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認知症になりやすい人がもつ9つの特徴とは

認知症になりやすい人がもつ9つの特徴とは

記事の監修

株式会社瞬読 代表取締役山中恵美子

大学卒業後、関西テレビ放送株式会社に勤務。2009年学習塾を開講し3万人の生徒が卒業。
学習効果を上げる方法として速読を取り入れる。これが後の「瞬読」となり生徒が次々と難関校に合格。
2018年瞬読のみの講座が開講し、現在受講生は2,600名を超える。
著書『瞬読』は10万部超えのベストセラーに。その他、TV・ラジオなどメディアにも多数登場し、全国に瞬読を広めている。

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認知症については、まだまだ明らかになっていない面が数多くあります。とはいえ、認知症になりやすい人には、ある程度共通した特徴があるのも事実です。

当記事では、認知症になりやすい人に見られる9つの特徴と、それを回避するための実践的な方法を分野別に解説します。自分自身、そして大切な人の認知症リスクを減らしていくための第一歩として、今回紹介する情報が少しでも役立てば幸いです。

【分野別】認知症になりやすい人の特徴

【分野別】認知症になりやすい人の特徴

認知症になりやすい人の特徴を、「病気や遺伝」「生活習慣の影響」「性格による影響」という3つの側面から解説していきます。

病気や遺伝

今回紹介する病気によって、必ず認知症になるわけではありません。しかし、健康で元気な人と比べて、脳がダメージを受ける確率が高まるのは間違いのない事実です。できるだけ病気にならないよう、普段から健康には気をつけましょう。

糖尿病

糖尿病になり、高血糖な状態が長期間続くと、認知症になりやすいといわれています。さらに、認知症になれば認知機能が衰えてしまい、血糖コントロールがうまくできません。そうして、ますます認知症が進行していくわけです。

国立国際医療研究センターのサイト※を見ると、糖尿病患者が認知症になる確率は、アルツハイマー型で約1.5倍、脳血管性認知症の場合は約2.5倍も高くなると書かれています。

残念ながら、いったん糖尿病になると、完治はなかなかむずかしいというのが現実です。もちろん、体質や改善方法への取り組み方などによって、回復の度合いは変わってきます。でも、認知症になりたくないなら、とにかく糖尿病にならない生活習慣を心がけるしかありません。

※参考:認知症 | 糖尿病情報センター

脳血管系の病気

先ほど紹介した脳血管性認知症は、脳内の血管障害が引き起こすタイプの認知症です。脳内の血管障害には、大きく「脳梗塞」と「脳出血」があります。

脳梗塞は、血管の一部が詰まり血液の流れなくなった脳細胞が、適切な酸素や栄養を受け取れなくなり損傷を受ける症状です。一方で脳出血は、血管の破れによって溢れ出た血液により、周辺の脳細胞が壊死する病気になります。

どちらのタイプとも、通常の認知症と同様に、記憶障害や言語障害といった認知機能の低下は免れません。ただし、脳血管障害の場合、認知機能低下と正常な状態が交互に現れる、いわゆる「まだら認知」と呼ばれる状態になるケースが多いです。

いずれにせよ、いったん発症すると完全な回復はむずかしいため、予防が非常に重要になってきます。脳梗塞・脳出血どちらも、高血圧の影響を受けやすいので、日頃から自分の血圧をしっかりと管理しておくよう心がけてください。

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ストレスによるメンタルへのダメージ

長期間にわたるストレスは、メンタルへ重篤なダメージを与え、認知症のリスクを高めることが知られています。

狩猟生活をしていた時代、人間は常に動物に襲われる危険性と隣合わせでした。そのため危険を察知すると大量分泌されるコルチゾールやアドレナリンといったストレスホルモンが、血圧や心拍数の上昇を促し、危険に対処できるよう進化していったのです。

こうしたストレスホルモンは、短期的な分泌であればまったく問題ありません。むしろ、緊張や不安を乗り切るために、不可欠とさえいえるでしょう。

ただし、大量のストレスホルモン分泌が慢性化すると、脳細胞がダメージを受けやすいです。なかでも、記憶の司令塔「海馬」が受けるダメージは深刻で、海馬が縮小し記憶障害を引き起こすという研究データが多数存在します。

もちろん、現代では外敵による危険はほぼありません。でもその代わりに、人間関係や金銭問題といった新たなストレスに悩まされている人が多いです。こういった問題は簡単には解決しないことが多く、長期的にメンタルや認知機能がダメージを受けてしまいます。

◆コルチゾールが海馬に与える影響については、コチラの記事でもお読みいただけます

生活習慣の影響

先ほど、病気による認知症への影響について説明しました。病気の怖さは十分ご承知のこととは思いますが、そういった病気を引き起こす大きな原因となっているのが、食生活や睡眠といった生活習慣の乱れです。

今回は、食生活と睡眠、そしてスマートフォン問題について紹介します。運動については、以下の記事でご確認ください。

◆生活習慣が脳に与える影響については、コチラの記事でお読みいただけます

乱れた食生活

健康的でバランスの取れた食生活は、脳の健康を維持するために不可欠です。乱れた食生活、とくに高脂肪・高カロリーの食事は、認知症のリスクを増加させることが科学的に証明されています。

たとえば、血液中の脂質(悪玉コレストロールや中性脂肪)が異常に増加した状態になると、動脈硬化が起きやすくなります。

動脈硬化により血流が悪くなれば、脳へ十分な酸素と栄養を供給できません。その結果、脳細胞がダメージを受けやすくなり、認知症の引き金になってしまうわけです。

高脂肪による認知症リスクを軽減したいなら、当たり前ですが悪玉コレストロールの少ない食事を心がけるしかありません。過度な肉食を控え、緑黄色野菜や海藻、青魚などを積極的に食べるようにしましょう。

◆青魚に含まれるオメガ-3脂肪酸については、コチラの記事でお読みいただけます

短時間睡眠が常態化

睡眠は、脳が日中の情報を整理し、記憶を固定するための重要な時間です。短時間睡眠が習慣化すると、脳の回復と整理のプロセスが十分におこなわれず、認知機能低下のリスクが高まります。

じつは、睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があり、記憶の整理はレム睡眠中だけおこなわれます。

レム睡眠は寝入りばなは短く、明け方に近づくほど長くなるので、短時間睡眠になると明け方の長いレム睡眠を逃してしまう可能性が高いです。

こういった理屈を抜きにしても、単純に寝不足の翌日は頭がぼーっとしていますよね。それが毎日続くと考えれば、認知機能が低下して当然です。

部屋を暗くして快適な温度を保ち、寝る前のスマートフォンをやめれば、今よりも確実に睡眠の質と時間が向上します。できれば、毎日7〜8時間の良質な睡眠を取るように意識してください。

◆睡眠の重要性については、コチラの記事でもお読みいただけます

スマートフォンへの依存

スマートフォンへの過度な依存は、睡眠障害や注意力散漫を引き起こし、それが認知症のリスクを高める要因となります。

とくに、就寝前のスクリーンタイムは、非常に要注意です。スマートフォンの画面は、強力なブルーライトを発しています。寝る前にこのブルーライトを浴びると、メラトニンの分泌が減少して体内時計が狂ってしまうのです。

部屋を暗くして寝る準備をしている脳が、急に明るい光を浴びせられたら、睡眠のリズムと質がおかしくなるのは当然でしょう。

また、スマートフォンの過剰使用は社会的な交流を減少させ、孤独感や抑うつ状態を増加させる可能性があります。友達と一緒にご飯を食べにいっても、お互いスマートフォンをいじっている姿は、どう考えても異常です。

スマートフォンを手放せとはいいませんが、節度ある使用法が求められているのは間違いありません。スマートフォン対策については、のちほど詳しくお伝えします。

性格による影響

認知症になりやすいかどうかは、その人の性格が大きく関係していると考えられています。今回は、認知症になりやすい性格の特徴を3つご紹介します。

なんでも自分で抱え込んでしまう

なんでも自分で抱え込むというのは、言い換えると「自分で積極的に行動する」という意味であり、本来は認知症になりにくいはずです。しかし人に頼れないがゆえに、明らかなキャパオーバーの場面でも無理をするので、知らないうちにストレスが溜まっていきます。

前述の通り、慢性的なストレスは記憶力の低下や判断力の減退を引き起こし、認知症への道を早める可能性が高いです。

さらに、自分だけで完結しようとする人は、どうしても他人とコミュニケーションを取る機会が減ってしまいます。こうした状況が続くと、ひいては社会的孤立を招き、さらにストレスが大きくなってしまうでしょう。

なんでも抱え込む自覚のある人は、自分が壊れてしまう前に、少しずつ人に頼ることを学ぶほうがいいかもしれません。

こまかいことが気になる

こまかいことにこだわる人は、ちょっとしたミスが許せません。ほかの人が「しかたがない」と割り切ってしまうところが、いつまでも気になってしまうのです。

思うようにいかないことが人よりも格段に多いわけですから、なにかあるたびにストレスが溜まります。長期にわたるストレスによって、記憶の司令塔である海馬や前頭前野が縮小するという研究結果もありますから、こだわりもほどほどにしておくほうが無難です。

また、あまりにもこまかいと、いつか周りから人が離れてしまいます。指摘されるのが怖いし、かりに指摘されなくても、あなたの機嫌に振り回されるのが面倒だからです。

そうなれば、孤立感によってさらにストレスが大きくなります。この点は、先ほどの「なんでも自分で抱え込んでしまう」と同じですね。

イライラしやすい

イライラしやすい性格は、ささいなことで感情が大きく揺れ動くので、まず自分が疲れてしまいます。もちろん、本人からすれば自覚はないでしょう。しかし、ストレスに弱い海馬や扁桃体といった器官は、間違いなくダメージを受けています。

さらに、いつもイライラしている人の周りには、人が寄ってきません。いつイライラをぶつけられるか、相手が恐怖心や面倒な気持ちを感じてしまうからです。

こうなると、孤独感から余計イライラするようになり、本当に負のスパイラルから抜け出せなくなってしまいます。

認知症を回避する方法

認知症を回避する方法

ここまで、認知症になりやすい人の特徴をお伝えしてきました。自分に当てはまる項目は、いくつありましたか?

もし、複数個当てはまるようなら、これから紹介する方法を参考にしながら、少しずつ原因を取り除いていくように取り組んでみてください。

定期的に医師の診断を受ける

定期的な医師の診断は、認知症の早期発見と予防に不可欠です。認知症はある程度進行してしまうと、完全に元へ戻すのは非常にむずかしいとされています。一方、ごく軽度な認知症であれば、適切な治療とトレーニングによって、限りなく元の状態に近づけることも可能です。

また、今回お伝えしたように、糖尿病や脳梗塞といった生活習慣病は、認知症を引き起こす大きな原因になっています。こういった症状は、自分ではなかなか気づけません。

毎年きちんと健康診断を受けて、もし少しでも異常が見られるようなら、できるだけ早く医師の診断を受けたほうがいいです。食生活や睡眠、運動といった、病気の予防(改善)方法についても、専門的な見地からしっかりと指導してもらえます。

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メンタルケアの方法を学ぶ

今回紹介した認知症の原因の説明で、もっとも頻出したのが、ストレスによる脳へのダメージではないでしょうか。それくらい、ストレスが私たちの脳に与える影響は大きいのです。

こういったストレスを減らすには、まずストレスの原因を解決する必要があります。とはいえ、仕事や人間関係、あるいは金銭に関する問題は根深いことが多く、1日2日で簡単に解決できるケースは少ないでしょう。

であれば、ストレスから脳を守るためにも、ぜひメンタルケアを学んでください。オススメは、マインドフルネス瞑想です。マインドフルネス瞑想では、過去や未来ではなく今の自分に集中して、後悔や不安といったマイナスの感情を少しずつ手放していきます。

あのグーグルでも、社内研修としてマインドフルネス瞑想を取り入れた実績があるそうです。幸いマインドフルネス瞑想に関する書籍も数多く出版されています。ぜひいちどじっくりと調べてみてはいかがでしょうか。

◆メンタルケアについては、コチラの記事でもお読みいただけます

スマートフォン対策を真剣に考える

スマートフォンの過剰使用は、睡眠障害、注意散漫、社会的孤立など、認知症リスクを増加させる多くの問題を引き起こします。まず、ベッドに入ったら、決してスマートフォンを見ないと決めましょう。

スマートフォンをどうしても見てしまう人は、スマートフォンをベッドに持ち込むのをやめてください。目覚ましとして使っている人は、専用の目覚まし時計を用意しましょう。

日中の使用については、いくつか決めておくことがあります。

  1. SNSを見る時間は1日1時間まで
  2. 誰かと一緒にいるときは原則スマートフォンを見ない
  3. 集中してやるべきことがある際には、スマートフォンをしまっておく

一例として1日1時間としましたが、極端に多くなければ自分で決めてもらって問題ありません。それより重要なのは、勉強や仕事中にスマートフォンを見て、集中力や判断力を奪われてしまうことです。

なにかやっているときに、ほんの一瞬スマートフォンをチラッと見るだけでも、集中力は奪われてしまいます。

また元の作業に集中するまで、少なくとも15分はかかるというデータもあるので、意思の弱い人は電源を切って目に見えないところに隠すくらいでちょうどいいかもしれませんね。

◆スマートフォン対策については、コチラの記事でもお読みいただけます

まとめ

認知症リスクを高める要因として、病気やストレス、生活習慣、性格特性などが考えられます。そして、病気やストレスのように、自分ではなかなか気づけない要素も数多くあります。

健康的な食事・適切な睡眠・ストレスの管理、そして定期的な医師の診断などが、認知症予防には欠かせません。こうした日々の小さな努力が、将来の健康を守る鍵となります。面倒くさがらず、ぜひひとつずつ取り組んでみてください。