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高齢者のための簡単で効果的な脳トレ方法

高齢者のための簡単で効果的な脳トレ方法

記事の監修

株式会社瞬読 代表取締役山中恵美子

大学卒業後、関西テレビ放送株式会社に勤務。2009年学習塾を開講し3万人の生徒が卒業。
学習効果を上げる方法として速読を取り入れる。これが後の「瞬読」となり生徒が次々と難関校に合格。
2018年瞬読のみの講座が開講し、現在受講生は2,600名を超える。
著書『瞬読』は10万部超えのベストセラーに。その他、TV・ラジオなどメディアにも多数登場し、全国に瞬読を広めている。

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「最近もの忘れがひどくなってきて困っている」

「よく計算を間違うようになってきた」

こういった症状が気になりだすと、多くの人が脳トレでなんとか解決できないかと考えるものです。

たしかに、脳トレにはこういった脳の衰えを予防する働きがあります。しかし、適切な難易度の脳トレを選ばないと、思うような効果は期待できません。もし、あまりにも難易度の高すぎる脳トレを選んでしまえば、おそらくすぐに挫折してしまうでしょう。

そこで今回は、誰でも簡単に取り組めるオススメの脳トレを「定番」「運動系」「作業系」にわけて、4つずつ紹介していきます。最後に、ひとりで気軽にできる脳トレアプリも紹介していくので、自分に合いそうな簡単な脳トレがみつかったらぜひチャレンジしてみてくださいね。

簡単な脳トレに取り組む4つのメリット

簡単な脳トレに取り組む4つのメリット

具体的な脳トレを紹介する前に、まずは脳トレに取り組むメリットをしっかりと理解しておきましょう。脳トレで得られる効果がわかっていれば、脳トレを長期的におこなうモチベーションが生まれます。今回紹介するメリットは、以下の4点です。

脳トレで得られる4つの効果
  • 認知能力の維持・改善
  • ストレスの軽減
  • コミュニケーションの増加
  • 自己成長と自信の向上

それでは、ひとつずつ解説します。

認知機能の維持・改善

脳トレを習慣化できれば、脳の認知機能の衰えを予防してくれる可能性が高まります。認知機能とは、理解力・判断力・記憶力・計算力・言語能力といった、私たちが日常生活を送る上で必要な脳機能の総称です。

なにもしなければ加齢とともに低下する認知機能も、脳トレで上手に刺激を与えてあげれば、その低下の度合いを最低限に抑えられます。

脳トレといっても、その種類はさまざまです。記憶力を鍛えてくれる脳トレもあれば、計算力を鍛えてくれる脳トレも数多くあります。自分の気になる症状に適した脳トレを選べば、必ずなんらかのよい効果が期待できるでしょう。

ただし逆をいえば、認知機能と脳トレがうまくマッチしないと、効果は薄くなってしまうわけです。

たとえば、カードの位置を覚えておく必要のある神経衰弱は、記憶力改善が期待できるオススメの脳トレです。また、2枚の絵のわずかな違いを探す間違い探しゲームは、記憶力だけでなく、右脳のひらめきや空間認識力も同時にレベルアップしてくれます。

しかし、言語的な問題や計算力に不安を抱える人に、神経衰弱や間違い探しはあまりよい選択とはいえません。言語能力を鍛えたいなら漢字クイズや読書をしたほうがいいし、計算力を鍛えるなら、簡単な計算クイズに取り組むべきです。

正しい脳トレを選び、ぜひ不安のある認知機能をビシビシ鍛えていきましょう。

◆認知機能ごとのオススメ脳トレについては、コチラの記事でお読みいただけます

ストレスの軽減

脳トレは、ストレスの軽減にも大いに役立ちます。パズルやゲームあるいは料理でも、脳トレの種類はなんでも構いません。楽しく取り組める脳トレなら、その楽しさがあなたのストレスを遠ざけてくれます。

笑いがナチュラルキラー細胞を活性化して、がんやウイルス性の病気を強力に退治してくれるのは、とても有名な話ですよね。だから、介護施設で入居者同士がワイワイとゲームをするのは、精神衛生的に非常に理にかなっているといえます。

また後述するハイキングやリズム体操といった運動系の脳トレなら、筋肉を鍛え、全身の血流を改善してくれます。(自然のなかを歩くハイキングには、癒やし効果も期待できます)

さらに適度に疲れた体が休息を欲するので、夜ぐっすりと眠れるはずです。睡眠には、頭のなかをリセットする機能があるため、良質な睡眠が脳をしっかりとリフレッシュしてくれるでしょう。

ストレスの軽減という意味では、瞑想系の脳トレもオススメです。呼吸を整え静かに座り、内なる自分と向き合ううちに、自然と心のモヤモヤが吹き飛んでいきます。

◆瞑想のストレス軽減効果については、コチラの記事でお読みいただけます

コミュニケーションの増加

多くの人は、孤独感に大きなストレスを感じるものです。それなのに、年齢を重ねると精神的にも肉体的にも外出が億劫になり、人と接する機会が激減します。脳トレは、そういった高齢者にも、コミュニケーションの機会を与えてくれます。

多くの脳トレは、個人だけでなく、グループで取り組むことも可能です。たとえば、ボードゲームや伝言ゲームは、ひとりではできません。だからゲームという目的のおかげで、腰の重い人も「出かけてみるか……」と積極的な気持ちになれるのです。

病気やケガで外出がむずかしい人でも、脳トレアプリを使えば問題ありません。多くのアプリは、ネットを通じてコミュニケーションが取れるようになっています。

対戦できるゲームも多いので、ゲーム仲間と戦ったり、意見交換や情報共有をしたりといった交流が自宅にいながら可能です。

自己成長と自信の向上

脳トレを続けた結果、徐々によい成績が出せるようになると、達成感をおぼえる機会が増えるはずです。

最初はむずかしくて歯が立たなかったクロスワードパズルを、簡単に解けるようになったら……達成感で幸せな気持ちになりますよね。これは、達成感によって、幸せホルモンとよばれる「ドーパミン」の分泌が活性化するからです。

「脳トレにチャレンジする→結果が出る→楽しくなる→さらに集中して脳トレに取り組む」

こういったポジティブなループがいったん生まれれば、脳トレをするたびに自己成長を感じられて、確固たる自信につながります。

計算が苦手だったのに、簡単な暗算クイズを続けてスラスラ計算できるようになったら、大きな自信になりますよね。少し動いただけでもゼエゼエいっていた自分が、1曲通してダンスできたら、踊るのが楽しくて仕方ないはずです。

脳トレで手に入れた「自己成長した自分と自信」は、きっと生活全般のレベルアップに大きく役立ってくれるでしょう。

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オススメ簡単定番脳トレ

オススメ簡単定番脳トレ

脳トレには、クイズのようないわゆる定番脳トレから、体を使った運動系の脳トレまで、じつにさまざまな種類があります。脳トレの選び方については、症状に合ったものを選ぶのが基本です。

とはいえ、最初はあまりむずかしく考えずに、気に入った脳トレを好きなだけやってみればいいと思います。ということで、まずは主に頭を使って脳を刺激する定番の脳トレを、4つ紹介します。

間違い探し

ご存知のように、2枚の絵(写真)を見比べて違いを探すのが、間違い探しゲームです。間違い探しは、「アハ体験」を経験できるのが、大きな魅力といえます。

アハ体験とは、今までわからなかったことが急に理解できた瞬間を指す言葉です。ニュートンがリンゴの落下をみて引力の存在に気づいたエピソードなどは、まさにアハ体験そのものといえます。

理解できずにモヤモヤした気分が、答えがわかった瞬間にスッキリしますよね。この喜びの気持が、脳に快楽を与えてくれて、脳の学習機能がさらに強化されていくわけです。

そういう意味で考えると、間違い探しはじつにうまくできていると思います。ほとんどの間違い探しゲームは、非常にトリッキーな間違いを1〜2個設定していて、最後の最後までイライラするようにつくられているからです。

アハ体験を感じてみたいかたは、ぜひ間違い探しにチャレンジしてみてください。

◆間違い探しゲームについては、コチラの記事でもお読みいただけます

伝言ゲーム

集中力や理解力・記憶力といった能力が鍛えられる伝言ゲームも、脳トレとして非常にオススメです。

伝言ゲームは、最初に伝えた内容がどんどん間違った情報に変化していく過程がおもしろくて、よくテレビのバラエティでも題材にされていますよね。でも、脳トレとして考えれば、間違った内容を伝えては意味がありません。

正しく伝えようという意識が働くと、自然に「集中力」「理解力」「要約力」などが鍛えられていきます。

もちろん正しく伝えるといっても、一言一句間違わずに伝言するなど、まず不可能です。正直なところ、こまかい描写などは多少変わってしまっても別に問題ありません。その代わり、大事なポイントだけは決して外さないように、聞いた内容を即座に要約する力が試されます。

また、相手に理解されやすい話し方にも気を配らないと、正しい伝言は困難です。「まずは結論を伝えてからディテールは順番に説明しよう」など、話の組み立てを考える過程も、脳を思い切り刺激してくれます。

難読漢字読み方ゲーム

「思っていることが言葉にできない」といった言語関係の症状を予防するには、やはり言語系の脳トレに取り組むのがいちばんです。

穴埋めや部首当てなど、それこそ星の数ほど種類のある言語系クイズのなかから、今回は難読漢字の読み方当てゲームを紹介します。

「陸蓮根(オクラ)」「進捗(しんちょく)」のように、日常会話でよく使うのにあまり書く機会のない漢字は、なかなか読めないものです。こういったむずかしい漢字が出題されると、自分の記憶からなんとか読み方を探そうとするので、まず記憶力がしっかりと鍛えられます。

さらに、「あれだよね。形はわかっているんだけど、名前が出てこない……」という状況になれば、イメージ力もビシビシ刺激を受けるはずです。

実際に難読漢字クイズをやる場合は、ぜひ時間制限を設けてみてください。「もう少しでわかりそうなのに時間が迫って焦る」というシチュエーションが、脳にさらなる刺激を与えてくれるでしょう。

ボードゲーム

将棋や人生ゲームのようなボードゲームは、直感力や判断力を大きく向上させてくれる可能性があります。ゲームの種類にもよりますが、ほかにも計算力やコミュニケーション力、観察力など、じつにさまざまな能力が身につくはずです。

もし規定の人数を集められるなら、ぜひなんらかのボードゲームを脳トレに組み込んでください。スケジュール調整や場所の確保など、ひとりでおこなう脳トレよりも大変な面はありますが、それを考慮しても絶対にやる価値はあります。

以下に、ボードゲームのメリットを簡単にまとめてみました。


  • 直感やひらめきが鋭くなる
  • 判断力や決断力がつく
  • 洞察力や観察力が鍛えられる
  • 集中力がアップする
  • 計算をする機会が増える
  • 相手の動きや場の流れを分析する力がつく
  • コミュニケーション能力が向上する

上記をみてお気づきになったかもしれませんが、ボードゲームをやると、分析力といった左脳と直感に代表される右脳をバランスよく使います。

普段私たちは、どうしても左脳ばかり使いがちですよね。なので、右脳をフル稼働するボードゲームは、左右のバランスを整える絶好のチャンスだと思います。

◆将棋・チェスについては、コチラの記事でもお読みいただけます

オススメ簡単運動系脳トレ

オススメ簡単運動系脳トレ

脳トレといえば、パズルやクイズのような頭を使うものを思い浮かべる人がほとんどです。ところが、脳と体は密接につながっており、体を動かすことで脳を活性化する方法もたくさんあります。ここでは、そういった体中心の脳トレを4点紹介します。

ハイキング

体を動かす脳トレとしては、ハイキングのような、下半身中心の軽い運動がいちばん適しています。というのも、足(とくにふくらはぎ)には、下半身の血液を再び心臓と脳へ送り返すポンプとしての役割があるからです。

下半身を鍛え、ポンプ機能が正常に働けば、自然と脳の血流もよくなります。脳は、血液に含まれるブドウ糖を唯一の栄養源にしているため、血流の改善はダイレクトに脳機能を活性化してくれるわけです。

ところが、デスクワークや立ち仕事の多い人は、どうしても下半身を動かす機会が少なくなります。そのため、血液が下半身に溜まりやすく、むくみやだるさを感じる人が本当に多いです。

そのまま放置すれば、最悪下肢静脈瘤を引き起こす可能性もあるため、できれば週に2〜3回は歩くようにしてください。もちろん、忙しい平日は、ごく軽い散歩で十分です。でも時間的に余裕のある週末は、森林浴のストレス軽減効果が見込めるハイキングをオススメします。

◆自然のなかですごすメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます

リズム体操

先ほどのハイキングは、主に下半身を鍛える脳トレでした。下半身だけでなく全身をまんべんなく動かしたい場合は、リズム体操がオススメです。リズム体操とは、文字通り、音楽のリズムに合わせて自由に体を動かす体操のこと。

音楽に合わせると、ただ体を動かすよりも楽に運動ができます。たしかに、黙々と体操するより、心地よい音楽を聴きながら踊るほうが、どう考えても楽しそうですよね。

またリズム体操は、曲の選択によって、運動の強度を自由に変えられるのも大きなポイントです。激しい曲とゆったりとした曲をランダムに組み込めば、脳は飽きることなく、常に新鮮な刺激を受け続けます。

なお、うまく体を動かせない高齢者がリズム体操に取り組む場合は、イスに座って足を軽く動かすだけでも十分です。自治体主催の高齢者向けリズム体操講座などがあれば、ぜひ積極的に参加してみてはいかがでしょうか。

指回し運動

週に2〜3回のウォーキングと定期的な全身運動をおこなえば、脳の働きは間違いなく活性化してくるでしょう。しかし、これから何年もの間、欠かさずこういった運動をおこなうのは、正直なかなか大変だと思います。

そこで知っておきたいのが、もっと気軽にできる運動系の脳トレです。私のオススメは、指回し運動ですね。手先にはこまかい神経が集中しているので、指先を動かせば脳が刺激を受けます。

なかでも普段ほとんど意識しない、薬指や小指を意図的に動かすと、さらに強い刺激が脳に伝わっていきます。具体的なやり方は、左右同じ指を合わせて、親指から順番に離してぐるぐる回すだけ。

とはいえ、実際にやってみるとわかりますが、中指〜小指をぶつからないようスムーズに回すのはかなりむずかしいです。意識しなくても簡単に回せるようになるまで、ぜひ根気強くチャレンジしてみてください。

卓球

脳トレ要素の強いスポーツとして、今回は卓球をご紹介します。なぜならば、卓球には、右脳を鍛える要素が揃っているからです。

ご存知のように、卓球は3m足らずのテーブルを挟み、高速でピンポン玉をラリーする競技です。ある程度卓球に慣れた人なら、その球足は時速100kmを楽々超えてきます。3mの距離を時速100kmで打ち合うとすれば、球が届くまでわずか0.2秒以下の時間しかかかりません。

こういった高速ラリーの最中に、球筋・スピード・回転の方向などを見極めなければならないので、動体視力や空間把握能力といった右脳の働きが自然と強化されます。

もちろん、私たち素人が卓球をすれば、打ち返すスピードはもっと遅くなるでしょう。でも、それでいいのです。たとえゆっくりラリーをしても、状況を考えながら体を動かす行為は、脳を大いに刺激してくれます。

オススメ簡単作業系脳トレ

オススメ簡単作業系脳トレ

今回紹介する料理や塗り絵のように、頭と体の両方をバランスよく使う頭脳系と作業系のミックス型脳トレは、忙しい人に大変オススメです。運動量は少ないですが、その分指先を使うので、脳はしっかりと刺激を受けます。

また作業系脳トレは、趣味を兼ねていることが多いので、楽しく継続できそうなのもいいですよね。もちろん、ここにあげた脳トレはあくまでも一例なので、自分の好きな脳トレがあればぜひそちらに挑戦してみてください。

料理

これまでほかの記事でも毎回お伝えしているように、個人的に料理は最高の脳トレだと思っています。なぜならば、料理はたくさんの行程を並行しておこなう、マルチタスク型の作業だからです。

少し考えただけでも、以下のような行程がすぐ頭に浮かびます。


  • 献立を考える
  • レシピを決める
  • 買い物にいく
  • 材料を切る
  • 調理する
  • 配膳する
  • 片づける
  • 明日の準備をする

これらの作業をすべてこなして、はじめて料理が私たちの口に入るわけです。しかも、「材料を切っている間にお湯を沸かす」「煮込む間に洗い物をする」といったマルチタスクが続くので、料理全体をイメージする右脳の能力がどんどん鍛えられていきます。

また料理中は基本立ちっぱなしなうえに、調理器具を移動したり材料を切ったりと、意外に体を動かしているものです。しかも最終的に、美味しいものが食べられるのですから、料理をやらない手はないでしょう。繰り返しますが、本当に料理はオススメの脳トレだと思いますよ。

◆自然のなかですごすメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます

塗り絵

最近、高齢者のデイサービスで、塗り絵の人気が非常に高いそうです。幼児向けの塗り絵と違い、普通のアートとしても十分通用する線画の美しさが、ウケている最大の理由だと思います。

そういったアートを自分の感性のままに色づけする作業は、性別を問わず大人のアート心を刺激してくれるのでしょう。実際に私も塗り絵をやってみましたが、たしかにこれは時間を忘れて没頭できる楽しさでした。

没頭している間はほかのことを忘れるくらい集中できたし、全体のバランスを感じる力や色彩感覚も、少しだけ磨かれたように思います。(そうなっていればいいなという願望も込めて……)

なお、後述するスケッチに比べて、塗り絵は取り掛かりまでのハードルが低いのも嬉しいところですね。特別な技術がなくても、十分脳トレの役割は果たしてくれますので。

スケッチ

もし絵に興味があるなら、スケッチはオススメです。目にした風景をしっかりと記憶する「瞬間記憶」や、全体像をイメージする「空間把握能力」が、絵を描くたびにレベルアップしていくのを体感できると思います。

もちろん、風景を撮影した写真をみながら、室内で絵を描いてもOKです。でも、わざわざ外出してリアルタイムに絵を描く行為は、適度な緊張感と開放感を味あわせてくれます。

しかもそれが、美しい自然のなかだったら……ハイキングでも触れたように、日頃溜め込んだストレスが、スーッと消えていくでしょう。

とはいえ絵画の場合、塗り絵よりも技術的なハードルはかなり高いです。絵のクオリティにはあまりこだわらず、生涯の趣味と考えて気軽に取り組んでみてください。

◆絵画のメリットについては、コチラの記事でもお読みいただけます

楽器演奏

最後に紹介するのは、楽器演奏です。楽器の種類を問わず、頭で考えたことと手足の動きをリンクさせるところに、楽器のおもしろさとむずかしさがあります。

しかも、左右の手は違う動きをするのが普通だし、ドラムにいたってはさらに複雑な足の動きも加わります。ここまで読んでくれた方なら、おそらくピンときているでしょう。そう、楽器演奏は、右脳を鍛える最高の脳トレなんです。

ただし、自分の出したいフレーズをスムーズに演奏できるまでには、少なくとも数年単位のトレーニングが必要でしょう。もちろん脳トレを目的とするならば、技術力はほとんど関係ありませんから、あまり心配しなくても大丈夫です。

たとえ動きがぎごちなくても、気にせずにいつか好きな曲を自由に演奏できる自分をイメージして、どんどんチャレンジしていただきたいと思います。

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オススメ簡単高齢者向け脳トレアプリ

オススメ簡単高齢者向け脳トレアプリ

ここまで紹介してきた脳トレは、どれも高い効果が期待できるものばかりです。しかしなかには、体を動かすのが大変な人もいるだろうし、脳トレによってはメンバーを集めないと成立しないものもあります。

「ひとりで好きなときに脳トレがしたい」という人のために、高齢者向けのオススメ脳トレアプリを5つ紹介します。

◆分野別オススメ脳トレアプリについては、コチラの記事でお読みいただけます

1. 記憶力トレーニングアプリ「PEAK(ピーク)」

1. 記憶力トレーニングアプリ「PEAK(ピーク)」

※参考:「PEAK(ピーク)- 脳トレ」をApp Storeで

「PEAK(ピーク)」は、世界で1,200万回以上ダウンロードされている、定番脳トレ無料アプリ。ケンブリッジ大学など、世界有数の名門大学の科学者が共同デザインしたPEAKは、その信頼性にも折り紙つきです。

アプリ内には、記憶力・注意力・問題解決力・言語力など、45種類のゲームが用意されています。すべてのゲームは定期的にアップロードされるので、いつまでも飽きずに続けられます。

またゲームの結果が記録されて、自分の成長度合いがひと目でわかるのも、嬉しいポイントです。自分の能力の傾向を自動で分析してくれるので、今まで気がつかなかった自分の強みを発見できるかもしれません。

ただし、無料会員のままだと、ゲーム数や回数に制限があります。無制限でゲームを楽しみたい人や、カスタマイズされたトレーニングプランが必要な人は、PEAKプロへのグレードアップを検討したほうがよいかもしれません。

2. パズルゲームアプリ「コンビマンション (Merge Mansion)」

2. パズルゲームアプリ「コンビマンション (Merge Mansion)」

※参考:「コンビマンション (Merge Mansion)」をApp Storeで

「コンビマンション (Merge Mansion)」を、ひとことで説明すると、ストーリー性のあるマージパズルゲームです。マージパズルというのは、アイテム同士を組み合わせて、グレードの高い別なアイテムをつくり出すタイプのパズルのこと。

コンビマンションの名前のとおり、マージしたアイテムを使って、マンションをリフォームしていきます。もちろん、ただリフォームをするだけではありません。このゲームは、とにかくミステリー要素の多いストーリーが、本当におもしろいんです。

やること自体はとにかくシンプルで、ひたすらアイテムをマージしていくだけ。ただし、各ステージごとに使えるアイテムが限定されているので、いかに効率よく高価なアイテムにマージできるかが腕の見せどころです。さいわい時間制限はないので、焦らずじっくりと組み合わせを考えてください。

また、難易度自体は比較的簡単なレベルなので、こういったマージゲームに慣れていないかたでも十分楽しめます。ストーリー性のあるゲームが好きなかたに、このアプリはオススメです。

3. 計算力トレーニングアプリ「100マス計算」

3. 計算力トレーニングアプリ「100マス計算」

※参考:「100マス計算」をApp Storeで

「100マス計算」は、ナンプレに似たマスへ数字を埋めていく、計算力トレーニングアプリです。このアプリでは、上と左のマスに書かれた数字を指定された方法で計算して、その答えを空欄マスに入力していきます。

計算式自体は、「+、−、×、÷」といった簡単な四則計算なのですが、タイムアタック制になっているのがポイントです。普段ならすぐに解ける問題でも、速く答えなきゃと思うと、焦ってミスしてしまうんですよね。

でも、続けるうちに計算にも慣れてきて、暗算のスピードは確実にアップします。結果はすべて記録されているので、成長度合いがひと目で確認できるのも嬉しいポイントです。

また、自分の都道府県を登録すれば、都道府県対抗のランキングにも表示されます。ただ計算しているだけでは張り合いがないという人は、積極的に参加してみるとよいでしょう。

なお難易度は、「普通」「ムズ」「激ムズ」の三段階にわかれています。激ムズはかなりの難易度なので、慣れてきたらぜひ挑戦してみてください。

4. 言語力トレーニングアプリ「四字熟語クイズ – はんぷく一般常識」

 

4. 言語力トレーニングアプリ「四字熟語クイズ - はんぷく一般常識」

※参考:「四字熟語クイズ – はんぷく一般常識」をApp Storeで

「四字熟語クイズ – はんぷく一般常識」は、四字熟語を使った非常にシンプルなクイズアプリです。四字熟語のうちどれか1文字が空欄になっており、4つの選択肢から当てはまる文字を探します。正誤はすぐ◯と×で採点され、正しい熟語とその意味もしっかりと表示されます。

たった4文字の組み合わせで、深い意味を表現する四文字熟語。最近では、SNSでのくだけたコミュニケーションが増えた代わりに、四字熟語を使う頻度が以前よりも明らかに減っています。

時代ごとに表現方法は変化するものですが、四字熟語の奥深い表現力は、日本人ならいつまでもしっかりと受け継いでいきたいですね。

なお、言語能力を鍛えるアプリは、四字熟語以外にも数多くあります。難読漢字読みクイズやクロスワードパズルなど、四字熟語アプリと並行して、いろいろチャレンジしてみてください。

5. ゲーム感覚で脳トレができるアプリ「みんなの脳トレ〜脳年齢がわかる脳トレ」

5. ゲーム感覚で脳トレができるアプリ「みんなの脳トレ〜脳年齢がわかる脳トレ」

※参考:「みんなの脳トレ〜脳年齢がわかる脳トレ」をApp Storeで

「みんなの脳トレ〜脳年齢がわかる脳トレ」は、「観察力」「判断力」「計算力」「記憶力」「直感力」「判断力」の6種類を、ゲーム感覚で鍛えられる脳トレアプリです。

上記6種類のゲームを順番におこなう総合テストを受けると、自分の脳年齢が診断されます。記憶力だけ判断力だけではなく、文字通り総合的に診断してくれるので、忘れず定期的に総合テストを受けるようにしてください。

ゲーム自体は、「数字記憶ゲーム」や「じゃんけん」といった、非常にシンプルなものばかり。指定された秒数を時計なしで計測するゲームなどは、子どものころストップウォッチを片手に、誰もがいちどは試したことがあるでしょう。

またそのほかに、ナンプレやクロスワードパズルなどのミニゲームも用意されています。どのゲームも1問あたり30秒程度で終わるので、ぜひ気軽にチャレンジしていただければと思います。

脳トレの効果を最大限に引き出す継続のコツ

脳トレは簡単な方法をいかに継続するかがポイント

ここまで、オススメの脳トレを紹介してきました。しかし、ただ脳トレに取り組んでも、やり方が間違っていれば、期待する効果は得られない可能性が高いです。そこで最後に、脳トレの効果を最大限に引き出す継続のコツを5つ紹介します。

◆脳トレを継続するコツについては、コチラの記事でもお読みいただけます

適切な難易度の脳トレを選ぶ

脳トレは、少なくとも半年や1年といった長いスパンで取り組まないと、思ったような効果は得られません。しかし、忙しい現代人が定期的に脳トレを続けるのは、なかなか大変です。

だから脳トレは、できるだけ自分に合った難易度のものを選んでください。そうでないと、何回か続けるうちに、途中で嫌になってしまう可能性が高いからです。

難易度が低すぎると、脳に十分な刺激が与えられず、効果が薄れてしまいます。反対に難易度が高すぎれば、思うような結果を出せずに、段々と続けるのが嫌になってくるでしょう。

適切な難易度を選ぶには、現在の認知能力や好みを把握するのがスタートです。たとえば、ジグゾーパズルに興味があっても、100ピースと2,000ピースでは必要な能力が変わってきます。

最初は適正な難易度がわからないと思いますので、とりあえず比較的簡単な400〜500ピースで難易度を確認してみてください。ほかの脳トレも同様です。問題をいくつか試して、自分に合うレベルの脳トレをみつけましょう。

◆ジグソーパズルについては、コチラの記事でお読みいただけます

脳トレの成果を記録して振り返る

せっかく脳トレに取り組むなら、脳トレでどのくらい成長したか、しっかりと確認したいですよね。ところが、脳トレの効果は、ゆっくりと少しずつ現れてきます。そのため、「脳トレですごく調子がよくなった!」という実感は、正直なかなか得られにくいのです。

でも、実感が少ないだけで、実際には必ずなんらかの能力がレベルアップしています。そういった成長を感じるには、脳トレの成果を記録して定期的に振り返る時間をもつのが、一番です。

さらに結果を記録しておけば、自分の進歩や課題が明確になり、今後の取り組み方を見直すきっかけにもなります。

記録方法については、手書き・エクセルシート・アプリの記録機能など、自分にとって使いやすければどれを選んでも構いません。方法よりも大事なのは、忘れずに記録を継続することです。面倒くさがらずに、ぜひ日々の結果を記録しておいてください。

定期的なスケジュールを立てる

先ほどの「脳トレの成果を記録する」に大きく関係する話ですが、脳トレはできるだけやる日時(もしくは曜日)を決めてしまうのがオススメです。なぜならば、スケジュールが決まっていることで、強制力が働くから。

脳トレは、仕事や勉強・家事とは違い、生活に必須な要素ではありません。だから、サボろうと思えば、いくらでもサボれてしまうんです。

また、気分が乗れば何日も続けてやるけど、飽きたら1か月丸々放置というやり方では、脳トレがほとんど意味をなさなくなってしまいます。

そういった状況を回避するためにも、「週に何回、どのくらいの時間を脳トレに割くのか」事前に決めておきましょう。回数や時間に決まりはありませんが、1回30分、週に2〜3回は確保したいところです。(どんなに少なくても、1回10分以上は確保してください)

忘れっぽい人は、スマホの通知機能を利用して、強制的にスタートする環境をつくってください。通知がきたら、とにかく脳トレに手をつける。これを徹底すれば、比較的簡単に脳トレを習慣化できます。

仲間や家族と一緒に楽しむ

ここまで何回もお伝えしているように、脳トレは継続しないと意味がありません。しかし、金銭的な報酬のない脳トレは、いうなれば単なる趣味のようなもの。少し忙しくなり、ほかに興味のあることがみつかれば、すぐにやめてしまう姿が容易に想像できます。

そういった強制力の薄い脳トレを継続するには、仲間や家族と一緒に脳トレを楽しむのが一番です。一緒にやる人がいれば、自分からやめるとはいいづらいもの。仲間の存在が、挫折のいい抑止剤となってくれるはずです。

また、仲間がいると適度なライバル心が芽生え、新たなアイデアが生まれやすく切磋琢磨する機会が増えます。他人の成果をみて、自分の成長度合いを実感しやすくなるのも、大きなメリットといえるでしょう。

ただし、過度なライバル心は、人間関係を崩しかねません。あくまでも楽しむのが目的なので、仲間や家族と一緒に脳トレを楽しむ際には、互いのペースや好みを尊重し合うことが大切です。

なおせっかく仲間と一緒にやるなら、ボードゲームや将棋など、リアルタイムで一緒にできる脳トレがいいですね。ただ、忙しい大人が定期的に集まるのは、なかなか大変だと思います。そういう場合は、アプリを使ったオンラインゲームがオススメです。

インターネットやアプリを活用する

前述のとおり、忙しい現代人が脳トレを習慣的におこなうには、インターネットやアプリの活用が欠かせません。ネット経由なら、離れている友人とも、いつでも気軽に脳トレができます。

現実問題として、将棋や麻雀、パズルなど、リアルタイムでおこなうのは結構ハードルが高いです。道具を購入して場所も確保しなければなりません。なによりも、対戦相手と毎回予定を組むのが大変です。

その点、ネットやアプリなら、簡単に対戦ができます。しかも記憶力・計算力・言語力といった異なる目的の脳トレアプリが、AppStoreや Google Playで簡単に手に入るのですから、アプリを活用しない手はありませんよね。

ただし、機能に優れた人気アプリは、有料商品が多いです。ひとつが数万円もするようなものはないにしても、500円のアプリを10個DLすれば、5,000円もかかってしまいます。家計の負担にならないように、アプリの購入は計画的におこなってください。

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まとめ

ここまで何回もお伝えしたとおり、脳トレを継続していくには、できるだけ簡単な方法を選んでください。自分のレベルに合わない脳トレをやっても、途中で挫折するのがオチです。

今回紹介した脳トレのなかには、もしかすると少々難易度の高い方法もあったかもしれません。しかし、脳トレは別にうまくやらなくてもいいんです。下手でも結果が悪くても、地道に続ければ、必ずなんらかの結果が現れてきます。

「脳トレはできるだけ簡単なものを選ぶ」この大原則を忘れずに、どうか脳トレを楽しんでください。