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【レベル別】英語力が劇的に向上する勉強法を紹介

【レベル別】英語力が劇的に向上する勉強法を紹介

記事の監修

株式会社瞬読 代表取締役山中恵美子

大学卒業後、関西テレビ放送株式会社に勤務。2009年学習塾を開講し3万人の生徒が卒業。
学習効果を上げる方法として速読を取り入れる。これが後の「瞬読」となり生徒が次々と難関校に合格。
2018年瞬読のみの講座が開講し、現在受講生は2,600名を超える。
著書『瞬読』は10万部超えのベストセラーに。その他、TV・ラジオなどメディアにも多数登場し、全国に瞬読を広めている。

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世の中は、何十年も前から、英語ブームとでもいうべき状態です。本屋にいけば英語の参考書がズラリと並べられ、英会話学校も選びきれないほどあります。さらに2020年の教育改革により、小学校での英語授業もスタートしました。

しかし、これだけ英語を学ぶ環境が整っているにもかかわらず、英語力が劇的に向上したという話は一向に聞こえてきません。

私は、こういう停滞した状況を引き起こしているのは、レベルに応じた適切な勉強法という概念が不足しているからだと思っています。自分のレベルを的確に見極め、ムリのない勉強法に取り組めば、今よりもよい結果を出せるはずです。

そこで今回は、すべての人に当てはまる英語学習のコツを紹介したあと、レベル別の学習法を解説していきます。

英語力を大きく向上させる5つのコツ

英語力を大きく向上させる5つのコツ

英語の勉強となると、多くの人が背伸びをして、むずかしいテキストを選びがちです。現在自分が高校2年生だとしても、英語力まで高校2年生とは限りません。これまでの英語との付き合い方によって、英語のレベルには個人差があって当然です。

自分のレベルを客観的に分析して、ムリのないレベルから勉強をスタートさせるのが、英語力を向上させる大きなポイントになります。

とはいえ、誰にでも共通する学習のポイントだけは、レベルを問わずに必ず押さえておくべきです。そこで、ここでは、すべての人に共通する「英語力を大きく向上させる5つのコツ」を紹介していきます。

発音を軽視しない

日本人の英語学習者は、発音を軽視する人が非常に多いです。しかしじつは、発音の理解度によって、英語学習を構成する4技能の出来が大きく変わってきます。


  • スピーキング
  • リスニング
  • リーディング
  • ライティング

まず発音がスピーキングに大きく関係するのは、誰でも容易に想像できるでしょう。リスニングもそうです。正しい発音を知らなければ、意味云々の前に、なんといっているのかが聞き取れません。ここまでは、誰でも理解できます。

しかし、リーディングとライティングにも、発音が大きく関係しているとなると、多くの人がピンとこないようです。

文章を読みながら、脳はインプットした英文を一瞬のうちに処理していきます。その際に、英語の読み方がわからないと、脳はスムーズに文章を理解できません。もちろん実際に声は出しませんが、脳の仕組み上、スラスラ読めない英文はスラスラ理解できないのです。

これはライティングでも変わりません。正しい読み方を知っているからこそ、スムーズに文章を組み立てられるんですね。そういうわけですから、ぜひできるだけ早いうちに、発音の勉強へ取りかかってください。

まずは中学の英単語と文法をマスターする

いうまでもなく英語の基礎は、英単語と文法です。これから英語学習を独学で進めていけるように、まず中学レベルの英単語と文法を身につける必要があります。

しかしノンネイティブである私たちが、ネイティブのように完璧な単語力と文法知識を身につけるのは、正直いって相当厳しいです。

そうなると、学習範囲の設定がとても重要になってきます。単語と文法をどこまで勉強すればいいのかを事前に決めておかないと、いつまで経っても単語と文法の勉強から抜け出せません。

英語をある程度自由に扱うには、最低でも10,000〜15,000語の英単語と、英検準1級程度の文法知識は必要です。しかし、これも、どれくらいの英語力を目指すかで変わってきます。

友達と簡単な会話をするくらいなら、中学レベルまで押さえておけば十分でしょう。ビジネスでバリバリ使うなら、ビジネスに特化した表現をたくさん覚える必要があります。

いずれにせよ、まずは中学の英単語と文法を、しっかりと理解しておきましょう。そうすれば、あとからいくらでも調整できます。

◆英単語の覚え方についてはコチラの記事もどうぞ

目と耳両方を使って勉強する

英語力を大きく向上させたいなら、ぜひ目と耳の両方を使って勉強してください。よく単語帳を黙々と読んでいる人をみかけますが、非常にもったいないと思います。

どうせ英単語帳をやるなら、お手本のリスニングと音読も両方おこなうべきです。目と耳両方を使った勉強法最大のメリットは、なんといっても、その記憶への残りやすさでしょう。

脳は、繰り返しとインパクトによって、より深く記憶する仕組みになっています。何回も復習をすればそのぶん記憶に残るし、強いインパクトを伴った情報はいつまでも忘れません。

例文のリスニングや例文音読をすれば、自然と復習回数が増えます。さらに、視覚と聴覚両方からインプットするので、より強く記憶に残るわけです。

もちろん、英単語帳だけでなく、これはすべての英語学習に当てはまります。また音読(シャドーイングなども含む)をすれば、スピーキングのトレーニングにもなるので、ぜひ積極的に取り組んでみてください。

※リーディング時の音読は、原則NGです。詳細は以下の記事でご確認ください

英語力向上最大のコツは「モノマネ」

ここまで何回も、英語学習の基礎は、単語と文法であるとお伝えしてきました。しかし、私たち日本人の英語学習者に1番不足しているのは、間違いなく「お手本のモノマネ」です。

あなたが赤ちゃんだった頃を思い出してください。両親との会話のなかで、いつも一緒にいるのはお父さんとお母さん、外を走っているのは車といったように、ひとつずつ言葉を覚えていったでしょう。

つまり、ネイティブのモノマネをしながら言語を習得するのが、もっとも自然な流れなんです。もちろん私たちは幼児と違い、日本語で思考し理解するよう、すでに脳ができあがっています。だからこそ、最初に英単語や文法を、日本語で学んでいくわけです。

ただ、それにしても、日本人はモノマネをしなさすぎでしょう。英語をマスターしたいなら、私たちはもっともっと、ネイティブのモノマネを取り入れていくべきです。(ただし、モノマネの前に、発音の習得は不可欠)

スキマ時間を上手に活用

英語学習の内容ではなく、今度は英語学習を継続するために必要なポイントを、ひとつお話ししておきます。それは、スキマ時間の活用です。

英語学習は、1か月だけやればそれで終了というものではありません。少なくとも年単位の学習が必要です。そうなると、やはり途中で挫折する人も出てきますよね。1日2〜3時間、英語を勉強し続けるのは、誰だって大変ですから。

しかも多くの人は、毎日仕事や家事に追われ、とても忙しいはずです。当然、まとまった学習時間を確保するのは、なかなか大変だと思います。であれば、通勤時間・食後の休憩時といったスキマ時間をうまく活用するしかありません。

電車のなかでスマホをみる代わりに、洋書を読みましょう。家事をしながらリスニングをするのもオススメです。とにかく、時間は自分でつくるしかありません。スキマ時間を活用して、ムリなく勉強を続けてください。

◆スキマ時間の活用法についてはコチラの記事もどうぞ

【初級】【中級】【上級】オススメのレベル別学習法を紹介

【初級】【中級】【上級】オススメのレベル別学習法を紹介

ここからは、初級・中級・上級にわけて、オススメのレベル別学習法を紹介していきます。

もちろん、今回紹介する学習法以外にも、英語力向上に有効なアプローチはたくさんあるでしょう。「必ずこれをやるんだ」などと気負わずに、ひとつの目安として、参考にしていただければと思います。

初級者が英語力を向上させるには、基礎の習得がポイント

初級者が英語力を向上させるには、基礎の習得がポイント

英語の初級者といっても、まったく英語力がゼロの人もいれば、中学レベルならなんとかOKという人もいます。目的までの勉強量は違いますが、初級者はとにかく最低限の英単語と文法を身につけるのが最優先です。

学生時代に英語の勉強はサボっていたという人でも、中学レベルの単語帳と文法書をひと通り復習すれば、「英語がまったくわからない」というレベルはすぐに脱出できるでしょう。

問題は、そこからです。そこからの勉強方法は、英語を学習する目的によって大きく異なります。かりに大学合格が目的なら、スピーキングやライティングは後回しです。英単語帳を何冊も繰り返しながら、文法の問題集を仕上げていくのが王道の勉強法になります。

これはTOEICや英検などの、資格試験でも同じです。資格ごとに出る英単語の傾向が異なるため、専用の単語帳と公式問題集を何回も回していきます。

また海外赴任などで急に英語が必要になった場合は、こういった基礎的な勉強をやっている時間がありません。緊急措置として、ビジネス英語、とくに専門用語に絞って暗記してしまうのが1番役に立つと思います。

いずれにしても、初心者の場合は最初に中学英語を固めて、そこから目的に応じた応用学習へ移行するパターンが基本になってくるでしょう。

中級者にオススメの英語力向上法

中級者にオススメの英語力向上法

レベルを問わず、目的によって最適な英語学習法は変わってきます。ただ中級者の場合、やることは比較的シンプルであり、大きく以下の2つに注力するようになるでしょう。

  1. 中学レベルの英単語と文法を高校レベルに引き上げる
  2. 基礎学力を体に染み込ませる

中級者の定義はむずかしいのですが、TOEIC600〜750点、英検なら2級〜準1級くらいを中級者と定義します。そうなると、英単語で約7,000〜8,000語、文法なら上記試験に合格できるレベルにまで、引き上げなければなりません。

やることは、初級者と同様、英単語帳と文法書(高校レベル)がメインになるでしょう。またここからは、音読をフル活用して、基礎知識を体に染み込ませていきます。

記憶に残りやすいので、英単語の暗記に音読は欠かせません。さらに慣れれば、単語や文法事項をみれば、パッと口から出てくる状態にまでレベルアップできるはずです。

なお、このレベルで使用するテキストは、なるべく少なくしてください。いろいろなテキストを食い散らかすのは最悪です。ぜんぶのテキストが中途半端になってしまいますからね。それよりも、厳選したテキストを徹底的にやり込みましょう。

◆受験英語についてはコチラの記事もどうぞ

上級者なら生きた英語で英語力を向上させよう

上級者なら生きた英語で英語力を向上させよう

中級者の壁を打ち破り、上級者になったら、もうテキストは捨ててしまいましょう。テキストで学べる英語は、言葉は悪いですが、理解しやすくつくられた偽物です。実際には、あれほどゆっくりクリアーに喋る人はいないし、騒音ひとつない環境でのリスニングなどあり得ません。

その証拠に、TOEIC900点の人でも、ドラマや洋楽はまったく聞き取れないという人がたくさんいます。

せっかく英語の知識をたくさんもっているのですから、生きた英語に触れる時間を増やして、より実践的な英語学習へ切り替えるべきです。

具体的には、洋書・動画・洋楽・オンライン英会話などが、候補にあがるでしょうか。もちろん、アプリなどを活用してもいいですし、英作文をネイティブに添削してもらうのもよい方法です。

もし可能であれば、英語を仕事にすると、英語力は思い切り向上します。クラウドソーシングなどを利用すれば、わざわざ転職しなくても、副業で翻訳などの業務を請け負うことも可能です。興味のあるかたは、ムリのない範囲で、いろいろと挑戦してみてください。

◆さまざまな勉強法についてはコチラの記事もどうぞ

まとめ

冒頭でもお話ししたように、日本は英語学習大国です。学校では合計で10年近く英語を勉強し、卒業後も英語を勉強する環境はいたるところにあります。

しかし世界的にみても、英語を使いこなす日本人は、本当に少数しかいません。私は多くの英語学習者が、自分のレベルに応じた適切な勉強をしていないところに、大きな問題があると考えています。

今回は、レベルに応じた学習法のポイントを初級・中級・上級に分類して、ご紹介しました。あくまでも一例でしかありませんが、紹介したポイントを守れば、必ずよい結果をもたらすはずです。

なお私ども瞬読では、英単語学習が苦手な人のために、「瞬読英単語」のサービスを提供しています。右脳によるイメージ化を使った英単語学習は、いちど覚えたらなかなか忘れないと、受講者からも大評判です。興味のあるかたは、お気軽にご確認ください。