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【右脳速読法「瞬読」体験談No.49-4】東京都 土橋一拓さん(保険営業 40代)

土橋一拓さん(保険営業 40代)


数回にわたってお伝えしてきた、中小企業診断士に合格された東京都✨ 土橋一拓さん(保険営業 40代)✨の合格体験記、今回は、中小企業診断士に求められる「コミュニケーション力」についてです。

コミュニケーション力アップに、瞬読はどのように役立つのでしょうか。

どうぞお読みください。

 

瞬読を活用した中小企業診断士合格体験記④


前回は「中小企業診断士」に求められる

①経営に関する幅広い知識

②論理的思考能力

③コミュニケーション力(試験では文章力)

のうち

②論理的思考能力

について

左脳を使った論理的思考と右脳を使った瞬読が一見正反対の様でいて

実は細かな部分を知る為には全体を知ることが必要で、かつ全体を知るには細かな部分を知ることが必要という、

お互いがお互いを必要とする存在なのだということをお話しさせて頂きました。

また、論理的思考能力を高める為に行った、2冊の本を瞬読して内容をひとつにまとめる「合体瞬読(仮称)」をご紹介しました。

自分の中で試行錯誤して行っただけのものですので果たしてどれだけの効果、再現性があるかは疑問ですが、あくまで一個人の体験談として受け取って頂ければ幸いです。

 

③コミュニケーション力


今日は③コミュニケーション力について書かせて頂きます。

「中小企業診断士」は企業の現状を把握し、問題・課題を明らかにして、改善案を提案し、実施するお手伝いをするため、

相手の話す内容をしっかりと聞き取り、自分の意見や思いを相手に伝えるためにコミュニケーション力が求められます。

コミュニケーションはよく野球のキャッチボールに例えられますが、

キャッチボールは大きく

「投げる」と「捕る」の2つの行為に分けられます。

ではこの「投げる」と「捕る」はどちらがより重要なのでしょうか?

もちろん両方大事ですし様々な意見があると思いますが私個人の考えは「捕る」方が大事です。

何故ならばどんなに素晴らしい球を投げられたとしても、相手が捕れなければキャッチボールは終わってしまいます。

逆に多少変なところに球を投げたとしても捕るのが巧い相手であればキャッチボールは続けられます。

話しをコミュニケーションに戻しますと情報を投げる「発信力」とそれを受けとる「受信力」の2つがコミュニケーション力の礎であり、

一般的にコミュニケーション力を高める、磨くというと「発信力」に注目が集まりますが本当は「受信力」こそ磨くべきだと私は考えます。

 

・「受信力」を磨くには

では「受信力」を磨く為には何をしたら良いのでしょうか?

またもや野球で例えますとキャッチが上手くなる為には何が必要か考えたとき

ノックを受けるなどの練習

捕球の技術を知る

良い道具(グローブ)

などが挙げられるでしょうか。

これを「受信力」を磨くために必要なものに当てはめると、これまで実践してきた

「幅広い知識」や

「論理的思考」になります。

相手が発信した情報を「幅広い知識」や「論理的思考」を駆使して理解することで「受信力」は磨かれていきます。

ただ実はもう一つだけ「受信力」を磨く為に必要不可欠な要素があります。

それは「なぜ?」です。

「受信力」を磨く為になぜ「なぜ?」が必要なんでしょうか?(紛らわしくてすみません汗)

それは「発信者」がどういう意図や目的を持って情報を発信したのかがわからなければ「受信者」は幅広い知識や論理的思考があったとしても発信された情報を上手に処理、活用できないからです。

そして日本人が論理的思考が苦手なことと、この「なぜ?」という疑問を持たないことは密接な関係があります。

 

・「なぜ?」を思わない日本人

そもそも日本人は「なぜ?」とあまり深く考えない性質です。

日本と西洋と比較した場合、

西洋では個人(自分)とそれ以外を明確に分ける分離の思考が根底にあります。

神様にしても家族にしても別人格と捉える為他者との違いに疑問を持ちそれを解明する為に分析的、論理的思考が発展してきました。

かたや日本は神様にしても家族にしても明確には分けない融合(融和)の思考が根底にあるので疑問を持たず何でも受け入れてしまいます。

東日本大震災で被害を受けたにもかかわらずその状況を受け入れる被災者の方々を海外のメディアでは日本人の美徳のように報道していましたが、美徳というよりは良いも悪いも含めてあらゆるものを自分と同化させる(受容する)のが日本人の脈々と受け継がれてきた生き様なのだと思います。

それが良いか悪いかは今は置いておいて、物事を切り分けて違いを見つけその差を分析する西欧発の論理的思考は「なぜ?」という疑問がその出発点です。

逆に日本人は物事の違いも受け止めて「なぜ?」と思わない訳ですから論理的思考の土壌がないので不得手なのもわかります。

昨日の最後に書きましたが私が「なぜ?」昔論文問題が苦手だったのかもそう考えると

言葉の意味は理解していてもその論文が「なぜ?」書かれたのか。「何を?」伝えたいのかという疑問を全く持っていなかったことに20年越しに気づくことができました。

 

・「発信力」を磨く為に

ではコミュニケーション力の礎のもう一つである「発信力」を磨くにはどうすれば良いのでしょうか?

「受信力」を磨くには

「幅広い知識」や「論理的思考能力」

が必要でしたがこれは「発信力」にも共通しますしその磨き方も同じです。

また「なぜ?」という疑問、深掘りが「受信力」を磨く鍵ですので、

逆にこの「なぜ?」を受信者が解消できるような情報を発信者が発信できれば良いわけです。

その為にはコミュニケーションの「目的・意図を明確にする」ことが「発信力」を磨く上で重要になってきます。

昨日も例を出しましたが患者さんとお医者さんの会話で

患者「胃が痛いです」→医者「じゃあ胃薬出しておきます」

患者「熱もあります」→医者「じゃあ解熱剤も出しておきます」

というやりとりも論理的には間違っていないかもしれませんがコミュニケーションとしては失敗です。

なぜなら患者から症状しか発信されておらず「目的・意図」が明確にお医者さんに伝わっていないため論理的でもどこかちぐはぐなコミュニケーションなのです。

薬をもらうことなのか、詳しく調べてもらうことなのかその目的や意図を明確に発信することが受信者の疑問を解消しコミュニケーションを円滑にする鍵なのです。

 

次回は、2次試験についてお伝えいたします。

→瞬読を活用した中小企業診断士合格体験記⑤


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