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【TOEIC初心者のための勉強法】オススメ目標スコアをクリアする秘訣を大公開

【TOEIC初心者のための勉強法】オススメ目標スコアをクリアする秘訣を大公開

記事の監修

株式会社瞬読 代表取締役山中恵美子

大学卒業後、関西テレビ放送株式会社に勤務。2009年学習塾を開講し3万人の生徒が卒業。
学習効果を上げる方法として速読を取り入れる。これが後の「瞬読」となり生徒が次々と難関校に合格。
2018年瞬読のみの講座が開講し、現在受講生は2,600名を超える。
著書『瞬読』は10万部超えのベストセラーに。その他、TV・ラジオなどメディアにも多数登場し、全国に瞬読を広めている。

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英検と並び、TOEICは日本でもっとも有名な英語関連資格のひとつです。日本では、就職や転職の際にTOEICスコアが高く評価されるため、非常に多くの人がTOEICにチャレンジしています。

ところが、これまでにTOEICを受けたことのない初心者の場合、どのような勉強法でTOEICに取り組めばいいかがわかりません。世の中にはTOEICの勉強法に対する情報が多すぎて、判断基準がない初心者にはとても選びきれないのです。

そこで当記事では、TOEIC初心者向け勉強法や勉強を効率的に進めるポイント、さらにオススメの教材などを紹介していきます。継続して取り組めば、初心者でも無理なく600点が狙えるはずです。それでは、さっそくはじめていきましょう。

TOEIC初心者が必ず知っておくべき4つのポイント

TOEIC初心者が必ず知っておくべき4つのポイント

これから、TOEIC初心者がやるべき勉強法を、パートごとに解説していきます。ただ、その前に、勉強に取りかかる前の心構えと準備について、4点ほどお話ししておきます。

TOEICの勉強に取りかかる前の心構えと準備
  • まずは現時点における自分の英語力をチェック
  • 必要な学習時間など、計画をきちんと立てる
  • TOEIC初心者は600点突破を目標にしよう
  • レベルに合ったテキスト類を選ぶ

どんなによい勉強法でも、上記のポイントを外せば、思うような効果は望めません。これを機会に、TOEIC受験に向けて、しっかりとしたマインドを構築していきましょう。

まずは現時点における自分の英語力をチェック

TOEIC初心者がまずやるべきは、自分の英語力チェックです。考えてみれば、これは当たり前ですよね。現在の自分のレベルがわからなければ、目標スコア達成までに必要な勉強量と内容を計画できません。

そのためには、まず一度TOEICを受けてみるのが一番……とはいえ、初心者がなんの準備もなしに受験するのは、心理的に相当キツイはずです。

そうであれば、市販の公式問題集を解いてみるのが、もっとも現実的でしょう。これなら、自宅で誰にもみられずに取り組めるし、自分のレベルをきちんとしたスコアで把握できます。

でもかりに、スコアがあまりよくなかったとしても、あまり気にしないでくださいね。現段階の目的はあくまでもスタート地点の確認ですので。

必要な学習時間など、計画をきちんと立てる

自分の英語レベル診断と並行して、学習計画を立てていきましょう。ただ初心者の場合、あまりこまかく計画を立てても、うまくこなせずに脱落してしまう可能性があります。

なので、とりあえず以下の項目が決まっていれば、初心者のスタートとしては十分です。

学習計画に必要な項目

・TOEICを受験する目的

・目的達成までの期日

・目標スコア

・必要な勉強時間

・勉強法と必要な教材

上記のなかでも、TOEICを受験する目的の明確化は、本当に重要だと思います。なぜならば、もし英語の初心者が目的をもたずにTOEICを受ければ、間違いなく途中でリタイアしてしまうからです。

もちろん、目的自体は、昇進・転職・留学など、なんでも構いません。「必ず目標スコアを獲るんだ」というモチベーション維持のためにも、とにかく受験の目的は明確にしておいてください。

目標スコアなど、ほかの項目については、このあと順次解説していきます。

TOEIC初心者は600点突破を目標にしよう

TOEIC初心者は600点突破を目標にしよう

※参考:A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success

TOEICの初心者が、憧れだけでいきなり800点・900点を狙えば、間違いなく途中で脱落します。現在の自分と理想の点数のギャップが大きすぎるからです。

TOEIC運営団体のデータによれば、600点はちょうどBランクとCランクの中間スコアとのこと。TOEIC初心者なら、まずは600点くらいが、現実的なスコアかと思います。

もちろん、初心者とひと括りにしても、300点の人と500点の人では、やるべき内容も勉強量も変わってくるでしょう。さいわいオックスフォード大学が、スコアアップに必要な勉強時間の目安を発表してくれています。(上表参照)

かりに現在のスコアが350点なら、650点(残念ながら600点ぴったりのデータはなし)までにおよそ700時間が必要です。1日の勉強時間が3時間だとすると、目標達成まで早くても200日以上必要だと明確になります。(勉強時間は、最低でも1日2時間以上は確保したいところです)

こうやって勉強時間と目標達成日がわかったら、ぜひ試験の申し込みをしてください。初心者の人は、「えっ、まだ心の準備が……」と尻込みするかもしれませんね。でも、申込みをすると、絶対に目標スコアを達成しようというモチベーションが生まれます。

申込日がきたら、すぐに申し込んでしまいましょう。

レベルに合った教材を選ぶ

これからTOEICの勉強をはじめるなら、教材はぜひ慎重に選んでいただきたいと思います。というのも、レベルに合わない教材を使うと、勉強の効率が著しく低下するからです。

ハイレベルな教材ならまんべんなく勉強ができるだろうと、現在600点以下の人がいきなり900点向けの参考書を買っても、おそらく途中でイヤになってしまうでしょう。

どうしてもある程度年齢を重ねると、網羅性の高いハイレベルな教材を選びがちですよね。しかしどんなによい教材でも、使いこなせずにリタイアするようでは、意味がありません。

さいわい、TOEICの参考書は、スコア別につくられているものがほとんどです。600点が目標なら、必ず600点向けに書かれた教材を選んでください。具体的な教材については、最後の章でオススメを紹介していきます。

TOEIC初心者向けパート別勉強法

TOEIC初心者は600点突破を目標にしよう

勉強に取りかかる前の心構えと準備についてご理解いただいたところで、次はいよいよTOEIC初心者向け勉強法とコツを、パート別に紹介していきます。

TOEIC目標スコア獲得には、TOEICの出題形式に沿った勉強が欠かせません。パートごとに、どのような点に注意して勉強すればいいのか、しっかりと押さえておきましょう。

なお、パート別の出題傾向については、別記事でも解説しています。当記事とあわせて、ぜひ目を通しておいてください。

Part1:よく出る表現を押さえておく

リスニングのなかでは比較的難易度が低いとされているPart1。しかし、出題される傾向を把握しておかないと、思わぬミスをしてしまうかもしれません。

勉強法としては、聞こえた文章を書き出す「ディクテーション」が非常に有効です。通常ディクテーションは効率が悪いのであまり勧めていませんが、Part1はごく短文なので、それほど負担にならないはずです。

具体的には、以下にまとめたPart1の出題傾向に注意しながら、ディクテーションをおこなってください。

注意すべきPart1の出題傾向

・動作と状態の違いを意識

・時制についておさらいをしておく

・発音のひっかけに注意

・よく出る言い換え表現を知っておく

たとえば、Part1は写真をみながら解答するため、状態についての言及がとても多いです。

よく聞く例としては、「put on(着る)」と「wear(着ている)」などがありますね。写真では動作を表現できないため、もし洋服を着ている男性がいれば、必然的に「He is wearing(着ている)」という表現が使われます。

こういった細かいポイントさえ知っておけば、Part1は比較的容易に攻略できるはずです。

Part2:頭のフレーズ(疑問詞)に集中

Part2を制するには、とにかく頭のフレーズ(疑問詞)の聞き取りに、集中することです。

問題の90%以上は疑問詞からはじまるので、うっかりして疑問詞を聴き逃してしまうと、もう答えようがありません。そういう状況に陥らないためにも、普段から以下のような疑問文でのやり取りに慣れておいてください。

  • Wh / How疑問文
  • Yes / No疑問文
  • 否定疑問文
  • 付加疑問文

また、Part2の特徴として、よく「ひっかけ問題」が出題されます。

通常「Do you like 〜?」という質問がきたら、答えは「YesもしくはNo」ではじまる選択肢だと思いますよね。ところが、選択肢にYes / Noが見当たらず、「It depends.(場合によるね)」が答えだったりするわけです。

「house(ハウス)」と「mouse(マウス)」のように、似た発音の選択肢を混ぜてくるパターンもあります。こういうひっかけに対応するには、Part2の問題をたくさんこなすしかありません。

Part3:よく出題されるシチュエーションを押さえておく

Part3は2〜3人によるごく短い会話を聴いて、解答する形式です。1問およそ30秒程度のリスニングですが、すべての単語を漏れなく聴き取ろうとすると、かえって聞き逃しが増えてしまうでしょう。

それよりも先に質問と選択肢へ目を通しておき(先読みという)、関係のありそうな語句をピックアップする感覚のほうが、楽にリスニングができるはずです。

また、Part3によく出題されるシチュエーションは、「店員と客の会話」「ホテルのフロントでの会話」「オフィスでの雑談」など、だいたいパターンが決まっています。

「これはいくらですか?」とか「出張はいつから?」のように、TOEIC頻出のパターンにいかに慣れるかが、Part3の勉強を成功させるコツです。

Part4:長文のリスニングは公式問題集で慣れろ

Part4の勉強法は、Part3と基本的に変わりません。ただ、Part4は、ひとりの話者による読み上げなので、「どういう場面の話なのか」という、カテゴライズの把握がより大事になってきます。

具体的には、以下のようなカテゴリーが主に出題されます。


  • 留守電メッセージ
  • 空港などのアナウンス
  • 会議での報告
  • ラジオニュース
  • 公共の場でのスピーチ

Part4の勉強法としては、耳に入った英文をうしろから追いかける「シャドーイング」がオススメです。シャドーイングによって、聞き逃してしまいそうなこまかいワードも、しっかりと拾えるようになります。

もしシャドーイングが厳しければ、スクリプトを読みながらマネをする「オーバーラッピング」でも構いません。リスニング素材は、本番にもっとも近い公式問題集をメインに進めてください。

Part4では、長文を最後まで聴き通す、リスニング体力が不可欠です。方法にこだわりすぎず、とにかくリスニングの時間を増やしましょう。

Part5:TOEICで問われる文法は決まっている

Part5では、英文法と語彙力の両方が問われます。よくこまかい文法ばかり勉強する人がいますが、語彙力増強も忘れずにおこなってください。

まず英文法ですが、TOEICに出題される内容は、ある程度範囲が決まっています。しかも目標スコアが600点なら、あまり欲張らないほうが無難です。

のちほど紹介する文法書のように、Part5に頻出の「品詞判別」や「時制・態」「構文」が、効率よく学べる教材を使ってください。

語彙力増強については、現在中学レベルの単語が身についていれば、あとは問題集に出てくる知らない単語を潰していくだけで十分対応できるはずです。もし、それだけでは不安ならば、後述する単語帳も一緒に使えば大丈夫でしょう。

なお、最近のTOEIC難化傾向にともない、Part5での時短がスコア獲得のカギを握っています。遅くとも1問あたり20秒以内で解答できるように、とにかくスピードを意識して勉強を進めてください。

◆英単語の効率的な暗記方法についてはコチラの記事もどうぞ

Part6:やるべきは文法と文脈理解

Part6は問題が長文(100ワード程度)になるだけで、やることは基本的にPart5と同じです。前述の品詞問題や時制など、似たような問題が出題されます。

ただしPart5のように、空欄の前後だけをみて答えを導く解き方は、Part6ではNGだと思ってください。なぜならば、文脈をきちんと理解しないと解答できない問題が、1つの長文に必ず1問出題されるからです。

こういった文脈問題が、長文のどこに出題されるかがわからない以上、日頃から全文読みトレーニングを積んでおく必要があります。

なお具体的な勉強法としては、文脈理解の力を鍛えるために、まずは精読をやりましょう。精読でわからない箇所を徹底的に潰したら、読書スピードを上げるために、何回も音読をします。

公式問題集を中心に、「精読と音読」のセットを繰り返せば、いつの間にかPart6が得意パートになっていると思いますよ。

Part7:公式問題集の精読で長文穴埋めに慣れておく

TOEICのスコアアップには、Part7の攻略が不可欠です。Part7の対策は前述の別記事を読んでいただくとして、ここでは長文を制覇するための勉強のコツを紹介します。

まずPart7を苦手とする人は、とにかく大量の長文問題に圧倒されてしまうようですね。問題を解く前から、「うわー!こんなのムリ……」と戦意喪失しては、解けるものも解けません。

そのためには、公式問題集のPart7を精読して、とにかく長文の意味をしっかり理解するのが先決です。精読を続けると、徐々に出題パターンがみえてきます。時間さえかければ、きちんと意味が取れるようになったら、今度は読解スピードを上げる番です。

実際の試験時間は、リーディング全体で75分。Part5と6を10分ずつに抑えても、Part7にかけられる時間は、およそ55分しかありません。

Part7の問題数は54問ですから、1問あたりに使える時間は、わずか1分程度ということになります。すべての問題を1分で解く……考えただけで大変ですよね。

であれば、設問と本文にできるだけ速く目を通し、簡単そうな問題から解くクセをつけましょう。全問正解を狙わずに、とにかく解けそうなところに時間を投資していくのです。

これは、いきなり試験でやろうと思ってもできるものではありません。日頃から、時間配分を意識しながら、長文読み込みトレーニングを続けてください。

◯その他の勉強法「速読」について知りたい方は、こちらの記事もどうぞ

初心者はこれだけやっておけ「TOEICオススメの教材3選」

初心者はこれだけやっておけ「TOEICオススメの教材3選」

最後に、600点を目標とする人にオススメの教材を、3点ほど簡単に紹介しておきます。今回紹介する教材は、中学英語も少々怪しいという初心者でも、十分に対応できるものを選びました。

英単語帳「金(銀)のフレーズ」

英単語帳「金(銀)のフレーズ」

参考:TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ) | TEX加藤

TOEICを受験するものなら、知らない人はいないという超有名単語帳が、この「金のフレーズ」です。もう公式の単語帳なのではないかというくらい、掲載されている単語が、試験にガンガン出題されます。

また、頻出単語がスコア別にまとめられており、初心者が難単語に手を出して撃沈しないよう、うまく工夫がされているのも嬉しいポイントです。

なお、同シリーズには、レベルを落とした「銀のフレーズ」も出版されています。目標が600点なら、こちらを選んだほうがよいかもしれません。

TOEIC文法「TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!」

TOEIC文法「TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!」

参考:[新形式問題対応]TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!中学英語の「おさらい」でスコアはここまで上がる!

600点を目指す初心者向けの文法テキストといえば、「TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!」が、もっともオススメです。

600点獲得をタイトルにも謳っているように、この参考書をこなしていけば、TOEICの基礎的な文法がまんべんなく身につきます。さらに、品詞や準動詞から関係代名詞まで丁寧に解説されていて、これさえあれば中学英語の復習もバッチリです。

この本は、本当にオススメですよ!

問題集「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8」

問題集「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8」

参考:公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8 | ETS

なにがなくても、必ず公式問題集だけは購入してください。正直なところ、スコア600点なら、公式問題集を「精読&音読」するだけでも達成できると思います。

それくらい、公式問題集は情報の宝庫です。現在1〜8まで出版されていますが、まずは最新版である8を徹底的に繰り返しましょう。そのほかは、8が終わり、余裕ができてからで十分です。

まとめ

TOEIC初心者がTOEICで結果を出すには、明確な目標設定と継続可能な勉強法が欠かせません。さまざまな勉強法が溢れるなか、今回紹介した勉強法を継続すれば、最初の関門である600点は必ず達成できます。

また、勉強法以外にも、勉強を効率的に進めるポイントや必要な教材についても、しっかりと紹介しました。あとは、あなたがやるかやらないかだけです。ぜひ、真剣に取り組んで、TOEICで人生を豊かにしていってもらえればと思います。