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学習塾経営者が教える、9つの「効率のいい勉強法」とは

学習塾経営者が教える「効率のいい勉強法」とは

記事の監修

株式会社瞬読 代表取締役山中恵美子

大学卒業後、関西テレビ放送株式会社に勤務。2009年学習塾を開講し3万人の生徒が卒業。
学習効果を上げる方法として速読を取り入れる。これが後の「瞬読」となり生徒が次々と難関校に合格。
2018年瞬読のみの講座が開講し、現在受講生は2,600名を超える。
著書『瞬読』は10万部超えのベストセラーに。その他、TV・ラジオなどメディアにも多数登場し、全国に瞬読を広めている。

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学習塾の経営者という立場上、なかなか成績が上がらずに悩んでいる生徒たちを、今までたくさんみてきました。

相談にくる生徒たちと話をしてまず気づいたのが、成績について悩んでいる生徒は、とにかく「勉強の効率が悪い」ことでした。さらに、自分の勉強法のどこに問題があるのかも、ほとんど理解できていません。

しかし生徒の話を聞き、その生徒に合った効率のいい勉強法をアドバイスすると、どの生徒もおもしろいように成績が改善していったのです。

そこで今回の記事では、勉強に対する悩みをもつ人のために、これまで私が勉強法に悩む生徒にアドバイスをしてきた「効率のいい勉強法」を9つ紹介していきます。

今日からできる!効率のいい勉強法9選

効率のいい勉強法5選

効率のいい勉強法と一言でいっても、人によって悩んでいるポイントは異なります。したがって、今回紹介する9つの勉強法をすべて取り入れる必要はありません。自分の状況にもっとも効果的と思われるものから、ひとつずつじっくりと試してみてください。

効率のいい勉強法9選
  1. まずは基礎学習を徹底的におこなう
  2. 短期間に最低3回は復習を繰り返す
  3. 1冊の参考書を完璧に仕上げる
  4. 暗記には音読を
  5. 耳を使っていつでもインプット
  6. アプリや動画の活用
  7. スキマ時間の活用
  8. ポモドーロテクニックで集中力を維持
  9. 学習時間を記録して、勉強を習慣化

それでは、ひとつずつ解説していきます。

1.まずは基礎学習を徹底的におこなう

勉強法に悩む人の多くは、基礎がしっかりしていないうちに、むずかしい問題集に手をつけがちです。

同級生がハイレベルな問題集に取り組む姿をみれば、焦ってしまう気持ちもよくわかります。しかしそういう焦る気持ちは抑えて、まずは基礎学習を徹底的におこなってください。

基礎学力がなければ、当然、解説に書かれている内容も、理解できない箇所が多いはずです。それでは、いくらその問題を解けるようになっても、別の応用問題になればまったく歯が立ちません。

またそれ以前に、おそらくむずかしい問題にやる気を削がれ、勉強そのものが嫌になってしまうでしょう。

基礎さえしっかりしていれば、むずかしい実践問題は、あとからいくらでも対応できます。周囲に惑わされずに、まずはしっかりとした基礎学力の獲得に取り組んでください。

2.短期間に最低3回は復習を繰り返す

短期間に最低3回は復習を繰り返す

※参考: Curve of Forgetting Campus Wellness | UNIVERSITY OF WATERLOO

復習の重要性は、おそらくほとんどの人が知っているはずです。ところが、復習の回数になると、あまり気にしていない人が多いように感じています。

結論からいうと、復習は最低でも3回繰り返してください。

この3回というのも、きちんとした根拠があります。あなたは、「エビングハウスの忘却曲線」をご存知でしょうか。「忘れた情報を再び覚えなおす場合の容易さ」をグラフにまとめた、非常に有名なデータです。

じつは、このエビングハウスの忘却曲線をもとにおこなわれた、カナダのウォータールー大学での研究で、適切な復習の時期が明らかにされています。(上図参照)

適切な復習の時期と時間

・第1回目:24時間以内に10分間

・第2回目:7日後に5分間

・第3回目:30日後に2〜4分間

驚くことに、わずか3回、しかも最長で10分ほどの復習をすれば、最初に覚えた内容をほぼ100%維持できるというのです。

もちろん、苦手な分野やとくに重要なポイントでは、5回でも10回でも復習を重ねる必要があるでしょう。復習の回数については、3回を最低基準として、ぜひ臨機応変に対応してもらえればと思います。

◯エビングハウスの忘却曲線については、こちらの記事もどうぞ

3.1冊の参考書を完璧に仕上げる

さきほど、復習は3回繰り返すのが基本という話をしました。しかし、これはあくまでも最低限の回数です。

脳のしくみ上、繰り返しインプットされる情報は大事な内容だと判断され、忘れにくい長期記憶として記憶されていきます。したがって、違う教材にあちこち手を出すよりも、まずは1冊の参考書と問題集を徹底的に繰り返すべきです。

なお復習の回数については、同じ参考書を7回読む勉強法で、弁護士などさまざまな難関資格を突破してきた「山口真由」さんの本が参考になります。

たしかに7回も同じ参考書をこなせば、記憶力に自信がない人でも、重要なポイントはほぼ完璧に身につくはずです。もちろん記憶の定着には個人差がありますから、自分の進捗状況に応じて、うまく調節してもらえればと思います。

※参考:東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP研究所)

4.耳を使っていつでもインプット

多くの時間を勉強に割ける学生ならともかく、忙しい社会人や主婦にとって、机の前でじっくりと勉強する時間の確保はなかなかむずかしいものです。

であれば、ぜひ、耳を使ったインプット学習を活用していきましょう。

さいわいなことに、今は後述する学習アプリや動画形式の講座が、誰でも簡単に受けられます。移動中や家事の合間に講座の音声を流しておけば、まとまった学習時間の取れない人でも、効率的にインプットが可能です。

とくに英語の勉強と、この耳を使った学習法は相性が抜群。日本人の苦手な「リンキング(単語同士のつながり)」や「リダクション(音の消失)」も、耳を使った学習を継続すれば、きっと解決できるでしょう。

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5.暗記には音読を

受験勉強や資格の勉強では、どうしても暗記は避けられません。しかし暗記とは、これまでに知らなかったことを、強制的に脳へ覚え込ませる作業です。ただ漫然と参考書を読むだけでは、なかなか効率よく暗記するのはむずかしいでしょう。

そこでオススメなのが、音読です。

少し専門的な話になりますが、暗記をするには、インプットした情報を長期記憶に記憶させなければなりません。

なんの脈絡もなく頭に入った情報は、短期記憶に記憶され、数分もすれば忘れてしまいます。教えてもらった友達の電話番号をすぐに忘れてしまうのは、短期記憶として記憶しているからなのです。

ところが何度も繰り返し読んだり、画像や音声で刺激を与えたりすると、脳が重要な情報だと認識して、長期記憶へ情報を移行しようと動きだします。

もうおわかりですね。重要なポイントを何度も繰り返し音読すれば、反復と音声による刺激のダブル効果で、暗記の効率は大きくアップするわけです。暗記をしたい箇所は、とにかく「声に出して読む」ようにしましょう。

◯暗記における音読の効果については、こちらの記事もどうぞ

6.アプリや動画の活用

参考書や問題集も大事ですが、効率よく勉強をしたいなら、アプリや動画をうまく活用していきましょう。

アプリや動画のメリットは、大きく以下の6点です。

アプリや動画のメリット

・講師によるわかりやすい解説

・図解やイラストにより、むずかしいポイントも理解しやすい

・一般的に対面式の講義よりも料金が安い

・好きなときに何度でも確認できる

・自分のペースで勉強できる

・学習場所を問わず、外出先でも勉強が可能

アプリや動画を使うと、ビジュアルからの情報が増えるうえに、ツボを押さえた解説により、理解度が大きくアップします。

ただし、こういった教材を利用するには、どうしてもスマホやタブレットを使わざるを得ません。そうすると、よほど強力な自制心がなければ、おそらくゲームやSNSの誘惑に負けてしまうでしょう。

もしうまく欲望を管理できないと思ったら……

そういった場合の対処法については、のちほど「ついスマホを触ってしまう」の項目で、詳しく解説します。

7.スキマ時間の活用

勉強といえば、多くの人が「机に座ってじっくりと取り組むもの」というイメージをもっています。しかし、多忙な現代人(とくに社会人)にとって、まとまった時間を確保するのは、なかなか厳しいものです。

であれば、ぜひスキマ時間を活用してください。

移動時間やランチの待ち時間・ちょっとした休憩時間など、スキマ時間をかき集めれば、1〜2時間程度は簡単に集まるでしょう。

とくに、大都市圏へ通勤・通学をしている人にとって、電車での移動時間は勉強をする絶好のチャンスです。

通勤時間全国トップの神奈川県では、平均で「1時間45分」※も通勤時間がかかっています。全国の平均をみても「48分」と、スキマ時間の学習には十分な時間が確保できそうです。

もし電車のなかで参考書を開くのに抵抗があるなら、電子書籍や学習アプリなどを活用していけば、まったく問題ありません。5分でも10分でも時間があれば、サッと勉強できるように、準備をしておきましょう。

※参考:平成 28 年社会生活基本調査

8.ポモドーロテクニックで集中力を維持

これまでに別記事でも何度か紹介していますが、「ポモドーロテクニック」という時間管理術も、効率のいい勉強にはぜひ活用してもらいたいテクニックです。

ポモドーロテクニックを簡単に説明すると、途中で短い休憩をはさみ、作業の効率低下を防ぐ手法です。

具体的には、「25分の作業+5分の休憩」を1ポモドーロとし、ポモドーロを4回繰り返します。4ポモドーロが終了したら、長めの休憩(15〜30分)を取ります。ここまでを1セットとし、以降はこのセットをひたすら繰り返すだけです。

ポモドーロテクニックでは、1回の作業時間が終われば必ず休憩がきます。「作業に疲れても25分くらいなら頑張ろうと思える」、それがポモドーロテクニックの、大きな魅力ではないでしょうか。

なお、休憩時間や作業時間は、自分の状態によって、ある程度自由に組み替えてもOKです。ただし休憩時間に、メールやSNSはやめてください。集中力が完全に切れてしまいますので。

◯ポモドーロテクニックについては、こちらの記事もどうぞ

9.学習時間を記録して、勉強を習慣化

これまであまり計画的に勉強をした経験がない人は、ぜひ今日から学習時間を記録してみてください。学習時間の記録が習慣化されれば、それにともない、毎日の勉強も継続化しやすくなるはずです。

人間とは不思議なもので、勉強時間を記録するだけなのに、自然と自分を律する気持ちが生まれてきます。誰しも、あとから学習時間を確認する際に、「あ〜、全然勉強できていない。なんてダメな人間なんだ……」と、自己卑下したくないですからね。

また「Studyplus(スタディプラス)」のような学習記録アプリを使うと、称賛や激励のメッセージが定期的に届きます。自動的に送られてくるとはわかっていても、孤独な勉強期間にこういった仕掛けがあると、やはり嬉しいものです。

いずれにせよ、勉強は通常年単位の長期戦です。勉強を継続するためには、自分の勉強の質と量を可視化する必要があります。記録方式はなんでもよいので、ぜひ毎日の勉強記録を継続してください。きっと、勉強するのが、前よりも楽しくなるでしょう。

どうしてあなたは効率のいい勉強法を実践できないのか?

どうして勉強の効率が悪いのか?

どうして勉強の効率が悪いのかといえば、単純に「ムダな行動」が多いからです。9つの勉強法をより効率的に実践するためにも、勉強の効率が落ちる原因をきちんと把握しておきましょう。

この章で解説するのは、以下の6点です。

勉強の効率を落とす6つのNG行為
  • 書いて覚えるのは非効率
  • 1回で完璧に覚えようとしている
  • 復習時間が足りない
  • ついスマホを触ってしまう
  • 新しい参考書に目移りする
  • ながら勉強をしている

ひとつずつ見ていきましょう。

書いて覚えるのは非効率

これまで学校教育では、「書いて覚える」スタイルが推奨されてきました。しかし、効率性からいえば、書いて覚えるのは間違いなく非効率といえます。

理由は単純で、書く時間がもったいないからです。

もちろん「まとめノートの作成」など、書いて覚えるのを得意とする人がいるのも、十分承知しています。

しかし、まとめノートは本当に必要でしょうか。そもそもプロの教育者が、必要な知識をわかりやすくまとめてくれているのが、参考書のはずです。

であれば、ノートの作成時間を削り、その分参考書をじっくり読む(音読を含む)時間に回したほうがよほど効果的でしょう。

同様に、書いて暗記するのも、あまりオススメできません。前述のとおり、書かなくても音読で十分対応できるからです。

ただし、英語の書き取り(ディクテーション)は、リスニング力アップに役立ちます。自分にとってディクテーションが効果的だと思えば、試してみればいいでしょう。

また、まとめノートにしても、それがあなたの勉強の効率をあげてくれるなら、別にやめる必要はありません。ようは、書くという行為が勉強の効率に与える影響を、きちんと見極められるかどうかがポイントなのです。

1回で完璧に覚えようとしている

勉強に慣れていない人は、参考書や問題集の内容を1回で完璧に覚えようとしがちです。そのため、同じページに時間をかけすぎ、いつまで経っても先に進みません。

もし読んだ内容をしっかりと覚えておきたいのなら、参考書や問題集を何回も復習するのが一番です。1ページ(あるいは1単元)の理解度は、50%以下で十分。概略だけ掴んだら、どんどん読み進めて、まずは最後まで読んでしまいましょう。

1回最後まで読んだら、次は理解度を60%にまであげる意識で、また最後まで読んでください。あとは、これまでと同じように繰り返していくだけです。前述のとおり、最低でも3回、できれば7回も繰り返せば、重要なポイントはあらかた頭に入っているでしょう。

復習時間が足りない

受験勉強では、入試に関係する全教科を、まんべんなくレベルアップさせる必要があります。

新しい知識を大量にインプットする作業と並行して、インプットした知識の復習も必要なので、基本的に時間はいくらあっても足りません。

なので、うまく勉強の計画を組めない人は、どうしても復習がおろそかになりがちです。

復習量の不足は、いうなれば、ザルで水を汲もうとしているようなもの。インプットした知識をザルからボウルに移し替えてやらなければ(この行為が復習に相当)、せっかく仕入れた知識もどんどん頭からこぼれ落ちてしまいます。

また、効果的な復習のタイミングを知らずに、損をしているケースも少なくありません。前述のとおり、短期間に最低3回は復習を繰り返す。このことさえ忘れなければ、勉強の効率は劇的にアップするでしょう。

ついスマホを触ってしまう

効率のいい勉強を妨げる最大の原因はスマホにあるといえば、ほとんどの人に賛同していただけると思います。

スマホは、SNS・動画視聴・ゲーム・マンガ・ネットサーフィンと、誘惑のオンパレードです。

友達からLINEがくればすぐに確認してしまい、ついでにSNSを見ていたら、気づけば1時間が経っていた。こういった経験は、誰でも覚えがあるでしょう。

正直言って、スマホの誘惑に打ち勝つのは、簡単ではありません。かなり思い切った手を打たないと、気づけばスマホを触っている可能性が高いでしょう。

もしスマホが勉強の効率を著しく下げていると自覚しているなら、以下のような方法がオススメです。

スマホの誘惑に打ち勝つ方法

・スマホの電源を切る

・スマホ制限アプリの活用

・Twitterやゲームなどを一定期間アンイストール

・スマホを時限式ボックスに収納

・紙の参考書に切り替える

個人的には、スマホの電源を切り、勉強の間は念頭から追い出すのがベストな方法だと思っています。ぜひ自分でも取り組めそうな方法を探して、挑戦してみてください。

◯スマホへの対処については、こちらの記事もどうぞ

新しい参考書に目移りする

受験にしろ資格の勉強にしろ、覚えるべきことは山のようにあります。そうなると、どうしても焦りが生まれやすくなり、ほかの人がどんな参考書を使っているか、とても気になってくるものです。

実際、少しでもよさそうな参考書の情報を知れば、すぐに新しい参考書に飛びついてしまう人も少なくありません。

気持ちはものすごくわかるのですが、あちらこちらに手を出して中途半端になるよりも、まずは1冊の参考書にじっくり取り組みましょう

新しい参考書や問題集は、もう現在の参考書から学ぶものはないという段階になってからで、十分だと思います。

ながら勉強をしている

もしあなたが、勉強をしながらほかのことも同時にする、いわゆる「ながら勉強」をしているなら、すぐにでもやめるべきです。

少し考えればわかりますが、耳から音声が聴こえてくれば、当然集中力が著しく落ちます

にもかかわらず、スタディサプリ進路が2018年におこなったアンケートによると、じつに65.4%もの高校生が音楽を聴きながら勉強しているそうです。

ながら勉強をしている

※参考:excite.ニュース 「ながら勉強してる?」2018年スタディサプリ進路調べ

たしかに、図書館や自習室にいくと、多くの学生がイヤホンをしながら勉強をしていますよね。こういう人たちは、「周囲の騒音を遮断してくれるのでかえって集中力が出る」と考えており、音楽が逆に集中力を生み出しています。

しかし音楽を聴きながら勉強すると、ふとした瞬間に音楽が気になり、集中力が容易に奪われるのもまた事実です。周囲の騒音カットを目的とする場合は、日本語の曲ではなく、歌詞のない静かなインスト系などがよいでしょう。

なお同じながら勉強でも、テレビや動画・SNSなどは、百害あって一利なしです。こちらは、本当に今すぐやめてください。

効率のいい勉強法を継続するためのポイント

どうしても勉強に集中できないときには

ここまで読んでいただいた人は、もうすでに勉強に集中できない理由と、効率のいい勉強法の両方を理解しています。どうぞ、その知識を活かして、勉強の効率を爆アゲしていってください。

しかしなかには、それでもうまくいかないという人もいるかもしれません。そういう人のためにこの章では、効率のいい勉強法を継続するためのポイントを6点解説していきます。

効率のいい勉強法を継続するためのポイント6点
  • 勉強のパターンを決める
  • 計画を細分化する
  • 学習記録アプリやSNSで周囲に宣言
  • 勉強スタイルを朝型にする
  • ときどき勉強場所を変えて、飽きが来ないように工夫する
  • デスク周りの環境を整える

どれかひとつでもピンとくるものがあれば、ぜひ今日から試してみてください。

勉強のパターンを決める

勉強の苦手な人は、往々にして自分なりの勉強パターンが定まっていないものです。その日の気分で思いついた内容を勉強するので、勉強に一貫性がないし、気分が乗らなければ勉強が手につかないことも少なくありません。

こういうタイプの人は、勉強パターンを決めるだけで、勉強の効率が大幅に改善される可能性があります。

具体的には、まず勉強の時間帯を決めてしまいましょう。勉強の時間が定まっていないと、気づけばなにもしないまま、1日が終わってしまうこともあり得ます。

その点、「学校帰りに図書館で2時間・入浴後に1時間」というように勉強時間を決めてしまえば、「時間になったら勉強する」という意識が勉強を促してくれます。

また、勉強内容を事前に決めておくのも、非常に重要なポイントです。この勉強計画については、次の項目で詳しく解説します。

計画を細分化する

今の勉強法が非効率だと感じているなら、勉強の計画をさらにこまかく作り直してみるのもオススメです。

たとえば、漠然と「◯◯大学に合格する」という目標を立てても、イマイチ現実感がわきません。ところが、◯◯大学合格のための計画を具体的に定めていくと、一気に合格への道筋が明確になります。

漫然と勉強をするのではなく、1年後・半年後・1カ月後、さらには今週・最終的には今日なにをするかまで、時間単位で計画を立ててみましょう。

そうすると、以下のようなメリットに気づくはずです。

計画を細分化するメリット

・自分の現状レベルを正確に把握できる

・なにを勉強するかで悩む必要がなくなる

・勉強の進捗具合をコントロールできる

勉強は、決して計画どおりにはいきません。だからこそ、こまかい計画が決まっていないと、なにをどこで挽回すればよいかがわからずに、ますます計画が狂ってしまうのです。

もし計画の立て方などでわからないところがあれば、学校の先生や私ども塾の講師に、相談してみてください。

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学習記録アプリやSNSで周囲に宣言

勉強の効率をあげたいなら、学習記録アプリやSNSで勉強の状況を外部に公表するのも、オススメの方法です。自分の勉強がどれくらい進んでいるか、毎日どんな勉強をしているのか、他人の目が入ることで、自然と勉強のモチベーションが高まるでしょう。

たとえば前述のStudyplusの場合、公開設定をしておけば、自分の学習時間などを記録した「勉強ログ」が一般公開されます。もし同じような勉強をしている人がいれば、友達申請をして、情報交換をすることも可能です。(もちろん、承認されればの話ですが)

また、リアルな友人同士でグループをつくり、お互いに切磋琢磨する使い方だってOKです。ひとりで黙々と勉強するよりも、きっと効率のいい勉強ができますよ。

もし、こういった他人との触れ合いが負担でなければ、ぜひ積極的に活用してみてはいかがでしょうか。

勉強スタイルを朝型にする

勉強といえば、夜中に眠い目をこすりながらやるものというイメージがありませんか?

たしかに、暗記に限定すれば、就寝前の勉強が効果的なのは事実です。しかし同時に、夜は1日の疲れが溜まっている時間帯でもあります。さらに、夜はどうしても、動画視聴やゲームなどの娯楽に気が向きがちです。

もし夜の勉強はどうも集中できないと感じているなら、思い切って朝型にシフトするのもひとつの方法だと思います。

朝型にチェンジすると、まず余計な雑音が入ってきません。友達からLINEがくることもなく、わざわざ早起きしてまでゲームをしようとも思わなくなるでしょう。

また朝の脳は、睡眠をたっぷりと取ってリフレッシュしています。家族に邪魔される心配もないので、まとまった時間が必要なテスト形式の勉強や長時間のリスニングなど、普段なかなかできない勉強にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ときどき勉強場所を変えて、飽きがこないように工夫する

集中できないときには、思い切って学習環境を変えてみる。これもある意味、効率のいい勉強法といえます。

自宅は静かで落ち着く反面、誘惑が多い空間です。普段自宅で勉強する時間が多いなら、図書館やカフェでの勉強時間を、少し増やしてみてはどうでしょうか。

図書館やカフェには人目があるので、適度な緊張感をもって勉強ができるはずです。

また、どうせそういった場所に出向くのであれば、友達と一緒に勉強するのもよいアイデアだと思います。友達と一緒だと、適度にライバル心が刺激され、いつもより勉強の効率がアップするかもしれません。

とはいえ、いつも外でばかり勉強するわけにもいきませんよね。その場合は、あえて家族のいるリビングで勉強するのも、ひとつの方法です。

リビングには必ず誰かがいるので、家族の目が気になり、図書館にいくような効果が自宅でも得られます。もしテレビの音がうるさいなら、ヘッドホンをして英語のリスニングやオンライン講座の勉強をすればOKです。

飽きっぽい自覚のある人は、勉強場所に工夫をしながら、とにかく勉強に飽きない環境をつくってください。

デスク周りの環境を整える

効率化を求める人は、どうしても勉強方法にばかり目を向けがちです。しかし、デスク周りの環境を整えるだけでも、勉強の効率は大きく改善されます。

なぜなら、デスク周りにマンガやスマホが散らばっていると、勉強以外の誘惑に負けてしまうからです。

デスクの上には、基本的に教材や文房具以外は、置かないようにしましょう。本棚に関しても同様で、できれば教材と漫画や雑誌類は、わけて収納したいですね。

また、デスク周りが整理されていないと、必要な教材や文房具を探すのに余計な手間と時間が取られてしまいます。参考書を探すうちに、つい漫画を手に取ってしまうのでは、効率のいい勉強など夢のまた夢です。

直接勉強の効率には関係ないように思うかもしれませんが、きちんとデスク周りを整えて、集中できる環境をつくっていきましょう。

まとめ

勉強の効率が悪いと感じている人の多くは、効率低下の原因を把握していません。まずはしっかりと、勉強の効率を妨げる原因の解明から、はじめてみてください。

あとは、勉強の効率を落とすNG行為をやめて、今回紹介した「効率のいい勉強法」を実践するだけです。そうすれば、あなたの勉強の効率は、間違いなく改善されます。

いずれにせよ、勉強の効率化は、しっかりと指導を受けたほうが簡単に対応できます。もし困りごとがあれば、ぜひ周りにいる学習指導者に相談してみてください。