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いちどみたら忘れない「瞬間記憶を鍛える7つのトレーニング方法

いちどみたら忘れない「瞬間記憶を鍛える7つのトレーニング方法

記事の監修

株式会社瞬読 代表取締役山中恵美子

大学卒業後、関西テレビ放送株式会社に勤務。2009年学習塾を開講し3万人の生徒が卒業。
学習効果を上げる方法として速読を取り入れる。これが後の「瞬読」となり生徒が次々と難関校に合格。
2018年瞬読のみの講座が開講し、現在受講生は2,600名を超える。
著書『瞬読』は10万部超えのベストセラーに。その他、TV・ラジオなどメディアにも多数登場し、全国に瞬読を広めている。

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いったん覚えたら二度と忘れないようにはできないものか、誰もがいちどは、このように考えたことがあるでしょう。なかでも受験勉強に追われる受験生や、資格試験を予定している社会人のかたにすれば、それこそワラをも掴む思いだと思います。

残念ながら、この世には絶対に忘れない瞬間記憶の方法など存在しません。しかし、普通に覚えるよりも遥かに効率のよい記憶法なら、数多く存在しています。

今回は、限りなく瞬間記憶に近い状態を実現してくれる、オススメのトレーニング方法を7つ紹介していきます。記憶の効率を少しでもアップしたいと考えている人には、大いに参考になるはずです。それでは、ひとつずつみていきましょう。

【トレーニングをはじめる前に知っておきたい】本当に瞬間的な記憶は可能なのか?

【トレーニングをはじめる前に知っておきたい】本当に瞬間的な記憶は可能なのか?

瞬間記憶のトレーニングをこれから紹介していきますが、そもそも瞬間的な記憶は可能なのでしょうか。根本的な話として、まずきちんと結論を出しておきましょう。

世の中には、ごく稀に、文字通りみたものを瞬時に記憶できる人がいます。ただし、瞬間記憶ができる人の多くは、自閉症や発達障害をもっているケースがほとんどです。

冒頭でも触れたとおり、通常の人間にはまず瞬間記憶は不可能であり、そういった症状の代償としてのみ身につけられる特殊な才能と考えておくべきでしょう。

とはいえ効率よく記憶できる手法を選び、地道にトレーニングを重ねていけば、通常では考えられない量の情報を記憶することも十分に可能です。

2006 the US Memory Championshipのチャンピオンとして有名なジョシュア・フォア氏は、後述する場所法を使って驚くような結果を残しました。しかも記憶法を学びはじめて、わずか1年後にはチャンピオンになったというのですから、本当に驚きです。

こういう話を聞くと、特別な才能のない私たちでも大幅に記憶力をアップできるのではないかと、希望が湧いてきますね。次の章では、具体的な瞬間記憶トレーニング法(記憶法)を紹介していきます。

連想結合法

連想結合法

多くの記憶法はベースに「イメージ化」があり、そのほかに「ビジュアル化」「グルーピング」といったプロセスを組み合わせてよりこまかく記憶していくというのが、記憶法の基本的な仕組みになっています。

最初に紹介する「連想結合法」は、別名「リンク法」ともよばれ、イメージ化を使った記憶法のなかでもっともポピュラーな記憶法です。

複数の覚えたい言葉があれば、まずそれぞれの言葉をイメージ化します。次にイメージ化した言葉を組み合わせて文章をつくり、その文章を次々と結合して覚えるのが基本的な流れです。

たとえば、以下のような言葉を覚えたい場合の、結合例をあげてみます。

  1. コピー機  1+2「犬をコピー機に乗せてコピーをとった」
  2. 卵     2+3「コピー機のふたを開けたら卵が乗っていた」
  3. 封筒    3+4「卵を手に取って封筒にしまった」
  4. 水槽    4+5「封筒が水槽に飛ばされてビショビショになった」
  5. 牛乳    5+6「水槽に近づいてみたら水じゃなくて牛乳が入っていた」

上記の結合例をみて、どのように感じたでしょうか。おそらく「こんなバカげた文章はあり得ない」と思ったはずです。でも、それでいいんです。普通の文章だとイメージ力が弱いので、あえてバカバカしくインパクトのある文章にしています。

あまり長すぎる文章だと結合にも限界はありますが、このくらいの分量なら、連想結合法で十分対応できるはずです。

基礎結合法

基礎結合法

前述のとおり、覚える言葉が大量にある場合、連想結合法だけでは対応できないかもしれません。そのときは、イメージした言葉と、すぐに思い出せるものを組み合わせる「基礎結合法」の出番です。

覚えたい言葉をイメージ化するのは、連想結合法と変わりません。連想結合法と違うのは、そのイメージした言葉を、すぐに思い出せるものをリスト化した基礎表に当てはめていく部分です。

自分が理解しやすければ、基礎表の内容はなんでも構いません。よく使われるのは、「曜日」「干支」「家の間取り」「体のパーツ」などでしょうか。なお、このあと紹介する場所法は、基礎表の項目が場所になっています。(家の間取りは典型的な場所法のリストですね)

具体的なやり方については、場所法の項目でわかりやすく解説します。

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場所法

場所法

前述のとおり、場所法は基礎結合法の一種です。覚えたい言葉を自分のよく知っている場所と結びつけて記憶を深めていきます。もっともよく使われるのは、自宅の部屋でしょう。なんといっても毎日生活していますから、すぐに該当する部屋をイメージできます。

場所法では、大きく4ステップの作業が必要です。

  1. 覚えたい言葉をイメージ化する
  2. 自宅の部屋を必要な個数分だけリスト化する
  3. 部屋名が書き込まれたリストに暗記したい言葉を当てはめていく
  4. 部屋名と言葉を組み込んだ文章を作成する

1番は、連想結合法とやることは同じですね。覚えたい言葉のイメージ化ができたら、次はその個数分だけ部屋名をリストに加えていきます。

そしたら今度は、部屋リストに言葉をあてはめてください。最後に無理やり文章化するので、どこに単語を当てはめるかは、あまり気にしなくても大丈夫です。

かりに「犬」という言葉を居間のこたつに当てはめた場合は、「居間のこたつをめくったら犬がくつろいでいた」のような感じになるでしょうか。

本当なら童謡みたいに猫が丸くなっていればスムーズなのでしょうが、あえて犬を選んだことで「猫じゃないんかい」と脳が違和感を覚えて、より鮮明に記憶してくれるわけです。

このようにイメージ系の記憶法は、多少変な文章のほうが、より効果を発揮してくれます。

ペグ法

ペグ法

ペグ法も、先ほどの場所法と同様に、基礎結合法のアレンジバージョンです。ペグ法の名前のとおり、なにかキーとなるペグに引っ掛けて覚えるのが、基本的なやり方になります。そのペグとしてもっともよく使われるのが、数字ですね。

やり方の例をあげると、まずは「0 → コウモリ」「1 → 畳」「2 → 布団」のように、数字に対応した単語を設定します。そしたら次に、覚えたい数字に対応した単語を使って文章をつくっていくわけです。

かりに120という数字の並びを覚えたいなら、「畳に敷いてある布団のうえでコウモリが居眠りをしている」みたいな文章ができますよね。このへんは、場所法の部屋名が数字に代わっただけなので、イメージしやすいと思います。

数字を使ったペグ法は、歴史の年号や資格試験に出てくる数値、または電話番号の暗記などにも有効です。ただし、例のような一桁の数字だけだと、あまりにも文章がこまかくなりすぎます。

その場合は、「01 → ニワトリ」「135 → 口紅」のように、数字リストの桁数を増やしておくと、いざ文章をつくる際に非常に楽です。(その分、リスト作成が大変ですけど)

ストーリー法

ストーリー法

ストーリー法には、いくつかやり方がありますけれども、基本となるやり方は非常にシンプルです。ストーリー(物語)の名前通り、覚えたい言葉を組み込んで、自分で好きなストーリーをつくっていきます。

「うん?さっきの連想結合法も基礎結合法も、文章をつくって覚えたよね」と、鋭いかたはそう思ったかもしれません。たしかに、そのとおりで、単語を使って文章をつくる行為自体は、基本どの記憶法も同じです。

ただストーリー法の場合は、場所や曜日といった縛りがないので、比較的自由にストーリーがつくれます。

連想結合法とストーリー法にはそこまで大きな違いはありませんが、「連想結合法 → 単語の連結を重視」「ストーリー法 → ストーリーの内容を重視」と考えておけば、理解しやすいかもしれません。

なお、ストーリー法は自然なストーリーをつくりやすいので、長文の暗記とも相性がいいです。資格や学校のテキストを覚える場合に、このストーリー法は、大きく役立ってくれると思います。

語呂合わせ

語呂合わせ

これまで紹介した記憶法は、すべてベースに覚えたい言葉のイメージ化がありました。もちろん語呂合わせも、最終的にはイメージ化は必要です。

ただ、あくまでもダジャレ的なインパクトが語呂合わせのキーポイントなので、連想結合法のようにイメージ化へそれほどこだわる必要はありません。

語呂合わせといえば、やはり「鳴くよウグイス平安京(794年)」といった数字の語呂合わせがすぐ頭に浮かびますね。数字の語呂合わせは意外に多くて、「奥さん(093)」や「天使(104)」のような簡単な語呂合わせは、よくコマーシャルなんかで使われています。

なお、語呂合わせは単独でも使えますが、基礎結合法やストーリー法に組み込むことも可能です。「いちど覚えると忘れにくい」という大きなメリットがあるので、語呂合わせが使える場面では、ぜひ積極的に取り入れてみてください。

きっと、瞬間記憶に大きく役立ってくれるでしょう。

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右脳速読

右脳速読

純粋な記憶法ではないのですが、最後に右脳速読も紹介しておきます。右脳速読は、文字通り右脳を使った速読法です。

どうして右脳速読法を紹介しているのかというと、右脳速読で右脳を鍛えておくと、イメージを使った記憶法の効率が大幅にアップするからです。

ご存知のように、人間の脳は左脳と右脳にわかれており、それぞれ役割が異なります。左脳は理屈や論理的な判断は得意ですが、ものごとを大きなイメージで捉えるのが苦手です。

反対に右脳は、イメージ化や全体像把握、ひらめきなどをコントロールしています。だから、今回紹介した記憶法と非常に相性がいいんですね。

右脳速読の詳細については、別記事で詳しく紹介しているので、ぜひ目を通しておいてください。右脳速読を補助的な役割に使い、ぜひ記憶法の効率をガンガンアップしていきましょう。

◆右脳速読の詳細については、コチラの記事でお読みいただけます

まとめ

冒頭でもお話ししたように、瞬間記憶をできる人は、特殊な症状をもつごく一部の人だけです。ただ、今回紹介した記憶法をきちんと身につければ、いちど覚えたら忘れにくい記憶が手に入ります。

また、こまかく分類すれば、今回紹介した記憶法以外にも、記憶法は数多く存在します。今回の連想結合法などをきっかけとして、いろいろな記憶法を試してみてください。必ず、あなたにピッタリの記憶法がみつかるはずです。