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速読初心者に知っていてほしい「速読のしくみ」とメリット・デメリットとは

速読とは?速読をはじめる前に知っておきたい「速読のしくみ」とメリット

記事の監修

株式会社瞬読 代表取締役山中恵美子

大学卒業後、関西テレビ放送株式会社に勤務。2009年学習塾を開講し3万人の生徒が卒業。
学習効果を上げる方法として速読を取り入れる。これが後の「瞬読」となり生徒が次々と難関校に合格。
2018年瞬読のみの講座が開講し、現在受講生は2,600名を超える。
著書『瞬読』は10万部超えのベストセラーに。その他、TV・ラジオなどメディアにも多数登場し、全国に瞬読を広めている。

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厳しい競争社会を勝ち抜くために、たくさんの本を読み、自分をレベルアップしたい。ところが、現実には、忙しすぎて月に1冊の読書すらままならない。このように、自分の理想と現実のギャップに悩みを抱える人は、世の中にたくさんいます。

そういう状況を打破するために速読を身につけたいと思っても、不安を抱えたままでは、なかなか一歩目を踏み出せません。

そこで当記事では、初心者が必ず知っておくべき「速読のしくみ」や「速読のメリット」などについて、わかりやすく解説していきます。

速読をこれからはじめたい、もしくは速読をはじめたばかりの人は、ぜひ今回の記事を読んで、速読に対する不安を解消していただければと思います。

速読は本当に効果があるのか

速読は本当に効果があるのか

まず速読初心者が不安に思っているのは、「速読は本当に効果があるのか」という点でしょう。結論からいえば、きちんとした理論のもと指導がおこなわれている速読法ならば、必ずなにかしらの結果は出ます。

ある速読団体では、分速2,100文字以上読めれば、最高ランクの上級者に認定されるそうです。一般的な読書スピードは、およそ分速400〜800文字なので、その効果は最大で5倍にも上ります。

もし今よりも、5倍速く本が読めたらいいですよね。知識量が増え、仕事や勉強でよいパフォーマンスを発揮できるのは間違いなさそうです。

もちろん、速読は効果がないという意見も根強く存在します。速読が脳機能に与える影響については、まだまだ解明されていないことが多いのです。その一方で、実際に速読を学び、驚くようなスピードで読書をする人も多数存在します。

個人差はあるにしても、速読を身につければ、少なくとも現在の倍の速さで本を読むことも可能です。速読の可能性について知るべく、ぜひこれから当記事を読み進めていただければと思います。

◆速読の効果については、コチラの記事でお読みいただけます

速読で本が速く読めるしくみ

初心者にもわかる速読のしくみ

速読に不安を感じ、勉強しようかどうか迷っているなら、まずは速読の基本的な知識を理解するのが先決です。速読についての理解が深まれば、自然と不安や迷いはなくなりますので。スペースの都合上、今回は以下の3点に絞って、わかりやすく解説していきます。

初心者にもわかる「速読のしくみ」
  • 従来の速読法と右脳速読法「瞬読」の違い
  • 速読の基本的動作「視読」
  • 速読のトレーニング内容(右脳速読の場合)

まずは、主な速読法の特徴と違いについて解説します。

速読法1「眼筋を鍛えて目を速く動かす」

日本で速読法といえば、長い間目を速く動かす方法が主流でした。目の周りには、上直筋・下直筋・内直筋・外直筋・上斜筋・下斜筋という6種類の筋肉があり、それらの筋肉を鍛えて、見る能力を向上させるという考え方がベースになっています。

たしかに目を速く動かせば、読むスピードも速くなるでしょう。しかし、どれだけ眼筋を鍛えた人でも、目を動かすスピードには物理的な限界があります。前述の通り、目を動かすタイプの上限スピードは、通常の3〜5倍が限界です。

しかも、その読書スピードを1冊読む間ずっと維持できるかというと、かなり厳しいと言わざるを得ません。普通に考えて、何分も目を高速で動かし続けたら、目の筋肉は疲れてしまいます。

目を速く動かすタイプの速読法は、目の動かし方をマスターすればしっかりと結果を出せる反面、うまくできる人を選ぶむずかしい速読法なのです。だから、途中で挫折する人が多く、そういう人が速読を批判をしてきたという残念な経緯があります。

速読法2「読み方を工夫する」

厳密にいうと速読ではないかもしれませんが、必要な箇所だけを重点的に読む「飛ばし読み」や「斜め読み」といった方法も、読書を素早く終わらせるのに有効な考え方です。

飛ばし読みは、テキストのなかで重要なポイントだけを素早く見つけ出し、残りは大まかに読み飛ばします。たとえば、重要な内容はたいてい各パラグラフの最初と最後に書かれているので、中間をサラッと読み飛ばしてしまえばそのぶん速く読み終わるわけです。

ただし、多くの速読法では飛ばし読みを推奨していません。最後までそれほど時間がかからず読めてしまうので、わざわざ読み落としの危険性のある飛ばし読みをする必要がないからです。

もちろん、最初に目次をしっかり読む・重要なポイントを素早く探し出す意識といった点は、速読にも大いに役立ちます。最後まで読むのを基本としながらも、こういったポイントは速読にもうまく取り入れていきたいですね。

速読法3「右脳のイメージ変換能力を活用」

速読のなかでも、近年とくに注目されているのが、右脳の働きを活用した速読法です。私が指導する瞬読も、右脳速読法の一種になります。

通常の読書(目を速く動かす速読法も含む)は、文章を1文字ずつ追いかけながら読んでいきます。言語を司るのは左脳なので、いうなれば、左脳型読書といえるでしょう。

一方、瞬読は右脳が得意とするイメージ変換力を活用した速読法です。文章を瞬間的に映像に変換し、どんどん読み進めていきます。単語をひとつずつ考えるより、文章を大まかなイメージ画像として捉える方が、圧倒的に処理能力が速いです。

だから、右脳速読法「瞬読」では、分速1〜2万文字という驚きの速さで読める人が珍しくありません。

なお、各速読法との違いは、別記事で詳しく解説しています。速読法ごとの違いについて、もっと詳しく知りたい人は、ぜひそちらの記事もご確認ください。

◆有名速読法の特徴と違いについては、コチラの記事でお読みいただけます

すべての速読法に共通する「視読」とは

おそらく、視読という言葉自体、今回はじめて聞いたという人がほとんどでしょう。前述のとおり視読とは、複数の単語あるいは複数の行を、ひとつのかたまりとして理解していく読み方です。

速読法を問わず、1文字ずつ読んでいたのでは、読める速度に限界があります。だからどの速読法でも、トレーニングで視野を広げ、1回に読む文章量を増やしていくわけです。

ただし、この視野の広げ方についても、速読法ごとに大きな違いがあります。従来の速読法の多くは、前述のとおり、目を速く動かして複数の文章を読むのが一般的です。しかし、目を速く動かし続ければ、やがて目は疲れてしまい、速読の効率は著しく下がります。

一方で右脳速読法は、イメージ処理が得意な右脳で、文章を映像に変換しながら読んでいく方法でしたよね。複数の文章へ目を通し、主要な要素をパッと映像へ変換する。

読むというよりは、「文章全体を上から眺める」という感覚でしょうか。これならば、ムダに目を動かして、疲労することもほとんどありません。

右脳速読のトレーニング内容

「右脳速読による視読は比較的簡単」という説明を受けても、自分にできるかどうか、不安を感じる人も多いはずです。

そのような不安を感じている人のために、ここでは右脳速読トレーニングの核とでもいうべき、「変換力トレーニング」を簡単にご紹介します。

右脳速読のトレーニング内容

変換力トレーニングは、バラバラに配置した文字をみて、正しい単語(短文)に変換するトレーニングになります。このトレーニングは、最終的に目にした情報を瞬時に映像化するのが目的です。

普通の文字列だと、どうしても先頭から順番に読んでしまいます。ところが、文字がバラバラに配置されていれば、そのまま読むことはできないので、自然とイメージ力が鍛えられるのです。

このトレーニングのポイントは、とにかく「スピード」のひとことに尽きます。1つの単語あたり、およそ1秒を目安にしてください。最初はむずかしく感じるかもしれませんが、やってみるとすぐに慣れてきます。

また、単語を正しく変換する際には、文章のイメージ化も強く意識しましょう。「見てすぐにイメージ変換」というサイクルに慣れてきて、短い単語での映像化ができるようになれば、もう視読はマスターしたようなものです。

速読のメリット

速読のメリット・デメリット

ここまでの話で、速読の大まかなしくみについて、ご理解いただけたと思います。あとは、実際に速読習得に向けて動き出すだけです。しかし、速読を学ぶ前に、まずは速読のメリットを、もう少し具体的に知りたいという人も多いでしょう。

速読の主なメリット
  • 本が速く読める
  • 情報の選択肢が増える
  • 読書スピード以外の能力も習得できる
  • 時間的ゆとりが手に入る
  • コミュニケーション力の向上
  • 自分に自信がつく

そこでこの章では、速読の主なメリットを6つほどお伝えしていきます。

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本が速く読める

速読のもっとも大きなメリットは、いうまでもなく「本が速く読める」ことです。前述のとおり、一般的な速読では分速2,000文字前後、右脳速読なら1分間に1〜2万文字が平均的な読書スピードになります。

かりに分速2万文字なら、一般的なビジネス書を、5分もかからずに最後まで読めてしまいます。

趣味で小説を読みたいという人もいますが、小説にあまり速さは求めませんよね。多くの社会人は仕事や人生に役立つ知識を手に入れるために、本を読むことが多いはず。この場合は、読書スピードは本当に大きな武器になります。

現在は技術やスキルの変化が激しくなり、昔のようにひとつのスキルを武器に生きていくのが非常にむずかしい時代です。いくつになっても常に新しい知識を学び続ける必要があります。

そう考えると、短期間に大量の情報をインプットできる速読は、今もっとも必要とされるスキルのひとつだといえるでしょう。

情報の選択肢が増える

前述のとおり、速読を習得すれば、短時間で多くの情報処理が可能です。そうすると、今まであまり手をつけてこなかったジャンルの情報にも、広くアンテナを伸ばす余裕が出てきます。

これ、サラッと説明していますが、じつは非常に重要なポイントです。人間はどうしても自分の知っている範囲内で、ものごとを考えてしまいます。しかし世の中には、自分の知らない知識や情報のほうが圧倒的に多いものです。

もしかしたら、その知らない情報のなかに、最適な答えが存在するかもしれません。そういった新しい情報を素早く大量に仕入れる手段が、速読なのです。

残念ながら、普通の読書スピードだと、本を大量に読むのはなかなか大変でしょう。月に1冊も読書をしない人が約50%もいるという文化庁のデータ※が、その事実を物語っています。

速読で大量に書籍が読めれば、自分のなかに新しい知見が広がり、その分正確で失敗の少ない判断が下せるようになります。そうやって構築された広い視野は、結果を求められるビジネスの世界を筆頭に、私たちへ多大な恩恵をもたらしてくれるでしょう。

※参考:平成30年度「国語に関する世論調査」の結果の概要

読書スピード以外の能力も習得できる

これは右脳速読法に限定されますが、右脳を日常的に使うと、左脳も含めた脳全体が活性化します。その結果以下のような、速読以外の能力も連動して向上するわけです。

  • 理解力
  • 記憶力
  • 判断力
  • 動体視力
  • 空間認識能力

瞬読の受講生のなかにはK-1選手もいらっしゃいますが、瞬読によって一瞬の判断力や全体を把握する能力が、確実にレベルアップしているとの感想をいただいています。

また意外なところでは、ビジネスコミュニケーションがうまくいくようになったという報告もありました。会う人の事前情報を速読で徹底的に読み込むようにしたところ、相手が好意を持ってくれて、人間関係がどんどんうまく回るようになったそうです。

こういった副次的に得る能力は、目を速く動かすだけでは得られない貴重なスキルといえます。

時間的ゆとり

右脳速読は、文章をイメージ化して、右脳にそのイメージを記憶していく読書法です。そうやって脳にストックされた大量の知識をじょうずに活用できれば、仕事にもよい影響が生まれます。

今までリサーチに費やしていた時間を、ほんの数分で終わらせることも可能です。業務に必要なノウハウをパパっと仕入れて、業務にかける時間を大幅に短縮することだってできるでしょう。そうなれば、これまで忙しくバタバタしていた人も、自由な時間が増えます。

前述の通り、今や新しいスキルをどんどん身につけなければいけない時代です。空いた時間で仕事に必要な資格講座に通うのもよいでしょう。英語やプログラミングなど、これまでにない新しい分野に挑戦するのもオススメです。

あなたは、なんでも自由にやりたいことへ挑戦できます。

学生ならともかく、社会人になると自分の成長に投資する時間はなかなか取れないものです。ぜひ速読で自由な時間を手にしてください。

コミュニケーション力の向上

速読で情報や知識を大量に吸収できるようになると、コミュニケーション力も向上します。自分の知識が豊富になり、相手の話に対する理解力や共感力が高まり、相手との対話がスムーズに進みやすくなるからです。

なかでも、小説やコラムは、自分と異なる考え方や発想に触れる絶好の機会です。ビジネス書や実用書ばかりでなく、ぜひそういった本も読んでみてください。

また新しく得た幅広い分野の情報は、異なるバックグラウンドをもつ人たちとの交流に、非常に役立ちます。今までならまったく対応できなかった分野の話でも、自ら適切な話題を提供できるし、受け答えにストレスを感じることもないでしょう。

そうなれば、学校での友人・子どもの保護者とのお付き合い・ビジネスでの対人関係など、新しく人間関係を構築する際に、間違いなく大きなアドバンテージになるはずです。

◆読書とコミュニケーション力の関係については、コチラの記事でもお読みいただけます

自分に自信がつく

速読の副産物的なメリットとして、自分に自信がつくという面が挙げられます。速読というひとつのメソッドを習得し、普通では考えられないスピードで本が読めるようになった自分に、あなたはきっと大きな自信を感じているはずです。

もちろん、速読で得られる桁違いの情報量も、自信の源になってくれます。これまで知識不足で対応できなかったことにも、堂々と意見を述べ、求められれば的確なアドバイスもできるようになるからです。

はじめて会う人にも堂々と対応できるので、あなたを信頼してくれる人がどんどん増えていきます。豊富な知識と見識をベースにして、今後は学業や仕事でも、ますます結果を出せるようになっていくでしょう。

こういったプラスのスパイラルがいったん回り出せば、悪いことは弾き飛ばされて、よいできごとがびっくりするほど流れ込みはじめます。たかが速読かもしれませんが、人よりも速く大量に情報が吸収できるようになると、本当に自信がつくものですよ。

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こんな人に速読はオススメ!

こんな人に速読はオススメ!

先ほど速読のメリットをお伝えしましたが、うまく活用すると本当に速読は人生に役立ってくれます。どういう人に速読がオススメなのか、具体的なシチュエーションを4つ挙げて紹介していきます。

急いで仕事に関する情報を調べる必要がある

日々ビジネスの第一線で働いていると、必ず即断即決を求められるケースに遭遇するはずです。その際、「いったん持ち帰ってじっくりと検討します」などと言えば、間違いなくビジネスチャンスを逃してしまいます。

純日本式なら、慎重さが美徳に受け止められることもありますが、グローバルなビジネスの場になればそうはいきません。とはいえ、どうしてもその場では判断のつかないこともあるでしょう。

そういった状況でも、あなたが速読をマスターしていれば、少しだけ時間をもらってすぐに必要な情報を確認できます。

これは、少々極端な例をお話ししましたが、現代のビジネスにスピード感が欠かせないのは間違いのないところです。普通の人がリサーチに3日かかるところを、1日で済ませられれば、その時間的アドバンテージが大きな利益をもたらしてくれるかもしれません。

そういったアドバンテージをつくるために、速読は本当に大きな武器になってくれるはずです。

試験の時間がいつも足りなくなる

試験の時間がいつも足りないという人には、速読をオススメします。理由は簡単。問題文を速く読むことで、余った時間を考える時間に回せるからです。

言うまでもなく、試験は時間との戦いです。ゆっくりと解けば簡単に解答できる問題も、厳しい時間制限があると焦って簡単に間違えてしまいます。

2023年度大学入学共通テストの国語を例に挙げると、古文や漢文を含めた問題文の総文字数は、約24,000文字です。これを通常の読み方と速読で、必要な時間を比較すると以下のようになります。

読書スピード別問題を読むのにかかる時間
  • 分速400文字の場合:60分
  • 分速1,000文字の場合:24分
  • 分速2,000文字の場合:12分

解答時間は全部で80分なので、普通に読んでいたら、解答に割ける時間はわずか20分しかありません。一方、分速2,000文字のペースで読めれば、解答に60分以上使えるし、見直しの時間も確保できます。

もちろん、いくら速読ができるといっても、普段よりはどうしてもゆっくりと読むようになるでしょう。それでもこの時間的余裕は、プレッシャーのかかる試験において、非常に大きな優位性をもたらしてくれるはずです。

◆速読と解答時間を増やすメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます

読んだ内容がイマイチ頭に入ってこない

「ちゃんと読んでいるはずなのに、どうも内容が頭に入ってこない」読書をしていて、そんな風に感じたことがありませんか?

もし、読んだ内容の理解度が低いと感じているなら、右脳速読がオススメです。右脳速読は、読んだ内容をイメージとしてインプットするので、頭にスルッと入っていきます。

文字だけの専門書より、イラストやグラフを多様した入門書の方が、圧倒的に理解しやすいですよね。ビジュアルの助けを借りて、脳により強い刺激を与えているので、脳が情報を忘れにくいんです。

右脳速読は、こういった働きを頭のなかで自ら作り出す読書法だと考えると、理解しやすいのではないでしょうか。

もちろん、読解力をアップする方法は、速読だけではありません。多読や要約ノートの作成など、さまざまな方法を別記事で紹介しています。よかったら、そちらの記事もチェックしてもらえると嬉しいです。

◆読解力を高める方法については、コチラの記事でもお読みいただけます

スポーツやアートで結果を出したい

スポーツやアートに関しても、右脳速読が非常にオススメです。右脳速読をオススメするのには、大きくふたつの理由があります。

  1. 必要な情報を素早く入手できる
  2. 右脳速読で右脳が司る動体視力や空間認識能力が鍛えられる

スポーツやアートの分野で優れた結果を出すためには、技術や才能だけでなく、必要な情報のインプットが不可欠です。こまかい技術や練習方法といった理論をきちんと勉強しておかなければ、効率よいレベルアップは望めません。

今は書籍や動画で、情報がいくらでも手に入る時代です。しかし、あまりにも情報が多すぎて、そのぶん情報の選択がむずかしくなっています。速読はあなたに必要な正しい情報の取得に、大きく役立ってくれるはずです。

また、右脳速読をマスターすると、自然と右脳が得意とする能力も鍛えられます。スポーツやアートに必要な能力といえば、やはり動体視力と空間認識力でしょう。あと、意外かもしれませんが、直感力もスポーツやアートには欠かせない能力です。

「次、味方がこう動くのではないか」「ここに黄色を使えば絵が引き締まる」といった具合に、直感力がないとスポーツやアートはうまくいきません。

こういった能力を意図的に鍛えるのは非常に困難ですが、右脳速読を身につけると意図することなく自然とレベルアップしていきます。

◆右脳を活性化させる方法については、コチラの記事でお読みいただけます

速読の効率をアップする5つのポイント

「速読+読書術」で、読書効率を劇的にアップ

速読をマスターすれば、たしかに読書スピードはアップします。しかし、読書に対する基本的な知識がないと、せっかくの速読も効果を発揮しきれません。この章では、速読の効率アップに関係する読書のポイントを5つ紹介します。

脳内音読のクセをなくす

視読でガンガン速読をしたいなら、とにかく脳内音読をやめることです。脳内音読は、今回紹介した視読の対局にある読み方だと思ってください。

音読をすると、読書スピードは著しく遅くなります。個人差はありますが、人の話す速度は、1分間におよそ500文字前後が平均です。対して、右脳速読なら、その20倍以上の速度で読書する人がたくさんいます。

音読を続ける限り、分速500文字よりも速く読めるようにはなりません。だから、なんとしてでも、音読のクセをやめなければならないのです。

ただ普通の人は、読書の際に、音読なんてしていませんよね。その代わり、頭のなかで文字を読んでいます。この脳内音読は、音読の意識がないぶん普通の音読よりもやっかいです。

脳内音読をやめるには、前述の右脳速読トレーニングをオススメします。読んだ内容を瞬時に映像化していくトレーニングを繰り返すうちに、1文字ずつ追いかける音読のクセは自然と消えていくでしょう。

基本的な文章の構成を理解しておく

商業出版されている本は、多くの場合、ジャンルに適した構成パターンにもとづいて書かれています。もちろんすべての本が、こういった構成どおりなわけではありません。セオリーから外れた構成の本もたくさんあります。

それでも、本を速く読みたいなら、代表的な構成パターンを知っておくべきです。構成の知識があると、次の展開をある程度予測できます。次にどのような話がくるかがわかっていれば、途中で話を見失うこともなくなります。

もっとも有名な構成といえば、「起承転結」でしょうか。でも、この構成が使われるのは、小説くらいだと思います。ビジネス書など、一般的な実用書の場合、「序論・本論・結論」のような構成にもとづいて書かれることが多いです。

最近では、Web媒体の記事が書籍化されることも多く、結論を最初に示す「PREP法(プレップ法)」による文章もよくみかけます。別記事「6.文章構成の基本を知っておく」で紹介している「4.結論・理由・事例・まとめ」が、PREP法です。

基本的な文章構成については、ぜひ以下の記事をご参照ください。

目次で内容を予測する

本を読むのが苦手な人のほとんどは、目次をあまり読んでいません。これは本の理解度という観点からみると、非常にもったいない行為といえます。

目次は、はじめてその本を読む人のために、本の概要をまとめたものです。知らない土地をドライブするには、地図が不可欠。本が知らない土地だとすれば、目次は地図に相当します。

騙されたと思って、しっかりと目次に目を通してみてください。理解度が飛躍的にアップしますよ。

まえがきを読むと著者の主張が明確に

前述の目次と似た話になりますが、スムーズに読書を進めるためにも、まえがきにはぜひ目を通しておきたいですね。

まえがきを読まない人も多いですが、目次同様、非常にもったいないと思います。まえがきは、著者の本に対する想いや主張が直接読める貴重なページです。わずか数ページですぐに読めてしまうので、次回からはぜひまえがきを読んでみてください。

もちろん、なかにはあまり参考にならないまえがきもあるので、その場合はサラッと流して構いません。

また娯楽目的の小説と違い、実用書なら最初にあとがきを読んでしまうのも、ひとつの方法です。目次・まえがき・あとがきを事前に読んでおけば、話の流れを予測しやすくなり、読書のスピードアップにきっと大きく貢献してくれるでしょう。

読書後に要約メモを作成する

本を読んだら、章ごとに要約メモを書いてみるのをオススメします。

ただ本を読むだけでは流れてしまう思考が、文章にすることで明確になるからです。また手を動かす方がキーボード入力するよりもうまくまとめられるというデータ※もあります。

※参考:The pen may be mightier than the keyboard

私自身も読んだ内容を手書きにてアウトプットする過程で、思考が一段と明確になるのをはっきりと感じています。要約メモ作成は、理解度アップに超オススメですよ。

速読初心者Q&A

速読初心者Q&A

速読にまだ慣れていない初心者のうちは、わからないことがたくさんあるはずです。ここではよく問い合わせを受ける質問にお答えしていきます。

読みやすいのはどのような本?

右脳速読に適しているのは、文字中心のシンプルな本です。わかりやすくビジュアル(写真・イラストなど)を多用した本は、とくに初心者のうちはオススメしていません。

写真やイラストが多い本はたしかに理解しやすいかもしれませんが、肝心の右脳で文字をイメージ化する作業がやりづらいのです。

またできれば、ページ数や文字数などに細心の配慮がされている、ベストセラーから挑戦するのがよいでしょう。ジャンルはビジネス書や実用書などが取り組みやすいと思います。

まったく知識のない本でも読めるの?

残念ながら、まったく知識のない本の速読はできません。知識のない人が、難解な医学書や工学書を読んでも、まったく意味がわからないでしょう。そういった本を速読しようとしても、それはムリというものです。

またそういう意味では、母国語ではない言語で書かれた本を速読するのも、かなりムリがあります。どうしても基礎知識がない分野の速読にチャレンジしたいのなら、少なくともひと通りの知識を勉強してからにしましょう。

速読は子どもでも問題ない?

子どもでも問題はありませんが、瞬読のトレーニングが受けられるのは、文字をある程度読めるようになる「小学校中学年」以上になってからです。それまでは、絵本や図鑑などを純粋に楽しむのがよいでしょう。

中学年以上になってトレーニングを開始したら、読む本は図書館のオススメ本などがいいと思います。オススメなだけあって、そういう本は文体も内容も非常に読みやすいです。

またいったん速読をはじめたら、今度は逆に、絵本や図鑑などビジュアルメインの本は避けてください。右脳によるイメージ化の妨げになります。

速読を習得するコツは?

速読は筋トレと同じような側面があります。瞬読ではわずか1〜3時間のトレーニングで結果の出ることも多いのですが、1回だけで止めてしまうのは少々もったいないです。

毎日少しずつ、できるだけ長期間トレーニングを続けたほうが、安定した速読スピードを期待できます。(もちろん、ムリに毎日トレーニングする必要はありません)

また適度な休憩も、トレーニングの効率には必要です。「15分やって5分休憩」をワンセットにして、30分・45分と時間を決めてやると、トレーニングにメリハリがつきます。

1分間にどれくらい読めるようになる?

瞬読で読めるスピードには、個人差があります。短いトレーニングで分速40万字というびっくりするような速度で読める人もいれば、2倍が限界という人もいるのが現実です。

ただ、これまでの実績をみる限りでは、まず分速1万文字を目標にするのが現実的だと思います。このレベルまでいけば、10分もかからずに1冊の本が読めるでしょう。

また1年間トレーニングを続けた受講生のじつに92%が、分速2万文字を達成しています。

トレーニングの時間が確保できるならば、2万文字を目標にしてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

今回は初心者が悩みがちな「速読のしくみ」や「速読のメリット」について、じっくりと解説してきました。

またはじめたばかりの人が疑問に思うであろうポイントにも、しっかりとお答えできたと思います。

右脳速読法「瞬読」について、もう少し詳しく知りたいと思われた方は、ぜひオンライン体験会にご参加ください。

無料体験会でもよいですが、有料のZoom体験会なら、より詳しく瞬読を体験していただけます。