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読書で頭がよくなる6つの理由と最高の読書法「瞬読」

読書で頭がよくなる6つの理由とは

記事の監修

株式会社瞬読 代表取締役山中恵美子

大学卒業後、関西テレビ放送株式会社に勤務。2009年学習塾を開講し3万人の生徒が卒業。
学習効果を上げる方法として速読を取り入れる。これが後の「瞬読」となり生徒が次々と難関校に合格。
2018年瞬読のみの講座が開講し、現在受講生は2,600名を超える。
著書『瞬読』は10万部超えのベストセラーに。その他、TV・ラジオなどメディアにも多数登場し、全国に瞬読を広めている。

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小説やエッセイなど、純粋に楽しさを求めて読む読書を除き、なにかしら知識や気づきを得たくて読書をする人がほとんどだと思います。

よく「本を読むと頭がよくなる」といわれるのは、本からたくさんの知識が手に入るからです。しかしじつのところ、読書のメリットは、知識だけではありません。

今回紹介する読書のコツを取り入れながらたくさんの本を読めば、知識以外にも多くのメリットが享受でき、あなたの頭は確実によくなるでしょう。

そこで当記事では、まず読書で頭がよくなる理由をしっかりと理解していただき、そのあとで頭がよくなる読書のコツをお伝えしていきます。

どうして読書をすると頭がよくなるの?

どうして読書をすると頭がよくなるの?

いくら読書をすると頭がよくなるといわれても、その理由がわからないと、しっかりと読書に取り組むモチベーションが生まれません。そこでまずは、読書で頭がよくなる理由を6つ解説していきます。

読書で頭がよくなる6つの理由
  1. さまざまな知識が手に入る
  2. ボキャブラリーが増える
  3. 重要なポイントを読み取る力がつく
  4. コミュニケーション能力が鍛えられる
  5. 創造力がつく
  6. 集中力と記憶力がアップ

それでは、ひとつずつ解説します。

1.さまざまな知識が手に入る

当たり前の話ですが、本を読めば必ずなにかしらの知識が手に入ります。わずか1,000〜2,000円程度の金額で、自宅にいながら専門家の知見に触れられる。これが読書をする最大のメリットです。

最初は誰でも、自分が興味のある分野から読みはじめるでしょう。しかし、本のなかにはその分野だけでなく、さまざまな関連情報が書かれていることも多いです。

たとえば瞬読の本なら、ほとんどの人が速読を目的に読むはず。でも中身を読んでみると、脳科学関連の知識もかなり書かれています。このように、自分が予期しない知識も自然と頭に入るのが、読書のおもしろいところです。

また読書をする過程で、著者が文中で引用した別の作者であったり、Amazonでオススメされている本だったりと、普段の自分なら選ばない本を買う機会も増えていきます。

そうなると、また新しい知識に出会える機会が増えるわけで、こういうところも読書で頭がよくなる理由のひとつだと思います。

2.ボキャブラリーが増える

2.ボキャブラリーが増える

参考:語彙力が高い人の特徴は読書の幅広さ|ベネッセ教育情報サイト

前述の知識同様に、本を読めばボキャブラリーが増えるのは間違いありません。

私たちはまったく言葉がわからない赤ちゃんのころから、大人の話す言葉を聞いたり絵本を読んだりしながら、少しずつ言葉を覚えていきます。

誰もが同じように成長していくなか、大人になってみると、明らかにボキャブラリーの豊富さに差が見られるようになってきます。これは、読書量と読む本の選び方が、その人のボキャブラリー量に大きく影響しているからです。

ベネッセコーポレーションがおこなった調査(高校生の場合)によると、まったく本を読まない人に対して、月に1冊でも読書をする人は、ボキャブラリーの量が大きくアップするそうです。(上図参照)

また新聞やノンフィクションなど、2分野以上の読書をしている人は、ダントツでボキャブラリーが多いという結果になっています。

せっかく読書をするならば、ぜひ、できるだけ幅広い分野の読書を定期的に続けていきましょう。

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3.重要なポイントを読み取る力がつく

何冊も本を読んでいくと、重要なポイントとそうでないところが、自然と理解できるようになってきます。

普段あまり意識しないかもしれませんが、本の中身がすべて均等に重要なわけではありません。雑談や事例・導入のための前フリなど、読み飛ばしてもとくに問題のない箇所も交えながら、読みやすく構成されているのが一般的です。

あなたが子どもなら比較的時間はあるはずなので、構成などは気にせずに、とにかく最後まで読めばOKです。しかし社会人ともなれば、一定の期間内に結果を出すように求められます。

資料や専門書から必要なポイントだけをサッとピックアップできるかどうか、その知識を実務に活用できるかどうかで、あなたの評価は大きく変わってくるでしょう。

そのためには、やはり定期的な読書で、読み取りの感度を上げていくしかありません。そう考えると、最低でも月に1〜2冊は本を読んでおきたいですね。

4.コミュニケーション能力が鍛えられる

読書を続けていると、コミュニケーション能力が鍛えられます。コミュニケーション能力アップのためには、ビジネス書よりもコラムや小説がオススメです。

たとえば小説なら、映像がない分、さまざまな登場人物の心理描写がじつにこまかく表現されています。私たちは、登場人物の行動や言動に共感したり反発したり、自然と心のなかでコミュケーションを取りながら読み進めていきます。

「自分の考え以外にも人それぞれ違う価値観がある」このように他人の価値観を尊重できる人は、実際のコミュニケーションでも相手を否定しません。だから、相手もあなたを尊重してくれます。

たかが小説と思うかもしれませんが、本に出てくる登場人物とのコミュケーションは、自分とは違う「他人の価値観」を知る大きなチャンスなのです。

◎読書とコミュニケーション能力についての記事は、こちらもどうぞ

5.創造力がつく

YouTubeのような映像であれば、わざわざ文章にしなくても、多くの情報が視覚からインプットされます。

しかし本の場合、イラストや画像はあくまでも補助であり、どうしても文字から情報を読み取らなければなりません。したがって読書をすると、文章では表わしきれなかった部分を自分の脳内で補う「創造力」が鍛えられます。

また読書によりさまざまな分野の知識を得られれば、単純に視野が広がります。広い視野があれば、当然これまでになかった自由で新しい発想ができるようになるでしょう。

そういう意味では、ひとつの分野だけでなく、できるだけいろいろな分野の本を読んでみるのがオススメです。

6.集中力と記憶力がアップ

継続して本を読む習慣がある人は、一般的に集中力と記憶力に優れていることが多いです。

前述のとおり、多くの人が知らない知識を求めて読書をします。そのため、必要な情報を探そうとする集中力が、毎回自然と鍛えられていくわけです。

また、ふと読みはじめた小説が面白くて途中でやめられずに、一気に最後まで読んでしまったという経験は誰でも一度はあるでしょう。こうした本の面白さが、読書は集中力によいといわれる所以です。

また、たくさんの本を読むと、何度も目にする情報が増えてきます。とくに同一ジャンルの専門書を読むと、60〜70%程度はほかの本でも読んだことのある内容のはずです。

そうなると、脳は「何回もインプットされるくらいだからその情報は重要だ」と判断して、深く記憶に残そうとします。だから、読書をすればするほど、自然と記憶力はよくなっていくのです。

なお、集中力と記憶力のアップに最適な右脳速読法ですが、右脳速読法については、またのちほど詳しくご紹介します。

◎集中力についての記事は、こちらもどうぞ

もっと頭のよくなる読書のコツとは

もっと頭のよくなる読書のコツとは

ここまで、読書で頭がよくなる理由を6つご紹介してきました。この章では、今よりもっと頭のよくなる読書のコツを4点解説していきます。

もっと頭のよくなる読書のコツ
  • まずは好きな本を読む
  • いろいろなジャンルの本を読んでみる
  • 要約することを意識しながら読む
  • 知識を実際に使ってみる

ひとつずつ見ていきましょう。

まずは好きな本を読む

当たり前ですが、1年に1〜2冊読書したところで、頭がよくなるわけはありません。読書で頭がよくなるには、まずたくさんの本を読むのが大前提になります。

そのためには、まず好きな本から読みはじめるのがオススメです。推理小説・エッセイ・ビジネス書・自己啓発書など、自分が興味をもって続けられるなら、どんなジャンルでも構いません。

読書に苦手意識がある人ならば、好きなジャンルの入門書がオススメです。間違っても、難解な専門書をいきなり読むのはやめてください。

とはいえ、社会人や受験生は、どうしても興味のない本を読まなくてはならない場合もあるでしょう。それは仕方のないことですが、それでも途中に好きな本を挟むなどして、読書の楽しみを維持できるように工夫していきたいところです。

いろいろなジャンルの本を読んでみる

前述のとおり、いろいろなジャンルの本を読むのは、幅広い視野の構築に役立ちます

もちろん、好きなジャンルを深く掘り下げるのも、とても大事なことです。しかしその読書法ばかりだと、いわゆる「専門バカ」になる危険性があります。こうなると、似たような知識しかインプットしていないので、実社会での応用が効きません。

また一見関係のない知識でも、「あー、これは前に読んだ◯◯とは、ここが違うな」というように、新しい知識と比較検討の大きな材料になってくれます。

まったく興味のない本をムリに読む必要はないですが、できる限りいろいろなジャンルの本を読んでみるのは決してムダにはなりませんよ。

要約することを意識しながら読む

ただなんとなく本を読むよりも、要約を意識しながら読書すると、理解度が段違いにアップします。

前述のとおり、本の中身は全文が均等に重要ではありません。事例や導入部は、あくまでも読みやすくするための仕掛けであり、別に覚えておく必要はないのです。

もしかすると最初のうちは、どこが重要なのかを、なかなか判断できないかもしれません。そういう場合は、重要なポイントが太字になっていたり、マーカーが引かれていたりする形式の本を読んでみるのがオススメです。

また要約に慣れていないうちは、重要だと思う箇所をどんどんメモしましょう。あとから読み返して熟考する際に、大きなヒントになりますから。

いずれにしても、要約はあなたの理解力を飛躍的に向上させてくれます。ぜひ要約の意識をもって、読書をしてみてください。

◎メモ書きと理解力についての記事は、こちらもどうぞ

知識を実際に使ってみる

読書で知識を得たら、できるだけ早くその知識を使ってみましょう。間違っても、むやみに知識を詰め込み、頭でっかちになるのだけは避けてください。

なまじ知識があると、「それは間違いじゃないだろうか」「もっと効率のよい方法があるのでは……」というように、行動力が鈍ります。

また最悪なのは、知った気になって、確認ができないパターンです。たとえ知識が足りなくても、人に聞いたりその場で調べたりできる人のほうが、結局速く結果を出します。

せっかく読書で頭がよくなるチャンスを手にしているのですから、ぜひその知識を行動に結びつけていきましょう。

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最高の読書法「右脳速読法」とは

最高の読書法「右脳速読法」とは

最後にこの章では、私が実践している、頭がよくなる読書法『右脳速読法「瞬読」』について解説していきます。

◯速読のしくみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ

右脳でイメージ化するから速く読める

右脳速読法は、文字通り、右脳を主に活用しながら読書する方法です。人間の脳は左右それぞれ役割が異っており、速読をしない人は、通常文字を司る左脳で読書をします。

左脳と右脳の役割

・左脳:言語・計算・分析・論理的な思考

・右脳:イメージ処理・全体像把握・ひらめき・創造性

右脳速読法「瞬読」では、イメージ処理が得意な右脳を使い、文章を映像として記憶します。「今日のディナーは、焼き肉と寿司どっちがいい?」と友達に聞かれたら、おそらくあなたの頭には、焼き肉と寿司の映像が一瞬のうちに浮かび上がったでしょう。

そう、文章を1文字ずつ読む通常の読書よりも、イメージ化を使う右脳速読はその処理スピードが圧倒的に速いのです。

さらに瞬読では、右脳だけでなく、アウトプット時に左脳もしっかりと利用します。右脳と左脳をバランスよく使用する、それが右脳速読法「瞬読」の大きな特徴なのです。

◎右脳と左脳の働きについての記事は、こちらもどうぞ

右脳速読なら、復習が簡単に

右脳速読法は右脳と左脳のバランスがよいだけでなく、読書スピードも圧倒的に速いです。だから短期間に、同じ本を何回も復習できます

ウォータールー大学の研究によれば、1カ月以内に3回・合計19分間の復習をすれば、覚えたときの情報量をほぼ維持できるそうです。

速読をしない人の読書スピードは、1分間におよそ400〜800文字といわれています。一般的な速読法の場合、分速2,000文字を超えれば、上級者として認定される団体が多いようですね。

対して右脳速読法「瞬読」では、分速2万文字で読書できる人が、それこそゴロゴロいます。分速2万文字といえば、速読をしない人の50倍もの速さです。ほかの速読と比較しても、その差は10倍にもなります。

ちなみに分速2万文字というと、200ページ前後の一般的な本なら、わずか3〜5分で1冊を読み切ってしまうスピードです。

つまり、右脳速読法ならば、その日のうちに3回復習することも可能なわけです。1日3回は極端だとしても、瞬読なら復習が容易なのはご理解いただけると思います。

◎復習(エビングハウスの忘却曲線)についての記事は、こちらもどうぞ

従来の速読法との違い

さきほど右脳速読法と従来の速読法との違いについて、読書スピードを例にあげました。しかし両者の違いは、読書スピードだけではありません。

じつは、右脳速読法と従来の速読法では、習得のしやすさにも大きな違いがあるのです。

従来の速読法の多くは、目を速く動かして速読します。そのため、「上直筋・下直筋・内直筋・外直筋・上斜筋・下斜筋」という6種類の筋肉を、トレーニングでフル稼働させなければなりません。

しかし少し想像してもらえばわかると思うのですが、速読をするたびに普段あまり使わないこれらの筋肉をフル稼働させるのは、非常に疲れます。だから従来の速読法では、継続できずに途中で辞めてしまう人が多かったのです。

一方、右脳速読法では、ムリな眼球運動は一切ありません。もちろんイメージ力を鍛えるトレーニングなどは必要ですが、きちんとした段階を踏めば、誰でもムリなく続けられます。

圧倒的な読書スピードが、ムリなトレーニングなしで手に入るのが、右脳速読法「瞬読」が近年大きく支持される理由なのです。

右脳速読法「瞬読」についてもっと知りたい!という方は下記のリンクからどうぞ。
》》自宅で受講できるZoom体験会

◎右脳速読法と従来の速読法の違いについては、こちらの記事もどうぞ

まとめ

今回は、読書で頭がよくなる6つの理由と、さらに頭がよくなる読書のコツについて詳しく解説しました。

読書は私たちに多くのメリットをもたらしてくれますが、ただ漫然と読書をしても決して頭はよくなりません。ぜひ今回紹介したコツを試しながら、効率よく読書を楽しんでいただければと思います。

なお右脳速読法「瞬読」についてさらに詳しく知りたいかたは、「瞬読Zoom体験会」にて、ご確認ください。

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