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なぜ道を覚えられないの?方向音痴を改善する6つのアイデア

なぜ道を覚えられないの?方向音痴を改善する6つのアイデア

記事の監修

株式会社瞬読 代表取締役山中恵美子

大学卒業後、関西テレビ放送株式会社に勤務。2009年学習塾を開講し3万人の生徒が卒業。
学習効果を上げる方法として速読を取り入れる。これが後の「瞬読」となり生徒が次々と難関校に合格。
2018年瞬読のみの講座が開講し、現在受講生は2,600名を超える。
著書『瞬読』は10万部超えのベストセラーに。その他、TV・ラジオなどメディアにも多数登場し、全国に瞬読を広めている。

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はじめて来た場所でもスイスイ歩いていく人もいれば、「なぜここで間違う?」というレベルで道を覚えられない人もいます。同じ脳をもつ人間なのに、なぜこんなにも方向に関する感覚が違ってしまうのでしょうか。

当記事では、道を覚えられない原因や道を覚えるためのアイデアをわかりやすく紹介していきます。方向音痴で悩んでいる人は必見ですよ!

道を覚えられない原因は?脳と方向音痴の不思議な関係

道を覚えられない原因は?脳と方向音痴の不思議な関係

ちょっと道を間違うくらいなら、誰にでも起こり得ることなのでとくに問題はないでしょう。しかし、毎回道を覚えられないというのは、やはりなんらかの原因があるはずです。今回は、道を覚えられない原因を3つピックアップして、解説していきます。

記憶力と空間認識能力不足が原因か

道を覚えられない原因のひとつに、記憶力や空間認識能力の不足が考えられます。記憶力が弱いと、新しい場所やルートの情報を脳にうまく保存できず、次回同じ道を通ったときに同じような場所でまた間違ってしまうのです。

また空間認識能力が低いと、自分の現在地と目的地、そしてその間にある目印やランドマークの位置関係を正確に把握するのがむずかしく、方向を見失うことが多いです。

記憶力や空間認識能力は、海馬を中心とした部位が大きく関係しているといわれています。認知症患者の海馬が著しく縮小することからも、海馬周辺の器官の衰えが方向音痴のひとつの原因になっているのは容易にイメージできますよね。

ただし、ロンドンのタクシードライバーを対象におこなわれた研究※では、ナビゲーション経験が豊富なタクシードライバーと一般ドライバーのMRI検査を比較したところ、タクシードライバーの海馬の方が大きかったという結果が発表されています。

つまり、道を覚えるトレーニング回数を増やせば、記憶力や空間認識能力が向上して、方向音痴は改善する可能性があるということです。

後述する「道を覚える力を鍛えるアイデア」の実践前に、ぜひこのことは頭に入れておいてください。

※参考: Navigation-related structural change in the hippocampi of taxi drivers | PNAS

方向音痴な人は外部情報のインプットが下手

方向音痴の人は、外部からの情報をうまくインプットできません。道を覚えるのが得意な人は、周囲の建物や看板といった目立つものを目印にして、現在地と目的地までのルートを確認しながら進みます。

ところが、方向音痴の人は、そういった目印を探すのが下手です。かりに目印を見つけても、目的地との位置関係や距離感に無頓着なので、結局迷ってしまいます。前述の通り、短期的な記憶力や空間認識能力が低いので、地図と実際の風景をうまく結びつけるのが苦手なのです。

地図と実際の風景のすり合わせが苦手な人は、地図を3D表示にしてみてください。地図と現実の世界が同じような形で表示されるので、目印や目的地の確認が非常に楽です。

そうすれば、要所要所で地図を確認しながら、「角のガソリンスタンドを右折すれば、左手にすぐ◯◯ビルが見える」というように、目印となるランドマークをうまく利用できるようになるでしょう。

加齢や生活習慣が原因になることも

加齢や生活習慣も、道を覚えられない大きな原因のひとつです。年齢を重ねると、脳の働きが少しずつ低下し、記憶力や空間認識能力が衰えてきます。

また、睡眠や食事といった生活習慣の乱れが、脳の働きに悪影響をおよぼしている可能性もあります。睡眠不足が続くと、日中頭がぼーっとしますよね。これは、脳が十分な休養を取れておらず、正常に稼働していないからです。

いつも味の濃いお惣菜や丼ものばかり食べていると、栄養が十分に脳へ行き渡らず、やはり脳のパフォーマンスを下げてしまいます。

月並みかもしれませんが、毎日7〜8時間睡眠を確保し、バランスのよい食事をして、適度に運動をおこなえば、脳の働きは必ずアップします。そうすれば、加齢による衰えも最小限に抑えられますし、方向音痴にもよい影響が生まれるでしょう。

◆生活習慣を整える方法については、コチラの記事でお読みいただけます

道を覚える力を鍛えるアイデア

道を覚える力を鍛えるアイデア

慣れによってある程度、方向音痴は改善できる可能性があると、先ほどお伝えしました。次は、実際に道を覚えるためのアイデアを6つ紹介していきます。

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1.単独行動を増やす

道を覚える力を鍛えるためには、できるだけ単独行動を増やしてください。誰かと一緒に行動していると、無意識にその人を頼ってしまい、自分で道を覚えようという意識が薄れてしまいます。

本当は同行者のおかげでスムーズに歩けているのに、自分の力で迷わずに歩けていると勘違いしてしまうと、いつまでたっても方向音痴が改善されません。

もしそうなら、ひとりで行動し、自分で地図を確認しましょう。目印となる建物や公園などを自分で決めて、わからなければ自分で誰かに尋ねてみるのです。

そうやって自分がやらざるを得ない状況をつくり出せば、普段より注意深く周囲に目を向けるようになります。

また、ひとりなら、自分のペースで進めるので、目的地までの距離感や方向感覚を掴みやすいというメリットもあります。方向音痴の改善は、まず単独行動がスタートであると、しっかりと頭に入れておいてください。

2.ながら移動を止める

道を覚える力を高めるためには、「ながら移動」は厳禁です。スマホを見ながらの歩行、音楽を聴きながらの移動が習慣化していると、周囲の情報に対する注意が散漫になります。

SNSを見ながら歩いていたら、重要なランドマーク・道標・建物の特徴といった、道を覚えるための手がかりを見逃してしまうことがどうしても多くなります。意識の大半がスマホに向いているわけですから、当然移動した方向や移動距離もあまり把握していないでしょう。

移動中は、スマホや音楽をやめて、目の前の景色に集中してください。SNSに意識を向ける代わりに、「ここにコンビニがある」「あの建物は大きくて目立つ」など、周囲の情報収集をおこなうのです。

自分は方向音痴であると自覚をして、目的地へきちんと到着するために、とにかく意識を集中する必要があります。そうやって周囲の情報のインプットがしっかりできるようになれば、次回同じ場所を訪れた際に迷う確率が大幅に少なくなるはずです。

3.できるだけ簡単なルートを選ぶ

道を覚える自信がない人は、できるだけ簡単なルートを選びましょう。複雑な道や曲がり角が多いルートは、方向感覚を失いやすく、迷ってしまうリスクが高まります。

ナビシステムを使って目的地までのルートを決める場合、ナビはルート案を複数提示してくるはずです。ナビは最短距離もしくは最短時間のルートを推奨してきますが、最短距離・最短時間のルートが必ずしも最適なルートとは限りません。

道を覚えられない人は、できるだけ大通りを選ぶのが基本です。ただし、主要国道のように道幅が広すぎると、右折左折に時間がかかるし、渋滞の可能性も高くなります。

車か徒歩かでも変わってきますが、一本裏手の道を通る方がスムーズなケースも少なくありません。そのあたりはストリートビューなどを利用しながら、じっくりとルートを選ぶ必要があるでしょう。

いずれにせよ、できるだけ簡単なルートを選ぶのが、道を覚えられない人の基本戦略になります。

4.コンビニや学校などいくつか目印を決めておく

道を覚えるためには、コンビニや学校といった、目立つ建物やランドマークを目印に設定していく必要があります。そのためには、前述の通り、できるだけ大通りをメインルートに設定してください。当たり前の話ですが、裏通りを選ぶと、どうしても目立つ建物が少なくなりますので。

道を覚えられない人は、あまり周囲を見ていないケースが多いです。ほかのことに気を取られ、ただ漠然と歩いていたら、迷って当然といえます。

「コンビニの先の交差点を右折する」「右手に学校がある」のように、事前に決めておいたポイントをきちんと自分がクリアしているかどうか確認しながら歩けば、道に迷うことも少しずつ減ってくるはずです。

よく利用される目印としては、以下のようなものが考えられます。

よく利用される目印
  • 交差点
  • 信号の数
  • コンビニ
  • ガソリンスタンド
  • 学校
  • 病院
  • 銀行
  • 郵便局
  • 公園
  • バス停/駅
  • 目立つ看板

ただ、コンビニやガソリンスタンドは閉店や移転の可能性もあるので、できるだけ新しい情報を基にルート設定するようにしてくださいね。

5.自分の歩く速度と距離感を身につける

道を覚えられないという自覚のある人は、自分の歩く速度と距離感を把握するように意識してみてください。多くの人が、目的地までの距離を曖昧に捉えているため、どのくらい進んだか、目的地までどのくらい残っているかがわからず迷いやすくなってしまうのです。

また、人間の歩くスピードには、個人差があります。不動産の表示では分速80mが基準に設定されていますが、当然それより速い人もいれば、ゆっくりとしか歩けない人もいるでしょう。

分速50mの人が分速80mで計算されている表示を目安にしたら、ズレが生じてしまいます。大事なのは、自分の歩行速度をおおまかに知っておくことです。「目的地まで1キロということは、だいたい13分くらいかかるな」とわかっていれば、歩いた時間でおおよその位置がわかります。

あと2〜3分でコンビニがあるはず……と知っていれば、2〜3分後にコンビニが見つからなければ、道が間違っていると気づけるでしょう。このように、自分の歩く速度と距離感の把握は、道を覚える能力の底上げに大いに役立ってくれます。

6.まずは散歩で道を覚える練習をする

周囲を観察し、目印となる目立つ建物を発見する力を鍛えるための、最もシンプルで効果的な方法は間違いなく散歩でしょう。散歩には、時間制限がありません。だから、焦ることなく、ゆっくりと周囲を観察できます。

通常はご近所を散歩するケースが多いので、同じルートを歩くうちに、無理なく目印を覚えるトレーニングが可能です。とはいえ、いつも同じ道ばかり歩いていたら、トレーニングの効果は薄れてしまいます。

散歩に慣れてきたら、時間の制約のない休日に、普段あまりいく機会のないエリアをぶらりと散歩してみてください。

のんびり歩きながら、「次のコンビニでコーヒーを買いたい」「次の交差点にある大きな公園で少し休憩しよう」などと考えるだけで、目印を発見する最高のトレーニングになるはずです。

スマホの地図アプリをフル活用して道を覚えよう

スマホの地図アプリをフル活用して道を覚えよう

道を覚えられない人の強い味方が、スマホの地図アプリです。紙の地図帳をもち歩くのは現実的ではないし、アプリならではの機能が方向音痴をサポートしてくれます。最後にこの章では、地図アプリ活用のポイントを3点お伝えしていきます。

GPS機能で現在地をこまめに確認する

道に迷いやすい人にとって、スマホのGPS機能は非常に便利なツールです。迷ったときでも、GPSを使って自分の現在地をこまめに確認すれば、すぐに位置関係を把握でき、正しいルートに戻れます。

慣れない場所や複雑なルートを通る場合、紙の地図を見ただけでは、自分の位置を見失ってしまうケースも多いものです。しかし、地図アプリさえあれば、GPSが現在地を正確に示してくれるので安心感があります。

正しいルートをすぐに見失ってしまう人は、できるだけこまめに現在地の確認をしてください。こまめに現在地を確認するクセをつければ、早い段階で間違いに気づけるので、最小限のロスでルートを修正できます。

ただし、慣れないうちは、歩きながらの現在地チェックはオススメしません。いったん立ち止まって、じっくりと現在地とルートの整合性を確認するようにしましょう。

目的地までのルートを事前にシミュレーションする

目的地に迷わずたどり着くためには、事前にルートのシミュレーションをオススメします。とくにはじめて訪れる場所や、複雑な道順が予想される場合は、事前に地図アプリを使って、目的地までのルートを頭のなかでイメージしておくと安心です。

いちどでもシミュレーションをしておけば、多少なりとも頭に情報が残っているので、移動中に「次はどこで曲がればいいんだろう?」と悩むことが少なくなります。

具体的には、地図アプリで現在地から目的地までのルートを確認しながら、通るべき道や目印となるランドマークをチェックします。必要な時間やおおよその距離についても、しっかり確認しておきましょう。

事前のシミュレーション最大のポイント「ストリートビューのチェック」については、次項で解説します。

目立つランドマークをストリートビューで確認しておく

はじめて訪れる場所や、道に迷いやすい場所にいく場合は、目立つランドマークをストリートビューで事前に確認しておきましょう。ストリートビューとは、実際に道を歩いているかのように地図を体験できるGoogleマップの機能です。

ストリートビューを使えば、2次元の地図ではわかりにくいポイントが一発で理解できます。絵で書かれた建物ではなく、画像で確認できるので、実際歩いたときに戸惑うことがほとんどありません。

しかも、360°自由に移動できるし、歩くように一歩ずつ画像を進められるので、目印となる建物や物体の確認が本当に簡単です。

とくに、こまかい路地や建物が入り組んだエリアにいく際には、ストリートビューは大きな助けになってくれるでしょう。操作自体は非常に簡単ですので、まずはいろいろと試してみてください。

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まとめ

道が覚えられないのは、記憶力や空間認識能力がうまく機能していないのが大きな原因と考えられます。しかし、そういった認知機能は、道を覚えるトレーニングを繰り返せば、改善が可能です。

今回紹介した「単独行動を増やす」「ながら移動を止める」といった方法のなかから、できそうなものをとりあえず試してみてください。