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地頭がいいってどういう状態?地頭をよくする10個の方法とは

地頭がいいってどういう状態?地頭をよくする4つの方法とは

記事の監修

株式会社瞬読 代表取締役山中恵美子

大学卒業後、関西テレビ放送株式会社に勤務。2009年学習塾を開講し3万人の生徒が卒業。
学習効果を上げる方法として速読を取り入れる。これが後の「瞬読」となり生徒が次々と難関校に合格。
2018年瞬読のみの講座が開講し、現在受講生は2,600名を超える。
著書『瞬読』は10万部超えのベストセラーに。その他、TV・ラジオなどメディアにも多数登場し、全国に瞬読を広めている。

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もしあなたが今、「自分は地頭が悪いからなにをやってもうまくいかない…」と感じているなら、もしかするとただの言い訳になってしまっているかもしれません。

たしかに地頭のよさは、生まれつき備わっている資質と大きく関係するでしょう。しかし、それと同時に、適切なトレーニングで伸びる余地のある能力でもあるのです。

今回は、地頭についての基本的な考え方や地頭がよい人の特徴、そして地頭を鍛えるための具体的な方法について紹介します。それでは、地頭を鍛えるための第一歩を、一緒に踏み出しましょう!

地頭ってなに?

地頭ってなに?

私たちは、普段何気なく「地頭」という言葉を使っています。しかし、地頭についてきちんと説明できる人は案外少ないものです。地頭を鍛える方法をお伝えする前に、しっかりと地頭について理解していきましょう。

地頭がよいとはどういう状態を指すのか

「地頭がよい」とは、どういう状態を指すのでしょうか。辞書で調べてみると、以下のように定義されていました。

大学などの教育で与えられたのではない、その人本来の頭のよさ。一般に知識の多寡ではなく、論理的思考力やコミュニケーション能力などをいう。

(デジタル大辞泉より引用)

たとえば、新しいことを見たり聞いたりしたら、すぐに理解してしまう人っていますよね。また、解決がむずかしそうな問題に直面しても、冷静に対処し、最適な解決策を見つけ出すのはこういった地頭のいい人です。定義にもあるように、地頭はもって生まれた才能の一種といえます。

一方、知識の有無は「学力」であり、努力次第でかなりのところまで身につくスキルです。両者の違いをしっかりと理解しておかないと、なぜ自分にはできないのかと、苦しむことにもなりかねません。

とはいえ、一生地頭が成長しないわけではなく、トレーニング次第で伸びる余地は十分にあります。のちほど地頭を鍛えるための方法を紹介していきますが、まずは努力次第で地頭は成長できると、しっかり頭に入れておいてください。

なぜ自分は地頭が悪いと感じてしまうのか

「自分は地頭が悪いかも…」と感じたことが、誰でも一度や二度くらいありますよね。なぜそう感じてしまうのか、その理由は大きく以下の2点にあると考えられます。

  1. 人と比べてしまう
  2. 自分に自信がない

地頭が悪いと感じるには、なにか基準が必要です。ほとんどの人は、周りの友人や同僚と比べて、「自分より理解力があり、対応も速い」などと感じたから落ち込んでしまうのです。

まずは、「人には得手不得手があり、すべてのことに精通している人は存在しない」ということを知ってください。昔から「隣の芝生は青い」ということわざがあるくらいです。人を羨むのではなく、自分の得意分野を伸ばす方向へシフトチェンジしましょう。

また、何回も失敗すると、誰でも自信をなくしてしまうものです。でも、「失敗を繰り返すと忘れにくい」というメリットがあることを忘れないでください。そして、おそらくあなたは地頭が悪いのではなく、正しい勉強法を知らないだけです。

地頭が悪いと落ち込むのは仕方がないとしても、改善方法はたくさんあります。一歩ずつ前向きに取り組んでいきましょう。

地頭をよくするメリット

地頭がよくなることで得られるメリットは、以下のようなものが考えられます。

地頭をよくする主なメリット
  • 勉強や仕事がスムーズに進む
  • 結果を出しやすくなる
  • トラブル対応に強くなる
  • 自分に自信がつく

地頭がよくなれば、勉強や仕事がスムーズに進みます。新しい知識やスキルを覚える場合でも、以前よりも時間がかからず、その分インプットとアウトプット量を増やせるでしょう。そうなれば、志望校の合格・契約成立など、結果がどんどん出てきます。

また、なにか問題が発生しても、対応できるだけの知識や知恵があるので、大きなトラブルに至ることなくうまく乗り越えられるはずです。

このように自分のやることがうまく回りはじめると、なんといっても自分に自信がつきます。「あの人に任せておけば大丈夫」と周囲から評価されれば、自然と収入や待遇がよくなっていくでしょう。

地頭が悪いといって諦めてしまえば、こういったメリットは一切手に入りません。そう考えると、なんだか地頭を鍛えようというモチベーションが湧き上がってきませんか。

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地頭がよい人の特徴

地頭がよい人の特徴

地頭をよくしたいなら、地頭がよい人の真似をするのが近道です。今の自分に何個当てはまるか、チェックしてみてください。

好奇心が旺盛

地頭のいい人は、概して好奇心が旺盛です。普通の人がスルーするような、あるいは面倒くさいと敬遠するようなことに対しても、興味を示します。自分ではとくに自覚をしていませんが、知識やスキルが広がっていくことに喜びを感じる人が非常に多いです。

たとえば、友達にAIについて教えてもらったとしましょう。ほとんどの人は、「あー、AIね、今流行っているよね」で終わってしまいます。しかし、好奇心が旺盛な人は、自分で書籍を読んだり、インターネットで調べたりして、どんどん新しい情報を吸収しようとします。

さらに、AIを使って調べ物をしたり、AIに画像を作成してもらったりと、AIを活用している間に、最初に教えてくれた人より遥かにAIに詳しくなっているわけです。

万事がこの調子ですから、地頭を鍛えるメリットでお伝えしたように、勉強や仕事がスムーズに進みます。その結果、周囲から一目置かれるようになり、ますます新しく責任のある仕事を任されるようになるわけです。

私たちも、こういったプラスのループに入れるように、常にアンテナを張っておきたいですね。

新しい価値観を否定しない

人生において、新しい価値観を否定しないというのは、とても大切なことです。地頭のいい人は、世の中にはさまざまな価値観があると知っています。

そして、自分のもっている知識など、本当に微々たるものだと理解しているので、新しい価値観をむげに否定することはありません。

ところが、私も含め多くの人は、どうしても自分の価値観を通してものごとを考えてしまいます。もちろん、自分の考えや価値観をもっていることは重要です。

でも、ときにこういった自分の価値観がバイアス(先入観)となり、ものの価値を正しく受け取れないことがあることは、頭に入れておく必要があります。

また、他人の価値観を受け入れるキャパのある人は、他人とのコミュニケーションも良好です。否定されずに自分の考えをきちんと受け止めてくれる人は、そりゃ嫌われないですよね。人間関係で悩みを抱えている人は、こういった点を真似すると状況が好転するかもしれません。

論理的にものごとを考えられる

地頭の定義でも触れたように、地頭のいい人は論理的思考力を身につけています。では、論理的思考力とは具体的にどういった能力なのでしょうか。

ごく簡単にいえば、論理的思考力とは「ものごとを順序立てて整理し、筋道を立てて考える能力」です。考える際に、まず判断材料となる情報をできる限り収集します。必要な情報が不足していれば、間違った結論を導き出してしまいますので。

そして、集めた情報を基に、仮説を立てていきます。「この考えはどうだろう」「◯◯を△△にしたらもっとよくなるのではないか」といった具合に、考えうる限りのケースを想定して、答えを判断するのです。

多くの人は、この「材料収集→仮説→検証」という過程を面倒くさがってやりません。だから、なにかトラブルが発生し、少しでもうまくいかないと、すぐ別の答えを探そうとします。これでは、時間ばかりがかかってしまい、失敗の可能性が高くなってしまうでしょう。

論理的な思考力を身につけたい人は、まず「なぜそうなるのか?」と自分に問いかけ、ものごとの原因や結果を考える習慣をつけるのがオススメです。

◆論理的思考(ロジカルシンキング)については、コチラの記事でもお読みいただけます

矛盾点を見抜く洞察力に優れている

論理的思考力とある意味対になっているのが、批判的思考(クリティカルシンキング)です。クリティカルシンキングは批判的思考とよばれていますが、決して批判をするのが目的ではありません。

正しい結論を導くために、本当にその情報が正しいのか、ほかに方法はないのか、反対の側面から情報や思考の精度を高めていくのがクリティカルシンキングなのです。

今は、インターネットで検索すれば、たいていの情報が手に入ります。しかし、そういった情報が、きちんとしたエビデンスに基づいた正しい情報であるという保証はまったくありません。だから、クリティカルシンキングで、情報の真偽をしっかりと確認しなければならないのです。

インターネットやテレビ、あるいは友達からの情報を鵜呑みにする傾向のある人は、ぜひ批判的に情報を調べるクセをつけてください。それだけでも、情報の精度が高まり、地頭はぐんと向上します。

◆批判的思考(クリティカルシンキング)については、コチラの記事でもお読みいただけます

地頭を鍛えるための方法

地頭を鍛えるための方法

最後に、地頭を鍛えるための方法を、10個ご紹介します。あくまでもひとつのアイデアなので、そのほかに試してみたい方法があれば、いろいろと試行錯誤してみてください。

本からさまざまな価値観を学ぶ

新しい価値観を否定しない姿勢を身につけるには、読書が最適です。世の中にはそれこそ数え切れないほどの書籍が販売されており、すべての本は著者の考え方を基に書かれています。(ジャンルにもよりますが)

つまり、どの本を読んでも、あなたとは違う価値観や考え方に出会えるということです。しかも、一般的な書籍なら1冊1,000〜3,000円程度で購入できます。そう考えると、読書ほどコスパに優れたインプット法はないと思いませんか。

新しい価値観に触れたいなら、ぜひ普段あまり読まないジャンルの本を読んでみてください。ライトノベルが好きなら、仕事関連の実用書を読んでみるのもいいでしょう。

逆に仕事関連の本ばかり読んでいる人は、趣味の本を読んでみればいいのです。哲学書や歴史書なども、新しい価値観に触れるには、よいジャンルだと思います。

まずは、月に1冊を目標に、ぜひいろいろなジャンルの本に挑戦してみてください。そうすれば、いつかきっと、価値観が180度変わってしまうような本に出会えるはずです。

◆読書のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます

いろいろなコミュニティに参加する

地頭をよくしたいなら、新しいことに挑戦して、とにかく経験値を上げていくことです。頭でいくら考えても、ピンとこないことはいくらでもあります。だから、実際に人と会って、生の情報を仕入れてくるんです。

多くの人は、普段同じような仕事をして、同じような人とばかり会っています。もちろん、それはそれで効率的といえるかもしれません。しかし、同じことの繰り返しは、得てして自分の先入観を強めてしまいがちです。

趣味のクラブ、資格スクール、ボランティアサークルなど、参加する場所は正直どこでも構わないでしょう。まずは、普段と違う出会いを求めて、行動することが重要です。

忙しくてそのような暇はないというなら、仕事や専門分野に関連するコミュニティに参加してみてはどうでしょうか。業界のセミナーや資格の勉強会なら、実務にも活かせるので、一石二鳥です。

また、より密度の濃い情報が欲しい場合は、有料のオンラインサロンやサブスクリプションに参加するのもオススメです。

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効果的な学習法を身につける

効果的な学習法を身につけることで、勉強の効率が格段に向上します。地頭を鍛えるには、やはりインプットが欠かせないので、ぜひ効率的な学習法を身につけてください。

数ある学習法のなかでも、今回はとくにオススメの「インターリービング」と「アクティブリコール」を紹介します。

まず、インターリービングですが、これは違うジャンルの勉強を交互に挟み込む学習法です。多くの人は、ひとつの教科を単元ごとに進めていきます。しかし、単元で区切って勉強をしなければならないという決まりはありません。

じつは、1時間英語をやったら、次の1時間は数学というように、異なる教科を織り交ぜた方が効率は上がるといわれています。なぜならば、適度に教科を切り替えることで、飽きが来るのを防止してくれるからです。このテクニックは、覚えておいて損はありません。

次に、アクティブリコールという学習法も非常に効果的です。アクティブリコールは、学んだことを自分の記憶から引き出して復習する方法です。

ただテキストを読むのではなく、勉強した内容をまとめて書き出してみるとか、あるいはテキストを閉じて、内容を説明してみるのもよいですね。

なお、そのほかの学習法についても、別記事で詳しく紹介しています。興味のある方は、そちらの記事も確認してみてください。

◆オススメの学習法については、コチラの記事でもお読みいただけます

抽象化と具体化の両面からものごとを考える

「抽象化」と「具体化」は、ものごとを理解するための非常に重要なプロセスです。私たちはどうしても、ひとつの側面からものごとを判断しがちです。さらに、具体的にこまかく計画していくことが、一般的に正しくよいことだと考えられています。

しかし、「木を見て森を見ず」ということわざがあるように、こまかいことばかりに気を取られていると、本質を見失ってしまうことも少なくありません。もちろん、枝葉も大切ですが、ものごとの全体像(森)を捉える視点は必ずもっておく必要があります。

抽象化と具体化を定義するなら、以下のようになるでしょうか。

  • 抽象化:共通する普遍的な要素を抜き出してまとめる作業
  • 具体化:条件を設定してこまかく分類する作業

まず、抽象化でものごとの本質を捉え、そのあと具体化で抽象的概念に明確な形を与えてあげます。そうすれば、的はずれな作業で、時間や労力をロスするリスクを回避できるはずです。

マインドマップで全体像を把握する

なにか新しいことを考える際には、まず大まかな全体像を把握するのが非常に大切です。全体の流れがわからないまま考え出すと、ものごとの本質からどんどんずれてしまう可能性があります。

全体像把握にオススメなのが、今回紹介するマインドマップです。マインドマップは、頭のなかに漠然と存在するアイデアを、視覚的に整理するためのツールです。

中心にテーマを置き、そこから関連するアイデアや要素を放射状につなげていくことで、全体像がひと目で確認できます。

また、思考をすべて書き出すため、余計な情報を覚えておく必要がありません。考えたことを頭のなかだけで覚えておこうとすると、どうしても抜け落ちが出てきます。さらに、記憶に脳のリソースを奪われてしまい、非常に効率が悪いです。

その点マインドマップなら、思考をすべて書き出しているので、純粋にアイデアの創出に集中できます。

マインドマップは、紙とペンさえあればいつでもはじめられます。今は無料でよいアプリもあるので、スマホでサッと確認したいならアプリの利用もオススメです。

考えを整理したいとき、新しいアイデアを生み出したいときに、ぜひマインドマップを活用してみてください。

◆マインドマップについては、コチラの記事でもお読みいただけます

フレームワークを使った思考整理

フレームワークを使った思考整理は、複雑な問題をシンプルにし、効果的な解決を導くために役立ちます。フレームワークとは、問題解決や意思決定の際に、必要な要素を整理するための「型」です。

代表的なフレームワークのひとつに、「5W1H」があります。これは「Who(誰が)、What(なにを)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(なぜ)、How(どうやって)」という6つの質問を使って、ものごとを体系的に整理する方法です。

また、ビジネスに役立つフレームワークとして、「3C分析」や「SWOT分析」なども有名です。フレームワークとひと言でいっても、その種類は数多く、状況に適したフレームワークを選ぶ必要があります。

いずれにせよ、どのフレームワークを用いても、思考の道筋が整理され、問題解決がスムーズに進みます。そのため、結果的に必要事項のモレが少なくて済むわけです。複雑な課題に直面したときは、フレームワークを活用して、効率よく結論を導き出しましょう。

MECEでモレやダブリを防ぐ

フレームワークのなかでも、抜け落ち防止に役立つ「MECE(ミーシー)」を、個別に紹介しておきます。

MECEとは、Mutually・Exclusive・Collectively・Exhaustiveの略で、「モレなくダブリもない」という意味のフレームワークです。

複雑な要素を順番に分析検討していくと、最終的に似たような内容を繰り返し検討していたり、途中でモレが生まれやすくなったりと、どうしてもムダが多くなります。

MECEで、モレとダブリをチェックすると、大きく以下4つのパターンが出現します。

  1. モレなし・ダブリなし
  2. モレなし・ダブリあり
  3. モレあり・ダブリなし
  4. モレあり・ダブリあり

いうまでもなく、最終的に目指すのは「モレなし・ダブリなし」の状態です。「モレあり・ダブリあり」は、ダメな点が目立つので案外気づきやすいもの。

問題は2と3のパターンです。おおむね問題なく分析検討ができているだけに、小さなモレやダブリがあっても、つい見落としてしまいます。

そういった状況を回避するには、前述の5W1H・3C分析・SWOT分析といったフレームワークを、適切に組み合わせて検討していくのがポイントです。

仮説 → 検証を繰り返す

地頭をよくしたいなら、「仮説 → 検証」の繰り返しを強力にオススメします。ただやみくもに行動しても、チェックするポイントが不明瞭なため、得られる情報は少ないです。

一方、仮説を立てて検証するというシステムが確立していれば、問題点や矛盾点、さらにその原因も発見しやすくなります。

ここで役立つのが、「PDCAサイクル」です。PDCAサイクルは「Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)」という4つのステップで、仮説と検証を繰り返すフレームワークです。

たとえば、新しく資格の勉強をはじめる場合、まずは「アクティブラーニングは効果が高いはずだ」と仮説を立て、その学習法を実際に試してみます。

結果を評価し、もし期待通りの成果が出なかったら、その原因を分析して方法を少し変更して再度試す。この流れを丁寧に繰り返せば、自分に最適な学習方法を効率よく見つけられるはずです。

失敗を次の成功に活かしていくためにも、仮説 → 検証を繰り返す意識を忘れないようにしましょう。

直感に頼らずファクトベースで判断する

直感による判断には、大きなリスクがあります。直感には個人の先入観が反映されやすく、間違った決断を下す可能性が高まるからです。

「直感に頼らずファクトベースで判断する」というのは、なにかを決めるときに感覚や思いつきではなく、事実やデータに基づいて判断することを意味します。

とくにビジネスの世界では、ファクト(事実)に基づく判断が必須です。売上アップのために直感だけで企画を立てても、説得力に欠け、承認はまず得られないでしょう。客観的に誰もが納得できるような、過去のデータや市場調査をもとにした論理的な根拠が求められます。

日常生活でも、コーポレートサイトやレビューサイトを確認してから買い物をするのが、今や当たり前になりました。もちろん、情報の真偽を見抜く力は非常に重要です。匿名の口コミには、個人の思想や悪意が含まれていることも多く、信頼できる情報源を見極める必要があります。

信頼できる情報源があれば、ミスリードを回避し、より正確な決断が可能です。ファクトベースで判断するには、正しい情報の取捨選択が重要だということを、ぜひ覚えておいてください。

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クリティカル・シンキング(批判的思考)で前提を疑う

クリティカル・シンキングとは、ものごとを批判的に考え、前提や常識を疑うことで、より深い理解や正確な結論を導くための思考法です。

批判的に考えるといっても、否定が目的ではありません。検討の前提が間違っていないか、ほかにも方法はないのかと、表面には出てこない本質的な課題や論点を見つけ出すために、クリティカル・シンキングを活用します。

クリティカル・シンキングの主なメリットは以下の通りです。

クリティカル・シンキングの主なメリット
  • 表面化していない矛盾点や問題点が浮き彫りになる
  • 検討すべき課題の抜けやモレが起こりにくい
  • 優先順位が明確になる
  • 新しいアイデアが生まれやすい

こまかい解説はしませんが、クリティカル・シンキングは、ここまで紹介したマインドマップやMECEのようなメソッドとの相性が抜群です。ファクトベース思考も必要だし、抽象化・具体化の意識も欠かせません。

そういった手法を軸に、まずは「前提条件は本当に正しいのか」「自分に都合のよい考え方に陥っていないか」と自分に問いかけてみてください。そうすれば、眼の前の情報に流されることなく、正しい判断を下せるようになってくるはずです。

◆クリティカル・シンキングについては、コチラの記事でもお読みいただけます

まとめ

残念ながら、地頭という言葉を、言い訳に使う人が非常に多いです。地頭が悪いからダメでも仕方がないと最初から諦めています。これでは、なにをやってもうまくいきません。

今回お伝えしたように、地頭は決して固定化された能力ではないのです。地頭を鍛えたいという意識をもって、適切なトレーニングをおこなえば、あなたの地頭は間違いなく向上します。

今回紹介した方法を参考に、ぜひいろいろと試してみてください。まずは、あなたの周りにいる地頭のいい人に、いろいろ質問してみることからスタートしてみてはいかがでしょうか。