【自宅で受講できる】Zoom体験会開催中!

社会人のための英語学び直しガイド|効果的な勉強法と継続のコツ

社会人のための英語学び直しガイド|効果的な勉強法と継続のコツ

記事の監修

株式会社瞬読 代表取締役山中恵美子

大学卒業後、関西テレビ放送株式会社に勤務。2009年学習塾を開講し3万人の生徒が卒業。
学習効果を上げる方法として速読を取り入れる。これが後の「瞬読」となり生徒が次々と難関校に合格。
2018年瞬読のみの講座が開講し、現在受講生は2,600名を超える。
著書『瞬読』は10万部超えのベストセラーに。その他、TV・ラジオなどメディアにも多数登場し、全国に瞬読を広めている。

プロフィールはこちら

受講者99.3%効果を実感!

瞬読ZOOM体験会開催中!

定価¥15,000を特別価格¥3,000で!

詳しくはこちら

中学・高校と、学生時代に6年間も勉強したはずの英語。ところが、いざ仕事で必要になっても、正直まったく英語を使えない自分に気づきます。でも、安心してください。やる気さえあれば、社会人になってからでも、英語のやり直しは十分可能です。

本記事では、英語の学び直しを始めたい社会人に向けて、つまずきやすいNG行為、効果的な勉強法、そして挫折しないためのコツをわかりやすく解説します。忙しい毎日でも無理なく続けられる方法を、一緒に見つけていきましょう。

英語の学び直しでやりがちなNG行為

英語の学び直しでやりがちなNG行為

せっかく英語を学び直す意欲があるのに、うまくいかない方法に手を出してしまう人をよく見かけます。今回紹介する4つのNG行為に自分が当てはまっていないか、しっかりとチェックしてください。

いろいろな教材に手を出してしまう

英語を学び直そうと思ったとき、多くの人が、複数の教材に手を出してしまいます。たしかに、参考書、アプリ、YouTube、オンライン講座など、今は便利なツールがたくさんありますから、迷う気持ちはよくわかります。

しかし、英語の基礎からやり直す段階の人は、まずひとつの教材に絞るべきです。あれこれ手を出し過ぎると、どれも中途半端になってしまいます。同じように見えても、教材ごとに内容やアプローチは、結構な違いがあるものです。

たとえば、現在完了形の説明ひとつとっても、監修者によって少しずつ説明のポイントが違います。ひとつの事柄について、複数の情報が入ってしまうと、脳はどの情報を信頼していいのか判断できません。まずは単語帳と文法書を1冊ずつ決めて、その2冊を徹底的にやり込みましょう。

インプット学習に偏り過ぎている

英語の学び直しを始めると、単語の暗記や文法の確認、リスニングと、インプットに多くの時間をかけてしまう人が多いです。でも、いくら頭に知識を詰め込んでも、それを使わなければ実際に英語を使えるようにはなりません。

英語はスポーツと同様に、実際に体を動かして練習して、はじめて身につくスキルなのです。

もちろん、やり直しの段階であれば、単語や文法といった知識も不足しているでしょう。当然インプット作業もしっかりとおこなう必要があります。問題は、インプットとアウトプットのバランスの悪さです。

インプットをしたら、その知識をすぐに使ってみましょう。学んだ表現を使って短い日記を書いてみたり、音読して口を動かす練習をしたりと、アウトプットをする時間の確保が非常に重要です。

【公式】瞬読英会話特別ZOOM体験

【公式】瞬読英会話特別ZOOM体験

日本語を介して英語を話そうとする

英語を話す際に、まず日本語で言いたいことを考えてから、それを英語に訳そうとしていませんか。こういった翻訳グセをそのままにしていると、いつまで経ってもスムーズな会話はできません。

なぜならば、脳内で翻訳をする間にタイムラグが生じ、その間に会話は進んでしまうからです。翻訳による会話に慣れている人は無理に変えなくてもよいかもしれませんが、これからやり直すなら、最初から英語を英語のまま理解できるようにした方が効率的です。

日本語と英語は語順や発想がまったく違うため、毎回頭の中で翻訳していると効率は確実に落ちます。しかも、翻訳すると、少し不自然な英語になってしまうことも多いです。洋書の翻訳本がなんとなく読みにくいのも、英語を無理やり日本語に訳しているから。

そういう点を考慮しても、やはり日本語を介さずに反応できる回路を少しずつ作っていくべきです。最初はむずかしくても、慣れてくれば自然と英語で考えられるようになりますので。

◆翻訳グセの修正方法については、コチラの記事でお読みいただけます

発音を軽視したまま音読やシャドーイングを繰り返す

英語の音読やシャドーイングは、リスニング力やスピーキング力の向上にとても効果的な学習法です。ですが、発音を意識せずに繰り返しても、思ったような成果は得られません。

間違った発音のまま練習を続けてしまうと、聞き取れない音はいつまでも聞き取れないままです。しかも、話せば話すほど、間違った発音を脳に刷り込んでしまいます。

とくに、日本語にはない英語独特の発音(thやr⇔lなど)には、注意が必要です。たとえば、「r」と「l」を間違えただけで、「rice(お米)」と「lice(シラミ)」のように、意味がまったく変わってしまいます。

ほかにも、英語には単語と単語がつながる「リンキング」や、単語が並ぶと音が消える「リダクション」といった、発音ルールが存在します。

ネイティブのように発音できる必要はありませんが、音読のようなトレーニングをスタートする前に、最低限相手に伝わる程度の発音は身につけておきたいものです。

◆発音学習の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます

社会人の英語学び直しに最適な勉強法

社会人の英語学び直しに最適な勉強法

社会人の学び直しは、効率と定着がポイントです。できるだけ効率よく、かつしっかりと知識が定着するように、これから紹介する勉強法に取り組んでみてください。

単語はイメージで覚える

英単語を覚えるとき、ほとんどの人が、日本語訳を頼りにします。たしかに学生時代はそのやり方で通用していたかもしれませんが、学び直し世代の社会人にはあまりオススメできません。

というのも、機械的に日本語で意味を覚えてしまうと、実際の会話や文章の中でスッと意味が浮かばないことが多いからです。それよりも、単語はぜひイメージで捉えるように意識してください。

たとえば「run」という単語には、「走る」のほかに、「経営する」という意味もあります。「runはなにかが動くイメージ」と捉えていれば、「My father runs a company.」という文章を見て、「あっ、このrunは、おそらく経営する(会社を動かす)という意味だな」と推測できるはずです。

こういうイメージ力を鍛えるには、画像検索が非常に有効です。とくに「relationship」や「abstract」のような抽象的な単語は、画像で検索すると、大まかなイメージを掴みやすくなります。なんとなくピンとこない単語があったら、ぜひ画像検索を試してみてください。

◆英単語のイメージ化については、コチラの記事でもお読みいただけます

中学英文法書を1冊読み込む

英語を学び直すうえで、最初にやっておきたいのが「中学英文法の総復習」です。「いまさら中学レベル?」と思うかもしれませんが、じつは英語の基礎は中学英語にほぼ集約されています。

たとえば、時制や助動詞、疑問文の作り方など、英会話でもライティングでも必要なルールの多くは中学レベルでほぼ対応可能です。もちろん、高校レベル以上の文法を知っておくに越したことはありません。

ただ、むずかしい文法書にいきなり手を出すよりも、まずはシンプルでわかりやすい中学英文法書を1冊やり込む方が効率的という話です。

中学の文法書を読み込むうちに、「あー、なんか昔教わったことあるかも!」という感覚が蘇ってきて、記憶にしっかりと定着します。文法はいちどしっかりと覚えてしまえば、一生ものの知識です。中学文法を軽視せず、じっくりとやり直してみましょう。

◆中学英文法のやり直しについては、コチラの記事でもお読みいただけます

思いついた英文をAIで添削してもらう

英語を学び直していると、「この表現で合っているかな?」と不安になることってありますよね。そんなときは、AIを使って気軽に添削してもらうのがオススメです。

たとえば、自分で考えた英文をChatGPTなどのツールに入力すれば、文法ミスの修正や自然な言い回しを提示してくれるので、非常に参考になります。

独学だと、どうしても「間違いに気づけないまま覚えてしまう」リスクを拭い去れません。しかし、AIの力を借りれば、その不安もほぼ100%解消できます。

幸い、英文添削とAIは、非常に相性がいいです。間違った情報を提供されることはほぼありませんが、もし不安がある場合は、オンライン英会話の添削と併用するのがよいでしょう。

音読でリスニングとスピーキングを効率よく鍛える

英語の音読は、一見地味に思えるかもしれませんが、じつはリスニングとスピーキングの両方を効率よく鍛えられる非常に優秀なトレーニング方法です。

まず、声に出すことで、口の動きやイントネーション、英語独特のリズムが身につきます。また、自分の声を聞けば、リスニング力も向上します。

音読の素材として、慣れるまでは、英単語帳の短い例文くらいの長さがちょうどいいのではないでしょうか。最初から、「Core1900」のようなボリュームのある素材を選ぶと、音読の継続がしんどくなります。

もちろん、音読の素材は、必ず音声付きのものを選んでください。音声のない素材で音読をしても、英語の正しいリズムが身につきにくいです。少し音読に慣れてきたら、音声を追いかけるシャドーイングに挑戦するのもよいでしょう。

いずれにせよ、できれば毎日最低でも30分程度は、頑張って取り組んでみてください。

◆音読のやり方については、コチラの記事でお読みいただけます

◆シャドーイングのやり方については、コチラの記事でお読みいただけます

語彙制限本で英語に慣れる

リーディング力を鍛えようと思ったら、とにかく英文を読みまくるのが基本です。でも、テキストの英文は、大人にとって決しておもしろいものではないですよね。大人のやり直し英語には、学生のような強制力がないので、つまらなければどうしても効率は下がってしまいます。

そういう場合は、語彙制限本をオススメします。語彙制限本は、語彙や文法がレベルごとに制限されていて、英語学習者でも無理なく読めるように作られた読み物です。

内容は、子ども向けの童話から、ミステリー、自叙伝、名作小説の簡易版など、非常にバラエティ豊か。きっと飽きることなく、何冊も読めてしまうでしょう。

もちろん、大人ですから、いずれは語彙制限本に物足りなさを感じるはずです。そうなったら、語彙制限本を卒業する時期が来たと考えてください。そのあとは、比較的簡単な児童書を読むのもよし、多読に関するサイトを参考に、一般的な洋書に挑戦してみるのもよいでしょう。

いずれにせよ、英文を読むトレーニングは、英語を英語のまま理解する最高のトレーニングです。できる限り、ずっと継続してください。

◆語彙制限本については、コチラの記事でもお読みいただけます

英語学び直しを挫折しないための継続のコツ

英語学び直しを挫折しないための継続のコツ

最後に、英語学び直しを挫折しないための継続のコツを3つ紹介します。

【公式】瞬読英会話特別ZOOM体験

【公式】瞬読英会話特別ZOOM体験

学び直しの目的の明確化

英語を学び直すと決めたとき、最初にやっておきたいのが「目的の明確化」です。ただ漠然と「英語ができるようになりたい」と思っているだけでは、モチベーションが続かず、途中離脱の可能性が高くなってしまいます。

もちろん、人によって目標は変わってくるでしょう。「海外のニュースを字幕なしで理解したい」「将来のキャリアアップのためにTOEICで◯点を目指す」など、自分だけの目標をできるだけ具体的に設定してください。

目的がはっきりしていれば、どのような教材を使うか、どのスキルに重点を置くかといった学習の方向性も自然と定まり、学び直しがグッと効率的になります。小さくてもいいので、自分だけの「英語をやり直す意味」を、しっかり言葉にしておきましょう。

英語学習アプリの活用

英語学習アプリは、英語の学び直しに大いに役立ってくれるアイテムです。昔と違って、今はスマホひとつあれば、いつでもどこでも英語の勉強が簡単にできてしまいます。

スマホがない時代は、重い参考書や問題集を持ち歩いていたのですから、本当に便利な時代になったものです。忙しい社会人が、こういった便利アイテムを活用しないのは、もったいなさ過ぎます。

通勤中に単語アプリで語彙を増やしたり、夜のリラックスタイムにネイティブの音声を聞いたりと、英語学習アプリの活用法はまさに無限大。AI機能が搭載されたサービスなら、発音や英文の添削もその場でフィードバックを受けられるため、ひとり学習の質が格段に上がります。

「忙しくて時間がないから効率よく学びたい」という社会人にとって、英語学習アプリは強い味方になってくれるでしょう。

◆ビジネスパーソン向け英語学習アプリについては、コチラの記事でお読みいただけます

スキマ時間の活用

忙しい社会人にとって、「まとまった勉強時間を確保する」のは、なかなかむずかしいものです。そのため、英語の学び直しでは、スキマ時間の活用が成功の鍵を握っています

たとえば、通勤中にリスニング教材を聞く、待ち時間に単語アプリで復習する、昼休みにちょっとした英語コラムを読む。こういった短時間の積み重ねが、最終的に大きな成果をもたらしてくれます。

スキマ時間を最大限活用するには、事前の準備が必須です。少し時間が空いて、それから準備をしたのでは遅過ぎます。通勤時間やアポイントの待ち時間など、いつどのくらいスキマ時間が確保できるか、事前にある程度予測できるはずです。

いつどのタイミングでどの教材をやるか、しっかりと決めておきましょう。

◆スキマ時間の活用については、コチラの記事でもお読みいただけます

まとめ

ほぼ無制限に時間の取れる学生と違い、社会人の学び直しでは、いかに効率よく学習できるかがポイントになってきます。そして、学習法の相性は人によって大きく異なります。今回紹介する学習法を参考に、ぜひいろいろと試してみてください。