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脳力(能力)開発の重要性と具体的な方法

脳力(能力)開発の重要性と具体的な方法

記事の監修

株式会社瞬読 代表取締役山中恵美子

大学卒業後、関西テレビ放送株式会社に勤務。2009年学習塾を開講し3万人の生徒が卒業。
学習効果を上げる方法として速読を取り入れる。これが後の「瞬読」となり生徒が次々と難関校に合格。
2018年瞬読のみの講座が開講し、現在受講生は2,600名を超える。
著書『瞬読』は10万部超えのベストセラーに。その他、TV・ラジオなどメディアにも多数登場し、全国に瞬読を広めている。

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長らく続いた年功序列・終身雇用制度が、実質崩壊した現在の日本。実力を正当に評価されやすくなった反面、能力のない人は働く場所すらなくなってしまう可能性が高まってきました。

そういった激動の時代に必要なのは、自分の能力を高める「能力開発」です。しかし多くの人は、どのように能力開発をおこなえばいいのかが、わかりません。

そこで今回は、具体的な能力開発の方法や効率的に能力開発をおこなうポイントについて、わかりやすく解説していきます。

脳力開発とは?

脳力開発とは?

能力開発の具体的な方法を紹介する前に、まずは能力開発の定義やメリットについて、しっかりと再確認しておきましょう。なお、脳のもつポテンシャルをアップさせるという点に焦点を当てて、当記事では一般的な「能力」という表現ではなく「脳力」という言葉で進めていきます。

脳力開発の定義と目的

能力開発を辞書で調べると、「各自のもっている能力を発見し、その能力を一層高めること」と書かれています。(ブリタニカ国際大百科事典より)

この定義だけみると、いわゆる自己啓発となにが違うのかよくわかりません。じつは、両者とも脳力のアップを目的としているのは、共通しています。しかし、脳力アップに対するアプローチが、まったく異なります。

まず脳力開発ですが、脳力開発の主導は、主に企業です。従業員の脳力を高めて、会社の生産性を向上させるのが、企業が主導する脳力開発の主な目的です。

一方で自己啓発は、主体が自分になります。自分で伸ばしたい分野を決めて、自分で訓練をしていくのが自己啓発です。

こういう説明をすると、「それなら会社に任せておけばいいのではないか」と考える人もいらっしゃいます。しかし時代は、大きく変わりました。よほどの大企業でもない限り、多くの企業には、社員へ手厚く教育を施す経済的余裕がもはや残されていません。

これからの厳しい時代を生き残っていくには、自分で脳力開発をおこなっていく積極性が不可欠になります。

脳力開発で私たちの生活はどう変わるか

脳力開発によって私たち個人が得られるメリットは、大きく以下の3点です。

能力開発で得られる3つのメリット
  • できる仕事の幅が広がる
  • 仕事のクオリティが向上する
  • 自分に自信がつき成果が生まれやすくなる

脳力開発をおこなうと、さまざまな脳力が身につきます。OJTやOFF-JT(後述)を中心に専門的な知識やスキルを学べば、仕事のクオリティが高まり、やがてあなたの仕事ぶりは高く評価されるようになるでしょう。

しかし、独力でこういった脳力を身につけるのは、正直かなり大変だと思います。だからこそ、企業によるさまざまな脳力開発プログラムを、私たちはしっかりと活用する必要があるのです。

積極的に脳力開発へ取り組み、自分の脳力が大きく向上すれば、昇進や昇給の可能性がアップします。将来的には、好条件での転職や独立もみえてくるでしょう。脳力開発は、あなたの社会人人生を大きく左右する重要なポイントだと、ぜひ頭に入れておいてください。

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脳力開発が心と身体に与える影響

脳力開発は、精神的な健康と身体的な健康両方に、プラスの影響を与えてくれる可能性が高いです。たとえば、脳力開発によって記憶力や集中力が強化されると、仕事のパフォーマンスが向上します。

仕事がうまく回れば、自分に自信がつき、常に前向きな精神状態を維持できるでしょう。同僚や上司・取引先からも信頼されるので、人間関係のトラブルもなく、健やかな気持ちで人と向きあえます。

このように精神的に安定してくると、心だけでなく身体にもよい影響が表れてくるものです。

ストレスは交感神経を優位にし、心臓の動きを速め、全身の血管を収縮させます。そうなると血圧が急上昇して、心臓に大きな負担をかけてしまうのです。脳力開発で得た自信と自己肯定感はストレスを減らし、その結果心臓に過度な負担がかかることもなくなります。

◆能力開発とストレスの関係については、コチラの記事でお読みいただけます

脳力開発の具体的な方法

脳力開発の具体的な方法

脳力開発の基本的な情報がわかったところで、具体的な脳力開発の方法を5つほど紹介します。会社で強制的に受けるものと、自分で選べるもの両方のタイプがあるので、どちらを主に活用するかイメージしながら読んでみてください。

企業主導の脳力開発1:OJT

「OJT(On-the-Job Training)」は、職場で実際に働きながらスキルや知識を身につける形式のトレーニングです。実際の業務をこなしながら学ぶので、OJTが終わったら即戦力としてすぐに貢献できるのが大きなメリットといえます。

具体的な指導法としては、マニュアルをもとに、先輩社員や上司から指導を受けるのが一般的です。先輩社員はすでに、必要な知識や業務のやり方を知っています。実際に仕事のできる人に教えてもらうのが仕事を覚える近道なので、非常に理にかなった方法だと思います。

しかし、OJTの効果を最大化するためには、適切なフィードバックと指導が不可欠です。先輩社員は、仕事ができても指導方法までは学んでいません。そのため、担当者の指導力によっては、OJTの効果が半減してしまう可能性もあります。

このへんは自分でコントロールできないので、もし指導員との相性がよくなければ、疑問点を質問するなど自ら積極的にアプローチしてください。

企業主導の脳力開発2:OFF-JT

前述のとおり、仕事に直接関係する脳力開発は、これまで企業によるOJTが主役でした。そして、仕事をしながら仕事に必要な脳力を鍛えていくOJTの役割は、今後も変わらないでしょう。

しかしOJTで身につくのは、基本的に社内だけで通用する専門的な知識やスキルです。仕事には、課題を発見して解決する力や人とのコミュニケーション能力・マネージメントスキルなど、専門知識以外の脳力も求められます。

いわゆるポータブルスキルと呼ばれる脳力は、外部で研修を受ける「OFF-JT(Off-the-Job Training)」で身につけるようになるでしょう。よく外部講師を招いて、リーダーシップ研修やマネジメント研修が開催されますが、あれもOFF-JTの一種です。

OFF-JTの大きなメリットは、日常業務から離れて新しい視点でものごとを考えられるようになる点にあります。また、異なる部署や職種の人々との交流が生まれやすいので、多角的な視点も身につきます。

ただし、OFF-JTで得た知識やスキルを実務に活用できるかどうかは、個人差が大きいです。もしうまく活用できていないと感じるなら、先輩や上司にフィードバックをもらってください。

企業主導の脳力開発3:eラーニング

eラーニングは、インターネットを利用して行われる教育・訓練の総称であり、企業の脳力開発において非常に重要な役割を果たします。多岐に渡る研修内容をすべてOJTとOFF-JTでおこなうのは、企業側の負担を考えると現実的とはいえません。

その点eラーニングなら、受講者は時間や場所に縛られず、自分のペースに合わせた学習が可能です。企業側としても、研修の企画運営にかかるコストと手間が省けて、まさに一石二鳥の方法といえます。

実際多くの企業では、新入社員向けのオリエンテーション・製品知識の研修・コンプライアンス教育など、多様なコンテンツをeラーニングで提供しています。

また、社員のレベルアップを目的に、語学研修・ITスキル研修といったスキルアップの自習教材として、eラーニングを活用しているケースも多いです。

ただし自分で学ぶ学習スタイルは、自己管理ができないと、結果につながらない可能性もあります。eラーニングを導入する際には、「学習計画の立案」「定期的な進捗チェック」など、企業側でもある程度学習状況を管理する必要があるかもしれません。

企業主導の脳力開発4:コーチング

コーチングは、個々の社員の脳力開発を目指したマンツーマンの指導方法です。担当者との対話を通じて社員のポテンシャルを最大限に引き出し、問題解決能力や自己理解・リーダーシップスキルなどを高めていきます。

コーチングのポイントは、「自分で考えを導き出す」ところにあります。ただし、コーチングでは「上司と部下」「講師と部下」といったように、立場的に上の人が聞き手になるケースがほとんどです。

そうなると、つい聞き役ではなく、指導になってしまうことが少なくありません。「◯◯だよね」ではなく、「◯◯という意見が多いけど、あなたはどう思う?」と問いかけて、受講者の自発的な発想を引き出す意識が非常に重要です。

コーチングのむずかしさは、コーチングをする側のスキルが、圧倒的に足りていないところにあります。プロならともかく、これまでコーチングの勉強をしていない社員に、完璧なコーチングを求めるのは酷というものです。

社員同士でコーチングをおこなう場合は、受ける側だけでなくコーチングをする側にも、定期的な研修が求められるでしょう。

自発的な脳力開発:自己啓発

前述のとおり、脳力開発は、基本的に企業主導の研修を指すのが一般的です。OJTやコーチングも重要ですが、会社で教えてもらえる内容には偏りがあるし、量的に限界があります。

そこで必要になってくるのが、自ら学ぶ「自己啓発」です。自分に不足していること・これから身につけておくべきことなど、自分で学ぶ内容を判断して、学習計画を立てていきます。

学ぶ方法としては、関連書籍の読書・eラーニング・研修会への参加などが考えられます。どの方法を選んでも構いませんが、目標設定や時間管理をしっかりとおこなわなければ、おそらく途中で挫折してしまうでしょう。

自己啓発は強制的におこなうものではないため、自分を律する意志力が不可欠です。もし、自己管理がむずかしいと思うなら、リアルで受ける講座を活用してみてください。高額な授業料を払い、出席率の縛りもあるので、勉強を続けようという意識が生まれやすいです。

いずれにせよ、技術やトレンドの移り変わりが異常に早い現代社会において、会社では学びきれない知識やスキルは、自分で勉強していく意識が必要になります。

社会人の自己啓発にかける時間は、平均で1日わずか13分※。そういう状況で、毎日1〜2時間でも自己啓発に時間を割ければ、大きく成長できるのは間違いありません。

※参考:令和3年社会生活基本調査

脳力開発の効果的な取り組み方

脳力開発の効果的な取り組み方

どういった方法を選ぶにせよ、脳力開発を効果的に進めていくためには、ぜひ知っておいておきたいポイントがあります。最後に、とくに重要な3点についてお伝えしていきます。

どの脳力開発プログラムを選べばいいのか

OJTのように会社主導の脳力開発は、自分で選択の余地はほとんどありません。しかし、もしある程度自分で内容を選べるとしたら、一体どの脳力開発を選べばよいのでしょうか。

脳力開発プログラムを選ぶポイントは、そのプログラムが個々のニーズ・目標・そして時間の制約に合っているかどうかです。一人ひとりがもつ「強み・弱み・興味・目標」は、それぞれ異なるため、万人に合う絶対的なプログラムは存在しません。

たとえば、若手エンジニアが新たなプログラミング言語を習得したいと考えている場合、その人にとって最適な脳力開発プログラムは、具体的なスキルの習得に重点を置いたeラーニングかもしれません。

一方、中堅のマネージャがリーダーシップ力を高めたいと考えているなら、リーダーシップ開発プログラムのようなOFF-JTやコーチングが適しているでしょう。

また、多忙な社会人にとって、時間の制約も重要な要素です。毎回決まった時間におこなわれるリアルの講座より、自分のペースで学べるeラーニングや自己啓発を選ぶほうが、挫折の確率は少なくなります。

いずれせよ、脳力開発プログラムを選ぶ際は、自身の目標と現状を正確に把握し、それに基づいたプログラムの選択が必要です。

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脳力開発の前にまずは生活習慣を整える

脳力を最大限に引き出すためには、良好な生活習慣の確立が不可欠です。いくら脳力開発をしても、寝不足で頭がぼんやりしている状態では、思うような効果が見込めません。

まずは、以下の3点に留意しながら、生活の質をレベルアップしていきましょう。

  • 8時間以上の良質な睡眠
  • 栄養バランスの取れた食事
  • 適度な運動

人間の脳は眠っている間に、新しい記憶や知識を脳へ定着させています。そのため、睡眠時間が不足していたり、眠りが浅かったりすると、記憶の整理ができません。個人差はありますが、成人は最低でも1日7時間、できれば8時間以上の睡眠を目指すべきです。

また食生活が乱れると、脳へ必要な栄養が供給されず、集中力や記憶力が低下します。まずは、三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)を、バランスよく食べるように意識しましょう。

もちろんほかにも必要な栄養素は数多くあり、なかでもオメガ3脂肪酸は重要です。オメガ3脂肪酸を多く含む、マグロやサバといった魚介類やナッツ類を積極的に食べてください。

なお、適度な運動は心身の健康を維持し、ストレスを軽減してくれます。睡眠の質を向上させるためにも重要なので、ぜひ週に2〜3回は運動をしたいところです。

もちろん、アスリートのようなハードな運動は必要ありません。近場を30分歩く、軽く筋トレをする、最初はこの程度で十分です。

◆生活習慣の改善については、コチラの記事でお読みいただけます

よくある脳力開発に対する誤解

脳力開発に関しては、じつに多くの誤解が存在します。代表的なものが、「人間は普段脳の10%しか使っていない」というものでしょう。長い間、伝わってきたこの説も、現在ではまったくの誤りであることがわかっています。

また、特定の食べ物やサプリメントが脳力を驚くほど向上させるという主張も、しばしば見受けられます。

たしかに先ほど紹介したオメガ3脂肪酸のように、摂取したほうがよい食品が存在するのは事実です。しかし、それはあくまでも脳の活性化に有効な栄養素というだけで、即座に脳の働きをよくしてくれるものではありません。

「加齢とともに脳は必ず衰える」という説も、よく耳にしますね。年齢とともに脳細胞が減少し、働きが衰えるのは事実です。ところが、適切に脳力開発をおこない、健康的なライフスタイルを続ければ、年齢よりも若い状態を維持することもできます。

こういった俗説に惑わされることなく、しっかりと脳力開発に取り組んでいきましょう。

◆脳の衰えについては、コチラの記事でお読みいただけます

まとめ

変化の速い現代を生き残っていくには、なんらかの脳力開発が必須です。今回紹介した脳力開発のなかには、どうしても受けられないものもあるでしょう。しかし今は、あらゆる情報がオープンな時代です。企業に用意してもらえない場合は、自ら積極的に脳力開発へ取り組んでください。