しやすいです。ゲームでも友達とスコアや順位を競い合えば、「負けないぞ!」とやる気が出てきますよね。脳活も、これと同じです。 適度なライバル心は、脳活を継続する原動力となり、目標達成へのモチベーションを高めてくれます。 ただし、過剰なライバル心は、ネガティブな感情を呼び起こしやすいので注意が必要です。負けたくないあまり、「あいつ失敗すればいいのに……」などと考えるようになったら、脳活という本来の目的から大きく外れてしまいます。 おそらく、人間関係にも悪い影響を与えてしまうでしょう。あくまでも、よい意味でのライバル関係に留めておくよう、心がけてくださいね。 まとめ 脳活(脳トレ)を習慣にできれば、必ずなにかしらのよい成果が感じられるはずです。ところが、脳活を継続できずに、途中でやめてしまう人も決して少なくありません。 今回の記事では、脳活のメリット、脳活の具体的な方法、習慣化のコツをしっかりとお伝えました。もちろん、すべてをいっぺんにおこなう必要はありません。ムリのない範囲で、できることから取り組んでみてください。 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.111】京都府 樽井 和子さん(salon Earth サロンアース代表、デトックス ヘナ ヘッドスパ アカデミー 代表、大学院研究室 技術補佐員 40代)   どんなお仕事や活動をされていますか? 身体と髪を健康に導くデトックスサロンとヘッドスパのスクールを運営し、 週に1回、大学院研究室で技術補佐員をしています。 瞬読を始めようと思ったきっかけは? 本を読むのが遅すぎるという、コンプレックスを解消したかったからです。 もともと速読に興味があり、過去2回、速読講座を受講した経験があります。 1回目は三日坊主で終わり、2回目は1年間通いましたが成果が出ず、終了しました。 また、仕事柄、知識を常にアップデートする必要があります。 たくさんの書物を読みたいと思いながらも、読書スピードが遅く、満足できるだけの情報が得られない日々が続いていました。 そんな中、「速読」とは全く異なる「瞬読」と出会い、私が求めていたものはこれだ!とピンときました。 瞬読を始めて変わったことは? 【1】3倍以上の読書スピード いつでもどこでも、オンラインでトレーニングできる神システムのおかげで、週2・3回のトレーニングを続けられました。 たった1か月半で2倍以上に、そしてあっという間に3倍以上以上のスピードで読めるようになりました。 その結果、溜めに溜めていた大量の本を、サクッと読めるようになりました。 【2】考え方・生き方の大きな変化 本を読むスピードがアップしたので、隙間時間にビジネス書を読めるようになり、仕事上で必要な知識を増やすことができました。 自己啓発本など、今までに読んだことがないジャンルの本を読む時間もできたので、色々な考え方に触れることができ、自分自身の生き方まで変わりました。 【3】右脳の活動量が大幅アップ トレーニングを始めてから、脳波測定器にて脳波を測定してもらう機会がありました。 なんと瞬読トレーニング中は、左脳の動きがストップし、右脳だけが大幅に活動しているという状態になりました! それを見た測定者が、装置を取り付け間違えたかと思われたほどでした。 ですが、瞬読トレーニングが終わると左脳が普通に動き始めたので、決して取り付け間違いではなく、まさに私の脳が右脳ぱっかーんになったことが証明された瞬間でした。 可視化されたデータのおかげで、ますますトレーニングが楽しくなり、瞬読を続けるきっかけになりました。 瞬読はどんな方におすすめですか? ◆他の速読法でダメだった方 ◆楽しいことが大好きな方 ◆長続きしない方 ◆なかなかまとまった時間が取れない方 ◆まだ見ぬ、新しい自分に会いたい方 瞬読おすすめの最大のポイント! 何より、私が瞬読で凄いと思っていることは、素晴らしいコミュニティの存在です。 まずは、代表の山中恵美子さんの熱い想いが込められたお話を、毎週聞くことができます。 常に前を向き、新しいことに挑戦されているそのお姿は、学ぶべきことで溢れています。 そして、山中恵美子さんの背中を見て育った瞬読受講生は、とにかくすごい方ばかり! そんな素晴らしいコミュニティに所属できることは、私にとってとても価値のあることです。 さらに、瞬読でつながった仲間は、何ものにも代え難い宝となっています。     【樽井さんのお仕事内容】 ◆salon Earth サロンアース https://salon-earth.jp ◆デトックス ヘナ ヘッドスパ アカデミー https://school.salon-earth.jp/ ◆Facebook https://www.facebook.com/kazuko.tarui.3 ◆Kindle電子書籍 『絶対に失敗しない副業・起業のすすめ 〜驚異のリピート率95%!愛されサロンの秘密〜』 https://www.amazon.co.jp/dp/B09V86XQ38 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.110】東京都 海老根妙子さん(鍼師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、ライター 60代) 瞬読を始めようと思ったきっかけは? 【1】本を速く読みたい 日常的にたくさん本を読みますが、読みたい本の量に読書スピードが追いつかなくなりました。 その結果、積読が増え続けてしまい、もっと速く読みたい!と思うようになりました。 【2】読んだ内容を記憶に残したい 読書は楽しいけれど、知識として残っている実感が無いため、時間とお金をかけて本を読む意味があるのだろうか、と悩んでいました。 そんな時に、『瞬読』を知りました。 今まで「速読」を避けていた私が、なぜか説明会を聞いてみようと思ったんです。 ゲーム感覚で楽しめて、短時間でできる“脳力”開発メソッドに、とてもワクワクして、迷うことなく受講を決めました。 瞬読を始めて変わったことは? 【1】本を読むスピードが、2倍にアップ! トレーニングを始めた時期に、2ヶ月間で大量に本を読む必要があり、その時「速くなっているかも」と気づきました。 本の種類によってかなり差はありますが、一般的な自己啓発系の書籍であれば1時間程度で読めたので、トレーニング前よりも2倍くらい速くなったかもしれません。 【2】暗記力アップ! 一般的に記憶力が低下していくと言われる年代ですが、まったくそれを感じません。 それどころか、長い間、記憶することが苦手でとても苦労していたのに、最近は映像で記憶できるようになりました。 覚えようと努力しなくても、勝手に覚えてしまう、楽しい現象が起きています。 【3】記憶力アップ! 最新情報や類似の情報をたくさん集めるために、多くの本を読むにも関わらず、その本の概要が記憶に残るようになりました。 読書後、必要な情報を確認することが、本当に楽になりました。 瞬読は、どんな方におすすめですか? たくさん本を読みたい本好きの方、本をたくさん読む必要のある方、そして子どもたち! 今より速く読めるようになり、記憶に残りやすくなるので、おすすめです。 また、全ての教育課程に瞬読プログラムを取り入れて、全ての子どもたちに「瞬読」を習得してほしいです。 理解力が上がるので、学ぶことがきっと楽しくなる! 瞬読をご検討中の方におすすめポイント 【1】心地よいコミュニティに参加できる! 瞬読を始めて驚いたこと。 それは、コミュニティがとても心地よかったことです。 驚くほどに懐の深い方々の集まりで、あっという間に馴染めました。 また、毎朝行われている朝活や、単発のイベント、交流会でも、とにかくwelcomeな空気で満たされています。 そして、たくさんあるイベントも、誰もが自分のペースで楽しめるゆる〜い感じが、いいですね。 【2】質の高い「チャンス」が提供される! 代表の山中恵美子さんから、提供されるチャンスの数がすごい。 惜しげもなく、驚くほどたくさんのチャンスが提供されます。 提供された「チャンス」をどう活かすかは、自分次第。 私は好奇心が旺盛なので、最初から躊躇なく、チャンスをいただき行動していきました。 その結果、これまでに出会ったことのない世界の方々と、短期間でたくさん出会えました。 さらにその出会いが、次のチャンスを呼び寄せています。 短期間で読書スピードが上がったり、記憶力が良くなっただけでなく、現在進行形で、人生が変化しています。 失敗も沢山ありましたが、新しい事へのチャレンジで失敗は大切な学びだと思って、恐れずに行動し続けようと自分を励ましています。 このご縁には本当に感謝しています。 ### ゴールデンウィーク休業のお知らせ(2023年)   平素は格別のご愛顧くださり心より御礼申し上げます。 下記のとおりゴールデンウィークの期間は休業させていただきます。     ▼ゴールデンウィーク休業期間 2023年4月29日(土)~5月7日(日) ※5月1日(月)と5月2日(金)は通常通りとなります。     お問い合わせは受け付けておりますが、 休業中にいただいたお問い合わせにつきましては、 翌営業日より順次ご回答させていただきます。   皆様にはご不便をお掛けしますが、 何卒よろしくお願いいたします。   ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.109】東京都 菱沼真さん(代表取締役 30代) 世界を飛び回っている菱沼真さん。 どんな仕事や活動をされていますか? Webに特化した広告・マーケティング業、 加えて、航空会社の「マイル」を活用して、お得に国内外への旅行、 世界一周へ行く方法について 個人・法人さん向けに全国でセミナー、コンサルティングを行っています。 受講生は全国で700名を超えます。 瞬読を始めようと思ったきっかけは? 「もっと効率的にたくさんの本を読みたい!」 「様々な知識、先人の知恵にたくさん触れたい!」 と思ったからです。 幼少期から、本を読むことが大好きです。 小学生の一時期、不登校になったときは、図書館と図書室が友達でした。 その時は、毎日多くの本を読んでいました。 社会人になり、本を読む時間が限られてきて 昔みたいにもっとたくさんの本が読みたい!という気持ちが強くなった時に、瞬読に出会いました。 瞬読を始めて変わったことは? 本を読むスピードが速くなり、人生が変わりました! 【1】本を読むスピードが、3倍以上アップ! 本のジャンルにもよりますが 本を読むスピードは、3〜5倍ほど速くなりました。 1冊3時間かかっていたのが、1冊約30分に! 【2】仕事も大幅に効率アップ! 瞬読の右脳を使ったトレーニングにも惹かれました。 実際にトレーニングを重ねると、文章を読むスピードはもちろん、読解スピードが上がりました。 その結果、メール、LINE、各種業務の書類などの、処理能力が上がっていき、仕事の効率が上がりました。 【3】趣味の幅がぐんと広がった! 日頃、様々な情報収集を行っており 毎年ジャンル問わず、いろいろな分野のセミナー、勉強会に参加しています。 新しい分野に興味を持った際、 その分野の本を、2〜3冊ざっと読めば概要を理解できるようになりました。 瞬読は、どんな方におすすめですか? 「瞬読」は子どもからご年配の方まで、すべての方にお勧めです。 70代の親戚と、小学生の甥っ子とも一緒にトレーニングをしています。 70代でも明確に効果を感じることができました。 小学生の甥っ子は、劇的に読書スピードが上がり、 図書館の本を夢中になって読むようになりました。 授業のスピードを、ゆっくりと感じるようになったそうです。 僕自身、小学生のとき、「瞬読」に出会っていれば 年間100冊以上の本が読めたかもしれません。 これからの人生で、今まで以上の本や情報に出会えるのかと思うと、 心の底からワクワクします。 いつの日か、子どもと一緒に取り組みたいもの。 それが「瞬読」です。 「瞬読」を通して 本を読む楽しさ、世界の広さを子どもと一緒に体験したいです。 【菱沼さんのお仕事内容】 航空会社のマイルを活用して、お得に国内外への旅行、 そして世界一周旅行をする方法について、発信されています! 菱沼さんの各SNS、是非チェックしてみてくださいね! ■LINE公式アカウント ■YouTube ■Facebook ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.108】愛知県 濱田耕司さん(薬剤師 60代) 60代現役で薬剤師をされている濱田耕司さん。 どんな仕事や活動をされていますか? 調剤薬局で管理薬剤師をしています。 ファイナンシャルプランナーのCFP資格(国際資格)も取得し、 2ヶ月に1回SG(スタデイグループ)の勉強会に参加しています。 瞬読を始めたきっかけは? 薬の専門書以外に、様々な本や雑誌を多く読みたかったからです。 仕事柄、患者様といろいろなお話をします。 健康のこと、悩み事、経済のこと…などが話題になります。 元々、薬の専門書は多く読んでいましたが、薬以外の話題はなかなかついていけないので、興味関心の幅を広げるためにも、様々なジャンルの本を読みたい!と考えていました。 しかし、日々忙しく、本を読む時間は取れませんでした。 悩んでいたそんな時、瞬読に出会いました。 瞬読を始めて変わったこと 以下3点の大きな変化がありました。 【1】1冊30分&仕事の時間短縮! 1冊2時間で読み終わらなかった本が、1冊30分で読み終わるようになりました。 読める本の冊数が増えたことで、興味関心の幅も広がり、患者様とどんな話題でもスムーズに会話を楽しめるようになりました。 また、瞬読で脳が活性化され判断スピードが上がったので、患者様の情報を記録するスピードが速くなりました。 【2】英語の予習時間が短縮! 英語の勉強のため、ラジオビジネス英語を瞬読に出会う前から聞いていました。 テキスト1週間分の予習に40分かかっていたところが、瞬読を習得してから25分で終わるようになりました。 【3】性格の変化 人とのコミュニケーションに自信が持てるようになったことで、前向きな性格になりました。 趣味のサイクリングでは、より長距離にチャレンジするようになり、新しい場所へ行きたい意欲も高まりました。 2級トレーナーを目指すきっかけは? 瞬読がきっかけで起こった自分の成長体験を、もっと多くの方に体験していただきたいと思ったからです!   瞬読をどんな方におすすめしますか? 好奇心の強い方、仕事や勉強の処理能力を上げたい方にお勧めです。 瞬読は本を速く読むためのものだけではありません。 自分の未知なる可能性に挑戦する前向きな人達との出会いがあり、新しい人生の扉が開くキッカケにもなります。 ぜひ、一緒に新しい挑戦をしましょう! ### 立体パズルから瞑想まで!空間認識能力を鍛える9つのトレーニング方法 普段ほとんど意識することのない、空間認識能力。しかし、空間認識能力がレベルアップすれば、日常生活や仕事のパフォーマンス向上に繋がります。 当記事では、立体パズル・3Dゲーム・瞑想など、楽しみながら効果的に空間認識能力を鍛える9つの方法を紹介します。最後まで読めば、あなたに最適なトレーニング方法が必ず見つかるはずです。レベルアップした空間認識能力を武器に、仕事や勉強でどんどん結果を出していきましょう。 いま空間認識能力が注目されるその理由とは 空間認識能力が注目されている最大の理由は、ひと言でいえば、現代社会で空間認識能力を活用できる技術が急速に普及してきたからです。 一時期ポケモンGOが、社会的ブームとなりましたよね。ポケモンGOは「AR」とよばれる仮想空間技術を使っており、現実世界と仮想世界が重なる新しい空間世界に、当時誰もが驚いたものでした。 またゴーグルを装着して、その場にいながら仮想空間内を360°自由に動き回れる感覚を味わえる、「VR」という技術も近年かなり普及しつつあります。 世界中で評価されるゲーム、クリエイティブ業界でも、2Dから3Dへ、技術の移行がはじまっています。立体的にものごとを捉える訓練をしていない人は、これからクリエイターやデザイナーといった人気の仕事に就くことはむずかしくなっていくでしょう。 さらに、空間認識能力の高い人は、勉強や学習や仕事においても大きな成果を出しやすい傾向にあります。物理的な空間ではなく、もっと広い意味で、立体的多角的にものごとを分析判断できるからです。 このように、空間認識能力の有無によって、これからの人生(とくに仕事)の選択肢が大きく変わってきます。だから今、空間認識能力が注目されているのです。 できるだけ早いうちから取り組みたい!空間認識能力を鍛える9つの方法 さいわいなことに、空間認識能力を鍛えれば、しっかりとレベルアップしてくれます。もちろん、1日や2日では結果が出るはずもなく、少なくとも半年は継続して鍛える必要があるでしょう。今回は誰でも続けられるオススメの方法を9つ紹介します。 1. 立体パズルや立体模型をつくる 立体パズルや立体模型作成は、空間認識能力を鍛える効果的な方法のひとつです。立体パズルは、立方体や球形などの形状をしたピースを組み合わせて、特定の形に仕上げるゲームです。 立体模型でもっとも有名なのは、プラモデルでしょう。ペーパークラフトやプラスチック製ブロック玩具も、人気があります。とくに子どもは、プラスチック製ブロック玩具が大好きですよね。 どの方法を選ぶにせよ、こういった手先を使って立体を組み立てる作業は、私たちの空間認識能力を思い切り鍛えてくれます。こまかいパーツをひとつずつ丁寧に組み立てるので、立体がどのように構成されているのかを瞬時に把握できるようになるんです。 米バージニア大学のJamie J. Jirout助教授によれば、子どもの空間的思考は、ブロックでの組み立てやパズルの組み立てなど、立体的な素材での遊びから発達するそうです※。小さな子どもがいる家庭なら、ぜひ家族みんなで立体パズルや立体模型にチャレンジしてみてください。 ※参考:Jamie J. Jirout | University of Virginia - School of Education and Human Development 2. 3Dゲームをプレイする 3Dゲームは、空間認識能力を鍛えるのに最適ともいえるアクティビティです。3Dゲームでは、プレイヤーが仮想の3次元空間を操作し、目標達成や問題解決を目指します。 今や数多くの3Dゲームが発売されていますが、「マインクラフト」や「ポータル」といった有名ゲームは、やはりクオリティが非常に高いです。 「マインクラフト」は、小学生に大人気の、3Dブロックゲーム。草原や砂漠など荒涼とした世界のなかで、ブロックを組み合わせて建物や道具を作り、サバイバル生活をしていきます。 また「ポータル」は、空間移動やオブジェクトの配置を利用してパズルを解くゲームで、名作中の名作と評価が非常に高いです。 いくら空間能力が鍛えられるといっても、ゲーム自体がおもしろくなければすぐに飽きてしまいますからね。その点、こういった古典的な名作には、やはり支持され続けるだけの魅力があります。楽しみながら空間認識能力を鍛えたい人に、こういった3Dゲームはかなりオススメです。 3. ボードゲームをする ボードゲームは、3Dゲームにはないアナログな楽しさを味わいながら、空間認識能力を鍛えられます。ひと言でボードゲームといっても、大きく「戦略系」と「パズル系」の2種類があるので、まずは自分に合いそうなほうから試してみるとよいでしょう。 戦略系の代表的なゲームとしては、「チェス」や「将棋」が有名です。両者には立体的な視点はなく、代わりに平面的な空間認識能力が求められます。対戦ものなので、相手のコマの強さや位置関係を把握し、フィールド全体を考えて戦略を練らないと、なかなか勝てません。 パズル系なら、「ウボンゴ (Ubongo)」や「ディメンション(Dimension)」がオススメです。 ウボンゴは、テトリスのようなL字型やコの字型のピースを使い、お題に沿ってパズルを完成させます。お題が毎回変わるし、時間制限があるので、短時間に正しい形の組み合わせを見つけ出すよい訓練になります。 ディメンションは、カードの指示に従い、5色の異なるボールを積み上げていくシンプルなゲームです。ただし、「青のボールを使えるのは1個だけ」「白とオレンジは接してはいけない」といった厳しい指示どおりに正解を見つけるのは、なかなか大変です。 でも、このカードの指示による制限があるから、脳はより強い刺激を受けるんですよね。空間把握能力だけでなく、直感力や論理的思考や集中力が問われる、個人的にイチオシの脳トレゲームです。 4. 好きなスポーツに取り組む 空間認識能力を鍛えるなら、バスケットボールやサッカーといったスポーツも、かなりオススメです。多くのスポーツでは、ボールや選手の位置を把握して、それらの動きや速度を予測しないとうまく対応できないため、自然と空間全体を意識するようになります。 バスケットボールでは、選手の位置関係やボールの動きを素早く判断し、パスやシュートのタイミングを計る必要があります。サッカーも同様に、105m×68m(FIFA基準)のフィールドいっぱいに広がった選手のポジションを考えながら、一瞬で次の行動に移らなければなりません。 しかも野球やテニスなど、どんな球技も、高さまで計算してプレイすることが要求されます。そう考えると、スポーツって、本当に頭を使う競技ですよね。 もちろんスポーツは、心身もしっかりと鍛えてくれます。スポーツが習慣化すれば、強靭な肉体が自分に自信を与えてくれ、少々のことでは動じないタフなメンタルも手に入るでしょう。 ◆スポーツが脳に与える影響については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ これなら途中で挫折しない「子どもにオススメな脳トレ7選」 5. 瞑想をして内なる自分と向き合う 瞑想が、空間認識能力に効果的と聞けば、不思議に思う人もきっと多いでしょう。たしかに瞑想には、スポーツや絵画のような、空間認識能力との明確な関係性が見えにくいですよね。 瞑想の種類は、世界中で数百種類もあるといわれていますが、どの瞑想法もやることはほぼ同じです。目をつぶって座り、心を落ち着かせ、内なる自分と向き合います。 しかし、空間認識能力を鍛えるのが目的なら、「ボディスキャン瞑想」を断然オススメします。ボディスキャン瞑想は有名なマインドフルネス瞑想の一種で、頭から足まで体の各部位に意識を向け、体と心をリラックスさせる瞑想法です。 普段私たちは、自分の体の存在をほとんど意識していないでしょう。ボディスキャン瞑想中は、手足の先から頭のてっぺんまで、意識が体全体に向かいます。このボディスキャンを習慣化すると、体の位置感覚が研ぎ澄まされてくるんです。 広い空間のなかの、どういうポジションに今自分が存在しているのか、そういう意識が私たちの空間認識能力を磨き上げてくれます。興味をもった人は、ぜひマインドフルネス関連の書籍を読んでみてください。 ◆メディテーション(瞑想)のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 6. ダンスを習う ダンスをやったことのない人は、とにかく自分の体を動かすことに精一杯なはず。ただ、早い段階で空間の使い方や他人との位置関係を考えながら踊れるようにしないと、いつも誰かとぶつかってばかりという状況になってしまいます。 でも、安心してください。ダンスがうまくなれば、自然と空間認識能力もレベルアップします。クラシックバレエ・ヒップホップ・社交ダンス、ダンスの種類はなんでもOKです。どのようなダンスでも、成長とともに、空間の使い方がわかってきますので。 空間認識能力を鍛えるという意味では、パートナーと一緒に踊る社交ダンスはオススメです。常にパートナーとの位置取りを考えながら踊るので、より深く位置取りや自分の体のサイズ感に気を配るようになります。 また、ダンスは身体の柔軟性や筋力も向上させ、心身の健康を促進してくれます。体を動かしたいけど球技はちょっと、という人にダンスはうってつけです。 7. 地図を使って平面から立体をイメージする 地図を使って平面から立体をイメージするのも、空間認識能力を鍛えるとてもよい方法です。そもそも地図は、実際の地形や建物を平面的に表現したものであり、正確な内容を知るためには、地図上の情報を立体的な空間に変換する能力が求められます。 以前別記事で、地図アプリを使った仮想旅行をオススメしました。平面地図と実際の画像を簡単に比較できるので、自宅にいながら旅行気分を味わえます。 ただ空間認識能力を鍛えたいなら、地図上でルートをたどる際に、出発地から目的地までの道のりや交差点・曲がり角をイメージしながら進んでください。そうしないと、たんに「あー、きれいな街並みだね」で終わってしまいます。 平面から立体への変換に重きを置く場合、「地形図を用いたハイキング」もいいですね。地図上の等高線や記号を解釈し、実際の立体的な地形をイメージしながら歩けば、間違いなく空間認識能力は向上します。 お金もかからず、自宅でいつでも気軽にできますので、ぜひお時間のある際にでもいちどやってみてください。想像以上におもしろくて、きっとハマると思いますよ。 ◆地図を使った脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレの種類を使い分けて脳の劣化を効果的に食い止めよう 8. 絵を描く(とくにデッサン) 絵を描くこと、とくにデッサンは、空間認識能力を鍛える効果が非常に高いといわれています。デッサンとは、対象物を観察し、その形状や構造、陰影を正確に描写する技法です。描写する対象はなんでもよいので、花瓶や果物といった「静物画」や「風景画」「人物画」など、好きなものを選んでください。 対象を問わずデッサンでは、物体の形状や配置・光の当たり具合を観察し、きちんと立体感を表現しなければなりません。対象物と距離のある風景画の場合、遠近法や透視法を使い、奥行きの表現にも留意する必要があるでしょう。 人体画はとにかくポーズが複雑なので、今回紹介した対象物のなかでは、もっともむずかしいかもしれません。 いずれにしても、デッサンを繰り返し練習すれば、対象物の立体的な構造を理解し、平面上にうまく変換する能力が強化されます。なにかひとつだけ脳トレを選ぶとしたら、個人的にデッサンをオススメしたいくらい、その効果は大きいです。 ◆絵画の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳を鍛えるなら断然脳トレがオススメ 9. 目のトレーニングをおこなう 空間認識は、当たり前ですが、目から入る視覚情報と密接に関係しています。だから、手っ取り早く空間認識力を鍛えるには、目をトレーニングするのが一番確実です。目の筋肉を鍛えれば視力の衰えも最小限に抑えられるし、視野の拡大も期待できます。 ただし、いくら目のトレーニングだからといって、「目を左右上下に素早く動かす」「遠くと近くを交互に見る」といった方法はあまりオススメしません。理由はシンプル。すぐに疲れて、トレーニングそのものがイヤになってしまうからです。 手前味噌のようですが、トレーニングの継続という面でいうと、私の指導する右脳速読のメソッドがダントツで目に優しいと思います。目をぐるぐる動かすことなく、右脳のイメージ化の能力を使ってものごとを見ていくので、長時間目を使ってもまったく疲れません。 本を1冊5分で読め、記憶にも残りやすく、おまけに目も疲れないのが右脳速読法です。右脳速読の詳細については、別記事で詳しく紹介しているので、ぜひしっかりと確認しておいてください。 ◆右脳速読のしくみとメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 まとめ 今回は、立体パズルや目のトレーニングなど、空間認識能力を鍛える方法を9つ紹介しました。すべての方法に取り組めるならベストですが、どれかひとつだけでも、十分効果が期待できます。 決して欲張らず、継続を一番に考えて、無理のないスケジュールで取り組んでいきましょう。 ### 脳の衰えを予防する6つの習慣とは? 誰でも、年齢を重ねるごとに、脳の衰えが気になってくるものです。脳の衰えは、加齢や生活習慣によって引き起こされる現象ですが、適切な対策を講じれば十分に予防は可能です。 当記事では、脳の衰えに関する基本知識や、脳の衰えを予防する具体的な方法を6つ紹介していきます。脳の衰えに不安を感じている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。必ず参考になる箇所が、見つかるはずです。 脳の衰えについて知っておくべき基本知識 日常生活に支障が出るほど脳の衰えが進行すると、もう文化的な生活は遅れなくなると考えておくべきです。後半戦で脳の衰えを遅らせる具体的な方法を紹介しますが、その前に衰えを引き起こす原因やデメリットをしっかりと理解しておく必要があります。 この章では、脳の衰えに関する必要事項をわかりやすく解説します。ひとつずつ、じっくりと確認してみてください。 そもそも脳の衰えとはどういう状態を指すのか? 脳の衰えというのは非常に漠然とした表現ですが、加齢やストレス・生活習慣などの影響により、脳機能が低下しはじめる状態を指すのが一般的です。具体的な症状としては、以下のようなものがよく見受けられます。 記憶力の低下 集中力の喪失 判断力の低下 反応速度の遅れ 言語機能の低下 計算間違い 上記のような症状が強くなると、日常生活においてさまざまな問題を引き起こす可能性があるため、早期の対策が重要です。 また、脳の衰えが進行すると、認知症やアルツハイマー病のリスクも高まります。一旦進行すると回復はむずかしいため、機能が正常なうちに、日頃から脳の衰えを予防する習慣を取り入れることが大切です。なお、脳の衰えによるデメリットや予防方法については、のちほど詳しく解説します。 脳の衰えの原因とは? 脳の衰えは、なにかひとつだけ突出した原因によるものは少なく、さまざまな原因が絡み合って引き起こされるのが普通です。主な原因としては、前述のとおり、加齢・ストレス・不健康な生活習慣などが挙げられます。 私たちの脳は、加齢とともに萎縮がはじまり、65歳ころになると目に見えて萎縮がわかるレベルにまで進行するそうです。脳細胞が減少し、脳全体が縮めば、脳機能が衰えるのも当然といえます。 また、長期的なストレスは脳に悪影響を与え、記憶力や集中力の低下を引き起こします。さらに運動不足や不規則な食生活、喫煙・アルコールの過剰摂取といった不健康な生活習慣も、脳の衰えを加速させる大きな原因です。 脳の衰えを少しでも遅らせるには、できるだけ早いうちに、こういった原因に対して適切な対策をおこなっていかなければなりません。 脳の衰えにより受けるデメリット 脳の衰えが進むと、日常生活や仕事において、さまざまなデメリットが生じます。もっとも大きな影響があるのは、やはり記憶力の低下でしょう。 年齢相応の物忘れなら、情報の整理や新しい知識の習得が多少むずかしくなる程度で、日常生活に支障をきたすことはほとんどありません。しかし記憶力の低下が進行すると、認知症のリスクが一気に高まります。 集中力の喪失も、脳の衰えが原因で発生する典型的な症状です。集中力が不足すればなにをしてもミスが多くなり、ものごとがうまく回りません。仕事上でこういったミスが続けば、信用を失い、最悪仕事も失ってしまう可能性があります。 そのほかにも、判断力低下や反応速度の遅れなど、脳の衰えによるデメリットを挙げたらきりがありません。 いずれにせよ、脳の衰えがもたらすこれらのデメリットは、生活の質や仕事・人間関係に大きな影響を与えます。さらに認知症を発症すれば完全な回復はほぼ望めないため、早急に日々の習慣を見直し、適切な対策を実践していくことが求められます。 脳の衰えに関する主な調査結果 脳の衰えについては、まだ解明されていないことも数多くあるのが実情です。ただ生活習慣の改善により、脳の衰え(認知症状含む)を予防することは可能であるとの研究結果も、多数発表されています。 今回は、NIH(アメリカ国立衛生研究所)の発表※を紹介したいと思います。NIHのサイトを調べると、健康的なライフスタイルを選択することで、認知症のリスクを低減できる可能性があると提言しているページが見つかりました。 認知症リスクを軽減する主な生活習慣 ■ 高血圧をコントロールする ■ しっかりと睡眠をとる ■ 健康的な食生活を心がける ■ 継続して運動をおこなう ■ 家族・友人とコミュニケーションをもつ 上記に取り組めば必ず改善できるわけではありませんが、なにもしないよりは、確実に生活の質がレベルアップするのは間違いありません。あまりむずかしく考えずに、生活環境の改善に取り組んでみるのが賢い選択だと思います。 ※参考:Making Healthy Lifestyle Choices May Reduce Your Risk of Dementia | National Institute on Aging 脳の衰えを遅らせる具体的な方法 前述のとおり、生活習慣を改めれば、脳の衰えを最小限に抑えられる可能性があります。今回紹介する内容は、脳だけでなく体全体の健康にもよい影響を与えてくれるものばかりです。まずは気になるものから、ひとつずつじっくりと取り組んでみてください。 定期的に体を動かす 脳の衰えを予防するためには、定期的な運動が欠かせません。運動は全身の血行を改善し、脳に大量の栄養素(ブドウ糖)と酸素を送り込んでくれます。 また、適度な運動は、ストレスホルモン「コルチゾール」の分解を促進してくれます。ストレスを感じると、人間はストレスに対抗しようとコルチゾールを分泌して、体と心を興奮状態に保とうとするんです。 通常はストレスが解消されるとコルチゾールも減少するのですが、ストレスが慢性化すると、コルチゾールは慢性的に分泌され続けます。そうなると、いつまでたってもストレスは解消されず、常に緊張した状態を強いられることに。 そういう状態を元の状態にリセットしてくれるのが、運動なのです。なかでも、ウォーキング・ジョギング・水泳・自転車といった有酸素運動には、コルチゾール分泌を適正なサイクルに戻してくれる働きが期待できます。 運動量としては、ハードな運動を毎日こなす必要はありません。1回30分の運動を、週に3回程度おこなえば十分効果を発揮してくれます。 ◆運動が脳に与える影響については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 バランスのよい食事を心がける 脳の衰えだけでなく、体を健康に保つには、なにを置いてもバランスのよい食事が重要です。よく脳の栄養素はブドウ糖だけと思われがちですが、タンパク質やビタミン・ミネラルが不足すると、セロトニンやドーパミンといった脳内の神経伝達物質がうまく分泌されません。 忙しいと、ついおにぎりやラーメンのような、炭水化物中心の食事になりがちですよね。そういう場合でも、サラダチキンのようなタンパク質と、ビタミンを豊富に含む果物や野菜を一品ずつプラスしてください。それだけでも、食事のバランスはかなり改善されます。 ほかには、オメガ3脂肪酸が豊富な魚類(サーモン、マグロ、サバなど)や、ナッツ類(くるみ、アーモンドなど)もオススメです。 反対に、高脂肪や高糖質の食品、過剰な塩分摂取は避けてください。とはいえ、ごはんや麺類のような高糖質の食品は、主食なのでなかなか減らせないという人も多いでしょう。 どうしても主食を食べすぎてしまう人は、玄米に変更してみるのもひとつの方法です。噛む回数が自然と増えるため、腹持ちがよく、少量で満足できます。 ◆バランスのよい食事については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 7〜8時間の良質な睡眠を習慣化する いうまでもなく、良質な睡眠は脳の健康に不可欠です。睡眠不足で頭がぼーっとしている状態では、脳が正常に機能してくれるわけがありません。 個人差があるにしても、最低でも7時間、できれば8時間以上の睡眠を確保したいところ。もちろん、ただ長時間眠ればいいというものではなく、安定した良質な睡眠であることが大切です。 また、人間の脳は、レム睡眠中に記憶の整理をおこないます。レム睡眠はひと晩あたり約4〜5回しか発生せず、明け方になるほど1回あたりの睡眠時間が長くなります。じつは、この明け方に近いレム睡眠時に、もっとも記憶の整理が活発になるといわれているのです。 つまり、睡眠時間が短いと、記憶の整理が不十分なまま朝を迎えることになります。 良質な睡眠のためのポイント 21時以降はできるだけ、飲酒・喫煙・カフェインを避ける 就寝2〜3時間前にぬるめのお湯に浸かる 就寝前にスマホは見ない 部屋を暗くして温度調整もしっかりとおこなう 上記に留意して、しっかりと8時間睡眠を目指していきましょう。 ◆睡眠の効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「脳年齢若返りに効果的な5つの方法」科学的根拠も紹介 脳トレで脳に刺激を与える 脳の衰えが気になりだしたら、ぜひ脳トレに挑戦してみてください。脳トレは脳機能の回復とは関係ないという説もあるので、なかには脳トレ効果を疑問視するかたもいるかもしれません。たしかに、脳トレの効能については、まだハッキリしない部分もたくさんあります。 しかし一方で、脳トレの効果を提言するデータが数多く存在するのも、また事実です。少なくとも脳の働きをサポートしてくれるのは間違いないのですから、気軽に試してみればいいのではないかと思います。 脳トレとひと言でいっても、クロスワードパズル・間違い探し・計算ゲームなど、その種類はさまざまです。人によっては、漢字穴埋めをイメージするだろうし、麻雀や将棋を脳トレと捉える人もいるでしょう。 脳への影響という意味では、ウォーキングや筋トレといった、体を動かすトレーニングも立派な脳トレです。あるいは家事すらも、やりかた次第で極上の脳トレとして機能してくれます。 さらに、今はあらゆる種類の脳トレが、アプリとして入手が可能です。アプリならスマホ1台で、いつでもどこでも気軽に脳トレが楽しめます。別記事で、鍛えたい内容別に脳トレアプリを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。 ◆鍛えたい部位別オススメ脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 新しいことにチャレンジしてみる 脳の衰えを予防するためには、新しいことにチャレンジし、脳を刺激することが重要です。なにか新しいことに取り組むと、新しい情報を受け入れようと脳の神経回路が活性化し、柔軟性が向上します。 取り組む内容は、「新しい言語を学ぶ」「未経験の楽器をはじめる」「料理や手芸に挑戦する」など、なんでも構いません。ようは、脳が新鮮な刺激を受けられればいいのです。 そう考えると、旅行や地域のイベントに参加し、新しい文化や人々と触れ合うのもいいですよね。さらに、読書や映画鑑賞・芸術鑑賞といったアート的な領分も、非常に大きな刺激が期待できます。なにか資格の勉強をしてみるのも、オススメです。 もちろんひとりで黙々と頑張るのもいいし、友人や家族と一緒に取り組めば、お互いに競い合うよい意味でのライバル心が上達をサポートしてくれます。 いずれにせよ、新しい知識の習得は、やる気と自信をもたらしてくれます。今回の記事をきっかけに、ぜひなにか新しいことに挑戦してみてください。 ◆新しいことにチャレンジするメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 社交的な活動をおこなう 社交的な活動は、脳の衰えによい影響を与えてくれる可能性があります。もしいつもひとりでいたら、他人と会話をすることもなく、思考の幅は広がりにくいです。 ところが、社交的な場に参加すれば、否応なく人と交流しなければなりません。自然と自分以外の考え方や振る舞い方に接する機会が増え、脳は新しい刺激を受けます。 活動はどういったものでもよいのですが、趣味のサークルやスポーツチームあるいは地域のイベントなどは、気軽に参加しやすいでしょう。ボランティアも、異なる年代層と触れ合えるので、新たな視点や考え方を学ぶ絶好のチャンスです。 そういった集まりに参加しづらいという人は、まず家族や友人とコミュニケーションの機会を増やしてみてはいかがでしょうか。さいわい、SNSやビデオ通話を利用すれば、遠くにいる友人や親戚とも、簡単にコンタクトが取れます。 社交的な活動は、脳の衰えを遅らせるだけでなく、ストレスの軽減や人間関係の向上にもつながります。決して無理はせず、自分のペースで人と関わり、楽しみながら脳の健康を維持していきましょう。 アプリを活用して脳の衰えを予防しよう 脳の衰えを予防するには、脳トレが非常に効果的です。しかし、今まで脳トレに取り組んだことがない人からすれば、わざわざ脳トレに時間を割くのは少々面倒かもしれません。 そこで、ぜひ活用していただきたいのが、気軽に取り組みやすい脳トレアプリです。今回は、用途別にオススメの脳トレアプリを紹介していきます。 なお、別記事でも脳トレアプリを詳しく紹介しているので、ぜひそちらの記事も読んでみてください。 ◆分野別オススメの脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 記憶力向上を目指す脳トレアプリ「PEAK(ピーク)」 ※参考:「PEAK(ピーク)- 脳トレ」をApp Storeで 記憶力向上を目指す脳トレアプリのなかでも、「PEAK(ピーク)」はとくに注目に値するアプリのひとつです。 PEAKには、記憶力だけでなく、注意力・問題解決能力・言語力など、脳のさまざまな機能を鍛えるためのゲームやパズルが豊富に(45種類)用意されています。 しかも、これらはただのゲームではありません。ケンブリッジ大学やニューヨーク大学、エール大学など、名だたる世界の名門大学のスタッフが制作に携わっている、非常に本格的な脳トレゲームなのです。 無料でも十分楽しめますが、1日にできるゲーム数に制限があります。もし、継続して使ってみたいと思うのであれば、記録や分析機能をフル活用できる有料版にバージョンアップするのもよいかもしれません。 注意力や問題解決能力アップなら「Lumosity(ルモシティ)」 ※参考:「Lumosity: 毎日の脳トレゲーム」をApp Storeで 注意力や問題解決能力は、日常生活、なかでも職場でのパフォーマンスと大きく関係しています。もし、注意力や問題解決能力が不足していると周囲から判断されてしまえば、今後のキャリアにも影響が出てくるでしょう。 効率よくこういった認知能力を鍛えたいなら、間違いなく「Lumosity」はオススメです。Lumosityには、注意力ゲームや問題解決能力ゲームのほかに、スピード・記憶力・柔軟性・数学的能力に対するゲームが全部で30以上も用意されています。 Lumosityも前述のPEAK同様、有名大学の研究者が多数開発に関わっているそうです。そういった社会的信用も相まって、これまで14年間に1億人以上のメンバーがLumosityを利用しています。 なお、Lumosityのサイトから、Lumosityの効果に対する論文※1も読めます。興味のある方はぜひ確認してみてはいかがでしょうか。 ※1:Lumosity ブレイントレーニング:私たちの研究について 言語学習アプリで新しい言語を学ぶ「Duolingo(デュオリンゴ)」 ※参考:「Duolingo-英語/韓国語などのリスニングや英単語の練習」をApp Storeで ひと言で語学学習といっても、単語や発音、文法など、それこそ星の数ほどアプリがあります。そのなかでも今回紹介するDuolingoは、世界でもっともダウンロード(5億人以上)されている語学学習アプリです。 英語以外にも、スペイン語・フランス語・中国語など、40以上の言語が、なんと無料で学べます。 Duolingoの人気の秘密は、なんといっても「継続のための設計がしっかりしている」点でしょう。リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングという英語の4技能に対応しているし、ワンレッスンは10問程度なので、ちょっとしたスキマ時間に勉強できます。 また、ポイントによるランク付けや他の受講生との競争など、モチベーションを維持する仕掛けも満載です。DuolingoのキャラクターふくろうのDuoから、「勉強しようよ!」というリマインダーが届くと、疲れていてもやる気が出てくるんですよね。 これだけの多機能アプリが、完全無料なのですから、利用しない手はありません。語学学習を通して、脳の衰えをしっかりと予防していきましょう。 健康管理アプリで身体活動を記録する「FiNC(フィンク)」 ※参考:「FiNC ダイエットのための体重管理やカロリー計算アプリ」をApp Storeで 「FiNC」は、体重・食事・歩数・運動・睡眠・生理といった、およそ健康管理に必要な要素をまとめて管理してくれる、超便利な健康管理アプリです。 なんといってもすごいのは、記録されたデータを基に、AIが一人ひとりに合わせて的確なアドバイスをくれるところでしょう。面倒な食事の記録も、食べたものを写真に撮るだけで、自動的にカロリーや栄養素別にわけて表示してくれます。 スマホを持ち歩けば歩数も自動でカウントされるし、80種類もの運動に対応しているのも、嬉しいポイントですよね。 ただし、無料版だと市販食品のバーコード入力や、オリジナルメニューの記録ができません。栄養レポートの閲覧も可能になるので、本格的に利用をしたい人は、有料プラン(1か月480円)の利用を検討してみてください。 睡眠改善アプリで脳に質の高い休息を「Sleep Cycle(スリープ サイクル)」 ※参考:「Sleep Cycle: 睡眠トラッカーといびき録音アプリ」をApp Storeで 睡眠は、脳と体の健康にとって、もっとも重要といっても過言ではありません。徹夜したら、翌日頭がぼーっとして丸1日使い物にならなかった経験は、誰しも1度はしているのではないでしょうか。 質の高い睡眠を確保したいなら、「Sleep Cycle」は非常にオススメです。Sleep Cycleにある程度睡眠の記録が保存されると、AIが日頃の睡眠パターンを分析し、眠りの浅いレム睡眠時に起こしてくれます。 そのため、目覚まし時計のアラームで、深い眠りから無理やり叩き起こされたときの不快さを感じずに済むわけです。実際に体験してみるとわかりますが、本当に睡眠の満足度が違います。 また、良質な睡眠にとって、外部の騒音は大敵です。あまり気にしていない人も多いですが、車の音・雨音・話し声は、想像以上に私たちの睡眠を妨害します。Sleep Cycleには、均一な周波数で眠りをサポートしてくれる「ホワイトノイズ」も用意されています。 遮光カーテンで部屋を暗くして、ホワイトノイズを使えば、これまで味わったことのないレベルで朝までぐっすりと眠れるはずです。睡眠不足気味の人は、ぜひ試してみてください。 まとめ 脳の衰えを予防するためには、今回紹介した定期的な運動やバランスのよい食事などが効果的です。もし今回紹介した5つの方法を習慣化できれば、脳の衰えは最小限で済み、いつまでも健康で充実した生活を送れる可能性が高まります。 まずは、どれか気になるものから、ひとつずつ試していってください。 ### 脳トレでひらめきを活性化!5つの具体的なテクニックと習慣化のコツ 「最近、どうもマンネリ気味で、なにもよい考えが思いつかない」という悩みをおもちのかたは、脳トレでひらめき力を高めましょう。本記事では、ひらめきの活性化が期待できる、5つの脳トレを紹介します。 さらに、脳トレを継続するコツにも触れていくので、最後まで読めばひらめきを活性化する習慣が身につきます。もちろん、誰にでもできるものばかりなので、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。 ひらめきを活性化させるにはなぜ脳トレが効果的なのか ひらめきに効果的な脳トレを紹介する前に、なぜ脳トレがひらめきの活性化に有効なのか、その理由を解説します。やる理由が明確になると、脳トレに取り組む姿勢が変わってきますので、ここでしっかりと押さえてしまいましょう。 脳トレによる刺激が新しい神経ネットワークの構築を促進 脳トレをおこなうと、脳が日常生活では得られない強い刺激(よい意味で)を受けます。この刺激が、脳の神経細胞ネットワークの構築を促進してくれるんです。 神経細胞ネットワークが発達すれば、受け取る、あるいは発信する情報の伝達量も多くなるし、流れもスムーズになります。このように脳神経のポテンシャルが改善されれば、ひらめきや創造性を発揮しやすくなるわけです。 普段私たちの生活は、どうしても同じような行為の繰り返しになりがちです。学生や会社員なら、学校や会社にいかなくてはならないので、余計ルーティンワークが多くなります。 ルーティン化が進めばあまり考えずに済むので、脳も働きを最小限に抑えてしまいます。そういう状態の脳から、優れたひらめきなど生まれるわけがありませんよね。だから、脳トレで刺激を与えて、ひらめきが生まれやすい状態に脳を鍛える必要があるのです。 脳トレが脳機能の土台を整えてくれる 脳機能が正常に働いていなければ、創造性やひらめきは生まれてきません。前述のとおり、毎日同じような行動を繰り返していたら、脳の働きは少しずつ衰えていきます。だから、脳トレを定期的におこなって、脳機能の働きを正常な状態に整えていく必要があるのです。 たとえば、ウォーキングのように体を動かすタイプの脳トレを取り入れると、脳の血流がよくなり、血液中に含まれるブドウ糖や酸素がたっぷりと脳に供給されます。 また、記憶力や判断力に効果的な脳トレに取り組めば、記憶力や判断力が改善し、ひらめきも生まれやすくなります。ひらめきは、過去の記憶にある情報の組み合わせで生まれることが多いので、記憶力の向上はひらめきにもよい影響を与えてくれるからです。 さらに脳トレを習慣化すると、脳内の神経伝達物質のバランスが整い、情報処理が円滑におこなわれるようになります。そうなればストレスへの対処も楽になるし、リラックスした状態でアイデアを生み出せるでしょう。 普段あまり使わない右脳を刺激する 普段あまり使わない右脳への刺激は、ひらめきや創造力を活性化させるうえで、非常に効果的です。右脳は、直感的な思考・空間認識・芸術的な感性などに関与しており、左脳とは異なる視点から物事を捉える力があります。 にもかかわらず普段私たちは、言語や計算・論理的思考などを司る左脳ばかり使っていて、右脳を活用する機会は減る一方です。 さいわい、右脳を重点的に刺激する脳トレは数多くあります。なかでも、「絵を描く」「音楽を聴く」「ダンスやヨガで精神と肉体を連動させる」といった、芸術や運動を通じた活動は私たちの感性や直感をダイレクトに磨いてくれます。 また、なにかアイデアを考える際には、言葉を使わずにイメージで表現するのも効果的です。左脳の領域である言語を排除して、右脳の能力「イメージ化」を思考の中心に据えれば、同じく右脳と関連の大きい「ひらめき・直感」が生まれやすくなります。 ◆右脳を発達させる方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳を発達させる9つの方法 ひらめきを鍛える5つの具体的な脳トレテクニック ひらめきを発揮するためには、普段から新しい発想が生まれる土台をつくっておく必要があります。今回紹介する5つの脳トレは、どれもひらめき力を鍛えてくれるものばかりです。気になる脳トレがあれば、ぜひチャレンジしてみましょう。 ◆鍛えたい症状別オススメの脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 1. 問題解決のゲームをプレイする「クロスワードパズル」 クロスワードパズルは、ひらめきを鍛えるのに適した代表的な脳トレのひとつです。ご存知のように、縦横それぞれマスが配置されていて、与えられたヒントや条件に従い、空欄に適切な単語を埋めていきます。 単語ごとに文字数が決まっているし、交差箇所の文字を適合させなければならないので、答えがわからないときは、かなりイライラします。(よい意味で) でもそのおかげで、言葉の知識や語彙力のみならず、適切な組み合わせやパターンを見つけ出す力も養われるのです。 また、クロスワードパズルを解くには、過去の知識や経験を記憶から引き出す能力も求められます。知らない言葉はいくら考えても、思いつきませんからね。ひらめきは、さまざまなジャンルの知識の組み合わせから生まれるので、日頃から知らないことを調べるクセをつけておきましょう。 そうやって何回も自分の記憶とヒントを組み合わせて考えるうちに、「もしかして◯◯なんじゃないか!」というひらめきが生まれやすくなります。そうなれば、もうこちらのものです。 2. 論理的に考えてみる「論理ゲーム」 ナンプレや推理ゲームのように、論理的思考が求められるゲームは、ひらめきの開発にとても有効です。両者はまったく異なるゲームのように感じるかもしれませんが、「与えられた情報をもとに、論理的思考を駆使して答えを導き出す」という点で、一致しています。 なかでも推理ゲームは、プレイヤーとして自分が実際に捜査を進める感覚が味わえるので、より深く脳に効果がおよびます。 もちろん、論理ゲームで得られる能力は、論理的思考だけではありません。手がかりを探し出し、手に入れた情報や証拠をひとつずつ繋ぎ合わせて正解を導き出す過程において、注意力や忍耐力も鍛えられていくでしょう。 さらに論理ゲームは、異なる視点やアプローチが求められるため、柔軟性や創造力も同時に鍛えられます。柔軟性や想像力は、新しいひらめきやアイデアの発想に必須の能力です。楽しみながら、こういった能力が身につく論理ゲーム。本当にオススメですよ。 3. 他人の発想に触れて創造的なアイデアを生み出す「ブレインストーミング」 ブレインストーミングは、グループでアイデアを出し合い、創造的なアイデアを生み出しやすくすることを目的としたアイデア発想法です。主に仕事で使われるブレインストーミングですが、ひらめきを鍛える脳トレとしても大いに活用できます。 ブレインストーミングでは、参加者が互いの意見や視点を共有し、相互に刺激を与え合いながら新たなアイデアを引き出していきます。 だから、他人の意見に対する批判やジャッジは一切NGです。自由に意見を出し合えるからこそ、自分では思いつかなかった発想や視点に触れることができ、思考の幅が広がっていくのですから。 ただし、ブレインストーミングはやりかたを間違えると、思うような効果は得られません。皆が好き勝手に意見を発信するだけでは、新しいひらめきにつながりにくいので、必ず進行役を設けてください。進行役がいれば会議がスムーズに進むし、話が本筋からズレた場合も修正が容易です。 また、意見をただ出しっぱなしにしておいても、新しいひらめきは生まれません。その場で結論を出す必要はありませんが、あとから確認できるように「KJ法※」などを使って、きちんと整理しておきましょう。 ※参考:KJ法とは?メリットやデメリット、やり方・手順を解説 4. アウトプットを前提にものごとを考える「日記やブログを書く」 ひらめきを発達させるには、日記やブログが非常にオススメです。しかも、ただ日記を書くのではなく、アウトプットを前提にすると、その効果はさらに倍増します。 誰かに自分の考えを発表するとなれば、自分の考えや感じた内容をきちんと整理しようという意識が働きだします。こうやって整理された思考は、いわば「ひらめきの種」です。種がたくさんあるからこそ、ふとした瞬間に、ひらめきが花開くのです。 また日記やブログを書く行為は、思考の整理だけでなく、自分の思考と深く向きあうチャンスを与えてくれます。いつもより深く考える機会が増えれば、当然新たなひらめきやアイデアが生まれやすくなるはずです。 なお、せっかく日記やブログを書くのであれば、ぜひできるだけ多くの人に見てもらいたいですよね。普通にブログをアップしてもなかなか読んでもらえないので、TwitterやInstagramのようなSNSをじょうずに活用していきましょう。 ◆アウトプットの具体的な方法については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 5. 他者の発想に触れる「アートに触れる時間をもつ」 「ひらめきにはアートが最高のお手本」このことに異論をはさむ人は、ほとんどいないでしょう。それくらい、アートとひらめき(右脳の働き)には、密接な関係があるのです。 絵画・彫刻・音楽、種類を問わず、アート作品には作者の独創的な発想や表現が詰まっています。だから、アートに触れる時間を増やせば、自分の視野と発想が広がり、結果ひらめきが生まれやすくなるわけなのです。 また、アート鑑賞で感じる感動や驚きは、感性を研ぎ澄まし、創造力を高めてくれます。ぜひ定期的に美術館やライブを訪れてみてください。 実際に足を運ぶのが大変なら、まずはインターネット上での触れ合いでも構いません。さいわい美術系のアートなら、作者のサイトで画像が見られますし、音楽ならYouTubeが手軽で簡単です。 これまでアートとは無縁の人ほど、大きな恩恵を受けると思います。内容はとりあえずなんでもいいので、まずは気になるアート情報をネットでチェックしてみてください。 ひらめきを生み出すオススメのアイデア 脳トレは、ひらめきに対して非常に有効なトレーニング方法です。しかし、ひらめきを鍛える方法は、脳トレだけではありません。この章では脳トレ以外のひらめきを生み出すオススメのアイデアを、5つ紹介します。 新しい挑戦はひらめきの起爆剤 新しい挑戦は、新たな知識の習得のみならず、クリエイティブなひらめきの起爆剤になってくれます。アメリカの心理学者トッド・スラッシュ氏とアンドリュー・エリオット氏の研究※によると、「ひらめきを受ける人は、新しい経験に対して非常にオープンな姿勢をもっている」そうです。 たしかに、いつも同じ場所で同じ人と同じことばかりしていたら、脳は考えることを放棄してしまうでしょう。こういったルーティンワーク主体の生活は、楽にタスクをこなせる反面、新しいひらめきが生まれにくいといえます。 ひらめきは、新しい挑戦で得られる知識や経験が、既存の知識とうまくミックスしたときに生まれてくるものです。新しい言語の習得・新しい趣味・これまで運動の習慣がなかった人は、ウォーキングやヨガにトライするのもいいかもしれません。 最初は、違う店に買い物にいってみるだけでもいいんです。ぜひ、いろいろなことにチャレンジしてみてください。 ※参考:Why Inspiration Matters ◆新しいことに取り組むメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 他人の考え方に触れる ひらめきを生み出すには、とにかく固定概念をもたないことです。自分の考え方に固執すると、ひらめきはなかなか生まれてきません。それよりも、もっと他人の考え方に触れてみてください。 他人の考え方は、あなたに新しい視点を与えてくれます。新しい視点でものごとを見てみると、これまで自分の志向というフィルターを通して見てきた世界が、また違った世界に感じられてくるはずです。 もしかすると、自分とは相容れない考え方に触れて、イラッとすることがあるかもしれません。ですが、それもまた自分の視点を増やすいい経験です。 方法は、なんでも構いません。同僚に相談してみる・イベントに参加していろいろな人と話してみるなど、他人の考えに触れる機会はいくらでもあります。 忙しい人は、読書がオススメです。わずか2,000円足らずの投資で、新しい知識や考え方が手に入るのですから、読まない手はありませんよね。 ◆読書のメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 読書が脳にもたらす10個のメリットとは?脳によい影響を与える読書のコツを紹介 AIを第二の脳にする これまで知識や思想の習得は、読書やネットを通じておこなう人がほとんどでした。もちろん、今もその傾向は変わっていません。ところが、近年AIの技術進化は目覚ましく、AIを「第二の脳」として活用する人が非常に増えているのです。 たとえば、時間管理の方法を調べているとしましょう。AIに時間管理の方法を尋ねると、以下のようなアドバイスがもらえます。 タスク管理をする 優先順位をつける 適度に休憩を取る 時間管理アプリを利用する タイムブロッキングを導入する 上記の内容のほとんどは、正直いって、少し考えると比較的簡単に思いつくものばかりです。ところが、1日をブロックわけしてタスクを管理する「タイムブロッキング」という考え方は、アドバイスを見るまでまったく思いつきませんでした。 このように、自分の脳内では決して思いつかない内容を、AIは教えてくれます。もちろん、最終的な決断を下すのは、あくまでも人間です。AIはその判断材料となる情報を探し出し、分析して、それを私たちに提案してくれるだけなのです。 ただAIは、膨大なデータを高速で処理する能力をもっています。私たちがまる1日かけてリサーチする量を、わずか数十秒でこなしてしまう、それがAIの凄さです。これから、ますます進化するであろうAIをうまく活用して、ひらめきの種をどんどん取り入れていきたいですね。 自分だけのサードプレイスを見つけ出す 前述のとおり、ルーティンワークからひらめきは、なかなか生まれません。ルーティンを脱出する方法として、自分だけのサードプレイスをもつのは、非常にオススメです。 サードプレイスとは、第一の場所(自宅)と第二の場所(学校・職場)と別に存在する、自分の好きな場所のこと。 サードプレイスの概念をはじめて世に広めた、アメリカの都市社会学者レイ・オルデンバーグは、著書のなかでサードプレイス8つの条件を明示しています。 自由に出入りできる中立性のある場所 肩書きや地位が関係ない平等な場所 会話が重視される場所 いつでもひとりで利用できる場所 常連のいる場所 飾り気のない目立たたない場所 遊び心のある場所 第二の家のような雰囲気をもつ場所 上記のとおり、いつでも気楽に自分らしく過ごせるのがサードプレイスです。会社と違い、サードプレイスでの時間は、私たちにリラックスした気分を与えてくれるでしょう。気心のしれた常連と会話をするなかで、自分にはない新しい価値観にも出会えます。 バー・ジム・趣味のサークル・犬の散歩仲間、なんでも構いません。自分の気に入った場所があれば、ぜひ積極的に参加してみてください。きっと、ひらめきを生み出す助けになってくれるはずです。 周りに置くもの、配置、カラーリングを変えてみる 私たちの心は、生活空間と密接に関係しています。整理された部屋にいれば考えも自然と整理されるし、汚れて散らかった部屋だと集中力は乱れてしまうものです。同様に、自分の周りに置くもの、さらに置く場所や色によっても、私たちの思考は大きく影響を受けます。 逆に考えると、部屋の中にあるアイテムの配置や色を変えるだけで、気分がリフレッシュする可能性があるということです。気分転換は、ひらめきを生むよい起爆剤になってくれます。 いくら気分転換が大事といっても、いきなり引っ越しはできません。その点、身の回り品なら、比較的簡単におこなえます。まずは自宅からはじめて、マイカー・会社の机周りなど、自分がいる空間のアレンジをいろいろと楽しんでみてください。 ひらめきは一夜にして成らず「脳トレを習慣化するコツ」 どれほどよい脳トレだとしても、1日やっただけでは、正直なにも変わりません。とはいえ、忙しい現代人が脳トレを継続するのは、なかなか大変です。そこで、脳トレを習慣化するコツについても、4点ほどお伝えしていこうと思います。 脳トレの日時を決めてしまう ひらめきを引き出す脳トレを習慣化するためには、脳トレの日時を決めてしまうのが一番です。脳トレをやる予定があらかじめ決まっていれば、忙しいときも疲れているときも、とりあえず脳トレのことが頭に浮かびます。 そういう意味では、起床後・昼休み・寝る前のリラックスタイムなど、できるだけ同じタイミングで脳トレをおこなうのがベストです。毎回脳トレの日時が変わってしまうと、回数は同じでもなかなか習慣化できません。 もちろん、無理をしても続かないので、忙しいときは臨機応変に対応してください。学業や仕事が忙しければ、ときには1か月丸々お休みすることだってあるでしょう。 でもやるタイミングが決まっていれば、「そろそろ落ち着いてきたから、また来週から昼休みに脳トレを再開しよう」と復帰しやすいです。 楽しく続けるための工夫を忘れない 楽しく脳トレを続けるためには、当たり前ですが、やっていて楽しい脳トレを選ぶのが大前提となります。いくら効果が高そうでも、あまり興味のもてない脳トレなら思うような効果は期待できないし、なによりも続きません。 また、楽しい脳トレでも、やり過ぎは逆効果です。よほど相性がよくない限り、おそらく半年も経たないうちに飽きてしまうでしょう。ひらめきを鍛えるのが目的なら、せいぜい週に2〜3回もやれば十分です。 それよりも、脳トレの結果をきちんと記録して、自分の成長度合いを確認できるようにしてください。最初できなかったことができるようになると、脳トレが楽しくなり、自然と長続きします。 さらに、飽き防止のため、脳トレの内容を定期的に変更するのもよい方法です。今やっている脳トレが気に入っているなら、そのまま継続しつつ、なにか新しい脳トレも取り入れましょう。そうすれば、いつも新鮮な気持ちで脳トレに取り組めます。 ◆脳トレを楽しむコツについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレにはどのような効果があるのか?状況別オススメの脳トレも紹介 成果の可視化と振り返りがやる気を起こす 前述のとおり、成果の可視化は、脳トレ継続のやる気を引き出す重要な要素です。自分の成長度合いがわからなければ、つまらないですよね。逆に、ほんの少しでも記録が伸びていれば、「よし!もっとスコアアップしてやろう」と、強力なモチベーションが生まれます。 どうしても記録するのが面倒くさいと思うなら、脳トレアプリを活用してください。ほとんどのアプリは結果を自動的に記録してくれるので、自分で記録をする手間が省けます。 ただ多くの人が、成果の振り返りをしません。ようは、やりっぱなしなんですね。記録の伸びをきちんと確認しないと、達成感は味わえないし、苦手分野もそのままです。有名な脳トレには弱点強化メニューが用意されていることも多いので、どんどん活用して、弱点を克服してしまいましょう。 仲間との共有・競争も継続には有効 もしあなたが、「ひとりで脳トレをやってもつまらない」と感じているなら、結果や進捗具合を仲間と共有できれば、やる気を回復できるかもしれません。 人間誰しもなんらかの目標があったほうが、やる気が出るものです。友人や家族とスコアやタイムを競い合えば、負けたくないという気持ちが生まれ、脳トレの効果は大きくアップするでしょう。 あるいは、競い合うまではいかなくても、他人の成長度合いを知れば自分も努力しようという意欲が湧きます。こういった刺激は、自分の限界を押し上げてくれるし、ひらめきも生まれやすくなるはずです。 ただし、過度な競争心は、ストレスや疲労感を引き起こす原因にもなりかねません。あくまでも、モチベーションを引き出すスパイス程度に考え、楽しむことを一番に考えていきましょう。 日常生活からひらめきを生み出す 脳トレでひらめきを生み出すには、脳トレの継続が必須です。しかし、忙しい現代人にとって脳トレの継続はいうほど簡単ではありません。そこで、日常生活の一部として脳トレをうまく取り入れるアイデアについて、6つほど解説していきます。 料理のような手作業を通じた感覚的な学習 普段から料理をしている人にとって、料理は単なる毎日のルーチンなのかもしれません。しかし、料理はただの日常作業ではなく、脳を鍛える絶好のチャンスです。 料理をする際には、頭と身体をうまくシンクロさせる必要があり、脳のさまざまな認知機能が自然と磨かれていきます。 料理をこまかく分解すると、じつに数多くの作業から成り立っているのがわかります。その作業ごとに使う能力が異なるため、料理をすると脳がバランスよく鍛えられるわけです。 料理で鍛えられる主な能力 レシピ本を読む→言語理解力 分量の計算→数学的思考 調理時間のチェック→時間感覚 切る、焼くなど同時作業→計画立案能力 新しいレシピの開発→創造力 上記はほんの一例ですが、ほかにも立ったままの調理や片づけにより、座りっぱなしによる血流障害も予防できます。また、家族や友人との楽しい食事は、幸せホルモン「オキシトシン」の分泌を促してくれるでしょう。 旅行で触れる新しい文化 旅行にいくと、普段見られないものや新しい文化に触れる機会が格段に増えます。感動するほど美しい風景・普段食べられない地元ならではの料理・そこでしかできない体験は、私たちの脳へ思い切り刺激を与えてくれるはずです。 こういった刺激の強い体験は記憶として残りやすいので、長期記憶の形成を助けてくれるという効果も期待できます。さらに地方独自の食事や伝統文化、アートに触れることで、自分の視野も大きく広がっていくでしょう。 また、旅行による脳への影響は、旅に出かける前からはじまっています。「どこにいこうかしら……」「美味しいものが食べたい」と旅行について考える行為が、幸せホルモン「ドーパミン」をほどよく分泌してくれるんですね。 もちろん、忙しいのに無理して海外や遠方に出かける必要はありません。気持ちがリフレッシュして脳が適度な刺激を受けるなら、近県の観光地、なんなら車で10分程度離れた公園や水辺に出かけるだけでも十分です。 朝に創作活動をルーチン化 最近、動画を見ていると、有名なビジネスパーソンがこぞって「朝活」を勧めています。朝活とは、文字通り、朝におこなう活動のこと。やる内容は人それぞれですが、以下のような活動を推奨している人が多いようです。 読書 ウォーキング 軽い筋トレやストレッチ 瞑想 資格や受験などの勉強 ジャーナリング 上記はすべて、脳トレとしての効果が大きいものばかり。朝にこうした脳トレ効果の大きい作業に取り組めば、ひらめきも生まれやすくなります。 なぜ、朝におこなうのがオススメなのかというと、理由は大きくふたつあります。 睡眠でリフレッシュした脳が効率よく働いてくれるから 電話やメールなど外部要因に邪魔されにくいから 起床後、時間の経過とともに脳は少しずつ疲れ、夕方にはパフォーマンスが著しく下がってしまうのが一般的です。その点しっかりと睡眠で疲れをリセットした朝の脳は、元気いっぱいです。 しかも、SNSの更新はないし、顧客からの連絡もありません。朝は、忙しい現代人が自分とゆっくりと向き合える絶好のチャンスです。ぜひ、脳の成長に役立つ取り組みを、朝の自由な時間に取り入れていきましょう。 スキマ時間で読書をする 言語能力は、脳の働きを支える基盤とでもいうべき重要な役割を担っています。言葉がうまく出てこなかったり、人の話が理解できなかったりすれば、普通の生活を送るのは困難です。 言語能力は、やはり使わないと少しずつ衰えてしまいます。そこでオススメなのが、「他人の考え方にふれる」でも紹介した「読書」です。読書は新しい価値観や知らない表現方法を、私たちに教えてくれます。 とはいえ、まとまった読書時間を確保するのは、忙しい現代人にとってなかなか大変です。そういう場合は、ぜひ通勤時やお昼休みといったスキマ時間を活用してください。 どんなに忙しい人でも、通勤・ランチ・待ち合わせといったスキマ時間を合計すれば、30分〜1時間程度は読書できるはずです。 家事や作業が忙しい人は、オーディオブックをオススメします。流しっぱなしにしておけば、なにか作業をしていても本の内容が頭に入ってきますので。 ◆スキマ時間の活用については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 忙しくても読書時間を確保できる5つの方法とは スポーツや身体活動を通じた認知機能の向上 スポーツや身体活動のメリットは、身体が鍛えられるだけと考えていませんか。もちろん、肉体的な成長は期待できますが、同時に脳の認知機能を向上させる効果もあるのです。 運動により下半身のポンプ機能が向上すると、下半身(とくにふくらはぎより先)に滞りがちな血液が、勢いよく上半身に戻っていきます。 そうなれば、自然と脳の血流が増え、血液中に含まれる酸素と栄養素が脳へ大量に供給されます。じつは、脳の重さは体全体の2%ほどしかありません。それなのに、体全体が消費するエネルギーのじつに20%も脳が消費しているのです。 脳が栄養として摂取できるのは、基本的に血液中のブドウ糖だけになります。だから、運動による血流改善が、脳機能の向上には欠かせないのです。 また、種類を問わず、スポーツは誰かほかの人と一緒におこなうケースがほとんどでしょう。どうやったら相手に勝てるか、仲間を活かすには自分がどう動くべきか、そういったことを考える過程で、注意力や判断力といったさまざまな認知機能が磨かれていきます。 ◆スポーツの効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 瞬発力で人生をアップグレード!脳と体を鍛える新トレーニング法 タスク管理とタイムマネジメント ひらめきを失わないためにも、頭が活発に働いているうちから、ぜひタスク管理とタイムマネジメントを意識してください。 忙しい現代人は、なかなかひとつのことに集中するゆとりがありません。常に複数のタスクを抱えており、どれも平均点以上の結果を出すように求められています。 それでも、若いうちはあまり考えずに、うまくタスクをこなせるかもしれません。でも、年齢を重ねるごとに脳機能は低下していき、うまくできないことが少しずつ増えていくのが普通です。 この、最後までやり遂げる能力を、一般的に「遂行力」といいます。年相応の衰えなら受け入れるしかありませんが、生活に支障が出るレベルにまで衰えると、これは非常に大きな問題です。 いったん、認知症レベルにまで遂行力が衰えてしまうと、そこから正常な状態にリカバリーするのは、ほぼ不可能といわれています。 遂行力の衰えを予防し、ひらめきを生み出すイキイキとした状態の脳を維持するためにも、タスク管理とタイムマネジメントは必須といっても過言ではないでしょう。 ◆頭のなかの整理術については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 頭の中が整理できないのはなぜ?散らかった思考を整理するための4つのアイデア 脳のひらめきを磨くなら、まずライフスタイルを整えよう どれだけ脳トレを頑張っても、脳機能が正常に働いていない状態だと、思うような効果は得られません。脳トレと同時に、ライフスタイルも見直して、脳のひらめきを最大限得られるようにセットアップしていきましょう。 適度な運動とひらめきの関係 「適度な運動が脳の働きを活性化させる」という研究データは、数多く存在します。たとえば、​​ニューヨーク大学神経科学センター「ウェンディ・スズキ教授」は、運動は脳に以下のような好影響を与えてくれると、米大手放送局CNBCに寄稿※しています。 運動が脳に与える4つの影響 不安の減少 集中力アップ 新しい脳細胞成長の促進 老化や認知症のリスクを軽減 運動をすると、心拍数が上がり、全身の血流がよくなるのは誰もが知っていることです。血流が改善されれば、そのぶん血液中の栄養素や酸素が、脳へ大量に供給されます。 散歩中にいきなりよいアイデアをひらめいたりすることってありますよね。これは、適度な運動により、脳の働きも活性化しているのが大きな要因です。 また適度な運動は、セロトニン・ドーパミン・ノルアドレナリンといった、神経伝達物質の分泌を促進してくれます。これらの物質はストレスを抑えて、心を落ち着けてくれる働きがあるため、運動によってひらめきが生まれやすくなるわけです。 もちろん、私たちはスポーツ選手ではないので、激しい運動は必要ありません。ウェンディ・スズキ教授によれば、週に90分〜120分(30分の運動を週に3〜4回)程度の、有酸素運動で十分だそうです。このくらいなら、忙しい人でも運動を習慣化できそうですね。 ※参考:A neuroscientist shares the 4 brain-changing benefits of exercise—and how much she does every week ◆運動の脳トレ効果については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 高齢者にオススメ!自宅で簡単にできる脳トレ運動10選 栄養バランスとひらめきの関係 栄養バランスは、脳機能と密接に関連しています。栄養が足りず、頭がうまく働かない状態では、ひらめきは生まれません。 栄養バランスと聞けば、普段私たちは、どうしても割合の大きい三大栄養素ばかりに注目しがちです。しかし微量栄養素が不足すると、前述の神経伝達物質(セロトニンやドーパミン)の分泌機能に支障が生じやすくなります。 たんぱく質・脂質・炭水化物といった三大栄養素を中心に、微量栄養素(ビタミンやミネラル)もしっかりと摂るようにしてください。 また脳の活性化には、オメガ-3脂肪酸(魚・亜麻仁オイル・くるみなど)や、ビタミンB群(全粒穀物・赤身肉など)がオススメです。 なお、私たちの脳は、約60%が脂質でできています。脂質は活性酸素の影響を非常に受けるため、ベリー類やナッツ類のように抗酸化作用がある食品もぜひ積極的に摂りたいですね。 ◆バランスのよい食事と脳の関係については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 「脳年齢若返りに効果的な5つの方法」科学的根拠も紹介 リラクセーションとひらめきの関係 ストレスは、ひらめきの大敵です。ストレスが溜まると、どうしても思考がネガティブになり、いつも同じような考え方しかできなくなります。鋭いひらめきを得るには、できるだけリラックスした状態をキープできるように、日頃からリラクセーションを習慣化しておきたいところです。 具体的なリラクセーションとしては、行動療法や自律訓練法などが有名ですが、こういった方法は基本的に専門家のサポートが必須になります。うつや認知症の治療目的でなければ、散歩や瞑想といった、ごく一般的な方法で十分でしょう。 好きな趣味があれば、趣味の時間もしっかりと確保したいですね。多少疲れていても、好きなことなら、楽しく取り組めます。読書や映画鑑賞・ゴルフ・料理、内容はなんでも構いません。 たとえ30分しか時間が取れなくても、趣味はストレスを追い払い、ひらめきを生むベースをつくってくれます。 もし、どうしても疲れて趣味をする気分になれないなら、少し長めの入浴がオススメです。シャワーで体をさっぱりと洗い、お風呂にゆっくり浸かれば、それだけでも十分なリラクセーション効果が期待できます。 自然との触れ合いとひらめきの関係 自然との触れ合いは、ひらめきと大きな関係があります。山へハイキングにいき、小鳥の声や小川のせせらぎに包まれれば、少々の悩みなどちっぽけなものに感じてしまうでしょう。 もちろん、水が好きな人は、海や川でも構いません。でも、とくにこだわりがなければ、森林浴のできる山のほうがオススメです。森林浴のさまざまな効果については、環境省が国立公園に関するサイト※へ掲載しています。 NK細胞(ウイルスやがん細胞を攻撃する細胞)が1日で27%上昇 副交感神経活動が都市部の1.5倍 ストレスホルモン13%減少 森林の香りが副交感神経活動を46.8%アップ 小鳥のさえずりがストレス緩和に効果的 ※参考:データで見る国立公園の健康効果とは? | 国立公園に、行ってみよう! | 環境省 当然個人差はあると思いますが、上記のデータをみる限り、森林のなかで活動すれば脳がリラックスするのは間違いなさそうです。前述のとおり、ストレスはひらめきを阻害する大きな要因になります。 できれば週に2回以上、最低でも週に1度は、自然のなかへ出かけるように意識してみてください。ただ座っているだけでも効果はありますが、余裕があればウォーキングやストレッチ・ヨガ・瞑想などをおこなうと、よりひらめきが生まれやすくなるでしょう。 ◆自然のリラクセーション効果については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 まとめ ひらめき力を高めるためには、今回紹介したような脳トレが効果を発揮してくれます。クロスワードパズル・論理ゲーム、どの脳トレを選んでも構いませんが、ポイントはやはり「継続」です。 継続のコツは、すでにお伝えしましたよね。最低でも1年は脳トレを継続して、ぜひひらめきを鍛えていきましょう。 ### 楽しく注意力を高める5つの脳トレとアプリを紹介 「なんか、最近注意力が悪くなってきたような気がする……」 このように注意力不足が気になるようなら、脳トレは非常にオススメです。 本記事では、注意力を鍛えてくれる5つのおもしろい脳トレプログラムと、関連するアプリをご紹介します。また、脳トレを継続して効果を実感するためのコツもお伝えします。今回の情報を参考に、自分に合った方法で脳トレに取り組み、どんどん注意力をアップさせましょう。 注意力アップにオススメの脳トレプログラム5選 注意力を高めたいのであれば、とにかく右脳を活用することです。右脳の得意とする「ひらめき」や「全体把握力」などを意識して使うようにすれば、それに伴い自然と注意力もアップします。そこで今回は、右脳をビシビシ鍛えてくれるオススメの脳トレを5つ紹介します。 間違い探しゲーム  間違い探しゲームは、遊びながら注意力を鍛えられる、オススメの脳トレです。やることはシンプルで、並べられたふたつの絵を見比べて、違いを見つけ出すだけ。 どの間違い探しゲームも、最初のうちは割と簡単に間違いが見つかります。ところが、たいてい1〜2個くらい難易度の高い間違いが混ざっていて、これを見つけるのがひと苦労なんです。 こういったわかりにくい間違いを探すには、画像全体を注意深く観察し、細部まで目を凝らさなければなりません。そのため、間違い探しを定期的に続ければ、自然と注意力が鍛えられます。 また違いを比較しようと思えば、片方の絵を覚えておかなければいけないので、記憶力(とくに短期記憶)も同時に鍛えられます。 嬉しいことに、やさしいものから激ムズレベルまで、間違い探しの素材を手に入れるのは簡単です。お子さまのいらっしゃる家庭なら、難易度の低い初心者向けの間違いさがしを、ぜひ一緒にやってみてください。 ◆オススメの間違い探しアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 文字探しゲーム 文字探しゲームでは、見慣れた文字の中から特定の文字や単語を探し出すことで、注意力アップを狙っていきます。文字探しゲームは、時間制限があるので、とにかく集中力が必要です。 正直な話、ゆっくり1文字ずつみていけば、誰だって答えられます。短時間にパッと全体をみて、知っている言葉が隠されていないか過去の記憶と照らし合わせていく過程が、脳を思い切り刺激してくれるんですね。 また文字探しゲームは、集中力や注意力だけでなく、言語処理能力や認知速度の向上も期待できます。小さい子どもがいる家庭なら、子どもへ楽しみながら言葉を教える、絶好のトレーニングにもなるでしょう。 最近では、似た形の漢字ひと文字を紛れ込ませるパターンが人気です。「辛・幸」「浅・銭」「池・地」のように、まぎらわしい漢字を探すときは、なかなか見つからなくて本当にイライラします。 そのぶん、制限時間内に探し当てたときは、気分が本当にスッキリします(こういう状態をアハ体験という)。アハ体験は、ひらめきや全体把握力といった右脳の働きを鍛えてくれますから、ぜひたくさんアハ体験を味わってください。 迷路ゲーム 迷路ゲームは、複雑に入り組んだ道の中から正しいルートを見つけ出しながら、注意力や脳の柔軟性を高める脳トレゲームです。 全体をふわっと把握する「空間認識能力」 ルートを選ぶ「判断力・決断力」 ゴールまで気を抜かない「集中力」 パッと思いつくだけでも、迷路ゲームにはこれだけの能力アップが期待できます。 人気の迷路本「めいろどうぶつえん」で、医学博士「白澤卓二先生」は、以下のように推薦文を述べています。 迷路は脳の働きを活性化させる力があります。お子さんが夢中になって迷路を解くことで、空間認識能力のアップや、認知機能の柔軟性が獲得されます。また、お年寄りの認知症予防プログラムにも迷路は活用されています。 引用元:めいろどうぶつえん | 株式会社 飛鳥新社 こういう話をきくと、子どもには積極的に迷路ゲームをやらせてみたいですよね。とくに紙の迷路ゲームなら、机に置いて線を描きながら進めていくので、遊びたいさかりの子どもに「机の前に座る習慣」をつくる絶好のチャンスかもしれません。 もちろん、立体迷路や3D迷路といったより高度なバリエーションもあるので、大人も楽しく取り組めます。さまざまな迷路アプリが用意されていますから、スキマ時間のお供に、どんどん活用していきましょう。 点つなぎゲーム 点つなぎゲームは、順番に並んだ数字やアルファベットの点を線でつなぐことで、最終的に一つの絵を完成させる脳トレゲームです。結ぶ点の順番は決まっているので、脳トレとしての難易度は、今回紹介する脳トレの中でもっともやさしい部類になります。 ただそのぶん、これから脳をつくっていく幼児や低学年の子どもに対して、非常に効果を発揮してくれます。 小さい子どもは、そもそも線をまっすぐに描くのが苦手です。ところが、点つなぎゲームを繰り返すうちに、自然と線の引き方にも慣れてきます。カーブがあれば、絵全体がカクカクしないように、カーブの度合いも上手に調整できるようになってくるでしょう。 この状態は、視覚情報と自分の体(左脳領域)、そして空間認知能力(右脳領域)がスムーズに連携している状態といえます。小学校の入試でも、点つなぎ問題は必ず出題され、こういった連携の状態をしっかりと確認されます。 ある程度文字や数字が認識できるようになったら、お子さまにぜひチャレンジさせてください。 ひっかけ問題 注意力アップを目指すなら、ひっかけ問題はどうでしょうか。普通のクイズや謎掛けも、ひっかけポイントを組み込めば、脳トレ効果は何倍にも高まります。そういう意味でいうと、前述の間違い探しや文字探しなども、ひっかけ問題といえるかもしれません。 ひっかけ問題を解くには、問題文の文脈に注意して小さなほころびに気づく、「注意力」が必須です。いかに思い込みから外れた柔軟な発想ができるか、論理的思考力と直感力をバランスよく働かせる必要もあります。 さらにひっかけ問題は、達成感や共感を生み出す効果も強いです。文字探しゲームで説明したアハ体験ですね。家族や友人と一緒に取り組めば、取り組んだ内容はエピソード記憶として、強く脳に残ります。 さいわい、ネットやアプリを探せば、ひっかけ問題は簡単に手に入ります。普通のクイズに飽きたら、ひっかけ問題で脳トレの難易度を上げていきましょう。 ◆エピソード記憶のメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう 上記脳トレをアプリで手軽に取り組む 前述の脳トレは、どれも効果の高さが期待できるものばかりです。しかし、アナログでこうした脳トレを準備するのは、なかなか手間がかかります。そこで、簡単に入手できるアプリをひとつずつ紹介しておきます。 うごくマチガイ探し(間違い探しゲーム) ※参考:「うごくマチガイ探し」をApp Storeで 「うごくマチガイ探し」は、静止画ではなく動く映像の中から間違いを見つけ出す、ユニークな間違い探しアプリです。このアプリは、やはり動画の間違い探しというのが最大のポイントでしょう。 静止画なら簡単にわかる間違いも、動いているとつい見逃してしまうものです。当然難易度は高くなりますが、そのぶんだけ注意力の向上が期待できます。 もちろん、難易度が高めとはいっても、劇的にむずかしくなるわけではありません。じっくり取り組めば、子どもでも十分対応が可能です。また教室内や電車内などさまざまなシーンが用意されており、ステージをクリアするごとに新たなステージが解放されるため、飽きっぽい人でも継続的に遊ぶ楽しさが味わえます。 スマートフォンやタブレットで手軽に楽しめる「うごくマチガイ探し」は、注意力を鍛えたい方や、ちょっとした息抜きに最適なアプリです。 もじさがし(文字探しゲーム) ※参考:「もじさがし」をApp Storeで 「もじさがし」は、累計200万DLを誇る、超人気文字探しアプリです。やることは、ランダムに並んだ文字のなかから、お題に沿った答えを指でなぞるだけ。言葉にするとただそれだけのゲームですが、斜めには進めないので、苦手なお題の場合は少々手間取るかもしれません。 いずれにせよ、答えを見つけるには、全体をざっくりと見通す「全体把握力」が不可欠です。いろいろな進み方を頭のなかで試してみる必要があるので、集中力や注意力も鍛えられるでしょう。 また、ステージが進むごとにお題が変わっていくので、飽きずにゲームができるのも嬉しいポイントです。ひらがなが使われていて、さらに絵柄も可愛いので、小さなお子さまも一緒に楽しめると思いますよ。 迷路の王(迷路探しゲーム)  ※参考:「迷路の王」をApp Storeで 「迷路の王」は、クラシックな迷路ゲームをデジタルに再現したアプリで、さまざまな形やサイズの迷路を解き進めるうちに、自然と注意力や集中力が鍛えられていきます。 迷路の王で利用できる迷路の数は、初心者向けの簡単な迷路から上級者向けの複雑な迷路まで、全部で1,000以上。非常にこまかい迷路や、自分の周辺しか見えない暗闇モードなど、かなり難易度の高いステージもしっかりと用意されています。 とはいえ操作性はかなりよく、分岐点までは自動で進むので、ストレスなくプレイできるはずです。制限時間はありませんが、短時間でクリアすると☆評価がアップするので緊張感を持ってプレイできます。 また、世界中の人とオンラインで対決できる機能があり、さらに刺激的なプレイが楽しめます。このように機能満載な「迷路の王」は、集中力や注意力を鍛えたい方にぴったりのアプリです。迷路ゲームが好きなら、ぜひいちどは試していただきたいですね。 Dot to Dot(点つなぎゲーム ) ※参考:「Dot to Dot: 点つなぎゲーム」をApp Storeで 「Dot to Dot」は、点と点を繋いで美しいイラストを完成させる脳トレアプリです。アプリには、動物・ユニコーン・花など、500種類以上の絵が用意されており、さまざまなテーマのイラストを楽しめます。 点の数は500から2,500までと、バリエーションが豊富なので、家族全員で一緒に楽しめるのも嬉しいポイントです。 プレイ自体は、指定された順番に点を繋げていくだけなので、特別むずかしいことはやりません。順番間違いだけに注意して、あとは完成をイメージしながらプレイを進めていきましょう。 完成後には自動で着色がはじまるので、「あー、完成するとこうなるんだ!」と、クリエイティブな思考もしっかりと刺激を受けます。 また、クリスマスやハロウィンなどのイベント時期には、スペシャルな画像もプレイできるようになります。スマートフォンやタブレットでいつでもどこでも遊べる「Dot to Dot」は、リラックスしながら注意力を鍛えたい方にオススメのアプリです。 Brain Test(ひっかけパズルゲーム)  ※参考:「Brain Test:ひっかけパズルゲーム」をApp Storeで 「Brain Test」は、独創的なひっかけ問題を集めたパズルゲームアプリで、注意力が思いきり要求されます。アプリにはさまざまな難易度のひっかけ問題が用意されており、プレイヤーは時に直感的に、時にクリエイティブな発想を駆使して解答を見つけ出さなければなりません。 「Brain Test」の魅力は、一見簡単そうに見える問題がじつは奥が深く、答えを導き出すまでにさまざまなアイデアが必要とされる点にあります。また、問題にはユーモアが散りばめられており、答えを見て思わずクスッと笑ってしまうことも多いはずです。 スマートフォンやタブレットで手軽に楽しめる「Brain Test」は、集中力や注意力、論理的思考力を向上させたい方にオススメします。ひっかけ問題が好きな方や、新しい発想を試したい方なら、ハマること請け合いですよ。 注意力アップの脳トレを継続するコツ  せっかく脳トレに取り組むなら継続しないと、注意力アップ効果はそれほど期待できません。そこで、脳トレを継続するためのコツを4点ほど紹介します。これらのコツを実践できれば、途中で挫折する可能性を大幅に軽減できるはずです。 それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 目的に合った脳トレを選ぶ 目的に合った脳トレを選ぶことは、継続的に取り組む上で非常に重要です。まずは、自分が何を改善したいのか、どのような能力を鍛えたいのかを明確にしましょう。 たとえば、計算力を高めたいのに、迷路ゲームをやっても意味がないですよね。反対に注意力を鍛えるなら、計算ゲーム(効果はゼロではありませんが)よりも、今回紹介した間違い探しや文字探しのほうが適しています。 また、自分に合った難易度の脳トレを選ぶのも大切なポイントです。簡単すぎるとすぐに飽きてしまうし、むずかしすぎると挫折してしまう可能性が高くなります。最初はやさしめの問題からスタートして、徐々に難易度を上げていくようにしましょう。 最後に、自分の好みや興味に合った脳トレを選ぶことも大切です。楽しみながら取り組める脳トレほど、継続しやすくなります。自分にぴったりの脳トレを見つけて、効果的に能力を向上させましょう。 ◆鍛えたい症状別オススメの脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳トレにはどのような効果があるのか?状況別オススメの脳トレも紹介 複数の脳トレで飽きないように工夫 脳トレは少なくとも年単位で続けていきたいので、途中で飽きないようにいろいろと工夫をしていく必要があります。もっとも効果的なのは、やはり複数の脳トレを組み合わせる方法でしょう。 いくら気に入った脳トレがあっても、いつも同じメニューばかりでは、すぐに飽きてしまいます。そういった状況を回避するため、まずは異なるタイプの脳トレをいくつか選んでください。 できるだけ目的が被らないほうがよいとは思いますが、基本的に内容はなんでも構いません。1週間に3回脳トレをする予定なら、「1日目は間違い探し、2日目は文字探し、三日目は迷路」といった具合に、日替わりでメニューを変えていきます。 また、定期的に新しい脳トレへ挑戦するのも、とても効果的です。複数の脳トレに取り組んでも、すべての脳トレに慣れてしまえば、どうしても脳に対する刺激は薄くなります。どういった問題が出てもスムーズに対応できるようになったら、それはまた新しい脳トレを探してくださいというサインなのかもしれません。 結果をきちんと記録しておく せっかく脳トレに取り組むのであれば、できるだけ結果をきちんと記録してください。なぜならば、記録をつけておくと自分の進捗や成果が明確になるので、モチベーションを維持しやすいからです。 まず、日々の脳トレの結果や所要時間をメモ帳やスマホアプリに記録しましょう。定期的に結果を見比べると、自分がどれくらいのペースで成長しているのかを視覚的に把握できます。 とはいえ、いちいちメモするのは正直面倒くさいというかたも多いと思います。たしかに、脳トレをするたびに記録しなくちゃと思えば、脳トレ自体がイヤになってしまいそうですよね。 そういう場合は、脳トレアプリがオススメです。脳トレの種類にもよりますが、自動的に結果を記録してくれるアプリがほとんどなので、わざわざ手入力で記録する必要がありません。 また結果をグラフで表示してくれるアプリも多いので、最初に目標を設定しておけば、自分の成長具合がひと目で確認できます。脳トレを長期間継続するためにも、こういった記録機能をしっかりと活用していきましょう。 十分な休息と睡眠をとる 十分な休息と睡眠は、脳トレの効果を最大限に引き出すための欠かせない要素です。いつも時間に追われ睡眠時間が短い人は、本来脳がもつポテンシャルを思うように発揮できません。脳が慢性的に疲れていては、せっかく脳トレで刺激を受けても、受け止めきれないんですね。 まず、忙しくて疲れている自覚のある人は、生活に適度な息抜きを取り入れてください。人間が集中できるのは、90分が限界といわれています。大学の授業時間が90分に設定されているのも、これ以上は集中力が保たないからです。 学業や仕事ならともかく、脳トレはあくまでも遊びですから、余計に無理をする必要はありません。やりすぎて疲れるよりも、また次回もやりたいと感じるうちに切り上げたほうが、きっとよい結果を生むはずです。 次に、意識して良質な睡眠を確保するように心がけてください。脳は、睡眠中に1日の情報を整理し、記憶の定着をおこないます。睡眠時間が不足すると、記憶の整理をする時間が削られてしまうのです。 もちろん、睡眠には体と脳を休め、ストレスを軽減してくれる働きもあります。寝る前のスマホいじりをやめて、代わりに瞑想や軽いストレッチを取り入れると、より深い眠りが得られるはずです。 ◆睡眠の重要性については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 まとめ 今回は、楽しみながら注意力を高める、5つの脳トレプログラムとアプリを紹介しました。間違い探しからひっかけ問題まで、バリエーション豊かな脳トレを紹介したつもりです。継続して効果を実感するためにも、気に入った脳トレがあれば、ぜひチャレンジしてみてください。 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.107】福島県 はすぬま ふみ さん(言語学習サポーター・翻訳者 60代)   瞬読スタッフ 瞬読をはじめたきっかけを教えていただけますか? 瞬読と出会ったときにまず気になったのは「右脳の開発」ということ。そのころは、大学という特殊な環境で通訳・翻訳の仕事もしていました。そのための膨大な資料を英日どちらもよりスムーズに読みたいというのがありました。またプライベートでも自由に好きな本を読みたいとも思っていました。その二つを普段はなかなか使えていない「右脳」を使えるようにすることでかなえられるとしたら、これは面白いかもと、迷わず始めました。 はすぬまさん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて、具体的に変わったことはありますか? もちろん、間違いなく実用書を一冊30分で読めるようになりました。また、瞬読を始める前は、「人見知り」ならぬ「本見知り」して、手を出すのをためらっていた本も積極的に手に取るようになり、読書の量も質も格段にアップしました。読んだことを、現在の言語習得サポートや翻訳の仕事で、実行に移せるようになった、と言いえます。一石二鳥どころか、瞬読効果は数え切れません。 はすぬまさん   瞬読スタッフ 瞬読は、どんな方に向いていると思いますか? 自分がほんとにやりたいことに人生という時間を使いたい、という方に瞬読をお勧めしたいです。 というのは・・・私は、今生きている有限の時間をどう生かすか知りたくて読書していると思っています。瞬読は「読むこと」のタイムパフォーマンス(時間対効果)を上げるのに間違いなく役立ちます。その結果忙しさが倍増したのでは本末転倒ですが、タイムパフォーマンスを上げた先で、自分の本当にやりたいことができる時間が生み出せるというのが本当の瞬読効果、だと感じるからです。 はすぬまさん   瞬読スタッフ その他、何かメッセージはありますか? 私は瞬読生として、落ちこぼれそうになった経験があります。仕事にかまけてトレーニングできない期間も多かったからです。でもそれを救ってくれたのがアサカツ、相談会、など「瞬読コミュニティ」でつながる仲間たちでした。このような横のつながりを大事にするプログラムは他を探してもなかなか見つかりません。学びは仲間がいることで大いに促進されます。そういう効果まで包括して作られた瞬読というプログラムはほんとに素晴らしいです。 はすぬまさん   ### 3/17【朝日放送テレビnewsおかえり】で瞬読を取り上げていただきます 朝日放送テレビ news おかえり 「AmBitiousの習い事しよっ!」のコーナーに、瞬読を取り上げていただきます! 3月17日(金) 17時20分頃放送予定 関西ジャニーズJr. 「AmBitious」の浦くん、大内くんが、瞬読を体験してくれました。 収録も、大変盛りがありました! 関西圏の放送になりますが、 関西の皆さま、是非ご覧くださいね。 news おかえり 公式サイト: https://www.asahi.co.jp/news-okaeri/ ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.106】埼玉県 高木まゆみさん(美腸活セラピスト 50代)   瞬読スタッフ 瞬読をはじめたきっかけを教えていただけますか? たくさんの本を早く読めるようになりたいと思ったからです。 高木さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて、具体的に変わったことはありますか? 瞬読を続けてみて、物忘れが少なくなり、自分が知らなかった言葉がたくさん増えました。 また、人と話すときの言葉や背中を押す言葉がけができるようになりました。 高木さん   瞬読スタッフ 瞬読は、どんな方に向いていると思いますか? 受験勉強をしている人には、短期間で覚えることができたり、 親子で同じことを一緒することで、お互いに刺激することにもとても良いと思います。 高木さん   ### NHKカルチャーにて、脳トレ講座開催 NHKカルチャーにて、オンライン講座を開催いたします。 老化防止!100歳まで出来る瞬読脳トレ 6〜100歳まで楽しめる、新刊「1分間瞬読ドリル超かんたん!入門編」の問題で、一緒に脳トレしましょう! 老化防止!100歳まで出来る瞬読脳トレ 日時:3月18日(土)10:30~11:30 ※期間限定で、アーカイブ配信もあり! 受講料:2,750円(税込) 詳細・お申し込みはこちら ### 3/2(木) 新刊『1冊3分で読めるコツがゼロから身につく! 瞬読見るだけノート』が発売!   3/2(木)に、宝島社より発売されている、 累計177万部の大人気「見るだけノート」シリーズに、瞬読が登場。 ・瞬読シリーズ6冊のノウハウが、この1冊に要約! ・イラストでわかりやすく解説!     ■CONTENTS ようこそ 「瞬読」の世界へ Chapter1 瞬読は従来の速読と何が違う!?瞬読が持つパワー Chapter2 たったこれだけ!瞬読マスター講座 Chapter3 たった1分で頭がよくなる!瞬読式勉強法 Chapter4 仕事にも勉強にも役立つ!瞬読式ノート術 Chapter5 集中力・判断力がアップ!瞬読ドリルPART1 Chapter6 思考力・発想力・読解力を鍛える!瞬読ドリルPART2   ■『1冊3分で読めるコツがゼロから身につく! 瞬読見るだけノート』の概要 名  称:1冊3分で読めるコツがゼロから身につく! 瞬読見るだけノート 著  者:山中恵美子 販売料金:単行本 1,520円/Kindle版(電子書籍)1,520円 Amazon販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4299040929 ### 自己成長のヒントが満載!創造力を鍛える4つの方法 これまで日本では、空気を読み、うまく立ち振る舞う協調性が重視されてきたように思います。しかし、長期的な経済縮小が確実視される現在の日本において、なによりも必要とされるのは、間違いなく「創造力」です。 グローバル化やAI技術の急速な普及も相まって、独自性のない人材は、これから非常に厳しい立場に立たされるでしょう。 本記事では、創造力を鍛えるためのポイントや具体的な方法について、さまざまな提案をしていきます。先行きの厳しいビジネス市場で生き残っていくためにも、ぜひ創造力をブラッシュアップしていきましょう。 創造力を鍛えるメリット 海外との競争原理がだいぶ普及してきたとはいえ、現在の日本には、年功序列のような日本式の慣習がまだまだ色濃く残っています。そういう環境に慣れていると、創造力の必要性に対して、正直あまりピンときていないのではないでしょうか。 そこで、まずは創造力を鍛えるメリットを3点ご紹介します。こういったメリットを理解できていないと、創造力のブラッシュアップに対してのモチベーションが保てません。それでは、ひとつずつみていきましょう。 新しいアイデアを仕事に活用 冒頭でもお話ししたように、今や世界中のビジネスパーソンがあなたのライバルです。しかもAIが進化し完全に普及すれば、今までできなかったことが、誰でも簡単にできるようになります。 誰でもできることをやっていたら、ライバルどころかAIに仕事を奪われてしまう。よくも悪くも、間違いなくそういう時代がやってきます。だから、私たちは創造力に磨きをかけて、自分にしかできないことを突き詰めていかなくてはならないのです。 たとえば、今までのスキルや経験に創造力を組み合わせれば、新たな市場価値を生み出せる可能性が高くなります。もっともわかりやすいのは、オリジナリティ溢れる新製品の開発でしょう。自社にしかない魅力ある商品がつくれれば、たくさんの顧客に商品を購入してもらえます。 また、マーケティングやプロモーションなども、クリエイティブなアイデアを活用できる分野のひとつです。たとえば、今やTikTokのようなショートムービーが大流行しており、こういったショートムービーをうまく活用できれば、かなりの宣伝効果が期待できます。 これらはあくまでも一例ですが、どの分野においても創造力を発揮できる余地は必ずあります。新しいアイデアをどんどん仕事に生かしていきましょう。 人間関係の改善 創造力によって生まれた新しいアイデアや解決策は、人間関係の改善にも役立ってくれます。 たとえば、行き詰まった雰囲気のなか、企画会議中になにか斬新なアイデアを提案したとします。そのアイデアをきっかけに仕事がどんどん進み出したとしたら、あなたは同僚や上司から「デキる人」として高い評価を受けるはずです。 そうなれば、今後ビジネスの提案が承認されやすくなるだろうし、重要な仕事を任されることも増えるでしょう。 また創造力の高い人は、柔軟な思考力や斬新なアイデアを受け止めるキャパシティが、通常よりも広いです。自分に独自の考え方があるように、相手にもその人なりの考え方があることを、きちんと理解しているからです。 だから、たとえ自分と異なる意見でも、きちんと受け止めます。そのうえで自分の意見をアピールするので、相手から嫌われないんですね。このように、創造力は、人とのコミュニケーションを円滑にしてくれます。 ◆人間関係の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 自己成長にともなう自己肯定感の向上 今は、SNSなどを通じて他人の動向が簡単にわかってしまう時代です。SNSにはよいところばかりが載せられているとわかってはいても、他人の輝く姿をみると、つい「自分はどうしてダメなんだろう……」と自己否定してしまうものですよね。 ところが、創造力を鍛えている人は、自分の能力や可能性に自信をもっています。他人のことよりも、まず自分自身と向き合うことが重要だとしっかり理解しています。 そのうえで、自分ができることを冷静に分析し、現状を超えるアイデアを考えているわけです。いうなれば、今自分にできるベストを尽くしている。だから、いやでも自己肯定感は高まります。 傲慢になってはいけませんが、自己肯定感は大事ですよね。自分を信じられなければ、本来できるはずのものも、できなくなってしまいます。 創造力を鍛えるためのヒント のちほど創造力を鍛える方法についてお話ししますが、具体的な方法を実践する前に、知っておきたいポイントがあります。 創造力を鍛える4つのヒント 新しいアプローチを試す クリティカルシンキング(批判的思考)で考えてみる 創造力は既存のアイデアの組み合わせから生まれる 刺激的な環境を作る 上記は、どの方法にも共通する大事な考え方になりますので、ときどき読み返しながら、じっくりと取り組んでいただければと思います。 新しいアプローチを試す 創造力を鍛えるには、なによりも固定観念を捨て去ることがスタートです。「こうあるべきだ」「今まで自分はこうやってきた」こういった思い込みは、あなたの創造力の大きな障害物になります。 新しいアイデアは、新しいアプローチからしか生まれません。具体的にどのように新しいアプローチを試せばいいのか迷ってしまう人は、まず「仮説の検証」から取り組んでみてください。 たとえばなにか問題があった場合、その原因をすべて均等に取り扱うのは、正直かなり効率が悪いです。範囲が広すぎて、原因と対策にたどり着くまで、莫大な時間がかかってしまいます。 一方で「これは◯◯が原因ではないか」と仮説を立てて、可能性の高そうなものからひとつずつ検証していけば、結果的に早く解決策がみつかります。「自分ならどうするか」「可能性の高い選択肢はどれか」こういった仮説思考を、ぜひ身につけていきましょう。 クリティカルシンキング(批判的思考)で考えてみる クリティカルシンキングとは、「これは本当に正しいのか?」という批判的な視点でものごとを捉える思考法のこと。新しいアイデアを考えるために、いちど従来の常識を疑ってみるこのクリティカルシンキングは、非常に理にかなっていると思います。 前述のとおり、現代のビジネスシーンは変化が非常に速く、これまでの成功法則はもはや失敗を招く原因にもなりかねません。もちろん、過去の考え方や手法が適切な場合もたくさんあります。だから、過去の経験と新しい考えの両面を比較して、どちらを採用すべきか見極める力が必要なのです。 はじめてクリティカルシンキングを取り入れる人のために、基本的なステップを以下にまとめておきます。 問題の定義 前提条件の再確認 情報収集 論理的な整合性の確認 結論 クリティカルシンキングを大まかに説明すると、「前提条件を疑い、情報を集めて、その前提条件の正当性を確認する」基本的にこの作業の繰り返しです。クリティカルシンキングの詳細については、書籍が数多く出版されていますので、ぜひどれか1冊読んでみてください。 ◆クリティカルシンキングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 思考力を鍛える8つの方法 創造力は既存のアイデアの組み合わせから生まれる 創造力とは、これまでになかった新しい価値を生み出す能力のことをいいます。新しいアイデアや手法を生み出す創造的な思考は、ビジネスだけでなくプライベートでも大いに役立つでしょう。 ただし、ここまで成熟した社会になると、もはや完全オリジナルのものはほとんど存在しません。そうなると、いかにうまく既存のアイデアを組み合わせられるかが、重要になってきます。 たとえばこれまでただの移動手段であった自動車は、「EV車×インターネット×スマホ」という組み合わせにより、走るエンターテイメントとでもいうべき状況へ急激に舵を切りつつあります。 もし自動車業界が「自動車は故障せずに走れればいい」という固定観念に縛られていたら、このような流れにはなっていないでしょう。 パイロットの大ヒット商品、消せるペン「フリクション」も、「消しゴム×ペン」という既存アイディアの組み合わせから生まれています。 このように、今世の中でヒットしている商品のほとんどは、これまで存在したアイディアの組み合わせでできているのです。 ◆発想力の鍛え方については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 発想力はこうやって鍛えよう!発想力の鍛え方オススメ4選 集中できる環境をつくる 創造力を鍛えるには、なんといっても集中力が大切です。なので、あれこれ考える前に、とにかく集中力を妨げない環境を整えましょう。 まずは、机周りです。いらないものは机の上から撤去して、必要最低限なものだけが目に入る状態にしてください。スマホに関しても、机の上に出しっぱなしはよくありません。電源を切っても、スマホが目に入るだけで集中力が奪われるという研究データもあります。 そういう意味では、窓に向かって机を設置するのは、あまりよい考えではないですね。どうしても外の景色が気になって、集中力をあっさり奪われてしまいますので。音が気になる人は、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを検討してみてください。 ただし、家のなかに閉じこもっていると、どうしても保守的な思考になりがちです。興味のあるイベントに参加するのもいいし、なにか教室に通うのもよいでしょう。新しい価値観に出会うためにも、ぜひ知らない場所に出かける機会を定期的につくってください。 創造力を鍛えるオススメの方法 創造力を鍛える方法は、ひとつではありません。以下に紹介する4つの方法は、初心者でも簡単に取り組めるものばかりです。気になる方法があれば、ぜひ今日から取り組んでみてください。 メディテーションやリラックス法 適度な緊張感は、私たちに刺激を与えてくれます。ただあまりにも緊張が強いと、プレッシャーが発生して、よいアイデアは生まれません。プレッシャーに苦手意識のある人は、ぜひメディテーション(瞑想)やそのほかのリラックス法を試してみてください。 メディテーションとは、静かに座り、自分の内なる心と対話する行為のこと。メディテーションを習慣化すると、少しずつ心にゆとりが生まれます。そのゆとりが、伸び伸びと自由な発想につながっていくんですね。具体的なリラックス法としては、主に以下のようなものがあります。(メディテーションを除く) 呼吸法 ヨガ ヒーリングミュージック アーユルベーダ 漸進的筋弛緩法 アロマテラピー 各種有酸素運動 創造力を鍛えるという意味では、上記のどれを選んでも問題ありません。ようは、リラックスして、脳のパフォーマンスを最大限活用できれば、どれでもいいのです。 ただし、はじめてリラックス法に取り組む場合、慣れるまでに時間がかかることもよくあります。体の硬い人には、正直ヨガは大変だと思います。ただ座っているだけにみえるメディテーションも、最初はかなりキツイものです。今回紹介したなかから、あくまでもムリなくできる、自分に合った方法を探していただければと思います。 ◆メディテーション(瞑想)のメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ モノクローム画の練習 モノクローム画は、文字通り、カラフルな色を一切使いません。色彩に頼らずに、構図や明暗のバランスを追求するのが、モノクローム画なのです。この制限された環境が、あなたに強力な創造力をもたらしてくれます。 当然、必要な道具はシンプルです。手書きであれば、鉛筆・消しゴム・紙以外は、基本的に必要ありません。(投資金額が少ないのは正直ありがたいですね) 次に題材ですが、初心者なら、瓶や野菜といったすぐ手に入るものが無難でしょう。でも題材については、描きたいものを自由に描けばOKです。題材よりも、物の形や質感、光と影の具合いをしっかりと観察するほうが大事なので。 モチーフをよく観察したら、大まかな構図を考えましょう。大きさやバランス、光と影のコントラストを考える過程で、「創造性」「イメージ」「空間把握能力」といった右脳の働きが、鍛えられていきます。 ◆右脳を鍛える方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 眠っている右脳を鍛える最強の方法とは DIYに挑戦 DIYは、創造力を鍛えるのに最適な方法のひとつです。自分の手で新しいものをつくるわけですから、考えてみれば当たり前の話ですよね。 まずDIYのメリットですが、DIYに取り組むと、自分で物を作り上げる喜びや達成感が得られます。また、自分が作ったものが周りの人から評価されれば、自信や自己肯定感にもつながるでしょう。こういった感情が積み重なると、また新しいものを生み出そうという、強力なモチベーションになります。 DIYのコツとしては、とにかく最初からムリをしないことです。いきなり自宅のリフォームをしても、おそらくうまくいかずに、自信をなくしてしまいます。最初は、手作りのアクセサリーや手書きのポストカードなど、ごく簡単なものからチャレンジしましょう。 いずれにせよ、DIYでもっとも大切なのは、自分の好みやアイデアを自由に表現することです。自分が作りたいものを自由にイメージし、それを形にする過程で、あなたの創造力が育まれていきます。ぜひ、気軽にDIYを楽しんでください。 ボランティア活動 ボランティア活動は、自分だけでなく、社会的にとても大きな意義をもっています。今までボランティア活動をしたことのない人にとって、ボランティアの場は、新たな刺激を受ける格好の機会です。 普通に生活していたらあまり接点のない、高齢者や障害者との交流が増え、自分が今まで感じたことのない新たな価値観に出会えるかもしれません。 合わせて、ボランティア活動は、他人とのチームワークを学ぶ貴重なチャンスでもあります。自分ひとりでできることには限界があり、協力することではじめて達成できることがある。そういう経験が、きっとあなたの創造力に大きな影響を与えてくれるはずです。 また、ボランティア活動で感じた「自分にも何か役に立つことができた」という実感は、自己肯定感を高めてくれます。自己肯定感が高くなれば、自分自身の能力にも自信がついて、その結果より創造的な活動に取り組もうという気持ちが沸き上がってくるでしょう。 まとめ 今回は、あえてビジネス色を排除して、誰でも取り組みやすい方法を紹介しました。これなら、あまり気負わずに、今日からでも取り組めるはずです。 残念ながら、創造力は数日少し鍛えたくらいで、急激に伸びるものではありません。ぜひ、長期的な視点をもって、じっくりと鍛えてください。 なお、創造力アップにオススメのトレーニング「右脳脳トレ」については、以下のサイトで詳細を確認いただけます。 ### 自宅で今すぐできる「想起力を鍛える5つの方法」 記憶について話すとき、普段私たちは、どうしても「覚えられない」という側面にばかりフォーカスしがちです。しかし認知症を考えてみてください。覚えられないことよりも、トラブルの多くは圧倒的に「思い出せない」ことにより、引き起こされていませんか。 この思い出す力を、想起力といいます。私たちが今鍛えるべきは、この想起力です。想起力が回復すれば、必要なときに頭のなかにある情報をしっかりと引き出せるようになります。 もちろん、想起力が必要なのは、高齢者だけではありません。受験を控えた学生、仕事で結果を求められる社会人、すべての世代に必要な能力なのです。 そこで当記事では、想起力アップにオススメなトレーニング法や生活習慣について、わかりやすくお話ししていきます。 想起力を鍛えて眠っている記憶を呼び起こす「記憶のタイプとメカニズム」 思い出す力「想起力」についてお伝えする前に、記憶のタイプとそのメカニズムをきちんと理解しておきましょう。 記憶には、短期記憶と長期記憶の2つのタイプがあります。短期記憶は、文字通り一時的に情報を保持する能力であり、記憶できる時間は長くてもわずか1〜2分です。その間に、記憶の整理保存に関わる海馬が重要な情報だと判断すれば、その情報は長期記憶として保存されます。 こういう説明をすると、想起力を鍛えたければ、長期記憶だけを鍛えればいいように感じるかもしれません。しかし、短期記憶の機能が低下していると、長期記憶へのスムーズな移行が阻害されてしまいます。そう考えると、やはり短期・長期両方の記憶をバランスよく鍛えるべきなのです。 あとから想起力アップのトレーニング方法を紹介しますが、たとえば神経衰弱のようなカードマッチングゲームは、瞬間的な短期記憶を鍛えてくれます。一方で、「思い出の写真をもとにダイアリーを作成」のような方法は、長期記憶のトレーニングにピッタリです。 大切なのは、目的に応じた適切な方法を選択すること。そのためにも、記憶の種類については、しっかりと押さえておいてください。 ◆長期記憶の種類と働きについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 長期記憶を意識すれば、勉強の効率は大きくアップする 想起力を高めるオススメ記憶トレーニング 想起力を高めたいなら、やはり記憶系のトレーニングは必須です。トレーニングで脳を活性化して、思い出す力をどんどんブラッシュアップしていきましょう。 今回は、短期向け長期向けのトレーニングを、バランスよく合計5つ紹介していきます。どのトレーニングも、自宅ですぐに取り組めるものばかりです。気になる方法があれば、気軽にチャレンジしてみてください。 カードマッチングのようなメモリーゲームをプレイ 神経衰弱に代表されるカードマッチングは、短期記憶を鍛えるのに、最適なトレーニングのひとつです。ルールは非常にシンプルで、裏返しに並べられた複数のカードをめくり、同じカードを探していくだけ。 間違って引いたカードは再び裏返して元の場所に戻されるので、めくったカードをいかに覚えておけるかが、勝負の鍵を握っています。 またカードマッチングは、瞬間的な記憶力だけでなく、注意力や集中力にも効果バツグンです。カードの絵柄や数字を覚えておくには、集中して相手の動きを見ておく必要がありますので。 カードマッチングは、対戦相手が集まらないときでも、アプリで気軽にプレイできるのも嬉しいところです。アプリなら、スキマ時間にサッとプレイできますし、自宅でも外出先でも場所を選びません。 短期記憶を鍛えたい人が最初に取り組むトレーニングとして、カードマッチングは非常にオススメです。 ◆カードマッチング(神経衰弱)については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶力に不安を感じたら……脳トレで記憶力アップ なにか新しいスキルを勉強 想起力を鍛えたいと考えている人は、なにか新しいスキルを学んでみてはどうでしょうか。新しい情報が大量にインプットされると、脳細胞を結ぶシナプスの数が大きくなったり増えたりします。大量の新しい情報に対応できるよう、脳細胞ネットワークの動きが活性化するわけです。 勉強するスキルは、なんでも構いません。ただし、途中で挫折しないためにも、できるだけ興味のもてるスキルを選んでください。面白く感じていないのに、メリット優先で選ぶと、おそらくすぐにやめてしまうでしょう。 本格的にスクールを利用するのもよいですが、脳トレ目的なら、まずは独学で十分です。今はYouTubeでたいていの基礎知識は学べるし、Udemyのように自宅で本格的に勉強できるサービスも数多くあります。 いずれにせよ、マンネリ化した生活は、脳の機能を鈍らせます。語学でも楽器演奏でも、ぜひ積極的にチャレンジしていきましょう。 やるべきタスクをリストアップ 想起力を鍛えて必要な情報を素早く引き出すには、情報をわかりやすく整理しておくことが大前提になります。記憶がごちゃごちゃしていたら、スムーズに思い出せなくて当然です。 とはいえ、いきなり記憶を整理するといわれても、なかなかできるものではありません。そのためにも、まずはタスクをリストアップして、やるべきことに優先順位をつけていきましょう。タスクの書き出しを習慣化すれば、少しずつ頭のなかも整理されていきます。 タスクをリストアップする際には、以下のようなポイントに注意してください。 目的を明確にする 簡潔に書く 優先順位をつける 完了したタスクはチェックする タスクを書き出す前には、その目的や目標を明確にしておくことが大切です。そうじゃないと、タスクの優先順位が決められません。 また思考の整理が、タスクをまとめる目的のひとつです。したがって、ダラダラ長く書くのはNG。できるだけ具体的に、長くてもひとつのタスクにつき1行でまとめてください。 なお、完了したタスクには忘れずにチェックを入れましょう。こまかいようですが、チェックが増えるたびに、達成感が得られて、継続のモチベーションに繋がります。 読んだものや見たものをアウトプット 記憶力を高めたいなら、読書や動画で得た情報をそのままにしておくのは、かなりもったいないです。インプットした知識や情報は、できるだけアウトプットしましょう。 アウトプットをしようと思えば、第三者へきちんと説明できるように、まずは要点を書き出してわかりやすくまとめるはずです。そのためには、何度も短期記憶と長期記憶へアクセスして、記憶を振り返らなくてはなりません。こういった「自分の記憶を再確認する行為」が、あなたの想起力を劇的に磨いてくれます。 なお、「ノートにまとめる」「友達に話をする」といったアウトプットに慣れてきたら、ブログやSNSに投稿してみるのもオススメです。知らない人からのフィードバックの可能性があるので、自然とアウトプットのクオリティに気をつけるようになります。 また、インプットとアウトプットの間隔も重要です。アウトプットは早いほうが記憶をより強化してくれるので、アウトプットまであまり間を空けないようにしたいですね。 ◆アウトプットのメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 思い出の写真をもとにダイアリーを作成 思い出の写真を使ってダイアリーを作成するのも、想起力アップにとても有効です。写真は、いうなれば過去の思い出を切り取った人生の証であり、そのひとコマひとコマから当時感じた感情や周囲の状況が蘇ってきます。 また気になる写真を選び、写真にまつわるエピソードをダイアリーに書きとめる行為は、より深く記憶を呼び起こしてくれるはず。せっかくダイアリーをつくるのであれば、写真に写っている場所や人物、さらに当時の状況や自分の感じたことなど、できるだけ詳しく記録しておきたいですよね。 もちろん、ダイアリーはプライベートなものなので、アウトプットの必要はありません。でも、アウトプットという強制力はなくても、ぜひダイアリーの作成は継続していただきたいと思っています。 なんといっても、こういったダイアリーは、私たちに幸福感やなつかしさといった、さまざまな感情をもたらしてくれます。ときには、ほろ苦い思い出に出会うかもしれません。でも長い目でみれば、それすらも現在の自分に向き合うための、よいエッセンスになってくれるはずです。 想起力アップはストレスと睡眠のコントロールが重要 想起力を高めるには、ストレスと睡眠のコントロールが不可欠です。ストレスでいつもイライラしている、あるいは寝不足で頭がボーッとしている状態では、想起力を鍛えるどころの話ではありません。脳をしっかりと働かせるためにも、まずは日常生活をしっかりと整えていきましょう。 定期的に瞑想や自然と触れ合う時間をもつ ストレスの軽減になにかよい方法はないかと聞かれれば、わたしは瞑想や自然との触れ合いを真っ先に勧めます。 まず瞑想ですが、瞑想とは、静かに心を落ち着けて、内なる自分とじっくりと向き合う行為の総称です。マインドフルネスや日本の禅など、それぞれ流儀は違えども、静かに座り自分自身を客観的に観察するスタイルはどの瞑想もほとんど変わりません。 慣れないうちは、おそらくじっと座っているだけでも苦痛を感じるでしょう。でも、しばらく続けると、心を無にする境地がストレスを解消してくれることに気づくはずです。 同様に、自然と触れ合う時間もストレス解消には最高の方法だと思っています。自然の癒し効果について調べてみると、じつに数多くの研究データがみつかりました。 たとえば、ミシガン大学の准教授 MaryCarol Hunter氏は、自然とわずか20分触れ合うだけで、ストレス値は大幅に減少すると発表※しています。しかも大自然ではなく、自分の庭で座っているだけでも効果があるというのですから、驚きです。 とはいえ森や山にでかければ、木々が発するフィトンチッドにより、いわゆる森林浴効果が生まれます。週に1回でいいので、できるだけ自然のなかで過ごす機会を確保してください。 ※参考:MaryCarol Hunter: Feeling stressed? Take a ‘nature pill’ | University of Michigan News ◆瞑想&自然との触れ合いについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 適度な運動は心と体の両方を活性化してくれる 運動が体を健康にするのは広く知られていますが、じつは運動は脳の健康にも好影響を与えてくれます。運動により脳の血流量が増加し、神経細胞の活動が活性化するからです。 また大きなストレスを受けると、体内に「コルチゾール」とよばれるストレスホルモンが大量に分泌されます。コルチゾールは、記憶の識別をする重要な器官「海馬」に大きなダメージを与える、非常にやっかいなホルモンです。 しかし適度な運動には、ストレスホルモン「コルチゾール」の分泌を抑制する働きがあります。そう考えると、運動って本当に大事ですよね。 もしこれから運動に取り組むなら、有酸素運動と無酸素運動をバランスよくおこなってください。ウォーキングのような有酸素運動は、心拍数を上げて脳に送る血流量を増加させてくれるので、脳の機能改善が期待できます。一方で筋トレに代表される無酸素運動は、筋肉量を増やして全身の血流と代謝を促してくれます。 どういった運動を選ぶにせよ、ポイントは運動強度です。想起力を鍛えるのが目的なら、あまり強い運動は必要ありません。ムリをせず、長く続けられる運動を選ぶようにしてください。 ◆高齢者でもできる運動系脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 高齢者にオススメ!自宅で簡単にできる脳トレ運動10選 1日8時間の睡眠を目標に 想起力アップには、良質な睡眠が欠かせません。人間の脳は、レム睡眠中にその日のできごとを振り返り、必要な情報と消去する情報を整理しています。 このレム睡眠は、一晩におよそ4〜5回しか発生しません。タイミングにもよりますが、かりに1時間睡眠が短くなると、レム睡眠の周期が1回分減ってしまう可能性があります。そういう状況を回避するためにも、やはり1日に8時間程度の睡眠は必要です。 ところが、日本人は世界でもトップクラスのショートスリーパーというデータがあります。女性の場合、1位のフランスに比べて、1時間以上短いです。 ※参考:睡眠と生活習慣病との深い関係 | e-ヘルスネット(厚生労働省) 忙しい現代人が、睡眠時間を確保するためには、睡眠習慣を整える必要があります。まずは、就寝時間と起床時間を一定にし、日々の生活リズムを整えましょう。寝る前の1時間はリラックスするための時間に充て、スマートフォンやパソコンから離れてください。 また、寝室の環境も非常に重要です。快適な温度を保ち、朝日で明け方眠りが妨害されないように、部屋もできるだけ暗くします。余計なノイズが入らないように、耳栓をするのもいいかもしれません。 いずれにせよ、想起力を高めるためには、8時間程度の睡眠は必須です。少しでも快適に眠れるように、いろいろと試行錯誤してみてください。 ◆睡眠の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 仕事や勉強の成果が大きく変わる!潜在能力を引き出す9つの方法 まとめ 質の高い生活を送るためには、スムーズに記憶を引き出す力「想起力」が不可欠です。自分の想起力をアップさせたいとお考えのかたは、ぜひ今回紹介した5つの方法に取り組んでみてください。 継続していくうちに、自分の想起力がレベルアップしていることにきっと気づくはずです。なお、想起力を鍛えるオススメの方法「右脳速読」については、以下のサイトで確認できます。まずは、お気軽に覗いてみてください。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ### 鍛えたい認知機能ごとにオススメ脳トレーニングを紹介 記憶力や集中力といった認知機能は、私たちの日常生活に欠かせない大切な能力です。にもかかわらず、残念ながら認知機能は、年齢を重ねるとともに少しずつ衰えていきます。 しかし、認知機能トレーニングを習慣化すれば、認知機能の衰えを最小限に抑えることも十分に可能です。今回の記事では、認知機能トレーニングのメリットやオススメの認知機能トレーニングを紹介します。将来認知症にならないか不安を感じている人は、ぜひ最後まで読んでください。 認知機能とはなにか? 認知機能トレーニングを紹介する前に、まずは認知機能の概要を説明しておきます。認知機能とは、記憶・理解など、人間が生活するための基本的な知的能力の総称です。一般的には、以下のような機能が認知機能とよばれます。 代表的な認知機能 ■記憶力:情報を記憶し、思い出す力 ■集中力:情報に集中して注目し、分析する力 ■言語能力:言葉を理解し、自分の意思を表現する力 ■計算力:素早く間違いなく計算する力 ■判断力:情報を分析し、適切な判断をする力 ■遂行力:計画を立てて、最後までやりきる力 残念ながら、上記のような認知機能は、年齢とともに少しずつ低下します。この低下の著しく進んだ状態がいわゆる認知症であり、そうなると独力での生活はもはや困難です。 しかし、早い段階から認知機能トレーニングに取り組めば、認知症を回避できる可能性が大きくアップします。たとえば、インディアナ大学がおこなった研究※では、認知機能トレーニングを受けた人のほうが、認知症になる確率が少なかったという結果が発表されています。 もちろん、認知機能トレーニングに否定的な声が一定数あることも、頭に入れておかなければならないでしょう。認知機能トレーニングをすれば、必ず認知機能が改善されると盲信するのは非常に危険です。 とはいえ、世界中で認知機能トレーニングの有用性を証明する研究が発表されている状況をみる限り、私たちがトレーニングに取り組む価値は十分にあるといえるでしょう。 ※参考:Researchers identify first brain training exercise positively linked to dementia prevention ◆脳トレの効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 認知機能が衰える主な原因 認知機能の衰えを予防するには、認知機能が衰える理由をしっかりと理解しておかなくてはなりません。今回はピックアップした5つの原因について、概要を解説していきます。 加齢 年齢を重ねると、人の名前や過去のできごとが思い出せず、将来に不安を感じることが増えてくるものです。こういった認知機能の衰えは、加齢による脳の萎縮と大きく関係していると考えられています。 公益財団法人長寿科学振興財団のサイトを調べてみると、多くの人は30代から脳の萎縮がはじまり、65歳ころには肉眼で判別できるほど萎縮が進行するそうです。 ※画像引用:脳の形態の変化 | 健康長寿ネット もちろん、脳の萎縮には個人差があるし、萎縮が必ずしも認知機能を低下させるとは限りません。とはいえ、思考や感情の制御を司る前頭葉に萎縮が目立つことを考えると、加齢による萎縮が、認知機能の衰えになんらかの影響を与えているのは間違いないと考えられます。 生活習慣の乱れ WHO(世界保健機関)の「認知機能低下および認知症のリスク低減に関するガイドライン」には、加齢だけでなく生活習慣の乱れが認知症の発症と大きく関係していると書かれています。 この20年間の研究により、学歴や、運動不足、喫煙、不健康な食事およびアルコールの有害な使用などの生活習慣に関連した危険因子が認知機能障害や認知症の発症と関連していることが示されている。さらに、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、肥満やうつ病などの特定の病態は、認知症発症リスクの増大と関連している。 ※引用元:認知機能低下および認知症 のリスク低減 このガイドラインの元データのひとつ医学雑誌「Lancet」の研究データによれば、改善可能な12の危険因子を改善できれば、認知症の確率を40%改善できるそうです。以下に肥満や喫煙がどれだけ認知症リスクを高めるか、まとめておきます。 【認知症発症リスクを高める12の危険因子】 ※参考:Dementia prevention, intervention, and care: 2020 report of the Lancet Commission 上記の項目に、複数当てはまる人は、できるだけ早く生活習慣の改善に取り組むようにしましょう。 ◆生活習慣を改善するポイントについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 今すぐ改善したい「8つの脳に悪いこと」 ストレス ストレスも、認知機能が低下する大きな要因のひとつです。人間は強いストレスを受けると、コルチゾールというストレスホルモンを副腎皮質から大量に分泌します。 ストレスホルモンに悪い印象をもつかたも多いですが、ストレスに対抗するために、コルチゾールはなくてはならない物質です。ほかにも、筋肉のタンパク質をアミノ酸に分解したり、体内の炎症を抑えてくれる働きがあります。 しかし、コルチゾールがよい意味で働いてくれるのは、あくまでも分泌が正常な量であるというのが大前提です。ストレスが長期化してしまうと、副腎は慢性的にストレスホルモンを分泌しなくてはなりません。 アメリカ国立老化研究所の研究によると、コルチゾール量の多い人は、認知機能テストで記憶力と思考処理速度の低下が認められたそうです。 また、ストレスホルモンが長期間分泌され続けると、全身の血管が収縮して血流は悪くなります。そうなると、脳に必要な酸素や栄養が届きにくくなり、その結果、脳の海馬(記憶力を司る部位)が萎縮しやすくなってしまうと考えられているのです。 ◆コルチゾールについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶力に不安を感じたら……脳トレで記憶力アップ 病気 認知機能の衰えは、加齢によって誰にでも起こる可能性があります。しかし、認知機能が著しく低下したいわゆる「認知症」は、完全に病気です。なかでも有名なのは、アルツハイマー病でしょうか。 アルツハイマー病になると、脳内の神経細胞が少しずつ減少し、海馬を中心に脳全体が萎縮します。ごく軽度のうちは、加齢による物忘れと同じような状態で、日常生活に大きな影響はありません。 ただ残念ながら、アルツハイマー病は進行形の病気なので、時間とともに中度・高度と症状は悪化していきます。最終的には家族も認識できず、必ず死を迎える恐ろしい病気なのです。(直接の死因は肺炎や虚血性心疾患など多岐にわたる) もちろん、早期治療ができれば、病気の進行を遅らせることは十分可能です。もし、年老いた両親に対して「様子がなにかおかしいぞ……」と感じることがあったら、できるだけ早く専門家の診断を受けさせてください。 十分な教育を受けられない弊害 教育が、認知機能に与える影響は非常に大きいです。好奇心をもっていつも新しい知識や技術を学ぼうとする姿勢は、脳に大きな刺激を与えてくれます。 こういった学ぶ姿勢は、幼少期から青年期までに、しっかりとした教育を受けられたかどうかで大きく変わってくるそうです。前述のとおり、青年期(45歳未満)に十分な教育を受けられていない人は、認知機能低下のリスクが通常の1.6倍もあります。 そう考えると、脳の成長が一番大きい幼少期に、やはり基礎的な知識をしっかりと学んでおきたいですね。とはいえ、10代のころはまったく勉強しなかったという人も安心してください。 20代になっても、40代を過ぎても、学ぶのに遅すぎることはありません。「人生で今日が一番若い日」という言葉もあります。まずは自分の興味のあることから、少しずつ勉強に取り組んでみましょう。 認知機能トレーニングのメリット 認知機能トレーニングには、メリットが数多くあります。今回はそのなかから代表的なメリットを4つピックアップして、解説していきます。 認知機能トレーニング4つのメリット 認知症リスクの低減 記憶力の向上 注意力集中力の向上 社会参加の増加 それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 認知症リスクの低減 認知症とは、アルツハイマー病を含む、認知機能障害の総称です。認知症の主な原因としては、加齢や病気などが考えられます。 いったん重度の認知症になってしまえば、いくら認知機能トレーニングをしても効果はほとんど期待できません。しかし、症状が表面化しないうちにトレーニングをおこなえば、認知症の発症を遅らせることも可能です。加齢による軽い物忘れ程度なら、元の状態に戻すこともできるでしょう。 認知機能トレーニングが認知症のリスクを低減する理由としては、トレーニングによる脳の活性化があげられます。脳細胞ネットワークを結ぶシナプスという部位は、なにか記憶したり計算したりすると、大きさや数が変化するんです。 シナプスが大きくなり数も増えれば、それだけ情報伝達量が増え、情報の流れもスムーズに進みます。こういった状態を継続するためにも、できるだけトレーニングの間隔を空けずに習慣化していきましょう。 ◆認知症と脳トレの関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレは認知症に効果アリ?症状別にオススメの脳トレを紹介 記憶力の向上 集中力や言語能力など、数ある認知機能のなかでも、とくに記憶力は重要です。記憶力が低下すると、最悪自分が誰なのかもわからなくなってしまいます。こうなれば、もはや通常の生活は送れないでしょう。 記憶力が低下する原因としては、大きく以下の6点が考えられます。 記憶力が低下する主な原因 加齢 日常生活のルーティン化 ストレス 化学物質の過剰摂取 睡眠不足 うつ病や認知症のような病気 上記のうち生活のルーティン化や睡眠不足などは、まずなによりも生活習慣を改めなければなりません。一方でストレスや加齢、病気に対しては、認知機能トレーニングが大いに役立つはずです。 インプットされた情報は、脳内の神経ネットワーク内に電気信号として伝達されます。この電気信号が、加齢やストレスによって弱くなると、記憶力が低下するんですね。その電気信号を再び強化するのが、認知機能トレーニングの大きな役割なのです。 ◆記憶力を上げる方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう 注意力や集中力の向上 注意力や集中力の向上は、認知機能トレーニングの重要なメリットのひとつです。注意力や集中力が足りないと、仕事や学習に対する取り組みがどうしても甘くなり、思うような結果が出せません。 これは、普段の生活を思い出してみると、すぐにわかりますよね。SNSやゲームに気を取られていると、本来やるべきタスクの完了にやたらと時間がかかるし、クオリティの低い結果に終わることが本当に多いです。 しかし、認知機能トレーニングによって前頭葉が活性化すれば、徐々に注意力や集中力が磨かれてきます。なんといっても、前頭葉は、思考・感情・理性などを司る重要な器官です。前頭葉をしっかりと鍛えて、安定した心の状態を保てるようにしましょう。 具体的なトレーニングとしては、注意力・集中力と同時に記憶力も鍛えてくれるメモリー系のトレーニングをオススメします。複数のタスクを同時にこなす、料理のようなトレーニングもぜひ取り入れたいですね。 繰り返しますが、仕事や勉強で結果を出すには、注意力と集中力を鍛えるのがもっとも効果的です。集中力を鍛える方法については、別記事で詳しく紹介しているので、ぜひそちらの記事にも目を通しておいてください。 ◆集中力を鍛える方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 社会参加の増加 年齢を重ねると、認知機能や体の衰えにより、社会的な活動へ参加する機会が極端に少なくなるものです。しかし、認知機能トレーニングをうまく取り入れれば、さまざまな分野の人と会う機会が増えます。 たとえば、麻雀が好きな人なら、麻雀のたびに少なくとも3人の仲間に会えるでしょう。リズム体操のサークルに入れば、毎週10人単位の知り合いと一緒にダンスを楽しめます。足が悪くて自宅から出るのが大変なら、オンラインで将棋やチェスの対戦をするのもオススメです。 このように認知機能トレーニングを通して、人と触れ合う時間が増えれば、人とつながっている安心感が得られます。人はなにか理由がないと、なかなか行動できません。認知機能トレーニングをきっかけにして、積極的に社会活動へ参加していきましょう。 ◆友人や家族と触れ合う重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 認知機能別オススメの脳トレ 認知機能を鍛えたいのなら、記憶力改善・集中力アップといったように、気になる症状の予防・改善が期待できるトレーニングに取り組むべきです。ここでは、主な6つの認知機能に対応したトレーニングを紹介します。 記憶力「数字や漢字を使ったメモリーゲーム」 数字や漢字を使ったメモリーゲームは、記憶力の改善に対して、非常に有効な方法のひとつです。ただし、同じ数字や漢字を使うゲームでも、ナンプレや難読漢字読みクイズには、記憶力の改善効果がそれほど期待できません。(もちろんゼロではないですよ) 記憶力を向上させたいなら、数字や漢字の文字列を一定時間みて、そのあと記憶だけを頼りに文字列を書き出すゲームがオススメです。このゲームは、記憶のなかでも、とくに短期記憶の改善に効果があります。 人間はインプットした情報をいったんワーキングメモリに保存して、そのあと長期間覚えておくかどうかを海馬が判断します。 もちろん、「短い期間しか記憶しないから重要ではない」というのは間違った認識です。ワーキングメモリの機能が低下すれば、必要な情報をすぐに忘れてしまい、正確な判断が下せません。 今回紹介したゲーム以外にも、神経衰弱のように、短期記憶を鍛えてくれるトレーニングはいくらでもあります。飽きないように、いろいろなメモリーゲームに挑戦してみてください。 ◆記憶力の低下を防いでくれるアプリについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 集中力「間違い探し」 ご存知のとおり、間違い探しは、2枚のほぼ同じ絵の中から微細な違いを探し出すシンプルなゲームです。2枚の絵をじっくりと観察し、細部にわたって注意深く比較していく作業を繰り返すうちに、少しずつ集中力が養われていきます。 もちろん、向上するのは、集中力だけではありません。まず、全体をざっくりと分析する「空間認識能力」がフル稼働します。見比べる際には、最初の1枚を覚えておかないと、2枚目と比較ができないですよね。だから、短期記憶力にもよい影響があります。 また、イライラしながら最後にむずかしい間違いを探し当てたスッキリ感を、「アハ体験」といいます。間違い探しは、このアハ体験を経験しやすい脳トレです。 脳トレは継続がもっとも重要といわれており、アハ体験で脳がトレーニングをよいものと認識すれば、継続がしやすくなります。そういう意味でも、間違い探しは、非常にオススメです。 言語能力「四字熟語クイズ」 言語能力を鍛えるなら、四字熟語クイズがオススメです。四字熟語クイズには、大きく以下の2種類があります。 空欄に入る漢字を当てる 説明を読んで正しい四字熟語を当てる 1のパターンは、「千客▢来」のように、空欄の漢字を考えます。2のパターンなら、「お客さんがひっきりなしに訪れる状態」という説明文を読んで、四択のなかから千客万来を選んでいくわけです。 出題形式は異なるものの、得られる効果に大差はありません。どちらも過去の記憶を辿りながら答えを考えるので、単純な言語能力だけでなく、同時に記憶力も鍛えられます。 また、ネット上を探せば、さまざまな難易度の四字熟語クイズが無料で利用可能です。漢字クイズは一つひとつの問題にかける時間が短いので、スキマ時間にサクッとできます。アプリも数多くリリースされているので、気に入った問題があればいろいろと試してみてください。 計算力「暗算クイズ」 ある程度の年齢になると、計算力の衰えを訴える人が非常に多いです。簡単な四則計算も怪しくなり、お釣りの間違いが続くと、だんだん自分に自信がなくなってきます。 でも、安心してください。加齢による計算力の衰えなら、計算のトレーニングを習慣化すれば、その衰えを最小限に抑えられます。 今は、スマホにも計算機がインストールされているし、電子マネーでの支払いも一般的になりました。そのため、自分の頭を使って計算をする機会が激減しているのです。 まずは、1回15分、週に2〜3回でいいので、ぜひ暗算クイズに取り組んでみてください。そうすれば、自分の頭でパッと計算する感覚が蘇り、問題を解くたびに少しずつ暗算が速くなっていくはずです。 なお、暗算のスピードがアップすると、ビジネスにも非常に役立ちます。財務管理やデータ分析などに苦手意識があるなら、まず暗算に取り組み、数字を読み解く力を鍛えましょう。 判断力「パズル・ジグソーパズル」 パズルやジグソーパズルは、集中力や論理的思考を司る「前頭前野」や、視覚的・空間的な情報を分析する「視覚連合野」を鍛えてくれます。 パズルやジグソーパズルを解くには、まずそれぞれのピースの形や色などの特徴を記憶しなければなりません。さらに、「これはここにピッタリ当てはまるかも!」という推理力や直感力も必要です。 のちほど複数のタスクを同時におこなうトレーニングについて紹介しますが、パズルやジグソーパズルは、まさにマルチタスクそのもの。複数のピースを同時に認識しながら、適切な配置を考える能力が求められます。 また、パズル系のトレーニングには、ストレス解消効果も期待できます。うーん……と頭を捻りながら没頭している間は、余計なことを考えていませんよね。この集中力が、心を落ちつかせてくれるのです。個人的には、瞑想と同じくらい癒し効果があると思っています。 ◆ジグソーパズルのメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳を鍛えるなら断然脳トレがオススメ 遂行力「料理」 遂行力とは、計画を立て、その計画に従ってタスクを完遂する能力です。料理は、この遂行力を高める絶好のトレーニングとなります。以下、料理で得られるさまざまな能力をまとめておきます。 1.計画の作成 料理には、メニュー選び・材料の調達・調理の手順決めなど、多くの計画が必要です。たったひとつの料理をつくるだけでも、計画立案と遂行のスキルが鍛えられます。 2.マルチタスクの管理 「材料を煮ている間にほかの料理の材料を切る」など、料理中は同時に複数の調理工程を進めなければならない場合も多いため、マルチタスクの管理能力が鍛えられます。 3.こまかい手先を使った作業 最初は厚くしか切れなくても、慣れるにしたがって紙のようにうすく大根を剥くことも可能です。こういう細かい作業は、手先の神経と脳の連携を改善してくれます。 4.創造性の発揮 料理のレシピは、人の数だけあります。レシピをみながら真似してみるのもいいですが、自分なりにアレンジして新しい味をつくりだすのも、料理の楽しみのひとつです。 5.コミュニケーション力アップ 家族や友人を招いて料理を振る舞えば、自然と会話が弾み、コミュニケーション力が深まっていきます。 上記のように、料理はさまざまな能力をまんべんなく鍛えてくれます。ただの食事の準備としてではなく、優秀な脳トレとして、ぜひ買い出しから後片付けまで楽しみながら料理をしてみてください。 ◆脳トレとしての料理のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者向け簡単な脳トレを分野別に紹介 今日からできるオススメ認知機能トレーニング 計算クイズやパズルのように、認知機能トレーニングは頭を使うものというイメージがあります。しかし、脳によい影響を与えてくれるなら、ウォーキングや体操も立派な認知機能トレーニングです。 ここでは、先ほど紹介しきれなかったオススメの認知機能トレーニングを、手軽に日常生活に取り込めるものを中心に紹介していきます。 視覚・聴覚の情報処理トレーニング 視覚・聴覚・嗅覚・味覚など、私たちがもつ感覚のなかでも、視覚と聴覚から得る情報はとくに大きな割合を占めています。トレーニングの効率を考えると、やはり視覚や聴覚、あるいは両方同時に訓練できるトレーニングから取り組むのがよいでしょう。 視覚のトレーニングでは、図形・数字・文字・色などを使い、以下のような取り組みをします。 短時間表示された数字や文字列を記憶する 時間制限を設けて文章を素早く読み解く 複数の図形や文字のなかから仲間外れを探す 一方、聴覚情報処理トレーニング例としては、以下のような取り組みがあげられます。 高音域を多用したクラシック音楽を聴く オーディオブックの内容を要約して書き出す 音ゲータイプのアプリに取り組む 楽器の練習をする 上記はあくまでも一例です。聴覚を鍛えるという意味でいえば、好きな曲を歌うだけでも全然OKです。さらに、うろ覚えの曲をカラオケの歌詞を見ながら歌えば、視覚と聴覚を同時に鍛えられます。 リズムを使ったトレーニング(後述)も、聴覚と体の連携をスムーズにしてくれる非常にオススメのトレーニングです。認知トレーニングというと、クイズのように頭を使うものばかりをイメージしがちですが、ぜひ音を使ったトレーニングも積極的に取り入れていきましょう。 読書・速読 認知機能の改善には、読書が非常にオススメです。たんに本を読んでいるだけと思うかもしれませんが、私たちの脳は読書をしている間に、以下のようなさまざまなメリットを受けとっています。 言語能力の向上 幅広い知識のインプット 集中力の強化 リラックス効果 短期記憶のレベルアップ また、読書の効果は年齢に関係なく、80歳を超えた高齢者にも効果があると、研究により明らかになっています。 米ラッシュ大学Robert S. Wilson教授の論文※によれば、読み書きといった精神活動の活発な人は、平均的な人より脳の衰えるスピードが32%減少したそうです。反対に、精神活動の低い人は、48%も速く脳が衰えてしまいました。 ※参考:Does being a bookworm boost your brainpower in old age? -- ScienceDaily たしかに、手足の動きが衰えた高齢者でも、読書は問題なくおこなえます。脳トレアプリやゲームについていけない人でも、読書なら問題ないでしょう。 もし、余裕があれば、右脳の処理能力を鍛えてくれる「右脳速読」もオススメです。興味のある人は、以下の記事で詳細を確認してみてください。 ◆右脳速読の詳細については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 複数のタスクを同時にこなすトレーニング 「最近どうも頭の働きが鈍ってきたな」と感じたら、ぜひ複数のタスクを同時にこなすトレーニングに取り組んでください。冷静に考えてみると、日常生活はマルチタスクの連続です。 前述の料理も、「材料を切る間にお湯を沸かす」「煮物をつくる合間に洗い物をする」といったように、常に複数の作業を考えながら動いています。 仕事も同様です。「複数のデータを見比べながら資料を作成する」「会議に参加しながら議事録も作成する」など、ひとつの作業に集中できるほうが珍しいくらいです。したがってマルチタスク力を鍛えれば、仕事や勉強・そのほかあらゆる面において、よい結果を残せるようになります。 具体的なトレーニング方法としては、複数のタスクを同時におこなうものであれば、なんでも構いません。たとえば、オーディオブックを聴きながら、なにか作業をするのもいいでしょう。掃除をしながら子どもと会話をするのだって、立派なマルチタスクです。 ただし、マルチタスクは、下手をするとすべてが中途半端になりかねません。効率よく作業をこなすためには、どのタスクへ優先的に取り組むべきか、事前にきちんと計画を立てておく必要があります。 新しいスキルの習得 認知機能を向上させるには、なにか新しいスキルを学んでみるのもオススメです。今までにない知識が大量にインプットされると、脳は神経細胞を強化して、情報の伝達をスムーズにおこなうように動き出します。 新しいことにチャレンジすると、誰だって自然とワクワクドキドキしてくるでしょう。こういった刺激は、感情を司る前頭前野を思い切り活性化してくれます。しかも、楽しくワクワク取り組めるものなら、途中で飽きることなく、継続的にトレーニングを続けられるはずです。 具体的な内容は、自分が興味をもてるものなら、正直なんでも構いません。英語を学ぶのもいいし、ギターやピアノ、絵画など、どこかのスクールに通うのも楽しそうです。体を動かすのが好きなら、前述のリズムトレーニングやママさんバレーなども取り組みやすいでしょう。 ◆新しいことに挑戦するメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 リズムを使ったトレーニング ここまで頭を中心としたトレーニングが続いたので、今度は体中心のリズムトレーニングを紹介します。リズムトレーニングとは、文字通りリズムに合わせて体を動かす体操です。脳と体を連携させるリズムトレーニングは、認知機能と運動機能を同時に鍛えてくれます。 リズムを使ったトレーニングの方法は数多くあるのですが、最初はリズムに合わせて手拍子や足踏みするくらいがちょうどいいと思います。すぐにできるという意味では、ラジオ体操もいいですね。楽器演奏に興味がある人は、タンバリンやマラカスといった打楽器を使うリズムトレーニングもオススメです。 また、体を動かすことに慣れてきたら、ぜひ本格的にダンスへ挑戦してみてください。ダンスサークルに入ってみんなで踊れば、ストレスも吹っ飛んでいきます。終わったあとに、仲間とワイワイ話ができるのも、こういったトレーニングの楽しみのひとつです。 なお、今までまったくリズムトレーニングをやったことのない人は、こういったリズムトレーニングを指導してもらえるスポーツジムに通ってみるのもよい方法だと思います。 ◆リズムトレーニングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の衰えを予防するオススメの脳活トレーニング8選 認知機能トレーニングを効果的に進めるポイント 今回紹介した認知機能トレーニングは、どれも効果が期待できるものばかりです。ただし、闇雲におこなっても、思うような効果を出せない可能性があります。そこで最後に、トレーニングを効果的に進めるためのポイントを、4点紹介しておきます。 目標設定:トレーニングの方向性を定める 認知機能トレーニングをはじめる前に、まずは具体的な目標を設定しましょう。目標がないと、自分の成長具合がわからずに、おそらく途中でモチベーションが途切れてしまいます。目標設定のポイントは、大きく以下の4点です。 目標設定4つのポイント 改善したい認知機能に合ったトレーニングを選ぶ 小さい目標と最終目標を両方設定する できるだけ測定可能な目標にする 慣れてきたら目標の難易度をストレッチ目標に切り替える ひと言で認知機能改善といっても、記憶力と計算力では、やるべき内容が異なります。なにをやってもムダにはなりませんが、自分が改善したい認知機能を特定しておけば、より速く効率的に改善が可能です。 また最終目標しか決めていないと、ゴールまでが遠すぎて、どうしても継続のモチベーションは下がってしまいがちです。ゴールの前に小さい目標をいくつも設定しておけば、達成感が得やすく、「よしこの調子で頑張ろう!」という前向きな気持を維持できます。 そういう意味でいえば、目標はあくまでも測定可能でなければいけません。「計算が得意になる」という曖昧な目標では、成長度合いの確認ができないからです。もし小さい目標を立てるなら、「この問題を1分で全問解答する」のような具体性が必要になります。 なお、ストレッチ目標については別記事で解説しているので、ぜひそちらの記事を読んでおいてください。 ◆ストレッチ目標については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 仕事や勉強の成果が大きく変わる!潜在能力を引き出す9つの方法 継続性:毎日の小さな習慣が大きな変化を生む 認知機能の改善は、一夜にして達成できるものではありません。数か月、あるいは何年もかけて少しずつ改善していくというのが、認知機能トレーニングの基本的なスタンスです。そのため、普段の生活のなかで無理なく継続できるように、考えておくべきポイントがいくつかあります。 トレーニングを継続するには、なんといってもトレーニングを習慣にしてしまうのが、一番です。「朝起きたら散歩にいく」「3時の休憩にナンプレをする」といったように、できるだけトレーニングの時間を決めてしまいましょう。もし時間を決めるのが大変なら、曜日と回数だけでも決めておくと、継続が楽になります。 また、認知機能トレーニングの難易度も、継続の重要なポイントです。あまりにもレベルの高いトレーニングは、著しくやる気を削いでしまいます。目的は認知機能の改善ですから、あくまでも「比較的簡単にクリアできるレベル」で効果は十分です。 いずれにせよ、脳トレは筋トレと同様、毎日の習慣がいずれ必ずなんらかの成果を生み出してくれます。焦らずに、じっくりと取り組んでいきましょう。 ◆脳トレを習慣化するコツについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳トレでひらめきを活性化!5つの具体的なテクニックと習慣化のコツ バランス:各種の認知機能を均等に鍛える 認知機能トレーニングは、自分の改善したい内容に合ったものを選ぶのが原則です。言語能力を鍛えたいなら熟語クイズ、神経衰弱で記憶力アップといったように、認知機能ごとに適したトレーニングはある程度決まっています。 ただし認知機能は、「記憶力・集中力・注意力・思考力」といった多様な能力が相互に関連しており、単体だけで機能しているわけではありません。そのため、できれば主な認知機能を均等に鍛えると、より効率よく機能がアップします。 やることは、簡単です。今日記憶力アップを目指してメモリー系のゲームをしたら、次回は集中力を高めるために瞑想をする。その次は思考力を鍛えるためのパズルを解くという感じに、さまざまなトレーニングを組み合わせていきます。 そうすれば、脳全体をまんべんなくレベルアップできるし、なによりも飽きずに続けやすいですよね。もちろん、時間に限りはあるので、手を広げすぎるのもよくないでしょう。どういったトレーニングを何種類やるか、自分に合ったペースをなるべく早くみつけてください。 フィードバック:進捗と効果を定期的に評価する 認知機能トレーニングを効果的に進めようと思うのなら、自身の進捗や効果を定期的に評価したほうがいいです。自分の成長をしっかりと確認できれば、継続のモチベーションが生まれます。 かりにあまりよくない評価だったとしても、それはそれでトレーニング内容の見直しに役立つので、とにかくやりっぱなしはオススメしません。 具体的な評価方法としては、トレーニングの種類・難易度・成績の記録が基本になります。とくに難易度がわからないと、どれだけ成長したかが実感として湧きにくいです。 「最初はまったくできなかったのに、今では難問レベルをスラスラ解けるようになったなあ……」こういうちょっとした喜びが、モチベーションにつながります。毎回記録をするのが面倒なら、自動で成績を記録してくれるアプリを活用しましょう。 ほとんどの脳トレ系アプリには、自動記録や、成績をグラフにしてくれる機能がついています。オンラインでほかの人と記録を競い合うタイプのアプリもあるので、ぜひそういった機能を活用してください。 まとめ 冒頭でも触れたように、記憶する・言葉を話すといった認知機能が極端に衰えると、日常生活に支障をきたします。認知症にまで進行してしまえば、第三者のサポートなしには、生活ができなくなってしまうでしょう。 そういった深刻な状況に陥らないためにも、できるだけ早いうちに認知機能トレーニングに取り組んでください。認知機能トレーニングは数多く存在するので、今回紹介したトレーニングを参考に、ぜひ自分に合った方法を探していただければと思います。 オススメの認知機能トレーニング「右脳速読」について知りたいかたは以下のリンクからどうぞ 》》自宅で受講できるZoom体験会 ### 誰でも簡単にできる脳活トレーニングでいきいきライフを手に入れよう! 誰だって、60代になっても70代になっても、いつまでも元気で暮らしたいと願うもの。ところが50代を超えた頃から、記憶力や判断力の衰えを感じる人が急激に増えだします。 そうなると、気になるのが認知症です。体がいくら健康でも、もし認知症になってしまえば、第三者のサポートなしには生活できなくなってしまうかもしれません。でも安心してください。肉体と同様に、しっかりと脳のトレーニングをおこなえば、脳機能の低下は予防が可能です。 そこで今回の記事では、脳活トレーニングのメリットと、具体的な脳活の方法をご紹介していきます。手遅れにならないうちに、脳活トレーニングをスタートして、いきいきライフを手に入れましょう。 脳活トレーニングのメリット これまで脳を鍛える習慣のなかった人からすると、「脳活トレーニングが本当に有効なのか正直不安だ」というのが、偽らざる本音でしょう。 そういった不安を抱えたまま脳活トレーニングに取り組めば、せっかくの脳活効果が半減してしまいます。脳活トレーニングをはじめる前に、以下にあげた脳活のメリットをきちんと理解しておいてください。 脳活トレーニング6つのメリット 記憶力の向上 注意力と集中力の向上 認知能力の改善 ストレスの軽減とリラックス効果 適応力が向上 社会的コミュニケーション能力がアップ 自分に役立つと信じて取り組めば、それだけでも脳トレの効果は大きくアップします。 記憶力の向上 脳活トレーニングに取り組む人の多くは、記憶力を改善したいと考えています。なんといっても記憶力は、私たちが日常生活を営むうえで、最も重要なスキルのひとつです。 80歳になり、かりに膝が痛くてゆっくりとしか歩けなくなったとしても、なんとか生活はできるでしょう。しかし記憶力が著しく低下すれば、家族の顔すら忘れてしまうかもしれません。そうなったら、もはや独力で普通の生活を送るのは不可能です。 そういった状況になる前に、ぜひできるだけ早いうちに、脳活に取り組んでください。脳活トレーニングをおこなうと、ニューロンネットワーク(神経細胞回路)が強化されるので、記憶力によい影響を与えてくれます。 もちろん、特別むずかしいことをする必要はありません。「なにか記憶する」「暗算で計算する」「運動で脳に刺激を与える」といったごく簡単な脳活トレーニングで、神経細胞をつなぐシナプスはしっかりと成長してくれます。 ◆記憶力をアップする方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう 注意力と集中力の向上 脳活トレーニングの大きなメリットとして、注意力と集中力の向上が挙げられます。注意力と集中力は、勉強や仕事の結果とダイレクトに関係する、非常に重要な能力です。脳活トレーニングで、こういった能力が磨かれるのなら、やらない手はありませんよね。 現代社会ではスマホが当たり前になり、楽しいことや刺激的な遊びが、簡単に手に入るようになりました。また困ったことがあっても、ネットをみれば大抵の答えはすぐにみつかります。 しかし、あまりにも情報や刺激が多すぎて、私たちはひとつのことにじっくりと向き合えなくなっています。こういった悪循環を断ち切る方法として、脳活トレーニングは非常に有効です。 脳活を積極的におこなうと、脳の神経回路が活性化して、神経細胞同士の接続が強化されます。その結果、情報処理能力が高まり、注意力と集中力が向上するわけです。 また、脳活による神経回路の強化は、前頭葉のダメージを最小限に食い止めてくれます。感情をコントロールする前頭葉が強いストレスにさらされると、気分が落ち込み、注意力や集中力を保つのは困難です。脳活トレーニングで、しっかりと脳を守っていきましょう。 ◆集中力を鍛える方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 認知機能の改善 冒頭でも触れたように、脳活トレーニングには、認知症の改善効果が期待できます。認知症というのは、ようするに脳の認知機能が著しく低下した状態のこと。認知機能は記憶力・判断力・計算力など、知的な日常生活を営むために必要な能力の総称です。 もし、どれかひとつでも基準以下になれば、日常生活をひとりでこなすのは現実的にムリでしょう。だからある程度の年齢になったら脳活に取り組み、認知機能の低下を予防していく必要があるのです。また、若いうちから認知機能を鍛えておけば、勉強や仕事でよい結果を出せる可能性が高くなります。 ただし、認知機能とひとことでいっても、その中身はじつにさまざまです。記憶力を改善したい人と、計算力を向上させたい人では取り組むべき脳活トレーニングが異なります。後述する5つの脳活トレーニングを参考にして、自分に必要な脳活から優先的に取り組んでください。 ◆認知症に効果的な脳活トレーニングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレは認知症に効果アリ?症状別にオススメの脳トレを紹介 ストレスの軽減とリラックス効果 ストレスは、脳の働きを著しく阻害します。なにかトラブルがあり悩んでいるときには、ほかにやるべきことがあっても、イライラして集中できないですよね。 しかし、じょうずに脳活トレーニングを取り入れれば、ストレスを大きく軽減することも可能です。これは、脳活によって分泌が促進される、セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質と大きく関係しています。 セロトニンやドーパミンは、いわゆる「幸せホルモン」とよばれる物質です。こういった幸せホルモンが適量分泌されれば、ストレス耐性が向上し、リラックス効果が期待できます。(あくまでも適量です。少なすぎても多すぎてもNG) また、脳活トレーニングで得られる達成感も、ストレス軽減の理由のひとつです。たとえば、本を一冊最後まで読むだけでも、最後まで読みきったという達成感をおぼえるでしょう。一つひとつは小さくても、こういった達成感を数多く味わえば、やがてそれは自信に変わります。 自分に自信があれば、焦らずにさまざまな問題に対処できるはずです。その結果、あなたのストレス耐性は大幅に向上します。 ◆セロトニンの分泌を促す生活習慣については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 適応力が向上 適応力とは、「新しい状況や環境に素早く適応して、以前と変わらない対応ができる能力」のことです。脳活トレーニングは、この適応力をビシビシと鍛えてくれます。 現在のビジネスシーンは、「VUCA(ブーカ)※」の時代といわれており、高い適応力をもった人材が強く求められています。脳活で適応力をレベルアップしたいならば、なにか新しいことに挑戦するのが一番効率的です。 パズルが苦手なら、ぜひ挑戦してみてください。試行錯誤するなかで、効率的なやり方を考える力が身につきます。食べたことのない料理をつくってみるのもいいですね。後述する「いつもと違う場所にいく」というのも、非常に効果的だと思います。 なにをするにしても、新しい挑戦は私たちに新しい経験と知識を与えてくれます。そうやって身につけた適応力は、仕事の場で間違いなく高く評価されるでしょう。 ※VUCA:変動性や不確実性といった単語の頭文字を合わせた造語 社会的コミュニケーション能力がアップ 脳活には、社会的コミュニケーション能力を向上させる効果があるといわれています。理由は大きく3つ。 人と接する機会が増えるから ボキャブラリーが増え、適切な表現ができるようになるから 特定の脳活トレーニングが共感力を磨いてくれるから 脳活をはじめると、同じ脳活をする仲間と触れ合う機会が増えます。脳活で適切な表現力と共感力を身につけたあなたは、以前よりもコミュニケーションが取りやすくなっていることに気づくでしょう。 自分を気遣ってくれる人には、誰だって好意をもつものです。そうやって信頼関係が深まってくれば、その人の知り合いと会う機会が増えて、どんどん人脈が増えていきます。 なかには、困ったときに助けてくれる人もいるかもしれません。あるいは、まったく新しいビジネスチャンスが舞い込んでくる可能性だってあります。 脳活トレーニング5つの具体的な方法 脳活のメリットがわかったところで、次は具体的な脳活トレーニングを紹介します。ここで紹介するのは、あくまでも一例です。別の記事でも数多くの脳活トレーニングを紹介しているので、気に入ったものがあればぜひ気軽にチャレンジしてみてください。 ◆オススメの脳活トレーニングについては、コチラの記事もお読みいただけます 脳トレ 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 ◆オススメの脳活アプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 記憶力ゲーム:記憶力の向上が期待できる 記憶力を向上させたいなら、記憶を司る「海馬」と「前頭前野」を鍛えるのが効果的です。記憶力ゲームは、その具体的な方法として非常に適しています。 記憶力ゲームといっても、その種類はさまざま。もっとも有名な記憶力系のゲームといえば、やはり「神経衰弱」を思い出す人が多いでしょう。 神経衰弱は、間違ってめくったカードをいかに覚えておけるかで、勝敗が決まります。「あれ、あそこのカードはなんだっけ?」と考える行為が、短期的な記憶力を鍛えてくれるのです。 また連想ゲームも、記憶力改善が期待できるトレーニングのひとつです。人間誰でも歳を取ると、過去の記憶や情報を振り返る力が衰えてきます。 連想ゲームは、まさに目の前のヒントと過去の記憶を結びつける作業そのものです。こうして、過去の記憶を一生懸命たどる機会が増えれば、そのぶんだけ記憶力は鍛えられます。 なお神経衰弱や連想ゲーム以外にも、記憶力に関係する脳活トレーニングは数多くあります。自分に合いそうなものがないか、ぜひじっくりと探してみてください。 ◆記憶力改善に効果的なオススメの脳活については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶力に不安を感じたら……脳トレで記憶力アップ 利き腕と反対の手で手書きをする:脳の新しい部位を刺激する 利き腕と反対の手で手書きをすると、普段あまり使わない脳の部位が刺激を受け、脳の活性化を促してくれます。記憶の定着率が高いので、できればスマホやPCでタイピングするよりも、手書きにしてください。 手書きに付随する、文字の形・インクの色・書く場所といった要素が、記憶を呼び起こすトリガーになってくれるんですね。 手書きでもタイピングでも、主に海馬やブローカ野が活動するのは変わりません。ただし、手書きの場合は、手先の触覚に関連する「運動野」なども同時に刺激を受けます。こういった新しい刺激によって、脳は新しい神経細胞を生成して、より活発に活動しようと動き出すのです。 なお、左手での手書きトレーニングに取り組む場合、あまり最初からムリをしないでください。欲張っていきなり長文を書こうとすると、おそらくすぐに嫌になってしまうでしょう。脳活効果が目的なら、まずは思いついたことをメモする程度で十分です。 いつもと違う場所にいく:脳の柔軟性を鍛える 大多数の人は、いつも同じ会社へ通い、同じ人とばかり会っています。通勤ルートひとつとっても、毎日同じ道を往復している人がほとんどのはず。こういったルーチンワークは、人間の脳から自分で考える力を奪っていきます。 そういったマンネリを打破するには、知らない場所に出かけてみるのが非常に効果的です。新しい場所へいくには、まずナビを使って経路や目印となる建物、所要時間などをチェックするはずです。 しかし実際に目的地へ向かっていくと、道を間違えることもあるでしょう。途中で面白そうな建物をみつけて、寄り道するかもしれません。お腹が空いたら、どこか食事のできる場所を探す必要がありますよね。 このように、新しい場所への訪問は、予定通りにいかないことばかりです。だから、そういう状況に対応しているうちに、自然と脳の柔軟性が鍛えられていきます。 もちろん、いきなり海外にいかなくても大丈夫です。今までいったことがなければ、近くの公園だって構いません。普段車で通勤しているなら、たまに自転車通勤をしてみるのもオススメです。 ◆郊外に出かけるメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 新しい言語を学ぶ:脳の新しい領域を開発する 脳活という意味では、新しい言語の習得が非常にオススメです。複数の言語を操るバイリンガルは、ひとつの言語しか話さない(モノリンガル)と比べて、さまざまな能力に優れているという研究データが多数存在します。 たとえばペンシルベニア州立大学の研究※1では、マルチリンガルは仕事の優先順位設定がうまく、同時に複数のプロジェクトをこなす能力に長けていると発表されています。普段から、異なる言語間を行き来しながら思考している習慣が、マルチタスクの円滑な処理に大きく影響しているそうです。 また、テキサスA&M国際大学のサイト※2をみると、バイリンガル教育によって「問題解決能力」「創造力」「集中力」といった認知機能の向上が期待できると書かれていました。 さらに複数の言語ができれば、異なる文化への理解が深まり、世界中の人と良好なコミュニケーションが可能になると述べています。 たしかに、グローバル化が加速する現代社会において、多言語を操る能力は非常に大きなアドバンテージになるはずです。 現実的に、日本で外国語を学ぶとしたら、やはり英語からスタートするのがもっとも効率がいいでしょう。なんといっても、事実上世界の公用語ですからね。しかも参考書が豊富だし、オンライン英会話でネイティブとも簡単に交流できる環境が整っています。 ビジネス的にもメリットの大きい外国語の勉強に、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 ※参考1:Juggling languages can build better brains | Penn State University ※参考2:Read Why Bilingual Education Is Important 楽器や歌など音楽学習:左右の脳バランスを整え創造性を刺激する 勉強や仕事で常に結果を求められる現代人は、どうしても左脳ばかりを使う傾向にあります。その結果、「ひらめき」「創造性」「全体把握能力」といった右脳の特性を、うまく活用できなくなっているのです。 楽器や歌のような音楽学習には、右脳を刺激して、ひらめきや創造性を活性化してくれる効果があるといわれています。 たとえば、ギターを弾く場合、左右の手はそれぞれ異なる動きをしますよね。それと同時に、左右の動きがうまくシンクロしないときれいな音は出せません。 おそらく、最初はもどかしいくらい指が動かないでしょう。でも地道に練習を続けていくうちに、左脳と右脳の連携が強化され、いつの間にかスムーズに演奏できるようになっているはずです。これは、歌も一緒です。左右の声帯を意識して歌えば、左右の脳の連携が徐々にスムーズになっていきます。 また楽器を演奏する場合、状況に応じてアレンジを変えることが多いです。ジャズのような即興性の強いジャンルなら、その場で臨機応変に対応する創造力が問われるでしょう。もちろん、作曲や作詞を手掛ける人は、創造力やイメージ力がなければとても務まりません。 このように、音楽はあなたの右脳を鍛えてくれる大きなチャンスです。音楽に興味のある人は、ぜひチャレンジしてみてください。 ◆好きな音楽を楽しむメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 右脳を発達させる9つの方法 脳活を楽しく継続するためのポイント 脳活に数多くのメリットがあると知っていても、脳活を継続するのは決して簡単ではありません。SNSや動画など、私たちの周りにはさまざまな誘惑でいっぱいです。仕事や家事に忙しくて、つい脳活をサボってしまいたくなることもあるでしょう。 そこで最後に、せっかく取り組んだ脳トレを楽しく継続していくためのポイントを、5つ紹介します。 目標設定と進捗管理をしっかりとおこなう 目標設定と進捗管理は、脳活トレーニングを楽しく継続するための重要な要素です。あまりむずかしく考える必要はありませんが、目標が決まっておらず成長具合を感じられないと、途中でやめてしまう確率が高くなります。 まずは、ぜひ自分が達成したい目標を設定しましょう。計算力を鍛えたいのに、言語系のトレーニングをやってもほとんど意味がないですよね。最初に目標を決めておけば、こういったミスマッチは起こりません。 語学や軽い運動なら、さらにこまかく目標を設定したほうが効果は高いです。「3か月後にはTOEICで800点を取りたい」「毎日5km楽にウォーキングできるようになる」といった具合に、できるだけ数字を盛り込んだ目標にしてください。 ただ、仕事や試験勉強と違い、脳トレの進捗を管理するのはなかなか大変です。自分で毎回の記録をこまめにノートやエクセルに記録できるストイックな人はそう多くないでしょう。 そういう意味では、記録機能がついた脳トレアプリはオススメです。記録は自動的に記録されるし、難易度も自由に選べます。 仲間と一緒に取り組む 脳活トレーニングのアプリが充実している背景もあり、ひとりでも脳活は可能です。でも、最初は楽しくても、2〜3か月もすれば飽きてしまう人も多いのではないでしょうか。 そういう場合は、ぜひ仲間と一緒に取り組んでみてください。同じ脳活トレーニングでも、友人や家族、同僚と一緒なら、ひとりよりも楽しく取り組めるはずです。 誰かと一緒だと、適度な競争心や連帯感が生まれます。これが、脳活を継続する大きなモチベーションになってくれるんです。 周りに一緒にやってくれそうな人がいなくても、問題ありません。オンラインで対戦できるタイプのアプリを使えば、世界中の人と一緒に脳活ができます。 高齢者の場合、デイサービスに参加するのもよい方法だと思います。デイサービスでおこなわれるゲームやクイズは、ある程度強制力が働くため、継続が比較的簡単です。体調面でもサポートしてもらえるので、条件に該当する人はいちど検討してみてもいいかもしれませんね。 脳トレを習慣化するための取り組み 脳活トレーニングは、1回やってすぐに効果が体感できるわけではありません。個人差はありますが、ある程度の成長を感じられるまでには、少なくとも年単位で取り組む必要があります。 ところが、強制力のない脳活の場合、どうしても途中で飽きてしまう傾向が強いです。そのため、いかに脳活を習慣化できるかが、大きなポイントになってきます。 その対策としては、できるだけ決まった日時に取り組むと決めてしまうのがいちばんです。朝の通勤電車・昼休み・夕方のリラックスタイム、自分がやりやすい時間帯ならいつでも構いません。毎日できれば最高ですが、週に2〜3回でも十分効果は期待できます。 ただ、飽きっぽい人は、スケジュール化しても守れないかもしれません。その場合は、「今月中にこのステージをクリアする」といった目標を設定し、クリアしたらなにかご褒美を用意するのもオススメです。 一つひとつの目標は小さくても、積み重ねていくうちに、いつか脳活をするのが当たり前になってくるでしょう。そうなれば、しめたものです。 違ったアプローチで刺激を維持し続ける 脳活トレーニングを継続するためには、時々アプローチを変えて、脳への刺激を維持し続けることが重要です。どれほどおもしろい脳トレでも、毎回同じことをやっていれば、すぐに飽きてしまいます。 その点、複数の脳活トレーニングをランダムにおこなえば、新鮮な気持ちをある程度保ったまま脳活ができるはずです。言語系クイズと計算力クイズのように、異なるタイプの脳活なら、脳へまんべんなく負荷をかけられます。 また、脳活の種類ではなく、場所や時間といった環境を変えるのもよい方法です。普段自室で脳活をすることが多いなら、たまに散歩中やカフェでアプリに挑戦してみてください。似たような内容の脳トレでも、効果は大幅にアップします。 環境を変えるという意味では、前述のように、仲間と一緒に脳活をするのもオススメです。適度な競争心が、脳活の効果を何倍にも引き上げてくれるでしょう。 自分に合った脳活トレーニングを選ぶ 繰り返しになってしまいますが、脳活トレーニングを少しでも続けやすくするために、ぜひ自分に合った脳活トレーニングを選ぶように強く意識してください。「自分に合う」というのは、大きく以下の3点になります。 鍛えたい能力に対応しているもの 単純に好きなもの 無理なく取り組めるもの まずは何をおいても、自分がどのような機能を鍛えたいのか明確にしましょう。記憶力を向上させたいなら、漢字クイズよりも記憶力に関するゲームやアプリを選ぶほうが断然近道です。(漢字クイズにも記憶力アップに適したものはあります) もちろんいくら効果が高くても、好きでもない脳トレをやるのは正直つらいですよね。このへんは、自分のなかでうまくバランスを取りながら、脳トレを選んでいただければと思います。 また、「無理なく取り組める」というのも、大事なポイントです。麻雀がいくら好きでも、非常に多忙な人が毎回場所を決めてメンバーも段取りするのは、間違いなく大きな負担になります。 それなら、無理をせずに、ひとりでできる別の脳活トレーニングを選ぶべきです。どうしても麻雀がしたいなら、麻雀アプリがあります。いずれにせよ、決して無理はせず、継続しやすい脳トレを選ぶようにしましょう。 ◆認知機能に対応するオススメの脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい認知機能ごとにオススメ脳トレーニングを紹介 まとめ 加齢とともに、人間の能力は少しずつ衰えていきます。しかしトレーニング次第では、その進行速度を遅らせることも十分に可能です。いつまでも元気で楽しく暮らしていくために、今回紹介した脳活トレーニングにぜひ取り組んでみてください。 オススメの脳活トレーニング「右脳速読」について知りたいかたは以下のリンクからどうぞ 》》自宅で受講できるZoom体験会 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.105】神奈川県 小塚暁絵さん(大学教員/英語教育講師/ 著者 40代)   瞬読スタッフ 小塚さんは、どんなお仕事をされていますか? 大学教員として英語教育に関する仕事をしています。教材開発・言語プログラム開発・英語発音矯正コーチング・英語教育、特に近年は英語のジェンダーニュートラル言語についての研究をしています。 小塚さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めようと思ったきっかけは? 小学生の子どものために親子で始めました。 子どものためとは言いながら、自分も熟読タイプで速読が苦手なので、子どもよりも私の方が真剣に取り組みました。仕事量も多く、日々論文を読み、自分の論文も執筆もしながら、英語教科書の執筆と編集作業をしていて、毎日文字を読む作業に追われていました。 小塚さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて、どんな変化がありましたか? 瞬読のトレーニングを始めて、このやり方なら、仕事時間が減るだろうと確信しました。 トレーニングの方法は私が知っていた速読の内容とは大分違うもので、楽しんで取り組めました。 英語の教科書を期日までに出版できたのは、瞬読で文字をまとまりとしてとらえて理解する力と、毎日のトレーニング時間と本や資料を読む時間をつくる習慣ができたからだと思っています。 小塚さん   瞬読スタッフ 瞬読トレーニングは、どのようにされていらっしゃいましたか? 週4日、友人親子と同じ時間に朝活をし、瞬読トレーニングと15分間読書をする習慣がつきました。それで気づいたのは、子どもも私も読書の時間は「できる時に」ではなく、確実に「読書する時間」としてスケジューリングしなければ、なかなか取れないということでした。瞬読コミュニティーが主催する朝活や練習の機会があり、それらの機会を生活の中に取り込むことが瞬読トレーニングにはとても有効です。 小塚さん   瞬読スタッフ 瞬読は、どんな方にオススメですか? 積読派の人。「本は読みたいけれど、中々読む機会を作れない」という人は瞬読をトレーニングしながら、気軽に速く読めるようになると、同時に本を読む機会を習慣化することができると、思います。 小塚さん   小塚暁絵さんが執筆された教科書はこちら http://nanun-do.hondana.jp/book/b614538.html 小塚暁絵さんが開催される、ジェンダー×ニュートラル×ランゲージ×ワークショップはこちら https://www.genderneutl.com ### 「セミナーズ社長の教養 朝ライブ」にて山中恵美子がお話しさせていただきます 経営者・ビジネスリーダー 7,000人超が集まるFBグループ「セミナーズ社長の教養 朝ライブ」にて、弊社代表 山中恵美子が、お話しさせていただきます。 3月10日(金)7:00〜7:30 1日を48時間にする方法 人生を劇的に変える㊙︎時間術 について、30分間お話しさせていただきます。 「セミナーズ社長の教養 朝ライブ」 Facebookグループへのご参加にて、無料でお聞きいただけます。 「セミナーズ社長の教養 朝ライブ」Facebookグループ▼ https://www.facebook.com/groups/ceo.kyouyou 社長の教養 朝ライブについて 平日毎朝7時〜7時半 日替わりで豪華メンバーによる30分のFacebook無料ライブです! 月曜 清水康一朗 火曜 ジェームス スキナー 水曜 草間 淳哉、石尾 ミミ 木曜 清水康一朗 金曜 ゲスト 『日本の経営者たちに、笑顔で元気に朝をスタートしてほしい』と想いを込めて、 経営者の在り方、経営哲学、人事、人財育成、財務、マーケティング、ブランディング、世界の歴史など「社長が身につけるべき教養」についての学びをお届けしております! ### 瞬読式勉強法が、ダイヤモンドオンライン【良書発見】に取り上げていただきました 瞬読式勉強法が、ダイヤモンドオンライン【良書発見】に取り上げていただきました このメソッドは、勉強前に1分間行うだけ。 にもかかわらず、判断力、記憶力、想像力、集中力、瞬発力を同時に上げ、右脳の働きを最大化。 学習スピードと高い効果を同時に獲得できる画期的な勉強法。 とご紹介いただいております。 瞬読式勉強法の記事はこちら ↓↓↓ ダイヤモンドオンライン【良書発見】 2/5掲載:【熟読はNG!!】「本の内容」を忘れない読書のコツとは? https://diamond.jp/articles/-/315573 2/12掲載:【賢い人はやっている】「地頭力が上がる習慣」ベスト1 https://diamond.jp/articles/-/315574 ### 山中恵美子とお花見会 山中恵美子と直接会えるオフ会のご案内です。 皆さんで、楽しい時間を一緒に過ごしましょう^^ 山中恵美子とお花見会 日時: 3月26日(日)17〜20時 上記時間内で、出入り自由です! 場所: 株式会社瞬読 兵庫県西宮オフィス 参加費: 瞬読会員&やまえみサロンメンバー:5,000円 非会員:8,000円 お申し込みはこちら ### 脳の衰えを予防するオススメの脳活トレーニング8選 誰だって、自分の衰えを認めるのは怖いものです。家族や親戚に、認知症に苦しんでいる人がいれば、自分も認知症になるのではないかと不安に思って当然でしょう。 しかし、適切な脳活トレーニングをおこなえば、脳の衰えを最小限に抑えることも十分に可能です。今回の記事では、オススメの脳活トレーニングを、頭主体・体主体にわけて、それぞれ4つずつ紹介していきます。 なにからやればいいのかお悩みのかたは、ぜひ参考にしていただければと思います。 頭を使った脳活トレーニングその1「漢字クイズ」 言語中枢とよばれる「ブローカ野」と「ウェルニケ野」が衰えると、言葉を話す・言葉を理解するといった言語機能に障害を起こす可能性があります。障害の度合いにもよりますが、「言葉が理解できない」「思ったことが話せない」状況になると、通常の生活を送るのは困難です。 こういった言語障害を予防するには、やはり言語に関する脳活トレーニングが一番でしょう。とはいえ、言語系脳トレはあまりに多すぎて、なにからやればいいのか悩んでしまうかもしれません。 オススメは、難読漢字クイズです。「心太(ところてん)」「薯蕷(とろろ)」のように、むずかしい漢字の読みを当てるクイズは、言語関連の脳をしっかりと刺激してくれます。 もちろん、漢字系のクイズは、難読漢字だけではありません。いくら楽しくても毎回同じようなクイズでは、飽きてしまいます。その点漢字系のクイズは、穴埋め・部首読み・四字熟語などバリエーションが豊富なので、飽きることなく継続できるはずです。 ◆漢字クイズについては、コチラの記事でもお読みいただけます。 脳トレ 高齢者向け簡単な脳トレを分野別に紹介 頭を使った脳活トレーニングその2「間違い探し」 ご存知のように、間違い探しは、2枚の絵を見比べて、間違っている箇所を探し出すゲームです。そのためには、1枚の絵をざっと覚えておき、ポイントごとにこまかくチェックしていく作業が必要になります。 2枚目の絵をみている間に1枚目の絵を忘れてしまったら、間違い探しになりません。だから、間違い探しを継続すると、ワーキングメモリを統括する「海馬」と「前頭前野」が、自然に鍛えられるのです。 また、間違い探しでは、右脳の全体把握能力を思い切り使用します。最初に全体をざっくりとみて、どこかに違和感がないかをチェックする際には、鋭い全体把握能力が不可欠なのです。 なお、間違い探しで得られる「アハ体験」については、別記事で紹介しています。ぜひ、そちらの記事にも目を通してみてください。 ◆間違い探しについては、コチラの記事でもお読みいただけます。 脳トレ 脳トレの種類を使い分けて脳の劣化を効果的に食い止めよう 頭を使った脳活トレーニングその3「音読」 東北大学加齢医学研究所の研究結果によると、「音読は大脳の約70%の神経細胞を活性化させてくれて、認知症予防の効果がある」そうです。 音読をすると、読む・話す・聴くという3つの行為を同時におこなうことになります。この複雑な同時処理行為が、脳のそれぞれの部位に大きな刺激を与えてくれるわけです。 読む行為は「視覚野」、話す行為は「ブローカ野」、そして聴く行為は「聴覚野」が担当。さらにインプットした情報をもとに、前頭前野が総合的な判断を下します。ただ声に出して文章を読むだけと思いがちですが、音読にはこれだけの部位が関わっているのです。 また、実際に声を出すことで、喉周りの筋肉が鍛えられます。高齢になると、噛む力や飲み込む力が衰えてくるものです。餅を詰まらせて死亡事故を起こすのも、ほぼ100%高齢者ですよね。音読で定期的に声を出せば、こういった症状も予防できます。 ◆音読の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます。 脳トレ 音読は脳トレになりうるのか?音読のメリットとコツ 頭を使った脳活トレーニングその4「総合脳トレアプリ」 「どうせ脳活トレーニングに取り組むなら、できるだけ効率よく脳を鍛えたい」というのであれば、さまざまな機能がまとまった総合脳トレアプリがオススメです。 たとえば、世界で700万人以上がプレイをしている脳トレアプリ「PEAK」には、全部で45種類以上の脳トレゲームが収録されています。このアプリは、自分の能力をグラフにして分析してくれる機能があるのも嬉しいですね。 この分析機能のおかげで、記憶力・問題解決力・言語力など、自分の弱点を集中的にトレーニングできます。 もちろんPEAKのほかにも、有名なLumosity(ルモシティ)のように、総合脳トレアプリは数多くリリースされています。こういったアプリは好みの問題が一番大きいと思いますので、自分に合う脳トレアプリをいろいろとリサーチしてみてください。 ◆鍛えたい分野別のオススメ脳トレアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます。 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 体を使った脳活トレーニングその1「ウォーキング」 ここからは、体を主体とした脳活トレーニングを紹介していきます。最初に紹介するのは、ウォーキングです。 ウォーキングを習慣化すると、下半身のポンプ機能が向上して、脳を含む全身の血流がよくなります。血液中には、脳の栄養源ブドウ糖や酸素が含まれているので、栄養をたっぷり取った脳は一気に活性化してくれるわけです。 デスクワークを強いられる仕事の人は、ただでさえ下半身の血流が滞っています。むくみで済んでいるうちはまだよいのですが、血栓を引き起こしたら大変です。それこそ、脳の重要な機能が、停止してしまうかもしれません。 そういう事態を予防するためにも、「1回30分・週に2〜3回」のウォーキングを、ぜひ習慣化していきましょう。 体を使った脳活トレーニングその2「リズム体操」   ウォーキングを難なくこなせるという人は、並行して体操系のトレーニングにも取り組んでみてください。オススメは、音楽に合わせて体を動かす「リズム体操」です。 ウォーキングと違い、リズム体操は全身を使います。年齢を重ねると、どうしても背筋が弱くなり、背中が丸まってくるものです。上半身も適度に動かすリズム体操なら、無理のない範囲で姿勢の矯正が期待できます。 音楽に合わせて体操するという意味で考えると、有名なラジオ体操もリズム体操ですよね。日本人なら誰でも振り付けを覚えているし、音楽がなると条件反射で体が動くなんて人も少なくないでしょう。 ただし本気でやると、じつはラジオ体操はかなりハードな運動です。試しに、全力でラジオ体操をやってみてください。おそらく最後には、汗だくになっていると思います。 これは、リズム体操にも同じことがいえます。「動きを抑える」「ゆっくりな曲を選ぶ」など、ケガを引き起こさないように、決してムリはしないでください。 ◆高齢者にオススメの運動系エクササイズについては、コチラの記事でお読みいただけます。 脳トレ 高齢者にオススメ!自宅で簡単にできる脳トレ運動10選 体を使った脳活トレーニングその3「指先運動」 足が悪くて定期的なウォーキングや体操がきついというのなら、思い切って指先に焦点を絞ってしまいましょう。というのも、手は第二の脳とよばれるくらい神経が集まっており、手を動かすだけでも十分脳活効果は期待できます。 指先運動は、ようは指を回したり、曲げたりするだけです。ただ、ランダムに動かしてもすぐに飽きてしまうので、なんらかの制限を設けたほうが長続きするでしょう。 私がよくやっているのは、グーチョキパー運動です。といっても、やっていることは簡単で、左右それぞれグーチョキパーの順番をずらしながら、ひたすらひとりでジャンケンをするだけです。 でも、左右の形が違うだけで、驚くほどスムーズに進まないんですよね。正直イライラすることもありますが、うまくいかないほうが脳トレ効果は高いと信じて、定期的に取り組んでいます。 もちろん、指回しもよくやりますよ。とくに薬指や小指は、思うように動かないので、意識してぐるぐる回しています。 体を使った脳活トレーニングその4「コグニサイズ」 最後に紹介するのは、コグニサイズです。コグニサイズとは、運動と認知トレーニングを同時に行うエクササイズで、国立長寿医療研究センターによって開発されました。 運動と認知トレーニングの種類は、自由に選んで構いません。ただし、国立長寿医療研究センターのサイトを調べてみると、エクササイズの強度は以下のように指定されています。 運動は全身を使った中強度程度の負荷(軽く息がはずむ程度)がかかるものであり、脈拍数が上昇する(身体負荷のかかる運動) 運動と同時に実施する認知課題によって、運動の方法や認知課題自体をたまに間違えてしまう程度の負荷がかかっている(難易度の高い認知課題) ※参考:認知症予防運動プログラム「コグニサイズ」 ようするに、運動・認知トレーニングとも、ある程度の負荷がないとコグニサイズの役割は果たさないということです。 だから、前述の指回し運動をしながらクイズをするというケースは、コグニサイズには該当しません。全身を使った有酸素運動ではないからです。もしこれが、ウォーキングマシンに乗りながら脳トレアプリをやるとなれば、十分コグニサイズに該当します。 なお、コグニステップなど、具体的なコグニサイズ例については、同センターが発行するパンフレットでご確認ください。 ※参考:コグニサイズパンフレット 国立長寿医療研究センター まとめ 今回はオススメの脳活トレーニングを、頭と体にわけて、それぞれ4つずつ紹介しました。バランスよく脳活を進めるためにも、できれば頭と体の両面から、脳活トレーニングに取り組んでください。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ### 右脳を発達させる9つの方法 人間の脳は、大きく左脳と右脳にわかれています。本来、左右の脳をバランスよく使えれば、脳がもつ力をしっかりと活用できるはずです。しかし、大人になればなるほど論理脳とよばれる左脳を使う時間が長くなり、右脳の出番は少なくなる一方です。 幼児期に右脳教育に取り組む保護者が多いのは、右脳の重要性をなにかで知り、子どもの脳の発達をしっかりとサポートしてあげたいと考えるからでしょう。 そこで今回は、右脳を発達させるオススメの方法を9つ紹介していきます。もちろん、すべてに取り組む必要はありません。なにか気になる方法があったら、ぜひじっくりと調べてみてください。 右脳と左脳はなにが違うのか 冒頭でもお話ししたように、脳は左脳と右脳にわかれていて、それぞれ働きが異なります。以下は、左右の脳の違いを簡単にまとめたものです。 左右の脳の違い ●左脳:「分析力」「論理的思考」「計算」「言語認識」 ●右脳:「創造力」「ひらめき」「イメージ処理」「全体把握」 上記のとおり、左脳は言語・計算・論理性に秀でています。一方右脳は、視覚情報に優れており、全体把握やイメージ処理が非常に得意です。また、音楽や絵画制作に必要な創造力やインスピレーション(ひらめき)も、右脳が担当しています。 左脳は「言語脳」、右脳は「感覚脳」とよばれることが多いのですが、上記をみればその理由は明らかです。 普段私たちは、論理性や合理性を求められることが圧倒的に多く、左脳ばかり偏重して使用しています。学校の授業をみてもわかりますよね。高学年になればなるほど、受験に特化した勉強が中心になり、右脳が関係する音楽や図工に触れる時間は減少する一方です。 本来なら、左右の脳をバランスよく育てていかなくてはならないのに、現実には左脳ばかり使っている。だから、新しい発想でゼロからなにかを生み出す力が、どんどん弱ってしまう。 こうした左脳偏重の生活を生きているからこそ、私たちは意図的に右脳を鍛えていくべきなのです。 右脳を発達させるオススメの方法 右脳を鍛える重要性がわかったところで、今度は右脳の発達に有効な方法を紹介していきます。すべて同時におこなうのはさすがに大変なので、まずは気になるものを2〜3個ピックアップして、取り組んでみてください。 1.アートに触れる時間をもつ 右脳を鍛えるなら、アートは最高の題材になり得ます。絵を描くのもいいし、なにか工作物をつくるのもいいでしょう。創作が苦手なら、まずはアートブックを眺めるだけでも、右脳への刺激は十分期待できます。 個人的には、ぜひ絵画に挑戦していただきたいですね。絵画のよさは、左右の脳の連携を高めるところにあります。たとえば、みたものを正確に写し取るデッサンを考えてみましょう。 リンゴや花瓶など、対象物を正確に描くには、まず物体をしっかりと分析する能力が必要です。大きさや形、長さや色など、対象物をみながら左脳がひとつずつじっくりと分析していきます。 分析が終わったら、今度は右脳の出番です。絵画とは、3次元に存在するものを2次元に置き換える作業ともいえます。その際に、右脳領域である「全体把握」や「イメージ処理」といった能力が、役立ってくれるわけです。 このように絵画は、分析してまとめる力を鍛えてくれます。こういった能力は、社会人になってからも、間違いなく役立つはずです。 2.瞑想で内なる自分と向き合う 瞑想をおこなうと、自然と右脳が鍛えられていきます。なぜならば瞑想というのは、左脳の論理的思考を遮断して、内なる自分と向き合う最高の手段だからです。 瞑想中には、普段強要される合理性や倫理観は、一切必要ありません。自分のありのままをイメージしながら、静かに心と対話すればいいのです。 また瞑想によって、神経伝達物質「セロトニン」が大量に分泌されます。セロトニンは恐怖心を和らげてくれるので、落ち着いた自由な気持ちで、自分のクリエイティビティ(創造性)に向き合えるでしょう。 具体的に瞑想のやりかたは、マインドフルネスを例に別記事で解説しています。ぜひ、参考にしてください。 ◆メディテーション(瞑想)については、コチラの記事でもお読みいただけます。 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 3.パズルやクイズなどの脳トレをおこなう 右脳の発達には、パズルやクイズといった脳トレも非常に有効です。脳トレにはさまざまな種類があり、適切な脳トレを選べば、鍛えたい部位を効率よくトレーニングできます。 よく認知症対策として脳トレが取り上げられますが、ひとことで認知症といってもその症状はさまざまです。言語能力に不安を抱える人と計算力が衰えてきた人では、やるべき脳トレは異なります。 たとえば、認知症予防が目的の場合は、以下のような脳トレがオススメです。 記憶力障害:神経衰弱 見当障害:日記をつける 判断力低下:パズル 計算力:計算クイズ 言語能力:右脳速読 上記のように症状に適した脳トレを選ぶと、闇雲に脳トレをするよりも、より高い効果が期待できます。 右脳の発達に最適な脳トレについては、別記事で詳しく紹介しています。よかったら、ぜひそちらの記事にも目を通しておいてください。 ◆オススメの右脳脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます。 脳トレ 右脳を鍛えるなら断然脳トレがオススメ 4.左半身を使って作業する 左右の脳から体に張り巡らされた神経系統は、延髄で交差しています。つまり、左脳は右半身、右脳は左半身とつながっているわけです。そのため、右脳を鍛えようと思ったら、意図的に左半身を使っていかなければなりません。 利き腕が右の人は普段から、右手を使う機会が多いでしょう。ものを掴む・字を書く・包丁を使うなど、ほとんどのシチュエーションで、右手ばかりを使用しているはずです。 これでは、右脳がまったく鍛えられません。もちろん、左手で字を書けといってもかなりムリがあるし、利き腕ではない手で刃物を扱ったらケガの危険性もあります。 そういう意味では、左手で掃除をしてみるのはどうでしょうか。掃除が大変なら、スマホの操作を左手に変えてみるだけでもいいです。とにかく、できることから、左半身主導で作業する時間を少しずつ増やしてみてください。 5.定期的に自然と触れ合う 右脳のために、ぜひ左脳偏重の日常生活から離れる時間を、定期的に設けてください。具体的にいうと、森林浴がもっとも効果は高いと思います。木々が放出する揮発成分「フィトンチッド」が、心を静めてくれるからです。いわゆる「森林浴効果」ですね。 幸い日本は、森林大国です。どんなに都会でも、車で30分も郊外に走れば、森が簡単にみつかります。ウォーキングも一緒に楽しみたい人は、遊歩道が整備された郊外の自然公園が気軽でよいかもしれませんね。 もし忙しくてとても森に出かける余裕がないというなら、パソコンやスマホの待受画面を自然の画像に代えるだけでも、十分効果があります。 とにかく、今よりも自然に触れ合う時間を、少しでも増やすことが重要です。余裕のある人は、ぜひ「週に3回・1回30分」を目指して、自然と触れ合ってみてください。 ◆自然と触れ合うメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます。 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 6.いろいろな音楽を聴く 音楽好きな人は、定期的に好きな音楽に没頭する時間を確保したいですね。音楽に限らず、人間は好きなことに没頭すると、「ドーパミン」という神経伝達物質が大量に分泌されます。 ドーパミンは、私たちに快楽を与え、やる気を促進してくれるありがたい物質です。ドーパミン過剰になると、アルコール中毒のように依存性が生まれてしまいますが、適度なドーパミンは右脳の創造性を思い切り刺激してくれます。 とはいえ、音楽が鍛えてくれるのは、右脳だけではありません。歌詞をじっくりと理解する行為は、左脳の言語機能を思い切り使います。楽器をやっている人なら、コード進行やアンサンブルを論理的に分析しながら、聴いているのではないでしょうか。 つまり音楽は、左右両方の脳を鍛えてくれる、最高の脳トレなのです。 7.普段読まないジャンルの本を読む 右脳を発達させたいなら、とにかく普段やらないことにチャレンジしてみましょう。たとえばせっかく読書をするのに、いつも同じジャンルの本ばかり読んでいたら、それはある意味ルーティン(繰り返し作業)になってしまいます。 純粋に趣味として考えれば、推理小説だけを読み続けてもよいのですが、右脳を鍛えたいなら、さまざまなジャンルの本を読んでください。馴染みのない知識が頭に入ってくると、新しい価値観が脳内に構築され、創造力や直感力が大きくアップします。 なかでも社会人の人は、どんどん知らないジャンルの本も読んでみるべきです。右脳の発達だけでなく、ご自身のスキル拡大につながりますし、なによりも顧客との会話の糸口になってくれる可能性があります。 幸い、本屋が近くになくても、通販サイトで内容を確認できる本も多いです。内容を確認して、面白そうだなと思ったら、ジャンルを問わず手を伸ばしてみましょう。 8.軽い運動の習慣化 右脳の発達を考える前に、まずは脳の状態を正常に維持するのが大前提となります。栄養が不足して、いつも疲れ切った脳の状態が続くようでは、右脳を鍛える以前の問題です。 そのためにも、ぜひ軽い運動を習慣化してください。ウォーキングやリズム体操といった有酸素運動は、全身の血流を改善してくれます。全身の血流がよくなれば、脳にも血液中のブドウ糖や酸素が十分に行き渡ります。 運動の目安としては、1回30分、週に2〜3回は確保したいですね。もしまとまった時間が確保できないなら、日常生活に少しずつ運動を組み込むしかありません。 「エレベーターの代わりに階段を上る」「ワンフロア上のトイレを使う」など、1回の運動量が少なくても、毎日やればその効果は絶大です。 なお、有酸素運動以外にも、並行してぜひ軽めの筋トレにも取り組みたいところです。有酸素運動と筋トレ効果の詳細については、以下の記事をご確認ください。 ◆有酸素運動と筋トレのメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます。 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 9.右脳速読を学ぶ 私は右脳速読法「瞬読」の指導者です。これまでに、何百何千という人の、右脳開発のお手伝いをしてきました。多くの速読法は、目を速く動かして読書スピードを稼ぎます。しかしこの方法では、目の筋肉は鍛えられるかもしれませんが、脳への影響は極端に少ないです。 その点、右脳速読法は、目を速く動かす必要がありません。目を動かす代わりに、右脳のイメージ化の能力を生かして、素早く文章を読み取っていきます。文字ではなく、映像として内容を理解していくので、読書スピードは通常の20倍。一般的な実用書なら、5分程度で読めてしまう計算です。 いずれにせよ、右脳速読なら、右脳をダイレクトに鍛えてくれます。しかも、目を酷使しないので、誰でも挫折することなく身につけられるのが嬉しいですよね。 右脳速読の詳細については、以下のサイトから体験ができます。興味のあるかたは、まずいちど右脳速読の素晴らしさを体験してみてください。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ◆速読について詳しく知りたいかたは、コチラの記事で確認できます。 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 まとめ 右脳の働きを発達させるには、当たり前ですが、右脳の働きを知り、右脳を鍛える方法をしっかりと実践していくしかありません。 今回紹介した9つの方法のなかで気になるものがあれば、今日からでも取り組んでみてください。半年・1年と続けるうちに、必ず右脳のレベルアップを実感する日がやってくるはずです。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ### 右脳速読指導者が教える「直感力を鍛える8つの方法」 普段私たちがなにかを決断する際には、論理的にきちんと説明できる答えを選ぶことが多いと思います。なにかしら理由がないと、自分も他人も納得させられないからです。 しかし、そうやって選んだ答えが、100%正しかったと言い切れる人がどれだけいるでしょうか。「最初の直感どおりにしていれば、あのような結果にならずに済んだのに……」と、後悔したことのある人も少なくないはずです。 今回は、直感を大事にすることで得られるメリットと、直感を鍛える方法について、わかりやすく解説していきます。 直感力とは一体どういった能力なのか 直感をデジタル大辞泉で調べてみると、「推理・考察などによるのでなく、感覚によって物事をとらえること」と定義されていました。 人間は通常、ふたつの判断基準をもっています。直感と、もうひとつは論理的に考察して導き出す方法です。このふたつはどちらが優れているわけではなく、誰しも状況に応じて自然と使い分けています。 就職先を決めるときには、業界や企業の情報を徹底的に調べて、入念に結論を出すはずです。一方で誰かを好きになるのに、いちいち理屈をひねり出す人はいないでしょう。直感で「あっ、この人といると幸せだ」と感じたから、お付き合いをしているわけですよね。 もちろん、直感はあくまでも感覚がベースになっているため、間違うことも多々あります。怖くて取っつきにくいと思い込んでいた人が、いざ話してみたらとてもいい人だった、なんて経験は誰しもいちどはしたことがあるでしょう。 だから、直感を過信しすぎるのは非常に危険です。しかし普段から経験を積み、判断材料を増やす努力さえしておけば、直感は大きな味方になってくれます。 かの有名なアインシュタイン博士は、「私は直感とインスピレーションを信じます。直感を頭から否定するよりも、まずは直感を信じ、あとで検証する方がずっといい」と述べています。 直感と論理性を組み合わせて、より精度の高い結論を導き出す。そのベースとなる直感を私たちは、もっと磨いていくべきです。 ※参考:Intuition: When is it right to trust your gut instincts? - BBC Worklife 直感力を鍛える方法8選 前述のとおり、直感力の精度は、過去の自分がどういう生き方をしてきたのかによって、大きく変わってきます。つまり、これから意図的に直感力に結びつく習慣を心がければ、これから直感力はどんどん磨かれていくわけです。 そこで今回は、直感力を鍛える方法として、8つの提案をしていきます。気になるものがあれば、ぜひ今日から試してみてください。 1.ベースとなる知識を大量にインプットしておく 直感力の精度をアップさせたいなら、判断基準となる知識やスキルを、できるだけ大量にインプットしてください。ここまで何回もお話ししてきたとおり、直感は勘に頼ったいい加減なものではありません。 これまで身につけた知識や経験から導き出した、最適解とでもいうべき答えが、直感なのです。だから自分のなかに十分な知識や経験がないと、どうしても判断基準があいまいになり、直感の精度は低くなってしまいます。 また「わからないことがあれば検索すればいい」という話をよく耳にしますが、こと直感に関しては、当てはまりません。なぜならば、調べた時点ですでに直感ではないからです。 問題や選択の場面へ直面した際にすぐ答えを出せるよう、できるだけ普段からさまざまな経験を積むように心がけていきましょう。 2.他人の考えを気にしないで意思決定をする 直感を鍛えるというより、まずは直感を妨げる大きな要因「人の目」を徹底的に排除することが、非常に重要です。他人の考えが気になる人は、いつも「周りに合わせておくのが無難だな」とか「こんなことを言ったら嫌われないだろうか」と考えてしまいます。 こういう考えが頭に浮かぶ時点で、すでに直感の精度がブレてしまっていると、早く気づいてください。 もちろん、ときには周囲の意見を汲み取る協調性が必要なこともあるでしょう。でも、いつも他人の考えを気にしていたら、いつまで経っても、自分の本音を隠したまま生き続けることになります。 他人は、あなたの決断に責任を取ってはくれません。あとから後悔することのないよう、自分の直感力を信じて、堂々と決断を下せるようにしていきたいですね。 3. 即断即決を心がける  即断即決も、直感力を鍛えるよい方法だと思います。ほとんどの人は、時間をかけるほうがよい答えを出せると考えています。しかし考える余地が大きいと、そのぶん余計な思惑が入り込み、あまりよい結果を生まないことも多いものです。 もし、いつも考えすぎて失敗してしまうという自覚があるならば、ぜひ即断即決の訓練をはじめてください。もちろん、いきなり人生を左右する重大な決断を、訓練の場に選ぶのはNGです。失敗した場合のリスクが大きすぎますからね。 最初は、並盛と大盛りのどちらを選ぶか、そのくらい気軽な選択肢がいいでしょう。このくらい簡単な決断だと、「大盛りにしたら太ってしまった……」と、その判断の正当性がすぐにわかります。 早めに答え合わせができると、再度同じ失敗をしないように素早い修正が可能です。こうやって失敗と修正を繰り返すうちに、あなたの直感力はどんどん鍛えられていきます。 ◆即断即決のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます。 脳トレ 判断力を鍛えるなら、必ず知っておきたい6つのコツとは 4.新しいことにチャレンジ 過去に経験した膨大な成功や失敗の体験をベースにして、無意識のうちに導き出した答えがいわゆる直感です。直感の精度を上げるには、前述のとおり、判断基準となる知識やスキルをできるだけ多く経験していく必要があります。 ただし、いつも同じようなジャンルの勉強をして、いつも同じような行動ばかりしていたら、非常に偏った視点から直感を下すことになりますよね。こういったあなたのバイアス(偏見)をできるだけ回避するためにも、どんどん新しいことにチャレンジしてください。 新しい経験をすればするほど、あなたのなかに新しい価値観が刻み込まれていきます。そうやって広い視野でものごとを考えられるようになれば、少しずつより客観性のある判断ができるようになってくるはずです。 5.時々違う環境に身を置いてみる 先ほど、「なにか新しい経験をしましょう」という話をしました。こういう話をすると、転職や結婚など、人生の岐路で経験するような大きな変化をイメージしがちです。しかし、直感を鍛えるという目的からすれば、極端な変化はまったく必要ありません。 むしろ、すぐにできる小さな変化を増やしたほうが、経験値は効率よくアップすると思います。小さな変化という意味では、いつもと違う場所に参加してみるのがオススメです。 語学スクールに通うのもいいですし、趣味のサークルに参加してみるのもいいでしょう。今までに食べたことのない料理を食べるのだって、立派な経験です。 もし今まで町内会や学校の会合に参加したことがないなら、いちど顔を出してみるのもいいかもしれません。最初は少々アウェイな感じがして、おそらく居心地が悪いでしょう。 でも、だからこそ新しい価値観を身につけるチャンスなのです。ぜひ、積極的に、新しい場所に参加してみてくださいね。 6.瞑想で内なる自分と向き合う 瞑想には、どうしてもスピリチュアルなイメージがあるため、無条件で敬遠する人も少なくありません。しかし、直感力を鍛える方法として、瞑想は非常にオススメです。 瞑想にはさまざまなメリットがあり、瞑想のメリットをきちんと受けられれば、直感力は必ず磨かれていきます。瞑想の主なメリットは、以下の5点です。 集中力アップ 感情コントロールが楽になる リラックス効果 ストレス軽減 睡眠の質が向上 ご存知のとおり瞑想は、静かに心を落ち着けて自分の内なる思考と向き合う作業です。心を空にして、本当の自分と向き合う経験を重ねるうちに、自然と判断基準が明確になっていきます。 判断基準がしっかりしてくれば、当然直感として出てくる答えの精度も上がっていくでしょう。瞑想をしたからすぐに直感力がアップするわけではありませんが、年単位で取り組めば必ずなんらかの変化がみられるはず。 以下の記事で、瞑想について詳しく解説しています。記事を読んで瞑想が気になった人は、まずはいちど瞑想を体験してみてください。 ◆瞑想については、コチラの記事でもお読みいただけます。 脳トレ 仕事や勉強の成果が大きく変わる!潜在能力を引き出す9つの方法 7.小さな成功体験を繰り返す 直感は、過去の体験から導き出されるものです。失敗した経験も立派な判断材料ですが、やはり成功体験を数多くもつ人の直感力は、明らかに優れています。成功する考え方をもとに直感が下されるのですから、考えてみれば直感の精度が高いのも当たり前の話です。 もし、現時点であまり成功した経験がないと感じているならば、これから成功体験を増やしていきましょう。もちろん、億万長者になるといった、大きな成功体験である必要はありません。ここまで大きすぎると誰にでもできることではないし、それよりもすぐに体感できる小さな成功を増やすほうが大事です。 たとえ小さくても成功体験を積み重ねるうちに、自分に自信がつき、堂々と決断を下せるようになっていきます。 「本を1冊読み切る」「早起きをする」このくらいのレベルで全然OKです。とにかく、成功体験をたくさん積み重ねていきましょう。それだけで、あなたの直感力は大きくレベルアップするはずです。 8.意識して右脳を使う 人間の脳は、大きく左脳と右脳にわかれていて、それぞれ働きが異なります。直感を鍛えるなら、直感やひらめきを管轄している右脳の使用頻度を増やしていきたいところです。 右脳を鍛える方法としては、絵画や間違い探しクイズのように、右脳と密接に関係する脳トレに取り組むのがオススメです。こういった脳トレは、直感だけでなく、右脳がコントロールしている「空間把握能力」や「創造力」も一緒に鍛えてくれます。 また、左半身を使って作業をするのもいいですね。じつは、脳の神経は延髄で交差しており、脳と体は左右が逆転しています。つまり、右脳を鍛えるには、体の左半身を意識的に動かすのが効果的なのです。 ◆左半身を使ったトレーニングについては、コチラの記事でお読みいただけます。 脳トレ 眠っている右脳を鍛える最強の方法とは まとめ 直感は、勘に頼ったいい加減なものでは決してありません。過去の経験にもとづいた、あなたが最適だと感じている答えが、直感なのです。 とはいえ、間違った判断材料しかなければ、直感の精度も低くなってしまいます。直感のクオリティをアップするためにも、今回紹介した8つの方法を試してみてください。間違いなく、あなたの直感力は大きくレベルアップするはずです。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ### これなら途中で挫折しない「子どもにオススメな脳トレ7選」 多くの人は、脳トレに対して「高齢者が認知症予防のためにおこなうもの」というイメージをもっています。しかし、脳トレが必要なのは、高齢者だけではありません。脳の成長過程にある子どもにこそ、本来積極的に脳トレを推奨すべきなのです。 そこで今回は、子どもの脳によい影響を与えるオススメの脳トレを紹介していきます。また脳トレに取り組む際のポイントも合わせて解説するので、スタート前にぜひ最後まで目を通しておいてください。 子どもにピッタリな7つの脳トレを紹介 ひとことで脳トレといっても、その種類はさまざまです。今回紹介する7つの脳トレを参考にして、ぜひ自分の目的に合った脳トレをみつけていただければと思います。 1.知育玩具で遊びながら脳トレを 知育玩具とは、文字通り、子どもの知能アップを目的としたおもちゃの総称です。机に向かってする勉強と違い、遊びながら自然と能力が鍛えられるため、小さな子どもでも無理なく脳トレができます。 もちろん、年齢や性別、子どもの性格によって、適した知育玩具は異なるでしょう。パズルのようなゲーム性の強いものが好きな子もいれば、ジャングルジムや乗り物系のように体を動かす玩具が好きな子どももいます。 いくら親がいいと思っても、子どもがあまり興味を示さないようなら、決して無理強いはしないでください。無理強いをすれば、知育玩具そのものに拒否反応を示すようになり、せっかくの脳トレの機会を失ってしまうことになるからです。 子どもの脳は、6歳までの間に、大人の90%まで脳が形成されるといわれています。だから、とにかくいかに飽きさせず子どもに脳トレを続けさせられるか、そのへんが親の腕の見せどころです。 2.ピアノやギターといった楽器演奏 ある程度自由に体が動かせる年齢になったら、子どもに楽器演奏をさせるのも非常にオススメです。なんといっても楽器演奏には、「第二の脳とよばれる手先を積極的に動かす」「左右の脳を両方使う」という大きなふたつのメリットがあります。 手には神経が集まっており、動作をコントロールする「運動野」は全体の約1/3、感覚を感じ取る「感覚野」は全体の約1/4を占めています。つまり手先を適度に動かすと、ほかのどの部分を動かすよりも効率よく、脳が刺激を受けるわけです。 ピアノ・サックス・ギター・ドラムなど楽器を問わず、まずは基本的なルール(運指)を指先に覚えさせるのが、楽器習得の基本になります。 そういった運指を覚える場合、普段あまり使わない薬指や小指も駆使しなければなりません。ドラムにいたっては、そこに足の動きも入ってくるわけですから、楽器演奏が脳トレとして優れているのは、すぐにご理解いただけると思います。 また楽器を演奏する際には、数学的な左脳エリアと創作的な右脳を、両方バランスよく使います。そうすると、脳梁によって繋がった左脳と右脳の連携が活性化して、より高いパフォーマンスが期待できるわけです。 3.家族みんなでスポーツ 「運動をしたあとはなんだかスッキリする」と感じたことはありませんか。これは、運動により筋肉が弛緩したこともありますが、脳への血流が改善されたのが一番大きな理由です。 脳に大量の血液が供給されれば、脳の栄養源であるブドウ糖と酸素の供給量も増えて、脳が活性化します。そのおかげで、思考力や集中力などが高まり、その結果脳がスッキリすると感じるわけです。 また適度な運動によって、ドーパミンやセロトニンといった、思考と密接に関係した神経伝達物質が増えることもわかっています。 では具体的にどのくらい運動をすれば、脳トレ効果が期待できるのでしょうか。 キャンベラ大学が2016年に発表したデータ※には、「有酸素運動とレジスタンストレーニング(スクワットなど)を、中くらいの強度で45分以上おこなうのがベスト」と述べられています。 このデータの対象者は50歳以上なので、子どもの場合はムリをせず、20〜30分の運動をひとつの目安に考えればよいでしょう。運動の種類に関しては継続が重要ですので、野球でもサッカーでも、とにかく好きな運動に取り組んでください。 ※参考:UC research: exercise delivers brain boost for over 50s - University of Canberra ◆脳の活性化と運動の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます。 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 4.一緒に料理をつくってみよう 頭と手先の両方を使う料理は、大人だけでなく子どもにとっても最高の脳トレになります。 もちろん低学年のうちは、刃物の扱いには十分注意が必要です。しかし、ムリに包丁を使わなくても、一緒に買い出しにいったり材料を洗ったりするだけで十分脳トレの効果は期待できます。 レシピ動画を見ながら、一緒にアレンジ料理を考えてみるのもいいですね。 「◯◯は、甘い料理が好きだから、少しだけハチミツを足してみようか」 「苦手な人参だけど、可愛いから星の形にしたら食べられるかな?」 このように子どもと一緒にアイデアを考えながら、ワイワイと料理してみてください。子どものなかに、自然と「こんなことをやってみたい」という意識が芽生え、創作力がビンビンに鍛えられるでしょう。 また、料理に参加すると、普段当たり前のように食べている食事が、大変な作業のもとにつくられていることに気づきます。ただ親のつくった料理を食べているだけでは、決して気づかない感謝の気持ちが身につく。 料理は単なる脳トレではなく、情操教育としても優れているのです。 5.塗り絵で右脳を刺激 塗り絵は、高齢者施設で非常に人気のアクティビティです。でも塗り絵の効果は、大人に限定されたものではありません。 子どもは、まだ固定観念に凝り固まっておらず、発想が自由です。大人では想像もつかない色使いで塗り絵をしている子どもをみると、子どもがもつ発想力に無限の可能性を感じます。そういった子どもの「ひらめき」や「創造力」を鍛えてくれるのが、塗り絵の大きなメリットです。 また、塗り絵は脳の広範囲が刺激を受けるのもいいですよね。塗り絵の元絵となる線画をみて、まず後頭葉が、どういう内容の絵なのかを確認します。空間的な位置関係を確認するのは、前頂葉とよばれる部位です。 題材が今までにみたことのものであれば、どういう色なのかを、側頭葉が過去の記憶をリサーチします。内容を把握したら今度は、前頭葉にある前頭前野がプランを立案。そこまでの流れを経て、最後に運動野が色塗りに関する指令を実際に手先へ出すわけです。 たかが塗り絵と思うかもしれませんが、塗り絵は脳全体をまんべんなく使用するので、脳トレとしては本当に優れた方法だと思います。 ◆塗り絵と同様の効果が期待できる絵画については、コチラの記事でもお読みいただけます。 脳トレ 右脳を鍛えるなら断然脳トレがオススメ 6.折り紙や工作で手先を使う 小さな子どもに人気の遊び(脳トレ)といえば、折り紙や工作を挙げる人も多いでしょう。手先を使うのはもちろん、完成図をイメージしながらつくる過程が、右脳をしっかりと鍛えてくれます。 たとえば折り紙は、元々ただの紙です。なんの変哲もない紙が、折りたたみ方次第で動物や乗り物に大変身。これで、子どもの創造性が刺激を受けないわけがありません。 工作も、男子を中心に根強い人気があります。親世代の人たちのなかにも、子どもの頃に割り箸や輪ゴムで作った戦車で遊んだ人も多いのでは。 現在では工作キットが数多く販売されているので、子どものおもちゃとはいえないくらい精度の高い工作が、気軽に楽しめるようになりました。高学年になれば、ダンボールカメラやミニラジオといった、レベルの高い工作キットにも十分対応できます。 価格も、3,000円以内で購入できるキットが多いので、それほど大きな負担にはならないはずです。 7.ゲームは最高の脳トレになりうる ゲームはあくまでも遊びとして捉えている人が多く、その脳トレ効果はあまりよく知られていません。しかしNintendo Switch「脳を鍛える大人のトレーニング」を監修している川島隆太教授は、自身の研究のなかで、ゲームには脳トレの効果が期待できると明言されています。 たしかにアクションゲームを例に考えてみると、判断力や集中力がなければ、すぐにゲームオーバーになってしまうのは明らかです。また、周りの変化をリサーチしながらプレイヤーの操作をおこなうなど、同時に作業をおこなう「マルチ作業能力」も身につきます。 今流行のオンラインゲームなら、ゲーム参加者とコンタクトを取るうちに、自然とコミュニケーション能力も磨かれていくでしょう。 今は、脳トレ性の強いゲームアプリが、簡単に手に入る時代です。言語系クイズ・計算問題・謎解きゲームなど、子どもが楽しんでできそうなゲームを探してみてください。 ◆対戦ゲームについては、コチラの記事でもお読みいただけます。 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 子どもが脳トレに取り組む際のポイント どれだけよい脳トレでも、実際に取り組むのはあくまでも子ども自身です。残念ながら、子どもには自主的に脳トレをおこなうという意識はありません。だから、親がうまく子どもを導いてあげないと、子どもの脳トレを習慣化するのは非常に困難です。 今回は、子どもが脳トレに取り組む際のポイントを3点紹介します。脳トレをスタートする前に、ぜひしっかりと頭に入れておいてください。 できるだけ大人も一緒にやってみる 前述のとおり、元来子どもは脳トレに興味などもっていないものです。楽しいからやる、子どもが脳トレをやる理由は、それだけしかありません。だから、もしその脳トレがつまらないと思えば、子どもはすぐに飽きてしまいます。 でも親にすれば、脳トレが子どもを成長させてくれると信じているわけで、なんとか子どもに脳トレを継続させたいのが本音でしょう。であれば、まずはできるだけ大人も子どもと一緒になって、脳トレに取り組んでみてください。 親が一緒になって楽しむ姿をみれば、子どもは自然と熱中してくれるものです。これがもし、子どもに脳トレを押しつけて、親がほかのことをしていたら…… 考えてみたら、すぐにわかりますよね。もちろん、これからずっと一緒にやる必要はありません。最初だけでもいいんです。子どもと一緒に取り組む姿勢が、子どもに必ずよい影響を与えますので。 時間制限を設けたほうがよいケースも 学校の勉強と違い、脳トレにはなんの強制力もありません。いつ取り組んでもいいし、いつやめても、本人の自由です。たとえゲームのように遊戯性の強い脳トレであっても、飽きてしまえば、子どもはすぐに脳トレをやめてしまいます。 そういった事態を回避するには、いかに脳トレに飽きさせないようにできるかが、大きなポイントです。 同じ迷路ゲームをやるにしても、時間制限があれば、一気に緊張感が生まれます。そうすれば、なんとかして時間内にクリアーしようという意識が芽生えるため、自然と集中力や判断力が磨かれていくでしょう。 別記事で紹介しているLumosity(ルモシティ)のように、時間制限のある脳トレは数多くあります。いろいろな脳トレを試してみて、気に入ったものがあれば、じっくりと取り組んでみてください。 ◆オススメの脳トレアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます。 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 臨界期の脳トレは効果が何倍にもアップ 幼児教育では定説となっている「臨界期」を考慮して脳トレに取り組むと、その効果は何倍にもアップします。 臨界期とは、脳の学習効率がもっとも優れている期間のこと。幼少期を海外で過ごした人が、その言語をしばらく使わなくてもネイティブのように話せるのは、臨界期にその言語をしっかりとインプットしたからです。 以下に、主な能力の臨界期の目安をまとめておきます。 言語:9歳まで 数学:4歳まで 運動:4歳まで 音感:4歳まで 視覚:8歳まで 上記はあくまでも目安であり、この時期を少しでも超えたら能力が身につかないという意味ではありません。いくつになっても、脳トレをしたほうが、能力は確実にレベルアップします。 ただどうせ脳トレに取り組むなら、できるだけ臨界期におこなうほうが、より効果が期待できるということなのです。臨界期の脳は、吸水性抜群の新品スポンジのようなもの。古くなって吸い込み効率が下がる前に、どんどん脳トレに挑戦していきましょう。 まとめ 本文中でも説明したように、臨界期とよばれる時期に脳トレをすれば、脳は効率よく成長してくれます。もちろん、いくら効率がよくても、子どもは正直。つまらなければ、すぐにやめてしまうでしょう。 せっかくの脳トレなのに途中で挫折することのないよう、今回紹介した脳トレを参考に、ぜひ自分に合った脳トレを探していただければと思います。 なお、私どもが指導する右脳速読も、子どもの脳トレには最適です。右脳を使って創造性豊かな子どもに育てたいとお考えの保護者さまは、ぜひ以下の自宅で受講できるZoom体験会を体験してみてください。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.104】京都府 岡本亜由子(おかもとあゆこ)さん(会社員・脱ワタ著者・ MRT開発者・瞬読トレーナー 40代)   瞬読スタッフ 瞬読をはじめたきっかけを教えていただけますか? 初めて瞬読を知ったのはEXITさんと恵美子先生が出られているテレビ番組。その時、家族との時間が とれないことが悩み、また、仕事で身も心もつらい環境でしたが、瞬読を身につけると、生産性が上がって、残業時間が減り、家族との時間が増える!という直感で始めることにしました。 岡本さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 本を読むスピードが1冊2時間から30分になりました。仕事では残業時間は減り、査定は上りました。そして、家族との時間も持てるようになりました。行動的にもなったおかげで、自分のやりがいを見つけることができ、人生が大きく変化し続けています。 岡本さん   瞬読スタッフ どんなやりがいを見つけられたのですか? 「講師をすること」と「出版すること」です。 今は会社員をしながら瞬読のトレーナーや自分のコンテンツの講師をしています。個人セッションを通して、やり方だけではなくあり方を一緒に見つけていき、受講生様の可能性の器を大きくし夢を実現するお手伝いをしています。そして、「私なんか」が「私にもできる」そして「私だからこそできる」に変化していった過程を本にした『脱・私なんか: 何もなかった私が夢を見つけて24倍速で叶えた方法』を出版することができました。 岡本さん   瞬読スタッフ 変化された今の様子を見たご家族の反応は? とても喜んでくれ、息子は「ママみたいになりたい!」と言ってくれます。親が夢に向かってワクワクすることが子どもにもいい影響をあたえることを実感。なんと、小学校の息子も自分の好きなことで起業することになりました。 岡本さん   瞬読スタッフ 今後の活動や夢を教えて下さい。 2冊目の出版や講演が決まっています。また、自分もワクワクしながら、周りの方とも人生を明るく過ごしていけるよう、自身と家族と大切な方を輝かせるスポットライト的存在として成長、自己実現していきたいと思っています。 岡本さん   ◆岡本亜由子さん SNS ・インスタグラム https://www.instagram.com/ayuko_okamoto/?hl=ja ・Facebook https://www.facebook.com/profile.phpid=100004216535278 ・著書 『脱・私なんか: 何もなかった私が夢を見つけて24倍速で叶えた方法』 https://www.amazon.co.jp/dp/B0BNWJ951Q ・公式LINE https://lin.ee/vfj1pBI 《講演会の案内》 ◆『脱・ワタ出版記念 水江卓也氏コラボ講演会』 2/23(祝・木)、京都 4/22(土)大阪 https://lit.link/datsuwata ◆『脱・ワタ出版記念 山中恵美子氏&望月俊孝&水江卓也氏スペシャルコラボ講演会』 3/20(月)東京 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.103】大阪府 中川匠統(なかがわまさみつ)さん((株)ドリームサポーター代表取締役 40代)   瞬読スタッフ 瞬読をはじめたきっかけを教えていただけますか? 瞬読をしている友人から聞いたことがきかっけです。 その後、山中恵美子さんに初めて会った時に直感降りてきて、瞬読への興味が一気に湧きました。 中川さん   瞬読スタッフ 瞬読をなぜ始めたいと思ったのですか? 心に響いたのが「本が早く読める」というフレーズです。 実は発達障害「ADHD」で本を読む集中力がなく、そのことが幼いころからの悩みでした。 それが瞬読で解決できるのでは思い、体験会に参加し、大きな可能性を感じました。 中川さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 本も早く読めるようになり、選択スピードも上がりました。 そして、SNS投稿で文章が変わったことで、周りの方からの評判がとてもよくなり、仕事の問い合わせも増えています。たくさんの本を読むことによって語彙力や表現力などが豊かになったおかげです。 中川さん   瞬読スタッフ 瞬読をどんな方におススメしたいですか? ADHDなどの障害をもっている子どもたちに是非、瞬読を知ってほしいです。 幼い時に自分も瞬読を出会っていたら、人生がどう変わっていたんだろうと思います。 中川さん   瞬読スタッフ 中川さんにとって瞬読とは? 自分の可能性も最大限引き出す「人生を変化させてくれるツール」です。 中川さん   ◆中川匠統(なかがわまさみつ)さん 公式LINE https://lin.ee/o4xhG81 ### 1月8日(日)11:25〜読売テレ BEATに山中恵美子が出演! 1月8日(日)11:25〜読売テレ BEATに山中恵美子が出演します。 読売テレビ BEAT 〜時代の鼓動〜 関西のオンリーワン企業として、弊社代表の山中恵美が取材していただきました。 放送は、1月8日(日)11:25からです! 今回は、山中が経営する学習塾と、瞬読、今年4月に開校する通信制高校 EMI校をを取り上げていただいております。 関西の方は、是非ご視聴くださいね! ● 読売テレビ BEAT 〜時代の鼓動〜 公式サイトはこちら ### 山中恵美子の瞬読式脳トレ講座 土屋グループ 銀座ショールームにて 山中恵美子の瞬読式脳トレ講座を行います。          人や物の名前を思い出せない          待ち合わせ時間を勘違いした          聞いたかどうかを忘れる          モノを探せない、見つけられない          やろうと思っていたことを忘れる 最近こんなこと増えていませんか? もし、これらを
「年齢だから仕方がない・・・」と思っていたら、それ、もったいないです!
 脳の運動不足が原因かも!? 刺激を与えれば何歳からでも成長するのが「脳」
山中恵美子の瞬読式脳トレで脳のお悩み解決しながら記憶力・思考力・判断力・読解力・集中力・発想力 の6つの力もアップ 人生100年時代。
脳から健康で若々しくイキイキ過ごしませんか? 瞬読式脳トレ講座 日時:1月30日(月)18時30分~20時00分 受付開始18時20分~ 募集人員:会場参加15名限定・オンライン50名限定・見逃し配信:若干名 会場・お問い合わせ:中央区銀座3丁目8-10 銀座朝日ビル3F https://ginza100univ.com/ 0120-406-211(フリーダイヤル)/03-5579-9981 詳細・お申し込みはこちらら ### いちどみたら忘れない「瞬間記憶を鍛える7つのトレーニング方法 いったん覚えたら二度と忘れないようにはできないものか、誰もがいちどは、このように考えたことがあるでしょう。なかでも受験勉強に追われる受験生や、資格試験を予定している社会人のかたにすれば、それこそワラをも掴む思いだと思います。 残念ながら、この世には絶対に忘れない瞬間記憶の方法など存在しません。しかし、普通に覚えるよりも遥かに効率のよい記憶法なら、数多く存在しています。 今回は、限りなく瞬間記憶に近い状態を実現してくれる、オススメのトレーニング方法を7つ紹介していきます。記憶の効率を少しでもアップしたいと考えている人には、大いに参考になるはずです。それでは、ひとつずつみていきましょう。 【トレーニングをはじめる前に知っておきたい】本当に瞬間的な記憶は可能なのか? 瞬間記憶のトレーニングをこれから紹介していきますが、そもそも瞬間的な記憶は可能なのでしょうか。根本的な話として、まずきちんと結論を出しておきましょう。 世の中には、ごく稀に、文字通りみたものを瞬時に記憶できる人がいます。ただし、瞬間記憶ができる人の多くは、自閉症や発達障害をもっているケースがほとんどです。 冒頭でも触れたとおり、通常の人間にはまず瞬間記憶は不可能であり、そういった症状の代償としてのみ身につけられる特殊な才能と考えておくべきでしょう。 とはいえ効率よく記憶できる手法を選び、地道にトレーニングを重ねていけば、通常では考えられない量の情報を記憶することも十分に可能です。 2006 the US Memory Championshipのチャンピオンとして有名なジョシュア・フォア氏は、後述する場所法を使って驚くような結果を残しました。しかも記憶法を学びはじめて、わずか1年後にはチャンピオンになったというのですから、本当に驚きです。 こういう話を聞くと、特別な才能のない私たちでも大幅に記憶力をアップできるのではないかと、希望が湧いてきますね。次の章では、具体的な瞬間記憶トレーニング法(記憶法)を紹介していきます。 連想結合法 多くの記憶法はベースに「イメージ化」があり、そのほかに「ビジュアル化」「グルーピング」といったプロセスを組み合わせてよりこまかく記憶していくというのが、記憶法の基本的な仕組みになっています。 最初に紹介する「連想結合法」は、別名「リンク法」ともよばれ、イメージ化を使った記憶法のなかでもっともポピュラーな記憶法です。 複数の覚えたい言葉があれば、まずそれぞれの言葉をイメージ化します。次にイメージ化した言葉を組み合わせて文章をつくり、その文章を次々と結合して覚えるのが基本的な流れです。 たとえば、以下のような言葉を覚えたい場合の、結合例をあげてみます。 犬 コピー機  1+2「犬をコピー機に乗せてコピーをとった」 卵     2+3「コピー機のふたを開けたら卵が乗っていた」 封筒    3+4「卵を手に取って封筒にしまった」 水槽    4+5「封筒が水槽に飛ばされてビショビショになった」 牛乳    5+6「水槽に近づいてみたら水じゃなくて牛乳が入っていた」 上記の結合例をみて、どのように感じたでしょうか。おそらく「こんなバカげた文章はあり得ない」と思ったはずです。でも、それでいいんです。普通の文章だとイメージ力が弱いので、あえてバカバカしくインパクトのある文章にしています。 あまり長すぎる文章だと結合にも限界はありますが、このくらいの分量なら、連想結合法で十分対応できるはずです。 基礎結合法 前述のとおり、覚える言葉が大量にある場合、連想結合法だけでは対応できないかもしれません。そのときは、イメージした言葉と、すぐに思い出せるものを組み合わせる「基礎結合法」の出番です。 覚えたい言葉をイメージ化するのは、連想結合法と変わりません。連想結合法と違うのは、そのイメージした言葉を、すぐに思い出せるものをリスト化した基礎表に当てはめていく部分です。 自分が理解しやすければ、基礎表の内容はなんでも構いません。よく使われるのは、「曜日」「干支」「家の間取り」「体のパーツ」などでしょうか。なお、このあと紹介する場所法は、基礎表の項目が場所になっています。(家の間取りは典型的な場所法のリストですね) 具体的なやり方については、場所法の項目でわかりやすく解説します。 場所法 前述のとおり、場所法は基礎結合法の一種です。覚えたい言葉を自分のよく知っている場所と結びつけて記憶を深めていきます。もっともよく使われるのは、自宅の部屋でしょう。なんといっても毎日生活していますから、すぐに該当する部屋をイメージできます。 場所法では、大きく4ステップの作業が必要です。 覚えたい言葉をイメージ化する 自宅の部屋を必要な個数分だけリスト化する 部屋名が書き込まれたリストに暗記したい言葉を当てはめていく 部屋名と言葉を組み込んだ文章を作成する 1番は、連想結合法とやることは同じですね。覚えたい言葉のイメージ化ができたら、次はその個数分だけ部屋名をリストに加えていきます。 そしたら今度は、部屋リストに言葉をあてはめてください。最後に無理やり文章化するので、どこに単語を当てはめるかは、あまり気にしなくても大丈夫です。 かりに「犬」という言葉を居間のこたつに当てはめた場合は、「居間のこたつをめくったら犬がくつろいでいた」のような感じになるでしょうか。 本当なら童謡みたいに猫が丸くなっていればスムーズなのでしょうが、あえて犬を選んだことで「猫じゃないんかい」と脳が違和感を覚えて、より鮮明に記憶してくれるわけです。 このようにイメージ系の記憶法は、多少変な文章のほうが、より効果を発揮してくれます。 ペグ法 ペグ法も、先ほどの場所法と同様に、基礎結合法のアレンジバージョンです。ペグ法の名前のとおり、なにかキーとなるペグに引っ掛けて覚えるのが、基本的なやり方になります。そのペグとしてもっともよく使われるのが、数字ですね。 やり方の例をあげると、まずは「0 → コウモリ」「1 → 畳」「2 → 布団」のように、数字に対応した単語を設定します。そしたら次に、覚えたい数字に対応した単語を使って文章をつくっていくわけです。 かりに120という数字の並びを覚えたいなら、「畳に敷いてある布団のうえでコウモリが居眠りをしている」みたいな文章ができますよね。このへんは、場所法の部屋名が数字に代わっただけなので、イメージしやすいと思います。 数字を使ったペグ法は、歴史の年号や資格試験に出てくる数値、または電話番号の暗記などにも有効です。ただし、例のような一桁の数字だけだと、あまりにも文章がこまかくなりすぎます。 その場合は、「01 → ニワトリ」「135 → 口紅」のように、数字リストの桁数を増やしておくと、いざ文章をつくる際に非常に楽です。(その分、リスト作成が大変ですけど) ストーリー法 ストーリー法には、いくつかやり方がありますけれども、基本となるやり方は非常にシンプルです。ストーリー(物語)の名前通り、覚えたい言葉を組み込んで、自分で好きなストーリーをつくっていきます。 「うん?さっきの連想結合法も基礎結合法も、文章をつくって覚えたよね」と、鋭いかたはそう思ったかもしれません。たしかに、そのとおりで、単語を使って文章をつくる行為自体は、基本どの記憶法も同じです。 ただストーリー法の場合は、場所や曜日といった縛りがないので、比較的自由にストーリーがつくれます。 連想結合法とストーリー法にはそこまで大きな違いはありませんが、「連想結合法 → 単語の連結を重視」「ストーリー法 → ストーリーの内容を重視」と考えておけば、理解しやすいかもしれません。 なお、ストーリー法は自然なストーリーをつくりやすいので、長文の暗記とも相性がいいです。資格や学校のテキストを覚える場合に、このストーリー法は、大きく役立ってくれると思います。 語呂合わせ これまで紹介した記憶法は、すべてベースに覚えたい言葉のイメージ化がありました。もちろん語呂合わせも、最終的にはイメージ化は必要です。 ただ、あくまでもダジャレ的なインパクトが語呂合わせのキーポイントなので、連想結合法のようにイメージ化へそれほどこだわる必要はありません。 語呂合わせといえば、やはり「鳴くよウグイス平安京(794年)」といった数字の語呂合わせがすぐ頭に浮かびますね。数字の語呂合わせは意外に多くて、「奥さん(093)」や「天使(104)」のような簡単な語呂合わせは、よくコマーシャルなんかで使われています。 なお、語呂合わせは単独でも使えますが、基礎結合法やストーリー法に組み込むことも可能です。「いちど覚えると忘れにくい」という大きなメリットがあるので、語呂合わせが使える場面では、ぜひ積極的に取り入れてみてください。 きっと、瞬間記憶に大きく役立ってくれるでしょう。 右脳速読 純粋な記憶法ではないのですが、最後に右脳速読も紹介しておきます。右脳速読は、文字通り右脳を使った速読法です。 どうして右脳速読法を紹介しているのかというと、右脳速読で右脳を鍛えておくと、イメージを使った記憶法の効率が大幅にアップするからです。 ご存知のように、人間の脳は左脳と右脳にわかれており、それぞれ役割が異なります。左脳は理屈や論理的な判断は得意ですが、ものごとを大きなイメージで捉えるのが苦手です。 反対に右脳は、イメージ化や全体像把握、ひらめきなどをコントロールしています。だから、今回紹介した記憶法と非常に相性がいいんですね。 右脳速読の詳細については、別記事で詳しく紹介しているので、ぜひ目を通しておいてください。右脳速読を補助的な役割に使い、ぜひ記憶法の効率をガンガンアップしていきましょう。 ◆右脳速読の詳細については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 まとめ 冒頭でもお話ししたように、瞬間記憶をできる人は、特殊な症状をもつごく一部の人だけです。ただ、今回紹介した記憶法をきちんと身につければ、いちど覚えたら忘れにくい記憶が手に入ります。 また、こまかく分類すれば、今回紹介した記憶法以外にも、記憶法は数多く存在します。今回の連想結合法などをきっかけとして、いろいろな記憶法を試してみてください。必ず、あなたにピッタリの記憶法がみつかるはずです。 ### 仕事や勉強の成果が大きく変わる!潜在能力を引き出す9つの方法 もし今あなたが「頑張っているのにうまくいかない」と悩んでいるのならば、もしかすると自分の潜在能力をうまく引き出せていない可能性が高いです。 反対に、なんでもある程度の結果を出せてしまう人は、自分の潜在能力を引き出すテクニックを自然と身につけているのでしょう。 当記事では、自分の隠れた能力を発揮できず苦しんでいる人に向けて、潜在能力を利用するメリットと、潜在能力の引き出し方についてわかりやすく解説していきます。 潜在能力を引き出すとどのようなメリットがあるのか 結論からいうと、潜在能力をうまく引き出せれば、普段の自分ではとうてい不可能なパワーを発揮できる可能性が高まります。 人間には、自分がコントロールできる「顕在意識」と、無意識とよばれる「潜在意識」の2つが備わっているといわれています。当たり前ですが、普段私たちは、自分で意識が可能な顕在意識の力をメインに使っているはずです。 しかし特定の条件が揃うと、普段考えられないような能力を発揮するときがあります。火災が起きて何十キロもある金庫を運び出したといったエピソードは、これまでに何度も耳にしたことがあるでしょう。いわゆる「火事場の馬鹿力」というやつですね。 こういった潜在能力を発揮している際には、体内からノルアドレナリンというホルモンが大量に分泌されているそうです。ノルアドレナリンが体内に放出されると、血圧や心拍が上昇し、臨戦態勢に体が変化していきます。 とはいえ、いつも血圧や心拍数が高ければ、心の休まるときがありません。だから、必要なときだけうまく潜在能力を発揮できる状態にしていきたいわけです。 もちろん無意識の領域なので、100%コントロールするのは到底ムリな話でしょう。でもトレーニング次第では、潜在能力をもっと活用することが十分に可能です。潜在能力を引き出す具体的なテクニックについては、このあと詳しく紹介します。 【潜在能力を引き出すテクニックその1】固定観念を捨てるのがすべてのスタート 潜在能力を引き出すには、まず固定観念を捨て去るのが、すべてのスタートになります。なぜならば、固定観念はあなたの顕在意識そのものだからです。 固定観念が強すぎる人は、自分の思考や能力を、自分で決めたルールでガチガチに縛っている状態といえます。そうなれば、自分がこのくらいならできると思い込んでいる以上の力は、当然発揮できません。 もしあなたが「営業は人に会わなければはじまらない」と信じ込んでいたら、おそらくネットやメールを使った営業方法に対して、あまり積極的ではないはずです。 しかし忙しい現代においては、「わざわざ訪問されるよりもネットでサッと対応してくれるほうがありがたい」というクライアントも数多くいます。 その点固定観念に囚われない人なら、相手の状況を確認したうえで、積極的にオンラインでのコミュニケーションを採用していくでしょう。これはあくまでも一例ですが、「潜在能力を引き出すには、まず固定観念を外す」という大原則を、ぜひ頭に入れておいてください。 ◆固定観念のデメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 判断力が落ちたと感じたら……脳トレで判断力アップ 【潜在能力を引き出すテクニックその2】自分の思考を毎日書き出してみる 先ほど、固定観念を外す重要性について、お伝えしました。しかし、具体的にどうやって固定観念を外せばいいのか、迷ってしまったかたもいるはずです。 私は、自分の思考を毎日書きだしてみる方法が、いちばん確実かつ必要だと考えています。この方法に関しては、私の大好きなジュリア・キャメロンさんの本「ずっとやりたかったことをやりなさい」で提唱している、モーニング・ページという作業がとても参考になります。 モーニング・ページといっても特別大げさなものではなくて、ようは毎朝自分の思考を3ページの紙に書きなぐるだけの作業です。毎日自分の思考を思いつくまま書く行為は、いうなれば、あなたの固定観念を頭から追い出す作業ともいえます。 本のなかで彼女は、このように述べています。 真剣にモーニング・ページを書いている人は誰でも、自分の内部の知恵の源とつながるようになる。 ※引用:ジュリア・キャメロン、「ずっとやりたかったことをやりなさい」、サンマーク出版(2017) 正直なところ、毎日モーニング・ページをおこなうのは、かなり大変です。でも、その労力に見合うだけのリターンは必ずあると感じています。モーニング・ページに興味をもたれた方は、ぜひいちど書籍を読んでみてください。 【潜在能力を引き出すテクニックその3】苦手意識のあるものにあえて取り組む 苦手意識のあるものにあえて取り組むのも、潜在能力を引き出すには、非常に有効だと思います。苦手意識があるというのは、なんらかの理由から自分で自分の能力にブレーキを賭けている状態です。 でも、苦手というのは本当なのでしょうか。自分の思い込みで、やらない理由づけとして、苦手意識という言葉を使っていませんか。もしかすると、今まであまり経験したことがないだけで、じっくりと取り組めば案外スムーズにできるかもしれませんよね。 であれば、苦手なことでも、一定期間は真剣にチャレンジしてみるべきです。最初は苦手でも、続けるうちに自分の潜在能力が開花して、いつの間にか得意分野になっていることだって十分あり得ます。 もちろん、失敗して落ち込むこともあるかもしれません。でも「失敗は成功の母」という格言があるくらいです。失敗を恐れず、積極的に苦手意識へぶつかっていきましょう。 【潜在能力を引き出すテクニックその4】素直に人の話へ耳を傾けてみる 固定観念でもお話ししましたが、自分の思考をガチガチに縛り付けた状態では、決して潜在能力は引き出せません。潜在能力を開花させたいなら、いちど周りの人の話を素直に受け入れてみてください。 なぜならば、他人の話には自分では気づけない新しいヒントが、山ほど詰まっているからです。それなのに、「俺の考え方が正しいんだ」と新しい価値観を拒絶してばかりいたら、自分で決めた小さな能力しか使えずに終わってしまうでしょう。 その点素直に人の話に耳を傾けると、新しい考え方に出会えるだけでなく、他人からのサポートを受けやすくなります。誰だって自分の話をじっくり聴いて、しかも実践してくれる人をみれば、助けてあげようと思いますからね。 そうやって揺るぎない信頼関係を築ければ、さらに新しい考え方を教えてくれるかもしれません。新しい価値観は潜在意識を引き出すチャンスと考えて、しっかりと人の意見に耳を傾けるよう心がけたいですね。 【潜在能力を引き出すテクニックその5】なにか新しいことにチャレンジする ルーティン化は、効率性をアップする代償として、人間の創造性を奪っていきます。もし自分の隠れた能力を発揮させたいなら、なにか新しいことにチャレンジしてみましょう。 考えてみると、私たちの生活はほとんどルーティンワークの連続です。起きる時間も仕事の時間も、なんならアフター5にやることも、結構毎日同じようなことを繰り返しています。 ルーティンワークは、いうなれば思考が停止している状態を、自らつくり出しているわけです。なにも考えず楽にこなせる状態で生活していれば、潜在能力が目覚めるわけはありませんよね。考えてみれば、当たり前の話です。 もちろん、いきなり人生が激変するような決断はしないでください。「人生ではじめて海外旅行してみる」「ひと駅手前で降りて歩いて帰ってきた」など、変化はごく小さなもので十分です。こういった小さなチャレンジを続けるうちに、いつかきっと新しい自分のポテンシャル(潜在能力)を発見できるでしょう。 ◆ルーティンワークのデメリット(自分で考えるクセをつける)については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 【潜在能力を引き出すテクニックその6】頑張れば届きそうな「ストレッチ目標」を設定 ストレッチ目標に向かって行動するのも、潜在意識には非常によい影響があると考えられます。ストレッチ目標とは、少しだけ背伸び(努力)をしないと達成できない目標のことです。ストレッチ目標を設定すると、現状の実力では達成できないため、通常よりも自分を成長させていく必要があります。 そうやって能力以上の結果を出そうと頑張り続けていると、いつの間にか自分の潜在能力が少しずつ引き出されてくるはずです。 ただしストレッチ目標を設定する際には、その目標が本当にストレッチ目標になっているかを、きちんと確認しなければなりません。本人がストレッチ目標だと思っていても、じつは全然楽勝で、まったく成長に関与してくれなかったということもあり得るからです。 もちろんその反対に、まったく達成できず、パフォーマンスが著しく落ち込むことも考えられます。こういう事態を避けるには、上司や友人のように自分をある程度知っている人から、客観的なアドバイスをもらうのがいちばんです。 【潜在能力を引き出すテクニックその7】適度に体を動かす 脳と体は、神経や血管を通して密接につながっています。だから適度に体を動かせば、全身の血流がよくなり、そのおかげで脳にも大量の血液が供給されるわけです。血液には脳が唯一栄養にできる「ブドウ糖」と酸素が含まれているので、脳の血流が改善されれば、そのぶん脳のパフォーマンス向上が期待できます。 体全体からみればわずか2%の容量しかない脳が、全血液の20%も消費しているというのですから、血流改善がもたらす影響の大きさがよくわかるでしょう。 また適度な運動は、手足の末梢神経を刺激してくれ、全身の感度を高めてくれます。運動によって持久力もつくので、少しくらいハードに動いてもまったく問題なくなるはずです。 こうして健全な体が手に入れば、ようやく潜在能力を発揮しやすい環境が整います。なにをやってもすぐに疲れてしまうようでは、自分の潜在能力を発揮する以前の問題ですからね。 ◆有酸素運動と筋トレの効能については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 【潜在能力を引き出すテクニックその8】十分な睡眠と日光浴を習慣化する 体を鍛えるのと同時に生活習慣も整えていかないと、潜在能力を引き出すどころの話ではありません。寝不足で目がシバシバしている状態なのに、新しい能力を発揮できるわけがないですから。 ひと言で生活習慣といっても、範囲が広すぎるので、今回は睡眠と日光浴についてお話ししておきます。 まず睡眠ですが、日本人は世界でもワースト1・2位を争うほど、睡眠が短い民族として有名です。OECDのデータを調べてみると、睡眠時間の長いフランスと比べて、日本は平均で1時間以上も睡眠が短いことがわかりました。 睡眠はすべての基本なので、なんとかあと40分ほど睡眠時間を増やして、8時間以上の睡眠を確保したいものです。 また適度な日光浴は、鎮静作用のあるセロトニンの分泌を促してくれます。1日5分でいいので、朝起きたらすぐカーテンを開けて、しっかりと太陽の光を浴びてください。 なお、睡眠や日光浴については、別記事でも解説しています。よかったらそちらの記事も、読んでおいてください。 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 【潜在能力を引き出すテクニックその9】瞑想を取り入れてみる 潜在能力を引き出すテクニックとして、最後に瞑想を紹介します。日本の禅やアメリカ発祥のマインドフルネスなど、瞑想の手法は世界中で何百とあるそうです。こまかい違いはあるにせよ、静かに腰をおろして己の内なる世界と向き合う姿勢は、どの瞑想でも共通しています。 だから、落ち着いて自分と向き合えるなら、瞑想の方法は正直どれでも構いません。まずは、静かな場所に座ってください。目を閉じて過去や未来から離れて、今の自分と正面から向き合ってみましょう。 そうすると、いつの間にか雑念や心配事は頭のなかから離れていき、代わりに心の安定と強さが蘇ってくるはずです。 もちろん、瞑想をはじめたからといって、すぐに効果が表れるものではありません。「あっ、なんか心が軽くなったな」と実感できるまでには、数年単位の時間が必要になる場合もあるでしょう。焦らずにじっくりと取り組んでください。そうすれば、いつか自分の潜在能力が顕在化してくるときが、やってくるはずです。 ◆瞑想やヨガなど潜在意識の引き出し方については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう まとめ 本文中でお話ししたように、自分の内なる潜在能力を引き出すことができれば、私たちの生活はさらに充実したものになるはずです。 多くの人が潜在能力を活かせないのは、単純に潜在能力を引き出す方法がわからないというのが最大の理由だと思います。潜在能力は無意識のパワーなので、どれだけ頑張っても100%使いこなすのはムリでしょう。 でも今回紹介した9つのテクニックを使えば、間違いなく今よりも潜在能力を利用できるようになっているはずです。まずは、気になるものから、ひとつずつじっくりと取り組んでみてください。 ### 脳トレで笑顔に!笑顔が幸せを呼ぶ6つの理由とは 「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」 心理学の世界では有名な言葉ですが、これは泣くを笑うに置き換えても成り立つ話だと思うんです。つまり「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ」ということですよね。 もちろん、楽しいから笑う側面はあるのですが、笑顔には落ち込んだ人に幸せを呼び込む不思議なパワーがあります。今回の記事では、笑顔の効果と、笑顔を生み出すオススメの脳トレについて、わかりやすく解説していきます。 最近なんとなく楽しくないと感じている人は、ぜひ最後までお読みください。読み終わったら、きっと笑顔になっていると思いますよ。 幸せを運ぶ笑顔の効果 昔から「笑う門には福来る」ということわざがあるくらい、笑顔には素晴らしい効果が数多くあります。今回は、そういった笑顔の効果を6つピックアップして、詳しく解説していきます。 笑顔がもたらす6つの効果とは 免疫力が大幅にアップ 自律神経のバランスが改善 脳の活性化により記憶力がよくなる 血糖値が改善される可能性も 若返り効果が期待できる 人間関係が良好に ひとつずつみていきましょう。 1.免疫力が大幅にアップ 笑いには、免疫力を高めてくれる効果があるそうです。じつは人間の体内では、毎日5,000個ものがん細胞がつくられています。そのがん細胞を、片っ端から退治してくれているのが、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)です。 人間は大笑いすると、βエンドルフィンやドーパミンといった「善玉ペプチド」を、血液中へ大量に放出します。この善玉ペプチドがNK細胞に付着すると、NK細胞の活動は一気に活性化するんですね。 つまり、楽しく笑いに包まれた生活をしていれば、免疫力がアップしてがん細胞に勝つ確率が大幅にアップするわけです。反対につらく悲しい状況が続くと、悪玉ペプチドが発生して、NK細胞を弱体化させます。 だからこそ、まずは笑うことが大切なのです。たとえ少しくらい嫌なことがあっても、笑顔をつくれば、つられて段々と幸せな気分になっていきますので。 2.自律神経のバランスが改善 自律神経のバランス改善も、笑顔がもたらす大きな効果のひとつです。自律神経には交感神経と副交感神経があり、常に「どちらかの神経が優位に働いている間は、別な神経の働きが低下する」という図式が成り立ちます。 忙しい現代人は、どうしてもストレスが溜まりやすく、起きている間はほとんど交感神経ばかりが働いている状態になりがちです。ところが笑顔で楽しくすごしていると、いったんは交感神経が活性するものの、すぐに副交感神経優位な状態に切り替わります。 これがもし毎日落ち込んで笑顔のない生活だとしたら……考えただけでもおそろしいですね。 いずれにせよ自律神経を正常に保つには、交感神経と副交感神経をバランスよく活動させなければなりません。そう考えると、笑顔による副交感神経へのスイッチ切り替えは、自律神経を整えるためには必須であるといえるでしょう。 3.脳の活性化により記憶力がよくなる 笑いによって脳が活性化すると、記憶力が大幅にアップして、新しい知識の吸収を助けてくれます。 というのも、笑うと横隔膜などの筋肉が緩むので、その結果全身の血流がアップして脳にも大量の血液が供給されます。血液には脳の栄養源「ブドウ糖」と酸素が含まれており、栄養をたっぷり受け取った脳の働きが活性化するのは、ある意味当然の結果といえるでしょう。 また、記憶と密接に関係のある「海馬」や「前頭前野」は、大変ストレスに弱い部位といわれています。なかでも前頭前野は感情のコントロールも司っており、強いストレスに長期間晒されると、最悪うつ病を発症することも考えられます。 そうなれば、当然記憶効率は著しく低下しますから、普段から笑顔で前頭前野の働きを正常に保つ意識が必要です。 4.血糖値が改善される可能性も 大阪府が発行している「笑いと健康啓発冊子」を読むと、お笑いによる糖尿病患者の血糖値改善の実験データ※が、大きく掲載されていました。普段食後になると123mg上昇する血糖値が、お笑いを鑑賞したあとは77mgしか上昇しなかったというのですから、驚きです。 もちろん、こういったデータには当然個人差があるので、すべての人に当てはまるとは限りません。しかし笑いのサポートがなければ、「インシュリンの注射」「食事制限」「運動療法」くらいしか、血糖値を下げる方法はないわけです。 そう考えると血糖値が気になる人は、どんどん生活に笑いを取り入れるべきだと、本気で思いませんか。 ※参考:大阪府 笑いと健康啓発冊子  5.若返り効果が期待できる 誰しも年齢を重ねるごとに、段々とシワやたるみが気になってくるものです。本当は嫌で仕方がないのに、老化は止められないからと、多くの人は早々と諦めてしまいます。 でも、笑顔の回数を増やして表情筋を鍛えれば、実年齢よりもはるかに若いツヤツヤの肌が手に入る可能性だって十分あるんです。腕や足の筋肉と違い、表情筋を意識している人は、正直ほとんどいないと思います。 だからこそ、笑顔をキープするだけで表情筋が刺激を受け、シワやたるみが改善されるのです。もちろん、前述の自律神経や血流の改善も、若返りに大きく貢献してくれるでしょう。 リラックスして十分な栄養の行き届いた若々しい顔は、笑顔がつくってくれる。そう信じて、ぜひ笑顔で毎日をすごしてください。 6.人間関係が良好に 素敵な笑顔は、人間関係をよくしてくれます。ブスッとした顔の人と、いつもニコニコ笑顔を絶やさない人がいたら、誰だって笑顔の素敵な人と仲良くしたいですよね。 あまりにも嘘くさい笑顔は逆効果ですが、多少疲れていても笑顔で応対できる人は、「気分のムラが少ない話しかけやすい人」として認知されやすいです。そうすれば、相手も笑顔で話しかけてくるので、こちらもますます笑顔で対応する時間が増えていきます。 また笑顔は、コルチゾールやアドレナリンといった、いわゆるストレスホルモンの分泌を抑えてくれます。冒頭でもお話しした「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ」というのは、こういったホルモンの仕組みと大いに関係しているんですね。 いずれにせよ、笑顔は「あなたとよい関係をつくりたい」という、意思表示の役割を果たしています。ムリのない範囲で、できるだけ笑顔を崩さずに、周囲とよい関係を築いていきましょう。 自然と笑顔になるオススメの脳トレ4選 ここでは、やっていると自然と笑顔になってしまうような、楽しい脳トレを4つ紹介します。気に入った脳トレがあれば、ぜひ気軽に試してみてください。 気の合う仲間と笑顔で「健康マージャン」 もし4名メンバーを集められるなら、健康マージャンはかなりオススメです。対戦相手の手の内を読みながら、さまざまな駆け引きをしていく過程で、脳がビンビンに刺激を受けるでしょう。 またマージャンは点数制となっており、ゲーム中に持ち点がなくなると、その時点で負けが確定するケースが一般的です。(負けの確定は取り決めによる) このように、マージャンは順位が点数で明確になるので、よい意味でライバル心が芽生えます。あまり勝ち負けにこだわるのは問題ですが、適度なライバル心はアドレナリンの分泌を促し、私たちにやる気や幸福感をもたらしてくれるでしょう。 とはいえ、マージャンにギャンブル的な悪いイメージをもっている人も、まだまだ多いかもしれません。しかし健康マージャンの場合、酒・タバコ・賭け事は完全NGが原則です。どうぞ、安心して健康マージャンを楽しんでください。 ◆マージャンのメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 判断力が落ちたと感じたら……脳トレで判断力アップ 大切な家族や友人と「手作り料理パーティー」 笑顔があふれる脳トレといえば、まずいちばんに手作り料理パーティーが私の頭に浮かびます。そもそもひとりで料理するだけでも、脳へさまざまな刺激を与えてくれるのに、さらに大勢でワイワイと食事を楽しむわけですからね。やらない手はないでしょう。 これまでほかの記事で何度もお話ししていますが、料理はマルチタスクの連続です。「ネットでリサーチしながら献立を決める」「煮込んでいる間に別な料理の下ごしらえをする」といった具合に、常に複数の行程を同時進行で進めていかなければなりません。 こういったマルチタスクを円滑にこなすには、効率性を踏まえた作業の手順を考える必要があるため、集中力や判断力が磨かれます。 もちろん料理の場合は、あくまでも料理という大きな括りのなかでのマルチタスクです。企画書の作成をしながら、メールチェックしたり打ち合わせをしたりという、本当の意味でのマルチタスクはあまり効率がよくないので、そのへんは誤解のないようにお願いします。 ◆料理のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 世界中の人とコミュニケーションが取れる「オンラインゲーム」 コロナウイルスの影響もあり、以前ほど気軽に仲間と集まれないという人も多いと思います。その場合は、自宅にいても仲間とコミュニケーションの取れるオンラインゲームがオススメです。 脳トレという観点から考えると、ゲームの種類はなんでも構いません。RPG・対戦もの・シミュレーションゲーム、自由に自分の好きなものを選べばいいと思います。ゲームの種類よりも、楽しく笑顔で継続できるほうが重要ですから。 もしはじめてオンラインゲームにチャレンジするなら、最初は対戦系のゲームがオススメです。対戦ゲームでは、相手の行動によって取るべき行動が変わってきます。バトルがあれば全体を見渡す広い視野が必要だし、速い動きに対応できる動体視力も要求されるでしょう。 単なる遊びにみえるかもしれませんが、対戦ゲームはかなり脳トレ効果の高い、有益な遊びだと思います。自宅にいながら、世界中の人とコンタクトが取れますしね。 驚く顔が最高に快感「マジック」 マジックも、笑顔を生むという面からいうと、最大級にオススメしたい脳トレです。渾身のネタを披露して相手のびっくりした顔をみれば、自然と笑みがこぼれてしまいますよね。マジックをみた人も、「うわ!なんで!」と大喜びしてくれること、間違いなしです。 そういう楽しいマジックですが、実際にマジックをやる人からすれば、やることが多くて大変です。トリックがバレないように神経を使いながら、相手とコミュニケーションを取っていきます。 ときには相手の視線をうまく誘導して、ネタから意識を逸らすテクニックも要求されるでしょう。ベテランならともかく、マジック初心者のうちは、内心ドキドキしながらマジックを披露しているのが本音だと思います。 でもこういった刺激は、脳、とくに感情をコントロールする前頭前野を鍛えてくれます。今はオンラインでのマジック教室も数多くありますから、ぜひさらに難易度の高いマジックを習って、ガンガン前頭前野を鍛えてください。 笑顔が苦手な人も大丈夫「簡単!笑顔エクササイズ」 ここまで、笑顔の効果と笑顔を生み出すオススメの脳トレを紹介してきました。しかしなかには、「私は笑顔をつくるのが苦手だから脳トレをやってもムダだと思う……」とネガティブな思考を捨てきれない人もいらっしゃるかもしれません。 でも大丈夫です。脳トレに挑戦する前に、まずは笑顔をつくる練習をしてみましょう。前述の「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ」を、実践していくわけです。 といっても、やることは非常にシンプル。簡単笑顔エクササイズの流れは以下の通りです。 口角を広げながら「イー」と声を出す 10秒程度キープしたら、今度は唇を突き出して「ウー」と声を出す 最後にスマイルの表情を10秒間キープ たったこれだけでも、おそらく口周りの筋肉が痛くなってくる人も多いはずです。それだけ普段、表情筋を使っていないということなのでしょうね。 なお、笑顔は、なんといっても口角がポイントです。適度に上がった口角は、あなたを笑顔の素敵な人にしてくれるでしょう。反対に下がった口角は、どんなに美しい人でも不機嫌で疲れた印象を与えてしまいます。 楽しく脳トレに取り組むためにも、ぜひ毎日の笑顔エクササイズを習慣化してください。 まとめ 今回紹介したように、笑顔には本当に数多くのメリットがあります。もちろん、人生山あり谷あり、笑顔でいられないような辛いこともたくさんあるでしょう。 でも、そのような辛いときこそ、笑顔のパワーで試練を乗り越えていくべきなのです。さいわい、楽しくなくても、笑顔でいればやがて楽しくなってきます。そういう風に、人間の心はつくられているのです。 今回紹介した楽しい脳トレの力を借りながら、ぜひ笑顔に満ち溢れた楽しい人生にしていきましょう。 ### 高齢者向け簡単な脳トレを分野別に紹介 「最近もの忘れがひどくなってきて困っている」 「よく計算を間違うようになってきた」 こういった症状が気になりだすと、多くの人が脳トレでなんとか解決できないかと考えるものです。 たしかに、脳トレにはこういった脳の衰えを予防する働きがあります。しかし、適切な難易度の脳トレを選ばないと、思うような効果は期待できません。もし、あまりにも難易度の高すぎる脳トレを選んでしまえば、おそらくすぐに挫折してしまうでしょう。 そこで今回は、誰でも簡単に取り組めるオススメの脳トレを「定番」「運動系」「作業系」にわけて、6つずつ紹介していきます。最後に、ひとりで気軽にできる脳トレアプリも紹介していくので、自分に合いそうな簡単な脳トレがみつかったらぜひチャレンジしてみてくださいね。 簡単な脳トレに取り組む4つのメリット 具体的な脳トレを紹介する前に、まずは脳トレに取り組むメリットをしっかりと理解しておきましょう。脳トレで得られる効果がわかっていれば、脳トレを長期的におこなうモチベーションが生まれます。今回紹介するメリットは、以下の4点です。 脳トレで得られる4つの効果 認知能力の維持・改善 ストレスの軽減 コミュニケーションの増加 自己成長と自信の向上 それでは、ひとつずつ解説します。 認知機能の維持・改善 脳トレを習慣化できれば、脳の認知機能の衰えを予防してくれる可能性が高まります。認知機能とは、理解力・判断力・記憶力・計算力・言語能力といった、私たちが日常生活を送る上で必要な脳機能の総称です。 なにもしなければ加齢とともに低下する認知機能も、脳トレで上手に刺激を与えてあげれば、その低下の度合いを最低限に抑えられます。 脳トレといっても、その種類はさまざまです。記憶力を鍛えてくれる脳トレもあれば、計算力を鍛えてくれる脳トレも数多くあります。自分の気になる症状に適した脳トレを選べば、必ずなんらかのよい効果が期待できるでしょう。 ただし逆をいえば、認知機能と脳トレがうまくマッチしないと、効果は薄くなってしまうわけです。 たとえば、カードの位置を覚えておく必要のある神経衰弱は、記憶力改善が期待できるオススメの脳トレです。また、2枚の絵のわずかな違いを探す間違い探しゲームは、記憶力だけでなく、右脳のひらめきや空間認識力も同時にレベルアップしてくれます。 しかし、言語的な問題や計算力に不安を抱える人に、神経衰弱や間違い探しはあまりよい選択とはいえません。言語能力を鍛えたいなら漢字クイズや読書をしたほうがいいし、計算力を鍛えるなら、簡単な計算クイズに取り組むべきです。 正しい脳トレを選び、ぜひ不安のある認知機能をビシビシ鍛えていきましょう。 ◆認知機能ごとのオススメ脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳トレは認知症に効果アリ?症状別にオススメの脳トレを紹介 ストレスの軽減 脳トレは、ストレスの軽減にも大いに役立ちます。パズルやゲームあるいは料理でも、脳トレの種類はなんでも構いません。楽しく取り組める脳トレなら、その楽しさがあなたのストレスを遠ざけてくれます。 笑いがナチュラルキラー細胞を活性化して、がんやウイルス性の病気を強力に退治してくれるのは、とても有名な話ですよね。だから、介護施設で入居者同士がワイワイとゲームをするのは、精神衛生的に非常に理にかなっているといえます。 また後述するハイキングやリズム体操といった運動系の脳トレなら、筋肉を鍛え、全身の血流を改善してくれます。(自然のなかを歩くハイキングには、癒やし効果も期待できます) さらに適度に疲れた体が休息を欲するので、夜ぐっすりと眠れるはずです。睡眠には、頭のなかをリセットする機能があるため、良質な睡眠が脳をしっかりとリフレッシュしてくれるでしょう。 ストレスの軽減という意味では、瞑想系の脳トレもオススメです。呼吸を整え静かに座り、内なる自分と向き合ううちに、自然と心のモヤモヤが吹き飛んでいきます。 ◆瞑想のストレス軽減効果については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 「脳にいい習慣」10の効果的な習慣で脳力アップを目指そう コミュニケーションの増加 多くの人は、孤独感に大きなストレスを感じるものです。それなのに、年齢を重ねると精神的にも肉体的にも外出が億劫になり、人と接する機会が激減します。脳トレは、そういった高齢者にも、コミュニケーションの機会を与えてくれます。 多くの脳トレは、個人だけでなく、グループで取り組むことも可能です。たとえば、ボードゲームや伝言ゲームは、ひとりではできません。だからゲームという目的のおかげで、腰の重い人も「出かけてみるか……」と積極的な気持ちになれるのです。 病気やケガで外出がむずかしい人でも、脳トレアプリを使えば問題ありません。多くのアプリは、ネットを通じてコミュニケーションが取れるようになっています。 対戦できるゲームも多いので、ゲーム仲間と戦ったり、意見交換や情報共有をしたりといった交流が自宅にいながら可能です。 自己成長と自信の向上 脳トレを続けた結果、徐々によい成績が出せるようになると、達成感をおぼえる機会が増えるはずです。 最初はむずかしくて歯が立たなかったクロスワードパズルを、簡単に解けるようになったら……達成感で幸せな気持ちになりますよね。これは、達成感によって、幸せホルモンとよばれる「ドーパミン」の分泌が活性化するからです。 「脳トレにチャレンジする→結果が出る→楽しくなる→さらに集中して脳トレに取り組む」 こういったポジティブなループがいったん生まれれば、脳トレをするたびに自己成長を感じられて、確固たる自信につながります。 計算が苦手だったのに、簡単な暗算クイズを続けてスラスラ計算できるようになったら、大きな自信になりますよね。少し動いただけでもゼエゼエいっていた自分が、1曲通してダンスできたら、踊るのが楽しくて仕方ないはずです。 脳トレで手に入れた「自己成長した自分と自信」は、きっと生活全般のレベルアップに大きく役立ってくれるでしょう。 オススメ簡単定番脳トレ 脳トレには、クイズのようないわゆる定番脳トレから、体を使った運動系の脳トレまで、じつにさまざまな種類があります。脳トレの選び方については、症状に合ったものを選ぶのが基本です。 とはいえ、最初はあまりむずかしく考えずに、気に入った脳トレを好きなだけやってみればいいと思います。ということで、まずは主に頭を使って脳を刺激する定番の脳トレを、6つ紹介します。 間違い探し ご存知のように、2枚の絵(写真)を見比べて違いを探すのが、間違い探しゲームです。間違い探しは、「アハ体験」を経験できるのが、大きな魅力といえます。 アハ体験とは、今までわからなかったことが急に理解できた瞬間を指す言葉です。ニュートンがリンゴの落下をみて引力の存在に気づいたエピソードなどは、まさにアハ体験そのものといえます。 理解できずにモヤモヤした気分が、答えがわかった瞬間にスッキリしますよね。この喜びの気持が、脳に快楽を与えてくれて、脳の学習機能がさらに強化されていくわけです。 そういう意味で考えると、間違い探しはじつにうまくできていると思います。ほとんどの間違い探しゲームは、非常にトリッキーな間違いを1〜2個設定していて、最後の最後までイライラするようにつくられているからです。 アハ体験を感じてみたいかたは、ぜひ間違い探しにチャレンジしてみてください。 ◆間違い探しゲームについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳を鍛えるなら断然脳トレがオススメ 伝言ゲーム 集中力や理解力・記憶力といった能力が鍛えられる伝言ゲームも、脳トレとして非常にオススメです。 伝言ゲームは、最初に伝えた内容がどんどん間違った情報に変化していく過程がおもしろくて、よくテレビのバラエティでも題材にされていますよね。でも、脳トレとして考えれば、間違った内容を伝えては意味がありません。 正しく伝えようという意識が働くと、自然に「集中力」「理解力」「要約力」などが鍛えられていきます。 もちろん正しく伝えるといっても、一言一句間違わずに伝言するなど、まず不可能です。正直なところ、こまかい描写などは多少変わってしまっても別に問題ありません。その代わり、大事なポイントだけは決して外さないように、聞いた内容を即座に要約する力が試されます。 また、相手に理解されやすい話し方にも気を配らないと、正しい伝言は困難です。「まずは結論を伝えてからディテールは順番に説明しよう」など、話の組み立てを考える過程も、脳を思い切り刺激してくれます。 難読漢字読み方ゲーム 「思っていることが言葉にできない」といった言語関係の症状を予防するには、やはり言語系の脳トレに取り組むのがいちばんです。 穴埋めや部首当てなど、それこそ星の数ほど種類のある言語系クイズのなかから、今回は難読漢字の読み方当てゲームを紹介します。 「陸蓮根(オクラ)」「進捗(しんちょく)」のように、日常会話でよく使うのにあまり書く機会のない漢字は、なかなか読めないものです。こういったむずかしい漢字が出題されると、自分の記憶からなんとか読み方を探そうとするので、まず記憶力がしっかりと鍛えられます。 さらに、「あれだよね。形はわかっているんだけど、名前が出てこない……」という状況になれば、イメージ力もビシビシ刺激を受けるはずです。 実際に難読漢字クイズをやる場合は、ぜひ時間制限を設けてみてください。「もう少しでわかりそうなのに時間が迫って焦る」というシチュエーションが、脳にさらなる刺激を与えてくれるでしょう。 ボードゲーム 将棋や人生ゲームのようなボードゲームは、直感力や判断力を大きく向上させてくれる可能性があります。ゲームの種類にもよりますが、ほかにも計算力やコミュニケーション力、観察力など、じつにさまざまな能力が身につくはずです。 もし規定の人数を集められるなら、ぜひなんらかのボードゲームを脳トレに組み込んでください。スケジュール調整や場所の確保など、ひとりでおこなう脳トレよりも大変な面はありますが、それを考慮しても絶対にやる価値はあります。 以下に、ボードゲームのメリットを簡単にまとめてみました。 直感やひらめきが鋭くなる 判断力や決断力がつく 洞察力や観察力が鍛えられる 集中力がアップする 計算をする機会が増える 相手の動きや場の流れを分析する力がつく コミュニケーション能力が向上する 上記をみてお気づきになったかもしれませんが、ボードゲームをやると、分析力といった左脳と直感に代表される右脳をバランスよく使います。 普段私たちは、どうしても左脳ばかり使いがちですよね。なので、右脳をフル稼働するボードゲームは、左右のバランスを整える絶好のチャンスだと思います。 ◆将棋・チェスについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレで中高年の脳は蘇る! 仲間はずれクイズ 仲間はずれクイズは、複数の選択肢のなかから、異なる特徴をもつ「仲間はずれ」を探し出すゲームです。たとえば、魚のなかに哺乳類であるクジラがいる、ネズミ・牛・虎・羊といった十二支の動物に熊が一頭だけ混ざっているなどというのが、典型的な仲間はずれクイズになります。 パッと見て「ん?なにかがおかしいぞ……」と違和感をおぼえるかどうか、そこが仲間はずれクイズのポイントです。最初から明確な違いがわからなくても、問題ありません。とにかく違和感に気づくことが、重要なのです。 仲間はずれクイズを何回もやっているうちに、右脳の直感力がどんどん磨かれていき、瞬間的に答えがわかるようになってくるでしょう。また、違いを言語化することで、論理的思考も鍛えられます。 ただ、最初からあまりにもむずかしい難易度を選んでしまうと、時間がかかってしまい、直感力アップにつながりません。比較的簡単なクイズを、短時間にどんどん答えていくのがこのクイズのコツになります。 ひらがな並べ替えクイズ ひらがな並べ替えクイズは、バラバラになったひらがなを正しい順番に並べ替えて言葉を完成させるゲームです。たとえば、「なさか」のようにひと文字ずつシャッフルされている状態から、「さかな」という正しい言葉に直していきます。 こちらも先ほどの仲間はずれクイズ同様、直感力が試されるクイズです。さかなのように3文字なら、すぐに答えがわかるでしょう。ところが、6文字10文字と文字数が増えるにつれ、答えるまでの時間が伸びていきます。 こういった直感力を鍛えるクイズは、瞬発力が命です。じっくり考えれば、誰でも答えられますから、いかに素早く答えを見つけ出すかが、直感力アップのポイントになります。もちろん、ぼーっとしていたら素早い回答など無理なので、自然と集中力も磨かれます。 年齢を重ねるごとに、人間の思考は少しずつ柔軟性を失っていくものです。直感力を鍛えるこういったクイズで、ぜひ脳の柔軟性を取り戻していきましょう。 オススメ簡単運動系脳トレ 脳トレといえば、パズルやクイズのような頭を使うものを思い浮かべる人がほとんどです。ところが、脳と体は密接につながっており、体を動かすことで脳を活性化する方法もたくさんあります。ここでは、そういった体中心の脳トレを6点紹介します。 ハイキング 体を動かす脳トレとしては、ハイキングのような、下半身中心の軽い運動がいちばん適しています。というのも、足(とくにふくらはぎ)には、下半身の血液を再び心臓と脳へ送り返すポンプとしての役割があるからです。 下半身を鍛え、ポンプ機能が正常に働けば、自然と脳の血流もよくなります。脳は、血液に含まれるブドウ糖を唯一の栄養源にしているため、血流の改善はダイレクトに脳機能を活性化してくれるわけです。 ところが、デスクワークや立ち仕事の多い人は、どうしても下半身を動かす機会が少なくなります。そのため、血液が下半身に溜まりやすく、むくみやだるさを感じる人が本当に多いです。 そのまま放置すれば、最悪下肢静脈瘤を引き起こす可能性もあるため、できれば週に2〜3回は歩くようにしてください。もちろん、忙しい平日は、ごく軽い散歩で十分です。でも時間的に余裕のある週末は、森林浴のストレス軽減効果が見込めるハイキングをオススメします。 ◆自然のなかですごすメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 リズム体操 先ほどのハイキングは、主に下半身を鍛える脳トレでした。下半身だけでなく全身をまんべんなく動かしたい場合は、リズム体操がオススメです。リズム体操とは、文字通り、音楽のリズムに合わせて自由に体を動かす体操のこと。 音楽に合わせると、ただ体を動かすよりも楽に運動ができます。たしかに、黙々と体操するより、心地よい音楽を聴きながら踊るほうが、どう考えても楽しそうですよね。 またリズム体操は、曲の選択によって、運動の強度を自由に変えられるのも大きなポイントです。激しい曲とゆったりとした曲をランダムに組み込めば、脳は飽きることなく、常に新鮮な刺激を受け続けます。 なお、うまく体を動かせない高齢者がリズム体操に取り組む場合は、イスに座って足を軽く動かすだけでも十分です。自治体主催の高齢者向けリズム体操講座などがあれば、ぜひ積極的に参加してみてはいかがでしょうか。 指回し運動 週に2〜3回のウォーキングと定期的な全身運動をおこなえば、脳の働きは間違いなく活性化してくるでしょう。しかし、これから何年もの間、欠かさずこういった運動をおこなうのは、正直なかなか大変だと思います。 そこで知っておきたいのが、もっと気軽にできる運動系の脳トレです。私のオススメは、指回し運動ですね。手先にはこまかい神経が集中しているので、指先を動かせば脳が刺激を受けます。 なかでも普段ほとんど意識しない、薬指や小指を意図的に動かすと、さらに強い刺激が脳に伝わっていきます。具体的なやり方は、左右同じ指を合わせて、親指から順番に離してぐるぐる回すだけ。 とはいえ、実際にやってみるとわかりますが、中指〜小指をぶつからないようスムーズに回すのはかなりむずかしいです。意識しなくても簡単に回せるようになるまで、ぜひ根気強くチャレンジしてみてください。 ヨガ 心と体の両方をバランスよく磨いていきたいなら、ヨガは非常にオススメです。体が硬いからヨガは無理……もしかすると、そう思った方もいらっしゃるかもしれません。 でも、無理にお手本のようなポーズを取らなくても、全然大丈夫です。自分の可動域に合わせてポージングをすればよいので、体に過度の負担をかけることはありません。 ヨガは、体を思い切り伸ばすので血流が改善され、栄養補給や老廃物の排出が活発になります。筋トレのように筋肉が目に見えて肥大することはありませんが、柔軟で引き締まったボディが手に入るので、ダイエット目的の人にもオススメです。 また、ヨガを定期的におこなっている人は、そうでない人に比べて大脳皮質(情報処理を司る領域)と海馬(記憶に関わる領域)が大きく厚いという研究データ※もあります。 加齢とともに起こる縮小がヨガによって食い止められれば、記憶力のような認知機能の低下を最小限に抑えられるかもしれません。 ※参考: Yoga for better mental health - Harvard Health 卓球 脳トレ要素の強いスポーツとして、今回は卓球をご紹介します。なぜならば、卓球には、右脳を鍛える要素が揃っているからです。 ご存知のように、卓球は3m足らずのテーブルを挟み、高速でピンポン玉をラリーする競技です。ある程度卓球に慣れた人なら、その球足は時速100kmを楽々超えてきます。3mの距離を時速100kmで打ち合うとすれば、球が届くまでわずか0.2秒以下の時間しかかかりません。 こういった高速ラリーの最中に、球筋・スピード・回転の方向などを見極めなければならないので、動体視力や空間把握能力といった右脳の働きが自然と強化されます。 もちろん、私たち素人が卓球をすれば、打ち返すスピードはもっと遅くなるでしょう。でも、それでいいのです。たとえゆっくりラリーをしても、状況を考えながら体を動かす行為は、脳を大いに刺激してくれます。 ゴルフ ゴルフは、体を動かしながら脳を鍛えられるスポーツです。ショットの際には自分で歩かなければならないので、18ホールが終わる頃には結構な運動量になっているでしょう。普段歩く機会が少ない人は、下半身の筋肉を鍛えて、血流を改善する絶好のチャンスです。 そして、ゴルフは運動だけでなく、頭を使うゲームでもあります。ただボールを打つのではなく、ボールポジションやグリーンの配置に応じた戦略を考えなければなりません。傾斜や風向きによってもショットのやり方が大きく変わってくるため、集中力や判断力も求められます。 また、友人や知り合いとワイワイ一緒にプレイを楽しめるのも、ゴルフの大きな魅力です。はじめて会う人とも、ゴルフという共通の話題があるので、プレイ終了後にはきっと仲良くなっているはず。 こうやって社会的交流が増えれば、孤立感によるストレスやネガティブな感情に苛まれることが激減します。脳にとってストレスは大敵ですから、そういった意味でも複数の人と一緒に長時間過ごすゴルフはオススメです。 オススメ簡単作業系脳トレ 今回紹介する料理や塗り絵のように、頭と体の両方をバランスよく使う頭脳系と作業系のミックス型脳トレは、忙しい人に大変オススメです。運動量は少ないですが、その分指先を使うので、脳はしっかりと刺激を受けます。 また作業系脳トレは、趣味を兼ねていることが多いので、楽しく継続できそうなのもいいですよね。もちろん、ここにあげた脳トレはあくまでも一例なので、自分の好きな脳トレがあればぜひそちらに挑戦してみてください。 料理 これまでほかの記事でも毎回お伝えしているように、個人的に料理は最高の脳トレだと思っています。なぜならば、料理はたくさんの行程を並行しておこなう、マルチタスク型の作業だからです。 少し考えただけでも、以下のような行程がすぐ頭に浮かびます。 献立を考える レシピを決める 買い物にいく 材料を切る 調理する 配膳する 片づける 明日の準備をする これらの作業をすべてこなして、はじめて料理が私たちの口に入るわけです。しかも、「材料を切っている間にお湯を沸かす」「煮込む間に洗い物をする」といったマルチタスクが続くので、料理全体をイメージする右脳の能力がどんどん鍛えられていきます。 また料理中は基本立ちっぱなしなうえに、調理器具を移動したり材料を切ったりと、意外に体を動かしているものです。しかも最終的に、美味しいものが食べられるのですから、料理をやらない手はないでしょう。繰り返しますが、本当に料理はオススメの脳トレだと思いますよ。 ◆自然のなかですごすメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 塗り絵 最近、高齢者のデイサービスで、塗り絵の人気が非常に高いそうです。幼児向けの塗り絵と違い、普通のアートとしても十分通用する線画の美しさが、ウケている最大の理由だと思います。 そういったアートを自分の感性のままに色づけする作業は、性別を問わず大人のアート心を刺激してくれるのでしょう。実際に私も塗り絵をやってみましたが、たしかにこれは時間を忘れて没頭できる楽しさでした。 没頭している間はほかのことを忘れるくらい集中できたし、全体のバランスを感じる力や色彩感覚も、少しだけ磨かれたように思います。(そうなっていればいいなという願望も込めて……) なお、後述するスケッチに比べて、塗り絵は取り掛かりまでのハードルが低いのも嬉しいところですね。特別な技術がなくても、十分脳トレの役割は果たしてくれますので。 スケッチ もし絵に興味があるなら、スケッチはオススメです。目にした風景をしっかりと記憶する「瞬間記憶」や、全体像をイメージする「空間把握能力」が、絵を描くたびにレベルアップしていくのを体感できると思います。 もちろん、風景を撮影した写真をみながら、室内で絵を描いてもOKです。でも、わざわざ外出してリアルタイムに絵を描く行為は、適度な緊張感と開放感を味あわせてくれます。 しかもそれが、美しい自然のなかだったら……ハイキングでも触れたように、日頃溜め込んだストレスが、スーッと消えていくでしょう。 とはいえ絵画の場合、塗り絵よりも技術的なハードルはかなり高いです。絵のクオリティにはあまりこだわらず、生涯の趣味と考えて気軽に取り組んでみてください。 ◆絵画のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳を鍛えるなら断然脳トレがオススメ 楽器演奏 最後に紹介するのは、楽器演奏です。楽器の種類を問わず、頭で考えたことと手足の動きをリンクさせるところに、楽器のおもしろさとむずかしさがあります。 しかも、左右の手は違う動きをするのが普通だし、ドラムにいたってはさらに複雑な足の動きも加わります。ここまで読んでくれた方なら、おそらくピンときているでしょう。そう、楽器演奏は、右脳を鍛える最高の脳トレなんです。 ただし、自分の出したいフレーズをスムーズに演奏できるまでには、少なくとも数年単位のトレーニングが必要でしょう。もちろん脳トレを目的とするならば、技術力はほとんど関係ありませんから、あまり心配しなくても大丈夫です。 たとえ動きがぎごちなくても、気にせずにいつか好きな曲を自由に演奏できる自分をイメージして、どんどんチャレンジしていただきたいと思います。 ペットの世話 心身両方に効果が高いペットの世話は、作業系脳トレのなかでも、かなりオススメです。たとえば、犬を飼ったら、最低でも1日1回は散歩に連れていかなければなりません。活発な大型犬なら、朝晩1回ずつ散歩にいくようになるでしょう。 これは、運動の習慣化という意味では、本当に大きなポイントです。多くの人は運動が体によいと知っています。ところが、暑い寒い、疲れた忙しいと、理由を見つけてはサボってしまうのが世の常です。 でも、犬がいれば、雨が降ろうが疲れていようが、基本的にサボれません。犬の運動不足やストレスの解消もあるし、多くの犬は散歩中に排泄をおこなうからです。 また、排泄を含めて、食事・体調管理・しつけなど、犬の世話には粘り強い忍耐力と計画力が求められます。散歩にしても、犬が喜ぶ散歩ルートを考え、体調に応じた時間配分を考えます。ほかの犬とケンカしないように、常に犬の気持ちや動きに気を配っておく必要もあるでしょう。 このように、ペットの世話は一見簡単にできるようで、じつは脳を目一杯使っているものなのです。癒し効果だけでなく、体と脳が一緒に鍛えられるのが、ペットの世話のよいところです。もしあなたが、ペットに興味があるなら、思い切ってパートナーを迎え入れてみてはいかがでしょうか。 ガーデニング 体を適度に動かすガーデニングは、高齢者を中心に根強い人気を誇っています。ガーデニングの脳に対する主な効果は以下の通り。 ガーデニングの脳に対する主な効果 全身を適度に使うので体力維持に役立つ 手先を使うので脳が刺激を受ける 計画性や観察力が養われる 美しいものを愛でることでストレスが解消される 同好の士とのコミュニケーション力が磨かれる 土を掘ったり、肥料を運んだりと、ガーデニングはほどよく全身を使います。負担の大きい筋トレとは違い、高齢者でも無理なくできるのがガーデニングの大きな魅力のひとつです。 また、ガーデニングでは、栽培する種の選定、種まきや肥料を撒く時期など、綿密な計画が要求されます。そういったことをワクワクしながら考えていく過程で、計画性や観察力といった脳のさまざまな認知機能が向上していくわけです。 さらに、ガーデニングの癒し効果も、脳へ非常によい影響を与えてくれます。きれいな花を見ていると、副交感神経が活性化して脳が休息モードに切り替わるので、脳の疲れが吹っ飛びます。 ご近所のガーデニング好きの人と情報交換をしながらワイワイしていれば、楽しくてストレスもばっちり解消できるでしょう。土いじりや虫に抵抗のない人なら、ガーデニングは非常にオススメですよ。 オススメ簡単高齢者向け脳トレアプリ ここまで紹介してきた脳トレは、どれも高い効果が期待できるものばかりです。しかしなかには、体を動かすのが大変な人もいるだろうし、脳トレによってはメンバーを集めないと成立しないものもあります。 「ひとりで好きなときに脳トレがしたい」という人のために、高齢者向けのオススメ脳トレアプリを5つ紹介します。 ◆分野別オススメ脳トレアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 1. 記憶力トレーニングアプリ「PEAK(ピーク)」 ※参考:「PEAK(ピーク)- 脳トレ」をApp Storeで 「PEAK(ピーク)」は、世界で1,200万回以上ダウンロードされている、定番脳トレ無料アプリ。ケンブリッジ大学など、世界有数の名門大学の科学者が共同デザインしたPEAKは、その信頼性にも折り紙つきです。 アプリ内には、記憶力・注意力・問題解決力・言語力など、45種類のゲームが用意されています。すべてのゲームは定期的にアップロードされるので、いつまでも飽きずに続けられます。 またゲームの結果が記録されて、自分の成長度合いがひと目でわかるのも、嬉しいポイントです。自分の能力の傾向を自動で分析してくれるので、今まで気がつかなかった自分の強みを発見できるかもしれません。 ただし、無料会員のままだと、ゲーム数や回数に制限があります。無制限でゲームを楽しみたい人や、カスタマイズされたトレーニングプランが必要な人は、PEAKプロへのグレードアップを検討したほうがよいかもしれません。 2. パズルゲームアプリ「コンビマンション (Merge Mansion)」 ※参考:「コンビマンション (Merge Mansion)」をApp Storeで 「コンビマンション (Merge Mansion)」を、ひとことで説明すると、ストーリー性のあるマージパズルゲームです。マージパズルというのは、アイテム同士を組み合わせて、グレードの高い別なアイテムをつくり出すタイプのパズルのこと。 コンビマンションの名前のとおり、マージしたアイテムを使って、マンションをリフォームしていきます。もちろん、ただリフォームをするだけではありません。このゲームは、とにかくミステリー要素の多いストーリーが、本当におもしろいんです。 やること自体はとにかくシンプルで、ひたすらアイテムをマージしていくだけ。ただし、各ステージごとに使えるアイテムが限定されているので、いかに効率よく高価なアイテムにマージできるかが腕の見せどころです。さいわい時間制限はないので、焦らずじっくりと組み合わせを考えてください。 また、難易度自体は比較的簡単なレベルなので、こういったマージゲームに慣れていないかたでも十分楽しめます。ストーリー性のあるゲームが好きなかたに、このアプリはオススメです。 3. 計算力トレーニングアプリ「100マス計算」 ※参考:「100マス計算」をApp Storeで 「100マス計算」は、ナンプレに似たマスへ数字を埋めていく、計算力トレーニングアプリです。このアプリでは、上と左のマスに書かれた数字を指定された方法で計算して、その答えを空欄マスに入力していきます。 計算式自体は、「+、−、×、÷」といった簡単な四則計算なのですが、タイムアタック制になっているのがポイントです。普段ならすぐに解ける問題でも、速く答えなきゃと思うと、焦ってミスしてしまうんですよね。 でも、続けるうちに計算にも慣れてきて、暗算のスピードは確実にアップします。結果はすべて記録されているので、成長度合いがひと目で確認できるのも嬉しいポイントです。 また、自分の都道府県を登録すれば、都道府県対抗のランキングにも表示されます。ただ計算しているだけでは張り合いがないという人は、積極的に参加してみるとよいでしょう。 なお難易度は、「普通」「ムズ」「激ムズ」の三段階にわかれています。激ムズはかなりの難易度なので、慣れてきたらぜひ挑戦してみてください。 4. 言語力トレーニングアプリ「四字熟語クイズ - はんぷく一般常識」   ※参考:「四字熟語クイズ - はんぷく一般常識」をApp Storeで 「四字熟語クイズ - はんぷく一般常識」は、四字熟語を使った非常にシンプルなクイズアプリです。四字熟語のうちどれか1文字が空欄になっており、4つの選択肢から当てはまる文字を探します。正誤はすぐ◯と×で採点され、正しい熟語とその意味もしっかりと表示されます。 たった4文字の組み合わせで、深い意味を表現する四文字熟語。最近では、SNSでのくだけたコミュニケーションが増えた代わりに、四字熟語を使う頻度が以前よりも明らかに減っています。 時代ごとに表現方法は変化するものですが、四字熟語の奥深い表現力は、日本人ならいつまでもしっかりと受け継いでいきたいですね。 なお、言語能力を鍛えるアプリは、四字熟語以外にも数多くあります。難読漢字読みクイズやクロスワードパズルなど、四字熟語アプリと並行して、いろいろチャレンジしてみてください。 5. ゲーム感覚で脳トレができるアプリ「みんなの脳トレ〜脳年齢がわかる脳トレ」 ※参考:「みんなの脳トレ〜脳年齢がわかる脳トレ」をApp Storeで 「みんなの脳トレ〜脳年齢がわかる脳トレ」は、「観察力」「判断力」「計算力」「記憶力」「直感力」「判断力」の6種類を、ゲーム感覚で鍛えられる脳トレアプリです。 上記6種類のゲームを順番におこなう総合テストを受けると、自分の脳年齢が診断されます。記憶力だけ判断力だけではなく、文字通り総合的に診断してくれるので、忘れず定期的に総合テストを受けるようにしてください。 ゲーム自体は、「数字記憶ゲーム」や「じゃんけん」といった、非常にシンプルなものばかり。指定された秒数を時計なしで計測するゲームなどは、子どものころストップウォッチを片手に、誰もがいちどは試したことがあるでしょう。 またそのほかに、ナンプレやクロスワードパズルなどのミニゲームも用意されています。どのゲームも1問あたり30秒程度で終わるので、ぜひ気軽にチャレンジしていただければと思います。 脳トレの効果を最大限に引き出す継続のコツ ここまで、オススメの脳トレを紹介してきました。しかし、ただ脳トレに取り組んでも、やり方が間違っていれば、期待する効果は得られない可能性が高いです。そこで最後に、脳トレの効果を最大限に引き出す継続のコツを5つ紹介します。 ◆脳トレを継続するコツについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 大人の脳トレは継続が命!継続しやすい脳トレ・脳トレ本・アプリを紹介 適切な難易度の脳トレを選ぶ 脳トレは、少なくとも半年や1年といった長いスパンで取り組まないと、思ったような効果は得られません。しかし、忙しい現代人が定期的に脳トレを続けるのは、なかなか大変です。 だから脳トレは、できるだけ自分に合った難易度のものを選んでください。そうでないと、何回か続けるうちに、途中で嫌になってしまう可能性が高いからです。 難易度が低すぎると、脳に十分な刺激が与えられず、効果が薄れてしまいます。反対に難易度が高すぎれば、思うような結果を出せずに、段々と続けるのが嫌になってくるでしょう。 適切な難易度を選ぶには、現在の認知能力や好みを把握するのがスタートです。たとえば、ジグゾーパズルに興味があっても、100ピースと2,000ピースでは必要な能力が変わってきます。 最初は適正な難易度がわからないと思いますので、とりあえず比較的簡単な400〜500ピースで難易度を確認してみてください。ほかの脳トレも同様です。問題をいくつか試して、自分に合うレベルの脳トレをみつけましょう。 ◆ジグソーパズルについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳トレにはどのような効果があるのか?状況別オススメの脳トレも紹介 脳トレの成果を記録して振り返る せっかく脳トレに取り組むなら、脳トレでどのくらい成長したか、しっかりと確認したいですよね。ところが、脳トレの効果は、ゆっくりと少しずつ現れてきます。そのため、「脳トレですごく調子がよくなった!」という実感は、正直なかなか得られにくいのです。 でも、実感が少ないだけで、実際には必ずなんらかの能力がレベルアップしています。そういった成長を感じるには、脳トレの成果を記録して定期的に振り返る時間をもつのが、一番です。 さらに結果を記録しておけば、自分の進歩や課題が明確になり、今後の取り組み方を見直すきっかけにもなります。 記録方法については、手書き・エクセルシート・アプリの記録機能など、自分にとって使いやすければどれを選んでも構いません。方法よりも大事なのは、忘れずに記録を継続することです。面倒くさがらずに、ぜひ日々の結果を記録しておいてください。 定期的なスケジュールを立てる 先ほどの「脳トレの成果を記録する」に大きく関係する話ですが、脳トレはできるだけやる日時(もしくは曜日)を決めてしまうのがオススメです。なぜならば、スケジュールが決まっていることで、強制力が働くから。 脳トレは、仕事や勉強・家事とは違い、生活に必須な要素ではありません。だから、サボろうと思えば、いくらでもサボれてしまうんです。 また、気分が乗れば何日も続けてやるけど、飽きたら1か月丸々放置というやり方では、脳トレがほとんど意味をなさなくなってしまいます。 そういった状況を回避するためにも、「週に何回、どのくらいの時間を脳トレに割くのか」事前に決めておきましょう。回数や時間に決まりはありませんが、1回30分、週に2〜3回は確保したいところです。(どんなに少なくても、1回10分以上は確保してください) 忘れっぽい人は、スマホの通知機能を利用して、強制的にスタートする環境をつくってください。通知がきたら、とにかく脳トレに手をつける。これを徹底すれば、比較的簡単に脳トレを習慣化できます。 仲間や家族と一緒に楽しむ ここまで何回もお伝えしているように、脳トレは継続しないと意味がありません。しかし、金銭的な報酬のない脳トレは、いうなれば単なる趣味のようなもの。少し忙しくなり、ほかに興味のあることがみつかれば、すぐにやめてしまう姿が容易に想像できます。 そういった強制力の薄い脳トレを継続するには、仲間や家族と一緒に脳トレを楽しむのが一番です。一緒にやる人がいれば、自分からやめるとはいいづらいもの。仲間の存在が、挫折のいい抑止剤となってくれるはずです。 また、仲間がいると適度なライバル心が芽生え、新たなアイデアが生まれやすく切磋琢磨する機会が増えます。他人の成果をみて、自分の成長度合いを実感しやすくなるのも、大きなメリットといえるでしょう。 ただし、過度なライバル心は、人間関係を崩しかねません。あくまでも楽しむのが目的なので、仲間や家族と一緒に脳トレを楽しむ際には、互いのペースや好みを尊重し合うことが大切です。 なおせっかく仲間と一緒にやるなら、ボードゲームや将棋など、リアルタイムで一緒にできる脳トレがいいですね。ただ、忙しい大人が定期的に集まるのは、なかなか大変だと思います。そういう場合は、アプリを使ったオンラインゲームがオススメです。 インターネットやアプリを活用する 前述のとおり、忙しい現代人が脳トレを習慣的におこなうには、インターネットやアプリの活用が欠かせません。ネット経由なら、離れている友人とも、いつでも気軽に脳トレができます。 現実問題として、将棋や麻雀、パズルなど、リアルタイムでおこなうのは結構ハードルが高いです。道具を購入して場所も確保しなければなりません。なによりも、対戦相手と毎回予定を組むのが大変です。 その点、ネットやアプリなら、簡単に対戦ができます。しかも記憶力・計算力・言語力といった異なる目的の脳トレアプリが、AppStoreや Google Playで簡単に手に入るのですから、アプリを活用しない手はありませんよね。 ただし、機能に優れた人気アプリは、有料商品が多いです。ひとつが数万円もするようなものはないにしても、500円のアプリを10個DLすれば、5,000円もかかってしまいます。家計の負担にならないように、アプリの購入は計画的におこなってください。 まとめ ここまで何回もお伝えしたとおり、脳トレを継続していくには、できるだけ簡単な方法を選んでください。自分のレベルに合わない脳トレをやっても、途中で挫折するのがオチです。 今回紹介した脳トレのなかには、もしかすると少々難易度の高い方法もあったかもしれません。しかし、脳トレは別にうまくやらなくてもいいんです。下手でも結果が悪くても、地道に続ければ、必ずなんらかの結果が現れてきます。 「脳トレはできるだけ簡単なものを選ぶ」この大原則を忘れずに、どうか脳トレを楽しんでください。 ### メトロ書店長崎本店にて、新刊セミナー 新刊セミナー 日時:2023年1月22日(日)14時~15時30分 場所:アミュプラザ長崎4F会議室(居酒屋浅次郎左通路奥) メトロ書店長崎本店にて、新刊をご購入くださると、ご参加いただけます! 6〜100歳まで、楽しめる新刊「1分間瞬読ドリル超かんたん!入門編」 一緒に、楽しく、脳トレしましょう! 詳細・お申し込みはこちら ### 「瞬読」年末年始休業のお知らせ(2023年)   初冬の候、ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。 また、平素は格別なるご高配を賜り厚く御礼申しあげます。 誠に勝手ながら、年末年始の業務を下記のとおりとさせていただきます。 大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。   2022年12月29日(木)~2023年1月3日(火)まで お休みとさせて頂きます。 ※ 休暇中のお問い合せ等につきましては、1月4日(水)以降に順次対応させていただきます。 E-mail:support@syundoku.com ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.102】東京都 池谷修一さん(公認会計士、ファイナンシャルプランナー・会社役員・瞬読トレーナー 60代)   瞬読スタッフ 瞬読をはじめたきっかけを教えていただけますか? 20代の頃、速読に挑戦しましたが、相談できる人もなくあえなく挫折。 瞬読の体験会に参加し、山中先生のウェブ講義で、相談会やアサカツなどのバックアップ体制があることを聞き、これならリベンジできる!とひらめき、挑戦しました。 池谷さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? MUST(しなければならない)の人生から、MAY(できたらいいな)の軽快な人生への転換! “石橋を叩いても渡らない”“新しいことには臆病で挑戦を回避する” は自分への「言い訳」と気づきました。 瞬読のように新しいことに挑戦すると決めた先では、慎重ではなく、積極的にチャレンジャー精神で果敢に攻めるのが重要。 慎重さを手放して、イケイケどんどんで軽快かつ大胆に前進するのが得策です。 池谷さん   瞬読スタッフ 瞬読2級トレーナーを取得されましたが、トレーナーを目指されたきっかけを教えてください。 昨年誕生した初孫(女の子)に瞬読を教えられたら楽しいな!と、一念発起! 特に真面目で、正直、慎重な人、いわゆる典型的な日本人タイプの受講生の方に、実は「私がそうなんですが、自己体験から瞬読は"生真面目にやらないで、良い加減にやりましょう」と伝えられたらと思います。 池谷さん   瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ “百聞は一見に如かず”まずは体験会に参加しましょう! 瞬読のように新しいことに挑戦する時は、仲間を作ってやるのが効果的。 進捗報告(相談)メール、トレーナーによる(レベル別)相談会、アサカツなど、豊富なバックアップ体制が充実しています。同じ志を持つ仲間と共に活動するのが、より生き生きワクワクでき、上達します。瞬読ワールドのバックアップ体制を活用しましょう。 池谷さん ### 2022年大阪忘年会 2022年の締めくくりを一緒に盛り上がりましょ♪ 来年に向けての色々な展開も聞きながら、美味しいお酒も進みます。 (ソフトドリンクでも、盛り上がりること間違いなし♪) 2022年大阪忘年会 日程:12月29日(木) 時間:18時 場所:大阪梅田近郊 会費:やまえみサロン・瞬読生会員6,000円/非会員8,000円 申込はこちら ※定員になり次第締め切らせていただきます。 ※場所、時間等は人数確定後、ご案内いたします。 ### 瞬読特別セミナー たった2時間で、読書スピードが2倍に! 1冊読むのに2時間かかっていたものが、1時間で読み終わる!瞬読特別セミナー あなたも、たった1回のセミナー参加で、読書スピードを2倍にしてみませんか? こんな方にオススメ 本を読むのに時間がかかる なかなか最後まで読みきれない 読み終わっても最初の方の内容を覚えていない 資格取得のために、効率的に勉強したい ぜひ、本を読む時間を短縮して、2023年はさらに飛躍する1年にしませんか? 瞬読特別セミナー 日時:12月29日(木)15:00〜17:00 ※アーカイブ配信もあり! 開催方法:オンライン(ZOOM) 参加費:9,800円 お申し込みはこちら 豪華特典① 山中恵美子公式オンラインサロン やまえみサロン 1ヶ月お試し入会 *月額1,980円が無料でお試しいただけます 365日毎日のアサカツ やりたいこと、継続したいことは、このアサカツで習慣化! 毎日のやまえみLIVE 月2回のプレミアム朝LIVE 山中恵美子が、いま感じていること、伝えたいこと、他では話さないことを、このライブでお話しさせていただきます! 豪華特典② 過去特別ライブ「信頼を得るには?」ライブ映像 豪華特典③ 『瞬読式勉強法』で掲載されなかった、幻の原稿プレゼント 「勉強が苦手な人は 右脳的発想で 思考を改善できる」 豪華特典④ 瞬読 脳トレ動画! セミナー受講後も脳トレ動画で、右脳活性!! 注意事項 お支払いは原則、クレジットカードにてお願いいたします お客さまのご都合によるキャンセル・返金はいたしかねます アーカイブは、後日配信させていただきます。 ### 【さつきチャンネル】片山さつき議員と対談! 人生で初めて参議院会館へ。 なんと、この度、片山さつき議員のYouTube 「さつきチャンネル」で 対談させていただきました。 その様子、公開です! こちらからご覧いただけます。 https://youtu.be/9mBcq5sli-A 瞬読の話しをはじめ 今後の教育や世界についての展望など 様々なお話をさせていただきました! EMI校の話しもです。 是非ご覧くださいね! https://youtu.be/9mBcq5sli-A 「全員脳トレ!」「全員瞬読!」片山さつき議員より いいねボタン♪ チャンネル登録も是非よろしくお願いいたします! ### 【12/6発売】THE21 2023年1月号[40代・50代から衰える脳 伸びる脳](PHP研究所)に「瞬読ドリル」が掲載されます 2022年12月6日に発売される、 THE21 2023年1月号[40代・50代から衰える脳 伸びる脳](PHP研究所) 弊社代表 山中恵美子のインタビューと、瞬読ドリルが掲載されました。 「1秒で解く脳トレでとっさの判断力が伸びる」 というタイトルで掲載いただいております。 ぜひ、お手に取ってみてくださいね。 ### ダイヤモンド社の「だから、この本。」に連載されました(2022/12/4更新)   11/29にダイヤモンド社から新刊「1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編」が発売されたことに伴い、ダイヤモンドオンラインにて、「だから、この本。」に記事が掲載されています。 こちらのお知らせで定期的に掲載された記事を追加しますので、是非ご覧ください! ダイヤモンド 書籍オンライン「だから、この本。」 最新記事 参考 12/4掲載:生きた時間を生み出す!どんな時短術にも勝る「判断力」の鍛え方ダイヤモンド・オンライン 参考 12/3掲載:「あの人の名前、何だっけ?」がなくなる画期的メソッドダイヤモンド・オンライン 参考 12/2掲載:本を速く読む「瞬読」で、脳に秘められた力を伸ばすダイヤモンド・オンライン ■『見るだけで脳がよくなる1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編』のご紹介 テレビ出演で話題沸騰! 22万部超の「瞬読」人気シリーズ 『見るだけで脳がよくなる1分間瞬読ドリル』の 超入門編がついに誕生! ★シニア層は認知症予防に、子どもは勉強脳に! ☆ドリルなのにくり返し使えて間違っても効果アリ ★問題を見るだけで脳がみるみる変わっていく ☆6歳から100歳まで、誰でもできる! ★年末年始、子どもから大人まで3世代で楽しく! ほかの脳トレとの相違点 これまでの脳トレと違うところは、 「一度やったらおしまいではなく、何度も使える」 「答えが1つとは限らない」 です。 瞬読の特徴でもある 「右脳でイメージ化し、左脳で言語化」。 これが今回、新たな脳トレドリルの誕生に! 分からなくても、各問題に対し、 1分でやり切ることで脳が活性化。 「記憶力」「判断力」「思考力」 「発想力」「読解力」「集中力」と、 今求められている6つの力が飛躍的に伸びます! 読者の声に応えて、脳力効果アップ! 「頭の回転が速くなる」 「誰でも脳の機能が向上しそう」 「脳の老化防止に使える」 「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」 「例えるなら脳のストレッチ」 など、多くの声が寄せられる中、 ・6才の子どもでもできる問題を数多く投入 ・文字/イラストを大きく見やすく ・オールカラー化 など、 「大幅に見やすく、問題をやさしく」をもとに パワーアップ!   脳がよくなる効果がギュッと詰まった 『1分間瞬読ドリル』で、 脳がさらにイキイキしてくることでしょう。 ■『1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編』の概要 名  称:見るだけで脳がよくなる1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編 著  者:山中恵美子 販売料金:単行本 1,430円/Kindle版(電子書籍)1,287円 Amazon販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4478114870 ### 瞬読1Day集中レッスン開催(12/29) 瞬読1Day集中レッスンとは   体験会ではお伝えしきれない、瞬読をより深く実践できる集中レッスン システムを使用した瞬読トレーニング、本読み、アウトプットなど本格的な指導を受けながら実践できます。 瞬読を受講する上で必要な一連のトレーニング方法が分かります 「瞬読習得に向けての必須メニュー」を分かりやすくご説明します。 また、1Day集中レッスン後に自身で継続してトレーニングを行っていただけるように、負荷調整の仕方や、レベルアップ時のポイントを説明します。 「瞬読を使って本が読めた」という感覚を感じてもらいます 瞬読を学ぶ上で多くの方が感じるのが「普通の読書と瞬読を使った読書方法の違い」です。 今まで1行ずつ文字を読んでいたところから、瞬読では複数行を同時に読むという読み方に変わります。 出来るだけスムーズに瞬読に慣れていただけるよう、効果的なトレーニング方法や読むときの感覚のポイントなどをお伝えします。 コストを抑えて瞬読トレーニングを実施することが出来ます 1Day集中レッスンに瞬読習得のコアの部分が詰まっています。 体験会当時は「3か月フルで受講するのは…」とお考えだった方も、集中して受講していただけます。   受講者の声 瞬読は、書籍で体験していましたが、講師の方のリードのもとにトレーニングができたのがよかったです。むしろ書籍では、瞬読のコアな部分が伝わらないのではと思いました。 全くの初めてでほんの少しの好奇心といちどやってみたいとの思いでの参加でした。 経験のあるベテラン勢の方々とのレッスンは、刺激的でしたがあまりの違いに少々焦りついていくだけで精一杯でした。 ですが、はじめてのトライは、先生のお人柄もあり楽しかったです。 1日で瞬読の全てを学べる特別プログラム   体験会ではやっていない、本読みの実践トレーニングを含め、瞬読の全てのトレーニングを一日で全て学べます。 ・最初の課題となる「瞬読を使って読める感覚を身に付ける」という点を、実際の本読みトレーニングを通して実践します。普通の読書方法から脱して、「瞬読を使った読書方法」をすることに、スムーズに移行できるようポイントを話しながらトレーニングを行います。   ・受講生の方を少人数に分け、個別でトレーニング・質疑応答を行います。トレーニングしながら直接講師にすぐに質問が出来るため、より深い内容理解をしていただくことが出来ます。   ・瞬読のトレーニングだけではなく「トレーニングを行う上でのマインド」「瞬読の利用方法」など、今後自分でトレーニングしていく上での考え方についてもお話させていただきます。   ・1Day集中レッスン後も自分でトレーニングを継続して、瞬読を習得するにはどうすればいいか?など、サポートや事務局で実施する各種講座の効果的な利用方法についてもお伝えします。 30分メニュー:2行読み ※カリキュラムの例   短時間の体験会ではお伝えしきれない、瞬読の全てを1日のレッスンで実践できる、特別なプログラムとなっております。 この機会にぜひ瞬読を身に付けて、スキルアップや資格取得、学力向上にお役立てください。 瞬読1Day集中レッスン 開催概要   ■ 開催日時 2022年12月29日(木)10時~13時(3時間) ■ 開催方法 オンライン(Zoom) ■ 定 員 15名 ■ 講 師 瞬読ナビゲーター畑井、他 ■ 受講時に必要なもの 本読みのための本、アウトプットの用紙、筆記用具 ■ 受講料 49,800円(早期割:44,800円)※早期割:12/25まで ※瞬読会員、やまえみサロンメンバーは、特別価格でご参加いただけます。 メールをご確認ください。 お申し込み     ※注意事項 ・マンツーマンのレッスンではございません。 ・最低開催人数に達しない場合は、不開催となります。 ・入金先着順にて、定員になりましたら締め切らせていただきます。 ・お申し込み後のキャンセルはお受けいたしかねます。 ・Zoomの画面共有にてレッスンを行いますので、安定したネット環境をご準備ください。 よくある質問   何歳から何歳までが受講対象となりますか? 本が読める4年生くらいから大人の方までご参加いただくことができます。 スマホでも受講できますか? スマホでは一部表示されない内容がございます。PCやタブレットなど、画面サイズの大きい機器が推奨となります。 子ども(家族)と一緒に参加したいのですが、可能ですか? はい、ご家族であれば何人でご覧いただいても受講料は同じですので、ぜひお子さまと一緒にご覧ください。※ご家族で参加される場合は、1家族1端末での参加をお願いします。 ### 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう 誰でも年齢を重ねるごとに、記憶力が衰えてくるものです。よく知っているはずの人名や地名がすぐに出てこないと、いやでも老化を意識してしまい悲しくなってきますよね。 でも、落ち込む必要はありません。認知症にでもならない限り、記憶力を上げる方法は数多くあります。当記事では、記憶力低下の原因や記憶力を上げる方法をしっかりとお伝えしていきます。最後までお読みいただければ、必ず記憶力を上げるヒントがみつかるはずです。 記憶力が低下する原因 記憶力を上げるには、具体的な方法に取り組むと同時に、記憶力低下の原因も取り除いていかなければなりません。今回は記憶力が低下する主な原因を、4点お伝えしておきます。できることから、すぐに取り組んでいきましょう。 ◆記憶力が悪い人の特徴については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶力が悪い人の特徴とは?記憶力改善のアイデアを紹介します 加齢による老化現象 加齢により、人間の脳は確実に衰えていきます。体を鍛えて肉体年齢が実年齢よりかなり若い人でも、神経細胞の働きは徐々に低下していきますし、脳の血流低下も避けられません。 こうなってくると多くの人は、「人の名前が出てこない」「新しい知識がなかなか覚えられない」といった老化現象が気になりだすはずです。 ただ、同じ症状でも加齢が原因の場合は、本人に忘れてしまった自覚があります。内容のすべてを思い出せないわけでもないし、きっかけさえあれば「あー、そうだった」と自分で思い出せるのが特徴です。 一方で認知症になると、自分が忘れていること自体に気がつきません。また、認知症が原因の場合、「言葉が出ない」「いわれたことがうまくできない」といったほかの症状も見受けられるのが一般的です。 加齢か認知症かで取るべき対策が変わってきますので、まずはしっかりと原因を確認してください。 ストレス 強いストレスを受けると、コルチゾールというホルモンの分泌量が増加して、海馬に大きな影響を与えます。コルチゾールは、ストレスにより急激に分泌量が増えるため、別名「ストレスホルモン」とよばれる非常に厄介な分泌物です。 記憶の整理という重要な役割をもつ海馬は、ストレスホルモンによって機能が低下し、その結果記憶力が衰えていきます。 コルチゾールについて調べてみると、「大量のコルチゾールは脳体積の低下と記憶障害に関係している」という研究結果※が、アメリカの医学誌「Neurology」に掲載されていました。 また、ストレスを受け続けた脳は、記憶力だけでなく次第に集中力や判断力も失っていきます。当然やる気やワクワク感をおぼえることも減少するので、最終的にはうつ病にまで進行する可能性があります。 ※参考:Circulating cortisol and cognitive and structural brain measures | Neurology 睡眠不足 睡眠不足も、また記憶力の低下に大きく関係しています。というのも、海馬は睡眠中に必要な記憶と捨ててもいい記憶を整理していると考えられているのです。 厳密にいうと、記憶の整理がおこなわれるのは、レム睡眠中(夢をみる時間帯)だけです。レム睡眠は一晩中続くわけではなく、10〜30分程度の波が一晩に4〜5回しか発生しません。つまり、睡眠時間が1時間減ると、そのぶんレム睡眠も1回減ってしまうわけです。 また、アルツハイマー病の原因のひとつである「アミロイドβ」という老廃物の排出は、ノンレム睡眠中(完全な睡眠の時間帯)におこなわれます。睡眠時間が少なければ、アミロイドβを排出しきれない可能性が高くなります。 そう考えると、やはり8時間以上の睡眠は必ず確保したいところですね。 うつ病や認知症のような病気 「加齢による老化現象」でも触れたとおり、うつ病や認知症により記憶力低下を招くケースも考えられます。なかでも深刻なのは、やはり認知症でしょう。うつ病は回復する可能性も高いですが、認知症はいったん発症すれば完治はむずかしいです。 そうなれば、今回紹介する記憶力を上げる方法に取り組んでも、なんとか症状の進行を遅らせるので精一杯だと思います。 しかしごく軽度な認知症なら、ほぼ完全に回復することだって十分可能です。後述する記憶力を上げる方法も、回復の後押しをしてくれるでしょう。 そのためにも、まず食事や睡眠といった生活習慣を整えるのが先決です。体が健康でないと、いくら記憶力をアップさせようとしても限界がありますので。 それぞれ役割が異なる記憶の種類 記憶力低下の原因がわかっても、記憶のしくみを理解していないと、改善はなかなか大変です。記憶は、大きく「短期記憶」と「長期記憶(エピソード記憶・意味記憶)」に分類されます。 それぞれどのような役割を担っているのか、これを機会にしっかりと押さえてしまいましょう。(運動や楽器演奏など、体を使って覚えた長期的な記憶については今回説明しません) 短期記憶 短期記憶は、文字通り、ごく短時間で忘れてしまう記憶です。電話番号を一時的に覚えておくといった、いわゆる作業のために必要な記憶なので、用が済めばすぐに忘れてしまいます。 すぐに忘れてしまうなどと聞くと、私たちはどうしても短期記憶を軽視しがちです。しかし、短期記憶が正常に機能しなければ、日常生活をスムーズにおこなうことはできません。 たとえば本を読もうと思っても、読んだ端からすぐに忘れてしまえば、正しく理解することは不可能でしょう。短期記憶として、単語の意味や人名・数字などを一時的に保管できるからこそ、整合性を確認しながら前後の文脈を正しく理解できるのです。 この短期記憶は、一般的に「ワーキングメモリ」とよばれ、主に前頭前野と海馬がコントロールしています。このワーキングメモリには、記憶の一時保管のほかに、「長期記憶へ移行する情報を選別する」という重要な役割があります。 したがって記憶力を上げるには、後述する方法を取り入れながら、前頭前野や海馬を効率よく鍛えていく必要があるのです。 ◆短期記憶から長期記憶へ移行する方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 長期記憶を意識すれば、勉強の効率は大きくアップする エピソード記憶 エピソード記憶とは、今までの人生で経験したすべての記憶をいいます。 「子どもの頃はよく祖母の家に泊まって川遊びをしたなあ」 「先月、友達とハワイに旅行にいってきた」 「先週の土曜日は、会社の仲間とBBQを楽しんだ」 内容を問わず、上記のように自分が経験したいわゆる「思い出」は、すべてエピソード記憶と考えて差し支えありません。 エピソード記憶のよい点は、その「忘れにくさ」にあります。単なる知識ではなく、視覚・嗅覚・触覚といったさまざまな感覚を通して得た知識は、なかなか忘れないものです。 ハワイの活火山の話を100回説明されるよりも、1回でいいからハワイにいって活火山の状態をみてくれば、おそらく一生忘れることはないでしょう。 もちろん、すべての知識を体験するなど、到底ムリな話です。でも、実際に体験するのと同じくらい、脳へ強烈に印象づける覚え方を知っておけば、たとえ実際に体験していなくてもしっかりと記憶に残ってくれます。そのへんの具体的な記憶法については、のちほど詳しく紹介します。 意味記憶 意味記憶とは、勉強によって得た知識全般のことを指します。日本には暑い時期と寒い時期が存在することを、誰でも経験上知っています。しかし四季という概念は、意図的に学ばない限り、知ることはありません。 前述のとおり、経験の量には限界があります。だから、日本には義務教育制度があり、半強制的に最低限必要な知識を学んでいくわけです。 意図的に勉強しなければ、字も読めず、簡単な掛け算すらできません。それでは、困ってしまいますよね。(義務教育の是非についての話ではありませんので、念のため) ただし、勉強で覚えた知識は、忘れやすいのが大きな欠点です。なかでも興味のない分野に関する知識は、無理やり頭に詰め込むケースが多いため、どうしても記憶に残りにくいのでしょう。 そのため、「覚えた知識を実際に使ってみる(エピソード化)」「記憶に残りやすい方法を組み合わせる」といった工夫が必要です。エピソード記憶と同様、意味記憶の効率を上げる方法についても、このあと詳しく解説していきます。 記憶力を上げるオススメの方法 記憶力低下の原因や記憶の仕組みがわかったところで、次は「記憶力を上げる方法」を8つ紹介していきます。 イメージと復習をセットで記憶を強化しよう 記憶を定着させるには、「ただ繰り返す」のではなく、イメージと復習を組み合わせて学習するのが効果的です。脳は抽象的な言葉よりも、具体的なイメージのほうを長く覚えています。 たとえば「awkward(気まずい)」や「gracefully(優雅に)」のような形容詞や副詞は、ただ意味を覚えるだけではすぐに忘れてしまいがちです。そういったときに効果的なのが、「イメージ」と「復習」を組み合わせた記憶法です。 たとえばawkwardなら、会話が急に途切れて沈黙が流れ、視線をそらすような“気まずい空気”を思い浮かべてみましょう。その場面を具体的に思い描くと、強いイメージが頭に残り、単語の意味が自然と頭に入ってきます。 そして、そのイメージごと、定期的に思い出すようにすれば、やがて短期記憶が長期記憶へと変わっていきます。単語の意味だけでなく、情景ごと記憶するのが、忘れにくく、使いやすい知識に変換するポイントです。 ◆右脳のイメージ化については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 右脳の能力を最大限に引き出す方法とは 声に出して覚えると記憶が定着しやすい なにか暗記をするなら、黙読だけで済ませず、ぜひ音読を活用してください。声に出して読むと、視覚と聴覚の両方が刺激され、記憶がより強く脳に残ります。 とくに語学学習において、音読はマストです。単語帳をいくら眺めても、おそらく80%以上忘れてしまいます。一方で、何回も繰り返し声に出した単語は、黙読に比べて記憶に留まりやすいです。単語だけでなく、例文も一緒に覚えれば、記憶への定着はより強くなります。 もちろん、なかには書いて覚えるのが得意な人もいるでしょう。しかし、すべての文章を書いて覚えようとしたら、時間がかかりすぎます。手や腕の負担も大きくなるので、書いて覚えるのは、苦手な内容に限定しておくのが無難です。 暗記の際は必ず声に出して覚える。このルールを厳守すれば、記憶力は大幅に改善されます。ぜひ頭に入れておいてください。 ◆音読のやり方については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 感情を動かすと記憶に残りやすくなる 記憶をしっかりと定着させたいなら、ただ情報を頭に詰め込むのではなく、「感情」を動かすのが非常に有効です。私たちは、嬉しかったことや恥ずかしかったことなど、感情のともなう出来事をよく覚えています。 これは、感情の動きによって、感情を司る脳の「扁桃体」が活性化することと大きく関係しています。たとえば、怖い体験やショックな出来事がいつまでも忘れられないのも、扁桃体が怖い体験を記憶に残して、再度同じ状況に陥った場合に対処できるよう準備しているわけです。 とはいえ、いくら記憶力がよくなるといっても、あまりネガティブな感情は利用したくありませんよね。好きな音楽をかけて勉強したり、目標達成後の自分を想像したり、気分の上がる環境を作り出し、ポジティブな感情と記憶を結びつけて、学習効果をぐっと高めていきましょう。 記憶術「場所法」で頭の中を整理整頓する 記憶が苦手と感じる人にこそ試してほしいのが、「場所法」と呼ばれる記憶術です。これは、覚えたい情報を自分のよく知る場所(自宅や通学路など)と結びつけて記憶する方法で、イメージ力を使って脳に強く印象づけていきます。 たとえば「money(お金)」という英単語を覚えるとき、1万円札がぎっしり詰まったお風呂に入っている自分を想像してみましょう。実際にはありえない光景でも、突飛なイメージのほうが脳に残りやすく、あとからその場面を思い出すだけで意味が自然と浮かんできます。 このように、空間と情報をセットで記憶すると、空間が記憶のトリガーとなり、情報を思い出しやすくなります。ほかにも、物語にして覚える「物語法」や、グループ化で情報を整理する「チャンキング」なども効果的なので、自分に合う方法をいろいろと試してみてください。 ◆いろいろな記憶術については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ いちどみたら忘れない「瞬間記憶を鍛える7つのトレーニング方法 毎日の脳トレで記憶力をコツコツ鍛える 記憶力を上げる方法として、脳トレは非常にオススメです。脳は筋肉と同じように、適度な刺激により活性化し、記憶力や集中力がアップします。とくに前頭前野や海馬といった記憶に関わる部位は、脳トレの効果が届きやすいと考えられています。 しかし、現代人の生活は、どうしても単調になりがちです。通勤や通学のルート、毎日のスケジュールも似たり寄ったりで、脳が新しい刺激を受けにくい状態といえます。だからこそ、脳トレで意識的に脳へ刺激を与えることが重要になってくるわけです。 脳トレの種類を選ぶ際は、クロスワードやナンプレのような思考系と、料理や絵画など手足を動かすタイプの両方をバランスよく選びたいですね。さらに軽い運動を組み合わせれば、血流がよくなり、脳の働きも活発になります。 ◆記憶力アップに効果的なオススメの脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶力に不安を感じたら……脳トレで記憶力アップ 軽い運動で脳への血流を促進しよう どれだけ優れた記憶術を使っても、脳の状態が整っていなければ本来の効果は発揮されません。そこで意識したいのが「運動による血流改善」です。デスクワーク中心で体を動かす機会の少ない人は、筋肉が固まってしまい、どうしても血流が悪くなります。 血流が悪くなれば、脳への酸素やブドウ糖の供給が不十分になり、集中力や記憶力の低下につながってしまいます。そういうときは、ウォーキングなどの軽い有酸素運動を日常に取り入れてみてください。 会話しながらできる程度の強度で20〜30分動くだけでも、脳の血流はしっかり改善されます。まとまった時間が取れるなら、近所の公園や緑豊かな山を軽く散歩するのもオススメです。 忙しい人は、通勤時に一駅分歩いたり、エレベーターの代わりに階段を使ったりするだけでも十分です。小さな「ながら運動」でも、こまめに取り入れれば、記憶力を底上げする土台をしっかりと作ってくれます。 ◆運動の効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える 寝る前の学習が記憶の定着に効果的 記憶力を高めたいなら、「寝る直前の学習」を活用してみましょう。人の脳は、睡眠中にその日に得た情報を整理し、重要な記憶を長期記憶として定着させる働きをもっています。 とくに寝る前は、外部からの刺激が少なく、集中しやすい時間帯です。静かな環境で学んだ内容は、そのまま睡眠中に脳内で整理・強化されやすくなります。英単語や歴史の年号など、暗記系の情報は、就寝前の学習ととくに相性がバッチリです。 もちろん、夜ふかしは逆効果なので、リラックスした状態で15〜30分くらい軽く復習する程度に抑えておきましょう。根を詰めて覚えようとしなくても、覚えたいポイントを声に出して読み返したり、メモを見直したりするだけで十分効果があります。 できれば、起床後3時間以内に、就寝前に勉強した内容を復習すると、さらに効果はアップします。ぜひ試してみてください。 ◆睡眠と記憶の関連性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 人の記憶力を高める方法とは?記憶のしくみとポイントを解説 自分の言葉で説明できるようにする 「あとから自分の言葉で説明する」のを前提にものごとを覚えようとすると、記憶の定着度は飛躍的にアップします。内容を覚えていないと説明できないので、重要なポイントをしっかり記憶しようという意識が働き出すからです。 また、自分の言葉に置き換えるという作業は、脳にとって情報の再編成ともいえる作業であり、記憶のネットワークはより強固に構築されます。 やり方としては、本で読んだ内容を友人に話してみるのもいいし、学んだことを自分のノートに要約するのもよい方法です。説明する相手がいない場合は、独り言でも十分役割を果たしてくれます。 こまかいやり方よりも、説明するつもりで自分の言葉に置き換える行為自体が、大事なのです。非常に効果の高い方法ですから、ぜひ今日から取り入れてみてください。 「記憶力を上げる方法」として活用したいおすすめの脳トレアプリ 昨今のアプリの進化は素晴らしく、記憶力の改善に利用しない手はありません。今回はオススメの脳トレ関連アプリを5つ紹介します。 フラッシュカードで暗記を効率的に「Anki」 ※参考:「AnkiMobile Flashcards」をApp Storeで 「Anki」は、フラッシュカードタイプの暗記用アプリです。暗記のアプリといえば、まずこの「Anki」を頭に浮かべる人が多いでしょう。英語学習者を中心に、とにかく圧倒的な人気を誇っています。 Ankiの人気の秘密は、その「絶妙な出題間隔」と「自由なカスタマイズ性」にあります。 人間の脳は、復習をしないと1日で約7割もの内容を忘れてしまうそうです。逆にいえば、適切な頻度で復習を繰り返せば、長期間忘れないということになります。 しかし、覚えたい内容をすべて適切なタイミングで復習するのは、かなり大変です。というか、ほぼムリですよね。その点Ankiは、あなたの正答率に基づき、最適な間隔で自動的に出題をしてくれます。 また、人それぞれ頭に入りやすい問題形式は違うものです。Ankiでは、一般的なフラッシュカード方式以外に、タイピングで解答するタイプ・穴埋めタイプなども選べます。 題材に関しては、メジャーなテキストならすでに誰かが登録していることも多く、そのまま自由に利用できます。自分でわざわざ入力しなくて済むので、非常に便利です。 ただし、iOS用の「AnkiMobile Flashcards」は、有料買い切りで最初に4,000円かかります。もし、とりあえず内容を確認したいのなら、まず無料のPC版で試してみるのがよいでしょう。 脳トレで記憶力を鍛える「Lumosity」 ※参考:「Lumosity: 毎日の脳トレゲーム」をApp Storeで 「Lumosity」は、認知機能を向上させるために設計された人気の脳トレアプリです。世界中ですでに1億人以上のユーザーに利用されており、脳トレで記憶力アップを狙うならLumosityは外せません。 Lumosityで利用できるトレーニングは、全部で30以上。そのうち、記憶力をダイレクトに鍛えてくれるトレーニングは、5つあります。 たとえば、ホテルのワーカーとしてお客さまにスーツケースを届ける「スーツケースシャッフル」では、どのスーツケースを何個届けるのか、毎回覚えておかなければなりません。このトレーニングにより、一時的に記憶を保管するワーキングメモリが鍛えられます。 「​​海辺の宝集めゲーム」は、浜辺に流れてくるさまざまなお宝のなかから、まだ拾っていないものを集めていくシンプルなルールです。ただし漂流物が溜まってくると、すでに拾ったものとこれから選ぶべきものが、次第に区別できなくなってきます。 以前拾ったものを覚えておかないと決してクリアできないので、短期記憶(ワーキングメモリ)を効率よく鍛えたい人には、非常にオススメです。 なおLumosityについては、以前別記事でも紹介しています。記憶力以外にもさまざまなトレーニングが用意されているので、ぜひ確認しておいてください。 ◆Lumosityについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 大人の脳トレは継続が命!継続しやすい脳トレ・脳トレ本・アプリを紹介 マインドマップで脳内を整理「MindNode」 ※参考:「MindNode – Mind Map & Outline」をMac App Storeで 記憶力を上げるには、まず頭のなかを整理するクセをつけなければなりません。いつも思考がまとまらず、頭のなかがごちゃごちゃしていたら、記憶の効率があまりにも悪すぎるからです。 その思考の整理を、大きくサポートしてくれるのが、マインドマップとよばれるアイデア構築法です。上図のように、ひとつのキーワードからアイデアをどんどん派生していきます。すべてのアイデアの流れがひと目で確認できるため、マップ完成後のアイデアのさらなるブラッシュアップが容易です。 とはいえ、マインドマップのアプリはそれこそ数多く発売されています。そういったなか、なぜMindNodeをオススメするかというと、理由は大きくふたつ。MindNodeのわかりやすいデザイン性と、シンプルで動作の速い操作性です。 MindNodeは、iOS・MacOS専用のツールなので、マップのデザインにもApple特有の美しさが感じられます。アイデアを視覚化して理解を促すツールとして考えると、この「パッとみの美しさ」は非常に重要です。 さらに、操作の仕方が直感的に理解でき、その動作性も非常に軽くサクサク動いてくれます。あなたが、iPhoneやMacを使っているなら、間違いなくMindNode一択です。ぜひ、アイデアの整理やブレインストーミングに活用していきましょう。 ◆ブレインストーミングについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳トレでひらめきを活性化!5つの具体的なテクニックと習慣化のコツ スマホの管理で結果が変わる「Forest」 ※参考:「Forest - 集中力を高める」をApp Storeで 「Forest」をひと言で説明すると、スマホ依存症を改善してくれるアプリです。ユーザーは、アプリ内に仮想の木を植えて、その成長を見守ります。 セットした時間内にスマホを触らなければ、植えた木は無事成長してくれます。しかし、設定した時間内にスマホを使ってしまうと、木は枯れてしまうのです。 もしかすると、「えっ、別に仮想の木が枯れても問題ないでしょ」と思うかもしれません。ところが実際にやってみるとわかりますが、いざ木が枯れてしまうと、とても悲しい気分になります。さらに当アプリで得た仮想コインで、実際に植樹がされていると聞けば、スマホを隔離する大きなモチベーションになるはずです。 いずれにせよ、集中力が不足していれば、記憶力を上げるどころではありませんよね。記憶力を上げるには、いかにスマホを触らない時間をつくれるかにかかっているといっても、本当に過言ではないんです。 でも残念なことに、自分の意志でアプリを隔離できる人はほとんどいません。だから、こういったアプリの力を借りる必要があるのです。2023年の時点で、iOS版は650円(Androidは無料での利用可)かかりますが、それだけの価値は十分あります。ぜひ試してみてください。 ◆スマホの弊害と対処法については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは ポモドーロテクニックで集中力を「Flat Tomato」 ※参考:「Flat Tomato (Pomodoro / ポモドーロ)」をApp Storeで 「Flat Tomato」は、ポモドーロテクニックを用いてタスク管理と集中力を向上させるためのアプリになります。ポモドーロテクニックとは、短い休憩を挟みながら一定時間集中して作業をおこなう時間管理法です。 人間の集中力は、どれだけ頑張っても90分が限界といわれています。実際には、90分集中し続けるのは不可能であり、ダラダラと作業を続けても効率は下がる一方です。とはいえ、あまりにも作業時間が短いと、そもそも集中できる前に休憩になってしまいます。 そういった状況を踏まえ、丁度いい作業時間とされているのが、25分間なのです。このアプリでは、25分の作業と5分の休憩をワンポモドーロとし、それを4サイクル繰り返します。4回のポモドーロを終えた後は、15分以上の大休憩をはさみます。 これを延々と機械的に繰り返すと、余計な雑念が入らずに集中できるというのが、ポモドーロテクニックの基本的な考え方です。 前述のとおり、集中できなければ、記憶が薄くなって当然でしょう。集中力に自信のない人は、ぜひこういったアプリの力を借りて、集中力をキープしていきましょう。 ◆ポモドーロテクニックについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 記憶力を上げたいならすぐに止めるべき習慣とは 最後に記憶力アップを妨げるNG習慣について、解説しておきます。すぐにはムリだとしても、できるだけ早く止められるように、まずはしっかりと頭に入れておいてください。 偏った食事や夜ふかしは記憶力の大敵 今回紹介した記憶力低下の原因は、生活習慣を整えれば、大きく改善する可能性があります。脳を鍛えるなら最初に心と体を整えないと、いくら記憶力を上げる方法に取り組んでも、あまり意味がありません。 まず最優先で取り組むべきは、バランスのよい食生活と8時間以上の良質な睡眠です。糖質60%・脂質25%・タンパク質15%の配分を基準に、ジャンクフードや加工食品をできるだけ食べないようにすれば、体はぐっと健康に近づくでしょう。 睡眠についても、日本は世界で1・2位を争う短時間睡眠の国といわれています。フランスやイギリスと比べて、1時間以上短い状況をなんとか改善しなければなりません。 そのほかにも、「適度な運動」や「良好な人間関係」「没頭できる趣味」など、脳の状態をよくしてくれる習慣は数多くあります。別記事で詳しく解説しているので、ぜひご一読ください。 ◆脳の活性化を促す生活習慣については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 ストレスを抱え込むと脳の働きが鈍る ストレスは、人間の脳に大きなダメージを与えます。記憶力を上げる方法へ取り組む前に、まずはストレスを遠ざけるような生活を心がけてください。 ワーキングメモリを司る前頭前野と海馬は、とりわけストレスに弱い器官です。前述のコルチゾールも危険ですが、前頭前野や海馬にストレスがかかると、ノルアドレナリンやドーパミンなどの神経伝達物質が大量に放出されます。 こういった神経伝達物質が蓄積されると神経ネットワークの働きが弱まり、集中力や判断力・記憶力は著しく低下していくことがわかっています。 もし自分がストレスに弱いという自覚があるならば、幸せホルモンとよばれる「セロトニン」の力を借りるのがいいかもしれません。 ストレスでセロトニンの分泌量が減少すると、前述のノルアドレナリンの分泌が増えます。適量のノルアドレナリンは集中力や積極性をもたらしてくれますが、多すぎると不安や恐怖を増長させてしまいます。 このようにストレスに弱い人は、脳のパフォーマンスを安定させるためにも、セロトニンで心を平穏に保つ意識が重要です。 なお、セロトニンの分泌を増やすには、質のよい睡眠や瞑想が効果的といわれています。脳によい生活習慣については、別記事で詳しく紹介しているので、ぜひそちらの記事にも目を通しておいてください。 ◆セロトニンの分泌を促す睡眠や瞑想については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 復習不足は「覚えたつもり」の原因に 一度覚えたつもりでも、いざ使おうとすると出てこない……そんな経験はありませんか?それは多くの場合、「復習不足」が原因です。私たちの脳は、時間とともに情報を忘れていく性質があります。 この忘却を防ぐために有効なのが、「スペースド・リピティション(間隔反復)」という学習法です。スペースド・リピティションは、一定の間隔を空けながら何度も復習することで、記憶の定着率を高める方法です。 復習の間隔は一定ではなく、「1日後・3日後・1週間後・1か月後」のように、復習のタイミングを少しずつ広げていきます。忘れかけた頃に復習をすると、脳はその情報を「重要なもの」と判断し、長期記憶へ移行しようと働き出してくれるのです。 復習しないままだと「覚えたつもり」のまま終わってしまい、必要なときに思い出せません。学んだことを本当に身につけたいなら、計画的な習慣がなによりも重要です。 ◆スペースド・リピティション(間隔反復)については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 暗記力を飛躍的に高める7つの方法とは まとめ 記憶力に悩んでいる人は、単純に記憶力を上げる方法についてあまり知識をもっていないだけというケースが案外多いものです。今回解説した「記憶力が低下する原因」を理解し、実際に記憶力アップの方法に取り組めば、必ず結果は出ます。気になる方法があれば、順番にいろいろと試してみてください。 ### 判断力が落ちたと感じたら……脳トレで判断力アップ 人生は、判断の連続です。小さなことから人生を左右する重大な問題まで、常に判断を繰り返しながら生活しています。 もし、「最近なんかうまくいかないな」とか「なぜあんなことをしてしまったのだろう」と感じることが増えたとしたら、それは脳トレで判断力を鍛え直すタイミングなのかもしれません。 今回は、最初に判断力が衰える原因を解説します。そのあとで、判断力改善にピッタリな脳トレを紹介するので、ぜひ参考にしてください。 まずは判断力が衰える原因を明確にする 脳トレに取り組んで判断力を鍛えるなら、まず判断力が低下する原因をしっかり理解しておく必要があります。原因がわからないと、脳トレの効果が実感できませんからね。 判断力が衰える主な原因は、以下の4点です。 判断力が衰える4つの原因 前頭葉の機能低下 脳疾患に代表される病気の影響 体調悪化によるマイナス思考 悩みやトラブルによる集中力の低下 ひとつずつ解説します。 前頭葉の機能低下 脳の約30%を占める前頭葉は、言語・運動・感情のコントロールをおこなう、非常に重要な役割を担っています。判断力はこの前頭葉と大きく関わっていて、前頭葉の機能が低下すると、正しい判断を下せない可能性が高いです。 もちろん、影響を受けるのは判断力だけではありません。「うまく喋れない」「体を思うように動かせない」「いつも重苦しい気分になる」といった弊害を引き起こし、日常生活に大きな支障を及ぼします。 ただ前頭葉の機能低下は、脳へ刺激を与えて神経ネットワークを拡大できれば、かなりの確率で予防できるといわれています。 そのためには、できるだけルーティンワークを回避して、常に新しい刺激を脳に与え続けるのが一番です。そういう意味でも、脳トレは前頭葉を鍛えるよいきっかけになるでしょう。 ◆前頭葉を鍛える方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 脳疾患に代表される病気の影響 先ほどの前頭葉の衰えとも共通する話ですが、脳疾患のような病気によっても、判断力は著しく低下します。判断力に大きな影響をおよぼす脳疾患といえば、やはりアルツハイマー病や前頭側頭葉変性症といった認知症でしょう。認知症が進行すると、もはや判断力どころではありません。 認知症になれば、いつ以下のような状態になるか、誰にもわからないのです。 認知症の中核症状 ■ ものごとをすぐに忘れてしまう「記憶障害」 ■ 自分のいる場所や時間がわからなくなる「見当識障害」 ■ 計画性や論理性のある行動ができない「実行機能障害」 ■ うまく話せない・人やものを識別できない「失語・失認」 ■ 理解に時間がかかり適切な判断を下せない「判断力低下」 いったん認知症が発症してしまえば、いくら脳トレをしても元の状態に戻すことは不可能です。 脳トレの役割は、脳機能を鍛えて、認知症のような症状を予防すること。そのことを忘れずに、ぜひできるだけ早い段階から脳トレに取り組んでください。そうすれば、脳疾患による判断力低下のリスクは、大幅に軽減できるはずです。 ◆認知症予防にオススメの脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳トレは認知症に効果アリ?症状別にオススメの脳トレを紹介 体調悪化によるマイナス思考 足が痛い・体がだるい・なんとなく疲れが取れないといった、いっけん軽微な体調の変化によっても、判断力は大きな影響を受けます。 単純に考えて、体調が悪ければそちらに気を取られてしまい、正常な判断などできるわけがありません。本当はすぐにでも対応しなければならないのに、肩が凝って偏頭痛に苦しんでいれば、つい後回しにしてしまいます。 そして残念なことに、体調が戻らない限り、自分の間違った判断にいつまでも気づけないのです。だから、気づいたときにはすでに手遅れの状態であり、悪い結果が一気に押し寄せてきます。 また、体調が悪いと、どうしても極端な発想になりがちです。本当は折衷案もあるのに、じっくりと解決策を考える余裕がありません。しかし、あまりにも白黒はっきり決着をつけすぎると、たいていなんらかの問題を引き起こすものです。 そして、こういった考え方が日常化してくると、「あんなことするんじゃなかった」「こんなジメジメした性格だから嫌われるんだ」と、マイナスのループから抜け出せなくなります。 悩みやトラブルによる集中力の低下 悩みやトラブルでストレスの多い状態が続くと、体調の悪化と同様に、やはり判断力は低下します。問題が起きてもすぐに解決できれば、判断力の低下を引き起こすまでには至らないのですが、トラブルが長引くと少々やっかいです。 長期間悩みを抱えた状態が続くと、肩こり・頭痛といった肉体的な症状や、吐き気・睡眠障害のような心の不調を引き起こします。前述のとおり、体調が悪ければ正常な判断ができず、さらに状況は悪くなっていくでしょう。 いったん、こういった負のループに巻き込まれてしまうと、自力での脱出はかなり大変です。さらに長期化すれば、やがてうつ病や自律神経失調症のような重篤な症状を引き起こしかねません。 もし悩みやトラブルで判断力の低下を自覚しているなら、友人や家族・会社の上司など、誰か信頼のできる第三者に相談するのを強くオススメします。もし体調面に問題があるなら、なるべく早い段階で、専門のドクターに相談してください。 判断力改善にオススメの脳トレ4選 判断力は、ある意味場数がすべてです。むずかしく頭で考えるよりも、実際に判断する機会を増やしたほうが、間違いなく判断力は磨かれていきます。今回は、やっているうちに自然と判断力がアップする、オススメの脳トレを4つ紹介します。 パズル ※参考:Newton別冊『確率パズル』 (ニュートン別冊) | |本 | 通販 | Amazon 判断力を鍛えるには、小さな決断を数多くこなすのが一番です。そういう意味でいうと、こまかい作業を繰り返すパズルは、非常にオススメの脳トレといえます。 パズルにもさまざまな種類があり、どのパズルに取り組むかによって効果は異なります。もちろんどのパズルでも、しっかり取り組めば、判断力はアップするでしょう。でも判断力によりフォーカスするなら、ナンプレや確率・統計パズルのような、数字を使ったパズルがオススメです。 上図は、雑誌Newtonの別冊『確率パズル』に掲載されている、確率パズルのサンプル画像です。条件を提示されて、そのゲームを受けるべきかどうかを問われています。こういった確率が関係する問題は、実際に両方の条件を検討しながら、じっくりと判断をしないと解けません。 これまで数字を使ったパズルを敬遠していた人には、間違いなく正しい判断を下すよい訓練になるはずです。 麻雀 ※参考:一般社団法人日本健康麻将協会 「健康マージャン」開催会場支援のクラウドファンディングをスタート! | 麻雀新聞 もし4人メンバーを集められるなら、ぜひ麻雀に挑戦してみてください。麻雀は、当たり前ですが、相手のいるゲームです。そのため、相手の捨て牌や場の流れを読み、臨機応変に作戦を変更しないとゲームには勝てません。 元々麻雀は、非常にギャンブル性の高いゲームでした。しかし今や、「お金をかけない」「酒とタバコはNG」という、いわゆる「健康麻雀」を楽しめる場所がたくさんあります。 人と話しながら和気あいあいと麻雀をすれば、一気にストレスなど吹っ飛んでいくでしょう。また麻雀には、点数の計算・相手との駆け引き・指先を使うなど、脳トレの要素がこれでもかというくらい揃っています。 なお、どうしても人数が集まらない場合は、麻雀アプリが便利です。さすがにおしゃべりはムリですけれども、コンピューターと戦いながら判断力を鍛えていきましょう。 料理 これまで別記事で何度も紹介しているように、料理は究極の脳トレだと思っています。もちろん料理をしていると、判断力が必要な場面もたくさんありますよ。 まず料理の素晴らしいのは、頭と体を両方使うところです。「レシピを考える」「料理の手順を決める」「明日の献立を決める」など、考えることは山ほどあります。しかも、料理の最中には、思いもよらないハプニングがよく発生します。 「あっ、みりんがなかった……代わりに砂糖を多めに入れよう」 「息子の友だちが遊びにきたから、夕飯はたっぷり食べられるカレーに変更しようかな」 こういったイレギュラーな状況は、あなたの判断力を思い切り鍛えてくれるはずです。 また料理をすると、思っている以上に体を動かします。鍋に水を汲んでお湯を沸かす間に、材料を切って炒めたり煮たりと、休む暇がありません。そもそも、買い物にいかないと食材が手に入りませんからね。 それに、料理をすれば、自分の好きな料理が食べられます。毎日とはいいませんが、まずは週に2〜3回料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。 軽めの運動 判断力に直接関係するわけではないのですが、すべての脳トレのベースになるのが、適度な運動です。判断力や集中力といった精神面のパフォーマンスは、健康な肉体があってはじめて成立します。この辺は、判断力が衰える原因でお伝えしたとおりです。 とはいえ、あくまでも脳トレが目的であれば、ハードな筋トレや激しい有酸素運動は必要ありません。30分程度のウォーキングやストレッチを、週に2〜3回継続できれば運動の強度は十分です。 下半身を中心に運動すれば、ふくらはぎのポンプ効果により、全身の血流が改善されます。そうすれば必然的に脳の血流も改善され、血液中に含まれるブドウ糖(脳の栄養源)と酸素が、たっぷりと脳に供給されるというわけです。 時間のない人は、「ひと駅前で降りる」「5階以下ならエレベーターはなるべく使わない」など、日常生活に運動を取り入れると効率的に脳トレができます。 脳トレで判断力低下を予防する際のポイント 最後に、脳トレで判断力低下を予防する際のポイントを5点紹介します。どれだけ真剣に脳トレに取り組んでも、大事なポイントを外せば思ったような効果は期待できません。 自分なりの判断基準を明確にしておく 判断力のない人は、ほぼ全員明確な判断基準をもっていません。基準が決まっていなければ、判断に迷うのも当たり前の話です。 したがって脳トレとは別の話として、まず自分なりの判断基準を設定するのが、最優先事項になります。もちろん、判断基準を定めるには、その判断基準が適正かどうかを見極める目が必要です。 たとえば美味しいコーヒーを飲みたいなら、「苦味は強めで酸味抑えめが好み」といった自分なりの評価基準がないと、味を評価できませんよね。コーヒーは嗜好品なので、評価基準は100%自分の主観で構いません。 しかし仕事や人間関係においては、当たり前ですが常に相手がいます。いくら自分の評価が正しいと思っていても、そこに客観性がなければ、相手から受け入れてもらえない可能性が高いです。 相手にも、その人なりの判断基準がありますからね。自分なりの判断基準は大事ですが、客観性のある適切な基準になっているかどうか、常に問いかける姿勢は必要だと思います。 知識量を増やして正しい判断を 前述のとおり、自分の判断基準を定期的にチェックするのは、非常に重要です。自分が偏った思想のもとに判断していないか、いつも自問するくらいでちょうどいいと思います。 とはいえ、判断基準のチェックにはそれなりのバックボーンがないと、チェック機能が働きません。だから、定期的に情報収集をして、自分のなかの判断材料を増やしていく必要があります。 社会人なら、おそらく経済ニュースや時事ニュースは、日々チェックしているはずです。もし可能であれば、これからは海外の情報を英語で確認できるようにしておくと、より精度の高い情報が入手できます。日本と海外のマスコミは、かなり報道内容が違いますからね。 また、ネットやテレビだけでなく、もっと本を読むべきです。本にもバイアスはかかっていますが、知りたいジャンルの本を10冊も読めば、よい面も悪い面も自然と判断できるようになります。 固定観念はアウト 判断力を高めるうえで、もっとも注意すべきは、固定観念です。先ほど「自分なりの判断基準をもつ」といいましたが、固定観念があると適切な判断基準を設定できません。 なぜならば、固定観念には、客観性が著しく欠けているからです。そもそも固定観念とは、自分の経験から作り上げられた思い込みです。「女性は家事をするもの」「60歳になれば定年退職しなければならない」よく耳にする話ですが、これらは完全な固定観念といえます。 共働きが増えた現在では、男性も家事をするのが当然という考えが増えてきました。60歳で退職する人は多いとはいえ、70歳が定年の会社もあるし(少ないですけどね)、そもそも30代で起業したっていいわけです。 このように、固定観念は、よくミスリードを引き起こします。自分の判断が本当に正しいのか、必ず振り返ってみてください。 さまざまなコミュニティと関係をつくる 「自分の判断基準に客観性があるか」固定観念の有無を確認したいなら、ぜひさまざまなコミュニティに参加してください。毎日、自宅と会社の往復では、判断基準が偏っても当然です。 その点属性のまったく異なる複数のコミュニティに参加すれば、それぞれの価値観を比較できるので、偏った固定観念に凝り固まる危険性を減らせます。 とはいえ、新しい出会いは楽しい反面、気を使って面倒だという人も少なくないでしょう。であれば、まずは近所の集まりやしばらく連絡を取っていない古い友人に声をかけてみるのがオススメです。 そうやって新しい出会いに慣れてきたら、あらためて趣味のサークルや資格の勉強会など、自分の好きな集まりに参加してみればいいと思います。 もちろん、コロナウイルスの影響で直接参加するのは面倒なことも多いです。でも、今はオンラインでのやりとりも当たり前になりました。もしかすると、直接顔を合わせてのやり取りではないほうが、気軽によい関係がつくれるかもしれませんね。 まとめ 判断力の低下には、必ずなんらかの原因があります。脳トレに取り組む前に、まずはしっかりと原因を押さえておきましょう。原因がわかれば、あとはその原因を解消(軽減)してくれる脳トレを継続するだけです。 もちろん、今回紹介した脳トレのポイントを忘れずに実践してくださいね。そうすれば必ず脳トレが判断力の向上を助けてくれるはずです。 ### 音読は脳トレになりうるのか?音読のメリットとコツ あなたは、音読と聞いてどのようなイメージを思い浮かべますか。おそらく、授業中に教科書を読まされた、あの風景を思い出すのではないでしょうか。 だから多くの人は、音読はつまらないものと思い込んでいます。しかしやりかたさえ間違わなければ、読解力アップなど、音読は実に有効な脳トレの役割を果たしてくれます。 今回紹介する音読のメリットや音読のコツを理解したら、ぜひ音読に挑戦してみてください。今まで気づかなかった音読の脳トレ効果を、ヒシヒシと実感していただけるはずです。 音読が脳へ与える4つのメリット なにはともあれ、まずは音読のメリットを理解して、音読に対するマイナスイメージを払拭してしまいましょう。 音読が脳へ与える4つのメリット 読解力が向上する 暗記効率がアップ 認知症予防に有効 自制心や集中力が鍛えられる それでは、ひとつずつ解説していきます。 読解力が向上する 音読は、読解力の向上に大変役立ちます。試しに、なにか好きな本の1ページを、声に出して10回くらい繰り返してみてください。黙って読むよりも、内容がするりと頭に入ってくると思います。 音読でなぜ読解力がアップするのかというと、声に出すことで、じっくりと内容を確認しながら読めるからです。集中力がないと、黙読をしても、内容がまったく頭に入ってきません。ところが音読をすると、イヤでも文章に集中するので、その結果より理解が深まるのです。 ただし、音読は読解力がアップする反面、読むのに時間がかかります。だから、いったん内容が理解できたら、そのあとは音読をしなくても大丈夫です。 黙読でスラスラ読める人も、ムリに音読をする必要はありません。この辺は、自分のタイプを見極めて、臨機応変に対応してください。 暗記効率がアップ 暗記といえば、何回もブツブツつぶやきながら覚える姿をイメージする人も多いと思います。なぜ暗記をする際に音読をする人が多いのかというと、答えは単純、音読をすると覚えやすいからです。 黙読と音読の違いを端的にいうと、以下のようになります。 黙読:目からの情報のみ 音読:目・耳・口の3つをフル活用 別記事でも紹介しているとおり、脳は①「強い刺激を与える」②「繰り返しインプットする」という2つの条件によって、より深く記憶するようにできています。 黙読は、視覚による情報しか入り口がありません。その点音読なら、視覚と聴覚のサンドイッチ効果が期待できます。さらに口頭でアウトプットもしているので、いうなれば、インプットとアウトプットを同時におこなっているようなもの。 つまり、音読をすれば、黙読よりも強い刺激を脳へ与えられるわけです。しかも暗記したい箇所を何回もブツブツ繰り返せば、さらに記憶への定着度が深まります。 ◆暗記のしくみや方法については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 認知症予防に有効 認知症予防の観点からみると、音読には以下のようなメリットが考えられます。 認知症予防に対する音読の主なメリット 1.目と耳から情報が入ってくるので脳がより刺激を受ける 2.音読でじっくりと読む間に心がリラックスしてくる 3.大きな声で音読すると気持ちが晴れ晴れとする 4.口周りの筋肉が鍛えられて誤飲の心配が減る 1については先ほどお話ししたとおり、視覚と聴覚のサンドイッチ効果のおかげで、脳がより強い刺激を受けます。また、声に出して文章を読むと、なぜか妙に落ち着いてくるものです。 自分の部屋にひとりでいると、動画をみたりSNSをしたりと、声を出す機会がほとんどありません。黙っている時間が多いと、自分では気づかないうちにストレスがたまります。そこで音読をすれば、そういったストレスが解消されて、気分もスッキリするというわけです。 音読が誤飲の予防になるというのは、NHK健康チャンネルのサイトをみるまで、正直気がつきませんでした。そのサイトでは、老年医学を専門とする東京大学の飯島勝矢教授が、音読と口の動きの関係についてデータを交えて解説してくれています。 興味のあるかたは、ぜひチェックしてみてください。 ※参考:音読の効果(認知機能・口くう機能の改善)とやり方について | NHK健康チャンネル 自制心や集中力が鍛えられる 音読というと、暗記への活用ばかりがクローズアップされがちです。しかし音読には、自制心や集中力アップという副産物的メリットも期待できます。 音読は、脳の前頭前野を活性化してくれます。前頭前野は、思考や感情をコントロールする司令塔のような役割をもつ部位です。前頭前野がしっかり機能しないと、ちょっとしたことでイライラしたり、すぐにやる気を失ったりと、感情を適切にコントロールできません。 しかし音読により前頭前野が活性化すれば、徐々に自制心を取り戻し、感情をうまくコントロールできるようになってきます。もちろん自制心がきちんと働くようになると、自然とものごとに集中できるし、やる気も出てくるでしょう。 ◆集中力のしくみについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 集中力は15分しか保てないって本当?速読で集中力を高める4つのポイント 脳トレ効果を最大限発揮する音読のコツ 音読のメリットを理解しても、ただ惰性で音読をしていれば、思うように脳トレ効果は享受できません。せっかく音読をするなら、最大限脳トレ効果を発揮できるように、音読のコツをしっかりと押さえておきましょう。 脳トレ効果を最大限発揮する音読のコツ 1日15分の音読をできるだけ毎日続ける なるべく速く読む 同じ時間に音読をすると効果を感じやすい 題材は自由に選んでOK 上記はすべて、重要なコツばかり。ぜひ、しっかりと頭に入れておいてください。 1日15分の音読をできるだけ毎日続ける 音読に限らず、脳トレは、数日で結果の出るものではありません。長期間継続して、少しずつ脳を鍛えていくのが、脳トレとの正しいお付き合いのしかたです。 音読の1回あたりにかける時間ですが、まずは1日15分程度を目安にすると、ストレスなく継続できるでしょう。もちろん、受験生のように暗記をゴリゴリ進めたい人は、2時間でも3時間でも好きなだけ取り組んでOKです。(当然、効率は悪くなりますけど) ただ、任天堂の脳トレシリーズで有名な東北大学教授「川島隆太先生」によると、脳トレを何時間もおこなうのはあまりオススメできないそうです。 実際、任天堂の脳トレゲームは、1日最大でも40分までしかプレイできないように設定されていました。(最新Nintendo Switchバージョンをやったことはないのですが、今も40分に設定されているのでしょうか……) 取り急ぎ暗記の必要性がない場合は、前述のとおり1日15分、最大でも1時間程度に収めるのが無難だと思います。 なるべく速く読む 同じ音読でも、読む速度によって、脳への効果が変わってきます。脳の活性化を目指す脳トレとしての音読なら、できるだけ速く読んだほうが効果は高いです。 通常音読をする際には、いきなり読むのではなく、該当箇所にいちど目を通して内容をざっと確認しますよね。そして実際の音読では、文章をみながらの音読と、本から目を離して記憶を頼りにおこなう音読を交互に繰り返すはずです。 本を読みながらおこなう音読はともかく、記憶を頼りに音読しているときになるべく速い速度で音読をすると、それだけ脳に負担がかかり脳トレ効果はより高くなります。 前述の川島隆太教授も、月刊誌「致知」の対談で、できるだけ速く読む音読を勧めていました。 僕はこれまで素読が脳の機能を高める実証データをたくさん取ってきましたが、そこで分かったことの一つはできるだけ速く読むトレーニングの効果です。速く読むことで頭の回転速度が上がります。例えば、早口言葉のようなものを毎日やっていると、脳がつくり替えられるということが見えてきたんですね。 ※引用:脳トレの川島隆太さんが実証データ「速音読で、脳の回転速度が速くなる」 具体的な音読スピードについては、多少個人差はあるものの、普段自分が話す速度よりも速く読めるように意識すればまずは十分だと思います。 同じ時間に音読をすると効果を感じやすい 音読は、できるだけ同じ時間帯におこなってください。音読の効果は体調やその日の精神状態に大きく影響を受けますが、時間を固定することで比較がしやすくなり、音読の脳トレ効果を感じやすくなります。 音読にオススメの時間帯は、ズバリ早朝です。たっぷりと睡眠を取ってリフレッシュした脳は、負荷の高い暗記系の音読にも、十分対応できるでしょう。しかも早朝なら、集中力を阻害する、仕事の連絡やSNSの通知もきません。 朝はどうしても眠いという人は、できれば午前中、それもムリなら就寝2時間前を目安に音読してみてください。脳は睡眠中に記憶を整理するので、寝る直前にインプットした内容はより深く記憶されます。 ◆読書に最適なゴールデンタイムについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 長期記憶を意識すれば、勉強の効率は大きくアップする 題材は自由に選んでOK 音読の題材は、学生であれば、必然的に教科書や参考書がメインの題材になるでしょう。社会人なら、仕事や人生に役立つビジネス実用書が多くなると思います。 読む本は、基本的にどのような分野のものでもOKです。つまらない題材は続かないので、小説やエッセイなど、好きなジャンルの本を選んでいただいてまったく問題ありません。 ただし脳トレの観点でいうと、内容がむずかしすぎる本と、読みにくい本はやはり避けるべきです。受験や資格試験が控えている人は、難易度に関わらず音読が必要になってくるでしょう。 しかしそれ以外の人が、内容や表現のむずかしい本を選んでしまうと、負荷がかかりすぎて「できるだけ速く何回も読む」という音読の基本ルールを守れません。ある程度音読に慣れるまでは、できるだけやさしくてテンポのよい本を選んでください。 スタート前に読んでおきたい音読関連オススメ本 音読の基本的なポイントがわかったところで、最後に音読関連のオススメ本を3冊紹介しておきます。いきなり音読をするよりも、こういった本を読んでからのほうが、効率よく音読ができるはずです。まずは、どれか1冊、目を通してみてください。 「素読のすすめ」川島隆太・斎藤孝共著 最初にオススメするのは、今回の記事でも何度か引用させてもらった川島隆太教授と、明治大学斎藤孝教授の対談本です。 おふたりとも音読(本書では素読と表現)の重要性を提唱していて、川島教授は「1日10〜15分、音読をおこなうと抑制力や創造力・論理的な思考力などが伸びる」と述べています。 しかし、音読といっても、ゆっくりなスピードではあまり効果がでません。一方、できるだけ速く音読をすると脳に負荷がかかり、前頭前野の神経ネットワークが拡大します。 本書では、こういった音読と脳の関係や音読のメリットなど、音読に関する基本的な知識がわかりやすく解説されています。音読効果にまだ疑問をおもちのかたは、ぜひ本書に目を通しておきましょう。音読に対するイメージが、大きく変化すると思いますよ。 「脳を鍛える『音読・漢字』60日」川島隆太著 前述の川島隆太教授による、音読の実践ドリル本です。音読のよさがわかりチャレンジしようと思っても、いざスタートの段階になるとなにをしていいのかがわからない。そのような人も少なくないはずです。 そういう人は、こういった音読ドリルを利用すれば、アレコレ頭を悩ます心配がありません。また「素早く読む」ことを想定した題材選びがされているので、2日3日と続けていくうちに、少しずつ速く読めるようになってくるはずです。 題材も夏目漱石や松本清張など、歴史的名作から現代文学まで幅広くチョイスされているので、飽きずに継続できると思います。音読の実践第一弾として、オススメの1冊です。 「『毎日音読』で人生を変える」寺田理恵子著 元フジテレビアナウンサー寺田理恵子さんが、自分の音読体験をもとに、音読の凄さを指南してくれる本。14年間にもおよぶブランクを経て、再び声を使う仕事に復帰する際に、自分を助けてくれたのが音読だったそうです。 元アナウンサーらしく、音読の一般的なやりかた以外にも、声をよくするレッスンや滑舌がよくなるレッスンもあります。 じつは自分の声が嫌いで、話す行為に苦手意識をもっている人は少なくありません。でも、声の出し方を学び、滑舌よく話ができれば、きっと音読が楽しくなるはずです。自分の声や話し方に少しでもコンプレックスがあるなら、ぜひこの本を読んでみてください。 まとめ 普通の人にとって、音読は受験生が暗記をするためにするもの、といった認識しかないはずです。しかし今回お伝えしたように、音読には強力な脳トレ効果があり、読解力や記憶力アップなどさまざまな能力の向上が期待できます。 音読のコツをしっかりと押さえて、音読脳トレにぜひチャレンジしてみてください。 ### 右脳を鍛えるなら断然脳トレがオススメ よく絵画や音楽をつくるアーティストは、右脳が発達しているといわれますよね。これは右脳が、ひらめき・創造性・空間把握能力などを得意としているからです。 もしあなたが、アーティストのようにひらめきや創造性を伸ばしていきたいなら、脳トレで右脳を鍛えていくのが一番確実で速いと思います。そこで今回は、右脳脳トレで得られるメリットや、右脳鍛錬にオススメの脳トレを紹介していきます。 右脳脳トレで得られる4つのメリット オススメの右脳脳トレを紹介する前に、脳トレで右脳を鍛えるメリットについて4点ほどお話ししておきます。 脳トレで右脳を鍛える4つのメリット 創造力が鍛えられる 直感が研ぎ澄まされる 記憶が残りやすい 動体視力など身体能力がアップ ひとつずつ見ていきましょう。 ◆右脳の能力開発については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳の能力を最大限に引き出す方法とは 創造力が鍛えられる 冒頭でも触れたように、創造力はアーティストだけがもつ特殊能力だと思いこんでいるかたが非常に多いです。たしかに、独創的な発想を求められるアーティストにとって、優れた創造力は欠かせない資質でしょう。 しかし、特別なアート活動をしていない私たち一般人にとっても、創造力はやはり重要な要素です。 たとえば、一見創造性とは関係のなさそうな営業や経理といった仕事でも、アニメーションを組み込んだわかりやすいプレゼンや効率のよい経理ソフトの導入など、いくらでも創造性を発揮する場はあります。 そうやって創造力を仕事で発揮しているうちに、あなたはいつの間にか、仕事のデキる人と評価されるようになっているはずです。 家事なども、そうですよね。効率よく掃除を終わらせるアイデアを出したり、珍しい料理をつくったりすれば、ほかのことに使える時間もできるし家族にも喜ばれます。 直感が研ぎ澄まされる 脳トレで右脳を刺激すると、自然と直感が磨かれてきます。直感を確証のない適当な思いつきと勘違いする人もいますが、リスク回避に優れた直感力は欠かせません。 なぜならば、直感とは単なるカンではなく、これまでの経験やデータに裏づけされた経験則だからです。そしてその経験則は、かなり高い確率で当たります。 実際にリサーチしてみると、「むずかしく考えずに、直感を信じるほうがよい結果を出せるケースが多い」という内容の論文※がみつかりました。(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン Li Zhaoping博士による論文) もちろん、無条件で直感を信じるのは危険です。今まで経験したことのないできごとに直面した際には、間違った判断をする可能性が一気にアップしますから。 なので、まず直感をベースにしながらも、できる限り裏づけを取るようにしてください。そうすれば、直感はあなたの強い武器になってくれるはずです。 ※参考:Trusting Your Instincts Leads You To The Right Answer -- ScienceDaily 記憶が残りやすい 脳トレにより脳の前頭葉と海馬が刺激を受けると、記憶力の改善が期待できます。記憶の整理をおこなう海馬と、その海馬を管理する前頭葉が活性化すれば、短期記憶から長期記憶への移行がスムーズになるからです。 また脳トレで右脳を鍛えると、長期記憶の促進に必要な要素「強い刺激」が可能になります。というのも、右脳はものごとをイメージで捉えるのが得意です。だから、読んだ文章を文字ではなく映像としてインプットできるので、より鮮明に記憶へ残ります。 なお、私が指導する右脳速読法「瞬読」をマスターすれば、読むスピードが速くなり、インプットできる情報量が劇的にアップします。個人差はありますが、およそ通常の10倍〜20倍ものスピードで読書が可能です。 そのため、1時間もあれば3〜5回の復習が簡単にでき、さらに記憶が深まっていきます。 ◆右脳速読と脳トレの関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳を使った速読脳トレで学力や記憶力は本当にアップするのか? 動体視力など身体能力がアップ 脳トレによる右脳鍛錬の恩恵は、動体視力や空間把握能力といった、身体能力にもおよびます。もしサッカーやダンスといった、スポーツの分野で活動をしているなら、ぜひ脳トレで右脳を鍛えましょう。これまでとは、まったく違った感覚を味わえるはずです。 一流のサッカー選手は、一瞬でフィールドにいる選手の位置関係を把握して、最適な一手を選択します。相手のフェイントにつられることなく対応できるのも、動体視力や空間把握能力が優れているからこそなのです。 もちろん、個人競技においても、動体視力や空間把握能力は大きな武器になります。ダンスをやっている右脳速読の受講者からは、「右脳速読で右脳を使う機会が増え、振り付けやフォーメーションを覚えるスピードが格段に速くなった」という報告をいただいています。 右脳開発と動体視力の関係性については、別記事で詳しく紹介していますので、よかったらそちらの記事も確認してみてください。 速読術 速読で動体視力がアップするって本当?速読がスポーツに有効な理由とは 【オススメの脳トレ6選】右脳はこれで鍛えよう ひと言で脳トレといっても、パズルのような頭を使うものから、体を動かすウォーキングまで、その種類はさまざまです。今回は、右脳の活性化に効果的な脳トレを、6つピックアップして解説していきます。 ◆認知症に効果的な脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳トレの種類を使い分けて脳の劣化を効果的に食い止めよう オススメ右脳脳トレその1:間違い探し 間違いさがしは、右脳が得意とする直感やひらめきを鍛える最高の脳トレです。ご存知のとおり、間違い探しは2枚の絵(写真)を見比べて、違っている箇所を探していくゲーム。 最初は2枚の絵を交互に比較しながら、ざっくりと全体の違和感を探していきます。その際に、直感やひらめきが、ビンビン刺激されるわけです。 全部で5個間違いがあれば、おそらく2〜3個はすぐに気がつくでしょう。でも、むずかしいのは、そこからです。どの間違い探しでも、簡単にはみつけられない間違いを、1〜2個ほど設定しています。 一生懸命探しても間違いがみつからないと、正直イライラしますよね。ところが、このイライラがあるからこそ、答えがわかったときにとてもスッキリするんです。このスッキリ感を、「アハ体験」といいます。 アハ体験が起こると、成功感と満足感が得られ、さらにストレスも解消されていきます。もちろんそのためには、適正な難易度であることが必須条件です。 さいわい、ほとんどの間違い探しにはレベル表示があるので、いちどやってみて、自分に合ったレベルの間違い探しに取り組めば問題ないと思います。 オススメ右脳脳トレその2:ジグソーパズル 全体把握能力や集中力を鍛えるなら、ジグゾーパズルがオススメです。バラバラになったピースを組み立てていくには、パッケージに描かれた完成図をみながら全体のバランスを頭に描く、全体把握能力が欠かせません。 また、酷似しているピースを一枚の絵にしようと思えば、何回も違う組み合わせを試してみる必要があります。青空や青い海の写真が元絵なら、それこそ何百回もはめては外しての繰り返しです。高い集中力がなければ、とてもこれだけ面倒くさい作業はできないでしょう。 パズルの効果について調べてみると、ジグソーパズルのような難易度の高いゲームに取り組んでいる人の脳内には、アルツハイマーの指標であるベータアミロイド蛋白質が少ないというデータ※がみつかりました。 このデータはジグソーパズルに限定されたものではありませんが、脳の衰えを予防する方法として、かなり有望だと考えて差し支えないと思います。 ※参考:Alzheimer's brain plaques prevented by lifetime of puzzles, study suggests - CBS News オススメ右脳脳トレその3:料理 料理は、頭と体をバランスよく使う、最高の脳トレのひとつです。脳トレについて相談されたときには、高い確率で料理をオススメしています。 なぜならば料理には、「メニューを考える」「レシピを調べる」といった頭を使う作業と、「買い物にいく」「材料を切る」「調理をする」など体を使う作業の両方がバランスよく含まれているからです。 また、さまざまな行程を並行しておこなう必要のある料理は、マルチタスクをこなす能力も鍛えてくれます。「お湯を沸かしている間に材料を切る」「煮込み中に溜まった洗い物を片付ける」たしかに考えてみれば、料理はマルチタスクの連続です。さらに料理には、美味しいものを食べられるという、快楽や喜びも付随してきます。 じつは、海馬や扁桃体(美味しさを感じる器官のひとつ)の萎縮がみられると、認知症が発症しやすいと、すでに研究で明らかになっています。つまり、美味しい料理を家族や友人と楽しめば、海馬や扁桃体がよい影響を受けて、認知症の予防効果が期待できるのです。 オススメ右脳脳トレその4:絵画 右脳を鍛える脳トレとして、料理と同じくらい絵画もオススメしたいですね。なんといっても絵画を描く際には、普段使わない右脳を思い切り使用します。 写生や模写のように、実際の形を忠実に描く場合、右脳の空間認識能力が不可欠です。立体を平面に置き換える過程で、ひらめきやイメージ力も向上していくでしょう。 また、絵は描けば描くだけ、上達していくものです。最初はうまく描けなかったのに、イメージしたとおりの絵が描けるようになると、楽しくて扁桃体がよい影響を受けます。この辺は、前述の料理と似ていますよね。 手先を動かすのも、料理と同じです。手は第二の脳とよばれるほど、神経が集まっている場所。大脳の約1/3が手と指を動かす指令に使われているそうですから、手の動作が脳に与える影響は、私たちが思っている以上に大きいといえます。 オススメ右脳脳トレその5:瞑想 日本では少々怪しいイメージのある瞑想ですが、世界に目を向けると、瞑想は非常にポピュラーな存在です。なかでもジョン・カバットジン教授が治療目的で考案した「マインドフルネス」は、今や世界中に広まっています。 マインドフルネスは、心にのしかかる不安や悩みを追い払って、今の自分に集中するのが目的です。瞑想をしながら、右脳の潜在意識に身を委ねれば、徐々に余計な雑念は減っていきます。そうなれば、あなたの集中力は、自然と高まっていくはずです。 また、不安や悩みを軽減できれば、心が楽になります。心が楽になれば、睡眠や食事・体調にも気を配る余裕ができるので、肉体的なパフォーマンスも回復するでしょう。 心身ともに回復すれば、仕事や学業においても、より高いレベルのパフォーマンスが期待できます。具体的なやりかたについては、別記事で紹介しているので、ぜひ目を通しておいてください。 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ オススメ右脳脳トレその6:体の左半身で作業 厳密には脳トレではないかもしれませんが、左半身主導で作業をすると右脳が鍛えられます。というのも、人間の神経系統は延髄で交差していて、「右脳 → 左半身」「左脳 → 右半身」に指令を出しているんです。 左脳が障害を受けたのに、右半身が麻痺するのは、こういった「交叉支配」が理由です。したがって、右脳を鍛えたければ、意図的に左手の使用回数を増やしてください。 作業内容は、なんでも構いません。包丁を左手で使うのは危ないですけど、左手で拭き掃除くらいなら誰でもできそうですよね。スマホを左手で使うというのも、いいアイデアかもしれません。 とはいえ、利き手が右手の人にすれば、左手での作業は効率が悪すぎます。すべての作業を左手でおこなうのは時間のロスにもつながるので、1日1時間など、時間を決めて取り組むのがよいでしょう。 脳トレで右脳を鍛える際に押さえておきたいポイント 最後に、脳トレで右脳を鍛える際に、ぜひとも押さえておきたいポイントを3つお伝えしておきます。この3点をおろそかにすると、おそらく右脳脳トレの効果は、大幅にダウンするはずです。ぜひ、しっかりと頭に入れておいてください。 楽しくないと続かない 右脳脳トレは、あくまでも脳の活性化、もしくは衰えを予防するのが目的です。認知症の治療なら、多少面倒くさくても続けようという意識が働きます。しかし、予防が目的となると、少しでも嫌なことがあればすぐにやめてしまうのが現実です。 なので、脳トレに取り組むのであれば、とにかく楽しくやることを意識してください。脳トレは、楽しくないと続きません。 今回6個ほど右脳脳トレを紹介しましたが、どれほど効果がありそうでも、あまり気が乗らない脳トレはやらなくてもOKです。どういった脳トレでも、継続さえすれば、必ずなんらかの効果は期待できます。だから、長く続けられそうなお気に入りの脳トレを選んでくださいね。 とはいえ、やってみないと自分に合うかどうかは、わからないものです。ひとまず、いろいろな脳トレにチャレンジしてみて、合わないと思ったらやめるというのが、現実的な選びかたになるかと思います。 ◆脳トレの効果を倍増させるポイントについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 右脳と体をバランスよく使う 脳トレには、大きく主に頭を使う「頭脳系」と、体を使う「作業系」にわかれます。もし可能であれば、頭脳系と作業系からひとつずつ脳トレを選んで、取り組んでみてください。パズルをしながら、ときどき散歩するといった具合です。 もちろん、頭と体を両方使う脳トレもあるので、忙しい人はそういう脳トレを選ぶとよいでしょう。今回紹介した脳トレでいうと、料理と絵画がその条件を満たしています。もう少し広い目でみれば、手先を使うジグソーパズルも、候補に入れてもいいかもしれません。 スポーツやダンス・音楽もいいですね。手足を動かす行為は、前述のとおり、脳の神経を刺激してくれます。さらに、運動で末端の血流が改善されれば、脳の血流もよくなり、脳へより大量のブドウ糖と酸素が供給されます。 右脳の働きは正しい生活習慣があってこそ ここまで、脳トレのメリットや、オススメの脳トレを紹介してきました。しかし、どんなに脳トレに取り組んでも、そもそも生活習慣が乱れていれば、思うような効果は得られません。 右脳を活性化するには、正しい生活習慣を身につける必要があります。生活習慣のなかでもとくに重要なのは、やはり睡眠です。 OECDの調査によると、残念ながら日本人の平均睡眠時間は、世界でも圧倒的な短さです。上位の国と比較すると、1時間以上短いのですから、電車のなかで居眠りする人があれほど多いのも納得できます。(治安の問題もありますが) もちろん、大事なのは、睡眠だけではありません。食事や人間関係、自然と触れ合う時間なんかも、じつは脳の働きと非常に密接な関係があります。なお、脳トレと生活習慣の関係については、以下の記事で詳しい情報の確認が可能です。 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 まとめ 普段左脳ばかりを使用する傾向が強い私たちにとって、右脳を活性化する脳トレは非常に大きな助けとなるはずです。右脳を鍛えれば、創造力や直感など、さまざまな能力がアップします。 今回紹介した6つの右脳脳トレを参考に、自分に合う脳トレをぜひみつけだしてください。これまでとは違う自分のポテンシャルに、きっと出会えるはずです。 なお、右脳脳トレのひとつとして右脳速読に興味のあるかたは、以下の体験セミナーで内容を確認いただけます。 ### 「1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編」ダイヤモンドオンラインへの記事掲載(2022/12/7更新)   11/29にダイヤモンド社から新刊「1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編」が発売されました。 ダイヤモンドオンラインにて、記事が掲載されています。 こちらのお知らせで定期的に掲載された記事を追加しますので、是非ご覧ください! ダイヤモンド 書籍オンライン 最新記事 参考 1/21掲載:【共通点さがし2】「集中力」が身につく脳トレダイヤモンド・オンライン 参考 1/14掲載:【共通点さがし1】「思考力」が身につく脳トレダイヤモンド・オンライン 参考 1/12掲載:【ストーリー作成問題】「発想力」が身につく脳トレダイヤモンド・オンライン 参考 1/10掲載:【言い換え問題】「発想力」が身につく脳トレダイヤモンド・オンライン 参考 1/8掲載:【単語さがし】「集中力」が身につく脳トレダイヤモンド・オンライン 参考 1/6掲載:【並べ替え問題】「思考力」が身につく脳トレダイヤモンド・オンライン 参考 1/4掲載:【連想問題】「判断力」が身につく脳トレダイヤモンド・オンライン 参考 1/2掲載:【バラバラ問題】「判断力」が身につく脳トレダイヤモンド・オンライン 参考 12/29掲載:年末年始が絶好のチャンス! 家族みんなで脳力アップ!!ダイヤモンド・オンライン 参考 12/27掲載:ケアレスミスをなくすために、今すぐできることダイヤモンド・オンライン 参考 12/25掲載:【毎日脳トレ!】日常的に脳を鍛える方法ダイヤモンド・オンライン 参考 12/23掲載:誰でも頭の回転が速くなる習慣ダイヤモンド・オンライン 参考 12/21掲載:脳の力が最大限にアップする瞬間ダイヤモンド・オンライン 参考 12/19掲載:あなたは「右脳型」? それとも「左脳型」?ダイヤモンド・オンライン 参考 12/17掲載:同じことを繰り返すだけなのに、脳の力が高まっていく2大ポイントダイヤモンド・オンライン 参考 12/15掲載:自分の頭で考えて答えを出す「脳がポジティブにはたらく方法」ダイヤモンド・オンライン 参考 12/13掲載:手遅れと思った人にすすめたい「地頭がよくなる方法」ダイヤモンド・オンライン 参考 12/11掲載:ゲーム感覚で楽しく! 6歳から学ぶ脳トレドリルダイヤモンド・オンライン 参考 12/9掲載:仕事のスピードが速くなる「脳を1秒で活発化させる方法」ダイヤモンド・オンライン 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脳がよくなる効果がギュッと詰まった 『1分間瞬読ドリル』で、 脳がさらにイキイキしてくることでしょう。 ■『1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編』の概要 名  称:見るだけで脳がよくなる1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編 著  者:山中恵美子 販売料金:単行本 1,430円/Kindle版(電子書籍)1,287円 Amazon販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4478114870 ### 12/28(水) 新刊『1分間瞬読ドリル超かんたん!入門編』読書会無料ご招待   11/29(火)、瞬読代表山中恵美子の6冊目の著書 『見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編』が発売されます! 皆さまの応援のおかげで、続編の発売をすることが出来ました。 本当にありがとうございます! 今回の新刊には、1冊目には無かった新しい種類の問題もたくさん掲載されています! 今回も、新刊発売を記念して 書籍をご購入いただいた方を 「オンライン読書会」に無料ご招待させていただきます! 読書会では、 『1分間瞬読ドリル超かんたん!入門編』を120%活用していただくための説明や、 問題を解くときのポイントなどをお話しさせていただきます! 問題も何問か一緒に解いてみましょう♪ オンライン読書会 日  時:12月28日(水)20:00〜 開催方法:オンライン(youtube) 参加費:無料 ※『1分間瞬読ドリル超かんたん!入門編』をご購入いただいた方限定  書店などでの購入でも問題ございません。  電子書籍は対象外とさせていただきます。 Amazonでの購入はこちら https://www.amazon.co.jp/dp/4478117144 読書会申込方法 下記の申込みページより必要事項をご記入の上、お申込みください https://syundoku.online/p/r/mroTOK8P ### やまえみ 目標達成!手帳セミナー 目標達成のスピードが圧倒的に速いことで、有名なやまえみ。 まず、どのように目標を掲げているのか、 そして、目標を掲げた後、毎月、毎日、どのように過ごしているのか? 2023年は私に関わる皆さまと一緒に、 幸せな人生を歩みたいと思い、このセミナーの開講にいたりました。 山中恵美子の目標達成に欠かせないのは、手帳! 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新刊『見るだけで脳がよくなる1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編』が発売!   11/29(火)に、新刊『見るだけで脳がよくなる1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編』が発売になります!     ■『見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編』のご紹介 テレビ出演で話題沸騰! 22万部超の「瞬読」人気シリーズ 『見るだけで脳がよくなる1分間瞬読ドリル』の 超入門編がついに誕生! ★シニア層は認知症予防に、子どもは勉強脳に! ☆ドリルなのにくり返し使えて間違っても効果アリ ★問題を見るだけで脳がみるみる変わっていく ☆6歳から100歳まで、誰でもできる! ★年末年始、子どもから大人まで3世代で楽しく! ほかの脳トレとの相違点 これまでの脳トレと違うところは、 「一度やったらおしまいではなく、何度も使える」 「答えが1つとは限らない」 です。 瞬読の特徴でもある 「右脳でイメージ化し、左脳で言語化」。 これが今回、新たな脳トレドリルの誕生に! 分からなくても、各問題に対し、 1分でやり切ることで脳が活性化。 「記憶力」「判断力」「思考力」 「発想力」「読解力」「集中力」と、 今求められている6つの力が飛躍的に伸びます! 読者の声に応えて、脳力効果アップ! 「頭の回転が速くなる」 「誰でも脳の機能が向上しそう」 「脳の老化防止に使える」 「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」 「例えるなら脳のストレッチ」 など、多くの声が寄せられる中、 ・6才の子どもでもできる問題を数多く投入 ・文字/イラストを大きく見やすく ・オールカラー化 など、 「大幅に見やすく、問題をやさしく」をもとに パワーアップ! 脳がよくなる効果がギュッと詰まった 『1分間瞬読ドリル』で、 脳がさらにイキイキしてくることでしょう。   ■『見るだけで脳がよくなる1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編』の概要 名  称:見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編 著  者:山中恵美子 販売料金:単行本 1,430円/Kindle版(電子書籍)1,287円 Amazon販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4478117144 ### 週刊現代2022年11月12日号に瞬読が掲載されました!   週刊現代2022年11月12日号に瞬読が掲載されました! 「瞬読クイズ」で能力UP! 8ページ、オールカラーで特集いただいています。 https://gendai.media/list/books/wgendai/4910206421126 書店やコンビニ等で、ぜひ気軽にお手に取ってご覧くださいね! ### 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 一般的に、40代になると脳が萎縮をはじめ、50歳を超えるころからその衰えは顕著になります。そう考えると、脳の働きを維持して老後も若々しくすごせるかどうかは、20代〜30代の使い方にあるといえそうです。 そのためにも、いったん現在のライフスタイルを見直して、日頃から脳が活性化する生活を心がける必要があります。 そこで今回は、最初に「脳の活性化とはどういう状態を指すのか」というベースになる部分を説明して、そのあとに脳を活性化させるための習慣を8つ紹介していきます。 脳が活性化するってどういう状態 「脳を活性化する」こういったフレーズを、いつからか当たり前のように耳にするようになりました。しかし、脳の活性化とはいったいどういう状態を指すのか、よく考えれば正確にその状態を理解している人はそれほど多くないように思います。 なので、脳が活性化する習慣を紹介する前に、まず脳の活性化という状態を明確にしておきましょう。脳が活性化している状態とは、大きく以下の2パターンが考えられます。 神経のネットワークが広がり情報伝達がスムーズになる 脳の血流が増えて十分な酸素と栄養が供給される 人間は新しい情報により脳が刺激を受けると、神経細胞と神経細胞同士をつなぐシナプスが増えて、神経ネットワークが拡大します。その際よりスムーズに情報を伝達しようという働きが発生するので、その状態を「脳が活性化している」と表現しているわけです。 また、全身の血液のうち、約20%もの大量の血液が脳へ運ばれます。ご存知のように、脳は血液中の酸素とブドウ糖を主な栄養源としていますので、なんらかの理由で脳に対する血流が改善されれば、脳の働きはそのぶんよくなるはずです。 正直なところ、脳の働きについては、まだ明らかになっていないこともたくさんあります。とはいえ、「脳の活性化には、神経を活発に働かせて、さらに血流を改善する行動が必要になる」というのは、まず間違いないと考えてよいと思います。 脳を活性化させる習慣その1:8時間以上の良質な睡眠 脳を活性化するなら、まずなにを置いても、しっかりと睡眠を取りましょう。睡眠はすべての基本です。寝る時間が少なければ、なんだか頭がボーっとして頭がうまく働かないのは、誰でも知っています。 ところが、世界のなかでも、日本はトップクラスに睡眠時間が少ないといわれています。グローバル企業Zepp Health Corporationが発表したデータ※によると、日本人の平均睡眠時間は6時間44分で、これは世界ワースト2位という短さだそうです。 現在では、レム睡眠中に記憶の整理と定着がおこなわれていると、さまざまな実験データにより明らかになっています。睡眠時間が短ければ、一晩に4〜5回しか発生しないレム睡眠の回数が少なくなってしまうかもしれません。 どんなに忙しくても、できるだけ8時間以上の睡眠を確保するように、意識してみてください。それだけでも、脳の働きは格段によくなるはずです。 ※参考:2021年世界睡眠ホワイトペーパー【完全版】 | PR TODAY | つながるオウンドメディア構築サービス 脳を活性化させる習慣その2:バランスのよい食事をよく噛んで食べる 睡眠時間と同様に、バランスのよい食事が大事なことは、誰もが知っています。しかし、現代人の多くは非常に忙しくて、ともすると朝食はパン1枚、昼はファーストフードといった偏った食事になりがちです。 私たちの体は、食べたものでできています。だから、ジャンクフードはできるだけ避けて、主食と肉や魚を中心とした主菜、あとは野菜をたくさん食べるように食生活を改善していかなければなりません。 最近、ご飯やパンといった炭水化物は、糖質制限として避けられる傾向にあります。しかし、脳の活性化という観点からいえば、炭水化物の摂取は必須です。脳の栄養となるブドウ糖は、炭水化物からつくられるからです。 しかも脳は、体が栄養を脂肪として蓄積するように、ブドウ糖を蓄積しておくことができません。だから、定期的に炭水化物をきちんと摂取しなければいけないのです。 もちろん、炭水化物の過剰摂取はNGですが、「炭水化物は脳の栄養素」という事実は、忘れないようにしてください。 ◆バランスのよい食事については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 脳を活性化させる習慣その3:有酸素運動と筋トレを両方おこなう 脳の活性化には、有酸素運動と無酸素運動を並行しておこなうのが理想的です。まず有酸素運動をすると、血管が拡張して(とくに末端の血管)、全身の血流がよくなります。血流がよくなれば、当然血液中の酸素や栄養が、しっかりと全身の各臓器に届けられます。 脳の栄養でもお話ししたとおり、脳の栄養源は、血液によって運ばれたブドウ糖です。体全体の2%しかない脳へ約20%もの血液が供給されているわけですから、血流改善の効果は本当に計り知れません。 また、人間の筋肉の約60%は、下半身に集まっています。とくにふくらはぎは、足元の血液を重力に逆らって押し戻すポンプの役割を果たしています。だから、下半身を筋トレ(無酸素運動)で鍛えると、よりいっそう血流がよくなるわけです。 もちろん運動には、血流の改善以外にも、脂肪燃焼・心肺機能改善・基礎代謝アップなど、さまざまな効能があります。無理のない範囲でよいので、ぜひウォーキングや筋トレをバランスよく生活に取り入れていきましょう。 脳を活性化させる習慣その4:瞑想など自分の心と向き合う時間をつくる マインドフルネスの世界的流行により、一躍注目されるようになった瞑想。脳の活性化には、ぜひとも取り入れたい習慣です。日本の禅からマインドフルネス瞑想まで、世界にはさまざまな瞑想法があります。でも、脳の活性化という観点からみると、瞑想法の種類はそれほど重要ではありません。 それよりも大事なのは、瞑想による心の安定です。脳の記憶をコントロールしている海馬は、ストレスに大変弱いといわれています。瞑想で余計なマイナス感情を意識外に追いやれれば、海馬の働きは改善されるはずです。 また瞑想は、恐怖をコントロールする神経伝達物質「セロトニン」の分泌を促進してくれます。最初はなかなかうまくいかないかもしれませんが、目を閉じて静かに自分の心と向き合う時間をもつのも、とても有意義だと思いますよ。 ◆瞑想については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう 脳を活性化させる習慣その5:好きなことにとことん没頭する 好きなことに没頭すると、やる気ホルモンと呼ばれる「ドーパミン」が分泌され、行動的になります。そのほかにも集中力アップや幸福感の増大など、さまざまな効能があるので、脳の活性化には適度なドーパミンの分泌が欠かせません。 ドーパミンは、「これをすればなにか報酬が得られる」という状況で、大量に分泌されます。酒好きがお酒を飲むと楽しくなるのは、脳内の報酬系とよばれる神経回路がドーパミンの刺激を受けて、活性化するからです。 同様に音楽好きが好きな音楽を聞くと、ドーパミンが分泌されて報酬系が刺激を受けます。きっかけはなんでも構いません。映画や小説を楽しむのもいいし、新しい洋服を買うだけでも、ドーパミンの分泌は促進されます。 ただし、ドーパミンの過剰分泌は、依存症を引き起こす原因にもなり得ます。また味わいたいという欲求が強くなると、アルコールやギャンブル依存症になる可能性は否定できません。前述のセロトニンとのバランスをみながら、乱用しないように注意してください。 脳を活性化させる習慣その6:新しいことを学ぶ 前述のとおり、脳へ新しい知識をインプットすると、神経ネットワークが拡大して情報伝達がスムーズにおこなわれます。だから私たちは、どんどん新しいことを学んでいく必要があるのです。 ところが、日常生活を振り返ってみると、ルーティン化している行動が大部分を占めている事実に気がつきます。起床時間・食事の時間・通勤ルート・仕事内容・よく会う人・アフター5のすごしかたなど、想像以上に変化の少ない生活をしている人が多かったのではないでしょうか。 ルーティン化は、脳の働きを確実に低下させます。考える必要がないので、脳が活発な活動を放棄してしまうからです。 その点、新しいことを学ぶと、前述のドーパミンが大量に分泌されます。特別むずかしいことにチャレンジしなくてもいいので、まずは「通勤ルートを変える」など、すぐにできることから取り組んでみてください。 脳を活性化させる習慣その7:いつもと違うことをしてみる 先ほどの「新しいことを学ぶ」とも大いに関係する話ですが、いつもと違うことをすると、脳は間違いなく活性化します。新しい体験は脳に適度な刺激を与え、脳の働きをスムーズにしてくれるでしょう。 とはいえ、いきなり違うことをするといわれても、多くの人は戸惑ってしまうかもしれません。そういう場合は、日常のごくありふれた行動を、少しだけ変えてみるのがオススメです。 通勤ルートを変える 今まで読んだことのないジャンルの小説を読む 海外の料理を食べてみる いつもは決して着ない色の服を買う しばらく会っていない友達に連絡する この程度の変化でも、脳は思っている以上に刺激を受けます。「普段赤なんて絶対に着ないけど、案外似合うかも♪」こういったちょっとした変化の積み重ねが、脳に好奇心を与え、いろいろな経験をしてみようという意欲を生み出してくれるのです。 脳を活性化させる習慣その8:家族や友人とすごす時間をもつ 家族や友人と楽しくすごす時間があると、愛情ホルモンとよばれる「オキシトシン」が分泌され、脳のストレスを抑えてくれます。脳はストレスの影響を非常に強く受けるため、抗ストレス作用のあるオキシトシンは、脳の活性化には欠かせない存在です。 またオキシトシンは、親子関係や他人との人間関係構築に大きく関係しているということで、最近とくに注目を集めています。実際に、オキシトシンの投与で、対人関係に問題を抱える自閉スペクトラム症が改善したという実験データ※もあります。 また、誰かと会話をしているときには、思考や記憶・感情などを司る前頭葉が活発に働いているそうです。なによりも、気の合う人との会話は、単純に楽しいですよね。そのワクワクした気持ちが脳に刺激を与え、脳を活性化してくれます。 コロナウイルスの影響もだいぶ収まってきましたから、ぜひ定期的に大事な人と会話を楽しむ時間をもつようにしてください。(もちろん感染対策はしっかりとお願いします) ※参考:オキシトシン経鼻剤連日投与による自閉スペクトラム症中核症状の改善を世界で初めて実証―新しい治療法の確立をめざして まとめ 今回の記事では、多くの人が明確に理解していない「脳の活性化とはどういう状態を指すのか」という疑問に、ハッキリとお答えできたと思います。 冒頭でもお話ししたように、老後も若々しい脳を維持できるかどうかは、20代〜30代の生活習慣にかかっています。 今回ご提案した8つの習慣をすべて実行するのは、正直大変かもしれません。まずはひとつでもいいので、自分でできそうなものからぜひチャレンジしてみてください。 ### 高齢者にピッタリな楽しい脳トレ9選 デイサービスのような介護施設では、毎日クイズや体操といった、いわゆる脳トレが開催されています。こういった施設でおこなわれる脳トレは、ある意味参加するのが義務になっているので、基本的に脱落する人はいません。 ところが、自主的に脳トレへ取り組む場合は、少し事情が違います。自分の意志でおこなう脳トレには一切の強制力がないため、いくら効果があっても、楽しくなければおそらくすぐに止めてしまうでしょう。 そこで今回は、楽しい脳トレを継続するためのコツや、オススメの楽しい脳トレについて、解説していきます。せっかくはじめた脳トレが嫌にならないように、参考にしていただければ幸いです。 楽しい脳トレを継続する3つのコツ 冒頭でもお話ししたように、楽しい脳トレでないと、なかなか継続はむずかしいです。実際に脳トレへ取り組む前に、まずは楽しく脳トレに取り組むためのコツを、しっかりと押さえてしまいましょう。 楽しく脳トレに取り組むためのコツ 好きなことに取り組む 決まった日時に脳トレをおこなう 日常生活を脳トレに変える ひとつずつ解説します。 好きなことに取り組む 楽しい脳トレに一番大切なのは、なんだと思いますか? それは「好きなことに取り組む」ということです。もちろん、脳のトレーニングが目的なので、効果を求めることも大事でしょう。 しかし脳トレは、少なくとも年単位でじっくりと取り組むべきものです。だから、好きなことに取り組んで、途中で止めないことが非常に重要になってきます。 別に認知機能テストのような、専門的に作成されたものだけが脳トレではありません。クイズやパズル、あとから紹介する麻雀など、頭を使うものであればなんでも脳トレの役目を果たしてくれます。 また、ウォーキングや体操のように、身体をつかう有酸素運動も立派な脳トレです。第二の脳とよばれる手足を刺激すると、連動して脳も刺激を受けます。そういう意味では、料理や絵画・プラモデル、はたまた日常の家事でさえも、立派な脳トレといえます。 脳トレの内容にはあまりこだわらず、とにかく好きなものを続けるように意識してください。 決まった日時に脳トレをおこなう 脳トレを継続するには、脳トレの日時を固定してしまうのが、一番確実だと思います。脳トレに限らず、人間はとにかく理由をみつけて、決めたことを回避するのが得意です。 毎日1時間英語の勉強をしようと決めても、「忙しかったから」「今日は疲れているから」と、とにかくやらない理由を一生懸命探してしまいます。そういった先延ばしグセを治すには、強制的に脳トレに取り組む環境をつくるしかありません。 もしウォーキングをするなら、毎週月・水・金の朝6時から30分歩く(あくまでも一例です)と決めてしまいましょう。目覚ましをかけて、家族にも宣言しておきます。 歩いた距離や心拍数などを毎回記録するのも、よい方法です。記録するとなると、やらなかった日が一発でわかるので、頑張って継続しようという意識が働きます。 そういう意味では、さまざまな作業がプログラム化されているデイサービスを利用するのも、非常によい方法かもしれませんね。 日常生活を脳トレに変える どんなにストイックな人でも、強制力のない脳トレを何年も継続するのは、かなり大変です。ましてや身体機能が衰えはじめた中高年ともなれば、途中で面倒くさくなり、すぐにやめてしまう姿が容易に想像できます。 もし自分がこういう状況に当てはまると思うなら、発想を転換して、日常生活を脳トレに変えてしまいましょう。たとえば、以下のような感じです。 5階以下ならエレベーターではなく階段を使う いつもよりひとつ前の駅で降りて歩く 車は自分で洗車をする 信号待ちの際には軽く足踏みをする 普段少しずつ楽をしている行為に、あえて負荷をかけてみてください。わざわざジムにいかなくても、十分脳トレとして効果を発揮してくれます。 また、掃除機がけや洗濯・料理といった家事も立派な脳トレです。キビキビと手足を動かせば、体全体の血流がよくなり、脳にも大量の血液が供給されます。 日常生活を脳トレに変えれば、わざわざ脳トレに時間を確保する必要がなく、ほかのことに時間を有効活用できます。ぜひ、試してみてくださいね。 高齢者にオススメの楽しい脳トレ 高齢者にオススメの楽しい脳トレを、9つの観点から紹介します。気になる症状があれば、ぜひ対応する脳トレにチャレンジしてみてください。 ◆高齢者向けの脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者の認知症予防にオススメの脳トレ12選! 記憶力低下の予防に「麻雀」 記憶力低下が気になる人には、麻雀がオススメです。麻雀は相手が捨てた牌をみながら先を読み、さまざまな駆け引きをおこなう知的ゲームです。相手がリーチ(あと一手で上がれる状態)を宣言すると、場にサッと緊張が生まれ、脳がビンビンと刺激を受けます。 また麻雀をすると、指先をたくさん使うのもいいですよね。牌をかき回したりつまんだりする行為をとおして、抹消の神経が活性化していきます。さらに、対局中に何度も計算しなければならないので、自然と計算力も鍛えられます。 とはいえ昔の雀荘(麻雀を打つお店)を知っている人は、タバコと酒・賭けごとという、マイナスなイメージを麻雀に感じているかもしれません。しかし現在では、タバコと酒はなし、お金のやり取りは禁止という「健康麻雀」が主流です。 麻雀は、もはやギャンブルではなく、近場の社交場になりつつあるのです。今までイメージだけで敬遠していた人は、ぜひいちど試してみてはいかがでしょうか。 作業記憶の効率化には「クロスワードパズル」 2019年、エクセター大学とキングス・カレッジ・ロンドンによって、クロスワードパズルを定期的におこなっている人ほど、脳機能が向上しているという研究結果※が発表されました。 この実験に参加した50歳以上の人は、「文法的推論を評価するテストでは年齢より10歳、短期記憶を評価するテストでは年齢より8歳若い脳機能を維持している」というのですから驚きです。 責任者アン・コーベット博士は、「クロスワードパズルのような脳トレが認知症を回避する保証はないが、今回の調査はクロスワードパズルが脳機能維持に役立つことを証明してくれた」と述べています。 もちろん、クロスワードパズルは脳機能の維持に役立つだけではありません。なんといっても楽しいし、ヒントをみてもなかなかわからなかった答えがわかったときの、あの爽快感。クロスワードパズルファンが世界中にいるのも、うなずけます。 実際、その人気を裏付けるように、書店にはクロスワードパズルの雑誌が山のように並べられています。楽しく脳トレをしたい人は、まずは1冊購入してチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 ※参考:Featured news - Regular crosswords and number puzzles linked to sharper brain in later life - University of Exete 計算力向上「計算クイズ」 歳を取ると、誰でも多少は認知機能が衰えるものです。なかでも計算力の衰えは早い段階で表面化するので、計算力を集中的に鍛えておけば、認知機能低下そのものをしっかりと予防できます。 前述の麻雀でも計算を鍛える場面はありますが、本格的に計算力を鍛えたいなら、やはり計算クイズが効率的です。 といっても、微分積分のようなむずかしい問題を解く必要はありません。脳トレという観点でいうと、簡単な問題を素早く解くほうが、効果は高いといわれています。 なお、自分で問題を探すのは大変なので、計算アプリを利用するのがオススメです。計算アプリなら、暗算クイズ・ナンプレ・買い物シミュレーションなど、いろいろなゲームを自由に選べます。無料で遊べる計算アプリもたくさんあるので、まずはどれかひとつ気に入ったアプリをダウンロードしてみるとよいでしょう。 ◆高齢者向けの脳トレアプリについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレで中高年の脳は蘇る! 判断力を鍛えるなら「アドベンチャーゲーム」 「最近どうも考え込んでしまうんだよなあ……」このように、ご自分の判断力に自信を失いつつあるなら、ぜひアドベンチャーゲームにチャレンジしてみてください。 アドベンチャーゲームとひと言でいっても、その種類はさまざま。できれば、推理的要素やバトルが組み込まれたゲームだと、脳トレの効果は大きくアップします。 画面から必要な情報を読み取り、正しい選択を迫られる推理ゲームは、判断力をしっかりと鍛えてくれるでしょう。バトルゲームなら、判断力だけでなく、空間把握能力・観察力・動体視力なども同時に鍛えてくれます。 こちらも、先ほどの計算力同様、アプリが充実しているのも嬉しいポイントです。アドベンチャーゲームは単純にゲームとしても楽しいので、ゲーム好きな人はより質の高い有料ゲームの購入を検討しても決して損はしないと思います。 言語能力アップに「漢字穴埋めクイズ」 高齢になり、言語を司る部位が衰えると、うまく自分の考えていることを言葉にできなくなります。たまに言葉に詰まる程度ならまだよいのですが、相手の話す内容が理解できなくなると、さすがに日常生活が困難です。 こういった状況を回避するためにも、最低なにか1種類は、言語系の脳トレに取り組んでください。難読漢字読み・熟語作成など、数多い言語系の脳トレのなかから、今回は「漢字穴埋めクイズ」を紹介します。 上図は、4つの二字熟語が重なった部分の、空欄に入る漢字を当てるクイズです。ぜひ答えを考えてみてください。なお、1は「顔」、2は「禁」が答えになります。 こういった漢字クイズは、クロスワードパズル同様、答えがわかったときにスッキリ感を味わえるのが大きな魅力です。このスッキリ感を「アハ体験」といい、アハ体験を受けた脳は神経伝達物質ドーパミンを大量に放出します。その際に、脳の活動が一気に活性化するのです。 ◆言語系脳トレアプリについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 読解力を鍛えて正しく内容を理解「音読」 以前別記事でもお話ししたように、音読には以下のようなメリットがあります。 音読4つのメリット 1.目と耳から情報が入ってくるので脳がより刺激を受ける 2.音読でじっくりと読む間に心がリラックスしてくる 3.大きな声で音読すると気持ちが晴れ晴れとする 4.口周りの筋肉が鍛えられて誤飲の心配が減る 楽しいという面からいえば、とくに関係するのは、2と3でしょうか。音読は黙読よりも読書スピードが遅くなるので、そのぶんじっくりと文章が読めます。じっくり文章を読んでいると、不思議と心が落ち着いてくるんですよね。 また、大きな声で音読をすると、これまたなんとなく気持ちが晴れやかになってきます。普段、ひとりで部屋にいると、声を出す機会がほとんどありません。 だから、音読でたまに声を出してあげると、かなりストレスが解消できます。もちろん、最初から最後まで音読するのは大変なので、気になる箇所だけで十分です。 ビジネス書のように、内容を覚えて実生活に役立てたい場合は、音読によって深く記憶に定着するというメリットもあります。人生100年時代、音読を上手に活用して、どんどん知的好奇心を満たしていきましょう。 ◆音読の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 音読は脳トレになりうるのか?音読のメリットとコツ 投資の練習で分析力アップ「投資シミュレーション」 分析力を司る前頭前野の機能低下を食い止めるなら、趣味と実益を兼ねて、投資シミュレーションはどうでしょうか。投資をしようと思えば、「投資商品」「投資手法」「投資理論」「税制度」など、多岐に渡る分野の知識を身につけなければなりません。 こういった新しい刺激を受けると、論理的判断や将来予測といった高度な脳活動が、前頭前野で活発に働き出します。しかも、投資は利益を生む可能性があるので、「よしせっかくなら利益を出そう」と、ワクワク感も味わえます。 もちろん、損をする可能性もあるので、いきなり本格的なトレードをおこなうのは絶対にやめてください。さいわいなことに、各証券会社では、無料のシミュレーションを用意してくれています。これなら、いくら失敗しても金銭的ロスはないし、不要なストレスを受けることもありません。 投資の目的は、あくまでも楽しく脳を鍛えること。もし実際に投資をする場合でも、余剰資金の範囲内でおこなうなど、決してムリのないように楽しく投資とお付き合いしていただければと思います。 右脳がもつイメージ化や創造性が磨かれる「絵画」 これまで脳トレに関する他記事でも、私は絵画を非常にプッシュしてきました。なぜなら絵画は、普段あまり使わない私たちの右脳を思い切り鍛えてくれるからです。 題材を正確に写し取るデッサンや写生では、3次元の題材を紙という2次元の世界に置き換える作業が発生します。 陰影や反射などを表現して、いかに平面に描かれた絵を立体的にみせるか、右脳が統括する「イメージ化」や「空間把握能力」の働きなしにとても成し得るものではありません。 自分のオリジナルのイラストを描く場合は、さらに「創造性」も必要になります。言うまでもありませんが、創造性も右脳がコントロールしている能力です。 ここまで、絵画の脳トレ効果をざっくりと紹介しましたが、なによりも絵画は楽しいです。自分のイメージしたとおりの絵が描ければ、ワクワクして、すぐに誰かにみせたくなるでしょう。今は、TwitterやInstagramなどを使えば、誰でもすぐに自分の絵を発表できます。 なお、絵の描き方が学べる教室やオンライン講座は、探せばいくらでもあります。初心者のかたも、ぜひ臆することなく、絵画にチャレンジしてみてください。 ◆絵画の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳を鍛えるなら断然脳トレがオススメ 手足を動かす「健康体操」 「日常生活を脳トレに変える」でもお伝えしたように、人間の手足には大量の神経が集まっています。だから手足を適度に動かすと、神経が刺激を受けて、脳が活性化するわけです。さらに運動により、手足の末梢血管が拡張して、全身の血流が改善します。 高齢者にオススメなのは、下半身を中心とした健康体操です。なんといっても、全身の筋肉のうち、約60〜70%が下半身に集まっています。だから、下半身の体操をすると、非常に効率よく身体を鍛えられるわけなのです。 なお下半身は筋肉量が多いぶん、いったん筋肉量が少なくなると、一気に衰えがはじまります。1か月入院して寝たきりの状態になると、筋肉量は約半分にまで落ちるそうです。 よく寝たきりになると回復するのはむずかしいと聞きますが、それは筋肉量・骨密度・循環器といった重要な器官がすべて衰えてしまうからです。脳トレ云々の前に、まずは寝たきりにならないように、しっかりと手足を動かしていきましょう。 ◆有酸素運動のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 高齢者が脳トレをする際の注意点 脳トレ継続のコツとオススメの脳トレがわかったところで、最後に高齢者が脳トレをする際の注意点を3点紹介しておきます。せっかく脳トレをはじめたのに、途中で止めてしまわないように、注意点をしっかりと理解しておいてください。 過度なライバル心は百害あって一利なし 脳トレのなかには、ゲームのように相手との優劣がはっきりと現れるタイプのものがあります。一生懸命やったのに負けてしまうと、人によってはイラッとすることもあるでしょう。 とくにデイサービスのような、同じゲームに複数の人が参加する場合、負けたくないという気持ちがつい爆発しがちです。でも、どうか落ち着いてください。相手に勝っても賞金が出るわけでもないし、変に誰かと競い合っても、その人達と気まずくなるだけです。 脳トレの目的は、あくまでも楽しく脳を鍛えて、脳機能の衰えを予防することにあります。それならば、勝ち負けにはこだわらずに、和気あいあいと楽しい脳トレを目指すべきです。一緒に脳トレをする人は、ライバルではなく仲間です。そのことを、ぜひ忘れないようにお願いします。 決して無理強いはしない 自主的に脳トレをおこなう場合はよいとしても、子どもの立場から親に脳トレを勧めるときは、決して無理強いをしないようにしてください。 楽しい脳トレだと本人が感じていない限り、無理にやらせようとしてもすぐに嫌になってしまいます。しかも、いちど脳トレに拒否反応をもたれてしまえば、今後自ら脳トレに取り組むことはおそらくもうないでしょう。 これは、自分に置き換えてみればすぐにわかることです。しかし、普段ならすぐにわかることでも、親の衰えを目の当たりにすると、つい押しつけてしまうんですよね。気持ちは非常によくわかります。でも、脳トレをやるかどうかを決めるのは、あくまでも本人です。 どうしても脳トレを勧めたいのなら、まずは自分がやってみて、それから親を誘ってみるのがよいと思います。いずれにしても、他人に脳トレを押しつけるのだけは、絶対に止めてください。 飽きない工夫が必要 今回紹介した脳トレは、どれもなんらかの効果が期待できる優れたものばかりです。しかし、どれほどよい脳トレでも、同じ脳トレばかり続けていると、必ず飽きがきます。だから、脳トレを長期間継続するには、飽きずに続けられる工夫が必要です。 具体的にどうすればいいのかというと、答えは単純。なにか、新しいことをすればいいだけです。同じ脳トレをしばらく続けると、以前よりもスムーズにできるようになっている自分に気づくと思います。 これはあなたのスキルが上達した証明ですから、本来喜ぶべきことでしょう。でも、楽にできるようになるというのは、脳トレがすでにルーティン化した証でもあります。考えなくてもスムーズにできるようになったら、脳トレ効果は半減していると思ってください。 もちろん、今やっている脳トレをやめる必要はありません。その脳トレにプラスして、新しい脳トレを取り入れればいいだけです。 なお、もし今クイズやパズルといった頭脳系の脳トレをやっているなら、今度は体操やウォーキングのような作業系の脳トレをオススメします。そうすれば、頭と体の両方から効率よく脳を鍛えられますので。 まとめ 本文中でも繰り返しお伝えしたように、楽しい脳トレでないと、長くは続けられません。脳トレは長期間継続しないと効果が期待できないので、とにかく楽しい脳トレをすることに、全力で集中してください。 そのためにも、まずは自分の好きな脳トレに取り組むべきです。今回紹介した脳トレを参考に、ぜひ自分の好きな脳トレをみつけていただきたいと思います。 ### 高齢者にオススメ!自宅で簡単にできる脳トレ運動10選 年齢とともに、太ったり体力の衰えを感じたりすると、誰もが運動をしようと思い立つものです。たしかに運動をすれば体が引き締まり、体力も大幅に改善されます。 しかし、運動が効果的なのは肉体面だけではありません。じつはさまざまな研究により、運動によって脳機能にもよい影響を受けることがわかっているのです。 脳トレとして運動をおこなうとどういったメリットがあるのか、今回はオススメの脳トレなども紹介しつつ、脳トレと運動の関係をわかりやすく分析していきます。 脳トレ運動で得られる3つのメリット まずは運動を脳トレの観点からみた場合の、メリットを3点紹介します。 脳トレ運動で得られる3つのメリット 適度な運動で脳への血流がよくなる 脳だけでなく見た目も若返る 精神的に自信がつく それでは、ひとつずつみていきましょう。 適度な運動で脳への血流がよくなる 運動をすると全身の血流がよくなるのは、みなさんもご存知のとおりです。とくに下半身を積極的に動かすと、第二の脳とよばれるふくらはぎのポンプ作用が活性化して、下半身の血液が効率よく上半身に戻っていきます。 そうなれば、当然脳へ供給される血液量も増加するので、脳は血液中の酸素とブドウ糖をしっかりと受け取れるわけです。 なんといっても、全血液の約20%は脳へ供給されます。脳は、運ばれてきた血液に含まれる酸素とブドウ糖を大量に消費して、脳を動かしているのです。 そう考えると、脳への血流が改善されれば、なんらかのよい影響があると考えるのが自然でしょう。脳への血流増加が認知症を改善してくれるとは断言できないにしても、運動による脳トレを積極的におこなう価値は十分にあると思います。 脳だけでなく見た目も若返る 運動を習慣化すると、体が引き締まり、見た目も若返ります。見た目が若返れば生活にもハリが生まれ、ますます脳は活性化していくでしょう。 正直なところ昭和の時代は、60歳をすぎるとお年寄りというイメージが、根強くありました。しかし現代の高齢者には、そのころのイメージとはまったく異なる若々しさを維持している人がたくさんいます。 実際に、国立長寿医療研究センター研究所のデータ※を調べてみると、高齢者の健康水準が確実に上向いているのが一目瞭然です。 このデータは歩行速度と握力だけですが、「歩行速度は歩ける期間の長さ」「握力は筋力の指標」を表しているので、ほかの身体機能も同様に若返っているのは容易に想像がつきます。 脳だけでなく体全体の若返りを期待できるのが、運動脳トレのよいところです。1回30分、週に2〜3回の軽い有酸素運動を、ぜひ習慣化していきましょう。 ※参考:国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター No.49 日本の高齢者の若返り 精神的に自信がつく 運動による脳トレで脳と体の機能が向上すると、精神的に自信が出てきます。人間誰しも、年齢を重ねるごとに記憶力が悪くなり、体の動きもどんどん悪くなってくるものです。 しかし、運動脳トレで記憶力や筋力の衰えを最小限に食い止められれば、若い頃とそれほど変わらない自由な生活を維持できるでしょう。そうすれば、老いていく自分を嘆き、必要のない自己否定をしなくても済みます。 しかも、日常生活に困らない健康な肉体がある限り、家族や友人とすごす大切な時間も維持できます。高齢者の多くは、下半身の衰えによって外出の頻度が減り、人と会う時間も激減するそうです。 いつまでも若々しく、家族や友人と楽しくすごすためにも、運動による脳トレにチャレンジする価値は十分にあると思いますよ。 高齢者にオススメの脳トレ運動 脳トレに運動を取り入れるなら、高齢者でも無理なくできるレベルの運動を選ばなければいけません。今回は、比較的難易度の低い運動脳トレを10個紹介します。10個すべてやる必要はないので、取り組みやすそうなものから自由に挑戦してみてください。 グーチョキパー運動 はじめて脳トレに運動を取り入れるなら、グーチョキパー運動をオススメします。グーチョキパー運動といっても、とくにむずかしい動きはなく、リズムに合わせて左右の手をグーチョキパーの形に変化させていくだけです。 言葉にすると、非常に簡単そうですよね。でも「左グー:右チョキ」次に「左チョキ:右パー」といったように、左右それぞれグーチョキパーの順番をずらすと、とたんに難易度がアップします。 おそらく最初は、つられてしまい、スムーズにできないでしょう。でも、それでいいのです。逆にうまくいかないほうが、「どうやればうまくいくかな……」と脳が考え出すので、脳トレの効果はより高くなります。 慣れてきたら、手と一緒に足踏みをしたり口でカウントを取ったりするのも、オススメです。難易度が上がるぶん、さらに効果的な脳トレにグレードアップします。 指回し運動 指回し運動は、両手の指をそれぞれ順番に回すだけの、ごくシンプルな運動です。指先には運動系や感覚系の神経が多数通っており、ただ指先を回すだけでも、脳の運動野ほかさまざまな部位へよい刺激を与えてくれます。 やり方は簡単で、親指から小指まで一本ずつゆっくり回していくだけです。厳密な方法が決まっているわけではないので、自由に動かしてもらって構いません。慣れてきたら両手の指を同時に回したり、左右で逆方向に動かすなど、複雑な動きを取り入れてみましょう。 私たちは、普段無意識に指を動かしています。だから、あらためて意図的に指を動かそうとすると、思うように動かずにびっくりするはずです。 でも、定期的に指回し運動をすれば、少しずつ動きが滑らかになってきます。指の動きがよくなれば、脳の活性化だけでなく着替えや料理といった手作業がグンと楽になりますよ。 その場足踏み 下半身を中心に動かすなら、その場で足踏みをするのもいいですね。前述のとおり、下半身を積極的に動かすと、全身の血流がよくなります。本当は30分〜1時間くらいウォーキングしたいところですが、脳トレとしては室内で足踏みするだけでも十分です。 その場足踏みのポイントとしては、以下の3点があげられます。 その場足踏みのポイント ■ できれば太ももを水平の位置まで上げる ■ 背筋は伸ばして腕もしっかりと振る ■ 目安は1回3〜5分、1日3セット 高く太ももを持ち上げるといいましたが、膝が悪い人などは椅子に座って、軽く足踏みをするだけでも大丈夫です。回数も自分ができるだけ、1分でも2分でも構いません。ムリをするとすぐイヤになってしまうので、自分のペースでじっくりと取り組んでください。 片足立ち 片足立ちは、脳機能を効率よく鍛えてくれるオススメの脳トレ運動です。片足立ちの間、倒れないように、脳(主に小脳)は全身のバランスを保とうとします。小脳には大きくふたつの働きがあり、小脳の働きが衰えると体のバランスを長時間維持するのが困難です。 平衡器官の情報を基に、姿勢を保つための筋力バランスを調整 大脳の指示通りに運動がおこなわれているかチェック 上記の働きが正常に機能しているかどうかは、片足立ちの時間である程度予測できます。一般的に、20〜30秒がひとつの目安といわれていて、それ以下の場合は脳機能が低下している可能性が高いです。 片足立ちがしっかりできるようになると、転倒リスクが大幅に軽減します。転倒して骨折をすると、そのまま寝たきりになってしまう高齢者が多いので、ぜひ今のうちから鍛えておきましょう。 具体的な片足立ちのやり方については、文部科学省の新体力テスト実施要項で確認できます。 ラジオ体操 グーチョキパー運動やその場足踏みを楽々クリアできるなら、ぜひラジオ体操に挑戦してみてください。ラジオ体操は、有酸素運動とストレッチを同時におこなえる、非常によく考えられた体操です。 取り組みかたによってはかなりハードな運動にも成り得るので、真剣にみっちりとラジオ体操をしたら、おそらく10代の若者でも汗びっしょりになると思います。もちろん、脳トレが目的の高齢者は、自分のできるペースで取り組んでもらって構いません。 なお少し古いデータ(2013年)にはなりますが、ラジオ体操を習慣的におこなっている人を対象とした健康調査※があります。 そのデータによると、ラジオ体操に取り組んでいる人は一般的な同世代と比べて、体内年齢・血管年齢・骨密度・体力年齢など、ほとんどの項目で数値が良好であるとわかりました。 ラジオ体操なら、音源もすぐに手に入るし、室内でも簡単にできます。毎日でなくてもいいので、まずは週に3日くらい、ラジオ体操に取り組んでみてはいかがでしょうか。 ※参考:ラジオ体操の実施効果に関する調査研究 左右非対称運動 左右非対称運動とは、右手と左手、または手と足で異なる動きを同時におこなう脳トレです。たとえば、右手で丸を描きながら左手で三角を描く、右足で足踏みしながら左手で腕を上下させるなど、左右別々に動かす運動ならやり方はなんでも構いません。 脳の神経は延髄で交差していて、左半身は右脳、右半身は左脳から指令が届けられる仕組みになっています。左右を同時に動かすには、左右の脳を同時に使う必要があるため、そのバランスを取るのがむずかしいのです。 でも、安心してください。ほかの脳トレと同様に、慣れてくれば動きは少しずつスムーズになってきます。左右非対称運動は、なんといっても道具も場所もいらず、自宅でいつでも気軽にできるのが魅力です。まずは焦らずに、簡単な組み合わせからチャレンジしてみてください。 ◆手足の非対称動作のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 効果的に脳の体操を取り入れて認知症を予防しよう ジェスチャーゲーム ジェスチャーゲームは、体を使ってお題を表現して、相手に当ててもらう遊びです。遊びといっても、ジェスチャーゲームは非常に優れた脳トレ運動でもあります。 言葉なしで相手に伝えるためには、優れた発想力や表現力が必要です。答える側も観察力や想像力をフル活用するので、やる側と答える側、どちらも楽しく脳トレができます。 すぐに正解できるかどうかは、問題ではありません。反対に、少しくらい的外れな回答の方が、盛り上がります。なんといっても、脳トレは楽しいのが一番です。高齢者同士でおこなえば、自然と笑顔や会話も増え、認知機能だけでなく社会性の維持にも役立ちます。 体と頭を同時に使いながら、人とのコミュニケーションまで楽しめる、まさに理想的な脳トレといえるのではないでしょうか。 風船バレー 風船バレーは、文字通り、軽い風船を使っておこなうバレーボールです。普通のバレーボールだと、ボールが当たると痛いし、突き指や転倒の危険性があります。 その点、風船ボールは軽くてボールの落下スピードも遅いため、高齢者でも安心して楽しめるのが魅力です。 また、軽い風船は風やわずかなタッチでも軌道が変わるので、予測力や判断力、集中力などが鍛えられます。さらに、バランスを取りながら風船に手を伸ばす動作は、体幹の安定性にもよい影響をもたらしてくれるでしょう。 ひとりでおこなってもいいし、複数人でラリー形式にすれば、会話や笑いが生まれてよいコミュニケーションにもなります。ぶつかってもケガの心配がなく、狭いスペースでもできるので、デイサービスのアクティビティとしてもオススメです。 口腔体操 口や舌、顔の筋肉を動かす口腔体操は、筋肉の衰えが顕著な高齢者にぴったりな脳トレ運動です。食べ物をうまく飲み込めない「嚥下(えんげ)障害」や、滑舌の低下、表情の乏しさを防ぐ効果があるだけでなく、脳の活性化にも役立ちます。 いろいろな体操がありますが、今回は「パタカラ体操」をご紹介します。パタカラ体操とは、上図のように、「パ・タ・カ・ラ」と声に出して、口と舌周りの筋肉を鍛える運動です。 こういった運動で、口と舌周りの筋肉が正常に機能するようになると、誤嚥(飲食物が誤って器官に入ってしまう状態)のリスクが大幅に軽減します。 ほかにも、噛む力を鍛える「あいうべ体操」や、唾液の分泌を促す「唾液腺マッサージ」など、さまざまな口腔体操があります。下記サイトを参考に、いろいろと試してみてください。 ※参考: オーラルフレイル対策のための口腔体操 じゃんけん後出しゲーム じゃんけん後出しゲームでは、相手がグーならパー、パーならチョキというように、相手に勝てる手を瞬時に出さなければなりません。言葉にすると簡単ですが、なにを出していいか焦ってしまい、実際にやってみると意外にむずかしいものです。 時間的制限があるので、反射神経、情報処理能力、集中力などが磨かれて、認知症予防に効果があるといわれています。 通常の後出しジャンケンに慣れてきたら、「相手に負ける」「両手でおこなう」といった別バージョンにも挑戦してみてください。「じゃんけんは勝つためにやる」「じゃんけんは片手でやる」という固定観念があるため、難易度はかなりアップします。 でも、難易度が高くなれば、それだけ脳トレ効果も高くなります。「あー、間違えた!」「クリアしたぞ!」と楽しみながら、気軽にチャレンジしてみてください。 脳トレ運動を継続するためのポイント 運動が脳トレに最適だといっても、1日や2日で目にみえる効果が現れるわけではありません。運動に限らず脳トレは、年単位でじっくりと取り組むものです。そこで最後に、脳トレ運動を継続するためのポイントを4点お伝えしていきます。 軽めの有酸素運動を中心に ここまで何回もお話ししていますが、脳トレを目的とする場合は、軽めの有酸素運動を中心に取り組んでください。 もちろん、有酸素運動と筋トレのような無酸素運動を並行してできれば、それに越したことはありません。筋トレで筋肉が増量すれば代謝はよくなるし、下半身のポンプ機能が改善されて、血流がさらによくなります。 無酸素運動に取り組む余裕のある人は、どんどん筋トレなどにもチャレンジしていただいてOKです。ただ、脳の衰えを気にするような年代のかたは、往々にして健康にも多少の不安を抱えています。 であれば、ムリに体をいじめるよりも、まずは有酸素運動で全身の血流アップに注力したほうが現実的です。繰り返しますが、脳トレに高い強度の運動は必要ありません。通常よりも少し負荷がかかっているかな、という程度の運動を30分程度続けられればそれで十分です。 有酸素運動で軽度の認知症改善に効果があったという、テキサス大学の研究データ※もあります。長期間、運動脳トレを継続するためにも、決して無理はしないでください。 ※参考:One-Year Aerobic Exercise Reduced Carotid Arterial Stiffness and Increased Cerebral Blood Flow in Amnestic Mild Cognitive Impairment - IOS Press ◆有酸素運動と認知症予防の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレの種類を使い分けて脳の劣化を効果的に食い止めよう 下半身を重点的に鍛える 人間の老化は、下半身からはじまるといわれています。だから、運動をするなら、まずは下半身を重点的に鍛えるべきです。 加齢により下半身の筋肉が衰えたうえに、膝や足首の痛みが慢性化すると、歩くのが億劫になります。そうするとどうしても座る時間が長くなり、下半身の筋肉はさらに衰えてしまいます。 運動不足が人体に与える影響は、私たちの想像以上に深刻です。入院などの理由で寝ている状態の安静期間が1週間を超えると、筋力は約15%低下※するそうです。 これが1か月になると、約50%も筋肉が落ちてしまいます。もちろん、負荷がかからないので骨密度も下がるし、呼吸器や血流にも大きな影響があります。 こうなってしまえば、もはや脳トレどころではありません。動けなくなるような事態を避けるためにも、日頃から下半身を鍛えて、筋肉量と血流を改善していきましょう。 補助器具を上手に活用する 高齢者が無理なく運動を継続するには、補助器具の活用が欠かせません。自力ではむずかしい動作も、補助器具があればスムーズにおこなえるケースが多いからです。 前述の、その場足踏みを例に考えてみましょう。その場足踏みは、実際に外を歩くよりも確実に負担が少ないです。しかし、すでに足腰が弱っている人にすれば、足踏みを10分するだけでもかなりの負担だと思います。 そういう場合は、椅子に座ってステッパーを使えば、比較的楽に足踏みを続けられるはずです。ステッパーがなくても足踏みは可能ですが、ステッパーならダイヤルで運動強度を簡単に調整できます。 最初は負荷ゼロでスタートして、慣れてきたら少しずつ負荷をかければ、転倒の危険性を回避しながらも十分な強度の運動が可能です。もし足踏みが合わないなら、同様の効果が見込める自転車型トレーニング器具などもいいかもしれません。 今は通販で簡単に補助器具が手に入ります。ぜひ、補助器具を上手に活用してください。 運動前後に水分補給と休憩を忘れずに 脳トレ運動をおこなう際には、どうしても「動くこと」ばかりに意識が向きがちです。しかし高齢者にとって、「水分を取ること」や「休むこと」も同じくらい大切です。 高齢者はのどの渇きを感じにくくなっているため、運動中気づかないうちに軽い脱水症状を起こす可能性があります。喉の渇きを感じてからでは遅いので、こまめに水分補給をおこなってください。汗を大量にかく夏場は、水分と一緒に塩分やミネラルの補給も必須です。 また、疲れを感じたときは無理をせず、途中でしっかり休憩を取りましょう。深呼吸をしながら椅子に座ってリラックスするだけでも、心身が落ち着きます。無理をして体調不良を起こしたら、脳トレ運動に不安を感じてしまい、今後脳トレ運動の継続がむずかしくなります。 決して無理をせず、自分をいたわりながら、安全に脳トレ運動を続けていきましょう。 ◆適切な運動量については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳にいいことを「食事・運動・睡眠」3つの観点から考える まとめ クイズやパズルといった、いわゆる脳トレは、基本的に脳だけを鍛える方法です。しかし、脳トレに運動をうまく組み込めば、脳と体を同時に鍛えられます。 とくに下半身を鍛えれば、血流がよくなり、脳へより多くの血液を供給できます。まずは1回30分、週2〜3回を目安に、じっくりと有酸素運動に取り組んでみてください。 ### 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 どんな人も年齢を重ねるごとに、段々と脳の働きが衰えてくるものです。思い出せないことが増えるたびに、このまま認知症になるのではないかと、不安を感じる人も少なくないでしょう。 もし、そういった不安を少しでも感じているなら、脳トレは非常におすすめです。脳トレが認知症を治すとはいいませんが、脳トレによる脳への適度な刺激のおかげで、認知症の予防効果は十分に期待できます。 今回は、鍛えたい内容別に、おすすめの脳トレを紹介していきます。自分に合う脳トレをみつけるコツにも触れていくので、ぜひ最後まで読んでみてください。 自分にピッタリの脳トレをみつけるコツ ひと言で脳トレといっても、その種類は本当にたくさんあり、どれを選べばよいのか迷ってしまうかもしれません。あとから「あー、やっぱり別な脳トレをやっておけばよかった」ということのないように、まずは自分に必要な脳トレをみつけるコツを4点紹介しておきます。 気になる症状の改善効果が見込める脳トレを選ぶ 前述のとおり、脳トレによって得られる効果は異なります。せっかく脳トレに取り組むのであれば、できるだけ希望どおりの効果が得られる脳トレを選ばなければ、正直もったいないです。 認知症に絞ってお話しすると、認知症の主な症状(中核症状)は5つあります。 主な認知症中核症状 ■ 記憶力障害 ■ 見当識障害 ■ 判断力低下 ■ 実行機能障害 ■ 失行・失認・失語 もし記憶力に不安があるなら、神経衰弱のように図柄や数字を記憶しなければならないゲームは、非常に有効です。また見当識障害(時間・場所・行動を把握できなくなる)には、日記がよいといわれていますが、日記には記憶力を刺激する効果もあります。 このように、脳トレには複数の効果が期待できるものも多いです。一方で、効果がほとんど交差しない脳トレもあります。 したがって、できるだけ自分の予防したい症状に合う脳トレを選ぶほうが、より効果的なのは間違いありません。(とはいえ、どの脳トレでも一定の効果は期待できます) ◆症状別のおすすめ脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレは認知症に効果アリ?症状別にオススメの脳トレを紹介 頭脳系と作業系を組み合わせる 脳トレと聞けば、クイズのように頭を使うものをイメージする人がほとんどです。でも、手足にはたくさんの神経が通っていて、「第二の脳」とよばれているくらい、脳と密接な関係があります。 なので、ぜひウォーキングや料理といった、手足を動かす作業系の脳トレにも取り組んでみてください。クイズのように直接脳を刺激する頭脳系脳トレとは、また違った刺激を受けるので、飽きによる効率の低下を防止できます。 作業系の脳トレとして、よくウォーキングや料理をおすすめしていますが、体を適度に動かせるなら脳トレの内容自体にあまりこだわる必要はありません。 もし誰かと一緒にワイワイと楽しみたいなら、軽めのスポーツや麻雀などは取り組みやすいと思います。ひとりで気軽にできるものとしては、絵画・塗り絵・料理・ヨガなどもいいですね。もちろん、プラモデルをつくるのもいいし、楽器演奏にハマる人もたくさんいます。 これまでいろいろな記事でおすすめの脳トレを紹介しているので、興味のあるかたは読んでみてください。 ◆頭脳系・作業系別おすすめの脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレで中高年の脳は蘇る! やっていて楽しいのが1番 脳トレを選ぶ最良の方法は、「やっていて楽しいものを選ぶ」これに尽きます。 脳トレを選ぶ際には、症状に合った脳トレを選ぶほうが効率は間違いなくよいです。また、頭脳系と並行して手足を動かす脳トレも組み込んだほうが、より高い効果が期待できるのも、先ほどお話ししたとおりです。 でも、どれほど効率がよくても、つまらなければ脳トレは続きません。脳トレは少なくとも年単位で継続しないと、効果は期待できないと考えておくべきです。継続して脳トレをおこなうためにも、やっていて楽しい脳トレを選んでください。 もちろん、自分に合うかどうか、やってみないとわからない面はあるでしょう。だから、あまりむずかしく考えずに、気になるものからとりあえず試してみればいいんです。面白くなければ、またほかの脳トレに挑戦してみればいいだけですから。 操作が簡単で続けやすいか 脳トレを習慣にするうえで、「操作のしやすさ」は非常に重要です。脳トレアプリをするたびに使い方を迷ってしまったり、複雑なルールを覚える必要があったりすると、それだけで面倒になってしまいます。 脳トレは、効果が出るまで、ある程度長期的に取り組まなければなりません。シンプルなデザインで直感的に操作できるアプリなら、いちいちやり方を調べなくても、気軽に取り組めます。 説明を読まなくても感覚的に遊べるか、数回のタップで始められるか、アプリ選びの際はそういったポイントにも注目してみましょう。 ただ、多機能で便利なアプリは、どうしても操作性が複雑になってしまうものです。アプリの操作に慣れていない人は、アプリに詳しい人にやり方を教えてもらうなど、できるだけ早く操作に慣れるよう頑張ってみてください。 記憶力の低下を防ぐなら「総合脳トレ」 自分に合う脳トレを探すコツがわかったところで、具体的な脳トレ(アプリ)を5つの観点から紹介していきます。まずは、記憶力低下の予防に役立つ総合的な脳トレからみていきましょう。 Lumosity(ルモシティ) 記憶力の低下が気になる人には、やはり記憶力低下に特化した脳トレがおすすめです。記憶力に関する脳トレアプリは数あれど、世界中で1億人以上が利用しているLumosityは、実績という面からもおすすめできます。 Lumosityに収納された30以上の脳トレは、40以上の大学究者のサポートにより開発されたもの。記憶力を鍛えるゲームだけでなく、情報処理能力を高める「スピードゲーム」や脳のスイッチを切り替える「柔軟性ゲーム」など、脳を総合的に鍛えてくれるはずです。 またLumosityは、スピード・記憶力・注意力など項目ごとのデータを分析し、強みを伸ばし苦手分野を改善するプログラムを提供してくれます。脳トレがはじめての人は、まずはこの脳トレアプリを選んでおけば間違いないでしょう。 ※参考:「Lumosity: 毎日の脳トレゲーム」をApp Storeで PEAK(ピーク) 世界で700万人以上がプレイをしているPEAKも、前述のLumosity同様、いろいろな種類の脳トレが楽しめます。しかもイギリスのケンブリッジ大学など、有名大学が開発に携わっているので、その信頼性にも折り紙つきです。 言語能力・問題解決能力・記憶力など、ぜんぶで45種類もある脳トレは、認知症のあらゆる症状の予防に大きく役立ってくれるでしょう。また脳トレの結果を自動で分析してくれるので、今まで気づかなかった自分の強みを発見できるかもしれません。 なお、そのデータをもとに、友達と競争もできます。競争相手がいると「負けたくない」という意識が働くため、脳トレの効率化という意味でも、PEAKはおすすめです。 なお、有料プランに申し込めば、あなたにぴったりのトレーニングプランが自動的に作成されます。本格的にPEAKに取り組む場合は、有料プランの利用を検討してみるのもよいでしょう。 ※参考:「PEAK(ピーク)- 脳トレ」をApp Storeで 脱出ゲーム ハノイ 総合的に脳を鍛えようと思ったら、脱出ゲームもなかなかいい選択です。一見ただのゲームのように感じるかもしれませんが、脱出ゲームは記憶力や推定力・空間認知能力など、さまざまな能力が総合的に試されます。 ただ、脱出ゲームのなかには、ヒントなしでは進行がむずかしい高難易度のゲームも多いです。一般的に、ヒントはコイン制になっていることが多く、ヒントがたくさん欲しければ課金しなければなりません。 その点ハノイは、無料でヒントが使えますので、途中で挫折することはまずないでしょう。しかもメモが必要な場面でも、メモ機能を使えば、わざわざ紙とペンを用意することなく簡単に記録できます。 脱出ゲームに興味のある人は、まずお手軽にできるハノイに挑戦してみてはいかがでしょうか。 ※参考:「脱出ゲーム ハノイ ~南シナ海広がる古都からの脱出~ 」をApp Storeで 注意力をつける脳トレ 高齢になって注意力が散漫になると、うっかり転んでしまう人が激増します。転ぶだけならまだマシで、最悪の場合は事故や火事を引き起こしてしまうことも考えられます。注意力回復に有効な脳トレで、自分の身をしっかり守っていきましょう。 Monument Valley Monument Valleyは、目の錯覚を利用した3Dパズルゲームです。だまし絵をモチーフとした独特の世界観と非常に美しいグラフィックの効果もあり、休むまもなく思わず没頭してしまう人も多いのではないでしょうか。 ゲームのやりかた自体は、非常にシンプルで、主人公を目的地までうまく連れていければクリアです。ただしルートが途切れていたりオブジェが邪魔だったりと、そのまま普通にルートを進んでも、絶対ゴールできないようにつくられています。 また、テキストや音声による説明がほとんどないので、とにかく思いついた方法を片っ端から試していかなければなりません。「あれっ、ここはどうやったら通れるんだろう……」と試行錯誤する行為が、あなたの脳を思い切り刺激してくれるはずです。 ボリューム自体はそれほど多くありませんから、うまくいけば2〜3時間で全ステージをクリアできるでしょう。いずれにせよ、ちょっとした違和感に気づけるかどうかが、ポイントです。実際にやってみて、注意力が非常に問われる、脳トレにピッタリなゲームだと思いました。 ※参考:「Monument Valley」をApp Storeで まちがい探しの王 間違い探しは、集中力・全体像把握能力・ひらめきなど、右脳を中心とした脳トレがやりたい人に非常におすすめです。題材に関しても、普通はイラスト素材なのですが、間違い探しの王は、写真がモチーフとなっています。 それだけでも新鮮な気持ちで取り組めるし、そのぶん難易度は格段に高くなっているので、最後まで飽きることなく楽しめるはずです。 またまちがい探しの王には、対戦モードが用意されています。ひとりモードに飽きたら、ぜひ友達と一緒にやってみてください。「必ず先にみつけてやる」という適度なライバル心が、前頭葉にびんびんと刺激を与えてくれるでしょう。 個人的な感想としては、写真の間違い探しは、思っている以上に直感力を鍛えてくれたように感じました。写真の間違い探しに慣れると、実生活でも周囲のちょっとした変化に気がつきやすくなるかもしれません。 ※参考:「まちがい探しの王」をApp Storeで 脳トレ注意力ゲーム 「パズル」「間違い探し」「文字探し」など、8種類のミニゲームを通して注意力と集中力を鍛える脳トレゲームが、この「脳トレ注意力ゲーム」です。 ゲームの難易度はそれほどでもないのですが、ヒントがないので答えに詰まったときは少々イライラするかもしれません。まあ、そのイライラも、また脳へのよい刺激になるのですが。 個人的にいうと、指定された物体を画面から探し出す「隠れているのは何だ」ゲームが、気に入りました。アイテムのサイズが小さめなのと、結構密集して配置されているため、注意力が思い切り試されたように思います。 また、基本的に無料で全プレイが可能なので、注意力アップを目指す最初のアプリとして、気軽にトライしてみてください。 ※参考:「脳トレ - 注意力ゲーム」をApp Storeで 判断力の向上を目的とした脳トレ 判断力を鍛えるには、実際に判断の機会を増やすのが一番手っ取り早いです。もちろん、大きな判断である必要はありません。小さな判断を何回も繰り返して、少しずつ判断の精度を上げていきましょう。ここでは、判断力の向上に役立つ脳トレアプリを3つ紹介します。 虫食い漢字クイズ 虫食い漢字クイズは、4つの二字熟語がクロス型に配置されていて、真ん中に入る共通の漢字を当てていきます。いわゆる、漢字穴埋め問題ですね。 4つ全部に当てはまる漢字を探さなければならないので、すべての熟語をしっかりと確認して、注意深く答えを判断するクセがつきます。 また、なんといっても嬉しいのは、その問題数でしょう。さまざまな難易度の虫食いクイズが600問も用意されているうえに、完全無料というのですから、いろいろな脳トレを試してみたい人にすれば非常にありがたい話だと思います。 また答えを四択から選ぶとかではなく、実際に指で漢字を書くスタイルも非常にいいですね。指先は第二の脳といわれるくらい、神経が集まっている場所です。指で漢字を書けば、脳も刺激を受けるし、なによりも漢字書き取りのいい練習になります。 ※参考:「虫食い漢字クイズ」をApp Storeで ジグソーパズル - パズルゲームを解こう ジグソーパズルを完成させるには、完成図をみながら、何百という膨大な数のピースを地道に組み合わせていくしかありません。似たようなピースが多いので、どこにどのピースを合わせていくか、判断力がないと時間ばかりがかかってしまいます。 ジグソーパズルで判断力を鍛えるなら、とにかく数をこなすのが一番。その点「ジグソーパズル - パズルゲームを解こう」なら、10,000種類を超える高画質のパズルが無料で楽しめます。 ピース数も36から最大400ピースまで、自分のレベルに合ったピースのパズルが選べるのも嬉しいですね。 もともと桁違いのパズル数が用意されているうえに、更新も頻繁なので、飽きて途中でやめてしまうことはまずないでしょう。せっかくですから、集中力を高めて、どんどん新しいパズルに挑戦してください。 ※参考:「ジグソーパズル - パズルゲームを解こう」をApp Storeで 麻雀闘龍 「麻雀闘龍」は、ひとりプレーのほかに、オンラインで全国の雀士と戦える無料麻雀ゲームです。 初心者向けのサポートもしっかり用意されており、チュートリアルで麻雀の基本的な打ち方を教えてもらえます。設定はかなり自由に変えられるので、はじめたばかりの人でも、十分楽しめるはずです。 また、ある程度ゲームに慣れてきたら、ぜひオンライン対戦に参加してみてください。参加の際には、「レーティングシステム」と「段位システム」で、自分のレベルが表示されます。 対戦相手は自分と同レベルの人なので、負けたくないといういい意味でのライバル心が、あなたの脳をほどよく刺激してくれるでしょう。 麻雀は、相手の動きによって、自分の判断を瞬時に変えなくてはならないゲームです。知らない人との対局には、友達とマッタリと打つ麻雀とは違った緊張感があります。そうした緊張感は、あなたの判断力をよりいっそう磨き上げてくれるはずです。 ※参考:「麻雀闘龍-初心者から楽しめる麻雀ゲーム」をApp Storeで 計算力アップを目指そう「計算クイズ」 判断力の向上を目的とした脳トレのあとは、計算力アップが期待できる脳トレを3つ紹介します。認知症になるとまず計算力が衰えるそうですから、計算力を鍛えて認知症をバッチリ予防しましょう。 脳トレHAMARU 脳トレHAMARUは、下段にある数字と落下する数字を瞬時に計算する、暗算パズルゲームです。テレビ東京で紹介されたのをきっかけに人気が爆発し、現在では累計ダウンロード数400万を超える超人気脳トレゲームとなっています。 計算が苦手な人も、普通の暗算ゲームにはない派手なイルミネーションやBGMに煽られて、楽しく計算脳トレに取り組めるでしょう。 とはいえ、2桁以上の暗算になると、正直なかなか手ごわいのも事実です。暗算に苦手意識のある人は、HAMARUに挑戦する前に暗算のコツをある程度勉強しておくと、より楽しく続けられると思います。 ※参考:計算脳トレ HAMARU 計算の達人 前述のHAMARUのような派手さはありませんが、シンプルにひたすら量をこなしたい人には、こちらの「計算の達人」のほうが合っているかもしれません。 シンプルといっても難易度は8段階にもわかれていて、最難関レベルともなれば、計算の得意な人でもかなり苦戦するはずです。問題数も1,500以上あるので、しばらくはこのアプリだけで十分楽しめるでしょう。 また「1日5分で脳を活性化してくれる」と謳っているとおり、電車や待ち合わせなど、ちょっとした空き時間を活用できるのも嬉しいポイントです。 ※参考:「計算の達人-1日5分で頭が良くなる脳トレゲーム」をApp Storeで ナンバーマッチ 暗算が苦手な人でも、ナンバーマッチなら気軽に取り組めるかもしれません。ナンバーマッチは、同じ数字、もしくは足して10になる数字(2と8、4と6など)をマッチングして、画面上から消して行くゲームです。 言葉で聞くと簡単そうですが、間に別な数字があるとマッチングできないため、全体の数字を見極める「空間把握力」や「判断力」が求められます。 なお、どうしてもマッチングできる数字がみつからない場合は、ヒントボタンを押すとマッチングできる数字を教えてもらえます。ヒント数も動画視聴で回復できるので、課金をすることなく気軽に脳トレを楽しめるのも、ありがたいですよね。 ※参考:「ナンバーマッチ - 数字パズル」をApp Storeで 言語能力を鍛える「言語クイズ」 今回最後に紹介するのは、言語能力を鍛える脳トレです。普通に話せているときはまったく気にしていないかもしれませんが、言葉が理解できない・言葉が出てこない状態を想像してみてください。 自分の意思表示はおろか、他人とのコミュニケーションがまったく取れない状態に、もし自分がなってしまったら……想像するだけでも恐ろしいですよね。 言語能力の低下を予防するためにも、できるだけ早い段階から言語系の脳トレに取り組んでいきましょう。 たんクラ - 単語クラッシュ 「たんクラ - 単語クラッシュ」の名前どおり、指定された単語を探して画面から消していく(クラッシュ)シンプルなゲームになります。 ただしいくらシンプルとはいえ、「大きくて重いもの」のように問題の範囲が広すぎると、意外に答えをみつけられないものです。 また、単語の並びが上下左右ランダムになっているのも、挑戦者を惑わす要因になっています。上もしくは左からはじまる単語は比較的簡単ですが、下と右スタートの単語はなかなか頭に入ってきません。 間に余計な文字が挟まっている配列のときは、クラッシュさせる順番にも気をつけないと、わかっているのに消せないなんてこともあり得ます。(これはかなりイライラします……) たんクラは、友達や家族と一緒に遊べるのもいいですよね。通常こういった言語ゲームはひとりで黙々とやるものですが、友達と一緒に難問をクラッシュしたときは、本当に盛り上がります。 ※参考:「たんクラ - 単語クラッシュ:言葉消し単語パズルゲーム」をApp Storeで 毎日10問!四字熟語トレーニング 日本人なら、誰もが知っている四字熟語。その四字熟語のおさらいに最適なのが、今回紹介する「毎日10問!四字熟語トレーニング」です。 ゲームのやりかたは非常にシンプルで、バラバラに表示された漢字を正しい四字熟語に並べるだけ。とはいっても、勘違いしそうな選択肢が絶妙に紛れ込んでいるので、つい違う漢字を選んでしまいます。 たとえば、「青息吐息 → 青と赤」「我田引水 → 引と弘」が選択肢にあったら、誰だって一瞬考え込んでしまうでしょう。こういうヒッカケがあると、脳が刺激を受けて、集中力や判断力が鍛えられていくんです。 また四字熟語を適切に会話へ盛り込めると、周囲から知的水準の高い人と認知されやすくなります。あまり使いすぎると逆効果ですが、このアプリをきっかけにぜひ新しい四字熟語をマスターしていきましょう。 ※参考:「毎日10問!四字熟語トレーニング」をApp Storeで 漢字埋めパズル 手書きで文字を書く機会が激減するにつれ、漢字を忘れる人が大幅に増えてきました。「あれ、この漢字どう書くんだっけ?」というもの忘れを減らしたい人には、漢字埋めパズルが非常におすすめです。 当アプリは、ようするに漢字版クロスワードパズルです。縦と横のマス目がクロスする箇所には、両方に当てはまる漢字を選ぶ必要があります。正解だと思ったのに、縦横のどちらかが当てはまらないと、少々イラッとするかもしれません。 でも、間違った箇所は、より深く記憶に刻み込まれます。簡単に解いていくよりも、適度に間違うほうが、脳トレとしてはより効果的に働いてくれるはずです。 なお、クロスワードパズルのマス目数は、4×4から8×8マスまで難易度を自由に設定できます。ゲーム数も800問以上用意されており、さらに自動生成で無限に新しい問題の作成が可能です。 ヒント数については、動画を視聴すると表示できるので、基本的に課金の心配は必要ありません。 ※参考:「漢字埋めパズル」をApp Storeで 瞬発力を鍛える脳トレ 年齢を重ねるごとに、どうしても反応が遅くなってくるものです。今回紹介する脳トレアプリで、集中力、判断力、計算力など、あらゆる認知機能の瞬発力の改善を目指していきましょう。 反射神経検定 反射神経検定は、ボタンの表示に合わせて瞬時に反応する「瞬発力」を計るゲームです。このアプリでは、「一発勝負」「ランダム出現」「3連続」の3つのモードで自分の反射神経を計測できます。 やり方は非常にシンプルで、ボタン出現のタイミングでボタンを押すだけです。文字通り、一発勝負は1回、ランダム出現は不規則に出現するタイミング、3連続は3回連続でタイミングを合わせていきます。 ただボタンを押すだけですが、タイミングを見て素早くボタンを押すのはなかなかむずかしく、反射神経の鋭さが問われます。 測定結果を基に世界中の参加者とランキングを競えるのも、反射神経検定の魅力です。ランキングは定期的にリセットされるため、何度でもトップを目指すチャンスがあります。楽しみながらもしっかり結果を出したい人、気軽に瞬発力をレベルアップしたい人に、このアプリはオススメです。 ※参考: 「反射神経検定」をApp Storeで 激ムズまちがい探し100 激ムズまちがい探し100は、Goodia Inc.が提供する無料の間違い探しゲームアプリです。2枚の写真を見比べて1つだけ異なる箇所を見つけ出すというシンプルなルールで、プレイヤーは全100ステージに挑戦できます。 各ステージには60秒の制限時間と3回までのお手つき制限があり、注意力や瞬間的なひらめきが非常に求められるゲームです。 当アプリの特徴は、その名の通り「激ムズ」な難易度にあります。微妙な違いを見つけるためには、細部まで注意深く観察する必要があり、脳の活性化を促してくれます。 また、Game Centerのランキング機能を通じて自分の順位がわかるので、モチベーションを維持しやすいのも嬉しいポイントです。操作自体はシンプルで、アプリに慣れていない人でも問題なく取り組めます。全ステージクリアを目指して、気軽にトライしてみてください。 ※参考: 「激ムズまちがい探し100」をApp Storeで 脳力+支払い技術検定 脳力+ 支払い技術検定は、日常の買い物シーンを模したユニークな脳トレアプリです。このアプリでは、提示された金額に対して、手持ちの硬貨や紙幣を組み合わせて、できるだけ小銭が少なくなるように支払います。 たとえば、867円の支払いに対して1,000円札で払ったら、お釣りは133円です。そうなると、100円玉1枚、10円玉3枚、1円玉3枚で、小銭が合計7枚発生します。一方1,422円を出せば、お釣りは555円であり、小銭はわずか3枚で済みます。 こういった計算方法をパッと頭のなかで思い描く訓練をすると、実際の支払いでも、効率よく精算できるようになってくるはずです。 ただ以前は、「時間制限が厳しすぎて辛い」というレビューが、非常に多く見受けられました。そういった要望を受けて、現在では時間無制限の練習モードも用意されています。計算の苦手な人は、慣れるまで練習モードを活用して、じっくりと支払い技術を磨いていきましょう。 ※参考: 脳力+ 支払い技術検定 on the App Store ストレス発散ができる脳トレ ストレスは、脳機能を阻害する非常に大きな要因のひとつです。記憶力や判断力といった認知機能を直接鍛える脳トレもよいのですが、ストレスを解消するアプリも脳機能の改善に非常に役立ってくれます。今回は、心がリラックスするオススメの脳トレを3つ紹介します。 もじそーと もじそーとは、ひらがなを並び替えて単語を作る脳トレパズルゲームです。操作はシンプルで、ひらがなをタップして正しい順番に並べるだけ。といっても、問題数はじつに2,000以上あり、シンプルながらも長期間飽きずに楽しめます。 たとえば、「うんちゆえ」「しょうぎつきそ」を正しい言葉に変換したらどうなるでしょうか? 答えは、「ゆうえんち」「そつぎょうしき」です。どうですか、思っているよりむずかしいと感じる人も多いのではないでしょうか。 もじそーとは、「あー、これなんだろう?」「もう少しでわかりそうなのに……」と、楽しみながら遊べるゲームです。背景やサウンドも美しく、リラックスしながら脳トレができます。年齢も問わないので、高齢者の認知症予防にもオススメです。 ※参考: 「もじそーと - 言葉の脳トレパズル」をApp Storeで NeuroNation NeuroNation(ニューロネーション)は、記憶力や集中力、思考速度など、脳の多様な機能を効果的に鍛えられる脳トレアプリです。科学的根拠に基づいたトレーニングが特徴で、ドイツ連邦保健省が後援するデジタル公衆衛生賞「AOKレオナルド」を受賞するなど、その実績を高く評価されています。 34種類以上のゲームと300以上のレベルが用意されており、長期間取り組んでも飽きずに継続できるのも大きな魅力です。また、カスタマイズ機能も充実していて、得意分野と苦手分野をバランスよく組み合わせたオリジナルのプログラムに沿って脳トレができます。 毎日15分のトレーニングで十分な効果が期待できるので、忙しい社会人にもオススメです。なお、基本的な機能は無料で利用できますが、すべての機能を利用するには有料登録が必要になります。 継続に不安のある方は、まず1か月1,280円のサブスクリプションプランで、お試ししてみるのがよいでしょう。 ※参考: 「脳トレそして記憶力ゲーム - NeuroNation」をApp Storeで ねこあつめ ねこあつめは、庭先にごはんやグッズを置いて、訪れるねこたちを眺めて楽しむ癒し系のアプリです。操作はシンプルで、エサやおもちゃを設置するだけ。ねこたちは気まぐれにやってきて、くつろいだり遊んだりする姿を見せてくれます。 訪れたねこは「ねこ手帳」に記録され、写真を撮ってアルバムに保存することも可能です。なかには特定のグッズにしか興味を示さないレアねこもおり、コレクション要素も楽しめます。課金なしでも十分に遊べる設計で、広告も控えめなのは嬉しいポイントですよね。 厳密には脳トレではないかもしれませんが、忙しい日常の合間にほっと一息つける時間を提供してくれる最高の癒やしアプリです。ほかの脳トレアプリをやりすぎて疲れたら、ぜひ手にとって癒やされてください。 ※参考: 「-ねこあつめ-」をApp Storeで まとめ 冒頭でもお話ししたように、加齢とともに自分の脳が衰えていくのは、非常に怖いものです。いったん認知症になってしまえば、基本的に完治は困難だし、医療施設の治療を受けるしかありません。 しかし認知症になる前に、できるだけ早く脳トレに取り組めば、認知症の予防は十分に可能です。今回紹介した21個の脳トレアプリをきっかけに、ぜひ脳トレを習慣化していただければと思います。 ■ 究極の脳トレ「右脳速読法」については、以下のリンクから確認できます ### 12/10(土)13時~【イベント】ジュンク堂書店那覇店 山中恵美子トークイベント 代表理事山中恵美子が再び沖縄へ参ります。 沖縄の皆さま、お会いできるのを楽しみにしております! ダイヤモンド社刊「見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編」著者・山中恵美子さんトークイベント テレビ出演で話題沸騰!22万部超の「瞬読」人気シリーズ 「見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル」の超入門編がついに誕生! 日 時:2022年12月10日(土)13時~ 会 場:ジュンク堂書店 那覇店 B1Fイベント会場 参加費:無料 ※要マスク着用 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.100】東京都 野上浩一郎さん(治療家・ダイエットコーチ・著者) ベストセラー『3か月で自然に痩せていく仕組み』の著者でもある野上さん。 瞬読を身につけたことによる変化や、実際のトレーニング期間について、 お話をお伺いしました。   瞬読スタッフ 瞬読と出会ったきっかけは? 1分間瞬読ドリルの書籍から、瞬読を始め、本を読むのが速くなったと、効果を感じられたことがきっかけです。 野上さん   瞬読スタッフ 瞬読トレーニングを行うことで、どんな変化がありましたか? 本を読むスピードが徐々に速くなるというわけではなく、3ヶ月経った頃に自分の中でも変化を実感することができたのが、おもしろかったです。 本を読むのが速くなっただけでなく、頭の回転も速くなりました。 今までは、仕事に追われていることで、やり残しや漏れがあったのですが、仕事の効率が上がることで、漏れがなくなりました。 野上さん   瞬読スタッフ 毎日のトレーニング方法は? お風呂上がりに、毎日15分間のトレーニングをコツコツ行っていました! 野上さん   瞬読スタッフ 仕事面など、どんな変化がありましたか? 仕事の効率が上がったことはもちろんですが、著者として、たくさんの本を読む必要があるので、その読む時間が圧倒的に短縮でき、積読が解消されました! 野上さん   瞬読スタッフ どんな方に瞬読をおすすめしたいですか? 本をたくさん読みたい人、たくさん学びたい人、仕事の効率を上げたい人、脳の機能を上げたい人、たくさんの人に役立つメソッドだと思います! 野上さん   瞬読スタッフ 瞬読生のイメージは? 本をたくさん読む人、知識欲が高い人が多いので、とても上質なイメージです。いつもたくさん刺激をいただいてます! 野上さん   プロフィール 野上浩一郎 治療家・ダイエットコーチ・著者 株式会社ライフ・プロデュース代表 株式会社3-next代表 神奈川県横浜市出身。日本大学国際関係学部を卒業後、 IT系企業に就職するも「人と関わる仕事、人の健康を守る仕事をしたい」と転職。 治療業界最大規模の研究会を主宰する師匠の下での修行時代を経て、 2015年に神奈川県川崎市で整骨院を開業。 患者さんと接するうちに「からだの痛みと同じくらい肥満に悩んでいる人が多い」と気づき、 “意志力ゼロ”で効果を出せるダイエット指導を開始する。 ビジネスパーソンから産後ママまで、リバウンドしない理想的な体型へと導く中で あの整骨院に通うと治るし痩せる!」という口コミが地域の主婦の間や、 口コミサイトで一気に広まり、開業1年半で予約が取れない治療院へ。 「3か月で自然と痩せていく仕組み」を構築し、 「治療+ダイエット」の二大効果で人気を集める。コロナ禍では、 コーチングをベースにした「3日坊主ダイエットプログラム」を提供。 参加者のダイエット成功実績は96.6%を誇る。のべ3万人の施術経験と600人のダイエット指導実績をもつ。 ベストセラー作家の樺沢紫苑氏をはじめ、クライアントには人気作家や経営者も多い。 ビジョンは「心と身体の悩みを言語化し、情報発信することで生きやすい世の中にすること」 【著書「3か月で自然に痩せていく仕組み」がベストセラー!】 2021年12月15日にダイヤモンド社から発売された 「3か月で自然に痩せていく仕組み」がおかげさまで ベストセラーになりました! 2022年10月1日時点 「Amazonランキング総合1位」 「2022年楽天books上半期1位」 7刷・約70,000部 Amazonのページはこちら https://www.amazon.co.jp/dp/4478114560 SNS ●Twitter https://twitter.com/kounogami0509 ●Instagram https://www.instagram.com/kou_sango_diet/ ### 右脳の能力を最大限に引き出す方法とは 「私って右脳派だから」とか、「左脳派だから理屈っぽくて……」といった話を耳にしたことはありませんか? 自分の性格を分析して、右脳派・左脳派と分類するのが、ある種流行りのようになっていた時期がありましたよね。 ただ一般的な話として、じつは右脳派・左脳派という括りに、科学的根拠はないといわれています。たしかに、人間誰しも右脳と左脳を両方使っているはずなので、そういった括りはあまり意味がないといえるでしょう。 しかしその一方で、明らかに右脳特有の能力をフル活用している人がいるのも、また事実です。今回は、右脳と左脳の違いや右脳活用のメリットを紹介して、右脳の能力がもつ可能性を深堀りしていきたいと思います。 右脳と左脳ってなにが違うの? 冒頭で、右脳と左脳という表現を何気なく使ってしまいました。しかしもしかすると、そもそも右脳と左脳がわかれていることを、知らないかたもいらっしゃるのかもしれません。 右脳の能力を紹介する前に、まずは右脳と左脳の違いについて、基本的なポイントをお伝えしておきます。 左脳は言語、右脳は感覚を司る まず大前提として、人間の大脳は中心の深い溝を境に、右脳と左脳にわかれています。もちろん、左右の脳は完全に独立しているわけではありません。2億本もの神経細胞により、左右の脳は連結しており、頻繁に情報のやり取りをしています。 では、なぜ脳が左右にわかれているかというと、単純に右脳と左脳の役割が異なるからです。 本当にざっくり分類すると、左脳は「言語脳」、右脳は「感覚脳」といわれています。論理的に考えて言葉として話すのが左脳、視覚や聴覚をもとにひらめきや思いつきを生み出すのが右脳といった感じでしょうか。 左右のこまかい違いについては、このあと詳しく解説します。 「右脳と左脳」それぞれの得意分野 前述のとおり、右脳と左脳は、それぞれ得意とする役割が異なります。以下は、左右の違いをまとめたものです。 右脳と左脳の働きまとめ ■ 左脳:「分析」「論理的思考」「計算」「言語認識」「科学的思考」 ■ 右脳:「ひらめき」「直感」「イメージ処理」「想像力」「全体像把握」「空間把握」 こういう左右の違いをみると、たしかに「理屈っぽい人は左脳派、クリエイティブな人は右脳派」というように、分類したくなって当然かもしれません。もちろん科学的に考えれば、右脳と左脳、どちらか片方だけを使っている人はいないです。 ただ一般的な話をすると、常に結果を求められる現代人の多くは、左脳を使う割合が非常に多いとはいえるでしょう。学校では論理的思考や分析力・計算力などが主に求められ、美術や音楽といった右脳を活用する科目は、完全に後回しです。 社会に出れば、売上げや利益など、いつでも数字や合理性に追いかけられる生活を強いられます。このように右脳と左脳のバランスが悪いと、脳は本来もっているパフォーマンスを、十分に発揮できません。 なので、そういう左脳偏重傾向が強い世界で右脳を上手に活用できれば、さまざまな可能性が広がっていきます。右脳を活用する具体的なメリットについては、このあと詳しく紹介します。 ◆脳のしくみについてはコチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 眠っている右脳を鍛える最強の方法とは 右脳の能力を活用する4つのメリット 前述のとおり左脳偏重の人が多い中で、もしあなたが右脳をフル活用できれば、大きな差別化につながるはずです。この章では、右脳活用のメリットのなかでも、とくに影響の大きいものを4点ピックアップして解説していきます。 右脳活用4つのメリット インプット量が激増する いちど覚えた内容は忘れにくい 身体能力にもよい影響を与える 理解力や判断力など、さまざまな能力が活性化する それでは、ひとつずつ解説します。 インプット量が激増する 右脳が活用できるようになると、インプットできる量が大幅に増えます。なかでも後述する右脳速読がマスターできれば、それこそ異次元のレベルで、大量の情報を取り込めるようになるでしょう。 通常、読書をしたり動画をみたりしてインプットした情報は、ひと言ずつ左脳で理解していきます。そこに右脳が得意とする「フワッと全体を理解する力」や「イメージで内容を捉える力」が加わると、本当に驚くくらい理解できる量が増えるんです。 右脳による素早い理解については、のちほど右脳速読の項目で、詳しく紹介します。いずれにせよ、右脳を活用すれば知識量が増えて、受験や資格試験・仕事にも大いに役立ってくれるはずです。 いちど覚えた内容は忘れにくい 右脳を使ってインプットした内容は、左脳でのインプットに比べて、圧倒的に忘れにくいことがわかっています。それは、イメージ化の得意な右脳でのインプットが、長期記憶として保存するために必要な2つの条件を満たしているからです。 強い刺激を与える 何回も繰り返す 視覚や聴覚からインプットされた情報は、いったん海馬という部位に集められます。海馬は「ワーキングメモリ」という記憶の一時保管所を管理していて、その情報の重要度を識別しているのです。 もし海馬が「この情報は必要ない」と判断すれば、1分も経たないうちに、その情報はワーキングメモリから消去されます。反対に、「これは必ず覚えておかなくちゃ」となれば、長期記憶としてしっかりと保存されていくわけです。 その判断基準として有効なのが、先ほどの2点「強い刺激」と「繰り返し」なんですね。単なる言葉ではなく、映像として脳へインパクトを与えれば、脳が重要だと判断してくれる確率が高くなります。繰り返しについては、のちほど右脳速読の項目で解説します。 ◆右脳による記憶のしくみについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶術トレーニングなら右脳を活用するのがベスト! 身体能力にもよい影響を与える 右脳によるメリットは、読書スピードや記憶の定着度だけではありません。じつは右脳を鍛えれば、身体能力にもよい影響があるんです。 右脳速読の生徒からも、「ダンスの振付がすぐに覚えられるようになった」とか「コート内にいる相手の動きがよくみえる」といった、スポーツ関連の嬉しい報告を毎日のように受けています。 これは、速読で右脳が刺激されて、右脳のもつ能力がうまくスポーツに活用された結果なのでしょう。右脳速読教室には、現役のレーサーやK-1ファイターもいるのですが、主に以下のような能力が鋭敏になったという感想をいただいています。 動体視力 空間認識能力 判断スピード チームメイトとのコミュニケーション能力 右脳とスポーツの関係については、別記事で詳しく紹介しています。ぜひそちらの記事も読んでみてください。 速読術 能力開発をするなら、断然「右脳速読」がオススメ! 速読術 速読で動体視力がアップするって本当?速読がスポーツに有効な理由とは 理解力や判断力など、さまざまな能力が活性化する 身体能力の項目でもお話ししたように、右脳を鍛えると、さまざまな能力が同時並行で向上していきます。なかでも、判断力アップについては、ぜひ多くの人に知ってもらいたいところです。それくらい、右脳が活性化すると判断力は劇的によくなります。 右脳の活性化によって判断力が改善される理由は、大きくふたつ。 膨大なインプットにより判断材料が増えるから 左脳(論理的思考)と右脳(直感ひらめき)の両面から判断できるから 右脳速読をマスターすると、インプットできる情報量が、通常の40倍(後述)にアップします。つまり、それだけ自分のなかに判断材料が増えるわけで、より精度の高い判断を下せるようになるのもある意味当然のことです。 また右脳が研ぎ澄まされてくると、「これなんとなくヤバいな……」という危険察知の精度も高くなってきます。 普段どうしても理屈立てて考えてしまいますが、ときにはこういう直感を一番に信じることも大事だと、個人的にすごく思います。 ◆判断力を鍛える方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 判断力を鍛えるなら、必ず知っておきたい6つのコツとは 右脳の能力を活用するなら右脳速読をマスターしよう ここまで右脳の能力活用についてお話ししてきましたが、本当の意味での右脳活用といえば、やはり右脳速読に尽きるでしょう。正直、普通の右脳活用とは、その効果が桁違いです。 ということで、この章では、右脳速読の概要についてお伝えしていきます。なお、右脳速読の詳細を知りたいかたは、お気軽にZoom体験会へご参加ください。 》》瞬読Zoom体験会 右脳のイメージ化を使うと通常の40倍で本が読める 右脳速読とは、右脳が得意とするイメージ化能力を使い、映像として記憶していく読書法です。この説明を聞いて、もしかすると「映像で記憶ってどういうこと?」と、思われたかたもいるかもしれませんね。 よく例にあげるのですが、「今日の晩ごはん、お寿司と焼き肉どっちがいい?」と聞かれたら、すぐにお寿司と焼き肉の映像が頭に浮かびましたよね。それこそ、コンマ何秒という速さで、イメージがパッと出てきたでしょう。 このレスポンスの速さを生かした読書法が、私の指導する右脳速読法「瞬読」なのです。 一般的な左脳による読書法の場合、読めるスピードは分速500文字が平均値です。これが目を速く動かすタイプの速読法だと約2,000文字にアップ、さらに右脳速読の場合は一気に2万文字までスピードアップします。 分速2万文字といえば、一般的なビジネス書なら、3〜5分で1冊を読めてしまう速さです。これだけのスピードで読書ができれば、頭のなかの知識量を一気に増やせます。 しかも、5分で本が読めれば、復習も簡単です。かりに10回読み返しても、トータル1時間もかかりません。復習をすれば、当然そのぶん記憶に残りやすくなります。この復習の手軽さは、右脳速読最大のメリットといえるでしょう。 ◆瞬読とほかの読書法の違いについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 速読に才能は必要なし。速読法の選び方ですべてが決まる! 右脳リードなら、文章をかたまりとして理解できる 右脳速読の読書スピードは桁違いに速いという話をしましたが、それは右脳のイメージ化によるものでしたよね。このイメージ化をもう少し深堀りすると、結局は「いかに、まとめ読みができるかどうか」という話になってきます。(このまとめ読みを視読「しどく」といいます) 左脳による一般的な読書の場合、1文字ずつ読んでいくので、どうしても読書スピードには限界があります。その点右脳リードなら、文章をひとかたまり単位で理解できるため、1文字ずつ読むよりも圧倒的に速く読めるのです。 もちろん、最初はせいぜい数単語しか、視読はできないでしょう。でも、練習を重ねると、徐々に読める範囲は広がっていきます。瞬読2冊めの書籍「瞬読ドリル」のトレーニング紹介で詳しくお話ししていますが、とりあえずの目標は「1秒で見開き(2P)」です。 「えっ?1秒で見開きを読むの?」おそらくほとんどの人が、そう思ったのではないでしょうか。でも、大丈夫。練習を繰り返せば、必ず読めるようになります。 なお、瞬読は目を速く動かす必要がないので、練習をしていてもほとんど疲れません。どうか安心して、視読のトレーニングに取り組んでいただければと思います。 ◆視読の身につけかたについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 視読トレーニングは右脳速読法。具体的な視読の身につけ方とは  速読最大の敵「音読」も、右脳速読で簡単にやめられる 声に出しながら読む、音読という読み方がありますよね。じつは、音読で読むと、黙読よりもかなりスピードがダウンします。普通の読み方が分速500文字だとして、音読の平均速度はおよそ分速400文字しかありません。 だから、音読をしている限り、決して速読はできないのです。でも、「私、読むときに音読なんてしていないです」多くの人は、そう感じたのではないでしょうか。 たしかに、いちいち声を出して本を読む人なんか、普通はいませんよね。ところが、速読ができない人は、ほぼ100%頭のなかで音読をしています。実際に声は出していなくても、脳内音読が実質的な基準になってしまっているのです。 この脳内音読は、無意識なだけに、やめるのは正直かなり大変です。でも、右脳速読で視読を身につければ、しぜんと脳内音読はなくなっていきます。それだけ、右脳のレスポンスの速さは、群を抜いているということなのです。 ◆音読については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 速読をマスターしたいなら音読は今すぐ止めよう!黙読のススメ  まとめ 今回お話ししたとおり、右脳を活用できれば、頭と肉体の両方が鍛えられます。それによって、仕事やプライベートのクオリティが上がり、人生がどんどん楽しく豊かになっていくでしょう。 ただし、自分ひとりで右脳を鍛えるのは、なかなか大変です。できれば、誰かと一緒にやりかたを教えてもらいながら、右脳の能力アップにトライしてください。 私ども右脳速読法「瞬読」でも、右脳の能力アップをサポートしています。できるだけ短期間で確実に右脳の能力をアップさせたいなら、ぜひZoom体験会で右脳速読の素晴らしさを体験してみてください。 ### 脳トレにはどのような効果があるのか?状況別オススメの脳トレも紹介 多くの人にとって、「脳トレは高齢者が認知症の予防としておこなうもの」という認識です。しかし脳トレの効果は、認知症の予防だけではありません。集中力や記憶力といった、あらゆる世代に必要な能力を鍛えてくれるのが、脳トレなのです。 ただ脳トレとひと言でいっても、クイズ的なものから体操のように体を使うものまで、その種類は数え切れないほどあります。これまで脳トレをやったことのない人にすれば、どの脳トレに取り組めばよいのか、おそらく迷ってしまうでしょう。 今回の記事では、実際に脳トレでどういった効果が得られるのかを、まずじっくりと紹介していく予定です。そのあとで、気になる症状別のオススメ脳トレや脳トレのコツなどを紹介していくので、最後まで読んでもらえればすぐに脳トレをスタートできます。 脳トレで得られる5つの効果とは せっかく脳トレにチャレンジするのですから、脳トレでどのような効果が得られるのかをしっかりと理解してからスタートしたいものです。今回は、脳トレの主な効果を5つ紹介しておきます。 脳トレで得られる5つの効果 記憶力がアップ 判断力が鍛えられる 集中できる時間が増える 全体の流れをキャッチする能力が向上する 計算能力を鍛えれば認知症予防効果が期待できる ひとつずつみていきましょう。 記憶力がアップ 脳トレに期待する効果として、記憶力アップをあげる人も多いでしょう。加齢とともに、人やモノの名前がスッと出てこない場面が増えると、このまま認知症に移行するのではと不安を感じてしまうものです。 でも、安心してください。もしあなたが記憶力に対して不安を感じているなら、脳トレはきっと大きな助けになってくれるはずです。 今回、脳トレと記憶力に関する論文データをあらためてリサーチしてみましたが、脳トレが記憶力改善に役立つという研究データが数多くみつかりました。 たとえば、Harvard-affiliated Instituteのジョン・N・モリス博士は、「認知能力が衰えて思考や記憶が困難になる前に、脳トレのような新しい継続的な練習が必要である」と述べています。※1 また、ニューロフィードバック脳トレ(脳波の動きをモニターしながらおこなう脳トレ)が、通常の脳トレよりも効率よく認知機能を向上させるという、東北大学加齢医学研究所の研究データ※2も発表されていました。 脳トレはまだ研究されていない面も少なからずあるようですが、記憶力改善によい影響を与えてくれるのは、どうやら間違いなさそうです。 ※参考1:Train your brain - Harvard Health ※参考2:脳活動が高い状態でのニューロフィードバック脳トレが 認知機能向上に効果的! 判断力が鍛えられる 「ワーキングメモリ」が正常に機能していないと、人間は的確な判断をくだせません。ワーキングメモリとは、海馬や前頭前野がコントロールする、いわば脳のメモ帳の役割を果たす機能のこと。 脳は、目の前にある情報だけでなく過去に経験した記憶を遡って、必要な情報をワーキングメモリへ一時的に保存していきます。もしワーキングメモリが機能しなければ、すぐに忘れてしまうので、情報を比較検討するといった同時並行作業が成立しません。 さいわいなことに、ワーキングメモリの司令塔とでもいうべき「海馬」と「前頭前野」の神経ネットワークは、新しい刺激を受けるとどんどん成長します。その刺激を与える方法として、脳トレは最適なのです。 なお、判断力を鍛える脳トレについては、以下の記事で詳しく解説しています。 脳トレ 判断力が落ちたと感じたら……脳トレで判断力アップ 集中できる時間が増える 脳の前頭前野は、人間の理性や感情をコントロールしている部位です。当然、集中力も前頭前野と大きく関係しており、脳トレで前頭前野を活性化できれば、集中力は大幅にアップします。 集中力が不足していると、どうしてもミスが増えます。友達や家族間であればそれほど大事にはなりませんが、仕事で集中力不足によるミスが続けば、今後の昇給や昇進にも影響が出かねません。 ただでさえ現代人の多くは、スマホによって集中力を大きく奪われています。SNSの通知やゲーム・動画など、私たちは楽しいことへの誘惑と常に戦いながら生活しているのです。 これからは、こういった誘惑をきちんとシャットアウトできる人、つまり集中力のある人が勉強や仕事で大きく結果を出していくようになるでしょう。そのためにも、私たちは集中力の土台となる脳を、脳トレでしっかりと鍛えていかなければなりません。 ◆集中力を鍛える方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 全体の流れをキャッチする能力が向上する 右脳を意識して鍛えると、全体の流れをキャッチする能力が向上します。普段私たちは、分析や論理的思考を司る左脳を中心に、ものごとを判断しがちです。しかし左脳で考えすぎると、どうしてもこまかい理屈が先行してしまい、広い視野で全体像を捉えられなくなります。 そこで、もし左脳と右脳をバランスよく使えれば、全体像と細部の両面からより精度の高い判断が下せるはずです。以下は、左脳と右脳の主な働きをピックアップしたリストになります。 左脳と右脳の主な働き ■ 左脳:「分析」「論理的思考」「計算」「言語認識」「科学的思考」 ■ 右脳:「ひらめき」「直感」「イメージ処理」「想像力」「全体像把握」「空間把握」 ある程度の年齢になると、ひらめきや直感よりも、論理性や科学的根拠を重視するようになってきます。もちろん論理性や科学的根拠は、非常に大切です。とくに仕事においては、誰もが納得できる論理性がなければ、認めてもらえないことがほとんどでしょう。 でもあとから考えると、ひらめきや直感は、案外正しいことが多いんですよね。ハッキリとした理由はわからないけど、なんとなく気に入らないといった直感を、私たちはもっと大切にすべきだと思います。理由づけは、あとからしっかりとやればいいんですから。 そのためにも、脳トレで右脳を日頃から鍛えておきましょう。 ◆右脳の働きについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 右脳を鍛えるなら断然脳トレがオススメ 計算能力を鍛えれば認知症予防効果が期待できる 認知症と聞けば、人の名前が思い出せないといった、記憶力の低下をイメージする人がほとんどです。でも、認知症の症状は、記憶力の低下だけではありません。計算力の低下が最初に症状として表れる人も、じつはかなり多いんです。 とくに最近では、買い物にいっても、電子マネーや自動計算機での支払いばかりになってしまいました。自宅でなにかの計算をする際にも、ほぼ100%計算機を使うはずです。 こうなってくると、意図的に計算力を鍛えていかないと、認知症はどんどん進行してしまいます。さいわい、計算力向上の脳トレは数多くあり、アプリを使えばいつでも簡単に脳トレが可能です。 なお、計算力アップにオススメの脳トレについては、別記事で紹介しています。興味のあるかたは、以下のリンクから確認してみてください。 ◆計算力改善にオススメの脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 脳トレの基本的な進め方 計算クイズやナンプレ、あるいは軽めの有酸素運動など、ひと言で脳トレといってもその種類はさまざま。でも、どういった種類の脳トレでも、基本的な流れはすべて一緒です。オススメの脳トレを紹介する前に、まずは脳トレの基本的な取り組み方を紹介しておきます。 これから取り組む脳トレを選ぶ 自分のレベルに合った脳トレを用意する 週に2〜3回、1回10分以上脳トレをする 適度に脳トレの負荷を高くしていく 脳トレは、「自分が気に入ったもの」もしくは「気になる症状を改善してくれるもの」を選ぶのが基本です。ただし、いくら好きな脳トレでも、難易度が自分に合っていないと思うような効果は得られません。 「少しだけ頑張ればクリアできる」くらいが、脳トレにはちょうどいいと思います。もちろん、慣れてくるに従って、最適な難易度は変わってくるでしょう。そのへんについては、やっている本人がいちばんわかっていると思うので、臨機応変に対応していただければと思います。 なお脳トレの回数については、週に2〜3回、1回10分以上の脳トレを、ひとつの基準に考えてください。多いぶんには何回でも構いませんが、週に1回ではせっかくの脳トレが少々もったいないです。 また、脳トレの効果を引き出すには、生活習慣を整えるのが大前提となります。脳を活性するための生活習慣は別記事でまとめているので、脳トレをはじめる前にぜひ目を通しておいてください。 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 鍛えたい状況別オススメ脳トレ5選 これまでほかの記事でもお伝えしてきましたが、鍛えたい内容によって適切な脳トレは変わってくるものです。今回は、記憶力や判断力など5つの観点から、オススメの脳トレを紹介していきます。気になる脳トレがあれば、ぜひ試してみてください。 ◆その他、オススメの脳トレについては、コチラの記事もお読みください 脳トレ 高齢者の認知症予防にオススメの脳トレ12選! 記憶力を鍛える「ジグソーパズル」 認知症になると、まず記憶力が悪くなり、人やものの名前が曖昧になってきます。「あれ・これ」といったフレーズが増えてきたら、脳トレをはじめるサインだと思ってください。 記憶力を改善したいなら、ジグソーパズルは、非常にオススメです。ジグソーパズルを完成させるには、完成図をフワッと記憶しておきながら、試行錯誤を繰り返さなければなりません。 もちろん完成までには、記憶力以外にも「直感力」「イメージ力」「判断力」など、さまざまな能力が必要です。 「あれっ、似ているけど、このピースは違うな……」「完成図はどうなっていたっけ?」こうやって、何回もトライ&エラーを繰り返すことで、上記の能力がどんどん鍛えられていきます。 またジグソーパズルは、手先を使うのもいいですよね。手は第二の脳ともいわれるくらい鋭敏な器官なので、手と脳の両方を使うとさらに認知症予防の可能性がアップします。 判断力に不安があるなら「対戦系ゲーム」 もし自分の判断力が鈍ってきているのを感じているなら、対戦系ゲームなんかはどうでしょうか。格闘系やレースもの・ボードゲームなど、誰かと対戦するゲームは、本当にたくさんあります。種類がたくさんあるので、飽きたらほかの対戦ゲームをやればいいですしね。 種類を問わず、対戦ゲームのよさは、臨機応変な対応が要求されるところでしょう。なんといっても、相手の出方によって状況は刻一刻と変化するので、その変化に対応できないと簡単に負けてしまいます。 コロナウイルスの影響でリアルのゲームがむずかしいなら、オンラインゲームという手もあります。オンラインゲームなら、友達だけでなく、世界中の人と交流をもつことだって可能です。 他人との交流は、脳へ大きな刺激を与えてくれます。これまでオンラインゲームをやったことがない人も、ぜひチャレンジしてみてください。 集中力が爆上がり「迷路ゲーム(脱出ゲーム)」 前述のとおり、集中力があれば、大きなミスはほとんど防げます。ところが、スマホに代表されるように、今はすべてが便利になりすぎてしまい、簡単に集中力を奪われてしまうのが現実です。 もし集中力を鍛えたいのならば、迷路ゲームはどうでしょうか。似たようなルートがいくつもあり、じっくりと試していかないとすぐに迷ってしまうため、自然と集中力が身につきます。 とはいえ、いわゆる迷路だけでは、どうしても飽きが早いです。その場合は、脱出ゲームがいいかもしれませんね。謎解きを含んだ複雑なストーリー仕立てになっているゲームを選べば、脳が思い切り刺激を受けるはずです。 私もこれまでにいくつか脱出ゲームにチャレンジしましたが、ヒントをみないとなかなか解答できない箇所も多く、非常に集中して楽しめました。無料で楽しめる脱出ゲームアプリも数多くリリースされているので、ぜひ気に入ったゲームにチャレンジしてみてください。 全体像を正確に捉える「絵画」 人間の脳は左脳と右脳にわかれており、普段とくに意識することなく、両方を切り替えながら生活しています。しかし多くの人は、言語や計算・論理性などを司る左脳を使う割合が圧倒的に多く、脳のバランスはあまりよい状態とはいえません。 そこで役立つのが、絵画です。絵画を描く際には、普段使用頻度の少ない右脳を思い切り使います。たとえば写生をする場合、目にみえる風景(もの・人)を右脳が頭のなかに写し取っていきます。 言葉でいうと簡単そうですが、立体を正確に平面へ描くには、空間把握力や直感・イメージ力などが不可欠です。こういった能力はすべて右脳がコントロールしているので、絵を描くと、右脳がどんどんレベルアップしていきます。 もちろんオリジナルの絵を描く場合は、少し違う能力を使います。同じく右脳による創造力やひらめき、さらには左脳の分析力などが、大きく刺激を受けるでしょう。 老化は計算力の低下からはじまる「計算クイズ」 年齢とともに衰えを感じる能力として、記憶力とともに、計算力をあげる人は多いです。前述のとおり、最近では買い物にいっても電子マネーで支払うことが多く、暗算をする機会はめっきり減りました。(現金払いでも自動計算ですしね) 普段計算する際も、ほとんどの人は計算機を使うはずです。そうやって頭のなかで計算する機会が極端に少なくなった結果、より早く計算力が衰えるようになってしまいました。 たださいわいなことに、計算力の低下はごく簡単な計算を繰り返すことで、十分予防が可能です。といっても、今更小学校の問題集をやるのは、なんとなく抵抗があるでしょう。であれば、やはり計算クイズのアプリがやりやすいと思います。 ルールに従ってマス目に適切な数字を当てはめていく、「ナンプレ」なんかもいいですね。いずれにせよ、ポイントはあまり欲張らないことです。大人だからといって、ムリに微分積分をやらなくてもいいんですから。まずは、四則計算のスピードアップを目指していきましょう。 年代別オススメ脳トレ 先ほどは、記憶力や判断力といったように、鍛えたい能力別にオススメの脳トレを紹介しました。しかし、脳トレの選び方の基準は、能力だけではありません。 子どもに大人向けの脳トレをやらせてもすぐに飽きてしまうだろうし、逆もまたしかりです。そこでこの章では、年代別にオススメの脳トレを2つずつ紹介していきます。 子ども向けの楽しい脳トレ 能力云々の前に、子どもの脳トレは「いかに飽きずに取り組めるか」が、ポイントです。今回は、2つの脳トレを紹介していますが、楽しく継続できるものなら、基本的にどういった脳トレでも構いません。 落書き 先ほど絵画を紹介しましたが、子どもにあまりむずかしい理論や技術を求めても意味がありません。絵画というより、「落書き」が脳トレにはピッタリです。 個人差はありますが、ノートに落書きしたり、漫画のキャラクターをマネして描いてみたり、絵を描くのが大好きな子どもはたくさんいますよね。 授業に飽きてしまい、つい思いついた絵をノートや教科書に描いてしまったという経験は、おそらく誰もがしているはずです。(本当はあまり褒められたことではないですけどね) 絵を描く行為は、楽しみだけでなく、子どもたちに大きな脳トレ効果ももたらしてくれます。 子どもの場合、見たものをそのまま描く、いわゆる「模写」をするケースはほとんどありません。題材があったとしても、どこかしら頭のなかに浮かんだアイデアが反映されているものです。こういった自由な落書きは、子どもの想像力や感情表現の幅を大きく広げてくれます。 また絵を大量に描いていると、ものごとの色や形など全体を把握する力や、空間の認識力が少しずつ鋭敏になってくるのを自分でも感じるはずです。こうした想像力や全体把握能力、空間認識力といった機能は、右脳が主に担当しています。 私たちは、普段どうしても言語や計算、論理的思考を司る左脳を使う機会が多いです。でも、絵を描いているおかげで、普段後回しにされがちな右脳が鍛えられていきます ◆絵画の脳トレ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 右脳を鍛えるなら断然脳トレがオススメ プラスチックブロック プラスチックブロックを使った遊びも、子どもの脳トレには最適です。カラフルなブロックを組み合わせてなにか形を作る行為は、空間認識能力・問題解決スキル、そして創造力を育成してくれます。 自動車や恐竜、建物など、子どもはプラスチックブロックで、じつにさまざまなものを再現しようとします。自動車を作ろうと思えば、自動車の形・各パーツのバランス・色合いなど、本物の車や図鑑などで車のことを深く観察するようになるでしょう。なんといっても、知らないものは、作れませんので。 また、どのようにブロックを組み合わせればイメージ通りの造形にできるのか、試行錯誤しながら作り上げていく過程において、問題解決スキルや論理的な思考が磨かれます。 複雑な形のものを作る場合は、すぐには完成できないので、計画を立てて作業を進める力も身につきます。ここで身につけた論理的思考や計画を立てる力は、これから勉強にも活かされてくるでしょう。 学生のための集中力向上脳トレ 学生の本分は、やはり学業です。とくに大学受験や資格の勉強を控えている人は、集中して勉強に取り組まなければ、なかなか結果を出せません。そこで、学生の集中力に効果的な脳トレを2つ紹介します。 戦略的なボードゲーム 将棋や囲碁、チェスといった戦略的なボードゲームは、論理的思考や判断力といったさまざまな機能を鍛えてくれます。 こまかい内容は異なるものの、どのゲームも相手の動きを何手先までも読み、1手ずつ対応策を考えなくてはなりません。有効な打ち手を考えるには、当然定石パターンをいくつも覚えておく必要があります。 言葉にすると簡単ですが、「◯◯してきたら△して、✕✕なら▢しよう」といったシミュレーションを常に頭のなかで繰り返している状態は、精神的にかなりのプレッシャーです。 もちろん、プロではないので、実際はもう少し気楽に遊んでいるでしょう。しかし、将棋にしろチェスにしろ、ゲームの本質はそのくらい高度な思考力を要求されるハイレベルなもの。だからこそ、気楽に遊んでいても、十分脳トレの役割を果たしてくれるわけです。 ポモドーロテクニック 厳密にいうと、ポモドーロテクニックは、脳トレではありません。学習や作業効率を高めるための、時間管理術のひとつです。しかし、ポモドーロテクニックを習慣化すると、集中力が自然と身につきます。 ポモドーロテクニックでは、「25分間の作業+5分間の休憩」をワンセットとし、4〜5回セットを繰り返したら15分間の大休憩を挟むのが基本的なルールです。実際にやってみるとわかりますが、1回の作業時間25分間というのが、じつに絶妙なラインとなっています。 20分くらい経って「そろそろ疲れてきたから少し休憩したいな」と思っても、あと5分だから頑張ろうと、案外すんなりと飽きを乗り切れてしまうのです。 注意点として、5分間の休憩中は必ず作業を止めてください。 オススメの休憩方法 ストレッチをする 目を閉じて瞑想する トイレを済ませる コーヒーを淹れる 机を整理する 上記のように、作業とまったく関係ないことをして、気持ちをリフレッシュさせるのがポイントです。 ◆ポモドーロテクニックについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 社会人のストレス解消脳トレ 忙しく責任も大きい社会人は、どうしてもストレスを抱えやすいです。ご存知のように、ストレスは、脳の働きを著しく阻害します。いろいろな種類の脳トレがありますが、まずはストレス解消に効果的な脳トレに取り組んでみてはいかがでしょうか。 瞑想 ストレス解消に最適な脳トレといえば、やはり瞑想が一番に思い浮かびます。じつは、瞑想とひと言でいっても、世界中に何百種類という膨大な瞑想法があるそうです。脳トレという観点から見ると、正直どの瞑想法を選んでも問題ありません。 ただ、情報量の多さや取り組み事例の多さからいって、マインドフルネス瞑想は非常にオススメです。マインドフルネス瞑想の目的は、過去のしがらみや未来への不安から離れ、今この瞬間に意識を集中することにあります。 今の自分を受け入れ、今やるべきことに集中すれば、迷いがなくなります。迷いがなくなれば、行動量が増え、現実がよい方向へ動き出すでしょう。 なんといってもマインドフルネスは、ハーバード大学やオックスフォード大学、日本では慶応大学など、名だたる有名大学で研究されている立派な学問です。瞑想にどこかスピリチュアルなイメージをもち敬遠している人は、これを機会にいろいろと調べてみてください。 ◆マインドフルネス瞑想については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ うまく頭が働かないのはどうして?脳の働きを阻害する原因と簡単な対策大公開! 自然散策 自然のなかを歩くと、日々の生活で溜まったストレスから解放され、心身ともにリラックスします。もちろん、普通に街中を歩くだけでも、リラックス効果はあるでしょう。 しかし、自然のなかにいくと、木々から発せられる揮発性物質「フィトンチッド」の恩恵が受けられます。いわゆる「森林浴」ですね。森林浴の効果は私たちが想像するよりも大きく、以下のような効果が期待できます。 森林浴に期待できる主な効果 精神安定 大脳皮質の活性化 高血圧の抑制 呼吸器系疾患の改善 アレルギー性疾患の改善 なかでも、効果が大きいのはやはり「精神安定」でしょう。環境省の国立公園にかんするサイト※を見ると、ビックリするようなデータが数多く掲載されています。 「森林浴によりNK細胞(ガンを攻撃する細胞)が1日で27%、2日で53%も活性化」 「森林を眺めると、副交感神経活動1.5倍、ストレスホルモン13%減少」 毎日とはいいませんが、週に1〜2回は自然のなかに出かけて、脳を活性化させたいですね。 ※参考:データで見る国立公園の健康効果とは? | 国立公園に、行ってみよう! | 環境省 シニア世代の健康維持脳トレ シニア世代の場合は、脳の活性化というよりも、脳の健康維持が一番の目的になってきます。劇的に働きがよくなる状態までは求めず、今ある機能の維持を目指していきましょう。 絵画、陶芸といった創作活動 絵画や陶芸といった創作活動は、シニア世代にとって、認知機能を維持し、生活に彩りを加える素晴らしい方法になり得ます。 シニア世代は、30代40代と比べて、ルーチンワークの多さが特徴です。精神的にも肉体的にも積極性が失われ、毎日同じような生活を送っている人のなんと多いことか。 もちろん、こういったルーチンワークは、シニア世代の豊富な知識や経験によって成立している側面があるので、決して悪いことばかりではありません。 しかし、刺激の少ない生活は、脳の働きを少しずつ鈍らせていきます。あまり考えなくても、普通に生活ができてしまうので、脳を働かせる必要がないからです。 その点、創作活動は、新しいアイデアを考えたり、今まで取り組んだことのない表現方法に出会ったりと、とにかく脳に刺激を与えてくれます。 また、絵画や陶芸教室に参加すれば、同じ趣味をもつ仲間との交流が生まれます。仲間とワイワイ切磋琢磨しながら創作活動ができれば、脳への刺激はさらに大きいものになるでしょう。 ジャーナリング シニア世代の脳トレとして非常にオススメなのが、ジャーナリングです。よくジャーナリングを日記と混同している人もいますが、両者はその役割がまったく違います。 日記は、1日の終わりにその日のできごとや感じたことを記した、いわば「日々の記録」です。一方、ジャーナリングは、頭のなかに浮かんだ内容を思いつくまま書き出す作業を指します。あくまでも思考の吐き出しが目的なので、書く時間はいつでも構いません。 ジャーナリングの主なメリットは、以下の2点です。 悩み・不安・やるべきことなど頭のなかの可視化 脳への負担を軽減 情報が溢れる現代社会、私たちの頭のなかは、常に情報で満ちています。そのため、頭のなかだけで考えても、ものごとをうまく整理できず、いつもモヤモヤを抱えたままです。ところが、思っていることをとにかく書き出してみると、必要な情報が紙の上にすべて揃います。 なにか考える際には、書き出した内容を見ながら検討すればいいので、今後余計な情報を覚えておく必要がなくなります。その結果、脳がいつも整理されたクリーンな状態となり、なにか新しいことに取り組む、十分な余力が生まれるのです。 脳トレを継続するためのコツ いくら脳トレに取り組んでも、継続できなければ、思うような効果は得られません。この章では、脳トレを継続するためのコツを5点紹介します。 とにかく楽しむことが一番 いくら脳トレをやったからといって、その日のうちに劇的な変化が現れることはありません。毎日コツコツ続けるうちに、いつの間にかなんとなく調子がよくなっている。それが脳トレの、効果の現れ方だとお考えください。 なので、途中でやめてしまえば、脳トレの効果はほとんど期待できないでしょう。つまらない・面倒くさい脳トレは、誰だってやりたくありません。だから、いかに楽しく脳トレをやれるかが、大きなポイントになってくるわけです。 そういう意味でいうと、ひとりでやる脳トレよりは、対戦ゲームのように誰かと一緒にやる脳トレがオススメです。 また、デイサービスやサークルに入れば、ある意味半強制的に脳トレの機会が生まれます。仲間と競い合うライバル心(いい意味での)も芽生えるため、継続するモチベーションがより強くなるはずです。 飽きないように複数の脳トレへ取り組む いくら脳トレが楽しくても、いつも同じ脳トレばかりでは、やがて飽きてしまうでしょう。脳トレは年単位で継続しないと意味がないので、飽きないように複数の脳トレへ取り組むのがオススメです。 その際、できれば頭脳系と作業系の両方から、ひとつずつ選んでください。脳トレというとクイズやパズルのような頭脳系脳トレをイメージするかもしれません。でも、有酸素運動や軽い筋トレには、血流の改善や手足の神経を刺激する働きが期待できます。 もちろん、好きな脳トレがあれば、3つでも4つでもチャレンジしてもらって構いません。ただし、あまり手を広げすぎると上達が遅くつまらないので、せいぜい2〜3個に抑えておくのが無難です。 ◆頭脳系と作業系のオススメ脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレで中高年の脳は蘇る! 脳トレの前にできるだけ生活習慣を整える 脳トレを継続すれば、たしかに脳の活性化を促進する働きが期待できます。しかし、脳トレが効果を発揮するためには、まず心と体をしっかりと整えておかなければなりません。 毎日5時間しか睡眠時間を確保できずに、帰宅するとウトウトしてしまうような状態では、正直いくら脳トレをやっても無意味です。睡眠時間はできるだけ8時間以上取りましょう。 朝起きたら、すぐに太陽の光を浴びるのも、いいですね。適度な日光浴は、自律神経を整え、セロトニンの分泌を促進してくれます。 食事についても、ジャンクフードではなくバランスのよい食事をよく噛んで食べれば、胃腸への負担はかなり減少するはずです。 脳の働きは、心と体の両方と密接な関係があります。生活習慣を整えて、脳トレの効果を最大限発揮できるようにしていきましょう。 ◆脳を活性化する生活習慣については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 自分の不安要素を改善してくれる脳トレを選ぶ 前述のとおり、鍛えたい内容によって適切な脳トレは変わってくるものです。なかでも認知症の予防を目的とした脳トレでは、症状に合った脳トレを選ばないと、期待はずれの結果に終わってしまいかねません。 もちろん、自分が将来どういう症状に悩まされるかは、実際になってみないとわからないでしょう。であれば、まずは自分の不安要素に対応した脳トレを選べばいいのです。 脳トレの選び方については、別記事で詳しく紹介していますので、ぜひそちらの記事も参考にしてください。 とはいえ、どのような脳トレでも、継続して取り組めば一定の効果は期待できます。いくら症状別に適した脳トレでも、つまらなければ意味がありません。そのへんは、あまりむずかしく考えずに、好きな脳トレを優先してもらって大丈夫です。 脳トレ 脳トレは認知症に効果アリ?症状別にオススメの脳トレを紹介 日常生活を脳トレ化してしまう 脳トレにいくら効果があるといっても、わざわざ時間を取って定期的に脳トレをするのは、人によって大きな負担になるかもしれません。アプリでできるクイズやゲームならともかく、料理や麻雀のように、手間や人数が必要な脳トレの継続がむずかしいのは事実です。 その場合は、思い切って日常生活を脳トレ化してみてはどうでしょうか。そもそも、脳トレに、明確な定義などありません。脳へ適切な刺激が得られるなら、掃除だって通勤だって、すべて脳トレなんです。 それだけじゃありません。友達とのおしゃべりも夕飯の買い物も、大好きな歌手のコンサートだって、脳が刺激を受けるなら立派な脳トレの役目を果たしてくれます。このように、脳トレに対する意識を少し変えるだけで、脳トレの継続率は大幅に改善されるはずです。 日常生活でできるお手軽脳トレ活用法 前述のとおり、忙しい現代人は、日常生活の脳トレ化にも取り組むべきです。この章では、日常生活をうまく脳トレとして活用する5つのアイデアを紹介します。 レシピを暗記してはじめての料理に挑戦する これまで別記事で何回も、料理の脳トレ効果をお伝えしてきました。レシピの考案・材料の用意・調理・片付けと、さまざまな行程をこなす料理は、重要な認知機能「遂行力」を鍛えるよいトレーニングになってくれます。 とはいえ、これまで毎日料理をしてきた人からすれば、普通に料理をしてもそれほど脳に刺激を受ける感じがしないでしょう。そこで、オススメなのが、レシピを暗記しての料理です。 せっかくなので、今までにつくったことのない料理に挑戦してみましょう。いつも和食が多いなら、イタリアンや本格的なインドカレーなども楽しいかもしれません。途中であやふやになっても、レシピを見返さずに進めていけば、自然と短期記憶力や判断力が鍛えられます。 なにも見ずに美味しい料理ができたときの達成感は、脳の報酬系を刺激して、また料理をつくろうというモチベーションを生み出してくれるでしょう。 ◆料理については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい認知機能ごとにオススメ脳トレーニングを紹介 ショッピングリストなしで買い物へいく 買い物の量が多い場合、買い忘れのないように、多くの人がショッピングリストをつくってから買い物へいくでしょう。でも、ショッピングリストなしで買い物をすると、驚くほど脳の活性化に役立ちます。 まず、ショッピングリストがないと、買うものを自分の頭のなかで覚えておかなければなりません。買い忘れがあるとあとから自分が困るので、取りこぼしのないように自然と短期記憶力がアップするのです。 とくに、面積の広い大型ショッピングセンターで買い物をすると、頭の中にあるリストをしっかり整理できなければ、何度も売り場を往復する羽目になります。 誰だって、何回も売り場をウロウロしたくないですよね。だから、記憶力と情報整理力・論理的な分析力(買い物の順番など)などが、いやでもレベルアップします。 最初は、どうしても買い忘れたものがあり、イライラするかもしれません。でも、慣れてくれば、リストなしでスイスイと買い物ができるようになるはずです。毎回じゃなくてもよいので、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。 スマホを手放し、通勤・通学途中に人間観察 スマートフォンの普及にともない、ほとんど全員といっていいほど、移動中もスマホの画面に没頭している姿をみかけます。しかしせっかく外にいるのですから、これを機にスマホをポケットにしまって、周りの人々をじっくりと観察してみませんか。 「えっ?人間観察なんて意味があるの?」と思ったかたも多いかもしれませんが、人間観察は、私たちの感受性や観察力を思い切り鍛えてくれます。 何気ない動きや表情、服装、会話の内容といった断片的な情報を組み合わせて、その人の背後にあるストーリーや心情を想像してみましょう。もちろん、まったくの他人なので、実際のところはなにもわかりません。でも、それでいいのです。 あくまでも重要なのは、表面的な情報から仮説を立ててみること。これができるようになると、自然と相手のことを考える気持ちが生まれ、リアルな人間関係にも必ずよい影響を与えてくれます。 スマホを手放すのは正直大変かもしれませんが、1日15分でもいいので、ぜひ周りを見渡す時間を確保してみてください。それだけでも、十分な脳トレ効果が期待できます。 読書の際に、1章ずつ頭のなかで要約してみる 読書はさまざまな知識が得られるだけでなく、脳の活動を刺激する脳トレとしても、素晴らしい効果を発揮してくれます。 ただし、ただ漫然と読書をしても、今ひとつ脳トレ効果は薄いかもしれません。そこでオススメなのが、読書した本の要約です。しかも、最後まで読んだあとではなく、1章ごとに頭のなかで要約をするのがポイントになります。 要約しないまま読み進めると、「アレ?さっきどういった内容が書いてあったっけ?」と、読んでいる途中で内容を見失ってしまいがちです。 ところが、1章ごとに内容をしっかり理解するスタイルだと、そのあとに読む内容の理解度が大きく向上します。前半部に書かれている基本的な内容をきちんと押さえておけば、後半の応用的な話の理解度がアップするのは当然の話です。 この読書スタイルを続ければ、短期記憶力・分析力・理解力といった能力が鍛えられます。また、インプットした情報を素早くまとめる力がつけば、ビジネスシーンでも大いに役立つでしょう。 音楽を聴きながら手足を別々のリズムで動かす 家事や仕事をしながら、音楽を聴いている人はたくさんいます。外出中はいつも欠かさず、スマホで音楽を聴いている人も多いでしょう。 それほど身近にある音楽をただ聴いているだけでは、少々もったいないです。今回は音楽を脳トレに変える、「音楽を聴きながら手足を別々のリズムで動かす」というアイデアを紹介します。 といっても、やることはとても簡単、音楽に合わせて手と足を動かすだけです。これだけで、音楽のリズムやメロディを捉える聴覚中枢と、身体の動きをコントロールする運動中枢が同時に活動しはじめます。 慣れてきたら、今度は手と足の動きをバラバラにしてください。別に、ダンスのような本格的な動きじゃなくても大丈夫です。体の末端にそれぞれ違う動きの指令を出すことで、脳の柔軟性や運動中枢との連携が強化されます。 音楽が好きなら、楽器演奏もオススメです。ギターもドラムも、楽器はすべて、手足を自由に操らないと成立しません。左手と右手の動きも違うので、左脳と右脳のバランスも整えてくれます。 ◆体を使った脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の衰えを予防するオススメの脳活トレーニング8選 脳トレをはじめる前に知っておきたい基礎知識 いきなり脳トレに挑戦するよりも、ある程度脳トレの情報を仕入れておくほうが、より高い効果を期待できます。脳トレが脳の機能を高めるしくみなど、脳トレに関する基礎的な知識を4つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。 脳トレが脳の機能を高めるしくみ 脳トレにより脳が刺激を受けると、脳の神経細胞(ニューロンとよぶ)同士を繋ぐシナプスが活性化します。新しい刺激へ対応できるようにシナプスを肥大させ、さらに数も増やして、情報伝達の効率化を図るわけです。 この脳への刺激を意図的に起こすのが、脳トレの重要な役割になります。前述のとおり、脳トレの種類を適切に選べば、記憶力・判断力・計算力などをある程度ピンポイントで鍛えることが可能です。 なかでも、やはり記憶は人間の生活の基盤となる重要な機能です。ここでは記憶のしくみを、簡単に説明しておきましょう。 記憶には、前頭前野と海馬という部位が大きく関係しています。前頭葉(海馬含む)は、「頭頂葉(運動や感覚)」「後頭葉(視覚)」「側頭葉(言語や聴覚)」から入る情報をまとめてさまざまな判断をおこなう、いわば脳の司令塔とでもいうべき重要な器官です。 また前頭前野と海馬には、記憶の一時保管所「ワーキングメモリ」を管理する働きもあります。「インプットした情報をどのくらい覚えておくべきか」を判断するのは、前頭前野と海馬の役目です。 かりにワーキングメモリが正常に機能しなければ、私たちは普通に会話することすらできません。話しているそばから、内容を忘れてしまいますからね。 このようにワーキングメモリーには思考力の基礎となる重要な役割があり、だからこそ脳トレで前頭葉やワーキングメモリーを鍛え、全体的な脳の機能を向上させていく意識が必要なのです。 年齢による脳トレ効果の違い 結論からいうと、年齢によって脳トレの効果が大きく変わることはありません。たしかに、人間の脳は25歳前後をピークとして、少しずつ衰えていくといわれています。しかし、「ピークを過ぎたから脳トレの効果がない」と考えるのは、少々早計です。 長寿科学振興財団のサイトには、老化による脳機能の衰えについて以下のように書かれています。 脳全体には140億個もの神経細胞がありますから、毎日10万個の神経細胞が脱落しても、全部なくなるまでには400年近くかかる、非常に膨大な数が存在していることになります。また、脳は強い「代償能力」があるため、仮にいくつかの神経細胞が脱落しても、残った神経細胞が新たな神経伝達の経路を作り出すため、脳の機能は失われにくいといわれています。したがって、脳の機能に急に大きな影響を及ぼすことはありません。 ※引用元:脳の形態の変化 | 健康長寿ネット こういう話を聞く限り、脳トレの効果はスタート時の年齢に関係なく、期待できると考えてよさそうです。 もちろん、いくら脳トレをしても、年齢による衰えを完全には回避できないでしょう。せっかく脳トレに取り組むのであれば、まだ成長段階にある20代までにはじめるほうが、より高い効果が期待できると考えられます。 また、スタートする年齢よりも、なにをどのようにおこなうか、その取り組み方のほうが重要です。その点については、「脳トレの基本的な進め方」や「脳トレを継続するためのコツ」を、再度確認していただければと思います。 ストレス緩和と脳トレの関係 脳トレには、脳機能の劣化予防以外に、ストレス緩和をもたらしてくれる働きがあります。ストレスが慢性化すると脳の機能低下や心身の不調を引き起こしやすくなるので、健康的なライフスタイルに適切なストレス管理は不可欠です。 脳トレがストレスにどのような影響を与えるか、もう少し詳しく説明しておきましょう。 まず、強いストレスを日常的に受け続けると、ストレスホルモンとよばれる「コルチゾール」が大量に分泌されます。このストレスホルモンは脳のさまざまな部位に悪影響を及ぼしますが、なかでも記憶の司令塔「海馬」は、ストレスホルモンに非常に弱い器官です。 しかし脳トレを習慣化できれば、神経ネットワークが強化され、ストレスへの耐性が強まります。また、脳トレで得られる成長の実感や楽しい気持ちは、気持ちをスーッと楽にしてくれます。 さらに、脳の働きが活性化して集中力や判断力がアップすれば、ストレスの原因にもしっかりと対処できるでしょう。このように脳トレは、ストレスの対抗策として、非常に優秀な働きをしてくれるんです。 もちろんストレスの軽減には、良質な睡眠や食事も欠かせません。脳の働きを活性化してくれる習慣については、以下の記事でご確認ください。 ◆脳の働きを活性化してくれる習慣については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 最新研究による脳トレの効果検証 脳トレに取り組むかどうか、みなさんの判断材料になるよう、脳トレに関する研究データを2つほどご紹介しておきます。 最初に紹介するのは、ペンシルベニア州立大学の認知トレーニングの影響を調べた共同研究※1です。コンピューターによる認知機能トレーニングの受講者を10年間にわたり追跡調査したところ、認知症のリスクが29%も減少していたことがわかりました。 次は2016年に医学誌へ掲載された、シドニー大学の研究※2です。シドニー大学の研究チームは、コンピューターを使った脳トレが、軽度認知症による記憶力低下や気分の落ち込みなどを改善してくれたと述べています。 ただし、完全な認知症と診断されれば、トレーニングの効果はなくなるそうです。そう考えると、やはりできるだけ早いうちに脳トレに取り組みたいところですね。 脳トレは効果がないという意見もまだまだ根強く存在しますが、上記のように、脳トレの効果に関する研究データは現時点で数多く発表されています。「なにかしらよい影響があったらいいなあ……」くらいの気軽な気持ちで、まずは気になる脳トレを試してみてください。 ※1:Digital training program reduces risk of dementia among older adults | Penn State University ※2:Brain training can help fight against dementia - The University of Sydney まとめ 今回は脳トレで得られる効果とオススメの脳トレ、さらに脳トレを継続するコツについてもわかりやすく解説してきました。「脳トレとは?」という疑問をおもちのかたにも、脳トレの魅力をしっかりとご理解いただけたと思います。 本文中でもお話ししたように、脳トレは継続しなければ意味がありません。ぜひ、楽しみながら脳トレを続けてみてください。将来的に、必ず「やっておいてよかった」と思える日がくるはずです。 ### 脳トレの種類を使い分けて脳の劣化を効果的に食い止めよう 最近、脳機能の衰えを予防してくれる効果があるということで、脳トレが非常に注目を集めています。段々と年齢を重ね、昔買ったものの名前が思い出せなかったりすると、不安になる気持ちは本当によくわかります。 でもいくら不安だからといって、リサーチ不足のまま適当に脳トレへ飛びつくのは、正直あまり感心しません。人それぞれ気になる症状は違いますし、脳トレによって期待できる効果が異なるからです。 そこで当記事では、オススメの脳トレとその脳トレにはどのような効果が期待できるのか、わかりやすく紹介していきます。まずは慌てずに、最後までじっくりと目を通していただければさいわいです。 脳トレが脳機能を活性化する理由 オススメの脳トレを紹介する前に、脳トレが脳機能を活性化してくれる理由を説明しておきます。理由をきちんと理解しておくと、途中で挫折することもなくなるはずですので。 脳トレが脳機能を活性化する理由として、大きく以下の2点があげられます。 脳トレによる脳への適度な刺激 脳トレを通じた他人との交流 脳が劣化する原因はさまざまな要素が複雑に絡み合っていて、これだけやっていれば大丈夫という方法はありません。 でもルーティン作業(同じ作業)が続くと、脳が衰えやすいというのは、容易に想像がつくでしょう。そう、脳は適度に使って外部からの刺激を受けないと、徐々に錆びついてしまうんです。 そこで、記憶の司令塔「海馬」や「前頭前野」を脳トレで鍛えると、記憶の回路を結びつけるシナプスの数が増えて記憶力がアップします。もちろん、改善されるのは記憶力だけではありません。言語能力・計算力・判断力といったさまざまな機能も一緒に鍛えられます。 また脳トレによって人と交流する機会が増えるのも、脳が活性化する大きな理由のひとつです。一般的に、年齢を重ねるたび、人と交流する機会は減ってきます。でも将棋・料理・クイズなど、脳トレという目的があれば、自然と交流の時間は増えていくはずです。 家族や友人と笑いながら脳トレを楽しむ。そういった充実した時間を定期的にもてば、脳の衰えは最小限に抑えられるでしょう。 頭脳系?作業系?あなたにピッタリな脳トレはどれ ひと言で脳トレといっても、頭を使うものと体を主に使うものに、大きく分類されます。自分のタイプを考慮して、まずは頭脳系と作業系のどちらを選ぶかを決めてください。慣れてきたら、頭脳系と作業系の脳トレを並行しておこなうと、より効果が高まります。 頭脳系1:クロスワードパズル 脳トレと聞いて、クロスワードパズルを思い浮かべた人も多いと思います。クロスワードパズルのいいところは、なんといっても文字制限のあるところでしょう。 ヒントを読んで「これは◯◯◯でしょ」と思ったのに、字数が合わなくてガッカリしたなんて経験は、誰でもいちどはしたことがあるはずです。タテとヨコのマスが交差する箇所には同じ文字が入るのですが、その部分の文字が合わなくて、最初から考え直した人も多いのでは。 このようにクロスワードパズルでは、「あれ、なんだっけなあ……もう少しで思い出せそうなんだけど」といったいい意味でのイライラが、私たちの脳を思い切り刺激してくれます。 また題材さえあれば、好きなときにひとりで気軽にできるのも、クロスワードパズルのよいところです。題材にしても、クロスワードパズルの専門誌がいくつも発行されていますし、アプリもたくさんあります。 飽きにくいという面でいえば、クロスワードパズルはまさに最高ランクの脳トレといえるでしょう。 ◆クロスワードパズルのメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者の認知症予防にオススメの脳トレ12選! 頭脳系2:間違い探し 間違い探しには、大きく3つのメリットがあります。 間違い探し3つのメリット ■ ワーキングメモリをコントロールする「海馬」と「前頭前野」が鍛えられる ■ アハ体験ができる ■ ひらめきや全体把握能力といった右脳の能力が向上する 間違い探しは、絵の内容を覚えておきながら、もう一枚の絵と見比べる作業が必要です。その際、海馬や前頭前野が統括しているワーキングメモリとよばれる「短期記憶領域」が、鍛えられます。 アハ体験ができるのも、非常にいいと思います。アハ体験とは、今まで知らなかったことが突然ひらめいた瞬間を指す専門用語です。最後の間違いがなかなかみつけられず、5分くらい粘ってやっとみつけたときの開放感は、本当に脳をスッキリさせてくれます。 また、間違い探しには、こまかい箇所のチェックとは別に、全体をざっくりとみる「全体把握能力」が必須です。ボヤッと全体を見渡して違和感を探していくと、自分のひらめきが「なんとなくこのへんがおかしい」と教えてくれるようになります。 普段、なかなか右脳を鍛える機会は少ないので、間違い探しはぜひ積極的に取り入れていただきたいですね。 頭脳系3:将棋 藤井聡太竜王の活躍で、若い世代にも一気に知名度の上がった将棋。将棋もまた、脳トレとして非常にオススメできます。 将棋は、相手の手を読み、常に次の一手(場合によっては何十手も)を考えるゲームです。そのため、集中力や判断力などをコントロールする「前頭葉」が、思いっきり刺激を受けます。 しかも本格的な将棋ともなれば、厳格な時間制限があるので、余計に集中力が必要です。そして、こうした緊張感は、思考のみならず感情面についても鍛えてくれます。(一手ごとにイライラやビクビクしていたら、将棋になりませんからね) また、次の一手を考える行為は、すなわち過去の打ち筋を振り返ることにほかなりません。プロの棋士は、対戦相手の過去データを何手も遡って研究するといいます。 私たちアマチュアはそこまでシビアではありませんが、過去の経験から次の一手を探り出す行為は、記憶力の改善にも大きく役立ってくれるでしょう。 将棋人気にあやかって、今や全国に数多くの将棋教室があります。アプリもいいですが、やはり実際に対面で打つのは楽しいものです。興味のある人は、日本将棋連盟のサイト※でお住まい近くの教室を検索してみてください。 ※参考:日本将棋連盟 将棋教室一覧 作業系1:塗り絵 頭と手を両方使う作業系脳トレのなかでも、塗り絵は非常に人気があります。子ども向けと思われがちな塗り絵ですが、今やアート作品とでもいうべき本格的な線画の塗り絵が多く、大人のアート心をくすぐってくれるからでしょうか。 塗り絵は、当たり前ですが手をこまかく動かします。手には感覚神経や運動神経が集まっており、そういった神経が刺激を受けると脳も一緒に活性化するわけです。 なお、塗り絵をこまかく分析すると、右脳をフル活用しなければ満足のいく仕上がりにはできないことがわかります。まず線図をみて、大まかな完成図をイメージする、全体把握能力は必須です。この能力が不足していると、必要な行程をはじき出せないので、いつまで経っても色塗りプランが立てられません。 またどの色をどこに配色するのか、そういうことを考えれば、創造性や色彩感覚が磨かれます。もちろん、はみ出ないように着色するには、集中力も必要ですよね。しかも絵画とは違って、比較的簡単に誰でも取り組めます。 このように、右脳を鍛えたいなら、塗り絵は非常にオススメです。まずは、本屋で大人の塗り絵を一冊購入してみてはいかがでしょうか。きっとハマると思いますよ。 作業系2:大人の工作 体をあまり動かせない高齢者には、ぜひ大人の工作をオススメしたいです。つくるものは、模型・オブジェづくり・手芸的なもの、なんでも構いません。手先を動かして、完成を目指してワクワク作業をするところに、工作の脳トレ効果があるからです。 工作も前述の塗り絵と同様に、右脳がビシビシ鍛えられます。バラバラの材料を組み立ててひとつの形に作り上げる作業は、イメージ力や空間認識能力なしには成し得ません。 プラモデルやペーパークラフトのような工作物なら、着色をすることが多いので、当然美的感覚も磨かれるでしょう。あっ、色の組み合わせを考えるという意味では、手芸関係も色彩感覚が要求されますね。 なお最近では、書店でも大人の工作キットが大人気です。往年のスーパーカー工作キットや、ラジオ・カメラのような機械的な工作物など、人気商品が発売されるとすぐに売り切れてしまうといいます。童心に帰ってワクワクしたいなら、こういった限定キットをなにか購入してみるのも、とても楽しいと思いますよ。 作業系3:リズム体操 作業系脳トレの最後は、作業に思い切り振り分けた「リズム体操」を紹介します。リズム体操とは、音楽に合わせて体を動かす体操の総称です。体操なので頭はそれほど使いませんが、そのぶん体をしっかりと動かします。 リズム体操は基本的に全身運動なので、全身の筋肉がまんべんなく鍛えられます。筋力がつけば体を楽に動かせるので活動的になるし、それによって気分も明るくなるでしょう。 血流も改善されて、脳へも大量の血液が届くようになります。脳に供給される血液量が増えれば、当然血液中に含まれる脳の栄養源「ブドウ糖」と酸素を、しっかりと使えるわけです。 またリズム体操の場合、リズムを感じる音楽的な右脳のセンスも問われます。さらに、そのリズムと合わせて体をコントロールしなければならないので、運動能力の司令塔「前頭葉」も活性化します。 もちろん、脳トレが目的ならば、ハードに体を動かす必要はありません。高齢者であまり体を動かせない人でも、ゆっくり自分のペースで動けば、それで十分脳トレの効果は果たしてくれます。 ◆リズム体操については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者向け簡単な脳トレを分野別に紹介 誰もが気にする認知症予防にオススメの脳トレ6選 脳トレの目的として、認知症の予防をあげる人も多いでしょう。先ほどは一般的な脳トレを紹介しましたが、今度は認知症の予防に特化して、オススメの脳トレを症状別に紹介します。 脳トレ 脳トレは認知症に効果アリ?症状別にオススメの脳トレを紹介 1.記憶障害:記憶力ゲーム(神経衰弱など) 認知症のもっとも代表的な症状といえば、やはり記憶障害でしょう。誰でも年齢とともに少しずつ忘れっぽくなりますが、もの忘れが重なると本当に不安ですよね。 記憶障害を予防するなら、神経衰弱のような、記憶力をアップさせるゲームがオススメです。ご存知のように神経衰弱は、めくったカードの位置と数字を記憶していないと、絶対に勝てません。そのため、自然と記憶力が鍛えられていきます。 記憶力強化という意味では、前述の間違い探しゲームもいいですね。2枚の絵を見比べて違いを探すためには、絵の特徴をしっかりと記憶しておかなければなりません。また、2枚の絵を同時にフワッと視界に入れる必要があるので、空間認識能力を司る右脳も鍛えられます。 なお、神経衰弱には対戦相手が必要ですが、アプリを使えばひとりでも取り組めます。間違い探しのアプリもたくさんあるので、まずは気軽にチャレンジしてみてください。 2.見当識障害:地図を使って仮想旅行 今いる場所や時間がわからなくなる症状を、見当識障害といいます。こうなると、今自分がなにをしているのかも理解できないので、どうしても対人トラブルを引き起こしやすくなってしまいます。 予防策として、地図を使った仮想旅行などは、非常にオススメです。なんといっても、地図アプリを使えば、リアルタイムで世界中の景色が確認できます。訪問する場所の情報をネットで調べたりするうちに、場所に対する意識が強くなっていくはずです。 もちろん、実際に旅行をするのもいいでしょう。やはり実際にその場所にいっていろいろな経験をするほうが、脳への刺激は圧倒的に大きいですからね。また、スケジュールに沿って行動するので、曜日や時間感覚も鋭敏になっていきます。 なお、今流行りのVRでバーチャル旅行をすれば、自宅にいながらして実際に旅行をしている感覚が味わえます。興味のあるかたは、ぜひ詳しく調べてみてください。 3.遂行機能障害:料理 遂行機能障害も、認知症によくみられる症状のひとつです。遂行機能障害とは、文字通り、目的を遂行するための行動ができなくなる症状を指します。 最初は、とくに自覚がなく、せいぜい仕事の段取りがなんとなく悪くなる程度でしょう。しかしこれがさらに進行すると、客観的に自分の行動を把握できなくなり、最終的には日常生活にも支障が出てきます。 こういう状況を予防したいなら、ぜひ料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。料理というのは、単に材料を切ったり、味付けしたりするだけではありません。以下のとおり、料理は遂行に必要なステップすべてに関係しています。 目標設定:夕飯の支度、友人とのホームパーティなど 計画を立てる:献立の作成、レシピ研究 計画の実行:買い物、調理 計画の修正:レシピの再研究、味付け直し 少しむずかしいことをいいましたが、なんといっても料理は楽しいです。好きなものをつくって、家族や友人と一緒に食べれば、認知症なんてきっと吹っ飛んでしまいますよ。 4.理解力 / 判断力:時間制限のあるゲーム 認知症になると、理解力や判断力が著しく低下します。そのため、「今日の朝はなにを食べましたか?」といった、ごく簡単な質問にも答えられません。こうなると、他人とのコミュニケーションが取れずに自然と会話が少なくなり、余計に認知症が悪化してしまいます。 理解力や判断力を鍛えるなら、ゲームやクイズがオススメです。とくに時間制限のあるゲームをやると、時間内に終わらせようという意識が生まれて、自然と理解や判断のスピードがアップします。 もしゲームが好きなら、オンラインの対戦ゲームなどもいいですね。オンラインゲームには相手がいるし、自分勝手にリセットはできません。不確定要素が多いので、状況を理解して最適な行動を導き出す判断力が、ガンガン鍛えられるでしょう。 5.言語障害:漢字系クイズ 認知症のなかでも、言語障害になると、なかなかやっかいです。認知症による言語障害なのか、それとも失語症なのかによって、対応が変わってくるからです。 失語症の場合は、あくまでも言語機能だけの衰えであり、認知症の他症状とは関係ありません。一方で認知症による言語障害だと、記憶障害や見当識障害など、さまざまな障害が同時に発症するケースがほとんどです。 いずれにしても言語機能に対する予防としては、やはり漢字クイズのような、言語系の脳トレが効果的だと思います。「穴埋め熟語」「漢字しりとり」「部首当て」「難読漢字」など、漢字クイズはたくさんあるので、気に入ったものからチャレンジしてみればよいでしょう。 また漢字クイズは、アプリもたくさん発売されています。無料のクイズでも十分楽しめるので、まずは気軽に試してみてください。 6.失行 / 失認:日記 失行と失認も、認知症でよくみられる症状です。失行は、身体機能は正常なのに適正な行動ができない状態をいいます。失認は、五感や記憶に問題がないにもかかわらず、触ったり見たりしたものの名前がわからない状態です。 こういった症状を予防するには、日記を書いてみるのが有効だといわれています。日記を書こうと思えば、その日のできごとをじっくりと思い返すでしょう。この「振り返り」が、認識能力や記憶力を高めてくれるのです。 あくまでも振り返りが目的なので、内容についてそれほどこだわる必要はありません。食べたもの・天気・楽しかったこと・嫌だったこと、なんでもOKです。内容よりも継続のほうが大事なので、3行程度でもいいから、できるだけ毎日書き続けてみてください。 脳トレの効果を最大限に引き出すコツ せっかく脳トレに取り組むのであれば、できるだけ効率的に進めたいものです。そこで最後に、脳トレの効果を最大限に引き出すコツを4点紹介します。 脳トレの効果を最大限に引き出す4つのコツ 決して無理強いはしない 複数の脳トレを組み合わせる 脳トレの前にまずは生活習慣を整える 脳トレと並行して軽い運動も習慣化する ひとつずつ見ていきましょう。 ◆中高年の脳トレで注意すべきポイントについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレで中高年の脳は蘇る! 決して無理強いはしない 自分が自主的に脳トレに取り組むなら、どういったペースでも問題はありません。自分で決めたことですからね。しかし、子どもが親に脳トレを勧めるようなケースでは、決して無理強いをしないでください。 親が高齢になり心身ともに衰えてくると、徐々に子どもの発言権が強くなってきます。そうなると、心配のあまり、つい自分の意見を押しつけてしまいがちですよね。でも、他人にコントロールされるのは、誰だってイヤなもの。 人に脳トレを勧める行為は、「まだまだ元気だ」と思っている人に対して、衰えを突きつけているともいえます。もちろん、脳トレを勧めること自体には、なんの問題もありません。でもいくら親しい仲とはいえ、無理強いすれば、相手のプライドを傷つけてしまいます。 前述のとおり、脳トレは楽しいのが一番です。無理強いをして、せっかくのやる気を削がないように、注意しましょう。 複数の脳トレを組み合わせる 記憶力の衰えや計算力の低下など、人によって気になる症状は違うでしょう。認知症にしても、なにかひとつだけ発症することは少なく、たいてい複数の中核症状が併発します。そう考えると、やはり複数の脳トレに取り組んでおきたいところですよね。 とはいえ、どういう症状が起こるかは、実際に症状がはじまるまでは誰にもわかりません。もし複数の脳トレを選ぶのであれば、現在気になる症状と対応する脳トレを、とりあえずランダムに選んでおくしかないと思います。 また脳トレは、大きく「頭脳系」と「作業系」に分類されます。頭脳系の脳トレを複数おこなうよりは、「漢字クイズ」と「料理」のように、頭脳系と作業系からひとつずつ選ぶほうが合理的でしょう。 これは、日常生活でも一緒です。「歌いながら家事をする」「歩きながら英語のリスニングをする」といったように、ふたつの行動を組み合わせると、脳はより刺激を受けて活性化してくれます。 「同じことの繰り返しを避けて、生活に変化を与える」これが脳トレを成功させる大きなポイントなんです。 脳トレの前にまずは生活習慣を整える 眠くて頭が働かない・いつもお腹の調子が悪くてトイレの場所が気になる、そういった状態では、いくら脳トレをやっても思ったような効果は得られません。脳トレに取り組む前に、まずは自分の生活習慣を整えてください。 脳トレと密接に関係がある生活習慣といえば、やはり「睡眠」「食事」「運動」「ストレス対策」でしょう。なかでも睡眠は、非常に大事です。 日本人は世界でも1・2位を争うほど、睡眠時間が短いといわれています。平均睡眠時間が8時間を大幅に超えるフランスやイギリスと比べると、日本は1時間以上も睡眠時間が短いのです。日頃から忙しく、なかなか睡眠時間を確保するのは大変だと思いますが、できるだけ8時間睡眠を習慣化していきましょう。 なお、脳を活性化する生活習慣については、別記事で詳しく解説しています。ぜひ読んでみてください。 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 脳トレと並行して軽い運動も習慣化する 今回紹介した、頭脳系と作業系だけでなく、ぜひ軽い運動も並行しておこなってください。認知症予防に対する運動の効果については、厚生労働省のサイトにも、はっきりと書かれています。 これまでの多くの研究で、中年期・老年期の運動習慣や定期的な身体活動が、アルツハイマー型認知症を含む認知症の発症率を低下させることが報告されています。 〜中略〜 したがって、適度な運動、バランスの良い食事、夜間の良好な睡眠、余暇活動を楽しむことを生活習慣にとりいれ、高血圧や糖尿病、脂質異常症、肥満などの生活習慣病を治療することが重要です。 引用元:認知症|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省 リズム体操でも説明したように、運動をすると全身の血流がよくなり、脳に十分な血液と酸素がいきわたります。しかも適度な運動で体が絞れてくると、自分に対して自信がもてるようになります。 年齢を重ねるとどうしても自分の衰えに敏感になってしまいがちですが、肉体を鍛えれば不要な自己卑下に陥ることもありません。 また、心を落ち着かせる働きのある「セロトニン」は、運動によって活発に分泌されます。うつ病の治療にセロトニン量を調整するSSRI薬が使われることからも、その影響の高さは想像できますよね。 このように、適度な運動は、脳に対してよい影響ばかりです。少なくともひとつくらいは、なにか運動系の脳トレに取り組むようにしましょう。 ◆運動とセロトニンの関係については、コチラの記事をお読みください 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 まとめ 今回お話ししたように、ひと言で脳トレといっても、その種類はさまざまです。したがって、ただ闇雲に脳トレを選ぶのは、あまり効率的ではありません。すべての脳トレをやる時間がない以上、まずは自分の気になる症状に応じた脳トレを優先的に選んでください。 ### 小学生にオススメの脳トレと、飽きずに継続するコツを紹介 認知症の予防に効果的といわれる脳トレですが、最近では子どもに対する教育の一環として、小学生から脳トレを取り入れるご家庭が増えています。 たしかに小学生から脳トレに取り組めば、脳が活性化して、勉強や運動などにもよい影響を与えそうですよね。ただ小学生というのは、精神的にも肉体的にも成長過程にあり、いろいろな面で不安定です。 せっかくの脳トレを途中で挫折することのないように、今回は小学生にオススメの脳トレや継続するコツについて、解説していきます。最後に、よく聞かれる疑問点にもお答えしていくので、小学生のお子さまをおもちのかたは、ぜひ参考にしていただければと思います。 小学生にオススメの脳トレ4選 ひと言で脳トレといっても、頭を使うクイズから、料理・体操のような体を動かすものまで、その種類はさまざまです。今回は、机の前で簡単に取り組めるものを中心に、小学生向けの脳トレを4点紹介します。 漢字クイズ これからたくさんの漢字を覚えていく小学生に、まさにオススメなのが、この漢字クイズです。 ただ機械的に漢字を覚えようとしても、なかなか効率はあがらないし、なによりもおもしろくありませんよね。その点、ゲーム性を取り入れた漢字クイズなら、楽しみながら漢字も覚えられます。 数ある漢字クイズのなかでも、まず試してもらいたいのが、穴埋め系クイズです。穴埋めクイズにもさまざまな種類がありますが、今回は、4つの漢字をみながら共通する漢字を考える「二字熟語クイズ」を紹介します。 □水・□泊・平□・濃□ 上記の□に入る共通の漢字はなんでしょうか? 答えは、「淡」です。 パッと思いつく人もいれば、いくら考えてもわからない人もいるでしょう。ひとつでもわからない熟語があると答えを出せないので、難問に当たると結構イライラするかもしれません。(いい意味で) また「糸瓜(ヘチマ)」のように、むずかしい漢字の読み方を当てるクイズも、いいですね。ちなみに「瓜」という漢字は、小学校では習いません。 あまりむずかしい漢字ばかりだと、答えがわからなすぎて、すぐに飽きてしまいます。できるだけ、小学生でもギリギリわかる範囲の出題を心がけてください。 間違い探し 間違い探しは、2枚の絵を見比べて間違いを探していくゲームです。当たり前ですが、片方の絵を明確に覚えておかないと両方の比較ができず、いつまでたっても間違いはみつけられません。 そのため間違い探しを何回も繰り返すと、絵の特徴を覚えようとする意識が働き出し、ワーキングメモリが活性化します。 別な記事でも解説しましたが、インプットした情報を短期間記憶しておくのは、ワーキングメモリとよばれるシステムです。ワーキングメモリは海馬と前頭葉が統括しているので、間違い探しをすると、脳の主要部位である「海馬」と「前頭葉」が、ガッチリと鍛えられます。 ただし、あまりにも簡単な間違い探しだと、脳トレの効果はほとんど期待できません。「最後の1〜2個がみつからなくてイライラする……」くらいの難易度が、脳トレにはちょうどいいのではないかと思います。 ◆脳トレとワーキングメモリの関係についてはコチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるオススメの方法8選 そろばん 単純に計算をするだけなら、計算機でことたります。普段、そろばんを使って計算している小学生は、おそらくひとりもいないでしょう。 それでは、そろばんがまったく意味のないものかというと、決してそのようなことはありません。昔も今も、そろばんを習いにくる小学生は、たくさんいます。それは、そろばんが右脳を強力に鍛えてくれると、世間に広く認知されているからです。 もしいまだにそろばんを計算の手段だと思っているなら、ぜひ今日から考えをあらためてください。そろばんは単なる計算道具ではなく、子どもの右脳を強力に鍛えてくれる脳トレなのです。 以下は、日本珠算連盟の公式サイト※で紹介されている「そろばん学習で得られる6つの効能」になります。 そろばん学習で得られる6つの効能 ■注意深く観察する力 ■イメージやひらめきの力 ■記憶する力 ■集中する力 ■情報を処理する力 ■速く聴き・速く読む力 そろばんのなかでも読み上げた数字を瞬時に計算していく「読上算」は、上記6つの能力をまんべんなく鍛えてくれる、とくに優れた脳トレです。小学生のまだ脳が柔らかいうちに、ぜひそろばんで右脳を活性化しましょう。 私もそろばん塾を経営する立場として、そろばんが小学生に与える素晴らしい影響を、日々実感しているところです。 ※参考:そろばんの効用|日本珠算連盟 速読 小学生の脳トレとしては、速読も非常にオススメです。ただ、目を速く動かすタイプの速読だと、正直ほとんど脳トレの効果は期待できません。速く読む原理が目を動かすスピードアップなので、脳トレというよりも、単なる目の運動になってしまうからです。 脳トレとして速読に取り組むなら、断然「右脳速読」をオススメします。私が指導する右脳速読「瞬読」は、イメージ化が得意な右脳で、文章を映像として記憶していく速読法です。 文章単位で読んだ内容を映像化していくので、1文字ずつ読む通常の読書よりも、圧倒的に読書スピードは速くなります。 右脳速読も前述のそろばんと同様に、右脳をガンガン鍛えてくれる脳トレです。イメージ化や情報処理速度だけでなく、集中力・記憶力・理解力なども同時にアップします。右脳速読については、別記事で詳しく紹介しているので、ぜひ目を通しておいてください。 ◆右脳速読の概要についてはコチラの記事でもお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 小学生でも飽きずに脳トレを続けるコツ 小学生といえば、ゲームやマンガなど、遊びの誘惑がちょうど増えだす時期です。しかも最近では、小学生から塾に通うのが当たり前になりつつあります。そう考えると、ある意味小学生は、大学生や社会人よりも忙しいのかもしれませんね。 そんなやること満載の小学生が、途中で脳トレを挫折しないためにも、「飽きずに脳トレを続けるコツ」をしっかりと押さえておきましょう。 小学生が飽きずに脳トレを続けるコツ ゲームやアプリを上手に活用 丁度いい難易度を選ぶ 語彙力や計算力に関係する脳トレを増やす 親子で一緒にできる脳トレが有効 ひとつずつ解説します。 アプリを上手に活用 誘惑の多い小学生に脳トレを続けさせたいなら、アプリを上手に活用していきましょう。 小学生が脳トレを継続するには、いかに飽きさせないかが、ポイントになってきます。そのためには、やはり「脳トレは楽しい」と思ってもらえる仕掛けづくりが必要です。強制的に脳トレをやっても、効果は半減しますからね。 今回紹介した漢字クイズや間違い探しも、紙の本ではなく、スマホのアプリを使うほうが取り組みやすいはずです。アプリなら、同じ漢字クイズでも、さまざまな種類から気に入ったゲームを自分で選べます。 また、自動で新しい問題が追加されるのも、継続しやすい理由のひとつです。これが書籍だと、ひと通り解いてしまえば、もうそれでおしまい。わざわざ新しい本を購入するのも面倒で、おそらく脳トレ自体をやらなくなってしまうでしょう。 アプリがない脳トレに関しては、自分でゲーム性を盛り込んでください。ただ速読するのではなく、時間制限を設定するなどしてゲーム感覚で取り組めば、ワクワクしながら脳トレができるはずです。 なお瞬読の場合、トレーニング自体がゲームのようになっていて、楽しみながら右脳のトレーニングができます。詳しくは下記の記事で、ご確認ください。 速読術 「本を速く読む5つの方法」に取り組めば速読の効果は大幅アップ 丁度いい難易度を選ぶ 案外見落とされがちですが、脳トレの継続を考えた場合、脳トレの難易度は非常に重要なポイントです。 簡単な題材ばかりやっていると、脳への刺激が足りず、脳トレとしての効果はほとんど期待できません。かといって、難易度が高すぎても、きっと途中でイヤになってしまうでしょう。頑張ればなんとかクリアーできるくらいの難易度が、脳トレにはちょうどいいと思います。 とはいえ、難易度がわかりやすいクイズならともかく、そろばんや速読は適切な難易度を見極めるのが困難です。その場合は、そろばんや速読を習っている人に、進め方を尋ねてみてください。 そろばんや速読以外にも、将棋や絵画・料理など、多少なりともスキルが必要な脳トレについては、経験者に教えを乞うのが一番効率的だと思います。(可能であれば、きちんとした指導者に習うのがベストです) 語彙力や計算力に関係する脳トレを増やす 小学生は、語彙力や計算力のベースをつくる、非常に重要な期間です。小学生のうちに、読書や計算の機会を増やせれば、社会に出てから困らない基礎的な学力がしっかりと身につきます。 OECD(経済協力開発機構)が15歳の生徒を対象におこなった2018年の調査※では、日本は読解力が第15位、数学力は6位という結果でした。数学はよいとして、問題は読解力です。2015年は8位、2012年が4位でしたから、年々子どもの読解力が下がっているのは明らかです。 読解力が不足していると、対人コミュニケーションにおいても、相手の気持ちや意図をうまく読み取れません。そうなるとどうしても、トラブルが発生しやすくなります。 近年、SNSでの短文コミュニケーションが激増していますから、読解力がないと余計にトラブルになりやすいです。そういった状況を避けるためにも、小学生のうちから語彙力(できれば計算力も)を増やす脳トレに、積極的に取り組んでください。 ※参考:OECD 生徒の学習到達度調査2018年調査(PISA2018)のポイント ◆読解力向上についてはコチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読解力を鍛える7つの方法とは 親子で一緒にできる脳トレが有効 小学生も高学年になれば、徐々に親とすごす時間が少なくなっていくものです。親と一緒に行動するのを嫌がらない小学校低学年のうちに、ぜひ親子で脳トレにチャレンジしてみてください。 今回紹介したクイズや間違い探しでも、親が出題してあげれば、子どもはゲーム感覚で楽しみながら取り組んでくれるでしょう。また親子で取り組めば、子どもが飽きたときでも、さりげなく違う脳トレに誘うといったフォローもできます。 今回は紹介していませんが、料理も立派な脳トレです。献立を考える・材料を用意する・切る・煮る・調味するなど、頭と体の両方から脳が鍛えられます。しかも、つくった料理を家族で美味しく食べられるわけですから、これほど楽しい脳トレはなかなかありませんよね。 なんといっても、脳トレは楽しいのが一番。楽しければ、続けようという気持ちになって、その結果脳トレの効果を最大限に享受できます。クイズや料理だけでなく、散歩・絵画・将棋、どのような脳トレでも構いません。ぜひ、親子で一緒に脳トレを楽しんでください。 ◆オススメの脳トレについてはコチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 小学生が脳トレをやっても大丈夫?よくある疑問点にお答えします ここまで脳トレの素晴らしさをお伝えしてきましたが、どうしても小学生の脳トレについて、不安をおもちの親御さんもいらっしゃるでしょう。最後にそういった疑問を解消すべく、よくある質問をピックアップして、Q&A形式でお答えしていこうと思います。 Q1:小学生から脳トレをやるとなにか悪い影響はある? 結論をいえば、小学生から脳トレをしても、まったく問題ありません。本文でもお話ししたように、脳を鍛えれば、記憶力や読解力など、たくさんの能力がアップします。したがって、むしろできるだけ早い段階から、脳トレへ取り組んでいただきたいところです。 とはいえ、料理やハイレベルな漢字クイズなど、低学年のうちは対応できない脳トレもあるでしょう。その場合は、親が難易度を見極めて、適切な脳トレへうまく導いてあげてください。 ◆小学生が速読に取り組む場合の注意点については、コチラの記事をお読みください 速読術 速読は何歳からでも習得できる?速読と年齢の関係を大検証 Q2:遊んでいるようにしか見えないんだけど…… もし脳トレをやっている子どもの姿をみて「遊んでいるみたいだな」と感じたとしたら、その脳トレは大成功といえます。なぜならば、楽しくないと脳トレは続かないからです。 残念ながら、脳トレをしてもすぐに結果が出るわけではありません。だから、楽しく継続できているなら、それだけでもう9割方脳トレは成功したようなものなのです。 もちろん、散歩や絵画のような作業系よりも、漢字や計算クイズのほうがお勉強感はあるでしょう。もし子どもの読解力や計算力に不安があるようなら、今回紹介した漢字クイズや計算クイズを中心に取り組んでみてください。 Q3:脳トレの結果がよくなくても効果はあるの? 脳トレの結果がよくないと、脳トレとして意味がないのではないかと、不安に感じるかたもいるかもしれません。その不安はよくわかります。 ただ、脳トレの結果は、その脳トレへの適性と慣れによるものが大きいです。しかも脳トレの効果を引き出すために、そもそも難易度を高めに設定していますから、ある意味成績が悪くて当然でしょう。 だから、あまり結果にこだわらず、とにかく楽しく脳を刺激し続けてください。とくに、料理や絵画といった作業系の脳トレは、やったぶんだけ経験として蓄積されていきます。脳トレを継続した経験は、決してムダにはなりません。安心して取り組んでください。 まとめ 小学生から脳トレへ取り組むことについて、不安を抱えている親御さんは少なくありません。でも、安心してください。今回お話ししたように、脳トレは小学生の可能性を大きく広げてくれる可能性があります。 とはいえ、小学生は精神的にも肉体的にも、まだまだ成長の途中です。決してムリはさせず、まずは楽しく脳トレを続けられるように、親御さんが一緒にサポートしてあげてください。 ### 有名Youtubeチャンネル「人生学校」様にて、瞬読をご紹介いただきました。 有名Youtubeチャンネル「人生学校」様にて、瞬読をご紹介いただきました。 【究極の7つの手順】10倍時短!西田文郎先生推奨「1冊3分で読めて、99%忘れない読書術 瞬読」まとめ 【目次】 01:47①究極の結論 09:41②具体的な鍛え方 10:36③瞬読マスターのための4つのステップ ぜひご覧くださいませ! https://youtu.be/JKXh1L6X4Rg ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.99】東京都 大神 隆さん賀世子さんご夫妻(会社営業50代:人財育成コンサルティング会社経営15期・著者・大学講師・キャリアコンサルタント40代) ご家族で瞬読に取り組んでいらっしゃる大神ファミリー。 瞬読の出会いから変化、今度の展開などお話を色々伺いました!   瞬読スタッフ 瞬読はじめたきっかけを教えていただけますか? 山中恵美子さんとクラブハウスでお話する機会があり、とても素敵な女性だな~と思ったのが今日に至るきっかけです。 瞬読にも興味を持ち始め、瞬読の今後の可能を感じ、すぐ体験オンラインセミナーに申し込み。大手企業の幹部教育動画のコンテンツの企画、コンテンツ制作、出演などをしているので、膨大な量の本も読む必要があり、瞬読のスキルを習得できたら、積読を解消でき読書ストレスも減ると感じ決断しました。 賀世子さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 読書スピードが圧倒的に早くなりました。 以前は本を読むのにとても時間がかかっていましたが、ビジネス書であれば1冊1時間以内で読破できるようになりました。 また、集中力と記憶力が上がり、仕事のパフォーマンスが上がったと感じています。 賀世子さん   瞬読スタッフ 瞬読2級トレーナー講座を受講されて、いかがでしたか? 元々本を読むことは大好きでしたが、ここ数年は読者に時間を費やすことがあまりありませんでした。そのようなタイミングで妻の勧めもあり、トレーナー養成講座を受講。 自分自身を変えるきっかけになれば、と思ったことも理由の一つです。 それ以前に瞬読のトレーニングを行なった経験はなく、養成講座を申し込んでからトレーニングを開始。すると1ヶ月ほどトレーニングを続けた結果、一冊の本を30分で読めるようになりました。 それ以外にも仕事において業務の処理能力が上がり、物事を前向きに捉えられるようになったりと日常生活においても変化を実感しています。 また養成講座を一緒に受講している皆さんはとても魅力的な方ばかりで、色々とサポートして下さり、とても心強く勇気付けられています。 トレーナー講座を受講したことは、私にとってプラスになると確信しています。 隆さん   瞬読スタッフ 「我が家は瞬読ファミリーです」とおっしゃってくださっていますが、ご家族みなさんで瞬読どのように取り組んでいただいていますか? 娘が中学受験をしたいと言い出したので、瞬読を学ばせてあげたいと思いました。 私は、勉強の効率が悪いと自覚していましたので、読解力もなく、暗記も苦手。 結果を出す為に人の5倍10倍努力していく多くありました。 瞬読なら、自分が苦労してきた暗記力、読解力、集中力、語学習得、そしてインプットにアウトプット力、将来のキャリア人生に確実に役立つと確信して、娘に学ばせてあげたいと思いました。 娘のプライベートレッスンに麻布十番まで通わせていただいていたのですが、仕事が忙しく、大変だったので、主人に瞬読トレーナー2級を取得して子供たちはもちろん、私にも特訓してほしいと頼みました。( ´艸`) 意外とあっさり快諾してくれまして、主人が一番学んでいる状況です。 オンラインでのレッスンや、交流会なども、とても前向きになれるし、ありがたい素敵なご縁が広がりました。 主人がトレーナーになってくれるので、子供たちと一緒に英語や中国語、ベトナム語などの語学習得もできたらいいな~と、そんな自分のスキルアップの夢も密かに抱いています。 息子はまだ6歳ですので、もう少ししっかり文字を習得できたら家族4人揃って、瞬読で楽しく学びながら人生をより豊かにしていきたいです。 賀世子さん   瞬読スタッフ 瞬読の好きなところは? 本を早く読めて理解力が上がるところやトレーニングで使われる言葉が非常にポジティブなものばかりなので、気持ちが前向きになれるところ、そして、人との繋がりが広がるところです。 隆さん   瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 私は本を読んでから体験オンラインセミナーに参加いたしましたが、主人は本も読まず、体験もしたことがないまま、2級トレーナーにチャレンジしています。 本からでも、体験セミナーからでも、思い立ったら吉日ですね。(笑) 私は体験セミナーたった一回だけで5倍のスピードで読めるようになったのが衝撃的でした。体験セミナーは超お勧めです!! 賀世子さん 即行動、即実践によって、ご家族で楽しく瞬読をライフスタイルに取り入れていらっしゃる大神ファミリー♪ 「瞬読のコミュニティの皆様が、とても温かく、しかも多岐にわたる分野の勤勉で前向きな方々が多いのでとても素晴らしい交流ができます。」ともおっしゃっていらっしゃいました。 これからも末永くよろしくお願いいたします! ◆大神賀世子さんリットリンク https://lit.link/kayokooga ### 脳トレで中高年の脳は蘇る! 40代を迎え、そろそろ中高年と呼ばれる年代に差しかかると、少しずつ記憶力の衰えが気になってくるものです。自分の周りに認知症の方がいる場合は、自分もいつか認知症になるのではないかと、余計に不安を感じるでしょう。 しかし、中高年の段階から予防をしておけば、認知症になる確率は大幅に減らせます。当記事では、認知症の予防に最適な脳トレについて、わかりやすく解説していきます。中高年が脳トレをやる場合のポイントにも触れていくので、ぜひ参考にしてください。 中高年が脳トレをおこなう際に気をつけたい3つのポイントとは 高齢者の脳トレは、ほとんどが治療を目的としています。ところが、中高年の脳トレは、あくまでも予防が目的です。この違いを理解しておかないと、せっかくはじめた脳トレなのに、途中で挫折してしまうかもしれません。 中高年の脳トレ3つのポイント 頭と体の両方を鍛える まずはイキイキと日常生活をすごすのが先決 ムリせず楽しむことを第一に 脳トレを継続するためにも、上記のポイントをしっかりと理解しておきましょう。 頭と体の両方を鍛える 脳トレで認知症予防と聞けば、「脳だけを鍛えればいい」そんな風に感じたかもしれません。しかし、頭を使った脳トレだけでは、正直もったいなさすぎます。というのも、手と足は、「第二の脳」と呼ばれるほど、脳と密接に関係しているからです。 したがってあとから紹介する脳トレも、頭を使う「頭脳系」と、体を動かす「作業系」の両方を紹介しています。できれば、頭脳系と作業系を交互におこなってください。そうすれば脳トレは、2倍にも3倍にも相乗効果を発揮してくれるでしょう。 ただし、認知症の予防として考えた場合、作業系の運動強度はごく軽いもので十分です。散歩なら、隣の人と話しながらでも息が上がらない程度。間違っても、いきなりジョギングのような、激しい運動には手を出さないでください。 まずはイキイキと日常生活をすごすのが先決 中高年世代ともなれば、仕事にプライベートに忙しく、脳トレにじっくり取り組む時間を確保するのは、なかなか大変だと思います。 もし時間の確保がむずかしいようなら、日常生活を脳トレに変えてしまうのも、ひとつの考え方です。 たとえば、料理はどうでしょうか。もしあなたが今まで料理を担当していなかったとしたら、週末だけでも料理をつくってみるのです。あとから詳しく解説しますが、料理は頭と手をバランスよく使う、理想の脳トレだと思います。 また、通勤時にひと駅手前で降りて、のんびり歩いてみるのもいいでしょう。今まで知らなかったお店や景色を発見できたら、きっと楽しくてワクワクしちゃいますよね。 このように時間がなくても、工夫次第でいくらでも脳トレはできます。まずは、いつも変わらない日常生活に、さまざまな変化を取り込んでみてください。 ムリせず楽しむことを第一に 脳トレで一番大切なのは、長期間継続することです。どんなに効果のある脳トレでも、1週間でやめてしまえば、まったく意味がありません。脳トレを継続するためにも、どうかムリをせず、楽しむ気持ちをもって脳トレに取り組んでください。 一番よくないのは、ムダに理想を追いかけること。「これから脳トレでガンガン脳機能を鍛えてやる」などと意気込んでも、忙しい中高年世代は、間違いなく途中で挫折します。それだけ、モチベーションというのは、浮き沈みが激しいんです。 モチベーションに頼らずに脳トレを続けていきたければ、脳トレを継続した際のメリットをしっかりと理解しておきましょう。脳トレをやる理由さえ明確なら、少しくらい忙しくても、途中で挫折することはありません。 ◆脳トレの効果についてはコチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 中高年にオススメの脳トレ6選 前述のとおり、中高年の脳トレは、あくまでも予防です。治療目的の高齢者とは違い、中高年の脳トレはとにかく楽しくなければ続きません。今回は、頭脳系と作業系のオススメ脳トレを3個ずつ紹介していきます。 頭脳系1:クロスワードパズル 中高年にまずオススメしたいのが、クロスワードパズルです。ご存知のようにクロスワードパズルは、縦・横のヒントを頼りに、文字数を考えながら答えを探していきます。 縦と横の文字数はピッタリと合致する必要があり、答えだと思ったワードの文字数がはまらないと、とてもイライラ(よい意味で)しますよね。でもこのイライラは、それだけ脳が刺激を受けている証拠です。どんどん、難問に挑戦してみてください。 なお、クロスワードパズルの専門誌もたくさん出版されているので、ネタ切れになる心配はまずありません。もし通勤時にやりたいなら、気軽にどこでもできるアプリ版が便利です。 頭脳系2:間違い探し 間違い探しには、ワーキングメモリを活性化する働きがあるといわれています。ワーキングメモリとは、インプットした記憶を一時保管しておく機能です。脳の主要部位「海馬」が指令を出しており、間違い探しをすると、海馬がガンガン鍛えられます。 数ある脳トレのなかでも、個人的に間違い探しが大好きです。わかりやすい間違いはすぐにみつかりますが、いつも最後の1〜2個がわからずに、一生懸命探しています。 でも、探しまくった挙げ句、最後に全部みつけたときは、本当に快感なんですよね。イライラしながらも、脳が刺激を受けているのを感じながら、いつも楽しんでいます。 また、間違い探しは、アプリが充実しているのもありがたいところです。ちょっとした空き時間にスマホで気軽に遊べるので、継続という意味では最高の脳トレだと思います。 頭脳系3:将棋・チェス 中高年の脳トレといえば、やはり将棋やチェスといった対戦系が王道でしょう。将棋もチェスも、盤上のコマを動かして、王様を狙うゲームです。どちらも、相手の思考を鋭く分析しながら戦っていくので、思考に関わる「前頭葉」が鍛えられます。 と、むずかしい話は別としても、どちらも昔から万人に愛されている超有名ゲームですから、脳トレ云々以前に単純にやっていて楽しいです。 ちなみに脳トレという観点でいえば、効果が期待できるのは、将棋やチェスだけではありません。オセロや囲碁のように、対戦形式のゲームであれば、ほぼ同様の効果が期待できます。 人数を確保できるなら、対戦相手との駆け引き要素が強い、モノポリーのようなボードゲームもオススメです。 作業系1:絵画 頭と体の両方を使う作業系脳トレのなかでも、絵画は非常に幅広い能力をアップできる、万能脳トレとでもいうべき存在です。 じつは私たちの脳は、右脳と左脳にわかれており、それぞれ役割が違います。常に結果を求められる現代人は、論理的思考を司る左脳ばかり使っている状態です。ところが絵画の場合、イメージ化・直感・創造・空間認識が得意な右脳を、思いっきり使います。 たとえば風景をスケッチする人は、目に映る映像をサイズの違う画用紙へ、的確に落とし込まなければなりません。こういった作業には、優れた空間認識能力が不可欠です。オリジナルの絵を描こうと思えば、イメージ化や創造力が、強力に鍛えられるでしょう。 またなによりも、絵を趣味にすると、同好の仲間がたくさんできます。友達と会う機会の減る中高年世代にとって、こういう脳トレはきっと大きな楽しみになるはずです。 作業系2:料理 これまでに別の記事でも、料理の素晴らしさをさんざんお話ししてきました。数ある脳トレのなかで、ひとつだけ選べといわれたら、迷わず料理をオススメします。 脳トレとして、なぜ料理が適しているかというと、「料理 = マルチタスク」だからです。パッと思いつくだけでも、料理には以下のような作業が必要になります。 メニューを考える 食材を揃える 下ごしらえをする 調理をする 盛りつける 食べる 片づける 次のメニューを考える 「メニューを考えながら買い物をする」「お湯を沸かしながら野菜を切る」といった具合に、料理中はこういったマルチタスクを当たり前のようにこなしているわけです。こういうマルチタスクの連続作業は、思考力や判断力を司る「前頭葉」を鍛えてくれます。 今まで料理をしたことのない男性の中高年も、ぜひ挑戦してみてください。楽しく料理ができて、美味しい料理が食べられる。きっと、最高の脳トレになると思いますよ。 ◆料理の効果についてはコチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 高齢者の認知症予防にオススメの脳トレ12選! 作業系3:ゴルフなど軽めのスポーツ 前述の絵画と料理は、作業系のなかでも、運動量はかなり抑えめでした。もう少し運動量をあげるなら、ゴルフのようなウォーキングをともなうスポーツがオススメです。 ゴルフの場合、主な移動はカートを使いますが、ある程度は自分で歩かないといけません。でも途中で疲れたらカートに乗って休めるので、「歩かなきゃ」というストレスを感じずに、気楽にスポーツを楽しめます。 またゴルフは、ショットの距離や傾斜・風向きといった、さまざまな要素を常に考えながら進めていくスポーツです。そのおかげで、脳の司令塔「前頭葉」を中心に、脳全体がビシビシ鍛えられます。 またゴルフは、通常3〜4人で一緒にプレーをするのもいいですね。少し離れた場所に出向き、仲間と同じスポーツを楽しむという非日常行為は、私たちの脳をとてもリフレッシュしてくれるでしょう。 中高年は気軽にできる脳トレアプリで継続を目指す 先ほど紹介した6つの脳トレは、どれも効果の期待できるものばかり。でも、忙しい中高年世代にとって、わざわざ脳トレに時間をかけるのは、なかなか大変かもしれません。 そういう場合に役立つのが、脳トレアプリです。星の数ほどある脳トレアプリのなかでも、オススメのアプリをいくつか紹介しておきます。好みの脳トレを探す際の、参考にしてください。 総合脳トレ「PEAK(ピーク)」 ※画像引用:「PEAK(ピーク)- 脳トレ」をApp Storeで 「飽きないように、いろいろな種類の脳トレがやりたい」というのであれば、総合脳トレ「PEAK(ピーク)」は、非常にオススメです。 PEAKは、ケンブリッジ大学など、有名大学の脳科学者が開発に携わった脳トレアプリ。45種類以上のゲームがあり、記憶力・注意力・言語力など、さまざまな能力をまんべんなく鍛えられます。 なお、無制限にゲームをしたい場合は、課金が必要です。ただ10分程度の利用であれば無料なので、まずは無料の範囲内で試してみるのがよいかと思います。 計算ゲーム「脳トレHAMARU 」 ※画像引用:「脳トレHAMARU 計算ゲームで脳トレ勉強アプリ」をApp Storeで シリーズ累計150万ダウンロード、人気の計算ゲーム「脳トレHAMARU 」は、計算に特化した脳トレアプリです。認知症になると、まず発症するのが、計算力の衰えといわれています。したがって、日頃から計算力を鍛えておけば、認知症を強力に予防してくれるはずです。 なお、計算ゲームといっても、学校の問題集とは違い、エンターテイメント性が非常に高く設計されています。娯楽要素の多い当アプリにハマると、ドーパミンがバンバン出て、脳に強力な刺激を与えてくれること請け合いです。 間違い探し「まちがい探しの王」 ※画像引用:「まちがい探しの王」をApp Storeで 最後に、個人的に大好きな間違い探しのアプリを紹介しておきます。一見まったく同じようにみえる2枚の絵の違いを探していくのですが、グラフィックがリアルなので、マンガタイプと比べて少々難易度は高めです。 ステージは、動物・食べ物・風景など全部で7種類あるので、しばらくは飽きずに続けられるでしょう。また嬉しいことに、2人同時のマルチプレイが可能です。親子で一緒にプレイしてもいいし、友達と対戦するのも楽しいと思いますよ。 まとめ 本文中でお話ししたように、中高年の脳トレは、あくまでも予防が目的です。脂の乗った中高年世代はみなさん非常に忙しく、楽しくなければすぐにやめてしまいます。 今回紹介した脳トレをきっかけとして、自分にとって楽しくてやめられないという、お気に入りの脳トレを探していただければ幸いです。 ### 脳の活性化をうながす10の方法 今まで簡単にできたことが、思うようにできなくなると、本当に気持ちが落ち込みますよね。知っているはずの名前がすぐに出てこない自分をみると、将来認知症になるのではないかと、不安に感じる人も多いのではないでしょうか。 でも、幸いなことに、脳の衰えを食い止めることは可能です。2019年のアルツハイマー病協会国際会議では、遺伝子要素がある人でも「食事」「運動」「生活習慣」の改善で、発症リスクを大幅に軽減できると発表されました。 将来の認知症リスクを少しでも減らすためにも、今回の記事では、脳の活性化をうながす10の方法を紹介していきます。もちろん、10個すべてに手をつける必要はありません。できるものから、ひとつずつ取り組んでいきましょう。 1:バランスのよい食事をよく噛んで食べる 人間は食事から得られるエネルギーを原料として、体を維持しています。つまり、普段食べている食事の質や量によって、体の良し悪しが大きく変わってくるということです。 したがって脳の活性化を考えるなら、まずはバランスのよい食事をよく噛んで食べることが、とても大事になってきます。 バランスという面では、地中海食が非常にオススメです。地中海食といえば、アメリカの主要機関の調査で、ここ数年ずっと1位に選ばれている人気の食事法。野菜や未精製穀物・魚・良質なオイルなどをバランスよく食べれば、脳はどんどん健康になっていくでしょう。 もちろん日本人なら、日本食がいいという人も多いはずです。塩分を控えめにして、良質な脂質をプラスすれば、日本食でもまったく問題ありません。そのへんは、個人の好みで調整していただければと思います。 なお、脳の主な栄養素は、ブドウ糖です。ご飯など炭水化物からつくられるブドウ糖は、糖質制限ブームの影響もあり、敬遠される傾向にあります。もちろん、摂りすぎはよくありませんが、少なすぎるのも問題です。必ず適量の炭水化物は、取るようにしてください。 2:8時間以上の睡眠を確保 脳を活性化する方法を考えた場合、十分な睡眠時間の確保は非常に重要です。アメリカ神経学会が発行する「Neurology誌」に掲載された研究データ※1には、極端に短い睡眠を続けた人に、脳の一部縮小がみられたと書かれています。 そこであらためて世界の睡眠時間を調べてみると、日本人の平均睡眠時間は、ここ数年いつもワースト1・2位を争っている状態でした。 株式会社ブレインスリープがおこなった「2022年睡眠偏差値調査」によれば、日本人の平均睡眠時間は、6時間43分※2。一方で、OECD加盟国の平均睡眠時間は8時間25分ですから、いかに日本人の睡眠が不足しているかがわかります。 脳は、睡眠中に記憶の振り返りをして、必要のない記憶を整理するといわれています。そういう大事な作業の時間が少なければ、脳は常に乱雑なままです。ぜひ、1日8時間以上の睡眠を目指してください。 ※1:Poor sleep quality is associated with increased cortical atrophy in community-dwelling adults | Neurology ※2:NHKの調査では7時間12分。調査方法により結果は異なる 3:有酸素運動で血流をよくする 適度な運動で血流がよくなると、脳(とくに海馬)の働きは活性化するといわれています。スウェーデン・ヨンショーピング大学の研究※によると、最大1時間程度の有酸素運動で、被験者の学習能力や記憶力が大きく向上したそうです。 早い人なら、わずか2分の有酸素運動で効果が出たそうですから、それだけ有酸素運動が脳に与える影響は大きいのでしょう。 なお有酸素運動といっても、激しく追い込んで、心拍数を上げすぎるとかえって逆効果です。あくまでも緩やかに血流を改善するのが目的ですから、ごく軽いウォーキングや体操ができれば十分効果は見込めます。 忙しい人なら、「いつもよりひと駅手前で降りて歩く」「エレベーターは使わない」といった感じで、日常生活の負荷を少しだけ上げてみてください。続けるうちに、脳がスッキリしていく感覚を味わえると思いますよ。 ※参考:‘Exercise makes you smart’: Study links physical activity to improved memory, learning in young adults | 2020-10-29 | Safety+Health 4:料理や家事を積極的に楽しむ これまでほかの記事で何回もお話ししていますが、料理をすると、前頭葉部や海馬が活発に動き出すことがわかっています。ものごとを判断し記憶する部位が活性化すれば、脳全体の働きがアップするのは当たり前です。 料理が素晴らしいのは、大きく以下の3つの理由があると考えられます。 料理が脳を活性化する3つの理由 頭と体の両方がバランスよく鍛えられる マルチタスクにより考える力がつく 栄養バランスの整った食生活 さすがに有酸素運動とまではいきませんが、買い物にいったり、食材や食器を取りにいったりと、料理中は案外体を動かしているものです。 また、お湯を沸かしながら食材を切るといったように、料理中は常に複数の行為を同時におこなっています。このマルチタスクの繰り返しが、脳を思いっきり刺激してくれるんです。 もちろん、外食では取りにくい野菜や食物繊維も、自炊なら大量に摂取できます。普段料理を担当していない人も、ムリをしない範囲で、ぜひチャレンジしてみてください。 ◆脳と料理の関係についてはコチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者の認知症予防にオススメの脳トレ12選! 5:音楽や読書など、好きなことに没頭する時間をつくる ストレスは、脳の働きを著しく阻害します。なかでも、記憶の定着を判断する海馬は、特別ストレスに弱い器官です。海馬を鍛えてストレス耐性をつけるのも大事ですが、やはりできるだけストレスを与えないように、やさしく海馬をいたわっていきたいですよね。 そういう意味では、音楽や読書など、好きなことに没頭する時間をつくるのは非常によい考えだと思います。 好きな曲や好きな小説に没頭していると、その世界観に魅了されて、現実世界のストレスなんてどこかに吹っ飛んでいきますよね。そうやってストレスを軽減できれば、リセットされた脳は、また活発に動き出しやすくなります。 とくに音楽の力は、本当に侮れません。その効果は、認知症改善を目的として、広く音楽療法が用いられていることでもわかります。 もちろん音楽や読書だけでなく、夢中になれることならなんでもOKです。人にいわれたものではなく、自分に合ったストレス解消法を、みつけていきましょう。 6:週に1度は自然のなかですごす さまざまな研究により、定期的に自然と触れる時間をもてば、脳は活性化すると証明されています。目安としては、週に1回、最低でも30分程度は確保したいところです。 どうしても忙しい場合は、観葉植物や海や山の画像を5〜10分間眺めるだけでも、十分効果があります。まずはムリをせず、とにかく自然に触れる機会を定期的にもつよう、意識してみてください。 自然が脳や心によい理由のひとつとして、カナダトロント大学のジェニファー・ステラ助教授は、我々が自然から受ける「畏敬の念」をあげています。 一面がオレンジに染まった夕日や息を呑むようなオーロラをみれば、多くの人が自然に対する畏敬の念を感じるでしょう。畏敬の念とは、ようするに自分の常識をはるかに超えたときに感じる、尊敬と驚愕の感情です。 「なんて自然はでっかいんだ。自分の悩みなんてちっぽけだな……」こんな風に感じられたら、もうこっちのもの。知らないうちにストレスは小さくなり、脳の働きは正常な状態に戻っていくはずです。 7:友人や家族とのコミュニケーションを大切に ここまで何度もお伝えしているように、脳の働きを活性化するには、まず脳に与えるストレスを減らさなければなりません。ストレスの原因は、お金・健康・人間関係のどれかに当てはまるケースがほとんどです。 なかでも、友人や家族といった身近な人たちとのトラブルは、脳にとてつもないストレスを与えます。 お金や健康にトラブルがあっても、理解して寄り添ってくれる人がいれば、案外乗り切れるものです。しかし孤独は、私たちのメンタルをボロボロにし、トラブルに立ち向かう気力を奪っていきます。 そういう悲しい状況に陥らないためにも、日頃から友人や家族を大切にして、いつも楽しくすごせるように努力しておきたいですね。 8:脳トレで脳に刺激を与える 手軽に脳を鍛えるなら、やはり脳トレは欠かせません。ただ、脳トレの効果については、少々疑問の目でみている人も少なくないでしょう。実際のところ、脳トレの脳機能回復については、賛否両方のデータが存在している状態です。 とはいえ、脳トレの効果を証明するデータはたくさんあります。なによりもやっていて楽しいですから、あまりむずかしく考えずに、気に入った脳トレにどんどんチャレンジしてみてください。 なお脳トレは、大きく頭脳系と作業系にわかれます。気軽に座ってできる脳トレがよければ、パズルや将棋などはどうでしょうか。少し手を動かしたいというなら、料理や絵画なんかもオススメです。 具体的な脳トレについては、以下の記事で詳しく紹介しています。よかったら、そちらの記事も読んでみてください。 ◆オススメの脳トレについてはコチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 9:新しいことにチャレンジしてみる 脳を活性化する方法を探しているなら、特別むずかしいことを考える前に、まずはなにか新しいことにチャレンジしてみてください。 毎日同じことを繰り返していると、脳は考えることを放棄してしまいます。その点、新しいことにチャレンジすれば、わからないことばかり。新しいことに対応しようと、脳は一生懸命動き出し、ドーパミンが適度に分泌されます。 ドーパミンは、過剰に分泌されると依存症を引き起こす可能性もありますが、適量であればやる気や集中力をもたらしてくれる優れた物質です。 なお新しいことならなんでもOKですが、それが好きなことなら、ドーパミンはより効率よく分泌されます。もちろん最初は、通勤路を変えてみるなど、ごく簡単な変化で十分です。まずは、できることから、積極的に生活パターンを変えてみましょう。 10:人生の目的を明確にして、脳を苛む不安要素を消す 現代人の多くは、正体のみえない漠然とした不安に苛まれています。人生100年時代がはじまり、労働期間の長期化が確実視される今、老後の不安も以前より大きくなってきました。 また近年、ブロックチェーンやAIのような社会を根本から変えてしまう技術が、立て続けに出現しています。人間誰しも、経験したことのないものに対しては、恐怖を感じてしまうもの。 こういった先のみえない不安に対抗するには、人生の目的を明確にして、これからの行動指針を決めてしまうのが一番です。 社会がどう動こうと、「自分はこうしたい」という目標さえ明確なら、不安に飲み込まれることはありません。もちろん、どんなことをしても、不安が完全に消えることはないでしょう。でも、行動指針が決まれば、あとは毎日やることに集中するだけです。 「やることを決めてそこに日々集中する」そう考えれば気持ちはスーッと楽になり、脳が本来のパフォーマンスを発揮しやすくなります。 まとめ 今回は、脳を活性化する方法として、10の提言をしました。どの方法も、脳をしっかりと活性化してくれるものばかりです。10個すべてに取り組む必要はないですが、できれば半分くらいを目標に、チャレンジしてみてください。 ### 脳を鍛えるオススメの方法8選 もしあなたが、「人の名前を思い出せない」「どうも本の内容が頭に入ってこない」このように感じはじめたら、それは脳を鍛える時期がきたというシグナルです。 人間誰しも「自分はまだまだ大丈夫」と思い込みがちですが、残念ながら40代に差しかかると、脳の衰えはどんどん進んでいきます。 今回の記事では、脳の働きに大きく関係する前頭葉や海馬と脳トレの関係、さらに脳を鍛える方法についてわかりやすく解説していきます。 「脳を鍛えるとは」具体的にどういう状態を指すのか? 脳を鍛えるといっても、さまざまな部位にわかれている脳の、どの部分を鍛えればよいのでしょうか。すべての部位をまんべんなく鍛えられればベストですが、現実的にはなかなかむずかしいところです。 「記憶力が悪くなってきた」「最近名前が出てこない」というように、もし現在なにか気になる症状があるなら、その症状を改善してくれる脳トレを選ぶのがベストな選択になります。とくにそういった症状がなければ、主に前頭葉と海馬に焦点を絞っていけば間違いないでしょう。 前頭葉は、人間の思考や理性・運動などを司る非常に重要な部位です。「考える」「判断する」「理性を働かせる」など、人間として重要な要素をすべて担っているといっても過言ではありません。 また海馬は、情報をいったん保管して長期間記憶するかどうかを判断する、これまた重要な器官です。前頭葉と海馬の働きが衰えると、以下のようにさまざまな障害が現れてきます。 前頭葉と海馬の働きが衰えるにより現れる障害 ■ もの忘れが増える ■ 判断力が鈍る ■ すぐにキレる ■ やる気が出ない 上記のような症状が頻発するようになれば、やがては認知症になる可能性が高いです。しかも、いったん認知症になれば、完全な治療はほぼムリだと思います。だからこそ、できるだけ早いうちに脳トレで脳を鍛えて、認知症を予防していく必要があるのです。 脳を鍛える4つのメリット 前述のとおり、脳を鍛えると認知症の予防効果が期待できます。とはいえ、現在20代や30代なら、認知症といわれても正直ピンとこないでしょう。そこで、もう少し具体的に、脳を鍛えるメリットについて解説していこうと思います。 脳を鍛える4つのメリット 記憶力が改善 集中力や判断力が蘇る マルチタスクも楽々 言語能力の衰えを最小限に抑えられる それでは、ひとつずつ解説します。 記憶力が改善 前述のとおり、海馬はインプットした情報を一時保管して、整理をする重要な器官です。その海馬は、前頭葉の大半を占める前頭前野が統括しています。だから、脳トレで海馬と前頭前野を鍛えると、少なからず記憶力によい影響が現れてきます。(海馬と前頭前野の記憶システムについては後述) また海馬と前頭前野が活性化すると、記憶力のみならず、記憶された情報を引き出す能力もアップします。そのため、なにか問題が発生した際も、蓄積された記憶のなかから問題解決に役立ちそうな情報をピックアップして、素早く対処できるようになるでしょう。 ただ、ひと言で記憶力の衰えといっても、さまざまな原因があります。加齢や疲労による軽度な状態とアルツハイマーのような病気では、対処の仕方がまったく変わってくるのは当然です。 脳トレは治療ではありません。症状が現れる前から取り組んで、衰えを少しでも遅らせるようにするための予防法のひとつです。そこだけは誤解のないようにお願いします。 ◆海馬・前頭前野と記憶の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者にオススメ!自宅で簡単にできる脳トレ運動10選 判断力や集中力が蘇る 前述のとおり、前頭葉は人間の思考や理性・運動などを司っていて、判断力や集中力にも前頭葉が大きく関係しています。だから脳トレをして前頭葉を刺激すると、判断力と集中力が次第に研ぎ澄まされてきます。 人生は判断の連続です。判断力が鈍り、誤った判断を下せば、当然自分の望むような素晴らしい結果は望めません。その誤った判断で、単にチャンスをロスするだけならまだマシです。 最悪の場合は、失敗によってあなたの信用を失ってしまうことだって考えられます。いったん信用を失えば、そこからまた信用を取り戻すのは、容易なことではありません。 だから、少しでもよい状態で正しい判断を下せるように、脳トレで判断力と集中力を鍛えていく必要があるのです。 ◆判断力を鍛えるコツについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 判断力を鍛えるなら、必ず知っておきたい6つのコツとは マルチタスクも楽々 「音楽を聞きながら歩く」「リスニングをした内容をメモする」といったマルチタスク脳トレを習慣化すると、実生活におけるマルチタスク(同時作業)がスムーズになってきます。思考を司る前頭葉と、運動系を司る小脳を同時に鍛えることで、脳が同時作業に慣れてくるからです。 違うことを同時におこなうマルチタスクは、どうしても集中力が分散しやすいので、一般的にあまりよい結果が生まれないとされています。たしかにそのとおりなのですが、実際にはマルチタスクをせざるを得ない状況は必ずあります。 たとえば運転です。運転に慣れてくるとつい忘れがちですが、運転はハンドル操作・アクセルとブレーキの操作・周囲の確認・ウィンカーやワイパーの作動など、挙げればキリがないくらい、さまざまな動作を同時にこなさなければ成立しません。 高齢なドライバーが逆行運転や急発進による事故を引き起こすのは、こうしたマルチタスクの能力が加齢とともに衰えてしまうからです。普段から脳トレでマルチタスク能力を鍛えておけば、こうした悲しい事故は防げたかもしれません。 言語能力の衰えを最小限に抑えられる 誰でも年齢を重ねるごとに、少しずつもの忘れが増えていくものです。知っているはずの名前を忘れてしまったり、思っていることがうまく言葉にできなかったりすると、わかっていてもガッカリしますよね。 そういった症状は、言語系の脳トレによって、進行を遅らせることも十分可能です。個人差はありますが、なにもせずに言語能力の衰えが進行すると、いわゆる認知症になってしまう可能性が大幅にアップします。 言語障害をともなう認知症になれば、相手のいうことがわからない、反対に相手の話す内容はわかるが思っていることを言葉にできないといった症状が出てくるので、これまでのような日常生活は送れません。 今回は紹介しませんが、別記事で言語系に効果的な脳トレを紹介しています。言語能力に不安のあるかたは、ぜひそちらの記事にも目を通しておいてください。 ◆言語系脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳トレの種類を使い分けて脳の劣化を効果的に食い止めよう 脳の前頭葉と海馬を鍛える方法 脳はさまざまな部位にわかれていて、それぞれ受けもつ役割が異なります。記憶の定着という面でいうと、もっとも大事なのが、冒頭でも触れた「海馬」です。そして、海馬の大元である前頭葉は、思考や理性などをコントロールしています。 脳を鍛える方法を紹介する前に、前頭葉と海馬の働きについて、しっかりと理解しておきましょう。  海馬はワーキングメモリの司令塔 目や耳といった感覚器官から受け取った情報は、大脳を通過したあと、海馬に集められます。海馬は前頭前野という部位と連動して、受け取った情報を長期間記憶しておくべきかどうかを判断する重要な器官です。 この、一時的な記憶の保存機能を、ワーキングメモリとよびます。もしワーキングメモリがなければ、インプットしたそばから忘れてしまい、長期記憶どころの話ではありません。 同様に、人間がスムーズに会話できるのも、ワーキングメモリのおかげです。相手の話をすぐに忘れてしまっては、とても会話になりませんからね。 ただこのワーキングメモリは、いわば脳のメモ帳です。あくまでも一時的な保管が目的なので容量はとても小さく、あまりにも大量の情報を受けると、うまく機能できない可能性があります。そういった状況を避けるためにも、海馬を鍛えて、長期記憶への移行を促進することが非常に重要です。 自分で考えるクセをつけると前頭葉は発達する 前頭葉や海馬を鍛えたいなら、「自分の言葉でじっくりと考える」ことを意識するだけでも、だいぶ結果が変わってきます。 私たちの日常は、同じような行動の繰り返しばかりです。起床時間・食事時間・仕事の時間と、1日の大半は、ほぼルーティン化されてしまっています。生活の大半がルーティン化すれば、自分で考える機会が激減するのは当然です。 考える機会が減れば、そのぶん思考力や判断力といった能力が衰えてしまいます。だから日常生活に少しずつ新しい習慣を組み込んで、脳へどんどん刺激を与えていく必要があるのです。 もちろん、いきなり転職や引越しのような、大きな変化を求める必要はありません。いつもと違う道を歩く・旧友に連絡してみる・平日に休みを取って遠出するなど、日常生活に少しだけ変化をプラスしてみましょう。もちろん、手軽にできる脳トレもオススメです。 そして、はじめて歩いた場所でみつけたラーメン屋が流行っていたら、なぜそんなに人気があるのか考えてみてください。答えがみつからなくても、別に構いません。その考える行為自体が、前頭葉と海馬に十分な刺激を与えてくれますので。 ◆新しいことを学ぶ効能については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶力に不安を感じたら……脳トレで記憶力アップ 日記を書いて、1日の行動を振り返る 記憶力の衰えを感じたら、ぜひ日記を書いてみてください。脳がインプットした内容を長期間記憶しておくためには、繰り返しとインパクトがポイントだといわれています。 日記を書くとなれば、自然と1日の行動やできごとを、何度も思い返すはずです。また、日記に記録することで、自分の行動がより鮮明に脳へ刻み込まれます。 このように、1日の行動を振り返る行為には、脳を刺激する要素が揃っているわけです。記憶の衰えを解消したいなら、この効果を利用しない手はありません。 日記の内容は、今日のできごとや楽しかったことを、箇条書きする程度で十分でしょう。文章の量よりも、手書きで書くことのほうが重要です。 音声入力が容易な時代にあえて手を動かすと、脳が「わざわざ書くくらいだから、この情報は重要に違いない」と認識します。また手書きなら、簡単なイラストなども書き込めるので、よりいっそう記憶を刺激してくれるはずです。 海馬を鍛えればストレスに強くなる 海馬は、隣接する「扁桃体(へんとうたい)」と、非常に関係が密接です。そのため「快・不快」を判断する扁桃体が、長期間不快な感情にさらされると、海馬もその影響をダイレクトに受けてしまいます。 ストレスの多い生活が続けば、ワーキングメモリの一部は、常に不安や不快な情報で一杯です。しかもたちの悪いことに、恐怖やストレスほど、より強く記憶に刻み込まれます。こうなると、当然海馬の働きが鈍り、長期記憶への移行もスムーズにおこなえません。 こういった状況を解決するには、運動などを通じて、海馬を鍛えるのが一番です。もちろん、筋トレやマラソンのような、負荷の高い運動は必要ありません。 東北大学「瀧 靖之教授」は、1日30分程度の軽い有酸素運動で十分効果があるといっています。また運動に限らず、脳トレのように楽しんで脳を刺激できるものなら、なんでも効果があるそうです。 脳を鍛える具体的な方法については、このあと詳しく紹介していきます。 脳を鍛える方法を頭脳系と作業系にわけて8つ紹介 脳を鍛える方法とひと言でいっても、それこそ選びきれないほどたくさんあります。今回は、頭脳系と作業系、40代にオススメな方法をそれぞれ4つずつ紹介していきます。 頭脳系「パズル」 脳を鍛える方法といえば、まずパズルを思い浮かべる人も多いでしょう。パズルとひと言でいっても、その種類はさまざま。クロスワードパズル・ナンプレ・計算クイズなど、答えが簡単に出せないように工夫がされている形式のものは、どれもパズルの一種と考えてOKです。 脳を鍛えるのが目的ならば、どのパズルを選んでも大差ありません。パズルの種類よりも、大事なのは難易度です。問題をみて即答できるようでは、脳への刺激が足りていませんから、その場合はワンランク上の難易度に挑戦してみてください。 またジャンルは少々違いますが、ジグソーパズルも、脳を鍛える方法としてはかなりオススメです。完成した絵をイメージしながら、ワンピースずつ組み合わせていく作業は、しっかりと脳に刺激を与えてくれます。 ジグソーパズルは、ピース数や図柄によって、難易度を自分で選べるのが嬉しいですよね。世界中で人気があるため、題材に困ることもありません。 ◆オススメの脳トレについてはコチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者の認知症予防にオススメの脳トレ12選! 頭脳系「右脳速読」 速読も脳を鍛えるには、非常にオススメの方法です。とはいえ、一般的な目を速く動かす速読法だと、正直あまり効果は期待できません。目を動かすのが主体なので、眼筋は鍛えられても、脳への影響は思っているよりも小さいからです。 もし速読を活用していくなら、右脳速読にしてください。右脳速読とは、イメージ化が得意な右脳を使い、読んだ内容を映像として記憶していく速読法です。 通常本を読む際には、左脳だけを使い、右脳はほとんど働いていません。一方で右脳速読なら、右脳と左脳を両方使うので、脳全体がバランスよく鍛えられていきます。 なによりも、本を速く読めれば、大量の知識が得られ、仕事や勉強に大いに役立つでしょう。また、右脳活用の副産物として、創造力・理解力などの向上も期待できます。ぜひいちど、右脳速読について、しっかりとリサーチしてみてください。 ◆右脳速読の詳細についてはコチラの記事でもお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 頭脳系「対戦ゲーム」 パズルや速読がどうも苦手だというなら、対戦ゲームはどうでしょうか。トランプや後述する麻雀、あるいは格闘ゲームなど、相手がいるゲームならなんでも構いません。 どのようなゲームでも、対戦者への対応をその場で考える必要があるため、判断力ががっちりと鍛えられます。バトル要素の入ったゲームなら、さらに動体視力・運動能力・空間把握能力といった、右脳の領域も同時に鍛えられるでしょう。 なかでも、人と直接会わなくても対戦できるオンラインゲームは、オススメです。自宅にいながら世界中の人と対戦ができるので、感染対策に煩わされることなく、ゲームを楽しめます。 もちろんほとんどの対戦ゲームには、コンピューターと対戦できるモードも搭載されています。ちょっとしたスキマ時間に脳トレをしたい人は、外出先でも気軽にできる、アプリ版ゲームのほうが便利でしょう。 頭脳系「間違い探し」 間違い探しも、脳トレの王道ですね。非常に似た2枚の絵を見比べながら、相違点を探す過程で、さまざまな能力が鍛えられます。 両方の絵を同時にみるのは不可能なので、常にどちらかの絵を覚えておいて、相違点をみつけていかなければいけません。こういった作業を繰り返すと、前述のワーキングメモリがどんどん鍛えられていきます。そうすれば、「あれ、なんて名前だっけな……」ということも、少しずつ減っていくはずです。 また、ハイレベルな間違い探しともなれば、2枚の違いは本当に少ししかありません。そういったわずかな違いをみつけだすには、とにかく集中力と注意力が必要です。 間違い探しは、短期記憶・集中力・注意力を鍛えてくれる、かなり効率のよい脳トレといえます。もう少し負荷を上げたい人は、ぜひ時間制限を設定してみてください。時間制限があるだけで、集中力や注意力はさらに鍛えられていくでしょう。 ◆間違い探しについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 小学生にオススメの脳トレと、飽きずに継続するコツを紹介 作業系「料理」 頭を使う方法を紹介したところで、今度は手を動かす作業系の方法を4つ紹介します。最初に紹介するのは、料理です。なんといっても料理は、頭と体の両方をバランスよく使うのがいいですよね。 「メニューを決めて食材を揃える」「肉を焼きながら隣でスープをつくる」というように、料理は複数の行為を並行しておこないます。なにも考えずにできるルーティン作業と違い、こういったマルチタスクは、脳に適度な刺激を与えてくれるものです。 また普段あまり意識していませんが、料理をすると、思っているよりも体を動かします。買い物に行き、材料を切り、重い鍋やフライパンを使う。もちろん料理の完成後は、配膳や後片づけも必要です。 手足(とくに手)は、「第二の脳」といわれるくらい、脳の働きと連動しています。料理をしている間は基本的に立ちっぱなしなので、慣れるまでは大変かもしれませんが、ぜひ料理で脳をガンガン鍛えていきましょう。 作業系「麻雀」 頭と手の両方を使う方法なら、麻雀も非常にオススメです。麻雀は、自分だけで完結するゲームではなく、必ず相手がいます。勝つためには、場の流れや相手の考えを読み取らなければならず、さまざまな駆け引きが要求される高度なゲームです。 将棋やトランプなど、対戦ゲームはほかにもありますが、会話から相手の思考を探り合うのは麻雀くらいでしょう。もちろん、相手の発言がハッタリの場合もあります。でも、そういった駆け引きも含めて頭を使うからこそ、麻雀は脳を思い切り鍛えてくれるんです。 また麻雀は、アプリも充実しています。4人集まるのがむずかしいときでも、ひとりでいつでも遊べるのはとても便利です。 作業系「ウォーキング」 ウォーキングが体にいいといわれて、反論する人はまずいないでしょう。でも、ウォーキングの効能は、体にいいだけではありません。ウォーキングによって全身の血流がよくなるので、その結果として脳にも十分な栄養と酸素が行き渡り、脳が活性化します。 またストレス耐性が強く、脳を活性化する働きのあるセロトニンという脳内物質は、適度な運動によって分泌が促進されます。日光を浴びる・よく噛んで食べるといった習慣とウォーキングを組み合わせれば、より多くのセロトニンが分泌されるでしょう。 なお脳トレ効果をさらにアップしたいなら、英語のリスニングや考え事をしながら歩く「ながらウォーキング」をオススメします。「行き詰まって散歩したら、新しいアイディアが閃いた」といった経験は、誰でもいちどはあるはずです。 これは、ウォーキングで気持ちがリフレッシュしていること、さらにゲームやスマホに集中力を奪われない状況が大いに関係していると考えられます。もちろん全身の血流がよくなって、脳が働きやすくなっているのも、理由のひとつでしょう。 雨が降っているときや気分が乗らないときは、室内で足踏みをするだけでも、だいぶ違います。健康促進も兼ねて、ぜひウォーキングを習慣化してみてください。 作業系「瞑想」 なんとなくよさそうに思っていても、どこかスピリチュアルなイメージがあり、瞑想を敬遠する人は少なくありません。しかし世界中には本当にさまざまな瞑想法が存在し、毎日のように実践している人が数多くいます。 おそらくもっとも有名であろう「マインドフルネス瞑想」に関する調査結果※をみると、実践者は年々増加していて、2022年の段階で3,000億円を超えるビック市場になっているそうです。AppleやGoogleなど大手企業でもマインドフルネスを取り入れていると聞けば、瞑想に対する不安も解消されるのではないでしょうか。 どの瞑想を選ぶにせよ、自分の心と向き合い、自分を見つめ直す作業は、以下のような効果をもたらしてくれます。 集中力アップ リラックス効果 ストレス解消 やる気アップ 意思決定力の強化 まったく瞑想のイメージがわかない人は、別記事で紹介したマインドフルネスのやりかたを読んでみてください。瞑想のおおまかな流れが、わかると思います。 ※参考:「マインドフルネス業界カオスマップ2022(日本版/海外版)」を、Upmindが公開 ◆マインドフルネスについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 認知機能別オススメの脳トレ 先ほどは、頭脳系と作業系に分けて脳トレを紹介しました。でも、自分の気になる点をもう少しピンポイントで鍛えたいという人も少なくないでしょう。そこでここでは、記憶力や判断力といった認知機能別にオススメの脳トレを紹介します。 記憶力向上のための脳トレ:フラッシュカードを使用した暗記トレーニング 古くから日本でもポピュラーなフラッシュカード(暗記カード)は、記憶力向上のトレーニングとして非常にオススメです。歴史の年号や英単語の暗記などをする際に、フラッシュカードを利用したことのある人も多いでしょう。 やり方は非常にシンプルです。カードの片面に質問やキーワードが、もう一方に答えや説明が記載されていて、1問ずつ答えを確認していきます。人によっては、答えのほかに、注意事項や間違いやすいポイントなども一緒に書き込んでいるかもしれません。 このトレーニングの魅力は、なんといっても、そのシンプルさゆえのスピード感にあります。その情報を覚えているかどうか瞬時に判断して、答えを確認する。ひとつずつの問題にかかる時間が極端に短いので、復習の回数を増やせるのがフラッシュカードの大きなメリットです。 また、今はフラッシュカードアプリも数多くリリースされていて、進捗状況が簡単に確認できます。なかには、苦手な問題を集中的に出題する機能をもつアプリもあり、苦手を克服してくれる大きな助けになってくれるはずです。 判断力を高める脳トレ:シミュレーションゲーム 楽しく判断力を高める脳トレなら、シミュレーションゲームはどうでしょうか。シミュレーションゲームとは、仮想世界のなかで戦争や歴史上の出来事を体験する、コンピューターゲームです。 もちろん、戦争や歴史だけでなく、株式投資・会社経営・農場経営・都市建設・飛行機の操縦など、さまざまなジャンルの疑似体験ができます。こまかい違いはありますが、どのシミュレーションゲームも、複雑な状況判断や戦略的な思考が不可欠です。 たとえば、農場経営であれば、飼育する動物の種類や数、性別などを決めなければなりません。事業が軌道に乗ったら、さらなる事業拡大を目指して、直売店の出店や販売ルートの拡大といった実際の経営さながらの判断力が求められます。 当然、不慮の事故で家畜を失うリスクや、餌代の高騰なども考慮しておく必要があるでしょう。ちょっとした判断ミスで、これまで築いてきた事業をすべて失う可能性もあるのが、経営の怖さです。 単なるゲームかもしれませんが、そういった緊張感を覚えることで、判断力がメキメキと鍛えられていきます。 ◆判断力を鍛える脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい認知機能ごとにオススメ脳トレーニングを紹介 言語能力強化の脳トレ:語彙ゲームや言語交換 このあと紹介する計算力と併せて、言語能力は日常生活を送るための基本となる認知機能です。言語能力が極端に低下すると、思っていることが口から出てこなくなってしまう可能性があります。 言語機能を強化するなら、語彙ゲームや言語交換のような、言語機能を直接鍛えてくれるトレーニングが効率的でしょう。最近漢字をよく忘れるという人は、四字熟語クイズや部首クイズなどがオススメです。 言葉そのものが出てこないなら、クロスワードパズルもいいですね。ヒントを基に文字数に即した答えを見つけ出す課程で、言語機能を司る前頭前野が思い切り鍛えられます。 一方で言語交換は、基本的な語彙力というよりも、より実践的な会話力を鍛えてくれます。異なる言語を話す人との会話は、母国語で会話しているときより、何倍も集中力が必要です。 相手の言葉にじっくりと耳を傾け、自分の思いをなんとか伝えようと適切な言葉を選ぶ行為が、やはり言語能力を大きく刺激してくれます。 ◆言語能力を鍛える脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者にピッタリな楽しい脳トレ9選 計算力を鍛える脳トレ:ナンプレや簡単な計算ドリル 前述の通り、計算力は日常生活を正常に送るうえで、欠かせない能力です。それなのに、最近では、頭のなかでパッと計算する機会が激減しています。 買い物はカードや電子マネーが主流になりつつあるし、現金払いでも自動で計算されてしまい、暗算をする必要がまったくありません。 自分で計算をする必要があるときでも、ほとんどの人は、暗算ではなくスマートフォンの計算機アプリで計算してしまいます。だから、意図的に計算の機会をつくってあげることが重要になってくるわけです。 単純に計算力を維持したいなら、小学生向けの計算ドリルをオススメします。「えっ、今更小学生のドリルなんて……」と思うかもしれませんが、高学年向けのドリルになると、おそらく解けない問題がいくつも出てくるはずです。 それでも、やはり小学生向けの計算ドリルはテンションが上がらないというなら、ナンプレはいかがでしょうか。「3×3のワンブロックに1〜9までの数字は1回しか使えない」という大原則があるので、数字が苦手な人はかなり苦戦すると思われます。 またナンプレは計算スキルだけでなく、論理的思考や直感力なども同時に鍛えてくれるので、効率よく脳を鍛えたい人には最適なトレーニングといえるでしょう。 ◆計算能力を鍛える脳トレアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 高齢者向け簡単な脳トレを分野別に紹介 遂行力向上のための脳トレ:タスク管理アプリを使った計画立て もしかすると、遂行力という認知機能については、あまり耳にしたことがない人も多いかもしれません。遂行力というのは、文字通り、なにかを成し遂げる能力です。この遂行力を鍛えるのには、タスク管理アプリを使った計画立てが非常に有効です。 やることがひとつしかなければ、最後までやり遂げるのはそれほどむずかしくないでしょう。しかし、現実社会では、複数のタスクを並行してこなさなければならないケースがほとんどです。 そのため、それぞれの兼ね合いを考えながら、うまくスケジュールに落とし込む能力が問われます。 これまで多くの人は、手書きによるスケジュールやタスク管理をおこなってきました。もちろん、手書きにも「記憶に残りやすい」といったメリットはあります。でも、タスクが増えると、中止や変更も多くなり、手書きでの管理は正直大変です。 その点、タスク管理アプリなら、急な修正や追加も簡単にできます。しかも、リマインダー機能と組み合わせれば、うっかり忘れによるスケジュールの狂いをほぼ完全に防止できます。 アプリでの半強制的な管理に慣れてくれば、少しずつ自分の頭で効率的なスケジュール管理ができるようになってくるはずです。 空間認識能力を強化する脳トレ:3Dパズルで立体感覚を掴む 空間認識能力とは、物体の形や大きさ、位置関係などを正確に把握する能力です。そのため、空間認識能力の働きが衰えると、ものにぶつかったり、つまずいたりしやすくなります。自分で転ぶくらいならまだしも、スピードのある自転車や自動車と接触したら、最悪命を落としかねません。 この非常に重要な機能を強化するには、3Dパズルなどを使う方法がオススメです。3Dパズルは、さまざまな形のピースを組み合わせて、ひとつの大きな立方体をつくり出していきます。 3Dパズルは、どのようにピースが連動して全体の形を成すかを考えなければ、決して完成できません。論理的思考や分析力、さらには創造的思考力も要求される非常に高度な脳トレです。 それだけに、完成したときの達成感は大きく、根気よく最後までやり遂げた自分に対して大きな自信をもたらしてくれるでしょう。 また、子どもから大人まで幅広い年齢層が楽しめる3Dパズルは、家族みんなで協力して楽しめますので、コミュニケーションのツールとしても役立ちます。空間認識能力を強化したい方は、ぜひこの楽しみながら学べる方法を試してみてください。 年齢別脳トレのポイント 先ほど頭脳系と作業系にわけて、脳を鍛える方法を紹介しました。頭脳系と作業系からひとつずつ取り組めれば、バランスよく脳を鍛えられるでしょう。ただし、年齢によって少しずつ選択のポイントが変わってきます。 この章では、4つの世代ごとに、脳トレを選ぶ際のポイントをお伝えしていきます。 子ども向けの脳トレ法 子どもの脳を鍛えるには、遊びや日常生活を通じた学習が効果的です。なんといっても子どもには、自主的に脳トレをする意識がありません。だから、「脳トレは楽しいものだ」と思わない限り、すぐにやめてしまいます。 もちろん、強制は厳禁です。子どもが小さいうちは、親に強制されればイヤイヤながらもおそらく従ってくれるでしょう。しかしその代償として、「学びは嫌なものだ」というマイナスの意識を植えつけてしまう可能性があります。 そうならないためには、まず親が一緒になって脳トレを楽しんでください。親がつまらなそうにしていたら、子どもだって興味をもつわけがありません。 脳トレの内容は、正直どれでもOKです。この年代では、内容より「興味をもって継続できるかどうか」が重要になります。 パズルや謎解きが好きな子もいれば、間違い探しが好きな子もいるでしょう。音楽が好きなら楽器を教えるのもいいし、スポーツに興味がある子どもは、スポーツ少年団などに参加させるのもよい方法だと思います。 言語能力を形成していくこの時期なら、ぜひ絵本や子ども向け小説の読み聞かせをしていただきたいですね。小さい時期に文字に触れる習慣をつくっておくと、苦手意識をもつことなく、将来自主的に読書から情報を習得できるようになりますので。 ◆子どもにオススメな脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ これなら途中で挫折しない「子どもにオススメな脳トレ7選」 若年者向けの脳トレ法 自主的に考え行動できる年齢になったら、自己成長や新しい知識の獲得につながる脳トレをオススメします。なぜならば、10代・20代の頃に身につけた知識やスキルは、将来に渡って仕事や人生のベースになるケースが多いからです。 個人差はありますが、若い時代とくに学生時代は、比較的時間にゆとりのある人が多いものです。時間をたっぷり使えるときに、インプット系のトレーニングをおこなうと、短期間で効率よく専門的なスキルが身につきます。 個人的なオススメは、断然「語学の習得(とくに英語)」です。新しい言語の勉強は、脳に刺激を与え、視野を広げてくれます。社会人として働き出す前に、ある程度語学力をつけておけば、希望する仕事に就ける可能性が大幅にアップするでしょう。 また、音楽やアートといったクリエイティブな活動は、創造性や発想力を養ってくれます。正直なところ、語学やアートのように地道なトレーニングが必要な活動は、スタートする時期が早ければ早いほど有利です。 もちろん、かりにスタート時期が遅くても、継続さえできれば必ず上達します。しかし「早い時期に取り組む方が有利な脳トレもある」という事実は、やはり頭に入れておいたほうがよいでしょう。 ◆英語の効率的な学習法については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 【英語初心者向け】社会人にオススメの英語勉強法と挫折しないコツとは 中年世代向けの脳トレ法 中年期は仕事や家庭の忙しさから、脳トレに時間を割く時間が取れないとお悩みの人も多いかもしれません。なかでも、資格やスキルアップの勉強をしている人は、あらためて脳トレの時間を確保するのは実際かなり大変でしょう。 そういう状況のなか、「脳トレで脳を鍛えなきゃ」とあまり意気込みすぎると、ストレスでかえって脳の働きを阻害しかねません。 その場合は、息抜きと割り切って、気楽に好きな脳トレに取り組んでください。前述のとおり、英語を学ぶのもいいし、楽器や料理なんかもオススメです。脳トレの種類を問わず、なにか興味のあることへ新たにチャレンジすれば、それだけで脳は活性化してくれます。 ストレス解消という意味では、読書もいいですね。とくに小説やノンフィクションの読書は語彙力を増やし、理解力や想像力を磨いてくれます。 また中年世代は、少しずつ身体機能の衰えが気になりだす年代です。ウォーキングやヨガなど、体を動かす作業系の脳トレの比率を増やして、心身を効率よく鍛えていきましょう。 ◆脳によい習慣については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 高齢者向けの脳トレ法 高齢者の脳トレ選びは、中年世代と基本的に変わりません。好きな脳トレに取り組み、心地よい刺激を脳に与えられれば、脳トレ効果は十分といえます。 ただし、高齢者は肉体的にも精神的にも、あまり無理がきかなくなる年代です。記憶力や計算力の衰えを如実に感じだすのも、この年代からでしょう。 ムリに嫌いな脳トレをする必要はありませんが、自分の気になる衰えの予防に直接つながる脳トレを選ぶ方が、やはり効率的といえます。認知機能とよばれる生活のベースとなる脳の働きには、主に以下のようなものがあります。 記憶力 判断力 遂行能力 計算力 言語能力 記憶力に不安があるなら、漢字クイズや計算クイズではなく、神経衰弱に代表されるメモリー系の脳トレが最適です。反対に、言語能力を鍛えたい人がメモリーゲームをしても、思ったような効果は期待できません。 上記はあくまでも一例ですが、鍛えたい内容によって、やはり適した脳トレがあります。「認知機能の衰え防止」という目的がはっきりしているなら、できるだけ効果の高い脳トレを優先的に選ぶべきです。 認知機能ごとにオススメの脳トレを、別記事で詳しく紹介しています。よかったらそちらの記事にも目を通しておいてください。 ◆脳によい習慣については、コチラの記事でお読みいただけます 脳を活性化させる生活習慣8つの提案 いくらパズルや料理をしても、基本的な生活が乱れていれば、思うような効果は期待できません。脳を鍛えるなら、まずは生活の質をレベルアップしていく必要があります。 今回提言するのは、以下の8点です。 生活の質をレベルアップする8つの方法 できるだけ1日8時間以上の睡眠を確保 朝起きたら日光を浴びる バランスのよい食事を心がける ウォーキングを習慣にする 軽めの筋トレで筋力の維持を 最低でも週に1回は自然と触れる 瞑想で活発な脳活動のベースをつくる 新しいことにチャレンジしてみる できそうなものから、ひとつずつ取り組んでみてください。 できるだけ1日8時間以上の睡眠を確保 脳を鍛えるといっても、その前にしっかりと睡眠を取れていることが大前提です。睡眠不足は、脳の働きを著しく阻害します。 ところが日本人の平均睡眠時間は、7時間12分(2020年NHK調べ)しかなく、世界でも最低レベルです。アメリカや中国など世界の主だった国では、平均睡眠時間が8時間以上なことを考えると、日本人もやはり最低8時間はクリアーしたいところでしょう。 2020年には筑波大学の研究チームにより、「睡眠中に再生する新しい細胞が、記憶の定着に大きく関係している」と発表されました。※ ということは、質のよい睡眠を十分確保できれば、それだけ脳の働きは活性化しやすくなるわけです。忙しい現代のライフスタイルでは、なかなか睡眠時間を確保しにくいところですが、ぜひ最優先事項として取り組んでください。 ※参考:Article Sparse Activity of Hippocampal Adult-Born Neurons during REM Sleep Is Necessary for Memory Consolidation 朝起きたら日光を浴びる 日光を浴びると、セロトニンという物質の分泌量が増加します。セロトニンは、驚きや恐怖をコントロールして気持ちを落ちつかせる働きのある、神経伝達物質のひとつです。 寝起きに頭がぼーっとするのは、睡眠中にセロトニンが減ってしまうから。また、うつ病の原因も、セロトニン不足にあるといわれています。実際うつ病の治療には、セロトニンの量を調整するSSRIの投薬が一般的です。 そういう実情を知ると、脳の働きを活発にしてくれる日光浴の重要性が、よくわかりますよね。ちなみに、いくら日光浴をしても、無限にセロトニンが増えるわけではありません。日光に当たりすぎると、日射病や日焼けの問題があるので、1日15〜30分で十分です。 バランスのよい食事を心がける 脳を鍛えるという目的を考えると、やはりバランスのよい食事は欠かせません。さいわい日本でも、脳の働きを促進する食材「ブレインフード」は簡単に手に入ります。代表的なブレインフードを下記にまとめておきますので、今日から食卓に取り入れてみてください。 日本でも買える代表的なブレインフード ■ 魚介類 ■ ナッツ類 ■ 緑黄色野菜 ■ ベリー類 ■ オリーブオイル/アマニ油 ■ チョコレート ■ 卵 上記のなかでも、魚介類は、ぜひ積極的に食べてもらいたい食材です。なかでもサバやイワシといった青魚には、必須脂肪酸「EPA・DHA」が多量に含まれており、血液をサラサラにしてくれます。 ところが残念なことに、日本では圧倒的に肉好きが多く、深刻な魚離れが起こりつつあるそうです。肉に含まれる飽和脂肪酸は、血液中の中性脂肪やコレステロールを増やすので、できるだけ魚に切り替えたいところですね。(EPAやDHAは不飽和脂肪酸とよばれ、人間の体内では固まらない) とはいえ現代の日本で、すべての食事をブレインフードにするのは、なかなか大変だと思います。ムリをしない程度で構いませんから、まずは加工食品やジャンクフードをできるだけ減らすことからはじめてみてください。 それだけでも、だいぶ脳の働きが変わってくるはずです。 ウォーキングを習慣にする 前述のセロトニンの分泌を促す方法としては、運動も非常にオススメです。もし、体力に自信があるなら、筋トレ・水泳・ジョギングなど、比較的強度の高い運動に挑戦してみてください。 とはいえ、「いきなり筋トレはきつい」という人も多いはずです。これまでほとんど運動をしていないのに、ムリしてハードな運動をすれば、おそらくすぐに挫折してしまうでしょう。 そういう意味では、誰でもムリなくできるウォーキングが、体を動かす入り口として最適だと思います。ジョギングほどではないにしても、もちろんセロトニンはきちんと分泌されるので、安心してください。(ラジオ体操などもオススメです) あまり難しく考えず、まずは毎日、近所の散歩からスタートしてみてはいかがでしょうか。 軽めの筋トレで筋力の維持を ウォーキングの話でも触れたように、ウォーキングは気分転換にもなるし、歩いたぶんだけ持久力がつきます。ただし、ウォーキングだけだと、大幅な筋力アップは期待できません。だから、ウォーキングに慣れてきたら、筋トレにも同時に取り組む必要があるのです。 筋肉(とくに下半身)は、血液を循環させる、いわばポンプの役割を果たしています。つまり、太ももやふくらはぎの筋肉を鍛えると血液の循環がよくなって、遠い位置にある脳まで十分な栄養が届くわけです。 また下半身の筋肉がしっかりしていると、転倒の危険性を大幅に減らせます。2019年の国民生活基礎調査※を調べてみると、要介護状態になった原因の3番目に「骨折・転倒」がランクインしていました。 要介護状態になれば、誰だって気持ちが落ち込みます。そうなると、どうしても脳を鍛えてよりよい生活を送ろうという、前向きな気持ちが生まれてきません。そうならないためにも、まだ元気なうちから、どんどん筋トレを生活に取り入れていきましょう。 ※参考:2019年 国民生活基礎調査 要介護者の状況 最低でも週に1回は自然と触れる 自律神経を整えると、脳の働きは大幅にアップするといわれています。そのためには、自然と触れる時間をもつのが一番です。川や海もよいですが、まずは森林浴からスタートしてみてはどうでしょうか。 森林浴をすると、なぜか心が落ち着きます。これは、木から放出される「フィトンチッド」に、心を鎮めてくれる働きがあるからです。お日様の光を浴びて、小鳥の声を聴きながら森の大気に包まれていると、本当に頭がスッキリします。 もし山までいくのが大変だったら、街なかの公園でも構いません。ある程度緑があって、自分が落ち着いて過ごせれば、あまり場所にこだわらなくても大丈夫です。 それよりも、自然と触れる回数を気にしてください。目標は週1〜2回、最低でも月に3回くらいは森林浴ができると、ストレスで弱った海馬がメキメキと復活していくでしょう。 瞑想で活発な脳活動のベースをつくる 瞑想も、日光浴やウォーキング同様、セロトニンの分泌を促す作用があるといわれています。瞑想が脳に及ぼす影響については、研究がだいぶ進んでおり、瞑想で前頭葉などが大きくなる状況が確認されているそうです。 そういえば、「瞑想はただ座っているだけ」というイメージがありませんか? しかし、心を無にして何十分も座っているのは、思っている以上に大変です。最初は、心配ごとや仕事のこと、あちこちに思考が散らばってしまうでしょう。でも慣れれば、なにも考えずにスーッと落ち着く時間が増えてきます。 まずは、1日10分でよいので、ぜひ毎日瞑想を続けてみてください。きっと、脳が段々とクリアーになっていく感覚を味わえると思いますよ。 新しいことにチャレンジしてみる 「自分で考えるクセをつける」でもお話ししたように、新しいことを学ぶと海馬が刺激を受けて、脳細胞がどんどん増えていきます。だから、ぜひ面倒くさがらずに、新しいことにどんどんチャレンジしてみて欲しいんです。 最初は早起きするとか、いつもと違う店に買い物にいくといった、ごく簡単な内容で十分だと思います。エレベーターではなく階段を上るなんていうのも、筋力アップも同時に鍛えられて一石二鳥という感じですよね。 また新しいチャレンジに慣れてきたら、ぜひ資格や仕事に関する勉強に挑戦してみてください。新しい知識が身につくと、知的好奇心が満たされて、もっと知りたいという意欲が生まれます。 さらに、自分に対する自信が深まり、対人関係や仕事にもよい影響を与えてくれるはずです。 まとめ 脳のなかでもとくに重要な前頭葉と海馬を鍛えると、脳の機能が向上し、自分に自信がつきます。今回紹介した、脳を鍛える方法は、どれも簡単なものばかりです。しかもやっていて楽しいものばかりなので、とくに問題なく継続できると思います。 最後に紹介した生活のレベルアップに取り組みながら、ぜひ気軽に挑戦してみてください。 ### 脳トレは認知症に効果アリ?症状別にオススメの脳トレを紹介 ある程度の年齢になると、誰しも記憶力に自信がなくなってくるものです。しかし、加齢による物忘れはごく一時的なものですし、自覚があるのでいくらでも対策できます。 これが認知症になると、本人にまったく自覚がないので、非常にやっかいです。明らかにおかしいと周りが気づく頃には、もはや手遅れな段階にまで進行していることも少なくありません。 そうならないためにも、認知症になる前からきちんと予防をしておくことが、本当に重要になってきます。その予防に最適なのが、今回紹介する「脳トレ」です。 オススメの脳トレと、脳トレを効果的に進めていくためのポイントをしっかりと押さえて、楽しく認知症を予防していきましょう。 脳トレが認知症予防に効果的な理由 脳トレの効果をきちんと知っておけば、脳トレへの取り組み方にも一段と熱が入るというものです。そこで、オススメの脳トレを紹介する前に、脳トレが認知症予防に効果的である理由を3点解説しておきます。 脳トレが認知症予防に効果的な3つの理由 新しい刺激が脳機能の低下を抑えてくれる 海馬を刺激することで記憶の保持が楽になる 脳トレで交流の機会が増える ひとつずつ解説します。 新しい刺激が脳機能の低下を抑えてくれる 認知機能は大きく「理解・判断・論理」に分類され、そのなかでもさらに「記憶力」「計算力」「判断力」「言語化力」など、こまかく定義されています。こういった認知機能を全体的に予防したいなら、なにか新しいことに挑戦してみるのが一番です。 私たちの生活は、思っている以上に、ルーティン化しています。ほとんどの人は、毎日規則正しく起きて、いつも同じ時間に食事を取るでしょう。通勤時間もほぼ一定ですし、仕事内容も基本的に毎回ほとんど変わりません。 いつものスーパーへ買物にいき、みるテレビ番組も決まっている。しかも、会って話すのは、毎回同じ顔ぶればかり。これでは、脳が考えるのをサボってしまうのも当然です。 「通勤ルートを少し変えてみる」「食べたことのないものにチャレンジしてみる」なんでもいいので、ぜひいつもと違う新しいなにかに、チャレンジしてみてください。そうすれば、脳が刺激を受けて、どんどん活性化してくるはずです。 海馬を刺激することで記憶の保持が楽になる 海馬は、記憶を長期間保存するかどうかを判断する、非常に重要な器官です。したがって、海馬の機能が衰えてくると、徐々に物忘れが起きやすくなってきます。 これは逆を考えれば、海馬を適度に刺激できると、記憶力は大幅に改善される可能性があるということ。今回紹介する脳トレは、どれも海馬を適度に刺激してくれる、まさにうってつけの方法ばかりです。 なお、海馬はとてもストレスに弱い器官といわれています。脳トレの前に、以下の項目へ取り組み、脳トレの効果を最大限に引き出す下地をつくっておいてください。 脳トレの効果を最大限に引き出す6つの下地づくり ■ バランスのよい食事 ■ ウォーキングのような軽めの有酸素運動 ■ 8時間以上の睡眠 ■ 自然のなかで過ごす時間の確保 ■ 好きなことをしてストレス解消 ■ 良好な人間関係の構築 上記のうち半分でもクリアーできれば、もしかすると脳トレをしなくても、認知症は十分予防できるかもしれませんね。 脳トレで交流の機会が増える 誰かと言葉を交わすという行為は、脳を構成する複数の部位を、まんべんなく刺激してくれます。たとえば、言葉を話すために喉や口の筋肉を動かす指令は、「ブローカ野」とよばれる部位が発信します。 言葉を聴く部位はまた別にあり、私たちが相手の話を理解できるのも、「ウェルニッケ野」という部位が正常に働いてくれているおかげです。また、記憶に関しては、前述の海馬と前頭前野が関係しています。このように、人との会話は、脳がフル回転する非常に刺激の多い行為なのです。 しかし忙しい社会人ともなれば、プライベートで人と触れ合う時間は、なかなか取れなくなってくるものです。でも脳トレを普段からやっていると、脳トレを介して、人と話す時間が大幅に増えます。 クロスワードパズルが好きなら、ちょっとしたスキマ時間に友人と一緒にやってみてください。今回は紹介しませんが、将棋や麻雀のようなゲーム系脳トレなら、友人と集まるよいきっかけになるでしょう。 症状別脳トレで予防効果をアップ 脳トレといっても、その種類はさまざまです。今回は、オススメの脳トレを、認知症の症状ごとに10個紹介していきます。とくに気になる症状があれば、まずはそこからチャレンジしてみてください。 ※新型コロナウイルスの影響を考慮して、ひとりでもできる脳トレを中心に紹介しています。 ◆オススメの脳トレについてはコチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 記憶力障害:神経衰弱 神経衰弱のような記憶力が必須のゲームは、認知症にとても効果があります。神経衰弱とは、裏返しに配置されたカードをランダムにめくり、同じ数字(図柄)のカードを探していくゲームです。 ペアにならなかったカードは再び裏返しにされてしまうので、みえないカードの記号をいかに覚えておけるかが、ゲームに勝つ鍵を握っています。 ただ、トランプで通常の神経衰弱をやるとなれば、最低でも3〜4人が集まらないといけません。昨今の事情を考えると、なかなか気軽には集まれないでしょう。 そういう場合は、ぜひアプリを活用してください。トランプだけでなく、いろいろな図柄で遊べますから、長期的に楽しめると思います。 見当障害:日記をつける 見当障害の予防には、日記がオススメです。見当障害になると、「時間や季節がわからなくなる」「今いる場所がわからなくなる」「相手が誰かわからなくなる」といった症状を引き起こします。 若いうちは、さすがに今いる場所を失念することはないでしょう。しかしあまりにも忙しく生活していると、ふと「あれっ、今日は何曜日だっけ」と、日時の感覚を失ってしまうときが誰でもあるはずです。 このように、日時や季節感があやふやな生活を繰り返していれば、いつか見当障害になってしまうかもしれません。だから日記をつけて、日時や季節感を取り戻す訓練をしていくのです。 日記をつけるには、いつ・誰と・なにをしたか、しっかりと思い返す作業が欠かせません。この「思い返す」という行為が、見当障害の予防に、とても役立ってくれます。 判断力:迷路 迷路ゲームは、判断力を鍛えるのに有効な脳トレのひとつです。入り組んだ道を進み、分岐点で正しい道を選択する際に発揮する判断力は、私たち脳の前頭前野を活性化してくれるでしょう。もちろん、迷路は判断力以外にも、以下のようなさまざまな能力を同時に鍛えてくれます。 思考力 注意力 推理力 空間認知力 なかでも、推理力は非常に大切な能力です。私たちの人生は判断の連続であり、食事のメニューから転職や結婚といった重要度の高いものまで、毎日いくつもの判断をこなして生活しています。 これまで経験したことのない事態に遭遇した際、正しい判断を下せるのは、優れた推理力があるからです。「〇〇だからきっと△△だろう」という仮説を立てて、その可否を素早く検証する。この推理力(仮説力)を鍛えるのに、迷路は最適です。 判断の質をレベルアップするためにも、ぜひ迷路のような判断力を要する脳トレに、取り組んでいきましょう。 ◆迷路ゲームについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 楽しく注意力を高める5つの脳トレとアプリを紹介 注意力:間違い探し 間違い探しは、非常に似ている画像が2枚表示され、画像間の微妙な違いを探していくゲームです。単純にみえて、注意力・集中力・記憶力といった要素がうまく噛み合わないと、なかなか答えはみつかりません。 間違いが5つあるとしたら、おそらく2〜3個はすぐにみつかるでしょう。でも、難易度の高い残りの1〜2個は、なかなか探し出すのが大変です。 そういったハイレベルな間違いを探すには、じっくりと隅々まで画像をチェックする注意力と集中力が欠かせません。もちろん、片方の内容をしっかり記憶できていないと、もう1枚と比較ができないので、短期記憶の能力もビシビシ鍛えられます。 また、間違い探しには、「全体をフワッとみる視点」と「細部をこまかくみる視点」の両方が必要です。この切り替えに慣れてくると、情報を選択するスキルが上達し、その結果情報処理能力が大幅に向上します。 遂行力:料理 遂行力とはあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、要するに「目標や計画を実行する能力」を指す言葉です。ゼロから計画を立てて、最後までやり切るには、大きく4つの要素をバランスよくこなしていく必要があります。 目標設定 計画立案 実行 修正 この遂行力を料理に当てはめると、以下のような流れになるかと思います。 友達を招いて本格的インドカレーパーティーを開く レシピや日程、招く友人の調整など 食材の調達、友人への連絡、食卓のセッティング、調理など 辛さの調節、日時の変更、メニューの追加など 上記はあくまでも一例ですが、友人にカレーを振る舞うだけでも、これだけの要素をすべてこなさないと成立しません。これ以外にも、「カレーに関する動画をみて勉強する」「料理を試作してみる」といった日頃の努力が、多少は必要になってくるでしょう。 でも、美味しい料理を食べるという楽しみがあれば、とくに苦労もなくこういった作業はこなせるはずです。楽しみながら遂行力が身につく。それが脳トレとしての、料理の醍醐味なのです。 ◆料理については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい認知機能ごとにオススメ脳トレーニングを紹介 思考力:パズル クロスワードパズル・ナンバーズ・ジグゾーパズルと、パズルにもさまざまな種類があります。認知症の予防という意味では、どのパズルを選んでも構いません。どのようなパズルでも、思考力や集中力は大きくレベルアップします。 ただ、判断力低下に特化するならば、タイムアップ機能のついたパズルアプリを利用するのがオススメです。時間制限があると緊張感が生まれ、素早く判断を下す能力が、より強力に鍛えられます。 なお、立体的なパズルを使うと、「空間認識能力」も鍛えられます。空間認識能力というのは、ものごとを縦・横・斜めと、さまざまな角度から観察できる能力です。空間認識能力がアップすれば、それだけものごとを多角的に判断できるようになります。 最近では大人向けの立体パズルもたくさん販売されていますので、ぜひ気軽に試してみてください。 集中力:タイムトライアル形式のゲーム タイムトライアル形式のゲームでは、一定の時間内に特定のタスクや目標のクリアを求められます。制限時間のあるゲームは、その種類を問わず、集中力の向上にとても有効です。前述のパズルも、時間制限を設ければ、ゲームに対する集中力は一気にアップします。 ゆっくりやれば簡単なゲーム(問題)も、時間制限があると焦りが生まれて、途端にうまくできなくなるものです。でも、「時間内に最適な戦略を立て、高速で反応しなければ……」というプレッシャーがあるからこそ、私たちの集中力は磨かれていくのです。 瞬間的に集中するという経験を数多く積むと、日常生活や仕事、学業においても、少しずつ集中力を維持しやすくなります。もちろん、やり過ぎはかえって集中力を奪うので、あくまでも適度な時間に留めるように注意してください。 計算力:計算クイズ MMSE(世界基準の認知症テスト)では、計算能力を測る問題が必ず出題されます。それだけ、認知症によって、計算力低下を引き起こしている人が多いわけです。 実際、認知症を発症すると、まず計算力が低下します。症状が進むにつれて、小学生レベルの簡単な足し算・引き算も困難になるため、できるだけ早い段階での予防が大切です。 計算力低下を防ぐには、やはり計算問題をたくさんこなすのが一番でしょう。時間制限を設ければ、前述の判断力も同時に鍛えられます。また、普段から買い物を自分でおこなう意識も重要です。人任せにせず、自分で買い物をすれば、自然と計算の機会が増えます。 言語能力:右脳速読 言語能力とはそのものズバリ、言葉を喋ったり、聞いたりする能力です。前述のとおり言語によるコミュニケーションは、「ブローカ野」と「ウェルニッケ野」といった言語分野が、正常に働いているからこそ成立しています。 この部位が衰えると、最悪の場合、「話す」「聞く」「書く」といった基本的な言語コミュニケーションができなくなるかもしれません。 しかし右脳速読を身につけると、右脳と言語分野が連携して、スムーズに言葉を理解できるようになります。右脳はイメージ化や空間認識能力に優れており、かりに言語分野が少々衰えたとしても、うまくサポートしてくれるはずです。 なお、右脳速読の概要は、以下の記事に詳しくまとめてあります。ぜひ、いちど目を通しておいてください。 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 空間認知力:絵画 空間認知力とは、自分の周囲にある物体の形・大きさ・位置関係・方向といった要素を、短時間で正確にキャッチする能力です。加齢などにより、この空間認知力が衰えると、躓いたり、なにかにぶつかったりしやすくなります。 高齢になると自動車事故や逆走を起こしやすくなるのも、空間認知力が低下して、自分の立ち位置を正確に把握できなくなっているからです。(あくまでもひとつの要因ですが) もし、ご自身の空間認知力に不安があるなら、絵画は非常にオススメです。絵画の基本は見たものをそのまま描くことですから、題材の形や大きさ・配置といった要素をしっかりと捉えるよい訓練になるでしょう。 また絵画は、3次元を2次元に落とし込む作業ともいえます。立体を無理やり平面に切り替える作業を繰り返すうちに、あなたの空間認知力は大きく向上するはずです。 もちろん、アートを見にいくだけでも十分効果はあるので、まずは気軽に美術館へ遊びにいってみるのもいいかもしれません。 右脳速読「瞬読式脳トレ」で脳を活性化しよう 先ほど言語能力を鍛える脳トレとして、右脳速読を紹介しました。右脳速読のトレーニングを習慣化すると、判断力や記憶力など、さまざまな認知機能がバランスよく鍛えられます。 ただし脳トレ目的の場合、本格的に右脳速読へ取り組むのは少々ハードルが高いと、感じる人がいるのも事実です。しかし、右脳速読「瞬読式脳トレ」なら、アプリ形式でいつでも気軽に脳トレに取り組めます。 なんといっても、脳トレの効果は「継続できるかどうか」がポイントです。ひとつの有効な選択肢として、ぜひチェックしてみてください。 判断力アップトレーニング「バラバラ文字」 瞬読式トレーニング1番目は、判断力アップトレーニングです。サークル状にバラバラと配置された文字を、正しい言葉に変換します。 ちなみに上図の問題の答えは、「アメリカザリガニ」です。どうですか? 簡単でしたか? それともむずかしく感じたでしょうか? おそらく最初は1文字ずつ読んでいかないと、正解がわからないでしょう。しかし、慣れるにしたがって、いちどにまとまった文字が読めるようになってくるはずです。 なんといっても、1問1秒のペースで出題されるので、じっくりと考えている暇はありません。目に入った情報から瞬間的に正しい情報を導き出すトレーニングを繰り返すうちに、素早い判断力と思考力も身につきます。 このように、バラバラ文字トレーニングは、速読の基本ともいうべき重要な判断力を鍛えてくれます。ほかのトレーニングをはじめる前に、しっかりと取り組んでください。 思考力アップトレーニング「問いの並べ替え」 前述のバラバラ文字は、瞬間的な判断力を大きくレベルアップしてくれます。サークル状と直線の違いはあるにせよ、この「問いの並べ替え」も、バラバラになった文字を正しく読み取るところまでは一緒です。 でも今回は、読み取る文章が問題になっていて、その問いに答えなくてはなりません。瞬時に正しい問題を読み取り、答えを同時に考えていくので、思考力が大きく鍛えられます。 「正しい言葉へ変換→回答」という2ステップ形式が、このトレーニングのポイントです。短時間に複数のプロセスをこなしていくため、マルチタスク能力も自然と磨かれます。 勉強や仕事を考えてみると、じつは「ひとつのことにじっくりと取り組めるほうが稀である」と気づきます。「参考書を調べながらノートを取る」「複数のプロジェクトを同時進行する」といったように、実生活は常にマルチタスクの連続です。 この「問いの並べ替え」によって得た思考力やマルチタスク能力は、今後の勉強や仕事に大きく役立ってくれるでしょう。 発想力アップトレーニング「反対語と肯定表現」 発想力を鍛える方法として、「反対語と肯定表現トレーニング」は非常に有効です。画面には、「失敗」「無謀」「騒がしい」など、ネガティブなイメージの単語が次々に表示されます。これらの単語を、反対の意味をもつポジティブな単語に置き換えてください。 「失敗→成功」「無謀→堅実」「騒がしい→静か」というように、反対の言葉を答えていきますが、答えはひとつではありませんよね。たとえば、「騒がしい」なら、「静か」以外にも、「おとなしい」「穏やか」「平穏」「慎ましい」といった答えが考えられます。 この「答えがひとつではない」のが、発想力アップトレーニングの大きなポイントです。複数の答えを自由にみつけだす過程が、あなたの発想力をレベルアップしてくれます。 また、ネガティブな言葉をポジティブに変換する作業は、あなたの思考パターンをプラスに変換するよいトレーニングになるはずです。 人間はついマイナスなことを想像して、行動が鈍ってしまうもの。そういった思考パターンを、このトレーニングはプラス方向に修正してくれます。 読解力アップトレーニング「ストーリー並べ替え」 ストーリー並べ替えは、5つの文を正しい順番に並べ替えるトレーニングです。上図の場合、「電車の利用」という行動に対する動作がランダムに並んでいるので、これを正しい順番に並べ替えます。 じっくり読めばなんということのない単純な問題ですが、1問3秒という時間制限があると、難易度は一気にアップします。 ストーリー並べ替えをサクサク進めるには、理屈で考えてはダメです。まず5つの文にザッと目を通し、全体の流れを把握します。これは主に右脳の仕事ですね。そのあとで、今度は左脳を使い、全体像を論理的に整理していきます。 「全体像把握をしてから細部の整理」という流れに慣れてくると、考えなくても話の流れが短時間で理解できるようになるはずです。 読書の苦手な人は、たいていこのプロセスがうまく機能していません。読解力アップを目指して、ぜひストーリー並べ替えトレーニングにチャレンジしてみてください。 集中力アップトレーニング「共通点探し」 瞬読アプリでは、集中力を共通点探しトレーニングで鍛えていきます。ごく簡単な問題ならあまり考えなくても、共通点はすぐにみつかるでしょう。でもパッと見た感じ、似たものが集まっていると、違いに気づくのは案外大変です。 たとえば上図の場合、答えは「2」で、理由は「2だけ哺乳類ではないから」になります。しかし、1から5まですべて海の生物なので、一瞬迷ってしまったのではないでしょうか。絵柄も可愛らしいので、余計惑わされてしまうんですよね。 こういった紛らわしい選択肢のなかから、答えをひとつだけみつけていく作業を通して、自然と集中力が磨かれます。さらに、1問2秒という時間制限もあるので、余計に集中力が必要です。集中力を改善したい人は、ぜひ挑戦してみてください。 記憶力アップトレーニング「イメージ記憶」   前述の右脳速読のキモともいえるのが、イメージ記憶です。たとえば読書をした際に、多くの人は左脳で論理的に文章を理解しようとします。しかし右脳速読を身につけると、右脳のイメージ力を活用して、映像で内容が理解できるようになります。 文章を1文字ずつ記憶するよりも、映像としてまとめて記憶するほうが、圧倒的に速いです。しかも、映像のほうがインパクトがあるので、記憶に残りやすいというメリットもあります。 そういったメリットの多いイメージ記憶を鍛えてくれるのが、このイメージ記憶トレーニングです。言葉にするとなにやらむずかしそうですが、やることは非常にシンプルなので、安心してください。 まず10秒間、表示された絵をみます。そのあと、今度は絵をみないで5つの質問に回答していきましょう。ただし、イメージ記憶トレーニングにも、1問1秒という時間制限があります。 この時間制限が、トレーニングのポイントです。「あれ、なんだったっけなあ……」とのんびり考える時間がないので、自然としっかりと記憶しようという意識が働きます。 なんといっても、記憶力は生活の基本となる重要な要素です。認知症予防という意味でも、こういったトレーニングは非常に有益だと思います。 脳トレで効果的に認知症予防を進めるためのポイント オススメの脳トレを紹介したところで、次に脳トレの効果的な進め方について、3点ほどポイントを解説しておきます。 脳トレの効果的な進め方 脳トレは継続が命 楽しいことだけで十分 認知症の予防に必要な脳トレの時間や回数 それでは、ひとつずつ確認していきましょう。 脳トレは継続が命 脳トレも、体のトレーニングと同様に、途中で止めてしまえばそこですべてが終わってしまいます。毎日10分でもいいから、とにかくできるだけ定期的に続けることが大切です。 一番よくないのは、張り切るあまり、いきなりやりすぎてしまうこと。いくらクロスワードパズルが脳によくても、1日何時間もやれば、誰だって飽きてしまいます。 脳トレを継続するコツとしては、まず気に入らない脳トレには手を出さないことです。どんなに効果があっても、興味をもてなければ、すぐに挫折してしまいますので。 私も、料理やナンプレならなんとか続けられそうですが、定期的に歩けといわれたらおそらく継続できないでしょう。 いずれにせよ、脳トレは週に2〜3回もやれば十分効果が期待できます。ぜひ、ムリなく長期間継続できる脳トレを選んでください。 楽しいことだけで十分 脳トレの目標は、治療ではなく、あくまでも予防です。治療ならイヤでもやらざるを得ませんが、予防となればどうしてもイヤなことには気が乗りません。 前述のとおり、脳トレは継続しなければ意味がないので、とにかくいかに止めないかが焦点になってきます。今回、症状別の脳トレを紹介しましたが、まずは継続を一番の目標に置いて、楽しく続けられそうな脳トレを選んでください。 なお将棋やカードゲームのように相手がいる脳トレでは、わかりやすいルールの共有など、参加者全員が楽しめる配慮も必要です。勝ち負けにこだわりすぎず、とにかくみんなでワイワイと、脳トレを楽しんでいただければと思います。 認知症の予防に必要な脳トレの時間や回数 認知症の予防効果を高めるには、脳トレにかける時間や回数にも気を配る必要があります。前述のとおり、脳トレは継続が命です。張り切って長時間脳トレをしても、2〜3回でやめてしまえば、まったく効果は期待できません。 もちろん週に1回5分だけ継続しても、認知症の予防の観点からみれば、ほぼ意味がないといえます。では実際に、どのくらいの頻度で脳トレに取り組めばよいのでしょうか。 この答えは、人それぞれ違います。集中力や脳トレとの適性には個人差があるし、捻出できる時間も人それぞれです。とはいえ、ある程度の目安は必要でしょう。 脳トレの適正回数や時間は諸説ありますが、まずは「1回10分以上、週に2〜3回」を目標にしてみてください。このくらいの頻度であれば、途中でイヤにならずに、無理なく続けられるはずです。 なお、10分間ダラダラと続けるよりも、集中した1分間のトレーニングを10回繰り返すほうが高い効果を期待できます。脳へ刺激を与えるのが目的ですから、うまくメリハリをつけて効果を高めていきましょう。 ◆脳トレの基本的な進めかたについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレにはどのような効果があるのか?状況別オススメの脳トレも紹介 脳トレ以外の認知症予防法について 脳トレは、たしかに認知症の予防に大きく貢献してくれます。しかしいくら脳トレをしても、生活が乱れ、さらにストレスに苦しんでいたら……それこそ脳トレどころではないでしょう。そこで最後に、脳トレ以外に必ずやっておくべきポイントについて、4点ほどお話ししておこうと思います。 バランスのとれた食生活 認知症の予防には、脳トレだけでなく、バランスのとれた食生活が重要です。脳も体の一部である以上、食べ物のクオリティの影響を大きく受けます。 まずは、高カロリー・高脂肪・高塩分・高糖質の食品をできるだけ摂取しないように心がけてください。こういった典型的な西洋型の食事に偏ると、記憶を司る海馬にダメージを与えるという研究※1も発表されています。 加工食品やジャンクフード・菓子類はできるだけ控え、野菜・果物・穀物・肉や魚など、三大栄養素を中心にさまざまな食品をバランスよく摂取しましょう。 なお、長寿科学振興財団※2が、認知症予防のための食事について4項目提言してくれています。 認知症予防のための食事 ■ バランスの良い食事 ■ 摂取カロリーを守る ■ 塩分を控える ■ 間食、糖分を控える 認知症へ悪い影響を与える食品(肉の脂身・マーガリンなど)や、積極的に食べるべき食材(魚・コーヒーなど)についても具体的に紹介してくれていますので、ぜひいちど目を通しておくとよいでしょう。 ※1:Hippocampal-dependent appetitive control is impaired by experimental exposure to a Western-style diet | Royal Society Open Science ※2:認知症予防のための食事とは | 健康長寿ネット ◆食事が脳に与える影響については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 脳だけでなく体も動かす 認知症の予防には、脳だけでなく体も動かすことが大切です。適度な運動を習慣化できれば、脳と身体の機能が改善され、認知症のリスクを低減できます。 もし可能であれば、できるだけ有酸素運動と筋力トレーニングの両方に取り組んでください。相乗効果が働いて、より高い効果が期待できるからです。 まず有酸素運動は、心肺機能を強化し、脳の血流量を増やしてくれます。ウォーキングやジョギング・サイクリング・水泳など、運動の種類はなんでも構いません。やりたい有酸素運動を決めたら、1回30分、週3回程度を目安に取り組んでみてください。 また筋力トレーニングは、筋肉を強化し、骨密度を高めてくれます。筋肉の量が増えると、代謝が活発になり、不要な老廃物が体内に残留しません。ポンプ機能が強化され、血流がよくなるので、脳に十分な栄養が行き渡ります。(脳は血液に含まれるブドウ糖を唯一の栄養源にしている) ただし、筋肉はトレーニング後の休養を経て肥大するので、適度なインターバルが必要です。無理に毎日トレーニングすると、かえって筋肉が衰えてしまうので、週に2〜3回をひとつの目安に計画を立ててください。 ◆高齢者向けの運動については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 高齢者にオススメ!自宅で簡単にできる脳トレ運動10選 ストレスマネジメントの実践 ストレスは、記憶力の司令塔である海馬や前頭前野の機能を著しく阻害します。そのため、認知症予防には、ストレスマネジメントの実践が欠かせません。 具体的なストレスマネジメントとしては、瞑想やヨガ・アロマテラピーといったリラックス法が非常にオススメです。なにかスポーツで体を動かしたり、好きな趣味に没頭したりするのもいいですね。 あなたのストレスが軽減するなら、方法はなんでもOK。読書・映画鑑賞・楽器演奏・絵画、好きなことをどうぞ楽しんでください。 大切なのは、ストレスを抱え込まないこと、そして冷静にストレスをコントロールする術を身につけることです。ストレスに対して過剰に反応してしまうと、かえってストレスを増大させてしまう可能性があります。 うまくストレスマネジメントができれば、認知症予防だけでなく、心身の健康にもよい影響を与えます。日常生活でストレスを感じたら、自分なりの対処方法をみつけて、ストレス軽減を心がけましょう。 ◆ストレスが脳に与える悪影響については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 「記憶力を上げる8つの方法」頭と体の両方を鍛えよう 良質な睡眠はすべての基本 良質な睡眠は、認知症予防にとって非常に重要な役割を果たしています。睡眠不足や睡眠の質が低いと、脳にとって必要な休息と修復ができず、認知症のリスクが大きく跳ね上がるからです。 なんといっても重要なのは、睡眠時間です。成人の場合、1日に8時間程度の睡眠が推奨されています。ところがZepp Health Corporationの調査※をみると、日本人の平均睡眠時間は1位のベルギーよりも50分近く短く、世界でもワースト3に入る状況だそうです。 私たちは、もっと睡眠時間の確保に意識を向けなくてはなりません。ただ、日本人の睡眠時間が短いのは、単純に8時間睡眠の重要性を理解していないからです。まずは、今よりも1時間早くベッドに入ることからはじめましょう。 また睡眠時間だけでなく、睡眠の質も重要です。8時間寝ても、眠りが浅ければ脳は十分な休息が取れません。 就寝前には過度な飲酒や喫煙を避け、軽いストレッチや読書・入浴などで、体と心をリラックスさせましょう。寝具や寝室の環境も、整えたいですね。マット・枕・布団を自分に合ったものに替えると、それだけで睡眠の質は大きくグレードアップします。 部屋の明かりも、可能な限り暗くしたほうがよいです。とくに朝方の太陽光は要注意。睡眠を邪魔されないように、遮光カーテンの設置も検討してください。 ※参考:2021年世界睡眠ホワイトペーパー【完全版】 | PR TODAY | つながるオウンドメディア構築サービス ◆睡眠の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 まとめ 認知症の怖さは、認知機能の衰えを、自分では気づけないところにあります。周囲が気づいたときには手遅れだった、という悲惨な結果にならないためにも、しっかりと予防していく意識が重要です。 なお、認知症の予防は、早くスタートすればするほど効果が高まります。今回の記事をきっかけにして、できるだけ早く脳トレに取り組んでください。 ### 9月5日発売【AERA with Kids】カラー16ページ大特集!(2022年 秋号)に瞬読が掲載されます! 9月5日発売の AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2022年 秋号に、 瞬読が掲載されます! 【Book in Book】親子で挑戦!瞬時に答える!学習脳を磨く脳トレドリル 判断力、思考力、発想力、集中力、記憶力 5つの力を、ゲーム感覚でアップデートできる、計85問の問題を作らせていただきました! 親子で取り組んでいただける内容です! ぜひ、お手に取ってご覧ください。 ご購入はこちら   朝日新聞出版 AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2022年 秋号(9/5発売) ### 9/9(金)【ITトレンド EXPO 2022 Summer】に登壇します 5日間にわたり、たくさんの著名人の方の講演を聞いていただけるITトレンドEXPO。 1日を72時間にする読書法〜限られた時間で、成果を10倍に〜 という、テーマでお話しさせていただきます! ぜひ、参加登録なさってくださいね! ITトレンド EXPO 2022 Summer 山中恵美子 登壇日時:9月9日(金)18:45~19:30 参加費:無料(参加登録で視聴可能) 詳細・申し込み ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.98】愛知県 サニー早苗さん(ヒーリングごはん研究家/ (社)和のナチュラル薬膳協会 代表理事/ 著者 40代) ご主人が瞬読の本をプレゼントしてくれたことが、瞬読との出会いだとおっしゃるサニーさん。 瞬読コミュニティの朝活には毎朝参加してくださっています♪ 最近出版されたお話しも詳しく聞いてみました!   瞬読スタッフ 瞬読はじめたきっかけを教えていただけますか? 本が大好きで読みたい本がたくさんあるのに、読むスピードが遅いことが悩みだったわたしに、夫が瞬読の本をシリーズで全部買ってプレゼントしてくれたのがきっかけです。 サニーさん   瞬読スタッフ 旦那様からのプレゼント!ステキですね。瞬読を始めて変わったことはありますか? 以前に比べて本を読むスピードが速くなりました! また、視野が広がったように感じます。 本だけでなく、パソコン画面や看板など、パッと見てすぐ理解したり判断する力もついてきたような気がします。 まだまだ他にも可能性をいっぱい感じますので、これからも続けて観察してみたいと思います。 サニーさん   瞬読スタッフ 先日、著書『私を整えるごはん』を出版されたそうですが、どのような思いで、どのような方に向けての本なのか教えていただけますか? 『私を整えるごはん』は、一言で言えば「料理ストレスが癒しになり、自分らしさを取り戻せる本」です。 子育てで忙しい方、介護中の方、忙しく働く方にとって、 食事が大事と分かりながらも、料理が強烈なストレスになっていたり、面倒、苦痛だったり……とお悩みは尽きないものです。 その料理ストレスを少しでも”癒し”へと、やさしくご案内ができればと思って書きました。 大学卒業後HONDAの国際研修機関に就職したわたしは、料理は得意でもありませんでした。 そんな私がその後、料理の道へ進んだのは、母の大病・寝たきりが食事で救われ、体調も改善できたことがきっかけでした。 おかげさまで今では畑仕事も朝から夜までやるくらい元気な母になりました。 家族の大病を機に、人生で大切なことに気付けました。 どんなに仕事ができても健康でなければ続かない。けれども、健康がゴールになってしまうとつまらない人生になるとも思いました。 そこで、食事制限のようなストイックな健康法ではなく、家族みんなが幸せになれる料理を15年以上かけて研究してきました。 薬膳をベースにした料理の知識だけではなく、東洋思想をはじめ、心理学や脳科学などあらゆる分野で学んだことをもとに料理に取り入れてきました。それらのエッセンスをまとめたのが『私を整えるごはん』です。 難しい言葉を一切使わずに、普段読書をされない方にも読んでいただけるように心がけました。 やさしい薬膳をベースにした、体と心、人生を整えていく、料理エッセイ+レシピ本なのです。 発売直後から毎日、料理ストレスで悩む方々からの感動の声が届いています。 喜びの声を毎日いただけて、本の素晴らしさを再確認すると共に、本を出せて本当によかったと心から思っています。 サニーさん   瞬読スタッフ 瞬読コミュニティで毎朝開催中の朝活に参加してくださっていますが、朝活に参加されていかがですか? 朝一番にノートに書き留めたり、一気に仕上げたいことを集中して取り組んだりしています。 インスピレーションと集中力が高まる時間なので、みなさんが画面の向こう側にいると、さらにがんばれます♪ サニーさん   瞬読スタッフ 瞬読コミュニティはどのような印象ですか? 山中恵美子代表をはじめ、スタッフのみなさん、そして、この瞬読に集まるみなさまがとてもあたたかく歓迎してくださるところが一番すばらしいと思っているところです。 思い切って飛び込んでみたら、あたたかな温泉のようなところだった!そんなイメージです。 サニーさん   瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 瞬読はただの読む速度を上げるという技術的なことだけでなく、あたたかなコミュニティがあるので安心して続けられます。 迷っていたらまずは体験会に来られるといいと思いますよ。 サニーさん   瞬読のコミュニティをあたたかいとおっしゃっていただきありがとうございます! サニーさんもとってもあたたかい方で、その想いが著書には溢れています。 ぜひ皆さんもお手に取ってみてくださいね。   ●『私を整えるごはん』プレゼントキャンペーン https://sunny.natural-cooking.com/booklp/   サニー早苗のSNSリンク https://linktr.ee/naturalsunny ### 10/1(土)「1日を27時間にする方法!」累計50万部出版記念セミナー 10/1(土)出版記念セミナーを開催します。 題して「1日を27時間にする方法!」累計50万部出版記念セミナーです!   「1日を27時間にする方法!」累計50万部出版記念セミナー アーカイブ公開中! 《アーカイブ》 一般:3,000円 石川塾生・やまえみサロン、瞬読会員:1,000円 ※注意事項:アーカイブでの配信となります。 ご購入はこちら   石川 和男 建設会社役員、税理士、大学講師、時間管理コンサル、セミナー講師と5つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家。ビジネス書累計24冊執筆。 残業ばかりしていた生産性の上がらない日々に嫌気がさし、一念発起。 ビジネス書やセミナー受講によりタイムマネジメントのノウハウを取得、実践することで生産性を下げず残業を減らす仕事術を確立した。 自ら習得した「時間管理術」をベースに、生産性向上の研究を日々続けている。 山中 恵美子 2003年に自身のそろばん塾を開校。延べ2,000人以上を指導。2009年に学習塾を開校。現在、現グループ30校舎・約2万人の生徒が卒業。 学習塾にて、学習効果を上げる方法の一環として、速読を取り入れる。これが後の「瞬読」となり、生徒が次々と難関校に合格。瞬読は保護者にも知られ、やがてはビジネスパーソンにも広まり、瞬読のみの講座が開講し好評を博す。現在受講生は3,400名を超え、『瞬読』の著書はシリーズ累計22万部超えのベストセラー。 ### 夏季休業について   平素は格別のご愛顧くださり心より御礼申し上げます。 2022年の夏季休業期間は、カレンダー通り営業いたします。 夏季休業期間 2022年8月11日(木祝):休業 2022年8月12日(金):営業 2022年8月13日(土)~8月14日(日):休業 2022年8月15日(月)以降:営業 何卒よろしくお願いいたします。 ### 大人の脳トレは継続が命!継続しやすい脳トレ・脳トレ本・アプリを紹介 「顔はわかるのに名前が出てこない」 40代をすぎる頃から、段々とこういった物忘れに悩まされる人が増えてきます。あまりにももの忘れが激しくなると、「認知症になるのでは……」と、不安になるものです。 残念なことに、いちど認知症になると、完全な回復は望めません。だから、40代、できれば30代のうちから、私たちは予防を心がけていく必要があります。 その認知症の予防として、オススメしたいのが、今回紹介する脳トレです。脳トレと認知症との関係は、いまだ明らかになっていない面もあります。しかし脳を適度に働かせて、血流を改善できれば、少なくとも年齢相応の機能は維持できるでしょう。 今回の記事では、忙しい大人が脳トレを継続するコツについて解説します。また、オススメの大人向け脳トレや脳トレ本・アプリも紹介していくので、どんどんチャレンジしてみてください。 (Nintendo Switchの人気ゲーム「脳を鍛える大人のトレーニング」も紹介していますよ) 脳トレをはじめる前に知っておきたいポイント 脳トレは、文字通り、脳の機能改善を目的としたトレーニングです。しかしまったく脳トレの知識なしにいきなり脳トレへ取り組んでも、思ったような効果は期待できません。そこでまずは、脳トレについて最低限知っておくべきポイントを4点紹介します。 そもそも脳トレとは何か 冒頭でも触れたとおり、脳トレは、「認知症の予防やリハビリのためにおこなうもの」というイメージが強いです。たしかに、脳の機能を鍛えることを目的としたトレーニングが脳トレなので、その認識は正しいといえるでしょう。 でも脳トレは、認知症の改善だけに役立つものではありません。若いうちから取り組めば、鍛えられた記憶力や判断力が、勉強や仕事へ大いに役立ってくれるはずです。だから、脳トレを高齢者だけのものと限定してしまうのは、非常にもったいない話だと思います。 なお、脳トレとひとことでいっても、じつにさまざまな方法があります。一般的には、パズルやゲーム、メモリートレーニングなどが、脳トレとして有名です。 しかし後述する麻雀・料理・速読など、ようは脳を刺激して活性化が期待できるものなら、すべて脳トレになり得ます。そういう意味では、体を使ったリズム体操やウォーキングも、立派な脳トレです。 具体的な脳トレについては、このあと5つほど紹介していきます。また認知症の症状別オススメ脳トレは、以下のリンクから確認できます。ぜひそちらの記事にも目を通しておいてください。 ◆能力別高齢者向け脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者にピッタリな楽しい脳トレ9選 脳トレですべての問題が解決するわけではない 脳トレは、脳の機能によい影響を与えてくれます。しかし、それだけですべての問題が解決するという盲信は、非常に危険です。たとえ脳トレで認知能力が向上したとしても、ストレスや不安といった精神的な問題を直接解決することはできません。 これは、身体的な問題やさまざまな疾患についても同様です。もちろん、体操や散歩といった体を動かすタイプの脳トレをすれば、当然健康面にもよい影響を与えてくれるでしょう。 それでも脳トレはあくまでも認知機能を向上させるためのものであり、健康面の改善を目的に取り組むものではないのです。もし健康面に不安があるのなら、必ず専門の医師に相談してください。 また、「記憶力」「注意力」「判断力」といったいわゆる認知機能も、脳トレで必ず改善するとは限りません。脳トレが有効であるという研究データはあるものの、脳機能の改善には個人差があります。あまり過度に期待しすぎると辛くなってしまいますから、まずは気楽に脳トレを楽しみましょう。 ◆脳トレの効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 ほかのライフスタイル要素ときちんとバランスを取る 脳トレの効果を最大限発揮させるには、ほかのライフスタイル要素とのバランスも大切です。まったく運動をせず食生活のバランスも悪く、さらに十分な睡眠時間も確保できなければ、いくら脳トレをがんばっても思うような効果は得られません。 また、ストレスや不安といった精神的な問題を抱えている場合は、脳トレ以外に心理療法を受けてみるのもひとつの方法です。脳トレを頑張っても、抱えきれないストレスや不安があれば、脳トレの効果が打ち消されるほど脳機能はダメージを受けてしまいます。 なお、脳のコンディションを整えるという意味では、日光浴も非常にオススメです。毎日10分程度の日光浴を習慣化できれば、脳を落ち着かせてくれる働きのある「セロトニン」の分泌が活性化します。 週に1〜2度、都心部を離れ、木や草の生い茂る森林で過ごす時間をもつのもいいですね。鎮静作用のある木の揮発成分「フィトンチッド」が心を静めてくれるので、精神的に落ち着いた脳が脳トレの効果をしっかりと受け止めてくれるようになるでしょう。(時間は、1回30分程度で十分効果が期待できます) ◆脳の働きを活性化する生活習慣については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 脳トレは体の運動と同様に継続することが重要 体重を落として健康的な肉体をつくろうと思ったら、バランスのよい食事と適度な運動が欠かせません。もちろん、2〜3日だけ運動をしても効果はなく、少なくとも数か月から年単位での取り組みが必要になります。 脳トレも、健康への取り組みとまったく同じです。脳機能の改善が実感できるまで、少なくとも数か月から1年程度は、定期的に継続していく必要があります。 もちろん毎日脳トレができれば最高ですが、忙しい現代人にはなかなかハードルが高いはず。まずは、週に2〜3回を目安にするのが無難だと思います。 いずれにせよ、つまらない脳トレは決して長続きしません。とくに親に脳トレを勧める場合は、注意が必要です。せっかくその気になって脳トレをはじめても、いちど脳トレに拒否感をもってしまえば、もう二度とやりたがらないでしょう。 脳トレを継続するコツについてはのちほど詳しく紹介しますが、少なくとも「楽しい脳トレを選ぶ」という大原則だけは必ず守ってください。 大人が脳トレを継続するコツ 現代の大人は非常に忙しく、いくら脳トレがいいと思っていても、長期間脳トレを継続するのはなかなか大変です。オススメの脳トレを紹介する前に、大人が脳トレを継続するコツを4点紹介しておきますので、ぜひ参考にしてください。 大人が脳トレを継続する4つのコツ 脳トレの目標を明確にする 自分の好きなものだけにチャレンジ 結果が具体的にみえる脳トレがオススメ アプリを活用する ひとつずつ解説します。 脳トレの目標を明確にする 脳トレを長期間続けるためには、脳トレの目標を明確にすることが重要です。目標をもたずになんとなく取り組むと、すぐに飽きてしまい、おそらく途中で脳トレをやめてしまうでしょう。 脳トレに興味をもつ人の多くは、記憶力の低下や判断力の低下といった、認知機能の衰えを予防したいと考えています。いわゆる「ボケ防止」ですね。ボケ防止は立派な目的ですが、もう少しこまかく設定しないと期待値と結果にズレが生まれ、やはり脱落の可能性が高まります。 じつは認知機能とひとことでいっても、以下のようにさまざな能力があるんです。だから、どの認知機能を鍛えたいのかを明確にしないと、どの脳トレを選べばいいのかが決められません。 記憶力 注意力 判断力 言語能力 計算力 遂行力 見当識 たとえば記憶力に不安のある人なら、計算クイズではなく、間違い探しやメモリートレーニングをしたほうがより効果は期待できるでしょう。反対に、計算力を鍛えたいのに漢字クイズをしても、正直ほとんど意味がないです。 脳トレの効果を最大限発揮するためにも、まずはどういった機能を改善したいのか、脳トレの目標をはっきりと決めてください。そうすれば、自然とやるべき脳トレがわかります。(もちろん、嫌いなものをムリにやる必要はありません) ◆認知症の症状別脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳トレは認知症に効果アリ?症状別にオススメの脳トレを紹介 自分の好きなものだけにチャレンジ 忙しい大人が義務でもない脳トレを継続するには、やはり自分の好きなものを選ぶのが大前提になります。どれだけ効果があっても、楽しくなければ、決して続かないでしょう。それだけ、現代の大人は、仕事にプライベートに忙しいのです。 さいわい、脳に効果があるといわれる脳トレは数多くあり、選択肢の幅は結構あります。具体的な脳トレについては、のちほど個別に紹介するとして、まずは脳トレを選ぶ際のコツを考えてみましょう。 脳トレは、大きく頭を使う「頭脳系」と、体を動かす「作業系」にわかれます。普通は、脳のトレーニングだから、頭脳系がいいと思いますよね。でも、脳と体はつながっているので、作業系を選んでもまったく問題ありません。 これは、もう純粋に好みで選んでください。体を動かすのがあまり得意でない人は頭脳系がいいし、運動好きならやはり作業系がぴったりです。ただ、効率性を求めるなら、できれば両方の脳トレを取り入れるのがベストだと思います。もちろん前述のように、認知機能の改善に焦点を絞って脳トレを選んでも構いません。 具体的な結果のみえる脳トレがオススメ 継続をしていくためには、できるだけ結果が具体的にみえる脳トレを選びたいところです。当たり前ですが、やってもあまり効果がないと感じてしまえば、やる気は著しく落ち込んでしまいます。 そう考えると、麻雀のような、誰かと対戦するゲームは非常にオススメです。麻雀は勝ち負けが明確なので、「頑張って勝とう!」という熱気が生まれます。そのぶん、負ければ少々イラッとするかもしれませんが、それも含めて脳への刺激が期待できそうですよね。 しかもこういったゲームをすると、自然と会話が発生します。こういう利害関係のない場での他愛のない会話は、本当に心を落ち着かせてくれるものです。 もしひとりで気軽にできる脳トレがよいなら、パズルもいいと思います。パズルは完成形が決まっていますから、手抜きができません。コツコツ頭を使っていくしかないんです。だから、難易度の高いパズルを完成した際の達成感は、本当に格別です。 アプリを活用する これまで脳トレをやったことのない人にすれば、脳トレを用意するだけでも、かなりの負担になります。まず選び方がわからないし、どこで手に入るのかもわかりません。 周りに経験者がいればよいのですが、もし誰も相談できる人がいなければ、脳トレ自体を諦めてしまう可能性が高いです。 そういう場合は、アプリが使える脳トレをオススメします。アプリなら、いちどダウンロードすれば、しばらく使い続けられます。アップデートがあるアプリなら、飽きることなくいつでも最新の脳トレが楽しめるでしょう。 そう考えると、今回紹介したなかでは、「ジグソーパズル」と「麻雀」あたりが、アプリで楽しめそうです。もちろん漢字クイズやクロスワードパズルなど、アプリが利用できる脳トレは、ほかにもたくさんあります。 脳トレの内容も大事ですが、取り組みやすさも、劣らずに重要です。「面倒くさい」で脳トレを敬遠しないためにも、ぜひアプリを活用してみてください。 オススメの大人向け脳トレ5選 継続のコツをご理解いただいたところで、大人向けオススメアプリを5つ紹介します。今回紹介する脳トレは、大人が興味をもてる本当にオススメのものばかりです。なかには、趣味として楽しめる脳トレもありますので、ぜひいろいろと試していただければと思います。 ◆そのほかオススメ脳トレについてはコチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 漢字クイズ 自分の思っていることが言葉にできなくなったり、人の話している内容が理解できなくなったりすると、日常生活に大きな支障が生じます。会話はコミュニケーションの基本ですから、もし少しでも不安があるなら、できるだけ早いうちに言語系のトレーニングに取り組みましょう。 数ある言語系トレーニングのなかでも、「熟語穴埋め」や「難読漢字」といった、漢字系クイズは、非常にオススメです。「マスのなかに入る漢字はなんだろう」「みたことがある漢字だけどなんて読むんだっけ……」そうやって過去の記憶をたどる行為が、記憶力や集中力を刺激してくれます。 「暖簾」「啄木鳥」「占地」あなたは、これらの漢字が読めますか? 答えは、左から「のれん・キツツキ・しめじ」です。 最近は、文字離れが進み、昔ほど本を読まなくなったといわれています。以前なら読書を通じて自然と覚えたこういった漢字の読み方も、現代では意識して取り組まないと身につきません。ぜひ漢字系のクイズを通して、たくさんの言葉に触れていただければと思います。 ジグゾーパズル 小さなピースとにらめっこしながら、どこに当てはまるか試行錯誤を繰り返す。この一連の行為が、脳に適度な刺激を与えてくれます。 また、絵柄やピース数のバリエーションの豊富さが、ジグソーパズルのよいところです。絵柄がはっきりしていて、200〜300ピース程度のものを選べば、初心者でも気軽に楽しめます。 ジグソーパズルに慣れてきたら、3,000ピース以上ある風景など、難易度の高いパズルにもぜひ挑戦してみてください。小さいピースどれを取っても似ているので、はじめは頭を抱えてしまうかもしれませんね。 そのぶん、できあがったときの達成感は、ほかの脳トレではなかなか得難いものです。前述のとおり、アプリもありますので、まずは気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 麻雀 大人になると、少しずつ他人と遊ぶ機会が減ってくるものです。でも麻雀なら、脳トレと同時に、他人との交流も楽しめます。 もしパズルやクイズのように、ひとりでやる脳トレにあまり興味がもてないとしたら、麻雀は本当にオススメです。 冷静に分析してみると、他人との交流以外にも、麻雀には脳トレの要素が満載です。パッと思いつくだけでも、「指を頻繁に動かす」「計算をする」「相手の思考を読む」などが考えられます。 正直なところ、昔の麻雀といえば、「お金を賭けて、酒を飲み、タバコをプカプカさせながら打つもの」というイメージが当たり前でした。しかし今は、ギャンブル性を排除した、いわゆる「健康麻雀」が主流です。 お金のやり取りのない健康麻雀が楽しめる雀荘は、今やいくらでもあります。対戦ものが好きなら、麻雀は狙い目ですよ。 料理・絵画 作業系が好きなら、料理や絵画をオススメします。どちらも単純に手を動かすだけでなく、頭を非常に使うからです。 「どういった料理をつくるか」「調味料の配合はどうするか」私たちが想像する以上に、料理は頭を使います。 絵画は、それ以上かもしれません。見たままを書き写すデッサンならともかく、自分の感性をいかに絵に落とし込むか、そういったことを考えるのが絵の仕事といってもいいくらいです。 また料理は、健康にも大きな影響を与えてくれます。野菜を多く薄味にして、バランスのいい食事をつくれば、自然と脳も健康になっていくでしょう。絵画にしても、スケッチをしに外出する機会が増えれば、いやでも歩く距離が増えます。 脳と体の両方を鍛えてくれる作業系の脳トレは、忙しい大人にとって、まさに一石二鳥だと思います。 速読トレーニング 手前味噌のようになってしまいますが、私の指導する「右脳速読」も紹介しておきます。右脳速読は、文字どおり、右脳を使った速読法です。 通常の読書は、言語を司る左脳でおこないます。ところが右脳速読の場合、イメージ化が得意な右脳で、文章を映像として読んでいくんですね。 じつは、文字を1文字ずつ読むより、映像化して記憶するほうが圧倒的に速いんです。個人差はありますが、多くの人が通常の40〜50倍の速さで本を読みます。 右脳速読に取り組むと、普段使わない右脳が非常に活性化します。その結果、読書スピードだけでなく、右脳のもつ「創造力」や「発想力」「理解力」などが、大きく鍛えられるのです。 右脳を意識的に鍛えられるのは、右脳速読だけ。ぜひ、このメリットを多くの人に受け取っていただければと思います。 ◆右脳速読の詳細についてはコチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 アナログ派なら「大人の脳トレおすすめ本3冊」 先ほど紹介した脳トレは、どれも高い効果が期待できるものばかりです。ただ、まったくはじめて脳トレに取り組む人からすれば、麻雀が脳トレといわれても、なんとなくピンとこないかもしれませんね。 そういうかたには、さまざまな脳トレが1冊にまとまった、書籍形式の脳トレをオススメします。いかにも脳トレという感覚を味わえるし、ページをめくるごとに脳トレの進み具合がビジュアルでわかるのもなんだかやる気がでるものです。 今回は、脳トレ初心者のスタートアップに最適なオススメの3冊を紹介します。 「1日3分でもの忘れ予防 毎日脳トレ! 計算ドリル366日」 ※参考:1日3分でもの忘れ予防 毎日脳トレ! 計算ドリル366日 | からだ・健康|西東社 最初に紹介するのは、公立諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授による脳トレ本です。前述のとおり、脳トレはある程度の期間継続しないと効果はほとんど期待できません。 その点この本なら、1ページを終わらすのに必要な時間はわずか3分。どれほど優れた脳トレ本でも、問題が多すぎると途中でイヤになってしまいますが、これなら飽き性の人でも続けられそうですよね。もちろん、たくさん問題をこなしたい人は、自分のペースでどんどん先に進んでもらってOKです。 問題自体は、それほどむずかしくありません。たとえば、「三千三十八億六千四百五十万八千を数字に書き直してください」という問題は、じっくり取り組めば誰でも答えられるはず。 しかし、集中力を切らすと、簡単に桁数や数字の書き間違いをしてしまいます。このドリルをひと通り回せば、計算力やひらめきといった能力と合わせて、集中力アップも期待できそうです。 「毎日脳活1 30日30種最新脳ドリル (毎日脳活1) 」 ※参考:毎日脳活1 | 文響社 - Bunkyosha 後述するNintendo Switchの人気ゲーム「脳を鍛える大人のトレーニング」の開発者、川島隆太氏による脳トレ本になります。川島隆太氏は、東北大学加齢医学研究所の所長を務めており、脳科学の分野では名実ともに第一人者です。 内容的には、さまざまな認知能力に対応した問題がバランスよく出題されています。本に書かれているとおり、この1冊を30日間続ければ、「記憶力」「集中力」「計算力」「思考力」といった能力が、まんべんなく鍛えられていくはずです。 毎日脳活シリーズは、現在12巻まで発売されています。1〜12まで制覇するのもいいし、姉妹品の「漢字脳活パズル」や「間違い探しドリル」に挑戦してみるのもオススメです。書籍で脳トレに慣れてきたら、脳を鍛える大人のトレーニングに取り組むのもよいかもしれません。 「見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編」 ※参考:見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル 超かんたん!入門編 | 書籍 | ダイヤモンド社 これまた手前味噌のようになりますが、私が指導する右脳速読法「瞬読」のトレーニングをふんだんに盛り込んだ脳トレ本を紹介します。 右脳速読は右脳が得意とするイメージ化の力を活用して、文章をビジュアルで理解していく読書法です。私たちは、普段の生活で、計算や論理的な思考といった左脳の力ばかりを使っています。 そこで、こういった右脳速読の脳トレを定期的におこない、左右のバランスを整える必要があるのです。 この1分間瞬読ドリルを続ければ、普段使わない「ひらめき」「創造力」などが活性化してきます。勉強脳を構築したい子ども、あるいは認知症を予防したい高齢者まで、すべての世代に役立つオススメの1冊です! スマホで気軽に「大人の脳トレにぴったりなアプリ3選」 脳トレ本で脳トレに抵抗がなくなったら、今度はぜひアプリに挑戦してみてください。前述のとおり、アプリは手軽に入手できるし、スキマ時間にサッと楽しめます。今回は、さまざまな種類の脳トレが一気に楽しめるオススメの総合脳トレを3つ紹介します。 ◆鍛えたい分野別オススメ脳トレアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 「Lumosity(ルモシティ)」 ※参考:「Lumosity: 毎日の脳トレゲーム」をApp Storeで 「Lumosity」というアプリは、世界で1億人以上もの利用者がいる、超有名脳トレアプリです。40以上の大学究者のサポートにより開発されたLumosityは、信頼性も抜群。これから脳トレアプリに挑戦する人には、最適なアプリといえます。 Lumosityで利用できるミニゲームは、全部で30種類以上。以下6種類の目的別に、複数のゲームが用意されているので、まずは自分の気になる分野から挑戦してみるとよいでしょう。 情報処理能力のスピードアップ 記憶力 注意力 柔軟性 問題解決能力 計算力 ゲームが進むにつれ、自分の結果が記録されるので、自分の得意・不得意がすぐにわかります。得意なゲームは時間制限をかけてチャレンジしてもいいし、強化モードで苦手分野を集中的にトレーニングするのも非常に効果的です。 「毎日 脳トレ」 ※参考:「毎日 脳トレ」をApp Storeで 「毎日 脳トレ」は、1日わずか5分の脳トレで、あなたの脳を確実にブラッシュアップしてくれます。「後出しジャンケン」「箱かぞえ」「神経衰弱」など、全部で19種類ものゲームが楽しめます。 そのほかにも「ブロック詰め」「鏡反射」「文字並べ替え」など、右脳を鍛えてくれるゲームが盛りだくさんです。普段勉強や仕事に忙殺されている人の左脳偏重グセに、非常によい影響を与えてくれるでしょう。 また、「毎日 脳トレ」の名前のとおりに、毎日継続できるようにさまざまな仕掛けがされています。たとえば、脳トレ完了後にスタンプを押して、そのスタンプが一定数集まると、新しいゲームが追加されます。 脳トレの結果は数値とグラフの両方で表示されるため、成長の度合いがひと目で確認できるのもいいですよね。もちろん、アラーム機能も用意されており、毎日決まった時間にスタート時間をお知らせしてくれます。飽き性の人は、「毎日 脳トレ」を活用して、ぜひ脳トレを習慣化していきましょう。 「PEAK(ピーク)」 ※参考:「PEAK(ピーク)- 脳トレ」をApp Storeで ケンブリッジ大学やニューヨーク大学など、名門大学の脳神経科学者による共同研究で開発されたのが、この「PEAK(ピーク)」です。当然、その効果は折り紙付き。 もちろん、PEAKをやれば認知症が治るわけではありません。PEAKに限らず、脳トレに治療効果を期待するのは大きな間違いです。 しかし、なにもしない人と比較したら、脳トレによってあなたの脳機能は確実にレベルアップします。もしかしたら、いずれ認知症を引き起こす可能性のある脳の状態を、PEAKがよい状態に導いてくれるかもしれません。 また、なんといっても、記憶力・問題解決力・集中力といった45種類ものゲームが無料で楽しめます。より高度なサービスが利用できる有料バージョン「PEAKプロ」もありますが、まずは無料で試してみて、必要に応じてグレードアップを考えれば十分でしょう。 なお、海外の公式サイトに、開発研究者の詳細※が掲載されています。興味のあるかたは、いちど確認しておくといいかもしれません。 ※Peak Brain Training - Play, smarter. 脳トレ初心者には、Nintendo Switch「脳を鍛える大人のトレーニング」がオススメ ※参考:脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング ここまでさまざまな脳トレを紹介してきましたが、大人の脳トレと聞けば、Nintendo Switchの人気ゲーム「脳を鍛える大人のトレーニング」を思い浮かべる人も多いでしょう。 そこで最後に、「脳を鍛える大人のトレーニング」についても、簡単に紹介しておきます。 脳を鍛える大人のトレーニングは、もともと任天堂DS時代に発売された、大ヒット脳トレゲームです。思えば「脳トレ」という言葉が一般化したのは、このゲームのおかげかもしれません。 Nintendo Switch版には、「指で脳トレ」「対戦脳トレ」「手書きで脳トレ」という、3種類の脳トレゲームが用意されています。 脳トレゲームに慣れてきたら、毎週土曜日に開催される「世界一斉脳トレ大会」に参加するのも楽しそうです。ランキングが発表されるため、脳トレ継続の強いモチベーションにもつながります。 また、脳年齢チェック機能があるのも、非常に嬉しいポイントです。この機能を使えば、脳トレの結果が数字として実感できます。 「脳を鍛える大人のトレーニング」に挑戦してみたいと思ったかたは、まず公式サイトでゲーム内容などを確認してみてください。 ※脳を鍛える大人のトレーニング公式サイト:【脳トレ】脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング まとめ 大人の脳トレは、とにかく継続が命です。どんなにいい脳トレでも、すぐにやめてしまえば、効果はほとんど期待できません。 継続するためには、やはり楽しいのが一番です。今回紹介した脳トレは、楽しくて役に立つものばかり。まずはどれか気になったものに、チャレンジしてみてください。 なお、前述の右脳速読の詳細を知りたいかたは、Zoom体験会がオススメです。以下のリンクからご参加ください。 瞬読Zoom体験会 ### 高齢者の認知症予防にオススメの脳トレ12選! ある程度年齢を重ねて高齢者と呼ばれる年齢になると、物忘れが気になる人も段々と増えてきます。今までスラッと口に出てきた内容が、なかなか思い出せなくなると、本当に気分が落ち込んでしまいますよね。 「自分は認知症になりかけているのでは……」そういった不安をおもちのかた、またはご家族に高齢者がいるかたも、ぜひ脳トレを取り入れてみてください。 もちろん個人差はありますが、脳トレが認知症予防にいいという研究データもありますし、試してみる価値は十分にあると思います。なによりも、脳トレは単純に楽しいんです。 今回は、脳トレの基本的な知識とオススメの脳トレについて、わかりやすく解説していきます。また、身内の高齢者に脳トレを勧める際の注意点についても、お話ししていこうと思っています。 脳トレが認知症予防にいいって本当? まず結論からいえば、脳トレが認知症予防に有効だという研究データもあれば、効果はないというデータも存在します。つまり現時点では、脳トレの認知症予防効果についての、明確な結論は出ていないのです。 しかし以下の記事でも紹介しましたが、2019年にロンドンで発表された「効果ありデータ」は19,000人とサンプル数も多く、信頼性が非常に高いです。 個人的な意見になりますが、認知症に効果ありという信頼できるデータが多数ある以上、気軽にチャレンジしてみればよいのでは、と私は考えています ◆脳トレの研究データについてはコチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 脳は使えば使うほど機能が向上する 認知機能といっても、「記憶力」や「判断力」そのほかにも「計算力」「言語化力」など、こまかくみるとたくさんの能力に分類されます。そのどれもが大事なものばかりで、ひとつでも機能が低下すると、満足のいく生活レベルを送れなくなってしまうでしょう。 こういった機能をすべて向上させていくには、とにかく脳を使って各機能を鍛えていくのが一番です。 残念ながら人間の脳は、記憶の回路で発生する電気信号が、加齢とともに弱くなっていきます。だから、弱った電気信号を少しでも強くするために脳トレをして、脳の血流を改善していくわけです。 もちろん、一度認知症が発症すれば、いくら脳トレをしても完治はしません。ただし、脳トレで進行を遅らせることは、十分に可能です。 なので、できるだけ脳が元気なうちに、脳をどんどん使う習慣をつくってしまいましょう。脳トレをはじめる時期は、早ければ早いほど効果が期待できますので。 自分の頭で考えると脳は衰えない 自分の脳で考える努力を続ければ、脳の衰えは最小限で済みます。一番よくないのは、周りの意見に依存して、自分で考える行為を放棄してしまうことです。 たしかに、歳を取ってくると、なにごとに対しても億劫になってくるものです。また、自分の子どもが成長してくると、むずかしい判断は自分ではなく、子どもに任せる状況が多くなってきます。 でも、ここで「自分の頭を使って考える習慣」を放棄してしまうと、脳は一気に衰えてしまうでしょう。これは、日常生活でも同様です。 テレビやラジオなどの情報を一方的に受け取る環境が当たり前になると、自分で考える機会が極端に減ってしまいます。 ぜひ、読書や脳トレの時間を増やして、自分で考える習慣を取り戻してください。「脳は使わないと衰える」私たちは、この事実を決して忘れないようにしたいものです。 頭と体をバランスよく鍛えるのがポイント 認知症予防となると、どうしても頭を使うことばかりに目がいきがちです。しかし、脳と体は神経を通じて、密接に連結しています。 そのため、体の機能が衰えると、脳の働きも連動して衰えていきます。だから、頭と体をバランスよく鍛えていく意識が、とても大事なのです。 とはいえ、脳機能の維持が目的なら、別にマラソンや激しい筋トレは必要ありません。時間のあるときに、腕と足をグルグル回す・足踏みをする、その程度で十分です。もちろん掃除や買い物だって、脳にとっては立派な刺激になります。 大事なのは、運動量ではなく習慣化です。最初は、庭に出てみるだけでもいいんです。慣れてくれば、「家の周り」「町内」「1時間のウォーキング」と、徐々に運動量は増えていきますから。 体を鍛えてやろうなどと気負わずに、ごく普通の生活を維持するところから、スタートしてみてください。 高齢者が脳トレに取り組むメリット オススメの脳トレを紹介する前に、高齢者が脳トレに取り組むメリットを明確にしておきたいと思います。メリットを知らずにスタートすると、途中で飽きてしまう可能性が高いからです。今回解説するメリットは、以下の5つです。 高齢者が脳トレに取り組む5つのメリット 認知症リスクの低減 記憶力の改善 頭と体の両方がレベルアップ 抑うつ・不安の緩和 コミュニケーション機会の増加 それでは、ひとつずつみていきましょう。 認知症リスクの低減 日本の認知症患者数は2020年度時点で602万人ほどおり、2060年には850万人を突破すると予測※されています。もし認知症のリスクを少しでも減らしたいと思うのであれば、できるだけ早く脳トレに取り組んでください。 認知症は、ようするに脳の認知能力が極端に低下している状態です。認知機能の低下が深刻なレベルにまで進行すれば、いくら脳トレをしてもあまり効果は期待できません。ところが認知症の予防としてなら、脳トレに取り組む価値は十分にあります。 前述のとおり、脳トレが認知症の予防や改善に効果があるというデータは、数多く発表されています。機能低下のレベルがごく軽度であれば、認知機能の悪化を食い止めてくれるだけでなく、ある程度の機能回復も期待できるでしょう。 ただし、認知症の予防が目的なら、気になる症状に適した脳トレを選ぶ必要があります。記憶力を改善したいのに、計算クイズをしてもあまり意味がありませんよね。反対に、計算力を鍛えるのに、間違い探しをやっても思うような効果は得られないでしょう。 別記事にて、認知症の症状別に、オススメの脳トレを紹介しています。自分の気になる症状が明確な人は、まずは該当する脳トレからスタートしてください。 ※参考:3 高齢者の健康・福祉|平成29年版高齢社会白書(概要版) - 内閣府 ◆認知症の症状別脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳トレは認知症に効果アリ?症状別にオススメの脳トレを紹介 記憶力の改善 認知症といえば、一般的に記憶力の低下をイメージする人が多いと思います。「人の顔がわからない」「今日やったことを忘れてしまう」といった症状が進行すれば、独力で通常の生活をおこなうことはほぼ100%不可能でしょう。 しかし、ここまで深刻な状況になる前に脳トレへ取り組めば、記憶力の低下はあくまでも年齢なりの落ち込みで済む可能性が高いです。 人間の脳内では、千数百億個もの神経細胞が互いに結合して、巨大な神経ネットワーク(ニューロンネットワークとよぶ)を構築しています。なにか脳へ情報がインプットされれば、その情報は電気信号として、ニューロンネットワーク内に伝達されていくわけです。 ところが前述のとおり、記憶の回路で発生する電気信号は、加齢とともに弱くなっていきます。そこで脳トレの出番なわけです。脳トレで新しい刺激を脳に与えると、この電気信号が徐々に強さを取り戻してくれるでしょう。 神経衰弱のようなメモリーゲームや、間違い探しなど、記憶力改善に役立ってくれる脳トレは数多くあります。記憶力改善の方法については、別記事で詳しく紹介しているので、そちらを参照してください。 ◆記憶力を上げるそのほかの方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 記憶力に不安を感じたら……脳トレで記憶力アップ 頭と体の両方がレベルアップ 脳トレには、大きく「頭を使うもの」と「体を使うもの」の二種類があります。この二種類の脳トレをうまく組み合わせれば、頭と体の両方をバランスよくレベルアップすることも可能です。 まず頭を使う脳トレですが、「記憶力を鍛えるトレーニング」「数字や文字を記憶するトレーニング」「論理的思考力を鍛えるトレーニング」など、こちらはすぐにイメージできると思います。 一方で、体を動かすトレーニングはあくまでも運動と認識している人が多く、脳トレという意識はあまりもてないかもしれません。 しかし体を動かすと、全身の血流がよくなります。とくにウォーキングやリズム体操のように下半身を中心に動かせば、太ももとふくらはぎのポンプ機能が活性化して、より血流が促進されるでしょう。 そうすると、当然脳に供給される血液量も増えます。つまり、適度な運動を習慣にすれば、血液中に含まれる脳の栄養素「ブドウ糖」と「酸素」の供給量も増え、脳がより活性化しやすくなるのです。 時間がないときには、末梢神経が集まる手や指をぐるぐる回すだけでも、十分脳トレ効果はあります。できる範囲でよいので、ぜひ積極的に体を動かしていきましょう。 ◆頭と体両方の脳トレ方法については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の衰えを予防するオススメの脳活トレーニング8選 抑うつ・不安の緩和 脳トレとうつ病の関係については、まだまだ未知数の面が多く、脳トレをやれば必ずうつ病や不安が解消されるとはいいきれません。とはいえ、脳トレに抑うつ効果があるという大学の研究結果も数多くあり、試してみる価値は十分にあると思います。 うつ病に対する脳トレの研究結果例は最後の章で紹介するとして、ここでは運動を活用した認知機能トレーニング「コグニサイズ※」をご紹介しておきましょう。 コグニサイズは、国立研究開発法人国立長寿医療研究センターが開発した、頭と体を同時に使い認知機能の衰えを予防するトレーニング法です。 コグニサイズの手引を読んでみると、うつ病を含む35%の要因は、コグニサイズで改善が可能であると書かれています。もちろん、必ずしもコグニサイズにこだわる必要はありません。頭と体の両面から好きな脳トレに取り組めば、同様の効果が期待できるはずです。 なお、具体的な脳トレについては、このあと詳しく紹介していきます。 ※参考:国立研究開発法人国立長寿医療研究センター コグニサイズ コミュニケーション機会の増加 年齢を重ねるごとに友人と会う機会が減ってしまい、なんともいえない寂しさを感じている人も多いのではないでしょうか。普段仕事や家事に忙しくて、なかなか人とゆっくり会う時間が取れない人は、ぜひ脳トレに取り組んでみてください。 脳トレをはじめると、同じ脳トレをやっている仲間とコミュニケーションを取る機会が、劇的に増えます。たとえば料理が好きなら、友達や家族と一緒に料理パーティーはどうでしょうか。美味しいものを食べながら会話をすれば、自然と笑みがこぼれてくるはずです。 絵や楽器演奏などを趣味にしている人は、スクールに通ってみるのもいいですね。同じ趣味の人とワイワイ話をすれば、脳のストレスなど一発で吹き飛んでいくでしょう。 また、友達や恋人と一緒に、郊外の公園で散歩するのも楽しそうです。外出するのが億劫な日は、オンラインゲームで世界中の同好者とバトルするのもよいかも…… そう、コミュニケーションの観点からいえば、脳トレの種類はあまり重要ではありません。脳トレを介して、誰かと触れ合うこと自体に価値があるのですから。 ◆コミュニケーションの重要性については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 高齢者にオススメの頭脳系脳トレ9選 脳トレは大きく、主に頭を使う「頭脳系」と、体を動かす「作業系」にわけられます。まずは、いわゆる多くの人が脳トレとイメージするであろう、頭脳系のオススメ脳トレを9つ紹介します。 クロスワードパズル 脳トレの定番といえば、やはりクロスワードパズルでしょう。クロスワードパズルは、タテ・ヨコ別に書かれたヒントをもとに、正しい言葉をマスに当てはめていくゲームです。 書かれているのはあくまでもヒントなので、なかなか答えが出てこないときは、本当にイライラ(よい意味で)するものです。考えに考え抜いて、やっと答えがわかったときの爽快感は、なかなかほかの脳トレでは味わえない楽しさだと思います。 またクロスワードパズルは、雑誌も多数発行されているし、ネットやアプリを探せばいくらでも新しい題材がみつかります。未経験のかたは、まずはいちど、チャレンジしてみてくださいね。もしかしたら、その楽しさにハマってしまうかもしれませんよ。 ジグゾーパズル ご存知のように、バラバラのピースを1枚の絵に組み立てていくのが、ジグゾーパズルです。このジグゾーパズルを脳トレとして考えると、大きく3つの効果が期待できます。 ジグゾーパズル3つの効果 ■ 左脳と右脳の連動 ■ トライ&エラー&改善のサイクル ■ 最後までやり抜く忍耐力 なかでもとくに大事なのが、やはり左脳と右脳の連動です。バラバラになったピースを少しずつ組み立てていくには、まず左脳による正確な分析が欠かせません。しかし、分析だけではうまく組み立てられないのが、ジグゾーパズルのおもしろいところです。 「このピースを組み合わせたら、ここにはまりそうだな」そういった「右脳の直感力」がなければ、時間ばかりがかかってしまい、おそらく途中でイヤになってしまうでしょう。 私たちの日常生活では、どうしても言語や分析・計算といった、左脳ばかりが使われがちです。逆に、直感・空間認識力・想像力が得意な右脳を使う機会は、どんどん減っています。 ところがジグゾーパズルをすると、とくに意識することなく、左右両方の脳がバランスよく鍛えられるんです。普段左脳寄りの生活をしている自覚のある人は、ぜひジグゾーパズルに挑戦してみてください。 ◆右脳活用についてはコチラの記事でもお読みいただけます 速読術 【右脳速読のススメ】右脳型速読と左脳型速読はなにが違うのか? 計算問題 頭を使うという意味では、計算問題もかなりオススメです。計算機の普及もあり、普段自分で計算をする機会が、驚くほど少なくなりました。だからたまに、自分の頭のなかで計算をすると、脳は思い切り動き出します。 もちろん、微分積分のような複雑な計算は必要ありません。計算問題の初心者なら、「56 + 5 = ◯」のようなごく簡単な問題で十分楽しめると思います。 とはいえ、これも個人差が大きいジャンルです。途中でネタ切れにならないよう、各レベル別の問題を多めに用意しておきましょう。 漢字クイズ 計算はちょっと苦手だという人なら、漢字クイズはどうでしょうか。なんでもスマホで検索してしまう若者世代と違い、高齢者は漢字に対してより慣れ親しんでいます。問題のバリエーションも多いですから、きっと楽しく脳トレができるはずです。 オススメの漢字クイズとしては、「読み方当てクイズ」や「穴埋めクイズ」などがあります。読み方クイズは、文字どおり、むずかしい漢字の読み方を当てるクイズです。単純ですが、「あー、これなんて読むんだっけ?」と、脳がビシビシ鍛えられること請け合いですよ。 ちなみに以下の漢字を、あなたは読めますか?  啄木鳥 陽炎 諂う 牛蒡                                   ⇓ 答え:1キツツキ、2かげろう、3へつらう、4ごぼう 普段目にすることの少ない漢字は、まったく読み方がわからないですね…… 間違い探し 高齢者の脳トレとしては、間違い探しも非常にオススメです。なんといっても、間違い探しをすると、ワーキングメモリが鍛えられます。 間違い探しというのは、いうなれば「こまかい観察を繰り返すゲーム」です。2枚の絵を見比べながら、脳に情報を一時保管しておいて、また別の場所を観察する。その繰り返しのなかで、違和感を探していくのが、間違い探しなのです。 間違い探しでは、2枚の絵をいちどに見比べるので、全体をフワッと把握する「空間認識能力」が自然と鍛えられます。また、相違点をじっくりと探す過程で、観察力や集中力も同時に身につくはずです。 なおさいわいなことに、間違い探しは、アプリで簡単に問題が手に入ります。余裕のある人は、時間制限つきゲームを選ぶと、より脳トレとしての効果が高まるでしょう。 ◆ワーキングメモリについてはコチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 長期記憶を意識すれば、勉強の効率は大きくアップする 将棋 今回紹介する脳トレのなかで、将棋だけが、誰かと対戦するスタイルになっています。こういった対戦ゲームのよいところは、なんといっても、「相手に勝ちたい」という向上心が生まれるところでしょう。 あまり過度に対抗しすぎるのは問題ですが、ちょっとしたライバル心は、脳の司令塔とよばれる「前頭葉」や「海馬」に適度な刺激を与えてくれます。 将棋は、制限時間をオーバーすれば即負けです。だから、常に時間配分を考えつつ、何手も先を予測して打つ手を決めていかなければなりません。 もちろん、私たちアマチュアは、そこまでシビアな環境でゲームをする必要はないです。ごく一般的に、30秒〜1分間隔でゲームを進めていくだけでも、集中力や想像力は十分鍛えられます。 最近では藤井聡太プロの活躍で、将棋に興味をもつ人が激増しており、対戦相手探しに苦労することはないでしょう。どうしても相手がいなければ、ひとりで遊べるアプリもたくさんあります。まずは、気軽にアプリをダウンロードしてみてはいかがでしょうか。 日記 高齢者とよばれる年齢になり、人の名前が思い出せないようなことが続くと、どうしても認知症への不安を感じてしまうものです。なかでも、時間や場所がわからなくなる「見当障害」を恐れている人は、少なくないと思います。 今まで親しくしていた人の顔や、今日の日付がわからなくなる状況を想像したら、本当に不安になりますよね。見当障害を回避するには、日記をつけるのがオススメです。 日記をつけるためには、その日に起きたできごとや交流のあった人について、じっくりと思い返す必要があります。もちろん日記なので、自然と日付や曜日について意識するようになり、見当障害の予防に大きく役立ってくれるでしょう。 また忙しい現代人は、とくに脳の働きに問題がなくても、つい曜日や季節感を忘れがちです。最初は、ほんの数行でも構いません。ぜひ、毎日のできごとを記録してみてください。脳トレとしてだけでなく、あとから読み返すと、きっと「よい思い出の記録」になってくれると思いますよ。 写真 記念撮影は別として、写真を撮る際には、ただ闇雲にシャッターを押すわけじゃないですよね。多くの人は、「これはいい!」と心を動かされる場面に遭遇したから、思わず撮影してしまったのではないでしょうか。 そうなると、その想いをできるだけよい形で残そうという意識が働き、構図や色合いなども気になってきます。この「ワクワクしながら考える行為」こそが、まさに脳トレの基本だと思うんです。 もちろん、なにも考えずに、すぐによい構図が思い浮かぶわけがありません。最適な構図を瞬間的に引き出すためには、普段から雑誌や動画をみて、頭のなかにいくつも構図をストックしておく必要があります。こういった好奇心は、脳にとって本当に大事です。 また、写真撮影を習慣化すれば、自然と外出する機会が増えます。被写体を求めて歩く機会が増えれば、それだけ足腰が強くなりますから、そういう意味でも写真撮影は非常にオススメです。 速読トレーニング 先ほど、料理が最高の脳トレだと紹介しましたが、速読トレーニングも負けないくらい脳を鍛えてくれます。 なかでも私の指導する右脳速読では、普段使わない右脳をフル活用していきます。そのため、右脳のもつ「ひらめき」「創造力」「全体像把握」といった能力が、大きくアップしていくわけです。 ちなみに速読といえば、多くの人は「目を高速で動かすイメージ」をもっているみたいですね。しかし、右脳速読では、目をグルグル動かすようなことはしません。ずっと目を動かしていたら、すぐに目が疲れてしまいます。 その代わりに、イメージ化が得意な右脳で、読んだ文章を映像化していきます。右脳速読のしくみについては、別記事で詳しく紹介していますので、よかったらそちらの記事を読んでみてください。 ◆右脳速読についてはコチラの記事でもお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 高齢者にオススメの作業系脳トレ5選 体を使う脳トレは、あまり脳トレというイメージがないかもしれません。ところが、適度な運動が脳機能を改善してくれるという研究データは、本当に数多くあるんですよ。今回は、誰でも気軽にできる作業系の脳トレを、5つほど紹介していきます。 ウォーキング・体操 前述のとおり、脳と体は密接に連動しています。だから、体を動かすことだって、立派な脳トレに成りうるんです。 もちろん、年齢を考慮すれば、おのずとやれる運動は限られてきます。ムリをしないという意味では、やはり定番のウォーキングや体操がもっともオススメです。 適度な運動により心肺機能が強くなると、全身の血流が改善されます。もちろん脳の血流もよくなり、栄養と酸素がしっかりと脳へ届くわけです。 また、普段いかない場所を選んでウォーキングすれば、脳は新鮮な刺激を受けます。毎日とはいいませんが、週に1回くらいは自然のなかに飛び出してみてください。本当にストレスが、スーッと消えていきますよ。 ウォーキングや体操なら、道具もいらないし、準備にお金がほとんどかかりません。また、いつでも好きなときに取り組めるので、途中でやめてしまう可能性がグッと下がります。 なお、比較的体力に自信のあるかたなら、ゴルフや山登りでも構いません。やって楽しい運動が一番ですから。ムリをしない程度に、どんどん体を動かしていきましょう。 ◆リズム体操については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい認知機能ごとにオススメ脳トレーニングを紹介 ヨガ ヨガは、心身の健康を維持するための効果的な手段として、日本でも広く普及しています。ヨガと聞けば、詳しいことを知らなくとも、あの独特なポーズをイメージする人は多いでしょう。 正直、普段体をあまり動かさない高齢者(とくに男性)には、あのポーズを完全にマネするのはかなり大変です。でも、安心してください。 ヨガのインストラクターみたいな美しいポーズはムリでも、続けてさえいれば体の歪みが矯正され、自然と体も柔らかくなってくるはずです。そうなれば、デスクワークや立ち仕事でガチガチになった体も、少しずつ楽になってくるでしょう。 またヨガで大切なのは、ポーズだけでなく、その独特な呼吸法です。ゆっくり深く呼吸することで、副交感神経が優位になり、気持ちが落ち着きます。体を心の両面をいちどにケアできるところが、ヨガの素晴らしさなんですよね。 最近は、地方でもヨガ教室が簡単にみつかります。スクールの雰囲気もわかるので、興味のある人は、いちど見学してみるとよいでしょう。 ◆ヨガについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 潜在意識の使い方を知り、自分の内なる心を呼び覚まそう 左右非対称運動 先ほどヨガを紹介しましたが、もう少し難易度の低いものがいいのであれば、左右非対称運動をオススメします。左右非対称運動といっても大げさなものではなく、ようは左右で違う動きをしましょうという話です。 別記事でも紹介したように、家事を左手(利き腕が右手の場合)でやるのもいいですね。ぎごちない左手でも、繰り返せばある程度スムーズに動かせるようになります。これは、脳が左手主導の神経伝達回路を、新しく構築してくれた結果によるものです。 利き手と反対側を主導して動かすなら、内容はなんでも構いません。個人的には、ピアノやギターといった楽器演奏はオススメですね。単に左手を動かすだけでなく、右半身との連携(右脳と左脳の連携)が強化されます。 もちろん、左手でスマホを操作するのだって、立派な脳トレです。自分のできることから、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。 ◆利き手と逆の手を使った作業については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶力に不安を感じたら……脳トレで記憶力アップ 料理 手先を動かし、レシピや献立を考える料理は、脳トレにピッタリです。ひと言で料理といっても、料理が完成するまでには、じつにたくさんのステップをこなしていかなければなりません。 メニューを決めて、材料を選ぶ。実際に買い物へいき、食材を丹念に調理していきます。味を整えたら、いよいよ食事のスタートです。でも、食べたら終わりではありませんよ。食後には、後片付けやまた次の食事の計画などが待っています。 美味しい料理をつくろうと思えば、材料の切り方ひとつ取っても、食材に適した切り方が決まっています。季節や体調に応じて、調味料の加減を絶妙に調整していく姿は、まさに脳トレそのものです。 また、自炊をすれば、味の濃い外食に頼らなくても済みます。健康の基本である食事が整えば、当然脳にもよい影響が現れてくるはずです。本当に料理は、最高の脳トレだと思います。 塗り絵 誰でも気軽にできる脳トレとなれば、塗り絵などは非常にオススメできます。言ってしまえば、ただ色を塗るだけですから、できなくてイライラすることもありません。元絵と色鉛筆があればとりあえずスタートできるので、費用の面でも安心です。 塗り絵はその手軽さに対して、非常にメリットの多い脳トレです。たとえば、すぐに思いつくだけでも、以下のような能力の向上が期待できます。 塗り絵で向上する主な能力 ■ 集中力 ■ 記憶力 ■ 完遂力 ■ 色彩感覚 ■ 手先の動き 集中力や完遂力はすぐに理解できるとして、もしかすると、塗り絵と記憶力の関連性がピンとこない人もいるかもしれません。 でも、考えてみてください。バラの花が描かれた塗り絵なら、おそらくほとんどの人が赤を選びますよね。それは、頭のなかに、赤いバラをみた記憶がしっかりと残っているからでしょう。このように塗り絵には、記憶をさかのぼり、整理してくれる働きがあるのです。 また、塗り絵をする際には指先をこまかく動かすので、末端の血流がよくなり、脳にもよい影響をおよぼしてくれます。 もちろん、どのような色を塗ればいいのか、塗り絵に正解はありません。自分の好きな色を、自由に塗ってみてください(先ほどの赤いバラもあくまでも一例にすぎません)。きっと、ストレスが吹き飛んでいくはずです。 高齢者に脳トレをおこなう際の注意点 自分自身が好きで脳トレをやるケースと違い、身内に脳トレを勧める際には、脳の衰えに不安を感じている気持ちへ寄り添う配慮が必要です。せっかく芽生えた脳トレへの興味を削いでしまうことのないように、以下の3点は必ず知っておいてください。 決して無理強いはしない まず、当たり前の話ですが、無理強いは絶対にダメです。いくらよかれと思っても、脳トレをやる本人にその気がなければ、まだ脳トレをするタイミングではありません。 たしかに、本人が脳トレの必要性や楽しさに、気づいていないケースも考えられます。その場合でも、まずは一緒にやってみるなどして、あくまでもさりげなく自然に脳トレを知ってもらうべきです。 また、すでに脳トレに取り組んでいる人でも、なんらかの理由でたまたま気が乗らないときもあるでしょう。そういう場合も、相手の気持ちを尊重してあげてください。 ケガのリハビリとは性質が違いますから、少しくらいやらない日があっても、全然問題ありません。とにかく、無理強いをしてやる気を削ぐのだけは、絶対に避けるようにしましょう。 プライドを傷つけるのは絶対にNG 前述の「無理強いをしない」とも共通する話ですが、高齢者のプライドを傷つけるのも絶対に避けたいですね。 ある程度の年齢になると、デイケアセンターの利用なども増えてきます。そうなると、レクリエーションの一環として、ゲームやクイズをする機会も出てくるでしょう。 そこでよい結果を出せないと、プライドが傷ついて、今後脳トレを拒否する可能性があります。これは自宅でも同じです。将棋のように対戦相手がいるゲームの場合、負けてしまうと、相手との関係性までおかしくなるかもしれません。 いずれにしても、高齢者は自分の衰えに敏感です。できない自分を意識させないような配慮は、欠かさないようにしたいですね。 やはり楽しいが一番 生活に必須ではない脳トレだからこそ、やはり楽しさがないと継続できません。脳トレの種類を自分で選べる場合は別として、デイケアセンターでの脳トレには少々配慮が必要です。 ひと言で高齢者といっても、脳や体の状態は人それぞれ違います。認知症が進みかけている人と、体に不調があっても脳の働きは正常な人では、脳トレの種類も難易度もまったく変わってくるでしょう。 したがって、いろいろな状況の人に対応できるように、少なくとも「初級・中級・上級」3種類のレベル別題材は用意しておきたいところです。そうすれば、レベルが合わずに脳トレが嫌いになる最悪のケースにまでは、まず発展しません。 また、上級者向け題材があると、初級・中級を使っている利用者の、モチベーションにもつながります。「もう少し慣れたら、もっとむずかしいのに挑戦してみたい」こう思ってもらえたら、その脳トレは大成功だといえるのではないでしょうか 高齢者に脳トレをオススメする科学的根拠 ここまで脳トレについて、さまざまな情報をお伝えしてきました。しかしいまだに、脳トレを疑問視する人がいるのも、紛れのない事実です。 そこで最後に、高齢者に脳トレがオススメな科学的根拠を、もう少し紹介しておきます。脳トレを過信しすぎてはいけませんが、こういったデータをみれば、きっと「よし!やってみよう」と前向きな気持になれるはずです。 脳トレと認知機能の関係 「脳トレ」とは、思考力・記憶力・集中力といった認知機能を鍛えるための、さまざまな活動やゲームを指します。その効果については数多くの科学的な研究データがあり、とくに高齢者の認知機能維持や回復に対する効果が注目されています。 たとえば、2015年10月、サウジアラビアのキングサウド大学医学部では、Lumosityを使用した認知機能回復に関する研究※がおこなわれました。私どもの別記事でも、オススメの脳トレアプリとして、これまで何度もLumosityを紹介してきましたよね。 このLumosityによるエクササイズを「1日約15分・週7日・3週間」おこなった結果、注意力や運動速度など、さまざまな認知領域で改善が認められたそうです。 もちろんこういった効果については、当然個人差もあるし、必ず再現されるとは限りません。でも、疑って脳機能の衰えをただ心配するより、まずはやってみて、少しでも効果が感じられればラッキーである。そう考えたほうが、よほど建設的だと私は思うのです。 みなさんは、どう感じますか? ※参考:Brain Training Games Enhance Cognitive Function in Healthy Subjects - PMC ◆オススメの脳トレアプリ「Lumosity」については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 脳トレが高齢者の生活の質をレベルアップしてくれる 「脳トレが高齢者の生活レベルを向上させる」という点についても、多くの研究データが存在します。 ハーバード大学メディカルスクールのサイト※1には、定期的な運動が「記憶」「集中力」「問題解決」といった認知機能を向上させてくれるという記述がありました。 もちろん運動だけではなく、絵画や楽器演奏、新しい言語の習得といったアクティビティが、脳機能によい影響を与えるとも述べています。 個人的に、音楽の脳トレ効果には大きな可能性を感じており、調べていくうちに音楽と認知機能に関する研究データをいくつか発見しました。今回は、オックスフォード・アカデミーに掲載されている2014年の研究※2をご紹介します。 この実験では、89名の認知症患者に、「歌を歌う」「歌を聴く」「発声練習」「リズムトレーニング」などを10週間おこないました。通常の認知症ケアに比べて、音楽を使ったケアを受けた患者の多くに、気分の向上、遠隔記憶の改善が見られたそうです。 また、注意力や遂行力といった一般的な認知機能の改善にも、多少ながら改善の傾向が見受けられました。これらはほんの一例ですが、ほかにも高齢者の脳に対する脳トレ効果を示す研究結果は数多くあります。 ※1:Train your brain - Harvard Health ※2:Cognitive, Emotional, and Social Benefits of Regular Musical Activities in Early Dementia: Randomized Controlled Study | The Gerontologist | Oxford Academic ◆音楽が脳に与える影響については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 右脳を発達させる9つの方法 脳トレがうつ状態や不安を軽減してくれる可能性 最後に、ストレスの多い現代人がもっとも気になるであろう、「脳トレとうつ状態の関係」に関するデータを紹介します。 パースにあるカーティン大学のパトリック・クラーク博士は、オーストラリアではじめて「うつ病に対する脳トレの治療効果」に関する研究※に取り組んだ人として有名です。 パトリック博士は、脳トレでネガティブな思考パターンを修正できれば、ストレス耐性がつき、不眠症のような症状が改善できると考えました。 そこで実際に脳トレによる実験をおこなったところ、感情や注意力をコントロールする脳の部位の活性化が記録されたのです。もちろん、脳トレによる修正具合には個人差があり、大きく影響を受ける人もいれば、まったく反応しない人もいます。 しかし、うつ病やストレスで苦しんでいる人の思考パターンがネガティブなのは、誰がみても明らかです。そういう思考パターンを、脳トレで少しでも改善できる可能性があるなら、取り組む価値は大いにあるでしょう。 ※参考:All fired up: brain training for anxiety and depression - News at Curtin | Curtin University, Perth, Australia まとめ 誰でも高齢者になれば、脳の衰えに対して不安を感じています。脳の衰え、とくに認知症を個人レベルで治療するのは、ムリです。それは、医療関係者にお任せするしかありません。 しかしできるだけ自分の頭で考え、脳を使う機会を増やしていけば、脳機能を向上させることは十分可能です。 そのための方法として、今回「脳トレ」をご紹介しました。自分に合う脳トレがあれば、それをきっかけとして、どんどんいろいろな脳トレにチャレンジしていただければと思います。 なお、究極の脳トレとでもいうべき「右脳速読」の詳細を確認したいかたは、下記のリンクからZoom体験会にご参加ください。 瞬読Zoom体験会 ### 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 近頃、認知症の予防に効果があるということで、脳トレが注目されています。右脳速読を指導している私のところにも、「速読には脳トレ効果がありますか?」といった問い合わせがよくきます。 今まで脳トレをしたことがない人にすれば、脳トレに興味はあっても、本当に効果があるのか不安に感じるのは当然でしょう。 今回の記事では、脳トレで認知症や理解力は改善されるのか、その効果をしっかりと検証していきます。また、オススメの脳トレも12個紹介しますので、もし気になる脳トレがあれば、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。 脳トレの効果を徹底検証 脳トレが認知症を改善してくれるという意見もあれば、まったく効果がないという、真逆の話もよく耳にします。実際のところ脳トレにはどういった効果が期待できるのか、オススメの脳トレを紹介する前に、しっかりと確認しておきましょう。 脳トレには脳の機能低下を予防する働きがあるという説が優勢か? まず結論からお話しすると、現時点では脳トレと機能改善の関係性について、明確な答えは出ていません。脳トレは認知症予防に有効だというデータがある反面、とくに効果はないというデータも発表されており、簡単には判断を下せない状態です。 ただし、あくまでも個人的な観点にはなりますが、私は「脳トレに脳機能を向上させる働きがある」という説が有力だと考えています。なぜならば、効果ありデータのサンプル人数が、効果なしデータのサンプル人数よりも圧倒的に多いからです。 エクセター大学とキングスカレッジ・ロンドンが2019年に発表した調査結果※によると、定期的にクロスワードパズルやナンプレに取り組んでいる人は、「注意力」「推理力」「記憶力」に関する評価テストの成績が大幅によかったそうです。 文法的に推測する力は10歳、短期記憶については8歳ほど、実年齢よりも若い人と同等の水準をキープしていました。 注目すべきは、19,000人というサンプル人数の多さです。後述する効果なしデータのサンプル人数は、およそ1,000人でした。サンプル数が絶対とはいいませんが、研究対象が19倍も多い調査のほうが、より精度は高いと考えるのが自然でしょう。 ※参考:Featured news - Regular crosswords and number puzzles linked to sharper brain in later life - University of Exeter 脳トレは効果がないという話も聞くけど? 前述のとおり、「脳トレに脳の機能低下を防ぐ効果はない」という発表をする研究者が、少なからずいるのもまた事実です。 たとえば、2020年にカナダのウェスタン大学の研究チームは、「脳トレの熱心な実践者でも、4部門(注意力・推論・ワーキングメモリ・計画立案)のテスト結果からは、とくに認知機能改善の傾向は見受けられなかった」と発表※しています。 実際にこういったデータが発表されている以上、脳トレが認知機能に効果があると盲信するのは、たしかに危険かもしれません。 とはいえ、効果ありというデータが多数あるのもまた事実です。であれば、なにもしないでいるよりも、まずは気軽に取り組んでみればよいのではないでしょうか。 さいわい多くの脳トレはゲーム的要素が高く、途中でイヤになるようなことはまずありません。 もし「あ、これはあんまり効果がなさそうだな」と思えば、また別の脳トレに挑戦してみればいいだけのことです。どういった脳トレがいいかは、のちほど紹介する脳トレの概要をみて、好きなものを選んでいただければと思います。 ※参考:APA PsycNET 脳トレは認知症対策に有効なのか? 認知症予防の観点からいえば、「脳に多様な刺激を与え続けること」が非常に重要です。普段得られない刺激を脳に与えるという意味で、脳トレは認知症対策に有効であるといえます。 実際、クロスワードパズルのような脳トレは、認知症対策として効果があるとする研究も存在します。 たとえば、アメリカのコロンビア大学が軽度認知障害(MCI)の高齢者を対象に実施した調査※1では、78週間にわたるクロスワードパズルの実施により、記憶や言語能力の低下を防ぐ明確な改善が確認されました。 被験者の約40%が、FDAが承認した記憶力増強剤とほぼ同等レベルで、思考力と記憶力の向上を見せたのです。 また、ブロンクスでの高齢者研究※2(488名の追跡調査)では、クロスワードパズルを習慣的におこなっていた人は、そうでない人に比べて記憶低下の発症が平均2.5年遅かったという結果が確認されています。 もちろん、こういったデータだけを見て、脳トレが認知症対策に有効であるとは断言できません。ですが、実際に継続的な脳トレによって認知症の改善が期待できるというデータが存在する以上、脳トレに取り組む価値は十分にあるといえるのではないでしょうか。 ※1:Have you done your crossword puzzle today? - Harvard Health ※2:Association of crossword puzzle participation with memory decline in persons who develop dementia - PubMed 脳トレで期待できるそのほかのメリット 脳トレには認知症対策以外にも、次のようなメリットがあります。 脳トレの主なメリット ストレスの軽減 自己肯定感の向上 学習意欲の向上 人間関係の活性化 日常的にストレスの多い生活をしていると、ノルアドレナリンのようなストレスホルモンが大量に分泌され、脳の活動が弱まってしまいます。パズルやゲームに集中する時間は、日常の不安や悩みから意識を切り離す絶好のリフレッシュタイムになってくれるでしょう。 また、「達成感」も脳トレの大きな魅力です。難易度の高い問題をクリアし、今までできなかったことができるようになれば、自己肯定感や学習意欲が高まります。 さらに、あとから紹介する将棋やロールプレイングゲームのように、他人と一緒におこなうタイプの脳トレなら、脳トレを通して家族や友人とのコミュニケーションが自然と増えます。 このように脳トレは、認知症予防だけでなく、心の健康や人間関係の活性化にもひと役買ってくれるのです。 ◆脳トレの効果(メリット)については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレにはどのような効果があるのか?状況別オススメの脳トレも紹介 効果を出すには継続を一番に考えよう 脳トレが効果を発揮するには、ある程度長期に渡って継続するのが大前提となります。脳はトレーニングによって少しずつ改善されていきますので、1か月や2か月でやめてしまうとほとんど効果は期待できません。 最初は1回5分でもOKです。1回のトレーニングが多少短くても、一定の頻度でおこなうことのほうが重要です。とはいえ、一般的な認知症の予防であれば、ムリして毎日する必要もないでしょう。脳トレをやりすぎて飽きてしまったら、とても続けられないですからね。 まずは、1回10分以上、週に2〜3回を目標にしてください。慣れてきたら徐々に時間を増やし、1回40〜60分以上確保できれば、より高い効果が期待できます。 認知症予防が期待できるオススメの脳トレ ひとことで脳トレといっても、本当にたくさんの種類があり、どれを選べばいいのか迷ってしまうかもしれません。認知症予防のために脳トレをおこなう人も多いので、今回は主な認知機能別にオススメの脳トレを紹介していきます。 もちろん、脳トレによって、特定の認知機能だけに効果が現れるわけではありません。どういった脳トレでも脳全体になんらかのよい影響をもたらしてくれますので、あまりむずかしく考えず、とりあえず気になるものから取り組んでみてください。 記憶力アップ「クロスワードパズル」 脳トレと聞けば、多くの人がクロスワードパズルを思い浮かべるのではないでしょうか。クロスワードパズルは、番号が書かれた空白のマスへ、ヒントをもとに文字を埋めていきます。 縦横が交差する箇所には同じ文字が入るので、ひとつのヒントだけでなく、ほかのヒントも考慮しながら答えを探していかなければなりません。だから、クロスワードパズルはむずかしいんですね。 また、ヒントから言葉を導くので、当然その言葉を知っていることが大前提となります。しかし、過去に聞いたことのある言葉であっても、すぐに頭に思い浮かぶとは限りません。 でも、大丈夫です。「あれ、なんだったっけなあ……」と記憶の引き出しから言葉を引き出そうとする過程が、私たちの記憶力を大きく刺激してくれます。 もちろん、なかにはまったく知らない言葉も出てくるでしょう。そういう言葉をチェックしていくことで、記憶力だけでなく、新しい語彙が増えていくのもクロスワードパズルの魅力のひとつです。 幸いクロスワードパズルを入手するのは簡単です。書店にいけば、数多くの専門誌が販売されています。どれか1冊手に取って、まずは1問解いてみてください。 ◆クロスワードパズルについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳トレの種類を使い分けて脳の劣化を効果的に食い止めよう 記憶力アップ「間違い探し・各種クイズ」 間違い探しも、非常にポピュラーな脳トレです。ほぼ同じように描かれた2枚の絵を見比べながら、間違いを探していきます。間違いの数は通常3〜5個ですが、多ければ10個以上間違いを探す場合もあります。 最初の1〜2個は比較的簡単に探せても、残りの数個がなかなか見つからずに、思わず熱中してしまうかも。目の錯覚を利用して巧妙に描かれているものも多く、脳への刺激という意味では、非常に効果が期待できる脳トレだと思います。 また間違い探し以外にも、漢字を当てるクイズや四択クイズなど、脳に効果のありそうなクイズはたくさんあります。ネットや雑誌などをリサーチして、ぜひ自分に合ったクイズを探してみてください。 言語能力アップ「ジャーナリング」 ジャーナリングとは、頭のなかにある考えや感情をストレートに書き出す行為のことです。書き出すためには、ぼんやりしている思考をしっかりと言語化しなければなりません。この「思考の言語化」が、あなたの言語能力を大幅に高めてくれます。 よく日記と混同されがちですが、日記はその日に起きたできごとを記録する意味合いが強いです。あとから読み返すことを意識してか、キレイな文章でまとめようとする人が多いので、本当の気持ちから外れてしまうことも少なくありません。 ジャーナリングをする際には、そういった意識は邪魔になります。今考えていること、今感じていることをそのまま素直に書き出してください。 とはいえ、いきなり思考を言語化といわれても、最初はなかなか手が動かないでしょう。慣れるまでは、「新規プロジェクトで準備しておくこと」「今日嬉しかったこと」など、なにかテーマを決めて書き出してみるのがオススメです。 ◆ジャーナリングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を覚醒させる11の方法とは 言語能力アップ「速読トレーニング」 脳への刺激を考えると、私が指導する右脳速読は本当にオススメです。通常の速読は、目を速く動かして速読するので、どちらかといえば運動に近いといえます。 ところが右脳速読の場合、目を過度に動かしたりはしません。その代わりに、イメージ化やひらめきが得意な右脳を使って、文章を映像として記憶していきます。なので右脳速読をすると、普段あまり使われない右脳が、これでもかというくらい刺激を受けるんですね。 右脳速読の受講生のなかには、1分間に2万文字のペースで本を読める人がたくさんいます。2万文字といえば、300ページのビジネス書なら5分程度で読めてしまうスピードです。 大量の知識を吸収しながら脳トレにもなる、右脳速読は本当にオススメですよ。 ◆右脳速読の詳細についてはコチラの記事でお読みいただけます 速読術 速読は本当に効果があるの?新速読術「瞬読」がもたらす3つの効果とは 計算能力アップ「珠算式暗算」 珠算式暗算は、そろばんを頭のなかでイメージしながら計算する暗算法です。そろばんの珠を頭のなかで動かして計算することで、ただ暗算をするよりも、計算スピードが格段に速くなります。 高齢になると、どうしても計算力が衰えてくるものです。しかも近年では、電子マネーやセルフレジが普及して、自分の頭で計算する機会が激減しています。もし計算力の衰えを少しでも感じているなら、こういった暗記法のトレーニングは非常にオススメです。 もちろん、珠算式暗記法をおこなうには、そろばんを使った計算ができないと話になりません。珠算式暗算では実際にそろばんを使いませんが、空中で指を弾く「エアそろばん」で計算していきます。 そろばんができない人は、まず教室で珠算の基礎を習うことから始めましょう。そろばんの基本的なしくみを理解し、珠算式暗記トレーニングを続ければ、計算力の衰えは最小限で抑えられるはずです。 計算能力アップ「ナンプレ」 ナンプレ(数独)は、1から9までの数字を使ってマスを埋めていくパズルです。ナンプレ自体に複雑な計算は含まれませんが、ルール通りに空いているマスを埋めていく必要があるので、非常に頭を使います。 9つのマスに、1から9の数字を入れていくだけなら、それほどむずかしくありません。しかしナンプレの場合、以下のようなルールがあり、すべてのルールを満たすように数字を配置するのは、なかなか大変です。 どのタテ列にも1〜9の数字が1個ずつ入る。 どのヨコ列にも1〜9の数字が1個ずつ入る。 どの3×3ブロックにも1〜9の数字が1個ずつ入る。 数字のパターンやほかのマスとの位置関係を論理的に考えながら埋めていくため、計算力だけでなく集中力や直感力も磨かれます。 ナンプレは世界中で人気のゲームであり、日本でも数多くの雑誌が発行されています。さまざまなアプリもリリースされていますので、気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 判断力アップ「将棋・囲碁」 将棋や囲碁といったゲームは、厳密にいえば脳トレではないかもしれません。しかし、脳へ与える刺激を考えると、ほかの脳トレよりも高い効果が期待できます。 さきほど紹介したパズルやクイズと違い、将棋や囲碁には対戦相手がいます。そうなると、相手に勝つには、自分の思考だけでは足りません。 「相手が次にどのような手を打ってくるか」を読み、ゲームの進行状況に応じて臨機応変に作戦を立てられなければ、おそらくすぐに負けてしまうでしょう。 とくに将棋は、コマによって動かせる方向と役割が異なります。「限られた盤上でどのように手駒を動かすか」そういうこまかい判断の積み重ねが、脳(とくに前頭葉)の働きを活発にしてくれるのです。そういう意味では、似たルールのチェスも非常にオススメできます。 判断力アップ「​​ロールプレイングゲーム(RPG)」 ゲーム好きなら、判断力を磨いてくれるロールプレイングゲーム(RPG)はどうでしょうか。RPGは、架空の世界(主に未来や異世界)で主人公を操作して、物語を進めていくゲームの総称です。 どのゲームでも、はじめのうちは主人公のステータスが低く、そのままでは物語が進行しません。そのため、怪物を倒す・道具を購入する・イベントをこなすなど、さまざまな経験を重ねて、少しずつレベルを上げていくわけです。 しかし、RPGには「次は◯◯をする」という明確なルールがないので、自分でなにをすればいいのか手探りで探っていく必要があります。(攻略本はありますけどね) たとえば、どこにいくか・誰を仲間にするか・どんなアイテムを使うかなど、RPGは状況に応じて最適な判断をしなければならない場面の連続です。レベルが上がれば、クリアする課題の難易度も高くなり、より高度かつ素早い判断が求められます。 また、選択した行動によってストーリーの展開が大きく変わってくるため、先を見通して判断する「予測力」も育まれます。楽しみながらできるRPGは、判断力を鍛えるだけでなく、柔軟で創造的な発想力も養える理想的なトレーニングといえるでしょう。 遂行力アップ「絵画・ぬり絵」 「パズルもいいけど、私は手を動かすほうがいいなあ」という人は、絵を描いてみるのはどうでしょうか。なんといっても、絵を描く作業は、普段使わない右脳をたくさん使います。 モチーフを正確に捉える「空間把握能力」、見たままではなく自分の感性を加えて構成を考える「ひらめき」など、絵画は右脳をフル稼働する作業です。 また最近では、大人の塗り絵もかなり一般化してきました。もしかすると、塗り絵は子どもの遊びというイメージがあるかもしれません。しかし、大人向けに絵柄はこまかく描写されていて、色選びにもセンスが問われます。 なお、人間の手先には敏感な神経が何百本も集まっており、「第二の脳」などといわれることもあるそうです。絵画や塗り絵には、そういった鋭敏な手先を使い、脳を刺激する働きがあります。 今なら100円ショップで画材を安く購入できますので、出費に関してもそれほど気にする必要はないでしょう。ぜひ、気軽に挑戦してみてください。 遂行力アップ「料理」 手を動かす脳トレなら、料理もいいですね。できあがりを想定しながらレシピを考えていくので、右脳がばっちり鍛えられます。買い物をしたり調理をしたりと、体も動かすので、バランスよく左右の脳が刺激されるのも嬉しいところです。 また自炊をすれば、味つけや調理法を自由に選択できます。塩分を控え、青魚などの認知症によいとされる食材を積極的に摂れば、健康状態も大きく改善するでしょう。 友達を招いての食事会なども、じつに楽しそうです。美味しいものを食べて、家族や友人と楽しくおしゃべりをする。そう考えると、料理は最強の脳トレかもしれませんね。 身体能力と脳機能の連動「指回し運動」 ウォーキングやスポーツは、血流を改善し、脳の働きを高めてくれます。しかし、高齢になり足腰に不安のある方の場合、こういった運動を定期的におこなうのは、大きな負担となる可能性が高いです。 その点、指回し運動なら誰でも気軽に取り組めます。具体的には、指先をくっつけたままぐるぐる回す・指を一本ずつ曲げ伸ばしする・グーとパーを交互に繰り返すといった方法が考えられます。余裕のある人は、2本指に輪ゴムをかけて指の開閉をおこなう方法もオススメです。 手や指には、第二の心臓とよばれるくらい、さまざまな神経が通っています。手指を動かして運動系や感覚系の神経を刺激してあげると、全身の血流が改善され、脳の認知機能も向上します。 無理をして筋肉を傷めない程度に、どんどん指先を動かして、体と脳の両方を鍛えていきましょう。 ◆指回し運動については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 高齢者向け簡単な脳トレを分野別に紹介 身体能力と脳機能の連動「左右バラバラトレーニング」 指回し運動に慣れてきたら、今度は全身を使った「左右バラバラトレーニング」に挑戦してみましょう。 左右バラバラトレーニングは、左右異なる動きを同時におこない、脳と体の連動性を高めていきます。試しに、右手で円を描きながら左手で三角形を描くといった動きをしてみてください。おそらく、想像以上にギクシャクした動きになってしまったはずです。 私たちは、通常左右同じような動きしかしません。だから、いきなり左右で違う動きをしようとしても、うまく体に指令を出せないのです。しかし、しばらく左右バラバラトレーニングを続けていると、徐々に動きがスムーズになってくるでしょう。 このように、普段やらない動きをあえてすることで、運動機能や認知機能は大きくレベルアップしていきます。運動する時間がなかなか取れない人は、先ほどの指回し運動を左右違う動きでやってみるのもオススメです。 また応用編として、ドラムやギターといった楽器演奏に挑戦してみるのもいいかもしれません。楽器演奏をする際には、自然と左右異なる動きをすることになりますからね。 左右の動きが異なっていればどういった運動でも構わないので、いろいろな動きを試してみてください。 ◆左右非対称運動については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 効果的に脳の体操を取り入れて認知症を予防しよう 目的や年代で変わる脳トレ最適化のポイント 先ほど認知症予防が期待できる脳トレを紹介しましたが、目的や年代によって脳トレの取り組み方は変わってきます。せっかく取り組む脳トレですから、なるべく効果が出やすいように、脳トレをおこなう際のポイントを紹介します。 目的別に脳トレを使い分けて効率アップ 脳トレは、目的に応じて適切なものを選べば、効果がぐっと高まります。たとえば「記憶力を鍛えたい」ならクロスワードパズルや語彙クイズがオススメです。言葉や知識を思い出す作業が記憶の強化につながります。 判断力や論理的思考力を磨きたい人は、将棋やRPGのように状況判断の求められるゲームが効果的です。さらに「身体と脳を同時に活性化したい」場合は、指回し運動や左右バラバラ運動のような身体系脳トレが役立ちます。 「計算力を高めたい」なら、ナンプレや珠算式暗算といった数的なトレーニングをやるのがやはり早道です。しかし、計算力を高めたいのに注意力や記憶力の改善に適した間違い探しをやっても、ほとんど意味がありません。 これは、ほかのケースでも同様です。脳トレを選ぶ際には、自分が強化したい認知機能に即した脳トレを選ぶように意識してください。そうすれば、限られた時間でも効率よく脳機能を刺激できます。 ◆認知機能別オススメの脳トレについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい認知機能ごとにオススメ脳トレーニングを紹介 年代によって異なるオススメの脳トレ どういった脳トレでも取り組めばなんらかの効果は期待できますが、年代によって相性のよい脳トレがあります。鍛えたい機能がとくに決まっていないなら、自分の年代を考慮して脳トレを選ぶのもひとつの方法です。 たとえば子どもには「間違い探し」や「伝言ゲーム」など、遊び感覚で集中力や記憶力を養うタイプの脳トレが向いています。自主的に脳トレに取り組む大人と違い、飽きるとすぐにやめてしまうからです。 働き盛りの世代には「速読トレーニング」や「ジャーナリング」のように、生活に役立つ実用的な脳トレが向いています。高齢者の場合は「クロスワードパズル」や「ナンプレ」、さらに手指を動かす「ぬり絵」や「料理」などがオススメです。 もちろん、上記はあくまでも一例にすぎません。「カードゲーム」のように全年齢で楽しめる脳トレも数多くありますし、過去記事を参考にして、自分の年齢や関心に合った脳トレをいろいろと試してみてください。 ◆子ども向けのオススメ脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ これなら途中で挫折しない「子どもにオススメな脳トレ7選」 ◆中高年向け認知機能別オススメの脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳トレで中高年の脳は蘇る! 脳トレに最適な時間帯は? 朝は睡眠によって脳がリフレッシュしており、集中力や記憶力が高まりやすいと考えられています。とくに起床後3時間以内の時間帯は、認知機能のパフォーマンスが安定しやすく、じっくり考える系の脳トレに最適です。 また、夕方16〜18時の時間帯も脳トレにオススメの時間帯といえます。人間の注意力や刺激への感受性は、午後に向けていったん下降したのち、夕方16〜18時頃に再び活性化※します。 仕事をしていれば、午前中に脳トレをするのがむずかしいという人も多いはずです。そういう場合は、仕事が一段落ついた夕方に、休憩がてら軽く脳トレをやってみるのはどうでしょうか。 日中はとにかく時間がないというなら、就寝前のリラックスタイムでの脳トレがオススメです。就寝前に脳へ適度な刺激を与えると、睡眠中の記憶定着が促されるといわれています。 とはいえ、それ以外の時間帯でも、とくに問題はありません。時間帯にこだわるより、継続しておこなうことの方が重要です。生活リズムに合わせて、無理なく取り組める時間帯を見つけていきましょう。 ※参考: Time of day and chronotype in the assessment of cognitive functions - PMC 脳を刺激するには「マンネリ脱却」がカギ 脳トレを続けるうえで意外と見落としがちなのが、「慣れ」の影響です。脳は、新しい刺激によって、神経回路が活性化し、新しい神経回路が構築されていきます。同じ種類の脳トレばかり繰り返していると、脳がその刺激に慣れてしまい、思うような効果が期待できません。 普段クロスワードパズルを楽しんでいる人なら、時々ナンプレや将棋に挑戦してみるといった具合に、定期的にジャンルを切り替えてみましょう。また、同じゲームでも難易度やルールを少し変えて取り組むだけでも、十分な変化をもたらしてくれることが多いです。 できれば、計算クイズ+リズム体操のように、頭脳系と身体系の脳トレを組み合わせると、より効率的に脳へ刺激を与えられます。「なんだか飽きてきたな」と感じたら、自分の取り組み方を見直して、マンネリ脱却を意識してみるとよいでしょう。 ◆体を動かすタイプのオススメ脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 高齢者にオススメ!自宅で簡単にできる脳トレ運動10選 AIやアプリを活用する ひと昔前までは、紙とペンを使う脳トレが主流でした。ところが、今やAIやアプリを活用するのがごく一般的になっています。スマホひとつで記憶力や注意力、判断力といったさまざまな機能をバランスよく鍛えられるのが、AIやアプリを使った脳トレの大きな魅力です。 たとえば「NeuroNation」や「Peak」といった人気アプリには、鍛えたい認知機能別に何種類もの脳トレゲームが用意されています。難易度を選べる脳トレも多いので、こういった総合脳トレアプリをひとつもっていれば、しばらく飽きずに脳トレができるでしょう。 また、近年脳トレアプリの進化は目覚ましく、搭載されたAIがユーザーの得意・不得意を分析し、最適なトレーニングメニューを自動で提案してくれます。だから「今日はなにをすればいいか」と迷うことがなくなり、効率のよい脳トレが可能です。 一つひとつの脳トレは数分で完結するものが多いので、ちょっとしたスキマ時間に手軽に取り組めるのも大きなメリットです。デジタルの力を上手に取り入れれば、脳トレがもっと楽しくなり、無理なく続けられますよ。 ◆オススメの脳トレアプリについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 日常生活を脳トレに変える工夫 忙しい現代人にとって、わざわざ脳トレの時間を確保するのは思っているよりも大変なものです。でも安心してください。まとまった脳トレの時間がなくても、ちょっとした工夫を用いて、日常生活を脳トレとして活用できれば十分に対応できます。 たとえば、以下のようなアレンジはどうでしょうか。 買い物の際に「今日の予算内で何品買えるか」を暗算してみる レシピを見ずに手順を思い出しながら料理をする 利き手と逆の手で掃除をする これらのほかにも、「普段とは違うルートで帰宅する」「部屋の模様替えをする」など、日常生活を脳トレに変換するアイデアはいくらでもあります。大切なのは、小さな変化を加えて脳に対する負荷を少しだけ増やすという点です。 レシピを思い出しながらする料理が、利き手と反対の手でおこなう作業が、より強く脳に刺激を与えてくれます。ほかにもアレンジの方法は無限大です。ぜひ、いろいろと試してみてください。 家族や友人と一緒に脳トレに取り組む 今回紹介した6つの脳トレは、すべてひとりでもできるものばかりです。でも、もし可能であれば、ぜひ積極的に家族や友人と一緒に脳トレをしてみてください。ひとりでやるときよりも、さらに高い脳トレ効果が期待できます。 なぜならば、脳トレを通して家族や友人とのコミュニケーションが増えれば、自然と笑う機会が増えるからです。 じつは、笑いには認知症リスクを軽減してくれる働きがあるといわれています。福島県立医科大学「大平 哲也教授」のコラム※のなかで、笑う機会がほとんどない人はほぼ毎日笑う人と比較して、2倍以上認知機能低下を起こしやすいというデータが紹介されていました。 さらに笑いは、脳の血行促進・リラックス作用・筋力アップといった、認知症抑制以外の効果をもたらしてくれます。 笑いと認知症抑制の効果については、正直まだまだ明らかになっていない面も多いです。しかし、笑いながら楽しく脳トレができれば、なんらかのよい影響が生まれるのは間違いないでしょう。あまりむずかしく考えずに、友人家族を巻き込んで、脳トレを楽しんでください。 ※参考:笑って認知症を予防できるか | 健康長寿ネット とにかく楽しむのが1番 楽しんで笑いながら脳トレができれば、認知症予防などさまざまな効果が見込めます。また楽しければ、自然と脳トレの回数が増えるし、長期間脳トレを続けようという気持ちになるでしょう。 前述のとおり、家族や友人と一緒にワイワイ脳トレができれば、もう無条件に楽しいと思います。でも、「友達と予定が合わなくて、なかなか脳トレができない」という場合でも、まったく問題ありません。 自分に合った脳トレなら、ひとりでも十分楽しめます。パズルやゲーム、絵画、なんでもOKです。ひとりでも没頭できる脳トレを、いろいろと探してみてください。 また、どうしても誰かと一緒に脳トレがしたい場合は、オンライン対戦ゲームがオススメです。家族と同居しているなら、料理なんかもいいですね。食事をつくって家族と一緒に食べれば、家族に喜ばれるうえに自分も楽しくて、さらに健康にもなれる。まさに一石三鳥だと思います。 脳トレの効果を倍増させる生活習慣の改善点について ここまで読んでくれた人の多くは、もうすでにやってみたい脳トレを頭に思い描いているのではないでしょうか。ただ、どの脳トレを選ぶにしても、まずは日常生活を安定させておかないと脳トレの効果が半減してしまいます。 そこで最後に、脳トレの効果を倍増させるために知っておきたい生活習慣改善のポイントを、3つ紹介します。 7〜8時間の睡眠時間を確保する 睡眠不足は脳の休息時間を奪い、私たちのパフォーマンスを著しく低下させます。とくに記憶力という面から考えると、睡眠不足が脳へ与えるダメージは、私たちが想像するよりもはるかに大きいのです。 というのも人間の脳は、主に眠りの浅いレム睡眠時に、記憶を整理するといわれています。ここで問題になるのが、レム睡眠の周期です。レム睡眠は90分周期で一晩に約4〜5回、合計2〜2.5時間程度しか発生しないため、睡眠不足の影響をモロに受けてしまいます。 ある調査を調べてみると、日本人の平均睡眠時間は、世界でもトップクラスに短いという結果が発表されていました。OECD加盟国の平均睡眠時間8時間25分に対して、日本人は6時間43分しか寝ていないそうです。 1時間半近く睡眠が削られてしまえば、単純にレム睡眠が1回減ってしまいます。そう考えると、8時間25分はムリだとしても、できれば8時間近い睡眠は最優先で確保したいところです。 ◆睡眠時間の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 日光を浴びてセロトニンを増やす セロトニンとよばれる神経伝達物質には、高ぶった精神を安定させてくれる働きがあるそうです。セロトニン量を調節してくれるSSRI薬が、実際にうつ病の治療に使われていることをみても、セロトニンの重要性がよくわかりますよね。 セロトニンを増やす方法として、日光浴・適度な運動・ゆっくりとした呼吸などが、よく取り上げられます。なかでも日光浴は、誰でも簡単にできて効果も大きいので、非常にオススメです。 朝起きたら、まずカーテンを開けて、日光を浴びましょう。日光を浴びて、セロトニンの分泌が促進されると、ボーッとした脳が一気に目覚めてくれます。(雨の日は諦めるしかないですね……) こうやって脳が活性化する準備をしておけば、脳トレの効果は何倍にも大きくなってくれるでしょう。1日15分を目安に、ぜひ日光浴を習慣にしてみてください。 適度な運動を習慣化する 脳トレの効果をできるだけアップするためにも、適度な運動を習慣化していきたいところです。少し考えただけでも、運動のメリットはたくさん頭に浮かんできます。 血流の改善 転倒やケガの予防 腸内環境の改善 食欲増進 自信回復 どのような運動でも効果は期待できますが、まずはウォーキングのような、軽めの有酸素運動がオススメです。これまであまり運動をしてこなかった人が、いきなり筋トレをしても、間違いなく途中で挫折します。 あくまでも目的は、脳トレの効果を高めることなので、運動の強度よりも継続を1番に考えてください。ただし、ウォーキングだけだと、筋力や柔軟性が鍛えられません。30分〜1時間程度のウォーキングを軸にして、ストレッチやごく軽い筋トレにも取り組みましょう。 なお適切な運動量については、厚生労働省のサイトに詳しいガイドライン※が掲載されています。興味のある人は、いちど目を通しておいてください。 ※参考:身体活動・運動|厚生労働省 まとめ 本文中でお話ししたとおり、脳トレが認知症に与える影響については、まだ最終的な結論が出ていません。でも、実際に認知機能が改善されたというデータがある以上、私たちはもっと気軽に脳トレに取り組んでもいいのではないでしょうか。 なによりも、脳トレは楽しいです。最悪自分に合わないと思っても、別な脳トレはいくらでもあります。「楽しそうだからやってみようかな」このくらいの感覚で、今回紹介した脳トレにぜひ挑戦してみてください。 なお、今回紹介した右脳速読について詳しく知りたいかたは、Zoom体験会がオススメです。右脳速読のしくみや具体的なトレーニング方法まで、右脳速読の概要をしっかりと理解できるようになっています。ぜひ、お気軽にお試しください。 >>瞬読Zoom体験会 ### 記憶力に不安を感じたら……脳トレで記憶力アップ 「最近、どうも忘れっぽくなったなあ……」 このように感じることが増えたら、ぜひ脳トレにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。脳トレには、記憶力の核となる海馬の働きを、改善してくれる効果があるといわれています。 もちろん、脳トレは魔法ではありませんから、やればすぐに記憶力がアップするわけでありません。しかし、継続して脳を刺激し続ければ、衰えだした記憶力がメキメキと働き出してくれる可能性は十分にあります。 今回は、記憶力が衰える原因や記憶力を鍛えるオススメの脳トレ、脳トレの基本的なポイントを紹介していきます。記憶力に不安を感じている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。 どうして記憶力は衰えてしまうのか? 脳トレで記憶力アップへ取り組む前に、まずは記憶力が衰えてしまう理由をしっかりと理解しておきたいところです。原因がある程度わかっていれば、なにかあったときにも、対応が取りやすいと思いますので。 記憶力低下の原因はたくさんありますが、今回はそのなかから4点ピックアップして解説していきます。 記憶力低下の主な原因 加齢 変化のない生活 ストレス 化学物質の過剰摂取 それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 加齢による肉体的衰えは避けられない ある程度の年齢になると、「アレってなんていうんだっけ?」とか「あの人の名前が出てこない」ということが増えてきます。年々肉体が衰えていくように、当然脳も衰えます。脳細胞の機能低下や血流の悪化など、こればかりは避けようがありません。 ただ、認知症の記憶力低下と加齢によるもの忘れは根本的に違うので、そこは誤解のないようにしたいですね。認知症と単なるもの忘れの違いは、「忘れたことを自己認識しているかどうか」にあります。 年齢によるもの忘れなら、おそらくあとから、ふとした瞬間に名前を思い出すでしょう。でも認知症になると、忘れたことすら忘れてしまい、また「あれ?あれなんて名前だっけ?」と同じことを繰り返します。 ルーティン化は自分で考える力を奪う 日常生活がルーティン化(変化のない生活)してくると、記憶力は徐々に衰えていきます。毎日同じような生活をしていると、あまり頭を使わなくてもこなせてしまうので、脳の働きが弱っていくのです。 たしかに普段の生活を振り返ってみれば、睡眠・食事・通勤・仕事・自由時間と、ほぼ同じ時間に同じようなことを繰り返している自分に気づきます。 少し古い研究ですが、なにか新しいことを学ぶ際に、記憶に関連する海馬の細胞が分裂して増えるというデータ※があります。これは要するに、脳が新しい刺激を受けると記憶力がよくなるということです。 ルーティン化は、自分で考える力を奪ってしまいます。「新しい資格の勉強をする」「知らない場所に行ってみる」なんでもいいので、常に新鮮な刺激を脳に与えるようにしてみてください。それだけでも、記憶力低下はかなり予防できるはずです。 ※参考:研究成果「学ぶほど頭がよくなる仕組みがわかった 」 | 東京大学 ストレスは脳を著しく傷つける ストレスも、記憶力の低下と大いに関係のある要因です。ストレスが過剰になると、脳の血流が悪くなり、必要な栄養が脳へ行き渡りません。 さらにストレスが続くと、ストレスホルモンとよばれる「コルチゾール」が分泌され、記憶力低下を引き起こす可能性が高くなります。コルチゾールに関しては、2018年にテキサス大学の研究チームが、「コルチゾールの値が高い人ほど物忘れが多い」と発表※しています。 しかもコルチゾールの悪影響は、記憶力低下だけでありません。うつ・心臓病・頭痛・体重増加・睡眠障害など、その影響はほぼ全身に及んでしまいます。ストレスを受け続けると、50歳にならないうちから、軽度な記憶障害を発生する可能性もあるそうです。 ただしストレスがなくなれば、コルチゾールの分泌は減少し、身体は元に戻ります。そう考えると、やはりストレスのない生活は大事ですね。 ※参考:Stress might lead to memory loss and brain shrinkage, study says 過剰な化学物質の摂取で体は弱りきっている 化粧品・洗剤・食品添加物・建築資材など、私たちの周りには化学物質が溢れかえっています。直接体につける美容関係だけを考えても、シャンプー・化粧水・保湿クリーム・香水など、どれもが大量の化学物質を含んでいます。 一つひとつは微量かもしれませんが、これが何十年も続けば、体に悪影響をおよぼさないわけがありません。実際、長期間化学物質にさらされることによって、「化学物質過敏症」を発症する人が近年激増しています。 化学物質により必ず記憶力が低下するとまではいいませんが、できるだけ避けたほうがよいのは間違いないでしょう。日常生活の便利さと引き換えに、私たちは大量の化学物質の恐怖に蝕まれているのです。 記憶力の要「海馬」を鍛える5つの方法 視覚や聴覚といった形で入力された情報は、大脳皮質の各感覚器官で処理されたあとに、海馬と呼ばれる場所に集まってきます。 その集められたさまざまな情報を整理して、長期記憶として覚えておくべきかどうかを判断するのが、海馬の大切な役目のひとつです。つまり、脳トレで海馬を刺激できれば、記憶力は大きく改善される可能性があるということになります。 そこで、海馬への刺激が期待できる脳トレを5つ紹介していきます。 海馬への刺激が期待できる5つの脳トレ 「神経衰弱」のような記憶力ゲーム 1日の行動を振り返り記録をつける 利き手と逆の手を使って作業 場所法をマスターする まずは10分間の運動からはじめよう もちろん、5つすべてをおこなう必要はありません。気になったものから、気軽に取り組んでみてください。 「神経衰弱」のような記憶力ゲーム 記憶力と聞けば、真っ先にトランプの神経衰弱ゲームを思い浮かべる人は多いでしょう。神経衰弱のカードは裏返しに置いてあるので、誰かがめくったカードの数字と場所をいかに覚えておけるかが、勝負の分かれ目になります。 世界大会へ出場するようなプロになると、後述する「場所法」と呼ばれる記憶法を使って、めくったカードすべての場所を記憶できるそうです。 もちろん、単なるアマチュアである私たちは、そこまでして覚える必要はありません。でも神経衰弱を脳トレと考え、できるだけ配置を覚えようとする過程で、脳に適度な刺激が発生します。 そういう状態を続けていけば、やがて記憶力にもよい影響が現れてくるはずです。(もちろん個人差はあります) なお、人数が集まらない場合は、手軽にできる神経衰弱アプリがオススメです。検索すれば、たくさんのアプリがみつかるので、好きなアプリに挑戦してみてください。 1日の行動を振り返り記録をつける 厳密にいえば、脳トレではないかもしれませんが、1日の行動を記録してみるのも非常によい方法です。 記憶を振り返り記録をつけるためには、簡潔な言葉で今日あった出来事をまとめなければなりません。こういった行動の振り返りは、記憶の整理を司る海馬に、適度な刺激を与えてくれます。 正直なところ、記録する内容はなんでも構いません。内容よりも、記憶をさかのぼる行為自体が重要だからです。 もちろん、成功や反省といった感情を伴う内容が導き出せれば、いうことはないでしょう。嬉しい・ガッカリという感情が、より強い刺激を海馬に与えてくれるはずです。 なお人間の脳は、就寝中に記憶の整理をおこなうため、寝る少し前に考えた内容は記憶に残りやすいといわれています。なので振り返りは、できるだけ夜のリラックスした時間におこなうのがオススメです。 ◆記憶に最適な時間帯についてはコチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 長期記憶を意識すれば、勉強の効率は大きくアップする 利き手と逆の手を使って作業 海馬への刺激という意味では、利き手と逆の手を使って作業してみるのもよい方法です。 たとえば、窓拭きをする場合、利き手を使えば誰でもすぐにできますよね。右手(右手が利き手の場合)をスムーズに動かす信号の伝達回路が、すでにできあがっているからです。 ところが、使い慣れない左手を使えば、当然思うように動かせません。なので、動かしにくい左手をなんとかスムーズに動かそうとして、脳は左手になんども指令を出します。 最初はまったく使い物にならない左手の作業も、繰り返すうちに問題なく窓拭きができる程度には、動かせるようになるでしょう。この過程で発生する脳への刺激が、海馬をしっかりと鍛えてくれるわけです。 そのほかの方法としては、日本女子体育大学学長「深代千之教授」がベネッセのコラム※で紹介している「左右の交互ジャンケン」や「左手であっち向いてホイ」が、とても参考になりました。興味のあるかたは、ぜひ確認してみてください。 ※参考:ベネッセ教育情報サイト 心身のバランスを良くして入園、入学を迎えよう 場所法をマスターする 場所法は、記憶する対象を身近な場所と関連づけて、覚えやすくする記憶法のひとつです。脳トレではありませんが、この方法を知っておくと、記憶がとても楽になります。 先ほど紹介した神経衰弱のようなゲームでも、場所法を使えば、断然楽にカードの場所を覚えられるはずです。 たとえば、目覚まし時計を覚えたい場合、寝室のベッドに置かれた時計をイメージしてみてください。眠くて仕方がないのに朝目覚まし時計が鳴り響き、叩き起こされる自分の姿をイメージするのです。 これがネコなら、リビングのこたつなんかが、よいかもしれません。ネコという単語をみるたび、「ネコはこたつで丸くなる♪」という童謡が頭に浮かんで、おそらく忘れたくても忘れられないはずです。 もちろん、目覚まし時計のような簡単な言葉だけでなく、もっと複雑な仕事や勉強に関する内容にも場所法は応用できます。スペースの関係上、場所法の詳しい解説は割愛しますが、興味のある人はネットや書籍などでいろいろと調べてみてください。 記憶に不安を抱えているなら、調べる価値は十分にあると思いますよ。 まずは10分間の運動からはじめよう 脳トレといえば、パズルやクイズのような「頭を使うトレーニング」をまず思い浮かべるでしょう。しかし「利き手と逆の手を使って作業」でも触れたように、手足を動かす行為も、立派な脳トレです。 身体を動かせば、全身の血流がよくなり、脳にも十分な血液が行き渡ります。血液から届けられた栄養と酸素は、脳の働きを活性化してくれるでしょう。 とはいえ、今まで運動の習慣がない人にすれば、ハードな運動はかなり負担になるはずです。身体は全身筋肉痛になり、呼吸も苦しくて、おそらく1日で音を上げてしまうと思います。 脳トレが目的なら、ラジオ体操やウォーキングといった、ごく軽い運動で十分です。時間的にも、10分程度運動できれば、脳トレ効果は十分に期待できます。決してムリをせず、まずは10分間の運動を継続できるように、頑張ってみてください。 ◆運動の効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化をうながす10の方法 脳トレアプリのおすすめランキング 先ほど海馬を鍛える方法として、5つの方法を紹介しました。そのどれもが効果の高いものばかりですが、もう少しゲーム性の高いもので、気軽に脳トレを楽しみたいというかたもいらっしゃるでしょう。 そこで、オススメの脳トレアプリも、いくつか紹介しておこうと思います。記憶力以外にもさまざまな能力を同時に鍛えてくれるので、効率よく脳トレができますよ。気に入ったアプリがあれば、ぜひトライしてみてください。 ◆分野別オススメ脳トレアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 鍛えたい分野別おすすめ脳トレ21選 総合:毎日 脳トレ ※参考:「毎日 脳トレ」をApp Storeで 「毎日 脳トレ」は、18種類もの脳トレゲームを提供するアプリです。毎日と謳っているように、1問5分程度で終了するミニゲームが多く、スキマ時間にサクッと脳トレが楽しめます。 以下に、収録されているゲームの一部を紹介しておきます。 注意力:後出しじゃんけん 短期記憶:順番記憶 反応力:もぐら叩き ひらめき:文字並び替え 空間認知能力:箱数え 計算力:おつり計算 また当アプリには、脳トレを継続するための仕掛けが満載です。ゲーム終了後に押すハンコを集めると、ニューゲームが解禁されます。グラフで自分の能力のバランスがひと目でわかるうえ、年齢換算されるので、成績をアップしたいというモチベーションが掻き立てられます。 さらに、設定した時刻になるとアラームで知らせてくれる機能もあり、なかなか続けられないという人にぜひ取り組んでもらいたいオススメのアプリです。 記憶力:星々記憶 ※参考:「星々記憶」をApp Storeで キュートなうさぎが特徴的な「星々記憶」は、記憶力アップに特化した脳トレアプリです。ゲームは、全部で3種類。 変化するパネルを瞬時にタッチする「順番記憶トレーニング」 同じマークのカードを探す「位置記憶トレーニング」 うさぎのカード位置を覚える「形状記憶トレーニング」 正直どのゲームも、最初は非常に簡単です。ところがゲームの進行につれて、記憶するカードの数は増えるし、スピードもかなり速くなります。 たとえば、順番記憶ゲームで変化するパネルが4枚になると、スピードの速さもあって正確に順番を覚えておくのはかなり大変です。記憶力を鍛えたい人には、とてもやりごたえのあるアプリだと思います。 また、ゲームの結果はオンライン上で表示され、自分の記録が全国で何番目なのかがわかります。ほかのプレイヤーに負けたくなくて、ついゲームに力が入ってしまうこと請け合いです。記憶力をレベルアップさせたいなら、いちどはやってみて損はないと思いますよ。 計算力:Ninimaths 暗算アプリ ※参考:「Ninimaths 暗算アプリ」をApp Storeで 「Ninimaths 暗算アプリ」の特徴をひとことでいうならば、「ザ・シンプル」でしょうか。シンプルといっても、もちろん悪い意味ではありません。 見た目が派手で目を引くアプリは、最初は楽しくても、すぐに飽きてしまうケースが多いもの。ましてや高齢者が使う場合は、ごちゃごちゃして使いづらいと感じる人も多いはずです。その点Ninimathsなら、シンプルで使いやすいインターフェースにより、直感的に操作ができます。 ゲーム内容も、インターフェース同様にシンプルです。桁数は自分で選べるものの、計算自体は「足し算」「引き算」「掛け算」「割り算」「ミックス」のみ。過剰なギミックはなく、ただひたすら計算をするだけです。 でも、だからこそ、使いやすくて長続きするのだと思います。なんといっても脳トレは継続が命ですから、使いやすさは本当に重要です。 また、自分が挑戦した結果はすべて記録されていて、グラフで自分のレベルがひとめでわかります。広告がないのも嬉しいですよね。無課金でも、機能が制限されることもなく、100%無料で利用できます。 集中力:漢字間違い探し ※参考:「漢字間違い探し」をApp Storeで 先ほど、計算力を鍛えるアプリ「Ninimaths 暗算アプリ」のことを、シンプルと表現しました。しかし、シンプルという意味では、この「漢字間違い探し」ほどシンプルな脳トレはありません。なにしろやることといったら、たくさん並べられた漢字のなかから、違う漢字をひとつ見つけるだけですから。 とはいえ、違っている漢字もそのほかの漢字と非常に似ているので、パッとみただけでは探し当てるのが困難です。しかも30秒という時間制限があるので、焦りが余計に難易度を押し上げています。 正直焦ってイライラすることもありますが、短時間のうちに間違いを探す行為は、あなたの集中力を確実にレベルアップしてくれるでしょう。そしてなによりも、このアプリはやっていて単純に楽しいです。 さすが、100万ダウンロードを突破している超人気アプリなだけはあります。集中力を鍛えたい人は、ぜひ試してみてください。 ひらめき:大人の謎解き 頭が良くなる脳トレクイズ ※参考:大人の謎解き 頭が良くなる脳トレクイズ - Google Play のアプリ 「大人の謎解き 頭が良くなる脳トレクイズ」は、推理問題や謎解きといった、数々の難問クイズに挑戦しながら脳トレーニングができるアプリです。 ヒント機能が用意されているので、謎解きが苦手な人でも問題なく進められます。ヒントをみる際の広告も短いので、ヒントをみるまで何十秒も待たされてイライラすることもありません。 また、大人の謎解きには時間制限がないので、焦らされるのが苦手な人でもじっくりと取り組めます。なんといっても、焦りはひらめきの大敵です。焦っている状態では、よいひらめきが頭に浮かぶはずもないですよね。 なお、「大人の謎解き 頭が良くなる脳トレクイズ」は、 Android専用アプリです。ここまで紹介したアプリと違い、iPhoneでは使えないので注意してください。 高齢者が脳トレをはじめる前に知っておくべきポイント いくら脳トレが記憶力向上に役立つといっても、ポイントを外してしまえば、思うような効果が得られないケースも考えられます。そういったロスを避けるためにも、「脳トレをはじめる前に理解しておくべきポイント」をしっかりと押さえておきましょう。 脳を鍛えると記憶力改善の可能性がある 具体的な脳トレをおこなう前に、脳を鍛えると記憶力改善の可能性があるという事実を、しっかりと頭に入れておいてください。 本を読んだり計算したりする際に、ニューロン(神経細胞)同士を結合するシナプスという物質の活動が活発になります。脳は刺激を受けると、シナプスの数を増やし大きさも変化させて、スムーズな情報伝達ができるように調整しようとするんですね。 脳トレにも、読書や計算と同じような効果が期待できます。さらに、記憶力アップに役立つ脳トレを選べば、読書より効率的に海馬を鍛えることも可能です。 ただし残念ながら、脳への刺激を止めてしまえば、シナプスの活動は徐々に衰えていきます。だから、定期的に脳トレをおこない、LTP(信号伝達の良好な状態が続いている状態)をできるだけ維持していく必要があるわけです。 ◆記憶力についてはコチラの記事でもお読みいただけます 速読術 【右脳速読法】「瞬読」で記憶力が大幅にアップする理由とは 名前がすぐに出てこないときは、ワーキングメモリを鍛えよう 年齢を重ねると、「あれはなんという名前だっけなあ……」と、名前がすぐに出てこないなんてことがよくありますよね。ある程度は仕方がないとわかっていても、あまりいい気分はしないものです。 そういうときは、脳トレでワーキングメモリを鍛えましょう。ワーキングメモリとは、インプットした情報を一時的に保管しておく記憶システムです。 本を読んで内容が理解できるのも、さまざまな情報を一時的に保管し、その間に文脈の整理や必要な情報の選択をおこなえるから。もしワーキングメモリがなければ、覚えた内容をそれこそ瞬間的に忘れてしまうでしょう。 ただ残念なことに、いくら脳トレをしても、ワーキングメモリの容量が劇的に増えることはありません。容量は増えませんが、脳トレで情報伝達をスムーズにして、ワーキングメモリの負担を減らすことはできます。 ワーキングメモリの働きを担当しているのは、「前頭葉連合野」です。さらに、この前頭葉連合野は、記憶の保存を司る「海馬(かいば)」の働きもコントロールしています。だから、ワーキングメモリの負担を減らせば、その分記憶力にもよい影響が現れるというわけです。 頭と体の両方をバランスよく刺激する 記憶力を改善したいなら、頭と体の両方を使って、脳への刺激を活性化させるのがポイントです。 ほとんどの人は、子どものころに、自転車の練習をしたことがあると思います。最初は失敗して転びまくっても、段々慣れてきて、いつの間にか補助なしでスイスイ乗れるようになったでしょう。これが、いわゆる「体で覚える」という感覚です。 自転車の練習をする場合、まず「足をグルグル回す」という指令(電気信号)が脳から発信されます。その電気信号が足の末梢神経に届き、足が動き出すわけですが、当然最初はうまく動かせません。 しかし練習をして上手な足の動かし方がわかってくると、そのパターンを脳が記憶してくれて、次回からも同じように動かせるようになるんです。これがもし、自転車の乗り方という動画をみるだけだったら、おそらく何百回みても自転車には乗れないでしょう。 受験で英単語を暗記するときなども、頭と体の両方を使うと、効率的に暗記ができます。音読などをうまく取り入れると、英単語を頭と体の両方から覚えられるので、非常にオススメです。 ◆暗記についてはコチラの記事でもお読みいただけます 速読術 暗記をしたいなら、右脳速読を活用しよう 記憶力アップの最終兵器「1分間瞬読ドリル」 ※瞬読4冊目「1分間瞬読ドリル」より抜粋 ここまで5つの脳トレを紹介してきましたが、じつはもうひとつ、非常に記憶力を鍛えてくれる方法があります。それは、私が指導する右脳速読法「瞬読」です。 右脳速読とは、ひとことでいうと、「右脳で映像化した情報を記憶し、左脳で言語化する読書法」です。右脳にはイメージ化や全体像把握という役割があるので、右脳速読で普段ほとんど使わない右脳を動かすと、記憶力が格段によくなります。 今回は、速読そのものではなく、右脳速読を応用した記憶力トレーニングに挑戦してみましょう。やることは単純です。上記の画像を10秒みて、あとは以下5つの質問に答えてください        ⇓ 答えはどうでしたか? みている間はすべてを理解したつもりでいても、あとから思い出すとこまかい描写などすっかり忘れてしまっていたのではないでしょうか。 もしかすると、あまりにも忘れてしまっていて、少々イライラしたかもしれませんね。でもそこでやめないでください。こういったトレーニングを続けていけば、間違いなく記憶力は向上しますので。 また、右脳速読のトレーニングをすると、記憶力以外にも、「判断力」「思考力」「発想力」「読解力」「集中力」といった、さまざまな能力が身につきます。 興味のあるかたは、Zoom体験会で右脳速読の素晴らしさを体感してみてください。 >>瞬読Zoom体験会 ◆右脳速読の詳細についてはコチラの記事でもお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 まとめ 今までなら、ぱっと思い出せたものが、言葉に出てこない。このように、記憶力に衰えを感じはじめると、本当に気分が落ち込むものです。 でも、安心してください。今回ご紹介したように、記憶力は脳トレで改善が可能です。もちろん、その効果には個人差があります。でも、脳トレで少しでも記憶力を取り戻せれば、これほど嬉しいことはありませんよね。 今回紹介した5つの脳トレと右脳速読をきっかけとして、ぜひ積極的に脳トレへ取り組んでいただければと思います。 ### 山中の名前を使ったイベントにご注意ください 最近、「山中恵美子も参加するから」等の、山中恵美子の名前を使った勧誘に関するお問い合わせを多くいただきます。 山中恵美子のイベント・セミナー登壇情報は、本Facebookグループ、やまえみオンラインサロン、弊社瞬読公式サイト、山中恵美子公式LINEでご案内したものに限ります。 他の方が主催するイベントであっても、山中が公式に登壇するイベントであれば、上記のコミュニティ内で告知をさせて頂きます。 上記でご案内していないイベントの勧誘には、山中恵美子は一切関係ございませんので、ご注意ください。 少しでも紛らわしい勧誘等あった場合は、ご遠慮なく事務局にお問い合わせください。 事務局:support@syundoku.com ### 瞬読1Day集中レッスン開催(8/15) 瞬読1Day集中レッスンとは   体験会ではお伝えしきれない、瞬読をより深く実践できる集中レッスン システムを使用した瞬読トレーニング、本読み、アウトプットなど本格的な指導を受けながら実践できます。 瞬読を受講する上で必要な一連のトレーニング方法が分かります 「瞬読習得に向けての必須メニュー」を分かりやすくご説明します。 また、1Day集中レッスン後に自身で継続してトレーニングを行っていただけるように、負荷調整の仕方や、レベルアップ時のポイントを説明します。 「瞬読を使って本が読めた」という感覚を感じてもらいます 瞬読を学ぶ上で多くの方が感じるのが「普通の読書と瞬読を使った読書方法の違い」です。 今まで1行ずつ文字を読んでいたところから、瞬読では複数行を同時に読むという読み方に変わります。 出来るだけスムーズに瞬読に慣れていただけるよう、効果的なトレーニング方法や読むときの感覚のポイントなどをお伝えします。 コストを抑えて瞬読トレーニングを実施することが出来ます 1Day集中レッスンに瞬読習得のコアの部分が詰まっています。 体験会当時は「3か月フルで受講するのは…」とお考えだった方も、集中して受講していただけます。   受講者の声 瞬読は、書籍で体験していましたが、講師の方のリードのもとにトレーニングができたのがよかったです。むしろ書籍では、瞬読のコアな部分が伝わらないのではと思いました。 全くの初めてでほんの少しの好奇心といちどやってみたいとの思いでの参加でした。 経験のあるベテラン勢の方々とのレッスンは、刺激的でしたがあまりの違いに少々焦りついていくだけで精一杯でした。 ですが、はじめてのトライは、先生のお人柄もあり楽しかったです。 1日で瞬読の全てを学べる特別プログラム   体験会ではやっていない、本読みの実践トレーニングを含め、瞬読の全てのトレーニングを一日で全て学べます。 ・最初の課題となる「瞬読を使って読める感覚を身に付ける」という点を、実際の本読みトレーニングを通して実践します。普通の読書方法から脱して、「瞬読を使った読書方法」をすることに、スムーズに移行できるようポイントを話しながらトレーニングを行います。   ・受講生の方を少人数に分け、個別でトレーニング・質疑応答を行います。トレーニングしながら直接講師にすぐに質問が出来るため、より深い内容理解をしていただくことが出来ます。   ・瞬読のトレーニングだけではなく「トレーニングを行う上でのマインド」「瞬読の利用方法」など、今後自分でトレーニングしていく上での考え方についてもお話させていただきます。   ・1Day集中レッスン後も自分でトレーニングを継続して、瞬読を習得するにはどうすればいいか?など、サポートや事務局で実施する各種講座の効果的な利用方法についてもお伝えします。 30分メニュー:2行読み ※カリキュラムの例   短時間の体験会ではお伝えしきれない、瞬読の全てを1日のレッスンで実践できる、特別なプログラムとなっております。 この機会にぜひ瞬読を身に付けて、スキルアップや資格取得、学力向上にお役立てください。 瞬読1Day集中レッスン 開催概要   ■ 開催日時 2022年8月15日(月)10:00~13:00(3時間)※満席御礼 2022年8月15日(月)14:00~17:00(3時間) ■ 開催方法 オンライン(Zoom) ■ 定 員 15名 ■ 講 師 瞬読ナビゲーター畑井、他 ■ 受講時に必要なもの 本読みのための本、アウトプットの用紙、筆記用具 ■ 受講料 49,800円(税込) お申し込み     ※注意事項 ・マンツーマンのレッスンではございません。 ・最低開催人数に達しない場合は、不開催となります。 ・入金先着順にて、定員になりましたら締め切らせていただきます。 ・お申し込み後のキャンセルはお受けいたしかねます。 ・Zoomの画面共有にてレッスンを行いますので、安定したネット環境をご準備ください。 よくある質問   何歳から何歳までが受講対象となりますか? 本が読める4年生くらいから大人の方までご参加いただくことができます。 スマホでも受講できますか? スマホでは一部表示されない内容がございます。PCやタブレットなど、画面サイズの大きい機器が推奨となります。 子ども(家族)と一緒に参加したいのですが、可能ですか? はい、ご家族であれば何人でご覧いただいても受講料は同じですので、ぜひお子さまと一緒にご覧ください。※ご家族で参加される場合は、1家族1端末での参加をお願いします。 ### 7/22(金)20時~プレミアムLIVE「7秒で心を掴む丸出しトーク法~人生を変える言葉の選択~」ゲスト:下間都代子さん プレミアムLIVEのご案内です。 代表山中と豪華なゲストとの対談。 今回のゲストは元FM802アナウンサー・人気ナレーターの 下間都代子(しもつま とよこ)さんです! 下間都代子さんはテレビ・ラジオなど数々の番組ナレーション担当されている人気ナレーター。阪急電車・京阪電車の声の人としても有名。また、言葉表現のプロである名だたるベストセラー作家・著者の方々の心を一瞬で掴む声やトーク力を学びたい!という方が後を絶ちません。 今回はその秘訣も含めたトーク法をお話いただけます♪お楽しみに!   下間都代子さんプロフィール 元FM802アナウンサー・ナレーター 歴史番組や情報報道番組などのシリアスなナレーションから、バラエティー番組のハイテンションなナレーションまで幅広く担当。 CMでは「わずか7秒でドラマを作る声」と評され、ソフトバンクや日産などの「締めナレーター」としてリピートされている。 また阪急電車や京阪電車の声の人としてもおなじみ。 また講師として、これまでに1500人を超える後輩の育成に貢献。 音声SNS clubhouseではベストセラー作家 本田健さんをはじめ、多くの著者の方々から「是非著書を朗読してほしい」と順番待ちをされる人気ナレーター。 ビジネス書の朗読がリスナーにも人気のroom「耳ビジ★耳で読むビジネス書」を主宰。 聴衆の呼吸を感じながら聴き手一人一人が自由にイメージを映像化させ、耳で聴く朗読であるにも関わらず「観終わった」ような感覚にさせる朗読法、3Dメソッドを提唱。 声にまつわる舞台やイベントのプロデューサー「声の総合プロデューサー」としても活躍中。 <SNS> ホームページ:https://altovoice.net/ 公式ライン:https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=170azcml リットリンク:https://lit.link/shimotsumatoyoko プレミアムLIVE 【7秒で心を掴む丸出しトーク法~人生を変える言葉の選択~】 ゲスト:下間都代子(しもつま とよこ)さん   日 時:7月22日(金)20時~21時   配信方法:Facebook配信   参加方法: ●やまえみオンラインサロン会員専用Facebookグループ https://www.facebook.com/groups/833524604295370 または ●瞬読生専用facebookグループにて配信 https://www.facebook.com/groups/1914361802191334 ※やまえみサロンの詳細内容はこちらです。 https://syundoku.jp/yamaemi-online-salon 尚、瞬読生の皆様は無料で「やまえみオンラインサロン」にもご参加いただけます。 参加申請がまだお済みでない方は下記のサロン専用のFacebookグループに申請下さいませ。後ほど承認させていただきます。 https://www.facebook.com/groups/833524604295370 時間になりましたら、ご参加済みのfacebookグループにアクセス下さい♪ ※リアルタイム視聴が出来ない方はアーカイブをご覧いただけます。 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.97】北海道 山下いずみさん(看護師 40代)/ 寺下敏子さん(70代) 現役看護師として働きながら(かつ子育てもしながら)、瞬読トレーナーとしても活躍されている山下さん。 どういう時間の使い方をされているのでしょうか。 山下さんの影響で一緒に瞬読を始められたお母様(寺下さん)も登場していただきました!   瞬読スタッフ 瞬読はじめたきっかけを教えていただけますか? 医学・看護の専門書を速くたくさん読みたいと思い、いろいろな速読を習いました。 総額100万円はかけていると思います。 それでも速く読めるようにはならず、ネット検索していたところ瞬読に出会いました。 『瞬読ドリル』(SBクリエイティブ)に付いていたDVDでトレーニングしただけで、速く読めるようになり、「これは間違いない!」と思って入会しました。 山下さん   瞬読スタッフ 2級トレーナーになろうと思ったのはなぜですか? ゼロトレや相談会(受講生向けのトレーニング相談会)に参加したとき、トレーナーさんが最高の笑顔で活き活き教えてくださいました。 そして、入会3日目に参加した相談会で、トレーナーさんに、「山下さんできていますよ!」と励まされ、その気になって、瞬読ができるようになったんです! 受講生の皆様を勇気づけたい、瞬読をさらに理解し皆様に正しく伝えたいと、トレーナーになろうと思いました。 山下さん   瞬読スタッフ お母様の寺下さんにお伺いします。瞬読をやってみようと思ったのはなぜですか? 娘が簡単そうにやっていたので、自分も本が速く読めるようになりたいと思い、一緒に始めました。 寺下さん   瞬読スタッフ お母様の寺下さんにお伺いします。瞬読を始めて変わったことはありますか? どんどん健康になって驚きました。 瞬読コミュニティで毎朝開催されている朝活に参加するようになってを早起きになり、毎朝の瞬読トレーニングで右脳が活性化され5Kg痩せました! そして、朝活の倉知トレーナーの大ファンになりました! 寺下さん   瞬読スタッフ お母様の寺下さんへ。瞬読を始めることを「年だから」と迷われている方へぜひメッセージをお願いします! 瞬読トレーニングをすると意欲が湧いてきました! 年齢に関係なく意欲的な生活ができます。 ぜひ、皆さんもチャレンジしてみてください。 寺下さん   瞬読スタッフ 最後に、山下さんから瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ! 私の周囲にも瞬読をやりたいと言っている人がいます。 しかし、「今は忙しいのでできないけど・・・」と言う人がほとんどです。 瞬読は、時間がないからやるんです! 瞬読を習得することで、限りある人生の時間が増えます。 忙しい人ほど、瞬読をやっていただきたいです。 まずは、是非、体験会に参加してみてください! 山下さん 山下さんの「即行動」の精神は、トレーナー活動をしていただいてる上でも感じます。 瞬読を習得すると、通常の5分が1時間くらいの感覚になるんですね。 人生の時間を何倍にもしたい方は、ぜひ瞬読を習得されてみてください。 山下さん、寺下さん、どうもありがとうございました! ### 【TOEIC初心者のための勉強法】オススメ目標スコアをクリアする秘訣を大公開 英検と並び、TOEICは日本でもっとも有名な英語関連資格のひとつです。日本では、就職や転職の際にTOEICスコアが高く評価されるため、非常に多くの人がTOEICにチャレンジしています。 ところが、これまでにTOEICを受けたことのない初心者の場合、どのような勉強法でTOEICに取り組めばいいかがわかりません。世の中にはTOEICの勉強法に対する情報が多すぎて、判断基準がない初心者にはとても選びきれないのです。 そこで当記事では、TOEIC初心者向け勉強法や勉強を効率的に進めるポイント、さらにオススメの教材などを紹介していきます。継続して取り組めば、初心者でも無理なく600点が狙えるはずです。それでは、さっそくはじめていきましょう。 TOEIC初心者が必ず知っておくべき4つのポイント これから、TOEIC初心者がやるべき勉強法を、パートごとに解説していきます。ただ、その前に、勉強に取りかかる前の心構えと準備について、4点ほどお話ししておきます。 TOEICの勉強に取りかかる前の心構えと準備 まずは現時点における自分の英語力をチェック 必要な学習時間など、計画をきちんと立てる TOEIC初心者は600点突破を目標にしよう レベルに合ったテキスト類を選ぶ どんなによい勉強法でも、上記のポイントを外せば、思うような効果は望めません。これを機会に、TOEIC受験に向けて、しっかりとしたマインドを構築していきましょう。 まずは現時点における自分の英語力をチェック TOEIC初心者がまずやるべきは、自分の英語力チェックです。考えてみれば、これは当たり前ですよね。現在の自分のレベルがわからなければ、目標スコア達成までに必要な勉強量と内容を計画できません。 そのためには、まず一度TOEICを受けてみるのが一番……とはいえ、初心者がなんの準備もなしに受験するのは、心理的に相当キツイはずです。 そうであれば、市販の公式問題集を解いてみるのが、もっとも現実的でしょう。これなら、自宅で誰にもみられずに取り組めるし、自分のレベルをきちんとしたスコアで把握できます。 でもかりに、スコアがあまりよくなかったとしても、あまり気にしないでくださいね。現段階の目的はあくまでもスタート地点の確認ですので。 必要な学習時間など、計画をきちんと立てる 自分の英語レベル診断と並行して、学習計画を立てていきましょう。ただ初心者の場合、あまりこまかく計画を立てても、うまくこなせずに脱落してしまう可能性があります。 なので、とりあえず以下の項目が決まっていれば、初心者のスタートとしては十分です。 学習計画に必要な項目 ・TOEICを受験する目的 ・目的達成までの期日 ・目標スコア ・必要な勉強時間 ・勉強法と必要な教材 上記のなかでも、TOEICを受験する目的の明確化は、本当に重要だと思います。なぜならば、もし英語の初心者が目的をもたずにTOEICを受ければ、間違いなく途中でリタイアしてしまうからです。 もちろん、目的自体は、昇進・転職・留学など、なんでも構いません。「必ず目標スコアを獲るんだ」というモチベーション維持のためにも、とにかく受験の目的は明確にしておいてください。 目標スコアなど、ほかの項目については、このあと順次解説していきます。 TOEIC初心者は600点突破を目標にしよう ※参考:A Teacher's Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success TOEICの初心者が、憧れだけでいきなり800点・900点を狙えば、間違いなく途中で脱落します。現在の自分と理想の点数のギャップが大きすぎるからです。 TOEIC運営団体のデータによれば、600点はちょうどBランクとCランクの中間スコアとのこと。TOEIC初心者なら、まずは600点くらいが、現実的なスコアかと思います。 もちろん、初心者とひと括りにしても、300点の人と500点の人では、やるべき内容も勉強量も変わってくるでしょう。さいわいオックスフォード大学が、スコアアップに必要な勉強時間の目安を発表してくれています。(上表参照) かりに現在のスコアが350点なら、650点(残念ながら600点ぴったりのデータはなし)までにおよそ700時間が必要です。1日の勉強時間が3時間だとすると、目標達成まで早くても200日以上必要だと明確になります。(勉強時間は、最低でも1日2時間以上は確保したいところです) こうやって勉強時間と目標達成日がわかったら、ぜひ試験の申し込みをしてください。初心者の人は、「えっ、まだ心の準備が……」と尻込みするかもしれませんね。でも、申込みをすると、絶対に目標スコアを達成しようというモチベーションが生まれます。 申込日がきたら、すぐに申し込んでしまいましょう。 レベルに合った教材を選ぶ これからTOEICの勉強をはじめるなら、教材はぜひ慎重に選んでいただきたいと思います。というのも、レベルに合わない教材を使うと、勉強の効率が著しく低下するからです。 ハイレベルな教材ならまんべんなく勉強ができるだろうと、現在600点以下の人がいきなり900点向けの参考書を買っても、おそらく途中でイヤになってしまうでしょう。 どうしてもある程度年齢を重ねると、網羅性の高いハイレベルな教材を選びがちですよね。しかしどんなによい教材でも、使いこなせずにリタイアするようでは、意味がありません。 さいわい、TOEICの参考書は、スコア別につくられているものがほとんどです。600点が目標なら、必ず600点向けに書かれた教材を選んでください。具体的な教材については、最後の章でオススメを紹介していきます。 TOEIC初心者向けパート別勉強法 勉強に取りかかる前の心構えと準備についてご理解いただいたところで、次はいよいよTOEIC初心者向け勉強法とコツを、パート別に紹介していきます。 TOEIC目標スコア獲得には、TOEICの出題形式に沿った勉強が欠かせません。パートごとに、どのような点に注意して勉強すればいいのか、しっかりと押さえておきましょう。 なお、パート別の出題傾向については、別記事でも解説しています。当記事とあわせて、ぜひ目を通しておいてください。 速読術 速読ができるとTOEICのスコアがアップするって本当  Part1:よく出る表現を押さえておく リスニングのなかでは比較的難易度が低いとされているPart1。しかし、出題される傾向を把握しておかないと、思わぬミスをしてしまうかもしれません。 勉強法としては、聞こえた文章を書き出す「ディクテーション」が非常に有効です。通常ディクテーションは効率が悪いのであまり勧めていませんが、Part1はごく短文なので、それほど負担にならないはずです。 具体的には、以下にまとめたPart1の出題傾向に注意しながら、ディクテーションをおこなってください。 注意すべきPart1の出題傾向 ・動作と状態の違いを意識 ・時制についておさらいをしておく ・発音のひっかけに注意 ・よく出る言い換え表現を知っておく たとえば、Part1は写真をみながら解答するため、状態についての言及がとても多いです。 よく聞く例としては、「put on(着る)」と「wear(着ている)」などがありますね。写真では動作を表現できないため、もし洋服を着ている男性がいれば、必然的に「He is wearing(着ている)」という表現が使われます。 こういった細かいポイントさえ知っておけば、Part1は比較的容易に攻略できるはずです。 Part2:頭のフレーズ(疑問詞)に集中 Part2を制するには、とにかく頭のフレーズ(疑問詞)の聞き取りに、集中することです。 問題の90%以上は疑問詞からはじまるので、うっかりして疑問詞を聴き逃してしまうと、もう答えようがありません。そういう状況に陥らないためにも、普段から以下のような疑問文でのやり取りに慣れておいてください。 Wh / How疑問文 Yes / No疑問文 否定疑問文 付加疑問文 また、Part2の特徴として、よく「ひっかけ問題」が出題されます。 通常「Do you like 〜?」という質問がきたら、答えは「YesもしくはNo」ではじまる選択肢だと思いますよね。ところが、選択肢にYes / Noが見当たらず、「It depends.(場合によるね)」が答えだったりするわけです。 「house(ハウス)」と「mouse(マウス)」のように、似た発音の選択肢を混ぜてくるパターンもあります。こういうひっかけに対応するには、Part2の問題をたくさんこなすしかありません。 Part3:よく出題されるシチュエーションを押さえておく Part3は2〜3人によるごく短い会話を聴いて、解答する形式です。1問およそ30秒程度のリスニングですが、すべての単語を漏れなく聴き取ろうとすると、かえって聞き逃しが増えてしまうでしょう。 それよりも先に質問と選択肢へ目を通しておき(先読みという)、関係のありそうな語句をピックアップする感覚のほうが、楽にリスニングができるはずです。 また、Part3によく出題されるシチュエーションは、「店員と客の会話」「ホテルのフロントでの会話」「オフィスでの雑談」など、だいたいパターンが決まっています。 「これはいくらですか?」とか「出張はいつから?」のように、TOEIC頻出のパターンにいかに慣れるかが、Part3の勉強を成功させるコツです。 Part4:長文のリスニングは公式問題集で慣れろ Part4の勉強法は、Part3と基本的に変わりません。ただ、Part4は、ひとりの話者による読み上げなので、「どういう場面の話なのか」という、カテゴライズの把握がより大事になってきます。 具体的には、以下のようなカテゴリーが主に出題されます。 留守電メッセージ 空港などのアナウンス 会議での報告 ラジオニュース 公共の場でのスピーチ Part4の勉強法としては、耳に入った英文をうしろから追いかける「シャドーイング」がオススメです。シャドーイングによって、聞き逃してしまいそうなこまかいワードも、しっかりと拾えるようになります。 もしシャドーイングが厳しければ、スクリプトを読みながらマネをする「オーバーラッピング」でも構いません。リスニング素材は、本番にもっとも近い公式問題集をメインに進めてください。 Part4では、長文を最後まで聴き通す、リスニング体力が不可欠です。方法にこだわりすぎず、とにかくリスニングの時間を増やしましょう。 Part5:TOEICで問われる文法は決まっている Part5では、英文法と語彙力の両方が問われます。よくこまかい文法ばかり勉強する人がいますが、語彙力増強も忘れずにおこなってください。 まず英文法ですが、TOEICに出題される内容は、ある程度範囲が決まっています。しかも目標スコアが600点なら、あまり欲張らないほうが無難です。 のちほど紹介する文法書のように、Part5に頻出の「品詞判別」や「時制・態」「構文」が、効率よく学べる教材を使ってください。 語彙力増強については、現在中学レベルの単語が身についていれば、あとは問題集に出てくる知らない単語を潰していくだけで十分対応できるはずです。もし、それだけでは不安ならば、後述する単語帳も一緒に使えば大丈夫でしょう。 なお、最近のTOEIC難化傾向にともない、Part5での時短がスコア獲得のカギを握っています。遅くとも1問あたり20秒以内で解答できるように、とにかくスピードを意識して勉強を進めてください。 ◆英単語の効率的な暗記方法についてはコチラの記事もどうぞ 英会話 短時間でもしっかり暗記・効率のいい英単語の覚え方をレベル別に紹介 Part6:やるべきは文法と文脈理解 Part6は問題が長文(100ワード程度)になるだけで、やることは基本的にPart5と同じです。前述の品詞問題や時制など、似たような問題が出題されます。 ただしPart5のように、空欄の前後だけをみて答えを導く解き方は、Part6ではNGだと思ってください。なぜならば、文脈をきちんと理解しないと解答できない問題が、1つの長文に必ず1問出題されるからです。 こういった文脈問題が、長文のどこに出題されるかがわからない以上、日頃から全文読みトレーニングを積んでおく必要があります。 なお具体的な勉強法としては、文脈理解の力を鍛えるために、まずは精読をやりましょう。精読でわからない箇所を徹底的に潰したら、読書スピードを上げるために、何回も音読をします。 公式問題集を中心に、「精読と音読」のセットを繰り返せば、いつの間にかPart6が得意パートになっていると思いますよ。 Part7:公式問題集の精読で長文穴埋めに慣れておく TOEICのスコアアップには、Part7の攻略が不可欠です。Part7の対策は前述の別記事を読んでいただくとして、ここでは長文を制覇するための勉強のコツを紹介します。 まずPart7を苦手とする人は、とにかく大量の長文問題に圧倒されてしまうようですね。問題を解く前から、「うわー!こんなのムリ……」と戦意喪失しては、解けるものも解けません。 そのためには、公式問題集のPart7を精読して、とにかく長文の意味をしっかり理解するのが先決です。精読を続けると、徐々に出題パターンがみえてきます。時間さえかければ、きちんと意味が取れるようになったら、今度は読解スピードを上げる番です。 実際の試験時間は、リーディング全体で75分。Part5と6を10分ずつに抑えても、Part7にかけられる時間は、およそ55分しかありません。 Part7の問題数は54問ですから、1問あたりに使える時間は、わずか1分程度ということになります。すべての問題を1分で解く……考えただけで大変ですよね。 であれば、設問と本文にできるだけ速く目を通し、簡単そうな問題から解くクセをつけましょう。全問正解を狙わずに、とにかく解けそうなところに時間を投資していくのです。 これは、いきなり試験でやろうと思ってもできるものではありません。日頃から、時間配分を意識しながら、長文読み込みトレーニングを続けてください。 ◯その他の勉強法「速読」について知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 初心者はこれだけやっておけ「TOEICオススメの教材3選」 最後に、600点を目標とする人にオススメの教材を、3点ほど簡単に紹介しておきます。今回紹介する教材は、中学英語も少々怪しいという初心者でも、十分に対応できるものを選びました。 英単語帳「金(銀)のフレーズ」 参考:TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ) | TEX加藤 TOEICを受験するものなら、知らない人はいないという超有名単語帳が、この「金のフレーズ」です。もう公式の単語帳なのではないかというくらい、掲載されている単語が、試験にガンガン出題されます。 また、頻出単語がスコア別にまとめられており、初心者が難単語に手を出して撃沈しないよう、うまく工夫がされているのも嬉しいポイントです。 なお、同シリーズには、レベルを落とした「銀のフレーズ」も出版されています。目標が600点なら、こちらを選んだほうがよいかもしれません。 TOEIC文法「TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!」 参考:[新形式問題対応]TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!中学英語の「おさらい」でスコアはここまで上がる! 600点を目指す初心者向けの文法テキストといえば、「TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!」が、もっともオススメです。 600点獲得をタイトルにも謳っているように、この参考書をこなしていけば、TOEICの基礎的な文法がまんべんなく身につきます。さらに、品詞や準動詞から関係代名詞まで丁寧に解説されていて、これさえあれば中学英語の復習もバッチリです。 この本は、本当にオススメですよ! 問題集「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8」 参考:公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8 | ETS なにがなくても、必ず公式問題集だけは購入してください。正直なところ、スコア600点なら、公式問題集を「精読&音読」するだけでも達成できると思います。 それくらい、公式問題集は情報の宝庫です。現在1〜8まで出版されていますが、まずは最新版である8を徹底的に繰り返しましょう。そのほかは、8が終わり、余裕ができてからで十分です。 まとめ TOEIC初心者がTOEICで結果を出すには、明確な目標設定と継続可能な勉強法が欠かせません。さまざまな勉強法が溢れるなか、今回紹介した勉強法を継続すれば、最初の関門である600点は必ず達成できます。 また、勉強法以外にも、勉強を効率的に進めるポイントや必要な教材についても、しっかりと紹介しました。あとは、あなたがやるかやらないかだけです。ぜひ、真剣に取り組んで、TOEICで人生を豊かにしていってもらえればと思います。 ### 速読でバッティングがよくなるって本当?速読とスポーツの関係を解説 速読の指導をしていると、よくスポーツ関係者から、速読でスポーツの能力がアップするかどうかを尋ねられます。先日も野球をやっている生徒さんから、「速読でバッティングがよくなりますか?」と真剣に相談されました。 結論からいえば、「速読でバッティング能力は確実に向上します。もちろん、バッティングだけでなく、あらゆるスポーツによい影響を与えてくれるでしょう」と、お答えしました。でも速読をやったからといって、毎回ヒットが打てるわけではないのは、みなさんもおわかりですよね。 今回は、なにかと誤解の多い「速読とスポーツの関係」を、バッティングを例にわかりやすく検証していきたいと思います。 速読でバッティングがよくなるわけではない理由とは 冒頭でもお話ししたように、速読はバッティングのポテンシャルを確実にアップしてくれます。しかし、速読をやるだけでいつもカキーン!とヒットが打てるなら、プロ野球の選手はみんな速読をやっていますよね……という話です。 もちろん速読をマスターすれば、後述する「動体視力」が鍛えられるので、選球眼は間違いなくよくなります。さらに、ボールがよく見える分、空振りも極端に減るはずです。でも、ヒットの数が極端に増えたりはしないでしょう。 そう、残念ながら、「速読でバッティングがよくなる = ヒットが打てる」ではないんです。 では、結局、速読はバッティングに役立たないのかというと、もちろんそんなことはありません。向上した動体視力のおかげで、直接ヒットという形ではなくても、じつにさまざまなメリットを享受できます。 スポーツに大きく関係する動体視力にかんしては、またのちほど詳しく解説します。 ◆速読のしくみについてもっと知りたい方はコチラの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 バッティングをよくするには、そもそもどのような能力が必要なの? 「よいバッティングとはたくさんヒットを打つこと」と定義した場合、バッティングに必要なさまざまな能力がみえてきます。 まず、前述の動体視力はもちろん大事です。動いているボールを打つわけですから、動体視力が悪ければ、バッティングのパフォーマンスは極端に落ちてしまいます。 また、バットを強振してもぶれない体幹の強さや、グッと踏み込んでもよろけないだけの強靭な足腰も必要でしょう。最短距離でバットを振る技術がなければヒットは打てないし、炎天下のなかで9回を戦い抜けるスタミナも要求されます。 素人がパッと思いつくだけでも、バッティングにはこれだけの能力が必要です。速読で鍛えられるのは、あくまでもたくさんある要素のなかの、ごく限定された能力だけ。 ボールにバットを当てる程度ならともかく、先ほど速読でバッティングはよくならないと説明したのは、それだけバッティングが高度なスキルだからなのです。 ◯動体視力をアップするには速読がおすすめ!右脳速読トレーニングについて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 速読はスポーツに必要な動体視力を鍛えてくれる ここで、先ほどから何回も登場する「動体視力」について、解説しておきます。動体視力とは、文字どおり、動くものを認識する能力です。 ほとんどのスポーツでは動いている選手やボールを相手にするので、動くものを認識する力が優れていれば、当然その分有利といえます。 速読がスポーツに有効だといわれるのは、ようするに速読のトレーニングの過程で、自然と動体視力も鍛えられるからです。 私どもが指導する右脳速読法では、ムリな眼球運動はしません。目を速く動かせば一見動体視力によさそうですが、長時間眼筋を酷使すると、かえって動体視力のパフォーマンスは落ちてしまうでしょう。 右脳速読では、ムリな眼球運動はやらずに、右脳を思いっきり活用します。右脳には「イメージ」や「空間認識」「ひらめき」といった能力があるので、慣れてくると、ものごとの大まかな動きを瞬間的に判断できるようになってきます。 こういったなにごとにも代えがたい能力が、右脳速読をスポーツに活用する、最大のメリットなのです。 ◆動体視力と右脳速読の関係についてはコチラの記事もどうぞ 速読術 速読で動体視力がアップするって本当?速読がスポーツに有効な理由とは 動体視力以外にどういった効果が期待できるか ここまで、主に動体視力を鍛えるメリットについて解説してきました。しかし、速読で得られるのは、もちろん動体視力だけではありません。 すぐに思いつくだけでも、以下のような効果が期待できます。 速読で動体視力以外に得られる主なメリット ・空間認識能力アップ ・情報処理能力アップ ・判断力アップ ・コミュニケーション力アップ ・周辺視野の拡大 上記については、別記事で解説しているため詳細は説明しませんが、右脳速読によって本当にさまざまな能力が活性化するのは間違いありません。 もちろんスポーツ関連以外にも、本が速く読める・事務処理が速くなる・集中力や理解力がアップするなど、さまざまなメリットがあります。 スポーツをする人もそうでない人も、ぜひ速読を生活に取り入れてみてください。間違いなく、あなたのライフクオリティは大きく向上するはずです。 ◆速読で動体視力以外に得られる能力についてはコチラの記事もどうぞ 速読術 能力開発をするなら、断然「右脳速読」がオススメ! まとめ もう一度結論をいうと、速読で毎回ヒットは打てませんが、バッティング能力は確実に向上します。 大事なのは、速読による、スポーツに必要なさまざまな能力の向上です。速読(右脳速読)をトレーニングする過程で、動体視力や空間認識能力・判断力など、じつに多くのメリットを享受できます。 バッティングに限らず、なんらかのスポーツに携わっているなら、速読をトレーニングに取り入れる価値は十分にありますよ。ぜひ、速読をあなたのスポーツに役立ててください。 右脳速読について、詳しく知りたいかたは、以下のリンクからZoom体験会にご参加いただけます。 >>自宅で受講できるZoom体験会 ### 右脳を活用すれば英語力は大幅にアップする もしあなたが、英語のリスニングやスピーキングに悩んでいるなら、ぜひ右脳を意識してみてください。右脳の活用法を身につければ、瞬間的に英語が頭に浮かぶようになり、いちいち英語を日本語へ翻訳する必要がなくなります。 とはいえ、なんの準備もなしに、今からすぐ右脳で英語を考えられるようにはなりません。少なくとも、半年から1年程度は、右脳活用のトレーニングが必要でしょう。 もちろん、トレーニングといっても、今回紹介する学習法は誰でもできるものばかりです。焦らずに、じっくりと右脳を使った英語の学習法を、マスターしていただければと思います。 右脳を使った英語学習法のポイント 右脳を使った英語学習法は、従来の英語学習法とまったく考え方が異なります。「右脳を鍛えていたつもりが、結局左脳を使っていた」なんてことにならないよう、しっかりと右脳学習のポイントを押さえておきましょう。 ルックアップ&音読で右脳を刺激 個人的に、右脳を英語用に鍛える方法としては、「ルックアップ&音読」をもっともオススメしています。 ルックアップ&音読とは、英文を読んだらすぐに顔を上げて、文章を読まずに音読を繰り返す学習法です。頭にうっすらと残った文章を、頭のなかだけで言語化する作業を繰り返すと、徐々に「瞬間的に英語で考える回路」がつくられてきます。 こういった回路を、一般的に「英語脳」と呼ぶことが多いようですね。呼び方はさておき、日本語をいちいち介さないで英語を操れるようになると、本当に世界が変わります。 音読の回数は、もちろん多ければ多いほど、その効果はアップするでしょう。とはいえ、1つの英文に時間をかけすぎれば、絶対量が不足します。1つの英文にかける時間は、せいぜい2〜3分、10回も繰り返せば十分です。 ◆ルックアップ&音読についてはコチラの記事もどうぞ 英会話 基本例文を暗記すれば英語は必ず話せる 動画と音声学習で右脳を活性化する 右脳で英語を理解したいなら、動画と音声学習の組み合わせが最強です。視覚(動画)と聴覚(音声)の両方から刺激を受けると、脳が「この情報は大事な情報に違いない」と判断して、インプットした内容をより深く記憶しようとします。 でも視覚という意味なら、文字形式の参考書でもいいような気がしますよね? もちろん、参考書も大事ですが、なんといっても映像に含まれる情報量は桁違いです。文章による説明では理解しにくいことも、講師がわかりやすく解説している動画をみれば、一発で理解できます。 また、動画の音声だけを録音して外出中に聞けば、いつでもどこでも学習が可能です。音声を活用すれば、勉強量を一気に増やせます。 動画や音声は「視聴に時間がかかる」「復習がしにくい」というデメリットはあるものの、その理解度と利便性を考えれば、もっと積極的に活用すべき学習法だと思います。 ◆視覚と聴覚による学習効果についてはコチラの記事もどうぞ 速読術 オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 右脳をフル活用して、ネイティブのモノマネをしよう ここまで、「ルックアップ&音読」「動画・音声学習」と、インプットにかんする学習法を紹介しました。しかし、インプットだけしていても、英語はいつまでも使えるようになりません。 ある程度インプットが進んだら、今度はぜひアウトプットもおこなっていきましょう。オススメのアウトプットの方法は、ずばり「モノマネ」です。 モノマネをするには、ネイティブの喋っている姿を観察し、その様子を脳に記憶させていくステップが欠かせません。ネイティブの英語を観察するうちに、ネイティブの会話や振る舞いが、右脳を通じて蓄積されていきます。 「こういうとき、ネイティブはどういうフレーズを使うのか」「自分とネイティブの発音はどこが違うのか」そういったことを考えながら、どんどんマネしてみてください。 ◆右脳を使った速読のしくみについてもっと知りたい方はコチラの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 英単語は右脳でイメージ化して覚えよう 英語の基本は、やはり英単語と英文法だと思います。とくに中学で習う基礎英単語くらいは知っておかないと、英語の教材が読めず、そもそも英語の勉強自体が困難です。 しかし、英語単語の暗記を苦手とする人は、本当にたくさんいます。もし、これから英単語をたくさん覚えたいと思っているなら、ぜひイメージの力を活用していきましょう。イメージで英単語を覚えると、本当におもしろいように暗記が進みます。 イメージで覚えれば英単語は忘れにくい 先ほど、英単語をイメージで覚えるといいました。しかし具体的に、どうやって英単語をイメージ化していけばいいのでしょうか。 英単語のイメージ化は、前述のルックアップ&音読を使うと楽です。例文から目を離し、音読する際に、頭のなかにその文章を映像として思い浮かべてみましょう。映像が脳を刺激して、長期記憶の領域に、通常よりも長く留まってくれます。 ただし、一般的な英単語帳には、画像が載っていません。意味を確認してもうまくイメージしにくい場合は、Google画像検索などを使ってイメージ画像を調べてください。 いちいち検索するのが面倒ならば、「Oxford Picture Dictionary」がオススメです。4,000語以上の単語すべてに画像が描かれているので、右脳による英単語のイメージ力を鍛えるのには、最高の教材だと思います。(アプリなら音声も確認できます) ◯暗記力をアップするには速読がおすすめ!右脳速読トレーニングについて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 中学校で習う英単語をしっかりと押さえる どのくらい単語を覚えればいいのか、英語学習者なら誰しも気になるところでしょう。英検1級レベル以上を狙うのであれば、少なくとも1万語以上の単語を知っておく必要があります。 でも個人的には、高校受験に必要な約3,000語を、イメージ化で「使える英単語」に仕上げるほうが先決だと考えています。受験やTOEICなど、差し迫った必要性がないなら、1年に1回使うかどうかわからない単語は後回しにしても問題ありません。 それよりも、getやhaveといった基本的な単語を、右脳ですぐにイメージ化できるようにしましょう。そうすれば、自分の伝えたいことは、ほとんど表現できるはずです。 ◆基礎英単語が学べる英単語帳についてはコチラの記事もどうぞ 英会話 高校・大学別「受験に必要なオススメ英単語帳」3選 覚えた英単語はすぐに使ってみるのがオススメ ルックアップ&音読で覚えた英単語は、すぐに使ってみてください。「暗記→アウトプット」をセットで学習すると、覚えた単語をなかなか忘れません。前述のとおり、アウトプットによる刺激で、脳が単語を大事な情報だと認識するからです。 一番よくないのは、やはり単語帳の黙読でしょうね。英文に慣れる目的でおこなう多読の場合、黙読は非常に有効な手段です。黙読のほうが、音読よりも圧倒的に早く読めますので。 しかし暗記が目的なら、音読やライティングで、何回も脳に刺激を与えるほうが効果は高いです。しかも、英語には筋トレのような側面があり、口に出せば出すほどスピーキングは上達します。 ぜひ「覚えた英単語はすぐに使う」という意識を強くもって、英単語の勉強を進めてください。 まとめ 日本の英語教育は、受験勉強の影響を大きく受けています。そのため、いまだに話す・書くといった「使える英語」よりも、英語の知識が偏重されています。 もしあなたが、英語を使って実際にコミュニケーションを取りたいと思っているなら、今回紹介した「右脳による英語のイメージ化」が不可欠です。 もちろん言葉でいうほど、右脳の英語活用は簡単ではありません。しかし当記事をきっかけに、ぜひ右脳によるイメージ化の力を、もっと英語学習に取り入れていただければと思います。 ### これだけやれば大丈夫!学習速度が大幅にアップするオススメの学習法4選 受験や資格試験など、なにかの学習へ真剣に取り組んでいる人は、ほぼ全員が「こんな学習速度で、本当に合格できるのだろうか……」と焦りを感じているはずです。 今まで知らなかったことを学習していくのですから、思うように学習が進まず、イライラする気持ちは本当によくわかります。 そこで今回は、学習塾の経営者そして速読の指導者としての立場から、学習速度のスピードアップが可能なオススメの学習法を4つほど紹介していこうと思います。学習速度に悩むすべての学習者の助けになることを願いつつ、さっそくはじめていきましょう! 学習の速度を速くする4つのオススメ学習法 学習速度を速くしたいなら、まずは今回紹介する4つの学習法から試してみてください。以下の学習法に今まで取り組んだことがないのであれば、実践後は必ずなんらかの結果がでるはずです。 学習速度を速くするオススメ学習法 動画や音声などを活用 指導を受けて不明な点を素早く解消 精読と多読を使い分ける 覚えた知識を誰かに教える それでは、ひとつずつ解説します。 動画や音声などを活用 学習初期段階に不可欠な大量のインプット。そのインプットの効率化に大きく役立つのが、動画や音声を活用した学習法です。 文字が主体のテキストと比べて、視覚と聴覚の両方を使った動画学習には、桁違いの情報量が含まれています。しかも動画なら、実際に目の前で説明されているような感覚で取り組めるため、「わかりやすさ」という面でも圧倒的に有利です。 音声学習は、視覚からの情報がない反面、いつでも気軽に取り組めるというメリットがあります。動画の視聴がはばかられる通勤の電車内でも、イヤホンを使った音声学習なら、まったく問題ありません。(音量にはご注意を) ただし動画や音声学習は、ピンポイントでの検索や復習が少々不得意です。わからない点をサッと調べたり、重要なポイントを何回も復習したりするなら、テキスト教材のほうが向いているでしょう。 ようは、テキスト・動画・音声には、それぞれ得手不得手があるということです。なので、こういった教材をうまく組み合わせて、学習速度をガンガンとアップさせてください。 ◆視覚と聴覚を併用する学習効果についてはコチラの記事もどうぞ 速読術 オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 指導を受けて不明な点を素早く解消 学習の効率化を考えると、塾やスクールのような、誰かから指導が受けられる環境を定期的に確保するべきです。 かりに、疑問点や理解しにくいポイントを自分だけで解決しようとすると、多大な時間と労力がかかってしまいます。知っている人に教えてもらえば5分で済む内容が、自分で調べたら数時間かかってしまう。これでは、学習速度が速くなるわけがありません。 また塾などに通うと、効率化だけでなく、集中力をもって勉強に取り組めるというメリットがあります。周りの仲間が一生懸命勉強している環境にいれば、誰だってスマホでゲームをしようとは思わないですよね? もちろん、学校だけで目的が達成できるなら、それでもOKです(学生の場合)。ただ、学校では生徒数が多すぎるため、先生の対応にも限界があります。そういう意味でも、やはり塾などを活用するのが最も効率的でしょう。 精読と多読を使い分ける 学習速度をアップするのはたしかに大事ですが、スピードにこだわりすぎるのも、あまりよくありません。というのも、新しい知識のインプットにおいては、じっくり時間をかけたほうが効率的なケースも多々あるからです。 もし、学習した内容をしっかりと理解したいなら、自分の学習レベルに応じて、うまく精読と多読を使い分けてください。 一般的な流れとして、まったくのゼロベースから新しい知識を知る段階では、精読が中心になるでしょう。理解が目的なので、もし疑問点があれば放置せずに、理解できるまできちんと調べていきます。 精読でのインプットがひと通り終わったら、今度はインプットした知識の復習です。復習は素早く何回も繰り返すのが基本なので、今度は精読ではなく多読がメインになります。一つひとつの項目に時間をかけ過ぎないように、素早く全体の復習を繰り返していきましょう。 このように、精読と多読の切り替えさえ間違わなければ、学習速度は格段に速くなるはずです。 覚えた知識を誰かに教える 学習速度を上げる一番の方法は、間違いなく「覚えた知識を誰かに教える」ことだと思います。 テキストや動画からインプットした内容は、なにもしないとビックリするほど忘れてしまうものです。「せっかく英単語を暗記したのに、翌日にはスッカリ忘れていた」誰しもこのような経験をしたことがあるのではないでしょうか。 もちろん、テキストのあとに問題集をやるのも、立派なアウトプットです。ただし、問題集によるアウトプットの場合、問題に出ない箇所についてはどうしても抜けが生まれてしまいます。 その点誰かに教える方法なら、アウトプットの範囲と量を、自分で適切にコントロールが可能です。しかも、間違った内容を教えるわけにはいかないので、「まずは自分がきちんと理解しなければ……」という意識が自然と芽生えてきます。 誰かに教えるという行為は、一見ムダにみえるかもしれません。しかし、教えることで得られる集中力は、なにごとにも代えがたい大きなメリットです。半信半疑の人も、騙されたと思って、ぜひ試してみてください。 ◆アウトプットの詳細についてはコチラの記事もどうぞ 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 学習速度をアップするには「集中」がポイント 学習速度を速くするための学習法を4つ紹介しましたが、その学習法に集中できなければ、思うような効果は望めません。この章では、前述の学習法に集中して取り組むためのポイントを、3つほど紹介していきます。 学習法に集中するためのポイント スキマ時間をフル活用する 集中できる場所を複数確保しておく スマホとの付き合い方を真剣に考える ひとつずつ見ていきましょう。 スキマ時間をフル活用する 勉強に集中したいなら、通勤時間などのスキマ時間を徹底的に活用してください。集中と聞けば、机に向かって数時間ぶっ続けでおこなうもの。多くの人は、そのようなイメージをもっているのではないでしょうか。 しかし、学生にしても社会人にしても、学校や会社があります。さらに移動時間や睡眠時間などを考えれば、まとまった勉強時間を確保するのはかなり大変なはずです。 であれば、スキマ時間を活用するしか方法はありません。通勤時間やアポまでの空き時間など、ひとつずつの時間は20〜30分しかなくても、こまかく積み重ねればすぐに1〜2時間確保できるでしょう。 そもそも、人間が本当に集中できるのは、わずか15分程度といわれています。そう考えると、スキマ時間を使った学習のほうが、よっぽど効率がいいように感じませんか? 「5分でも10分でも空き時間ができたら、ゲームやSNSの代わりに勉強をする」 ぜひ、そういった意識を習慣化していきましょう。 ◆集中力についてはコチラの記事もどうぞ 速読術 集中力は15分しか保てないって本当?速読で集中力を高める4つのポイント 集中できる場所を複数確保しておく 先ほど、忙しい現代人にはスキマ時間の活用がオススメだと説明しました。しかし、毎回10分程度の学習ばかりでは、さすがに効率が悪すぎます。 かといって自宅での勉強となると、どうしてもゲームやスマホが気になって、イマイチ勉強に集中できないという人も多いでしょう。 もしそういった悩みをおもちなら、自宅以外に30分〜1時間程度落ち着いて学習できる場所を確保するのが一番です。 オススメは、やはり図書館かカフェでしょうか。こういった場所での勉強は一見騒がしそうですが、人目を気にして、かえって集中できるという人も多いはずです。もしどうしても気になるなら、ノイズキャンセル機能つきのイヤホンがあれば、十分対応できます。 もちろん、公共の場ですから、座席を長時間占領するのはNGです。混雑具合には十分配慮して、迷惑にならない程度に、うまく活用していきましょう。 スマホとの付き合い方を真剣に考える 「現代の勉強はスマホとの戦いである」そんな格言が存在しそうなくらい、スマホは勉強の効率を著しく阻害します。 なんといってもスマホさえあれば、動画・音楽・ゲーム・SNSと、楽しいことが満載です。この利便性と娯楽性から逃れ、勉強に必要な集中力を保つには、正直スマホを隠すしか方法がありません。 スマホがダメなら、電源を切っておけばいいと考える人もいるでしょう。ところが電源を切っても、視界にスマホが入るだけで、集中力はブツリと切れてしまうそうです。しかもいったん集中力が切れると、再び集中できるまでに、また何十分もの時間がかかります。 こういったスマホの影響を断ち切るには、もうスマホをどこかにしまうしかありません。スマホへの依存度が高い人なら、時限式ケースの導入なども真剣に考える必要があります。 スマホの弊害について詳しく知りたいかたは、ベストセラー「スマホ脳」をぜひ読んでみてください。スマホとの付き合いかたを考える、よいきっかけになるかもしれません。 ※参考:アンデシュ・ハンセン、久山葉子/訳 『スマホ脳』 | 新潮社 右脳速読が学習速度を爆アゲする理由とは 本気で学習速度をアップしたいなら、速読をマスターするのがもっとも確実な方法です。なかでも右脳を活用する右脳速読法なら、「覚えた内容を忘れにくい」というメリットも享受できます。 右脳速読法の詳細は別記事で確認していただくとして、ここでは右脳速読が学習速度を大きくアップさせる理由を3点紹介しておきます。 右脳速読が学習速度を大きくアップさせる3つの理由 読書スピードが上がり勉強の効率がアップする 復習回数が増えるので記憶に定着しやすい イメージで覚えると忘れにくい これからお話しする理由にピンときたら、ここまで紹介した4つの方法と合わせて、右脳速読法にもぜひ挑戦してみてください。 ◆右脳速読のしくみについてはコチラの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 読書スピードが上がり勉強の効率もアップする 当たり前ですが、速読をマスターすると本が速く読めます。本が速く読めれば、その分たくさんの知識をインプットできるので、学習効率は大幅にアップします。 読書スピードの目安として、右脳速読の場合、まったく速読をしない人の約20〜40倍の速さが平均値だとお考えください。一般の人が1分間に500文字読めるとすると、右脳速読なら、1〜2万文字も読めてしまうわけです。 1万文字といえば、およそ新聞朝刊第一面の文字数と同じになります。一般的なビジネス書なら、約6〜7分もあれば1冊を読めてしまうでしょう。 もちろん、知識の理解を目的とした学習テキストの場合、最初の1周目は、ここまで速くは読めないと思います。でも、一度概要を理解してしまえば、この速読能力が復習に生きてくるのです。この復習への効能については、のちほど詳しく解説します。 ◆右脳速読の基本的な概念についてはコチラの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 復習回数が増えるので記憶に定着しやすい 残念ながら人間の脳は、1回本を読んだだけですべてを覚えておけるようには、つくられていません。娯楽目的で読んだ小説の内容は、忘れてもとくに問題ないでしょう。でも学習目的なのに、せっかく読んだ内容を忘れてしまったら、読んだ意味がなくなってしまいます。 そのため学習目的で本を読む場合は、同じ本を何回も読み、少しずつ記憶を厚く塗り替えていくわけです。いわゆる「復習」ですね。その復習には、右脳速読が大いに役立ってくれます。 理由はもうおわかりでしょう。速読ができれば1冊を読み切るまでの時間が短くて済むため、復習に対する心理的負担を大幅に軽減できるからです。 速読ができない人に、同じ参考書を3回読み返してもらおうとしたら、おそらく途中でイヤになってしまうでしょうね。 なお復習については、別記事で詳しく紹介しているので、ぜひそちらの記事も読んでみてください。 脳トレ 長期記憶を意識すれば、勉強の効率は大きくアップする イメージで覚えると忘れにくい 人間の脳は、文章の内容をイメージしながらインプットすると、より深く長く記憶できるというのがわかっています。文字というのは、単なるデータを表す手段です。読めば理解はできても、時間の経過とともに、どんどん忘れてしまいます。 よく電話番号と英単語の暗記を例に説明するのですが、調べた電話番号はメモでもしない限り、30秒も覚えていられません。一方で、Google画像検索などを使いイメージ確認した英単語は、忘れたくてもなかなか忘れられないでしょう。 この現象は、ちょうど「通常の読書」と「右脳速読」に当てはまります。 左脳で文字を理解する通常の読書は忘れやすく、イメージで文章を覚える右脳速読なら、覚えた内容を忘れにくい。それだけ、イメージ化(映像)という記憶方法が、脳に与えるインパクトは大きいのです。 覚えた内容を忘れなければ、復習の時間を減らせるので、当然全体の学習速度は著しく向上します。学習速度という面からみると、右脳のイメージ力をフル活用する右脳速読法は、まさに最強の学習法といえるでしょう。 ◆右脳でのイメージ化についてはコチラの記事もどうぞ 速読術 忘れない読書術に欠かせない6つのポイントとは まとめ 今回は、学習速度でお悩みのかたに向けて、学習速度を速くする方法を4つ紹介しました。あわせて紹介した「学習法に集中して取り組むためのポイント」に留意して取り組めば、必ずあなたの学習速度はアップするはずです。 なお、学習速度を速くするラスボスとでもいうべき「右脳速読法」について詳しく知りたいかたは、随時開催しているZoom体験会にご参加ください。右脳で文章をイメージ化するという、少々抽象的な感覚を、体験会で実際に体験できます。 >>自宅で受講できるZoom体験会 ### 7/23(土) 新刊『瞬読式ノート術』が発売!   7/23(土)に、新刊『瞬読式ノート術』が発売になります!     ■『瞬読式ノート術』のご紹介 右脳に隠された潜在意識を呼び起こし、 判断力 記憶力 想像力 集中力 瞬発力 思考力 あらゆる能力が、一気にUP! ・STEP1:イメージ化×色ペンで99%忘れない「右脳記憶法」 ・STEP2:1ページ1秒"見るだけで"復習「瞬速勉強法」 学生、社会人、主婦まで、 3万人が成功した奇跡のメソッド CONTENTS 序章 ノートが変われば人生が変わる! ・なぜ「ノート術」を学んだほうがいいのか? ・眠っていた右脳をフル活用するのが「瞬読式ノート術」 ・右脳の潜在意識を呼び起こし、あらゆる能力がup! 1章 たった1分見るだけで頭がよくなる「瞬読式ノート術」2つの基本 【「瞬読式ノート術」の基本2STEP】 ・STEP1:イメージ化×色ペンで「右脳ノート」を作る ・STEP2:1ページ1秒、計60秒でノートを「瞬読」して復習 【絵が苦手な人でも絶対挫折しない理由】 ・簡素なアイコンでOK ・スマホで調べて、マネして描いてOK ・「自分が」連想したイメージこそがいい 2章 イメージ化×色ペンで99%忘れない「右脳記憶法」 ・ノートは時間の中で仕上げる ・「消さない」を前提にする ・本と同じ「A5サイズ」を使う 3章 1ページ1秒"見るだけで"復習する「瞬速勉強法」 ・1時間でノート1冊じっくり読むより、1分1回で3回繰り返して見る ・一定のスピードで見る ・集中力の上がる「スキマ時間」にやる 4章 瞬読式ノート術 「勉強ノート」編 ・テキストに書き込む ・まとめノートを作る ・テキストとまとめノートの使い分け 5章 瞬読式ノート術 「記憶力ノート」編 ・使いづらい「筆ペン」を敢えて使うと、要点がしっかり頭に残る ・色鉛筆を使う ・いつもとは違ったイラストを描いてみる 6章 瞬読式ノート術 「読書ノート」編 ・短い時間で描くものと長い時間で描くものを分ける ・読んだ日付と書いた日付を描く   ■『瞬読式ノート術』の概要 名  称: 1分見るだけで 頭が劇的によくなる 瞬読式ノート術 著  者:山中恵美子 販売料金:単行本 1,650円/Kindle版(電子書籍)1,760円 Amazon販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4815616205/ ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.96】東京都 後藤青子さん(大学職員 40代)   先日、受講生のコミュニティに「TOEIC900点突破できました!」という、うれしいお知らせをアップしてくださった後藤さん。 すばらしい結果は、瞬読が何か関係していたのでしょうか。 詳しくお伺いしてみました!   瞬読スタッフ 瞬読はじめたきっかけを教えていただけますか? もともと能力開発に興味があり、他の速読法の講習を受けたこともありましたが、あまり効果が得られませんでした。 書店で瞬読の書籍を購入し、また挑戦してみたいと思い、体験会に参加したことがきっかけです。 後藤さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 今までは自分を過少評価することが多く、自分に対してネガティブなイメージを持っていましたが、瞬読を始めてからは、前向きになりました。 失敗を恐れずに小さなチャレンジを積み重ね、成長を実感しながら、充実した毎日を送ることができています。 後藤さん   瞬読スタッフ TOEIC900点突破おめでとうございます!瞬読を生かされたとのことですが、どういったところですか? 瞬読では「拾った単語からイメージする」ことが重要です。 TOEICの勉強でも、ガリガリ左脳で集中するのは限界があると感じていたので、目に入った(或いは聞こえた)文章・単語からイメージして全体像を掴み、思考がまとまるまで待つ様にしました。 また、TOEICでは英語力以外にも直観力、集中力、素早い決断力、記憶力等が必要です。 これらの能力の底上げに、瞬読のトレーニングシステムや書籍「1分間瞬読ドリル」を活用した右脳開発が役に立ちました。 更に、私は正直それほど語学学習自体が好きではなく、一人で勉強していると挫折しやすいため、アサカツ(受講生向けに毎朝開催しているZoomによる朝活)で、語学学習が習慣化できたことも、目標を達成できた要因の一つです。 最後に、何より山中代表の「嘘でもいいから自分はできると信じてやってみる」というメッセージの影響が大きかったと思います。 今回のチャレンジでは、この「信じる⇒実行する」という積み重ねを一番大切にしました。 目標を達成することができ、本当に驚いています! 後藤さん   瞬読スタッフ その他、伝えたい瞬読の魅力などありましたらどうぞ 瞬読の魅力はたくさんありますが、瞬読のコミュニティには多種多様なノウハウをお持ちの方が大勢いて、声をあげれば多くの方が快く協力して下さるところが素晴らしいと思います。 今回のTOEIC受験の際も、FBで協力を仰いだところ、同時通訳やTOEIC指導経験のある方を始め、沢山の方からアドバイスや励ましのお言葉を頂き、大変心強く、また効果的に勉強を進めることができました。 この様なポジティブで優しいコミュニティの一員でいられることに、大変幸せを感じております。 後藤さん   瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 自分の人生に納得がいっていない方、自分の能力を活かしきれていないのではないかと。 モヤモヤしている方は、体験会へのご参加をお勧めします! 後藤さん   後藤さんのTOEIC高得点突破には、瞬読による右脳開発をベースに、瞬読のコミュニティを上手に利用しての習慣化、代表山中からのメッセージの影響など、様々な形で瞬読がお役に立てていたようで、よかったです。 後藤さん、本当におめでとうございました! ### 6/24(金)20時~トークLIVE配信「新・陽転思考で人生を好転させる」ゲスト:和田裕美さん 第25回瞬読コミュニティコラボトークLIVEのお知らせです。 6月のLIVE配信は、 6/24(金)20:00~21:00でお届けいたします! 代表山中と豪華なゲストのプレミアム対談、 今月のゲストは…和田裕美さんです! 和田裕美さんは、営業コンサルタントであり、作家であり、セミナー講師でもあり…。 特に作家としては、ビジネス書だけでなく絵本や小説まで、累計200万部超えのベストセラー作家でいらっしゃいます。 ご活躍の秘訣は何なのでしょうか。 どんなお話しが聞けるかお楽しみに!   和田裕美さんプロフィール 作家、株式会社HIROWA代表取締役、京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。 お客様の98%から契約をもらう「ファンづくり営業」で外資系教育会社で世界142か国中第2位の成績を収める。 同社の日本撤退後 “売れて好かれて稼げる”人を育成するコンサルタントとして独立。 1,300社以上、延べ30万人を18年間サポートし続けている。 作家としては累計220万部67冊の著書があり『和田裕美の営業手帳』は17年目。 絵本『ぼくはちいさくてしろい』(クラーケン)は2018年度から小1の道徳の教科書に掲載。 発案した『人生よかったカルタ』を用いたWADA式陽転思考の授業も展開。 NHK Eテレの番組にレギュラー出演、FM FUJIでラジオパーソナリティ、「ダイヤモンドオンライン」連載など。 <著書> 人生が好転する「新・陽転思考」 http://urx.red/HWyW タカラモノ https://amzn.to/2kQJVkN 成約率98%の秘訣 http://amzn.to/1VRNpJd <SNS> 公式Facebookページ https://www.facebook.com/wadahiromi Instagram https://www.instagram.com/wada_hiromi Twitter https://twitter.com/wadahiromi 公式LINE https://line.me/R/ti/p/%40hoy0437v メルマガ ※平日毎日お届け http://special.wadahiromi.com/mailmagazine/   瞬読コミュニテイ 第25回コラボトークLIVE 【新・陽転思考で人生を好転させる】 ゲスト:和田裕美さん   日 時:6月24日(金) 20:00~21:00   参加費:無料 ※どなた様にもご視聴いただけます   配信方法:Youtube配信、facebook配信   参加方法: ●Youtube 時間になりましたら以下のアドレスにアクセスしてください。 https://youtu.be/rbyh5oQCmeU   ●facebook 瞬読facebookページにて配信 以下に「いいね!」して、時間になりましたらfacebookにアクセスしてください。 https://www.facebook.com/syundoku/   ### テレビで紹介された「1分間瞬読ドリル」が、Amazon総合ランキング7位に!   5/31(火)「朝生ワイド す・またん!」(読売テレビ)をご覧いただいた方々、 ありがとうございました! テレビで紹介された「1分間瞬読ドリル」が、Amazon総合ランキング7位に! 関西ローカルなのに、テレビ効果すごいです。 本当にありがとうございます! ### 5/31(火)読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』にて「1分間瞬読ドリル」が紹介されました   5/31(火)読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』にて「1分間瞬読ドリル」が紹介されました。 番組では、出演者の皆様に、瞬読トレーニングを体験していただきました! みなさん、とても楽しんでお答えいただき大いに盛り上がりました。     楽しみながら脳トレができてしまう瞬読は お子さまからシニアの方まで幅広い年代の方におススメです。 本を速く読めるようになるだけではなく、 直観力、判断力、動体視力なども全ての能力がアップします。   番組を観て瞬読が気になった方は、 ぜひ体験会にご参加くださいね♪   無料で体験してみたい方は 瞬読webオンライン体験会 より詳しい情報を知りたい方は 瞬読zoom体験会 山中恵美子公式LINEにて最新情報をお届けしています。 ■番組名 「朝生ワイド す・またん!」(読売テレビ) ■放送日時 5月31日(火)6:40頃~(番組は5:10~) ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.95】広島県 笹村和博さん(リハビリ職(言語聴覚士) 40代)   一般的な自己啓発書であれば、1冊3分で読めるという笹村和博さん。 ご自身の技術を磨くにとどまらず、2級トレーナーにもなられた理由は何だったのでしょうか。 詳しくお伺いしました!   瞬読スタッフ 瞬読はじめたきっかけを教えていただけますか? 新たな知識を得るために、専門書を読むことが多い仕事です。しかし、読んだ専門書がなかなか覚えられず困って、本を速く読める方法を探していたときに出会いました。また、今までの自分を変えたいという気持ちも持っていました。それまで他の方が提唱されている速読も行っていましたが、あまり定着せず、効果は限定的なものでした。 笹村さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 今まであまり本を読む習慣がなかったのが、本を読む速度が上がり、月40~50冊程度読めるようになったことです。仕事上では周りが見えるようになって、利用者さんの危険の認識がしやすくなったことや、仕事が早く片付けられるようになり、帰る時間が早くなったことが挙げられます。さらには、今まで興味を持たなかった政治経済や農業に関することに興味が持てるようになったことです。 笹村さん   瞬読スタッフ ご自身でトレーニングの内容を工夫して真摯に取り組まれる姿が印象的でしたが、トレーニングは楽しかったですか? 楽しいこともありましたし、しんどいこともありました。 初めの3か月程度は要領がつかめず、1人で悩むこともあり、トレーニングもサボりがちでした。このままではいけないと思い、当時あった「瞬読道場」(受講生向けトレーニング講座)に参加させていただきました。くすぶっていた能力が開花していくことを感じて、徐々にモチベーションアップできました。トレーニングを続けていった結果、今では、並の自己啓発本であれば3分で本を読めるようになりました。今もトレーニングは継続して行っています。 笹村さん   瞬読スタッフ 2級トレーナーになろうと思われたきっかけはなんですか? 本をなかなか読めず、モチベーションが上がらなかった時期を経験して、人は何かのきっかけで変われることを体験できたのを実感しました。勉強やスポーツで役に立つため、初めは子どもに瞬読を教えようと思っていたのですが、自身の経験をより多く還元できればと思い瞬読2級トレーナーになろうと思いました。 笹村さん   瞬読スタッフ その他、瞬読でよいと思うところはどんなところですか? コミュニティーです。Facebookにグループがあって、そこに自分が行っていることを投稿すると、アドバイスがいただける良い点もありますし、そこから様々な可能性が広がっていくことがまた良いと思います。瞬読トレーニングを行っている中で壁にぶち当たることも多くあるかもしれないですが、壁にぶち当たったときこそチャンスだと思いますし、1歩踏み出して、1人で考えず、他者に見てもらう勇気を持ってもらいたいと思います。そうすれば、今まで自分が気付かなかったことが気づけるようになって成長できます。2級トレーナーとして、少しでもみなさんの支援ができたらと思っています。 笹村さん   瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ これからの時代は、自分がどうあるべきかで人生を良くも悪くもできます。瞬読は自分の人生を良くするためのほんのきっかけにすぎないかもしれませんが、勉強や仕事などさまざまなシーンで役に立つことは間違いありません。体験会など話を聞くだけでも十分価値はあります。ぜひ話だけでも聞かれるといかがでしょうか。 笹村さん   今は1冊3分で読める笹村さんも、最初からうまくいっていた訳ではなかったのですね。 瞬読コミュニティには、トレーナーやお仲間など、助けてくれる人がたくさんいます。 1人でやってうまくいかないときは、助けを求めてみることも大切ですね。 自分の経験を生かした笹村さんのこれからのご活躍が楽しみです! ### 6/26(日)【世界を飛び回る強運実業家になる】 6月26日(日)北海道から日本、世界へ【強運の風】が吹き渡ります! 【世界を飛び回る強運実業家になる】 ● リアル参加 プラチナチケットは限定20名✨✨✨ リアル参加のプレミアムチケットのお申込みはこちら 残席わずかの情報も‼︎ ● オンラインも開催予定✨ オンライン参加のお申込みはこちら ### 英語ができると年収がアップするって本当? 「英語ができると年収がアップする」 最近、こういった話をよく耳にします。しかし日本に住んでいる限り、日常生活で英語を使う機会など、通常はほとんどありませんよね。仕事で英語を使う環境にいなければ、英語で年収がアップするなど、すぐには実感できないというのが多くの人の本音だと思います。 結論からいうと、これからの日本において、英語力の有無が年収に与える影響はますます大きくなっていくでしょう。 そこで当記事では、年収アップに直結する英語の勉強法など、英語と年収に関する情報をいろいろと紹介していきます。英語を仕事に活かしたいとお考えのかたは、ぜひ最後まで読んでみてください。 年収を上げるために必ず知っておきたい「英語力活用4つのポイント」 冒頭で述べたように、これからは英語力が年収に大きく関係してきます。しかし現実的にみると、ネイティブのように英語を使いこなせる日本人は、それほど多くありません。 そういうレベルの私たちが英語で年収をアップさせるには、ポイントを絞って、上手に英語と付き合っていく必要があります。ということで、まずは英語力活用のポイントを4点ほど見ていきましょう。 英語力で年収がアップする理由 英語力で年収アップを目指していくなら、英語で年収がアップする理由をしっかりと理解しておくべきです。 英語で年収アップできる確信がないと、おそらく途中で英語の習得を諦めてしまうでしょう。なんといっても、英語の習得には、多大な時間と労力がかかりますからね。 英語力で年収がアップする理由は、別にむずかしい話ではありません。単純に英語ができると、年収の高い仕事に就ける可能性がアップするというだけの話です。   残念ながら、少子高齢化・急激な人口減少など、日本市場はこれからますます縮小していくでしょう。対してインドのように、今後拡大していく市場が、世界にはまだまだたくさんあります。 そういったグローバルビジネスの公用語は、英語です。つまり英語が話せる人しか、こういうビジネスの場に参加できないことになります。 日本の企業も海外市場の重要性を理解していますから、専門スキルがありさらに英語もできる人材は、高く評価してもらえるというわけです。(外資系企業への転職も可能) バイリンガル向け転職サイト「Daijob.com」※によると、スカウト案件の90%以上が、ビジネス英会話のできる人材だそうです。また、英語ができる人の年収は、国税庁発表の平均よりも1.3倍ほど多いことが明らかになっています。 ※参考:英語力と高年収の関係をDaijob.comが独自調査~コロナ禍においても英語力の高い40・50代女性は女性平均年収の約1.6倍 ◆英語×専門分野で年収をアップさせる考え方についてはコチラの記事もどうぞ 速読術 年収が高い人に共通する9つの特徴とは?「年収が高い人になる方法大研究」 日本企業ではTOEIC高得点が必須 前述のとおり、これからのグローバルビジネスには、英語力が欠かせません。日本の場合は、その英語力の証明として、TOEICのハイスコアを要求する企業が非常に多いです。 「スピーキングやライティングのない試験を基準にしても意味がない」という批判も多い試験ですが、実際に企業間でTOEICが高く評価されている以上、TOEICは必ず受験しておくべきです。 企業が求めるTOEICスコアをいろいろと調べてみましたが、国際関係の業務や経営幹部になると、少なくとも800点以上は必要な企業が多いようですね。ちなみに、パナソニックの海外家電マーケティング業務への転職者は、TOEIC850点以上が要件でした。 しかし一方で、TOEIC600点前後を昇進の基準にしている企業もたくさんあります。正直、600点レベルでは、とてもビジネスに使える英語力とはいえません。 つまり、頑張ってTOEIC800〜900点レベルの英語力を身につければ、日本企業では大きなアドバンテージになるということです。まずは800点を目標に、できるだけ早く英語力をアピールできるように準備しましょう。 ◆速読を活用したTOEICの勉強法についてはコチラの記事もどうぞ 速読術 速読ができるとTOEICのスコアがアップするって本当  会話よりもまずは読み書きを鍛える ビジネスでの英語力を考えるなら、会話よりもまずは読み書きのレベルアップをオススメします。というのも、ビジネスの世界では文字によるやり取りが非常に多いのです。 すぐに思いつくだけでも、メール・チャット・プレゼン・資料作成など、私たちは読み書きが必要な作業を驚くほど大量にこなしています。 こういった作業は、これまで時間的制限が比較的緩かったため、多少英語力が劣っていてもなんとか対応できました。しかし最近では、リアルタイムでやり取りをするビジネスチャットが一般的になったため、高いレベルのライティング能力が求められています。 ところが、英語学習者の多くは、いまだに英単語と文法のインプットばかり。これでは読むことはできても、いつまでもライティングができないままです。(もちろん個人差はあります) これからのビジネス英語へ対応するには、思ったことをすぐに英文で書けるよう、もっとライティングの勉強に力を入れるべきだと思います。 専門分野に関しては、ほぼ100%理解できるようにしておく 帰国子女でもない限り、ネイティブのように英語を使いこなすのは、基本的にムリだと思ってください。その代わり、「自分の専門分野に関する英語は問題なく理解できる」というレベルを目指すのが、現実的な対応だと思います。 ビジネス英語と聞けば、多くの人が「外国人のビジネスパーソンに囲まれて、にこやかに雑談する場面」をイメージするのではないでしょうか。たしかに、円滑なビジネスには、こういった雑談が不可欠です。 ただし、どういう話題が飛び出すかわからない雑談は、私たちノンネイティブにとって、かなりの難易度といえます。しかも、ビジネスの本筋とは関係ないわけですから、まずは仕事に関連する内容に絞って勉強するのが最優先でしょう。 「雑談は厳しいけど、仕事に関する話ならほぼ完璧にわかる」英語が母国語でないビジネスパーソンは、ぜひこのレベルを目指してください。 年収アップに直結する「使える英語」の勉強法 英語の重要性は理解できても、これまで英語に触れてこなかった人からすれば、どうやって勉強すればいいのか悩んでしまうはずです。でも、安心してください。きちんと順番を守って勉強をすれば、必ずビジネスに必要な英語力は身につきます。 年収アップに直結する「使える英語」の勉強法 中学レベルの英単語/英文法 最低限の発音 英語を使った専門分野の勉強 適切なアウトプット 今回は、上記の流れに沿って、ビジネス英語の効率的な勉強のしかたを解説していきます。 中学レベルの単語と文法がすべてのベース ここまで何度も、専門分野に特化した勉強を勧めてきました。しかし、専門分野の勉強をはじめる前に、まずは基礎的な英単語と英文法を理解しているのが大前提です。 英単語は、ひとまず高校入試に必要な約3,000語を覚えます。文法も中学レベルの基礎文法と、あと仮定法はしっかりと覚えておいたほうがいいですね。(2021年から、ごく簡単な仮定法は中学で習うようになりました) くどいようですが、最初に英語の基礎をしっかり身につけてください。基礎を疎かにすると、途中で必ず伸び悩みます。 中学レベルの基礎学習のポイントは、とにかくスピードです。1日10個しか単語を勉強しなければ、全体に目を通すだけでも、1年近くかかってしまいます。これでは、最初に読んだ単語など、覚えていられるわけがありません。 基礎学習ほど、短期間に集中して覚えるのがセオリーです。英単語3,000語なら、1〜2か月で終わらせる気持ちで取り組んでいただければと思います。 ◆中学レベルの基礎学習についてはコチラの記事もどうぞ 英会話 高校・大学別「受験に必要なオススメ英単語帳」3選 できるだけ早いうちに発音の基礎を学んでおく 英語で年収をアップさせたいなら、とにかく発音を習おうといったら、驚く人も多いかもしれません。しかし発音の習得は、ビジネス英語において、あなたの評価を決定づける本当に重要なポイントになります。 できれば、単語の勉強をスタートすると同時に、きちんと発音を習いたいところですね。発音はどうしても後回しにされがちですが、あまりにも発音がつたないと、相手が疲れてしまいます。 こういう話をすると、「ビジネスの現場では、ネイティブとは異なる独特の英語が飛び交っているのだから、あまり気にする必要はない」という反論を、ときどき耳にします。 たしかにその通りで、多少発音が悪くても遠慮する必要はまったくありません。ただ、それにも限度があります。もし同条件でストレスなくコミュニケーションが取れるライバル企業の担当者がいれば、自然とそちらに商談は流れてしまうでしょう。 別にネイティブのように話せる必要はありませんが、少なくとも相手が負担に感じない程度の発音は、必ず身につけておくべきです。 専門分野の記事を読む・聴く 前述のとおり、ビジネスで英語を使うなら、専門分野のやり取りが最優先です。専門分野に絞って勉強すれば、覚える単語や用法も限定されるため、勉強の負担も少なくて済みます。忙しいビジネスパーソンにとって、勉強に時間を取られないというのは、非常に大事なポイントです。 専門分野に絞った勉強では、余計な単語や文法を後回しにする代わりに、専門分野の記事をとにかく読みまくって(聴きまくって)ください。幸いなことに、英語をそのまま使った用語もたくさんあります。専門知識があれば、それほど苦労せずに、英語の意味が理解できるはずです。 また、スピーキングを鍛える方法としては、覚えた英語をすぐに口に出してみるのがオススメです。同僚がいれば、時間のあるときに、雑談してみてください。仲のいい人なら、間違っている箇所を指摘してもらうように、お願いしてみるとよいでしょう。 さらに余裕のある人は、オンライン英会話を利用するのもいいですね。プレゼンの内容を先生に修正してもらえば、実務にも役立ち、まさに一石二鳥です。 ◆専門分野に特化した勉強についてはコチラの記事もどうぞ 英会話 ビジネス英語の勉強法|初心者が最短で上達する5つのステップ 覚えた表現はすぐに使ってみる 専門分野に絞った勉強とも共通する話ですが、使える英語を身につけたいなら、覚えた表現はとにかくすぐに使ってみることです。「おー、こういう風にいえばいいんだ」という感動が残っているうちに、どんどん使っていくと、より深く記憶に残ります。 そうなればもうこの表現は忘れないし、これからいつでも自然にこの表現を使えるようになるでしょう。 覚えた表現をすぐに使うというのは、ようするにインプットとアウトプットをセットで考えるという意味です。「覚えたら使う」というサイクルを回していけば、せっかく覚えたのに忘れてしまったという悲しい状況が、大幅に改善されると思います。 そういう意味では、先ほど紹介したオンライン英会話もいいですよね。もちろん、いつもオンライン英会話を使えるわけではないでしょう。そういう場合は、ひとり言でもOKです。とにかく「覚えたらすぐに使ってみる」、この意識を忘れないでください。 まとめ これまで何回もお話ししているように、英語をマスターすれば年収は間違いなくアップします。ただし、英語で年収アップを目指すには、守るべきポイントがあるのもまた事実です。 「読み書きを優先」「TOEIC高得点は必須」など、こういったポイントを外すと、せっかく英語力があっても満足のいく年収は得られません。 また多くの人は、英語が大事なのは理解していても、どうやって勉強すればいいかがわからずに悩んでいます。世の中に勉強法はたくさんありますが、今回紹介した「専門分野に特化した勉強法」をひとつの基準として、自分のやりやすい勉強のしかたを探していってください。 ### 速読をしたいなら、今すぐ右脳を使った並列処理を覚えよう 私たちは、子どもの頃から、「ひとつのことにじっくりと取り組む」のが正しいという教育を受けています。ところが世の中には、同時に複数の処理をしたほうがよい結果を生み出すものも、たくさんあります。速読などは、まさに並列処理の代表といえるでしょう。 通常、読書をする場合、左脳で文字を1文字ずつ認識していきます。ところが、私の指導する右脳速読法「瞬読」では、イメージ化が得意な右脳を使い、文章をまとめて映像化してしまうのです。 1枚の絵として文章を記憶していくため、脳の処理速度が上がり、通常では考えられないようなスピードで本が読めます。このように複数の文章を一瞬で映像化するには、たくさんの情報を一度に処理する「並列処理」のスキルが欠かせません。 とはいえ、そもそも並列処理という概念自体に、馴染みのない人もたくさんいるでしょう。そこで今回は、並列処理にスポットを当て、右脳速読を身につける方法をわかりやすく解説していきます。 速読に並列処理が必須な理由とは 冒頭でもお話ししたように、右脳速読法は、右脳の並列処理能力を活用して、文章をまとめて理解する読み方です。そして、並列処理を用いた速読には、メリットがたくさんあります。今回はとくに重要な3点をピックアップして、解説していきます。 並列処理ができると、複数の文章をいっぺんに読める 前述のとおり、並列処理ができると、複数の文章をまとめて理解できます。通常の読書に比べて、1度に処理できる情報量が格段に多いので、そのぶん読書スピードが速くなるわけです。 気になる読書スピードに関しては、速読のやりかたによって、大きく異なるというのをまずは知っておいてください。よくみかける目を速く動かすタイプの速読法(左脳型)と、右脳速読法にわけて、おおよその目安を以下に紹介しておきます。 通常の読書:400〜800文字 左脳型速読:2,000〜2,500文字 右脳型速読:1〜2万文字 ※単位:分速 上記のとおり、目を速く動かす左脳型速読で、通常の5倍程度の効果が見込めます。これでも十分速いとは思いますが、右脳速読の場合、さらにその5〜10倍もの速さで速読が可能です。 速読法による読書スピードの違いについては、別記事で詳しく解説していますので、ぜひそちらの記事をご確認ください。 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 スピードの遅い音読のクセが抜ける 並列処理を使った速読法を学ぶうちに、自然と音読のクセが抜けて、本を読むスピードが速くなります。しかし、そもそもどうして音読をすると、読書スピードは遅くなってしまうのでしょうか。 その答えは、楽器を例にあげるとわかりやすいでしょう。ギターやピアノ、ドラムといった楽器は、違う場所を同時に弾けば(叩く)、いっぺんに複数の音が出せます。 ところが、ボーカルは一度にひとつの音しか出せません。これは、サックスやトランペットといった、呼吸を使う管楽器も一緒ですよね。 つまり、発声のメカニズム上、音読ではいくら頑張っても1文字ずつしか発声できないのです。その点、黙読なら、並列処理で複数の文章を一気に処理できます。(速読のトレーニングは必須ですが) 並列処理で読んだ内容は忘れにくい 「読んだ内容を忘れにくい」というのも、並列処理の大きなメリットでしょう。並列処理での読書は、言い換えれば右脳を使って読書をするということです。 左脳と右脳の違い ○左脳:言語・計算・分析・数学 ○右脳:イメージ・芸術性・創造性・ひらめき じつは、人間の左脳と右脳では、上記のように役割がまったく異なります。一般的な左脳による読書の場合、文章を単なる文字として認識するので、イマイチ記憶に残りません。 対して右脳速読では、イメージやひらめきが得意な右脳で、文章を瞬時に映像化してしまいます。単なる文字列と比べて、映像は強いイメージを脳に与えるため、長期間頭に残りやすいのです。 考えてみれば、記憶って、すべてぼんやりとした映像じゃないですか? 印象深い想い出は、言葉よりもまず映像として頭に蘇ってきますよね。それくらい強烈な映像の力を活用しているから、右脳速読で読む内容は忘れにくいのです。 ◆右脳速読が記憶に残りやすい理由についてはコチラの記事もどうぞ 速読術 本の内容がしっかり記憶に残る読書術とは「右脳速読法」のススメ 右脳での並列処理を身につける方法 ほとんどの人は、普段左脳ばかり使って生活しています。読書にしても、1文字ずつじっくりと読むのが一般的です。少し読むのが速い人でも、せいぜい1単語ずつ読むのが、精一杯でしょう。 したがって、右脳で速読をおこなうには、視野に入る情報を漏れなくピックアップする「右脳トレーニング」が欠かせません。そこでこの章では、右脳での並列処理を身につけるトレーニングの流れを、簡単に紹介していきます。 右脳トレーニング4ステップ バラバラに配置した単語を正しい配置に戻す 短い文章を使って右脳での映像化を身につける 1ページ丸ごとの映像化を目指す 本の要約で右脳と左脳のバランスを取る トレーニングといっても、上記はじっくりと取り組めば誰でもできるものばかりです。どうか安心して取り組んでいただければと思います。 1.バラバラに配置した単語を正しい位置に戻す ステップ1は、バラバラに配置した単語を正しい位置へ戻すトレーニングです。バラバラになった言葉を元に戻す作業は、広範囲の情報を一度に処理する「並列処理」の能力を、大いに鍛えてくれます。 ただ一見簡単そうに見えますが、文字数が増えると、元の単語を思いつくまでに案外手間取るものです。最初はムリをせずに、4〜5文字程度の短い単語からはじめるとよいでしょう。 慣れてきたら徐々に文字数を増やし、最終的には1ページ丸ごと処理できるようにしていきます。(ステップ3) また、ステップ1のトレーニングでは、必ず時間を測ってください。時間制限がないと、じっくりと読み込んでしまい、結局左脳を使った処理になってしまうからです。おおよその目安として、1問につき5秒以内で進めていけば、右脳がしっかり働いてくれるでしょう。 2.短い文章を使って右脳での映像化を身につける ステップ1で、単語の並列処理ができるようになったら、徐々にステップ2のトレーニングをはじめてください。ステップ2では、まず短い文章を使って、右脳での映像化を身につけていきます。 前述のとおり、並列処理には右脳での映像化が欠かせません。そういう意味では、このステップ2がもっとも重要なトレーニングになります。 文章を瞬時に映像化するといっても、1文字ずつじっくり読み取ろうとすれば、それは左脳読みです。映像化のためには、文章を一度にまとめて読み取る意識を常に忘れないでください。 とはいえ、1文字残らず完璧に読み取らなくても大丈夫です。文章を構成する主要な単語さえ押さえていれば、「です」が「だ」になろうが、語順が違っていようがまったく問題ありません。 ようは、文章の大意がそのまま映像としてイメージできればいいのです。具体的な流れについては、別記事にまとめてあるので、そちらをご確認ください。(ステップ1から4までの流れをまとめてあります) 脳トレ 記憶術トレーニングなら右脳を活用するのがベスト! 3.1ページ丸ごとの映像化を目指す ステップ1とステップ2を繰り返せば、右脳による並列処理のスピードは、だいぶ速くなってきたはずです。制限時間以内に問題なくこなせるようになったら、いよいよ実際の本を使った実践トレーニングになります。 このレベルまできたら、いかに自分に合った視点の動かし方をみつけだせるかが、ポイントです。おそらく最初は、1行を読み切るのですら大変でしょう。もしかしたら、自分には並列処理などできないと、自信を失くしてしまうかもしれません。 でも、ステップ1・2・3と、何回も繰り返すうちに、必ず処理範囲は広がっていきます。最初は1行でも、2行・1ページとどんどん読める範囲は広くなり、速い人なら見開き2ページの並列処理も楽々こなせるようになるでしょう。 もしどうしても並列処理のスピードが上がらないようなら、行頭や文末に指を当てながら、一定の間隔で移動していく方法を試してみてください。1冊を3分で読む高速リーディングはムリとしても、今までよりは確実に速く読めるはずです。 ◆並列処理(視読)についてはコチラの記事もどうぞ 速読術 視読トレーニングは右脳速読法。具体的な視読の身につけ方とは  4.本の要約で右脳と左脳のバランスを取る 実際に本を読んで目標とする読書スピードが達成できれば、速読に必要な並列処理は、ほぼ身についたと考えてよいでしょう。ただ右脳速読では、さらにもう1ステップ、アウトプットで右脳と左脳のバランスを取るトレーニングをしていただいています。 「なぜわざわざアウトプットをするの?」と思われるかもしれませんが、左脳によるアウトプットは、いわば右脳速読法の総仕上げともいうべき重要なプロセスです。 いくら普段左脳を使いすぎているといっても、右脳ばかり使うのも、それはそれでバランスがよくありません。右脳速読法では、右脳と左脳をバランスよく使い、脳全体の能力をアップさせていきます。 また前述のとおり、左脳はインプットした内容を論理的に分析して、言語化する作業が得意です。通称「言語脳」といわれる左脳を使い、読んだ内容をまとめることで、記憶はより強固になっていきます。 もちろん、慣れればアウトプットを毎回する必要はありません。その代わり、無意識に左右のバランスが取れるようになるまでは、必ずこのトレーニングをおこなってください。 並列処理のトレーニング詳細については、Zoom体験会にてご確認ください。 》》自宅で受講できるZoom体験会 並列処理トレーニングをする際の注意点 きちんとした指導を受けて継続的にトレーニングをこなしていけば、並列処理を使った右脳速読は誰でもマスターできます。 ただ、効果的に並列処理の感覚をマスターするためには、知っておくべきポイントがたくさんあるのも事実です。今回はそのなかでもとくに重要な3点をピックアップして、解説をしていきます。 過度な眼球運動を前提とする速読法は選ばない 前述のとおり、速読は大きく左脳型と右脳型の2種類に分類されます。これまで日本では、目を速く動かす速読法(左脳型)が主流でした。 しかし、もしムリなく速読をマスターしたいのであれば、過度な眼球運動を前提とする左脳型速読はあまり適した方法とはいえません。 なぜなら、長時間目を速く動かせば、すぐに目が疲れてしまうからです。数ページ読むだけならともかく、1冊2冊と読み進めるうち目に大きな負担がかかるのは、容易に想像できるでしょう。 さらにいうと、目を動かす速度には限界があるため、左脳型では分速2,000文字前後が限界です。その点、イメージとして文章を記憶する右脳速読なら、分速2万文字で読書ができます。 いずれにせよ、眼球に過度の負担がかかるタイプの速読法は、決して選ばないのが無難です。 ◆速読のしくみについてもっと知りたい方はコチラの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 脳内音読を徹底的に排除する 「速読に並列処理が必須な理由とは」でもお話ししましたが、速読に音読はNGです。理由は、音読は黙読よりも読書スピードが遅いからでしたね。 では実際、音読をすると、どのくらいのスピードで本を読めるのでしょうか。聞いた話によると、NHKのアナウンサーの基準は1分間に350文字前後だそうです。もちろん、個人差はあって、民放なら600〜700文字と、かなり早口で読む人もいます。 一方で、並列処理をおこなう右脳速読の場合、多くの人は分速1〜2万文字で読書が可能です。速くても700文字前後の音読と、2万文字がザラにいる右脳速読。こうやって比較すると、速読に音読がNGな理由もご理解いただけるでしょう。 ただし厄介なのが、頭のなかでおこなう「脳内音読」です。実際に声を出していないからといって、油断はできません。頭のなかで1文字ずつ追いかけていれば、それは実質音読しているのと同じだからです。 そういうわけですから、「とにかく音読はしない」という意識の有無で、速読のトレーニング効果は大きく変わってきます。ぜひ覚えておいてください。 ◆脳内音読への対処法についてはコチラの記事もどうぞ 速読術 速読をマスターしたいなら音読は今すぐ止めよう!黙読のススメ  トレーニング前に基本的な読書のルールを理解しておく 読書スピードの遅い人は、ただ並列処理に慣れていないだけではありません。基本的な読書のルールを理解していないというのも、読むのが遅くなる大きな原因になっています。 具体的なルールとしては、主に以下の3点に留意すれば、それだけでも読書スピードは間違いなくアップするはずです。 ・目次に目を通して、概要を理解してから本文を読む ・まえがきで、著者の主張を汲み取る ・基本的な文章構成を理解しておく まず目次に関してですが、本を速く読みたい人は、本文の前に必ず目を通しておきましょう。なぜならば、よくできた目次を読むと、それだけで本の概要が理解できるからです。 本の概要を理解したうえで読みはじめれば、多少難解な箇所があっても、途中で話を見失わずに済みます。 また、いつ読み終わるかがわからない状態は、読者に大きなストレスを与えます。その点、「今、ちょうど中間点だな」とか「いよいよ最後の章か」など、残りの文量がわかっていれば、途中でストレスを感じません。 そういった意味でも、目次はとても重要な役割を果たしてくれます。 なお、まえがきと基本的な文章構成については、別記事で詳しく解説しています。ぜひそちらの記事も読んでみてください。 速読術 頭の良い人が実践している9つの読書術とは?効率的に知識を得る読書術のご紹介 まとめ 速読をマスターするには、複数の文字をまとめて処理する「並列処理」の能力が欠かせません。並列処理と聞けばなにやら大変そうなイメージを受けますが、きちんと段階を追ってトレーニングすれば、誰でも必ず身につけられます。 なお、具体的なトレーニングについて知りたい方は、Zoom体験会で詳細を確認できます。実際に体験すると、並列処理と速読に対する「むずかしそう」というイメージが、キレイに払拭されるはずです。ぜひ、お気軽にお試しください。 ### 【レベル別】英語力が劇的に向上する勉強法を紹介 世の中は、何十年も前から、英語ブームとでもいうべき状態です。本屋にいけば英語の参考書がズラリと並べられ、英会話学校も選びきれないほどあります。さらに2020年の教育改革により、小学校での英語授業もスタートしました。 しかし、これだけ英語を学ぶ環境が整っているにもかかわらず、英語力が劇的に向上したという話は一向に聞こえてきません。 私は、こういう停滞した状況を引き起こしているのは、レベルに応じた適切な勉強法という概念が不足しているからだと思っています。自分のレベルを的確に見極め、ムリのない勉強法に取り組めば、今よりもよい結果を出せるはずです。 そこで今回は、すべての人に当てはまる英語学習のコツを紹介したあと、レベル別の学習法を解説していきます。 英語力を大きく向上させる5つのコツ 英語の勉強となると、多くの人が背伸びをして、むずかしいテキストを選びがちです。現在自分が高校2年生だとしても、英語力まで高校2年生とは限りません。これまでの英語との付き合い方によって、英語のレベルには個人差があって当然です。 自分のレベルを客観的に分析して、ムリのないレベルから勉強をスタートさせるのが、英語力を向上させる大きなポイントになります。 とはいえ、誰にでも共通する学習のポイントだけは、レベルを問わずに必ず押さえておくべきです。そこで、ここでは、すべての人に共通する「英語力を大きく向上させる5つのコツ」を紹介していきます。 発音を軽視しない 日本人の英語学習者は、発音を軽視する人が非常に多いです。しかしじつは、発音の理解度によって、英語学習を構成する4技能の出来が大きく変わってきます。 スピーキング リスニング リーディング ライティング まず発音がスピーキングに大きく関係するのは、誰でも容易に想像できるでしょう。リスニングもそうです。正しい発音を知らなければ、意味云々の前に、なんといっているのかが聞き取れません。ここまでは、誰でも理解できます。 しかし、リーディングとライティングにも、発音が大きく関係しているとなると、多くの人がピンとこないようです。 文章を読みながら、脳はインプットした英文を一瞬のうちに処理していきます。その際に、英語の読み方がわからないと、脳はスムーズに文章を理解できません。もちろん実際に声は出しませんが、脳の仕組み上、スラスラ読めない英文はスラスラ理解できないのです。 これはライティングでも変わりません。正しい読み方を知っているからこそ、スムーズに文章を組み立てられるんですね。そういうわけですから、ぜひできるだけ早いうちに、発音の勉強へ取りかかってください。 まずは中学の英単語と文法をマスターする いうまでもなく英語の基礎は、英単語と文法です。これから英語学習を独学で進めていけるように、まず中学レベルの英単語と文法を身につける必要があります。 しかしノンネイティブである私たちが、ネイティブのように完璧な単語力と文法知識を身につけるのは、正直いって相当厳しいです。 そうなると、学習範囲の設定がとても重要になってきます。単語と文法をどこまで勉強すればいいのかを事前に決めておかないと、いつまで経っても単語と文法の勉強から抜け出せません。 英語をある程度自由に扱うには、最低でも10,000〜15,000語の英単語と、英検準1級程度の文法知識は必要です。しかし、これも、どれくらいの英語力を目指すかで変わってきます。 友達と簡単な会話をするくらいなら、中学レベルまで押さえておけば十分でしょう。ビジネスでバリバリ使うなら、ビジネスに特化した表現をたくさん覚える必要があります。 いずれにせよ、まずは中学の英単語と文法を、しっかりと理解しておきましょう。そうすれば、あとからいくらでも調整できます。 ◆英単語の覚え方についてはコチラの記事もどうぞ 英会話 英単語が覚えられないなら、英単語のイメージ化がオススメ! 目と耳両方を使って勉強する 英語力を大きく向上させたいなら、ぜひ目と耳の両方を使って勉強してください。よく単語帳を黙々と読んでいる人をみかけますが、非常にもったいないと思います。 どうせ英単語帳をやるなら、お手本のリスニングと音読も両方おこなうべきです。目と耳両方を使った勉強法最大のメリットは、なんといっても、その記憶への残りやすさでしょう。 脳は、繰り返しとインパクトによって、より深く記憶する仕組みになっています。何回も復習をすればそのぶん記憶に残るし、強いインパクトを伴った情報はいつまでも忘れません。 例文のリスニングや例文音読をすれば、自然と復習回数が増えます。さらに、視覚と聴覚両方からインプットするので、より強く記憶に残るわけです。 もちろん、英単語帳だけでなく、これはすべての英語学習に当てはまります。また音読(シャドーイングなども含む)をすれば、スピーキングのトレーニングにもなるので、ぜひ積極的に取り組んでみてください。 ※リーディング時の音読は、原則NGです。詳細は以下の記事でご確認ください 速読術 速読をマスターしたいなら音読は今すぐ止めよう!黙読のススメ  英語力向上最大のコツは「モノマネ」 ここまで何回も、英語学習の基礎は、単語と文法であるとお伝えしてきました。しかし、私たち日本人の英語学習者に1番不足しているのは、間違いなく「お手本のモノマネ」です。 あなたが赤ちゃんだった頃を思い出してください。両親との会話のなかで、いつも一緒にいるのはお父さんとお母さん、外を走っているのは車といったように、ひとつずつ言葉を覚えていったでしょう。 つまり、ネイティブのモノマネをしながら言語を習得するのが、もっとも自然な流れなんです。もちろん私たちは幼児と違い、日本語で思考し理解するよう、すでに脳ができあがっています。だからこそ、最初に英単語や文法を、日本語で学んでいくわけです。 ただ、それにしても、日本人はモノマネをしなさすぎでしょう。英語をマスターしたいなら、私たちはもっともっと、ネイティブのモノマネを取り入れていくべきです。(ただし、モノマネの前に、発音の習得は不可欠) スキマ時間を上手に活用 英語学習の内容ではなく、今度は英語学習を継続するために必要なポイントを、ひとつお話ししておきます。それは、スキマ時間の活用です。 英語学習は、1か月だけやればそれで終了というものではありません。少なくとも年単位の学習が必要です。そうなると、やはり途中で挫折する人も出てきますよね。1日2〜3時間、英語を勉強し続けるのは、誰だって大変ですから。 しかも多くの人は、毎日仕事や家事に追われ、とても忙しいはずです。当然、まとまった学習時間を確保するのは、なかなか大変だと思います。であれば、通勤時間・食後の休憩時といったスキマ時間をうまく活用するしかありません。 電車のなかでスマホをみる代わりに、洋書を読みましょう。家事をしながらリスニングをするのもオススメです。とにかく、時間は自分でつくるしかありません。スキマ時間を活用して、ムリなく勉強を続けてください。 ◆スキマ時間の活用法についてはコチラの記事もどうぞ 英会話 英語の習得に必要な勉強時間は?1,000時間説の真相と学習効率アップ術 【初級】【中級】【上級】オススメのレベル別学習法を紹介 ここからは、初級・中級・上級にわけて、オススメのレベル別学習法を紹介していきます。 もちろん、今回紹介する学習法以外にも、英語力向上に有効なアプローチはたくさんあるでしょう。「必ずこれをやるんだ」などと気負わずに、ひとつの目安として、参考にしていただければと思います。 初級者が英語力を向上させるには、基礎の習得がポイント 英語の初級者といっても、まったく英語力がゼロの人もいれば、中学レベルならなんとかOKという人もいます。目的までの勉強量は違いますが、初級者はとにかく最低限の英単語と文法を身につけるのが最優先です。 学生時代に英語の勉強はサボっていたという人でも、中学レベルの単語帳と文法書をひと通り復習すれば、「英語がまったくわからない」というレベルはすぐに脱出できるでしょう。 問題は、そこからです。そこからの勉強方法は、英語を学習する目的によって大きく異なります。かりに大学合格が目的なら、スピーキングやライティングは後回しです。英単語帳を何冊も繰り返しながら、文法の問題集を仕上げていくのが王道の勉強法になります。 これはTOEICや英検などの、資格試験でも同じです。資格ごとに出る英単語の傾向が異なるため、専用の単語帳と公式問題集を何回も回していきます。 また海外赴任などで急に英語が必要になった場合は、こういった基礎的な勉強をやっている時間がありません。緊急措置として、ビジネス英語、とくに専門用語に絞って暗記してしまうのが1番役に立つと思います。 いずれにしても、初心者の場合は最初に中学英語を固めて、そこから目的に応じた応用学習へ移行するパターンが基本になってくるでしょう。 中級者にオススメの英語力向上法 レベルを問わず、目的によって最適な英語学習法は変わってきます。ただ中級者の場合、やることは比較的シンプルであり、大きく以下の2つに注力するようになるでしょう。 中学レベルの英単語と文法を高校レベルに引き上げる 基礎学力を体に染み込ませる 中級者の定義はむずかしいのですが、TOEIC600〜750点、英検なら2級〜準1級くらいを中級者と定義します。そうなると、英単語で約7,000〜8,000語、文法なら上記試験に合格できるレベルにまで、引き上げなければなりません。 やることは、初級者と同様、英単語帳と文法書(高校レベル)がメインになるでしょう。またここからは、音読をフル活用して、基礎知識を体に染み込ませていきます。 記憶に残りやすいので、英単語の暗記に音読は欠かせません。さらに慣れれば、単語や文法事項をみれば、パッと口から出てくる状態にまでレベルアップできるはずです。 なお、このレベルで使用するテキストは、なるべく少なくしてください。いろいろなテキストを食い散らかすのは最悪です。ぜんぶのテキストが中途半端になってしまいますからね。それよりも、厳選したテキストを徹底的にやり込みましょう。 ◆受験英語についてはコチラの記事もどうぞ 英会話 高校・大学別「受験に必要なオススメ英単語帳」3選 上級者なら生きた英語で英語力を向上させよう 中級者の壁を打ち破り、上級者になったら、もうテキストは捨ててしまいましょう。テキストで学べる英語は、言葉は悪いですが、理解しやすくつくられた偽物です。実際には、あれほどゆっくりクリアーに喋る人はいないし、騒音ひとつない環境でのリスニングなどあり得ません。 その証拠に、TOEIC900点の人でも、ドラマや洋楽はまったく聞き取れないという人がたくさんいます。 せっかく英語の知識をたくさんもっているのですから、生きた英語に触れる時間を増やして、より実践的な英語学習へ切り替えるべきです。 具体的には、洋書・動画・洋楽・オンライン英会話などが、候補にあがるでしょうか。もちろん、アプリなどを活用してもいいですし、英作文をネイティブに添削してもらうのもよい方法です。 もし可能であれば、英語を仕事にすると、英語力は思い切り向上します。クラウドソーシングなどを利用すれば、わざわざ転職しなくても、副業で翻訳などの業務を請け負うことも可能です。興味のあるかたは、ムリのない範囲で、いろいろと挑戦してみてください。 ◆さまざまな勉強法についてはコチラの記事もどうぞ 英会話 【英語初心者向け】社会人にオススメの英語勉強法と挫折しないコツとは まとめ 冒頭でもお話ししたように、日本は英語学習大国です。学校では合計で10年近く英語を勉強し、卒業後も英語を勉強する環境はいたるところにあります。 しかし世界的にみても、英語を使いこなす日本人は、本当に少数しかいません。私は多くの英語学習者が、自分のレベルに応じた適切な勉強をしていないところに、大きな問題があると考えています。 今回は、レベルに応じた学習法のポイントを初級・中級・上級に分類して、ご紹介しました。あくまでも一例でしかありませんが、紹介したポイントを守れば、必ずよい結果をもたらすはずです。 なお私ども瞬読では、英単語学習が苦手な人のために、「瞬読英単語」のサービスを提供しています。右脳によるイメージ化を使った英単語学習は、いちど覚えたらなかなか忘れないと、受講者からも大評判です。興味のあるかたは、お気軽にご確認ください。 ### 代表山中が「ワンダーキャンプ・フェス」のMCを務めます 「ワンダーキャンプ・フェス」のMCを代表山中が務めさせていただきます! おひとり様からファミリーまで、たくさんのご参加をお待ちしております!! 詳細、申込みは、コチラ ### 年収を上げるために最優先で身につけるべき6つのスキルとは 終身雇用が崩壊した現在の日本で年収を上げるには、自分の市場価値を高めていくしか方法はありません。しかし、具体的にどうやって市場価値を上げていけばいいのか、悩んでいるかたも多いはずです。 そこで当記事では、年収を上げるために必要なスキルを「社内での昇進」と「転職」にわけて、紹介していきます。 社内での評価を高めていくのもよし、よりよい条件での転職を選ぶのもまたひとつの考え方です。今回の記事はどちらの人にも役立つ構成になっていますので、年収アップを狙っている人は、ぜひ参考にしていただければと思います。 年収を上げるならあなたはどちらを選ぶ「社内で昇進」「転職」 ひと言で年収を上げるといっても、「社内で昇進」「転職」どちらを狙うかで、身につけるべきスキルは変わってきます。なので、取得するスキルを選ぶ前に、まずは将来の方向性を明確にしましょう。 今の会社に勤めながら年収を上げるなら、なんとかして昇進するしか方法はありません。年功序列が崩壊したといっても、まだまだ日本は年齢と役職がリンクしている世界です。 厚生労働省のデータ※をみると、現在課長として働いている人が、部長クラスに昇進できれば、年収で約210万円もアップします。ただ、高齢化が進み役職に空きがない現状を考えると、部長クラスに昇進できるのは、ひと握りの人だけでしょう。(会社によって差はありますが) また、50歳を超える頃から役職定年が実施される企業も多く、社内での年収アップにはどうしても限界があります。 そうなると、残るは転職です。条件のいい会社にうまく転職できれば、年収の大幅アップが期待できます。ただし、通常転職をすると、今よりも条件は下がるケースがほとんどです。好条件での転職は、よほど突出したスキルや実績がない限り、成立しないと思ったほうがいいでしょう。 このように、どちらの道にも、メリットとデメリットがあります。自分の適性を考えて、将来の方向性をじっくりと検討してみてください。次の章では、年収を上げるために必要なスキルを、「昇進」と「転職」にわけて紹介していきます。 ※参考:令和3年賃金構造基本統計調査の概況 ◆年収をアップするには速読がおすすめ!右脳速読トレーニングについて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 社内での評価を上げるための必須スキルTOP3 前述のとおり、社内で年収をアップさせるには、昇進を狙うのが基本です。昇進のためには、会社の上司からよい評価を受ける必要があります。ここでは、社内での評価を上げるために有効なスキルを3点紹介していきます。 社内での評価を上げるために有効なスキル ポータブルスキル 人脈構築 マネジメントスキル なお、年収が高い仕事に就けるオススメの資格については、以下の記事にまとめてあります。こちらも、ぜひ参考にしてください。 速読術 年収の高い人を目指すなら!狙い目の資格TOP10 ポータブルスキル ※参考:ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール) ポータブルスキルとは、業種や職種が変わっても持ち運びができる、いわば仕事をするうえで必要なスキルの総称になります。社内で評価されるには、まず揺るぎない「ポータブルスキル」を身につけるのが先決です。 年収アップを狙うレベルの人材なら、専門知識や専門技術といった専門スキルをもっているのは、もはや当たり前。それよりも、専門スキル以外の「仕事のしかた」や「人との関わりかた」のほうが、企業では重視されるものです。 もし自分のポータブルスキルに不安があるならば、厚生労働省のサイト※から閲覧できるテキストや動画で、勉強してみてはいかがでしょうか。 また、どこにでも持ち運びができるというのは、転職にも有効という意味でもあります。社内・転職問わず、ぜひ最優先で学ぶようにしてください。 ※ミドル層のキャリアチェンジにおける支援技法 人脈構築 人脈の構築は、あなたの市場価値を決める大事な要素のひとつです。一般的に人脈といえば、仕事関係、いわゆる社外での人脈を指すことが多いように思います。 実際のところ、将来転職や起業をする際に直接力になってくれるのは、圧倒的に社外で培った人間関係です。転職の際も、業界における人脈の広さが大きく評価されます。 とはいえ、企業内で働く限りは、社内人脈も決しておろそかにはできません。日頃から同僚を気遣い、円滑に仕事が進むように丁寧なサポートを心がけてください。そうすれば、あなた自身も周囲から力を貸してもらえ、仕事で結果を出しやすくなります。 また社内での評判を上げておけば、たとえ職場を離れたとしても、多くの人があなたの味方になってくれるでしょう。少なくとも、敵になって、足を引っ張るようなことはないはずです。 いずれにしても、人脈を構築するには、まず相手の役に立つ意識が必要です。リターンはあとから返ってくるものと考え、まずはいろいろな場所に顔を出し、信頼される「GIVER(与える人)」を目指していきましょう。 マネジメントスキル 前述のとおり、社内で年収を上げるなら、昇進が不可欠です。そのためには、部下やプロジェクトチームを有効に機能させる「マネジメントスキル」を身につけなくてはなりません。 自分一人で実績を出す力とチームを勝たせる能力は、まったく異質のものです。そこに気づかない限り、社内での年収アップは厳しいと考えてください。 よほど高額なコミッション制度でもあれば別ですが、ひとりで得られる利益には限界があります。だから、他人をうまくマネジメントして会社に大きな利益をもたらす人には、それだけ大きな年収が支払われるのです。 社内での評価を高めるには、マネジメントスキルを鍛えて、できるだけ高いポジションを狙っていくのがもっとも確実な方法といえます。 人生100年時代は転職がマスト。オススメ転職向けスキルTOP3 ここまで、社内で必須のスキルについて解説してきました。しかし、70歳以降の労働が当たり前になる人生100年時代においては、いずれ転職(起業)を視野に入れる時期が必ずきます。 そのときにいきなり準備しても、到底間に合いません。転職を意識しているかたは、ぜひ今のうちから3つのスキルを学んでおきましょう。 オススメ転職向けスキル 専門スキル ITスキル 語学力 上記は、転職・起業どちらにも必須のスキルばかりです。3つすべてをマスターするつもりで、取り組んでみてください。 専門スキル 転職を考えているとすれば、まず問われるのが専門スキルです。景気がよい時代であれば、経験の浅い人でも転職の可能性はもう少し高かったでしょう。ところが、現在は企業自体に、経験不足な人を教育するだけの余裕がありません。 一方で即戦力となる専門スキルがあれば、年齢や性別関係なく、条件のよい転職が期待できます。人材不足に悩む中小企業やベンチャー企業を候補に入れれば、転職の可能性は大きくアップするでしょう。 また業種ではなく、経理・人事・営業といった、職種からスキルを掘り下げるのもよい考えだと思います。業界自体の知識がなくても、経理や営業に精通していれば、必要としてくれる企業は比較的簡単にみつかるはずです。 いずれにせよ、専門スキルは転職の絶対条件になります。自分の専門分野をできるだけ早く決めて、しっかりと準備をしておいてください。 ITスキル 現時点で自分のスキルに不安がある人は、ぜひITスキルの習得を検討してみてください。ひと言でITスキルといっても、以下のようにさまざまなスキルが考えられます。 プログラミング Webマーケティング PCの知識 インターネットの知識 ネットワーク/データベース IT業界で働くのでもない限り、ネットワークの構築や運用といったエンジニア系のスキルは、さすがに必要ないでしょう。しかし、PCの操作やWebマーケティング、簡単なコーディング程度は身につけておいて決して損はありません。 なかでも、Webマーケティングの知識は、これからのビジネスに不可欠です。コロナ騒動をきっかけに、対面販売からオウンドメディアでの販売へ、完全に流れが変わりました。 なので、ネットビジネスで必要なマーケティング・集客・広告・コンプライアンスなどに精通していれば、さまざまな業界から引く手あまただと思いますよ。 語学力 転職に有利なスキルとして、個人的に「語学力」を強くオススメします。中国語やヒンディー語なども狙い目ですが、やはりビジネスの場では英語での商談が主流です。 英語力があると、外資系企業への転職も視野に入ってきます。ご存知のように、一般的に外資系企業は、徹底した成果主義です。結果さえ出せれば、日本の企業では考えられないような待遇も期待できます。(その代わり、結果が出なければすぐに解雇という厳しい世界です) また、グローバル化を目指す日本の企業も、英語のできる人材を求めています。というか、もはや英語ができない人材は、よい企業への転職はできないと考えておくべきです。それくらい、今の日本企業は、海外とのやり取りが必須になっています。 なお、これまで英語力といえば、スピーキングよりも読み書きの能力が重視されてきました。しかしこれからは、オンライン面談でのスピーキング能力が、よりいっそう問われるようになるでしょう。 少なくとも自分の専門分野については、英語で自由にやり取りできるレベルに、なっておきたいですね。 ◆社会人の英語学習法についてはコチラの記事もどうぞ 英会話 【英語初心者向け】社会人にオススメの英語勉強法と挫折しないコツとは ライバルに差をつけるには!差別化に最適な5つのスキル ここまで社内・転職、それぞれ必要なスキルを紹介してきました。ただ、ライバルと差別化を図るには、現在(もしくは近い将来)注目されている「旬のスキル」にも、貪欲にアンテナを張っておかなければなりません。 そこで最後に、差別化に最適な5つのオススメスキルを紹介していきます。 差別化に最適な5つのオススメスキル Webデザイン 動画関連 プログラミング AI活用 健康・体力 それでは、ひとつずつ解説します。 Webデザイン Webデザイナーは、依頼された個人や企業のWebサイトを作成するのが主な仕事になります。 コロナウイルスをきっかけに通販やECサイトでの売買が増えると、これまであまりWeb展開に積極的でなかった企業も、こぞってネット販売に乗り出しました。そのため、Webデザイナーの需要は、これからもますます増加すると考えられます。 ただし現在では、個人でも手軽に作成できる、良質なWebサイト作成サービスも普及しつつあります。そのため、集客や売上につながるサイトの設計ができないと、受注競争に勝つのはなかなかむずかしいでしょう。 また、残念ながら競合が多い分野なので、Webデザイン単体スキルだと年収はそれほど伸びません。Webデザインで年収を上げるなら、プログラミングや動画編集といった関連スキルも積極的に学ぶ向上心が必要です。 動画関連 動画編集や動画作成など、動画関連のスキルも、身につけておいて損はありません。一昔前は、情報発信といえばブログでした。しかし最近ではスマホで情報をみる人が増え、長文の情報はとにかく嫌われがちです。 YouTubeの台頭もあり、今や動画によるプロモーション抜きにビジネスは成り立たないといっても、決して大げさではありません。 もちろん、TwitterやInstagramといったSNSでも、動画ニーズは高いです。さらに通常の動画作成だけでなく、これからはVR・MR(仮想世界)のクリエイター需要もどんどん増えてくるでしょう。 また、最近ではTikTokやYouTubeショートのような、60秒程度のショートムービー需要も激増しています。商品やサービスの魅力を短時間にうまくまとめられる「ディレクタースキル」があれば、確実に年収アップが見込めるはずです。 クリエーター業務に興味のあるかたなら、動画関連は狙い目ですよ。 プログラミング 前述のとおり、これからますますWeb上でのビジネスが盛んになっていきます。そうなれば、当然Webサービスを実際につくっていくプログラマーの需要も激増していくでしょう。 しかも、市場規模に対して優秀なプログラマーは少なく、圧倒的な人材不足が慢性的に続いている状況です。そういった状況をみる限り、市場で求められるスキルをしっかりと身につけておけば、今後も仕事に困ることはまずないと考えられます。 ただしWebサービスなのかアプリなのか、ひと言でプログラマーといっても、ジャンルによって必要な言語やスキルは大きく異なります。自分の適性と方向性を明確にしておかないと、大きく遠回りをしてしまうかもしれません。 また、いつまでもプログラミング作業にだけ従事していると、年収のアップは正直かなり大変です。プログラミングの実装だけなら、企業はどうしても、報酬額を抑えるために若い人材を優先しますので。そうなると、加齢とともに安定した収入を確保するのが、むずかしくなってきます。 それよりは、プロジェクト全体を統括するディレクターや、工程を一式で請け負うフリーランスなどを視野に入れて、早い段階から準備をしておくべきです。 AI活用 最近、社会生活を根底から変えてしまう技術として、「AI(人工知能)」が話題になっていますよね。現時点ではまだまだ不透明な部分も多いのですが、AIエンジニアのようにAIで商品やサービスをつくりだす側になれれば、今後年収が大幅にアップするかもしれません。 おそらく現存する仕事の多くは、AIの発達とともにどんどんAIに奪われていくはずです。マッキンゼージャパンの報告書※をみると、2030年までに既存事業の27%が自動化され、約1,600万人分の雇用がAIに代替されると予測されています。 もちろん、AIによる単純作業の効率化によって、これまでとは違った分野の仕事が新たに生まれてくるでしょう。AIエンジニアも、そのひとつです。 AIに仕事を奪われる前に、AI活用のスキルを身につける。まだ競合の少ない今なら、年収を上げるスキルとして、非常に有望だと思います。 ※参考:The future of work in Japan 健康・体力 最後にお伝えしたいのが、「健康と体力維持」の重要性です。よく50歳をすぎると脳の働きが衰えるといいますが、現在ではまったくの誤解であることがわかっています。東北大学加齢医学研究所教授の瀧靖之氏によると、脳は何歳からでも成長できるそうです。 それよりも、暴飲暴食や運動不足による、肉体の衰えのほうが問題でしょう。 前述のとおり、60歳や70歳になっても、思考力や判断力に大きな衰えはありません。その代わり肉体の衰えによって、多くのデキるビジネスパーソンが、ビジネスにもっとも重要な「行動力」を失っていきます。 これからは、人生100年時代がスタンダードです。今後は、70代・80代でもバリバリ働くのが当たり前になってくるでしょう。そうなると、ヘタな知識やスキルよりも、「いかに健康で体力があるか」が重要になってきます。 70歳をすぎてもバリバリ働けるように、バランスのよい食事と定期的な運動を、ぜひ習慣化していきましょう。 まとめ 今回の記事では、便宜上、社内での昇進と転職に必要なスキルをわけて紹介しました。しかし実際のところをいえば、社内・転職で紹介した6つのスキルは、どんな状況においてもすべて必要なスキルばかりです。 年収を上げるスキルを探しているならば、まずこの6つを全部身につけるくらいの気持ちで、スキルの習得に取り組んでみてください。さらに余裕があれば、差別化に有効なスキルにも、少しずつ手を広げていきましょう。そうなれば、必ず年収はアップするはずです。 ### マケブラ著者祭り参加者限定!瞬読式ノート術も体験できる「瞬読特別セミナー」   瞬読式ノート術も体験できる瞬読特別セミナー 日  時:2022年6月11日(土)19:00~21:00 開催方法:オンライン(Zoom) 講  師:瞬読講師 畑井 ※山中恵美子ではございませんのでご注意ください 参加資格:マケブラ著者祭り参加者 ※詳細は →コチラ 参 加 費:マケブラ著者祭り参加者特別価格 9,800円(税込)   従来の速読とは違う、全く新しい速読法「瞬読」 体験レッスンを受けた5,123人中5,087人※1の99.3%が 読書スピード2倍以上にアップ! (※1 2018年10月~2020年3月までの体験会合計参加者数の中で返金しなかった人) あなたも、たった1回のセミナー参加で、読書スピードを2倍にしてみませんか? 瞬読はこんな方におススメです。 ● 仕事上で沢山書籍を読まなければいけない人 ● 論文や文献を早く読めるようになりたい人 ● 資格取得のために勉強をしなければいない人 ● 受験やテストで問題文を早く読みたい人 ● 英文など外国語文章を早く読みたい人 ● 読んだ本の内容をしっかりと記憶したい人 ● 膨大な参考書を読まないといけないが時間がない人   そして、今回、マケブラ著者祭り参加者限定で、 どこよりも早く、 7/22発売予定の瞬読シリーズ5冊目「たった1分見るだけで頭がよくなる 瞬読式ノート術」(SBクリエイティブ)の内容をご紹介。 このメソッドを体験していただけます! 本を読んだりセミナーを受けたりしても、内容が頭に残らないという方、ぜひご体験ください! 申込みについて ・お支払いは原則、クレジットカードにてお願いいたします ・お客さまのご都合によるキャンセル・返金はいたしかねます ・特別企画のセミナーのため別日開催はございません ・アーカイブ配信はございません 申込みはコチラより 瞬読特別セミナーに申し込む ### 「1分間瞬読ドリル」読売新聞様に掲載いただきました   「1分間瞬読ドリル」、読売新聞に掲載いただきました! ありがとうございます! 皆さんも読売新聞をお手にとられた際は、 ぜひチェックしてみてくださいね ### 5/27(金)・28(土):マケブラ著者祭り   「なぜあの人は、夢を実現しビジネスの成功とベストセラー本と出版を果たしたのか?」 そんなヒントがたくさん詰まった学びたっぷりの二日間。 人気作家からマーケティングと​ブランディングの本質を学ぶ、 『マーケティング&ブランディング著者祭り』に代表山中が登壇させていただきます! オンライン開催、参加費無料のイベントです! ※参加には、参加費無料のfacebookグループへの登録が必要。 イベントは、二日間、5月27日(金)、28日(土)20時〜22時30分の開催。 山中は、28日(土)21:40~頃登壇の予定です(変更の可能性もございます) 詳しくはこちら ### 7/29(金) 大和伝正「特別講演会」に登壇します 代表山中が瞬読を生み出すにあたって、脳科学のことを学ばせていただいた西田文郎先生。 その西田先生が、『八紘一宇』を理念として建国した2682年続く歴史を持つ「世界唯一の和の愛の国」である日本の大切さ、日本人の感謝心である「大和の心」の素晴らしさ、両親・先祖に感謝する「大和の魂」を未来に伝承伝達したいという想いを持って発足された「大和の会」の特別講演会に登壇させていただくことになりました! 皆様のご参加を心よりお待ちしております。 大和伝正「特別講演会」 日  時:7月29日(金)13時~19時 参加料金:特別講演会のみ22,000円(税込)      特別講演会+懇親会44,000円(税込) 開催場所:雅叙園東京 詳細・申込みページ ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.94】神奈川県 芳賀覚さん(個人事業主 50代)   今回は、瞬読2級トレーナーの芳賀さんに登場していただきました。 経営やマーケティングの勉強のために始めた瞬読で、どうしてトレーナーにまでなろうと思われたのか。 詳しくお話しをお伺いしてみました!   瞬読スタッフ 瞬読はじめたきっかけを教えていただけますか? 経営やマーケティング関連の本をたくさん読みたいと思ったことがきっかけでした。 大分昔にトライしてマスターできなかった速読に関する情報をネットで調べました。 今はたくさんの速読教室がありますね。その中から受講者の体験談がたくさん掲載されていた瞬読を選びました。 実は3年位前、瞬読の広告をよく見かける機会があり、その頃にも興味を持っていましたが、仕事が忙しくあきらめていました。 芳賀さん     瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 3ヶ月で1冊30分で読めるようになりました。 それにより、積読で部屋に溜まった本を片付けるのに役にたっています。 またそれ以上に脳トレの効果を感じています。 家族から近年もの忘れが多いことを指摘されていましたので、瞬読でその効果も密かに期待していました。 そのため瞬読開始と同時に有料の脳トレアプリを開始しましたが、1ヶ月でみるみるスコアが上昇しました。当初よりも3倍位になりました。 プレインスパークをやった後だと顕著に頭の回転がよくなりますね。実際もの忘れが減った実感があります。 またイメージ脳である右脳が活性されたことで、夢を見ることも増えました。 芳賀さん   瞬読スタッフ 2級トレーナーになろうと思われたきっかけはなんですか? 瞬読をマスターするためのモチベーション維持に目標としてチャレンジしてみました。 申し込んだ時点では、開始して1ヶ月位だったので、当然まだ瞬読が身についていませんでした。 それから1ヶ月経過してもアウトプットがうまくいかず、テスト日まで日数がせまる中、かなりあせりました。 〆切効果なのか、なんとか駆け込みで規定レベルまで引き上げることができました。 芳賀さん   瞬読スタッフ 瞬読の好きなところ、いいなと思うところなどはありますか? 瞬読はトレーニング自体がとてもシンプルで、効果的な内容だけに絞っているのが気に入っています。 速読をマスターするにはトレーニングをいかに楽しく継続するかにかかっていると思います。 難しかったり面倒だったりするトレーニングは続きませんね。 また、ゼロトレや相談会(受講生向けのイベントのこと)も頻繁に開催していただき、助けていただきました。 受講者さん同士のコミュニティも心地良い空間となっていて、とても素晴らしいです。 本当にトレーニングを続けやすい環境が整っています。 芳賀さん   瞬読スタッフ 級トレーナーとしての意気込みなどありましたらお願いします 2級トレーナーとして、自分の経験を新しく始めた方に還元させていただく機会があれば嬉しいと思っています。 芳賀さん   瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 速読はトレーニングを継続できれば、身につけられるスキルです。 瞬読の体験会に参加していただいて、楽しいトレーニングを体験してみてください。 自分の新しい世界を開くことができますよ!! 芳賀さん トレーナーを目指される方は、 「自分自身が瞬読を習得するときにトレーナーさんたちに支えてもらったので、自分も同じように受講生さんの力になりたい」 という志望動機の方が多いです。 芳賀トレーナーの今後のご活躍も楽しみです! ### 6/21(火) ほめ育×量子力学×瞬読×波動調整セミナー「開運を引き寄せるエネルギーの高め方」 6/21(火)ほめ育×量子力学×瞬読×波動調整セミナー「開運を引き寄せるエネルギーの高め方」の開催が決定しました! 代表山中がパネラーとして参加させていただきます。 当日視聴できない方には、録画配信があります。 電子書籍やオンラインセミナー参加の豪華参加特典もありますので、お見逃しなく! ほめ育×量子力学×瞬読×波動調整セミナー 「開運を引き寄せるエネルギーの高め方」   開催日:2022年6月21日(火) 開催時間 :19:00〜21:00(18:30開場)※30分前からzoomにつながります。 開催場所:zoomセミナー ※zoomリンクはメールにてご案内いたします。 参加費: 無料 <定員400名> 詳細・参加申込みはこちら ### 山中恵美子セミナー・イベント・TV出演情報 セミナー・イベント情報 \クリックすると詳細を見ることができます/ ### 「1分間瞬読ドリル」アマゾン・楽天市場の総合ランキング上位入り!   1/11にダイヤモンド社から発売された「1分間瞬読ドリル」ですが、 4/30テレビ番組『土曜はナニする!?』が放送された後、Amazonの書籍総合ランキング6位、楽天市場の総合本ランキング12位入りを達成いたしました! Amazonでは、カテゴリ別でも「脳・認知症」カテゴリで1位、「自己啓発」カテゴリで5位入りを達成しております。 読者の皆様をはじめ、たくさんの皆様のご支援、ご協力に心より御礼申し上げます。 引き続きご愛顧をいただければ幸甚でございます。   また、ダイヤモンド 書籍オンラインでも書籍に関する記事が連載されています。 ご興味のある方は是非ご覧ください。 https://diamond.jp/category/s-ShundokuDrill   ■『1分間瞬読ドリル』の紹介 ● 著書累計15万部超の著者による第四弾は「脳トレ」 ● ドリルなのにくり返し使えて、答えられなくてもOK ●  問題を見るだけで脳がみるみる変わっていく ●  10歳から100歳まで、誰でもできる! ●  シニア層は認知症予防に、子どもは学習脳に!   ■『1分間瞬読ドリル』の概要 名  称: 見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル 著  者:山中恵美子 販売料金:単行本 1,430円/Kindle版(電子書籍)1,158円 Amazon販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4478114870 ### テレビ番組『土曜はナニする!?』(関西テレビ放送:カンテレ/フジテレビ系全国ネット) で瞬読が紹介されました! 4/30(土)8:30~ 関西テレビ放送:カンテレ/フジテレビ系全国ネット テレビ番組『土曜はナニする!?』の「予約が取れない10分ティーチャー」で、瞬読が紹介されました!   司会の南海キャンディーズ山里さんやゲストさんたちに 瞬読トレーニングを体験していただきました! みなさん、とても楽しんでお答えいただき大いに盛り上がりました。     楽しみながら脳トレができてしまう瞬読は お子さまからシニアの方まで幅広い年代の方におススメです。 本を速く読めるようになるだけではなく、 直観力、判断力、動体視力なども全ての能力がアップします。   番組を観て瞬読が気になった方は、 ぜひ体験会にご参加くださいね♪   無料で体験してみたい方は 瞬読webオンライン体験会 より詳しい情報を知りたい方は 瞬読zoom体験会 山中恵美子公式LINEにて最新情報をお届けしています。 ### オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 受験や資格試験を間近に控えている人にすれば、効率のよい暗記ができるかどうかで、人生が決まるといっても決して大げさではないでしょう。 しかし、勉強した内容を闇雲に暗記しようとしても、おそらく予定の半分も進まないはずです。本気で暗記をしたいのなら、まずは効率的な暗記の方法を身につけなければなりません。 今回の記事では、誰でもムリなく暗記ができる9つの方法と、暗記の効率を爆アゲするコツについて解説していきます。タイプ別のオススメ暗記法にも触れていくので、これから暗記学習に取り組む予定の人は、ぜひ参考にしてください。 暗記が苦手な人には必ずなんらかの原因がある 効率的な暗記の方法を紹介する前に、暗記を苦手と感じる原因をきちんと理解しておく必要があります。暗記が苦手な原因をそのままにしておけば、いくら効率のよい暗記の方法を知っても、思うように暗記は進みません。今回を機に、暗記に対する苦手意識を払拭してしまいましょう。 暗記を妨げる3つの原因 記憶のしくみを理解せず、闇雲に暗記をしようとする そもそも復習の回数が少なすぎる 暗記の範囲を広げすぎ ひとつずつ解説します。 記憶のしくみを理解せず、闇雲に暗記をしようとする 脳がインプットした情報を記憶する場所は、大きく「短期記憶」と「長期記憶」のふたつに分類されます。 短期記憶は、文字通り、短期間だけ保持できる記憶です。はじめて聞いた電話番号は、電話をかけて1分もすれば、もうすっかり忘れてしまっているでしょう。これは脳が、この電話番号は今後必要ないと判断しているからです。 なので、暗記したい内容があれば、どうにかして長期記憶に保存しなければなりません。そのためには、「復習」と「鮮明なイメージを与える」のが、非常に効果的です。 厳密にいえば、もうひとつ「感情を込めてエピソード記憶にする」方法もあります。単なる文章としてではなく、感情を込めて物語として覚えると、長期記憶に残りやすくなるのです。 「短期記憶と長期記憶の違い」「エピソード記憶」については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひそちらも確認してみてください。また、長期記憶に必要な「復習」と「鮮明なイメージ」については、のちほど「視覚と聴覚のサンドイッチ学習」で詳しく解説します。 ◆記憶のしくみについてはコチラの記事もどうぞ 脳トレ 長期記憶を意識すれば、勉強の効率は大きくアップする そもそも復習の回数が少なすぎる 暗記が苦手な人は、効率的に暗記をしようと考える傾向が強いように感じます。たしかに、誰だって1回読んで暗記できれば、それに越したことはないでしょう。しかし現実的には、1回で完璧に暗記することなど、まず不可能です。 暗記は、壁のペンキ塗りのようなもの。1回塗っただけでは塗りムラがあるところを、2回・3回と塗り重ねていくうちにムラが解消され、塗装面がキレイに仕上がります。 暗記も同じで、1回覚えただけでは、まだ抜けがたくさんある状態です。それを2回3回と塗り重ねていき、抜けを消していくのが暗記の正しい進め方になります。 もちろん、暗記の回数は人それぞれです。3回でOKな人もいれば、10回以上繰り返す人もいるでしょう。人と比較するものではないので、あくまでも自分の理解度を基準(およそ全体の80%の理解が目安)に、淡々と進めていってください。 ◆復習についてはコチラの記事もどうぞ 速読術 忘れない読書術に欠かせない6つのポイントとは いちどに暗記する範囲を広げすぎ どうせ暗記するなら、できるだけたくさんの量を覚えたいと、誰もが思います。でも、正直言って、多くの人が暗記の範囲を広げすぎです。 一気に大量の情報を暗記しようとすると、どうしても取りこぼしが多くなります。そういった取りこぼしを復習で補おうとしても、今度は覚えたはずの箇所を忘れてしまいます。 効率よく暗記をするには、1回に暗記する量を減らしましょう。かりに英単語を1,000個暗記するなら、200個ずつ5セクションにわけて暗記します。 セクション①を3回繰り返す(回数は自由) セクション②に取り掛かり、こちらも3回繰り返す 以下同じようにセクション⑤まで繰り返す 途中ですでに暗記したセクションの復習を挟む 最終的には、セクション①〜⑤を通しで暗記 1,000単語を一気に暗記すると、最後の頃には最初に覚えた単語なんて、ほとんど忘れているはずです。その点セクションごとに暗記すれば、ひとつの単語に出会う頻度が高くなり、暗記の効率はアップします。 最終的には、全体を通して暗記を繰り返してください。この頃には、もうほとんどの単語を暗記していますから、時間もさほどかからずにサクサクと暗記が進むでしょう。 学習スタイルごとに異なる暗記方法 東京都教職員研修センターの研究資料※を読むと、生徒の得意とする理解方法には3種類あり、適切な学習法はそれぞれ異なると書かれています。 今回は「聴覚優位」「視覚優位」「体感覚優位」それに、文字から理解するのが得意なパターンを加えて、それぞれオススメの暗記法をわかりやすく解説していきます。 学習スタイルごとの特徴を確認したうえ、後述する9つの勉強法のなかで自分に合うものをチェックしてみてください。きっと、勉強の効率が大幅にアップするはずです。 ※参考:基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させる指導の工夫(2年次) 聴覚型学習が得意な人の暗記法 聴覚型学習者は、耳から入る情報を効率的に記憶します。もちろん、参考書や問題集といった文章も利用はしますが、それらはあくまでも補助的役割にすぎません。聴覚型の人にとって、主な情報源となるのは、やはり耳から入る情報なのです。 では、具体的にどのような方法があるかというと、大きく「音声データを聴く」「音読をする」などが考えられます。 まず音声データのリピート視聴ですが、これは英語学習をイメージするとわかりやすいでしょう。ただ目で参考書を追いかけるのではなく、耳から音声をインプットしていくと、頭に内容が残りやすいです。 あとから紹介する講義動画の視聴も、音声だけを通勤時や家事の合間に聞けば、勉強の効率が大幅にアップします。 また、音読も聴覚タイプに向いている勉強法です。音読は、参考書などの文字情報をみて、そのまま声に出して読みます。視覚と聴覚の両方からインプットをおこなうので、より強く記憶に残るのが大きなメリットです。 慣れてきたら、参考書を読んだあとに目を離して、暗唱してみてください。内容を覚えてないと音読できないため、短期記憶が強力に鍛えられます。 視覚型学習が得意な人の暗記法 視覚型学習者には、大きく以下のような特徴がみられます。 視覚型学習者の特徴 言葉で説明されるよりも、目から入る情報のほうが速く理解できる 図解やグラフなどがあると理解しやすい 同じ視覚型でも、文字と図解では理解度が変わる 視覚タイプの多くは、口頭でこまかく説明されてもあまり頭に入ってきません。その代わり、「参考書を読む」「レッスン動画を視聴する」といった勉強法が非常に得意です。 ただし同じ視覚型でも、文字を中心とするタイプと図解や画像を好むタイプにわかれます。いくら図解やイラストでわかりやすく編集されていても、参考書の中心はやはり文字です。 もし、文字が多すぎて理解がむずかしいと感じているなら、参考書から動画中心の勉強法に切り替えてください。参考書は、動画で習った内容の確認や補足に使用すると、うまく勉強が進むと思います。(文字をみるのが得意な読書型については後述) また文字タイプ・図解タイプを問わず、視覚型学習には、マーカーやラインの活用もオススメです。マーカーは意味がないという意見もありますが、読むたびにチェックしたいポイントを探すのは、やはり効率が悪いです。色づけして目立つようにしておけば、視覚タイプはストレスをあまり感じずに、サクサクと勉強がはかどるでしょう。 体感型学習者のための暗記法 体感型学習者は実際に体験したり、体を動かしたりすることで効率的に情報を記憶します。彼らにとって、「実際に体験すること」が、なによりも重要です。 たとえば、歴史を学ぶなら、実際に史跡や博物館を訪れてみます。科学の実験を自分でやってみるのも、いいでしょう。理解度を高めるため、とにかく自分で行動してみるのです。 とはいえ受験生や社会人になると、毎回大がかりな体験をしていたら、いくら時間があっても足りません。もう少し現実的なアイデアとしては、以下のようなものが挙げられます。 問題を大量に解く 自分なりにノートをまとめる 覚えたことを誰かに教える リズムやメロディに乗せて覚える 書きながら覚える 問題を解いたり、要点を自分の言葉でわかりやすくまとめたりする行為は、まさに体験そのもの。覚えた内容を誰かに説明するのも、非常にいいですね。要点をきちんと理解していないと説明ができないので、自然と理解度が深まります。 また、リズムやメロディに乗せて覚える方法だと、ただ参考書を読むよりも読んだ内容を忘れにくいです。この勉強法を取り入れている参考書としては、英単語帳「キクタンシリーズ」が有名ですよね。 昔から取り組む人の多い、書きながら覚える方法(ディクテーション)も、体験型の一種といえるでしょう。もちろん、同じ体験型でも個人差があるので、いろいろと試して自分に合う方法を探してみてください。 読書型学習者のための暗記法 最後に、文字を読むのが得意な「読書型学習者」について、説明していきます。読書型は、とにかく参考書やテキストを読むのが好きです。 問題を解く場合も、まず参考書で全体像を把握してから、じっくりと問題に取りかかります。わからないことがあれば、その都度辞書や参考書の確認も怠らないため、理解度もバッチリです。 その代わり、勉強のペースはどうしても遅くなり、うまく計画を立てないと勉強できない単元が残ってしまう危険性もあります。 反対に体験型の要素が強い人は、いきなり問題を解いて、わからない箇所を参考書で確認するほうが理解しやすいようですね。とにかくテンポよく進めていくので、取りこぼしが少なくて済みます。ただし、1回ごとの理解度が低いので、何回も復習が必要です。 なお、タイプが違うからといって、勉強法が完全に異なるわけではありません。実際のところ、どのタイプでも、勉強法自体は結局重なっていることが多いです。 たとえば、視覚型で説明したマーカーは、読書型の人もよくやります。読書型は何回も同じ本を復習するので、覚えておきたい箇所にマーカーをして、そこを中心に読み返すわけです。 タイプを問わず、読書の内容をしっかりと記憶するために、ノートをまとめる人もたくさんいます。大切なのは、自分にとってその勉強法がやりやすいかどうかです。あまりタイプにこだわりすぎず、最適な勉強法をみつけてくださいね。 効率のよいオススメの暗記方法9選 前述のとおり、得意とする学習タイプによって、適切な暗記方法は変わってきます。それぞれの特徴をイメージしながら、今回紹介する9つの方法をチェックしてみてください。必ず自分に合う暗記方法がみつかるはずです。 オススメ暗記方法9選 ルックアップ&音読が暗記の基本 ディクテーション(書き出し) 視覚と聴覚のサンドイッチ学習 動画の活用 暗記アプリでスキマ時間を活用 インプットした内容をすぐにアウトプット 関連事項をまとめて覚える 新しい内容と古い内容を交互に暗記 場所法の利用 それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 ルックアップ&音読が暗記の基本 暗記をするなら、ルックアップ&音読をオススメします。ルックアップ&音読とは、暗記したい箇所を読んだら顔を上げて暗唱する方法です。 英語の暗記でよく使われる方法なので、英語の勉強をしている人は、すでにやったことがあるかもしれません。 もちろん最初から、必ずしも顔を上げて暗唱しなくても大丈夫です。まだ全体像が頭に入っていない段階なら、まずは黙読でザッと最後まで読んでしまいましょう。 なお、むずかしい内容になると、1回だけルックアップ&音読をしても、なかなか覚えられないかもしれません。その際は、2回3回と繰り返してください。 以下に、基本的なルックアップ&音読の流れをまとめておきます。 暗記した箇所を読み、一旦顔を上げる テキストを見ないで音読する 暗記したい箇所を間違いなく音読できているか確認 見ないで暗唱する作業が、暗記したつもりでもじつは覚えていないという状況を、確実に減らしてくれます。 ◆暗記に有効なルックアップ&音読についてはコチラの記事もどうぞ 英会話 短時間でもしっかり暗記・効率のいい英単語の覚え方をレベル別に紹介 ディクテーション(書き出し) 長文の暗記、もしくは細部までしっかりと暗記したい場合は、ディクテーション(書き出し)がオススメです。しかも、できればタイピングよりも手書きのほうが、より高い効果を期待できます。 もちろん効率だけを考えるなら、タイピングが圧倒的に有利です。場合によっては、手書きの何倍ものスピードで書き出すことも可能でしょう。 しかし、米プリンストン大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校の共同調査※によると、PCでノートを取る学生よりも、手書きの生徒のほうがより成績はよかったそうです。 このように、手書きで書くとより長期間記憶に残ることが、さまざまなデータで明らかになっています。 とはいえ、手書きはどうしても時間がかかります。暗記量が多い場合、すべてをディクテーションしていたら、いくら時間があっても足りません。 もしディクテーションを取り入れるなら、「覚えにくい箇所」「重要な箇所」に絞っておこなうのが、現実的だと思います。 ※Can Handwriting Make You Smarter? - WSJ 視覚と聴覚のサンドイッチ学習 もし暗記したい教材に音声も付属しているなら、ぜひ文字と音声の両方を活用してください。なぜならば、視覚と聴覚のサンドイッチ効果で、より鮮明に脳へ記憶されるからです。 脳は、重要な情報だと判断したものから優先的に、長期記憶へ格納していきます。脳に重要な情報だと認識させるには、以下の方法が有効です。 何回も情報を繰り返しインプットする(復習) 鮮明なイメージを与える 目と耳両方からインプットすれば、単純にインプット回数が増えます。さらに、文字と音声という、異なるスタイルで脳が刺激を受けるため、より鮮明に記憶されます。そういう意味では、前述の音読も組み合わせれば、まさに最強コンボといえそうです。 ちなみに、聴覚を利用した暗記は、場所と時間を問いません。通勤中や家事、あるいは運転中でも暗記学習が可能です。忙しい社会人や主婦のかたは、ぜひ活用していきましょう。 ◆耳からの学習についてはコチラの記事もどうぞ 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは 動画で理解度を深める 先ほど、視覚と聴覚のサンドイッチ学習を紹介しました。その視覚による学習へ、動画をうまく取り入れると、理解度が格段に深くなります。 音声とのサンドイッチ効果はもとより、ふんだんに使われる画像やイラストによって、理解がむずかしいポイントもすんなりイメージできるでしょう。 とくに語学や資格関係の勉強をする場合、動画学習は非常にオススメです。英文法や資格のテキストはどうしても固い表現が多く、いくらテキストを読んでも、いまいち理解できないケースがよくあります。 そんなときでも動画なら、講師がわかりやすく噛み砕いて解説をしてくれるので、案外すんなり理解できてしまうものです。 もちろん、講座の完成度や網羅性を考えると、有料講座がベストでしょう。しかし、YouTubeなどにも、良質な無料講座がたくさんあります。いきなりお金を払う前に、まずはどういった動画があるか、いろいろとリサーチしてみてください。 暗記アプリでスキマ時間を活用 忙しくて、なかなか座って勉強する時間が取れないという人には、暗記アプリをオススメします。暗記をする内容にもよりますが、暗記アプリには大きく以下3つのメリットが考えられます。 スキマ時間を有効活用できる 暗記帳作成の手間が省ける 暗記帳を持ち運ぶ必要がない 暗記アプリのなかった時代は、暗記カードを自作する方法が一般的でした。しかし、暗記カードの作成には、結構な手間と時間がかかります。 その点暗記アプリなら、作成の手間がほとんどなく、わざわざ持ち運ぶ必要もありません。しかもスマホさえあれば、通勤通学の時間や待ち合わせのちょっとした空き時間にも、サッと暗記ができます。 もちろん、暗記アプリにデータを移行できない場合もあるでしょう。また、常にスマホに触れている状態なので、SNSやゲームなど数ある誘惑への対応には、真剣に取り組む必要があります。 ただ、そういう点さえクリアできれば、暗記アプリが最高の暗記方法であるのは間違いありません。ぜひ、スキマ時間の活用に、アプリを検討してみてください。 ◆スキマ時間の活用についてはコチラの記事でもお読みいただけます 速読術 これだけやれば大丈夫!学習速度が大幅にアップするオススメの学習法4選 インプットした内容をすぐにアウトプット インプットした内容をすぐにアウトプットすると、さまざまな効果が期待できます。まず、アウトプットをすると、理解度が格段にあがります。なぜなら、アウトプットはすなわち復習だからです。 前述のとおり、復習の回数が増えれば、それだけ記憶に残りやすくなります。だから、アウトプットすればするだけ、内容を暗記しやすくなるわけです。 またアウトプットを前提に勉強すると、「大事なポイントを読み取る力」がつきます。誰かに説明しようと思えば、大事なポイントをきちんと理解していないと成立しないからです。 暗記をする箇所の適正な選別のためにも、この大事なポイントを読み取る力は、欠かせません。 なお、具体的なアウトプットの方法については、別記事で詳しく解説しています。よかったらそちらの記事も、確認してみてください。 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 関連事項をまとめて覚える 暗記の際には、できるだけ関連事項をまとめて覚えると、暗記の効率は向上します。たとえば、住宅建築の勉強をしていて、基礎工事(コンクリートの土台部分)について覚えたいとしましょう。 その場合は住宅だけでなく、大型の鉄骨造やRC造の基礎についても、一緒に学んでしまうのです。規模は違っても基本的な作り方は共通しているので、比較的簡単に暗記ができるうえ、構造による違いもまとめて理解できます。 また視点をずらせば、さらに関連知識は広がります。先ほどは「基礎」が主体でしたが、今度はコンクリートを主体に考えてみましょう。 そうすると、「コンクリートの施工方法」や「コンクリートの耐久試験」さらに「コンクリートを扱う器具類」など、コンクリートの関連知識が一気に身につくわけです。 前述のとおり、いったんベースとなる知識を暗記すれば、その関連知識を暗記する際に、ベース部分の勉強を省略できます。暗記の際には、似た知識をできるだけまとめて覚える。ぜひこの大原則を意識してください。 ◆グループ化学習(英語)についてはコチラの記事もどうぞ 速読術 【右脳速読法】「瞬読」で記憶力が大幅にアップする理由とは 新しい内容と古い内容を交互に暗記 暗記の効率性だけを重視するなら、本来同じ項目(科目)を何回も繰り返すのが一番です。しかし実際にこんな覚え方を続ければ、かえって暗記の効率は下がってしまうでしょう。 なぜならば、同じような内容の繰り返しに、脳が飽きてしまうから。それよりも、新しい内容と古い内容を交互に覚えるほうが、効率は遥かにアップするはずです。 受験勉強なら、同じ科目ばかり続けるのではなく、複数の教科をまんべんなく勉強してください。資格の勉強なら、違う単元をバランスよく勉強しましょう。 もちろん、ひとつの内容に集中する意識も、同じように大切です。集中と分散、自分にとって一番効率のよいバランスを早くみつけて、暗記の効率をぜひ大きくアップしていただければと思います。 暗記しづらい内容には場所法の利用 どうしても暗記がはかどらない場合は、いちど場所法を試してみてください。なかでも英単語のように、イメージが大きなウェイトを占める内容なら、余計に効果は倍増します。 場所法とは、身近な場所と暗記したい内容を関連づけて、暗記の効率を高める方法です。たとえば、英単語を公園と関連づけて暗記する場合、以下のように進めていきます。 上記のように、比較的わかりやすいストーリーでもいいし、もっとあり得ないような設定でも全然問題ありません。ようは、場所と内容との組み合わせが、脳へ大きなインパクトを与えてくれればいいのです。 場所法を使うと、かりに意味を忘れても、「観覧車……怖い……あっ、acrophobiaだ!」と、場所をきっかけに記憶が蘇りやすくなります。この思い出しやすさも、場所法を活用する、大きなメリットのひとつといえるでしょう。 ◆場所法についてはコチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶術トレーニングなら右脳を活用するのがベスト! 覚えた内容は忘れない「効率よい暗記6つのコツ」 暗記を妨げる原因が明確になり、きちんとした方法で暗記をすれば、暗記できる量は大きくアップするはずです。あとは、いかに効率よく暗記ができるかがポイントになります。 この章では、効率よい暗記のコツを6つほど紹介しますので、ぜひご自身の暗記に取り入れていただければと思います。 左脳と右脳をうまく使い分ける これまでほかの記事で何度もお話ししていますが、人間の脳には左脳と右脳があり、それぞれ役割が異なります。効率のいい暗記には、この左脳と右脳の上手な使い分けが欠かせません。 基本的な左脳と右脳の役割は、以下の通りです。 左脳と右脳の役割の違い ○ 左脳:言語・計算・分析・論理性 ○ 右脳:イメージ・創造性・ひらめき・全体像把握 左脳に言語や計算・記憶という項目があるのをみて、「左脳をフル活用すればいいんだ」と思ったかたもいるかもしれません。 しかし、左脳ばかり使うと理屈で暗記することになり、忘れやすいという欠点があります。そういう意味では、右脳を使いイメージで暗記するのが、忘れにくくてオススメです。 右脳でのイメージ化については、このあと詳しく解説します。 「復習」と「イメージ化」がポイント 前述のとおり、暗記した内容を長期間記憶へ残すには、「復習」と「イメージ化」がポイントになります。復習については、すでに詳しく解説しているので、ここではイメージ化について見ていきましょう。 たとえば、以下のような英文を暗記したい場合、 I have been learning English for two years.(私は2年間英語を勉強しています) 「2年間勉強して、今も勉強を続けているんだから、現在完了進行形だな。現在完了進行形は、have been + 〜ingの形になって、えーっと……」 こんな風に、理屈で考えすぎると、暗記はあまりうまくいきません。 それよりも、もっと右脳を活用して、上記のように暗記したい内容をイメージで覚えてしまいましょう。そのほうが忘れにくいし、なによりも暗記のスピードが速くなります。 ◆右脳のイメージ化についてはコチラの記事もどうぞ 脳トレ 右脳を使った速読脳トレで学力や記憶力は本当にアップするのか? 睡眠の質を上げて暗記効率をアップ もし今以上に暗記の効率をアップさせたいなら、まずはしっかりと睡眠時間を確保するのが先決です。いくら今回紹介した暗記の方法に取り組んでも、肝心の脳のポテンシャルが低ければ、思うように暗記はできません。 睡眠時間に関しては個人差があるため、一概に何時間と断言するのは困難です。ショートスリーパー型の人なら、3〜4時間も寝れば十分でしょう。ただ、ごく一般的な人ならば、脳をベストな状態に保つために、少なくとも7〜8時間の睡眠は必要になります。 また、睡眠時間だけでなく、睡眠の質も重要です。夜中に何回も起きてしまう人や、頻繁に無呼吸を起こしている人の場合、8時間以上睡眠を確保できても、思ったほど疲れは取れないと思います。 「寝る前2時間はスマホを極力触らない」「部屋をできるだけ暗くする」「睡眠に障害がある場合は適切な治療を受ける」など、少しでも睡眠の質を上げる努力をしてください。 睡眠前と午前中が暗記のゴールデンタイム さきほど「効率的な暗記には脳のポテンシャルが大事」という話をしました。そのためにも、良質な睡眠をしっかりと取りましょうというお話でしたよね。 脳のポテンシャルを最大限に活かすという意味では、睡眠と同様に、読書の時間帯にも気を配りたいところです。 暗記を目的とするなら、就寝前2〜3時間の時間帯がもっとも効率がよいといわれています。人間の脳は睡眠時にその日の記憶を整理するため、寝る直前にインプットしたフレッシュな情報は、より鮮明に記憶へ残りやすいからです。 また起床直後や午前中なら、休息をたっぷり取った脳が、活発に働いてくれます。さらに早朝なら、ほかの人からの電話やSNSの着信で、集中力を奪われる危険性も激減するはず。 今夜型の生活パターンが染みついている人は、思い切って夜型から朝型に変えてみると、暗記がビックリするほどはかどるかもしれませんね。 時間制限を設けると暗記の効率は高くなる 暗記効率を高くしたいならば、必ず時間制限を設けてください。ただ時間制限があると焦ってしまい、暗記の効率はかえって悪くなりそうな気がしませんか。 しかし実際は、まったく逆です。時間があると、だらけてしまい、暗記の効率は著しく低下します。また、暗記したい内容に一つひとつ時間をかけすぎると、復習に必要な時間が確保できません。 かりに全部で1,000個の文章を暗記する場合、1日に10個ずつじっくりと覚えようとするのは、絶対にNGです。1日10個では、ひと通り目を通すだけでも、100日もかかってしまいます。100日目には、おそらく最初に覚えた文章など、すっかり忘れているはずです。 それならば、すぐに忘れてもいいから、高速で1日100個の文章に目を通しましょう。これなら、同じ100日間で9回も復習ができます。少々難解な文章でも、全部で10回も復習すれば、かなりの文章を覚えられるでしょう。 1日の暗記量を増やすには、当然1つあたりの時間を短く設定して、パッパッと素早く進んでいかなければなりません。だから、効率的な暗記には、時間制限が不可欠なのです。 暗記をする際にはスマホを遠ざける 暗記で一番大事なポイントを聞かれたら、迷わず「暗記の時間にスマホを隔離すること」だと答えるでしょう。直接暗記とは関係ない話ではありますが、スマホとの関わり方ひとつで、暗記の効率は大きく変わってしまうのが紛れもない現実なのです。 今や私たちの生活は、スマホを中心に動いているといっても過言ではありません。試しに、1日スマホをもたない生活をしてみてください。余程の覚悟がない限り、ほとんどの人は、1日も耐えられないはずです。 なんといっても、スマホがあれば、ほぼなんでもできてしまいます。SNSや動画視聴、ゲームなど、空いている時間は常にスマホを触っている人も多いのでは。 こういう状況のなかで、もしスマホ対策をなにもしなければ、おそらく5分もしないうちに友達から届いたSNSの通知で暗記は中断するでしょう。 なので、暗記の作業中は、必ずスマホの電源を切ってください。ちなみに電源がオフでも、スマホが視界に入るだけで、集中力は途切れるという研究結果もあります。電源をオフにしたら、机の上ではなく、見えないところにしまいましょう。 ◆スマホと集中力の関係についてはコチラの記事もどうぞ 速読術 社会人が読書をするメリットと読書を続けるコツを教えます よくある暗記方法についてのQ&A 最後に、効率のよい暗記について、よく受ける質問を3つほど紹介します。 Q1:どうしても暗記作業が続かない場合はどうしたらいいでしょうか? 集中力不足で暗記がうまくいかない場合は、スキマ時間の活用がオススメです。机に向かって1時間暗記をしようと思えば、正直誰だって楽しくはありませんよね。 でも、1回の暗記時間が10分なら、なんとか続けられそうだと思いませんか。わずか10分でも6回繰り返せば、それでも同じ1時間です。まずは、短時間でいいから、とにかく暗記をはじめてしまいましょう。 Q2:最初に覚えた内容をすぐに忘れてしまいます 暗記の量が多い場合は、どうしても最初に覚えた内容は忘れてしまうものです。これはどんなに頭のいい人でも、変わりません。忘れてもいいので、とにかくスピードを上げて、何回も繰り返すのが大事です。 またここまで何度もお話ししたように、毎回新しい内容を暗記するのではなく、途中で前回の復習を挟むのもよい方法だと思います。かりに毎日50個ずつ英単語を覚えるなら、今日の50個を暗記しつつ、前日に暗記した内容も復習してください。 こうやって新しい内容とは別に、一度暗記した内容を復習する時間を設ければ、最初に覚えた内容をすっかり忘れてしまう事態は回避できるでしょう。 Q3:今回紹介した暗記方法以外にも、オススメの方法はありますか? スキマ時間の活用と効率アップが期待できる、体を動かしながらの「ながら暗記」は、かなりオススメです。音声を活用して通勤や家事の時間を暗記に回せれば、そのぶん、ほかのことに使う時間的ゆとりができます。 また、体を動かしている間は基本的にヒマなので、否が応でも暗記する内容に神経が集中します。時間を有効活用して、暗記の効率もアップする。ながら暗記は、本当にオススメですよ。 Q4:暗記方法に関するオススメの本があれば教えてください 「記憶力日本チャンピオンの 超効率 すごい記憶術」青木 健(著) 暗記に関する本は、本当にたくさん出版されていて、どの本も非常に読み応えのあるものばかりです。そういった本のなかでも、今回は、前述の場所法に関する本を1冊紹介しておきます。 また本書では場所法以外にも、普段私がよくお伝えする「イメージ力」や「インプットとアウトプットのバランス」などについても、言及してくれています。より暗記を楽にしたいと考えている人は、この本でぜひ記憶に関する基礎知識を学んでください。 Q5:これだけはやるなというNG行為はありますか? 基本的には、自分が覚えやすければ、どんなことをしてもOKです。ただし、一夜漬けだけは、まったく意味がないので、今すぐ止めてください。 たしかに、直前に覚えた内容は、新鮮な記憶として頭のなかに残っているでしょう。しかし急に詰め込んだ知識は、2〜3日もすれば、すっかり忘れてしまうはずです。 長期間記憶しておくには、暗記したい内容を繰り返して、その情報が大事だという認識を脳にもってもらわなければなりません。だから復習が大事なのであり、一夜漬けはほぼ意味がないのです。 まとめ 今回は暗記がうまくいかない理由と、誰でも結果の出るオススメの暗記方法、さらに効率のいい暗記のコツについても詳しく紹介してきました。今回紹介した9つの暗記方法を身につければ、もう暗記で悩むことはなくなるはずです。 最初はなかなか上手くいかないかもしれませんが、慣れればスムーズに暗記ができるようになります。ぜひ、諦めずにチャレンジしてみてください。 ### 英単語が覚えられないなら、英単語のイメージ化がオススメ! 昨日英単語を覚えたばかりなのに、一晩寝たらすっかり忘れてしまった…… 英単語の勉強をしている人なら、こんなくやしい思いをしたことが一度はあるはずです。せっかく暗記しても、すぐに忘れてしまう状況が続くと、本当にガッカリしますよね。 でも、英単語を覚えられない状況が続くとしたら、そこには必ず原因があります。その原因を理解し、うまくいくポイントさえ身につければ、英単語の暗記はもっと楽になるはずです。 そこで当記事では、英単語を覚えられない原因や、忘れにくい英単語の覚え方などをわかりやすく紹介していきます。 なぜなかなか英単語を覚えられないのか? 英単語を何度も覚えようとしているのに、すぐに忘れてしまう。そういった悩みを抱える人は少なくありません。じつは、覚えられない原因にはいくつかの共通パターンがあります。ここでは、なかなか英単語が覚えられない理由を5つ紹介します。 暗記の方法が自分に合っていない 英単語がなかなか覚えられない人に見られる最大の特徴として、「暗記の方法が自分に合っていない」ことが挙げられます。 単語の覚え方にはさまざまな方法がありますが、人それぞれ適したやり方は違うものです。自分に合わない方法を続けていると、時間をかけてもなかなか成果が出ず、勉強が苦痛になってしまうでしょう。 たとえば、テキストをじっくりと読むのが得意なのに、書いて覚えようとしたら当然効率は落ちます。反対に、音読をして目と耳両方から情報を入れると覚えやすい人が、黙読ばかりしていたら……なかなか暗記できなくて当然です。 講義動画を観て覚えるのが好きな人もいれば、スキマ時間にひたすら音声を聴き込むのが合っている人もいます。でも、どの方が自分に合うか、実際に試してみないとなかなかわからないものです。 もし、今あなたが暗記で悩んでいるなら、それは「いちど自分の学習方法を見直してみよう」というサインなのかもしれません。 一度で完璧に覚えようとしている 多くの人が、覚えたことを忘れたくないと考えてしまいます。しかし、これは人間の記憶の仕組み上、ほぼ不可能です。英単語の暗記に、近道はありません。一度で覚えようとがんばっても、時間が経てばすぐに忘れてしまうのが人間の脳なのです。 たとえば、テスト前の一夜漬けで詰め込んだ知識を、翌日にはすっかり忘れてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。記憶というのは、「何度も出会った情報」を大切なものだと脳が判断して、ようやく定着していきます。 つまり、1回で覚えようとするのではなく、繰り返し何度もインプットする、いわゆる「復習」が重要になってくるわけです。適切な復習の頻度については、「復習のタイミングが適切でない」の項目で説明します。 口に出して覚える習慣がない 英単語を覚えるとき、声に出さずに黙読をする人も少なくありません。しかし、黙読だけでは記憶への刺激が弱く、どうしても定着の度合いが弱くなってしまいます。 そこでぜひオススメしたいのが、「音読」です。大きな声を出す必要はありませんが、音読により目・耳・口という三つの感覚が同時に働き、記憶の定着がぐっと深まります。 また、声に出すことで正しい発音にも自然と意識が向き、リスニングやスピーキングの力も鍛えられるというメリットがあります。 試験で点を取るためではなく、「実際に英語を使えるようになりたい」と思っているなら、音読は本当にオススメです。今日からぜひ、英単語や例文を口に出す練習を積極的に取り入れてみてください。 関連語句をバラバラに覚えようとする 英単語の暗記がうまくできない人は、とにかく関連づけがヘタです。 たしかに最初は、一語一義を基本にして、確実に単語のコアイメージを掴むのが先決です。でも、そこで終わってしまっては、あまりにももったいなさすぎます。 というのも、ひとつの単語の周辺にはたくさんの関連語句があり、そういった周辺の単語もまとめて覚えると一気にボキャブラリーが増えるからです。 パッと思いつくだけでも、「同義語」「反意語」「接頭辞」「接尾辞」「語源」などがあります。また名詞・形容詞といった、品詞ごとに覚えてしまうのも効率がいいですよね。 たとえば「stable(安定した)」という形容詞を暗記するとします。その際には、以下のような異なる品詞も一緒に覚えてしまいましょう。 名詞「stable(馬小屋)」 名詞「stability(安定性)」 動詞「stable(馬小屋に入れる)」 動詞「stabilize(安定させる)」 副詞「stably(安定して)」 ちなみにstableは、「sta(立つ)」と「able(できる)」が組み合わさってできた単語です。大元になるstaをたどれば、「stand(立つ)」「constant(維持する)」「instant(即席の)」といったように、いくらでも関連語句がみつかります。 ただ闇雲に単語を覚えるよりも、こうやって似た言葉を拾っていくと、思っているよりも楽に暗記が進むと思いますよ。 ◆グループ化学習のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 【右脳速読法】「瞬読」で記憶力が大幅にアップする理由とは 復習のタイミングが適切でない 復習のタイミングは、英単語の暗記において、非常に重要なポイントです。その場で数回意味を繰り返して覚えたと思っても、数日後にはすっかり忘れてしまったという経験を誰もがしたことがあるでしょう。 人の記憶は、時間が経つにつれ、急速に薄れていくものです。だから定期的に復習をして、脳に情報を刷り込む必要があります。ただし、単純に復習の回数が多ければよいわけではありません。ベストな復習のタイミングは、「忘れかけた頃」です。 忘れかけた頃に再度復習すると、情報が脳に強く刻まれます。「あれっ、◯◯はどういう意味だっけ……」と自分の頭で考える行為が、記憶の扉を強く刺激してくれるからです。 もちろん、こまめに復習するに越したことはないでしょう。でも、復習ばかりしていたら新しい単語を学ぶ時間が不足します。具体的な復習の頻度については、のちほど「忘れかけたときが復習のベストタイミング」の項目でお伝えします。 忘れにくい英単語の覚え方 英単語をなかなか覚えられない人は、覚え方に迷っていることが多いものです。英単語の覚え方に絶対的な方法はありません。それでも、ある程度共通する普遍的なルールは存在します。今回は、そういった英単語学習の基本的なルールを6つ紹介します。 視覚型は「イメージ+色」で記憶に残す 視覚型タイプの人は、文字による情報よりも、映像の方が記憶に残りやすい傾向があります。視覚型タイプにオススメなのが、単語を映像や色とセットで覚える方法です。 たとえば「umbrella(傘)」という単語なら、雨の中でカラフルな傘を広げている自分の姿をイメージしてみてください。無機質に「umbrella=傘」と覚えるより、断然記憶に残りやすくなります。 また、記憶への強い刺激という意味では、色分けした単語カードや、画像検索、ピクチャーディクショナリーなどを活用するのも効果的です。 視覚からの情報は、論理的に覚えるよりも右脳に届きやすく、自然と長く記憶に残ります。「なかなか覚えられない」と感じている人は、視覚的なアプローチを取り入れてみると、驚くほど定着しやすくなるかもしれません。ぜひいちど試してみてください。 ◆イメージ化による英単語学習については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 右脳を活用すれば英語力は大幅にアップする 聴覚型は「音読+リスニング」が効果的 聴覚型の人は、「音」を使った学習が効果を発揮します。なかでもオススメなのが、「ルックアップ&音読」と呼ばれる暗記法です。やり方はとてもシンプル。まず覚えたい単語を見て、意味やスペルを確認したら顔を上げ、何も見ずに声に出して繰り返します。 これを数回行うだけで、視覚と聴覚の両方から刺激が加わり、記憶への定着がぐんと高まります。音読の際は、わざわざ大きな声を出す必要はありません。小声でつぶやくだけでも効果はありますし、移動中などのスキマ時間にも取り入れやすい方法です。 また、シャドーイングも聴覚型にオススメの方法です。ネイティブの音声を追いかけて真似するシャドーイングなら、単語力と同時にリスニング力とスピーキング力も鍛えられる一石三鳥のトレーニングとして機能してくれます。 ルックアップ&音読とシャドーイングは、聴覚型の人のみならず、すべての人に取り組んでほしいベストともいえる暗記法です。暗記の際には、まず音読をベースに学習計画を考えてみてください。 ◆ルックアップ&音読については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 短時間でもしっかり暗記・効率のいい英単語の覚え方をレベル別に紹介 運動型は「書く+動かす」で覚える 体を動かしながら学ぶことで記憶に定着しやすい人を、ここでは「運動型タイプ」と分類しておきます。このタイプの人には、実際に手を動かして書いたり、口を動かして話したりといった「体を使う学習法」が向いています。 たとえば、英単語を覚えるとき、声に出しながら何度もノートに書くのはどうでしょう。また、覚えた単語を使って、短い文章を自分で作り、書き出してみるのもオススメです。 さらに、歩きながら単語をつぶやいたり、ジェスチャーと一緒に覚えたりすれば、体の動きと記憶が結びつき、より長く覚えていられるようになります。 とはいえ、運動型の暗記は、通常より時間がかかるのが難点です。普段は音読をメインにして、なかなか覚えられない単語だけ書き出すなど、音読と運動型の暗記法を上手に併用していきましょう。 最初に発音のルールをしっかり理解しておく 発音ルールの学習は、英単語の勉強をスタートする前に、ある程度終わらせておいてください。何度も繰り返して覚える単語だからこそ、最初に間違った発音で覚えてしまうと、そのクセがなかなか直らず、あとで非常に苦労するからです。 発音を学ぶ方法として、大きく「発音記号」と「フォニックス」の2種類があります。個人差はありますが、大人の学習者には、まず発音記号から取り組むことをオススメします。 発音記号は、文字通り、発音を正確に表現するための記号です。たとえば「heart」は /hɑːrt/ と表記され、発音記号を知っていれば、読み方を知らなくても正確に発音できます。 一方で、フォニックスはつづりと音の関係をルール化して学ぶ方法です。ネイティブの子どもの多くは、発音記号ではなく、フォニックスで単語の読み方を覚えます。 フォニックスは便利ですが例外も多いため、大人が学ぶ場合は「発音記号+フォニックス」を併用するのが効率的です。 ◆発音学習の重要性ついては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 初心者向け英語学習法を徹底解説!楽しく続けるためのコツ 使えるようになるために例文や会話で定着 英単語を覚えても、実際の会話や文章で使えなければ意味がありません。そこで大切になるのが、「使える形で覚える」という意識です。単語は単体で暗記するのではなく、自然な表現(コロケーション)や例文と一緒に覚えれば、記憶に残りやすくなります。 たとえば「laundry」は「do the laundry」のように使われるのが一般的で、ネイティブは「wash the laundry」とはあまり言いません。こういった自然な組み合わせを知らないと、文章はなんとか読めても、スピーキングやライティングには使えないのです。 また、使える英語という意味では、例文を使って学ぶのが効果的です。ただし、単語帳の例文は硬い表現が多く、なかなか記憶に残りません。そういう場合は、自分の経験や生活に合わせて短い例文を作ってしまいましょう。 最初はむずかしく考えず、単語帳の例文の主語を、Iに変えるだけでもOK です。簡単な例文でも、自分ごとにするだけで、英単語の定着率がぐんと上がります。 アプリや音声でスキマ時間を活用 比較的時間の取れる学生ならともかく、忙しい社会人が机の前に座ってじっくりと勉強をするのは、なかなか大変だと思います。そういう場合は、アプリや音声を使って、スキマ時間を活用するのがオススメです。 なかでも英単語アプリは、非常に暗記の効率を高めてくれます。というのもアプリの場合、スマホを使って、単語帳をみながら簡単に音声の再生ができるんです。 これが、紙の単語帳になると、本を読みながら片方でスマホを操作しなくてはなりません。じつは、この操作が面倒くさくなってしまい、単語学習自体が嫌になってしまう人も結構いるんですよね。勉強の苦手な人ほど、ぜひアプリを活用してみてください。 ちなみに、首都圏であれば、電車通学の時間だけでも往復1時間前後はかかるでしょう。その間、スマホでマンガやゲームばかりやっているとしたら、非常にもったいないです。 今日からゲームをやめて、英単語アプリや英単語帳の音声を使った勉強に切り替えていきましょう。 ◆英単語学習にオススメのアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 基本例文を暗記すれば英語は必ず話せる 英単語学習の効率を爆上げするポイント 英単語を覚える際に、暗記のコツを知っているのといないのでは、効率がまったく変わってくるものです。そこで最後に、英語学習の効率を爆上げするポイントを4つ紹介します。 復習の回数は、最低3回が目安 前述のとおり、1回で暗記するのは絶対にムリです。そのためには、覚えたい英単語を何回も繰り返し読み込む必要があります。 復習回数は人によって違いますが、3回をひとつの目安に考えてください。 もちろん、どこまでこまかく暗記をしたいかで、復習回数は変わってきます。1冊の単語帳には例文や派生語も掲載されているので、完璧に覚えようとすれば、それこそ10回でも足りないかもしれません。 しかし、3回も目を通せば、核となる部分はあらかた覚えられるはずです。ちなみに、3回というのは、あくまでも全体的な復習としての回数になります。 単語ごとに、おそらく5〜10回くらいは音読をするようになるので、実際に単語と触れる回数はもっと多いです。そのへんは、誤解のないようにしてください。 なお、具体的な復習の方法は、のちほど紹介します。 ◆復習の頻度については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは 忘れかけたときが復習のベストタイミング 多くの人は、できるだけ早く復習をするのがベストだと考えています。しかし、もっとも効果的な復習のタイミングは「忘れかけたとき」です。だいぶ忘れてきたけど、まだ完全には忘れていないタイミングでもういちど思い出してあげると、記憶に定着しやすくなります。 適度な間隔で、「忘れかけた頃に再度思い出す」という行為を繰り返す学習法を「スペースド・リピティション」といいます。 以下が、スペースド・リピティションの基本的な流れです。 学習直後に最初の復習をする(全体像の確認が目的) 復習の頻度を決める(3日後〜1週間後〜1か月後) 実際に復習をおこなう 効果に応じて復習頻度を修正する 今回は、一例として3日後〜1週間後〜1か月後という流れを紹介しました。復習頻度と回数について、厳密な決まりはありません。実際にやってみて、自分に最適のペースを見つけましょう。 「忘れないように復習する」のではなく、「忘れかけた頃にもう一度思い出す」。このように意識を切り替えるだけで、英単語の記憶力が格段にアップしますよ。ぜひ試してみてください。 ◆スペースド・リピティションについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 暗記力を飛躍的に高める7つの方法とは 間違えた単語を重点的に復習 英単語を効率よく覚えるには、間違えた単語を重点的に復習することが大切です。多くの人は、すでに覚えている単語も含めて全体を均等に復習しようとします。 もちろん、すべて復習できるに越したことはありません。でも、単純に考えて、理解している単語を何回も勉強するのは非効率です。そのぶんの時間を間違えた単語やあやふやな単語に回せば、より多くの単語を覚えられます。 理解できている単語には✓、間違えた単語には✕、あやふやな単語には△をマークしておき、✕と△だけサクサクと復習をしていきましょう。そうすれば、単語暗記にかけるムダな時間を削減できます。 また、間違えた単語は、「なぜ間違えたのか」を意識しながら見直すことが大切です。「意味がうろ覚えだった」「発音を間違った」「反意語がわからなかった」など、自分の弱点をきちんと分析できれば、同じミスを繰り返さずに済みます。 そういった意味では、「Anki」や「Quizlet」のように、分析機能のついた英単語学習アプリもオススメです。苦手な単語を適切な頻度で、自動的に出題してくれるため、復習頻度と範囲の管理に頭を使う必要がありません。 ◆オススメの英単語帳については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 高校・大学別「受験に必要なオススメ英単語帳」3選 「寝る前1時間」の暗記で定着率アップ 一般的に、起床後3時間が、もっとも効率よく脳が働く時間帯であるといわれています。ですから、朝イチで英単語学習ができれば、本当に理想的です。しかし、忙しくてどうしても朝の勉強がむずかしい人もいるでしょう。 そういう場合は、寝る前に暗記の時間を確保してください。人間の脳は、睡眠中に記憶を整理し、重要な情報を長期記憶として定着させる働きをもっています。そのため、寝る直前に覚えたことは、翌朝まで記憶に残りやすいのです。 就寝直前に暗記の時間が取れない場合も、睡眠不足は絶対に避けてください。睡眠が不足すると、せっかく覚えた内容がスルリと抜け落ちてしまいます。 ハーバードメディカルセンターのMatthew Walker氏率いるチームの研究※では、睡眠不足の学生の画像確認テスト結果は、普通に寝ている学生より40%も悪かったという結果が出ています。 忙しい人でも、ゲームやSNSを控えれば、10〜30分程度暗記に向ける時間は確保できるはずです。就寝前に暗記した単語を、起床後に再度思い出すようにすれば、さらに効果は高まります。ぜひ、就寝前の習慣を変えるよう、意識してみてください。 ※参考: Study shows importance of sleep for optimal memory functioning — Harvard Gazette まとめ 英単語をなかなか覚えられない人には、必ずなんらかの原因があります。原因は人それぞれですが、今回紹介した5つの原因に留意するだけでも、英単語の暗記はだいぶ楽になるはずです。 また正しい英単語の勉強法に取り組めば、「英単語が覚えられない」という状況からは、間違いなく脱出できます。とはいえ、今回紹介したポイントすべてに対して、いっぺんに取り組むのは正直大変でしょう。 ムリはせず、とくに気になったポイントから、ひとつずつ順番に取り入れてみてください。 ### ビジネス英語の勉強法|初心者が最短で上達する5つのステップ 人によって程度の差こそあれど、これから日本のビジネス社会では、ますます英語の必要性が高まっていくでしょう。そこで多くの人が、まずはコミュニケーションを取らなければと、日常会話を目標に勉強をはじめます。 しかし正直な話、ビジネスパーソンが学ぶ英語として、日常会話はあまりふさわしいとはいえません。日常会話はあまりにも範囲が広すぎて、習得までに時間が掛かりすぎます。それよりも、ビジネスでよく使う、いわゆる「ビジネス英語」に特化して勉強をするほうが、断然効率的です。 そこで今回は、忙しいビジネスパーソンがビジネス英語を身につけるためのコツや、オススメの勉強法などを紹介していきます。英語の勉強を検討中のビジネスパーソンは、必見です! まず知っておこう!ビジネス英語と日常英会話の違い 冒頭でも触れたように、忙しい業務を抱えるビジネスパーソンは、ビジネスに特化した英語から学ぶべきです。そのためには、まずビジネス英語についてしっかりと理解しておかなければなりません。この章では、ビジネス英語の勉強をスタートする前に必ず知っておきたいことを、4点解説していきます。 ビジネス英語と日常会話の決定的な違いとは? これからビジネス英語を中心に学んでいくわけですが、そもそもビジネス英語と日常会話は何が違うのでしょうか。この辺をしっかりと理解しておくと、自ずと英語学習の方向性が見えてきます。 両者の大きな違いは、以下の3点です。 トピックの範囲 使用する語彙数 表現方法 まずトピックですが、日常会話は家事から仕事まで、それこそ人間の生活すべてに関する内容へ対応しなければいけないので、覚える単語や知識の量が半端ではありません。 その点ビジネス英語なら、普段仕事でよく使う単語やフレーズはかなり限定されます。たしかに、海外のクライアントとのメールに、恋愛についての英語は必要ないですよね。 そうなると、当然覚える英単語数も大幅に少なくて済みます。自分の専門分野に関する用語を覚えなくてはいけませんが、元々知識があるので、それほど負担にはならないでしょう。 あとは、表現方法ですね。友達との会話と違い、より丁寧で失礼のない大人の表現を学ぶ必要があります。砕けた日常会話のノリで英語を使うと、間違いなくトラブルになるので、この点はとくに注意が必要です。 実際のビジネスではリーディングとライティングがカギ ビジネス英語に限らず、英語と聞くと、会話をイメージする人がほとんどではないでしょうか。その証拠に、英語ができる人を表現する際には、ほぼ100%「英語がペラペラ」という表現を使います。 ところが実際のビジネスシーンでは、会話よりもメールや書類作成など、リーディングとライティングの比率が非常に高いです。 もちろん、会話も大事ですし、この辺の割合は人によってまったく変わってくるでしょう。しかし仕事で英語をバリバリ使いたいのなら、まずは英文をストレスなく読める能力が最優先になってきます。 そうなってくると、英会話学校に通っている場合ではないですよね。それよりも、語彙数を増やし、たくさん英文を読む訓練に時間を使うべきだと思います。 海外からきた英語の資料を読みこなし、英語で資料や文書を作成できる。まずは、このレベルを目指しましょう。 ビジネス用途に特化した学習が効率的 前述のとおり、ビジネスパーソンは、自分の仕事に特化した勉強が最優先となります。よく使われる専門用語を知らなければ、仕事の話はできませんからね。もちろん、ベースとなる最低限の文法と基本3,000語程度の語彙力はあるのが、大前提です。 もし現時点で、中学レベルの英語も怪しいというのであれば、まずは中学の英文法をひと通りおさらいする必要があるでしょう。英単語にも自信がないようなら、高校受験レベルの英単語帳を1冊読んでおいてください。 その上で身につけるべきは、ビジネスで使う英単語とビジネス用の定型文です。 同じ意味の単語でも、ビジネスの場では、よりフォーマルな単語を使います。たとえば、買うという単語なら、「buy」ではなく「purchase」を使うのが一般的です。 これは文章でも同じで、「I’m afraid 〜」(恐れ入りますが)や、「  If you don’t mind〜」(よろしければ)といった、友達にはあまり言わない表現を覚える必要があります。 発音は完璧でなくても、通じればOK 会話は後回しといいましたが、発音だけはなるべく早い時期に身につけておくことを、強くオススメします。というのも、発音のレベルによって、話す・聴く・読む・書くという4技能すべての伸び具合が大きく変わってくるからです。 発音がスピーキングとリスニングに関係あるのは、誰でも想像できると思います。しかし、一見関係なさそうなリーディングとライティングにも大いに影響があるといえば、驚く人も多いでしょう。 まず発音がよくなると、音読のレベルが上がります。何回も何回も正しい発音で音読を繰り返すと、英文を読む際にもスムーズに読めるようになるんです。 考えてみれば当たり前ですよね。読み方もよくわからない単語があれば、苦手意識が生まれ、復習回数が減ります。当然読むスピードは極端に遅くなり、そのうち読むのが嫌になってしまうはずです。 ライティングも一緒です。スラスラ読めない単語は、スラスラ書けません。 とはいえ、ネイティブのような発音を目指すのは、あまり得策とはいえないですね。忙しいビジネスパーソンが目指すべきは、ズバリ、商談相手に聞き返されない程度の発音だと思います。 実際のところ、英語を話す人の70%以上は第二言語として話す人達なのですから、発音にこだわりすぎる必要はまったくありません。ネイティブとは違うけど、きちんと意味は通じる。そのレベルを目指していきましょう。 ビジネス英語の勉強でよくある悩みとその対処法 ビジネス英語の勉強を始めたものの、「続かない」「何から手をつけていいかわからない」といった悩みに直面する人は多いものです。でも、つまずくポイントには共通点があり、それぞれ必ず適した対処法があります。 このセクションでは、よくある悩みとその対処法を紹介します。自分に合ったヒントを見つけて、無理なく学習を続けましょう。 「勉強を続ける自信がない」→ 小さな成功体験を積み重ねる ビジネス英語の勉強を始めたものの、このまま続けられるか不安を感じたことはありませんか?そんなときは、大きなゴールを目指す前に、まずは小さな成功体験を積み重ねることが大切です。 英語の習得には、やはりある程度時間と労力がかかります。焦らずに、まずは「今日は英単語を5つ覚えた」「1分間だけ英語でひとり言を言えた」といった小さな成功体験を重ねていきましょう。 一つひとつは小さくても、こうした積み重ねが、ビジネス英語を駆使する未来の自分を作り上げてくれるのですから。 もちろん、完璧を目指す必要はありません。むしろハードルを下げて達成感を味わうように意識してください。毎日少しずつ前進している自分を実感できれば、学習を継続する意欲が持続し、やがて大きな成果へとつながっていきます。 「言いたいことが出てこない」→ よく使う表現を瞬時に出せる練習を 「あれ、これはなんて言えばいいんだろう?」と、フレーズが出てこなくて会話が止まってしまう。ビジネス英語を勉強し始めた多くの学習者がぶつかる壁です。この問題を解消するには、パッと口に出せるフレーズをいかにストックできているかがカギになります。 思ったことを瞬間的に話すトレーニングとして、有名な「瞬間英作文」があります。瞬間英作文とは、文法事項ごとに、日本語を見てすぐに英文に直していくトレーニングです。日本語を介するため、英語を英語で考える英語脳が構築できないという批判もあります。 ただ、ある程度の年齢の人が、日本語をまったく介在しない勉強に取り組むのは正直かなり大変です。日本語はあくまでもトリガーとして割り切り、とにかく会話が途切れない速度で思った英文を口にできるようになることが先決ではないでしょうか。 もちろん、瞬間英作文にこだわる必要はありません。AIを活用しながら、簡単な英文をパッと口に出す練習を繰り返せば、必ず会話スピードは速くなります。 「文法に苦手意識がある」→ 基礎に立ち返って自信をつけよう 英語の文法を苦手だと感じている人は非常に多いです。とくに日本人は真面目な人が多いので、文法を完璧にしないとダメだと思い込んでいる人が少なくありません。 じつは、ビジネス英語で必要とされる文法は、ほとんどが中学レベルでカバーできます。多くの人が苦手にする、現在完了形や関係代名詞も、中学校で習う項目です。もちろん、より高度な表現が必要なら、高校生以上で習う文法事項も押さえておく必要があるでしょう。 しかし、むずかしい文法を覚えるよりも、まずは基本的な文法事項を使いこなす方が先決です。私たち日本人もそうですよね。冗長な表現は敬遠され、わかりやすく簡潔な表現が好まれます。英語も同じように考えてください。 できるだけシンプルな文章で、相手に伝わることを重視する。そのためにも、基礎に立ち返って、中学レベルの英文法の学び直しをしっかりおこないましょう。 「勉強法が合っているか不安」→ 定期的な振り返りで勉強法の見直しを 今やっている勉強法に不安を感じることは、どれだけ熟練した学習者でも必ずあります。英語学習に正解はありません。大切なのは「今の自分に合っているかどうか」を、定期的に見直すことです。 たとえば、黙読で内容が頭に入らないなら音読に切り替えてみる、単語をひたすら覚えるのがつらいならフレーズごと暗記してみる、ニュース記事の多読が苦痛ならリスニング中心に変えるなど、勉強法にはいろいろな選択肢があります。 週に一度でいいので、「今週は何がうまくいったか」「何が続かなかったか」自分の勉強方法を振り返ってみてください。もし勉強がうまく進んでいないなら、それは勉強法をチェンジするタイミングかもしれません。 とはいえ、あまりにもコロコロと勉強法を変えるとやはりロスが生じます。できれば、英語の得意な友人や先生など第三者に相談して、客観的なフィードバックをもらうようにオススメします。 ◆学習計画の見直しについては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 毎日英語を続けるコツとは?習慣化しやすい勉強法を紹介 ビジネス英語の基礎を固める5つの学習ステップ 冒頭でもお伝えしたように、ビジネス英語は日常英会話と比べて、トピックの範囲が限定されています。そのため、ビジネス英語の学習では、通常の英語学習とは違ったアプローチが必要です。そこで今回は、ビジネス英語の基礎を固める学習ステップ例をご紹介します。 1. 中学レベルの英単語2,200語をマスターする ビジネス英語を学ぶうえで、まず取り組むべきなのは基礎単語の習得です。ビジネス英語といっても、常に専門用語ばかり話しているわけではありません。会話のほとんどは、ごく日常的に使われる単語でおこなわれています。 中学・高校時代にあまり英語を勉強してこなかった人は、ひとまず中学レベルの英単語2,200語の習得を目指してください。もちろん、ビジネスで頻出する単語と、中学校までに習う単語は、異なるケースも多いです。 たとえば、「確認する」という意味で、日常会話ではcheckをよく使います。一方、ビジネスの場では、よりフォーマルなconfirmやverifyなどを用いるのが一般的です。このように、最終的にはビジネスシーンにふさわしい単語を身につける必要があります。 とはいえ、中学レベルの英単語といっても、「important(重要な)」「decide(決定する)」のように、ビジネスの現場でも使用する単語が数多くあります。まずは2,200語を確実に覚え、ビジネス英語の土台をしっかり固めましょう。 ◆英単語の暗記方法については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英単語が覚えられないなら、英単語のイメージ化がオススメ! 2. 中学英文法をおさらいして土台を作る ビジネス英語を学ぶうえで、単語と同じくらい重要なのが英文法の基礎です。中学レベルの文法をしっかり理解していれば、英語による会話やメールもぐっとスムーズになります。 専門用語を押さえておく必要はあるものの、ビジネスだからといって、使われる文法が特別むずかしいわけではありません。 「現在形・過去形・未来形」の使い分け、「主語+動詞+目的語(SVO)」といった英語の基本的な構造、助動詞や不定詞など、中学で習う基本的な文法を知っていれば、簡単な英文はすぐにつくれるようになります。 ビジネスで英語を使う人の80%近くがネイティブではありませんから、正確な英語ではなく、伝わる英語を目指しましょう。そのためには、むずかしい文法をおっかなびっくり使うより、中学レベルの英文法を確実に使えるようにした方が絶対に効率的です。 ◆自然と文法が身につくアプリDuolingoについては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 大人の初心者向け英会話学習法を徹底解説 3. ビジネス頻出フレーズを覚える むずかしい文法の習得に時間をかけるより、定型フレーズをスムーズに使える方が、ビジネスの現場で役立ちます。 たとえば、海外の取引先にメールをする際、毎回文面を考えていたら非効率です。しかし、以下のようなビジネスメールの定型フレーズを知っていれば、作業時間を大幅に短縮できます。 I hope this email finds you well.(お元気ですか?) Please let me know if you have any questions.(ご不明な点があればお知らせください) I look forward to hearing from you at your earliest convenience.(できるだけ早くお返事をいただけると嬉しいです) 上記はほんの一例であり、こういった定型フレーズは数え切れないほど存在します。もちろん、定型フレーズでは対応できない箇所もあるでしょう。そういった箇所はその都度英文を考える必要があるとしても、定型フレーズで対応できるところは、どんどん利用すべきです。 ビジネスメールだけでなく、商談や会議で使う定型フレーズを知っておけば、ビジネス英語がグンと楽になりますよ。 4. ビジネスニュースや記事を読み込む ビジネス英語を効率よく身につけるためには、教材ではなく、実際に使われている英語に触れることが重要です。 しかし、よほど上級者でないと、TVニュースやYouTubeを見続けるのはかなりのストレスを伴うもの。その点、ニュースサイトや雑誌のような文字媒体なら、自分のペースでじっくりと情報を確認できます。 「いや、英語でニュースを読むのも厳しいよ」というのなら、「News in Levels」がオススメです。同じ内容の記事を3つのレベルで書き分けてくれているので、ビジネス英語初心者でも十分対応できます。 そうして英語のビジネス記事に慣れてきたら、TIMEやThe Wall Street Journalといった有名なビジネス誌に、少しずつ挑戦してみてください。 もちろん、すべての記事に目を通す必要はありません。まずは「見出しを読む → 興味のある記事を選ぶ → 知っている単語を手がかりに概要をつかむ」という流れで進めてみましょう。それだけでも、あなたのビジネス英語力は劇的に向上するはずです。 5. 英語日記でアウトプット習慣を作る ビジネス英語に限らず、英語力を身につけるには、インプットとアウトプットをバランスよくおこなう必要があります。しかし、多くの英語学習者は、単語や文法といったインプットに時間をかけ過ぎです。 インプットはたしかに重要ですが、インプットした内容を実際にアウトプットできなければ、まったく意味がありません。もっと、アウトプットの時間を増やしていきましょう。 アウトプットの方法として、ぜひ取り組んでいただきたいのが、「英語で書く日記」です。オンライン英会話で英語を話すのもよいのですが、よほど目標が明確でないと、途中で離脱する可能性が高いです。 一方、日記なら自分のペースで書けるため、プレッシャーを感じることなく気軽に英語でのアウトプットができます。さらに日記は、自分の思考を英語で言語化する、よいトレーニングになります。 日頃ミーティングや商談で思っていることがうまく英語で表現できないと悩んでいる人は、ぜひ日記で「英語による思考の言語化能力」を鍛えていきましょう。 ビジネス英語に効く!オススメの勉強法4選 ビジネス英語の特徴がわかったところで、今度は実際の勉強法をいくつかピックアップして、ご紹介していきます。 「ルックアップ&音読」で語彙と文法を同時に習得 ビジネス英語といっても、必要な単語や文法知識を勉強していくのは、通常の英語学習となんら変わりありません。ストレスなく英語を使うには、まず足りないボキャブラリーを増やしていくのが優先的になるでしょう。 そのために有効なのが、このルックアップ&音読です。 ルックアップ&音読というのは、要するに「見た内容をすぐに暗唱する方法」のこと。覚えるまで何回も音読をするという非常に地道な作業ですが、その分効果は絶大です。もちろん1回だけで暗記はムリですが、ルックアップ&音読を繰り返すうちに、必ず内容が頭に入ってきます。 やり方自体は非常にシンプルなので、ぜひ今日から取り組んでみてください。なお、具体的なルックアップ&音読の流れについては、別記事で詳しく解説しています。そちらの記事も合わせて、ご確認ください。 ◆ルックアップ&音読については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 短時間でもしっかり暗記・効率のいい英単語の覚え方をレベル別に紹介 TOEICのスコアアップで基礎力を可視化 「目標がないと勉強する気になれない」というタイプの人は、ぜひTOEICに挑戦してみてください。TOEICでは、ビジネスレターや会社での会話が題材になることも多く、ビジネスシーンでよく使う単語と表現が学べます。 またTOEICといえば、リーディングとリスニングだけが問われる「TOEIC Listening & Reading Test」が一般的です。 前述のとおり、ビジネス英語の学習においては、リーディング力の獲得が最優先になります。また、リスニング力を身につけておくと、英文を読む速度が速くなるというメリットもあります。 そう考えると、スピーキングテストのないTOEICで、まずはリーディングとリスニングの勉強に集中するのも、悪くない戦略ではないでしょうか。 具体的なTOEICの勉強法については、以下の記事をご参照ください。 ◆TOEIC学習については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 速読ができるとTOEICのスコアがアップするって本当  オンライン英会話でビジネス会話の実践練習 ビジネス英語は、まずリーディングとライティングが基本だといいました。とはいえ、状況によっては、優先的に会話力を磨く必要がある人もいるでしょう。 急遽海外赴任の辞令を受けた人や、外国人が上司になったケースなど、たしかに会話ができなければ仕事にならないと思います。 そういう場合に必要なのは、サバイバル英語です。勉強内容を最低限必要な定型文に絞り、オンライン英会話などを使って、とにかくコミュニケーションを取れるように頑張るしかありません。 さいわいほとんどのオンライン英会話では、こちらからリクエストをすれば、リクエスト内容に沿ったレッスンをしてくれます。会話のチェックをしてもらってもいいし、丁寧な言い回しを習うのも効果的です。 料金は会社によって異なりますが、安ければ月額1,000円台から利用できます。高くても6,000円程度ですから、期間限定と割り切れば、それほど負担にはならないでしょう。 どのオンライン英会話を選ぶかについては、やってみないと正直相性はわかりません。いくら評判がよくても、講師によっては合わない場合も多々あります。 どのサービスを選んでも価格差はそれほどないので、まずはいくつか試してみて、気に入った講師がいるサービスを選べばいいと思います。 ビジネス英語に特化した書籍・教材を活用 英語の勉強というと、TOEIC教室や英会話学校など、とにかく誰かから習おうとする人がたくさんいます。しかし英語学習の基本は、やはり独学です。教室に通うのもいいですが、どれだけ独学に時間を使えるかで、結果は大きく変わります。 またよくオススメのテキストを聞かれますが、その人のレベルや学習の目的によって、オススメは変わります。 ここではビジネス英語の独学に使える、私的オススメ教材を3つ紹介するので、内容を確認して自分に合うようならぜひ取り入れてみてください。 私的オススメ教材3選 ・オススメ英単語帳:ビジネスパーソンの英単語帳・関谷英里子著 ・オススメビジネス会話:英会話1000本ノック ビジネス編・スティーブ・ソレイシィ著 ・オススメビジネス英語アプリ:スタディサプリ ビジネス英語コース ◆社会人の英語学習法や教材については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 【英語初心者向け】社会人にオススメの英語勉強法と挫折しないコツとは 忙しい社会人でも続けられる勉強習慣の作り方 いくら効率のよい勉強法がわかっても、実際に勉強を継続できなければ意味がありません。最後に、忙しい社会人でも続けられる勉強習慣構築のポイントを5つご紹介します。 英語漬けの環境を作って習慣化する ビジネス英語を学ぶうえで最も大切なのは、最初に「どこまで上達したいのか」をはっきりさせておくことです。なんとなく学びはじめると、どうしても「どれくらい勉強すればいいのかわからない」「途中でやる気が続かない」といった問題が起こりやすくなります。 「英語の会議で臆せず発言できるようになりたい」「海外の取引先とスムーズにメールのやり取りをしたい」など、ビジネス英語を学ぶ具体的な目標をしっかりと設定しておきましょう。 目標が決まったら、「英語漬けになる覚悟」も大切です。働き盛りのビジネスパーソンは非常に忙しく、基本的に英語学習に当てる時間が十分に取れません。だから、日常のあらゆる場面を英語学習にしていくアグレッシブさが必要になってくるのです。 英語漬けの例 通勤中に英語のニュースを聞く 仕事のメモを英語で書く オンライン英会話を週に3回受講する 暇さえあれば英語で独り言をつぶやく スマートフォンの言語を英語に変更する 英語は、継続する過程で少しずつ身につくものです。英語でやれることは、なんでもやってみてください。そうすれば、普通の人の何倍もの速さで、ビジネス英語が身につくでしょう。スキマ時間の活用については、このあと解説します。 スピーキングはひとり言で鍛える 前述の通り、ビジネス英語はリーディングとライティングが基本です。しかし、英会話を優先すべき人がいるのも、前にお話しした通りです。 そこで、英会話の練習にオススメの方法を紹介しておきます。それは、「ひとり言」です。英会話のテキストをそのまま話してもいいし、身の回りのことをとにかくつぶやいてみるのもいいでしょう。 自宅にいるときに、「It’s so hot!(暑いわね)」とか、「How did I spend my day?(私今日は何したっけ?)」みたいに、思いついたことをなんでも口に出してみるのです。 知らない人が見たら、バカみたいかもしれませんね。でも自宅なら誰も見ていませんから、どんどんひとり言を喋っても大丈夫。しかも、ひとり言をつぶやくだけなら、お金はまったくかかりません。本当に、コスパ最強の勉強法だと思います。 また、前述の瞬間英作文も、ひとり言にはピッタリです。いろいろ試してみて、ひとり言に慣れてきたら、並行してオンライン英会話にも挑戦してみてください。ひとり言で学んだ英語が通じるかどうか、どんどん試してみましょう。 AI英会話アプリを使えばひとりでも会話練習ができる 「英語を話す練習をしたいけど、相手がいない…」という悩みは、英会話学習者にとってよくある壁といえます。そういったとき心強い味方になってくれるのが、AI英会話アプリです。 ひとり言も大切ですが、基本的に一方的なアウトプットなので、相手の反応がわかりません。その点、AI英会話アプリなら、相手からちゃんと反応が返ってきます。 最近では、まるで本物の講師と会話しているような自然なやりとりができるアプリも増えており、時間や場所を選ばず、好きなタイミングでスピーキング練習ができるのも嬉しいポイントです。(後述するスキマ時間の勉強法として最適です) また、発音チェックや、言い直しの練習機能が用意されているものも多く、実践的な力が着実に身につきます。オススメのAI英会話アプリについては、別記事で紹介しています。ぜひ参考にしてください。 ◆オススメのAI英会話アプリについては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 英会話(英語)初心者はなにから始めればいい?最短で話せるための学習法とおすすめ教材 通勤中や待ち時間などスキマ時間を最大活用 なにかと忙しいビジネスパーソンにすれば、まとまった勉強時間を確保するのは、なかなか大変です。おそらくまとまった勉強時間としては、毎日1〜2時間を確保するので精一杯なのではないでしょうか。 しかし、忙しいからこそ、短期集中で英語の勉強は終わらせるべきです。そのためには、毎日最低3時間以上の勉強時間が必要になります。そうなると、不足する1〜2時間をどこからか捻出しなければなりません。 そこで役立つのがスキマ時間です。電車での通勤時間、徒歩での移動中、ランチの時間など、探せば勉強できそうな時間は結構あります。 たしかに、一つひとつの時間は短いでしょう。でも、5分10分といったスキマ時間を合計すれば、すぐに1〜2時間は確保できるはずです。 ちなみに、スキマ時間を使って効率的に勉強するなら、音声学習や電子書籍の活用は欠かせません。そういったポイントは別記事で詳しく紹介していますので、よかったらそちらも読んでみてください。 ◆スキマ時間の活用法については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英語の習得に必要な勉強時間は?1,000時間説の真相と学習効率アップ術 出勤前1時間を「英語タイム」と決める 忙しい社会人が英語の勉強を継続するためには、あらかじめ学習時間を生活のなかに組み込んでしまうのがもっとも効果的です。人によって勉強できる時間帯に違いはありますが、出勤前の1時間を「英語タイム」にすると、勉強の効率は劇的に向上します。 朝は脳がリフレッシュされた状態なので、吸収力が高く、集中もしやすい時間帯です。単語の暗記や音読練習、リスニング、英作文など、集中力が必要な勉強に朝の1時間を当てれば、出勤前にひと仕事終えたような達成感を味わえるでしょう。 また、夜は疲れて集中できないという人は、思い切って早く寝て、翌朝に2〜3時間しっかり勉強するというスタイルも検討する価値があります。高名な精神科医「樺沢紫苑氏」は、著書「神・時間術」のなかで、朝の30分は夜の2時間に匹敵すると述べています。 忙しいビジネスパーソンほど、脳が活性化する朝のゴールデンタイムをしっかりとビジネス英語の勉強に使い、勉強の効率を高めていきましょう。 まとめ 今回お話ししたように、忙しいビジネスパーソンが英語を勉強するなら、日常会話は後回しにしてください。日常会話はたしかに簡単な言い回しが多く覚えやすいかもしれませんが、なんといってもトピックの範囲が広すぎます。 この際、普段あまり使わない日常の英語は捨てて、仕事で使うビジネス英語に特化して勉強しましょう。ビジネス英語の勉強をはじめると、思っているよりも狭い範囲の知識で対応できるのがわかってくるはずです。 ### 基本例文を暗記すれば英語は必ず話せる よく英語は例文を暗記しても意味がないという話を聞きますが、これは本当でしょうか? 結論からいうと、英語の基本的な例文の暗記は、英語力を大きく向上させてくれます。例文暗記は、自分の頭のなかに、英語の引き出しをたくさんつくるようなもの。英語を話す・聴く・書く・読むといった4技能すべての基礎となってくれるはずです。 ただし、ただ機械的に英語を暗記しようとしても、あまり意味がありません。今回の記事では、効果的な英語暗記のやり方や、NG行為などについて詳しく解説していきます。 まずは英単語の暗記からはじめよう 冒頭でもお話ししたように、英語の例文を暗記すれば、英語力(とくにスピーキング)は大きくアップします。とはいえ、いきなり例文を覚えるのは大変だし、なによりも非効率です。 英語を分解すれば、すべての英文は英単語の組み合わせと考えられます。そう考えると、自ずとやるべきことがわかってきますよね。そう、まずは英単語の暗記からです。 ある程度英語を自由に読み話そうと思えば、やはり「1万〜1.5万語」は英単語を身につけておかなければなりません。すでに1万語近い語彙数のある人はよいとして、これから何千単語も覚える場合は、なかなか大変な作業になるでしょう。 そこでこの章では、英単語の効率的な暗記について、4つほどポイントを紹介していきます。 最初に自分の英単語レベルをチェック 英単語を暗記する前に、まずは現時点の英単語レベルをチェックしましょう。現時点の語彙数がわからなければ、これからどのくらいの量を暗記すればよいのか、計画が立てられません。 もちろんざっくりとしたレベルがわかればよいので、ネット上にある無料英単語レベル診断を利用するのが便利です。 オススメは以下の2つ。 ◯ 英語の語彙力の測定テスト~英単語のボキャブラリーレベル計測試験~ - Weblio ◯ Test Your English Vocabulary まずWeblio語彙力診断テストですが、問題数は全部で25問(2分半)です。1問あたり10秒と時間制限があり、試験慣れしていない人は少々焦るかもしれません。2番目の「Test Your Vocabulary」よりも、判定は少し厳しい印象があります。 Test Your English Vocabularyは海外のサイトなので、当然英語オンリーです。ただし、知っている単語にチェックをつけていくだけなので、誰でも最後まで回答できると思います。 こちらは、最初に40問解答し、その結果により問題数が変化するしくみです。いずれにせよ、多くても150問程度なので、10分もかからずにテストは終わります。 どちらも無料で診断できますし、ぜひ両方受けてみてください。両者のスコアに開きがある場合は、中間スコアが現在の語彙数だと考えれば、より正確な診断ができるでしょう。 自分に合った単語帳を選ぶ 自分の英単語レベルがわかったら、今度は目標の単語数に向かって、英単語帳を暗記していきます。 本来は、小説や雑誌を読む過程で、自然に英単語を暗記していくのがベストです。しかし、まだ英語に慣れていないうちから、いきなり洋書を読むのは、正直ハードルが高すぎます。だから、レベル別英単語帳で、効率よく英単語を暗記していくわけです。 英単語帳を選ぶ際には、単語帳の対象レベルに注意してください。英検1級レベルの語彙力が欲しいからといって、語彙力3,000語程度の人が、いきなり英検1級用の単語帳を使うのは無謀すぎます。 とはいえ、あまりむずかしく考える必要はありません。「大学共通テスト用」「英検2級用」「TOEIC SCORE600用」というように、たいていの単語帳は明確なレベル分けを前提につくられています。 レベル表記をみながら、現在の自分のレベルにもっとも近い単語帳を選んでください。もし自分の英単語力に不安があるのなら、本当に基礎的な入門レベルから、順番に暗記するのが確実だと思います。 ◆英単語帳の選び方については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 高校・大学別「受験に必要なオススメ英単語帳」3選 英単語の暗記は復習がポイント 英単語の暗記を効率的におこなうには、「復習」がカギを握っています。 英単語の暗記が苦手な人は、どうも効率を求めすぎる傾向にあるようです。しかし、人間の脳は、1回で完璧に覚えるようにはできていません。だから、繰り返し単語を読んで(聴いて)、英単語をどんどん頭に刷り込んでいきます。 英単語暗記のやり方は人それぞれですが、ポイントはスピードです。 1,000語収録されている英単語帳の場合、1日20個ずつのんびり暗記していたら、ひと通り読むだけでも50日はかかります。50日も経つ頃には、最初に読んだ単語は、ほとんど忘れてしまっているでしょう。 目安としては、英単語1個あたり長くても1分まで。そうすると、1日30〜40分暗記に時間を費やせば、1冊1か月のペースで英単語を勉強できます。(実際は復習も挟むので、1日1時間以上は必要) もちろん、1回通読したくらいでは、暗記はムリです。まずは3か月で3周を目指し、足りなければさらに何回も復習しましょう。 英単語の暗記は、英語学習の基本です。英単語がわからなければ、先には進めません。どうか焦らずに、じっくりと取り組んでください。 できるだけ早い段階から発音を学んでおく 受験や資格試験のために勉強するならともかく、実際に仕事や生活で英語を使えるようになりたいならば、できるだけ早い段階から発音を学んでおくべきです。 ところが、日本人の英語学習者は、どうも発音を軽視する傾向にあります。おそらく発音を問う問題が試験に出ないからだと思いますが、正直なところ非常にもったいないです。 発音が一定のレベル以上になると、まずスピーキングやリスニングが劇的によくなります。英語独特のリズムやリンキング(結合)がわかるので、話す内容がきちんと相手に通じるし、何を話しているのかも聞き取れるようになるのです。 また発音がよくなると、リーディングにもよい影響を与えます。ナチュラルな発音で英語を話せる人は、スムーズに英文が頭に入ってくるので、読む速度が速くなるんです。 一見遠回りのようですが、大量の長文を読まなければならない受験生や資格試験を受ける人にこそ、ぜひ発音を学んでいただきたいと思います。 具体的な英語基本例文暗記のやり方 基本的な英単語を暗記したら、今度は文章を暗記しましょう。例文の暗記はムダという人もいますが、私は4技能すべてのベースとなる非常に重要なポイントだと考えています。 頭のなかに基本的な文章が入っていれば、あとはそれをアレンジするだけで、さまざまな状況に対応できますからね。 とはいえ、基本例文を大量に暗記するのは、なかなか大変なのも事実です。そこで効率的な例文暗記のやり方を5つ紹介します。 例文暗記は「ルックアップ&音読」が基本 例文暗記には、ルックアップ&音読がオススメです。ルックアップ&音読と聞けば、なにやらむずかしそうなイメージですが、特別な技術は一切必要ありません。 例文を読み、一旦顔を上げる(ルックアップ) 例文から目を離したまま、そらで例文を音読する 音読の内容と例文が合っているかどうかを確認 やることはたったこれだけですが、効果は絶大です。視覚と聴覚の両方を使うので、ただ例文を読むよりも鮮明に記憶へ残ります。しかも自分の口で話さなければならないため、文章をしっかりと理解しようという意識が生まれます。 ただ残念なことに、面倒くさいという理由で、音読を敬遠する人は多いです。しかし、黙読よりも音読を絡めたほうが、記憶への定着率は確実にアップします。騙されたと思って、まずはルックアップ&音読を試してみてください。 なお、英単語のルックアップ&音読については、別記事で詳しく解説しています。 ◆ルックアップ&音読については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 短時間でもしっかり暗記・効率のいい英単語の覚え方をレベル別に紹介 慣れてきたらシャドーイングに挑戦 最初にお断りしておきますが、本来シャドーイングと暗記は相反するものです。聴こえた文章を少し遅れて同じようにマネするのがシャドーイングであり、主にリスニングやスピーキング能力の向上を目的としています。 それでも例文暗記にシャドーイングをオススメするのは、注意して例文を聴こうとする姿勢が暗記にも効果的だと考えるからです。つまり、本来の意味でのシャドーイングではなく、暗記用と割り切ってシャドーイングを取り入れましょうというのが、私どもの提案になります。 とはいえシャドーイングは、あくまでもある程度基礎を身につけた中級者以上の人がおこなうトレーニングです。 ・基礎的な英文法の知識が不足している人 ・英単語の暗記が完了していない人 ・スピーキングに意識が向いてしまい、暗記がおろそかになる人 上記に当てはまる人は、シャドーイングには手を出さずに、ルックアップ&音読を継続していきましょう。 音読の効果は「なりきり」で数倍に 前述のルックアップ&音読の際に、「なりきり」を意識すると、音読の効果は何倍もアップします。自分が例文の主人公だと想定しながら音読をすると、よりリアルな情報として脳に強く記憶されるからです。 例文の主人公になりきって音読をするには、以下のポイントを意識すると更に効果は高まります。 なりきりのポイント ・主語を「I(自分)」に置き換える ・例文を自分なりにアレンジしてみる ・好きな分野の文章を題材にする ・自分の専門分野に特化する 例文の多くは、「Jack」や「Tom」のような第三者が主人公になっています。考えてみれば、普段「私は〜です」という自分主体の会話が圧倒的に多いわけですから、まずは主語を自分に置き換えてしまいましょう。 また、例文を自分なりにアレンジするのもオススメです。かりに名前を尋ねる英文を暗記するとします。あなたが社会人なら、以下のようにアレンジすると、より実践的な例文として脳にインプットされるはずです。 ☓  I’m  Tom. What is your name? ○  My name is ◯◯. May I have your name,please?  (◯◯には自分の名前を入れてください) なお、自分ごとという意味では、好きな分野もしくは自分の専門に関する英語に特化すると、より効率的に暗記が進むと思います。 復習は適度な間隔を空ける「スペースド・リピティション」 例文や単語を効果的に復習するには、「スペースド・リピティション(間隔反復)」という方法がオススメです。なにか暗記する際には、ほとんどの人が復習をおこないます。しかし、復習の間隔について、一定のルールを設けている人はほとんどいません。 いくら記憶力のよい人でも、必ずインプットした情報の何割かは忘れてしまうもの。そこで、完全に忘れる前に復習をおこない、記憶を蘇らせてあげるわけです。そうすると、記憶が塗り替えられて、より強く強固に記憶に定着します。 【具体的な復習の間隔例】 学習直後 数日後 1週間後 1か月後 まず、勉強した内容を勉強直後に復習します。その後は、数日後〜1週間後〜1か月後というように、少しずつ復習間隔を空けるようにしてください。そうすると、忘れかけたタイミングで再びインプットされたフレッシュな情報が、記憶を呼び起こしてくれます。 もちろん、間隔は自分なりにアレンジしてもらって構いません。いろいろと試してみて、ベストなタイミングを探し出しましょう。 ◆スペースド・リピティションについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 暗記力を飛躍的に高める7つの方法とは 視覚と聴覚の両方からインプット 視覚と聴覚の両方を使ってインプットするやり方も、英語の暗記には効果的です。先ほど紹介した「ルックアップ&音読」も、視覚と聴覚を使った学習法のひとつになります。 参考書の文字だけを見て覚えようとすると、どうしても記憶に残りにくいです。文字は基本的に無機質ですから。しかし、そこに音声を組み合わせると、脳の複数の器官が同時に刺激を受けて、記憶の定着度が高くなります。 たとえば、英単語帳で単語を暗記する場合、ただ単語帳を黙読するだけではもったいないです。 英単語の意味を確認する 単語単体を発音する 例文を確認後、音声を聴く 例文を見ながら音声を真似して音読する 上記のような暗記法なら、ひとつの英単語を学ぶ際に、視覚による学習と視覚聴覚による学習3回ずつおこなうことになります。 しかもスピーキングも同時におこなっていますよね。時間はかかりますが、手間がかかる分だけ確実に忘れにくくなっているはずです。 ◆視覚と聴覚のサンドイッチ効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 これだけは決してやるな英語暗記のNG4選 ここまでの説明で、基本的な英語暗記の流れはご理解いただけたと思います。この章では、英語暗記の効率を著しく阻害するNG行為を4つ紹介します。 一言一句完璧に暗記しようとする 英語の暗記で最大のNG行為といえば、間違いなく「一言一句完璧に暗記しようとする」でしょう。理由は単純。例文の核となるポイントだけを覚えれば、それだけで十分暗記をする目的が達成できるからです。 というのも英語の暗記として考えると、ほとんどの例文は、必ず覚えるべき箇所と代替の効く言葉にわけられます。 Can I borrow your pen? という例文の場合、大事なのは「Can I 〜?(〜をしてもいいですか?)」という箇所です。 なので、borrowがuseになってもいいし、penを cell phoneに変えても問題ありません。要は、「Can I 〜?」という形さえしっかり理解できていれば、暗記の目的は達成できているのです。 そう考えると、一言一句完璧に暗記する行為がいかに意味のないことか、理解していただけると思います。 (逆をいえば、大事なポイントをきちんと理解したうえでの暗記が重要だということです) いろいろな教材に目移りする 暗記に限らず、英語学習がうまくいかない人は、いろいろな教材に目移りする傾向が強いです。こういうタイプの人は、単語帳や問題集に少しでもつまずくと、「この教材が自分には合っていないのではないか」と不安になります。 そしてほかの教材を購入して、これならうまくいきそうだと安心する。でも、暗記がうまくいかない原因は、自分の考え方と取り組み方にあるので、結局またほかの教材に目移りします。 ハッキリ言って、これは最悪のパターンです。もし必要な英文を暗記したいのなら、まずは1冊を徹底的に使い倒してください。 暗記の成否は、英文(英単語)に出会う回数をいかに増やせるかにかかっています。同じ本を何回も復習すれば、当然暗記したい文章に触れる回数が増えますよね。 これがもし、1回読んですぐ次の本に移ったら、暗記などできるわけがありません。もちろん、どうしても合わない教材だと思えば、変更してもOKです。市販されている教材のなかには、正直あまり質のよくない本もたくさんありますので。 ネットのレビューを過信せず、できれば書店で内容を確認してから購入するのをオススメします。 暗記した英語をいつまでもアウトプットしない せっかくたくさんの英語を暗記しても、実際にアウトプットしないと、すぐに頭から抜け落ちてしまいます。アウトプットするということは、それだけ暗記した内容に触れる回数が増えるわけです。そうすると、「何回も使われるからこの内容は大事だ」と脳が判断して、長期記憶と呼ばれる領域に格納されます。 また、暗記した内容を誰かに話ししたり、メールしたりすれば、相手からなんらかの反応があるはずです。そういうやり取りは、「エピソード記憶」として脳に長期間留まります。 エピソード記憶になると、たんなる英文ではなく、会話をした相手や場所・時間などが映像として記憶されます。「あー、あの時、◯◯さんとこんな話をしたなあ」こういうエピソード記憶は、なかなか忘れません。 このように、アウトプットはエピソード記憶を生み出してくれます。ぜひ、積極的にアウトプットをしていきましょう。 ◆アウトプットの効率化については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 何回も書いて覚えようとする 英単語やフレーズを何回も書いて覚えようとする方法は、時間と労力を必要以上に消耗してしまう可能性が高いです。たしかに、書いて覚える方法と相性のいい人はいます。そういう人にしてみれば、黙読や音読より、できるだけ書いて覚えたいと考えるはずです。 しかし、書く覚え方は、音読などの方法と比べてとにかく時間がかかります。数ページ分ならそれほど負担にならないとしても、これが数百ページになったら、それだけで何十時間もかかってしまうでしょう。 受験のように勉強の期限が決まっている場合、書くことに時間を取られすぎて、もっとも重要な復習に時間を割けなくなってしまいかねません。 また、大量に文章を書けば、手が疲れてしまい、途中で勉強そのものが嫌になってしまうことも考えられます。 普段は前述のルックアップ&音読などをメインにして、書いて覚えるのは、なかなか暗記できない箇所やとくに重要なポイントだけにしておくのが無難です。 暗記にオススメのアプリ4選 大量に暗記をする必要性があるなら、暗記アプリを利用するのもひとつの方法です。現在は、便利な機能が満載の暗記用アプリが数多くリリースされています。今回は、オススメの暗記アプリを4つご紹介します。気になるものがあれば、自分と合っているか、まずは試してみてください。 Anki 出典元:「AnkiMobile Flashcards」をApp Storeで 「Anki」は、カード式単語帳のデジタルバージョンと考えると、イメージしやすいかもしれません。カードの裏表に英単語と日本語訳を記入する使い方もできるし、穴埋め問題の作成も可能です。 Anki最大の特徴は、適切な復習間隔に基づいて、自動で出題頻度を設定してくれる点にあります。Ankiにはスペースド・リピティション(間隔反復)の機能があり、忘れかけた頃を見計らって、絶妙なタイミングで過去の問題を出題してくれるのです。 また、正解率のよい問題はあまり出題されず、なかなか覚えられない問題を中心に出題されます。私たちは、どうしてもすべての項目を均等に勉強しがちです。でも、考えてみれば、わかっている問題に時間をかけるのは非効率でしかありません。 その点、Ankiなら、苦手な問題だけを重点的に学習できます。こういった管理を手動でおこなおうとしたら、かなり大変です。面倒な管理をせず、暗記へ集中したい人に、Ankiはオススメですよ。 Quizlet 出典元:「Quizlet:単語カードで学びましょう」をApp Storeで 「Quizlet」は、楽しく効率的に学べるフラッシュカードアプリとして、英語学習者に大変人気のあるツールです。同様の機能をもつAnkiとよく比較されるので、両者の違いを簡単にお伝えしておきます。 Ankiの特徴 適切なタイミングで復習をおこなってくれる カードのカスタマイズがこまかくできる Quizletと比べて操作が複雑 iOS版が有料(4,000円) Quizletの特徴 他人の作成したカードが自由に利用できる 学習方式が豊富(カード、筆記モード、音声チャレンジなど) 操作がわかりやすく誰でもすぐに利用できる AIによる自動音声機能が標準装備 Quizletの一番の魅力は、使いやすいインターフェースと豊富な学習モードです。自分で単語やフレーズを登録してオリジナルのフラッシュカードを作成できるのはもちろん、ほかのユーザーが作成した公開カードを自由に利用できます。 また、「暗記モード」「テストモード」「マッチングゲーム」など、学習スタイルが豊富なのも嬉しいポイントです。 Ankiのような適切なタイミングで復習をおこなってくれる機能はありませんが、無料で使えるアプリ(有料版もあります)としては、文句のないレベルといえるでしょう。 わたしの写真暗記帳 出典元:「わたしの写真暗記帳」をApp Storeで 「わたしの写真暗記帳」は、視覚的なイメージを活用して暗記を進められるユニークなアプリです。このアプリの特徴は、自分で撮影した写真や画像を利用して、暗記用の教材を簡単に作成できる点にあります。 先ほど紹介した無料版Quizletでは、画像の取り込みはできません。しかしこのアプリなら、無料版でも参考書や手書きのノートを取り込み、問題を作成できます。 音声読み上げやフラッシュカード機能はありませんが、苦手な問題を集中的に出題してくれる機能があるのは便利です。「成績が悪いカード」「星が2以下のカード」「チェックがオンのカード」といったように、自分で出題方式を設定できます。 また、出題を自動でおこなってくれる「自動モード」で、画面にタッチせず学習が可能です。ちょっとしたスキマ時間にサクサクと学習できるので、通勤や通学時間の長い人にはとくにオススメです。 カクセル 出典元:「カクセル」をApp Storeで 「カクセル」は、東大OBが開発した、効率的な暗記をサポートする多機能な学習アプリです。とくに、赤シート機能を活用した暗記方法が特徴的で、写真やPDFを取り込んで、隠したい部分をスワイプで囲むだけで簡単に赤シートを作成できます。  個別に隠すこともできるし、ページ全体を隠すことも可能です。隠した部分の表示・非表示の切り替えもワンタッチでOKだし、シートの色も青や緑なども選べます。 また、通常の単語カードとしての使い方のほかに、クイズ形式での学習も選択できます。4択式のクイズを自動で作成してくれるので、飽きることなく暗記学習に取り組めるのが嬉しいですね。 Ankiのように復習間隔を自動で設定してくれる機能はありませんが、間違えたカードのみ復習できるようになっています。いくら復習が重要だといっても、わかる問題まで復習するのは非効率でしょう。 有料プランを選んでも700円と比較的低価格なので、とりあえず優秀な暗記アプリを試してみたい人には、とてもオススメです。 まとめ 英語の暗記に苦手意識をもつ人は、本当にたくさんいます。たしかに、大量の英語を暗記するのは簡単ではないし、すぐに忘れてしまうのではないかという不安もあるでしょう。 しかし冒頭でもお話したように、英語の基本的な例文の暗記は、英語力を大きく向上させてくれます。 今回紹介したポイントを取り入れ、NG行為を排除できれば、英語の暗記はグッと楽になるでしょう。ぜひ英語の暗記にチャレンジしてみてください。 ### ゴールデンウィーク休業のお知らせ(2022年)   平素は格別のご愛顧くださり心より御礼申し上げます。 下記のとおりゴールデンウィークの期間は休業させていただきます。     ▼ゴールデンウィーク休業期間 2022年4月30日(土)~5月8 日(日) ※5月2日(月)と5月6日(金)は通常通りとなります。     お問い合わせは受け付けておりますが、 休業中にいただいたお問い合わせにつきましては、 翌営業日より順次ご回答させていただきます。   皆様にはご不便をお掛けしますが、 何卒よろしくお願いいたします。   ### テレビ番組『土曜はナニする!?』(関西テレビ放送:カンテレ/フジテレビ系全国ネット)で瞬読が紹介されます   テレビ番組『土曜はナニする!?』(関西テレビ放送:カンテレ/フジテレビ系全国ネット)の「予約が取れない10分ティーチャー」で、瞬読が紹介されます!   制作/放送局 関西テレビ放送:カンテレ/フジテレビ系全国ネット (番組公式ページ)   番組名 土曜はナニする!? 「予約が取れない10分ティーチャー」   放送予定日 2022年4月23日(土) 8:30~9:55   『土曜はナニする!? 』   視聴者の「知りたい!」「やってみたい!」「行ってみたい!」に応え、週末を有意義に過ごすために役立つヒントをお届け!(番組HPより)   ぜひ、ご覧ください。   ◆関連リンク 『土曜はナニする!?』番組公式ページ  https://www.ktv.jp/donani/ ### ★特別一般公開★4/29(金)20時~トークライブ配信 代表山中とゲストの瞬読コミュニティに向けたプレミアム対談、 今月のゲストは…野上浩一郎さんをお招きします! 野上さんと言えば、昨年12月発売の初の著書 『3か月で自然に痩せていく仕組み 意志力ゼロで体が変わる! 3勤1休ダイエットプログラム』が Amazonランキング書籍総合No.1、カテゴリ部門10冠、 続々重版がかかっているという快挙を達成中です。 参考 3か月で自然に痩せていく仕組み 意志力ゼロで体が変わる! 3勤1休ダイエットプログラムAmazon   そんな興味深いLIVE配信を、今回は特別に… \\☆☆☆一般公開させていただきます!☆☆☆//   瞬読会員ではなくても、どなた様もリアルタイムで視聴いただけますので、 「3勤1休ダイエット」に興味がある方は、ぜひご視聴くださいませ!   配信用アドレス → https://youtu.be/rSRx70xC5Ok 野上浩一郎さんプロフィール 治療家・ダイエットコーチ・株式会社ライフ・プロデュース代表 学卒業後、IT系企業に就職するも「もっと人と関わる仕事をしたい」と転職。 その後、修行時代を経て2015年に神奈川県で整骨院を開業。 開業して「痛みと同じくらい肥満に悩む人が多い」と気づき、ダイエット指導を開始。ビジネスパーソンから産後ママまでダイエット指導する中で、「あそこの整骨院に通うと痩せる! 」という口コミが地域の保育園や幼稚園、口コミサイトなどで一気に広まり、開業1年半で予約が取れない治療院へ。 コロナ禍では、コーチングをベースにした90日間のオンライン・ダイエットプログラムを提供し、その参加者のダイエット成功実績は96.6%を誇る。のべ3万人の施術経験と、600人のダイエット指導実績あり。   瞬読コミュニテイ 第23回コラボトークLIVE 「3か月で自然に痩せていく仕組み~意志力ゼロで体が変わる~」   ゲスト:野上浩一郎さん 日 時:4月29日(金) 20:00~21:00 参加費:無料 配信方法:Youtubeにて配信 配信アドレス:https://youtu.be/rSRx70xC5Ok   ### 5/14(土)14時~【イベント】ジュンク堂書店那覇店 山中恵美子トークイベント 代表理事山中恵美子が再び沖縄へ参ります。沖縄の皆さま、お会いできるのを楽しみにしております! ### 【瞬読Youtubeチャンネル】コラボトークLIVE配信一覧   月に一度、代表 山中恵美子とステキなゲストのプレミアム対談をLIVE配信にてお届けしています。過去に配信したトークLIVEの一覧です。 どうぞご覧ください。 コラボトークLIVE配信一覧 第22回 2022年3月25日(金) 第22回 接客・接遇は8秒で心をつかむ!~会話で差をつけるプロの技~ ゲスト:大神賀世子さん 人財育成・販促コンサルタント ご視聴はこちら 第21回 2022年2月27日(日) 第21回 お金に困らない人が学んでいること~「インプット」で人生を思い通りにする31の考え方~ ゲスト:岡崎かつひろさん 作家・研修トレーナー ご視聴はこちら 第20回 2021年12月26日(日) 第20回 「ねるまえノート」で思考を現実化する~よっこ先生と一緒にノートを書いてみよう~ ゲスト:横川裕之さん 思考現実化コーチ ご視聴はこちら 第19回 2021年11月27日(土) 第19回 ~ANAのVIP担当者に代々伝わる~心を動かす魔法の話し方 ゲスト:加藤茜愛さん アカネアイデンティティズ株式会社C.E.O. 元ANA VIP担当CAマネージャー ご視聴はこちら 第18回 2021年10月29日(金) 第18回 習慣が10割~「続けられる」最強スキル~ ゲスト:吉井雅之さん 有限会社シンプルタスク代表取締役 習慣形成コンサルタント ご視聴はこちら 第17回 2021年9月24日(金) 第17回 ~瞬読トレーナーに聴く~瞬読トレーナーの全て ゲスト:田中歯科医院:院長 1級トレーナー田中一吉さん 個別指導学習塾「野田塾」塾長 1級トレーナー野田美紀さん ご視聴はこちら 第16回 2021年8月27日(金) 第16回 人は運が10割~運を決める言葉の力~ ゲスト:千葉修司さん エクセルソウルホールディングス(株) 代表取締役 ご視聴はこちら 第15回 2021年7月30日(金) 第15回 叶わない夢はない!~看護師から起業5年で大躍進の極意~ ゲスト:のじまなみさん とにかく明るい性教育 「パンツの教室」協会代表理事 ご視聴はこちら 第14回 2021年6月25日(金) 第14回「やり抜く子」と「投げ出す子」の習慣 ゲスト:岡崎大輔さん ライフスキルの学校PETERSOX代表 ライフコーチ ご視聴はこちら 第13回 2021年5月28日(金) 第13回 100%得する話し方~バッチリ得する会話メソッドを学ぶ~ ゲスト:新井慶一さん ご視聴はこちら 第12回 2021年4月30日(金) 第12回「瞬読式勉強法」による合格体験座談会 ゲスト:土橋一拓さん、嶋崎友彦さん ご視聴はこちら 第11回 2021年3月26日(金) 第11回 非常識な未来の作り方 ゲスト:高橋貴子さん 非常識な経営コンサルタント ご視聴はこちら 第10回 2021年2月28日(日) 第10回 やる気を引き出す魔法の言葉「ペップトーク」 ゲスト:岩崎由純さん 日本ペップトーク普及協会 代表理事 トレーナーズスクエア株式会社 代表取締役社長 ご視聴はこちら 第9回 2021年1月29日(金) 第9回 夢を引き寄せるインナーグレートの法則 ゲスト:村田有季彦さん 引き寄せコンサルタント ご視聴はこちら 第8回 2020年12月28日(月) 第8回 山中恵美子の半生 山中恵美子 一般社団法人瞬読協会代表理事 ご視聴はこちら 第7回 2020年11月27日(金) 第7回 定年後の人生を黄金期にする方法 ゲスト:野口雄志さん グリッドコンサルティング合同会社代表 ご視聴はこちら 第6回 2020年10月30日(金) 第6回 なぜあの人はお金にも時間にも余裕があるのか ゲスト:岡崎かつひろさん 作家、研修トレーナー ご視聴はこちら 第5回 2020年9月25日(金) 第5回 人生が劇的に変わる「効果的な時間術」 ゲスト:石川和男さん 時間管理の専門家 ご視聴はこちら 第4回 2020年8月28日(金) 第4回 年収1億円思考を学ぶ ゲスト:江上治さん 株式会社オフィシャルインテグレート代表取締役 1億円倶楽部 主幹 ご視聴はこちら 第3回 2020年7月31日(金) 第3回 23歳で年商10億の思考に迫る ゲスト:迫佑樹さん 株式会社スキルハックス代表取締役 オンラインスクール、美容室経営等 ご視聴はこちら 第2回 2020年6月26日(金) 第2回 バリのアニキから教わる「成長する人の人生の進め方」 ゲスト:丸尾孝俊さん バリ島に住む世界レベルの大富豪 ご視聴はこちら ### 「1分間瞬読ドリル」4刷が決定!   1/11にダイヤモンド社から発売された「1分間瞬読ドリル」。 早いもので発売から約3ヶ月が経ち、さらに4刷が決定しました!   また、瞬読書籍シリーズは累計17万部を突破することができました。   読者の皆様をはじめ、たくさんの皆様のご支援、ご協力に心より御礼申し上げます。 引き続きご愛顧をいただければ幸甚でございます。   また、ダイヤモンド 書籍オンラインでも書籍に関する記事が連載されています。 ご興味のある方は是非ご覧ください。 https://diamond.jp/category/s-ShundokuDrill   ■『1分間瞬読ドリル』の紹介 ● 著書累計15万部超の著者による第四弾は「脳トレ」 ● ドリルなのにくり返し使えて、答えられなくてもOK ●  問題を見るだけで脳がみるみる変わっていく ●  10歳から100歳まで、誰でもできる! ●  シニア層は認知症予防に、子どもは学習脳に!   ■『1分間瞬読ドリル』の概要 名  称: 見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル 著  者:山中恵美子 販売料金:単行本 1,430円/Kindle版(電子書籍)1,158円 Amazon販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4478114870   ### 3/30(水) 山本光子さんのセミナー内で『1分間瞬読ドリル』の読書会をさせて頂きました   3/30(水)に、「プレシャス女性起業家アカデミー」代表の山本光子さんのセミナー内で、『1分間瞬読ドリル』の読書会をさせて頂きました。 山本さんのアカデミー生限定の読書会でしたが、たくさんの方にご参加頂きました! 皆さんが積極的に問題に挑戦してくださり、楽しい雰囲気でとても盛り上がりました。 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。   山本光子さん公式ページはこちら https://precious-woman-academy.co.jp/ ### 瞬読1Day集中レッスン開催(4/29、5/5) 瞬読1Day集中レッスンとは   体験会ではお伝えしきれない、瞬読をより深く実践できる集中レッスン システムを使用した瞬読トレーニング、本読み、アウトプットなど本格的な指導を受けながら実践できます。 瞬読を受講する上で必要な一連のトレーニング方法が分かります 「瞬読習得に向けての必須メニュー」を分かりやすくご説明します。 また、1Day集中レッスン後に自身で継続してトレーニングを行っていただけるように、負荷調整の仕方や、レベルアップ時のポイントを説明します。 「瞬読を使って本が読めた」という感覚を感じてもらいます 瞬読を学ぶ上で多くの方が感じるのが「普通の読書と瞬読を使った読書方法の違い」です。 今まで1行ずつ文字を読んでいたところから、瞬読では複数行を同時に読むという読み方に変わります。 出来るだけスムーズに瞬読に慣れていただけるよう、効果的なトレーニング方法や読むときの感覚のポイントなどをお伝えします。 コストを抑えて瞬読トレーニングを実施することが出来ます 1Day集中レッスンに瞬読習得のコアの部分が詰まっています。 体験会当時は「3か月フルで受講するのは…」とお考えだった方も、集中して受講していただけます。   さらに、特典として5月20日(金)まで瞬読トレーニングシステムを無料で利用できます。 定価283,000円のシステムが2週間以上無制限で利用可能なため、自主練習することでさらなるスピードアップを目指せます。 Facebookグループやメールでのアフターサポートも受けられます。 ※5月31日(火)まで 受講者の声 瞬読は、書籍で体験していましたが、講師の方のリードのもとにトレーニングができたのがよかったです。むしろ書籍では、瞬読のコアな部分が伝わらないのではと思いました。 全くの初めてでほんの少しの好奇心といちどやってみたいとの思いでの参加でした。 経験のあるベテラン勢の方々とのレッスンは、刺激的でしたがあまりの違いに少々焦りついていくだけで精一杯でした。 ですが、はじめてのトライは、先生のお人柄もあり楽しかったです。 1日で瞬読の全てを学べる特別プログラム   体験会ではやっていない、本読みの実践トレーニングを含め、瞬読の全てのトレーニングを一日で全て学べます。 ・最初の課題となる「瞬読を使って読める感覚を身に付ける」という点を、実際の本読みトレーニングを通して実践します。普通の読書方法から脱して、「瞬読を使った読書方法」をすることに、スムーズに移行できるようポイントを話しながらトレーニングを行います。   ・受講生の方を少人数に分け、個別でトレーニング・質疑応答を行います。トレーニングしながら直接講師にすぐに質問が出来るため、より深い内容理解をしていただくことが出来ます。   ・瞬読のトレーニングだけではなく「トレーニングを行う上でのマインド」「瞬読の利用方法」など、今後自分でトレーニングしていく上での考え方についてもお話させていただきます。   ・1Day集中レッスン後も自分でトレーニングを継続して、瞬読を習得するにはどうすればいいか?など、サポートや事務局で実施する各種講座の効果的な利用方法についてもお伝えします。 30分メニュー:2行読み ※カリキュラムの例   短時間の体験会ではお伝えしきれない、瞬読の全てを1日のレッスンで実践できる、特別なプログラムとなっております。 この機会にぜひ瞬読を身に付けて、スキルアップや資格取得、学力向上にお役立てください。 瞬読1Day集中レッスン 開催概要   ■ 開催日時 2022年4月29日(金) 10:00~15:00 ※昼休憩あり ※満員御礼 2022年5月 5日(木) 10:00~15:00 ※昼休憩あり ■ 開催方法 オンライン(Zoom) ■ 定 員 各日10名 ■ 講 師 瞬読ナビゲーター畑井、他 ■ 受講時に必要なもの 本読みのための本、アウトプットの用紙、筆記用具 ■ 受講料 84,800円(税込) お申し込み     ※注意事項 ・マンツーマンのレッスンではございません。 ・最低開催人数に達しない場合は、不開催となります。 ・入金先着順にて、定員になりましたら締め切らせていただきます。 ・お申し込み後のキャンセルはお受けいたしかねます。 ・Zoomの画面共有にてレッスンを行いますので、安定したネット環境をご準備ください。 よくある質問   何歳から何歳までが受講対象となりますか? 本が読める4年生くらいから大人の方までご参加いただくことができます。 スマホでも受講できますか? スマホでは一部表示されない内容がございます。PCやタブレットなど、画面サイズの大きい機器が推奨となります。 子ども(家族)と一緒に参加したいのですが、可能ですか? はい、ご家族であれば何人でご覧いただいても受講料は同じですので、ぜひお子さまと一緒にご覧ください。※ご家族で参加される場合は、1家族1端末での参加をお願いします。 ### 年収の高い人を目指すなら!狙い目の資格TOP10 今よりもっと年収を上げたいと思ったときに、まず思い浮かぶのが資格取得ではないでしょうか。しかし、難易度の高すぎる資格はそもそも取得自体が困難ですし、せっかく資格を取っても必ず年収がアップするとは限りません。 そこで今回は、ごく一般的な能力の人が現実的に目指せるオススメの資格と、資格選びのポイントについて解説していきます。資格を年収アップに役立てたいとお考えの人は、ぜひ参考にしてくださいね。 目指せ年収アップ!狙い目の資格TOP10 年収の高い人を目指すなら、やはり難易度が高く、独占業務のある資格が狙い目です。もちろん難易度がすべてではないし、需要と供給のバランスも考慮して、慎重に資格選びをおこなわなければなりません。 また今回は、あくまでも「普通の社会人が狙える」のが前提なので、一般的に高年収の代表とされるパイロットや医師などは除外しています。さらに、建築士や電気工事士のような技術系の仕事も、今回は候補から外しました。(調理師を除く) それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 ※下記の資格に関する情報は、いずれも2023年5月時点のものです 不動産鑑定士 参考:不動産鑑定士試験 - 国土交通省 不動産鑑定士をひと言でいうと「不動産の価値を鑑定するプロフェッショナル」です。業務内容は、土地の価値や付随する権利などを鑑定する「不動産鑑定」がメインになります。 嬉しいことに、この不動産鑑定は不動産鑑定士の独占業務です。無資格者は絶対に鑑定ができないため、公共事業の鑑定を手掛けるようになると、安定した売上が見込めるでしょう。 政府統計のポータルサイトによれば、不動産鑑定士の年収は755万円が平均のようです。前述のように公共事業などを安定受注できれば、1,000万円以上の年収も十分に期待できます。 なお合格率は、論文式試験の合格率が毎年14%前後です。「三大国家資格」のひとつにカウントされる不動産鑑定士。ストレートで合格するには、2〜3年ほどかかると考えておいたほうがよさそうです。 公認会計士 参考:公認会計士とは 会計関連の資格では、文句なしの最高峰に位置するのが、公認会計士です。会計の資格としては「税理士」も有名ですが、両者の違いはその独占業務内容にあります。 公認会計士:企業の会計監査業務 税理士:税務書類作成・代行など どちらを取るべきか迷う人もいますが、やりたい業務内容で決めるのが1番です。ただ最終的には、両方取得する人が多いようですね。 気になる年収ですが、公認会計士の場合、9割以上の人が会計監査法人に就職します。監査法人の規模にもよりますが、大手法人に勤務ともなれば、1,000万円は確実です。 ただし、公認会計士も前述の不動産鑑定士同様、三大国家資格といわれています。難易度は相当高く、合格するまでに、やはり2〜3年程度は見込んでおく必要があるでしょう。 米国公認会計士(USCPA) 参考:JUSCPAとは 前述の公認会計士のアメリカ版といえるのが、この米国公認会計士(USCPA)です。日本での会計監査業務はできませんが、海外支店のある大企業を中心に、国内にいながら英語での会計業務需要は高まりつつあります。 もちろん、海外での労働を視野に入れている人なら、現地会計法人だけでなく、国外資本企業での活躍が期待できます。 また年収に関しての正確なデータはありませんが、現地の会計法人勤務ともなれば、30歳で1,000万円は楽々超えてくるでしょう。 こういった高待遇にもかかわらず、米国公認会計士の難易度は、比較的低めです。年度と科目によって合格率は異なりますが、どの科目でもおよそ40%台後半から60%程度の合格率※となっています。(もちろん、ある程度以上の英語力は大前提) しかも、科目ごとの合格が認められており、忙しい社会人でも1科目ごとじっくりと挑戦が可能です。(18か月以内に4科目合格) 日本の公認会計士試験が合格率10%前後であることを考慮すると、米国公認会計士は本当に狙い目の資格といえるでしょう。 ※参考:Learn more about CPA Exam scoring and pass rates | Resources | AICPA 宅地建物取引士 参考:一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験 もし転職も視野に入れているなら、宅地建物取引士はかなりオススメの資格です。 不動産業者は、従業員5人にひとりの割合で、宅地建物取引士を専任で設置しなければなりません。そのため、宅地建物取引士の有資格者は、未経験者でも比較的採用されやすいのです。 また、宅地建物取引士には、「重要事項の説明」のような独占業務があります。そのため、採用されれば、最大5万円程度の資格手当がつく場合も。 収入に関しては、基本的にコミッションの金額が多いため、契約数が多ければ1,000万円も十分狙えます。その代わり、仕事は基本的にハードです。成績が悪ければ報酬が極端に少なくなるため、長期間働くのは厳しいでしょう。 合格率についても、毎年の合格率は20%以下と、なかなかの難関ぶりです。公認会計士ほどではないにしても、少なくとも半年くらいは勉強期間を見ておいたほうが無難だと思います。 社会保険労務士 参考:社労士とは 社会保険労務士は、社会保障や労務関連分野で、唯一の国家資格です。税理士同様、書類の申請・手続き代行などの独占業務があります。そのため、一旦資格を取得すれば、仕事がなくて困るようなことはないでしょう。 また最近では、セクハラやパワハラなど、労務面でのコンプライアンス問題が増加しています。こういった問題に対してコンサルティングができるように経験を積めば、社内社労士としてますます重宝されるはずです。 ただし、社会保険労務士の試験は科目が10個もあり、合格率も2〜7%台とかなりの難関資格となっています。すべての科目でバランスよく得点する必要があり、試験勉強はじっくりと年単位で計画を立ててください。 年収については、勤務する会社の規模で大きく異なります。(400〜700万円が目安) 日商簿記2級 参考:簿記 2級 | 商工会議所の検定試験 社内での評価アップを狙うなら、日商簿記2級はオススメです。日商簿記には、難易度の低い順から「3級・2級・1級」があり、2級以上の資格があれば、経理部門などでかなり重宝されます。 資格の性質上、雇用先で活用する資格のため、報酬は給与プラス資格手当という形で支払われます。会社の規模にもよりますが、400万円以上は十分目指せるのではないでしょうか。 合格率は平均10〜25%と、年度ごとの大幅な変動が特徴です。ただ、試験日が年に3回もあるため、忙しい社会人でも比較的受験がしやすい資格といえます。 なお、簿記の最高峰である日商簿記1級は、難易度が高い割には、独占業務がありません。1級の勉強に時間をかけるなら、税理士や公認会計士のほうが、断然コスパはいいと思います。 中小企業診断士 参考:中小企業診断協会 中小企業診断士は、独立を狙うビジネスパーソンに、ぜひオススメしたい資格のひとつです。中小企業診断士には残念ながら、独占業務はありません。それなのに独立をオススメするのは、資格取得によって、経営に必要なノウハウが幅広く身につくからです。 前に紹介した「公認会計士」や「社会保険労務士」などの資格をダブル(トリプル)取得すれば、中小企業の経営をトータルにサポートできるコンサルタントとして、活躍できるでしょう。 なお、残念ながら、中小企業診断士の年収に関する正確なデータは見当たりませんでした。資格学校などの関連サイトをリサーチした体感として、企業内診断士の場合、約800万円前後が相場といえそうです。独立開業なら、800万円以上は見込めるのではないでしょうか。 ただし中小企業診断士は、高額な報酬の代わりに、最終的な合格率が例年5%前後と非常に難易度の高い試験です。さらに必要な勉強時間は、最低1,000時間以上かかるといわれており、取得にはそれなりの覚悟が必要になるでしょう。 ファイナンシャルプランナー(FP) 参考:FPの資格と検定の種類 | 日本FP協会 ファイナンシャルプランナーの資格は、お金に関連する分野の幅広い知識を証明するものとして、取得したい資格ランキングでも常に上位へランクインしています。 ただし、ファイナンシャルプランナー関連の資格には、特別な独占業務は設定されていません。そのため、ファイナンシャルプランナーの資格単体だと、年収は400万円台、高くても600万円台が上限といわれています。(働く業界によって、年収は大きく異なります) そういった面だけをみて、ファイナンシャルプランナーの資格を取っても意味がないと揶揄する人がいるのも事実です。 しかし、資格勉強の過程で、以下6分野の基礎的な知識がまんべんなく身につきます。直接的な利益は少なくとも、こういった知識をうまく実務へ取り入れれば、上記年収以上のリターンが期待できるでしょう。 ファイナンシャルプランナー学習範囲 1.ライフプランニング・資金計画 2.金融資産運用 3.タックスプランニング 4.リスク管理 5.不動産 6.相続・事業承継 なお、ファイナンシャルプランナー関連の資格は、国家資格「FP技能士」と民間資格の「CFP(AFP)」にわかれています。最高ランクである1級FP技能士とCFPを取得するには複数のルート(上記リンク参照)があり、必要な勉強量や費用が大きく変わってくるため、事前に入念なリサーチが欠かせません。 調理師免許 参考:調理師の資格を取得するには もしあなたが、手に職をつけたいと思っているなら、個人的に調理師をオススメします。なぜかというと、調理師免許があれば海外への転職がしやすいからです。 元々、調理師免許があれば、どこへ行っても食いっぱぐれることはないといわれていました。日本全国、飲食店はたくさんありますからね。ただコロナウイルスの影響で、飲食店関係の仕事は、かなり厳しくなってしまいました。 でも、海外に目を向ければ、話は変わってきます。国を問わず、優秀な料理人は、世界中引く手あまたです。これから経済の縮小を余儀なくされる日本を飛び出し、世界で勝負するには、まさにうってつけの資格ではないでしょうか。 ただし、受験資格として、2年以上の実務経験もしくは学校での単位履修が必須です。そのため、仕事のある社会人の場合、夜間や土日に料理学校へ通わなくてはなりません。 受験資格を得るのは大変ですが、それだけのリターンが期待できる有望資格です。料理好きなら、いちどじっくりと検討してみてはいかがでしょうか。 データベーススペシャリスト 参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:データベーススペシャリスト試験 調理師以外、ここまで比較的似た傾向の資格を紹介してきたので、最後にこれから大きく需要が高まると予測されるIT関連の資格「データベーススペシャリスト」を紹介します。 データベーススペシャリストとは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)による、データベースの専門知識に関する国家資格です。数あるIT系資格のなかでも、結構な難関資格として知られており、合格率は平均で14〜15%となっています。 具体的な業務内容は、データベースの設計・開発・運営がメインです。データスペシャリストの受験に年齢制限はありませんが、完全な専門職なので、実務を考えるとやはりできるだけ早く準備をはじめるほうが有利でしょう。 年収については、実際の求人サイトでいくつか案件を調べてみました。 求人サイトdodaでは、年収の上限は平均で700万円ほど。なかには1,000万円を超える求人もいくつか見受けられます。ただし下限額が300万台になっており、職場ごとにその年収は大きく変わってくると考えておいたほうがいいかもしれません。 年収アップに直結する資格選びのポイント どういった資格を選ぶかは、現在の仕事や過去のキャリアによるものが大きいでしょう。しかし、異分野の資格習得をきっかけに、まったく新しいキャリアを進むことも不可能ではありません。 いずれにしても、資格習得には、時間も労力もかかります。せっかく取得した資格も、うまくキャリアに活かせなければ宝の持ち腐れです。 そういったムダを防ぐためにも、年収アップに直結する資格選びのポイントを4点紹介していきます。 年収アップに直結する資格選びのポイント ・資格取得までのコスパを考慮する ・独学?それとも習うべき? ・自分のキャリアとの整合性をチェック ・資格なしでも高収入が狙える仕事を検討してみる ひとつずつ解説します。 資格取得までのコスパを考慮する なにか資格取得を狙っていくなら、ぜひコスパも考慮して資格を選んでください。一般的に難易度の高い資格は、リターンも大きいです。しかし、すべての職業が飽和状態にある現在の日本では、たとえ弁護士やドクターであっても必ず稼げるとは限りません。 こういった難資格の勉強には、少なくとも2〜5年は必要になるでしょう。であれば、その間に別の仕事をしたほうが、もっと効率よく稼げるというケースだって考えられます。 資格取得のコストよりも取得後のリターンが大きいかどうか、あとから後悔することのないよう、事前にきちんと計算しておくべきです。 なお社会人という立場でコスパを考えるなら、「どこで資格を活かすのか」にも着目して、資格を選んでください。 社内で評価される資格 転職時に優遇される資格 起業も可能な資格 たとえば、公認会計士は独立に向いていますが、社内での評価はそれほど高くありません。逆に、転職するつもりではないかと勘ぐられて、待遇が悪化する危険性すらあります。社内で資格を活かすなら、社会保険労務士や簿記のほうが、よほど役に立つはずです。 独学?それとも習うべき? 「資格の勉強は独学か?それとも習うべきか?」資格の取得を考える際に、誰もがいちどは頭を悩ませる問題だと思います。 まず結論をいうと、「人それぞれ」というのが私の答えです。どちらにもメリットとデメリットがあり、より自分の状況にマッチしたほうを選べばいいのではないでしょうか。 資格講座を利用するメリット ・必要な教材がすべて揃っている ・間違った箇所を添削してもらえる ・質問に答えてもらえる ・最新情報に沿った指導が受けられる ・勉強仲間と一緒に頑張れる 資格講座を利用するデメリット ・高額な講座費用 ・勉強期間が決まっている ・通うのが大変(通学の場合) 独学のメリット・デメリットは、資格講座の逆と考えてください。基本的には、金銭面と時間面の兼ね合いをみながら、独学と講座を選ぶようになるでしょう。 ただし、難易度的に独学では合格が厳しい資格もあります。試験範囲の広さや専門性を考えれば、司法試験や公認会計士などは、できるだけスクールへ通うべきです。あくまでも主観ですが、社会保険労務士や宅地建物取引士ぐらいで、ギリギリ独学でいけるレベルかなと思います。 自分のキャリアとの整合性をチェック 新たに資格取得を検討しているなら、「日商簿記 → FP → 税理士」のように、同じフィールドの資格を狙っていくのがもっとも効率的です。どの資格もお金の知識がベースにあるので勉強も楽だし、仕事にも活かしやすいでしょう。 もちろん将来の可能性が広がるならば、今の仕事と直接関係のない資格を選んでも、別に問題ありません。とはいえ、「電気工事士 → 税理士」のように、あまりにも接点がない資格になると、仕事に活かせない可能性も出てきます。 20代ならともかく、30代・40代ともなれば、未経験の人を働かせてくれる職場はほとんどないと考えておくべきです。経験の伴わない資格はほとんど評価されない。悲しい話ですが、この事実はしっかりと頭に入れておかなければなりません。 資格なしでも高収入が狙える仕事を検討してみる 前述のとおり、資格の取得には、数か月から数年もの時間がかかります。それだけの労力をかけても、合格後に高年収が保証されている資格は、今の日本にはひとつもありません。 資格の最高峰といわれる司法試験(弁護士など)ですら、人員過剰で以前のような高い年収は見込めなくなっています。(もちろん、やり方次第で年収は変化します) こういったシビアな状況をみる限り、もはやムリして資格にこだわる必要はないのかもしれません。資格の勉強に時間とお金を使うなら、資格がなくても高収入を狙える仕事に就く努力をしたほうが、幸せな人もたくさんいるはずです。 もちろん、資格をどう活かすかは、その人次第。「自分のやりたいことに資格が必要かどうか」もういちどじっくりと考えてみる必要があるかもしれませんね。 高収入資格の取得方法とそのメリットについて ここでは、もっとも気になる「資格の勉強法」と取得した資格の活かし方について、わかりやすくお伝えしていきます。せっかく取得しても、キャリアアップに活かせなければ、宝の持ち腐れです。非常に重要なポイントなので、ぜひじっくり目を通していただければと思います。 資格取得のための学習計画と効率的な学習方法 資格取得のためには、具体的な目標設定と効率的な学習計画が欠かせません。まず、最初にしっかりと目標を決め、自分には何が不足していて、どういった内容を重点的に学ぶべきかを明確にしてください。 最終的な目標はもちろんのこと、節目ごとに小さなゴールを設定すると、学習効率はさらにアップします。間近なゴールまでなら集中力が続きやすいし、なによりも「ここまで無事にやり遂げた」という達成感が得られますので。 次に、試験の内容と形式を把握し、それに基づいた大まかな時間配分を決めてしまいましょう。前述のとおり、自分の学習スタイルを理解するのも重要ですね。 独学が得意な人もいれば、資格スクールで教えてもらうほうが合っている人もいます。今なら、両方のメリットを備えた、オンラインの動画コースが便利かもしれません。 また、定期的な学習計画の見直しも忘れないでください。計画を守るのも大事ですが、ムリをしても効率が下がるだけです。どうもうまく勉強が進まないと感じたら、柔軟に計画を修正していきましょう。 資格取得によるキャリアアップの考え方 資格取得は、キャリアアップのための重要な足がかりです。やりたい仕事があっても、自分のスキルや知識をうまくアピールできなければ、なかなかチャンスは回ってきません。 そこで役立つのが、資格です。資格はいうなれば、自分の知識やスキルの証明書。同じような年齢とキャリアのライバルがいれば、やはり資格をもつ人が選ばれやすいといえます。 しかし、せっかく取得した難関資格も、自分の目指すキャリアゴールと方向性がズレていたら意味がありません。とくに 不動産鑑定士や公認会計士のような超難関資格は、取得までに膨大な時間と費用がかかります。 一般的な知名度に惑わされず、本当に自分のやりたいことに役立つ資格を選んでください。そうすれば、最短ルートで自分のキャリアゴールを目指せるはずです。 資格取得で活躍の場を広げる 資格取得は、自分の活躍の場を大幅に広げてくれる可能性があります。たとえば、今回紹介したファイナンシャルプランナーの資格を取れば、金融・法律・不動産などの基本的な知識があると評価されて、さまざまな業界で重宝されるでしょう。 もし、社会保険労務士や日商簿記2級の資格があれば、たとえ実務経験がなくても、中小企業の人事・労務部門に転職できる可能性は高いです。 もちろん、難関資格の取得は、社内での評価にも大きく影響します。資格をうまくアピールできれば、「この人は自己投資のできる優秀な人材である」と上層部に高く評価してもらえるでしょう。 そうすれば、自然と任される業務の範囲が広がり、より高いポストや待遇アップも視野に入ってきます。ただし、独立するのではないかという不安を与えないように、あくまでもさりげないアピールに留めておく気配りは必要です。 資格が自分の望むライフスタイルを実現 資格は、自分の望むライフスタイルを実現するための、有効な手段になってくれる可能性があります。たとえば、あなたが収入をアップして、金銭的にゆとりのある生活がしたいとしましょう。収入を増やすなら、不動産業界のような、歩合制の報酬体系の会社で働くのが、もっとも確実です。 宅地建物取引士の資格があれば、重要事項説明のような独占業務があり、その分高報酬が見込めます。さらに不動産会社は、事業所毎に一定数の宅地建物取引士を在籍させなければなりません。そのため、宅地建物取引士の資格があるだけで、毎月手当が数万円つく会社もたくさんあるんです。 また税理士のような特定の資格は、フレキシブルな勤務時間やリモートワークなど、自由なワークスタイルを可能にしてくれます。今はネット環境が整っているので、自宅でもほとんどの業務が問題なくおこなえるはずです。 子育てや介護をしている人にすれば、自宅で働ける環境は何事にも代えがたいメリットでしょう。 もちろんこれらは、あくまでも一例にすぎません。資格がなくても仕事はできますが、世の中には資格を活用して、自分の理想とするライフスタイルを手にしている人が数多くいます。今回紹介した資格を活用して、ぜひあなたも理想のライフスタイルを実現してください。 資格取得に関するQ&A 最後に資格習得でよく聞かれる質問とその回答を、いくつか紹介しておきます。 上記の資格は、働きながらでも取得が可能? 資格にもよりますが、基本的にすべての資格は、働きながらでも取得が可能です。実際に、簿記以外の資格の受験者は、社会人がほとんどではないでしょうか。 もちろん、比較的取得の容易な簿記やFPに比べて、不動産鑑定士や公認会計士の難易度は桁違いにむずかしいです。 ちなみに公認会計士は、最低でも3,000時間程度の勉強が必要といわれています。3,000時間を平均受験年数の2年で計画すれば、1日4時間以上の勉強が必要です。 1日4時間以上の勉強を継続するのは決して楽ではありませんが、期間限定であること・リターンが大きいことを考えれば、社会人でも難関資格の取得は十分可能だと思います。 資格取得にかかる費用が知りたい 資格取得にかかる費用(スクールなどの受講料)は、当然資格によって異なります。あくまでも1例になりますが、有名資格スクールを例に各資格の概算授業料を以下にまとめておきます。 またスクールごとに講座の内容も異なるので、必ず複数のスクールを比較検討してみてください。 資格名 講座名 受講料 不動産鑑定士 2年本科生Plus ¥504,000 公認会計士 2年S本科生 ¥780,000 米国公認会計士(USCPA) 総合本科生Plus ¥500,000 宅地建物取引士 総合本科生 ¥147,000 社会保険労務士 総合本科生Basic+Plus ¥275,000 日商簿記2級 2級ダイレクト合格本科生 ¥82,000 調理師免許 調理師本科夜間部 ¥1,784,000 中小企業診断士 1・2次ストレート本科生 ¥270,000 ファイナンシャルプランナー 2級本科生 ¥101,000 データベーススペシャリスト 本科生プラス ¥75,000 資格の学校TAC(調理師を除く) Web通信講座の場合(調理師を除く) 調理師講座:服部栄養専門学校夜間部 2022.6月時点の情報 年収が多少下がっても、もう少し難易度の低い資格はないですか? 今回紹介した資格は、比較的難易度の高いものが多いです。なかには、公認会計士のように超難関資格もあり、忙しくてそこまで時間と労力を割けないという人もなかにはいらっしゃるでしょう。 その場合は、もう少し難易度の低い資格に挑戦してみてください。 今回は事務系の資格のなかから、役立つのに難易度があまり高くないオススメの資格を、いくつか紹介しておきます。 難易度低めのオススメ事務系資格 ・ビジネス実務法務検定 ・ITパスポート ・MOS ・簿記3級 また、今回語学系の資格はあえて紹介していませんでしたが、TOEIC700点・英検準一級あたりを目標にするのも、費用対効果は高いと思います。 まとめ 今回は、社会人人生を大きく変えてくれる可能性がある資格を、10個ほど紹介しました。もちろん、資格取得だけで年収が大幅にアップするほど、世の中は甘くありません。高い年収を手に入れたいなら、資格を実務に活かす努力が必要です。 とはいえ今回紹介した資格があれば、周囲から高い評価を受けやすくなるのも、また事実です。年収アップのきっかけとして、ぜひ気になる資格を検討していただければと思います。 ### 英語の習得に必要な勉強時間は?1,000時間説の真相と学習効率アップ術 英語の習得にどのくらい勉強の時間が必要なのか、これから本格的に英語の勉強を始めようと考えている人にとって、とても気になる話題でしょう。 一般的に英語習得までに必要な勉強時間は、2,200〜3,000時間といわれています。しかし一定の条件を満たせば、1,000時間の学習で十分対応が可能です。 今回の記事では、まず英語習得に必要な時間をきちんと検証して、勉強時間を確保するポイントや効率のよい勉強方法についてわかりやすく解説していきます。 そもそも英語習得にはどれくらい時間がかかるのか? 冒頭でもお伝えしたように、一般的に英語習得まで、2,200〜3,000時間は必要といわれています。2,200時間といえば、毎日3時間勉強しても、丸々2年かかる計算です。 英語の勉強を始める前に、本当に2,200時間も必要なのか、実際のところ最短どのくらいの時間で英語を習得できるのか、英語習得にかかる時間について深堀りしていきます。 「2,200時間」や「3,000時間」といわれる理由とは 英語習得に2,200〜3,000時間かかるといわれる根拠は、アメリカ国務省の付属機関であるFSI(Foreign Service Institute)のデータ※にあります。 FSIは、アメリカ人が外国語を習得するために必要な学習時間を公開しており、日本語は最難関言語として約2,200時間が必要と記載されています。それならば、「日本人が英語を学ぶ場合も同等の時間が必要だろう」というのが、2,200時間説の由来です。 ただしこのデータは、専用の語学習得トレーニングを受講した高学歴のアメリカ政府職員が対象です。そのため、一般的な日本人が英語を使いこなせるようになるまでには、さらに長い3,000時間程度は必要になるだろうというのが、3,000時間説の由来になっています。 とはいえ、日本人の基礎学力は非常に高く、3,000時間はさすがにマージンを取りすぎです。そう考えると、やはりFSIのデータから導いた2,200時間が、ひとつの基準になってくるでしょう。 ※参考: Foreign Language Training - United States Department of State なぜ1,000時間が目安になるのか? 先ほど英語の習得までに2,200時間必要と言いましたが、授業や自習で勉強してきた時間を考慮すれば、新しくおこなう勉強時間は2,200時間も必要ありません。現実的な目標としてオススメなのが「1日3時間・合計1,000時間」です。 中学と高校の授業で800〜900時間、さらに自宅や塾での勉強時間を加味すると、私たちはすでに1,200時間程度の勉強をこなしています。2,200時間から1,200時間を引けば、残りはちょうど1,000時間です。 そう考えると、俄然ハードルが下がり、なんとかクリアできそうな気がしますよね。とはいえ、1,000時間クリアするまでには、毎日1時間勉強しても2年半以上かかる計算です。忙しい社会人が仕事のあとに、2年半以上英語に縛られる生活を送るのは、正直相当な負担がかかります。 それならば、1年間だけ英語を中心に生活すると決めて、毎日3時間集中して勉強する方が圧倒的に結果は出やすいです。もちろん、無理をする必要はありませんが、短期集中で早く結果を出す方が結果的に楽であるということは、ぜひ頭に入れておいてください。 学習者レベル別に必要な学習時間の目安 1日3時間・合計1,000時間を基準にしても、英語習得に必要な時間は、スタート時点のレベルや目標によって大きく変わります。単語や文法をほとんど忘れてしまったという人なら、基礎力の構築から始める必要があるため、新たに2,000時間以上の勉強時間が必要かもしれません。 一方で、中学・高校レベルの単語や文法をある程度理解している場合は、そこから1,000時間程度の集中学習で実用レベルに達する可能性が高いです。 また、TOEICスコア別の勉強時間も、ひとつの指標になります。日本人の平均スコアは612点なので、平均スコアを取れる実力があれば、ノンネイティブとして十分なコミュニケーションができるAランク(860点以上)になるまで、ほぼ500時間で到達できます。※オックスフォード大学の資料を参照 ※ A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success そこから実践的な英会話力を磨いたとしても、やはり合計1,000時間ほど集中すれば、十分な英語力が身につくはずです。もちろん、勉強の成果は勉強の質や継続力にも左右されるため、レベルに応じた無理のない戦略的な学習計画が重要になってきます。 忙しい人でも学習時間を確保するコツ 1年で1,000時間をクリアするには、1日約3時間の勉強時間を確保しなければなりません。忙しい現代人にとって、これはなかなか厳しい条件です。そこでこの章では、忙しい人が勉強時間を確保するためのコツを4つ紹介します。 スキマ時間を徹底的に使い倒す方法 忙しい日常のなかで英語学習の時間を確保するには、スキマ時間の活用が鍵を握っています。通勤時間や昼休み、家事の合間など、たとえ1回数分でも積み重ねれば1日1時間以上の学習時間を捻出することも十分に可能です。 電車通勤なら、ゲームや漫画の代わりに、英単語アプリに取り組んでください。もちろん、英語の本を読んでもいいし、文法の勉強をしても構いません。運転や家事で手が離せない場合でも、リスニングやシャドーイングならできるはずです。 ただ、スキマ時間を最大限活用するためにも、あらかじめ「スキマ時間にやることリスト」の作成は必須になります。1回あたりの勉強時間が短いだけに、その場で「なにをやろうかな……」と考えている時間が、大きなロスになってしまうからです。 空き時間に応じてリーディング、リスニング、単語学習など、分野別に学習内容を準備しておけば、迷わず学習に取りかかれて時間を無駄にしません。 ◆スキマ時間の活用については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 忙しくても読書時間を確保できる5つの方法とは 「やらざるを得ない」環境づくりの工夫 英語学習を継続するうえで、やる気が出ない日をどう乗り越えるかが、非常に重要なポイントになってきます。忙しくて疲れていても、ほかに悩みごとがあってもいつも通り勉強を続けていくには、自分の意志に頼らずやらざるを得ない環境をつくるしかありません。 たとえば、週に数回オンライン英会話を予約してしまえば、強制的に会話の場が発生し、サボりたい気持ちを抑制してくれます。「今日はここまでやる」と学習内容をSNSで宣言したり、仲間と進捗を報告し合ったりするのもよいでしょう。 また、図書館やカフェ、家族の目が届くリビングなど、人目のある場所で勉強するだけでも気が引き締まるものです。 誘惑の多いスマホは、機能制限アプリなどを導入して、勉強中に使用できないようにすれば、習慣化がぐっとラクになります。 ◆スマートフォンの対処法については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 読書量の多い人の特徴とは?読書を通じて人生の質をアップしよう 第三者のサポートを受ける 英語の勉強をひとりで続けるのは、想像以上に大変です。とくに、成果をなかなか感じられない初期段階にモチベーションを落としてしまい、途中で勉強をやめてしまう人が少なくありません。 独学で勉強を続けることに自信がもてないなら、英会話スクールやコーチングサービスなど、第三者によるサポートの活用をオススメします。たとえば、コーチングサービスを受ければ、自分のレベルや生活環境に応じた最適な学習プランを提供してくれます。 進捗状況の確認やフィードバックをしてもらえるので、自分では気づけない課題や勉強の優先順位が明確になるのも嬉しいポイントです。また、疑問や不安のケアもしっかりとおこなってくれるので、脱落の確率を大幅に軽減できます。 もちろんそれなりに費用は必要ですが、ひとりで頑張りきれないなら、人の力を借りるのも立派な戦略です。 ◆オススメの英会話コーチングサービスについては、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 本気で英語力を伸ばす!ビジネスパーソン向け英会話コーチング9選 ◆初心者向けオンライ英会話については、コチラの記事でお読みいただけます 英会話 初心者にオススメのオンライン英会話5選!挫折しないためのコツも紹介 音声中心の学習スタイルのすすめ 英語学習を習慣化したい人にとって、音声ベースの英語学習は非常に有効です。英会話の半分はリスニングであり、いくら話せても相手の話を聞き取れなければ会話が成立しません。 通勤中や家事の合間など、手がふさがっていても耳は使えるため、忙しい人でもスキマ時間を無駄にせずリスニングのトレーニングが可能です。とくに初心者は、できるだけ英語を聴く時間を増やして、英語独特の発音やリズム、イントネーションに慣れる必要があります。 ただし、聞きっぱなしはNGです。スクリプト付きの教材や字幕ありの音声を選び、あとからでいいので必ず不明点を確認するようにしましょう。 なお、リスニングに慣れていないうちは、単語帳や文法書の音声を使うのがオススメです。学習者向けに発音もクリアだし、聞き取れない箇所の確認も簡単にできます。無理をせずに、「こんなに簡単でいいの?」と思うくらいやさしい題材からスタートするのが、音声学習を続けるコツです。 ◆リスニング力を効率よくアップする勉強法については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話のリスニング力を効率よくアップする勉強法 英語学習を効率よく進める5ステップ 1,000時間も勉強するなら、できるだけよい結果を出したいですよね。そこでこの章では、「効率のよい勉強法」のポイントを簡単に紹介しておきます。 ◆社会人にオススメの学習法については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 【英語初心者向け】社会人にオススメの英語勉強法と挫折しないコツとは ゴールを明確にして学習の無駄を省く 英語学習を始める前に、最初にやるべきことは「自分が英語を使ってなにをしたいのか」を明確にすることです。たとえば「海外旅行で困らない英会話がしたい」のか、「TOEICで800点を取りたい」のかによって、学ぶべき内容や使う教材はまったく変わってきます。 ゴールが曖昧なままでは、あれもこれも手を出してしまい、結果として無駄な時間と労力を費やすことになりかねません。逆に、目的がはっきりしていれば、「今はリスニング強化に集中しよう」「単語は旅行で使える表現を優先しよう」といった判断がしやすくなります。 目標は「3か月後に英語で自己紹介できるようになる」というように、行動に直結する具体的な内容に設定するのがポイントです。そうすれば自然と学習の道筋が見えてくるし、最短で結果を出せるようになります。 ◆明確な目標設定の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 毎日英語を続けるコツとは?習慣化しやすい勉強法を紹介 中学レベルの単語・文法を短期集中で押さえる 英語学習を効率よく進めたいなら、まずは中学レベルの単語と文法を一気に固めることが何より重要です。なぜなら、英語の基礎構造は中学英語でほぼカバーされており、日常会話やTOEICの基礎問題もこの範囲で十分対応できるからです。 複雑な文法を学ぶ前に、be動詞・一般動詞・時制・疑問文など、基本の型を短期間で一気に身につければ、リスニングやスピーキングの理解度もぐっと上がります。 ポイントは、「一気に」という点です。毎日30分しかやらなければ、単語帳や文法書を終えるまで時間がかかりすぎて、記憶の定着効率がどうしても下がってしまいます。 一方、1〜3か月で1冊終わらせる短期集中型学習なら、モチベーションを維持しやすく、知識の抜け落ちも最小限で済みます。 ◆単語と文法の学び直しについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 社会人のための英語学び直しガイド|効果的な勉強法と継続のコツ 発音は「通じるレベル」でOK 英語を話すうえで発音は非常に大切ですが、ネイティブのような完璧な発音を目指す必要はありません。第二言語として英語を学ぶ人に必要なのは、「正しい発音」ではなく「通じる発音」です。 実際、ネイティブといっても、国ごとに発音やアクセントは異なります。同じ国でも地域・環境・職業が違えば、話し方も変わってくるものです。これは、日本語でもまったく同じですよね。 とはいえ、「L/R」「B/V」の区別、リンキング(単語同士の音のつながり)やリダクション(音の省略)といった英語独特のルールは押さえておかないと、通じないし相手の話も聞き取れません。 今は発音を丁寧にレクチャーしてくれる動画が数多くあるので、正しい口の動きや音の出し方を意識しながら、発声練習を繰り返してください。 可能であれば、オンライン英会話などを利用して、講師から指導を受けるのも効果的です。発音のクセは最初についたものがそのまま定着しやすいので、早い段階での基礎づくりが通じる発音を身につけるポイントです。 ◆効率よく発音を身につける方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英語が話せるようになりたい人必見!効果的な学習法と実践のコツ 耳が慣れるまで徹底的に音声を聞き込む 自分がいくら話せても、相手の言っていることを聞き取れなければ会話は成立しません。 文法や単語を知っているはずなのに、実際の会話になると聞き取れないのは、英語特有のリズムや音のつながり(リエゾン)に耳が慣れていないのが最大の原因です。 耳が英語に慣れるまで、とにかく徹底的に英語を聞き込みましょう。題材の難易度にもよりますが、最初はなにを言っているのか、ほとんど理解できないかもしれません。でも、毎日英語を聴くうちに、少しずつ英語に慣れてきます。 リスニングに自信がないうちは、やはり最初は単語帳や文法書など、内容を知っている教材の音声を使って練習するのが現実的です。まずは、1日15分でもいいので、同じ音声を何度も繰り返し聞き込んでください。 ある程度慣れてきたら、音読やシャドーイングも取り入れると、リスニングと同時にスピーキングも鍛えられて一石二鳥です。 ◆リスニング学習については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 英会話(英語)初心者はなにから始めればいい?最短で話せるための学習法とおすすめ教材 実践練習で「話す筋肉」を鍛える 英語を「理解する力」と「話す力」は、まったくの別物です。単語や文法を知っていても、実際の会話でうまく言葉が出てこないのは、「話す筋肉」が鍛えられていないからです。こういった状況を解消するには、頭で考えるだけでなく、声に出して英語を使う実践練習が欠かせません。 初心者の場合、短い日本語の文章を英文に変換する「瞬間英作文」などは、非常に取り組みやすいでしょう。有名な「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」は、文法ごとに分類されているので、スピーキングと同時に文法のおさらいにも役立ちます。 日本語→英語という翻訳グセがつき英語脳の構築を邪魔するという批判もあるようですが、日本語をまったく使わずに英語を身につけるのは、初心者にとってかなりハードです。 オンライン英会話などで、瞬間英作文を使ってガンガン話すうちに、「英語で考え、英語で話す感覚」が自然と育ってきます。まずは「伝える」ことを意識して、とにかく実践を重ねていくことに集中しましょう。 ◆効率よく英会話を上達させる方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 最短で効果を実感!効率よく英会話を上達させる方法とは 英語の勉強時間を短縮するための科学的アプローチ いくら英語をマスターしたいといっても、社会人ともなれば英語の勉強ばかりしているわけにはいきません。せっかく英語の勉強をするなら、できるだけ効率よくおこないたいもの。そこで最後に、勉強時間短縮を実現できる学習アイデアを5つ紹介します。 アクティブリコールで能動的に学習 アクティブリコールとは、一方的に講義を受けるスタイルではなく、自ら能動的に学んでいく学習法です。 たとえば、単語帳を見ずに、今日覚えた単語を思い出してみるといった方法も、アクティブリコールです。「うーん、あれなんだったっけ……」と、一生懸命思い出すプロセスを挟むだけで、記憶の定着度は一気にアップします。 単語の勉強ひとつとっても、以下のようなアクティブリコールが考えられます。 アクティブリコール例 覚えた英単語を使って例文をつくる 反対語や類義語を思い出す ノートに書き出す 覚えた内容を説明する 小テストで進捗を確認する もちろん、単語以外にもあらゆる分野において、アクティブリコールは可能です。たとえば、英語のニュース記事を読んだあと、その内容を要約してみてください。さらに、音読したり、誰かに説明したりすれば、読む・書く・話す・聞くという4技能を、効率的に鍛えられます。 なんといっても、能動的な学習で得た情報は、単なる知識ではなく、自分の言葉として使えるようになります。少しずつでいいから、ぜひ「受け身から主体的に学ぶ学習」へシフトしていきましょう。 ◆アクティブリコールついては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶に残る覚え方8つのアイデアとは  「インプット→アウトプット」一体型で記憶定着 英語を効率よく習得したいなら、「インプット(読む・聞く)」と「アウトプット(話す・書く)」をワンセットで考えるべきです。多くの人が「まずはインプットを完璧にしてから話そう」と考えがちですが、それではなかなか実践で使える英語は身につきません。 新しく覚えた単語や文法があれば、すぐに使ってみましょう。たとえば、「should have done(〜すべきだった)」というフレーズを覚えたら、実際に「I should have done this yesterday.(昨日のうちにやっておくべきだった)」と口から出してみるのです。 そうすれば、やるべきだったのにやらなかったという後悔のニュアンスまで、しっかりと記憶に定着します。 ほかにも、アウトプットとして以下のようなものが考えられます。 アウトプット例 SNSで情報発信する 日記を書く オンライン英会話で話す 海外の友人と話す 独り言をつぶやく 誰かに覚えた内容を説明する もし可能なら、複数の方法でアウトプットすると、より強固に定着します。インプットしたらできるだけ早くアウトプットする、この黄金ルールをぜひ意識しながら勉強してみてください。 反復学習と間隔学習で長期記憶への定着率をアップ 英語を確実に覚えるには、繰り返し復習する「反復学習」が不可欠です。しかし、せっかく復習をしても、適切なタイミングでおこなわないと効果は半減します。 一般的に「復習は早いほうがよい」とされていますが、近年では「完全に忘れる一歩手前で復習するのがベスト」という説が有力です。 間隔学習をベースとした学習法を提唱するPiotr Woźniak博士※は、「復習の間隔を長くするほど記憶は定着しやすい」と述べています。 ただし、完全に忘れてしまうとゼロからやり直しになるため、短い間隔からはじめて、徐々に伸ばしていくのが理想的です。最適な復習間隔には個人差があるため、翌日→1週間後→1か月後と間隔を広げながら試し、自分に合ったペースを見つけてください。 ※参考: SuperMemo method ◆スペースド・リピティション(間隔学習)については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 海馬は記憶の司令塔「海馬と記憶の関係性について」 複数スキルを交互に学ぶ「インターリービング法」 長時間の勉強が苦手な人にオススメなのが、「インターリービング法」という学習スタイルです。同じ内容を延々と続けるとどうしても飽きてしまうため、インターリービング法では、違う種類の学習を挟み込んで集中力の低下を防ぎます。 たとえば、「単語を30分→リスニングを30分→英文法を30分」といった具合に、学習内容を小分けにして切り替えていきます。切り替えるたびに脳が新たな情報処理をおこなうため、集中力が維持されやすく、飽きずに学習が続けられるわけです。 ただし、人によっては切り替えが多すぎると、かえって集中力が途切れてしまうことも考えられます。切り替えまでの時間を長くする・切り替えの回数を減らすなど、時間配分は自分のペースに合わせて調整してください。 ◆トピックを切り替えて飽きを防止する方法については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 記憶の種類と記憶力を改善する方法について 動画・アプリ・AIの活用術 英語関連の最新テクノロジーを最大限に活用できれば、学習効率は大幅に向上します。YouTubeやNetflixといった動画では、実践的な表現や自然な英語のリズムを学べ、リスニングや語彙力の向上に大きく役立ってくれるでしょう。 また最近では、単語・リスニング・発音・ライティングなど、目的別に優れたアプリが豊富に揃っています。たとえば、単語を覚えるなら「Anki」や「Quizlet」など、復習間隔を自動で調整してくれるアプリが便利です。 「TED」や「BBC Learning English」など、スプリクト付きのリスニングアプリも豊富にリリースされています。 また「ELSA Speak」や「Speak」のようなスピーキング系アプリを使えば、自分の発音や単語の間違いが一目で確認でき、正しく話せるまでAIが文字単位でフィードバックしてくれます。 ライティング力を伸ばしたい人は、ChatGPTなどのAIに英作文を添削してもらうのもオススメです。 ◆英語学習にオススメのアプリについては、コチラの記事でもお読みいただけます 英会話 大人の初心者向け英会話学習法を徹底解説 まとめ 英語を不自由なく使えるようになるには、「1日3時間・合計1,000時間」ひとつの目安になります。1日3時間の勉強を1年間続ければ、必ず納得のいく結果が出ます。 もちろん、目標に合った勉強法で、というのが大前提です。今回の記事を参考に、まずはゴール設定から、じっくりと取り組んでみてください。 なお、私ども瞬読では、英語を英語のまま学ぶ「瞬読英会話」の体験会を開催しています。日本語訳から脱出して、英語脳を構築したい人は、ぜひ体験会で詳細を確認してください。 ### 年収が高い人に共通する9つの特徴とは?「年収が高い人になる方法大研究」 テレビや雑誌で年収の高い人の話を目にするたびに、なれるものなら自分も高い年収を手にしたいと、誰もが思いますよね。 ところが、ほとんどの人は、「お金を稼いでいるのは才能のある特別な人だから、自分には到底ムリ」と諦めてしまいます。 でも、成功者も私たちも同じ人間です。もっている能力はそれほど変わらないはず。では一体なにが違うのかというと、「成功に直結する思考と行動ができているかどうか」これに尽きると思います。 ということは、年収が高い人の特徴「成功に直結する思考と行動」をマネすれば、私たちの年収もグンとアップする可能性があるはずです。 そこで今回は、年収が高い人の特徴と年収が高い人になる方法について、深堀していきます。年収アップに興味のある人は、ぜひ最後まで読んでみてください。 年収が高い人の特徴9選 年収をアップさせたいなら、冒頭でもお話ししたように、年収が高い人のマネをするのが一番です。今回は、年収の高い人がもつ特徴のなかでもとくに重要なポイントを、9個ピックアップしてご紹介していきます。 年収が高い人の特徴9選 得意なことに集中 適切な時間管理 自己投資は惜しまない なによりも健康に気をつかっている 数字に強い 相談できる仲間がいる とにかく行動が速い オンオフの切り替えがじょうず キャリアチェンジに積極的 それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 得意なことに集中 年収の高い人は自分の能力の限界値を知っているので、なんでもかんでも自分でやろうとはしません。苦手な分野やほかの人でも大丈夫な業務に関しては、できるだけ人に任せてしまいます。 たしかに、苦手なことにムリして取り組むよりは、その時間を得意なことに集中したほうが、よりよい結果が期待できるでしょう。 また年収の高い人は、時間についても集中投資を心がけています。 忙しい人ほど、業務メールや電話、打ち合わせなどに時間を取られるものです。こういったものすべてにリアルタイムで対応しようとすれば、集中力は分断され、仕事の効率は劇的に悪化するでしょう。 そのため、年収の高いデキる人は、以下のように明確なルールを定めている人が多いです。 メールなどのチェック返信は、決まった時間におこなう 電話は極力使わない(相手にも周知しておく) 打ち合わせは、可能な限り、Zoomやチャットなどで対応 重要な仕事は、邪魔の入らない朝(午前中)に済ませる もし今うまく仕事を回せていないと感じているなら、「他人に任せられること」「仕事の優先順位」を明確にすると、効率は大幅にアップすると思いますよ。 適切な時間管理 先ほど、年収が高い人の時間管理について触れましたが、年収をアップしたいなら適切な時間管理は必須です。 どんなに優秀な人でも、1日に使える時間は24時間と決まっています。年収の高い人ほど仕事が押し寄せてくるので、優先順位を決めて対応しないと仕事が回りません。 また年収の高いデキる人は、いくら忙しいからといっても、必ずスケジュールに余白を残しておくものです。スケジュールが目一杯だと、なにかトラブルや緊急度の高い事案が発生した際に、対応できませんからね。 また大きなチャンスは、概して突然飛び込んでくるものです。せっかく大きなビジネスに発展しそうなのに、まったく身動きが取れないようでは、みすみすチャンスを逃してしまいます。 だから一見ムダなようでも、デキるビジネスパーソンは、必ずスケジュールに余白をもたせておくのです。 自己投資は惜しまない 積極的な自己投資も、年収が高い人の典型的な特徴といえます。 Googleの検索上位に表示されるには、なによりもEAT(専門性・権威性・信頼性の頭文字)が重視されますが、これは実際のビジネス社会でもまったく同じです だから「この人になら仕事を任せても大丈夫」という権威性と信頼性を獲得するために、年収の高い人ほど専門分野の勉強を怠りません。必要な書籍があれば読み漁り、高額な勉強会にも積極的に参加しています。 ただし、現在のビジネス市場は、すべての分野で飽和状態です。いくら専門性があってもそれだけでは生き残れない、非常に厳しい時代になりました。 そういった状況下で勝ち残るために、高年収者は、複数の専門性を掛け合わせて独自の強みをつくり出しています。もちろん、AIやブロックチェーンといった最新のトレンドにも敏感です。 「専門性×専門性で自分の市場価値を高める」という思考は、ぜひマネしたいところですね。 なによりも健康に気をつかっている アメリカでは、太っていると自己管理能力が欠けているとみなされ、仕事に影響が出るそうです。日本ではそこまで極端ではないにしても、年収の高いデキるビジネスパーソンは、やはり健康に投資を惜しみません。 食事に気をつけ適度に体を鍛えている人は、見た目もパワフルですし、なんといっても仕事に対する姿勢がエネルギッシュです。年齢とともに体型が崩れてしまう人の多いなか、健康に気を使っている人は、それだけで周囲から高く評価されます。 また年収の高い人は、基本的にハードワーカーです。殺到する仕事をきちんと回すしくみも整っていますが、それでもいざという時には徹夜もこなせるくらい、常に健康に気遣っています。 とくにこれからは、70歳を越えても働き続ける人が増えてくるはずです。私たちも健康への投資を、もっと真剣に考えるべきでしょう。 数字に強い 厳しいようですが、ビジネスは結果がすべてです。どんなに頑張って仕事に取り組んでも、最終的に十分な売上と利益を確保できなければ、ビジネスは成り立ちません。 だから年収の高い人は、とことん数字にこだわります。そうやって事前に細部まできちんと検証するからこそ、十分な利益が生まれ、その見返りとして高い報酬を手にしているのです。 ただ勘違いしてほしくないのですが、「数字に強い=会計業務に精通している」という意味ではありません。むずかしい会計用語などは、別に知らなくても問題ないです。 その代わり、ビジネスの概要をみて、大まかな試算をすばやくおこなえる能力が求められます。 たとえば、知り合いの経営者から、突然レストラン経営の話が飛び込んできたとしましょう。デキるビジネスパーソンは、人の流れや商品単価・客席数・回転率などを予測して、その場で「イケるかどうか」を判断します。 もしこういった判断ができなければ、とりあえず調査や計画作成をひと通りおこなわなければなりません。ビジネスとして成立すればよいのですが、その計画がNGになれば、費やした時間と労力がムダになってしまいます。 こういった経営判断を瞬時におこなえるのも、すべては高収入者が高い数字感覚をもっているからにほかなりません。 他人を巻き込む力がある どんなに優れたビジネスパーソンでも、すべての業務に精通している人は少ないものです。だから自分ができない業務は、他人の力をじょうずに活用して、業務を円滑に進めていく必要があります。 その際に必要なのが、他人を巻き込む力です。年収の高いビジネスパーソンは、仕事の必要性や得られるメリットなど、ビジネスの魅力を情熱とともに周囲へ伝えていきます。 もちろん、メリットや情熱だけで、周囲の人が動いてくれるとは限りません。だから、他人の力をいつでも貸してもらえるように、日頃から信用を積み立てています。 「あの人のいうことなら間違いないだろう」と思ってもらえるからこそ、いざというときに優先してサポートしてもらえるのです。もちろん自分のサポートをしてもらう前に、積極的に他人の手助けをするなど、周囲への気遣いも欠かせません。 とにかく行動が速い 「ビジネスで結果を出すには、何をおいても行動が大事」と、年収の高い成功者は口を揃えていいます。 もちろん、綿密な調査や計画も大事です。きちんとした裏づけがなく行動をするのは、ただの無謀でしかありません。しかし世の中のビジネスパーソンは、失敗を恐れるあまり、行動量が少なすぎます。 実際は「準備1:行動9」くらいの意識で、やっとバランスが取れる感じではないでしょうか。 失敗をマイナス査定する日本企業で働く限り、行動を尻込みする気持ちはとてもよくわかります。ただ消費者の多様化が進み、毎年のように新しい技術が生まれる現代のビジネス市場では、なにが正解なのかいくら頭で考えても永遠にわかりません。 そういった状況のなか、行動が速ければ、よくも悪くもすばやく次の一手が打てます。競合企業が動き出す前に、素早く行動して、常に業界を引っ張っていく意識をもつ。こういったスピード感は、ぜひマネしたいところです。 オンオフの切り替えがじょうず 年収の高い人は、オンオフの切り替えもうまいですね。プライベートの時間があってこそ、豊かな感性が磨かれ、それが仕事にもよい影響を与えるという流れを知っているからでしょう。 仕事のデキる人に依頼は殺到しますから、うまく気持ちを切り替えないと、仕事にばかり時間を取られてしまいます。幸いなことに、最近ではリモートワークも普及し、うまく時間調整をすればオンオフをわけやすくなりました。 (自宅だとダラダラしてしまうという人も多いですけどね) またオフタイムが充実すると、仕事以外の人と触れ合う時間が増えるので、非常に気持ちがリフレッシュします。趣味の集まり・町内会の会合など、オフタイムで知り合った人脈には、なんといっても面倒くさい利害関係がありませんからね。 忙しい高年収者だからこそ、多少ムリをしてでも、プライベートの時間はしっかりと確保すべきです。 キャリアチェンジに積極的 年収の高い人は、ほぼ必ず転職を経験しています。年功序列型の評価体系をベースとする一般的な日本企業で働く限り、どんなに結果を出しても、大幅な報酬アップは望めないからです。 今や新卒採用者を、じっくりと自社カラーに教育する余裕のある企業は、そう多くありません。多くの企業では、報酬をたくさん支払ってでも、豊富な知識と経験のあるビジネスパーソンを中途採用したいと考えています。 もちろん、今までにも転職をする人はたくさんいました。でも残念ながら、そういった転職のほとんどが、キャリアダウンを前提とした転職です。 しかし今の転職は、まったく背景が異なります。能力のある即戦力なら、高額な報酬と役職を約束された転職も十分可能になったのです。 これからは日本でも、自分を高く評価してくれる会社にステップアップしていく優秀な人材が、ますます増えていくでしょう。 年収が高い人になる方法 年収が高い人になりたいなら、前述のとおり、まずは年収が高い人の特徴をマネするのが一番です。とはいえマネだけしても、そのほかの基本的なポイントを理解しておかないと、なかなかうまくはいきません。 ということで、ここでは年収が高い人になる方法を4点紹介していきます。 年収が高い人になる4つの方法 今後のキャリアプランを練り上げる まずは専門知識を磨き上げる 目指すは「専門知識×外国語」 伸びている分野に参入する すべて大事なポイントばかりなので、ひとつずつしっかりと身につけていきましょう。 今後のキャリアプランを練り上げる 年収をアップしたいなら、まずはキャリアプランの作成を強くオススメします。キャリアプランは、いうなれば地図のようなものです。目的地も方向も決めずに動き出しても、どこに到着するかわかりませんよね。 だから最初に、到達したい目的地と方向を、ビシッと決めなくてはならないのです。 前述のとおり、能力さえあれば、有利な条件での転職も比較的簡単な時代になりました。なので、転職の可能性を折り込みながら、将来どのような会社でどういう仕事をしていきたいかを計画していきます。 ただし、現代は想定外の事態が多すぎて、キャリアプランは意味がないという意見も最近多いですね。たしかに今の計画が、1年後にできた新しい技術革新によって狂ってしまうことだって十分にあり得ます。 そう考えると、キャリアプランはムダなような気もしますが、決してそんなことはありません。条件が変わったら、その時々に修正を加えながら、再び目的地に向かって進み続ければいいんです。 もちろん、長期計画であれば、途中で目的地が変わることもあるでしょう。でもまったく問題ありません。大事なのは、無計画に行動しないことです。 専門知識を磨き上げる 今の日本には、もはやほぼすべてのサービスが揃っているといっても過言ではありません。そういう飽和市場のなかで顧客に選んでもらうには、やはり専門家としての信頼性がもっとも重要になってきます。 そういう状況を熟知しているビジネスパーソンは、専門知識の習得に最優先で取り組みます。しかし専門家として十分な知見を身につけても、油断は禁物です。知識はどんどん陳腐化していきますから、常にアンテナを張り、知識のアップデートを心がけていきましょう。 また前述のとおり、「専門性×専門性」で自分の市場価値を高める努力も必要です。掛け算をする分野は、人それぞれ。「不動産営業×税務」「人事×法務」など、その人の状況に応じて適切な分野を選んでください。 ただしあまりにもニッチな分野を選んでしまうと、独自性はあっても、需要がまったくない可能性もあります。市場規模や競合の状況なども加味しながら、専門分野は慎重に選びましょう。 ◎読書量と年収の関係性ついては、こちらの記事もどうぞ 速読術 読書量と年収は比例する?1日30分・月に4冊が年収アップの目安に 目指すは「専門知識×英語」 先ほど、専門性と専門性を掛け合わせて、独自の強みを生み出すという話をしました。掛け算する専門分野は多いほどオリジナリティは出ますが、あまりにも多すぎるとどれも中途半端になってしまいます。 そこでオススメなのが、「専門性×専門性」に対し、さらに英語を組み合わせる方法です。 これまで英語の勉強をしてこなかった人にすれば、英語の習得は少々大変に感じるかもしれません。もちろん、英語の習得は楽ではないのですが、リターンは非常に大きく、努力する甲斐は十分にあると思います。 なんといっても、英語ができると、市場が世界へ一気に広がります。アメリカやイギリスだけでなく、アジアのように英語を母国語にしない国でも、英語さえできれば商談は可能です。 そう考えると、これから6,000万人台にまで人口が減少する日本だけを相手に働くよりも、年収が高くなるのは当然でしょう。 また、会計のような英語と親和性の高い専門分野なら、わざわざ新しい専門分野の勉強をしなくても「専門分野×英語」だけで十分戦えます。米国公認会計士(USCPA)といった海外の資格取得を視野に入れて、海外勤務も検討してみてはいかがでしょうか。 なお、掛け算する語学は英語がベストですが、多少飽和状態なのも事実です。もし可能であれば、中国語やスペイン語といった他言語も検討してみると、より可能性が広がるかもしれません。 伸びている分野に参入する 年収の高い人は、おしなべて伸びている分野に関わっている印象があります。なぜかというと、ビジネスでの成功には、シェアの確保が欠かせないからです。 すでに飽和状態に入った斜陽産業で、市場のパイを奪うのは至難の技です。その点、今伸びている分野には、まだまだ大きな競合は参入していません。タイミングさえよければ、新規参入でもNo.1のシェアを奪うことは十分に可能です。 個人的には、以下のような分野に最近注目をしています。 フードデリバリー ゲーム VOD(ビデオ・オン・デマンド) 流通 IT 農業(自動運転) コロナウイルスの影響もあり、フードデリバリーは一気に普及しましたよね。自宅にこもる時間が増えたため、ゲームやVOD(ビデオ・オン・デマンド)の需要もうなぎ登りです。 競合対策は必須ですが、こういった伸びる分野でビジネスを仕掛ければ、成功の確率は間違いなくアップするでしょう。 まとめ 冒頭でもお話ししたように、年収をアップさせたいなら、年収が高い人の特徴をマネするのが一番確実です。 今高い年収を手にしている人も、最初から今のような特徴を兼ね備えていたわけではありません。最初は成功者の特徴をマネしながら、試行錯誤して成功者の特徴を身につけたはずです。 私たちも、同じように、年収が高い人のよい特徴をどんどんマネしていきましょう。 ### 【英語初心者向け】社会人にオススメの英語勉強法と挫折しないコツとは 英語の必要性はわかっているけれども、忙しくてなかなか英語の勉強ができない。そのような悩みをもつ社会人は、世の中にたくさんいます。 たしかに、仕事が終わってから毎日2〜3時間の勉強時間を確保するのは、簡単ではないでしょう。しかし英語を勉強する目的を明確にし、効率的な勉強をすれば、必ず英語の勉強はうまくいきます。 今回の記事では、忙しい社会人の英語勉強法について、わかりやすく解説していきます。 社会人が英語の勉強で手にする5つのメリット これから忙しい社会人向けの英語勉強法を紹介していきますが、その前に英語の勉強で得られるメリットをしっかりと押さえておきましょう。英語を勉強する理由が明確だと、途中で挫折する危険性が少なくなりますので。 忙しい社会人が英語の勉強で得られる主なメリットは、以下の5点です。 社会人が英語の勉強で得られる5つのメリット 仕事の選択肢が増え、年収アップの可能性も 昇進や転職がしやすくなる 海外の最新情報を素早く手に入れられる グローバルな視点が身につく 世界各地に人脈が広がっていく それでは、ひとつずつ解説します。 仕事の選択肢が増え、年収アップの可能性も 英語ができると、単純に仕事の選択肢が増えます。海外との取引を任されるかもしれないし、海外支店のある企業なら、海外支店への転勤もありえるでしょう。 また、年齢やキャリアが条件に合えば、外資系企業でバリバリ働く選択肢も出てきます。そうなれば、年収も大幅にアップするのは間違いありません。 株式会社キャリアインデックスが2016年におこなった調査※によれば、高年収(年収700万円以上)の人は、約半数(48.7%)が英語で日常会話や読み書きがこなせるそうです。 一方で、年収500万円未満になると、英語ができる人は22.4%にまで下がってしまいます。こういったデータをみると、あらためて英語力と年収アップの関係がわかりますよね。 ※参考:「英語力と年収は密接な関係あり。年収700万円以上の人は約半数が英語での日常会話や読み書きが出来ると回答」年収・転職 実態調査 vol.7:キャリアインデックス ◆英語を専門分野に活かす方法については、こちらの記事で確認できます 速読術 年収が高い人に共通する9つの特徴とは?「年収が高い人になる方法大研究」 昇進や転職がしやすくなる 英語の能力は、昇進や転職とも大きな関係があります。というのも、ある程度の規模の会社では、昇進や転職の際に一定以上の英語力が求められるのです。 日本の企業は、TOEICのスコアで英語力を測るケースがほとんどです。個人的には、スピーキングとライティングのないTOEIC( L&R) は、英語力の基準としてふさわしくないと思っています。しかし、現実的に企業が求めている以上、やはりTOEICの高得点は昇進や転職に不可欠です。 たとえば日本IBMの場合、海外出張のある次長クラスの要件として、TOEIC730以上が求められます。中途採用をみると、大正製薬海外事業開発:800以上、大阪ガス海外事業開発:860以上と、かなりの高得点が必要です。(あくまでも一例です) もちろんTOEICのスコアがいくらよくても、実際に仕事で使えなければ、すぐに仕事から外されてしまうでしょう。常に英語力のブラッシュアップを要求される厳しい世界ですが、その分よりよい報酬と待遇が期待できます。 海外の最新情報を素早く手に入れられる ※参考:Top Ten Internet Languages in The World 英語を勉強する最大のメリットは、「海外の最新情報が手に入ること」だと思います。 今は、わからないことがあれば、まずネットで調べるのが当たり前です。じつは、日本語サイトを利用するユーザーは、英語の1/10しかいません。つまり、英語のサイトが読めると、今までの10倍もの情報量が手に入るわけです。 そうなれば、海外の最新情報をいち早く手に入れて、ライバルに差をつけることだってできます。 実際YouTubeをみていると、こういった情報格差で収入を得ている人がたくさんいますよね。Apple製品の裏技がアメリカで広まれば、日本で情報が広まる前に、すぐにレビュー動画を発信する。そういう動画には、それこそあっという間に何十万もの再生回数がつきます。 有名なメンタリストDaiGoさんも、自分で心理学の研究をしているわけではありません。誤解を恐れずにいえば、海外の文献をうまく日本に紹介するだけで、あれだけの地位を築いたわけです。 私たちだって、海外の情報をうまく活用すれば、大きな利益を得ることも可能です。そう考えると、英語の可能性に、ワクワクしてきませんか? グローバルな視点が身につく 先ほどネット上での言語間格差について、お話ししました。こういう話をすると、なかには「海外の情報は日本のニュースをみればわかる」というかたがいます。 しかし、はっきりいって、その認識はかなりズレているといわざるを得ません。なぜなら、日本のメディアが発信するニュースには、日本人としてのバイアス(偏り)が大きくかかっている可能性が高いからです。 その点、海外の情報が理解できると、日本の情報と比較できます。実際英語のニュースをみていると、「あれっ、日本とかなり論調が違うな……」と感じる場面がしょっちゅうです。 逆に、日本のニュースのほうが正確な場合もありますから、どちらがいい悪いではありません。ポイントは、英語ができるとグローバルな視点で世界の動きがわかる、というところにあります。 ほとんどの人が日本語しかわからない国で、海外の情報がダイレクトに理解できるのは、本当に大きなメリットだと思います。 世界各地に人脈が広がっていく 最近はSNSの発達もあり、日本にいながら海外の人と簡単に交流できるようになりました。しかしほんの20年前までは、日本に住んでいる外国人としか、出会うチャンスはなかったのです。 現在では、SNSでDMを送れば、すぐに相手とコンタクトが取れます。さらに、Zoomを使えば、無料で顔を見ながら話もできます。そう考えると、今や国境などないようなものです。 こういったグローバルな環境なのに、日本語しか話せなければ、日本人としか交流がもてません。これは非常にもったいない話です。英語ができれば、日本とは違う価値観をもつ人と知り合えます。 人口減少・少子高齢化・自給率の低さなど、課題が満載な国「日本」に住むのが、私たち日本人です。そういった状況を打破するためにも、これからはますます海外とのコミュニケーションが必要になっていくでしょう。そのためにも、英語力は必ず身につけておくべきです。 社会人の英語勉強法「基本4ステップ」 世の中には、さまざまな英語勉強法が溢れています。継続できるなら、どの勉強法を選んでも構いません。ただし、決して外してはいけないポイントがあるのも事実です。この章では、そういったポイントを組み込んだ「基本的な勉強の流れ」について解説していきます。 1:英語学習のゴール設定 英語の勉強をスタートする前に、必ず「英語学習のゴール設定」をしてください。なぜ最初にゴール設定をしなければならないのかというと、目標が決まっていないと途中で挫折する確率が大幅に高くなるからです。 英語学習は、1か月で完了するような甘いものではありません。毎日少しずつ努力を積み重ねていく必要があり、少なくとも年単位での展望が必要です。 忙しい社会人が長期間英語の勉強を続けるのは、正直かなり大変だと思います。途中で上達が感じられず、イヤになることもあるでしょう。そんなとき心の支えになってくれるのは、「どうしてもこうなりたい」という明確なゴール設定です。 また、英語学習をはじめる理由は、人それぞれ違います。 海外のクライアントと英語で商談をしなければならない 会社の公用語が英語になった 海外支店に英語のメールを送る必要がある 英語のサイトから情報収集をしたい 同じビジネスユースでも、会話重視なのかリーディング・ライティング重視なのかで、勉強内容はまったく変わってきます。だから、最初に目的を明確に決めて、適切な勉強法を選択するのが、重要になってくるわけです。 2:中学生レベルの英単語と文法の習得 英語を勉強する目的が決まれば、いよいよ英語学習のスタートです。 勉強の内容は、現時点の英語レベルによって変わってきます。しかし、TOEICで800点以上、英検準1級程度の知識がない場合は、まず中学生レベルの英単語と文法の習得を目指してください。 英単語学習 まず英単語ですが、学習要項に書かれている「1,600〜1,800語」をしっかりと押さえるのが先決です。1,800語程度覚えれば、とりあえず中学校で習う英文法の勉強に進めます。 最終的な語彙量としては、目的に応じて以下の数字を目安にしてください。 目的別語彙量 大学入試(難関大学):6,000〜8,000語 TOEIC700点:7,000語 TOEIC900点:10,000語〜 英検準1級:8,000語 英検1級:10,000〜15,000語 洋書の多読(〜YL6程度):5,000〜8,000語 洋書の多読( TIME誌など):10,000〜20,000語(求める理解度による) なお、日常会話は3,000語程度で十分成立しますが、日常会話を目的にする社会人は少ないはずです。実際に受験するかどうかは別として、TOEICや英検の語彙数を参考にしたほうが、やりやすいと思います。 英文法学習 英文法は、英語でコミュニケーションを取るためのルールです。ルールを多少外しても、内容によっては相手も理解してくれます。 なかには英単語を並べれば、英語は通じると主張する人もいます。たしかに、豊富な語彙数は、コミュニケーションを助けてくれるでしょう。 でも、単語を適当に並べただけのブロークン英語は、相手に負担をかけます。あなたも想像してみてください。めちゃくちゃな日本語を話す外国人に話しかけられたら、なんとか意思の疎通はできたとしても、どっと疲れてしまいますよね。 なんといっても、英語は単語の配置が厳密に決められている言語です。しかも、日本語と英語の語順は、まったく異なります。 相手に伝わる英語を身につけるためにも、まずは中学レベルの英文法からしっかりとマスターしていきましょう。(中学レベルの英文法ができれば、日常的なやりとりには、まず困りません) ◆英語と日本語の違いについては、こちらの記事で確認できます 速読術 速読で英語長文がスラスラ読める?英語速読4つのポイントとは 3:聞き返されない程度の発音を身につける 試験に直接出ることがないからか、発音はどうしても後回しにされがちです。しかし、自己流の発音が身につくと、なかなか相手に伝わりません。できれば英単語の勉強をはじめる前に、発音のルールはひと通り覚えてしまいましょう。 英語を習得するには、実際に話してみるのが一番です。しかし、発音が悪く何度も聞き返されると、いずれ心が折れてしまいます。話すのが怖くなってしまい、話さないから余計上達しない。こういうマイナスのスパイラルだけは、絶対に避けなければなりません。 また、発音を矯正すると、スピーキングだけでなくリスニングにもよい影響を与えてくれます。相手が発する音声のルールを理解したうえで聴くわけですから、リスニング力がアップするのも、考えてみれば当然のことです。 なお具体的には、基本的な発音記号を覚えて、声に出して練習します。ただし、発音記号だけでは英語の読み方に対応できないケースがあるので、できればフォニックスも学んでおくとよいでしょう。 4:目的に応じた応用学習 英単語と英文法、そして発音の基本を身につければ、英語の基礎はできあがったと考えていいでしょう。ここまでくれば、あとは自分の目的に応じて、最適な勉強法に取り組んでいくだけです。 英語を勉強する目的は、人それぞれ。学習者の数だけ、こうなりたいという理想の姿があるはずです。ここでは、社会人が英語を勉強する主な目的とポイントを、4つほどまとめておきます。 社会人が英語を勉強する主な目的とポイント ・受験勉強「入試対策は語彙力と長文解釈が決め手」 ・TOEICなどの資格試験「厳選したテキストと問題集を何回も回す」 ・海外赴任に備えて「仕事で使う最低限の英文だけを優先的に覚える」 ・自由に英語を使いこなす「多聴・多読で英語脳を構築」 上記に関する詳細は、以下別記事にまとめてあります。ぜひ、そちらの記事もご確認ください。 ◆目的別の勉強法については、こちらの記事で確認できます 英会話 【8つの英語NG勉強法】英語勉強の基本ステップと状況別オススメ勉強法とは 忙しい社会人にオススメの英語勉強法8選 英語学習の基本的な流れに沿って勉強していくわけですが、もう少し具体的な勉強法がわからないと、なかなか一歩を踏み出せないと思います。 そこで、忙しい社会人にオススメの英語勉強法を、8つピックアップして紹介していきます。それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 アプリの活用 忙しい社会人の場合、スキマ時間を上手に活用しないと、なかなか勉強時間を確保できません。そこでオススメしたいのが、英語学習アプリを使った勉強です。 アプリならスマホやタブレットで勉強が完結するので、通勤時間などスキマ時間をフル活用できます。しかも、目と耳両方から勉強できるため、うまく活用すれば非常に効率のよい勉強が可能です。 ただ、スマホでの勉強は、どうしてもSNSやゲームなどに中断されがちです。アプリ学習はとても便利な反面、学習者の自制心がないとかえって悪影響を及ぼすかもしれません。 なおひと言で英語学習アプリといっても、用途に応じてさまざまなアプリが利用可能です。リスニングや英単語暗記など、用途別のオススメアプリをいくつか紹介しておきますので、気になるアプリがあれば試してみてください。 ジャンル別オススメアプリ リスニング / 英会話 / TOEIC対策【スタディサプリENGLISH】 リスニング【TED】 英単語 / 総合学習【Duolingo】 日常会話【Real英会話】 オンライン英会話 日本人の英語学習者は、どうしても参考書と問題集を使った勉強に偏りがちです。でもインプットばかりでアウトプットが足りないと、スムーズに話せるようにはなりません。 「英語でアウトプットをする」という面でいうと、やはりオンライン英会話がダントツでオススメです。 これまでネイティブと会話をしようと思えば、「英会話学校へ通う」「外資系企業で働く」「外国人の友達をつくる」くらいしか選択肢はありませんでした。 しかし、誰もが英語を使う職場で働けるわけでもないし、周りに外国人がいない環境の人のほうがまだまだ多いでしょう。英会話学校も、決まった時間に教室へ通うのは、忙しい社会人にとってなかなか厳しいものがあります。 その点オンライン英会話なら、英会話学校よりも低料金で、いつでも気軽に取り組めますよね。 【オンライン英会話のメリット】 英会話学校よりも低料金 いろいろな講師を選べる 授業の時間が比較的自由 レッスン内容のアレンジが可能 録音や録画であとから復習がしやすい 上記のようにメリット満載なオンライン英会話ですが、もしかすると最初はなにを話していいかがわからずに、少々ストレスがかかるかもしれません。 でも先生は仕事なので、会話がうまくいかなくても、辛抱強く対応してくれます。気負わずに挑戦してみてください。 多聴・多読 TOEICのような資格試験ではなく、仕事で使える英語が目的なら、多聴多読をオススメします。というのも、多聴多読でナチュラルな英語に触れる時間を増やすと、脳内に英語を英語のまま理解する「英語脳」が構築されやすくなるのです。 外国人との商談で、日本語で考えたことをいちいち英語に翻訳しながら話していたら、スムーズなコミュニケーションはむずかしいでしょう。「英語で考え英語で話す」ためにも、できるだけ早い段階から、洋書や後述する海外ドラマなどに挑戦してみてください。 ただし多読をするなら、むずかしすぎる本を読むのはNGです。わからない単語が1ページあたり2〜3個より多ければ、それは今のレベルに合っていません。 知らない単語が多すぎると「推測読み」も困難ですし、辞書で引くのもおそらく途中でイヤになってしまうでしょう。多読の題材は、「えっ、こんな簡単でいいの?」というくらい、やさしい本を選ぶのがコツです。 なお、多読の詳細については、多読で有名な「SSS英語学習法」が参考になります。興味のある人は、サイトの一読をオススメします。 ※参考:SSS英語学習法のご案内 ◆多読については、こちらの記事でも確認できます 速読術 速読と多読を使い分けて英語力を爆アゲする方法とは 海外ドラマやYouTube 海外ドラマやYouTubeで英語を学ぶメリットは、なんといっても「生きた英語が学べる」ことに尽きるでしょう。 日本人向けの英語教材は、体系立てて文法などを教えるためにつくられています。そのため、不自然な例文も多く、会話の習得にはあまりオススメできません。 海外ドラマは、「Netflix(ネットフリックス)」 や「Hulu(フールー)」などの動画配信サイトと契約すればいつでも視聴できます。月額1,000円〜2,000円以下、なかには1,000円を切るプランもあるので、気軽に申し込んでみるとよいでしょう。 なお、YouTubeの動画は基本無料です。「株取引」「美容」「ゴルフ」など、好きなトピックが決まっている人は、関連するトーク動画で勉強するのもいいと思います。なんといっても、好きな内容なら、何回動画を見直しても苦になりませんからね。 ただ、そういう生きた英語をいきなり理解しようとするのは、かなり大変です。ムリをせずに、字幕をみながら勉強してください。YouTubeにはたいてい字幕がついているし、書き起こし機能を使えば、トランスクリプト(セリフの書き写し)が確認できます。 また動画配信サイトでは、英語字幕が用意されていない映画もよくあります。その場合は、英語・日本語両方の字幕を表示できる有料オプションに申し込んでください。英語と日本語の字幕を同時に表示してくれるので、英語の勉強が一気に捗ること請け合いです。 参考書と問題集をゴリゴリ回す 受験や資格試験の経験者なら、参考書と問題集をひたすらやりまくる勉強法が、一番馴染み深いかもしれませんね。 前述のとおり、生きた英語の習得を考えると、オンライン英会話や多聴多読は本当にオススメです。しかし、参考書や問題集を使った勉強にも、よいところはたくさんあります。 参考書や問題集を使う最大のメリットは、やはり「網羅性」でしょう。英語の勉強を久しくしていない社会人にとって、「なにから勉強すればいいのか」が、もっとも大きな悩みです。 どんなに丁寧なレッスン動画がYouTube上にあっても、どの順番で動画をみればいいのか、初心者には判断できません。 そういう場合は、基礎的な知識を1冊にまとめた入門書を読むほうが、よほど効率的です。あとは簡単な単語帳を軽くおさらいすれば、本格的な勉強をはじめる下地がつくれます。 ひとつポイントをあげるとすれば、まずは1冊の参考書と問題集を徹底的につかいこなすことです。1回やっただけで次から次へと問題集を食い散らかすようでは、思うような成果は見込めないと思ってください。 ◆復習の重要性については、こちらの記事で確認できます 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは ランゲージエクスチェンジで海外の友人をつくる ランゲージエクスチェンジとは、異なる母語をもつ人同士が互いの言語を教え合う学習方法です。英語を学びたければ、日本語を学びたい英語話者とペアを組み、英語と日本語を交換する形で学びます。 ランゲージエクスチェンジの魅力は、大きく以下のような点が挙げられます。 ランゲージエクスチェンジ3つの魅力 教科書では得られないリアルな表現や文化を学べる 自分の知りたい内容をピンポイントで教えてもらえる 個人的に仲良くなれる可能性がある 英会話学校にいけば、ネイティブと話すことは可能です。しかし、授業という形式を取っている以上、カリキュラムに沿った会話しかできません。会社の規則上、プライベートな関係に発展する可能性も低いです。 その点、ランゲージエクスチェンジの相手は一般人なので、型にはまらず生の英語を教えてもらえます。気が合えば、友情関係へ発展することもあるでしょう。パートナーとの相性さえ合えば、気楽に楽しく続けられるのが、ランゲージエクスチェンジのよい点です。 ただし、一方的に英語を習うだけでなく、自分も日本語を教える必要があります。しかも、お互いプロではないので、専門的な話はできないかもしれません。もし教える作業が負担になるようなら、無理をせず、今回紹介する別の方法を試してみてください。 日々の生活を英語で日記に書いてみる 英単語も英文法もある程度勉強したはずなのに、いざ会話をしようとすると口から英語が出てこない。もしあなたが、そのような状況で苦しんでいるなら、間違いなくアウトプット不足です。 話す機会を増やすことも大事ですが、まずは話す内容がスラスラと湧き出て来る状態をつくらないと、いつまで経ってもスムーズな英会話はできません。英語で日記を書く作業は、英語で考え、英語でアウトプットする能力を大きく向上させてくれます。 書く内容は、ごく短いシンプルなものでOKです。「It was a sunny day today. (今日はよい天気だった)」「That coffee was very good.(あのコーヒーはとても美味しかった)」くらいの短い文章でも、英語のアウトプット力は確実にレベルアップします。 慣れてくれば、「The coffee at the first cafe I went to was very good.(初めていったカフェのコーヒーがとても美味しかった)」のように、少しずつ長い文章をつくれるようになってくるでしょう。 そうやって自分のなかに英語表現のストックが増えてくれば、自然とスピーキング力もレベルアップします。 ただし、間違った表現を覚えてしまうリスクもあるので、怪しい文章はオンライン英会話などを利用して、ネイティブに添削してもらいましょう。 スマホの言語設定を英語に変更する シチズン時計株式会社の調査によると、過半数の人が1日3時間以上スマートフォンを利用しているそうです。10代のヘビーユーザーになれば、1日6時間以上が当たり前だとか。 それくらい使用頻度の高いスマートフォンですから、スマホの言語設定を英語に変更するだけでも、かなりの学習量です。通知やアラーム、カレンダーの設定がすべて英語で表示されれば、とくに意識することなく、関連する英語表現が自動的に学べます。 英語は、とにかく慣れが重要です。英語に触れる頻度が多ければ多いほど、英語に対する苦手意識が薄れて、英語が身近なものになっていきます。Google検索の対象国をアメリカやイギリスにしておけば、英語のサイトがヒットするようになるので、ぜひ設定を変更しておきましょう。 もちろん、最初は使い勝手が悪く、作業効率は落ちてしまうかもしれません。でも、すぐに慣れてきますし、どうしても必要なときは日本語設定に戻せばいいだけの話です。 今回紹介したほかの方法より効果は小さいかもしれませんが、英語力はこういった小さな積み重ねで向上していくもの。ぜひ試してみてくださいね。 途中で挫折しない社会人の英語勉強のコツ ここまで英語の勉強法について、いろいろと紹介してきました。しかし、どうやるかよりも、「継続できるかどうか」のほうが何倍も重要です。とくに忙しい社会人の場合、よほどの覚悟がなければ、すぐに挫折してしまうでしょう。そこで最後に、途中で挫折しない英語勉強のコツを6つご紹介していきます。 英語を勉強するメリットを明確にしておく 前述のとおり、英語を勉強するメリットについて理解しておくと、途中で挫折する確率が大幅に低下します。 「勉強をやり遂げればいいことがある」とわかっていれば、当然モチベーションが変わってくるはずです。 英語のできる人が増えているとはいっても、ハイレベルで英語を活用できる人材は、まだまだ重宝されます。重要な海外での商談を任される可能性も増えるでしょうし、あるいは海外で働くチャンスが手に入るかもしれません。 もちろん日本語しかできない人に比べて、まちがいなく報酬は大きくアップするはずです。 このように、英語で得られるメリットがわかっていれば、途中で挫折することもなくなります。自分が英語を活用してどういうキャリアを歩みたいのか、まずはじっくりと考えてみてください。 スキマ時間の活用「とにかく継続」 前述のとおり、社会人の勉強は、継続が鍵を握っています。英語を勉強する目的を明確にするのも大事ですが、勉強を継続できるしくみづくりも同じように重要です。 継続の具体的な方法としては、まずスキマ時間の活用が最大のポイントになってきます。そのためにも、耳からの学習や電子書籍を積極的に活用してください。 ちなみに、片道通勤時間の全国平均は、約33分だそうです。神奈川県にいたっては約47分もかかるそうで、往復の電車内で勉強をすれば、軽く1時間以上確保できます。 地方在住で自動車通勤だとしても、耳からの学習を取り入れれば、まったく問題ありません。単語帳付属のCDを聴いてもいいし、文法オンライン講座の音声だけ流してもいいでしょう。 アポイントの待ち時間や筋トレの時間なども、スマホでのリスニングや電子書籍が大活躍します。 忙しい社会人は、こういう電子機器をうまく活用して、スキマ時間に勉強しまくってください。それが、勉強の継続にとって、最良の方法だと思います。 進捗を記録して努力を可視化する 毎日の学習時間や達成したタスクをノートやアプリに記録しておくと、自分がどれだけ成長したかが一目でわかります。こうした進捗の記録は、英語学習を続ける大きなモチベーションになってくれるはずです。 たとえば、最初は10問中3問しか解けなかったのに、2回目に7問解けたら嬉しいですよね。まったく理解できなかったリスニング教材が聞き取れるようになったら、英語を頑張ろうという意欲が湧いてきます。 でも、記録していなかったら、自分がどれだけ成長したかがわかりません。だから、進捗をこまめに記録して、自分の努力と成長を可視化する必要があるのです。 どうしても記録が面倒なら、「iKnow!」や「abceed」のような、進捗状況を確認できる機能が搭載された英語学習アプリをオススメします。機能をフルに使うには有料登録が必要ですが、それほど高額ではないので、利用する価値は十分にあります。 孤独に勉強するのをやめてみる 英語に限らず、勉強は独学が基本になります。しかし、孤独な独学から少し離れてみると、ひとりでは気づかない新たな発見があるものです。 たとえば、英語学習のオンラインコミュニティに参加したり、前述のランゲージエクスチェンジに挑戦したりすれば、互いに励まし合いながら学ぶ楽しさを実感できます。 他人と一緒に学ぶと、自分では気づけなかったミスや弱点を指摘してもらえることも多いです。お互いの勉強法をシェアすれば、学習効率も大きくアップします。 また、定期的に誰かと進捗具合を報告し合う環境下にいると、次回はもっといい報告がしたいというモチベーションが自然と生まれてきます。 もちろん、勉強の大半はひとりでコツコツとやるものです。でも、いつもひとりで勉強していたら、どうしても煮詰まってしまうことがありますよね。そのようなときは、少し視点を変えて、他人の力を借りてみるのもひとつの方法です。 仕事で使う内容に絞って勉強する 社会人が英語を勉強する場合、パーフェクトを目指すのは正直効率が悪すぎます。なんといっても、社会人は仕事が忙しくて、英語にだけ時間をかけられませんから。 忙しい社会人は、まず仕事で使う内容に絞って勉強してください。日常会話や海外ドラマを字幕なしで観るとか、そういうのは後回しです。 とはいえ、専門分野に特化した英語と聞くと、逆にむずかしそうな感じがしますよね。でも、仕事のプロフェッショナルであるあなたは、日本語の専門用語はすでに知っているはずです。 しかも、コンバージョンレート【CVR(Conversion Rate)】のように、英語がそのまま使われている業界用語もたくさんあります。そう考えれば、専門用語は案外楽に覚えられそうな気がしませんか? この「専門分野に特化して英語を勉強する」については、著名な経営コンサルタント神田昌典氏の「お金と英語の非常識な関係」という本が、とても参考になります。興味のあるかたは、ぜひご一読ください。 好きなテーマを題材にする 途中で挫折しないためにも、英語を学ぶ題材はできるだけ自分の好きなジャンルから選んでください。リスニング力アップに効果的だからといって、興味のない海外ニュースを見ても、おそらく途中でいやになってしまうはずです。 それよりも好きな題材を基に勉強した方が、勉強に対する熱意が違います。映画が好きなら英語の映画レビューを読んだり、自分で感想を書いてみたりすると、楽しみながら語彙や表現力が身につくでしょう。 音楽が好きなら、歌詞を和訳してみるのもいいし、実際に歌えばリアルな英語表現をアウトプットするよいトレーニングになります。旅行が好きな人は、次の候補地を英語のサイトで調べれば、ワクワクが止まらないはずです。 興味がある内容だからこそ、調べることや学ぶことが苦にならず、英語学習を継続できます。「英語を学ぶのではなく、英語で学ぶ」これこそが、忙しい社会人が英語学習を継続するための最大の秘訣です。 まとめ 社会人の英語の勉強は、やらない理由との戦いです。たしかに普通に働いて、そのほかの時間を毎日2〜3時間も英語の勉強に使うのは、正直大変だと思います。 そういった状況のなか、英語の勉強を継続するには、英語の勉強をする目的とメリットを明確にしなければなりません。 目的とメリットさえ明確になれば、あとは今回紹介した勉強法に沿って、勉強すればきっと結果は出るはずです。焦らずじっくり、頑張っていきましょう。 なお、私ども瞬読では、英語を英語のまま学ぶ「瞬読英会話」を指導しています。瞬読英会話は、社会人の英語の勉強にとって、大きな武器になるのは間違いありません。まずは一度、体験会で内容を確認してみてください。 》》瞬読英会話Zoom体験会の詳細はこちらから確認できます ### 4/18(月)19時:丸善JUNKU堂書店様主催「1分間瞬読ドリル発売記念トークイベント」のお知らせ   丸善JUNKU堂書店様主催「1分間瞬読ドリル発売記念トークイベント」にて、 『ビジネスブックマラソン』編集長の土井 英司さんと、ご一緒させていただきます! テーマは、 「これからの教育、そしてこれからの人生において必要なことは何か?」 オンラインセミナーなので、全国どこからでもご参加いただけます! 参加ご希望の方は、以下のお申込みボタンからお申込みください。 お申込みはこちら ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.93】岐阜県 倉知誠さん(会社員営業職 50代)   いくつかの速読法を渡り歩き、瞬読に行き着いてくださった倉知さん。 今や、ボランティアで朝活グループの運営メンバーをしてくださったり、瞬読2級トレーナー試験にもチャレンジしてくださったり。 瞬読は倉知さんが求められていたものだったようです。 倉知さんにとっての瞬読とは…、詳しくお伺いしてみました!   瞬読スタッフ 瞬読はじめたきっかけを教えていただけますか? 姪っ子に勧めようと思って始めました。 姪っ子は、中学受験をして進学校に進んで、これから勉強が大変になっていくので、少しでも役に立てばと思ったのと、ピアノもやっているので、音楽の方にも役に立つかなと思いました。 勧める前にまずは自分がやってみようと思い、体験会に参加してみたら、体験会だけでもかなり効果がありました。 実は以前から速読法はいくつか学んできましたが、瞬読は「それまでのものとは違う!」「スゴイ!」と感じ、始めました。 倉知さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? トレーニング時間は、出勤前の朝にしかとれませんでした。 それが功を奏して、生活のリズムが整い、習慣化することができました。 それは自分自身への自信にもつながりました。 今は、本が速く読めるのはもちろん、新聞や雑誌などもパパパっと読めます。 「文字を見ると勝手に文字が飛び込んでくる」という感覚ですね。 他に、アサカツ※が始まって運営メンバーになってからは、コミュニティの方々とのつながりがさらに深くなりました。すばらしい出会いに感謝しています。 瞬読は「人生を変えてくれた」と言っても過言ではありません。 倉知さん ※瞬読コミュニティでは、毎朝6時~6時半、ZOOMで繋がって自主トレーニングをする朝活時間があります。   瞬読スタッフ 2級トレーナーになろうと思われたのはどうしてですか? とにかく瞬読の勢いがすごく、「その勢いに乗っかりたい!」、そして「そのお手伝いをしたい!」と思いました。 今後は、世界の瞬読になっていくと思います。どういう景色を一緒に見れるのか、とても楽しみにしています。 倉知さん   瞬読スタッフ 2級トレーナーとしての意気込みなどありましたらお願いします 私の経験を伝えることで、一人でも多くの方が瞬読で人生を輝かせるお手伝いができればよいなと思っています。 倉知さん   瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 本を読む人はまだまだ少ないと思いますし、本を読む人も「もっと速く読みたい」と思っていらっしゃる方は多いと思います。 私は本を読むことで人生が変わりました。 本はたった数千円で、著者が思いを込めて書いたものを受け取ることができます。 ぜひ、本の世界にたくさん触れて欲しいと思います。 まずは、瞬読体験会に参加していただき、その入り口に立ってみてください。 倉知さん   「瞬読で人生変わった」とおっしゃってくださる倉知さん。 受講生から、そしてトレーナーとして今度は伝える立場に。 今後のご活躍がますます楽しみです。 どうもありがとうございました! ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.92】広島県 森本耕治さん(会社員営業職 50代)   以前は会社員としてだけの毎日を送られていた森本さん。 瞬読と出会ってから、見える世界が変わったとおっしゃいます。 そんな森本さんは、瞬読2級トレーナーでもあります。 瞬読トレーナーを目指された理由など、詳しくお伺いしてみました!   瞬読スタッフ 瞬読はじめたきっかけを教えていただけますか? 2020年の夏頃、本業の仕事量が減ってきたことを心配していました。 そこで一発奮起、副業でブログを始めようと思い本屋に行きました。 本屋には、たくさんの本がありましたが、ちょうど瞬読シリーズの2番目の本である『瞬読ドリル』が目立つところにたくさん並んでいました。 速読には興味があったので、気になって購入しました。 最初は、書籍に付属のDVDでトレーニングしていましたが、瞬読のことをもっと深く知りたくなり、Zoom体験会に参加することにしました。 体験会に参加してみて、オンラインの講座ではさらに速く読めるようになることがわかったので、すぐに申し込んでトレーニングをはじめました。 森本さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 本をたくさん読んでいると、いろいろな考え方やいろいろな説が情報として入ってきます。 その中で「運は人が運んでくる」というのをよく見かけるようになりました。 それまでは、瞬読の受講生向けイベントもあまり参加していませんでしたし、瞬読以外のセミナーなども参加していませんでしたが、そういったものに積極的に参加するようになりました。 瞬読では、月に一度山中先生とゲストの方のトークライブ配信があるのですが、そのゲストの方のメルマガを申し込んだり、セミナーに申し込んだりと行動量が劇的に増えました。 行動量が増えた結果、世界もグンと広がりました。 森本さん   瞬読スタッフ 2級トレーナーになろうと思われたきっかけはなんですか? 2020年の山中先生の誕生日のときに、受講生からメッセージを送りました。 その頃、瞬読を始めてまだ3カ月くらいしかたっていませんでしたが、「瞬読を広めたいです!」という内容を書きました。 なぜそう書こうと思ったのかは自分でもわからないのですが、直感のようなものです。 瞬読は、直観力も養われるのでそのせいでしょうか。 その後、1ページ読みなど、高負荷で瞬読ができるようになった頃、2級トレーナーの応募がありました。 2級トレーナーは、そのときは始めての募集で、ぜひ一期生になりたいと思いました。 トレーナー試験の中に、「1冊30分で読んで、A4用紙1枚にアウトプットを書く」というものがありますが、実はアウトプットが苦手で、その頃はまだアウトプットが十分にできていませんでした。 しかし、「試験を受ける頃にはなんとかなるだろう!」と思って、思い切って申込みました。 トレーナー試験には事前課題があるのですが、一緒に受験したメンバーが皆さん積極的ですばらしく、トレーナー研修自体も、とてもよい経験になったと思っています。 そんな感じで、私は皆さんの後をやっとついて行く感じでしたが、なんとか合格証書をいただきました。 森本さん   瞬読スタッフ 2級トレーナーとしての今後の展望などありましたらお願いします 2級トレーナーは、”瞬読ができる人”だけではダメです。 今後は、自分の考えをもっと人にわかりやすく伝えたり、相手の気持ちを汲み取ったり、コミュニケーション力をアップして、皆さんのお役に立ちたいと思っています。 森本さん   瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ ぜひ体験会に参加して、山中先生のお人柄にふれてみてください。 森本さん   瞬読に出会って、世界が広がったとおっしゃってくださる森本さん。 本はいろいろな気付きを与えてくれますね。 どうもありがとうございました! ### 優秀な経営者がもつ9つの特徴とは 会社の成功にはさまざまな要素が絡まり合っていて、これだけをすれば必ず大丈夫というものはありません。ただ、数ある成功要素のなかでも、「経営者の考え方」はとくに重要です。 どんなによい商品があってもどんなに優秀な社員がいても、経営者の考え方が成功からズレていれば、会社はすぐダメになってしまうでしょう。 こういう話を聞くと、自分に経営者としての能力があるかどうか、非常に気になると思います。 でも安心してください。もし現在能力が不足していても、今回紹介する「優秀な経営者の特徴」を身につければ、少なくとも大きな失敗をすることはありません。 今回紹介する経営者の特徴は、以下の9つになります。 優秀な経営者がもつ9つの特徴 決断が速い 決断したらすぐに行動 常にどうやったらできるかを考える ダメだと判断したら素早く撤退 数字に強い 新しい知識や技術を貪欲に取り入れる 得意なことに資源を集中投資 他人の力を活用する 見た目や健康を大事にしている どの特徴も、頑張れば誰にでもできるものばかりです。とくに共感できるものからスタートし、最終的には9つすべてマスターできるように頑張ってみてください。 決断が速い 優秀な経営者は、おしなべて決断が速いです。多少の個人差はあるとしても、「課題ができた瞬間にはもう結論を出している」優秀な経営者の多くは、概してこのくらいのスピード感で決断を下します。 もちろん、決断が速いからといって、思慮が浅いわけではありませんよ。参入コストや市場規模、将来性などを総合的に検討したうえで、素早く決断していきます。 極端な話、経営者の仕事は経営的判断を下すことのみ。そのほかのこまかい仕事は、誰かにやってもらえばいいのです。その代わり優秀な経営者は、会社の舵取りにそれこそ命がけで取り組みます。方向性がブレたら、会社を潰すことにもなりかねませんから。 決断したらすぐに行動 前述のとおり、いったん決断したら、あとは素早く行動するのみです。いくら決断が速くても、実際に動き出すのが遅ければ、なんの意味もありません。 では、どうして優秀な経営者が決断と行動の速さにこだわるのかというと、それは「先行者利益の凄さ」にあります。 事業の成功には、競合他社との差別化が不可欠です。ところが、商品とサービスが飽和状態の現代市場では、言葉でいうほど差別化は簡単ではありません。 だからこそ誰よりも速く行動を起こし、その分野のNo.1企業として、確固たる地位を確立する必要があるのです。 1974年に日本ではじめてオープンしたコンビニ「セブン-イレブン」は、あれから50年近くが経過した今でも、圧倒的なシェアを誇っています。それだけ、先行者は強いということなのでしょう。 とはいえ、圧倒的人気だったmixiが、後発組Facebookに敗れたような事例もたくさんあります。技術革新のサイクルが異常に短い現在では、新しいコンセプトや技術をもった後出組が、既存市場を一掃するケースも目立ってきました。 だから優秀な経営者は、ただ行動が速いだけでもダメです。新しい技術に対しても、常にアンテナを張っておく感性がなければいけません。この辺については、またのちほど詳しく解説します。 常にどうやったらできるかを考える 優秀な経営者が素早く決断し行動をするのは、できるだけ速く結果を出すためです。そのためには、実務をおこなう従業員のマインドが、経営者と同じ方向を向いている必要があります。 前述のとおり、飽和市場において、結果を出すのはとても大変です。だから経営者は、社員に問いかけます。「むずかしいのは知っている。だったら、どうやったら実現できるかを考えろ」と。 もちろん、社員にだけそういう姿勢を強要していたのでは、誰も経営者についていきません。経営者自らが、誰よりも率先して「必ずできる」という意志をもって行動してこそ、はじめて従業員が同じマインドで動いてくれるのです。 優秀な経営者は、言い訳ではなく、常に実現の可能性を探っている。このことは、決して忘れないようにしてください。 ダメだと判断したら素早く撤退 優秀な経営者は、常に実現の可能性を追求しています。でもそれと同時に、どうしてもダメだと判断したら、ためらうことなく撤退する判断力も備えているのが特徴です。 成功の可能性が低いのに、いつまでも資金と労力を投資していたら、最悪会社は倒産してしまいます。それよりもダメな事業に早く見切りをつけ、より可能性の高い事業に注力したほうが効率がいいと考えるわけです。 そもそも、仕掛けた事業がすべてうまくいく経営者なんて、ほとんどいません。新規事業を何個も試してみて、やっとひとつだけ生き残るくらいが普通なんです。 だから、見込みのない事業の撤退をうまくやらないと、大きな損失を出すことだってあり得ます。優秀な経営者は、撤退に関してもエキスパートなのです。 数字に強い 事業の成否を判断するのは、数字です。売上高・利益率・商品原価・仕入原価など、みるべき数字はたくさんあります。優秀な経営者の特徴としては、まず数字に強いことがあげられますね。結果を出している経営者で数字に弱い人を、私はみたことがありません。 また、事業を立ち上げる際には、通常金融機関などから借り入れをおこないます。ということは、毎月必ず返済が発生するということです。 もし返済が滞れば、会社は信用を失います。連続して返済が遅れれば、今後新規の借り入れができなくなる可能性もあるでしょう。 手形取引をしている場合は、入金日と支払日のズレが生じるのは当たり前です。したがって、資金繰りをうまくやらないと、返済ができず最悪黒字倒産もあり得ます。 こういう事態を避けるためには、損益計算書だけをみていてもダメです。優秀な経営者は、必要な時期に現金が残るよう、「キャッシュフロー経営」を常に心がけています。 新しい知識や技術を貪欲に取り入れる 「決断したらすぐに行動」で、新しい技術に対しても常にアンテナを張っておく感性が必要だといいました。これは、非常に重要なポイントだと思います。 経営者というのは、大抵なんらかの専門性をもっているものです。「ナビゲーションシステムの開発については誰にも負けない」「前職で10年連続営業成績No.1だった」など、自分の得意分野に関連した事業からスタートするケースがほとんどでしょう。 そういった事業がうまくいっている間はいいのですが、今は技術革新の速度が速く、いつ既存事業が時代遅れになるかわかりません。 またITの進化とグローバル化の影響で、消費者の嗜好の分散化が顕著になりました。つまり、昔では考えられなかった市場が、これからどんどん生まれてくるということです。 こういった新しいトレンドに対応できないと、これからの経営はうまくいきません。だから優秀な経営者は、そういったトレンドの動きに対して、常にアンテナを張っています。 得意なことに資源を集中投資 さきほど、新しい知識や技術を貪欲に取り入れるのが大事といいましたが、経営の基本は、やはり「集中投資」です。優秀な経営者は、往々にして自分の得意なことにリソースを集中投資します。 得意分野への集中投資が有効な理由は、大きく4つ。 集中投資が有効な4つの理由 ・必要な知識や技術がすでにある ・事業に必要な人脈がある ・ある程度信用が構築された状態でスタートできる ・トラブル対応が容易 上記の理由を頭に入れたうえで、自分の得意な分野で勝負できれば、勝率は大きくアップするでしょう。ところが経営者になり知り合いが増えると、出資や別事業の勧誘など、さまざまなお誘いが増えてきます。 しかし優秀な経営者は、こういう誘惑に飛びつくことは基本的にありません。前述のとおり、新しいトレンドにアンテナは張っておくべきですが、まずは一点集中。これが、成功する経営の基本だと知っています。 他人の力を活用する 他人の力を活用する重要性を知っているのも、優秀な経営者の特徴です。どんなに能力のある経営者でも、自分ひとりでやれることには限界があります。 また前述のとおり、成功の基本は集中投資です。人材が少ないスタートアップ時は仕方がないとしても、自分の苦手な分野はほかのスタッフや外注にまかせるのが得策でしょう。 ただし、他人の力を活用といっても、相手のスタンスによって結果は大きく変わってきます。つまり、優秀な経営者には、他人を巻き込む情熱やビジョンが不可欠だということです。 「そんな仕事ならぜひやってみたい」 「ぜひ社長の力になりたい」 こんな風に、あなたに巻き込まれた人が自主的に動いてくれるのが、理想です。だから、成功する経営者は、いつも夢やビジョンを語っていますよね。 夢やビジョンを語るのは、恥ずかしいという人もいるでしょう。「そんなのできっこない」と、バカにされることだってあるはずです。でも、本当に優秀な経営者は、そんなことお構いなしです。こういう一途な姿勢は、私たちもぜひマネしたいですね。 見た目や健康を大事にしている 優秀な経営者は、仕事に対する考え方だけでなく、見た目や健康も大事にしています。見た目や健康が、仕事に大きな影響を与えるのを知っているからです。 経営者は、一様に激務な人が多いですよね。時代と逆行するかもしれませんが、スタートアップ時には、それこそ1日15時間は働いたなんて人も少なくないのでは。 事業が軌道に乗らない限り、いつ会社が倒れてもおかしくないのですから、必死に働くのは当然だと思います。そのためには、少々のハードワークではへこたれない、強靭な肉体と精神が不可欠です。 だから最近の経営者は、飲み会よりも、ジムでのワークアウトを優先します。欧米ではとくに健康への投資が顕著ですよね。どんなに仕事ができても、太って不健康な人は、昇進できないとよく耳にします。 また、優秀な経営者は見た目も大事にしますね。ジムに通い、健康的な食事を心がけているのも、鍛えた肉体が相手に清潔感やエネルギーを与えると知っているからでしょう。 洋服に関しては、高級な服は逆にかっこ悪いという風潮が強くなってきました。これは、おそらくスティーブ・ジョブズの影響ですね。(とはいえ、経営者らしい服装をしておいたほうが無難だとは思いますが……) いずれにせよ、健康で見た目もよければ、それだけで相手に信頼感を与えます。だから、優秀な経営者は、見た目と健康への投資に手を抜きません。 まとめ 今回は、優秀な経営者がもつ特徴を9つ紹介しました。共感できるものもあれば、もしかすると納得できないものもあったかもしれません。 それでも全然OKです。経営者のスタイルは、人それぞれ。あなたがまったく同じように動く必要はありません。ただ、9つの特徴を身につければ、限りなく成功に近づくのもまた事実です。 まずは自分がマネしたいと思ったものから、ぜひチャレンジしてみてください。 ### 速読指導者が見た「一流のビジネスパーソン10の習慣」 「同じように働いているはずなのに、一流と二流にすっぱり評価がわかれてしまうのはどうしてなんだろう……」 誰でも一度や二度、そんなことを考えたことがあるはずです。 本人は同じように働いているつもりでも、じつは一流と呼ばれる人と二流と評価されてしまう人の習慣は、大きく異なります。 速読の指導をしている私は、これまでにたくさんのデキるビジネスパーソンを指導してきました。今回の記事では、そういった経験のなかで気づいた「一流のビジネスパーソンがもつ習慣」をご紹介していきたいと思います。 紹介する10個の習慣をマネできれば、あなたもすぐに一流になれるかもしれませんよ! 朝早く起きて、大事な仕事は午前中に済ませる 一流のビジネスパーソンは、たいてい朝型が多いです。早朝から活動するメリットを熟知しているので、「朝早く起きて、大事な仕事は午前中に済ませる習慣」を崩しません。 早起きするメリットとしては、大きく以下の4点があげられます。 早起きする4つのメリット ・フレッシュな状態の脳を使い効率的な作業が可能 ・連絡が入らず集中して活動できる ・人よりも早くスタートしているのでゆとりがある ・体を動かすことで健康を維持 睡眠をたっぷり取ったばかりの脳には、余力がたくさんあります。疲れていない状態のうちに、大事なことは済ませてしまうのが、一流ビジネスパーソンの習慣です。 また早朝なら、誰からも邪魔されることなく、サクサクと作業が進みます。仕事をするのもいいし、英語学習や本を読むのもいいでしょう。軽く運動してシャワーを浴びれば、スッキリとした状態で、午前中の仕事に取り組めます。 ちなみに、一流のビジネスパーソンは朝型だといっても、起床時間はさまざまです。5時に起きる人もいれば、3時の人もいます。起床時間に関しては、自分の睡眠タイプを考慮して、自分に合った時間に設定すればよいでしょう。 徹底した時間管理 前述の朝型とも共通する話ですが、一流のビジネスパーソンの多くは、時間管理をシビアにおこないます。なぜならば、時間は有限な資産であると知っているからです。 それに比べて二流のビジネスパーソンは、時間に対しての認識が少々甘いように感じます。 具体的なタイムスケジュールの組み方は、人それぞれです。朝もしくは前日の夜に、予定をがっしりと組み、できるだけそのスケジュールをこなすように動く人もいます。 また、フレキシブルに動けるように、コアとなるスケジュールだけ厳守するタイプの人も多いですね。ビジネスの世界ではイレギュラーな事態がよく発生しますから、ある程度ゆとりをもたせたスケジューリングは、理にかなっていると思います。 いずれにせよ、その日にやるべきタスクを明確にして重要なものから対処するのは、すべてのビジネスパーソンに共通する普遍的なルールです。 もし今、時間管理がうまくできていないと感じているなら、ぜひこういう姿勢をマネしていただきたいと思います。 ゴールから逆算思考で行動する 目標の設定には、「逆算思考」と「順張り思考」があります。どちらにもそれぞれメリットはありますが、一流ビジネスパーソンの多くは、逆算思考でものごとを計画する人が多いようです。 その大きな理由としては、「目標達成までに必要なプロセスの明確さ」があげられます。逆張り思考において、今の自分のスキルや経験は、あまり意味をなしません。目標達成までのステップをクリアーするために、これからどう行動するかが重要だからです。 対して順張り思考は、今の自分にフォーカスして計画を立てます。今できることを基準に少しずつステップの基準を上げていくので、目標達成までの時間はどうしても長くなりがちです。 逆算思考では各ステップの設定基準が高いため、一つひとつのステップをクリアするのに、相当な努力が必要になるでしょう。しかし、その分短期間でゴールに到達できる可能性があるので、一流は逆算思考をベースに計画を立てていきます。 つまり、一流は努力の基準が通常よりも高いわけです。だから、誰よりも早く結果を出せるんですね。 得意なことに集中投資 一流は、自分のできること・得意なことに、リソース(自己資源)を集中投資します。ひとつのことに集中して素早く結果を出すのが、もっとも効率的だと知っているからです。 Appleのスティーブ・ジョブズは、得意なコンピューター関連に集中したからこそ、あれだけの成功を収めました。もしコンピューター関連事業ではなく、家電製造や不動産売買などあちこちに手を出していたら、ここまでの成功はあり得なかったはずです。 これは経営者レベルの話ですが、一般的な仕事でも同じことがいえます。たとえば、商品開発の得意な人がムリして営業までやろうとしても、おそらくどちらも中途半端になってしまうでしょう。(どの分野についても、ある程度の知識をもっておくことは大事ですが) そんなとき一流のビジネスパーソンは、仕事のアウトソーシングを考えます。自分の苦手なことは、得意な人にやってもらえばいい。その空いた時間は、自分の得意なことに使って、さらに結果を出す。これが一流の考え方です。 残念ながら、会社員の場合は、個人の裁量で勝手にアウトソーシングはできないでしょう。ただ「限られた自分のリソースは、できるだけ効率のいい分野(得意分野)に注力する」という合理的な考え方自体は、私たちも大いにマネするべきです。 なによりも健康に投資 「人生において健康がなによりも大事」このことに異論を唱える人はいないでしょう。どんなによい会社に勤めていても、家族の関係が良好でも、体を壊してしまえばそういった喜びを受け止められません。 自らの努力により満足のいく生活を過ごしているからこそ、今の生活を失わないように、一流のビジネスパーソンはこぞって健康に投資するのです。具体的にいうと、食事と運動そして睡眠ですね。 ここではこまかい解説をしませんが、健康に投資すると、なによりも見た目に変化が表れます。欧米では、体重オーバーで不健康な人は、「自分の健康も管理できないダメビジネスパーソン」と評価されてしまうことが多いそうです。 そういう現実を知った日本のビジネスパーソンも、こぞって健康に投資をはじめました。昔は、ジムに通う人など限られていましたが、今や多くのビジネスパーソンがジム通いを習慣にしています。 なんといっても、適度な運動はデスクワークで凝り固まった体と思考を、コリほぐしてくれますからね。運動で、体内に停滞している余計な老廃物を流してしまえば、体はスッキリ。体がスッキリすれば当然思考もスッキリし、仕事のパフォーマンスは劇的にアップします。 友達よりも仲間を重視 誤解を招く表現かもしれませんが、一流のビジネスパーソンは友達よりも仲間を重視します。もちろん、友達をないがしろにしてもいいという意味ではないですよ。友達は、何物にも変えられない大事な財産です。 ただし、ビジネスで結果を出すには、ともに目標に向かって進む仲間の存在が不可欠になります。一流のビジネスパーソンはそのことをよく理解しているからこそ、普通の人よりも「仲間との関係性」を大切にしているのです。 理想をいえば、一緒にいて楽しい友達と目的に向かって一緒に行動する仲間が、同じ人であればベストでしょう。でも、友達と一緒に仕事をすると、どうしても甘えが発生します。 少々シビアな話になりますが、一流のビジネスパーソンとして成功したいなら、友達よりもまずは切磋琢磨できる仲間を最優先に考えるべきです。 仕事以外の居場所をもつ さきほどとは真逆の話になりますが、一流のビジネスパーソンほど、仕事と家庭以外に過ごせる居場所「サードプレイス(第三の場所)」を大事にします。なぜかというと、サードプレイスで過ごす時間が、最高のストレス解消になるからです。 当たり前ですが、仕事と家庭が負担だという話ではありません。そこは、決して誤解しないでください。 一流のビジネスパーソンは周囲からの期待が大きく、いつもデキる男としてみられています。でもどんなにデキる人間でも、いつも完璧な自分を強いられるのは疲れるものです。だから一流のビジネスパーソンほど、サードプレイスで上手に息抜きをします。 趣味のサークル・英会話教室・行きつけの居酒屋、サードプレイスはなんだって構いません。どんな場所でも、会社の肩書やプライベートを気にせず過ごせるなら、それでOKです。 人の評価を気にせず気楽に過ごす時間は、精神をリフレッシュしてくれます。一流のビジネスパーソンは、その価値をしっかりと理解しているのです。 ひとりの時間を大事にする 一流のビジネスパーソンは仲間との時間を大切にしますが、同時にひとりの時間もとても大切にします。それは、ひとりでいる時間の使い方で、人生が大きく変わると知っているからです。 誰かと一緒にいてワイワイ過ごす時間は、とても楽しいものですよね。でも、その楽しさは、基本的にビジネスでの成功となんの関係もありません。だから一流は、ひとづきあいの優先順位を、ひとりの時間よりも低く設定しています。(もちろんひとづきあいも大事ですが) ビジネスで成功するには、ひとりになって、勉強をしたり計画を立てたりする時間が不可欠ですからね。 大谷選手のような超一流の野球選手だって、おそらく誰もみていない時間に何百回も素振りをしているでしょう。動画を研究しながらどうやってヒットを打つか、それこそ毎日のように研究もしているはずです。 同様に一流ビジネスパーソンは、同僚が酒を飲んで遊んでいる間に、こっそり勉強しています。あるいは自分の内面に向き合い、今後どうやって動いていくべきか、真剣に研究しているのです。 ビジネスは情報収集が命 現代のビジネス市場は、トレンドの移り変わりが驚くほど速くなりました。ここ数年をみても、AIやブロックチェーンといった新技術の台頭で、市場は大きく変化しています。 一流のビジネスパーソンは、概してそういったトレンドの動きに敏感です。ネット・書籍・信頼できる筋の口コミなど、あらゆる方面にアンテナを張っています。 なかでも一流は、信頼できる口コミ情報をとても重視しており、経営者の会合や勉強会などにはできるだけ顔をだすように心がけている人が多いですね。今も昔も本当に有益な情報は、オフレコとして、一流のビジネスパーソンのなかだけで共有されていますから。 また情報源としては、日本語よりも英語のサイトを中心にリサーチしている人が多い印象です。英語のサイトは日本語サイトの30倍もあるので、なんといっても情報量が比較になりません。 ※参考:>Visualizing the Most Used Languages on the Internet 普通のビジネスパーソンが日本語のサイトしかみていないところ、一流は英語のサイトから、最新のニュースをいち早く取り入れているわけです。トレンドの動きが速い今の時代、これは本当に大きなアドバンテージだと思いますよ。 読書量が多い 読書量の多さも、一流の特徴です。一流のビジネスパーソンは、情報の重要性を知っていますから、とにかく時間があれば本を読みます。 読書からは、大きく以下のような情報が手に入れられます。 ビジネスに必要な知識 新しい視点 うまくいく考え方 まだビジネスで大きな結果を出していないうちから、ひとりで考えていても答えはみつかりません。だから、すでに成功している人の知恵や経験を、本から学ばなくてはならないのです。 一流のビジネスパーソンは、空いた時間にそうやって自分をブラッシュアップしてきました。世界の一流ビジネスパーソンがどれだけ読書をしているか、読書と収入の関係については、別記事にまとめてあります。ぜひそちらの記事も読んでみてください。 速読術 読書量と年収は比例する?1日30分・月に4冊が年収アップの目安に まとめ 今回の記事では、「一流のビジネスパーソンの習慣」を10個ほど紹介しました。私が速読の指導で出会った一流のビジネスパーソンも、こういった習慣をもつ努力家ばかりです。 あなたがもし現段階で一流じゃなかったとしても、安心してください。この10個の習慣を身につければ、間違いなく一流になれます。自分でとくに重要だと思ったものから、ひとつずつ挑戦してみてはいかがでしょうか。きっとビジネス人生が、大きく変わると思いますよ。 ### 社会人が読書をするメリットと読書を続けるコツを教えます 社会人になると、忙しくて読書をする時間がないという話をよく耳にしますよね。たしかに仕事や家庭、プライベートな用事まで考えると、じっくり読書をする時間はなかなか取れないのかもしれません。 しかし、忙しさを理由に読書をしないのは、非常にもったいないと思います。なぜなら、読書には社会人だからこそ得られるメリットがたくさんあるからです。 そこで今回は、社会人が読書をするメリットや読書を習慣化するための方法について、わかりやすく解説していきます。 社会人が大量に読書をするメリットとは 冒頭でもお話ししたように、大量の読書は社会人にとても大きなメリットを与えてくれます。読書をまったくしない人と読書を習慣化している人では、人生の質が大きく変わってしまうでしょう。 この章では、たくさんある読書のメリットのなかでも、とくに重要な4点をピックアップして紹介します。 読書のメリット4点 仕事に役立つ 収入アップの可能性が高まる 理解力や判断力が身につく ストレス解消 ひとつずつ解説します。 仕事に役立つ 読書は、間違いなくあなたの仕事のクオリティを向上させてくれます。 もしかすると、「たかが読書くらいで大げさな……」と思われたかもしれません。しかし、考えてみてください。 どんな人でも、ゼロから仕事を創り出すわけではないですよね。マニュアルや先輩の指導など、最低限必要な知識を教えてもらいながら仕事を覚えていったはずです。 しかし、これらはあくまでも「最低限の知識」でしかありません。その後、仕事のクオリティをあげていくには、自分で学びながら経験を積む必要があります。 そう考えれば、読書の重要性がおわかりですよね。実務だけでは学べないことを、ビジネス関連の書籍を使って自ら学ぶ。そして、読書で得た知識をもとに、仕事で結果を出す。 こういう積極的な姿勢をもつ社会人と、読書を一切しない不勉強な社会人を比べたら、当然前者が高く評価されるに決まっています。 収入アップの可能性が高まる 「読書を習慣化している社会人は年収が高い」といえば、またしても大げさだと思われるでしょうか。 たしかに、読書をするからといって必ず年収が高いとは限りません。しかし、高年収者に読書家が多いのも、また事実なのです。 アメリカのシンクタンク「Pew Research Center」の調査によれば、年間1冊以上の本を読む人の割合は、年収750万円以上の年収帯には86%もいたそうです。一方、年収300万円以下になると、62%まで大きく数字は下がってしまいます。 これはあくまでも一例に過ぎませんが、高年収者に読書家が多いのは、間違いないと考えてよいでしょう。 ※参考:Pew Research Center「College graduates especially likely to read books in a variety of formats 以前別の記事でも紹介しましたが、読書で収入がアップする理由としては、大きく以下の4つが考えられます。 読書で収入がアップする4つの理由 ・成功する考え方が身につく ・ビジネスに必要な知識が手に入る ・モチベーションが上がる ・幅広い考え方が身につく 本来、成功する考え方や行動は、成功者から習うのが一番です。しかし、そういった成功者に直接会える人は、ほとんどいないはず。 だから、読書が有効なんです。わずか数千円の投資で、自宅にいながらビジネスの知識が手に入る。あらためてそう考えると、読書は本当にコスパに優れた自己投資だと思いませんか。 ◆読書と年収の関係については、以下の記事でも確認できます 速読術 読書量と年収は比例する?1日30分・月に4冊が年収アップの目安に 理解力や判断力が身につく さきほど、読書によって成功に必要な知識が手に入るといいました。しかし、読書で身につくのは、それだけではありません。私がもっとも大きなメリットだと思うのは、読書で身につく理解力や判断力です。 日本文化は、曖昧な文化ともいわれるように、直接的な強い表現を避ける傾向にあります。そのため、ただ漫然と話をしていたのでは、相手の真意が読み取りにくい場合も少なくありません。 その点、読書に慣れている人は、話の流れから言葉に込められた意図を正確に読み取れます。絶対とはいいませんが、それでも読書をしない人と比べれば、間違いなく大きな差があります。 さらに、正しく理解した内容をもとに判断を下すので、仕事やプライベートでも、必然的によい結果が生まれやすくなるわけです。 ちなみに、理解力や判断力を高めるには、単なる読書よりも速読が有効です。そのへんについては、別記事で詳しく紹介しているので、よかったらそちらも読んでみてください。 速読術 速読をマスターすれば理解力も鍛えられるって本当?理解力アップ4つのポイントとは 脳トレ 判断力を鍛えるなら、必ず知っておきたい6つのコツとは ストレス解消 現代はなにかとストレスも多く、なかでも仕事関係から受けるストレスは、社会人にとって非常に大きな負担となっています。 そんな状況のなか、忙しい社会人にとって、読書は一服の清涼剤になりえる存在です。ビジネス書をガツガツ読んで、成功を目標にするのも大事でしょう。ですが、ときには好きな本をのんびり読むのもよいものです。 読書の苦手な人にはピンとこないかもしれませんが、読書好きにとって好きな本を読む時間は、何事にも代えがたい至福の時間なんですよね。 なかでも小説やエッセイは、自分の精神を、普段自分が暮らす世界とは別な世界へ誘ってくれます。小説好きなら、ハラハラドキドキしながら気づけば夜中まで空想の世界を楽しんでいた、なんて経験が一度はあるでしょう。 このように、読書には大人を夢中にさせてくれる魅力があるのです。 デキる社会人になるための読書法 ストレス解消を目的とした読書と違い、仕事に生かすための読書には、ちょっとした工夫が必要です。この章では、本の内容がしっかりと身につく「デキる社会人のための読書法」を紹介していきます。 「なにが知りたくてこの本を読むのか」読書の目的を意識する 本の内容を仕事に生かしたいのであれば、読書の前に「なにが知りたくてこの本を読むのか」を明確にしておいたほうがいいですね。 読書の目的が明確でないと、書いてある内容のほとんどが、重要なポイントに思えてきます。もし、気になる箇所すべてにマーカーを引くとしたら、それこそ本がマーカーだらけになってしまうでしょう。 目的のない読書には、新しい発見という喜びはあるかもしれません。しかしそもそも問題意識がないので、どれほど有益な内容でも、しばらくすると「あー、いい本だったなあ」で終わってしまう可能性が高いです。その点、問題解決のために読書をすると、本当に必要な内容がピンポイントで目に飛び込んできます。 もちろん、必ずしも目的のない読書が悪いわけではありません。面白そうな本は、どんどん読んでみればいいんです。でも、「目的のある読書は大きな成長につながる」ということは、ぜひ知っておいていただきたいと思います。 大事なポイントを自分なりに要約してみる 忙しい社会人がせっかく読書をするなら、できるだけ多くの学びを得たいと思うのは当然です。であれば、ぜひ自分で本の内容を要約してみてください。 最初は、大事なポイントを探すだけでも一苦労でしょう。でも、要約しようという意識をもって何回も読書をするうちに、筆者の意図をきちんと読み取れる「理解力」と「判断力」が鍛えられます。 これが重要なんです。もし単なる要約を知りたいだけなら、有名な要約サイトをみればそれで目的は達成できてしまいます。 そうではなく、「その本を読んで自分がどう感じたか」「なぜそこが大事なポイントだと判断したのか」そういう気づきが大事なんですね。 「本の内容を自分ごとに置き換えて、これからの生活に役立てていく」そういった意識をもって要約に取り組めば、読書の効果は何倍にもアップするでしょう。 ◆要約の具体的なポイントについてはコチラの記事もどうぞ 速読術 本を速く読むには、要約力と速読力がポイントに 書評サイトでアウトプットをおこなう 時間のない社会人が読書を続けるには、強制的に読書をしなければいけない状況に、自分を放り込むのがもっとも確実です。 ではどうやって、強制的な状況をつくるかといえば、やはり読んだ内容をアウトプットするのがいいでしょうね。具体的には、以下2つの方法がオススメです。 ひとつめは、定期的なSNSでの書評になります。書評といっても仕事ではないので、読んだ感想や気づいたポイントを、気軽につぶやいてみるだけで十分です。 最初は誰も読んでくれないかもしれませんが、投稿を重ねるうち、徐々にあなたの書評を読んでくれる人が増えてくるでしょう。 SNSでの書評に慣れてきたら、思い切って書評サイトへ投稿してみてください。書評サイトの読者は、自分でも書評を投稿している読書好きが多く、あなたの投稿にもきっと的確なコメントがもらえるはずです。 こうやって、書評が習慣になれば、どんどん新しい本を読もうという意識が芽生えます。最初は少々照れくさいかもしれませんが、やってみる価値は十分ありますよ。 ◆具体的なアウトプットについてはコチラの記事もどうぞ 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 最低月に3〜4冊は読書しよう 社会人のための読書法といっても、やることは目的意識を明確にして、読後に本の内容を自分の言葉でまとめるだけです。書評サイトでのアウトプットができれば最高ですが、そこまでいかなくても、「目的とまとめ」を意識するだけで効果は大きく変わってきます。 ただし、いくら読み方が変わっても、読書量が少なければ思うような効果は得られません。月に1冊では、インプットできる知識量があまりにも少なすぎます。もちろん、その人の環境にもよりますが、最低でも月に3〜4冊は読みたいところです。 文化庁の「平成30年度国語に関する世論調査」によると、まったく本を読まない人は国民の約半数にも上ります。そう考えれば、月に1冊でも読めれば、素晴らしいことなのかもしれません。 ただ今回は、読書から得られるメリットを生かして、なんらかの結果を出そうという主旨です。そのためには、ぜひとも週1冊以上のペースを目指してください。 社会人が読書を続ける3つのコツ 読書のメリットがわかっても、実際にはなかなか読書をしようという気持ちになれない人も多いはずです。忙しい社会人が読書を習慣化するには、やはり読書を続けるコツを知っておく必要があります。 決まった時間に本を読む 現代の社会人はとても忙しく、意識して読書の時間を確保しないと、あっという間に1日が終わってしまいます。なかでもこれまで読書の習慣がなかった人は、どうしても読書を後回しにしがちです。 その場合は、毎日の読書時間を決めてしまいましょう。そうすれば、イヤでも読書をせざるを得ません。 読書の時間帯に特別決まりはないですが、「朝晩の通勤時間は読書に当てる」「ランチ後の30分は本を読む」というように、決めた時間の読書は原則必ず守るのがポイントです。 ただし、忙しい毎日のなか、本当に読書をする余裕のない日だってあるでしょう。その場合は、少しくらい読書ができなくたって全然OKです。忙しいのに、ムリに自分を追い込む必要はありません。 「ムリしすぎず、できるだけ決まった時間に読書を心がける」それだけでも、全然違ってくると思いますよ。 ◆忙しい方には速読がおすすめ!速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 電子書籍でスキマ時間を活用 さきほど読書の時間を決めるといいましたが、忙しい社会人がまとまった時間を確保するのは、正直なかなか大変です。 そうなると、必然的にスキマ時間をうまく活用していくしかありません。実際のところ、どんなに忙しい人でも通勤時間や待ち時間などを集めれば、1〜2時間程度は簡単に確保できるはずです。 今までなんとなくスマホを眺めていたスキマ時間を、スッパリと読書に切り替えてしまいましょう。 なお、こういったスキマ時間の読書には、断然電子書籍がオススメです。紙の本だと通常1冊しか持ち運びできませんが、電子書籍ならタブレットやリーダーひとつで、何千冊という本を自由に読めますからね。 ただしいくら電子書籍でも、残念ながら自動車通勤や作業中には使えません。そういう場合は、オーディオブックを利用しましょう。 スキマ時間の活用については、別記事でのまとめがあるので、興味のあるかたはぜひお読みください。 速読術 忙しくても読書時間を確保できる5つの方法とは 読書中はスマホを隔離する 忙しい社会人は、日々仕事に追われ、肉体的にも精神的にも疲れています。そのため、仕事以外の時間になると、むずかしいことは忘れて、とにかくリラックスしたくなるものですよね。 そういう時間に読書をねじ込むとなれば、どうしても読書以外の誘惑との戦いを、避けては通れません。なかでも、スマホの誘惑は深刻です。 近年たびたび話題になっていますが、スマホの魔力はじつに恐ろしく、もはやスマホなしで外出するなど考えられない人も多いと思います。たしかにスマホは、ゲーム・SNS・動画・ネットサーフィンと、楽しいことが満載です。 この魅力を意図的に断ち切らないかぎり、集中して読書ができる人は、非常に少ないといわざるを得ません。ぜひ以下のような方法で、読書中のスマホ断ちに挑戦してみてください。 SNSなどの通知を切る スマホをみえない場所に隠す 読書の間だけ電源を切る 時限式ボックスに収納 スマホの取り扱いかたについては、別記事でも解説しています。ぜひ、そちらの記事も読んでおいてください。 速読術 これだけやれば大丈夫!学習速度が大幅にアップするオススメの学習法4選 読書が苦手な社会人はこうやって読書を習慣化しよう 読書が得意な人は、ちょっとしたコツさえ掴めば、問題なく読書を習慣化できます。問題なのは、読書が苦手な人です。 読書が苦手な人はそもそも読書が好きではないので、いろいろ工夫をしないと、すぐに読書がイヤになってしまうでしょう。 そこで最後に、読書の苦手な人が読書を続けるための方法を、5つ紹介していきます。 読書の苦手な人が読書を続ける5つの方法 興味のあるジャンルに絞る 読みやすい入門書からスタート オススメ本を読む 聴くのが苦にならないならオーディオブックもオススメ 読書に没頭できる環境をつくる それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 興味のあるジャンルに絞る 社会人の場合、どうしてもビジネス書や専門書が読書の中心になります。しかし、読書の苦手な人が、いきなりこういう堅いジャンルの本に手を出すと、途中でイヤになってしまう可能性が高いです。 であれば、興味のある分野の本からスタートして、まずは読書自体に慣れるのが先決でしょう。なんといっても自分の好きな分野の本なら、多少むずかしくても、飽きずに読み進められますので。 ただ、最終目的が専門書なら、正直こういう読み方は遠回りだと思います。でも、社会人の読書でもっとも留意すべきは、継続です。途中で読書をやめないように、とにかく読書に対するハードルを下げまくる意識が、とても重要になってきます。 ちなみに、マンガは絵が主体なため、いくら読んでも読書力はあまり向上しません。効率が悪すぎるので、あくまでも一般的な本から選ぶようにしてください。(もちろん、趣味として読む分にはOKです) 読みやすい入門書からスタート さきほど、興味のあるジャンルから読みはじめるのがオススメといいました。ただその読み方をすると、必要な本にたどり着くまでに、かなり時間がかかります。 もし「そんなまどろっこしいことはしたくない」というのであれば、ビジネス関連の入門書から読んでみるのもよい方法だと思います。 理由は単純で、入門書ならビギナーでも読めるように、やさしく書かれているからです。そのため、読書の苦手な人でも、比較的簡単に理解ができます。 また多くの入門書には、図や画像、グラフなどが多用されているのも、嬉しいポイントですよね。むずかしい内容でも、下記のような図解による解説があれば、直感的に理解できます。 ※参考:1時間でわかる 経理1年生のおしごと (スピードマスター) | 松田 篤史 |本 | 通販 | Amazon さいわい、メジャーなジャンルなら、たいてい入門書も発行されています。通販サイトにはサンプルがあるサイトも多く、内容を確認したうえで簡単そうな入門書を選べばいいでしょう。 オススメ本を読む 読書の苦手な人は、そもそもどんな本を読めばいいのかがわからずに、尻込みをしているケースが多いようです。 そういう場合は、自分の好きな経営者が勧めている本を選ぶのも、ひとつの方法だと思います。自分の好きな人が勧めている本なら、今まで興味のなかったジャンルでも、つい読んでみようと思うものです。 もし勧められた本が面白ければ、次は関連した別の本を読んでみようと、読書を継続する気持ちが湧いてきます。読書が苦手な人にとって、こういう「読書のきっかけ」は、何気に大事なポイントです。 またネットを検索すると、いろいろな人が用途に応じて、オススメ本を紹介してくれています。「会計士が勧めるオススメ会計入門書」とか「営業マンが読むべきオススメ本10選」というように、用途に応じたオススメ本の紹介はとても便利です。 あくまでも紹介者の主観ではありますが、ひとつのきっかけとして、こういう情報を利用してみてはいかがでしょうか。 聴くのが苦にならないならオーディオブックもオススメ スキマ時間の活用でもお話ししましたが、読書の苦手な人にはオーディオブックもオススメです。オーディオブックとは、ようするに「書籍の朗読サービス」のこと。文章を読む行為に慣れていない人でも、朗読を聴くだけなら、さほど抵抗はないはずです。 また、オーディオブックのメリットは、それだけでありません。 耳からインプットするだけなので、いつでもどこでも読書が可能です。(厳密には読書ではないかもしれませんが……) 当然、車の移動中にも利用できるし、通勤時にイヤホンで聴いてもよいでしょう。また共働きで家事に時間を取られる人も、これなら家事をしながらでも読書ができます。 気になる料金ですが、Amazonの提供する「Audible(オーディブル)」は月額1,500円。「audiobook.jp(オーディオブック)」の月額プランなら、最安値550円から契約が可能です。 「Google Play(グーグル・プレイ)」のように、1冊ごとの買い切り方式もあります。耳からのインプットが苦にならない人は、ぜひ導入を検討してみてください。 読書に没頭できる環境をつくる 読書の苦手な社会人が読書を習慣化するには、とにかく読書を気楽に楽しめる環境づくりを意識することです。ただでさえ読書へ苦手意識があるのに、読書のできる環境がなければ、決して本を読もうとは思わないでしょう。 まず考えるべきは、スマホへの対策です。これについては、すでに紹介しているので、ここでは「読書をする場所」についてお話ししていきます。 静かに集中できるという意味では、やはり自分の部屋が一番です。ただ自室にいると、自由すぎてかえって読書に気が向かない人もたくさんいます。 そういう場合は思い切って、外出してしまいましょう。場所は自分が気にいれば、どこでも構いません。ありきたりですが、カフェや図書館のように適度な人目がある場所だと、読書に集中できるという人は多いですね。 コロナの影響もあり、外出は控えたいというのであれば、家族の目がある居間で読書するのも悪くない作戦だと思います。 ◆読書をスムーズにおこなうには速読がおすすめ!右脳速読トレーニングについて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 まとめ 読書をすると、新しい知識や考え方が身につき、生活のクオリティは大きくアップする可能性があります。そのためにも読書を習慣化して、どんどん自分をバージョンアップしていきましょう。 とはいえ、忙しい社会人が読書を続けるのは簡単ではありません。今回紹介した「読書を習慣化するコツ」のなかから、できるものを少しずつ取り入れてください。そうすれば、必ず読書を習慣化できます。 なお、読書をスムーズにおこなうには、速読も有効な方法です。速読で読書の効率をアップさせたいかたは、「Zoom体験会」で右脳速読を体験してみてください。 >>自宅で受講できるZoom体験会 ### 速読で本をたくさん読めば、語彙力は伸ばせる 近年、SNSのような短文でのコミュニケーションが、急激に増加してきました。そのため、ちょっとしたことで誤解が生まれやすくなり、さまざまなトラブルが頻発しています。 そういったトラブルを回避するには、言葉の真意を読み取る読解力が不可欠です。とはいえ、言葉でいうほど、読解力を鍛えるのは簡単ではありません。読解力を鍛えようと思ったら、まずはベースとなる「語彙力」を伸ばす必要があります。 ところが、忙しい現代人は読書よりもSNSや動画を好む傾向にあり、語彙力は年々低下しているそうです。これでは、ますます他人と円滑にコミュニケーションが取れなくなってしまうでしょう。 そこで今回は、速読に代表される、語彙力を伸ばすために有効な方法を7つほど紹介していきます。 語彙力がある人のメリット 語彙力を伸ばす方法についてお話しする前に、まずは高い語彙力によってどんなメリットが生まれるか、その点を明確にしておきたいと思います。メリットがわかっていないと、語彙力アップへ真剣に取り組もうというモチベーションが起きないですからね。 ここでは、代表的なメリットを4つほど紹介しておきます。 言葉の意図を正確に理解できる 語彙力の高い人は、なんといっても「言葉の意図を正確に理解できる」のが、大きな強みです。 日本語は、似た意味でも微妙にニュアンスが異なる言葉も多く、誤解が生じやすい言語だといわれています。友達との会話ならまだしも、言葉の意味を履き違えて、ビジネス上の契約トラブルが起きたら大変です。最悪、賠償金などが発生することもあり得ますからね。 その点語彙力のある人は、誤解や曲解が少なくて済むので、こうした大きなトラブルに巻き込まれにくいです。 また、「言葉の意図を正確に理解できる」というのは、自分の意思表示が明確だという意味でもあります。相手の意図をきちんと理解できるうえに、自分の発言も相手に誤解を与えにくい。 こういう人は、誰からも信頼されやすく、しっかりとした人間関係を構築できると思います。 深い領域で考えられる 語彙量が少ないと、どうしても思考が浅くなりがちです。思考のベースとなる言葉のストックが不足しているのですから、考えてみれば当然といえます。 前述のとおり、言葉には、それぞれがもつ特有のニュアンスがあるものです。一見似た言葉でも、その裏側には発信者が感じている、もっと深い意味や感情が込められています。 たとえば、ひとことで「怒る」といっても、さまざまなレベルでの怒りがありますよね。激怒している人もいれば、冷静に怒っている人もいるでしょう。怒ってはいるけれども、相手の成長を願っての怒りかもしれません。 でも、「激怒」という言葉はあっても、「冷怒」という表現は聞いたことがないですよね。そのため私たちは、「怒る」という言葉だけを頼りに、状況を正確に判断する必要があります。 そして、そういった判断ができるのも、ベースとなる語彙をたくさん知っているからです。つまり、語彙力があるというのは、「相手の意図を判断する材料が、頭のなかにたくさんストックされている」ということにほかなりません。 人と直接会えず、円滑なコミュニケーションがむずかしくなりつつある昨今、語彙力はなかなか大きなメリットといえるのではないでしょうか。 誤解によるトラブルを防止できる コロナ下の現在、対面での会話は減少し、SNSでの短文によるコミュニケーションが大幅に増えました。当然、短い文章では表現しきれないことも多く、語彙力が少ないとどうしても誤解が生まれやすいです。 その点、語彙力がある人は、短文の裏側に隠された意図までも深く読み取れます。だから、通常なら誤解が起きそうな状況でも、問題なくスムーズに対応できるわけなのです。 また専門用語にもある程度知識をもっておくと、無用な誤解が生まれにくいです。たとえば、体調が悪くて病院で診断を受けた際に、「この病気は完治がむずかしいので、寛解を目指しましょう」と医者にいわれたとします。 はたして、「寛解」という言葉の意味を理解できる人は、いったいどれくらいいるでしょうか。(本来、専門家は、むずかしい言葉を使わずに説明するべきですが……) ※寛解(かんかい)とは、治療の継続は必要ながらも、とりあえず症状が治まった状態を指す これは少々極端な例かもしれませんが、こういった聞き慣れない言葉は、医学やIT、経済分野を中心に至るところで見受けられます。 こういう難解な語彙をすべて網羅するのは、現実的ではありません。しかし、自分が関係する分野の専門用語を押さえておくだけでも、コミュニケーションはだいぶスムーズに進むはずです。 勉強の効率がアップ 語彙力は勉強の効率にも、大きな影響を与えます。勉強とは、いうなれば「知らない知識をインプットする」行為です。当然、知識がまとめられた参考書や資料を、大量に読まなければなりません。 「勉強=大量の文章を読む」と考えれば、いわずもがな、語彙力の重要性がわかるでしょう。語彙力が不足していれば、効率よく文章を読み進められず、その結果、絶対的な勉強量が不足します。 また、語彙力不足は、受験にも大きな影響を与えます。現在の受験問題は、とにかく問題の文字数が多く、すばやく問題を読む能力がないとまったく歯が立ちません。 受験でスムーズに問題が読めるメリットについては、別記事で詳しくまとめています。ぜひそちらの記事も確認してみてください。 脳トレ 判断力を鍛えるなら、必ず知っておきたい6つのコツとは 速読を活用!語彙力を伸ばす7つのポイント 語彙力に優れた人のメリットを知ってもらったところで、今度はいよいよ、語彙力を伸ばすポイントを7つ紹介していきます。 語彙力を伸ばす7つのポイント 速読で大量に本を読む 速読を意識せずじっくり読むのも必要 普段読まないジャンルの本に挑戦 わからない語彙は何回も繰り返し読む 類義語と対義語を一気に覚えよう アウトプットした内容を分析 会話の時間を増やす ひとつずつ解説します。 ◯速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 速読で大量に本を読む 語彙力を鍛えるなら、速読はかなりオススメです。ただこういう話をすると、「速読で語彙数を増やすのはムリ」と反論するかたもいます。「知らない言葉は速読できないのだから、速読と語彙力は関係がない」という考えです。 たしかに、記憶のメカニズムからいって、知らない言葉を速く読めないのは事実でしょう。だからといって、速読が語彙力アップにまったく効果がないというのは、少々極論だと思います。 というのも、速読で全体の読書量が増えれば、それだけ新しい言葉に触れる機会が増えるからです。普通の人が読破に2時間かかる本を10分で読めれば、そのぶん何冊も本が読めます。何倍もの量を読書する間に、新しい語彙がどんどん増えていくでしょう。 ◯読書習慣と速読の関係については、こちらの記事もどうぞ 速読術 どうして読書習慣が身につかないの?読書を習慣にする5つのワザを大公開 速読を意識せずじっくり読むのも必要 先ほど「語彙力アップに速読は有効」という話をしました。たしかにそれは正しいのですが、同時に「速読を意識せずじっくり読む意識」も同じくらい大切になります。 新書や自伝のようなノンフィクション・新聞などは、書かれている事実に対して、じっくりと考えを巡らせながら読むことが多いジャンルです。 小説・エッセイといったジャンルも、知識を大量にインプットするというよりは、内容を楽しんだり考えたりしながら読む人が多いでしょう。 こういう本でムリに速読をしても、読書本来の目的が果たせません。新しい語彙に触れる機会は増えるでしょうが、楽しく読めなければわざわざ小説を読む意味がなくなってしまいます。 もちろん前述のジャンルでも、速読をしたい人はどんどん速読して構いません。ようは、自分の目的に合わせて、速読と通常の読書を上手に組み合わせていきましょう、ということです。 ◯小説の速読については、こちらの記事もどうぞ 速読術 小説の速読はビジネス書と違う? 小説を速読するコツとは 普段読まないジャンルの本に挑戦 普段読まないジャンルの本に挑戦するのも、語彙力を伸ばすよい方法だと思います。本は嗜好品的な役割も強く、本好きでも、自分の好きなジャンルしか読まない人も多いです。 しかし、語彙力アップに関しては、できるだけ広い範囲のジャンルに手を出してみるのをオススメします。 というのも、「語彙力に優れた人は、幅広いジャンルの本を読んでいる」というデータがあるからです。 株式会社ベネッセコーポレーションがおこなった調査※によると、新聞やノンフィクションなど2分野以上で読書をしている人は、1分野だけ(新聞・ノンフィクションを除く)読んでいる人よりも、語彙力が20.4%も高い結果になっています。 ※参考:第1回 現代人の語彙に関する調査 結果速報 最近は若者の新聞離れも顕著ですが、小説やエッセイだけでなく、ぜひこういった普段読まないジャンルの文章も読んでいきたいですね。(紙面ではなく、Web版でもOK) わからない語彙は何回も繰り返し読む 語彙数を増やすために重要なのは、新しい言葉に触れる回数です。ある程度の年齢になっても知らなかった語彙の多くは、「むずかしくてあまり使わない表現」か、「IT用語のように新しくできた言葉」のどちらかだと思います。 こういう耳慣れない言葉は、1回だけさらっと読んでも、時間が経てばすぐに忘れてしまいます。今後あまり使う見込みがなければ別ですが、せっかく出会った言葉なら、なるべく覚えておきたいですよね。 その場合は、その言葉を含む前後の文章を、何回か繰り返して読んでみるのがオススメです。もしまったく知らない言葉だったとしても、前後の文章を読めば、話の流れで言葉の意味がなんとなく理解できることも少なくありません。 それでもわからなければ意味を調べ、何度か口に出してみれば、おそらく今後忘れることはないでしょう。 ◯語彙力を伸ばすなら速読がおすすめ!右脳速読トレーニングについて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 類義語と対義語を一気に覚えよう 新しい語彙と出会った際に、その意味がわからなければ、おそらく辞書を使って意味を調べるはずです。せっかくですから、その際には、知らない言葉の「類義語」と「対義語」も調べてしまいましょう。 多くの言葉には、似た意味と、反対の意味をもつ言葉が存在するものです。たとえば、「傲慢(ごうまん)」という言葉がわからなかったとします。 その際には、「横柄(おうへい)・尊大(そんだい)・高飛車(たかびしゃ)」といった同義語と、「謙虚(けんきょ)・卑下(ひげ)」のような対義語もチェックするのです。そうすれば、語彙数が一気にアップします。 なかには、微妙なニュアンスを間違って覚えていた言葉などもあったかもしれませんね。同義語や対義語を調べるのは、少々面倒くさいかもしれませんが、余裕があるときは、ぜひともひと手間かけてみてください。それだけの価値は、十分あると思いますよ。 アウトプットした内容を分析 語彙力というのは、ただ増やせばいいというものではありません。インプットした語彙を適切に使えてこそ、語彙力を鍛える意味があります。 覚えた新しい言葉を実際に使ってみる。そして、相手の反応をみながら、自分の言葉選びが正しいかどうかをチェックする。この「アウトプットの分析」がなければ、本当の意味での語彙力は身につかないと思うのです。 なお、具体的なアウトプットですが、まずは新しく覚えた言葉(文章)を音読してみるだけでも十分効果があります。自分の話す言葉がスムーズに頭に入ってくるようなら、その言葉はマスターしたといってもよいでしょう。 もう1段上のレベルになると、ブログやSNSを使ったアウトプットもオススメです。実際に文章を書くうちに、自然と語彙数は増えていきます。 ただ、これもアウトプットした内容の分析は必須です。自分の意図を正確に発信できているか、きちんと確認してください。そうすれば、他人の目に触れるという意識も相まって、言葉の適切な使い方がしっかり身につくと思います。 ◯アウトプットについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 会話の時間を増やす 前述のアウトプットとも関係する話ですが、語彙力を伸ばしたいなら、「会話の時間を増やす」のも、非常に有効です。 ぜひ、覚えた新しい語彙を、積極的に会話のなかで使ってみてください。他人に向かって話すとなると、ほとんどの人は言葉の意味をきちんと調べてから使います。思い込みで、見当違いな使い方をしたら、恥をかきますからね。 また、会話のなかで同じ言葉を使いすぎると、あまりよい印象を与えません。同じ言葉しか知らない、教養のない人というイメージを与えてしまう可能性があります。 日本語はまだマシですが、英語はこの傾向が顕著です。そのため英語ネイティブは、同じ言葉を繰り返さずに、似た表現で言い換えをします。 日本語ではそこまでシビアに考える必要はありませんが、言い換えの意識をもっておくと、語彙力は飛躍的に伸びると思いますよ。 まとめ 語彙力の高い人は、適切な言葉遣いができるので、他人と無用なトラブルを起こしません。コロナウイルスの影響で、対面でのコミュニケーションが激減している昨今、これからますます語彙力を伸ばしていく必要があるでしょう。 今回の記事では、語彙力を伸ばす方法を7つほどご紹介しました。もちろん、すべてを同時におこなう必要はありません。できそうなものから、チャレンジしてみてください。1〜2個取り組むだけでも、きっとあなたの語彙力は、大きくアップするはずです。 なお、語彙力を伸ばす方法のなかでも、速読はとくに効果の高い方法です。速読で語彙力をアップさせたいかたは、まず「Zoom体験会」で右脳速読を体験してみてください。 >>自宅で受講できるZoom体験会 ### 新刊「1分間瞬読ドリル」重版で「3刷」が決定!   1/11にダイヤモンド社から発売された「1分間瞬読ドリル」ですが 発売から1ヶ月ちょっとで3刷が決定しました!   読者の皆様をはじめ、たくさんの皆様のご支援、ご協力に心より御礼申し上げます。 引き続きご愛顧をいただければ幸甚でございます。   また、ダイヤモンド 書籍オンラインでも書籍に関する記事が連載されています。 ご興味のある方は是非ご覧ください。 https://diamond.jp/category/s-ShundokuDrill   ■『1分間瞬読ドリル』の紹介 ● 著書累計15万部超の著者による第四弾は「脳トレ」 ● ドリルなのにくり返し使えて、答えられなくてもOK ●  問題を見るだけで脳がみるみる変わっていく ●  10歳から100歳まで、誰でもできる! ●  シニア層は認知症予防に、子どもは学習脳に!   ■『1分間瞬読ドリル』の概要 名  称: 見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル 著  者:山中恵美子 販売料金:単行本 1,430円/Kindle版(電子書籍)1,158円 Amazon販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4478114870   ### 3/12『1分間瞬読ドリル』読書会2回目開催決定!   先日開催させていただいた『1分間瞬読ドリル』読書会。 同時視聴で190名を超える皆様と大盛り上がり! 参加者さまの名回答に感心したり、珍回答に大笑いしたり 皆さまとのやり取りが本当に楽しかったです。 参加者さまからも 脳に汗をかきました! 家族でワイワイ言いながら楽しみました 自分では思いつかない他の方の回答が見れて参考になりました など、たくさんのご感想をいただいています。 本当にありがとうございました。 この度、ご好評につき第二弾の開催が決定しました! 書籍『1分間瞬読ドリル』書籍をご購入いただいた方を 3/12「オンライン読書会」に無料ご招待させていただきます! 読書会では、著書の山中自ら、1分間瞬読ドリルを120%活用していただくための説明や、問題を解くときのポイントなどをお話しさせていただきます! 問題も一緒に解いてみましょう♪ 前回参加された方のお申込みもOK! ぜひ再度ご参加くださいませ。 読書会詳細 日  時:3月12日(土)13時~ 開催方法:YouTube配信(限定配信) 参 加 費:無料 ※『1分間瞬読ドリル』をご購入いただいた方限定。書店などでの購入でも問題ございません。電子書籍は対象外とさせていただきます。   <読書会申込方法> 下記の申込みページより必要事項をご記入の上、お申込みください お申込みはこちら ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.91】兵庫県 柴田康さん(会社員 40代) 柴田悠陽さん(中学2年生)   柴田さんは、まずはお父様が先に瞬読を始められ、最近息子さんの悠陽くんも始められました。 3年遅れで始められた息子さんに、あっという間に実力を抜かされてしまったとおっしゃる柴田さん(笑) 詳しくお伺いしてみました!   瞬読スタッフ 瞬読はじめたきっかけを教えていただけますか? たまたまネット広告か何かで体験会開催の案内を見つけて、調べたら開催場所が自宅の近所だったので、半信半疑だったのですが、とりあえず参加してみました。 体験会当日、自分も効果を実感しましたし、周りの方々の成果もめざましく、面白いと感じたので、思い切って直ぐに申し込んで始めました。 山中代表と出身大学が同じだったのも後押しでした。 息子は、山中代表が経営されている学習塾(SSゼミナール)に通っており、破格のお値段で子ども瞬読を受講できるので、私のススメで通うようになりました。 実を言うと、順番的には逆で、子ども瞬読を低価格で受講できるので、ちょうど塾を探していたこともあり、学習塾に入塾させてから、子ども瞬読に通い始めました。 柴田さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 直接的な効果としては、仕事がら、専門書やマニュアルやプレゼン資料や、情報収集でSNSを閲覧したりする機会が非常に多いのですが、読む速度が大幅に上がり、ざっと概要を理解するのが早くなりました。 大量の情報の中から、特に必要な情報がどこに書いてるか探しやすくなり、本当に必要なところは普通に熟読しています。取捨選択、選択と集中がやりやすくなった感じです。 間接的なところでは、当初、「本を買わなくて済むようになるのでは?」と思っていたのですが、むしろ本を読む量は増え、本を買う量も増えました。より興味の範囲が拡がり、色々と読んでみたくなり、興味の範囲が広くなりました。 また、瞬読以前は、有償のセミナーや有償のコンテンツを購入することは一切なく、いかに無償のものを探して受講するばかりでしたが、結局は、それなりの金額を払えばリターンが早く大きいことが感じられたので、自己投資の額が大幅に増えました。 (無償は無償なりのリターンしかないことに気づいた) 柴田さん   瞬読スタッフ 悠陽くんの瞬読の進歩が目覚ましいとのことですが、どんな感じなのですか? 恐らく、2~3回目のレクチャーあたりで、私の3年分は追い越されました。 もはや雲の上の存在です(笑) 息子は、元々は、活字の本を読む方ではなく、興味のある本を学校の図書館で借りてきたり、買ったりする程度で、月に1冊読むか読まないか?程度の量でした。 今は、子ども瞬読のレクチャー内では、私のビジネス書を読んでみたり、本を買って欲しいと頻繁に言われるようになりました。 私が苦手な小説なんかも瞬読できるようで、瞬読と熟読をうまく切り替えて使ってるみたいです。 スピードは相当速いのに、アウトプットも結構できていて、行数やページ数を増やしても、それなりにいけるそうです。 先日のレクチャーでは、私の本を2冊本を持たせたのですが、自宅に帰ってきてから、「2冊では足りなかった。次のは4冊くら要る。持っていた本は3~4周ほど読めた」と話しの次元が高すぎて、唖然としました。 今度、教えて欲しいとお願いしているのですが、なかなか教えてくれません(笑) 現時点で学校の成績が上がったとかはないのですが、うまく応用したら、苦手な記憶科目もブレイクするのでは?と思い始めてます。 柴田さん   瞬読スタッフ 柴田さんは、瞬読はある程度完成形になられていると思うのですが、それでも長く会員を続けていただくのはなぜでしょうか。 瞬読は、受講生がみなさん漏れなくポジティブで、コミュニティが心地よいです。 瞬読自体は、やり始めたばかりの方で悩まれている方はいるが、みなさんさん何とか頑張りたいと前向きにトレーニングや読書会に参加されており、それを見てるとまた刺激を受けます。 瞬読だけでなく、年齢にも関係無く何かしらで活躍されている方が多々いらっしゃって、学びに年齢は関係無いと感じるようになり、参加しているだけでも自己啓発になることを感じています。 本読みはもちろんなのですが、もっとやれると自己肯定感が高まりました。 色んな年齢、色んな職業、色んな立場の方が、たくさん参加されているので、横の繋がりも増えました。 コロナが逆効果に働いており、全国の方とオンラインではありますが繋がれるようになりました。 各分野で大きく活躍されている方が多々いらっしゃって、職業は違えど共通することもあり、学びがとても多いです。 柴田さん   瞬読スタッフ 悠陽くんにお伺いします。瞬読をやってみようと思ったのはなぜですか? 父のすすめで、子ども瞬読に通い始めました 通う前に何度か、父がやってるブレインスパークをチャレンジしたことがあり、楽しかったのでやってみてもいいかなと思いました。 柴田さん   瞬読スタッフ 同じく悠陽くんにお伺いします。瞬読を始めて変わったことはありますか? 本を読む機会が増えました。本を買ったり、学校の図書館で借りたりする機会が大きく増えてます。 小説や物語も瞬読できるようになってきていて、アウトプットもどんどんできるようになりました。 こども瞬読の先生達からは、「表情が豊かになった」と言われています。 学校で実力テストがあった時、現代文(初見の文章)の読解で始めて瞬読を使ったら、何度も繰り返し読めたので、テスト時間に余裕がありました。 今、学校で他の団体の速読がテスト導入されています。 瞬読と同じように、最初に現在の読書速度を計るのですが、軽く瞬読を使ったら速すぎて、周りに信じてもらえませんでした。 柴田さん   瞬読スタッフ 最後に、お父様から瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 最初は半信半疑でした。体験会で自分以外は桜なんじゃないかとさえ思って参加しましたが、わずか1時間程度のトレーニングでも一定の効果を感じたので、まずは体験会で体感してください。価格以上のリターンがあります。 柴田さん   右脳を使って読む瞬読では、右脳優位なお子さまの方が結果が早くでることがありますが、柴田家もその通りになったようですね(笑) しかし、お父様の変化も十分すばらしいと思います! 柴田さん、悠陽くん、どうもありがとうございました! ### 2/7(月)日本経済新聞に『1分間瞬読ドリル』が掲載されました   2022年2月7日付日本経済新聞3面に 『1分間瞬読ドリル』を掲載していただきました! ありがとうございます! 皆さんも日経新聞をお手にとられた際は、 ぜひチェックしてみてくださいね ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.90】千葉県 萩原彰世さん(開業準備中 30代) 日本唯一のママキャンプアンバサダーとして、 自然×キャンプ×子育てを実践中されている萩原さん。 2022年3月には個人事業主として開業も予定されているとか! 「瞬読に感激してるんです!」と言ってくださる萩原さん。 お話しを詳しくお伺いしてみました!   瞬読スタッフ 瞬読はじめたきっかけを教えていただけますか? クラブハウスで山中さんが瞬読についてお話ししているのを聞いて興味を持ちました。 中学生の娘が知的障害寄りのグレーゾーンで記憶する事が苦手だったので、一緒に体験会に参加してみたら、学習塾より取り組みやすく、本人のやる気もあったため一緒に始めました。 萩原さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 娘は、瞬読を始める前に小説1ページ5分以上かかっていたのが3分程度で読めるようになり喜んでいます。 私は、本を読むときの文字のとらえ方が変わり、かたまりで何が書いてあるのか理解しようとするようになりました。 ビジネス書なら1冊20分で読めます。 先日は、2時間で5冊ものビジネス書のAmazonレビューを書くことができたんですよ。 萩原さん   瞬読スタッフ 1月11日(2022年)に発売された『1分間瞬読ドリル』もご家族で楽しんでいただいているそうですね。 はい、7歳の息子と一緒に1章を解きました! 楽しそうに笑い合いながら取り組めて、システムで取り組むより親子の会話が増え、息子も嬉しそうでした。 旦那に1章を解いてもらいましたが、全然わからない!とすぐにギブアップ! 私はとても楽しく9章まで取り組ませていただきました! 萩原さん   瞬読スタッフ 「瞬読に感動している」と言ってくださっていますが、どんなところに感動されているのでしょう? アウトプットがいかに大切か、アウトプットしてこそ自分の本当の実力になるというところに感動しています! 声に出すときに、「間違ったらどうしよう?」と思ってしまう癖が、小学校の頃についてしまっている方が多いと思います。 正しい答えを出すことではなく、声に出すことと紙に書き出すことでどんどん楽しくなっていきました! どんどん文字が見えるようになってくると、それが楽しくていつの間にか習慣化していくところにも感動しています! 萩原さん   瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 最初は、山中恵美子さんの書籍『瞬読ドリル』の購入をしてみました。しかし体験会に参加したら、書籍では得難い変化が自分の中でありました。どんな変化が起こるかは、個人差があります。しかし体験会で感じた変化が瞬読をやってみよう!と思った一つのキッカケでした。迷うくらいなら、ぜひ瞬読体験会で体感してほしいと思います! 萩原さん     Instagram @aki_oniwa Lit Link https://lit.link/akiyomamacamp 新刊「1分間瞬読ドリル」は、萩原さんのようにご家族で楽しんでくださっている方が多いようで何よりです^^ 萩原さん、詳しい実体験のインタビューをどうもありがとうございました! ### 丸善 日本橋店で週間ベストセラー4位になりました 新刊「1分間瞬読ドリル」が 丸善 日本橋店で、週間ベストセラー4位になりました! ●丸善 日本橋店 Twitter https://twitter.com/mznihonbashi/status/1485933386556645379 日本橋店週間ベストセラー(2022/1/13~1/19) 【ノンフィクション】 ①1万人の脳を見た名医が教えるすごい左利き(加藤俊徳 ダイヤモンド社) ②すばらしい人体(山本健人 ダイヤモンド社) ③教養としての茶道(竹田理絵 自由国民社) ④見るだけで脳がよくなる1分間瞬読ドリル(山中恵美子 ダイヤモンド社) ⑤認知症世界の歩き方(筧裕介 ライツ社) 読者の皆様をはじめ、たくさんの皆様のご支援、ご協力に心より御礼申し上げます。 引き続きご愛顧をいただければ幸甚です。 ### 小学生の読解力アップに最適な方法11選 「最近の小学生は本を読まなくなり、読解力が著しく低下している」こんな話を聞くと、自分の子どもは大丈夫だろうかと不安になりますよね。 経済協力開発機構 (OECD)の調査によれば、実際日本人の読解力は、わずか6年間で11ランクも順位を下げているそうです。(詳細は後述) 読解力が不足すると、コミュニケーションがうまく取れず、トラブルが起こりやすくなります。また読解力不足は、受験や仕事の成果にも大きく関わってきます。そう考えると、できるだけ早いうちに、最低限の読解力は身につけておきたいものです。 そこで今回は、小学生の読解力を効果的に鍛える方法を11個紹介していきます。合わせて、「小学生の読解力が低下している理由」や「小学生の読解力アップに必要な保護者の対応」などについても、解説していく予定です。 お子さまの読解力不足に不安をおもちのかたは、ぜひ最後まで読んでみてください。 小学生に最適!読解力を鍛える11個の方法 読解力を鍛えるには、読書量を増やして、適切な内容を読み取る訓練の機会を増やすのが1番です。大人になってからでは少々大変かもしれませんが、読書量の多い小学生の段階でなんらかの手を打てれば、必ず読解力はアップします。 ということで、今回は読解力を鍛える方法を、11個ほど紹介していきます。 1.まずは読書量を増やすのが先決 読解力とは、すなわち「文章を読んで、内容を適切に理解する力」です。なので、SNSのような短文ばかり読んでいても、おそらくいつまでたっても読解力は身につきません。 読解力を鍛えるには、とにかく読書量を増やすのが一番です。たくさんの本を読み、いろいろな表現方法に触れる機会を増やせば、段々と文章に込められた相手の意図を読み取る力がついてきます。 ぜひ、ノンフィクションや実用書を中心に、さまざまなジャンルの本を読んでください。もちろんマンガも悪くはないですが、マンガは基本的に短文なので、読解力を鍛える効果はあまりありません。 もし読書に慣れておらず、読書が負担になるような場合でも、マンガではなく、ライトノベルのような読みやすい本を選びましょう。なにか趣味があれば、イラストや図解がたくさん書かれている「趣味の入門書」からスタートするのもオススメです。 ◆読書量を増やすには速読がおすすめ!速読のしくみについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 2.似たジャンルの本をまとめて読む 先ほど、読解力を鍛えるために、「できるだけいろいろなジャンルの本を読んでください」といいました。しかし、読書に慣れていないうちからあちこち手を出すと、インプットした内容をうまく整理できない可能性があります。 そういう場合は、似たジャンルの本を一気に読むのがオススメです。同ジャンルの本をまとめ読みすると、なんといっても、そのジャンルの基礎知識を漏れなく理解できます。 また、重要な内容はだいたいどの本にも書かれているので、読書を重ねるごとに復習効果が生まれます。10冊読めば、10回重要なポイントに触れるわけで、内容の理解度もより深くなるでしょう。 ちなみに、1冊しか読まずにそのジャンルを理解したつもりになるのは、少々危険です。なかには極端な意見が書かれた本もあり、その本しか読んでいなければ、その意見が本当に正しいかどうかの判断ができません。 そういう意味でいうと、どんなに少なくとも、3〜5冊は同ジャンルの本を読んでみるべきだと思います。 3.子ども新聞で小学生の知的好奇心を刺激する 小学生の読書は、どうしてもマンガやライトノベルのような、手っ取り早くわかりやすいジャンルに偏りがちですよね。 もちろん、好きなジャンルがあるだけでも素晴らしいです。しかし学年が上がれば、「社会の動きについても少しずつ関心をもたせたい」というのが、親の本音だと思います。 そういう場合は、ぜひ子ども新聞を試してみてください。子ども新聞とは、文字通り、小学生向けにわかりやすくカスタマイズされた新聞です。普通の新聞はムリでも、小学生でも理解できる表現を用いた子ども新聞なら、むずかしくて挫折することはまずありません。 また子ども新聞では写真やイラストが多用されているし、漢字にルビが振ってあるので、小学生低学年でも抵抗なく読めるはずです。そうやって少しずつ社会的な内容の記事に触れていけば、自然と読解力は磨かれていくでしょう。 実際、OECD(経済協力開発機構)が発表した「生徒の学習到達度調査(PISA)」でも、「フィクション・ノンフィクション・新聞をよく読む生徒の読解力の得点が高い」という調査結果が掲載されています。 なお子ども新聞は、日刊版でも月額2,000円以下で購入できますので、それほど大きな負担にはならないはずです。現在3社から発売されていますので、興味のあるかたは調べてみてください。 4.音読と黙読を使い分ける 十分な読書量を確保できたら、今度は少し読み方にも気を配ってみましょう。効率的に読解力を鍛えるなら、音読と黙読をうまく使い分けたいところです。 読書の基本は、黙読です。音読をすると自分の声が邪魔になり、内容に集中できないという声もよく聞きます。 また黙読と比べて音読の読書スピードはかなり遅いので、音読では黙読の半分程度のスピードでしか読めないかもしれません。そうなると、絶対的な読書量が足りず、なかなか読解力の向上にはつながらないでしょう。 ただし、音読には、記憶力を高めてくれる働きがあります。視覚と聴覚の両方でインプットするため、より深く脳に記憶されるからです。このように、音読と黙読には、それぞれ異なる役割があります。状況に応じて、うまく使い分けてください。 ◆音読と黙読の関係については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 速読をマスターしたいなら音読は今すぐ止めよう!黙読のススメ  5.右脳を活用して読書スピードを上げる 前述のとおり、読解力を鍛えるには、とにかく読書量を増やす必要があります。しかし普通に読んでいたのでは、なかなか読書量は増えません。 そこでオススメしたいのが、速読です。速読ができれば、通常では考えられないような速さで本が読めます。 昔からある「目を速く動かすタイプの速読」の場合、通常の5倍程度の速さで読書が可能です。ちなみに私が指導する右脳速読法には、分速1〜2万文字、通常の20〜50倍の速さで読める受講生がたくさんいます。 分速2万文字といえば、一般的なビジネス書を3分程度で読めてしまう速さです。これだけ高速で読書できれば、読書量も劇的に増やせますよね。 このように同じ速読でも、そのメソッドにより、読書スピードは大きく変わってきます。せっかく速読を取り入れるなら、ぜひ右脳速読でよりたくさんの本を読んでください。 ここでは速読の詳細は説明しませんが、別記事にて右脳速読をわかりやすく解説しています。興味のあるかたは、ぜひ、そちらの記事も読んでみてください。 ◆右脳速読法「瞬読」と従来の速読法の違いについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 6.わからない言葉や表現はきちんと調べる 文章中にわからない言葉や表現があったら、放置せずにきちんと調べましょう。わからない言葉があれば、正確な意図を汲み取ることなど、できるはずがありませんので。 また、意味はわかっても、馴染みがなく普段あまり使わない表現ってありますよね。そういう表現が文中に出現したら、自分の読解力を鍛えるチャンスです。辞書を使って調べるのは少々面倒かもしれませんが、気になる表現はこまめに確認するのをオススメします。 ちなみに、そういった新しい表現の言い換えを調べてみるのも、読解力アップにとても効果的です。ネットに「類義語」と入力すれば、無料の類義語辞典がたくさん見つかります。ぜひ、積極的に活用してください。 7.読んだ内容を要約してみる 読解力を鍛える方法としては、「読んだ内容を要約してみる」のが、個人的にもっとも効果が高いと感じています。要約のために、重要なポイントを探しながら読む意識が働くので、理解度が飛躍的に高まるからです。 ちなみに、人に見せるためのノートではないので、きれいに整理して書く必要はありません。自分だけがわかる、メモ書きで十分です。 もし余裕があれば、書評という形で、書評サイトに投稿してみるのはどうでしょうか。書評サイトなら他人も読めますから、もしかすると第三者のフィードバックがもらえるかもしれません。 人からの意見でまた違った解釈に気づくこともあるので、こういったサイトをうまく活用していきたいですね。 ◆要約ノートや書評サイトの活用法については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 8.基本的な文章構成を押さえておく まったく自由に書かれたエッセイは別として、多くの本は文章構成の基本パターンに沿って書かれています。ある程度ルールが決まっているほうが、断然読みやすいからです。 したがって代表的な文章構成を知っておくと、次にくる内容がある程度予測できるので、内容を理解しやすくなります。 文章構成といえば、まず「起承転結」を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、起承転結は、小説以外で使われることはほとんどありません。読解力がとくに必要とされる実用書では、以下の文章構成のほうがポピュラーです。 序論・本論・結論 リード・事実・事実 結論・理由・事例・まとめ 1は、論文で使われるパターンですね。2は、できごとを正確に伝える必要のあるニュースや新聞でよく使われています。 今、一般的な実用書で主流になりつつあるのが、3のパターンです。現代人は長文を敬遠する傾向にあり、結論を最初に提示して、そのあとで理由や事例を解説するパターンの本が本当に増えました。 もちろん、上記パターンから外れた構成もありますが、これらを頭に入れておくだけで、読み解くスピードはかなり速くなるはずです。 ◆代表的な文章構成については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 速読の活用で中学・高校の試験対策はバッチリ! 9.接続詞に注目する 長文になるとなかなか理解が追いつかないという人は、接続詞に注目して読んでみてください。前述のとおり、現代の文章は、「結論 → 理由 → 事例 → まとめ(再び結論)」のようなパターンが非常に多いです。 この流れをみつけるのは、それほどむずかしくありません。代表的な接続詞を知っていれば、「あっ、ここで流れが変わったな」とすぐにわかります。 注目すべき接続詞例 理由:「だから」「なぜならば」「そのため」「このことから」 事例:「たとえば」「具体的には」「ほかには」「なかでも」 結論:「このように」「以上のことから」「したがって」 ただし、過剰な表現を嫌う現代文(とくにWeb記事)では、極力接続詞を省く傾向が見受けられます。論旨の転換部で必ずしも接続詞が使われるとは限らないので、その点は少々注意が必要です。 10.ものごとを順序立てて考える「ロジカルシンキング」を意識する 読解力を高めるには、ロジカルシンキングは不可欠でしょう。ロジカルシンキングとは、論理の破綻や矛盾なく結論まで導く考え方をいいます。 「大手出版社で発売されている本ならば、論理の破綻などあるはずがない」多くの人は、そのように考えがちです。 でも、本や記事といった長文には、「結論」「根拠」「事例」「意見」「雑談」など、さまざまな要素が混在しています。一つひとつの段落に問題がなくても、著者の意見が強く反映され、最終的にどこか筋の通らない話になっているケースもじつは少なくありません。 そういった論理の破綻に惑わされず正しく文章を理解するためには、「論理に破綻がないか」「情報に漏れや間違いがないか」といった点に注意しながら、じっくりと読み進めていくのが一番です。 また正しい読解には、エビデンスや論理性を疑いながら読む「クリティカルシンキング(批判的思考)」も非常に有効です。クリティカルシンキングについては、別記事で詳しく紹介しているので、ぜひそちらの記事も読んでみてください。 速読術 読解力を鍛える7つの方法とは 11.疑問点を考えながら読む 前述のロジカルシンキングをシンプルに考えると、結局は「いかに正しい結論を導き出せているか」が焦点になります。 正しい結論になっているかどうかは、常に「Why so?(それはなぜ?)」「so What?(結局どういうこと?)」と問いかけながら読めば、自然とみえてくるはずです。 もしこういった疑問の視点をもたずに読めば、おそらく因果関係に矛盾があっても、気づかずに読み進めてしまうでしょう。文章を書く人は文章作成のプロなので、多少論理の綻びがあっても、うまくまとめる技量があるからです。 また、個人が文章を作成している限り、必ず著者の思想が強く反映されます。その思想が客観性のあるものなら問題ありませんが、ときには少々独断的なケースも見受けられます。そういう場合も、「Why so?」「so What?」といった疑問の投げかけは、非常に有効です。 「この論理の流れは、本当に正しいのか」ぜひ、そういった視点をもって文章を読んでみてください。それだけでも、読解力は飛躍的にアップするはずです。 小学生の読解力は本当に低下しているのか?  読解力を鍛える方法がわかったところで、今度は小学生の読解力が実際どういった状況にあるのか、きちんと把握しておきましょう。 学生の読解力レベルを調べるなら、経済協力開発機構 (OECD)が3年に1度おこなう「学習到達度調査(PISA)」を確認するのが一番です。 この調査は15歳の男女が対象のため、直接小学生の動向を示したものではありません。しかし、15歳までに大きく変動があるとは考えにくいため、小学生にも当てはまると考えて差し支えないかと思います。 下表は、読解力調査、過去3回分の国別順位表です。   PISA調査 読解力国際比較(全79か国・地域) 順位 2012年 得点 2015年 得点 2018年 得点 1 上海 570 シンガポール 535 北京・上海・江蘇・浙江 555 2 香港 545 香港 527 シンガポール 549 3 シンガポール 542 カナダ 527 マカオ 525 4 日本 538 フィンランド 526 香港 524 5 韓国 536 アイルランド 521 エストニア 523 6 フィンランド 524 エストニア 519 カナダ 520 7 アイルランド 523 韓国 517 フィンランド 520 8 台湾 523 日本 516 アイルランド 518 9 カナダ 523 ノルウェー 513 韓国 514 10 ポーランド 518 ニュージーランド 509 ポーランド 512 ※OECD 生徒の学習到達度調査2018年調査(PISA2018)のポイントをもとに作成 2012年こそ4位にランクインしていましたが、2015年は8位にまで順位を下げ、2018年度は残念ながらベストテンから陥落(15位)してしまいました。 少しこまかく内容をみると、じつは「理解力」そのものは点数を下げてはいません。大きく点数を下げたのは、「情報を探し出す能力」と「評価し熟考する能力」です。 つまり日本の学生は、必要な情報を文章から見つけるのが苦手で、さらに情報の質や信ぴょう性を評価する力が劣っていることになります。 学生の読解力が低下している理由 前述のとおり、学生(15歳)の読解力が低下傾向にあるのは、はっきりしています。ただし、小学生に限定して読解力が劇的に低下したというデータは、私の知る限り、見つかっていません。 であれば、小学生の間になんらかの対策を施せるなら、読解力を落とさずに済む可能性は十分にあるのではないでしょうか。そのためには、学生の読解力が著しく低下した理由を、きちんと理解しておく必要があります。 学生の読解力が低下している理由 新聞や本など、進む読書離れ SNS上での短文によるコミュニケーションの影響 娯楽の多様化による読書への集中力不足 理由さえわかれば、あとはその理由に対する対策を立てるだけです。それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 新聞や本など、進む読書離れ 読解力不足の原因としてまず考えられるのが、「若者を中心とした読書離れ」です。個人的にも、「年齢関係なく、昔ほど本を読まない人が増えたな」という印象があります。 新聞や本のように大量の文章を読むと、たくさんの情報から重要なポイントを抜き出す力がつきます。SNSのような短文でのやりとりでは、こうした「文章の大意を汲み取る力」が、まったく身につきません。 先ほどのPISAの分析結果によれば、「フィクション・ノンフィクション・新聞」などをまんべんなく読む学生は、やはり読解力に優れているそうです。 以下は、学生が読む本の種類をまとめたグラフです。マンガや小説に偏っており、ノンフィクションや新聞はほとんど読まれていない状況がよくわかります。 ※参考:OECD 生徒の学習到達度調査2018年調査(PISA2018)【読む本の種類・頻度】 こうしたデータをみる限り、さまざまなジャンルや異なる媒体の文章をたくさん読めば、読解力の低下を防げる可能性は高そうですね。 SNS上での短文によるコミュニケーションの影響 新聞や本といった読書離れの大きな原因と考えられているのが、SNSです。読書の習慣が固まっていない小学生にすれば、むずかしい本を読むよりも、友達とSNSでやりとりをするほうが面白いに決まっています。 もちろん今の時代、SNSが悪いなどというつもりは毛頭ありません。私もSNSは活用していますし、LINEがなければもはや仕事にならない状態です。 ただ、LINEやTwitterのようなSNSでは、とにかく長文が嫌われます。そのため、必要最低限の文章でしかやり取りをしません。ビジネスユースならともかく、友人間なら、「今日はどうする?」「いく!」万事がこんな感じだと思います。 そういう状況のなか、本も読まないわけですから、長文から必要な内容を読み取る力が衰えていくのも当然でしょう。 ちなみに、短文でのやり取りばかりだと言葉足らずになりやすく、どうしても誤解によるトラブルに巻き込まれがちです。総務省のデータ(平成27年版 情報通信白書)をみると、実際20代以下の26%が、SNS上でなんらかのトラブルに遭っています。 また2020年に、SNSが原因の犯罪被害者となった18歳未満の子どもは、1,819人もいたそうです。(検察庁生活安全局少年課データ) こういった状況の原因がすべて短文でのコミュニケーションにあるとはいいませんが、なんらかの因果関係があるのは間違いないでしょう。 娯楽の多様化による読書への集中力不足 前述のSNSとも関係する話ですが、読書離れには、娯楽の多様化が大きく関わっています。まだインターネットがそれほど普及しておらず、スマホもなかった時代は、テレビや本が娯楽の王様でした。 しかし現在では、スマホがあればなんでもできます。SNSやゲーム・動画視聴はもとより、ネットを探せば面白そうな情報がいくらでも見つかる時代です。 こういう状況下では、読書よりも楽しいことが多すぎて、本をじっくり読む人はもはや少数派でしょう。(もちろん個人差はありますが……) ちなみに、全国学校図書館協議会が毎年おこなう「学校読書調査」をみると、小学生は月に12冊も本を読んでいます。ところが中学生になると5冊に減り、高校生にもなれば、なんと2冊以下に激減しているそうです。 こういった流れも、年齢によって自由度があがり、読書からスマホに興味が移行した結果だと思われます。 小学生の読解力は保護者の対応で決まる!知っておくべき5つのポイント 前述のとおり、SNSやゲームなど、小学生の読書を阻む要因はたくさんあります。そういう状況のなか、小学生が読解力をアップするには、どうしても保護者のサポートが必要です。 そこでこの章では、保護者が知っておくべきポイントを5つ解説していきます。 保護者が知っておくべき5つのポイント 子どもの読解力を鍛える必要性について、きちんと理解しておく まずは保護者の読解力を鍛えるべき 大人との会話で論理性を覚えさせる 質問を織り交ぜた読み聞かせで、読解力は飛躍的にアップ 「共感力」と「理解力」をわけて考える 保護者の意識で、子どもの読解力は大きく変わってきます。どれも重要なポイントですので、ひとつずつじっくりと確認していきましょう。 1.子どもの読解力を鍛える必要性について、きちんと理解しておく 子どもの読解力アップには、まず大人が「読解力の重要性」をきちんと理解している必要があります。 というのも、小学生くらいの子どもには、自分の読解力を鍛えようという意識がありません。むずかしい本を読むよりも、マンガやゲームのほうが単純に楽しいですからね。 そういう意識の小学生に読解力を身につけさせるには、保護者のサポートが不可欠なのです。 ところが、保護者自身も読解力の重要性をあまり理解しておらず、ただ子どもに読書を押しつけようとするケースがよく見受けられます。これでは、本来読書が好きな小学生であっても、文章が嫌いになってしまうでしょう。 年齢に関係なく、人は自分が納得したときに、はじめて積極的に動き出すものです。だからこそ保護者は、無理強いするのではなく、読解力を鍛えるメリットについて根気よく伝えていかなければなりません。 そのためには、まず保護者が読解力の重要性を知っておく必要がある。非常にシンプルな話ですよね。 2.まずは保護者の読解力を鍛えるべき 先ほどの話とも大きく関係しますが、子どもの読解力の前に、まずは保護者の読解力を鍛えるのが先決ではないでしょうか。 保護者と子どもという関係上、どうしても、保護者が子どもへ教える立場になりがちです。しかし保護者の読解力がイマイチな状態で子どもにだけ読解力を押しつけても、まったく説得力がありませんよね。 子どもは大人の感情に敏感なので、自分の親が本気で読解力の必要性を感じているかどうか、簡単に見抜いてしまいます。 もちろん、保護者は小学生とは立場が違いますから、同じように勉強する必要はありません。ただ、「一緒に図書館に行ってみる」「積極的に話しかける」など、一緒に努力してくれている姿をみせれば、子どもは積極的に取り組もうとするものです。 ぜひ、子どもにだけ押しつけずに、一緒になって取り組む意識をもっていただければと思います。 3.大人との会話で、論理性と新しい言葉を覚えさせる ここまで「読解力といえば読書」という前提で話をしていますが、読解力アップには大人との会話も非常に有効です。 同級生との会話と違い、大人との会話には、より高度な「論理性」と「語彙力」が必要になります。会話中、もし意味のわからない言葉があれば、子どもは「それってどういう意味?」と質問してくるでしょう。 そういうとき、いかに子どもの興味を引きつけわかりやすく説明できるかが、親の力量だと思います。辞書に書かれているような堅い説明では、子どもは興味をもちません。 またむずかしい内容の言葉なら、おそらく1回説明しただけでは理解できないでしょう。語彙力は読解力を高める基本です。面倒くさがらずに、わかりやすい言葉で何回も根気よく説明してあげてください。 また小学生では思いつかない論理的な考え方を学べるのが、大人との会話です。子ども同士とは違った背伸びをした会話のなかで、子どもはどんどん新しい言葉と知識を身につけていきます。 ときには、政治や社会問題などについても、積極的に問いかけてみるのもいいと思いますよ。 4.質問を織り交ぜた読み聞かせで、読解力は飛躍的にアップ 読解力を鍛えるなら、読み聞かせは本当にオススメです。とくにまだ文字から情報を取ることに慣れていない低学年のうちは、大人の読み聞かせは本当に効果的だと思います。 その際、ただ読んで終わりでは、あまり意味がありません。読み聞かせの際には、必ず質問をしましょう。 子どもは質問されると、一生懸命に答えようとするものです。質問に答えるために、より深く考えながら文章を聞く(読む)ので、重要なポイントを読み取る読解力が自然と身についてきます。 ただし、読み聞かせができるのは、小学生低学年のうちだけです。これが5〜6年生にもなれば、友達と会話する時間のほうが長くなりますし、本にしても自分の好きな本を勝手に読むでしょう。(もちろん、個人差はありますが……) そう考えると、子どもと一緒にゆっくりと話ができる期間は、案外短いものです。読解力云々だけでなく、時間の取れる限り、積極的に子どもとの会話を楽しんでいただけたらと思います。 5.「共感力」と「理解力」をわけて考える ひと言で読解力といっても、読むジャンルによって、必要とされる(得られる)ものは異なります。(読書の場合) なので、どういった種類の読解力を重視するかで、優先的に読む本の種類は変わってくると覚えておいてください。 具体的にいうと、読書で得られる読解力は、大きく「共感力」と「理解力」にわけられます。共感力を身につけたい場合は「小説やエッセイ」、理解力ならば「実用書や自己啓発書」がオススメです。 共感というのは、文字通り「人の考え方や行動に同意する心」です。小説などを読むと、必然的に登場人物の心の動きや複雑な人間模様と向き合うことになります。 「わかる〜♪ 私もそう思うわ」のように共感できる場合もあるだろうし、ときには反発を覚えることもあるでしょう。それは、どちらでも構いません。あくまでも、「自分だったらどうだろうか」という観点で読む姿勢が、大事なのです。 一方で実用書や自己啓発書の場合は、事実や事例、筆者の主張などを論理的に読み解く力がつきます。ただし、自己啓発書では、事実というよりも筆者の主張が前面に出すぎているケースも少なくありません。 さらに、そういった主張が必ずしも正しいとは限らないのが、むずかしいところです。(世の中にはトンデモ本のような、偏った主張の本も多いものです) 小学生に変な思想を刷り込まないためにも、「自分はその本の主張に対してどう思うか」という視点で、読書後に子どもと意見をすり合わせる時間をもちたいですね。 まとめ 本文でもお話ししたように、私の知る限り、小学生の読解力が低下している明確なエビデンスはありません。しかし、中学生・高校生と成長するにつれて読解力が低下するのは、データでも明らかです。 であれば、小学生のうちから、なんらかの対策を練る必要があります。その対策に、今回紹介した11個の方法は最適です。もちろん、すべてをおこなう必要はないので、自分にできるものから取り組んでいただければと思います。 なお今回は詳しく説明しませんでしたが、読書量を増やすには、右脳速読が最適です。読解力アップを目指す人は、「子ども瞬読教室 Zoom体験会」で詳細をご確認ください。 》》子ども瞬読教室 Zoom体験会 ### 長期記憶を意識すれば、勉強の効率は大きくアップする 「せっかく勉強したのに、すぐに内容を忘れてしまう」 今回この記事を読んでくださっている人のなかにも、こういった勉強に対する悩みを抱えている人は少なくないと思います。 覚えた内容をできるだけ忘れないためには、インプットした情報を長期記憶として保存する必要があります。ところがほとんどの人は、記憶のしくみについての知識をもっていません。 長期記憶として覚えるしくみや方法がわからなければ、いつまでも「覚えては忘れる」の繰り返しです。 そこで今回は、記憶のしくみや長期記憶として覚える方法などについて、わかりやすく解説します。暗記が苦手な人は、必見ですよ。 まずは記憶のしくみを理解しよう 長期記憶への移行方法を知る前に、まずは記憶のしくみを知ることが先決です。とはいえ、専門的な話を覚えても仕方がないので、勉強に関連する大事なポイントに絞って説明していきます。 短期記憶と長期記憶の違い ひと言で記憶といっても、大きく「短期記憶」と「長期記憶」に分類されます。基本的にどんな情報も、まずは短期記憶に入力されます。私たちが文章を理解できるのは、情報を短期記憶(別名ワーキングメモリ)へ一時的に記憶している間に、その内容を判断しているからです。 そういった重要な役割をもつ短期記憶ですが、そのまま何もしないと、わずか数分もすれば内容をすっかり忘れてしまいます。たとえば、取引先から電話番号を聞いた場合、メモをする時間くらいは覚えていられますが、メモをしたあとはすぐに忘れてしまうでしょう。 電話番号なら登録しておけば忘れても問題ないですが、勉強の内容はずっと覚えておきたいですよね。となれば、なんらかの方法で、勉強の内容を長期記憶へ移行させなければなりません。 長期記憶へ移行する方法については、のちほど詳しく紹介します。 ◯速読と記憶の関係については、こちらの記事もどうぞ 速読術 【右脳速読法】「瞬読」で記憶力が大幅にアップする理由とは 記憶の種類 先ほどは、記憶の保持期間で「短期記憶」と「長期記憶」に分類しました。しかし、記憶の種類はそれだけではありません。 記憶を言語化できるかどうかで、「陳述的記憶(言葉で表現できる記憶)」と「非陳述的記憶(体で覚えた記憶)」にも分類できます。非陳述的記憶は直接勉強に関係ないので、ここでは、陳述的記憶のなかから代表的な記憶を2つ紹介しておきます。 意味記憶(陳述的記憶) 意味記憶とは、いわゆる勉強して獲得した記憶です。参考書を読んだり講義を受けたりして身につけた知識は、すべて意味記憶とよんでいいでしょう。 意味記憶は、ベースに「学ぼう」という意識がないと成立しません。歴史の年号や英単語などは、強制的に覚えようとしない限り、決して記憶には残らないはずです。つまり、新しい知識を身につける場合は、この意味記憶が基本になります。 ただし、ある程度の年齢を超えると(10歳前後)、意味記憶よりも後述するエピソード記憶のほうが得意になってきます。 だから、受験勉強や資格の勉強といった大人の勉強では、エピソード記憶をうまく活用するのがとても重要なのです。 エピソード記憶(陳述的記憶) エピソード記憶というのは、体験によって生まれる記憶のことです。先ほど大人の勉強には、エピソード記憶の活用が重要だといいました。その理由は、年齢を重ねると単純な記憶が苦手になるからです。 インプットする内容は、単なる知識よりも体験として覚えるほうが、圧倒的に忘れにくいです。だから、このエピソード記憶を上手に活用すると、覚えた内容をしっかりと長期記憶として保存できます。 たとえば、サッカーの反則を例に考えてみましょう。サッカーには、オフサイドという反則があります。 これは相手陣地での待ち伏せを防ぐためのルールで、「相手ディフェンスが前方に1人しかいない場所にいる味方にパスを出してはいけない」という内容(間違っていたらすみません……)です。 これを言葉だけで覚えようとしても、なんかピンときませんよね。しかし、実際にグラウンドで体験すれば、感覚的に理解できます。 いちど体験をしてしまえば、オフサイドのこまかい説明を忘れてしまっても、「あー、あのタイミングでパスを出すとダメなんだよね」と実体験を思い出すはずです。 こういった「実体験にもとづいた忘れにくい知識」を勉強に活かせれば、覚えた内容をいつまでも覚えておけます。 エピソード記憶を活用する具体的な方法については、のちほど「勉強した内容を効率よく長期記憶で覚えるコツとは」で、詳しく紹介します。 長期記憶へ移行するための3つの方法 記憶のしくみについて理解していただいたところで、今度は長期記憶へ移行するための方法を3つ紹介していきます。 長期記憶へ移行する3つの方法 強烈なイメージで脳に情報を刻み込む 感情をともなう情報は忘れにくい 何回も繰り返しインプットする それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 強烈なイメージで脳に情報を刻み込む 短期記憶から長期記憶に情報を移行するには、脳がインプットした情報を重要だと判断する必要があります。そのためには、「強烈なイメージで脳に情報を刻み込む」という方法がとても有効です。 たとえば、受験でよく使われる「語呂合わせ」なども、脳に強烈なイメージを与える方法のひとつといえます。 有名な「鳴くよウグイス平安京」は、794年におこなわれた平安京の遷都についての語呂合わせです。794年という年号をわかりやすい文章に組み込んだことで、一度覚えたら忘れないインパクトがありますよね。 また、私が指導する右脳速読法では、右脳が得意とするイメージ化で文章を映像として記憶します。本の内容をただ文字を追いかけながら読むよりも、映像のほうが圧倒的に脳に与えるインパクトが強烈です。 このように、強烈なイメージを脳に与える読み方を意識すると、覚えた内容を忘れにくくなります。 ◯右脳速読法と従来の速読法の違いについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 感情をともなう情報は忘れにくい 感情をともなう情報は、なかなか忘れないといわれています。たとえば、幼い頃犬に噛まれたあなたは、成長してもなんとなく犬が苦手です。それは、「犬に噛まれて痛い」「吠えられて怖い」という感情が、犬という生き物に結びついているからでしょう。 対して、つまらない授業や仕事の会議で聞いた内容は、メモでもしておかない限り、すぐに忘れてしまいます。これは、その情報に感情がともなっていないからです。(ある意味、つまらないという感情があるとはいえますが……) となれば、意図的に感情を込めて覚えようとすれば、記憶の定着度は高まるはずです。その方法としては、前述の「エピソード記憶」と絡めて記憶するのが効率的だと思います。(具体的な方法は後述) 何回も繰り返しインプットする 脳に強いイメージを与えるのも、感情と一緒に記憶するのも、どちらも長期記憶で覚えるためにはとても有効な手段です。しかしもっとも効果的な方法をひとつあげるようにいわれたら、私は迷わず「繰り返し行う復習」を選ぶでしょう。 多くの人は、できるだけ1回で覚えようとします。しかし、脳のしくみから考えると、これはとても非効率です。なぜなら人間の脳は、そもそも覚えた内容をすぐに忘れるようにできているからです。 読んだ内容を長期間覚えておくなら、何回も繰り返し読んで、「その情報は大事ですよ」という指令を脳へ出す必要があります。 とはいえ、同じ参考書を何回も繰り返し読むのは、いうほど簡単ではありません。復習回数を増やすなら、速読が一番です。今回は、速読についての詳しい説明はしませんが、別記事で詳しく解説していますので、ぜひそちらで確認してみてください。 ◯速読については、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果があるの?新速読術「瞬読」がもたらす3つの効果とは 勉強した内容を効率よく長期記憶で覚えるコツとは 長期記憶へ移行するための方法がわかっても、ポイントを外すと思うような効果は期待できません。そこで最後に、「勉強した内容を効率よく長期記憶で覚えるコツ」を3点ご紹介しておきます。 勉強した内容を効率よく長期記憶で覚えるコツ 関連する内容をまとめて覚える 場所や時間帯などを使ってエピソード記憶として記憶する 睡眠前後のゴールデンタイムを活用 ひとつずつ解説します。 関連する内容をまとめて覚える せっかくなにか情報を覚えるなら、その情報の関連事項も一緒に覚えるほうが効果的です。 たとえば、「active(活動的な)」という英単語(形容詞)を覚えるとしましょう。この際、発音や意味、例文だけでなく、関連語句もチェックしていきます。 名詞:act(行為)、activity(活発)、activeness(積極性) 動詞:act(おこなう)、activate(活性化させる) 副詞:actively(活発に) 反義語:inactive(不活発な)、passive(受け身の) 同義語:dynamic(精力的な)、vigorous(活発的な) こうやって関連した単語を一気に覚えれば、別々に上記の単語を覚えるより、より鮮明に長期記憶へ保存されていくはずです。 もちろん、関連づけは英語学習に限ったものではありません。社会科、理科、または資格試験にいたるまで、このテクニックは応用が可能です。ぜひ、関連事項をまとめて覚える意識をもつように、心がけてください。 場所や時間帯などを使ってエピソード記憶として記憶する 前述のとおり、長期記憶にはエピソード記憶の活用が有効です。具体的には、まず書き込みをして情報をエピソード化する方法が考えられます。 講義内容をただノートにまとめるだけなら、それはただの意味記憶です。しかし、自分の感じたことや関連するイラストなどを書き添えれば、それはあなたのオリジナルとなります。「オリジナルのノートをつくった」その行為自体が、エピソード記憶になるわけです。 こうなると、かりに内容自体は忘れていても、イラストやメモ書きを見ればすぐに内容を思い出せるでしょう。 なおこういう考え方を応用すると、「時間・ビジュアル・聴覚・手触り・温度・場所」など、さまざまな要素を使ったエピソード化が可能になります。ぜひ、自分なりのエピソード化にトライしてみてください。 ◯長期記憶には速読がおすすめ!速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 睡眠前後のゴールデンタイムを活用 前述のエピソード記憶でも触れましたが、時間帯を上手に使うとより鮮明に記憶できます。深く記憶に刻み込むという意味では、就寝前2〜3時間、もしくは午前中がベストです。 じつは、睡眠中に夢をみるのは、その日に起きた記憶を脳に定着させるためという説があります。東京女子医科大学名誉教授「岩田誠先生」の本を調べてみると、下記のように書かれていました。 レム睡眠中の海馬は、1日の記憶を再現して保存すべき情報と消去する情報を整理しているらしい。このとき、私たちは「夢を見ている」状態になるのだ。 ※引用:岩田誠、2020、「プロが教える脳のすべてがわかる本」、ナツメ社、p148 そう考えると、記憶の整理がおこなわれる睡眠の直前に読んだ内容は、より鮮明な記憶として保存される可能性が高まるわけです。(あまりに直前すぎるのも、睡眠の質を妨害するのでオススメできません) また、睡眠をたっぷり取ってリフレッシュした午前中も、勉強に適しています。仕事や授業があれば自由に勉強はできないでしょうが、重要事項はできるだけ脳が疲れる前に勉強するのがポイントです。 ◯読書に最適な時間帯については、こちらの記事もどうぞ 速読術 読書が脳にもたらす10個のメリットとは?脳によい影響を与える読書のコツを紹介 まとめ 今回は、「強烈なイメージで脳に情報を刻み込む」「感情をともなう情報は忘れにくい」「何回も繰り返しインプットする」という、長期記憶に情報を保存するための方法を紹介しました。 最初は簡単ではないかもしれませんが、意識して取り組むうちに、必ずできるようになります。そうすれば、覚えた内容をすぐに忘れてしまって困るという状況からは、脱却できるはずです。 なお私どもは、学習塾の経営のほかに、右脳速読の指導もおこなっております。右脳速読には、脳へ強いイメージを与える働きがあり、長期記憶化には最適です。興味のあるかたは、「子ども瞬読教室 Zoom体験会」で、詳細をご確認ください。 》》子ども瞬読教室 Zoom体験会 ### 学習塾講師が高速学習のメリットとポイントを徹底解説 受験勉強・資格試験・仕事の勉強など、その種類を問わず、学習がうまく進まないことへの不安を抱える人はたくさんいます。 そういった、学習に悩みを抱える人にぜひオススメしたいのが、今回紹介する「高速学習」です。もし今までに、「じっくりと確実に覚える」「苦手な箇所は書いて覚える」といった学習をしていたなら、高速学習は間違いなくよい結果をもたらしてくれるでしょう。 今回の記事では、「高速学習のメリット」「高速学習を効果的に進めるためのポイント」について、わかりやすく解説していきます。 高速学習とはどのような学習法なのか? 高速学習とは、文字通り「高速でおこなう学習法」です。しかし、それだけではまったく高速学習をイメージできないと思いますので、まずは高速学習とはどういった学習法なのか、その概要を紹介していきます。 難易度を低くして、速く大量に情報をインプットする 人間誰しも、知らない知識を学ぶ際には、時間をかけてじっくりと勉強したくなるものです。しかし記憶のしくみから考えると、「じっくりと勉強する」のは、あまり効果的とはいえません。 というのも、ご存知のように、人間の脳はインプットした情報をすぐに忘れてしまうからです。たとえば、参考書を3カ月かけてじっくり勉強する計画をした場合、おそらく1カ月後には、最初のころに覚えた内容をすっかり忘れているでしょう。 これでは、あまりにも効率が悪すぎます。であればもっと学習スピードをあげて、概要をひと通り把握することに意識を集中する方が、間違いなく効率的です。 もちろん、スピードアップした分、理解度は低くなります。しかし、それでいいのです。1回で完璧を目指すのではなく、高速で何回も復習する。これが、高速学習の基本的な考え方です。 高速でインプットをすると学習効果が倍増 先ほど「1回で完璧を目指すのではなく、高速で何回も復習する」のが、高速学習の基本的な考え方だとお話ししました。 ですが、高速学習には、もうひとつ別な側面もあります。それは、インプットのスピードアップにより脳に負荷をかけ、集中力を引き出すというものです。 たとえば、今流行りのオンライン講座を例に考えてみましょう。内容にもよりますが、30〜40分あるレッスンをそのまま視聴するのは案外大変です。 1レッスンだけならともかく、あなたはこれから、何十個というレッスンを見なければなりません。さらにいちど見たレッスンをまた復習するとすれば、時間がいくらあっても足りないでしょう。 となると、答えは簡単。講座の視聴スピードを速くすればいいのです。そうすれば、まず単純に視聴時間を短縮できます。さらに、「聞き逃がせない」という意識が生まれ、集中力をもって学習できるはずです。 とはいえ、あまりに速すぎても、さすがに理解度が追いつきません。現実的なところで1.5倍、復習時にサラッと流す場合でも2倍が限度だと思います。 いずれにせよ、高速学習は集中力を高めやすい学習法です。これからは、ネットの発達やコロナウイルスの影響により、オンライン学習がますます盛んになるでしょう。ぜひ、高速学習を気軽に取り入れてみてください。 簡単な内容からスタートするので、取りこぼしが少ない 高速学習では、学習のスピードを速くする分、内容的にムリをしないのがセオリーです。高速での学習に慣れていないうちから、難易度が高すぎる教材に手をつけると、おそらく途中で挫折してしまうでしょう。 そういった事態を回避するためにも、まずは自分のレベルよりもワンランク、あるいはツーランク低い内容の教材を選んでください。 大学受験の英語勉強だからといって、基礎がないうちから、高校の応用問題に手をつけてはいけません。それよりも、まずは中学の基礎文法や単語を、サクッと高速でおさらいするべきです。 もちろんいつまでも中学英語ばかりやっていては、大学受験には合格できないし、気も焦ると思います。だからこそ、こういった基礎学習は、意図的に高速で終わらせる意識が必要なのです。 では、具体的にどうやって学習スピードをあげればいいのかというと、「速読の活用」が基本になります。速読については、またのちほど詳しく解説します。 高速学習のメリットとは 高速学習の概要をご理解いただいたところで、次は高速学習のメリットを3点紹介します。 高速学習のメリット 速読との組み合わせで、復習回数が大幅に増える 長期記憶化により、覚えたことを忘れにくくなる 長文問題にもラクラク対応 メリットを理解したうえで取り組むと、高速学習により身が入ります。ここでしっかりと、頭に入れてしまいましょう。 速読との組み合わせで、復習回数が大幅に増える ここまで何回もお話ししたように、高速学習は学習スピードが通常よりも速いので、その分復習に時間を回せます。復習回数が増えれば、より深く記憶に保存されるので、当然学習効果は劇的にアップするでしょう。 しかし学習を高速で回すといっても、実際どうやればいいのか、その具体的な方法がわからないと感じた人も多いはずです。 結論をいうと、高速学習をスムーズに進行するには、速読のサポートが欠かせません。理由は単純。速読ができれば、テキストなどを通常の数倍の速さで読めるからです。しかも、あとから紹介する右脳速読法なら、20倍程度まで読書スピードをアップできます。 一般的な実用書程度のページ数なら、確認しながらゆっくりめに読んだとしても、1時間もあれば1冊を読破できるはずです。(どのくらい念入りに確認するかによりますが……) 一方、速読をしない人の場合、最低でも1冊10時間はかかるでしょう。そう考えると、速読による高速学習がいかに大きなメリットをもたらしてくれるかが、よくわかりますよね。 ◯速読と復習の関係については、こちらの記事もどうぞ 脳トレ 右脳を使った速読脳トレで学力や記憶力は本当にアップするのか? 長期記憶化により、覚えたことを忘れにくくなる 高速学習で何回も復習をすると、インプットした情報は「長期記憶」に保存されます。ありがたいことに、長期記憶に保存された記憶は、なかなか忘れません。 じつは脳のしくみ上、あまり重要でないと判断した情報は「短期記憶」に保存され、数分のうちに忘れてしまうようにできています。ついさっき聞いた電話番号をすぐに忘れてしまうのは、その電話番号が重要ではないと脳が判断したためです。 でも、何回も目にする自宅や会社の電話番号は、まず忘れませんよね。これは、「何回も繰り返しインプットされた情報だから重要」だと脳が判断し、長期記憶として脳に保存したからです。 つまり高速学習は、復習を増やして、学習した内容を効率よく長期記憶に保存する学習法といえます。 また長期記憶領域で記憶する方法としては、「何回も繰り返す」以外に、脳に刺激を与える方法も有効です。脳に刺激を与える方法については、のちほど解説します。 ◯記憶のしくみについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 【右脳速読法】「瞬読」で記憶力が大幅にアップする理由とは 長文問題にもラクラク対応 長文問題に対する苦手意識が払拭できるのも、高速学習の大きなメリットのひとつといえます。というのも、近年受験問題などの長文化が進み、問題を速く正確に読めるかどうかで、結果が大きく変わってくるからです。 前述のとおり、高速学習は速読がセットですから、長文問題にもラクラク対応できます。たとえば大学入学共通テストの国語問題の場合、後述する右脳速読ができれば、問題を読む時間を10分以上減らせます。 余った時間は、もちろんじっくりと解答に使ってもいいし、見直しを慎重におこなってもOKです。 長文問題は、とにかく「普段いかに長文に触れているかが」ポイントになります。ぜひ速読を使って、大量の本を読みましょう。それだけでも、成績は必ずアップするはずです。 ◯記憶のしくみについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読で受験対策。効果的に学習効率を上げる速読とは? 高速学習を効果的におこなう5つのポイント 高速学習の概要がわかったところで、今度は高速学習を効果的におこなうポイントを紹介していきます。前述の「右脳速読」の概要も解説するので、しっかりと目を通していただければと思います。紹介するのは、以下の5つです。 高速学習を効果的におこなう5つのポイント 高速学習は、適切な目標設定が鍵を握る 右脳を活用してイメージで記憶する 速読と速聴の組み合わせで記憶効率をアップ インプットとアウトプットの使いわけ 学習時間を測って脳に負荷をかける それでは、ひとつずつ解説します。 高速学習は、適切な目標設定が鍵を握る 前述のとおり、高速学習は学習スピードを上げて、勉強の効率化を図る勉強法です。しかし、ただ学習スピードを上げても、明確な目標設定がないと、効果は思うように出せません。 明確な目標というのは、言い換えれば「学習方針」ともいえます。高速学習がうまく機能しない人は、「いつまでに」「なにを」「どのくらい」「どの順番で」といった具体的な学習方針が曖昧なままです。 だから高速学習の合間合間に、「次はなにをやろうか」と、学習方針について考えるムダな時間が発生します。これでは、せっかく波に乗っている高速学習の効果が半減してしまうでしょう。 もちろん、途中で高速学習の指針を振り返るのは大事です。うまく機能していない箇所があれば、その都度修正をかける必要があります。 でもそういった時間は、できるだけ少なくして、実際の学習時間を増やしていくべきです。そのためにも、まずは学習の目標を最初にしっかりと設定しておくことが、非常に重要になります。 右脳を活用してイメージで記憶する 前述のとおり、高速学習に速読は欠かせません。ただし、速読の種類によって大きく結果が変わってしまうため、速読法の選択には注意が必要です。 結論からいうと、右脳速読法「瞬読」が、現時点ではベストな選択になります。なぜならば、瞬読には以下3つのメリットがあるからです。 右脳速読法「瞬読」3つのメリット ・読書スピードが桁違いに速い ・ほかの速読法と比べて習得が容易 ・読んだ内容を忘れにくい 読書スピードが桁違いに速い 右脳速読法とは、イメージ化が得意な右脳で、文章を映像として記憶する方法です。読んだ文章を瞬間的にパッとイメージするので、一般的な左脳による読書に比べて、20倍以上速く読書ができます。(もちろん個人差はあります) ちなみに、従来の「目を速く動かす速読法」の場合、どんなに頑張っても、分速2,000〜3,000文字(通常の5倍)が限界です。5倍と20倍ですから、その差は比べるまでもないでしょう。 ほかの速読法と比べて習得が容易 従来日本で主流だった速読法の多くは、「速く読むには目を速く動かせばいい」という考えのもとにおこなわれています。しかし速読の間ずっと目を動かせば、眼筋が疲れてしまい、長時間速読をするのは正直かなり大変です。 その点、右脳によるイメージ化のスピードを利用する瞬読なら、目をムリに動かす必要がありません。だから、習得が容易で、挫折する人が少ないのです。 読んだ内容を忘れにくい 読んだ内容を忘れにくいのも、右脳速読の大きなメリットです。その理由としては、前述の「復習回数の多さ」以外に、「映像化が脳に与える刺激」があげられます。 普通に文章を読むよりも、内容を映像として捉えるほうが、圧倒的にわかりやすいですよね。入門書にイラストや図表を多用するのは、ビジュアルの力で理解力をサポートするためです。 そういったビジュアル化を自分の右脳でおこなうのが、右脳速読法「瞬読」と考えていただければ、右脳速読を理解しやすいかと思います。 ◎右脳速読法と従来の速読法の違いについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 速読と速聴の組み合わせで記憶効率をアップ これから高速学習に取り組むなら、速読に依存しすぎるのは少々もったいない気がします。できる範囲で構わないので、速読に速聴を組み合わせると、高速学習の効率は一気に加速するでしょう。 前述のとおり、速聴でオンライン学習をすれば、学習時間を大幅に短縮できます。さらに、速い解説のおかげで集中力が生まれるというのも、これまた説明したとおりです。 また、耳からの学習を取り入れると、スキマ時間を学習に有効活用できます。混雑してスマホや参考書を開けない電車のなかでも、講義や単語帳の音声を聴くだけならまったく問題ないはずです。もちろん電車内だけでなく、徒歩での移動中やお風呂の時間だって、ムダなく学習がおこなえます。 ◯速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 インプットとアウトプットの使い分け インプットとアウトプットの使い分けも、スムーズな高速学習をおこなううえで、ぜひ考慮しておきたいポイントです。 学習計画を立てる場合、初期段階では必ずインプットがメインの学習になります。なかには、いきなり問題集を勧める人もいますが、個人的にはまったくオススメできません。 「問題集をやりながらわからない箇所をテキストで確認する」というのも、たしかにひとつの方法です。ある程度基礎知識のある人にとっては、かえって効率がよいかもしれません。 しかしこの学習法では、どうしても網羅性に乏しくなり、知識の抜けが出やすくなります。やはり、しっかりと基礎的な知識をインプットしてから、問題集や模試といったアウトプットに取り組むのが一番スムーズです。 また人によっては、「テキスト→問題集」をワンセットにして、単元ごとに知識を固めていく方法もアリだと思います。このあたりのバランスは個人差があるので、自分に合ったやり方を試行錯誤しながら見つけていきましょう。 ◯インプットとアウトプットについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 学習時間を測って脳に負荷をかける せっかく高速学習をするのであれば、学習時間を測りながら勉強するのも、非常に効果的です。時間を測って記録するメリットは、大きく以下の4点です。 学習の進捗がわかりやすい 時間を目安にすると気持ちを切り替えやすい 苦手な箇所が明確になる 本番のような緊張感をもって勉強できる ①と②は、「学習時間を記録する」ことで得られるメリットです。時間を記録しておけば、勉強の進み具合を数値として判断できます。また1時間・2時間と、1教科あたりの時間が明確になり、メリハリのある効率的な勉強が可能です。 ③④は、文字どおり「時間を測る」ことを重視しています。苦手な分野の勉強には、やはり通常よりも時間がかかるものです。だから勉強時間を比較すると、自分の得意分野と苦手分野が明確になり、学習計画見直しのよいデータになってくれます。 あわせて、時間を測って時間内に終わらせると決めれば、本番さながらの緊張感が生まれ、勉強に対する真剣度がアップするでしょう。 高速学習を成功させるには、学習の阻害要因を徹底的に排除すること 高速学習の成功は、いかに効率よく学習を進められるかに、かかっています。効率よく学習をおこなうには、とにかく学習の阻害要因を徹底的に排除していくしかありません。最後にこの章では、高速学習を阻害する3つの要因について解説します。 知っていることに時間をかけない 前述のとおり、勉強した内容を長期間記憶しておくには、復習が不可欠です。しかし大学受験や資格試験のように試験範囲が広範囲に渡る場合、すべての項目をまんべんなく復習していたら、いくら時間があっても足りません。 高速学習を成功させたいなら、知っている内容はスッパリと切り捨てる勇気をもってください。そして、その切り捨てて余った時間を、新しい項目や苦手な分野の勉強に振り分けましょう。 試験勉強は、どの分野が出題されるか、誰にも予測ができません。だから、苦手分野をつくってはいけないのです。もちろん、知っている内容についても、定期的なチェックは必要になります。ただ、その比率を下げてくださいということです。 「知っていることに時間をかけない」どうかこの大原則を忘れないでください。 優先度の低い項目は後回し 先ほど「苦手分野はつくらない」といいましたが、すべての項目を平均的に勉強するのは、正直非効率すぎます。なぜかというと、どの試験でも、よく出る出題傾向は毎年ほぼ決まっているからです。 1問でるかどうかわからない分野よりも、必ず出る重要事項を重点的に勉強するほうが、より結果につながるのは明白でしょう。 重点的に勉強する項目を確認するには、過去問を解くのが一番です。また、学校や塾の先生に聞いてみるのも、よい方法だと思います。専門家だけあって、受験傾向については熟知していますので。 もちろん最終的には、ひと通り全項目に目を通して、できるだけ抜けのないように仕上げていきます。ただそれも、まずは重要項目が完璧になってからの話です。この順番だけは、決して間違えないようにしましょう。 集中力を削ぐものは視界に入れない 高速学習は非常に学習スピードが速いので、通常の学習よりも集中力が必要です。そのため、「集中力を削ぐものは徹底的に視界から遠ざける」くらいの覚悟がないと、おそらくすぐに挫折してしまうでしょう。 すぐに思いつくだけでも、集中力を阻害する要因はこんなにもたくさんあります。 SNS 動画 ゲーム ネットサーフィン マンガ テレビ 家族・友人との会話 上記のほとんどは、スマホがあればできることばかり。つまり、スマホ対策が本当に重要になってくるわけです。 なんといっても、スマホの恐ろしさは、その常習性と利便性にあります。スマホ1台で楽しいことがなんでもできてしまうのですから、並大抵の意志力ではこの誘惑に太刀打ちできません。 一説によると、たとえスマホの電源を切っても、目に入る場所に置いてあるだけで集中力は大幅にダウンするそうです。 本気で高速学習を成功させたいなら、スマホの電源を切り、どこか目に入らない場所にしまってください。荒療治ですが、時間を決めて時限式ボックスに格納してしまうのもひとつの方法です。 それくらい、スマホが学習効率に与える影響は大きいということを、ぜひ頭に入れておいていただければと思います。 まとめ 高速学習ができるようになると、復習回数が増え、覚えた内容を忘れにくくなります。そのためには、まず速読をマスターすることが大事です。 速読よりも試験勉強をと考える人も多いですが、速読を学習計画に組み込み高速で学習できれば、その恩恵は計り知れないものがあります。 右脳速読についてさらに詳しく知りたいかたは、「子ども瞬読教室 Zoom体験会<」で実際に体験してみるのが一番です。お申し込みは下記からできます。ぜひお気軽にご参加ください。 》》子ども瞬読教室 Zoom体験会 ### 速読で偏差値が大幅にアップするって本当? 受験を控える学生にとって、なんといっても気になるのが「偏差値」でしょう。学校ごとに合格の基準となる偏差値が公表されており、自分の偏差値が合格圏内に届くかどうか、気が気でないはずです。 そういった状況のなか、偏差値アップのために速読を取り入れる学生が、年々増えています。 しかし偏差値アップに速読が有効といわれても、「速読を覚える時間があったら、そのぶん受験勉強したいんだけど……」おそらく多くの人が、そう感じたのではないでしょうか。 そこで今回は、速読が偏差値アップに役立つ理由や、速読のポイントについてわかりやすく解説していきます。 ただし、速読にはたくさんの種類があり、どの手法を学ぶかによってその結果は大きく変わります。今回お話しする「速読で偏差値がアップする」というのも、今絶大な人気を誇る「右脳速読法」を習得していることが大前提です。 右脳速読法の概要についてものちほど紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。 速読で偏差値がアップする理由 まずは「速読で偏差値がアップする理由」を4つピックアップして紹介します。なんといっても理由が明確でないと、速読の習得に迷いが生じますからね。 速読で偏差値がアップする4つの理由 勉強量がこれまでの数倍に 理解力と記憶力が向上 長文問題が得意になる 受験本番の時間を有効活用できる ひとつずつ見ていきましょう。 勉強量がこれまでの数倍に 当たり前の話ですが、速読で読書スピードが速くなれば、そのぶん勉強量が増えます。具体的な読書スピードについてはのちほど詳しく解説しますが、比較的遅めの読書スピードだとしても、少なくとも学習量は3〜5倍にはなるでしょう。 またこれも当たり前ですが、受験勉強で覚える内容は、これまでに知らなかった知識ばかりです。となれば、1回参考書を読むだけでは、到底覚えきれません。 だから、何回も何回も繰り返し、同じ内容をインプットしていくわけです。カナダのウォータールー大学の実験データによると、1カ月の間に3回合計約20分復習をすれば、覚えた内容をほぼ忘れずに記憶できるそうです。 ですが、ごく一般的な読書スピードの人が1カ月に3回も復習するのは、かなり大変でしょう。時間もかかるし、おそらく途中で飽きてしまう可能性が高いです。 その点速読ができれば、飽きる間もなく、1冊の参考書を読み切れます。受験勉強において、これは本当に大きなアドバンテージでしょう。 ◯復習については、こちらの記事もどうぞ 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは 理解力と記憶力が向上 右脳速読ができると、読書スピードの向上とともに、理解力と記憶力も大きく向上します。理由はいろいろありますが、もっとも大きな理由として「イメージ化の得意な右脳を活用するので、情報を受け止める力が飛躍的にアップする」のが、あげられるでしょう。 一般的な読書の場合、ほとんどの人が左脳を使って、文章を文字列として理解していきます。その場合、文章には漫画や映画のようなビジュアルの助けがないので、理解するまでに時間がかかります。 一方、右脳は、ものごとをイメージで捉えるのが得意です。その右脳を使った右脳速読で、文章を瞬間的に映像化してしまえば、理解までの時間は大幅に短くなります。 また、左脳でただ文章を追いかけるよりも、映像化された内容は鮮明に記憶へ残りやすいです。理解力が高まりしかも忘れにくいのですから、偏差値をあげたい人にとって右脳速読は、もはや「マストアイテム」といえるでしょう。 読んだ文章を脳内で映像化して記憶する右脳速読法については、またのちほど詳しく紹介します。 もっと知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》子ども瞬読教室 Zoom体験会 長文問題が得意になる 脱ゆとり教育の影響もあり、入試の問題文が長文化、かつ難化している話をよく耳にします。当然ですが、速読ができれば問題文を素早く読めるので、解答にかける時間をよりたくさん確保できます。 たとえば、お茶の水女子大学の国語記述問題をみると、例年約4,000文字前後の問題文が出題されているようです。一般的な読書スピードはおよそ分速500文字なので、問題文を読むだけでも8分かかります。 その点、右脳速読ができれば、試験下におけるプレッシャーなどを考慮しても、1〜2分もあれば全文読めてしまうでしょう。制限時間のある入試において、この数分間の時間的余裕は、非常に大きいアドバンテージです。 もちろん、読書スピードには個人差もあるし、速読法によっても大きく異なります。読書スピードについては、のちほど「右脳速読法」の項目で詳しく解説します。 ◯読書スピードについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 読書スピードを上げるには、音読を止めて視読にシフトしよう 受験本番の時間を有効活用できる さきほど、「長文問題が得意になる」で、速読による試験時間の余裕について説明をしました。この「受験本番の時間を有効活用できる」というのは、本当に大きなメリットですから、ここでもう少し深堀りしておきます。 前述のお茶の水女子大学の例は、正直かなり控えめな問題文量で計算しました。ベネッセが提供する「データネット2022」によると、2022年度大学入学共通テストにおける国語の問題量は、合計で7,285文字あるそうです。 上図のとおり、7,285文字を分速400文字で読むとすれば、少なくとも18分はかかります。これを右脳速読を使って分速2,000文字(試験なので通常の1 / 5で計算)で読めれば、全文を読むのに4分もかかりません。 試験時間80分のうち、見直しが15分と仮定しましょう。すると、右脳速読ができる人は、普通の人より解答時間を14分も多く使えます。もちろん、解答時間を減らして見直しを増やしてもいいし、問題をじっくり読んでも構いません。 いずれにしても、速読がもたらす受験本番の時間的余裕は、あなたに大きな精神的なゆとりを与えてくれるはずです。 ◯速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 偏差値アップに役立つ右脳速読法とは 冒頭でもお話ししたように、ひと言で速読といってもさまざまな種類があり、効果も大きく異なります。ここでは、偏差値アップにもっとも効果のある右脳速読法「瞬読」の概要をご紹介していきます。 右脳速読法と従来の速読法の違い これまで日本では、目を素早く動かして読書スピードを稼ぐ速読法が主流でした。「速く読むには目を速く動かす」というシンプルな発想にもとづく速読法ですが、ひとつ大きな問題点があります。 それは、「多くの人が目を速く動かし続けられない」ということです。少し考えればわかると思いますが、読書の間ずっと目をグルグルと動かし続けていたら、すぐに目が疲れてしまいますよね。 だからこれまでたくさんの人が、速読に挑戦しては挫折してしまっていたのです。しかし右脳速読法なら、そういった心配はいりません。 右脳速読法は、イメージ化が得意な右脳を使い、文章を映像として記憶します。目にした文章を瞬間的に画像へ変換するのが右脳速読の基本原理であり、特別目を速く動かす必要がないのです。 もちろん、すぐに文章のイメージ化ができるわけではなく、ある程度のトレーニングは必須です。とはいえ、体験会を受講する人のじつに99.3%が、体験会の最後には読書スピードを2倍以上にしています。要するに、それくらい誰でもできる速読法だということです。 なお、気になる読書スピードについては、このあと詳しく紹介します。 ◯従来の速読法と右脳速読法のちがいについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 右脳速読で1分間に読める文字数 右脳速読法「瞬読」の読書スピードですが、まず結論からいうと、1分間に約1〜2万文字の速さで読める人が多いです。 一方、目を速く動かすタイプの速読法の場合、おおむね分速2,000文字が上限といわれています。つまり右脳速読なら、目を速く動かす速読法よりも、およそ5倍から10倍の速さで読めるわけです。 ちなみに、速読をしない人の読書スピードは、通常分速500文字前後、速い人でも800文字が限界といわれています。 ということは、目を速く動かすタイプの速読法でも、通常の読書より4〜5倍は速く読めるわけですね。一般的な感覚からいえば、5倍の速さで読めれば素晴らしいことであり、十分挑戦する価値があります。 しかし前述のとおり、目を速く動かす速読法は、とにかく目に負担がかかります。その点右脳速読なら目に過度な負担をかけることなく、通常の20倍以上で読めるのですから、どちらを選ぶべきか考えるまでもないでしょう。 どうして右脳速読法が偏差値アップに最適なのか 前述のとおり、右脳速読法は偏差値アップに最適です。その理由は大きく2つあります。 より鮮明に長期記憶へ保存される 復習回数が激増する 記憶には「短期記憶」と「長期記憶」があり、長期間忘れないためには、長期記憶として内容を覚えなくてはなりません。 そのためには、ただ文章を読むよりも、映像として記憶するほうが長期記憶に保管されやすくなります。「インパクトのある情報だから、これは長期記憶に保管しておかなくちゃ」と、脳が判断するからです。 また、通常より20倍以上も速いスピードで読書できれば、浮いた時間を復習に回せます。分速1万文字というと、1分間に新聞の1面を隅々まで読める速さです。一般的な実用書なら、10分もかからずに1冊読めてしまうでしょう。 もちろん、新しい知識の多い参考書などは、もっと時間がかかると思います。しかし2周め以降になれば、多少じっくりと読んでも、30分もかからずに1冊を読めるはずです。 このように、「より鮮明に長期記憶へ保存される」「復習回数が激増する」といったメリットを最大限に享受できるのが、右脳速読法なのです。 ◯記憶のしくみについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 本の内容がしっかり記憶に残る読書術とは「右脳速読法」のススメ 偏差値を爆アゲする効果的な速読のポイント 右脳速読法が偏差値アップに大きな影響を与える理由は、しっかりとご理解いただけたと思います。しかし、せっかく右脳速読を身につけるなら、より効率的に偏差値をあげたいですよね。 そこでこの章では、「偏差値を爆アゲする効果的な速読のポイント」を3つほどピックアップして、紹介していきます。 偏差値を爆アゲする効果的な速読のポイント インプットした情報を要約してノートにまとめる 自分の読書スピードを把握しておく インプットとアウトプットをバランスよくおこなう ひとつずつ解説します。 インプットした情報を要約してノートにまとめる いくら右脳速読が忘れにくいといっても、インプットした内容をすべて覚えられるわけではありません。そういった取りこぼしを減らすには、インプットした情報を要約してノートにまとめるのがオススメです。 じつは本の構成をじっくり分析してみると、直接内容と関係ない導入部や、話をわかりやすくするための例など、忘れてもとくに差し支えない箇所がたくさんあるのに気づきます。 効率よく長期記憶で記憶するには、こういったムダな箇所を適切に切り捨てなければなりません。 また要約をしようとすると、無意識のうちに重要なポイントを探しながら、読書をするようになります。つまり、この「意識する」という行為が、重要なポイントをより強力に脳へ印象づけてくれるわけです。 しかも要約ノートがあれば、復習の際に本を通して読む必要がなくなり、復習にかかる時間を大幅に減らせます。 自分の読書スピードを把握しておく 右脳速読の平均読書スピードは、前述のとおり、分速約1〜2万文字です。しかし、あまりにもこの数字にこだわりすぎると、学習計画に大きな狂いが生じる可能性もあります。 というのも、読書スピードには、個人差があるからです。 右脳速読法は誰でも結果を出せる手法ですが、正直なところ、どんなに頑張っても分速1,000文字くらいが上限だという人もいます。これは速読メソッドというよりは、本人の必要度によるものが大きいです。 「少しでも速く読めればいい」という人は、分速1,000文字で満足してしまい、それ以上取り組もうという強い意志がありません。 一方、とにかく速く大量に本を読みたいと切望している人なら、それこそ分速1万文字は当たり前。右脳速読「瞬読」の受講生には、なんと分速40万文字以上のスピードで読書をする人もいます。 また、知らない知識の多い初見の参考書などは、そもそも速読に向いていません。知らない内容ばかりの本をスラスラ読むのは、いくら優れた速読法でもムリというものです。 自分の平均読書スピードや知識量・得手不得手などを考慮して、ぜひムリのない学習計画を立てていきましょう。 インプットとアウトプットをバランスよくおこなう 速読で偏差値がアップすると聞けば、頑張って大量に本を読もうと考えるかもしれません。これは半分正解ですが、半分は間違っています。 偏差値をあげるには、インプットだけではダメなのです。インプットした大量の情報と同じくらいアウトプットしないと、実際に使える知識にはなりません。 たとえば、英語を例に考えてみます。 文法書の説明を読んで意味がわかったとしても、それだけではおそらくすぐに忘れてしまうでしょう。 しかし内容を理解したうえで、例文を何回も口に出す過程(アウトプット)を加えれば、使える情報として脳へインプットされます。こうしてアウトプットで口馴しした内容は、いざスピーキングをする際にも、パッと口から飛び出してくるはずです。 このようにインプット要素の強い参考書も、音読をすれば、インプットにもアウトプットにも使えます。 いずれにせよ、インプットとアウトプット、どちらか一方が重要だということはありません。一方に偏ることなく、バランスよく取り組んでいきましょう。 まとめ 本文でもお話ししたとおり、速読を受験勉強に取り入れれば、間違いなく偏差値はアップします。理解力や記憶力にも好影響があり、復習回数も大幅に増やせるのですから、当然の結果といえるでしょう。 受験勉強は、限られた時間内にたくさん覚えることがあり、焦る気持ちはよくわかります。しかし、「急がば回れ」ということわざがあるように、早い段階で速読を身につけるメリットは、本当に計り知れません。 今回、紹介した右脳速読については、随時開催する「子ども瞬読教室 Zoom体験会」で、詳細をご確認いただけます。本当に受験に役立つかどうか、まずは実際に体験してみてください。 》》子ども瞬読教室 Zoom体験会 ### 2/2(水)19時~「UP&UP」でお話させていただきます!   人生の質をUP&UPしていく成長直結型の動画配信サービス『UP&UP』。   "子供たちの未来"をテーマとした この豪華チャリティーイベントに 代表の山中がお話をさせていただきます。 ぜひご覧ください。   詳しくはこちら https://ameblo.jp/takumi-yamazaki/entry-12722525484.html ### 1/23(日)読書会延期のお知らせ 1月23日(日)20時~開催予定だった読書会は 山中恵美子体調不良のため開催を延期させていただきます。 ご予定いただいていた皆さまには心からお詫び申し上げます。 日程については改めてご連絡させていただきますのでしばらくお待ちいただけると幸いです。 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.89】東京都 安藤貴章さん(経営者 50代) 安藤さんは、始めから「デキる方」という印象でしたが、 その後、会社を設立されたり、出版が決まったりなど、さらにさらに進化されています。 安藤さんのすばらしい進化と瞬読は何か関係があるのか、お伺いしてみました!   瞬読スタッフ 瞬読はじめたきっかけを教えていただけますか? 瞬読の本は持っていて、興味があったので体験会に参加してみたところ、山中さんから「やりましょう!」とお声がけをいただき、その日に入会を決めました。 安藤さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 音読の癖が自然となくなっていきました。 同時に、本が読むのが速くなり、理解力も上がっていきました。 瞬読することで、本の全体像が一瞬でつかめるようになったこともですね。 一番の変化は、読書に対するハードルが下がり、読書を心から楽しめるようになったことです。 安藤さん   瞬読スタッフ 読書を楽しめるようになった理由をさらに詳しくお聞かせいただけますか? 瞬読のいいところは、全体を俯瞰して大意をつかめるようになるところです。 そして、瞬読の手順等も自分で選択できる自由なところがとても魅力です。 ですので、瞬読で本の内容を完全に理解する必要はなく、足りなければくり返し瞬読するか、気になる箇所は普通読みや精読をしてもいいという感じで、気軽に読書に向かえるようになりました。 そして、瞬読すれば、本に対する愛着がわいて、もう一回読みたくなるんです! 安藤さん   瞬読スタッフ 安藤さんは瞬読を始められてから、会社設立、出版決定などがありましたが、瞬読は何か関係していますか? はい、瞬読を始めてから、自分の決断力が速くなったことが関係していると思います。 「いい波が来たら見逃さずに乗りなさい」 瀬戸内寂聴さんの本に書かれていた言葉ですが、本当に同意します。 山中さんのClubHouse等での様々な発言等もよく聞かせて頂いてますが、 山中さんの生き方や考え方からも日々多くのものを学ばせていただき、感謝しています! 安藤さん   瞬読スタッフ 毎朝ZOOMで開催している朝活も参加してくださっていますね はい、できるだけ参加させて頂いてます。 瞬読の朝活は、とても素晴らしいコミュニティの場だと思います。 全国の様々な瞬読メンバーが一同に集まり、運営チームの温かい言葉や笑顔に毎日救われています。 今後も、末永く続けて頂けることを希望します。 安藤さん   瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 心の中で悩んでばかりいても、何も変わりません。まずは小さな一歩を踏み出すことが大事です。 瞬読が気になっているのであれば、まずは体験会に出てみることです。 安藤さん 安藤さんのHPなど 株式会社Winvestorsホームページ:https://winvetors.co.jp/ Facebook:facebook.com/takaaki.ando.54/ Twitter:@Taka_Winvest Blog :https://note.com/taka_ando   安藤さん、ありがとうございました! 出版は春頃のご予定だそうです。 とても楽しみですね!! ### 2/1(火)19:00~ほめ育×量子力学×瞬読 オンラインミニセミナー&パネルディスカッション 2/1(火)「ほめ育×量子力学×瞬読 オンラインミニセミナー&パネルディスカッション」に代表山中が登壇させていただきます!   今回も、著書プレゼントやセミナー無料招待の豪華すぎる参加特典 瞬読からは、『1分間瞬読ドリル』読書会無料ご招待をプレゼントいたします!   先着順ですので、お申込みお急ぎください!     イベント詳細・お申込みはこちら↓から https://ei-academy.hp.peraichi.com/Collabo   ほめ育×量子力学×瞬読オンラインミニセミナー&パネルディスカッション 開  催  日:2022年2月1日(火) 開催時間:19:00〜21:00(18:30開場) 開催場所:Zoomセミナー 参  加  費: 無料 <定員300名> ### 新刊「1分間瞬読ドリル」発売即重版決定!   1/11にダイヤモンド社から発売された「1分間瞬読ドリル」の重版が決定しました! 読者の皆様をはじめ、たくさんの皆様のご支援、ご協力に心より御礼申し上げます。 引き続きご愛顧をいただければ幸甚でございます。 また、ダイヤモンド 書籍オンラインでも書籍に関する記事が連載されています。 ご興味のある方は是非ご覧ください。 https://syundoku.jp/information/all/diamondonline2022 ■『1分間瞬読ドリル』の紹介 「右脳でひらめき、左脳で言語化する」は「瞬読」の真骨頂。置き換えると、文字情報をイメージ化することで、速読を超えるスピードで情報をインプット。それをさらに文章に変える、声に出すなどしてアウトプットすることで、忘れない記憶として定着を図ります。 とにかくスピードを重視することで、時間の精度を上げていきます。それは、「1時間しかない」とぼやく人が、「1時間もある」という表現に変わるように、時間の密度が高まります。 のんびり祖父母と孫でやるのもいいのですが、「瞬読」の強みを生かして、タイムアタック方式。スピードを意識することで、脳の活性化を促します。 今回、用意したのは、9つのジャンル。全498問。1分以内に答えていくミッションが12個。問題によって、右脳をつかったり、左脳をつかったり、脳に刺激を与えて、頭をやわらかくします。読むスピードが上がるとか、記憶力上がるとか以前に必要な発想力が養われていくのです。そして、判断力、集中力、記憶力、想像力に加えて、思考力、読解力も高まります。   ■『1分間瞬読ドリル』の概要 名  称: 見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル 著  者:山中恵美子 販売料金:単行本 1,430円/Kindle版(電子書籍)1,287円 Amazon販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4478114870   ### 『1分間瞬読ドリル』読書会無料ご招待   1/11(火)、瞬読代表山中恵美子の4冊目の著書 『見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル』が発売されました! 画像をクリックするとAmazon詳細ページへ移動します 皆さまの応援のおかげで、 部門別ランキング1位など すばらしいスタートを切ることができました。 本当にありがとうございます! そしてこの度、新刊発売を記念して 書籍をご購入いただいた方を 「オンライン読書会」に無料ご招待させていただきます! 読書会では、著書の山中自ら、1分間瞬読ドリルを120%活用していただくための説明や、問題を解くときのポイントなどをお話しさせていただきます! 問題も何問か一緒に解いてみましょう♪ 読書会詳細 日時:3月12日(土)13時~ 開催方法:YouTube配信(限定配信) 参加費:無料 ※『1分間瞬読ドリル』をご購入いただいた方限定  書店などでの購入でも問題ございません。電子書籍は対象外とさせていただきます。 <読書会申込方法> 下記の申込みページより必要事項をご記入の上、お申込みください https://syundoku.online/p/r/BQYB4naj ### 「1分間瞬読ドリル」ダイヤモンドオンラインへの記事掲載(2022/10/28更新)   1/11にダイヤモンド社から新刊「1分間瞬読ドリル」が発売されました。 ダイヤモンドオンラインにて、記事が掲載されています。 こちらのお知らせで定期的に掲載された記事を追加しますので、是非ご覧ください! ダイヤモンド 書籍オンライン 最新記事 参考 10/28掲載:日常的に「右脳」を鍛える方法【書籍オンライン編集部セレクション】ダイヤモンド・オンライン 参考 8/28掲載:【夏休み終盤!】宿題を楽しく乗り切る方法ダイヤモンド・オンライン 参考 8/20掲載:読書習慣を身につける3つの方法ダイヤモンド・オンライン 参考 8/14掲載:【夏バテ防止!】うっかりミスをなくす3つの方法ダイヤモンド・オンライン 参考 8/7掲載:【記憶力アップ】脳の容量を増やす方法ダイヤモンド・オンライン 参考 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1/13掲載:「右脳」と「左脳」の両方を同時に鍛えて、頭のいい人に近づく方法ダイヤモンド・オンライン 参考 1/12掲載:速く読めて記憶にもしっかり残る「脳トレドリル」ダイヤモンド・オンライン 参考 1/11掲載:脳に秘められた潜在的な能力を引き出す方法ダイヤモンド・オンライン 参考 1/10掲載:脳がよくなる最大の秘訣は高速で「脳トレドリル」を解くことダイヤモンド・オンライン 参考 1/9掲載:子どもは勉強脳が磨かれ、シニアは認知症予防に効いてくる「脳トレドリル」ダイヤモンド・オンライン 参考 1/8掲載:3万人を教えてきたノウハウと満足度99%の瞬読から生まれた「脳トレドリル」ダイヤモンド・オンライン ■『1分間 瞬読ドリル』のご紹介 ・著書累計15万部超の著者による第四弾は「脳トレ」 ・ドリルなのにくり返し使えて、答えられなくてもOK ・問題を見るだけで脳がみるみる変わっていく ・10歳から100歳まで、誰でもできる! ・シニア層は認知症予防に、子どもは学習脳に! ●3万人を教えてきたノウハウと ●満足度99%の瞬読から生まれた脳トレドリル この本は、圧倒的なスピードで本を読むことができ、 しかも読んだ内容が深く記憶に定着する「瞬読」を 用いた脳トレドリルです。 短時間で情報を吸収できるので、 当然インプットの回数も多くなります。 「記憶力」はもちろんのこと、「判断力」「思考力」「発想力」 「読解力」「集中力」、すべてをアップさせることができます。 つまり、「脳がよくなる」要素がすべて詰まっているのです。 みなさんもぜひ『1分間 瞬読ドリル』で内なる能力を開花させてください!   ■『1分間 瞬読ドリル』の概要 名  称:見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル 著  者:山中恵美子 販売料金:単行本 1,430円/Kindle版(電子書籍)1,287円 Amazon販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4478114870 ### 代表 山中恵美子 SNSライブ出演情報 「1分間 瞬読ドリル」の新刊出版に合わせて 代表の山中恵美子が、各種SNSのライブ出演します! ぜひご覧ください! ●1/11(火)22時~23時 ふくやゆりさんとインスタライブ 山中恵美子Instagram: https://www.instagram.com/e_miko1110/ ●1/11(火)19時~20時 山本光子さん Facebookライブ アーカイブはこちらよりご覧いただけます https://www.facebook.com/yamamoto3253/videos/344597023898353 ●1/12(水)20時~22時 岡崎かつひろさん Facebookライブ 『誰でもできる、ひらめく脳の作り方』 「見るだけで脳がよくなる1分間瞬読ドリル」発売記念対談 アーカイブはこちらよりご覧いただけます。 (岡崎かつひろさん主催のFacebookグループに参加申請ください。) https://www.facebook.com/groups/500641417864339/posts/611170273478119/ ●1/14(金)7時~7時30分 岡崎かつひろさん Facebookライブ アーカイブはこちらよりご覧いただけます。 (岡崎かつひろさん主催のFacebookグループに参加申請ください。) https://www.facebook.com/groups/500641417864339/posts/612089340052879/ ●1/14(金)20時30分~ 多角化経営戦略会議 clubhouseゲスト ㊗️新刊🏆ベストセラー経営者『1分間瞬読』中山恵美子さんに聞く 出版の裏側📚成果が上がる人の共通点とは⚡️ ●1/15(土)13時~ クラハカレッジ clubhouseゲスト 著者に訊く🎓ゲスト山中恵美子『1分間瞬読ドリル』 https://www.clubhouse.com/event/xo2nVRa6 ●1/15(土)20時~21時 望月俊孝さん主催 絶対開運サミット 下記より、事前お申し込みください。 https://www.takaramap.com/2022summit/ ●1/16(日)9時~10時 のじまなみさん主催 Facebookライブ アーカイブはこちらよりご覧いただけます。 (のじまなみさん主催のFacebookグループに参加申請ください。) https://www.facebook.com/groups/914116779035900/posts/1346718382442402/ ●1/17(月)20時~ 「💎夢を叶える願望実現脳の作り方 」 高橋宏和さんとYouTubeライブ https://youtu.be/kezcn8b-bus/ ●1/19(水)7時30分~ 経営730 Clubhouseゲスト ※詳細は後日掲載します ●1/23(日)9時15分~ Clubhouse ゲスト ※詳細は後日掲載します ●1/23(日)22時~ 久保田りなさんルーム ゲスト ※詳細は後日掲載します ●2/1(火)19時~21時 「ほめ育×量子力学×瞬読 オンラインミニセミナー&パネルディスカッション」 詳細・お申込みはこちら https://ei-academy.hp.peraichi.com/Collabo 豪華なお申し込み特典もございます! アーカイブ配信もありますので、是非お申し込みくださいませ。 ●2/2(水)19時~ 山崎拓巳さん主宰イベント 詳細はこちら https://ameblo.jp/takumi-yamazaki/entry-12722525484.html   ### 【8つの英語NG勉強法】英語勉強の基本ステップと状況別オススメ勉強法とは 「できるだけ効率よく英語をマスターしたい」 誰もがそう思いながら、日々英語学習を続けているはずです。しかし実際には、なかなか思うような結果が出せずに、さまざまな勉強法へ目移りしている人が多いのではないでしょうか。 「自分に合った勉強法さえみつかれば、もっと英語は上達するはずだ」そう思いたくなる気持ちは、よくわかります。 ですが、世の中に溢れる勉強法は、あくまでも「その人がうまくいった方法」です。マネしたからといって、あなたもうまくいく保証はどこにもありません。それよりも、誰にでも当てはまる英語学習の土台となる部分に、もっと目を向けるべきでしょう。 そこで今回は、すぐにやめたほうがいい英語学習のNG行為や、「英語勉強法の基本ステップ」などについて、解説していきます。 あなたはこんな英語勉強法をしていませんか? 冒頭でも触れたように、万人に合う英語学習法など、この世には存在しません。英語学習に取り組む人それぞれ、レベルも正確も目的もまったく違いますので。 その代わり、どんな人にも共通する「決してやらないほうがいいNG行為」は、いくつもあります。そこで、英語勉強法の基本ステップを解説する前に、まずは英語勉強法のNGポイントを8点紹介しておきます。それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 すぐに違う学習法へ目移りする 英語を上達させたいなら、一度決めた勉強法を継続するのが一番です。しかし、英語の勉強はすぐに結果が出にくいため、少し気分が落ち込むと、どうしてもほかの勉強法に目移りしてしまいます。 残念ながら、そうやって勉強法を変えまくっている人は、まず結果を出せません。すべての勉強法が中途半端になっているのですから、これはある意味当然の結果といえるでしょう。 たしかに、人気の英語学習系YouTuberが「こうやって勉強するんです」と力強く言い切れば、飛びつきたくなる気持ちもよくわかります。 しかし、そういった有名人は、あなたのレベルや性格を知りません。だから、有名人の勉強法が、必ずしもあなたに合うとは限らないのです。 もし今やっている勉強法に違和感があるなら、そのときは信頼できそうな英語学習の指導者に、勉強法のカウンセリングを依頼してみてください。実際にインタビューをして、あなたの志向や性格・目標などを共有したうえで勉強法を決めると、失敗は格段に減るはずです。 当然料金はかかりますが、今後の方向性が決まり学習の効率があがるのであれば、払う価値は十分にあるかと思います。 英語学習が習慣化されていない 個人的に、英語の勉強法に悩んでいる人は、まず「英語学習の習慣化」を一番に考えるべきだと思っています。というのも、英語の勉強がうまくいっていない人の多くは、英語の勉強に十分な時間を割けていません。 気分が乗れば3時間ぶっ続けでやるが、忙しくなるとまったくやらない。これでは、いつまでたっても英語力はつかないでしょう。なぜならば、英語学習には長期的なスタンスが必須だからです。 TOEICのような資格試験の勉強なら、1カ月・3カ月と期限を切るほうが、集中力が出て有効かもしれません。ただ、ネイティブとひとまず不自由なくコミュニケーションを取れるようになるまでには、やはり年単位の勉強は必要です。 オンライン英会話「Bizmates(ビズメイツ)」のアンケート※によると、社会人英語学習者の約9割が、途中で挫折していました。しかも挫折者の約80%は、わずか3カ月以内で勉強をストップしているそうです。 こういう結果をみると、英語学習の習慣化がどれだけむずかしいかが、よくわかりますね。なお、挫折を防ぐ方法や1日に必要な勉強量については、のちほど詳しく解説します。 ※参考:【英語学習の挫折に関する実態調査】英語学習経験のある社会人、約9割が「挫折したことがある」と回答。挫折までの期間「3ヵ月以内」が約8割の事実。|ビズメイツのプレスリリース 行きあたりばったりにやることを決める 英語学習がうまくいっていない人は、やるべき勉強の内容を明確に計画していないことが多いです。そういう人は、その日の気分で英単語帳をやったり文法をやったりするので、インプットのバランスがどうしても偏りがちになります。 TOEICの試験対策は別として、「読む・聴く・話す・書く」という4つのスキルをバランスよく勉強するのが、英語勉強法の基本です。(TOEICはリーディングとリスニングのみ) とはいえ、なんの指標もなければ、どの勉強をどのくらいやればいいのかがわかりませんよね。だから、英語学習をはじめる前に、勉強の内容と期間をある程度スケジューリングしておく必要があるのです。 事前に計画を立てておけば、あとは毎日計画に沿って勉強をするだけ。こうすれば、毎回なにを勉強するか考える時間と労力が削減できます。 なお、スケジュールが多少ズレてしまっても、大丈夫です。1日単位でズレた分は、週単位・月単位で修正をかけてあげれば、まったく問題ありません。 1回で覚えようとしている 英語はなるべく効率よく身につけたい。英語を勉強している人なら、誰もがこんな風に思っているはずです。気持ちはよくわかりますが、1回勉強しただけで内容を覚えようとすると、かえって効率を落とします。 残念ながら、人間の脳はインプットした内容をすぐに忘れてしまうようにできているのです。では、どうしたら、せっかく勉強した内容を長期間覚えておけるのでしょうか。 その答えは、「復習」です。1回で覚えられなくても、2回3回と繰り返すうちに、覚えられる量が上書きされていきます。 単語帳を1回読んだあとに理解度を確認したら、おそらく半分も覚えていないはずです。でも5回読んだあとなら、きっと70〜80%は覚えているでしょう。 英語の勉強を効率よくおこなうなら、1回で覚えようとしないこと。このことをしっかりと頭に入れておいてください。 速読術 本の内容がしっかり記憶に残る読書術とは「右脳速読法」のススメ インプットとアウトプットのどちらかに偏りすぎ 自然な英語を身につけるには、前述のとおり、インプット(読む・聴く)とアウトプット(話す・書く)のバランスが重要です。しかし、これまで多くの英語学習者をみてきて思うのですが、インプットかアウトプットどちらかに偏りすぎている人が多すぎます。 インプット・アウトプットが偏ると、「読めるのに話せない」あるいは「簡単な会話はOKだけど突っ込んだ話はできない」といった、極端な結果が生まれやすいです。 その点、インプットとアウトプットをバランスよくおこなえば、きちんと読めて話せるし、話している内容もしっかりと聴き取れます。 とはいえ、英語学習の初期段階は、どうしてもインプットが中心になるはずです。英語の勉強に必要な最低限の知識(詳細は後述)を覚えるまでは、そもそもアウトプットはできませんからね。 ただ、いつまでもインプットばかりではダメです。目的に応じて、少しずつスピーキングやライティングを組み入れ、インプットとアウトプットのバランスを取っていきましょう。 発音の勉強をせずに音読やシャドーイングをおこなう 発音の勉強を軽視している人が多いのも、日本人英語学習者の大きな特徴です。発音を直接問う問題は試験に出ませんから、学校の授業でもほとんど発音には触れません。そういう環境で英語を勉強していれば、発音を軽視するのも当然でしょう。 そのくせ「英語の勉強には、音読とシャドーイング(両方とも英文を声に出す勉強法)が有効」という情報は広く知られているので、本当にたくさんの人が音読やシャドーイングをおこなっています。 たしかに、音読やシャドーイングをすると英文も覚えるし、英語が口から出てきやすくなるのは事実です。ただ、いいかげんな発音で覚えた文章は、いざアウトプットしてもなかなか相手に理解してもらえません。 かりに通じたとしても、それは相手が辛抱強く聴いてくれたからです。そのへんを勘違いして、間違った発音で音読やシャドーイングを続けるのは、あまりにももったいなさすぎます。 せっかく学習効果の高い音読やシャドーイングですから、発音のルールをひと通り学んでから、取り組むべきです。そうすれば、その効果は何倍にもアップするでしょう。 レベルに合わない勉強をしている ※参考:文部科学省 各資格・検定試験とCEFRとの対照表 日本人の英語学習者をみるたびに、いつも「あー、みんなプライドが高すぎるな」と感じます。とくに社会人になってから英語を再び勉強しはじめた人は、その傾向が顕著です。だから、テキストや問題集も、明らかに自分のレベルよりむずかしいものばかり選びます。 気持ちはよくわかりますが、これは大きな間違いといわざるを得ません。英語学習は、「簡単なものを大量に」がセオリーです。 「少し簡単すぎるかなと思うレベルの英語を大量にインプットして、頭のなかに英語の回路をつくる」これが、本当に効果的な英語勉強法なのです。 ある程度英語の知識がある人なら、ヨーロッパで考案された言語の習得基準「CEFR」を参考にして、勉強法を決めるのがいいと思います。 日本の英検やTOEICなどもCEFRに対応していますので、一度こういった試験を受けて、自分のレベルを客観的にチェックしておくのも必要かもしれませんね。 書いて覚えようとする 「覚えられない英文(単語)は、何回も書いて覚える」こんな勉強法を勧めている人はたくさんいます。たしかに、書いて覚えるのが得意な人もいます。しかし正直なところ、書いて覚える方法は、あまりオススメできません。 理由はふたつあります。 音声を一緒に活用したほうが効果は大きい 書く時間があれば、その分復習をしたほうがよい 英語を覚えるなら、視覚と同時に聴覚も活用したほうが、効率は何倍もアップします。目と耳の両方から刺激を受けて、より鮮明に脳へ記憶されるからです。 また、書くという行為は、とにかく時間がかかります。その点、音声を活用すれば、車での移動中や運動中でも勉強が可能です。それに、毎日何百個も単語を書いていたら、手が疲れて途中でイヤになってしまうでしょう。 同じ時間をかけるなら、ぜひ「読む・聴く・話す」という3つのスキルを組み合わせて、アプローチしてみてください。 どんな人にも当てはまる「英語勉強法の基本4ステップ」 英語勉強法のNGポイントがわかったところで、次はどんな人にも当てはまる「英語勉強法の基本4ステップ」をご紹介していきます。どんな勉強法を選ぶにしても、土台となる部分さえしっかりしていれば、必ず結果は出るものです。まずは、この土台となるポイントをしっかりと押さえてしまいましょう。 自分に合う英語の勉強法をリサーチ 効率的な英語の勉強には、「自分に合った勉強法」が欠かせません。この「自分に合った」というのは、「性格的に」と「目的別に」という、ふたつの意味があります。 性格という面から考えると、テキストや問題集をひたすらやりまくるのが好きな人もいれば、洋書や海外ドラマで生きた英語に触れるほうが合っている人もいます。あるいは、どちらもやってみたいという人だっているでしょう。 こういった勉強法の選択に、正解はありません。自分が継続できそうな方法を選べばよいと思います。 また性格面だけでなく、目的に応じた勉強法かどうかも、きちんと考慮する必要があります。TOEICで高得点が欲しいのに、洋楽を聴きまくっても、あまり効率的ではないでしょう。 一方でこれから海外へ赴任するのに、TOEICの問題集ばかりやっていても、正直まったく意味がありません。それよりも現地で使いそうなフレーズを暗記して、オンライン英会話を活用するほうが、よほど役に立つはずです。 このように、人それぞれ性格や英語を勉強する目的は異なります。だからこそ勉強をはじめる前に、まず自分に合う勉強法をしっかりとリサーチするのが、とても重要になってくるのです。 目標と期限の設定 英語学習に限らず、なにかを成し遂げたいなら、明確な「目標と期限の設定」が必要です。とくに英語学習というのは上をみればキリがなく、目標と期限の設定なしでは、それこそいつまで経っても勉強が終わりません。 TOEICを例にあげれば、同じTOEIC900点が目標でも、現在のスコアが300点の人と700点の人では、やることがまったく変わってきます。このように英語学習では、「まずゴールを決めて足りない部分を埋めていく」のが基本戦略になります。  期限設定に関しても、同様です。さいわい、英語のレベルごとに必要な学習時間は、ある程度明確化されています。 ちなみに下表は、TOEICのスコアアップにかかる時間をまとめた統計データです。点数によってバラツキはあるものの、100点スコアアップするためには、およそ200〜300時間ほど必要なのがわかります。 参考:A Teacher's Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success これはあくまでもTOEICの場合ですが、ほかの資格の学習時間に関するデータは、少しネットを調べればすぐにわかります。そういった情報を参考に、ムリのない適切な期限設定をしていきましょう。 英単語と文法で英語の基礎固め 自分に合う勉強法を選び、目標と期限を決めたら、いよいよ実際の勉強がスタートします。 英語学習の土台となるのは、英単語と文法です。当たり前ですが、英単語を知らなければ、テキストも読めず話している内容も理解できないでしょう。そういう意味では、文法も大事ですよね。英語のルールを無視して、好き勝手に単語を並べても、びっくりするほど通じません。 単語数や文法にこだわりすぎるのもよくないですが、やはり最低限の英単語と文法は必要です。目安としては、中学校で習う「基本英単語と英文法」をしっかりと身につければ、まずはスタートラインに立てたという感じでしょうか。 そのあとの勉強内容は、あなたの目標により変わってきます。受験や資格試験が目標なら、高校レベル以上の語彙力と文法が必要でしょう。もし洋書をスラスラ読みたいなら、多読の時間を増やしたほうが効果的です。 この辺は、自分の目標に応じて、臨機応変に計画してください。 英会話 短時間でもしっかり暗記・効率のいい英単語の覚え方をレベル別に紹介 イメージ力を活用して、英語脳の構築を目指す ある程度のレベルまで英語学習が進んだら、ぜひ英語を英語で理解する「英語脳」の構築を目指してください。というのも、日本語に訳して覚えるクセがつくと、いざ話そうとしたときに、「日本語から英語への再翻訳」が必要になるからです。 そうすると、会話中にわずかなタイムラグが発生し、ネイティブの速い会話にまったくついていけません。  こういった事態を回避するには、日本語を介さず、英語をイメージで理解するのが一番です。私の場合、「slump(沈みこむ・前かがみになる)」という単語が、まったくイメージできませんでした。 もちろん、日本語の意味はわかるのですが、どうしてもピンとこないのです。そこで画像検索してみると、もう一発でslumpの状態が理解できました。 そして、もうslumpという単語の意味は、決して忘れないでしょう。こうやって、英語をイメージで覚えられれば、忘れにくく、スピーキングで言葉に詰まることも大幅に少なくなるはずです。 分野別オススメの勉強法 読む・聴く・話す・書くといった四技能をバランスよく磨くためには、ジャンルごとに適切な勉強法を身につけることが必要です。今回は、大きく7つのジャンルに英語学習を分類して、それぞれ勉強のポイントを解説していきます。 英単語勉強法 英単語の暗記は、英語を学ぶすべてのベースとなる非常に重要なステップです。語彙力がなければ、ほかのスキルも伸ばせません。まずは基本的な1,000〜2,200語を目安に基礎を固めましょう。 単語帳を選ぶ際は、自分の目的に合ったものを選ぶことが重要です。英単語帳を使って学習する人も多いと思いますが、必ず自分の目的に合った英単語帳を選んでください。 たとえば、TOEIC800点が目標なのに、大学受験向けの英単語帳をやるのは、あまり効率的とはいえません。ある程度基礎的な単語が身についているなら、金のフレーズのようなTOEIC頻出単語帳に集中した方が断然効率的です。 また、よくある「単語の日本語訳だけをひたすら覚えるやり方」は、オススメしません。日本語に訳して考える癖をつけると、変換のタイムラグが生じるため、会話の流れについていけなくなってしまうからです。 最初は仕方ないとしても、前述の通り、慣れてきたらできるだけイメージで単語の意味を掴むように心がけてください。もし意味の曖昧な単語があれば、GoogleやAIツールで画像検索してイメージ化すると記憶に残りやすくなります。 英文法勉強法 言うまでもなく、英文法は英語をきちんと相手に伝えるために必要な最低限のルールです。しかし、英文法のテキストに載っている内容をあますことなく覚えようとするのは、英語の専門家になるのでなければ、はっきりいってムダです。 それよりも、まずは中学で習う文法をしっかりと身につけましょう。なかでも、下記のような使用頻度の高い項目は、完璧といえるレベルを目指すべきです。 とくに使用頻度の高い英文法事項 構造(文型、句、節など) 時制、態 助動詞 準動詞 分詞構文 関係詞 接続詞 有名な文法書であれば、内容に大差はなく、どれを選んでも大きな問題はありません。それよりも、文法書を1冊に絞り、何回も繰り返す方が間違いなく効率的です。 1冊の文法書をやり込み、構造や時制といった内容を他人に説明できるようになれば、もう英文法の基礎は十分でしょう。あとは、必要に応じて高校レベルの文法を学んでもいいし、あるいは実践的な英会話に移行してもOKです。 長文読解勉強法 長文読解が苦手な理由として、大きく以下の3点が考えられます。 語彙数が極端に少ない 基本的な英文法の理解が足りない 返り読みをしている どれだけ英語力のある人でも、必ずわからない単語はあるものです。しかし、基本的な単語をある程度押さえていれば、文脈から推測が可能なケースも少なくありません。少なくとも、今使っている単語帳や文法書に載っている単語や熟語は、しっかりと覚えてください。 また、文法の理解が不足していると、長文を読み解くのはかなり大変です。とくに、文型・句・節・接続詞・関係代名詞を理解していないと、途中で意味を失ってしまいます。このあたりの知識が曖昧な人は、もう一度文法書で確認しておくことをオススメします。 さらに、長文読解には、英語の語順のまま理解する能力が必要です。日本語の意識で英語を読むと、必ず文章を読み返す(返り読み)ことになります。返り読みは、時間もかかるし、意味の取り違えを起こしやすいです。 返り読みをしてしまう人は、スラッシュリーディング(単語や節にスラッシュを入れて、前から順番に読む方法)を取り入れるなどして、できるだけ読み返さないように意識してください。 リスニング勉強法 リスニング上達のポイントは、ズバリ「慣れ」です。最初はまったく聴き取れなかった文章も、何回も根気よく聴き込めば、少しずつ理解できるようになってきます。 とはいえ、最低限の英単語と英文法、発音のルールを知っておかないと、いくら聴いても意味がわかりません。そういった基礎力が身につくまでは、単語帳の音声リスニングや音読をする程度で十分でしょう。 ニュースや映画のようなむずかしい素材にいきなり挑戦するのではなく、短くて簡単なリスニング教材から少しずつ慣れていくのがポイントです。英会話ではなく、大学受験やTOEICが目的なら、リスニング教材だけをやっておけば十分かもしれません。 慣れてきたら、「シャドーイング」もオススメです。聞いた瞬間に音声を追っかけて真似していくので、発音や英語独特のリズム、イントネーションが自然と身につきます。 聴き取れない部分があれば、スクリプトを確認しながら何度も繰り返してください。そうすると、徐々に聴こえてくる音と文章が一致してくるはずです。そうやって認識できる言葉が増えるたび、加速度的にリスニング力はアップします。 スピーキング勉強法 スピーキングのファーストステップとして、まずは単語と文法を勉強する際に、例文を読み上げることからはじめてください。 ある程度基礎力がついたら、積極的に話す機会をつくっていきたいですね。今は自宅にいながら、オンライン英会話で海外の人と簡単に会話ができる時代です。恥ずかしがらずに、覚えた英語をドンドン使ってみてください。 自己紹介や日常会話に頻出するパターンを話してみて、正しく使えているかネイティブにチェックしてもらいましょう。間違っても、まったく問題ありません。逆に、間違えば間違うほど、鮮明に記憶に残り、あなたのスピーキング力は劇的に向上します。 もし、どうしても自信がないなら、スピーキングアプリがオススメです。AIが相手なので、気後れすることなく、気楽にスピーキングの練習ができます。また、ちょっとしたスキマ時間に、英語で独り言をブツブツつぶやくのもよい方法です。 「お腹が空いた」「今日洋服を買いにいった」「明日の会議何時からだっけ?」思いついたことを、なんでも英語にして話してみましょう。これなら相手がいなくても、スピーキングのトレーニングが簡単にできます。 発音勉強法 発音を改善するためには、英語特有の音やリズムに慣れることが大切です。英語には、日本語にはない発音が数多くあります。たとえば、多くの日本人が「RとLを区別できない」のは有名な話ですよね。 「see(見る)」も「sea(海)」も「She(彼女)」も、カタカナで読むとすべて「シー」になります。しかし、see・sea(同音異義語)の発音は /s/で、Sheは/ʃ/です。seaのつもりで、Sheの発音をすれば、相手にseaとは認識してもらえません。 最初に間違った発音を覚えると、あとから修正するのは大変です。英単語を覚える前に、最低限の発音の仕方はしっかりと勉強しておきましょう。 また、発音のルールはそれだけではありません。たとえば、「fall in(落ちる)」は、「フォール イン」ではなく、「フォーリン」が正しい読み方です。このようにふたつの単語が連結して別な読み方に変化するルールを、「リンキング」といいます。 ほかにも、特定の条件下で音が省略される「リダクション」や、単語のなかでアクセントがつく「シラブル」のような英語独特のルールが存在します。こういったルールは、日本語にはないので、覚えるしかありません。 こういったルールをマスターしたら、あとはネイティブの発音を真似してみるのが一番確実、かつ効率的です。教材に限らず、映画や動画のなかに、お気に入りのフレーズがあれば、ドンドン真似しましょう。 ライティング勉強法 ライティング力を伸ばすには、まず「書く習慣」をつけるのが最初のステップになります。でも、日本語ですら、毎日継続して書くのは大変ですよね。 英文ライティングを習慣化するなら、いきなり長文を書こうとするのはやめましょう。 「I went shopping with my friends.」のようなごく簡単な英語でいいから、とにかく思いついたことをたくさん書いてみることです。 日記はハードルが高いという人は、Xのような文字制限のあるSNSを利用してみるのもいいかもしれません。言いたいことをコンパクトにまとめるトレーニングになるし、第三者の目に触れるという適度な緊張感により、継続のモチベーションが生まれます。 文法や単語については、ひとまず書き出して、そのあとじっくり見直せばOKです。今は翻訳ツールやAIの翻訳精度が上がっているので、間違っている箇所や表現方法の修正が問題なくおこなえます。 とはいえ、こういったツールの回答が常に正確とは限りません。複雑で長い文章を書く場合は、オンライン英会話で添削をしてもらうか、有料の英文添削サービスを利用することも検討した方がよいでしょう。 状況別オススメ英語勉強法 英語勉強法の基本的な考え方を理解したら、あとは状況に応じて、それぞれ適切な勉強法に取り組めばOKです。最後にこの章では、状況別の勉強法を4つご紹介していきます。 受験勉強「入試対策は語彙力と長文解釈が決め手」 受験勉強の場合は、とにかくなるべく早いうちに、「必要な英単語と文法」を習得してください。 前述のとおり、語彙力(英単語)と文法は、英語学習の土台となる重要な要素です。この土台ができていないと、いくら問題集を解いても、どこで間違ったかがわからず、効果的な復習ができません。 必要な語彙力としては、高校受験で2,500〜3,000語。大学の場合は、大学入学共通テスト5,500語、難関大学なら少なくとも6,000語は覚えておきたいところです。 また受験では、とくに長文問題をいかにさばいていくかが、高得点の鍵を握っています。以下のステップを踏まえて、できるだけ早く英文解釈に取りかかっていきましょう。(大学入試の場合) 大学受験勉強の基本フロー 1.中学校レベルの英単語と文法を完璧にする 2.大学入試レベルの英単語帳を最低3周以上回す 3.文法書の通読はせず、問題集の間違えた箇所を総合文法書で確認する 4.ある程度の語彙力と文法力がついたら、英文解釈に取りかかる TOEICなどの資格試験「厳選したテキストと問題集を何回も回す」 TOEICや英検など資格試験の場合も、土台をつくるまでは受験勉強と同じです。まずは中学レベルの英単語と文法を身につけるのが最優先になります。 ただし、覚えるべき英単語が受験英語とは大きく異なるため、資格試験専用の英単語帳が必要です。またTOEICと英検、もちろんTOEFLなど、資格ごとでも必要な英単語の傾向はまったく違います。 TOEICなら「金のフレーズ」、英検なら「パス単」のような定番の単語帳を、なんども繰り返してください。人間の記憶のしくみからいって、最低3回以上の復習が必要です。 問題集に関しては、TOEICを例にあげると、まずはPart5の文法関連に特化した問題集に手をつける人が多いかと思います。ただ、Part5にばかり力を入れて、公式問題集(模試も含む)をやり込む人が少ないのは、大きな問題です。 あくまでも私感ですが、へたに市販の問題集を食い散らかすくらいなら、公式問題集をメインにした学習のほうが高得点を期待できると思います。 その代わり、わからない箇所(単語の意味・発音・文法など)をすべて調べて、スラスラと読み解けるようになるまで復習してください。 こういった勉強法を「精読」といいますが、精読によって自然と語彙力と文法が身につきますし、なによりも試験慣れできるのが大きなポイントです。 速読術 速読と精読どっちが重要?英語のリーディング力をアップさせるポイントとは 海外赴任に備えて「仕事で使う最低限の英文だけを優先的に覚える」 バリバリ働くビジネスパーソンなら、突然の海外赴任に向け、急いで英語をマスターしなければならないケースも考えられます。その場合は、中学の英単語帳をチマチマやっている暇はありません。 であれば、思い切ってビジネスの現場で使う英語だけに、ターゲットを絞ってください。買い物や日常生活に関する英語は、とりあえずわからなくても仕方がありません。その代わり、まず仕事でよく出てくる専門用語だけでも、頑張ってある程度覚えてしまいましょう。 また近年では、IT化や新型コロナウイルスの影響もあり、対面での会話よりもメールやチャットを使った「文章でのコミュニケーション」が主流になってきました。メールなら、もしその場でわからなくても、調べる時間的余裕があります。 そういう意味では、仕事でよく使う定番フレーズなどがまとめられた本を、1冊じっくりと読み込むのもとてもよい方法だと思いますよ。 自由に英語を使いこなす「多聴&多読で英語脳を構築」 もしあなたが、洋書をスラスラ読み、ネイティブとも流暢に会話したいと思っているなら、「多聴&多読」を強力にオススメします。なぜなら、多聴&多読で大量の自然な英語をインプットすると、英語を英語のまま理解する「英語脳」が構築されるからです。 いったん英語脳ができてしまえば、もう会話の際に詰まることもなく、洋画も字幕なしで理解できるようになってきます。(それでも、完全に理解するのはむずかしいですけどね……) 英単語帳や文法書を使うのは、中学英語まで。そのあとは、洋書を読んだり、海外ドラマをみたり、ネイティブの英語に触れる時間をとにかく増やしていきましょう。もちろんアウトプットも大事なので、定期的にオンライン英会話を利用するのもオススメです。 大事なので繰り返しますが、自由に英語を楽しめるレベルになりたいなら、できるだけ早い段階で、日本語を介した勉強を減らしてください。日本語を介した勉強が本当に有効なのは、通訳と翻訳に携わる人だけです。 「英語を英語のまま理解する」英語脳を構築して、早くこのレベルに到達したいものですね。 速読術 速読と多読を使い分けて英語力を爆アゲする方法とは 一度覚えたら忘れない「瞬読英会話」とは 英語に苦手意識があり、なかなか話せるようにならない人には、ある共通項があります。それは、翻訳グセです。英語を話すときは日本語から英語へ、英語を聴くときは、英語をいちいち日本語に訳してしまいます。 でも、Helloという単語をわざわざ日本語に訳して考える人はいませんよね。これはHelloを英語のまま理解しているからです。もしHelloと同じように、すべての英語を理解できるようになったら……圧倒的なスピードで英会話は上達します。 瞬読英会話は、私たち日本人の日本語脳を、英語脳に切り替えてくれる画期的なメソッドです。どうしても日本語に訳してしまう・英語がなかなか上達しないという人は、ぜひ瞬読英会話を体験してみてください。まったく新しい英語の世界が見えてくるはずです。 》》瞬読英会話Zoom体験会の詳細はこちらから確認できます まとめ 今回は、英語の勉強法でお悩みの人に向けて、どんな人にも当てはまる勉強法について、解説してきました。 なかでも、イメージ化での英語脳構築は、これからの英語人生を左右する重要なポイントです。イメージ化を中心に、まずはどれかひとつでもいいので、今回紹介したポイントをご自身の勉強に取り入れてみてください。 きっと、あなたの勉強法が大きくグレードアップすることに、気づいていただけると思います。 ### 高校・大学別「受験に必要なオススメ英単語帳」3選 受験のキーともいえる英語の学習には、英単語の習得が不可欠です。現在の進捗状態にもよりますが、自分の希望する学校に合格するには、おそらく千個単位の英単語を覚えていく必要があるでしょう。 ただ、いくら一生懸命勉強をしても、ポイントをしっかりと押さえておかないと、英単語はなかなか覚えられません。 そこで当記事では、受験英単語を身につけるために知っておくべきポイントと、オススメの英単語帳を紹介していきます。「英単語を制すものは受験を制す」これくらいの気持ちで、英単語学習の効率をあげていきましょう。 受験英単語を身につけるために知っておくべきポイント 今回紹介する英単語学習のポイントは、ぜんぶで5つあります。 受験英単語を身につけるためのポイント 受験には、実際どれくらいの英単語数が必要か?   英単語暗記は短期集中が鍵。英単語帳を1か月1冊のペースで回そう 英単語は日本語訳ではなく、イメージで覚える 音声学習を積極的に取り入れる 関連語彙をまとめて覚える ひとつずつ解説します。 受験には、実際どれくらいの英単語数が必要か? 受験に合格したいなら、必要な英単語数を把握して、抜けがないようにまんべんなく覚える必要があります。ということで、受験に必要な英単語数を高校・大学にわけてみていきましょう。 高校受験 学習指導要領を調べてみると、小中学校で習う英単語数は、「小学校600〜700語」「中学1,600〜1,800語」合計「2,200〜2,500語」です。 受験に必要な英単語数を明確に示したデータはありませんが、平均的な高校の場合で2,500語、難関私立高校ともなれば3,000語以上は必要になるかと思います。 大学受験 同じく学習指導要領によれば、高校3年間で学ぶ英単語数は、1,800〜2,500語です。つまり、小中高の間に合計で約5,000語の単語を勉強することになります。 では実際にどのくらいの英単語数が大学受験に必要かというと、大手予備校による「データネット」によれば、2021年の大学入学共通テストで使われた総語数は、約5,500語です。 昨年のセンター試験ではおよそ4,300語でしたから、小中高での必修単語数の増加にともない、受験英単語数も激増している状況がわかります。 もちろん、早稲田や慶応といった難関私立大学になれば、5,500語ではまったく足りません。希望大学にもよりますが、少なくとも6,000〜7,000語は必要でしょう。 ※参考:文部科学省作成 新学習指導要領対応 外国語教材'We Can!'(小学校高学年用)説明資料 英単語暗記は短期集中が鍵。英単語帳を1カ月1冊のペースで回そう 英単語暗記は、短期集中がポイントです。よく毎日10個ずつコツコツ覚えていくという話を聞きますが、よほど根気のある人じゃない限り、まず間違いなく途中で挫折すると思います。 大学受験の場合、高校で新たに覚える単語は3,000語前後です。もし1日10個のペースで進めていたら、単純計算でも300日(ほぼ1年)かかります。 しかもこれは、いったん覚えた単語を決して忘れない前提での話です。復習も加味したら、おそらく1年半くらいは、英単語の勉強だけで終わってしまうでしょう。 もちろん、英語だけでなく、ほかの教科の勉強もありますよね。そう考えると、できれば1冊1か月以内(1,000語の場合)、3,000語を最低でも3か月以内に終わらせたいところです。 とはいえ、1冊1か月といえば、なかなかのハイペース。効率のよい暗記法でいかないと、達成は厳しいかもしれません。私のオススメは、音読を中心に、英単語帳を何回も繰り返す方法です。 英単語をみて、意味を答える 意味を頭に思い浮かべながら音読(10回程度) ざっくり意味を覚えたら、例文も音読 1周目は、おそらく半分くらいしか覚えていないでしょう。でも、上記サイクルを3〜5周するうちに、暗記量は70〜80%にまで増えていくはずです。 英単語は日本語訳ではなく、イメージで覚える せっかく英単語を覚えるなら、なるべく忘れたくないですよね。しかし、ただ英単語帳を順番に覚えようとしても、正直覚えたそばからすぐに忘れてしまいます。 理由は簡単、人間の脳は頻出順やレベル別に並べられた単語を、機械的に覚えるようにできていないからです。 できるだけ長期間単語の意味を覚えておきたいなら、単なる日本語訳ではなく、イメージでおぼえましょう。映像で鮮やかな印象を脳に与えれば、その情報はなかなか忘れなくなります。 また上記のようにイメージで記憶すれば、忘れにくいうえに、アウトプットの際にも言葉がスラスラ出てきます。具体的なイメージ化の方法については、最後にご紹介しますので、ここでは「イメージ化で暗記する」とだけ、覚えておいてください。 英会話 短時間でもしっかり暗記・効率のいい英単語の覚え方をレベル別に紹介 音声学習を積極的に取り入れる 英単語を暗記するなら、英単語帳をただ読むだけではもったいないです。必ず付属の音声を聴きながら勉強してください。 理由は大きく3つあります。 音声学習を取り入れるべき3つの理由 ・視覚と聴覚のダブル効果で、より鮮明に記憶される ・読むだけでは理解しにくい内容も、簡単に理解できる ・スキマ時間の学習にぴったり まず、脳がものごとを記憶する場合、印象づけされた情報は記憶に残りやすいといわれています。そうなると、ただ英単語帳を読むより、耳からもインプットするほうがより強く記憶に残るはずです。 さらに前述のとおり、インプットした単語を使う作業(音読)も同時におこなうので、ますます効果は高まります。 また、実際に聴いてみないと理解しにくい内容も、音声学習なら一発でOKです。発音なんかは、その典型的な例ですね。 英単語は、アルファベット表記どおりに読めないことがしばしばあります。たとえば「doubt (疑う)」のように、bとtが連続した場合は、通常bを発音しません。だからダウブトではなく、ダウトになるわけです。 こういったルールは頭で理解するより、実際に音声で確認するのが1番。しかも音声学習なら、徒歩での移動中や家事の最中でも勉強ができます。今まであまり音声を使ってこなかった人は、ぜひ積極的に活用してみてください。 ◯英単語の音声学習については、こちらの記事もどうぞ 英会話 英語の習得に必要な勉強時間は?1,000時間説の真相と学習効率アップ術 関連語句をまとめて覚える ほとんどの単語には、「類義語」や「反義語」があります。どうせ単語を覚えるなら、似たような言葉や反対の意味をもつ単語も調べてしまいましょう。 というのも、類義語や反義語というのは、あくまでも似ている(真逆な)だけ。場合によっては、まったく言い換えができないケースも少なくありません。そのため、類義語などをバラバラに覚えると、その都度ニュアンスの違いを調べなくてはならず、非常に面倒です。 たとえば、おそらく誰でも知っているであろう「see」と「meet」という単語。日本語にするとどちらも「会う」ですが、使い方はまったく違います。(もちろん、ほかにも意味はありますよ、念のため) 「see」は、基本的に「単純に誰かと会う」というニュアンスです。一方「meet」は、はじめて会う場合に使われます。だから、はじめて会う人との挨拶は、「Nice to meet you」であり、決して「Nice to see you」にはなりません。 これは比較的理解しやすい例ですが、違いが微妙すぎて、理解が困難な類義語もたくさんあります。前述のとおり、関連語句を一気に比較したほうが、断然理解は楽です。 これだけは揃えておきたい【受験英単語教材一覧】 ここまで、受験英単語を効率よく覚えるポイントについて、解説してきました。それだけでも驚くほど効果を感じられるはずですが、効率をもう1段階アップするためにも、揃えておきたい「受験英単語教材」を紹介していきます。 ※下記の受験英単語教材に関する情報は、いずれも2022年3月時点のものです 【英単語帳】「単語単体型」「フレーズ」「文脈型」あなたはどのタイプ? 受験勉強で英単語を覚えるとなれば、まず100%の人が英単語帳を使うでしょう。英単語帳を選ぶポイントとしては、「適性なレベル」と「英単語帳の種類」が、とても重要です。 レベルに関してはネット上に大量の情報があるので、今回は英単語帳の種類にフォーカスして、お話しをしていきます。 英単語帳には、大きく以下の3種類があり、それぞれ目的が異なります。自分の用途に合った単語帳をセレクトしないと、思うような結果を出せない可能性が高いです。 【英単語帳のタイプ別メリット・デメリット】 タイプ メリット デメリット 単語単体型 単語だけをひたすら覚えるのに適している 実際の使われ方がわかりにくく、アクティブボキャブラリーになりづらい フレーズ型 よく使われるフレーズごと覚えるので、試験問題とのマッチングが最適 イレギュラーな使い方には、まったく対応できない 文脈型 前後の文脈から、より深く自然に内容を理解できる 単語以外のパートが多く、単体型に比べて習得に時間がかかる 上記のように、どのタイプにもそれぞれメリットとデメリットがあります。たとえば、ゴリゴリと暗記するのが苦にならない人なら、「単語単体型」はとても効率がいいです。 しかし、無機質な丸暗記ではなく、実際の使い方を自然に学びたい人には、「フレーズ型」や「文脈型」が合っています。 英単語帳選びは、どれがいい悪いではなく、目的とその人のタイプによって変わってくることをぜひ知っておいてください。なお、各タイプ別のオススメ英単語帳は、このあと個別に紹介していきます。 【辞書】紙の辞書と電子辞書どちらを使えばいいの 受験勉強の英単語学習といえば、辞書はマストアイテムです。必ず使うがゆえに、ネット上では「紙の辞書と電子辞書どちらがよいか」という論争が、あちこちで繰り広げられています。 個人的には好きなほうを使えばいいと思いますが、どちらかひとつといわれたら、迷わず「電子辞書」を選ぶでしょう。なぜならば、とにかく素早く検索ができるからです。 もちろん、電子辞書には、ほかにもメリットが満載です。すぐに思いつくだけでも、以下のようなメリットがあげられます。 電子辞書3つのメリット ・発音が確認できる ・TOEICなどのテスト問題がインストールされている ・持ち運びが楽 逆にデメリットを考えると、とくに思いつきません。強いて言えばバッテリー切れの可能性があるくらいでしょうか。 ただし紙の辞書には、「手間が掛かるぶんだけ記憶に残りやすい」という大きなメリットがあります。いろいろとメモもできますしね。でも学校や図書館など、自宅以外でも勉強をすると思えば、その重さとサイズが気になります。 ちなみに、よくスマホの辞書アプリについて聞かれますが、受験生は使わないほうが無難です。SNSやゲームなどの誘惑と常に戦わねばならず、精神的に大きな負担がかかりますので。 【英語アプリ】アプリならいつでもどこでも勉強ができる 先ほど私は、スマホの辞書は使わないほうがよいといいました。スマホには、SNSのような誘惑が山ほどあるからです。しかし英語の学習アプリは、スマホのリスクを考えても、活用する価値は十分にあると考えています。 というのも、アプリでの勉強はとにかく手軽なので、英語学習最大の難関「継続」がしやすいんですね。 ということで、オススメの英単語アプリを2つほど紹介しておきます。まずは英単語学習アプリとして、おそらく日本ではもっとも有名な「mikan」です。 mikanは、英単語の意味を4択のなかから選ぶ形式になっていて、ゲーム感覚でサクサクと英単語学習ができます。また間違った単語は自動で集計され、あとから苦手な英単語だけをまとめて復習できるのも、嬉しいところです。 また、超有名英単語帳ターゲットのアプリ版「ターゲットの友 英単語アプリ」も、非常に人気があります。こちらもmikan同様、4択式で(選択式ではない方法も選べます)、苦手特訓モードでの復習ももちろん可能です。 ちなみにアプリ版では、スタンダードな1900(〜難関私大)以外にも、1400(〜中堅私大)や1200(〜大学入試準備)なども利用できます。TOEIC用の単語帳も使えて、どんなレベルの人もこれひとつでカバーできるのがいいですよね。 なおほかにも、英単語学習アプリはたくさんあるので、自分に合いそうなものをいろいろと試してみてください。 【単語カード】自由自在なアレンジが魅力 最後に、根強い人気の「単語カード」について触れておきましょう。「デジタルの時代に、今更紙のカードをペラペラめくって暗記なんて時代遅れだよ」おそらくたくさんの人が、単語カードに否定的なイメージを抱いているはずです。 しかし、アナログならではのメリットも多く、単語カードの人気はまったく衰えていません。 まず、「わざわざ手間と時間をかけて手作りするため記憶に残りやすい」というのが、アナログを支持する大きな理由でしょう。 また、アレンジの自由さも、人気の要因のひとつです。単純に「英語 → 日本語訳」だけでなく、例文を書いたり類義語などを書き込んだりと、その人なりの使い方ができます。 ちなみに最近では、「Quizlet」「WordHolic!」「Anki」といった、デジタル版の単語カードを使う人も増えてきました。基本的な勉強法は、アナログの単語カードと同じですが、デジタルなら音声での確認もワンタッチです。 また、Quizletのように、他人がつくった単語帳をダウンロードできるアプリもあります。頻出単語がうまくまとめられている単語帳もたくさんあるので、これなら自分でわざわざ単語カードをつくる手間がかかりません。 いずれにせよ、サッサッとテンポよく勉強できるのが、単語カードの魅力です。興味のある人は、まずはいちど単語カードで暗記にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 高校受験にオススメの英単語帳3選 この章では、単語単体型・フレーズ型・文脈型にわけて、高校受験にオススメの英単語帳を紹介していきます。なお厳密にいうと、有名な「DUO3.0」のような例文暗記型や、語源型など、さらにこまかな分類も可能ですが今回は割愛します。 ※下記の英単語帳に関する情報は、いずれも2022年3月時点のものです すべての単語にイラストがつく「中学3年間の英単語がイラストで覚えられる本」(単語単体型) 参考:「中学3年間の英単語がイラストで覚えられる本」 久保 聖一[語学書] - KADOKAWA 【主なメリット】 見出し語すべてにイラストつきなので、記憶に残りやすい 中1・中2・中3と、学年ごとの勉強が可能 品詞別にまとめられている 【主なデメリット】 すでにある程度英単語を理解している人には、説明が過剰すぎる この英単語帳は、中学の教科書のなかでよく使われる805単語を厳選。また、なんといっても、すべての見出し語にイラストつきなのが嬉しいですよね。これならば、基本的な英単語をイメージとして理解でき、忘れにくいと思います。 強いてデメリットをあげれば、説明が丁寧すぎて、すでに理解している単語が多い人にとっては、時間がかかりすぎるところでしょうか。 いずれにせよ、解説や単語量も適切な分量となっており、高校受験に必要な英単語を漏れなく押さえたい人には、オススメの1冊です。 フレーズごと覚えたいなら「システム英単語中学版」(フレーズ型) 参考:中学版 システム英単語〈改訂版〉 | 駿台文庫 【主なメリット】 単語単体ではなく、すぐに使えるミニマルフレーズが身につく 560個の例文で1,800の単語を覚えられる効率性 【主なデメリット】 スピードでは単体型、理解度では文脈型にやや劣る 大学受験の英単語帳としては、知らない人のいない「システム英単語」。その中学生版が、この「システム英単語中学版」です。最大の特徴は、なんといっても単語をフレーズで覚えるところにあり、効率よく単語の使い方が学べます。 また1,800個もの英単語をうまく560の例文にまとめてあり(1例文あたり3つの単語)、効率よく勉強できるのも嬉しいポイントです。中学で習う英単語を1冊で覚えるには、最適の1冊ではないでしょうか。 実際の使い方を文脈から学ぶ「速読英単語 中学版」(文脈型) 参考:速読英単語 中学版[改訂版] - Z会の本 【主なメリット】 単語が実際にどのように文章として使われているかが理解しやすい 2,300語という大量の英単語が、自然な文章を通じて学べる 【主なデメリット】 単語のみを、効率よく覚えるのには向いていない 単語単体型の場合、効率はよくても記憶に残りにくいというデメリットがあります。この問題を大きく解消しているのが、「速読英単語」のような「文脈型」の英単語帳です。 文脈型の単語帳では、100語前後の文章のなかに、自然な流れで英単語が使われています。ここで覚えた英単語は、アウトプットでも効果を発揮してくれるでしょう。また、ある程度まとまった文章を読むトレーニングにもなりますので、まさに一石二鳥の英単語帳といえます。 ◯速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 大学受験にオススメの英単語帳3選 大学受験用の英単語帳は、中学受験向けよりもさらに種類が多くなります。それぞれによさがあり、とてもすべては紹介しきれませんが、今回は定番の3冊をご紹介していきます。 ※下記の英単語帳に関する情報は、いずれも2022年3月時点のものです 7パターンの方法でしっかりと覚える「新ユメタン1」(単語単体型) 参考:[音声DL付]夢をかなえる英単語 新ユメタン1 大学合格必須レベル ユメタン・シリーズ | 木村 達哉 【主なメリット】 ひとつの単語に対して、複数の意味と複数の例文が用意 有名講師キムタツ流の学習法が、詳しく紹介されている ユメタンシリーズだけで、中学校から難関大学までカバー 【主なデメリット】 「100語を1週間7パターンで暗記」という独特の学習法への適性 よくも悪くもユメタンは、「キムタツ式学習法」への適性にかかっています。キムタツ式学習法とは、1週間かけて100語を7パターンのアプローチで覚える方法です。ハマれば非常に効果は見込めますが、なんといっても時間がかかるので、非常に人を選ぶ方法といえます。 とはいえ、ユメタン0〜ユメタン3というシリーズを制覇すれば、難関大学合格に必要な単語もバッチリです。自分に合うかどうか、まずは一度、中身の確認をオススメします。 中学版の上級編「システム英単語〈5訂版〉」(フレーズ型) 参考:システム英単語〈5訂版〉 | 駿台文庫 【主なメリット】 ミニマルフレーズで覚えるので忘れにくい 章ごとにレベルがわかれており、順番どおり勉強すればOK 【主なデメリット】 あくまでも最小限のフレーズなので、例文すべてを覚えたい人には不向き 中学受験では、システム英単語中学版を紹介しましたが、その上級編がこの「システム英単語〈5訂版〉」です。メリットとデメリットは、ほぼ中学版と同じだとお考えください。 とにかく効率よく使えるフレーズを覚えられるので、「単語だけはイヤだけど、長文も効率が悪いし……」という人は、ぜひトライしていただきたいですね。個人的には、イチオシの英単語帳です。 まさに一石五鳥!効率のよい英単語学習には「Core1900 ver.5」(文脈型) 参考:速読速聴・英単語 Core1900 ver.5 - Z会の本 【主なメリット】 単語だけでなく、「速読」「速聴」「熟語」「時事知識」が同時に身につく 実際のニュースも題材として採用されており、内容がおもしろい 長文読解の基礎学習としても最適 【主なデメリット】 単語をゴリゴリ暗記したい人には不向き Ver.4にはあったスラッシュリーディング表記が廃止された 受験にも使える文脈型英単語帳としては、「速読英単語 必修編」と並んで人気のある「Core1900」。人気の秘密は、なんといっても1冊で5つの技能が身につくところでしょう。 環境や政治など、アカデミックな内容を取り扱っているため、受験だけでなく英検対策などにも有効です。また、100語前後の文章を読み込むことで、読解スピードが飛躍的にアップします。 できるだけ参考書を少なくして、1冊をやり込みたい人には、とくにオススメです。 【究極の英単語学習法】一度覚えたら絶対に忘れない「瞬読英単語」とは 英単語を覚えるコツはたくさんありますが、なかでも一番重要なのは、「英単語のイメージ化」です。日本語訳を機械的に覚えてもすぐに忘れてしまいますが、イメージを脳へ刻み込めば忘れにくくなります。 ただしこれまでにイメージ化を意識していなかった人にとって、独力でのイメージ化は、なかなかむずかしいでしょう。 そういう場合は、単語をイメージで覚えられる「瞬読英単語」をオススメします。具体的には、「絵コンテ法」という、イメージで英単語を覚えるトレーニングをおこなっていきます。 「単語帳を使っても英単語がなかなか覚えられない」 「せっかく覚えても、すぐに忘れてしまう」 「英単語を効率よく覚えたい」 こういった悩みのあるかたは、ぜひ一度体験会で、英単語のイメージ化を体験してみてください。間違いなく、受験の大きな武器になってくれるはずです。 「瞬読英単語」をもっと知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》瞬読英単語体験会のご案内 ◯右脳速読法「瞬読」と従来の速読法の違いについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 まとめ 受験の英語においては、英単語の暗記がすべての基本になります。しかし、ただがむしゃらに覚えようとしても、なかなか覚えられるものではありません。またせっかく覚えても、すぐに忘れてしまうようでは、あまりにも効率が悪すぎます。 しかし今回ご紹介した、受験英単語を身につけるためのポイントをきちんと守れば、英単語学習の効率は必ずアップします。自分に合った英単語帳を選び、じっくりと取り組んでみてください。 ### 読書が脳にもたらす10個のメリットとは?脳によい影響を与える読書のコツを紹介 読書は脳によい刺激を与えてくれるとよく耳にしますが、読書が脳に与える影響について明確な情報をもっている人は案外少ないものです。 もし本当に読書が脳によい影響を与えてくれるなら、もっともっと本を読みたいと思いませんか? 今回の記事では、読書が脳にもたらすメリットやその理由、また脳への影響を高める読書のコツなどをご紹介していきます。 読書が脳にもたらすメリット10選 まずは、読書が脳にもたらすメリットをきちんと理解しておきましょう。読書のメリットはそれこそたくさんありますが、今回は10個ほどピックアップして紹介していきます。 ◆読書量を増やす最適な手段速読については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 知らなかった知識が身につく 読書をすれば、今まで知らなかった知識や考えかたが身につきます。仕事でどうしてもわからないことがあっても、関連する本を読めば、その解決策が簡単にみつかるかもしれません。 当たり前の話ですけど、よく考えてみればわずか1,000〜2,000円程度の出費で知らないことがわかるというのは、とてもすごいことですよね。 とくに新型コロナウイルスの影響で、直接人と接する機会が減っていますから、本から得られる情報はますます貴重になってきます。 とはいえ、少しネットを検索すればさまざまな情報が溢れているなか、どうして本が有益なのでしょうか。それは、その利便性と信頼性にあります。 ネットに散らばっている情報は断片的なものが多く、体系立ててまとめた情報を入手するのは、案外むずかしいし手間もかかります。また、ネットでは基本的に誰でも情報発信ができるので、その情報に対する信頼性の問題も見逃せません。 その点本なら、必要な情報がコンパクトにまとめられており、最低限の内容は出版社がある程度保証してくれていると考えられます。 ◆読書と知識の関係については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 読書で頭がよくなる6つの理由と最高の読書法「瞬読」 今よりも広い視野で考えられるようになる 読書は、他人の考え方を知る最高のチャンスです。試しに興味のある分野の本を、何冊か読んでみてください。おそらく、今までの自分では考えもつかなかった新しい視野が、自分のなかに芽生えはじめているはずです。 普段の生活では、よほど仲のいい友人でもない限り、その人の考え方をじっくりと聞く機会などほとんどないでしょう。ましてや、なんらかの突出した実績をもつ成功者の考え方に触れることなど、特別のコネでもなければあり得ないことです。 ところが本ならば、そういった人たちの考え方や方法論などが、簡単に手に入ります。しかも前述のとおり、一般的な実用書であれば、わずか2,000円足らずの出費しか必要ありません。そう考えると、読書がいかにコスパに優れた情報収集法であるかが、わかりますよね。 なお、もしこれから特定の分野に関する本を読む予定ならば、異なる著者の本を最低でも5冊は読んでみてください。同じ専門家でもまったく真逆の提言をしていることも多く、両方の意見を知ることで、より幅広い考え方が身につきます。 批判的思考能力の強化 読書には、批判的思考を強化してくれる働きがあります。批判的思考、すなわち情報の真偽を見極める力は、情報過多の現代において、非常に重要なポイントです。 インターネットの普及にともない、入手できる情報量が飛躍的に増加しました。なにかわからないことがあると、キーワードを打ち込んで検索すれば、ほとんどの答えがみつかる時代です。 しかし、あまりにも情報量が多すぎて、正しい情報とウソの情報を区別しにくくなっています。情報不足ではなく、情報の選択が現代社会の大きな問題点になっているのです。 そこで重要になってくるのが、読書です。読書は批判的思考を鍛えるよい機会をもたらしてくれます。最近は動画での情報収集が好まれる傾向にありますが、動画は情報がサーッと流れてしまい、検証がやりにくい媒体です。 その点読書なら、ゆっくりと情報を確認しながら読めます。「なにかおかしい」「違う可能性もあるのではないか?」と、引っかかる点がみつかれば、何度も読み返して簡単に検証ができます。 世の中に出回っている情報の多くは、その人の立場や利害関係が組み込まれているケースが非常に多いです。そういった情報を鵜呑みにせず、正しい情報を活用していくためにも、ぜひ読書で批判的思考を身につけましょう。 ◆批判的思考については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 思考力を鍛える8つの方法 新しいアイデアが生まれる 仕事で使える新しいアイデアがなにかないか。社会人なら、一度はそんな風に思ったことがあるでしょう。しかし、いつも同じ生活・行動をしていたら、斬新なアイデアは決して生まれません。 とはいえ、いつも新しい場所に出向き、新しい価値観に触れるなど、なかなかできるものではないですよね。そこで、役立つのが読書です。 なんといっても、本には私たちの知らない情報や価値観が、ふんだんに書かれています。そういった未知の情報から受けた数々の刺激は、きっとあなたに新しいアイデアを生み出すきっかけをつくってくれるはずです。 語彙が増え読解力が向上する 読書には、語彙力増強の役割があります。赤ちゃんの頃は、親の話す言葉を何回も聞いて、少しずつ言葉を覚えていきました。しかしある程度の年齢になり文字が読めるようになると、子どもは自分のペースで本を読み、知らない言葉をどんどん覚えていきます。 本のよいところは、友達と話す言葉とは違う複雑な表現が、数多く使われている点です。たとえば、単に成功したという表現と「試行錯誤した結果ようやく成功した」という表現では、含まれているニュアンスがかなり違います。 語彙力の高い人は、試行錯誤という言葉から、何回も繰り返してようやく成功を掴み取った努力のイメージを感じ取ります。しかし、そもそも試行錯誤という言葉を知らなければ、そういったニュアンスの違いは理解できません。 若者がよく使う「ヤバい」という言葉に代表されるように、私たちは使い慣れている言葉でできるだけ対応しようという傾向が強いです。 「ヤバい」を凄いという意味で使うなら、じつは「素晴らしい」「驚異的だ」「見事だ」のようにさまざまな表現があり、それぞれ少しずつニュアンスが異なります。こういったバリエーション豊かな語彙力を習得できるのが、読書の大きなメリットなのです。 共感力や想像力が高まる 人と関わりながら生きていくなかで、きちんとコミュニケーションが取れるかどうかは、非常に重要なポイントです。自分のことしか考えられず、相手がどういう気持でいるのかを想像できない人は、やはり人からもそうやって扱われてしまうでしょう。 読書は、読む人の共感する力や想像力を鍛えてくれます。とくに小説やエッセイには、そういった効果が強いですね。 なんといっても、対面での会話と違い、本には人の表情や話し方といったビジュアルからの情報がありません。 その代わり「あー、わかるわかる」「どうしてそうなるかな……」など、書かれた内容に自分の想像や感情の入り込む余地があるので、自然と共感力や想像力が鍛えられるわけです。 また、登場人物が誰かと話している情景を読むたびに、自分のなかに「表現方法のストック」ができてきます。「なるほど、こういう伝え方もあるのか」という気づきが、コミュニケーションに、きっとよい影響を与えてくれるでしょう。 ◆読書と共感力の関係については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 読書で得られる8つの効果とは?読書効果を最大限に引き出すコツを伝授 集中力が鍛えられる 読書は、私たちの集中力を鍛えてくれます。読書が集中力を鍛えてくれる理由は、大きく以下の3点です。 読書が集中力を鍛えてくれる3つの理由 基本的に文章以外の情報がないから 文章には想像が介入する余地があるから 考えながら読めるから 前述のとおり、最近は読書よりも動画を好む人が増えています。視覚と聴覚両方から情報が入ってくるし、ひとつの動画が短く、気軽に見られるのが人気の理由です。しかし、気軽に見られるというのは、途中で簡単にやめられるという意味でもあります。 その点読書には、ある程度集中力が必要です。文字しか情報源がないので、しっかりと意識して文章を読んでいかなければなりません。 さらに、文章には想像の介入する余地があります。たとえば、子どもは、小説を読むことが多いでしょう。好奇心旺盛な子どもは、普段の生活とはまったく異なる小説の世界観に引き込まれていきます。(ハリーポッターをみればわかりますよね) しかも途中で立ち止まり、「どうしてこうなるのだろう?」「ほかに方法はないのか?」と考えながら読むことで、より理解力と集中力が高まります。 コミュニケーション力がアップする 「共感力や想像力が高まる」でもお話ししたように、読書で身につけた共感力や想像力は、コミュニケーション力を大きく改善してくれます。また語彙力が豊富な人は、適切な言葉を選択できるので、無用な誤解を生むケースがほとんどありません。 最近SNS上では、自分の意図する内容と異なる受け取り方をされてしまい、トラブルに発展するケースが非常に増えています。対面で話をしていれば表情や話し方でカバーできることも、文章(しかも短文)でのやり取りになると、誤解を解く機会すらないことが多いです。 こういったコミュニケーションの行き違いを防止するためにも、やはり読書の習慣化は必須だと思います。文部科学省の資料※を調べてみると、「読書をすることが多い子供ほど、コミュニケーションスキルや礼儀・マナースキルが高い傾向にある」という調査結果が報告されていました。 ただし読書習慣は、成長してから急に身につけようと思っても、正直なかなか大変です。図書館などを気軽に利用できる小学生のうちから、ぜひ積極的に読書をするように心がけてください。 ※参考:文部科学省生涯学習政策局青少年教育課  子供の読書活動に関する現状と論点 ◆SNS上でのコミュニケーションについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 小学生の読解力アップに最適な方法11選 ストレスが解消される 自分の好きな本を読むと、ワクワクして気持ちが落ち着いてきますよね。自分の好きな作者の本を読み、その世界観にどっぷり浸かっていると、スーッとストレスが消えていくのがわかります。 また読書の癒し効果は、本の内容だけが関わっているわけではありません。本を読む場所や時間帯なども、大きく関係してきます。人のあまりいない静かなカフェで、ゆっくりとコーヒーを飲みながら好きな本を読む。本好きにとっては、まさに至福のひとときでしょう。 映画やドラマをみるのもよいですが、文字の奥に隠された自分だけが感じる想像の世界に浸ってみるのも、オススメですよ。 認知症予防効果が期待できる 認知症の予防効果が期待できるのも、読書の大きなメリットのひとつです。認知症に対する読書の効果については、すでに数多くの論文が存在しています。ここでは、2つの研究結果を紹介しておきましょう。 まず紹介するのは、アメリカラッシュ大学Robert Wilson教授による、医学誌「Neurology」の論文※1です。この論文のなかで、「読書のような認知活動をした高齢者は、アルツハイマー病の発症を約5年ほど遅らせる可能性がある」と述べられています。 またCambridge University Pressの「International Psychogeriatrics」に掲載された、台湾人に対する調査※2でも、読書の認知症予防効果が明言されています。この調査は、64歳以上の台湾人1,962名に対して、最長14年間も追跡したものです。 私たちは年を取ってから読書をしてもムダだと考えがちですが、そういった閉塞感を打ち消してくれる貴重なデータだと思います。 なお、読書が有効なのは、あくまでも認知症の予防です。認知症を治療してくれる効果はまた別の話ですから、そのへんは誤解のないようにしてください。 ※参考1:Cognitive Activity and Onset Age of Incident Alzheimer Disease Dementia | Neurology ※参考2:Reading activity prevents long-term decline in cognitive function in older people: evidence from a 14-year longitudinal study | International Psychogeriatrics | Cambridge Core 読書が脳によい影響を与える4つの理由 読書が脳に与える好影響を知っていただいたところで、この章では読書がどうして脳によい影響を与えてくれるのか、その理由を4点解説していきます。 文字からイメージする過程で想像力や共感力が鍛えられる 前述のとおり読書を大量におこなうと、文字からイメージする過程において、想像力や共感力が大いに鍛えられていきます。 表情や声のトーンなど、相手の感情を推し量る材料が極端に少ないため、自分の想像力で補おうとする習慣が自然と身につくわけです。 簡単に書いていますが、この「相手の気持ちを想像できる」というのは、非常に大きなポイントなんですよ。 というのも、近年では対面での会話よりも、TwitterやFacebookのようなSNSでの文字を使ったコミュニケーションが激増してきました。もちろん、写真や動画などが一緒に投稿されたりもしますが、やはり文字がコミュニケーションの中心であることに変わりはありません。 こういった文字中心のコミュニケーションでは、自分の意図しない方向に誤解されたり、相手の何気ない言葉に傷ついたりということが、頻繁に発生しがちです。 あとから、お互いに気持ちのすり合わせができればまだいいのですが、最悪の場合、誤解したままケンカ別れになってしまうこともあり得ます。これは、大きなストレスですよね。 読書によって鍛えられた想像力や共感力には、こういった文字によるコミュニケーションの弊害を軽減してくれる働きがあります。 脳細胞のつながりが強化されて記憶力などが向上 読書をすると、必ずなにかしらの新しい発見があるものです。じつはこのとき感じる「おっ!なるほど」という刺激が、脳細胞のつながりを強化して、記憶力が向上すると考えられています。 なかでも、気に入った本を何回も読み返す行為は強い刺激を脳に与え、より長期間の記憶を可能にしてくれます。今聞いた電話番号は忘れてしまっても、いつもかけている電話番号は忘れませんよね。まさに、これと同じ状態が起きているわけです。 この脳細胞の働きについては、別記事でも紹介していますので、よかったらそちらの記事も読んでみてください。 ◆記憶のメカニズムについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 忘れない読書術に欠かせない6つのポイントとは 知識と語彙が蓄積され、子どもの言語能力が飛躍的に促進 読書は、子どもの脳の成長に対して重要な鍵を握っています。当たり前ですが、生まれたばかりの赤ちゃんはなにも話せないし、相手の話す意味も理解できません。 そうした赤ちゃんが成長とともに言葉を不自由なく操れるようになるのは、生活のなかで大量のインプットを繰り返し、脳に知識と言葉をストックしていくからです。そのインプットの方法として、読書は非常に適しています。 本当に子どもが小さいときは、会話によるインプットが主流です。サイレンを鳴らしながら走っていく白黒の車をみたときに、母親が「あっ、パトカーだね。どこいくんだろうね〜」と根気よく語りかけてくれるから、赤ちゃんはパトカーを認識できるのです。 しかし、会話によるインプットは、どうしても量的に限界があります。そこで、文字が少し読めるようになった子どもは、本から知らない言葉や知識を覚えはじめます。 そうなれば、インプット量が激増するため、脳内に蓄積される知識と語彙は、加速度的に増えていくでしょう。このように読書は、子どもの言語能力の促進に、とても役立っているのです。 ◆語彙力を伸ばす最高の方法「右脳速読」については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 さまざまな認知機能が総合的に刺激を受ける ここまで、読書による効果を想像力や記憶力などを例に紹介してきました。しかし、読書は想像力だけ、あるいは記憶力だけによい影響をもたらすわけではありません。 読書は複数の認知機能に肯定的な影響を及ぼし、それぞれが複雑に絡み合って私たちの日常生活を支えてくれるのです。そこで、主要な認知機能が読書によってどのように強化されるか、簡単に解説していきます。 言語理解力:読書を通じて、新しい単語や表現に触れる機会が激増します。そのため語彙や表現力が磨き上げられて、文章の奥深い部分にまで意識が向くようになっていくのです。 集中力:おもしろい本に出会うと、時間を忘れて読みふけってしまうものです。このように読書は、周囲の気が散る要素から意識を切り離すよい訓練になります。 記憶力:名作と呼ばれる小説は、記憶力の強化にも役立ちます。奇想天外なストーリー、登場人物の複雑な関係性などを頭に入れながら読み進めていくため、短期記憶と長期記憶の両方が自然と鍛えられます。 想像力:イラストや図表などが内容を補足してくれる場合もありますが、本に書かれている情報の90%以上は文字です。そのため、読んだ内容を頭のなかで映像に変換してあげなければなりません。この文章のイメージ化を繰り返すうちに、想像力が豊かになってきます。 上記はあくまでも一例です。これら以外にも、共感力や判断力など、じつにさまざまな認知機能が向上します。 心の健康を支える読書の力 読書の効能のひとつに、メンタルケアがあります。効果的に読書をすれば、弱ったメンタルが大きく回復するかもしれません。今回は、心の健康を支える読書の力について、5つの観点から解説していきます。 リラクゼーション:読書がもたらす心の平穏 読書は心の平穏をもたらす、最適な手段になり得ます。本好きなら、読んでいる本に夢中になり、気づいたら朝になっていたという経験をしたことがあるでしょう。物語に没頭する間に、私たちは現実のストレスや忙しさから一時的に離れられるのです。 ミネソタ大学のサイト※には、読書は心拍数を下げ、筋肉の緊張を和らげてくれるので、体がリラックスすると書かれています。読書は、音楽を聴く・温かいお茶を飲むといった他のリラックス方法よりも、より効果的でより早く効果が出るそうです。 最初は、読書を継続するのはなかなか大変かもしれません。でも続けるうちに、「あー、面白かった!今度はあの本を読んでみよう」という気持ちになれたら、もうこっちのもの。まずは1日30分を目標に、読書に取り組んでみてください。 ※参考:Reading for Stress Relief | Taking Charge of Your Health & Wellbeing 不安を和らげる:物語による気分の向上 読書は、心の不安を軽減し、気分を向上させる効果的な手段です。前述のリラクゼーションとも共通する話ですが、物語のなかに没頭すると、現実世界のトラブルや問題ごとから距離を置けます。 もちろん、読書による効果は一時的なものかもしれません。しかし、常に不安を感じていると心が参ってしまうでしょう。読書の時間だけでも、不安や悩みから解放されれば、心に余裕が生まれてきます。 疲弊しているときでも、お笑いを見たら元気になりますよね。同様に、好きな本を読めば、気分が上向いて、ストレスに立ち向かおうという気持ちになるものです。 2009年におこなわれたサセックス大学の研究※では、読書はストレスを最大68%軽減すると発表されています。心が疲れたとき、心が不安でいっぱいなとき、ぜひ好きな本を手にとってください。 ※参考:Why It Pays to Read | National Endowment for the Arts ◆読書のリラクゼーション効果については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読書で得られる8つの効果とは?読書効果を最大限に引き出すコツを伝授 エモーショナル・インテリジェンス:他者理解に対する影響 エモーショナル・インテリジェンスとは、自身の感情コントロールや他者の理解に必要な能力を指します。日本では、よく「EQ(心の知能指数)」と訳されているようです。 EQ 心の知能指数と聞けば、「あー、本のタイトルにもなっていたよね」という人も多いのではないでしょうか。 読書はエモーショナル・インテリジェンス、とくに他者理解の能力向上に役立ちます。オススメは、小説です。当たり前ですが、小説は文字情報がほぼ100%を占めます。そのため、キャラクターの考え方や感情を想像して、じっくり考える余地があります。 もちろん、共感するときもあれば、どうしても納得できないこともあるでしょう。でも、自分の考えとは異なる価値観があると認めない限り、読書はそこで止まってしまいます。 よくも悪くも、他者の価値観を受け入れる訓練ができる。それが読書の大きなメリットのひとつです。興味のあるかたは、EQに関する書籍を読んでみるのもいいかもしれませんね。 マインドフルネスと読書:現在に集中する力 深呼吸やストレッチといったごく簡単なものから、瞑想のように本格的なものまで、メンタルケアにはリラクゼーション技法が欠かせません。 なかでも、マインドフルネスは私たちのメンタルを深いレベルでケアしてくれます。じつは、マインドフルネスには、読書が非常に有効なのです。 過去や未来に囚われず、今このときに集中している状態を「マインドフルネス」と呼びます。マインドフルネスの境地に到達する具体的な手段としては、瞑想が一般的です。 読書は、この瞑想と非常によく似た状態を作り出してくれます。ここまで何度かお伝えしたように、読書中は本の内容に集中しているため、余計なことを考える余地がありません。 今に集中して、余計な外部要因をシャットアウトするというマインドフルネス瞑想のプロセスと読書は、非常に酷似していますよね。 過去と未来は後悔や不安を生み出します。私たちはもっと「今この瞬間」を重視すべきなのです。現在に集中する訓練として読書を捉えてみると、また違った感覚で読書に取り組めるのではないでしょうか。 ◆マインドフルネスについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 睡眠の質の向上:就寝前の読書習慣 就寝前は、よくも悪くも、いろいろなことを考えてしまいます。なぜか夜に考える内容はネガティブなことが多いため、できれば余計なことを考えずに、気持ちよく眠りにつきたいものです。 睡眠の質の向上という意味では、就寝前の読書が非常にオススメです。好きな本を読めば、心がリラックスします。 よく、本を読もうとするとすぐに眠くなる人がいますよね。読書が苦手で眠くなる人もいるかもしれませんが、読書にリラックス効果があるのは間違いありません。 ただし、スマホやタブレットで読書をするのはやめてください。強力な画面の光を見て、脳が昼間だと勘違いしてしまうからです。そうなると、メラトニンという睡眠を誘うホルモンの分泌が減り、脳が活性化してしまいます。 就寝前に読書をする際は、あくまでもごく短時間だけ、紙の本を読むようにしてくださいね。 脳への影響を高める読書のコツとは 読書が脳へ好影響を与えることがわかったところで、さらにその影響を高める読書のコツを5点ほど紹介していきます。 重要なポイントは繰り返し読む 記憶に関する項目でもお話ししましたが、より記憶力を高めたいなら、重要なポイントを繰り返し読むのがオススメです。 理由は単純。人間の脳は、一度読んだだけでは長期間記憶しておけないようにできているからです。有名なエビングハウスの忘却曲線によると、わずか1日経過しただけで、人はインプットした情報を約74%も忘れてしまいます。 「えっ、それじゃ読書の意味がないじゃないか」と思われたかた、どうか安心してください。 カナダのウォータールー大学の実験データによれば、下記の頻度で復習をおこなうと、1カ月経っても最初に覚えた内容をほぼそのまま覚えておけるそうです。 第1回目:24時間以内に10分間 第2回目:7日後に5分間 第3回目:30日後に2〜4分間 本の内容や難易度によって、繰り返す回数はもう少し増えるかもしれません。いずれにせよ「復習は記憶力を大きく高めてくれる」という事実は、しっかりと頭に入れておきたいですね。 ◆復習については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは 覚えておきたい内容は紙の本で読むべし より深く記憶に残しておきたい内容の本は、できるだけ紙の本で読むことをオススメします。利便性では圧倒的に電子書籍の勝ちですが、紙の本には紙にしかない大きなメリットがあるからです。 紙の本が脳に与える5つのメリット 手触りや厚みといった要素が脳を刺激する マーカーや付箋を使ってカスタマイズできる 愛着が湧き読書の回数が自然と増える 特定のページを開きやすい スマホのようにSNSやゲームの誘惑がない 本のインクの匂いや、ページをめくるときのペラペラという音など、一見記憶とはまったく関係がないように思いますよね。でも、こういった触覚や聴覚が記憶のトリガーになって、ふとした拍子に内容を思い出すケースは本当によくあることなのです。 また「あれ、◯◯についてはなんて書いてあったっけ?」と、特定のページをパッと開きたいシチュエーションは、思っている以上にたくさんあります。 ところが電子書籍は、読みたいページを即座に開くのに、とても不向きです。しおり機能も用意されていますが、そもそも事前にしおりを設定しなければならず、地味に面倒くさいんですよね。その点紙の本なら、気になる箇所をすぐに確認できます。 変な誘惑がなく読書に集中できるのも、非常に大事なポイントです。この点については、別記事で詳しく解説しているので、よかったらそちらにも目を通しておいてください。 ◆SNS上でのコミュニケーションについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 社会人が読書をするメリットと読書を続けるコツを教えます オーディオブックを活用して耳からも情報をインプット 読書の有効性がわかっても、実際にはゆっくりと読書する時間が取れないというかたもいらっしゃると思います。そういう場合は、オーディオブックを取り入れてみたらどうでしょうか。 オーディオブックとは、書籍の読み上げサービスの総称です。厳密には、書籍に付属のCDなども含まれますが、実際には「Amazon Audible」のような月額制のサービスを利用するようになるでしょう。 オーディオブックのメリットは、大きく以下の5点があげられます。 オーディオブック5つのメリット 車中や家事中でも読書ができる 早送り再生で時短が可能 スキマ時間を有効活用できる 好きなナレーターの声は頭に入りやすい 保存場所が必要ない できればオーディオブックと紙の本(電子書籍でもOK)を併用すると、視覚と聴覚のサンドイッチ効果で、記憶への定着度は大幅にアップする可能性が高いです。 また個人的には、1.5倍速でのリスニングを多用しています。なんども繰り返し聞いてガッチリと覚えたいときには、じっくりと聴くより1.5倍速のほうが効率的だからです。まずはいちどオーディオブックを試してみて、自分に合うかどうかを確認してください。 ハマれば、あなたの読書効率を一気に押し上げてくれるでしょう。 ◆オーディオブックのメリットについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 小説の速読はビジネス書と違う? 小説を速読するコツとは 就寝前と午前中は読書のゴールデンタイム 同じ読書をするにしても、読書に適した時間帯に本を読むと、記憶効率は大幅にアップします。 まず記憶という面からみると、就寝前2〜3時間が読書のベストタイムです。というのも脳は、睡眠時にその日に起きたできごとを整理しようとします。したがって、できるだけ睡眠に入る直前にインプットするほうが、より鮮明な記憶として脳に保存されやすいのです。 ただし、あまりにも直前すぎると、ライトの光が睡眠へ悪い影響を及ぼす可能性があります。あくまでも就寝の2時間前くらいまでには、読書を終わらせましょう。 また、午前中も読書には非常に適した時間帯です。たっぷりと睡眠を取ってリフレッシュした脳は、午前中くらいならまだまだ余力があります。これが昼食を取ったあとや夕方になると、段々と脳が疲れてきて、じっくりと本を読む集中力が不足しがちです。 社会人の場合、午前中に読書をするのはなかなか大変だと思いますが、通勤時間などを利用して、積極的に読書へ挑戦してみてください。 インプットとアウトプットを両方おこなう 読書は、いうなればひたすらインプットをおこなう作業です。インプットはたしかに大事ですが、一方的にインプットばかりしていると、脳のバランス的にあまりよい状態とはいえません。 またインプットだけを繰り返すよりも、インプットとアウトプットをセットでおこなうほうが、より深い記憶が可能です。 もちろんアウトプットは、学校の読書感想文のように形式づいたものでなくても構いません。気になったポイントをちょっとメモしておくだけでも、大いに効果があります。 一番オススメなのは、読んだ内容を人に話すことです。内容を誰かに伝えようとすると、自分でもきちんと理解しなければなりませんから、自然と重要なポイントを読み取る力がつきます。 毎回でなくてもよいので、時々読んだ内容をアウトプットしてみてください。記憶への残り方が明らかに変わってくると思いますよ。 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 読書が子どもの脳の成長をサポート 読書は、子どもの脳の成長に大きな影響を与えます。この章では、読書が脳に与える影響について、わかりやすく説明していきます。 早期の読書が子どもの語彙力に与える影響 小さい頃から読書の習慣がある子どもは、語彙力の高さが顕著です。生まれたばかりの子どもは、もちろん言葉を知りません。親の話す言葉やテレビで流れる言葉を聞いて、少しずつ語彙数を増やしていくんですね。 少し成長して文字が読めるようになると、お母さんの読み聞かせを卒業して、今度は自分で本を読みだします。これまでは誰かから与えられた言葉ばかりに触れてきましたが、ここからは自分で読む内容を選べるわけです。 だから、なかには読書をほとんどせず、ゲームばかりしている子どもも出てきます。もちろん、ゲームが一概に悪いわけではありません。しかし、小学生の間に読書習慣をつくれない子どもの語彙力が著しく低いのは、さまざまな研究データを見ても明らかです。 たとえば、Centre for Longitudinal Studiesの研究チームは、14歳の子どもを対象におこなった研究結果として、「毎日読書をしている人は、まったく読書をしない人より26%多くの単語を理解している」と発表※しています。 そう考えると、やはり子どもには、できるだけ早くから読書習慣が身につくようにサポートしてあげたいところですね。 ※参考:Reading improves teenagers’ vocab, whatever their background, say researchers 物語の理解と論理的思考力の関係 物語を読むという行為は、子どもが論理的思考を身につける絶好の機会をもたらしてくれます。 物語の中で繰り広げられる出来事に対して、あるいは登場人物の行動や思考を見て、子どもたちは「なぜ?」「それでいいの?」という疑問を何度も感じるはずです。 自分とは違う考えや行動を知り、自分の思考と比較することで、論理的な思考がどんどん鍛えられていきます。 また、高い論理的思考力には、すぐに思いつくだけでも以下のようなメリットが挙げられます。 高い論理的思考力による主なリット 相手の意向を正確に理解できる 自分の考えをわかりやすく相手に伝えられる 良好なコミュニケーションが取れる トラブルにも冷静に対処できる 生産性が大幅にアップする これだけのメリットがありながら、多くの人は論理的思考力の凄さをあまり理解していません。まずは、大量の本を読み、いろいろな人の考え方を学ぶことからはじめてみてはいかがでしょうか。そうすれば、必ず理路整然とした思考でものごとを考えられるようになっていくでしょう。 読み聞かせは情緒促進に有効 子どもへの読み聞かせは、子どもたちの情緒発達にとって、非常に重要な役割を果たします。先ほどは、語彙力や論理的思考といった能力面に対するメリットをお伝えしました。 しかし、「読み聞かせは心の脳に届く」の著者である泰羅雅登教授は、「読み聞かせは知育だけでなく、人間の感情に大きく作用する」といった内容を、東京都教育委員会のサイト※に寄稿しています。 実際、親が子どもに読み聞かせをすると、感情や情動を司る大脳辺縁系の働きが強まったという研究結果が出ているそうです。 辺縁系を形成する海馬や扁桃体は、「楽しい、嬉しい」といったポジティブな感情だけでなく、恐怖や不安のようなネガティブな感情にも大きく関わっています。 人間はどうしても恐怖や不安を避けようとしますが、こういったネガティブな感情を知っておかないと、他人とのコミュニケーションがうまくいきません。嫌なことを知っているからこそ、相手に嫌なことをしてはいけないと、自分を律することができるのです。 もし、こういった心の動きを知らないまま、幼稚園や小学校に進級すれば、おそらく他人から受けるネガティブな感情に押しつぶされてしまうでしょう。 だからこそ、絶対的な味方である親が、読み聞かせを通して、心のよい面も悪い面も少しずつ教えてあげることが大切なのです。 ※参考:東京都子供読書推進計画 » 読み聞かせは「心の脳」をはぐくむ まとめ 「読書は脳によい」と、今までなんとなく感じていたことが、今回の記事で明確になったと思います。 そういった数あるメリットを意識しながら読書すれば、おそらく、今まであまり読書をしてこなかった人ほど、驚くほどたくさんの恩恵を受けるでしょう。 今回の記事が、読書をスタートするきっかけになればさいわいです。 ### 短時間でもしっかり暗記・効率のいい英単語の覚え方をレベル別に紹介 英語を勉強している人なら、なかなか英単語を覚えられなくて困った経験が、誰でも一度はありますよね。なかでも英単語帳をメインに使っている場合は、毎日毎日続く地味な作業に心が折れかけている人も多いのではないでしょうか。 しかしレベルに応じた英単語の覚え方を理解しておけば、心が折れることなく、短期間にしっかりと単語を覚えることも十分可能です。今回の記事では、本当に身につく英単語の覚え方の基本戦略とポイントを、じっくりと解説していきます。 まずは英単語を覚えられない理由を明確に 英単語を覚えられないのには、必ずなんらかの理由があります。英単語をストレスなく覚えたいなら、まず理由を明確にしてその後しかるべき対策を打つという、2段階での対応が必要です。 そこでこの章では、英単語を覚えられない主な理由を4点解説していきます。それでは、順番にみていきましょう。 英単語の覚え方がわからない 英単語を覚えられない人は、そもそも英単語の覚え方をよくわかっていません。今まで英語の勉強をあまりしてこなかった人が、適当に英単語の暗記をはじめても、それは覚えられなくて当然でしょう。 だから、焦って英単語暗記をはじめる前に、まずは自分に合った勉強法を見つけ出すのが先決です。 英単語帳ひとつ取っても、ひたすら「単語 → 日本語訳」を繰り返す人もいれば、例文を通して覚えるほうが得意な人もいます。音声を繰り返し聴いて、マネしながら覚える人も多いですよね。 もし「一語一義」でサクサク覚えたい人が、長文を読みながら覚える「文脈型」の単語帳を選んだら、まず間違いなく途中で挫折します。こういった失敗も、すべては適切な英単語の覚え方を知らないから起こることです。 英単語のタイプ別、およびレベル別の覚え方については、のちほど詳しく解説します。 現在のレベルとかけ離れた英単語帳を使っている 英単語の覚え方としては、大きく以下の2つが考えられます。 英単語帳でゴリゴリ覚える 洋書の多読で自然な使い方を覚える どちらの方法にも一長一短があり、本来併用するのがベストだと思います。とはいえ、いきなり洋書はハードルが高すぎるのも事実で、ほとんどの人は英単語帳を使って英単語を覚えようとするはずです。(洋書多読によるボキャビルについては後述) その際に、自分のレベルに合っていない英単語帳を選んでしまうと、英単語暗記の効率は著しく低下してしまいます。普通に考えて、知らない単語ばかりのハイレベルな単語帳を使えば、誰だって途中でイヤになるでしょう。 レベルの高すぎる英単語帳を選ぶのは、TOEICなど資格試験を狙う社会人の学習者が多いように思います。残念ながら、英単語帳に「大は小を兼ねる」は当てはまりません。妙なプライドは捨てて、ワンランク下の英単語帳を選ぶようにしてください。 英単語帳を完璧に覚えようとしている 人間誰しも、できるだけ効率よく英単語を覚えたいものです。しかし残念ながら、人間の脳は、ものごとを1回で覚えられるようにできていません。 そういった記憶のしくみを知らずに、英単語帳を1回で完璧にしようとする人は、まず間違いなくボキャビルに失敗するでしょう。 せっかく覚えた単語なので、できるだけ忘れたくないという気持ちは、本当によくわかります。しかし、そこは「そういうもの」だと割り切って、何回も繰り返し英単語に触れていくしかありません。 記憶のしくみ大原則 ・インプットした情報は、時間の経過とともに忘れていく ・適切な間隔で復習をすれば、記憶はより長期間定着する この2つの大原則を、ぜひ頭に入れておいてください。そうすれば、英単語暗記の効率が、ガラッと変わってくるはずです。 ◆記憶のしくみについては、こちらの記事でも確認できます 速読術 速読は何歳からでも習得できる?速読と年齢の関係を大検証 使い方を一緒に覚えていないのですぐに忘れてしまう 英単語には、単体で使うものも多いですが、前置詞や副詞などと組み合わせて使う単語もたくさんあります。そのため、単語単体だけを機械的に覚えようとすると、実際に問題文や洋書を読んだときにまったく対応できません。 こうなってしまうと、せっかく覚えた単語もすぐに忘れてしまいます。悲しい話ですが、こういった事例は本当にたくさんあるんですよ。 たとえば、「turn」という単語を「回す」と覚えたとします。ところが、実際の文章に出てくるのは、「turn」単体だけではありません。 「turn out(〜とわかる)」「turn down(明かりなどを暗くする・断る)」のような、「動詞+前置詞or副詞」という形でよく使われます。(こういった組み合わせを、句動詞とよぶ) 見ての通り、句動詞になるとturnとはまったく意味が変わってきますよね。だからこういった組み合わせを知らないと、せっかくturnの意味を覚えても、まったく意味がないわけです。 しかもturnだけをみても、「turn in(〜を提出する)」「turn off(明かりを消す)」「turn around(向きを変える)」など、よく使われる句動詞は山のようにあります。 これから英単語を覚えるなら、単語単体だけでなく、フレーズで覚えていきましょう。 身につく英単語の覚え方基本戦略 英単語を覚えられない理由がわかったところで、今度は英単語の覚え方について、基本的な戦略を解説していきます。 身につく英単語の覚え方 英単語帳を3周以上繰り返す 目と耳の両方から覚える 品詞・類義語・反義語を一気に制覇 覚えた英単語を実際に使っていく 英単語帳と多読を並行しておこなう 上記にあげた項目は、どれが欠けても効率が大きく低下するものばかりです。ひとつずつでいいですから、焦らずにしっかりと英単語学習へ取り入れてください。 英単語帳を3周以上繰り返す 英単語をしっかりと覚えるには、なんといっても「復習」が大事です。前述のとおり、多くの人が1回でなるべく覚えてしまおうとしますが、これは記憶のしくみからみて完全に間違っています。 残念ながら人間の脳は、インプットした情報を、わずか1日で約80%も忘れてしまうそうです。したがって情報を長期間記憶に留めておくには、インプット回数を増やして、記憶に残る量を少しずつ増やしていくしかありません。 復習の目安としては、まずは3回を基準に考えてください。ただこの3回というのは、あくまでも最低基準です。実際に英単語帳を繰り返し学習した人の話を聞くと、5回以上復習している人が多いみたいですね。 なお、復習にかける時間ですが、「1つの単語にあまり時間をかけすぎない」のがポイントになります。 英単語をみてすぐに意味を答える 意味をイメージしながら10回くらい音読 例文にも目を通し、口に出してみる(2周目以降) 1単語あたり長くても1分程度に抑えて、上記のサイクルをガンガン回していきましょう。 目と耳の両方から覚える 英単語の覚え方として、英単語をみて覚えるのが得意な人もいれば、音声でのインプットが好きな人もいます。これは、どちらか一方が優れているというものではなく、自分がやりやすい方法を選べばいいでしょう。 とはいえ、目と耳の両方からインプットをしたほうが、暗記の効率は大幅にアップします。できるだけ英単語帳と音声の両方を使い、自分の好みに応じてその順番だけを変更するようにしてください。 目からインプット:英単語の意味を目で確認してから、音声を聴いてマネをする 耳からインプット:音声を聴いてマネをしたあとに、英単語帳で意味を確認する なお、よく発音記号だけをみて、音声を使わない人がいます。これは絶対にオススメしません。少なくとも、お手本のように発音できるまでは、音声をガイドに使うべきです。 音声を聞かず自己流の発音を身につけてしまうと、いざ英語を話そうとしたときに、通じない可能性が高くなりますからね。 また音声を使うと、移動中や家事中でも、英単語の勉強が可能です。ぜひ、目と耳を、上手に使い分けていきましょう。 品詞・類義語・反義語を一気に制覇 英単語の覚え方としては、まず「make」「have」といった、基本単語約3,000語の習得を目指します。こういった基本的な単語ほど、複数の意味をもつことが多く、「品詞・類義語・反義語」なども一緒に覚えてしまうのが効率的です。 たとえば「easy(やさしい)」という単語を覚えたいなら、形容詞だけでなく、まずは異なる品詞をすべて覚えてしまいましょう。 形容詞「easy」やさしい 名詞「ease」気楽さ、容易さ 動詞「ease」くつろぐ、(苦痛など)を和らげる 副詞「easily」簡単に どの品詞も大本は似ているため、少ない労力で4つもの単語(今回は3種類)が一気に覚えられます。 あとは品詞と同じように、類義語「easy-effortless」や、反義語「easy-difficult」をチェックしていけばOKです。 覚えた英単語を実際に使ってみる 単語の覚え方でもっとも重要なポイントを聞かれれば、私は「覚えた英単語を実際に使ってみること」だと、答えます。 ただし、普段英語を話したり書いたりする状況にいない人からすれば、これは非常に面倒くさいことかもしれません。ましてや、大学受験やTOEICが目的なら、スピーキングやライティングに目が向かなくても当然でしょう。 しかしそういう人も含めて、すべての英語学習者は、覚えた英単語をドンドン使ってみるべきだと考えています。なぜならば、アウトプットをすると、覚えた内容がより強く脳に記憶されるからです。 英単語帳を読んで意味を覚えても、そのまま時間が経てば、おそらくほとんど忘れてしまうでしょう。覚えた内容を使わなければ、脳はその情報を必要のないものとして認識しますので。 一方、覚えた単語をすぐに使うと、「その単語は重要だ」と脳が判断して、長期記憶へ保存されやすくなります。 もし今オンライン英会話をやっているのであれば、ラッキーです。ぜひ覚えた単語を使って喋ってみてください。使えば使うだけ覚えるし、もし使い方が不自然なら指摘してもらえます。 英単語帳と多読を並行しておこなう 本当に使える英語を身につけたいなら、英単語帳と多読の併用をオススメします。 英単語を覚えようと思えば、まず頭に浮かぶのが「英単語帳」でしょう。本屋にいけば「英検用」「TOEIC用」など、用途に応じた英単語帳が驚くほどたくさん売られています。 しかし英単語帳でのボキャビルは、いうなれば「英語を日本語に訳して覚える作業」です。日本語訳で覚えた単語は、アウトプットの際に「日本語から英語への再翻訳」が必要なため、せっかく覚えてもネイティブの速い会話にはまったくついていけません。 その点、小説やコラム・ニュースなど、ネイティブの自然な文章のなかで単語を覚えていく多読なら、英単語を英語のまま理解することが可能です。 ただし、英単語帳には以下のように、非常に強力なメリットがあります。 英単語帳のメリット ・頻出単語が効率よくまとめられている ・自分のレベルに合った英単語帳が選べる ・試験に特化した英単語が網羅されている 「希望大学に合格したい」「TOEICで900点以上取りたい」というように、試験に必要な単語を短期間で覚えたい人にとって、英単語帳はやはり大きな武器になるでしょう。英単語帳と多読のバランスは、英語を学ぶ目的に応じて、上手に調整していただければと思います。 ◆速読と多読の使い分けについては、こちらの記事で確認できます 速読術 速読と多読を使い分けて英語力を爆アゲする方法とは タイプ別英単語の覚え方 ひと言で英単語を覚えるといっても、人によってそれぞれ覚えやすい方法は異なります。目で見て覚えるのが得意な人もいれば、聴き込んで覚えるのが好きな人もいるでしょう。もちろん前述の通り、複数の覚え方を併用した方がより効率的に覚えられます。 今回は、大きく4つのパターンに分けて、それぞれの特徴とポイントをお伝えします。 目で覚えるのが得意なタイプ 英単語学習の基本は、やはり視覚を中心とした学習方法になります。知らない英単語を覚える際には、まず英単語帳をベースにスタートする人がほとんどです。 とはいえ、文字だけで意味を理解しようとすると、なかなか記憶に定着しません。そういう場合は、GoogleやAIで画像を検索してみてください。単語をイメージ画像としてインプットできれば、脳に単語の意味がストンと落とし込まれて、忘れにくくなります。 類義語や同じジャンルの英単語を一気に覚えたい場合は、マインドマップを利用するのもオススメです。たとえば食べ物の名前を覚えるなら、「food(食べ物)」の周囲に「seafood(海産物)」「meat(肉類)」「vegetables(野菜)」といったワードを配置します。 あとは、seafoodなら、tuna(まぐろ)、eal(うなぎ)salmon(鮭)といった魚介類に関する単語を列挙していくだけです。ジャンルごとにまとめて単語が覚えられるので、マインドマップを使った覚え方は、非常に効率的です。 耳で覚えるのが得意なタイプ 耳で覚えるのが得意なタイプの人は、音声の活用で英単語の暗記効率が劇的に向上します。英単語帳を使う場合も、ただ単語の意味を確認するだけでは効率が悪いです。 幸い、近年販売されているほとんどの英単語帳には、音声データが収録されています。英単語単体の発音だけでなく、必ず例文の音声も聴くようにしてください。 文章のなかでほかの単語と一緒に使われると、つながって別の発音になったり、発音を省略したりするケースが頻発します。例文を聴き込めば、そういった発音変化のルールが自然と身につきます。 また、英単語帳で英語の発音に慣れてきたら、ポッドキャストや英語のニュース、映画、音楽など、活きた英語に触れてみるのもオススメです。 英単語帳の音声は、学習用にわかりやすく編集してあります。そのため、英単語帳の音声が理解できても、実際に会話をするとまったくついていけないという現象が多発するわけです。 でも、生の英語に触れる機会を増やせば、そういったギャップは少しずつ解消されます。もちろん、最初は大変だと思いますが、ぜひ積極的に活きた英語に飛び込んでいきましょう。 口で覚えるのが得意なタイプ 口で覚えるのが得意なタイプの人は、とにかく「英単語を声に出す時間」を増やせるかどうかが、成功の鍵を握っています。まずオススメなのが。リピーティングです。 リピーティングは音声を一度聞いてから内容を真似して発音する方法で、単語の意味や発音をしっかりと確認しながら練習できます。リンキング(単語のつながり)やリダクション(省略される発音)も意識して取り組むとさらに効果的です。 シャドーイングも非常に有名な方法ですが、音声を聴いた瞬間に発声しなければならないため、難易度が格段にアップします。初心者のうちは、シャドーイングではなく、普通の音読やリピーティングの方が無難でしょう。 いずれにせよ、こういった練習を繰り返せば、耳からの刺激と口の動きが結びつき、より深く記憶に定着します。覚えにくい単語や発音のむずかしい単語があれば、スラスラ口から例文が話せるようになるまで、何回も繰り返してみてください。 書いて覚えるのが得意なタイプ なかなか覚えられない単語を、何回もノートに書いて覚えたという人も数多くいらっしゃるのではないでしょうか。書いて覚える方法は、手の運動と記憶が連動して、たしかに記憶の定着度は高くなります。 ただし、書いて覚えるのはとにかく時間がかかります。100個程度ならともかく、難関大学受験に必要な英単語数は約7,000語と、膨大な量の暗記が必要です。さらに、ネイティブレベルの英語を身につけたければ、20,000〜30,000単語を覚えなければなりません。 すべての単語と例文を何度も書いていたら、いくら時間があっても足りないでしょう。また、大量の英単語を書けば、当然手が疲れてしまいます。さらに、書いて覚えるには、机の前に長時間座っていなければならないため、どうしても集中力が低下しがちです。 書いて覚えるのが好きな人も、覚えにくい単語だけ書いて覚えるようにするなど、あまり時間をかけすぎないように注意してください。 レベル別英単語の覚え方 英単語の基本的な覚え方がわかっても、レベルに合った勉強をしないと、その効果は半減します。この章では、ビギナー・中級者・上級者と、3つのレベル別にオススメの覚え方を紹介していきます。 なお、便宜上レベル別にわけていますが、レベルにこだわる必要はありません。気に入った方法があれば、どんどん試してみてください。 ビギナー向け「単語をイメージ化」 英語にまだあまり慣れていないビギナーが、英単語帳を機械的に暗記しようとするのは、正直あまり得策ではありません。 もちろん、単語帳をこなしていけば、スタート地点より大幅に語彙力はアップするでしょう。ただ、英単語帳で「英語→日本語」という翻訳グセが染みついてしまうと、いざ話す際に、日本語から英語への変換に必要なタイムラグが発生しやすくなります。 そういった事態を回避するには、英単語の日本語訳をただ覚えるのではなく、イメージで英語の意味を捉えるのが一番です。 「banana」という単語を、いちいち「えーっと、バナナは黄色い皮に包まれたバショウ科の果物で、種のないねっとりとした果肉が特徴」とか考えませんよね。bananaといえば、すぐにバナナの映像を思い浮かべるはずです。 バナナは極端な例かもしれませんが、基本的にすべての単語をこうやってイメージ化できれば、覚えた単語はいつでもスラスラ話せるようになります。 イメージ化を鍛える教材としては、すべての単語にイラストがついている「The Oxford Picture Dictionary」がオススメです。受験用の英単語の前に、ぜひ挑戦してみてください。 ◆受験に必要な英単語帳については、こちらの記事で確認できます 英会話 高校・大学別「受験に必要なオススメ英単語帳」3選 中級者向け「ルックアップ&音読」 簡単な英単語のイメージ化ができるようになったら、次は「ルックアップ&音読」で、英単語を頭に染み込ませていきましょう。 手順は簡単です。英単語もしくは例文を1回読んだあと、いったん顔を上げます(ルックアップ)。あとは、英単語帳から目を離したまま、なにも見ずに音読するだけです。 音読の回数が多いほど記憶の定着は深まるものの、1つの単語に時間をかけすぎると効率が落ちます。多くても1単語あたり10回程度に抑えて、まずはどんどん先に進むことを優先してください。 またルックアップ&音読の際に、例文を暗記しようとする人もいますが、暗記の必要はありません。ルックアップ&音読の目的は、あくまでも「口慣らし」と「復習回数を増やす」ところにあります。 「何周もする過程で最終的に覚えればいい」という意識で、とにかく先に進みましょう。 上級者向け「語源から学ぶ」 参考:英単語語源図鑑|かんき出版 上級者になったら、ぜひ挑戦していただきたいのが、語源学習法です。語源学習というのは、単語を分割して、そのパーツごとのイメージを組み合わせて全体像を把握する方法になります。 たとえば、「discover(発見する)」という単語を考えてみましょう。discoverは、「dis(否定や分離などを意味する接頭辞)」と、「cover(覆う・隠す)」が結合して、「カバーをしない=発見する」という意味を形成しています。 このようにdisのもつ否定のイメージを知っておけば、ただ「discoverは発見する」と丸暗記するよりも、より深い理解が可能です。 また下記にあげたように、disがつく単語はたくさんあります。いったん接頭辞disを知ってしまえば、どの単語をみても、直感的に否定のイメージが生まれてくるはずです。 disappoint「失望させる」 disagree「意見を異にする」 disadvantage「不利」 discontent「不平不満」 disconnected「切断された」 ただし、初心者のうちから、あまり語源を考えると、かえって混乱する可能性があります。語源学習はある程度英語に慣れた、中・上級者になってからにしましょう。 英単語の覚え方で注意すべきポイント ここまでの解説で英単語の覚え方はほぼマスターしたはずですが、ほかにも注意すべきポイントがいくつかあります。そういったポイントを外すと、英単語学習の効率は一気に低下します。英単語学習を本格的にスタートする前に、しっかりと理解しておいてください。 自分に合った単語帳を選ぶ あなたは、今使っている英単語帳をどうやって選びましたか? 学生であれば学校から支給された英単語帳がありますし、社会人なら有名なYouTuberが推薦している本を選んだのかもしれません。 しかし、他人のオススメをそのまま鵜呑みにするのは、非常に危険です。英単語帳にはさまざまな種類があり、どのタイプが自分に合うかは、結局自分しかわかりませんからね。 また受験勉強が目的の受験生と、TOEIC高得点を目指す社会人では、必要になる英単語帳がまったく異なります。どの単語帳でも一定の効果はありますが、やはり目的にあった専用の英単語帳を選ぶべきでしょう。 たださいわいなことに、日本で販売されている英単語帳の多くは、「TOEIC800点対象」「難関大学用」というように、きちんとレベル分けされています。したがって、「目的に合う単語帳選びが大事」と理解さえしていれば、あまり悩む必要はありません。 例文を一緒に覚える 英単語を覚える際に、英単語を単体でインプットしようとするのはオススメできません。単語単体で暗記すると、実際にどう使えばいいのかイメージしづらく、記憶に残りにくいからです。 よく、look=見る、look upは〜を調べる、get=得る、get upは起きる、get onは乗るといったように、英単語の意味と関連する句動詞だけをバーっと覚えようとする人がいます。 単語の意味を確認するという意味ではアリだと思いますが、こういう機械的な覚え方をしても残念ながらあまり記憶に残りません。しかし、例文とセットで覚えるようにすれば、その単語がどのように使われるのかを具体的に理解でき、記憶が定着しやすくなります。 ただし、単語帳に記載されている例文は、形式ばっているものが多く、使い勝手が悪いと感じるかもしれません。そういう場合は、「I run every morning.」といったごく簡単な文章でよいので、自分で例文をつくってみると、記憶の定着度が格段にアップします。 最初は大変かもしれませんが、その分効果は抜群です。ぜひ、試してみてください。 発音を軽視しない 英単語学習の前に、発音のルールについてしっかりと学んでおくことを強くオススメします。発音のルールがわかっていないと、どうしてもカタカナ英語になりがちです。 英会話学校の先生なら、カタカナ英語でも理解してくれるでしょう。しかし、あまりにも本来の発音とかけ離れていると、私たちが考えている以上にネイティブには通じません。 せっかくこれから大量の単語を覚えるのですから、最低限相手に理解してもらえる程度の発音はしっかりと学んでおくべきです。 発音を練習するには、オンライン辞書やアプリでネイティブの発音を聞くのがオススメです。なかには、話した単語(文章)を録音して、どこが悪いのか教えてくれるアプリもあります。 「口で覚えるのが得意なタイプ」でも紹介した、リピーティングもいいですね。例文を聴いて、何回も真似するうちに、発音だけでなく文全体の自然なイントネーションも身につきます。 また、YouTubeで「英語 発音」と検索すれば、ネイティブが正しい発音をレッスンしてくれる動画が数多く見つかります。発音のやり方を基礎から学びたいという人は、いろいろとリサーチしてみてはいかがでしょうか。 「知っている単語」と「使える単語」を切り分けて考える じつは、ひとことで英単語といっても、「知っている単語」と「使える単語」に分類されます。このふたつをわけて考えないと、せっかく覚えた単語なのに、うまく実戦に活用できません。 前述のとおり、英単語帳には、試験によく出る単語が効率よくまとめられています。ただ、単語帳に収録されているのは比較的難易度の高い単語が多く、どうしても「Passive Vocabulary」ばかりが増えがちです。 Passive Vocabularyというのは、みれば意味がわかるものの、パッと頭に浮かばない語彙のこと。英語をストレスなく話したい(もしくは書く)なら、言いたいことがすぐに口から出てくる「Active Vocabulary」を増やさなければなりません。 とはいえ、みれば意味がわかる単語も、リーディングには必要です。児童書ならともかく、新聞や「The Economist」のように高度な経済誌を読むには、みればわかる単語の数をとにかく増やさないとまったく太刀打ちできないでしょう。 要するに、「知っている単語」と「使える単語」は、どちらも大事なんです。ただ一般的に、使える単語を身につけていない人が多すぎるので、両者のバランスに注意しながら英単語学習を進めていただければと思います。 一度覚えたら忘れない「瞬読英会話」とは 「英単語の学習を一生懸命しても、映画の英語がほとんど聞き取れない」 「単語帳で覚えた発音と実際はまったく違う」 じつは、英単語帳で英語を学んだ人の多くが、上記のような不満を感じています。せっかく覚えた英単語の知識が、なぜ実際の英会話で活かせないのでしょうか。それは、英語と日本語の違いを理解していないところに、根本的な原因があります。 たとえば、「put it off」を日本語の感覚で読むと「プット イット オフ」です。しかし、実際には「プリロフ」といった風に、隣接する単語がくっついて、ひとつの単語のように発音しなければなりません。 また、英語と日本語では、語順がまったく異なります。英語は最初に結論が来ますが、日本語の場合最後までいかないと、意味が取れません。イントネーションやリズムも大きく違うし、単語と前置詞などが組み合わさるとまったく別の意味になってしまいます。 こうした違いを理解せずに、英語を日本語に訳して覚えようとするから、英語が通じないのです。 瞬読英会話メソッドをマスターすれば、日本語に訳することなく、英語を英語のまま理解できるようになります。せっかく学んだ英単語を実際の英会話に活かしていきたいなら、ぜひ瞬読英会話を体験してみてください。 》》瞬読英会話Zoom体験会の詳細はこちらから確認できます まとめ 英単語の学習は、英語を勉強する人にとって永遠の課題といえます。自分の知らない単語を、一気に何百・何千と覚えていくわけですから、自分に合った英単語の覚え方で勉強をしないと、簡単に挫折してしまうでしょう。 そこで今回は、本当に身につく英単語の覚え方を、しっかりとご紹介しました。紹介したポイントを守り、自分のレベルに合った英単語帳で勉強をすれば、今よりもっと楽に英単語は覚えられます。 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.88】東京都 勝田香子さん(ナレーター・司会 40代) 音声SNSのClubhouseがきっかけで瞬読と出会ってくださった勝田さん。 司会やナレーターのお仕事をされていて”喋るプロ”の方ですが、瞬読は本や文章を読むことに役立つだけでなく“相手から返ってきた返事を瞬時に理解して、的確な受け答えをする”ということに対しても役立っているようです。 詳しくお伺いしてみました!   瞬読スタッフ 瞬読はじめたきっかけを教えていただけますか? Clubhouseで先輩の下間都代子さんが、瞬読代表の山中恵美子さんのご著書を朗読していて、「なんてチャーミングな人なんだろう、大好き!」と思ったことがきっかけです。 瞬読を習得して恵美子さんのように瞬時に相応しい受け答えをしたいと思い、はじめました。 勝田さん 瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 以前より感覚的なものが身について、いろんな場面で判断が早くなりました。 私は、Clubhouse「耳ビジ☆耳で読むビジネス書」でビジネス書を朗読していますが、瞬時に全体を把握しポイントを抑えるには、瞬読しかない!と感じています。 また、読むことだけではなく、聞いたことを理解して返事をするスピードも量も質も上がり、生活の上でも素早く的確な判断ができるようになったのではと思っています。 勝田さん 瞬読スタッフ 瞬読のトレーニングは順調でしたか? 最初は順調ではなかったです。 というのも、私は黙読していても噛んだら読み直すというほど、音読の読み方をしていたので、はじめは「こんなにわからなくていいのだろうか」と思っていました。 しかしある時から、「わからなくていいや」と、とにかく続けてみたら、気づけばアウトプットが文章になっていました。 このまま楽しく続けて、子どもが読めるようになったら絶対一緒にやります! 勝田さん 瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 山中恵美子さんはもちろん、コミュニティの皆さんが温かく受け入れてくださるのも魅力。 ちょっとでも気になったら、やる!でよいと思いますよ。 勝田さん 瞬読のコミュニティは、ステキな方ばかりなのが自慢! 勝田さんもそのお一人です。 ぜひ皆さんも、stand.fmやClubhouseなどで 勝田さんのステキなお話しを聞かれてみてくださいね。   ■勝田香子さんの「おやすみまえの読み聞かせ☆とビジネス書朗読」   ### 「瞬読」年末年始休業のお知らせ(2022年)   初冬の候、ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。 また、平素は格別なるご高配を賜り厚く御礼申しあげます。 誠に勝手ながら、年末年始の業務を下記のとおりとさせていただきます。 大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。   2021年12月29日(水)~2022年1月3日(月)まで お休みとさせて頂きます。 ※ 休暇中のお問い合せ等につきましては、1月4日(火)以降に順次対応させていただきます。 E-mail:support@syundoku.com ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.87】山口県 高月圭子さん(会社役員 50代) 株式会社高月工務店取締役【福】社長として、住宅やすまいに関わる幅広い分野でご活躍されている高月さん。 音声SNSのClubhouseがきっかけで瞬読と出会ってくださいました。 詳しくお話しをお伺いしました! 瞬読スタッフ 瞬読はじめたきっかけを教えていただけますか? Clubhouseで、代表の山中恵美子さんとご縁をいただき、その誠実なお人柄に惹かれファンになりました。 そこから、瞬読に興味を持ち、オンラインでの体験会に参加後、直感で即、申し込みしました。 直感の根拠は、元々、直感で即行動する右脳優位の自分に「瞬読」が向いていると感じたこと。 工務店の二代目社長である夫が、ちょうど町議会議員として活動をスタートするタイミングで、会社不在が更に多くなる社長に代わって、会社経営と自分の成長に必要な情報をいち早く取り入れるために、文章を速くよむことは必須だと感じていたことです。 高月さん 瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 瞬読トレーニングをすることで読む時間が格段に速くなり、積読本がなくなりました。 仕事関係の書類やメールの処理スピードも速くなり、仕事の効率がアップしました。 以前は、文章を読むのが遅く、1冊読み終わるのに隙間時間を利用して数日、更に数週間かかっていて、年間に数冊しか本を読んでいませんでした。 今では、読書が趣味になり、瞬読を初めてから読んだ本は数え切れず、本の収納場所に困っています(笑) 高月さん 瞬読スタッフ 本が速く読める以外にも変化があったとお聞きしました。 はい、瞬読は本が速く読めるようになるだけでなく、右脳が活発になることで、直感や創造力が磨かれます。 元々、直感で考える前に即、行動するタイプの私は更に決断が早くなりました。 早朝、家事をしながら、お弁当を作りながらでも瞬読コミュニティの「アサカツ」(365日朝6時~6時半開催中の受講生向け朝活)で、前向きで温かい瞬読受講生と繋がることで励みになり、「今日も頑張ろう!」と気持ちよく一日をスタートしています。 高月さん 瞬読スタッフ 高月さんは、代表山中のオープンチャットなどで率先して情報を流してくださるなど、”非公式マネージャー”とも言われていますが(笑)、どういう想いでいてくださっているのでしょうか。 恵美子先生と瞬読の素晴らしさを一人でも多くの方にシェアさせていただきたいとの想いで行動しています。 小さい頃から、人の喜びが自分の喜びと感じる性分が長所の反面、冷静になると、自己満足でお節介だなと反省することも度々です。 実は若い頃は赤面症で、今でも恥ずかしがり屋ですが、それを上回る溢れる想い…瞬読や恵美子先生への「愛と感謝」で、どうにもとまりません(笑) 高月さん 瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 気になっている方は、その直感を信じて、先ずは体験会に参加すると、きっと人生が変わります。 瞬読のトレーニングシステムはどこでも使いやすく、スタッフの方は本当に親切で、安心のサポート体制です。 家族で複数受講しても料金が一律なのは良心的で、離れて暮らす娘も利用しています。 定期的に有益なイベントがあり、それだけでも十分価値があり得した気分です! 瞬読のコニュニティは温かい雰囲気で、向上心があって純粋な方ばかりです。素敵な瞬読仲間と繋がることができる安全基地です。 高月さん 高月さんのインスタグラム https://www.instagram.com/t_keiko123 瞬読への大きな愛を語ってくださった高月さん、どうもありがとうございます。 インタビュー中にも出てきましたが、スタッフ以上に山中の動向をチェックし、そしてそれをコミュニティの皆さまにも素早くシェアしてくださいます。 自己満足でおせっかいだなんて、とんでもない! 感謝の気持ちでいっぱいです。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします! ### 瞬読代表山中による1DAY集中レッスンのご案内 来たる1月11日(火)、瞬読代表山中恵美子の新刊『見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル』が発売されることになりました! これも皆さまのご支援ご厚情のおかげと心より感謝しております。 2021年もあとわずか。 この度、2021年のご愛顧、および新刊発売の感謝の気持ちを込めて特別なご案内がございます! 瞬読の一連のトレーニングを、代表山中と一緒に行う その名も【瞬読1DAY集中レッスン】のご紹介です! 今回はなんと言っても 瞬読代表の山中恵美子自らが指導させていただくところがポイント! 瞬読体験会では実施してない実際の本読みやアウトプットまで含めた、瞬読の全てのトレーニングを一日で集中して行います! 現在山中は、受講生様に対しても直接指導は行っておりません。 そんな山中からレッスンを受けられる貴重な機会です。 本読みトレーニングでは、さらに少人数にグループ分けしてみっちりご指導いたします。 みんなで読書スピード2倍以上を目指しましょう! 今回はさらに、 \☆\                  /☆/ 1/16(日)まで瞬読トレーニングシステムが使えます /☆/                  \☆\ 定価283,000円(税込)のシステムが、2週間以上使い放題!! 受講後、自主練習することでさらなるスピードアップを目指せます。 年末年始の時間を有効活用すれば、1冊30分も夢ではないかもしれません! 瞬読のトレーニングを体験ではなく実践でやってみたい 読書スピードを確実に2倍以上にしたい 短期間で瞬読を習得したい 山中恵美子から直接指導を受けたい そんな方におススメです! 1DAY集中レッスンは、Zoom開催ですので、全国どこからでも参加できます。 代表の山中と一緒に 瞬読のトレーニングができる講座は この1DAY集中レッスンだけ! 各日20名様限定募集!次回開催は未定です。 どうぞお見逃しなく!! 講座詳細 開催日時: 12月29日(水)12:00~15:00 または 12月30日(木) 12:00~15:00 ※瞬読トレーニングシステムは、1/16(日)まで使用可能   開催方法: Zoomによるオンライン   参加費: 84,800円   募集人数: 各日20名   お支払い方法: クレジットカード、銀行振込   講座内容: システムを使用したトレーニング、本読み、アウトプットの実践トレーニング 本読み、アウトプットではグループに分かれての指導   準備物: 本読みのための本 レッスンでは、本を読む時間があります。 トレーニングに適した本をご用意ください。 以下のページで詳しくご説明しています。 https://syundoku.com/book-training/ アウトプットの用紙、筆記用具など   申込み〆切: 12/28(火) ※満席になり次第募集は終了させて頂きます。   【お申込みはこちらから】 満員御礼! お申込みありがとうございました。   注意事項 ※パソコンやタブレットなど、大き目の画面の端末でご参加ください。 ※マンツーマンのレッスンではございません。 ※最低開催人数に達しない場合は、不開催となります。 ※入金先着順にて、定員になりましたら締め切らせていただきます。 ※申し込み後のキャンセルはお受けいたしかねます。 ※ZOOMの画面共有にてレッスンを行いますので、安定したネット環境のご準備をお願いします。 ※現受講生・卒業生向けの価格は別途お問い合わせください。 ### 速読と多読を使い分けて英語力を爆アゲする方法とは 英語の勉強を進めていくと、「TOEICの長文問題は、速読でサッと読まなければならない」といった情報をよく耳にします。 かと思えば、「速読よりもまずは多読をしまくって、英語に慣れることが重要」と、多読を勧める意見も巷には溢れています。 しかも、じっくりと内容を確認しながら読む「精読」という読み方もあり、どれから手をつければいいのか、悩んでいる人も少なくないはずです。 じつは速読と多読には、「速読ができれば多読もできるようになり、多読ができれば次第に読むスピードも速くなる」という密接な関係があります。そのため、速読と多読の両方をうまく組み合わせて学習できれば、英語の読解力は本当に大きくアップするわけです。 今回の記事では、速読と多読を活用した英語学習について詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。 なお、精読については、別記事で詳しくまとめています。そちらの記事でご確認ください。 速読術 速読と精読どっちが重要?英語のリーディング力をアップさせるポイントとは 速読が英語力に与える3つのメリット それでは、まず速読が英語力に与える3つのメリットを見ていきます。 速読が英語力に与える3つのメリット 必要な情報をすぐに入手できる TOEICなどのリーディング問題を時間内に解答できる 復習の時間を増やせるので、暗記力がアップ 英語を速く読めると英語力がどれだけアップするのか、しっかりと確認しておきましょう。 必要な情報をすぐに入手できる 速読で英語が読めると、当たり前ですが、インプットできる情報量が格段に増えます。また、1分間に150ワードしか読めない人と300ワードの速さで読める人を比べれば、情報を入手できる時間にも格段の差が出てくるのは当然のことです。 「情報を素早く入手できる」というのは、じつはあなたが思うよりも、重要な意味をもっています。とくに現代のグローバルなビジネス環境においては、即断即決ができなければ、意思決定の速いライバル企業に仕事を奪われてしまいかねません。 わからないことは、その場ですぐに調べて結論を出す。こういった意思決定の速さが、これからはますます重要になってくるわけです。 ちなみに、私たちがリサーチに使うインターネットにおいて、日本語の情報量は英語サイトの約1/10しかないといわれています。だから、日本語の情報だけをチェックしている人は、誰もが同じような情報しか見つけられません。 その点、情報量が多く信頼性の高い英語の情報を素早くチェックできるあなたは、ビジネス市場において、間違いなく大きなアドバンテージをもっているといえます。 ◯速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 TOEICなどのリーディング問題を時間内に解答できる 「問題を読むのが速くなり、TOEICのリーディング問題を時間内にすべて解答できる」のも、速読力の大きなメリットのひとつです。 TOEICの場合、極端にむずかしい問題は出題されませんが、とにかく問題数が多くて最後まで解答できない受験者が毎回たくさんいます。 ちなみに、TOEICのリーディング問題を時間内に解答できず、適当に塗りつぶす状態を俗に「塗り絵」といいます。TOEICでハイスコアを出すには、最低限この塗り絵を回避して、見直しの時間を多少なりとも確保できるレベルになっておかなければなりません。 韓国と日本以外ではほぼ知名度のないTOEICですが、希望する日本の企業で働きたいのなら、やはりTOEICのハイスコアは大きな武器になります。そのハイスコアを支えるベースとなる能力が、今回紹介している速読力というわけです。 ◯速読とTOEICについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読ができるとTOEICのスコアがアップするって本当  復習の時間を増やせるので、暗記力がアップ 速読力を鍛えれば、テキストや洋書をたくさん読めるので、そのぶん暗記力がアップします。 どんなに勉強慣れしている人でも、一度読んだ(聞いた)だけの内容は、1日経てば20%程度しか覚えていられません。だから多くの学習者は、テキストを何回も繰り返し読んで、少しずつ覚えられる量を増やそうと努力します。 そこで役立つのが、速読力です。いくら復習が大事だといっても、読むのが遅ければ、そう何度も復習はできないですよね。ところが、通常の何倍もの速さでテキストが読めれば、3回・5回と復習の時間を増やせます。 なかでも英単語の暗記には、復習が不可欠です。多い人なら、同じ単語帳を10回も20回も復習しますからね。速読でササッと読める能力は、英語の暗記において、非常に大きな武器となるのは間違いないでしょう。 ◯復習については、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読を活用した勉強法で成績を大幅アップ 多読が英語力に与える3つのメリット 速読のメリットがわかったところで、今度は多読が英語力に与える3つのメリットを解説します。 多読が英語力に与える3つのメリット ネイティブの自然な英語が身につく リスニング力も向上する 慣れると速読ができるようになってくる それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 ネイティブの自然な英語が身につく 多読とは、文字通り「本をたくさん読む」ことです。英語で書かれた本をたくさん読めば、少しずつ英語に慣れてきて、ネイティブの自然な表現が身についてきます。 ところが日本人、とくに受験生は、どうしても参考書や問題集を使った学習が中心にならざるを得ません。こういった勉強法は、受験やTOEICといった「ごく限られた範囲の正答を求められる試験」には、非常に有効です。 ただ参考書と問題集ばかり勉強している人の多くは、暗記事項をムリやり組み込んだ、日本人向けの不自然な文章ばかり読んでいることになります。 多読で英語の自然な表現に触れていないので、TOEIC900点を超えても、ネイティブとまったく会話できない人が少なくありません。 これでは、一体なんのために英語を学んでいるのか、まったくわからないですよね。その点、実際にネイティブが読む本を多読すれば、自然な英語表現が頭に蓄積され、やがて英語で英語を考える「英語脳」がつくられてきます。 もちろん、いきなりむずかしい英語の本を読んでも100%挫折しますし、英語の多読にはさまざまなコツが必要です。 多読を成功させるポイントについては、またのちほど詳しく解説します。 リスニング力も向上する 多読をすると、読書量にともなって、リスニング力も向上します。もしかすると、「えっ?読む量とリスニング力が関係あるってどういうこと?」と思ったかもしれません。しかし多読は、間違いなくリスニング力を向上させてくれます。 じつはリスニングができないのには、2つの異なるケースが考えられます。 まず音そのものが聴き取れないケース。いくら単語の読み方を知っていても、「get up」は「ゲット・アップ」ではなく、「ゲラップ」のように音が連結されるといった発音のルールを知らなければ、英語は聴き取れません。 もちろん、読み方云々の前に、そもそもネイティブの速い会話についていけない人も多いでしょう。しかし、こういった聞き取りの精度は、慣れによって徐々に改善されてきます。 多読が関係するのは、2つめの「音そのものは聴き取れても意味や使い方を知らない」ケースです。 「hay fever」を「ヘイ・フィーバー」と聴き取れても、「花粉症」という意味がわからなければ、それは単なる呪文を聴いているのと同じ。音声を意味と使い方に結びつけるには、単語・文法・慣用表現といった基礎知識のインプットが欠かせません。 多読は、この基礎知識のインプットにおいて、非常に効果的な読書法なのです。 慣れると速読ができるようになってくる 冒頭でもお話ししたように、速読と多読には密接な関係があります。本を速く読めるとたくさんの量が読めるし、たくさん本を読めば読書スピードもアップするといったように、速読と多読をバランスよく組み合わせるのが、英語学習を成功させるコツです。 多読のよさは、自然な英語をたくさん読むうち、脳内にナチュラルな英文が蓄積されてくるところにあります。いわゆる、前述の「英語脳」ですね。 いったん英語脳が構築されれば、英語をいちいち日本語に訳さなくても、英語を英語のまま理解できます。英語のまま理解できれば、後述する返り読みの必要がないので、そのぶん速読が可能になるわけです。 ただし、ただ闇雲に英文を読み散らかしても、多読の恩恵は受けられません。多読を効果的に進めるにはいくつかポイントがありますので、のちほど詳しく紹介します。 ◯多読については、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読と多読を使い分けて英語力を爆アゲする方法とは 英語でも速読ができるようになるポイント 速読と多読のメリットを理解したところで、今度は速読と多読のポイントを紹介していきます。まずは、速読のポイントを3点見ていきましょう。 速読のポイント 最初に基本的な文法と語彙力を身につける 返り読みをしない 時間を測って文章を読む 最初に基本的な文法と語彙力を身につける 英語で速読をしたいなら、まずは基本的な文法と語彙力を身につけなければなりません。わからない単語がたくさんあり、英語のルールもわからない状態では、そもそも速読以前の問題ですからね。 本来は日本語(母国語)のように、親の言葉をマネしたり、好きな本を読んだりしながら自然と覚えていくのが理想です。 しかし大人の場合は、すでに母国語として日本語脳が確立していますから、文法と語彙力の勉強については少々工夫が必要になります。 具体的には、速読と多読を意識する前に、まずは中学校レベルの英文法書(できるだけ薄いもの)を1冊読んでおいてください。といっても、すべての文法事項を暗記する必要はありません。 「こういうルールがあるんだな」と、ザックリと頭に入れておけば十分です。あとは、実際に英文を読みながら、わからない箇所をその都度確認していきます。 また、さすがに最低限の単語を知らなければ英語は読めませんから、まずは中学校で習う基本語彙「1,600単語」を単語帳などで覚えてしまいましょう。 返り読みをしない 英語の読書スピードが遅い人は、まず100%「返り読み」をしています。返り読みというのは、上図のように、いったん最後まで読んでからまた途中まで戻る読み方のことです。 どうして返り読みがNGなのかというと、最後まで読んでまた戻るという時間的ロスが、読書スピードを著しくダウンさせるからです。それだけでなく、返り読みのクセがつくと、会話のテンポにもついていけません。 このように100害あって一利なしの返り読みですが、「スラッシュリーディング」に取り組めば必ず返り読みのクセは抜けていきます。 スラッシュリーディングとは、英語の語順のまま理解していく読み方です。詳細は別記事で詳しく紹介しているので、そちらの記事をご参照ください。 速読術 速読で英語長文がスラスラ読める?英語速読4つのポイントとは 時間を測って文章を読む ただ漠然と本を読んでも、正直なところ、なかなか速読できるようにはなりません。速読をしたいなら、日頃から時間を測って文章を読むトレーニングをおこなってください。 理由は単純で、時間を測らないと自分が速読できているかどうか、わからないからです。また時間を測ると、速く読もうという意識が働き、通常よりも速く読めます。なにも縛りがないと、どうしてもだらけてしまいますからね。 なお、ネイティブの読書スピードは、平均的な大人の場合で1分間に約300ワードといわれています。英語を母国語としない私たち日本人の場合、知らない単語がなければ、約250ワードがひとつの目安になるでしょう。(知らない単語がある場合は200ワード) ちなみにTOEICのリーディングセクションには、最低でも150ワード以上の読書スピードが必要です。多読初心者の場合、まずは150〜200ワードを目指して、トレーニングしてみてください。 ◯速読法の違いについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 多読を効率よくおこなう3つのルール 多読が、自然な英語を学ぶ最高の方法であるのは間違いありません。ただし、英語を母国語としない日本人にとって、失敗の可能性が高いのもまた事実です。この章では、せっかくの多読で失敗することのないように、「多読を効率よくおこなう3つのルール」を紹介していきます。 多読を効率よくおこなう3つのルール 児童書や語彙制限本でムリなくスタート 極力辞書は引かない おもしろくない本は、途中で止めてもOK それでは、ひとつずつ紹介しますね。 児童書や語彙制限本でムリなくスタート これまで英語の本をほとんど読んだことのない人が、いきなりビジネス書や小説を読むのは、ハッキリ言って無謀です。まずは、ネイティブの子どもが読む児童書からスタートしましょう。 児童書を子ども向けといってバカにする人もいますが、これは大きな間違いです。なんといっても、仮定法や現在完了といった、日本人の苦手な文法がバシバシ出てきますからね。 また、ネイティブ向けの本には、私たちが学校で習わない単語がたくさん使われています。あまりムリをせず、自分がイメージするレベルよりも、2ランク下の本からスタートするのが成功のコツです。 なお、多読のレベル分けについては、下記のサイトで確認してください。 ※SSS推薦・多読用基本洋書のご紹介 もし、児童書でもむずかしいと感じるなら、非ネイティブ向けに単語数を制限して書かれた「語彙制限本(Graded Readers)」がオススメです。 こちらも上記SSSのサイトにてレベルが詳しく紹介されているので、アマゾンの試し読みなどと併用して、自分のレベルに合った洋書を選んでください。 極力辞書は引かない 実質、日本における多読のスタンダードとなっているのが、前述の「SSS英語学習法研究会」です。SSSでは、以下のような「多読の3原則」を定めており、多くの人がこの3原則に沿って多読をしています。 辞書は引かない わからないところは飛ばす つまらなくなったら後回し もしかすると、「辞書を引かない」というのを見て、驚いた人もいるかもしれませんね。「辞書が禁止なら、わからない単語があったらどうするの?」と思うのが普通でしょう。 結論をいえば、わからない単語はできるだけ前後の文脈で、「推測」するのが基本です。ただ、あまりにもわからない単語が多すぎると、さすがに推測にも限界があります。 もし、1ページに5個も6個もわからない単語があるようなら、その本はあなたのレベルに合っていません。前述のように、レベルを1もしくは2ランク落としてみてください。 多読最大の目的は、あくまでも「自然な英文に慣れて英語脳を構築すること」です。そのためには、日本語を極力介さずに、ナチュラルなスピードで読む意識が欠かせません。わからない単語や文法をじっくりと調べたい場合は、精読として別途取り組みましょう。 ※SSS式のルールが絶対というわけではなく、気になる単語だけ調べるなど、自分なりのアレンジを加えている人はたくさんいます。 おもしろくない本は、途中で止めてもOK いざ洋書を読んでみたら、どうにもつまらなくてページが進まない。もしこういう状況になったら、すぐに読むのを止めてしまってOKです。 前述のとおり、簡単な文章をスピーディーに読まないと、多読の効果は半減します。つまらない本で多読が滞るくらいなら、すぐにほかの本とチェンジしてしまいましょう。おもしろいと感じる本だけを選び、多読を習慣化して、まずは100万語を目指してみてください。 正直なところ、100万語を突破しても、「TIME」のようなむずかしい経済誌をスラスラ読めるとは限りません。 しかし100万語レベルになれば、通常レベルの洋書やネット情報なら、とくに苦労することなく理解できるようになるはずです。100万語の次は500万語、1,000万語と、おもしろい本でどんどん多読を加速させていきましょう。 まとめ 本文中でもお話ししたように、速読ができれば「情報がすぐ手に入る」など、さまざまなメリットを享受できます。速読でTOEICのスコアがアップすれば、就職や転職にも有利でしょう。 その速読のベースとなるのが、英語のまま英語を理解する「英語脳」です。英語脳を構築するには、なんといっても多読がいちばん。今回紹介した「速読と多読のコツ」を参考に、ぜひ速読と多読の両方をブラッシュアップしていきましょう。 ### 速読法によって1分間に読める文字数が変わるって本当? 「速読をマスターして、もっと本を速く読みたい……」 このように速読に憧れをもつ人も多いですが、具体的にどのくらいのスピードで読めれば満足なのか、そこまでイメージできている人はほとんどいません。 じつは同じ速読でも、やり方によって、1分間に読める文字数が大きく変わってきます。習得のむずかしい速読法や、読書スピードがなかなか上がらない速読法を選んでしまうと、最終的に途中で挫折してしまう可能性すらあるのです。 そこで当記事では、「読書スピード(速読で読める文字数)」という観点から、速読法の選び方や速く読むコツなどについて、わかりやすく解説していきます。 1分間に読める文字数がもっとも多い速読法はどれ? 結論からいうと、現在日本できちんとした指導が受けられる速読法としては、右脳で速読をする「瞬読」が間違いなくベストです。この章では、主に「読書スピード」と「習得のしやすさ」という面から、右脳速読法について解説していきます。 右脳速読法について そもそも速読をしない人の読書スピードはどれくらいなのか 速読で読める文字数は、速読法によって大きく異る 右脳速読法「瞬読」の読書スピードが圧倒的に速い理由 それでは、ひとつずつ解説していきますね。 そもそも速読をしない人の読書スピードはどれくらいなのか 速読で本を速く読みたいと熱望している人でも、具体的な読書スピードまできちんとイメージできている人は、ほとんどいません。おそらく、普段自分たちがどのくらいのスピードで読書しているかも、把握できていないはずです。 しかし、基準となる読書スピードがわからないと、速読で身につけた読書スピードがどれくらいの価値をもつのか、正確に判断できません。そこでまずは、速読をしない人の読書スピードを、しっかりと頭に入れてしまいましょう。 ざっくりいうと、ごく一般的な読書スピードは、1分間におよそ400〜800文字といわれています。 ちなみに、行間や余白のとり方で変わってくるものの、文庫本1ページあたりの平均的な文字数は約500から800文字です。 つまり速読をしない人は、「1分間に文庫本を1ページ読む」のが適切なペースということになりますね。(もちろん、年齢や慣れによって個人差があります) 速読で読める文字数は、速読法によって大きく異る 速読をしない人の平均的な読書スピードがわかったところで、今度は速読を使った場合の読書スピードをみていきましょう。 現在、日本で受講できる速読法には、大きく「目を速く動かす速読」と「右脳を活用する速読」という2つの方法があります。上記の速読法は、どちらも速読に変わりはありませんが、その読書スピードは、大きく異なります。 速読法ごとの読書スピード ・目を速く動かす方法:1分間に約2,000文字 ・右脳を活用した方法:1分間に約1〜2万文字(瞬読の場合) 見ての通り、目を速く動かす方法なら、一般の約5倍。右脳速読なら、なんと50倍もの速さで読書が可能です。5倍でも素晴らしいとは思いますが、さらに速く読める可能性があるなら、そのほうが絶対にいいですよね。 だから今、右脳速読法「瞬読」が、多くの人に支持されているのです。 右脳速読法「瞬読」をもっと知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》自宅で受講できるZoom体験会 なお、各速読法の特徴とそれぞれの違いについては、別記事に詳しくまとめてあります。ぜひ、そちらの記事も読んでみてください。 ◯各速読法の違いについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 右脳速読法「瞬読」の読書スピードが圧倒的に速い理由 前述の別記事で右脳速読法「瞬読」について詳しく紹介していますが、ここでも「右脳速読法の読書スピードがダントツで速い理由」を紹介しておきます。 まず、右脳速読法「瞬読」とは、イメージ化が得意な右脳を活用して、読んだ文章を画像として記憶する速読法です。 たとえば、友達に「今度の週末、私の家でBBQしない?」と誘われたら、美味しそうなお肉や新鮮な魚介類に舌鼓を打つ自分たちの映像が、それこそ一瞬のうちに頭へ浮かぶでしょう。 このように人間の脳は、文字をじっくりと読むよりも、イメージで内容を処理するほうが、圧倒的にスピードが速いのです。 対して「目を速く動かす速読法」の場合、文字認識を司る左脳で文章を読んでいくのが基本となります。普通の人が1文字ずつ読むのに対して、目を速く動かして1回にインプットする情報量を増やそうとするのが、この目を速く動かす速読法なんですね。 ただ、もともと目を速く動かすにしても当然限界はあるし、さらに長時間目を動かすのは非常に疲れます。だから、続けるのが辛くなり、多くの人が途中で挫折してしまうのです。 なお、1回で文章をまとめて読む方法「視読(しどく)」については、のちほど詳しく紹介します。 ◯右脳速読の効果については、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果があるの?新速読術「瞬読」がもたらす3つの効果とは 速読で読める文字数を比較する際の注意点 ここまで速読の読書スピードについて解説してきましたが、残念ながら速読は万能薬ではありません。読書スピード云々の前に、そもそも速読に向いていない本もあるのです。 そこでこの章では、速読に適した本の選び方について、以下3つのポイントから解説していきます。 速読に適した本の選び方 基礎知識のある本を題材にする どういった種類の本がよいか 子どもと大人は読む本を変えるべきか 速読を効率よくおこなうためにも、しっかりとポイントを押さえておきましょう。 基礎知識のある本を題材にする どんなに右脳速読が優れていても、まったく知識のない分野の本は速読できません。普通に考えれば、医学の知識がない人は、どんなに頑張っても医学書の速読はムリですよね。 同様に英語などの第二外国語も、単語や文法などの基礎知識がない人にとっては、普通に意味を理解するだけでも厳しいでしょう。 というわけで、「速読をするなら必ず基礎知識のある分野の本を読む」という大原則を、ぜひ頭のなかに入れておいてください。 もし基礎知識のない分野の本を速読しなければならない場合は、入門書やオンライン講座などを利用して、あらかじめひと通りの知識を身につけてから速読にチャレンジしましょう。 どういった種類の本がよいか 基礎知識の有無以外にも、読む本のセレクトには少々注意が必要です。もしまだ速読にあまり慣れていないのであれば、まずは売上げ上位にランクインするような、ベストセラーから読んでみてください。 ベストセラーは多くの人に読まれるだけあって、「文字の大きさ」「ページ数」「表現のしかた」など、とてもとっつきやすく作られている本が多いです。 ジャンル的には、通常の本屋で平積みされているような、ビジネス書や実用書が取り組みやすいでしょう。とはいえ、雑誌やムック本のように、写真やグラフなどのビジュアル要素が多すぎる本はあまりオススメできません。 文字からのイメージ変換に慣れていないうちに、ビジュアルの多い本を読むと、右脳でイメージ変換する能力が身につかないからです。右脳速読に慣れるまでは、文字中心のわかりやすい本を選ぶようにしましょう。 子どもと大人は読む本を変えるべきか 右脳速読を指導する私のもとには、「子どもでも右脳速読は可能か」といった質問が、よく寄せられてきます。結論をいえば、文字がストレスなく読める小学校中学年(4年生)以上になれば、いつでも速読をはじめて大丈夫です。 そして、子どもだからといって、読んではいけない本はとくにありません。大人と同様に、ベストセラーのような文字中心のわかりやすい本を読んでください。(図書館の推薦本もオススメです) ただこれも前述のとおり、ビジュアルの多い「絵本」や「マンガ」は、速読に向いていません。速読ができるようになってから図鑑などを読むと、内容をスルスルと覚えやすくなるのですが、そのレベルに到達するまではやはり避けたほうが無難です。 ◯右脳速読と年齢の関係については、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は何歳からでも習得できる?速読と年齢の関係を大検証 速読で1分に読める文字数を劇的に増やすコツとは 速読の概要を理解したところで、最後に「速読で1分に読める文字数を劇的に増やすコツ」を、3点ほど紹介していきます。 速読で1分に読める文字数を劇的に増やすコツ 脳内音読をやめる まとめて読む「視読」を身につける 本の基本的構成を知っておく どれも重要なコツばかりです。最終的には、3つすべてをマスターできるように、少しずつ取り組んでみてください。 脳内音読をやめる 読書スピードを上げたいなら、まずは「脳内音読」をやめるように、強く意識することからはじめましょう。 なぜならば、音読をすると読書スピードが著しく落ちるからです。NHKのアナウンサーが原稿を読む速度は1分間に300文字程度。その速度に合わせていたら、普通に読む速度(分速400〜800文字)よりも遅くなるのは、至極当然といえます。 こういう話をすると、「私は本を読む時に、音読なんてしないよ」と、思ったかたもいるかもしれません。 たしかに実際に声を出して読む人はいないと思いますが、その代わりほぼ100%、頭のなかで音読をしています。実際に声が出てなくても、脳内で音読をしていれば同じこと。 普段意識はしていなくても、あなたの読書スピードは、自然と300文字程度まで落ちてしまっているのです。だから、脳内音読をストップする意識が大事なのです。 とはいえ、脳内音読はなかばクセになっていて、正直やめるのはなかなか困難だと思います。でも、安心してください。速読には欠かせない「視読」をマスターすれば、脳内音読は必ずやめられます。視読については、次の項目で詳しくご紹介しますね。 まとめて読む「視読」を身につける 1分間に読める文字数を増やすには、まず、「文字を1文字ずつじっくりと読む意識」を捨てるところからがスタートです。その代わりに、複数の単語や文章を、一度にまとめて読むトレーニングをします。このまとめ読みを、一般的に「視読」と呼んでいます。 少し考えればわかりますが、1文字ずつ読んでいたのでは速読など、とてもできるものではありません。だから、どの速読法でも、まとめ読みができるようにトレーニングをするわけです。 ただし、目を速く動かして視読をするのは、物理上どうしても限界があります。人間、そんなに速く目を動かせませんからね。 一方右脳速読の場合は、文章をまとめて読み、一瞬で内容を画像に変換します。速い人なら、1〜2秒で見開き2ページを理解することも十分可能です。(読むというよりは、チラッと見る感覚ですね) ここまで聞いて、おそらく「いっぺんに1ページを丸ごと理解するなんてムリムリ!」と思った人も結構たくさんいるのではないでしょうか。たしかに普通の感覚なら、まとめ読みなど不可能な気がしますよね。 でも、短い単語から複数の文章まで、きちんと段階を追って視読のトレーニングをすれば、必ず視読ができるようになります。瞬読式視読トレーニングについては、別記事にまとめてあるので、そちらで確認してみてください。 速読術 視読トレーニングは右脳速読法。具体的な視読の身につけ方とは  本の基本的構成を知っておく 脳内音読や視読ほどではないとしても、本の基本的な構成を知っておくと、読書がスムーズに進みます。 とくに速読の機会が多いビジネス書や実用書は、ほぼ以下の2パターンに沿って書かれているので、構成を知っておくと次の展開が予想しやすいです。 序論・本論・結論 結論・理由・事例・まとめ なかでも、ブログやYouTube絡みで出版された本の場合は、読者の離脱を防ぐために、「まず結論から述べて、次に理由と実例をあげて、最後にクロージング」というパターンがほとんどです。(もちろん、著者の考えによって多少の変動はあります) できれば、構成と一緒にまえがきや目次にもしっかりと目を通しておくと、全体の流れがより正確に把握できます。次回から、ぜひ試してみてくださいね。 ◯速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 まとめ 1分間に読める文字数を増やすのなら、視読(まとめ読み)のしやすい、右脳速読法がオススメです。選択する速読法によっては、視読をマスターする前に挫折しかねませんから、速読法の選択にはくれぐれも注意してください。 右脳速読法で速読をすると決めたら、あとは今回紹介した注意点やコツに留意しながら、実際にトレーニングをしていくだけです。1分間に2万文字を目指して、頑張っていきましょう。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ### 「本を速く読む5つの方法」に取り組めば速読の効果は大幅アップ もしあなたが、受験を控えた学生や専門知識を学ぶ必要のある社会人なら、「もっと本を速く読めるようになって、どんどん新しい知識を覚えたい」と熱望しているはずです。 ところが実際には、「5ページも読まないうちに眠くなってしまい、全然読書が捗らない……」という人が多いのではないでしょうか。 でも安心してください。タイトルにもある通り、「右脳速読」をマスターすれば、もう読書で悩む必要はありません。 今回の記事では、私が指導する右脳速読法とあわせて、本を速く読む方法を5つ紹介していきます。5つの方法を理解したうえで、右脳速読に取り組めば、その効果は何倍にもアップするでしょう。読書スピードでお悩みのかたは、ぜひ最後までお読みください。 誰よりも速く本を読む5つの方法 後述する右脳速読法は、私の知るなかでもっとも早く本を読む方法である、と断言できます。右脳速読についてはのちほど詳しく紹介するとして、速読の前にまずは押さえておきたい、5つの読書法をお伝えしておきます。 速読の前にまずは押さえておきたい5つの読書法 とにかく脳内音読をやめる意識をもつ 文章をまとめ読みする「視読」をマスターする 重要なポイントを見極める 最初にまえがきと目次をチェック 繰り返しを前提として読む ひとつずつ解説しますね。 とにかく脳内音読をやめる意識をもつ もし本を速く読みたいのならば、速読云々の前に、まずは「脳内音読」をやめるのが先決です。 音読と聞けば、「私、音読なんてしていないけど」そう反論してくるかたもいるかもしれませんね。たしかに、いちいち声を出しながら本を読む人はほとんどいないでしょう。しかし、じつはほぼ100%の人が、頭のなかで音読をしているものなのです。 普通の人が本を読むスピードは、1分間に約400〜800文字といわれています。対して人間の話す平均的なスピードは、分速300〜400文字程度です。こうやって比較すると、頭のなかで音読をしていれば、黙読よりも遅くなるのは当然だとご理解いただけると思います。 とはいえ、脳内音読はクセみたいなものですから、そう簡単にはやめられません。唯一効果のある「視読」については、次の項目で解説します。 ◆脳内音読については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 速読をマスターしたいなら音読は今すぐ止めよう!黙読のススメ  文章をまとめ読みする「視読」をマスターする 前述のとおり、脳内音読の防止にもっとも効果的な方法が、今回紹介する「視読(しどく)」です。 おそらく、今回はじめて「視読」という言葉を知った人も、たくさんいらっしゃるでしょう。視読とは、1文字ずつではなく、複数の単語や文章をまとめて読む方法のことです。 「文章を2行も3行もまとめて読むなんて、私にはムリ!」 まとめ読みと言われて、おそらくこのように感じた人も少なくないでしょうね。 たしかに普通に考えれば、文章をいっぺんにまとめて読むなど、できないと感じて当然です。しかし、少しずつ読む量を増やしていけば、必ず視読はできるようになります。 私が指導する右脳速読法の受講生にも、ひとつの単語からはじめて、最終的に1〜2秒間で1ページ読めるようになる人がたくさんいますので。 右脳速読式視読トレーニングについては、のちほど詳しく紹介していきます。なお、別記事でも視読についてまとめていますので、ぜひそちらの記事もご確認ください。 ◆視読トレーニングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 視読トレーニングは右脳速読法。具体的な視読の身につけ方とは  重要なポイントを見極める 読書をはじめる前に、「重要なポイントを見つけたら覚えておこう」という意識をもつだけでも、かなり速く本が読めるようになります。 本というのは、最初から最後まで、すべてが均等に重要なことが書かれているわけではありません。導入部や事例など、本筋とは直接関係ないパートもかなり含まれているのが普通です。 最終的に自分にとって必要なポイントを知ることが読書の目的だとすれば、重要な箇所に意識を向けてそこだけをしっかり理解できれば、読書の目的はほぼ達成できたといってよいでしょう。 重要な箇所とそうでない箇所のメリハリをつければ、その分読書スピードは速くなります。ただしこういった読み方を、後述する「飛ばし読み」と混同すると、大きな失敗もあり得るので注意が必要です。両者の違いについては、のちほど解説しますね。 最初にまえがきと目次をチェック 本を速く読みたいなら、最初にまえがきと目次のチェックをオススメします。とくによく練られた目次には、それだけでも本の内容をほぼ把握できるほど、情報が満載です。 まえがきにしても、著者がその本で伝えたかった想いやポイントについて、わかりやすく紹介されているケースが多いですよね。(あまり参考にならない場合もありますが……) いずれにしても、まえがきと目次を読まない読書は、ナビなしで知らない土地をドライブするようなもの。情報満載のまえがきと目次にしっかり目を通して、ぜひ読書を効率よく進めていきましょう。 繰り返しを前提として読む ※参考:Curve of Forgetting Campus Wellness | UNIVERSITY OF WATERLOO どういった内容の本でも、繰り返しを前提にすれば、スムーズに読書が進みます。そもそも、どんなに頭がよくても、1日経てば読んだ内容の80%近くを忘れてしまうのが、人間の記憶というものです。 そう考えると、最初から1回で内容を把握しようとするのは、とても非効率だと思いませんか?1回でこぼれ落ちのないように読もうとすると、どうしても読書スピードは落ちます。 それよりも、1回目は概要をザッと掴むために素早く読み、2回3回と繰り返して少しずつ記憶に定着させるほうがよほど効果的でしょう。 実際カナダのウォータールー大学でおこなわれた研究(上図)によれば、1カ月間に3回復習すれば、最初に覚えた内容をほぼ忘れないでいられるそうです。 通常ならむずかしい3回の復習も、速読ができればそれほどむずかしいことではありません。というわけで、読書はできるだけ3回読むのを前提として、まずはサラッと全体像を掴むように心がけていきましょう。 ◆復習の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは 本を速く読む方法を探しているなら「右脳速読」がオススメ! それでは、右脳速読法「瞬読」の概要をご紹介していきます。 私が指導する右脳速読法「瞬読」をひとことでいうと、「イメージ化が得意な右脳で、読んだ文章を画像として記憶する速読法」といえば伝わりやすいでしょうか。 通常の読書は、文字認識を司る左脳でおこないます。1文字ずつ文字を認識していくので、読書スピードは1分間に400〜800文字が平均といったところです。 対して右脳速読法なら、分速1〜2万文字で本を読める人が本当にたくさんいます。受講生のなかには、分速40万文字以上で読む小学生もいて、指導する私自身も大変驚きました。 イメージ化がピンとこない人に対して、私はよくこのような例をお話しします。 もし「今度のGWにハワイへいこうか?」といわれたら、一瞬でハワイの青い海を頭に思い浮かべるでしょう。「今晩、お寿司食べにいかない?」と誘われれば、マグロやウニといった好物のお寿司が、一瞬のうちに頭をグルグルと駆け巡ったはずです。 そう、文章を普通に読むよりも、イメージで言葉を把握するほうが、圧倒的に処理スピードは速いのです。右脳速読法「瞬読」は、このイメージ力のスピードを最大限活用した速読法だとご理解ください。 なお、速読法ごとの読書スピードの違いや、習得の難易度などについては、このあと「本を速く読む方法を身につける際の注意点」で、詳しく説明します。 右脳速読法「瞬読」をもっと知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》自宅で受講できるZoom体験会 なお、瞬読の詳しい情報は、別記事でもまとめています。速読をはじめる前に、ぜひそちらの記事も確認しておいてください。 速読術 速読は本当に効果があるの?新速読術「瞬読」がもたらす3つの効果とは 本を速く読む方法を身につける際の注意点 誰よりも速く本を読む方法がわかっても、必要なポイントを外してしまうと、思ったような結果は出せません。そこでこの章では、本を速く読む方法を身につける際の注意点を、4点紹介していきます。 本を速く読む方法を身につける際の注意点 速読法によって読書スピードは大きく異なる 習得のむずかしい速読法は選ぶな 本を速く読むのに年齢は関係あるのか? 飛ばし読みはNG それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 速読法によって読書スピードは大きく異なる 右脳速読法の項目でもお話ししたように、本を速く読む方法を身につけたいなら、速読を避けては通れません。ただし、速読ならなんでもよいわけではなく、きちんとした基準をもって、自分に合った速読法を選ぶ必要があります。 まず知っておいていただきたいのは、「速読法によって読書スピードは大きく異なる」という事実です。 速読には大きく2種類のやり方があり、それぞれ読める速さの上限が違います。 ・目を速く動かす速読法:1分間に約2,000文字 ・右脳を活用する速読法:1分間に1〜2万文字(瞬読の場合) ご覧のとおり、同じ速読でも、その結果には10倍もの差があるのがおわかりでしょう。速読をしない人の読書スピードは、分速約400〜800文字なので、2,000文字でも素晴らしいとは思います。 ただ、せっかく速読を学ぶのなら、より速く読めるほうがいいですよね。速読法による違いについて詳しく知りたいかたは、別記事の比較記事を読んでみてください。速読法の特徴がよく理解できると思います。 ◆各速読法の違いについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 習得のむずかしい速読法は選ぶな さきほどは、速読法による読書スピードの違いを説明しました。ただ、読書スピードだけに注目して速読法を選ぶと、これまた大きな失敗をしてしまう可能性があります。 なぜならば、速読法ごとに、その「習得の容易さ」も、まったく異なるからです。 たとえば、これまで主流だった目を速く動かす速読法の場合、途中で挫折する人がたくさんいました。どうしてかというと、目を速く動かすには普段あまり使わない眼筋をフル稼働する必要があり、すぐに疲れてしまうからです。 短時間ならともかく、長時間目をグルグル動かし続けるなど、少し考えただけでその難易度の高さが想像できます。 その点、右脳速読法なら、ムリな眼球運動は一切必要ありません。段階ごとに少しずつトレーニングすれば、文字通り誰でも習得が可能です。 右脳速読法「瞬読」をもっと知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》自宅で受講できるZoom体験会 そういうわけですから、速読法を選ぶ際には、くれぐれも習得のむずかしい方法で挫折することのないように、気をつけてチェックしてください。 本を速く読むのに年齢は関係あるのか? 小学生高学年の子どもをもつ親御さんのなかには、中学受験に役立てたくて、子どもに速読を習わせたいと考えるかたがたくさんいらっしゃいます。 結論からいえば、速読をスタートするのに年齢は関係ありません。ストレスなく文字が読める小学校3〜4年生くらいになれば、十分速読に対応できます。 もちろん、速読には理解力や記憶力を鍛えてくれる側面があるので、受験対策としても非常に有効です。また、自我を形成していくこの重要な時期に大量の読書ができれば、子どもの感性や知能はしっかりと磨かれていくでしょう。 ただし、右脳速読を習いたての時期には、子どもの大好きな絵本やマンガは少々我慢してもらうようになります。これらの本には絵が多すぎて、文章のイメージ化という右脳速読のトレーニングを邪魔してしまうからです。(プライベートでは好きに読んでもOK) これから、中学・高校と大量に文字を読む生活が続きます。子どものうちに読書スピードを鍛えておくと、知識のインプット量において、圧倒的なアドバンテージが手に入ります。ぜひ、頑張って挑戦してみてくださいね。 ◆速読と年齢の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 速読は何歳からでも習得できる?速読と年齢の関係を大検証 飛ばし読みはNG 「重要なポイントを見極める」でも触れましたが、「重要なポイントをしっかり読む」という意味では、右脳速読も飛ばし読みも似ている面があります。ただし、両者に根本的に大きな違いがあるのは、前にも述べたとおりです。 まず右脳速読の場合、重要なポイントを意識はしますが、そうでない箇所もきちんと読んでいきます。 一方飛ばし読みは、極端な話、重要な箇所以外はサラッと流してほとんど読んでいません。そのうえ、重要な箇所の選定基準が明確ではないので、体調や精神面の影響を非常に受けやすいという大きな欠点があります。 ようするに疲れていたり落ち込んでいたりすると、気が乗らずに、つい大事な部分を見落としてしまう可能性があるということです。 「重要なポイントをしっかり読む」意識だけをマネして、飛ばし読みは決してやらないようにしましょう。 ◆速読のしくみについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 右脳速読トレーニング4つのステップ ここまで右脳速読の話を読んでも、自分に右脳速読ができるのか、不安を感じているかたも少なくないでしょう。そこで最後に、右脳速読を実際にどうやって学んでいくのか、その流れをご紹介しておこうと思います。 右脳速読トレーニングは、大きく4つのステップに沿って進めていくシステムです。ステップ3と4はトレーニングというよりは実践なので、実質的にステップ1・2で基本を学んでいきます。 ステップ1:バラバラの文字を正しく認識 前述のとおり、右脳速読は目にした文章を瞬時に映像化していく読書法です。ほかの速読法と違い、目を極端に動かすことなく、視界に入った情報を素早く理解していかなければなりません。 この変換力を鍛えるために、バラバラに配置された文字を正しい言葉に認識するトレーニングをおこなっていきます。 最初は「ジトプエ → エジプト」「メカラ → カメラ」といった、ごく短い単語で十分です。短い単語を5秒以内に変換できるようになったら、今度は文字数を増やし、さらに配置をバラバラにします。 どうですか? 配置がバラバラになると、いきなり難易度がアップしたように感じたかもしれませんね。でも、大丈夫です。5分でも10分でも毎日継続すると、1週間もしないうちにパッと正しい言葉が頭に浮かぶようになります。 こういう状態になったら、ステップ2に進みましょう。 ステップ2:文章の内容を映像化 ステップ2は、目にした文章を、右脳を使って映像化していくトレーニングです。ステップ1では、3〜5文字程度の単語が題材でした。今度は2〜3行にわけた文章を使っていきます。 また、1つの文章にかける時間は、5秒ではなく1秒に減らします。1秒と聞くと、少々たじろいでしまうかもしれませんね。でも、これも慣れです。逆に、ひとつの文章に5秒以上かかる場合は、おそらく左脳読みをしていると考えられます。 あくまでも、瞬時に映像化する能力を鍛えるのが目的なので、もしできなくても1秒経ったらどんどん進めてください。そのうち、必ず読めるようになりますので。 「庭の花壇には、赤や黄色・紫といった色鮮やかなチューリップが、きれいに咲いている。」この文章を読んで、以下のような映像を1秒以内にイメージできたら、合格です。 もちろん、色の順番が違っていてもOKですし、1色くらい抜けたってとくに問題ありません。「花壇にきれいなチューリップが咲き誇っている」イメージさえできていれば、十分です。 1秒以下を意識すると、最初はうまくイメージできないことも多いでしょう。そういう場合でも、「慣れればそのうちできるだろう」くらいの楽な気持ちで、とにかく先に進んでください。 ステップ3:実践本読み ステップ2の映像化に慣れてきたら、いよいよ長文単位での映像化にチャレンジしていきます。このステップは、いうなれば前述の「視読」に慣れるためのトレーニングです。 最初は2行を基準にトレーニングを進めていき、最終的には見開き2ページの視読を目指していきます。このレベルまでくると、読むというよりは、「見る」という表現のほうがピッタリくるかもしれませんね。 ちなみに、まったく知識のない分野の本は、速読に向いていません。医学知識のない私たちが、医学書を読んでもチンプンカンプンですよね。 まだトレーニングの段階ですので、とにかく基礎知識があって、表記のやさしい読みやすい本を選んでください。そういう意味では、多くの人に受け入れられているベストセラー本が、やはりオススメです。 時間の目安については、ひとまず1冊15分で読むのが目標になります。1冊15分というと、おおよそ分速4,000文字のレベルです。ここまで読めるようになれば、数か月のトレーニングで、1冊3分レベルに到達できる人も多いと思います。 ステップ4:読んだ内容をアウトプット このアウトプットトレーニングは、ほかの速読法にはない「総仕上げ」とでもいうべき、重要な意味をもっています。 「右脳でインプットした内容を左脳でアウトプットする」そうやって左右の脳をバランスよく使用するので、脳全体が活性化するわけです。 本来、創造性や発想力を鍛えるべき学生時代においても、私たちは論理性や分析・計算といった、結果に直結する勉強ばかりを強いられています。ところが右脳速読に取り組めば、いやでも右脳と左脳両方を使うようになり、自然とバランスが整ってくるんです。 これは、言語脳と呼ばれる左脳に偏重した通常の速読では決して得られない、非常に大きなメリットだと思います。 なお、アウトプットの際は、できるだけ手書きでおこなうのがコツです。手書きでメモを取ると脳が強い刺激を受けて、より長期間記憶に残りやすくなるという研究結果もあります。 もちろん、いったん右脳速読をマスターすれば、毎回アウトプットする必要はありません。ただ、トレーニング期間中だけは、ぜひ積極的にアウトプットに挑戦していただければと思います。 ◆アウトプットのやりかたとメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? まとめ 今回は本を速く読む方法を知りたい人向けに、「脳内音読をやめる意識をもつ」など、5つの方法を紹介しました。 そのどれもが重要なものばかりですが、そのすべてのベースとなるのは、右脳速読です。目に負担をかけずに驚くような速さで本が読める、右脳速読法「瞬読」についてさらに詳しく知りたいかたは、ご自宅で受講できる「Zoom体験会」にてご確認ください。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ### 発想力はこうやって鍛えよう!発想力の鍛え方オススメ4選 これからの時代は発想力が重要だといわれても、「自分には関係ない、発想力をもっているのなんて一部のクリエイターだけ」そんな風に考えている人がほとんどではないでしょうか。 しかし発想力に優れた人は、他人とは違う発想で、大きなチャンスを掴む可能性が高まります。そう、モノやサービスが溢れる今の時代には、発想力があなたの人生を決定づけるといっても過言ではないのです。 とはいえ、これまでに自由な発想をしてこなかった人にとって、斬新な発想力を手に入れるのは簡単ではないかもしれません。 そこで今回は、どんな人でもできる発想力の鍛え方や、発想力をもつ人が得られるメリットなどについて、わかりやすくお話ししていきます。 発想力に優れた人だけが得られる3つのメリットとは 発想力を身につけるには、まず発想力で得られるメリットを、しっかりと理解しておくことが重要です。発想力が必要な理由を理解していないと、発想力を身につけようというモチベーションが生まれてきませんので。 この章で紹介する、発想力で得られる主なメリットは以下の3つです。 発想力で得られる主なメリット 独創的な発想で、他人と差別化ができる 決断のスピードが速く、チャンスを逃さない 失敗を恐れない強いメンタルが手に入る ひとつずつ解説します。 独創的な発想で、他人と差別化ができる 発想力最大のメリットは、なんといっても「他人と差別化ができる」ことに尽きるでしょう。「へっ?差別化ってそんなに重要なの?」と思われたかたは、今すぐに認識を改める必要があります。 現代の日本にはモノやサービスが溢れており、もはや手に入らないものはないといっても決して言い過ぎではありません。そういう社会のなかでは、人とは違う発想がないと周囲に埋没してしまい、あなたはいつまでも適性に評価してもらえないでしょう。 一方で、もしあなたにほかの人とは違った斬新な発想力があれば、あなたの評価は間違いなく上昇します。 新しいビジネスモデルや商品サービスの開発、あるいは既存事業の問題点を改善するなど、ビジネスの場では、常に斬新でオリジナル溢れる発想力が求められているのは間違いありません。ぜひ、発想力を鍛えて、自分の市場価値を高めていきましょう。 決断のスピードが速く、チャンスを逃さない 発想力に優れた人は、一様に決断のスピードが速く、決してチャンスを逃しません。なぜならば自分の発想力に自信があるので、自分のアイデアを実現するための方法を探して、いつもアンテナを張っているからです。 一方で発想力に自信がなく、「こんなアイデアなんて笑われるのでは……」などと考えている人は、いつも自分の頭のなかでウジウジと考えるだけ。これでは、チャンスが巡ってくることなど永遠にありません。 それよりも、もっと自分の発想力に自信をもち、さまざまなアイデアをどんどん周りとシェアすべきです。他人のために惜しげもなく力になる姿勢があれば、同僚や上司、取引先からも信頼され、なにかあれば自然とチャンスが回ってくるでしょう。 失敗を恐れない強いメンタルが手に入る 発想力と失敗を恐れない強いメンタルには、非常に大きな相互関係があります。両者は一見まったく関係ないようですが、発想力があるとなにかトラブルがあっても迅速に対応できるため、とくに失敗を恐れなくなるんですね。 人間がメンタル的にダメージを受けるのは、だいたいなにかしらのトラブルが発生したときです。ビジネスでいえば、「納期に間に合わない」「材料が入荷されない」「取引先からクレームが入った」などでしょうか。 私も含め、実際トラブルの場に立ったら萎縮してしまい、思うように力を発揮できないのが普通の感覚だと思います。 もちろん発想力のある人も、失敗にプレッシャーを感じるのは同じです。ただ問題や失敗があっても、「そこからいかによい状況にもっていくか」という発想への切り替えが素早いので、大きな問題にならずに済むケースが多いだけの話なのです。 このように、失敗を恐れないメンタルさえあれば、トラブルが逆に信用を得るチャンスに代わります。 どうしてあなたには、発想力が欠けているのか 発想力のメリットは重々理解しているが、どうしても発想力が身につかない。そういう悩みを抱えている人も、決して少なくないはずです。 最後の章で発想力を鍛える方法は紹介しますが、まずはその前に、あなたに発想力が欠けている理由をきちんと理解しておきましょう。 発想力が欠けている理由 固定概念が強すぎて、いつも同じ発想しかできない 好奇心が弱いので、判断材料となる情報量が足りていない プライドが高く、自分の知識や経験を過信しすぎている 理由がわかれば、あとはその理由を潰していくだけです。3つの理由が自分に当てはまるかどうか、ひとつずつ確認してみてください。 固定概念が強すぎて、いつも同じ発想しかできない 発想力に乏しい人は、固定概念が強すぎて、いつも同じ発想しかできない傾向が強いです。しかし普通の人が思いつかない斬新な発想は、人と同じ価値観でばかりものごとを見ていては、決して生まれてきません。 固定概念というのは、概して事実とは異なることが多いもの。あなたがこれまでに見たり聞いたりした狭い経験のなかから、自分が勝手につくり上げたマイルールでしかないのです。 たとえば、多くの人が「煎餅は硬いもの」という固定概念をもっています。しかし、「しっとりとした煎餅があってもいいじゃないか」という新しい発想により、柔らかくてしっとりとした「ぬれ煎餅」が生まれました。 元々は千葉県銚子で生まれたぬれ煎餅ですが、今やコンビニでも売られるくらいの定番商品となっています。 このように、固定概念は柔軟な発想力の大敵です。できるだけムダな固定概念をもたないように、日頃から感性を磨いておきたいですね。 好奇心が弱いので、判断材料となる情報量が足りていない 好奇心が弱い人も、発想力に乏しい傾向があります。なぜかというと、好奇心が弱い人は情報をキャッチしようという意欲が乏しいので、発想力の判断材料となる情報が絶対的に不足しているからです。 発想力の基本は、既存の情報の組み合わせです。 絶対的にモノが少なかった時代なら、ゼロから新しい発想をするのも比較的簡単でした。車がない時代に車を考え出せば、それだけで皆が買ってくれます。しかし、モノやサービスが溢れる現代では、まったく新しいアイデアはほぼ存在しません。 つまり、今ある商品やサービスを組み合わせて、これまでとは少し違うアイデアを生み出すのが、現代に求められる発想力なのです。 そのためには、組み合わせの材料となる情報を知らないと、よい発想は生まれてきませんよね。だから、よい発想には、好奇心が欠かせないのです。 プライドが高く、自分の知識や経験を過信しすぎている プライドの高さも、発想力の大敵といえます。なんといっても、プライドの高い人は、自分の知識や経験を過信しすぎです。 自分は他人よりも優れているから、いつも自分の考えが正しいと思っています。だから、周囲の意見やトレンドにも、基本的に無関心です。 そうなれば前述のとおり、斬新な発想に必要な判断材料が入ってきませんから、ますます自分の狭い考え方に執着するようになります。 自分の知識や経験はたしかに重要ですが、もっと世の中のトレンドや変化に敏感にならないと、よい発想は生まれません。ヘタなプライドは捨てて、広い目をもって世の中を見てみる。ぜひこういった、柔軟な姿勢を身につけていきたいですね。 これだけやれば大丈夫!発想力を鍛える4つの方法とは 発想力のメリットも、発想力がない理由もわかった。ここまでくれば、あとは実際に発想力を鍛えていくだけです。最後にこの章では、発想力の鍛え方を4つほど紹介していきます。 発想力の鍛え方 積極的に他人と意見を交換してみる いつもと違う環境に飛び込む 「仮説 → 検証」を繰り返す ものごとを組み合わせてみる 最終的にはすべてチャレンジしてもらいたいのですが、まずはできるものからひとつずつ取り組んでみてください。 積極的に他人と意見を交換してみる 前述の固定概念を外すためにも、積極的に他人と意見を交換してみるのは、非常によい考えだと思います。 自分の考えというのは、あなたが思っている以上に、狭くて柔軟性に乏しいものです。自分の知識と経験しか、発想のバックボーンがないのですから、考えてみれば当然でしょう。 そういう固定概念は、「普段あまり関わりのない属性の人」によって、強く打ち崩されるケースが多いです。だから、他人と話をするといっても、友達や家族・同僚といった、いつも同じメンツだけではあまり効果がありません。 思い切って、普段接点のない人と会話をしてみましょう。異業種交流会に参加するのもいいですし、趣味のサークルやボランティアなどもオススメです。 多様な価値観に触れると、納得できることもあれば、思わず反発したくなるようなこともあるでしょう。でもそれでいいのです。よいことも悪いことも含めて、他人の価値観は、きっとあなたの固定概念を取っ払ってくれる手助けになるはずです。 いつもと違う環境に飛び込む 前述のとおり、あなたの凝り固まった固定概念を取り払うには、違う価値観の人とコミュニケーションを取るのが一番です。 しかし、普段の生活のままでは、周囲には結局いつも同じメンバーしかいません。であれば、思い切っていつもと違う環境に飛び込んでみてください。 違う環境といえば、ざっと思いつくだけでも、以下のようなものが考えられますね。 異業種交流会 社会人勉強会 各種イベント 語学教室 趣味のサークル ボランティア 地域活動 SNSでの繋がり 友人や知人の繋がり 1回だけの集まりもあれば、定期的に参加するサークルのようなものもあります。どれかが特別に有利なわけではないので、気になるものがあれば気軽に参加してみればいいでしょう。 さらにこういった集まりに参加して顔を合わせるうちに、いざという時にお互い助け合うよい人間関係が築けるかもしれません。むずかしいことは抜きにして、まずは人との出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。 「仮説 → 検証」を繰り返す 優れた発想力は、「仮説 ・検証の繰り返し」という、最高の鍛え方によって大きくブラッシュアップされます。どんなに知識や経験のある人も、あるいはそうでない人も、よい発想は「仮説」がすべての出発点です。 まず「もしかすると◯◯は、△△なのではないか……」と仮定を立て、その仮定が正しいかどうかを検証する。このプロセスの繰り返すうちに、段々とほかにはない斬新な発想が形づくられてくるのです。 しかし精度の高い「仮説・検証サイクル」を回すには、その仮説が正しいかどうかを判断する判断材料が必要になります。そのためにも、自分のなかにたくさんの引き出しを増やし、幅広い分野の情報をストックしておかなければなりません。 そういうわけですから、前述のとおり、他人と触れ合う機会を増やし、読書量も増やしてください。そうすれば、徐々に仮説・検証のサイクルをうまく回せるようになるでしょう。 ものごとを組み合わせてみる 前述のとおり、現代に必要とされる発想は、すべて「ものごとの組み合わせ」でできています。 よくも悪くも私たちが生活する21世紀は、ほとんどのモノやサービスが、すでに供給されている時代です。そのなかで、まったくの新しいアイデアを考えようとするのは、ムダでしかありません。 まずは、「ものごとを組み合わせて新しい発想を生み出す」という大原則を、しっかりと頭に入れておいてください。 組み合わせのパターンを考える場合、慣れていないうちは「マインドマップ」や「マンダラート」のような、フレームワークの活用がオススメです。 たとえば、有名な「オズボーンのチェックリスト」の場合、以下9つの観点から発想を見つめ直していきます。 オズボーンのチェックリスト ・Other uses?(転用):ほかに使いみちはないか? ・Adapt?(応用):なにか似たものはないか? ・Modify?(変更):意味や色など変更できる点はないか? ・Magnify?(拡大):もっと強く高く大きくできないか? ・Minify?(縮小):もっと弱く小さく低くできないか? ・Substitute?(代用):ほかのもので代用できないか? ・Rearrange?(置換):サイズやレイアウトなどの新しいアレンジは可能か? ・Reverse?(逆転):方向や性質を逆転させてみたら? ・Combine?(結合):ほかのものと組み合わせはできないか? ※参考:UNIVERSITY OF CAMBRIDGE Osborn's checklist もちろん、ムリにフレームワークを使う必要はありません。大事なのは、あくまでも既存のアイデアを自由に組み合わせてみる「柔軟な発想力」です。ぜひ、思いつくまま、自由にアイデアを組み合わせてみてください。 まとめ 冒頭でもお話ししたように、これからは柔軟な発想力をもった人だけが、チャンスを掴む時代になっていきます。 そのためにも、まずは発想力を身につけた場合のメリットを、しっかりと理解してください。それによって、発想力を鍛えようというモチベーションが、大きく変わってきますので。 発想力を鍛えようという意識さえあれば、あとは今回紹介した発想力の鍛え方をひとつずつ試していくだけです。できるだけ早く発想力を鍛えて、発想力のメリットをしっかりと享受できるように頑張っていきましょう。 ### 本田健さんのPodcast「本田健の人生相談」内にて瞬読が紹介されました   あの本田健さんのPodcast「本田健の人生相談」内にて、 代表山中の著書『瞬読式勉強法』を、健さん自らの言葉で紹介していただきました!   24分あたりのHappyLibraryのコーナーです。   ぜひお聴きくださいませ! ↓↓↓ 第590回「自分に必要な情報を見極める秘訣とは?」 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.86】奈良県 中川雅史さん(会社員管理職 40代)   SBT1級メンタルコーチの資格を持つ中川さん。 脳の仕組みに注目する点で、瞬読とも共通点があるSBT。 中川さんが瞬読にどんなことを感じられているかお伺いしてみました!   瞬読スタッフ 瞬読はじめたきっかけを教えていただけますか? 仕事上、読みきれないほどのメールと書類であふれかえる毎日だったので、何とか早く処理できるようになりたいと思っていました。 右脳を活性化する読み方だと知り興味が湧きました。 中川さん 瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 楽しくて続けていますが、振り返ると色々変わっていたことに気が付きました。一番大きなところは、苦手だった読書が趣味になっていることです。また、コツコツ毎日積み重ねることも大の苦手だったのですが、瞬読を通して習慣付けのテクニックも身につけられました。 中川さん 瞬読スタッフ 瞬読を始めて、最初に効果が現れたのが読書ではなくテニスだったとお聞きしましたが? はい、趣味で週に1回テニススクールに通っています。これまでならラケットに当てられないような速いボールに対して、ちゃんと当てることができて、ファインプレーが2、3回たて続けに出て、場が湧きました。視野が広がるというか、これまでよりクリアにボールが見える感覚に驚いたのを覚えています。 中川さん 瞬読スタッフ メンタルコーチの立場から、瞬読とメンタルについて何かあればお聞かせいただけますか? はい、私はSBTの1級メンタルコーチでもあります。瞬読の体験講座を受講して、「楽しい!」と言うことが出てきますが、実に理にかなっていると納得しました。 メンタルトレーニングも瞬読もある意味、トレーニング中は習慣化が大事。どんなことでも同じだと思うのですが、「できない」→「できる」という自分の中のブレイクスルーが起こるまでが大変です。多くの人がその手前で諦めてしまって、挫折の経験を積み重ねてしまうのだと思います。そこを突破する原動力が「楽しい!」なのです。実際に「楽しい!」と口で言う効果は絶大です。なぜなら、嘘でもいいから口に出すと、本当に楽しくなるからです。結果は後からついてきます。 中川さん 瞬読スタッフ 他に、瞬読で魅力に感じている点があれば教えてください 瞬読には、単に本が早く読めること以外に多くの学びがあります。何を得るかはその人次第ですが、自分はそこにコミュニティがある事が大きなメリットだと思っています。相談できるコミュニティがある。毎日出会える人がいる。目には見えないし、比較もできませんが、瞬読に参加すれば誰もが得られる素敵な特典だと思います。 中川さん 瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 興味がある時が始め時です!瞬読には続けていくためのメソッドがしっかり揃っています。安心して「楽しむ」ことができます。そのことは体験会に参加すれば実感できると思うので、まずは飛び込んで見て下さい。その一歩が全てを楽しく変えてくれますよ! 中川さん メンタルコーチである中川さんから見ても、「瞬読は理にかなっている」といううれしいお言葉をいただきました。 一方、コミュニティの存在も評価していただきました。 瞬読のサポートは、ハード&ソフトの両面から、アプローチするような形と言えるかもしれません。 中川さん、どうもありがとうございました! ### 兵庫県西宮市の子ども瞬読教室「SSゼミナール」 塾からのメッセージ こんにちは!SSゼミナールです。 瞬読が誕生し初めて出来た教室です。卒業生も多数おり、受験やテストでは瞬読を大いに役立て、素晴らしい実績を上げています。 はじめは本読みが苦手だった子がほとんどです。レッスンを重ね、速く読めるようになると瞬読がとっても楽しくなります。どんどん表情も輝き、大きな自信へとつながっています。苦手なことが少しでもできるようになると誰でも嬉しいですよね! レッスンの中では本を速く読むことはもちろん、瞬発力や記憶力を高めるためのゲームやクイズ、グループワークではアウトプットやディスカッションなど、様々なレッスンに取り組んでいます。その結果、勉強や部活、面談や資格試験等でも瞬読効果を大いに発揮しています。本読みが苦手な子でも楽しく自然に伸びてきますので、まずはお気軽にお問合せください! 教室の様子   アクセス   問合せ先 お問合せフォームはこちら   ### 11/13(土)大阪教育大学付属天王寺中高PTA「天附連」様主催公開セミナー   11/13(土)大阪教育大学付属天王寺中学校PTAなど、 大阪教育大学付属天王寺中高を支援する5団体からなる 「天附連」様に招致いただき、 代表の山中が第34回公開セミナーに登壇させていただきました。 演題は、 「瞬読という考え方と教育」 〜塾経営者・母親,両方の立場で語るこれからの教育〜 親御様だけでなく、生徒さんの参加もあり、 たくさんの方に聞いていただくことができました。 このような機会をいただけたことを心から感謝いたします。 どうもありがとうございました! ### 12/19(日)強運大縁遊会登壇のご案内(チケット販売あり) 世界一の強運アドバイザーと最強運講師である千葉修司様ほか、 豪華ゲストスピーカー、MCが参加者10,000人を強運に導くイベント 12月19日(日)12:00~ 輝く2022年へ!!強運大縁遊会!! 10,000人強運化Project~脳に一流のウソをつけ~ に、代表山中が登壇させていただくことになりました。 輝く2022年へ!強運大縁遊会!開催日時・会場 2021年12月19日(日)   Open:12時00分~ Seminar:13時00分~18時00分 Party:19時00分~21時00分   会場:ベルサール御成門駅前(ホール) 東京都港区新橋6-17-21 住友不動産御成門駅前ビル1階 会場参加:100名(VIP席、一般席) zoom参加:10,000名 イベントの詳細は、コチラ↓ http://cheerlead-angel.shop-pro.jp/?pid=164352101 こちらのzoom参加のチケット前売り価格10,000円(税込) を、瞬読でもお買い求めいただけます。 ご希望の方は、下記リンクよりお申込みくださいませ。 https://syundoku.online/p/r/ACjlDZBl ※瞬読サイトからお求めいただけるチケットは、 イベント公式サイトで販売中のチケットと同じものです。 なお、今回の強運大縁遊会へご参加いただいた方には、 絵本作家のぶみさん、吉藤オリィさん(分身ロボット「OriHime」開発者)をゲストに迎えて、2022年1月23日(日)に開催される「スタートダッシュ立志セミナー」への招待もあります! 1万人みんなで強運になりましょう! ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.85】東京都 島野塔子さん(大学職員 50代)   普段は、大学で人事総務の仕事をされている島野さんですが、お仕事をされながら電子出版を果たされました! 「瞬読は、本との出会いも、人との出会いも楽しくしてくれる場です!」とおっしゃってくださる島野さん. いろいろお伺いしてみました!   瞬読スタッフ 瞬読はじめたきっかけを教えていただけますか? 「速読」は習ったことがありました。手ごたえは感じつつ、習慣化できませんでした。 速読への思いを捨てきれず、その後も何度か色々な説明会に参加したり、速読に関する本を読んだりしていました。 「瞬読」のきっかけは、まずこの「瞬読」という響きと、画像で流れていた子供たちのページをめくる速さに衝撃をうけたことです。 「こんなことができるんだ!」と本当に驚きでした。 実際に体験会に行って、システムも日常の小さな時間を活かすことができると分かったのと、そんなに力まないでも読めていくきっかけも感じられました。なにより楽しかったので、参加することにしました。 島野さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? イメージ力が豊かになりました。 本を読みながら、以前読んだ本だったり、体験だったりが紐づいていくので、本を読みながらも、対話をしているような、作者とすごく親しくなったような感覚になります。 イメージ力が豊かになったおかげで、気持ちのゆとりができ、素敵な人たちに囲まれて日々過ごせています。 島野さん   瞬読スタッフ 電子書籍について詳しくお聞かせいただけますか? 『人間の翼は言葉である』という本を電子出版いたしました。 色々な本や人との出会いの中で、「ことば」という人と人の間にあるものについて、自分がふわふわと思っていたものを、目に見える形にできたらいいなと思ったからです。 瞬読で学んだ、本を読んでインプット、書いてアウトプットという形を知っていたことも大きな影響があると思います。 書籍を出してみて初めて、何を思っていたのか気が付いたところも沢山ありました。 島野さん     瞬読スタッフ お仕事をしながらの出版は大変だったと思うのですが、プライベートとはどうやってバランスを取られていますか? もともと絵を描くために事務の仕事であれば時間がもてるなと思っていたのですが、絵から離れて、気がついたら仕事にモヤモヤしてました。 ただ、今は本の出版をしたり、瞬読したり、イラストでアウトプットするようになったり、その他したいことができていて、かつ、部署も変わって新しい気持ちで仕事に取り組めているので、今があるのは仕事を続けたおかげだな〜と、受け止めています。 島野さん     瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 迷っている、をよ~くみると、やってみたいよ、という本音が見えてきませんか? その自分を信じて体験会に来てください! 島野さん   島野さんの著書 人間の翼は言葉である: ~みるよむかたる 奇跡が日常になる言葉の「五縁」~ 平野 都桜子 https://www.amazon.co.jp/dp/B08X2HRLMS/ 瞬読の会員さんには、サラリと「実は電子出版したんです」とおっしゃる方が島野さん以外にもいらっしゃいます。 通常、本を出版するとなると、膨大な関連書籍を読むなどの準備が必要です。 瞬読会員さんは、普段からたくさんの本を読んでアウトプットをしているので、蓄積されたものがあり、出版へのハードルが低いのかもしれませんね。 島野さん、どうもありがとうございました! ### 香川県高松市の子ども瞬読教室「野田塾」 塾からのメッセージ 野田塾では現在、主に小学生・中学生が瞬読教室に通っています。塾には人気の本をずらりそろえていて、みんな夢中になって読んでいます! 90分の瞬読教室レッスン中も、ゲーム感覚でトレーニングを楽しみ、本を読んだあと内容をどんどんお話ししてくれます。そんな楽しい雰囲気ですが読書スピードは数字で成果として表れています!結果が出るのが早くてどんどん進歩していくのがやる気アップへとつながり前向きに取り組んでいます。テストの点数アップという目に見える結果が出ている子たちもいます。ぜひ一緒に瞬読教室に通ってみませんか? 高校生も大歓迎です! 教室の様子   アクセス 高松市出作町162-33   問合せ先 お問合せフォームはこちら   ### 11/12(金)「瞬読式勉強法」のAudible版が発売されます   11月12日(金)に、 「たった1分見るだけで頭がよくなる 瞬読式勉強法」 のAudible版が発売されます! 運転中やウォーキング中などにも、 瞬読式勉強法について耳から学んでいただけるようになりました。 ご予約は、AmazonHPからどうぞ https://www.amazon.co.jp/dp/B09F2WGMCG/ ### 読書量の多い人の特徴とは?読書を通じて人生の質をアップしよう 「まったく本を読まない人が約半数もいる」という読書に関する調査結果を知ったとき、本当にびっくりしたのを覚えています。なぜなら、速読の指導者である私は、読書量の多い人が本当にさまざまな恩恵を受けているのを知っていたからです。 「なぜ、こんなにも多くの人が本を読まないのだろうか……」そう疑問に思った私でしたが、すぐに理由がわかりました。結局読書をしない人は、本の読み方がよくわかっておらず、途中で面倒くさくなってしまうのです。 今回の記事では、日本の読書事情を知ったうえで、読書量を増やすためのさまざまなアイデアをご紹介していきます。読書に苦手意識のある人は、ぜひ最後までお読みください。 日本における読書量の実態 読書量を増やす方法についてお話しする前に、まずは日本人の読書に対する実態を正確に把握しておきましょう。 ひと月に読む本は1冊未満が約50% あなたは1か月にどのくらい本を読みますか? 当然、答えは、その人の読書に対する意識で大きく変わってくるでしょう。本を読むのが好きな人はそれこそ途切れることなく本を読み続けるだろうし、反対にまったく読書をしない人も少なからず存在するはずです。 ※画像引用:平成 30 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要 平成30年度におこなわれた文化庁の「国語に関する世論調査」によれば、1か月にまったく読書をしない人が47.3%もいるそうです。ついで、月に1〜2冊読むライトユーザーが37.6%となっています。 一方、月に3〜4冊以上読む人は、月に7冊以上読む「読書の虫」を合わせても15%と、大幅に少なくなります。 さらに、内閣府の「国民生活に関する世論調査※」を調べてみると、「テレビやDVDの視聴」「スポーツ観戦や園芸といった趣味」「インターネットやソーシャルメディアの利用」などが上位を占めており、読書はどこにもランクインしていません。 こうしたデータを見る限り、やはり読書をしない人が圧倒的に多いという事実が、浮き彫りになってきます。 ※国民生活に関する世論調査(令和4年10月調査)調査結果の概要 - 内閣府 高校生になると極端に読書量が減る 前述の国語に関する世論調査では、40%以上の人が「10代にたくさん読書をすべき」と回答しています。たしかに、多感な10代の読書量によって、語彙力や読解力に大きな差がつくのは間違いのないところでしょう。 そこで、実際に子どもがどのくらい本を読んでいるのか、調べてみました。全国学校図書館協議会による「2023年学校読書調査」では、以下のような結果を発表しています。 【2023年5月1か月間の平均読書冊数】 ※画像引用:全国学校図書館協議会|調査・研究|「学校読書調査」の結果 上記のように、小学生のうちは月に12冊以上読んでいるのに、中学生の読書量は半分以下の5.5冊です。さらに、高校生になると、わずか2冊以下にまで激減してしまいます。 残念ながら、同調査では理由についての言及はありません。しかし、「年齢が上がるにつれて自由にできることが増えるから」が最大の理由であるのは、火を見るよりも明らかです。 まず、中学生になると部活動に取り組む子どもが増えます。さらに高校生になれば、アルバイトをはじめる人も多くなってきます。 また、自宅にいるときも、スマートフォンで動画やゲーム・SNSなど、読書以外にやることがいっぱいです。もちろん、大学受験に向けて、勉強もしなければならないでしょう。これでは、高校生になると読書をする時間が減ってしまうのも、至極当然の話です。 収入の多い人は少ない人の3倍本を読む 収入の多い人は、少ない人と比べて、読書量が多いといわれています。実際にそういった傾向を裏付けるデータは数多くあり、たとえば、総務省の「2023年家計調査※」を例に挙げてみましょう。 家計調査の年収階級別「書籍購入代」は、以下のようになっています。 家計調査の年収階級別「書籍購入代」 年収200万円未満:2,323円 年収300〜400万円:4,533円 年収450〜500万円:5,504円 年収600〜650万円:6,966円 年収800〜900万円:10,528円 年収1,000〜1,250万円:13,697円 ※統計から一部抜粋 年収300〜400万円層と年収1,000〜1,250万円層を比較すると、年間の書籍購入代はちょうど3倍です。もちろん、個人差もあるし、本を読んだから収入がアップするわけではありません。 しかし、こういった結果を見る限り、少なくとも「収入の高い人は読書量が多い傾向にある」のは間違いないといえるのではないでしょうか。 ※参考:家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 年次 2022年 | ファイル | 統計データを探す 読書量の多い人がもつ5つの特徴とは 読書量の多い人に、必ずよいことが起きるとは限りません。ただ、本をたくさん読めば、今よりも人生の質がアップするのは確実です。まずは読書量の多い人がもつ特徴を知り、これから本をたくさん読むべきかどうか、じっくりと検討してみてください。 知識量が豊富 読書量の多い人は、なんといっても知識量が豊富です。最近では「わからないことがあればググればいい」という人もいますが、それでは判断基準となる材料が、肝心なときにみつからないことだってありえます。 そうなれば、もし目の前にチャンスがきても、すぐに決断できずにせっかくのチャンスを逃してしまうかもしれません。その点、すでに判断材料が頭のなかにある人なら、即断即決できるでしょう。 チャンス(条件のよい話)はすぐに目の前から消えてしまうもの。ほかの人に取られる前に素早く掴かまなければなりません。そのためには、やはり知識が欠かせないのです。 本を読むスピードが速い 読書量が多い人の特徴として、「本を読むスピードが速い」という点が挙げられます。速読とまではいかなくても、とにかく読書慣れしているので、サクサクと読み進められてしまうんですね。 近頃は、AIやブロックチェーンなど、新しい技術がどんどん普及しています。こういった知識を身につけているかどうかで、ビジネスパーソンとしての評価が大きく変わってくるため、私たちは日々新しい知識を学んでいかなければなりません。 ところが、忙しい社会人は、なかなかゆっくりと本を読む時間が取れないものです。ただでさえ読書に割ける時間が少ないのに、読書スピードが遅ければ、どうしても途中で面倒になってしまいます。 その点、本を読むスピードが速い人は、通勤時間やお昼休みといったスキマ時間に、サクッと必要な情報をチェックできます。忙しい社会人にとって、情報を素早く入手できるかどうかは、非常に重要なポイントといえるでしょう。 判断力と理解力に優れている 判断力と理解力に優れているのも、読書量が多い人の顕著な傾向ですね。 判断力に関しては前述の「知識量が豊富」と同様、自分のなかに判断材料がしっかりと備わっているので、急な事態でも焦ることなく適切な判断を下せます。 また本をたくさん読む人は、文章を読むのに慣れているため、重要なポイントを容易に理解できるものです。ところが、普段本を読んでいないと、長文を読み切る体力がなく、途中で疲れてしまいます。 そうなれば、当然、どこが重要なポイントかも見極められません。なので、せっかく読んだのに、ほとんどなにも覚えていない事態に陥ってしまうわけです。その点読書慣れしている人は、判断力と理解力に優れているので、情報がスムーズに頭に入ってきます。 理解力については、別記事に詳しくまとめてあります。ぜひそちらの記事も、読んでみてください。 脳トレ 判断力を鍛えるなら、必ず知っておきたい6つのコツとは 高年収な人が多い 読書量が多い人の特徴として、「収入の高さ」があげられるでしょう。読書量の多さが高収入をもたらすのには、主に4つの理由が考えられます。 読書量の多さが高収入をもたらす理由 ・成功する考え方が身につく ・ビジネスに必要な知識が手に入る ・モチベーションが上がる ・幅広い考え方が身につく 年収を上げるには、今の自分の考え方を成功者のマインドに寄せていく必要があります。しかし私たち一般人にとって、成功者と会える機会などめったにありません。 そこで役立つのが、ビジネス関連のベストセラー本です。「金持ち父さん貧乏父さん」や「ファクトフルネス」のように、世界的なベストセラーには、成功のコツがたくさん書かれています。 直接成功者に会わなくても、成功に必要な考え方やテクニックが学べる。こういった有益な本をたくさん読めば、「そりゃ、成功するよね」と思いませんか。 ◆読書量と年収の関係については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 読書量と年収は比例する?1日30分・月に4冊が年収アップの目安に 幸福度が高い 幸福度が高いというのも、読書量が多い人によく見られる特徴です。前述のとおり、本をたくさん読めば知識量が増え、仕事や勉強にとてもよい影響を与えます。また、小説を読んでストレスを解消する人もたくさんいるでしょう。 アメリカで8千万人以上の利用者をもつ書籍購読サービス会社「Scribd」がおこなったアンケート調査※によれば、33%の人が「読書後に幸せを感じた」と回答。さらに、読書をすると達成感が味わえると答えた人は、69%にも上りました。 正直もっと達成感は高くてもいいと思うのですが、考えてみれば、なかには仕事や勉強のためにやむを得ず読書をする人もいるでしょう。そういう人を除けば、やはり読書は読む人に幸せな気持ちを与えてくれると考えて間違いなさそうです。 ※参考:Scribd「Reading Makes You Feel Relaxed, Informed & Happier」 読書が苦手な人必見 読書量を増やすにはどうすればいい? 読書量が多いとメリットも大きいことはわかった。だけど読書が苦手で、どうやって本を読めばいいのかがわからない。おそらくそんな風に、頭を抱えてしまった人もいるのでは。そこでこの章では、読書量を増やすコツを5点紹介していきます。 読書量を増やす5つのコツ 時間を決めて強制的に読書をする 電子書籍でスキマ時間を活用する オーディオブックを利用する 書評サイトをうまく活用する スマホに触らない時間をつくる 自分にできそうなものから、トライしてみてください。 時間を決めて強制的に読書をする 読書が苦手な人は、読書時間を設定して、「時間になったら強制的に読書をする」と決めてください。単純なようですが、正直これがもっとも効果のある方法だと思います。 読書に限らず、人は苦手なものに取り組むのが億劫でしょうがありません。しかし一度スタートさえしてしまえば、案外スムーズに読書を続けられるはずです。 読書をする時間はいつでも構いませんが、できれば夜寝る2〜3時間前か、朝イチの時間帯をオススメします。 人間の脳は、睡眠中に1日の記憶を整理するので、暗記や復習は就寝前がいいでしょう。一方朝イチは、睡眠をたっぷり取って脳がリフレッシュした状態です。早朝、もしくは午前中ならば、新しい本の内容がスムーズに頭へ入っていくと思います。 ◆読書に適した時間帯については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 読書が得意になる5つのコツとは 電子書籍でスキマ時間を活用する 電子書籍とスキマ時間の活用も、読書を効率的におこなうには欠かせないポイントです。 まず電子書籍ですが、タブレットや電子書籍リーダーが1台あれば、重い本を持ち歩く必要がありません。とくに出張などで長期間外出する場合、通常なら本を数冊もっていくところが、電子書籍なら1台の機器にそれこそ何千冊もの本が保存されています。 外出中でありながら、好きな小説を読んだり、仕事関連の参考書籍を読んだりと、電子書籍はまるで小さな図書館を持ち運んでいるようなものです。 そして、通勤時間やお昼休みなどのスキマ時間にこそ、この電子書籍は力を発揮します。 総務省の統計によれば、首都圏の平均通勤時間は48分だそうです。通勤時間や休憩時間などを合わせれば、スキマ時間だけでも黙って1時間以上は確保できるでしょう。このように、スキマ時間は読書のゴールデンタイムといえます。 とはいえ、混雑する電車のなかで、本を広げて読むのは少々抵抗がありますよね。そんな時でも、電子書籍なら場所を取らずに安心して読書が可能です。 ◆スキマ時間の活用については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 忙しくても読書時間を確保できる5つの方法とは オーディオブックを利用する どうしても活字を読むのが苦手だという人、あるいは仕事や家事が忙しく、じっくりと本に向かう時間が取れない人は、ぜひオーディオブックを活用してください。 オーディオブックは、文字通り「書籍の読み上げサービス」です。耳から内容をインプットするので、車の移動中や家事の最中でもどんどん聴き進めていけます。 またプロのナレーターが読んでくれるので、非常に聴きやすく、内容が頭に入りやすいというメリットも期待できます。まとまった時間の取れない人は、ぜひオーディオブックを候補に入れてみてください。 ちなみに、40万冊以上を配信する「Audible(オーディブル)」なら、月額1,500円で毎月1冊を自由に選べます。電子書籍やペーパーバックでの読書と併用して、上手に時間を活用していきましょう。 書評サイトをうまく活用する ※参考:ブクログ 読書に苦手意識がある人は、基本的に本の情報が不足しているので、読む本を選ぶだけでも疲れてしまいます。そうなると、読書がさらに面倒になり、ますます本を読まなくなってしまうでしょう。 そういった状況を避けるには、書評サイトをうまく活用するのが一番です。ネット上には、「読書メーター」や「ブクログ」といった総合書評サイトから、個人が用途ごとにオススメ本を紹介するまとめサイトまで、さまざまな書評サイトがあります。 もし今読みたい特定のジャンルが決まっていないのなら、ブクログのような総合書評サイトの、ランキングやオススメ本から何冊か試してみてはどうでしょうか。あらすじやレビューも確認できるので、きっと面白そうな本が見つかると思いますよ。 ◆書評サイトについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? スマホに触らない時間をつくる 10時間は少々極端だとしても、1日2〜3時間程度スマホを触っている人は、約20%もいるそうです。帰宅してから寝るまでの間に取れる自由時間は、せいぜい4〜5時間。そのうちの半分以上をスマホに使っていれば、読書の時間が確保できなくて当然でしょう。 したがって、これまで読書の習慣がない人は、まずスマホに触らない時間を意図的に確保する必要があります。 ただし、「スマホ中毒」という言葉があるくらい、スマホの使用を止めるのは困難です。ひっきりなしにくるSNSの通知やYouTubeの誘惑に、勝てる人がどれくらいいるでしょうか。 もしどうしてもスマホに触ってしまう場合は、読書の時間だけ電源を切ってください。またそれでも厳しいなら、時間がくるまで決して開かない「時限式収納ボックス」に入れてしまうのもひとつの手です。 読書量の多い人は、全員効率のよい読書をしている さきほど、読書量を増やすコツを5つほど紹介しました。しかし、いくら読書量を増やそうとしても、肝心の読書スピードが遅ければ、思うように読書量は稼げません。 ということで、最後にこの章では、読書スピードをアップするコツを5点紹介していきます。 ◆速読のしくみについてもっと知りたい方は、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 その本を読む目的が明確に決まっている 実用書を読む場合、読書慣れしている人は、「特定の情報が知りたい」という明確な目的をもって読書をはじめます。たとえば、DIYの本を読む際に、自分でできる塗装のコツが知りたいと事前に決まっていれば、自然と塗装関連のページを中心に読むでしょう。 もちろん、最終的には全ページに目を通すようになるわけですが、塗装のコツが知りたければひとまず塗装のページだけ読めれば十分ですよね。いったん読書をやめて、自宅の塗装をDIYで完了させてから、残りの部分はゆっくり読めばいいのです。 このように、読書の目的がはっきりしていると、読書が非常に効率的に進みます。さらに、「◯◯が知りたい」という具体的な希望が決まっていると、自然と読書にメリハリがつきます。 本の内容がすべて均等に重要ではないので、知りたいポイントと直接関係のないところは、軽く流してOKです。完全な飛ばし読みはオススメしませんが、重要なポイントを素早く探す意識は、効率のよい情報収集には欠かせません。 必ず最後まで読む必要はないと知っている 先ほどの「本を読む目的が明確に決まっている」とも関係する話ですが、「本を必ず最後まで読む必要はない」という意識も非常に重要です。小説のように楽しむために読む本なら、当然頭から最後までじっくりと読むでしょう。 しかし、仕事や趣味関連の本から知識を手に入れたい場合は、必要な箇所だけ読めばそれで読書の目的は十分果たせます。無理して関係のない情報を最後まで読むくらいなら、別の本からまた必要なほかの情報をインプットするほうが、圧倒的に効率的です。 もちろん時間に余裕があり、そのトピックに関する知識全般を知りたいなら、そのときは最後まで読めばいいだけでしょう。 そもそも、本に書かれている内容で本当に重要なポイントは、全体の10〜20%です。事例や導入部分は、あくまでも本を読みやすくするためのオマケ的な文章であり、そういった箇所に時間をかける必要はまったくありません。 このように、読書量の多い人は、自分の興味や必要に応じて読書のペースや範囲を自然と調整しているものです。読書が苦手な人は、ぜひこういった柔軟な姿勢を取り入れていきたいですね。 まえがきと目次にしっかり目を通す あなたは、普段「まえがき」と「目次」を読みますか? もし、あまり気にしていないというのであれば、今度からはしっかりと目を通してみてください。まえがきと目次をきちんと読む習慣ができると、本を読むスピードは確実にアップします。 なぜならば、まえがきと目次には、本の内容を示す情報が満載だからです。 通常まえがきには、著者の思いや伝えたいポイントが、コンパクトにまとめられています。事前に読んでおくと、本の核心部分を理解したうえで読み進められるため、効率よく読書ができるでしょう。 また目次とは、いうなれば「本の地図」のようなもの。構成がしっかりした目次の場合、目次だけ読めば、内容がほぼ理解できてしまうほどです。 事前に本のアウトラインがわかれば、途中で次の内容を予想しながら読書ができます。そうなれば、当然読書スピードは速くなりますよね。そういうわけで、ぜひ次回からまえがきと目次にも、注目してみてください。 ◆まえがきと目次については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読書スピードを上げるには、音読を止めて視読にシフトしよう 文章構成の基本を知っておく 前述の「まえがきと目次」と同じように、文章構成も読書スピードに大きく関係してきます。一見決まりなく漠然と書かれているように見えても、ビジネス書や実用書では、ある程度決まった構成にもとづいて執筆されているものです。 なので基本となる構成を知っていると、次にどういう内容の文章がくるかが予想でき、スムーズに読書ができます。 実用書では、主に以下の2パターンが基本です。 序論・本論・結論 結論・理由・事例・まとめ これまでは1が主流でしたが、Webに媒体が移行している現在では、2の「結論ファースト」パターンが多くなってきました。 もちろん、事例がなかったり、最後に結論を繰り返したりするケースもあります。多少のバリエーションはあるとしても、おおまかな流れがわかっていれば、激的に読みやすくなるのは間違いありません。集中の邪魔にならない程度に、ぜひ構成を意識しながら読んでみてください。 速読を活用する 結論からいうと、読書スピードをあげるなら、最終的に速読しか方法はありません。ただし、速読法にもさまざまなやり方があり、合わない速読法を選ぶと最悪途中で挫折する可能性も出てきます。 以下2つの理由から、私は右脳速読の習得を強くオススメします。 圧倒的な読書スピード 習得の容易さ まず読書スピードですが、よくある左脳型の速読は、分速2,000文字が目安です。一方で私が指導する右脳速読法「瞬読」の場合、平均スピードはなんと1〜2万文字にも上ります。 ここまで差があると、圧倒的に速く読める右脳速読法が有利なのは当然の話しです。(もちろん多少の個人差はあります) また、習得の容易さについても、やはり右脳速読法に大きなアドバンテージがあります。というのも従来の左脳型速読は、目を速く動かして読書スピードをアップする手法なので、長時間速読をするとすぐに目が疲れてしまうのです。 対して右脳速読法では、イメージ処理が得意な右脳を使って、読んだ文章を映像としてインプットしていきます。これならば、右脳の特性を利用するだけなので、目をムリに動かす必要はありません。 その結果、途中で挫折することなく誰でも続けられるのが、右脳速読法が支持される大きな理由です。 ◆右脳速読トレーニングについて知りたい方は、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 まとめ あらためてまとめておくと、読書量の多い人がもつ主な特徴は、以下の5点です。 知識量が豊富  本を読むスピードが速い 判断力と理解力に優れている 高年収な人が多い 幸福度が高い もちろん、読書量が多ければ、必ずこれらが手に入るわけではありません。しかし読書量を増やして、ひとつでも実現すれば、人生の質は間違いなく向上します。 今回の記事では、読書が苦手な人でも読書量を増やせるコツについても、お話ししました。もし、本格的に読書量を増やしたいと思われたかたは、ぜひ「Zoom体験会」で右脳速読を体験してみてください。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ### 右脳を使った速読脳トレで学力や記憶力は本当にアップするのか? もしあなたが今、学力や仕事の効率で悩んでいるなら、右脳を使った速読脳トレでその問題を解決できるかもしれません。 実際、右脳速読を指導する私のもとには、「右脳を鍛えたら暗記が楽になった」「記憶力や理解力がアップして仕事がうまくいくようになった」といった嬉しい報告が毎日のように寄せられてきます。 そこで今回は、右脳速読脳トレのベースとなる右脳速読法「瞬読」を解説したあとに、具体的なトレーニング内容や脳トレのメリットなどを詳しく紹介していきます。 右脳速読とは?脳の力を活かした新しい学習法 具体的な脳トレのやり方を紹介する前に、まずはベースとなる右脳速読法「瞬読」について、簡単に解説しておきます。脳トレの効果を最大限に発揮するためにも、まずはしっかりと右脳速読の概要を押さえてしまいましょう。 右脳を使う速読はどういう仕組み? 右脳速読とは、文字を一つひとつ読むのではなく、文章全体をパッと「イメージ」で捉えて理解する速読法です。脳は大きく右脳と左脳に分かれており、それぞれ役割が異なります。 右脳と左脳の役割の違い ・右脳:イメージ処理・創造性・ひらめき・全体像把握など ・左脳:言語認識・分析・計算・論理的思考など 一般的な読書は、言語を司る左脳を使っておこなわれます。1文字ずつ読んでいくため、読むのが速い人でも1分間に800文字程度読むのが限界です。 右脳速読では、複数の文章を全体的に捉える「視読(しどく)」という読み方をします。さらに、右脳の特性を使い、視読でまとめ読みした文章を映像として理解するのが大きな特徴です。 映像として文章を理解する方法だと、文字を一字一句追わなくても内容をつかめるため、読むスピードが大幅に上がり、かつ記憶にも残りやすくなります。 右脳のイメージ力を使って、読書が「読む」から「見る」感覚に変わるのが、右脳速読の最大の特長です。 ◆視野の使い方(視読)については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 視読トレーニングは右脳速読法。具体的な視読の身につけ方とは  従来の速読となにが違うのか? 一般的な左脳型速読法では、眼球周りの筋肉を鍛えて、読むスピードを上げていきます。ここに前述の視読(まとめ読み)を組み合わせて、分速2,000文字前後の速読を可能にしているわけです。(通常の2〜5倍) 右脳速読の場合は、右脳の得意分野であるイメージ力や全体像把握能力を活かして、文章全体を映像のように捉え、直感的に理解していきます。こういった読み方ができるようになると、分速1万文字以上の速さで読むことも可能です。(通常の10〜25倍) どちらも視野拡大(視読)がベースにあるのは、共通しています。ただし、右脳速読は一般的な左脳型の速読に比べて、目線移動の少なさが特徴です。そのため、眼筋に対する負担が少なく、疲れずに長時間速読ができます。 左脳型速読法が「素早く目を動かして文字を読む感覚」なのに対して、右脳速読は「読むのではなくイメージでふんわり捉える感覚」です。このように、左脳型速読と右脳速読では、同じ速読法でもアプローチがまったく異なります。 ◆速読法による違いについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 初心者でも取り組みやすい理由 前述の通り、一般的な速読法では、素早い目の動きと視野拡大が基本となります。目の周りの筋肉を鍛える必要があるので、習得に個人差が出やすいのが難点です。 右脳速読の場合、目の動きは最低限しか必要なく、右脳がもつイメージ力や全体把握能力を活かして自然に読み進めていきます。 もちろん、左脳型速読と同様に、右脳速読でも視野拡大は必至です。ただし、全体把握能力に優れた右脳を利用するので、段階を踏んでトレーニングすれば、それほど苦労することなく視野拡大(視読)が身につきます。 目を鍛えるのではなく、「右脳の特性を最大限活用する」という発想だからこそ、右脳速読は誰にとっても取り組みやすいのです。 ◆右脳速読の効果については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 速読は本当に効果があるの?新速読術「瞬読」がもたらす3つの効果とは 右脳速読脳トレの具体的な効果とメリット おそらく多くの人が、右脳速読脳トレをおこなうとどのようなメリットがあるのか、非常に気になっているはずです。そこで、右脳速読脳トレで得られる主なメリットを4つ紹介していきます。 読解力・集中力・思考力も同時に鍛えられる 右脳速読は、単に読むスピードを上げるだけの手法ではありません。文章をイメージとして捉える右脳の働きによって、全体の構造や文脈を瞬時に把握する力が育まれるため、読解力そのものが底上げされていきます。 また、一定の集中状態で短時間に大量の情報を処理するトレーニングを繰り返すので、集中力の持続時間も自然と伸びていきます。さらに、右脳速読を繰り返すうちに、重要な論点をパッと見極める力がつくのも嬉しいポイントです。 こういった複数の認知機能を鍛えるためには、さまざまなアプローチが必要になります。しかし、右脳速読なら、学びに欠かせない複数の認知機能を同時に鍛えることが可能です。 ◆思考力を磨く読書の効果については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 思考力を鍛える8つの方法 情報処理能力が向上する 右脳速読は、文章をイメージとして一気に捉えて、情報を素早く整理・理解する力を育てるトレーニングです。右脳が得意とする「同時に複数の情報を見る力」や「必要な情報を素早く見つける力」が鍛えられるため、判断に必要な情報がわかりやすく脳内にインプットされます。 その結果、情報を処理するスピードが上がり、迷いなく判断できるようになるわけです。また、頭を使いすぎて疲れてしまうことも減り、集中力が持続しやすくなるというメリットもあります。 こうした変化は、勉強や仕事の効率アップに直結するだけでなく、コミュニケーションなどにもよい影響をもたらしてくれるでしょう。右脳速読は、忙しい現代人をサポートしてくれる「頭の整理術」なのです。 ◆情報処理能力と読書の関係性については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるなら読書がオススメ!読書の効果と効果的な読書法 学習効率が大幅にアップする 右脳速読を活用すると、学習のスピードと質の両方が大きく向上します。文章を一気にイメージとして捉える右脳の働きによって、内容の理解や記憶がスムーズになり、効率のよい復習が可能です。 人間の脳は、何回も触れる情報を重要だと認識します。右脳速読で通常の何倍も速く読めれば、その分復習の回数を増やせるので、記憶への定着度が飛躍的に向上するわけです。 また、右脳は全体像の把握を得意とするため、知識同士のつながりを感覚的にとらえやすく、内容の整理や応用にも役立ちます。 これは、単なる暗記に頼らない「理解型」の学習スタイルが可能になることを意味し、試験勉強や資格取得など、さまざまな場面で効果を発揮してくれるでしょう。限られた時間の中で、しっかり成果を出したい人に、右脳速読は本当にオススメです。 ◆学習効率の改善と速読の関係性については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 脳科学的に見た速読の可能性を探る 時間的ゆとりができる 右脳速読を習得すれば、これまで学習や情報収集に費やしていた時間を大幅に短縮できます。文章を「読む」のではなく「見る」ように理解することで、1冊の本を読むのにかかる時間が何分の一にもなり、その分、復習やアウトプットに時間を使えます。 受験や資格試験を目標にしている人にとって、この時間的ゆとりは非常に大きなメリットです。難関大学や難関資格に合格するためには、膨大な範囲の学習量が求められ、のんびり勉強していたらそれこそ何年もかかってしまいます。 何倍ものスピードでテキストを読み、復習の回数を増やし、効率よく全体像を理解していく右脳速読なら、通常より余裕をもって勉強に取り組めるはずです。また、勉強に当てる時間が減れば、家族サービスや趣味など、ほかのことに時間を使えます。 時間に追われる生活から一歩抜け出す手段として、右脳速読は現代人にとって大きな助けになってくれるでしょう。 ◆速読が受験勉強にもたらす影響については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 速読で受験対策。効果的に学習効率を上げる速読とは? 瞬読式・右脳速読トレーニングのやり方 さきほど、右脳速読法は習得がしやすいとお話ししました。しかし、やはり右脳速読を知らない人にすれば、本当に自分が習得できるのか、不安があるでしょう。そこでこの章では、右脳速読「瞬読」の具体的なトレーニング概要を紹介していきます。 瞬読式脳トレは、全部で4ステップ。ステップ3・4は、いわゆる実戦トレーニングなので、最初の2ステップで実質右脳速読を学ぶことになります。それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 ステップ1:変換力を鍛えるトレーニング 最初に取り組むのは、ランダムに配置された文字を正しい言葉に変換するトレーニングです。慣れないうちは、上記のように3〜5文字程度の短い単語からスタートしてください。このトレーニングを続けていくと、全体像を瞬時に捉える力が鍛えられます。 1秒以内にスラスラと単語が出てくるようになったら、次はもう少し長い単語に挑戦です。「短い単語 → 長めの単語 → 文章」と進めていくうちに、最終的には見開き1ページを丸ごとイメージ化できるようになるでしょう。(もちろん個人差はあります) とにかく、この変換力トレーニングが、右脳速読におけるすべての基本となります。焦らず、ゲーム感覚で楽しみながら取り組んでくださいね。 ステップ2:イメージ化の力を引き出すトレーニング ステップ1をクリアーしたら、段々とイメージ力トレーニングに移行していきましょう。イメージ力トレーニングは、文字通り単語や文章をイメージ化するトレーニングになります。 さきほどのスプーンなら、上記のように、スプーンの絵がすぐに自分の頭に浮かべば合格です。もちろん、文字数が多くなれば、それだけイメージ化の難易度はアップします。 とはいえ、これも慣れです。速い人なら2〜3日も取り組めば、複数行の文章でも簡単に映像が思い浮かぶようになるでしょう。 ステップ3:短時間で本を読む実践法 ステップ3は、トレーニングというよりも、ただの純粋な読書です。とはいえ、ただ目的もなく読んでも効果は半減します。本読みトレーニングでは、ぜひこれまでに身につけた「文字をイメージ変換する能力」を確認しながら進めてください。 なお、これまでのトレーニングで読む量は、長くても1〜2行の文章でした。しかしステップ3まできたら、最終的には「見開き1ページを1〜2秒で読むレベル」を目指していきます。 もちろん、すぐにはできないでしょう。複数の文章をいっぺんに読むには、視点の効率的な動かし方も身につけなければなりません。でも安心してください。ステップ1から順番に練習すれば、必ずできるようになりますので。 ステップ4:記憶に残すためのアウトプット ここまできたら、もう右脳速読はマスターしたようなものです。仕上げにアウトプットトレーニングへ取りかかりましょう。具体的には、読んだ内容を文章に起こしたり、口頭で誰かに伝えたりしていきます。とくにオススメなのは、やはり紙への書き出しですね。 別にスマホやPCでもよいのですが、手を動かす行為自体に、脳を刺激する働きがあります。手書きのほうがより深く記憶に刻み込まれるので、できれば手書きでアウトプットをしてください。 また本の内容を要約して重要なポイントを紙に書き出していると、これまで使っていた右脳から左脳へスイッチが切り替わります。つまり瞬読式脳トレなら、1回の速読で右脳と左脳を両方バランスよく使用するわけです。 右脳と左脳を両方使って脳のバランスが修正される。これはほかの速読法にはない、本当に大きなメリットだと思います。 実際にやってみよう!変換力トレーニング 右脳速読脳トレの流れをひと通り理解したところで、今度は実際に変換力トレーニングに挑戦してみましょう。3文字程度のごく簡単なものから文字数を増やして、徐々に難易度を上げていきます。 目安は1問1秒です。考えるのではなく瞬間的に判断するのが目的ですから、できなくてもどんどん進んでください。 【難易度A】          ⇓   最初は文字数も少ないので、それほど苦労せずに変換できたかと思います。次は、難易度を少しアップして、文字をバラバラに配置したものに挑戦してみましょう。 【難易度B】          ⇓   今度は難易度Aよりも、格段にむずかしかったのではないでしょうか? それでも、慣れればそれこそ一瞬のうちに正しい配置がわかったはずです。もっとやってみたいというかたは、書籍「瞬読ドリル」などを題材に、ゲーム感覚でぜひ何回もチャレンジしてみてくださいね。 実際にやってみよう!イメージ力トレーニング 変換力トレーニングに慣れたところで、次はイメージ力トレーニングへ挑戦です。前回は単語もしくはごく短い文章でしたが、今回は2〜3行の文章を読み、すぐにその映像を頭にイメージしていきます。 今回も、1文1秒が目安です。文字数が増える分、頭で考えてしまったら決してうまくいきません。正しい文をみた瞬間にその映像をイメージできるよう、頑張っていきましょう。          ⇓   スペースの都合上、①の解答例のみ載せておきます。イメージ映像については、当然人によって内容は変わってくるでしょう。なかには、男子生徒をイメージした人もいたはずです。そもそも情報が少ないのですから、イメージする服装や容姿が違っていても、まったく問題ありません。 「高校2年生」「英語のテスト」「100点」というキーワードがイメージできていれば、それで十分役割を果たしてくれます。 もう少しトレーニングについて知りたいかたは、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひそちらもお読みください。 速読術 速読の効果的なトレーニングで分速1万文字を目指そう! 速読脳トレを成功に導く5つのコツ ここまで、右脳速読の概要とそのポテンシャルをお伝えしてきました。しかし、いくら右脳速読がよいメソッドでも、適切な取り組みをしなければ、せっかくの効果が半減してしまいます。 そこで、実際に右脳速読をはじめる前に、速読脳トレの効果を最大限に引き出すためのポイントを5つ紹介しておきます。 集中できる環境を整える 速読脳トレを効果的におこなうには、ある程度集中できる環境が必要です。慣れてくれば、人の多いカフェや電車内でも問題ありませんが、やりかたを学ぶ初期の段階なら、やはり落ち着いた場所でじっくりと速読に取り組みたいですよね。 自宅でトレーニングする場合、まずひとりになれる空間を確保し、邪魔になるものはすべて片づけてください。集中力を乱す最大の原因は、間違いなくスマホです。しょっちゅうSNSから通知がくる状況では、集中できるわけがありません。 よく「電源を切っておけばいいんでしょ」といわれますが、じつはいくら電源を切っていても、視界にスマホが入るだけで集中力は簡単に途切れてしまうのがわかっています。速読脳トレをやる間だけでも、ぜひ電源をオフにしてスマホをカバンへしまってください。 また案外忘れられがちですが、座り心地のよいイスも重要です。長時間適切な姿勢を維持できるイスがあると、集中の度合いが大きく変わってきます。多少コストがかかっても、勉強や仕事のクオリティによい影響を与えるなら、投資の価値は十分にあると思います。 ◆スマホとのつきあいかたについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 忙しくても読書時間を確保できる5つの方法とは 無理のない目標を設定する 速読脳トレを効果的に進めていくには、自分に合った目標設定が大切になってきます。病気の治療と違い、脳トレには緊急性がないため、目標がないと途中で挫折しやすいからです。 まず、現在の読書速度や理解度を確認して、それをもとに短期・中期・長期の目標を立てましょう。ただ、どうしても気持ちが急いてしまい、「1か月後に1冊3分で読めるようになる」といった高い目標を立ててしまいがちです。 右脳速読なら十分達成が可能とはいえ、やはり段階的にスキルアップを目指すほうが、挫折のリスクを大幅に軽減できます。 個人差はありますが、最初は1冊30分ペースくらいに目標を設定すると、プレッシャーも少なくいい感じで取り組めるでしょう。 具体的な読書スピードについては、瞬読の体験会に参加すると、自分の速読の素養がおおよそわかります。「このくらいはいけそうだな」というのがわかったら、あとは講師と相談しながら、自分に合った目標を設定してください。 ◆速読のしくみについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 目的に合った教材を選ぶ 速読をマスターしたら、自分の好きな(必要な)本をガンガン読みたいと、誰もが思うもの。しかし、これはあくまでも最終的な目標です。速読を学ぶ段階においては、速読に適した本を意図的に選択しましょう。 文章を映像化して記憶する右脳速読の特性上、画像と文章が混在する雑誌スタイルの本は、右脳速読の教材に向いていません。同様の理由から、画像・イラスト・図解の多い入門書も、避けたほうが無難です。 ビジュアルの多い本は、「文章をイメージに変換する作業」をしなくても読めてしまいますからね。それでは、トレーニングの効果が薄まってしまいます。 なお、変換力を鍛える単語単位のトレーニング題材は、私どものほうで用意しているので安心してください。自宅で試してみたい場合は、「瞬読ドリル」や「瞬読見るだけノート」といった、書籍を題材にしていただければと思います。 》》瞬読の書籍はこちらで確認いただけます 音声・視覚情報を組み合わせると効果倍増 速読の補助的トレーニングとして、ぜひ音声を活用する方法も取り入れてみてください。厳密にいえば、文字を読まないと速読とはいえないかもしれません。 しかし、耳から情報を取るのが得意な人にとって、オーディオブックやポッドキャストといった音声教材は、より深い内容理解の大きな助けになってくれるはずです。 また、視覚と聴覚両方から脳を刺激すると、インプットした情報はより強力に印象に残ります。そうすれば脳が、「この情報は重要そうだからしっかりと記憶しておこう」と判断するので、情報を忘れにくくなるのです。 なお、音声教材の最大の利点は、なんといってもスキマ時間の活用です。音声なら移動中や家事をしながらでも学習できるので、速読脳トレの効率が一気にアップします。忙しい現代人だからこそ、ぜひこういったスキマ時間を上手に活用していきましょう。 ◆視覚と聴覚のサンドイッチ学習については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 オススメの暗記方法9選!学習タイプ別暗記法も紹介 生活習慣も整えて脳のコンディションを保つ 速読脳トレの効果を最大限に引き出すためには、健康的な生活習慣が欠かせません。速読にはある程度の集中力が必要なのですが、慢性的な寝不足や疲労は、その大切な集中力を奪ってしまいます。 なんといっても、まず気をつけるべきは、睡眠です。できれば8時間以上の睡眠を確保し、脳の疲労をしっかりと回復させましょう。 また人間の脳は、睡眠中にその日のできごとを整理して、大事な情報を記憶していくようにできています。睡眠時間が減ると、そのぶん記憶の整理をおこなう時間も減ってしまう可能性があるので、記憶という観点からもやはりしっかりと睡眠時間は確保したいところです。 もちろん睡眠だけではダメで、バランスのよい食事と適度な運動にも、ぜひ気を配ってください。脳の働きを円滑にするという意味では、サーモンやサバのように、オメガ3脂肪酸をたっぷりと含んだ食材は積極的に食べたいですね。ほかには、ビタミンB6の豊富な、マグロやガーリックなどもオススメです。 さらにウォーキングや軽い筋トレを取り入れることで、血行が促進し、脳に酸素や栄養がしっかりと行き渡ります。食事と運動の重要性については、別記事でも詳しく紹介しているので、ぜひ読んでみてください。 ◆食事と運動の重要性については、コチラの記事でお読みいただけます 脳トレ 脳の活性化とは?脳を活性化させる8つの習慣 【体験談】右脳速読で変わった!3人の実例紹介 最後にこの章では、実際に右脳速読脳トレを取り入れている人の活用事例を、3点ご紹介します。今回紹介する事例以外については、「瞬読公式サイト受講者紹介ページ」でご確認いただけます。 英語力アップに成功した英語講師・岡本隆順さん よく「英語でも右脳速読は活用できますか?」という質問をいただきます。今回はご自身の英語学習に右脳速読脳トレ(瞬読)を取り入れた、英語講師で通訳案内士でもある「岡本隆順さん」にお話をうかがいました。 瞬読スタッフ 瞬読を取り入れて、なにか変わったことはありますか? 瞬読をはじめる前は30冊程度だった読書量が、今年は300冊になりました。また、瞬読トレーニング「右脳読み → 潜在意識への蓄積 → 左脳によるアウトプット」のお陰で、記憶力が高まった実感はあります。 岡本さん 瞬読スタッフ 瞬読を英語学習にどう活かしていらっしゃるか、教えていただけますか? 英語瞬読のトレーニングについては、今のところ単語を3~5語一度に見るようにしています。英語は単語自体が意味の塊になっていて、日本語の「てにをは」といった意味のない言葉がないので、とても効率のよい速読が可能です。   ただし英語には関係詞があり、日本語のように読もうとすると、戻り読みしなければなりません。戻り読みをするとスピードが落ちてしまうので、スラッシュリーディング(英語の語順のまま読む方法)で、複数行読みをしていくのが今後の課題です。 岡本さん ワインエキスパート資格を取得した添田武彦さん さきほどご紹介した岡本さん同様、瞬読の1級トレーナーである、会社経営者「添田武彦さん」の事例をご紹介します。添田さんは、経営のかたわら、ワインエキスパートの資格を取得されました。資格取得にどのように右脳速読脳トレを活用されたのか、お話ししていただきましょう。 瞬読スタッフ 最近新しい資格を取得されたとお聞きしましたが? はい。友人に誘われて、「日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート」という資格を取りました。  ワインの製造方法や地理・歴史など覚えることが多く、さらにテイスティングもあるので、なかなか取得が大変な資格だと思いますね。   また資格が直接仕事に結びつくわけではありませんが、資格をきっかけに話が弾むことも多く、たくさんの仲間ができました。あと、資格のおかげで、イベントのワインセレクトを依頼されたこともありましたね。 添田さん 瞬読スタッフ ワインエキスパートの資格取得にあたって、瞬読が役立ったことなどはありますか? さきほどもお話をしましたが、産地・歴史・年号・製造工程など、知らないワードが多く、最初の頃はまったく頭に入って来ませんでした。ところが、瞬読を学びはじめてから1次試験までの約8カ月で、分厚いテキストを流し読みしてもどんどん頭に入ってくるようになったのです。   試験の2週間前からはじめた過去問も、だいたい1問3秒のペースで、とにかく何度も読みまくりました。試験に合格できたのは、間違いなく右脳速読脳トレ効果のおかげです。 添田さん アイスホッケーに活かしたスポーツ選手・佐野月乃さん 事例紹介の最後は、アイスホッケーの名門「ハーバード大学」でアイスホッケーに打ち込んでいる娘さんをもつ、佐野月乃さんの事例をご紹介します。 瞬読スタッフ まず佐野さんご自身が瞬読をはじめて、なにか変わったことはありますか? なんといっても、まず読書が習慣になりました。以前より速く読めるようになったおかげで、家族やほかの人から推薦してもらった本にも挑戦できる余裕ができましたね。   また、夫と娘も一緒に瞬読を受講しているのですが、夫と娘は3カ月で「1冊30分」をクリアーしました。わたしも目標に向かって挑戦中です。 佐野さん 瞬読スタッフ お嬢様は、ハーバード大学でアイスホッケーをされているとお伺いしました。瞬読がアイスホッケーに役立っていることがあれば、ぜひ教えてください。 アイスホッケーは、硬質ゴムのパックをスティックでコントロールしながら、ゴールに入れるスポーツです。思い切りヒットした場合、パックのスピードは目にも止まらぬ速さになります。   しかしホッケー選手は、そういった高速で動くパックを追いかけながら、同時に相手や仲間の動きにも目を配らせなければなりません。   右脳をフル活用する瞬読式脳トレは、ホッケーに必要な「動体視力」「空間認識能力」「判断力」などの向上に、大きく役立っていると思っています。 佐野さん 今回は、語学・資格・スポーツという3つの異なる分野の事例を、簡単にご紹介しました。瞬読の右脳式脳トレで記憶力や判断力がアップするお話を聞くと、やはり右脳速読脳トレをもっともっと取り入れていくべきだと、あらためて感じますね。 まとめ 今回は、右脳速読を使った脳トレで得られる4つのメリットを紹介しました。右脳速読の脳トレで、4つのうちひとつだけでもよくなれば、これから右脳速読を取り入れる価値は十分にあると思います。 また右脳速読法「瞬読」の概要とトレーニング法についてもわかりやすく紹介したので、右脳速読に対する不安はだいぶ軽減されたはずです。 もし本格的に右脳速読を脳トレに取り入れたいと思ったら、まずは「Zoom体験会」に参加してみてください。実際に右脳速読にも挑戦できるので、どのくらい効果があるかもバッチリわかります。 》》Zoom体験会 ### 能力開発をするなら、断然「右脳速読」がオススメ! 「なんとかして成績を上げたい」 「もっと上手にパスを回して試合に勝ちたい」 「どうしても英単語が覚えられない……」 このように、自分の能力に不満があり、能力開発のよい方法はないかと悩んでいる人は本当にたくさんいらっしゃいます。 能力開発をする意欲はあっても実際になにをしてよいかわからずに、時間だけが過ぎていく。こういう経験は、誰もが身に覚えのあるところでしょう。 結論からいえば、能力開発でお悩みの人は、まず右脳速読に取り組んでください。最初に右脳速読で脳を活性化しておくと、あとから専門知識の吸収力が大きく変わってきます。 というわけで今回は、右脳速読による能力開発について、詳しく解説していきます。 右脳速読で能力開発すると得られる能力とは 右脳速読を知らない人にすれば、右脳速読で能力開発をするとどんなメリットがあるのか、非常に不安でしょう。そこでまずは、右脳速読で能力開発すると得られる3つの能力について解説していきます。 右脳速読で能力開発すると得られる3つの能力 情報を受け止める能力 反復練習をおこなう能力 情報を素早く処理する能力 ひとつずつ見ていきましょう。 情報を受け止める能力 視覚情報をイメージとして記憶していく右脳速読を習得すると、動体視力や空間認識能力などが鍛えられて、情報を受け止める能力が大きく向上します。 情報を受け止める能力がアップすれば、普段見逃してしまうような情報も逃さずキャッチできるようになるでしょう。 たとえば、あなたがバスケットボール選手だとします。動体視力に優れるあなたは、対峙する相手の表情や体の向きなどを見て、瞬時に適切な対応ができるはずです。 また相手よりも情報を受け止める能力が高いので、コート内の動きを広く観察する余裕が生まれ、自チームに有利な作戦を展開できます。 このように情報を受け止める能力が高まれば、その迅速な対応により、あなたはきっと「デキる人」と評価されるでしょう。 反復練習をおこなう能力 右脳速読をマスターすると、速読をしない人の10倍以上、速い人なら50倍ものスピードで読書が可能です。1冊の本を読むのに5〜10分程度の時間で済むため、本を繰り返し読む行為に対するハードルが大きく下がります。 そもそも人間の脳は、1回読んだだけでは内容を覚えられません。せっかくインプットした情報も、なにもせず1日放置すれば、内容の70%以上を忘れてしまうといわれています。だから、なんども繰り返して少しずつ記憶を強固にしていく「復習」が、重要になってくるわけです。 その点右脳速読なら、復習が簡単にできます。復習の回数が増えれば、当然記憶が鮮明になり、受験や資格試験において好成績を出せるようになるでしょう。 ◯速読と記憶の関係については、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は何歳からでも習得できる?速読と年齢の関係を大検証 情報を素早く処理する能力 あとから詳細は説明しますが、右脳速読はインプットした情報を右脳でイメージ化して、その映像を記憶する速読法です。文字を1文字ずつ読むよりも、文章をそのまま映像に変換するほうが、圧倒的に処理スピードは速くなります。 そのため、右脳速読を続けていくと、情報処理能力がどんどんアップしていくわけです。 また、読書スピードが速くなるのは当然として、そのほかにデスクワークやパソコン作業などのスピードもアップします。大量のデータをまとめて、プレゼン資料を作成するといった作業も、これまでの半分以下の時間でできるかもしれません。 そうなると、やるべき仕事が早く終わり、そのぶん自由に使える時間が手に入ります。そういった時間に専門的な勉強をすれば、知識が深まり、さらに処理スピードは速くなっていくでしょう。 このプラスのスパイラルが、右脳速読による能力開発の大きなメリットなのです。 ◯速読のメリットについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 速読で能力開発すれば、こんな分野で活躍できる! 速読で能力開発すると具体的にどんな分野で活躍できるのか、とても気になりますよね。そこでこの章では、以下4分野における能力開発の効果について解説していきます。 能力開発の効果が期待できる4分野 学力 / 試験対策 ダンスやサッカーなど、スポーツ関連 語学学習 対人コミュニケーション もちろん、速読による能力開発は、上記分野だけに当てはまるものではありません。あくまでもひとつの例として、「自分の得意分野に応用できないか」を考えながら読んでみてください。 学力 / 試験対策 速読をマスターすれば、学力面で非常に大きな力となるのは間違いありません。 理由はシンプルで、まず単純に復習量が圧倒的に増え、覚えた知識を忘れなくなります。さらに復習をたくさんこなせば、テキストの理解度も大幅にアップするでしょう。 また試験本番では、問題を読むスピードが速いので、解答時間にゆとりができます。そうなれば、当然最後の見直しにも十分な時間を割けるので、ムダなケアレスミスが激減するはずです。 このように、速読は学力面において、本当にたくさんのメリットがあります。なお、速読が試験対策に与えるメリットについては、別記事にまとめました。これから受験や資格試験を検討している人は、ぜひそちらの記事も確認してみてください。 ◯速読と試験対策については、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読の活用で中学・高校の試験対策はバッチリ! ダンスやサッカーなど、スポーツ関連 前述のとおり、速読を習得すると、動体視力や空間認識能力は間違いなくアップします。すると、ダンスやサッカーといった、さまざまなスポーツにもよい影響が生まれてくるわけです。 実際、塾を経営する私のところには、「勉強だけでなく、スポーツのスキルも上達した」という嬉しい報告が多数寄せられてきます。 なかでも右脳速読と相性がいいのは、野球やサッカーといった球技です。動体視力がアップすればピッチャーの投げる球がゆっくり見え、空間認識能力に優れたサッカー選手は、フィールド全体を活用できます。 また、ダンスやバレーとも、右脳速読は相性バツグンです。踊りの世界では、指導者の動きを見て振りつけを覚えるのが、一般的なレッスンスタイルになります。 レッスン時には、ひとりの先生が大人数の生徒を教えるので、手取り足取りきめ細かい指導は期待できません。さらに最近では、オンライン動画で踊りを覚える人も多いはずです。 そういう指導状況のなかでは、右脳速読で身につけた「動体視力」「空間認識能力」「理解力」が、とても役に立ちます。「お手本を見れば、短時間で振り付けを覚えられる」ぜひこういった恩恵を、多くの人に味わってもらいたいですね。 英語学習 英語学習をしている人なら、「会話が聴き取れない」「読むのが遅い」といった悩みを大なり小なり抱えているはず。そういう場合は、右脳速読を強くオススメします。なぜならば、イメージで内容を記憶する右脳速読が、和訳するクセを修正してくれるからです。 多くの英語学習者は、英語を和訳して覚えようとします。「apple=りんご」というように、日本語に訳さないと気がすまないのです。しかし、この方法には大きな欠点があります。英文を脳内で日本語に訳してから理解するため、ネイティブの速い会話についていけないのです。 その点、「apple=赤くて丸い果物」とイメージで英語を理解できれば、会話に遅れることもありません。 もし、このイメージで英語を捉える感覚が身につけば、TOEICや受験のリスニング試験が劇的に楽になるでしょう。もちろん、問題も速く読めるので、ゆとりをもってリーディング問題に臨めます。 ◯速読とTOEIC対策については、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読ができるとTOEICのスコアがアップするって本当  対人コミュニケーション 一見まったく関係のないように見えますが、速読(というか読書全般)は対人コミュニケーションにもよい影響を与えてくれます。 理由は大きく2つ。 人の気持を想像する力がつく 内容を的確に把握する理解力がつく 速読で小説やエッセイを大量に読むと、著者や登場人物の考え方・心の動きを、相手の立場になって想像できるようになります。そうやって相手の気持ちをひとまず受け止める姿勢があれば、他人の反発を招くことなく、スムーズにコミュニケーションが取れるわけです。 また理解力に乏しいと、「仕事のできない人」というレッテルを貼られてしまい、対等なコミュニケーションが取れません。その点、速読で大量の情報をインプットできれば、判断材料が増えて理解力は大幅にアップします。 このように速読は、他人と円滑にコミュニケーションを図る土台づくりに欠かせないものなのです。 ◯理解力を鍛える方法については、こちらの記事もどうぞ 脳トレ 理解力を鍛えるには?仕事も勉強もうまくいく9つの実践法 能力開発に最適な右脳速読法「瞬読」とは 最後にこの章では、能力開発に最適な右脳速読法「瞬読」を紹介します。今回紹介する内容は、以下の3点です。 能力開発に最適な右脳速読法「瞬読」とは 眼球を速く動かす速読法との違い 右脳速読でどのくらい速く読めるようになるか 右脳速読の簡単トレーニング法 ひとつずつ解説します。 眼球を速く動かす速読法との違い 速読には、大きくわけて「右脳速読」と「左脳速読」があります。右脳速読とは、イメージ処理が得意な右脳で、読んだ文章を映像として脳に記憶する速読法です。対して左脳速読は、言語処理を得意とする左脳で、文字を1文字ずつ追いかけていく方法になります。 右脳速読と左脳速読のもっとも大きな違いは、2点あります。 読書スピード 習得 / 継続のしやすさ 読書スピードについては次項で解説するので、ここでは習得と継続のしやすさについて解説していきましょう。 左脳速読の場合、読書スピードを上げるために、目を素早く動かす必要があります。しかし少し考えればわかりますが、長時間目をぐるぐると動かし続ければ、目は疲れてしまいそれこそ速読どころではありません。 普段使わない眼筋を酷使する左脳速読は、できる人を選ぶとても習得がむずかしい方法なのです。 その点右脳速読は、目にした文章(ベージ)を瞬時にイメージ化して、その映像をインプットするシンプルな速読法になります。だから長時間速読しても目は疲れないし、イメージ化のコツさえつかめば、それこそ誰でも習得できるのです。 なお、右脳速読習得のために必要なトレーニングは、決してむずかしいものではありません。トレーニングの詳細は、またのちほど詳しく紹介します。 右脳速読法「瞬読」を今すぐ知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ◯右脳速読法と従来の速読法の違いについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 右脳速読でどのくらい速く読めるようになるか 一般的な「目を速く動かす速読法」の読書スピードは、1分間におよそ2,000文字といわれています。対して右脳速読法の場合、1〜2万文字が平均的な読書スピードです。 速読をしない人の平均読書スピードは分速400〜500文字ほどなので、目を速く動かす速読法は約5倍、右脳速読法なら約40〜50倍以上の速さで本が読めるわけです。 この差を知ってあなたはどう思いますか? 普通に考えれば、5倍の速さで読書できれば本当に凄いことでしょう。しかし、同じ速読でも、50倍もの読書スピードを得られる方法があれば、間違いなくそちらを選ぶべきです。 しかも右脳速読法の場合、目に過度の負担をかけずに、誰でも習得できます。この「圧倒的な読書スピードと習得のしやすさ」が、右脳速読法に多くの人が参加する大きな理由なのです。 ◯右脳速読の読書スピードについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 読書スピードを上げるには、音読を止めて視読にシフトしよう 右脳速読の簡単トレーニング法 最後に、右脳速読のトレーニング方法を簡単に紹介しておきましょう。右脳速読のトレーニングは、大きく以下の4ステップにわかれています。 右脳速読の簡単トレーニング法 ・ステップ1:変換力トレーニング ・ステップ2:イメージ力トレーニング ・ステップ3:本読みトレーニング ・ステップ4:アウトプットトレーニング 全体の流れは別記事を参照していただくとして、ここではすべての基本となる「ステップ1変換力トレーニング」だけ紹介します。 上記のように、ランダムに配置された文字を正しく並べ替え、元の言葉を瞬時に判断するのが「変換力トレーニング」です。このトレーニングに慣れてくると、右脳の得意とする「全体像把握」や「ひらめき」といった能力が、大きくアップするのを実感できるはずです。 ステップ2では、正しく変換した単語をイメージ画像として頭に思い浮かべるトレーニングをします。しかしステップ1の段階では、イメージ変換を考えずに、まずは「1秒以内に元の単語へ変換できる状態」を目指しましょう。 最初はうまくできないかもしれませんが、繰り返すうちに必ずできるようになります。どうか安心して、ゲーム感覚でチャレンジしてみてください。 ◯右脳速読の読書スピードについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読の効果的なトレーニングで分速1万文字を目指そう! まとめ 今回お話してきたように、右脳速読に取り組めば、「情報を受け止める能力」「反復練習をおこなう能力」「情報を素早く処理する能力」が身につきます。 これらの能力開発をおこなっておけば、あとから専門分野の能力開発に取り組む際の効率がまったく変わってきます。能力開発を効率的に進めたいかたは、ぜひ右脳速読法「瞬読」についてチェックしてみてください。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ### 右脳速読ができるとスポーツがうまくなる3つの理由とは 最近、速読をトレーニングに取り入れて、パフォーマンス向上を狙うスポーツ選手が増えています。 実際私が指導する右脳速読法「瞬読」でも、さまざまなスポーツ選手が受講しており、「動体視力が上がった」「集中力が明らかにアップした」など、多くの嬉しい報告をいただいています。 もしあなたが今なにかスポーツをやっていて、さらによい結果を出したいと思っているなら、右脳速読は非常にオススメです。 今回の記事では、右脳速読がスポーツに好影響を与える理由や具体的にどんなメリットがあるのか、体験談も交えながらわかりやすく紹介していきます。 右脳速読がスポーツに好影響を与える3つの理由 これから、右脳速読をあなたのやっているスポーツに取り入れるにあたって、まずは右脳速読がスポーツに効果的な理由をきちんと理解しておく必要があります。理由が明確でないと、右脳速読への取り組みがどうしても中途半端になりますからね。 そういうわけで、今回紹介するのは以下の3点です。 右脳速読がスポーツに効果的な3つの理由 視野に入る情報の処理スピードが速くなるから 周辺視野が広がるから 断片的に入力された情報をまとめる力がつくから ひとつずつ解説します。 視野に入る情報の処理スピードが速くなるから 右脳速読を身につけると、自然と視野に入る情報の処理スピードが速くなります。 スポーツでは、瞬時に状況を判断して、適切な行動を選択する能力が必要です。じつは、脳に取り込まれる外部情報の80〜90%が、視覚によるものだといわれています。したがって、視覚で得た情報の処理能力が上がれば、当然素早い判断が可能になるわけです。 忙しい現代人は勉強や仕事に追われ、どうしても言語や計算・論理的思考などを司る「左脳」ばかり使う生活を送っています。 ところが右脳を使う頻度が上がれば、右脳の得意なイメージ処理能力が活性化して、徐々に判断スピードが速くなります。そう考えると、脳のパフォーマンスアップには、やはり右脳を刺激する右脳速読が欠かせませんね。 周辺視野が広がるから 前述のとおり、右脳速読は「視覚情報をイメージで処理する」速読法です。また右脳は、イメージ処理以外にも、「ひらめき」「創造性」「全体把握」を得意としています。 そのため右脳速読を日常的におこなうと、自然と全体把握能力が高まり、周辺視野が広がります。スポーツにおいて、この視野の広さは、非常に大きな武器となるはずです。なかでも、テニスのような素早い判断と動作が求められる球技では、視野の広さは結果に大きく影響してきます。 視野が広ければ相手の動きを的確に把握できるので、たとえ相手が急にロブを打ってきても、焦る必要はありません。コートの広さや打球の高さを正確に見極められるあなたは、余裕をもって次の行動に移れます。 断片的に入力された情報をまとめる力がつくから 断片的に入力された情報をまとめる力がつくのも、右脳速読がスポーツに役立つ大きな理由のひとつといえます。 スポーツは、一瞬で終わるものではありません。短くても5分、長ければサッカーのように90分も周囲の動きに目を配り、その場その場で的確に判断をしていく必要があるのです。 たとえばサッカーの場合、対峙する敵の動きやパスを出す味方のポジショニングなど、時間差で入ってくる情報をまとめあげて一瞬のうちに答えを出さなければなりません。 右脳速読を学びだすと、全体像把握能力や空間認識能力が向上し、周囲のさまざまな動きを瞬時にインプットできるようになります。断片的に入力された情報をまとめ上げて、素早く回答を出す。右脳速読によって、こういった能力の精度はどんどん高くなっていくでしょう。 ◯速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 右脳速読ができるとスポーツにどんなメリットがあるのか 右脳速読がスポーツに効果的な理由がわかったところで、次はスポーツ選手が右脳速読を導入する4つのメリットについて紹介します。 スポーツ選手が右脳速読を導入する4つのメリット 動体視力が鍛えられる 空間認識能力の向上 判断スピードがアップ チームメイトとより綿密なコミュニケーションが取れる それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 動体視力が鍛えられる 右脳速読ができるようになると、なんといっても動体視力が大幅にアップします。 動体視力とは、文字通り「動く物体を捉える視力」のことです。動く物体を素早く捉える力が高ければ、スポーツで断然有利になるのは、容易に想像がつくと思います。 野球ならピッチャーの投げたボールがしっかりと見えるようになり、テニスならば相手のちょっとした動きから、どこに打ってくるかが瞬時に判断できるようになるでしょう。 なお、速読で動体視力がアップすると聞けば、「目をグリグリ動かして周りを見渡す」そんなイメージを思い浮かべるかもしれません。しかしそれは、昔から日本で教えられてきた古いタイプの速読法です。 たしかに眼筋を鍛えて素早く目を動かす速読法も存在しますが、試合中常に目を動かしていたら、疲れてしまい試合どころではなくなってしまいます。その点右脳速読なら、目からインプットした全体像をイメージとして脳に記憶させるため、目をムリに動かす必要がありません。 ◯速読と動体視力の関係については、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読で動体視力がアップするって本当?速読がスポーツに有効な理由とは 空間認識能力の向上 右脳速読で能力が向上するのは、前述の動体視力だけではありません。空間を認識する能力も同時に鍛えられ、スポーツにとてもよい影響をもたらしてくれます。 スポーツにおいて、選手がもつ空間認識能力の精度は、試合結果を大きく変える非常に重要な要素です。なんといっても、ボールや選手の動きは紙の上のような平面ではなく、現実の立体空間でおこなわれていますからね。 縦横だけでなく、上下や奥行きといった「立体感覚」が不足していると、スペースを活用できずにうまく試合運びができません。 幼稚園や小学校低学年の頃を思い出してみてください。小さい頃は、自転車にもうまく乗れず、縄跳びや跳び箱もうまくできなかったでしょう。これは、まだ成長段階にある脳が、うまく立体的にものごとを認知できないのが大きな理由です。 ところが、大人になり肉体と脳が成熟するにつれて、誰でも問題なくこなせるようになります。とはいえ、その能力には個人差があり、大人になっても十分に活用できている人ばかりではないですけどね(いわゆる運痴です)。 なお、スポーツの世界では、さらにシビアなレベルでの空間認識能力が必要になるでしょう。そこで役立つのが、右脳速読です。空間認識能力を司る右脳を鍛えれば、スポーツで役立つハイレベルな段階にまで、空間認識能力を高めることも十分可能になります。 判断スピードがアップ 競技の種類を問わず、すべてのスポーツにおいて、判断スピードが勝負を決めるといっても過言ではありません。飛んでくるボールは待ってくれないし、相手は縦横無尽に試合場を動き回っています。一瞬たりとも同じ状況はなく、目まぐるしく変化する状況を瞬時に判断し行動に移す。これができなければ、試合に勝つのはむずかしいでしょう。 しかし右脳速読を習得すれば、もう判断力不足に悩む必要はありません。 右脳速読では、文章を瞬時にイメージ化して、脳へ取り込む作業を繰り返しおこないます。視覚情報を瞬時にイメージ化する。多少の個人差はあるにせよ、この作業を何回も繰り返せば、判断スピードは間違いなくアップします。 具体的な体験談についてはのちほど紹介しますので、右脳速読で向上した判断力がスポーツに与えるメリットをぜひ確かめてみてください。 ◯速読と判断力については、こちらの記事もどうぞ 脳トレ 判断力を鍛えるなら、必ず知っておきたい6つのコツとは チームメイトとより綿密なコミュニケーションが取れる スポーツとコミュニケーション力は、一見なんの関係もないように見えるかもしれません。 しかし、どんなスポーツでも、自分ひとりだけで戦うのは到底ムリな話です。柔道のような個人競技ですら、実際には指導者やチームメイトなどの協力があって、はじめて成り立っています。 なかでも、サッカーや野球といった団体競技では、一緒に戦う仲間との意志共有が非常に重要です。試合中に言葉でのコミュニケーションはむずかしいため、相手の表情やジェスチャーから、「今なにを考えているか」を瞬時に汲み取らなければなりません。 じつは、こういった非言語コミュニケーションの能力アップに、右脳速読は大きく役立ってくれます。右脳速読を勉強している人は、普段から視覚情報のイメージ処理トレーニングを繰り返しているようなものです。 なので、普通の人なら見逃してしまうような、わずかな表情の変化にも気づきやすくなります。また、味方が普段と違う動きをしたときも、いち早く気づいて対応できるでしょう。 右脳速読法「瞬読」でスポーツの能力をアップしよう   右脳速読がスポーツによい影響を与えると知っても、実際には、なかなか一歩を踏み出せないものです。そこでこの章では、私が指導する右脳速読法「瞬読」について、もう少し詳しく紹介していきます。 右脳速読とは前述のとおり、イメージ処理が得意な右脳を使い、文章を映像として記憶していく速読法になります。一方、日本でこれまで主流だった速読法は、目を素早く動かして読書スピードを稼ぐ方法です。 同じ速読法でも右脳速読法には、目を動かす速読法では得られない大きなアドバンテージがあります。 読書スピードが圧倒的に速い 目に負担をかけないので継続が容易 一般的な速読法の読書スピードが分速2,000文字前後なのに対して、瞬読には分速1〜2万文字で読める人がたくさんいます。つまり右脳速読なら、それだけ視界から取り入れた情報を素早く判断できるわけです。 また当たり前ですが、目を速く動かす速読は、目に大きな負担を与えます。その点、高速でおこなわれるイメージ処理のおかげで速く読める瞬読の場合、目をムリに動かす必要がありません。 このように、右脳速読は、誰でも圧倒的なスピードで情報処理ができる速読法です。スポーツにも、ぜひどんどん活用していただければと思います。 右脳速読法「瞬読」をもっと知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ◯情報処理能力を高めるには速読がおすすめ!右脳速読トレーニングについて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 瞬読をスポーツに活用している体験談 最後に、実際に瞬読を取り入れているスポーツ関係者お二人の体験談をご紹介していきます。自分の競技とは違っても、第一線で活躍する人の経験は、きっとあなたの役に立つはずです。 体験談1:フェンシングナショナルチーム女子エペコーチ「市ヶ谷廣輝さん」 元オリンピック選手で、現在高校教諭としてフェンシング部の指導をされている市ヶ谷さんのご縁で、フェンシングナショナルチーム「女子エペ」有志のみなさんに瞬読トレーニングをおこないました。 瞬読スタッフ 瞬読との出会いはどのようなものでしたか? 私がナショナルチームのコーチに任命された際、これまでの発想ではメダル獲得が困難だと思いました。そういう状況のなか、今までとは違うトレーニングをリサーチしていたところ、瞬読に出会ったのです。   実際に体験会へ参加してみて、「瞬読こそが選手たちに必要だ!」と確信し、私はすぐに瞬読トレーニングを導入しました。 市ヶ谷さん 瞬読スタッフ 具体的に、瞬読のどんなところが役立つと思われたのでしょうか? どの選手も、フィジカル面では、すでに極限まで追い込んでいる状態です。現時点で、痛みやケガを抱えている選手もおり、フィジカルトレーニングには限界があります。   そこで目をつけたのが、メンタル面のトレーニングです。   右脳を活性化する瞬読なら、相手の動きがスローに見えたり、広い視野が手に入ったり、判断力がアップしたりといった効果が期待でき、それらはすべてフェンシングに役立つと思いました。 市ヶ谷さん 瞬読スタッフ 瞬読のトレーニングを受けて、実際選手にどんな変化がありましたか? 山中代表から直々にご指導いただいていたのですが、残念ながらコロナの影響で中断となってしまいました。   そのため、まだ大きな結果は出ていませんが、「他国の選手が誰もやっていないトレーニングをやっている」という気持ちが、選手たちの大きなモチベーションになっているようです。身体能力や技術が拮抗するライバルとの闘いのなかで、こういった「優位意識」は、本当に大きな力に繋がります。 市ヶ谷さん 体験談2:レーシングライダー 「生形秀之さん」 全日本ロードレース選手権J-GP2クラスにおいて、2012年から2015年まで、4年連続ランキング2位。さらに、鈴鹿8時間耐久ロードレースでもチーム最高4位を獲得するなど、多くの実績をもつレーシングライダーの生形秀之さんにお話をうかがいました。 瞬読スタッフ 瞬読をはじめようと思ったのはどうしてですか? 僕らは競技中、常に一瞬一瞬の判断を迫られます。とくにレーススタート直後は、何十台ものバイクが一斉に1コーナーに飛び込んでいきます。そういった状況では、普通に考えていたのでは間に合いません。判断力向上や右脳の活性化という意味で、瞬読は最適だと思いました。 生形さん 瞬読スタッフ 瞬読のどういったところに、魅力を感じますか? 右脳は筋トレのように直接鍛えるのはむずかしいですが、瞬読なら筋トレと同じ感覚で、右脳を鍛えられます。 生形さん 瞬読スタッフ 瞬読がレースに役立っているポイントがあれば、教えてください 僕らは、ホームストレートを200km/h~250km/hで通過する最中に、サインボードを瞬時に読み取らないといけません。瞬読をはじめてから、サインボードの読み取りがとても楽になりました。 生形さん 今回は、フェンシングとモーターバイクレースの事例をご紹介しました。どちらも、瞬間的な判断力や全体像把握が不可欠なスポーツです。 右脳を鍛える瞬読なら、そういった能力アップに大きく役立ちます。ぜひ、あなたも右脳速読を取り入れてみてください。 まとめ スポーツのトレーニングといえば、どうしても肉体的なトレーニングばかり偏重されがちです。しかし最近では、肉体だけでなく、メンタルが結果に与える影響も世の中に広く浸透してきました。 瞬間的な判断力、そのもとになる広い視野と空間認識能力など、メンタル(思考)面を鍛える最高の方法が、今回紹介した右脳速読法「瞬読」です。ご自身が取り組むスポーツのパフォーマンスを高めたいのであれば、ぜひ右脳速読を上手に活用してください。 右脳速読の詳細については、下記の「瞬読Zoom体験会」にて、確認できます。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ### 10/25(月)「ほめ育×量子力学×瞬読 オンラインミニセミナー&パネルディスカッション」に代表山中が登壇させていただきました! 10/25(月)「ほめ育×量子力学×瞬読 オンラインミニセミナー&パネルディスカッション」 に代表山中が登壇させていただきました! たくさんの方が熱心に聴いてくださり、大変うれしく思います。 参加特典で「瞬読オンラインセミナー無料ご招待」を選択していただいた方は、登録のメールアドレス宛てにご案内を送っておりますので、ご確認くださいませ。 万が一メールが届いていない場合は、下記のフォームよりお問い合わせをお願いいたします。 https://syundoku.jp/contact ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.84】神奈川県 加藤まみさん(dreamyサロン主宰・個性心理學dreamy支局  50代)   普段は、セミナー開催、個性診断、カウンセリング、クッキング教室、ケータリング、起業応援、司会、レポーターなど 幅広いご活躍をされている加藤さん。 最近は、clubhouseのモデレーターとしても注目されています。 そんな加藤さんですが、コロナ禍以前、瞬読の体験会を対面で行っていたときに、そのナビゲーターを務めてくださっていました。 加藤さんにとって瞬読とは…を、お伺いしてみました!   瞬読スタッフ 瞬読を始めようと思ったきっかけはなんですか? 瞬読の体験会に参加した長男から、いたく感動した様子で連絡が来て、「セレンディピティ※なんだ!恵美子さん(瞬読代表)を紹介したい!」と言うのです。 話を聞くと… ・同級生が恵美子さんの経営する大阪の塾で先生をしていた ・恵美子さんのご長男と同じ大学!野球をしているところも同じ だそう。 そんなことを聞かされても、実は、最初は瞬読のことを少し疑ってしまいました(笑) しかし、私も体験会に参加してみて、体験会だけでみるみる本が速く読めるようになる方を目の当たりにし、「これはホンモノだ!」と思いました。 また、恵美子さんが塾を始めたきっかけ、子どもに本をたくさん読ませたいと探し見つけ、体系化した瞬読への思い、…などをお聞きして、すぐに恵美子さんのファンになりました。 そして「瞬読の魅力を伝える役をお願いしたい!」とのオファーがあり、「私でお力になれるものなら!」と、体験会のナビゲーターをお引き受けすることになったんです。 加藤さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 瞬読は、見たものと思考が連動してくる気がします。 いわゆる「ピッと思いつく」その数が増えました。 また、今生は「何でも、まずやってみる!」をポリシーにしていますが、その取りかかりまでが、一段と速くなったと感じています。 右脳が活性化されているのかしら…と思います。 加藤さん   瞬読スタッフ 加藤さんは、clubhouseでご活躍されていますが、折に触れて瞬読をご紹介いただきありがとうございます。 はい、私、瞬読が大好きなんです! 瞬読は、恵美子さんの、子ども達を応援したい!との思いから始まっています。 そして、変化する子どもを目の当たりにされた親御さんから、「大人にも教えて欲しい」と要望があり、体験会がはじまりました。 この、実体ありきのところが大好きです! 少し離れておりましたが、また、瞬読に関わりたいと思います! 加藤さん   瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 瞬読は、楽しいです! 簡単で、仲間がいて、自由で、気付かぬうちに、ある時「あら?違う!」と進化しています。 瞬読で右脳を活性化させて、本からのたくさんのメッセージを実際の生活に生かして参りましょう! 加藤さん ※セレンディピティ…偶然に思いがけない幸運な発見をする能力、またはその能力を行使すること   加藤さんが瞬読と出会われたのは息子さんがきっかけだったのですね。 人生のめぐり合わせの不思議を感じます。   こうして、瞬読を応援し続けてくださる加藤さん、本当にありがとうございます! ### Youtube「In Style 自家製麹チャンネル」に代表の山中が出演させていただきました。 日本麹クリエイター協会の代表の鈴木ひろみ様と Senior麹マスターの大木のぶえ様が、 毎回ゲスト招いてお話をされている Youtubeチャンネル「In Style 自家製麹チャンネル」 に、代表の山中が出演させていただきました。 ぜひご覧くださいませ! https://youtu.be/_lf5kzXwZsg ### 10/17(日)第一回 ほめ育教育まつりJAPAN2021が開催されました!   10/17(日) 第一回 ほめ育教育まつりJAPAN2021が開催されました!       代表山中がすばらしい登壇者の方々とご一緒させていただきました。 たくさんの方々にお話しを聴いていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。   ありがとうございました!       10/25(月)にも無料のオンラインミニセミナー&パネルディスカッションに登壇予定ですので、そちらもぜひご参加くださいませ。 https://peraichi.com/landing_pages/view/4qsd7 ### 10/25(月)20:00~ほめ育×量子力学×瞬読 オンラインミニセミナー&パネルディスカッション 「ほめ育×量子力学×瞬読 オンラインミニセミナー&パネルディスカッション」  に代表山中が登壇させていただきます! 今回も豪華すぎる参加特典! 瞬読からは、Zoom体験会への無料ご招待のプレゼントです! 先着順ですので、お申込みお急ぎください!   イベント詳細・お申込みはこちら↓から https://peraichi.com/landing_pages/view/4qsd7   ほめ育×量子力学×瞬読オンラインミニセミナー&パネルディスカッション 開  催  日:2021年10月25日(月) 開催時間:20:00〜22:00(19:50開場)※10分前からZOOMにつながります。 開催場所:zoomセミナー ※zoomリンクは前日メールにてご案内いたします。 参  加  費: 無料 <定員300名> ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.83】滋賀県 八木明恵さん(福祉職 40代)   たくさんの瞬読会員さんが、自主トレーニングの場として活用している「瞬読アサカツ部」(毎朝6時~6時半、ZOOM開催) 実質そのリーダーとして、毎朝ステキな笑顔で会員さんを迎えてくれている八木さん。 朝活で八木さんの笑顔に会うのが楽しみな会員さんも多いはず♪ 八木さんに詳しくインタビューしてみました!   瞬読スタッフ 瞬読を始めようと思ったきっかけはなんですか? 子どもがパラパラ読み出来たらかっこいいだろうなと思い、親子でオンライン体験会に参加しました。 今では、子どもより私の方が瞬読にハマっています。 八木さん 瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 瞬読をはじめて1年2か月ほどになります。 毎朝朝活の時間に必ずBrainSpark+EyeExercise(瞬読の基本トレーニング)だけはするようにしています。 続けていると、記憶力が向上し、思考が前向きになりました。 周りに40~50代の女性が多い職場ですが、周囲の同僚が加齢にともない、徐々に 「あれ、何やったっけ?」「ああ、ここまで言葉になりかけてるのに出てこない~」 と、嘆く場面が多くなりました。 私もご多分に漏れず(というか先頭を切って) 「あれよ、あれ!なんやったっけかな~???」 と叫ぶことが多かったのですが、今では記憶の引き出しから言葉にするまでのタイムロスがかなり減りました。 これは私にとって仕事上かなり重要なことで、 ストレスフリーになり、そのぶん気持ちに余裕を持って仕事に取り組めるようになりました。 おまけに記憶力が冴えているというのは、職場では一目置かれます。 この状態を持続させる目的でも、これからも毎日少しの時間でも トレーニングが欠かかさないようにしようと思っています。 八木さん 瞬読スタッフ なるほど。瞬読は認知症予防にも効果が期待されています それは実感します! 私が感じているBrainSparkの効能は、どれくらいの方が感じていらっしゃる方がいるのでしょうか。 瞬読メソッドを開発されたのがスゴイ!と思います。 また、中高年向けに地域コミュニティに広められるような仕組みづくりができたらいいなと思います。 八木さん 瞬読スタッフ アサカツ運営委員に手を挙げていただいたのはなぜですか? 90日間の瞬読トレーニングを終え、その後もトレーニングは続けていたものの、 次の目標が見つからず、「どうしようかな?」と思っていた時に 事務局さんや有志のメンバーが朝活を始めたことを知り、 2日目から参加してみたところ、「これは良い!」と思いました。 それまで交流会や読書会の機会はあっても、なかなか参加できませんでした。 そのため、コミュニティ内で気軽にお話しできる人がいなかったため、 一緒にアサカツもトレーニングも続けていく仲間が欲しいと思いました。 私自身は、朝にBrainSparkをはじめとする瞬読トレーニングが習慣化することも相まって、毎日が前向きにスタートできて、めちゃめちゃ感謝しています。 八木さん 瞬読スタッフ アサカツ運営委員を続けていただいている理由はなんでしょうか 運営メンバーそれぞれが、とても良い味を出して運営に彩を添えていらっしゃいます。 朝から楽しくワクワクできる空間が作りたいです。 昨年はクリスマスにコスプレをしたり、3.11に黙とうをしたり、 いろいろな発案を実現しながら、とうとう1年365日の実施にこぎつけました。 自分も最初は土日はゆっくり朝寝坊したかったのですが、ついつい参加しています。 また、アサカツ交流会ではアサカツ部のさまざまな方から、普段なかなか聞けない貴重な情報が入るのも魅力です。 アサカツ運営は全くの有志の活動ですので、運営メンバー自身がまず自分たちの朝活を楽しめることが、継続の秘訣だと思います。 八木さん 瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 瞬読は、本を速く読めるようになることだけでなく、私のように記憶力維持・向上ももたらし人生を豊かにしてくれます。 最初はためらうこともあると思いますが、一度扉を開けてみてください。 八木さん 八木さんより少し年代が上の事務局黒田も 「あれ、あれよ、あれあれ、なんだったっけ…」と 喉まで単語が出かかっているのに出てこない問題は 10年くらい前から感じるようになっていました。 そして、 「このまま年を取ったらどうなるんだろう」 という恐怖感を感じていました。 しかし、八木さん同様、瞬読に出会ったおかげで、 それは食い止められていると思います。 八木さん、貴重な体験談をどうもありがとうございました! ### 想像力を鍛える方法オススメ6選!想像力が豊かだと人生は楽になる いきなりですが、あなたは、自分の想像力が豊かだと思いますか? 「うーん、想像力か〜……あんまり自信ないなあ」 もし、そう思ったならば、ぜひ今日から想像力を鍛えていきましょう。なぜならば、想像力が豊かになると、非常にたくさんのメリットが手に入るからです。 そういうわけで今回の記事では、想像力の豊かな人が得られるメリットや想像力を鍛える方法など、あなたの想像力を大きくアップさせる情報をわかりやすく紹介していきます。想像力を鍛えて人生を好転させたい人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。 想像力が不足してしまう5つの理由 想像力とは、実際に見たり聞いたりしていないことを頭のなかで思い描く能力です。実際に経験したことを的確に判断するのも大事ですが、想像力が欠けているとさまざまな不都合が生じます。 そこでまずは、想像力が不足してしまう理由をしっかりと理解して、想像力を鍛えるモチベーションにしましょう。 想像力が不足してしまう主な理由は、以下の5つです。 想像力が不足してしまう主な理由 思い込みの激しい性格 周囲の人間とのコミュニケーション不足 スマホや動画などに時間を使いすぎる なんでも検索しすぎる 本を読まない ひとつずつ解説します。 思い込みが激しい性格 一般的に、思い込みが激しい性格の人は、想像力不足の傾向が強いです。「◯◯は△△だ」という先入観があるので、ほかにもさまざまな可能性があることに気づかないのでしょう。 なかでも学校の成績がよい、いわゆるエリート層に、こういった傾向が強いように感じます。あくまでも私見ですが、思い込みの激しい性格を生み出す原因は、日本の教育システムが大きく関係している気がしてなりません。 学校の勉強は、基本的に必ず正解のあるものばかりです。正解がないと、生徒の理解度を確認できませんからね。 しかし社会に出れば、必ずしも正解のあることばかりでないのは、誰もが知っています。にもかかわらず私たちは、人格を形成するもっとも大事な時期に、「読書」や「美術」といった想像力の訓練をおろそかにしているわけです。 これでは、大人になって想像力が不足するのも当然でしょう。 周囲の人間とのコミュニケーション不足 他人に興味のない(薄い)人は、往々にして周囲の人間とのコミュニケーション不足に陥りがちです。 コミュニケーションが不足すると、他人との関わりあいのなかで別な価値観や考え方に触れる機会が減り、自分の思い込みを修正するチャンスがなくなってしまいます。 そうなると、「ほかの人はどう思っているんだろうか」という想像力が働かずに、周囲からは自分よがりの「自己チュー」と評価されてしまいかねません。 悪い評価をされれば、余計に他人とコミュニケーションが取りづらくなり、ますます想像力は欠如していきます。こういった負のスパイラルに陥らないためにも、周囲としっかりコミュニケーションを取って、相手の気持ちを想像してみることがとても重要です。 スマホに時間を使いすぎる スマホに時間を使いすぎている人も、想像力に欠けるきらいがあります。 あなたは、レストランに食事にきたカップルや家族が、話をせずにお互いスマホをいじっている姿を見かけたことはありませんか?  そもそも友達や家族と食事をするのは、ただご飯を食べるだけでなく、相手とコミュニケーションを取る目的があったはずです。それなのに、食事が運ばれてくるまでお互いにスマホに没頭しています。 急用なら仕方がないとしても、わざわざ誰かと食事にきたのだから、いろいろとお喋りすればいいのに。常識と想像力のある人なら、そう考えるはずです。 しかし、残念ながら想像力の不足している人は、そういう当たり前の発想ができません。想像力が足りないから、自分がスマホをしていることで、相手がどう感じるかまで頭が回らないのでしょう。 考えてみれば、相手の前でスマホを触るという行為は、「あなたよりもSNSやネットサーフィンのほうが大事」と意思表示しているようなものです。このように、スマホはあまりにもできることが多すぎて、あなたの大切な想像力を奪ってしまう危険性があります。 ◯スマホとのつきあいかたについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 忙しくても読書時間を確保できる5つの方法とは なんでも検索しすぎる 前述のスマホの話に関係しますが、現代人はなんでもネットで検索しすぎです。検索したい単語を入力すれば大抵のことがわかってしまうので、自分で考えたり想像したりする機会が極端に少なくなっています。 考えてみれば、ネットがここまで発達するまでは、世の中簡単にはわからないことだらけでした。疑問点を調べようとすれば、図書館で本を読むか、テレビで知るか、あるいはほかの人に聞くしか方法はなかったのです。 私自身もスマホでの検索に慣れてしまい、もはやスマホなしの生活は想像できません。ただこの便利さと引き換えに、大事な想像力を鍛えるチャンスを失っているという事実は、しっかりと認識しておかなければと思っています。 本を読まない 想像力が不足している人の多くは、本をあまり読みません。 本というのは、映像がなく文章だけで成立している媒体であり、ただの文字列にすぎない文章を想像で補いながら読んでいくものです。そのため、本をたくさん読むうちに、自然と「あっ、これはこういう感じだろうな」という想像力が鍛えられていきます。 したがって、読書量の少なさは、そのまま「想像力を鍛える機会の減少」に直結します。 ちなみに、現代人とくに10〜20代といった若者は、本は読まない代わりになんらかのSNSをやっている人が多いです。だから、本を読まなくても、まったく文章に触れていないわけではありません。 ただし、TwitterやLINEのようなSNSは、想像力を鍛えるには文章が短すぎます。しかも表情や声のトーンがわからないので、誤解を生みやすいのが難点です。(顔文字はありますけどね) ただでさえ本を読まずに想像力が不足しているところ、余計な情報(感情)を省いた簡素なSNSのやりとりばかりしていれば、トラブルが起きるのも当然といえます。 ◯読書量を増やすコツについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 読書が得意になる5つのコツとは 想像力の豊かな人にはこんなメリットがある 想像力が豊かになると、本当に人生が好転します。この章では、想像力豊かな人が得られるメリットを5つ紹介していきます。  想像力豊かな人が得られる5つのメリット 仕事がうまく進行する トラブル処理がスムーズ 対人関係が劇的によくなる 自分に自信がつく ムダのないキャリアを構築できる ひとつずつ見ていきましょう。 仕事がうまく進行する 想像力の豊かな人は、仕事の流れがじつにスムーズです。理由は簡単。「こうしたらうまくいくだろう」という想像力が働くので、トラブルや手戻りが起きにくいのです。 たとえば、上司に新規案件のレポートを依頼されたとしましょう。 想像力のない人は、ただ「わかりました」と引き受けるだけですが、想像力がある人はさまざまな状況を想定して仕事を進めます。 納期に余裕があるのか、それとも急ぎなのか レポートの用途は?上司個人の確認用か、役員会議に使うのか 同業他社の動きを考えて、代替案も作成しておくべきか  海外の事例も入れておくと、将来のグローバル展開に関する判断もしやすいかも など、上司が要求しそうな内容を事前に想像できれば、手戻りも少なく、相手から喜ばれるはずです。(もちろん、必要事項は確認が大前提) こういったスムーズな業務が日常化すると、いつの間にかあなたは、「仕事のデキるビジネスパーソン」という、嬉しい評価を手にしていることでしょう。 トラブル処理がスムーズ トラブル処理についても、想像力は大きく関係してきます。想像力がある人は、常日頃からあらゆる事態を想定しながら行動しているものです。 トラブルの対処法も事前に準備していますので、いざトラブルが発生しても慌てる必要がありません。 もちろんいくら準備をしていても、本人にすれば冷や汗ものでしょう。しかし、トラブルを冷静に処理する(しているように見える)あなたは、周囲の人から間違いなく高い評価を受けるはずです。 また、想像できるリスクに対して事前に対策をしているので、そもそもトラブル自体がほとんど発生しません。「◯◯さんと仕事をすると、いつも仕事がスムーズで助かる」と高く評価されるのも、あなたの豊かな想像力のおかげなのです。 対人関係が劇的によくなる 良好な人間関係を築くには、なんといっても相手の気持ちを汲み取る姿勢が大事です。自分のことばかり優先させていては、やがてあなたの周りから誰もいなくなってしまうでしょう。 そういう意味でいうと、やはり想像力のある人は非常に有利です。相手はいちいち自分の気持ちを話してはくれません。そういったなか、気配やしぐさから相手の心情を汲み取って対応できれば、相手は間違いなくあなたに好意をもってくれます。 これは、自分に置き換えてみれば、すぐにわかるでしょう。もしなにも言わなくても、相手が自分の気持ちを想像して動いてくれたら……間違いなく、相手に好意をもつはずです。 もちろん、いつも相手のことばかり優先する必要はありませんよ。自分の主張だってドンドン前に出してOKです。 ただそういった状況のなかでも、どこかで相手に対する配慮は必要になります。それさえ忘れなければ、あなたの対人関係が、劇的によくなるのは間違いありません。 自分に自信がつく 想像力が豊かだと、自分に自信がつきます。うまくいっている自分を想像できれば、それが自己評価となり、あなたの思考と行動が成功者の動きに変わっていくからです。 また前述のように、仕事やプライベートで相手の心情を想像できる力があれば、あなたは間違いなく高く評価されます。こういったことが積み重なると、自分のなかに「想像力があり周りを気づかえる自分」という自己評価軸ができてくるはずです。 このように、想像力があると、相乗効果でドンドン自分に自信がついていきます。 ムダのないキャリアを構築できる 想像力が豊かな人は、ムダのないキャリアを構築できる可能性が大幅にアップします。なぜならば、想像力のある人は将来自分がイキイキと働く姿を明確に想像できるので、自分が歩むべきキャリアを適切に設定できるからです。 一方想像力に欠ける人は、自分の未来像がうまく想像できず、これからどういうキャリアを進めばいいかがわかりません。だから、いつも行きあたりばったり。少しよい情報があれば飛びつき、うまくいかなければまた別の道へと、方向性がすぐに変わってしまいます。 スムーズにキャリアを構築するには、やはりある程度方向性を絞り、1点に時間とリソースを集中させるのが基本です。時代の流れに乗る意識も必要ですが、共通点のない分野に手を出しすぎると、気づいたらどれも中途半端だったということも…… というわけで、想像力は将来のキャリア構築に欠かせない重要な役割を担っています。後述する想像力を鍛える方法に取り組むなどして、なるべく早く想像力を鍛えていきたいですね。 すぐにやってみよう!想像力を鍛える方法6選 想像力の豊かな人が得られるメリットはわかったけど、自分には想像力が不足していて、そのメリットの恩恵を受けられそうにない。もしかすると、そんな風にがっかりしている人もいらっしゃるかもしれません。 そこで今度は、実際に想像力を鍛える方法を6つ紹介していきます。 想像力を鍛える6つの方法 まずは相手目線で考えてみる 自分と違う価値観の人とも積極的に交流 旅行・引っ越しなど、生活環境を変える 仮説→検証を心がける 小説をたくさん読む とにかく普段やらないことに挑戦してみる どれかひとつでも実行できれば、あなたの想像力は大幅にアップするはず。できることから、挑戦してみてくださいね。 まずは相手目線で考えてみる グローバル化が進み、「自己主張をしなければダメ」といった風潮が広がりつつあります。しかし、もしも全員が自己主張だけをはじめたら、お互いがぶつかりあい、人間関係もすぐに壊れてしまうでしょう。 たしかに自己主張は大切ですが、やはり相手のことを尊重する姿勢は大事です。そのためには、まず想像力を鍛えるのが一番手っ取り早いと思います。 もし想像力を鍛えたいなら、まずは相手目線でものごとを考えるクセをつけてください。 「この人はどう思っているんだろう」という目線があれば、そういった配慮の気持ちは相手に必ず伝わります。そうすれば、たとえ相手の意に反する結果になっても、人間関係が崩れることはありません。 またこういったトライ& エラーを繰り返していけば、いずれ必ず想像力はついてきます。失敗を恐れずに、まずは相手の気持ちを想像することから、はじめてみましょう。 自分と違う価値観の人とも積極的に交流 想像力を鍛えるには、自分と違う価値観の人とも積極的に交流してみるのが効果的です。いつも同じ環境にばかりいると、どうしても自分がもっていない価値観をイメージできません。 違う価値観を知らないだけならまだいいですが、万が一、知らない価値観を否定するようなことがあれば、相手からの信頼は決して得られないでしょう。 なお、違う価値観に触れるのなら、以下のような方法がオススメです。 異業種交流会に参加する 資格勉強などのコミュニティに参加する 趣味のサークルに参加する 地域の集まりやボランティアに参加する 内容はともかく、ようは「普段参加しない環境に身を置いてみましょう」ということです。違う環境という意味では、会社内で普段会わない人と喋ってみるだけでも、十分効果があります。 いずれにせよまったく違う立場の人と話をして、時にはとっつきにくそうな人とあえてコミュニケーションを取ってみると、きっと新しい発見があると思いますよ。 旅行・引っ越しなど、生活環境を変える 旅行・引っ越しなど、生活環境を変えてみるのも、想像力を鍛えるオススメの方法です。「自分と違う価値観の人とも積極的に交流」でも触れたように、いつも同じ環境にいると固定概念が生まれ、うまく他人の価値観を想像できなくなってしまいます。 たとえば旅行の場合、普段とは違う文化や価値観に触れる機会が増えます。その地方ならではの美味しい食事を楽しみ、現地の人と話をするうちに、自分のなかにこれまで想像もしなかった新しい世界が広がっていくのを感じるはずです。 最近では、普段都市部で働く人が地方の生活習慣や文化に触れ、移住までするケースが激増中だと聞きます。これも、環境の変化が心を刺激して、地方で暮らす自分を想像できたからでしょう。 引っ越しも同様です。別に、ムリして遠くに引っ越す必要はありません。同じ市内でも、エリアが変われば環境は大きく変化して、新しい刺激があなたの想像力をビンビンと刺激してくれるはずです。 仮説 → 検証を心がける 想像力というのは、いうなれば自分のなかで仮説を立てる行為といえます。となれば、当然その仮説が間違っていることもありえるわけです。 というか、人の心のなかは誰にも見えませんから、仮説が間違っていることのほうが多いかもしれませんね。 そうなると、もし検証をしないで放置すれば、間違った仮説のまま行動する可能性が出てきます。これでは、「空気の読めない人」というレッテルを貼られてしまっても、文句は言えません。 したがって、仮説を立てたらその仮説が正しいかどうか、私たちは意図的に検証を繰り返していく必要があります。仮説を検証して、間違っていたら修正する。この当たり前の行為を繰り返すだけで、あなたの想像力は飛躍的に向上するでしょう。 小説やエッセイをたくさん読む 小説を読むのも、想像力を鍛えるのにはとても有効です。小説には、映画やドラマのような映像と音声がありません。だからこそ、足りない描写を、自分の想像で補う力が身につきます。 小説好きならおわかりだと思いますが、自分の好きな小説を読むと本当にドキドキ・ワクワクしますよね。お気に入りのキャラクターや世界観にハマると、寝る間も惜しんで読みふけってしまうものです。 それもこれも、小説には自分の想像力の介入する余地がたくさんあるからなんですね。そして、読書によって想像力をフル稼働する行為が、自然とあなたの想像力を鍛えてくれます。 とくに小説の場合、登場人物のキャラクターが立っていますから、あなたの常識外の思考をもつケースが多いです。最初は「なんでそうなる!!」と反発するかもしれませんが、段々と「そういう考えをもつ人もいるよね」と相手を尊重する気持ちが芽生えてきます。 こういった繰り返しが、より深くあなたの想像力を鍛えてくれるのは間違いありません。ぜひたくさん小説を読んでみてください。 ◯たくさんの本を読むなら速読がおすすめ!速読のしくみについて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 とにかく普段やらないことに挑戦してみる ここまで5点ほど想像力を鍛える方法について紹介してきましたが、共通しているのは、とにかく「普段やらないことに挑戦してみる」ということです。 想像力は、新しい価値観が増えるほど、どんどん広がっていきます。新しい価値観を身につけるには、とにかくいつも同じことをやっていてはダメです。新しい出会いの場にでかけ、いろいろな人と話をしてみてください。 またそういう意味では、読書はとくにオススメです。小説に限らず、わずか2,000円の出費で、さまざまな識者の考え方を知ることができます。今は電子書籍がありますから、気に入った本をもち出して、たくさん本を読んでみましょう。 そういうわけで、読書に限らず、想像力によいと思うことはなんでも試してみてください。 ◯右脳を鍛えて想像力をアップ!右脳速読トレーニングについて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 まとめ 今回の記事でお伝えしたとおり、想像力が豊かな人は大きく得をします。先回りして準備をすれば仕事でも高い評価を受けるし、人の気持を想像して対応すれば、きっとあなたに好意をもってくれるでしょう。 このように想像力は、円滑な人生に欠かせない大事な要素です。ぜひ今回紹介した5つの方法をもとにして、どんどん想像力を鍛えていただければと思います。 なお、想像力を鍛えるには、読書は非常に有効な手段です。私自身も速読で大量の本を読み、さまざまな価値観に出会えました。 速読で読書量を増やし、想像力を鍛えたいというかたは、ぜひ一度「Zoom体験会」に参加してみてください。 》》瞬読Zoom体験会 速読オンライン体験会。速読を越えた「瞬読」をオンラインで ### 速読に才能は必要なし。速読法の選び方ですべてが決まる! 「速読ができる人って、才能があるごく一部の人でしょ」 「本を読むとすぐ眠くなっちゃうから、速読なんて絶対ムリ!」 こんな風に、「速読は才能のある人がやるもの」と考える人はたくさんいます。 もしあなたが速読に興味があるのに、「才能がないから」という思い込みであきらめているとしたら、非常にもったいないですね。 なぜならば、おそらくあなたがイメージしている速読は、才能がないとできない左脳型の速読法だからです。 はっきりいって、速読に才能はまったく関係ありません。習得の容易な右脳速読法なら、誰でも速読できるようになります。 そこで当記事では、才能がなくても必ず習得できる、右脳速読法「瞬読」について、詳しく紹介していきます。速読はむずかしいと思いこんでいる人こそ、ぜひ右脳速読法に挑戦してみてください。 右脳速読「瞬読」なら、才能がなくても速読はできる 冒頭でもお話ししたように、右脳速読法「瞬読」なら、才能がなくても速読は可能です。この章では、まず右脳速読と一般的な左脳型速読の違いについて、以下3つのポイントから解説していきます。 右脳速読と一般的な左脳型速読の違い 読書スピード 記憶の定着度 習得の難易度 ひとつずつ解説します。 読書スピード 右脳速読法は、文字通り右脳を主体として速読する読書法です。イメージ処理や全体像把握が得意な右脳で、読んだ文章を映像化して脳へ記憶していきます。 文字をじっくりと読み込むよりも、当然パッとイメージする映像のほうが、反応速度は圧倒的に速いです。この映像化の恩恵により、瞬読受講者の多くが、分速1〜2万文字という高速での読書を実現しています。(なかには、分速数十万文字という驚きの結果を出す人も) 一方、従来の速読法の多くは、目を速く動かして読書スピードを稼ぐスタイルが基本です。目の運動は非常にハードであり、その速度にも限界があるため、どんなに才能のある人でも分速2,000〜3,000文字が上限でしょう。 ただし、速読をしない人の読書スピードは、通常1分間に400〜800文字ほど。そう考えると、どの速読法でも、十分速く読めるようになります。 とはいえ、せっかく学んでいくのであれば、通常の約25〜50倍の速さで読める瞬読がベストなのは間違いありません。 ◯読書スピードについての記事はこちらもどうぞ 速読術 読書スピードを上げるには、音読を止めて視読にシフトしよう 記憶の定着度 右脳速読法は、一般的な読書よりも記憶の定着度が高いといわれています。なぜなら、より深い記憶領域「長期記憶」で記憶される要素を、2つともクリアーしているからです。 記憶には「短期記憶」と「長期記憶」があり、短期記憶にインプットされた情報は、早ければ数十秒の間に、忘れてしまいます。教えてもらった電話番号をすぐに忘れてしまうのは、この短期記憶に記憶されるからです。 そういうわけで、できるだけ記憶を保持したいのなら、本の内容を長期記憶としてインプットしなければなりません。 長期記憶へのインプットとして有効なのは、以下の2つがあげられます。 何度も繰り返す 強力な印象とともに記憶する 右脳速読なら、一般的なビジネス書を1冊10分足らずで読破できます。つまり、1時間もあれば、なんと6回も復習ができるのです。これだけ繰り返せば、逆に忘れたくても忘れられなくなるでしょう。 また、読んだ内容を映像としてインプットするので、ただ文字を追いかけるより、より鮮明に記憶へ刻み込まれます。 この2つの条件が揃った読書法。それが、右脳速読法「瞬読」というわけです。 ◯速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 習得の難易度 習得の難易度からみても、瞬読の優位性は非常に高いといえます。 前にも触れたとおり、従来の左脳型速読法の多くは、目を速く動かす速読法です。目を速く動かすには、普段ほとんど意識していない6つの眼筋をフル稼働させなければなりません。 目を速く動かす才能のある人ならともかく、通常はすぐに眼筋が疲れてしまい、長時間の読書は困難です。 その点、瞬読には、そういった物理的なトレーニングが一切ありません。複数の単語や文章を瞬時に読み取るトレーニング(後述)は必要ですが、段階を追ってトレーニングすれば、誰でもムリなくできるものばかりです。 また、同じ右脳型の速読はほかにもありますが、特別な準備や思考法が必要となるため、これまた才能がないと続けられません。 ほかの速読法との違いについては、別記事で詳しく解説しています。よかったらそちらも読んでみてください。 右脳速読法「瞬読」について今すぐ知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》自宅で受講できるZoom体験会 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 速読の要「視読(しどく)」とは  速読をおこなうには、必ず「視読(しどく)」とよばれる読み方をマスターしなければなりません。この視読についても、才能が必要な速読法を選んでしまうと、あとから非常に苦しむ可能性があります。 そこでこの章では、速読の要ともいえる「視読」について、以下の3点を中心にわかりやすく解説していきます。 「視読」について 視読とは一体どういう読み方なのか? 音読と視読の違い 脳内音読は視読最大の敵 それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 視読とは一体どういう読み方なのか? 視読とは、上図のように、複数の単語もしくは文章をまとめて読んでいく手法です。通常の読書では、文字を司る左脳で1文字ずつじっくりと読んでいくので、当然「視読」のほうが圧倒的に速く読めます。 ただし、左脳型速読の場合、視読を何十ページも継続するのはかなり大変です。文章をまとめて読もうと思えば目を速く動かし続ける必要があり、継続できるのはやはり才能のある人に限定されてしまいます。 一方瞬読では、文章単位で映像としてイメージしていくため、目を速く動かすというアスレチックな才能は基本的に必要ありません。 具体的な視読のやり方については、のちほど「瞬読式簡単トレーニング法」の項目で、あらためてご紹介します。 音読と視読の違い 音読というのは、文字通り、文字を声に出しながら読む方法です。学校で先生に指名されて、教科書を読んだ経験は誰でも一度はあるでしょう。あれが、いわゆる音読です。 声に出して読むには、まずは1文字ずつ、しっかりと目を通さなければなりません。そのため、前述の視読に比べて、読書スピードは極端に遅くなります。 読書スピードの目安としては、およそ以下のように考えておけば間違いないでしょう。 通常の読書:分速400〜800文字 音読:分速300〜400文字 視読(瞬読の場合):分速1〜2万文字   見てのとおり、視読はもとより、通常の読書(黙読)と比べても、音読のスピードはかなり遅いです。 したがって速読をしたいのなら、小説のような娯楽を目的とした読書を除き、音読はNGだと考えてください。 脳内音読は視読最大の敵 まず結論からいうと、脳内音読は視読最大の敵ともいうべき存在です。 もしかすると、「音読が速読の邪魔をするのは理解したけど、脳内音読ってなに?」と思われたかもしれません。 音読といっても、そもそも実際に声を出して本を読む人はまずいないでしょう。カフェで読書する人を見ても、みんな黙々と本を読んでいます。 ところが一見黙読している人も、じつはほぼ全員が、頭のなかで音読をしています。もうこれは、人間のクセというか、本能みたいなものですね。 もちろん実際に口へ出さないぶんだけ、音読よりは速く読めますが、それでもやはり分速800文字が限界でしょう。 なお、脳内音読をストップするには、視読をマスターするのがもっとも効果的です。視読で素早く文章を追いかけていくと、脳内音読をしているヒマがありませんから。 視読を身につける具体的な方法については、このあと詳しくご紹介していきます。 ◯視読についての記事はこちらもどうぞ 速読術 視読トレーニングは右脳速読法。具体的な視読の身につけ方とは  才能がなくてもOK!瞬読式簡単トレーニング法 最後に、視読を身につけるための瞬読式簡単トレーニング法の概要を、紹介していきましょう。 瞬読式トレーニング4ステップ ステップ1:変換力トレーニング ステップ2:イメージ力トレーニング ステップ3:本読みトレーニング ステップ4:本の内容をアウトプット 段階を追って徐々に身につけていくのが、瞬読式の特徴です。それではひとつずつ紹介しますね。 ステップ1:変換力トレーニング 参考:【火曜日は記憶力アップ】瞬読トレーニングvol.14 ステップ1は、上記のようにランダムに配置した文字を、自分の知っている言葉に変換していくトレーニングです。(この場合は、「天真爛漫な孫」が正解) 脳には、バラバラに置かれた文字があれば、知っている言葉に変換しようとする習性があります。この働きを瞬読では「変換力」とよんでおり、ステップ1でこの変換力をガンガン鍛えていきます。 変換のスピードは、1つの題材につき、5秒以下がひとつの目安です。慣れてきたら、2秒以下を目指して、ゲーム感覚で変換力を身につけていきましょう。 ステップ2:イメージ力トレーニング ある程度変換力トレーニングに慣れてきたら、今度はイメージ力トレーニングのスタートです。ステップ1の題材は、単語メインでしたが、ここでは複数行の文章を題材にイメージ力を磨いていきます。 複数行といっても、最初は以下のようにごく短い文章で十分です。 炊飯器から 炊きたてのお米の よい匂いがする こういった短い文章で、複数の文を一気に読む「視読」の感覚をつかんでいきましょう。 ◯瞬読式トレーニングについての記事はこちらもどうぞ 脳トレ 記憶術トレーニングなら右脳を活用するのがベスト! ステップ3:本読みトレーニング ステップ3の「本読みトレーニング」はいうなれば、実践訓練です。純粋なトレーニングという意味では、ステップ1・2がメインのトレーニングとなります。 まずはステップ2までをしっかりとこなして、徐々に長文へステップアップしてください。 本読みトレーニングをうまく進めるには、「なるべく多くの文字を見る意識をもつこと」が重要です。ステップ2まではあくまでも短い文章なので、それほど視点を意識しなくても簡単に読めてしまうでしょう。 しかしステップ3になると、文量が極端に多くなります。自分に合った視点の動かし方を見つけるまでは、なかなかうまく視読ができないかもしれませんね。 それでも慣れてくるうちに、必ず視読は身につきます。要領がいい人なら、それほど時間がかからずに、ページ単位での視読もできるようになるはずです。 ステップ4:本の内容をアウトプット 瞬読は右脳速読法とよばれていますが、右脳だけを使って読書するわけではありません。イメージ化の得意な右脳で文を読み、分析や論理的思考を司る左脳でアウトプットしていくため、より深く記憶に定着していきます。 具体的なアウトプットの方法としては、重要なポイントをできるだけ手書きで書き出してください。どこかに発表するわけではないので、多少読みにくくても、箇条書きでも何でもOKです。 もしアウトプットをもう少し大々的におこなってみたいのであれば、書評を書いたり、SNSで発表したりするのも、とてもよい方法だと思います。 自分に合う方法で、どんどんアウトプットしてみてください。 ◯アウトプットについての記事はこちらもどうぞ 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? まとめ 今回は、才能関係なく、誰でもできる右脳速読法「瞬読」を紹介しました。 たしかに、ビックリするような速さでページをめくる姿をみれば、「速読は才能がないとできない」と思うのはムリもありません。 しかし、目をムリに速く動かす必要がなく、特殊な思考法も関係ない瞬読ならば、本当に才能なんて必要ないのです。 私は、この瞬読を通して、ひとりでも多くの人に速読の素晴らしさを知っていただきたいと考えています。もし速読をマスターしたいとお考えなら、ぜひ一度「 ### 最速の速読法はどれだ? 最速で本を読むための4つのコツとは この記事を読んでいるのは、なんらかの理由があって、とにかく本をもっと速く読みたいと思っている人でしょう。そのための手段として速読を調べているのだとしたら、速読法の選択にはぜひ細心の注意を払ってください。 なぜなら、速読法によって、手に入る読書スピードが大きく変わってくるからです。 結論からいえば、現在学べる速読法のなかで最速の読書スピードが手に入るのは、右脳速読法「瞬読」になります。今回は、最速の速読法「瞬読」の詳細と、読書スピードを爆アゲするコツを4点ほど紹介していきます。 右脳速読法「瞬読」が、圧倒的にオススメな理由とは さまざまな速読法があるなかで、右脳速読法「瞬読」が圧倒的な読書スピードを出せるのには、きちんとした理由があります。この章では右脳速読法「瞬読」をオススメする理由を3点ご紹介していきます。 右脳速読法「瞬読」がオススメな理由 右脳のイメージ化で記憶するので、読書スピードが圧倒的に速い ムリなトレーニングがまったくない 復習とイメージ化のおかげで、読んだ内容を忘れにくい それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 右脳のイメージ化で記憶するので、読書スピードが圧倒的に速い 日本でもっとも普及しているのが、目を速く動かすタイプの速読法です。こういった速読法は通常の読書より当然速く読めますが、左脳を使って文字を追いかけていくので、どうしても読書スピードには限界があります。 対して右脳速読法は、イメージ処理が得意な右脳で、文章を映像として記憶していく読書法です。 「今日の晩ごはんは、焼き肉食べにいかない?」と言われたら、すぐに頭のなかは、ジュージュー音を立てて焼き上がる牛カルビでいっぱいになりますよね。 そう、普通に文字を目で追う読み方よりも、文章をまとめて映像化する右脳速読のほうが、圧倒的に反応スピードが速いのです。 具体的な読書スピードを比較すると、以下のようになります。 通常の読書:分速400〜800文字 目を速く動かすタイプの速読法:分速2,000文字前後 右脳速読法「瞬読」:分速1〜2万文字 目を速く動かす速読法でも効果は出ますが、せっかく速読を勉强するなら、圧倒的な読書スピードが可能な右脳速読法を強力にオススメします。 ◯従来の速読法と右脳速読の違いについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 【右脳速読のススメ】右脳型速読と左脳型速読はなにが違うのか? ムリなトレーニングがまったくない 右脳速読法が近年爆発的に普及しつつある背景には、習得までの難易度が大きく関係しています。というのも、目を速く動かす速読法の場合、とにかくトレーニングがハードなのです。 「上直筋・下直筋・内直筋・外直筋・上斜筋・下斜筋」といった、普段動かさない眼筋を思い切り使うため、とにかく疲れます。だから、せっかく速読を習いはじめても、多くの受講者が途中で脱落してしまうのです。 その点、瞬読なら、ムリな眼球トレーニングは一切ありません。また一度コツをつかめば、あとは時々メンテナンスをするだけで十分。ほかの速読法のように、いつまでも目を動かすトレーニングをしなくても大丈夫です。 もちろん瞬読でも、最低限のトレーニングはおこないます。とはいえ、瞬読のトレーニングは、どれもムリなく習得できるものばかり。速読を習得する自信がないという人にも、段階ごとにじっくりと指導しますので、安心してください。 ◯右脳速読法「瞬読」のトレーニングについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読の効果的なトレーニングで分速1万文字を目指そう! 復習とイメージ化のおかげで、読んだ内容を忘れにくい 右脳速読のメリットは、読書スピードだけではありません。 圧倒的な読書スピードのおかげで復習回数が増え、さらに文章をイメージ化して記憶するので、読んだ内容を忘れにくくなります。 一般的な読書の場合、たった1日経過するだけで、せっかく読んだ本の内容も8割近く忘れてしまうのが現実です。 はじめてかけた電話番号は、1分も経てばもう覚えていませんよね。これは電話番号が「短期記憶」としてインプットされるからなのですが、読書でもこれと同じ現象がおきていると考えてください。 内容を長期間覚えておくためには、以下2つの方法で、「この情報は、ずっと覚えておくべき重要な内容だ」という指令を出すのが効果的です。 長期記憶として記憶する2つの条件 ・何度も読み返す ・強烈なイメージと一緒に記憶する 一般的な実用書の場合、瞬読なら、10分もかからずに1冊を読めてしまいます。つまり、その気になれば何十回と復習が可能なわけです。 復習の多さとイメージ力で、重要な内容を忘れない。そんな夢のような速読法が、右脳速読「瞬読」なのです。 ◯記憶のメカニズムについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 本の内容がしっかり記憶に残る読書術とは「右脳速読法」のススメ 右脳速読法と従来の速読法の違い ここまで右脳速読法の特徴を紹介してきましたが、今度はほかの速読法と右脳速読法との違いを見ていきましょう。ここで紹介するのは、以下の3つです。 右脳速読法と従来の速読法の違い 目を速く動かす「日本速脳速読協会」 右脳速読「フォトリーディング」 飛ばし読み「レバレッジ・リーディング」 各メソッドの特徴を知り、瞬読との違いをしっかりと押さえてしまいましょう。 ◯速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 目を速く動かす「日本速脳速読協会」 日本速脳速読協会が一般社団法人化したのは2019年ですが、設立自体は1998年と、じつに20年以上の歴史を誇る速読法です。 公式サイトを拝見すると、日本速脳速読協会では、子どもや学生の読書支援を盛んにおこなっています。全国の学習塾などとも提携し、地方在住の子どもたちに速読教育の機会を届けようとする姿勢には、同じ教育分野に携わるものとして非常に共感を覚えます。 速読のスタイルとしては、目を速く動かして読書スピードを稼ぐ、オーソドックスな速読法です。受講生の記録調査では、読む速度は3カ月で約3倍となっており、速読のスタイルからみると妥当なスピードだと感じました。 瞬読の平均値は分速1〜2万文字ですから、少なくとも通常の10倍以上で読めるわけです。こうして比較してみると、読書スピードという面では、やはり瞬読に優位性があるといえるでしょう。 右脳速読「フォトリーディング」 フォトリーディングは、NLPのエキスパートであるポール・R・シーリィ氏によって開発された、右脳主導型の速読法です。世界35カ国以上、100万人もの受講生がおり、日本でも受講者が4万人を超える人気ぶりとなっています。 フォトリーディングは、1秒間に1ページ以上を写真のように読み込んでいくところから、フォトリーディングと名づけられました。 著名な経営コンサルタントで、フォトリーディングインストラクターでもある神田昌典氏のホームページによると、フォトリーディングの読書スピードは、通常のおよそ3倍から18倍とのこと。 読書スピードにかなり開きがあるとはいえ、通常よりもかなり速く読めるのは間違いなさそうです。 ただしフォトリーディングは、「ミカン集中法」といった抽象的な概念の習得が求められるため、できる人を非常に選びます。 そのほかにも、目のぼかし方やマインドマップとの紐付けなど、習得はいうほど簡単ではないというのが正直な感想です。 もしフォトリーディングに興味のある人がいたら、途中で挫折することのないよう、事前に十分なリサーチを心がけてください。 飛ばし読み「レバレッジ・リーディング」 書籍「レバレッジ・リーディング」の著者本田直之氏は、同書のなかで飛ばし読みによる効率的な読書法を提言しています。ベストセラー作家の読書術ということで、レバレッジ・リーディングもまたベストセラーとなり、飛ばし読みの概念が世の中に広まりました。 本田氏の主張は、以下のように非常に明快です。 これが知りたいという目的をもって読書する 知りたい内容以外は、読まなくてもよい 学んだ内容を実践する 必要な情報だけを読み、その内容を実践していく。最小限の努力で結果を出そうとういう読書スタイルは、まさにタイトル「レバレッジ・リーディング」(てこの原理)どおりです。 ただし瞬読のように、1冊を10分以内で読めるようになると、そもそも飛ばし読みをする必要がありません。それよりも、頭から最後まで3回繰り返し読んだほうが、記憶により深く定着しますし、取りこぼしも少なくて済みます。 ◯ほかの速読法との比較記事は、こちらでも読めます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 これだけは外せない。最速で読書ができる4つのコツ 最後にこの章では、読書スピードをアップする一般的なコツを4点紹介していきます。 最速で読書ができる4つのコツ 脳内音読を今すぐやめる 飛ばし読みはしない 単語や文章をまとめて読む「視読」を身につける 目次とまえがきに目を通しておく どれも速度アップには欠かせないものばかりです。できることから、ひとつずつ身につけていきましょう。 脳内音読を今すぐやめる 最速で本を読みたいのなら、今すぐ脳内音読をやめてください。理由は単純。黙読のほうが音読よりも圧倒的に速く読めるからです。 もしかするとあなたは、「本を読むときに音読なんてしてないよ……」と思ったかもしれませんね。しかし残念ながら、ほぼ100%の人が頭のなかで音読をしています。実際に声を出していなくても、頭のなかで音読していれば効果は一緒です。 ちなみに、NHKのアナウンサーは、分速約300文字の速さで原稿を読むそうです。前述のとおり、通常の読書は分速400〜800文字が平均スピードなので、音読の遅さがわかりますよね。 ましてや瞬読のように分速1万文字を超えると、その差は30倍以上にも広がります。そういうわけですから、最速で読書をしたい人は、とにかく脳内音読の習慣をストップしましょう。 具体的な方法については、のちほど詳しく紹介します。 飛ばし読みはしない レバレッジ・リーディングの解説でもお伝えしたように、速読において飛ばし読みは、基本的にNGだと考えてください。 理由は前にも述べたとおり、1冊を短時間で読めるなら、わざわざ飛ばして読む必要がないからです。それに飛ばし読みといっても、重要な箇所を探すために、結局はひと通り読まなければなりません。 また、飛ばし読みだと、体調が悪い場合や集中力がない状態では、大事な部分まで一緒に飛ばしてしまう可能性があります。 単語や文章をまとめて読む「視読」を身につける どの速読法でも、読書スピードをアップさせるには、視読(しどく)を身につける必要があります。 視読とは、単語や文章を複数まとめて読む読み方のこと。通常の読書が1文字ずつじっくり読むのに対し、当たり前ですが読書スピードは格段に速くなります。 とはいえ、目を速く動かすタイプの速読で視読をおこなうのは、正直かなり大変です。目を目まぐるしく動かす必要があるので、長時間読書をすると目が疲れてしまいます。 その点右脳速読なら、複数の文章を映像に変換して、イメージを記憶していきます。これならば、そこまで目に負担をかけなくても視読は可能です。 瞬読では、4つのステップにわけて、じっくりと視読をマスターしていきます。具体的なトレーニング方法については、別記事で詳しく紹介しているので、そちらを読んでみてください。 右脳速読法「瞬読」について今すぐ知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》自宅で受講できるZoom体験会 速読術 視読トレーニングは右脳速読法。具体的な視読の身につけ方とは  目次とまえがきに目を通しておく 事前に目次とまえがきを読んでおくと、読書スピードは格段に速くなります。なかでも、目次には、ぜひしっかりと目を通しておいてください。 目次はいうなれば、航海図のようなものです。どこにどんなことが書いてあるのかが事前にわかっていれば、迷うことなく最後まで本を読めるでしょう。よく練られた目次の場合、本文を読まなくても、大事なポイントはおおよそ理解できてしまいますから。 またまえがきには、著者の主張や読者に知ってもらいたいポイントが、書かれている場合も多いです。余裕があれば、ぜひ読んでおきましょう。 まとめ 最速の速読法をマスターしたいなら、間違いなく右脳速読法「瞬読」をオススメします。なぜなら、現在最速の読書スピードが手に入り、なおかつ習得もほかの速読法より簡単だからです。 せっかくこれから速読を身につけていくなら、回り道をしないように、瞬読についてしっかりとリサーチしてください。 なお、瞬読の詳細を知りたいかたは、下記の「瞬読Zoom体験会」がオススメです。体験会は約2時間。受講するだけで2倍の速さで読めるようになる人が続出していると評判の体験会です。ぜひ、あなたの参加をお待ちしています。 》》瞬読Zoom体験会 速読オンライン体験会。速読を越えた「瞬読」をオンラインで ### 速読と精読どっちが重要?英語のリーディング力をアップさせるポイントとは 英語の長文読解を勉強する際に、速読と精読のどちらを重点的におこなうべきかで、迷っている人も多いのではないでしょうか。 結論からいうと、現在の英文読解レベルにより、どちらを重視するべきかは変わってきます。基本的な読解力が不足していれば、当然精読でじっくりと読み込むべきですし、慣れてくれば速読で多読をするほうがよいでしょう。 ということで、これから長文読解に取り組む人は、まず精読からチャレンジしてみてください。今回は、基本となる精読のやり方や、精読と速読の効果的な進め方について、詳しく紹介していきます。 まずは精読でしっかりと文章の意味をつかむ 冒頭でもお話ししたように、まずは精読でじっくりと文章を読んでいくのが基本です。よく「英語なんて単語さえ知っていれば、意味はわかるよ」という人がいます。しかし、単語だけわかっていても、意味が取れない文章はたくさんあります。 精読をしないと正確な意味が理解できない主な理由は、以下のとおりです。 精読をしないと正確な意味が理解できない理由 単語には複数の意味があるから 組み合わせで意味が変わるイディオムや句動詞を知らないから 「as if+仮定法」(まるで〜かのように)といった、基本的な構文を知らないから たとえば、「a piece of cake」(朝飯前)というイディオムを知らずに、単なる1切れのケーキと考えてしまうと、まったく意味が通らなくなります。 「get over」のような句動詞も同様です。get(得る・着く)とover(向こうへ・終わって)という意味の単語が組み合わさると、「get over」(克服する)という意味に変化します。 このように、文法的な知識がないと、意味をまったく取れないケースがたくさんあるのです。したがって、まだ文法知識が不足している段階では、「精読」をメインにおこなっていくのが基本になります。 精読と速読(多読)の違いとは 英文読解には、以下のように大きく3つの読み方があります。 英文読解3つの方法 精読 速読 多読 上記3つともそれぞれ重要な役割があり、最終的にはすべての読み方を組み合わせて、総合的に学習していかなければなりません。まずは、それぞれの読書法について、簡単に解説しておきます。 【精読】 精読とは、文章を1文ずつじっくりと読み、わからないところをすべて調べていく読み方です。わからない単語やイディオムの意味を調べ、文型などもチェックしていきます。 精読の場合、わからない箇所は基本的にすべてつぶしていくので、当然理解度は大幅にアップします。ただ調べる時間がかかるため、精読ばかりに偏ると、絶対的な勉強量が不足するかもしれません。 この辺はうまくバランスを取りながら、精読とほかの読書法を組み合わせていく必要があります。 【速読】 文字通り、こまかい内容把握よりも、スピードを重視して読む読書法が速読です。 学習初期には、ある程度正確に文のしくみを確認していく必要があります。しかし現実の世界では、ビジネス商談のように、サッと読みすぐに決断を迫られるケースも少なくありません。 また、英語の試験においても、速読の意識は重要です。なかでもTOEICは、簡単な問題を多量に解いていく試験なので、じっくりと精読をしていたのでは時間内に全問解答できません。 そういった事態を回避するためにも、できるだけ早い段階で、速読にも取り組んでいきましょう。 ◯速読法の違いについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 【多読】 多読は、いうなれば「質よりも量」を重視した読書法です。わからない単語があっても、推測しながら、どんどん読み進めていきます。 ただし、いきなり背伸びをして、TIME誌やベストセラー書のようなむずかしい本を読むのはNGです。わからない単語が1ページに10個以上もあるようでは、辞書を引くしかなく、結局精読と変わりません。 多読のコツは、自分に適正だと思うレベルよりも、さらに簡単な本を多量に読むことです。簡単な本を多量に読むうち、ネイティブのフレーズが自然と身についてくるでしょう。 そういうわけで、精読に慣れてきたら、徐々に多読の割合を増やしてみてください。 ◯多読と速読についてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読と多読を使い分けて英語力を爆アゲする方法とは 精読のメリット3点 精読とほかの読書法の違いがわかったところで、今度は精読のメリットを3点紹介していきます。 精読のメリット 文章構造が正しく理解できる 新しいボキャブラリーが増える 返り読みのクセが抜ける ひとつずつ解説します。 文章構造が正しく理解できる まず、精読をすると、英語の文章構造が正しく理解できます。文型や不明な単語などをできる限り詳しく調べていくので、まあ、考えてみれば当たり前の話ですよね。 ちなみにドイツ語など、英語と共通点の多い言語を話すヨーロッパ圏では、精読をあまりしません。これは単純に、精読をしなくても母国語のルールを当てはめれば、おおよその意味が理解できるからです。 対して日本語には、英語との共通点がほぼありません。強いていえば、「どちらにも主語と述語が存在する」くらいでしょうか。 とはいえ、主語と述語といった文章構造にしても、英語と日本語では語順がまったく違います。 日本語が「ます / ません」といった文末で文章の意味を決定するのに対して、英語は語順で意味を表します。英語では、決して「I you love.」にはならないのです。 私たち日本人は、学習初期に必ず精読をして、こういった英語独特のルールを頭に叩き込必要があります。 新しいボキャブラリーが増える 前述の文章構造と同様に、精読をすると新しいボキャブラリーが増えます。英文読解においてボキャブラリーは、生命線ともいえる非常に重要な要素です。 どんなに文法の勉強をしても、意味のわからない単語がたくさんあれば、結局英文は理解できません。逆に英文法の知識がまったくなくても、単語が100%わかれば、ざっくりとした意味は理解できるはずです。 一般的に、ストレスなく英字新聞や書籍を読むには、最低でも1万〜1万2,000語程度のボキャブラリーが必要だといわれています。 新学習指導要領によれば、高校卒業までに習う英単語数は、約5,000語です。つまり、足りない5,000〜7,000単語は、自分で習得しなければなりません。 単語の暗記といえば、単語帳を使う人も多いと思います。しかし単語帳での暗記は、頻出単語をムリやりランダムに覚えていくので、整合性がなく、すぐに忘れてしまいがちです。 その点精読なら、文脈中における単語の使用法がわかり、より深く脳に記憶されていきます。数をこなせる単語帳と忘れにくい精読をうまく併用して、どんどんボキャブラリーを増やしていきましょう。 返り読みのクセが抜ける 「英語と日本語の語順の違い」で述べたように、英語と日本語は語順がまったく違います。そのため、英語を語順のまま読むトレーニングをしていない人は、どうしても返り読みをせざるを得ません。 ところが、精読で英語の語順どおりに読む方法に慣れてくれば、自然と返り読みをしなくなります。 「I’m going to see  a doctor tomorrow.」 たとえば上記の英文を、「私は明日病院へいくつもりだ」という自然な日本語に訳すには、いったん最後の「tomorrow」まで読まないといけませんよね。 最後まで読んでまた戻るので、こういった読み方を「返り読み」といいます。返り読みがなぜいけないのかというと、最後まで読んで戻るタイムラグのせいで、英文を読むスピードが極端に遅くなるからです。 また、英語の語順のまま理解できないと、実際の会話でも相手のテンポにまったくついていけません。 「私は明日病院へいくつもりだ」ではなく、「私は / いくつもりだ / 病院へ / 明日」のように、英語の語順のまま理解できるようになるのが、精読の大きなメリットです。 効果的な精読の進め方 精読のメリットがわかったところで、今度は効果的な精読の進め方を紹介します。 効果的な精読の進め方 ステップ1:ひと通り英文を読み、わからない箇所をピックアップ ステップ2:わからなかった理由をひとつずつ分析 ステップ3:完璧に理解できる文章を繰り返し読む(音読を含む) 上記はあくまでも一例です。この流れを基本として、自分に合う方法を見つけてください。 ステップ1:ひと通り英文を読み、わからない箇所をピックアップ 前述のとおり、わからない箇所をこまかく調べていくのが精読です。したがって、まずはひと通り英文を読み、わからない箇所をピックアップしていきましょう。 ただ、これまでに精読をしたことのない人は、どの程度わからない部分を調べればいいのか、悩んでしまうかもしれませんね。 精読の初期段階では、意味のわからない単語や文型・品詞・文法・イディオムなど、あいまいな箇所は、基本的にすべて調べてください。(慣れてきたら、速読・多読の割合を徐々に増やしていきます) ステップ2:わからなかった理由をひとつずつ分析 ステップ1で、わからない箇所をピックアップしたら、次はわからない理由をひとつずつ分析していきます。 意味のわからない単語があれば、必ず辞書を引いてください。理解できない文法があれば、「Evergreen 」のような文法書で、しっかりと確認しましょう。 なお辞書を引く際には、以下のポイントを意識すると、精読の効率が大きくアップします。 辞書を活用するポイント 単語の意味が複数あれば、ほかの意味も調べておく 似た意味の単語や反対の意味をもつ単語もチェックしておく 発音を確認して、何回か口に出してみる ステップ3:完璧に理解できる文章を繰り返し読む(音読を含む) わからない箇所を調べたら、最後に精読した文章を繰り返し読みます。その際、できれば音読で読むと、文章の理解度は飛躍的にアップするでしょう。 とくに、この部分は使えそうだという表現があれば、ぜひ積極的に音読してください。音読を繰り返すと、実際の会話でもそのフレーズが自然と口から出てくるようになります。 また、音源がある題材なら、リスニングも並行しておこないましょう。精読前は全然聞き取れなかった英文も、精読をして意味や読み方がわかると、びっくりするほど聞き取れるはずです。 効果的な精読の基本形は、まとめると、以下のような流れになります。 効果的な精読のまとめ わからない箇所をピックアップ わからない箇所を調べる 精読した文章を繰り返し音読する あとは自分なりにアレンジして、どんどん精読量を増やしていきましょう。 「精読 → 速読 & 多読」の順番で、英語脳をつくる 英語学習において、精読は非常に重要な役割をもっています。しかし精読ばかりしていても、教材用のわかりやすい英文は読めても、生きたネイティブの英語はいつまでも理解できません。 ある程度精読に慣れてきたら、ネイティブが読む本を題材に、速読での多読へシフトしていきましょう。 とはいえ、いきなりむずかしい専門書を読むのは、逆効果です。わからない単語が多すぎて、結局精読になってしまいますからね。 それよりも、比較的簡単な児童書からスタートすれば、ムリせずに英語脳が構築されていくはずです。 もしかすると、「大人なのに児童書なんて……」と思うかたもいるかもしれませんね。 しかし、実際に読んでみるとわかりますが、児童書にも完了形や仮定法など、高度な文法がバシバシ出てきます。また、大人が読んでも面白い本だって、たくさんありますよ。 ここでは速読と多読について詳しく解説しませんが、精読と同時進行で、ぜひより深く生きた英語に触れてください。 ◯速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 まとめ 英文をしっかりと理解したいのなら、上級者を除き、まずは精読をおこなってください。わからない単語や文法を調べていくうちに、必ず読解力は大きくレベルアップします。 ただし、本文中でも述べたように、精読だけやっていても生きた英語は読めません。ネイティブが読む本をストレスなく読むには、精読と速読・多読を併用して、英語脳を構築する必要があるのです。 今回の記事をもとに、精読と速読にチャレンジしてくれる人が、ひとりでも増えることを楽しみにしています。 ### 第1回 ほめ育教育まつりJAPAN2021に、代表の山中が登壇させていただきます   第1回 ほめ育教育まつりJAPAN2021に、代表の山中が登壇させていただきます!   日 時:2021年10月17日(日)13時~21時15分     セミナー中は、お好きな時間に出入り自由です。 参加費:5,500円(税込) ※大学生は無料   *オンライン開催(zoom) *アーカイブは11月初旬に配信予定です。 *山中の登壇は、13:30~14:00「瞬読という考え方と教育」です。 イベント詳細・お申込みページ https://spiral-up.jp/education-festival/   どうぞご参加くださいませ! ### 「2021秋のビジネス書フェア」のラインナップに『瞬読式勉強法』が選ばれました!   Rakutenブックス様の 「スキルアップに役立つ!2021秋のビジネス書フェア」のラインナップに、 瞬読代表の山中恵美子著『瞬読式勉強法』(ダイヤモンド社)が選ばれました!   現在アツい、ビジネス書ということで、 そうそうたる書籍の中に並べていただき大変うれしく思います。 ありがとうございます! 「仕事術・整理法」のカテゴリーに入っております。 https://books.rakuten.co.jp/event/book/business/fair ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.82】大分県 工藤洋子さん(通訳 50代)   通訳というご職業がら、大量の資料を読まなければいけない日々を送っていた工藤さん。 瞬読と出会ってからは、お仕事の効率も上がり、空いた時間で瞬読2級トレーナーの資格を取得し、今では受講生さんのサポートをされています。 工藤さんにとっての瞬読とは!? 詳しくお伺いしてみました。   瞬読スタッフ 瞬読を始めようと思ったきっかけはなんですか? 最初は書店で本を買いました。でもその本は半年近くも積読にしたままで、確かfacebookか何かで、体験会のお知らせを見て参加したのが最初でした。 「これはすごい!」と思って入会しました。 工藤さん 瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 当然ですが、本を読む速度が上がりました。 過去に他の速読法を試したことがあり、そのときは読書スピードがたいして上がることはなかったのですが、瞬読では爆速化できました。 でも、瞬読コミュニティのみなさんが、紹介されている本を片っぱしからポチってしまうので、積読数は変わりません(笑) あと、英語のリスニング力も向上しました。 音の解像度が上がったような感じです。私のような語学を商売道具にしてる人間の英語力をさらに向上させてしまう瞬読はスゴイです! 工藤さん 瞬読スタッフ 工藤さんは英語を使ったお仕事をされていらっしゃいますね。よく「英語は瞬読できるのか?」という質問があるのですが、それに対して何かありますか? よく言われるように瞬読は「魔法」ではないので、自分が読めない英文を瞬読することはできません。 しかし、第二言語の能力はあくまで母国語の能力を土台とするので、まずは日本語で瞬読を練習し、読解力をつけることは大きな意味を持ちます。 そして資格試験に挑戦されているたくさんの受講生の方々がやられている通り、単語や文法など英語を学習する過程でも瞬読で学習を繰り返すことで記憶に深く浸透させ、通常より早く英語力をつけることができます。 そうやって十分な下地ができれば、日英の構文の違いや読む方向が横のみなどという点でコツに多少違いはあっても、英語で瞬読することが可能になると思います。 工藤さん 瞬読スタッフ 2級トレーナーになろうと思ったのはどうしてですか? もともと読書が大好きだったので、本が高速で読めるこの瞬読に、もっと関わりたいと思うようになりました。 さらに、瞬読で得られることって本を読むのが速くなるだけじゃないんですね。 どちらかというと読書スピードがおまけで他のことがメインかっていうぐらい。 右脳が活性化されると世界の見え方が変わってくるのだと思います。楽しんで脳力が開発できる瞬読、本当にスゴイんです。 この素晴らしさを伝えたくて、2級トレーナーに応募しました。 工藤さん 瞬読スタッフ 2級トレーナーとして、今後の意気込みなどありましたらお聞かせください まずはパラパラ読みで瞬読できるようになりたいです。 瞬読で得た力で世の中のたくさんの本を皆さんと一緒に楽しめたらいいな、と思っています。 あと職業柄、英語での瞬読にも大変興味があります。自分なりの英語瞬読メソッドを確立したいです。 工藤さん 瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 毎日が退屈だと思ってる人、刺激が欲しい人、ぜひ瞬読始めてください。異次元の体験ができますよ! 工藤さん   工藤さん、ありがとうございました! 英語を速く読むために瞬読を習得したいという方もたくさんいらっしゃると思いますので、参考になれば幸いです。 ### 9/8(水)西脇商工会議所で瞬読セミナーを行いました   2021年9月8日(水)に西脇商工会議所で 瞬読セミナーを行いました。   ご参加いただきました皆様 ありがとうございました! ### 瞬読が「塾と教育」に取り上げられました   瞬読が「塾と教育」に取り上げられました! 参考 塾と教育塾と教育   子どもから大人まで、誰もが可能性を広げることができる「瞬読」。 特に子どもの場合は、数か月で驚くほど効果が出ています。 ぜひご覧になってみてくださいね。   ### 香川県高松市に子ども瞬読教室 2校新規開校!   香川県高松市に子ども瞬読教室 2校新規開校しました。 ・野田塾本校 すでに1期生が瞬読トレーニング中! 住所:高松市出作町162-33村上ビル1F(龍雲中学校近く) ・野田塾番町校 10月1日オープン! 住所:高松市番町3丁目3番17号プレシャス番町ビル1F (工芸高校向かい・ローソン東隣)   まずは、無料説明会にご参加ください! 詳細はこちら ### ビジネス書を右脳速読で読みまくり、素早く結果を出そう 変化の激しいビジネス社会においては、いかに素早く情報を手に入れるかが勝負を決めるといっても過言ではありません。 しかし日々の仕事に追われ、新しい情報をインプットする時間はなかなか取れないというのが、多くのビジネスパーソンの本音ではないでしょうか。 そこで当記事では、速読を活用してビジネス書を大量に読むコツを、お伝えしていきます。 また、「速読といってもたくさん種類があって、どれを選んでいいのかわからない」という人のために、現在もっとも効果が高いといわれている「右脳速読法」についてもわかりやすく紹介していきます。 ビジネス書から情報を大量に入手して、ライバルに差をつけたいという人は、ぜひ最後まで読んでみてください。 右脳速読なら、ビジネスの効率が大幅にアップ 忙しいビジネスパーソンがビジネス書をたくさん読むには、速読によるアシストが不可欠です。まずは速読のなかでも、圧倒的な読書スピードを誇る右脳速読法「瞬読」についての基本的な知識を、わかりやすくお伝えしていきます。 右脳速読の概要 従来の速読法と右脳速読法の違い 文章をかたまりで読む「視読」を身につけよう アウトプット前提で速読をする ひとつずつ解説します。 従来の速読法と右脳速読法の違い 速読とひとことでいっても、大きく3つの方法があり、それぞれ特徴が異なります。 主な速読法 ■ 飛ばし読みをする方法 ■ 眼球を速く動かす方法 ■ 右脳を活用する方法 どの方法でも、速読をしない人と比べて、読書の効率は大幅にアップします。しかし、取り組みやすさ・継続性・読書スピードと、あらゆる面から比較して、右脳を活用する速読法がダントツでオススメです。 飛ばし読みは、重要なポイントだけを拾い読みする方法ですので、通常よりも当然速く読めます。しかし、体調や集中力の具合によって、どうしてもその精度にバラツキが出やすいのは、大きなマイナスポイントです。 眼球を速く動かすタイプの速読法は、眼球を速く動かして、読書スピードを稼ぎます。通常、速読と聞けば、ほとんどの人がこのタイプをイメージするのではないでしょうか。 しかし、眼球を速く動かす速読法には、大きな欠点があります。普段あまり意識することのない6つの眼筋をフル稼働させるため、とにかく目が疲れるのです。そのため、途中で挫折してしまう人が後を絶ちません。 また眼球の動きには限界があり、どんなに頑張っても通常の読み方の5倍程度が上限です。一方、右脳速読法の場合、分速1〜2万文字のペースで読む人がたくさんいます。分速2万文字といえば、通常の読書スピードのおよそ50倍です。 右脳速読法が圧倒的な読書スピードを実現する理由はまたのちほど解説しますが、まずは右脳速読法のパフォーマンスの素晴らしさを、ぜひ知っておいてください。 ◆速読法による違いについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 文章をかたまりで読む「視読」を身につけよう 右脳速読法「瞬読」の読書スピードが圧倒的に速い理由のひとつに、右脳での「視読(しどく)」があげられます。 視読というのは、複数の単語や文章をまとめて読んでいく方法で、当たり前ですが1文字ずつ読むよりも圧倒的にスピードは速いです。 じつは、人間の脳は左右で働きが異なります。通常の読書は、言語を司る左脳で1文字ずつじっくりと読むのが一般的です。ところが瞬読では、イメージや創造・空間認識・全体像把握が得意な右脳で読書をします。 そのため、読んだ文章を、それこそ瞬間的に映像化して記憶できるのです。 映像化などと聞くと、もしかすると「本当に映像化なんてできるの?」と、疑問に思った人もいるかもしれませんね。 でも、考えてみてください。もし家族から「今度の連休は旅行でもいこうか?どこにいきたい?」と聞かれたら、おそらく一瞬のうちに、ハワイやイタリアなどの風景を頭に思い描いたはずです。 このイメージ化の速さを読書に取り入れたのが、右脳速読法だと考えてもらえば、瞬読の驚くような読書スピードにも納得がいくのではないでしょうか。 ◆視読については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 視読トレーニングは右脳速読法。具体的な視読の身につけ方とは  アウトプット前提で速読をする 右脳速読法といっても、瞬読の場合、右脳だけで読書をしているわけではありません。瞬読をマスターする段階において、読んだ内容を左脳でアウトプットするトレーニングも必ずおこなってもらいます。 前述のとおり、通常の読書では、ほぼ左脳しか使いません。つまり、読書の際には、いつも脳の半分しか使用していないわけです。 ところが瞬読の場合は、インプットを右脳で、アウトプットを左脳でおこないます。左右の脳を両方活動させれば、その分読書の効率は大きくアップしますよね。 また、常に成果を求められる現代人は、どうしても左脳を中心に頭を使いがちです。瞬読での速読は、この左右のアンバランスを適正に改善してくれます。 イメージで捉えた右脳の情報を、左脳でのアウトプットでより深く定着させる。このバランスのよさが、瞬読の素晴らしさなのです。 ◆右脳速読のアウトプットについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 右脳速読「瞬読式トレーニング」で、視読を身につけよう 先ほど、右脳速読の概要を説明しましたが、「いいのはわかるけど、自分にできるだろうか」と不安に感じたかたもいらっしゃったかもしれません。そういった不安を解消するために、この章では右脳速読のトレーニング内容を、簡単に紹介しておきます。 ◆右脳速読「瞬読式トレーニング」については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 速読の効果的なトレーニングで分速1万文字を目指そう! ステップ1:単語を瞬時に捉えるトレーニング 右脳速読のステップ1では、まず表示された単語を、瞬時に正しい単語へ読み替えるトレーニングをおこないます。やることは、ごく単純。バラバラに分解された言葉をみて、正しい文字に変換していくだけです。 このトレーニングを続けると、やるたびに「瞬間的に正しい単語(文章)を読み取る力」が鍛えられます。もちろん、いきなり上図のような短文は、むずかしいでしょう。 最初は「メカラ → カメラ」「ラーンメ → ラーメン」のように、3〜5文字程度の単語から取り組んでください。 なお、1つの言葉にかける時間は、1秒が基本です。それ以上遅いと、結局単語を読んでしまうので、視読のトレーニングになりません。その点だけは、注意していきましょう。 ステップ2:文章をイメージ化するトレーニング ステップ1のトレーニングに慣れたら、並行してステップ2のトレーニングにも取り組んでいきます。ステップ2は、先ほどと同じようにバラバラに配置された文を、頭のなかでイメージするトレーニングです。 上図のように、「水筒の水を / ごくごくと / 飲み干した。」という文章をみて、瞬時に画像をイメージできれば合格です。この際、水筒の形や飲み干す人の性別・年齢などは、あまり気にする必要はありません。 イメージした画像は、あくまでも「水筒で水を飲み干す」という内容を素早く読み取るための、きっかけにしかすぎないからです。もちろん、この文章に、「女性が」とか「20代の」といった形容詞が増えれば、それは当然イメージした映像に反映していく必要があります。 トレーニングの段階では、そのへんはあまり深く考えないでください。それよりも、「文章の主要素さえ理解できればよし」と割り切って、まずは視読のマスターに集中しましょう。 ステップ3:実践視読化トレーニング 視読習得のトレーニングは、実質ステップ2までのトレーニングで完了だと思ってください。ステップ1と2がサクッとできるようになれば、あとは実際に本を読んで、長文での視読に慣れていくだけです。 ステップ3はいわば実践トレーニングなので、一度にできるだけたくさんの文章を読めるように意識しながら、読み進めていきます。 もちろん最初は、視点の動かし方がわからずに、苦労するでしょう。でもしばらくステップ3を続ければ、段々と心地いい視点の動かし方がわかってくるはずです。 1行から2行、最終的には一瞬で見開き2ページを読めるように、少しずつレベルアップを目指していきましょう。(ステップ3の目標は一冊15分で読めるペース) ステップ4:アウトプットトレーニング 通常ならば、ステップ3までのトレーニングで終了なのですが、瞬読にはさらにステップ4が用意されています。 ステップ3までは、思いっきり右脳を鍛えてきましたよね。ステップ4で鍛えるのは、左脳です。文章を映像化して記憶した内容を、左脳で書き出して確認していくトレーニングになります。 このアウトプット(書き出し)については、実際に中学生の女子が分速16万文字以上のスピードで本を読み、その内容をアウトプットしている映像を確認してみてください。猛スピードで読みながら、しっかりと内容を把握していることに、ビックリするはずです。 アウトプットの動画は、以下のサイトで確認できます。 》》瞬読Zoom体験会 ビジネス書の速読で得られるメリットとは ここまで、右脳速読の概要を、わかりやすく解説してきました。しかしいくら右脳速読が素晴らしいとしても、速読で大量のビジネス書が読めるメリットを理解していないと、あなたの速読に取り組む姿勢がまったく変わってしまいます。 そこで、あらためてビジネス書速読のメリットを、5点紹介しておこうと思います。 ビジネス書速読のメリット ビジネスに必要な情報がすぐ手に入る 成功する考え方に触れる機会が激増する 知識量が増えて、問題解決能力が向上する 情報処理能力がアップする 自由に使える時間が増える ひとつずつ見ていきましょう。 ビジネスに必要な情報がすぐ手に入る ビジネス書を速読で読めるようになれば、わからないことがあっても、すぐに調べて素早い対応が可能です。 一方で、もしも速読ができなければ、不明点を調べるのに結構な時間がかかります。そうなると当然対応が遅くなりますから、その間に問題が悪化したり、競合他社にビジネスチャンスを奪われたりする可能性が高くなるでしょう。 かりに上司からの依頼であれば、対応が遅いと「仕事のデキない人」という烙印を押されかねません。 とはいえ、どんなに優れたビジネスパーソンでも、わからないことがあって当然です。重要なのは、わからないことをそのままにしないこと。ようは、わからないことがあっても、相手の予想を上回るスピートで対処すればいいのです。 そうすれば、あなたはきっと「対応が速い信頼できる人」だと、評価してもらえるでしょう。 だから、情報を素早くリサーチできる方法「速読」を、できるだけ早い段階で身につける必要があるのです。 成功する考え方に触れる機会が激増する ビジネス書を書く人は、ビジネスでなにかしらの結果を出した人ばかりです。そういう成功者が、本を通じて、自分の考え方やノウハウを惜しみなく放出してくれています。 本来なら、直接こういった話を聞ければよいのですが、普通はそのようなツテなんてありませんよね。その点ビジネス書なら、わずか2,000円弱の投資で、いつでも好きなときに成功者の考え方を学べるのです とくに自伝的な内容の本は、成功者がまだうまくいっていない時期に、どのような考え方でどういう行動をしてきたのかがわかります。速読ができれば、こういった「成功の疑似体験」を短期間に何回も受けられるわけです。 ただ正直なところ、ビジネス書には質のよくない本も少なくないため、読む本を慎重に選ばないと変な思考が身についてしまうかもしれません。 そういう失敗のないように、まずは自分の好きな経営者の本からスタートして、関連人物をたどっていくのがオススメです。(どんな本にも学びはあるんですけどね……) 知識量が増えて、問題解決能力が向上する ビジネス書速読ができると、問題解決能力が飛躍的に向上します。速読ができると短時間に大量の本が読めるので、問題解決の判断材料が、頭のなかにどんどんストックされていくからです。 今は「ググる」という言葉があるように、ネットで検索すれば、たいていの情報は見つかります。(情報の質にバラツキはありますが) そのため以前よりも、知識の重要性が軽視されているように思えてなりません。 しかし前述のとおり、常日頃から速読で情報をインプットしている人は、いざというときの判断力が違います。デキる人を目指すなら、ぜひ普段から、速読で情報を貪欲に収集しておきたいですね。 情報処理能力がアップする 速読ができると、頭のなかに知識が大量にストックされていきます。しかし知識が増えたからといって、その知識を実際に使えなければ、まったく意味がないですよね? 今ある知識を状況に応じて、瞬時に引き出す。そのためには、情報処理能力を高める必要があります。そこで役立つのが、右脳速読法です。 前述のとおり右脳速読法では、バラバラに配置された文字を瞬間的に正しい言葉へ変換し、同時にビジュアルもイメージするトレーニングをおこないます。 このトレーニングを繰り返していくと、瞬時に正確な情報を見抜く「判断力(情報処理能力)」が、どんどん豊かになっていくのを実感できるはずです。 瞬読について今すぐ知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ◆情報処理能力をアップさせるコツについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 情報処理能力の高い人が具体的にやっていること 自由に使える時間が増える 速読をマスターして、ビジネス書を短時間で読めるようになると、単純に自由に使える時間が増えます。 前に説明したとおり、私が指導する右脳速読法「瞬読」なら、通常の50倍の速さで読書が可能です。速読をしない人が読了まで1冊4〜5時間かかるケースでも、右脳速読法なら10分もかからずに読めてしまいます。 そうやって生まれた時間的余裕をどう使っても、それはあなたの自由です。余った時間で、さらにビジネス書を読んでもいいし、趣味や家族との時間に回してもまったく問題ありません。 いずれにせよ、忙しい現代人にとって「時間のゆとり」は、何事にも代えがたい大きなメリットといえるでしょう。 ◆速読と時間的ゆとりについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 ビジネス書を速く読むコツとは 右脳速読は、ビジネス書を効率的に読むのに、とても有効な読書法です。しかし、速読だけできるようになっても、せっかくの速読効果が十分に活かしきれない可能性もあります。 この章では、速読の効果をより発揮させてくれる「ビジネス書を読むコツ」を、5点紹介していきます。 ビジネス書を読むコツ 同じジャンルの本をまとめて読む 音読をやめる スキマ時間にどんどん本を読む どこにでも持ち運べる電子書籍の活用 読む前になにを知りたいのか明確にしておく どれも覚えておいて損のないコツばかりです。ぜひ、しっかりと取り入れていきましょう。 同じジャンルの本をまとめて読む 同じジャンルの本をまとめて読むと、そのジャンルについて、より深く広く知識を吸収できます。理由は単純。似た内容の本を何冊も読むと、重要な内容は必ず重複しているので、覚えるべきポイントが自然と頭に入ってくるからです。 また1冊しか読まないと、たまたまその本に書かれている情報に偏りがあっても、気づくことができません。その点、複数の本を読めば、そのジャンルの基礎知識が抜けなく理解できます。 とはいえ、これだけたくさんの本が出版されている現状においては、あまり評判のよくない低品質の本が販売されているケースも少なくありません。 そういう低品質の本を読むと、間違った情報も少なからずインプットしてしまう危険性があります。せっかく読書に時間を使うのであれば、やはりできるだけ有益な情報を手にしたいもの。書籍レビューなどを活用して、事前に評判のよい本を選んでおきましょう。 音読をやめる 速読で、大量にビジネス書を読みたいのならば、音読はやめてください。なぜならば、音読は黙読よりも、かなりスピードが遅いからです。 テレビのアナウンサーの読み上げ速度は、分速300文字が平均といわれています。一方速読をしない読書の平均速度は、分速400〜800文字です。つまり、読むのが速い人なら、速読をしなくても音読の2倍以上の速さで読めることになりますね。 さらに、右脳速読法の読書スピードが分速2万文字だとすれば、なんと60倍以上の速さで読書が可能なわけです。ここまで解説すれば、音読がNGな理由にも、納得いただけると思います。 ただし、ほとんどの人は、実際に声を出して読んだりはしません。その代わり、頭のなかで声を出す、いわゆる「脳内音読」で読んでしまいます。 正直なところ、脳内音読をやめるのはむずかしく、独力ではなかなかうまくいかないかもしれません。でも安心してください。瞬読のトレーニングをおこなう過程で、自然と音読のクセは抜けていきます。 ◆音読の弊害については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 速読をマスターしたいなら音読は今すぐ止めよう!黙読のススメ  スキマ時間にどんどん本を読む いくら速読で速く本が読めるといっても、1日に5分も時間を取れないのでは、十分な読書量を確保できません。 「そうはいわれても、なかなか本を読むヒマがないよ……」という忙しい現代人には、ぜひ「スキマ時間」を積極的に活用していただきたいと思います。 もしあなたが、通勤や通学で電車を利用しているなら、ラッキーです。地域差はあるにせよ、往復の通勤時間だけでも、1〜1.5時間程度は確保できるでしょう。もしあなたが、右脳速読をマスターしていれば、通勤時間だけでも数冊の本が読めてしまう計算になります。 また、待ち合わせまでの空き時間や昼休みなど、探せば細切れの空き時間は見つかるものです。今まで何気なく開いていたスマホをやめ、ぜひビジネス書に目を通す習慣をつくっていきましょう。 ◆スキマ時間の活用については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 忙しくても読書時間を確保できる5つの方法とは どこにでも持ち運べる電子書籍の活用 スキマ時間を活用してガンガン読書をしていくなら、電子書籍が断然オススメです。なにしろ、速読ができると、1冊をあっという間に読んでしまいます。そうなると、当然もっていく本も1冊では足りません。 しかし、本の重さを考えれば、外出時に何冊も持ち歩くのは非現実的ですよね。その点、電子書籍なら、電子書籍リーダーのなかに千冊単位の本を保存しておけます。 こうなれば、小さな図書館をバックのなかに所有しているようなものです。いつでもどこでも、気分に応じて好きな本を選べます。 さらに疑問点やわからない言葉があれば、内蔵されている辞書機能で、すぐに確認できるのも嬉しいところです。 電子書籍は、タブレットやスマホのアプリでもよいのですが、できれば「Kindle Paperwhite」のような、専門の電子書籍リーダーを選んでください。 小さくて軽いうえにフロントライト方式で目に優しいため、大量に本を読んでも、それほど目が疲れません。 もちろん、紙の本にも捨てがたい魅力はありますが、少なくとも外出時には電子書籍をもっと活用するべきです。 読む前になにを知りたいのか明確にしておく ビジネス書を読む前に、できるだけ「本から得たい内容」を明確にしておいてください。なにを知りたいのかが明確でないと、まったく関係ない内容の本を選んでしまい、結局時間のムダだったということにもなりかねません。 読む前に知りたい内容を明確にしておくと、以下のようなメリットがあります 知りたいことと選んだ本のミスマッチを防げる 知りたい内容の関連事項が、自然と目に入ってくる 適切な読み方ができる ①と②はすぐに理解できると思いますが、③についてだけ簡単に補足しておきましょう。ひと言で読む目的といっても、「問題解決」と「新しい知識の吸収」のどちらなのかによって、読み方が変わってきます。 問題解決が目的なら、やはり「知りたいことを箇条書きにしておく」といった前準備は有効です。知りたいことが明確なので、必然的に知りたいことを中心とした、ある意味「飛ばし読み」に近い読み方になる人が多いでしょう。(飛ばし読みではないですよ) 一方で新しい知識の吸収なら、前準備はほとんどいりません。頭から最後まで読み切り、気になった項目を新しい知識として吸収していくだけです。 このように、目的によって、読み方がガラリと変わります。だから、最初に知りたい内容を明確にしておく必要があるのです。 まとめ ネットで情報が気軽に検索できる時代とはいえ、にわかに情報を仕入れるよりも、頭のなかに情報を大量にストックしている人のほうが、より的確な判断を下せます。 そのためには、できるだけ効率よくビジネス書を読み、必要な情報をどんどんインプットしていかなければなりません。 今回は、速読を活用してビジネス書を大量に読むコツを、じっくりとご紹介しました。なかでも右脳速読法は、読書スピード・取り組みやすさのどちらから見ても、現在最高の速読法であると断言できます。 ぜひ、右脳速読法を活用して、ビジネス書から役立つ知識を、大量に仕入れていきましょう。 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.81】京都府 岡本亜由子さん(会社員 30代) 二人のお子さまのママさんであり、 システム開発のプロジェクトリーダーを務める会社員でもある岡本さん。 そんな多忙な毎日にも関わらず、 2級トレーナー資格にもチャレンジされ、先日トレーナーデビューされました。 岡本さんにとっての瞬読とは!? 詳しくお伺いしてみました!   瞬読スタッフ 瞬読を始めようと思ったきっかけはなんですか? 私は二児の母で、普段はシステム開発のプロジェクトリーダーをしているのですが、 残業続きで「家族と時間がなかなかとれない、どうしよう、、」と困っていました。 そんなとき、たまたまテレビ番組で瞬読のことを知り「これだ!」と思い始めました。 時間を買う事はできないですが、処理能力を上げることで、 時間の質を上げ、仕事の時間も家族との時間も得ることができるかもしれない! 本当の意味でのワークライフバランスが実現できると思いました。 岡本さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? すごくたくさんあります!笑 瞬読を始めてからは、特に良いことが3点ありました。 1.読書スピードの向上 これまで、1冊約2時間30分かかっていたのが、10分程度で読めるようになり、 内容もノートに1枚程度書き出せるようになりました。 また、苦手な本でも速く繰り返し読む事で書き出しできるようになりました。 2.情報処理能力の向上 仕事を処理するスピードがあがることで、 残業は減り、査定は上がって、家族との大切な時間も作れるようになりました。 また、情報処理能力があがるので、たくさんの情報の中から必要な情報をピックアップすることで、 判断することも速くなりました。 もし間違っていても、後悔しない判断ができるようになりました。 3.実践力の向上 今まで、インプットばっかりやってアウトプットを全然やっていませんでした。 セミナーに参加したりや本を読んだりしても、それだけで満足していました。 しかし、アウトプットに重きをおいて普段の生活に取り込むことを実践していった結果、 ①苦手だったプレゼン及び資料作成の実績が3ヶ月で15年の量を超える ②息子も一緒に瞬読することで、苦手だった国語のテストが時間内に解けて点数はUP ③瞬読のトレーナーになり、受講生の方にお伝えする機会もいただくことができている 「わかった」ではなく「できた」を増やしていけてると実感しています。 岡本さん   瞬読スタッフ なるほど。アウトプットは瞬読のトレーニングの特長の一つでもありますものね。 はい、瞬読を学ぶにあたって、ただ本を速く読めるようになるだけでなく、その後の人生を変えてこそ意味があると思います。 そのためにも、皆さんにもアウトプットを特に重点的に実施されることをお勧めします。 岡本さん   瞬読スタッフ 2級トレーナーになろうと思われたのはどうしてですか? 私と同じように「時間がなくて思うような生き方が出来ていない…」と、 悩まれている方に少しでも未来をより輝かせるお手伝いが出来たらと思いました。 また、親のミッションは子供に夢を叶えているところを背中で見せることだと思っているので 仕事も家庭も自己啓発も全部楽しく継続していき、自分が夢を叶えるを姿を背中で見せたいと思っているところもあります。 岡本さん   瞬読スタッフ 2級トレーナーとして、今後の意気込みなどありましたらお聞かせください 少しでも『皆様の未来ををより輝かせる』お手伝いができたらと考えています。 そのためにも、「楽しい♪」「勉強になった」「よしやってみよう!」と思っていただける相談会やトレーニングクラスの雰囲気作りを心掛けていきたいです。 「楽しむこと」「継続する」ことが瞬読をマスターする上でとても大切なので、ぜひ、楽しみながらマスターしていただきたいと思います。 岡本さん   瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 少しでも気になられた方は、まずは体験会へのご参加をお勧めします。 その直観を大切にしていただきたいです。 私は、Zoom無料Web体験会→山中先生の書籍を購入(2冊)→瞬読Zoom体験会→入会という流れで申し込みを行いました。 体験会でもワクワクし、書籍購入して少しやると手応えを感じました。 私は、がちがちの左脳人間だったので、「本当にできるの~?」と思っていただいた方こそ、ぜひその一歩を踏み出していただきたいです。 岡本さん 明るい笑顔で、トレーナーとして、早くも受講生さんの人気を集めている岡本さん。 今後のさらなるご活躍が楽しみです。 どうもありがとうございました! ### 小説の速読はビジネス書と違う? 小説を速読するコツとは 私は職業柄、よく「小説でも速読はできますか」と聞かれることがあります。 結論をいえば、もちろん小説でも速読はできます。しかし、小説に速読が必要かと聞かれると、別に速読しなくてもよいのではないかというのが、私の正直な感想です。 とはいえ、できるだけ速く読んで、もっとたくさんの小説を読みたいという人の気持もよくわかります。そこで今回は、小説ならではの速読のコツや注意点などを、わかりやすく解説していこうと思います。 小説でも楽しく速読できる4つのコツ 速読がもっとも威力を発揮するのは、ベストセラーや実用書といった、構成が比較的わかりやすい書籍です。 だからといって、小説で速読ができないわけではありません。ただし、ちょっとしたコツが必要です。この章では、小説でも楽しく速読できる4つのコツをご紹介していきます。 小説でも楽しく速読できる4つのコツ 過度に速読を意識せずに、まずは読みたい本を読もう 脳内音読はしない 小説は、帯のキャッチコピーと背表紙の紹介文に注目 小説での飛ばし読みは完全NG ひとつずつ解説します。 1.過度に速読を意識せず、まずは読みたい本を読もう 個人的に、小説ではあまり速読を意識せず、まずは読みたい本を好きなペースで読むのが一番だと考えています。 だって、現実世界とは違う世界を体験するために、わざわざ小説を読むわけですよね。だったら、急いで読むより、じっくり味わったほうが楽しくないですか? もちろん速読でサクサクと読み進めたい人は、小説でも速読を活用してもらって全然OKです。ただ、そこまで急いで小説を読む必要がないのなら、いっそ速読は忘れてしまっても構いません。 それよりも、「どうやっておもしろい本を探すか」に意識を向けたほうが、より実りのある読書につながると思うのです。 というのも、出版されている書籍の数が多すぎて、自分好みの小説をみつけるのは、想像以上に大変だからです。 小説は自分の楽しみのために読むものと割り切って、あまり速読にこだわりすぎないのが、小説を楽しむコツといえます。 脳内音読はしない さきほど「小説を読む際には、ムリに速読を意識する必要はない」という話をしました。しかし、せっかく速読ができるなら小説だって速く読みたいという気持ちも、よく理解できます。 そういうわけで、速読ができる人は、可能な範囲でどんどん速読をしていけばよいでしょう。ただし、もし小説で速読をするなら、これだけはやめてほしい行為があります。それは、頭のなかで音読をしながら読む「脳内音読」です。 なぜ脳内音読がNGかというと、単純に読むスピードが遅くなるからです。 右脳速読法の場合、平均読書スピードは、分速約1〜2万文字といわれています。一方、音読は、およそ分速300文字で読むのが一般的です。 つまり、音読の意識がある限り、いつまでも速読はできないことになります。これは小説に限ったことではありませんが、「速読をしたいなら脳内音読はNG」と、しっかり頭に入れておいてください。 ◯脳内音読については、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読をマスターしたいなら音読は今すぐ止めよう!黙読のススメ  小説は、帯のキャッチコピーと背表紙の紹介文に注目 一般的に本を読む場合は、まえがきと目次に目を通しておくと、内容の理解度が深まるといわれています。なぜならビジネス書や実用書の場合、まえがきと目次には、さまざまな情報が書かれているからです。 ところが小説に関していうと、まえがきと目次に、実用書のような情報はまず書かれていません。まえがきにいたっては、そもそも書かれていない本も多いです。おそらく、余計な先入観を与えることなく、純粋に読み進めてほしいと考える作者が多いのでしょう。 であれば、本のキャッチコピーや背表紙に書かれた紹介文をチェックしたほうが、おもしろい本が見つかる可能性は高くなります。 情報量は決して多くありませんが、なんといっても、その本の魅力が短い文章に込められています。下記は、発売開始わずか半年で20万部を突破した、伊岡瞬さんのベストセラー小説「悪寒」の帯です。 憎んでいた上司が殺された。犯人は、自分の妻だったー。(以下略) ※引用元:集英社:悪寒/伊岡 瞬 短い文章ですが、これから読む小説が、ドキドキハラハラするようなミステリーだというのは十分に伝わってきます。たったこれだけの文章でも、これからのストーリー展開がイメージしやすく、自然と読書スピードもアップするはずです。 同様に、背表紙に書かれた紹介文も、速読の大きな手助けになります。ぜひ意識して、チェックしてみてください。 小説での飛ばし読みは完全NG まず結論からいうと、小説での飛ばし読みは完全NGです。飛ばし読みをするくらいなら、小説を読む意味がないとまでいったら、少々言い過ぎでしょうか。 しかし考えてみてください。小説を読む目的は、純粋に小説の世界観を楽しむことのはずです。時間に制限がないのであれば、飛ばし読みをする必要はどこにもありませんよね。 また、速読の面からみても、飛ばし読みはオススメできません。なぜなら、そもそも速読なら全文を読んでも、飛ばし読みより速く読めます。飛ばし読みするくらいなら、速読できちんと最後まで読んであげてください。 もし内容がおもしろくなくて、ついパラパラと飛ばしてしまうなら、そもそもその本を読む必要がありません。途中で見切りをつけて、サクッと次の本に取りかかりましょう。 小説を速読する際の注意点 この章では、小説を速読する際の注意点を3点ほどご紹介していきます。 小説を速読する際の注意点 そもそも、小説に速読は必要か 本の種類によって、速読と熟読を併用する 忙しい人は、オーディオブックの活用も視野に 上記3点は、前述の「小説でも楽しく速読するコツ」同様、知っておいて損のない情報ばかりです。気になる項目があれば、ぜひ意識してみてください。 そもそも、小説に速読は必要か 「1.過度に速読を意識せずに、まずは読みたい本を読もう」でもお話ししたように、私は、小説を速読で読む必要はないと考えています。 しかし、この意見はあくまでも私個人の見解であり、なかには速読で効率よく読みたい人もいるでしょう。したがって、もし速読で読みたければもちろん速読で読めばいいし、速読が必要ないと思えば、普通にじっくりと読めばいいのです。 ただし小説の醍醐味は、登場人物の心理描写や行動に共感したり、反発したりしながら読むものだと私は思っています。また作者の想いなどを想像しながら読んでいくのも、読書の楽しみのひとつでしょう。 もし速読をすることで、そういった楽しみが失われるとしたら、やはりムリして速読をする必要はないと思います。 本の種類によって、速読と熟読を併用する さきほど、小説はムリに速読する必要はないといいました。しかしそれと同時に、速読ができる人は、どんどん速読を活用すればいいとも思っています。 小説の読書に大切なのは、ようするに、速読と熟読の使い分けです。別に最初から最後まで速読で読まなければいけないルールはないし、最後まで熟読を貫き通す必要もありません。 導入部や本筋とあまり関係ない部分は速読でサッと読み、核心に触れる箇所だけをじっくりと読むといったように、メリハリをつけて読めばいい話だと思うのです。 また小説は、ジャンルや作者によって、その難易度が大きく異なります。ライトノベルのように軽いタッチで書かれたものなら、速読でサラッと読むのもいいでしょう。 しかし、海外の文豪ドストエフスキーが書いた「罪と罰」のような、上下巻1,500ページにも及ぶ重厚な小説になれば、自然と読書スピードは遅くなるはずです。 日本で暮らす私たちにとって、こういった大作の時代背景や文化・複雑な相関関係などを読み解くのは、簡単ではありませんからね。 そういうわけですから、あまりむずかしく考えずに、速読と熟読を上手に併用していってください。 忙しい人は、オーディオブックの活用も視野に 「速読で小説を読む」以前の話になりますが、そもそも忙しくて、読書の時間がどうしても取れない人もいるかもしれません。 通常、忙しくて本が読めないという人には、スキマ時間を使って読むようにアドバイスをしています。しかし、小説はあくまでも娯楽です。自分にはどうしても時間がないと思っているなら、ムリに読書を勧めるものでもありません。 それでもストレス解消にどうしても小説が読みたいというなら、オーディオブックを利用するのもひとつの方法です。 なんといっても、オーディオブックには、「ながら読み(聴き)ができる」という大きなメリットがあります。 オーディオブックなら、通勤中でも家事をやりながらでも、インプットが可能です。忙しい現代人にはうってつけの読書法といえるでしょう。(厳密には読書ではありませんが……) ちなみに、Amazonの「audible(オーディブル)」なら、月額1,500円(2021年現在)で、毎月1冊ずつ読めます。興味のある人は、読書の補助的な方法として、取り入れてみてもいいかもしれませんね。 小説の速読に最適な右脳速読法とは 最後にこの章では、小説の速読に最適な右脳速読法「瞬読」について、解説していきます。解説する内容は、以下の3点です。 小説の速読に最適な右脳速読法「瞬読」 単語や文章をかたまりで読む「視読」には、右脳速読が最適 右脳で、文章をイメージとして記憶 右脳速読法なら、ムリな眼球トレーニングは必要ない ひとつずつ見ていきましょう。 ◯右脳速読法「瞬読」と従来の速読法の違いについては、こちらの記事をどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 単語や文章をかたまりで読む「視読」には、右脳速読が最適 速読には、単語や文章をかたまりで読む「視読」という読み方が不可欠です。しかし、左脳でじっくりと読む読書に慣れている普通の人にとって、視読は決して簡単ではありません。 ところが右脳速読法のトレーニングを受けると、これまで速読に無縁だった人も、自然と視読ができるようになります。 もしかするとトレーニングと聞いて、「そんな厳しいトレーニングなんてムリです」と思った人もいるかもしれませんね。でも安心してください。右脳速読法のトレーニングは、誰でもムリなくできるものばかりです。 右脳速読法のトレーニングについては、のちほど具体的に紹介します。 右脳速読法「瞬読」について今すぐ知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ◯視読については、こちらの記事もどうぞ 速読術 視読トレーニングは右脳速読法。具体的な視読の身につけ方とは  右脳で、文章をイメージとして記憶 速読と一口でいっても、世の中にはさまざまな種類の速読法があります。おそらくあなたがイメージする速読法は、眼球を目まぐるしく動かして、速く読もうとするタイプの速読法でしょう。 しかし瞬読は、そういった「眼球を速く動かす速読法」とは、根本的にアプローチが異なる速読法です。 一般的な読書(眼球を速く動かす速読も含む)は、文字認識を司る左脳で文字を読んでいきます。一方瞬読は、イメージ化や全体像把握が得意な、右脳で読む「右脳速読法」です。 視読で文章をまとめて読み、その文章をイメージ化した映像として、脳へ記憶していきます。映像として記憶というのがピンとこない人は、ムック本(画像やイラストを多用した雑誌のような入門書)をイメージしてみてください。 文字だけの難解な専門書に比べて、格段に理解しやすいですよね。それは画像やイラストが、内容理解のサポートをしてくれるからです。 右脳速読というのは、ようするに「文章だけの本を自分でムック本に作り変えている作業」と考えてください。 こういった流れを一度体感すると、右脳によるイメージ化のスピード感に、びっくりすると思いますよ。 ◯速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 右脳速読法なら、ムリな眼球トレーニングは必要ない 前述のとおり、右脳速読法では、厳しい眼球トレーニングをする必要がありません。じっくりと取り組めば誰でもできる簡単なトレーニングで、視読が身につくようにきちんとメニューが組まれていますので安心してください。 右脳速読法「瞬読」のトレーニングは、以下4つのステップで構成されています。 ステップ1:変換力トレーニング ステップ2:イメージ力トレーニング ステップ3:本読みトレーニング ステップ4:本の内容をアウトプット ステップ3と4はいうなれば実践訓練ですから、実質的にはステップ1・2のトレーニングで、右脳速読の基礎を学びます。 トレーニングといっても、もちろん目をぐるぐる動かすようなことはしません。ステップ1を簡単に説明すると、バラバラに配置した単語や文章を見て、知っている言葉へ変換するトレーニングになります。 「クリーアスムイ → アイスクリーム」 「つ疫く免力が → 免疫力がつく」 といった具合に、適当に配置された文字群を、適正な言葉に並べ替えていくわけです。これなら、なんだかゲームみたいで楽しそうじゃないですか? もう少しトレーニングについて知りたいかたは、別記事でも紹介していますので、よかったらそちらの記事を読んでみてください。 脳トレ 記憶術トレーニングなら右脳を活用するのがベスト! まとめ 今回は、速読を小説に活かす方法について、ご紹介してきました。ここまでの話を読んで、あなたは、速読で小説を読みたいと思いましたか? 本文中でもお話ししたように、必要に応じて速読と熟読を使い分けるのが、小説に速読を活かすコツです。速読を上手に組み込んで、好きな小説をぜひたくさん読んでいただければと思います。 ### 速読が資格試験に役立つ4つの理由とは 右脳速読を指導する私のもとには、速読を資格に活用したいという人が、たくさん相談にいらっしゃいます。そういう場合、私はいつもこうお伝えしています。 「速読だけで資格試験に合格はできません。しかし、効率的に勉強ができるようになるので、その結果、合格できる可能性は間違いなくアップするでしょう」 もしあなたが、資格試験への挑戦を検討しているのであれば、速読は本当にオススメです。今回の記事では、速読が資格試験に有効な理由や、速読を勉強に活かすポイントを紹介していきます。 速読を資格試験に活用すべき4つの理由はこれだ! 最初にこの章では、速読を資格試験に活用すべき理由を4点紹介していきます。 速読を資格試験に活用すべき理由 文章を速く読めるから、インプット量が激増 復習の回数が増えるので、一度覚えた内容を忘れにくい アウトプットで、内容がさらに定着しやすくなる 試験問題を素早く読めれば、時間的ゆとりが生まれる ひとつずつ解説します。 1.文章を速く読めるから、インプット量が激増 速読ができるようになると、当たり前ですが、文章を速く読めます。文章が速く読めれば、その分だけインプット量が増えるのは、これまた当然のことです。 受験する資格にもよりますが、資格試験の勉強では、通常新しい知識を山ほど覚えなければなりません。したがってインプット量の増加は、資格試験の勉強に対して、本当に大きなアドバンテージとなります。 一応、ざっくりとした読書スピードの目安だけ紹介しておくと、私が指導する右脳速読法の場合、通常の40〜50倍の速さで読書が可能です。 もちろん、まったくはじめて読む参考書の場合は、さすがにもう少し読書スピードは落ちるでしょう。それでも通常より10倍でも速く読めれば、勉強のペースは大きくアップするはずです。 ◯速読と読書スピードの関係については、こちらの記事もどうぞ 速読術 読書スピードを上げるには、音読を止めて視読にシフトしよう 2.復習の回数が増えるので、一度覚えた内容を忘れにくい 速読をマスターすれば、復習の回数を増やせるので、一度覚えた内容を忘れにくくなります。 せっかく資格勉強をするのであれば、一度読んだ内容は、誰しもできるだけ忘れたくないですよね。しかし残念なことに人間の脳は、わずか1日経過しただけで、70%近くの内容を忘れてしまうそうです。 また人間の脳は、繰り返しインプットされる情報を、「覚えておくべき重要な内容」と判断します。したがって、インプットした内容をなるべく長期間覚えておきたいなら、何度も繰り返し復習するのがもっとも効果的です。 しかし、通常の読書スピードでは、復習の回数にも限界があります。だから、復習の回数を増やせる速読が、非常に重要になってくるんですね。 ◯速読と復習の関係については、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読を活かした勉強術でライバルに差をつけよう 3.アウトプットで、内容がさらに定着しやすくなる 人間の記憶はただインプットをするよりも、インプットした情報をすぐにアウトプットするほうが、より深く定着するといわれています。 なぜならば、アウトプットが前提条件にあると、重要なポイントを読み取ろうとする意識が強く働くからです。本に書かれている重要なポイントをしっかりと理解していなければ、アウトプットはできませんからね。 右脳速読法「瞬読」では、右脳でインプットした情報を、左脳でアウトプットしていきます。だから、覚えた内容を忘れにくいのです。 左脳でのアウトプットについては、のちほど右脳速読を紹介する際に、詳しく解説します。 ◯アウトプットについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 4.試験問題を素早く読めれば、時間的ゆとりが生まれる 資格試験の場合、国語の受験問題のような長文はまず出ません。しかし「塵も積もれば山となる」ということわざがあるように、試験問題全体を速く読めれば、5〜10分程度の時間的ゆとりが生まれてきます。 難易度の高い資格試験ともなれば、難問もたくさん出題されるため、通常よりも解答に時間がかかるものです。そういった状況のなかで、この5分間の時間的ゆとりは、非常に大きなアドバンテージになるでしょう。 自信のない問題をもう一度じっくり考えてみてもいいし、全体の見直しをしても構いません。とにかく、速読で稼いだ5〜10分のゆとりは、試験当日の緊張した気持ちを楽にしてくれるはずです。 ◯速読で生まれる試験当日のメリットについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読で受験対策。効果的に学習効率を上げる速読とは? 【注意】速読だけでは、資格試験に合格できません さきほど、速読が資格試験に有効な理由を、4点ほど解説しました。しかし、当たり前の話ですが、速読だけで試験に合格できるわけではありません。そこでこの章では、速読をより効果的に活用するためのポイントを、3点紹介していきます。 速読をより効果的に活用するためのポイント インプットの内容によって、速読とじっくり読みを使い分ける必要あり まずは全体像を掴み、その後から詳細を詰めていく 資格試験対策は、問題集で脳に刺激を与えるのがポイント それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 インプットの内容によって、速読とじっくり読みを使い分ける必要あり 資格試験の勉強では、「速読」と「じっくり読み」を使い分けていくのがセオリーになります。 勉強を開始する前の段階では、おそらく知らない知識がたくさんあるはずです。あなたはこれから勉強を続けていく過程で、そういった知らない知識がほぼない状態にまで、仕上げていかなければなりません。 この辺りが、概略だけをつかんでおけばいい、一般的な実用書の読書と大きく違うところです。 とはいえ、いきなり知らない部分を煮詰めていくのは、とても非効率です。こまかい部分を煮詰めていく前に、まずは速読で、参考書にひと通り目を通してしまいましょう。そして、概略をつかんでから、少しずつこまかい部分を「じっくり読み」で理解していくのです。 なお、この一連の流れについては、次の項目で詳しく解説します。 まずは全体像を掴み、そのあとから詳細を詰めていく 前述のとおり、資格試験の勉強は、まず速読で全体像をつかみ、そのあとで細部をじっくり読んでいくのが基本です。 私のオススメは、以下のような、速読とじっくり読みを組み合わせた学習ステップです。 上記のとおり、速読で全体像をざっくり把握したあと、わからないポイントをじっくり読み込みます。 ただし資格の勉強は、参考書を読むだけでは足りません。参考書で内容をある程度理解したら、今度は問題集や模試で、自分の理解度を確認していく必要があります。 そのためには、いつまでも参考書ばかり読んでいるわけにはいきません。参考書を復習する回数は人それぞれですが、3周がひとつの目安になるかと思います。 3周目以降は、どうしても苦手な箇所だけを、定期的に復習する程度で十分でしょう。あとは、実際に問題を解きながら、間違えた問題を参考書でじっくりと確認していきます。 資格試験対策は、問題集で脳に刺激を与えるのがポイント さきほど、「参考書は3周が目安。あとは問題集で実戦訓練をする」という話をしました。 私がどうして、なるべく早く問題集へ着手するように勧めているのかというと、それにはきちんとした理由があるのです。 それは、人間の記憶のしくみに関係しています。人間の脳は、繰り返しインプットされる情報と刺激をともなう情報に対して、「この情報は大事だからずっと覚えておこう」という指令を出します。 つまり、参考書の内容を復習するだけでは、まだ十分ではないわけです。しかし復習と合わせて、問題を解く行為で脳を刺激すれば、より深く覚えようという意識が働きます。 おかしな話かもしれませんが、「脳への刺激」という面では、正解するよりも間違えて解答したほうが効果的なくらいです。(もちろん、わざと間違えても意味はありません) 実際に問題を解いてみて、わからないところを参考書(問題集の解説でも可)で調べる。このプロセスが、内容をより深く記憶に定着させてくれます。 資格試験にもっとも役立つ、速読法の選び方とは ここまで、資格試験に速読を活用するポイントをいくつか解説してきました。しかし、速読にはさまざまな流派があり、どの速読法を選択するかで、結果が大きく変わってきます。 最後にこの章では、資格試験に役立つ速読法の選び方について、3点ほど紹介していきます。 資格試験に役立つ速読法の選び方 右脳速読法と従来の速読法の違い 速読法により、読書スピードは大きく変わる 右脳と左脳を両方活用する「瞬読」がオススメ! 非常に重要なポイントなので、しっかりと押さえていきましょう。 ◯速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 右脳速読法と従来の速読法の違い 速読法には、大きく3つの流れがあります。 主な速読法 飛ばし読み 眼球を速く動かす速読法 右脳を活用する速読法 手前味噌のようですが、このなかでもっともオススメなのは、私が指導する右脳速読法「瞬読」です。なぜならば、習得が比較的簡単なうえ、驚くようなスピードで本が読めるようになるからです。 まず飛ばし読みですが、飛ばし読みは、重要だと思われる箇所だけを抜き出して読んでいきます。導入部や実例などを飛ばして読めば、読む文量が少ないわけですから、当然速く読めるでしょう。 しかし飛ばし読みは、体調や気分によって、その精度に大きなバラツキが生じやすい読書法です。その点右脳速読なら、そもそも読書スピードが速いので、全文を読んでも飛ばし読みより速く読めてしまいます。 また、眼球を速く動かすタイプの速読法は、速く読むために、常に眼球トレーニングを続けていかなくてはなりません。普段使わない眼筋をフル稼働させるので、眼球トレーニングは非常に疲れます。だから、多くの受講者が、途中で挫折してしまうのです。 一方、右脳速読法の場合、ムリな眼球トレーニングが一切ありません。したがって、途中で脱落する人がほとんどなく、また子どもでも問題なく受講できます。 ◯右脳速読法と従来の速読法の違いについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 速読法により、読書スピードは大きく変わる 同じ速読でも、速読法によって、それぞれ到達できる上限スピードは異なります。 結論からいうと、瞬読の読書スピードは、ほかの速読法よりも圧倒的に速いです。瞬読の平均的な読書スピードは、およそ1分間に1〜2万文字だと考えてください。 ちなみに、速読をしない場合の平均的な読書スピードは、分速約400〜500文字前後だといわれています。つまり瞬読なら、通常の読書よりも、40〜50倍以上の速さで読書ができるわけです。 眼球を速く動かすタイプの速読法の場合、分速2,000文字前後を上限に設定しているケースが多いようですね。分速2,000文字でも、通常の5倍の速さです。これは、十分に素晴らしい結果だと思います。 しかしせっかくこれから速読を学ぶのであれば、より速く読めるほうがいいと思いませんか。しかも瞬読なら、むずかしいトレーニングが必要なく、誰でも習得が可能です。 ◯瞬読のトレーニング方法については、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読の効果的なトレーニングで分速1万文字を目指そう! 右脳と左脳を両方活用する「瞬読」がオススメ! 左脳と右脳の働きの違い 左脳:「言語認識」「分析力」「論理的思考」「計算」 右脳:「イメージ化」「ひらめき」「空間認識」「全体像把握」 じつは、瞬読とそのほかの速読法では、根本的に読み方が違います。通常の速読法が言語を司る左脳で速読をするのに対し、瞬読の場合、右脳を使って速読をおこなうのが大きな特徴です。 では、左脳と右脳での速読は、一体なにが違うのでしょうか。 右脳速読法は、文字通り右脳を使って速読します。上記のとおり、右脳は「イメージ化・ひらめき・空間認識・全体像把握」を得意とする部位です。 そのため、文字をそのまま認識するのではなく、文章をイメージ(映像)として認識します。「今日の晩ごはんは、美味しいカレーだよ」といわれたら、すぐにお肉がたっぷり入った美味しそうなカレーを頭に思い浮かべるでしょう。 もちろん1文字ずつ読んでいく方法よりも、映像化のほうが、速く読めるのはいうまでもありません。この「右脳による映像化のスピード」を最大限活用するのが、右脳速読法「瞬読」なのです。 また瞬読では、右脳だけでなく、同時に左脳も活用します。インプットを右脳で、アウトプットを左脳でおこなうので、ようはインプット後にすぐ復習(アウトプット)をしているようなものです。 さらに、どうしても左脳が偏重される現代社会において、右脳速読には脳の左右バランスを修正してくれる働きもあります。 この左右のバランスのよさが、瞬読の大きな魅力のひとつです。 ◯右脳速読法「瞬読」の効果については、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果があるの?新速読術「瞬読」がもたらす3つの効果とは まとめ 今回お話したように、速読は資格試験との相性がバッチリです。もちろん、速読だけで資格試験に合格はできません。しかし、参考書が速く読めれば、時間的ゆとりが生まれます。 その分、復習に時間を回せるし、当然インプット量も段違いに増やせるでしょう。 ただし、速読といってもさまざまな方法があります。選び方を間違うと、思ったような結果が出せないかもしれません。 私のオススメする右脳速読法が、どれだけの効果をもたらしてくれるのか。じっくりと調べてみたいかたは、下記の「瞬読Zoom体験会」で確認してみてください。 ### 結果を出す社会人の勉強法とは?勉強を継続する4つのコツ 「勉強は学生がするもの」 あなたは勉強に対して、そんなイメージをもっていませんか? たしかに学生は勉強が仕事のようなものですが、実際には競争の激しい社会人こそ、より真剣に勉強をしていく必要があります。 しかし、忙しい社会人が働きながら勉強をするのは、正直なかなか大変です。途中でギブアップすることのないように、挫折の理由をきちんと把握し、その対策方法を地道に実践していかなければなりません。 今回の記事では、挫折の理由と、挫折をしないための勉強法を解説していきます。また、社会人にオススメの勉強ジャンルも紹介していくので、これからなんらかの勉強を検討している社会人のかたは、ぜひ参考にしてください。 どうして勉強に挫折してしまう社会人が多いのか 時代の変化が以前よりも速くなり、覚えるべきスキルや知識は増える一方です。しかし、せっかく勉強をはじめても、途中で挫折してしまう人は決して少なくありません。 挫折を回避するには、まず社会人が勉強に挫折する理由を、きちんと知っておく必要があります。 社会人が勉強に挫折する理由 勉強する目的が明確でない 忙しくて勉強時間を捻出できない 自分に合った勉強法を確立していない ひとつずつ見ていきましょう。 勉強する目的が明確でない 勉強に挫折してしまう人と話をすると、「勉強する目的が明確でない」ケースがほとんどです。 「同僚が勉強をはじめたので、焦って自分も勉強をスタートした」「英語ができると有利だって、本で読んだから」といったように、なんとなく勉強をスタートした人は、どうしても挫折の可能性が高くなります。 実際のところ、社会人の勉強には、明確な結果がともなわないケースも多いです。TOEIC800以上取らないと役職に就けないといった、明確なルールがある場合はともかく、通常は勉強したからといって、社内の評価が大きくアップすることはありません。 しかし、ビジネスの世界では、結果を出せば周囲の評価は大きく変わってくるものです。そのためには、やはり勉強をして実力をつけていくのが、もっとも確実かつ近道でしょう。 自分の市場価値をアップするために、今なにを勉強するべきかがわかっていれば、途中で挫折することはなくなります。 忙しくて勉強時間を捻出できない 忙しくて勉強できないというのも、非常によく聞く話です。たしかに仕事が忙しい社会人にとって、毎日勉強の時間を確保するのは、簡単ではないでしょう。 しかし、厳しい見方をすれば、「時間がない」というのは、やはり言い訳でしかありません。なぜなら、どんなに忙しくても勉強時間を確保して、きちんと結果を出している人がたくさんいるからです。 時間がないと感じている人は、まず勉強期間をきちんと設定して、その間だけは勉強を優先すると決めてください。そうすれば、毎日2時間程度なら、必ず時間は確保できます。 またほとんどの人にとって、忙しいというのは、「まとまった時間が取れない」という意味です。であれば、お昼休みや待ち時間といったスキマ時間を、積極的に利用してみましょう。もしあなたが電車通勤なら、さらに1時間程度は勉強時間に使えるはずです。 ◯スキマ時間の活用については、こちらの記事もどうぞ 速読術 忙しくても読書時間を確保できる5つの方法とは 自分に合った勉強法を確立していない 自分に合った勉強法を確立していないと、途中で挫折しやすくなります。なぜならば、勉強のやり方が合っていないので、続けていくうちに、勉強が苦しくなってしまうからです。 また勉強法が定まっていない人は、少しでもよさそうな勉強法をみつけると、すぐに飛びついてしまいます。 もちろん、よりよい勉強法を探す探究心は大事です。しかし、世の中には勉強法がそれこそ星の数ほどあり、完璧な勉強法など、この世には存在しません。 理想の勉強法探しに時間をかけるなら、まずは今できる勉強法を、しっかりとこなしてみてください。結果が出てくれば、どんな勉強法でも、段々と楽しくなってくるものです。 それでも、どうしてもその勉強法が嫌ならば、その時点で新しい勉強法を探せばよいのです。 ◯自分に合った勉強法については、こちらの記事もどうぞ 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは 社会人が勉強を継続するために知っておくべき4つのコツとは 勉強を挫折する理由がわかったところで、今度は、社会人が勉強を継続するために知っておくべきコツを4点紹介していきます。 社会人が勉強を継続するために知っておくべきコツ 目標から逆算して、勉強計画を立てる 勉強に適した時間帯に勉強をする 時間管理術で集中力をアップ 速読を取り入れる どれも挫折を回避するには、有効なものばかりです。できるものから、自分の勉強に取り入れていきましょう。 ◯速読法の違いについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 1.目標から逆算して、勉強計画を立てる 勉強へ取り組む際に具体的な目標を決めず、とりあえずスタートしてしまうタイプの人がいます。行動力という面では大いに評価できますが、ゴールが定まっていないと、どうしても途中で挫折しやすくなります。 「いつまで大変な思いをして勉強を続けなければならないのか」と、勉強の途中で必ず不安になる時期が訪れるからです。 そういう場合は、とにかく目標を設定してしまい、そこから逆算して計画を立ててみてください。「10月の資格試験に合格する」というゴールが決まっていれば、その期間だけは勉強に集中しようという、覚悟が生まれます。 よく考えてみれば、仕事を抱える社会人なら、日頃からスケジュール管理やToDo リストなどで進捗を管理しているはず。それと同じことを、勉強でもやればいいだけです。 ポイントをひとつだけあげるとすれば、「期限とやることを具体的にこまかく設定する」くらいでしょうか。目標の日までに必要な勉強量を、月ごと・日ごとに落とし込み、毎日こなしていけば必ず目標は達成できます。 2.勉強に適した時間帯に勉強をする 一般的に、就寝2〜3時間前と午前中は、勉強に適した時間帯といわれています。人間の脳は就寝中に記憶を整理するので、暗記関係の勉強は就寝前がベストです。 また午前中は、睡眠後のリフレッシュした状態をキープしていますから、新しい内容を勉強するのに適しています。 しかし一般的な社会人の場合、仕事をしている午前中には、当然勉強はできません。また夜にしても、つい動画を見たり、SNSに書き込んだりと、なにかと誘惑が多いものです。 このように、もしどうしてもうまく勉強時間が取れないようならば、思い切って超朝型の生活に変えてみるのもひとつの方法だと思います。 時間がないというと、睡眠時間を削ろうとする人もいますが、睡眠不足は下手すると健康を損なう恐れがあるので、絶対にやめてください。 それよりも、単純に夜早く寝て朝5時に起きれば、出勤前に2時間は勉強できます。しかも、早朝はほとんどの人が寝ていますので、集中力を削ぐSNSの通知もきません。 3.時間管理術で集中力をアップ 勉強を継続するコツは、とにかく「勉強すると決めた時間中は、しっかりと集中すること」に尽きるでしょう。しかし現代人のライフスタイルには、スマホやゲームなど、誘惑が溢れかえっています。 そこで役立つのが、時間管理術です。もし、時間の使い方に不安があるのでしたら、以下の2点に取り組んでみてください。 勉強時間の記録 集中力を維持する時間配分(ポモドーロテクニック) まずは、毎日どのくらい勉強しているかを明確に把握することが、時間管理のスタートです。もしかすると、勉強時間が不足しているかもしれないし、偏った内容の勉強になっているかもしれません。そういった修正点が、記録により明らかになります。 また1日3時間勉強するとしたら、ぶっ続けで3時間勉強するのは、あまりよい方法とはいえません。人間の集中力は、3時間もキープできませんからね。 集中力を維持したまま効率よく勉強するには、ポモドーロテクニックがオススメです。ポモドーロテクニックでは、1回の勉強量を25分に設定して、25分経過したら必ず休憩を5分挟みます。これは、1回の作業量を減らすことで、集中力のキープを図っているわけですね。 ポモドーロテクニックについては、別記事で詳しく紹介していますので、興味のあるかたは読んでみてください。 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 4.速読を取り入れる 社会人の勉強は、時間と効率性との戦いといえます。仕事が忙しいと、どうしても勉強時間が不足しがちです。さらに激務の疲れから、勉強の効率も悪くなります。 もし、そういったケースで悩んでいるのであれば、ぜひ速読を勉強に取り入れていきましょう。 速読ができると、単純に参考書や問題集を速く読めます。私が指導する右脳速読法では、速読をしない人の約50倍の速さで、速読が可能です。 そうなれば、その浮いた時間を、新たな勉強に回せます。あるいはその読書スピードを活かして、復習時間を増やしてもOKです。復習時間が増えれば、暗記の効率も、確実にアップするでしょう。 また右脳速読法は、読んだ文章を右脳で映像に変換して、記憶していく読書法です。右脳で映像化された情報は、忘れにくい「長期記憶」として脳へ記憶されていきます。 つまり速読を上手に取り入れると、勉強時間が大幅に増えて、さらに勉強した内容を忘れにくくなるわけです。これほどメリットの大きい速読、活用しない手はありませんよね。 ◯速読のメリットについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 デキる社会人なら必ず身につけておきたい、オススメの勉強ジャンル 最後にこの章では、社会人にオススメの勉強ジャンルを紹介します。今回紹介するのは、以下の4点です。 社会人にオススメの勉強ジャンル IT関連の基礎知識 英語や中国語などの語学 簿記や財務関連 マーケティングスキル もし現時点でやりたいことが決まっていないのなら、上記のうちどれか気になったものからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 IT関連の基礎知識 現代のビジネス社会においては、パソコンやスマホの活用が不可欠です。社内のインフラなども、すべてWeb上のシステムでおこなう会社が多いと思います。 しかし現代の社会人なら、ガジェット類やソフト関係の操作に精通しているのは、もはや当たり前。そういったレベルのIT知識があっても、差別化にはあまり役立ちません。 もしあなたが、ライバルに差をつけたいと思っているなら、断然プログラミングの習得をオススメします。 今現在、直接プログラミングとは関係ない部署にいたとしても、プログラミングができれば、IT業界への転身も十分可能です。 また、あと10年もすれば、子どもの頃からプログラミングが当たり前という「デジタルネイティブ」と、競い合う未来が待っています。そのときに焦って勉強をはじめても、すでに手遅れです。 しかし、IT人材の不足している今なら、プログラミングスキルはあなたの可能性を大きく広げてくれるでしょう。 英語や中国語などの語学 とりあえず、なにを勉強していいかがわからないのであれば、個人的に「英語や中国語」などの語学学習を強くオススメします。 なかでも英語は、グローバル社会における公用語です。もし英語ができれば、海外との折衝や契約などの業務を任せてもらえるかもしれません。海外に支店のある企業なら、海外勤務で経験を積める可能性も出てくるでしょう。 なお勉強方法ですが、忙しい社会人のモチベーション維持を考えると、やはり資格習得がオススメです。日本の英語系資格のなかでは、英検が一番正確な英語力を測定してくれます。 しかし採用や昇進の条件として、TOEICのスコアを参考にしている企業(中途採用:53.8%下図参照)が多いため、最初に挑戦するならやはりTOEICがオススメです。 ※参考:英語活用実態調査2019まとまる~企業・団体の英語の位置づけ・ビジネスパーソンの英語に対する意識等を発表~|プレスリリース一覧|IIBCについて|IIBC 勉強期間は長くて1年もみておけば、TOEICの高得点(800点以上)も十分に狙えます。海外でのキャリアを視野に入れている人は、ぜひ英語力アップに挑戦してみてください。 ◯ TOEIC学習におすすめな速読の活用法については、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読ができるとTOEICのスコアがアップするって本当  簿記などの会計関連 ※参考:簿記検定試験(日商簿記) デキる社会人を目指すなら、簿記に代表される会計関連の勉強もオススメです。数字をきちんと理解し、適正な利益を会社に還元できなければ、いつまでも自分の市場価値はアップしません。 また、会計や財務の知識がないと、取引先の倒産リスクに巻き込まれる可能性が高くなります。すでに関係性が深い企業との取引なら、かりにトラブルがあっても、通常はあまり大きな問題にはなりません。相手企業の財務状況は、ある程度把握できていますので。 しかし、新規取引先の財務状況がよくわからないまま契約すれば、もしトラブルが発生した場合、売掛金を回収できない可能性も出てきます。そういったリスクを回避するためにも、社会人になったら、必ず会計・財務の知識を身につけておく必要があるのです。 もちろん、全員が税理士や公認会計士のような専門家になる必要はありません。最低限の基礎知識として、まずは簿記3級にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 マーケティングスキル ビジネスの分野を問わず、商品やサービスを顧客へ届けるには、マーケティングの知識が不可欠です。 それなのに、マーケティングに苦手意識をもつ人は、想像以上にたくさんいます。理由は単純で、マーケティング業務の範囲があまりにも広すぎるからです。 たしかにすぐ思いつくだけでも、「市場調査」「広告宣伝」「販売戦略」などマーケティングは幅広い分野で必要になります。 しかしマーケティングとは、ようするに「消費者に必要とされる商品やサービスを届けるためのプロセスづくり」です。あまりむずかしく考えずに、体系立てて勉強すれば、マーケティングの基礎知識は必ず身につきます。 具体的な勉強法としては、まず関連書籍を何冊か読んでみるのがいいでしょう。最低限の知識を手に入れたら、今度はオンライン講座を受講してみるのもオススメです。 まとめ 社会人の勉強は、時間との戦いです。忙しい社会人にとって、毎日定期的に勉強時間を確保するのは、決して簡単ではありません。 そういった制約の中で結果を出すには、社会人ならではの勉強法を確立する必要があります。 今回は、社会人に勉強が必要な理由と、きちんと継続していくための勉強法をご紹介してきました。合わせて、今優先的に勉強すべき分野についても解説したので、最後まで読んだあなたは、もうすぐにでも勉強がしたくて仕方がないはずです。 今回の内容を参考にして、できるだけ早く勉強に取り組み、ぜひとも満足のいく結果を出していきましょう。 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.80】愛知県 近藤晃嗣さん、近藤憲成さん(自営業 40代)   ご兄弟で事業を営む近藤さん。 先日、お兄様はトレーニング継続365日を達成されました! 瞬読を始めたきっかけや継続の秘訣などをお兄様の晃嗣様に詳しくお伺いしてみました!   瞬読スタッフ 瞬読を始めようと思ったきっかけはなんですか? 温泉いやし整体のナステレージュをしています。 開業前に、圧倒的な知識量の同級生の経営者の友達がいて、差を感じていました。その秘訣を聞いてみると、「本を読むこと」ということで、改めて本を読む大切さを知りました。 そこで自分も、ひたすら本を読んで、ノートにまとめる作業を繰り返して開業準備をしていました。そうやって開業した温泉いやし整体のナステレージュは、体だけではなく、心までケアするサロンです。 クレド(お客様とのお約束)に、お客様のライフスタイル向上のお役に立つ事を大切にしています。その為には、日々の勉強の積み重ねが不可欠となります。 開業前にはできていた本を読んで勉強してノートにまとめることが、開業後は多忙でできなくなっていました。 新型コロナウィルス感染症で、これを察知してコロナ発覚前から対処していてダメージを受けなかった経営者が何人かいた事を知りました。その理由は、潜在意識の影響と知って、潜在意識をトレーニングする方法に、大いに興味を持ちました。 瞬読は右脳・潜在意識を使うので、文字数で見える化して潜在意識を分かりやすく明確に鍛えられると思いました。体験会で、トレーニングも楽しめたので、即決で始めました。また、家族何人で使っても値段は同じなので、兄弟一緒にトレーニングできるのも魅力でした。 それだけの魅力があるので、始めるきっかけには、十分でした。 近藤さん 瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 開業後に、本を読んで勉強するのが難しくなっていたのが、できるようになりました。瞬読はfacebookに受講生のコミュニティグループがあるのですが、そこに本を読んだ内容を投稿することで、アウトプット脳になり(要約力がついて)、以前より分かりやすく話せるようになりました。 大事にしている接客中の会話の厚みが出てくるようになりました。特に、大事にしている心のケアについては、確実に。 最近、10年ぶりのようなお客様と嬉しい再会をすることが増えました。 読みたかった本が、向こうから来てくれるような感覚になる事がたまにあります(笑) 弟とは一緒に仕事をしていますが、読んで欲しい本をすぐ読んでもらえるようになって、素早い教育が可能になりました。 最終的には、新型コロナウィルス感染症のようなことが事前に察知できるように、もっと潜在意識を鍛えたいです。 近藤さん 瞬読スタッフ 近藤さんの瞬読習得において、コミュニティの存在は大きかったのですね? はい。瞬読コミュニティの投稿を見ると、思わぬ新しい本との出会いがあってうれしいです。また、コミュニティのみなさんが温かいのが心地良くて、誰と学ぶのかも大事だと思います。 近藤さん 瞬読スタッフ 他に何か瞬読の魅力はありますか? 右脳・潜在意識を使う速読法なので、ワクワク楽しめます。 近藤さん 瞬読スタッフ 先日、トレーニング継続365日を達成されましたが、何か秘訣はありますか? まずは、自分自身の現状を理解した上で、「どうすればよいか?」の問いを出して行動する事です。できる?できない?よりも、どうすれば?の考え方です(瞬読した本の中から学んだ事です) 実は、瞬読の速さは、まだ自分自身が掲げた目標には届いていません。だからこそ、どうすれば?でトレーニングすると【小分け】となります。一気に1冊ではなく、1章ごとトレーニングして、理解するまで何度でも読む位でやっています。無理のないベビーステップは、継続の秘訣ですね。 あと、【やらないと終わる】この思いも常にもっています。それでも毎日の生活の中で、お休みの日や短期集中トレーニングの日もあります。どうすれば?で最大限出来ればよいと思います。 毎日ノートにまとめる位のアウトプット投稿は、アウトプット脳の要約力が身に着きます。とっても手間がかかりますが、オススメしますよ。 近藤さん 瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 瞬読をはじめてから気づきましたが、一般社会の中で潜在意識の話をすると、時には怪しまれる事もありますが(笑)、右脳・潜在意識を活かす話を安心してできる環境で、学べるのは本当にありがたいことです。 ZOOMで参加できる体験会があるので、まずは気軽に試してみたらいかがでしょうか? 近藤さん   瞬読は、一つのご契約で2親等のご家族までお使いいただけます。 近藤さんご兄弟が仲良くイベントなどに参加されるお姿は、拝見していてほっこり。 きっとすぐそばに弟さんというライバルがいらっしゃったのも、よい刺激になられたのでは? 近藤さん、どうもありがとうございました! ### 「瞬読式勉強法」ダイヤモンドオンラインへの記事掲載(2021/8/5更新)   3/10にダイヤモンド社から新刊「瞬読式勉強法」が発売されました。 ダイヤモンドオンラインにて、記事が掲載されています。 こちらのお知らせで定期的に掲載された記事を追加しますので、是非ご覧ください! ダイヤモンド 書籍オンライン 最新記事 参考 【木曜日は想像力アップ】瞬読トレーニングvol.21(2021/8/5)ダイヤモンド・オンライン 参考 【火曜日は記憶力アップ】瞬読トレーニングvol.20(2021/8/3)ダイヤモンド・オンライン 参考 【月曜日は判断力アップ】瞬読トレーニングvol.19(2021/8/2)ダイヤモンド・オンライン 参考 【木曜日は想像力アップ】瞬読トレーニングvol.18(2021/7/29)ダイヤモンド・オンライン 参考 【火曜日は記憶力アップ】瞬読トレーニングvol.17(2021/7/27)ダイヤモンド・オンライン 参考 【月曜日は判断力アップ】瞬読トレーニングvol.16(2021/7/26)ダイヤモンド・オンライン 参考 子どもは右脳優位、大人は左脳優位(2021/7/23)ダイヤモンド・オンライン 参考 【木曜日は想像力アップ】瞬読トレーニングvol.15(2021/7/22)ダイヤモンド・オンライン 参考 【火曜日は記憶力アップ】瞬読トレーニングvol.14(2021/7/20)ダイヤモンド・オンライン 参考 【月曜日は判断力アップ】瞬読トレーニングvol.13(2021/7/19)ダイヤモンド・オンライン 参考 【木曜日は想像力アップ】瞬読トレーニングvol.12(2021/7/15)ダイヤモンド・オンライン 参考 【火曜日は記憶力アップ】瞬読トレーニングvol.11(2021/7/13)ダイヤモンド・オンライン 参考 【月曜日は判断力アップ】瞬読トレーニングvol.10(2021/7/12)ダイヤモンド・オンライン 以下は書籍未収録の特別書き起こし原稿記事です! 是非ご覧ください! 参考 「勉強時間が足りない」ではなく、「ある時間でどうしたらできるか」で考える(2021/4/24)ダイヤモンド・オンライン 参考 「試験時間が足りない」ではなく、「ひらめきが足りない」だけである(2021/4/27)ダイヤモンド・オンライン 参考 「覚えたところが出なかった」ではなく、「覚えるところがズレている」だけである(2021/4/29)ダイヤモンド・オンライン 参考 「習っていない問題が出た」ではなく、「今ある知識で解こうとしたか」である(2021/5/1)ダイヤモンド・オンライン 参考 「復習がつらい」ではなく、「つらい復習に意味はない」のでやめる(2021/5/4)ダイヤモンド・オンライン 過去の記事はこちら 参考 たった1分見るだけで頭がよくなる勉強法(2021/3/9)ダイヤモンド・オンライン 参考 右脳の働きが覚醒する勉強法(2021/3/11)ダイヤモンド・オンライン 参考 本1冊をたった2~3分で「速く、多く、深く」読むコツ(2021/3/13)ダイヤモンド・オンライン 参考 【脳の特性】必死に覚えなくても「勉強のできる人」になる簡単な方法(2021/3/16)ダイヤモンド・オンライン 参考 クイズに答えるような感覚で自己肯定感が高まる勉強法(2021/3/18)ダイヤモンド・オンライン 参考 右脳でイメージして覚えたことを左脳で言語化する勉強法(2021/3/20)ダイヤモンド・オンライン 参考 「見たら答える」が習慣になる勉強法(2021/3/23)ダイヤモンド・オンライン 参考 自分の力でポジティブな思考を手に入れる勉強法(2021/4/1)ダイヤモンド・オンライン 参考 誰でも思考スピードが4倍アップする勉強法(2021/4/3)ダイヤモンド・オンライン 参考 コツコツ暗記はやらない! 右脳と左脳で忘れない記憶にする(2021/4/6)ダイヤモンド・オンライン 参考 「やる気がない」はただの思い込み。1分のルーティンでやる気を解放する(2021/4/8)ダイヤモンド・オンライン 参考 勉強に手遅れがあると思わない! 思考スピード4倍速で目標を達成できる(2021/4/10)ダイヤモンド・オンライン 参考 自分で答えを出すことを習慣にすると、誰でも地頭のいい人になれる!(2021/4/13)ダイヤモンド・オンライン 参考 無駄のない勉強をするには、時間の使い方をイメージする(2021/4/17)ダイヤモンド・オンライン 参考 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瞬読で上がる3つの能力(2021/7/7)ダイヤモンド・オンライン ■『瞬読式勉強法』のご紹介 ・瞬読開始3か月後、国語の偏差値が49から64に! ・3年落ち続けた中小企業診断士試験。瞬読で勉強したら一発で合格! ・英検1級、2回連続不合格。瞬読を使って約半年で合格! ⇒⇒⇒瞬読を勉強に生かして成功する人、続出! みなさんもぜひ『瞬読式勉強法』で内なる能力を開花させてください!   ■『瞬読式勉強法』の概要 名  称: たった1分見るだけで頭がよくなる 瞬読式勉強法 著  者:山中恵美子 販売料金:単行本 1,540円/Kindle版(電子書籍)1,386円 Amazon販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4478112843 ### 夏季休業のお知らせ   平素は格別のご愛顧くださり心より御礼申し上げます。 下記の期間を夏季休業とさせていただきます。 夏季休業期間 2021年8月13日(金)~8月16日(月) ※8/15(日)ZOOM体験会は開催いたします。 お問い合わせは受け付けておりますが、 休業中にいただいたお問い合わせにつきましては、 翌営業日より順次ご回答させていただきます。 皆様にはご不便をお掛けしますが、 何卒よろしくお願いいたします。 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.79】兵庫県 松尾粒一さん(会社員 50代)   会社員でありながら、認定NPO法人の副理事長を務める社会活動家として、また副業のヘルスコーチや婚活コーチなど、幅広く活躍される松尾さん。 会社では残業もたっぷりされているという松尾さんの多忙な日々の中に瞬読がどういう影響を与えているのか、お話しをお伺いしてみました。   瞬読スタッフ 瞬読を始めようと思ったきっかけはなんですか? 以前、「速読」を学んで挫折した経験があります。 「瞬読」は、その速読とは違う「右脳開発」という点に惹かれました。 本や文字を早く処理できるようになることで大切な時間を生み出したい、自身の潜在意識を書き換え可能性を広げたい、という思いから、瞬読を学ぶことにしました。 松尾さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 瞬読は、自らが定めた目標にはまだ道半ばですので、日々楽しみながらトレーニングを頑張っています。 読書以外では、代表の山中先生を含む、スタッフや生徒さんで構成されるコミュニティに関わることで、常に学ぶ姿勢とお互いを認め合うポジティブマインドにより、日々習慣化していることが増えています。 例えば… ・毎日、瞬読のコミュニティで開催されている朝活に必ず“笑顔で”参加(参加し始めてから休みなし) ・常にポジティブな言葉を使う ・他人を批判しない ・今日も元気で生きていることに“感謝”する ・1日1膳(ゴミ拾いなど小さなこと) ・毎日瞑想 ・毎日10km以上ウォーキング(継続10年間) ・ボランティア活動(社会活動) 等々です。 これらは、瞬読を始める前から継続していることもあり、瞬読だけで変わったことではありませんが、コミュニティの環境が影響していることが多々あります。 松尾さん   瞬読スタッフ さらにこの1年ちょっとで劇的変化があったそうですが、詳しくお聞かせいただけますか? 自分で創業した会社を休眠にし、会社勤めになった10年前から、毎年目標をたてて、1年に1資格取得を課していますが、全てクリアし、それ以上のことにチャレンジできています。 その他、様々なところから講演オファーやイベント出演が増え、昨年初から1年半で大きな変化が起きています。 例えば、ファスティングや食育など様々な資格の取得、ラジオ出演、認定NPO法人の副理事長就任、会社では、社員会の副会長兼従業員代表就任や社長表彰など。 特に、認定N P O法人フードバンク関西の副理事長としては、「B E KOBE未来セッション2020」にて、プレゼンし、最優秀賞にあたる「特別感謝賞」を獲得したり、食品ロス問題を取り上げた映画の舞台挨拶で登壇したり、イベントで市長と共演したりと大きな動きがありました。 松尾さん   瞬読スタッフ ものすごく充実された日々ですね! はい。瞬読を始めて身を置くことができた環境で、互いを認め、互いに高め合う、本当に素敵な仲間を得られたことが、生きる活力につながっていると強く感じます。 瞬読は、「本を速く読む(理解する)技術(右脳開発)」が注目されるのは当然なのですが、私は、それに加え、瞬読トレーニングの習慣化を通して、自身の可能性を高めることや目標達成するマインドにアップデートできることを皆さんにお伝えしたいです。 松尾さん   瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 「瞬読」がきっかけで広がるあなたの可能性は未知数です! 気になる方は、まずは体験会に参加されてみてはいかがでしょうか。 松尾さん   松尾さん、どうもありがとうございました! 今後、副業を本業にシフトして、再度事業家として独立することを目標とされているそうで、今後の松尾さんのさらなるご活躍が楽しみです! ### 考える力は、5つの方法で鍛えられる これまでの学校教育は、どちらかというと「知識を覚える能力」が重視されてきました。しかし現代は、わからないことがあれば、なんでもインターネットで探せる時代です。 そうなると、知識そのものよりも、知識をいかに活用していくかが重要になってきます。 これからは、溢れかえる情報を取捨選択し、自分で最適な答えを導き出す「自分で考える力」が、何よりも必要とされるでしょう。 しかし、これまであまり自分で考えてこなかった人にすれば、いきなり自分で考える力を身につけるようにいわれても、おそらく困ってしまうはずです。 そこで今回は、考える力を鍛える方法について、わかりやすく解説していきます。 そもそも考える力がないと、なにが問題なのか 冒頭でもお話ししたように、これからは自分で考える力が重要になってきます。しかし、そもそも考える力がないと、なにがそこまで問題なのでしょうか。 この章を読んでいただくと、考える力が不足することで発生する問題点が、明確に理解できます。まずはしっかりと問題点を把握していただき、きちんとした心構えをもって、後半の「考える力を鍛える方法」に進んでください。 そうすれば、考える力を鍛える重要性が、より深く理解していただけるはずです。この章で解説するのは、以下の5点です。 考える力が不足することで発生する問題点 情報に振り回されやすい 正しい判断ができずに損をする 自信がないので行動が遅い 意思表示ができずに、主導権を握られてしまう 同じミスを犯しがち ひとつずつ解説します。 情報に振り回されやすい 考える力が足りないというのは、いうなれば「自分の判断基準がない」という意味でもあります。したがって、考える力が不足していると、どうしても情報に振り回されやすくなります。 なぜならば、現在の世の中にはいい加減な情報も多く、判断基準が定まっていないと、間違った情報を掴んでしまう危険性が高いからです。 とくにネット上の情報は、基本的に匿名での発信が多いため、必ず裏を取る必要があります。もちろん、匿名の個人が発信する情報すべてを、否定するわけではありません。 しかし、最終的な判断を下す場面では、国や医療機関・企業などが発信する「公式情報」を基準にするべきです。 正しい判断ができずに損をする 当たり前の話ですが、考える力が弱いと正しい判断ができずに、大きく損をする可能性があります。 人生は、選択の連続です。昼食のメニューひとつ取っても、いちいち自分の行動を選ばなければなりません。  まだランチメニューくらいなら失敗しても大きな問題にはなりませんが、もし間違った考えでお金や人間関係を失えば、それこそ悔やんでも悔やみきれないでしょう。 また、あなたの人生を豊かにしてくれるチャンスは、チャンスとわかるような形では訪れてくれません。つまり、そういったチャンスを掴むには、まず目の前にあるチャンスに気づかなければならないのです。 そのためには、やはり情報の質を見極めるための考える力がないと、チャンスを失ってしまう可能性があります。 そういった人生のロスを回避するためにも、ぜひ考える力を鍛えておきましょう。 自信がないので行動が遅い 考える力が不足している人は、これまでの人生において、深く考えた経験がほとんどないはずです。そういう人は、自分の軸となる判断基準も、当然もっていません。 もちろん本人も自分のそういう傾向には気づいていますので、自分に自信をもてず、行動に移るのも遅いです。 それでも子どもの頃は、まだ周囲も温かい目で見守ってくれるかもしれません。しかし、社会人ともなれば、自信がなく行動が遅いのは、すべてマイナスに評価されてしまいます。 とくに今は世の中に情報が溢れていますから、手に入れられる情報量と質は、全員が同じ条件のはず。あとはその情報をもとに、いかに素早く考えて行動に移すかで、大きく結果が変わってきます。 社会人として高く評価してもらうためにも、考える力と行動力は、必ず身につけておきたいですね。 意思表示ができずに、主導権を握られてしまう 意思表示ができずに他人に主導権を握られてしまうのも、考える力の弱い人によく見られる傾向です。とくに打ち合わせや会議など、人数の多い場面では、その傾向が顕著になります。 元来、日本では、あまり自分の考え方を前面に出さず、人の意見を尊重するのが美徳とされてきました。もちろん今でも、そういった側面は根強く残っています。 しかしグローバル化が進む現代の社会では、多くの場面で、自分の考えを堂々と主張する人がイニシアチブを奪ってしまいます。つまり現代社会は、「大声で主張したもの勝ち」の競争世界へ、急速に移行しつつあるわけです。 そう考えると、自分なりの考え方をしっかりと主張する姿勢がないと、これからの社会では大きく損をする場面が増えてくるでしょう。 同じミスを犯しがち 考える力の足りない人は、ミスを犯した際に原因を深く追求して、次に活かそうという発想も足りていません。 それでもミスをした記憶が鮮明なうちは、なんとなく気をつけているので、大きな問題にはなりにくいものです。 しかし、時間が経ち記憶が薄れてくると、また同じミスを繰り返してしまいます。なぜなら、原因を解明して、ミスの再発を防ぐための行動を一切していないからです。 同じミスを繰り返す人は、どうしても周囲の評価が低くなります。とくに仕事がらみともなれば、「向上心のない仕事のできない人」という烙印を押されてしまうでしょう。 一度そういった評価をされてしまえば、もう重要な仕事は任せてもらえません。そうすると、「さらにモチベーションが低下してまたミスを犯す」という悪循環にハマってしまいます。 考える力を鍛える方法5選 考える力の不足による弊害を知り、不安になった人も多いかもしれません。でも安心してください。今度は、考える力を鍛える具体的な方法を、5つご紹介していきます。 考える力を鍛える方法5選 自分なりの判断基準を決めておく 数値や事例をもとに考えるクセをつける 結果を検証する 読書量を増やし、要点をまとめる訓練をしてみる 右脳を活用して全体像をつかむ ひとつずつ解説します。 1.自分なりの判断基準を決めておく 考える力を鍛えるには、まず自分なりの判断基準を決めておくのが、基本になります。しかし、これまで考える力が不足していた人は、おそらく「自分なりの判断基準といわれても……」と頭を抱えてしまったはずです。 そういうときは、以下のステップに沿って考えると、自分の考えがまとまりやすいでしょう。 判断基準を決定するオススメのプロセス 疑問:なぜそうなるのか?それは正しいのか? 仮説:おそらく、◯◯だろう。それは正しいはず 根拠:なぜなら、△△だから 結論:以上の理由から、自分は◯◯だと判断する 自分の判断基準とは、すなわち「根拠を明確にする」ことにほかなりません。自分の考えを導き出した根拠さえ明確なら、少なくとも「考える力が足りずに発生するデメリット」の被害リスクは、大幅に軽減できます。 2.数値や事例をもとに考えるクセをつける 考える力を鍛えるには、自分なりの判断基準(根拠)を明確にする訓練が有効です。 そのためには、ぜひ、数値や事例をもとに考えるクセをつけてください。数値や事例を基準に考えると、あなたの結論の信憑性が格段に高まります。 たとえば、「今よりも多くの利益が必要です」よりは、「今よりも20%売上アップさせて、5%の粗利を確保する」というほうが、より具体的で相手に対する説得力がケタ違いです。(もちろん、実際にはもっと具体的な話になりますが) また「多い」「少ない」「高い」「低い」「よい」「悪い」といった表現には、主観の入る余地が大きく、人によって基準が大きく異なります。こういった曖昧な表現を使用する際には、必ず数値や事例を交えて、明確な基準を提示してください。 ◯数値や事例の活用については、こちらの記事もどうぞ 脳トレ 思考力を鍛える8つの方法 3.結果を検証する 前述のとおり、考える力が不足している人は、どうしても同じミスを繰り返しがちです。同じミスの繰り返しは、向上心がないと評価され、さまざまなデメリットもたらします。 社会人であれば、責任ある仕事からは外され、おそらく報酬や待遇面にも影響が出てくるはずです。 同じミスを回避するには、シンプルに「結果を検証する」のが一番です。どうして失敗したのか、その原因を必ず検証しましょう。 もちろん、原因の解明だけでは、また同じことが起きるかもしれません。原因を見つけたら、必ずその改善策もセットで検討してください。 現在ビジネスの世界では、「OODA LOOP」(ウーダループ)とよばれる意思決定メソッドが注目を浴びています。 本筋から外れるので今回は紹介だけに留めておきますが、OODA LOOPのようなメソッドを利用すると、比較的容易に結果を検証できるはずです。 4.読書量を増やし、要点をまとめる訓練をしてみる 読書もまた、考える力のアップに、とても効果的な方法です。 とはいえ、ただ漫然と読書をするだけでは、あまり大きな効果は期待できません。読書の際には、ぜひ本の要点をまとめる意識をもって、臨んでいただきたいのです。 本の要点をまとめるには、内容をより深く読み込む必要があります。その過程において、 「どうしてそうなるのか」「本当にその考えは正しいのか」というように、自分の意見と照らし合わせながら読むクセが徐々についてくるでしょう。 つまり読書での要点まとめは、他人の思考パターンと自分の思考パターンを比較する、非常によい機会になるわけです。 ◯読書量を増やすには速読がおすすめ!速読のしくみについて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 5.右脳を活用して全体像をつかむ 考える力を鍛えるには、右脳を活用して全体像をつかむ訓練もオススメです。 私自身、右脳速読をマスターしてから、話の全体像を常に頭に置いて考えるクセがついたため、大きな判断ミスが格段に少なくなったのを実感しています。 考える力が不足している人は、往々にして、ものごとを部分的に捉える傾向が強いです。 しかし通常、どんな状況も、ひとつの要素だけで成り立っているわけではありません。いくつもの要素が複雑に絡みあって、現在の状況を生み出しているケースが、ほとんどではないでしょうか。 したがって、ひとつの要素だけを見てものごとを判断するのは、絶対に避けるべきです。 間違った判断を下さないためには、いくつもの要素がお互いどのように影響しあっているのかを、全体的な側面から考えていく必要があります。 右脳を鍛える具体的な方法としては、私どもが指導している右脳速読法などは、非常にオススメです。右脳速読なら、普段使わない右脳を積極的に使用するため、「全体的な視点で考える力」も自然と身につきます。 また、速読でたくさん本を読めば、他人の考え方と自分の考えを比較検討するチャンスが、大幅に増えるでしょう。 右脳速読法についてもっと知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》自宅で受講できるZoom体験会 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 まとめ 冒頭でもお話ししたように、これからはただ知識だけを詰め込んでも、あまり意味がなくなってきます。 それよりも、手に入れた情報をもとに、いかに自分の考えを主張できるかが、重要になってくるでしょう。 今回は、考える力が不足して起こる弊害と、考える力を鍛える方法を5つ解説しました。できれば5つの方法すべてを試してもらいたいところですが、まずはどれかひとつからでもよいので、とにかく行動に移してください。 そうすれば、あなたの考える力は、必ず鍛えられていくでしょう。 なお、考える力を鍛える方法として、私どもが指導する右脳速読法に興味をもったかたは、瞬読Zoom体験会」にて詳細をご確認ください。 ### 眠っている右脳を鍛える最強の方法とは 「右脳はクリエイティブな人が使うもので、自分には関係ない」 もしあなたがそう考えているなら、非常にもったいないと言わざるを得ません たしかに、すべてにおいて結果が求められる性急な現代社会では、左脳を使う頻度が圧倒的に多いでしょう。しかし右脳を活用すれば、左脳とはまた違った、より創造的な世界に足を踏み出せるのです。 これを活用しない手はありませんよね。 ただし世の中には、そもそも「右脳と左脳ってなに?」という人が、たくさんいらっしゃるはずです。 そこで今回は、まず右脳と左脳の違いを知っていただいてから、そのあとで右脳を鍛える方法を4点ご紹介していきます。 まずは右脳のしくみを知っておこう この章では、はじめての人でも理解しやすいように、右脳のしくみをわかりやすく解説していきます。この章でお話しするのは、以下の3点です。 右脳のしくみ 人間の脳には右脳と左脳がある 右脳と左脳それぞれ得意分野が違う 右脳と記憶の関係 ひとつずつ解説します。 人間の脳には右脳と左脳がある 人間の大脳は大きく右脳と左脳にわかれており、上から見て右半分を「右脳」、左半分を「左脳」とよびます。 おもしろいことに、脳と体をつなぐ神経は延髄で交叉していて、左半身の情報は右脳へ、右半身の情報は左脳へ伝達されるしくみになっているそうです。脳梗塞などで脳にダメージを受けると、反対側の体が麻痺するのは、この交叉によるものなんですね。 しかしながら、そもそもどうして、人間の脳は右脳と左脳にわかれているのでしょうか? 残念なことに、その理由はハッキリと解明されていません。しかし、「大脳は右脳と左脳にわかれていて、両者の役割は明確に違う」というのは、すでに明確な事実です。 理由はさておき、次の項目では右脳と左脳の違いについて見ていきましょう。 右脳と左脳それぞれ得意分野が違う 右脳と左脳の役割 右脳:イメージ・芸術性・創造性・ひらめき・空間認識・全体像把握 左脳:言語・計算・記憶・分析・論理性 上記のとおり、右脳と左脳では、得意とする役割がまったく異なります。たとえば、言葉を話したり書いたりする「言語能力」は、基本的に左脳の仕事です。 こうした左右の脳の違いが明らかになったきっかけは、医療現場での調査でした。 ある病院での話ですが、左右の脳をつなぐ「脳梁(のうりょう)」を切断した患者に、左視野に書かれた文字の意味を尋ねると、それがなんであるか答えられなかったそうです。 ところが、右視野にある文字は認識できました。つまり、右半身を司る左脳により「言語」を認識しているのが、実験で明確になったわけです。 また左脳は、言語以外にも、計算や論理的な分析が得意です。一方で右脳は、創造性やひらめき・全体像把握などが得意なので、「感覚脳」などともよばれています。 冒頭の要素はすべて重要ですから、本来、両方の脳をバランスよく使うのが、もっとも効率的で脳にもよいはずです。 ところが、学生なら試験の成績アップ、社会人なら営業成績のノルマ達成など、現代人は計算や分析能力ばかりフル稼働する生活を強いられています。 こういった脳のアンバランスを矯正するのが、右脳を鍛える大きな理由のひとつです。 ◯右脳と左脳の働きについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 暗記をしたいなら、右脳速読を活用しよう 右脳と記憶の関係 結論からいうと、右脳を積極的に使用すると、情報をより深く長く記憶できます。その理由を、これから順番に解説していきます。 まず記憶には、大きく「短期記憶」と「長期記憶」の2種類があるのはご存知でしょうか。 短期記憶は、すぐに忘れても差し支えない情報を、一時的に記憶しておく領域です。通話後に電話番号を忘れてしまうのも、覚えておくほど重要ではないと脳が判断して、あくまでも短期記憶として番号を記憶しているからです。 でも、自宅の電話番号など、よくかける電話番号は忘れずに覚えていますよね。これは、なんども繰り返すことで、脳が「この電話番号は重要だ」と判断し、長期記憶として認識したからです。 このように、長期記憶として長期間記憶を保持するには、大きく2つの条件が必要です。 情報を繰り返す 強い印象とともに記憶する じつは、イメージ化が得意な右脳を活用すると、上記2つの条件を両方ともクリアーできます。具体的な方法については、最後の章で詳しくご紹介します。 右脳を鍛える4つの方法 右脳を鍛えるもっとも効果的な方法は、後述する「右脳速読」です。しかし、速読以外にも、日常的に右脳を鍛える方法はたくさんあります。この章では、そういった気軽にできる右脳の鍛え方を4点ご紹介していきます。 右脳を鍛える4つの方法 瞑想や散歩で右脳をリラックス 左半身を意識して使ってみる パズルやそろばんで右脳を刺激する 右脳と左脳をバランスよく使う それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 瞑想や散歩で右脳をリラックス 瞑想や散歩などで、右脳をリラックスさせるのも、右脳には非常によい効果をもたらしてくれます。 まず瞑想ですが、瞑想とは「できるだけなにも考えずに、脳をリラックさせる手法」です。瞑想は、流派によって多様なやり方があります。仏教にもとづく方法やヨガをベースにするものなどから、自分に合った方法を選んでください。 私も瞑想の専門家ではありませんが、今流行りの「マインドフルネス瞑想」などは、比較的取り組みやすいのではないかと思います。 もう少しシンプルな方法としては、散歩がオススメです。瞑想にしても散歩にしても、右脳というよりは、脳全体にかかるストレスや疲れを軽減してくれます。 とくに散歩は、公園のような日常とは異なる場所へ行き、知り合いと会って楽しくおしゃべりできれば最高のストレス解消法になるでしょう。 左半身を意識して使ってみる 前述のとおり、脳と体は左右が交差しています。したがって、右脳を鍛えるなら、意識して左半身を鍛えてみましょう。 国籍を問わず、世界中の90%以上の人は、右ききです。つまりほとんどの人が、常日頃から、右半身ばかりを使っていることになります。 ただでさえ、左脳偏重な現代生活のなかで、右半身ばかり使っていたら、ますます左脳だけが酷使されてしまいます。 最初は、モノを左手で取ってみる、スマホを左手で操作する、といった程度で十分です。慣れてきたら、筋トレで左だけ回数を増やしてみるのも、よいかもしれません。 いずれにせよ、なにごとも左からスタートする意識をもつだけでも、だいぶ変わってくると思いますよ。 パズルやそろばんで右脳を刺激する 「瞑想みたいにじっとしているのはどうも苦手で……」「筋トレはキツイなあ」というのであれば、取り組みやすい「パズル」や「そろばん」はどうでしょうか。 パズルは、なにもないところから、完成図を想像して、ワンピースずつ組み上げていきます。似たような図柄を集めて試行錯誤を繰り返す行為は、全体像把握を得意とする右脳の働きを、間違いなく活性化してくれるでしょう。 また、そろばんも、右脳を鍛えるには最適な方法のひとつです。そろばんは指を素早く動かし、声を出して数字を読み上げていきます。この一連の流れが、右脳の働きに、大きな効果を与えてくれるのです。 またご存知のとおり、そろばんの熟練者は頭のなかでそろばんをイメージして、暗算をおこないます。ようするに、エアそろばんをしているわけですね。 日本珠算連盟の公式サイトに、大阪府立大学名誉教授「林 壽郎(はやし としお)先生による、そろばんと右脳開発についてのコラムが書かれています。 そのコラムによると、脳の血流を測定する機械により、珠算式暗算が右脳活性化に有効であるとすでに証明されているそうです。 なお私も、そろばん塾を経営する、現役のそろばん講師です。もし、そろばんによる右脳トレーニングに興味があるならば、いつでもお気軽に相談してくださいね。 右脳と左脳をバランスよく使う ここまで何度もお話ししてきたように、現代人はあまりにも左脳ばかりを使いすぎです。もっともっと右脳の使用頻度をあげて、左右のバランスを取っていきましょう。 具体的な方法としては、ここまで説明した瞑想やそろばんなど、できることはなんでもやってみてください。しかし、右脳を鍛えるという意味では、さらに効果の大きい方法があります。 それは、私が指導している右脳速読法です。 右脳速読法については、このあとの章で詳しくご紹介していきます。 右脳速読法について今すぐ知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ◯速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 最強の右脳強化法「右脳速読」とは 速読と聞くと、どうにもハードルが高く、尻込みをしてしまう人も多いのではないでしょうか。 しかし右脳速読法は、きちんとしたステップを踏めば、誰でも習得できます。不安を解消するためにも、まずはしっかりと、右脳速読法のしくみを理解しておきたいところです。 この章を読めば、右脳速読について、以下の3点が明確になります。 右脳速読について 右脳速読と一般的な速読の違い 右脳速読で得られる3つのメリット 右脳速読のトレーニング方法 まずは、ほかの速読法との違いをしっかりと押さえてしまいましょう。 右脳速読と一般的な速読の違い 右脳速読と一般的な速読の違いは、大きく以下の3点です。 右脳速読と一般的な速読の違い 厳しい眼球トレーニングがない 読むスピードがケタ違いに速い 比較的短期間で習得できる まず一般的な速読は、眼を速く動かして読書スピードを稼ぐ方法がほとんどです。もちろん通常よりも速いスピードで読書はできますが、普段使わない眼筋を酷使するので、非常に疲れます。 正直いって、トレーニングを継続する厳しさから、途中でやめてしまう人も少なくありません。しかし右脳速読法なら、厳しい眼球トレーニングがまったくないので、ムリなく継続できます。 次に読むスピードですが、一般的な速読の上限は、1分間に2,000文字前後といわれています。速読をしない人の平均スピードは、分速500文字程度が平均なので、およそ4倍の速さで読めるわけです。 一方、右脳速読法では、多くの受講者が分速1〜2万文字を達成しています。これは、一般の人からみれば、なんと40倍もの速さです。 しかも早い人なら、わずか数時間のトレーニングで数千文字から2万文字を達成してしまうのですから、まさに理想の速読法といっても過言ではありません。 ◯右脳速読法と一般的な速読法の違いについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 右脳速読で得られる3つのメリット 右脳速読で素早く読書できれば、さまざまなメリットが手に入ります。今回はそのなかでもとくに重要な、3つのメリットを紹介します。 右脳速読で得られる3つのメリット 圧倒的な知識が手に入る 読んだ内容を忘れにくい ほかのことに使える時間的余裕ができる 前述のとおり、右脳速読なら、分速2万文字で読める人がたくさんいます。2万文字といえば、一般的な本なら、3〜5分で読めてしまうスピードです。 そうなると、当然ほかの人の何十倍ものスピードで、知識を吸収できることになりますよね。受験を控えた学生や、仕事で専門知識が必要な社会人にとって、これは非常に大きなアドバンテージになるでしょう。 また右脳速読では、右脳が得意とするイメージ化で、文章を映像として記憶していきます。カンのいい人なら、右脳による映像化が、長期記憶の条件としてお話しした「強い印象とともに記憶する」にピッタリ当てはまっているのがおわかりでしょう。 さらに、圧倒的な読書スピードで、短時間になんども繰り返し復習ができます。つまり右脳速読には、インプットした情報を長期記憶として記憶する2つの条件が、揃っているわけです。 このように右脳速読を活用すれば、本来やるはずだった読書や勉強時間を、大幅にカットできます。そうなれば、そのぶん自分の趣味に時間を使ったり、また別な資格試験に時間を使ったり、自由に時間が使えるわけです。 もちろん、家族とゆっくり過ごすのも素晴らしいと思います。このように、右脳速読には、人生を変えるほどの大きな可能性があるのです。 ◯右脳速読のメリットについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 【右脳速読のススメ】右脳型速読と左脳型速読はなにが違うのか? 右脳速読のトレーニング方法 最後に、右脳速読をマスターするにはどういったトレーニングが必要なのかを、簡単に紹介しておきます。右脳速読のトレーニングは、以下の4ステップを順番におこなっていきます。 右脳速読トレーニングの流れ ステップ1:変換力トレーニング ステップ2:イメージ力トレーニング ステップ3:本読みトレーニング ステップ4:アウトプットトレーニング 流れを簡単に説明すると、ステップ1は、バラバラに配置された文字を正しい単語に読み替えるトレーニングです。理屈ではなく直感で修正していくので、右脳を鍛えるには、非常に効果的なトレーニングといえるでしょう。 ステップ2は、複数行の文章を読み、瞬時に映像へ変換するトレーニングになります。(上図参照)もちろん、こまかい描写まで映像化する必要はなく、重要なキーワードが映像化できていれば十分です。 ここまでが、右脳速読のメイントレーニングになります。あとはステップ3で実際に本を読みながら、ステップ1・2を繰り返し鍛えていくだけです。 また右脳速読トレーニングの素晴らしさは、右脳だけでなく、並行して左脳も鍛えるところにあります。(ステップ4:アウトプットトレーニング) トレーニングについてさらに詳しく確認したいかたは、以下の別記事をお読みください。 ◯右脳速読のトレーニングについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読の効果的なトレーニングで分速1万文字を目指そう! まとめ 現代社会に生きる人々は、明らかに左脳ばかりを使いすぎています。そのため、知識を得るのは得意でも、得た知識を自由な発想で活用できない人が増えているように思えてなりません。 今回の記事では、右脳を鍛えるさまざまな方法をご紹介してきました。なかでも右脳速読は、右脳を鍛える最高の方法になり得ると確信しています。 もし今回紹介したなかで、ひとつでもできそうな方法があれば、ぜひ挑戦してみてください。 なお、右脳速読の詳細につきましては、オンラインで随時開催している「瞬読Zoom体験会」にてご確認いただけます。興味のあるかたは、お気軽にご参加ください。 ### 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは 学習塾の経営者という立場上、なかなか成績が上がらずに悩んでいる生徒たちを、今までたくさんみてきました。 相談にくる生徒たちと話をしてまず気づいたのが、成績について悩んでいる生徒は、とにかく「勉強の効率が悪い」ことでした。さらに、自分の勉強法のどこに問題があるのかも、ほとんど理解できていません。 しかし生徒の話を聞き、その生徒に合った効率のいい勉強法をアドバイスすると、どの生徒もおもしろいように成績が改善していったのです。 そこで今回の記事では、勉強に対する悩みをもつ人のために、これまで私が勉強法に悩む生徒にアドバイスをしてきた「効率のいい勉強法」を9つ紹介していきます。 今日からできる!効率のいい勉強法9選 効率のいい勉強法と一言でいっても、人によって悩んでいるポイントは異なります。したがって、今回紹介する9つの勉強法をすべて取り入れる必要はありません。自分の状況にもっとも効果的と思われるものから、ひとつずつじっくりと試してみてください。 効率のいい勉強法9選 まずは基礎学習を徹底的におこなう 短期間に最低3回は復習を繰り返す 1冊の参考書を完璧に仕上げる 暗記には音読を 耳を使っていつでもインプット アプリや動画の活用 スキマ時間の活用 ポモドーロテクニックで集中力を維持 学習時間を記録して、勉強を習慣化 それでは、ひとつずつ解説していきます。 1.まずは基礎学習を徹底的におこなう 勉強法に悩む人の多くは、基礎がしっかりしていないうちに、むずかしい問題集に手をつけがちです。 同級生がハイレベルな問題集に取り組む姿をみれば、焦ってしまう気持ちもよくわかります。しかしそういう焦る気持ちは抑えて、まずは基礎学習を徹底的におこなってください。 基礎学力がなければ、当然、解説に書かれている内容も、理解できない箇所が多いはずです。それでは、いくらその問題を解けるようになっても、別の応用問題になればまったく歯が立ちません。 またそれ以前に、おそらくむずかしい問題にやる気を削がれ、勉強そのものが嫌になってしまうでしょう。 基礎さえしっかりしていれば、むずかしい実践問題は、あとからいくらでも対応できます。周囲に惑わされずに、まずはしっかりとした基礎学力の獲得に取り組んでください。 2.短期間に最低3回は復習を繰り返す ※参考: Curve of Forgetting Campus Wellness | UNIVERSITY OF WATERLOO 復習の重要性は、おそらくほとんどの人が知っているはずです。ところが、復習の回数になると、あまり気にしていない人が多いように感じています。 結論からいうと、復習は最低でも3回繰り返してください。 この3回というのも、きちんとした根拠があります。あなたは、「エビングハウスの忘却曲線」をご存知でしょうか。「忘れた情報を再び覚えなおす場合の容易さ」をグラフにまとめた、非常に有名なデータです。 じつは、このエビングハウスの忘却曲線をもとにおこなわれた、カナダのウォータールー大学での研究で、適切な復習の時期が明らかにされています。(上図参照) 適切な復習の時期と時間 ・第1回目:24時間以内に10分間 ・第2回目:7日後に5分間 ・第3回目:30日後に2〜4分間 驚くことに、わずか3回、しかも最長で10分ほどの復習をすれば、最初に覚えた内容をほぼ100%維持できるというのです。 もちろん、苦手な分野やとくに重要なポイントでは、5回でも10回でも復習を重ねる必要があるでしょう。復習の回数については、3回を最低基準として、ぜひ臨機応変に対応してもらえればと思います。 ◯エビングハウスの忘却曲線については、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は何歳からでも習得できる?速読と年齢の関係を大検証 3.1冊の参考書を完璧に仕上げる さきほど、復習は3回繰り返すのが基本という話をしました。しかし、これはあくまでも最低限の回数です。 脳のしくみ上、繰り返しインプットされる情報は大事な内容だと判断され、忘れにくい長期記憶として記憶されていきます。したがって、違う教材にあちこち手を出すよりも、まずは1冊の参考書と問題集を徹底的に繰り返すべきです。 なお復習の回数については、同じ参考書を7回読む勉強法で、弁護士などさまざまな難関資格を突破してきた「山口真由」さんの本が参考になります。 たしかに7回も同じ参考書をこなせば、記憶力に自信がない人でも、重要なポイントはほぼ完璧に身につくはずです。もちろん記憶の定着には個人差がありますから、自分の進捗状況に応じて、うまく調節してもらえればと思います。 ※参考:東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP研究所) 4.耳を使っていつでもインプット 多くの時間を勉強に割ける学生ならともかく、忙しい社会人や主婦にとって、机の前でじっくりと勉強する時間の確保はなかなかむずかしいものです。 であれば、ぜひ、耳を使ったインプット学習を活用していきましょう。 さいわいなことに、今は後述する学習アプリや動画形式の講座が、誰でも簡単に受けられます。移動中や家事の合間に講座の音声を流しておけば、まとまった学習時間の取れない人でも、効率的にインプットが可能です。 とくに英語の勉強と、この耳を使った学習法は相性が抜群。日本人の苦手な「リンキング(単語同士のつながり)」や「リダクション(音の消失)」も、耳を使った学習を継続すれば、きっと解決できるでしょう。 5.暗記には音読を 受験勉強や資格の勉強では、どうしても暗記は避けられません。しかし暗記とは、これまでに知らなかったことを、強制的に脳へ覚え込ませる作業です。ただ漫然と参考書を読むだけでは、なかなか効率よく暗記するのはむずかしいでしょう。 そこでオススメなのが、音読です。 少し専門的な話になりますが、暗記をするには、インプットした情報を長期記憶に記憶させなければなりません。 なんの脈絡もなく頭に入った情報は、短期記憶に記憶され、数分もすれば忘れてしまいます。教えてもらった友達の電話番号をすぐに忘れてしまうのは、短期記憶として記憶しているからなのです。 ところが何度も繰り返し読んだり、画像や音声で刺激を与えたりすると、脳が重要な情報だと認識して、長期記憶へ情報を移行しようと動きだします。 もうおわかりですね。重要なポイントを何度も繰り返し音読すれば、反復と音声による刺激のダブル効果で、暗記の効率は大きくアップするわけです。暗記をしたい箇所は、とにかく「声に出して読む」ようにしましょう。 ◯暗記力をアップするには速読がおすすめ!右脳速読トレーニングについて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 6.アプリや動画の活用 参考書や問題集も大事ですが、効率よく勉強をしたいなら、アプリや動画をうまく活用していきましょう。 アプリや動画のメリットは、大きく以下の6点です。 アプリや動画のメリット ・講師によるわかりやすい解説 ・図解やイラストにより、むずかしいポイントも理解しやすい ・一般的に対面式の講義よりも料金が安い ・好きなときに何度でも確認できる ・自分のペースで勉強できる ・学習場所を問わず、外出先でも勉強が可能 アプリや動画を使うと、ビジュアルからの情報が増えるうえに、ツボを押さえた解説により、理解度が大きくアップします。 ただし、こういった教材を利用するには、どうしてもスマホやタブレットを使わざるを得ません。そうすると、よほど強力な自制心がなければ、おそらくゲームやSNSの誘惑に負けてしまうでしょう。 もしうまく欲望を管理できないと思ったら…… そういった場合の対処法については、のちほど「ついスマホを触ってしまう」の項目で、詳しく解説します。 7.スキマ時間の活用 勉強といえば、多くの人が「机に座ってじっくりと取り組むもの」というイメージをもっています。しかし、多忙な現代人(とくに社会人)にとって、まとまった時間を確保するのは、なかなか厳しいものです。 であれば、ぜひスキマ時間を活用してください。 移動時間やランチの待ち時間・ちょっとした休憩時間など、スキマ時間をかき集めれば、1〜2時間程度は簡単に集まるでしょう。 とくに、大都市圏へ通勤・通学をしている人にとって、電車での移動時間は勉強をする絶好のチャンスです。 通勤時間全国トップの神奈川県では、平均で「1時間45分」※も通勤時間がかかっています。全国の平均をみても「48分」と、スキマ時間の学習には十分な時間が確保できそうです。 もし電車のなかで参考書を開くのに抵抗があるなら、電子書籍や学習アプリなどを活用していけば、まったく問題ありません。5分でも10分でも時間があれば、サッと勉強できるように、準備をしておきましょう。 ※参考:平成 28 年社会生活基本調査 ◯勉強をスムーズにおこなうには速読がおすすめ!速読のしくみについて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 8.ポモドーロテクニックで集中力を維持 これまでに別記事でも何度か紹介していますが、「ポモドーロテクニック」という時間管理術も、効率のいい勉強にはぜひ活用してもらいたいテクニックです。 ポモドーロテクニックを簡単に説明すると、途中で短い休憩をはさみ、作業の効率低下を防ぐ手法です。 具体的には、「25分の作業+5分の休憩」を1ポモドーロとし、ポモドーロを4回繰り返します。4ポモドーロが終了したら、長めの休憩(15〜30分)を取ります。ここまでを1セットとし、以降はこのセットをひたすら繰り返すだけです。 ポモドーロテクニックでは、1回の作業時間が終われば必ず休憩がきます。「作業に疲れても25分くらいなら頑張ろうと思える」、それがポモドーロテクニックの、大きな魅力ではないでしょうか。 なお、休憩時間や作業時間は、自分の状態によって、ある程度自由に組み替えてもOKです。ただし休憩時間に、メールやSNSはやめてください。集中力が完全に切れてしまいますので。 ◯ポモドーロテクニックについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 集中力は15分しか保てないって本当?速読で集中力を高める4つのポイント 9.学習時間を記録して、勉強を習慣化 これまであまり計画的に勉強をした経験がない人は、ぜひ今日から学習時間を記録してみてください。学習時間の記録が習慣化されれば、それにともない、毎日の勉強も継続化しやすくなるはずです。 人間とは不思議なもので、勉強時間を記録するだけなのに、自然と自分を律する気持ちが生まれてきます。誰しも、あとから学習時間を確認する際に、「あ〜、全然勉強できていない。なんてダメな人間なんだ……」と、自己卑下したくないですからね。 また「Studyplus(スタディプラス)」のような学習記録アプリを使うと、称賛や激励のメッセージが定期的に届きます。自動的に送られてくるとはわかっていても、孤独な勉強期間にこういった仕掛けがあると、やはり嬉しいものです。 いずれにせよ、勉強は通常年単位の長期戦です。勉強を継続するためには、自分の勉強の質と量を可視化する必要があります。記録方式はなんでもよいので、ぜひ毎日の勉強記録を継続してください。きっと、勉強するのが、前よりも楽しくなるでしょう。 どうしてあなたは効率のいい勉強法を実践できないのか? どうして勉強の効率が悪いのかといえば、単純に「ムダな行動」が多いからです。9つの勉強法をより効率的に実践するためにも、勉強の効率が落ちる原因をきちんと把握しておきましょう。 この章で解説するのは、以下の6点です。 勉強の効率を落とす6つのNG行為 書いて覚えるのは非効率 1回で完璧に覚えようとしている 復習時間が足りない ついスマホを触ってしまう 新しい参考書に目移りする ながら勉強をしている ひとつずつ見ていきましょう。 書いて覚えるのは非効率 これまで学校教育では、「書いて覚える」スタイルが推奨されてきました。しかし、効率性からいえば、書いて覚えるのは間違いなく非効率といえます。 理由は単純で、書く時間がもったいないからです。 もちろん「まとめノートの作成」など、書いて覚えるのを得意とする人がいるのも、十分承知しています。 しかし、まとめノートは本当に必要でしょうか。そもそもプロの教育者が、必要な知識をわかりやすくまとめてくれているのが、参考書のはずです。 であれば、ノートの作成時間を削り、その分参考書をじっくり読む(音読を含む)時間に回したほうがよほど効果的でしょう。 同様に、書いて暗記するのも、あまりオススメできません。前述のとおり、書かなくても音読で十分対応できるからです。 ただし、英語の書き取り(ディクテーション)は、リスニング力アップに役立ちます。自分にとってディクテーションが効果的だと思えば、試してみればいいでしょう。 また、まとめノートにしても、それがあなたの勉強の効率をあげてくれるなら、別にやめる必要はありません。ようは、書くという行為が勉強の効率に与える影響を、きちんと見極められるかどうかがポイントなのです。 1回で完璧に覚えようとしている 勉強に慣れていない人は、参考書や問題集の内容を1回で完璧に覚えようとしがちです。そのため、同じページに時間をかけすぎ、いつまで経っても先に進みません。 もし読んだ内容をしっかりと覚えておきたいのなら、参考書や問題集を何回も復習するのが一番です。1ページ(あるいは1単元)の理解度は、50%以下で十分。概略だけ掴んだら、どんどん読み進めて、まずは最後まで読んでしまいましょう。 1回最後まで読んだら、次は理解度を60%にまであげる意識で、また最後まで読んでください。あとは、これまでと同じように繰り返していくだけです。前述のとおり、最低でも3回、できれば7回も繰り返せば、重要なポイントはあらかた頭に入っているでしょう。 復習時間が足りない 受験勉強では、入試に関係する全教科を、まんべんなくレベルアップさせる必要があります。 新しい知識を大量にインプットする作業と並行して、インプットした知識の復習も必要なので、基本的に時間はいくらあっても足りません。 なので、うまく勉強の計画を組めない人は、どうしても復習がおろそかになりがちです。 復習量の不足は、いうなれば、ザルで水を汲もうとしているようなもの。インプットした知識をザルからボウルに移し替えてやらなければ(この行為が復習に相当)、せっかく仕入れた知識もどんどん頭からこぼれ落ちてしまいます。 また、効果的な復習のタイミングを知らずに、損をしているケースも少なくありません。前述のとおり、短期間に最低3回は復習を繰り返す。このことさえ忘れなければ、勉強の効率は劇的にアップするでしょう。 ついスマホを触ってしまう 効率のいい勉強を妨げる最大の原因はスマホにあるといえば、ほとんどの人に賛同していただけると思います。 スマホは、SNS・動画視聴・ゲーム・マンガ・ネットサーフィンと、誘惑のオンパレードです。 友達からLINEがくればすぐに確認してしまい、ついでにSNSを見ていたら、気づけば1時間が経っていた。こういった経験は、誰でも覚えがあるでしょう。 正直言って、スマホの誘惑に打ち勝つのは、簡単ではありません。かなり思い切った手を打たないと、気づけばスマホを触っている可能性が高いでしょう。 もしスマホが勉強の効率を著しく下げていると自覚しているなら、以下のような方法がオススメです。 スマホの誘惑に打ち勝つ方法 ・スマホの電源を切る ・スマホ制限アプリの活用 ・Twitterやゲームなどを一定期間アンイストール ・スマホを時限式ボックスに収納 ・紙の参考書に切り替える 個人的には、スマホの電源を切り、勉強の間は念頭から追い出すのがベストな方法だと思っています。ぜひ自分でも取り組めそうな方法を探して、挑戦してみてください。 ◯スマホへの対処については、こちらの記事もどうぞ 脳トレ 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 新しい参考書に目移りする 受験にしろ資格の勉強にしろ、覚えるべきことは山のようにあります。そうなると、どうしても焦りが生まれやすくなり、ほかの人がどんな参考書を使っているか、とても気になってくるものです。 実際、少しでもよさそうな参考書の情報を知れば、すぐに新しい参考書に飛びついてしまう人も少なくありません。 気持ちはものすごくわかるのですが、あちらこちらに手を出して中途半端になるよりも、まずは1冊の参考書にじっくり取り組みましょう。 新しい参考書や問題集は、もう現在の参考書から学ぶものはないという段階になってからで、十分だと思います。 ながら勉強をしている もしあなたが、勉強をしながらほかのことも同時にする、いわゆる「ながら勉強」をしているなら、すぐにでもやめるべきです。 少し考えればわかりますが、耳から音声が聴こえてくれば、当然集中力が著しく落ちます。 にもかかわらず、スタディサプリ進路が2018年におこなったアンケートによると、じつに65.4%もの高校生が音楽を聴きながら勉強しているそうです。 ※参考:excite.ニュース 「ながら勉強してる?」2018年スタディサプリ進路調べ たしかに、図書館や自習室にいくと、多くの学生がイヤホンをしながら勉強をしていますよね。こういう人たちは、「周囲の騒音を遮断してくれるのでかえって集中力が出る」と考えており、音楽が逆に集中力を生み出しています。 しかし音楽を聴きながら勉強すると、ふとした瞬間に音楽が気になり、集中力が容易に奪われるのもまた事実です。周囲の騒音カットを目的とする場合は、日本語の曲ではなく、歌詞のない静かなインスト系などがよいでしょう。 なお同じながら勉強でも、テレビや動画・SNSなどは、百害あって一利なしです。こちらは、本当に今すぐやめてください。 効率のいい勉強法を継続するためのポイント ここまで読んでいただいた人は、もうすでに勉強に集中できない理由と、効率のいい勉強法の両方を理解しています。どうぞ、その知識を活かして、勉強の効率を爆アゲしていってください。 しかしなかには、それでもうまくいかないという人もいるかもしれません。そういう人のためにこの章では、効率のいい勉強法を継続するためのポイントを6点解説していきます。 効率のいい勉強法を継続するためのポイント6点 勉強のパターンを決める 計画を細分化する 学習記録アプリやSNSで周囲に宣言 勉強スタイルを朝型にする ときどき勉強場所を変えて、飽きが来ないように工夫する デスク周りの環境を整える どれかひとつでもピンとくるものがあれば、ぜひ今日から試してみてください。 勉強のパターンを決める 勉強の苦手な人は、往々にして自分なりの勉強パターンが定まっていないものです。その日の気分で思いついた内容を勉強するので、勉強に一貫性がないし、気分が乗らなければ勉強が手につかないことも少なくありません。 こういうタイプの人は、勉強パターンを決めるだけで、勉強の効率が大幅に改善される可能性があります。 具体的には、まず勉強の時間帯を決めてしまいましょう。勉強の時間が定まっていないと、気づけばなにもしないまま、1日が終わってしまうこともあり得ます。 その点、「学校帰りに図書館で2時間・入浴後に1時間」というように勉強時間を決めてしまえば、「時間になったら勉強する」という意識が勉強を促してくれます。 また、勉強内容を事前に決めておくのも、非常に重要なポイントです。この勉強計画については、次の項目で詳しく解説します。 計画を細分化する 今の勉強法が非効率だと感じているなら、勉強の計画をさらにこまかく作り直してみるのもオススメです。 たとえば、漠然と「◯◯大学に合格する」という目標を立てても、イマイチ現実感がわきません。ところが、◯◯大学合格のための計画を具体的に定めていくと、一気に合格への道筋が明確になります。 漫然と勉強をするのではなく、1年後・半年後・1カ月後、さらには今週・最終的には今日なにをするかまで、時間単位で計画を立ててみましょう。 そうすると、以下のようなメリットに気づくはずです。 計画を細分化するメリット ・自分の現状レベルを正確に把握できる ・なにを勉強するかで悩む必要がなくなる ・勉強の進捗具合をコントロールできる 勉強は、決して計画どおりにはいきません。だからこそ、こまかい計画が決まっていないと、なにをどこで挽回すればよいかがわからずに、ますます計画が狂ってしまうのです。 もし計画の立て方などでわからないところがあれば、学校の先生や私ども塾の講師に、相談してみてください。 学習記録アプリやSNSで周囲に宣言 勉強の効率をあげたいなら、学習記録アプリやSNSで勉強の状況を外部に公表するのも、オススメの方法です。自分の勉強がどれくらい進んでいるか、毎日どんな勉強をしているのか、他人の目が入ることで、自然と勉強のモチベーションが高まるでしょう。 たとえば前述のStudyplusの場合、公開設定をしておけば、自分の学習時間などを記録した「勉強ログ」が一般公開されます。もし同じような勉強をしている人がいれば、友達申請をして、情報交換をすることも可能です。(もちろん、承認されればの話ですが) また、リアルな友人同士でグループをつくり、お互いに切磋琢磨する使い方だってOKです。ひとりで黙々と勉強するよりも、きっと効率のいい勉強ができますよ。 もし、こういった他人との触れ合いが負担でなければ、ぜひ積極的に活用してみてはいかがでしょうか。 勉強スタイルを朝型にする 勉強といえば、夜中に眠い目をこすりながらやるものというイメージがありませんか? たしかに、暗記に限定すれば、就寝前の勉強が効果的なのは事実です。しかし同時に、夜は1日の疲れが溜まっている時間帯でもあります。さらに、夜はどうしても、動画視聴やゲームなどの娯楽に気が向きがちです。 もし夜の勉強はどうも集中できないと感じているなら、思い切って朝型にシフトするのもひとつの方法だと思います。 朝型にチェンジすると、まず余計な雑音が入ってきません。友達からLINEがくることもなく、わざわざ早起きしてまでゲームをしようとも思わなくなるでしょう。 また朝の脳は、睡眠をたっぷりと取ってリフレッシュしています。家族に邪魔される心配もないので、まとまった時間が必要なテスト形式の勉強や長時間のリスニングなど、普段なかなかできない勉強にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 ときどき勉強場所を変えて、飽きがこないように工夫する 集中できないときには、思い切って学習環境を変えてみる。これもある意味、効率のいい勉強法といえます。 自宅は静かで落ち着く反面、誘惑が多い空間です。普段自宅で勉強する時間が多いなら、図書館やカフェでの勉強時間を、少し増やしてみてはどうでしょうか。 図書館やカフェには人目があるので、適度な緊張感をもって勉強ができるはずです。 また、どうせそういった場所に出向くのであれば、友達と一緒に勉強するのもよいアイデアだと思います。友達と一緒だと、適度にライバル心が刺激され、いつもより勉強の効率がアップするかもしれません。 とはいえ、いつも外でばかり勉強するわけにもいきませんよね。その場合は、あえて家族のいるリビングで勉強するのも、ひとつの方法です。 リビングには必ず誰かがいるので、家族の目が気になり、図書館にいくような効果が自宅でも得られます。もしテレビの音がうるさいなら、ヘッドホンをして英語のリスニングやオンライン講座の勉強をすればOKです。 飽きっぽい自覚のある人は、勉強場所に工夫をしながら、とにかく勉強に飽きない環境をつくってください。 デスク周りの環境を整える 効率化を求める人は、どうしても勉強方法にばかり目を向けがちです。しかし、デスク周りの環境を整えるだけでも、勉強の効率は大きく改善されます。 なぜなら、デスク周りにマンガやスマホが散らばっていると、勉強以外の誘惑に負けてしまうからです。 デスクの上には、基本的に教材や文房具以外は、置かないようにしましょう。本棚に関しても同様で、できれば教材と漫画や雑誌類は、わけて収納したいですね。 また、デスク周りが整理されていないと、必要な教材や文房具を探すのに余計な手間と時間が取られてしまいます。参考書を探すうちに、つい漫画を手に取ってしまうのでは、効率のいい勉強など夢のまた夢です。 直接勉強の効率には関係ないように思うかもしれませんが、きちんとデスク周りを整えて、集中できる環境をつくっていきましょう。 まとめ 勉強の効率が悪いと感じている人の多くは、効率低下の原因を把握していません。まずはしっかりと、勉強の効率を妨げる原因の解明から、はじめてみてください。 あとは、勉強の効率を落とすNG行為をやめて、今回紹介した「効率のいい勉強法」を実践するだけです。そうすれば、あなたの勉強の効率は、間違いなく改善されます。 いずれにせよ、勉強の効率化は、しっかりと指導を受けたほうが簡単に対応できます。もし困りごとがあれば、ぜひ周りにいる学習指導者に相談してみてください。 ### 忙しくても読書時間を確保できる5つの方法とは あなたは、普段どれくらい読書をしていますか? おそらく、読書はしたいけど忙しくて読書どころではないという人が、多いのではないでしょうか。 そこで今回は、スキマ時間の活用や速読などを含む、「読書時間を確保するコツ」を5つ紹介します。 読書時間不足によるデメリットについても触れていきますので、読書時間の確保にお悩みのかたは、ぜひ最後までお読みください。 まずは「読書時間のリアル」を知っておこう 読書時間不足の弊害と読書時間の捻出方法を解説する前に、まずは平均的な日本人の読書に関するリアルな現状をしっかりと押さえておきましょう。 日本人の平均読書量は? 参考:令和5年度「国語に関する世論調査」の結果の概要 結論から言うと、小学生をピークとして、年齢を重ねるごとに読書量は減少します。文化庁がおこなった「令和5年度国語に関する世論調査(16歳以上が対象)」によれば、1か月に1冊も本を読まない人は、62.6%いるそうです。 令和元年(2019)以降調査方法が変更になったため一概には比較できませんが、40%台から60%台へと、本をまったく読まない層が大幅に増えています。 さらに、読書数が月に1〜2冊の人を合わせると、全体の90%にものぼります。つまり、週に1冊ペースで読書をする人は、10%に満たないわけです。 また、GfK ジャパンによる「読書頻度に関するグローバル調査(2017)※」では、世界17か国の読書頻度を確認できます。毎日、またはほぼ毎日読書を読む人の割合を見ると、日本は17か国中15番目です。 このデータを見る限り、世界的に見て日本人の読書量は決して多くないというのが、日本の読書量の現実といえそうです。 ※参考: 読書頻度に関するグローバル調査 - GfK Japan 成長とともに読書時間が減る理由 参考:「学校読書調査」の結果 公共社団法人全国学校図書館協議会の「第69回学校読書調査(2024)」を見ると、成長とともに読書時間が減少する状況を一目で確認できます。 小学生(4〜6年生):13.8冊 中学生:4.1冊 高校生:1.7冊 「成長による読書数の減少」の理由は明確にされていませんが、以下のような理由が関係しているのは容易に想像できます。 成長による読書量減少の主な理由 社会人になると、仕事や家事などが忙しく、読書をする余裕がない 成長するにつれて、SNSやゲームなどが自由にできるため、読書は後回しに 読書のメリットを理解していない 読書量を増やすには、読書のメリットを理解して、忙しくても読書ができる方法を考えるしかありません。読書時間を増やす具体的な方法については、最後の章で紹介します。 読書の時間帯と場所 読書時間がなかなか取れないと悩んでいる人にとって、ほかの人がいつ・どこで本を読んでいるのかは気になるところです。 株式会社クロス・マーケティングが2020年に実施した「読書に関する調査」では、最も多い読書の時間帯として「休日にゆっくりと」「就寝前に」といった“まとまった時間に読む”スタイルが上位に挙げられました。次いで「時間があるときにいつでも」という柔軟なスタイルも見られます。 一方で、「通勤・通学中」や「仕事や授業の合間」といったスキマ時間を使って読書する人は、全体の20%程度です。少数派ではあるものの、スキマ時間の活用で、無理なく読書時間を確保している人もいるのがわかります。 また、主な読書場所としては「自宅のリビング」「ベッドのなか」「カフェや図書館」などが挙げられます。静かな空間で集中するタイプの人もいれば、移動中の電車内や職場の休憩スペースを好む人もいて、人によって快適な読書スペースは大きく異なるようです。 ※参考: 読書に関する調査(2020年) 読書時間の長い人ほどお金持ちって本当? 「読書時間が長ければお金持ちになれるのか?」と聞かれると、必ずしもそうとは言い切れません。実際、お金持ちのなかにも読書をほとんどしない人は一定数存在します。 ただし、全体的な傾向としては「高収入の人ほど読書にお金と時間をかけている」ことが、総務省の家計調査(2023年)から見えてきます。 収入区分による書籍代の違い(年間) 年収333万円未満:36,558円 年収333万円〜470万円:38,719円 年収470万円〜639万円:32,136円 年収639万円〜864万円:32,151円 年収864万円〜:43,778円 ※参考: 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 年報 年次 2023年 | 表5「教養娯楽用耐久財」~「書籍・他の印刷物」 年収864万円未満の層では書籍代に大きな違いはないものの、年収864万円以上の層だけ年間の書籍代が突出して高くなっています。平均的な所得層と比べて、年間約1万円の差と聞けば大した差ではないように感じるかもしれません。 しかし、書籍1冊1,500円として、年間で7冊弱、10年で70冊もの差になります。もちろん、読書だけが収入を上げる要因ではありません。ですが、学びや情報収集に積極的な人が、結果として高収入に結びついている可能性は十分に考えられます。 このように、読書は単なる趣味ではなく、将来の成果につながる「自己投資」としての意味合いも大きいのです。 ◆読書と年収の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読書量と年収は比例する?1日30分・月に4冊が年収アップの目安に 読書時間が足りないと、どのようなデメリットがあるの? 私たちのリアルな読書環境がわかったところで、今度は読書時間を確保できずに生まれるデメリットについて解説していきます。ここでお伝えするデメリットは、以下の5つです。 読書時間を確保できずに起こるデメリット 知識が増えずに仕事や勉強でなかなか成果を出せない 語彙力不足により誤解を招きやすい 想像力や表現力を磨く機会が減る 読解力や情報処理力が育ちにくい 気分転換の機会を逃してしまう それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 知識が増えずに仕事や勉強でなかなか成果を出せない 読書をすれば、これまで知らなかった新しい知識が身につきます。したがって、読書時間が少なければ、当然知識やノウハウは増えません。 ということは、もし仕事の競合やほかの受験生が十分な読書時間を確保している場合、残念ながらあなたは満足のいく結果を出せない可能性が高いです。 なかでもビジネスパーソンにとって、知識不足は「低評価」に直結します。読書ができないのは、あなたが「努力をしない人」だからと、評価されてしまうのです。 アメリカの大富豪・マイクロソフトの創始者「ビル・ゲイツ」は、休日に必ず1日3時間の読書をし、年間で50冊もの本を読むそうです。 現在は取締役も退任していますが、現役時代の多忙さは私たちとは比較にならなかったでしょう。そういう人でも読書時間は確保していたのですから、私たちもぜひこういう姿勢を見習いたいものです。 語彙力不足により誤解を招きやすい 語彙力が不足していると、文章や会話の内容を誤解したり、不適切な表現で相手に不快感を与えたりしてしまうことがあります。こういったことが続くと、仕事や人間関係におけるトラブルの原因にもなりかねません。 語彙力不足によるミスや誤解を防ぐためにも、読書時間を少しずつでも確保し、語彙力を意識的に高めていくことが大切です。 昔から、「本を読まないと、きちんとした日本語の表現が身につかない」と言われてきました。実際、塾や教育現場でも、読書習慣の有無は語彙力に大きく関係していると感じることは少なくありません。 この定説を裏付ける調査結果として、2016年にベネッセコーポレーションが実施した「第1回 現代人の語彙に関する調査 結果速報※」があります。 この調査(高校生の結果)では、月に1〜2冊本を読む人の語彙力が67.0%だったのに対し、まったく本を読まない人の語彙力は51.3%にとどまっていました。たった数冊の読書習慣でも、語彙力に大きな差が生まれることがわかります。 無理をする必要はないですが、現時点で読書習慣がないなら、まずは月に1冊を目安に読書に取り組んでいきましょう。 ※第2回以降は設問内容が変更されており、同様の語彙力データは提供されていません。そのため、2016年実施の「第1回 現代人の語彙に関する調査」に基づいて記事を作成しています。 想像力や表現力を磨く機会が減る 読書時間が少ないと、想像力や表現力を育てる大切な機会を失ってしまうおそれがあります。 文字だけで構成されている本は、映像や音声メディアと違い、読者が自分の頭のなかで情景や登場人物の感情を思い描かなければなりません。つまり、本を読む行為そのものが、「想像して補う力」や「感じ取る力」を自然と鍛えるトレーニングになっているのです。 実際、ベネッセが実施した子ども向け調査※では、多様なジャンルの本を読んでいる子どもほど、「いろいろなアイデアが浮かぶようになった」「むずかしいことを考える力がついた」と感じていることがわかっています 。 また、小説のようなフィクションに触れる機会が多いと、他者の視点や感情を想像する力が磨かれ、結果として表現の幅や共感力も育まれていきます。 読書は、自宅にいながらにして、さまざまな価値観や考え方と出会える貴重な手段です。その機会が減るということは、「自分の内面を豊かにするチャンスを逃してしまう」ことにほかなりません。 ※参考:【小学生の読書に関する実態調査・研究】幅広い読書が「思考力」や「創造性」にプラス効果 | 株式会社ベネッセコーポレーションのプレスリリース ◆読書と創造力の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読書で頭がよくなる6つの理由と最高の読書法「瞬読」 読解力や情報処理力が育ちにくい 読書時間が不足していると、文章構造の理解力や、要点を正しくつかむための「読解力」「情報処理力」がどうしても育ちにくいです。 小説やエッセイ、評論などは、著者によって文体や構成がまったく異なります。読書量が少ない人は、こうした文体の違いに慣れる機会が少なく、論旨の流れをつかむ勘所がなかなか身につきません。 読解力を高めるには、単に読む量を増やすだけでなく、キーワードと論点を自分の言葉でまとめる作業が非常に効果的です。要点をサッとつかみ、わかりやすく言い換える「要点抽出」と「言い換え」の訓練を積み重ねれば、情報の本質を素早く捉える力が養われます。 こういった能力は、とくにビジネス書や学術論文のように比較的難解な文章を読む際に力を発揮してくれます。読書時間の不足は、こうした能力を伸ばす機会を失ってしまう大きな原因です。 ◆読解力アップの方法については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でも今日からできる読解力アップの方法とは 気分転換の機会を逃してしまう 本を読む最大の目的は、やはり知らない知識を学ぶことでしょう。しかし、小説やエッセイ・好きなジャンルの解説本など、純粋な楽しみのために読書をする人も、これまたたくさんいらっしゃいます。 読書をしない人は、こういう「本を通した気分転換の恩恵」をまったく受けられないのです。これは正直いって、非常にもったいないと思います。 大好きな作家の小説を読み、ハラハラドキドキしたり、ときには涙を流したりと、本の登場人物に感情移入して本の中の世界を楽しむ。 あるいは好きなコーヒーに関する本を読みながら、仕入れた知識をもとにコーヒーを淹れてみる。 読書好きにとっては、どんな娯楽でも得られない「至福の時間」ではないでしょうか。 私は、こういう「読書の楽しみ」を大事にする人が、もっともっと増えてほしいと思っています。 読書時間を増やす5つのアイデア 最後にこの章では、読書時間確保のコツを、5つご紹介していきます。 読書時間確保のコツ スキマ時間を読書に当てる 読書環境を整える 電子書籍やオーディオブックを活用する スマホに触らない時間を意識的につくる 速読で情報を効率よく取り入れる それではひとつずつ解説していきます。 スキマ時間を読書に当てる 読書時間を確保するもっとも有効な方法は、なんといっても「スキマ時間」の活用でしょう。 読書時間の確保に悩んでいる人は、じつは「まとまった読書時間」が確保できずに悩んでいるケースが多く、スキマ時間をかき集めれば問題はほぼ解決するはずです。 ただしこういった話をすると、「そうはいっても、本当に忙しくてスキマ時間なんてないですよ」と、不満を表す人もなかにはいらっしゃいます。 しかし本当にそうでしょうか。 たとえば、首都圏で働く人なら、通勤時間だけでも40〜60分はかかっているはずです。実際に総務省の統計を調べてみると、通勤時間の平均は、「48分」でした。(もちろん、地域差はかなりあります) つまり、通勤時間に読書をすれば、だまって「1時間近くの読書時間」が確保できるわけです。 またそのほかにも、待ち合わせまでの待ち時間・外回りの移動時間・昼食時など、探せばスキマ時間はいくらでもみつかります。 たしかに一つひとつは、5〜10分と短いかもしれません。でも「チリも積もれば山となる」の精神でいけば、通勤時間以外にも、1〜2時間程度のスキマ時間は簡単に確保できるはずです。 あとは、スマホの使用をうまく制御できれば、読書時間の問題はほぼ解決したといってよいでしょう。スマホ問題については、またのちほど解説します。 ◆スキマ時間の活用については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 頭の良い人が実践している9つの読書術とは?効率的に知識を得る読書術のご紹介 読書環境を整える 読書時間を増やすには、「読書に集中できる環境づくり」が欠かせません。なぜなら、どんなに意欲があっても、周囲が騒がしかったり、スマホの通知が気になったりすると、集中力が奪われてしまうからです。 たとえば、照明が暗すぎると目が疲れてしまうし、椅子が硬すぎればやがてお尻が痛くなってしまい落ち着いて読めません。ですが、人間工学に基づいた座りやすい椅子と、適度な明るさの手元灯をセッティングすれば、読書時間は必然的に伸びていきます。 騒音については、個人差があります。静かな空間が好きな人は自室で読めばいいし、人の気配を感じられる方が集中できるという人は、図書館やカフェを活用すればよいでしょう。読書に没頭したいなら、場所を問わず、ノイズキャンセリングイヤホンもオススメです。 気持ちよく読書ができるように、いろいろと工夫してみてください。 ◆読書環境づくりについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 脳を鍛えるなら読書がオススメ!読書の効果と効果的な読書法 電子書籍やオーディオブックを活用する 忙しくて本を読む時間が取れないと感じている人は、電子書籍やオーディオブックの活用を検討してみましょう。スマホやタブレットに読書アプリを入れるだけで、通勤中や休憩時間などのスキマ時間を使って、手軽に読書ができるようになります。 電子書籍の最大のメリットは、「いつでもどこでも何冊でも持ち歩けること」です。紙の本なら1冊ずつしか持ち歩けませんが、電子書籍なら気分や状況に応じて簡単に本を切り替えられるため、読書のハードルがぐっと下がります。 そもそも文字をじっくりと読む時間が取れないという人なら、オーディオブックがオススメです。耳から情報をインプットできるので、満員電車や運転中、あるいは家事の最中でもながら読書が可能です。 営業職の方であれば、移動中にオーディオブックで業界知識を仕入れ、電子書籍化した資料や書籍をチェックすれば、読書が実務に直結する「武器」となります。 読書時間を確保するには、「どうやって読むか?」という工夫が重要です。電子書籍やオーディオブックを上手に取り入れて、読書時間をしっかりと確保していきましょう。 ◆オーディオブックの活用については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読書が脳にもたらす10個のメリットとは?脳によい影響を与える読書のコツを紹介 スマホに触らない時間を意識的につくる 「スキマ時間をうまく活用すれば、読書時間はしっかり確保できる」と頭ではわかっていても、つい手を伸ばしてしまうのがスマホの怖さです。SNSや動画、ゲームなど、楽しい仕掛けが満載で、気づけばあっという間に時間が過ぎてしまいます。 MMD研究所の調査(2022)によれば、1日に1〜3時間スマホを利用している人は全体の35.2%、10時間以上使っている人が4.9%もいるそうです。これでは、いくらスキマ時間を見つけても、読書に回す余裕が生まれないのも無理はありません。 読書時間を増やしたいなら、「スマホに触らない時間」を意識的につくりましょう。スマホ中毒という言葉があるように、完全に手放すのはむずかしいかもしれません。しかし、通勤中や食事中だけでも、スマホをオフにするのは決して不可能ではないはずです。 もっとも、電源や通知をオフにしても、手元にスマホがあるだけで集中力が奪われるという研究データもあります。読書に集中する時間は、電源を完全に切って、カバンや別の部屋にスマホを隔離するように頑張ってみてください。 ※参考: 2022年版:スマートフォン利用者実態調査 第1弾 ◆スマホの使い方については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 集中力が続かない人のために!集中力を高める8つの対策 速読で情報を効率よく取り入れる スキマ時間の活用やスマホに触らない工夫など、読書時間を確保する方法はいくつもあります。ですが、それでも時間が足りないと感じる人には、「速読」が強い味方になってくれるでしょう。 速読を身につければ、1冊の本を短時間で読み終えられるようになり、限られた時間でも効率よく情報を吸収できます。 分速500文字前後の平均的な読書スピードの場合、文庫本1冊あたり、およそ3〜4時間はかかります。本の内容や集中度にもよりますが、速読の場合、200ページ程度の一般的な文庫本なら、30分程度で1冊を読み終えることも十分に現実的です。 30分で1冊のペースなら、通勤電車のなかや昼休み、待ち時間などの短いスキマ時間だけで、軽く1冊読破できる計算です。 ただし、速読の方法によって、理解度や読書スピードは変わってきます。自分に合った速読法を見つけられるかどうかが、非常に重要なポイントです。 ◆速読法による違いや特徴については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 まとめ 読書時間が取れないというのは、多くの人に共通する悩みです。しかし、今回紹介した5つの方法を取り入れれば、読書時間は必ず確保できます。 読書時間が不足すると、さまざまなデメリットが発生します。今回の記事を参考に、読書時間を増やしていきましょう。 ### 中国で「瞬読式勉強法」の出版が決まりました 中国で「瞬読式勉強法」の出版が決まりました。 これもひとえに、皆さまの温かいご支援、ご愛顧の賜物だと思っています。 本当に感謝です。ありがとうございます。 本を読むということは【著者の価値観を知る】ということ。 本を読むということは【自分自身の世界を広げる】ということ。 本を読むということは【人生における選択肢を増やす】ということ。   瞬読が、ドンドン世界中に広まり、より多くの人が瞬読のスキルを身につけ、 よりよい人生を送るきっかけになれば、この上ない幸せだと思っています。 たくさんの方々のご愛顧、ご協力、ご支援に感謝し、 引き続き精進して参ります。 今後ともよろしくお願い致します。 ### 7月15日付の出版業界紙「新文化」に瞬読が掲載されました   7月15日付の出版業界紙「新文化」に瞬読が掲載されました! お手に取る機会がございましたら、ぜひお読みくださいませ。 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.78】東京都 宮川健史さん(会社員技術職 20代)   宮川さんは、日本語の瞬読を早々にマスターされ、並行して英語の瞬読のトレーニングも始められました。 「他言語でも瞬読は可能か?」という質問をよくいただきますので、宮川さんの体験談を参考にしていただければと思います。   瞬読スタッフ 瞬読を始めようと思ったきっかけはなんですか? 今まで、読書を習慣化したいと思いつつできていなかったので、瞬読習得をきっかけに読書を習慣づけたいと思いました。また、私は英語の資格取得に挑戦中なので、英語の長文を克服することも目的でした。 宮川さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 瞬読を始めた目的どおり、毎日本を読むようになりました。瞬読は速く読めるので疲れません。当然ですが時間もかかりません。瞬読が読書のハードルを大きく下げてくれたのです。 瞬読を通じて読書の習慣化が簡単にできたことには、本当に感謝しています。 宮川さん   瞬読スタッフ 宮川さんは、英語の本のアウトプットもコミュニティにあげていただいていますね。 「英語の本も瞬読できますか?」という質問はよくあるのですが、その点いかがですか? 英語の本も瞬読できます。 ただ、どの程度瞬読できるかは、そもそもの英語力によると思います。 例えば、私たち日本人が中高大の学生時代に身に付けるくらいの一般的な英語力があるとすると、中学1年生くらいに習った文章だけで構成されている本であれば、誰もが瞬読は可能でしょう。 知らない単語や構文が多く、ゆっくり読んでも意味がわからない英文は、当然ですが速く読むこともできません。自分のそもそもの英語力にあった英語の本であれば、瞬読は可能です。 宮川さん   瞬読スタッフ 英語の資格取得を目指されているとのことですが、語学の試験勉強という点で瞬読が何か役立ったことはありますか? 簡単な長文を読むスピードが上がりました。これは瞬読を始めるときに目標としていたことなので、結果に大変満足しています。 また、スピード・反復数を意識するマインドが身につきました。 語学試験の勉強のポイントは、“いかに多くの回数を繰り返すことができるか“だと思います。 1問あたりにかける時間を短縮し、その分反復回数を増やす…これを意識して試験勉強に取り組むようになり、実際できていると思います。 今目指している資格はまだ道半ばですが、諦めないで、楽しく、しぶとく、取り組んで合格を勝ち取りたいと思います! 宮川さん   瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 私は今、日本語書籍を1冊10分くらいで読んでいます。 「読書したいけど〇〇…」と思っているのであれば、まずは体験会に足を運んでみられることをお勧めいたします^^ 宮川さん   宮川さんは、英語の本を読んだ後のアウトプットを、受講生のコミュニティに投稿してくださっていました。 すると、そこに宮川さんの目指す英語資格の取得者の先輩がアドバイスのコメントをしてくださいました。 瞬読コミュニティでは、様々な職業や資格を持つ先輩方がサポートする文化があります^^ 宮川さんの合格報告、コミュニティのみんなで楽しみにしていますね。 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.77】神奈川県 山崎由希子さん(瞬読2級トレーナー・NLPコーチ 50代)   瞬読を始められた頃、20年以上勤めた会社を辞めてパート勤務をされていた山崎さん。 それが今や、瞬読2級トレーナーとして、こども瞬読教室でこどもに瞬読を教えたり、受講生のサポート講座の講師をしたりと大活躍です。 山崎さんにどんな変化があったのか、お伺いしてみました!   瞬読スタッフ 瞬読を始めようと思ったきっかけはなんですか? 昔から本を読む習慣が全くなく、本屋さんで本を選ぶことすら難しく感じてしまい、読書に対して苦手意識を持っていました。あるときパート先で月に1回本の紹介プレゼンをするという活動が始まり、本を速く読めるようになりたい、と思うようになりました。そんな時にネットで瞬読を知りました。もともと本をたくさん読めたらいいな、と思っていたので、その後体験会などに参加したり、ネットで恵美子先生がナイツさんの番組に出演された動画を見たりして、楽しそうと思って入会を決めました。 山崎さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? なにより自分の思考パターン、意識が変わりました。私は元来、石橋を叩いて渡る性格で何事も考えて考え抜いてやっと行動に移す、または移さないタイプでした。しかし、その性格は瞬読トレーニングにはブレーキとなりました。瞬読トレーニングをする中で、とにかく考えずにまずやってみる。やればその先に何かが見えてくる。という思考と行動力がつきました。その結果、いろいろなことにチャレンジすることが怖くなくなり、やってみよう!と思えるようになり、今はコーチングを学び今後の人生に活かしていこうと活動しています。 山崎さん   瞬読スタッフ 2級トレーナーになろうと思ったのはどうしてですか? 私自身が瞬読を通して思考が変わり、人生が楽しく生きやすくなったので、受講生の皆さんにもそのような何かの気づきを得るお手伝いができればと思ったからです。また、私自身も瞬読トレーニングを始めた当初はいろいろ悩みもがいた時期がありました。私と同じように悩んでいらっしゃる方に、自分の経験を元にサポートさせていただき、瞬読トレーニングは悩んだり、辛く思ったりするのではなく、楽しむことが一番の近道だとお伝えしたいと思ったからです。 山崎さん   瞬読スタッフ 山崎さんにとって瞬読は、「本が速く読めるだけのメソッド」ではなかったのですね。 はい、瞬読は読書のスキルが学べるのはもちろんですが、私のようにそれが自分の人生に影響するなど、その効果は測り知れません。私自身これからの人生が楽しみです。また、受講生同士が繋がることができるコミュニティも他には例のないとても魅力的な世界だと思っています。ぜひこの世界を体験していただきたいと思います。 山崎さん   瞬読スタッフ 2級トレーナ―として、今後の意気込みをお聞かせいただけますか? このたび2級トレーナーを目指した事もひとつのチャレンジでしたが、2級トレーナーとしてのチャレンジがここから始まると思っています。いままでの経験を活かして、みなさんを楽しい夢のある瞬読ワールドへ導くサポートをしてまいります!どうぞよろしくお願いいたします。 山崎さん   瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 迷って留まっているうちは何も変わりません。気になったらまず行動することをお勧めします。行動することによりいろいろなインプットがあり、その先の選択も容易になるはずです。 山崎さん   瞬読には、1級トレーナーと2級トレーナーという資格があります。   簡単に言うと、山崎さんが取得された2級トレーナーは、瞬読を人に教えることができる資格です(1級トレーナーは、それに加えて瞬読を販売することができます)。   例えば会社員の方が副業として、主婦の方が家事や育児の合間の時間を有効に使えるお仕事として、受講生サポートに携わってくださっています。   ご興味ある方は、まずは瞬読体験会に参加してみてくださいね。 ### 4/24(土) ジュンク堂那覇店 山中恵美子トークイベントのご報告   4月24日(土)、ジュンク堂書店那覇店様の 「たった1分見るだけで頭がよくなる 瞬読式勉強法」トークイベントに 代表理事山中が登壇させていただきました。     書籍もたくさんの方にお買い上げいただき感謝の気持ちでいっぱいです。 ご参加いただいた皆様、ジュンク堂那覇店様、どうもありがとうございました! ### 読書で頭がよくなる6つの理由と最高の読書法「瞬読」 小説やエッセイなど、純粋に楽しさを求めて読む読書を除き、なにかしら知識や気づきを得たくて読書をする人がほとんどだと思います。 よく「本を読むと頭がよくなる」といわれるのは、本からたくさんの知識が手に入るからです。しかしじつのところ、読書のメリットは、知識だけではありません。 今回紹介する読書のコツを取り入れながらたくさんの本を読めば、知識以外にも多くのメリットが享受でき、あなたの頭は確実によくなるでしょう。 そこで当記事では、まず読書で頭がよくなる理由をしっかりと理解していただき、そのあとで頭がよくなる読書のコツをお伝えしていきます。 どうして読書をすると頭がよくなるの? いくら読書をすると頭がよくなるといわれても、その理由がわからないと、しっかりと読書に取り組むモチベーションが生まれません。そこでまずは、読書で頭がよくなる理由を6つ解説していきます。 読書で頭がよくなる6つの理由 さまざまな知識が手に入る ボキャブラリーが増える 重要なポイントを読み取る力がつく コミュニケーション能力が鍛えられる 創造力がつく 集中力と記憶力がアップ それでは、ひとつずつ解説します。 1.さまざまな知識が手に入る 当たり前の話ですが、本を読めば必ずなにかしらの知識が手に入ります。わずか1,000〜2,000円程度の金額で、自宅にいながら専門家の知見に触れられる。これが読書をする最大のメリットです。 最初は誰でも、自分が興味のある分野から読みはじめるでしょう。しかし、本のなかにはその分野だけでなく、さまざまな関連情報が書かれていることも多いです。 たとえば瞬読の本なら、ほとんどの人が速読を目的に読むはず。でも中身を読んでみると、脳科学関連の知識もかなり書かれています。このように、自分が予期しない知識も自然と頭に入るのが、読書のおもしろいところです。 また読書をする過程で、著者が文中で引用した別の作者であったり、Amazonでオススメされている本だったりと、普段の自分なら選ばない本を買う機会も増えていきます。 そうなると、また新しい知識に出会える機会が増えるわけで、こういうところも読書で頭がよくなる理由のひとつだと思います。 2.ボキャブラリーが増える 参考:語彙力が高い人の特徴は読書の幅広さ|ベネッセ教育情報サイト 前述の知識同様に、本を読めばボキャブラリーが増えるのは間違いありません。 私たちはまったく言葉がわからない赤ちゃんのころから、大人の話す言葉を聞いたり絵本を読んだりしながら、少しずつ言葉を覚えていきます。 誰もが同じように成長していくなか、大人になってみると、明らかにボキャブラリーの豊富さに差が見られるようになってきます。これは、読書量と読む本の選び方が、その人のボキャブラリー量に大きく影響しているからです。 ベネッセコーポレーションがおこなった調査(高校生の場合)によると、まったく本を読まない人に対して、月に1冊でも読書をする人は、ボキャブラリーの量が大きくアップするそうです。(上図参照) また新聞やノンフィクションなど、2分野以上の読書をしている人は、ダントツでボキャブラリーが多いという結果になっています。 せっかく読書をするならば、ぜひ、できるだけ幅広い分野の読書を定期的に続けていきましょう。 3.重要なポイントを読み取る力がつく 何冊も本を読んでいくと、重要なポイントとそうでないところが、自然と理解できるようになってきます。 普段あまり意識しないかもしれませんが、本の中身がすべて均等に重要なわけではありません。雑談や事例・導入のための前フリなど、読み飛ばしてもとくに問題のない箇所も交えながら、読みやすく構成されているのが一般的です。 あなたが子どもなら比較的時間はあるはずなので、構成などは気にせずに、とにかく最後まで読めばOKです。しかし社会人ともなれば、一定の期間内に結果を出すように求められます。 資料や専門書から必要なポイントだけをサッとピックアップできるかどうか、その知識を実務に活用できるかどうかで、あなたの評価は大きく変わってくるでしょう。 そのためには、やはり定期的な読書で、読み取りの感度を上げていくしかありません。そう考えると、最低でも月に1〜2冊は本を読んでおきたいですね。 4.コミュニケーション能力が鍛えられる 読書を続けていると、コミュニケーション能力が鍛えられます。コミュニケーション能力アップのためには、ビジネス書よりもコラムや小説がオススメです。 たとえば小説なら、映像がない分、さまざまな登場人物の心理描写がじつにこまかく表現されています。私たちは、登場人物の行動や言動に共感したり反発したり、自然と心のなかでコミュケーションを取りながら読み進めていきます。 「自分の考え以外にも人それぞれ違う価値観がある」このように他人の価値観を尊重できる人は、実際のコミュニケーションでも相手を否定しません。だから、相手もあなたを尊重してくれます。 たかが小説と思うかもしれませんが、本に出てくる登場人物とのコミュケーションは、自分とは違う「他人の価値観」を知る大きなチャンスなのです。 ◎読書とコミュニケーション能力についての記事は、こちらもどうぞ 速読術 読書で得られる8つの効果とは?読書効果を最大限に引き出すコツを伝授 5.創造力がつく YouTubeのような映像であれば、わざわざ文章にしなくても、多くの情報が視覚からインプットされます。 しかし本の場合、イラストや画像はあくまでも補助であり、どうしても文字から情報を読み取らなければなりません。したがって読書をすると、文章では表わしきれなかった部分を自分の脳内で補う「創造力」が鍛えられます。 また読書によりさまざまな分野の知識を得られれば、単純に視野が広がります。広い視野があれば、当然これまでになかった自由で新しい発想ができるようになるでしょう。 そういう意味では、ひとつの分野だけでなく、できるだけいろいろな分野の本を読んでみるのがオススメです。 6.集中力と記憶力がアップ 継続して本を読む習慣がある人は、一般的に集中力と記憶力に優れていることが多いです。 前述のとおり、多くの人が知らない知識を求めて読書をします。そのため、必要な情報を探そうとする集中力が、毎回自然と鍛えられていくわけです。 また、ふと読みはじめた小説が面白くて途中でやめられずに、一気に最後まで読んでしまったという経験は誰でも一度はあるでしょう。こうした本の面白さが、読書は集中力によいといわれる所以です。 また、たくさんの本を読むと、何度も目にする情報が増えてきます。とくに同一ジャンルの専門書を読むと、60〜70%程度はほかの本でも読んだことのある内容のはずです。 そうなると、脳は「何回もインプットされるくらいだからその情報は重要だ」と判断して、深く記憶に残そうとします。だから、読書をすればするほど、自然と記憶力はよくなっていくのです。 なお、集中力と記憶力のアップに最適な右脳速読法ですが、右脳速読法については、またのちほど詳しくご紹介します。 ◎集中力についての記事は、こちらもどうぞ 速読術 集中力は15分しか保てないって本当?速読で集中力を高める4つのポイント もっと頭のよくなる読書のコツとは ここまで、読書で頭がよくなる理由を6つご紹介してきました。この章では、今よりもっと頭のよくなる読書のコツを4点解説していきます。 もっと頭のよくなる読書のコツ まずは好きな本を読む いろいろなジャンルの本を読んでみる 要約することを意識しながら読む 知識を実際に使ってみる ひとつずつ見ていきましょう。 まずは好きな本を読む 当たり前ですが、1年に1〜2冊読書したところで、頭がよくなるわけはありません。読書で頭がよくなるには、まずたくさんの本を読むのが大前提になります。 そのためには、まず好きな本から読みはじめるのがオススメです。推理小説・エッセイ・ビジネス書・自己啓発書など、自分が興味をもって続けられるなら、どんなジャンルでも構いません。 読書に苦手意識がある人ならば、好きなジャンルの入門書がオススメです。間違っても、難解な専門書をいきなり読むのはやめてください。 とはいえ、社会人や受験生は、どうしても興味のない本を読まなくてはならない場合もあるでしょう。それは仕方のないことですが、それでも途中に好きな本を挟むなどして、読書の楽しみを維持できるように工夫していきたいところです。 いろいろなジャンルの本を読んでみる 前述のとおり、いろいろなジャンルの本を読むのは、幅広い視野の構築に役立ちます。 もちろん、好きなジャンルを深く掘り下げるのも、とても大事なことです。しかしその読書法ばかりだと、いわゆる「専門バカ」になる危険性があります。こうなると、似たような知識しかインプットしていないので、実社会での応用が効きません。 また一見関係のない知識でも、「あー、これは前に読んだ◯◯とは、ここが違うな」というように、新しい知識と比較検討の大きな材料になってくれます。 まったく興味のない本をムリに読む必要はないですが、できる限りいろいろなジャンルの本を読んでみるのは決してムダにはなりませんよ。 要約することを意識しながら読む ただなんとなく本を読むよりも、要約を意識しながら読書すると、理解度が段違いにアップします。 前述のとおり、本の中身は全文が均等に重要ではありません。事例や導入部は、あくまでも読みやすくするための仕掛けであり、別に覚えておく必要はないのです。 もしかすると最初のうちは、どこが重要なのかを、なかなか判断できないかもしれません。そういう場合は、重要なポイントが太字になっていたり、マーカーが引かれていたりする形式の本を読んでみるのがオススメです。 また要約に慣れていないうちは、重要だと思う箇所をどんどんメモしましょう。あとから読み返して熟考する際に、大きなヒントになりますから。 いずれにしても、要約はあなたの理解力を飛躍的に向上させてくれます。ぜひ要約の意識をもって、読書をしてみてください。 ◎メモ書きと理解力についての記事は、こちらもどうぞ 脳トレ 理解力を鍛えるには?仕事も勉強もうまくいく9つの実践法 知識を実際に使ってみる 読書で知識を得たら、できるだけ早くその知識を使ってみましょう。間違っても、むやみに知識を詰め込み、頭でっかちになるのだけは避けてください。 なまじ知識があると、「それは間違いじゃないだろうか」「もっと効率のよい方法があるのでは……」というように、行動力が鈍ります。 また最悪なのは、知った気になって、確認ができないパターンです。たとえ知識が足りなくても、人に聞いたりその場で調べたりできる人のほうが、結局速く結果を出します。 せっかく読書で頭がよくなるチャンスを手にしているのですから、ぜひその知識を行動に結びつけていきましょう。 最高の読書法「右脳速読法」とは 最後にこの章では、私が実践している、頭がよくなる読書法『右脳速読法「瞬読」』について解説していきます。 ◯速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 右脳でイメージ化するから速く読める 右脳速読法は、文字通り、右脳を主に活用しながら読書する方法です。人間の脳は左右それぞれ役割が異っており、速読をしない人は、通常文字を司る左脳で読書をします。 左脳と右脳の役割 ・左脳:言語・計算・分析・論理的な思考 ・右脳:イメージ処理・全体像把握・ひらめき・創造性 右脳速読法「瞬読」では、イメージ処理が得意な右脳を使い、文章を映像として記憶します。「今日のディナーは、焼き肉と寿司どっちがいい?」と友達に聞かれたら、おそらくあなたの頭には、焼き肉と寿司の映像が一瞬のうちに浮かび上がったでしょう。 そう、文章を1文字ずつ読む通常の読書よりも、イメージ化を使う右脳速読はその処理スピードが圧倒的に速いのです。 さらに瞬読では、右脳だけでなく、アウトプット時に左脳もしっかりと利用します。右脳と左脳をバランスよく使用する、それが右脳速読法「瞬読」の大きな特徴なのです。 ◎右脳と左脳の働きについての記事は、こちらもどうぞ 速読術 【右脳速読のススメ】右脳型速読と左脳型速読はなにが違うのか? 右脳速読なら、復習が簡単に 右脳速読法は右脳と左脳のバランスがよいだけでなく、読書スピードも圧倒的に速いです。だから短期間に、同じ本を何回も復習できます。 ウォータールー大学の研究によれば、1カ月以内に3回・合計19分間の復習をすれば、覚えたときの情報量をほぼ維持できるそうです。 速読をしない人の読書スピードは、1分間におよそ400〜800文字といわれています。一般的な速読法の場合、分速2,000文字を超えれば、上級者として認定される団体が多いようですね。 対して右脳速読法「瞬読」では、分速2万文字で読書できる人が、それこそゴロゴロいます。分速2万文字といえば、速読をしない人の50倍もの速さです。ほかの速読と比較しても、その差は10倍にもなります。 ちなみに分速2万文字というと、200ページ前後の一般的な本なら、わずか3〜5分で1冊を読み切ってしまうスピードです。 つまり、右脳速読法ならば、その日のうちに3回復習することも可能なわけです。1日3回は極端だとしても、瞬読なら復習が容易なのはご理解いただけると思います。 ◎復習(エビングハウスの忘却曲線)についての記事は、こちらもどうぞ 速読術 速読は何歳からでも習得できる?速読と年齢の関係を大検証 従来の速読法との違い さきほど右脳速読法と従来の速読法との違いについて、読書スピードを例にあげました。しかし両者の違いは、読書スピードだけではありません。 じつは、右脳速読法と従来の速読法では、習得のしやすさにも大きな違いがあるのです。 従来の速読法の多くは、目を速く動かして速読します。そのため、「上直筋・下直筋・内直筋・外直筋・上斜筋・下斜筋」という6種類の筋肉を、トレーニングでフル稼働させなければなりません。 しかし少し想像してもらえばわかると思うのですが、速読をするたびに普段あまり使わないこれらの筋肉をフル稼働させるのは、非常に疲れます。だから従来の速読法では、継続できずに途中で辞めてしまう人が多かったのです。 一方、右脳速読法では、ムリな眼球運動は一切ありません。もちろんイメージ力を鍛えるトレーニングなどは必要ですが、きちんとした段階を踏めば、誰でもムリなく続けられます。 圧倒的な読書スピードが、ムリなトレーニングなしで手に入るのが、右脳速読法「瞬読」が近年大きく支持される理由なのです。 右脳速読法「瞬読」についてもっと知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ◎右脳速読法と従来の速読法の違いについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 まとめ 今回は、読書で頭がよくなる6つの理由と、さらに頭がよくなる読書のコツについて詳しく解説しました。 読書は私たちに多くのメリットをもたらしてくれますが、ただ漫然と読書をしても決して頭はよくなりません。ぜひ今回紹介したコツを試しながら、効率よく読書を楽しんでいただければと思います。 なお右脳速読法「瞬読」についてさらに詳しく知りたいかたは、「瞬読Zoom体験会」にて、ご確認ください。 》》 瞬読Zoom体験会 ### 忘れない読書術に欠かせない6つのポイントとは せっかく本を読んだのに、面白かったという感覚は残っていても、こまかい内容についてはイマイチ覚えていない。 私は長い間、こんな状況にモヤモヤしていました。 しかし読書についてさまざまな勉強をしていくうちに、「1回読んだだけでは忘れるのが当たり前」という事実がわかってきたのです。さらに忘れない読書術をマスターした今では、読書にまったくストレスを感じることなく、サクサクと読書ができています。 そこで今回は、なかなか本の内容が覚えられないという人のために、忘れない読書術のポイントを6つほどまとめてみました。これらを実践すれば、読書の質は間違いなく向上します。ぜひ最後まで読んでみてください。 読んだ内容を忘れないためにも、まずは記憶のメカニズムを知っておこう 忘れない読書術を具体的に紹介する前に、まずは記憶のメカニズムを理解しておきましょう。記憶のメカニズムを知ったうえで忘れない読書術に取り組めば、その効果は2倍にも3倍にもなりますので。 今回解説するのは、以下の4点です。 記憶のメカニズム 読んだ内容を忘れるのは当たり前 記憶の容量に上限はあるのか 復習が記憶を決定づける イメージ化で長期記憶が簡単に それでは、ひとつずつ解説していきます。 読んだ内容を忘れるのは当たり前 まず知っておいてもらいたいのが、人は読んだ内容を忘れるのが当たり前だということです。 人間の脳には、インプットした情報を一時的に保管しておく「ワーキングメモリ」と呼ばれる記憶システムが存在します。私たちが本を読んで内容を理解できるのは、ワーキングメモリへ文章が一時的に保存されている間に、その内容を判断しているからです。 ところが、ワーキングメモリは別名「短期記憶」とも呼ばれるとおり、長くても数分しか記憶を保存できません。だから、意図的に覚えようとしない限り、読んだ内容を忘れるのは至極当たり前なのです。 「えっ?それなら、覚えておきたい内容はどうしたら忘れずに済むの?」こんな風に思われたかたも、きっと多いのではないでしょうか。 大丈夫です。ちゃんと読んだ内容を、できるだけ忘れないようにする方法はありますので。 記憶を長期間保存するには、大きく2つの方法が考えられます。ひとつは、「感情に結びつける方法」です。人間は楽しかったりドキドキしたり、感情が動いたときの情報はなかなか忘れません。 たとえばドキドキするような恋愛小説や、怖くてゾッとしたミステリー小説などは、いつまでも印象に残っていますよね。逆に、興味のない歴史の年号や数学の数式などは、何回見ても忘れてしまうものです。 2つめの方法は「復習」なのですが、復習に関しては、またのちほど詳しく解説します。 ◎長期記憶には速読がおすすめ!速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 記憶の容量に上限はあるのか いくら記憶を感情と結びつけても、人間の長期記憶には限度があります。インプットした情報を際限なく覚えておくことは、どんな人間でも不可能です。 とはいえ、下記記事でも紹介したように、人間の記憶容量は1ペタバイト以上あります。1ペタバイトといえば、256ギガバイトのiPadが3,906台分です。 もちろん1ペタバイトというのはあくまでも理論上であり、実際にはもっと低い容量しか使えないでしょう。 ただ話半分だとしても、iPad2,000台分もの記憶容量が私たちの脳には備わっているのです。そう考えると、よほど特殊な情報でもない限り、なんでも忘れずに覚えておけるような気がしませんか。 いずれにしても、確実に言えるのは、「自分は頭が悪いからすぐに忘れてしまう」というのは単なる言い訳だということです。 読書の内容を忘れてしまうのは、肉体的なものではなく、単純に忘れない読書術を知らないだけ。この事実をしっかりと認識するのが、忘れない読書術のスタートになります。 ◎記憶の容量については、こちらの記事もどうぞ 速読術 本の内容がしっかり記憶に残る読書術とは「右脳速読法」のススメ 復習が記憶を決定づける 前述のとおり、記憶を長期間保存するもうひとつの方法が、復習です。正直言って、脳科学の分野でも、短期記憶から長期記憶へ移行する決定的な条件はまだハッキリと解明されてはいないそうです。 ただ、復習により脳が情報を繰り返し受け取ると、長期記憶の受容体を維持するタンパク質が大量に合成されるのはすでにわかっています。(この状態をL-LTPとよぶ) E-LTPからL-LTPの移行を決める決定的な要素は、今のところわかっていない。ただ、信号が繰り返し入力され続ければ、移行は起こりやすくなるといわれる。記憶のコツは、復習にあるといえそうだ。 ※E-LTP:印象的なできごとが起こった際に発生するイオンの受容体が増えた状態 ※L-LTP:数時間で元に戻ってしまうE-LTPが、そのまま維持された状態 ※引用:監修者/岩田誠東京女子医科大学名誉教授 , 2020 , プロが教える脳のすべてがわかる本 , ナツメ社 , P146 上記の話をみる限り、やはり復習が長期記憶の鍵を握っているのは、まず間違いなさそうです。 となれば、できるだけ復習回数を増やして、がっちり覚えたいですよね。ところが復習回数が多すぎても、今度はその情報に慣れてしまい、記憶効率はガクッと落ちてしまいます。 アメリカのウォータールー大学の研究によれば、1カ月の間に3回復習できれば、最初に覚えた内容をほぼ忘れずに記憶しておけるそうです。 ということで、特別にむずかしい専門書でもない限り、まずは3回を目安に復習をおこなってください。 ◎復習の回数と時期については、こちらの記事もどうぞ 速読術 学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは イメージ化で長期記憶が簡単に さきほど、記憶を長期間記憶する方法として、以下の2点があると説明しました。 感情に結びつける なんども復習する このうち感情に結びつける方法に関しては、興味のある本を読む以外に、じつはもうひとつ方法があります。  それは、右脳を使って文章をイメージ化し、映像として記憶する方法です。読んだ文章を単純に文字として認識するよりも、映像に変換してインプットしたほうが、より鮮明に記憶へ定着します。 もともと本というのは、視覚や聴覚の助けがほぼないので、自分の想像力で内容をイメージしながら読む媒体です。ただ通常は、その行為を無意識でおこなっています。 そのイメージ化を右脳で意図的におこなうと、長期記憶への移行がより速く、安定して実現しやすくなるわけです。 ただし、この右脳によるイメージ化は、右脳速読など特別なトレーニングが必要になります。万人がすぐにできる方法ではありませんが、きちんと段階的にトレーニングすれば誰でも習得は可能です。 興味のあるかたは、右脳速読についてまとめた別記事をご参照ください。 速読術 【右脳速読のススメ】右脳型速読と左脳型速読はなにが違うのか? 忘れない読書術6つのポイントを紹介 脳が記憶するしくみを理解していただいたところで、いよいよ「忘れない読書術」を具体的に6つ紹介していきます。 忘れない読書術 読書後に要点をまとめて読書ノートをつくる まとめた内容はすぐにアウトプット 気になるポイントはメモ書きする 自分の意見と対比させながら読む 集中して読書ができる環境をつくる 耳からも情報をインプットする 6つ全部できればベストですが、ひとつだけでも必ず効果は出ます。できそうなものから、気軽に取り組んでみてください。 1.読書後に要点をまとめて読書ノートをつくる 読んだ内容を忘れたくないのなら、ぜひ本の内容をまとめた読書ノートを習慣化してください。 読書ノートといっても、特別誰かに見せるものではないので、書式などは自由に書いてもらって構いません。最低限、本のタイトル・日付・要点・気づきなどが書いてあれば、十分でしょう。 それよりも、以下にあげた読書ノートのメリットを理解したうえで、読書ノートを書いているかどうかのほうが重要です。取り組む姿勢が変わってきますからね。 読書ノート作成のメリット ・内容を振り返ることで、より記憶に深く定着する ・重要なポイントを意識しながら、効率よく読書ができる ・備忘録として利用できる ・本に対する自分の意見が明確になる 余談ですが、読書ノートはできるだけ手書きで書いてください。なぜなら、手書き自体に記憶定着の効果があるからです。メモアプリとタッチペンを使えば、タブレットでも手書きができます。修正も簡単ですから、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。 2.まとめた内容はすぐにアウトプット 今回紹介している6つの読書術のなかで、どれかひとつだけを選ぶように言われたら、私は迷わずこのアウトプットを選びます。 理由は単純。アウトプットが、もっとも記憶の定着に効果的だからです。 ワシントン大学セントルイス校の研究※によると、人は学んだばかりの教材をすぐに誰かへ教えなければならない状態のとき、よりよく学び、より多くのことを思い出すそうです。 前述のように読書ノートを書くだけでも効果はありますが、読書ノートをもとに誰か知っている人へ内容を伝えてみるのはどうでしょうか。 もし、知人に話をするのは恥ずかしいというなら、思い切ってSNSや書評サイトにレビューを投稿してみるのもオススメです。知らない人からコメントがついたりして、きっとアウトプットが楽しくなると思いますよ。 ただし、アウトプットは、あくまでも「読んだ内容をさらに覚えておきたい」という人向けの話です。別段困っていないのなら、ムリに毎回アウトプットする必要はありません。毎回人に話すのも大変ですからね。 忘れたらまた読めばいいと開き直るのも、読書を楽しむためには、案外大事なことだと思いますよ。 ※参考:Expecting to teach enhances learning, recall - The Source - Washington University in St. Louis ◎アウトプットについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 3.気になるポイントはメモ書きする 前述の「読書ノート」は、記憶を固定させるためにとても有効な方法です。ただし、毎回要点をまとめて読書ノートをつくるのは、正直なかなかの手間だと思います。 毎回そこまでの手間はかけていられないという人は、別にムリする必要はありません。そういう場合は、気づいたことをサッとメモしておくだけでも、記憶の定着度はだいぶ違ってきます。 今なら、メモアプリなどにサッとメモするのもよいかもしれませんね。ただ、読んでいる途中にメモアプリを立ち上げて入力するのは、意外に煩わしいもの。 読書メモはあくまでもあとから読み返すときのヒントになればいいので、手書きでサッと書くほうが楽だと思います。見直しの容易さという意味では、付箋にメモして貼りつけておくのもオススメです。 4.自分の意見と対比させながら読む ただ漫然と読書するのではなく、自分の意見と対比させながら読むと、内容がより記憶に残りやすくなります。 自分の意見と対比させる読書は、いうなれば、あなたが「評論家」になるようなものです。 「著者が◯◯と結論づけている内容は正しいのだろうか」「ほかにも選択肢がありそうだけど……」というように、本の内容を自分で裏取りしていきましょう。 そうすると、誰かが書いた本が、ある意味「自分の本」に生まれ変わります。なにしろ、自分が納得いくまで内容を調べましたからね。 ただもしかすると、評論家と聞いて、少々ネガティブな印象を受けた人もいるかもしれません。しかしあくまでも目的は、内容を深堀りして記憶の定着度をあげることです。著者を批判するのが目的でありませんので、そのへんは誤解のないようにお願いします。 5.集中して読書ができる環境をつくる 集中して読書ができる環境づくりも、非常に有効な「忘れない読書術」のひとつです。具体的には、以下の2つの方向性が考えられます。 場所と時間を変える 集中を阻害するものを排除する まず「場所と時間」ですが、本来静かに落ち着ける自宅がベストです。できれば、記憶が促進されやすい「就寝前2時間」か、「午前中」に読書をおこなってください。 しかし自宅には、スマホやテレビなど、誘惑も多いもの。自室に入れば、誰もそういった誘惑を止めてくれませんから、誘惑に弱い人は人目のある場所を活用するのもよい方法だと思います。(その場合、時間はあまり気にしなくて大丈夫です) 通勤時間が長い人なら、これまで何気なく手にしていたスマホをやめて、ぜひ本を読んでください。ポッカリ待ち時間ができたときは、人目があり騒がしすぎないカフェでの読書もオススメです。 また「集中を阻害するもの」については、なんといっても問題になってくるのが、スマホでしょう。動画視聴・マンガ・ゲーム・SNSと、スマホは誘惑の玉手箱です。 ほんの少しスマホを手に取るだけでも、集中力はいったんゼロまでリセットされてしまいます。すぐにスマホを見てしまう人は、「SNSの通知をオフにする」「読書をする間だけ電源を切る」など、真剣に対策を考えてください。 ◎読書をスムーズにおこなうには速読がおすすめ!右脳速読トレーニングについて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 6.耳からも情報をインプットする 厳密にいうと読書ではありませんが、オーディオブックなどを利用して耳から情報をインプットすると、より忘れにくくなります。 「異なる方法で刺激を受けること」さらに「復習の回数が増えること」によって、記憶はより強固になっていくわけです。 なかでも移動の多いビジネスパーソンや、家事で手がふさがっている主婦には、ぜひ「耳からのインプット」を活用していただきたいと思っています。 なんといってもオーディオブックなら、「自動車での移動中」「電車通勤中」「ウォーキングやトレーニング中」「家事をしながら」といった、本が読めない状況でもインプットができますから。 費用に関しても、月額1,000円台から利用が可能なので、それほど大きな負担にはならないはずです。耳からのインプットが苦にならない人は、ぜひ積極的に活用してみてください。 ◎耳からのインプットについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 小説の速読はビジネス書と違う? 小説を速読するコツとは まとめ 今回は、忘れない読書術を6つご紹介しました。どの方法も記憶力の向上に結びつく有効な方法ですが、結局のところどの方法も大事なのは、「感情に結びつける」「何度も繰り返し復習する」この2点に尽きます。 上記2点を常に頭へ置きながら、できる方法から取り組んでみてください。きっと本の内容を忘れなくなっている自分に気づくはずです。 ### 集中力を鍛えるトレーニング6選&効率アップ11のコツ 学生であれば勉強を、社会人になれば仕事をといったように、私たちは常に集中力を求められる環境で暮らしています。 しかし、どうしても集中できないことってありませんか? 今日中に終わらせなければならないのに、どうしても目の前の作業に集中できない。こんなときは、本当に困ってしまいますよね。 私は比較的ものごとに集中して取り組める性質なのですが、それでも体調の悪いときや長時間同じ作業が続くときなどは、集中力を高めるのにとても苦労します。 しかし今回ご紹介する「集中力を鍛えるトレーニング」を実践するようになってからは、集中力で悩むことは、ほとんどなくなりました。 そこで今回は、集中力でお悩みのかたに向けて、集中力を鍛えるトレーニングと集中力不足を解消するコツについてわかりやすく解説していきます。 まずは1回3分でOK!集中力を鍛えるおすすめトレーニング6選 世の中には、さまざまな集中力を鍛えるトレーニングがあります。どのトレーニングもよい面があり、はじめての人にすれば、どれを選べばよいのか迷ってしまうかもしれません。 そういう場合はあまり考えすぎずに、とりあえず今回紹介する6つのトレーニングのなかから、いろいろと試してみてください。いくつかトライするうちに、必ず自分に合ったトレーニングがみつかるはずです。 集中力を鍛える6つのトレーニング 呼吸法 メディテーション ヨガ 脳トレ ヒーリングミュージック 有酸素運動 それでは、ひとつずつ紹介します。 1.呼吸法 集中力を高める方法として、おそらく真っ先に思い浮かぶのが、呼吸法でしょう。とくに最近では、超人気アニメ「鬼滅の刃」の影響で、呼吸法という概念が世間一般に広く普及したように思います。 ただし、アニメ内でおこなわれる「全集中の呼吸」のように、いつも気を張りっぱなしにする必要はまったくありません。現実の世界でいつもそんなことをしていれば、すぐに疲れてしまい、まったくの逆効果です。(ここぞという時には、効果バツグンですけどね) 普段特別なトレーニングを受けていない人なら、ゆっくりとした、いわゆる「深呼吸」をオススメします。 自律神経研究の第一人者である「小林弘幸(こばやし ひろゆき)先生」の著書「自律神経を整える『長生き呼吸法』」によれば、意識して呼吸をゆっくりおこなえば、自律神経が整い免疫力もアップするそうです。 具体的な長生き呼吸法のやりかたについては、養命酒の「元気通信」というコラムで、詳しく紹介されていました。興味のあるかたは、ぜひ参考にしてみてください。 ※参考:最強の免疫アップ術をマスターしよう!新年は「長生き呼吸法」で全集中! 2.メディテーション 集中力を鍛えるなら、メディテーション(瞑想)もオススメです。 日本では、瞑想というと、宗教的でどこか怪しいイメージをもっている人も多いかもしれません。しかし、メディテーションは集中力やストレス軽減に大きな効果があり、今やビジネスやスポーツ業界を中心に世界中で広く認知されています。 そのきっかけとなったのは、やはり、アメリカの医学博士「Jon Kabat-Zinn(ジョン・カバット・ジン)」氏が考案した「マインドフルネス瞑想」でしょう。 そのあまりの素晴らしさに、Google※やゴールドマン・サックスなどの大手企業がこぞって自社研修に取り入れ、マインドフルネス瞑想はまたたく間に世界中に広まっていきました。 マインドフルネス瞑想は、今の状況に意識を集中し、自分を苦しめる雑念や悩みごとを意識の外に追いやっていきます。そうすれば、今目の前にある状況を冷静に受け入れる気持ちが整い、その結果ストレスは軽減され、集中力も磨かれていくわけです。 具体的なやり方はいくつかありますが、基本的に以下の流れに沿っておこなえば、あまりむずかしく考える必要はありません。 椅子や床にリラックスして座る 目を閉じて体の力を抜く 吸う感覚と吐く感覚に意識を向けて、自然なペースで呼吸をおこなう ネガティブな心を追い出し、今の状況に意識を集中 最初のうちは、1回3分に満たない時間でも大丈夫。もちろん、途中で意識があちこちに飛んでも構いません。慣れてくれば、自然と意識を集中できる時間が長くなっていきます。 ※参考:Google「Mindfulness with Jon Kabat-Zinn」 3.ヨガ 今回紹介するヨガも、集中力アップには非常に適した手法です。適度な運動と一緒に呼吸法や瞑想もおこなうため、体だけでなく脳の認知機能にも、非常によい影響を与えてくれます。 とくに全身のバランスが崩れやすい女性にとって、心と体のバランスが同時に鍛えられるヨガは、非常にオススメです。 「体が丈夫になった」「心が落ち着いた」といった一般的な効果だけでなく、「生理不順が改善した」「更年期が改善した」など、女性特有のトラブルにもよい影響が期待できるでしょう。 とはいえ、ヨガのポーズには難易度の高いものも多く、あのような姿勢はできないと不安に思うかたも多いはずです。 しかし、安心してください。体が硬くて、完璧な姿勢ができなくても大丈夫です。体を少しでも動かし、呼吸や意識のもちかたに注意を向ければ、必ずよい影響が現れてきます。 幸いなことに、ヨガの教室は日本全国にありますし、今はオンラインでの受講も可能です。女性で体と心の両方に不調を感じている人は、ぜひいちどヨガを体験してみてください。 4.脳トレ もしあなたが、前述のメディテーションやヨガは少々ハードルが高いと感じているならば、以下のような脳トレは非常によいオプションとなり得ます。 今すぐできる主な脳トレ ・クロスワードパズル ・ナンプレ ・計算問題 ・間違い探し ・塗り絵 上記の脳トレは、基本的に机に座ってできるものばかりで、体を動かす必要がありません。そのため、ケガなどで体を動かせない人や、高齢者でも気軽に取り組めます。 またなんといっても、脳トレはクイズの要素が強く、楽しく取り組めるのが一番のメリットです。いくら効果が高くても、厳しくて苦しい方法では続けられませんからね。 まずは、書店やネットで簡単に手に入るクロスワードパズルやナンプレなどから、トライしてみてはいかがでしょうか。 ◆脳トレについての記事は、こちらもどうぞ 脳トレ 脳トレは効果アリ?それともナシ?認知症予防にオススメの脳トレ12選 5.ヒーリングミュージック ヒーリングミュージックのような落ち着いた音楽は、単純作業の集中力アップに大きな効果が期待できます。 人間の集中力は、基本的にまったくの無音環境(実際の生活では、ほぼないことですが)では、かえって効率が落ちるそうです。静かな自宅ではなく、適度にざわついたカフェだとより勉強が進んだという経験は、誰もが一度はしているでしょう。 ただし本来人間は、同時に複数の作業をおこなうのが苦手です。だから、計算や暗記・企画立案など思考力を必要とする分野では、音楽を聴きながらの作業はかえって集中力を妨げる可能性があります。 とくに、好きな音楽をかければ、つい聴き入ってしまうもの。これでは、歌を聴いているのか仕事をしているのか、わからなくなってしまいます。 そういうわけでヒーリングミュージックは、集計やリサーチなど、比較的単純作業に近いケースに限定して利用するのがベストだといえそうです。 6.有酸素運動 有酸素運動も、集中力を鍛えたい人に、ぜひ取り入れてもらいたい方法のひとつです。有酸素運動をすると、全身の血流がよくなり、脳へも大量の血液が供給されます。 脳へ供給される血流が改善されると、当然、血液中に含まれるブドウ糖と酸素の供給量も増えます。全体重の2%にすぎない脳が、体全体に供給されるブドウ糖と酸素の約20%も消費していると聞けば、血流が脳へ与える影響の大きさが容易に想像できるはずです。 また、有酸素運動で全身の持久力が向上すれば、体が楽に動かせるようになり、自然と気持ちが前向きになります。反対に、体力がなくすぐ疲れてしまう状態では、集中力をキープするのはむずかしいでしょう。 なお、有酸素運動といっても、ハードなダンスを何時間も続ける必要はありません。ウォーキングのようなごく軽い運動を、1回30分、週に2〜3回ほどできれば十分です。 集中力について知っておくべき基礎知識 集中力を鍛えるトレーニングがわかっても、集中力に関する基礎的な知識が不足していれば、満足のいく結果は得られないかもしれません。 そこでこの章では、集中力に関する基礎知識を3点解説していきます。 集中力に関する基礎知識 そもそも人間はどれくらい集中できるものなのか 少しムリをすれば届く目標を設定すると、集中力はアップする 集中力を鍛えるには、いかにドーパミンを出すかがポイント ひとつずつ見ていきましょう。 そもそも人間はどれくらい集中できるものなのか まず人間が本当に集中できる時間は、15分が限界といわれています。もしかすると、「えっ、たった15分しか集中できないの?」と思われたかもしれませんね。 もちろん15分というのは、通訳のような本当に集中力が求められる仕事に限定された話です。一般的な作業での集中力は通常45分までといわれており、実際小学校や中学校の授業1コマは、45分に設定されています。 これが大学生になると、1コマあたり90分が基準に変わります。つまり、集中できる時間は、その作業内容や参加者属性によって、15・45・90分がそれぞれ上限になるわけです。 ちなみに休憩なしで60分間作業を続けるよりも、15分ごとに休憩を取って45分間作業をするほうが、効率がよいという研究結果もあります。 ◆この研究結果について興味のある人は、ぜひ以下の記事も読んでみてください。 速読術 集中力は15分しか保てないって本当?速読で集中力を高める4つのポイント 少しムリをすれば届く目標を設定すると、集中力はアップする 高い集中力で取り組みたい事由があるならば、ストレッチ目標(少しムリすれば届くところに設定した目標)の設定が効果的といわれています。 なぜなら、そのままでは届かないストレッチ目標を達成するために、どうやったら効率的に結果が出せるかを集中して考えるようになるからです。 ストレッチ目標を設定すると、集中力だけでなく、自分で創意工夫する知恵が生まれてきます。また目標の高さゆえに、達成したときの満足感は大きく、その後の大きな自信にもつながるはずです。 ただしあまりにも高すぎる目標だと、集中力どころかやる気まで失いかねません。ムリな日程で目標を立てれば、失敗の可能性も大幅にアップします。ストレッチ目標を立てる際には、くれぐれもムリはしないでください。 集中力を鍛えるには、いかにドーパミンを出すかがポイント さきほど集中力の限界は、「15・45・90分」が上限だとお話ししました。しかし脳内にドーパミンが大量に分泌されれば、さらに長時間集中力を維持できるそうです。 ドーパミンとは神経伝達物質のひとつで、感情や記憶・意欲などに広く関係しています。お酒を飲んで気持ちよくなるのも、脳内の報酬系とよばれる神経が、ドーパミンで活性化するからです。 アルコール中毒や覚せい剤依存にもドーパミンは関わりがあるといえば、少々怖い気もしますが、うまくお付き合いをすればこれほど集中力アップに役立つ成分はありません。 ドーパミンをたくさん分泌するには、目標をクリアした達成感が一番。そのためには、前述のストレッチ目標だけでなく、途中に小さな目標をたくさん設定するのがオススメです。 小さな目標を達成するたびに、「ここまで完了したらおやつを食べる」といったご褒美を用意してあげると、さらにドーパミンが活性化されます。ぜひ大きな目標と小さな目標をじょうずに組み合わせてください。 どうして集中力が続かないのか ここまで集中力を鍛える方法について解説してきましたが、そもそもどうして人間の集中力はこうも継続がむずかしいのでしょうか。 これから効果的に集中力を鍛えるためにも、ここで集中力が続かない原因を明確にしておきましょう。考えられる主な原因は、以下の4点です。 集中力が続かない4つの原因 やっていることに興味がもてない SNSやゲームなど、ほかのことに気を取られている 体調が悪くては、なにをやってもムリ 集中できる環境ではないケースも ひとつずつ解説します。 やっていることに興味がもてない 本当に好きなことであれば、誰に強制されるでもなく、時間を忘れて熱中してしまうものです。つまり集中できないのは、そもそもやっていることが好きではないと考えられます。 であれば、可能な限り好きなことだけをやっていけば、自然と目の前のことに集中できるはずです。しかし現実的には、好き嫌いとは関係なく、やらなければならないこともたくさんあるでしょう。 その場合は、集中して取り組んだあとの結果にフォーカスしてみると、だいぶ意識が変わってきます。 あまり興味のない科目でも今集中して勉強すれば、希望校に合格するかもしれません。不本意な仕事でも、集中して結果を出せば、周りの評価は大きくアップするはずです。 このように、集中して行動するメリットさえ明確になれば、どんなことに対しても集中力を維持できます。 SNSやゲームなど、ほかのことに気を取られている 勉強や仕事の合間に、ついSNSやゲームに手を伸ばしてしまう経験は、誰もが覚えのあるところだと思います。「そろそろ勉強に戻らなきゃ」と勉強を再開するも、気づけばまたSNSを開いてしまう。 この中毒性が、SNSやゲームの恐ろしいところです。 このように複数の行為を並行し、短時間で切り替えながら進める作業を「マルチタスク」といいます。 世界的ベストセラー「スマホ脳※」によると、マルチタスクのもっとも大きな代償は「集中力を失うこと」だそうです。 マルチタスクは、常時2〜3の作業をいったりきたりしながら進めていきます。問題は、ほかの作業に集中を切り替えても、脳の処理能力の一部は前の作業に残っているところです。 脳には切り替え時間が必要なため、切り替えた作業に100%集中できるまで、何分もかかります。しかも、切り替える前の作業時間は関係ありません。 つまり、集中して仕事をしている間に2〜3分SNSをしただけで、もはや集中力は元には戻らないのです。そう考えると、作業中のSNSやゲームには、本当に気をつけないといけませんね。 ※参考:新潮社「スマホ脳」アンデシュ・ハンセン 体調が悪くては、なにをやってもムリ 当たり前の話ですが、体調が悪ければ、そもそも集中するのはムリというものです。体調が悪いのであれば、思い切って休んでしまうのもひとつの方法でしょう。 ダラダラと作業を続けるよりも、体調が戻ってから集中して作業をしたほうが、クオリティの高い結果を出せるはずです。 また体調とは少し違いますが、悩みや不安などメンタル的な不調があるときも、あまりムリをしてはいけません。簡単には休めない状況でも、作業ペースを落とす・人に手伝ってもらうなど、対処方法はいくらでもあります。 とにかく体調不良は、集中力を妨げる大きな原因であるのは間違いありません。ムリをすれば体調が回復するまでさらに余計な時間が必要となり、仕事や勉強の効率を著しく阻害します。 集中できる環境ではないケースも 自分に問題がなくても、環境的にとても集中できないというケースも考えられます。 たとえば、明日まで提出する書類を作成している周りで、おしゃべりに夢中な同僚がいたら。休日に集中して勉強する予定だったのに、朝からずっと工事の音がうるさかったら。 こうなると、正直イライラして、集中力どころではないでしょう。 また他人のせいではなく、自分が集中できない環境を作り出している場合もあります。デスク周りが汚くて集中できない・スマホが目につくところに出しっぱなしなどは、完全に自分のせいですよね。 このように、自分で意識して作らないと、集中できる環境はなかなか手に入りません。 集中力を鍛えるトレーニングの効果を最大限引き出すコツ 最後にこの章では、集中力を鍛えるトレーニングの効果を最大限引き出すコツを、11個紹介します。 集中力を鍛える11のコツ まずは作業環境を整える 事前にしっかりと計画を立てておく できるだけルーティン化してしまう 体調管理を徹底する 体を鍛えると心も鍛えられる ブドウ糖を摂取して脳へ栄養を 25分作業して5分休憩「ポモドーロテクニック」 スマホやタブレットの利用時間を制限する 場所や時間帯を変えてみる 誰かと一緒に作業をする 右脳を活用する 上記は、すべて集中力を鍛えるのに役立つコツばかりです。すぐにできるものから、ひとつずつ挑戦してみてください。 1.まずは作業環境を整える 集中力を発揮するには、まず最優先で作業環境を整える必要があります。上を見ればきりがないので、まずは以下の3点だけでも実行してみてください。 デスク周りの整理整頓 スマホやタブレットを手の届く範囲に置かない ノイズキャンセリングイヤホンや耳栓などで、余計な騒音をシャットアウト ものを探す行為は、著しく集中力を阻害します。必要なものをすぐに見つけられるように、デスク周りはきちんと整理しておきたいところです。 前述のとおり、集中力にとってスマホは諸悪の根源ともいえる存在です。集中すると決めた時間内は、手の届かないところに保管するか、思い切って電源を切ってしまいましょう。 また同僚の話し声や電話の音・車の騒音など、私たちが想像する以上に、音による影響は大きいものです。 ひとりだけで仕事ができるときにでも、まず一度耳栓などを試してみてください。きっと集中力が、大きくアップすると思いますよ。 2.事前にしっかりと計画を立てておく 前述のとおり、一般的な作業を集中力を切らさずにこなせる時間は、およそ45分です。やることが決まっていない状態で作業をはじめると、やることを決めるまでに下手すると20分くらいはかかってしまいます。 こうなったら、もう最初の集中力はどこにも残っていません。場合によっては、いったん作業を中止して、仕切り直しを検討する必要があります。 そういった状況を避けるには、事前にしっかりと計画を立てておくのが一番です。作業内容・作業の順番・作業時間が明確に決まっていれば、作業完了のメドが立つので、精神的にも集中力を発揮しやすくなります。 また計画を立てる際には、作業の難易度にも気を配ってください。難易度が簡単すぎても、逆にむずかしすぎても、集中力は大幅に下がります。 作業の難易度をコントロールできない場合は、休憩の数を増やす・誰かと協力して作業をするといった、集中力を保つ工夫が必要になるでしょう。 3.できるだけルーティン化してしまう 集中力をアップするには、作業のルーティン化を試してみてください。ルーティンといえば、イチロー選手が毎回同じ動作をしてから打席に立っていたのは、有名な話ですよね。 行動をルーティン化(定型化)すると、ルーティン化された行動が集中力のスイッチになってくれます。 たとえば、英単語を暗記する作業を考えてみましょう。日によって勉強する量や順番が変わると、勉強のやりかたに気を取られてしまい、肝心の暗記に集中できません。一方、できるだけ毎日同じ量を同じスピードで進行できれば、集中力を維持したまま暗記ができるはずです。 また「静かな音楽をかける」「お気に入りのアロマを焚く」「軽くストレッチをする」といった行動を、集中力のスイッチとしてルーティン化するのもよい方法です。音楽をかけたら勉強をはじめると決めてしまえば、自動的に集中力が高まります。 もちろん、飽きがこないように、あえてルーティンを崩すことも時には必要です。この辺は、作業の進み具合をみながら、臨機応変に対応してください。 4.体調管理を徹底する 体調が優れない状態では、どんなに普段集中力のある人でも、集中力を維持するのは困難です。もし体調がすぐれないのであれば、睡眠をしっかり取り、体にいい食事を心がけてください。 それでも体調が戻らない場合は、一旦作業を中断して、病院できちんと診断してもらったほうがよいかもしれません。 また作業途中で一時的に疲れた場合は、しっかりと休憩を取りましょう。ほんのわずか5分程度の休憩でも、体を動かしたり飲み物を飲んだりするだけで、気分がリフレッシュするものです。 効果的な作業時間と休憩時間の取りかたについては、後述する「ポモドーロテクニック」で詳しく紹介します。 5.体を鍛えると心も鍛えられる さきほど体調管理の重要性に触れましたが、ケアや治療から一歩進めて積極的に体を鍛えると、精神面にもよい影響が生まれます。 理由はシンプルです。肉体を鍛えれば筋力や柔軟性が改善され、体力と持久力が大幅に改善されます。そのおかげで、多少ハードな作業をおこなっても大きく疲労することなく、集中して物事に対処できるわけです。 また、仕事や勉強で長時間PC作業や読書をおこなうと、血行不良により眼精疲労や肩こりが起こりやすくなります。目が疲れて肩こりでツライ状況では、とても集中力をキープすることなどできません。 その点、普段からトレーニングをしておけば、そういったダメージは最低限度で済みます。 とはいえ、全身の筋肉をくまなく鍛えるのは、これまで運動をしていなかった人にとっては非常にハードルが高いはずです。その場合は、筋肉量の多い下半身や背中を中心に鍛えていきましょう。 具体的には、スクワット(軽くしゃがんで立ち上がる運動)や​​、ベントオーバーロウ(前傾姿勢のままダンベルを引き上げる運動)が効果的です。高齢者や運動が苦手な人は、足踏みをしたりお辞儀を繰り返したりするだけでも、十分な効果が期待できます。 6.ブドウ糖を摂取して脳へ栄養を 有酸素運動でもお話ししたとおり、ブドウ糖は脳が摂取できる唯一の栄養素です。しかも、体全体が必要とする量の約20%も、あの小さい脳が単独で消費します。 もし脳へ供給されるブドウ糖が十分でないと、栄養不足により、集中力ややる気がどんどん失われてしまうでしょう。昔から「疲れたら甘いものを食べる」といわれてきたのは、ブドウ糖が不足すると頭の働きが悪くなることを、経験上知っていたからです。 だから集中力を高めたいと思ったら、脳へブドウ糖をしっかりと届けてあげてください。そのためには、ごはんやパンのような炭水化物を必要以上に減らさないことです。(もちろん炭水化物の摂りすぎもNG) 集中力が必要な作業の前に、チョコレートやバナナを食べて、ブドウ糖を補給するのもいいかもしれません。(同時通訳者は、通訳の合間にチョコレートを食べまくるそうです) 7.25分作業して5分休憩「ポモドーロテクニック」 1日8時間以上働く社会人であれば、通常午前と午後に1回ずつ、それぞれ30分間休憩が与えられます。 しかし集中力という面から見ると、この休憩の取りかたは、あまり効果的とはいえません。集中力を保ちながら仕事を進めたいなら、今回紹介する「ポモドーロテクニック」は、本当にオススメできます。 ポモドーロテクニックとは、イタリアの作家が考案した時間管理術です。「25分作業 → 5分休憩」を3〜4回繰り返したあと、15分程度の大休憩を挟み込みます。あとはそのサイクルをずっと繰り返すだけです。 作業内容によりますが、休憩なしの長時間作業は、正直気分が乗らないことも多いと思います。しかし25分を一区切りに設定すると、疲れているときでも、たった25分だから頑張ろうという気持ちになるものです。 もちろん作業と休憩がセットになっていれば、作業時間は自分の好きなように変更しても問題ありません。気分がノッているなら、通しで作業しても全然OKです。 ぜひ臨機応変に、ポモドーロテクニックを活用していただければと思います。 ◆ポモドーロテクニックについての記事は、こちらもどうぞ 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 8.スマホやタブレットの利用時間を制限する 参考:MMD研究所 「2020年版スマートフォン利用者実態調査」 前述のとおり、スマホやタブレットの過度な利用は、集中力を著しく阻害します。仕事上どうしてもムリな場合を除き、集中したい作業中には、スマホやタブレットの使用はできるだけ控えましょう。 IT関連のリサーチ会社MDD研究所の調査によると、スマホの利用時間は「2時間以上3時間未満」が19.2%ともっとも多いそうです。(上図参照) また、1日10時間以上もスマホを使用している人が全体の5.9%もいます。10時間は少々極端だとしても、1日4時間以上スマホを使っている人が30%以上(10時間以上を除く)もいるのは、個人的にかなり驚きました。 アフター5だけでこれだけの長時間利用できるわけがないので、こういう人は間違いなく仕事中も頻繁にスマホをいじっているはず。それでは、目の前の作業に集中できるわけがありません。 集中力を鍛えるなら、スマホやタブレットの利用時間は厳格に制限しましょう。 9.場所や時間帯を変えてみる 「理由はわからないけど、なぜか集中できない」のであれば、作業する場所や時間帯を変えてみるのもひとつの方法です。 定番は、図書館やカフェでしょうか。しかし、図書館はともかく、カフェは少々うるさいのが問題です。また、長時間カフェで仕事をするのは、モラル的にもあまりオススメできません。 外で集中して作業をしたいのなら、コワーキングスペースがオススメです。ほかの利用客も仕事をしに来ていますから、騒音に悩まされる心配がありません。なにより料金分の元を取ろうという、いい意味での「サンクコスト意識」が働きます。 また時間帯によっても、集中力は大きく変動します。基本的に時間が経つほど、脳が疲れてきて、集中力は落ちていくものです。集中力を求められる作業は、できるだけ午前中に処理してしまうのをオススメします。 10.誰かと一緒に作業をする 人がいると、うるさくて集中できないという声をよく耳にします。その一方で、友達と一緒に図書館で勉強するほうが、集中できるという人も少なくないはずです。 この辺は多少個人差があるものの、誰かと一緒に作業をすると、「ホーソン効果」による集中力アップが期待できます。ホーソン効果とは、誰かに注目されることで、その期待に応えようとする心理のこと。 誰かと一緒に勉強すると、「こいつ、一生懸命がんばるやつだな」と思われたくて、よい結果が生まれやすいというわけです。 もちろん、英単語の暗記のように、ひとりでやるほうが効率のよい作業もたくさんあります。ブツブツつぶやいたり、リスニングしたりもするので、そばに人がいるとやりにくいでしょう。 それ以外の作業は、誰かと一緒にやってみると、思っている以上に集中できるかもしれませんよ。あるいはひとりでも、前述のようにカフェや図書館で作業をすると、やはりホーソン効果が生まれて集中力が生まれやすくなります。ぜひ、いちど試してみてください。 11.右脳を活用する 集中力を鍛えたいなら、右脳を活用してみると、想像もしなかった効果が得られるかもしれません。 学生なら希望校の合格、社会人なら売上や利益の追求など、現代人は常に数字や結果を求められます。つまり現代人の多くは、「言語・計算・分析」を司る左脳ばかりを使っているのです。 学校の授業をみても、受験に直結する科目(左脳寄り)ばかり偏重され、右脳が得意な芸術性や創造性が関係する分野は、どんどん縮小されています。 こういう状況のなか、右脳の使用頻度をあげていくと、作業の全体像を把握して完成形をイメージする意識が徐々に働きだします。どのくらい作業をすればいいのかが、イメージとして理解できれば、当然集中力は大幅にアップするでしょう。 ただし、脳の働きに対する知識のない人は、具体的にどうやって右脳を働かせればいいのかがわからないはずです。 でも安心してください。むずかしい理屈はさておき、私が指導する右脳速読法のトレーニングをおこなえば、間違いなく右脳の働きは活性化してきます。 もちろん厳しいトレーニングは一切ありませんので、きちんとした指導さえ受ければ、誰でも右脳を活用できるようになるでしょう。 右脳速読法「瞬読」についてさらに知りたいというかたは、下記のリンクから詳細を確認してみてください。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ◆右脳速読法と従来の速読法の違いについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 まとめ 集中力を鍛えるには、トレーニング方法も重要ですが、まずは集中力が続かない理由をしっかりと理解することがスタートです。 理由さえ明確ならば、あとはその理由を打ち消す行動が取れれば、自然と集中力は鍛えられていきます。 今回ご紹介した6つのトレーニングは、どれも効果的ですぐにできるものばかりです。ぜひ、気になるものから順番に試してみてください。 なお、唯一右脳活用だけは、きちんとした右脳速読法の指導が必要です。右脳速読法の詳細に関しましては、ぜひ「瞬読Zoom体験会」にてご確認いただければと思います。 ### 判断力を鍛えるなら、必ず知っておきたい6つのコツとは 人生は判断の連続です。普段の食事の選択から仕事や人生の重大な決断まで、すべての人が常にいくつもの判断を迫られながら生きています。 しかし実際のところ、いったいどれだけの人が、自分の判断に自信をもってYESといえるでしょうか。 私も昔は、「あのとき、違う選択をしていれば……」と思うことが、しばしばありました。しかし、右脳速読法を身につけた今では、自分の判断力に迷うことはほとんどありません。 当記事では判断力に不安を抱える人のために、私の判断力を鍛えてくれた右脳速読法「瞬読」と、判断力を鍛えるコツについて詳しくご紹介していきます。 もしあなたが、「自分の判断力に自信がない」「もっと自分の判断力を鍛えたい」と悩んでいるのなら、今回のお話はきっと大きな力になるでしょう。 まずは判断力について理解しておこう 右脳速読法と判断力を鍛えるコツの前に、まずは判断力とはどういった能力なのかをしっかりと理解してしまいましょう。この章では、判断力について以下の3点を解説していきます。 判断力について 「判断力がある」とはどういう状態? 判断力がないとなにがいけないのか 判断が遅い人の特徴とは それではひとつずつ解説します。 「判断力がある」とはどういう状態? 大辞泉によると、判断力とは「ものごとを正しく認識し、評価する能力」と定義されています。この説明はたしかにその通りかもしれませんが、少し抽象的すぎますよね。 私個人的には、「判断力とは目の前にある選択肢のメリット・デメリットを見極め、最適な選択をする力」というほうがしっくりきます。 通常、どんなことにも、複数の選択肢があるものです。そしてだいたいどの選択肢にもメリットとデメリットがあり、簡単には優劣を決められません。 しかし判断力がある人は、拮抗するメリットとデメリットを、自分の指向や状況に照らし合わせて的確にジャッジします。「自分にとって最適だと思える選択肢を選ぶ力」それが判断力だといえるのではないでしょうか。 判断力がないとなにがいけないのか では判断力がないと、一体なにがいけないのでしょうか。判断力がないことで生じるデメリットはたくさんありますが、とくに以下の3点は致命的な問題だと思います。 判断力がない場合のデメリット ・悪い結果を引き寄せる危険性が高まる ・せっかくのチャンスを逃してしまう ・信頼を失う 当たり前ですが、判断力がなく間違った判断をすれば、悪い結果を引き寄せる可能性がアップします。とくにお金や仕事に関する判断を誤ると、大きな損失にもつながりかねません。 仕事に関する判断力が不足していると、「あなたには責任のある仕事を任せられない」と判断されてしまいます。となれば、どんなに素晴らしい知識やスキルがあっても、やりがいのある仕事からは外されてしまうでしょう。 また、人生を好転させるチャンスは、どうしても多少のリスクを伴うものです。リスクを恐れるあまりチャンスを逃せば、これまた人生の質を大きく下げてしまう可能性があります。 このように、判断力が不足していると、あなたの人生は確実にマイナスな方向へ向かっていきます。だから判断力は重要なのです。 判断が遅い人の特徴とは  判断が遅い人は、たいてい以下のような傾向をもっているものです。もしご自分を振り返ってみて、複数個当てはまるようなら要注意。できるだけ早く、判断力を鍛えていきましょう。 判断が遅い人の特徴 ・自分なりの判断基準をもっていない ・自分の意見に固執しすぎる ・他人の評価や意見に左右されやすい ・判断のベースとなる基礎知識が不足している ・面倒くさがりで、判断の時期を後回しにしがち ・自分に自信がなく、判断するのが怖い ・長期的な視野がない 「判断が遅いひとの特徴」については、このあとすぐに解説します。 判断力を邪魔する7つの理由 この章では、前述の「判断が遅い人の特徴」を、ひとつずつ深堀りして解説していきます。 このなかで当てはまるのが1〜2個であれば、とくに大きな問題にはならないでしょう。 しかし、半分以上当てはまるようなら、明らかな危険信号です。いつ、前述のデメリットが降りかかってくるとも限りません。 そういうわけで、対策を練る前に、まずは現在の状況をしっかりと把握しておきましょう。 1.自分なりの判断基準をもっていない 判断力が不足している人は、まず間違いなく、自分なりの判断基準をもっていません。 じっくり時間をかけて決断すればいい状況なら、判断基準がなくても対処は可能でしょう。しかし現実の社会では、その場で即断を求められるケースが実に多いです。 たとえば、成功すれば大きなリターンをもたらす商談があったとします。せっかくのチャンスなのに、「もし失敗したらどうしよう」とか「あまり経験がない分野だから自信がない」などとグズグズ悩んでいたら、間違いなくその間にライバル社が奪っていきます。 とはいえ、チャンスを逃す程度であれば、まだ挽回は可能かもしれません。でも、判断力不足で変な会社と契約すれば、場合によっては大きな損害を出す能性があります。 そういったリスクを減らすためにも、ぜひ自分なりの判断基準をもつように努力してみてください。 2.自分の意見に固執しすぎる 自分の意見に固執しすぎる人も、大きな判断ミスを犯す可能性が高くなります。なぜなら自分の意見に固執しすぎる人は、どうしても判断の正当性や論理性を、後回しにしがちだからです。 こういうタイプの人は、自分のプライドをなによりも大事にします。正しい判断でよりよい結果を生み出すことよりも、意見の正当性を主張するほうが重要なのです。 また、「△△は、××に決まっているでしょう」といった決めつけが強い人は、非常に狭い視野でしかものごとを判断できません。 自分の判断でのちのち後悔しないためにも、もっと柔軟な姿勢をもって、多様な意見を積極的に取り入れていくべきです。 3.他人の評価や意見に左右されやすい 自分の意見に固執しすぎる人とは逆に、他人の評価や意見に左右されやすい人も要注意です。こういう人は、違う人の意見を聞くたびに違った影響を受けるため、判断がコロコロ変わってしまいます。 世の中で起きるほとんどのできごとには、絶対的な正解はありません。人それぞれの立場や生活習慣などにより、意見が異なるのは当然のことなのです。 それなのに、いちいち他人の意見に惑わされていたら、いつまでも正しい判断は下せないでしょう。 また、他人はあなたの判断に、決して責任を取ってはくれません。だから自分でしっかりとリサーチして、自分の責任で判断をしなければならないのです。 4.判断のベースとなる基礎知識が不足している 適切な判断を下せないのは、単純に判断のベースとなる基礎知識が、不足していることも多いです。たしかに、判断を下せるだけの知識がなければ、判断に迷うのも当然でしょう。 こういう場合は、できるだけ早く、必要な基礎知識を勉強するのが一番です。 プライベートな内容なら、勉強をしがてら、周囲の人に相談するのもよい方法だと思います。場合によっては、お金を払って専門家に相談するほうが、よい結果をもたらしてくれるかもしれません。 ただし、ビジネス社会においては、あまりストレートに状況をさらけ出すのも考えものです。なぜなら、「判断能力のないダメビジネスパーソン」という烙印を、押されてしまう危険性があるからです。 もちろん、自分の働く環境や周囲との関係性にもよりますが、やはり必要な知識は自分で調べる、くらいの意気込みは必要かもしれませんね。 5.面倒くさがりで、判断の時期を後回しにしがち 「早く決めなきゃいけないんだけど……」そう思いながらもなかなか判断ができない、そういう先延ばしグセのある人も、注意しなければいけません。 なぜならば、面倒くさがって判断を先延ばしすると、あとからさまざまなデメリットが発生するからです。 先延ばしをすると、本来うまくいくはずだったものが、ことごとく失敗します。私の周りでも、「もっと早く決めていれば、なんの問題もなかったのに」と思うような事案がたくさんあります。本当にもったいないですよね。 また面倒くさがりな人は、同時に、ものごとを甘く考える傾向が強いです。つまり、多少判断が遅れても、なんとかなると思っているんですね。 ところが実際には、なんとかならないことのほうが多く、あとから後悔することもしばしばあります。 6.自分に自信がなく、判断するのが怖い 判断力が不足している人のベースにあるのは、なんといっても「自信のなさ」と「判断に対する恐怖心」でしょう。 自信がない原因は、主に判断材料不足と経験不足が考えられます。こういった状況を改善するには、まずたくさん勉強して、不足している知識を仕入れることです。あとは場数を経験して、自信をつけていくしかありません。 それにしても、自分の判断で結果が大きく変わってしまうケースを考えれば、たしかに判断が怖いという気持ちもよく理解できます。なかでも仕事に関する判断は、お金が絡んでくることも多く、余計に躊躇しがちです。 いずれにせよ、なんらかのアクションを起こして、少しでも多くの成功体験を積んでいきたいところですね。 7.長期的な視野がない 最適な判断を下すには、「短期的な視野」と「長期的な視野」の両面から、バランスよく検討しなければなりません。ところが、判断力の足りない人は、どうしても長期的視野に欠ける傾向があります。 たしかに、短期的な視野だけを見ていれば、判断材料も多く、比較的判断が楽です。一方で長期的視野を考えると、不確定要素が多すぎて、途端に判断がむずかしくなります。 しかしそれでも、さまざまな情報を集めて将来の予測をしていくべきです。ところが、長期的視野に欠ける人は、そういう努力を簡単に放棄してしまいます。 世の中には、短期的には正解でも長期的に見れば大失敗だったという事例は、いくらでもあります。そう考えると、やはり長期的な視野も磨いていかなければなりませんね。 判断力を鍛える6つのコツ 判断力を邪魔する7つの理由を理解してもらったところで、今度は判断力を鍛えるコツを6点紹介していきます。 判断力を鍛える5つのコツ 判断基準を明確にしておく 判断の基準となる知識を大量にインプットする 考えすぎても答えは変わらない「即断即決のススメ」 時には他人の意見を参考にするのもOK 固定観念を徹底的に排除する 普段と違う環境に身を置いてみる それでは、ひとつずつ見ていきましょう 1.判断基準を明確にしておく 判断力がないというのは、要するに、自分なりの判断基準が定まっていない状態といえます。したがって適切な判断力を身につけるには、「◯◯なときは△△する」という明確なルールを自分のなかに設けるのが一番早いです。 とはいえ、今まで重大な判断をあまりしてこなかった人にとって、いきなり自分のなかに判断基準をつくるのは簡単ではないでしょう。 であれば、まず重要度の低い小さな選択を、結果を意識しながらたくさん試してみてはどうでしょうか。 最初は、「昼ごはんはなにを食べるか」「どの本から読むか」といった、簡単な判断で十分です。間違ってもさほど影響のない判断をたくさん重ねていくうち、段々と自分なりの判断基準ができあがってくるでしょう。 2.判断の基準となる知識を大量にインプットする 前述のとおり、判断力に劣る人は、判断の基準となる知識が全体的に不足しています。 人は誰しも、知らないことや不得手なことについては、自信をもって対処できません。逆に、知識も経験もある得意な分野であれば、それこそものの数秒で即断できるでしょう。 つまり、さまざまな分野の知識を大量にインプットできれば、それだけでも判断力は大きく向上します。 もちろん、世の中にあるすべての知識を押さえるのは、到底ムリな話でしょう。だからこそ、短時間に必要な情報をインプットできる「右脳速読法」が、重要になってくるのです。右脳速読法については、最後の章で詳しく紹介していきます。 「右脳速読法」について今すぐ知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ◎脳へのインプットについての記事は、こちらもどうぞ 速読術 【右脳速読法】「瞬読」で記憶力が大幅にアップする理由とは 3.考えすぎても答えは変わらない「即断即決のススメ」 まず結論からいうと、考えすぎても最終的な答えは変わらないケースがほとんどです。悩む時間がムダですから、私は可能な限り「即断即決」を心がけています もちろん、その判断で人生が大きく変わってしまう場合は、さすがにじっくりと検討する必要はあるでしょう。しかし私たちが判断を下す事由のほとんどは、メリットとデメリットの両面をもっています。 ようするに、結果が出てみないと、その判断が正しかったかどうかは誰にもわからないのです。だったら、やはり過度に悩む時間は、ムダですよね。 必要な情報を確認したうえで、できるだけ早く判断を下す。もしうまくいかなかったとしても、判断が早かったぶんだけ、対応に回せる時間的余裕があるはずです。まずは影響の少ない簡単な事由で、即断即決を試してみてはいかがでしょうか。 4.時には他人の意見を参考にするのもOK 基本的になにかしらの判断をする際は、自分で情報を調べ、自分の責任において判断を下すべきです。しかしその一方で、人間ひとりの知識や見識には限界があることも、きちんと理解しておいたほうがいいと思います。 判断の対象が自分の苦手分野ならば、その分野に見識のある第三者の意見を、もっと積極的に取り入れてもよいのではないでしょうか。 とはいえ、自分の周りに相談できる人がいないケースも少なくないはずです。そういった場合は、「ビザスク」のような、専門家のスポットコンサルサービスが便利です。 自分では決して考えつかないような情報やアドバイスがもらえるとしたら、多少料金がかかっても決して損はしないと思います。 5.固定観念を徹底的に排除する 的確な判断を下すには、「〇〇だから××だろう」といった固定観念は障害でしかありません。なぜならば、その固定観念によって、本来選ぶべき選択肢を放棄してしまう可能性があるからです。 そういう私自身も、固定観念に振り回されていると感じることがしばしばあります。前述のとおり、固定観念は正しい判断の邪魔ですから、できるだけ固定観念をもたないように気をつけているつもりです。 そうはいっても、これまでの人生で築いてきた自分の固定観念は、なかなか簡単には修正できません。 そこでオススメしたいのが、読書です。本を読むと、自分とは違う「他人の価値観」に触れることになり、徐々に自分の固定観念が修正されていきます。 そのためには、できるだけ大量の本を読み、多様な価値観に触れまくってください。ありがたいことに私は、右脳速読法のおかげで、驚くほど大量の価値観に出会えています。 6.普段と違う環境に身を置いてみる ここまで、判断力強化のコツを5つ解説してきました。どれも判断力強化に有効なものばかりであり、習慣化できれば必ず判断力はアップするでしょう。 しかし、これまで判断力不足に苦しんでいた人が、急にこういったコツをマスターできるかというと、正直かなり厳しいものがあります。 そういう場合は、思い切って普段と違う環境に身をおいてみるのも、ひとつの方法です。 もちろん、いきなり転職する必要もないし、引っ越しを勧めているわけでもありません。ホンのちょっとしたことでいいのです。 たとえば、新しい趣味のサークルに参加してみるとか、ボランティアなどもよいかもしれませんね。ようするに、これまでとは違った人に触れて、新しい価値観に出会ってくださいということです。 人は、いい意味でも悪い意味でも、環境に影響を受けやすい生き物です。人の意見に流されるのはよくありませんが、ぜひいい意味で新しい刺激を受けて、今回のコツを習慣化していただければと思います。 判断力が鍛えられる「右脳速読法」とは 私が指導している右脳速読法「瞬読」は、単なる速読にとどまらず、脳の使い方そのものを変えてくれる画期的な読書法です。どうして右脳速読法が判断力アップに役立つのか、ぜひ確認してみてください。 右脳と左脳をバランスよく使うのが右脳速読法 人間の大脳は大きく左脳と右脳に分かれていて、上図のようにそれぞれ役割が違います。 通常読書は、言語を司る左脳でおこなうのが一般的です。しかし右脳速読法の場合、イメージ処理が得意な右脳を主に使って読書をします。 左脳で1文字ずつ読むのに比べて、複数の文章を映像として脳に記憶するから、右脳速読法の読書スピードは段違いに速いのです。 また右脳速読といっても、瞬読の場合は、右脳だけを使うわけではありません。インプットを右脳で、アウトプットを左脳でおこなうため、バランスよく脳を活用します。 現代社会はどうしても、結果や数字が求められ、左脳優先になりがちです。脳のバランスを取るためにも、右脳速読法はオススメですよ。 ◎右脳速読法の効果について知りたい方は、下記のリンクからどうぞ 速読術 【右脳速読のススメ】右脳型速読と左脳型速読はなにが違うのか? 一般的な速読法との違い さきほどは、通常の読書と右脳速読法の違いを簡単に説明しました。今度は一般的な速読法と右脳速読法の違いを見ていきましょう。 一般的な速読法と右脳速読法では、大きく2つの違いがあります。 読書スピード 習得の容易さ まず読書スピードですが、速読なしの場合は分速約500文字程度が平均といわれています。また一般的な速読なら、1分間におよそ2,000文字ほど読めれば、上級者とされるようです。 一方、右脳速読法「瞬読」には、分速1〜2万文字で読める人がそれこそゴロゴロいます。一般的な速読法は通常の5倍がマックスなのに対し、瞬読ならなんと40倍もの速さで読めるわけです。 また一般的な速読法の共通点として、「眼球の動きに頼る」点があげられます。目を速く動かせば当然それなりに速く読めますが、そのためには厳しい眼球トレーニングを継続しなければなりません。 普段使わない眼筋をフル稼働するのは、とにかく疲れます。だから一般的な速読法にチャレンジした人の多くが、途中で脱落してしまうのです。 その点、瞬読には厳しい眼球トレーニングがなく、誰でも段階を追って右脳速読がマスターできるようになっています。 読書スピードが速くてムリなく習得できる。だから近年、右脳速読法「瞬読」が大きく注目されてきているのです。 ◎一般的な速読法と右脳速読法の違いについての記事は、こちらもどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 右脳速読法で判断力がアップする理由とは 右脳速読法は、単に本が速く読めるだけでなく、じつは判断力の向上にも大いに関係しています。 その理由は主に2つ。 短期間のうちに、判断力のベースとなる知識を大量にインプットできるから 論理的思考と直感の両方を使って判断できるようになるから 前述のとおり、判断力に欠ける人には、判断のベースとなる基礎知識の不足が顕著に見られます。しかし瞬読をマスターすれば、判断を下す前にサッと関連書籍に目を通して、判断材料を大量にインプットすることも可能です。 となれば、経験と判断材料が不足している状況でも、焦らず最適な判断を下せる確率が高まります。 また普段から右脳を活用していると、理屈だけではなく、ものごとの成否がなんとなく直感的にわかるようになってくるものです。直感をきっかけに、論理の再検証をおこない、ぜひより精度の高い判断に繋げていただければと思います。 ◎速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 まとめ 冒頭でもお話ししたように、人生は選択の連続です。どういう判断を下すかで、あなたの人生が大きく変わってしまうかもしれません。 今回の記事では、まず判断力とはなにか・判断力がないとどうなるのかをしっかりと理解していただきました。 そして、判断力を鍛える方法を6つ。また判断力アップに非常に効果的な右脳速読法についても、ご紹介しました。 当記事の内容をひとつでも試してみれば、あなたの判断力は必ず鍛えられます。慣れてきたら、ぜひひとつでも多くの方法に挑戦してみてください。 なお、右脳速読法「瞬読」の詳細を知りたいかたは、オンラインでの「瞬読Zoom体験会」にてご確認ください。 ### 7/13(火)19:00~ほめ育×量子力学×瞬読 オンラインミニセミナー&パネルディスカッション 7/13(火)19時~ 「ほめ育×量子力学×瞬読オンラインミニセミナー&パネルディスカッション」に、代表理事山中が登壇させていただきます。 テーマは「アイデアでアフターコロナを勝とう!」 参加費無料です。 先着で著書やオンラインセミナー招待の参加特典がありますので、お申込みはお早目に!   イベント詳細・お申込みはこちら↓から https://peraichi.com/landing_pages/view/4qsd7   ほめ育×量子力学×瞬読オンラインミニセミナー&パネルディスカッション 開  催  日:2021年07月13日(火) 開催時間:19:00〜21:00(18:30開場)※30分前からZOOMにつながります。 開催場所:zoomセミナー ※zoomリンクは前日メールにてご案内いたします。 参  加  費: 無料 ### 6/26(土) 21:30~「ママは太陽応援フェス」でお話しさせていただきます!   「ママは太陽応援フェス」にて、 代表理事の山中がお話しをさせていただきます。     「ママは太陽応援フェス」DAY2: 6月26日(土)  21時30分〜   山中も、子育てと仕事については、試行錯誤で両立してきました。   山中は子育てはひと段落しましたが、 その経験が少しでも、現役ママのお役に立てれば幸いです。     同日は絵本作家絵本作家 のぶみさんとの二本立て!!     参加費無料です!ぜひご覧ください。   Facebookグループ内《ママ応援クラブ》↓でライブ配信されます。 https://www.facebook.com/groups/2988725514679566/   ※ママ応援フェスは、6月25日(金)〜27日(日) 21:30〜23:00の3日間開催 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.76】神奈川県 中村真由子さん (国家公務員 30代) 中村さんは、3人のお子さまのママさん。瞬読を始めた頃は妊婦さんでした。 それだけでもビックリだったのですが、出産直前までトレーニングは休まず、出産直後も、なんと入院中の病院から講座にご参加いただいたというパワフルウーマン♪ 中村さんにとって瞬読とは…詳しくお伺いしてみました!   瞬読スタッフ 瞬読を始めようと思ったきっかけはなんですか? 大学生の頃に一度、一念発起して速読のセミナーに参加しましたが、身につかず。 働き始めて14年、働きながらもやっぱり本をもっとたくさん読みたいと思っていたところ、SNSで瞬読の宣伝広告を目にし、ZOOMの体験会に申し込みました。 中村さん   瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 以前は、「本をたくさん読みたい…けれど、どんなに頑張っても休日に1日をかけてやっと1冊読了」という状態でした。瞬読を始めてからは、6時間→3時間→1時間→30分と3か月間の中で変化していきました。瞬読は小説にはあまりお勧めされていませんが(※事務局追記:小説はどうぞ行間や表現を味わってゆっくりお読み下さいという意味で…です^^)、小説を瞬読しても感動して涙が出てきたことにはびっくりしました。6時間から30分に読む時間が減っても内容がきちんと頭の中に入ってきているからこそ、涙も出てきたのだと思います。 中村さん   瞬読スタッフ 普通、出産を控えているときに新しいことにはチャレンジしないと思うのですが(笑)、どういった理由でお申込みいただいたのでしょうか。またそのバイタリティーの秘訣などありましたら教えてください。 体験講座がとにかく楽しかったので、講座終了後、速やかに受講申し込みしました。7年ぶりの妊娠出産でしたが、3回目なので出産前は自分の自由時間が持つことができる最後の好機ととらえました。 出産予定日は令和3年2月5日だったので、臨月ですが、1月31日の受講生向け講座に申し込んでいました。実際には1月28日に生まれましたので1月31日の講座はモニターという形で参加させて頂きました。つまり、トレーニング復帰は3日後ということになりますね。まあ、分娩は全身運動ですが、瞬読トレーニングは脳の運動なので入院中の病室でも出来ます。コロナ禍で家族との面会時間も一切持てなかったため、赤ちゃんに授乳するだけだと正直退屈だっただろうなと思います。ご縁あって瞬読と出会っていて瞬読トレーニングが出来て良かったです。 バイタリティーについては… 人生100年時代と言われています。私は公務員なので人生の半分までしかライスワーク(ごはんを食べていくために働く)が保証されていません。残り半分を金銭面、身体面も元気に過ごすためにも、今から生涯をかけて自分の使命と思えるライフワークとなるお仕事を見つけたい、そんな思いが自分のバイタリティーのもとかなと思います。 中村さん   瞬読スタッフ その他瞬読の魅力は何かありますか? 瞬読コミュニティがすばらしいです。山中先生をはじめ、受講生の皆さんも、元気、やる気、ポジティブ思考にあふれています。ネガティブなことを言う人がいません。瞬読コミュニティでは毎朝、朝活があるのですが、参加すると朝から元気になれます。とはいえ、私は赤ちゃんを抱えているため睡眠が十分とれず、朝活にはなかなか参加できません。それでも、朝活運営メンバーさんやコミュニティのお仲間から励ましのお言葉を頂け、本当にありがたく思っています。多分、産後うつの防止にも十分なっています。 中村さん   瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方にメッセージをどうぞ 少しでも興味のある方はぜひ体験会に参加してください。瞬読式勉強法も一人でやるよりみんなでやるともっと楽しいですよ! 中村さん   「子どもが生まれて自分の時間がなくなったので」「子育てで読書の時間がとれないので」と、体験会にいらっしゃる方は多いです。 お子さまが生まれる前の産休中に瞬読を習得してしまうのも一つの手ですね! また、中村さんはお子さまと一緒に、読書会などの受講生イベントに参加されしてくださいますが、お子さまが本の感想などをしっかり発表されるのにはいつも感心します。 体験会は、お子さまと一緒に参加していただけますので、ご興味ある方はぜひ親子そろってご参加くださいね。 ### 代表理事 山中恵美子がPMシンポジウム2021にて、講演させていただきます 代表理事 山中恵美子が PMシンポジウム2021にて、講演させていただきます。 企業を変える、社会を変える、生き方を変える ~DX時代を牽引するプロジェクトマネジメント~ というテーマで、開催されるPMシンポジウム2021。 山中は、『隠された脳の潜在能力を【瞬読】で引き出す〜デジタル時代に必須の思考力を効率的に手に入れる〜』というテーマで、講演させていただきます。 ※ 9月2日(木)、9月13日(月) ~9月30日(木)にて、視聴出来るプログラムにて、講演予定です。他の方のテーマも、勉強になるものがたくさんありますので、是非ご参加くださいませ。   日程:9/2(木)〜9/3(金)   会場受講、オンライン受講が選択できます。 9/13(月)〜9/30(木)にて、アーカイブ配信もありますので、お好きなタイミングでご視聴いただけます。   詳細・お申し込みはこちら https://www.pmaj.or.jp/sympo/2021/index.html PMシンポジウム2021パンフレット(PDF) はこちら https://www.pmaj.or.jp/sympo/2021/pdf/pamphlet.pdf ### 現役ハーバード生アスリートが考える 新・キャリアの歩み方(佐野 月咲さん) ご家族で瞬読トレーニングをされている 佐野 月乃さんのお嬢様 佐野 月咲さんが、先日、日経新聞のSports X Conferenceというオンラインイベントに登壇されたそうです。 月咲さんは、ハーバード大学アイスホッケー部に所属されており、アイスホッケーのトレーニングの一環として、瞬読に取り組まれています。 「スポーツだけではなく、勉強のことなど様々なことに触れさせていただいたので、瞬読にも共通する点があるのでは」ということで、その時の動画を共有してくださいました。   月咲さんからのメッセージ 瞬読の皆さんにはいつもたくさん応援していただいて本当に感謝しています。 瞬読は、速く本が読めるなどの目に見える効果だけではなく、自分がふと気づいた時の反応速度や自信に繋がっていると感じています。 これからもルーティーンとして毎日続けていこうと思っています。 今後も良い報告が出来るよう、上を目指して頑張っていこうと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 コチラから (視聴可能期間は6月末まで) https://channel.nikkei.co.jp/d/?p=sportsx2021&s=3504 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.75】Aさん (主婦 40代) お子さま3人と瞬読に取り組まれたA様。 この度、2番目のお子さまが希望の学校へ進学を決められました。 瞬読がどのように役にたったのかお伺いしてみました。   瞬読スタッフ 瞬読を始めようと思ったきっかけはなんですか? 息子が3人います。 私自身の能力アップはもちろん、体験会に参加したときは次男が高3で大学受験を控えていたので、受験勉強に役立てたらという思いと、三男は野球をやっているので、スポーツにも生かせたらと思い始めました。 Aさん   瞬読スタッフ 次男さんが希望校に合格されたと聞きました。 はい、かねてからの夢だった大学へ進学しました。 Aさん   瞬読スタッフ おめでとうございます!瞬読が何か役立ったことはありましたか? やはり、問題文を読む速さはアップしていたと思います。 試験では時間的に余裕をもって取り組むことができ、一次試験は無事合格できたのですが、二次試験前で躓きました。 高校の担任の先生に二次試験用に提出する面接カードの添削をしてもらっていたのですが、本人の意思とはかけ離れた内容への書き直しやアドバイスを受け、悩みました。 そこで、代表の恵美子先生に二次試験についてアドバイスをいただけないか思い切って相談してみました。 母親の私に何かできることがないかと思っていたところ、瞬読は、そもそも恵美子先生が経営する学習塾から生まれたということを思い出したのです。 すると、学習塾(予備校)の先生に、偶然にもその大学で講義を担当されている先生がいらっしゃり、おつなぎいただきました。 面接カードの内容のアドバイスはもちろん、面接がどのように進められるかや、面接の心がまえなども教えていただきました。 瞬読には、次男が購入した書籍をきっかけに入会させていただきましたが、そのような展開が待っているとは…奇跡のようでした。 瞬読とは直接関係ないお願いでしたので、断られる覚悟もしていましたが、親切丁寧に対応して下さり、感謝の気持ちでいっぱいです。 Aさん   最近は、書籍『瞬読式勉強法』を読んで瞬読に興味を持っていただくことも多くなり、受講生様にも大学受験や資格試験を目標とされる方が増えてきました。   瞬読は、本を速く読むことが最終目的ではありません。 瞬読協会では、本を読んだ先にある、皆さんの「なりたい姿」や「なりたい自分」を現実のものにするために、様々な面からバックアップさせていただきます!   A様、この度は本当におめでとうざいました。 ### 【右脳速読法「瞬読」体験談No.74】長崎県 糸洲大喜さん (大学生 10代) お母様と一緒に瞬読を始められた糸洲さん。お母様からは、しばしば「受験勉強でつまづいている」というお悩みの様子の言葉をお聞きしていました。 しかし、今春、お母様より瞬読受講生のコミュニティに以下のような書き込みがありました。 お母様 こんにちは。 私の息子ですが、希望の大学に合格しました! 去年の7月に模試中、問題用紙の活字が目に飛び込んできてイライラしてきたようで途中でテストを放棄したことがありました。 結果は志望校E判定。親子で途方に暮れました。 それから何かできることを探しはじめて瞬読に出会いました。 活字に苦手意識がある子です。でもとりあえず信じて始めてみました。徐々に自信がつき成果もでてきました。継続は力なりですね^^ 本当にありがとうございました! なんて嬉しいご報告でしょう! 今回は、その当事者である息子さんの大喜さんにインタビューをお願いしました!   瞬読スタッフ 瞬読を始めようと思ったきっかけはなんですか? 私たちの世代から、共通テストが文章量の多い内容になりました。 もともと文章を読むのが苦手だったので、文系科目に限らず全ての科目で文章量に慣れず、点数が伸び悩んだので、文章が速く読めるようになりたいと思って始めました。 糸洲さん 瞬読スタッフ 瞬読を始めて変わったことはありますか? 本は、一年に一冊読書感想文のために読むような私でしたが、月3冊は読むようになり、また本の楽しさ知ることができました。 読むのが速くなっただけでなく、文章の要所を探すことが得意になりました。「文章の構造理解」が進んだとでも言うのでしょうか。 まず、圧倒的に文章を見ることに慣れました。 文字を見ることが苦手な時に比べ、集中力も高まりました。また、周りとは違う特別な訓練をしているという気持ちになるので、勉強に対するやる気が上がりました。 瞬読は、私の大学入試だけでなく、これからの人生にも大きな影響を与えてくれました。本当にありがとうございました。 糸洲さん 瞬読スタッフ 瞬読が気になっている方へメッセージをどうぞ 瞬読は、文章が速く読める事もそうですが、私は、若い人から年配の方まで集まる受講生と関わる機会も好きでした。コロナ禍の今だからこそ、瞬読を通してたくさんの方と交流するのも楽しいと思います。 糸洲さん   瞬読では、受講生向けにトレーニングについて相談ができるフォロー会があります。 糸洲さんは、そのフォロー会に大人の方々に混じって参加してくださっていました。 今回のインタビューで、あのとき「楽しい」と思っていてくださったことを知って、とてもうれしいです! 瞬読には、老若男女問わずたくさんの方と交流ができるコミュニティもあります。 ぜひお仲間になってくださいね。 ### 有名Youtubeチャンネル「学識サロン」様にて瞬読をご紹介いただきました   有名Youtubeチャンネル「学識サロン」様にて、瞬読をご紹介いただきました。   【驚愕】マジで読むのが速くなる本! 10分でわかる『瞬読~1冊3分で読めて、99%忘れない読書術』 【目次】 01:24 ①瞬読を始めたほうが良い理由 03:00 ②瞬読では右脳を活用する 04:23 ③瞬読のメリットとは 05:43 ④瞬読をマスターするまでのやり方   ぜひご覧くださいませ! https://youtu.be/Za6uuqImVXM     ### 理解力を鍛えるには?仕事も勉強もうまくいく9つの実践法 「えっ、そういう意味で言ったんじゃないんだけど……」 「思い込みで仕事をしてもらっては困るよ」 説明されたことを間違って理解してしまい、相手にストレスを与えてしまう。多かれ少なかれ、誰でも1度はそういった経験をしたことがあるでしょう。 1度や2度なら笑って済まされるかもしれませんが、こういう反応が度々重なるようだと、事態は少々深刻です。「この人といると疲れる」と思われてしまえば、もうスムーズなコミュニケーションは取れません。そのまま放っておけば、人間関係が崩れてしまう可能性もあります。 そういった深刻な状況に陥らないためにも、当記事で紹介する「理解力を鍛える方法」をぜひ活用してください。 理解力とは?ただの「頭のよさ」とは違う本当の意味 理解力とはどういう能力を指すのか、きちんと頭に入れておかないと、せっかく鍛える方法に取り組んでも思うような結果は出せません。そこでまずは、理解力について、その定義を明確にしておきたいと思います。 理解という言葉を辞書で調べてみると、以下のように定義されていました。 物事の道理や筋道が正しくわかること。 他人の気持ちや立場を察すること。 ※引用元:『小学館デジタル大辞泉』(カシオ電子辞書) 一般的に理解力といえば、「1.物事の道理や筋道が正しくわかること」を指しているように思います。しかし上記のとおり、理解には「2.他人の気持ちや立場を察すること」という違う側面もあるわけです。 1に関しては、語彙力を増やしたり、基礎的な知識をインプットしたりすることで、比較的簡単に身につくでしょう。一方で2のほうは、上記以外にも、「相手の気持ちを読みとるための材料を引き出す力」が求められます。 大人になれば、誰しもある程度自分の感情をコントロールしながら生活しているものです。だから聞き手側は想像力を働かせつつ、適切な質問で相手の想いを引き出しながら、相手の気持ちを読み取っていくわけです。 なお、理解力に必要なポイントについては、このあと「理解力の高い人に共通する5つの特徴」のセクションで、詳しく解説していきます。 理解力がないとどうなる?仕事・人間関係で損をする場面 理解力を鍛える方法を紹介する前に、まずは理解力が不足しているとどのようなデメリットがあるのかを、しっかりと押さえていきます。「理解力不足でこんな状況に陥ったらイヤだ……」という意識が芽生えれば、理解力を鍛えるモチベーションにもつながりますので。それではひとつずつ見ていきましょう。 仕事ができない人と思われてしまう 現代のビジネスシーンの動きはとても速く、ほとんどの人が、ノルマや納期に追われながら仕事に取り組んでいます。そういう状況のなかで、「何度も聞き返す」「指示とは違う行動をする」といった的外れな対応をすれば、すぐさま仕事をこなす能力がないと評価されてしまうでしょう。 厳しいようですが、社会人ともなれば、1から10まで丁寧に説明をしてもらえる機会はほとんどないと思っておくべきです。必要最低限の材料をもとに、相手の意図を汲み取り、双方が納得のいく結果を出さなければなりません。(もちろん、確認は大事です) 百歩譲って先輩や上司が相手であれば、理解不足による失敗が起きても、まだ社内だけの話で済みます。しかしこれが取引先との関係となれば、会社の信用問題にまで発展しかねません。 ミスが多くなり信頼を失いやすい 理解力に乏しい人は、はかったように同じミスを繰り返す傾向があります。 おそらく本人は、二度と同じミスをしないように、気持ちを引き締めて仕事に望んでいるはずです。しかし残念なことに、理解力はそのままなので、少しでも状況が変わるとまた同じようなミスをしてしまいます。 当たり前ですが、ミスが重なれば、あなたは大きく信用を失います。信用がなくなれば、今後重要な仕事は任されないでしょう。一旦こうなってしまうと、以下のような悪循環に陥り、抜け出すのは容易ではありません。 理解力不足で信用をなくす → 心配のあまり仕事に身が入らない → 何度も注意されているので確認しづらい → ますますミスが増える。 もしこの悪循環に飲まれてしまったならば、できるだけ早く理解力を改善し、なんとかして悪循環から抜け出す必要があります。 話の食い違いが増え、トラブルを招く 少々極端な表現ですが、理解力がないというのは、常に相手を誤解している状態ともいえます。相手にすれば、自分の意図を伝えようとしているのに、いつもわかってもらえない状態です。 「そういうことを言っているんじゃないのに……」と、あなたと話すたびにストレスが溜まっていきます。 また最近では、対面よりもSNSやメールといった、文章でのコミュニケーションの比重が高くなってきました。ネットの発達やコロナウイルスの影響もあり、今後ますますこの傾向は強まっていくでしょう。 そうなると表情や声のトーンなど、ビジュアルからの情報がないため、余計に誤解が生じやすくなります。 かりに理解力不足が原因でトラブルが起きても、プライベートならお互い距離を置けばいいだけです。しかし、仕事上での話となれば、そうもいきません。 もし誤解を修正しないまま仕事がスタートすれば、最悪の場合、金銭的なトラブルにまで発展する可能性もゼロではないのです。理解力に自信のない人は、面倒臭がられることがあっても、相手に内容を確認しながら慎重に仕事を進めるように心がけてください。 説明が長くなって相手に敬遠される 理解力がないとどうしても話が長くなるので、相手にあまりよい印象を与えません。話す相手が気の短い人なら、面倒くさがられて嫌われてしまう可能性もあります。 これは、単純に相手の時間を奪うからという理由もあるのですが、要点を得ない話しぶりが相手の感情を逆なでするからです。誰だって、一方的にダラダラと話をされれば、「それで、結論はなに?」と、イラッとするでしょう。 おそらく、話の長い人も悪気はないはずです。それどころか、「必要なことはすべてお伝えしなければ」という責任感のある、真面目な人も多いと思います。でもそこは意識を切り替えて、要点を絞って簡潔に伝えられないと、やはり「時間泥棒」として嫌われてしまいます。 理解力の高い人に共通する5つの特徴 さまざまなトラブルを引き起こす「理解力不足」は、本当に怖いですよね。しかし世の中には、理解力に優れ、なにをしてもうまくこなす人がいます。ここでは、そういった理解力がある人の特徴を5つ紹介します。 相手の話を素直に聞ける姿勢がある 理解力のある人には、とにかく「相手の話を聞こうという姿勢」があります。だから、相手も気分よく話ができ、その結果必要な情報を引き出せるというわけです。 もちろんこれは、会話だけではありません。文章を読む際にも、書き手の意図を汲み取ろうとする気持ちがあるので、変な固定概念抜きに本意を理解できます。 また、相手の話を聞く姿勢のある人は、一般的に気分のムラが少ないです。多くの人は、嫌なことがあったり疲れていたりすると、なかなか集中して話を聞けません。本人は真剣なつもりでも、どこか上の空な様子は、相手に敏感に伝わるものです。 その点、気分のムラがない人は、いつでも問題なく話が通じるので、相手から信頼されます。 大事なポイントを逃さずメモしている 正しく内容を理解するには、メモをとるのもよい方法だと思います。メモを取れば、もし不明瞭な点があってもあとから調べられるし、その場で相手に確認できるからです。 なので理解力に優れた人ほど、大事な話と判断すれば、必ずメモを取ります。(話の内容にもよりますが) かりにメモをしていなければ、話が進むうちに、「わからない点がわからなくなってしまう」かもしれません。そうなれば、相手に確認もできず、誤解をしたまま作業を進めることになります。 もし結果が悪ければ、「なんで最初に聞いてくれなかったの?」と、相手はあなたに不信感を抱くでしょう。いったんこうなってしまうと、もういちど信頼を回復するのは、容易ではありません。 また、メモを取っている姿を相手にみせることで、「この人は自分の話をきちんと聞いてくれているな」というプラスの印象を与えられます。 「大事な話は必要に応じてメモを取る」この習慣は、ぜひマネしたいところですね。 的確に質問してズレをなくすのがうまい 前述の「相手の話を聞こうという姿勢」とも大きく関係しますが、「質問がうまい」のも、理解力がある人の大きな特徴です。 当たり前ですが、質問のうまい人は、質問の内容がしっかりしています。メモをもとに的確な質問をするので、必要な情報を過不足なく引き出せるのです。この、「過不足なく」というのがポイントです。 というのも、質問があまりに多すぎると、相手から嫌がられます。「そこまで言わないとわからないの?」「それくらいは自分で調べたら……」そんな風に思われれば、よい結果は生み出せません。その点、質問上手な人は、このへんのさじ加減がうまいんですよね。 また的確な質問は、相手に「きちんと話を聞いてくれている」という安心感を与えます。このあたりの感覚は、前述のメモと同じ感じです。 ものごとをうまく進めるには、本意を理解するための材料集めが欠かせません。そのためにも、質問力は必ず身につけておくべき重要なスキルだと思います。 話の背景を想像して理解を深められる 私の知っている理解力がある人は、全員漏れなく「想像力が豊か」です。相手がどんな結果をイメージしているのか、どういう気持で話しているのかを、いつも考えながら話を聞いています。 こういう人は、相手の意図をイメージして最適な提案(行動)をするので、当然相手に喜ばれます。 しかし最近は、メールやチャットでのやり取りが増え、直接話す機会は減る一方です。だから、想像力に頼りすぎるのも、少々怖い面があります。表情や声のトーンといった情報がない分、文章でのコミュニケーションは、どうしても誤解が生まれやすいからです。 想像力はたしかに重要ですが、想像力豊かな人ほど、想像力の不確実性をきちんと理解しています。だから、確認も決して怠りません。 語彙力と知識量が豊富で応用が利く 理解力と知識量は、比例関係にあります。知識量が多ければ理解をしやすくなるし、反対に知識量が不足していればどうしても理解できない内容が増えるものです。 頭のなかに大量の情報がストックされていると、内容的に少々複雑でも、「なるほど。こういう意味か」と知識が理解のサポートをしてくれます。 また知識量と同様に、理解力には語彙量も重要です。日本語は複雑な言語で、似た言葉・似た表現でも微妙に意味が異なります。だから、語彙量(単語だけでなくあらゆる表現方法を含む)が不足していると、相手の真意をうまく掴めないケースがあるのです。 たとえば、以下のような文をみてみましょう。 明後日までに、終わらせたい 明後日までには、終わらせたい 両者の違いは、たった1文字「は」だけ。どちらの期限も、同じく「明後日」です。しかし、明らかに2番めのほうが急いでいるように感じませんか。書かれてはいないけど、この文には、「遅くとも」という気持ちがより強く込められているように感じます。 こういった繊細な違いを見抜けるかどうかは、やはりその人の語彙量が大きいですね。 誰でも今日からできる!理解力を鍛える習慣9選 理解力を鍛えるには、ようは前述の「理解力の高い人」のマネをすればいいわけです。もし理解力の高い人の特徴にひとつでも当てはまらない点があれば、ぜひこれから紹介する9つの方法を試してみてください。 わからないことはその場で聞く習慣をつける 理解力を高めるうえで欠かせないのが、「わからないことはすぐに確認する」姿勢です。会話のなかで少しでも不明点があれば、「それは〇〇という意味で合っていますか?」と、その場で素直に聞いてみましょう。 遠慮して曖昧なまま進めてしまうと、あとで大きな誤解やミスにつながる恐れがあります。もちろん、やみくもに質問を重ねれば相手を疲れさせてしまいますが、間違って理解されて困るのは相手も一緒なはずです。 要点を押さえた確認であれば、嫌がられるどころか、むしろ相手に「きちんと話を聞いてくれている」と好印象を与えることも多いです。タイミングを計る必要はありますが、妙な遠慮はせずに、しっかりと確認を取るようにしてください。 理解力のある人の考え方を観察・真似する 理解力の足りない人は、いくら自分で考えても理解度に限界があります。そういう人が自分の理解力を伸ばしたいと思ったら、理解力の高い人を観察して、よい点を真似するのがもっとも効果的です。 理解力のある人に共通している点として、豊富な知識と話の背景を読み取る能力の高さが挙げられます。さまざまな分野の知識が頭のなかに蓄積されているからこそ、いざというときに、知識を組み合わせて素早く最適解を導き出せるのでしょう。 また、わからないことをそのままにせず、すぐに確認する姿勢や、的確な質問で情報を引き出す技術も備えています。こうした力は一朝一夕では身につきません。ですが、身近にいる“理解力のある人”の話し方や行動を意識するだけでも、自分に足りない要素が明確に見えてくるはずです。 「できる人の行動を真似る」というのは、シンプルですがとても合理的な方法といえます。お手本となる人を見つけたら、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。 同じ失敗を繰り返さないように意識する 理解力を高めるためには、「同じところで何度もつまずかない」という意識を強くもつことが大切です。もし一度確認した内容なのに、また同じミスをしてしまうことが続くようなら、間違いなくなにかしらの原因が潜んでいます。 同じ失敗を繰り返してしまう大きな理由として、以下の4点が考えられます。 基本的な知識が不足している 話題の対象への興味が薄い 検証が不足している 確認した内容を記録していない せっかく相手に確認しても、確認した内容に関する基本的な知識がないと、その情報をきちんと理解できません。また、話題の対象に興味が薄い人は、どうしても確認不足や検証不足を引き起こしがちです。 あわせて、同じミスを繰り返す人は、確認した内容をきちんと記録していないケースが多いです。同じ失敗を繰り返さないためにも、確認した内容を整理し、次に活かす意識を日頃からもっておくようにしましょう。 なお、上記4つの原因については、このあと個別に深堀りしていきます。 必要な前提知識をしっかりインプットする 理解力を高めたいなら、まずは土台となる「前提知識」をしっかり身につける必要があります。知らないことが多い状態では、いくら説明を受けてもピンとこないのは当然です。 たとえば、自分の仕事に関する入門書を数冊読むだけでも、会話や指示の理解度は大きく変わります。もちろん、いきなり専門的な本に挑戦する必要はありません。 いきなり難解な専門知識を仕入れようとしても、途中で挫折するのがオチです。焦らず、まずはやさしい内容から徐々に知識を積み重ねていってください。 自分の業務だけでなく、取引先の情報や業界全体の動向についても知っておくと、相手の話の意図がぐっと読み取りやすくなります。社内外で業務関連の勉強会が開催されていれば、そうした機会も積極的に活用しましょう。 ◆書籍から情報収集するコツについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 社会人が読書をするメリットと読書を続けるコツを教えます 速読を身につけて情報収集と処理スピードを上げる 理解力を鍛えるためには、インプットの量と質のバランスが大切になってきます。忙しい社会人がインプット量を増やすには、速読が非常にオススメです。速読を習得すると、より多くの情報に短時間で触れられるようになり、思考の引き出しが一気に広がります。 もちろん、速読といっても、ただ速く読むだけでは意味がありません。ポイントは、「大事な情報を素早く見つける力」を鍛えることにあります。速読独特の視点移動に慣れてくると、複数行(もしくはページ丸ごと)を一度に確認できるようになります。 そのページに書かれた重要な論点が、ごく短時間で把握できるのは、非常に大きなメリットです。通常読み終わるまで2〜3時間かかる本をわずか数分〜数十分で読めたら、それこそ得られる情報量が何倍にも増えますので。 さらに、速読ができるようになると、脳の情報処理スピードが速くなります。インプットした情報を素早く処理する力がつけば、必然的に理解力も向上します。このように、理解力の改善に、速読はメリットだらけです。ぜひ、速読を理解力アップに役立てていきましょう。 ◆速読の仕組みや効果については、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 話題や相手に対する興味関心をもつ 話の内容を深く理解するには、そのテーマや話している相手に対して興味をもてるかどうかが、大きな鍵になります。関心がない話は、どうしても聞き流してしまい、理解しようという意識も薄くなりがちです。 会社で働くビジネスパーソンなら、上司や先輩がどのように仕事を進めているのか、普段から注意深く観察してみましょう。仕事の背景や流れが少しずつ見えてくると、自然と会話の理解度も上がってきます。 また、仕事とは関係ない話をしているときこそ、相手を深く知るチャンスです。他愛もない話に対しても、興味をもって真剣に話を聞いている姿勢は、相手に好印象を与えます。そうなれば、相手も心を許して、より多くの情報を話してくれるようになるでしょう。 理解力を高めたいなら、まずは目の前の人や話題に関心を寄せることから始めてみてください。きっと周囲の対応が、大きく変化するはずです。 「仮説→検証」の思考プロセスを試してみる 理解力を高めるには、ただ情報を受け取るだけでなく、「自分なりに考えてから行動する」姿勢が欠かせません。そこで有効なのが、「仮説→検証」の思考プロセスです。 たとえば、上司から「新規出店エリアの土地価格を調べて」と言われた場合、単に数字だけを調べて報告するのでは不十分です。 「きっと出店の可能性を見極めたいのだろう」と仮説を立てて、競合店の有無や人通り、周辺環境などもあわせて調べる。そうしたひと工夫が、相手の意図に寄り添った提案につながります。 もちろん、勝手な判断で動いて叱責されるリスクもあるでしょう。しかし、仮説を立てたうえで、相手に確認してから動くようにすれば、特段問題にはならないはずです。 その仮説が正しくても間違っていても、「自分で考え、確かめる」プロセスを意識するだけで、理解力は確実に鍛えられていきます。 ◆仮説と検証の有益性については、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 地頭がいいってどういう状態?地頭をよくする10の方法とは 大切な内容は紙やアプリに記録して整理する 理解力に自信がないときこそ、メモを取る習慣が大きな助けになります。話のなかで少しでもあやふやな部分があると、そこから理解できない点がどんどん増えていくものです。 しかし、大事なポイントだけでもメモしておけば、ひとまず話を最後まで聞くことに集中できます。メモがあるので、あとから見返して、話を整理したり、確認する内容をピックアップしたりが可能です。 書類や本を読むときも、ただ読むのではなく、要点をまとめるつもりで書き出してみると、情報の整理力が高まります。 また、メモを取る姿勢が、相手に「真剣に聞いてくれている」という安心感を与える効果も期待できます。「この人は私の話をしっかりと聞いてくれている」と相手に感じてもらえたら、シメたものです。もしかすると、普段聞けないような情報を引き出せるかもしれません。 紙・スマホのアプリどちらでも構わないので、サッと取り出して重要なポイントをしっかりと記録する習慣をつけていきましょう。 ◆効率的なメモの取り方については、コチラの記事でお読みいただけます メモ術 仕事がスムーズに進むメモの取り方とは 理解したことを他人に説明する習慣をつける インプットだけでなく、アウトプットの機会を意識的に作ると、理解力は一気にレベルアップします。たとえば読んだ本の内容や、会議で聞いた話を誰かに説明しようとすると、「自分は本当に理解できているか?」と確認する意識が自然と働きます。 自分の言葉で伝えようとすることで、これまでであれば曖昧なまま放置していたような点についても、しっかりと意識が向くようになるのです。 また、理解したことを誰かに説明すると、相手からなんらかのフィードバックをもらえます。第三者のフィードバックがあると、自分では気づけなかった視点や理解のズレが明確になります。 「◯◯は非常にわかりやすかった」「あそこは☓☓だと感じたのですが、どう思われますか?」こういった他人のフィードバックを共有できる機会があると、理解力はメキメキと鍛えられていくものです。 最初は軽い雑談で構わないので、日常的に「誰かに説明する習慣」を取り入れてみましょう。 まとめ 今回は、理解力を鍛える方法を9つ紹介しました。あらためて見ると、一つひとつはどれも困難なものではありません。その気になれば、今すぐにスタートできるものばかりです。 理解力がないと判断されれば、あなたは仕事のできない人と思われてしまうでしょう。また「どうせ話しても理解してくれないから」と、周囲の人とうまくコミュニケーションが取れなくなる可能性もあります。ぜひ、今回紹介した9つの方法で、理解力を爆アゲしていただければと思います。 ### どうして読書習慣が身につかないの?読書を習慣にする5つのワザを大公開 「本を読めばいろいろな知識が手に入る」 そう思って読書に挑戦しようと思っても、実際にはなかなか本を読む時間がつくれない。そういう人は、想像以上にたくさんいらっしゃいます。 少し古いデータですが、文化庁の「2018年国語に対する世論調査」によると、月に1冊も読書しない人は47.3%もいるそうです。 あらためて考えてみると、読書自体は特別むずかしいものでもありません。でも実際に、約半分の人はまったく本を読んでいないのです。どうして読書は、多くの人にとって、こんなにもハードルが高いのでしょうか。 今回の記事では、読書習慣が身につかない理由を明確にし、さらに読書を習慣にするための具体的なポイントについて詳しく解説していきます。 どうして読書習慣が身につかないのか? 読書を習慣づけるには、まず読書が苦手な理由を知り、その理由を改善していくプロセスが必要です。この章では、読書習慣が身につかない理由について、以下の5点から考察していきます。 読書習慣が身につかない5つの理由 読書のメリットを理解していない 文字に苦手意識がある そもそもなんの本を読んでいいかがわからない 読書以外のことに意識が向いてしまう 忙しくて読書をする気になれない ひとつずつ見ていきましょう。 読書のメリットを理解していない 読書のメリットを理解していないと、読書習慣はなかなか身につきません。現代人はなにかと忙しいうえに、ゲームやSNSなど誘惑も多いので、思っている以上にすぐ挫折してしまいます。 メリットに関しては、すぐに思いつくだけでも、以下のようなものが考えられます。 読書のメリット ・仕事や勉強に必要な知識が手に入る ・新しい考え方や価値観に触れられる ・理解力がアップする ・創造力&想像力が鍛えられる ・共感能力が身につく ・リラックス効果が期待できる なかでも一番大きなメリットは、やはり「新しい知識の吸収」でしょう。読書ならば、自分の知らない知識がわずか2,000円弱の出費で手に入ります。 せっかくこういった恵まれた環境に暮らしているのですから、私たちはもっと貪欲に読書を習慣化していきたいですね。 なお、読書習慣のメリットについては、のちほど詳しく解説します。 文字に苦手意識がある 読書習慣ができていない人は、「文字に苦手意識がある」ケースが非常に多いです。本を読もうとしてページを開いただけで、すぐに眠くなってしまう人も多いのではないでしょうか。 これは私の個人的感想ですが、文字に苦手意識のある人は、興味のない本を学校で読まされて読書嫌いになったパターンが多いように思います。 ただそういったケースでも、スマホのニュースやライン・漫画なら、とくに問題なく読める人は多いです。つまり文字が嫌いというよりも、びっしりと文字が書かれた「本」という形式に、苦手意識をもっているのでしょう。 読書を習慣づけるなら、まずはこの本に対する苦手意識を取り払う必要があります。 そもそもなんの本を読んでいいかがわからない 普段本を読まないと、いざ読書しようと思っても、なにを読んでいいかわからずに面倒くさくなってしまう。だから、余計に本を読まない。こういったマイナスのループにはまっている人も、意外にたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。 総務省の統計を調べてみると、新刊本だけでも、毎年7万冊を超える書籍が発行されています。これは1日に換算すると、毎日190冊も新しい本が出版されている計算です。 合わせてこれまでに出版された膨大な本の数を考えると、本を読まない人が本の選択に頭を悩ますのは当然のことかもしれません。 ただ幸いなことに、ネットなどを調べると、さまざまな人が目的に応じたオススメ本を紹介してくれています。「会社のお金に関するオススメ本」「人間関係に関するオススメ本」など、慣れないうちはこういった情報源を上手に活用していきましょう。 読書以外のことに意識が向いてしまう スマホが世の中に普及してから、私たちの生活は大きく変化しました。ちょっとした調べ物や友人とのやり取りなど、ほとんどの人は1日に何時間もスマホを見ているはずです。 そういう状況のなかでは、いざ読書をしようと思っても、すぐにスマホへ意識が向いてしまいます。それだけでなく、ゲームや動画、SNSでのやり取りなど、私たちの集中力を奪うものはいくらでもあります。 読書が苦手ではないけれども、ほかにもっと楽しいことがある。こういった現代のライフスタイルが、読書をますます遠いものにしているのは、間違いないでしょう。 ◆読書の集中力が続かない理由については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 集中力は15分しか保てないって本当?速読で集中力を高める4つのポイント 忙しくて読書をする気になれない さきほどの「読書に集中力が向かない」という話と同様に、忙しさも読書を遠ざける大きな要因といえます。 日本だけ特別労働時間が長いわけではないのですが、こまごまとした残業は多いですし、長距離通勤の問題もあります。 また夫婦共働きも、2020年には1,240万世帯と、1980年の2倍にも増えているそうです。これでは、ゆっくりと読書をする気にならないのも、仕方がありませんよね。 またもっとも本を読むべき小学生は、早ければ4年生から塾へ通って勉強をします。当然参考書は読みますが、勉強が忙しくて純粋な読書を楽しむ余裕がありません。 読書を習慣化するメリットとは 前述のとおり、読書習慣化のメリットが明確でないと、おそらくすぐに本を読まなくなってしまいます。そこでこの章では、読書習慣化のメリットを4点ご紹介していきます。 読書習慣化のメリット 新しい知識が手に入り、仕事や勉強に役立つ 幅広い分野の本を読むと、新しいアイデアが生まれやすい 想像力と共感力が向上し、人とのコミュニケーションが楽になる ストレスを軽減できる それでは、ひとつずつ解説します。 新しい知識が手に入り、仕事や勉強に役立つ 小説は別として、本を読みたいと考える人の多くは、なにかしらの知識がほしくて本を手に取ったはずです。 もし仕事関連でわからないことがあっても、その分野の本をたくさん読みまくれば、やがてその道の専門家として認識されるくらいの知識が身につくでしょう。一方で、わからないところを放置すれば、あなたの知識はそのままです。 しかし読書で得た知識を上手に活かせば、営業成績にもつながり、大幅な年収増加の可能性だってあります。 勉強も、まったく同じです。当面の目標となる「志望校の合格」や「資格の取得」には、膨大な知識量が要求されます。そういった知識を覚えていくには、どうしても読書は欠かせません。 たかが読書かもしれませんが、積極的に読書を習慣化すれば、人生の質は大きく向上する可能性があるのです。 ◆読書量と年収については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読書量と年収は比例する?1日30分・月に4冊が年収アップの目安に 幅広い分野の本を読むと、新しいアイデアが生まれやすい 読書量を増やすと、創造力が鍛えられ、新しいアイデアが生まれやすくなります。とくにクリエイティブな職業の人は、ぜひ積極的に読書へ取り組んでみてください。 とはいえ、創造力アップを目的とするなら、本の選定には少々注意が必要です。自分の好きなジャンルや仕事関連の本ばかり読むと、なまじ基礎知識があるため、創造力を生み出す刺激が不足します。 それよりも、ぜひ普段読まないジャンルの本に挑戦してみましょう。小説ばかり読む人なら、ノンフィクションや歴史書を読んでみると、リアルな登場人物の生き方にいつもとは違った刺激が得られるはず。 建築関係の仕事をしている人がITや営業の本を読めば、普段考えつかないような思考が手に入るかもしれません。 新しい発想は、専門分野と異分野を組み合わせたときに生まれやすいといわれています。もちろん、どのような組み合わせがよいかは、誰にもわかりません。だから、少しでも興味のある本があれば、貪欲に目を通してみるべきなんです。 想像力と共感力が向上し、人とのコミュニケーションが楽になる 人間関係のトラブルが発生するのは、相手の心情を想像できずに、自分本位の発言をしてしまうのが大きな原因です。 もし自分には想像力と共感力が不足していると感じているなら、ぜひ読書量を増やしてみてください。そうすれば、想像力と共感力が向上し、人とのコミュニケーションがとても楽になるでしょう。 とくにオススメなのは、小説やエッセイです。小説には、状況がひとめでわかる映像や音声がありません。だから、自分で不足分を補いながら読んでいきます。 登場人物の心情や考え方に、共感できるときもあれば、「えっ、それは納得いかない……」と反発することもあるでしょう。でも、他人の考え方を変えることはできません。納得できなくても、そういう考え方もあるのかと、受け入れながら読み進めていきます。 こうやって、何度も自分とは違う価値観に出会う過程で、実生活でも相手の考えを受け入れる土壌が徐々に広がっていくのです。 ストレスを軽減できる 好きな分野の本を読むのは、それだけで楽しいものです。旅行好きの人なら、海外旅行の雑誌や紀行エッセイなどを読むと、まるで自分が旅行をしているかのような、愉快な気分になれるでしょう。 小説好きなら、気に入った本を徹夜して読んでしまったなんて経験を、これまでに何回もしているはずです。私自身も経験していますが、気に入った小説の登場人物や世界観にどっぷりハマると、本当にストレスを発散できます。 登場人物がカッコいいセリフをいえば、我がことのように盛り上がり、主人公が恋をすれば、まるで自分も恋したかのようにウキウキする。 もしこれまでにあまり小説やエッセイを読んだことがないならば、ぜひおもしろそうな本を選んで読んでみてください。きっといつか、寝食を忘れて読みふけってしまうような「神本」が見つかると思いますよ。 読書習慣を身につける5つのワザ 読書習慣が身につかない理由をあげれば、それこそキリがありません。しかし少しずつ意識を変えていけば、必ず読書習慣は身につきます。この章では、5つの観点から、読書習慣を身につける方法を検討していきます。 同じジャンルの本をまとめて読む 「幅広い分野の本を読むと、新しいアイデアが生まれやすい」の項目で、専門分野の本ばかり読むと、どうしても固定概念が生まれやすいと述べました。 しかし、それは専門家になってからの話であり、まずは同ジャンルの本をまとめて読み、なるべく早く専門家になるのが先決です。 なんといっても、冊数を重ねるごとに内容理解が進み、本を読むのがどんどん楽になっていきます。分野にもよりますが、およそ5冊も専門書を読めば、その分野の基礎知識はほぼ頭に入っているでしょう。 また、同じジャンルの本をまとめて読むと、重要なポイントの取りこぼしがなくなります。 もし1冊しか本を読まないと、その著者の偏った意見を鵜呑みにしてしまうかもしれません。しかし、重要な内容はどの本にも共通して書かれているので、何冊も読めば間違った解釈をする危険性が激減します。 読書を継続したくなる環境づくり 読書を習慣化するには、読書を継続したくなる環境づくりが欠かせません。落ち着いた環境のほうが読書しやすいなら、部屋を整理したり、座りやすい椅子を購入したりといった自己投資も多少は必要です。 また部屋にいると、どうしてもYouTubeやゲームに気が向いてしまうという人も多いと思います。それならば、思い切って外出するのはどうでしょうか。 静かな環境が好きなら、やはり定番の図書館がオススメです。また人目があるとやる気が出る人は、カフェがいいかもしれません。不思議なもので、カフェにいると、スマホよりも本を読みたくなるんですよね。 もちろん個人差はありますが、ぜひ自分にとってのベストな読書環境を、見つけ出していただければと思います。 読書時間を強制的に設定してみる 選んだ本の難易度は自分に合っているし、環境もセッティングしたけど、やはりなかなか読書が習慣づかない。そういう場合は、読書時間を強制的に設定してしまうと、いやでも読書が習慣化されます。 やることは単純。ほかに用事があっても、多少疲れていても、その時間は必ず読書をすると決めるだけです。 とはいえ、忙しい現代人は、なかなかまとまった自由時間を確保できません。私のオススメは、通勤時間での読書です。都心部であれば、移動時間として、毎日1時間程度は電車に乗っている人が多いでしょう。その時間にただスマホを眺めているのでは、あまりにも勿体ないです。 もはや大部分の人は、電車内の手持ち無沙汰な状況には耐えられなくなっています。どうせ電車内でなにかをするなら、SNSやゲームではなく、読書です。今日から、通勤時間は読書をすると決めてしまいましょう。 記録をつける(できれば投稿してみる) ついゲームや動画に手を出してしまう人は、前述のとおり、強制的に読書をする環境へ自分を放り込んでしまうのが1番です。 読書の習慣化について相談を受けた場合、私はよく、読書記録をつけてみるようにオススメしています。記録をつけると、あとから記録を確認したときに、読書をしなかった日が一目瞭然です。 記録自体に強制力はありませんが、「あー、読書できていないなあ……」という罪悪感が、読書をしようという気持ちをもたらしてくれます。 もちろん、ただ記録をつけるだけだと、モチベーション効果はあまり強くありません。そういう場合は、ぜひSNSなどを使って、読書の感想や内容についてつぶやいてみてください。 「毎日(頻度は自由です)読書の感想をつぶやいています」などと宣言しておけば、できるだけ守ろうという気持ちが生まれ、読書が自然と習慣化されていくでしょう。 また、SNSでの投稿に慣れてきたら、「読書メーター」のような書評サイトへ投稿してみるのもオススメです。あなたの書評にいいねやコメントをくれる人が出てくると、より強力な読書へのモチベーションになると思います。 スキマ時間の活用 読書を習慣化するなら、前述のとおり、スキマ時間を活用する意識が欠かせません。通勤やお昼休みを読書の時間と決めてしまえば、少なくとも1時間程度は読書時間を確保できるはずです。 ところが、よく「私は自動車通勤だからそこまで読書時間が取れない」という相談を受けます。勤務地や労働時間にもよりますが、そういう場合は、オーディオブックなど「耳を使った読書」がオススメです。(オーディオブックについては、のちほど詳しく紹介します) またなかには、通勤時間が短くて、思ったほど読書できない人もいるでしょう。そういう人は、さらにこまかくスキマ時間を活用していくしかありません。 まとまった時間が取れない人でも、待ち合わせ時間・次の予定までの空き時間・お風呂の時間など、その気になれば自由な時間が結構みつかるものです。ひとつずつの時間は5〜10分くらいしかなくても、合計すればすぐに1時間くらいは確保できます。 とくにお風呂の時間は、読書の習慣化に最適です。Kindle Paperwhiteのような、防水仕様の電子書籍リーダーを使えば、濡れても問題ありません。疲れた体を温めながら、おもしろい本をのんびりと読む。この快感は、本が苦手な人にこそ、ぜひとも味わっていただきたいと思います。 ◆電子書籍については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 ビジネス書を右脳速読で読みまくり、素早く結果を出そう 読書の苦手な人が読書を習慣化するには もしかすると、先ほど紹介した「読書習慣を身につける5つのワザ」だけでは、どうしても読書が続かないという人もいるかもしれません。そこで、読書が苦手な人に向けて、習慣化のコツを5つ追加してご紹介しようと思います。(5つのワザで習慣化できた人は、ここは飛ばしてもらってもOKです) 興味のない本は読まない 読書の苦手な人が読書を習慣づけたいなら、まずは「興味のない本を読まない」ように徹底してください。 読書にあまり興味のない人は、スマホやテレビなど、ほかの楽しいことへすぐに目移りしがちです。そういう精神状態のなか、読む本がつまらなければ、余計に読書が嫌いになってしまいます。 現実的にみれば、社会人ならビジネス書、学生であれば学術書を読む機会が多いでしょう。しかし読書の苦手な人は、まず読書に慣れることが先決です。ムリしてむずかしい本を読む前に、まずは好きな本・おもしろそうな本を選ぶべきだと思います。 ジャンルはなんでもOKです。小説でも雑誌でも、とにかく興味のもてる本からスタートしましょう。そうして読書に慣れてくれば、少しずつ読書が習慣になっていくはずです。 ◆ジャンルの選び方については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読書が得意になる5つのコツとは 気分が乗らないときはムリに読書をしない 前述のとおり、読書の苦手な人は、まず読書に慣れることが先決です。今回「読書時間を強制的に設定」という話をしましたが、そうすると、読書が苦手な人は途中で嫌になってしまう可能性があります。 そういう人は、読書をしない日があっても、あまり気にしないことです。とにかく継続が重要ですから、ムリをしてはいけません。最初は、「気分が乗ったら読書をしよう」くらいの気持ちで十分です。 ただし、毎回こうなってしまうと、結局読書が習慣づきません。ゲームやSNSで気分が落ち着いたら、5分でいいから本を手に取ってください。好きなことをひと通りやったあとなので、普段よりもゆとりをもった気持ちで読書ができるはずです。 またムリをしないという意味では、「最後まで読まなくてもOK」という姿勢も大事です。「読書はゲームのあとでOK。読んでいてつまらなければ、別の本にチェンジしてもよい」と考えれば、読書に対する苦手意識はだいぶ減ると思いますよ。 読みやすい入門書からスタート 本への苦手意識を克服するには、とにかく簡単な本を読むのが一番です。これまであまり本を読んできていない人は、まず間違いなく、1冊を読み切る「読書体力」が不足しています。 そういう場合は、まず入門書からスタートしましょう。 入門書には図解やイラストがふんだんに使われていて、文章もわかりやすく書かれています。なので、本が苦手な人でも、問題なくサラッと読めるはずです。そういう意味では、雑誌のように見やすく編集されたムック本もいいですね。 とにかく、仕事に必要だからといって、間違ってもいきなり難解な専門書を読むのはやめてください。難解な本は、もっと読書に慣れてからでも十分間に合います。 オーディオブックでながら読書 読書に苦手意識がある人は、とにかく読書に対する負荷を減らすことです。もし読書の時間がたっぷりあるとかえってプレッシャーになるならば、オーディオブックでの読書に切り替えてみてください。 ちなみにオーディオブックとは、プロのナレーターが朗読した本です。文字を読まずにナレーションを聴くだけなので、移動中や家事の最中でも気軽に読書ができます。 ただし、なかには朗読に対して、苦手意識をもつ人もいるかもしれません。でも、安心してください。プロの心地よいナレーションのおかげで、朗読に不慣れな人でも、内容がスムーズに頭へ入ってきます。 ちなみに、Amazonが運営する「 Audible(オーディブル)」なら、月額1,500円で12万冊以上の本が聴き放題です。しかも、30日間は無料で体験できますから、興味のある人は気軽に試してみてはいかがでしょうか。 ◆オーディオブックについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 社会人が読書をするメリットと読書を続けるコツを教えます 今だからこそ図書館や本屋へ足を運んでみる 読書が苦手な人に、ネット上のオススメ本情報をググるようにいっても、正直あまり積極的ではありません。たくさんの人がいろいろなオススメ本を紹介しているので、かえって迷ってしまうようです。 そういう場合は、まず図書館や本屋へ足を運び、実際に並べられた本を見てみるように勧めています。もちろん最初は、興味のあるジャンルか、仕事関係のジャンルがよいでしょう。 たくさんの本を見ていくと、そのうち気になるタイトル(表紙やキャッチコピーの場合もあります)が何冊かみつかるはずです。そういった本があれば、ぜひ手にとってパラパラと中身を読んでみてください。 通販サイトでサンプル確認できる本も多いですが、情報量が少ないので、想像していたのと違ったというケースも少なくありません。 その点書店なら、内容や文体、分量などを納得したうえで購入できます。こうやって自分で選んだ本なら、多少時間がかかっても、途中で挫折することなく最後まで読めるはずです。 デジタル時代の読書習慣 現代は、よくも悪くもデジタル時代です。スマホやタブレットで簡単に本が読める時代に読書を習慣化するには、デジタルデバイスの活用法を真剣に考えておく必要があるでしょう。この章では、デジタル時代の読書習慣化について、ポイントを4点解説していきます。 デジタルデバイスを使った読書のメリット デジタルデバイスでの読書には、紙の本を超える数多くのメリットがあります。 デジタルデバイスによる読書の主なメリット 持ち運びが楽 自宅で気軽に購入が可能 購入したらすぐ読書ができる 文字サイズなど自由にカスタマイズできる 辞書機能やハイライト機能がある まず、電子書籍最大の利点は、なんといっても持ち運びの容易さでしょう。出張や旅行に出かけるときでも、重い本を何冊もバッグに詰め込む必要はありません。スマートフォンや電子書籍リーダーのようなデバイスがひとつあれば、気軽に何千冊もの本を持ち運べます。 あわせて、電子書籍なら、購入が非常に簡単です。書店に出向く時間や運送を待つ時間は必要なく、瞬時に読書ができます。真夜中でも、思い立ったらすぐに本が手に入るのですから、本当に便利な時代になったものです。 さらに、文字サイズやフォント、背景色などを自分好みに調整できるのも、地味にありがたい機能です。単語の意味も調べられるし、付箋のようにマーキングしておく「ハイライト機能」も利用できます。 こういったメリットを活かして、ぜひ読書を習慣化していきましょう。 電子書籍と紙の本:どちらを選ぶべきか 電子書籍と紙の本のどちらを選ぶべきかは、読書をするシチュエーションや個々の好み、目的によって変わってきます。 前述のとおり、電子書籍の大きなメリットは、持ち運びの便利さとスペースの節約です。電子書籍なら、外出先でも気分に応じて好きな本をいくらでも読めます。また、物理的な収納スペースが要らないので、部屋を広く自由に使えるのも嬉しいポイントです。 一方、紙の本には、また独特の魅力があります。「ページをめくる感触」「インクの香り」「収集する喜び」は、デジタルでは決して再現できません。 さらに、紙の本は電力を必要としないため、充電を気にせず読書ができます。直接本にメモができるのも、復習の効率を考えると、非常に大きなメリットといえるでしょう。 いずれにせよ、それぞれの優劣を考えるのではなく、両方のよさを理解し、自分に合った形で読書を楽しむ姿勢が大切です。 読書習慣をつくりやすい電子書籍サービスは? 電子書籍サービスは、利用者のライフスタイルや好みで自由に選べば問題ありません。今回は、AmazonのKindleと楽天のKoboに絞って、両者の違いをわかりやすく解説します。 まず、電子書籍で最初に候補に挙がるのが、AmazonのKindleでしょう。取り扱い書籍は700万冊以上ともいわれており、Kindle Unlimitedという定額制サービスを利用している人も多いのでは。 またKindle専用端末は、目に直接光が入ってこない「フロントライト方式」を採用しており、目が疲れないと評判です。 次に、楽天のKoboもオールジャンルに対応していて、400万冊と十分な書籍が用意されています。Koboはとにかく楽天との連携が強く、普段楽天のサービスを利用している人は、Koboがお得です。 ただし、電子マネーが使えないなど、Amazonより支払い方法のバリエーションが少ないのは少々気になります。 なお、電子書籍サービスの比較については、ネット上で数多くの情報がみつかります。こまかく比較をしたい人は、「電子書籍サービス 比較」といったワードで、検索してみてください。 デジタルならではの読書習慣テクニック 「デジタルデバイスを使った読書のメリット」でお話しした内容を、もう少し深掘りしていきます。 まず、せっかく物理的な本が必要ない電子書籍を利用しているのですから、とことんスキマ時間を活用しましょう。ランチにわざわざ本をもっていかなくても、スマホがあれば食後の休憩時間に読書ができます。 次に、電子書籍ならではの、ハイライトやメモ機能を活用するテクニックもオススメです。重要な部分をマーキング(ハイライト機能)してあとから見返す、自分なりの解釈や感想をメモとして残すなど、電子書籍なら理解を深めるための作業が簡単にできます。 また電子書籍の場合、フォントの大きさや行間の調整が自由にできるので、ストレスのない読書が可能です。しかも、Kindle専用端末は直接ライトが目に入らないように設計されていて、紙の本と同じ感覚で読めます。スマホやタブレットで読書をすると目が疲れる人は、Kindle専用端末に切り替えてみるのもひとつの方法です。 いずれにせよ、デジタルデバイスでの読書は、とにかく利便性に優れています。紙の本と上手に使い分けて、効率的に読書を楽しんでください。 読書を習慣づける最強の方法!右脳速読法「瞬読」とは ここまで読書習慣化のポイントをいくつか紹介してきましたが、最終的にトライしていただきたいのが速読です。速読を習得すると、通常では考えられないような速さで本が読めてしまうので、読書に対する余計な邪念の入る余地がありません。 この章では、速読のなかでもとくに効果の高い、右脳速読法「瞬読」について解説していきます。 右脳速読法「瞬読」について 従来の速読法と右脳速読法の違い 文章をまとめて読む「視読」がポイントに 右脳と左脳をバランスよく使う まずは従来の速読法との違いを見ていきましょう。 ◆速読のしくみについては、コチラの記事でお読みいただけます 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 従来の速読法と右脳速読法の違い 従来の速読法は、目を速く動かして読書スピードを稼ぐタイプがほとんどです。 目を速く動かせば当然読書スピードはアップしますが、普段使わない筋肉を酷使するので、正直非常に疲れます。そのため、途中で脱落してしまう人がたくさんいました。 一方、右脳の働きを活用する右脳速読法「瞬読」では、ムリな目の運動は一切ありません。その代わりに、イメージ化が得意な右脳で、文章を映像として記憶します。 1文字ずつ読む通常の読書に比べて、映像化はそれこそ一瞬で処理されるため、読書スピードはケタ違いに速くなるのが特徴です。 ちなみに、速読をしない人の読書スピードは、平均で分速500文字前後といわれています。従来の速読法は、1分間に2,000文字ほど読めれば上級者に認定されるそうです。対して瞬読では、分速1〜2万文字が平均的な目標値になっています。 つまり右脳速読法「瞬読」なら、従来の速読法よりも、さらに5〜10倍の速さで読めるわけです。 どの速読法でも間違いなく結果は出ますが、どうせなら、習得が容易で読書スピードも速い右脳速読法をマスターしたいと思いませんか? 右脳速読法「瞬読」を今すぐ知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ◆右脳速読法「瞬読」と従来の速読法の違いについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 文章をまとめて読む「視読」がポイントに どの速読法でも、必ず、文章をまとめて読む「視読」をマスターする必要があります。通常の読書のように1文字ずつ読んでいたのでは、読書スピードに限界があるからです。 ただし前述のとおり、従来型速読法の多くは、目をむりやり速く動かして視読をします。これでは目に大きな負担がかかってしまい、すぐ嫌になってしまうのも当然です。 右脳速読法の場合、以下2ステップのトレーニングをおこない、視読を習得します。 ステップ1:変換力トレーニング ステップ2:イメージ力トレーニング ステップ1は、単語や短文をバラバラに配置して、元の言葉に変換するトレーニングです。ステップ1に慣れてきたら、今度はステップ2で短文を映像化するトレーニングをおこないます。 もちろん、ステップ1・2とも、激しい眼球運動はありませんから、どうか安心して取り組んでください。 いつも感じることですが、トレーニングを受けた受講生の「複数行の文を瞬時に読み取り、右脳で映像に変換する能力」がどんどんアップしていく姿を見られるのは、本当に指導者冥利に尽きます。 ◆視読トレーニングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 速読の効果的なトレーニングで分速1万文字を目指そう! 右脳と左脳をバランスよく使う 瞬読は右脳速読法とよばれていますが、じつは右脳だけを使用するわけではありません。右脳=インプット・左脳=アウトプットと、左右の脳を両方使用するので、脳のバランスへ非常によい影響をもたらします。 普段あまり意識することはないですが、人間の脳は以下のように、左右で役割が明確にわかれています。 左脳と右脳の役割 ・左脳:言語・計算・分析 ・右脳:イメージ・創造・ひらめき・空間認識 イメージや創造のパワーを最大限利用して、文章を素早く映像に変換。脳に記憶した映像を今度は左脳で文章になおしてアウトプット。このアウトプットにより、読んだ内容はより深く記憶に保管されていきます。 この2段階のサイクルがあるから、瞬読はただ速く読めるだけでなく、読んだ内容を長期間覚えていられるのです。 ちなみに、右脳速読をマスターすれば、一般的な分量の本なら1冊5〜10分程度で読めてしまいます。ここまで速く読めれば、読書の習慣化はそうむずかしくありません。読書に苦手意識のある人ほど、できるだけ早く右脳速読に挑戦してみてください。 きっと、読書が楽しくて仕方がなくなるでしょう。 ◆アウトプットの有用性については、コチラの記事でもお読みいただけます 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? まとめ 読書が習慣づけられない人は、まず100%、本に苦手意識をもっています。もちろん読書環境が整っていないことや、忙しくて読書どころではないケースも多いでしょう。 しかし今回の記事で、そういった原因を解決する方法をたくさんご紹介してきました。とくに速読は、読書習慣にはとても大きな武器になるはずです。 ぜひいちど、右脳速読法について、しっかりと確認するのをオススメします。右脳速読法「瞬読」について、さらに詳しく知りたいかたは、「Zoom体験会」でご確認ください。 ### 本を速く読むには、要約力と速読力がポイントに 参考書を大量に読む受験生や仕事の資料を毎日読む社会人など、本を速く読む必要のある人はたくさんいます。 しかし本を読まなければいけない人の多くが、忙しさのあまり読書に時間を割けずに困っているのが現実ではないでしょうか。 速読を指導している私からすれば、これは非常にもったいないと感じてしまいます。なぜなら速読をマスターし、さらにちょっとした読書のコツを知れば、もっと速く本が読めるからです。 ということで今回は、一般的な読書のコツと、速読のなかでも圧倒的なパフォーマンスを誇る右脳速読法について解説していきます。 本を速く読めための基本的なポイント 速読について解説する前に、まずは本を速く読むための基本的なポイントを押さえておきましょう。今回紹介するのは、以下の3点です。 本を速く読むための基本的なポイント 脳内音読をやめる 自分のレベルに合った本を選ぶ 好きな分野の本からスタート ひとつずつ解説します。 脳内音読をやめる 本を読むのが遅い人は、多くの場合脳内音読がクセになっているようです。この脳内音読をやめれば、間違いなく読書スピードは速くなります。 どうして音読がよくないのかというと、黙読よりも圧倒的にスピードが遅いからです。 テレビのアナウンサーは、1分間におよそ300文字のスピードで話すのが基本とされています。一方で一般的な読書スピードは、分速400〜800文字前後です。 つまり、読むのが速い人なら音読の2倍以上で読めることになります。そう考えると、やはり音読は、読書スピードを著しく下げる原因になっているといえるでしょう。 ただしここまでの話を読んで、「私は読むときに声を出していないけど……」と思ったかたもいるはずです。 そう、たしかに音読といっても、実際に声を出して読む人はまずいません。冒頭でも書いたように、問題なのは「脳内でおこなわれている音読」なのです。 通常本人は自覚していませんが、ほぼ100%の人が脳内音読をしていると考えてください。無意識でおこなっているがゆえに、脳内音読を意図的にやめるのは簡単ではありません。 しかし安心してください。後述する右脳速読法をマスターすると、自然に脳内音読はなくなりますので、あまり深刻にならなくても大丈夫です。 》》 瞬読Zoom体験会 自分のレベルに合った本を選ぶ ここまで話したように、本を読む速さは、ある程度「慣れ」で決まります。逆をいえば、慣れるまでは速く読めないわけです。 となれば、読書に慣れていない段階では、「自分のレベルに合った本を選ぶ」のがとても重要になってきます。 もし読書に苦手意識があるなら、まずは入門書やムック本(雑誌のように読みやすく編集された本)からスタートしてください。図解や画像も多く、わかりやすい表現で書かれているため、レベルを問わず非常に読みやすいです。 間違っても、いきなり難解な専門書を読むのはやめましょう。仕事でどうしても読まなければならない状況でも、まずは入門書を2〜3冊読んでからにするのがオススメです。 入門書で基礎知識を知っておけば、むずかしい専門書も理解しやすくなります。まずは「自分のレベルに合った本からスタートする」と、ぜひ頭に入れておいてください。 好きな分野の本からスタート 本を速く読むには、自分にとって読みやすい本、すなわち「好きな分野の本」からスタートするのがとても効果的です。 好きな分野の本であれば、バックボーンとなる知識が十分にあるので、途中で挫折する危険性がほとんどありません。 また内容理解に意識を向けなくてよいため、そのぶん重要なポイントの要約などに、より意識を集中できます。つまり好きな分野の本なら、本の要点が理解しやすく、比較的簡単に読書スピードをアップできるわけです。 そうやって読書自体に慣れてくれば、興味のない分野の専門書を読む場合も、以前ほど苦労せずに本の要点が読み取れるようになっているでしょう。 「要約力」を鍛えて、本を速く読もう 本を速く読むには、前述の「基本的なポイント」に加えて、重要な内容を素早く把握する「要約力」が不可欠です。この章では要約力をどうやって身につければよいのかを、以下8つのポイントからじっくりと解説していきます。 要約力を身につける8つのポイント 要約と飛ばし読みの違い キーワードを見抜くには「何回も出てくる言葉に注目」 重要なポイントをメモしておく 重要なポイントに優先順位をつける 主観は決してはさまない わかりやすい表現に言い換えてみる 文章の基本構成を知っておく まえがきと目次で、本の概要を把握してから読む それではひとつずつ見ていきましょう。 1.要約と飛ばし読みの違い よく、要約と飛ばし読みを混同している人がいます。しかし、両者はまったく違うものです。 要約は、いったん本全体をしっかりと読み、あとから重要なポイントを自分の言葉でまとめていきます。(もちろん、途中でメモを取るのはOKです) 一方で飛ばし読みは、全体的にサッと流していきながら、重要なポイントだけを読んでいく方法です。つまり両者には、以下のような大きな違いがあるわけです。 要約と飛ばし読みの違い ・要約:全体をしっかり読んだうえで、重要なポイントをまとめる ・飛ばし読み:自分が重要だと思う部分以外は、基本的に読まない どちらの読み方も、読む過程で「重要だと思う部分を探す」行為は共通しています。ただ、そのほかのパートに対する意識の持ち方が、大きく異なるだけです。 飛ばし読みの問題点は、読み手の集中度によって、重要なポイントを見逃す可能性があることでしょう。その点要約は、一度全体を読んでいますから、基本的に抜けはありません。 ただし、全体にしっかりと目を通せば、その分読書時間がかかります。そうなると、後述する速読で、読書スピードをアップさせる必要が出てきます。 ◎飛ばし読みについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読でもしっかり内容理解できる方法とは?  2.キーワードを見抜くには「何回も出てくる言葉に注目」 要約力を鍛えたいなら、まずは「重要だと思われるキーワード」(もしくはキーセンテンス)を意識しながら読んでみてください。 具体的にどうやってキーワードを探すかというと、本のなかに何回も出てくる言葉をピックアップしていきます。当たり前ですが、何回も文中に登場する言葉は、それだけ重要な意味をもっているはずです。 今回の記事を例にあげれば、「本を速く読む」や「要約力」「右脳速読」といった言葉がキーワードになっているのは、すぐにわかるでしょう。 ほかにもキーワードを見つける方法はいくつかあるので、以下にまとめておきます。 重要なキーワードの見抜き方 ・何回も出てくる言葉は重要(一般的な語彙は除く) ・強調表現が使われている言葉は要チェック(とても〜、もっとも〜、非常に〜など) ・重要な語句につながる接続詞を探す(じつは〜、つまり〜、したがって、しかしなど) ・キーセンテンスの場合、段落の文頭か文末に重要な内容が書かれている 上記のように、重要なポイントには必ずなんらかのサインがあります。これから本を読む際は、ぜひ上記を意識してみてください。 3.重要なポイントをメモしておく 重要なポイントのメモ書きも、要約力アップに大きく役立ちます。ただし、本を最後まで読んでからメモ書きするのは、基本的にNGです。 なぜならば、メモ書きのために、もういちどイチから重要な部分を探さなければならないからです。速読のように短時間での読み返しができないなら、そのつどメモをしていくほうが明らかに効率的でしょう。(メモをあとにして、付箋を貼りつける方法もあります) いずれにしてもメモには、「あとから要約をしやすくなる」「読んだ内容を思い出しやすい」といったメリットがあります。メモ帳やメモアプリなどを用意して、こまめにメモを取るクセをつけましょう。 》》 瞬読Zoom体験会 4.重要なポイントに優先順位をつける メモした内容は、基本的にすべて重要な内容です。しかしこれは、すべてが同じ重要度という意味ではありません。したがってメモを取ったら、要約する前に、重要なポイントの優先順位を決めていきましょう。 優先順位のつけかたは、正直いって、人それぞれです。本の内容から大きくズレさえしなければ、あなたの感性のまま順番を決めればいいと思います。 ひとつポイントをあげるなら、「まえがき」と「あとがき」の確認でしょうか。まえがきとあとがきには、著者の主張や想いが詰まっています。自分の要約と大きなズレがないかは、必ずチェックしておきたいところです。 5.主観は決してはさまない さきほど「重要なポイントの優先順位は自分で決めていい」と説明しました。あくまでも「要約」ですから、おおまかな内容さえ合っていれば、言葉の使い方や順番は読み手の感性で決めればいいでしょう。 ただし、要約に自分の主観をはさむのは、NGです。理由は単純。要約はあくまでも本のまとめであり、感想文ではないからです。 もし自分の意見をアウトプットしたいのなら、要約した内容をもとにSNSで感想をつぶやくのはどうでしょうか。本格的にやるなら、書評サイトに投稿するのもオススメです。 いずれにせよ、「要約はあくまでも本の重要なポイントをまとめたもの」ということを、忘れないでくださいね。 ◎アウトプットについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 6.わかりやすい表現に言い換えてみる どんな本でも、重要なポイントは言葉を変えて、何度も登場するのが普通です。これは、あまりにも同じ言葉を使いすぎると、くどくて読みづらいという理由が大きいと思います。 私たちが要約する際にも、別に文中で使われている言葉にこだわる必要はありません。よりピッタリくる表現があれば、どんどん言い換えて構わないのです。(メインキーワードは除く) あくまでも本を速く読むための要約力なので、基本的な内容さえ合っていれば、要約のスピードのほうが重要ですからね。 ちなみに、類義語辞典のようなサイトを知っておくと、要約力アップの大きな助けになります。興味のあるかたは、いちど利用してみてはいかがでしょうか。 7.文章の基本構成を知っておく 本を読むのが遅い人は、たいてい本に苦手意識をもっています。いわゆる文章アレルギーというやつですね。 文章アレルギーの人は本の構成に無頓着なので、文章の流れがわからず、途中で文を読むのに疲れてきます。 ところが読書慣れしている人は文章構成の知識が自然と身についているので、次はこういう展開になると、ある程度予想しながら読めます。だから、途中で疲れることなく、サクサクと読み進めていけるのです。 ただし、小説は純粋に楽しむための本なので、構成や読書スピードは特別気にしなくていいでしょう。覚えておきたいのは、実用書やビジネス書の構成ですね。 実用書やビジネス書は、読みやすくないと読んでもらえないため、大きく構成パターンから外れることはまずありません。きちんとした内容の本ならば、たいてい以下の2パターンに即して書かれているはずです。 序論・本論・結論 結論・理由・事例・まとめ 1は、主に学術的な論文や専門書に多いパターンです。今は電子書籍やWebで読むケースが増えているので、2のように、とにかく結論を最初に打ち出すパターンが増えています。 こういった構成を知っておくだけでも、本はだいぶ速く読めるようになるでしょう。 ◎文章構成については、こちらの記事もどうぞ 速読術 読書スピードを上げるには、音読を止めて視読にシフトしよう 8.まえがきと目次で、本の概要を把握してから読む まえがきと目次にしっかりと目を通せば、間違いなく本は速く読めるようになります。なぜならば、本の概要をあらかじめ理解した状態で読書に取りかかれるからです。 読む本の知識がなにもない状態よりも、大まかな流れを知った上で読むほうが、スムーズに進むのは当たり前といえます。 実際よくできた目次の場合、目次を読むだけでも、本の主要なポイントは理解できてしまうものです。さらにまえがきには、筆者の思いや知ってほしいことが、上手にまとめられています。 また全体の分量がわかっていると、途中で「あとどのくらいあるのかな。なんだか疲れてきた……」という状況が起こりにくくなります。 このように、まえがきと目次は、読書スピードのアップには欠かせません。ぜひ習慣づけるようにしてください。 本を速く読むなら、速読をマスターしよう 前章では、本を速く読むための基本的なポイントを紹介しました。しかし残念ながら、それだけでは、読書スピードが劇的に速くなることはありません。 本当に速く本を読みたいのであれば、やはり本を速く読む技術「速読」をマスターするのが早道です。この章では、速読の基本的な知識として、以下の3点を解説していきます。 速読の基本的な知識 各速読法の違い 速読で読める速さ 習得時間 それではひとつずつ見ていきましょう。 どの速読法を選べばいい? まず結論からいうと、後述する右脳速読法「瞬読」が、もっともオススメです。理由は最後の章で詳しく説明しますが、なんといっても習得のしやすさと読書スピードが、ほかの速読法よりもケタ違いですから。 今日本で学べる速読法は、大きく以下の3種類に分類されます。 速読法の種類 ・目を速く動かす速読法 ・飛ばし読み速読法 ・右脳速読法 これまで主流だった「目を速く動かす速読法」には、厳しい眼球トレーニングが不可欠です。眼球トレーニングを継続できる人は少なく、その脱落者の多さが「速読は怪しい」というイメージを作り上げてしまった側面があります。 飛ばし読みは、重要な箇所だけをピックアップしていく読書法です。本の大部分をサラッと読み流すので当然速く読めますが、厳密には速読ではないため、ここでは割愛します。 ということでこれから速読を学ぶなら、結果の段違いな右脳速読法が、間違いなくベストです。 右脳速読法「瞬読」を今すぐ知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ◎速読法の違いについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 誰でもできる|右脳を使った速読トレーニングの始め方 速読なら、どのくらいの速さで読めるの? 読書スピードは速読法により異なりますが、目を速く動かす従来型速読法の場合、分速2,000文字前後が上限になるようです。   速読をしない一般人の読書スピードは、平均で分速500〜600文字。速い人でも分速800文字が限界といわれているので、従来型の場合、一般人のおよそ4〜5倍の速さで読めると考えてください。 普通に考えれば、5倍で読めるなんてもう十分速いと、感じるかもしれませんね。しかし驚くのはまだ早いです。私が指導する右脳速読法「瞬読」なら、1分間に1〜2万文字のスピードで読む人がたくさんいます。 上表は、瞬読の指導を受けた人の読書スピードをまとめたものです。軒並み凄いアップ率を記録しているなか、分速40万文字以上の速さで読む小学生もいて、指導した私自身とても驚きました。 誰もがすぐにこういったレベルになるとはいいませんが、分速1万文字なら決してムリな数字ではありません。厳しい眼球トレーニングなしで、従来型速読のさらに5倍の速さで読めるなんて、本当に凄いと思いませんか。 習得までに必要な時間は? 習得までに必要な時間も、読書スピード同様、速読法により大きく異なります。また人によって適正や必要性が違うので、一概に答えを出すのはむずかしい面があります。 とはいえ、おおよその目安は知っておきたいところでしょう。 従来の速読法を調べてみると、ある程度速読ができるまで、およそ30時間がひとつの目安になるようです。 右脳速読法「瞬読」の場合は、2時間程度のトレーニングで分速1万文字を達成する人も少なくありません。当然個人差はありますが、目安として「平均10時間で分速1万文字」と考えていただければよいでしょう。 またじっくりと時間をかけて右脳速読を学びたい人には、「瞬読オンライン90日間集中プログラム」がオススメです。 興味のあるかたは、以下のサイトで詳細を確認してみてください。 》》 速読トレーニング「瞬読オンライン90日間集中プログラム」 ◎速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 最強の速読法、右脳速読法「瞬読」とは いよいよ最強の速読法、右脳速読法「瞬読」について、以下の3点を中心にご紹介していきます。 右脳速読法「瞬読」とは 右脳速読法「瞬読」で、圧倒的に速く読める理由 左脳と右脳をバランスよく活用 復習が容易な瞬読なら、読んだ内容を忘れない まずは、瞬読がどうして圧倒的な読書スピードを可能にするのか、その理由について見ていきましょう。 右脳速読法「瞬読」で、圧倒的に速く読める理由 瞬読をマスターするとどうして速く読めるのか、その理由は大きく2つあります。 文章をまとめて読む「視読」ができるようになるから 右脳で文章をイメージ化して、瞬時に脳へ記憶させるから 通常読書といえば、文字を1文字ずつじっくりと読んでいくのが一般的です。一方、右脳速読法では、文字を1文字ずつ追いかける読み方はしません。その代わり、数単語あるいは数行をまとめて読んでいきます。 こういったまとめ読みを「視読(しどく)」といいますが、ようは、1文字ずつ読んでいる限り読書スピードには限界があるということです。 ではどうやって視読をおこなうかというと、単純な目の動きでは物理的にムリがあるのは、おわかりですよね。 右脳速読法では、目を速く動かす代わりに右脳を活用します。イメージ化が得意な右脳で、読んだ文章を、映像として脳に記憶していくのです。 しかし、右脳でイメージ化といわれても、多くの人はピンとこないかもしれません。右脳の働きについては、次の項目でもう少し詳しく説明していきますね。 右脳速読法「瞬読」をもっと知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。 》》自宅で受講できるZoom体験会 ◎右脳速読法「瞬読」については、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果があるの?新速読術「瞬読」がもたらす3つの効果とは 左脳と右脳をバランスよく活用 人間の脳は、大きく左脳と右脳にわかれています。以下のように、それぞれの役割に応じて、左右の脳が自動的に対応するわけです。 左脳と右脳の役割 ・左脳(論理的思考):言語・計算・分析 ・右脳(直感的思考):イメージ・創造・ひらめき・空間認識 通常読書をする際には、言語を司る左脳が使用されます。ただし前述のとおり、文字を1文字ずつ追いかけるので、読書スピードは遅いです。 また多くの速読法では、そもそも遅い左脳での読書を目の動きでムリヤリ速くしようとするので、どうしても途中で疲れてしまうという問題があります。 一方右脳速読法「瞬読」の場合、文章をまとめて読み、右脳でイメージ化した映像を瞬時に脳へ記憶していきます。 友人に「今日美味しいお寿司食べにいかない?」と聞かれれば、それこそ一瞬のうちに、美味しそうなマグロやウニの握りを頭に思い描いているでしょう。 その「イメージ化の速さ」を読書に利用しているのが、右脳速読法だと考えてください。 さらに瞬読では、左脳を使ってアウトプットもおこないます。左脳と右脳を両方使用するので、左右のバランスが調整され、脳の働きに好影響を与えてくれます。 ◎左脳でのアウトプットについては、こちらの記事もどうぞ 速読術 読書アウトプットを何倍も効率化する驚くべきその方法とは? 復習が容易な瞬読なら、読んだ内容を忘れない インプットした情報を脳へ定着させるには、読んだ内容を何回も反復して、脳に重要な情報であるという指令を出す必要があります。つまり、記憶への定着には、「復習」が不可欠なのです。 右脳のイメージ化で読書をおこなう瞬読では、前述のとおり、分速2万文字のペースで読める人がたくさんいます。分速2万文字といえば、1冊10万文字として、およそ5分で1冊を読了できる計算です。これなら、ちょっとしたスキマ時間に、いつでも復習ができます。 ところが読書スピードの遅い通常の読書では、1冊読み返すのに、少なくとも4時間以上はかかります。忙しい現代人は、読書以外にやることがたくさんあり、4時間もの時間を何回も繰り返すのは、正直かなり大変でしょう。 この復習のしやすさは、受験勉強において、とくに大きな差を生み出します。復習すればするだけ、暗記できていくわけですからね。 小学生中学年になったら、できるだけ早く右脳速読を学ぶと、より大きなアドバンテージが手にできると思いますよ。 ◎復習の重要性については、こちらの記事もどうぞ 速読術 暗記をしたいなら、右脳速読を活用しよう まとめ 今回は、本を速く読むポイントについて、解説してきました。「文章構成を知る」など、基本的な知識も大事ですが、要約力も不可欠な能力です。また、なんといっても速読ができるかどうかで、読書スピードは決まります。 合わせて今回の記事では、速読法による違いも、あらためてしっかりとお伝えしたつもりです。同じ速読法でも、右脳速読法なら、比較にならないパフォーマンスが手に入るでしょう。 右脳速読法「瞬読」について、さらに詳しく知りたいかたは、ぜひ「Zoom体験会」でご確認ください。 》》速読を超えた速読法「瞬読」Zoom体験会 ### 思考力を鍛える8つの方法 思考力とは、文字通り「考える力」です。しかし思考力という言葉には、ただ漠然と考えるのではなく、「論理的に考えをまとめる力」という意味が含まれているように感じます。 もし誰かに、論理的な思考力をもっているかと尋ねられたら、どれだけの人がイエスと答えられるでしょうか。おそらくほとんどの人は、「うーん、あまり自信はないなあ」と答えるはずです。 今回は、そういった「思考力に自信がない人」に対して、思考力を鍛える方法を8つ紹介していきます。 思考力を鍛えるとどんなメリットがあるのかについても解説していくので、思考力を鍛えて人生の質をグンとアップさせたい人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。 これからの時代、思考力がより重要になる理由 これからの時代、鋭い思考力があるかどうかで、人生の質は大きく変わってきます。思考力を鍛える方法の前に、まずは、思考力が必要とされる理由をしっかりと押さえてしまいましょう。 情報選別の重要性が増してきている 私たちは、毎日膨大な情報にさらされています。インターネット検索・SNS・ニュースなど、さまざまなソースから流れてくる情報の洪水のなかで、正しい情報の選択は今後ますますむずかしくなっていくでしょう。 そこで重要になるのが「情報選別の能力」です。膨大な情報のなかには、エビデンスのないいい加減な情報も大量に混じっています。 1次情報を確認せず、ネットの記事をそのまま真似した記事であっても、それらしいことが書いてあるとつい信じてしまうものです。 こういう状況のなかで、正しい情報をきちんとピックアップするには、クリティカルシンキング(批判的思考)をオススメします。 クリティカルシンキングとは、今ある前提を疑い、ものごとの本質を見極める手法です。世の中の情報はすべて、必ず発信者の思想や嗜好といったバイアス(先入観)を通して発信されています。 そのバイアスを見抜き、いかに客観的な視点で情報を捉えられるかが、思考力を磨く重要なポイントになってきます。 ◆クリティカルシンキングについては、コチラの記事でもお読みいただけます 脳トレ 洞察力を鍛える12の方法 以前より問題が複雑化している 私たちの生活は、テクノロジーの急激な進化や経済のグローバル化といった要因によって、かつてないほど複雑化しています。そのため、直面する課題に対して、従来の方法が通用しないという事態が多発しているのです。 あわせてすでに世界、とくに先進国はビジネス的に成熟しており、「◯◯すればうまくいく」というわかりやすいビジネスモデルが通用しなくなりました。 これからの時代、単に情報を収集・分析するだけでは、もはや適切な対応ができません。複雑に絡み合った情報のなかから課題を発見する能力や、最短で最適の対応策を探し出す思考力が、今後ますます必要とされてくるはずです。 テクノロジーの進化により代替しにくい思考力が必要とされている テクノロジーの急速な進化は、私たちの働き方や生活を劇的に変えてしまいました。とくに、人工知能(AI)やオートメーションの発展により、多くの単純作業やルーティンワークは機械によって代替されつつあります。 しかし、こういった進化は、人間にとって悪いことばかりではありません。AIや機械をコントロールするのは、結局人間だからです。だから、人間の仕事が代替されるというよりは、人間の役割が大きく変わってきたというほうが正しいような気がします。 単純な労働力の代わりに、これからは人間にしかできない深い思考力が求められるでしょう。機械はデータ処理やパターン認識において、人間を完全に凌駕しています。 しかし、創造的思考・批判的思考・感情に基づく判断といった分野では、まだまだ人間が勝っています。 もちろん、将来のことは誰にもわかりませんし、単純にAIや機械と競い合うのは無意味です。テクノロジーと共存しながら、人間ならではの思考をうまく補完していくのが、これから求められるスタイルなのではないでしょうか。 グローバル化で多様な思考に対応する機会が増えた グローバル化が進む現代社会では、異なる文化や価値観をもつ人々との接触が急増しています。そのため、多様な価値観に対応できるだけの柔軟な思考力が、非常に重要視されるようになってきました。 日本は基本的に、同じ民族だけで構成される単一国家になります。だから、長い間、同じバックグラウンドをもち、同じ言葉を話す人たちとだけやり取りをしていれば、それで十分だったのです。 しかし、もはや国境や人種で単純に区別をできる時代ではありません。たとえ直接海外に行くことがなくても、インターネットを通じて一瞬のうちに世界中と繋がれるのが、今の時代です。 私たちは、もっともっと違う国のさまざまな考え方に触れ、幅広い視点でものごとを考える柔軟な思考力を身につける必要があります。 思考力を鍛えるとどんなメリットがあるのか 冒頭でもお話ししたように、思考力を鍛えると人生の質が確実にアップします。この章では具体的にどんなメリットがあるのか、以下3点をピックアップして解説していきます。 思考力を鍛えるメリット 論理的な思考ができると、自分の主張が受け入れられやすくなる 情報を実生活に役立てる力がつく 円滑な人間関係が築ける それではひとつずつ見ていきましょう。  論理的な思考ができると、自分の主張が受け入れられやすくなる まず 論理的な思考ができると、自分の主張が受け入れられやすくなります。 理由は簡単。深い思考力をもつ人は、たくさんある情報を客観的に分析して、誰もが納得できるような結論を導き出せるからです。 つまり深い思考力をもつ人の思考は、誰が聞いても「あー、なるほどね」と思えるクオリティだから、主張をすんなりと受け入れてもらえるのです。 友達との雑談なら、とくに論理的な思考を意識しなくても、そう問題にはならないかもしれません。しかしビジネスの場になれば、話は別です。 論理的な話ができなければ、業務や交渉がうまくいかず、あなたは「仕事のできない人」の烙印を押されてしまう可能性があります。 情報を実生活に役立てる力がつく 思考力を鍛えると、論理的な思考でものごとを判断できるため、手にした情報を実生活にうまく活用できます。 現代は完全な情報社会です。わからないことがあってもネットで検索すれば、たいていのことならすぐに答えが見つかります。 問題は、私たちの周りには情報が多すぎることです。ネット検索をはじめ、書籍・テレビ・SNS・口コミなど、さまざまな情報が飛び交っています。 さらに問題なのは、どの情報が正しいのかが、非常にわかりにくくなっていることでしょう。だからこそ私たち自身が、論理的な思考力をもって、正しい情報を選択していく必要があるのです。 ◆情報処理能力については、こちらの記事もどうぞ 脳トレ 情報処理能力の高い人が具体的にやっていること 円滑な人間関係が築ける 思考力に長けている人は、円滑な人間関係を築ける可能性が、通常よりも高くなります。なぜならば、論理的に相手を納得させられるだけでなく、相手の立場も考慮に入れた対応ができるからです。 「こういう話をしたら相手はどう思うだろうか」という深い配慮ができるから、相手もこちらを尊重してくれます。 また深い思考力をもつ人の話には、矛盾がありません。 もし話をしている間に矛盾が出てきたら、相手はその疑問に不信感をもちます。その場で「それって変じゃない?」といってもらえれば、別に問題はありません。議論を重ねて修正すればいいだけですから。 しかし大人のおつきあいのなかでは、気まずくなるのを回避するため、なにも言わずにスルーするケースも少なくありません。こうなるとあとに残るのは、「あの人とはなんか噛み合わない」という思いだけです。 こういう事態を避けるためにも、ぜひ深い思考力を身につけてもらいたいと思います。 今すぐやめよう。思考力が低下する悪習慣 思考力を鍛える具体的な方法は最後の章で解説しますが、まずはその前に、今あなたの思考力を低下させている悪習慣を4つご紹介します。 思考力が低下する悪習慣4選 新しい価値観を受け入れない なんでもネット検索する 疲れているときに重大な決断を下す その日のできごとや体調によって考えが大きく変わる 上記4点をやめるだけでも、思考力は大きく改善するはずです。ぜひ今日から、この悪習慣を断ち切っていきましょう。  新しい価値観を受け入れない 思考力を鍛えたければ、新しい価値観を受け入れない頑固な考え方は、今すぐにやめてください。 もちろん、誰でも自分なりの判断基準をもっています。それを否定するつもりはまったくありません。しっかりした判断基準は、「美学」として、あなたの存在を確立する重要なファクター(要素)になりますので。 ただ多くの人は、自分の価値観にこだわるあまり、非常に狭い視野でしかものごとを考えられなくなっています。 世の中にはたくさんの人がいて、それぞれが自分の価値観をもっているのです。つまり新しい価値観を受け入れるというのは、他人を尊重するという意味でもあります。 そもそも世の中には自分の知らないことが、たくさんあるものです。そういった価値観(情報)を柔軟に取り入れるのが、思考力を鍛える第一歩といえます。 なんでもネット検索する 現代人はなにかわからないことがあると、まずネットで検索をします。わからなくて質問をすれば、「それくらい自分でググれよ」と怒られてしまうことも少なくありません。 たしかにネットで検索するのは、手軽で便利です。しかもよほど専門的な内容でなければ、たいていはなんらかの答えが見つかります。 しかし、あまりにもネット検索に依存しすぎるのも問題です。なぜなら、答えがすぐに与えられるので、自分で深く考えるプロセスが失われてしまうからです。 またネットには、信頼性に乏しい情報もたくさん存在します。それなのに私たちは、検索で見つけた答えを無条件に信じてしまいがちです。 まずは検索する前に、いったん自分の頭で整理してみる。また検索した結果は、データのあるものを優先とし、一度客観的立場から疑ってみる。こういったステップを取り入れるだけでも、あなたの思考力は大きく成長するでしょう。  疲れているときに重大な決断を下す あなたの思考力は、体調に大きく影響を受けています。一般的に、体調がよく思考がクリアなら、よい考えが浮かびやすいです。逆に体調が悪ければ、どうしてもマイナスな思考で物事を判断してしまいます。 したがって論理的な思考力のもと、最適な判断を下したいなら、まず疲れているときに重大な問題へ向き合わないことです。 そういう意味では、重要事項を検討する時間帯も重要といえます。夜中に考えたことを翌朝に再度確認してみると、「なんだ。これっ?」ってびっくりすることがありませんか。 疲れが溜まり半分眠っているような時間帯になると、どうしても極端な決断を下しがちです。できれば、睡眠を取って脳がリフレッシュした朝1番、もしくは午前中にじっくりと考えるようにしてください。 ◆集中できる時間帯については、こちらの記事もどうぞ 速読術 集中力は15分しか保てないって本当?速読で集中力を高める4つのポイント     その日のできごとや体調によって考えが大きく変わる 前述のとおり、人間の考えは体調に大きく影響を受けます。だから、疲れているときや病気のときには、重大な決断をしないほうがいいのです。 でもそれと同時に、体調による考えのブレができるだけ起きないよう、冷静に自分の判断を分析する「客観性」も身につけておく必要があります。体調が悪くても決断しなければいけないときはありますから、大きな判断ミスをしないためにも、客観性をもつことは非常に大事なことです。 ところが思考力の低下している人を観察すると、やはりその日のできごとや体調に大きく左右される傾向が強いように感じます。 嫌なことがあればマイナスな思考になり、体調の悪さに引きずられるかのように、弱気な判断を下す。一転、体調がよく楽しいことがあれば、あまり考えずにすぐ答えを出してしまう。 誰しもこういった傾向はあるにせよ、気分や体調で思考パターンが変化しすぎると、どうしても間違った判断を下す回数が増えてしまいます。 思考力に優れた人の特長とは 思考力が低下する習慣を断ち切るには、思考力に優れた人のマネをするのが一番です。思考力アップの方法を紹介する前に、ぜひ思考力に優れた人の特長を頭に入れておいてください。 思考力に優れた人4つの特長 論理的思考でものごとを判断できる 先を見据えて考えられる よく考えてから決断をくだす 判断材料となる知識が豊富 ひとつずつ順番に解説します。 論理的思考でものごとを判断できる 思考力に優れた人は、人に説明するのが非常にうまいです。必要な情報をわかりやすくまとめる「論理的思考(ロジカルシンキング)」が、自然と身についているのでしょう。 私たちの頭のなかには、さまざまな情報が溢れており、必要な内容を整理するだけでも一苦労です。だから、肝心なポイントを説明し忘れることも多く、反対につい余計な情報を盛り込んでしまうこともあります。 ところが論理的思考のできる人は、矛盾点のない筋の通った論理を組み立てられるので、頭のなかが常にクリアーです。会話をしていても的確なコメントができるので、相手に「話しやすい」「頼りになりそう」といったプラスの印象を与えます。 また、論理的思考は、問題解決にも有効です。解決に必要な要因を組み立てて、素早く問題を処理してくれるので、論理的思考のできる人は周囲から信頼されています。 先を見据えて考えられる 先を見据えて的確な判断を下せるのも、高い思考力をもつ人の特長といえます。対して思考力に欠ける人は、目の前のことしか考えられず、同時に複数の要素を考えるのが苦手です。 でも仕事や勉強で結果を出すには、現時点からゴールまでにやるべきことを、段階的に設定する能力が欠かせません。 「最初に◯◯をして、その次には☓☓をする。1か月間その状態を維持できたら、最後に△△へ取り組む」といったように、先を見据えた行動設定ができれば、自分の目標からズレてしまう可能性を大幅に減らせます。 今やっていることしか考えられない人は、よくいえば「行動的」ですが、ようするに「行きあたりばったり」なのですね。だから、行動に一貫性がありません。 「こんなことする必要なかったのに……」と途中で後悔することのないように、ぜひ「先を見据えた思考」を身につけたいですね。 よく考えてから決断をくだす 思考力に優れた人は、安易に決断をしません。決断に必要な判断材料をしっかりと集めて、あらゆるパターンを比較したうえで、慎重に決断を下します。 もちろん慎重といっても、事前に決断を下すデッドラインを決めているので、決断が遅れて事態が悪化するようなことはありません。 一方で思考力の足りない人は、深く考えるのが面倒なので、悪いケースを想定することなく決断してしまう傾向が強いです。だからいったん問題が発生すると、打つ手が遅れてしまい、どんどん問題が大きくなってしまいます。 とはいえ、ビジネス社会においては、素早く決断をしなければならない場面も多いものです。高い思考力をもつ人は、必要に応じて瞬時に判断をする能力も持ち合わせています。慎重さと即断力を状況に応じて使い分けられるように、日頃から思考力を鍛えておきましょう。 判断材料となる知識が豊富 思考力のある人とそうでない人をわける大きな要因として、知識量の差があげられます。思考力があり決断に間違いのない人は、頭のなかに判断材料となるさまざまな知識をもっているものです。 もちろん、時間をかけて注意深く考えれば、思考力が乏しい人でもおそらく正しい判断は可能でしょう。しかし世の中には、すぐに決断しないと手に入らないものが、たくさんあります。いわゆる「チャンス」ですね。 「会社に戻ってじっくりと検討いたします」などといえば、そのチャンスはライバルに奪われてしまうかもしれません。その点、判断材料が頭のなかにあれば、すぐに決断ができます。 もしあなたの周りに思考力の高い人がいたら、ぜひ行動を観察してみてください。おそらく、忙しいスケジュールのなか、新聞やニュース・書籍などから、しっかりと情報収集をしているはずです。 思考力を鍛えたいなら!オススメの方法8選 この章では、いよいよ思考力を鍛える具体的な8つの方法をご紹介していきます。 1.質のよい本をたくさん読む 深い思考力を身につけるには、ぜひ質のよい本をたくさん読んでください。もちろん、本を読まないからといって、必ず思考力に問題が発生するわけではありません。しかし読書量が多ければ多いだけ、その分間違いなく、より論理的で深い思考ができるようになります。 なぜかというと、本をたくさん読む人は、深く考えるための材料「知識と語彙」をたくさん身につけているからです。 論理的な思考をするには、当然その根拠となる知識がベースになります。ようするに、たくさんの知識をもっていれば、検討事項を多方面からより深く検証できるわけです。 また語彙力がないと、どうしても思考は浅くなります。だって人間は、言葉でものごとを考えますからね。その言葉のバリエーションがなければ、思考が浅くなるのは当然でしょう。 ということで、まずは読書量を増やして、「知識と語彙」をしっかりと仕入れましょう。 ◆読書量を増やすには速読がおすすめ!速読のしくみについて知りたい方は、こちらの記事もどうぞ 速読術 速読は本当に効果ある?しくみ・トレーニング法・メリットをわかりやすく紹介 2.クリティカルシンキング(批判的思考)を取り入れる クリティカルシンキング(批判的思考)も、思考力を鍛える方法としては、かなりオススメです。自分の思考パターンに自信のない人は、ぜひクリティカルシンキングを取り入れてください。 批判的という部分にフォーカスして、マイナスなイメージをもつ人もいますが、クリティカルシンキングは批判することが目的ではありません。その情報の前提条件を疑い、ものごとの本質を正しく見極めるための思考法がクリティカルシンキングなのです。 人間は、ついこれまでの経験をもとに判断を下しがちです。しかし、その経験が現在も通用するかどうかã